安来市議会 > 2009-03-09 >
03月09日-05号

  • 堺屋太一(/)
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  1. 安来市議会 2009-03-09
    03月09日-05号


    取得元: 安来市議会公式サイト
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    平成21年第 31回 3月定例会             平 成 21 年 3 月 定 例 会平成21年3月9日(月曜日)            出 席 議 員 ( 2 6 名 ) 1番 田中 明美君      2番 嘉本 祐一君      3番 田淵 秀喜君 4番 田中 武夫君      5番 石倉 刻夷君      6番 岩田 拓郎君 7番 勝部 幸治君      8番 岡田 麻里君      9番 永田 巳好君 10番 葉田 茂美君      11番 金山 満輝君      12番 中村 健二君 13番 嶋田 豊昭君      14番 井上 峯雄君      15番 佐伯 直行君 16番 足立 喜信君      17番 山本 武士君      18番 河津  清君 19番 中島 隆夫君      20番 深田 富造君      21番 梶谷  厚君 22番 上廻 芳和君      23番 遠藤  孝君      24番 内藤 美雄君 25番 梅林  守君      26番 山本 敏熙君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 金山 和義君   事務局次長 太田 健司君   主幹   門脇 直哉君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      近 藤  宏 樹君      教育長     石 川  隆 夫君 広瀬地域センター長              伯太地域センター長         井 上  幸 治君              八 幡  治 夫君 総務部長    真 野  善 久君      市長室長    伊 藤  耕 治君 市民生活部長  仁 田  隆 敏君      健康福祉部長  原 田  理 文君 基盤整備部長  三 徳  伸 吉君      産業振興部長  田 中    操君 上下水道部長  井 上    博君      消防長     廣 江  奈智雄君 会計管理者   角 森  珠 子君      市立病院長   永 松    力君 総務部次長   児 玉  好 之君      基盤整備部次長 井 塚  政 美君 産業振興部次長 石 丸  秀 一君      総務課長    石 井  信 行君 財政課長    大久佐  明 夫君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程(第5号)                        平成21年3月9日(月)午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時1分 開議 ○議長(深田富造君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(深田富造君) 日程第1、一般質問を行います。 順次質問を許可いたします。 13番嶋田豊昭議員、登壇願います。            〔13番 嶋田豊昭君 登壇〕 ◆13番(嶋田豊昭君) おはようございます。 13番嶋田豊昭でございます。通告をしております市政運営に当たっての基本的な方針につきまして一般質問をさせていただきます。 昨年12月定例会の一般質問で、近藤市長にこれからの市政に対する基本的な政治姿勢についてお考えを伺いましたが、その答弁はやや抽象的で踏み込んだ内容の見解でなかったように思っております。また、国内の景気後退に伴う財政見通しについても伺いましたが、経済状況はことしに入りますます深刻化しています。さらに、安来市政については、昨年11月の初議会で市長が所信表明された選挙公約の最大第一という新庁舎建設問題については、いまだその方向が見えない状況にあります。平成21年度予算が編成され、市長施政方針が説明されましたが、庁舎建設を除けば、基本的にこれまでの安来市の計画に沿ったものであると思います。いわゆる近藤カラーについては際立った特徴が見られないように認識しています。 今の困難な行政課題に対処するためには、市長、職員一丸となった強力な行政執行体制が構築され、スピード感を持って進められなければならないと考えますが、4カ月経過した近藤市政の姿は私の期待する状況には至っていない。あえて言えば、3月議会での今までの対応は緊張感に欠けているのではないかとさえ感じております。市長が就任されて初めての新年度予算を編成され、近藤市政が実質的にスタートするこの新年度を目前にした3月の定例会でありますので、市民の皆さんも注目をされていることと思います。安来市政のかじ取り役として、これからの市政運営に当たっていく基本的な方針など、次の点について所信を伺います。 初めに、近藤市長の基本的な政治姿勢についてであります。 1つは、近藤市長の基本的な政治姿勢は、去年の12月の答弁では、言葉であらわすと誠実と実行ということでありました。市政運営に当たっては市民の意見を最も重要視し、議会と協調しながら進めるとのことでありましたが、これまでどのようなことを進めてこられたのか、またこれからどのように進めていかれるのか、お考えを伺います。 2点目、市長の考え方、方針を市の組織として職員全体に行き届かせるため、どのような手段で実施をされているのか、また市長公約などについて職員の理解が深まっていると思っておられるのか、現状認識と今後について所見を伺います。 3点目、意思決定におけるトップマネジメントについて前回も自治体経営の観点からお伺いしましたが、今のお考えを具体的にお聞かせください。 次に、経済、財政の見通しについてであります。 1つは、先日のマスコミ報道によると、昨年10月から12月期の国内総生産が世界不況の影響から輸出、設備投資、個人消費が総崩れとなり、年率換算で12.7%減となったとのことであり、世界同時不況は外需に依存している日本経済を直撃し、当初は欧米に比べて傷が浅いとの予測に反し、猛スピードで急降下し、底が見えない状況にあると思います。今の経済見通しを論ずることは容易でないことは言うまでもありませんが、例えば先行きに危機感がある、危機感を持つほどではない、楽観視している、景気の底は何年後に想定されるなど、もう少し踏み込んだ国内の先行きについての直近の見解をお伺いをいたします。 2つ目に、市内の主要企業は輸出関連の製造業が主であり、世界同時不況の中で大きな影響を受けているものと思われます。市の対応、現状把握、今後の見通しについてなどについて伺います。また、最近の報道によりますと、企業城下町と呼ばれている自治体の独自支援策として、自動車購入の助成だとか特定メーカーに対する製品買いかえなど施策を実施するところがあります。安来市独自の事業を検討するお考えはないか伺います。 3つ目に、今回の経済、金融の危機は、これまで経験したことがない最悪の状況になるおそれがあることも考えられます。庁内にこれからの経済財政危機に対応するための専門的研究チームを編成したらどうかと考えますが、現在の取り組み、今後の対応策等について伺います。 次に、庁舎問題についてであります。 今議会でも関係予算の審議において相当の時間をかけて議論があり、一般質問でもこの項目が多く出されていますので、基本的な考えを主に伺います。 1つは、切川地区における市と地元関係者との話し合いの状況、解決に向けた考えについて伺います。 2つは、着地点はいつごろと考えなのか。また、どのあたりを目標にして作業を進める考えなのか。数値目標、時期などを具体的に提示をして見通しをつけていくということを決断する時期が今迫っているというように思うわけでありますが、お考えを伺います。 最後でありますが、団塊世代の活用についてであります。 団塊世代という言葉が世間に認知されたのは、堺屋太一さんが小説「団塊の世代」を発表してからだと思いますが、あれから30年が過ぎ、一昨年から団塊世代の人の多くが定年退職を迎えられたことと思います。ことしはその年代がピークを過ぎるのではないかと思いますが、年金制度の改定に伴って企業はもとより官庁におきましても、定年延長や再任用制度の創設によってある程度安心して働ける環境が整っておりましたが、昨年以来世界同時不況によってその環境が一変したと考えます。安来市内においても国内同様の雇用状況にあると思います。団塊世代の人たちがこれまでに培ってこられた技術や能力、経験は大変価値あるものと思います。人口減少と高齢社会に入り、これからの地域づくり活性化に団塊世代の人材活用が重要と思います。積極的に参加し活動する場所づくりなどの施策についてはどのようにお考えか伺います。 以上であります。市長の信念ある答弁をよろしくお願いをいたします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。            〔市長 近藤宏樹君 登壇〕 ◎市長(近藤宏樹君) おはようございます。 多少風邪を引いておりましてお聞きにくい点があろうかと思いますが、御容赦をお願いいたしたいと思います。 それでは、嶋田議員さんの御質問にお答えいたします。 私のほうからは、政治姿勢について、そして庁舎問題についてをお答えしたいと思います。そのほか2番、4番につきましては担当課からお答えさせますので、よろしくお願いいたします。 まず、政治姿勢について。 市長は誠実と実行ということが政治姿勢を言われて、市民の意見を最も重要視し議会との協調を進めるとのことであるが、このことについては今どのように考えているかという御質問でございますが、市民の皆さんの意見を最も重要視し、そして議会と協調するということは市政運営では最も大切な基本的な姿勢でございます。これまでも各地区に出かけまして市民の皆様のお話を伺っております。4月からは、さらに多くの地区に出て行きます。今後も市民の皆様方の御意見を拝聴しながら、それを市政に反映していきたい、このように思っているところでございます。また、議会の皆様方とも話し合いながら一層努力を続けて市政を行ってまいりたい、このように思っておるところでございます。 また、意思決定のいわゆるトップマネジメントについて具体的に問うということでございますが、意思決定のトップマネジメントにつきましては、職員の皆さんと忌憚のない施策について議論して討論を交わすことが今でも庁議等で行っておりますが、今後一層にその議論を深めていきたいと思っているところでございます。そして、職員の皆さんとのコミュニケーションを密接にとっていきまして、ボトムアップ、そして政策提言をたくさん取り入れていきたいと思っておるところでございます。 次に、庁舎問題についてであります。 まず、具体的に切川地区との関係がどのようになっている、どのように考えているかということでございますが、切川地区の地権者の皆様にはこれまでも数回直接、2回でございます、現地と市役所に来ていただいて2回私は話しておりますが、担当課も何度も回を重ねて私のこれまでの公約どおり現地での建設をすべく御理解をいただくように話し合いをさせていただいておるところでございます。 そして、着地点はいつかということでございますが、これは先日の議懇でも御説明いたしましたように、より具体的な案を作成して見通しをつけて、そして議会の了解が得られればすぐにでもというふうに着地点を見つけたい、こういうふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。            〔産業振興部長 田中 操君 登壇〕 ◎産業振興部長(田中操君) おはようございます。 嶋田議員の御質問に対しまして、私のほうからは市内企業に対する市の対応の仕方、そして今現在の現状把握、またこれから今後の対応ということについてお答えしたいというふうに思います。 まず1点目でございますが、市内企業に対する市の対応の仕方ということでございます。 皆さん御存じのとおりでございますが、産業サポートネットやすぎ、これ19年度から商工会議所、商工会、あるいはJAさんと一緒になって事業をやっております。この中で19年度あるいは20年度、それぞれ50社程度の企業訪問をいたしまして、いろんな相談等に対応しているという状況でございます。 今現在の市内企業の現状把握ということでございます。 御存じのように、日立金属を初めといたします製造業につきましては、自動車生産の急激な落ち込み、それによりまして自動車専門部門の稼働率は相当低い水準にあるというふうに思っております。建設業につきましては、年々減少いたします公共事業、それに伴います受注高の減少、あるいは単価の下落によって収益性は大変に悪化している状況になっております。また、商業、サービス業につきましては、製造業あるいは建設業がそうでありますように下支えの産業の影響を受けております。今現在、申告の期間でございますけども、個人事業者の決算状況につきましては大体10%から15%程度、対前年より悪くなっているという状況であろうというふうに認識しております。 これからの対応といたしましては、産業サポートネットやすぎの中で、現在、国のふるさと雇用再生特別基金、これを活用いたしまして、販路開拓アドバイザーを雇用して企業訪問、あるいは市内外での商談会への派遣をするように今現在申請を行っているという状況でございます。 また、今製造業におきましては、現在在庫調整を行っているという状況でございます。これを聞いてみますと、大体夏から秋ごろには復調の兆しがあるんじゃないかというようなところも漏れ聞いているところでございます。 いずれにいたしましても、商工会議所あるいは商工会と連絡を密にしながら、今後の対応を図っていきたいというふうに思っております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。            〔総務部長 真野善久君 登壇〕 ◎総務部長(真野善久君) おはようございます。 私のほうからは、嶋田議員のほうから御提案の専門的研究チームに関する考え方について回答させていただきたいと思っています。 嶋田議員が具体的に専門的研究チームというのはどういうふうな形態のものを御提案されているのかちょっと判断できませんので、まず今回の経済危機に対します私どもの取り組みの状況をお話ししたいと思っております。 今回の急速な景気悪化の対策としましては、昨年の12月に市民相談室内に緊急生活支援特別相談室を設置いたしまして、市民に対しまして生活支援、情報提供などを対応してきております。本年に入りまして、さらにこの状況は悪くなる一方でございましたので、2月に庁内の全関係する部署が対処すべき問題であるということで、雇用景気生活支援対策会議、関係課をすべて取りまとめております。これを立ち上げまして、雇用対策、景気浮揚対策とか生活支援対策に取り組んでいるところでございます。 冒頭お断りしましたように、どういうチームなのかちょっとわかりませんが、まず常設的なチームを置くというのはちょっとなかなか組織的にも、素質的にもなかなか難しいところがございますが、今回の経済危機だけでなくて災害とか突発的な事案に対しましては、今申し上げましたように庁内の関係部署を集めまして、プロジェクトチームとかワーキングチームを編成してその都度都度対応してきておりますので、今後もそのような体制で適宜適切な庁内私どもができることの最大限のことは対応していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 伊藤市長室長。            〔市長室長 伊藤耕治君 登壇〕 ◎市長室長(伊藤耕治君) おはようございます。 それでは、嶋田議員の団塊の世代の活用について質問がございましたので、お答えさせていただきます。 少子・高齢化と人口減少が進む中で魅力ある地域づくりを推進していくためには、現役世代だけでなく高齢者世代の活躍が求められております。安来市には平成21年2月末現在で昭和22年から24年生まれのいわゆる団塊の世代が2,633人いらっしゃるわけでございますが、この世代が蓄えられた技術や能力、人脈を地域で生かしていただくことが地域活性化につながるものと考えております。 市といたしましては、この世代が地域で活躍できる場やその情報を提供していく必要があると考えております。やすぎ夢追人支援事業を活用した起業、あるいは新規就農研修制度のチャレンジ、トライアングル事業を活用した地域イベントの開催、それから市内の小・中学校で行っているふるさと教育推進事業の講師、こうした制度も大いに活用していただきながら、団塊の世代の技術や能力を地域で生かしていただきたいと考えております。そのほか、自治会活動あるいは公民館活動、ボランティア活動など、この世代の方々が御活躍いただける分野はさまざまあると考えておりまして、市としても機会あるごとに情報提供に努め、それぞれの得意分野で活動ができるようサポートしていきたいと考えております。 ○議長(深田富造君) 13番嶋田豊昭議員。 ◆13番(嶋田豊昭君) 私は今回の質問については市長の基本的な考え方を伺いましたが、そうはいっても各部長は市長を補佐する最大の立場でありますので、市長、部長とかあるいは課長職員が十分連携というか、つながった一つの考え方になってやっていただくということが一番大事だろうという認識はしております。 先ほどの市長の答弁もございましたが、1つは政治姿勢についてでありますが、昨年も近藤市長のほうからはアメリカの大統領選挙の話もたびたび出たりしておりました。そういう点からいたしまして、アメリカのほうでは選挙で当選をして大統領に就任するということ、その時点から100日間の蜜月というような暗黙のルールがあるというようなことがあるようでございます。私も去る1月にセミナーがあってそこでそういった話を聞いたもんで、ああなるほど100日間といえば安来市長も既に100日が過ぎておるわけですが、一番大きな最大第一の公約ということについては、私が一番期待をしておったのはこの3カ月ぐらいでほぼめどをつけられるんじゃないかと、十分自信があって出馬されたことであろうということで、一般の市民の皆さんと会話をする際にも、新聞でいろんなことが出ますので心配した話を聞きます。 そういう中で、私はこの3月議会が一つの山になって、そこでほぼめどがつかないと市民の皆さんはこういったごたごた状態という見方をされますので、そういうことは市民にとって一番よくないことでありますので、めどがつくんじゃないかということを言っておりましたが、現実は非常に先日の6日には補正予算の議案の内容についてはああいう形で市長が最終決断をされて、一定の収拾のめどをつけてスタートをしたいという、そういう点は私も非常に評価をするわけですが、いろんな面で決断をしていく、されていく時期になるわけですが、アメリカにおいてこの蜜月期間と言われる期間に着々と関係法案を整備したり、予算の内容をきちっと議会へ出す準備をしたり、そういうことがされて初めて議会対大統領というか、そういう関係が正常化されるというか、議論が成り立っていくんだろうというように思っております。 たまたま6日の夜テレビを見ておったら、岩手県のほうではいろいろ修正案をめぐって再議を知事が要請して、土下座を4回もしたというふうなことが出たり、そこまでしないといけない部分もあったかなと今感じで、この議会は当然そういう場面はいろいろ想定される部分があったというように私、見ておりましたが、よその県議会などでもあったんじゃないかという、そういう点で人ごとでないように感じました。 そういう点からすると、私は一つのきちっとした姿勢を持って、そこへ行くにはスタッフを十分活用しながらやっていくということも大事でありますし、また副市長がまだ不在という面もあって、ハンデを持たれた中でのスタートですので大変だと思いますが、そのあたりをもう少しきちっと明確な考えを持って打ち出していただきたいというように思っております。何かコメントがあれば、また後ほどお願いをしたいと思います。 経済、財政についても、いろいろ組織的に対応できてるという点では安来市の対応についてとやかく言うつもりはありません。しかし、部長あるいは課長が各企業へ訪問したり話し合いをされるにしても、ひとつ市長の意思があって訪問したということになると、随分相手方も違うだろうというように思っています。今の企業は本当に大変なこの時期をどうして乗り越えていくかということでありますので、市長が直接出向かれて話をされるのはベストですが、なかなかそういうわけにいきません。そこで、市長の意思というのを持ちながら職員が行くというようなそういうようなことを、先ほどの最初の部分と同じですが、ぜひやっていただきたいなという感じがしております。 庁舎問題については、期待をしておったような内容と少し私も違っておったもんで、その辺の戦略というか戦術というか、言い方は悪いわけですが、議会の空気というのは十分読めていたんじゃないかと思うわけですが、そのあたりがちょっと今のやり方は心配だと。さらに言えば、市長の命令を受けて一生懸命に取り組んだ職員の力が発揮できるような状況になっていないんじゃないかという気がしております。悪く言えば、せっかく力を出した職員がそういう状況に追い込まれて、どんどんこれから力を出して芽を伸ばしていかないといけない職員の芽も摘んでしまうような、そういう状況にもなりかねないわけでありますので、やはり議会と対応するときにはもう少しいろんな対応策、善後策を持って、特にこの庁舎問題については通常の形で解決できるという安易なことはお考えでないとは思いますが、そのあたりを十分心してやっていただかないと、とてもめどがつかんじゃないかという気がしておりますので、再度そういうお考えがあればお伺いをいたします。 団塊世代については、これもいろんな安来の中では事業などがありますので、そういう活躍の場ができれば一番いいわけです。現実は、再任用、再雇用というのがかなり閉ざされてしまっているということで、先日も図書館のほうへ行きましたら、非常にこのごろの一時帰休といいますか、そういうようなことも含めて図書館がいっぱいになっておるというような話も聞きましたので、それも大事なことではありますが、せっかくこういった年代の方、力を発揮していただければ、これからのまちづくりというのは非常に大きな力を発揮されるだろうというふうに思っておるところであります。 70歳の「賢人の集い」をことしからやめられた原因の一つが参加者が少ないということもありましたが、60から70、考えてみればなかなかこの老人という言葉はよくないですが年とったというそういう感覚にならないのがこのあたりの年代であるんじゃないかと今感じておりまして、力が発揮できる、そういう手だてというのもどんどんPRをしていただきますようにお願いを申し上げます。 以上でありますが、市長のほうからコメントがあれば伺いたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 嶋田議員さんの再質問にお答えいたします。 もうちょっと市長みずから企業の人たちと直接会ってというお話でございました。 先般も商工会議所の会頭、副会頭あるいは商工会と一緒にそういう不況についてお話をして直接声も聞きました。日立の本社も東京本社も行きました。それから、工場長とも会いましたし、いろいろトップの方とも会わせていただいております。また、町の中のいろいろな事業所等の方の生の声も伺っておりまして、大変今経済的に大変ということは認識しております。行政ができることは一人でも多くの雇用を促進して、いろいろな制度がございますので、最大限の努力をしてくれというふうに部課長には言っておるところでございます。 また、庁舎問題でございます。 これは主権者、市民との公約でございまして、私はそれを根本に一つ一つ課題をクリアしていくべく方向で進んでいきたいと思っておりますので、ぜひとも御理解をいただきたいと思います。 一番最初に言われましたように、100日間の蜜月時代というのがありまして、私はちょっと100日間蜜月時代がなくて、もうしょっぱなから集中攻撃を受けております。アメリカはそれこそ少々いろいろな意見の対立があっても100日間はそっとしておこうというのが一応蜜月という意味ですが、私の場合はもういろいろと御意見食い違いまして、なかなかその期間がなかったのを残念に思っておりますが、ぜひとも今後は議会の皆様とそういう関係になりたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 13番嶋田豊昭議員。 ◆13番(嶋田豊昭君) 私が100日間の蜜月というのは、たまたまそういう話を聞いたもんで申し上げたわけですが、今言われたような言い方を市長がされますと、蜜月の期間があればそこで綿密なあれを立てて提示をしないと、例えば全員協議会をすぐ受けてそのまま出せば、これはそれがなかなか通るという、2回もあったわけですけど、こういうのは私も、政治手法としては市長が幾ら言われても通るような内容でないことを出されたという感じがしてならないわけです。ですから、着実にやっていくためには一つの行政手段というか、行政法にのっとった手だてをしないと議会が簡単にいかないということは十分理解をしてやっていかれないと、今後も同じことを繰り返すということになりかねないという気がしておりますので、そのあたりは十分心してやっていただきたいというように思っております。 私の質問は以上で終わります。 ○議長(深田富造君) 以上で13番嶋田豊昭議員の質問を終わります。 これより一問一答方式で行います。 3番田淵秀喜議員、質問席へ移動願います。            〔3番 田淵秀喜君 質問席〕
    ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 改めまして、おはようございます。 議席番号3番田淵でございます。議長の許可をいただきましたので、通告しておりました3点につきまして一問一答方式ということで質問をさせていただきます。 なお、先ほど来嶋田議員との質問と若干ダブる分もありますが、私としては直近の安来市として対応していかなきゃならん重要な課題であるということも含めて質問をさせていただくということで、よろしくお願いをいたします。 まず第1点目でございますが、景気悪化に伴う安来市経済と雇用状況等についてということで、御存じのとおり現在の経済、そして雇用の状況というのは、これまで過去に経験したことのないような非常に厳しい状況が続いておりまして、なおかつその特徴は高原状態のところから急転直下、短期間の間に非常に厳しい状況に猛スピードで落ちてしまったという中で、なおかつ先行き見通しが全く立たないという状況にあるところであります。特に、安来市のように非常に自主財源に乏しい自治体にとっては、こういった基幹産業を含めた企業の状況、こういったものが財政の圧迫、こういったところにも直結をする極めて重要な課題だということであります。 ただ一方、この厳しい局面をどう乗り切っていくか、自治体にとっては逆にその力量が問われるものというふうに認識をしておりますし、安来市としては中・長期ということで将来に向けた中身の対策と、当面直近の課題として対策を講じていかなきゃならん、こういったところをしっかり整理をして、なおかつそれを速やかに進めていかなきゃならんという認識のもとで質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず最初に、各産業別の経済活動の状況ということで、先ほど若干製造業等がございましたが、私はそれぞれの産業についてまず分析をして、その認識をしっかりしとかなきゃいかんというふうに思っておりますので、1次産業である農林水産業であったり、商業、サービス業、そして医療福祉関連等の各産業の状況について、まず質問をしてみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) お尋ねのまず農林水産業についてでございます。 市内の農林業につきましては、20年度において畜産業のほうで若干の減少が、廃業をされたところがあるという状況でございます。これらにつきましても、今後十分な対応を練っていきたいというふうな考えでおります。 続きまして、製造業、建設業、商業、サービス業ということでございますけども、製造業につきましては先ほど答弁させていただきましたが、自動車産業の減退によりまして相当厳しい状況にあるというふうに思いますし、建設業におきましても受注が減っているような状況になっております。商業、サービス業につきましても、大体前年度10から15%減という推移になっているんじゃないかというふうに考えております。 ○議長(深田富造君) 原田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原田理文君) そういたしますと、私のほうからは福祉関連産業等という御質問についてお答えしたいと思います。 福祉関連の産業につきましては、特に景気悪化に伴う雇用状況のもとで各事業者の方に聞きますと、若干このごろ応募者が来られるようになって、確保が以前に比べてやや容易になったということが一方ではございますけれども、新卒者レベルで見ますと、介護福祉士でありますとかあるいはホームヘルパー2級以上の取得者の採用が年々困難になっている現状がございます。特に、介護スタッフの基準人員は満たしているものの、いわゆる事業所側が求めている正規職員の介護福祉士の充足率は、平成20年に島根県が事業所に対してのアンケートを行っておりますが73%となっておりまして、まだまだ不足している状況と考えておるところでございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 今、状況としては往々にして製造業関係がこういう状況ですので、それに付随した分については非常に厳しい。ただ、私としては第1次産業の関係であったり、それから医療福祉の関係で言えば、非常に厳しい状況の中にもやはりこれから将来に向けた考え方とすれば、取り組みとしては一定の方向性として前向きに向かっていく必要があるんじゃないかというふうに思っております。 私が特にお伺いしたいのは、先ほどもちょっとありましたけども、産業サポートネット等で地場の中で見出し事業として取り組みをした事業であったり、これから安来インター工業団地等に進出をされる新規の事業者、こういったところの状況が非常に心配であるわけでありますが、その辺のところをもう少し詳しいところがわかればお伺いをしてみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) 産業サポートネットの企業支援ということでございます。 19年度、サポートネットのほうで支援した企業は8社ございます。業種はそれぞれございますが、中には特に新商品の開発あるいは販路拡大というところで支援をしておりまして、今までの様子を見てみますとインターネットを活用したり、そういったことをやりながら都会地のほうへの販売が確定したという状況になってもおります。今年度につきましても既に4社のほうへ企業支援しておりまして、こちらのほうも若干課題は抱えておりますけども、少しずつ成果が出ているんじゃないかというふうに思います。その課題のある部分につきましては、次年度以降引き続き支援をやっていきたいというふうに思います。御心配していただいておりますインター工業団地の進出企業のほうでございますが、今急ピッチで建設工事を進めておりまして、大体夏ごろには操業ができるのじゃないかという情報をいただいているところでございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ありがとうございました。 安来市においては、こういった新規企業であったり新しい事業ということは、雇用の拡大であったり地元の活性化ということに関しては継続的に安来市が発展するためには極めて重要な取り組みだというふうに認識をしておりますので、改めて行政としても可能な限りの支援をしていく必要があるというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 次に、雇用ということで若干お伺いをしてみたいというふうに思いますが、御存じのとおり製造業を中心にして雇用調整というものは加速をしております。その他の産業、また個人事業者の方々も同様に縮小に追い込まれる、またややもすると事業そのものを廃業に追い込まれる、こういった厳しい現在の状況にあるというふうに認識しております。私がある調査機関等の情報で見ますと、内外需ともややもすると二、三年も低空飛行が続くんではないかと、こういった分析をしておるところもございますし、特に非正規労働者の失業者ということで言えば、先般の報道の中では既に15万人を超えておるというようなことでありました。春以降、特に製造業の中では正規社員までも雇用調整の動きが出てくるんではないかと、こういった厳しい見方をしているところもあります。 そうした中で、まず最初に安来市における雇用状況ということで伺ってみたいというふうに思います。できれば、詳しいのがあればいいんですが、全体的な部分と含めて特に厳しい産業、こういったところの状況、また安来市における有効求人倍率がどれぐらいなのか、わかればお願いしたいということであります。まず、よろしくお願いします。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) 安来市内の雇用状況ということでございます。 すべての事業についてうちのほうでは把握できておりませんけども、先週来申しておりますこの1月に各4社ほど企業訪問して、その中で見つけ出した数字でございますが、大体3月末までに約300名の派遣社員の方の契約の再雇用が停止されるという状況となっているところでございます。ただ、これにつきましてはうちのほうで企業訪問しただけの数字でございますので、全体的にはちょっと把握はできていないという状況でございます。 求人倍率につきましても、パートさんのほうの求人数は大変結構1.67という高い数字ではございますが、正規の職員につきましては2月におきまして0.65という大変低い数字になっているという状況でございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 雇用状況ということで、細かいところを全部見たわけじゃないけどもということでありますが、厳しさというのはこの数字等見れば非常によくわかる中身だというふうに思うところであります。このような状況を踏まえながら、国としてもいろんな施策が打ち出されたところであります。地域活性化・生活対策臨時交付金等々含めていろんな施策が国も認識のもとに打ってきたということでございますんで、安来市としてもこういった実情にかんがみて、より実効ある施策を明確に打ち出して、やはり適時的確な取り組み、対応を進めていかなきゃならんというふうに考えておるところでありまして、そうした中で行政としての考え方と具体的な施策ということで数点伺ってみたいなというふうに思っております。 まず、安来市の職員採用ということで、臨時的な対策も含めてその辺の考え方等あれば伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 臨時職員の考え方でございますが、既にかなりの数の臨時職員さんお世話になっておるということでございます。 具体的に、それ以外では、今議会最初からずっと御説明しておりますように緊急雇用創出事業、こういうふうなもので県に対しまして今申請を行っているところでございます。それが通れば早目早目で公募をかけて対応していきたいと。正規職員につきましては、定員適正化計画、これをやることも非常に大きな義務ということで考えております。その枠の中でじゃあ具体的に21年度はということには今の時点では具体的な人数までは考えておりません。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 具体的な人数ということについては、ある面ではこれからの状況を見ながらという部分もあろうかというふうに思いますので、それについては行政としてできる中身、しっかり検討していただきたいなというふうに思います。 続いて、中小企業金融対策事業ということで、これからという部分もあろうかと思いますが、現状各企業等については期末ということもあって、そういった資金繰り等々含めて非常に厳しい状況が続いておるというふうに認識しておりますんで、この中小企業金融対策事業について先行きの見通しも含めて考え方等あれば伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) それぞれの企業への金融対策事業ということでございます。 安来市におきましては、企業への金融政策といたしまして安来市中小企業特別融資制度、これを持っておりまして、市内の金融機関のほうに預託金をあわせてお支払いして、お借りいただくような状況をつくっているという状況でございます。 また、そのほかに県の貸付制度がございます。小規模企業育成資金あるいは小規模企業特別資金、こういった制度がございますけれども、こちらのほうへも安来市のほうから預託金をお支払いして、企業の皆さんへの金融対策を行っているという状況でございます。 また、こうした融資を受けられた方々に対しまして、上限は設けておりますが保証料の補給金制度というものを以前から実行しているという状況でございます。特に、昨年末11月に県のほうで創設いたしました資金繰り円滑化緊急支援等貸付金という制度がございます。これも急遽この保証料の制度の中に取り入れまして、企業対策としての金融政策を行っているという状況でございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) そういった事業ということでありますんで、やっぱり実効につながる形でしっかりと支援をお願いをしておきたいというふうに思うところであります。 次に、特に医療福祉関連の分野ということでありますけれども、雇用環境の変化という中身で若干お伺いをしてみたいなというふうに思うわけであります。 製造業等については非常にこういった厳しい中でも、やはり中・長期的に見れば、こういった地域の活性化、こういった部分につなげていく一つのポイントになる産業ではないかなというふうに思っておりまして、雇用環境の変化等々を含めて地域ニーズ、こういったものが非常に多いんじゃないかなというふうに思うところでありまして、行政との連携をしっかり強化をしながら、雇用の拡大、また地域の活性化に直結をするというふうに私は考えておるところでありますんで、その辺で特に医療福祉、こういった部分での雇用関係の変化について、何かお考えがあれば伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 原田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原田理文君) そういたしますと、福祉関連産業への状況と雇用環境の変化ということでの質問でございますが、お答えをさせていただきます。 先ほど島根県のアンケート等について申し上げたところでございますが、一方においてはここにおいても介護従事者向けのアンケート等もとられておりまして、特に働く方にとってどういうことが重要だということになると、一番初めに責任、年齢に応じた賃金の問題、あるいは次には職場の人間関係であったり、あるいは仕事のやりがいであったり、あるいは休暇取得のしやすさ等が上げられてきておるところでございます。特に、今後に向けては、より賃金を含めた働きやすい環境づくりが各職場においては大切であると考えておるところでございます。 市といたしましては、介護事業団体の皆様方あるいは養成機関、あるいはそれぞれの職種別の協議会等をつくっておられますので、そういうところから成るネットワークを立ち上げ、まずはお互いの中での情報の共有化をしていくことが大切ではないかと思っておるところでございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ありがとうございます。 特に、私が思うところで、この医療福祉介護という分野で言えば、非常に人材という部分で言えば、専門的な知識、技能、こういったものが非常に重要であるわけでありますが、市内の中には例えば看護師の免許をお持ちでも子育て期間中はどうしても難しいということで一たん離職をされて中におられる方とか、そういった専門的な技能、知識を持っている方が中におられるというふうに思いますので、そういった皆様方の有効な活用方法、こういったところをしっかり検討していただいて、地域活性化ですとか地域のニーズにしっかりこたえれるような仕組みづくり、こういったものも考えてみてはどうかというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いをしたいというふうに思います。 次に、メンタルヘルスというところでお伺いしたいと思いますが、こういった企業の情勢ですとか景気、経済の状態によりますと、御存じのように全国で6年連続で3万人を超えるような不幸な自殺ということもあります。さらに、この3月とか9月という時期は特にそういった経済的なことを理由にした不幸な事象が起きやすいということでありまして、リスクが非常に高いというふうに考えております。市としても、いろんな相談コーナー、相談室ですとかそういった取り組みがあろうかと思いますが、その辺の考え方とこういったメンタルヘルス、職員の皆さんも含めたメンタルヘルスという部分での取り組み、考え方等があれば伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 原田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原田理文君) そういたしますと、御質問にありましたメンタルヘルス対策についてということでございますが、現在健康福祉部のほうにおきましては福祉課のほうが窓口になっておりまして、相談窓口等の第一線としてやっておりますけれども、うつ病と診断されました当事者、またはその家族の来所や電話、訪問による相談を行っておるところでございます。特に、議員おっしゃいましたようにいろんな要件が絡んでくる中で、例えば多重債務や失業など社会的要因に原因がある場合には、関係部署との連携のもとで支援を行っているところでございます。今後は、さらに関係部署との連携を密にしながら、また相談後の継続した支援体制及び松江保健所のほうでも心の相談等を専門員についてやっておりますので、そういうところでのいわゆる相談窓口のPRに努めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ありがとうございます。 個人的な部分も非常にあるというふうに思いますので、よりきめ細やかな対応について要請をしておきたいなというふうに思います。 もう一点伺いたいと思いますが、要は守りという、今の現状がこうだからこうやったらいいというような部分とあわせて、中・長期的にやはり攻めの雇用、それから地域活性化の取り組みということを今のように地域経済のほうに国からの助成金等々がある状況の中で、どう進めていくかということが重要だというふうに思っておりまして、特に地元から県外に出ておられる方々がこれからどう地域に対して関心を持っていただくかというような取り組みは非常に私は重要だというふうに思っておりまして、大学生であったり専門学校生、こういった方々の地元志向の意思というのが非常に高まってきている現状にあって、こういった取り組みは非常にこれからの安来市の定住促進であったり活性化には欠かせない取り組みだというふうに思っております。厳しい経済状況の中にもいろんな助成金等々が使える今が、一方ではチャンスの部分があるんだという中でいろんな検討もしてみていただきたいなというふうに思うところでございます。 特に、市長が高速バスをとめて停留所をつくっていく取り組み等々も提案をされておるわけでありますが、私は安来市独自の何か取り組みはできないのか。例えば、盆とか正月などに安来市独自のお迎えバスでも運行して、そういったUIターン者の意識を地元により関心を持っていただく取り組み、こういったものが必要ではないかなというふうに考えておるところでありますので、すぐに実現というわけではありませんが、そういった検討も必要だということの視点で何か御意見があれば伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 伊藤市長室長。 ◎市長室長(伊藤耕治君) まず、地元出身の方が県外からこちらのほうへ帰られるUターン等につきまして、安来市の施策があるかということでございますが、昨年ですか、島根県のほうでUターン就職を支援する県出身学生に対するUターン就職支援事業が新たに創設されております。市といたしましては、この事業にあわせていろいろ周知を図ったり、それから県と一緒に情報提供、あるいは情報をいただきながら定住策につながるような事業活動を進めていきたいというふうに考えております。 それから、今もう一点、お迎えバスというお話でございましたが、当面は高速バスの安来停車を目指した取り組みを進めていきたいと考えておりますので、よろしく御理解をお願いいたしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 当面は県のいろんな取り組みを考慮しながらいろいろ進めていきたいということで、当面は高速バスのほうの取り組みをやりたいということでありますが、1つだけ、高速バスを予約をして帰るのにも現状でも余りとれないという実態もございますんで、それも踏まえた形で検討もしてみていただきたいなというふうに思います。 では次に、防災・防犯ということで数点お伺いしてみたいと思いますが、学校施設、小・中学校等の耐震調査等は実施をされながら、いろんな対策、考え方あるわけでありますが、私は保育所とか公共の建物の中で、その辺の実態がどうなのかということを伺ってみたいと思います。 特に、保育所の園児さんなんかは、いろんな訓練をするにも、要はソフト的な対策をとってもなかなか難しい部分があろうかというふうに思っておりまして、非常に職員の皆さんの人員等々も極力最小限の中で進める中で、その辺の耐震というハード的な部分が必要なところはやっぱりやっていかないかんだろうなというふうに思っておりますので、その辺の考え方について伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 太田健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(太田善明君) まず、保育所の耐震調査ということでございますが、安来市には公立の保育所が12、それから児童館が1つ、指定管理いたしております保育所が2つ、合計で15の保育施設を持っております。その中で旧耐震化構造によりまして建設された保育施設は5つの保育施設がございます。公共建築物に係ります耐震化診断につきまして、国の方針によりまして2階以上であり、かつ500平米以上の特定建築物について耐震化診断を実施することになっております。この5つの保育施設につきましては、この基準に該当する施設ではございませんが、災害時の避難所施設として定められた施設、これの5つのうち2つの施設が避難所施設として定められておりますので、今後市において調査を行ってまいります。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 時間も余りありませんのでそれぐらいにしておきたいと思いますが、そのほかの施設を含めて、ひとつ調査の必要がある部分についてはよろしくお願いをしておきたいというふうに思います。 次に、火災警報器の設置ということで伺ってみたいと思いますが、消防法の改定によってこの平成23年までに、もう既に新築の分については義務づけられておりますが、既存の住宅についても取りつけをしていかなきゃならんということであります。 既に業者、こういったところでは動きがございまして、特に高齢者をねらった悪徳なそういった業者、こういったものの動きが心配もされるところでございまして、特にその辺の中身が若干テレビとかそういったところのコマーシャルでは最近始まっておりますが、市としてのこの火災警報器の設置についての考え方、またコマーシャルといいますか周知、こういった部分についてお考えを伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 廣江消防長。 ◎消防長(廣江奈智雄君) 議員おっしゃるとおり、住宅用火災報知機につきましては設置が義務づけられたところでございます。この設置につきましては、逃げおくれによる死者を減少するためにすべての寝室の天井または壁に感知器を取りつけるものであります。特に、高齢者の死亡率が非常に高くなっておりまして、焼死者の60%弱ということになっております。この警報機につきましては、警報音方式、それから警報音と音声の併用の方式がございますし、感知といたしましては、一般の寝室等につきましては煙感知器、それから台所につきましては、これは義務づけではありませんけれども熱感知器という方式がございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 若干まだ期間があるわけでありますので、それの内容を特に高齢者の皆さんはなかなか理解がしにくい部分があろうかと思いますので、極力きめ細やかな対応、PR等々含めて今後の取り組みとして進めていただきたいということを要請をしておきたいなというふうに思います。 先ほど若干触れましたが、いろんな悪徳業者であったり、最近特にこういった景気の中で聞くのは振り込め詐欺等々の状況であります。県内でもかなり大きな金額を含めた被害があったやに聞いておりますが、特に高齢者をねらった犯罪、こういったものを極力事前に防止をしていく、こういった取り組みが必要だというふうに思っておりますが、特に警察との連携、こういったものを含めて現在のこういった防犯という部分の取り組み状況、こういったものについて伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) 振り込め詐欺の実態のほうから報告させてもらいますと、安来市内では平成18年、19年、これはございませんでしたけども、20年に4件発生しておりまして、被害額が866万円となっております。この4件の被害の内容でございますけども、還付金詐欺が1件、融資保証金詐欺が1件、おれおれ詐欺が1件、架空請求詐欺が1件というふうになっております。島根県内の状況ですけれども、平成20年中、被害件数が68件、被害額が8,580万円というふうになっております。被害者の5割が60歳以上の高齢者ということになっておりまして、高齢者の被害が後を絶たないという状況でございます。安来市では、県警より被害注意報あるいは警報という連絡が入りますと、市の職員、それから地区交流センター等々に通知をいたしまして、住民への注意喚起をお願いしているところでございます。また、安来警察署とは生活安全刑事課を窓口に詐欺と思われる事案の発生時はもちろんですけれども、日常的に情報交換を行っております。連携をとっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 実態という部分も含めて非常に危惧される中身でありますんで、しっかりと警察との連携をとって取り組みを進めていただきたいということを重ねてお願いをしておきたいというふうに思います。 最後に3点目ということで、地域センター課題ということで一つにまとめながら質問をさせていただきたいなというふうに思いますが、昨年の9月にも若干質問をさせていただきながら、私が一番思うのは高齢化の進捗ということで、安来市も30%近い65歳以上の高齢化率でありますし、地域によっては非常にばらつきがあって、その倍も進んでいるところもあります。そういった中で、今後の取り組み、地域センターそれから各地区の交流センター、こういったところの取り組みが困難になる自治会、こういったところもあろうかというふうに思うわけでありまして、交流センターとのつながりを含めて大きな課題だろうというふうに思っております。それから、前回はちょっと草刈りの仕組みということでお願いをしましたが、そういった自治会維持の取り組み、それから課題を克服していく上での仕組みづくり、こういったところを含めて市長はそれぞれの分庁方式でと言われますが、やはり地域センターそれから地区交流センターの活性化、地域とのつながり、この辺が非常に今後は重要になってくるという認識をしておりますんで、その辺のことを含めて現時点での地域センターの考え方があれば伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 八幡伯太地域センター長。 ◎伯太地域センター長(八幡治夫君) 地域センターの抱えます地域の課題という点でございます。 市内の多くの地域では、人口の減少や高齢化によりまして、深刻な後継者不足が進んでおることを承知しております。特に、中山間地域の南部地帯では、コミュニティー機能自体が低下した集落や自治会も見受けられております。自治会の維持対策では地域がどうした支援を求めておられるのか、行政、市といたしましてどのような支援ができるか、こういったことをケースに応じまして、地区交流センターとも十分協議しながら必要な対策を講じていきたいというふうに考えております。 また、新年度におきまして、住民グループ、団体を対象にいたしまして、視察研修や地域フォーラムなども開催し、住民の意識改革ややる気を引き出す取り組みをしていきたいというふうに考えているところでございます。地域課題を克服するために地区交流センターとの連携のあり方につきましては、これからも地区交流センターの巡回等、小まめに取り組むことによりまして地域課題の把握に努めますとともに、交流センターや集落から日常的にさまざまな課題が入ってきて、それを解決するように取り組んでいきたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 3番田淵秀喜議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 非常に多岐にわたってそれぞれ質問をさせていただきました。当初ということでもあって、やはり直近で行政も地域も我々も総力を挙げて克服していかなきゃならん課題と、それから中・長期的にしっかり物事を考えて安来市の将来を見据えた取り組み、こういったことをしっかり整理をして、我々としてもやっていかないかんというふうに強く感じておるところでございますんで、市長以下執行部の皆さんのますますの努力を最後に要請をしながら一般質問にかえさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(深田富造君) 以上で3番田淵秀喜議員の質問を終わります。 25番梅林守議員、質問席へ移動願います。            〔25番 梅林 守君 質問席〕 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 25番梅林守です。通告をいたしております新庁舎建設についてと給付金並びに振興券について伺います。 まず、12月議会に引き続き、新庁舎建設にかかわる問題について質問をいたさせていただきます。 今議会に地権者、さらには赤江自治会13自治会と聞いております。それから、比田地区7自治会などより庁舎を切川にしてほしい旨の陳情が議会に提出されまして、先般の本会議で付託されたところであります。市長にも同様の陳情がなされていると思いますが、まずこの陳情についていかが対処をされるのかをまず伺っておきます。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 梅林議員さんの質問にお答えいたします。 今先ほど言われましたように、提言書、要望書、陳情書が出ております。私は大変皆さん方の意見や要望書、提言書につきましては尊重することは当然でございます。しかし、私は何度も当選以来申し上げていますように、現在地での建設ということを市民の主権者の皆さんに公約して当選させていただいたということでございます。その結果を尊重して、それを実行に向けて進むことが私の最大の責務としておりますので、要望書あるいは提言書、陳情書を出されました皆様方には御理解いただきたい、こういうふうに思っておるところでございます。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 比田地区内、私のひざ元でありますが、年末から年始にかけて各自治会において自治会長さんを中心に、選挙の結果を抜きで切川がいいのか現在地がいいのかを真剣に議論を重ねていただきました。その中での結論として陳情を提出されています。その気持ちは民意として受けとめてほしいものと思っております。 また、地権者の下の原、今村地区の皆様には、昨年の11月18日と20日にわたり市長が行かれて、その後は市長みずからは地元へは一回も行っておられない現実があります。1月19日に地権者代表が市庁に出向いて交渉されています。その後2月17日に市長にこのたび提出しております陳情をされました。そして、2月26日に、要望のあった水稲作付と維持管理の補償について補償を行うことが困難であるとの回答を文書で出されたと聞いております。地権者の皆様は到底納得されていないと私は思いますが、聞くところによりますと担当課において回答の補足説明を3月2日と聞いておりますが、出向かれたということであります。その中で、地権者の皆さんとの交渉の内容や、あるいは地権者からどのような意見が出たかということをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(深田富造君) 児玉総務部次長。 ◎総務部次長(児玉好之君) 梅林議員の質問にお答えいたします。 まず、地権者の方への説明ということですけれども、いわゆる回答文書をお渡ししましたけれども、市長のコメントというものを持ってお邪魔しております。内容につきましては、まず当初切川地区での建設のものを現在地での建てかえということになっておるわけですけども、そのことに対して地権者の方、それから関係者の方に多大な迷惑をかけたと改めておわびを申し上げております。 それから、その対応につきましては、議会との協議中でもありますので、現段階では確約はできませんが、誠意を持って対応するということであります。 それから、作付と維持管理の補償というのが陳情書へ出てきましたけれども、地権者の方はそれぞれ各種事情があっております。これも言葉で聞いておりますので、例えば利用増進の解約が必要であったと、その後いわゆる21年度の作付については引受手がいないと、機械がないので自作もできないと、そういうこともおっしゃっておられますので、そういう事情を承知をまずしてますということをお話をさせていただきました。 それから、今回の陳情の補償について、文面ではいわゆる補償ができないという言い方ですけれども、これにつきましては現在まで水稲作付を行っていただくようにお願いをさせていただいておりますので、安来市としてもその補償の根拠が見出せませんと、そういう回答をさせていただきましたということを言っております。それから、改めまして今後につきましては誠意を持って協議を行うと重ねてお話をさせていただきました。 それから、説明に行ったときの内容ですけれども、今地元のほうからは先ほども言いましたように作付と維持管理の補償をとりあえずは求めていらっしゃいます。これにつきましては、重ねて作付を行っていただくようにお願いをしております。それから、方針変更、これは地元からですけれども、切川から現庁舎での方針変更につきましては市側の、いわゆる市としての都合であると、自分らは何ら言ったもんでもないと、この問題が決着するまでは当然補償すべきであるということをおっしゃっておられます。これにつきましては、市長のほうにもその旨を報告をさせていただきまして、今後また回答を持ってお邪魔するようにしております。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 事細かく説明をいただいたと思っておりますが、11月の両地区へ出向かれたということの中に、ここに記録簿がありますけども、かなりいろんな意見が出てますが、要は納得ができてないという状況で、今度行かれたときもいろいろ作付の関係で、機械も全部売り払ってできませんよというてはっきり言っておられたということでありまして、大変な私は問題だと思いますけども、持ち帰ってまた市長がどういう判断にされるか、後でそういう考えがあればお聞きしたいというふうに思います。 時間の都合で、後で庁舎問題またやりますが、もちろん続いて今まだやります。ここで、今度私の12月の一般質問で問題といいますか、確認すべきことを3点だけ、まずお聞かせいただきたいと思います。 まず、提言書、要望書、陳情書です。この扱いについてですが、市長は私への答弁で特に19自治会の要望書が陳情か請願にすべきだったとお答えいただきました。要望書と陳情の差をはっきりと、陳情、要望が重いものというふうに私は受けとめますし、私も長い議員生活の中で要望よりも陳情、陳情よりも何となく請願というふうな形で理解しておりましたけども、余りにも当時からこの要望要望という言葉、19自治会ということも議員がみんな聞いておるわけですが、この辺の今度出た陳情も含めてやっぱり重みをはっきりとおっしゃっております。この点について再度ですがお伺いいたします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 梅林議員さんの再質問にお答えします。 19自治会の要望書が重い重いというふうに私はずっと前から言ってるということでございますが、このいわゆる19というのはほとんどこの旧安来町の中でございますが、3町内ほど抜けておりますけど、ここはもう庁舎問題については5年ぐらい前から切川のほうに出るというようなそういう話もちらほら出ておりまして、どうして現在地にそれだけの土地があるのにどうして出るのかという本当に素朴なこの地元の自治会の皆さんの考えがずっとありました。それが根にありまして、それでこういうふうにどんどんいろいろ紛糾してくるんだったらもっと請願とか、陳情、請願にすべきだったかなというふうな思いはありますが、本当にその思いはたとえ要望書でも深いものがあるというふうに私は思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 答弁としてはそうだろうと思いますが、やはりあの当時、市長が議員だった当時に、やっぱりそういう行動を起こしていただければもうちょっと今の雰囲気が変わってきとると思います。そのことを私は言わんとしてることでして、陳情なり請願なりでやっぱりこの町なかの運動展開を当然すべきだったと思いますので、それも今回いろいろ言われていることの原因の一つだと思っております。 それから次に、分庁方式にしたときに広瀬庁舎はどうか、これはやはり傷んでいるのは事実でございまして、これをどの程度補強しなければならないか、これはまだ実際に調べておりませんのですぐに調べていきたいと、すぐにというのがいつまでなのか、もうすぐにはもう過ぎておると思いますので、この点についてその調査結果をお聞きしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 児玉総務部次長。 ◎総務部次長(児玉好之君) 広瀬庁舎の耐震補強についてであります。 広瀬庁舎につきましては、平成14年度耐震診断が行われております。その結果につきましては、耐震性能を示すIs値というのがあります。これは構造耐震指標でありますけれども、安全性を判断するのが0.6という数値でありますけれども、広瀬庁舎の場合は最も低い数値が0.5と、その結果に基づきまして耐震補強を行うことが可能と今考えております。また、その際にはバリアフリー化の問題とあわせてリニューアル等の調査が今後必要と考えております。先ほど御指摘ありましたけれども、どの程度補強しなければならないのかというのは、現在のところまだ明らかになっておりません。 以上です。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) かなり傷んでおるのは事実だということで確認いただいておりますので、先般の議懇の折に、ああしてどっちかというと片手落ちのような計画が出ておるということは、広瀬の庁舎を本当にバリアフリーも含めて、これからこれで分庁というふうなことが進めば10年、20年ぐらい、建てれば50年も60年ものことですので、そこの辺を今後はっきりしていただきたいと思います。 それから次に、もう一つ確認の重要なことでございますのでお聞きしたいと思いますが、市長は「私はこの分庁方式が今の安来市にはいいと思っているところでございまして、議員さんそれぞれ考えがありますれば、やはり来年の選挙で大いに訴えて市民の理解が得られれば、私は広瀬、伯太を回って本当に肌で感じておるところでございますので、私は分庁方式がベストであると思ってるところでございます」と、こう私に答弁されております。 それで、この問題は議員さんそれぞれ考えがあれば来年の選挙で大いにこの理解を得られればという部分は、市長が言いたいことは、このくだりは、今いろいろ質問しても住民投票はしない、市長は民意だけの一辺倒の答弁でございます。この答弁を方向転換するのは、これから先の方法として10月の市議会選挙がその一つの方法であるという気持ちで私は受けてます。具体的に言うと、10月の選挙で切川にしたいよという議員が多数出た場合、過半数といいますか、その場合には直近の民意として市民は考えるというふうな意味に受けてます。私はそういう考えに、このあなたの答弁では受けてますが、そう考えていいのかちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 再質問にお答えいたします。 私の真意はそうではありませんということでございます。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 先ほど私は「片手落ち」という言葉を使ったようでございました。差別用語でございますので「不公平」に訂正させていただきます。よろしくお願いします。 そういうことで、市長はそれはこのときにそういう思いはなかったということで受ければいいわけですか。私はそういうふうにはちょっと受けておりませんで、私の考え違いといいますか、思い違いということでもあれば仕方がないなあというふうに思っております。 去年の一般質問で来年ということで、ことし10月選挙を迎えるわけでして、市長も立派な公約のもとに戦われましたけども、いずれ定数の問題も今議会で決まりますけども、その中で選挙の中でいろいろ公約を掲げながら、なるべく1番目に掲げながら、そういう思いで出られる方は切川がいいと思う人は切川にしたい、ここがいい人はここにしたいというふうな文言を一番最初に書いた者の人数がそういうふうになったら、やっぱり市長もある程度直近の民意ということですので、民意民意の中ではそういう思いが私にはあるということで御理解いただきたいと思います。 とりあえず、庁舎問題はこれで後で時間がありますればやりたいというふうに思っております。 次に、給付金について伺います。 3月5日に北海道西興部村と青森県の西目屋村が全国に先駆けて定額給付金が支給されました。特に、全国で最初に受け取った山下好恵さんが笑顔で受け取られた表情が多くの人々に好感を持たれたことではないかと思います。 担当部局において着々と準備を進められていると思いますが、その中身について伺いたいと思います。 まず、申請と給付の方法と、市民の周知はどうするか。それから、いつから支給されるのか。それから、施設入居者等の扱いはどうなるのか。それから、受け取り拒否が出たらどうなるのか。また、振り込め詐欺等が言われておりますが、その対策はどうなのか。それから、個別処理が想定されるということも考えられますが、その事案としてはどういうことが考えられるか。以上のことについてお聞きします。 ○議長(深田富造君) 伊藤市長室長。 ◎市長室長(伊藤耕治君) まず最初に、申請給付の方法でございますが、スケジュール的には今週中に申請書を送付させていただく予定にしております。 その申請の方式は3つございまして、郵送によって郵送で申請書をお返しいただく方法、それから窓口で申請をされて現金を振り込む方法、それから次に窓口へ来られまして窓口で現金をお渡しする方法、この3つの方法を予定をしております。 それから、その後のスケジュールといたしましては、3月16日、この日から申請書の受け付け、郵送した申請書をこちらのほうへお返しいただく、申請書の受け付けを3月16日からいたします。その後、支給する期日でございますけども、3月末、現在のところ第1回の給付を3月30日の日付で作業を進めているところでございます。3月30日でようやく年度内給付ということでできるわけでございまして、新聞報道等によりますと3月、年度内給付の自治体は全国で20%程度というふうに言われておりますので、私どもの作業スケジュールとしてはぎりぎり間に合ったかなという感じがしておるところでございます。 それから、市民の周知ということでございますけども、2月に発行いたしました市広報紙3月号で注意、定額給付金の折り込みチラシを入れさせていただきました。広報紙にあわせて黄色い紙でお知らせの通知をさせていただきました。その後、随時ホームページあるいは次の3月20日に発行いたします広報紙等、いろんな方法でさまざまな考えられる方法を尽くして進めていきたいというふうに考えております。それから、あとは地区センター、交流センター、そういったところでもチラシを置いておきまして、来られた方への周知を図っていきたいというふうに考えております。 それから次に、施設入所、施設に入っておられる方はどういうふうに取り扱うかということでございますが、一般の会話ができない、あるいはかなり自分で書いたりできない、申請できないというようなお方につきましては、代理でさせていただくことになります。これも施設の職員の方々の協力を得ながら対応していきたいというふうに考えております。 それから次に、受け取り拒否、私は要らないとおっしゃった方については、これは受給を辞退したということで、私どもは給付を行わないということになります。それから、申請期限、半年あるわけでございますけども、この申請期限までに申請がなかったという方についても同様の取り扱いとなります。 それから、個別処理、それぞれ私どもが申請書をいただくわけでございますけども、なかなかそれができないというような方がおられます。高齢者の方、先ほど申しました施設に入っておられる方もそうですし、それから在宅の方の高齢者でもなかなか難しいといった方もおられます。それから、生活保護世帯、それからDVの被害者の方がおられます。それから、路上生活者の方等、なかなか個人の方でも申請が難しいという方につきましても、私どもが状況に応じまして対応を考えさせていただきますが、対応をさせていただく予定にしております。それぞれDVの被害者の方、生活保護世帯の方、高齢者の方、それぞれ対応の仕方は細かく今のところ内部で協議しながら進めておりますので、何とか給付いただいてないといったことがないように作業を進めてまいりたいというふうに考えております。 それから、給付金絡みの振り込め詐欺、こういった事例が他県でももう既に給付金の話が出たときから少しずつよその県でもそういった、被害は実際にないんですが、そういった電話がかかってきたとか、そういった事例が報告されております。私どもの安来市ではまだそういった報告は私受けておりませんけれども、警察との連携をとりながら、既に何回か会って話をさせていただいておりますので、何とか被害がないように対応をしていきたいというふうに考えておるところでございます。これも広報紙あるいはチラシといった、あるいは交流センターのほうでも注意を喚起しながら、そういった被害に遭われることがないように対応していきたいと考えております。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) よくわかるように説明いただきましたので、これについての再質問はしませんが、スムーズに年度内に給付されるということでありますので、安心をいたしました。 次に、地域振興券、いわゆるプレミアムつきの商品券のことについて伺います。 2月9日付で安来商工会議所と商工会より緊急経済生活対策について要望書が提出され、それを受けて、先般市長の所信表明で、個人消費の喚起と地域経済の活性化を図るために地域振興券事業に早急に検討を進めるというふうに市長は表明されまして、聞きますと6月補正でということが出ましたもので、議員の皆さんからいろいろ御異論が出たというところであります。 島根県内では、先駆けて浜田市、江津市においては既に2月27日に発売を開始されております。なるべく早くタイムリーな時期に発売することによって効果がかなり変わってくると思われますので、市長よろしくお願いしたいと思いますが、若干ウイークリーに記事が載っておりましたので、この山陰両県のことを御紹介したいと思いますが、松江市が総額12億円、プレミアムが20%、3月の発売ということに聞いておりますが、それから浜田市が総額3億3,000万円の10%、これは2月27日にもう既に発売されております。それから、出雲市が5億5,000万円、10%、これ3月7日ですのでもう発売になっております。大田市が2億2,000万円の10%、3月23日予定です。江津市が1億4,000万円、20%、これは既に2月27日、それから益田市が2億2,000万円の10%、これは発売はちょっと未定のようです。鳥取市が6億円の20%、それから米子市が5億円の20%、未定というふうに記事が載っておりました。 そこで、今もう早急に進められておるとは思いますが、そこら辺の協議されてる中身、もうやるんだったら早くということがありますので、煮詰められておれば、先ほど言いました発売はいつ何日に発売をされる予定か、また2億円とも3億円ともいろいろ言われておりますが、この発行の総額、それから一番話題はプレミアム、今いろいろ全国的にはかなりの大きい数字のところもありますが、この山陰両県では20%が一応いいところかなあということで先ほどパーセンテージ申し上げましたが、そういうことになっております。この辺を今いろいろ会議所、商工会等とも議論を重ねておられると思いますが、公表できればいつからぐらいの話をしていただくとありがたいがと思いますが、よろしくどうぞ。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) 地域振興券の御質問でございます。 今議員言われますように、今現在私どもと商工会議所、それから商工会、3者によっていろいろ準備作業を進めております。その中で今とりあえず予定といたしましては、発売日を4月末までに行いたいと、5月の連休までに行っていきたいというふうに思っております。 それから、発行総額でございますが、2億4,000万円を予定しております。このうちのプレミアムが20%、本体が2億円とプレミアが4,000万円という考えで今進めております。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 時期もはっきりとおっしゃっていただきましたので安心しましたが、いろいろこの問題は過去にも地域振興券が何年か前にもあって、いろいろ反省点も当時ありました。特に、小さな商店になかなか回らないということで、特に量販店というんですか、大型店、これに集中して、先般も答弁があっちょったですが、70%がそれに回るというふうなことで、これは非常にある意味では小さな企業としては、そこの辺の取り込むのも商売のほうとして考えにゃいけんことは事実でありますが、そこの辺の対策というんですか、話し合いができておればお聞かせいただきたいと思いますし、それから商品券といいますとお金ですので偽造の防止とか、あるいはどこで販売するかということは非常に市民の皆さんが細かく買えるような状況、お金でありますのでなかなかある程度の制約はあるかと思いますが、そこの辺のお考えと、あわせて商店の登録についてちょっと伺っておきたい。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) まず、過去の反省を踏まえて、大型店への問題、それから小規模企業所への問題ということでございます。 この振興券の発売目的は、あくまでも市内の消費喚起あるいは消費拡大という点でございます。これにつきまして、過去の実績からいきますと、どうしても大型店に流れやすいという状況ではございますけども、私どもの地域振興券の発売を機にして、それとあわせてそれぞれの商店街あるいは地区によりまして、いろんなセールスなどをやっていただきたいというふうに思っておりますし、これにつきましては商工会議所さん、あるいは商工会のほうから、それぞれの地元の商業の皆様方に呼びかけていきたいというふうに思っております。 それから、2つ目になります販売箇所の問題でございます。 議員言われますように、商品券といえども、ほとんどもう現金と同じでございます。できるだけ多くの場所で販売することがよろしいかと思いますけども、大きなお金を取り扱うところでございますので、今現在考えておるのは、旧安来市内、それから旧広瀬町地内、旧伯太町地内、それぞれ1カ所ずつの3カ所を検討しているところでございます。それから、商店の登録ということでございますが、これは今月末あたりから、期間まだはっきりいたしませんけども、来月にかけて一般の公募を行いたいという考えでおります。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 様子を伺いまして、何となく安心といいますか、あとは会議所、商工会との詰めもあろうかと思いますが、あわせて定額給付金と付随した形で景気対策ということでありますので、綿密な中でひとつよろしくお願いしたいと思います。 ちょっと最初の庁舎問題に、あと5分ばかりありますので伺いたいと思いますが、先般我々の新政クラブで益田のほうに行政視察に行かせていただきまして、その中で向こうの議員さんとお話し合いの中で、やはりよく新聞をにぎわす東西であるというふうな共通点の中でお話しさせていただきました。益田のほうも首長さんああして若い、現職を倒して出られた、その中で公約として女性の副市長を出すんだというふうに、これ庁舎を一番上に書かれてる、これが福原市長の目玉の一つだったというふうに伺っております。 副市長の人事を公約に上げられて、結果的には断念されて県のOBですか、そういう役柄の人を副市長にせられることになった。やはり公約は公約として掲げてながら、いろんな皆さんの意見の中にそういうことがあればということで、結果的には方向転換されたというふうに、人事の関係で。そういう思いを聞きました。 それともう一点は、まして12月の議会で、出張旅費の予算が足らなくなって増額補正をしたと。ということは、中央に出かけていろいろ市の困った問題等についてお願いされることが回数がふえたというんですか、細かくそういう運動展開をされたということで、市長の旅費が増額したというふうな例も聞きました。若い市長さんで、私も個人的にはお父さんと、お父さんの息子さんであるということでよく知ってるということじゃないですけども、面識はありませんけども、そういう関係で好感の持てる市長さんだということで、議会側のほうはある意味ではそういうふうな雰囲気で受けとめました。言葉は本当に悪いですけども、鍛えがいがあるというふうな表現だったかなあというふうに思っております。 それはそれで福原市長さんのことでありますので、やはり大きな公約でちょっと向こうなかなか行かれない状況になれば、やっぱりある程度考えるということも、このたびたびの答弁ではもう民意一点張りで、なかなかこういう状況になっておることが私としては非常に残念だなあというふうに思っております。私たちのこの中で、これ新政の第3号ですが、最後のところに載せておりますが、新庁舎建設に対する市民の意見というところです。 これ名前まで、荒島自治会長さんですが、くだりが、近藤市長さんが当選されたのは市庁舎を現在地での建てかえが支持されたのではなく、近藤市長の人柄が支持されたのではないかと私は思います。このところ、それは選挙ですのでいろいろ勝因要素があろうかと思いますけども、20何ぼの公約の中の一番最初に書いちょったから、これがわしの一番だというふうにずっと答弁してきておられますけども、その点をそれは市民の皆さん、私も近藤さんを入れられた人にもじかに聞いた方もございます。いっぱいある中の何か一つが期待するよというふうな場面もあります。これが、市庁舎は現在地がいいよというふうに、市長は全部1万4,500何がしの数字が、そういうふうに議会答弁は私から言わせれば一辺倒でずっと今日まで来ておられます。 この間の補正の撤回なんてニュースが、どういうわけか先送りみたいな私は気がしてかないませんが、議会との意思疎通という中で、当時賛成が22で反対が2で、棄権というんですか、それが2という形で庁舎の位置は議決されております。その後にああして今撤回されております補正予算の中にあります5億6,800万円ですか、その数字も議会で当初予算を議決する折には市長も賛成された議員の一人でありますので、その辺もやはりどうしても私、議会人として理解がし切れない部分がたくさんまだ残っておりますので、その点で最後に市長にコメントがあれば御答弁いただきたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 梅林議員さんの再質問にお答えします。 益田の事例を出されました。私も福原さんにはもう四、五回会ってると思います。なかなか立派な方でございまして、年齢はどんと若いですけどもなかなかしんのしっかりした市長さんでございます。この方も副市長さん人事で公約に女性ということを掲げられて、難航して撤回されたという話は伺っておりますが、そういうことを存じておりますが、私はこの庁舎建設は本当に重大な問題であると思っておりまして、これをそれに向けて実現するのが私の最大の責務であると思っておりますので、今後とも御理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 25番梅林守議員。 ◆25番(梅林守君) 最後に、私の思いを言わせてもらって終わりたいと思いますが、先ほど前段で10月の選挙のお話をさせていただきました。いずれこの状況が続けば、今の現在のこの議会の構成ではどういう形でさえあれ、今の現庁舎に対してはかなり批判が出る状況であります。この辺を打開して、市長さんがどっちの方向に、今は現在地がいいって言われても、現実と全く先ほどいろいろ庁舎問題で質問が出ますけども、できれば方向転換してもらえば、この次いろんな事業にもこの市長に対する思いは当然議会も市長も市民のために何とか一生懸命頑張らなきゃいけないという気持ちはだれもが持ってるわけでして、そこの辺の大きなボタンのかけ違いどころか、もっともっと大きなものが意思疎通ができてないということがありありと日々思われております。どうかできれば私は市長に心変わりといいますか、公約はこうだったけれどもやはり状況を見ながら、それが10月の選挙で皆さん方議員さん、一生懸命頑張ってきないよ、切川がよければ私はそっちのほうになびくかもしれんぐらいのことを言っていただくと、本当はそういうことをきょうの一般質問ではやりたかったわけですが、限られた時間ですので、私の思うところをお話しさせていただきまして一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(深田富造君) 以上で25番梅林守議員の質問を終わります。 この際、しばらく休憩いたします。 再開は午後1時30分といたします。            午後0時2分 休憩            午後1時30分 再開 ○議長(深田富造君) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 9番永田巳好議員、質問席へ移動願います。            〔9番 永田巳好君 質問席〕 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 議長の許可をいただきまして、一般質問をさせていただきます。 最初でございますけど、市長、当初予算大変御苦労さんでございました。6日でしたか、市長はだれの質問だったかわかりませんけど、自分が選挙で公約したマニフェスト、3分の2は動いているという御発言がありました。御確認いたしたいと思います。そうですか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 永田議員さんの質問にお答えします。 私も20幾つの公約を掲げておりますが、そのうちでほぼ3分の2ぐらいはいろいろ指示を出したり予算化したり、そういうふうにしているつもりでございます。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 確かに予算は、市長さん、公約の青写真ということは御存じのとおりだと思います。私はこのたびの公約をもう一度、市長さんが先ほどの金曜日の6日に質問にお答えなされましたので公約を探しました。2時間から上探してようやく出ました。最後には市長さんのところへお邪魔して資料をいただきたいくらいだと思ってましたけど、その中で市長が先ほど言われた公約ということで、このたびの当初予算、まず当初予算に入る前に1つ御確認したいと思います。 19年度の地方債の残高から一般会計、あるいは下水道、または簡易水道、または水道事業、病院会計などの戻りの算入、これをひとつ関係部長からお聞きしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。
    ◎総務部長(真野善久君) 議員がおっしゃられてるのは、公債費の中で交付税算入がどれぐらいあるかという意味だと思います。 約655億円の借入残高があります。そのうちの約51.8%が算入されるものと今計算をしております。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 私がなぜそういうことを御質問しましたのは、余りにもミニコミ紙などに六百五十何億円ということが走って、結果的に今お聞きしますと315億円余り、それ決して私も借金のことは間違いないと思いますけど、その654円億余りのお金を市民の皆様は大変な借金があるということが皆さんが思われるのが一番残念で、先ほどお答えいただきました51.8%は国から交付税で返ってくるんです。 では、当初予算のほうに入らせていただきたいと思います。 市長、あのマニフェスト、すばらしい。これは本当にすばらしいマニフェストをつくられたと思います。だけど、このたびの平成21年度の予算の中に市長の思いがどこが変わったんですか、前市長と。それをお聞きしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) どこが変わったかと申されましても、今そのちょっと項目を持っておりませんが、大きなところは庁舎建設は私は現地でこっちで建てたいということと、その公約の中でです。それから、高速路線バスでございます。それから、市長給与の20%カット、高級公用車の廃止、あるいは学校図書司書全校配置、あるいは低学年までの入院費助成とか、あるいは地域敬老会への予算重点配分等々私は変わっており、まだその紙を今持ち合わせておりませんので、今大体思いついたものだけを申し上げました。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 私なりに調べた結果でございます。庁舎建設に伴う調査費499万円余り、それから市民会館の耐震、これが800万円余り、それから高速生活バスストップ事業ですか、調査ですか、280万円余り、それから乳幼児医療費の拡充、これが小学校3年生までということで幅広くされましたけど、それと賢人の集まりですか、これを廃止、敬老会の補充等々ありますけど、結果的に動いたのは2,100万円余りの金額でございます、御存じですか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 当然庁舎も、例えばこっちで動き出せば、すぐにスロープとかそういうお金をつけさせていただきたいし、高速路線バスも仮にバス会社等の話がうまく進めば、それなりの予算もつけさせていただかなければなりません。これから、いろいろな具体的な大きなものに取りかかっていかなければならない。まず、一番大きなものは私は現地での庁舎建設と思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) それで市長さん、市長の施政方針、これは安来市総合計画にのっとって市長さんは5つの項目は参加と交流のまちづくりとか、最後は人が輝く活力発揮のまちづくり、これ5つの今までの総合計画にのっとって予算づけつけられたことは間違いないですか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) これは大体一般論ですが、総合計画と首長、いわゆる安来で言うと市長、その関係というのはなかなか総合計画の期間と市長の在任というのはなかなか一致しない。だから、例えば総合計画を10年間で立てます。でも、最初立てた市長が必ずしも10年間いるわけじゃありません。そうすると必ず3年後とか5年後とか、市長が1回、2回かわります。そうすると果たして最初に立てた市長の総合計画に必ずしも沿っていかなければならないというものではなくて、やはりそこには新しい市長がその判断で、これちょっと多くの自治体で長期総合計画の期間と首長の任期は連動しない、長期総合計画についての責任の所在は極めてあいまいである、ですから最終的には意思決定者イコール首長の判断にゆだねるべきものである、これが大体の一般的な解釈ではないかと思っております。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 時間が40分よりないですので簡潔にお願いいたします。 ただ、私が言いたいのは、市長が施政方針の中にはこの5つの安来市総合計画の中から書いて、あなたが書きなったのを見られれば、間違いなくそれにのっとって書いておられるんです。これちょっともう私言わせてください、もう時間がもったいなくて。その中で、1つ、市長は見ておられんといけないのは新市庁舎の建設っていうことが書いてあります。これはいろいろと合併して平成18年3月にできた、3月に私どもにいただいたものでございますけど、ここには分庁方式など一切書いてございません。分庁方式はしないというような形で、総合庁舎ということで書いてございます。それは確認してください。この問題は一応私はこれでほかのほうに移らせていただきます。 ただ、先ほどから言った私が申し上げた平成21年度の当初予算は、安来市総合計画にのっとって市長がみずから我々に発表され、またなおかつ庁舎の問題は私が今言ったとおりでございます。また、市長のマニフェスト、私はみんな見ました。その中で、結果的に予算が変わったのていうのは私が今さっき言いました2,171万1,000円が使っただけで、あとはみんな前の市長の流れで行っておられます。これだけは確認しておいてくださいませ。 次に、ちょっと飛ばかしていただきます、時間がどのぐらいあるかわかりませんので。午前中にもいろいろとお話がありました、私も庁舎問題に入りたいと思います。 庁舎問題は、市長は最初から最後まで民意だ民意だと言っておられます。しかし、市長は昨年の10月1日に立候補されて、ちょっと日にちが間違ってるかもしれませんけどお許しいただきたいと思います。その後、何カ月たってるんですか。いまだに市長は民意という言葉に対してきちんとした、抽象的なことばっかり出て何にも出てきていないのが現状でございます。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 再質問にお答えします。 民意だ民意だ言って民意が一番大事じゃないでしょうか。主権者の意思です。重大な意思です。民意だ民意だ言って、これが一番大事じゃないでしょうか。大事にするのは当然じゃないですか。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 私は民意が軽率にしてるわけじゃないです。民意であれば、それは合併であって合併がいいのか合併が悪いのか、1つ2つから選択するというなら私民意が合併したほうがいいっていうことならそれのほうに沿います。だけど、市長さんは26項目から出して、されて、民意を一つ最初に新庁舎はここで建てるからということを基本にされて、それで皆さんの議員さんはみんな質問されるんです。それはあの議決もした。僕、こんな時間もったいないけんそんな言いませんけど、議決もしといて、いろいろしといて、御本人さんも議決して、また前12月議会で私申し上げたように、市長は18年12月議会から一切反対しておられませんですよ。昨年のこのごろ、3月にはこの場で議長は同意してるんですよ、予算に。それでやはり市長さんに民意というものが、やはりきちんと市長が言われることは納得する、本当だということがわかれば皆さん恐らく賛成されるんです。最初の公約の一番上に書いてあったからということでは説得力に欠けるんです。また、こういう日にちもたっていますが4カ月、10月1日からで、もちろん立候補されたときはどういう構想でこういうものを建てる、こうしてこうするということが頭に入って、それから戦うものです。結果的には、今現在市長からはこういうものを建てるということがお話がないですがね。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 永田議員さんの質問にお答えします。 私は何も市長になるまで、庁舎を現在地で建てるなんて運動してないじゃないか。私は3年も4年も、何なら後で私が旧町内で何回にわたって私が報告書を書いたり反対運動をしたかというのをまたお示ししたいと思っております。 そういう長い、午前中も申し上げましたが3年も4年も5年も前からこの地区住民が何でああいう広大な土地を買ってまで、現在地で建てればいいのにどうして建てるのかという、そういう根強い考えがあった。そして、私はそれを最大の選挙公約として出たわけでございました。決して私がぽんと選挙に出たときに、何か言葉がいいような、そういうものを選んで私はそういう公約に選んだわけでは決してございません。 そして、民意というのは最も大事なもんであると私は思っております。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 私も民意が一番大事だと思っています。それは市長以上に私大事だと思っています。ただ、市長は議会人という言葉を使わせてもらうと大変失礼かもしれませんけど、議会では議決してるんですよ。それで、私先ほど申し上げた18年の12月議会以後は議会の中で議場の場で1回として反対討論もしなくてずっと来たんですよ。それは議会で大変な報酬をいただいて今日我々活動してますけど、そういうことを考えた場合、市長のお言葉ではとても承服できません。 だから、きちんと民意であってここでどう建てるかということなら、特に市長さんがいつも言われますがね、中心市街地活性化、この予算が21年度に入っていますか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 後ろのほうから行きますが、中心市街地活性化のまず一番大事なことはここへ庁舎を建てること、これがまず第一であると考えて私は今エネルギーをこちらに傾けているわけでございます。 それと、私は庁舎建設特別委員会でもずっと一貫して反対してきております。いろいろなデータを出していろんな面積とかいろんな比較をして、米子の市役所へ行きたり松江の市役所へ行きたり、あるいは広瀬の土木事務所へ行きて木戸川改修の図面までとって、どれぐらい狭くなるかと、それも全部やっております。 そして、本会議場でも採決になって庁舎建設をあっちにするということには当然私は反対いたしました。ということです。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 悲しいかな議事録には残ってないんですよ。市長が幾ら同じことを同僚議員の質問に対してお答えになってますけど、悲しいかな残ってないんですよ、議事録に。それはどう思われますか。言ってないからですよ。こんなことを話しして悲しくなります、言ってる者が。悲しくなっただけではいけません。私、悲しくなった、市長だけが悲しくなればいいですけど、先般の予算、補正予算でしたね、取り下げされました。庁舎の問題、結果的には市長さん、8,338万5,000円というものが一般財源から出たことには間違いないですよ。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) これ御存じだと思いますけども、前市長さんが切川で建てるということで、あっちにいわゆる設計業務をずっとしていただいて、ずっとこの間の時点まで来たわけです。それが大体7,500万円まで使っておられたんです。でも、そこで私はストップしないと、それ以降また8,000万円だ1億円だとかかりますから、あそこでとめて、そしてその設計者はきちんと合意解約して、一銭も解約金取らないと。しかし、今までしてきた出来高は払わんといかんということで、今まで前市長がしてこられた出来高について私は払っただけなんです。そして、それのお金の出るところが一般会計というところからだったかもしれませんが、ある新聞によりますと、欠損として出せばよかったんじゃないかとかということがありますけども、それはちょっと出し方の問題でして、その7,500万円で出しておいてそこでとめておかんと、ずっと設計業務が進んでいけば大変なことになりますので、あそこでとめたということなんです。私はあれ余分な7,500万円の違約金を払ったというわけじゃない、出来高払いなんです。ということを御理解いただきたい。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) それは市長さん、あなたがぽんと来て、市長になられたら言われたことは、そうですねと私言います。あなたは議場で1年前に議決してるんですよ。なおかつ、あなた市長というものは予算に対しては決定した予算、これ議会で決定しましたね。それは誠実に執行するのが義務であります。このたび市長は真水の一般会計8,338万5,000円は、このお金は大変なお金だということは私も前回お話ししたんですけど、本会議で。それが真水というのは、後から何にも戻ってこないんですよね、交付税で。仮に、市長さんがきちんと、僕も何回も言いますけど、きちんと市長さんが民意の根拠を中心市街地、ここのはこちら側から移転して切川バイパス道についたら、出かけなくて現庁舎で建てかえた場合はこれだけのメリットがあってこれだけのことがあるということをきちんとおっしゃられれば、だれもそれは市民の皆さんは納得されます。私に入っているのは、市長さんには入れたが、市長戦です、昨年の、には入れたけど、出るということに対しては大賛成だという方がほんに多いです、市長さん。 金曜日の一般質問の中で、市長さんは就任されてから地域の皆さんといろいろと出かけて話し合いをしたことがと聞かれた議員がおられますけど、結果的には5回でしたかいね。5回よかなかったんですよ。大変民意を大事にしている市長さんなら、私が市長だったらもっと出かけます。先輩議員が午前中言われた益田の市長さんを例にとられました。あの方は60項目の公約を持って、それからなおかつ各コミュニティーセンターでしょうね、公民館へ出かけていろいろと市民の皆さんとひざを交えながら今後の益田市政をどうするかということをやっておられるんです。市長さんは悲しいかな、たった5回出かけられて、選挙で当選したのをいつまでも民意だ民意だと言って、その民意をきちんと議員がそれはそうだと言って承服するような資料はいつになっても出てきません。それは選挙中からもちろんそうです。ということは、市長さんにはなかったということを裏づけるようにほかないのじゃないかと私は思います。 先ほども、中心市街地活性化、あれほど言っておられた中心市街地活性化も本来でしたらもっと予算をつけて、本当に中心市街地が活性化する方向は幾らでもあるんです。それをされないで、従来の流れの予算をつけておられます。それは大変失礼なことをしておられるなと私は思います。市長さんが20年度の補正予算を修正された中で、結果的には次決算審査特別委員会、特別委員会でしょうね、安来は。特別委員会をつくると思います。決算審査特別委員会でまた同じことをやるんです。同じこと。なぜだったか。市長さんみたいに他人事で、それは私は前市長がやったやつを私がとめなくたった大変なことになりますよなんて言って、どこか他人事のみたいなことを申し上げておられますけど、それはあなたは議員バッジをつけておられたんですよ。そのあたりにしましょうか。 ほな、次へ移らせてもらって。 市長さんはいいときに出られたと思います。タイミングが大変よかった。これは私もこのたびの補正予算しました。地域活性化・生活対策臨時交付金事業、大変いいときにタイミングがよかったです。市長さん、何だかんだしなくても、このお金使わせていただきましたねえ。いいですねえ。総額12億円からになりましたね。これで皆さんは、市長さんがかわったけん、本当に公民館から、また学校から、いろんなところを直していただけるということは恐らく思われるでしょう。ただし、これは国が大変景気が悪いことに対してどう手当てするかということが決まっただけのことです。 次、都市計画のマスタープランを聞きたいと思います。 結果的に、市長さんの今現在のお話のとおり庁舎は現在地で建てかえると言っておられますが、都市計画マスタープランはどのようになっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 井塚基盤整備部次長。 ◎基盤整備部次長(井塚政美君) 都市計画マスタープランの状況ということでございますが、さきの都市計画マスタープランは平成9年に作成したものでございますが、このときには議会等も参加いただいてつくっております。それで、切川のこの沿線については将来市街地ということでおりまして、それを受けて新しいマスタープランもそのように作成しておりましたけども、凍結方針ということもございまして、都市計画マスタープランは今とまっておる状態でございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 都市計画マスタープランの中をきちんと法律的なことをお話しすると、恐らくまた時間がとられますので。早く言えば市長さん、マスタープランに使ったお金、これはいかほどですか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 先ほども申しましたように、総合計画とかマスタープランというのはやはりそこで市政の担当者がかわれば当然根本的に違ってくる面もあります。ですから、行政の継続性で受け継がなきゃいかんこともある。あるいは、大きく変更せざるを得ないものもあります。それは、その辺をきちんとわきまえながら変更するところは変更して、あるいは私の考えは考えでこれから実行していこう、こういうように思っておるところでございます。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 市長さん、それはあなたが議員じゃなかったらいいですよ、何回も言うんですけど。都市計画マスタープランは最初から変えないといけないんです。ということは、お金が2,000万円ぐらい使ってますか。これ一般会計でしょう。一般会計から使うなんて市長は本当にわかってないと思います。それは、下水道の水道料金を18.何%上げました。これが1年間で7,000万円ほど入るんです。それから、昨年、第3子の子供さんは保育所を無料にしましたね、保育所。これが2,300万円。市長さん、あなたが簡単にやめられたちょっとのことで、どんどんどんどんいけるんです。ましてやまた、今企画室ですか、ここでも職員さん、前回は11月ごろでしたか、約1億円ぐらいお金使ってましたね、人件費。またその後、かなりのお金を使ってると思います。これも一般財源なんですよ、市長。市長と私がこうしてやりとりしとる別の部屋で課長さんたちがお聞きしておられますが、私が先般もお話ししたように30万円の道路補修、そんなことつけるのにも何年も待つんですよ。私個人の家を直すわけでないのに、皆さんのためのインフラのためにする予算でも30万円です。最後に10万円つけて、10万円もいけん、5万円と言っておられる。そういうぐらいに課長さんたちは一生懸命にやっておられるんです。市長さんは私が今まで言ったことに対してお答えもなかった、民意だということで。しかし、職員は優秀な職員さんばっかりおるんじゃないですか。その職員さんが私と市長との会話を聞いとって、恐らく良識ある職員さんなら永田が言っていることは正しいと言っておられると思います。それは、無記名でされても恐らく私が正しいと思うような気がします。ただ、悲しくなるのは、その職員さんのやる気をそいでしまう許せないんですよ。やはり職員のやる気、それを市長が一生懸命に出してあげて、本当に市長が思うことをやっていただかなと思いますけど、市長のお考えは西尾勝さんのお言葉を使っておられましたね、前回は。すごいお言葉でしたね。資料がどこにあるか探すのに時間がかかりますので、早く言えば、かわった首長にはついてくるのは当たり前だと言われたんです。そういうお答えであったわけです。そう確かに私も思います。マニフェストをつくりながら。そのマニフェストが本当にきちんと数値からあらわしてだったものなら私も市長が言われるとおりになりますけど、決して数値はあらわせない、何にもあらわせない、この就任されてもう4カ月以上たっても、いまだに客観的な私はこうがいい、分庁方式、分庁方式なんてどこにも載ってなかったです、今まで議事。それを市長はいつまでも民意と言っておられます。私は民意を決して軽んずるわけじゃないですけど、その言われる言葉に対しての重み、市長という重み、4万3,000人の代表の市長が言ったことの重みです。いまだに議員の中で市長が言われたこと、現在地で建てかえると言われたことに対して、皆さん恐らく、何人かは賛成がおられるかしりませんけど、ほとんどの方がまず市長の説得あるお言葉を聞いてないと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 永田議員さんの質問にお答えします。 私は去年の10月に市長に就任して以来、全協で3日間、本会議でも3日間、朝から晩まで私はずっと答えたつもりです。民意、民意と言われますが、私はただ切川かここかなどと言って選挙で簡単なそういうことで市民の皆さんに訴えたわけじゃなくて、市民の皆さんも十分に関心があった中で私は市民の皆さんに訴えてきて、ああいう選挙の結果をいただいたということでございます。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 市長、私もうあと5分ですか、長くなってしまって。私が言ったこと、もう一回お考えてください。 農業問題ですけど、市長、結果的に市長はマニフェストでもすごくすばらしいことを書いてる。これは前市長も一緒だったことだなと思いますけど、結果的に何ら予算措置がしてないんです。今一番困っているのは、市長さん、中核農家あるいは認定農家を救済する道です。これは欠けてると思います。また、予算にも反映してないんです。これはぜひとも予算づけをお願いしたいと思います。これハード、ソフトの面もお願いいたします。何かあれば、ひとつ。 ○議長(深田富造君) 石丸産業振興部次長。 ◎産業振興部次長(石丸秀一君) 永田議員の質問にお答えします。 認定農業者の予算措置ということですけれど、これにつきましては事業は地域担い手への経営基盤強化総合対策事業を利用することが中心となっておりまして、国費から10分の3補助が充てることになっております。この補助金につきましては、市から支払うもんではございませんで、担い手総合支援協議会を通じて個人に支払われるということで補助事業というものがございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) とにかく、やはりいいマニフェストをつくられたのだから、農業振興、きちんと実のある予算づけをお願いいたします。 新庁舎の地権者の皆さんのことをしないといけません、もう時間になった。内藤会長にお任せせんといけんと思いますけど、私の私見を言います。これは、やっぱり市長さん、地主さんに米をつくれということを言われましたね、午前中。だけど、法律的には私は無理だと思います。それは地主さんが判を押して、今のところはきちんと農業振興区域を外して地区計画にのっとって、ここは農地じゃないんです。こんなことをやれば安来市の農振はみんな農業委員会はみげてしまうと思います、こんなことをすれば。これ時間をかけるといけませんので失礼しますけど、もう一回うちの会長さんにお答えいただいたらいいので。その点はよろしくお願いします。 僕はあと1分ですか。3分もあるかいな。そうですか、そんならその続きをちょっとやっときます。 地権者の皆さんに、そういう1回来て帰るなんて、やはり誠意を持って市長さん、地権者の皆さん、地元の関係の皆さんには誠意を持っていただきたいと思います。それを市長さんが一番に先頭に立ってやられることだと私は思いますが、市長さん。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 後で、米をつくるのは違反になるかどうか法律的なことは答えさせますが、私もすぐ切川地区の方へ行って、それから本庁舎でも会って2回会いましたが、やはり一つの、まず最初に議会に理解いただいて、それから地権者に理解いただいて、それから県に報告して、そういう手順をずっと踏んでおりますので、それで2回目地権者と会った。それで、ある程度の一定の方向が出ればまたそこで、何も一つも進展してないのに会うということはいけませんので、一つずつ手順を踏んでやっておりますので、どうか御理解いただきますよう。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) それは市長、手順を踏んでいっておられますけど、変えられたのは市長ですよね、これを、考え方を。だから、市長さんが誠意を持ってお話ししていただきたいと思います。それで、法律的なことはモラルの問題も出てきますので、ここで今お答えしてもらう時間がないですので、まず私は一市民として、また議員として、こういうことをやれば今後安来市農業委員会、農振を外すときのいい例じゃなくて悪い例になっちゃうんです。 それから最後です。病院問題に行かせていただきたいと思います。 病院問題は、きちんと病院改革プランをつくって、また第2次経営健全化計画推進プランも作成されまして進んでいます。まず、整いましたと私は思います。その中で1つ欠けてるのが、やはり首長及び事業管理者の決意、これは何の決意かと申しますと、優秀なドクターあるいは看護師を一生懸命招聘するというお気持ちが心からわいてこない限りは、安来市立病院は恐らく経営は難しくなると思います。一言。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 市立病院はいろいろな問題を抱えております。当然財政問題、それからまた一般会計からの繰出金とか、いろいろな問題よく御存じだと思いますが、そのとおりだと思います。企業は人なり、やはりいい人材を持ってきて改善に当たりたい、こういうふうに思っております。 ○議長(深田富造君) 9番永田巳好議員。 ◆9番(永田巳好君) 最後です。私と市長はずっと常任委員会も一緒であったし、気持ちもわかるよき先輩でございます。ただ、一つ違ったのがこの庁舎問題だけです。福祉も教育も、恐らく市長さんとはもっとこういう場がなくてでも同じことを、同意見だと思います。ぜひとも市長さん、これから議会とうまく融和していかなくちゃ、ここで庁舎建てかえと言っても議会の同意がないといけません。それには、やっぱり市長さんが、何回も言いますけど、ここで建てかえたメリット、それをきちんと言われんと。これは私たち議会の議会人ばかりじゃないです。市民の皆さんにも本当に訴えられらんと、むなしい4年間になっちゃいけないと私は思います。 大変きょうはありがとうございました。 ○議長(深田富造君) 以上で9番永田巳好議員の質問を終わります。 4番田中武夫議員、質問席へ移動願います。            〔4番 田中武夫君 質問席〕 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) 議席ナンバー4番の田中武夫です。議長の許可を得て、今から通告に従って一般質問をいたします。 通告いたしておりました中心市街地活性化とか農業振興計画、また住民投票、いずれもこの今議会の一般質問で何回も出ておりますが、一応通告しておりますので改めて伺ってみたいと思います。 先ほどの質問の中で近藤市長さんは、中心市街地活性化には何よりも現在地に新庁舎を建てることが一番ではないかと思っておると言われたと思いますが、間違いはありませんか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 田中議員さんにお答えします。 そう思っております。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) 質問があるたびに、答えがあるたびに原稿がちょっと変わりまして、まず私と近藤市長さんとは意見が一緒ではないかとは思いますが、違うかもとも思います。市街化の活性化について伺ってみたいと思いますが、今さっきの新庁舎を建てることが一番の活性化ということは、中心市街地はこの市役所の周辺であるというふうに思っておられますでしょうか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 一般論としてこの庁舎も含む、どこからどこまでという定義はございませんが、やはり中心市街地と言えば駅のあたりから八幡町あたりを中心市街地というのではないかと思っております。何町内から何町内までが中心市街地ということはありませんので、と思っておりますが。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) この間の議懇でしたか、ちょっとそういったふうな私も発言をして市長さんにいろいろ言われたわけですが、活性化というのは近藤市長さんはどういうふうな活性化でしょうか。今からちょっと言いますので、答えがありましたらお願いします。 まずは、活性化とは人が流れることなのか、それともそこに住む人が多くなることなのか。それから、休日の買い物は今のところ以前の調査で米子市内で買い物をする、そういった答えがたくさんあったように思いますが、その引き寄せる安来市内の商店街で買い物をさせるような策はあるでしょうか。それと、商店街に人の流れを形成するには、どういうふうなことをすれば人の流れが変わると思っておられますでしょうか。また、それについては、どこからどのような方がその中心市街地に来られれば、活性化と思っておられるでしょうか。 それともう一つ、切川バイパス周辺は、先ほども話がありました都市計画法にのっとるマスタープランの中で、今後新市街地が形成される地点というふうになっております。これは御存じだと思いますが、そのことについて、今言いましたことについて何かお答えがありましたらお願いします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 質問が多岐にわたりましてちょっとメモるのがあれでしたが、まず将来的にいろいろなそういう集積ができるかということでございますが、私はこの間の議員懇談会でも申しましたように、当然それはこの周辺部へまだまだそういうにぎわいを創出するところができると思っておりますし、今の中心市街地活性化は具体的にどういうことがあるかと。実際に中心市街地活性化問題と中山間地問題というのは、言うはやすしでなかなか大変なんです。なかなか成功した例が、なかなか大変なんです。それはよっぽどの長浜市とかあるいは小樽とか、そういういい資源を持ってる、町並みの。そういうところはたやすいんですが、なかなか全国みんなそれで悩んでいるんです。中山間地域と中心市街地活性化というのは。それでも、やはりそれで難しいからといって手をこまねいていてはいけません。やはり中心市街地には都市の歴史とか文化とか伝統とか、そういうコミュニティーというものがちゃんと厳然とずっと脈々と流れておりますから。ですから、中心市街地というのはどの自治体も中心市街地の活性化というのは重要課題にしておるところです。安来も一風亭とかそういうところで、あるいは今度前市長が計画されておりましたそこの水辺の楽校とか、木戸川改修とかその公園化とか、そういうものを今継続して考えているところでございます。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) 私の質問の答えにはちょっと違っているように思いますけど、ゆっくり言っておりますとよくわかるかもしれませんけども、時間がないもんで済みません。というのは、活性化とは人が流れることか、それとも人口が多くなることかということですが、当然それは一般的な考え方からすれば人がたくさん流れて、そこにたくさんの商業圏が発達してということもあるでしょうし、それからそこに住む人がふえるということもあると思います。そういった質問といいますか話を議懇でいたしましたところ、近藤市長は私に、それは30年前の考え方であると。それは切川沿線の話をしてからですよ。新市街地を切川沿線にマスタープランに書いてありますがという話をしたら、そういうところに市街地を求めるのは30年ぐらい前の話だと、こういうふうに言われたことです。 私は、ちょうど30年前といいますかもうちょっと前ですけれども、市内の高等学校に通っておりました。そのときに、高校のときにアルバイトをしておりました。市長さっき言われました八幡町という中心市街地です。そこにアルバイトをしておりましたが、そこがその当時建ったばかりのこの安来新庁舎に夏でしたが、かき氷を大量に出前をしたことを覚えております。当時まだ新国道が開通してない論田というところに長い時間かかってアイスキャンデーを持っていったことを覚えております。その当時から比べれば、今はどんだけ中心市街地がイメージが変わっているかということを話したいわけですけども、そのときには移動手段はもちろんバスであり、そして鉄道でありました。ところが、その当時に私覚えておりますが、20年後か30年後にはプランのようなものを文化祭で発表したことがありますが、そのときには安来市内には鉄道がもっと完備をしてというふうなことを先生に言われたことを覚えています。それは、鉄道はバスに変わり、これから輸送も鉄道ではなくてトラックになるだろう、こう言われました。まさにそういうふうに変わりました。だけれども、私が高校のときにはまだ各家庭に車はありませんでしたが、高校の2年ぐらいでしたか、日産サニーとかトヨタカローラ、そういう車が35万円、36万円で発売されました。それから爆発的に今の車社会が誕生したわけです。まさに移動手段は車であります。 今、市長が言われますような今までの旧安来千軒と言われた町並みの中では、例えば荷物の輸送も宅急便でありましたり、中型トラックで輸送します。そうしますと、商店街そのものが今現在そうでありますように、お客を呼ぶ機能を果たしてないわけです。だから、どういうふうに活性化を考えておられますかと言っただけであって、よそは失敗しとるから活性化は無理だ、こういうふうな話を聞きたかったわけじゃありません。ということを、中心市街地の活性化の中ではお話をしたかったわけです。ですから、30年前の考え方でどっかほかに中心を持っていく、そういう考え方ではなくて、その当時もそうでありました。安来千軒の中では、人口はふえそうにないから東十神であったり南十神であったり新十神であったり和田団地であったり、こういうふうに市街化が形成されてきたと私は思っています。そして、西のほうに行けば新国道が開通しました。私が21か2のときに、初めて駅から真っすぐ来れえやになったですね。駅から必ず日立坂を上がって、そして鉄道を渡って今の安来ショッピングセンター原徳のとこ、あそこまで来んと9号線は開通してませんでした。市長ももちろんよく御存じですね、近いですから。そういうふうに変わったわけです。だからそこで、じゃああの9号線が大きくなったからって、あの辺が昔と違って人の集積がたくさんになったり流れがよくなったと思いますか。確かに、飲食店はたくさんできました。夜の繁栄は確かに昔とは全く違ってます。昔は5軒しかありませんでした。今は何十軒、何百軒あるかわかりませんけども、あの辺が変わったことはそういうふうに変わっていったわけであって、中心市街地の活性化というふうに変わってきたとは思っておりません。 ですから逆に言えば、西に行って赤江とか荒島とか、そっちのほうに延びていきましたね、商店街も。そうしてまたその延長として、今度計画がされてました切川バイパスの延長でありますいないとか、それから商店がありますわね、ラ・ムーとかもあります。そういう大店舗ができたことが悪いと言われるんだったら別ですが、そういうふうに新しい安来市のほうへよその地区から購買意欲を持ってくるようなまちづくりをしていったということも、市街地形成のまさにこれはいい典型じゃないかと思います。中心市街地が活性化したことはないなんて言われましたけれども、だったら中心市街地の活性化のために、ここに市役所を建てることが一番だ、こういう理屈は私としては理解はできませんので、もう一度短くお願いします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 質問にお答えします。 私は、中心市街地活性化というのは何度も言いますが、あそこの明治町から大市場だけのことを言っていません。先ほども一番最初に言いましたように、駅のほうから飯島あたり、八幡町あたりのことを言っておるところでございまして、決して一風亭の周りばかりではありません。私、去年の10月からずっと言っておりますが、今世界じゅうが、町の中がもう文化も何も崩壊して、いわゆるコミュニティーが崩壊している。そして、世界じゅうが先進国がもう一回見直して、いろんな文化を見直そうと。今までみたいに拡大、拡大とどんどんどんどん郊外に出て、あるいは出たはいいが大型ショッピング倒れる、パチンコさんは倒れる、どうするという無秩序なそういう計画はやめて、いわゆるコンパクトシティーという考えが日本にも小泉内閣のときからできたわけです。これからは計画的にしよう、何でもどんどんどんどん開発して、そういう無秩序なまちづくりをやめようという反省からこういうのが出たわけで、それができたために出雲市役所も外へ出ずに今、町の中に庁舎を建てました。松江日赤も外へ出ずに今のところへ建てかえております。やはりそういう、これから少子・高齢化を見たときに、どんどんどんどん今までみたいに外へ出ていけばいいというような、そういう時代ではないということでお話をさせていただいたと思います。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) 済みません、ちょっと声が大きくなったようでございますけど、小さい声で話します。別に外へ出ることがいいとかそういうことを言ってません。私が質問したのは、中心市街地はどこかということと、その中心市街地をどうやって活性させられるのか、その中でここに庁舎を建てることがどんな意味があるのかということを聞いたつもりでして。答えられたのかもしれん。いや、いいです、もういいです。だけども、それは皆さんにその意見が全部通るとは思いません。なぜかといえば、まず中心市街地がどこであるかということも先ほどお話ししましたように今は延びておりますので、もう安来市のこの旧安来市の本当に安来千軒を含めて二、三倍の規模が中心市街地と思ったほうがいいと思います。そうやっていきますと、市長が今言われましたようなここの地点を中心にしたところではなくて、上から見ますとよくわかります。例えば、都会から帰ってこられていつも言われますが、高速から見ますとあそこから見えませんわね、この辺は。それで、中心市街地というのは、例えば夕方帰ってくれば、大体赤江辺が見えますわね。あの辺も含めたところをふだんは中心ではないかと、市街地ではないかと思うのが私は普通だと思います。でありますので、例えば今は話が切川ですから切川言いますけども、あそこのとこは飛び地であるという認識ではなくて、今道路も完備されておって、その道路の延長を計画されとって、そこに新しい新市街地が形成される視点としてマスタープランにのっておる。その辺を考えてみますと、決して飛び地で飛んだから町の人が今ある密集地の人が大変困るという状況は私は感じません。それは先ほど申しましたように、我々が小さいときには確かにその密集地で十分でした。トラックも通りませんでした。たまに4トンのトラックが通れば、もう道いっぱいでした。今はそれが日常茶飯事であって、そういうことが当たり前です。だからして、じゃあ聞きますけれども、その当時の商店街さんがどんだけ残っているか。余り聞きませんわ、答えもらっちゃうとまた時間がなくなりますんで。と思いますのが、だれもがわかっていると思います。さほど残っていません。靴も安来で買いました、洋服も安来でした、何でも安来で買いよったです。だけど、商店街自体はもうなくなってますので、だからして、その集合体である共同組合ができてプラーナができました。ショッピングセンター、丸合さんもできました。だから、そこで買い物すればええ、そういう理屈になるかもしれません。だけれども、それだけで皆さん満足されとるだけではないと思います。やっぱり米子に行かれます、松江に買い物に行かれます。どうやって安来で買い物をしてもらうかということを考えますと、やはり今ある密集地にある商店街の方々も考えを持っていく場所を提供するのも行政の役目だと思います。決して行政がその商店街をつくるわけじゃないと思います。そういう場所を提供する、そういう道路網を提供する、こういった市民の皆さんの身近に、そして私将来性のあることを考えていくのが市街地の活性化ではないかというふうに私は思っています。 市街地はもうそれくらいでやめます。皆さんが質問をされますので。 次、農業振興地域整備計画、いわゆる農振法ですが、これについて伺ってみたいと思います。 安来市の土地利用計画については、いろいろ国土利用の観点で国土法に従って、いろいろ法律に従って都市計画法ができとると思います。その中で、農業振興地域というのがあります。先ほどから庁舎のことでよく出てきます。農業振興地域、ここには簡単に建物が建てられないという縛りがあります。こういったことの中に、都市計画法については、都市計画等マスタープランが現在改定をして策定中であります。議会でも説明を受けております。都市計画審議会でも説明がなされましたが、安来の基幹産業であります農業、そして中山間地域の振興にかかわる森林農振法、農林法に基づいた都市整備計画がこの安来では策定されておりますのか。また、これからこの安来で策定するのであれば、いつごろになるのか当然当議会にも説明されると思いますが、それがあるのかないのか、またそれをつくるんだったらいつごろになるのか、策定に関しての説明をお願いしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 石丸産業振興部次長。 ◎産業振興部次長(石丸秀一君) 田中議員の質問にお答えいたします。 1点目としましては、農振法、それから森林法に基づいた整備計画策定がされているかどうかというお尋ねでございますけれど、森林法に基づきます森林整備計画はつくってございます。それから、農振法によります農業振興地域整備計画につきましては、経過措置として安来、広瀬、伯太の3地区の整備計画がございます。現在これに対します一本化に向けての作業中でございまして、今月末には関係機関と協議をし、それを踏まえまして島根県と協議をすることとしております。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) ただいま協議中ということでございますが、それではこの安来市の総合計画中、都市計画と農業振興整備計画、いわゆる農振法、これにつきましてはこれからの安来市の土地の利用の車の両輪というふうにも言われておるところでございます。1ヘクタール以上の開発につきましては、国土法に基づいて開発協議が必要であります。土地利用調整会議、これは市も県にも別々にございますが、さてきょういろいろ庁舎問題が出ておりますのでついででございますが、新庁舎建設について計画中の切川地区では地区計画の策定がされておりますが、これは法的にはどのような考え方で基盤整備計画の中で計画をされたのか、その経過などをお尋ねしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 三徳基盤整備部長。 ◎基盤整備部長(三徳伸吉君) どうも時間をとるようでありますので、田中議員の御質問でございますが、基盤整備の中で地区計画ということではございませんで、今回の庁舎の関係は、庁舎をつくるために地区計画をやったということが話の筋ではないかな。基盤整備であそこに地区計画をやったという意味合いではございません。 以上であります。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) 済いません、ちょっと勘違いをしておりました。 庁舎をつくるための土地計画を張られたということでございまして、そういたしますとその地区計画につきましては、どのような経過でやられとるのかはお答えできませんか。 ○議長(深田富造君) 児玉総務部次長。 ◎総務部次長(児玉好之君) お答えいたします。 地区計画ですけれども、これは先ほど三徳部長が申しましたように庁舎を建てるために地区計画を定めたということでして、その経過につきましては、新庁舎の建設基本構想というものをまずつくりまして、それに基づいてその地区計画を定めたということであります。 以上です。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) 6日の石倉議員さんの一般質問によって新庁舎の建設基本計画、こういったことは地区計画の重要性を言われました。それについては、私は認識をしておるというふうに思っております。そういたしますと、今度計画がされております安来一中の改築、こういった計画については、この都市計画法、農振法、こういったものは関係があるのかないのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 井塚基盤整備部次長。 ◎基盤整備部次長(井塚政美君) 一中のところにつきましては市街化区域内でございますので、都市計画法では用途地域の絡みがあるだけでございまして、それ以上のものは今ないと思っております。 以上です。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) それでは、そのほかの例えば農業振興整備計画、これがまだ策定中でございます。もし、これがないときに今後において大型のプロジェクト、また民間による大規模な開発、こういったものの申請があった場合、どのような影響にあるのか。また、農振除外に関しては、県等の機関で聞いたところによりますと整備計画が策定されてないと一般的なものは別として大規模開発などの除外は認めないということでありますが、この点についてお答えをお願いします。 ○議長(深田富造君) 石丸産業振興部次長。 ◎産業振興部次長(石丸秀一君) 田中議員の御質問ですけど、2点あったと思いますけれど、大型プロジェクト、大規模開発等の計画があったときということですけど、安来市は全体の農振計画が必要でございます。これは5年ごとに見直すことになっております。 それから、開発につきましては、いわゆるまちづくり三法の規制がございます。 それから、農振除外は認めないとのことであるということでございましたけれど、これにつきましても安来市全体の整備計画が必要でありますが、安来市総合計画、都市計画マスタープラン等との整合性をとった上で進めることになっております。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) るる聞いておりますと、特にこの農業振興地域整備計画、こういったものは非常に大切なものであって、また都市計画法に基づきます地区計画も非常に重い重要なものであるというふうに認識をしておりますが、例えばこのたびの切川地区に計画されました庁舎建設、この件を例にとりますと合意形成のプロセスを経たやり方がやってあると思います。当然そのことは議会でも説明がありました。また、きょうの児玉次長の話にもそうあります。こういうことはたとえ首長さんがかわられましても、例えばこの間も申し上げましたけれど、選挙でもうこれだけ庁舎だけを、ほかはなしにしてこういうふうにするからというふうに選挙を戦われたのでない限り、きちんとしたプロセスを経て、しかも長い年月かけて労力も時間も使いながら、そして難しい法律もクリアしながらやってきたものを、いとも簡単に凍結ができるもんでしょうか。市長の考えをお願いします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) これは去年10月以来、何度も何度も御説明いたしました。 いとも簡単にというよりも、根強いこの地域の大きな関心、そして商工会議所等も提言書で現地に建てるべしというふうに、もちろん地元の町内もですが、それほどの今までのそういう背景があって私は大きな公約として争点として選挙に出たわけでございます。 通常、これがマニフェストなり公約を1つに掲げていないから、それに対する信任ではないかというような質問でございますが、大概大体3つか4つぐらいの大きな公約を出して、やはりそういう首長なり市長は選挙をいたします。ですから、当然その中の一番大きな第一の公約を掲げて当選させていただいたなら、議会の議決もさることながら、直接主権者の意思をいただいたと思っておりますので、その辺を御理解いただきたい、このように思ってます。 ○議長(深田富造君) 4番田中武夫議員。 ◆4番(田中武夫君) 言い方が悪かったかもしれませんが、公約のことだけじゃなくて、今までやってきた、今私がきょう農振法の質問をしたのは、農振法は決して簡単なものではなくて、しかも長い間難しい法律をくぐって計画ができとるということを立証したかったことと、それから農地法の改正が12月に国のほうから改正をするよというふうなこういった話が今おりてきておるわけです。今度国会に出ると予定のことが。その中では、非常にこれから重い重いその難しい判断を示されることがあります。それを前提にしながら、そして三法の改正のことも、市長は市長の判断がありますけど、一般の人からしてみればそういう判断ではなくて、特に重い重いこの農地法の改正も含めてみますと、今本当に真剣に職員さんも頑張ってこられました。地元の人は陳情にもありますように、決して自分が買ってくれと言われたわけでもありません。こういうことを安来市で考えておるからという協力要請してきたことです。ですから、公約が軽いとか重いなどそういうことを言ったわけではございません。確かに、民意を問われたということではそれは敬意を表しております。しかしながら、こういう非常に重たい問題もあるよということを言いながら、次は住民投票の質問に移ります。 住民投票ということを市長の公約の中で、たくさんの公約の中で住民投票を言っておられましたが、大切な問題は住民投票によって市民の声をということがあったと思いますが、ありましたですよね。それで、この住民投票の件をやるかやらないかは皆さんが質問をされて、そういうことはしない、直近の選挙で民意を問ったからこれでいいというふうに言われたと私は理解をしております。しかしながら、今この消費文化の中で子供たちは育って、本当に物をつくるとか建設的な意見を持った子供たちがなかなか育たないこの文化の中で、市長は文化、文化と言われますけれども、我々が持っておるノウハウとか文化をそのまま長い先の将来に向かって、今おる子供たちにちゃんとした姿で伝えていくのは1回の選挙とかそういうことではなくて、やっぱりたくさんの情報を皆さんに与えて、我々は今がよければいいというわけではありません。 去年市長にも来ていただきました我々の地域の大きな大ほ場の区画整備、これにつきましても今から10年以上前からの計画であります。そのときは50歳の人でも60歳になってます。60歳の人でも今70歳なんです。まだ55でも60歳でもまだやれるという気持ちもありますが、あと10年後に完成する、10年後から将来を見据えた農業経営はどうかと考えると、なかなか踏ん切りはつかないわけでありますけれども、こういう遠い将来、近い将来もですが、我々の子供や孫にきちんとした説明のつくような方向性をちゃんとリーダーシップを発揮していくのが首長であり、そして我々議会人ではないかというふうに思います。 そういった点からしますと、あの去年の選挙はさまざまな情報が飛び交い、そしてさまざまな思惑の中で行われたと思っています。きょうも一般質問でありましたが、決して庁舎ではなく近藤市長の人柄でということを私もそう思います。近藤市長の人柄で当選されたものであれば、やはり人間は軌道修正もあるという、前に人が質問されたと思います。そういった意見もありますし、それから1つだけ、私が市民の皆さんから聞いたことを言っても、だれが言っても市長はそういう意見もあるけどと言われます。だけれども、私のところの地域のことを言ってあれですが、今、ヨシというものがあります。1年で二、三メートルに成長します。川面に生えているヨシです、沼地に生えてます。宍道湖にはヨシの再生プロジェクトというのがありまして、それを植えることによって水質浄化をするものです。ところが、このヨシというのは本当はアシという名前です、アシ。知っておられますね、アシ。つまりアシは悪につながるということでヨシと読ませるという。ということは、たとえ悪であってもよしとするような、これが日本の文化にもあるということです。ですから、ヨシはよしとしてその効果を発揮するようなこういう考えも持ちながら、私の一般質問を終わります。 ○議長(深田富造君) 以上で4番田中武夫議員の質問を終わります。 この際、しばらく休憩いたします。 再開は3時0分といたします。            午後2時49分 休憩            午後3時0分 再開 ○議長(深田富造君) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 6番岩田拓郎議員、質問席へ移動願います。            〔6番 岩田拓郎君 質問席〕
    ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) 6番岩田拓郎でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 質問に先立ちまして、きのう、おとといと安来節演芸館でさぎの湯温泉祭りが盛大に開催されました。私もちょうど若干関係しておりましたから参加させていただきましたけれども、大阪、京都、兵庫、あるいは四国のほう、ツアーのお客さんが聞きますと950名だか。それから、県内もそうですし、松江、米子、そういったところ、あるいは市内のお客さんがそれ以上に来られて大変な盛況でした。私は常がね思いますけれども、こうしたイベントはその参加者の多数ももちろん成功であったかどうかということですけれども、やはりそうしたときにいかにせっかく来ていただいた方に安来市の情報をしっかり発信して、そしてその人方のいろんな声を聞きながら次のイベントにいかにつなげていくか、あるいは次の安来市のいろんな産業にいかにつなげていくかという、こういったことの成果があって初めてそのイベントが成功したと言えるのではないかというふうに思っております。 例えば、そういった折にいろんな方々の直接意見を聞いたり、あるいはアンケート用紙を用意したり、いろいろなそういった小まめな施策、そういった対応が必要じゃなかったかなということで後になって反省しましたので、冒頭せっかくの状況でしたので述べさせていただきます。 それでは、質問に入らさせていただきます。 1番目の対仙浄園についてでございます。この改修につきましては2月16日の全員協議会で説明を受けたところですが、対仙浄園は平成3年にそれまであった施設を全面改修し、当時としては最新の処理技術を導入したし尿浄化槽汚泥の処理施設でありましたが、それから18年を経過して施設の老朽化と受け入れ対象物の変化、下水処理の普及とともにし尿が減少して、浄化槽等の増加によって引き抜き汚泥の増加等の状況があると認識しています。中期財政計画の中でこの施設の改修を上げておりましたし、今回その調査等が提案されているところでございますが、この対仙浄園につきまして改修に至る経過、維持管理費の推移、処理計画、改修計画の概要、その規模は妥当か、将来見通しの中で改修のほかの方法はないか、委託、新設した場合のコスト比較などについてはどうなっているかについて伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(深田富造君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) 岩田議員の御質問にお答えいたします。 まず、改修に至る経過ということですけども、議員おっしゃいますように特に搬入物の割合、これが大きく異なってきておりまして、適正処理が現在困難になってきているというこの状況がございます。そのため、今国の交付金を活用いたしまして汚泥再生処理センターとして整備するものでございます。 維持管理費の経費の推移ということでございますが、ちょっと数字を申し上げますけども、平成17年度のし尿処理施設の運営費、これが約4,600万円、18年度が約4,300万円、19年度が5,000万円、20年度、これは見込みの数字になりますけども約5,300万円となっておりまして、今後施設老朽化がどんどん進みますと、このまま使用すれば維持管理費が増加していくものというふうに考えております。 今回の処理計画、改修計画の概要ということでございますけども、現在のし尿と浄化槽汚泥に加えまして、将来のことになりますけども農業集落排水汚泥等、これの受け入れ処理いたしまして脱水汚泥を助燃剤とするものでございます。 主な改修ということでございますけども、浄化槽汚泥に対応するために前凝集設備の新設、生物反応槽の処理方式の変更、膜分離装置の新設、助燃剤に対応する高効率脱水機への更新、環境負荷の軽減を図るために紫外線消毒設備の導入を行う計画でございます。 規模は妥当かという御質問でございますけども、平成25年度の推計搬入量から判断しますと、処理を行う規模は適切と考えておるところでございます。 将来見通しの中で他の改修の方法はないかということでございますけども、広域化処理、これは公共下水道処理、あるいは松江市の浄化槽処理場での浄化槽汚泥の処理等検討しておりますけども、現在のところ既存の施設の改修が最良であると判断しているところでございます。 それと、委託、新設した場合のコスト比較ということでございますけども、建物から全部新設した場合約20億円ということでございます。それから、委託ですけども、今大きな規模で民間委託対応しているところが国内2カ所しかございませんで、これが青森と熊本ということでございまして、近いほうの熊本の見積もりとってみましても、運送等々費用込みで月額1億3,000万円程度かかるということでございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) ありがとうございました。この対仙浄園につきましては、入ってくるものが当時と随分違っているということで、特に汚泥等がふえて処理が困難になっているということですが、現況はその水質等には問題があるのかないのか伺ってみたいと思います。 ○議長(深田富造君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) 現在のところ、全く問題はございません。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) 現在のところ、水質等に問題があるところまではいってないが、老朽化はさらに進むし費用はかさばるしという、今後水質等もそういったさらに搬入のものが変わってくれば水質も保証しかねるといったところではないかというふうに思うところであります。 一方で、もう一つは今までのし尿と浄化槽汚泥に加えて農業集落排水の処理場から出る汚泥等も引き受けて計画するということでございます。実は、この農業集落排水施設というのは農水サイドの事業でありまして、もともとが自然循環型の関係でございまして、もとはほ場整備をして、それで、した後にそういった施設をして農村生活をよくしていく、さらに水も循環させて利用していくというそういった社会を目指している事業でございます。 そこで、そういった自然循環系の配慮や農業支援の観点から、小規模分散処理施設、要はそういった大型の流域下水道のような大きな施設じゃなしに、その地域で完結するような施設をつくって、しかも農家の家庭から出る処理水ですから、重金属やいろんな工場排水等も受け入れないということが前提ですから汚泥の農地還元がしやすい、そういった状況だということが言われてて、農水省が推進しています新しい食料・農村政策や環境保全型農業の推進の支援をするという観点から、リサイクル推進による土づくりが重要かつ緊急の課題とされています。 昨今の燃料や費用の高騰が農業を直撃していますが、今後将来展望の中では輸入化学肥料が手に入らなくなることも想定できますし、一方で昔は我々が小さいころでもそうでしたが、身近な肥料としてそういったし尿はお金をかけないでそういったものを活用していた。ところが、最近ではお金をかけて焼却埋設されている現状があります。さまざまな課題はあろうかと思いますが、将来構想としてはバイオマスタウン構想にも取り組む本市として、こういった問題に真剣に取り組む必要があるのではないでしょうか。あわせて、今伯太ではこういった農業集落排水事業が先進的に取り組まれておりまして、そういったところでは汚泥がやはり地元のそういった酪農家のほうで引き受けられてこういった処理されているという現況も聞いておりますので、そこら辺のことに何かありましたら答弁を願いたいと思います。 ○議長(深田富造君) 井上上下水道部長。 ◎上下水道部長(井上博君) 岩田議員の御質問の、農業集落排水の汚泥の処理を民間委託をしておるわけですけども、この点について私のほうからお答えさせていただきます。 安来市内の農業集落排水施設でございますけども、安来、広瀬のエリアにあります農業集落排水施設につきましては、脱水車を処理場のほうへ持っていきまして、ここで引き抜きました汚泥を脱水処理をしまして、その脱水汚泥を牧場のほうへ搬入をしておるということでございます。伯太エリアにつきましては、赤屋、井尻の汚泥につきましてバキュームカーで母里と安田の処理場へ持っていきまして、ここで脱水処理をしている。その脱水処理をしました脱水汚泥をやはり同じように牧場のほうへ持っていって、いずれも堆肥化をされておるという状況でございます。その脱水汚泥の量でございますけども、19年度の実績で脱水汚泥としまして350トン、処理の汚泥量、水分を含んだものの汚泥量でございますけども、これが約3,700キロリットルという状況でございます。 以上です。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) そうしますと、今伺った話では、安来、広瀬は脱水車で処理したものが牧場へ行って堆肥化される。伯太部分についても、それぞれの脱水装置がある施設へ持っていって、そのものが牧場へ持ち込まれて堆肥化される。それが19年度で350トン、そういったその脱水したものがです。それしないものが3,700キロリットルということで、全量が現状はそういった堆肥化されているという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(深田富造君) 井上上下水道部長。 ◎上下水道部長(井上博君) 集落排水施設については全量処理をしております。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) 現況は全量がどうも安来市の集落排水処理場は処理されているというところですが、この対仙浄園の計画ではキャパシティーとしてということなのかどうなのかわかりませんが、農業集落排水の汚泥も引き受けるだけの能力を有するものを計画するということでしょうか。 ○議長(深田富造君) 仁田市民生活部長。 ◎市民生活部長(仁田隆敏君) お示ししているグラフ、数値というのは、あくまでも受け入れ可能、許容範囲ということでお示しさせてもらっている数字でございます。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) 改修ですから、そういったものを引き受けても可能な改修ができるという説明であるというふうに認識します。 それで、先ほどの続きになりますけれど、集落汚泥のリサイクルについては、島根県では土づくり事業によって県内の農業集落排水施設から発生する汚泥の成分分析や非汚泥肥料による栽培調査等が行われ、汚泥の安全性還元利用策等の検討及び啓蒙普及が実施されております。現在、島根町大芦地区で自然生態系の持つ水質浄化機能を活用した処理システムを導入するため、実験施設を整備したり経済的な水質保全対策、農村の持つ多機能自然循環機能の効率的な発揮の検討を行って、今後の農業集落排水施設への適用について検討を実施しているところです。 農業集落排水施設と維持管理の主たる費用となっています汚泥の処分費を軽減するために、例えば東出雲町では町の単独費用によって汚泥の減量施設を設置しております。安来市の場合は、こういった民間との連携が非常にうまくいっているという状況でありまして、これが将来的に展望はどうかという部分は将来のことですからわからない部分もあるわけですけれども、やはり少なくとも農業集落排水の汚泥は、私はこういったきちっとそういった循環されていくのがこれからの方向だというふうに思っておりまして、今後今年度の当初予算で1,400万円でしたか、調査費用とか基本設計とかされていくわけですがやっぱりそういったこともそれぞれの部署ということでなしに、市がバイオマスタウン構想を推し進めるという視点からも、きちっと位置づけていただきたいというふうに思っております。 続きまして、安来市の総合計画と中・長期財政計画について伺います。 安来市総合計画は、本市を取り巻くさまざまな社会経済情勢の変化や合併による地域構造の変化に伴う新たな課題、ニーズに的確に対応しながら、長期的な展望のもとで総合かつ計画的なまちづくりを進めるために、平成18年3月22日に決議、策定されたものです。20年9月に改定された中・長期財政計画は、総合計画で定めた施策、事業を限られた財源の中で選択、位置づけるものであり、その施策の検討、見直しの指針ともなっております。12月の一般質問において、財政健全化に向けて中・長期財政計画をどのように見直されるのでしょうか、市民生活、市民福祉にとって大変重要な主要事業について、いつどのように計画されるか、歳入をいかにふやすか、歳出削減をどのように図るか、具体的に聞かせてくださいとの問いに、現在のものを続けていきたいと答えていただきましたが、21年度予算を示された今、総合計画をどのように見直されるのか、中・長期財政計画についてどのように見直されるのかについて、改めて伺うものであります。よろしくお願いします。 ○議長(深田富造君) 伊藤市長室長。 ◎市長室長(伊藤耕治君) 総合計画をどのように見直すかということでございますが、私どものほうでは現在の総合計画は平成18年度から27年度までの10年間の計画を定めております。その計画は基本構想と基本計画の形で構成されておりまして、その基本計画はそれぞれ5年で見直すことになっております。この前期計画が18年度から22年度までの計画になります。後期計画は23年度から27年度までの計画になります。ですから、平成23年度の後期計画策定に向けて見直し作業を進めていくということになりますが、現在の前期計画の検証も行いながら並行して進めていくというスケジュールで考えております。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) 23年から後期計画が始まるということでございますが、この中期財政計画に従った実施計画というのが策定されて、当然その中にさまざまな事業が織り込まれている。当然ビッグプロジェクトである庁舎についてもそうですし、そういった一中の改修、対仙浄園、そういったものが織り込まれているわけでして、私が言うのはその全体的な見直しは5年ごとにという前期と後期ということはわかりますけれども、そうしたものが1年ずれても非常にそういった財政面からは影響が出てくるという状況だというふうに思っております。 前提となる、きょうも一般質問のところで出ておりました総合計画、市長のほうからは首長がかわれば当然それと違ってくるところもあるという答弁でしたけれども、だとするならば、私はその庁舎に結局、庁舎建設についてですけれども、庁舎は例えば30億円とか50億円とか、その箱物に対しての価格、この問題だけじゃなしに、庁舎が持つ機能、あるいはそういったものによってさまざまな財政的な影響が出てくる。もともと例えば庁舎とか分庁というものの検討された5条件の中にない部分で、やはりそういった機能に対するさまざまな考察がなされてきたというふうに思っています。それは定員適正化計画であったり、あるいは効率的な組織づくりであったりということでして、やっぱりそういった3市町が合併して新たな行政サービスや、それから多様化する市民ニーズにこたえる効率的な行政サービスをいかに構築するか、そして、先ほど庁舎建設のときにあったいろんな新たな市街地形成とかそういった5条件を満たして、さらにこの中・長期財政計画の中では分庁方式を見直すことで適正な定員や組織を再構築する、そういったことが可能になって、そのことが財政健全化にも結びついていくといった、こういったシナリオがあったんじゃないかというふうに思っているんです。 私たちは決して合併っていうのはこういった国のいろんな地方分権の流れとか、あるいは安来市で言いますと655億円という国で言えば1,000兆円にもなんなんとする将来における負担を考えたときに、好むと好まざるとにかかわらず今までの行政サービスを維持していくためには選択の余地がない合併であったと私は認識しております。そういった状況の中で、総合計画、中・長期財政計画というのは、私は当然位置づけられたというものですし、その前提となるいろいろな大きな方針が覆ることによる影響というものを私は真剣に議論しなければいけない。12月議会のときもそうです、きょうの議論でもあった民意というのはもちろん民意ですけれども、やはりそれまでの結論を得るに至ったプロセスを再度検証して、これに変わり得る正当な対案が出てくるべきというのがしかるべき姿だというふうに思っております。そういった意味で、再度私としてはこうした視点を踏まえた市長のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 岩田議員さんの質問にお答えします。 そういう合併の経緯、合併しようというのはこの庁舎建設ばかりではありません。いろいろな中のうちの一つが庁舎建設問題なんですが、一つ何か合併協議に私がちょっと反しているようなことをあれですけども、合併協議会における確認事項、これはまず3つありまして、建設時期については合併後10年以内に竣工を目指す、2、建設場所については、県道安来木次線周辺の地域において選定する、3番、規模、機能については財政状況を考慮するとともに、住民ニーズを見据えた将来の行政需要に対応できるものと。私はこの合併の確認事項に何ら抵触するものではないと思っておりますし、この合併もここの現地も含めて切川、それからまたもう2カ所、能義地区、そういうことでもありますので、私は決して合併の協議には反していない、こういうふうに思っているところでございます。 いろいろ切川での建設に至るまでは、それは大変地権者を初めいろんな本当に御苦労がございまして大変だったと思いますが、私もそのことを含めて総合的に判断しているところでございます。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) 私は庁舎建設を質問の項目に上げているわけではありませんで、たまたま総合計画とか中・長期財政計画という視点で、やはりそれが大きな物語、いろんな将来の夢を描く中で重要なポイントになったんじゃないかと。たまたまここがいいか悪いか、じゃあここがあるとするわ、あいているところにこれだけの広さのこれだけのお金のものを建てるかと、そういった発想は逆だと思うんです。そこの辺は何ぼ言っても、庁舎のほうへ余り入ると私のきょうの本旨と違いますけれども、そういった視点で私はもう一度総合計画、中・長期財政計画の重要性というのを認識していただきたいというふうに思っております。今のこの庁舎で大きく揺れてる安来市の現状は、例えば羅針盤を失った船であるというふうに思っております。安来丸は一体どこにいてどの方向に目指せばいいのか。今緊急対策として事業を前倒しで行うことは、これは喫緊の課題ですが、現時点での長期の見通しについて示されない中で、不明な中で市政運営は不確定で不安きわまりないものであります。こうした状況がありますので、やはりそういった視点で深く思いをはせていただきたいと思います。時間がありませんので、次、行かせていただきます。 3番目の項目、安来市の活性化と中山間地域問題について伺います。 集落が点在する自然農山村地域、人口が集積する市街都市的空間地域、中間に広がる田園農業生産地域はそれぞれに課題を抱えていますが、市の活性化の視点で見るといずれの地域も個々には存在、成立し得ず、お互いが補完し、あるいは積極的に関与し共生していかなければ安来市の活性化はないと思うものであります。 そこで、それぞれの地域の課題認識とその対策について、平成21年3月末に期限切れとなる過疎法にかわる新法制定について、中山間地域直接支払制度の評価と継続について、安来市中山間地域元気いきいき補助金の成果とこれらについて、私は以前に9月議会等でも伺ったところでありますけども、新市長さんになられました、そういったところでまた新たな展開があるとか認識があると思いますので、そういった視点での答弁を求めるものであります。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 岩田議員さんにお答えします。 島根県や過疎市町村で、島根県過疎あるいは中山間地対策研究会を設置し、ポスト過疎法の提言を過去昨年5月にまとめました。この提言書をもとに島根県が中心となって国等へ要望活動を行っているところであります。このような動きが広がり、11月には中国四国9県知事会で共同提案が取りまとめられ、全国過疎連盟総決起大会にあわせて共同要望活動が行われたところでございます。過去の過疎法制定のスケジュールを参考にお答えしますと、ことしの夏ごろには新過疎法制定の基本的方向が提案され、平成21年度末に議員立法で新法が制定される流れとなると思っております。いずれにいたしましても、残された期間、引き続き島根県や過疎市町村と一体となって、ポスト過疎法に向けた要望活動を行っていきたいと考えております。 ○議長(深田富造君) 石丸産業振興部次長。 ◎産業振興部次長(石丸秀一君) 岩田議員の中山間地域等直接支払制度の評価と継続についてお答えいたします。 中山間地域直接支払制度は、2期対策は平成17年度から始まり、平成21年度までの制度となっております。また、平成19年度が中間年評価の年であり、全協定集落に対し調査を行いました。結果ですけれど、ほとんどの集落が平成21年度までに目標を達成できるという評価結果となっておりますが、一方では現状維持が精いっぱいという集落もあり、今後次期対策がどのような制度となるかで継続が危ぶまれる集落もございます。この制度を良好に継続していくことが小規模な農地を抱える中山間地域にとっては大変重要なかぎであると考えております。今後、制度の存続、拡充、交付税措置等の要望にあわせ、市長会を通じ国へ要請を行うこととしております。また、各市町村議会からも国に働きかけをいただくようお願いをしたところでございます。 以上です。 ○議長(深田富造君) 井上広瀬地域センター長。 ◎広瀬地域センター長(井上幸治君) 昨年度創設された新しい元気いきいき補助金であります。地域限定はありますが、それぞれの地域から申請いただきまして、大変喜んでいるところでございます。特に、各交流センターを経由して申請していただくということで、各交流センターとの連携も深まっております。 新年度は、またそれらをより多くするために、研修事業を取り入れた新しい展開を考えているところです。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) ありがとうございました。 私はこの一般質問の前に、中山間地域の問題についてということにしておりましたけど、頭の中では安来市の活性化という札が一番大事なところだったというふうに思っております。広瀬町の時代でも、広瀬の町部の活性化は一に山佐とか布部とか平野、そういった農村部の活性化、そこら辺の消費動向、景気によって左右される。町の中の人の購買はこれは決まっていますけど、そこら辺のことで左右されるということでありました。これを安来市に置きかえると、やはり旧安来市内の発展はそういった農村部の発展とイコールであるという視点で私は施策を行っていただきたいということが趣旨でありましたけれども、時間が余りありませんのでポイントを言いますけど、それぞれ過疎法とか中山間地の直接支払、期限がある時限立法でございます。私はこの過疎法の一番の安来市にとっての課題はみなし規定、要は過疎法というのは今までは広瀬と伯太、安来の一部だったかもしれませんが、そういった問題でしたけれども、それが合併することによって例えば荒島の意東線にもその過疎債が適用できるというメリットが出てきているわけです。これは非常に新生安来市にとって重要な問題ですから、この新しいポスト過疎法については、このみなし規定について特に私は安来市は重点に要望していただきたい、運動展開していただきたいというふうに思うものであります。 次に、さっきのありました地域センターから、非常に元気いきいき補助金はさらに研修等も踏まえた新しい方向になっていくということですが、やはりこれも本当に元気があるところは取り組んでいけるわけですけども、それさえもできない、そういった企画ができないということで、今回の取り組みのすばらしいところは交流センターが窓口になってそこで取り組んでいただけるということで、非常に私は今後成果が出てくるものだと思っております。何でもかんでもぽっと申請しないからものが悪いんだというんでなしに、行政がやはり当初の部分では本当に手を差し伸べていかなければ、とても疲弊したそういった限界集落の立ち直りはないというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。非常にここの部分で時間を割こうと思っておりましたが、作戦負けです。 緊急経済対策で、これももう既に出ておりまして、さらに私が聞くのも何ですが、そういった緊急経済基金において非常に経済に重要な役割を担っております市内の大手企業を中心に、大規模な減産や雇用調整が行われておりまして、消費の低迷など中小企業にもその影響は一段と重くのしかかっておりまして、非常に厳しい状況にあるという認識でございます。この影響はどこまで続くのか、どこまで行くのか、今のところ見通しは立っていないというのが正直なところだと思っております。日本の各自治体ではこうした状況のもとで緊急経済対策に取り組んでいますが、安来市としてどのような認識のもとでどのように取り組んでいくのか、財政の健全化とどのような整合性を持たせるのか、補正予算の審議の中で方針を伺いましたが、特に中・長期的視点でどのように位置づけるのか、それぞれの施策が即効性とともにこうした状況を回避し、行動的な足腰の強いまちづくりにどうつながっていくのかについて、これは緊急ですけれども、やはりそういった中・長期にも備えた施策でなければいけないというふうに私は思っておりますけども、時間がある限りお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 議員おっしゃいましたように、国の第2次補正、それから当初予算、事業の組み方については基本的な考え方を既に御説明したとおりでございます。緊急経済対策で実施する事業につきましては、財政を担当する立場からいいますと、原則的には中・長期財政計画の中で予定していた事業を基本的に取り組んでいきたいと。今おっしゃいますように健全化との絡みでいけば、当面は新たな基金の取り崩しとか、それから市債の発行も25億円という枠をある程度守りながら、今申し上げました財政健全化をまずそういう枠で抑えながら、できるものを前倒しでやっていくことで地域経済の手助けになればというふうに考えております。 ○議長(深田富造君) 6番岩田拓郎議員。 ◆6番(岩田拓郎君) 時間が来ておりますけれども、そういった今の真野部長の考えで25億円の枠とか中・長期の財政計画の中で当面でき得るものをということですが、やはり21年度予算は本来ですと20億円の庁舎が入って編成すべき当初予算でした。その視点からすると、私は25億円を、その部分を引きますと若干超えているという見方もできるんじゃないかというふうに思っております。そういった視点で、この緊急対策はきちっとそういった将来に向けての位置づけをしっかりしていかなければいけない。今年度、来年度、再来年度の予算編成についても影響が出てくることだ、あるいは庁舎の展開については影響が出てくるというふうに認識しております。 いろいろ伺いましたけれども、21年度予算をこれから審議してまいるわけですが、やはりそういった視点で安来市が本当に足腰の強くなるような施策を行っていただきますようにお願いして、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(深田富造君) 以上で6番岩田拓郎議員の質問を終わります。 24番内藤美雄議員、質問席へ移動願います。            〔24番 内藤美雄君 質問席〕 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) 24番内藤でございます。一般質問させていただきます。 皆さんも大変お疲れといいますか、きょうも多分最終かどうかわかりませんが議長の判断でございますけれども、きのうからきょう、さらにはあした、近藤市長誕生きょうで数えますと137日というふうに感じておるところでございますが、市長の一番の功績はやっぱり議会の活性化といいますか、これだけの皆さん方の質問がかなり内容のある、そして長時間にわたる質問であるということが、私も少し古くなりましたけれども議員として今ほど議会のこうしたさまざまな意見が出るそういう機会はなかったやに思っておりまして、この点については近藤市長に頭の下がる思いでございまして、議会人として非常にこれほどの功績はないというふうに高く評価をいたしておるところでございます。 そこでまず1点、私の3つの質問もいずれも、近藤市長が誕生されました臨時議会、そして2回の全協、そして12月議会、そして今回の3月議会、いずれも多くの皆さんから出た質問なり意見でございまして、大方の部分重複といいますか近藤市長答えておられますので、あえてそのお答えを曲げようということはなかなかきょうまでの答弁を聞きますとちょっと無理かなというふうに思います。それはそれといたしましても、一応確認をしながら3つの点について伺いたいと、このように思う次第でございます。 そして、前段でございますが、私も最近新聞といいますかミニコミ誌あるいはブログ、どうやらある意味では悪者になっておるようでございますし、また同志の皆さん方たくさんおいでになりまして、意見を集約しながら市勢の発展といいますか活性化に向けて意見を出しておるというのが昨今の状況でございます。 最初に伺いたいのは、そういう中で、あなた以前某ミニコミ誌のスポンサーでございまして、そして今は市長になられる前からそうしたスポンサーはおりておられます。ただ、そのスポンサーの某ミニコミ誌によりますと、さまざまな市政の、とりわけ我々議員活動についての報道といいますか、書き込みがなされております。私ばかりでないと思いますけれど、大方の議員さんはかなり情報が説明不足あるいは違っておる、そういう情報がかなり流れておるというふうに私は思いますが、近藤市長においてどのように感じておられるのか。また、最近ではそういう関係者との関係というのは、政治家としてはなかなか有権者から理解の得られない部分もあるやに思うわけでございますが、今の近藤市長の現時点での御認識をちょっと最初に伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 内藤議員さんの質問にお答えします。 私もあるミニコミ誌、恐らく私が思っているのと同じところだと思います。私も彼が発行当初から、何年前か知りませんが、三十数年前じゃないかと思いますが、そこのスポンサーをそれ以来ずっと1年ぐらい前までしておりました。御存じのようにこれはここには過去に杉原寛一郎さんとか、あるいは島田芳雄さんとか、いろいろな方が投稿したり載せておられまして、そういう新聞でございました。以前はですよ。私は、実際内藤議員さんも御存じのように同級生でございまして、内藤議員さんも一緒で、最初のほうはほのかなほのぼのとした新聞でございまして、じゃあいいことじゃないかということで載せたのが始まりで、ずっとある意味ではそういうことは1年ほど前まで続いていたわけでございます。その中に書かれる記事とかそれは、ある方にとっては大変なことといいますか、そういうのがあるかもしれない。しかし、それが本当に、私はそれについてコメントできませんけれども、もし例えばあれば、それについてきちんとした対応をされればいいのではないか、私は個人的にはそう思っておりまして、その中身についていい悪いとか私からはちょっとコメントを控えさせていただきます。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) お答えは100点だかわかりませんが、いわゆる間違い、真実との違いがその中にあるということを私は指摘といいますか感じるものですので、全部ではないですよ。煙が立てば燃えたような材料の記事がよく載るわけでして、これはその議論を深める考えはありませんが、そういう方のスポンサーであったということ。それから、最近までそういう論調がずっと、スポンサーになっておられるときも、そういう論調がずっと続いておったにもかかわらず、時の議員さんとしてスポンサーを続けられたということについて若干私なり疑義を持ったもんで、これ以上のコメントは要りません。 そこで、今話題となっておりますあなたのマニフェスト、盛んにマニフェスト、マニフェスト、1番目3つということを盛んに言われます。私も余りこれ読んでなかって、今同僚議員からいただいたのでちょっと開会前に読みましたが、私は某ミニコミ誌によう似たような論調がここに書いてあるなというのがございます。それは、きょうまでもここでの議題はとかく庁舎問題とか、それから近藤さんの市政についてばかりの議論ではないかということが、そういう声が山びこのように聞こえてくるわけですけども、それぐらい我々が指摘するのは、市長さんの前は議員さんでございまして、皆さんだれも御指摘のとおり、ここの議会でこの舞台でいろいろ議論してきたことを十分御認識の上に立って、こういったマニフェストを書かれたということを議員が非常に指摘をしているというのが私は実態ではないかと思います。きょうまでも、例えば3つ書いてございます、新庁舎予定地は地元の19自治会、商工会議所、青色申告会、強い要望があったという、これについては各議員さんが間違いがかなりあるということの御指摘があったはずでございまして、市長さんも商工会議所さんの云々については、この議場で間違いがあったということをお認めになったということも私はここで聞いておりますし、それからきょうも出ましたように借金の655億円、600万円相当、数字的には間違いではないかもわからんですが、655億円といわゆる51.8%の交付税バックを引いたときの借金との大きな差があるということの市民に対する説明といいますか、これが非常に、選挙戦術と言ってしまえばそれまでですけども、市長になる人あるいは市会議員11年も続けられた方がこういう数字のオーバー的な表現というのは必ずしも私は健全でないというふうに思いますし、それから演芸館の問題も9,000万円余の予想をされますと、決定しないものを予想されますという、みんなすべてが非常に市民に不安をあおるようなこういう表現で選挙をされたということが我々の同僚議員が指摘している部分でございまして、私らとしては当選された市長さんに今さらクレームつける考えはありませんが、市民に対する説明不足、あるいはちょっと行き過ぎた表現ではないかという、私はそういう部分で追及といいますか、今までずっと意見を言ってきたつもりでおりますが、この辺についての御認識をいま一度伺っておきたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) まず、マニフェストというより公約でございますけども、私は今までのこの公約というのは、そういう活字に書くというのはかなりの勇気が要ります。書かずにただしゃべればどんどんどんどん消えていきますから、よっぽど何かしないとあれなんですが、でも最近はそういうふうに堂々と書いて、それにできるかできないかという、そういうところまで引っ下げて選挙に出る。私はこれは大いに評価していただきたい、このように思っているところでございます。 その中ですが、商工会の提言書、これも強い要望が、提言がありました、現地で建ててくださいと。これは事実でございます。これは、この間の議懇でもデータが出ております。そして、商工会議所の件でちょっと訂正したのは、2回出てたというのを私は前に言って1回に訂正させていただいただけで、商工会議所のここで建てるべしという提言書の内容まで私は否定したわけではありません。これは文書がこの間の議懇でもありましたように、ちゃんと示してあります。そして、公債費が655億円、これほとんどのデータとかいろんなことで公債残高、公債残高と言うとんで、みんなこれが出るんです。ほとんどの統計で、そうなんです。ですから、よその地方自治体の公債残高見てください。これの引いた、交付税算定分なんか引いてじゃなしに、これがほとんど出てきます。だから、これが655億円というのは紛れもない事実でございます。そして、演芸館で数千万円の年間要るというのは、これも去年大いにもめにもめましたが指定管理料3,700万円、そして建物の償却あるいは土地の取得、そういうものを当然加えれば年間にそれぐらいになるということを私は書いて、その中で誇張したり、そういうことは一つもございません。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) 市長との認識の違いだというふうに思いますが、少なくともこの19の自治会あるいは商工会議所の表現の仕方、私は必ずしも適切でないと。それから、今言われた商工会議所が、その後の議会の議決の推移等を見て、私のちょうど議長時代でございましたので、そこの議長室へおいでになった9人の代表者も、決して今あなたが言われるような、このような表現になるようなことは言っておられませんし、私自身今の議長と一緒に対応しておりますので、その辺はあなたのそういう表現が間違っておったという指摘じゃなくて、現実問題としてそういうお話でしたので、いつでも代表者をお呼びしてもう一度確認をいたします。ですが、私は少なくとも立候補された時点での表現ならともかくも、今市長になられて、市長になられるような人はやはりもっと市民、有権者には本当の意味の、655億円もそうでしょうが、であるならば、後から財政で聞きますけども、これが本当に危機的な状態なのかどうなのか。655億円といって市民が聞いたらあんた恐らくかなりのショックといいますか、本当にそれだけ返せるかな、600万円も1家族で借金をしてるんだという。こういう表現の仕方というのは、当然は我々も健全財政を目指す議会や市政でございますので問題はありませんけども、少なくともこういう書き方というのは、私はマニフェストに対する表現としては不適切だというふうに思いますんで、もうこれ何ぼやってもどうにもなりません。私のこれは見解でございます。 それから続いて、就任137日、そしてこれも同じような質問になろうと思いますが、上京2回、それから大阪に2回という話が出ましたが、後からもしわかればもう一回また、ごめんなさい、失礼ですけども、もう一回どういうところへお出かけになったか。さらには、県へ、行政機関の関係団体への会合にはまだまだ数度と出ておられると思いますが、少なくとも県庁といいますか、いわゆる本庁へは2回程度というふうに確認をさせてもらっておりますけども、このいずれもが、私が検証した限りでは本当に失礼ですけども余り評価が高くございません。それは、やはり儀礼的なあいさつですべてが終わってるんでないか。私はきょうも議論がありましたが、やはり首長に求められるのはトップリーダーですし、トップマネジメントでございます。そういう観点からの取り組みとしてはもはや137日、そして今議会たしか旅費が250万円減額。益田の市長さんの例も出ましたけども、減額というような形で、日にち的には大変御苦労をされておるということを市長みずからもここでお話になりましたけれども、私は議員報酬の歩合もいただいておられ、そして退職金もいただける市長としては、当然そのぐらいな労力は惜しんではならないというふうに思いますし、私はむしろそれが足らないということを今指摘しておるわけでございまして、ここら辺の御認識をいま一度伺っておきたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) そういう県への強い要望がまだ、そういう具体的なそういう活動がないと。実際は、そういうところはちょっとまだおくれているところは否めないと思います。しかし、これもやはりいろんな順序というものがありまして、そこの庁舎建設をぜひともこの主権者の判断というものをもっともっと強く重要性を認識していただいて、そっちの方向で進めていただければ、当然バイパスに関しても、いろんな面でも、どんどんどんどん前へ進んで、私は働きかけていきたいと思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) それで、確かに初就任でございますし、最初から期待といいますか、求めるのは酷な部分もありますけれども、任期4年、そして今回これだけいろんな意味で合併という予期もしなかったような取り組みの最中でございます。当然、市長になるためにはそういうマニフェストを含めて、強い意識を持った首長さんを我々は求め、また市民も期待をするわけでございます。こういう中で、きょうの発言の中に「議会の集中攻撃を受ける」なんて、私はこの表現は非常に不適切な発言だと思います。我々は市長さんと対峙する、あるいは意見を闘わすのはこの議場がすべてですし、また本来市長の得意の二元代表制、議会制民主主義、これは市長さんが11年間の議事録を見ますと、一番大きなテーマはたしか議会制民主主義だったように私は感じております。ほかの話題もございました。ですが、そういう面で、ここでけんけんがくがく、それこそ声を枯らして大声を張り上げても、私は当然の議会と……。 ○議長(深田富造君) この際、時間延長いたします。 ◆24番(内藤美雄君) 議会と執行部、そして市長と議員の本来の姿であるし、冒頭申し上げましたように、活性化の最大の場面だというふうに私は思っておりますが、この集中攻撃って何かややもすると仕事ができなかったような、そういう感じを持ったところですが、この点についての御見解をちょっと伺っておきたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) そういう言葉をもし使っていたら、不適切ではなかったかと思っておるところでございます。今、内藤議員さんも言われましたように、やはり論戦で闘うということでございまして、そういう言葉も私は出たかなと思っておるところで、もし出ていればちょっと言い過ぎではなかったか、こういうふうに思っております。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) 議事録に載っておるはずでございますので、また後段で調べてみてやってください。間違いはないはずでございます。 そこでもう一つ、結果的に今市長の政治姿勢をちょっと伺ったところでございます。きょうの議員さんの質問にも、特に嶋田議員あたりからは緊張感がないのではないかというような御指摘や、いわゆる議会と市長さんとの関係、これについては議会制民主主義ですか、二元代表制で代表されるわけでございますけれども、益田市の市長においてはそういうふうなことからいち早く自分のマニフェストについて60はあったようでございますので、当然のことながらすべてを議会と折り合うということではないと思いますけれども、重要な問題については十分話し合ってやっていくということを、どうやら改めて市長に就任されて御認識なさったということを向こうの議長さんから伺いました。 今日まで近藤市長と我々とのかかわりでございますけれども、少なくとも民意という言葉が本当に聞かない日はないぐらい出てまいりますし、一方では一層積極的に取り組んでいくという、こういう言葉で重要な問題については私に言わせますと逃げられるということです。そこで確認をしたいんですが、庁舎の問題は白紙なのか凍結なのか。ここの辺の意思の問題を確認をしておきたいというふうに思いますが、白紙ですか、凍結ですか。この辺をちょっと伺いたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 凍結でございます。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) わかりました。凍結であれば、きょうまでの歩みからいたしますとやむを得ないといいますか、我々議会の移転改築、2年半前の決議を最大限我々の考えとして理論武装してまいりたいというふうに思いますし、市長におかれては現在地での議会決議にまさる提示をぜひ早急にお願いしたい。 それで、きょうも確認もございましたが、時系列的に1日おくれればおくれるだけ非常に無理が生じる。とりわけ、財政力のない自治体はさまざまなプロジェクトに対してそういう決定事項がおくれることによって大きな損失をこうむるという、こういう我々は認識でおりまして、そういう面で庁舎問題も早く片づけ、そして切川バイパスも早くやっていこうと。こういうことで今まで協議もし、マスタープランあるいは中・長期財政計画に沿った形で議論をしてきた中で、市長さんは方向転換をされたということでございますが、市長さんは私が一つずつ申し上げるまでもなく、今までのマスタープランあるいは中・長期財政計画御存じでありますが、これによって失われる計画というのが出てくるのか出ないのか、この辺の御認識を改めて伺っておきたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 私が庁舎建設問題で大転換しましたので、その辺の変更もあり得るということでございます。            (24番内藤美雄君「いや、失うものはないかということ」と呼ぶ) その辺はまだ精査していかなければいけない、こういうふうに思っておりますが。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) いつごろまでにそういう分類分けといいますか、できるのか。事務当局でもいいですが、わかれば教えてください。失うもの、できなくなるものということです。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) まだ、ここでいつ幾日かということまでは言えませんが、早急に進めていきたい、こういうふうに思っております。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) 早急に出していただきたいと。失うものというのは本当は個人の損失じゃございません。いわゆる公共、とりわけ市民生活あるいは市民福祉のために失ってはならない、それが我々執行部と議会に与えられた責任だというふうに考えておりますので、その辺は遅滞なくよろしくお願いしたいというふうに思います。 関連してでございますが、現在地という問題は市長の当然の公約、一番上に書いてございます、3つの中の。裏側にいわゆる分庁ということですが、さまざまな考えをあらわしておられますけれども、私はこの分庁という問題は合併の原則に反するんじゃないか。私はこれを否定されますと、あれだけ苦しい合併議論、合併協議というものを頭から否定するような形になりはしないかというふうに思いますが、この辺の御認識はいかがですか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 私は、一番最初申し上げましたように、安来市総合計画の中にそのことも書いてございます。しかし、この総合計画の、首長の任期とその総合計画の期間というのは連動しておりませんので、やはり首長がかわればその辺のところも変えていきたい。こういうふうに思っております。 そして、分庁方式というのは、やはり私は安来市全体としてこっちのほうがはるかに安来市にとってメリットがある、こういうことも含めて私はそういうところを計画していきたい、こういうふうに思っておるところでございます。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) メリットがあるかないかは、どの時点でメリットがあると言われるかわかりませんが、注目したいというふうに思いますが、私は分庁が成り立つんだったら、合併というものは必ずしも必要なかったというふうに思います。だから、あなたは極論を言うと合併を反対だったんですか、合併というものは。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 合併することは、分庁をなくすということとは同義ではありません、当然。合併すれば必ず分庁をなくすなんていうことはありません。それは、分庁と合併というのは、分庁方式をとって合併するところもあれば、総合庁舎であるところもあるわけですから、決して合併を否定するものではありません。合併すれば議員さんも52名が26名に半分になるし、そのほかでもいろいろなメリットがございます。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) それからもう一つ、議論で結果的には支所機能は残すということ。当然支所は残さんといけませんし、分庁と支所は違いますよ。ですので、分庁というのはいわゆる部署を各所に残すというわけでありまして、私らもさまざまな議論、とりわけ旧自治体から出ていた強い要望というのは支所機能で何とか補てんしていこうと、そういう議論で分庁をなくすという議論でございまして、マスタープランにも書いてございますように、やはり分庁機能をもう一度検証して、そして結果的には分庁方式にやろうということがマスタープランに書いてあるわけですので、私はなくすという意味、だから選挙のときに紛らわしい言葉を市長は使っておられる。何にもなくなってしまうというような表現を多分どこかの、あるいは集中的に私は訴えられたんじゃないかなと。それは市民はわかりません、分庁だで、支所機能だで、本当にやっぱり議会はそういうものをさまざまな角度から議論して、合併協定書に調印しながら前へ進めてきたわけでございますので、私が確認したいのは、あれだけの法定の合併協議会を立ち上げて、32回の議論を深めた上でここへ来ておるその中の主要な、分庁方式というのをあなたは否定されるのですかということを言っているわけでして、その辺についてもう一度確認しておきたいと思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 市民は分庁も支所もわからずになんてそういう失礼なことを言うと大変なことになります。特に、支所というのは二、三人おっても支所、分庁というのはある程度の機能を残すのは分庁です。それから、御存じのように鳥取みたいに総合支所を全部残すところもある。あるいは分庁もあるし、あるいは支所機能というのもあります。ですから、その辺のことを広瀬とか伯太の方はよく御存じです。そんな市民はそういうところわからん、分庁も支所もわからず近藤に入れたなんてそういうことをすれば、本当に有権者の方に失礼に当たります。 そして、もう一つ言わせていただくと、やはりそういうことも含めて市民の皆さんは、主権者は判断されたんです。私はそこを強調したいんです。それが一番重いんです。ですから、そこのところをよく考えていただかんと、何度も言いますが、議会も首長も市長も、やはり市民、主権者の代理人なんです。一番上の市民がこうだと言えば、それに従うのが民主主義なんです。ということです。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) そこの辺の見解が違うんです。あなたが今まで言ってこられたことは、二元代表制、議会制民主主義、かつて島田市長とかなりやり合われた、帝国議会まで持ち出しておやりになったことをまだ記憶に新しく覚えておるんですが、あなたはややもすれば首長選挙だけが民意だということを言われますけども、私は今現在26人の議員がございますが、これの決定も民意でございまして、私はあなたが古い、新しいと言っておられますけども、任期中は私は対等な立場であるというふうに、そういう強い認識がある。民意という最近の表現はわかります。確かに、近藤さんを選ばれたということだけは、だれがどう言っても紛れのない事実です。ただ、議会は任期中は、私は民意を受けた議員がここにおって、市長の提案権に対して我々は審議をする。幾ら立派な御提案でも、議会議決がなけねば執行できませんので、ここらあたりが私、民意、民意といって今でも言われますことがどう考えておられるんかな。民意というのはあなただけにある言葉じゃなくて、議会も民意を受けて出てるわけで、それをもっていつまで民意と言っておられるんですか。ちょっと、その辺の民意の見解をもう一度伺っておきます。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 私は、直接庁舎問題を大きなテーマ、公約として出て当選させていただいた。ですから、議員の皆さんももちろん市民の代表です。しかし、直接この庁舎問題について訴えて、しかも直近の市民の意思の判断を仰いだということでは、これは例えばどの政党でも、総選挙でもです、あるいはどこの選挙でもそれだけ大きな公約を出してるかといったら、当然それを実現するのが政治家の責務であると思います。ある千葉県のほうの市長さんが病院を存続すると言って公約を立てて出られました。ところが、実際には廃止せざるを得なくなって、今度は市民が、何のためのこれ公約。市民との、主権者との約束を破るかと言って、今度は市長のリコールという問題にまでなっとる。主権者との約束は守らなければ、逆にそれこそ民主主義の本質に反します。当然、これは物すごく私はこの間の選挙の結果というのは重いものがあると私は思っておるところでございます。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) きょうの午前中の質問もありましたが、市長は民意は自分のところにしか存在しないような言葉ですが、きょうも例えがございましたが、私らも一定のマニフェストを持って議会選挙に臨むわけです。そこで、改めて市長さんのお考えに仮に秋の結果が出たときに、市長さんはほんならどうされます。直近の民意はあなたよりも今度は新しいわけですから。そういう面でお認めになるのかならないのか。それもちょっと伺っておきたいというふうに思います。午前中のでは、それは何か民意でないような表現を市長さんされましたけれども。もし、我々がいわゆる、最近国会議員なんかも個々が掲げてマニフェストを出しますけども、そこで過半数の民意が集結した場合に、市長さんは考えを改められますか。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 大きなマニフェストじゃなくても公約でも掲げて過半数出られれば、それはそれでそのときに尊重いたします。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) わかりました。そこまで伺っておけば、我々もまた改めて秋の選挙はだれが出てだれが当選されるかはわかりませんが、少なくとも議会人として市長以上にっていうわけにはなかなか権限の範囲がございますので、攻め込むことは難しいと思っておりますけれども、ただ今回これだけ争点のはっきりした、そして大変な争点であります庁舎の現在地の建設という市長さんの考え、あるいは分庁方式を合併協議に反してやられるということについては、我々も心して民意に訴えてまいる、そういうことが必要になってくるというふうに私は思っておりますので、その節は改めてまた市長さんと話すようなことになろうと思いますが、少なくとももう民意という言葉はこの議場では余り言われないほうが私はいいのではないかというふうに思いますので、思いはあっても、もう民意なんてことはあなたばかりにあるわけでありませんので、その辺だけは十分御認識いただけますように、この議場をかりてお願いをしておきます。            (市長近藤宏樹君「あと何分、いっぱいあるんかな」と呼ぶ) 答弁要りませんので、いいです。要りません。            (市長近藤宏樹君「民意だなんて要らんなんてことを言われる。もう、民主主義を否定することですよ。そんなことを言われると」と呼ぶ) 何で、ちょっと待ってよ。            (市長近藤宏樹君「民意なんかそげなことなんか、民意が一番大事じゃないですか。それを否定するということは民主主義を否定することじゃありませんか」と呼ぶ) 質問者の質問に答えてください。 ○議長(深田富造君) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) 私はそういう言い方しておりませんがや。あなただけの民意でないということを言いたくて民意と言っておるわけでして、民意をだれも否定をしておりません。もう民意ということは自分のサイドの言葉でないということだけでおさめないようにしてほしいということの要望を言ってるわけでして、民意が我々否定するなんて考えは全く持っておりませんので。            (「いっぱい」と呼ぶ者あり) ○議長(深田富造君) いっぱいです。            (24番内藤美雄君「ほんなら済いません」と呼ぶ) 24番内藤美雄議員。 ◆24番(内藤美雄君) きょうは大変多くの皆さん方、あるいは長時間にわたってのあれでお疲れでございますし、私ももう一つ財政問題もやろうと思っておったんですけども、財政については皆さん方いろいろ御意見なり、市長さんからの答弁もございます。国の特例交付金の制度も最大限、議員さんに言わすと追い風になっておるというふうに伺っておるところでございますが、何はともあれ、市民福祉のために我々、執行部とともに両輪で頑張ってまいるというその気持ちだけは一緒でございますので、よろしくお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(深田富造君) 以上で24番内藤美雄議員の質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれにて終了したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(深田富造君) 御異議なしと認めます。よって、本日の日程は終了いたしました。 次回本会議は、あす午前10時に開議し、本日に引き続き一般質問を行います。 本日はこれにて散会します。 御苦労さまでした。            午後4時22分 散会...