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平成29年第 3回定例会(第5日 9月27日)

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  1. 大田市議会 2017-09-27
    平成29年第 3回定例会(第5日 9月27日)


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    平成29年第 3回定例会(第5日 9月27日)   平成29年9月定例会            大田市議会会議録             平成29年9月27日(水曜日)          ――――――――――――――――――――                議事日程(第5号) 平成29年9月27日(水)午前9時開議  第1 付託案件審査報告委員長報告に対する質疑      議案第371号 平成28年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定              について                       [一般・特別会計決算審査特別委員長]      議案第372号 平成28年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定に              ついて      議案第373号 平成28年度大田市病院事業会計決算認定について                        [公営企業会計決算審査特別委員長]      議案第374号 平成29年度大田市一般会計補正予算(第2号)(歳入、所              管歳出)                                [総務教育委員長
         議案第374号 平成29年度大田市一般会計補正予算(第2号)(所管歳出              )      議案第375号 平成29年度大田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第              2号)      議案第376号 平成29年度大田市介護保険事業特別会計補正予算(第1号              )      議案第377号 平成29年度大田市病院事業会計補正予算(第1号)      議案第379号 和解について                                  [民生委員長]      議案第374号 平成29年度大田市一般会計補正予算(第2号)(所管歳出              )      議案第378号 大田市営住宅条例の一部を改正する条例制定について                                [産業建設委員長]  第2 討論・表決      議案第371号 平成28年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定              について      議案第372号 平成28年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定に              ついて      議案第373号 平成28年度大田市病院事業会計決算認定について      議案第374号 平成29年度大田市一般会計補正予算(第2号)      議案第375号 平成29年度大田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第              2号)      議案第376号 平成29年度大田市介護保険事業特別会計補正予算(第1号              )      議案第377号 平成29年度大田市病院事業会計補正予算(第1号)      議案第378号 大田市営住宅条例の一部を改正する条例制定について      議案第379号 和解について  第3 市長提出議案(人事案件)上程[提案理由説明・質疑・討論・表決]      議案第382号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      議案第383号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      議案第384号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて  第4 議員提出議案上程提案理由説明・質疑・討論・表決]      議案第385号 竹腰創一市長の退任に伴う感謝決議について      意  第17号 地方の道路整備社会資本整備)促進を求める意見書の提出              について  第5 大田市立病院医療体制検討特別委員長中間報告  第6 陳情の処理      陳情第 13号 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書提出方につ              いて            ~~~~~~~~~~~~~~~~                会議に付した事件  日程第1から日程第6まで            ~~~~~~~~~~~~~~~~ 出  席  議  員  (19名)     1番  木 村 幸 司       2番  森 山 幸 太     3番  胡摩田 弘 孝       4番  森 山 明 弘     5番  小 川 和 也       6番  三 浦   靖     8番  松 村 信 之       9番  小 林   太    10番  松 葉 昌 修      11番  河 村 賢 治    12番  林   茂 樹      13番  大 西   修    14番  月 森 和 弘      15番  塩 谷 裕 志    16番  有 光 孝 次      17番  福 田 佳代子    18番  石 橋 秀 利      19番  清 水   勝    20番  内 藤 芳 秀            ~~~~~~~~~~~~~~~~            欠  席  議  員  (1名)     7番  石 田 洋 治            ~~~~~~~~~~~~~~~~            地方自治法第121条による出席者 市長        竹 腰 創 一     副市長      清 水 克 典 政策企画部長    原 田   修     総務部長     岡 田   稔 健康福祉部長    大 谷   積     環境生活部長   水 田 雄 二 産業振興部長    尾 田 英 夫     建設部長     川 上 節 夫 上下水道部長    大 野 秀 穂     消防部長     幸 村 卓 己 温泉津支所長    有 馬 佳 規     仁摩支所長    嘉 田 志 信 財政課長      上 西   宏     政策企画課長   森   博 之 市立病院事務部長  近 藤 昌 克     教育長      大 國 晴 雄 教育部長      田 中 純 一     監査委員     丸 山 浩 二            ~~~~~~~~~~~~~~~~                事務局職員出席者 事務局長      川 﨑 健 司     事務局次長    川 上 浩 史 議事係長      藤 間 友 章     主任       石 原 亜紀子               午前9時00分 開議 ○議長(内藤芳秀) おはようございます。  これより、本日の会議を開きます。  ただいまの御出席は19名であります。定足数に達しておりますので、議会は成立しております。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりといたします。 ◎日程第1 付託案件審査報告委員長報告に対する質疑 ○議長(内藤芳秀) 日程第1、付託案件審査報告並びに委員長報告に対する質疑を行います。  さきに常任委員会並び特別委員会に付託いたしました議案第371号から議案第379号までの9件を一括議題といたします。  各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長より報告を求めます。  初めに、一般・特別会計決算審査特別委員長の報告を求めます。  11番、河村賢治議員。              [11番 河村賢治 登壇] ○11番(河村賢治) おはようございます。  平成29年度第3回定例会において、一般・特別会計決算審査特別委員会に付託されました議案第371号、平成28年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について、去る9月15日、19日に委員会を開催し、審査を行いましたので、報告をいたします。  まず、委員会の冒頭に正副委員長互選を行いました。委員長に不肖私が、副委員長には福田佳代子委員が選任されました。  また、審査に先立ち、会議の進め方、追加資料の請求を確認し、審査に入りました。  まず、竹腰市長の挨拶に続き、関係部課長より、市税を含む歳入について、歳出について事業の執行状況、主要施策の成果並びに提出資料の説明を受け、質疑応答を行いました。  なお、初日は胡摩田弘孝議員の傍聴がありました。  一般会計及び10の特別会計を合わせた決算総額、歳入374億1,348万8,000円、歳出367万6,114万1,000円について審査を行いました。各委員より、主要施策の達成状況や成果、反省点や課題について、また来年度予算編成に向けての提言となる多くの質疑、意見がありました。  その中で出されました主な質疑、意見について報告いたします。  それでは、歳入について報告をいたします。地方交付税がマイナス2億4,270万円となっている。その内容はの質問に、合併算定がえの影響額、国勢調査の結果、公債費の返還が進んだことによるものであるでありました。  また、固定資産税がふえている。28年の新築の件数はの質問に、大田町37件、久手町23件、長久町21件と多く、全体では135件でありました。  また、法人税の均等割の部分、法人数が13減少したのに、資本金、就業者数の変更による税率区分により税収は250万円近く多くなっている。なぜかの質問に、農協の合併により島根県農業協同組合となり、法人の区分が変わり、大規模法人になったのが大きく貢献しているでありました。  次に持ち主不在の物件が問題になっている。固定資産税の徴収ができないものがあると思うが、どうするのかの質問に、納税義務者の不明なものとして、28年度には31件課税を保留している。都市計画課空き家対策と一緒に対応していくでありました。  歳出です。まず、政策企画部です。ふるさと寄附金の返礼品について、寄附に対しての割合の推移の質問に対し、寄附額は26年度には3,000万円、28年度には2億5,000万円になった。返礼品は26年までは1万円の寄附に対して3,000円であったが、27年から5,000円にふやした。しかし、このたびの総務大臣の通達により、3割以下の返礼となった。29年9月からは、1万円に対し税別2,500円の商品40品を用意していると答弁がありました。
     次に、地域おこし協力隊の任期についての質問に、協力隊員は任期が3年、集落支援員は任期を設けていない。今後任期を設けていく。地元定着に向け、企業など就業に向けて相談している。北三瓶の支援員は、現在、まちづくりセンターの職員として勤務しているでありました。  次に、地方交通対策バス路線委託料は1億円を拠出している。効果的な見直しがなされていないが、どう考えているのかの質問に、公共交通の見直しは29年度から行うことにしているが、大きく減額はできない。市としてはもっと利用促進を図り、拠出を抑えたい。見直し対象となる新たな手段を検討していかなければならないと思う。一方で、国において特別交付税で8割が対策として入っている。制度がある間に検討をしていかなければならないと思うでありました。  次に総務部です。防災対策の災害時食料備蓄において、備蓄種類が減っている。特定原材料25品目の食料、幼児・高齢者対応保存食ビスケットもない、なぜ急にこれらの項目が抜けたのかの質問に、アルファ米8,400食、高齢者・幼児食は、乾燥米飯でおかゆを3,100食、ビスケットは3,780食を保存している。今回はまとめて表示をしたでありました。  次に、防災行政無線の追加要望が出ていたが、28年の10局で終わりかの質問に、29年度にも10局増設している。聞こえにくかったスピーカーは30ワットから50ワットに出力増幅工事を行ったでありました。  次に、交流推進事業、韓国の中学生のホームステイの受け入れにおいて、受け入れ家庭に中学生がいないところが多くあった。総務課では、生徒の詳細を把握していない。教育委員会に協力を求めるべきだったの質問に、今後はよく相談をし、取り組んでいくでありました。  次に健康福祉部です。児童手当等の特例給付として年間延べ人数668人が示されているが、どのような内容かの質問に、所得制限を超えた方には一律月5,000円を給付しているでありました。  次に、認可外保育施設保育料軽減事業は他市には余りないと聞く。優しい施策であると思う。県内8市の状況はに対し、益田市、安来市以外の6市が行っているでありました。  次に、保育料の収納状況において、特に相愛保育園の未納額が多い。どういう理由かの質問に、保育料は大田市において徴収しているが、過年度の滞納者が10人であり、その中で5人が特に額が多く、332万円となっているでありました。  次に、生活保護受給者医療扶助費が大きく2億8,241万円となっている。病気が、生活状況が起因しているものもあると思うが、高額医療費でも本人はお金が影響しない。反面、年金受給者が病気になると家計に響く。おかしな現象でもある。もっと健康づくりなどと協力し、健康に気をつけ、金額を下げれないかの質問に、内容のデータを見て検討をしていくでありました。  次に環境生活部です。出雲エネルギーセンターへの地元対策費建設工事負担金はいつまで支払うのか、また、幾ら支払うのかの質問に、地元対策費負担金は平成41年まで1億9,803万1,000円、建設工事の負担金は平成30年度まで、5億6,026万1,000円が総額であると答弁がありました。  次に、ごみ減量の生ごみ減量対策はどのような事業を行っているのかの質問に、廃棄物減量等推進委員の皆さんの勉強会に生ごみの水分を切っていただくようなお願いをしたり、コンポスト導入補助を行っているでありました。  次に産業振興部です。温泉津ふれあい館の経営は、かねてより議会から示しているように、経営悪化により資本金の部分がなくなろうとしている。28年度中、市はどのように指定管理者と話しておられるのかの質問に、経営改善に努めておられ、このことを話している。大田市も株主である。平成30年度が指定管理の終了なので、もう少し猶予が欲しいでありました。  次に、工業団地内の道路整備をして誘致企業はどうなったのかの質問に、御希望により、区画内の道路を入れたが、現在も決定に至っていない。相談を続けていくでありました。  次に、石見銀山らとちゃんバスは1回当たり平均5人の利用であり、費用ばっかりかかっているがの質問に、これからの実施に当たっては費用対効果について検証していくでありました。  次に、観光誘客事業神楽公演、温泉津の定期公演は今後も支援すべきに対し、温泉津神楽公演は伸びている。支援を続けていきたいが、自立してほしいでありました。また、これに対しては、複数の議員から、続けるべきであり、補助を定着するようにでありました。  観光協会への補助金は幾らか、職員数は何人かに対しまして、5,775万9,000円であり、職員は4名、パート、臨時を含めると29名であるでありました。  新観光計画策定事業の4回の委員会開催に136万円もかかっているが、その内容はに対し、印刷製本費が全てと報告がありました。  次に、観光客誘客冬季対策事業。観光客が落ち込む冬季に大田市に1泊以上、20人以上の団体を2回連れてこられた観光事業者に10万円を補助するとしていたが、決算はゼロであった。もっとハードルを低くしたほうがよかったと思われるがの質問に、県の事業の上乗せ事業であったため、それを下回ったところに補助ができなかった。また、この答弁に対して、大田市の考えをしっかり県に伝え承諾させていたら大田らしい事業となり、努力した4事業者に補助ができたに対し、大田市の規模の適正化について考えていきたいと答弁がありました。  また、観光協会専任職員の配置へ864万円、また活動費200万円についてや、外国向け観光誘致活動についての質問もありました。  次に、大田市の山林所有面積が251平米減っている。その理由はに対し、大田市が佐田町に山林を持っていたが、出雲市の地籍調査の結果、面積が減ったでありました。  また、1,200万円とふえた立木売り払い収入はどういうことかの質問に、市有林の切り出しを祖式町など4カ所行った結果、ふえたでありました。  次に、森づくり推進事業は、県支出金が1,470万円とあるが、国は出さないのかに対し、県に対し国から980万円は出されており、残り490万円、4分の1を県が負担しているでありました。  次に建設部です。空き家実態調査事業710万円、調査した結果での空き家の危険度の内容を聞くの質問に、危険で周りに影響があるものについては167件であり、将来特定空き家になると思われる物件である。空き家対策計画を全庁挙げて行う。将来、除却については国の補助制度を使う。また、危険空き家は市のほうから所有者に文書でお願いをしている。市が除却できない理由があるので、国において制度化してもらうことを望むでありました。  次に、市営住宅等長寿命化事業の内容についての質問に、老朽化したものは除いて、修理によって耐用年数が過ぎても使えるように長寿命化を図っている。修繕のできない古い住宅に住んでおられる方は、ほかの住宅に引っ越すなどのこともお願いをしていくでありました。  次に消防部です。温泉津の消防格納庫整備事業の寄附により取得した木造倉庫を防災資材庫として改修したとあるが、寄附は土地も含めてなのかの質問に、平成25年度に土地も含めて寄附をしていただいたでありました。  次に教育委員会です。児童生徒支援事業として、問題を抱える子供にスクールソーシャルワーカーを設置し支援をしておられるが、その内容とその後、高校に進学したらどうなるのかの質問に、中学校の22名の支援は継続中で解決はない。卒業後は心のかけ橋事業として39歳までの支援が目的で行っている。健康福祉部とも連携していくでありました。  次に、2カ年間の公民館パソコン事業リースとしてあるが、ノートパソコン8台で11万8,000円となっている。8カ月のリース額ではあるが、27年度決算が96万円だった。少なくなっているのはよいことと思うが、その内容はの質問に、初年度は購入していたが、2年目になりリースを検討し、不用額も出た。これからもよく検討し、事業を行うでありました。  次に、この審査の中で委員より示されました意見を報告いたします。  1、市税が5%増加したことは喜ばしい状況である。  2、さひめるや小豆原埋没林公園などの県施設のホームページから市の施設はキャンプ場以外リンクしていない。もっと連携をとるべき。  3、大田市の観光施設は、敬老の日割引などの割引をし、来客数を伸ばすべきである。  4、神楽公演は温泉津で6,000人、市全体で9,000人、このような集客をする効果のある事業である。ほかにもこのような少ない予算での28年度事業はない。事業名も観光誘客支援事業でなく、もっと適した名前をつけてほしいでありました。  5、肉用牛振興対策事業。全共にも出品をされましたが、もっと幅広く支援していただきたい。島根では大田だと言われるような対策を事業化してほしいでありました。  6、下水道の受益者負担金の未納の住宅について、売買などで住人がかわったとき、改めて受益者負担金を徴収するのが本来の姿であると思う。検討するようにでありました。  7、教育委員会の中学生の職場体験に大田市内の事業所が131事業所となっている。これはすごい地域の力であり、大きな事業となっている。産業振興部なども把握し、有効に活用してほしい。  8、学力・教育力向上プロジェクト事業は多くの事業が行われている。しかし、学力調査の結果からは、まだ勉強が不足である。特に家庭学習の時間が不足している児童生徒が多いと思う。希望者のみでなく、青少年交流の家などを利用し、二、三泊の宿泊をし、学校に通いながら家庭教育の訓練をするように検討してほしいなどの意見でありました。  以上、審査の経過で示された内容を報告いたしました。  当委員会に付託されました議案第371号、平成28年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定については、採決の結果、7名が認定、1名が認定せずであり、賛成多数で認定となりました。  執行部におかれましては、30年度の予算などに生かしていただきたいと思います。そして、議員各位には、採決の結果に御賛同いただきますようお願いをいたします。  以上で報告を終わります。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの一般・特別会計決算審査特別委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  続いて、公営企業会計決算審査特別委員長の報告を求めます。  3番、胡摩田弘孝議員。              [3番 胡摩田弘孝 登壇] ○3番(胡摩田弘孝) 皆さん、おはようございます。  それでは、公営企業会計決算審査特別委員会の報告をさせていただきます。  9月8日付で付託されました公営企業会計決算審査特別委員会を9月21日開催をし、付託をされました議案第372号、平成28年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定について、議案第373号、平成28年度大田市病院事業会計決算認定について、委員全員の出席のもと審査を行いました。  その結果と過程につきまして、また可否判定の中での主な意見につきまして、報告をさせていただきます。  当委員会は8名の委員で構成をされ、委員長には不肖私、胡摩田が、副委員長には経験豊かな清水勝委員が選任されました。  まず議案第372号、平成28年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算について、竹腰市長、清水副市長、大野上下水道部長、関係課長の出席のもと審査を行いました。  その結果は、全会一致、原案可決及び認定であります。  審査の結果の内容または主な質問について報告をいたします。  年間総給水量、料金収入も減少している中、経営の効率化、適正化をどのように進めてきたのか、県内で一番高いと言われる水道料金の見直しはないのか、高額の水道料金を支払われている企業への対応策や高い水道料金が定住促進や子育てに支障を来しているのではないかとの質問に対し、執行部より、年間給水量は例年に比べ0.2%減、給水人口は2万8,710人で、前年に比べ351人減少している。この要因は少子高齢化、節水意識の高揚や節水機器の普及、さらには事業所等での自家水利の確保などが上げられる。また、1カ月の平均使用料金は、月20トンのベースで試算をすると、月額4,914円と、県内8市の中では最高額になるが、当市の標準家庭の月額使用量は約16トンで、料金換算をすると3,900円前後となり、県内8市では江津市に次ぎ2番目となる。水道料金を値下げする方策として、一般会計から補填をする施策をとっておられる市もありますが、当市では、財政的な面もあり、これ以上の一般会計からの繰り入れは考えていない。いずれにしても、なお一層の合理化や経営努力、経費の削減を図るとともに、職員の適正配置や民間委託についても検討をする。今後も市民の皆様へ、安全で良質な水の安定供給と供給サービスの向上に努めるとの答弁がございました。  次に、配管の老朽化や自然災害、工事等による漏水はあるのか、また、漏水事故の対応や危機管理体制、計画的な漏水管の補修はなされているのかの問いに対し、漏水などの問題発生時には、速やかに職員が対応している、工事における漏水の対応は給水ポンプの交換や慎重な施工で対応している、老朽管の交換は計画的にやっているが、平成28年度は前倒しをし、1,322万3,000円、前年度対比70.6%増で行った、未収水量の把握は難しい面があるが、今後も計画的な老朽管の交換や簡易水道統合に向けた施設整備を行っていきたい。  続いて、一昨年は悪臭やカビ臭の苦情があったが、その後の対応や現状について質問がございました。  原因物質を吸着する活性炭の注入量の増加や水質管理体制の強化、県と連携をし、ダム、貯水池の水位低下対策などを実施したとの回答でございました。  次に、給水停止、延滞者への対応について、適切な処理をされているのか、また、水道料金不納欠損処分、収入未済額や特別滞納者の収入状況についての問いがございました。  答弁では、水道料金の収納対策については、新たな滞納者の発生を防止するため、給水停止通知や未納者への納付指導を早目にやり、納付意識の向上を高めることにより、給水停止や事前の通知の実施件数は減少しているという回答でございました。不納欠損処分については、平成11年から平成22年における滞納額に対し、民法の規定及び大田市給水条例第31条の規定に基づき、不納欠損額4,120万3,000円を計上することで、未収額は859万6,000円と大きく減少したと報告を受けました。  可否判定での主な意見といたしましては、なお一層の経営努力により、少しでも料金を安くしていただきたい、簡易水道に向けて激変緩和の検討もしていただきたい、今後も安全、安定的な供給を望む、また、老朽管の計画的な更新や水道料金の収入未済額の減少、または市民のために効率かつ優しい水道事業を進めていただきたいとの意見がございました。  次に、議案第373号、平成28年度大田市病院事業会計決算認定について、竹腰市長、清水副市長、西尾病院事業管理者、近藤事務部長など関連する職員の出席のもと審査を行いました。  その結果は、賛成多数で認定であります。  初めに、執行部より主要説明があり、大田二次医療圏の中核病院として、住民に信頼される病院づくりを努めていただきたい。診療体制の整備や経営の効率化、健全化に向けて、さまざまな取り組みを進めてきた。当期においては、地域包括ケア病棟の連携が図られ、より充実した回復期医療が可能となり、収益の向上にもつながった。費用面では、薬品の縮減や経費削減に取り組んだ結果、入院収益が7.7%、外来収益が1.2%、それぞれ増加をし、医業収益額は2億314万6,000円で、前年度対比5.7%の増加であり、減価償却前で黒字の決算となったと報告がございました。  委員からは、医療診療全体での経営努力は率直に評価をする。しかし、訪問看護師1名の増加があるものの、臨時嘱託職員が3名減となっているが、医師や看護師は足りているのか、変則交代制はうまく稼働しているのか、また、サービス残業や苛酷な労働はないのか、職員の健康チェックはされているのかの質疑がございました。  答弁では、想定された看護師は満たされている。変則3交代制は当初は戸惑いがあったが、今は定期的な休みや時間の有効活用を図られている。臨時嘱託員が3名減となったのは、介護医療病棟から回復期リハビリテーション病棟への移転をしたもので、課題もあったが、スムーズに移行した。看護師の交代はその日の患者さんの健康状態や勤務状態にもよるが、おおむね突発的な事故が発生をしない限り、サービス残業や過剰な労働は見られない。医師の平均的な時間外は月14時間から月15時間で、一定の休暇は取得していると認識をしている。また、医師や看護師、職員の健康チェックや診断も行っているとの報告でございました。  次に、人事評価は臨時嘱託職員にも該当するかの質問に対し、人事評価は全職員で実施をしている。仕事の姿勢、やる気などを考慮した総合評価を行っており、患者、家族へのサービスの向上や公正な処遇、適材適所、人材育成など職員全体のスキルアップを図るものとして導入をしている。  次に、延べ患者数の推移を見ると外科が減少する一方、地域包括ケア、回復期リハビリは増加をしているが、この要因はとの質問に対し、外科の医師が移籍したことにより、一時的には減少したが、今は新しい医師が業務に当たり、患者数もふえている。地域包括ケア、回復期リハビリは重点診療科目であり今後も力を注ぎたい。また若い職員の育成、中堅医師の確保についての問いに対し、今後、病院運営には中堅医師の確保は大変重要であり、関係機関や県とも連携をしながら、医師の確保、若手職員の育成を図りたいとの答弁がございました。  次に、未収金の回収状況や不納欠損の問いに対して、数名の職員でまずは電話、督促状の発送、場合により訪問活動を行っておりますが、引き続き早目の回収と徴収に努力をする。不納欠損処分については、死亡、転籍、不明等によるやむを得ない諸事情により処分をさせていただいたという答弁がございました。  最後に、市長から12年間の総括として、大田二次医療圏の中核病院として、住民に信頼される病院づくりに邁進をし、収支の改善、医師、医療スタッフの確保に努力をしてきたが、期間途中での救命救急の取り下げ、国の医療制度改革など、悪戦苦闘の日々であった。しかし、利用者の増加、収益の改善、病院建設など、一定の成果を果たすことができ、医師、看護師、職員は無論のこと、地域の方々の温かい御理解、御協力に感謝申し上げるとの所見があったことをつけ加えさせていただきます。  なお、可否判定での主な意見といたしましては、減価償却前において、5,500万円余りの黒字になったことは、病院長を初め関係の方々の努力を評価をいたします。市民は新病院建設に向け期待も大きい、今後も地域の中核病院として安全・安心な医療の提供、さらには医療サービス向上や医師確保に鋭意努力をお願いをしたい。また、ヒヤリ・ハット、職場の安全意識を常に意識をしながら業務に当たっていただきたいとの意見がございました。  以上、平成28年度公営企業会計決算審査特別委員会の審査について、経過と結果を報告をさせていただきました。執行部におかれましては、本委員会で審査されました内容を真摯に受けとめ、今後の公営企業の事業運営並びに来年度予算に生かしていただくよう指摘をいたします。  最後に、議員各位の御賛同を心からお願い申し上げ、委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの公営企業会計決算審査特別委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  続いて、総務教育委員長の報告を求めます。  6番、三浦 靖議員。              [6番 三浦 靖 登壇] ○6番(三浦 靖) 去る9月8日の本会議におきまして、総務教育委員会に付託されました議案第374号、平成29年度大田市一般会計補正予算(第2号)(歳入、所管歳出)の予算案件1件につきまして、9月14日、委員7名全員出席のもと委員会を開催し、その審査を終えております。  委員会には、清水副市長、大國教育長を初め、関係部課長の出席を得、慎重に審査を行いました。  その審査の結果と経過、主な意見につきまして、御報告を申し上げます。  まずは審査の結果でございますが、付託されました議案第374号は全会一致、原案可決です。  それでは、議案第374号に関する主な質疑と意見を申し上げます。  総務部財政課所管の合併振興基金への新規積み立ての概要を問われ、基金積立の限度額が18億370万円であり、過去、平成22年度と26年度に、それぞれ5億円、3億円を積み立て、今回5億円、今後、合併特例債発行期限の平成32年度までに、残りの5億370万円を積み立てる予定にしており、合併特例債は充当率95%、交付税措置は70%ということから、最終的には発行額が17億1,350万円となり、そのうち交付税措置額は12億円、一般財源持ち出し額は6億円となる見込みであると説明がありました。  また、基金の使途について質問があり、基金条例に定められた事業であり、市建設計画に位置づけられたソフト事業に充当していくこととしておるが、今のところ具体的なものはないということであり、さらに、基金利用可能額は償還済み額に相当することから、現在は1億2,000万円程度が利用可能額であると答弁がございました。  意見といたしましては、有利な財源を確保することは歓迎するが、一方で、少なからず一般財源の持ち出しが必要となることから、単年度ごとの一般会計に大きな負担とならぬよう、計画的に進めていただきたいというものでございました。  次に、管財課所管の庁舎施設修繕費についてでございますが、皆様も記憶に新しい本会議場の照明設備のふぐあいにより、上の照明でございます、蛍光灯からLED灯に改修されております。修繕費の詳細について質問があり、重立ったものは交換作業における足場設置費の200万円であり、今回、LED照明を取りつけ、室内の照度が格段に向上したことから、附属の水銀灯がなくても、今まで以上に明るさが保てるようになったと説明がございました。  続いて、消防部所管の消防団員安全装備品整備等助成事業で、今回40着の救命胴衣を整備されることにつきまして、対象は全団員なのか、地域事情に応じた装備品は考えられないかと問われまして、今年度、来年度、再来年度と3カ年で844名、全団員に配布する予定であり、今回の整備は27年度に策定した消防団員の装備充実強化事業計画に基づいて、消防団員の皆さんの大切な命を守ることが重要であり、現場で二次災害は絶対あってはならないという決意で、このたびの救命胴衣を優先して整備すべきものと捉えていると答弁がございました。  最後に、教育部所管、社会教育課所管の天然記念物管理保護事業、今年度、琴ヶ浜に整備されるトイレに説明パネルを展示するものでございます。  これについて、展示場所の是非が議論されましたが、サンドミュージアムのサテライト施設として、鳴り砂、琴ヶ浜の価値を多くの人に知っていただき、しっかりと活用していくと決意が述べられたところでございます。  以上、初めに申し上げましたとおり、総務教育委員会に付託されました議案は全会一致、原案可決でございます。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、委員長報告とさせていただきます。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  続いて、民生委員長の報告を求めます。  17番、福田佳代子議員。             [17番 福田佳代子 登壇] ○17番(福田佳代子) おはようございます。民生委員会の報告をいたします。  去る9月8日の本会議におきまして、民生委員会に付託されました予算案件4件、一般案件1件につきまして、9月12日、委員全員出席のもと、審査を終えておりますので、報告をいたします。
     なお、胡摩田議員が傍聴しました。  執行部から、清水副市長を初め、関係部課長と職員の出席のもと、慎重に審査を終えておりますので報告を行います。  まず議案第374号、平成29年度大田市一般会計補正予算は、全会一致、原案可決でございます。  質疑の中で出された主な内容は、放課後児童健全育成施設整備事業、1,022万3,000円について、新築となったが、クラブ名、定員、どういう組織でするのか、既存の施設は利用できなかったかの問いについて、予定していた丸和ストアーは2月に火災で全焼、改修から新築となった。クラブ名は久手なかよしキッズクラブ、定員は45人、構造は木造スレートぶき、一部2階建てである。1階は100平方メートル、この中で子供のスペースは60平方メートル、子供1人当たり1.65平方メートルなので、45人でぎりぎりのスペースとなる。2階は40平方メートル、うち子供のスペースは15平方メートル、あとは事務室である。久手幼稚園を利用すべきではないかについては、教育委員会サイドで幼稚園として利用していきたいということだった。クラブを運営する法人名は、特定非営利法人、NPO久手未来会議でございます。30年という長いスパンで続けていただくということでした。  次に、仁摩福祉センターびしゃもん浴場から検出されたレジオネラ属菌の対応について、指定管理を受けている社協は、厳重に衛生管理をやってほしいの問いに、通常は塩素で消毒している、営業が終わると水を抜いて浴槽の消毒をする、配管とぬめりの部分については、週1回、高濃度塩素で消毒をしている。今回、市社協と大田市が保健所に出かけ、塩素のかけ方などについて指導を受けたということでした。  大田市不燃物処分場整備事業の前処理施設管理棟建設工事におけるインフレスライド額に係る紛争事件の和解による和解金及び弁護士報酬について、弁護士の費用はどう計算されたのか、6,700万円余の和解金の配分はどうなるのかの問いに、一応、日本弁護士報酬の基準がある、16年に廃止となっているが、この基準を参考にしながら請求があったと思っている。成功報酬部分と着手金の部分がある、弁護士からは500万円プラス消費税で540万円の請求があった、6,700万円の分配については、市はわからないでした。  議案第375号、平成29年度大田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、全会一致、原案可決です。  平成28年度の療養給付費交付金精算分146万8,729円であります。質疑はありませんでした。  議案第376号、平成29年度大田市介護保険事業特別会計補正予算は、全会一致、原案可決です。  質疑では、システム改修はマイナンバー対応ということだが、利用は低調である。このままここまで費用をつぎ込み改修しないといけないのかの問いに、マイナンバーシステムは10月から本格運用が始まる。ほかの自治体やほかの機関との連動が本格的に進むということである。また、償還金が1億1,428万2,000円と随分大きいがの問いに、28年度の介護特会予算額約53億1,000万円とした。決算は51億5,000万円、予算と決算の差を繰越金に置き、国に返還するということでした。  議案第377号、平成29年度大田市病院事業会計補正予算は、全会一致、原案可決です。  3階のナースコール更新496万8,000円について、耐用年数は6年である、20年以上経過しているということだが、もっと計画性を持って更新していかないといけないのではの問いに、ナースコールを押していないのに鳴るということが起きた。大もとの基盤のところが故障していたことがわかった。今後は計画性を持って更新していきたい、でした。  次に、医学生奨学金貸与者1名分増120万円について、医学生の貸与者は何名になるのか、8名の研修医で整形外科を目指す人はいるのかの問いに、既に貸与が決定したのは2名、さらに1名の追加募集で3名となる。地域枠推薦の8名の研修医の中で、整形外科を目指す人はいらっしゃるということでした。  議案第379号、和解については、全会一致、原案可決でございます。  意見としては、すっきりしない状況の中で和解となった、経過についてもう少し聞きたかったという意見でした。  以上、民生委員会に付託されました議案の報告とさせていただきます。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの民生委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  続いて、産業建設委員長の報告を求めます。  5番、小川和也議員。              [5番 小川和也 登壇] ○5番(小川和也) それでは、産業建設委員会の委員長報告を行います。  去る9月8日に本会議場で付託されました予算案件1件、条例案件1件につきまして、9月13日、委員全員出席のもと委員会を開催し審査を終えておりますので、その結果と審査の過程の主な質疑、可否判定での意見につきまして、御報告を申し上げます。  当日は、竹腰市長、尾田産業振興部長、川上建設部長、大國技監、各担当課長などの出席のもと、初めに竹腰市長より御挨拶をいただき、各部長より概略の説明、担当課長より詳細な説明をいただいた後、審査を行いました。  議案第374号、平成29年度大田市一般会計補正予算(第2号)(所管歳出)については、全会一致、原案可決であります。  主な内容でありますが、産業振興部産業企画課、大田市企業立地奨励金2,327万円については、大田市企業立地奨励条例に基づき、昨年1月に計画認定をした五十猛町の石見日東株式会社の投下資本及び増加常用従業員数が本年6月に確定し、助成金を交付するものである。この大田市企業立地奨励金は、製造業を初め、ソフトウエア業、情報提供サービス業などを対象としており、本案件のような製造業については投下固定資本額が2,700万円以上、増加常用従業員数が3人以上の適合要件となっており、今回の立地計画では、投下固定資本額は償却資産のみである。当企業の主力製品の農業建設機械のディーゼルエンジン部品を増産するためであり、また、増加常用従業員数は8名の7,561万7,000円の計画である。助成金の交付については、増加常用従業員数によって、交付割合が変動するものである、また、雇用の助成金については、増加常用従業員数に対し、1人当たり20万円を乗じた額となり、両方を合わせた助成金の限度額は5,000万円である。実績については操業開始が平成28年7月28日、投下固定資本額は、施設整備費の実績増に伴い、計画に対し946万4,000円増の8,508万1,000円となり、増加常用従業員数が計画に対し2名増の10名となったとの説明でありました。  審査における主な質疑として、投下資本額の実績額は、誰がどのように認定をするのかとの問いに、交付申請時に明細や領収書などの支出が確認できる書類を提出していただいている。また、島根県も助成をされているため、島根県、大田市の担当職員が現地を確認しているとの答弁でありました。  続いて、農林水産課、肉用牛振興対策事業234万2,000円については、9月7日から9月11日に、宮城県仙台市で行われた全国能力共進会出品によるものであります。全共等推進事業の集畜輸送費では、予算額75万円に対し、1万円の8頭1回の8万円、3頭4回の12万円となり、当初予算から55万円減額の20万円となった。また、全共出品対策費として、概算で100万円を予算計上していたが、実績として499万9,000円となり、当初予算から399万9,000円の増額となった、賃金等では25万2,000円、旅費等では273万4,000円、需用費では51万3,000円、合計349万9,000円となり、補助金額として大田市、JA石見銀山地区本部が2分の1ずつとなり、大田市の支出が174万9,000円となる。また、応援団旅費助成、応援ツアー参加費として10万円の15名分、150万円となり、大田市、JA石見銀山地区本部が4分の1ずつ、ツアーに参加する自己負担が4分の2となり、大田市の支出が37万5,000円となる。随行及び視察費については、共進会の随行で市の職員1名、9泊10日分、13万9,900円、共進会視察で2名、2泊3日、13万4,080円、合計27万8,380円となる。需用費では372万8,000円増額の2,020万1,000円となり、大田市の負担額が162万8,000円の増の903万5,000円となるものである。  和牛酪農産地再興総合支援については、目的として収益向上のため、生産子牛を乳用種及び交雑種生産から受精卵移植による和牛子牛生産へ計画的に転換するために奨励金を交付するもので、事業内容として、乳用牛に和牛受精卵を移植し、子牛の生産がされた場合に奨励金として定額助成する。ただし、前年時の和牛生産頭数実績ベースとして、生産頭数の増加分を助成するものであり、事業実施主体は島根県農業協同組合、三瓶開拓酪農農業協同組合、補助率は1頭当たり5万1,000円であり、事業概要は島根県農業協同組合が7頭35万7,000円、三瓶開拓酪農農業協同組合が7頭35万7,000円で、合わせて71万4,000円となるものであるとの説明でありました。  審査における主な質疑として、当初予算と実績の金額が余りにもかけ離れている、どのような見通しだったのかとの問いに、当初予算要求時に全共に出場できるかどうか、不確定要素があった、出場が決定した時点で、このような金額となったとの答弁でありました。  続いて、水産業競争力強化漁船導入促進事業費補助金599万円については、目的として、国の事業を活用して高性能漁船を導入し、収益性の改善に取り組む漁業者のリース料の負担を軽減することで、漁業の構造改革を加速するもので、支援資金といたしましてリース業者、一般社団法人しまね水産業構造改革サポートが、高性能漁船を取得して、漁業者にリースするものであります。リース事業体は、その取得費を漁業者からリース料として回収し、この場合、国は取得費の50%を補助、県は5%、国の補助残10%を市町村を経由して継ぎ足し補助するものであるとの説明でありました。  審査における主な質疑として、それぞれの漁船の改修費はどうなっているのかとの問いに、14トン船については、中古船の取得費が1,000万円、改修費が1,149万円、電子機器等が7,471万円となっている。10トン船については、中古船の取得費は無償提供であり、改修費が2,360万3,700円となっているとの答弁でありました。  可否判定での主な意見として、全共の出品お疲れさまでございました、次の鹿児島全共目指して島根和牛の発展を望みます、また、全共への出品に対する補助もよいが、地元の方々、お世話いただく方々の支援もしていただきたいとの意見がありました。  次に、建設部土木課、現年土木災害復旧事業2,677万円についてであります。  補助災害については、久利町の久利大森線ほか、計5カ所の市道復旧1,800万円、あわせて補助申請に伴う測量設計、計5カ所の250万円、市単災害については河川1カ所、市道6カ所、計7カ所の450万円、倒木等3カ所、崩土取り除き1カ所、計4カ所の100万円、事務費と合わせ2,670万円の増額補正である。なお、当初予算1,000万円については、今後の秋雨前線等の対応のため残すように考えている。補助災害については、第3次査定を受けたところであり、申請に対し100%の査定率を受けている。今後については事務手続を進め、11月中を目途に発注及び年度内復帰を目指しているとの説明でありました。  審査における質疑はありませんでした。  可否判定での意見として、早期の復旧をしていただきたいとの意見がありました。  次に、議案第378号、大田市住宅条例の一部を改正する条例制定については、全会一致、原案可決であります。  審査における質疑はありませんでした。  以上、産業建設委員会における審査報告といたします。議員各位の御賛同を申し上げ、委員長報告といたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの産業建設委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  ここで10分間休憩をいたします。               午前10時00分 休憩               午前10時11分 再開 ◎日程第2 討論・表決 ○議長(内藤芳秀) 日程第2、これより本案9件について、討論、表決を行います。  まず、議案第371号を討論に付します。  本案について、討論の通告がありますので、順次、発言を許します。  初めに、17番、福田佳代子議員。             [17番 福田佳代子 登壇] ○17番(福田佳代子) 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第371号、平成28年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場から討論を行います。  最初に一般会計についてでございます。5年置きに行われる最新の国勢調査、平成27年では、初めて日本の総人口が減少しました。前回、平成22年の調査から、今回までの5年間の人口減少数は96万2,607人となりました。国は、平成26年11月に、まち・ひと・しごと創生法を制定し、少子高齢化などによる人口減少や東京一極集中に対しての課題に取り組むために総合戦略を策定しました。  このことを受けて、大田市は平成27年に、目標人口と4つの基本目標を掲げた大田市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定、平成28年度は18億円をかけ事業が進められました。平成28年の大田市の人口はマイナス538人となり、やや想定を上回るペースで減少しております。こうした中、国の平成28年度予算は社会保障改悪などによる負担を国民に押しつけ、一方、大企業には減税をばらまき、軍事費は初めて5兆円を超え、戦争への道を進めるものとなっています。  こうした国の政治に対し、大田市は、市民を守る防波堤となったのでしょうか。格差と貧困を広げるアベノミクスから、国民の暮らしを応援する経済政策に切りかえることが大事です。  一般会計の歳入について申し上げます。地方交付税が2.3%の減となっています。これは国勢調査で人口減となったことで4,000万円、合併算定がえの影響額6,800万円、公債費の償還減などで削減となりました。ちなみに、合併算定がえの影響額の合計は、平成28年度から平成33年度で5億8,000万円と予想しているということでした。  平成の大合併は市民のサービス向上、負担軽減でなく、地方交付税の削減が大きな目的であったことが明確になりました。市税や国保料などの滞納者に対しての差し押さえは15件、換価済み金額は183万7,000円となっています。滞納している人の生活実態をつかみ、関係各課と連携し、生活再建に向けて支援をすべきだと考えます。  歳出について申し上げます。子供の医療費、中学卒業までの無料化や無認可保育施設の保育料の軽減事業、琴ヶ浜トイレ整備事業などは評価できるものの、以下のことについて意見を申し上げ、反対するものです。  1点目は行財政改革推進事業です。  第3次行財政改革推進大綱及び実施計画の効果額は、平成28年度2億6,900万円余り、ふるさと寄附金が2億5,000万円はいいとしても、人件費の抑制、指定管理者制度の導入で、1,260万円余りとなっています。保育園の指定管理者制度から民営化のやり方は中止すべきと考えます。  2点目は県の同和団体に出ている補助金8万5,795円はなくすべきと考えます。  同和問題がほとんどなくなった今、それぞれの同和団体に自立を促すことが必要です。  3点目は、マイナンバー制度導入事業です。  住民登録している人全員に12桁の番号を振り分ける、マイナンバー制度の運用が始まっています。税と社会保障の個人情報を国が一元的に管理し、課税の強化、給付の抑制を狙うとともに、権力による国民の監視とプライバシー漏えいなどのおそれがあります。  4点目は次期可燃ごみ処理については、組合への事務委託方式となりました。  可燃ごみ処理については、市単独方式とすべきであり、徹底したリサイクル、ごみ減量を取り組むべきと考えます。出雲エネルギーセンターへの地元対策費は、平成13年度から41年度にわたり、大田市の負担は1億9,800万円余り、主に道路整備ということですが、大田市の道路整備なら納得いきますが、自分のところで出したごみは自分のところで処理するのが基本です。  5点目は、石見銀山らとちゃんバスの運行業務委託220万円。  平成27年度決算でも指摘しましたが、平成28年度も運行をされました。平成28年8月から平成29年3月までの土日37回運行、延べ189人、1回当たり5人、平成27年度は9月から11月、24回、平均6人の乗車です。費用対効果で考えるならばやめるべきであったと思います。  インバウンド推進事業の海外向け観光誘客事業についても納得できません。  6点目は、仁摩地区道の駅整備事業については、多くの市民が景気もよくないし、石見銀山への観光客もそんなにふえていない、赤字にならずに本当にできるかといった声を上げています。こうした声をしっかり受けとめていただきたいと思います。  7点目は、島根県と全国学力調査の問題です。  全国学力調査は、4月、小6国語、算数、中3国語、数学、県学力調査は小学3年以上、中学1、2、3年生、テストの教科はそれぞれ違うようです。学校で採点することで、教師の負担が大きいのではと心配します。何よりも学校間での競争となるので、参加せず、授業を通して全ての子供の学びを保障すべきと考えます。  一般会計については以上でございます。  平成28年度国民健康保険事業は、1世帯当たり12万5,264円、対前年比4,798円の増、3.98%の引き上げとなりました。基金を取り崩して引き上げを抑えるべきでした。資格証、短期証の発行はできるだけしないように配慮していただきたいと思います。  介護保険事業については、普通徴収での保険料の滞納が現年分764万8,000円、202名、滞納繰り越し分1,018万1,000円、175名、この中で重複者を取り除けば258名が滞納していることになります。無年金、低年金の方々の生活の厳しさが伺えます。保険料の引き下げのために、国からの支援をふやすこと、基金の取り崩し、一般会計からの繰り入れが必要です。  以上、申し上げ、反対討論といたします。議員各位の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(内藤芳秀) 次に、14番、月森和弘議員。              [14番 月森和弘 登壇] ○14番(月森和弘) それでは、私は議案第371号、平成28年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について、認定とした委員長報告を支持し、賛成の立場で討論をいたします。  竹腰市長は、新生大田市の未来創生をうたい、まちづくりは1本の木に例え、住んでよし、訪ねてよし、具体的に産業、活力みなぎるまちづくり、そして、日本一健康長寿、子育て理想都大田の実現など、政策を掲げ、新生大田市の、それぞれのまちが輝き、そして、活力のあるまちづくりに情熱を傾け、市政運営に努めてまいられました。  そうした中、大田市が抱える最重要課題、人口減少問題であることから、平成18年、定住元年と位置づけ、産業支援、子育て支援を柱に据え、重要課題として取り組まれました。  これまで取り組まれた定住対策が評価され、一昨年、宝島社による住みたい田舎ベストランキングにおいて、全国総合1位を獲得したことは記憶に新しく、画期的なことでございました。また、昨年、引き続き宝島社による住みたい田舎ベストランキングにおいて、若者が住みたい田舎では、中国エリアで3位、総合では2位を獲得いたしております。  大田市内に12の田舎暮らし体験施設があり、定住PRサイト「どがどが」で、住まい、仕事、支援制度など情報を発信するなど、支援策が実を結び、世代を問わず多くの移住者の定着が評価されたことと考えます。  そうしたことから、平成28年度の一般・特別会計決算を見てみますと、総合計画で上げた主要施策の推進に向け、総合計画のローリングを行い、重点事業として大田市まち・ひと・しごと創生総合戦略、健康まちづくり、定住、産業振興、とりわけ観光振興、学力向上や高校の魅力化、市民の安全・安心の確保等施策など6項目を掲げ、その執行に取り組まれました。  また、7月の梅雨災害の復旧に補正対応で努めるなど、その結果、28年度の一般・特別会計決算額で、歳入374億1,349万円、歳出367億6,114万円、差し引き6億5,234万7,000円の黒字となり、一般会計差し引きでは4億7,836万円となり、実質収支で3億9,729万円の黒字決算であることは評価するところでございます。  また、市民の健康は全ての施策にまさると言われる、健康まちづくりは将来を見据えた課題解決施策として大いに評価するところでございます。ぜひ健康で生き生きと暮らせるまちと日本一の健康保養都市の実現に向けて努力を積み重ねていただきたい。  今後は、地方交付税の縮減、新病院への繰出金、可燃ごみ施設整備の負担金、公共施設の長寿命化など、ますます厳しい財政運営が続くと見られる中、必要な事業費を確保するため、事業費の見直しや新たな財源確保が焦点となります。さらなる行政の効率化、合理化を進める持続可能なまちづくりに努めていただきたい。  以上、一般会計特別会計決算認定について、賛成の立場で討論いたしました。議員各位の御賛同をお願いし、討論といたします。 ○議長(内藤芳秀) 以上で、通告による討論は終わりました。  ほかにありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案認定であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数]
    ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第371号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第372号を討論に付します。  本案について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認めます。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決及び認定であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、議案第372号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第373号を討論に付します。  本案について、討論の通告がありますので、順次、発言を許します。  初めに、13番、大西 修議員。              [13番 大西 修 登壇] ○13番(大西 修) 大西修でございます。私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第373号、平成28年度大田市病院事業会計決算認定について、認定せずの立場から討論をいたします。  私は、大田市立病院の目指す姿は患者が安心、地域が安心、働く職員が安心の病院だと思います。  大田市立病院の非正規職員は約100人で、職員全体の4分の1を占めています。正規職員と同じ勤務時間で夜勤にも入る臨時任用の看護助手、半日勤務のパート看護師など、任用職種、勤務時間もさまざまであります。職場はなかなか休日がとれない中で、実働12時間、拘束14時間夜勤、そして、実働11時間の長日勤と看護師の変則3交代勤務が導入されております。  そして、国のたび重なる診療報酬改定による採算一辺倒の病院経営が強化されてきており、職員の間では不満と疑問が渦巻いています。国の医療制度改悪攻撃に対し、病院が地域の住民の命と健康を守る役割が果たせるかが問われています。そこで働く職員の労働条件の改善、安心して働き続けられる環境整備は、最重要課題であります。  2点目は、介護療養病棟の廃止は拙速だったということであります。  平成28年8月に発表された島根県地域医療構想素案で、大田地域の現状と課題で、療養病棟が廃止されることによって、慢性期機能が不足されることが懸念されるといっています。現在、開業医や介護関係者から、特養では待機者も多く、簡単に重症化した人を受け入れることはできないなどの声が多く上がっています。退院後の受け皿が未整備のまま、病床削減をしたため、医療や介護が受けられない介護難民が続出しています。このしわ寄せは家族と介護関係者であります。国の医療費削減ありきの政策に振り回され、経営効率のみに気をとられることが、市民から信頼される安心・安全の医療を提供できる病院になるのか心配をするものであります。  議員各位の御賛同を心からお願いを申し上げまして、討論といたします。 ○議長(内藤芳秀) 次に、8番、松村信之議員。              [8番 松村信之 登壇] ○8番(松村信之) 私は、提案されております議案第373号、平成28年度大田市病院事業会計決算認定について、賛成の立場から討論をいたします。  大田市立病院は、大田二次医療圏の中核病院としての役割や責任を果たすため、急性期医療を担う基幹病院として、また、救急医療や周産期医療など、政策医療の中心的役割を担う医療機関として、この地域の医療の確保、充実に重要な役割をしてこられました。  しかしながら、平成22年に、病院の中心的診療科である外科、整形外科が同時撤退する事態となり、救急指定病院を取り下げるなど、診療機能は著しく低下、経営的にも単年度赤字が大幅に増加したことで、累積赤字が拡大し、一時は病院の存続さえ危ぶまれる状況となったことは記憶に新しいところであります。  この危機的状況を受け、市立病院では、市と共通認識を図り、改めてその果たすべき役割と責任を再認識される中で、救急指定病院の再取得や島根大学との連携による大田総合医育成センターの開設、訪問看護ステーションの設置など、地域医療支援の体制強化を図ってこられました。  また、院内では、経営健全化検討委員会を設置され、具体的なアクションプランを策定し、これをもとに職員一丸となった取り組みが進められてきました。この間、市立病院ボランティアの発足や、地域医療支援対策協議会による支援の取り組み、島根県など関係先の協力を得ながら、着実に病院再生の取り組みを進められてきたものと考えます。  こうした経過につきましては、大田市立病院医療体制検討特別委員会等の場で、これまで何度も報告を受けてきたところでもあります。  平成28年度は、医療の質向上と適切な医療サービスの提供を目的としたDPC制度を導入するとともに、地域医療構想における病院間の機能分化を促進し、大田圏域に不足していた回復期機能の充実を図るため、介護医療病棟、回復期リハビリテーション病棟に完全転換されるなど、地域ニーズに応じたさまざまな取り組みを実施され、その結果、医業収益は対前年度比5.7%の増加となっております。  費用面では、医師、看護師の増員に伴い、給与費が増加する中で、DPC導入による効果や積極的な後発医薬品の採用、経費削減の取り組みが行われ、医業費用は対前年度比1.6%の減少と経営改善が図られております。  医療従事者の確保では、医師数が循環器科医師の常勤化を初めとして、3名増の25名となるほか、助産師、看護師でも増員が図られるなど、医療体制でも充実が見られました。  こうした取り組みの結果、赤字額は、平成22年度の9億2,000万円から、昨年度は1億5,000万円となるまでに圧縮されました。27年度と比べますと3億1,000万円の大幅な改善となっております。特に、当面の経営目標とされていた減価償却前収支の確保について、5,500万円の黒字となっており、これまでの経営安定化に向けた職員一丸となった懸命な努力の成果を高く評価するものであります。  その一方で、課題も残されております。整形外科医の確保はいまだ達成されず、経営的にも資金状況は大変厳しいものがあります。また、医師等の医療従事者も人員的に年々充足されつつあるものの、今後は良質な医療提供が継続されることが大事であり、そのためには、質が問われることとなります。  来年早々には、市民が待ち望む新病院建設工事にいよいよ着工される予定となっております。平成32年の開院に向け、残された課題解決への取り組みを一層推進され、市民の信頼に応える大田市立病院となることを期待いたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(内藤芳秀) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかにありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案認定であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第373号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第374号を討論に付します。  本案について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認めます。  これより本案を採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は原案可決であります。  各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、議案第374号は、各委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第375号について討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第375号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第376号について討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第376号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第377号について討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第377号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第378号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第378号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第379号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、議案第379号は、委員長の報告のとおり決しました。 ◎日程第3 市長提出議案(人事案件)上程[提案理由説明・質疑・討論・表決]
    ○議長(内藤芳秀) 日程第3、市長より人事案件が提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。  議案第382号から議案第384号までの人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての3件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  竹腰市長。              [市長 竹腰創一 登壇] ○市長(竹腰創一) 提出いたしております議案第382号から議案第384号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。  人権擁護委員であります片山秀美氏、北畠規正氏、小川博睦氏が本年12月31日をもって任期が満了となります。  松江地方法務局長から後任の人権擁護委員候補者の推薦依頼がありましたので、お手元の議案に掲げておりますとおり、北畠規正氏並びに片山秀美氏の再推薦、小川博睦氏にかえまして、新たに水上恒子氏の推薦をいたしたいと考えますので、議会の御意見を賜りますようお願い申し上げます。  なお、参考までに、大田市の人権擁護委員は12名でございまして、任期は3年でありますことを申し添えまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの説明について、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案3件は、討論を省略して直ちに採決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、本案3件を採決いたします。  まず、議案第382号について、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、議案第382号は、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに決しました。  続いて、議案第383号について、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、議案第383号は、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに決しました。  続いて、議案第384号について、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、議案第384号は、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに決しました。 ◎日程第4 議員提出議案上程提案理由説明・質疑・討論・表決] ○議長(内藤芳秀) 日程第4、議員提案による決議案が1件、意見書案が1件提出されておりますので、これを上程いたします。  まず、議案第385号、竹腰創一市長の退任に伴う感謝決議についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  14番、月森和弘議員。              [14番 月森和弘 登壇] ○14番(月森和弘) それでは、議案第385号、竹腰創一市長の退任に伴う感謝決議につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  このたび、大田市長を退任される竹腰市長に対して、長年にわたる御苦労に感謝するため、別紙のとおり感謝決議をするものであります。  平成29年9月27日提出、大田市議会議員、月森和弘、同じく松村信之、同じく有光孝次、同じく塩谷裕志、同じく大西修、同じく三浦靖、同じく小川和也。  次ページに感謝決議文を載せておりますので、お開きをいただきたいと思います。  それでは、決議文を朗読いたします。  竹腰創一市長の退任に伴う感謝決議。  竹腰市長が、本年10月29日をもって退任されるに当たり、3期12年にわたり新生大田市の市政を担われた御苦労に対し、大田市議会として感謝を申し上げるとともに、深く敬意を表するものであります。  竹腰市長は、平成17年10月、合併により誕生した新生大田市の初代市長に就任され、合併の余韻が残る中、平成19年3月には本市まちづくりの指針となる、大田市総合計画を策定されました。この中で、自然・歴史・ひとが光り輝く誰もが住みやすい県央の中核都市を将来像に、魅力あるまちづくり、活力あるまちづくり、協力によるまちづくりをスローガンとして、地域資源を最大限に生かしたまちづくりにさまざまな角度で政策を提案されました。とりわけ、人口減少を大田市の最重要課題と捉え、子育て支援、定住対策にこれまでにない政策を実践され、住みたい田舎ベストランキング1位を取得するなど、地方が逆風の中で地方自治進展のため貢献された功績は大きなものがあります。  また、平成19年度の石見銀山遺跡の世界遺産登録を初め、森づくりの推進や健康まちづくりの推進は、将来を見据えた大田市の課題に対し、地域づくりの骨格部分への事業着手であり、さまざまな課題の解決に向け御尽力されたことは記憶に新しいところです。  よって、大田市議会は、竹腰市長のこれまでの業績に敬意を表し、大田市発展に御尽力された功績をたたえ、ここに感謝の意を表するものであります。  以上、決議する。  平成29年9月27日。島根県大田市議会。  議員の皆さん方の御賛同を心からお願い申し上げ、議案説明とさせていただきます。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの説明について御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案は、直ちに採決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第385号は、原案のとおり決しました。(拍手)  続いて、意第17号、地方の道路整備社会資本整備)促進を求める意見書の提出についてを議題といたします。  朗読いたさせます。                [事務局職員朗読] ○議長(内藤芳秀) お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。  本案は、直ちに採決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、意第17号は、原案のとおり決しました。  ただいま議決いたしました決議、意見書は直ちに関係先へ送付いたします。 ◎日程第5 大田市立病院医療体制検討特別委員長中間報告 ○議長(内藤芳秀) 日程第5、大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告についてを議題といたします。  お諮りいたします。  大田市立病院医療体制検討特別委員会に付託中の地域医療を守り支えるため、大田市立病院の医療体制の充実及び新病院建設などについての検討並びに意見具申の件について、会議規則第47条第1項の規定により、この際、中間報告を求めることにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、地域医療を守り支えるため、大田市立病院の医療体制の充実及び新病院建設などについての検討並びに意見具申の件については、委員会の中間報告を求めることに決しました。  本案について、副委員長より報告願います。  4番、森山明弘議員。 ○4番(森山明弘) 石田委員長が不在のため、副委員長であります森山が中間報告を行います。  去る5月30日、委員全員出席のもと、第13回大田市立病院医療体制検討特別委員会を開催いたしました。  執行部からは、西尾病院事業管理者、清水副市長、近藤市立病院事務部長、大谷健康福祉部長ほか担当課長、係長が出席いたしました。  付議された事件は4件で、1点目は新大田市立病院建設事業の進捗状況について、2点目は新改革プラン策定について、3点目は患者動向について、4点目は診療体制についてでした。  初めに、西尾病院事業管理者から、病院の近況について話がありました。病院建設については、少しおくれをとっているが、着実に前に進んでいる。改革プランと関連するが、これからの医療は分化と集約、連携ということであり、病院がどういう機能を持つかはっきりさせるよう国が迫っており、病院のサイズダウンをしようとしている。また、地域包括ケアを含めた連携をとることになっており、それを踏まえた病院建設になっている。経営状況については、28年度はDPCを導入、その効果もあり大幅な収益増を図ることができた。減価償却前ではあるが少し黒字を確保できたという状況である。また、医師が若干名ふえたため効果があったと理解している。医師については4月から2名ふえている。いずれも研修医であり、1人は初期研修、もう一人は後期研修であり、この秋からはもう一人、後期研修医が来ることになっている。今後も継続して安定した状態で研修医がいる環境をつくりたい。その上でも奨学金制度の充実を図り、活性化された病院をつくっていきたい。  続いて、近藤事務部長挨拶の後、資料説明があり、質疑に入りました。  初めに、1点目、新大田市立病院建設事業の進捗状況についてであります。  VE提案の採用についての説明について、基礎工法について言えば、地盤改良からくい工法に変更することによって、幾ら差額が出るのか。全て数字を出していただきたい。また、当初設計で1億3,000万円かけたものをVE提案で8項目も変わることは当初の設計が何であったのか納得できないとの質疑に、今回、やり直した部分はあくまでも基本設計であり、実施設計は今まさに行っているところである。従来の公共工事の発注方式では、仕様を確定し、確定した仕様により入札に付し、価格でもって競争入札をかけるのがこれまでのやり方だった。今回採用した方式は、従来の方式とは全く違うECI方式であり、プロポーザル時に施工予定者に対してVE提案を求め、施工方法等の変更を前提とした方法であることを御理解いただきたいとの答弁でした。  続いて、行政としての説明が議員に対して整理のつくわかりやすい説明をしていただきたい。ゼネコンの導入によりコストダウンになり、機能的に設計変更を途中で行うことにより、金額的にうまくいくと思っていた。設計側の途中での説明があればわかるが、今後わかりやすい説明をお願いしたいが、いかがかとの質疑に、事業費についてはたくさんのVE提案により審議している状況である。設計者、発注者、施工予定者の3者で協議を行い、予算の範囲内でできるものを採用しているので御理解いただきたいとの答弁でした。  続いて、病院建設については、市民の一番関心が高い事項であり、議会報告会においても建設時期についての質問があった。きょう、おおむねの病院建設の日程が示されたので、看板等で市民にPRすることを考えていただきたいとの質疑に、看板の設置については、病院の駐車場の外側を囲むように設置されている塀にシートによる横断幕を張りつけ、市民の皆さんへわかりやすく表示することを検討している。また、7月の広報おおだ、病院の広報紙、銀の風にもスケジュールについて掲載し説明させていただきたいと思っている。また、病院のホームページでもスケジュールの変更について市民に周知を図っていきたいとの答弁でした。  その他、意見として、このように多くのVE提案が出た場合、審査委員会で整理して結論を出すべきである。プロポーザルの実施要綱違反であり、再出発すべきであるとの発言がありました。  また、きょうの特別委員会では、積算根拠等の話が重立った論点であった。次回開催時には、安心・安全な建物という観点と積算根拠、経費削減根拠の2点について議論していただきたいとの意見がありました。  次に、2点目、大田市立病院新改革プランについての質疑では、平成31年度、1,800万円の黒字という説明を受けたが、その時点での医師数が27名となっている。整形外科医を含んでの数値計算となっているのか、また、新病院開院時に整形外科医の確保はできるのか、また、31年度、32年度の平均入院日数はどういう数値で計算されたのかとの質疑に、この計画数値は整形外科の収入を見込んでいる。整形外科は病院に対する貢献度が大きい、病院の経営上も病院の機能としても医師確保に全力を挙げて取り組んでまいりたい。また、病院の入院日数については11日程度の平均在院日数で計画しているとの答弁でした。
     続いて、介護型の療養病床がなくなったが、新病院開院に向けて、より一層、介護との連携を図っていただきたいが、いかがかとの質疑に、地域包括ケアの中で、加藤病院の地域包括ケア病棟、慢性期医療と連携し、市立病院から加藤病院の地域包括ケア病棟、それから自宅という切れ目のないケアができるように考えているとの答弁でした。  続いて、団塊の世代が後期高齢者となる、いわゆる2025年問題について、その対策をどう捉えているのか。次に、総合医育成センターについて一般会計から財政支援を行っているが、この体制をいつまで続けるのか。次に、収支計画について、オープンが半年ずれ込むがそのあたりを考慮して収支計画を立てているのか、また、新病院建設に当たり、その財源として過疎債の扱いについてどう考えているのかとの質疑に、大田圏域の人口動向は65歳以上の年齢の人口はほぼ横ばいで、徐々に下がっていく。その見込みで新病院の建設の229床を出した。急性期、回復期もカバーできる。慢性期については介護施設との連携を含めカバーできる。  次に、総合医育成センターについては、5年間の更新になったので、平成33年までの継続となった。育成センターも大学の全面的な協力は得られにくいところがあり、現在6名の医師が赴任しており一定の診療を果たしていただいている。今後は市と大学と病院と3者の中で検討したい。  次に、収支計画については、32年度当初から新病院での収支計画という形で組み立てている。新病院建設については、128億円全て試算している。また、過疎債については2分の1までが充当の条件となっており、要望、要求はその2分の1でお願いさせていただくとの答弁でした。  以上で、第13回の大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告を終わります。  続いて、第14回の大田市立病院医療体制検討特別委員会を8月29日、委員全員出席のもと開催いたしました。  執行部からは竹腰市長、清水副市長、西尾病院事業管理者、近藤市立病院事務部長、原田政策企画部長、大谷健康福祉部長が出席いたしました。  付議事件は1件、新大田市立病院建設事業の進捗についてでありました。  初めに、竹腰市長から挨拶、続いて、西尾病院事業管理者から新病院建設の工期が2年おくれている。新病院建設は大田市にとって一刻の猶予がない喫緊の課題である。早期着工に向け御理解、御支援を賜りたいとの挨拶がありました。  議案について、資料説明があった後、質疑に入りました。  初めに、ECI方式の考え方について疑問に思う。不調・不落の防止、事業費の低減の観点から導入された経緯があると思う。しかしながら、結果的には入札価格が12億円も高かった。プロポーザルの採点方式では問題ないが、差額は12億円も違うものを採用するのに疑問を感じる。もう一点は、もう1社との差が何があったのか、地元企業とJVを組む数の問題だった。そのために、12億円の差が出てきた。低減の観点からいうと意味がない。説明したことと違っているが説明していただきたいとの質疑に、プロポーザルにおける参考概算事業費と見積額の差についてであるが、協力事業者選定後、11月29日に3者で基本協定を締結した。参考概算事業費税抜きで85億8,000万円であり、これを契約目標金額とするとともに、設計協議においてさまざまな技術提案及び経済的提案を取り入れ、発注者の求める機能及び品質を備えた実施設計を完成させるということを確認した。  また、2点目の地元企業の差については、最優秀者となった業者の提案がより高い具体的な提案がなされていたということで、より評価を得たということである。  審査結果については、全部で14項目において審査を行い、総合的に高かった大成建設が協力事業者ということで選定されたとの答弁でした。  また、関連して、急に12億円下げて建設するというのは逆に心配になるが、品質についてはどうかとの質疑に、3者協議で、施工者、発注者、設計者、3者一体となって非常に多くの議論をし、この品質なら問題ないと採用したとの答弁でした。  次に、新病院建設については、全員協議会でECI方式について了承してきた経過がある。事業費については、概算事業費が85億8,000万円で、今、12億円高い業者に決めているという話になっているが、ECI方式とはそういうものであり、VE提案も病院設計業者、予定事業者と3者で協議しながら概算事業費に合わせてくる努力をするか、12億円は大変な数字であるが、これが大企業のノウハウだと解釈している。しっかりと金額を下げていただき安心・安全な建物を建てもらいたいが、所見を伺うとの質疑に、ECI方式、3者で知恵を絞り、いい病院にしていく必要がある。12月には契約に至りたいという考えを持っているので、精いっぱい努力してまいりたいとの答弁でした。  次に、市内業者の活性化対策として、JVの構成員について、プロポーザル実施要綱では、業者名が特定できるような表現は避けるというふうになっている。A社、B社がJVの構成員の名前を審査会において出したところ、出さないところがあって、その差が大きく開いたのではないかと感じている。審査会の中でどうであったのかとの質疑に、要綱では、業者名の特定できる表現は避けるというふうに記載しているが、地元下請業者の名を出してはいけないということではないとの答弁でした。  また、見積額とVE提案の評価で、見積額が重視されなければならないと思うが、その配点についてまずいという声は上がらなかったのかとの質疑に、配点は見積額が10点、VE提案が25点あり、先進地の事例、五、六社を参考に決定し、おおむね平均的な評価点となっているとの答弁でした。  次に、耐震性について、エネルギー棟を地上から屋上に設置することについては、3月までのVE提案の中にはなかった。南海トラフ地震に耐えられる耐震性はあるのかとの質疑に、新病院の耐震性は重要度係数Ⅰ類の建築物で、通常の建築物の1.5倍の体力を持っている。震度6強の地震を受けても補修することなく施設を使用することができる。この震度6の基準であるが、国交省建築基準法に定めがあり、数百年に1度起こる地震に対して補修することなく使用できる性能を今回目指しているとの答弁でした。  次に、予算概算事業費については公的単価が入っている。また、VE提案は企業単価が入っているので理解しにくい。公的単価と企業単価を分けて説明していただきたいとの質疑に、今回のVE提案は、あくまで企業積算、事業者積算であり、これを取り入れた内容をもって、最後には公共積算値に戻して積算をやり直すということになるとの答弁でした。  最後に、今回の新病院建設については、ECI方式で議会でも決定した事項であり、建設も1年半おくれており、建設予定地の維持管理だけでも年間700万円程度経費がかかっている。今回出ている問題については、建設検証委員会のようなものをつくり、例えば専門家、弁護士、県の専門委員の方々に検証していただきたい。この問題の話をしていても進まないので、前向きに話が進むよう考えてほしいとの意見がありました。  執行部からは、大規模工事の執行のあり方について、どういった検証をすればいいか内部で検討させていただきたいとの回答がありました。  以上、大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告といたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの報告について御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいまの報告は了承することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告は、了承することに決しました。 ◎日程第6 陳情の処理 ○議長(内藤芳秀) 日程第6、陳情書が1件提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。  陳情第13号、日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書提出方についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本陳情は、陳情文書表のとおり、民生委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、本陳情は陳情文書表のとおり、民生委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。  ここで、竹腰市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。  竹腰市長。              [市長 竹腰創一 登壇] ○市長(竹腰創一) お許しをいただきましたので、9月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  今定例会におきまして、9月1日開会以来本日まで27日間にわたり、提案をいたしました平成28年度決算認定を初め、補正予算や一般案件等、重要案件につきまして、慎重に御審議賜り、本日ここに全ての議案を議了いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。  審議に際しましての御意見、御指摘につきましては、十分留意の上、今後の市政運営に努めてまいる所存であります。  次に、平成29年度の補正予算の専決処分についてお願い申し上げます。御理解賜りたいと存じます。  明日28日に、第194回臨時国会が召集され、臨時国会冒頭での衆議院の解散が予定されております。これに伴います衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官の国民審査に係る経費の執行が見込まれることから、地方自治法の規定に基づき、補正予算の専決処分を行いたいと考えておりますので、御了承賜りますようお願い申し上げます。  さて、私ごとになりますが、私の任期も余すところ残りわずかとなりました。議会初日に申し上げましたとおり、特に緊急案件のない限り、本日が私にとりまして最終の議会ということになります。  思い起こせば平成17年10月、市民の皆様の信託を得て、新しい大田市の初代市長に就任して以来、自然・歴史・ひとが光り輝く誰もが住みよい県央の中核都市実現に向けて、市政推進に全力を傾注した3期12年でありましたが、過ぎてみればあっという間であったようにも感じているところであります。  この間、政治も経済も大きく変化し、地域経済や地方自治をめぐっては、激動の厳しい情勢下にありました。失われた20年とも言われ、リーマンショックも発生いたしました。歴史的政権交代も含めて、2度の政権交代もありました。地財ショックと言われた年は、新市発足1年前のことでありまして、三位一体の改革により、地方交付税が大幅に減額となるなど、財政問題が自治体経営の根幹を揺るがす問題となりました。  また、この年は新臨床研修制度が導入された年でもあり、これを境に医師確保が困難をきわめ、自治体病院設置者として断腸の思いでありましたが、救急告示病院の指定を取り下げざるを得なくなる事態となりました。  こうした時代背景のもと、平成18年度を改革元年とし、集中改革プランをつくって、行財政改革を断行するとともに、人口減少問題が大田市が直面しているさまざまな問題の根幹にあって、この対策こそ最重要課題であるとし、平成18年度、定住元年とも位置づけ、産業振興と子育て支援を2つの柱に定住ビジョンをつくって、この対策に一丸となって取り組んできたところであります。  守りを固めることに重心を置きがちな社会経済情勢下にありましたが、決して守りに終始することなく、あらゆる可能性を探りながら積極的にチャレンジしたと振り返っています。そうした攻めの精神を常に念頭に置いていたことが、石見銀山の逆転による世界遺産登録実現や住みたい田舎ベストランキングで全国1位、総合医療学講座開設等による大田市の医療再生への前進につながったと自負いたしております。  この医療に関しましては、今議会に上程いたしました大田市立病院平成28年度決算におきまして、償却前黒字を計上するまでに回復してきています。最悪でありました平成22年度から、医療機能、経営内容が徐々に回復し、償却前黒字決算となりましたのは10年ぶりのことになります。ひとえに職員一丸となっての地道な努力の積み重ねのたまものでありますが、私自身、地域医療提供体制崩壊の危機的情勢の中、あらゆる可能性を求めるとともに、医師確保等に東奔西走した日々を思い起こし、大変感慨深いものを感じております。言うまでもなく医療提供体制を充実するとともに、市民の健康確保こそ、行政の究極の目的であります。地方創生の時代、その要諦は地域にあるもの、地域資源をどう生かすのかということであり、そのことこそ問われていると思いますが、目指すは市民の健康確保、増進であり、大田市独自の歴史的資源、自然資源を生かした産業振興、観光振興につながる日本一の健康保養都市実現であります。  今、ファームツアー、事業者の視察ツアーや企業の健康研修など、さまざまな動きが活発化してまいりました。さらに、今後一歩一歩、目標に向かって前進していくことを願っています。  また、未来につなぐ森づくり構想、全国植樹祭開催地の内定、IT企業の誘致、6次産業創出、教育の魅力化、医療、福祉、道路や下水道、生活、産業、インフラ整備、災害に強いまちづくり等々、さまざまな分野で取り組みが着実に前進を見ています。このことは、ひとえに市民の皆様、議員各位の御理解、御協力のたまものであり、心より敬意を表し、感謝申し上げる次第であります。  一方で、新病院建設、新可燃物処理場、駅周辺地域などの中心市街地の再生、道の駅整備、新たな段階を迎えた石見銀山、三瓶山のナショナルパークとしての魅力化、持続可能なまちづくり、小さな拠点づくり等々、あらゆる分野で残された課題も山積いたしております。  そして、今や日本は本格的な人口減少社会、超高齢社会を迎えています。今世紀中に人口減少に歯どめがかからない、いわば規模縮小社会とも言える時代であり、経済構造、社会システム変化という潮目の局面にあります。社会を大きく旋回する新たな時代、トータルな設計図を描けた地域はいまだどこにもありませんが、大田市としてどう進めるのか、総力を挙げてつくり上げていかなければなりません。地域一丸とならずして、道は開けない時代であります。内発的にどう切り開いていくのか、地方創生はまさにそのことであり、これからが正念場であります。  そうした中で、緒についた課題、いよいよこれからといった課題も残されていますが、それぞれに一定の道筋もつけることができたことから、市長として3期12年を区切りに退任することといたしました。  大変申しおくれましたが、先ほどは身に余る感謝の決議を賜り、恐縮しております。私自身、このような御配慮に対しまして、感謝の言葉もございませんが、ただただお礼申し上げるのみであります。本当にありがとうございました。  今、退任に際しまして一抹の自責の念も感じているところであります。12年前に市長就任に際しましてのインタビューで、座右の銘を聞かれ、至誠測怛、至誠にして動かざるものは、いまだこれあらざるなりという言葉を申し上げたのを覚えております。至誠、誠に至ると書きますが、誠意を尽くして事に当たれば、どのようなものでも必ず動かすことができる、誠を持って接すれば、相手に必ずやその思いは通ずるという意味であります。私自身、この言葉を常に念頭に置いてはいたものの、果たしてそのとおりにできただろうか、十分でなかったこともあるのではないか、また、議員の皆さんの御提案や市民の皆さんの御要望にも対応や説明が時には不十分だったのではないかと、内心じくじたる思いがしているところでありますが、その点に関しましては、この場をおかりいたしまして、おわび申し上げる次第であります。  私は10月29日で退任をいたしますが、任期満了までの1カ月、残された課題の前進、大田市発展に向け、諸施策の推進に全力を傾注し職務を真っ当する所存であります。  最後まで変わりませず、皆様方にはよろしくお願いをいたします。  議員各位におかれましては、どうか引き続き市政発展のため御精進賜りますとともに、健康に御留意いただき、一層の御活躍を心よりお祈り申し上げ、お礼の御挨拶とさせていただきます。お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(内藤芳秀) この際、お許しをいただきまして、私からも一言御挨拶を申し述べさせていただきたいと思います。              [議長 内藤芳秀 登壇] ○議長(内藤芳秀) 平成29年9月定例市議会を閉じるに当たり、お許しをいただきまして、私からも一言御挨拶を述べさせていただきます。  9月1日開会されました本定例会も、27日間にわたる会期、その全てを議了し、本日ここに閉会の運びとなりました。  議長といたしまして、熱心に御審議をいただきました議員各位はもとより、執行部の皆様の御協力に深く感謝申し上げます。  さて、先ほどは竹腰市長より退任の御挨拶をいただきました。議会からも、その御労苦に対し、改めてお礼の御挨拶を申し上げさせていただきます。  光陰矢のごとしのことわざにあるように、竹腰市長の就任から、早いもので丸12年の歳月を迎える時期となりました。この間、総合計画の策定を初めとして、心配された石見銀山遺跡の世界遺産登録の実現、市立病院の医師不足に対応すべく、総合医育成センターの開設、山陰自動車道の期成同盟会会長として、出雲-江津間の道路整備の進捗、耐震強化に伴う新給食センターや災害拠点となる大田消防署建設、また、新不燃物処理事業や新大田市立病院建設への事業着手などの社会基盤整備の進展、一方で、人口減少対策としての子育て支援や若者定住対策を推進され、当時としては他市に先駆けた積極的な取り組みをされたところでございます。  また、最近では、荒廃した森林対策として、森づくり推進室の設置や、健康によるまちづくりの推進など、時代の変化を見据えた大所高所からの施策の推進は、これからではありますが、時期を捉えた大きな一歩を歩み出したところでございます。  時代としては、グローバル経済が進展し、国内においては東京への一極集中が進む中、地方行政運営は財源を含め、地域振興や人口減少対策に努力を重ねても、時代の潮流にあらがい、結果をあるいは効果を生み出すことに苦労しているのが現状でございます。竹腰市長におかれましても、次から次へと新たな政策課題への対応と市民の負託に応えていく重責のはざまにおられた12年間ではなかったかと推察するところでございます。  このたびは、10月末の任期満了をもって潔く御勇退を決断されました。この12年間の真摯な取り組みや市政の発展に大きく寄与された功績ははかり知れないものがあり、ここに改めて議会を代表し、深く感謝を申し上げる次第でございます。  結びに、竹腰市長のこれからの御健勝、御多幸を御祈念申し上げ、お礼の御挨拶とさせていただきます。               [議長 議長席着席] ○議長(内藤芳秀) 以上で本定例会に付議されました事件は全て議了いたしましたので、平成29年第3回大田市議会定例会を閉会いたします。               午前11時30分 閉会  以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。  平成29年9月27日          大田市議会議長          大田市議会副議長          大田市議会議員          大田市議会議員...