大田市議会 2017-12-18
平成29年第 5回定例会(第5日12月18日)
~~~~~~~~~~~~~~~~
欠 席 議 員 (なし)
~~~~~~~~~~~~~~~~
地方自治法第121条による出席者
市長 楫 野 弘 和 副市長 清 水 克 典
政策企画部長 原 田 修 総務部長 岡 田 稔
健康福祉部長 大 谷 積
環境生活部長 水 田 雄 二
産業振興部長 尾 田 英 夫 建設部長 川 上 節 夫
上下水道部長 大 野 秀 穂 消防部長 幸 村 卓 己
温泉津支所長 有 馬 佳 規
仁摩支所長 嘉 田 志 信
財政課長 上 西 宏
政策企画課長 森 博 之
市立病院事務部長 近 藤 昌 克 教育長 大 國 晴 雄
教育部長 田 中 純 一 監査委員 富 田 正 治
~~~~~~~~~~~~~~~~
事務局職員出席者
事務局長 川 﨑 健 司
事務局次長 川 上 浩 史
議事係長 藤 間 友 章 主任 石 原 亜紀子
午前9時00分 開議
○議長(内藤芳秀) 皆さん、おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの御出席は全員でありますので、議会は成立しております。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりといたします。
◎日程第1
付託案件審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(内藤芳秀) 日程第1、
付託案件審査報告並びに
委員長報告に対する質疑を行います。
さきに
常任委員会に付託いたしました議案第393号から議案第406号までの14件についての審査報告並びに
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第393号及び議案第401号から議案第403号までの4件を一括議題といたします。
総務教育委員会における審査の経過及び結果について、委員長より報告を求めます。
8番、
松村信之議員。
[9番 松村信之 登壇]
○8番(松村信之) 皆さん、おはようございます。
去る12月11日の本会議におきまして
総務教育委員会に付託されました議案第393号、平成29年度大田市
一般会計補正予算(第4号)(歳入、所管歳出)の予算案件1件、議案第401号、大田市
総合計画策定条例制定、第402号、大田市
特別会計条例の一部を改正する条例制定の条例案件2件、議案第403号、鞆館の
指定管理者の指定について、12日、委員6名全員出席のもと委員会を開催し、その審査を終えております。
委員会には、清水副市長、
大國教育長を初め、関係する部課長の出席を得、慎重に審査を行いました。その審査の結果と経過、可否判定における主な意見につきまして御報告を申し上げます。
まずは審査の結果でございますが、付託されました議案第393号は、全会一致、原案可決であります。
初めに、鞆館の
指定管理料、平成30年から平成32年における
債務負担行為の補正303万9,000円であります。質疑では、
指定管理料の積算方法をこの際見直すべきではないのか、
幾ら世界遺産の
サテライト施設だとはいえ、漂着ごみの処理まで含まなくてもよいのではないかとの質問に、年間の
指定管理料は約100万円、内訳は人件費65万円、物件費35万1,000円であり、湾内の
海岸漂着ごみ回収作業費も考慮して館料の算定を行ったとの回答がありましたが、委員からは、掃除、湾内の
海岸漂着ごみ回収作業費は
指定管理料の
人件費扱いにするのはおかしい、市民から誤解を招くことになる、
掃除費用等は別の項目として予算計上すべきである。また
人件費策定の基礎、開設日数、来場者数、利用状況についての質疑があり、開設日数は年間300日、開業時の平成25年は4,000人、平成28年度には1万3,000人余りの来客があり、人件費は1時間当たり860円、主な業務は案内、掃除作業など、物件費は通信、消耗品費、
宣伝広告費、光熱水費、修繕費等であり、
石見銀山遺跡の歴史及び船出港としての
ガイダンス施設として今後も活用を図りたいとのことでありました。
歳入につきましては、質疑はありませんでした。
続いて、歳出についてであります。まず、
人件費補正関係、現給与分の増減6,469万円についてであります。一般職員と嘱託職員の現状及び配属状況はどのようになっているのかの問いに、11月11日現在では
正規一般職員486名、嘱託職員及び
臨時職員等は459名であり、その中でも嘱託職員は27カ所の
まちづくりセンター、
衛生処理場などが多く、あわせて小・中学校、保育園には臨時職員といった形で多くの人員を配置しているとのことでした。
次に、
情報システム費、社会保障・
税番号制度導入に伴う
システム改修事業421万2,000円。国県の財源100%での事業であり、いわゆる
マイナンバーカードに旧姓や
ローマ字併記でできるようにする
住民基本台帳システムの改修費に関する事業ですが、質疑では、現在の
マイナンバーカードの発行枚数が少ないようだがその現状は、またどのような希望や必要があってされたのか、現在発行されているカードへの窓口での対応策はいかがとの質問に、大田市での発行枚数は3,424枚、率にすると9.6%であり、これからも
マイナンバーカードが身近に感じられるような啓発活動にさらに努める。働き方改革の一環で女性活躍がもとであり、結婚しても旧姓で働いている方が全国では25%もおられ、そのような方々が子育てするにも支障がないように身分証明にも利用できるようにとの思いもあるようです。また、現在カードを持っておられる方には、窓口に来ていただければ再発行もできるし、そのカードにも裏書きもできるとのことでございました。
次に、
市税還付金180万円については、件数と性質について質問があり、件数は149件、法人では47件に対し還付するものであり、前年度からすれば約1.5倍になっているものの、その特徴的な性質はわからないが、高額になっているとのことでした。
次に、
総務管理費の諸費、
国県補助金等返還及び公債費、元金、長期債繰り上げ償還金ですが、平成23年から26年に島根県が事業主体となり市町村が負担金を出し合い実施した
消防救急デジタル無線整備工事において無線機器の製造販売社が談合を繰り返し行っていたことが判明し、
公正取引委員会がことしの2月2日にこれらの業者に
排除措置命令が出されたため、
独占禁止法の規定に基づき
消防費雑入として3,552万8,000円を受け入れるとともに、地域の
元気臨時交付金の
国県補助金等996万7,000円と緊急防災・
減災事業債の長期債繰り上げ償還金1,980万4,000円を返還するものであります。また、残金576万7,000円は
一般財源雑入として処理されたものでございます。質疑では、その談合の対象になった事業の何割に相当するのか、その機器を使用することに問題はないのか、故障や整備といった維持管理は談合にかかわった業者は何業者なのかの問いに、談合対象となった事業費の2割に相当する、使用は差し支えなく、
瑕疵担保期間は過ぎているので、もしものときは県内の無線業者で対応することになっている、また談合にかかわった業者は5つの業者であり、請負業者は
日本無線株式会社山陰営業所であるとのことでございました。
次に、
社会教育費における生涯
学習推進費85万2,000円であります。大田市
中央図書館の空調室外機と
仁摩図書館の
床暖房ボイラーが経年劣化により故障したので修繕するものでございます。質疑では、経年劣化と言われるがそれぞれ何年くらいたっているのかの問いに、大田市
中央図書館は約20年、
仁摩図書館は13年であるとのことでした。
また、可否判定における主な意見といたしましては、鞆館の
債務負担行為でありますが、指定管理のあり方について再度検討してほしいでありました。
次に、返還金及び公債費、元金、長期債繰り上げ償還金では、談合による業者には今後このようなことがないようにしっかり正していくよう申し入れてほしいでありました。
次に、生涯
学習推進費では、早目の対策を講じればそれだけ維持管理も安く済むのではないかとの意見がございました。
続いて、議案第401号、大田市
総合計画策定条例制定の条例案件でございます。
まずは審査の結果でございますが、全会一致、原案可決であります。
質疑では、これまで法律で運用されていたものが条例に変わり、議会とのかかわりはどうなのか、策定までのスケジュール及び審議会の
メンバー構成や
アンケート調査、
ワークショップ、つまり大田市未来会議への質問があり、議会とのかかわりはこれまでと変わりなく、基本構想は議決案件で、基本計画は
全員協議会で説明し、実施計画については予算の場で審議していただくとしている。
アンケート調査は既に9月から10月にかけて無作為に選抜した3,000人を対象に行い、1,200人、約4割の方から回答があった。
ワークショップ、つまり大田市未来会議は来年早々、1月13日と14日の2日間予定している。また、審議会は来年1月中旬より4回開催する予定であり、そのメンバーは公共団体の役員及び職員、
学識経験者、
まちづくりに関し識見を有する者などから若者や女性をできるだけ入れた構成での20名を予定している。
学識経験者の3名は、県立大学、
女性センター、青少年の家にお願いする。そして、6月の定例議会において基本構想を上程したいとのことでありました。
次に、第402号、大田市
特別会計条例の一部を改正する条例制定の条例案件でございます。
まずは審査の結果でございますが、全会一致、原案可決であります。この特別会計は、昭和48年から平成8年までの住宅整備に係る
貸し付け事業で、
公債費償還の最終年度を迎えるとともに借り受け人の現年分調定の最終年度を迎えるため、特別会計から一般会計へ移管するものであります。
質疑では、一般会計に移管することにより債権回収がより困難になるのでは、滞納者への返還義務が薄れるのではないかといった懸念の声や滞納者の現状や金額について質疑が交わされました。21年間にわたり債権回収と償還事務を行っているが、滞納者は10名、15件で、現在までの回収率は84.68%、貸付残高は5,504万7,000円となっている。既に死亡された方、自己破産された方もおられるが、引き続き回収に努力するとともに、回収した
元利償還金は一般会計に受け入れるとのことでございました。
続いて、議案第403号、鞆館の
指定管理者の指定についてであります。
まずは審査の結果でございますが、全会一致、原案可決であります。
質疑では、これまで5年としていたものをなぜ3年間とするのかの問いに、指定管理を3年としたのは、石見銀山の各指定管理の最終年数が平成32年となるので、将来の管理に向けたさらに検討を深めるために3年としたでありました。
意見として、もっと利用されるようサイン表示、看板を設置するなど、観光客に周知するべきであるとのことでございました。
以上、初めに申し上げましたとおり、
総務教育委員会に付託されました4件の議案は、全会一致、原案可決でございます。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告とさせていただきます。
○議長(内藤芳秀) ただいまの
総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
続いて、議案第404号を議題といたします。
本案につきましては、
地方自治法第117条の規定により、15番、
塩谷裕志議員の退席を求めます。
[15番 塩谷裕志 退場]
○議長(内藤芳秀) それでは、本案に対する
総務教育委員会における審査の経過及び結果について、委員長より報告を求めます。
8番、
松村信之議員。
[8番 松村信之 登壇]
○8番(松村信之) それでは、続いて議案第404号、
仁万コミュニティセンターの
指定管理者の指定につきまして御報告いたします。
まずは審査の結果でございますが、全会一致、原案可決であります。
意見といたしましては、施設は昭和58年に建設され、老朽化している施設でもあり、この指定管理の期間で将来に向けての方向性、つまりは譲渡などについて協議してほしいでございました。
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告を終わります。
○議長(内藤芳秀) ただいまの
総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
15番、
塩谷裕志議員の入場を求めます。
[15番 塩谷裕志 入場]
○議長(内藤芳秀) 続いて、議案第405号を議題といたします。
本案につきましては、
地方自治法第117条の規定により、9番、小林 太議員の退席を求めます。
[9番 小林 太 退場]
○議長(内藤芳秀) それでは、本案に対する
総務教育委員会における審査の経過及び結果について、委員長より報告を求めます。
8番、
松村信之議員。
[8番 松村信之 登壇]
○8番(松村信之) 続いて、議案第405号、小浜会館の
指定管理者の指定につきまして御報告いたします。
まずは審査の結果でございますが、全会一致、原案可決でございます。
意見といたしましては、将来の
まちづくりを考える中で、指定管理の方法もさまざまに検討されたいでありました。
以上、議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告を終わります。
○議長(内藤芳秀) ただいまの
総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
9番、小林 太議員の入場を求めます。
[9番 小林 太 入場]
○議長(内藤芳秀) 続いて、議案第393号から議案第396号まで及び議案第406号の5件を一括議題といたします。
民生委員会における審査の経過及び結果について、委員長より報告を求めます。
17番、
福田佳代子議員。
[17番
福田佳代子 登壇]
○17番(
福田佳代子) おはようございます。
去る12月11日、本会議におきまして
民生委員会に付託されました議案第393号、平成29年度大田市
一般会計補正予算を含め予算案件5件につきまして、12月13日、
委員全員出席のもと審査を終えておりますので、報告いたします。
当日は、清水副市長を初め関係部課長、担当職員が出席する中で、慎重に審査を行いました。その審査の結果と経過、可否判定における主な意見につきまして御報告申し上げます。
議案第393号、平成29年度大田市
一般会計補正予算については、全会一致、原案可決でございます。
出された主な質疑と意見は、次のとおりです。市民課の国庫補助金等返還金476万6,000円は、福祉医療助成事業、1月末返還、乳幼児等助成事業の県補助金、2月末返還と未熟児養育医療給付事業国庫負担金、平成30年の3月末返還予定について、一括返還できないのかの問いに、財源が異なるため、できないということでした。
障がい児通所支援事業は、かめっ子クラブの利用者が当初31人が9人ふえて40人になったことによる補正で、1,600万円でございます。次に、保育所特別事業は、こばと保育園で主に0歳児の入所数が増加したためです。質疑として、看護師は配置されるのかの問いに、病児保育の場合は必要だが、看護師の配置基準はないということでした。
老人福祉推進事業218万9,000円は、仁摩老人福祉センターびしゃもん浴場のレジオネラ属菌対策のために追加措置を講じるものです。年内には営業を再開したいということです。質疑として、沸かした湯の温度を下げるために水道水に切りかえたということだが、経費がふえると思うがどうなるかの問いに、市社協が指定管理を受けている、今年度は現在のままとし、次年度に反映をしたい。また、塩素を入れて配管に圧力をかけているということだが、菌が残る可能性があるのではないかに対し、特殊な薬品、オキシドールを使用して洗浄している。また、むつみ苑に分湯しているが大丈夫かに対し、現在はやめていて、水道水を使っている。再開して利用者をふやすために何らかの対策を考える必要があるのではないかに対し、市社協と一緒に今後検討したいでした。
次に、議案第394号、平成29年度大田市
国民健康保険事業特別会計補正予算は、人件費の増、医療費増による補正、平成28年度療養給付費負担金等に伴う返還金でございます。これは全会一致、原案可決でございます。質疑はありませんでした。
次に、議案第395号、平成29年度大田市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算は、全会一致、原案可決です。
質疑として、県が保険者である、提案されている広域連合納付金や諸支出金の数字は市と合致しているのか、それとも県が言ってきた金額なのかの問いに、県との連携はとれていて、合致した数字であるでした。
議案第396号、平成29年度大田市
介護保険事業特別会計補正予算は、正規職員の時間外手当の増、臨時職員など人件費の補正でございます。結論は、全会一致、原案可決でございました。質疑はありません。
次に、議案第406号、平成29年度大田市
病院事業会計補正予算は、賛成多数、原案可決でございます。
補正の内容は2点あり、人件費の減額補正と新大田市立病院建設事業関係経費の補正についてです。新病院建設事業については、実施設計作成のおくれから継続費年割り額の変更が必要となった。財源としては過疎債、公営企業債、島根県医療介護総合確保基金などの補助金、社会資本整備総合交付金による繰入金等を予定している。特に過疎債の確保については、関係機関への働きかけに全力で当たりたいとの説明がありました。また、12月8日に開催された第15回大田市立病院医療体制検討特別委員会において要請のあった基本設計から実施設計までの金額について、資料説明がありました。
審査の中で出されました主な質疑について申し上げます。初めに、医師数についてはの質問があり、現在常勤医師が23名で、総合医育成センター医師6名を合わせて29名となっている、総合医育成センターに来年1月、外科医師が1名着任する予定であるとの答弁でした。
次に、新大田市立病院建設事業関係経費についての質疑です。1つ、総事業費124億円は大きな事業費であり、契約締結に当たっては議決不要とされる公営企業法を適用するのではなく、議決を要する
地方自治法を適用すべきではないかの問いに対し、法令に従って対応しており、特別委員会で丁寧に説明している、関係予算の議決後に契約をする。2つ、ECIで当初85億8,000万円であったものが3%、2.6億円を上乗せしている、インフレスライド条項に抵触するのではないかとの問いに対して、当初予算において物価上昇などを総合的に判断する中で予算に計上し、議決いただいたもので、請負契約締結後に発生するインフレスライドとは異なるものであるとの答弁でした。このほか、住民訴訟などの懸念やVE提案、削減内容についてわかりやすい説明を求めるなどの意見がありました。
最後に、3者協議の責任は誰か、また工程が守れるのかとの質問がありました。3者協議については、発注者、設計者、協力事業者のそれぞれの組織のトップが協定書を締結しており、この協定に基づき設計技師が技術協議を行い、その状況については院内で報告を受け、市とも協議する中で進めてきたものである、工程については3者協議で十分に協議する中で決定した内容である、現場着工をすればさまざまな不確定要素はあるだろうが、工程遵守に努力するとの答弁でした。
以上、
民生委員会の報告といたします。
○議長(内藤芳秀) ただいまの
民生委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
続いて、議案第393号及び議案第397号から議案第400号までの5件を一括議題といたします。
産業建設委員会における審査の経過及び結果について、委員長より報告を求めます。
5番、小川和也議員。
[5番 小川和也 登壇]
○5番(小川和也) それでは、産業建設委員会の
委員長報告を行います。
去る12月11日に本会議場で付託されました予算案件5件につきまして、12月14日、
委員全員出席のもと委員会を開催し、審査を終えておりますので、その結果と審査の過程の主な質疑、可否判定での意見につきまして御報告を申し上げます。
当日は清水副市長、尾田
産業振興部長、川上建設部長、大野
上下水道部長、大國技監、担当課長などの出席のもと、初めに清水副市長より御挨拶をいただき、各部長より概略の説明、担当課長より詳細な説明をいただいた後、審査を行いました。
議案第393号、平成29年度大田市
一般会計補正予算(第4号)(所管歳出)については、全会一致、原案可決であります。
主な内容でありますが、産業振興部観光振興課、大田市観光施設改修事業389万2,000円についてであります。国民宿舎さんべ荘の合併処理浄化槽修繕工事203万4,000円と三瓶温泉泉源施設メーター交換ほか工事185万8,000円であります。
まず、国民宿舎さんべ荘合併処理浄化槽修繕工事については、浄化槽の中にブロワーポンプ、放流ポンプが設置されている。通常ブロワーポンプ2台及び放流ポンプが2台が1台ずつ交互に運転を行っている。8月にブロワーポンプ1台及び放流ポンプ1台が壊れ、それぞれ1台のみで運転を行っている。平成18年度に交換されたポンプであり、耐用年数を迎えているため、ブロワーポンプ及び放流ポンプそれぞれ2台ずつの交換を行いたい。
次に、三瓶温泉泉源施設メーターほか工事については、経年劣化によりろ過装置出口及びろ過泉出水装置の流量メーターが壊れ、適切な水処理が行えないため、メーターの交換と、泉源配湯管の空気抜き用の弁が腐食により機能しなくなり、空気を吸い込み、各施設への配湯に支障を来しているため、弁の交換を行いたいとの説明でありました。
審査における主な質疑として、今回の修繕費については一般財源だが観光振興基金を使えなかったのか、また将来さんべ荘の大規模な改修が考えられるが今後の対応はどう考えているのかとの問いに、現在は一般財源の状況を見ながら基金を取り崩したいと考えている、経年劣化により大規模な施設改修が予想される中で今後観光振興基金の使い方を検討していきたいとの答弁でありました。
可否判定での意見として、毎年のようにさんべ荘の修繕費がかかっている、本格的なリニューアル等を早期に検討していただきたいとの意見がありました。
続いて、農林水産課、畜産競争力強化対策事業2,890万円についてであります。新たに畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業、施設整備事業に取り組むものであり、事業主体は島根県養鶏クラスター推進協議会、取り組み主体は有限会社旭養鶏舎である。事業内容はウインドレス鶏舎の改修で、成鶏舎1棟である。現在9棟の鶏舎があり、そのうち第2鶏舎を改修するものである。改修の内容は鶏舎内のゲージの更新であり、新規のものは1ゲージ当たりの面積が大きく、飼養羽数が増加するゲージシステムに改修するものである。第2鶏舎の飼養羽数は2万9,952羽から3万9,040羽となり、9,088羽の増羽となる。総事業費は6,242万4,000円、対象事業費は5,780万円、国庫補助金は2分の1となり、島根県に2,890万円交付され、大田市を経由するものであるとの説明でありました。
審査における主な質疑として、ゲージが大きくなり飼養羽数がふえることによって密度が増し、病気の心配が懸念される、またウインドレス鶏舎になり鳥インフルエンザが心配されるが、その対策はどうなっているのかとの問いに、ゲージについてはきちんと計算されたものであり、心配はない、また鳥インフルエンザ対策については、事業者によって万全の対策をとっていただいているとの答弁でありました。
続いて、現年耕地災害復旧事業2,196万5,000円についてであります。本年7月、8月の豪雨及び台風18号により被災した農地、農業用施設の早期復旧を図るものである。7月の梅雨前線豪雨により田2カ所、用排水路1カ所、8月の豪雨災害により用排水路1カ所、9月の台風18号により田2カ所となっており、7月豪雨、台風18号の単災として6カ所の復旧をするものであるとの説明でありました。
審査における主な質疑として、年度内に工事が完了しなければ来年度の作付に影響すると思うが年度内に工事が完了するのかとの問いに、恐らく繰り越しになると考えているが、年度内に完了するよう努力するとの答弁でありました。
また、主な意見として、できるだけ年度内の完成を目指していただき、繰り越しになっても作付時期に影響がないようお願いをしたいとの意見がありました。
続いて、建設部都市計画課、街路整備事業、マイナス153万5,000円についてであります。当初計画では橋梁に水管橋が近接していたため、移設する可能性があった。移設設計を行うこととし予算を組んでいたが、島根県との協議及び現地調査の結果、移設しなくても工事が着工できることが確定をしたため、移設設計が不要になり、1,453万5,000円の減額をしたいと考えている。次に、移転補償費等の追加については、橋梁の下部工の工事が11月から5月の期間しかなく、限られた期間で工事を終えるため、工事に支障となるものはあらかじめ移転しておく必要がある。実施設計の中で工事の施工計画を行った結果、電柱と信号機の移転を前倒しして実施しなければ次年度の工事開始に影響が出るため、支障移転の追加に伴う400万円をお願いしたいと考えているとの説明でありました。
審査における主な質疑として、街路整備事業のスケジュールはどうなっているのかとの問いに、スケジュールについては来年度から工事が始まり、3年間を予定している。また、主要道路の交通規制についてどうなっているのかとの問いに、約3年程度の交通規制を考えており、迂回路として上下流、中木屋橋、日の出橋、相生橋等を考えている。今回の工事については、仮設の橋を設置する場所がなく、市民の皆様に御迷惑をおかけすることになるので、地元を中心に説明会を行っていきたいとの答弁でありました。
次に、議案第397号、平成29年度大田市
簡易給水施設事業特別会計補正予算(第1号)、議案第398号、平成29年度大田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第399号、平成29年度大田市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、それぞれ全会一致、原案可決であります。
主な内容は、一般会計、それぞれの特別会計の人件費補正予算と下水道事業特別会計繰越明許費の追加補正であります。
審査、可否判定における主な質疑や意見はありませんでした。
次に、議案第400号、平成29年度大田市
水道事業会計補正予算(第1号)については、全会一致、原案可決であります。
主な内容は人件費補正であります。
審査における主な質疑はありませんでした。
可否判定での意見として、嘱託職員が増となっている、民間の活力の利用には十分検討して進めていただきたいとの意見がありました。
以上、産業建設委員会における審査報告といたします。議員各位の御賛同をお願い申し上げ、
委員長報告といたします。
○議長(内藤芳秀) ただいまの
産業建設委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
◎日程第2 討論・表決
○議長(内藤芳秀) 日程第2、これより本案14件について、討論、表決を行います。
まず、議案第393号を討論に付します。
本案について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は、原案可決であります。
各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第393号は、各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第394号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第394号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第395号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第395号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第396号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第396号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第397号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第397号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第398号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第398号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第399号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第399号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第400号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第400号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第401号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第401号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第402号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第402号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第403号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第403号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第404号についての討論及び表決についてでありますが、本案につきましては、
地方自治法第117条の規定により、15番、
塩谷裕志議員の退席を求めます。
[15番 塩谷裕志 退場]
○議長(内藤芳秀) それでは、議案第404号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第404号は、委員長の報告のとおり決しました。
15番、
塩谷裕志議員の入場を求めます。
[15番 塩谷裕志 入場]
○議長(内藤芳秀) 15番、
塩谷裕志議員にお伝えいたします。
大田市議会は、議案第404号、
仁万コミュニティセンターの
指定管理者の指定については委員長の報告のとおり原案可決と決しましたので、お知らせいたします。
続いて、議案第405号についての討論、表決についてでありますが、本案につきましては、
地方自治法第117条の規定により、9番、小林 太議員の退席を求めます。
[9番 小林 太 退場]
○議長(内藤芳秀) それでは、議案第405号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第405号は、委員長の報告のとおり決しました。
9番、小林 太議員の入場を求めます。
[9番 小林 太 入場]
○議長(内藤芳秀) 9番、小林 太議員にお伝えいたします。
大田市議会は、議案第405号、小浜会館の
指定管理者の指定については委員長の報告のとおり原案可決と決しましたので、お知らせいたします。
続いて、議案第406号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。
13番、大西 修議員。
[13番 大西 修 登壇]
○13番(大西 修) 大西 修でございます。私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第406号、平成29年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)について賛成の立場で討論をいたします。
市内事業者の中には、ECI方式のプロポーザルにおいて実施設計完成までの間の物価変動のリスクは実施設計協力業者が負うこととか、VE提案等で変更された実施設計の工事費に物価変動が加味されることはECI方式のプロポーザルに違反することとか、物価変動の3%の根拠が示されていないなどの疑念があることは確かでございます。しかし、基本設計額はあくまでも建築、電気、機械の概算額であり、詳細設計を行う過程で変動すること、また、物価上昇見込み分3%は基本設計額に案分計上したこと、実施設計額はあくまでも積算額であること、今回の計画予定額92億2,560万円は見積額の総額のみであるため、工事種別ごとの金額はわからないということであります。
今大切なことは、市民がどう考えているかであります。私ども日本共産党がことし実施したアンケートでは、市立病院の建設が始まってもう何年になる。一体いつできるんですか、待っています、新病院。新市立病院は出雲まで行かなくてもよい充実した病院にしてほしい。市立病院は職員、市民が誇りとするような病院をつくってほしい。市立病院建設は重要と思うなど、この実現を心待ちにする声が寄せられています。
疑念を払拭する努力をしていただくとともに、引き続き新病院建設に力を尽くしていただくことを願って、討論といたします。
○議長(内藤芳秀) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。
よって、議案第406号は、委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第3
市長提出追加議案上程
[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(内藤芳秀) 日程第3、市長より追加議案が提出されておりますので、これを上程いたします。
議案第407号から議案第418号までの12件を一括議題といたします。
議案名を朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(内藤芳秀) お諮りいたします。
ただいま議題となっております12件は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっております12件は、委員会付託を省略することに決しました。
それぞれ提案理由の説明を求めます。
楫野市長。
[市長 楫野弘和 登壇]
○市長(楫野弘和) おはようございます。
今回提出いたしております議案第407号から議案第418号までの各議案につきまして、提案理由の概要説明を申し上げます。
まず、議案第407号から議案第414号につきましては予算案件であり、人事院勧告及び国家公務員の給与改定を踏まえた人件費の増額による補正予算であります。
次に、議案第415号から議案第417号は条例案件であり、人事院勧告及び国家公務員の給与改定など法律等の改正及び施行に伴い所要の改正を行うものであります。
次に、議案第418号は一般案件であり、農業委員会等に関する法律施行規則第2条第2号の規定により、大田市
農業委員会委員の少なくとも4分の1を
認定農業者等または
認定農業者等に準ずる者とすることについて、議会の同意を求めるものであります。
以上、提案をいたしました諸議案につきまして、その大要を申し上げました。詳細につきましてはそれぞれ担当部課長より説明をさせますので、十分に御審議の上、適切な議決を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(内藤芳秀) 上西財政課長。
[財政課長 上西 宏 登壇]
○財政課長(上西 宏) おはようございます。
それでは、議案第407号から第412号までの予算案件について御説明を申し上げます。
お手元に配付をしております平成29年度12月補正予算説明資料により御説明をいたします。
1ページの総括表をごらんをいただきたいと思います。お示しをしておりますように、一般会計につきましては2,411万4,000円補正をし、補正後を241億6,748万9,000円とするものでございます。特別会計の国民健康保険事業につきましては、47万5,000円を補正し、補正後を51億7,048万8,000円に、介護保険事業につきましては、41万1,000円を補正し、補正後を54億4,363万2,000円に、簡易給水施設事業につきましては、5万3,000円を補正し、補正後を2,313万8,000円に、農業集落排水事業につきましては、5万4,000円を補正し、補正後を7,401万2,000円に、下水道事業につきましては、31万5,000円を補正し、補正後を17億9,381万6,000円とするものでございます。
3ページをごらんをいただきたいと思います。今回の補正につきましては、人事院勧告及び国家公務員の給与改定を踏まえました人件費の増額に伴うものでございます。改定の内容につきましては、後ほど条例案件のところで御説明をいたします。
一般会計につきましては、特別職給与等といたしまして60万6,000円、一般職員人件費といたしまして2,237万8,000円、合計2,298万4,000円を補正するものでございます。各特別会計につきましては、それぞれお示しをしているとおりでございまして、5会計の合計で130万8,000円を補正するものでございます。
財源につきましては、4ページにお示しをしているとおりでございます。
5ページ以降につきましては、各特別会計の総括表を掲げておりますので、ごらんおきをいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(内藤芳秀) 大野
上下水道部長。
[
上下水道部長 大野秀穂 登壇]
○
上下水道部長(大野秀穂) それでは、議案第413号、平成29年度大田市
水道事業会計補正予算(第2号)につきまして御説明いたします。
お手元の
水道事業会計補正予算説明資料をごらんください。補正内容でございますが、人件費の補正です。平成29年度給与改定に伴い、102万5,000円の増額をお願いするものでございます。
この補正内容による補正予算額でございますが、まず収益的収支、3条予算の補正でございます。収入につきましては、補正はございません。支出につきましては、77万7,000円の増額といたすものでございます。その結果、当期純利益は77万7,000円減少し、1,310万5,000円の見込みでございます。
次に、資本的収支、4条予算の補正でございます。収入につきましては、補正はございません。支出につきましては、24万8,000円の増額といたすものでございます。その結果、資本的収支不足額3億7,561万9,000円は、資料にお示ししておりますとおり、満額補填をするものでございます。
以上でございます。
○議長(内藤芳秀) 近藤
市立病院事務部長。
[
市立病院事務部長 近藤昌克 登壇]
○
市立病院事務部長(近藤昌克) 続きまして、議案第414号、平成29年度大田市
病院事業会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。
お手元にお配りしております説明資料をごらんいただきたいと思います。今回の補正内容は、給与改定に伴う人件費補正でございます。補正額は3条及び4条合計で2,084万2,000円の増額をお願いするものでございます。
その内容でございますが、職員人件費につきましては特別職と一般職に係る給与改定及び引当金の増で、2,025万9,000円の増額でございます。嘱託医師人件費は、育成センター医師に係る給与改定影響分として58万3,000円の増額となっております。
以上の補正内容によりまして、収益的収支でございますが、収入の補正はございません。支出につきましては、医業費用及び訪問看護費用の給与費について、合計2,060万7,000円の増額といたすものでございます。その結果、純損失は補正前より2,060万7,000円増額し、2億9,976万2,000円となる見込みでございます。
次に、資本的収支でございます。収入の補正はございません。支出につきましては、新病院建設室配置職員の給与費に係る建設改良費、建物整備費を23万5,000円増額といたすものでございます。その結果、資本的収支不足額4,031万8,000円は、記載のとおり補填するものでございます。
以上で議案第414号につきましての御説明を終わります。
○議長(内藤芳秀) 岡田総務部長。
[総務部長 岡田 稔 登壇]
○総務部長(岡田 稔) それでは、議案第415号から第417号までの条例案件3件につきまして、一括して御説明を申し上げます。
議案書の1ページをお開きください。まず、議案第415号、大田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についてでございます。
8ページに説明資料をつけておりますので、お開きをいただきたいと思います。まず、改正の理由でございますが、人事院勧告等を踏まえ、職員給与条例の改正をお願いするものでございます。
改正の内容でございます。給料表の改定につきましては、平均0.2%の引き上げ、月額では400円の引き上げを基本に、若年層については1,000円の引き上げとするものでございます。期末勤勉手当の支給割合の改定につきましては、一般職員は年間4.3月を4.4月に、0.1月の増、また再任用職員につきましては年間2.25月を2.30月に、0.05月の増とするものでございます。
次に、9ページの現給保障額の改定についてでございます。平成27年において、国の制度に準じまして給料表の引き下げ改定を行っております。その内容は、平均2%の給料水準の引き下げとするものでございまして、ただし3年間は経過措置として現給を保障しているところでございます。これを段階的に廃止するための措置として、給料の引き下げ額が9,000円を超えるものについては、もう1年経過措置を設けるものでございます。例で申しますと、1万5,000円引き下げとなる職員については、来年の4月に9,000円の引き下げとなり、残り6,000円については再来年の4月に引き下げとなるものでございます。なお、現在現給保障の対象者は120名でございまして、そのうち9,000円超えの対象者は37名でございます。
施行期日等でございます。公布の日から施行するものとし、ただし現給保障額の改定は平成30年4月1日から施行するもの、また、給料及び期末勤勉手当の改定につきましては、本年4月1日より適用するものでございます。
次に、議案第416号、大田市市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。
12ページに説明資料をつけておりますので、お開きをいただきたいと思います。まず、改正の理由でございますが、職員の期末勤勉手当の支給割合の改正を踏まえ、特別職の給与条例の改正をお願いするものでございます。
次に、改正の内容でございます。期末手当の支給割合を現行年間3.15月を改定後3.20月に、0.05月の増とするものでございます。
施行期日等でございます。公布の日から施行し、本年4月1日から適用するものでございます。
次に、議案第417号、大田市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。
15ページに説明資料をつけておりますので、お開きをいただきたいと思います。まず、改正の理由でございますが、人事院勧告等を踏まえ、任期つき職員の採用等に関する条例の一部改正をお願いするものでございます。
次に、改正の内容でございます。特定任期つき職員の給料表の改定につきましては、1号給、2号給の給料月額をそれぞれ1,000円の引き上げとするものでございます。また、期末手当の支給割合を現行年間3.25月を改定後3.30月に、0.05月の増とするものでございます。
施行期日でございますが、公布の日から施行するものでございます。
なお、任期つき職員についてでございますが、採用方法は本条例に基づいて二通りございます。1つは特定任期つき職員としての採用、もう一つは一般任期つき職員としての採用でございます。このたびの本条例の改正の対象となる特定任期つき職員、例えば弁護士等高度な専門的な知識経験者については、現在当市においては採用しておりません。したがいまして、今改正の対象となる該当職員はおりません。なお、一般任期つき職員として採用している道の駅駅長候補の給与につきましては、我々一般職の給与条例に基づき支給をしているところでございます。以上でございます。
○議長(内藤芳秀) 尾田
産業振興部長。
[
産業振興部長 尾田英夫 登壇]
○
産業振興部長(尾田英夫) 続きまして、議案第418号、
農業委員会委員の任命につき
認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意を求めることについて御説明いたします。
追加議案書の16ページをごらんください。本年6月定例市議会におきまして、大田市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例制定について議了いただいたところでございます。市長が議会の同意を得て任命することとされた農業委員会の委員は、17ページの参考資料にお示ししておりますとおり、農業委員会等に関する法律第8条第5項の規定により、原則として
認定農業者等が農業委員の過半数を占めることとされております。任期満了に伴う次期農業委員会につきましては、平成29年8月1日から公募を行ったところ、定数と同数の17名が推薦、応募されました。その後、評価、選定を進めた結果、候補者17名のうち
認定農業者等が3名で、認定農業者に準ずる方3名を含めましても合計6名となり、大田市農業委員会の委員の定数17名の過半数に当たる9名を占めることができませんでした。これにより、農業委員会等に関する法律第8条第5項ただし書き及び同法施行規則第2条第1項第2号の規定に基づき過半数要件の例外を適用し、
認定農業者等または
認定農業者等に準ずる者を農業委員の少なくとも4分の1とすることについて議会の同意を求めるものでございます。以上でございます。
○議長(内藤芳秀) ここで15分間休憩をいたします。
午前10時12分 休憩
午前10時26分 再開
○議長(内藤芳秀) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより追加議案12件に対する質疑を行います。
まず、議案第407号、平成29年度大田市
一般会計補正予算(第5号)から議案第414号、平成29年度大田市
病院事業会計補正予算(第3号)までの予算案件8件を一括議題といたします。
本予算案件8件について、御質疑はありませんか。
19番、清水 勝議員。
○19番(清水 勝) 議案第414号ですね、病院の関係です。この中で人件費補正、補正後合計額2,084万2,000円、3条、4条合計の金額であります。その中で、嘱託医師人件費58万3,000円、現給にかかわる増減、平成29年度給与改定影響分ということで数字が出ております。私も長い間、病院関係の予算関係にタッチしておりますけれども、嘱託医師、こういう皆さんの関係、私は初めて聞いたなという感じがするんですけれども、現在どういう形態で何名いらっしゃって、どういう状況になっているのか、勤務形態等を含めて少しお聞かせをいただきとうございます。
○議長(内藤芳秀) 近藤
市立病院事務部長。
○
市立病院事務部長(近藤昌克) 嘱託医師人件費についての御質問でございますが、これは私、登壇して申し上げましたとおり、大田総合医育成センター医師、これの6名分に係る給与改定影響分でございます。
御承知のとおり、大田総合医育成センターは平成23年10月から開設をいたしておりますが、この開設のときのいわゆる給与処遇面としましては、大田市の常勤医師と同額とするという取り決めをしております。このために、給与改定等がございましたら常勤医師と同様に給与改定影響分を、23年10月の設置以降、これまでも同様な形で計上させていただいているというものでございます。以上でございます。
○議長(内藤芳秀) 19番、清水 勝議員。
○19番(清水 勝) 今、嘱託医師、これは総合医育成センター医師6名分だということをおっしゃいました。従来、育成センターの医師については大田市の常勤医の体制でやってもらっているということを言っておりましたですけれども、嘱託医師という扱いは、私はあんまりこういう文言を使われた記憶はないんですよ。でありますからね、そういう面については私たちにわかりやすく見える化の方向でしっかり整理していただきたいと思いますし、この58万3,000円については、一般の常勤医の医師と同等な扱いになっているのかどうなのか、その点もう一遍確認させてやってください。
○議長(内藤芳秀) 近藤
市立病院事務部長。
○
市立病院事務部長(近藤昌克) 給与改定の計算につきましては、常勤医師と全く同様でございます。
また、表記の仕方等わかりにくい点がございますれば、また検討の上、対応させていただきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(内藤芳秀) 19番、清水 勝議員。
○19番(清水 勝) 勤務形態ですね、正規職員については8時半から拘束時間ですね。17時15分、これが実態であります。私はこれに準じた状況になっているのかどうかということも精査をしてみる必要がありはしないかと思うんです。そういう面について勤務実態どうなっているのか、少し概略的にお知らせいただきとうございます。
○議長(内藤芳秀) 近藤
市立病院事務部長。
○
市立病院事務部長(近藤昌克) 大田総合医育成センター医師につきましては、これまでも御説明しておりますように、身分としましては大学の教員でございます。ただ、その一方で、大学とのさまざまな協定、あるいは覚書等によりまして当院で勤務する場合につきましては当院の規定に従うということになっておりますので、そのように御理解賜ればということでございます。
ただ、週に1度は大学のほうに講義等に出かけられますが、そのほかの時間につきましては市立病院での診療に当たっていただいているということでございます。
○議長(内藤芳秀) ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本予算案件8件に対する質疑を終結いたします。
続いて、議案第415号、大田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についてから議案第417号、大田市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定についてまでの条例案件3件を一括議題といたします。
本条例案件3件について、御質疑はありませんか。
19番、清水 勝議員。
○19番(清水 勝) きょう上程される中で、私の理解不足もあるかもしれません。そういうことを前提にちょっと説明を求めます。
議案第417号であります。この中で説明がありました(2)の特定任期つき職員の期末手当の支給割合の改定、道の駅の駅長等であるということをおっしゃいました。この駅長の選定並びに勤務実態、これ10月からおつきになっておるというぐあいに私は感じておったところであります。例えて言いますと、一般職員の皆さんが4月に採用されて6月の手当もあります。あるいは、半年間の一定の条件つきの任用といいますか、採用があります。そういう状況等加味すれば、この(2)の特定任期つき職員の期末手当の支給割合、一般職員3.3月分であります。これ少なくとも6月期も入ってくるわけですね。実態としてどうなのかということで、少し詳細に説明をお願いいたします。
○議長(内藤芳秀) 岡田総務部長。
○総務部長(岡田 稔) 任期つき職員の関係でございまして、その中での道の駅駅長候補に関しての御質問であったと思いますが、まず、このたびの改正に伴う(2)の特定任期つき職員の期末手当の支給割合、これは先ほどちょっと御説明したところでありますけれども、任期つき職員には二通りございまして、特定、これは高度な専門的な知識を有される方、それともう一つは一般の任期つき職員がおります。道の駅駅長候補につきましては一般の任期つき職員でございまして、この改正の条例では対象ではございません、給与については。給料は、我々一般職の職員と同じ条例に準じて支給をいたしております。
したがいまして、先ほど議員おっしゃいましたように、道の駅駅長候補は実際8月の中途から採用いたしております。このたびの12月の期末勤勉手当につきましては、当然在職期間6カ月ございませんので、そこは減額規定ございますので、減額した上で支給するということで御理解をいただきたいと思います。
○議長(内藤芳秀) よろしいですか。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本条例案件3件に対する質疑を終結いたします。
続いて、議案第418号、
農業委員会委員の任命につき
認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意を求めることについてを議題といたします。
本案について御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
これより本案12件について討論、表決を行います。
まず、議案第407号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第407号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第408号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第408号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第409号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第409号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第410号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第410号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第411号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第411号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第412号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第412号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第413号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第413号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第414号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第414号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第415号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第415号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第416号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第416号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第417号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第417号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第418号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第418号は、原案のとおり決しました。
◎日程第4
市長提出議案(人事案件)上程
[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(内藤芳秀) 日程第4、市長より人事案件が提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
まず、議案第419号から議案第434号までの
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについての16件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
楫野市長。
[市長 楫野弘和 登壇]
○市長(楫野弘和) 提出いたしております議案第419号から議案第434号までの16件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
現在の委員が平成30年1月31日をもって任期満了となることに伴い、平成28年4月1日に改正、施行されました農業委員会等に関する法律に基づく新たな農業委員会の委員を任命することについて、同意を求めるものであります。
新たな
農業委員会委員につきましては、朝山町の岩谷洋司氏、三瓶町の漆谷幸男氏、温泉津町の戸島長四郎氏、大代町の武田廣司氏、久手町の田原洋司氏、川合町の森脇公二郎氏、水上町の戸嶋総一氏、富山町の竹下正也氏、静間町の三谷 薫氏、三瓶町の大谷成志氏、大田町の山下 傳氏、久利町の杉本勝德氏、長久町の坂根 正氏、仁摩町の奥 雅守氏、温泉津町の落合正顕氏、久手町の古志泰博氏を任命したいと考えますので、議会の御同意をいただきますようお願いを申し上げます。
なお、参考までに、大田市の
農業委員会委員は17名でございます。任期は3年でありますことを申し添えまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(内藤芳秀) 本案16件について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案16件は、討論を省略して直ちに採決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、本案16件を採決いたします。
なお、16件それぞれに起立採決をいたしますので、よろしくお願いをいたします。
まず、議案第419号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第419号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第420号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第420号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第421号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第421号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第422号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第422号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第423号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第423号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第424号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第424号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第425号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第425号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第426号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第426号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第427号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第427号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第428号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第428号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第429号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第429号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第430号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第430号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第431号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第431号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第432号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第432号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第433号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第433号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第434号については、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。
よって、議案第434号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第435号、
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案につきましては、
地方自治法第117条の規定により、17番、
福田佳代子議員の退席を求めます。
[17番
福田佳代子 退場]
○議長(内藤芳秀) それでは、提案理由の説明を求めます。
楫野市長。
[市長 楫野弘和 登壇]
○市長(楫野弘和) 提出いたしております議案第435号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
先ほど御提案をいたしました議案と同様に、新たな農業委員会の委員を任命することについて同意を求めるものであります。
新たな
農業委員会委員につきましては、大田町の
福田佳代子氏を任命したいと考えますので、議会の御同意をいただきますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(内藤芳秀) 本案について、御質疑はありませんか。
12番、林 茂樹議員。
○12番(林 茂樹) 福田委員さんの略歴を見ますと、通常でいうとイからヌまでの条件の中にどこに当てはまるのかなという疑問がございますけれども、どういう理由の中でこれを選定されたのかいうことで、法令はわかりますけれども認定の理由が少しわかりませんので、そこの辺の説明をお願いをしたいと思いますわ。
○議長(内藤芳秀) 尾田
産業振興部長。
○
産業振興部長(尾田英夫) 本議案の
福田佳代子氏につきましては、中立な立場ということで、農業とは関係ない立場という位置づけでのことでございまして、登壇しても先ほど御説明を申し上げましたけれども、8月1日からの推薦並びに公募ということで、公募期間の間において手続をされたものでございます。以上でございます。
○議長(内藤芳秀) よろしいですか。
○12番(林 茂樹) はい。
○議長(内藤芳秀) ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略して直ちに採決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。
よって、議案第435号は、原案に同意することに決しました。
17番、
福田佳代子議員の入場を求めます。
[17番
福田佳代子 入場]
○議長(内藤芳秀) 17番、
福田佳代子議員にお伝えいたします。
大田市議会は、議案第435号、
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについては原案に同意することに決しましたので、お知らせいたします。
◎日程第5
議員提出議案上程
[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(内藤芳秀) 日程第5、議員提出議案を上程いたします。
議案第436号、
大田市議会議員の議員報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。
提案理由の説明を求めます。
14番、月森和弘議員。
[14番 月森和弘 登壇]
○14番(月森和弘) 議案第436号、
大田市議会議員の議員報酬及び
費用弁償支給条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
72ページをお開きください。本案につきましては、先般の人事院勧告及び大田市市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の改正を踏まえ、本市議会としても同様に条例の改正を行うものでございます。
内容は期末手当の改正でございまして、支給月数を現行の3.15から6月期、12月期それぞれ0.025月ずつ増額し、3.2月とするものでございます。
施行期日等でございますが、この条例は公布の日から施行し、平成29年4月1日から適用するものでございます。
以上で本条例改正に関する提案理由の説明を終わります。
○議長(内藤芳秀) 本案について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
本案について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、議案第436号は、原案のとおり決しました。
◎日程第6 特別委員長
中間報告
○議長(内藤芳秀) 日程第6、特別委員会の中間報告についてを議題といたします。
お諮りいたします。
行財政改革特別委員会に付託中の大田市行財政改革に関する調査検討並びに意見具申の件について、地域活性化調査検討特別委員会に付託中の持続可能なまちの形成に向けた調査検討並びに意見具申の件について及び大田市立病院医療体制検討特別委員会に付託中の地域医療を守り支えるため、大田市立病院の医療体制の充実及び新病院建設などについての検討並びに意見具申の件についての3件について、会議規則第47条第1項の規定により、この際、中間報告を求めることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、大田市行財政改革に関する調査検討並びに意見具申の件について、持続可能なまちの形成に向けた調査検討並びに意見具申の件について及び地域医療を守り支えるため、大田市立病院の医療体制の充実及び新病院建設などについての検討並びに意見具申の件についての3件は、委員会の中間報告を求めることに決しました。
まず、
行財政改革特別委員長の報告を求めます。
8番、
松村信之議員。
[8番 松村信之 登壇]
○8番(松村信之) それでは、行財政改革特別委員会の中間報告を行います。
当委員会は、9月定例会で
委員長報告を行ってから4回開催しており、その協議題はいずれも事務事業評価についてであります。
まずは9月定例会中の9月25日に第10回の委員会を開催し、事務事業評価項目の選定、実施時期に関して協議いたしました。実施日は各
常任委員会の視察後となる11月15日と決定し、評価項目と会場については、昨年同様これまで実施したものは除いた事業から選び、
全員協議会室にて開催することにいたしました。評価対象事業は、1として産業振興部農林水産課の肉用牛振興対策事業、2として安心・安全な地域医療の観点から健康福祉部医療政策課の地域医療確保対策事業と総合医療学講座事業を選び、3として教育部社会教育課の大田市放課後子ども総合プラン推進事業と健康福祉部子育て支援課の放課後児童健全育成事業を児童の放課後の安全な居場所ということで比較しながらの評価とさせていただき、4として地域の活動を意識し、政策企画部
まちづくり推進課の協働による
まちづくり推進事業と産業振興部観光振興課の地域おこし協力隊員等受け入れ事業、観光情報発信とし、あわせて担当委員を配置し、次回開催までに事前調査研究を行い、資料並びに報告書等を準備、作成することとし、次回開催を11月8日といたしました。
続いて、11月8日の第11回の委員会は、初めに三浦 靖議員辞職に伴う委員の補充はしないことを確認し、議事に入りました。前回の申し合わせどおり、各担当委員が調査した内容を報告していただき、対象事業それぞれの目的や効果、実績を検証し、課題点や問題点について整理しながら協議を行いました。またあわせて、昨年同様、当日は説明は課長補佐及び係長とし、部長にも出席をいただき、積極的に答えていただくことといたしました。時間配分につきましては、1項目当たり20分程度の説明と50分程度の質疑応答の計70分と申し合わせをいたしました。
そして、11月15日、第12回の委員会は、
委員全員出席のもと、事務事業評価を実施いたしました。当日は特別委員会外の議員諸氏にも多数傍聴していただいておりますことをここに申し添えておきます。委員会は午前8時50分に開会し、冒頭、行財政改革推進本部の本部長である清水副市長に御挨拶をいただき、定刻の9時より事務事業評価を開始し、全ての日程を終了したのは午後4時前でございました。担当職員の皆様、各委員とも準備をしていただいておりましたが、熱心な質疑があり、各委員におかれましては充実した審議ができたのではないかと思っております。
事務事業評価取りまとめ作業の第13回目の委員会は、事前に評価集計表を作成し、11月20日に開催しております。
それでは、このたびの事務事業評価における結果並びに指摘事項、提言を申し上げます。
最初に、ナンバー1、肉用牛振興対策事業についての委員の評価は、3名が継続、3名が拡大の方向での見直し、2名が手法の見直しと分かれましたが、集約の結果、継続すべきといたしました。その評価、意見では、拡大の方向、あるいは手法の見直しが多く出されておりました。
事業目的は畜産農家が安心し、安定的な経営ができること、また石見銀山和牛のブランド化を図るとされているが、ブランド化については切り離し、観光、あるいは食の観点から産業振興施策でするべきではないのか。この事業自体をJAに委ねているのではないのか。また、4大会連続で全国和牛能力共進会の出品実績があり、先般神戸市で開催された銘柄和牛共進会で当市の島根農場が黒毛和種の枝肉部門で最高位の名誉賞に輝き、農水大臣賞を受賞しており、国県補助を見直してもらう中で予算を拡大するべきではないのかの意見がありました。そのような意見の中、高齢化や後継者不足問題などがあるので、まずはいま一度しっかり畜産農家を訪問するなどして意見を聞くべきであろうということで、継続であります。
続いて、ナンバー2の1、地域医療確保対策事業についてですが、7名の委員が現状の中で地域医療の充実及び確保をしっかりしてほしいとの意見で、継続でございます。取り組みの内容は、1つ、休日・応急診療事業、2、次代の医療従事者の育成確保、3、24時間医療電話相談、4、普及啓発事業でありますが、当番医の負担を減らす努力とともに健康ダイヤル24に誘導できるようにすること、また、地域枠推薦などにおける医学生確保では、大田高校だけでなく大田市の生徒が通学する市外の高校にも広げるべきとの提言がありました。
ナンバー2の2、総合医療学講座事業については、その目的である総合医育成のための教育研究活動、そして市立病院の診療機能強化による地域医療の充実のためには、これまでなされてきている国県との連携を評価すべきだとして、5名の委員が継続でございました。しかし、第2期となるこの期間にぜひとも整形外科医の確保を望むとの声があったことを申し添えておきます。
ナンバー3の1、大田市放課後子ども総合プラン推進事業については、3名が継続、3名が拡大の方向で見直し、2名が手法の見直しと、これも分かれましたが、集約の結果、拡大の方向での見直しといたしました。この事業の担当課は教育部社会教育課であり、社会教育法、そして社会基本法がその根拠法令でございます。大田市では平成19年から事業実施されてきましたが、現在では結集!しまねの子育て協働プロジェクトと一体となって展開されておられます。そこで、その目的にあります地域の子供は地域で守り育てるの思いがあるならば、全ての校区で実施できないのか、ボランティアで参加されている安全管理員の皆さんの謝金は基本2時間で1,000円のところを増額の方向で見直しできないのかの意見があり、拡大での見直しとなったところでございます。また、手法の見直しの意見では、地域、すなわち民間に委ねており、少子・子育て対策からもいま一度公的使命を強め、サービスの向上を図るべき。また、学校との連携や教室での子供とのかかわり、ボランティアの高齢化などが課題とされていることから、後継者の育成のためにも保護者や地域ニーズをしっかり把握すべきであるとの意見があったところでございます。
ナンバー3の2、放課後児童健全育成事業については、4名が継続、3名が拡大、そして1名が手法の見直しであり、継続すべきといたしました。この事業の担当課は健康福祉部子育て支援課であり、児童福祉法を根拠法令とし、平成11年より実施されております。その目的が両親が共働きで昼間家庭にいない児童の放課後における安全な居場所の確保であり、市内16校中9つのクラブが民間により設立されているものの、島根県他市では公立で開設されている現状もあり、もっと公立的な視点を持つべきではないのかの見直しの意見や、保護者のニーズにより対応すべきであるとの拡大の意見も多く出されましたが、保護者の実情、地域のニーズ、そして今国で進められている働き方改革などを鑑み、このまま継続すべきとなりました。
このナンバー3については、多くの時間をかけて評価しております。子育て責任論まで発展しましたが、放課後の一人一人の子供の過ごし方にも学校での教育の均衡があるように応分な負担ができないものか、そのためには全学校で設置できるよう、また空き教室などの市の所有建物を利用できるようしっかり努力すべきであるとの提言がありましたので、お伝えしておきます。
ナンバー4の1、協働による
まちづくり推進事業については、3名が拡大、2名が継続、2名が手法の見直し、1名が縮小での見直しであり、拡大の方向での見直しといたしました。まず、縮小及び手法の見直しでの意見では、ブロックへの交付金は廃止し、各まちセンへの交付金を拡充すべきではないか、事業においては前年度踏襲型が多く見られ、その検証がなされていないのではないか、多くの住民参加がある事業になっておらず、根本的に地域の活性化につながる事業に対し拠出するべきではないのかといった厳しい意見がございました。逆に、市に頼らず自立できるように、各ブロック公民館や
まちづくりセンターのありようを再検討する中、それぞれのブロックごとの実情も鑑み、自由に使える一括交付金制度を検討するべきではないのかとの提言がございましたので、拡大の方向といたしました。
最後に、ナンバー4の2、地域おこし協力隊員等受け入れ事業、観光情報発信については、継続が4名、拡大が1名、手法の見直しが3名であり、継続といたしました。この事業そのものの評価は継続でありますが、各委員総じて言われたことは、せっかくこの大田市に協力隊員や支援員として来てもらっているのだから、任期の3年が終了した後もこの地域に残っていただけるような大田市独自の制度を別メニューで考えるべきではないか、つまり評価は継続でありながらも前向きな拡大の方向でそれぞれの受け入れ隊員をサポートすべきとの提言でございました。
以上が行財政改革特別委員会の結論でございますが、執行部におかれましては、このたびの報告を真摯に受けとめていただき、来年度の施策に反映していただき、確実に事業執行していただくことを強く期待いたします。
終わりに、このたびの事務事業評価実施に当たりまして、評価対象事業の担当職員の皆様には、大変お忙しい時期にもかかわらず御協力していただきまして、まことにありがとうございました。また、委員諸氏には9月から精力的に取り組んでいただいたことにお礼を申し上げます。
大変長々となりましたが、御清聴いただきまして、大変ありがとうございました。以上で
行財政改革特別委員長の中間報告を終えます。
○議長(内藤芳秀) ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は、了承することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、
行財政改革特別委員長の中間報告は、了承することに決しました。
続いて、
地域活性化調査検討特別委員長の報告を求めます。
15番、
塩谷裕志議員。
[15番 塩谷裕志 登壇]
○15番(塩谷裕志) それでは、地域活性化調査検討特別委員会の中間報告をいたします。
当特別委員会は9月定例会での中間報告以降、特別委員会を3回開催し、その間、地域との意見交換会を各ブロック7会場にて開催しており、主な内容と意見交換での主な概要について御報告申し上げます。
なお、意見交換会のまとめは、今後執行部と協議の後、次回報告申し上げます。
まず、第6回当特別委員会を9月27日に開催。
委員全員出席のもと、オブザーバーとして内藤議長、木村副議長、そして執行部より縄
まちづくり推進課長の出席をいただき、開催いたしました。付議内容は地域との意見交換会についてであり、事前アンケートの集計、そして意見交換の内容について協議を行いました。アンケートの内容は、各27のまちセンのセンター長並びに
まちづくり関係者宛てへお送りし、1で地域のよいところ、2で地域の宝、資源、3で地域で現在不安に思っておられる点、4で現在取り組んでいること、5で今後取り組んでいきたいこと、そしてフリー記載という項目の内容であり、それらを集計した結果を各委員が意見交換会に向け共有するためのチェックをいたしました。続いて特別委員会では、地域との意見交換会での進行手順や添付資料などのチェックをし、委員会を終了いたしました。
続いて、第7回当特別委員会を10月6日に開催。
委員全員出席のもと、執行部より縄
まちづくり推進課長の出席をいただき、開催いたしました。付議内容は地域との意見交換会についてであり、協議を行いました。7会場の開催日程、10月12日、仁摩地区から10月20日の東部地区まで、そして会の進行、添付資料の最終チェック、当日の委員の役割分担など、並びに当特別委員会以外の議員への案内など、開催直前の打ち合わせをし、委員会を終了いたしました。
ここで、10月12日から20日までの7会場での意見交換会での意見の概要を御報告申し上げます。
まず、10月12日、仁万
まちづくりセンターで、仁摩ブロック4地域から9名の皆さんに集まっていただき、順次地域での取り組みや課題などの発言をいただき、その後、意見交換をいたしました。この地域は旧仁摩町の行政区であり、地域としてはコンパクトで一体感はあるものの、大半の人口が仁万・天河内地区に集中しており、中心部と周辺、中山間地では、抱えている課題には差異が感じられたところであります。特に周辺では、集落維持、現組織体制の見直し、交通問題など、人材不足、過疎・高齢化の課題を上げておられました。
続いて、13日、池田
まちづくりセンターで、三瓶ブロック3地域から12名の皆さんに集まっていただき、順次地域での取り組みや課題などの発言をいただき、その後、意見交換をいたしました。この地域は市内でいち早く
まちづくり協議会を立ち上げられており、地理的、環境の違いはあるものの、これから取り組んでいかれる地域の参考になる事例などの紹介がありました。しかしながら、この地域におきましても、過疎・高齢化に伴います人材不足問題、集落維持、空き家対策、観光資源の活用など、地域ごとの今後の地域活性化の諸課題を上げておられました。
続いて、16日、温泉津支所で、温泉津ブロック4地域から9名の皆さんに集まっていただき、順次地域での取り組みや課題などの発言をいただき、その後、意見交換をいたしました。この地域は旧温泉津町の行政区でありますが、各地域間の距離があり、地域間の連携に苦慮されている地域であります。特に周辺の中山間地では、鳥獣被害による農地の維持、買い物や通院の交通問題など、過疎・高齢化に伴います課題を上げておられました。
続いて、同日、中央ブロック4地域から9名の皆さんに集まっていただき、順次地域の取り組みや課題などの発言をいただき、その後、意見交換をいたしました。この地域は市の中心市街地と中山間地を抱え、地域事情は多く差異が見受けられる地域であります。中心市街地の地域は高齢化とともに旧市街地を抱え、空き家対策、自治会の組織率の低下などの課題があり、そして周辺の地域では過疎・高齢化による若者定住や雇用の確保など、次代を担う人材育成、農地の維持などの課題を上げておられました。
続いて、18日、五十猛
まちづくりセンターで、西部ブロック4地域から10名の皆さんに集まっていただき、順次地域での取り組みや課題などの発言をいただき、その後、意見交換をいたしました。この地域は中心市街地の周辺の地域であり、郊外商業地を形成した開かれた地域と古くから独自に発展した漁村を有した地域であり、特に周辺では過疎・高齢化に伴っての体制の維持や見直し、ビジョンづくり、そして雇用の創出での定住対策、防災対策などの課題を上げておられました。
続いて、19日、水上
まちづくりセンターで、高山ブロック4地域から9名の皆さんに集まっていただき、順次地域での取り組みや課題などの発言をいただき、その後、意見交換をいたしました。この地域は
石見銀山遺跡を初め、伝統文化の歴史を抱えており、各取り組みも積極的な地域でありますが、同時に少子・過疎・高齢化が著しく、現取り組みの維持や人材不足による地域での課題や市の対応の課題を上げておられました。
続いて、20日、久手
まちづくりセンターで、東部ブロック4地域から10名の皆様に集まっていただき、順次地域での取り組みや課題などの発言をいただき、その後、意見交換をいたしました。この地域は海岸部から中山間地と広い地域であり、抱えておられる課題には大きく差異があり、海岸部では少子高齢化による組織の維持、空き家対策、雇用の確保による定住対策など、そして中山間地では過疎・高齢化による定住対策、地域交通、そして地域の拠点づくりの課題を上げておられました。
以上、各地区で抱えておられる諸課題の事前アンケートと意見交換会での意見の傾向は、概略ではありますが、御報告申し上げました。
各地域で一生懸命取り組んでおられる方々の熱い思いと同時に、過疎化による地域だけではどうしようもない諸課題を改めて直接お聞きし、行政の役割、議会の役割とともに、今何をすべきか、地域に寄り添って一緒に考えていくことが重要であると再認識したところであります。
そして、共通して言えることは、将来地域を継承、担っていく人材育成、若者の参画の課題を上げておられたところであります。
意見交換会の場におきましても、もっと早くこうした会をすべきではないのか、議会は何をしているのかわからない、もっと地域に目を向けてほしいなど厳しい御意見もあり、委員全員で真摯に受けとめたところであり、申し添えておきます。
続いて、第8回当特別委員会を11月28日に開催。
委員全員出席のもと、執行部より縄
まちづくり推進課長の出席をいただき、開催いたしました。付議内容は地域との意見交換会のまとめについてであり、各地域から出た意見のまとめのチェックと今後の取りまとめ方、報告などについて協議をし、次回年明けの委員会の開催を決め、委員会を終了いたしました。
改めて、冒頭申し上げましたが、各地域よりお聞きした御意見などは整理した上で、答えが出るもの、出ないものがあると思いますが、市の執行部、所管と協議、意見交換の後、報告書を作成し、次回御報告申し上げます。
なお、あわせて意見交換会に御協力いただいた関係者の皆様や、地域にも御報告申し上げる旨を申し添えまして、地域活性化調査検討特別委員会の中間報告といたします。以上です。
○議長(内藤芳秀) ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は、了承することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、
地域活性化調査検討特別委員長の中間報告は、了承することに決しました。
続いて、
大田市立病院医療体制検討特別委員長の報告を求めます。
7番、石田洋治議員。
[7番 石田洋治 登壇]
○7番(石田洋治) それでは、ただいまより大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告をさせていただきます。
第15回の特別委員会は、去る12月8日、委員17名が出席して行いました。議題は、新大田市立病院建設事業の進捗状況等についてでありました。委員会には、楫野市長、西尾病院事業管理者、近藤
市立病院事務部長、原田
政策企画部長、大谷
健康福祉部長初め関係職員が出席し、開催をいたしました。初めに楫野市長から、明るく元気で新しい大田をつくるためにも市民の健康、生命を守る医療体制づくりは必要不可欠である、そのために一日も早く完成させ、医師を初め医療スタッフを充実し、市民の期待に応えたいとの挨拶をいただきました。その後、西尾市立病院事業管理者から、医療を充実させるためには新病院は欠かせない、経営も徐々によくなっている、医師数も29名となっており、新病院建設が着工すると病院の士気も上がる、建設的な御意見をいただき、大きく一歩前に進めさせていただきたいと、病院建設について早期着工に向けての挨拶がありました。続いて近藤事務部長より挨拶を伺った後、資料説明に入りました。
初めに1点目、実施設計の概要と建築概要と構造についての説明を受けた後、2点目、契約見通しについての説明では、12月1日、大成建設株式会社中国支店より実施設計協議の結果に基づく見積額の提示を受け、病院による設計積算と照らし合わせた結果、適正な金額と判断したため、契約締結の準備を進めるとの説明がありました。契約予定額は95億2,560万円で、契約相手方は大成建設株式会社中国支店、株式会社はたの産業、有限会社井口建設、有限会社藤井工務店、株式会社堀工務店、島根電工株式会社、山陽空調工業株式会社特別企業体で、工期予定は契約締結の翌日から平成33年2月末との説明でありました。
3点目は必要な予算措置で、スケジュール変更に伴う年割り額の変更であります。ECI方式による実施設計協議に日数を要したため実施設計がおくれ、継続費年割り額を変更し、平成29年度の予算を減額するものであります。変更後は、平成29年度7,393万8,000円、平成30年度17億8,046万3,000円、平成31年度が68億7,651万1,000円、平成32年度が9億5,020万8,000円となります。
4点目は財源見通しで、過疎債と公営企業債を合わせた企業債は90億7,330万円、国県補助金が4億987万3,000円、繰入金1億9,781万7,000円、損益勘定留保資金が13万円の合計96億8,112万円となり、引き続き有利な財源確保に向け、関係機関への働きかけを行うとしています。
5点目、その他参考事項においては、公共積算単価の上昇率については3.6%上昇、全体事業費見込み額は予算ベースで124億円との説明でした。
その後、質疑に入りました。主な質疑では、市長交代前に臨時議会を開くなど議会の議決を求めていた、なぜきょうまで実施しなかったのか、また議会の議決日をもって契約日とするとしていたが、随分変わってきたと思うがどうかとの質疑に、これまで設計協議を重ねてきたが、中間では金額、積算等もまだ終わっていない状況にあった、したがって話ができる内容というのが中間での図面の話ししかなく、議会のほうに説明するとなれば設計の取りまとまった設計図面、あるいは積算ができ、見積もりがどのようになったのか、ここが重要であろうかと思い、きょうに至った。また、契約日については、これまでに議決をいただいた後に継続費の年割り額の補正が必要となるので、予算議決をいただいた後に契約をさせていただく必要があるということは説明していた。また、巨額の事業費であるので、当然議会に契約予定額の説明をさせていただいた。本来議決事項ではないが、議決するのに必要な事項はきょう示しており、これをもって継続費の年割り額のほうで
債務負担行為を掲げる必要があるので、11日の日に追加提案をさせていただくとの答弁でした。
また、説明がきょうに至ったのは、相手方、大成建設の都合なのか、あるいは事務局の関係でおくれたのかとの質疑に、3者協議での協議の都合である。この点についてはこれまでも5月の特別委員会、あるいは8月の特別委員会でこのようにスケジュールがおくれたという状況については説明をさせていただいた。設計協議が3カ月おくれ、また構造計算をやり直すことで3カ月のおくれが生じたため、半年のおくれが生じた。ただ、工程のほうはVE提案によって3カ月短縮できるので、完成までに3カ月のおくれとなることはこれまでも説明してきたとおりであるとの答弁でした。
次に、前回の特別委員会でVE提案について8項目、約4億円の引き下げ効果について説明があった。この内容については今回何ら触れられていないが、どういう状況なのかとの質疑に、8月のときに説明したのは主なVE提案であり、最終的にそのほか細かいものも含めて、VE提案の効果額としては約6億円程度というふうに考えているとの答弁でした。
また、他市は関連事業費、例えば機械、電気等々について数字を基本設計のときから出している。そういう内容についても資料を出して説明をしていただきたいとの質疑に、設計積算額というのを持っており、当然作成しているので、その設計積算額のうち、建築本体工事の積算額、設計金額、電気・機械・解体の4工種の設計積算額については、資料を後ほど提供させていただくとの答弁でした。
次に、公共単価は以前86億円だった。ところが、大成グループが示したのは97億円の見積もりだった。ここに12億円の差があり、今回95億4,700万円余りの決定工事費が出ているわけだが、この86億円の公共単価の見積金額から95億円になったいきさつを示してほしいとの質疑に、85億円というのは税抜きの金額であり、ここに示してある95億円というのは、これは税込みで示された金額である。これには消費税が入っていない金額と入っている金額が一緒になっているので、そこで違いがあるということは御理解いただきたい。また、当初見積もり、参考概算事業費として税抜きで85億8,000万円というものを示しているが、そのときの予算には物価上昇分が入っていないので物価上昇分というのは当然に反映させる必要があるということで、示した参考概算事業費におおむね物価上昇分を加えて、消費税を合わせるとこの金額になるとの答弁でした。
次に、きょうの資料を見るとスライドではないが、物価上昇分で2億8,000万円という数字がある。これは今95億円のどの部分に含まれているのか説明をしていただきたいとの質疑に、上昇率については事実であり、また、公共単価の加重平均も3.6%の上昇になったということは、これは計算上の結果である。これがどこにどういうふうにとなれば、最終的にはこの金額に面積掛ける数量掛ける単価ということになるので、この中に包含されているというふうに思っている。また、途中での丁寧な説明が必要という指摘もいただいたが、説明が足りなかったとすればこれから気をつける。ただ、設計協議の途中では話ができない、そういう状況があることも御理解いただきたいとの答弁でした。
また、国のピッチが3メートルから5メートルに変わった。通常考えると5メートルにすると極端に言うと危険度があるという思いがするがいかがかとの質疑に、3メートルのときのコンクリートのボリュームと5メートルのときのボリュームは、断面の量は大体同じになってくる。ただ、柱のピッチを5メートルにすると柱の数が減り、ゼネコンとしては手間が減る。多い本数で何本もやると、型枠工が非常にふえていく。通常公共積算では、型枠のほうは平米数だけで数量だけしか拾わないが、ゼネコンは何時間かかるかという計算をするので、少ない本数であれば時間が減り、工事費が下がっていく。そちらのほうが効率的だ。また、構造強度については、当然構造計算をし、今回は柱の断面がそれぞれアップしている。それとはりの断面もアップしている。配筋量も少しアップする。そうしたことで性能は保持しているとの答弁でした。
次に、北九州市の八幡病院新築工事では、技術部門が評価点で60点、価格部分で40点であった。大田市の評価事項で配点を見たときに10点しかない。一番大事なところの配点の点数が少ないのはどういうことか。また、評価委員会のメンバーが八幡では7人で、全員が外部となっている。大田市の場合は委員が内部の方が大半を占めているが、評価委員会の選び方についてどうしてそうなったのかとの質疑に、違いは北九州市は設計施工一括方式であり、大田市はECI方式である。ECIと設計施工一括方式の違いは、一般的に設計施工一括方式というものは業者を決めるときにもう契約金額、施工金額まで決めるというのがある。ECIの場合は実施設計を組んだ後に契約を決めていくという大きな違いがある。また、ECIの場合は設計協力事業者としてパートナーを選ぶという観点で、大田の地域経済の活性化という観点も含めて総合的、多面的な評価をしたところである。評価委員も地域経済の活性化を含め、多面的な評価を行い、判断もしたところであるとの答弁でした。
次に、物価スライドでは今回3.6%であるが、これは以後も上がるたびに出てくるものかとの質疑に、契約上はスライド条項というのがあって、物価が上昇すれば業者のほうから申し出があればという契約書になっているとの答弁でした。
次に、財源見通しのところで企業債、有利な財源をできるだけ確保するということであるが、財源の見通しについて教えていただきたいとの質疑に、財源の見通しについては、国庫補助金はこれまでも県と医療介護総合確保金のところは事前のところで十分に相談をお願いしている。社会資本整備総合交付金についても県のほうと十分に協議を進めているので、これから申請、十分に協議をしていきたい、過疎債については最大限確保できるように頑張りたいとの答弁でした。
次に、契約の相手方はプロポーザルの実施要綱の中で本契約は締結後速やかにJVを組むと言っていたが、まだ契約は済んでいない中、JVの相手を明確に出しているが、実施要綱に反していないかとの質疑に、契約の相手方については、契約前にJVの結成で名前をいただくことになる。契約後に名前をいただくということではないとの答弁でした。
また、業者選定の審査委員会については、3月末をもって解散したと言っていた。その後、VE提案について協議をされたと思うが、3者協議も含めて、どこでどうやってきたのか伺いたいとの質疑に、3者協議は昨年12月7日に施工予定者である大成建設と設計者である石本・イズテック、そして病院の3者で基本協定書を交わしているとの答弁でした。
また、VE提案については、審査委員会で評価点を出す大きなポイントだった。審査委員会が解散後にそういう協議がなされるということについては納得がいかない。その点については事務部長中心に協議をしてきたのかとの質疑に、当然事務局となっているのは新病院建設室であるが、3者協議は技術的な観点から協議を重ねる場であるので、それに参集しているのは3者の技術者であるとの答弁でした。
また、工事請負金額95億4,720万円から契約予定額95億2,560万円を差し引き、2,160万円、これが努力の結果だと思う。市民の心配を受けての議員の方々の質問であったが、この2,160万円の努力をもって前に進めと言いたい。行政には行政としての継続性があり、市長がいかにかわろうとも、市民のため、医療のため進めなくてはいけない。そのあたりについて市長の考えを聞きたいとの質疑に、この問題については市民の関心も高く、最重点プロジェクトだと考えている。たとえ市長がかわろうとも、このプロジェクトが動くわけではないので、粛々と早期の開院に向けて最大限の努力をしたい。財源確保、病院のスタッフの確保、看護の問題もあるが、それらも含めて病院経営が前に進み、市民のほうに信頼される病院になるよう、市長の立場として努力してまいりたいとの答弁でした。
また、意見として、もう十分話がされてきた以上、我々議員としては、また市民の皆さんの意見として、早く病院を建設していただきたい。病院経営にしても、病院が新しくなればさまざまな手法で収益を上げることもできる。それを応援していくのは我々議員の仕事である。
以上、今特別委員会での主な質疑、意見を述べました。今議会に上程される継続費の年割り額の変更も含め、提案された議案に対しては承ったとの結論に至ったところであります。
以上、大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告を終わります。
○議長(内藤芳秀) ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は、了承することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、
大田市立病院医療体制検討特別委員長の中間報告は、了承することに決しました。
◎日程第7 請願の処理
○議長(内藤芳秀) 日程第7、請願書が1件提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
請願第7号、年金の毎月支給を求める
意見書採択方についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本請願は、請願文書表のとおり所管の
常任委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。
よって、本請願は、請願文書表のとおり所管の
常任委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
ここで、楫野市長より発言を求められておりますので、これを許可します。
楫野市長。
[市長 楫野弘和 登壇]
○市長(楫野弘和) お許しをいただきましたので、12月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
提出いたしました補正予算案や条例案などにつきましては、慎重に御審議を賜り、原案どおり議決いただきました。厚く御礼を申し上げます。
各委員長の御報告の中で述べられました審議の過程での貴重な御意見、御指摘のありました事柄につきましては、今後の市政運営におきまして十分留意の上、対応してまいります。
さて、現在国におきまして、地方財政対策の検討や来年度予算案の編成作業が進められております。市といたしましては、今後国、県の予算編成の動向をよく注視しながら、来年度の予算編成作業を進めてまいります。
私は、10月30日に市長に就任し、11月20日の臨時市議会において所信表明を述べさせていただきました。今議会は、私にとりまして初めての定例会でございました。一般質問におきましても、市政運営についての多くの御質問をいただき、改めて私の課せられた使命に対し、身の引き締まる思いがしております。
来年は、今議会で制定いただきました総合計画策定条例に基づき、新しい総合計画を策定いたします。私の目指す明るく元気な新しい大田を、共創の理念のもと、市民と行政が一緒になって未来のあるべき大田の姿を共有し、夢のある
まちづくり、誰もが大田市を誇りに思い、自慢していける
まちづくりを総合計画に描いてまいりたいと考えております。市民の皆様、市議会の皆様の一層の御理解、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
終わりになりましたが、いよいよ年の瀬も迫り、日々寒さが増してまいりました。市民の皆様、市議会の皆様におかれましては、どうかくれぐれも健康に御留意いただき、御家族おそろいで幸多き新年を迎えられますよう心よりお祈りいたしまして、閉会に当たりましての御挨拶といたします。まことにありがとうございました。
○議長(内藤芳秀) この際、お許しをいただきまして、私からも一言挨拶を申し述べさせていただきたいと思います。
[議長 内藤芳秀 登壇]
○議長(内藤芳秀) 平成29年12月定例市議会を閉じるに当たり、お許しをいただきまして、一言御挨拶を申し述べさせていただきます。
12月4日開会されました本定例会も、議員各位の終始熱心な御審議と執行部の皆様方の御協力によりまして、15日間にわたる会期、その全てを議了し、本日ここに閉会の運びとなりましたことを議長といたしまして深く感謝申し上げます。
さて、この1年間を振り返りますと、ことしもまた夏季の局地的な集中豪雨、相次ぐ台風の襲来と日本列島を自然の猛威が襲い、全国各所に甚大な被害をもたらしました。とりわけ本年7月には九州北部豪雨が発生し、大分県、福岡県を中心とする記録的豪雨により、犠牲者は37名、避難生活者はいまだに1,000人以上を数えております。被災された皆様方には謹んでお見舞いを申し上げますとともに、早期の復旧、復興を切に願うところでございます。
また、この災害の数日前には、浜田市を中心とする島根県西部で同様の集中豪雨が発生しており、本当にいつどこで発生するかわからない自然災害に対しては、被害を最小限に抑えるためにも、常日ごろから行政と市民が一体となって災害に対する備えを万全にすることが大事であると改めて痛感した次第でございます。
さて、国政に目を向けますと、本年9月には衆議院が解散し、翌10月には総選挙が行われ、第4次安倍政権が発足したところでございます。こうした中、同僚議員でありました元
大田市議会議員、三浦 靖氏が衆議院議員選挙中国比例区におきまして見事当選の栄をかち取られ、晴れて大田市選出の国会議員となられました。今後の御活躍と地方発展、大田市発展に御尽力されることを期待いたすところでございます。
あわせて、大田市政におきましては、新市発足以来12年間、大田市のかじ取り役を担ってこられました竹腰前市長にかわりまして、本年10月末より楫野新市長が誕生したところでございます。改めて当選のお祝いを申し上げますとともに、今後の大田市の発展に向け格別なる御尽力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
さて、大田市では、本年7月に
石見銀山遺跡とその文化的景観が世界遺産登録10周年を迎えたところでございます。登録記念日の7月2日には、あすてらすにおいて溝口善兵衛島根県知事や近藤誠一元文化庁長官など多数の御来賓御出席のもと、盛大に記念式典が開催されました。また、地元大森町でのちょうちん行列や出雲と大田の2会場で開催されました石見銀山展、さらには大田と東京の2会場で公演を成功裏に終えることができました「オペラ石見銀山」、また11月には世界遺産サミットなど、年間を通じて市民参加型の数多くの記念行事が開催され、多数の来訪者、観光客を含め、改めて市民の皆様も世界遺産である石見銀山の価値を再認識されるとともに、国内、また世界へ向け情報発信できたのではないかと思っているところでございます。
また、仁摩町馬路にあります鳴り砂の浜、琴ヶ浜が本年10月、国の天然記念物に指定されました。大田市では三瓶小豆原埋没林の指定以来で、5番目となるものでございます。地元の皆様方の熱心な保全活動によりこの美しい海岸が保たれておりますことにまずもって敬意を表しますとともに、今後も美しい海岸が持続できますよう行政と地元が一体となって保全され、観光地としての魅力度が一層向上することを期待いたすところでございます。
さらには、先般、2020年に島根県で開催されます第71回全国植樹祭の会場に三瓶山北の原が決定されました。昭和46年に天皇皇后両陛下御臨席のもと、同じ会場で第22回全国植樹祭が開催されましたことは皆様の記憶にも残っていると思われるところであり、49年ぶりに再び大田市で開催されますことは大変光栄なことでございます。市議会といたしましても、全面的に協力をしてまいりたいと思うところであります。
さて、かねてより懸案の事業となっております新大田市立病院の建設についてでございます。実施設計に至るまでに若干の時間を要したものの、年明けからは本体工事に着手し、予定される平成32年春の開院、平成32年度中のグランドオープンに向けて、着実に事業を推進していただきますようお願いをいたします。市民が安心して適切な医療が受けられる新病院の完成を議会といたしましてもしっかりと応援してまいりますとともに、市民の皆様の安心・安全の確保に向け、執行部と一体となって努力してまいる所存でございます。
さて、本市議会では、ことしで6回目となります議会報告会を開催いたしました。御参加いただきました皆様方には、改めて御礼申し上げます。また、10月には大田市地域活性化調査検討特別委員会が7ブロックの地域に出かけ、27の
まちづくりセンター長を初めとする地域の方々と持続可能な
まちづくりに向けて意見交換をさせていただきました。その際、市民の皆様から寄せられました御意見、御要望は、地域交通、道の駅、支所のあり方、空き校舎の活用、雇用の場の確保、三瓶山の活用、教育関係など非常に多岐にわたっており、市議会といたしまして市民の皆様の市政に対する関心の高さ、また現状に対する切実な思いを感じた次第でございます。議会といたしましても、市民の皆様から寄せられました貴重な御意見、御提言は今後の市政運営に十分生かしてまいりたいと思うところでございます。
自治体の命題として人口減少や少子高齢化が進展している中、財政状況を鑑みながら市民の皆様の安全・安心や住民福祉の向上、地域経済の活性化など、時代の変化に対応していかなければなりません。特に大田市においては、今後多額な事業規模となる新大田市立病院建設事業を初めとして、邑智郡総合事務組合と委託契約を結んだ川本町での新可燃物処理事業、山陰道の全線開通をにらんだ仁摩における道の駅整備事業、また課題となっております大田市駅前の活性化など、議会といたしましても着実な歩みができますよう、意見提言をしてまいりたいと考えているところでございます。
終わりに、私はこの1年、議員各位並びに楫野市長を初め執行部の皆様方には格別の御指導、御協力を賜り、議長としての職責を果たすことができました。ここに衷心より感謝申し上げますとともに、謹んでお礼申し上げます。
年の瀬間近の慌ただしい中、また寒さもいよいよ厳しくなる時期ではございますが、皆様方にはお体に十分御自愛いただき、御家族おそろいで幸多き新年をお迎えくださいますよう心から御祈念申し上げまして、閉会にあわせおさめの御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
[議長 議長席着席]
○議長(内藤芳秀) 以上で本定例会に付議されました事件は全て議了いたしましたので、平成29年第5回大田市議会定例会を閉会いたします。お疲れでございました。
午前11時52分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
平成29年12月18日
大田市議会議長
大田市議会副議長
大田市議会議員
大田市議会議員...