安来市議会 > 2011-09-22 >
09月22日-07号

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  1. 安来市議会 2011-09-22
    09月22日-07号


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    平成23年第 49回 9月定例会             平 成 23 年 9 月 定 例 会平成23年9月22日(木曜日)            出 席 議 員 ( 2 1 名 ) 1番 丸山 征司君      2番 作野 幸憲君      3番 樋野 智之君 4番 田中 明美君      6番 田淵 秀喜君      7番 田中 武夫君 8番 石倉 刻夷君      9番 勝部 幸治君      10番 岡田 麻里君 11番 永田 巳好君      12番 葉田 茂美君      13番 金山 満輝君 14番 中村 健二君      15番 嶋田 豊昭君      16番 井上 峯雄君 17番 佐伯 直行君      18番 河津  清君      19番 中島 隆夫君 21番 上廻 芳和君      22番 遠藤  孝君      24番 梅林  守君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 金山 和義君   事務局次長 飯塚  茂君   主幹   山根  格君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      近 藤  宏 樹君      副市長     渡 部  和 志君 教育長     伊達山  興 嗣君      市長室長    伊 藤  耕 治君 広瀬地域センター長              伯太地域センター長         太 田  善 明君              八 幡  治 夫君 総務部長    真 野  善 久君      市民生活部長  仁 田  隆 敏君 健康福祉部長  近 藤    隆君      産業振興部長  中 嶋    登君 基盤整備部長  井 塚  政 美君      上下水道部長  井 上    博君 会計管理者   廣 江  奈智雄君      消防長     永 田  裕 司君 総務部次長   児 玉  好 之君      総務課長    宮 田    玲君 財政課長    清 水  保 生君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程(第7号)                        平成23年9月22日(木)午前10時開議第1 中海沿岸振興事業等調査特別委員会中間報告第2 議会改革特別委員会中間報告第3 議第48号 安来市情報ネットワーク施設条例の一部を改正する条例制定について   議第49号 安来市地域情報通信施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定について   議第50号 安来市地域情報通信施設管理運営基金条例を廃止する条例制定について   議第57号 高規格救急自動車及び救急自動車の取得について   議第64号 ブロードバンド・インフラ整備事業工事請負契約の締結についての議決の一部変更について   認第12号 平成22年度安来市病院事業会計決算の認定を求めることについて                              以上 総務企画委員長報告第4 議第51号 安来市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について   議第52号 安来市児童遊園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について   議第55号 安来市立赤江保育所の指定管理者の指定について   議第56号 安来市立城谷保育所の指定管理者の指定について   議第59号 平成23年度安来市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)   議第60号 平成23年度安来市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)   議第61号 平成23年度安来市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)                              以上 文教福祉委員長報告第5 議第53号 市道路線の変更について   議第54号 市道路線の認定について   議第62号 平成23年度安来市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)   認第11号 平成22年度安来市水道事業会計決算の認定を求めることについて   議第63号 平成22年度安来市水道事業会計余剰金の処分について                              以上 地域振興委員長報告第6 議第58号 平成23年度安来市一般会計補正予算(第3号)                                以上 予算委員長報告第7 認第 1号 平成22年度安来市一般会計決算の認定を求めることについて   認第 2号 平成22年度安来市国民健康保険事業特別会計決算の認定を求めることについて   認第 3号 平成22年度安来市老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについて   認第 4号 平成22年度安来市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定を求めることについて   認第 5号 平成22年度安来市介護保険事業特別会計決算の認定を求めることについて   認第 6号 平成22年度安来市下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて   認第 7号 平成22年度安来市簡易水道事業特別会計決算の認定を求めることについて   認第 8号 平成22年度母里財産区特別会計決算の認定を求めることについて   認第 9号 平成22年度井尻財産区特別会計決算の認定を求めることについて   認第10号 平成22年度赤屋財産区特別会計決算の認定を求めることについて                            以上 決算審査特別委員長報告第8 諮第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第9 閉会中の継続審査及び調査について(別紙)            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1から日程第9まで日程追加 議第65号 平成23年度安来市一般会計補正予算(第4号)            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時2分 開議 ○議長(梅林守君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(梅林守君) 日程第1、中海沿岸振興事業等調査特別委員会中間報告を議題として、委員長の報告を求めます。 中島隆夫中海沿岸振興事業等調査特別委員長。            〔中海沿岸振興事業等調査特別委員長 中島隆夫君 登壇〕 ◆中海沿岸振興事業等調査特別委員長(中島隆夫君) おはようございます。 中海沿岸振興事業等調査特別委員会の中間報告を行います。 本委員会は、平成21年12月2日、本会議において中海及び中海沿岸の治水や環境など、さまざまな課題の調査研究を行い、地域振興の発展に向け、その責務を積極的に果たすため設置されました。そして、本日まで延べ8回の審議を重ねてまいりました。 それでは、委員会のこれまでの調査の経過につき、中間報告させていただきます。 当委員会は、中海振興策の状況と安来市に大きな影響を与える大橋川改修事業に伴う中海護岸堤等整備における安来市の対応及び国、島根県、鳥取県、そして中海護岸関係市町の状況把握を中心に、市執行部、議題によっては国、県へも職員の派遣を依頼し、そして出席をいただき、委員会を開催いたしました。 報告として、まず中海及び沿岸域の水に関する諸問題について検討する中海圏域の新たな協議会として、国、両県、沿岸市町を構成メンバーとする「中海会議」が平成22年4月に設置され、1、中海及び境水道の堤防、護岸等の整備に関すること。1、中海の水質及び流動などに関すること。1、中海沿岸農地の排水不良に関すること。1、中海の利活用に関すること。以上、4点を所掌事務とされました。 また、安来市内の中海護岸整備、中海沿岸の高潮、内水対策等について確認、調整を、国、県、市の3者で行う事務会議である中海護岸整備等に関する事務会議も平成22年5月に設置されております。 本委員会では、上記の会議の状況や国、県の事業の護岸堤等の整備状況等の報告を受け、具体的な箇所について委員から執行部に情報提供し、そして実際に中海海域を湖上から国交省や市執行部と視察をし、認識を共有するよう努めてまいりました。 中海護岸堤整備計画は優先度をもとに短期4キロメートル、短中期10.4キロメートル、中期15.4キロメートルと、延長合計で約30キロメートルの計画でおおむね20年間の整備計画であるとのことでありました。現在整備計画に入っていないところも見直すべき箇所があれば、会議の際に提案し、対象になるべきところは見直して計画に載せていくとのことであります。今後も、整備計画の進捗状況について注視していく考えであります。 そして、高潮対策は、中海護岸整備はもちろんですが、樋門の管理が重要であり、現在、中海の湖心の水位が70センチメートルになると樋門の操作が開始されるとのことであります。当委員会においては、高潮時の迅速な連絡体制の構築を依頼しております。 次に、中海の水質についてであります。 安来港を中心に、覆砂、浅場の造成等が始まっております。事業を行う箇所の選定についてでありますが、浅場で水質浄化を行うというのは全国的にも非常に珍しいとのことであり、できるだけ条件のよいところを選んで事業を行っているとのことでありました。この事業の効果を実証、成果を積み重ねながら箇所の拡大を検討していくとのことでありました。 また、吉佐地区の公共下水道につきましては、鳥取県米子市の下水道処理場での処理という県境を挟んでの接続であり、行政区域の違いに伴う、事業計画を進める上での事務協議の煩雑さ、経費負担の問題などを乗り越え、本年4月に一部供用開始となりました。そして、年次的な計画も示されております。今日では、下水道整備は地域振興のための社会インフラの基本でもあり、委員会としてはこの事業の速やかな展開を望みます。 次に、道の駅整備事業についてであります。 道の駅あらえっさが本年4月にオープンいたしました。地場産業の育成、交流の場として中海振興の中核施設でもあります。政権交代に伴う高速道路無料化実験の影響による出店予定店舗の減少、また交差点を初めとする道の駅への進入路などのアクセスの向上への課題もあります。委員会としても、できるだけ利用者の利便性を高められるよう、今後も国、県や関係者への働きかけなどを協力していく考えであります。 次に、内水対策であります。 これまでは高潮対策の中で触れられてきました内水対策について、内水問題が起こる原因について執行部から説明を受け、そして実際に内水問題が起こる中海沿岸の十神地区、福井地区、やなぎ地区などを現地視察を行っております。安来市にとっては、住居にも農作物などにも影響を及ぼす課題であります。 そして、内水対策は、基本的に各自治体の所管ということであります。そのため、執行部においても、本年度より十神地区、福井地区から内水対策の基本計画を策定することとされました。市民の生命、財産を守るのが自治体の使命であり、最近の豪雨や台風による被害も多大であります。この問題にも、積極的かつ早急に取り組む必要があると考えております。 以上のように、中海圏域は地理的に一体であり、護岸堤等の整備についても水質浄化の取り組みにおいても、安来市だけの努力では限界があります。周辺自治体との一体的な取り組みは不可欠であります。ソフト、ハード事業ともに、中海圏域が一体となって均衡ある整備ができることが治水、環境対策の近道であると考え、今後も調査研究の必要があることを報告いたします。 終わりに、この特別委員会設置当初、委員長でありました内藤議員、副委員長でありました深田議員が病に倒れられ、急逝されました。このお二人の委員会への取り組み姿勢は、我々委員会のメンバーの意識を常に鼓舞していただきました。改めてお二人の御冥福をお祈りいたしますとともに、この特別委員会がお二人の熱意にこたえられるよう、市民のために今後も活動をしていくことをお約束して、中海沿岸振興事業等調査特別委員会の中間報告といたします。 ○議長(梅林守君) 委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対して質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいまの委員長の報告を了承することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告は了承されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 ○議長(梅林守君) 日程第2、議会改革特別委員会中間報告を議題として、委員長の報告を求めます。 勝部幸治議会改革特別委員長。            〔議会改革特別委員長 勝部幸治君 登壇〕 ◆議会改革特別委員長(勝部幸治君) おはようございます。 議会改革特別委員会報告をいたします。 本特別委員会は、平成21年12月に設置され、前委員会を引き継ぎ、議会改革について調査及び審議してまいりました。前委員会から引き継いだ内容は、1、議員定数について、2、常任委員会の構成について、3、代表質問について、4、政務調査費のあり方についてであります。 議員定数につきましては、前回の一般選挙から2名減の24名としております。合併をして7年が過ぎようとしておりますが、まだ一体感が醸成されたとは言いがたく、特に地域性を十分考慮し、さらに議員の責務、役割を十分に考えた上で定数の問題は引き続き検討する必要があります。 常任委員会の構成につきましては、予算委員会を新たに設置いたしました。これにつきましては一定の評価ができると考えております。その他の常任委員会につきましては、付託案件が少なくなりましたが、所管の現場等を視察する時間が以前より多くなったことは利点であり、運営いかんでは充実できるものと考えております。 また、決算審査特別委員の構成について、正副予算委員長と各委員会から3名ずつの11人で構成するのが望ましいなどの意見が出ておりまして、今後具体的に検討する必要があります。 代表質問及び一般質問につきましては、代表質問の関連質問を認めるのか、また一般質問では市民の方から一括方式はわかりにくい、一問一答がよいとの意見もいただいております。しばらくの間は、現状を続けながら検討をしていく必要があります。 政務調査費のあり方につきましては、今後、支給方法、使途、報告書の公開などについて、具体的に検討をしていく必要があります。 継続案件以外につきましては、御存じのように新たに議会報告会を始めました。改善の余地はまだまだたくさんありますが、議会の説明責任、議員の資質向上には必要であり、改善を重ねながら継続すべきであります。 テレビ中継に関しましては、中海をどうするか、具体的には一般質問以外の中継をどう扱うのか。視聴者からのアンケート調査などが課題になっております。 その他の案件につきましては、質問及び答弁を身近な言葉に置きかえて、中学生にも理解できる議会を時々行うのがいいのではないか。また、ホームページの有効活用など、まだまだたくさんの課題はあります。市民に身近な議会にするために、引き続き諸課題の審議を進めることが必要であることを報告し、議会改革特別委員会の中間報告といたします。 ○議長(梅林守君) 委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対して質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいまの委員長の報告を了承することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告は了承されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 ○議長(梅林守君) 日程第3、議第48号から認第12号まで6件を一括議題として、総務企画委員長の報告を求めます。 葉田茂美総務企画委員長。            〔総務企画委員長 葉田茂美君 登壇〕 ◆総務企画委員長(葉田茂美君) おはようございます。 総務企画委員長報告を行います。 去る9月1日に開議された本会議において本委員会に付託された議案その他について、審査の結果並びに経過を御報告いたします。 議第48号安来市情報ネットワーク施設条例の一部を改正する条例制定について、議第49号安来市地域情報通信施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定について、議第50号安来市地域情報通信施設管理運営基金条例を廃止する条例制定について、議第57号高規格救急自動車及び救急自動車の取得について、議第64号ブロードバンド・インフラ整備事業工事請負契約の締結についての議決の一部変更についての5件につきましては、慎重に審査した結果、全会一致でいずれも提出原案のとおり可決すべきものと決しました。 認第12号平成22年度安来市病院事業会計決算の認定を求めることについても、審査の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。 審査の経過について申し上げます。 議第48号外4件については、担当者の補足説明を受けましたが、特に異論はなく、全会一致で可決することに決しました。 認第12号について、病院長、事務部長ほか職員からの説明を受けました。平成22年度にDPC(診断群分類包括評価制度)を導入して初めての決算であり、22年7月から23年3月までの9カ月で3,200万円収益増加となった。10年ぶりに0.19%アップの診療報酬単価改定があり、2,300万円余の増収により単年度の純損失は前年より約4,000万円の改善が見られた。また、ことし2月に病院機能評価を受審し、8月に認定を受けた。今後一層の努力をしていくとの決意でありました。委員の中から、未収金の回収、国保法第44号に基づき減免すべき等の意見がありましたが、回収の努力、減免適用の実施についての回答があり、決算内容に異議なく全会一致で認定することに決しました。 請願第1号(平成22年度)「選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正」に反対を求める意見書提出に関する請願及び陳情第3号(平成22年度)選択的夫婦別姓導入など民法改正の早期実現を求める陳情については、継続審査とすべきとの意見や現時点では結論を出すに至らないとの意見が多数あり、今委員会として結論を出すに至りませんでした。 次に、台風12号による被害箇所の現地視察について報告いたします。 9月14日、付託案件の審査に先立ち、被害の大きい現地について、広瀬、伯太、各地域センター長、総務部長、消防長ほか職員の皆さんの案内と説明により、伯太町安田地区浸水箇所、須山福冨、県道、市道土砂崩れ箇所、大塚町家屋浸水箇所、国道432号菅原土砂崩れ箇所、広瀬町宇波の宮下頭首工と墓地の崩壊箇所、県道東比田布部線斜面崩壊箇所、比田交流センター前市道路肩崩壊箇所、奥田原の水田、河川崩壊箇所の巡回視察をいたしました。 このたびの災害は短時間の大雨によるもので、伯太観測所では9月2日13時から9月3日12時までの24時間最大雨量が306ミリ、1時間最大雨量は午前2時に34ミリに達しております。なお、平成20年の年間雨量1,693ミリ、最大日雨量64ミリであります。また、松江管内で昭和16年から平成20年に観測された最大日雨量、これは昭和39年7月18日であります、263.8ミリを超えています。最大1時間雨量は、昭和19年8月25日に77.9ミリであります。 また、台風の影響範囲が広く、速度は遅く、さらに島根県東部、特に安来市に集中して災害が発生をしています。市では、事前に警戒本部を設置し、9月3日午前1時に災害対策本部に移行して対応をされていますが、深夜になって大雨、土砂災害、洪水警報があり、短時間に道路冠水や家屋浸水が発生し、9カ所の避難所に51世帯122人が避難する状況であり、警察、消防関係の皆さんの懸命な対応と地元自治会、自主防災組織の皆さんによる対応には感謝を申し上げます。 対応状況は詳細に記録されていますが、近年にない異常な大雨であり、今回の災害を検証の上、大雨災害に備えて県の防災ヘリの派遣要請や自主防災組織への支援など万全な防災対策に取り組んでいただきたい。今後、国、県に対して災害復旧事業の実施や予算確保等を強力に要請され、早い復旧を望んで報告といたします。 以上です。 ○議長(梅林守君) 総務企画委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより順次討論及び採決を行います。 議第48号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第48号は原案のとおり可決されました。 議第49号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第49号は原案のとおり可決されました。 議第50号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第50号は原案のとおり可決されました。 議第57号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第57号は原案のとおり可決されました。 議第64号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第64号は原案のとおり可決されました。 認第12号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、認第12号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 ○議長(梅林守君) 日程第4、議第51号から議第61号まで7件を一括議題として、文教福祉委員長の報告を求めます。 石倉刻夷文教福祉委員長。            〔文教福祉委員長 石倉刻夷君 登壇〕 ◆文教福祉委員長(石倉刻夷君) おはようございます。 文教福祉委員長報告をいたします。 9月1日に開議された本会議において本委員会に付託された議案その他について、12日に委員会を開催し、審査をいたしましたので、その結果と経過を報告いたします。 議第51号安来市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議第52号安来市児童遊園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、議第55号安来市立赤江保育所の指定管理者の指定について、議第56号安来市立城谷保育所の指定管理者の指定について、議第59号平成23年度安来市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議第60号平成23年度安来市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、議第61号平成23年度安来市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、以上議決案件7件につきまして執行部提出原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 なお、指定管理施設の赤江保育所並びに城谷保育所については、施設の修繕状況や入所児童の実態等の現地視察を行い、執行部及び関係者から説明を受けました。両施設とも、築後30年余りが経過し、修繕の必要な箇所もあり、また城谷保育所は借地での建物である課題も明白であり、審査の参考にしました。委員から、さきの両保育所が5年の満期を迎えるこの時期に1年間の指定期間延長に対する質問に対し、執行部から、指定管理者との協議の中で課題や要望があることを承知しており、平成23年度末までには方向性を出して、遅くとも平成24年9月議会で議案を提案できるよう進めるとの説明でありました。ほかに、災害時の避難場所としての機能を検討されるのかなど意見がありました。いずれにしても、早急に具体的な方向性を出し、また協議状況等を適宜説明されるよう意見を付しておきます。 陳情第10号地方消費者行政を充実させるため地方消費者行政に対する国による実効的支援を求める意見書を政府等の提出することを求める陳情については、市の現状などさらに調査の必要があることから、継続審査といたします。 次に、去る6月議会、第47回定例会において採択となった陳情第5号歯と口腔の健康を守る8020推進条例の制定を求める陳情に対する市の回答は、現在も歯科保健対策は各種関連計画に則して総合的、横断的な取り組みで事業を推進しており、他の保健関連事業と照らし合わせた場合、当面条例制定する考えには至っていないという状況であるとなっていますが、委員会で協議の結果、先進地の事例等を参考とし、議員提案による条例制定すべきと全会一致で確認しました。今後、所定の手続を経て条例制定をされたく報告いたします。 また、委員会当日の午前中は比婆山登山を行い、教育委員会担当者より、陰陽竹の生息状況や遺跡の保存等の説明を受けました。整備計画が進められる中で、文化財や県の天然記念物に指定されている陰陽竹などが適切に保護されるよう願うものであります。下山後は、中国物産所有の伯太第一採石工場の柱状節理を視察しました。これは、地質学的にも価値あるものとされていることから、地元では土地所有者と協議する中で勉強会や調査研究グループが立ち上がり、整備及び保存への動きがあるようです。所管される市の担当部局と慎重な取り組みが持たれるよう期待いたします。 以上、文教福祉委員長報告といたしますが、なお、平成21年10月、議会改選後、議会改革によりまして新しく誕生しました文教福祉委員会であります。不肖石倉が委員長、岡田副委員長とともに、国保税の値上げなど付託案件もろもろの課題に委員各位の御協力のもと努めてまいりました。8名の委員でスタートいたしましたが、御承知のとおり、ことし2月深田富造議員が急逝されました。福祉関係に精通されており、市民福祉向上に尽力がありました。深田議員に改めて弔意を表し、お礼のあいさつをいたして委員長報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(梅林守君) 文教福祉委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより順次討論及び採決を行います。 議第51号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第51号は原案のとおり可決されました。 議第52号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第52号は原案のとおり可決されました。 議第55号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第55号は原案のとおり可決されました。 議第56号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第56号は原案のとおり可決されました。 議第59号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第59号は原案のとおり可決されました。 議第60号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第60号は原案のとおり可決されました。 議第61号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第61号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 ○議長(梅林守君) 日程第5、議第53号から議第63号まで5件を一括議題として、地域振興委員長の報告を求めます。 上廻芳和地域振興委員長。            〔地域振興委員長 上廻芳和君 登壇〕 ◆地域振興委員長(上廻芳和君) おはようございます。 地域振興委員長報告。 当委員会は、去る9月13日に開催いたしました。委員会に先立ち、本委員会に付託されました陳情第9号現大市場駐車場の市営駐車場化についての現地視察と先般の台風12号での被害が大きかった災害箇所の主な現地を視察いたしました。改めて、今回の台風被害の大きかったことを認識いたしました。早い復旧を望むところであります。 その後、安来庁舎にて本委員会に付託されました議案の審議をいたしました。 議第53号市道路線の変更について、議第54号市道路線の認定について、議第62号平成23年度安来市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)、認第11号平成22年度安来市水道事業会計決算の認定を求めることについて、議第63号平成22年度安来市水道事業会計余剰金の処分について、以上議決案件4件、認定案件1件につきまして、いずれも慎重審査の結果、執行部提出原案のとおり可決及び認定すべきものと全会一致で決しましたので報告いたします。 また、陳情第4号水路改修についての陳情は、旧ハミルトンホテルの土地所有者の水路改修の考え方が判明していない点、また水路破損が逆勾配の原因とは考えられない点等もあることから、まだ判断する状況に至っていないとの多数の委員の意見があり、継続審査であります。 次に、陳情第9号現大市場駐車場の市営駐車場化については、市の中心市街地活性化の構想が示されていないこと、また活性化に市営駐車場の必要性があるか等の執行部の考え方について調査する必要があるのではとの委員の意見が多数あり、継続審査であります。 以上2件の陳情につきましては、継続審査とされるよう議長に申し出ております。 以上、地域振興委員長報告といたします。 ○議長(梅林守君) 地域振興委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより順次討論及び採決を行います。 議第53号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第53号は原案のとおり可決されました。 議第54号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第54号は原案のとおり可決されました。 議第62号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第62号は原案のとおり可決されました。 認第11号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、認第11号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議第63号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第63号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 ○議長(梅林守君) 日程第6、議第58号「平成23年度安来市一般会計補正予算(第3号)」を議題として、予算委員長の報告を求めます。 勝部幸治予算委員長。            〔予算委員長 勝部幸治君 登壇〕 ◆予算委員長(勝部幸治君) 予算委員長報告。 去る9月1日に開議されました本会議において本委員会に付託されました議案につきまして、審査の結果と経過を報告いたします。 本委員会は9月9日に開議いたしました。議第58号平成23年度安来市一般会計補正予算(第3号)は、慎重に審査しました結果、全会一致で執行部提出原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、審査の経過でありますが、まず全体として、例年この時期に中長期財政計画なり見通しが示されるがまだ示されていない、東日本大震災の影響を考慮したものも早く示すべきとの意見があり、執行部より、現在作成中で、でき次第早急に提出するとの答弁でありました。 また、このたび発生した台風12号における通行どめ等の被害状況及び関連情報がホームページに記載されていないことやブロードバンド整備事業によって整備した告知端末での連絡が少ないなどの指摘がありました。緊急時には正確な情報が命であります。それぞれに迅速な対応をよろしくお願いをいたします。 個別につきましては、7款商工費の湯田山荘施設整備について、このたびの補正が必要なことは理解するが、本来であれば当初計画の段階で計上すべきものであるとの指摘がありました。今後、各事業について当初計画の段階で十分調査し、予算計上をよろしくお願いをいたします。その他いろいろ質問、意見等ありましたが、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 以上、予算委員長報告といたします。 ○議長(梅林守君) 予算委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対して質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより討論を行います。 本件に対して討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第58号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第7 ○議長(梅林守君) 日程第7、認第1号から認第10号まで10件を一括議題として、決算審査特別委員長の報告を求めます。 葉田茂美決算審査特別委員長。            〔決算審査特別委員長 葉田茂美君 登壇〕 ◆決算審査特別委員長(葉田茂美君) 決算審査特別委員会委員長報告。 平成22年度決算に関する決算審査特別委員会委員長報告を行います。 9月1日に開催された本会議において本委員会に付託された認第1号平成22年度安来市一般会計決算の認定を求めることについて及び認第2号から認第10号までの9件の平成22年度各特別会計決算の認定を求めることについての10件の認定案件につき、審査の経過及び結果並びに審査意見について御報告いたします。 今回の決算認定にかかわる審査は、昨年の決算審査の指摘事項、審査意見を踏まえた平成22年度の対応状況などの資料が第1回決算審査特別委員会の場で提出され、9月8日に第2回目の委員会を開き、冒頭市長のあいさつを受け、続いて代表監査委員の監査補足意見がありました。審査に当たっては、あらかじめ提出されていた7項目の資料、追加で求めていた3項目の資料について詳細な説明を受け、質疑並びに意見が出されました。 平成22年度の一般会計決算、特別会計決算については、常任委員会の所管区分ごとに補足説明を受けた上で質疑並びに意見が交わされました。さらに、審査に必要な資料の追加提出を執行部に求め、9月16日に開催された第3回決算審査特別委員会において執行部より追加提出された資料についての審査を行い、9月21日までの4回の委員会を開催してまいりました。副市長を始め担当職員からの説明を求めるなど、精力的かつ慎重に審査がなされました。 その結果、認第1号平成22年度安来市一般会計決算及び認第2号平成22年度安来市国民健康保険事業特別会計決算については賛成多数により認定、認第3号平成22年度安来市老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについてから認第10号平成22年度赤屋財産区特別会計決算までの8件については全会一致で認定となり、次に述べる指摘事項並びに審査意見に対して、認第1号から認第10号まですべて提出原案どおり認定すべきものと決しました。 以下、指摘事項並びに審査意見を申し上げます。 1、財政運営について。安来市においては、厳しい財政状況の中で財政健全化に鋭意に取り組み、平成17年度決算時において特別会計を含め約696億円の地方債等残高があったものが、平成22年度決算時においては約585億円となり、約111億円圧縮された。また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律において示された4つの健全化判断比率においては、いずれも早期健全化基準を下回っており、改善が見られる。特に、実質公債費比率については、平成18年度ピークにあった25.1%から徐々に低下し、平成20年度、22.3%、平成21年度、19.6%あったものが、平成22年度においては16.8%に下がり、財政数値は健全化した。しかしながら、安来市においては平成23年度から安来第一中学校改築、対仙浄園の施設整備に着手し、消防本部庁舎建設、消防無線デジタル化を初め市庁舎建設など大きなプロジェクトが計画されている。さらに、合併後10年経過することで、平成27年度からは地方交付税が5年間徐々に削減され、平成32年度には平成22年度と比べ約10億円の減、財政調整基金が完全に枯渇する見込みであり、財政的な破綻が生じかねないことになる。今後、市においては市民福祉の維持や向上が将来にわたって持続できるよう事業の優先順位を明確に定め、適正、適切な予算配分により財政運営を図られたい。さらに、市民の皆様にこれまでの財政運営の成果と見通しの概要を適時適切にわかりやすく示されたい。 2、市有財産の管理について。市有財産の管理、運用については、公有財産管理システムが活用され、部署間の連携が密となっている。市有地と民有地の境界確定については、地籍調査が進められるとともに、土地改良事業、道路改良事業等の公共事業実施にあわせ、境界確定作業が進められているが、その進捗状況は極めて遅いので、事務体制を検討されたい。また、不要となった財産の活用、処分等の運用に努め、適正な財産管理に努められたい。 3、収入未済額について。平成22年4月から10名の職員、2名の嘱託収納員による収納体制が整備され、そのうち滞納整理専門研修へも職員を2名派遣し、職員の専門知識の向上、技術の共有化が図れている。厳しい経済情勢が続く中で、インターネットによる官公庁オークションに差し押さえ不動産の公売を実施したが不成立であった。納税指導、県への徴収委託、法的滞納処分を実施しているが、収納率向上は容易な作業ではない。市税及び国民健康保険税、住宅使用料については滞納額が圧縮されているが、下水道使用料、保育料については収納率がやや下がっている。景気が低迷している中ではあるが、さらなる向上を目指し、全庁にわたって効果のある収納体制が確立されるよう努力することが重要である。税収、使用料等の収納は自治体経営にとって非常に重要な基盤であり、負担の公平性の観点からも今後も鋭意努力されたい。 4、安来節演芸館の運営について。開館後4年が経過し、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の人気や足立美術館新館オープンと重なった効果により、入館者数は対前年比35%増の4万7,377人、運営実績は対前年比5.4%増と改善された。安来節公演の開演回数も5回から4回に、芝居の中止、水曜日の閉館など運営の大幅な見直しを行い経営の安定化に取り組んできたが、厳しい経営状況である。定住雇用効果、地域内経済への効果など一定の効果は認められるものの、今後安来節の普及振興、市民交流、観光交流拠点としての役割を果たすためにはさらに一層の経営の安定化が求められる。今後も営業活動の強化に努められ、関係者の協力関係をさらに密にし、指定管理者が適正かつ効率的な運営をするよう指導に当たられたい。 5、イエローバス運行状況と利用増進について。平成22年度のイエローバスの運行状況は、市内15路線において乗車人員が延べ42万9,709名となり、前年度対比1,839人の増となった。一方で、走行距離は1,890キロ増加しており、経費も1,734万円増加している。イエローバスは、高齢者、学生や通勤者などの市民にとって欠かせない交通手段である。県からの支援については、平成22年9月に交付金制度が改正され、税収控除等交付金算定が一般的に町村に有利で市に対しては不利になったが、交付金基準緩和措置など引き続き県への働きかけが必要である。今後、市民の一層の利用増進を図り、収支率の向上に努められるとともに、安全運行とサービス向上を含めた運営改善を図られたい。特に、路線や運行スケジュールの変更などについては短期的な収支率の変動などを理由とする経済性優先的な考え方でなく、公共福祉を念頭に総合的、長期的見地に基づく検討を行われたい。 6、ハーモニータウン汐彩の状況について。分譲促進等をとられているが、平成22年度の分譲実績は低迷し、対前年比1区画減の2件であった。合計すると、同年度末現在で144件が分譲済みということになり、85件がいまだに分譲されていない。平成21年度に島根県土地開発公社から安来市土地開発公社に同住宅団地の譲渡に伴う債務が引き継がれたが、ハーモニータウン汐彩についての情報発信や分譲促進策を強化され、今後の財政的な負担を軽減するべく対応策を講じられたい。 7、下水道事業について。平成22年度末の安来市の汚水処理人口普及率は80.1%と、前年度ほぼ横ばいの0.9%、接続率も79.9%と対前年比1%の増にとどまっている。しかし、未整備地区もまだ多く、いまだに不公平感があると思われる。未接続世帯解消対策については、トイレの改修にかかわる資金融資、接続依頼パンフレットの配布、自治会長への接続推進のお願いなどの対策が講じられ、一定の成果が出ているものの、特に農業集落排水については当初の目標に比べるとまだまだ低いと言わざるを得ない。 また、一般会計からの繰入金は高水準であり、市の財政負担は大きい。その要因の一つは、下水道事業会計への一般会計からの公債費償還額の補てんである。将来負担となる地方債残高は突出して高く、平成20年度末で約203億円に上る。接続率を高める方策を初め、経営改善に向けて一層の努力をされたい。 8、地域活性化交付金事業について。国の景気対策として平成21年度、地域活性化・きめ細かな臨時交付金3億3,000万円余、地域活性化・公共投資臨時交付金14億3,000万円余、平成22年度、住民生活に光をそそぐ交付金1,600万円余、きめ細やかな交付金100万円余の交付金を活用して、平成22年度には約20億9,000万円余の事業費により、ブロードバンドインフラ整備事業、小学校耐震補強事業、図書館施設改修事業など公共事業が進められ、引き続き平成23年度においても繰越事業として約24億2,000万円余の事業が実施されています。また、この交付金によって本来一般財源でしか行えない長年の積み残し案件も大部分解消することができた。しかし、交付金事業については、東日本大震災の影響などによって国の手厚い施策は期待できない。これから進めようとしている事業の計画については、慎重な検討をされたい。 以上、指摘事項及び審査意見を申し上げましたが、国、内外の経済、雇用の長期的低迷、歴史的円高などに加え、3月の東日本大震災で国難と言える状況にあります。市政を取り巻く経済的環境や財政的環境はかつてない厳しさが迫っています。さらに、本年は以異常気象による予期せぬ自然災害が多発しており、今後も予断できない状況にあります。執行部におかれましては、施策の優先順位を明確にされ、さらなる行財政改革の推進に努められるよう要請をし、委員長報告といたします。 ○議長(梅林守君) 決算審査特別委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対して質疑はありませんか。 18番河津清議員。 ◆18番(河津清君) 私も委員でしたので、質疑というよりも本会議ですので確認だけをしておきたいと思います。 先ほど委員長の報告の中で、イエローバスの運行状況と利用増進について、前年度対比1,839人とおっしゃったように聞きました。市の資料では、1万8,039人の前年対比増となっていると思っておりますんで、ちょっと確認ほどしたいと思います。 ○議長(梅林守君) 葉田決算審査特別委員長。 ◆決算審査特別委員長(葉田茂美君) 大変失礼しました。河津委員御指摘のとおり前年度対比1万8,039人増でございます。訂正をさせていただきます。 ○議長(梅林守君) ほかに質疑はありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより一括して討論を行います。 討論はありませんか。 18番河津清議員。            〔18番 河津 清君 登壇〕 ◆18番(河津清君) 日本共産党の河津清でございます。認第1号安来市一般会計決算の認定を求めることについてを不認定の立場から発言をさせていただきます。 22年度事業の中には、これまで私が一般質問などで取り上げてきたものとして、太陽光発電システム設置費補助、木造住宅耐震関係助成ほか各種支援事業、介護保険の特別給付事業など、他の自治体におくれをとりながらでも実施できた点で一定の評価すべきものだとは思っております。 私は22年度当初予算審議の討論で、市長選挙において5,175票もの大差で現職の市長が敗れるという大きな要因は、島田市政をこのまま続けさせていては夕張市のように安来市がつぶれてしまうのではないかという市民の思いが近藤市長誕生につながった。よって、近藤市長には安来市を変えてほしいとの市民の願いが託されている。決して、現在地での庁舎建設ということだけではない。これまでの島田市政の延長線ではなく、もう一歩踏み込んだ、他の自治体と肩を並べるような福祉教育に重きを置いた施策への転換を望むと発言をいたしました。市民が長い間市政に求め続けてきたにもかかわらず、実施に至っていない幾つかの点で予算の使い方について指摘をするものであります。 民生費、社会福祉費、福祉医療についてであります。島根県制度における自己負担金は、平成13年まではかかりませんでした。14年から一律500円となり、17年10月から1割負担となりました。この県の制度では住民の命と暮らしが守られないとして6自治体が上乗せ補助をいたしております。県人口の70%がその独自政策のもとで生活をしております。こうした状況にあっても、安来市は独自の補助制度を設けておりません。近藤市長は選挙の広報で、お年寄り、身体の不自由な人に優しい町と公約をいたしております。市長の公約にも反するものであります。他の自治体並みの施策を実施すべきであります。 児童福祉費、乳幼児医療費についてであります。島根県は制度の見直しをほんの少しだけ行いました。個人負担の限度額を就学前までは入院で2,000円、通院で1,000円であります。安来市は県制度に上乗せをして、3歳未満は入院、通院を問わず無料に、入院の限度額1万5,000円を小学6年生まで拡大をしました。しかし、全国的には、医療費は義務教育終了までは無料というのが流れであります。県内でも、吉田町、津和野町、邑南町、西ノ島町と、中学卒業まで無料の自治体がふえてきております。松江市は小学3年生まで無料であります。就学前まで無料にしている自治体は雲南市外5つの自治体になっています。この制度は、子育て政策の充実度をはかる物差しともなっていて、安来市は子育てに冷たい町との悪評を与えています。せめて近隣自治体、同規模自治体並みの水準に早急に引き上げるべきであります。 教育費についてであります。22年度は、教育総務費の中に給食センター建設にかかわる調査のための予算が組まれておりました。しかし、中学校給食の実施の具体化には結びついていません。合併協定では、中学校については全校で完全給食を実施することとし、センター方式を視野に入れ検討する。時期は広瀬町、統合中学校の開校時を目標とすると明記し、市民に約束をしたものであります。また、広瀬中学校は弁当による給食ですが、これは完全給食が実施されるまでの間、一時的措置として導入されたものであります。PTA連合会広瀬ブロックからは、毎年のように弁当給食には栄養バランス、食の安全性等課題があるとして、学校給食法に基づく給食の要望があっております。合併して7年にもなろうとしております。早急に実現に向けた一歩を踏み出すべきであります。 また、給食管理費について。平成20年の島根県教育長事務連絡、学校給食費の取り扱いについてでは、児童白衣、消毒薬など物品購入は設備に準ずるものと考えられるので、保護者負担は好ましくないと通知をしております。この指導を受けて改善をした自治体がある中で、安来市は依然として食材費のほかに管理費として小学校で平均で7円、中学校は5円を徴収しています。改善すべきであります。 同和関係について。地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律は平成14年3月末に終了しております。法令上の根拠がなくなってから10年になろうとしております。同和という名称の入った事業の継続は必要のないものであります。また、22年度も同和会安来支部へ120万円を市が補助しております。同支部の22年度決算収入額は139万6,394円でありますので、実に市の補助金が85.9%もふえています。こんな会計で運営されている民間の団体、民意の団体はほかにはありません。この補助は改めるべきであります。 次に、認第2号平成22年度安来市国民健康保険事業特別会計決算の認定を求めることについてを不認定の立場からの発言をさせていただきます。 国保の滞納額は2億700万円であり、昨年と比べて1,500万円減少したものの、合併の年、平成16年度が1億6,500万円でしたので、6年間では25.5%ふえております。滞納者数982人は昨年と同様であります。安来市提出資料から滞納者の事由を見ますと、傷病、借金、生活荒廃などによる慢性的な資金繰り不良、生活保護世帯及びこれに準ずる生活困窮者、会社倒産、事業の失敗、極度の経営不振による納付困難、本人死亡などが滞納者の半数を占めています。あとの半数の方々について、市の説明では、電話や訪問で納入の約束をしてもほごにされるなどの例があり不誠実、納税意識の希薄と分類したとのことでありましたけれども、そこまでに至った原因は生活に困ってのことと察せられる方々が大半ではないかと、こういうふうに思います。全国的には、国保加入世帯の平均所得は、20年前は240万円だったものが平成21年には158万円と、実に82万円も少なくなっております。自営業、農業が大変になっている上に、非正規労働者、失業者、年金生活者など、職のない人が構成員の70%にもなっていると言われております。 一方で、国保税は年々引き上げがなされてきております。安来市の場合どうか。合併の年、平成16年度は1人当たりの保険税は7万3,933円、1世帯当たりは14万9,905円でありました。22年度は1人当たりの保険税が9万1,086円、1世帯当たりが15万8,515円となっております。6年間で1人当たりの保険税は1万7,153円の増額に、1世帯当たりの保険税は8,610円の増額になっております。こうした状況のもとで不納欠損処理額もふえています。22年度は3,257万4,000円であります。昨年と比べて1,249万4,000円ふえています。合併の年、平成16年度が831万8,000円ですから、6年間で4倍近いものになっています。滞納を減らすためにも、安心して病院にかかれるようにするためにも、国保法の77条保険税の減免、安来市国保税条例の減免条項及び国保法44条医療費の一部負担金の減免など、市民の生活に照らした適切な運用が求められております。国保法は国保事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保険の向上に寄与することとうたっています。国保は社会保障制度であります。全国では、法定外の繰り入れを行っている自治体が平成20年度では1,223あります。全国の自治体中68.4%であります。加入者1人当たりの繰入額は平均して1万134円になっております。法定外の繰り入れによって加入者負担の軽減を図るべきであります。 終わります。 ○議長(梅林守君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認めます。 以上で討論を終わります。 これより順次採決いたします。 初めに、認第1号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(梅林守君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 続いて、認第2号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(梅林守君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 続いて、認第3号から認第10号まで8件を一括して採決いたします。 本8件に対する委員長の報告はいずれも認定であります。本8件については委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、認第3号から認第10号まで8件については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 この際、しばらく休憩します。そのままでお待ちください。            午前11時20分 休憩            午前11時22分 再開 ○議長(梅林守君) それでは、再開いたします。 お諮りいたします。 ただいまお手元に配付のとおり、議第65号が提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よってこの際、議第65号を日程に追加し、議題とすることに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加 ○議長(梅林守君) 議第65号「平成23年度安来市一般会計補正予算(第4号)」を議題といたします。 執行部の説明を求めます。 真野総務部長。            〔総務部長 真野善久君 登壇〕 ◎総務部長(真野善久君) 失礼します。 それでは、議案の説明に先立ちまして、9月20日から21日、昨日にかけての台風15号によります被害状況を報告をさせていただきたいと思います。 台風15号は、予報をされていました降雨より少なかったものの強風が長い時間続きまして、農作物への被害を懸念しているところでございます。農作物被害につきましては本日より調査に入っておりますので、早い時期に実態が明らかになるものと考えております。 今回の台風で新たに被害報告を受けましたのが鍛冶屋谷線で、台風12号の降雨により崩壊した場所とは別の箇所で、また土砂崩れがあっております。この土砂崩れによりまして林道に土砂が堆積しまして、自動車の通行が不能となりまして、1軒の住宅が孤立状態となって現在もおります。復旧には数日かかるものと今見込んでおりますが、この間その当該家庭との協議によりまして、徒歩によって何とか生活をしていくという御希望もございましたので、市といたしまして避難勧告等の措置は行わないということで様子を見ていきたいというふうに考えているとこでございます。 これ以外には被害報告を受けておりませんが、ただ今も申し上げましたように、今回の降雨によりまして12号によります被害が拡大しているのではないかという、こういうことを予測しております。災害復旧、今から説明するわけでございますけど、災害復旧のための経費、増額が必要なことも予測しておかなければならないというふうに考えております。 本日今から説明いたします災害復旧の関係、11月中には何とか災害査定が完了できるんではないかというふうに考えております。災害復旧費、総額若干動いていくようなことになろうと思います。12月議会には精査した災害復旧費、総額さらに計上させていただくようなことも考えておりますので、あらかじめ御承知おき願いたいと思います。 それでは、本日追加上程いたしました議案つづりその3、1ページをお開き願いたいと思います。 議第65号平成23年度安来市一般会計補正予算(第4号)を次のとおり定めるものでございます。 第1条歳入歳出の補正です。歳入歳出それぞれ9億2,600万円を増額し、歳入歳出総額をそれぞれ228億3,800万円とするものでございます。 第2条地方債の補正を行っております。後ほど第2表により説明を行いたいと思います。 提案いたします補正予算は、先ほども申し上げましたように、9月2日から3日にかけて襲来いたしました台風12号による豪雨災害からの復旧に要する経費を計上しております。 台風12号は母里において累積雨量328ミリを記録し、市内各地に被害をもたらしました。その被害状況の速報として、会期中の9月5日の本会議の冒頭に副市長のほうから速報としての報告をいたしましたが、被害は市の中部から南部の山間地を中心に、住宅被害として河川の増水による床上、床下浸水合計42戸、増水による農作物の冠水による被害、土砂の崩壊等による農業用施設災害、公共土木施設災害が主なものとなっております。被害をお受けになりました家屋に対しましては、9月4日から戸別に職員が訪問いたしまして状況の確認と消毒の希望等を行った上でその作業に当たって既に終了しております。 また、被害箇所につきましては、住民の皆さん、市民の皆様からの通報をもとに、産業振興部所管が農林業関係箇所を、基盤整備部が公共土木箇所の被害箇所の現地確認を、他の部署からの応援を求めながら実施してきたところでございます。 予算説明資料を本日つけておりますが、1ページをごらんいただきたいと思います。 1ページには、歳入と歳出、歳出の目的別と性質別の一覧を、それから2ページにはその詳細を、それから3ページには、折り込みになっておりますけど農業用施設、4ページには公共土木災害別に補助災害箇所を明示した地図を添付しております。それらを、また必要の都度ごらんいただきながらお聞き願いたいと思います。 まず、農業関係では、主なものとしましては水路への土砂の流入、それから道路の路肩崩壊、のり面の崩壊などを中心にいたしまして、農業施設で単独で180カ所、補助対象となるものが34カ所、農地で56カ所の271カ所の被害箇所を確認しているところでございます。 公共土木施設では、土砂崩れによる道路への土砂の堆積、それから道路路肩の崩壊、河川護岸の崩壊などを中心に、単独で106カ所、補助の87カ所の193カ所という被害箇所を確認しているところでございます。このほか、直接市は関係ございませんが、道路関係で国道、県道にも被害箇所が発生しておるところでございます。 それから、農業被害につきましては、9月8日時点で集計をしておりまして、金額が最も大きいのは水稲で1,270万円という、こういうことになっております。そのほか、大豆、ナシ、ブドウ、ブルーベリー、菊など、水稲も合わせまして2,460万円余の被害額ということの報告を受けておるところでございます。 今回の補正の基本的な考え方、説明書の2ページをごらんいただくとおわかりいただけると思いますが、先ほど来説明しております現地確認を行い、算出、積算いたしました災害復旧のための工事費と設計費等の必要額から既決の予算額を差し引いて必要額を算出して補正予算額を出すという、こういう考え方で対応しているところでございます。 財源の構成は、後ほどまた説明いたしますが、国庫補助金、それから県の補助金、受益者負担金、地方債、一般財源で対応することといたしまして、資料の2ページで今ごらんいただいている摘要欄に記載して、それぞれ負担率等を記載しております。負担率、国庫補助率等につきましては、通常の災害時の率を当てはめて受益者負担、それから市の負担を算出しているものでございます。 御承知のように、今回台風12号による被害は激甚災害という指定になっております。ですから、今そこに記載しているものよりも国の補助率等がかさ上げとなりますので、ただ具体的に今その数値がはっきりしておりません。はっきりした段階で受益者負担、一般財源等は軽減される見込みでございますが、現在のそこに掲げているものは、それぞれ受益者負担、市の負担については最高限度こうなるということで御理解をいただきたいというふうに考えております。 それでは、予算書のほう、4ページをお願いいたします。 第2表地方債の補正でございます。発行限度額の変更を行うものでございます。災害復旧事業費に充当するため、限度額を2億6,580万円増額いたしまして、総額3億790万円とするものです。 歳入につきましては、次、予算書の8ページ、9ページ、それからあわせ予算説明資料の1ページをごらんいただきたいというふうに考えております。 先ほど説明いたしましたように、総額9億2,600万円のうち、11款分担金及び負担金、農業災害復旧に係る受益者負担金として、事業費の5から10%相当の1,880万円を計上しております。 それの下からが、国、県の支出金といたしまして13款国庫支出金、災害復旧負担金として3億6,670万円、それから14款の県支出金、県補助金の1億2,590万円の合計4億9,260万円を計上しているところでございます。 市の負担分といたしまして、18款繰越金、前年度決算剰余金から1億4,880万円と20款、先ほど説明しました市債2億6,580万円、合わせまして4億1,460万円という財源構成としているところでございます。 続いて、歳出でございます。 予算書の10から11ページをごらんいただきたいと思います。1ページもあわせ、そのままごらんいただきたいと思います。 11款災害復旧費、1項の農林水産業施設災害復旧費といたしまして農業施設、治山施設、農地を合わせまして2億9,840万円。 それから、予算書の12、13ページになります。2項の公共土木施設災害復旧費といたしまして6億760万円を計上しているところでございます。 予算書を次はぐっていただきまして、14、15、ここに3項その他公共施設・公用施設災害復旧費といたしまして、これは具体的には説明資料のほう、次のページの2ページのほうの下のほうに若干詳細、名称だけは掲げておりますが、まず市有の2カ所の小水力発電所が水害により被害を受けたということでございます。具体的には、伯太発電所では、発電の心臓部とも当たります発電機が増水によって冠水し、水没しました。これを解体修理をする必要があるという事態となっております。また、布部発電所におきましては、発電所までの送水路が山肌の崩壊等により埋まりまして、これも場所が場所だけに機械をもって改修なかなかできませんので人力による撤去が必要となるという、そういう復旧費を計上しているところでございます。 これら水力発電所についての現段階での私どもの考え方でございますが、今回のように災害により人的経費が必要となったということはございますが、通常のベースでいきますと、大きな運用益は出ないまでも、管理運営コストと経年劣化に伴う定期的なメンテナンス料金については、これは売電益で十分に賄える状況でございます。昨今の再生エネルギーが重要視されている現段階では、当面この小水力発電所を継続して運用していくことがいいのではないかという判断のもとに、今回修理の予算を計上したところでございます。 そのほか、下のほうに、上の台緑の村と、それから野だたらと椿の里公園を載せておりますが、これは緑の村の中の散策道で土砂崩れが発生して通れないというとこの改修と、それから野だたらと椿の里では数カ所土砂崩れがしております。一部では擬木等がダム湖内に落ちるというところもございますので、その辺の復旧のための経費を計上しているところでございます。 以上、雑駁でございますが、議第65号平成23年度安来市一般会計補正予算(第4号)の概要について説明し、提案とさせていただきたいと思います。御議決いただければ一日も早い復旧を目指し取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梅林守君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。 9番勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) 最初は、この段階で設計の追加だというふうな認識を持っておりましたが、こういった細かいところまで詰めた内容を出された。担当の方、大変だったと思います。御苦労に対して敬意を表したいと思います。 市関係のがこうやって示されましたが、ここまでやっていただいてそれ以上手は回らんかったとは思いますが、県単独の県関係の被害、箇所数、もし金額の総額あたりでも見当がつけばちょっとそこら辺をお伝え願いたいと思います。 ○議長(梅林守君) 井塚基盤整備部長。 ◎基盤整備部長(井塚政美君) 今の御質問、きのうちょっと情報をいただきましたので、幸い報告ができることとなりました。ありがとうございます。 広瀬土木関係の情報でございますが、河川の災害箇所63カ所、いわゆる被害額ですが、復旧費ではなくて被害額でございます、これが7億4,800万円。それから、道路につきまして、箇所数で13カ所、いわゆる被害額が1億3,580万円。合わせまして、広瀬土木事務所関係76カ所の8億8,380万円という数字をきのういただいたものですので、御報告いたします。 ○議長(梅林守君) 9番勝部議員。 ◆9番(勝部幸治君) このたびは大変な被害だったということで、さっき真野部長のほうから激甚災害の指定があったということですので、個人個人の負担というのも若干軽減されるんじゃないかと思って期待をしております。 それと、やっぱり確かに激甚災害ではありますが、さきの説明の中で、いわゆる時間当たりの降水量から見ますと34ミリぐらい、累積でも300ぐらいということで、国全体として見ればこの12号の被害というのは大きいものがあったろうかと思いますけども、降水量で見れば最近ではしょっちゅうある降水量かなというふうに思います。何でこういうことを言うかといいますと、ふだんのメンテナンス、そういったものがある程度行ってあれば一定の被害は防げた部分もあるんではないかというふうに推測します。今後こういった被害が出たときに、例えばこういったメンテナンスをこの被害箇所に施しておけばここまでの被害は出なかったじゃないかというようなことも、忙しいかもしらんですが検証をいただいて、当初予算の中でそういったメンテナンス、維持管理というところの予算は余り削らんように、ひとつ、こっちのほうですか、よろしくお願いをしたいということで。答弁はいいです。希望を述べておきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(梅林守君) 6番田淵議員。 ◆6番(田淵秀喜君) 私もいろいろこの台風12号の災害等について、いろんな箇所の被害等々を見させていただいて、非常にこの対応で市の職員の皆さんが大変な御苦労をされたんだなというのも見させていただきました。 やはり、特に今回広瀬、伯太の南部のほうで非常に多かったわけでありますが、情報という部分での共有の部分で、じゃあ伯太に農林課あるんですが、じゃあそこで広瀬で起きてる中身が本当にタイムリーにうまく情報として伝わっているのかどうなのか。じゃあこのある面では危機管理の中心となるこの本庁舎の中で、きちんとその辺の全体像がタイムリーにうまく掌握をされて適切な指示がなされていたのかどうなのか、その辺も含めてしっかりと検証していただいて、この冬の豪雪から始まって、まさに想定外というのはもう通用しない、ある程度想定をしながらこういった事象に対して俊敏に対応ができる体制が当然できていてしかるべきだろうというふうに私も思っております。その辺をしっかりと検証して生かしていただきたいというふうに思います。 それと、あわせて土木とか農林の担当の皆さんの状況は、まさに24時間労働みたいな形で大変な過重労働を強いられておるということで、じゃあこの全体としてこういった事象が発生をしたときに、職員の皆さんの応援の体制ですとかそういった健康管理に対する配慮、こういった部分がきちんとなされていたのかどうなのか、この辺も含めてしっかりと検証をしていただいて、また起こる可能性もたくさんございますので、その辺に生かしていただくということを重ねて要請をしておきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(梅林守君) 16番井上峯雄議員。 ◆16番(井上峯雄君) 今の田淵議員のほうもおっしゃいましたけども、これは情報のことですけども、今回ブロードバンドは、あれは7月19日から運用開始された関係もございまして、行政告知端末の関係で一般質問でも若干あったと思いますけども、今回の水害は非常に市内全域に発生しておりまして、特に私は安田の出身でございまして、安田川がはんらんして全国放送もしていただいたところでございますが。 そういうことで、この状況が告知端末のほうから余り流れていなかったというふうな苦情がたくさんありますけども、私も実際に寝ておって夜中のことでわからなかったんですが、本当に情報が流れていたのか、流されていたのかどうかということと、それから旧伯太町のことを言って大変申しわけございませんけども、警報が出れば注意喚起のために消防のほうから防災無線で何回も放送をしていただいたように思っておりますけども、この前の一般質問の中で答弁もあったようですけども、若干何回か放送されたようだったですけども、タイムリーにどんどん放送をしていただいて注意喚起をしていただきたかったなというふうに思っております。それで、特に夜中の1時、2時にたくさん雨が降ったというような関係で、低いところ、私のほうも安田でございまして非常に下流になります。安来市に一番近いところでございますが、低いところでございますので水害に随分遭いましたけども、孤立したところでは消防の方にお世話になってボートで避難していただいたという家庭もございました。 そういうことで、早目に教えていただければ、車庫の中から車とか農機具とかが出せるというような状況もございましたので、そこら辺が放送が本当になされていなかったのか、なされていたけどもわからなかったのか、もしコメントをしていただければ聞いてみたいと思いますけれども。 ○議長(梅林守君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 申しわけございませんが、本部のほうでは個々、ページング放送の部分のところまで把握しておりませんので。ただ、本部のほうでできた部分、先ほど予算委員長のほうからも御報告がありましたように、新しいシステムに不慣れな部分、また体制が十分でなかったという点は、今回大きな反省点として今後に結びつけたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(梅林守君) 八幡伯太地域センター長。 ◎伯太地域センター長(八幡治夫君) 失礼します。 伯太地域の防災無線の点につきましてでございます。 初動は、9月2日の10時過ぎに安田地区が停電になりました。このことを中電からの要請を受けまして消防署のほうから放送しております。それから、避難所を開設しましたのが3時過ぎでございます。非常に避難所への希望が多くなりましたので、3時32分でしたでしょうか、消防署のほうから避難所の開設と、水が河川から超えているというような情報があるので早目に危ないところの方については避難される場所を開設しましたので移動していただくようにという御案内を流しております。なお、繰り返し3時48分にもう一回放送を流しております。以下、停電ですとか避難所の案内等は、夜が明けましてからさらに一、二回、行ったところでございます。 以上、流す経過としましては、消防分署によりまして伯太地区は防災無線を使ったところでございます。 ○議長(梅林守君) 16番井上議員。 ◆16番(井上峯雄君) ありがとうございました。 今後ですけども、行政告知端末と防災無線を有効に使っていただきましてきっちりと情報を流していただきたいと思いますけども、この防災無線、行政告知端末の放送はだれの判断でどのタイミングでどのように放送するかというようなことが決めてあるのかないのか。今回はまだそういう状況でなかったというのは、今田淵議員も言われましたけども、きちっと検証をしていただいてきちっとした体制をつくっていただきますように要望して終わりたいと思います。 ○議長(梅林守君) ほかに質疑はありますか。 1番丸山議員。 ◆1番(丸山征司君) 今補正予算のいろんな内容を確認させてもらっているんですけども、今回農地とか農業用施設の復旧の費用に、例えば発電所などの公共施設の復旧の被害についての補正予算で書いてありますけども、今回浸水の被害ということが多かったと思いますけども、例えば今回浸水で床下浸水、床上浸水でつかったことによっていろいろと商業施設などが、実際商品とかいろんなものがもう使えんようになった、機械が壊れたというふうなものに関しての復旧に関して、その被害に関しての補正というものがあるわけなんでしょうか。 ○議長(梅林守君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 基本的に、今公で手当てをいたします、今公共、市で市有している施設の関係、それから公共の施設の関係。ですから、今おっしゃった部分については、これはもう一般災害での公費を出すというふうな制度は、激甚で大きいものの場合ではありますけど、このレベルのところではないというふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(梅林守君) 1番丸山議員。 ◆1番(丸山征司君) 公の部分ということでよく理解いたしておりますけども、例えば農地に関して言えば、こう言ったら怒られるかもしれませんけど、公でない部分もあると思いますけども、それに対しての今回補助はあるという中で、例えば農業以外にも商業とかあるわけでして、そういった商業のほうは公じゃないからだめということは理解できないんですけど。 ○議長(梅林守君) 渡部副市長。 ◎副市長(渡部和志君) 丸山議員の御質問に若干当を得ているかどうかはありますけど、一般論でちょっとお話しさせていただきたいと思います。 現在、今回提出いたしましたのは、県は県のほうで災害復旧費を計上いたしております。それから、安来市の関連する施設については安来市が計上いたしております。それで、先ほどございました、例えば市道につきましては市が全面的に全額市でもって直すと。それから、農道なんかございます。農業あるいは農業用の関係のかんがいとか施設ございますが、そういったところには一部の自己負担を持ちながら、相当自己負担は少な目のものが、特に今回の激甚災害になると適用されるということであります。 ただ、今回の施設関係につきまして、農業関係の施設ございますね。施設については、特別に今の個人の施設に相当な被害があるというふうにはまだ伺っておりません。それで、実際にそういうものが出てきた場合にはまた県のほうへ要望して、一般的な話でございますが、こういった施設災害があっておりますと。そういったことになりますと、県のほうが県単独のものを組みます。それはどういうふうな内容かといいますと、安来市で必要なものに対して、今までの例でいきますとその半分を負担しようというふうなものが制度化されます。ただ、今までの農林水産部の調査の中ではそこまでのものが出ていないので該当していないんだろうと。これから、また具体的に出てくるかもしれませんが、そうすると県に対して安来市はこういった対応をしたいということで出すようになるわけでございます。 それと、商業関係でございますけども、いろいろな災害が出て、そういったものが出た場合には、一般的な話でいたしますと、貸付事業とか低利のものとかそういう。それから、農業の、例えば米なんかにつきましては共済組合に入っていましたね、そういったもので補てんされる。それ以外のものについては、やっぱりそういうふうな保険を掛けているものについては保険でされるというふうなことになろうかと思っております。詳しくはまた直接その担当する部のほうが御説明するようになりますが、そこまでしますといろいろと詳しくなってきますので、また別途お聞きいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(梅林守君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議第65号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第65号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 本件に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、議第65号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~
    △日程第8 ○議長(梅林守君) 日程第8、諮第2号「人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて」を議題として、執行部より説明を求めます。 近藤市長。            〔市長 近藤宏樹君 登壇〕 ◎市長(近藤宏樹君) 議案つづり、19ページをお開きください。 諮第2号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。 人権擁護委員岸井正憲は、平成23年12月31日に任期が満了するため、次の者を候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の意見を求めるものであります。 その人は、住所が●●●●●●●●●●●、氏名は小村修司、生年月日は●●●●●●●●生まれであります。任期は平成24年1月1日から平成26年12月31日であります。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(梅林守君) 説明が終わりました。 お諮りいたします。 本件については質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認め、採決いたします。 諮第2号につきましては原案による者を適任と認めることに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、諮第2号につきましては原案による者を適任と認めることに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第9 ○議長(梅林守君) 日程第9、閉会中の継続審査及び調査についてを議題といたします。 各常任委員会及び議会運営委員会の委員長から、お手元に配付のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅林守君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。 以上で日程のすべてを終了いたしました。 この際、市長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 近藤市長。            〔市長 近藤宏樹君 登壇〕 ◎市長(近藤宏樹君) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 去る9月1日から本日まで、第49回市議会定例会におきまして、提案いたしました一般会計補正予算案を初めとする諸議案につきまして、慎重な審議を賜り、すべての案件を御議決いただきました。まことにありがとうございました。 本会議の会期中、9月2日から4日にかけ台風12号が本市を襲い、強風と記録的な大雨をもたらしました。市内での降り始めからの総雨量が、広瀬町布部、伯太町小竹、母里などで300ミリを超え、多くの市民の方が自主避難されたほか、各地で家屋、道路、農地が冠水するなどの被害が発生いたしました。被害を受けられました方々に心からお見舞いを申し上げます。この災害の復旧に対応するために追加上程いたしました補正予算案につきましても御議決いただきました。一日も早い復旧を目指し、速やかな予算執行を図りたいと考えております。 また、今回の災害では、宇波地区、大塚地区の自主防災組織が市の災害対策本部と連携し、地元避難所の運営や地域内の見回りなどで大きな力となっていただきました。そうしたことを踏まえ、市内各地での自主防災組織設立に向け、今後とも支援してまいりたいと考えております。 また、原子力災害への対応についてでありますが、9月16日に副市長が中国電力島根支社に出向き、島根原子力発電所に関する情報を直接市に提供いただくよう申し入れをいたしました。さらに、島根県に対しましても、そうして得た情報の分析等に関しての協力を要望いたしました。いずれも前向きに検討をしていただけるものと考えております。今後とも、引き続き市民の安心・安全確保についての体制整備を進めてまいります。 安来市立病院の病院機能評価認定についての報告でありますが、来年2月23日から3日間、財団法人日本機能評価機構の機能評価を受審いたしましたが、先月5日付で認定を受けました。病院機能評価は専門的な第三者の視点で審査を実施し、改善すべき問題点を明確にするとともに、さまざまな項目において一定以上の基準を満たすことにより認定証が発行されます。安来市内では、現在安来市立病院のみがこの認定を受けており、認定いただいたことによりこれまで以上に患者さんに選んでいただける病院となり、ひいては今後の地域医療にますます貢献できるものと確信をしているところであります。 また、この夏、全国高校総合体育大会のフェンシング男子団体で安来高校が優勝するといううれしいニュースがありました。島根国体翌年の全国制覇から28年ぶり、2度目の快挙でありました。選手はもとより関係者の御努力に敬意を表するとともに、来月の山口国体でも優秀な成績をおさめられますよう応援をしてまいります。 これからの季節、文化の秋、スポーツの秋です。市内各地区で文化祭、そして体育祭が計画されております。盛大に開催され、地域文化の振興や健康づくりに生かされる催しになることを念願するものであります。議員各位におかれましても、文化スポーツの秋、そして就学の秋を満喫いただきますとともに、市勢振興に一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 なお、庁舎建設につきましては、所信表明で申し上げましたが、設計等に係る予算を執行してまいりたいと考えておりますので、これにつきましても御理解、御協力をよろしくお願いいたします。 以上、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。 ○議長(梅林守君) 以上をもちまして第49回安来市議会定例会を閉会いたします。 御苦労さまでした。            午後0時0分 閉会 以上、会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため署名する。                            平成  年  月  日     安来市議会議長     安来市議会議員     安来市議会議員...