大田市議会 2005-12-16
平成17年第 3回定例会(第5号12月16日)
31番 通 山 忠 治 32番 原 敏 夫
33番 窪 田 享 信 34番 西 村 喜代三
35番 石 橋 秀 利 36番 藤 間 元 康
37番 松 井 東司彦 38番 木ノ下 晴 重
39番 宅 和 紀 行 40番 中 島 宏 喜
41番 清 水 勝 42番 月 森 喜一郎
43番 下 迫 紀 弘 44番 小 谷 正 美
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欠 席 議 員 (なし)
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地方自治法第121条による出席者
市長 竹 腰 創 一 助役 蓮 花 正 晴
総合政策部長 松 井 幸 秀
総務部長 知野見 清 二
健康福祉部長 大 谷 正 幸
環境生活部長 品 川 保 夫
産業振興部長 皆 田 修 司
建設部長 岩 田 毅
消防部長 福 田 幸 司
市立病院事務部長 盛 川 弘 行
総合調整課長 松 村 浩
地域政策課長 森 山 祐 二
人事課長 三 島 賢 三 財政課長 船 木 三紀夫
消防部次長 松 井 功
市立病院総務課長 岡 本 彰 弘
教育長 小 川 和 邦
教育委員長 岩 根 是 重
教委総務課長 松 村 淳 真
水道事業局長 那須野 強 志
水道事業局管理課長 川 上 佳 也
監査委員 丸 山 浩 二
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事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 吉 田 勝
事務局次長 鳥 居 達 郎
議事係長 和 田 政 人 庶務係長 足 立 好 秀
午前9時03分 開議
○議長(
小谷正美) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまのご出席は全員でありますので、議会は成立しております。
本日の
議事日程はお手元に配布のとおりといたします。
◎日程第1
付託案件審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
小谷正美) 日程第1、
付託案件審査報告並びに
委員長報告に対する質疑を行います。
議案第41号から議案第62号までの22件を一括議題といたします。
各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長の報告を求めます。
初めに、
総務企画委員長の報告を求めます。
28番、福田 実議員。
[28番 福田 実 登壇]
○28番(福田 実) 皆さん、改めまして、おはようございます。
去る12月12日の本会議におきまして、
総務企画委員会に付託されました議案第41号、平成17年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(歳入、
所管歳出)、議案第51号、
大田市長の給与の特例に関する
条例制定について、議案第52号、大田市
総合計画審議会設置条例制定について、議案第53号、大田市廃棄物の処理及び
再生利用等の促進に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第54号、大田市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定について、議案第55号、大田市
養護老人ホーム条例等を廃止する
条例制定について、議案第56号、大田市
過疎地域自立促進計画の策定について、議案第57号、辺地に係る
公共的施設の
総合整備計画の策定について、議案第58号、長久町の町の区域の変更及び字の区域の廃止について、議案第61号、財産の
無償譲渡及び無償貸付けについて、議案第62号、
損害賠償の額の決定についての
予算案件1件、
条例案件5件、
一般案件5件につきまして、12月13日に委員11名
全員出席のもと、委員会を開催、その審査を終えております。
委員会には、執行部より竹腰市長始め、
松井総合政策部長、
知野見総務部長、
福田消防部長、
森山温泉津支所長、
弓場仁摩支所長、関係いたします
担当課長、次長、さらに議案第53号、55号、61号の担当いたします
大谷健康福祉部長、
品川環境生活部長の出席を得まして、慎重に審査を行いました。
その結果と経過、
可否判定の中で示されました主な意見についてご報告申し上げます。
まず、議案第41号の審査の結果についてでございます。
平成17年度
一般会計補正予算は、
全会一致によって
原案可決であります。
審査の経過と主な意見でございます。
歳入について、
衛生手数料の745万5,000円の内容についての問いに、来年4月から7月までのごみ袋4カ月分を3月に販売する
見込み金額である。
歳出については、
新規課題施策検討準備経費の50万円についての問いに、市長の
マニフェストは43項目あり、研究、調査をし、18年度予算に反映していくものとの回答でございました。
次に、議案第51号の審査の結果について申し上げます。
大田市長の給与の特例に関する条例でありますが、
全会一致で
原案可決であります。
審査の経過と意見でありますが、市長の公約の実行であるのか、他に波及するとの問いに、改革は厳しさを伴うとの回答でありました。
意見としては、責任が重くなった上、報酬が下がるのはわかりにくいとのことであります。
次に、議案第52号の審査の結果について申し上げます。
大田市
総合計画審議会設置の
条例制定でありますが、
全会一致で
原案可決であります。
審査の経過と意見でございます。
第3条の組織の中で
市議会議員は構成されていないがとの問いに、計画を作成した後、議会の議決が必要で、二重となるための回答でございました。
また、今後の日程についてはとの問いに、今年度中に設置し、1回ないし2回の会議を予定し、来年12月までに策定をし、19年度の予算から執行する。また、委員30名の構成については、基本的な考えとして、地域性、男女等のバランスを取っていくとのことでありました。
意見としては、市長の考えが反映できるようにとのことでありました。
議案第53号の審査の結果について申し上げます。
大田市廃棄物の処理及び
再生利用等の促進に関する条例の一部を改正するものでございますが、
全会一致で、
原案可決であります。
本議案は、本会議において多数の議員の方々から質疑があったと記憶をいたしております。委員会の中でも類似した内容でございました。したがいまして、主な意見についてのみご報告いたします。
住民の負担が増えるので、ごみの減量啓発に努めてほしい。さらには、
ごみ袋導入は減量が目的であると明確にうたうべきであるでございました。
次に、議案第54号の審査の結果について申し上げます。
大田市
火災予防条例の一部改正でありますが、
全会一致で、
原案可決であります。
審査の経過と主な意見でございます。
設置の義務に反した場合はとの問いに、罰則規定はない。個人のモラルでぜひ設置してほしいとのこと。また、一般には理解しにくい正しい情報、さらに啓発はどのようにとの問いに、自治会、
消防団等に説明をする。市の広報にも、との回答でありました。
意見としては、市内において十分啓発をしてほしいでありました。
次に、議案第55号の審査の結果について申し上げます。
大田市
養護老人ホーム条例等を廃止する条例でございますが、この議案は第61号と関連をいたしておりますので、2議案同時に審査をいたしたところでございます。
両議案とも、
全会一致により
原案可決であります。
審査の経過と主な意見でございます。
今後の各施設の収支状況はとの問いに、今日まで積立金があり、新規の
自主事業も可能である。職員の身分についてはとの問いに、これまでと変わりはない。今日までの起債の残金の対応はについては、
無償譲渡の場合は補助金、起債等の返還は必要がないとのことでございました。
また、意見として、
高齢者福祉の向上を基本として取り組んでほしい。
次に、議案第56号の審査の結果について申し上げます。
大田市
過疎地域自立促進計画の策定でありますが、
全会一致、
原案可決であります。
審査の経過と主な意見でございます。
この計画の策定についてとの問いには、旧3市町の計画を類似の事業などを調整し、作成した。新規に取り入れたのは、石見銀山の世界遺産にかかわる事項のみであるとのことでございました。
意見として、公平かつ計画的に事業を進めていただきたいであります。
次に、議案第57号の審査の結果について申し上げます。
辺地に係る
公共的施設の
総合整備計画の策定でありますが、
全会一致、
原案可決であります。
審査の経過でございます。
辺地に該当する地域がほかにもあるのではとの問いに、現在、旧大田市で11地区、温泉津町で3地区、仁摩町で1地区の計15地区であり、国、県より
過疎債該当自治体は遠慮してほしいとのことでございました。
次に、議案第58号の審査の結果について申し上げます。
長久町の町の区域の変更及び字の区域の廃止でありますが、
全会一致で
原案可決であります。
質疑、意見はありませんでした。
次に、議案第62号の審査の結果について申し上げます。
損害賠償の額の決定でございますが、
全会一致で
原案可決でございます。
審査の経過と意見でございます。
消火栓ボックスはロックされているはずだがとの問いに、ロックはしていないが、鎖がある。毎月見回りをしている。現在、調査中であるとのことでございました。
意見といたしましては、まれな事故とは思うが、今後、事故のないように万全を尽くしてほしいでありました。
以上、議案第41号から議案第62号の案件11件につきまして、本
委員会審議の過程や結果につきまして申し上げました。
議員の皆さんのご賛同をお願いをし、報告とさせていただきます。
○議長(
小谷正美) ただいまの報告について、ご質疑はありませんか。
10番、財間議員。
○10番(財間広光) 私は
新規課題施策検討準備経費についてお伺いをいたします。
今回、選挙で
マニフェスト選挙と言われましたように、
マニフェストを出されて、市民との約束をされて当選をなさったわけでございますが、そういった中、市長さんにおかれましては、その
マニフェストについて、あれは
マニフェストではなく、
マニフェスト的なものであるというようなことを言ってこられたわけでございますが、この委員会の中で、市長さんご自身がどのような視点に立って、どのような思いで
マニフェストをつくられたのか。十分にお聞きになったのかどうなのか、お伺いいたしたいと思います。
○議長(
小谷正美) 28番、福田 実議員。
○28番(福田 実) この準備費の経費でございます50万円でございますが、登壇して言いましたように、34項目の
マニフェストがあるということで、答弁では既に現在の市の行政の中でも取り組んでいる事業もあるということでございまして、取り組み、すぐに取りかかれる部分からさまざまな取り組みをしていきたいということでの内容の説明でございました。特に、市長から云々じゃなくして、この50万円についての審査でございましたので、そのような回答でございました。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。
27番、
福田佳代子議員。
○27番(
福田佳代子) 私は、議案第55号と議案第61号についてお尋ねいたしたいと思います。
今回のこの条例ですけれども、
指定管理者制度導入に当たって、ビラおおだなど、
福祉事業団が独立していくということなんですけれども、
介護保険制度の改正によって、こうした施設の経営というのが、非常に難しくなりだした。介護報酬なども下がりましたので。利用者も利用控えをするんじゃないかというふうに言われております。
民間ということになると思うんですけれども、報告では職員の方に対しての待遇というのは、扱いというのは変わらないというふうに話があったようですが、今後のこれから先の見通しということを思ったときに、なかなか大変になって、そのことが結局、入所されている人とか、利用者の人たちに対しての
サービス低下につながっていくのではないだろうかということを私は心配しております。そういった話し合いというのはなかったのでしょうか。教えていただきたいと思います。
○議長(
小谷正美) 28番、福田 実議員。
○28番(福田 実) 登壇しても報告いたしましたように、これまで積立金があるということ、それから、いわゆる民間になるということで、新規の
自主事業が開拓されるというそういった答弁でございました。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で
総務企画委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
続いて、
健康福祉委員長の報告を求めます。
38番、
木ノ下晴重議員。
[38番
木ノ下晴重 登壇]
○38番(
木ノ下晴重) おはようございます。
去る12月12日の本会議におきまして、
健康福祉委員会に付託されました議案第41号から議案第50号までの5件に対しまして、去る12月13日、
全員出席のもとに
健康福祉委員会を開催し、その審査を了したところでございます。
委員会には、
蓮花助役、
関係部課長の出席を得て、審査を行いましたので、その審査の結果と経過及び
可否判定で示されました提言等について報告をいたします。
冒頭、
蓮花助役より今回の
補正予算は人件費の減額及び人員減による補正である旨の説明を含めたごあいさつがございました。
次に、委員により審査の順序を変更する提案がございまして、
全会一致によりまして、議案第50号、平成17年度大田市
病院事業会計補正予算(第1号)について審査を行いました。
盛川病院事務部長のごあいさつの後、
担当課長より職員の増減並びに収入、支出の説明がなされたわけでございます。
質疑につきましては、研修医への対応、栄養士の名称の問題、人間ドックへの対応、薬剤師の実態、これは勤務実態でございます。
病院職員等に対する
定数見直し、また、
サービス残業、看護師の
昇格制度等、多岐にわたって行われたところでございましたが、
全会一致により可決でございます。
なお、可否決定に係る意見といたしましては、
医療スタッフの充実に今以上に強力に努力すべきである。
大田市立病院の基本理念である「和と誠意と奉仕」にもとづいた運営を積極的に行ってほしいとの要望がございましたので、申し添えます。
次に、議案第41号、平成17年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(
所管歳出)でございます。
まず、
大谷健康福祉部長よりごあいさつがあり、
担当課長より特に返還金の内容、ゼロ歳児、障害児の増の実態、人件費は4月に遡っての分である等の説明があり、質疑に入ったところでございます。
ゼロ歳児及び障害児の増に伴うものに対しては、
特別保育が大切である。
子育て支援の充実を積極的に図ってほしいとの意見。また、返還金が突出しているが、当初の見込数の適正化に努めてほしいとのご意見はございましたが、
全会一致で可決であります。
次に、議案第42号、平成17年度大田市国民健康保険特別会計
補正予算(第1号)でございます。
担当課長より概要の説明があり、質疑に入りました。
出産育児金について、法改正の動きがあり、現在の30万円が35万円に増額の可能性があるとの指摘があったわけでございますが、これに対しましては、当初予算編成前ならば、それに間に合うように対応したいと、このような答弁がございました。
審査結果でありますが、
全会一致で可決であります。
可否決定の際に、特に意見はございませんでした。
次に、議案第43号、平成17年度大田市
国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
これにつきましては、職員人件費の削減のみであり、質疑及び意見はなく、
全会一致で可決であります。
次に、議案第44号、平成17年度介護保険特別会計
補正予算(第1号)であります。
介護保険料の改定に伴うもので、還付金の実態、法改正に伴う研修、ケアマネージャーの不足、介護保険の区域の見直し等の質疑が行われたところでありますが、特に保険料の改定につきましては、基金の借入れもなく、大幅な改定は行わないようにとの意見がございまして、これに対しまして、助役より貴重な意見として承るとの発言がございました。
審査結果でございますが、賛成多数により可決であります。
可否決定の際の意見といたしましては、被保険者の負担増になるので反対する。むしろ、国県の補助を増やすべきであるとのご意見と、被保険者に対する啓発、啓蒙をさらに充実してほしい旨のご意見がございましたので、申し添えます。
以上であります。
議員各位のご賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。
○議長(
小谷正美) ただいまの報告について、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、
教育環境委員長の報告を求めます。
35番、石橋秀利議員。
[35番 石橋秀利 登壇]
○35番(石橋秀利) ただいまから教育環境委員会の報告を行います。
去る12月12日の本会議で教育環境委員会に付託されました議案第41号、平成17年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(
所管歳出)につきまして、委員会は12月14日に開会し、全委員出席のもと、執行部から竹腰市長、小川教育長ほか、
関係部課長も出席し、慎重に審議を行いました。
初めに、竹腰市長のあいさつを受けた後、
品川環境生活部長から総括的な説明があり、続いて、各
担当課長から
補正予算案説明資料にもとづいて、詳細に説明を受け、審査、質疑を行いました。
その中で、質疑内容の主なものについて、教育委員会
所管歳出からご報告いたします。
まず、体育文化事業補助の事業内容については、大田小学校ファンファーレバンド部が全国大会出場に伴う部活動補助であり、補助率は参加経費対象額の2分の1であります。中国大会までは、当初の体育文化事業補助内で対応しているが、スポ少など校外活動については対象外であります。
次に、公民館運営事業の事業内容については、合併前には教育長、教育委員会職員が館長、主事を兼務した関係で、合併後3カ月にわたり、館長、主事が不在であったので、仁摩町中央公民館に館長と臨時職員を配置する事業で、1月から3月までの報酬及び賃金であります。
18年度4月以降は臨時職員でなく、主事を配置する予定であります。
大国公民館と仁摩中央公民館の統合については、合併協議を踏まえ、当面は現行のままでやります。
将来のブロック化については、教育委員会、総合政策部での整合性を考慮して進めます。
次に、環境生活部
所管歳出についてであります。
ごみ指定袋導入の事業内容については、平成18年4月に指定袋制度を導入し、取扱店での販売開始を同年3月にするため、ごみ指定袋の製作費などが所要経費であります。
ちなみに、指定袋の価格は可燃ごみ、半透明の黄色、大、中、小がありまして、大10枚当たり500円、中が10枚当たり300円、小が10枚当たり250円であります。
事業用としましては、半透明の緑色で、これも大10枚が1,000円、不燃ごみが半透明の白色で大、中とがありまして、大が10枚当たり500円、中が10枚当たり300円、また、不燃粗大ごみの処理券、ステッカーが1枚当たり500円であります。
なお、指定袋、ステッカーは排出者記名方式であります。指定袋販売先は市内小売店、スーパー、コンビニ等でも販売し、JA各支所、移動販売車など、指定袋は10枚1セットで販売し、販売店50店舗以上を目標としております。
不燃粗大ごみ整理券、ステッカーにつきましては、大きさ等の問題で引き取れないことがあるので、排出物を確認するため、環境衛生課、衛生処理場、温泉津、仁摩支所で交付し、販売店では交付しません。
また、ごみ処理手数料の徴収方法は、原則としては仕入れた枚数で月極めし、翌月末までに市へ納付しますが、今後、現金決済も検討します。指定袋交付手数料は8%でありますが、これも旧温泉津町の例により決定しました。
また、可燃ごみ指定袋は半透明の黄色になっておりますが、これはいろいろ検討した結果、カラス対策に有効である色の濃い黄色にしております。
可燃ごみ収集につきましては、指定袋以外の袋で出された場合や無記名で出された場合は収集を行いません。
以上により、本委員会に付託されました議案第41号、平成17年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(
所管歳出)については、公民館が地域の活動拠点となっているので、行政の考えを押しつけるだけでなく、住民サイドの意見を聞いて、公民館の運営を考えてほしい。
また、ごみの減量化、ごみの指定袋導入の先進地の例を参考にして、ごみ指定袋導入で、住民の皆さんが戸惑っておられるので、周知徹底をしてほしいとの意見がありましたが、
全会一致で、原案のとおり可決することに決定いたしました。
議員各位のご賛同をお願いいたしまして、終わりといたします。
○議長(
小谷正美) ただいまの報告について、ご質疑はありませんか。
27番、
福田佳代子議員。
○27番(
福田佳代子) 大変委員会での審議の内容を詳しく報告していただきましたので、よくわかりました。
ただ、今回の教育環境委員会に付託された内容は、公民館のことだとか、ごみ指定袋の問題など、住民の関心が非常に強いものでございます。その委員会に対して、傍聴者の希望があったようですけれども、そうした席だとかも、場所だとかもあるにもかかわらず、傍聴を拒否されたというのは、一体どういうことだったんでしょうか。教えていただきたいと思います。
○議長(
小谷正美) 35番、石橋秀利議員。
○35番(石橋秀利) 福田議員の質問にお答えしたいと思います。
一応、傍聴したいという希望がございましたので、委員会の方で審議しました結果、1人でも2人でも反対があれば、一応、傍聴できないという議運での申し合わせ事項というものがあるそうでございまして、一応、その例に倣いまして、一応、諮りましたところ、反対者がおりましたので、傍聴できないということでございました。
以上です。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で
教育環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
続いて、
産業建設委員長の報告を求めます。
21番、熊谷直道議員。
[21番 熊谷直道 登壇]
○21番(熊谷直道) 報告をいたします。
今議会におきまして、去る12月12日、産業建設委員会に付託されました議案第41号、平成17年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(
所管歳出)、議案第45号、平成17年度大田市
簡易給水施設事業特別会計補正予算(第1号)、議案第46号、平成17年度大田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第47号、平成17年度大田市大田市駅
周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、議案第48号、平成17年度大田市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第49号、平成17年度大田市
水道事業会計補正予算(第1号)、議案第59号、
公有水面の埋立てについて、議案第60号、大田市
公共下水道事業川合・
長久汚水幹線外管渠推進工事請負変更契約の締結について、12月14日、大西委員欠席でありますけれども、委員出席のもと産業建設委員会を開催いたしたところであります。
委員会には、執行部より
蓮花助役を始め、皆田
産業振興部長、岩田
建設部長、那須野
水道事業局長ほか、関係いたします
担当課長出席のもと、審査を行ったところであります。
その審査の経過並びに結果、
可否判定において示されました主な意見についてご報告申し上げます。
まず、一般会計補正、産業振興部関係
補正予算案件1課1事業についてであります。
この農林課所管、立ち上がる産地育成支援事業であります。
これにつきましては、今年度、島根県における新農業農村活性化プラン後期施策を受けての事業展開であります。
温泉津町特産物促進協議会、大田市ブドウ産地協議会の2つの協議会であります。補助率、ソフト事業2分の1、ハード事業3分の1で、生産から販売までを持続可能とするものであります。
構想採択は17年、18年度を計画するものであります。
委員質疑であります。同事業への対応について、特にがんばる農林事業に代わるものとして、後追いを感じるものであるが、市としてのフォローはどのようになるのか。
また、基幹農業者の減少を含め、経営安定対策が講じられているのかであります。これら複数委員の質疑であります。
今年度前半を振り返り、島根県としても、事業の縛りをやや緩和する中で、事業対象とする修正を受け止めての展開であります。今後、集落営農の必要性、生産から販売までのフォローをいたすものであります。島根県、JA、関係機関ともに、さらなる連携をいたすことを確認いたしたところであります。
可否判定の中での意見でありますが、今後、当市における総合基本計画、また、担い手を絞った経営支援と農政を転換する経営所得安定対策大綱のやがて導入を想定するところでありますが、しっかりとした農政を要望する意見であります。
続いて、建設部関係
予算案件、3課5事業であります。まさしく主な概要についてであります。
まず、建設課関連、辺地
総合整備計画にかかわる下才坂線、過疎対策整備事業の琴ヶ浜線に置き換えるものであります。
改めての質疑はなかったことを申し述べておきます。
次に、下水道課関連、浄化槽設置整備事業3基の増設であります。このことにつきましても、先の臨時議会、集中審議いたしております。同じく質疑がなかったことを申し述べておきます。
施設管理課関連、除雪事業であります。
直営44路線、委託227路線、観測所は22カ所と承っております。60%の概算要求をいたすものであります。
今年度は既に5日稼働をいたすということであります。
委員質疑であります。
委託路線除雪車の不足について。除雪の出動条件について。凍結への対応についてであります。
委託除雪の機械不足については、施工業者の状況把握に努め、早期除雪を要請することであります。20センチをめどにする除雪でありますが、少量時での稼働はアイスバーンにするおそれがあり、判断いたすものでないとのことであります。
凍結については、必要とする箇所については、凍結防止剤をも検討いたすとのことであります。
以上が、わずかな
一般会計補正予算であります。
以下、簡易給水施設事業、農業集落排水事業、大田市駅周辺区画整理事業、下水道事業の特別会計4議案についてであります。
簡易給水施設事業であります。10月31日、午前6時ごろ、温泉津簡水、井田簡水、両施設への落雷被害であります。電磁流量計、水位計、濁度計ほか、破損であります。財源内訳として、日本水道協会損害保険金102万1,000円、一般会計繰入10万8,000円であります。避雷針による防御はできないかの質問であります。また、復旧時間はどうであったかの質問であります。
施設には、大きなタンクがあり、かえって避雷針が誘導する可能性があるとのことであります。
また、復旧については、自動運転を手動に切り替え、速やかな対応をいたしたとのことであります。
次に、下水道事業であります。
このたびは、債務負担行為を見積もるものといたす説明であります。明年度、5億6,200万円を予定するものであります。
本年度ゼロ工事国債を要望するものであります。本年度、詳細設計を実施し、早期に基礎、本体工事に着手をいたすものであります。
基礎工法には、地盤改良工法及び先行盛土工法には基礎地盤の圧密沈下期間を含め、11カ月を要することといたし、明年度の施工予定の基礎工事を先行いたす事業の効率を目指すものであります。
委員質疑であります。
施工の工法、ブロード工法の採用についていかがかであります。特に、この工法は山陰自動車道等に多く採用されているとのことであります。
地盤沈下の期間、割合を想定いたすと、くい打ちを改めて、先行盛土をいたすものであります。
そのほかの特別会計2議案については、改めての質疑がなかったことを申し述べておきます。
次に、大田市
水道事業会計補正予算であります。
他会計同様、人件費によるもの、並びに通勤手当の減による納付消費税及び地方消費税の増額であります。同じく、改めての質疑がなかったことを申し述べておきます。
公有水面の埋立てについてであります。
このことにつきましても、改めての質疑がなかったことを申し述べておきます。
大田市
公共下水道事業川合・
長久汚水幹線外管渠推進工事請負変更契約の締結についてであります。
変更増額分745万800円についてであります。変更理由として、想定土質の相違に伴う仮設工、通過立坑の追加、もう一つは、到達立坑設置箇所の変更に伴う推進距離の変更1.5メートルによるものであります。そのほか、包含をいたす施工はないものと聞き及ぶものであります。改めて、委員質疑がないと判断し、閉じたところであります。
以上、産業建設
委員会審議の経過や結果について、申し述べさせていただきました。
付託されました議案第41号、平成17年度大田市
一般会計補正予算(第1号)(
所管歳出)、議案第45号、平成17年度大田市
簡易給水施設事業特別会計補正予算(第1号)、議案第46号、平成17年度大田市
農業集落排水事業特別会計補正予算、議案第47号、平成17年度大田市大田市駅
周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、議案第48号、平成17年度大田市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第49号、平成17年度大田市
水道事業会計補正予算(第1号)、議案第59号、
公有水面埋立てについて、議案第60号、大田市
公共下水道事業川合・
長久汚水幹線外管渠推進工事請負変更契約の締結について、ともに、原案どおり
全会一致、可決であります。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたしまして、報告を終わります。
○議長(
小谷正美) ただいまの報告について、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
◎日程第2 討論・表決
○議長(
小谷正美) 日程第2、これより本案22件について討論・表決を行います。
まず、議案第41号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は、
原案可決であります。各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
小谷正美) 起立多数であります。
よって、議案第41号は各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第42号及び議案第43号の2件について、討論はありませんか。………討論なしと認めます。
本案2件については、一括採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、一括採決いたします。
本案2件に対する委員長の報告はいずれも
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第42号及び議案第43号の2件については、いずれも委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第44号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
小谷正美) 起立多数であります。
よって、議案第44号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第45号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第45号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第46号から議案第50号までの5件について、討論はありませんか。………討論なしと認めます。
本案5件については、一括採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、一括採決いたします。
本案5件に対する各委員長の報告はいずれも
原案可決であります。各委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第46号から議案第50号までの5件は、いずれも各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第51号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第51号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第52号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第52号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第53号を討論に付します。
本案について討論の通告がありますので、発言を許します。
27番、
福田佳代子議員。
[27番
福田佳代子 登壇]
○27番(
福田佳代子) 私は日本共産党を代表いたしまして、議案第53号、大田市廃棄物の処理及び
再生利用等の促進に関する条例の一部を改正する
条例制定について、反対の立場から討論を行います。
今回の改正は、平成18年4月から可燃性の有料指定袋導入に伴っての改正でございます。
導入に当たって、住民との合意形成が十分に行われ、本当にごみ減量につながるものであれば、反対するものではありません。
しかし、これまでの取り組みや今議会での審議を通じて得た結論は、もっと住民との協議を行い、理解と納得の上で、有料指定袋の導入を行わなければ、ごみ減量の方向は見えてこないということです。
住民との合意形成が不十分で時期尚早だと思います。これまで、指定袋導入の主な理由は、ごみの減量につながる。負担の公平、ごみ収集時の間違いを起こさないようにするためというものでした。
今回の導入で、こうしたことが解決できるでしょうか。
まず、減量するためには、すべての住民にごみ、環境問題に関心を持ってもらう必要があります。ごみ処理にどんなに多額の税金を使っているかを知ってもらう必要があります。
平成17年度予算で、出雲エネルギーセンターでの処理負担金、約9,600万円、このうち、運転管理委託料は約7,400万円、圧縮梱包の塵芥処理費、約1億5,100万円となっています。
ごみ処理量は年々増え続けており、平成11年度8,894トンが、平成16年度9,900トンとなっています。トン当たりの処理経費は、16年度の見込みで2万163円、収集手数料はトン当たり4,439円となっています。ごみ処理に年間約2億5,000万円も使っていることを住民が知れば、例えば、ごみに大事な税金を使わず、福祉に回そうという気持ちがおき、減量につながることも考えられます。
エネルギーセンターへのごみ持ち込み量を徹底的に減らすことが求められます。
ところで、エネルギーセンターの平成16年度運転経費が当初計画の2.7倍に上ることが明らかになりました。トラブル続きのエネルギーセンターの大量ごみの処理委託費、灯油の使用料など、燃料費の増が原因です。
当初契約より5%を超えた経費は日立負担となっていますが、日立側は契約の見直しを求めていると聞きました。処理経費が増加することが予想され、今後の大きな不安材料です。
県の広域処理計画に乗って、エネルギーセンターに持ち込むやり方が本当に正しかったのかが問われてきます。
さて、各地の状況を見れば、有料指定袋導入が単純に減量に結びついていません。導入した年に一時的に減るのですが、その後、お金を出せば、ごみを幾ら出してもいいという意識も生まれ、ごみを出すということに痛みを感じなくなり、ごみがまた増えていきます。
ごみを削減しようという意識を高めるためには、住民がごみになるものを買わない、使わない、出さない、分別を徹底するなど、住民と自治体の協力が欠かせません。
有料化せず、処分するごみの量を減らした名古屋市では、埋立て処分場に持ち上がった藤前干潟を守ろうと、行政と市民が徹底して話し合いました。行政の説明会は約2,300回、市内94万世帯のうち、4分の1の世帯が参加しています。
街中のあちこちで、住民が分別や資源化の知恵を出し合う会話が行われました。ごみ収集場では、市民が自主的に分別の援助を行うお助けマンなどの光景も生まれました。こうした活動が市民の意識の変化を生み、買い物や消費行動にも影響を与えていると言われています。
負担の公平化というなら、ごみを出す段階で、消費者だけに負担を求めるのではなく、ごみとなるものをつくっている生産者にごみ処理費用を負担させてこそ、公平化が図られるし、ごみを減量化させる上で、有効と思います。
大田市でも、これまでの行政の努力で、名古屋市のような動きが出ていることに敬意を表し、今後の取り組みに期待いたします。
今後、ごみ処理について、高齢者や障害者への細かい配慮が必要ですし、生ごみを堆肥化すること、家庭などでの不用品のリサイクルなど考えていただきたいと思います。
最後に、これまで厚生委員会の視察報告にもありました徳島県上勝町では、町長が産業界、行政、市民の協力のもと、資源を無駄にしない。廃棄物は再資源化していくという社会、ゼロウエイスト社会を目指し、2020年までに焼却、埋立てをなくすという宣言をして、徹底した再資源化を目指し、分別34分別しています。
こうした計画や目標が、今の大田市に求められていると強く感じます。
有料指定袋導入について、時間をかけ、徹底的に論議すべきであったということを重ねて申し上げ、反対討論といたします。
議員各位の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
小谷正美) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
小谷正美) 起立多数であります。
よって、議案第53号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第54号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第54号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第55号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
小谷正美) 起立多数であります。
よって、議案第55号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第56号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
小谷正美) 起立多数であります。
よって、議案第56号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第57号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第57号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第58号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第58号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第59号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第59号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第60号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第60号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第61号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
小谷正美) 起立多数であります。
よって、議案第61号は委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第62号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第62号は委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第3
市長提出追加議案上程[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(
小谷正美) 日程第3、市長より追加議案が提出されておりますので、これを上程いたします。
議案第64号から議案第66号までの3件を一括議題といたします。
議案名を朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
小谷正美) お諮りいたします。
本案3件につきましては、会議規則第39条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、本案3件については委員会付託を省略することに決しました。
提案理由の説明を求めます。
竹腰市長。
[市長 竹腰創一 登壇]
○市長(竹腰創一) 提案いたしました諸議案につきまして、ご説明申し上げます。
提案いたしましたのは、
条例案件3件であります。
まず、議案第64号について申し上げます。
助役並びに教育長の選任につきましては、11月臨時議会に提案いたしたところでありますが、収入役の選任につきまして、事務の取扱い並びに他の市町村の状況等について検討し、熟慮を重ねた結果、行財政改革を推進する観点から、このたび、収入役を置かないこととするものであります。
次に、議案第65号は、助役並びに教育長の給与を減額するものであります。
今議会の当初に提案いたしました市長給与の減額に併せまして、助役並びに教育長についても給与を減額し、行財政改革断行の意思を改めてお示しするものであります。
次に、議案第66号は、市長職務執行者の任期が終了いたしましたので、関係する条例を廃止するものであります。
以上、提案いたしました諸議案につきまして、その大要を申し上げました。
それぞれ詳細につきましては、後ほど、担当部長より説明させることにいたしますので、何とぞ、慎重にご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(
小谷正美)
松井総合政策部長。
[
総合政策部長 松井幸秀 登壇]
○
総合政策部長(松井幸秀) 議案第64号、第65号及び第66号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第64号、大田市に収入役を置かない
条例制定についてでございます。
2ページに根拠法令、
地方自治法の抜粋を掲げております。この
地方自治法につきましては、平成16年の5月に改正をされまして、平成16年の11月から公布になったものでございますが、改正前の
地方自治法におきましては、条例で収入役を置かず、市長または助役にその事務を兼掌させることは、町村に限られておりました。市は除外されておりました。
これが、人口10万人未満の市においても、条例で収入役を置かず、市長または助役にその事務を兼掌させることができるようになったところでございまして、
地方自治法の168条、そして、
地方自治法施行令の132条の2にその旨を掲げておるものでございます。
5ページに説明資料を掲げております。
制定の理由でございますが、市長からも申し上げましたように、行財政改革の推進に向け、収入役を置かないこととしたために、
地方自治法第168条第2項、但し書きの規定によりまして、条例を制定するものでございます。
制定の内容でございますが、1点目、大田市に収入役を置かない。2点目、収入役の事務は助役が兼掌するとなっております。これは、収入役というポストは置いて、助役はその役を兼ねる兼務ということではありませんで、助役が本来、収入役が持っておりました職務を合わせて行うという意味で、兼掌という文字を使っております。
3点目といたしまして、助役に事故があるとき、または欠けたときは、市長がその事務を兼掌すると。職員ではございませんで、市長が事務を兼掌するとするものでございます。
施行期日等、附則の関係でございますが、平成18年1月1日から施行するものでございまして、
条例制定に伴います関係条例6件、3ページからご覧いただきますように、大田市職員定数条例、あるいは大田市特別職報酬等審議会条例、大田市市長、助役及び収入役の給与に関する条例、大田市職員の旅費に関する条例、そして、大田市病院事業の設置等に関する条例、
大田市長の給与の特例に関する条例、これらの条例の中での収入役に関する事項を削除すると、これが2点目でございます。
ご参考までに、県内の他市7市の状況でございます。
収入役を現在、置いている市、これは4市ございまして、松江、出雲、浜田、益田、これは置いております。
条例によって置かないとした市、これは雲南市、江津市でございます。
なお、安来市につきましては、収入役を置く条例となっておりますが、現在、空席とされておりまして、職務代理により対応されていると、把握をしているところでございます。
以上が、議案第64号でございます。
続きまして、議案第65号、大田市助役及び教育長の給与の特例に関する
条例制定についてでございまして、8ページの説明資料をご覧いただきたいと存じます。
制定の理由でございますが、行財政改革の推進に向け、助役及び教育長の給与の減額を実施するために、大田市市長及び助役の給与に関する条例及び大田市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の特例を定めるものでございまして、制定の内容でございます。
平成18年1月1日から平成19年12月31日までの間、2年間でございますが、助役の給料月額については100分の10を、教育長の給料月額については、100分の7.5を減額するものでございます。
ご参考までに、助役、現給与月額は73万円でございますが、7万3,000円を減じまして、65万7,000円に。教育長、現給64万円でございますが、4万8,000円を減じまして、59万2,000円となるものでございます。
なお、年間支給額ベースでの影響額、2名合わせまして、約200万円と把握をしているところでございます。
施行期日等でございますが、この条例は平成18年1月1日から施行するもの、また、平成19年12月31日限りでこの条例はその効力を失うとするものでございます。
続きまして、議案第66号、
大田市長職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する
条例制定についてでございます。
11ページをご覧いただきたいと思いますが、廃止の理由でございます。
10月30日、市長選挙がございまして、新しい市長が就任されました。市長職務執行者の任期が終了したことに伴いまして、
大田市長職務執行者の給与及び旅費に関する条例、これにつきましては、10月1日に専決処分で施行しているものでございますが、これを廃止するものでございます。
施行期日は、公布の日から施行するものでございます。
以上で、提案理由の説明を終わります。
○議長(
小谷正美) 本案3件について、ご質疑はありませんか。
43番、下迫紀弘議員。
○43番(下迫紀弘) 1つだけお尋ねしてみたいと思います。
議案の64号でございます。
先ほど、収入役を置かない条例、その理由につきまして、ご説明があったわけであります。
そのことはわかるわけでありますが、大変、初歩的な質問でございますが、それでは、助役が今度、兼掌されることになる、その職務の内容を収入役を兼掌されるということでありますけれども、具体的にはなかなか外から見ただけでは、あるいは、法律を読んだだけではわからないことでありますが、もし、承知をしておられれば、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(
小谷正美)
蓮花助役。
○助役(蓮花正晴) 根拠法令、
地方自治法にもとづくものでございまして、私は収入役の任務につきましては、第170条、
地方自治法にうたっておられますので、それに沿いまして、誠心誠意努めていくということであろうと思っております。
以上でございます。
○議長(
小谷正美) 43番、下迫紀弘議員。
○43番(下迫紀弘) どうも私が申し上げたことが、しっかり伝わってないという感じがいたしますが、具体的に収入役さんの職務の内容、どんなことがあるかということをお尋ねしておるわけであります。
それを今度は助役さんが兼掌されるということ、そのことはわかりますけれども、具体的なものがわからないということであります。
○議長(
小谷正美)
蓮花助役。
○助役(蓮花正晴) ご存じかと思って、私は条文だけを申し上げましたけれども、
地方自治法の170条にうたってあるところでございまして、収入役は当該普通地方公共団体の会計事務をつかさどるというのが本則第1項にございます。
第2項に具体的に現金、小切手、有価証券、物品等々の適正な管理ということでございます。
以上でございます。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。
36番、藤間元康議員。
○36番(藤間元康) 65号につきまして、ちょっとお伺いしたいんですけれども、いわゆるカット率ですね。これが、市長のカット20%、それから、助役10%、教育長7.5%というパーセントが違うですけれども、これが、どういうところから来ておるかということと、それから、これを減額されることによって、職員さんとの逆転現象が生じるかどうかをお伺いしたいと思います。
以上です。
○議長(
小谷正美) 竹腰市長。
○市長(竹腰創一) 20%、10%、7.5%が妥当であると判断をしたところでございます。
前回の議会でも申し上げましたように、職員給与費に関しましては、5%をお願いしたいと考えておりまして、今後の職員団体との協議を進めながら、方針を決定していきたいと考えております。逆転するということはないと考えております。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。23番、佐々木議員。
○36番(藤間元康) ちょっとまだ、続き。
○議長(
小谷正美) 36番、藤間元康議員。
○36番(藤間元康) 職員さんについては、逆転することはないということですけれども、それは5%をした上でのことなんですか。それとも、現時点で職員さんまだ変わらないわけですよね。下がってないわけですよね。だから、現時点で特別職さんと職員さんとの逆転現象が生じているかどうかということをお願いしたいと思います。
○議長(
小谷正美)
松井総合政策部長。
○
総合政策部長(松井幸秀) 現時点でも逆転はございません。
○議長(
小谷正美) 23番、佐々木孝久議員。
○23番(佐々木孝久) 65号の件に関してですが、この施行期日等ということで、18年1月1日から19年12月31日まで、この条例は効力を持つということで、2年間ほど助役、教育長は減給ということでございますが、市長の場合はおよそ4年間、任期満了までということでございましたが、その4年とこの2年とで、その2年間はどのような理由で決まったかということです。
○議長(
小谷正美)
松井総合政策部長。
○
総合政策部長(松井幸秀) 市長の場合には、選挙時に公約として掲げておられました。助役、教育長の場合にはそうでございません。2年間たちましたら、また、その時点で適切な判断が下されるものというように思っております。
以上です。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案3件に対する質疑を終結いたします。
これより、本案3件について、討論、表決を行います。
まず、議案第64号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第64号は原案のとおり決しました。
続いて、議案第65号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第65号は原案のとおり決しました。
続いて、議案第66号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、議案第66号は原案のとおり決しました。
ここで、10分間休憩いたします。
午前10時21分 休憩
午前10時33分 再開
○議長(
小谷正美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎日程第4
議員提出議案上程[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(
小谷正美) 日程第4、議員提出議案を上程いたします。
まず、議案第67号、
農業委員会委員の推せんについてを議題といたします。
議案を朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
小谷正美) お諮りいたします。
本案については、会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
お諮りいたします。
農業委員会等に関する法律第12条第2項の規定により、議会推薦に係る学識経験委員4名以内でありますが、これを従来どおり、3名推薦することとし、選考の方法につきましては、選挙により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、さよう取り計らいます。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、議長の指名推選によることといたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、選挙の方法については、議長の指名推選によることに決しました。
それでは、農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定による議会推薦に係る学識経験委員に通山忠治議員、松浦市正議員及び温泉津町井田イ715番地金原榮保さんを指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました3名の方を議会推薦に係る学識経験委員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました3名の方が議会推薦に係る学識経験委員に当選されました。
続いて、お諮りいたします。
ただいま当選されました3名の方を大田市
農業委員会委員に推薦いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま当選されました3名の方を大田市
農業委員会委員に推薦することに決しました。
続いて、意第1号、「真の
地方分権改革の確実な実現」に関する意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
小谷正美) お諮りいたします。
本案は、会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、意第1号は原案のとおり決しました。
続いて、意第2号、
議会制度改革の早期実現に関する意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
小谷正美) お諮りいたします。
本案は会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
36番、藤間元康議員。
○36番(藤間元康) 先ほどの意第1号のときに申し上げればよかったんですけれども、どのような形になるか、ちょっと見ておったんですけれども、説明省略というのは、私、わかるんですけれども、これのやっぱり今提案されて、質疑の時間ぐらいはあってもしかるべきかなというふうなことを思うことと、それから、もう一点ですね。
先ほどの意第1号も同じなんですけれども、提出するとなっているんですが、どこへ提出するかというのを、これ、書いてないわけですね。だから、これはそういう意味合いでは、どこへ提出するかというのを書かれておらなければいけないのではないかと思います。
だから、私、申し上げたいのは、どこへ提出するかということと、もう一つは、これに対する質疑の項目がなぜないのか、お伺いしたいと思います。
○議長(
小谷正美) 吉田事務局長。
○議会事務局長(吉田 勝) 提案、質疑ということでございますが、これまでこういった意見書等につきましては、議運の中でいろいろご説明を申し上げておりまして、それぞれ会派あるいはグループの皆さんに十分ご承知いただいて、本会議に臨んでおるという形でございます。
それから、提出先でございますが、これは関係の中央省庁等でございます。
以上でございます。
○議長(
小谷正美) 36番、藤間元康議員。
○36番(藤間元康) 議運で討議をされて、それでもう物が済んでいるということになれば、議会は要らんというふうに、私は思うわけですが、議運ではある程度の大筋のところを討議されるのが議運だというふうに、私は理解しております。
それから、提出先も関係するところへもう任せてくれということではどうなんでしょうかね。
例えば、関係省庁へ送るというふうになっておっても、この部分については、例えば、関係省庁と言っても、関係省庁の大臣ばっかりじゃなしに、担当の課長さんレベルまで送るべきだとか、あるいは、出身の選出の国会議員、県選出ですね。そういうところへも送るべきだとか、いろいろやはりケース・バイ・ケースというのもあり得ると私は思うんですが、いかがでしょうか。
○議会事務局長(吉田 勝) いろいろご意見ございましたが、これまでそういった形でやっておりましたんで、こうした形で提出をしておるわけでございますが、議会運営委員会ございますので、先ほどの意見も含めまして、今後、ご協議いただきたいとこういうふうに思っております。
○議長(
小谷正美) ちょっと私からも一言申し上げますが、この2件につきましては、全国議長会等でも十分、協議、検討した経緯があるわけでございまして、これを何ら、私自身も同意したと、こういう経過がございます。そのことを踏まえて、皆さんのご協力、ご理解を得たいと思います。
よろしく。
○36番(藤間元康) 最後、もう一回。
○議長(
小谷正美) はい、どうぞ。
○36番(藤間元康) これで最後、やめますけれども、やはり今回、こうしていい、悪いは別にしまして合併したわけですので、従来、大田でやっておられた方法が100%では私はないと思います。そういう点では、やはりどういう形が、よりベターなのかということで、ご協議いただいたらいいかと思いますので、先ほど、議長さんがおっしゃったことですけれども、私は内容がいい、悪いということを言ったわけじゃなくて、これ、こういう形のものを討議する場というのが、やはり必要じゃないだろうかということと、やはり形式的にはどこへ提出するかというようなものも、やはり書いてないと、我々としては、判断ができかねるということでございまして、やはり議運にお任せは100%してないんだというふうに、私は認識しますので、次期の議運のときには、どういうふうにすべきかということも含めて、ご議論をしていただきたいと思います。
もう返事はよろしゅうございますので、よろしくお願いします。
○議長(
小谷正美) ご意見承りました。
42番、月森喜一郎議員。
○42番(月森喜一郎) 議運の委員長として、一言申し上げますが、議運の中で、一応、内容についても報告しながら、検討はいたしました。それで、その中でいろいろご意見があれば、また、文言については、修正することもできるということで諮ったところでございます。
併せて、意見書の提出先でございますけれども、衆議院議長、河野洋平、参議院議長、扇千景、内閣総理大臣、小泉純一郎、総務大臣、竹中平蔵、併せて、地方制度調査会会長、地方制度調査会副会長、地方制度調査会小委員長、地方制度調査会臨時委員という方へ送付することを一応、報告をいたしたところでございます。
以上です。
○議長(
小谷正美) ほかにないことを認めます。
提案理由の説明をただいまいたしたところでございますが、本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、意第2号は原案のとおり決しました。
続いて、意第3号、「人権侵害の救済に関する法律」の早期制定を求める意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
小谷正美) 提案理由の説明を求めます。
41番、清水 勝議員。
[41番 清水 勝 登壇]
○41番(清水 勝) 意第3号、「人権侵害の救済に関する法律」の早期制定を求める意見書につきまして、提案議員5名を代表いたしまして、私の方から提案理由の説明を申し上げます。
2002年3月に国会に上程されました人権擁護法案が四たび、国会審議を経ましたけれども、2003年10月に衆議院の解散によりまして、自然廃案となっております。
しかしながら、国内におきましては、ハンセン病の回復者に対する宿泊拒否事件や、結婚差別を始めといたしまして、インターネット等によります差別事件、あるいは刑務所や入管施設などでの公権力によります人権侵害事件などが相次いで発生し、また、児童虐待やドメスティックバイオレンス、いわゆる配偶者による暴力などが深刻な社会問題となっているのはご承知のとおりであります。
これらに対しまして、有効な被害救済が図られていない深刻な現状があります。このことにつきましては、私は人権侵害救済に関する法律の早期制定に向けまして、3つの過去の責任があることを明確にしながら、その実現を強く求めるものでもあります。
3つの責任とは、政府責任、政治責任、国際責任であります。
具体的には、第1に2001年の人権擁護推進審議会答申、人権侵害の救済のあり方についてと人権擁護委員制度の改革についてを具体化していくことの政府責任であります。
当然に、1996年の人権擁護施策推進法成立時の衆参両院の国会の付帯決議がこれらの答申を尊重して、必要な法的措置を講じることを求めていたことは、言を待たないところでもあります。
第2に、政府提案といたしまして、国会提出されました人権擁護法案をめぐって、与野党で修正協議がなされてきた合意事項を遵守し、継続発展させるという政治的な責任でもあります。人権擁護法案の抜本修正を求めた社会的世論を踏まえながら、与野党修正協議の場で合意されました到達点は、人権侵害被害救済に関する法律制定は必要ということと、原案の人権擁護法案は修正する必要があるということでありました。
第3点目といたしまして、1993年、国連総会で採択されました国内人権機関の地位に関する原則、いわゆるパリ原則であります。これにもとづく国内人権機関の早期設置と、人権擁護法案の問題点を指摘した、国内人権諸条約機関からの相次ぐ勧告に対しまして、これを真摯に履行していくという国際的な責任であります。
つきましては、当大田市議会におかれましても、差別や人権侵害に苦しむ人々の一日も早い救済のために、人権侵害救済に関する法律の早期制定に向け、お手元に示しております意見書の議決をいただき、政府関係機関に送付されますようお願いを申し上げる次第でもあります。
なお、この意見書につきましては、江津、益田両市議会、川本町議会、旧温泉津町議会等におきまして、議決あるいは採択されておることも申し添えて、提案理由の説明を終わります。
議員各位のご理解、ご賛同、よろしくお願いして、
提案理由説明を終わります。
○議長(
小谷正美) 続いて、本案を討論に付します。
(「質疑、質疑」と呼ぶ者あり)
○議長(
小谷正美) 本案について、ご質疑はありませんか。
13番、森山尚志議員。
○13番(森山尚志) ごく基本的なことを、お伺いを申し上げたいと思います。
提案者の方にお伺いをしたいと思いますが、そもそも人権が侵害されているというのは、いかなる状況であるのかという認識といいますものがおありになれば、お伺いを申し上げたい。
以上です。
○議長(
小谷正美) 41番、清水 勝議員。
○41番(清水 勝) 人権が侵害されている内容ということでございますけれども、先ほど、登壇して申し上げましたように、ハンセン病の回復者に対する宿泊拒否事件とか、インターネットによる差別事件、介入差別事件、あるいは、刑務所等におきます入監者に対しましての人権侵害事件などが発生した場合、あるいは、身近なところでは、当大田市におきましても、いろいろ聞いておるところでもございますけれども、児童の虐待、あるいは配偶者による暴力等々、人権侵害の事件が相次いでいるという状況で、お訴えをしたところでもございます。
以上です。
○議長(
小谷正美) 13番、森山尚志議員。
○13番(森山尚志) 具体事例を挙げていただきまして、人権侵害といいますものが、こういう具体事例にもとづいて、こういう具体事例にもとづくからこそ、人権侵害というものが提起されていくということでありますが、私がお伺いしたのは、人権が侵害をされている状況というのは、どういう状況なのかということの認識をお尋ねしたいということでありますので、今一度、もし、そういうご認識の一端でも聞かせていただくことができればという意味でございます。
○議長(
小谷正美) 41番、清水 勝議員。
○41番(清水 勝) 私が申し上げるべきでもないかもしれませんけれども、議員ご存じのとおり、法、憲法13条におきましては、「すべての国民は個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、個人の最大の尊重を必要とする」ということを明確に唱えてあるわけでございますから、こういう視点から私は人権尊重の道を強めていただきたいということで、意見書の提出を求めたところでもございます。
以上です。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。
12番、大西 修議員。
○12番(大西 修) 2点ほどお聞かせを願いたいと思います。
提案理由の説明で、3項目目にパリ原則云々ということをおっしゃいましたが、国連で採択されたこのパリ原則が人権擁護法案には確保されておりません。これまでも、問題点だったはずなんですが、この問題をクリアする提案ならまだしも、全く触れられておりませんが、そのことについて、どのように考えておるのか、お聞かせを願いたいと思います。
それと、この人権擁護法案の一番の問題点であった公権力による人権侵害が法案にはありません。最も必要性の高いこの救済ができていないことが大きな問題であったわけですが、この点について、どのように考えておるのか、お知らせいただきたいと思います。
以上、2点です。
よろしくお願いします。
○議長(
小谷正美) 41番、清水 勝議員。
○41番(清水 勝) 1点目のパリ原則であります。これにつきましては、提案理由の説明で申し上げましたように、いわゆる我が国国内におきまして、人権施策等々が十分整っていないというのが、1点には強く掲げられます。
具体的に申し上げますと、人権機関のパリ原則にもとづきました国内での人権機関の早期設置と人権擁護法の問題点を指摘しております国連の人権の諸条約機関からの勧告等に対して、これを真摯に受けとめる中での、今申し上げましたように、人権擁護に対します委員会等の設置が十分に整っていなかったというのが第1点であります。
それから、2点目でありますけれども、2点目につきましては、大西議員、どういう内容でございましたか、もう一遍、お願いいたします。
○議長(
小谷正美) 再度、お願いします。
○12番(大西 修) この早期制定を求める意見書なんですが、これはただ単に、この人権擁護法案を早期に制定してほしいという意見書なんですね。この人権擁護法案には、大きく言って4つ欠陥があるわけなんですが、その一番の大きな欠陥は、公権力による人権侵害を除外しておるところが大きな欠陥法案なんですね。その公権力に対する人権侵害をこのことをクリアする意見があれば、私たちも賛成をするわけですが、この問題がクリアをする提案になっていないというところが、私は大きな問題だと思うんです。
このことについて、提案者としてどのように思っておるのか、それをお聞かせをお願いしたいということでございます。
○議長(
小谷正美) 41番、清水議員。
○41番(清水 勝) 人権擁護法案につきましては、当然、私は制定をする必要を求めておるところでもあります。
4度にわたりまして、国会での与野党を含めました議論の末、一時はいい方向に向かってたわけでございますけれども、最終的には申し上げましたように、国会の解散によって、自然廃案となったというのが実態であります。
そういう中で、いろんな経過の中で、議論をされておる中で、人権侵害の救済のあり方については、これは、人権擁護委員制度の改革等についても、具体的に進んでおって、あるいは付帯決議等も含めまして、必要性は認められておったわけでございます。強い意見があったわけでございますので、そういう面で確かに人権擁護法案につきましては、非常に頓挫したような状況になっておるわけでございますけれども、この法案の審議の中で、人権救済、人権侵害の救済を求める位置づけについては、強く与野党の中でも整理をされておった内容でございますから、新たにこの法案の制定を求めての意見書の提出でもあります。
併せまして、私はこの意見書につきましては、当然、集会あるいは結社及び言論、出版その他一切の表現の自由を、これを保障することが前提に提案をさせてもらっております。
以上であります。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する質疑を終結いたします。
続いて、本案を討論に付します。
本案について討論はありませんか。
12番、大西 修議員。
[12番 大西 修 登壇]
○12番(大西 修) 私は、日本共産党の大田市議団を代表いたしまして、意第3号の「人権侵害の救済に関する法律」の早期制定を求める意見書の提出について、反対の立場で意見を述べたいと思います。
ここに提案しております人権擁護法案は、単に衆議院の解散により、自然廃案となったのではありません。
この意見書案でも挙がっています国連が示す国内人権機構のあり方、パリ原則とは異なること。
2つには、公権力による人権侵害を除外しており、最も必要性の高い救済ができないこと。
3つには、報道によるプライバシー侵害を特別救済手続きの対象としており、表現、報道の自由と国民の知る権利を奪うことになること。
4つには、人権や差別についての明確な規定なしに、差別言動を特別救済手続きとして規制の対象にしたことが、国民の言論、表現活動への抑圧であり、憲法に抵触するとの批判を受けたことであります。
それでは、求められる人権救済機関とはどのようなものでしょうか。とりわけ、注意したいのは、人権侵害の定義規定があいまいであることであります。人権擁護法案の2条1項、人権侵害とは、不当な差別、虐待、その他の人権侵害する行為をいう。これだけであります。この人権とは何なのかという説明が全くありません。
韓国の国家人権委員会が2001年に設立されております。この定義規定では、人権とは憲法及び法律が保障する国際人権規約及び国際慣習法によって認められる人間としての尊厳と価値及び自由と権利をいう。このように、明確に根拠づけられています。これと比べても、日本の法案が何と貧弱で何の意味もない規定、こういうことになっておるのがおわかりだと思います。
また、特別救済の対象が差別と虐待に限定されております。公権力による人権侵害も差別と虐待だけが特別救済の対象になっております。これでは不十分であります。
先ほど、ご紹介をいたしましたお隣の韓国の国家人権委員会法では、公権力による人権侵害については、韓国憲法10条から22条に保障された人権を侵害された場合と明確に規定されています。
この10条から22条は、日本国憲法の第13条の幸福追求権、平等、法律によらない逮捕、拘禁、自白の強要の禁止、プライバシーの権利、通信の秘密、良心の自由、宗教の自由、言論、出版、結社の自由、学問の自由などが公権力によって侵害された場合のすべてを救済対象とします。非常に網羅的になっています。
なお、韓国での私人の人権侵害は平等権侵害の差別行為に限定されております。
そもそも人権とは、国家権力に対する市民、国民の権利の保障です。人権が国家権力から侵害されるのをどう防ぐのかが憲法ができた経緯であります。
人権とは、国家と市民、国家と国民との問題です。これが、国家権力に対する概念であり、私人間の調整の問題は、国家権力の人権侵害には出てまいりません。だから、日本では広くとらえるべき必要があります。
人権侵害の定義規定は、日本国憲法、国際人権規約等で保障されている人権を侵害する行為を対象とすると明記すべきであろうと思います。
差別、虐待に関しては、今現在、かなり進行形で個別の立法がつくられ、あるいは、検討をされております。DV法、高齢者虐待、児童虐待などです。私人間に限定して言いますと、救済の仕方もテーマによってさまざまな救済の仕方があっていいと思います。
そもそも私人間の人権侵害の問題は、人権と人権とのぶつかり合い、その調整がかなり大きいと思います。
そう簡単にどちらが正しいとは言えません。個々のケースごとで人権の調整をするのが私人間の問題です。
何が優先的な人権なのか、差別が最も優先的な人権なのかというと、とんでもない話であります。これは、ケース・バイ・ケース、一義的には決められません。つまり同和問題にかかわる結婚、交際問題のように、この分野で合意されてきた政府見解では、何が差別かを判定することは困難であり、法律などで罰したり、規制することはかえって、啓発に反し、差別の潜在化を招くととらえられてまいりました。
結婚、交際に際して、部落差別との断定のもとに、周囲の反対者の嫌がらせや侮辱などに特別救済を行うことは、国民の内心の自由への介入につながり、意に反する婚姻の自由への行政権力の介入になりかねず、結果的には人権を侵害し、部落問題解決をも阻害するものであります。
また、表現には表現で対抗することが、近代社会の基本であり、定義できない不当な差別的言動、差別助長行為などの表現行為に対して、停止、差し止めができ、調査に応じなければ、過料を科すなど、物理的、強制的な手段による対応を行うことは、言論、表現の自由を侵害し、しかも、自由な意見交換のできる環境づくりによる部落問題解決へも逆行するものであります。
このように、人権擁護法案は、国民の望む人権救済制度のあり方に十分応える内容になっていないばかりか、従来、国民生活にかかわる私的自治やマスコミのような報道の自由が不可欠な分野へ新たな権力の介入に道を開き、しかも、異議申し立てなどの反訴や黙秘権も明確に規定されておらず、新たな人権侵害を生み出しかねません。
一方、意見書案にもあります国連はとりわけ、独立した機関が必要と指摘している分野を2つに絞っております。
警察及び出入国管理当局による不適正な処遇についてと児童の権利に関して、この2つに限定をいたしております。
人権侵害の元凶である公権力や、社会的権力の大企業などを規制することをあいまいにし、国民の私的領域や言論の分野に踏み込むような機関はもとより、国連は想定をしておりません。
以上の理由で、私はこの人権擁護法案の撤回と人権救済・擁護のあり方を国民的に議論できるよう世論と運動を高めることが大切と考えるものであります。
議員各位の見識を持って、この意見書案を採択せずにしていただくことを心よりお願いを申し上げまして、討論といたします。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。
33番。
[33番 窪田享信 登壇]
○33番(窪田享信) 33番、窪田でございます。
提案に賛成の立場で討論をいたします。
ただいま反対討論がございました。人権擁護法案の不備な点等につきましては、るるご説明がございまして、この点、私どもは何も異存はございません。この意見書にも、その不十分さを克服をして、修正をしてという意見書の内容になっていることを素直にこの文章を読んでいただきますと、わかろうかと思うことであります。
さらに、この人権侵害救済に対する法案というのは、現在、提案をされております人権擁護法案をそのまま早期に制定をせよということではございません。修正をし、人権尊重あるいは国際的なうねりにふさわしい内容の人権侵害救済法、それが仮に名前が人権擁護法案となりましても、内容はさまざまな欠点を克服をしてというそういった形で意見書を提出するものでございます。
ご案内のように、世界人権宣言が1948年12月10日に採択をされました。あの宣言があの戦争の残虐さと悲惨さに対する厳しい反省から生まれてきたということは、はや申し上げることもないかと思うことであります。二度と戦争をさせない。それは人権尊重、差別撤廃のうねりの中からこそ、築かれていくものだという、それが世界人権宣言でございまして、詳しくは申し上げませんけれども、この宣言を具体化をするために、国連は国際人権規約、人種差別撤廃条約、女性差別撤廃条約などを採択をしてまいりました。
日本国憲法の平和主義、主権在民、基本的人権尊重、この憲法と軌を一にするというふうに申し上げて、差し支えないかと思います。
この人権尊重の国際的なうねりとも相まって、我が国でも先ほどございましたように、さまざまな形での法律や施策が進んでまいっておることでございます。
本市においても、旧1市2町の議会は、人権尊重の市町宣言を決議をいたしております。さらに、旧大田市議会は、非核平和宣言を決議をされておりますけれども、それらがこの本市の市民の中でどの程度具体化されたか、急に大田市民になって、こんなことを申し上げるのは僭越かもしれませんけれども、旧温泉津町を含めて、必ずしも、十分具体化され、それが市民のものとはなっていないという現状がございます。
私は、この私どもが求めております人権救済の法が、人権尊重、平和への歩みをより具体化するものであるということを確信をするものであります。
人権侵害の救済に関する法律の制定は、緊急を要すと申し上げて差し支えございません。
特に、国際都市を目指します大田市の議会、議員の皆様方には、この意見書に賛同をいただきまして、意見書を関係機関に早急に提出されることをお願いをいたして、賛成討論といたします。
○議長(
小谷正美) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(
小谷正美) 起立多数であります。
よって、意第3号は原案のとおり決しました。
ただいま議決いたしました意見書は直ちに関係先へ送付いたします。
◎日程第5
議員提出議案上程
○議長(
小谷正美) 日程第5、続いて、議員提出議案を上程いたします。
まず、議案第68号、
特別委員会の設置について、及び選第6号、
特別委員会委員の選任についての2件を一括議題といたします。
議案を朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
小谷正美) 本年10月、地方分権の到来とさらなる財政基盤強化のため、新生「大田市」が誕生いたしたところでありますが、本市の財政状況は国における三位一体の改革の影響もあり、今後の財政運営は殊のほか厳しい状況にあることは既にご承知のとおりでございます。
しかし、こうした中にあっても、少子高齢化、人口減少、産業活動の低迷等、諸課題は山積しており、新生「大田市」まちづくり計画の着実な実行には、行財政改革への取り組みが必要不可欠であるとの市長の基本方針に対し、市議会といたしましても、これが進展を見きわめ、議会自らも調査、検討を行うため、本案2件は提案されたものでございます。
お諮りいたします。
議案第68号につきましては、原案のとおり10名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する行財政改革
特別委員会を設置することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、本案については10名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する行財政改革
特別委員会を設置することに決しました。
続いて、選第6号、
特別委員会委員の選任についてお諮りいたします。
この定数10名の議員につきましては、議長の指名推選により委員に選任いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、この定数10名の議員につきましては、議長の指名推選により委員に選任することに決しました。
事務局長より発表いたさせます。
○議会事務局長(吉田 勝) 発表いたします。
行財政改革
特別委員会委員、10名でございます。
福田 実議員、有光孝次議員、清水 勝議員、藤間元康議員、石橋秀利議員、窪田享信議員、熊谷直道議員、内藤芳秀議員、下迫紀弘議員、松浦市正議員。
以上でございます。
○議長(
小谷正美) ただいま発表いたしました10名の議員を行財政改革
特別委員会委員に指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました10名の議員を行財政改革
特別委員会委員に選任することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました10名の議員が行財政改革
特別委員会委員に選任されました。
続いて、議案第69号、
特別委員会の設置について、及び選第7号、
特別委員会委員の選任についての2件を一括議題といたします。
議案を朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(
小谷正美) 石見銀山遺跡については、先に政府の世界遺産条約関係省庁連絡会議において、アジア初の産業遺跡として、国連教育科学文化機関でありますユネスコの世界遺産に推薦決定がなされたことは既にご案内のとおりでございます。
これにより、平成19年の登録に向け、大きく前進したところでありますが、残された期間、同遺跡の活用・保存、増大が予想されます観光客の受け入れ等、なお、解決すべき課題も多いところであります。
このような中、市議会といたしましても、これら登録に向けた諸課題はもとより、登録後の整備も含めた当地域のあり方等についても調査検討を行うため、本案2件は提案されたものでございます。
お諮りいたします。
議案第69号につきましては、原案のとおり10名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する石見銀山調査
特別委員会を設置することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、本案については10名の委員をもって構成し、設置の目的が達成するまで存続する石見銀山調査
特別委員会を設置することに決しました。
続いて、選第7号、
特別委員会委員の選任についてお諮りいたします。
この定数10名の議員につきましては、議長の指名推選により委員に選任いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、この定数10名の議員につきましては、議長の指名推選により委員に選任することに決しました。
事務局長より発表いたさせます。
○議会事務局長(吉田 勝) 発表いたします。
石見銀山調査
特別委員会委員、10名でございます。
松井東司彦議員、中西義昭議員、
木ノ下晴重議員、原 敏夫議員、財間広光議員、小林一彦議員、山根義信議員、木村幸司議員、月森喜一郎議員、塩谷裕志議員。
以上でございます。
○議長(
小谷正美) ただいま発表いたしました10名の議員を石見銀山調査
特別委員会委員に指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました10名の議員を石見銀山調査
特別委員会委員に選任することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました10名の議員が石見銀山調査
特別委員会委員に選任されました。
◎日程第6 請願・陳情の処理
○議長(
小谷正美) 日程第6、請願書が1件、陳情書2件提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
まず、請願第1号、
最低保障年金制度の創設を求める
意見書提出方についてを議題といたします。
紹介議員の補足説明があれば、これを許します。
お諮りいたします。
本請願は、請願文書表のとおり
健康福祉委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、本請願は
健康福祉委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることに決しました。
続いて、陳情第1号及び陳情第2号の2件を一括議題といたします。
お諮りいたします。
本陳情2件については、陳情文書表のとおり各常任委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、本陳情2件は、陳情文書表のとおり、各常任委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
ここで、お諮りいたします。
次期開催予定の議会の運営等については、議会運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
小谷正美) ご異議なしと認めます。
よって、次期開催予定の議会の運営等については、議会運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
ここで、竹腰市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
竹腰市長。
[市長 竹腰創一 登壇]
○市長(竹腰創一) 本年もいよいよ押し迫り、緊急案件のない限り、本議会が納めの市議会となりますので、一言お礼にあわせ、ごあいさつを申し上げます。
去る12月5日から開会いたしました本定例会におきまして、議員各位には本会議並びに各委員会を通じて提案をいたしました諸議案について慎重にご審議を賜り、心より敬意と感謝の意を表する次第であります。
おかげをもちまして、本日の会議においていずれの議案につきましても、適切な議決を賜り、滞りなく閉会を迎えましたことを厚くお礼を申し上げます。
なお、審議に際しまして、いろいろご意見、ご指摘をいただきました点等につきましては、今後の市政運営に当たり、十分検討してまいりたいと存じます。
さて、本年は10月1日、新大田市が誕生いたしました。合併に際しまして、さまざまな取り組みや対応が行政のみならず、各方面において求められたところでありますが、きょうまで大きな混乱もなく、順調に新大田市がスタートできましたのも、議員各位並びに市民の皆様のご支援、ご協力の賜物でありまして、ここに深く感謝を申し上げる次第であります。
私は、市民の皆様の厳粛なる信託を受け、新市における初代市長に就任し、旧1市2町の速やかな一体化、住民福祉の向上と新市の均衡ある発展、並びに個性的で魅力あるまちづくりを市民の皆様にお誓い申し上げました。
このたび、助役並びに教育長の選任を始め、市政推進の体制が整ったところであり、新年におきましては、いよいよ具体的な施策の構築や推進に努めてまいります。
来年度の地方財政を巡る情勢は、地方交付税総額を巡る国の動きいかんにより、大きく左右されることから、平成16年度に地方交付税の大幅な削減が行われました。いわゆる地財ショックの再来もささやかれる中で、地方としては、全く予測ができず、混沌といたしております。
当市といたしましては、行財政改革を推し進めながら、財源の確保を図り、新市建設計画に掲げております若者定住の促進に関する施策と、石見銀山遺跡の付加価値を高めるための施策を重点的施策として取り組んでまいりたいと考えております。
今後、市民の皆様にご負担をおかけすることもあろうかと存じますが、新市の未来を切り開くためには、行財政改革はもはや待ったなしの課題でありますので、議員各位並びに市民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます。
市長に就任以来、皆様のご理解とご支援のもとに、何とか重責を果たしてまいりました。改めて、お礼を申し上げますとともに、引き続きましてのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げる次第でございます。
これより、日々寒さが増してまいります。議員各位におかれましては、くれぐれも健康にご留意いただき、ご家族おそろいで幸多き新年をお迎えになりますよう心より祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。
ありがとうございました。
○議長(
小谷正美) この際、お許しをいただきまして、私からも一言ごあいさつを申し述べさせていただきたいと思います。
[議長
小谷正美 登壇]
○議長(
小谷正美) 平成17年12月定例市議会を閉じるに当たり、お許しをいただきまして、一言ごあいさつを申し述べさせていただきます。
12月5日開会されました本定例会も12日間にわたる会期、そのすべてを議了し、本日ここに閉会の運びとなりました。議長といたしましても、議員各位はもとより、執行部の皆様方のご協力に深く感謝申し上げます。
さて、本年を振り返りますと、全国的には企業収益が改善し、景気が回復基調にあると言われておるようでありますが、地方にあっては、なお景気の低迷から脱却できず、雇用情勢も依然、予断を許さない1年でありました。
また、本年は、国、地方の税・財政改革、いわゆる三位一体の改革の総仕上げの年でもありました。地方の自立を促し、住民自治を確立するための本改革においては、総額3兆円余の税源が地方へ移譲の運びとなり、全体の体裁は整ったという感はありますが、真に地方の自由度を拡大したとは言い難く、これがかえって、地方の小都市の財政を圧迫するのではないかという懸念がぬぐいきれないところでございます。
今後の焦点は、大詰めを迎えております交付税の改革に移ってまいりますが、当地域のような過疎地域の努力と役割を重視され、今後とも、過疎地域に光を当てるべく、適切な財源措置を切に要望するものであります。
こうした中、地方分権の到来とさらなる行財政基盤強化のため、本年10月、3市町がそれぞれの歴史に幕を下ろされ、3自治体が合併し、人口規模では県内7番目の新大田市が誕生いたしました。
新市議会も在任期間半年とはいえ、議員数44名の大所帯となったところでございます。
10月31日には、竹腰創一新市長をお迎えし、また、さきの臨時議会においては、
蓮花助役、小川教育長を始めとする執行部人事も整い、新市の市政も本格的に始動を始めたところであります。
さきの一般質問では、新市の課題について、20名の議員諸氏が立たれたところでありますが、課題の多さを改めて痛感するとともに、執行部におかれましては、これら多様な提言を真摯に受け止められ、財政状況、まことに厳しい折ではありますが、竹腰市長のもと、市民福祉の向上に向け、一層のご努力をお願いするものであります。
さて、竹腰新市長におかれましては、新生「大田市」の躍進には、行財政改革は最重要課題とされております。先ほどは、市長を始めといたします特別職給与の特例条例も可決いたしました。
議会といたしましても、自主財源の乏しい当市にあって、地方交付税の抑制、累積する起債残高等、硬直化が進行する財政状況をかんがみるとき、議会自らもこれが調査、検討するべく、
特別委員会を立ち上げたところでありまして、今後の当委員会が果たす役割に大いに期待いたすところであります。
また、新生「大田市」のシンボルとされております石見銀山遺跡でありますが、本年9月、政府として、正式にユネスコの世界遺産に推薦決定がなされたことは、まことにご同慶に堪えず、平成19年の登録がまさに現実味を帯びてきたところであります。市議会といたしましても、
特別委員会を設置し、残された諸課題に議会挙げて支援する覚悟でございます。
さて、先にも述べましたとおり、三位一体改革では、一応の決着が図られたところではありますが、今後の地方交付税の行方は依然、不透明な状況にあります。しかしながら、行財政改革の着実なる実行と、先ほど可決されました
過疎地域自立促進計画を始めとする諸施策によりまして、定住人口の拡大、中山間地対策等、山積する諸課題に、議会、執行部一丸となって取り組まれることを念願するものでございます。
終わりに、私は本年10月の初議会におきまして、新生「大田市議会」の議長として、その重責を務めさせていただきましたところでございますが、議員各位並びに執行部の皆様方の格別のご指導、ご協力により、その職責を果たすことができました。
ここに心より感謝申し上げますとともに、謹んでお礼を申し上げます。
どうか皆様方には、お体を十分ご自愛いただき、ご家族おそろいで幸多き新年をお迎えくださいますよう、心から祈念いたしまして、閉会にあわせ、納めのごあいさつとさせていただきます。
大変ありがとうございました。
[議長 議長席着席]
○議長(
小谷正美) 以上で、本定例会に付議されました事件はすべて議了いたしましたので、平成17年第3回大田市議会定例会を閉会いたします。
午前11時51分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
平成17年12月16日
大田市議会議長
大田
市議会議員
大田
市議会議員...