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12月17日-05号

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  1. 安来市議会 2015-12-17
    12月17日-05号


    取得元: 安来市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    平成27年第 81回12月定例会             平 成 27 年 12 月 定 例 会平成27年12月17日(木曜日)            出 席 議 員 ( 1 9 名 ) 1番 澤田 秀夫君      2番 佐々木厚子君      3番 丸山 征司君 4番 作野 幸憲君      5番 樋野 智之君      7番 原田貴与子君 8番 田淵 秀喜君      9番 石倉 刻夷君      10番 岩田 拓郎君 11番 永田 巳好君      12番 葉田 茂美君      13番 金山 満輝君 14番 嶋田 豊昭君      16番 佐伯 直行君      17番 中島 隆夫君 18番 上廻 芳和君      19番 遠藤  孝君      20番 梅林  守君 21番 田中 武夫君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 1 名 ) 15番 井上 峯雄君            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 木村 慎治君   事務局次長 前田 康博君   主幹   野口 賢哉君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      近 藤  宏 樹君      副市長     新 田  典 利君 副市長     井 上    博君      教育長     勝 部  慎 哉君 政策企画部長  横 田  一 道君      広瀬地域センター長                                安 部  浩 巳君 伯太地域センター長              総務部長    清 水  保 生君         太 田  健 司君 市民生活部長  内 田  修 次君      健康福祉部長  平 井    禎君 産業振興部長  石 井  信 行君      基盤整備部長  小 林  勝 則君 上下水道部長  仁 田  隆 敏君      教育部長    奈良井  丈 治君 消防長     細 田    誠君      市立病院事務部長蒲 生  安 生君 総務課長    宮 田    玲君      財政課長    池 田  周 一君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程(第5号)                        平成27年12月17日(木)午後2時開議第1 市庁舎等建設事業調査特別委員会中間報告について第2 議第83号 安来市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例制定について   陳情第10号 安全保障関連2法(国際平和支援法案平和安全法制整備法案)の廃止を求める意見書採択についての陳情                              以上 総務企画委員長報告第3 議第84号 安来市総合文化ホール条例制定について   議第85号 安来市給食センター条例制定について   議第88号 平成27年度安来市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)   議第89号 平成27年度安来市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)                              以上 文教福祉委員長報告第4 議第90号 平成27年度安来市下水道事業特別会計補正予算(第1号)   議第91号 平成27年度安来市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)   議第92号 平成27年度安来市水道事業会計補正予算(第2号)                              以上 地域振興委員長報告第5 議第87号 平成27年度安来市一般会計補正予算(第3号)                                以上 予算委員長報告第6 議第86号 第2次安来市総合計画基本構想を定めることについて第7 閉会中の継続審査及び調査について            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1から日程第7まで日程追加 議第93号 南十神ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時59分 開議 ○議長(田中武夫君) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。 初めに、市議会閉会中の11月17日に開催されました市庁舎等建設事業調査特別委員会において、委員長辞職により、委員長岩田拓郎議員、副委員長田淵秀喜議員が新たに就任されましたので報告いたします。 この際、嶋田議員から12月3日の本会議における発言について一部取り消しの申し出がありますので、これを許可します。 嶋田議員。 ◆14番(嶋田豊昭君) 先ほど議長のほうから私の発言のお許しをいただきました。 3日に一般質問を行いました際に、発言の中で個人の尊厳にかかわる、そういった部分について発言を取り消し、議事録のほうから削除をいただくように議長に申し出ております。何とぞご了承をいただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(田中武夫君) ただいまありました嶋田議員からの発言について、一部取り消しすることにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、嶋田議員からの発言の一部取り消し申し出を許可することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(田中武夫君) 日程第1、市庁舎等建設事業調査特別委員会中間報告についてを議題とし、委員長の報告を求めます。 岩田拓郎市庁舎等建設事業調査特別委員長。            〔市庁舎等建設事業調査特別委員長 岩田拓郎君 登壇〕 ◆市庁舎等建設事業調査特別委員長岩田拓郎君) 先般市庁舎等建設事業調査特別委員会委員長に指名いただきました岩田拓郎でございます。よろしくお願いします。 市庁舎等建設事業調査特別委員会報告をいたします。 本特別委員会は、平成25年1月23日の議員懇談会において安来庁舎現在地建てかえと切川地区への市民会館移転新築及び給食センター新築計画が提案されたことを踏まえ、主要3事業の機能、基本構想基本計画及び本事業に伴う財政見通しに関する事項と切川地区開発計画について調査検討を行うため、平成25年3月1日、第59回安来市議会定例会において設置されたところである。これまで、平成25年9月25日、第63回安来市議会定例会と平成26年6月18日、第68回安来市議会定例会において中間報告を行ってきたところであるが、その後の状況、課題等について、報告並びに意見を申し述べる。 新安来庁舎については、建築デザインについて3案の提示があり、ランニングコスト等の面から正方形に近い形を望む委員が多かった。井型形状を採用したいとの執行部からの強い提案を受けて本委員会も了としたものの、全体スケジュールの説明の際には、工事関係車両等スペース確保庁舎利用者や通行人の安全確保からも市民会館早期解体必要性を指摘した結果、実現に至ったところである。平成29年5月完成に向け、去る11月25日に起工式がとり行われたが、基本構想でも示されたとおり、新安来庁舎及び周辺エリア中心市街地活性化のためのシンボルであり、現在地に建設する新庁舎の意義を十分に踏まえられ、市民に親しみを持っていただける癒やしの空間となるよう、本特別委員会からの意見が反映されるものと期待するものであります。 市民会館は、平成29年5月完成、9月オープンに向け建設工事が着工され、現在くい工事が終了した段階である。今議会において総合文化ホール条例が上程され、指定管理者の導入のほか、使用上の考え方等が示された。安来市総合計画案にある人が集い未来を拓くものづくりと文化のまちを創造する文化芸術活動と交流の場として、市民会館は市民のシンボル的施設であり、他市施設のよき部分も十分に参考、検討され、安来らしくかつ先進的な事業運営がなされるよう、今後もしっかりと議論を重ねていかなければならない。 給食センターは、公募されていた愛称がハッピークックと決定した。建設本体も今月完成し、試行期間を終えた後、平成28年4月から供用開始となる。本特別委員会においても、都度管理運営食材発注と納入、献立関係給食費関係等について説明を受けたものの、食育計画や地産地消を生かした食材調達などに課題が残されていると感じる。本事業の重要性を改めて認識いただき、スピード感を持った取り組みを要請する。 財政見通しについては、新庁舎と市民会館事業費が、資材費の高騰、人件費増人手不足等の諸事情により、予定額は大幅に上積みとなった。また、建設事業本格実施を迎える平成28年度は、予算規模も290億円となる。中期財政計画が12月2日の議員懇談会で示され、経常収支比率の硬直化と言われる100%を超える状況も想定されることから、今後の財政状況にも注視しなければならない。公共施設等総合管理計画や第3次行政改革大綱との整合性を図りながら、安来市財政全体への影響を最小限に抑えるよう健全な財政運営を期待するものである。 切川バイパスについては、切川開発計画方針転換となったことにより、島根県においては緊急性がなくなったとの判断に至り、工事の凍結となった。事の重大性を認識する中で、提案された切川地区への給食センター市民会館の建設を、バイパス事業早期再開早期開通のために市議会としても認めてきた経緯がある。 開通時期や進捗状況について、これまでの説明では来春には造成地部分までは完成し、市民会館の完成1年後である平成30年度末には市道安来港飯島線まで開通する見通しとのことであり、前回の本特別委員会中間報告の際にも同様の報告を行い、その後も事業は順調に進捗しているものと察する中、去る9月議会の一般質問において、国道9号線までの接続の見通しが平成30年代後半、また今12月議会での一般質問においては平成36年度ごろと、事業再開後の見通しからは完成時期が大幅にずれ込む旨の答弁があった。この件は、安来市議会、また本特別委員会に対し、その都度進捗状況の説明があるべき重大な問題である。議会との信頼関係を損ないかねない問題であり、まことに残念であると言わざるを得ない。市民会館の運営や事業については、供用開始1年後のバイパス開通を想定した中で、市内はもちろんのこと、市外からも集客する事業を展開するとの熱い思いの説明を受け、オープン効果以降の集客減を最小限に食いとめるためにバイパス開通前後の利用者の導線や交通体系について意見交換する中で、規模や座席数についてさまざまな意見はあったものの、最終的に了承した経緯がある。主要3事業はそれぞれが既に建設工事に着手され、一定の方向性も確認できる状況ではあるが、おくれをとる切川バイパス事業は安来市財政への影響が懸念されるほか、新たな開発や整備が期待されるエリアの幹線道路であり、物流や渋滞の緩和など、安来市の産業振興市民生活への影響を初め諸施策や今後の市勢の発展にも影響しかねない最重要施策である。多くの市民が早期完成を望む中、市長以下職員の一層の努力をお願いすることを申し添えるとともに、本委員会切川地区開発計画の推移、また防災公園を含めた市庁舎周辺整備事業にあわせ、これらに伴う財政見通しに関しても引き続き調査検討を行う必要があると判断し、いましばらく継続することとし、委員長報告といたします。 ○議長(田中武夫君) 委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。 永田議員。 ◆11番(永田巳好君) これは本来9月議会で出すべきことですよね。一応12月議会で委員長、副委員長変わられたということでありますけど、きちんともう少し早く委員長報告をされるべきだと思います。 と、なおかつ大体この特別委員会は私はそろそろいいんじゃないか、もう必要がないんじゃないかと私は思います。ただ、いろんな提案を先ほど述べられましたのでそうかなと思いますけど、今回の切川バイパスの遅くなったことなんかの問題も一つでありますけど、機能がしてないように私は思います。ぜひとも特別委員会で出された報告を特別委員のないところに対して、議員に対しては説明のほどをお願い申し上げて、私の意見とさせていただきます。 ○議長(田中武夫君) 岩田委員長。 ◆市庁舎等建設事業調査特別委員長岩田拓郎君) おっしゃることはもっともだと思っております。今後そういった意見を尊重しながら、委員会で検討したことも適切に皆様方にお伝えするように努めたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(田中武夫君) ほかに質疑はありませんか。 丸山議員。 ◆3番(丸山征司君) 委員長におかれましては、先日傍聴させていただきましてありがとうございました。 おくれをとる切川バイパス事業が安来市財政への影響が懸念されるという表現がございましたが、実際にどのような影響を懸念されておられるのか、そしてそれは委員会として委員の皆さんのそういうふうな意見がもう集中して、委員としてのそういうふうな状態、コンセンサスなのか、それとも委員長としての思いなのか、その辺をまずお伺いしたいと思います。 ◆市庁舎等建設事業調査特別委員長岩田拓郎君) 財政問題ですけれども、これはこの特別委員会が設置されて以来、最大の課題でございまして、もちろん建設費のこともありますし、そのほかさまざまに関係することでございます。運営についても当然財政問題がかかわってくる、管理運営についてもかかわってくることでございますし、それから切川地区のそういった県道安来木次線切川バイパス、あるいは安来港飯島線とか、そういった一連のあのエリアの開発ということについても当然関連してくることだと思って、この本委員会の中ではたびたび検討してまいりました。 この委員長報告は先日傍聴いただきましたけれど、そのときのみの話を切り取って報告していくことじゃなしに、全体に今までやったことの中で中間報告として総括したものでございまして、当然、切川バイパス、安来市財政に与える影響は大きいと思いますし、それはマイナス面でもですし、それからプラス要素にも影響することなので、その遅延が、例えば本当に陸路的には市民会館の集客ということで当然そこの財政にもかかわってくることですけども、もっと大きなそこの計画ということでは、当然その期間が延びれば影響があるというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中武夫君) 丸山議員。 ◆3番(丸山征司君) ありがとうございました。 委員長のお話を総括して聞きますと、恐らく経済効果切川バイパスがおくれをとることによって安来市として経済効果が影響もあるよということで、早期開通を目指すべきものだなということで私も切川バイパスは一つの重要課題だと思っておりますので、早期実現早期開通を目指してほしいとは思っておりますが、県の事業の中で、安来市が直接財政というよりは経済効果というか、そういった意味合いと捉えてもよろしいんですね。一応先ほど、とりあえず経済効果もあるでしょうし、当然安来市の財政にもかかわることで、そういうふうな、とりあえず認識しておりまして。 それで、最後の文言のあたりなんですけれども、確かに今回庁舎建設市民会館給食センター、3大事業あるけども、着工が始まって恐らく完成に向かう中で、本来の委員会の目的としてはある程度の終着に近いところではあるんだけども、切川地区の進捗の問題と市庁舎周辺整備事業はこれからという部分の中で、今後防災棟なんかも、防災公園なんかも含めて今後も見守る必要あるから今後もまだ進めるんだということで、私はこれに異論はないんですが、財政見通しという分が入っているところがあったんですけども、当然財政見通し等は全協、いろんな中で中期財政計画中長期財政見通し、いろいろとお示しいただいてるわけなんですけども、この市庁舎建設等建設特別委員会の中であえてその財政見通しというんで、もうある程度3大事業としてはもう、だって今まで3大事業は大きな問題があったから財政見通し……。 ○議長(田中武夫君) ご意見だけではなくて、質問だったら質問してください。 ◆3番(丸山征司君) 質問。なので、再度その切川地区の計画の進捗やその市庁舎周辺整備事業にかかわる今後の検討をする必要があるんだということはわかりましたけれども、それが財政も含めて、見通しも含めて今後も検討はやられます。そこに委員会で審議を図っていく必要があるんだというふうなことに対して……。 ○議長(田中武夫君) 質問の趣旨はわかりました、答弁してください。 岩田委員長
    市庁舎等建設事業調査特別委員長岩田拓郎君) 再々申し上げましたこの財政問題については、この特別委員会設置以来ずっと課題にしております。それで、基本構想とか基本計画、それから全体的な工事単価、いろんなことを見直す中で、枠としては認めましたけれども、その中でさらに節減するところがあれば節減するという執行部の強いお答えをいただいております。まだまだそういった発注は終わった段階ですけれども、そういった視点で私どもは本当に大切な市民の皆さんの財産を使わせていただくわけですから、そういった意味では注視していく必要があるという、これが主体に中間報告した要因ではないですけども、このことも大事なことだということで盛り込みましたので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(田中武夫君) ほかに質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいまの委員長の報告を了承することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員長の報告は了承されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 ○議長(田中武夫君) 日程第2、議第83号及び陳情第10号を一括議題として、総務企画委員長の報告を求めます。 嶋田委員長。            〔総務企画委員長 嶋田豊昭君 登壇〕 ◆総務企画委員長嶋田豊昭君) 総務企画委員長報告を行います。 去る12月1日に開議された本会議において、本委員会に付託された議案、陳情について、審査の結果並びに経過をご報告いたします。 議第83号安来行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例制定について、陳情第10号安全保障関連2法(国際平和支援法案平和安全法制整備法案)の廃止を求める意見書採択についての陳情につきましては、12月8日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、議第83号については全会一致提出原案のとおり可決すべきものと決しました。陳情第10号にきましては、全会一致で不採択と決しました。 審査の経過について申し上げます。 議第83号については、この法律に基づく解釈や運用に伴う個人情報の保護などの諸問題を含め質疑がありましたが、運用に向け、市の業務についても本部の行政の効率化などに必要であるとのことであり、全会一致で可決すべきものと決しました。 陳情第10号については、平和安全に関しての必要性がある法律で、廃止を求める意見書はなじまないとの意見があり、不採択とすることといたしました。 以上です。 ○議長(田中武夫君) 総務企画委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより順次討論及び採決を行います。 議第83号に対し討論はありませんか。 7番原田貴与子議員、登壇願います。            〔7番 原田貴与子君 登壇〕 ◆7番(原田貴与子君) 日本共産党の原田貴与子でございます。 議第83号安来行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例制定について、総務企画委員長報告は採択です。私は、委員長報告の採択に反対の立場で討論します。 マイナンバー制度は、国民一人一人に特定の番号を付番し、さまざまな機関や事務所などに散在するさまざまな国民の個人情報個人番号によって名寄せをし、参照することを可能とするということで、行政などがそれらの個人情報を活用しようとする制度です。今まで私は、マイナンバー制度がプライバシーに侵害の危険性のある制度であり、またセキュリティーを確保すべき範囲が広く巨額なコストがかかる税負担となることから、マイナンバー制度に反対してきました。安来市においては、マイナンバー通知カード送付が11月15日から26日において1万4,197件発送され、12月8日時点では615件が届かず、市に保管されているという状況であります。通知カードが届いた市民から、市役所のほうに制度や詐欺に関する問い合わせが多数寄せられたとの説明でありました。私のほうにも問い合わせがありましたが、これは市民に理解されているどころか、市民は不安と戸惑いの中にあります。市が市民に対して犯罪被害に遭わないよう注意喚起を促さなければならない制度であります。マイナンバー制度は、通知カードによる通知がされましたが、実施はまだです。法律家でも正確な理解が難しいと言われる法の規則を、零細な民間事業者についてまでも正確に周知徹底することは不可能であるという指摘がされるなど、さまざまな問題、課題が出されてきています。一体どんな書類にマイナンバーの記載が求められているのか、番号記載が求められる申告書、申請書については国税庁や厚労省が示しているということですが、省庁別にばらばらで全体像をつかむのは容易ではないということであります。このようなことが伝えられる中で、市民がカードや通知カードを持ち歩くこと自体でもリスクは高まる状況です。 この提案されました条例は地方自治体が独自に行うものについても毎年マイナンバー制度に組み入れるものでありますが、各自治体の判断に任されています。安来市においては、必要な情報は従来からの自治体内の分野ごと個人情報をひもづけるというやり方で管理を踏襲すべきであります。あえて危険な制度に対して、市が率先して利用料拡大を図るべきではありません。よって、この条例に反対いたします。 以上、反対討論といたします。 ○議長(田中武夫君) 賛成の討論はありませんか。 丸山議員。            〔3番 丸山征司君 登壇〕 ◆3番(丸山征司君) 済みません。通告もしておりませんでして、原稿は持ち合わせておりませんけれども、先ほど反対討論がありましたので、それにあわせて賛成討論させていただきたいと思っております。 このマイナンバーカードに関しましては、国の施策でもう今始まった施策でありますけども、社会保障と税という一体改革の中で、その社会保障や税に関して今国として、今まで実際にすきが多かったということに関して、不正や、もしくは悪用というものが多かったということからすると、今回社会保障と税の一体改革という中で国としてしているものでございます。国の施策について今さらまたどうだということではありませんが、今もう1月からいよいよ施行されようとしている中で、安来市として今それをどう受け入れて、安来市の行政の手続のためマイナンバー制度をどのようにしていこうかというものでございますので、国勢のことで反対であるならば、ぜひ国勢のほうで反対していただければと思いますけども、もう今は安来市議会として今やるべきことは、もう国が動き出して、もう実際に通知カードもあって、もう市としていかに1月に向けてどういうふうに動き出すか、どういう対応をするかということでございますので、それに向けての今回のこの条例というものに関して、ぜひ賛成をしていただければと思っております。 以上、簡単ですが賛成の討論にさせていただきます。 以上です。ありがとうございます。 ○議長(田中武夫君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認めます。 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中武夫君) 起立多数であります。よって、議第83号は原案のとおり可決されました。 陳情第10号に対し討論はありませんか。 7番原田貴与子議員。            〔7番 原田貴与子君 登壇〕 ◆7番(原田貴与子君) 日本共産党の原田貴与子でございます。 陳情第10号安全保障関連2法(国際平和支援法案平和安全法制整備法案)の廃止を求める意見書採択についての陳情を採択すべきという立場で、総務企画委員長報告の不採択に反対の討論をいたします。 9月議会におきましては、総務企画委員会で審議中に、国会で法案が強行採決をされました。第2次世界大戦の痛苦の反省に立ってつくられた最高法規である憲法を、戦後70年のことし、自民党、公明党の政権である安倍政権は憲法を解釈で変えるという暴挙に出ました。しかし、安全保障法制となった今でも、人々は集まり、戦争法の廃止、撤回せよという声が上がり続けています。今この国のあり方を問う声も上がっています。国民は議論を始め、年代を問わず、民主主義とは何か、立憲主義とは、平和主義とは何かを問い、考え、真の立憲主義、民主主義を取り戻すために行動しています。学生さん、若いママさんたちが戦争法反対の声を上げています。歴代の政府が一貫してとってきた集団的自衛権の行使は、憲法上許されないという憲法解釈を覆す暴挙、安保法制は現行憲法に違反していると多くの憲法学者や弁護士が国会内外で述べているにもかかわらず耳を傾けない。さらに、廃案を求めてきた国民世論を踏みにじって押し通してきた安倍政権の独裁的な政治が問われています。安全保障関連2法廃止のために、野党勢力は共闘をと、全国各地で市民の期待とその声が高まる状況になっています。 安全保障関連法の危険な内容が国会の質問の中で明らかになりました。政府は新たな軍事協力の指針、新ガイドラインを米国と合意しています。その内容は、1、自衛隊が地球規模で米軍の戦争に参戦する。2、平時の、そして先制攻撃戦争に至るまで切れ目なく米軍を支援するのが目的であります。自衛隊を事実上米軍の指揮下に置く新ガイドラインを実行するために安全保障法整備がなされました。現在日米同盟調整メカニズムと軍軍間調整所などの具体化が進められているとの報道です。軍事支援の中身は、戦争地域で活動することになり武器使用を認める、戦争遂行の兵たん活動である危険な後方支援を行うIS作戦も行うことであります。これらは自衛隊員を殺し、殺される危険にさらすことになります。戦争法と言われるゆえんです。この法のもとで真っ先に戦地に行くのは若い自衛隊員です。自衛隊員に死傷者が出る危険の中で、誰の子供も殺させないというのが国民の声です。 私たちは平和憲法を制定した原点に立ち返ろうではありませんか。日本国憲法前文では、日本国民は恒久の平和を念願し人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意したとうたわれています。国際ボランティアなどの多くの人が海外で平和的な支援で信頼関係を築いてきました。今市民と武装勢力の区別がつきにくい中で、一般市民が犠牲となる軍事支援を望んでおられません。 以上の理由から、安全保障関連法は廃止すべきであり、陳情のように国に意見書を提出すべきであると考えます。陳情の採択を私は主張いたします。 ○議長(田中武夫君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認めます。 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中武夫君) 起立多数でございます。よって、陳情第10号は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 ○議長(田中武夫君) 日程第3、議第84号から議第89号までの4件を一括議題として、文教福祉委員長の報告を求めます。 梅林守文教福祉委員長。            〔文教福祉委員長 梅林 守君 登壇〕 ◆文教福祉委員長(梅林守君) 文教福祉委員長報告をいたします。 去る12月1日に開議された本会議において、本委員会に付託された議案その他について、9日に委員会を開催し、審査を行いました。審査結果と経過を報告いたします。 議第84号安来総合文化ホール条例制定について、議第85号安来給食センター条例制定について、議第88号平成27年度安来市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議第89号平成27年度安来市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、以上議決案件4件につきましては、執行部提出原案どおり可決すべきものと全会一致で決しました。 議第84号安来総合文化ホール条例制定については、執行部より、料金設定のこれまでの経緯、条例、別表にある例外規定等について詳しい説明を受けました。委員からは、市民の皆様に幅広く利用していただけ、運営にもかかわっていただけるような安来市として特徴ある施設にしてほしい、そのためには総合文化ホールをどのように活用していくのか、まちづくり、人口増ということも含めて、これから決まる総合計画にこの施設がどう寄与していくのか議論をしてほしいという意見が出ました。また、指定管理の方法については十分検討し、市費の投入をできるだけ抑えるようにと要望がありました。 議第85号安来給食センター条例制定については、執行部より給食センター設置における条例について、また開設に向けてのスケジュールについてなどの説明を受けました。委員からは、特に子供たちの食のための施設であるため、安全対策に十分配慮し、また地産地消という観点から食材調達についてもしっかり検討し、食育に関しても関係部局と連携をとりながら進めていくよう意見がありました。 後期高齢者医療制度の保険料の軽減特例の継続をすることを求める意見書を国に提出することを求める請願、陳情第8号土居成用地の公有化について及び国民皆保険制度の維持・発展の意見書提出を求める陳情につきましては、いま少し調査検討が必要であり、継続審査とされるよう議長に申し出ております。 以上、文教福祉委員長の報告といたします。 ○議長(田中武夫君) 文教福祉委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより順次討論及び採決を行います。 議第84号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第84号は原案のとおり可決されました。 議第85号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第85号は原案のとおり可決されました。 議第88号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第88号は原案のとおり可決されました。 議第89号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第89号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 ○議長(田中武夫君) 日程第4、議第90号から議第92号までの3件を一括議題として、地域振興委員長の報告を求めます。 岩田拓郎地域振興委員長。            〔地域振興委員長 岩田拓郎君 登壇〕 ◆地域振興委員長岩田拓郎君) 地域振興委員会委員長報告を行います。 12月1日に開議されました本会議において、本委員会に付託されました議案について、10日に地域振興委員会を開催し、審査しましたので、その結果と経過について報告いたします。 審査に先立ち、付託案件等についての現地調査を行い、給食センター、水道遠隔監視システム、南十神ポンプ場建設予定地について担当職員より詳しく説明を受けました。その後、付託案件の審査をいたしました。その審査の結果について報告いたします。 議第90号平成27年度安来市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議第91号平成27年度安来市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)、議第92号平成27年度安来市水道事業会計補正予算(第2号)、以上議決案件3件については、いずれも全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、審査の経過について報告いたします。 議第90号平成27年度安来市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、執行部より水洗便所改造資金貸付金の実績による減額、公共下水道事業進捗に伴う組み替えの説明に対し、委員より下水管支障移転が伴う電線地中化の工事進捗状況と水洗便所改造資金貸付金の実績による減額、水道未接続の対応について質問があり、執行部より、電線地中化の工事についてはJAから木戸川までの間で国道の南側を工事する、工期は平成27年11月から平成28年8月予定で、歩道と隣接した家屋を調査し、工程決定の後国土交通省において地元説明会がなされる予定との説明がありました。水洗便所改造資金貸付金の実績による減額については、今年度77件で当初予算を組んだが52件だった。当初見込んでいた借入件数、借入額は下回ったための減額である。未接続への市の対応については、職員が訪問してお願いしている、本年度については137戸接続していただいたと答弁がありました。 議第91号平成27年度安来市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、執行部より、配水及び給水費は、島根県発注の県道改良工事の計画変更に伴い、支障移転期間の延長の減、水道水源自動監視施設等整備費については、交付金の減額により減額するとの説明に対して、委員より、遠隔監視システムの交付金については当初から100%を見込んでいたかとの質問があり、執行部より、この事業についても予算的には100%事業が行える予算を見ていたとの答弁がありました。 議第92号平成27年度安来市水道事業会計補正予算(第2号)について、執行部より、人事異動による人件費の補正と下水道関連工事等の計画変更による受託工事費を減額、水源設備費については、交付金の減額により遠隔監視システム整備事業を来年度へ延期することによる減額との説明がありました。委員より、交付金の減額についての状況と事業への影響について質問があり、執行部より、交付金は国の予算で決定となるが、本年度についてはマイナス予算となって削減となった。また、国の交付金によって発注できないことにより支障があるのではないかということであるが、予定していたものを組み替えたり、箇所を落として集中させたりして調整していると答弁がありました。 その他の項で、委員より、切川バイパスの完成は平成36年ごろということであるが、市内の県工事をある程度中断してでも早期に切川バイパスを開通させることは手法として考えられるのかとの質問があり、執行部より、お金だけを切川バイパスに持ってきても、JRアンダーには相当工期がかかる。年度で区切られている工事を前倒しでやっていただくとか、年度ごとにやる工事を同時並行で施工できる箇所はないのかという折衝を始めてきている。市全体の優先度を図る中で、道路財源で回せるものとそうでないものがあるが、シフトしてでも市として一日も早く完成を目指し、県に向かっていくと答弁がありました。 陳情第11号TPP交渉に関する陳情については、委員より、TPPは農業だけの問題ではないが、農業について大きな影響が懸念されている。しかし、大筋合意を受け、農業対策が検討される現状において、もう少しその動向を注視したいとの発言もあり、全会一致継続審査とすることを議長に申し出ています。 以上、地域振興委員長報告といたします。 ○議長(田中武夫君) 地域振興委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより順次討論及び採決を行います。 議第90号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第90号は原案のとおり可決されました。 議第91号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第91号は原案のとおり可決されました。 議第92号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第92号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 ○議長(田中武夫君) 日程第5、議第87号「平成27年度安来市一般会計補正予算(第3号)」を議題として、予算委員長の報告を求めます。 田淵秀喜予算委員長。            〔予算委員長 田淵秀喜君 登壇〕 ◆予算委員長(田淵秀喜君) 予算委員長報告を行います。 去る12月1日に開議されました本会議におきまして、本委員会に付託されました議第87号平成27年度安来市一般会計補正予算(第3号)について、12月11日に本委員会を開催し、慎重審議を行いましたので、その審査経過と結果を報告いたします。 審査については、これまで同様、歳入関連について補足説明を受けた後に審議を行い、第1条歳出については、審査の円滑化を図るため、各款別に補足説明を受け、審議を行う形で進めることといたしました。 審議内容についての特徴的なものとして、2款総務費では、ふるさと寄附事業について申込件数、金額とも前年比で約2倍の伸びとなっており、寄附特典と払い込みに係る経費不足が見込まれるため、補正予算にて対応する旨の説明がありました。三世代世帯定住促進事業の補正説明に対し、委員から本事業の効果及び補正額の内訳の考え方に対し質問があり、7世帯18名のUIターンがあったこと、また住宅取得の100万円補助に3件、50万円補助に3件、増改築の50万円補助に5件を見込んでいるとの答弁がありました。 そのほか、4款衛生費、6款農林水産業費、10款教育費、13款諸支出金の補正内容の説明に対し委員から質疑、意見がありましたが、いずれも予算執行に影響する案件ではなく、採決の結果、議第87号平成27年度安来市一般会計補正予算(第3号)については全会一致で可決すべきものと決しました。 複数の委員からもありましたように、ふるさと寄附は注目を集めるほど自治体の認知度が向上するものであります。今後も知恵を絞って情報発信に取り組んでいただきたいと思います。 また、今回の補正内容も安来市の人口対策、総合計画につながるものであります。執行部は議会との活発な議論を交わしながら着実に進めていただくことを申し添え、予算委員長報告といたします。 以上です。 ○議長(田中武夫君) 予算委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより討論及び採決を行います。 議第87号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第87号は原案のとおり可決されました。 この際、しばらく休憩いたします。 そのままお待ちください。            午後2時50分 休憩            午後2時51分 再開 ○議長(田中武夫君) 再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 ○議長(田中武夫君) 日程第6、議第86号「第2次安来市総合計画基本構想を定めることについて」を議題として、執行部より説明を求めます。 横田政策企画部長。            〔政策企画部長 横田一道君 登壇〕 ◎政策企画部長(横田一道君) それでは、議案つづりの15ページをお願いをいたします。 議第86号第2次安来市総合計画基本構想を定めることについて。 第2次安来市総合計画を別冊のとおり定めるため、安来市地方自治法の96条第2項の規定による議会の議決すべき事件に関する条例の規定により議会の議決を求めるものでございます。 お手元に配付しております第2次安来市総合計画基本構想案につきましては、総合計画の審議会、市議会議員懇談会、そして12月7日開催の市議会全員協議会を踏まえ、本日の市議会全員協議会で説明したとおり最終案としたところでございます。 23ページをお願いいたします。 安来市の将来像を、人が集い未来を拓くものづくりと文化のまちといたします。 続きまして、24ページをお願いいたします。 この将来像を実現するため、5つの理念、活力、快適、らしさ、つながリ、安心と定めます。 続きまして、29ページから34ページをお願いいたします。 この5つの理念を柱として16の政策を掲げ、98の取り組み方向により、今後10年間のまちづくりに取り組んでまいります。また、基本構想をモデル化した基本計画進捗状況につきましては、毎年度の決算の議会に報告し、ご意見をいただき、新年度の予算に反映してまいりたいと考えております。 以上、説明とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(田中武夫君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第86号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。 議第86号に対し討論はありませんか。 7番原田貴与子議員、登壇願います。            〔7番 原田貴与子君 登壇〕 ◆7番(原田貴与子君) 日本共産党の原田貴与子でございます。 議第86号第2次安来市総合計画基本構想を定めることについて、提案された第2次安来市総合計画並びにそれを含む基本構想に反対の立場で討論します。 初めに、今国政の流れはどうでしょうか。自民、公明党政権のもと、安倍内閣は安全保障法制のもとで戦争する国づくりを進めています。県民総ぐるみの反対にもかかわらず、辺野古基地建設を強行しようとしています。周辺自治体の反対の声に耳をかさず、原発再稼働です。農業にとって大打撃となる、また医療、建設、暮らしのあらゆる面に影響を与えるTPP交渉推進です。国民の監視体制を強め、プライバシー侵害のあるマイナンバー制度を推進、実施、さらに拡大しようとしています。そして、逆進性のある不公正税制である消費税率の引き上げであります。また、政府は全体として社会保障と地方行財政などの一層の削減と公的サービスの産業化や民間開放路線を強力に推し進める方針であります。これらは地方行革を一段と進め、住民サービスの後退と負担料を招きかねません。このような政治状況のもとにあって、地方自治体はその本旨である住民の暮らし、福祉、安全を守ることが仕事であります、それは任務であります。市におかれましては、地方創生策として介護士養成支援策や住宅支援策で定住を進めることが市民から歓迎され、評価されるものであります。また、農業や地域での集落ビジョン策定など市民を支援する前向きな多くの施策、計画、構想につきましては、引き続き推進されることを望むものでございます。しかし、私は大きく3つの視点から総合計画に賛同できません。 1つは、大型公共事業から生活密着型への転換がない点です。住民生活が大変になっている中、また国の予算が縮小していく中、生活密着型に進めていくべきです。 2つ目は、地方創生のための子育て支援に、父母負担軽減、拡充などの前進がない点です。 3つ目は、国政の防波堤となる施策展開が不十分です。個別具体策について述べさせていただきます。 格差と貧困の広がりの中で、その問題の解決の視点に立った構想計画が不十分です。制度的な不備を担う減免制度を整備すべきであります。また、国民健康保険の都道府県化や水道料改定事業等で住民負担増をすべきではありません。 原発問題です。安来市においても、原発によるリスクや原発事故に備えるという原発に頼るエネルギー政策から安全な再生可能エネルギーに転換する構想で明確な計画をつくるべきです。 農業問題です。TPP交渉からの撤退を求めるべきです。大規模経営、企業参入農業を中心に優遇した農業推進にするのではなく、今続けたい人、家族的経営農家も支援し、経営が成り立つように農産物、畜産等への価格保証制度を構築する構想にすべきです。 結婚、出産、子育て支援の分野です。子育て支援では、一番要望の強い子育てに係る費用負担の軽減策が計画に上がっていません。保育料無料化、乳幼児医療費無料化、給食費無料化に向けて拡充策はなく、現施策からの前進がありません。公的責任の後退につながる公立幼稚園、公立保育所をなくすべきではありません。全ての子供たちの発達保障に市が責任を持てる体制にすべきです。 雇用につきましては、地域資源、条件を生かした雇用の場づくり、社会保障の拡充を進める中でその雇用の場をつくっていくべきであります。また、老朽化した学校教育、施設、また教育・保育施設の計画的施設改善、生活道路の整備を進め、不要不急の大型公共事業である中海架橋などは前期計画から外すべきであります。危険なマイナンバー制度を推進、拡大すべきではありません。 以上の点で反対し、討論といたします。 ○議長(田中武夫君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中武夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 この際、しばらく休憩いたします。 そのままお待ちください。            午後3時6分 休憩            午後3時7分 再開 ○議長(田中武夫君) 再開いたします。 ただいまお手元に配付のとおり、追加議案として議第93号「南十神ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について」が提出されました。 お諮りいたします。 この際、これを本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件を本日の日程に追加し、直ちに審議することといたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~日程追加 ○議長(田中武夫君) 議第93号「南十神ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について」を議題として、執行部より説明を求めます。 仁田上下水道部長。 ◎上下水道部長(仁田隆敏君) それでは、議案つづりのその2の1ページをお願いいたします。 議第93号南十神ポンプ場機械設備工事請負契約の締結につきましてご説明申し上げます。 南十神ポンプ場機械設備工事請負契約を次のとおり締結したいので、安来市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的、方法につきましては、記載のとおりでございます。 契約の金額は、2億4,076万8,720円。 契約の相手方は、広島市中区鉄砲町8番18号、株式会社石垣中国支店、支店長安室要一でございます。 説明資料のほうをお願いいたします。 1ページでございます。 このたびの工事でございますが、南十神地区内水対策事業の一環として西ノ川河口付近に設置するポンプゲート施設のゲート据えつけ工事でございます。 なお、南十神地区の内水対策事業につきましては、これまでも議員懇談会等におきまして随時ご説明させていただいておりますが、おおむね計画どおり進捗している状況でございます。 まず、今回の工事で整備いたしますポンプゲートを初め、主な機械設備でございますが、資料の方には図面と、次のページにはイメージ写真を載せておりますのでご確認いただきたいと思います。 工事の期間につきましては、ポンプ設備の製作などに1年以上の工期を要することから、平成29年3月10日までとしておりますので、債務負担行為の設定につきましては、本年の3月議会でご議決いただいたところでございます。 また、ポンプ場の供用開始の時期でございますが、施設完成後、平成29年5月ごろまでは調整運転を行いまして、6月には通常運転を開始する予定としております。資料の一番下には契約金額を載せておりますが、財源につきましては国より2分の1、起債が2分の1でございます。 なお、計画段階から県に要望しておりました中海からの逆流防止施設機能相当分の費用として、県に負担してもらう部分でございますが、概算で4,200万円程度負担していただくことで協議がまとまりましたのでご報告させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中武夫君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。 丸山議員。 ◆3番(丸山征司君) いつもよくさせてもらってる質問ではあるんですけども、今回県外の業者さんで発注になったわけですけど、確かにポンプゲートということで、なかなか市内、県内というのは難しかったんだと思うんですけども、実際何社ぐらいの入札があって、それでどういうふうな形でこのように至ったのか、そしてあと設備の概要なんですけど、ポンプゲートではポンプ部やゲート部や除じん機やいろいろあるんですけども、大体その2億、どういった内訳なのか、例えばざっくりと言える範囲内の中で、ざっくりとでいいんですけど、内訳というのはどういう、説明いただければ幸いに思います。よろしくお願いします。 ○議長(田中武夫君) 仁田部長。 ◎上下水道部長(仁田隆敏君) まず、入札の参加者でございますが、6社ございましたけども、1社は辞退ということで、5社で入札を行っております。 中国5県の範囲でございまして、県内が1社、それから広島が3社、山口が1社、福山市が1社という状況でございました。 それから、予算の、あくまでもざっくりのところでございますけれども、メーンのポンプのところが大体50%ぐらい、それから本体のゲート部のとこですが、これが25%ぐらい、それから除じん機のところが25%程度というふうに思っております。 ○議長(田中武夫君) いいですか。 ほかに質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第93号につきましては委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。 議第93号について討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) ご異議なしと認めます。よって、議第93号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第7 ○議長(田中武夫君) 日程第7、閉会中の継続審査及び調査についてを議題といたします。 各常任委員会及び議会運営委員会委員長から、お手元に配付のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査に付することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中武夫君) 異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。 以上で日程の全てを終了いたしました。 この際、市長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 去る12月1日から本日までの第81回市議会定例会におきます提案いたしました一般会計補正予算案を初めとする諸議案につきまして、慎重なご審議を賜り、全ての案件をご議決いただきました。まことにありがとうございます。ご議決いただいた諸案件につきましては、迅速かつ適切な執行に努めてまいります。 さて、自民・公明両党、消費税率を10%に引き上げる際、現在の8%に据え置く軽減税率の対象品目について合意いたしました。税収減は1兆円規模になるとの報道がなされております。財源をどこに求めるかなどの議論は先送りされました。財政の悪化が懸念されるなど、我々地方自治体にも影響を及ぼすおそれがあることから、今後の動向に注視しながら市政運営を心がけたいと考えております。 また、つい先日の11日には、大村智北里大学特別栄誉教授、梶田隆章東京大学宇宙線研究所長のノーベル賞授賞式がありました。世界で評価される人材を輩出し、日本人として大変誇らしい気持ちになる話題でありました。平成28年も明るく希望の持てる年になりますよう念願するところであります。 年が明けた来年1月24日、25日には、将棋の7大タイトルの一つである王将戦を開催いたします。郷田真隆王将に羽生善治名人が挑戦するタイトル戦は、一層の盛り上がりが期待されます。これを機会に、安来市の魅力を全国に発信したいと考えております。 議員各位におかれましては、年末に向かいさらに多忙な時期をお迎えになられることと思います。くれぐれもご自愛いただきまして、輝かしい新年をお迎えいただきますよう祈念いたしますとともに、来年も市勢振興に一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(田中武夫君) 以上をもちまして第81回安来市議会定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。            午後3時17分 閉会 以上、会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため署名する。                            平成  年  月  日     安来市議会議長     安来市議会議員     安来市議会議員...