大田市議会 2006-06-15
平成18年第 4回定例会(第5日 6月15日)
ただいまのご出席は23名であります。定足数に達しておりますので、議会は成立しております。
本日の
議事日程はお手元に配布のとおりといたします。
◎日程第1
議長諸般の報告
○議長(
有光孝次) 日程第1、お手元に
例月出納検査報告書が提出されておりますので、ご覧おきいただきたいと思います。
◎日程第2
付託案件審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
有光孝次) 日程第2、
付託案件審査報告及び
委員長報告に対する質疑を行います。
さきに、
常任委員会に付託いたしました議案第10号から議案第22号までの13件を一括議題といたします。
各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長より報告を求めます。
初めに、
総務企画委員長の報告を求めます。
19番、福田 実議員。
[19番 福田 実 登壇]
○19番(福田 実) 皆さん、おはようございます。
去る6月9日の本会議におきまして、
総務企画委員会に付託されました議案第10号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(歳入、
所管歳出)、議案第13号、
大田市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第14号、大田市
葬斎場条例の一部を改正する
条例制定について、議案第15号、大田市
林地崩壊防止事業等分担金徴収条例の一部を改正する
条例制定について、議案第16号、大田市
アンテナショップの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第17号、大田市
観光農林漁業経営管理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第18号、
大田市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第19号、大田市
小規模集会所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第22号、財産の取得についての
予算案件1件、
条例案件7件、
一般案件1件の合計9件につきまして、6月12日、委員6名全員出席のもと、委員会を開催し、その審査を終えております。
委員会には、執行部より
小川教育長を始め、
大谷総合政策部長、
知野見総務部長、
松井消防部長、
松村教育次長、
森山温泉津支所長、
弓場仁摩支所長、さらに関係いたします担当課長の出席を得、慎重に審査を行いました。
その審査の結果と経過、
可否判定の中で示されました主な意見について、ご報告申し上げます。
まず、議案第10号の審査の結果について申し上げます。
平成18年度大田市
一般会計補正予算は、
全会一致によって
原案可決であります。
審査の経過と主な意見でございます。
歳出について、
石見銀山遺跡拠点施設整備事業の年度末に
ガイダンス棟の使用は可能かとの問いに、今年度と19年度の2カ年の
補助事業であり、困難である。
さらに、工事の着工時期はとの問いに、この秋に予定しており、夏休みの期間は現状のまま使用が可能であり、その後については検討したいとの回答でありました。
意見といたしましては、事業の状況を十分、住民に周知すべき。また、木造の構造であるので、発注は地元業者に、でありました。
次に、議案第13号、14号、15号、16号、17号の審査の結果について申し上げます。
この5議案につきましては、
全会一致で
原案可決であります。
審査の経過と意見でありますが、議案第16号について、
指定管理者の導入については、住民に不便を与えないよう配慮すべきとの意見がありました。
そのほかはいずれの議案につきましても、ございませんでした。
次に、議案第18号の審査の結果について申し上げます。
大田市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定でありますが、
全会一致で
原案可決であります。
審査の経過と意見でございます。
3つの公民館が1つになるが、住民への説明など、経過と今後の人員配置についてとの問いに、
合併協議会において決定され、旧
温泉津町議会でも説明がなされた。また、
公民館主事は公募で、館長は
運営委員会の推薦をいただき、
教育委員会にて決定するとの回答でございました。
意見はございませんでした。
次に、議案第19号の審査結果については、
全会一致で
原案可決であります。
意見はございませんでした。
議案第22号の経過と主な意見について、報告いたします。
結果でありますが、
全会一致で
原案可決であります。
経過について、高
規格救急自動車は何台あり、耐用年数は幾らかとの問いに、西部署に1台、大田署に2台あり、12年から13年ぐらいとの回答でございました。
以上、議案第10号から議案第22号の案件9件につきまして、本
委員会審議の経過や結果につきまして申し上げました。
議員の皆さまのご賛同をお願いをし、報告といたします。
○議長(
有光孝次) ただいまの
総務企画委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
18番、
福田佳代子議員。
○18番(
福田佳代子) 議案第10号の
一般会計補正予算についてお聞きしたいと思います。
市民のふれあいの森公園に
ガイダンス棟が建設されるということで、3億7,700万円の予算がついてます。全体では11億円ということで、ご報告がありましたように、多額の財源を使って建設がされるということで、事業の進捗については、市民に知らせてほしいというようなことをおっしゃいました。
それで、私としても、石見銀山の産業遺産としての価値というのは、十分、シンポジウムなどにも参加させていただいてますので、認識しています。後世に引き継がなければならない遺産だということです。
それでお聞きしたいんですけれども、今、非常にいろんなことを市の方へ要望してもお金がないというような返事が返ってくる中で、11億円をかけるわけですけれども、後の
維持管理について、全体での総括質疑ではまだわからないというようなことをおっしゃってました。それで、余計不安になるわけですが、この拠点施設についての規模だとかが本当に適当なものであるのかどうなのかということが心配になります。
なぜかと言いますと、大田市にとって、砂時計だとか、運動公園だとかということで建設をされているわけですけれども、いい結果を生んでいません。
それで、建設後の
維持管理だとか、職員の問題だとかのところまで説明があったのか。話し合いが行われたのかどうなのかということについて、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(
有光孝次) 19番、福田 実議員。
○19番(福田 実) 先ほどありましたように、この件につきましては、本会議で2名の議員さんの方から、今言われたような質疑があったというふうに記憶しておりまして、本委員会におきましては、今、質問のあったようなことにつきましてのいわゆる質問等はなかったと記憶しております。
登壇で、報告いたしましたそういった内容のみであったというふうに記憶いたしております。
以上です。
○議長(
有光孝次) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で
総務企画委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
続いて、
健康福祉委員長の報告を求めます。
13番、
月森和弘議員。
[13番
月森和弘 登壇]
○13番(
月森和弘) おはようございます。
去る6月9日の本会議において、
健康福祉委員会に付託されました議案第11号、平成18年度大田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、去る6月12日、全
委員出席のもと、
健康福祉委員会を開催し、その審査を終えたところでございます。
委員会には、執行部より
蓮花助役、
那須野健康福祉部長、
川上市立病院事務部長ほか、関係課長の出席のもと、開催いたしました。
執行部の都合により、
蓮花助役のごあいさつは審議途中でいただきました。
所管の部課長より説明を受け、慎重審議を行いましたので、その審査の結果と経過、及び提言並びに意見をご報告いたします。
このたびの補正は、被保険者の所得等の確定に伴い、保険料の確定賦課を行うため、医療費の実績等を踏まえ、再度、推計を行うものでございます。
17年度
国保事業会計決算見込みで、繰越金が3億1,079万7,000円、単年度1億542万3,000円程度の黒字決算が見込まれ、そして、国保の加入者数、世帯数9,842世帯、被保険者数1万7,670人、退職被保険者3,030人、一般被保険者1万4,640人と推計。医療費の一般分、一人
当たり診療費、推計30万4,000円、退職分一人診療費、40万2,000円と見込み、保険料は医療の
一般保険料、一人当たり、当初より3,000円減額、当初費4.8%減、17年度比3.8%減でございます。
退職保険料一人当たり変わりませんが、17年度比9.1%減、また、
介護保険料は一人当たり、年額当初より3,000円減額し、当初比13.6%減、17年度比0.7%の増で、本算定をいたしたものである。
歳出については、
療養給付費一般分、2.7%減、退職分、2.9%減など、保険料全体で30億5,845万2,000円、当初比1.5%の減、
老人健康保険拠出金の299万6,000円の増額は、基金より決定とのことでございます。
共同事業拠出金1,604万2,000円の減額は、
事業対象の変更に伴うものである。そして、
基金積立金5,500万円増は、旧仁摩町の合併前の基金の取り崩した分を積み立てるとのことでございます。
以上、歳出総額で403万2,000円の
減額予算、当初比0.1%減でございます。
歳入では、
国庫支出金の当初比7.1%減、
県支出金12.4%減、
共同事業交付金14.3%減であります。
そして、
一般会計からの繰入額を4,006万2,000円減額、当初比9.6%減、繰越金は17年度
決算見込みから、
償還金制度改正分、約8,900万円を除く2億2,169万2,000円を計上、
国民健康保険料を当初、総額7,632万7,000円の減額で、当初比6.2%の減。
以上、歳入総額で403万2,000円の
減額予算で、当初比0.1%減です。
以上が、主な
補正内容との説明でございました。
質疑で出た主なものは、国保の収納率の94%は下がっていると思うが、以前と比べてどうかの問いに、保険料の収納率は町村は高く、市は低い。いずれも近年下がっている。歳入欠陥にならないように低めに見積もったと。
5,500万円の
基金積み立てについて、仁摩町は今までこういうやり方かの問いに、仁摩町では毎年、当初予算で基金を取り崩す予算をつくり、余剰金が出た時点で基金に積み立てていた。医療費の
自己負担分を減免できるのか。減免の基準はあるのかの問いに、医療費の減免は、被保険者間の公平、
不公平等があるので、実施に向けて、そこら辺を配慮してやりたいと。
また、PRは大きな災害ができたときにやりたいと考えていると。
医療改革関連法の影響はないのかの問いに、医療費の制度改正は、予算に含まれていないが、繰り越しについて、一部、財源保留をしている。温泉津町、仁摩町の基金等を有効に活用され、負担増を抑えられた。しかし、当初予算で大幅な引き上げを得ないと、国保運営で議論した結果、繰越金を有効にあてがう中で、負担の大幅な増を抑えるという話だった。
結果、旧大田市はマイナス、旧邇摩郡は3から4%の引き上げで調整された。これら、合併時の約束があったが、2、3年かけて調整すべきと思っている。どのような調整をしたのかの問いに、合併調整で保険料を選定することになっており、保険料一人当たりの保険料を定めると、条例で定めた割合によって、率が定まるという解釈をしていると。税と料の違いを一本にするという解釈をしているということでございます。
国保の値上げは、いろんな要素で収納率の低下を招き、結果、医療費の増になるのではないか。3億円程度の基金で安全なのかの問いに、被保険者の57%を軽減措置している。70%軽減が44%、50%の軽減が5%、20%軽減が8%、今現在、
一般会計から基金へ積み立てるという状況ではない。
以上、審査の結果、賛成多数、
原案可決でございます。
なお、反対の意見といたしまして、本算定で下がったが仁摩、温泉津は高くなった。滞納も増えている。保険料の引き下げを基金を取り崩して下げるべき。条例上できると思う。
保健事業に力を入れて取り組んでほしい。
検診の通知をしなくなったことで、市民が気づかない状況が生まれている。通知してほしい。健康への対策をおざなりになると、医療費の高騰になる。
賛成の意見として、積立金の5,500万円は正しい扱いと思う。基金の有効活用は非常に大事である。基金を取り崩すことなく、さらに
安定的基金の運営をしていただき、保険料の値上げはされないように願う。
旧邇摩郡と旧大田市の調整をもう1、2年かけてほしかった。繰越し分で引き下げ調整されたことは一定の評価をする。予防検診は医療費の抑制につながる。検診案内の方法もよりさらなる力を注いでいただきたい。過疎の
医療対策を前向きに取り組んでいただきたい。
自分の健康は自分で守ることを議員自らが示すためにも、議員の集団検診を議長に求めて、以上で、
議員各位のご賛同をお願いいたしまして、
委員長報告とさせていただきます。
○議長(
有光孝次) ただいまの
健康福祉委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
ないようでありますので、以上で
健康福祉委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
続いて、
教育環境委員長の報告を求めます。
22番、
松井東司彦議員。
[22番
松井東司彦 登壇]
○22番(
松井東司彦) 去る6月9日、
教育環境委員会に付託されました議案第10号、平成18年度大田市
一般会計補正予算、
飲料水安定確保対策事業予算は、6月13日、森山副
委員長欠席のもと、5人の委員で慎重に審査をいたしました。
委員会には、執行部より竹腰市長を始め、
小川教育長、
品川環境生活部長、
松村教育次長ほか、関係いたします課長の出席のもと、審査を行ったところであります。
その審査の経過並びに結果、また、
可否判定において示された主な意見について、ご報告申し上げます。
事業の戸数は33戸の条件は、それぞれ異なると思うが、一戸当たりの事業費はおおよそどの程度になるのかとの問いに、33戸のうち、28戸が
浮布給水組合のもので、事業費はおよそ2,800万円です。一戸当たりの事業は100万円程度となり、10分の4の補助率ですが、上限が30万円となっていますので、自己負担はおおよそ70万円程度となりますとの答弁がありました。
以上、
教育環境委員会に付託された議案は、この件のみであります。
議案第10号、平成18年度大田市
一般会計補正予算、
飲料水安定確保対策事業予算は、原案のとおり、
全会一致、可決であります。
議員各位のご賛同をお願いし、報告を終わります。
○議長(
有光孝次) ただいまの
教育環境委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、
産業建設委員長の報告を求めます。
14番、木村幸司議員。
[14番 木村幸司 登壇]
○14番(木村幸司) 去る6月9日の本会議におきまして、産業建設委員会に付託されました議案第10号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(
所管歳出)、議案第12号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第1号)、議案第20号、温泉津ふれあい館の
指定管理者の指定について、議案第21号、大田市
公共下水道根幹的施設及び
特定環境保全公共下水道根幹的施設の
建設工事委託に関する
基本協定についての計4議案に対しまして、6月13日、全
委員出席のもと、産業建設委員会を開催、その審査を終えております。
委員会には、執行部より
蓮花助役を始め、皆田
産業振興部長、岩田
建設部長、三島
水道事業局長以下、関係いたします担当課長の出席を得まして、審査を行いました。
その審査の結果と経過、
可否判定の中で示されました主な意見につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、議案第10号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(
所管歳出)、議案第12号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第1号)の
予算案件2件につきまして、審査の結果から申し上げます。
議案第10号、平成18年度大田市
一般会計補正予算及び議案第12号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算は、ともに
全会一致、
原案可決でございます。
審査の経過と審査や
可否判定の際、示されました主な意見でございますが、初めに、予算の概要について説明を受けた後、審査を行いました。
議案第10号、
一般会計補正予算における概要でございます。
産学官連携推進事業は、産業振興ビジョン策定に伴う組織の設立、振興策の検討に取り組むものでございまして、当初、経済産業省の10分の10負担での事業で検討していたところですが、国の予算縮減に伴う負担増による増額でございまして、国が400万円、石見振興予算による県補助、大田市負担分と合わせまして、900万円の予算で事業展開を行うもの。
ふれあい館の管理費及び管理料は、平成18年9月より指定管理移行に伴い、本年4月から8月分を差し引いたものの減額、指定管理移行後の9月から来年3月までの管理料の増額である。
水産業費は、漁港整備に係る債務負担で、3月24日付で承認となり、繰上支払いを行ったため、減額となったものというご報告でありました。
審査における質疑、
可否判定の際、出されました意見等でございますが、産学官、連携事業において、産業振興ビジョンは、大田市にテーマを絞るのか。学との連携、NPOとの連携はどうなっているか。審議会の設置、審議委員はどうか等の質疑があったところでございます。
振興ビジョンにおきましては、県からの補助は石見振興ということで、石見全体を視野に入れている。大田市が中心となり、石見全体を見据え、銀山を中心とした広域観光ルートや中山間地域における産業振興等を中心に県と煮詰めている段階である。
学及びNPOとの連携は、島根大学、一ツ橋大学教授も含め、広く多くの方に参加してもらう。広大にもアドバイザーを養成しており、県の研究機関もおおむね了解をいただいており、中山間センターも視野に入れている。大学、県の関係機関に的を絞って連携を考えている。
審議会審議委員は、産学官で審議会を設置し、プロジェクトを進めていく。審議委員については、総合コーディネーターが決定しており、今月下旬までには審議委員を委嘱する予定で、島大、市内経済団体等、20名程度お願いするとの回答でございました。
可否判定の際、産学官の審議委員の選定に、なるべく産業団体を網羅する中で選定してほしいとの意見がございましたので、申し添えておきます。
次に、議案第12号、
水道事業会計補正予算でございますが、概要につきましては、先般の全員協議会で説明がございましたとおりでございます。
質疑及び意見等でございますが、路線についての質疑があったところでございます。西部簡水との接続は、今回の補正より1.5倍程度の経費がかかり、久利地内の未給水地域解消も含め、今回の路線となった。
仁摩ルートは検討していないが、大国浄水場からでは水量が足らず。江川水系の仁摩からは延長距離が長くなるとの回答でございました。
また、未給水地区解消におきまして、亀谷地区が未給水地域として残るとのことでございました。
可否判定の際、大森地区の住民に対して、しっかり説明をしてあげていただきたい。
世界遺産登録を控え、工事等につきまして、支障のないよう十分配慮いただきたい旨のご意見がございました。
また、今回は、石見銀山の世界遺産登録に伴うところもあり、国県の補助金を最大限利用する努力を惜しまないでほしいとのご意見もございましたので、申し添えます。
次に、議案第20号、温泉津ふれあい館の
指定管理者の指定についてと議案第21号、大田市
公共下水道根幹的施設及び
特定環境保全公共下水道根幹的施設の
建設工事委託に関する
基本協定についての
一般案件2件につきまして、審査の結果から申し上げます。
議案第20号、温泉津ふれあい館の
指定管理者の指定について、議案第21号、大田市
公共下水道根幹的施設及び
特定環境保全公共下水道根幹的施設の
建設工事委託に関する
基本協定について、ともに、
全会一致、
原案可決でございます。
初めに、議案第20号、温泉津ふれあい館の指定管理についての概要でございます。
経営状況から見て、4月からの指定管理を見送ったところでございますが、本年2月から経営改善に取り組んでいただき、5月には、単月売り上げも黒字に転じ、経営の改善が見られました。
その結果を受けて、選定による指定管理を決めたものでございまして、期間終了後は、公募による
指定管理者を定めるとのご報告でございました。
質疑及び意見等でございますが、今回は選定にて(株)ゆのつとなりましたが、期間終了後は公募である。選定から漏れるとも予想されるがどうか。
また、公募によって、目的に反した大手企業等の参入も考えられるが、どのように考えるか等の質疑があったところでございます。
指定管理は法の改正により、公の施設を民間で管理委託できるようになったもので、
地方自治法の定めにより、原則公募による指定管理と考えている。公募で落ちた場合、(株)ゆのつは仕事がなくなり、休眠状態となるが、大田市は一番の株主でもあり、引き続き、指導していく考えである。
大手の参入については、庁内に選定委員会を設置しており、設置の目的や趣旨を考慮しながら、十分に検討するとの回答でございました。
双方ともに、しっかりと指導及び検討いただくよう、重ねてのご意見がございましたので、申し添えます。
次に、議案第21号、大田市
公共下水道根幹的施設及び
特定環境保全公共下水道根幹的施設の
建設工事委託に関する
基本協定についての概要でございます。
経費内訳でございますが、大田浄化センターに26億円、残りが温泉津クリーンセンターの経費でございまして、全体計画のうち、大田処理
区においては、処理面積90ヘクタール、計画処理人口1,910人、一日の最大汚水量1,600立方メートル、温泉津処理
区におきましては、処理面積28ヘクタール、計画処理人口570人、一日の最大汚水量300立方メートルを計画するものでございます。
随意契約とする理由でございますが、事業団は地方公共団体の下水道事業推進を目的として設置された許可法人であり、組織形態は、地方公共団体が主体となって運営する地方共同法人であるということ、下水道法により、処理場建設工事の監督監理は、有資格者に行わせることとなっておりますが、事業団に委託する場合は適用除外となるということ、ちなみに適用除外となりますのは、事業団のみでございます。
また、委託する工事の発注、監督監理、完了検査、総合試運転、事後点検までの多岐にわたる業務を総合的に実施できる団体は、事業団以外にないということ。
以上の理由により、
地方自治法施行令第167条の2第1項第2号、その性質または目的が競争入札に適さないものの規定により、随意契約をするという等のご報告がございました。
質疑及び意見等でございますが、今後の増設、
維持管理について、契約予算の算出方について、地元企業の参入について等の質疑があったところでございます。
今後の増設でございますが、大田浄化センターでは3回の増設、温泉津におきましては、接続状況を見ながら検討をするとのことで、
維持管理につきましては、災害時における事業団の利用はあり得るが、通常の
維持管理については、現在、庁内においても、技術職員を育成中であり、市内業者においても、技術職員を育成中と聞いている。市内業者と行政が一体となって、
維持管理することを考えており、事業団との契約とはならない。
また、予算算定につきましては、詳細設計において、市の考えを出しながら設計を確定した。疑問点については、その都度質疑し、チェックをしながら詳細設計を進めた。
島根県の単価を元に試算したものであり、また、事業団が会計検査を受けるということもあり、正当な金額である。
地元業者の参入につきましては、市長が直接出向き、地元業者に発注いただけるような工事計画としていただきたい旨の要望をしており、現在、市内、県内の業者が入札可能となる向きで進んでいるとの回答でございました。
可否判定における意見でございますが、
維持管理も含め、地元業者が参入できるよう事業を進めていただきたい。
浄化槽設置との整合性を持った取り組みとしていただきたい。
今後の接続率向上のため、さまざまな努力を惜しまないでいただきたいとの意見でございました。
以上、審査の結果と経過、示されました意見につきまして、申し述べさせていただきました。
議員皆様のご賛同をお願い申し上げまして、ご報告とさせていただきます。
○議長(
有光孝次) ただいまの
産業建設委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
◎日程第3 討論・表決
○議長(
有光孝次) 日程第3、これより本案13件について討論・表決を行います。
まず、議案第10号を討論に付します。
本案について、討論はありませんか。………討論なしと認めます。
これより、本案を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は、
原案可決であります。各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(
有光孝次) 起立全員であります。
よって、議案第10号は各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第11号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。
18番、
福田佳代子議員。
[18番
福田佳代子 登壇]
○18番(
福田佳代子) 私は、日本共産党を代表いたしまして、議案第11号、平成18年度大田市
国民健康保険事業特別会計補正予算に、反対の立場から討論を行います。
反対の理由の第1は、加入者が支払うことができる保険料にすべきだということです。
医療分の保険料は、一般一人当たり、平成18年度予算で6万3,000円に対し、6万円。退職分一人当たりは、平成18年度予算と変わらず、7万2,000円。介護分一人当たり、平成18年度予算2万2,000円に対して、1万9,000円となっています。
問題なのは、旧温泉津町、旧仁摩町の方たちにとって、平成17年度見込額と比べたとき、上げ幅が大きく負担が増え、生活を圧迫することが予想されます。
合併して、国保料も引き上がった。合併していいことはないという声が聞こえてきそうです。
小泉内閣の5年間は不況を進行させ、リストラ、不安定雇用などで、所得格差が一層大きくなり、生活苦が広がっています。国保料が高くて払えなく、滞納者が年々増えています。大田市国保会計でも、加入者の57.4%が保険料軽減世帯です。このことは、所得が低く、生活が厳しいことを示しています。
保険料の収納率は下がってきており、平成12年度、旧大田市では96.03%、旧温泉津町では99.25%、旧仁摩町では98.03%、平成16年度は、旧大田市で93.46%、旧温泉津町では96.62%、旧仁摩町95.43%となっています。
医療費が年々高くなっていることが、保険料が引き上がる1つの要因です。
平成17年度見込み、28万2,223円に対し30万4,000円、退職者一人当たり、平成17年度見込み39万884円に対し、40万2,000円です。この医療費を引き下げるために、早期発見、早期治療が大変重要となってきます。そのためには、保険予防事業に力を今以上に注ぐべきと考えます。
旧大田市では、基本健康診査、がん検診の受診率が肺がんを除いて下がってきています。検診率を100%に近づける努力をし、医療費を引き下げるべきと考えます。
そのために、国民健康保険事業基金条例の第6条、被保険者の健康の保持、増進のための事業の経費に基金を使うことができるとしています。3億2,000万円の基金の一部を取り崩して、この事業に使っていただきたいものです。
反対の理由の第2は、資格証明書が30世帯発行され、加入者の命が脅かされているということです。
2005年、全国で32万世帯に資格証明書が発行されています。窓口で、10割負担のため、病院に行くことができず、命を落とす方が実際に出てきています。
憲法25条1項では、できる限り、最高の健康を享受する権利をうたっており、資格証の発行は、これに違反しています。
また、憲法25条2項では、国はすべての生活部面にわたり、社会福祉及び社会保障、並びに公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないという規定に対し、制裁措置は向上、増進義務に違反していると言えます。
最後に、温泉津町井田地区に医師がいなくて、住民は病院にかかりにくく、交通の便も悪く負担が大きいことは問題です。早期の対策が必要と考えます。
また、国に対しては、国民の健康を守るため、1980年代からの行革で削減されてきた国保会計への国庫負担を、38.5%を45%に戻すよう、引き続き、働きかけていただきたいと思います。
14日には、医療改悪法案が与党の賛成多数で強行採決されました。今後、国保会計への影響が懸念されます。大田市としては、あくまでも、住民の立場に立って、健康と命を守る施策を行っていただくことをお願いいたしまして、反対討論といたします。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
有光孝次) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
有光孝次) 起立多数であります。
よって、議案第11号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第12号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第12号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第13号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第13号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第14号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第14号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第15号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第15号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第16号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第16号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第17号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第17号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第18号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第18号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第19号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第19号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第20号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第20号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第21号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第21号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第22号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(
有光孝次) 起立全員であります。
よって、議案第22号は委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第4
市長提出議案(人事案件)上程[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(
有光孝次) 日程第4、市長より人事案件が提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
議案第23号、
固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
竹腰市長。
[市長 竹腰創一 登壇]
○市長(竹腰創一) 議案第23号、固定資産評価審査委員の選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。
固定資産評価審査委員3名のうち、温泉津町の楫 忍委員が一身上の都合により、5月31日をもって、辞職となりましたので、その後任といたしまして、お手元の議案に掲げておりますとおり、同じく、温泉津町の次石哲二氏を委員に任命いたしたいと考えます。
議会のご同意をいただきますようお願い申し上げます。
なお、任期は前任者の残任期間であり、平成20年11月29日までとなりますことを申し添え、提案理由の説明を終わります。
○議長(
有光孝次) 本案について、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案は討論を省略して直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(
有光孝次) 起立全員であります。
よって、本案は原案に同意することに決しました。
◎日程第5
議員提出議案上程[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(
有光孝次) 日程第5、議員提案による意見書案が提出されておりますので、これを上程いたします。
意第1号、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
有光孝次) お諮りいたします。
本案は、会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、意第1号は原案のとおり決しました。
ただいま議決いたしました意見書は、直ちに関係先へ送付いたします。
◎日程第6
議員提出議案上程
○議長(
有光孝次) 日程第6、続いて、議員提出議案を上程いたします。
まず、議案第24号、
特別委員会の設置について、及び選第5号、
特別委員会委員の選任についての2件を一括議題といたします。
議案を朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
有光孝次) 本市の財政見通しは、合併後も長引く景気の低迷とともに、国における地方交付税等の改革もあって、殊のほか、厳しい状況にあることは、既にご案内のとおりであります。
このような状況のもと、執行部におかれては、昨年12月議会において、収入役を置かないこととされたほか、本年3月議会では、特別職、一般職給与の減額条例が可決されたところであります。
しかし、今後、新生大田市まちづくり推進計画の着実なる実行、あるいは市民の高度化、多様化する行政ニーズに的確、柔軟に対応するには、さらなる行財政改革を推進する必要があるところでございます。
執行部におかれては、今年度中に行財政改革大綱を策定され、これが推進に全庁を挙げて取り組まれているところでありますが、市議会といたしましても、これが進展を見極め、議会自らも調査・検討すべく、本案2件は提案されたものでございます。
お諮りいたします。
議案第24号につきましては、原案のとおり10名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する行財政改革
特別委員会を設置することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本案については10名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する行財政改革
特別委員会を設置することに決しました。
続いて、選第5号、
特別委員会委員の選任について、お諮りいたします。
この定数10名の議員につきましては、議長の指名推選により、委員に選任いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、この定数10名の議員につきましては、議長の指名推選により、委員に選任することに決しました。
事務局長から発表いたさせます。
○事務局長(吉田 勝) 発表いたします。
福田 実議員、塩谷裕志議員、
福田佳代子議員、林 茂樹議員、石橋秀利議員、内藤芳秀議員、吉原幸則議員、熊谷直道議員、清水 勝議員、石原安明議員、以上でございます。
○議長(
有光孝次) ただいま発表いたしました10名の議員を行財政改革
特別委員会委員に指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました10名の議員を行財政改革
特別委員会委員に選任することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました10名の議員が行財政改革
特別委員会委員に選任されました。
続いて、議案第25号、
特別委員会の設置について、及び選第6号、
特別委員会委員の選任についての2件を一括議題といたします。
議案を朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
有光孝次) 石見銀山遺跡については、アジア初の産業遺跡として、明年に迫った世界遺産登録に向け、官民挙げて、精力的にその取り組みがなされているところであります。
こうした中、先般4月には重文熊谷家住宅も公開の運びとなり、また、懸案でありましたガイダンス施設の建設につきましても、本議会において、その予算措置がなされ、いよいよ着工の運びとなり、今後、これら施設が果たす役割に大いに期待をいたすものであります。
しかし、残された期間、同遺跡の保存・活用はもとより、増大が予想されます観光客の受入れ等、なお、解決すべき課題も多いところであります。
このような中、市議会といたしましても、これら登録に向けた諸課題はもとより、登録後の整備も含めた当地域のあり方等について、調査・検討を行うため、本案2件は提案されたものでございます。
お諮りいたします。
議案第25号につきましては、原案のとおり13名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する石見銀山調査
特別委員会を設置することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本案については13名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する石見銀山調査
特別委員会を設置することに決しました。
続いて、選第6号、
特別委員会委員の選任について、お諮りいたします。
この定数13名の議員につきましては、議長の指名推選により、委員に選任いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、この定数13名の議員につきましては、議長の指名推選により、委員に選任することに決しました。
事務局長から発表いたさせます。
○事務局長(吉田 勝) 発表いたします。
中西義昭議員、河村賢治議員、林 仁議員、
月森和弘議員、石田洋治議員、
松井東司彦議員、森山尚志議員、小林 太議員、三浦 靖議員、木村幸司議員、大西 修議員、松葉昌修議員、松村信之議員、以上でございます。
○議長(
有光孝次) ただいま発表いたしました13名の議員を石見銀山調査
特別委員会委員に指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました13名の議員を石見銀山調査
特別委員会委員に選任することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました13名
の議員が石見銀山調査
特別委員会委員に選任されました。
◎日程第7 請願、陳情の処理
○議長(
有光孝次) 日程第7、請願書が3件、陳情書が1件提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
まず、請願第1号、
品目横断的経営安定対策に関することについてを議題といたします。
紹介議員の補足説明があれば、これを許します。
11番、大西 修議員。
[11番 大西 修 登壇]
○11番(大西 修) 私は
品目横断的経営安定対策にかかわる請願について、紹介議員として補足説明を行いますので、よろしくお願いをいたします。
WTO(世界貿易機関)農業協定が動き出してから11年がたちました。この間、日本の農業者と消費者が直面してきたのは、農産物の輸入急増と価格暴落、市場最大の稲作減反であり、無農薬残留農産物や遺伝子組み換え食品の輸入の氾濫による食の安全に対する限りない不安であります。
4月4日に政府の食料農業農村政策推進本部が、21世紀新農政2006を決定して、この中には、1、食の買いあさりの仕掛人である巨大企業の海外進出をさらに促進をする東アジア食品産業共同体構想を提案をいたしております。
2つ目には、日本産農産物の輸出と引き換えに、WTO、FTA交渉での市場開放を一層進めること。
3つ目には、政府自身の計算でも販売農家の4分の3を首を切る農業構造改革をスピード感をもって推進すると宣言をいたしております。
このような政策が強行されれば、日本の農業と食料がさらに危機的な状況に追い込まれることは必至であります。
水よりも安い米、箱代にもならない野菜など、農産物価格の暴落は深刻であります。
WTO協定受け入れと同時にスタートをした食糧法のもとで、価格保障が廃止をされ、さらに最小限の下支えも取り払われた結果、米価は500ミリリットル入りのペットボトルの水は1本120円前後でございますが、同じ量の米は100円に満たない。これが、早春の冷たい風に追われて、稲代をつくり、熱帯に匹敵する暑い夏にもめげず、稲の育成を管理する半年間の労働に対する報いでしょうか。
政府はこういう価格暴落に何らの手を打つどころか、一層、価格を押し下げることが改革の本旨と言っております。
この改革の中心である
品目横断的経営安定対策のねらいは、農家すべてを対象にした価格保障制度を過保護でむだなものと批判をして廃止をし、ダンピング価格で輸入される小麦や大豆の原価と日本産農産物の生産コストの差額をほんのわずか担い手だけを対象に直接、支払いするところにあります。
政府が来年から実施をすることをねらっているこの
品目横断的経営安定対策は、もう既に動き出す前に破綻しつつあります。
農水省の推計でも、担い手は現在の販売農家戸数の4分の1にすぎません。少なくない農協がなぜ協同組合の基盤である組合員減らしをしなければならないのかとためらっております。
また、この制度が育成をする効率的で安定的な担い手は、効率的ではあるかもしれませんが、不安定を免れません。これは担い手育成どころか、担い手減らし策であります。
今、自治体や農協、農業委員会の願いは、1人でも多くの担い手になってもらいたい。1人も漏らしたくない。こういうことであります。
構造改革の趣旨に合わないものは認めない、認定はあくまでも政府がやる、こう、冷たく拒否をしているのが現状であります。
集落に入りますと、説明すればするほど、混乱が広がっているのが実態であります。小規模農家、集落営農の人たちは、補助金をもらうかどうかではなく、地域を守るにはどうすればよいか。これこそが焦点だという真剣な話し合いと模索が各地で行われております。
今、大田市で求められているのは、地域の実情を踏まえた多様な形態の家族経営を直接支払いと価格保障で支える経営安定対策であります。
議員各位の誠意ある判断を心からお願いをいたしまして、補足説明とさせていただきます。
○議長(
有光孝次) お諮りいたします。
本請願は、請願文書表のとおり、産業建設委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本請願は、産業建設委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることに決しました。
続いて、請願第2号、
全額国庫負担の
最低保障年金制度の創設を求めることについてを議題といたします。
紹介議員の補足説明があれば、これを許します。
お諮りいたします。
本請願は、請願文書表のとおり、
健康福祉委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本請願は、
健康福祉委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることに決しました。
続いて、請願第3号、全ての
労災職業病をなくし、労災患者が安心して療養し、社会復帰がめざせる制度の確立を求めることについてを議題といたします。
紹介議員の補足説明があれば、これを許します。
お諮りいたします。
本請願は、請願文書表のとおり、
健康福祉委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本請願は、
健康福祉委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることに決しました。
続いて、陳情第1号、医療費の
自己負担軽減に関することについてを議題といたします。
お諮りいたします。
本陳情は、陳情文書表のとおり、
健康福祉委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本陳情は、
健康福祉委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
◎日程第8 議員派遣
○議長(
有光孝次) 日程第8、議員派遣についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
有光孝次) お諮りいたします。
地方自治法第100条第12項及び
大田市議会会議規則第126条の規定により、お手元に配布いたしておりますとおり、議員を派遣をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、そのとおり決定いたしました。
なお、この際、お諮りいたします。
ただいま決定をいたしました議員派遣の内容につきましては、諸般の事情によって、これを変更する場合には、議長にご一任を願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認め、そのように取り計らうことといたします。
ここで、お諮りいたします。
次期開催の議会の運営等については、議会
運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、次期開催の議会の運営等については、議会
運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
以上で、本定例会に付議されました事件はすべて議了いたしましたので、平成18年第4回
大田市議会定例会を閉会いたします。
午前10時23分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
平成18年6月15日
大田市議会議長
大田市議会議員
大田市議会議員...