安来市議会 > 2011-12-06 >
12月06日-03号

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  1. 安来市議会 2011-12-06
    12月06日-03号


    取得元: 安来市議会公式サイト
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    平成23年第 51回12月定例会             平 成 23 年 12 月 定 例 会平成23年12月6日(火曜日)            出 席 議 員 ( 2 1 名 ) 1番 丸山 征司君      2番 作野 幸憲君      3番 樋野 智之君 4番 田中 明美君      6番 田淵 秀喜君      7番 田中 武夫君 8番 石倉 刻夷君      9番 勝部 幸治君      10番 岡田 麻里君 11番 永田 巳好君      12番 葉田 茂美君      13番 金山 満輝君 14番 中村 健二君      15番 嶋田 豊昭君      16番 井上 峯雄君 17番 佐伯 直行君      18番 河津  清君      19番 中島 隆夫君 21番 上廻 芳和君      22番 遠藤  孝君      24番 梅林  守君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 金山 和義君   事務局次長 飯塚  茂君   主幹   山根  格君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      近 藤  宏 樹君      副市長     渡 部  和 志君 教育長     伊達山  興 嗣君      市長室長    伊 藤  耕 治君 広瀬地域センター長              伯太地域センター長         太 田  善 明君              八 幡  治 夫君 総務部長    真 野  善 久君      市民生活部長  仁 田  隆 敏君 健康福祉部長  近 藤    隆君      産業振興部長  中 嶋    登君 基盤整備部長  井 塚  政 美君      上下水道部長  井 上    博君 会計管理者   廣 江  奈智雄君      消防長     永 田  裕 司君 市立病院事務部長蒲 生  安 生君      総務部次長   児 玉  好 之君 市民生活部次長 吉 畑  早 苗君      教育次長    平 井    禎君 財政課長    清 水  保 生君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程(第3号)                        平成23年12月6日(水)午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(遠藤孝君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(遠藤孝君) 日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 順次質問を許可いたします。 14番中村健二議員、質問席へ移動願います。            〔14番 中村健二君 質問席〕 ○議長(遠藤孝君) 中村議員の質問時間は10時50分までです。 中村議員。 ◆14番(中村健二君) おはようございます。 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。14番の中村でございます。よろしくお願いを申し上げます。 初めに、現在日本は国難と言われるような状況でありまして、そのようなときに、先日来日をされましたブータンのワンチュク国王夫妻のすがすがしさに心を洗われた感動をいたしたところでございます。10月30日に、NHKスペシャルで「秘境ブータン 幻の蝶」と題して放送をされました。その中で、ブータンの奥地で日本の蝶類学会の調査隊によって78年ぶりにヒマラヤの貴婦人と言われるブータンシボリアゲハを確認して、採取をされ、5匹の標本を現地に残されたということでありました。今回来日された国王は、そのうちの2匹を、日本の友好と東日本大震災の復興を願って、2匹を日本の調査隊の関係者に渡されたという報道がありました。いずれまた所蔵する博物館で一般にも公開をされると、このようなことがありました。国王は、衆議院の本会議におかれましても演説をされ、その心温まる言葉の数々に感動して、涙をした国会議員さんがおられたということも言われております。しかし、そのスピーチ前日の宮中の晩さん会におきまして欠席をした民主党の閣僚がおったというような報道があって、いささか議員としていかがなものかと反省をするところでありますが、礼に対する非礼ということでは、国民を代表する議員と言えるのかと、日本人として大いに反省をすべきということであろうかと感じたところであります。 通告しております4点の質問をさせていただきますが、よろしく御答弁をお願いをしたいと思います。 初めに、平成24年度の予算編成についてお伺いをいたしたいと思います。 平成24年度当初予算編成につきましては、基本的な考え方を伺いたいと思っております。 3月11日に発生をいたしました東日本大震災による地震の被害、そして津波被害で、また原発による放射能の被害と、まさに三重苦と言われる、この状況であります。 2010年にチュニジアでのジャスミン革命によって、アラブ世界において前例にない大規模な反政府デモや抗議行動を主とした争乱が起き、アラブの春と、このようなことを言われております。それによって、現在ではチュニジア、エジプト、リビア、イエメンは、政権が崩壊をしたと、このような現状であろうと思っております。そして、サウジアラビア等々の5カ国では、やっぱりその運動によって国民の意識が変わったという、何かが起きたというような現状、そして現在では、アメリカでの若者のデモや、そんなことはないだろうと言われておった中国やロシアでも、そういうことが起きていると、このような現状ではあろうと思っているところであります。そして、ギリシャの政権交代が起きて、財政赤字が12%もあるというような報道の中からギリシャの金融危機が発展をして、その後またヨーロッパにそれが普及をしたと、このような状況であります。そしてまた現在では、タイの洪水、こういうものによって浸水被害による世界経済の悪化が進んでおると。そして、日本でも円高による株価の低迷等々で、日本経済を取り巻く環境は本当に悪化の一途をたどっていると、このような認識をしているところでございます。リーマン・ショックによる被害をやっと立ち直ったかなという、このやさきにこういう状況でありますが、近藤市長の任期は新年度の半ばでありますが、予算編成は骨格予算なのか、通年予算とされるのか、近藤市長のお考えを聞いてみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) まず、通年予算にするかという御質問でございます。 来年度、市長選挙後に本予算を編成するということになりますと、実質的には3カ月程度しかその実施期間が見込めないということになります。事実上、事業ができないということになりますので、平成24年度の当初予算の編成につきましては、骨格予算ではなくて通年予算を考えているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 3カ月程度しかない状態なので、市政を停滞させないということで通年予算で行うという答弁でありました。 平成24年度は、近藤市長さんにおかれましては、任期も就任後3年が経過をされ、最終年度でありますが、そこでまた過去3年間の市政運営をどのように運営されたのか、そして総括を含めて、予算編成に当たっての基本的な考えを伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 合併からちょうど7年がたちました。これからの数年間は、新生安来市の基盤固めの集大成であると、こういうふうに思っておるところでございます。まだまだ、教育、福祉、医療、そして産業振興と、たくさん課題が山積しておりますので、ぜひともそれの施策を積極的にさらに展開していきたい、こういうふうに思っているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 市長のほうからは、合併から7年が経過をしたということで、新生安来市の基礎固めを集大成としたいというお答弁でありました。今後は、多分それを進めるためには、市民との協働がぜひとも必要なことであろうと、このように認識をしております。 11月4日に開催をされました議員懇談会では、今後5年間の中期財政見通しが示されたところであります。その作成に当たっての考え方は、昨年示されました10年間の見通しとはどう異なるのか、またその結果をどのような形で財政運営に反映をされるのか、考え方を伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 議員おっしゃいますように、先日お示ししました財政見通しと財政計画でございます。基本的なもの、まずこの2つは、財政の基本的な方向性を示していることで、まず御理解をいただきたいというふうに考えております。策定に当たりましては、現行制度を前提としておりますので、昨年度お示ししたものと変わった部分は、もともとのベースになるところが、昨年の場合は昨年度の財政状況がベースになっておりましたし、ことしの場合はことしの財政状況をベースにしているという、そういうところが違っていることで、考え方については大きく変えておりません。ただ、お示しした中でもありますけど、基本的に考えてますのは、まず入りの範囲内でしか予算が組めないということを明らかにした関係で、場合によっては、聖域も一切設けないで、ある程度のメスを入れていく必要があろうかというふうに考えているところでございます。 それともう一点、ことしの場合若干違いますのは、10年間を見通し、それからどこまで正しいことが行けるかわかりませんけど、信頼性をある程度高めていくためには、5年程度を計画ということでお示ししたところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 作成に当たっては、現行制度を前提にして、入りの部分と、そこらあたりの整合性を持ってやったということでありますが、聖域も見直すという御答弁でありましたので、が必要だということになります。中期財政見通しによれば、平成24年度以降の数年間は、新庁舎の建設事業、そして市立第一中学校の改築事業、また新消防庁舎の建設事業等、最重点事業が計画をされております。相当な事業費が計上をされておりますが、この起債に伴う後年度の財政負担についての基本的な考え方を伺いたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) この見通し計画の中で盛り込ませていただいております事業の中には、さまざまな事情から先送りができないものが数多くあるということになっておりますので、議員おっしゃいますように、財政負担もかなり高いというようには判断しております。そのために、まず単年度的には、じゃあ財源をどこに求めるかと言えば、特目基金、目的を積んで取り崩しができる基金をまず活用して、中長期的には有利であります合併特例債、それから過疎対策事業債等を有効に活用していくことにおいて、後年度の財政負担極力ないような調整をしていきたいというふうに考えておるところでございます。
    ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 先送りができないものについては、やらないかんということは基本的な考え方であろうと思っておりますが、単年度的には特目基金を活用してきて、中長期的には合併特例債、それから過疎債等々で軽減を図っていくと、このような計画と伺いました。 それでは、今現在で安来市の合併特例債の状況についてお伺いをしたいと思いますが、平成の合併で誕生いたしました山陰両県の25市町が2010年度末に発行した合併特例債の平均発行額は、島根県内では43.6%、鳥取県内では40.7%と、限度額の半分以下程度しか発行をしてないのが現状だというふうに思っておりますが、合併特例債は、学校の新・改築だとか、また道路の事業等々に発行できる地方債でありますが、事業費の95%に充てられて、うち70%は交付税で後年度に措置はされる制度でありますが、有利とはいえ、これも借金でありますので、なかなか発行ができない状況で、有利と言われる過疎債や辺地債などを活用しているのが現状だと思っておりますが、安来市の現在までの実績と今後の計画はどのようになされるのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) まず、合併特例債でございますが、合併によりまして起債許可を受けることができる総額でございますが、まず建設事業充当分として約150億円、それから基金造成分として約18億円、合わせまして約168億円が最上限でございます。 平成22年度までの発行状況につきましては、事業費に相当する部分で41億7,000万円、それから基金のほうにつきましては、積極的に今基金積んでる状況もございまして、8億6,000万円を実績という金額で押さえております。 今後の見通しにつきましては、先ほども申し上げましたように、中期的にここ数年のところで一応執行予定をかけております。その中では、事業に充当いたしますのが約130億円、それから基金のほうにつきましては、枠いっぱいの18億円を積んでいくという、今計画を立ててるとこでございます。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 発行可能の合併特例債は、建設事業の150億円、基金の造成分が18で168億円ということでありますが、今後22年度までには50億円ぐらいが発行されて、約30%程度だという認識でありますが、国において現在合併特例債の発行期限を5年延長すると、このような見通しが今示されておりますが、その場合安来市としては、現行の事業計画、そういうものを見直す考えがあるのか、そこらあたりを伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 国会のほうで、今上程されるかどうかで、成立するかどうかも非常に懸念しているところでございますが、そうなってほしいなという気持ちは持っておるところでございます。 ただ、先ほど来申し上げておりますように、中長期財政見通し、計画の中で盛り込んでおります事業につきましては、事業の緊急性等から先送りがかなり難しいのではないかなというふうに考えております。ただ、事業効果から、さまざまな面から再度検証して、もし年度間調整ができるものがあるならば、5年間延長になった段階には、そこへ持っていけるものがあれば持っていくという形の年度間調整は、成立した時点で検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 国のほうで、そういう制度が見直しがされるということになれば、年度間調整を含めて検討をしたいということでありますが、なかなか合併特例債を充当する事業は先送りが難しいもんだとは思っておりますけど、事業効果を考慮しながら検討するという答弁でございますので、中期財政見通しも大変厳しい状況でありますし、建設事業の必要性をよくよく精査をされまして、発行の判断をお願いするとともに、平成24年度の予算編成をよろしくお願いをしたいと思っております。 予算編成については、以上で終わらせていただきます。 それでは、2点目に、旧あすなろの跡地についての質問をさせていただきたいと思います。 旧教育支援センターあすなろは、植田町にありました。ここにありますが、飯梨の郷土史によれば、大変なもんで1戸ずつ配布をされておりますが、第1次地方自治制度改革に基づきまして、昭和22年4月に実施された、戦後初めての最初の飯梨村長選挙で、若槻修道氏が無投票で当選され、4年間村政をつかさどられる、こういうことになりました。村の役場は、それまで木造2階建ての庁舎が、現在の飯梨小学校の多目的広場付近に置かれておりました。それを増築をして飯梨中学校として使用されることになったために、昭和22年9月に、旧あすなろ跡地に木造の2階建ての飯梨の新しい庁舎が建設をされたというふうになっております。これには、村内の全域から最もすぐれた木材を寄せ集められて、また全世帯から労力を奉仕をして完成をしたというふうに、ここにも示されております。その後、飯梨村の役場庁舎は、安来市役所の飯梨支所となり、次には飯梨農協を経て、安来市農協飯梨支所、そして飯梨公民館と利用されております。その後、また梨の木園さんが利用されて、旧あすなろが利用されたと、このように明示もされております。長い歴史の施設でありましたが、60年余が経過をして、一般質問等々もありましたが、老朽化が進み、そして廃止をされて、解体をされたところであります。飯梨地区の思いは、思い出の深い施設で感慨無量でありますが、整地をされた今、跡地の利用状況はどのようになっておるのか、伺いたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 失礼いたします。 旧あすなろ跡地の利用状況はどうかということでございますけども、今現在更地になっておりまして、6月から災害出動及び訓練出動に伴います飯梨分団消防団員の駐車場に使用しておる状況であります。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 更地にして、6月から災害出動や訓練などに出動するときの飯梨分団消防団員の駐車場に使用していると、このようなことで、状況はよくわかりました。 地元の自治会や消防団のほうからは、現在ある植田消防車庫の移転等の声を承っておるところでございますが、東日本大震災を受けて、大変厳しい財政状況であることは承知をいたしておりますが、現段階での今後のあすなろ跡地の利用計画はどのように考えておられるのか、伺いたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 今後の跡地の利用計画でございますけども、今後の計画といたしましては、旧あすなろ跡地消防団車庫を中心といたしまして、飯梨地区の防災拠点施設にしたいと我々は考えておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 今後の計画では、あすなろの跡地は消防団の車庫を中心とする、飯梨地区の防災の拠点施設にするという、簡易明白な御答弁をいただきました。地域の安心・安全を任されております消防団員の皆さん方も大きな励みとなり、今後の活動にも士気の高揚となると、このように私は考えておるところでございますので、できる限り早期の計画の検討をいただきたいなと、このように思っております。 当地は、障がい福祉サービス事業櫻園と隣接をしております。平成20年には、施設改築では、定員40人、そして今後もさらなる事業展開を考えておられます。今議会には、社会福祉施設整備補助金として341万4,000円が計上をされておるところでございます。児童デイサービス事業を実施するための総事業費は約1億円弱だというふうに承っておりますが、消防の車庫付近での安心・安全や、また駐車場の有効利用等々活動ができる体制づくりに向けて推進が必要であろうと、このように私も思ってるところでございます。 また、消防団の車庫に隣接をしておりますが、ホースの乾燥棟の施設やで、旧あすなろの敷地内の桜の木がありますし、これはまた大変な大木でありまして、現在道路のほうに斜めになってるような状況でありますので、大変危険であるというような指摘もありますし、花びらや葉っぱや、桜の木でありますので、虫、こういうものが道路に散乱をして、付近の環境や、その片づけ等々も近所の方がどうもボランティアでやられている、このような状況も伺っておるところでございます。またそして、現在町内のごみの収納ボックス、そしてまた古い水道管等々もあるというふうな懸案事項もあるというふうに伺っておりますので、現地確認をされまして、関係自治体と十分な打ち合わせを行いながら、計画を進めていただきたいなと思っております。 飯梨地区も、自主防災組織を立ち上げまして、救急救命講習会の開催や水害時には消防団と協力をしながら災害から身体と財産を守り、被害を最小限に食いとめるには、自分たちの地域は自分たちで守るという信念と連帯のもとに、地域住民が団結をして、今組織的に活動を行っております。一昔前は、遠くの親戚より、いざというときの隣近所と、こういうことわざもありました。向こう三軒両隣とも言っておりましたが、家族同士、また隣近所が、何かといえば助け合い、一つの運命共同体を形づくっていたのが昔の姿じゃなかろうかと思っているところでございます。今、老夫婦の世帯や単身者の世帯、そういうふえておる、この状況の中でありますから、こういう組織が必要であり、安来市としても、未組織地域の組織化に向けて市長さんもそのように取り組むというふうな所信も述べられておったと思っております。 阪神大震災では、家の下敷きになった80%は近所の方が助けたと、このような報道もあったところでございます。ふだんから近所のつき合いをいかに大事にするかということが重要な課題であろうと思っているところでございます。その活動を支援するためには、自主防災組織の資材とか機材とか、そういうものをおさめるところが必要だと、このように認識をしておりますが、現在飯梨の交流センターには、余りそういうようなスペースもないのが現状であります。消防車庫の移転ということになりますれば、そういうものも合わせたものを検討をいただきたいなというような要望も伺っておりますが、近藤市長さん、もしどのように考えておられるのか、コメントでもあれば伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 飯梨地区の皆様方には、長い間あすなろ大変お世話になりました。これも、長年の懸案でありました広瀬の旧広瀬中学校を改装して大変立派な施設になりまして、そこへ移転していただくことになりました。ありがとうございます。地区の皆様方には大変お世話になったところでございます。 先ほどの件でございますが、消防長が答弁いたしましたように、ぜひとも防災拠点施設にしたい、こういうふうに言っておりますが、さらに資材置き場等とか、そういうことにつきましては前向きに検討してみたい、こういうふうに思っております。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 市長のほうからも、前向きに検討をしたいということの御答弁をいただきました。ぜひとも、そのような方向でお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それでは、3点目の鳥インフルの養鶏場再開についてお伺いをいたします。 昨年の11月29日に、安来市の養鶏場で発生をいたしました高病原性鳥インフルエンザで大変な状況であったと思っています。島根県は、感染確定前に国内で初めて殺処分を指示し、簡易検査で鳥インフルの陽性を確認した翌30日から全2万羽余を殺処分といたしました。さらに、12月1日には、動物衛生研究所の検査で強毒タイプのH5型ウイルスが検出され、感染が明らかになったのが現状でありました。島根県、安来市及び農業関係機関の皆様方の御協力、対応策により、12月末には移動制限が解除されましたが、それ以降の状況はどのようになっているのか伺いたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(遠藤孝君) 中嶋産業振興部長。 ◎産業振興部長(中嶋登君) 昨年の11月29日に、安来市内の養鶏場で発生しました鳥インフルエンザは、家畜伝染病予防法に基づいて、県で対策本部が設置され、即座に鶏舎内の鶏2万1,549羽の殺処分が開始され、12月4日には処分をした鶏、汚染された卵などの焼却処分並びに鶏ふんを鶏舎内に封じ込める作業を行い、防疫処置が完了をしております。新たな異常を見なかったことから、12月27日に農場からの半径10キロ圏内の家禽の移動制限が解除されました。その間、安来市におきましては、5カ所の消毒ポイントにおいて職員を動員配置しまして、24時間体制で関係車両の消毒作業など万全を期したところでございます。その後、封じ込め処置をした鶏ふんを熱処理をして、ウイルス検査で陰性を確認後、3月31日には鶏ふんの廃棄処理が完了しております。現在、鶏舎のほうは休業中ということです。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) この間については5カ所の消毒ポイントで、本当に職員の皆さん方にお世話になり、大変ありがとうございました。 封じ込めて措置をされた鶏ふんを熱処理をして、ウイルス検査で陰性を確認した3月31日に、鶏ふんの廃棄処理が完了したということでありました。 私は、隣の鳥取県米子市にもそういう施設ありますが、中海と隣接をしている、渡り鳥の飛来が非常に多い現地でありますが、同じ場所で経営を再開されるという報道が8月下旬の新聞にも出たというふうに認識をしておりました。その中では、島根県の助成を受けて、約1億円弱の事業だというふうに伺っておりますが、鳥インフルエンザへの感染リスクが高くて非常に心配をしておりますが、再開に向けてはいろんな対応策をとられていると思っておりますが、どのような対応策をされて、再開に向けて取り組んでおられるのか、伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 中嶋産業振興部長。 ◎産業振興部長(中嶋登君) 経営の再開に当たりましては、島根県におきましてプロジェクトチームが編成されております。鳥インフルエンザ再発防止に向けた鶏舎改造、それから飼養管理施設等の整備検討がなされております。主なものとして、4項目ほどございます。1点目は、鶏舎については、開放式であったものから、開口部の少ないセミウィンドウレス鶏舎に変更、2点目は、鶏舎にスズメなどが侵入できないように、編み目2センチ以下の防鳥ネットの設置、3点目は、鶏ふん処理については、床下に落ちた鶏ふんをローダーで取り除く方法であったものを、自動除ふん装置を導入し自動的に舎外に搬出して、衛生環境改善を図るシステムへの変更、4点目としては、鶏舎内外の消毒を徹底するため、新たな消毒設備を設置することなど、経営者のほうから再開に当たっての経営改善計画が示され、対策が講じられることになっております。 また、この地域は高潮対策がございますので、今まで高潮で浸水しておりました育成鶏舎、それから鶏ふん堆積場、堆肥舎、これは使用を中止され、一応盛り土を造成をした後に、新たに順次施設改造されていくというふうに伺っております。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 経営の再開に当たっては、4項目の改善策、主なものだと思っておりますが、鶏舎が開放式から、開口部の少ないセミウィンドウレス鶏舎、私も余りよくわかりませんが、新たな方式だと認識をしておりますが。今までの編み目は、鳥が入っても広がるようなものだというふうに思っておりますけど、そういうものが少し頑丈なものだというような認識をしておるところでございますが、また鶏ふんの処理も自動でやるという設備を導入されてるというようなことも伺っておりますし、新たな消毒設備も設置をするというような計画等伺っておりますが、今後の再開についてどのようなスケジュールで再開をされる予定なのか、伺いたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 中嶋産業振興部長。 ◎産業振興部長(中嶋登君) 既に、10月から鶏舎改造が行われております。それから、飼養管理施設整備工事も着手をしておられまして、12月末で改造工事を完了される予定であると聞いております。その後に、来年1月にモニターとして鶏50羽を導入して、約2カ月間使用して、島根県のほうでウイルス検査、それから臨床検査、抗体検査をした後、異常がなければ、4月ごろから本格的に2万4,000羽のひなを導入して、経営の再開をされるというふうに伺っております。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 工事は、どうも12月中に完了をされるというような、今報告を受けました。モニターを飼育をして、ウイルス検査等々を実施をして、異常がなければ、4月ごろから2万4,000羽のひなを導入して再開の予定というふうに伺いました。養鶏業者の経営者も、私もお伺いをしてお話も伺いましたが、皆様方に大変な御迷惑をおかけした旨のお断りの御発言もなされた上で、経営を再開するに当たっては、ぜひ再開をしてほしいという皆さん方の声の要望や、また県内の取引先の御理解を得て、販売先は確保をされたとか。そして、県、市を初めとするプロジェクトチームのサポートと各施設整備に対する支援を受けたということで非常に感謝をされておりました。 安来市におかれましても、鳥インフルエンザにきちんとした対応を、今後また起こる可能性があると思いますので、何か県のほうでも対策会議等々が開かれたというふうにも伺っておりますので、またそこらあたりよろしくお願いをしたいと思います。 鳥インフルだけでなくて、安来市は、ことしは鳥獣被害も大変何かあちこちでそういうものが散見をされて、担当の職員さんは大変忙しかったというふうなことも伺っておりますので、そこらあたりの対応策をきちっととっていただきたいと思います。 もし議長のお許しを得れば……。経営者のほうから少し卵の黄身の資料みたいなもんをお借りしましたので、よければ、議長のお許しを得れば。 ○議長(遠藤孝君) 議長より許可いたします。 ◆14番(中村健二君) 実は、こういうものがありまして、これは卵の黄身の色の評価だそうでして、今テレビで卵の黄身は赤いのが一番うまいよみたいな宣伝がされるということでありますが、実はトウモロコシ等々飼料が高騰をしておりまして、生産者は、飼料米いわゆる米を投入をしてコストを下げると、このような今取り組みがなされておって、大体米を15%今の安来の経営者は入れておると。そうすると、この11番ぐらいな色になるというようなことでありますが、テレビのコマーシャル見ると、15番の黄色いやつが一番うまいみたいいな宣伝をされておるということでありまして、たまたまきょう借りてきましたが、飼料が高騰をしておりますから、米を鶏に与える。したがって、黄身は少し薄くなるんだけど、うまさは変わらないんだというようなやっぱりPRをしてほしいような、県がやっぱりこれはやらにゃいけんじゃないかなと私は思っておりますけど、消費者の皆さん方にもぜひともそういうことをわかっていただいて、そうしますと、飼料米を今度耕作放棄地の田んぼでつくって、それをいかに流通をさせるかというようなことが、また農業の活性化にもつながっていくと、このように私も思ってるところでございますので、皆さん方のよりよい御協力を賜りますようにお願いをして、この質問は終わりたいと思います。 それでは、最後に地籍調査についてお伺いをいたしたいと思います。 安来市における地籍調査は、樋野議員も質問をされましたが、島根県の進捗率に比べて大変おくれていると、このような指摘を受けておりますが、特に中山間地におきましては、木材価格の低迷、そして高齢化に伴う後継者が育たない、こういう現実に直面をしているのが現状だと思っておりますが、特に山林では、所有林の所在や境界がわからないと、このような問題が指摘をされております。安来市の地籍調査の現状はどのようになっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 井塚基盤整備部長。 ◎基盤整備部長(井塚政美君) 地籍調査の現状ということでございますが、安来市の全体地籍調査の必要面積でございますが、387.07平方キロでございます。22年度末までに79.65平方キロが調査を終わった段階でございまして、進捗率につきましては20.57%でございます。ちなみに、全国が49%、島根県が45%でございます。 現在、東比田の山林、それから赤江、荒島の宅地及び農地の調査をしているというところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 報告のとおり、大変安来市はおくれているというような認識であろうと思っておりますが、20.57%でございます。島根県の半分以下というような現状である。安来市としては、今後どのようにこれを改善するために取り組まれるのか、伺いたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 井塚基盤整備部長。 ◎基盤整備部長(井塚政美君) 今後の予定でございますが、さらに補助額の増額、国なり県なりへ要望しながら、事業区域の拡大ということで目指したいと思っております。 安来地域の農地、宅地、それから申されます広瀬地域の山林調査、こういうのを並行して引き続き進めたいというふうに思っております。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 安来市の中期財政見通しに基づいて進めるということでありましたが、前回部長は100年以上かかるような御答弁をされたように思っておりますが、山林の早期な地籍調査を進める必要があると私も思っておりますけど、聞くところによれば、国においては、本格的なものじゃなくて、簡易な地籍調査の方法があると、このようなことを伺っておりますが、状況を伺いたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 井塚基盤整備部長。 ◎基盤整備部長(井塚政美君) 議員申されます調査、国の山村境界基本調査のことと思われます。 これは、所有者の境界の交点あるいは折れ点に境界ぐいを設置し、簡易な測量で位置を取得するという方法であります。広範囲の調査が進みます、それから後の地籍調査における境界確認や作業の効率化を図るという目的で、国が主体となって行われる調査でございます。この基本調査は、全国で予算枠が2億円程度ということで限られてるものでございまして、要望が通りましても、なかなか1地区での調査で終わるというような予想がされます。なかなか継続して調査していくという事業になりにくいというふうに思っておりますが、森林組合が現在山の施業をやられるときに、測量のデータを持っておられます。それを地籍調査に活用していただいていることもございまして、この事業は、県内ではまだ取り入れてるところはございませんけども、申されますように、さらに県と協議をいたしまして、検討したいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 県と協議しながら検討をしたいということでございますので、ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。 今議会に広瀬町の自治会長協議会から、議長に対して地籍調査の拡大と安定した数量の確保を求める、こういう要望書も提出をされてるところでございますので、ぜひとも検討をお願いをしたいと思います。 今、島根県の山林も、松枯れやナラ枯れ、そして竹の繁茂が非常に問題になっております。そういう中でございますので、山に入るためには、やっぱり林道の整備とか、そういうもんが重要な課題だというふうに思いますので、簡易的なGPSを使ったくい打ちをするような今施策だというふうに伺ってますので、よろしく検討のほどをお願いをしたいと思います。 時間も余りございませんが、ちょうど竹の話が出まして、竹については、石倉議員が数年前に一般質問もされた経緯もあります。そのときに、竹が木だかというような質問もあり、竹を木と制定しているのが広島の竹原市と福井県の越前町、京都府の向日市、こういうたしかあったと認識しております。 教育長、教育的な見地から、竹は木、どのように考えておられますでしょう。 ○議長(遠藤孝君) 伊達山教育長。 ◎教育長(伊達山興嗣君) おはようございます、驚いておりますけども。 この答弁は、教育長というよりも、伊達山個人の見解。 私の考え方では、今植物の分類の仕方によりますと、やっぱり木本と草本があります。現在のところ、竹は両方の性格を持っていると私は知っております。現在のところ、木本でいい、すなわち木でいいであると、このように考えております。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) 物の本によりますと、竹は木のようで木でなく、草のようで草でなく、竹は竹だと書いてございました。 前教育長とのやりとりの中で、桜と梅でどっちが好きだというような前教育長に伺ったことがあります。伊達山教育長、どちらが、答弁ができれば、簡潔にお願いします。 ○議長(遠藤孝君) 伊達山教育長。 ◎教育長(伊達山興嗣君) これも私の個人の見解でありますが、桜と梅、どちらが好きだともし問われたら、私は、梅が大好きです。なぜならば、多用途なものがあろうと思います。におい、美しさ、実がなる、長らく咲いている等々、早春の花で、私は大好きです。 ○議長(遠藤孝君) 中村議員。 ◆14番(中村健二君) ありがとうございました。 前教育長とは全く反対の答弁で、ありがとうございます。 安来節の中にも、梅干は、しわはあれども粗末にならぬ、もとをただせば梅の花、ウグイス泣かせた節もある、このような文句もございますので、竹の繁茂がやっぱり問題でございますが、そういうことも含めて、よろしくお願いをしたいと。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(遠藤孝君) 以上で14番中村健二議員の質問を終わります。 4番田中明美議員、質問席へ移動願います。            〔4番 田中明美君 質問席〕 ○議長(遠藤孝君) 田中議員の質問時間は11時40分までです。 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) おはようございます。 議席番号4番田中明美でございます。議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 今回、私は、中長期財政見通しと防災について、この2項目を質問をさせていただきます。 まず、中長期財政見通しについてお伺いをいたします。 11月4日の議員懇談会におきまして、平成23年度から33年度推計の中長期財政見通しが執行部より提出、説明がされました。それは、将来単年度収支が赤字になり、基金が減っていき、厳しい財政状況になっていくことは変わりはなかったのですが、昨年示されました財政見通しより数値は改善されておりました。この要因は、普通交付税が見込みより6億円程度多かったことに加え、それが今後のベースとなって計算されているためであるというふうに私は考えております。 昨年12月に示されました平成22から32年度推計の中長期財政見通しでは、平成32年度以降は基金も枯渇し、赤字になるとの見通しでありまして、それを重く受けとめた議会は、議長より諮問を受け、翌年1月24日、財政問題検討委員会を設置し、市財政について調査、検討を重ねていき、10月26日、議長に答申いたしました。その後、10月31日、議長から市長に対しまして検討委員会の答申を尊重した行政運営に当たられるように要請されたと聞いております。 こういった経過から、今回示されました平成23から33年度推計の中長期財政見通しの内容につきまして質問をさせていただきたいと思います。 今回は、普通交付税の考え方以外で理解しにくかった箇所、歳入歳出、事業別と細かい質問となりますが、それぞれ御答弁いただきますようよろしくお願いいたします。 まず、歳入についてお伺いをいたします。 法人市民税についてお伺いをいたします。 個人住民税は、均等割、所得割ともに減額で見込んでありますが、法人市民税の均等割は変化なし、また法人税割は対前年2%の増が見込んでありますが、その根拠をお願いいたします。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 歳入、特に市民税の関係の御質問でございます。 まず、個人市民税につきましては、人口減、特に労働人口の減少によりまして減少していくという見込みを立てております。それから、法人市民税につきましては、リーマン・ショックから、ある程度底を打ったのではないかという判断をしております。ただ、3・11東北大震災の影響、今後出てくることもある程度は考えていかなきゃならないなということは考えているところでございます。 法人の均等割につきましては、要は企業の存続だけでございますので、企業収益に影響を受けるものではございませんので、そこの部分は、そのような見込みを立てているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございます。 今、部長の御説明ですと、リーマン・ショックからは立ち上がって、3月東日本大震災の影響も考慮した上ででも、景気は2%ずつ上がっていくのではというような推計をされたというふうに理解をしました。 法人の均等割につきましては、企業は多くもなく、少なくもなく、このまま推移するだろうという推計で、日立金属に関しましては、法人税割というのは含まれておりませんでしたので、安来の中で、日立だけ景気は現状のままで、それ以外の企業は景気が上がっていくというふうな考え方というふうに理解をさせていただきます。 では次に、歳出のほうの人件費について、今度はお伺いをしてみたいと思います。 職員給について、段階的に3から6%の抑制をするものと試算をされておりました。段階的というのは、どういう意味なのでしょうか、質問をさせていただきたいと思います。 昨年までは、3%の抑制でずっと来ておりましたので、今回の3%から6%までの抑制というのは評価をさせていただきたいと思っております。 3年前、市長は、選挙後すぐに、みずからの報酬を20%カットをされました。その理由として、みずからを率先することによって、ほかの管理職及び職員にも給与の抑制づけを方向づけるということでありました。市長就任からこれまでの間に、3%以上の給与抑制につきまして、職員組合と何らかの折衝があったのでしょうか、伺いたいと思います。 そして、今回職員組合との折衝が調い、6%までの抑制の話がまとまったとしたなら、3年前に市長の発言から、来年には3%より多い給与の抑制を実行されるべきと考えますが、来年4%、5%の給与の抑制は実現可能でしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) まず、現在行っております職員の3%カット、これは職員組合との協定の中で、来年度いっぱいということで協定を結んでおりますので、来年度さらに上乗せをしてカットするというふうな考え方は持っておりません。 それから、議員おっしゃいますように、中長期財政見通しの中では、6%の段階的にというのは、今の3%のカットを継続していても、なかなか財源を満たさないということで、今私どもが見込んでおりますのは、給与費総額の中の6%相当まで縮減していかなければならないと。その手法については、1つにはカットという手法もございますし、まず職員数を減らしていくという手法もありますので、その点につきましては、今後職員組合との理解も得ながら、具体的にどのような形が一番いいのかということを進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) そうですね。市長がみずから決意されておりました、この抑制につきましては、結局のところ、来年は協定がもう既にでき上がっているので、結局はできないということがわかりました。また、職員組合とは、まだまだ協議が必要であるというふうに理解をさせていただきました。 では、次に行きたいと思います。 公債費です。 銀行等の引受資金の中で、利率の高いものが少なくなったことから、基金積み立てを優先するとのことでありました。繰上償還より基金積み立てを優先する弊害は全く考えなくてもよいのでしょうか、伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 全く影響がないという、今繰上償還全くしなくて済むのかというと、そうとも言えないとこはございますが、ただ将来的な部分につきましては、起債の抑制によりまして、ある程度のところは短期間で解消できるもの、それから繰上償還をここ数年ずっとしております。繰上償還の一番大きいメリットというのは、高金利のものを低金利のものに、高金利のものをやめていくことによって、金利差をメリットとしてとっているということでございます。この部分については、高金利のものがなくなってきたということで、昨年度からでございますが、今回の補正でも上げさせていただいておりますように、将来の財源不足に備えた基金積み立てのほうが中長期的には有効であるという判断をしたところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) 私は、公債費負担の抑制という意味でもメリットがあるのではないかというふうに考えますけれども、公債費は義務的経費となりまして、当初予算から計上することになります。平成27年度には、公債費は40億2,500万円になり、平成24年度と比べますと、約5億円ふえることになります。財源が不確定な状況で、この5億円もの財源を積むことができるのだろうか、少し心配をしております。もし財源ができなかった場合には、財政調整基金を取り崩すということになってしまうのでしょうか。公債費が繰上償還により抑制をされていれば、当初予算段階からいろいろな事業を予算化できるのではないかというふうに、私は、公債費につきましては考えております。 それでは次は、国保についてお伺いをしてみたいと思います。 年度当初の保険給付費は、33億7,000万円となっておりました。先般、委員会の勉強会で、本年度の医療費の状況について質問をしたところ、当初より大きな伸びが想定をされており、年度前半の伸びがこのまま行けば、7%程度の伸びが想定されるとの説明を受けました。また、中長期財政見通しの中では、保険給付費が毎年3%の伸びとして計算をされておりますが、近年は毎年6%以上の伸びがある中で、この数値は実情からすると少し甘いのではないかなというふうに考えております。 また、28年度以降は、特定健診の効果が算定されると伺っております。健診のみで医療費抑制になるとは、私はなかなか考えられません。このことにつきまして、どのようにお考えでしょうか、まずお伺いをしてみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 吉畑市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(吉畑早苗君) 保険給付費の財政見通しにつきましてお答えいたします。 中期財政見通しで、保険給付費の平均値を3%としていますのは、県内8市の平均値をもとに推計しているものでございます。しかし、安来市におきましては、近年6%以上の伸びがあらわれておりますので、本年度の状況も合わせまして再検討したいと考えております。 以上です。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございます。ぜひ再検討いただきたいというふうに希望いたします。 現在の国保会計は、本当に予想以上に厳しい状況となっておりまして、今後ますます厳しい状況になることは明らかです。その中で、一般会計からの法定外繰り出しは必須であると考えますが、そうすることで一般会計を圧迫し、市の財政を身動きできないものとしていく一因でもあります。際限なく繰り出すことはできるはずはありません。財政見通しでは、国保税改定を3年ごとに計画し、平成25年度、28年度、31年度にそれぞれ10%ずつ改定するとされております。前回の22年度会計に当たっては、国保運営協議会からの10%改定の答申に対し、7.5%改定としたところです。国保被保険者の所得現状は、前回よりも厳しい状況下にあり、市民の理解を得ることはさらに難しくなってくると思います。このような中、市長は、平成25年度から3年ごとに国保税改定について10%アップを覚悟を持ってされるお考えで財政見通しをされたのか、お伺いをいたします。また、平成25年度に国保税10%改定を前提にされているのであれば、来年度早々にも国保運営委員会に諮問されないといけないのではと考えますが、その準備はあるか、お伺いをいたします。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) お答えいたします。 御存じのように、今この国保会計というのは、全国の自治体を大変悩ませている問題でございまして、全国の市長会でも国への要望、これトップでございまして、75%以上の自治体が赤字でございます。それには、その対策として医療費の抑制ということで、安来市といたしましても、病気にまずかからないように予防を早期発見あるいは各地区で健康会議を組織していただいたり、あるいは成人病予防等を啓発しておるところでございます。また、安来市独自でも、脳ドックを行っておりまして、この補助枠の拡大も行っておるところでございます。また、マンモグラフィーの検査等も2カ所で行えるようにしております。 そしてまた、診療におけるチェック、これをいわゆるレセプト点検といいますが、不正請求とか、あるいは過度の措置がなされないように、これも点検を厳しくやっておりますし、またジェネリックといって、新薬ではなくて後発性の薬品、これの普及も啓発をやっております。 また、保険税の徴収率アップ、これも単なる大変経済的な理由でなかなか納められないという方もですが、最近は特に保険料を払う意識が薄いという若い人たちもおります。ぜひとも、これらも啓発活動を行っていきたい。 そして、制度的な、いわゆる国保の面も最近出てきておりまして、かつては農林水産業、あるいは商業の方々が70%を占めておりましたが、今は20%で、低所得者の割合がふえている、そしてまた高齢化がふえてる、1人当たりの医療費が大変高くなっているということでございまして、我々全国市長会で、ぜひともこの保険者を県にお願いしたいということです。広域化ですか、特に県にお願いしたいということで、今政府にお願いをしているところでございます。 また、一般会計からの繰出金も、これも慎重に行わなければなりません。国保ばかりじゃなくて、建保とか共済とか、いろいろな保険がございますので、国保だけに一般会計から拠出をするということもいろいろ慎重でなければならないと思っておるところでございます。こういう状況でございまして、厳しい国保財政の状況でございまして、負担の公平性の観点から、計画的に保険税率を見直すことが必要とされておりまして、今後十分な検討を行いまして、御理解をいただくよう努めてまいりたいと考えておるところでございます。 また、改定に向けた諮問を来年度する考えはあるかということでございますが、平成21年度におきまして、国保運営協議会に国保税率改定の御相談をする中で、今後3年に1度改定を行う旨のお話をいたしております。そのルールにのっとって御相談申し上げることといたしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございました。 まだまだ十分な検討が必要というふうに市長答弁いただきましたけど、具体的に25年度から10%アップを3年ごとにするというような明確なお答えは結局いただけませんでした。 国保運営協議会につきましても、21年度に3年ごとに改定する予定だから、協議会はそれを知っておられますのでというようなふうに私は受け取りましたけれども、今回今後10%アップ改定を本当に思っていらっしゃるのであれば、きちんとした形でもっと市民の皆さんにわかるように、協議会の皆さんにわかるように、きちんと表明をいただきたかったなというふうに今感じております。 それでは、今度は、事業費別にお伺いをしたいと思います。 庁舎建設事業についてですが、この見通しによりますと、基金10億円のうち5億6,800万円だけの取り崩しで、あとは起債というような考え方のようでした。庁舎等建設基金は、庁舎建設のための基金だと認識しております。あとの10億円はほかにどのような使い道をされるお考えなのか、お伺いをいたします。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) まず、議員おっしゃいますように、庁舎というのは、なかなか起債が該当いたしません。これは、合併特例債のみと言っていいほどの有利なものとしては、これが一番いい起債になっております。ただ、特例債自体は、有利ではありますけど、借金には変わりございませんので、慎重な執行をしていきたいと思っております。 先ほどの質問の1つ前の質問の中で、5億円ふえるという部分につきましても、いわゆる交付税の算入率を考えていきますと、丸々5億円が持ち出しになるわけではなくて、特例債でいえば、そのうちの30%相当が一般財源から出ていく、残りについては交付税措置されていくという、この点が有利なものであるというふうに考えております。 議員おっしゃいますように、残す理由は、端的に言えば、後年度の財源不足、ずっとお示ししてるとおりでございまして、基金はできるだけ残しておいて、今後庁舎等でございますので、ほかの庁舎の修繕等にも充当できる財源を確保していくことのほうが賢明であるというふうな考え方を持っておりますので、今回こういうふうな計画を立てたところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) わかりました。 先ほどの5億円の件は、結局合併特例債を起債をしたら、そのように返ってくるというふうに認識をいたしました。 基金に関しましては、そうしますと、それ以外の庁舎の修繕、改築等を計画されるというように受け取ってよろしいでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 基金条例の設置条例の中では、庁舎建設以外に、例えば合併前でございますと、同じような基金の中では、社日小学校の財源に充当したこともございますので、要は修繕というものになかなか起債事業当たりませんので、そこの部分の財源として活用していくことのほうが有利ではないかという判断をしたところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) わかりました。ありがとうございます。 先ほど、社日小学校のほうにも充てたというふうにお伺いしましたけども、学校施設に関しては、義務教育施設建設基金というのもありますので、そちらのほうもありますので、あえて10億円も残す必要はないんではないかなというふうに私は感じております。 では次に、市民会館改修事業についてお伺いをいたします。 24年度に4億1,000万円が計上をされております。計画されている主な改修内容とその改修種別ごとの工事費見積額をお聞かせください。 ○議長(遠藤孝君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) 今回の改修内容でございますが、耐震補強、それからアスベストの除去、トイレの全面改修、それからその他外壁、内装、建具などの改修が主なものでございます。 それと、それぞれの工事費の見積額でございますが、耐震補強に関するものが約700万円、アスベスト除去の関連が約1億8,100万円、トイレの全面改修が約2,700万円、その他外壁、内装、建具などの改修など、これが約1億9,500万円となっております。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございました。 中長期財政見通しで、将来にわたって相当厳しい内容となっておりますが、現在の安来市において、市民会館改修工事というのは、私は優先順位はそれほど高くないのではないかなというふうに感じております。この4億1,000万円の市民会館の改修につきましては、財政問題検討委員会でも必要性についてかなり話が出ました。市民からも、随分疑問の声が上がっているというふうに私は感じております。今の時点では、改修工事は見送ったほうがよいのではというふうに考えますが、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 新たに市民会館を建設するということは大変な、今財政上かなり大きな予算が必要となりますので、ちょっとその余裕はありませんが、しかし先ほど部長が申しましたように、耐震補強、それとアスベスト、これは早急にやらなければならない、こういうふうに思っておるところでございます。それらとあわせて、トイレが、外部のお客さんが来られる中、大変数十年前のものでございますので、それらを改修したい、こういうふうに思っておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございます。 今回の改修工事の主目的は、耐震補強とアスベスト除去であるというふうに市長もおっしゃいました。耐震補強につきましては、平成20年に行われました施設の耐震調査で、予想以上に強度のある建物であると判明したとして、すぐに危険という状態ではないものの、一部については補強工事が必要という診断結果であったと、当時の議員懇談会での説明を受けておりました。すぐに危険ということではない状況のようですので、先ほどお伺いしたように、耐震補強工事費が約700万円と少額であるということはうなずけます。また、アスベストの除去につきましても、最も問題となりました大ホールの天井部分につきましては、臨時的な措置ではあるものの、現在はアクリル板によって密閉がされており、使用に耐え得る状態であると、これも以前の議員懇談会での説明を受けております。今現在、使用許可を出しているわけですから、安全には問題がない状態のはずというふうに私は受け取っております。ですから、どうしても今早急に改修工事を実施しなければならない状態ではないのではないかというふうに感じております。実態として、建設から45年も経過した施設ですので、今回必要最小限の部分をリニューアルしても、次々改修を迫られる箇所が出てくることは目に見えていますし、ましてや市民会館を利用するに当たり、最も問題があるとされ、市民の音楽会の出演者や講演に招かれた著名人の方々まで、舞台が狭いとか、舞台装置が時代遅れで使えないとか、楽屋がないなどと、そういうふうな声を聞いている大ホールのステージの改修は、今回の改修計画には含まれてはおりません。大ホールのステージ改修には、根本的な大改修が必要だと思いますが、今4億1,000万円もの経費をかけて、中途半端な改修にしかできないのであれば、余り意味がないのではないかなというふうに私は思います。市の財政状況を考えれば、投資的経費は優先順位をきちんとつけられて、めり張りをつけて、慎重に執行していく必要があるというふうに考えます。数年後の投資的経費は、年間10億円程度とするなど、人口4万2,000人の自治体の将来を考えた場合、この中長期財政見通しは、活力あるまちづくりが描けない寂しい計画であるなというふうにも感じています。どうしても改修工事が必要、実施されるということであるならば、耐震補強と市民の要望の多いトイレの洋式便座への部分改修だけを実施すればよいではないかというふうに思っております。そうすれば、普通千数百万円の経費で済みます。ぜひとも御検討いただきたいと思います。 それでは次に、中海ふれあい公園整備事業についてお伺いをいたします。 中海ふれあい公園については、どのような公園にされるか、何か決定がされたのでしょうか。このたび、中長期財政見通しで上がってまいりました、その整備費や維持管理費等は、計画がされておりますでしょうか。そもそも、県と購入の話は決定されたのか、昨年度から県との協議で進展があり、決定されたことがあったのでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(遠藤孝君) 井塚基盤整備部長。 ◎基盤整備部長(井塚政美君) ふれあい公園、この事業の実施につきましては、道の駅の整備を初めとしまして、従来から県と協議を重ねてきておりますが、公園の整備につきましては、現時点ではまだ具体的なところまで計画が固まったということではございません。中期計画には、一応概算経費を計上したものでございますし、維持管理経費の相当額も別途経常経費として計上をしております。 現在、副市長をトップに、県と協議を行っているところでございますが、内容といたしましては、公園の整備、それから、申されます維持管理経費などについて、県から安来市が引き受けますとするならば、現在計画当初の話と今とではかなり状況も変わってきておりますので、そのための条件、それから課題など、できるだけ早く方針を決めたいということで、現在協議を進めてるというとこでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございました。 今のところ具体的な計画はなく、今協議中である、検討中であるということでした。これに関しまして、後ほどまた話をさせていただきたいと思います。 続いて、第一中学校改築事業についてと給食センター建設について、お伺いをいたします。 一中改築につきまして、懇談会でもお伺いをいたしましたが、事業費が昨年の約23億円から30億円になった、その理由を再度わかりやすく御説明いただきたいことと、給食センターにつきましてですが、昨年は建設費10億5,000万円から、今度は8億円になった理由は、どのような理由だったでしょうか。 給食センターにつきましては、現在教育委員会の中で検討がされていると伺っておって、なかなか協議、協議ということで、内容を伺っておりませんですが、2億円減となったのは、何か具体的な方向性が決まったのか、お伺いをいたします。 ○議長(遠藤孝君) 平井教育次長。
    ◎教育次長(平井禎君) まず初めに、一中のほうでございます。 昨年の中期財政見通しの時点では、造成工事等の見通しが立っておらず、全体事業費の積算では、校舎建設費20億円と用地取得費3億円の経費のみを計上しておりました。今年度、用地造成設計、校舎改築設計等の概算経費を算出し、また用地取得費や設計関係費もほぼ固まりましたので、これらを総計したものでございます。内訳といたしましては、校舎建設費20億円、土地購入関係費4億円、設計造成関係で約2億7,000万円、解体、外構工事、その他で約2億8,000万円を見込み、合計29億5,000万円を計上しております。 次に、給食センターでございますけれど、昨年の中期財政見通しでの概算工事費は、最新の江津市学校給食センターと島田小学校の例を参考に、1,200平米規模の建設を計画し、概算での事業費を計上しておりました。今年度の見通しでは、22年度の委託調査業務において、モデルプランの1,200食規模で、最大1,500食を想定した1,000平方メートル程度の給食センターを見込み、建設費を算出して計上しております。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございました。 私は、こういう建設のことは余り詳しくないので、お伺いしますが、基本的に造成工事というのは、いろんな工事の中で、わからなければゼロとみなして、今まで中長期財政見通し上げておられたのか。この給食センターにつきましては、造成工事が見込まれているのか、そこら辺もよくわかりませんですし、給食のほうは1,200規模で、最大1,500、1,000平米というふうに、平米数も決まっておるといいますか、方向性が出されたようですが、この1,200から1,500というのは、中学校の一中、二中、三中、広瀬の給食センターをつくるというふうに理解してよろしいでしょうか、お伺いします。 ○議長(遠藤孝君) 平井教育次長。 ◎教育次長(平井禎君) いずれも、今検討中でございまして、給食センターは、これはまだ決定になったものではございません。ただ、今学校給食やってない中学校の食数を換算して、この規模程度を見込んで、概算としてこの程度の金額を見込みで計上させていただいているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございました。 まだ検討中で、具体的には決まっていないというふうな、また御答弁でした。 中長期財政見通しというのは、今のこの安来市が10年で今後どんなにすてきに成長していくのかとか、どんな活力あるまちづくりをするのかを描く夢のあるものであってほしいなというふうに私は思っております。ですけれども、やっぱりつけ焼き刃ではなくて、どっしり足の着いた財政計画、財政運営をできる、そういう見通しをやっぱりやっていただきたいなというふうに思います。なかなか今回の中長期財政見通しは、執行部がただ何となく赤字が出ないように数字合わせをしたんじゃないかなというふうに感じてしまうような、そういうような財政見通しであったように私が思っておりますし、現実は平成27年度実質的な収支が赤字に転じて、平成32年度末には基金が枯渇いたします。だけれども、状況が好転したというような、そういうほっとできるものではありませんでしたので、ぜひともまたいろいろな検討を重ねていただきまして、逐次明確なことが出ましたら、御報告願いたいと思います。 時間がなくなりましたので、次に進ませていただきます。 次に、防災についてお伺いをいたします。 災害時、要援護者台帳の登録者は、対象者約5,300人中で現在約3,500人であると、以前から聞いております。この台帳は、民生委員を初め、警察、消防団、自主防災組織が結成されていれば、その地域の自主防災組織にも渡され、管理がされております。しかし、原発事故はもちろんのこと、地震や雪害、風害など、広い範囲で災害が起こったとき、実際には災害時要援護者それぞれをどのように避難させるかは、具体的には決まっておりません。それには、要援護者避難支援プランの策定が、まず急がれます。 新聞報道によりますと、県下では19市町村のうち、既に個別支援計画を策定、更新中が15市町、安来市、大田市、江津市、美郷町の4市町は、同計画を策定中となっていました。要援護者避難支援プランは、各自の情報や避難方法など、個別の支援計画がそれぞれ記入されており、災害時には、だれがどのように避難の手助けをするかが決められております。安来市として、この要援護者避難支援プランは、いつごろまでに作成されるお考えか、まずお伺いをいたします。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) まず、議員の御指摘の、新聞報道にあります要援護者避難支援プランというのは、災害時要援護者名簿の策定を示すものということで、マスコミによって今確認をしております。これにつきましては、当市は21年6月に既に策定をしております。 今後につきましては、議員おっしゃいますように、個別避難支援プランをつくるためには、やはり今進めております自主防災組織等生活に密接した組織が必要でありますので、今後はこの組織化と、それから組織の中で、さらに要援護者一人一人の具体的な支援はどのようにするか、協議をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ありがとうございます。 要援護者個別避難支援プランの作成には、先ほど部長もおっしゃっていただきましたように、自主防災組織の結成が不可欠であります。現在の安来市におきましての自主防災組織結成の状況を改めてお願いいたします。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 議員の地域も含めまして、各地域で自主防災組織の機運、非常に高くなっております。11月現在で、市内全域におきます結成比率とすれば、世帯数の約30%、組織として14団体、311自治会中91自治会で結成されたという形になっております。ただ、今現在進行形のものを含めますと、近い将来では、約60%程度が組織化できるんではないかという見込みを立てているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) これまでは、自主防災組織結成というのは、各地域の自主性に任されていたところが大きかったと思います。安来市も、各地域の実情はさまざまで、今後安来市全域の自主防災組織結成を実現することは、行政側からの強い働きかけがなければ難しくなっていくというふうに考えております。自主防災組織に対しましては、活動により2分の1の補助が今年度初めて市として予算化がされ、大変にありがたいと思っております。以前から提案をさせてもらっておりますように、自主防災組織に対しまして、何らかの手だてといいますか、結成についてぜひとも御検討をいただきたいなというふうに思っております。 松江市は、地震や大雨、大雪、原発事故などの災害時に、要援護者の安否確認や避難誘導を円滑に行うために、公民館単位で災害時支援者組織「要援護者支援会議」の設置の決定をいたしました。1組織は、自治会や自主防災組織の役員、民生委員、消防団など10から20人ぐらいで構成がされており、毎月1回から2回の会合を持ち、把握した対象者の生活状況や体調をもとに、災害時の支援方法などの確認、見直しをするとのことでありました。松江市は、各組織ごとに活動に必要な住宅地図や携帯電話の購入費など10万円を助成、また運営費も年間10万円を上限に支援組織に出され、9月議会の一般会計補正予算で、事業費370万円が可決されたとのことでした。自主防災組織自体に助成されるわけではありませんが、要援護者避難支援プランの具体的な作成の足がかりになっていると思います。 安来市として、要支援者個別避難支援プランの作成に向けて、安来市全域の自主防災組織結成活動に対して、結成時の支援や運営費の補助など、お考えはないでしょうか。改めてお伺いをいたします。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) まず、自主防災組織です。議員のほうからは、行政から強い働きかけがということでございますが、行政から強制してお願いできるものでもございませんので、それぞれの機運を待ちながら、サポートをしていくという基本的なところをこれからも続けていきたいというふうに考えております。 それから、資金の関係でございます。 議員もおっしゃいますように、今年度から初めて自主防災組織に対しまして、安来市自主防災組織育成補助金交付要綱というものをつくり上げまして、機材の購入とか、訓練の費用の一部を補助する制度を始めたばかりでございますので、制度を新設した年度でありますので、いましばらく様子を見させていただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) ぜひとも、また検討をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 また、先ほど言いましたように、松江市のように、要援護者支援会議などの設置の考えはないか、お伺いをしてみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 議員が、今るる述べられましたように、個々のプランをつくるためには、自主防災組織が必要であります。そういうところも含めますが、今その要援護者対策につきましては、私ども危機管理室、福祉部局、それから民生児童委員の皆さんと定期的に会合を行っておりますので、実質的には、そこである程度の対応ができるということで、その経緯を見ながら、今後研究をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中明美議員。 ◆4番(田中明美君) よろしくお願いをいたしておきます。 福島原発事故によりまして、原発事故に備えて防災対策を重点的に実施する地域が、半径約30キロに拡大されまして、自治体は、原子力災害対策に対する地域防災計画を具体的に検討する必要が出てまいりました。国も、まだ具体的な方針が示されたわけではないですが、各自治体とも、それぞれに検討を始めておりますし、安来市も、県や近隣自治体と積極的に議論、検討されております。島根県、鳥取県も、島根原発事故に30キロ圏の住民約46万人の避難を受け入れに関して、山陽側の3県に対し協力要請をされました。山陽側3県も、総論は賛成、了承がされましたが、3県の市町村からは、国に明確なルールがなく、懸念の声も上がっているのも事実であります。 私は、先日有明にある東京臨海広域防災公園を視察してまいりました。そこは、国と東京都がつくった13.2ヘクタールの公園となっておりますが、敷地内には、災害時に現地対策本部となる本部棟とがん研有明病院がある以外は、低い樹木が周りにあるだけで、あとは芝生の多目的広場や道路のみの広い公園となっており、災害時には自衛隊等のベースキャンプやヘリポートになります。私は、島根県が、誘致をいたしました、許可をいたしました島根原発をやはり許可いたした責任があるというふうに思っております。避難を他県に任せるだけでなく、島根県は島根県としてやはり防災対策は強く必要であると思っております。それには、この中海ふれあい公園も、県の防災拠点とされる防災施設とされてはどうかというふうに提案をさせていただきたいと思います。島根原発から30キロ離れておりますし、30キロ1センチがいいとは言いませんけれども、海上保安庁美保航空基地や陸上自衛……。 ○議長(遠藤孝君) 田中議員、時間になりました。 ◆4番(田中明美君) もありますので、ぜひともまた市長にそのような県に話をしていただきたいと思いますので、これはお願いをさせていただきたいと思います。 時間がなくなりまして、ちょっと途中で終わりましたけれども、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(遠藤孝君) 以上で4番田中明美議員の質問を終わります。 この際、しばらく休憩いたします。            午前11時40分 休憩            午後1時30分 再開 ○議長(遠藤孝君) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 9番勝部幸治議員、質問席へ移動願います。            〔9番 勝部幸治君 質問席〕 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員の質問時間は2時20分までです。 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) それでは、一般質問をさせていただきますが、これぐらいの順番になると、いろいろ用意しておりました質問が、ほかの議員さんがいっぱい質問されますので、なるべく重複しないようにやりたいと思いますので、若干質問の構成が変わってくるかと思いますけども、余りかけ離れたことは質問しませんので、安心して答弁していただきたいと思います。 まず、通告しておりますところの切川地区の諸問題全般についてということで、まず最初に確認しておきたいわけですけども、ミニコミ紙等で、前市長と切川地区の地権者との間で、もし選挙に前市長が負けたなら、今までの約束事は全部ちゃらになると、なくなるよというような契約書が交わされているというようなことが載って、ああそういうことがあるのかなと、恐らく市民の皆様方も思われたと思います。執行部として、そういう契約書があるということを認識していらっしゃいますかどうか、ちょっとそこを確認したいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 児玉総務部次長。 ◎総務部次長(児玉好之君) 契約書が存在してるかどうかという御質問ですけれども、ございません。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 余り答弁が簡単で……。 私も、実は地権者の皆さんに確認いたしました。地権者のほうも、そういった契約書の存在はないということでございますので、余りこういう情報がひとり歩きすると、間違った情報というのは、やっぱり市民に間違った認識を与えるということがありますので、こういうことがないように。 当然、市長も、そういうものはないという認識でよろしゅうございますね。いいですね。 それでは次に、平成20年の市長選挙の段階で、地権者と、それから市との間で、今の切川地区における市庁舎の土地の買収面積及び価格、そういったものの合意したという事実があるのか、認識があるのか、そこら辺をちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 児玉総務部次長。 ◎総務部次長(児玉好之君) 個々のお方に対する面積確定、それと地目ごとの平米当たりの価格提示を説明会で行っております。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 説明会で行っておりますじゃなくて、説明会でそういう示して、お互いにそれで合意したということがあるのかということですよ。 ○議長(遠藤孝君) 児玉総務部次長。 ◎総務部次長(児玉好之君) 面積確定と価格提示で、価格提示について合意をしております。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) じゃあ、面積の確定、面積と価格という、単価なのか知れませんが、合意がしてあるということの認識で進めたいと思いますが。 さきの総務企画委員長報告について、市長のほうからの所信でもいろいろ話がございました。民法上の契約が確定成立ということについて、所信で市長の思いというのは聞きましたで、またあえて答弁は求めませんが、総務企画委員長の報告は、何も総務企画委員会として、民法上の契約が確定したと委員会として表明したわけじゃなくて、中でそういう意見も出たという話での報告ですのでね、あの辺がああいうふうに言われると、まさに総務企画委員会としては、そういう認識で一致したんだというようなところですが。それはそれとして、民法上の契約の成立についてですが、実はいろんなこれは解釈だろうと思います。 伊藤真さんという、真さんというなんてのはあれなんですが、東大法学部出ておられて、在学中に司法試験に合格した、その道のプロでしょう。その方が、今は伊藤塾とかいろいろなもので、それこそ法学部を目指す学生たち、そういったところの指導、それから司法試験を目指す人たちの指導をされておる。民法総則、契約の有効要件と確定性という、その講義の中で、有効要件として、確定性、実現可能性、適法性、社会的妥当性というものが必要だと。特に、確定性の中で、たまたま土地を上げて言っておられます。例えば、甲が甲所有の土地を乙に売却することは決定したものの、売買価格が決まっていない場合まで契約が有効と言えないとするのは、これは硬直過ぎると。売買の約束ができておって、平たく言えば、単価の約束ができてない場合でも確定性はあるというふうに講義の中で言っておられます。その理由がありますが、僕は工業高校出ですので、読んでみても何のことかわかりません。結論だけ言やあ、そういう話だということです。 もう一方、今度は内田貴さんという、この方も東大法学部出られて、この方は、大学院の教授を経て、法務省の何かやっておられます。この方は、「民法改定」という本の中で、民法の位置、いわゆる民法は国の根幹をなす定めであると。いわゆる六法の一つであるということで、民法の法律の中でも、置かれる位置というものを国の根幹をなす、基根をなす位置に民法があるんだという解釈をしておられます。 そこまでにしておきますが、そういう解釈からいけば、もう少し市長が所信でおっしゃったような確定的な話じゃなくて、解釈で、お互いに寄り合える解釈ができるんではないかと思います。ちょっと詳しくは言いませんが、そこら辺今僕が申し上げたようなところで、市長、どんな感想を持たれます。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 我々も、我々の顧問弁護士の見解を述べさせていただきましたが、御存じのように、よくテレビ番組等でも、5人弁護士さんがおれば、いろいろな解釈をされる方がありますね、いろいろと。ですから、我々の見解としてはそういう見解でありまして、その解釈には絶対的なもんじゃない、こういうふうに思っておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) さあそれで、その中でもあった、市長の言葉では、地権者の皆さんに弁護士を立てなさいと、立ててお互いに交渉しましょうやという、市長の言葉では非常にやわらかいように聞こえが、そこら辺の認識が、地権者の皆さんは違うわけです。例えば、この間の総務企画委員会も、これ地権者の発言です。本人からも、引用していただいて結構ということですので、読ませていただくと、どういう発言かといえば、最終的には弁護士を立てて、和解なり調停に進む可能性は否定しませんと。ただ、今の状態は、市長はこの3年間一貫して、選挙公約だから現在地に庁舎を建てる。切川の予定地には契約をしてないから補償しない。これに不満があったら、弁護士を立てろ。けんかを売ってるような言い方で来ていると。こういう状況では、弁護士を立てて和解しましょうかという気持ちにはなれませんと。つまり、そこら辺で思いの違いが出てきておると。市長は、再三にわたって、この間までは2年10カ月でしたが、3年たちました。3年間誠意を持って対応したとおっしゃっていますが、本当に市長さん自身の誠意が、地権者の皆さんに伝わったというふうに感じていらっしゃいますか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 誠意が伝わったかどうかは、確認しておりません。本人ではありませんのでわかりませんが、我々は、今のような高圧的な態度は一切とっておりませんし、それから選挙の公約というのは、私10回これで直接お話をさせていただいておりますが、最初のころは、やはり公約実現のため、これは大切なことですから、それを言いましたが、あるときからは、余り市長さんそれは出しちゃいかんよということを側から言われましたもんで、それは余り出しておりません。ですから、根底にはもちろんそういう公約実現ということは心に思っております。そして、そういう高圧的な態度は一度もとったことはございません。私は、相手がどう思われたか知りませんが、本当に誠意を持って、もちろん迷惑かけたのは間違いございませんので、そういう態度で接したつもりでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) このたびの3月の議会の決定というか、予算を通した、それの一つの条件としては、これは現在地での庁舎の建てかえを切川の地権者に了解してください、そんな条件じゃないですよ。近藤用語に変えてまったって困ります。条件は、地区計画廃止に向けた合意形成が条件ですけん、庁舎をどこに建てるかというのは、切川地区の地権者に求めた話でも何でもないです。地区計画廃止に向けた合意形成というのが条件でした。そこにでも言われるように、その交渉の前提に立つ条件が、市長からの謝罪をしていただきたいと。つまり、誠心誠意3年間やってこられたかも知らんが、市長は誠心誠意と言われても、誠心誠意が伝わっちょらんわけですわ。やっぱり、これは心は伝わらな、意味がない。この前も言いましたが、伝わらんかったら、迷惑なひとり言ですよ。それが相手に伝わってこそ、初めて、じゃあいろいろの言い分もあるが、お互いに寄っていって交渉しましょうかということだろうと思います。その一番最初のところのがうまくいってないということです。それで、謝罪した、謝罪したとおっしゃいますが、これも委員会の中で、市長が何回か地元に来られたわけですけど、その中で繰り返し言われるのが自分の主張であって、何とか自分の気持ちを理解してくださいと。言葉は丁寧かもしれませんが、私たちは決してそれを謝罪だとは受け取ってないというふうに言っておられます。だけん、そこからスタートの時点からやっぱりおかしいわけです。何回もあらゆる提案をしたとおっしゃいますが、市からの提案は2回だけですと。それも、とても飲めるような提案じゃなかったと。いわゆる庁舎の地権者に対してじゃなくて、全体の振興計画、これは庁舎と余り関係ないような話ということで、これは無理ですよと言われるようなこともあったと思います。それから、3.9ヘクのうちの2ヘクだけの提案とか、とりようなんでしょうけども、あたかも地権者を分断するような提案とか、結局気持ちを逆なでしちょうわけですわ。相手の気持ちがわかってない。だから、これがなかなか前に出らんわけですよ。これ何ぼ言っても、恐らく同じ答弁しか返ってきませんので、そこら辺の意思の疎通が図られてない。今までは、我々は執行部からの話しか聞いてません。このたび、地権者の話を聞いて、本当によくわかりました。何でも一緒だ。片方が、片方ばっかり正しいことありゃあしません。交通事故でも一緒ですよ、あんた。一方的に向こうが飛び出してきて、おれは悪くないはずだと思っても、大概よくて9・1か8・2ぐらいになっちまう。お互いにやっぱりどっかがお互いさんだということをよく理解して、もう一回根本からの交渉に入っていただきたいと思います。 それと、一番肝心なところ、バイパス、これはどうなりましたか。今の地区計画廃止に向けた合意形成ということができんかったということですが、引き続き努力はするとおっしゃってますが、バイパスのところはどうなっています。どういう進捗状況というか、どこら辺まで来てます。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) バイパスにつきましては、バイパスのかかる地権者の方と、いわゆる庁舎建設の地権者の方がほとんどダブっておりまして、先般もバイパスの地権者の代表は、庁内ですけどもね、伺いました。このお話をさせてくださいということを言いましたが、今そういう庁舎問題があるので、そういうわけにいかんということで、我々はぜひとも庁舎問題を片づけてからいかんといけないなという認識でおるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 庁舎問題を片づけて……。ああなるほどね。庁舎とダブった地権者さんに、そんなふうに言ったということですね。それ必ずしもダブっちょうわけじゃないですよ。バイパスはバイパスだけの地権者さんもおられます。 それで、そこの問題を早く片づけにゃいけない問題として、それからあなた方も弁護士を立てたらどうですかって、そらやわらかい言葉かも知らんけど、受けとめ方としては、あなた方も弁護士を立てなさいという話。それで、ハイパスについても、地権者はおっしゃってます。仮に弁護士同士を立てて、今のような形で最初から弁護士同士立てて、弁護士同士に話し合わせてやって和解しても、次の切川バイパスに対してそのような市の態度だったら、仮に庁舎部分が解決しても、もううんざりだと。もうバイパスについては協力せんわみたいな空気になると、地権者さんは、そういうふうに思っておられるわけです。そこのところが、結局地権者さん方も、バイパスの重要性というのは理解していただいております。この庁舎の土地の問題の片づけ方を誤ったら、これはバイパスはつきゃしませんぜと。だから、そこのところを心配してもらっちょんです。ここを誤ったら、バイパスもつかんということになります。 これ言うと、市長機嫌が悪うなるかも知らんけど、穏便にいきましょうやね。私は、バイパスよりも、あ、ごめん、反対だ。庁舎よりも、今現時点では、バイパスに力を入れたほうが、仮に庁舎は、もう認めちょうわけだから、せんでもいいって話じゃないが、そこは地権者のことはほっといて庁舎を進めるんだという態度をとるよりも、何としてもバイパスをつけるんだという方向に力を入れられるほうが、僕は正しい選択じゃないかと思います。 先日の議懇でも説明がございました。今の日立の土地ですわね、安来市の土地を日立が買わせてほしいと。今の特区のことでもよりますけども、エアロフォージ、Jフォージのことで、これなんか考えても、当然道路というものが重要になってくるんですよ、どう考えたって。それで、これ中国新聞ですが、これに御存じのように、日立金属、神戸製鋼、IHI、川崎重工、この4社でエアロフォージという新しい会社をつくった、御存じのように。それで、素材としては、素材は、今の日立金属と神戸製鋼が提供すると。この新しい会社、倉敷で加工する、ですよね。それで、その後島根県が進めておった特区では、できた素材は、今の日立金属が提供するが、そのできたものを今度はまた安来市に返そう、それで日立以外の協力業者、そういうところで加工をやっていこう。そして、熱処理、検査をして、さらにまた重工メーカーに渡していこうということ。ということは、日立から素材を倉敷に送る、倉敷からまた加工されたものが返ってくる、いわゆるプレスされたものが返ってくるというと、いかに道路、これが重要か。今後の雇用でも、航空産業に向けて100人からの雇用が見込まれる。そして、その他の特殊鋼関連で200人の雇用が見込まれる。合計300人の雇用を平成28年度までにやるというのが、この特区の計画なんですよ。特区、もうだめになったじゃないかと言われるかも知らん。しかし、聞くところによれば、同率5位だったと。上の3位は抜けたが、同率5位でしたと、島根県は。上の3位は、非常に震災のことを考慮したり、それから今の民主党政権の心を揺さぶるような提案であったということで。これは抜けてますから、次来年も特区、手を挙げますと県は言っておられます。あわせて、仮に特区がだめでも、物づくり産業強化事業というので、独自に支援していくという、何らかの支援がこれにあるわけですとしたときに、安来市がどう協力していくか。せっかく安来市が持っておる土地を日立に売りますって、この前議懇でやったじゃないですか。あと、道路ですわ。だけん、切川バイパス、こいつを早くつけて、それで福井地区のあそこの工業団地というか、企業誘致に条件として有利になる道路を先につけるというのが、僕は戦略としては先ではないかと思いますが、そこら辺市長どう思われます。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 私も、全く同じ考えでございます。 御存じのように、この間の議懇で御説明しましたとおり、日立さんがそういう計画を持っておられるということで前々からお話がありまして、皆様方に相談させていただいて、今前のほうに進もうとしてるところでございまして、我々は地場産業育成、特に大手のこの製造業者さんは、ぜひとも我々自治体としてもバックアップしていかんといかん、県ともどもです。そういう意味で、やはり環境整備も含めて、バイパスの重要性は認識しているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) そういうことであれば、余計今ここでそのバイパスを通すのに必要な地権者の了解、それを得るためには、地権者と争っちょってもしようがないわけですわ。だから、そこんところを、弁護士を立てなさいみたいな、いわば市長っていえば、それこそ安来市民の親みたいなもんだ。親が子供に向かって、おまえあれだったら弁護士立てて来いみたいな、そぎゃんことはいけません。やっぱり、ちゃんと胸襟を開いてひざ詰めで、最初は市長も売り言葉に買い言葉で、水面下の交渉はしませんみたいなことを過去に言われたことがああが、本音はそうでないと思う。本当に水面下でじっくりとひざ詰めで話し合いながら、安来市のためにやっぱりあの道路は早つけないけませんわ。そういう認識が一致したわけですから、所信表明みたいな、あぎゃん子供のけんかの仕返しみたいなことをせずに、胸襟を開いて、やっぱり琴線に触れるような話をしながら解決に当たっていただきたい、このように思います。地権者の方々も、基本的にはそういう気持ちでいらっしゃると思いますよ。そこのところを期待して、私は非常に時間配分が下手くそですので、これはこの質問を終わります。 次に入らせていただきます。 次は、中長期財政見通しについてですが、見通しは見通しだということですが、今回は5年間の計画も示されておりますよね。計画ということは、計画はやっぱり見通しよりもしっかりしたもので、こういうふうにしますよという意味合いであろうというふうにとらえておきますが、まず一般会計の推移、考え方についてお聞きします。 これも、各議員さんからいろいろ質問が出ております。田中明美議員のほうから、交付税の見込みについては、その決算に基づいて交付税がふえたから、それをベースにして、それから閣議でそれこそ3年間でしたかな、その交付税は確保しますよみたいなことを決めてますから、それに基づいてやったということでございますが、その中には緊急雇用対策とか、そういった単年度もしくは2年、3年で終わるようなものも含んだ総合の金額の中でやっておられるのか、どうなのか。そこら辺のふえた部分の分析をきちんとして、上乗せ分で見ておられるのかどうなのかというところを一問一答だけん、はい。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 短期のものについては見込んでおりません。ある程度の流れの中で予測できるもの、状況設定の中で予測できるもののみを見込んだ内容としております。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) それと次は、過疎債については、平成28年度以降も続くものと判断したと、こういうことでございますが、これは恐らく事務方は、そら現行の法律の中でしか判断できませんよ。28年度以降過疎債が続くなんて話は、事務方がする判断じゃありませんわね。恐らく政治的な判断で、市長さんされたんでしょうが、その28年度以降も過疎債が続くという判断の根拠は何ですか。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 絶対的な根拠はございませんが、これまでの特別法自体が10年満期来ますと、延長されてきております。過疎自体が全国一律の今過疎状況となっておりますので、条件設定は変わってくるかもしれませんが、このような特別法というのは必ず残るのではないかという見通しのもとにつけております。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 質問に前段で言ったことが何にだり、なっちょらんがね。事務方が判断することじゃないでしょうといって聞きましたが。そういう確信があって判断されましたか、市長。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 今、真野部長が言いましたが、我々はこの答弁は、私もちゃんと目を通しておりますので、きちんと、私もそういう見通しで、こういうふうに過疎債が発行できるという見通しでのせておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) ということは、希望的観測が財政計画にも載っておるということですね。            (「そら、当然だ」と呼ぶ者あり) そら当然だなんて、自慢げに言わないでよろしい。 では、歳出についてお聞きしますが、市単独の補助費について、27年度から、これで見ると、この間の説明でも段階的に削減しますというふうにおっしゃっておりますが、裏のグラフ見せてもらうと、不思議と24年、25年はふえとるんです。24年、25年はふやしておいて、26年から5,000万円ぐらい減してるのかな。なんでそれは24、25はふやして、ふやしたものを段階的に削減するんですか。ふやす意味は何ですか。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 25年度単年度には、開発公社の債務処理最終年度でございますので、その債務処理の経費7,000万円を見込んでいるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 2年間で、じゃあそういうことだということですね。2年間で、開発公社の債務処理が上乗せになって、そうなっとるということですね。 ○議長(遠藤孝君) 総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 債務処理は、25年の単年度、24年度につきましては、一応今の流れの中で、来年度でございますので、カットということを今考えておりませんので、積み上げの額が伸びていくという推計のもとで24はふえ、25は債務処理を見込んだということでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) そこんとこも、やっぱり上手に説明しならんと誤解を招く、誤解なのかどうかわからんが。24年は、選挙年ですよ。選挙年は、補助金をふやすが、選挙が済んだら削るよって、行間を読めば、そういうふうな解釈になってしまう。だから、そこら辺も説明が不足しとると言えば説明が不足しとる、ちょっとそこら辺やってもらわないかんということ。 それから、特別会計への繰り出しでございますが、繰り出し基準に基づいて算出しておると。これで間違いございませんね。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) その都度、説明させていただいております、それぞれの繰り出し基準に基づいて繰り出しております。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) ざっとそういうところでございますが、それでこれは一般会計についてです。 それで、特例債は、もう聞きません。さっき、田中明美議員の中でいろいろ言われました。真野総務部長からも、借金は借金だという見解は示されたし、市長からも、以前そういう見解が示されておりますが、慎重に対応していかなきゃいけない、判断していかなきゃいけないがしかし、168億円の枠で148億円が、果たして慎重な判断なのか、どうなのか。これは、また後でじっくり議論をしなきゃいけません。時間がなくなりますので、これはやめますが。 ここで市長に伺いますけども、市長の公約の大きな柱に財政再建がございました。この見通し、計画の中で、その財政再建、公約実現に向けた政策的なもの、何が入っていますか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 何が入ってますかと言って、いろいろ政策を掲げて、人件費抑制とか、いろんなことをやっております。平成17年の公債費が25.1だったのが、今平成23年度では16.8%、借金も117億円減額をしております。これも、この中期財政計画、見通しにやはり公債費の大半が過去の投資的経費、こういうものを財源として調達されたものでございまして、それの公債費を削減、今117億円ほどやっております。公債費比率も下げておりまして、総合的にいろいろやっているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 総合的にって言やあ、ぼやけてしまって。細かいことは言いませんが、市長は、実質公債費比率のことばっかりしょっちゅう言われるが、それって余り、確かにこれは学校の通信簿の成績表みたいなもんで、やっぱり我々が見るのは、経常収支比率ですよ。これ、だんだんだんだん100に近くなっていっている。これは、硬直化している。投資的経費の部分がなくなってきてますよってことです。家庭でいったら、ちょっと金があるけん、旅行に行って遊びに行くかみたいなことができんような状態になってきとるということです。実質公債費比率が幾ら下がっても、自由に使えるお金がなくなってきていると、硬直化が進んでるということ、このことが財政的には僕は一番問題だと思っております。 さあ、そこで、特別会計に移りますが、大分時間が押しとる。 まず、下水道会計について、下水道はだれも質問しなかったかな。簡単に、どういう今の推計なのか、教えてください。 ○議長(遠藤孝君) 井上上下水道部長。 ◎上下水道部長(井上博君) 下水道事業につきましては、合併後安来市の生活排水処理基本計画を策定し、これによって事業を進めております。平成17年度、地方債残高が212億2,600万円ございました。それがピークでございまして、平成22年度では、地方債残高が202億8,600万円になっております。 毎年一般会計から10億円の繰出金をいただいております。このペースで事業を進めてまいっておりますが、集合的な処理、ラインで結ぶ部分、これについては平成32年度に完了目標でございます。それから、市町村設置の個別の排水、これについては、平成40年代の後半になろうかと思います。 下水道事業としましては、一般会計の繰入金10億円を堅持して、事業を進めてまいりたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 10億円堅持の前提条件として、この見通しの中で、平成26、29、30にそれぞれ14、7、5%の料金値上げ、これを見込んだ上に、なおかつ10億円の一般会計からの繰り入れですよね。もしこの料金改定ができんかったら、10億円を超える繰り入れをしなきゃいかんということですか。簡単に答弁してください。 ○議長(遠藤孝君) 井上上下水道部長。 ◎上下水道部長(井上博君) 議員お見込みのとおりでございまして、3年ごとに下水道料金見直しをかけております。これを行わないということになれば、当然繰出金のほうでお願いをせざるを得ないという状況でございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 次に、上水、簡水について、これは石倉議員の質問に詳しく答弁していただいておりますので、詳しいことは要りません。単純に、1点聞きます。 簡水を平成28年までに、言葉をわかりやすく言やあ、取り込まなきゃいかん。そこへの繰り出し部分、これを上水の黒字でカバーできますか。 ○議長(遠藤孝君) 井上上下水道部長。 ◎上下水道部長(井上博君) 簡易水道の繰入金につきましては、22年度の決算で2億7,800万円余繰り入れていただいております。上水の黒字分は、年間22年度の決算で5,000万円弱でございますので、これはカバーすることはできないということです。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) それと、介護保険。介護保険は、きのう河津議員がしっかりと質問していただいておりますので、その中でちょっと確認ですが、給付費の見込み、伸びが15%から17%という答弁だったと思いますが、そうなんですか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(近藤隆君) 15ないし17%というのは、第5期計画中の分で、3年間ということでして、1年間じゃなくて、3年間の累積の伸び率です。ただ、3年間というと、9%になるんですけども、介護保険の事業計画は今策定中でございまして、施設整備に係るものが若干ふえるという見込みを立てておりまして、その分を含めて、現時点で大体15%から17%給付費がふえるのではないかと見込んでおります。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。
    ◆9番(勝部幸治君) この見通しの中では、介護保険事業の給付費は3%の増となってますが、3%を超えるという判断をそちらは計画をしておられるということですね。 ○議長(遠藤孝君) 近藤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(近藤隆君) 事業計画の今策定の作業中ですけども、今それを含めて15%と言っておりましたが、現時点でまだ未確定の部分がありまして、確定し、あるいはその施設整備の状況を見まして、財政見通しの見直しが発生する可能性がございます。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 言いにくそうだけん、気持ちはわかりました。 次、国保後期高齢者保険について、同じように午前中の田中明美議員の質問の中で、保険給付費の伸びは6%以上だという答弁でございましたが、それで間違いありませんか、まず1点。 ○議長(遠藤孝君) 吉畑市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(吉畑早苗君) 間違いございません。21年、22年度の対前年の伸び率を見ましても、6%台で推移をしております。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) じゃあ、後期高齢者、これは県のほうですが、その保険料の改定、この見込みはどういうふうに見込んでおられますか。 ○議長(遠藤孝君) 吉畑市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(吉畑早苗君) 保険料率は2年ごとに改定されることになっておりますけれども、20年度の制度スタートから2年後の22年度が据え置きになっております。しかし、平成24、25年度の保険料率について、現在保険者である後期高齢者医療広域連合で検討されておりますが、医療給付費等の増加に伴って、据え置きが困難な状況であって、保険料率の改定が予定されております。 以上です。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) ということは、後期高齢者の方々にも負担が増してくる。料金が減額になることはありゃあへんですわね、今の時代、伸びとるんだから。そうすれば、当然増ですわね。そうすると、市の負担というのも当然ふえてくるということでございます。 さあそこで、それぞれの繰出金ですね、一般会計からの繰出金、そっちから見りゃあ繰入金、これは今のこの見通しの中の基本的な推計に、繰り出し基準に基づいて算定しとるということですが、繰り出し基準ということは、法定内のことだろうと思います。法定内だけで賄えますか、今の特に国保。 ○議長(遠藤孝君) 吉畑市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(吉畑早苗君) 国民健康保険特別会計につきましては、今後法定内の繰り入れだけでは対応できなくなる状況でございます。早ければ、平成24年度からの繰り入れを必要とする状況でございます。 以上です。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 病院も聞きたかったですが、病院も状況は大概わかります。確かに、病院はそれこそDPCですか、その導入でこのたびは4,000万円ほど伸びておる。だけど、これは基本的に体制を何とかできるというもんでもないと思いますし、それからこれからの僻地医療とか考えれば、当然何とか医療を守っていかなきゃいけない。そのためには、一般会計からどんだけ繰り出していくかということ、これは当然わかったことですので、あえて聞きませんが、時間もありませんし。 さあここでだ、一般会計へ返りますよ。法定内の繰り入れで、繰り出し基準に基づいて見込んでおりますと言われたが、国保だけとってみましょう。僕が、議懇で追加でお願いした資料、これが出てこにゃあわからんが。平成23年までは、確かに2億6,100万円、24年から4億8,700万円になっとるじゃないですか、繰出金が。1年間で倍に繰り出し基準が変わったんですか。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 申しわけございません。そこまでの今資料を持っておりませんで、その辺後でまた調べさせていただきたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 倍になあわきゃないですわね。これは言っておきますが、最初に僕は冒頭申し上げた。見通しは見通し、計画はしっかりとして、これでやるってことですね。5年の計画だ、財政計画は。財政計画の範囲内ですよ、24年以降は。急に法定内の繰り出し基準が倍にはね上がるわけないじゃないですか。書いてあることと資料が違いますがね。首かしげたってどうしようもない。いい、推計の考え方で、あなた方は我々に特別会計への繰出金は、繰り出し基準に基づいて算定してますってちゃんと説明しちょうなあじゃないですか。それが、何で倍にはね上がっちょうですか。今すぐにでも資料を出して、ちゃっと説明してください。 ○議長(遠藤孝君) 出ますか。 しばらく休憩いたします。            午後2時15分 休憩            午後2時26分 再開 ○議長(遠藤孝君) 再開いたします。 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 勝部議員の御質問にお答えしたいと思います。 この前回の議員懇談会で説明させていただきました、すべて繰り出し基準だけというふうな説明をしておりましたが、国保につきましては、実質赤字を繰り出し基準プラス実質単年度の赤字分を一般会計で見るという形で、その部分を上乗せした金額を見通し、計画の中でのせているということで、説明が若干誤っておりましたことをここでおわびしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) ほんに微妙なナーバスな問題ですので、これ以上はこれは言いませんが、さっきの特会の担当の方々から聞いた、こっちの見通しでは3%給付費の伸びを見とると言うが、大概6%だわ5%だわじゃないですか。この前も、議懇で申し上げました。こういうところの本来財政計画、財政見通しというものは、入りは厳しく、出はそれなりに、それが財政計画の組み方というのは基本でないですか。それが全く反対になっちょる。入りを甘く見て、出を厳しく見る。だから、けさの質問なんかでも、給食センターなんか造成費は見てませんよとかという話になってくる。後から後から上乗せになってくる。こういうことじゃあ、財政計画の意味がないです。それで、冒頭聞いたじゃないですか。見通しは見通しでいいが、このたびは5年の計画が示されたわけです。今のような問題も、計画に載ってます。これは、重要な責任があります。それで、冒頭聞いたじゃないですか。こんなもんは、事務方でできるわけない。最後は政治判断でやらなきゃいかん。市長は、いや全部自分が見て了解しちょるんだ。今のこの国保の問題だってそうじゃないですか。あなたが了解したからこうなっとんでしょう。事務方の責任じゃないですよ。そこのところをもう少しちゃんとしていただかないと、これでは見通しが全く意味がない。我々は、学校の通知表の国語が何点です、算数が何点だという、その見た目の数字だけを期待しとんじゃないんですよ。内申書が見たい、中身が見たい。もう一回。もう一回、きちんとしたものを組み直してくださいよ。 それで、近藤市長、あなたが悪いわけじゃない。どっこもそげなんです。隠す必要ないじゃないですか。隠さずに、本当のことを教えてもらわんと、我々だって判断できんじゃないですか。今言いましたように、本来の財政計画、財政見通しを立てるのに、全く反対の精神でやっとる。何とか目先の数字だけをよくしようとしておる。だから、そこにむちゃが生じるんです。それで、できもせん、今の下水道の料金の改定だって、本当にできるかやという話だ。聞いてみれば、下水道料金の高さというのは、県下で2番目じゃないですか。これをまた上げれば、これ市民納得できますか。いろんな高いハードルがあるにもかかわらず、それをあたかもできるような計画を立てて、しかも出は厳しく、安く見積もっておる。 もう終わりますが、こういう財政見通し、財政計画を示されたんでは、我々は信頼できんし、安心して、ああこういうことかということ納得できません。もう一回きちんとしたものをつくりかえていただくことを要望して、一般質問を終わります。 ○議長(遠藤孝君) 以上で9番勝部幸治議員の質問を終わります。 7番田中武夫議員、質問席へ移動願います。            〔7番 田中武夫君 質問席〕 ○議長(遠藤孝君) 田中議員の質問時間は3時21分までです。 田中議員。 ◆7番(田中武夫君) 7番田中武夫でございます。議長の許可により、一般質問をいたします。 通告はしておりましたけれども、きのう以来大変に同じような質問がたくさんございました。そして、執行部がそれなりに答えておられますので、なかなか私の質問とは重複するところがたくさんございましたし、先ほどは先ほどで、勝部議員が特に核心に触れた質問がございましたので、私はちょっとやわらかい質問でいこうと思っていますので、よろしくお願いします。 御案内のように、3月11日の大震災以後、日本国じゅうがきずなと愛というふうな言葉で物事が行われております。きずなは、すなわち人と人とのきずなということであろうと思います。そして、思いやりを持って人に接し、また思いやりを持って接していただく、それが愛ではないかと思っております。どうか、市長も、私の質問に、一生懸命質問しますので、愛を持って答えていただきますようによろしくお願いします。 通告しております中心市街地の活性化についてでございますが、これは、昨日からきょうにわたってたくさんの質問がございまして、皆さん方の質問に丁寧に答えていただいておりましたが、私は、最初は中心市街地とはどこかということもございますので、その点、けさほどですが、田んぼのほうへ行きましたら、御存じのように、宇賀荘地区にはたくさんのハクチョウがおりまして、ハクチョウに聞くわけにはなりませんけど、恐らくハクチョウも安来市一円を回っておりますが、中心市街地は安来の町だけではなくて、広瀬にもあるし、伯太にあるということは、市長の持論でございます。その中でお尋ねするわけでございますが、安来の町の活性化という、活性化という言葉が正しいかどうかわかりませんが、市長が、私、二、三回この質問しておりますが、安来の町に今必要なものは、この庁舎であると、そしてまたもう一つは、人がたくさん集まることであると、こういうふうに言われたように記憶をしております。人が集まるとは、まず市長、どういうふうにしたら人が集まると思っておりましょうか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 人が集まるというのは、イベントしても集まりますし、やはりそういう生活の一つの行動様式として集まる場合もあります。何せ、お祭りとかイベント等でもやはり集まってもらう、そういう活性化もありますし、また住居として、住空間として集まってもらう場合もあると思っておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) 私も、議員に出させていただいてから6年が過ぎました。6年間ずっとなぜか地域振興委員会に所属しておりまして、視察先はほとんどがそういったところでございます。何とかして市街地の活性化とか、そしてまた農村、また商業の発展というふうなことで視察のテーマにして行くわけでございますが、あらゆるところに行って、シャッター通りと言われるところを視察してみますと、どうしてにぎわいを創生したかということになりますと、やはり共通してるところに、単なるその地域の人たちの思い入れだけではなくて、やはり行政がそれなりの方向性を示して、お金を使うということだけではなくて、行政がやはり手助けをしていかないと、安来だって、広瀬だって、伯太だって、みんな市街地にたくさんの若者がおるわけではございません。若者を呼んでくるような手だてをやはりやっていくのは、行政も一緒になってやっていただかないといけないというふうに思っております。なかなかその答えの出ない問題でございますけれども、行く先々で思いますのは、やはりそこの首長の方針いかんによって、地元住民が、地域の人たちが、どういう夢を持つか、そして何をしたいのか、それをあらわしていくのも、やはり行政の役目ではないかというふうに思っております。 次に、私、今回の一般質問の一番大きな題目は、市長が来年度に向かった政策はどのように考えておられるのか、これが最大のテーマでございます。その中で、来年度農林政策ということについては、どのように考えておられるのか、お尋ねをします。 ○議長(遠藤孝君) 中嶋産業振興部長。 ◎産業振興部長(中嶋登君) 農林業は、市の基幹産業でございますので、まず台風12号などによる農業用施設災害の早期復旧、それから中山間地域対策の実施、それからほ場整備事業などによる農業生産基盤の実施、それから戸別所得補償制度の円滑な推進、森林整備及び地元産材の活用など、それぞれの振興策を着実に進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) それはもちろんそうでございまして、今までにも質問に答えが出ております。 そこで、ほとんどの農家ですが、日本全国そうでございますが、農家が所属しております会員であります組織に、昔は農政同盟と言いまして、今農政会議という組織がございます。この組織から、安来市に対しても、市議会に対しても要望事項があったと思っております。その回答書を出しておられますが、その中にさまざまな要望をしておるわけでございますが、安来市農林振興協議会、これに市の負担金の増額は考えていない、こういう回答もしています。それから、さまざまな回答がございますが、特に今の御説明とちょっと若干どうかなと思うのは、中山間地域の具体的な振興方策の策定については、中山間地域等直接支払いの制度を活用すべく、これに基づいて進めていきたい。地産地消の取り組みと、それから道の駅の物販販売の運営支援、こういったことを要望しているようでございます。これにつきましては、学校給食と市内企業への供給取り組み強化について、現在給食センターは検討中であるが、また市内企業の供給取り組みの考えはないというふうに答えております。地産地消のまちづくりに向けた具体的な計画の策定、実施については、平成23年春にオープンする道の駅「あらえっさ」の動向を見守りながら、必要があれば、地産地消のまちづくりに向けて検討したいというふうに答えておらります。これは、先ほどのその取り組みの考え方と若干、我々が見ますと、ちょっと消極的じゃないかというふうに思っております。基幹産業である農業というふうな位置づけであれば、もうちょっとこの中身を市長みずからよく考えていただきまして、先ほど来非常に財政的に厳しいことはよくわかっております。きのう、きょうの質問もございましたように、厳しいのですが、何か安来の農業者に夢を与えるような、そういう方策、話をしていただかないと、検討しますとか、助成事業はやりません、そしてまた今言いました、この地域での産物をこの地域での消費する、そういうことについて取り組み強化は行いません、こういう回答が出てるんです。これについて、市長のお考えを伺いたい。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 先ほど部長が申しましたように、林業においては、いわゆる地元材の活用、これは安来独自のものでございます。そして、間伐材の利用ということで、木質バイオマス、これを安来市の要望として県知事に要望しておるところの木質バイオマスの推進です。これもやっております。 私も、先般札幌へ出張のときに、札幌市が行っております木質のいわゆるエネルギー、これのところも見学してまいったところでございまして、ぜひとも中山間地対策として、この林業の活性化に資するために、間伐材の活用ということも我々今視野に入れておるところでございます。 また、地産地消の面でも、中海市長会では、この4市でお互いに安来のものを境港、松江市で食べてもらったり、米子市で食べてもらったり、こういうこともしておりますし、道の駅でも物販をしていただいておるところでございます。 それからまた、大型ほ場整備も安来は特に進んでおりまして、去年も島根県の市長会、マイクロで通ったときに、みんなびっくりされておりました、立派なほ場整備で。これは、県の事業といいましても、やはり安来市もかなり負担があります。これも、よし、いいですよと言って、地元の皆様方と一緒にやっておりますので、この点も御理解いただきたいと思う。今度安田地区も各方面に要望に行っております。そういうことで、農業の推進にも力を入れておりますので、そしてまた災害復旧も一生懸命取り組んでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) 冒頭で感謝の意が少なかったのですが、ほ場整備とか農業問題については、本当に市長には前向きに取り組んでいただいておりまして、感謝をしております。 ですが、今言われましたことのまず第1に、直接支払いもですが、中山間地対策ですが、これにつきましては、直接支払制度はございますが、しかしながら今だんだんとこれに参加を見合わせております。それは、高齢化が進んで、向こう5年間の活動を約束する見込みが立たない。そしてまた、役員のなり手がない。役員がおりませんと、すごく煩雑な手続がございます。そしてまた、集落名でもめごとがあって、継続が難しい。これは、なかなか統一ができないという意味であります。そして、小規模であるところが安来市の中山間地多いわけで、メリットが非常に少ないわけです。そしてまた、平場の中山間地対策と言われます農地、水の事業におきましても、今度継続が決まりましたけれども、なかなかこれも取り組み状況はよくないところでございます。それは、皆さん方がなかなか農業だけでもちろん食べていけませんし、希望が持てません。ほ場整備はしていただきました。そしてまた、国、県、市として、そして地元でやるわけですが、ところがこれ自体でも、今西日本で最大と言われます、私の地域の宇賀荘におきましても、こんだけの大きな事業をしておっても、なかなか先が見えないわけです。そして、これは国策であります農業政策が変わるからということもございますが、そんな中で、本当にこれほ場整備したおかげで、コストが非常に少なくなっております。1つ言いますと、労働時間が、実施前は10アール当たりが44時間、これが22年度には、10アール当たり12時間と、飛躍的にそれはコストは下がっております。また、生産コストの面でも、事業実施前は反当18万1,000円だったものが、22年度は反当7万6,000円と、飛躍的に下がってはおりますけれども、だけれどもこんだけの事業をしとっても、利益は上がりません。そこで、今の助成金をいただきながら経営をしておるのがやっとでございます。今、能義平野では、今言われましたように、能義、大塚があって、約600ヘクタールぐらいのほ場ができます。しかしながら、先が見えないばかりに、なかなか皆さんがその経営意欲というのがわかないわけです。だから、もうちょっと大きな話をしていただきまして、夢を持てるような、未来を想像できるような話をしていただきませんと、単に農業施策やります、やりますでは、なかなか農業政策は難しいものがあるというふうに思っております。農業政策は、ここで論ずる場ではございませんが、一応安来市の来年度の方向性として、もうちょっとただいまやっていることを継承したり、今またこの計画があるだけではなくて、こういうふうにすればどうなるだろうかというような提案をしていただきましたら、行政はどうするべきかということをやはり考えていただいて、夢を持たせていただきますようにお願いをしておきます。 次、通告していますが、商工業の政策についてでございます。 これにつきましては、先ほどの地産地消とも関連がございますけれども、市長は、もともと商業もしておられましたし、よく商業のことはおわかりでございます。私よりはるかに見識が深いわけでございますが、特に商工会議所なり安来市商工会なりからいろいろな提言も受けておるというふうにたびたび言われますように、商業については、工業については、いろいろ考えておられると思います。その中の商業政策でありますが、まず私が一番目につきましたのが、さまざまな分野にわたるとは思いますが、補助金政策といいますか、助成金といいますか、そういうものを安来市から個人なり団体の方がいただくわけでございます、事業所なりが。その中で、最近目にしましたことが、太陽光発電の助成金っていいますか、補助金でございます。これをよくよく聞いてみましたら、安来市内の業者では明らかにない業者が、約20社ぐらいの業者が受けておったということを聞きまして、これは決して窓口が悪いわけでも何でもないと思います。ところが、他市を聞いてみますと、隣の市町村は、納税証明を添付しないと、その参加できないというふうな縛りもございます。また、ちょっと雲南だったと思いますけれども、そこのほうは、他市の業者が入ってきたら、助成金がどんと下がるんです、5分の1とか、3分の1とか。そういうことが決まっております。ですから、この事業も、大変人気がありまして、国はキロワット7万円の助成金をことしから4万8,000円にしております。松江市も4万8,000円、米子市は3万円、境港は5万円です。安来市は7万円です。ですから、非常にそれは利用者の方は、近藤市長になってよかったなというて思っとると思います。しかしながら、国は、その製品そのものの価格を抑えるように指示しております。価格はどんと下がっております。ですから、助成金はたくさんの方に利用していただくように、枠を広げているのが、考え方のもとなようです。ですから、そういったことも考えていただきまして、これは申し込みして、すぐなくなるようです、並んでおっても。安来の専門業者も、どうもあるようでして、その業者の人は、例えば何件かわかりませんけども、10件申し込みをしたら、半分ぐらいしかとれなかった、あとは時間切れ、枠が終わってしまった。その中で、当然のことながら、市外の方がたくさん来ておられて、一気に持っていかれた、こういうことを聞きましたので、そういうことのないように、これから。 それから、前回の9月議会でもちょっと質問しましたけれども、ごみ処理にかかりましても、当然年間3億円のごみ処理委託をしておるわけです、約3億円の。その中の大半は、鳥取県に処理委託をして、その代金を払って、消費税は当然鳥取県に行くわけです。今の話もそうです。やはり、よその県に利益や、それから消費税が行くようなことをしないように考えていただいたほうが、来年は。ことしのことはもう終わったことですから、来年度はそういうふうにしていただきたいというふうに思っておりますが、どうでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 太陽光発電も、安来の補助率はかなり高くて、好評をいただいて、すぐなくなります、枠が。 今、地元の方以外の方が参入されてるということです。私どもは、地元をなるべく、可能な限り地元の業者を優先ということで、いろいろな面でできる限りのことをやっております。そういう御指摘もありましたので、今後担当に言って、いろいろと検討していきたい、こういうふうに思っております。また、その枠も、安く広くとか、それも検討していきたいと思いますが、地元優先ということに対しては、今後も引き続き注視していきたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) 若干申しおくれましたけど、安来市がよそからでもいいと書いてあるわけではございません。条件の中には、営業所であることも可と書いてございます。しかしながら、下請業者はどこでも可と、こうある。ですから、窓口担当では、当然安来の方の業者の名前で出てると思います。ところが、実際にはそういうふうになっておりますので、この下請業者どこでも可というのは、ちょっと余分かなというふうに思いますので、またその辺はよろしくお願いします。 特に、太陽光発電は、買い取り価格が、電力会社の、21年48円、22年48円、23年42円、来年度は見込みですが、36円なんです。これが一たん決まったら、10年間一緒ですので。こういうこともございますので、ですからいろいろ希望の方たくさんどうもあるようです。ことしこそということで。ですから、そういうことも業者の説明を受けられた方はいろいろ考えておられますので、そういうとこまで深く考えていただきたいというふうに思っております。 それと、先ほど言いましたごみ処理のこともですけど、当然来年変わるわけです。変わって、それがどうなるか、はっきり聞いておりませんけども、当然のことながら、今安来に施設がないわけです。ですけれども、9月議会にもお話ししましたように、安来の業者のほうで、そういう手を挙げるような行動が起こされましたら、安来市でもなるべく大切なお金を外に持っていくことのないような方向で協力をしていただくことはできませんでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) 一般廃棄物の処理のことだと思いますけども、議員も御承知のように、一般廃棄物の処理はいろいろ多くのハードルがございますので、なかなかここで、はいと言うわけになりませんが、これも以前から申し上げておりますとおり、市内でそういう動きがあって、実際に実現できて、きちんと処理ができるということであれば、当然考えていかなければならないというふうに思っております。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) そうした動きがあったときには、また安来市として、市長、協力のほどを。そのほうが安来のためになることですので、雇用の創生ということもございますし、やはりそういったことに考えていただきたいというふうに思っております。 あと、ちょっと大きな題にしていましたけど、将来を担う子供たちの食というふうな、ちょっと題目がわかりにくかったかと思いますけれども、田中明美議員が一部質問されました給食センター絡みのことでございます。 今、例えば保育所、そして幼稚園、小学校、自校方式といいますか、その施設の中でつくっておられます。そしてまた、特に私驚きましたのは、保育所は、物すごくよく勉強して、子供たちのために本当によい給食をつくっておられます。 そこで、きょう話がありましたように、当然国保税のことも考えてみますと、医療費の抑制も考えなきゃいけません。そうしますと、やっぱり子供のときからの食と思いますわ。我々いいもん食べて育ったわけじゃございませんけど、まあまあ健康でございまして、暴飲暴食をすると病院に行かないけませんけれども、それ以外がそうなかなか病院に行くこともございません。ですから、そういった最初、小さいときの食べ物というのは非常に大事だというふうに思っております。そんなことで、これは質問するわけですけれども、教育長も用意していると思いますので、どうぞ。 ○議長(遠藤孝君) 伊達山教育長。 ◎教育長(伊達山興嗣君) 子供の食についての御質問だと思いますが、食につきましては、近年家庭経済の変化、あるいは価値観の多様化によりまして、各家庭で食に対する意識が大変希薄になっているのではないかと、このように思っております。そして、健全な食生活が失われつつあると私も思っております。このような状況の中で、子供が正しい食事のとり方や望ましい食生活を身につけたり、あるいは食を通じた豊かな人間性を養ったり、健全な発達ができるような食生活を食習慣について改善を図っていくことが大事だと、このように思っております。 今、田中議員御指摘のとおり、学校給食は、安心・安全でおいしい給食を提供しております。給食指導を通して、食べるものの大切さや楽しさを伝えることができる、大変大事な教育課程の一分野でございます。 以上でございます。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) ただいま教育長も申されましたように、それが一般の考え方だと思います。そして、きょうは、田中明美議員が給食センターについて質問されましたが、米子市の例が新聞に載っておりまして、米子市では、中学校は11中学校のうちに箕蚊屋と淀江中学校だけが給食です。あとは、みんな希望するところには、安来市と同じような今、広瀬中と同じパターンです。ところが、ずっとPTAといいますか、保護者から強い反発といいますか、要望があって、今度2015年を目標にして、新センターを建設が決まったようでございます。米子が決まったから、安来がせえと言うわけはございません。だけど、ここで1つ言いたいことは、先ほど言いましたように、幼稚園、保育所、小学校は自校方式で、非常にいいものを食べております。自校方式にしますと、地産地消は簡単です。センター方式とか、今やっております方式の中学校は、ほとんど地域のものを使えません。そのことも考えながら、よくよく考えてやらんと、この辺はです。ですから、先ほど言いました、農林予算に回るようなことも加味しながら、給食センターに向かっていただきませんと、ただ単に金額だけで、8億円だ10億円だなんて話じゃなくて、やはりよく内容も考えてやっていただきませんと、それがやっぱりあしたが見える計画だと思います。金額だけで計画だと簡単です。ところが、こういう先が見える、子供たちのために何が必要かとか、あと我々のために何が必要か、これを考えていただいて、あしたが見えて、夢のあるような計画をしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 あと、河川等の水質浄化のことについて、一応通告しております。 これにつきましては、長い、長いかどうか、6年間の議員生活の中でいろんなことを申し上げました。そして、安来市の水質浄化については、いろいろ計画変更もあったところでございます。そんな中で、市長として……。私、前にも市長にお話ししました。それで、市長も市会議員のときに、私がこういう質問しますと、非常に市長に褒めてもらったことが何回も記憶しています。それで、とても共感していただきまして、とにかくこういうことにはどんどん向かっていって、河川からやはり中海だというふうな話には喜んでいただいたように記憶をしておりますが、今回ことしから方針が変わりましたけれども、そのような熱い気持ちは現在もお持ちでしょうか、伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 環境への取り組みでございますが、安来も積極的に、以前から今日まで続いているものもありますし、最近できたもんもあります。太陽光発電、先ほど言いましたように、その設備の助成もしておりますし、またこれ一番大事なのは、中海の流入負荷を減少するということで、下水道整備、これです。ぜひとも、急いでいかなければなりませんが、しかしいまだ二百何十億円というような推計も出ております。これも、徐々にしていかなきゃいかん。そして、分別ごみ処理、これは今から20年ぐらい前だったじゃないでしょうか。日本でも先進的な自治体として全国から安来市へ来たということです。それからまた、今環境保全事業への助成、これトライアングル事業です。そしてまた、今でもコンポスト、堆肥化の購入への補助をやっております。そして今、バイオマスリサイクルセンター、これはYM菌で、乳和牛の汚泥を処理していく、こういうことでございます。そしてまた、議員さんの近くの大型ほ場整備では、地下のかんがいができておりまして、なかなかそこから泥水が出ないような仕組みになっておるところでございます。そして、議員さん、今一生懸命していただいておりますEM菌による生活排水の処理、また魚道の設置、あるいは不法投棄パトロール、あるいは今庁舎内ではエコオフィスといって、昼休みは消灯しております。そしてまた、上流部の森林保全で植林もやっております。そして、飯梨川の下流では、土手を整備、NPOにこれも助成をしておるところでございまして、またクリーン作戦等もやっておるところでございます。そしてまた、最近ではエコバッグなんかの推進も担当課で市内で広めていただいております。また、国のほうでは、中海の浅場造成で、これに日光とか酸素を入れて、水中生物を育てる、こういういろいろな、結構安来は、この周辺ではトップクラスではないか、こういうふうに思っております。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) きょうは、その通告をしてませんけど、市長に言っていただきましたので、微生物の話をちょっと。 ことしの春、微生物の補助事業がなくなった関係で、たくさん問い合わせがございましたですが、微生物を泥にまぜまして、泥だんごをつくって、全国的にヘドロの退治をしておりますが、安来市におきましても、安来港でたくさんの町部の方に出ていただきまして5,000個ほどつくりまして、十神の西十神と、あと木戸川に投入をしました。中海に投げ入れようとしたら、どうも対岸の方から反対されたようでして、泥投げると水が濁ったらいけんというので。そういった認識もございまして、なかなか十分な認識がなかったようでございまして、今までずっと長年やってきた事業が、どじょっこテレビが、もしそのとき放映されておったら、もっともっと違ったと思います。いろんな本当にやってること、今このごろテレビでも放映していただいております。決して悪い事業でもございません。害があったわけでもございませんし、なかなかいい事業だと思っておりますけれども、市長にも褒めてもらった事業です。ですけども、今もそういうふうに着々とやっておりますが、それでも今25万円の補助金もらってやっておるようです。今は、ライオンズクラブからも助成いただいて、どうもやってるようでございますので、また今後ともよろしくお願いします。 水の話になりますと、この間地域振興委員会で協議会したわけですが、その中でも出ましたけれども、我々の飲み水の一つでございます布部ダムにアオコが大量発生したことは、よく御存じのことでございまして、その中で、島根県が高濃度酸素水を用いました、低層水の水質改善装置を今入れております。これは、前にもここで話しましたけども、普通酸素を泥の中へ入れますと、すぐに気泡が上がってきますと、ガス化する。泡が立ちます。ところが、この技術的に真っすぐにしたものを水圧とかいろいろな気圧を利用して、水平に泥の中に入れる装置でございまして、これは深さによって移動して、3カ月で大分成果があるというふうな装置でございます。ずっとやっていますので、どうも聞きますところは、水質の科学的なデータはないようですけれども、よくなってきてるがという実感があるようでございます。これも当然、中海でもやっております。ですから、今流入負荷のことをおっしゃいましたけれども、米子に言わせると、流入負荷は吉田川や飯梨川、伯太川、そういうことはございません。飯梨川でも伯太川でも、みんな上流からそういうふうにしてきれいにして、なるべく微生物でも流そうという運動をやっております。米子はやっておりません。そして、テレビ見ますと、米子のほうから団体が来て、島田のほうで空き缶を拾ってあげるという感じでやっておりますが、それは絶対違いますよ。米子のほうから水が流れるわけですわ、安来に向かって。亡くなられましたけど、内藤議員がいつも言っておられましたけれども、わしのほうは民家もないし、だれがそんなもん捨てるかと。じゃあ、ほんなら安来の人が全部捨てますか。それは違いますよ。行ってみれば、すぐわかります。安来港からあっちへ流れていきませんけん、水は。絶対、あっちから。こっちじゃないです。よくわかるのは、西十神で、微生物の流す実験をしてみました。みんな流した水が、ずっと十神湾を回って、安来港へ行きます。そこだけずっときれいになりますよ。みんな向こうから水が流れてきます。だから、それでこういうことを言っちゃあいけんですけども、当然御存じのように、下水処理のよくない下水をそのまま流しておるのは、よその県ですわ。安来じゃないですよ。だから、そのことをよく考えていただいて、市長も中海市長会へ出られますので、私は何年も前からそういうことを米子の市議会へ行っても言ったことがありますけども、ちょっとその辺は声を大にして言っていただきまして、決して流入負荷は悪いものが安来から流れるわけじゃございませんので、安来はそのように頑張っております。ですから、安来のように見習えというふうなぐらいを言っていただきませんと、皆さんの代弁でございますので、よろしくお願いします、そのことについてちょっと。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 中海市長会で、いろいろとクリーンアップ等、中海を初め、浄化について話し合って、いろいろなことをクリーンアップなんかでやっているところでございます。 米子からのそういう流入等も総合的に考えて、言うべきところでは言いたいと思いますが、逆に安来の吉佐地区の下水も米子につながせていただいておりますので、またいろいろ機会があったら、いい具合に言っておきます。よろしくお願いします。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) よろしくお願いします。 あと、もう一つ通告には安来分庁舎について書いておりますけども、庁舎につきましては、大変にたくさんの方が質問されましたし、答えも出ましたが、私は安来分庁舎、分庁方式の分庁舎の位置ではなくて、その環境です。例えば、きょうも話がありました市民会館の改修です。今現在にやりましても、物理的には変わりますが、駐車場及び進入路はつくると言っても、なかなかここに到達するまでが大変でございます。道路は、今安来には、市道の管轄だけで2,225路線あります。それで、県道と国道が重複したキロ数で975キロメートルあるんですよ、総延長が。そんだけの市道があって、それも旧安来は機能がしない道路がたくさんあるわけです。それに連結する県道がなかなか大きいものがございません。特に、鉄道を渡ってこっち、北側に来ると、本当に御存じのようにありませんので、きょう何回も話がありました切川バイパスも、なかなか遅々として進まない状況でございますので、それを考えますと、今ここに庁舎を建てるということと市民会館を存命させる手だてに四億数千万円使うということは、非常にこれは市民理解は得られんと思います。考え直されるのか、どうですか。考え直されませんか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) これからは、実際実施していくわけでございます。その都度、皆様方に御相談したい、こういうふうに思っております。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) そうしますと、市民の声が強ければ、市役所はこうだけれども、市民会館は4億円も使わないかもしれないということも、まだわかりませんね、あるかもしれませんですね。そしたら、そのようにとらえていきますので、よろしくお願いします。 それと、市長の今言われましたような方針とか、私が先ほどからお願いしております市民の皆さんに、あしたの、そしてあさっての、1年後の、10年後の夢を持たせるような、抱かせるような御発言をホームページでしていただけますと、特に喜びますけど。どうも、ホームページずっと更改してしてないようでございますので、1年以上変わらないものがあるようでございます。公約にも、たしかそういうことが書いてあったように記憶しておりますので、ホームページも夢を持たせるような文章を書きながら更新をしていただければ、特によろしいかというふうに思っております。 それと、今きょういろいろ地産のこととか申し上げましたけれども、やっぱり地場産業の育成ということも考えていかないと、どうしても域外マネーの創出とかって書いてありますけども、域外マネーをもらってくるよりも、大事な金を出すことをやめたほうが、例えばこういう小さい備品でも、どうも1円でも2円でも安ければ、そこからとってくるような姿勢が見受けられるようでございます。そういうことも考えていただいて、市長が判断すりゃあそれでいいですから、ぱちっと言って、ホームページに書きながら、やはりやっていただきたいというふうに思っています。 時間があるようでございますので、もうちょっと話しますけれども、環境問題、1つあれですが、今ハクチョウの話をしましたけれども、ハクチョウが今宇賀荘におるところには、微生物は大量にまいてございます。決して呼んだわけではございませんけれども、10年ほど前からあそこに泊まっております。米子の野鳥の会から文句を言われたこともございます、返してほしい。返してほしいって、早う連れて帰ってくれって言いましたけれども。そういうことで勉強会をたくさん開催しましたら、コハクチョウはシベリアから6,000キロを渡ってきて、南限が出雲地方ですわ。宍道湖だそうですわ、約。宍道湖には、風土記の時代からおったという記述があるようです。宍道湖で何が食べたかと言うと、中の藻ですわ。藻を食べたそうです。そうしたら、それがなくなってしまって、それで今度は中海へ移動しました。中海の一番記憶にあるのは、あの意東海岸です。あの辺の浅場の藻を食べとる。食べ尽くしてしまって、どうしようもないけん、そうしたらそのうちに、向こうから来るもんですから、途中にどうも米子のほうでああいうものをつくったけん、あそこへ行ってみるかな。行きましたけど、食べ物がないわけですわ。食べ物ないから、そうすると、もう一回こっちへ来たら、能義平野とかあって、宇賀荘はハトだけど。能義平野があって、能義平野には、たくさんの植物が生えてます。草の上のほうはたくさん食べますので、能義平野へおったわけです。そうしたら、たまたま、また10ヘクタールほどの本当に微生物だけで今米つくってますよね。ここに来たということが、現実でございますので、決して呼んだわけでもありませんし、それから太古の昔から、この辺には来とったということを知っておりましたか。それは、本当の話でございます。 それで、何が言いたいかと言うと、そういう自然の豊かなところで我々は育ってるわけです。だから、もうちょっと前向き、前向きはいいけども、この市街地、市街地って言われずに、市街地に勤めてる者も田舎の者もたくさんおりますので、のためには2,225路線の市道の修復する予算、投資的経費の中へ入っておりますが、毎年1億円以上減額して、10年間に十何億円減額するようなことを考え直していただきまして、下水道計画にも下水道の事業費も減らされています。そしてまた、定住化だと言いながら、公営住宅の予算は相当減っています。公営住宅できませんので、本当に今度5戸とか6戸とかの新設です。それで、まだまだ長谷津とか、あっちのほうの昔からの市営住宅もなかなか直さないわけですわね。簡単には直せませんわ、予算がありませんから。ですから、そういうところへも目を向けていただいて、それがやはりホームページであしたに向かった夢を唱えていかれれば、非常に来年の選挙にも有利に働くんじゃないかというふうに思います。来年、出られますか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) いろいろ今市道等に投資をしてはということでございました。市道延長960とか970です。これ直線に直すと、恐らくここから仙台ぐらいまで行くんじゃないかというぐらいの市道の長さがあります。これのなかなかきちんと補修とか管理というのは大変難しいことがございます。いろいろなこれから少子・高齢化に向かって大変な時代になっていきます。 これ2週間ほど前の島根県の一番新しい財政見通しなんです。これは、2年後から基金が赤字になっていきます。どんどんどんどん赤字になって大変なことになります。一般会計どころじゃない。すべてが赤になってきます。これずっと666億円ぐらいの赤が出てきます。こういう出雲市なんかもそうなんです。本当に、これからどうやって少子・高齢化を、財源難を切りぬけていくか。 安来市も、先ほども言いましたように、平成17年に25.1%が、今十五、六%になりました。これは、経常経費の比率はもちろんです。これ大体90%前後で、山陰地方はほとんど動いています。硬直化しておりますので、これをぜひとも下げていかなければなりませんが、やはり借金も今百十何億円減らしております。その中で、やはりそういう事業もやっていかなきゃならんということでございまして、ぜひともその辺のことも御理解いただきたい。出雲市なんか、大変なことです。安来市は10年後に3億円ぐらいですけども、出雲市はもう何年かで何十億円ということで、国は今1,000兆円、国民1人当たり770万円ぐらい、安来市は今140万円ちょっとですけども、そういう借金があるんです。ですから、そのことも考えて進めていきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 田中武夫議員。 ◆7番(田中武夫君) 市長の言われることはよくわかりますし、それから先ほどの勝部議員の質問におきまして扶助費の増大はよくわかっております。どんどん財政状況が悪くなることはわかっております。だけども、来年は悪いよ、10年後はだめだよというようなことを言っておってもいけませんので、ですから雇用の創生とか、それから定住化については、やはり道路も大切ですし、公営住宅も大切です。そういうふうにも目を向けていただきまして、片一方でだめだだめだと言うことよりも、いいほうを探してでも、ホームページにアップで顔でも出してやっていかれたほうが、来年のためでございますので、よろしくお願いします。 それでは、私はこれで一般質問を終わります。 ○議長(遠藤孝君) 以上で7番田中武夫議員の質問を終わります。 この際、しばらく休憩いたします。            午後3時19分 休憩            午後3時30分 再開 ○議長(遠藤孝君) 再開いたします。 21番上廻芳和議員、質問席へ移動願います。            〔21番 上廻芳和君 質問席〕 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員の質問時間は4時20分までです。 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 21番議員の上廻でございます。議長さんのお許しをいただきましたので、一般質問させていただきますが、きょうの最終ということで、皆さん方、早く終わったがええじゃないかと思っておられるようですので、その点を考慮しながら質問させていただきたいと思いますけども、質問に入る前に、若干最近感動したことがございますので、御報告をしながら、時間内で終われば終わりますので、よろしくお願いしたいと思いますけれども。 11月23日の勤労感謝の日ありましたけれども、第1回安来市立病院の病院祭りが開催されまして、私もチラシ広告を見ましたので、参加させていただきました。平素から、余り体のほうを大事にしておりませんもんですから、この際しっかり診ていただこうと思って、診ていただきました。骨の何歳ぐらいのかということやら、血管の硬さがどうなっとんかとか、血圧、尿酸値、それから血糖値ですか、すべてどうもよいようでして、まだ相当な期間生きてられるようでございますけども、若干血圧のほうが高いようで、後から食事の療法なども看護師さんに相談して、頑張っていきたいと思って、相談を受けたところですけども。そのときには、病院の院長さん、また副院長先生たちも市民の皆さん方と会話をしておられる姿も見ましたし、また部長さん、ここにおられます蒲生部長さんも、そこでのバンド演奏がございまして、自慢ののどを披露されておる声も聞かせていただきまして、市民の方も本当に喜んで聞いておられまして、またその企画のほうも大変な多くの企画がありまして、フリーマーケットから、バンド演奏、コンサートですか、それから軽食喫茶コーナー、先ほど申しましたように、いろんなことの検査をするところ、また院内の案内等ありまして、本当にそれのために前もってからの準備から大変だったと思いますけれども、そのことに協力されました先生方を初め、部長さん、看護師さん、スタッフの皆様方、本当に御苦労だったと思います。これこそ病院改革の原点であるというような気がしまして、これで広瀬病院も患者さんがたくさん来る、市民にやっぱりそうしたなれたことをされるのが一番いいなと思って感じましたので、最近感動したことの中の一つとして御披露申し上げておきます。 ちなみに、そのときに余り多くの方があったもんで、本当に困るぐらい、見て回るのにと思って、先般蒲生事務部長さんにお伺いしましたら、600名の方が参加されたということでございまして、我々も本当にいろんなところでのイベントなんかしますけれども、600人、人を集めようと思うと大変んですけれども、本当によい企画だったなと感心いたしました。 それでは、前置きはこれぐらいのして、質問させていただきますけれども、まず最初の質問は、消防団についてということであります。 さきの3月11日の東日本大震災におきましては、多くの消防団員の方が殉職され、また行方不明の方もございますが、新聞報道の中では、226名もの方が殉職され、またそして行方不明の方も含めれば、250人以上の方というような記事が出ておりました。市長さんの所信表明にも、そのようなことが述べられました。市民の生命を守るために、津波の発生から水門を閉じて、津波を防ごうと思って、そのまま飲まれてしまわれた方、また津波が来るから避難するようにということの広報活動の中で、住民の方々に避難の誘導等をしながら、水に飲まれてしまわれた消防団員の皆様方、本当に痛ましくてなりません。 きょう、だれかの質問の中で、中村議員でしたか、ブータンの国王が来られて、その歓迎のときに欠席されるような国会議員さんがおられたようなことが、私も聞いておりますけれども、そのようなことが、この議場でも述べられましたけれども、その反面、天皇陛下さんは、先月いっぱいの病院入院が必要なのを急遽自分のほうから退院を願われて、退院して、皇后陛下とともに、消防関係者を慰霊する全国慰霊祭にも御出席なされ、慰霊をなされておる姿を新聞またテレビで拝見し、本当に国民として頭の下がる思いでございました。 私も、この議場からではございますけれども、殉職された方、また行方不明の方々に心から御冥福をお祈りしたいと思います。 さて、安来市におきましても、合併前に、旧広瀬町時代ですけれども、消防活動に出動するときに殉職された方を私は記憶しておりますけれども、それ以後はそうした方はないように思っておりますけれども。そうした中で、ことし消防団員の皆さん方が、出動をされた日数等が非常に多かったと思います。それも、旧安来・伯太町の中はちょっとわかりませんけれども、私たちが住んでおります広瀬町では、民家火災が2件発生いたしました。うち1件は比田、もう一件、私が知っているのは、奥田原でございますけれども、そこでは大切な人命が2人の方が焼死されたということで、非常に悲しいニュースでございました。また、比田では、お年寄りの方が行方不明になられまして、通算では6日間消防団員として出動した方も聞いております。また、警察の方、消防署の職員さん、また自治会を中心とする関係者の方々も、本当に長い間の捜索活動大変だったと思います。最終的には、捜索活動の中では発見することはできませんでしたけれども、消防団員の方が山に個人的なことから入って発見されたこと、そのまま年を越せば大変でしたけれども、遺体ではあったけども、発見されたことをよかったと思っております。また、大塚のほうでも、告知端末を聞いておりましたら、びっくりするようなばあばあばあというようなことで聞いておりましたら、お年寄りの方が行方不明だったとかということで、後で聞きましたら、お亡くなりになっておったということも聞いております。そのときにも、消防団さんが出動されたということも聞いております。本当に、我々市民のための生命、財産を守るために、こうして一生懸命に活動されます消防団員の皆様方に心から感謝申し上げ、また頭の下がる思いでございます。そうした消防団さんの活動のことを前提にこれから質問をさせていただきますので、御答弁のほどをよろしくお願いしたいと思います。 まず、市長さんにお伺いいたしますけれども、消防団活動の基本であります消防操法、その訓練をされて、安来市でも行われております消防操法大会、そして代表チームが決まりますと、県の消防大会、またその上の全国大会がありまして、旧横田町、仁多町、また玉湯町等は、全国大会にも何遍も出場しておりますけども、残念ながら、この安来市管内で全国大会に出場したというようなことは余り聞いておりませんけれども、消防団の操法大会に対する意義について、市長はどのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) まず、市立病院祭りで、上廻議員さん、健康だったということで、まずもっておめでとうございます。今後も、ぜひとも御活躍を願うところでございます。 また、大変この祭りも、私もどじょっこテレビで拝見しておりまして、上廻議員さんも映っておりました。大変有意義で、本当にこの地域の保健・医療・福祉にとって大変明るい材料であると思っております。職員さんにも、今後一層努力をしていただきたいと思っております。 また、消防団の皆様には、大変いろいろな状況の中で、先ほども言いましたように、捜索活動、ことしも多かったです。また、大雪もありまして、本当に多難なところだったと思います。これも、皆様方の日ごろの義務感といいますか、責任感と、こういうものの強いあらわれである、こういうふうに感謝するところでございます。 お聞きのように、消防操法というのは、いかなる状況下におきましても、迅速、確実かつ安全に行動できるように反復訓練をするもので、消防の基本動作でございまして、また操法と通じて、消防人としての心構えを養い、消防活動に必要な心技体を養うものでありまして、そしてそういうものを発表する市の大会、あるいは県の大会、これは大変有意義な、意義深いものであると思っておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 意義深いものだということを感じておられるということを喜んでおりますけれども。そうしたことであると、やはり先ほど来、態度でとか言葉でというようなことのいろんな方々の質問の中にもありましたけれども、市の大会には各分団からも多くのチームの方が参加されますから、そこまで回って激励というようなことは大変でございましょうけれども、県大会に出場するチームということになりますと、大体恒例になっております伯太、安来、広瀬から1チームずつでございますが、その方々が早いところは4月ぐらいから8月のいよいよ本番の前日まで非常に熱心に訓練されます。私が思いますには、その期間中、各チームへ1回ぐらいでもせめて回って、公務が多忙だと思いますけれども、土曜にも日曜にも訓練しておられますので、数分でもいいですから、行って激励されて、皆さん方頑張ってくださいというような声をかけられたらなというようなことを感じますし、またいよいよ出発のときには壮行式も行って出発されます。そのときでも、やっぱり顔を出して、あなた方は安来市の代表だから、一生懸命頑張ってきてほしいというようなことを述べていただきたいと思いますけれども、無理なことはできませんけれども、前の仁多の町長なければ、どげでも一番になって戻れよてなことまで言われるぐらい激励されるほうですけども、そげなるとプレッシャーがかかって大変ですので、必ず1番になってごせなんてことは無理としてでも、まあ平素の練習を十分に発揮して頑張っていただきたいというような激励をされたらと思いますけども、その点市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 日程が合えば、ぜひそういうとこへ顔を出させていただきたいと思っております。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) ありがとうございます。 来年からは、ぜひともまたそうしたとこも顔を出して、激励をしてあげていただきたいと思います。 それでは、次の質問ですけれども、操法大会のため、先ほども申し上げましたように、長い期間の訓練をされて、そして本番に挑まれるわけですけれども、その訓練に対する予算面はどのようになってるでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 操法大会の予算面という質問でありますけども、市の消防操法大会に伴います訓練出動につきましては、操法大会当日のみの出動報酬となっております。 まず、558名の出動でありました、今年につきまして。156万2,400円を支払っております。 また、県の消防操法大会につきましては、議員のおっしゃるとおり、各地区から1チームずつ3チームの出場をしていただきました。この報酬につきましては、訓練につきまして20日間の出動報酬を出しております。延べ440名の報酬で、123万2,000円を支払いをさせていただきました。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 市の消防操法大会には、それでいいというわけじゃあありませんけど、そうしたことでいいと思いますけれども、県の大会は、先ほども言いますように、4月ぐらいから始まってやられると、4、5、6、7、8は、大体8月の初めにありますけん、4カ月です。最初の2カ月ぐらいは、毎日というわけではありません。1週間に1遍とか2遍で、最後のときには、本当に毎日のようにやるわけでして、20日間というようなことでは、それは消防団員さんは、そうした手当がなけらにゃあ練習しないというような精神を持った者は一人もおりませんと思いますけれども、その辺のことは、行政のほうから考えて、来年からでももう少しぐらいの、あの暑い中です、訓練をやれば、そりゃあ焼き肉も食べたくなります。メーカーの名前言ってはいけないかもしれませんけれども、一級品のビールでなくて、三級のビールののどごしぐらいでも飲んででも頑張りたいというような思いになります。そうした中で、自分の自腹を切ってじゃなくして、そんなとこら辺までも対応していただきたいと思いますけれども、その辺についてのお考えはどうでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 議員のおっしゃるとおり、県大会につきましては、本当に暑い中、長期間にわたりまして訓練をしていただいております。その件につきましては、早急に検討をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 早急に検討ということで、広瀬分団の中で、来年は広瀬の方面隊が出る予定になっていますので、多分どじょっこテレビ見て、あああよかったなと思ってられると思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次には大会ではありませんけれども、今度はふだんの訓練の中での団員さんへの報酬、そして先ほども言いましたように、有事の際には、即職場からでもお願いをして帰らせていただく団員もあるようですし、そうした中でも、出動手当というものはあるわけですが、これはどのようになっておるのか、お尋ねいたします。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) それでは初めに、消防団員さんの年報酬につきましてお話しさせていただきます。 消防団長につきましては、年報酬が6万4,000円であります。副団長が4万9,000円、分団長が4万2,000円、副分団長が3万6,000円、部長が3万2,000円、班長が2万8,000円、団員が1万9,000円であります。 手当につきましては、火災を含めました災害出動が、1回につき3,600円であります。訓練出動につきましては、1回につき2,800円となっております。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) これにも、規定というものがあろうと思いますけれども、先ほども言いましたように、年俸はそうした年俸、規定の中で。 出動手当のほうですけども、1回火災が生じて、草むらのほうが焼けておったということの中で、消防活動を30分もすりゃあ済んだと。全員集合して、点呼をして帰っても、1時間ちょっとぐらいで済んだというときやら、その方々も、安来の日立関係のとこからも休まれて帰られる方もおりますので、そうしたこともあります。それから今度は、昨年言いましたように、先日の比田での行方不明の方の捜索活動なんか、夜も含めて、日にちにしましたら6日間もあったわけですけれども、初日は、見えなくなった日は、夕方の6時ぐらいから夜中の12時、暗やみの中、明くる日は、7時半から、お昼はあそこで炊き出しの握り飯をよばれておられましたけれども、そうした中で5時までというような格好。そうした中で、1回出動といえども、1日8時間も9時間も出動する出動もあれば、先ほど言いましたような草むらの火災で1時間足らずで終わった火災もある中で、私、この3,600円というもんの1回ということのやっぱり規定を午前中とかなんとかということに決めて、もう少し上げてあげられれば、今非常に消防団員さんは、生命、財産を守るための使命感でやっておられますからね、3,600円だけん出んわと言うような人はおられません。安来からでも、休んで帰られます。そうした中でも、やはり行政が、消防団員活動に援助する、また団員確保をやるためには、その辺も考えられたと思いますけれども、いかがお考えでございましょうか。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) おっしゃられるとおり、確かに行方不明者の捜索なんかにつきましては、非常に長時間に及びます。大体、行方不明者につきましては72時間という目安はありますけども、それでやめるという状況にはございません。確かにおっしゃるとおり、長時間に及びますので、先ほど手当の件申しましたですけども、その辺も含めまして、早急に検討をさせていただきたいと思っております。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) ありがとうございます。本当に前向きなお答弁、本当に喜んでおります。 次に、報酬、年俸が近隣の市町村が高いけん、それまで出せとか、安いけん下げなさいではないけども、ちょっとこの近隣の高いところ安いところが、どのようなところがどうなってるかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 近隣の他市の状況でありますけども、まず松江市さんの関係ですが、団長が7万9,000円、これ年報酬です。副団長が7万円、分団長が4万7,000円、副分団長が4万2,000円、班長が3万3,500円、団員が3万2,500円であります。手当につきましては、災害出動が5,900円、訓練出動が3,000円となっております。 石見のほうの江津さんのほうですけども、団長が6万6,500円、副団長が5万400円、分団長が3万7,100円、副分団長が2万8,400円、部長が2万3,500円、副部長が2万500円、団員が1万7,700円。災害出動につきましては3,400円で、訓練出動が同じく3,400円であります。 以上です。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。
    ◆21番(上廻芳和君) この報酬ですけれども、安来市では支払い方法はどのような方法で支払われておりますでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 支払い方法につきましては、報酬、手当とも同じような支払い方法であります。消防団員の年報酬につきましては、年2回に、団長、副団長、方面隊長、方面隊副隊長につきましては、それぞれ個人口座に振り込んでおります。それ以外の団員さんにつきましては、所属の分団長の口座に振り込みをさせていただいております。また、手当等につきましては、災害出動のだれが出たかというような報告書を分団長名で提出をしていただいております。それが出された後、速やかに前記の口座に振り込みをさせていただいております。よろしくお願いします。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 今、速やかに振り込ませていただいておるということでしたけども、班長さんのほうから、もう少し早いことお金を支払いしてもらわんと、班員のことをするときに金がなくていけないわってな話を聞きますけど、速やかに払ってあるということでございますので、その辺をこれ以上追及しませんので、速やかな方法が、今言われるように、各分団の中で取りまとめがうまくいってないから支払いがおくれちゃあないかと思います。請求があれば出せるけども、そうしたことのことがないということだと思いますので、その辺のことを次の幹部会か何かのときに、もっと速やかに支払いをしたいので、出動をしたときには、その月の月末にでも、すぐに日報かそのものを出していただくようにてな手続の中で、早く支払いをしていただくようにお願いをしたいと思います。 それから、今年度の火災状況は、またいつかのときに聞くとしまして、通告しておりましたけれども、これにつきましては、また時間がないようで、まだあとの2つの項目がありますので、これについては、また後日資料でもいただければ幸せに思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、服装についてですけれども、安来市消防団に一本化されてから、しばらくの間はばらばらの服装でしたけれども、このごろ服装のほうもぴしゃっとそろっておって立派に見えますけれども、服装の支給状況についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 団員さんの服装の件につきましては、安来市の消防団の貸与規定によりまして支給をさせていただいております。 主なものといたしましては、制服、それと作業服といいますか、活動服、それに保安帽、ゴム長靴、それと近年導入いたしておりますアポロキャップ等でございます。 なお、保安帽につきましては、先ほど申されましたように、今年統一をしたいというところで、全団員さんに12月中に配布する予定としております。 以上であります。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 団員さん、喜ばれると思います。配布してあげていただきたいと思います。 それで、雨の日もあるわけですけれども、雨がっぱとか、それから手袋のほうも、軍手では危ないということで、訓練等革手袋に変わっておりますが、そのようなものは。それから、先ほど長靴も支給してあるように伺っておりますけれども、現在は長靴も支給をされておりますでしょうかね、その辺のところをちょっと。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 服装の支給でございますけども、雨がっぱにつきましては、今のところ残念ながら支給しておりません。 革手袋につきましては、災害用ではなくて、操法大会に出場される選手の方々の大会用として革手袋を支給をさせていただいております。 長靴につきましては、すべての団員さんに支給をしております。そしてまた、劣化等して、悪くなったものについては、逐次かえていただいておる状況であります。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) ある分団長さんに聞きましたら、長靴は、劣化したら、次また傷んだら、かえてもらうということは知らなかったと言っておりましたけども、この一点については、僕もちょっと疑問なもんがあるのは、本当に消防の活動のとき、出動のとき、出初め式のときだけならいいけども、平素の農作業なんかに履かりゃあ、すぐ劣化してしまいますので、それで僕もなかなか劣化したけえ、かえてほしいって申し出にくいんじゃないかと思います。それで、その支給方法は、劣化したらすぐ支給することじゃなくして、2年なり3年なりに1足ずつてな方法にされたほうが、劣化したものを即かえるということになりゃあ、このことが浸透すれば、団員さんだれもが、ほとんどの方が大体半年ぐらいで劣化しますよ。それは大変なことになると思いますけど、その辺のことについては御検討願いたいと思います、ここで答弁はならんと思いますので。僕個人は、そのように考えております。 ○議長(遠藤孝君) この際、時間延長いたします。 ◆21番(上廻芳和君) ありがとうございます。 次は、筒先のほうを持つ者は、熱で、熱くて熱くて、僕もやっちょうときに、そんな熱くてかなわん。このごろは、消防の防火服てなようなもんが支給されておるようですけども、それの支給の状況をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 永田消防長。 ◎消防長(永田裕司君) 防火服の配備状況でございますけども、本来ですと、全団員さんに必要であろうかと思いますが、今のところ、安来市消防団に配布いたしておりますのが、全部で276着であります。内訳といたしましては、安来方面隊が138着、1班当たりが4着から9着、これはどこも同じですけども、それぞれ機材が違いまして、消防車があったり、積載車があったりしておりますので、それの班によっては違う着数になっております。 広瀬方面隊につきましては99着で、1班当たり4着から9着、伯太方面隊は39着で、1班当たり2着から7着を配備させていただいております。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 伯太方面隊は、なんだい、ちょっと数が少ないような気がしてかわいそうな気がしますけれども、これも何か理由があろうと思いますけども、やはり長時間の火災になりますと、本当に筒先持っておる者は大変でございます。そうした中で、途中でかわらにゃいけない。比田の3年ぐらい前の火事のときも、長時間の火事で、熱くて熱くてかなわん、かわらにゃいけんときに、防火服を脱いで、その間に着ちょらん者にやっちょってごして、また今交代するけんというわけにはなかなかなりませんので、予算のほうも大変でしょうけれども、逐次そうした支給もしていただきたいと思います。 消防のことばっかりちょっと後いかれませんので、そうしたことで、先ほどの御答弁の中で前向きに考えていただける答弁でございました。本当に出動手当とか、そうした時間のことも配慮していただき、また服装のことも配慮していただき、消防団に入団する者が本当に少なくて、団員さん困っておられる中で、少しでも改善をして、今後市民の財産と生命を守る消防団が活躍されるような体制づくりを今後していただくようにお願いもいたしまして、消防団関係につきましては質問を終わらせていただきます。 次は、急ぐようでございますが、ノーマイカーデーについてお伺いしたいと思います。 10月の何日でしたか、ここに新聞ありますけども、日にちまで探しておると時間がかかりますので、10月の新聞の記事を見ておりましたら、松江市でノーマイカーデーで、122事業所の約4,200人が公共交通の利用等で二酸化炭素の排出量の削減、自然環境を守る運動の一環ということで、17日から21日までの平日の1週間であったようですけれども、これが行われるようになってから、ことし3年目ということで、写真入りで立派な記事が出ておりまして、あああ、松江市はやっておられるかと思いながら、私はずっと前から、安来の町のあそこの保育園ですか、あの前を通ると、ノーマイカーデー、毎月1日と20日というような看板があって、松江市が3年前なら、安来市は合併する前からじゃけん、合併してからでも何年になることもね、何十年も続いちょうじゃねえかと思って、安来市のほうが、はるかしばらく前からやっているなと思いながら、その活動が余り見えてきませんので、我々も議会へ出るときにバスに乗って出よとか、職員もこの日は乗り合わせて出るよというようなことの話し合いはしちょられよるかもしれませんけども、私の耳に聞こえてきませんので、その点この安来市では、どのような1日、20日のノーマイカーデーについての取り組みをしておられるのか、お尋ねしてみたいとお見ます。 ○議長(遠藤孝君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) ノーマイカーデーについてでございます。 この取り組みは、平成7年ごろに島根県のほうが、交通渋滞の緩和、さらにCO2の削減などを目的としてスタートさせたものでございまして、県下の自治体あるいは事業所に対して協力を呼びかけたというのが始まりでございます。 本市の取り組みでございますけども、その当時島根県からの要請を受けまして、安来市、それから警察署、交通安全協会、安全運転管理者協会等々の団体で組織しております安来市交通安全対策協議会におきまして、毎月1日と20日をノーマイカー運動推進の日と定めたということでございます。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 平成7年から定められて、今日たくさんの日にちがたっておりますけども、それに対する市民へのPRとか、1日、20日にはどのようにやりなさいというようなことを、安来市内にも事業所がたくさんありますけれども、そんなところへの働きかけ。今話を聞きますと、島根県から始まったもんで、その取り組みの段階がちょっと僕も余り速いことで書かんで、よう速記をしませんので、書きませんでしたけれども、何やらかにやらいろんなところが一緒になって、警察も一緒でということですけども、安来の警察やら安来の市やらが一緒になって、どげな活動を1日、20日にやっておられるか、ちょっとお尋ねしてみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) 特に安来市におきましては、平成12年、ISOの取得を契機といたしまして、特にこの運動、それからエコドライブの取り組みだとか、通勤等における職員のイエローバスの利用促進、このような取り組みをしてきたところでございます。 それと、現在は、1日と20日、これは安来駅と荒島駅の駐輪場、これを無料としているところでございます。 それから、先ほど言いました団体でございますけども、安来市交通安全対策協議会、これは市、それから警察、それから安全協会といいまして、地区の運転者会、それから安全運転管理者協会、これは市内の事業所のほとんど入ってもらっておりますけども、そういう団体等で構成しておりますけども、この協議会の中の事業計画の中に毎年この運動を入れておりまして、それぞれの団体に対しまして協力をお願いしているということでございます。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 協力しておられるとなると、大分その辺のことが浸透しておらないけんと思いますけれども、平成12年から取り組んだと言っておられますけども、余りその団体の方も、そうしたことをPRしながら本当に進めようというような気があるのかないのかちょっとわかりませんけれども、ないように見受けられますけれども。せっかくあるのなら、やはりそうした組織の中での会が年に1回なり2回なりあると思いますけども、その辺のところでもう少しやっぱり実績が上がるように、そうしたことのずっと声があると、イエローバスについてはあしたになると思いますけれども、専門家がおられますけん、ああ、また質問がどうもあるようですけれども。本当に公共バスでも使ってでも、広瀬の者は、広瀬のどこか、広瀬でも何カ所ぐらいか駐輪場とか駐車場を置いてまって、そこからバスで出なさいよってなことになりゃあいいですけど、我々が議会に出るときにも、バスやなんかで出ようと思うたりなんかしたら、ほんにこれ朝間、小早に比田の一番の5時何ぼに乗って出ていかんなんかして、これ到着せんやな状態で。その辺もやっぱり考えて、物がなるようにならんと。ペーパーに書いてあって、こりゃあってて、こういうもんがあるなんて、市民も知らだった、市の職員さんも、あぎゃんもんあったそうだがなんて、えらいおべたことへ質問が来るのうなんちゃことではちょっと困ると思いますけれども、その辺につきましても、本当にやる気ならやる気で、やめる気なら、あの看板をおろいてしまって、ガソリンもどんどん使ってまいにゃ困るので、自然環境にはちょっと優しくないかもしんけども、自然環境を守るためには太陽光発電でやってごせというようなことで、車だけはどんどん乗ってくださいてなことにして、あの看板をおろいてもらわんと、あれ見るたんびに、何をだれがどげしちょうだらあかなと。1日と20日が日曜、土曜のときは、いいですわ。なかなかそれがめぐってこんですさかいね。そういうこともありますので、もう少しこの点について、今後の取り組みについてちょっと伺ってみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) なかなか耳が痛いお話を聞かせていただきましたけども、県、それから松江市が特に力入れておりますけども、どんどんやってほしいということで、取り組みを推奨しておりますけども、公共交通機関が充実してるところでは、それなりの対応がとれると思いますけども、本市におきましては、現実としてなかなかそこまでの対応がとれないということでございまして、その取り組みというのは、おのずと限界があるのが実情でございます。しかしながら、特に安来市では、環境に配慮したいろいろな取り組みやっておりますので、そういう観点からも、このノーマイカー運動については進めていかなければならないというふうに思っております。職員に対しても、なかなか強制というわけになりませんけども、通勤、あるいは仕事でも、イエローバス等を使えるとこは使ってほしいというお願いしているところでございますので、これからも無理のない方法、範囲で、できることをやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 松江市のほうでは、電動式の自転車も買って、そのものを事業所のほうへ貸し出しをして、少々の坂道でも楽にいかれるやね、職場に着いたら、くたびれて仕事がならんだったということはいけませんので、電動式でスイスイいかれるやな分も貸し出しする方法もあるようでございますし、やはり近くの職員さんには歩いて来てもらうとか、毎日じゃなくてもいいけえ、せめて1日と20日ほどは、1キロぐらいなら健康のためにも歩いて来なさいよとか、5キロぐらいなら、自転車でもこいで来なさいよとかということから始めてもらって、そしてまた事業所のほうにもなるべく働いてもらって、本当のことに太陽光発電だけじゃなくして、こうしたことからも資源環境を守るように今後努力していただきたいと思います。 次、もう10分しかなくなって、大体早目に終わる予定でしたけれども。 次は、小型除雪機の導入について、初日の市長さんの所信表明の中にもありました、中海市長会で検討されておるというようなことも以前に聞いたこともありましたが、いよいよ小型除雪機が本市に13台の割り当てが受けたということを先般お聞きしました。これで、主に歩道の除雪に使用し、自治会などで貸し出すということでありましたけれども、昨年の暮れから正月にかけての大雪で、市内の方々も歩道の除雪がなくて困っておられたこと、また奥部のほうも本当に困っておりました。このニュースを聞いて、本当に全員の方が喜んでおられると思いますけれども。そうした中で、安来市でこの13台の割り当てがあったということでございますが、他市、松江市や境港、米子のほうには、どれぐらいの台数が割り当てられたでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 除雪機につきましては、議員おっしゃいますように、中海市長会からの財源で購入したものでございます。要は、財源の割り当てが4市にそれぞれありまして、それぞれの自治体が自分のところの実情に応じて機種を決定するという形になっております。ちなみに、松江市の場合で17台、米子市で6台、境港市で11台、安来市の場合が13台ということになっていますが、そのうち3台が若干大き目の分で、重量からいくと190キロぐらい、200キロ弱のものが3台と、それから120キロぐらいのちょっと小型のものを10台という形の13台という内容になっております。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) この13台において、たしか何台が多いか少ないかということは言えませんけど、境港はかなりたくさんだなと思って聞きましたけども。 13台の配備の方法は、この安来市ではどのような方法で、どのような台数をどこに置かれる予定なのか、お尋ねしてみたいと思います。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 現在、配備について最終調整を行っているところでございまして、今申し上げました、若干大き目のものにつきましては、安来、広瀬、伯太、それぞれ庁舎、庁舎というのが、この行政の庁舎になりますのか、消防庁舎になるのかわかりませんが、そこ、あとの残りに10台につきましては、市南部の地域の交流センターを中心に配備を今計画しているところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) 交流センターでの配備ということで、各交流センター中心でありますが、中村議員さんの質問にもありまして、飯梨の関係で、消防の防災の中で物置とか小屋が少なくてというようなことがありましたけども、この交流センターも、東の交流センターは学校をもらっておるけえ広いもんですけども、交流センターでも小さいところがあろうかと思いますが、全部それをしまうようなスペースがあったり、また高いところにあれば、持って一々おりるのも大変ですけども、交流センターにそのものを置くという考えでございましょうか。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 場所については、センターにお任せしようというのが基本的な考えでございまして、具体的にじゃあどこに置かれるのかというのは、要は冒頭議員もおっしゃいましたように、住民の皆さん、自治会、それから自主防災組織等々で貸し出しをするというのが原則にしておりますので、余りいいとこにしまわれてしまっても貸し出しに供せないというとこもございますので、その辺はそれぞれの実情に応じて対応していただきたいというふうに考えております。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) シルバー人材センターのほうからも、要望のほうも出ておるようでございますが、そうした中にも、先ほど真野部長さんが言われましたように、また各地区でも自主防災組織もできておりますが、そうしたところの方々がやっぱり借りられて活用されて、住民の足の確保をされるということ非常によいことだと思っておりますけども、しまう場所は各交流センターごとの話し合いの中でということで、交流センターを中心に、やはり話し合いの中でいい場所にしまっていただいて、そのものが本当に活用されて、市民が喜ぶようになることと思っております。その中で、使えば、ガソリンも要ります。また、貸し出しを受けた者が、大事に使うと思いますけれども、万が一あのものが、がいに余りかたい分を噛ませると、ピンというか、ねじが飛んでしまって、何で回らんかいなと思ったりなんかすると、安全のために簡単にピンというか、ねじが飛ぶようになってますよ、あれ、がいなものがひっかかると。そのような保守とか点検、管理のぐあいは、どのような方法でやられますでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 現在のところ、今考えておりますのは、議員おっしゃいますように、燃料必ず要るものですし、また不可抗力による破損については、市で面倒を見ていきたい。ただ、どこまでが市で面倒を見て、どこまでを使用者だということ。ただ、御使用になる場合も、基本的にボランティアでお願いするようなところがございますので、極力は市のほうで面倒を見させていただきたいという、今考え方を持っておるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) あのもんには、保険というものは。万が一、使う本人がけがすることやら、またそういう速度が速いもんじゃないけん、そう危ないもんじゃないかもしれませんが、大けがをされた方もおられますので、あの機械には保険というものは掛けられるようになっておりますでしょうか。 ○議長(遠藤孝君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) まず、機械に掛ける保険というのはなかなかないもので、探してみました。現実のところ、各地区の交流センター、いわゆる公民館保険というのを掛けてございます。この部分について、保険会社のほうと話しましたら、各公民館のほうで、一応公民館の事業という位置づけがなされておれば、これは公民館保険の中で、些少のものではございますけど、保険の対象になるんではないかと。今、最終的には、その詰めを行っております。もしそれがだめでありますと、今度は1日のボランティア保険というのをこちらのほうで掛けていきたいと思いますが、ただ不特定多数の皆さんになりますので、そうなった場合には、各自治会から人選していただいて、掛ける方を決めていただくような形もなろうかと思います。ただ、今のところは、その保険が適用できるのではないかということで、今最後の詰めをしてるところでございます。 ○議長(遠藤孝君) 上廻議員。 ◆21番(上廻芳和君) ちんが鳴りましたので、質問を終わらにゃいけませんけれども。 そうしましたことで、けががあってはなりません。そうした中で、やはり保険も掛けておけば安全のためということの中で、また祈祷料にもなろうと思いますので、そうしたことにも配慮していただきたいと思います。 ことしの冬も、いろんなところで大雪の年だと言っております。ことしの場合は、去年みたいな北海岸端に降る雪じゃなくて、平成17年から18年にかけて降った雪ということで、奥部が大雪になる予定になっておりますので、その中で除雪計画は、多分建設業者さんとか除雪組合さんとか、また県の関係、去年の大雪を教訓に、綿密にされておると思いますので、このことについては何も質問いたしませんけれども、質問しないことをいいことにせずに、一生懸命に努力して、市民の足が奪われないように、安心して暮らせる安来づくりのため、頑張っていただきたいと思います。 以上をもちまして一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(遠藤孝君) 以上で21番上廻芳和議員の質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれにて終了したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(遠藤孝君) 御異議なしと認めます。よって、本日の日程は終了いたしました。 明日は、午前10時に開議し、本日に引き続き一般質問を行います。 本日はこれにて散会します。 御苦労さまでした。            午後4時20分 散会...