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03月02日-01号

  • "山中鹿介大河ドラマ放映"(/)
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  1. 安来市議会 2009-03-02
    03月02日-01号


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    平成21年第 31回 3月定例会             平 成 21 年 3 月 定 例 会平成21年3月2日(月曜日)            出 席 議 員 ( 2 6 名 ) 1番 田中 明美君      2番 嘉本 祐一君      3番 田淵 秀喜君 4番 田中 武夫君      5番 石倉 刻夷君      6番 岩田 拓郎君 7番 勝部 幸治君      8番 岡田 麻里君      9番 永田 巳好君 10番 葉田 茂美君      11番 金山 満輝君      12番 中村 健二君 13番 嶋田 豊昭君      14番 井上 峯雄君      15番 佐伯 直行君 16番 足立 喜信君      17番 山本 武士君      18番 河津  清君 19番 中島 隆夫君      20番 深田 富造君      21番 梶谷  厚君 22番 上廻 芳和君      23番 遠藤  孝君      24番 内藤 美雄君 25番 梅林  守君      26番 山本 敏熙君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 金山 和義君   事務局次長 太田 健司君   主幹   門脇 直哉君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      近 藤  宏 樹君      教育長     石 川  隆 夫君 広瀬地域センター長              伯太地域センター長         井 上  幸 治君              八 幡  治 夫君 総務部長    真 野  善 久君      市長室長    伊 藤  耕 治君 市民生活部長  仁 田  隆 敏君      健康福祉部長  原 田  理 文君 基盤整備部長  三 徳  伸 吉君      産業振興部長  田 中    操君 上下水道部長  井 上    博君      消防長     廣 江  奈智雄君 会計管理者   角 森  珠 子君      市立病院長   永 松    力君 総務部次長   児 玉  好 之君      市民生活部次長 栂 瀬  繁 人君 上下水道部次長 細 田    勤君      総務課長    石 井  信 行君 財政課長    大久佐  明 夫君      市立病院事務部次長                                蒲 生  安 生君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程(第1号)                        平成21年3月2日(月)午前10時開会第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 市長の施政方針説明第4 議第29号 平成20年度安来市一般会計補正予算(第4号)第5 議第17号 平成21年度安来市一般会計予算第6 議第18号 平成21年度安来市国民健康保険事業特別会計予算第7 議第19号 平成21年度安来市老人保健事業特別会計予算第8 議第20号 平成21年度安来市後期高齢者医療事業特別会計予算第9 議第21号 平成21年度安来市介護保険事業特別会計予算第10 議第22号 平成21年度安来市下水道事業特別会計予算第11 議第23号 平成21年度安来市簡易水道事業特別会計予算第12 議第24号 平成21年度母里財産区特別会計予算第13 議第25号 平成21年度井尻財産区特別会計予算第14 議第26号 平成21年度赤屋財産区特別会計予算第15 議第27号 平成21年度安来市水道事業会計予算第16 議第28号 平成21年度安来市病院事業会計予算            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1から日程第16まで            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開会 ○議長(深田富造君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより第31回安来市議会定例会を開催いたします。 直ちに本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(深田富造君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、5番石倉刻夷議員、6番岩田拓郎議員を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 ○議長(深田富造君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りします。 今期定例会の会期は、本日から3月24日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田富造君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月24日までの23日間と決定いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 ○議長(深田富造君) 日程第3、市長の施政方針について説明を求めます。 近藤市長。            〔市長 近藤宏樹君 登壇〕 ◎市長(近藤宏樹君) おはようございます。 第31回安来市議会定例会の開会に当たり、市政運営の基本的な考え方と平成21年度の主要施策について申し述べます。 厳しい局面にさらされる地域社会があります。米国の金融危機に端を発した経済危機は全世界に広がり、百年に一度と形容されるほどですが、その影響は私どもの暮らしに暗い影をもたらしました。雇用、生活ともに厳しい現実は容赦なく地域を覆い、派遣契約の終了に伴う離職、企業活動の低迷は消費の停滞をもたらすなど、市中経済にも深刻な影響を及ぼしています。 当面はこうした現実に対応すべく、社会のセーフティーネットと景気対策に全力を傾けていきます。そして、中・長期的に財政の健全化を図るべく施策展開をしていきます。 国の第2次補正予算関連でございますが、定額給付金給付事業及び子育て応援特別手当につきましては、第2次補正予算関連法案の成立後、年度内給付開始を目指して実施本部を立ち上げて準備を進めております。 また、地方公共団体が積極的に地域活性化に取り組むことを目的として創設された地域活性化・生活対策臨時交付金につきましては、総額約4億6,400万円のうち、平成20年度事業として3億4,200万円を、残りを地域振興基金に積み立て、平成21年度事業に充当することとしております。 さらに、緊急雇用対策につきましても、安来市として約20人を受け入れていく予定であり、危機回避のための景気対策を初めとする諸施策につきましては、可能な限り連続的かつ果断に進めてまいります。 次に、新庁舎の建設につきましては、現安来庁舎は築後半世紀以上を経過しており、耐震上の不安やバリアフリー化の未整備など多くの課題を抱えております。行政サービスのさらなる充実や市民の安全確保のための防災拠点としての機能を果たすための施設として、建設の着手が求められております。厳しい経済、財政環境の中、限られた財源を効率的に運用し、引き続き議会と協議を重ねながら、現在地での建設を進めていきたいと考えております。平成21年度は、この現在地での建設についての諸調査も行うこととしております。 次に、私は教育の充実を今後の課題の一つとして考えておりますが、現在国においては、小・中学校における主要科目の授業時間数の増加、小学校での英語教育の導入を初めとし、学力向上、ゆとり教育の見直し等の多くの改正がなされております。具体的には、新しい学習指導要領の改正に沿った取り組みを進めてまいりますが、教育の振興は今さら申すまでもなく、学校、保護者、行政、そして地域など社会全体で取り組んでこそ、その実効が上がるものと考えております。「生きる力と夢をはぐくむ安来の教育」のキャッチフレーズのもと、地域の将来を切り開く教育の実現に向けて、努力を惜しまず取り組んでまいります。 以下、平成21年度の主要施策につきまして、安来市総合計画の5つの基本目標に基づき御説明いたします。 第1に、参加と交流のまちづくりについてであります。 地域コミュニティーを確立するためには、地域づくりに取り組む人材を育成することが肝要であります。このため、地域活動の専門家による事例紹介やアドバイス、視察研修を実施する「中山間地域元気いきいき推進事業」を新たに行います。安来市トライアングル事業や昨年創設した中山間地域元気いきいき補助事業と一体的に取り組むことで、一層効果的な集落・地域づくりの支援ができるものと考えております。 また、新生安来市が誕生して5年が経過することから、合併5周年事業を10月に開催し、市民の一体感の醸成を図ってまいります。 次に、多様な交流の促進についてであります。 郷土の武将、「山中鹿介」を市民の誇りとし後世に伝えていくため、山中鹿介大河ドラマ放映実現に向けた事業を推進してまいります。大河ドラマの放映は、交流人口の拡大はもとより、地域経済の活性化や地域振興にもつながることから、放映実現に向け積極的なPR活動を展開してまいります。 また、密陽市との姉妹都市交流を促進するため、引き続き職員交流やマラソン大会などのイベント交流を実施してまいります。密陽市職員の学校・地域派遣を通して、市民の異文化交流の機会拡大にも努めてまいります。 次に、連携の地域づくりについてであります。 中海市長会では、シンポジウムの開催や社会体育施設使用料の市外料金の撤廃、中学生海外研修などの事業を実施してまいりました。新年度は、中海圏域振興ビジョンの策定や事務局体制の強化、職員相互交流などを計画しており、中海圏域の連携の充実に努めてまいります。 また、昨年10月、中海市長会の4市1町は、国が推進する定住自立圏構想先行実施団体に選定されました。今後、中海圏域の中心市として位置づけられる松江市、米子市とその周辺市となる安来市、境港市、東出雲町で互いに連携、協力することにより、圏域の活性化に向けた取り組みが一層強化されていくと考えております。 第2に、多彩な魅力と創造力豊かなまちづくりについてであります。 まず、農林業振興についてであります。 農業生産基盤の整備につきましては、引き続き「能義第2地区農業生産法人等育成緊急整備事業」を推進してまいります。また、平成23年度の事業採択に向け、新たに大塚地区農業農村整備事業実施計画を策定いたします。そのほか、安能2期地区広域営農団地農道整備事業及び宍道湖・中海沿岸地区農村振興総合整備事業を継続的に行い、農産物や生産資材などの円滑な物流を図ってまいります。 次に、畜産業の振興を図るため、耕畜連携稲わら集草事業を推進してまいります。稲わらの収集を安来ふるさと公社で実施し、畜産農家へ安価で供給できる体制を確立してまいります。バイオマスリサイクルセンターとの事業連携も図り、稲わらを飼料として利用した後は、堆肥として地域に返す循環型農業の推進にも役立ててまいりたいと考えております。 次に、有害鳥獣対策を推進するため、安来市猟友会を中心に鳥獣被害対策実施隊を新たに組織いたします。一般駆除のほかに、緊急駆除を要する際に迅速な対応ができるよう駆除体制の強化を図ってまいります。 次に、商工業振興についてであります。 個人消費の喚起と地域経済の活性化を図る、地域振興券事業につきましては、早急に検討を進めてまいります。 また、産業振興と定住化の推進、雇用促進を目的とした「産業サポートネットやすぎ」においては、安来市経済活性化事業支援プログラム「やすぎ夢追人支援事業」による事業支援、市内企業・業界動向などの情報収集活動産業振興セミナー知的財産権個別相談会の開催などを引き続き実施してまいります。 また、中心市街地のにぎわい創出のため、「やすぎ刃物まつり」など集客効果のあるイベントを市民との協働により実施してまいります。 次に、観光振興についてであります。 安来市の豊富な観光資源を生かした体験型観光プログラムの企画、山陽方面を対象とした観光キャンペーン、プレスツアーなどの効果的な観光プロモーションにより、情報発信の充実を図っていきたいと考えております。また、地元素材の観光商品化や市内の観光従事者の研修などを実施する「観光誘客プロモーター事業」も推進してまいります。 安来節演芸館については、市民交流拠点の強化を図るため、市内のサークルや小・中学校の発表会やイベントなどを対象として、月1回無料でホールが使用できる「安来節市民感謝デー」の充実や市民向けのイベント等を開催してまいります。 第3に、みんなが住みよい快適環境のまちづくりについてであります。 まず、道路・交通ネットワークの整備についてであります。 市民生活・産業活動の安全性・利便性の向上はもとより、まちづくり整備の一環として計画的な整備を行い、安来港飯島線、沢吉岡線、月山線、吉佐須崎線、杉谷線、山根1号線、中谷1号線、未明政線などを整備してまいります。 平成20年度より年次計画をもとに実施している道路橋梁長寿命化点検調査計画策定事業につきましては、引き続き点検調査を行いながら、平成24年度には長寿命化修繕計画を策定し、この計画に基づいて橋梁の改修工事を実施し、地域の道路網の安全性・信頼性を確保してまいります。 中海ふれあい公園整備事業については、島根県及び安来市の東の玄関口としての道の駅を整備し、関連する吉佐須崎線などの道路整備も計画的に行っていくことで、周辺を一体的に整備してまいります。 また、年間に相当数の利用者があると思われる高速路線バスについて、市民のさらなる利便性向上を図るため、安来停車の実現に向けた調査を実施し、検討をしてまいります。 次に、地域情報化の促進についてであります。 住民の利便性及び緊急時のツールとして不可欠な携帯電話については、不感地域の解消に向け、今年度も移動通信用鉄塔整備事業を推進してまいります。 また、テレビ放送のデジタル化移行がスムーズに行われるよう、民間共聴施設改修の支援を行うとともに、先月、松江市に開設された島根県テレビ受信者支援センター等の関係機関と連携し、一般家庭への周知・広報も積極的に行ってまいります。 次に、生活環境の整備の促進についてであります。 施設の老朽化が進んでおります、し尿処理施設「対仙浄園」につきましては、従来のし尿、浄化槽汚泥に加えて農業集落排水汚泥等も受け入れ、脱水汚泥の資源化を進める汚泥再生処理センターとして、平成24年度末の整備完了を目指し、平成21年度より環境影響調査、基本計画の策定等に着手いたします。 ハーモニータウン汐彩については、島根県土地開発公社との協定期間満了により安来市土地開発公社が当該残地を買い取り、引き続き土地分譲事業を行うよう調整を進めております。 また、公営住宅整備事業については、地域住宅計画に基づき、石原町帳団地に木造住宅20戸の建設を4カ年で整備いたします。平成21年度においては、団地敷地の整備とあわせ住宅2棟4戸と集会所を建設する計画です。 吉佐地区の公共下水道整備については、昨年11月に米子市に対し正式に接続協議を依頼し、その後両市で協議を重ねております。この事業は、全国でも極めてまれな県境をまたぐ下水道事業として、また定住自立圏構想の先行事業の一つとしても注目を集めているところであります。平成21年度は調査設計を行うこととしており、早期接続に向けて事業を推進してまいります。 また、布部簡易水道は、いまだ一部昭和45年創設当時の施設であり、安全、安定した上水の供給を図るため、水道配水管更新等の基本設計に着手し、基幹施設整備を行うこととしております。 次に、地域防災の推進についてであります。 年々大規模化する災害に対応するため、災害時の活動拠点施設及び応急救護施設として災害用エアーテントを導入するとともに、迅速な消火活動を図るため、水槽つき消防ポンプ自動車を更新いたします。また、災害が多様化する中で、特殊災害活動対策として、化学防護服を導入することにより、安全かつ迅速な救急・救助・救護体制の充実に取り組んでまいります。 災害等緊急時に市民に対する情報伝達手段である同報系防災行政無線施設については、上の台中継局からの電波が安来地域で受信可能なことから、自治会内の防災担当者等無線受信端末を配布するなど災害時の情報伝達環境の充実を図るとともに、移動系防災行政無線については、旧2町で整備された機器の周波数統合により、運用面での利便性を高めてまいります。 第4に、地域の中で支えあう安心のまちづくりについてであります。 まず、保健・医療の充実についてであります。 安来市立病院は、国の医療制度改革、相次ぐ診療報酬の引き下げ、そして医師や看護師等の医療従事者の不足により経営は厳しい状況に立たされています。昨年策定した「安来市立病院改革プラン」及び「第2次経営健全化計画」に基づき、地域医療の拠点として、将来にわたり良質な医療を安定的に提供できるよう職員の意識改革を進めながら、経営健全化に向けて実効性の上がる方策を推進してまいります。 次に、地域福祉の充実についてであります。 地域福祉の充実を図るため、平成21年度に「安来市地域福祉計画」を策定します。策定委員会を立ち上げ、住民参加によるワークショップなどを開催し、住民の声を反映した計画にしたいと考えております。 障害者福祉については、障害者の自立及び社会参加の促進を図っていくため、障害者いきいき生活サポート事業を行ってまいります。人工透析患者通院費助成や障害者の職場実習に対しての奨励金支給などを行い、障害者が地域社会の中で自立し、充実した生活を送ることができるように支援してまいります。 次に、子育て環境の充実についてであります。 新年度から入院医療費の助成対象を就学前児童から小学校3年生まで広げ、子育て支援を積極的に図ってまいります。このほか、引き続き妊婦健診の回数をふやすなど、母子保健事業の拡充にも努めてまいります。 また、安来市次世代育成支援行動計画の前期計画を見直し、住民ニーズを取り入れながら後期計画を策定し、安心して子育てが行える環境づくりを推進してまいります。 次に、高齢者福祉の充実についてであります。 昨年まで実施していた賢人の集いを見直し、自治会主催の敬老会へ予算を重点配分いたしました。多年にわたり地域社会で貢献された高齢者を敬愛し、市全体で長寿を祝い、みんなで支えあうまちづくりを推進してまいります。 また、平成12年度からスタートした介護保険制度は、高齢化が進む中、介護認定者数・介護給付費も増加傾向にあります。平成21年度から23年度の3カ年は、第4期介護保険事業計画に基づいて介護保険事業を運営してまいります。介護保険料につきましては、保険料を上げない方向で検討を行い、介護認定を受けられた方々が安心してサービスを受けられるようにしていきたいと考えております。 第5に、ひとが輝く活力発揮のまちづくりについてであります。 まず、学校教育の充実についてであります。 まず、学校図書館事業の一層の充実を図るため、すべての学校に学校司書、学校図書館協力員を配置し、公立図書館とも連携をすることで児童・生徒の学力向上、読書意欲、知的好奇心の探究を図ってまいります。また、引き続き学校教育支援センター特別支援教育の充実を図り、不登校を初め特別な支援を必要とする児童・生徒やその家庭を支援してまいります。 また、主な施設整備として、児童数の増加が続いている島田小学校の給食調理室を増築し、安定的な給食調理、供給機能を確保してまいります。 次に、スポーツ・レクリエーションの推進についてであります。 元オリンピック選手を招いてバレーボールの親善試合等を行う「宝くじスポーツフェア」や「なかうみマラソン全国大会」などスポーツイベントを開催し、市民の健康づくりや交流人口の拡大を図ってまいります。また、スポーツ・レクリエーション活動が安全で快適に行える環境を整えるため、市民体育館などの体育施設を計画的に改修してまいります。 次に、文化芸術活動の推進についてであります。 和鋼博物館のたたら研究事業や企画展事業の一層の充実を図り、その魅力アップに努めてまいります。また、耐震診断を実施した市民会館については、その結果をもとに、施設を安全に利用していただくための耐震補強調査を行います。 次に、男女共同参画社会の推進についてであります。 平成16年3月に策定し、合併後引き継いだ「安来市男女共同参画計画」が5年目を迎えることとなり、第2次安来市男女共同参画計画を3月に策定することとしています。今後この計画に基づき、すべての場面で男女がともに支え合い、喜びも責任も分かち合う社会の実現に取り組んでまいります。 最後に、安来市の財政状況と平成21年度当初予算案についてであります。 現在の財政を取り巻く状況については、実質公債費比率が平成18年度決算でピークを迎える中、公的資金補償金免除繰上償還等を実施することにより、数値改善の方向に向かっています。平成21年度4月よりいわゆる財政健全化法が全面施行され、平成20年度決算数値より、実質公債費比率などの4つの指標について早期健全化基準を超えた場合には財政健全化計画の策定が義務づけられます。 地方交付税については、地方財政対策において既定の加算とは別枠で1兆円増額され、実質的な地方交付税ベースで、いわゆる地財ショック直後の平成16年度レベルまで回復されるという一定の成果はあったと考えられるものの、安来市においては、平成20年度の法人税が伸びたことにより平成21年度の基準財政収入額が大きくなることから、交付税の増額は見込めない状況となっています。 安来市の財政見通しについてでありますが、市財政の根幹である市税収入は、世界的な景気の減速が叫ばれる中、市内の事業所、個人においても影響を受けることが予測されます。 歳出面では、合併前後に集中して地域課題の整備に取り組んできた影響が続いており、依然高い水準の公債費となっています。また、医療、介護給付費の増による繰出金も増加しております。 平成21年度当初予算においては、引き続き中・長期財政計画を基本とした予算編成を行い、財政健全化を図る一方で、限られた財源にめり張りをつけ、効率的な配分を行ったところであります。また、全体としては縮小傾向にあった予算規模を地域活性化・生活対策臨時交付金を活用することにより、一般会計当初予算規模は、ほぼ前年度並みの203億5,000万円、対前年度比0.2%減となったところであります。 今議会に提案いたしました議案は、議決案件37件、同意案件1件であります。このうち、先月の全員協議会で御説明いたしましたように、議第29号「平成20年度安来市一般会計補正予算            (第4号)」につきましては、国の第2次補正予算に対応するため、通常の一般会計補正予算と別枠で御審議いただくものであります。 また、会期中の追加議案として、議決案件2件を予定しております。 以上、施政方針並びに予算案の大要について申し上げましたが、今回提案いたしました諸議案の詳細につきましては、それぞれの担当の職員に説明させることといたします。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 急速な少子・高齢化、過疎化、資源や環境の制約など、私どもを取り巻く社会はさまざまな課題を抱えております。それは超えるべき課題であり、試練であります。そして、年金、医療、雇用と生活への不安や不信など、地域社会は混乱の渦中にあります。今こそ一致団結して、こうした危機へ向かう姿勢が求められる時期ではないかと考えておりますし、私はそうした試練や困難を乗り越えたとき、新しい地域社会の展望が開けてくると確信しております。市民の皆様の声を謙虚に聞きながら、その知識や経験、そして英知を地域のために生かし、安来市の未来を築いてまいりたいと考えております。 市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力を切にお願いし、私の施政方針といたします。 続いて、夢ランドしらさぎ振興事業団の不祥事について御報告いたします。 去る1月中旬、夢ランドしらさぎの元副理事長が入浴会員の個人情報を家族の経営する飲食店の開店案内に流用したことが発覚いたしました。会員の個人情報を私的に利用したことは絶対にあってはならないことであり、事件発覚に伴う副理事長の辞任願及び理事長の管理監督不行き届きによる辞表届を受理するとともに、常務理事の報酬返納など厳正なる処分をいたしました。 また、再発防止に向け、職員を対象とした個人情報保護法の研修や管理マニュアルの作成、個人情報保管責任者の選任など、管理体制の見直しを指示したところであります。 以上、報告といたします。 ○議長(深田富造君) 以上で施政方針説明を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 ○議長(深田富造君) 日程第4、議第29号平成20年度安来市一般会計補正予算(第4号)を議題として、執行部より説明を求めます。 真野総務部長。            〔総務部長 真野善久君 登壇〕 ◎総務部長(真野善久君) おはようございます。 私も現代人になったみたいでどうも花粉症が入ったみたいで、若干途中で聞きづらくなるかもしれませんが、その点は冒頭でお断りしておきたいと思います。 お手元の第31回安来市定例会議案の予算関係つづり、平成20年度補正予算(その1)のほうをごらんいただきたいと思います。あわせまして、説明資料その1のほうもお手元のほうに準備をいただきたいというふうに考えております。 それでは、予算関係つづりの1ページをごらんいただきたいと思います。 議第29号平成20年度安来市一般会計補正予算(第4号)を次のとおり定めるものでございます。 第1条、歳入歳出の補正でございます。歳入歳出それぞれ12億6,600万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ228億3,700万円とするものでございます。 第2条、繰越明許でございます。繰越明許費といたしまして、後ほど第2表で説明いたしますが、今回補正します事業の大半を繰越明許費とするものでございます。 補正の概要でございますが、冒頭、市長の施政方針にもございましたように、景気対策を主な柱といたしました国の第2次補正予算に基づいて、安来市に対します総額約11億9,000万円の交付金を財源とした地域活性化・生活対策臨時交付金に基づく地域活性化等に資する事業、定額給付金事業、それと子育て応援特別手当、これに係る予算を計上するものでございます。 また、これに加えまして経済対策のための制度融資補給金の補正、雪によります農業施設被害、除雪の費用など早目の御議決をお願いするもの、あわせましてこれを3月補正(第4号)として上程させていただいているものでございます。 それでは、説明資料のほうの1ページをごらんいただけますか。ここでは、国の補正の概要と安来市の考え方について記載しております。 まず、この地域活性化・生活対策臨時交付金の国の考え方といいますのは、事業としては、地域活性化等に資する事業であって、原則平成20年度内の処理、ただ実務的には21年度中に事業完了をするものであるという、こういう考え方でございます。また、全体の3分の1は財源繰り越しのため基金に積み立てておいて、21年度中に全額取り崩して事業化するという、こういうことも可能であるということが指示されております。 このような方針を受けまして、安来市といたしましては、これまでも事業の必要性を認識し実施すべきとの判断をしてきたものの、起債事業の該当とはならず、事業費全体を一般財源で対応するしかない事業化が困難であった事業の中から選択する、これを基本方針といたしまして、平成21年度内に事業が完了できる、具体的には設計等準備段階に時間を要しない修繕等のハード事業を中心に予算化をして進めてきたものでございます。 資料について3ページをお願いしたいと思います。 3ページには、それ以外のところの定額給付金事業の概要を載せております。市内約4万3,600名、世帯数といたしましては1万4,000世帯を対象としたものでございまして、1人当たり1万2,000円、平成21年2月1日現在で18歳以下と65歳以上の方には8,000円を加算するという、こういう内容でございます。 安来市では去る2月16日に対策本部を設置いたしまして、国が示しております郵送申請方式、具体的には安来市のほうから各家庭に郵送で申請書をお送りし、各家庭からはまた郵送で返送、申請していただく、指定されました口座に振り込むという、こういう形で今準備を進めております。3月下旬には給付できるのではないかという見通しを今立てているところでございます。 続きまして、4ページのほうをごらんいただきたいと思います。 4ページには、子育て応援特別手当の概要を記載しております。この特別手当は、幼児教育期、具体的には小学校就学前の3年間、この年齢で18歳以下の第2子以降のお子様1人当たりに対し3万6,000円を支給するという、こういう内容になっております。市内の対象者は約600名ということで把握しております。 手続は、今御説明いたしました定額給付金とほぼ同じ事務処理となりますが、混乱を防ぐためにも定額給付金とは別途郵送させていただきたいというふうに考えております。 それでは、予算書のほうにお返りください。 2ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正でございます。事項別明細書で具体的な説明をさせていただきたいと思います。 4ページをお願いします。 第2表の繰越明許費でございます。冒頭も御説明いたしましたように、今回補正します事業につきましては、時間的にも多くの事業が年度内に完了しないということで、ここ一覧表に掲げている事業につきましては繰越明許とさせていただきたいというふうに考えております。 続きまして、8ページをお願いできますか。 今回の補正の歳入、主なものについて御説明をさせていただきます。 今回の補正の一般財源としては、交付税を6,060万9,000円を予定しております。国庫支出金といたしましては、繰り返しになりますが、地域活性化・生活対策臨時交付金が4億6,393万9,000円、それから定額給付金関係では7億617万5,000円、子育て応援特別手当給付金では交付金として2,293万5,000円が来ることとなっております。それと別途に、後期高齢者システム改修に680万4,000円、合わせまして11億9,985万3,000円を予定しております。 農業関係で、県支出金549万2,000円というものが主なものとなっております。 歳出につきましては、先ほどの説明資料の1ページ、下の方に記載しておりますように、交付金事業の安来市の考え方に基づきまして、3つに分けたものを考えております。 まず、臨時交付金に係ります財源につきましては、一番上のほうでございます、20年度予算計上実施分につきまして約5,500万円、これが予算額のほうでございます。それから、今回予算化するものが2億8,800万円余でございますが、予算額としては約3億4,000万円、繰越財源としましては1億2,000万円を考えております。 具体的には、じゃあこれを使ってどのような事業を考えてるかといいますのが、続きましてのこの説明資料の折り込みになっております、A3のこれをごらんいただきますと具体的な事業名を掲載しているところでございます。 このような作業をしました結果、事業費総額は5億2,823万6,000円、交付金の金額の約1.1倍という予算規模となっております。これは入札減などを見込んだものでございまして、入札等によりまして減額となった場合には、一般財源部分で調整をしていくという考え方で進めていきたいというふうに考えております。 今申し上げましたこういう事業をそれぞれ予算書につづておりますのが、予算書の10ページ以降の歳出の関係になります。以下、主なものについてのみ説明をさせていただきたいと思います。 10ページ、2款1項14目でございます。定額給付金給付事業費としまして7億600万円余を計上しております。 続いて、12ページのほうをお願いできますでしょうか。3款1項3目でございます。高齢者福祉費で、後期高齢者医療のシステム改修に680万4,000円を計上しております。 続きまして、14ページでございます。2項1目児童福祉総務費でございます。子育て応援特別手当給付事業費2,294万円を計上しているところでございます。 ちょっと飛ばしていただきまして18ページ、これは臨時交付金とは直接のものではございませんで、従来の安来市で御議決を急いでお願いするというもので計上したものでございます。 6款1項3目農業振興費でございます。前倒し交付となりました強い農業づくり、具体的には担い手育成(交付金)というこういう事業がございます。これの対象といたしまして農業組合法人ギバムたわら、こういう法人に対しまして乾燥調整貯蔵施設に対しまして411万9,000円が決定になりました。それから、積雪によりますハウスの復旧に205万8,000円を計上しているところでございます。 22ページをお願いします。8款2項2目でございます。道路維持費といたしまして、1月の際既に支出したものもございますが、除雪費用といたしまして、今回5,000万円を計上したところでございます。 少し飛びまして、38ページをお願いします。諸支出金でございます。冒頭御説明いたしましたように、国の交付金の中で一部3割程度は基金として積めるということでございましたので、21年度への繰り越しの財源といたしまして1億2,200万円を基金として計上しているものでございます。 今回補正計上いたしましたもの、それから基金により21年度当初予算に計上する交付金関連の事業は、冒頭申し上げましたように、ハード、工事関係の事業が中心となっております。具体的には、修繕等の事業を積み上げて組んだ予算でございます。それぞれの事業に関係する市内の事業者の参入が可能ではないかと、地域経済の活性化の一助になるものと考えておるところでございます。 最後、40ページ、給与費明細でございます。定額給付金、子育て応援特別手当給付事業に従事します職員の時間外手当を措置したものでございます。 以上、議第29号平成20年度安来市一般会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどをお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。 18番河津清議員。 ◆18番(河津清君) 定額給付金についてちょっと伺ってみたいと思います。 現住所で住民登録がしてない人だとか、住民登録が抹消されたままの人なんかに対してはどういうふうにこの事務が進んでいくのか。あるいは受給者の中にはいわゆる家庭内暴力等の関係で秘密にして住所を移していらっしゃるような人などに対しては、どういうふうな手続が進んでいくのか。何か国のほうは、そこら辺はきちんと秘密にしたままでの住民登録のほうをしていただくというふうなことを国会では答弁してるようなんですが、そうした事務がすべて自治体の窓口のほうに預けられているのが現状だと思っていますので、そこら辺のところをちょっと聞きたいと思ってます。 ○議長(深田富造君) 伊藤市長室長。 ◎市長室長(伊藤耕治君) 河津議員の御質問でございますが、現住所等ない方、住民登録をこちらのほうでされてないにもかかわらず住んでおられる方等がございます。そういった今おっしゃりましたように、家庭内暴力でそういった住所を秘匿、プライバシーを考えてほしいというようなこともございます。 そういった事例を受けまして、まず最初の登録にない人の措置、これは私どもの事務処理で考えておりますのは、まず先に早く、住民登録があってきちっと返事がこちらへ返ってきて給付ができる方、これは大体8割から9割ぐらいの方は大丈夫であろうと。それから、あとの1割から2割の方がそういった住所のない方、あるいはそういった個別の事情を抱えてる方、あるいは申請が来てもなかなかその意味が理解できないというような、私どものほうできちっとお尋ねして処理をさせていただくというようなことでないと給付ができない方を想定しております。ですから、そういった方につきましては、まず給付を先にしまして、それからそういった方の把握も同時に進めながら、個別で対応させていただくということしか現在のところはまだ具体的な方策はございませんが、とにかくそういった1割、2割の方の問題事例、あるいは処理が困難事例をとにかく早く把握して、私どもが尋ねていって対応するというような形で検討をしております。 ○議長(深田富造君) いいですか。 ほかにありませんか。 21番梶谷厚議員。 ◆21番(梶谷厚君) 私は道路維持費の委託料の5,000万円、あるいは役務費の400万円についてお尋ねいたしますが、このことについては、先般の会のときにもちょっと質問したところでございますけども、御承知のように、本当に1月10日ぐらいから1週間断続的に大雪が降りまして、大変な除雪とか倒木とかで苦労されてるわけでございまして、この予算書を見ればわかるわけでございますが。一般に災害とかこういう場合には、特交とかこういう格好の交付金というようなものが要望すれば国のほうから交付されるというような話も伺っておりますし、つきましては17年、あるいは18年の春にかけての大雪の場合の除雪のを見ましたら6,000万円近くで、1,000万円ぐらいですが多くありまして、つきましてはこのことについて、この5,400万円は一般財源でございますが、これが本当に真水なのか、あるいは特交あたりのそういうものが入っておるのか、そこら辺をお伺いしたいと思います。
    ○議長(深田富造君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 御承知のように特別交付税っていうのは、ルール分というのと特別加算の部分と2つございます。後段のほうは、我々のほう陳情・要望のほうをいろいろ資料をつけて出ていくわけですけど、今、議員がおっしゃいましたように、具体的にそれがどれだけの財源で返ってくるかと、今のところまだ交付税の額の内示もございませんので、今のところはいわゆる一般財源、特交を当てにしている部分じゃなくて、既存の一般財源を充てているところでございます。 ○議長(深田富造君) 21番梶谷厚議員。 ◆21番(梶谷厚君) そのような特交あたりも可能性があるということでございますか。私、今の17年から18年にかけての大雪のときにの特交の分見ましたら、500万円特交として除雪対策に入っておるように見たところでございます。財政が厳しい今日でございます。そういう特交というのは、国からのそういうものがもらえるもんならもらうように、再度強く要望していただきたいというふうに思っております。要望でございます。よろしくお願いします。 ○議長(深田富造君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田富造君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議第29号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田富造君) 御異議なしと認めます。よって、議第29号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 本件に対して討論はありませんか。 18番河津清議員。            〔18番 河津 清君 登壇〕 ◆18番(河津清君) 日本共産党の河津清でございます。 議第29号平成20年度安来市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場から発言をさせていただきたいと思います。 あえて取り上げさせていただきますのは、定額給付金給付事業にかかわってであります。マスコミの世論調査では、好ましくない、雇用や社会保険など他の目的に使うべきだ、こういう声が70%から80%となっております。しかし、国会で決まれば受け取るというこの声も60%から70%とも報じられております。私は国で決まった以上は、混乱なく速やかに、漏れのないように市民に渡るように迅速な対応をしていただきたい、このように思っています。 国会におきますこの制度への日本共産党の態度は、反対であります。国のやり方に対しては、私の立場も反対であります。与党、政府内での定額給付金をめぐる迷走、混乱は、この政策が国民の暮らしを守る有効な対策として練り上げられたものではないということを示しております。公金を使った選挙買収ではないかと、こう言われているのもこの実態を反映しているというふうに思います。また、2011年に計画する消費税の増税とセットとなっておりまして、国民の不安を増大させております。さらには、この制度のもともとの第2次補正には、大量の首切り解雇が極めて深刻な事態になっているにもかかわらず、雇用対策にはわずか1,600億円です。予算総額の3.3%にすぎません。同じ2兆円を使うなら、もっと雇用対策を充実させることだとか、生活必需品にかかる消費税を引き下げるとか、暮らしを守る有効な使い方を私は望むものであります。 以上です。 ○議長(深田富造君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田富造君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田富造君) 御異議なしと認めます。よって、議第29号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 ○議長(深田富造君) 日程第5、議第17号平成21年度安来市一般会計予算を議題として、執行部の説明を求めます。 真野総務部長。            〔総務部長 真野善久君 登壇〕 ◎総務部長(真野善久君) 失礼します。 お手元に予算関係の資料をかなり送らせていただいております。御確認願いたいと思います。まず、一番薄っぺらな分、これが一般会計・特別会計予算書、これが御議決お願いする内容でございます。この予算書の説明をいたしますのが予算に関する説明書という、同じブルーでございますが、若干厚目のものが説明をするものでございます。それから、あと個別にこの中の事業を説明しておりますのが、平成21年度当初予算関係の説明資料でございます。 それから、事前にお配りした中に当初予算事業別概要書、それから平成21年度予算の概要という、これはとりあえず御審議の対象じゃなくて、参考になればという形で私どものほうでつくったものでございますので、また参考にお使い願いたいと思います。 なお、お断りでございますが、1点こちらの当初予算事業別概要書のほうで誤りがございましたので、後ほどまた正誤表をお配りさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、薄いほうのところへ返らせていただきたいと思います。はぐっていただきまして1ページをお願いしたいと思います。 議第17号平成21年度安来市一般会計予算、これにつきまして、次に定めるところのものでございます。 まず、平成21年度の一般会計予算の編成の基本的な考え方でございますが、先ほど市長が施政方針の中でも説明いたしましたように、世界同時不況とも言われる景気の減速の中で、税収と交付税の落ち込みを前提とした厳しい経済状況の中の予算編成となっております。基本は、昨年策定いたしました中・長期財政計画をベースにしまして、財政健全化を図る一方で、限られた財源にめり張りをつける、また地域活性化・生活対策臨時交付金を活用し、地域経済にも配慮した予算配分を行ったところでございます。 中・長期財政計画では、交付税の合併がえ加算、ばらばらで計算したものと単独で計算したもののいずれか有利なほうをとるという、これがなくなった後の平成30年度の予算規模を決算見込みといたしまして180億円台になる、そういうふうにまた持っていかなければならないという計画を立てております。それに向けまして、その間は段階的に予算規模を縮小していくと、こういう考え方の財政運営を行っていくというのが中・長期計画の大筋でございます。その中・長期計画の中の平成21年度、来年度の予算の最大の事業といいますのが庁舎建設事業でございました。この事業費を計上しないということになりますと、計画段階で決算規模を約216億円ぐらい見込んでおりましたので、これから20億円程度落ち込むと、そういう予算規模になろうかということでございます。 ただ、先ほども申し上げましたし、今の情勢、昨年からの急激な景気悪化という経済環境の中で、景気対策でありますとか、地域経済の活性化を生み出すというこういう任務を果たしていくためには、やはりそこまで落ち込んだ予算を組んではならない、やはり200億円程度の予算を計上することが必要ではないかと、こういうふうな考え方で予算編成に向かったところでございます。具体的には、中・長期財政計画に盛り込んでおります事業のうちで、市内の事業者が参入でき、一、二年で完了する、こういう見込みの事業を前倒し実施するという具体的な手法をとりながら、200億円という一つの目標をもとに予算編成に取り組んでまいりました。その結果、当初予算の予算規模は203億5,000万円という規模になりました。 ただ、この203億円でございますが、特別の要因といたしまして、一つには法人市民税の予定納税の還付金、これを約1億円見込んでございます。それから、地域活性化・生活対策臨時交付金、先ほど御議決いただきました、この国の第2次補正のこれを財源にした事業が約1億3,000万円ございます。足していただきますと2億3,000万円、203億5,000万円から引いていただきますと201億円というのが純粋に安来市、何もなければそういう規模の予算であるという御理解もまたできるのかなあと考えております。 もう一点、今申し上げました以外に特徴的なものは、後ほどまた御説明いたしますが、特別会計への繰り出し基準というものをそれぞれ明確にしておりますので、結果的には特別会計への繰出金がふえる、特別会計への支援拡充予算である、こういうふうにも言えるというふうに考えておるところでございます。 これら全般を踏まえまして、じゃあどういうところに特徴があるのかということをよく聞かれますが、私個人的には、平成21年度予算の特徴は経済対策に配慮した地域に密着した生活安心・安全対策予算、とでも表現できるんではないかというふうに考えておるところでございます。 それでは、予算書の1ページごらんをいただきたいと思います。 第1条でございます。歳入歳出予算の総額を203億5,000万円と定めるものでございます。前年度比0.2%の減、金額としては5,000万円の減の総額となっております。 第2条、債務負担行為です。債務を負担することができる事項、期間及び限度額を定めるものでございます。今回は1件でございます。 第3条、地方債でございます。地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。今年度は20事業を予定しております。 第4条、一時借入金でございます。一時借入金の最高額を38億円と定めるものでございます。平成17年度から同額で推移しているところでございます。 第5条、歳出予算の流用でございます。予算の流用は制限されておりますが、人件費部分についてのみ、過不足を生じた場合における同一款内でこれらの経費の各項間での流用を認めるものでございます。 2ページからが歳入歳出予算の額を載せておりますが、予算に関する説明書のほうで説明いたしますので、ここでは説明を省略させていただきます。 6ページをお願いできますか。 先ほど申し上げました第2表債務負担行為でございます。中小企業特別融資損失補償、ここ数年設定しているものでございます。具体的には、平成21年度以降のもので、市内の中小企業者の施設設備の近代化、経営の合理化に必要な資金の融資を円滑にするための融資に対し、損失補償の限度額を定めるものでございます。 隣の7ページをお願いしたいと思います。 第7表の地方債でございます。20事業、総額24億5,298万円となっております。 まず、上から申し上げますと基金造成事業費でございます。合併特例債を活用しての基金造成でございます。これに一般財源5,000万円を充当いたしまして1億円積んでいくというもので、平成17年から21年度までで約4億円積み上げることとなっております。 2段目が移動通信用鉄塔施設整備事業費でございます。これまで要望がありました伯太地内の携帯電話の不感地域5地区に中継局を新設するものでございます。1億7,000万円余の総事業費に対しまして、4,320万円の起債を行うものでございます。 次の県営農業農村整備事業負担金費でございます。1億1,250万円でございます。安能農道2期、能義第2に係るものでございます。 次の県営農村振興総合整備事業負担金費でございます。1億6,620万円でございます。具体的には荒島意東線に係るものでございます。 次、2つでございます。同じ名称で青年農業者初期安定資金貸付金費でございます。上のほう金額の少ないほうが旧制度によるもの、下が新しい制度によるものということで御理解をいただきたいと思います。 林道整備事業費でございます。木呂畑線に係るものをここで計上しているところでございます。 広域生活バス整備事業費3,790万円でございます。これは民間事業者の時代からの車両とか、走行距離がかなり延びましたイエローバス、3台を更新するということで3,790万円の起債を行うものでございます。 それから、その下4つが道路関係の起債でございます。本年度新規に山根1号線、杉谷線、未明政線の改良工事に着手するものでございます。 それから、まちづくり交付金につきましては、広瀬地内のふれあい館とか、多目的トイレの整備に要するものでございます。 その下、公園整備事業費でございます。1億7,090万円でございます。中海ふれあい公園及び道の駅整備に係るもので、今年度は特には道の駅の用地の地盤改良を行うというこういう事業を予定しているところでございます。 公営住宅建設事業費でございます。これは石原町帳住宅団地の建設工事に着手するものでございまして、土地の造成、住宅2棟、集会所等を建設する予定としております。 消防施設整備事業費は、車庫でありますとか、水槽の整備に充てるものでございます。 それから、防災行政無線施設整備事業費1,610万円でございます。これも市長の施政方針にございましたように、これまで広瀬地域と伯太地域で異なっておりました移動系、つまり携帯用の防災行政無線の周波数が異なっておりましたので、今回これを統一すると、さらにはそれを安来の庁舎でも遠隔操作ができるようにっていうことの改良をしまして、市内全域への無線による安定した情報連絡手段を確保する目的で行うものでございます。 小学校施設整備事業費でございます。3,090万円は、島田小学校の給食調理室の新設工事に係るものでございます。 体育施設整備事業費、主には市民体育館、雨漏り、屋根の改修等サッシの部分の改修を予定しておるものでございます。 災害復旧とそれから1つ飛ばせまして臨時財政対策債でございます。8億円という額になっております。今年度特に特徴的なことは、国税の減収から財源が不足する部分をこれまでも地方自治体の赤字起債で補おうとするものでございましたが、特に私どもで心配しておりますのは、20年度当初は5億1,840万円、これが8億円ということで、約2億8,000万円増額になったということでございます。このことはどういうことかと申しますと、中・長期財政計画の中で、安来市としては上限を25億円というこういう財政運営をしている中で、ここの部分が膨らみますといわゆる一般事業、言葉をかえれば真水に当たる部分の起債が非常に厳しくなっていくのではないか、つまり25億円という枠を設定している限りは、この部分がふえていけばそういうふうな予算運営をしていかざるを得ないという、こういう状況であることもあわせ御理解をいただきたいというふうに考えております。 最終的には、冒頭申し上げましたように、起債総額は24億5,298万円とほぼ前年並みの金額となりまして、中・長期財政計画で設定しました25億円の枠は何とかおさまったということでございます。 歳入歳出の内容につきましては、予算に関する説明資料、この厚い方をもちまして御説明いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。 これの4ページをお願いできいますでしょうか。 歳入でございます。1款の市税でございます。何回も繰り返すようでございますが、非常に厳しい経済状況の中で49億8,549万5,000円、市税全体では前年対比2.8%の減、金額で1億4,100万円を減額したものでございます。ただ、この金額は平成20年度の法人市民税、もともと当初予算では伸びを見込んでおりませんでした。ですから逆に言いますと、平成20年度の決算見込み額と比較したほうがおわかりいただけると思いますが、これと比較しますと4億8,600万円、約5億円を減額したものでございます。決算見込みからしますと、市税そのものとしましては約9%を減額した歳入見込みとしたところでございます。 具体的には、個人市民税でございますが、通常ですと1%前後を見込んでおけばいいわけですが、今の経済情勢の中から2.8%、4,730万円の減を見込んでおります。 法人市民税では6,390万円、18.9%の減ということで見込みを立てたところでございます。 固定資産税におきましては、合併調整の最終段階でございます。不均一課税でございました固定資産税の税率につきまして、広瀬、伯太地域におきましては0.1%の税率アップというこういう年度ではございますが、具体的には評価替えの年度でもありますので、評価替えの影響を見込みまして2.310万円、0.9%の減ということで見込んだところでございます。 これ以外の軽自動車税、たばこ税等につきましては、過去の実績等に基づきまして算出したものでございます。 2款からの地方譲与税から、はぐっていただきまして6ページの8款の地方特例交付金までにつきましては、今年度は島根県より仮算定といたしまして提示されました額に基づいて計上したものでございます。ただ1点、昨年度と並行してるとこがございます。4ページの地方譲与税、1項の地方揮発油譲与税というものを今年度新設しております。これは、これまでの地方道路譲与税の一部が振りかえとなって新しい科目として新設したものでございます。 6ページのほうをお願いできますでしょうか。9款の地方交付税でございます。政府予算では別枠で地方交付税全体では1兆円の増というふうになっておりますが、これも施政方針でも触れましたように、安来市はこれまでもずっと説明してきておりますように、平成20年度の法人市民税の伸びによりまして基準財政収入額が増加したこと、また基準財政需要額については包括算定経費や事業費補正の減額が見込まれるというこういうことから、予想は伸びるんですけど、安来市としては減額の要素が多いなと、それでも若干伸びておりますので、結果としましては昨年と同額の普通交付税72億円、特交9億円の81億円ということで交付税の見積もりをしたところでございます。 10款交通安全対策特別交付金につきましては、昨年度と同額に見ているところでございます。 8ページをお願いできますでしょうか。11款の分担金及び負担金でございます。昨年度より1,800万円余増額となっておりますが、具体的に制度改正とか、大きく変更したものはございません。主なものは、措置人員の増加を見込んだ保育所保育費負担金が980万円、携帯鉄塔の事業負担金580万円程度のものを見込んだところでございます。 12款の使用料及び手数料につきましては、これも大きく変更したところはございません。ただ、先ほど触れたところで、不均一課税の見返り措置としまして、安来地域におきまして合併調整として措置しておりました不燃ごみ袋の無償配布が終了するということで、大体580万円程度伸びるのかなというふうに考えておりますが、あとのものにつきましては実績に基づいて算出しております。結果としましては、全体で450万円余の減額というこういう見込みを立てたところでございます。 12ページからが13款国庫支出金でございます。全体で1億6,800万円余の増となっておりますが、主なものといたしましては、生活保護費負担金が2,500万円、それから先ほど来出ております移動用鉄塔に対します国の補助金が7,700万円、これが大体主なものというふうに御理解をいただければと思っております。 2つほど飛ばせていただきまして、16ページから14款でございます。県支出金でございます。1億7,500万円余の減額となっております。これは、バイオマスリサイクルセンターに対します2億1,500万円余の事業が終了したことによるものでございます。 少し飛ばさせていただきまして22ページでございます。16款寄附金でございます。20年度から始まりましたふるさと寄附金を100万円見込んだところでございます。 下の方、17款の繰入金でございます。地域振興基金からの繰り入れ1億5,800万円としております。ただ、このうち1億2,200万円は、先ほど御議決いただきました第4号補正の地域活性化・生活対策臨時交付金を財源としたものでございます。残額につきましては、トライアングル事業、サポートネット、こういうものの21年度事業に充当するものでございます。財源不足から基金を取り崩すものではないということを申し添えさせていただきたいと思います。 19款諸収入の増額の主なものでございます。中国電力の広瀬地内の送電線の高圧化、こういう工事が予定されておりまして、ジョーホー広瀬の補償費といたしまして5,500万円余入ってくるということになっておりますので、これが主なものとなっております。 28ページには市債を掲載しております。具体的には、先ほど御説明いたしましたので省略をさせていただきたいと思います。 32ページからが歳出になります。主なものについてのみ、御説明させていただきたいと思っております。 1款議会費でございます。議員報酬の額を条例定数により算出したものでございます。 続きまして、36ページ、2款総務費でございます。 1項総務管理費、6目の企画費では、庁舎関連の経費は調査費のみを計上したことによりまして、全体では前年対比4億5,000万円余の減額となっております。新規事業といたしましては、移動用通信鉄塔整備事業、中継局の費用1億7,000万円と、それから安来道路高速バスストップ調査事業費283万5,000円を計上しているところでございます。説明資料の7ページに移動用通信鉄塔整備事業、先ほど言いましたこの部分でございます。8ページに安来道路の高速バスストップ調査事業の概要を掲載しておりますので、後ほどまた御確認いただければというふうに考えております。 38ページをお願いいたします。地域センター費でございます。広瀬センター費といたしまして、今言いましたこの予算説明資料の5ページに記載しております山中鹿介の大河ドラマ放映実現推進費を計上しているところでございます。 次の40ページでございます。12目の諸費でございます。先ほど御説明いたしましたように、予定納税の還付に速やかに対応するため、1億円を計上しているところでございます。 42ページ、13目の防災諸費でございます。災害情報伝達手段が広報車しかなかったいわゆる空白地域の旧安来地域におきまして、上の台からの同報系の防災行政無線を受信できるというこういうことが確認できましたので、防災無線を受信できるいわゆる防災ラジオというものを安来地内の自治会長でありますとか、消防団の幹部宅とか公共施設に配置して、緊急時の情報伝達を行おうという、こういう考え方で事業を進めていきたいというふうに考えております。 14目合併5周年記念事業費でございます。平成16年10月の合併から5周年を迎えますので、本年の10月4日には功労者の表彰などを中心にいたしました記念式典を開催する予定としております。 48ページをお願いします。4目の選挙費でございます。任期満了を迎えます、それぞれ市議会選挙、衆議院議員選挙の執行費を計上しているところでございます。 56ページからが3款民生費でございます。それぞれの事業につきましては、動向なり、実績見込みをもとに予算計上を行っております。民生費全体の特徴といたしましては、介護保険給付費の増、それから後期高齢者医療制度と連動します医療費の増、それから国民健康保険事業特別会計への財政安定化の繰り出しの新設など、特別会計に対します繰出金が伸びたところでございます。それぞれ特別会計で詳細のことは詰められるかとは思いますが、特に国民健康保険事業特別会計では、医療給付費の増加に保険料では不足するというこういう事態に陥っております。今年度繰り出し基準を見直しまして、新たに財政安定化に対しましても一般会計から繰り出しをするということにしておりますが、構造的に非常に困難な状況でございます。抜本的な対策が必要な状況になってるのではないかというふうに考えておるところでございます。今申し上げました57、59ページに、それぞれ繰出金をごらんいただきますと増額となってるところでございます。 60ページ、1目の児童福祉費総務費でございます。乳幼児医療費事業の拡充を行っております。具体的には、説明資料の9ページにも載せておりますように、小学校入学までであった入院に対します助成を小学校3年まで拡充するものでございます。それから下の方へ、15節のところの工事請負費、1,400万円計上してございます。これは、資料の16ページにも載せておりますように、赤江の放課後児童クラブ施設を新設する建設費用でございます。 それから、3目の母子福祉費でございます。2,300万円余増となっているというふうに予算書ではなっておりますが、これは児童扶養手当が実は平成20年度制度改正をされておりまして、当初対象者が減少するという見込みでかなり当初予算を削っておったわけでございますが、実際には対象者が減少することもなく、従前の対象者がそのまま認定されるということになりまして、結果的には、平成20年度の補正後の予算と今回の当初予算がほぼ同じ額であるということで御理解をいただきたいと思います。 それから、4目の保育所費でございます。 それから、次はぐっていただきまして64ページになりますが、生活保護費、若干の膨らみはございますが、それぞれ実績見込みに基づいて予算化したものでございます。生活保護費はことしも補正予算をお願いいたしましたように、医療扶助費が増加しております。これも大体前年並みであろうという、こういう見込みのもとで予算計上したものでございまして、平成20年度の補正後の予算とほぼ同じ額にしておるところでございます。 66ページからが4款の衛生費でございます。ほぼどことも実績見込みなり、動向を見込んで予算計上をしたものでございますが、68ページの5目病院・診療所費でございます。1億円余の増となっておりますが、平成20年度に作成しました病院改革プランによりまして、繰り出し基準を明確にしたことに伴います繰出金の増であります。 70ページ、3目し尿処理費でございます。対仙浄園を汚泥再生処理センターとして整備を行うための環境影響調査、いわゆるアセスメントを行うための経費を計上しているところでございます。事業の詳細につきましては、説明資料の10ページでまた後ほど御確認いただきたいというふうに考えております。 それから、74ページでございます。75ページ、一番下のところ、6款の農林水産費の中の3目の農業振興費、有害鳥獣駆除事業費でございます。詳細は説明資料の17ページに記載しておりますように、有害鳥獣捕獲体制整備事業、こういう名称をつけまして、これまで駆除のために出動をしていただきますと猟友会各支部へ補助金という形で支出をしていたものを、今年度から安来市猟友会へ一本化いたしまして委託契約をしていくという、こういう内容を一部変更するものでございます。 76ページ、畜産業費でございます。4億円余の減となっております。バイオマスリサイクルセンター建設に対します補助が終了したことによるものでございます。ここでは新規事業としましては、施政方針にもございましたように、新規事業としまして耕畜連携稲わら集草事業というものを計上しております。詳細につきましては、説明資料の18ページをごらんいただきたいというふうに思っております。 それから、5目の農地費、県事業負担金の明細につきましては説明資料の19ページのほうに記載しておりますので、ごらんをいただきたいというふうに考えております。 80ページをお願いします。80ページからが7款商工費でございます。 1つはぐっていただきまして82ページ、6目の観光施設管理費でございます。約4,700万円の増となっております。これは、臨時交付金を財源といたしまして上の台のスキーリフト撤去を行うために約1,400万円、それから土地開発基金の適正な運用をすべきであるという昨年の決算審査特別委員会の御指摘事項がございましたもので、そのために開発基金から行政財政に移行すべき土地の買い戻しを行うための経費3,000万円余を計上しているところでございます。 1ページはぐっていただきまして84ページ、7目のバス事業費でございます。起債のところでも御説明いたしましたように、3,700万円余の増は、バス3台分の購入費を計上したところでございます。 次の86ページからが8款の土木費でございます。 88ページをお願いします。2目の道路維持費でございます。総額では1,200万円余の減となっておりますが、これは除雪車両の購入費3,000万円がなくなったためでございまして、工事請負費は昨年度より1,500万円増額した予算計上をしたところでございます。 3目の道路新設改良費でございます。起債のところでも説明いたしましたが、新規に山根1号、杉谷線、未明政線を初め、継続分も含めまして2億4,000万円余の増という予算計上をしたところでございます。 90ページ、4目の橋りょう維持費でございます。ここでも長年の懸案事項でございました、それぞれ地域ではいずれも生活道路して利用されております上山佐地内の山佐川に架橋されております高橋、それから同じく広瀬地内でございます飯梨川、統合中学校のとこのすぐ上にございます大渡橋の修繕を行うこととしております。 94ページをお願いします。4項1目都市計画総務費でございます。住宅団地促進費といたしまして、説明資料20ページにも記載しておりますように、島根県土地開発公社との協定期間満了に伴いまして、今後は安来市と安来市土地開発公社が協力して分譲していくための負担金を計上しております。その下の中海ふれあい公園事業でございます。先ほども触れましたように、道の駅用地の地盤改良事業を本年度は進めたいというふうに考えております。 少し飛びまして100ページをお願いします。6項2目住宅建設費でございます。石原町帳住宅建設事業費を計上しているところでございます。 次の102ページでございます。用地管理費、2,700万円の増をしておりますが、具体的には地籍調査費を増額したものでございます。特に急がれますのが、境界確認がしづらい山林でございます。本年は特に東比田地内の調査に重点を置いた事業を進めていくということの考え方でございます。 104ページからが9款消防費でございます。 2目非常備消防費の備品購入でございます。この中では、合併前から更新もせずに使用していただきましてかなり傷んでおりました広瀬、伯太地内の8分団の分団旗を更新するための経費を計上したところでございます。 それから、次のページになります3目の消防施設費でございます。備品購入で高規格の除細動器の更新、それから災害時には救護所としても使用できますエアーテントの購入、水槽つき消防ポンプ自動車の更新などここで計上しているものでございます。詳細は説明資料の23ページをまたごらんいただきたいというふうに考えております。 108ページから10款の教育費でございます。 小・中学校に共通した事業といたしまして、説明資料の25ページ、記載しておりますように、3目教育支援事業費の中で、市単独事業として、教育支援センターあすなろ教室のさらなる充実を目指して体制整備に係る経費を計上しております。また、同じく説明資料の次のページ、26ページに記載しておりますように、県の子ども読書活動推進事業というこういう補助事業を活用いたしまして、市内全小・中学校に、大規模校には学校司書を、小規模校には図書協力員を配置しまして、学校図書館機能の充実を目指すための費用計上をしているところでございます。 112ページ、2目教育振興費でございます。平成23年度から小学校の学習指導要領の改訂が予定されてございます。そのための教材等の整備を3カ年で年次的に行っていこうという考え方で、今年度は総額418万円を計上したところでございます。 3目学校建設費でございます。島田小学校の給食調理室の建設経費を計上しているところでございます。 ちょっと飛びまして126ページをお願いできますか。2目の体育施設費でございます。冒頭御説明いたしましたように、市民体育館の改修、一部リニューアルも含めまして、特には雨漏りとぐるりのサッシ、こういうものを更新していこうという考え方でございます。 128ページから11款の災害復旧費でございます。万が一の災害発生時に迅速な対応ができるよう、概算で計上したものでございます。 132ページをお願いします。12款の公債費でございます。これまでも積極的に行ってきました繰上償還の効果といたしまして、元金部分で1億4,789万円、利息部分で6,985万8,000円の減を見ているところでございます。 134ページをお願いします。2目基金費では、合併特例債を活用しました地域振興基金の積み立て、1億円を計上しているところでございます。 138ページからが給与費明細でございます。若干異動がございます。特別職の欄、特にその他特別職の人数が171人増加しておりまして、報酬は減というこういうな結果になっておりますが、具体的には、これは農林業センサスの統計調査員が増加したものでございまして、人数は増加いたしましてもそれぞれにお支払いします報酬額はそう高くございませんので、結果的に減少するということでございます。長等の欄の減額につきましては、市長のカット率の増によるものでございます。それから、2の一般職、職員の欄でございます。職員数は全体で4名の減、給与費としては4,000万円弱の減というものを見込んだところでございます。 142ページからが債務負担行為に係るものでございます。144ページの中段に合計額を記載しております。平成21年度以降の支出予定は、27億4,669万4,000円を見ているところでございます。 隣の145ページに地方債の現在高の見込みに関する調書を記載しております。右側の平成21年度末の地方債残高でございます。年度中に6億3,000万円余の減となりまして、ピークでありました平成17年の377億円から比較しますと約60億円の減、317億7,538万円と見込んでおるところでございます。 以上、非常に主なものだけかいつまんだ説明になりましたが、以上、議第17号平成21年度安来市一般会計予算の説明とさていただきます。御審議のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 説明が終わりました。 本件に対する質疑は、あす3日の本会議において行うことといたします。 この際、しばらく休憩いたします。 再開は午後1時30分といたします。            午前11時36分 休憩            午後1時30分 再開 ○議長(深田富造君) 再開いたします。 この際、真野総務部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 失礼します。 午前中の予算の説明のところ、予算説明書の82ページの7款商工費の観光施設管理費のところで、金額の位を1つ間違えておりまして、「4,700万円」余りと読むところを「4億7,000万円」と発言したようでございます。訂正をさせていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(深田富造君) ただいまの真野総務部長からの発言の訂正については、会議規則第61条の規定により議長において許可いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6から日程第16まで ○議長(深田富造君) 日程第6、議第18号平成21年度安来市国民健康保険事業特別会計予算から日程第16、議第28号平成21年度安来市病院事業会計予算まで11件を一括議題として、執行部から順次説明を求めます。 初めに、議第18号平成21年度安来市国民健康保険事業特別会計予算から議第20号平成21年度安来市後期高齢者医療事業特別会計予算まで3件について説明を求めます。 栂瀬市民生活部次長。            〔市民生活部次長 栂瀬繁人君 登壇〕 ◎市民生活部次長(栂瀬繁人君) 失礼いたします。 議第18号平成21年度安来市国民健康保険事業特別会計予算につきまして説明いたします。 予算関係つづりの9ページをお願いいたします。 平成21年度安来市国民健康保険事業特別会計予算は、次に定めるところによるものでございます。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ45億1,400万円と定めるものであります。 第2条は、一時借入金の最高限度額を4億円と定めるものでございます。 第3条は、歳出予算の流用について定めるものであります。 初めに、安来市国保の状況につきまして御説明申し上げたいと思います。 ことしの1月末現在の国保の世帯数でございますが、6,028世帯で、安来市全体の43.1%となっております。それから、被保険者数、加入者数でございますが、1万710人で、加入者率につきましては24.6%であり、前年同期と比べ大きく減少いたしております。これにつきましては、後期高齢者医療制度に約5,000人の方が移行されたことに伴いますものが大きな要因でございます。 それでは、続きまして予算説明資料でございますが、この予算説明資料の28ページをお願いいたします。 説明資料の28ページでございますけども、国民健康保険事業特別会計の状況であります。特別会計であります国保につきましては、その医療費の財源といたしまして国、県からの支出金、それから一般会計からの繰入金のほかに、保険税で賄わなければなりません。 この資料につきましては、平成17年度から21年度までの歳入歳出の推移をグラフにしたものであります。その表の下の表でございますが、その折れ線グラフをごらんいただきたいと思いますが、折れ線グラフの下が国保税でございます。それから、上が保険給付費を示しておるところでございます。平成17年度に保険税を改正いたしまして以来据え置きとしておりますので、保険税はほぼ横ばい状況であります。なお、平成20年度から保険税が下がっておりますが、これは後期高齢者医療制度への移行による減でございます。一方、その上の折れ線グラフを見ていただきますと、保険給付費は医療技術の高度化によります医療費の増や退職者医療の対象者の年齢引き下げなどによりまして、伸びが依然見込まれることが推測されるところでございます。 さらに、その上の表をごらんいただきたいと思いますが、平成17年度までは繰越金を充当しながら運営をしてまいりましたが、18年度からは、ごらんいただきますように実質単年度収支が赤字となり、19年度からこの不足分を基金取り崩しにより運営しているところであります。21年度におきましてもその財源が不足することが予想されますので、基金取り崩しにより財源確保を図ったところでございます。しかし、医療費がさらに伸び続ける推測の中で、基金の取り崩しによる財政運営には限りがありまして、国保財政を維持し、健全な運営をしていくためには保険税の見直しが必要であるという状況でございます。 それでは、予算の主な内容につきまして御説明申し上げます。 予算に関する説明書へお戻りいただきたいと思います。150ページをごらんくださいませ。 歳入から御説明申し上げます。1款の国民健康保険税、9億624万円を計上いたしております。その内訳は、一般及び退職被保険者の医療分、介護分と後期高齢者支援金分であります。収納率につきましては、一般分が97%、退職分98.5%を見込んでおるところでございます。 それから、3款の国庫支出金12億6,446万4,000円につきましては、療養給付費等の負担金、それから高額医療費共同事業負担金、特定健診等の負担金で、いずれも国の定率負担分と財政調整交付金の見込み額を計上いたしております。 4款の療養給付費交付金でございますが、1億7,049万3,000円は退職者の医療費に係るものでございます。それと老人保健の拠出金、後期高齢者支援金分が支払基金から交付されるものであります。平成20年度から退職者医療制度の対象年齢が64歳未満になったために、交付金が減となっております。 152ページをお開きいただきたいと思います。5款の前期高齢者交付金11億3,217万5,000円でございます。これは65歳から74歳までの前期高齢者の加入率が全保険者の加入率より高い場合に交付されるものでございまして、国の平均12%ですが、安来市は19.3%となっておるところでございます。 それから、7款の共同事業交付金4億8,303万円でございますが、国保の財政安定のために、高額医療共同事業分と保険財政共同安定化事業分を国保連合会から交付を受けるものであります。 8款の県支出金につきましても、国と同じような計算で交付されるものでございます。 9款の繰入金3億381万9,000円でございますが、そのうち一般会計繰入金2億132万5,000円は、保険基盤安定繰り入れ、職員給与費等繰り入れ、財政安定化支援事業繰り入れ、出産育児一時金繰り入れであります。なお、一般会計繰入金は前年度より3,500万円程度増となっていますが、これは職員給与等の事務費と財政調整のための財政安定化支援分を繰り入れるものでございます。いずれも国の一般会計の繰り出し基準による制度上のものであります。また、基金から1億249万4,000円を取り崩して不足財源を補てんするものであります。 続きまして、154ページをお開きいただきたいと思います。154ページの12款の3項5目、一番下ですけども、雑入のところをごらんいただきたいと思いますが、その説明欄の4の病院事業会計貸付金元利収入6,125万7,000円でございます。これは平成19年度市立病院へ貸付金を貸し付けたものに対する元利の返済金でございます。 それでは、156ページから歳出でございますが、御説明を申し上げます。 まず、1款の総務費7,706万4,000円ですが、この一般管理費と158ページの賦課徴収費につきましては、職員の人件費と事務的経費であります。 156ページの繰出金1,000万円ですけども、これは国の特別調整交付金を財源といたしまして、国保直営診療施設であります市立病院へ繰り出すものでございます。 ちょっと飛ばしていただきまして、162ページをお開きいただきたいと思います。2款の保険給付費は30億7,821万3,000円で、歳出予算の68.2%を占めておるところでございます。 1項の療養所費は、一般9%、退職者5%と実績平均伸び率をもとに推計し、退職者医療制度の改正に伴う被保険者数の増減と70歳以上の負担割合の変更を考慮して計上いたしております。 164ページをお願いいたします。2項の高額療養費でございます。これは、1カ月の自己負担限度額が一定の金額を超えた場合に超えた部分を被保険者に支払うものでございまして、2億9,603万4,000円を計上いたしております。 それから、166ページでございますが、葬祭費でございます。1件3万円の132件分を計上いたしております。国保加入者分でございます。 それから、168ページの出産育児一時金でございますが、ことしの1月から額が改定になりまして、1件38万円で40件を見込んだところでございます。 それから、続きまして172ページをお願いいたします。3款の後期高齢者支援金4億4,741万9,000円でございますが、これは各保険者が加入割合によりまして被保険者分の支援金として支払基金へ納付するものでございます。国保分といたしまして、その40%に相当する額を計上いたしております。 それから、176ページへ飛んでいただきたいと思いますが、5款の老人保健拠出金5,295万1,000円は、平成20年3月以前の老人医療に係る国保分を支払基金へ繰り出すものでございます。 それから178ページ、6款は介護納付金でございまして、国保加入世帯の2号被保険者納付金でございます。 それから、180ページをお願いいたします。7款の共同事業拠出金5億1,814万3,000円でございますが、これは国保の財政安定化を図るための拠出金でございまして、高額医療分、あるいは財政安定化事業分で、国保連合会のほうへ拠出をいたすものでございます。 続きまして、182ページの8款の保健事業費、5,566万6,000円を計上いたしております。 1項の特定健康診査等事業費4,666万8,000円でありますが、国の医療費適正化対策といたしまして、40歳から74歳までの方に対しましてメタボリックシンドロームの概念に基づき、平成20年度から医療保険者に義務づけられたものでございますが、健診機関に対する委託料3,733万4,000円が主なもので、そのほかデータ管理、受診表作成手数料、郵券料など事業に係る経費であります。なお、今年度の健診につきましては、実施計画書に基づきまして40%の受診率を見込んでいるところでございます。 続きまして、184ページでございますが、2項の疾病予防費840万4,000円でありますが、脳ドック、口腔衛生展、40歳以上で節目に当たる方のミニドック健診など、引き続いて実施をすることにいたしております。 それから、飛びまして192ページをお願いいたします。10款でございますが、諸支出金のうち3目の基金費6,344万8,000円でございます。これにつきましては、基金の利子とそれから市立病院からの貸付返済金を積み立てるものであります。 196ページからは給与明細書でありますが、特別職の欄をごらんいただきたいと思いますが、職員数が7名増となっております。これは健診検討委員の報酬でありまして、今年度から追加しておるところでございます。以下、一般会計に準じまして作成しておりますので、ごらんいただきたいと思います。 以上、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 続けて。 栂瀬市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(栂瀬繁人君) それでは、続きまして議第19号平成21年度安来市老人保健事業特別会計予算につきまして説明をいたします。 予算書つづりの13ページをお願いいたします。 平成21年度安来市老人保健事業特別会計予算は、次に定めるところによるものであります。 第1条は、歳入歳出の予算の総額を歳入歳出それぞれ1,000万円と定めるものであります。 平成20年3月で老人保健制度が廃止となりましたが、法の規定に基づきまして、平成22年度まで現行の老人保健事業特別会計を引き続き設置することになっております。平成21年度の予算につきましては、従来支払基金交付金、国庫支出金、県支出金の特定財源のほぼ全額を一般会計で立てかえまして、次年度において精算交付される特定財源を一般会計繰出金として戻し入れることにしております。 それでは、予算の説明でございますが、予算に関する説明書の204ページをお願いいたします。 先ほど申し上げましたように、款1の支払基金交付金から国庫支出金、県支出金、いずれも次年度において精算交付となるということでございまして、一般会計繰入金から999万4,000円が収入でございます。 206ページをお願いいたします。 歳出でございます。1款1項の医療給付費999万7,000円でございますが、平成20年3月診療分以前の再審査等に係る医療費の調整見込み額を計上いたしております。 以上、説明とさせていただきます。 続きまして、議第20号でございますが、平成21年度安来市後期高齢者医療事業特別会計予算、予算書の17ページをお願いをいたします。 第1条でございますが、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億4,800万円と定めるものであります。 第2条は、一時借入金の最高限度額を1億円と定めるものであります。 この会計は、75歳以上の方及び寝たきり等一定の障害のある65歳以上の方が被保険者として加入され、広域連合が保険者となって平成20年4月から制度開始されたものでございます。安来市の後期高齢者医療の対象となる被保険者でございますが、1月末現在で7,133人、全人口の約16.4%の加入者率でございます。 それでは、予算の内容について御説明申し上げます。 予算に関する説明書の218ページをごらんいただきたいと思います。 歳入でございますが、1款の後期高齢者医療保険料2億8,745万7,000円は、被保険者が負担する均等割と所得割の合計額でありまして、特別徴収と普通徴収の方法で納めていただくものでございます。特別徴収、普通徴収の割合でございますが、大体特別徴収が74%程度、それから普通徴収が26%程度というふうなことになっております。 それから、3款でございますが、繰入金でございます。これは保険基盤の安定繰入金1億650万9,000円でございますが、これは低所得者の保険料軽減額を県と市から補てんするものであります。また、療養給付費負担金繰入金4億4,014万5,000円でございますが、これは国、県、市の負担割合に応じまして一般会計から繰り入れるものでございます。 それから、5款の諸収入の2項広域連合納付金326万7,000円ですが、これは異動によります保険料の還付金でございます。 220ページをお開きいただきたいと思います。1款の総務費でございますが、これは医療給付等にかかわります一般及び徴収事務経費の予算見込みでございます。222ページも同様でございます。 それから、224ページをお願いいたします。2款の後期高齢者医療広域連合納付金8億3,411万2,000円でございますが、これは1目の保険料徴収分と2目の療養給付費分でありまして、広域連合へ医療費負担金として支出するものでございます。 以上、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 続いて、議第21号平成21年度安来市介護保険事業特別会計予算の説明を求めます。 原田健康福祉部長。            〔健康福祉部長 原田理文君 登壇〕 ◎健康福祉部長(原田理文君) 失礼いたします。 そういたしますと議第21号平成21年度安来市介護保険事業特別会計予算について説明をさせていただきます。 それでは、予算関係つづりの21ページをお願いいたします。 議第21号平成21年度安来市介護保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。 歳入歳出予算、第1条でございます。歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ37億2,900万円と定めるものでございます。それから、2項でございますが、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるものでございます。 第2条でございます。一時借入金でございますが、地方自治法第235条の3第2項の規定によりますところの一時借入金の額につきましては、最高額を3億円と定めるものでございます。 第3条におきましては、歳出予算の流用でございます。同じく地方自治法第220条第2項ただし書きの規定によりまして、歳出予算の各項の金額を流用することができる場合は、1号といたしまして、各項に計上した給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用、それから2号といたしまして、介護給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における款内でのこれらの各項の間の流用とするものでございます。 次に、歳入歳出予算につきまして説明をさせていただきます。 予算に関する説明書の事項別明細書のほうで説明させていただきます。236ページをお願いいたします。 若干の21年度介護保険事業特別会計についての説明でございますけれども、さきの2月16日、議員懇談会を開催していただきまして、そのときに主な改正点、特に今回の介護報酬にかかわります介護従事者の処遇改善に伴います国の報酬3%、安来市におきまして計算いたしますと2.8%ということで想定しておりますけれども、そういう介護報酬の改定、あるいはそれに伴います介護保険料の設定につきまして説明をさせていただいたところでございます。 若干の事業の状況でございますが、平成20年、ことしの1月末現在での第1号保険者数でございますが、1万2,720人で、そのうち認定者につきましては2,583人でございます。認定率といたしまして20.3%という状況になっております。受給者証につきましては2,042人で、サービス利用率のほうが79.1%というような状況になっております。これを前年と比較してまいりますと1号被保険者で66人、それから認定者のほうが103人の増というふうになっております。認定率につきましては0.7%、それから利用率のほうが0.3%増というような状況となっておりまして、暫増的な状況で推移をしておるところでございます。 それでは、歳入について説明をさせていただきます。 1款1項の介護保険料でございます。第4期におきましても基準額3,900円で据え置きをして提案させていただいておりますので、5億7,020万3,000円を見込んでおります。そのうち特別徴収保険料につきましては、これが5億1,715万9,000円、普通徴収保険料5,114万8,000円でございます。構成割合といたしましては、特別徴収で徴収させていただく方91%、普通徴収の方が9%というところで想定をしておるところでございます。 3款の国庫支出金、1項の国庫負担金でございます。介護給付費負担金6億3,878万8,000円、これにつきましては、施設にかかわりますところの介護給付サービスの給付費の15%、それから施設以外の介護給付費に対しましての20%の額でございます。 2項国庫補助金、2億7,898万9,000円を見込んでおります。調整交付金が保険給付費の7.3%を見込んでおりまして2億6,028万7,000円、それから支援事業交付金の介護予防事業分が800万3,000円と、それから包括的支援事業・任意事業分、これが1,069万7,000円でございます。各事業に対しまして、それぞれ25%、40%という額で計算をしております。 238ページをお願いいたします。4款1項の支払基金交付金10億7,781万1,000円でございます。介護給付費交付金10億6,820万7,000円、地域支援事業支援交付金960万4,000円、それぞれこれも給付費及び事業費の30%の額で計上しております。 それから、5款の県支出金、1項の県負担金、これは介護給付費負担金5億1,843万7,000円、これは先ほどのものと同じでございますが、施設にかかわりますもの17.5%、施設以外のもの12.5%の額を合計したものでございます。 それから、2項の県補助金でございます。地域支援事業に対しての交付金、介護予防事業分が12.5%、400万2,000円、それから次ページになりますが、包括的支援事業・任意事業費分、これが20%の534万9,000円などで、合計972万2,000円でございます。 それから、7款1項の一般会計繰入金5億6,190万8,000円、これにつきましては、保険給付費の12.5%、それから地域支援の各事業の12.5%、それと20%の市費負担分とそれから事務費分の合計でございます。 2項の基金繰入金でございますが、平成21年度介護保険料は、先ほど説明いたしましたが、4期中据え置きの予定としておりますので、給付費の自然増と介護従事者の処遇改善のために給付費が3%改定となるわけでございますが、その2.8%分がはね返りと想定しているところでございまして、その対応のための介護給付費準備基金、介護従事者処遇改善緊急特別対策事業基金をそれぞれ取り崩し、対応してくものです。21年度介護給付費準備基金繰入金6,318万4,000円、介護従事者処遇改善緊急特別対策事業基金繰入額840万円の計7,158万4,000円でございます。 7款繰入金、総計は6億3,349万2,000円となるものでございます。 次に、歳出について説明させていただきます。 244ページをお願いいたします。1款1項の総務管理費でございますが、6,485万5,000円、これは一般職の人件費7名分と一般管理費でございます。前年比減となっておりますが、これは21年度以降の制度改正のシステムのための改修が20年度に終わったことによるものが大きいものでございます。 248ページをお願いいたします。3項介護認定審査会費3,514万7,000円でございますが、介護認定審査会の運営とそれから認定調査にかかわるもので、ほぼ前年並みを見込んでおるところでございます。 250ページをお願いいたします。元気いきいき支援センター費でございます。地域包括支援センター運営協議会の運営、それから支援システムの保守等に要する経費として246万7,000円でございます。 254ページをお願いいたします。2款保険給付費でございますが、1項から6項の給付費目に総額35億6,027万1,000円を計上しております。前年度比較3億314万2,000円の増となっております。これにつきましては、保険給付事業の平成20年度決算見込みに対しまして、介護報酬のアップ分2.8%のはね返り分を含めまして6%程度の増という状況でございます。 1項介護サービス等諸費につきましては、要介護1から5までの支給者に対しまして31億1,454万7,000円でございます。これにつきましては、施設給付費等の伸びを見てるところでございます。 256ページをお願いいたします。2項の介護予防サービス等諸費でございます。要支援1、2の受給者に対しましての給付費2億5,768万2,000円でございまして、前年比3,738万9,000円の増となっております。 4項の高額介護サービス等費につきましては、5,247万6,000円とほぼ前年並みのところで想定をしておるところでございます。 262ページをお願いいたします。5項の高額医療合算介護サービス等費762万3,000円でございますが、平成20年より高額医療、高額介護合算制度が開始されております。これは7月末日が基準となるものでございますが、高齢者世帯での医療保険と介護保険との両方を利用している場合の高額となる世帯の負担を軽減する制度でございまして、この費用といたしまして762万3,000円を見込んでいるところでございます。 264ページをお願いいたします。7項特定入所者介護サービス等費1億2,279万円、これにつきましては、居住費、食費の負担が低所得者にとりまして過重とならないように一定割合を給付するものでございます。 266ページをお願いいたします。地域支援事業費につきましては、5,875万5,000円を見込んでおります。元気いきいき支援センターを中心に介護予防事業を実施していくこととしておりますが、1項の介護予防事業、これにつきましては介護予防のための各種教室や講座、それから高齢者の生きがい対策事業、生活機能評価事業など3,201万2,000円でございます。 268ページをお願いします。2項包括的支援事業・任意事業でございます。これは安来市社会福祉協議会への地域包括支援センター運営委託を平成20年度から行っておりますが、それについての委託料等でございまして2,195万7,000円、それから介護相談員の派遣事業などの任意事業及び21年でございますけれども、介護給付費の適正化事業に取り組みますので、その費用といたしまして478万6,000円で、合計2,674万3,000円でございます。 飛びまして、282ページをお願いいたします。給与明細書でございます。その他の特別職のところで67人というのがございますが、これは認定審査会の認定調査員の数でございます。一般職の職員につきましては1名増の7名ということになっておりますので、御参照をいただきたいと思います。 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 続いて、議第22号平成21年度安来市下水道事業特別会計予算の説明を求めます。 井上上下水道部長。            〔上下水道部長 井上 博君 登壇〕 ◎上下水道部長(井上博君) 予算関係つづり、予算書の25ページをお願いいたします。 議第22号平成21年度安来市下水道事業特別会計予算について説明いたします。 第1条、歳入歳出予算であります。歳入歳出予算の総額を28億3,000万円と定めるものであります。 第2条は債務負担行為、第3条は地方債であります。内容につきまして、28ページ及び29ページをお願いいたします。第2表債務負担行為については、水洗便所改造資金融資について損失補償を行うものであります。第3表の地方債については、総額で10億6,470万円を起債の限度額とするものでありますが、それぞれの起債の目的等については表記のとおりであります。 25ページに返っていただきたいと思います。 第4条、一時借入金でありますが、借入の限度額を12億円と定めるものであります。 第5条、歳出予算の流用でありますが、同一款内での人件費の流用を例外的に認めるものであります。 以下、歳入については、別冊の予算に関する説明書の事項別明細により説明させていただきます。 290ページをお願いいたします。 歳入であります。1款分担金及び負担金であります。調定見込み総額4,550万円であります。対前年度で598万円の減であります。 なお、2項3目の農業集落排水事業工事負担金770万円については、県道布部安来線の改良工事に伴うものであります。 2款使用料及び手数料であります。調定見込み総額4億7,200万円であります。対前年度269万5,000円の増であります。 292ページをお願いいたします。3款国庫支出金であります。2億300万円を計上しておりますが、内訳としては公共下水道建設が1億3,150万円、特定環境保全下水道建設が2,750万円、農業集落排水事業が2,000万円、浄化槽建設が2,400万円であります。 4款繰入金でありますが、一般会計から総額で9億7,080万円の繰り入れをお願いするものであります。 294ページをお願いいたします。7款市債であります。総額で10億6,470万円であります。うち、公共下水道債を初めとする建設改良分が4億1,580万円、資本費平準化債等が6億4,890万円であります。 続きまして、歳出でありますが、別冊の当初予算事業別概要書を活用させていただきまして、主要事業について説明をさせていただきます。事業別概要書、白色の表紙の概要書をお願いいたします。 当初予算事業別概要書でございます。154ページをお願いいたします。 公共下水道事業費であります。下から2つ目の公共下水道建設費としまして、21年度、赤江、飯島、安来処理区等13.1ヘクタールの面整備に約3億6,500万円、県境をまたぐ下水道整備として吉佐地区の基本調査業務に4,000万円、新十神雨水ポンプ場の機能強化事業に向けた長寿命化及び耐震診断調査に1,600万円等、総額で4億3,750万6,000円を計上しております。 流域下水道費としては、21年度行われます処理場の電気設備工事、水処理設備工事、管理棟改良工事などの建設負担金に2,000万円を計上しております。事業箇所等につきましては、予算関係説明資料の29ページ、30ページに載せておりますので、御確認をお願いいたします。 なお、吉佐地区の下水道計画につきましては、議員懇談会をお願いしているところでありますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、155ページをお願いいたします。特定環境保全公共下水道事業費でありますが、建設費として、広瀬の下田原地区約1.19ヘクタールの面整備に8,630万円を計上しております。なお、当事業については21年度をもって完了の予定であります。 156ページをお願いいたします。農業集落排水事業費でありますが、建設費として、安田地区の機能強化事業に4,100万円、布部地区新規採択に向けた基本調査に150万円などで4,250万円を計上しております。 158ページをお願いいたします。浄化槽市町村整備推進事業費でありますが、建設費として、浄化槽60基の建設費などで1億1,860万円を計上しております。 159ページをお願いいたします。公債費については、定期償還分など17億2,450万円を計上しております。なお、21年度末の地方債の残高は205億2,700万円余となる見込みであります。 給与費、債務負担及び地方債につきましては、予算に関する説明の332ページ以降に明細を載せておりますので、御確認をお願いいたしたいと思います。 以上、議第22号平成21年度安来市下水道事業特別会計予算の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 続いて、議第23号平成21年度安来市簡易水道事業特別会計予算の説明を求めます。 細田上下水道部次長。            〔上下水道部次長 細田 勤君 登壇〕 ◎上下水道部次長(細田勤君) それでは、予算関係つづりの31ページをお願いいたします。 議第23号平成21年度安来市簡易水道事業特別会計の予算につきまして御説明いたします。 平成21年度の安来市の簡易水道事業特別会計の予算は、次に定めるところによるものであります。 第1条、歳入歳出予算であります。歳入歳出予算の総額を4億1,900万円と定めるものであります。 第2条、地方債であります。内容につきましては34ページでありますが、限度額を2,990万円と定めるものであります。 第3条、一時借入金でありますが、借入限度額を2億円と定めるものであります。 第4条、歳出予算の流用であります。同一款内での人件費の流用を例外的に認めるものであります。 以下、予算の概要につきましては、別冊の予算に関する説明書の事項別明細により御説明いたします。 それでは、平成21年度安来市簡易水道事業特別会計予算に関する説明書の342、343ページをお願いいたします。 歳入であります。1款簡易水道事業収入であります。調定見込み総額は1億3,262万円であります。対前年度比で493万円、約3.7%の減であります。 2款分担金及び負担金であります。調定見込み総額は746万9,000円で、対前年度比57万2,000円の減であります。加入者分担金につきましては前年度と同額を計上いたしておりますが、簡易水道事業負担金につきましては、配水管支障移転工事負担金の減に伴いまして減額となっております。 4款繰入金でありますが、一般会計から総額2億4,731万円の繰り入れをお願いするものであります。 7款市債であります。2,990万円でありまして、対前年度比560万円の減であります。 続きまして、347、347ページをお願いいたします。 歳出であります。1款水道事業費であります。 1項管理費につきましては、簡易水道事業の一般管理に要する経費でありますが、対前年度比で280万4,000円の減額となっております。 2目原水及び浄水費4,650万円でありますが、需用費の主なものは、動力費としての電力料金、委託料につきましては水質検査委託料、工事請負費につきましては須山浄水場濁度計新設ほか4カ所の工事請負費であります。 3目配水及び給水費の工事請負費1,964万1,000円は、比田地区梶ポンプ所電機計装盤設置工事ほか改良工事4カ所及び水道管支障移転工事6カ所の工事請負費であります。 348、349ページをお願いいたします。公債費であります。 なお、地方債の現在高見込みにつきましては、357ページに調書を載せておりますので、後ほど御確認いただきたいと思います。 350ページ、予備費以下給与費明細書及び債務負担調書につきましては、説明を割愛させていただきます。 以上で議第23号の説明とさせていただきます。御審議のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 続いて、議第24号平成21年度母里財産区特別会計予算から議第26号平成21年度赤屋財産区特別会計予算まで3件の説明を求めます。 八幡伯太地域センター長。            〔伯太地域センター長 八幡治夫君 登壇〕 ◎伯太地域センター長(八幡治夫君) 失礼いたします。 議第24号から議第26号までの3件につきまして、一括して説明をさせていただきます。 予算関係つづりの35ページ以降でございます。なお、予算に関する説明につきましては359ページ以降でございます。あわせてごらんをいただきたいと思います。 それでは、予算関係つづり35ページをお願いをいたします。 議第24号平成21年度母里財産区特別会計予算について。 第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ120万円と定めるものであります。 36、37ページをお願いいたします。 歳入につきましては、土地貸付収入、基金積立金利子による財産運用収入、造林資金返済基金からの繰入金及び前年度繰越金等でございます。 歳出につきましては、総務管理費で管理会の運営経費、基金の積み立て、造林資金返済金でございます。 次に、39ページのほうをお願いいたします。 議第25号平成21年度井尻財産区特別会計予算についてであります。 第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ48万円と定めるものであります。 40、41ページをお願いいたします。 歳入につきましては、基金積立金利子による財産運用収入、基金繰入金、前年度繰越金等であります。 歳出につきましては、管理会の運営経費並びに基金積立金等でございます。 続きまして、43ページをお願いいたします。 議第26号平成21年度赤屋財産区特別会計予算についてであります。 第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ26万円と定めるものであります。 44、45ページをお願いをいたします。 歳入につきまして主なものは、前年度の繰越金であります。 歳出につきましては、管理会の運営経費並びに基金積立金等でございます。 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほうをお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 続いて、議第27号平成21年度安来市水道事業会計予算の説明を求めます。 細田上下水道部次長。            〔上下水道部次長 細田 勤君 登壇〕 ◎上下水道部次長(細田勤君) 黄色い表紙の安来市水道事業会計予算書の1ページをお願いいたします。 議第27号平成21年度安来市水道事業会計予算について御説明いたします。 第1条、平成21年度安来市水道事業会計の予算は、次に定めるものであります。 第2条、業務の予定量は、給水件数1万2,000件、年間総給水量386万9,000トン、1日平均給水量1万600トンとするものであります。 第3条、収益的収入及び支出の予定額は次のとおり定めるものでありますが、明細につきましては17ページ以降で後ほど御説明いたします。 2ページをお願いいたします。 第4条、資本的収入及び支出の予定額は、次のとおり定めるものであります。収入は資本的収入2億2,493万円、支出は資本的支出4億6,037万円であります。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億3,544万円は、現年度分損益勘定留保資金1億5,623万9,000円及び当年度消費税資本的収支調整額1,193万6,000円、繰越利益剰余金処分額6,726万5,000円で補てんするものでありますが、これも明細は27ページ以降で御説明いたします。 続きまして、第5条は、企業債の目的限度額を定めるものであります。給水管改良事業1億1,050万円、老朽管更新事業3,850万円、高金利対策借換債1,080万円の合計1億5,980万円と定めるものであります。 3ページをお願いいたします。 第6条、一時借入金につきましては、限度額を5,000万円を定めるものであります。 第7条、予定支出の各項の経費の金額の流用は、営業費用と営業外費用の相互間と定めるものであります。 第8条、議会の議決を経なければ流用することができない経費といたしまして、1、職員給与費1億896万4,000円、2、交際費5万円と定めるものであります。 第9条、利益剰余金の処分として、繰越利益剰余金のうち6,726万5,000円を資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額の補てんとするものでございます。 第10条、たな卸資産購入限度額を613万2,000円とするものであります。 4ページから6ページは予算実施計画、7ページは資金計画であります。8ページから11ページは職員給与費明細書であります。12ページから16ページは予定貸借対照表であります。説明を省略させていただきますので、後ほど御確認ください。 続きまして、17、18ページをお願いいたします。 平成21年度水道事業会計実施計画明細書であります。主な事項のみ御説明いたします。 予算第3条関係、収益的収入及び支出であります。 まず、収入であります。水道事業収益といたしまして、対前年度比で約3.3%減の6億7,600万円を見込んでおります。減額の要因といたしましては、使用水量の減少による給水収益の減並びに下水道事業等の受益工事として実施いたしております水道管移転工事の減によるものであります。 2項営業外収益につきましては、ほぼ前年並みといたしております。 次に、19、20ページをお願いいたします。水道事業費用、いわゆる支出でありますが、対前年度比2,914万1,000円の減で、6億1,200万円といたしております。 1目原水及び浄水費、2目配水及び給水費につきましては、ほぼ前年度並みの予算計上といたしております。 21、22ページをお願いいたします。受託工事費につきましては、下水道関連工事などの受託工事に係る工事請負費であります。 4目業務費でありますが、委託料の主なものといたしまして、メーター検針委託料、料金システム保守委託料、新たに購入予定といたしております検針用のハンディーターミナル5台の設定委託料等を計上いたしております。 続きまして、23、24ページをお願いいたします。5目総係費でありますが、退職手当負担金及び公用車の車検等に要します修繕費の減により減額といたしております。 25、26ページをお願いいたします。3項1目過年度損益修正損200万円でございますが、平成18年度以前の不納欠損分ほかを見込んでおります。 27、28ページをお願いいたします。 次に、いわゆる4条予算、資本的収入及び支出であります。 まず、資本的収入でありますが、1項企業債1億5,980万円は、配水管改良工事、老朽管更新事業及び高金利対策借換債に充当するものであります。 2項工事負担金でありますが、消火栓新設工事、下水道関連工事、市道改良工事ほかであります。 3項出資金につきましては、企業債償還金補てんほかの一般会計からの出資金であります。 次に、資本的支出であります。1項建設改良費2億5,066万4,000円は、ポンプ更新、配水管改良工事、老朽管更新事業等における各種工事費並びに人件費ほかであります。なお、予算関係説明資料の31ページに各種工事の工事名と箇所図を記載しております。後ほど御確認いただきたいと思います。 2項企業債償還金2億97万6,000円は、通常償還金と高金利対策借換債を計上いたしております。 以上で議第27号の説明とさせていただきます。御審議のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 続いて、議第28号平成21年度安来市病院事業会計予算の説明を求めます。 蒲生市立病院事務部次長。            〔市立病院事務部次長 蒲生安生君 登壇〕 ◎市立病院事務部次長(蒲生安生君) 安来市立病院の蒲生でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、上程をいただきました議第28号平成21年度安来市病院事業会計予算について御説明を申し上げます。 資料といたしましては、予算関係つづりの最後のクリーム色の表紙の予算書並びに当初予算関係説明資料で御説明をさせていただきます。 それでは、まず最初に説明資料の32ページをお願いをいたします。 まず初めに、医療を取り巻く情勢でありますが、国の医療費抑制政策等によりまして、平成14年度からの通算7.68%に及ぶたび重なる診療報酬の引き下げに伴い、病院経営は非常に厳し状況でございます。また、平成16年度からスタートしました新医師臨床研修制度、さらには平成18年度は看護配置7対1の新設等によりまして、地域、病院、診療科偏在が発生しております。医療スタッフの確保にも困難をきわめている状況でございます。 そして、単年度収支も赤字続きとなり、平成18年度には内部留保資金が枯渇し資金不足となり、累積欠損金も19年度決算で11億円余りとなり、非常に厳し状況が続いてるのが状況でございます。 このよう中で、平成20年11月に策定しました病院改革プラン並びに10月に策定しました第2次経営健全化計画推進プランに基づき、良質で満足度の高い医療サービスを提供するとともに、市民から信頼され愛される病院を目指して、経営の効率化を踏まえ、職員の総力を挙げて、病院の変革1年目として経営健全化に向けて実効性の上がる方策を推し進めていくこととしております。 21年度の主要施策といたしましては、第1に、引き続き医師、看護師の確保による診療体制の充実を図ってまいります。さきにも申し上げましたが、新医師臨床研修制度、上位看護基準の取得等により厳しい状況は続くものと思いますが、鳥取大学、島根大学の医局に対して引き続き医師の招聘を行うとともに、新たに自治医科大学卒の総合医を招聘するためにも、県及び県立中央病院に働きかけを行ってまいります。 また、看護師の確保に向けましても、募集広告はもちろん、就職ガイダンス等への積極的な参加をするとともに、キャリアアップの支援、市内の高校を初め、奨学金制度等の活用により将来的な投資も図っていくこととしております。 第2に、MRIの導入を計画しております。現行の機器は平成10年1月に導入をし、はや11年が経過しようとしております。いつストップしてもおかしくない状態であり、今回上位機種を導入することによりまして、今まで困難でありました微細疾患の抽出の描写及び急性期脳梗塞等の診断が可能となり、検査時間も短縮され、検査件数も増加が見込まれ収益につながるものと期待できます。 次に、第3といたしまして、病院改革プラン及び第2次経営健全化計画の実践でございます。改革プランの中でうたってありますように、安来市立病院の果たすべき役割として、まず一般急性期医療の対応であります。今後も地域の基幹病院として、急性期の入院患者様を率先して受け入れる体制を維持していくとともに、救急医療、リハビリテーション、関係機関との連携を重視し、将来にわたって安定した医療を提供していくために経営基盤を確立し、経営健全化計画で定めました目標数値を達成するとともに、市の関係部署と連携を図りながら医業収益の一層の増収と医業費用の削減に努めていく考えであります。 次に、重点目標でございます。 第1に、地域支援の促進でございます。地域内完結医療を目指し、地域内における病院、診療所との機能分担、連携を推進し、具体的な地域連携パスの作成を進め、質の高い医療の提供に努めてまいります。また、あらかじめ開業医の先生方に登録医としてみずからの病院として利用できる設備、制度を導入し、共同活動ができる仕組みを整備し、患者様の紹介、逆紹介の向上を図ってまいります。 第2に、病院機能の受審でございます。電子カルテも順調に準備が進み、4月からはいよいよ本稼働をすることとしております。それに伴いまして体制も整備することができましたので、既に設置しております病院機能評価検討委員会を中心に、業務のマニュアル化の明確化、業務の標準化など医療の質の向上と患者サービスの向上を重点に、あわせて業務の効率化を図る目的で早期に受審できるように取り組んでまいります。 第3に、経営指標の達成でございます。第2次経営健全化計画及び推進プランで定めました目標の達成に向けて、バランススコアカードを用い、患者の視点、財務の視点、内部プロセスの視点、学習と成長の視点の4視点に基づき、PDCAサイクルによりまして実効性の上がる手法で全職員が取り組んでまいります。 次に、予算関係つづりの一番最後のクリーム色の表紙をつけております病院関係予算書の1ページをお願いをいたします。 第1条、平成21年度安来市病院事業会計予算は、次に定めるところによるものでございます。 第2条、業務の予定量でございますが、入院患者取扱量は年間延べ6万6,795人、1日平均183人、外来患者取扱量は年間延べ7万9,618人、1日平均329人でございます。入院用ベッド数は一般病床151床、療養病床48床で、内訳は医療保険適用型が25床、介護保険適用型が23床で予定をしております。診療科目は内科以下13科、ただし皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科は非常勤医師でございます。産婦人科は、医師不在により婦人科の健診のみを非常勤医師で行っております。職員計画は、職員数192人を見込んでおります。 第3条、収益的収入及び支出についてであります。収益的収入及び支出の予定額は、収入31億3,931万円、対前年度比5.5%の減、支出32億1,291万5,000円、対前年度比5.4%でございます。この主な要因は、収入につきましては、改革プラン並びに経営健全化計画で定めました経営指標をもとに、より実質的な診療単価等での目標を設定し、収益等の積算によりまして、1億8,425万9,000円の減額によるものでございます。支出では、給与における医師、看護師等の減員によるもの及び材料費の削減、その他経費について徹底した削減により、1億8,478万9,000円の減額によるものでございます。 次に、2ページをお願いいたします。 第4条、資本的収入及び支出につきましては、収入8億5,544万2,000円、支出10億7,064万8,000円となっております。主なものといたしましては、収入のほうでは、MRIの更新にかかわる企業債及び補償金免除繰上償還借換債の増に伴い3億6,604万2,000円の増額でございます。支出のほうでは、MRIの更新等による建設改良費と補償金免除繰上償還の増に伴い2億3,830万6,000円の増額によるものでございます。ただし、第4条の括弧書きのとおり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億1,520万6,000円は、過年度分損益勘定留保資金2,787万6,000円、当年度分の損益勘定留保資金1億8,647万3,000円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的支出調整額85万7,000円で補てんをするものでございます。 第5条、債務負担行為につきましては、駐車場の賃借料で、平成21年度から平成44年度までの限度額2,117万4,000円と定めるものでございます。 次に、3ページをお願いいたします。 第6条、企業債は、医療機器等整備事業及び施設整備事業並びに補償金免除繰上償還事業について、先ほど説明いたしましたMRI等の更新等にかかわるものと予備電源施設新設工事及び補償金免除繰上償還に伴う借換債の発行によるものでございます。 第7条、一時借入金でございます。一時借入金の限度額は10億円と定めるものでございます。 第8条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、医業費用と医業外費用でございます。 次に、4ページをお願いいたします。 第9条、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、給与費18億7,688万2,000円と交際費の100万円でございます。 第10条、たな卸資産の購入限度額は10億円と定めるものでございます。 なお、5ページ以降につきましては、業務執行に伴う経費の予定額を初めそれぞれ企業会計において定められております事項について掲載をしておりますので、ごらんをいただくとともに、説明を省略させていただきます。 以上でございます。どうぞ御審議のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 以上で議第18号から議第28号まで11件の説明が終わりました。 ただいま議題となっております議案11件の質疑は、あす3日の本会議において行うことといたします。 以上で本日の日程は終了いたしました。 次回本会議は、あす3日午前10時から開議いたします。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。            午後2時46分 散会...