大田市議会 2013-12-16
平成25年第 5回定例会(第5日12月16日)
本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりといたします。
ここで、本日の日程に入ります前に、先般9日の本会議、議案質疑における答弁について、
田中建設部長より発言の申し出がありますので、これを許します。
田中建設部長。
[
建設部長 田中 功 登壇]
○
建設部長(田中 功) おはようございます。発言のお許しをいただきましたので、12月9日の上程議案に対する総括質疑での答弁で、議案第448号、平成25年度大田市
一般会計補正予算(第4号)、
都市公園整備事業の
大田市民プール改修工事の工期につきまして、訂正をしておわびを申し上げます。
福田佳代子議員の御質問には6月の
使用開始に間に合わせる、それから三浦議員の御質問には
年度内完了は難しく繰り越しとの御答弁を申し上げましたが、正しくは、議決を賜りました後、早急に発注をいたしまして、平成26年3月末の完了を目指しますが、やむなく繰り越す場合でも平成26年6月の
使用開始までには完了するということでございます。大変申しわけございませんでした。
なお、繰り越しが必要となった場合には3月議会で必要な手続をお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
◎日程第1
議長諸般の報告
○議長(
有光孝次) 日程第1、お手元に平成24年度大田市
教育委員会の事務に関する点検・評価結果に関する報告書が
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定により提出されておりますので、ごらんおきいただきたいと思います。
◎日程第2
付託案件審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
有光孝次) 日程第2、
付託案件審査報告並びに
委員長報告に対する質疑を行います。
さきに
常任委員会に付託いたしました議案第448号から議案第466号までの19件を一括議題といたします。
各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長より報告を求めます。
初めに、
総務教育委員長の報告を求めます。
11番、
河村賢治議員。
[11番
河村賢治 登壇]
○11番(
河村賢治) おはようございます。
総務教育委員会の報告をいたします。
去る12月9日、本会議におきまして
総務教育委員会に付託されました
予算案件1件、
条例案件2件について、12月10日、
委員全員出席のもと委員会を開催し、審査を行いましたので、報告をいたします。
まず、議案第448号、平成25年度大田市
一般会計補正予算(第4号)(歳入、
所管歳出)でありますが、
全会一致、
原案可決でございます。
歳入での質疑は、
災害復旧費の補助について、
激甚災害の激甚指定がなかった場合の補助について、12月補正、9月補正のところでの金額は5億7,000万円になると思うが、今年度災害の査定は残っているのかなどの質問に、現
年耕地災害復旧は事業費1億2,560万円のうち国県が6,922万円としていますが、これは
激甚災害を適用する前の一番低い補助率を用いて算出している。林道災害、現
年土木災害も一番低い補助率で掲げている。その中で、現
年耕地災害が激甚となり、今後補助率が上がる申請をすることになる。3月時点の結果をもって補助金が増となる見込みであり、
財源組み替えの補正を3月議会に上程ということになる。また、査定は全部終了している。このたびの補正の中で国の査定を受けた85%を25年度、このたびにお願いするもので、残り15%は過年災という形で26年度以降に事業をお願いするでありました。
次に、
所管歳出であります。
教育委員会総務課の
学校家具転倒防止対策事業220万円は小学校6校に30万円、中学校1校に40万円を振り分けているが、そうした振り分けで内容的には大丈夫かの質問に、上限が30万円ということで、学校によりいろいろな戸棚がある。学校により危ないところから行い、調整をしていくでありました。
また、県の事業であるが、危険な箇所が多く、金額が足らないときはどうなるのかの質問に、そうしたときは財政課とも協議をしていくでありました。
また、この転倒防止の事業は25年度、26年度で終了かの質問に、26年度までに全部の学校の事業を終えたい。また、関連をしてですが、来年度、川合、池田、仁摩の3小学校の
体育館耐震補強工事を行い、これからの予定では、27年度をめどに
大田小学校の
耐震補強工事を協議しているとの説明がございました。
次に、
川合小学校の芝生化でありますが、体育館の
耐震補強工事と重なるが、
耐震補強工事はいつかに対し、川合小、池田小は10月をめどに、仁摩小は12月末であるでした。
芝生化については丁寧に行うと言われたが、詳細についてはに対し、ポット苗を校庭に線を引き、穴を掘り植えていくであり、凹凸ができないようお願いする。そうしないと次の学校に進んでいかないと思うに対しては、久手小とは方法を変え丁寧に作業を進めていきたいので多くの皆さんに御協力をいただきたいと
教育委員会からの説明がありました。
次に、議案第457号、大田市
市税外収入金の
督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部を改正する
条例制定については、
全会一致、
原案可決でございます。
質疑では、この条例改正で大田市として何人が該当かの質問に、今回の条例はさまざまな条例、特に
税外収入金は89項目あり、それぞれ該当の合計は把握していないであり、ここでの延滞金は未納があった方がなおかつその未納に対して一定の期限に納付しなかったことでかかる延滞金のことであるとの説明でした。
それでは全く該当がないということではないと理解してもよいのかの質問に、24年度
決算ベースで
税外収入金の適用される収入額は5億5,140万円程度が歳入にある。これは
保育所保育料、
葬斎場使用料などが該当する。この中で未納額があるものは17項目ある。人数的には把握していないでありました。
また、今回の改正は他市も同様かの質問に、今回の改正は県内大体足並みがそろっている。率についても同じであるでありました。
議案第457号は以上で、次に、議案第458号、大田市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
全会一致、
原案可決でございます。
初めに、
病院事務部より資料を使い説明がありました。その内容は、全部適用への移行時期は4月1日であり、現在は
地方公営企業法の財務適用のみであるが、組織、人事も含め全部が適用となる。
運営責任者は市長から
病院事業管理者に移行する。組織運営は基本、市の設置条例に定めるが、人事権限、職員採用、労働条件、雇用待遇など詳細は
事業管理者に任される。ただし給与の種類、基準は条例で定めることとし、細やかな額は規定で定める。職員の身分や
一般会計からの繰り入れの関係はこれまでと変わらない。
病院事業管理者は市長が任命をする常勤の特別職で、任期は4年と
地方公営企業法でなっている。これにより経営責任を明確化し、変化する
医療環境に対し現場を任すことにより迅速に対応できるであり、質疑では、
病院管理者としてはいろいろ考えられるが、病院長が
事業管理者になったとしたら仕事の激務が予想されるが、いかがかの質問に、県内の状況では、安来市立、松江市立が病院長が
事業管理者である。出雲市立、雲南市立は別の方が管理者となっている。議会出席のため午前中の診療は大学の支援が必要となってくる。
病院内外の業務、会議は担当制をとっていくよう考えるであり、総合医療センターへのかかわりはどうなるかの質問に、大田市が寄附をし大学が
講座センターを設置し、病院はそれを使って
医療体制の充実を図っていく。さらにどう活用するかが課題だと思うでありました。
医療確保はどうなるかの質問に、大学と連携、信頼関係を深め、派遣をしていただけるよう努める。
総合医療学講座を活用しての
医療体制を充実する。県の
赤ひげバンクの利用も考えているなどでありました。
全部適用になると市の関与が少なくなり、病院お任せとなると困る。市のサポートは今までと変わらず必要である。例えば事務部の市職員の異動も含め、市の関与はどうなるかの質問に、よい
病院づくりのため、病院での判断をスピード化し、これまでも市長、副市長、院長、副院長など
意見合わせのため円卓会議を行ってきた。今後もこれにかわるものが必要と思う。事務部の職員は今後新たに病院においての採用も考えられる。現在の20人の人事交流も今後も続けていくであり、こういう人事のことは他の病院の成果をもとに勉強していないのか。このことを決めてから全適にするべきであるが、答弁から感じられないと意見もあり、全適のメリット、一部適用の
デメリットを具体的に伺うに対し、全適により権限の一元化をし、
病院運営をしていくことが適当である。
県立中央病院では10数年前の経営危機から
運営医療スタッフの確保をうまく行われ、現在の経営になった。
雲南病院も周辺の
医療環境の改善がされてきている。また、
医師確保の難しさ、
病院運営も厳しい中に置かれている。こうした状況下にあるので、権限と責任を持った方が
病院運営をしていくことが必要であり、日々
医療関係も変わる中、組織、人事などを速やかに改正していくことが全適のメリットであり、成果も出てくる。細やかなことに対しては病院で改善していくことにより患者にとってよい医療ができると思うでありました。
デメリットと思われることとし、
事務部長より、
病院事務部に行ってみて、
病院運営は大田市行政職とは全く違うと感じた。一部適用は職員の採用や使用料、手数料も含め、物事の決定が迅速に行われなくてはならないが、市長部局との調整時間が必要になる。病院にある程度権限をいただき判断したほうが大田市の医療にとって有効だと思う。しかし、あくまでも市の支えがあっての業務であり、市の考え方が底辺にあるとの答弁でありました。
現状での人数での事務部は全適に移行したとき人数が足りるのかの質問に、新しい
事業管理者のもとで今後の病院をどのようにして運営していくのか、それには何人の人員が必要なのか考えていかなくてはいけない。
大田総合医療育成センターを活用していくには、配置がどうなるかなど、人員が不足するのか今後考えさせてほしい。
また、
総務部長より、今後人事、人員については
病院事務部、
市民生活部よりヒアリングを行う中で必要な人員等も判断していく。全適に移行すれば病院においても必要な人事採用が可能となる。4月時点では必要数を確保するでありました。
また、市長より、全部適用になると病院にお任せとなるのではという指摘もあったが、医療は非常に専門性が高く、またそれが求められる。例えば
医師確保は経営上大きなものがある。それには
トップセールスとして市長も出かけていかなくてはならないし、そのつもりでいる。しかし、これは
病院主導、医師主導で動いていただき、その中で市長の役割を果たしていかなくてはいけないと思っている。定期的な情報交換をしながらしっかり連携を図り、厳しい
医療情勢の中、少しでも
医療提供体制の向上を考えていくと述べられました。
審査での意見は、全適に向かって頑張ってほしい。診療など患者に支障を来さないよう要望をする。県内他市、県外の病院の様子を勉強し、
病院事業管理者をしっかりサポートし、機能性の向上などを図り、成功を祈りたいなどでありました。
以上で
総務教育委員会の報告を終わります。
○議長(
有光孝次) ただいまの
総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
23番、清水 勝議員。
○23番(清水 勝) 1点だけお尋ねいたします。
委員長報告の中で
大田市立病院と
大田市議会との関係について触れられなかったと思うんですが、3条予算、いわゆる収益的な
収入支出、それから4条予算の資本的な
収入支出、この関係については御案内のとおり
議決案件でもございます。あるいは決算認定の案件でもあります。そういう案件について、そのほかについても節々では病院に関係する条例の一部改正があるわけですけれども、そういう関係については
議決案件に、この関係についてどういう扱いになるのか、今までと一緒なのか、あるいは全適によってこの
議決案件の状況がこういうところが変わるよという状況があったのかどうなのか、そういう関係について少し説明をお願いいたします。
○議長(
有光孝次)
河村賢治議員。
○11番(
河村賢治) 病院と議会の関係、まず
事業管理者の方は、先ほども言いましたけれども、議会に出席をされるそうです。そして、大きな今までの
議決案件であったことはそのまま続けていかれて、詳細は病院のほうにお任せするというふうな理解をしております。
○議長(
有光孝次) 清水 勝議員。
○23番(清水 勝) 簡単に言いますと、従来どおりに議会との対応は同等なのか、あるいは変化してくるのか、変わってくるのか、その点だけ簡単にお知らせいただきたいと思います。
○議長(
有光孝次)
河村賢治議員。
○11番(
河村賢治) 変わらないと聞いております。
○議長(
有光孝次) ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ないようでありますので、以上で
総務教育委員長報告に対する質疑を終結いたします。
続いて、
民生委員長の報告を求めます。
7番、
石田洋治議員。
[7番
石田洋治 登壇]
○7番(
石田洋治) 今議会におきまして、去る12月9日、
民生委員会に付託されました
予算案件5件、
一般案件1件につきましては、12月11日、全
委員出席のもと委員会を開催し、審査を終えております。委員会には、執行部より竹腰市長を初め
船木市民生活部長、
近藤市立病院事務部長ほか関係いたします次長、
課長出席のもと慎重に審査をいたしました。その審査の経過並びに結果、また可否判定において示された主な意見について御報告いたします。
まず、議案第448号の審査の結果について申し上げます。
平成25年度大田市
一般会計補正予算(第4号)(
所管歳出)につきましては、
全会一致、
原案可決であります。
審査における主な質疑について御報告申し上げます。
健康保険年金課所管では、
国県補助金等返還金76万6,000円について、
健康増進事業県費補助金で
生活保護世帯の健診率はどうか、また
がん検診推進事業について受診率が低いと思うが、どういう取り組みであったのかとの問いに、
生活保護世帯については
社会福祉課と連携しながら対応している。また、
がん無料クーポン事業であるが、受診率は25%程度で、県下では高いほうである。しかし引き続き
受診率アップに努めてまいりたいとの答弁でした。
また、島根県妊婦健診
臨時特例交付金事業補助金について、
補助対象回数6回から14回分の9回が平均7.6回ということであるが、その要因はとの質問に、いわゆる正期産は37週で、14回のうち12回目の券を使うのが37週、13回目が38週、14回目が39週である。通常37週から38週の間で多くの赤ちゃんが生まれることから、14回目の券が使われず余ってくるということになるとの答弁でした。
また、補助金の返還金で実績減なり予定者数の減ということで返還金が生じている。関係者に周知徹底する必要があると考えるが、周知方について伺いたいとの問いに、
がん無料クーポン事業については、節目検診であり、対象者個人に通知している。また、妊婦健診については、母子手帳発行時に14回の無料券を差し上げているとの答弁でした。
続いて、高齢者福祉課所管の介護保険事業特別会計繰出金マイナス636万1,000円について、サブセンターの負担金減ということで、市内各事業所からの出向職員、当初予定が9名で、これが6名であったということであるが、その理由について教えていただきたいとの問いに、平成24年、平成25年について9名でお願いしたが、事業所のほうも忙しく余裕がないということで6名になった。減ったところは嘱託職員で対応したとの答弁でした。
可否判定での意見として、
国県補助金等返還金について、補助金の有効活用については周知徹底をしていただきたい。また、適正な予算計上に努めてほしい。また、
生活保護世帯の健康診査、その他の検診についても
受診率アップに取り組んでほしいとの意見がありました。
続いて、議案第449号、平成25年度大田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、
全会一致、
原案可決であります。
質疑では、基金積立金であるが、当初基金の取り崩しで歳入面の予算が組み立ててあったと思うが、今回1億5,000万円は当初取り崩した分を穴埋めしておくということかとの問いに、従来決算認定の段階で繰り越しを見込んで、その分を歳入に充てて保険料を下げるという手法をとっていたが、繰り越しの決算認定を受けていない段階で繰越金を見込むということはいかがなものかということで、基金の取り崩しで対応させていただいた。9月議会で決算認定の段階で繰越金は基金に積み立てた。このたびの繰越金については、今回の補正で不足する財源の一部は出しているが、その残りの残については全て基金のほうに積み立てさせていただいたとの答弁でした。
可否判定での意見としては、がん検診等については周知徹底を図ってほしい。予防の取り組みをしっかりやってほしい。また退職者療養給付費の補正額が随分ふえている。退職者分も精算ということで財源的には有利であるので、27年3月までということであるが、徹底してやってほしいとの意見がありました。
続いて、議案第450号、平成25年度大田市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、
全会一致、
原案可決であります。意見はございませんでした。
続いて、議案第451号、平成25年度大田市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、
全会一致、
原案可決であります。
可否判定での意見としては、介護認定において今後増加していく中で、訪問介護、通所介護など重度化しない取り組みが大切である。予防についてはしっかり取り組んでいただきたい。また、包括的支援事業は基本的には直営であるので、事業所等の支援体制を明確にする中で予算立てすべきである。
続いて、議案第456号、平成25年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)については、
全会一致、
原案可決であります。
質疑では、6月末医師が退職、それに伴い看護師も減ということであるが、何名かとの問いに、看護師は2名減である。
また、災害対策でDMATの医療機器の整備について、補助率は2分の1になっているが、100%補助ではないのかとの問いに、DMATの補助率は2分の1である。
今回県議会に提出されており、要綱の中では基準額を設けられており、その基準額の2分の1である。今回の緊急車両については、補助基準額は600万円となっており、ワンボックス4WD車で、サイレン、赤色灯など架装費用を含めて420万円になり、この2分の1が補助金となるとの答弁でした。
また、25年度収益的収支で5億2,400万円のマイナスであるが、前年度より改善すると思っていたが、どうかとの問いに、収入は変わっていないし、収支も人件費の補正のみである。現状では収入は計画どおり順調に推移しており、収支もそのほかの経費は3月補正で圧縮できると思うので、最終決算はもう少しいい報告ができると思っているとの答弁でした。
また、DMATのチーム編成はとの問いに、ドクター1名、看護師2名、業務調整員として事務職、薬剤、画像検査などのコメディカル2名であるとの答弁でした。
また、クラークについては11名と聞いているが、十分足りている状況なのかとの問いに、医師クラークについては4名増で、現在12名おり、徐々にふやしていく過渡期である。外来クラーク、秘書クラークは7名増で、現在12名となっている。医師、看護師の負担軽減ということから診療報酬改定の中に盛り込まれているとの答弁でした。
可否判定における意見では、DMATについては、要綱等、仕組みに係るものをまず示され、予算についての説明をすべきではないか。クラークについては、雇用体制を含め適正な体制で運用していただきたい。
続いて、議案第459号、大田市
国民健康保険仁摩診療所の
指定管理者の指定については、
全会一致、
原案可決であります。
意見として、院長さんには、健康に留意され、地域医療を支えていただきたいとの意見がありました。
以上、
民生委員会に付託されました議案6件の審査の結果や質疑、意見について御報告いたしました。議員各位の御賛同をお願いし、報告を終わります。
○議長(
有光孝次) ただいまの
民生委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御質疑なしと認めます。
続いて、
産業建設委員長の報告を求めます。
13番、内藤芳秀議員。
[13番 内藤芳秀 登壇]
○13番(内藤芳秀) それでは、産業建設委員会の
委員長報告をいたします。
12月9日の本会議におきまして産業建設委員会に付託されました議案第448号、平成25年度大田市
一般会計補正予算(第4号)(
所管歳出)を初めとして
予算案件5件、
指定管理者の指定についての
一般案件7件につきまして、12月12日に委員会を開催、その審議を終えておりますので、質疑の主な内容と結果につきまして御報告申し上げます。
当日は、竹腰市長ほかそれぞれの担当部の部長、次長ほかの出席のもと開催し、初めに竹腰市長から御挨拶をいただいた後、産業振興部から議案の説明をいただきました。
産業振興部の補正額は合計2,347万6,000円であります。内訳として、産業企画課が、旧さんのあの安全対策事業が220万円、臨時職員人件費が18万4,000円、観光振興課が新規積立金2件で1,225万5,000円、臨時嘱託人件費が479万5,000円、農林水産課が、嘱託人件費が190万4,000円、波根漁協の改修費が70万円、農業担い手支援センターが青年就農給付金として143万8,000円であります。
主な質疑として、産業企画課で、産業支援センターの運営で臨時職員の人件費が計上されているが、現在の運営状況についてはという問いに、毎月1回支援センター会議を開催している。20名程度の参加があり、オブザーバーとして金融機関や県の産業振興財団からも出席を得ている。現場視察を行いながら主に情報交換をしているという説明でありました。
次に、建設部所管であります。全体の補正額は、事業の
財源組み替えや計画変更の事業もあり、総額は2億4,272万円でございます。内訳として、事業推進課が久手地区における地籍調査事業の業務委託料の増額により152万円、土木課で現
年耕地災害、林道災害、土木災害、それぞれの復旧事業を中心に計3億3,970万円であります。ことしは特に石見地域は数度にわたり時間雨量が100ミリを超える大雨に見舞われたわけでありますが、7月末、8月23日から25日にかけて、また10月23日から24日の豪雨により被災した災害箇所数については、現
年耕地災害は165カ所、林道災害は13カ所、土木災害は485カ所であり、倒木処理や土木流出等の応急的な対応で済まされている箇所もあるが、査定後の復旧見積もりに時間を要したこともあり、補助事業を中心にこれから発注を出す段階であり、遅くとも2月ごろまでには発注を出したいという説明でありました。
都市計画課では、大田市駅東側まちづくり事業が国庫補助事業採択により2,400万円の一般財源の組み替え、街なみ環境整備事業では、全協でも説明があったところでございますけれども、温泉津地区における事業計画の変更による取りやめで1億5,500万円の減額、
都市公園整備事業では、大田市民公園プールの改修事業で5,880万円、工期としては来年3月末までの完成を目指すという改めての答弁でございました。
主な意見として、地籍事業については、大田市の場合、進捗率が低いので一層の進展を図ってもらいたい。
災害復旧についての現段階での復旧できていない箇所数はという問いに、170カ所程度であり、場合によっては繰り越しとなる可能性があるという説明でございました。これに対して、できるだけ
年度内完了を目指してもらいたいという意見がありました。
次に、議案第452号、平成25年度大田市
簡易給水施設事業特別会計補正予算(第3号)であります。内容として、人件費補正が215万円、水道施設改修事業が2件、井田地内での水道管改良工事と大代町の本郷営農飲雑用水施設のポンプ制御盤の取りかえ工事であります。もう1件は温泉津地区の下水道事業の取りやめに伴い4,886万円の減額補正でありました。意見はありませんでした。
次に、議案第453号、平成25年度大田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)については、意見はありませんでした。
次に、議案第454号、大田市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。補正額は減額の8,000万円であります。内容につきましては、温泉津地区における工事の年次計画の変更によるものであります。意見はありませんでした。
次に、議案第455号、大田市
水道事業会計補正予算(第2号)であります。内容は職員の会計間異動に伴う人件費の補正で、89万6,000円であります。意見はありませんでした。
予算案件5件につきまして、審議の結果でありますが、5件全て
全会一致、
原案可決であります。
続いて、
指定管理者の指定について、7件であります。
議案第460号から第463号までの公募による指定について、議案第464号、
井田生活改善センターの指定から議案第466号の
荻村集会所の指定については、選定による指定であります。
初めに、議案第460号、
ロード銀山の指定についてであります。
主な意見として、将来的には民営化の方向も検討してもらいたい。また、利用者の満足度が一層高まるよう従業員教育の徹底を図ってもらいたいという意見がありました。
第460号から第463号までの
指定管理者の指定について、選定の結果の時期が12月であり、経営する立場からは決定時期が遅いと思われるので、次回からは決定時期を早目にされるようという意見がありました。
以上、議案第460号から議案第466号までの
指定管理者の指定について、7件の議案の審議の結果についてであります。7件ともに
全会一致、
原案可決であります。
これで産業建設委員会における審議の経過と結果について申し上げ、
委員長報告といたします。議員各位の御賛同をお願いし、
委員長報告を終わります。
○議長(
有光孝次) ただいまの
産業建設委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御質疑なしと認めます。
◎日程第3 討論・表決
○議長(
有光孝次) 日程第3、これより本案19件について討論、表決を行います。
まず、議案第448号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は、
原案可決であります。
各委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第448号は、各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第449号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第449号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第450号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第450号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第451号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第451号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第452号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第452号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第453号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第453号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第454号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第454号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第455号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第455号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第456号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第456号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第457号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議あり」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
有光孝次) 起立多数であります。
よって、議案第457号は、
原案可決であります。
続いて、議案第458号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、19番、
福田佳代子議員。
[19番 福田佳代子 登壇]
○19番(福田佳代子) 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第458号、大田市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について、反対の立場から討論を行います。
今回の改正は、来年の4月1日から
病院事業について一部適用から全部適用に移行するための改正です。全部適用は一部適用と同様に自治体直営の病院であることに変わりはありませんが、その狙いは、多くの場合、
病院事業に民間的な経営手法を導入し、自治体病院を経営体として純化、強化することで経費削減を第一の課題としております。そのため、患者への負担増や職員の労働条件低下などが進んでいく危険性があります。さらに、全部適用が経営形態の見直しで終わるのでなく、その先には地方独立行政法人化や民営化が検討されるおそれがあります。
これまでに全部適用から独立行政法人化へ移行した広島県府中北市民病院では、病院のベッド数が減らされ救急車の受け入れができなくなったり、公営でなくなることで医師が他の病院に引き抜かれ手術ができなくなるといった問題が起きています。また、大阪府立病院では、これまでの赤字を解消しようと採算性と効率が最優先された結果、分娩料9万3,000円を15万円に引き上げるなど患者負担をふやしたり、また医師、看護師の退職が相次ぎ、残された職員が疲れ切っている状況と聞き及んでいます。さらに、広島市民病院は経営収支は良好なのに経営改善のためという理由で来年4月より地方独立行政法人化される予定となっております。
さて、そもそも
地方公営企業法が
病院事業についてのみ原則一部適用としたのは、
病院事業が他の公営企業と比べて採算性が低く、かつ保健衛生、福祉行政など一般行政との関係が密接であるためです。自治体病院は僻地医療や救急医療、結核や精神病院の運営、特殊・高度医療など住民福祉にとって重要でありながら、能率的な経営を行ってもなお、その経営収入のみをもって充てることが客観的に困難な分野を担っており、それゆえに
一般会計からの繰り入れ基準が定められております。経営効率への傾斜は自治体医療政策、医療事業を切り下げ、医療費の負担増や医療事故の増加の原因にもなり、医療水準の低下が懸念をされます。よって、今回の市立病院の全部適用に反対いたします。
以上、討論といたします。議員各位の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
有光孝次) 次に、9番、小林 太議員。
[9番 小林 太 登壇]
○9番(小林 太) 議案第458号、大田市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について、賛成の立場から討論をいたします。
我々
大田市議会議員は、この全部適用への移行について、今日まで時間をかけ、さまざまな機会を通じ、その内容、必要性、有効性を学び、実例を見てまいりました。結論として、本条例改正の必要性は明らかであります。
新
大田市立病院建設基本構想の第8章、運営形態には、質の高い医療を提供し、将来にわたって安定した
病院運営を行っていくには山積する諸課題にスピード感を持って適時適切に対処していくことが求められており、病院独自に適切な判断と責任を持った対応が可能となる運営体制にする必要がある、そのために
地方公営企業法に基づく全部適用に移行し、
病院事業管理者を設置するとあり、また、その運営主体は引き続き市立市営による
病院運営を行うと明確に記載されております。つまり市長は厳しい
医療環境にある市立病院を引き続き市の責任で運営し、地域に安心・安全な医療を提供する、そのために運営形態を全部適用に移行し、病院の迅速で柔軟な
病院運営権限を強化することによって、
病院事業の主体的経営、さらには職員の意識の高揚を図ることを目指しているものと認識しています。
大田市立病院の今日までの経緯と現状は厳しいものがありますが、最重要プロジェクトである新病院建設に向け一丸となって進もうとしている今、まさに魂を吹き込む全部適用への移行であります。
また、
地方公営企業法では、その基本原則として、常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないとあります。この改正によって、
大田市立病院がこれからも公設公営の基本を堅持しつつ将来にわたって果たさなくてはならない責任を全うできる病院として新たな一歩を踏み出すものであると考えます。
仮にこの一歩が踏み出せないような事態となれば、大田圏域全ての住民が有している安心・安全な医療の提供を受ける権利が危うくなり、
大田市議会として責務が果たせなくなるという危機感を持つのは私だけではないと思います。
大田市立病院の真の役割を待望するのであれば、希望を持って改革すなわち全部適用を取り入れ、一歩ずつ着実に進んでいくべきであります。明けない夜はありません。必ずや陽はまた昇ります。
以上、討論を終わり、議員各位の賛同を求めます。
○議長(
有光孝次) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
有光孝次) 起立多数であります。
よって、議案第458号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第459号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第459号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第460号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第460号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第461号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第461号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第462号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第462号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第463号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第463号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第464号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第464号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第465号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第465号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第466号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議案第466号は、委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第4 選挙
○議長(
有光孝次) 日程第4、これより選挙を行います。
選第24号、大田市
選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙であります。
本選挙につきましては、現在の委員及び補充員の任期がこの12月6日をもって満了いたしておりますので、改めて選挙を行うものであります。
説明資料として、
地方自治法の抜粋を添付いたしております。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
続いて、お諮りいたします。
指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
それでは、まず選挙管理委員には、大田町の品川昭治さん、仁摩町の白枝利子さん、大田町の石賀 了さん、富山町の岸田節子さんの以上4名の方を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました4名の方を選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました大田町の品川昭治さん、仁摩町の白枝利子さん、大田町の石賀 了さん、富山町の岸田節子さんの以上4名の方が選挙管理委員に当選されました。
続いて、選挙管理委員補充員には、次の方を指名いたします。
第1順位には仁摩町の上野明義さん、第2順位には大森町の龍 文子さん、第3順位には温泉津町の杉本博文さん、第4順位には長久町の田平志津子さんの以上4名の方を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました4名の方を選挙管理委員補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました第1順位には仁摩町の上野明義さん、第2順位には大森町の龍 文子さん、第3順位には温泉津町の杉本博文さん、第4順位には長久町の田平志津子さんの以上4名の方が順序のとおり選挙管理委員補充員に当選されました。
◎日程第5 特別委員長
中間報告
○議長(
有光孝次) 日程第5、特別委員会の中間報告についてを議題といたします。
お諮りいたします。
大田市立病院医療確保等調査検討特別委員会に付託中の
大田市立病院の
医療確保等地域の医療を守るための調査検討並びに意見具申の件について及び行財政改革特別委員会に付託中の大田市行財政改革に関する調査検討並びに意見具申の件について、会議規則第47条第1項の規定により、この際、中間報告を求めることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、
大田市立病院の
医療確保等地域の医療を守るための調査検討並びに意見具申の件について及び大田市行財政改革に関する調査検討並びに意見具申の件については、委員会の中間報告を求めることに決しました。
まず、
大田市立病院医療確保等調査検討特別委員長の報告を求めます。
9番、小林 太議員。
[9番 小林 太 登壇]
○9番(小林 太) 去る11月27日、第12回
大田市立病院医療確保等調査検討特別委員会を開催いたしておりますので、その会議の内容と主な質疑の経過を御報告いたします。
当日は、竹腰大田市長、蓮花副市長以下、関係部署部長、課長の出席をいただきました。竹腰市長より御挨拶をいただいた後、最初の議題である
大田市立病院の医療状況について説明を受けました。その主な内容としては、10月31日現在の月別の患者動向として、入院患者数では昨年並みの164.7人、外来患者数は昨年より14名減の373.5人でありました。診療科別で見ますと、入院での顕著なものとして、外科が9名増の38.9人であるということでありました。また、救急患者数としては、1日平均16.3人で昨年とほぼ同じ状況であるということ、次に消防・救急搬送状況といたしましては、4月から10月までの集計では昨年の954人に対して896人であり、ドクターヘリの患者搬送状況は56人であったということであります。
主な質疑でありますが、新病院での回復期リハビリテーション病床設置に向けた準備はどうか、外来の患者数が減少している状況について、整形外科の外来についての告知放送、人工透析の現状についてなどの質問があり、答弁といたしまして、回復期リハビリテーション病床については、26年度では療養病床での対応、27年度からの本格的な設置に向け院内検討中である。外来患者が減少していることについては、1次医療を担っている開業医院の役割もあるということとあわせ、病診連携を進めている事情もある。しかし、紹介状件数はふえている。整形外科外来の告知放送に関しては、島大医学部から月、水、金の非常勤派遣であり、紹介状のある患者さんへの対応が主となっている。一般外来の患者さんに迷惑をかけないということでの告知であり、その放送の仕方、内容については検討する。
人工透析についてでありますが、現在市立病院は10床であり、泌尿器科医師2名での対応となっている。病床は常にいっぱいだ。透析患者はふえてきているが、生活習慣病等の予防対策も重要と考えている。新市立病院では20床にふやす予定である。
次に、新
大田市立病院について、その後の経過と庁内支援体制についてでありますが、現在基本設計の検討中であり、院長を中心とした5名の院内調整委員会を立ち上げ、12回の検討会議を行っている。また、17部門のワーキンググループを設置し、敷地内のゾーニング、院内でのブロックプラン、そのブロック別の機能分担について来年2月をめどに検討し、基本設計を仕上げていく予定である。来年度では実施設計とあわせ用地造成、排水路の工事に入り、その後2年で本体の建設予定である。庁内支援体制としては、関係部長連絡会議を設置し、新館の福祉・介護・医療の中心的な利活用や土木工事などの関係調整をしている。開院後の産業振興、教育関係等への新病院活用策などについては今後の課題としている。
主な質疑ですが、ヘリポートについては新病院から200メートルという位置になるが、入院患者さんに配慮した建築構造にするなどでの近い位置あるいは屋上設置での検討はできないか。資金調達について、その方法と市の負担は。今後の
医療確保予定数に対し、その増減影響による収支計画は立てているかなどの質問に対し、ヘリポートの位置については、
大田市立病院の現状として、転院搬送と現場救急搬送がそのほとんどであり、患者さんを送り出す側の病院としての役割が主である。ヘリを呼び送り出す側として、患者に負担のかからない対応ができると考える。また、ヘリの離着陸の角度のことや屋上での天候の影響を受けやすいことなどという観点から、現在の位置での考えである。
資金調達については、企業債と過疎債を半分ずつと考えている。建設や機器など起債償還期間は異なるが、実質的な市の負担としてはおよそ30億円となる。医師の数による収支計画については、基本構想に示しているように、検討はしている。診療科別での医師の数、それに対する職員構成など、広く検討しなくてはならないと考える。以上の答弁でありました。
最後に、全部適用移行については、関係条例の改正、新設、その予定など、今後のスケジュールについて説明を受けました。その主な点としては、12月議会においては平成26年4月1日から全部適用に移行すること。
病院事業管理者を設置することの2点を主とした一部改正、3月議会においては組織、処遇等の新規・改正条例を8件提出予定である。あわせて市の規則、病院の管理規則などを考えているとの説明を受けました。この件に関します質疑は一言もありませんでした。
以上、今議会での
大田市立病院医療確保等調査検討特別委員会の中間報告を終わります。
○議長(
有光孝次) ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は、了承することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、
大田市立病院医療確保等調査検討特別委員長の中間報告は、了承することに決しました。
続いて、
行財政改革特別委員長の報告を求めます。
6番、三浦 靖議員。
[6番 三浦 靖 登壇]
○6番(三浦 靖) それでは、行財政改革特別委員会の中間報告を行います。しばらくの間、御清聴いただきますようお願い申し上げます。
9月定例会後、当特別委員会は5回開催しており、その協議題はいずれも事務事業評価についてでありました。一昨年実施されました外部評価による事務事業評価を参考に、本来議会が有する執行機関の市政運営状況への監視及び評価機能を最大限に発揮すべきと試みた取り組みでございました。
まずは、10月21日に開催しました第11回について、
委員全員出席のもと、事務事業評価の実施時期、スケジュール、手法、事業の選定に関して協議を行いました。スケジュールは、
総務教育委員会の視察後、11月第2週に評価事業を選考、決定し、第3週に事前調査を行うこと、第4週に事務事業評価を実施し、第5週にまとめの作業を行うこととし、手法といたしましては、1事業当たり30分の審議時間と定め、そのうち10分間は所管部署の担当係長による事業概要、事業の効果、問題点等の説明時間とし、残り20分間を委員による質疑に充てることといたしました。また、評価事業の選定数については10事業といたしまして、事前に配付しておいた資料及び平成24年度決算資料に基づき協議を行い、各自持ち帰って次回までに候補を絞って数点上げていただくことといたしました。
続いて、11月5日開催、第12回についてです。
委員全員出席、予定どおり評価対象とする事業を改めて各委員より列挙していただき、各委員の意見を集約しながら絞り込みの協議を行いました。事業絞り込みの段階で一昨年外部評価された事業は外すこと、また関連性の強い事業は一つにまとめることとし、さらに選定後それぞれの事業に対し担当委員を決め、あらかじめ担当委員が次回までに事前調査を行い、資料並びに報告書を作成することといたしました。なお、選定いたしました10事業については、後ほど意見具申とあわせて報告いたします。
次に、11月12日開催、第13回について、
委員全員出席のもと、予定どおり各担当委員が調査した内容を資料提示にあわせ報告をしていただき、対象事業それぞれの検証、効果、問題点などを協議いたしました。
そして、11月20日開催、第14回についてですが、
委員全員出席のもと、事務事業評価を実施いたしました。当日は当特別委員会外の議員諸氏にも多数傍聴していただきましたことに心より感謝を申し上げるところでございます。ありがとうございました。委員会は午前8時55分に開会し、定刻9時より事務事業評価を開始し、全ての日程を終了したのは午後4時半過ぎでございました。執行部の皆様、各委員とも万全の準備をしていただいておりましたのでスムーズに進行ができまして、また予定時間を超えるほどの熱心な質疑もあり、充実した審議ができたのではないかと思われるところでございます。
事務事業評価の取りまとめを第15回、11月29日に
委員全員出席のもと開催いたしております。初めに、全体を通しての総括的意見を各委員よりいただきました。御紹介いたしますと、おおむね実施してよかったのではないか。今後とも継続して実施すべき取り組みではないかということ。質疑時間が思ったよりも短く感じられたので、評価対象事業の数を減らし、次回は質疑の時間をもっと長くしたほうがよいのではないかということ。本来はこのような審議を決算特別委員会で行わなければならず、今後議会として決算審議及び決算特別委員会のあり方を見直す必要があるのではないかというものでございました。
それでは、このたびの事務事業評価における指摘、提言を申し上げます。
まずは1番目、まちづくりセンター関連3事業、まちづくりセンター修繕事業、耐震改修事業、空き校舎活用整備事業についてでございます。まちづくりセンター等、同様施設の大田市全体の現状把握を十分に行うために公共施設マネジメント白書を早急に取りまとめ、公有財産を最大限有効活用、また効率活用するためにファシリティーマネジメントを導入すること、また多くの施設は災害時の避難場所にも指定されているので、その点には十分に留意することでございます。
2番目、地方バス路線確保対策事業についてでございます。精度の高い利用状況調査や利用者意見の聴取を行うなど市民との協議の場を設けること、その上で市民の協力を得ながら利用促進を図る施策を講じることであり、また路線経路についてはダブり経路を極力なくし、無駄のない運行に努めていただくよう要請することでございます。
3番目、放課後児童対策事業についてでございます。安全管理のために指導員体制の強化を行うとともに、放課後児童対策に関する要綱を早急に見直し、委託方式を充実させるべきである。また、今後は上学年の受け入れ等も視野に制度を改善していくよう努めるよう努力していただきたいというものでございます。
4番目、ごみ処理関連事業、ごみ減量化推進事業、大田可燃物中間処理施設維持補修事業、出雲エネルギーセンター可燃ごみ処理負担金についてでございます。ごみの減量化に向けた取り組みは近年惰性的であり、先進地の事例を参考にするなど新たな手法を求めるところである。また、10年後の将来像をしっかり見据え、出雲市との協議は多額の負担金を支払っている関係上、しっかりと考慮に入れながら慎重に行う一方で、適正な廃棄物処理のあり方を十分に内部検討し、基本計画の見直し案を示されたいというものでございました。
5番目、石見の国おおだ観光振興事業についてでございます。観光施策は市民からの大きな期待に応えるべく入り込み客数など明確な数値目標を掲げ、さらには成果指標も宿泊者数や経済波及効果等、さまざまな指標を用いて事業評価を今後も続けていかなくてはならない。そして、長期的ビジョンを持って観光協会や観光大使を有機的に活用しながら取り組んでいただきたいというものでございました。
6番目、農地・水保全管理支払交付金事業でございます。33ある交付団体に対し適正な事業執行を求めるとともに、報告書の精査と指導を徹底していただきたい。一方で、農地の多面的機能を十分に考慮しながら、他の農業振興施策と密に連携しながら環境保全に努めることを求めるものであるというものでございます。
7番目、道路維持事業、道路愛護団奨励金についてでございます。多くの住民要望に応えるべく引き続き十分な予算確保に努めていただく一方で、除草作業費の比率を下げるために自治会や市民団体の協力を得る必要があり、道路愛護団奨励金の単価を引き上げるなど制度の改善と周知徹底を行い、参画と協働による道づくりに取り組んでいただきたいというものでございます。
8番目、大田市駅東側まちづくり事業について。まだまだ事業の初期段階であることから、官民の役割を住民に対し明確に示しながら慎重かつ着実に取り組んでいただきたいというものでございました。
9番目、水道事業会計補助金事業についてでございます。上水道は重要なライフラインであり、安全・安心、そして確実な水道水の提供が求められるものであることから、予定されている管網計画を着実に進捗させ、引き続き高料金対策等、財政支援を求めるところである。
10番目、重要伝統的建造物群保存地区整備事業についてでございます。この事業の対象となる大森地区と温泉津温泉街は大田市の重要な観光地であることから、着実に事業を進めるとともに、空き家対策や定住対策とも連携しながら行っていただきたい。また、公費補助率が高い事業でもあり、適用者に対しては適正な工事、さらには公正なる入札制度も多用することを求めるというものでございます。以上でございます。
最後に、このたびの事務事業評価実施に当たりまして、執行部の皆様、特に評価対象事業の担当者の皆様には大変お忙しい時期にもかかわらず御協力いただきましたことに感謝申し上げ、また委員諸氏におかれましては、重ねての委員会開催にもかかわらず精力的に取り組んでいただきましたことをここにお礼を申し上げまして、行財政改革特別委員会委員長の中間報告を終わります。
御清聴いただきましてありがとうございました。
○議長(
有光孝次) ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は、了承することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) 御異議なしと認めます。
よって、
行財政改革特別委員長の中間報告は、了承することに決しました。
ここで、竹腰市長より発言を求められておりますので、これを許可します。
竹腰市長。
[市長 竹腰創一 登壇]
○市長(竹腰創一) お許しをいただきましたので、12月市議会定例会の閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
去る12月3日に招集いたしました今定例会には、
一般会計等の補正予算を初め
条例案件や
一般案件など多数の重要案件を提案いたしましたところ、慎重に御審議を賜り、本日ここに全ての議案を議了いただきました。厚く御礼申し上げます。
諸議案の議決に先立ちまして、各委員長の審議の過程と結果の御報告の中で述べられました貴重な御意見、御指摘のありました事柄につきましては、今後の市政運営におきまして十分留意の上、対応してまいります。
さて、最近の全国的な経済情勢につきましては、各種政策の効果や円安方向への動きを背景に、大企業を中心に収益が改善し、個人消費や住宅建設の増加などから景気は緩やかな回復基調にあると言われるようになりました。しかしながら、島根県や大田市におきましては、一部に持ち直しの兆しが見られるものの、全体としては景気回復の動きにはなっていないと認識いたしております。また、来年4月に予定される消費税の引き上げによる経済への影響が懸念されるところでありますが、国におきまして各種の経済政策も実施される見込みであり、これらの動向にも十分に注意しながら地域経済の活性化に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
本年も余すところあとわずかとなりました。この1年を振り返ってみますと、ことしは三瓶山が大山隠岐国立公園に指定され50周年の節目を迎え、記念式典などの記念行事を開催し、改めて三瓶山の魅力や価値を再認識するとともに、全国に発信する大変よい機会になりました。また、8月末には市内の魚市場を統合したJFしまね大田水産物地方卸売市場が完成し、取り扱い規模の拡大と高度な衛生管理で販売単価の向上と良質な水産物の安定供給に向けて大きく動き出したところであります。
地域医療に関しましては、3月には新病院の建設や診療体制整備方針などを定めた新
大田市立病院建設基本構想を策定し、現在は
地方公営企業法に基づく一部適用から全部適用への移行、建物の基本設計など、平成29年中の新病院開院に向けて取り組みを進めているところであります。
子育て支援につきましては、県内8市では初の取り組みとして、10月診療分から中学校卒業まで子供医療費の無料化を拡充するなど、子育てに伴う保護者への経済的負担の軽減を図り、安心して子供を産み育てる環境のさらなる整備に努めてまいりました。
また、防災対策に関しましては、市民会館が2年間の
耐震補強工事を終え4月1日リニューアルオープンするとともに、第二中学校の校舎や体育館、宅野まちづくりセンターの
耐震補強工事を行うなど、公共施設の耐震化を進めてまいりました。
そのほか、この1年、諸施策の取り組みを着実に前進させることができたところでありますが、これもひとえに議員各位、市民の皆様の御理解、御協力のたまものであり、衷心より御礼申し上げる次第であります。
さて、私が平成17年の市町合併後、新市の市長に就任してから8年が経過いたしました。振り返ってみますと、この8年まさに激動の政治経済社会情勢下にありました。そうした中で、総合計画を基本指針に、人口減少問題等、大田市が抱える課題解決に一丸となって取り組んできたところであります。それによりまして財政健全化を初め諸施策におきまして一定の成果が得られたものと考えておりますが、依然定住や産業、医療、教育、福祉、環境などさまざまな分野で多くの課題を抱えている中、地方交付税制度を初め地方財政も不透明な状況であることを踏まえ、行財政改革を継続しながら、一層効率的で効果的な市政運営を進めていかなければならないと考えております。
私はさきの市長選挙におきまして市民の皆様の信託を得て3期目の市政のかじ取りを担わせていただくことになりましたが、引き続き総合計画の後期計画を基本に据えながら、2期8年の経験と実績をもとに、さらなる市政の発展に向けてあらゆる可能性にチャレンジする覚悟であります。議員各位、市民の皆様方の一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
終わりになりましたが、いよいよ年の瀬も押し迫り、日々寒さが増してきております。議員各位におかれましては、どうかくれぐれも健康に御留意いただきまして、御家族おそろいで幸い多き新年を迎えられますよう心よりお祈りをいたしまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
この1年まことにありがとうございました。
○議長(
有光孝次) この際、お許しをいただきまして、私からも一言挨拶を申し述べさせていただきたいと思います。
[議長
有光孝次 登壇]
○議長(
有光孝次) 平成25年12月定例市議会を閉じるに当たり、お許しをいただきまして、一言御挨拶を申し述べさせていただきます。
12月3日開会されました本定例会も、議員各位の終始熱心な審議と執行部の皆様方の御協力によりまして、14日間にわたる会期、その全てを議了し、本日ここに閉会の運びとなりましたことを議長といたしまして深く感謝申し上げます。
この1年間を振り返りますと、夏期の局地的な集中豪雨、相次ぐ台風の襲来と、日本列島を自然の猛威が襲い、全国各所に甚大な被害をもたらしたことはまさに今日の異常気象を象徴するものと思わざるを得ません。特に伊豆大島地方はかつて経験したことのない豪雨に見舞われ、またこの11月にはフィリピンにおいても多数のとうとい人命が一瞬にして奪われました。当市にあっても、特に7月末から8月初めにかけての集中豪雨では、人的被害こそなかったものの、家屋を初め土木・農業施設等の諸施設に大きな爪あとを残しました。こうした惨状を見るにつけ、大自然の力の前には人間の営みというものがいかに弱くはかないものであるかということを改めて感じた次第であります。被災された皆様方には改めてお見舞いを申し上げますとともに、早期の復旧復興を切に望むものであります。また、行政におかれましても、市民の生命、財産を守るため減災、防災に向けた対応に引き続き御尽力いただきますようお願い申し上げます。
一方、国内経済にあっては、昨年暮れの政権交代によりまして財政、金融等の積極的出動が図られたところであります。大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3本の矢による一体的な取り組みのもと、個人消費などの支出の増加が生産の増加につながり、それが雇用、所得の増加をもたらすという実体経済の好循環の動きが始まりつつあるとされております。この上は、この3本の矢の一体的な取り組みあるいは今般の経済対策等によりまして、疲弊する地方の小都市においても個人所得、企業収益の改善と着実な需要の発現、雇用創出によりデフレ脱却と経済の好循環を確かなものとしていかれるよう期待いたすものであります。
さて、市民にとって安心・安全のかなめであります
大田市立病院にあっては、この3月に平成29年度中の開院を目途とする新病院建設の基本構想が示されたところであります。これに基づき、今後も引き続き
大田市立病院は大田二次医療圏の中核病院として、医療サービス向上に向け、急性期医療や地域で必要度の高い脳卒中、整形外科疾患、悪性新生物、糖尿病への対応は保健福祉との連携による予防から介護まで一体的な医療サービスの提供を行うなど期待するものであり、議会といたしましても、引き続き執行部と一致協力し、市民の安心・安全の確保に向け努力してまいる所存であります。
また、本年は秀峰三瓶山が大山隠岐国立公園への編入指定から50年という節目の年でありました。去る9月29日にはその記念式典が新装となった市民会館大ホールにおいて盛大に開催されたところであり、三瓶の雄大な自然、希少な動植物の生態系を今後も維持し、後世に引き継ぐ決意を新たにいたしたところであります。石見銀山ともども環境保全には十分留意され、観光誘客増に向けた取り組みもお願いしながら、今後ますますの隆盛を望むものであります。
さて、本市議会では、この5月に市内7会場で第2回目となります議会報告会を開催いたしました。市民の皆様から寄せられました御意見、御要望では、市立病院、防災無線、交通対策等、市民生活に直接かかわりのあるものが多くありました。この回答には執行部の皆様にも御協力いただき、ここに改めてお礼申し上げますとともに、議会としても市民の皆様から寄せられました貴重な御意見、御提言は今後の市政運営に十分生かしてまいりたいと思うところでございます。
さきにも述べておりますように、日本経済はわずかながらも回復基調にあると言われております。しかしながら、御案内のように、欧州の政府債務問題、米国の政策動向、中国経済の先行き等、海外経済の動向、さらには来年度から実施される消費税の税率引き上げに伴う消費への影響が懸念されるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。また、当市では合併による地方交付税の加算措置が平成27年度で終了するなど、今後の財源確保がますます厳しくなってまいります。そうした中にあっても、新
大田市立病院の建設や公共施設の耐震化、あるいは防災関係事業等の大型事業を控え、また複雑多様・高度化する市民要望に的確に応えるには強固な財政基盤の構築が不可欠であります。
この10月には竹腰市政の3期目がスタートいたしたわけでありますが、第2次大田市行財政改革推進大綱を念頭に置きながら、引き続き規律ある行財政運営と不断の改革に取り組まれ、大田市総合計画を初めとする諸施策によりまして、活力ある大田市形成に努められますようお願いするものであります。
議会としましても、引き続きこの進行管理に注視いたしますとともに、さきの行財政改革特別委員会の取り組みの例にもありますように、議会は議会の視点で執行部に対し意見具申を行ってまいりたいと思います。
終わりに、私はこの1年、議員各位並びに竹腰市長を初め執行部の皆様方には格別の御指導、御協力を賜り、議長としての職責を果たすことができました。ここに衷心より感謝申し上げますとともに、謹んでお礼を申し上げます。
年の瀬間近の慌ただしい中、また寒さも一段と厳しくなる時期ではございますが、皆様方には、お体に十分御自愛いただき、御家族おそろいで幸い多き新年をお迎えくださいますよう心から祈念いたしまして、閉会にあわせ納めの御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
[議長 議長席着席]
○議長(
有光孝次) 以上で本定例会に付議されました事件は全て議了いたしましたので、平成25年第5回
大田市議会定例会を閉会いたします。
午前10時40分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
平成25年12月16日
大田市議会議長
大田市議会副議長
大田市議会議員
大田市議会議員...