大田市議会 2001-03-15
平成13年第384回定例会(第5号 3月15日)
平成13年第384回定例会(第5号 3月15日)
平成13年3月定例会
大田市議会会議録
平成13年3月15日(木曜日)
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議 事 日 程 ( 第 5 号 )
平成13年3月15日(木)午前9時開議
第1
付託案件審査報告・委員長報告に対する質疑
議案第320号 平成13年度大田市
一般会計予算(歳入、所管歳出)
議案第327号 平成13年度大田市
土地取得事業特別会計予算
議案第331号
大田市議会政務調査費の交付に関する条例制定について
議案第332号 大田市
情報公開条例制定について
議案第333号 職員の再任用に関する条例制定について
議案第334号 職員の再任用に関する条例の施行に伴う関係条例の整備に関
する条例制定について
議案第335号 大田市急
傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例制定について
議案第336号 大田市
一般廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例制定
欠 席 議 員 (なし)
〜
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地方自治法第121条による出席者
市 長 熊 谷 國 彦 助役 蓮 花 正 晴
収入役 清 水 幸 男 総務部長 松 井 幸 秀
民生部長 大 谷 正 幸 経済部長 皆 田 修 司
建設部長 大 谷 正 行
市立病院事務部長 盛 川 弘 行
秘書広報課長 三 島 賢 三
総務部総務課長 石 賀 了
財政課長 知野見 清 二 人事課長 那須野 強 志
企画振興課長 品 川 保 夫
健康長寿課長 尾 村 美 保
経済管理課長 鎌 田 千 晴
建設管理課長 渡 邊 誠
市立病院総務課長 川 上 佳 也 教育長 大久保 昭 夫
教委総務課長 鈴 垣 英 晃
水道事業局長 吉 田 勝
水道管理課長 小 林 克 己 監査委員 大 野 進
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 清 水 正 紀 事務局次長 鳥 居 達 郎
議事係長 和 田 政 人 庶務係 松 村 和 典
午前9時00分 開議
○議長(月森喜一郎) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまのご出席は全員でありますので、議会は成立しております。
本日の議事日程はお手元に配布のとおりといたします。
◎日程第1
付託案件審査報告・委員長報告に対する質疑
○議長(月森喜一郎) 日程第1、
付託案件審査報告及び委員長報告に対する質疑を行います。
先に常任委員会に付託いたしました議案第320号から議案第344号までの25件を一括議題といたします。
各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長より報告を求めます。
はじめに、総務委員長の報告を求めます。
11番、
生越俊一議員。
〔11番 生越俊一 登壇〕
○11番(生越俊一) おはようございます。
去る3月7日の本会議におきまして、
総務委員会に付託されました議案第320号、平成13年度大田市
一般会計予算歳入及び所管歳出、並びに議案第327号、平成13年度大田市
土地取得事業特別会計予算、及び議案第331号、
大田市議会政務調査費の交付に関する条例制定についてから議案第342号、大田市休日診療所条例を廃止する条例制定についてまでの予算案件2件、
新設条例案件6件、一部
改正条例案件5件、条例を廃止する条例案件1件の計14議案に対しまして、翌3月8日に全委員出席のもと
総務委員会を開催いたしまして、その審査を終えておりますので、その審査の結果と経過、可否判定の中で示されました主な意見についてご報告申し上げます。
なお、委員会には執行部より熊谷市長をはじめ
大久保教育長、
松井総務部長、田中消防長、以下関係いたします担当課長の出席を得まして厳正に審査しておりますことを申し添えます。
まず、予算案件より審査の結果について申し上げますが、議案第320号、平成13年度大田市
一般会計予算は賛成多数によって、議案第327号、平成13年度大田市
土地取得事業特別会計予算につきましては、全会一致のいずれも原案可決であります。
次に、審査の過程や可否判定のとりまとめの中で出されました主な意見についてご報告いたします。
なお、総括質疑の中で質問があり、その後
総務委員会に委ねたいとされておりました
病院事業会計への繰り出しの算定根拠なども交付税法に定める所定の書式に基づき説明を受けておりまして、適正な予算上程であることもあわせてご報告いたします。
まず、歳入でありますが、普通交付税の減額を受けた中にあって、いかに骨格予算とはいえ、積極的な予算であるとの評価がある中で、
公債費負担適正化計画の最中にある当市において、財政再建との絡みで歳入をどう評価するのかとの問いに対し、
臨時財政対策債の発行に見られますように、地方交付税のあり方を思うとき、これからは特に厳しくなるとの見解であり、国においても、今日では地方に起債枠があるにもかかわらず、地方自治体の財政圧迫から地方の取り組みのスタンスが変わり、地方が乗ってこないとの状況の変化があるようでございまして、当市の財政担当者といたしましても、今後、補助金を有効活用することを基調として取り組みたいとの回答であります。
また、市税等の調定見込額に対しまして、実際に徴収済の実績を評価する中で予算化したものかどうかの問いに対しまして、これまでは前年度予算を基準としていたが、今年からは貧困など諸々の事情によって対応は異なりますが、強制執行さえも断行する基本的に毅然とした対応をしたいとの意気込みを示されての回答であります。
また、地方交付税の減額は厳しいものでありますが、依然として住民要望も多くありますので、歳入の増額を図られることにも格段の努力をされたいとのご意見があったことを申し添えておきます。
次に、所管歳出でありますが、総務部、教育委員会、消防本部とその多くには異議はないとされるものの、ご意見として出されたものをご紹介いたします。
まず、
大田地区広域市町村圏振興協議会負担金でありますが、実際に組織が機能していないのではないか、道路などの期成同盟会などは個々において組織され、対応できるものとされ、組織を解消しても問題ないのではないかというご意見、また、昨年来、テジョン市との交流も活発になってきたが、中学生の交流も積極的に復活させるべきではないかというご意見。
職員の給与に関しましては、先の議会で対応されているが、特勤手当、通勤手当などについて早急に対応すべきであるとのご意見、また、中学校の校舎営繕も必要とされているにもかかわらず予算配分がされていない、肉付けには期待するものの、当初予算での対応が望ましかったとのご意見、スクールバスを一般の方が利用できるような有効活用を進めるご意見、また、
スクールカウンセラー設置事業にいたしましても、こんな
事業そのものが本来、
学校教育予算かなと思うと前置きをされ、対症療法的な対応ばかりされており、問題解決につながらないのではないかというご意見に対しまして、心の教育が問われている毎日の学校教育の中で、教師が子どもたちをしっかり指導することが理想だが、現実に実態として問題が存在する以上必要である。
学校・家庭・地域社会の連携を強固のものにして問題解決に取り組みたいとするご回答でございました。
また、石見銀山の
世界遺産登録に向けまして採掘権を所有されている方との間で同意がいただけていない問題に関係いたしまして、島根県の取り組みにばかり期待をしていないで、大田市としても積極的に働きかけるべきであるというご意見がありました。
また、予算は可とするものの、中国議長会の特別負担金に対しまして、議運をはじめ、今までいろいろとこの種の問題で議論を交わしてまいりましたが、その心が理解されていないのではないかといったご意見があったことも申し添えておきます。
また、反対意見として、議員の政務調査費に対しましても、総括質疑でも質問がありましたように、今このご時世にあって理解できない、議会議員が率先して襟を正すべきとの反対意見がありましたことをご紹介しておきます。
次に、議案第331号、
大田市議会政務調査費の交付に関する条例制定についてから議案第342号の大田市休日診療所条例を廃止する条例制定についてまでの6件の
新設条例制定案件5件の一部
改正条例制定案件及び条例を廃止する
条例制定案件に対しまして、審査の結果と経過及び審査の過程の中で出されました主な意見についてご報告申し上げます。
まず、結果を申し上げますが、議案第331号、
大田市議会政務調査費の交付に関する条例制定についてと議案第339号、大田市
福祉医療費助成条例の一部を改正する条例制定についての2議案が賛成多数で、残りの全議案が全会一致の原案可決であります。
賛成多数の2議案に対しましては、予算案の反対理由と同様であります。
議案第332号、大田市
情報公開条例制定についてでありますが、第5条の開示請求権に対しまして、本市に関わる人のみならず、何人もというのが時代の流れではないか、また、憲法に則った権利の確保ではないかとの問いに対しまして、第1条の目的に表現されておりますように、地方自治の本旨に則り、市民の知る権利を尊重しとありますのは、基本原則は理解しておられるものの、事務量を勘案された上で限度を設けたものとされております。
また、何々のおそれがあるという表現が多いが、非公開の隠れみのになっているのではないかという問いに対し、原則公開が基本であると前置きされた上で、不開示に対する係争問題が発生することも考えられるが、この種の問題に詳しい県立大学の吉塚教授並びに淺田弁護士にも
情報公開懇話会のメンバーとしてご参加いただいており、十分議論された上での結果として示された条例案でありますので、今はこの条例案がベストであると考えている旨の回答をされております。
また、
個人情報保護条例も同時に整理して進めたらというご意見に対しまして、両輪になるものと思いますので、今後検討してまいりたいとの回答であります。
以上、駆け足で
総務委員会審議の過程や結果を申し述べさせていただきましたが、議員の皆さんのご賛同をお願いいたしまして、ご報告とさせていただきます。
○議長(月森喜一郎) ただいまの総務委員長の報告に対しご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、経済委員長の報告を求めます。
8番、
石原安明議員。
〔8番 石原安明 登壇〕
○8番(石原安明) 3月の本会議において経済委員会に付託となりました、議案第320号、平成13年度大田市
一般会計予算(所管歳出)、議案第325号、平成13年度大田市
波根地区工業団地造成事業特別会計予算、議案第326号、平成13年度大田市
農業集落排水事業特別会計予算、議案第343号、鳥井町
大平地区市営土地改良事業の施行について、去る8日、
委員全員出席の中で審議をいたしましたので、その経過及び結果についてご報告申し上げます。
最初に蓮花助役の挨拶を受け、皆田部長より全体の事業内容の説明を聞き、関係の
担当課長鎌田、大野、前原、岩谷、松村課長より、また、
小谷農業委員会事務次長に詳細に説明を求めました。
本予算は骨格予算であり、政策的なものはこの後の肉付け予算となっており、よって、本年度は前年度と単純に比較はできないものがありますが、参考までに経常費は2億8,278万6,000円で、前年度比の96%であり、
一般財源ベースでは経常費が8,732万2,000円で、対前年度比が88.4%となっております。
最初に、予算の計上と施策の考え方についてでありますが、農業委員会では、農地法、年金事務に関する経費で経常的なものを計上されている点であります。
また、管理課関係では、
県営事業負担金が大幅増となっているが、これは稲用地区で平成12年度より実質着手しているほ場整備が本格化するものと示されているとの説明でありました。
農林課関係では、がんばる島根事業を推進し、また、中
山間地域対策として、環境にやさしい農業の推進と直接支払の効率的利用を図る。
そして、畜産は荒廃地対策として放牧事業を進めるとのことであります。
林業は、収益性が悪化しているが、間伐を進めるために道路基盤の整備を進めるとのことであります。
耕地農村整備課関係では、市単
土地基盤整備、
モデル事業等が肉付けにまわっている点や、本予算では施設補修、災害復旧が主となっている点であります。
商工課関係では、バス路線、企業誘致、
中心市街地活性化、観光振興等など山積している中で、観光は市政の大きな柱となっている。市の基本計画、県の
石見銀山整備計画等の整合性が求められる。本事業での緊急性の高いものを計上しているとの考えを示されております。
以上の点を踏まえて、各委員からの意見、要望を申し添えておきます。
1つは骨格であることを考えると、肉付けは弾力のあるものとされたい。
また、農業の担い手事業はしっかりと取り組み、理解のある取り組みを望む。農地の流動化、荒廃対策には真剣に取り組んでいただき、農地の確保は将来に引き継ぐ大切な使命でもあり、今後の農業施策を考えていただきたい。
また、企業誘致、地場産業の育成に向け、この本予算に期待する。
また、観光という意味で、姫逃池の渇水問題を指摘する意見や、ワニ漁を将来に残し、市内における調理法、販売等など検討すべき意見や、ワニ漁を観光客に見せるイベントなど考えてはどうかなどという意見もありました。
いずれにしても、一次産品で販路のあるものは、その質を高め、量を増やす努力に努め、1億円産品のため、積極的な支援を望むとの委員会での結論であります。
以上の意見を数点指摘しましたが、採決の結果、全会一致で原案可決であります。
議員各位のご賛同をお願い申し上げ、報告といたします。
失礼しました。議案第320号のみのようでございまして、議案第325号、326号、これも全会一致、原案可決でございます。
そして、議案第343号においては、全会一致、賛成でございましたので、ご報告をいたします。失礼をいたしました。
○議長(月森喜一郎) ただいまの経済委員長の報告に対しご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、建設委員長の報告を求めます。
10番、原 敏夫議員。
〔10番 原 敏夫 登壇〕
○10番(原 敏夫) 去る7日の本会議において、建設委員会に付託されました平成13年度予算案件4件並びに市道路線の認定、変更及び廃止に伴う案件1件について審査を終えましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
委員会は、去る12日、
委員全員出席、執行部から熊谷市長、ほか関係部課長の出席のもと開催しました。
はじめに、熊谷市長から挨拶を受けた後、建設部長から建設部関係について総括的な説明を受けた後、各担当課長からそれぞれ説明を受けました。
その中で主な質疑のあったものについて報告いたします。
はじめに、議案第320号、土木総務費、
法定外公共物譲与物件確定事業の赤線、青線の調査は公図6,800枚に及び、12年度から始め、16年度で完了するもので、大変な作業ではないか、調査が終了すれば国から市に移譲されるもので、その後、売却した場合には、市の収入財源となるものであります。
次に、
県道改良事業負担金の軽減については、
主要地方道大田桜江線、仁摩瑞穂線など新
世紀道路改良事業については、10分の1.25に軽減される旨、答弁がありました。
続いて、都市施設管理費の体育公園文化事業団の関係で、テニスコートの改修について以前陳情がなされていたが、これは多額の事業費を必要とすることから、現在のところ、対応できない旨、答弁があったところであります。
次に、公共下水道の公共下水道基本構想策定事業については、多くの質問がありましたが、先日の全協で説明があったところであり、現在、基本構想の計画最中であり、事業費も膨大なものとなり、期間も長期間にわたるもので、質疑があったことのみを報告させていただきます。
続いて、議案第328号について、委員から全般的にここまでよく頑張られ、ここまでこぎつけられたことは評価する旨、発言がありました。
今後の課題、問題点について、建物移転については、13年度中に完了し、14年度中にほぼ予定した形にしたい、また、北側についても併行して作業を進めるが、特に南側の商業集積ということと、多額の事業費をかけて整備し、後に何ができるかということが大きな課題である。早く商業ゾーンが完璧に埋まり、いわゆる大田の顔となってほしい、また、西側を見て東側の地権者の方もやろうという気持ちになっていただきたい。これからは経済部、商工会議所と一緒に働きかけ、機運の盛り上がりに期待をしている旨、答弁があったところであります。
なお、本会議の質問の中で、駅前車道と歩道の段差について現地を確認を行った結果、支障がないことを確認いたしましたので、申し添えておきます。
続いて、議案第329号、水道事業について、
水道事業局長から総括的な説明を受けた後、担当課長から詳細に説明を受けました。その中で特別損失については、昭和60年度から昭和63年度分で倒産及び所在不明者によるもので、今後は滞納の新しいものを出さないようにすることが大切であり、悪質な滞納者には最終手段として給水停止の措置も検討したい。また、不納にしておけば欠損処理をしてもらえるといった考え方を起こさせてはならない。また、滞納金の徴収についても限られた職員で12年度中、過年度分800万円の徴収がなされるなど努力がされている。
また、委員から水道料金の値上げによる住民負担増にならないよう一層の企業努力をしていただきたいとの要望がありました。
これに対し企業債で7%以上の利率のものについては、借換え、繰上償還を実施する。また、江ノ川からの受水費を安くするよう1市2町で島根県企業局に申し込んでいて協議中である。
また、高料金体系の繰出金が1年繰り延べされ、14年度から対象団体になる理由を正したのに対し、水道会計の欠損は5月末となり、確定した数値は5月末でないと判明しない。
そこで総務省としては、現在までの公共下水道事業については、前々年度分の確定した数値が適用されており、水道事業についてもこれらとの整合性を図るためである旨、答弁があったところであります。
以上のとおり、本委員会に付託されました平成13年度予算案件4件並びに市道路線認定、変更、廃止1件についての議案は全会一致、原案のとおり可決することに決定いたしました。
議員の皆さん方のご賛同をお願いしまして、報告を終わります。
○議長(月森喜一郎) ただいまの建設委員長の報告に対しご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、厚生委員長の報告を求めます。
18番、下迫紀弘議員。
〔18番 下迫紀弘 登壇〕
○18番(下迫紀弘) 私は去る3月7日の本会議で、厚生委員会付託となりました議案第320号、平成13年度大田市
一般会計予算(所管歳出)と、議案第321号、平成13年度大田市
国民健康保険事業特別会計予算、議案第322号、平成13年度大田市
住宅新築資金等貸付事業特別会計予算、それに議案第323号、平成13年度大田市
老人保健医療事業特別会計予算の3特別会計予算、さらに、議案第330号、平成13年度大田市
病院事業会計予算、合わせまして予算案件5件の審査経過と結果を報告いたします。
委員会は、去る3月13、14日の両日、全委員と執行部から、助役や病院長をはじめ、関係部課長の出席を得まして開催し、はじめに執行部から詳細な説明を受け、資料請求もした後、委員側と質疑、応答を繰り返し、慎重な審査を進めたところであります。
ちなみに、議案第320号に対する質疑と応答の主なものをはじめに触れておきたいと思います。
第1点は、社会福祉費のうち知的障害者生活ホーム運営補助に関して、対象団体の補助金運用が不透明で、しかも会計処理もずさんだと聞いているが、実態はどうかとの問いに対しまして、市へは会計報告をしてもらっている。団体の会員間の意見、意思疎通に問題があると感じているので、話し合いをもって調べたいとのことでありました。
第2点は、児童福祉費の放課後児童対策事業に関しまして、障害児の入会数が増え、指導員の対応は限界に達しているとの問いに対しまして、新年度、パート指導員を1名増員して対応するとのことでありました。
第3点は、社会福祉費のうち同和関係団体補助に関しまして、新たに補助を辞退した団体はないかとの問いに対しまして、部落解放同盟から新年度予算編成後に申し入れがあったので、予算計上はしているが、話は進めたいとのことであります。
第4点は、社会福祉費の介護予防生活支援事業のうち、乗合タクシー通院試行事業は、将来、市内全町で実施できるよう啓発すべきでないかとの問いに対しまして、この事業は白ナンバー乗用車での運行や営業者との競合問題など課題を抱えているので、当面、試行事業として取り組みたいとのことであります。
第5点は、清掃費のうちリサイクルセンター管理運営費に関しまして、プラント設備請負企業の存亡が危ぶまれていると聞くが、操業後、設備のメンテナンスはどうなるのか、また、指名業者として、この企業は適切であったかとの問いに対しまして、メンテ専門の下請会社があり、これが保守点検を行うので問題はないし、入札段階では指名業者資格基準をクリアしていたとのことでありました。
そして、表決の結果、議案第320号は、放課後児童対策に正規職員の増員が図られていないし、少子化対策事業も全市で展開されていない。さらに、同和対策が相変わらず一般事業として実施されていないことなどを理由にした反対意見の一方、骨格予算とはいえ、福祉の充実が図られているので賛成との多数意見があり、可決と決定したところであります。
なお、この議案に対して何点か要望、意見がありましたので、申し添えておきたいと思います。
知的障害者生活ホーム運営補助対象団体の運営には批判の声があるので、市が実態を把握するとともに、団体に小規模福祉法人格の取得など組織の整備を促すべきであること。
また、無認可保育施設運営費補助の実態は、歴史的経過があるとはいえ、不公平感が強く、少子化という時代状況も考慮に入れまして、この視点からも早い見直しが求められること。
さらに福祉公園管理は利用者によりなされるべきであり、放課後児童対策事業は正規指導員の3人配置が求められること。
少子化対策関連啓発事業は、成果を上げるために広く全市域で実施すべきであり、乗合タクシー通院試行事業は、これから先、福祉バスで代替すべきであることなどの意見であります。
次に、議案第321号、国保事業会計予算であります。
表決の結果、歳入の補てんを図るのに、基金の取崩しでなく、国保料を15.5%も引上げし、対応するのは問題との反対意見の一方、夏の本算定時には国保料の引き上げが解消できる適切な予算となっており、評価できるとの多数意見があり、可決と決定したところであります。
なお、委員から付帯意見がありましたので、この際申し添えておきたいと思います。
1つは、新年度から悪質な保険料の滞納者には、保険証ではなく、被保険者との面接の機会を多くして、滞納整理を促すために資格証の発行が実施されますが、市ではこれを極力避けるべきであること。
また、2つ目には、早く育児出産手当の出産前貸付制度を実施すべきであることでありました。
続いて、議案第322号、住宅新築資金等貸付事業会計予算であります。
表決の結果、この事業には6,000万円もの多額の回収不納金があるが、このような事態を招いたのは行政の責任であり、問題との反対意見がありましたが、このほかには異論はなく、多数の賛成で可決と決定したところであります。
また、議案第323号、
老人保健医療事業特別会計予算であります。
表決の結果、全員異論はなく可決と決定いたしました。
最後に、議案第330号、
病院事業会計予算であります。
まず、質疑と応答の主なものを報告いたしますと、1つには、患者の待ち時間が長いのではないかとの問いに対しまして、予約診療が80%あり、全体的に解消されているとのことでありました。
2つには、入院患者数が目標に比べ10%近く減ったのはなぜかとの問いに対し、目標数を高く見積もっているためであるとのことでありました。
3つには、新年度、収益的収支会計は1億7,000万弱の赤字予算となっているが、なぜかとの問いに対しまして、支出のうち減価償却費が4億7,000万円弱も大きく占めているためであるとのことであります。
4つには、看護スタッフの募集がはかどっていないようだが、新年度のスタートはどうなるのかとの問いに対しまして、9年度と比べ11名増の162名のスタートになるとのことであります。
5つには、職員の現場でのヒヤリ、ハッと体験にどう対応しているかとの問いに対しまして、委員長へ事故報告させ、原因を分析したうえで改善を図っているとのことであります。
さらに、患者へのカルテ開示や、職員へ病院経営に関する情報提供はどうなっているかとの問いに対し、新年度から実施したいとのことであります。
表決の結果、議案第330号は、全員異論はなく、全会一致、可決と決定いたしたところであります。
なお、職員の超過勤務が多いと見受けられますので、これを解消するため、これからも引き続きスタッフの増員を図るべきであるとの意見がありましたので、申し添えておきたいと思います。
以上でありますが、議員の皆さん方のご賛同をお願いいたしまして、報告といたします。
○議長(月森喜一郎) ただいまの厚生委員長の報告に対しご質疑はありませんか。
22番、岩谷 博議員。
○22番(岩谷 博) 先ほど委員長報告の中で、無認可保育園等の補助について、歴史的な経過はあるにせよ、不公平感があるので、早急に検討すべきということでございましたが、不公平感とはどのような内容を理解されてのことか、審議経過等を詳しくお知らせをいただきたいと思います。
○議長(月森喜一郎) 18番、下迫議員。
○18番(下迫紀弘) ただいまのご質問でございますが。
実は、審査の中で市内私立保育施設6カ所あるようでありますけれども、これに対して前年度、どのような補助が行われているかということで、数字を上げてもらっております。
それを見ますと、1園児当たりに対する補助金に大変バラツキがありまして、例えば一人当たり100万円というような補助金が交付されている例などもありますし、それとは逆に、かなり補助金額が下回っているというふうな例も見られます。
そういったことを指しまして、不公平感があるということであります。
○議長(月森喜一郎) 22番、岩谷議員。
○22番(岩谷 博) 言われていることはわかりましたが、一人当たりの経費等において、それらが不公平ということは、今後、保育、その本来の使命についてはどのように検討がなされたか、また、それらについてご意見があったら内容等をお知らせをいただきたいと思います。
○議長(月森喜一郎) 18番、下迫議員。
○18番(下迫紀弘) 今のご質問でございますけれども、今後の方向については、特にこの度の委員会の審査の中では、このようにすべきではないかというような議論はなかったように私は思っております。
なお、このことにつきましては、昨年度のこの議会でも指摘事項として上げております。
市の執行部のほうでも、現在あります補助要綱というものを見直しをしたいというふうに昨年度おっしゃっております。
それに先立って、おそらく基本的な運営補助のあり方、このことについても検討が同時になされているというふうにうかがっておるところでございます。
特に委員会としては、このようにというふうなことは具体的にはなかったということであります。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で、厚生委員長報告に対する質疑を終結いたします。
◎日程第2 討論・表決
○議長(月森喜一郎) 日程第2、これより本案25件について討論・表決を行います。
まず、議案第320号を討論に付します。
本案について討論の通告がありますので、順次発言を許します。
はじめに、6番、福田佳代子議員。
〔6番 福田佳代子 登壇〕
○6番(福田佳代子) 私は、日本共産党大田市議会議員団を代表いたしまして、議案第320号、平成13年度大田市一般会計当初予算に対しまして、反対の立場から意見を申し上げたいと思います。
本予算は、熊谷市政12年が終了し、21世紀に向けて新しい大田市をスタートさせるための予算でございます。
今回は、市長選挙を控え、骨格予算であるとはいえ、市民3万3,610人に夢と希望を与えるものでなくてはなりません。
骨格予算とはいえ、幅広い市民の要望を取り上げて予算組みをされたことは評価いたします。
しかし、政策的に問題がいくつかありますので、指摘をしておきたいと思います。
大田市は、国、県言いなりの市政を続けてきた結果、過疎に歯止めがかからず、熊谷市政誕生の平成元年3万7,447人の人口は3,837人も減少しています。
21世紀初年度の予算として求められることは、国、県言いなりでなく、地方分権の時代にふさわしく、真に市民の立場に立った住民が主人公の市政、グローバル的な見通しを持った市政運営でなくてはならないと考えるものです。
国の財政事情は自律的回復軌道に乗せると言いながらも、悪化の一途をたどっています。
完全失業者は4.8%、320万人以上と過去最高になりました。
国、地方を合わせた借金は、借金頼みの大規模予算で、合わせて666兆円ととてつもなく膨らみ、財政再建どころか、財政破綻の道をひた走っています。
こうした中で、地方には相変わらず景気回復のためと地方単独事業、中でもゼネコン奉仕の事業実施を求めています。
大田市においては、
公債費負担適正化計画と行財政改革で財政再建が行われ、起債制限比率は20%近くだったものが、13年度には13.9%に下がるとはいえ、起債残高が293億円と増加したことは大きな問題です。
最初に歳入について申し上げます。
平成13年度市の予算は、対前年比マイナス6.3%の144億円、自主財源の市税は、ジャスコ出店の影響で、法人税が8.7%増え、合わせて31億円となっています。
自主財源が3割にも満たない当市にとって頼みの綱は地方交付税です。
国の地方交付税は入口ベースで対前年比13.6%増ですが、地方に配付される出口ベースではマイナス5%の減となっています。
そのため大田市の地方交付税はマイナス10.7%の62億9,000万円余りと、国の地方交付税縮小の方向が明確に現れております。
しかも、国庫負担の一般財源化が平成13年度も行われ、住民に大きな影響を与えるものとなっています。
現在の状況が進んでいけば、財政危機にある地方自治体の弱みを利用して交付税措置を含む一連の行財政措置をちらつかせ、市町村合併へと誘導するものと言えます。
市町村合併は、そこに住む地域住民が自主的に決めることであり、国が押しつける問題ではありません。
さて、各種滞納問題についてですが、納税義務があるとはいえ、不況の深刻化と市民所得を考え合わせたとき、支払う能力があるかという立場で考えなくてはなりません。
新年度は差押えも辞さないということですが、悪質滞納者を除けば、諸悪の根源は悪政の結果であること、地方自治法の住民の暮らし、安全、健康を守ることを忘れては、悪代官そのものになってしまいます。
また、行財政改革の実施で引き上げられた使用料、手数料収入はマイナスの0.3%となっており、引き上げたことが市民の身近な活動の足を引っ張っていることは明らかです。
歳出について申し上げます。
第一に、総意と活力あふれた産業活動の展開ですが、大田市の基幹産業は農林漁業と位置づけられながらも、後継者不足や高齢化によって振興どころか、衰退していると言えます。
それは、国、県言いなりで減反政策を押し進めてきた結果であり、米に代わる転作作物も見出せない状態です。
農道、林道、ほ場整備などの
土地基盤整備に2億7,900万円が計上されていますが、こうしたハード事業で第一次産業がよみがえるはずがないことは、これまでの結果を見れば明らかです。
昨年の米の生産調整面積は1,900ヘクタールの水田の736ヘクタールと4割近い減反となっています。
米の価格も外国からの輸入で米余りとなって大幅に下がっています。
米をはじめとした食料の輸入がいつまでも続くものではありません。
将来の食料不足に備えて、食料増産基地にするといった長い目で見た取り組みが求められます。
また、大田市のブレンド米や、米に代わる特産品を開拓し、販路を切り開くならば、第一次産業の活路は必ず見出せるはずです。実際、大田市のおいしい米が食べたいという都市住民が出てきています。
さらに、中国からの安い輸入しいたけ、にんにくが店頭に大量に並んでいます。
日本の農業を守るためにセーフガードの発動を国に求めるとともに、学校給食や旅館、飲食店などでできるだけ地元産品を使うなど地道な取り組みも大切だと思います。
さらに、メイドイン大田で新しい商品を開発するのも結構なことですが、今ある農産品などをどのように生かし、増産させていくかに力を注ぐことも市の産業の活性化につながると考えます。
林道につきましては、県事業でありながら、市負担分があることは納得できません。
また、要望の多いコンクリート舗装については、今後、補正予算で考えていただきたいと思います。
第二は、機能的で自然と調和した都市環境の創出予算についてでございます。
駅周辺土地区画整理事業8億6,000万円が計上されています。駅前が大きく変わりつつありますが、多額の財源を投入してのこの事業が商工業の振興に結びつくことが必要です。
ジャスコ大型店に来たお客さんが駅前に本当に流れていくのでしょうか。地元商店や住民の声に真剣に耳を傾けながら事業を進めていくことが必要と考えます。
さて、昨年も指摘しましたが、県道改良負担金1億2,000万円は一向に改善の方向が見られないのはどういうことでしょうか。
私はこうしたことも、国が地方単独事業を増やしていることで負担金が増加していると言えると思います。
さらに、都市基盤整備として、公共下水道基本計画が策定されますが、広い面積を持つという特性に合った計画でないと、これまでの取り組みと整合性のないものとなります。
第三は、健康で心ふれあう社会の形成です。
21世紀に部落差別を持ち越さないという動きが各地で起こっています。
特に来年3月、33年に及ぶ国の同和対策が終了するとともに、水平社創立80周年の節目を迎えます。市の同和行政終結、一般対策への移行、同和教育廃止を強く求めます。
次に、少子化対策ですが、この関連事業に3,500万円、休日保育、延長保育など父母のニーズに沿った事業も進められてはいますが、要望の強い就学前までの医療費無料化といった思い切った取組が必要であり、こうしたことが子育てしやすいまちとしてきらりと光ってくるのではないでしょうか。
さらに、介護保険関連で4億7,500万円、障害者支援で2億1,000万円、介護予防や生活支援の積極的な事業は評価しますが、低所得者に対する配慮がありません。
介護保険制度の保険料、利用料の軽減策は高齢者の安心できる暮らしを保障するために何としても考える必要があります。
障害者支援の事業を押し進めながら、今回の福祉医療助成の改悪は許されません。
1医療機関で月500円の自己負担と所得制限導入によって、今わかっているだけで14人の人が助成が受けられなくなりました。こんなに弱者に冷たい政治はありません。福祉を充実することが定住へつながると確信するものです。
環境行政につきましては、リサイクルセンターの管理運営費3,200万円。いよいよ分別リサイクルが本格化します。市民の協力なしでは進まない問題であり、家電リサイクル法に対する市の姿勢や、可燃ごみのガス化溶融炉への持ち込みなど、環境行政の将来に不安を感じます。
自然豊かな市の環境を守るため、市の主体性を発揮し、時間をかけた取り組みと、市民の共感が得られる取り組みが重要かと思います。
第4は、心豊かな人づくりと、生活文化の創造についてでございます。
教育現場では、いじめ、学級崩壊、校内暴力、不登校の増大など、子どもたちをめぐる状況は深刻です。どの子にも行き届いた教育となっているのでしょうか。
基準財政需要額の小中学校費は6億3,000万円でありながら、予算では3億9,000万円しか計上されていません。
少なくとも、基準財政需要額の教育費部分は教育内容を充実することに使うべきではないでしょうか。
将来を担う子どもたちです。一人ひとりの子どもたちにきめ細やかな教育を実施すべきであり、少人数学級を市単で実施するとか、大規模校の施設整備、父母負担の軽減など積極的に取り組むべきです。
石見銀山世界遺産への取り組みや山村留学事業など市の特性を生かした事業を市民本位で進めるならば活性化につながると考えます。
最後に、議会費の政務調査費についてでございます。
3月9日付けの山陰中央には調査費の増額で議会の責任は一層重大であり、お手盛りと批判されないようにとの記事が、10日付けのこだま欄には、県議会議員の政務調査費5万円引き上げに対する厳しい批判が載っておりました。
農業の厳しい現状が書かれ、良識を求めるとした投書は、そのまま市議会の政務調査費3万円の引き上げにも当てはまります。
不況のもとで、介護保険や医療費の負担増に苦しむ市民のことに思いを馳せるならば、今回の引き上げは市民に受け入れていただける内容でしょうか。
国民健康保険料につきましても、15.5%という大幅な引き上げで提案されています。
今、私たち議員に求められていることは、市民の苦しみに思いを馳せ、どうすれば市が活性化するのか、議会の中で活発に論議することではないでしょうか。市民もそれを切実に願い、私たち一人ひとりを見ていることを忘れてはなりません。
以上、反対の理由を政策的に対峙して申し上げました。皆様方のご賛同をお願いいたしまして、終わります。
○議長(月森喜一郎) 次に、4番、熊谷直道議員。
〔4番 熊谷直道 登壇〕
○4番(熊谷直道) 私は、提案されております議案第320号、平成13年度大田市
一般会計予算につきまして、賛成をする立場から意見を述べさせていただきます。
この予算に対する思いを同じくする各位とともに、私の所見であることを申し上げたいと思います。
この度は、任期満了に伴います市長選挙によりますところにより、提案された
一般会計予算につきましては、骨格予算とし、改めての予算案を期待するところであります。
また、本年は新世紀となり初めての予算を講ずるところでありますが、住民要望も多様化いたすところであろうかと思います。
察しますに、熊谷市政3期12年の成果を踏まえ、今後確かな市政を担当されるに当たっては、ことのほか思いが大きく、さらなる体力をつけ、食味のある施政方針を期待いたすところであります。
今日の経済情勢は少し明るい材料をもあるかに見えたところでありますが、依然として国内経済の構造的不況、長く低迷する状況下であります。
当地方のみならず、全国の地方にあっては共通の持てる悩みであります。
少子・高齢化が著しく、人口の減少の進む中にあって、地方税の伸び悩み、国政においても地方交付税の見直しをもある現在、当市の財政事情は当然厳しい状況下であります。
あらゆる住民に行き渡る限りなき満足度のある予算編成でありたいところではないかと思います。
また、果たし得ない困難なところもあり得る地方政治の環境もあり得るところであります。
財政豊かでありますれば、どなたでも適切な市政運営が可能でありますが、現下の財政状況であります以上に、予算編成には懸命な努力を理解するものであります。
振り返りますに、行政改革推進大綱並びに
公債費負担適正化計画をもとに、かなりの努力を要する予算編成を余儀なくされている環境下でありますが、可能な限り市民生活に行政サービスの遂行を認めるものであります。
今予算の主要事業の執行においては、国、県の事業を背負うところもありますが、市民生活、あるいは地域性に不可欠な事業展開を十分に受け止め、優先すべきこと、すぐにも取り組むべき事業につきましては、骨格予算といえども理解するものであります。
以下、私なりに本予算の中から主だった施策、事業等について申し上げたいと思います。
上程されております当初予算144億円は当期にあって対前年比減は当然であり、骨格予算といえども、継続を展開し得る予算措置、あるいは主要たる事業を限定とし、市政に空白を設けない努力のうかがいを感じるものであります。
昨年度より導入となりました介護保険制度も2年目を迎え、いよいよこれからが政策としての評価の正念場であります。
これを契機と言っても過言ではないでしょうが、相まって、地方分権法の制度化により、地方自治体の真価、あるいは自立が問われることを誰しもが認めるところであります。
身近なことにつきましては、市長の英断を受けての市立病院運営につきましては、順調な歩みをいたしている状況については、市民の最良の共有する福祉と言えると思います。
保健・医療・福祉の連携を図り、さらなる市民の福祉増進へとご期待を申し上げます。
まずは都市基盤整備であります。
今、大田市は新たな土地利用に対する望ましい発展が期待されています。商業集積の確立、また、一方では大部分の中山間地域における集落維持活性化への取り組みが急務であります。同じく重点課題として、市道をはじめ道路網の整備であります。
市民生活に最大かつ有効に恩恵を承るものとして、限られた財源のもとに評価すべき予算措置を感じるところであります。
さらに、市長の長年にわたる念願であります大田市駅周辺整備事業の促進であります。大田市の顔となる同事業の様相がやがて見えてくるものであります。着実な進捗を期待申し上げます。
また、下水道事業の推進であります。
暮らしに直結する課題でありますが、本年は基本計画に向けての有意義な年度となるよう、さらなる機能的な大田市ならではの都市環境の創出を図っていただきたく、同じく取り組むべき姿を受け止め、念願するものであります。
次に、地域を支える農林漁業の展開、地場産業の育成と観光事業推進について申し上げます。
農業を取り巻く情勢は極めて厳しい情勢であります。あらゆる諸要因がありますが、何はともあれ、若い農業就農促進、意欲ある農業者の活動支援事業も新規導入として評価をいたします。
次世代農業に必要な企画力、魅力ある農業の実現のため、人材育成に果たす役割を理解いたします。
がんばる農林総合整備事業については、集約する事業として評価いたします。
農業は生産のほかに国土保全、環境維持の役割を担うところでありますが、集落維持事業、生産活動支援事業、環境にやさしい農業支援事業の、むしろ幅広い政策として展開を感じるところであります。
水産振興であります。漁村地域の新しい発想を引き出す、漁村の活性化を推進するいきいき漁村づくり推進事業については、金額こそわずかでありますが、これからの流通の動向に整合する期待のできる新規事業であります。
また、地域産業の活性化と雇用の創出でありますが、事業概要では商工振興としてまちづくり情報発信事業、空き店舗活用対策、大田市ならではの地場産品の育成等、ソフトの取り組みをも評価いたします。
観光事業推進につきましては、この度の答申をいただきました、石見の国新観光計画をもとに、市民とともに根強い推進が必要に思います。観光の進むべき方向について、実現のための具体的施策の今後に期待を申し上げます。
次に、民生関連予算であります。
冒頭申しました、介護保険関連でありますが、1年を経過いたし、あらゆる角度からの視点に立ち、幾多の事業効果、整理を果たしながらの事業展開ではなかろうかと思います。
介護予防、生活支援、在宅介護支援、高齢者対策等の関連予算に対し、さらなるきめ細やかな事業展開を評価するものであります。
リサイクルセンターの供用開始であります。分別ごみ収集モデル事業の取り組みよりスタートいたしましたところでありますが、いよいよ開始の運びとなります。避けて通れない課題でありますが、今後の社会形成につながる重要な生活環境であります。適切な運用と快適な生活環境づくりの一役になることを市民挙げての取り組みに期待いたすところであります。
次に、石見銀山遺跡の世界文化遺産登録への取り組みであります。
この度の世界文化遺産暫定リスト記載であります。このことについては、当市のみならず、当広域圏にまさしく朗報をもたらせています。
一方ではまだまだの課題も与えられているところでありますが、当地域にあってはまさしくこれからの活力剤となることは誰しも認めるところであります。島根県とのより一層の連携強化を果たされ、市民挙げての取り組みをも必要であります。自然との調和を果たし、文化遺産の意義を後世に伝える認識に立ち、付加価値を求められる資源活用を期待いたすところであります。
継続を果たす石見銀山遺跡総合整備事業と今後の関連事業推進について求められるものであります。
あわせて、三瓶山自然体験ゾーン整備事業に関連し、道路整備等の当市における積極的な展開に対し評価をいたします。
次に、教育予算であります。
今日、教育のあり方が問われているところでありますが、教育は百年の体系と言われております。いつ何どきといえども、次世代への先行投資の果たす役割は現世代の責務であろうかと思います。
地域社会、学校、家庭がともに認識を新たにする姿勢が求められます。
また、学社連携と言われております、心を育てる教育関連予算等の取り組みに対し評価をいたすところであります。
以上、印象的な事業について列挙いたしましたが、予算編成に当たっては、市民要望、あるいは地方分権の状況下にあって、地方自治そのものの真価が問われております。心の豊かさを実感できるまちづくりを市長自らの政治姿勢とされ、自立型社会の実現が今日的な重要なテーマであります。当市においては、過疎自立促進法を受けての財政運用もあります。今後、中長期の将来的展望に立っての大田市総合基本計画を図りながら、あるいは新観光計画、学校教育振興審議会の提言を受けての指針があり得ると思います。さらなる精進を念願いたすところであります。
以上、私なりに本年度予算案における主要事業について、また、今後の取り組みへの期待を込めて評価を申し上げたところであります。
前段申し上げましたところでありますが、骨格予算といえども、財政事情の厳しい折、予算編成が行われたところであり、結果として前年度対比減となりますが、優先すべきことはいたし、緊急的な要素は十分理解され、誰しもが享受することについての予算措置を講じられることについて十分評価するものであります。
引き続いての事務事業の見直し、経費節減、行財政改革の推進、
公債費負担適正化計画の推進を念頭に予算編成をされたことを評価するものであります。
以上、賛成する立場からのご意見を申し上げまして討論といたします。議員の皆様方のご賛同をお願いいたしまして終わります。
○議長(月森喜一郎) 以上で、通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で、本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は原案可決であります。各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(月森喜一郎) 起立多数であります。
よって、議案第320号は、各委員長の報告のとおり決しました。
ここで10分間休憩いたします。
午前10時14分 休憩
午前10時25分 再開
○議長(月森喜一郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
続いて、議案第321号を討論に付します。
本案について討論はありませんか。………討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(月森喜一郎) 起立多数であります。
よって、議案第321号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第322号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(月森喜一郎) 起立多数であります。
よって、議案第322号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第323号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第323号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第324号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第324号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第325号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第325号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第326号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第326号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第327号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第327号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第328号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第328号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第329号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第329号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第330号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第330号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第331号を討論に付します。
本案について討論はありませんか。………討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(月森喜一郎) 起立多数であります。
よって、議案第331号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第332号を討論に付します。
本案について討論はありませんか。………討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、議案第332号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第333号及び議案第334号の2件について討論はありませんか。………討論なしと認めます。
本案2件については一括採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認め、本案2件を一括採決いたします。
本案2件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第333号及び議案第334号の2件は、いずれも委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第335号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第335号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第336号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第336号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第337号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第337号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第338号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第338号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第339号を討論に付します。
本案について討論はありませんか。………討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(月森喜一郎) 起立多数であります。
よって、議案第339号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第340号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第340号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第341号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第341号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第342号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第342号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第343号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第343号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第344号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第344号は、委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第3
市長提出追加議案上程〔
提案理由説明・質疑・討論・表決 〕
○議長(月森喜一郎) 日程第3、市長より追加議案が提出されておりますので、これを上程いたします。
議案第346号から議案第353号までの8件を一括議題といたします。
議案名を朗読いたさせます。
〔事務局職員朗読〕
○議長(月森喜一郎) お諮りいたします。
ただいま議題となっております8件は、会議規則第33条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっております8件は、委員会付託を省略することに決しました。
提案理由の説明を求めます。
熊谷市長。
〔市長 熊谷國彦 登壇〕
○市長(熊谷國彦) 提出をいたしております平成12年度補正予算に関わる議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第346号は、平成12年度大田市
一般会計補正予算についてであります。
今回の補正予算につきましては、国の経済対策に関わります農村総合整備モデル事業、情報通信技術講習推進事業をはじめといたしまして、介護予防拠点整備事業、地方バス路線維持対策補助、
病院事業会計負担金、県道県営土地改良事業市負担金並びに減債基金への積立金など、その所要額を計上をいたしております。
このほか、起債の振り替えなどによります財源組み替え、事業費の確定等に伴います増減などの措置を行いまして、補正額は3億399万7,000円となっております。
一方、必要となります財源の確保につきましては、国県支出金7,630万円余りを減額し、起債の発行1億9,930万円、その他財源3,500万円余り、及び一般財源1億4,500万円余りを増額としております。
一般財源の主なものといたしましては、普通交付税5,613万8,000円、減税補てん債750万円、平成11年度決算繰越金7,314万4,000円であります。
以上によりまして、補正後の
一般会計予算総額は165億5,571万円となっております。
なお、あわせまして、債務負担行為1件を追加、並びに12の事業につきまして、繰越明許費の補正を行おうとするものであります。
次に、議案第347号から議案第351号までは特別会計5会計の補正予算についてであります。
住宅新築資金等貸付事業特別会計は、県の償還推進助成事業制度の適用によりまして、財源組替えなど所要の補正を行おうとするものであります。
老人保健医療事業特別会計は、医療給付費の減、簡易給水施設事業特別会計は、施設運営費の増により補正を行おうとするものであります。
波根地区工業団地造成事業特別会計は、起債の繰上償還を行おうとするもの、大田市駅
周辺土地区画整理事業特別会計は、財源及び節の組替え、公債費の増額並びに繰越明許費の補正を行おうとするものであります。
次に、議案第352号は、
水道事業会計補正予算についてであります。
給水量の増加見込み及び建設改良事業費の決定などによる業務予定量の補正と、これに関わる収益的及び資本的収支の予定額等の補正を行おうとするものであります。
次に、議案第353号は、
病院事業会計補正予算についてであります。
収益的収支につきましては、入院及び外来患者数の増減に伴います補正、並びに職員の退職に伴う経費の補正などを行おうとするもの、資本的収支につきましては、事業費の確定に伴いまして、予定額の補正を行おうとするものであります。
以上、補正予算の提案理由につきまして申し上げました。詳細につきましては、それぞれ担当部課長に説明をさせることにいたしますので、十分にご審議のうえ、適切な議決を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(月森喜一郎) 財政課長。
〔財政課長 知野見清二 登壇〕
○財政課長(知野見清二) それでは、議案第346号の一般会計(第4号)、議案第347号から351号までの特別会計5件のそれぞれ補正予算についてご説明を申し上げます。
お手元の3月補正予算説明資料からご覧いただきたいと思います。
表紙をめくっていただきますと総括表を掲げておるところでございます。
一般会計でございますが、補正予算額3億399万7,000円でございまして、特別会計につきましては、8つの会計のうち2つの会計について減額の4億9,319万4,000円でございまして、特別会計の補正後の予算額96億5,177万4,000円となるものでございます。
一般会計、特別会計合わせました補正額は、一番下の欄に掲げております1億8,919万7,000円の減でございまして、補正後の額は262億748万4,000円となるものでございます。
次のぺージから一般会計の、いわゆる項目ごとに掲げておるものでございますが、先ほど市長からもありましたように、事業の実績の増減並びに入札減等によるもの、また、広域行政組合及び特別会計の補正に伴います繰出金、負担金等の変更、また、補助金等の確定、または起債充当による財源の組替えなどを含めまして一般会計で100件の補正内容を掲げておるところでございます。
それぞれご説明申し上げるところでございますが、主なもののみご説明を申し上げまして、ご覧をいただきたいと思います。
1番目の議会費でございます。大田廣域市議会交流事業78万7,000円でございます。
2月14日から16日までおいでになりました大田廣域市議会議長来市に伴う交流経費を掲げたものでございます。
その下のその他物件費でございますが、減額の50万円でございまして、執行減によるものでございます。
退職手当特別負担金3,624万9,000円でございますが、3月末で退職予定の5名分を掲げたものでございます。
1つ飛びまして、助役公用車購入更新事業385万9,000円でございます。現行の公用車、平成元年に購入のものでございますが、故障の頻発等ありますので、同等の2,000ccクラスの乗用車に買い換えるものでございます。
市民会館設備更新事業294万円でございますが、大ホールの空調ダクト、これの張り替えを予定するものでございます。
女性政策推進事業8万1,000円でございますが、委員会の開催回数を1回増を予定するものでございます。
次のぺージをお開きいただきまして、9番目になりますが、預金利子及び運用収入積立金244万4,000円でございます。土地開発基金へ、不動産の売払収入を計上するものでございます。
以下、減債基金、11番目でございますが、新規積立金として2億3,600万円計上でございます。
公債費負担適正化計画に基づきまして、当初予算計上の1億円に合わせて2億3,600万円、総額、今年度で3億3,600万円を予定するものでございます。
平成12年度末と残高見込は9億6,980万余りを見込んでおるところでございます。
14番目の地方バス路線維持対策補助2,974万円でございますが、運行費分、付属品、バスカードシステム購入費、また、仁万線の車両リース料等を含めまして、これらの精算による2,974万円の増でございます。
次のぺージをお開きいただきますと、市税還付金以下、それぞれ人件費補助、特別会計の繰出金等を掲げておるところでございます。
22番から28番まででございますが、実績の増減等を予定するもので、それに対応する補正でございます。
31番目の介護予防拠点整備事業2,030万円でございます。鳥井公民館の集会室の増築を予定するものでございまして、後ほど繰越明許のほうでも掲げておりますが、集会室68平方メートルの増築を予定するものでございまして、補助金を財源として行うものでございます。
一般財源につきましては、単独部分でございまして、物置小屋等を移築するものでございます。
介護予防・生活支援事業、以下、実績減、また、財源組替え等を掲げておるところでございます。
37番目の児童扶養手当事務処理体制整備事業200万円でございます。国の電算システム等の導入経費予算化に伴いまして、事務処理体制の整備を行うものでございまして、備品としてパソコン2台、プリンター1台等を購入してシステム開発を行うものでございます。
2つ飛びまして、40番目でございますが、生活及び医療等扶助費でございます。6,441万6,000円の減でございますが、当初見込159世帯を見込んでおりましたものを、実績では139世帯となったことによる減でございます。
以下、水道事業会計負担金減等を掲げておりまして、47番目をご覧いただきたいと思います。
清掃費のほうでございまして、リサイクルセンター整備事業6,112万8,000円の減でございます。入札減及び節の組替えを予定するものでございます。
病院事業会計負担金でございますが、9,975万5,000円でございまして、
病院事業会計の補正に伴う負担金の増でございます。この中には退職手当特別負担金として9名分7,587万3,000円等を内容とするものでございます。
大田市勤労者体育センター野球場整備事業65万円でございますが、掲げております内容の安全確保のための施設整備、修繕工事を予定するものでございます。
52番目の大田ふるさとセンター貸付金でございますが、2,500万円でございまして、昨年同様2,500万円の経営資金の貸付を行うものでございます。
55番目、中山間地域等直接支払交付金交付事業、実績増といたしておりますが、288万6,000円でございまして、43集落の参加農家470戸分を実績として見込みまして補正をするものでございます。
有機質資源リサイクルシステム整備事業3,056万6,000円の減額でございます。これにつきましては、国からの直接補助事業、これを導入されました関係で、市の予算措置を皆減するものでございます。
次のぺージの57番、県営土地改良事業負担金5,062万7,000円でございますが、県の事業費確定によるものでございまして、内容といたしましては、大邑広域農道、大原地区土地改良総合整備事業、北三瓶地区中山間地域総合整備事業等々を内容とするものでございます。
59番目の農村総合整備モデル事業5,124万9,000円でございまして、これにつきましては、事業費の割当並びに財源の組替えを行うものでございます。
次のぺージの64番、いきいき漁村づくり推進事業でございますが、和江漁協が実施されます「魚食普及推進事業」、これに対する補助を県の補助金で補助を行うものでございます。
以下、波根東漁港、鳥井漁港の改修事業を掲げておりますが、それぞれ次期長期計画策定の調査業務委託料の増でございます。
観光施設整備事業補助1,019万1,000円でございます。保養施設管理公社、これの施設建設に係る償還利息を助成するものでございます。
諸負担金45万円を掲げておりますが、これにつきましては、従来、県が直接、団体に交付していたものが市町村交付金のほうへ算入されましたので、これを執行するために増額するものでございます。
除雪事業でございます、900万円。実績見込みによる増を計上いたしております。
下のほうへまいりまして、76番目、
県道改良事業負担金でございますが、県の事業費確定による5,167万5,000円でございます。
掛戸排水機場管理費補助165万円の減額でございますが、経済部のほうで補正で計上いたしましたものを、従来、建設部のほうで対応しておりましたものを皆減するものでございます。
掛戸排水機場修繕工事助成でございますが、92万円でございまして、事業主体、久手町の土地改良区、こちらで実施されます故障修繕、直接、協会のほうから25%部分補助を受けられまして、その残りについて市のほうから助成するものでございます。
以下、駅周辺土地区画整理事業、繰出金等を掲げております。
89番目をご覧いただきたいと思いますが、情報通信技術(IT)講習推進事業でございます。13年度の当初予算で講習会実施を予定して計上いたしたところでございますが、これに関わりますパソコン30台、これを購入いたしまして、事業の推進に資するものでございます。
91番目の主要地方道仁摩瑞穂線埋蔵文化財調査受託事業でございます。600万円の増でございまして、調査量の増に伴うものでございます。
めくっていただきまして、94番目の図書館管理運営費200万円でございます。寄付者、東京都の浅草太郎氏からの寄付によりまして、図書館で実施されます事業に使用するダビング機器、録音機でございますが、これや、図書等を購入を予定するものでございます。
以下、掲げております内容のものをまとめまして、補正額の総額は3億399万7,000円でございまして、これの財源でございますが、国県支出金減の7,637万4,000円、市債1億9,930万円、その他財源として3,593万3,000円、一般財源でございますが、普通交付税再算定によるものでございまして、5,613万8,000円、しまね市町村総合交付金、精算によるものでございますが、740万7,000円、住宅新築資金等貸付事業特別会計の繰入金94万9,000円、また、繰越金7,314万4,000円、減税補てん債750万円を含めまして、1億4,513万8,000円を一般財源として一般会計の補正とするものでございます。
特別会計にあわせましてもこの資料で先に説明をまとめてさせていただきます。
議案第347号の関係でございますが、大田市住宅新築資金等貸付事業特別会計でございます。
歳出のほうをご覧いただきますと、繰出金94万9,000円計上いたしておるところでございます。
この会計の補正につきましては、住宅新築資金等、資金の借受未納者、これの破産宣告を受けまして、免責決定となったわけでございますが、県の償還推進事業の活用によりまして、4分の3の補助金を受けまして、不足する市負担分の繰入等を含めまして所要の調整を行ったものでございます。
繰出金が94万9,000円の増でございまして、歳入のほうをご覧いただきますと、県のほうから補助金として635万円増でございます。
繰入金でございますが、166万5,000円の増、諸収入でございまして、現年分の元利収入40万7,000円と過年度分665万9,000円のそれぞれ減でございまして、諸収入の減は706万6,000円でございます。
これらを合計いたしまして、歳入合計は94万9,000円の補正とするものでございます。
おめくりいただきまして、議案第348号の関係でございますが、老人保健医療事業特別会計の補正予算でございます。
この補正につきましては、医療給付費の当初見込みを介護保険開始等の要因によりまして計上しておりましたが、実績が低くなりましたので、多額の減額となったものでございます。これに対応する財源を調整いたしまして補正をお願いするものでございます。
歳出のほうをご覧いただきますと、医療諸費でございますが、4億9,815万2,000円の減でございます。
この財源としての歳入のほうでございますが、支払基金交付金3億2,688万8,000円の減額、国庫支出金につきましては、1億1,417万6,000円の減、県支出金でございますが、2,854万4,000円の減でございます。
繰入金につきましても、同額の2,854万4,000円の減でございまして、歳入合計は4億9,815万2,000円となったものでございます。
次の議案第349号の関係でございますが、大田市簡易給水施設事業特別会計でございます。
給水施設11施設に関わるものでございますけれども、多伎町から分水を受けております仙山飲供、これの給水実績増に伴う分水料を支出いたしまして、これの精算負担金を収入するものでございます。
歳出のほうからご覧いただきますと、簡易給水施設費の施設運営費35万7,000円の増でございます。これの財源につきましては、諸収入として掲げております35万7,000円でございます。
次の350号の関係でございますが、波根地区工業団地造成事業特別会計の補正予算でございます。
これにつきましては、日本圧着端子との土地売買契約によりまして、1回目の分割代金1,519万9,000円余りでございますけれども、これを償還いただいたものを1回分の繰上償還を実施いたしまして、残余につきましては、一般会計からの繰入金で調整を行ったものでございます。
歳出のほうをご覧いただきますと、繰上償還金として837万5,000円、利子84万5,000円を掲げておりまして、これの合計、公債費でございますが、922万円でございます。
歳入のほう、財産収入でございますが、分割代金の財産収入でございまして、1,511万9,000円、繰入金でございますが、減額の589万9,000円でございます。
合わせまして922万円の補正をお願いするものでございます。
351号の大田市駅
周辺土地区画整理事業特別会計でございます。
これにつきましては、補正予算額、歳出のほうをご覧いただきますと、公債費556万8,000円の減でございまして、歳入のほうでございますが、分担金及び負担金276万6,000円の増、繰入金でございますが、3,383万4,000円の減、市債を2,550万円増いたしまして、合わせた補正予算額は556万8,000円の減でございます。
以上が、それぞれ会計ごとの補正でございまして、予算書のほうをご覧いただきたいと思います。
3ぺージをお開きいただきたいと思います。
議案第346号でございますが、平成12年度の大田市
一般会計補正予算(第4号)でございますが、次に定めるところによるものでございまして、第1条の歳入歳出予算の補正でございます。
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億399万7,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ165億5,571万円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございまして、第2条の繰越明許費の補正でございますが、地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰り越して使用することのできる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものでございます。
第3条の債務負担行為の補正でございますが、債務負担行為の追加は、「第3表 債務負担行為補正」によるものでございます。
第4条の地方債の補正でございます。
地方債の追加及び変更は、「第4表 地方債補正」によるところでございまして、4ぺージをお開きいただきたいと思います。
第1表の歳入歳出予算補正でございます。
歳入でございます。
地方交付税、補正額5,613万8,000円の増でございまして、補正後69億4,084万円でございます。
分担金、負担金でございますが、272万円の増で、3億7,177万9,000円に、国庫支出金でございますが、減額の1億639万9,000円でございまして、補正後11億4,127万円でございます。
国庫負担金でございますが、5,739万9,000円の減で、7億6,654万7,000円に、国庫補助金4,900万円の減で、3億5,350万9,000円でございます。
県支出金でございますが、3,743万2,000円の増で、10億1,072万8,000円に、県負担金でございますが、38万円の減で、1億5,093万5,000円となります。
県補助金でございますが、3,081万2,000円の増で、7億5,592万9,000円に、委託金でございますが、700万円の増で、1億386万4,000円に。
財産収入でございますが、529万7,000円の増で、1億3,545万1,000円に、財産運用収入は529万7,000円の増で、4,603万3,000円に。
寄付金でございますが、200万円の増で、205万円に。
繰入金でございます。94万9,000円の増で、3億5,420万6,000円に、特別会計繰入金でございまして、94万9,000円の増で、974万4,000円に。
繰越金でございますが、7,314万4,000円の増で、2億6,358万8,000円となります。
諸収入でございますが、2,591万6,000円の増で、4億5,402万円、貸付金元利収入2,500万円の増で、2億2,161万6,000円に、受託事業収入1,200万円の減で、8,420万2,000円に、雑入でございます、1,291万6,000円の増で、1億4,320万2,000円に。
市債でございますが、2億680万円の増で、19億9,230万円に。
以上、歳入合計3億399万7,000円の増で、補正後165億5,571万円でございます。
歳出のほうでございますが、議会費でございまして、28万7,000円の増で、2億555万8,000円に。
総務費3億1,312万5,000円の増で、24億891万6,000円に、総務管理費でございますが、3億1,312万5,000円の増で、20億3,508万3,000円でございます。
民生費でございますが、減額の1億6,112万7,000円の減で、補正後34億3,190万3,000円に。社会福祉費でございますが、9,639万4,000円の減で、21億5,883万円に、児童福祉費47万円の増で、9億3,689万8,000円に、生活保護費でございます、6,520万3,000円の減で、3億3,617万1,000円に。
衛生費でございますが、2,660万5,000円の増で、18億7,429万6,000円に、保健衛生費119万4,000円の増で、4億170万7,000円に、清掃費、減額の7,434万4,000円で、補正後11億1,569万1,000円に、病院費でございます、9,975万5,000円の増で、3億5,689万8,000円に。
労働費でございます。労働諸費でございまして、65万円の増で、5,300万8,000円に。
農林水産業費でございますが、7,524万3,000円の増で、14億1,039万5,000円に、農業費でございます、9,482万3,000円でございまして、補正後10億2,694万8,000円に、林業費でございますが、減額の2,579万4,000円で、2億3,790万5,000円に、水産業費でございます、621万4,000円の増で、1億4,554万2,000円に。
商工費でございますが、183万9,000円の増で、2億9,889万3,000円に。
土木費1,854万6,000円の増で、20億1,705万9,000円、道路橋梁費5,567万5,000円の増で、13億380万6,000円、河川費73万円の減で、5,110万2,000円に、都市計画費3,639万9,000円の減で、5億5,175万9,000円に。
消防費でございますが、1,071万1,000円の増で、6億3,656万9,000円に。
教育費1,349万5,000円の増で、14億9,509万2,000円に、社会教育費でございます、1,349万5,000円の増で、4億422万6,000円でございます。
おめくりいただきまして、保健体育費でございますが、財源組替えでございまして、補正後3億3,770万4,000円。
災害復旧費でございますが、447万9,000円の増で、9,065万2,000円でございます。農林水産施設災害復旧費211万2,000円の増で、4,728万5,000円に、土木施設災害復旧費236万7,000円の増で、4,336万7,000円に。
諸支出金でございますが、公営企業高料金対策費でございまして、14万4,000円の増で、6,247万8,000円となるものでございます。
以上、歳出合計3億399万7,000円の増でございまして、補正後165億5,571万円でございます。
第2表の繰越明許費でございます。12件掲げております。
民生費の社会福祉費、介護予防拠点整備事業2,030万円。
農林水産業費の農業費、中山間地域等直接支払制度推進事業223万7,000円。
農林水産業費、農業費でございます。農村総合整備モデル事業8,200万円。
土木費の道路橋梁費、山口志学線道路改良事業7,000万円。同じく、辺地対策道路整備事業6,300万円、一般道路整備事業1,170万円、過疎対策道路整備事業1億2,440万円、都市計画費でございますが、まちづくり総合支援事業480万円、街路事業でございまして、300万円、栄町高禅寺線でございます。公共下水道基本計画策定事業343万4,000円でございます。
災害復旧費でございますが、農林水産施設災害復旧費、現年耕地災害復旧事業1,733万7,000円でございます。
土木施設災害復旧費の現年土木災害復旧事業1,925万円でございまして、以上12件まとめまして、4億2,145万8,000円でございます。
次のぺージに参考資料として財源内訳を入れたもの、また、冒頭に全体事業費も掲げておりまして、これにつきましては、ご覧おきいただきたいと思いますが、この内容をかいつまんで申し上げますと、一番上の介護予防拠点整備事業、並びに農村総合整備モデル事業、下のほうへ下がりまして、現年耕地災害復旧事業、現年土木災害復旧事業、これらにつきましては、国の補助事業の割当の決定等に伴うものでございまして、その他のものにつきましては、用地交渉、また、他事業との調整等の遅延によりまして、繰越明許費を計上しましてお願いするものでございます。
第3表でございますが、債務負担行為補正でございます。追加でございまして、事項として掲げております。
大田市農業経営基盤強化資金及び大田市経営体育成総合融資制度資金利子補給でございまして、平成12年度から平成36年度までの25年間でございますが、限度額、掲げております。平成12年度借入の大田市農業経営基盤強化資金及び大田市経営体育成総合融資制度資金4,132万2,000円に対する利子補給でございまして、償還年限は25年、利率0.25%から1.25%でございます。
第4表のほうをご覧いただきたいと思います。
地方債補正でございまして、追加でございます。
不燃物処理場最終処分場整備事業、限度額940万円でございまして、起債の方法は、証書借入又は証券発行、利率年5.0%以内、償還の方法につきましては、借入先の融資条件による。ただし、市財政の都合により据置期間及び償還年限を短縮し、若しくは繰上償還又は借換えをすることができるとするものでございまして、以下、起債の方法、利率、償還の方法については同様でございますので省略をいたします。
流域活性化作業道整備事業500万円でございます。消火栓整備事業350万円、一部事務組合負担金1,020万円、大田運動公園施設整備事業2,490万円、過年耕地災害復旧事業10万円でございます。
次に、変更でございますが、掲げておりますリサイクルセンター整備事業、以下、補正前の限度額を補正後の限度額に変更するものでございまして、起債の方法、利率、償還の方法については、変更はございません。
金額の変更でございますが、リサイクルセンター整備事業4,110万円の減でございまして、3億1,350万円とするものでございます。
農村総合整備モデル事業でございますが、補正後8,260万円に、県営土地改良事業、補正後1億4,380万円に、波根東漁港改修事業、補正後1,560万円に、鳥井漁港改修事業2,510万円に、辺地対策道路整備事業1億4,500万円に、一般道路整備事業1億4,500万円に、山口志学線道路改良事業2億円に、県道改良事業1億7,060万円に、道路災害防除事業でございますが、2,500万円に、街路事業(栄町高禅寺線)は4,000万円に、石見銀山公園整備事業は2,600万円に、柳井都市下水路整備事業につきましては810万円に、まちづくり総合支援事業2,100万円に、現年耕地災害復旧事業550万円に、過年土木災害復旧事業300万円に、現年土木災害復旧事業1,480万円に、減税補てん債4,050万円にそれぞれ限度額を変更するものでございます。
次に、57ぺージをお開きいただきたいと思います。
議案第347号でございますが、平成12年度の大田市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)でございまして、次に定めるところによるものでございます。
歳入歳出予算の補正でございますが、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ94万9,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7,905万円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございまして、第1表、58ぺージをご覧いただきたいと思います。
第1表歳入歳出予算補正でございます。
歳入でございますが、県支出金でございまして、県補助金635万円の増で、660万9,000円となります。
繰入金でございますが、一般会計繰入金でございまして、166万5,000円の増で、補正後202万5,000円でございます。
諸収入でございますが、貸付金元利収入、減額の706万6,000円で、補正後7,041万6,000円でございます。
歳入合計は94万9,000円の増で、7,905万円となります。
歳出でございますが、繰出金でございまして、一般会計繰出金94万9,000円の増で、974万4,000円に、前年度繰上充用金でございますが、財源の組替えでございまして、6,430万1,000円でございます。
歳出合計でございますが、94万9,000円でございまして、7,905万円となるものでございます。
73ぺージをお開きいただきたいと思います。
議案第348号でございますが、平成12年度大田市
老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、次に定めるところによるものでございまして、歳入歳出予算の補正でございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ4億9,815万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ49億4,602万円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございまして、第1表歳入歳出予算補正でございますが、歳入でございまして、支払基金交付金、医療費交付金でございまして、減額の3億2,688万8,000円でございまして、補正後34億3,705万1,000円でございます。
国庫支出金は減額の1億1,417万6,000円の減で、9億9,537万4,000円に、国庫負担金でございますが、減額の1億1,417万6,000円で、補正後9億9,299万9,000円でございます。
県支出金の県負担金でございます。2,854万4,000円の減で、2億4,825万円となります。
繰入金でございますが、一般会計繰入金で2,854万4,000円の減で、2億6,082万4,000円となります。
歳入合計でございますが、減額の4億9,815万2,000円の減で、49億4,602万円となります。
歳出でございますが、医療諸費でございまして、4億9,815万2,000円の減で、補正後49億1,415万円でございます。
歳出合計でございますが、4億9,815万2,000円で、補正後49億4,602万円でございます。
89ぺージをお開きいただきたいと思います。
議案第349号でございますが、平成12年度の大田市
簡易給水施設事業特別会計補正予算(第2号)でございます。
これにつきましては、次に定めるところによるものでございまして、第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ35万7,000円を追加しまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5,981万9,000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございまして、90ぺージの第1表でございます。
歳入歳出予算補正でございまして、歳入でございますが、諸収入の雑入でございまして、35万7,000円の増で、補正後237万5,000円でございます。
歳入合計35万7,000円の増で、補正後5,981万9,000円でございます。
歳出でございますが、簡易給水施設費でございまして、35万7,000円の増で、5,305万7,000円に。
歳出合計でございますが、35万7,000円の増で、5,981万9,000円となります。
105ぺージをお開きいただきたいと思います。
議案第350号でございますが、平成12年度大田市
波根地区工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、次に定めるところによるものでございまして、第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ922万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,864万3,000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございまして、106ぺージの第1表をご覧いただきたいと思います。
歳入歳出予算補正でございます。
歳入でございますが、財産収入、財産売払収入でございまして、1,511万9,000円でございまして、補正後1,511万9,000円となります。
繰入金でございますが、一般会計繰入金でございまして、減額の589万9,000円で、補正後1,352万4,000円でございます。
歳入合計でございますが、922万円の増で、補正後2,864万3,000円でございます。
歳出でございますが、公債費でございまして、922万円の増で、2,864万3,000円に、歳出合計も同様でございます。
123ぺージをお開きいただきたいと思います。
議案第351号でございますが、平成12年度大田市大田市駅
周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)でございますが、次に定めるところによるものでございまして、第1条、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ556万8,000円を減額しまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億1,171万円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条の繰越明許費の補正でございますが、地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものでございまして、第3条の地方債の補正につきましては、地方債の変更は、「第3表 地方債補正」によるところでございます。
124ぺージでございますが、第1表でございます。歳入歳出予算補正でございまして、歳入でございますが、分担金及び負担金の負担金でございまして、276万6,000円の増で、616万6,000円に。
繰入金でございますが、一般会計繰入金でございまして、3,383万4,000円の減で、補正後2億5,814万5,000円でございます。
市債でございますが、2,550万円の増で、5億1,280万円に。
歳入合計でございますが、556万8,000円の減で、補正後17億1,171万円でございます。
歳出でございまして、土地区画整理事業費でございまして、これは節及び財源の組替えにより補正額はございません。17億131万5,000円と変更ございません。
公債費でございますが、減額の556万8,000円の減で、補正後1,027万7,000円となりまして、歳出合計でございますが、556万8,000円の減で、補正後17億1,171万円でございます。
126ぺージでございます。
第2表の繰越明許費をご覧いただきたいと思います。
土地区画整理事業費でございまして、大田市駅周辺西側土地区画整理事業でございます。6億1,800万円の繰越明許をお願いするものでございまして、参考資料として下の段に全体事業費並びに財源の内訳をお示しいたしております。
繰越の事由につきましては、電線管理者との協議及び移転交渉の難航によるものでございます。
なお、参考資料の中のその他財源1億989万1,000円と掲げておりますが、これの内容につきましては、分担金が616万6,000円、繰入金が1億372万5,000円でございます。
第3表の地方債補正でございます。変更でございまして、限度額の変更でございます。大田市駅周辺西側土地区画整理事業、補正後5億1,280万円とするものでございます。
以上が議案第346号から議案第351号までの一般会計、特別会計の補正予算の説明でございます。
○議長(月森喜一郎) 水道事業局管理課長。〔水道事業局管理課長 小林克己 登壇〕
○水道事業局管理課長(小林克己) 議案第352号、平成12年度大田市
水道事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明を申し上げます。
お手元にお配りをしております補正予算書の1ぺージをご覧いただきたいと思います。
第1条は総則でございまして、平成12年度大田市水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによると規定をいたしまして、第2条以下、第6条までの補正をお願いをいたすものでございます。
第2条、業務の予定量でございますが、決算見込みに基づきまして、給水戸数を、上水道は188戸増の1万418戸、簡易水道では8戸減少の982戸に。
年間総給水量を、上水道は10万3,434立方メートル増加の274万1,947立方メートル、簡易水道では1万2,570立方メートル減少の20万1,285立方メートルに。
一日平均給水量を、上水道は283立方メートル増加の7,512立方メートル、簡易水道では35立方メートル減少の551立方メートルに。
主要な建設改良事業につきましては、上水道・配水設備改良費を1,171万8,000円増額し、1億1,221万8,000円に、簡易水道配水設備改良費を462万円減額をし、2,688万6,000円にそれぞれ改めるものでございます。
第3条の収益的収入及び支出の補正予定額、並びに第4条の資本的収入及び支出の補正予定額につきましては、その内容を補正予 算(第2号)実施計画によりご説明をいたしますので、5ぺージのほうをご覧いただきたいと思います。
まず、収益的収入でございますけれども、上水道事業収益、営業収益、水道料金3,150万円の追加は、有収水量が昨年夏の猛暑、大型店舗の進出、及び一部大口消費の拡大によりまして、当初予定に比べ3.9%増量の見通しとなったことによるものでございます。
受託工事収益63万円の減額は、受託実績の減、手数料110万円の追加は、新設開栓の増加に伴います設計審査、工事検査手数料等の増収見込みによるものでございまして、雑収益14万4,000円の追加は、実績に基づく増加でございます。
営業外収益、その他雑収益、1,323万円の追加は加入金でございまして、大型店舗の進出、民間アパートの新築の増加、島根県職員宿舎の新築、大田町出口及び久利町赤波地区の区域拡張等によるものでございます。
簡易水道事業収益、営業収益の水道料金357万円の減額は、有収水量が人口減少及び高齢化に関わります使用形態の変化によりまして、当初予定に比べまして5.9%減量の見通しとなったことによるものでございます。
次に、収益的支出でございますけれども、上水道事業費、営業費用、原水及び浄水費の委託料157万5,000円の減額は、三瓶浄水場の天日乾燥床、汚泥処理、管理棟の清掃及び植樹管理業務の入札減、動力費168万円、及び薬品費84万円の減額につきましては、同じく三瓶浄水場の稼働実績による。
また、負担金147万円の減額につきましては、三瓶ダム管理費負担金の決定減によるところでございます。
配水及び給水費の委託料105万円の減額は、漏水調査業務の実施設計及び入札減、修繕費157万5,000円の追加は配水管漏水事故の発生増によるものでございます。
受託工事費の備消耗品費5万7,000円及び工事請負費57万3,000円の減額につきましては、受託実績の減でございます。
減価償却費の有形固定資産減価償却費40万円の追加につきましては、平成11年度の資産振替額の増加により、また、資産減耗費、固定資産除却費70万円の追加につきましては、市道の改良工事等の追加に伴いまして、移設配水管の残存価格の処理費が増加したことによるものでございます。
営業外費用、支払利息及び企業債取扱諸費の企業債利息616万3,000円の減額につきましては、平成13年度借入債の利率が予定に比べまして0.5%低下をしたことによるものでございます。
消費税及び地方消費税269万5,000円の追加につきましては、水道料金及び加入金等の増収に伴いまして、仮受消費税及び地方消費税が増加したこと、それと、道路改良工事等に関わります支障配水管施設工事負担金の実績増に伴いまして、特定収入仮払消費税及び地方消費税の増加によるものでございます。
特別損失847万円の追加は、過年度分水道料金のうち、所在不明及び事業倒産に伴いまして、債権が時効消滅したものを不納欠損処分といたすものでございまして、過年度損益修正損833万円は、税抜き価格相当額、その他特別損失14万円につきましては、消費税及び地方消費税相当額でございます。
簡易水道事業費、営業費用、送配水費の委託料126万円の減額につきましては、緊急時漏水調査等の実施減、動力費46万2,000円の減額は、配水量の減、受水費37万8,000円の追加につきましては、猛暑によりまして、西部簡易水道からの分水量の増加によるものでございます。
資産減耗費、固定資産除却費40万円の追加につきましては、県道改良工事の追加に伴いまして、移設配水管の残存価格処理費の増加が出てきたものでございます。
特別損失、12万2,000円の追加につきましては、過年度分水道料金のうち所在不明及び事業倒産に伴いまして、債権が時効消滅したものを不納欠損処分といたすものでございまして、これも同じく過年度損益修正損11万7,000円につきましては、税抜き価格相当額、それと、その他特別損失5,000円につきましては、消費税及び地方消費税相当額でございます。
続きまして、10ぺージの資本的収入でございますけれども、上水道資本的収入の企業債460万円の追加につきましては、市道の過疎対策道路改良工事にあわせ、配水管改良工事を追加をいたしましたこと、それと、その他工事費の決定増によるものでございます。
工事負担金1,408万9,000円の追加につきましては、市道、河川等の改良工事、それと、大田市駅周辺西側土地区画整理事業に伴います配水管移設工事負担金の増加でございます。
簡易水道資本的収入、企業債830万円の減額につきましては、当初予定をいたしておりました祖式簡易水道の水源改良工事につきまして、簡易水道基本計画策定に際しまして、全体の工程を考慮いたしました結果、実施年度を後年度に繰り延べしたほうがより効率的であることから、未実施といたしたことによるものでございます。
他会計補助金90万6,000円の減額につきましては、企業債と同様の理由によるものでございます。
工事負担金525万9,000円の追加は、県道改良工事に関わります配水管移設工事負担金の増加でございます。
次に、資本的支出でございますけれども、上水道資本的支出、建設改良費、配水設備改良費の工事請負費1,207万5,000円の追加は、市道、河川改良工事に伴います配水管移設工事の増加及び、市道の過疎対策道路改良に併せました配水管改良工事の追加によるものでございます。
固定資産購入費の量水器購入費30万円の追加につきましては、新設回線数の増加に伴いますメーターの資産振替増、機械装置購入費11万円の追加は、滅菌機の更新経費でございます。
簡易水道資本的支出、建設改良費、配水設備改良費の備消耗品費18万9,000円、修繕費2万1,000円、賃借料4万2,000円の減額につきましては、工事費執行減に伴う実施減でございます。
それと、委託料126万円の減額は入札減でございまして、工事請負費258万3,000円及び補償費40万円の減額につきましては、祖式簡易水道水源改良工事の繰り延べと、県道改良工事に関わります配水管移設工事の増加に伴う差額処理をいたしておるものでございます。
一時借入金利息12万5,000円の減額は、借入未実施によるものでございます。
固定資産購入費、量水器購入費の7,000円の追加は、実施見込みの増加でございます。
おそれいりますが、1ぺージのほうにお返りをいただきたいと思います。
以上の補正内容によりまして、平成12年度大田市
水道事業会計補正予算(第2号)は、第3条におきまして収益的収入の予定額を4,177万4,000円追加いたしまして、8億6,363万7,000円に、収益的支出の予定額を39万円減額いたしまして、9億8,055万6,000円にそれぞれ補正をいたすものでございまして、この結果、1億1,691万9,000円の支出超過が発生しまして、消費税及び地方消費税処理後の実質収支は、既決予定に比べまして4,273万3,000円縮減いたしまして、1億1,966万6,000円の当年度純損失となるものでございます。
なお、累積収支につきましては、前年度繰越利益剰余金1億7,745万3,000円から、当年度純損失1億1,966万6,000円を差し引きまして、当年度未処分利益剰余金につきましては、5,778万7,000円を予定をいたしておるところでございます。
第4条におきましては、資本的収入の予定額を1,546万2,000円追加いたしまして、1億953万6,000円に、資本的支出の予定額を787万2,000円追加いたしまして、2億3,930万9,000円にそれぞれ補正をするとともに、補正後の資本的収支不足額及びその補てん財源につきまして、予算第4条本文括弧書きを「資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億2,977万3,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額250万9,000円及び過年度分損益勘定留保資金1億2,726万4,000円で補てんするものとする。」に改めるものでございます。
第5条につきましては、予算第5条に定めました起債の限度額を許可額の決定に基づきまして改めるものでございまして、上水道建設改良事業費の限度額、補正前、2,370万円を460万円追加いたしまして、補正後、2,830万円に。
簡易水道建設改良事業の限度額、補正前、1,050万円から830万円を減額いたしまして、補正後220万円といたすものでございます。
第6条につきましては、予算第8条に定めました大田市一般会計からこの会計へ補助を受ける金額を、先ほどご説明をいたしました簡易水道資本的収入他会計補助金の補正に伴いまして、90万6,000円減額いたしまして、5,757万7,000円に改めるものでございます。
以上で、議案第352号、平成12年度大田市
水道事業会計補正予算(第2号)の説明を終わります。
○議長(月森喜一郎)
市立病院総務課長。
〔
市立病院総務課長 川上佳也 登壇〕
○
市立病院総務課長(川上佳也) 議案第353号、平成12年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
お手元にお配りしております補正予算書の1ぺージをご覧いただきたいと思います。
第1条は総則でありまして、第2条から第7条までの補正をお願いするものであります。
第2条、業務の予定量でございますが、平成12年度大田市
病院事業会計予算第2条に定めた業務の予定量につきまして、第2号の年間患者数でございますが、入院、補正前10万4,483人を8,769人減じまして、補正後9万5,714人に。
外来につきましては、14万8,225人を2万7,968人増といたしまして、補正後17万6,193人と改めるものでございます。
一日平均患者数は、入院は24の減でございまして、補正後262人と、外来は114人の増でございまして、補正後719人と改めるものでございます。
主な建設改良事業でございますが、建物整備費を271万6,000円減額いたしまして、補正後4億5,006万6,000円に、器械備品整備費を2,952万8,000円減額し、補正後1億9,231万5,000円とそれぞれ改めるものでございます。
第3条の収益的収入及び支出、第4条の資本的収入及び支出につきましては、平成12年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)実施計画によりご説明いたしたいと存じますので、6ぺージをお開きいただきたいと思います。
収益的収入及び支出の収入でございますが、病院事業収益、医業収益、入院収益1億4,218万1,000円減額いたすものでございますが、その内容といたしまして、入院収益2億3,470万3,000円の減額でございまして、患者数の減によるもののほか、介護保険への予算組替え分でございます。
入院収益(介護保険)として9,252万2,000円でございます。
外来収益の外来収益1億1,192万円の増額でございまして、患者数の増によるものでございます。
外来収益(介護保険)として23万9,000円でございます。
その他医業収益の他会計負担金5,961万3,000円の増額でございますが、退職負担金等の繰入増額分から医業外収益の他会計補助金への科目振り替え分を差し引いた一般会計からの繰入金でございます。
医業外収益、受取利息配当金、預金利息5万円、実績によるものでございます。
他会計補助金3,249万円でございますが、経営基盤強化等の繰入金につきまして、他会計負担金から収入科目の変更を行うものでございます。
国県補助金89万円の減でございまして、交付基準額の減によるものでございます。
他会計負担金803万7,000円の増でございまして、アンギオ運営費等に係る一般会計からの繰入金の増でございます。
不用品売却収益8万円、実績によるものでございます。
その他医業外収益523万6,000円の増でございまして、行政財産宿舎使用料等でございます。
7ぺージでございます。収益的支出の病院事業費用の医業費用でございますが、給与費の医師給、医師給(介護保険)710万1,000円の減額、増額から8ぺージの上段、報酬、報酬(介護保険)31万4,000円の減額、増額までにつきましては、それぞれ医療保険分と介護保険分を区分するため予算の組替えを行ったものでございます。
続きまして、8ぺージの上段の法定福利費でございます。法定福利費6,028万8,000円、法定福利費(介護保険)1,558万6,000円の増は、退職負担金でございまして、合わせて予算の組替えを行ったものでございます。
材料費、薬品費1,464万5,000円の増額は、見込みによるものでございまして、薬品費(介護保険)として63万1,000円でございます。
診療材料費5,892万1,000円の減額でございますけれども、CT管球などの執行減等によるものでございます。
診療材料費(介護保険)として51万3,000円でございます。
経費の職員被服費296万7,000円の増額は、看護衣につきまして、当初リース予定を一括購入で対応したことによるものでございます。
消耗品費780万1,000円の増額は、カルテフォルダー等の実績増によるものでございます。
消耗品費(介護保険)として53万7,000円でございます。
消耗備品費638万3,000円の減額、執行見込みの減によるものでございます。
光熱水費、光熱水費(介護保険)182万の減額、増額は予算の組替えでございます。
燃料費275万8,000円の減額、重油使用量の減によるものでございます。
燃料費(介護保険)として35万2,000円でございます。
印刷製本費145万3,000円につきましても、実績の減でございます。
修繕費の1,342万7,000円の増は、診療点数改正に伴うプログラムの修正、医療機器設備等に係る修繕実施によるものでございます。
賃借料319万5,000円の減額は、リネンリース料の減、介護保険への予算の組替えによるものでございます。
賃借料(介護保険)として169万5,000円でございます。
委託料7,697万4,000円の減額でございますが、入院患者の減に伴います患者給食委託料の減、設備医療機器の保守料の減、手数料への支出振替によるものでございます。
委託料(介護保険)として1,183万円でございます。
手数料455万5,000円の増でございまして、医療機器のスポット点検等の増によるものでございます。
手数料(介護保険)として83万6,000円でございます。
減価償却費、建物減価償却費1,158万3,000円の増、9ぺージでございますが、建物減価償却費(介護保険)として561万7,000円。
器械備品減価償却費2,928万4,000円の減額。
器械備品減価償却費(介護保険)として79万6,000円。
その他有形固定資産減価償却費436万3,000円の減額でございまして、資産の振替変更及び介護保険への予算組替えに伴うものでございます。
資産減耗費、たな卸資産減耗費40万円、血液等の廃棄によるもの。
固定資産除却費953万5,000円、構内整備等に伴います舗装等の除却に伴うものでございます。
研究研修費282万4,000円の増でございまして、医師、看護婦等の学会、研修旅費の増でございます。
医業外費用、支払利息及び企業債取扱諸費、企業債利息23万8,000円の減、一時借入金利息224万8,000円の減額は、借入利率の変更によるものでございます。
繰延勘定償却、控除対象外消費税償却5,000円の減。
雑損失、その他雑損失50万円でございますが、過年度分の診療費の調定修正によるものでございます。
消費税及び地方消費税10万円の増でございますけれども、一括比例配分方式により納税額を再計算したものでございます。
10ぺージでございます。
資本的収入及び支出の収入でございますが、企業債2,520万円の減額でございまして、事業費の確定によるもの、国県補助金294万3,000円の減額は、対象事業費の減によるもの。
他会計負担金38万5,000円の減額は、起債対象外経費の減によるものでございます。
資本的支出の建設改良費、建物整備費、工事請負費、実績により294万2,000円の増額と一時借入金利息、借入利率の変更によりまして500万7,000円の減額でございます。
器械備品整備費2,952万8,000円の減額でございまして、院内情報システムを平成13年度継続整備することによる減、及び入札等によるものでございます。
以上で、補正内容の説明を終わらせていただきまして、おそれいりますが、1ぺージのほうへお返りをいただきたいと思います。
以上の補正内容によりまして、第3条の収益的収入及び支出でございますが、収益的収入の病院事業収益予定額を7,459万4,000円増額いたしまして、補正後44億1,424万1,000円に。
2ぺージでございます。
収益的支出でございます。病院事業費用予定額を1,880万4,000円減額して、45億6,906万円とそれぞれ補正をいたすものでございます。
この結果、収支差引1億5,481万5,000円の支出超過となりまして、消費税及び地方消費税処理後におきましては、2億1,442万7,000円の当年度純損失となるものでございます。
第4条の資本的収入及び支出の資本的収入予定額でございますが、2,852万8,000円減額いたしまして、補正後7億1,506万2,000円に、資本的支出でございますが、3,159万3,000円減額し、補正後7億3,273万円にそれぞれ補正するとともに、補正後の資本的収支不足額及びその補てん財源につきまして、「資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1,766万8,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額61万3,000円及び過年度分損益勘定留保資金1,705万5,000円で補てんするもの」と改めるものでございます。
3ぺージでございます。
第5条の債務負担行為の設定でございますが、業務の改善を図るため、現在整備中であります院内情報システムにつきまして、平成13年度も引き続き整備を行うためのものでございまして、事項といたしましては、院内情報システム整備事業、期間は平成12年度から13年度、限度額を8,519万1,000円と追加するものでございます。
第6条の企業債でございますが、起債の目的、起債の方法、利率、償還の方法は変更ございませんが、起債の目的であります建設改良及び器械備品整備事業の限度額、補正前、5億5,360万円を2,520万円減額し、補正後、5億2,840万円と改めるものでございます。
第7条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございます。
職員給与費につきまして、補正前、20億3,624万6,000円を7,587万4,000円増額し、補正後21億1,212万円と改めるものでございます。
なお、5ぺージに債務負担行為に関する調書をお示しいたしておりますので、ご覧おきいただきたいと思います。
以上で、議案第353号、平成12年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)の説明を終わります。
○議長(月森喜一郎) ここで休憩いたします。
午後1時再開いたします。
午前11時57分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(月森喜一郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより本案8件についての質疑を行います。
まず、議案第346号、平成12年度大田市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案についてご質疑はありませんか。
16番、宅和紀行議員。
○16番(宅和紀行) 13ぺージの89、社会教育費のIT講習推進事業。このことについて、パソコンをノートパソコンを30台設置し、図書館、公民館、学校でということでございますが、具体的な内容をちょっとお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(月森喜一郎)
大久保教育長。
○教育長(大久保昭夫) IT事業についてのご質問でございましたが、このことにつきましてご説明を申し上げます。
これは、いわゆるそこにも補正理由のところにも書いてありますように、地域住民がパソコンやインターネットの操作等を学習するIT講習というものを図書館を中心にしまして、そこを拠点にして各公民館でいろいろと講習会を開くということでございまして、今回の補正予算に出ております800万余りの金は、これはパソコンの購入費でございます。30台購入いたしまして、その30台のパソコンを図書館のほうに整備をしておきまして、そして、各公民館、希望のところに5台ぐらいずつ貸出しをして、そこを拠点にして、その地域の皆さん方が講習においでになるという形のものでございます。
現在のところ、68講座ぐらいを予定しておりまして、今、申し込みを各公民館で受け付けておりますが、620人ばかりの方々の予定でございますが、計画以上に応募者が多うございまして、非常に皆さんも期待しておられるのではないかと思いますが、我々も一生懸命これから頑張ろうというふうに思っておるわけでございます。そういう事業でございます。
○議長(月森喜一郎) 16番。
○16番(宅和紀行) そうしますと、インターネットをやられるわけですが、今、図書館に30台全部置いておかれて、希望の公民館とか学校へ貸出しをするということですが。
インターネット、登録というのはやっぱり公民館は登録が必要なんですか、すぐできるものなんですかいね、あれはね。インターネットの、こういう何とかという機械があって、それでやるわけですが。
公民館独自でも登録をしておかないけんとか、もう図書館で登録しておけば、どこの施設でもできるということなんですか、そのことをお聞かせください。
○議長(月森喜一郎)
大久保教育長。
○教育長(大久保昭夫) 図書館のほうで一応30台集めて、そして、そこで全部保管しておきまして、必要に応じて貸し出すわけでございますので、議員さん、今おっしゃいましたような事柄は、一番中心になる図書館において大丈夫だというふうに思っております。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。
6番、福田佳代子議員。
○6番(福田佳代子) 3ぺージの住宅新築資金等貸付事業特別会計の補正に伴うということなんですが、あとの特別会計とちょっと関連をしますので、お許しを願いたいと思うんですが、ここでお聞きしたいと思いますけれども。
内容をお聞きしますと、未納者に対するその免責、免除が決定を県のほうでして、それで、県からのその補助金ということだと受け止めました。
この住宅資金の滞納問題については、毎年予算でも決算でも問題になっておりますし、もちろんこれについても返さなければいけないものです。
今回こういう処置がとられたということは、その内容はどういうことなのだろうかと思いまして、少し詳しくお話をしていただきたいと思います。
今回、免責ということになりましたが、かつてこういったことがあったのかどうなのかということと、今後この住宅貸付されている人たちに対するその返済について、またぞろこういうことが出てくるという恐れもなきにしもあらず、あってはならないことだとは思うんですが、そういうことを考えるわけです。このことについてお考えをお聞かせいただきたいと思います。それが1点です。
それから、商工費のほうで、メイドイン大田創出支援ということで、事業の中止、変更ということで、実績減になっています。
討論の中でもメイドイン大田ということで新たな産品を開発するというのは、大田市を売り出すということについて、私たちもある程度この事業としては買っているわけですけれども、事業の中止ということになりますと、果してこの内容がどういうことだったのだろうかなということを心配しますので、お聞かせいただきたいと思います。
それから、下の商工費の三瓶山を美しくする会への負担金の増ということなんですけれども、この会の目的というか、この会を構成されている人たち、それから、どういったことを目的にされるのか、活動されているのかということについてもお聞かせいただきたいと思います。
それから、生活保護の関係で、6ぺージの生活保護費のことなんですけれども、介護保険施行で生活保護を受けられる人が増加するのではないかということが言われておりました。
こういった実績減ということなのであろうかと思うんですが、保険料や利用料が支払いが困難という方が出てくれば、生活保護を受けてもらうということになるだろうということで、そういった世帯が増えるのではないかというふうに言われておりましたし、私もそう思っていたんですけれども、結局、実績減ということなんですが。
介護保険が始まってから、その介護保険制度が始まったことによって生活保護を受けられた世帯というのは、最終的に何世帯あったのか、そのことについてお聞かせいただきたいと思います。
以上です。
○議長(月森喜一郎) 民生部長。
○民生部長(大谷正幸) まず、1点目の住宅の繰出金の関係でございます。
内容を詳しくということでございますので、特別会計とも絡みますが、ちょっとお答えしたいと思います。
まず、この住宅新築資金等の償還助成制度という制度がございます。
この制度の要件は、まず、借受人の状況、それから、保証人3人いらっしゃるわけですが、保証人の状況、これが一定の基準と申しますか、要件に該当した場合に適用になるということでございます。
その要件と申しますのは、まず、借受人の場合ですが、死亡をして相続人が相続放棄をした場合、あるいは、今回の場合でございますが、いわゆる破産申立てを行われて、破産宣告を受けて、それから、免責決定がなされた人ということ。
それから、住民票等が職権消除で財産の差押えがあったりして、差し押さえる財産までもう持っていないというような状況。
それから、今度、保証人の状況でございますが、先ほど申しました1番目、2番目、いわゆる死亡とか相続人が放棄した、あるいは破産による免責決定、そのほかに、保証人の条件としましては、生活保護に至られたというようなことが主な適用条件になっております。
この度の場合でございますが、まず、借受人さんは破産宣告で免責決定になった。
それから、保証人の状況でございますが、3人のうち1人は亡くなられておられます。それから、お一方は70歳を超えて、収入も年金のみで、これも住宅貸付の資金を借りておられて滞納がちであるということ。
それから、もうお一方は、3人目の保証人さんですが、これは10年ぐらい前に身障手帳の1級に該当されて収入もないと。これもまた同じく住宅貸付を借りておられますが、これも滞納が、努力してお返しいただいておりますが、目標額まではお返しいただいていないという方でございます。
というような、今回の場合は条件が制度に適用いたしましたので、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1ということで負担割合になっておりまして、歳入につきましては、県の支出金で受けるということでございます。
それで、かつて今まであったのかということですが、大田市のこの住宅貸付におきましては、過去にはございません。
今後どうなのかということでございますが、先ほど申し上げました要件に該当すれば今後は出てくるということでございます。要件に該当すればということです。
それから、生活保護の関係で、今年度、介護保険が始まって生活保護を受けられたところは何人あるかというところでございますが。
介護保険が始まってそれが直接の原因になって保護を開始したということは、ちょっと今、私、うる覚えでございますが、それはなかったと思っております。
ただし、今年度、廃止のケースもありますし、開始のケースもあります。
開始だけでいいますと、32件の開始をしておりまして、したがって、結果的に12年度、10世帯増えたわけでございますが、22世帯の廃止があったということになろうかと思います。
以上です。
○議長(月森喜一郎)
大久保教育長。
○教育長(大久保昭夫) 先ほどの宅和議員のご質問の中のインターネットについてちょっと答弁が不十分でございましたので、改めてお答えいたします。
各公民館の電話回線を使ってインターネットにつなげるように、これは非常に簡単な工事でできあがりますので、そういう形でインターネットにつなげると。
この費用は来年度の予算で組んでおりますので、できるだけ早い機会にこれを行うということでございます。
○議長(月森喜一郎) 経済部長。
○経済部長(皆田修司) 福田佳代子議員から、まず、メイドイン大田減額の補正でございますが、この内容についてのご質問でございました。
1点は、認定が全部で6社あったわけですけれども、そのうちの1件は実施による減でございますが、中止が1件ございます。
この中止の内容でございますが、開発の予定であった商品といいますのが、「延長クレセント受け」という商品名なんですけれども、いわゆるサッシ、窓ガラスのサッシを締め切らずに、夏の換気等ができる、それで、なおかつ外から開けられないという部品の開発ということであったわけです。
審査会のところでは、それぞれ専門分野からも意見をいただいたところですけれども、大変おもしろいということで採択になったわけでございますが、その後、サッシ業界、あるいは市場の調査等を行ったところ、なかなかそのアルミサッシそのものは密閉性が売りものの商品であるということ等によりまして、なかなか商品化のほうまで結びついていかないのではないかということを当事者の方が判断されまして、これは中止したほうがいいということでの中止でございます。
それから、三瓶山を美しくする会の内容でございます。
これは県のほうで自然公園協会という組織がございます。これのいわゆる三瓶支部ということになろうかと思います。支部の名前が三瓶山を美しくする会ということになっておるわけでございまして、構成は市及び保養施設管理公社等でございまして、業務の内容でありますが、これは西の原、東の原、公衆便所の清掃、あるいは焼却炉、あるいはごみ収集、日常の美化というのが仕事でございます。その業務に当たっておるということでございます。
以上でございます。
○議長(月森喜一郎) 6番、福田佳代子議員。
○6番(福田佳代子) そういたしますと、住宅新築資金の貸付の問題ですが。
これまではこういうことはなかったということなんですけれども、保証人さん3人がいらっしゃる、その状況を部長さんがお話してくださいましたけれども。
その3人の方の2人ですか、やはりこの住宅貸付を借りておられるということなので、お聞きしますと、この方たちだって果して今後お支払いができるだろうかということを考えたときに、いや、難しそうだなというふうに私は受け止めました。
それで、なぜこの住宅新築資金貸付事業が行われたかというところをやっぱり一番忘れてはいけないと思うんです。
同和対策の事業として行われ、解消に向けてということで貸付がされたわけですけれども。
やはり、私もあの当時もちろんいなかったですし、わからなかったんですけれども、いろんな人から話を聞くと、貸付時に問題があったというふうに聞いております。すべてではありませんけれども。
ということは、この返せないという状況の中で、では、同和問題に対する差別という問題は、その人、その地域、そのことでどうだったのかということ、それが問題になってくるのではないかと思っております。
今後もこうした助成制度を受けざるを得ないということになってくれば、では、誰の責任かということなども含めてあろうかと思うんですけれども。
今の私たちが思いますのに、その物的なその同和差別というのは、もうほとんどなくなってきている、そういった認識に立って、もちろんこれは終わったこととはいえ、今後どうしていくのかという立場に立って考えないといけないというふうに思っていますので、繰り返し言っていますけれども、差別は既になくなったというふうに受け止められるのかどうなのか、こういった状況を考えられながら、今後の方針ですか、どういうふうに思っていらっしゃるのか、その点について再度お聞かせいただきたいと思います。
以上です。
○民生部長(大谷正幸) ちょっと先に訂正をさせていただきます。
先ほど、生活保護の関係でございますが、私が申し上げました32件は、12年度中に申請のあった件数でございます。開始いたしましたのが、うち24件でございます。訂正をさせていただきます。
それから、介護保険が要因となってというご質問でございますが、介護保険ばかりではなくて、主に病気でございますが、介護保険も一因であったろうというところが24件のうちの4件というふうに認識しております。
それから、住宅の関係のご質問でございますが、この度、補正でお願いしております内容とちょっと性格的にお答えしていいのかどうか私もちょっと迷っておりますが。
確かにおっしゃいますように、物理的といいますか、物的な格差というものは改善されたということは一定の評価をされておるところでございます。
ただし、心理的な差別については、未だ残っていると。これは同和問題に限らず、男女、あるいは障害者等々で差別はあるよということで、ただいま私どもは人権施策の基本方針を作成しているということでお答えにかえさせていただきたいと思います。
以上です。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。
21番、荊尾 衛議員。
○21番(荊尾 衛) 3つ、4つ聞かせてください。
まず1つは、助役公用車の購入385万9,000円、これは説明を聞いたり、こう書いてあるのを見ると、なるほどなと思いますし、私も古いということはよく知っていますので、そのことがどうだこうだということではございません。
以前から議会筋などからも話が出て、今の助役さんが財政課長時代からも話は耳に入っているのではないかなとは思うんですが。
大田市、最近、銀山の問題とか、いわゆる縄文杉だとかいろんなことを含めて、結構議会も、また、行政の側も視察が多いように、ここ数年特に感じられます。以前はそうでもなかったんだけれども、結構多いですね。
それで、20人やそこらの視察となれば大型のバスが出ていってもそう見にくくはないわけだけれども、5人や7、8人というようなときには、ちょっとあれはおもしろくないなということが過去から言われているんですね。
それで、ジャンボタクシーに使っている9人乗りぐらいな箱バンみたいな乗用車がありますね、ああいうものが来客対応とか、また、議会が、例えば出雲空港へ視察のときに出ていくとか、広島へ行くとかいうようなことがよくあるわけですけれども、そういうときにあの大きなのに6、7人しか乗らずに歩く、そういうことがどうなのかなという、いろんな市民の皆さん方の声も含めて聞かされているわけです。
こういうときにと言ったらおかしいかもしらんけども、財政が大変だろうと思いますけれども、お考えになるようなことは全然、まあ蛙のたわ言かぐらいな感じで流されているのかどうなのか、そこら辺の認識のほどを、これに託つけて言うのはおかしいかもしれませんが、少しご見解を聞かせてほしいなという具合に思います。
次に、福田議員のほうからもちょっと話があったんですけれども、これを見てて思うことですけれども、社会福祉関係の経費の実績減というのが非常に多い。
それで、例えば身体障害者の関係の福祉費だけでも、実績減、これをトータルしてみると2,100万円ぐらいあるわけですね。
私はいつも言っているわけですけれども、やっぱり市民の懐具合、そういう扶助的な、この扶助費の中にも出てくるわけですけれども、そういうものがどれほど皆さん方にとってみれば潤いなのかという認識、非常に大事なことだと思うんですよ。
そうすると、あなた方は数字の上で、減ったから減らせばいいという、お遊びではないかもしれんけれども、簡単にやられるかもしれんけれども、これの背景ね。
ただ、実績が上がってこなかったから落とせばいいという僕は話ではないと思うんです。それは背景があると思う。
そこのところを行政がしっかりつかまえて、その上に立ってどうなのかという判断をしなさらないと、最終補正ですから、そういうこともあり得るだろうし、不用額としていく場合もあると思いますけれども、予算運用の問題として、予算を立てて、それを執行していった結果としてどうなのかというときに、立てるときに、じゃあおかしいじゃないかと、後からちょっと病院会計で言おうと思っているけれども。
立てるときには、過大見積もりではないかとこっちが言うと、そうでありませんと言うでしょう、実績に基づいてこういうことが見込まれますというわけでしょう。
だけども、結果は実績減だとこう出てくるわけ。
私は、これは実態を行政がつかまえてないからだと思う、正直言って。
いつも言うことだけれども、本当、市民の皆さん方の生活実態と、役人の皆さん方、行政の側の皆さん方のやっぱり感覚との私はズレがあらへんかと思う、厳しい言い方だけども。
やっぱりそこのところは、なぜこうなったのか。例えば生活保護申請をしたり、身障者の方々や老人福祉の関係にしてみても、申請に行けば予算がないとか、これはなんだらかんだら理屈をつけて削減の方向に行政がもっていっとったとすれば実績減が出てきます。そうやっておられるとは言わないけれども。だから、その構え方の問題だと思うのね。
だから、生活保護申請をしたって、これは車をあんた持っておるのはだめですよとかね、いろんなテレビがあるのはだめですよとか、そんな基準でもってものを言われると、弱い立場の人というのは、ああそんなもんか、ほんならお上にお世話になるのはやめようかいな、こんな感じになるんですよ、知らない者というのは弱い。とことんまでやっぱり親切に話をしてあげた結果として納得してどうなのかになれば私はいいと思う。
だから、これは簡単に実績減なんて書かれているけれども、これは私は理解できない。なんで実績減が出てきたのか、その説明をしなさらなかったらば2,100万円という金は大きいですよ。
だから、そこのところをしっかり説明をしてほしい、なぜこういうことになったのか。
それから、ふるさとセンターの貸付金、ここはいろいろ努力をして三セクで経営状態もここに報告書で来るわけで、見させてもらっていますけれども、これが農業振興に本当に役立っているのかどうなのか。
毎年こういう形で多額の貸付金を市がしていくわけですけれども、本当に経営の全体をどうするかということを考えないと、貸付金はするけれども、これは返ってくるんですか。そこのところを心配するんですよ。
だから、返ってこなかったらば、やっぱり市民の税金をそのままつぎ込んで、さっきの同和の問題ではないけれども、結局だめになったからということで、それのかぶりは誰がかぶっているか、ここのところをやっぱり。
だから、返済の見込みがあるのか、今までお貸ししたのはどれほどあるのか、それがどんな形で戻ってきているのかこの際ちょっと明らかにしておいてほしい。そういう見通しを持っておられるのかどうなのかね。
でないと、宮崎のシーガイア、リゾートでやった、あそこなんかでも知事はもう再建絶対云々と言っておったけれども、ひっくり返っておるでしょう。そのときに知りませんよという話にならないんだ。やっぱり議会でいろいろ議論して通っていくわけですから、やっぱりやる以上は責任を持ってきちっとやっていかないといけないと思うし、その辺の展望をちょっと聞かせておいてください。
次に、福田議員とちょっとダブるんですけれども、メイドイン大田。290万円というのは、これ減額でしょう、中止。理由はわかった。
とすれば新年度予算、なんで800万組むか。新年度予算800万円組んであるんですよ。これはもう見込みというようなのは、事業実施していったらわかるでしょう、大体。これはあかんわと思ったら、新年度予算を組むときのやっぱり客体、つまりなんでこんな予算をつけないといけないのかということがきちっとやっぱり出ていかなかったら予算計上は私はすべきでないと思う。
例えば前年が290万円、今年度290万円減額していくということはもう大体見通しでわかってくれば、新年度予算を組むときには少なめに組んでおいて、伸びてくれば補正を組むことだってできるじゃないですか。しかも骨格予算でしょう。
だから、年間を通してどうでもこれは進んでいくということがわかれば、それはいいですけれども、もうこういうことがあるにもかかわらず、なぜ骨格予算、事業予算の新しい市長さんのもとでつけたっておかしくないわけだし、また、さらに事業の状況を見てて、12月補正、9月の補正でもやれないことはないわけ。
だから、つまり僕がよく言うことだけれども、教訓を生かすとか、その反省の上に立ってどうするかというような視点がどうも見えない。
結果としてこうなったからいろいろ理屈をつけて減額しますとか、どうだこうだ、これはやっぱり予算の組み方としていささか問題があるんじゃないかなという気がしてならないんです。基本的なことを聞いておりますので、1つの例として、これがいけないとかいいとかという議論ではないわけです。やっぱり予算を組んでいく上において、やっぱり市民にとっても納得がいくようなそういう予算のあり方であってほしいなと思うからあえて申し上げておるわけでして、4点ばかり言ったと思いますけれども、ご見解を聞かせてください。
以上です。
○議長(月森喜一郎) 総務部長。
○総務部長(松井幸秀) 荊尾議員ご質問の、まず一番最初の助役車に関連しましての視察用のマイクロバスでございまして、この点につきましては、私どもも必要性は十分に認識をいたしておりまして、実は来年度の予算の編成の中でも議論を庁内でもしたところでございますが、何分こういう財政状況のもと、10人程度のマイクロバスということになりますと若干金額が上がるということで、今回は、来年度の予算に盛り込むのは見送っておりますけれども、申し上げましたように、必要性を持っておりますし、財政状況によりましては、考えていくべきであろうというように思っております。
それと、直接私からのお答えが的確なのかどうかということでございますが、メイドイン大田についてでございますが、来年度の予算計上、当初でしてあるがなぜかということでございます。
実は、この度の今回の補正につきましては、290万ばかりの減額でございますけれども、予算減額1,200万ばかりでございます。差引1,000万のメイドイン大田、これでいわゆる事業をやっておるわけでございまして、来年度のものにつきましても、まだ要求時点は多うございましたけれども、この中である程度確実に見込まれるもの、これが800万円。これにつきましては、4月に入りまして早々に、いわゆるそういう研究といいますか、そちらのほうをスタートさせるということで、肉付けではなく、当初4月から実施可能なということで、骨格の段階で予算の計上をさせていただいたというものでございます。
○議長(月森喜一郎) 民生部長。
○民生部長(大谷正幸) 荊尾議員からご質問をいただきましたが、まず、後段のほうでおっしゃいました、なぜこうなったのかというところから先にご説明をさせていただきたいと思います。
まず、4ぺージの22番、23番でございますが、これにつきましては、介護保険の導入によりまして、介護保険と身体障害者の調整ということで、介護保険法の規定により給付を受けることができるときは、そちらを優先しなさいということで、これが減ったものでございます。
それから、次の24番目でございますが、これについては、施設の措置費でございます。予定しておりました療護施設への入所がなかった。それともう1点は、入所延べ人数が10人減ってきたということでございます。
それから、次の特別障害者手当でございますが、これにつきましても、予定した人数よりも経過的福祉手当、障害児福祉手当、障害者手当、それぞれ予定した人数よりも減ったということでございます。
それから、26番目の障害者ホームヘルパーの派遣でございますが、これも、例えば身障ヘルパー、見込みは20人立てておりましたが、14人しか利用がなかった。あるいはガイドヘルパーにしましても、登録はありましたが、実際にサービスを受けられた方が少なかったというようなことが主な原因でございます。
それから、知的障害者の援護施設措置費でございます、27番でございますが、これは当初予定しておりました重度加算の人数、これが、思っていたよりも加算の人数が少なくなった。それから、措置者数そのものも10人ばかり減ってきたということでございます。
それから、5ぺージの介護保険低所得者利用者負担対策でございますが、これについては、一番大きなところは、実は社会福祉法人がサービスを行われる際に、社会福祉法人が減免された分について、2分の1、市のほうで一般福祉対策として助成をするという分が社会福祉法人、市内の法人は取り組まれなかったということが大きなところでございます。
それから、もう1つは、7%、いわゆる12年4月1日現在でホームヘルプサービスを受けていて、4月1日以後も継続的に受けられる方で、低所得者の方には3%負担で、7%を補てんしますということがございますが、これも私ども、見積もりが最大限見積もっておりましたが、これも見積もりのところには届かなかったということでございます。
それから、次、介護予防生活支援事業でございますが、これも内容は配食サービス、あるいは外出支援、軽度生活援助等々の事業をやっておりますが、大きな理由といたしましては、いわゆる生きがい活動支援通所事業、これは介護保険の該当にならない虚弱老人を対象にしたデイサービスです。
これをかじ山荘、市民センター、ビラ高山、これを設備改修をいたしまして、受け入れようということで思っておりましたところが、若干、整備期間に時間を要した関係で、予定していた開所月数が確保できなかったというところが大きなところで、結果的に減額にさせていただいたということ。
それから、介護保険関連業務、これについては、財源組替えでございますから、財源組替えといいますか、広域行政組合からの2分の1補助がございましたので、これは財源組替えということでございます。
以上が大体、社会福祉費関係の主な減、あ、まだありますね。
そういったことで、実績が私どもの見込みよりも達しなかったというところが大きな減額の理由でございます。
前段でおっしゃいました実態をつかまえていないじゃないかというところでございますが、そういうご指摘は甘んじて受けないといけないとは存じますが、ただ、言い訳をさせていただきますと、議員もおっしゃいましたように、予算がないから受け付けられませんというようなことが絶対にないように、基本的には余裕をもった予算組みをさせていただいておるというところでございます。
以上です。
○議長(月森喜一郎) 経済部長。
○経済部長(皆田修司) ふるさとセンター貸付金についてのご質問でございます。
ご存じのとおり、ふるさとセンターの経営状況につきましては、当初から非常に困難を極めておりまして、その中で、いわゆる公益性の役割も持っておるということで、採算性と公益性の中において、現場のほうは非常に苦労しておるというのが実態でございます。経営面でも債務超過という状態になっております。
その詳細については申し上げませんけれども、したがって、その運転資金、会社としての運転資金が不足しておるということで、この2,500万円の貸付金につきましては、使途はその運転資金ということでございまして、単年度貸付ということでございますので、貸付残高はこの2,500万ということになります。
これが返ってくるのか、そこら辺の展望はどうなのかということでございますけれども、今言いましたように、運転資金に非常に困りながら業務に当たっておるところでございます。
その中で、経営面の立て直しをとりあえず図らなければ、そこら辺の返済に向けての動きにならないわけでございまして、現在、昨年から、秋頃からでございますが、出資団体、参画団体の実務者レベルで精力的に今この見直し策に、改善策について検討を重ねておるところです。
いろいろ目的がございます。あるいは情報発信機能の充実とか、集客機能の充実、いろいろあります。そこら辺の中で、今すぐできることから、あるいは長期的に考えなければならないことといったところまで仕分けして、今現在どういったことができるのかと。
各参画団体がどういう関わり方ができるのかということを現在模索しておるところでございます。
この結論につきましては、このふるさとセンターの決算が5月末でございます。それを受けての株主総会に報告ができるようにということで現在詰めを行っておるところでございます。
以上でございます。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で、本案に対する質疑を終結いたします。
続いて、議案第347号、平成12年度大田市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)から、議案第351号、平成12年度大田市大田市駅
周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)までの5件を一括議題といたします。
本案5件についてご質疑はありませんか。
6番、福田佳代子議員。
○6番(福田佳代子) 老人保健医療事業特別会計についてですが、医療諸費のところで減額ということになっております。
老人医療のその高騰というか、医療費増大が大田市の国民健康保険料引き上げへとつながってきているわけでして、この12年度の多分医療諸費というのは、平成10年度の老人医療費として出たものがここに上がってきているのではないかと思っております。
そうしますと、今年度も大変国保料が高くなったということで指摘しているところですけれども、結果として、4億9,000万円も補正をするということは、その見積もりをされるときにやっぱりすごく過大な見積もりということがあるのではないかなということを、この数字を見ながら感じております。
そういう点について、今回出されている補正額を見ながら、一体どういうことなのだろうかと感じておりますので、もう一度説明をしていただきたいと思います。
それと、もしあの時期のその医療費が高くなるということが予想されたのに、結果として高齢者の人たちが病院に行かれないということは、最近の医療改悪のもとでなかなか、病院に行けばお金がかかるという事態が出てきておりますので、そういった影響もあって病院に行かれなかった。その結果として、ここにその減額補正ということになったのかなということも感じますので、その点についてはどうでしょうか。2点ほどお願いいたします。
○議長(月森喜一郎) 民生部長。
○民生部長(大谷正幸) 老人保健医療特別会計についてのご質問でございますが。
ちょっと議員さんは混同しておられるんじゃないかなと思うんですが、国民健康保険での老人保健拠出金については、2年前の実績に基づいて拠出金が各保険者に求められるもの。
この老人保健医療特別会計の医療費の組み立ては、これは前年の医療費の動向を見ながら、11月、あるいは12月時点で新年度予算を編成していくということでございます。
そこで申し上げますならば、この12年度当初予算を組みました昨年の12月段階で、医療費が、平成9年に制度改正があって、9年、10年はマイナスだったと。ところが、その反動が11年度にバーンときたということで、17、8%ぐらいの途中経過、対前年度増をみておって、そういう実績があったわけです。12月時点での押さえですから、9月ぐらいまでの医療費がですね。
それで、12年度の当初予算は、対11年度に対して15%増で組んだということでございます。
この度、今年度の決算見込みを立てます際に、実は昨年の9月ぐらいから医療費がぐっと落ち着いた状況を示してまいりました。
実際のところ、9月、10月時点で、対前年4%増ぐらいのところまで落ち着いてきたところでございます。
決算見込みをじゃあどれぐらいなところで見込むのかというところで、冬期をひかえますので、対前年7%増ということで決算見込みを立てまして、今回の医療諸費の減額補正をお願いするということでございます。
したがいまして、後段で制度改悪で病院へ行かれなくなったから、それで減ったんじゃないかという、こういうことでございますが、それは全く違いまして、対11年度に対しても7%の、実績としては現時点でとらまえておりますのは、4、5%の実績がございますし、私ども7%増でこの補正をお願いさせていただいたということでご理解いただきたいと思います。
以上です。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で、本案5件に対する質疑を終結いたします。
続いて、議案第352号、平成12年度大田市
水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案についてご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、議案第353号、平成12年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案についてご質疑はありませんか。
1番、清水 勝議員。
○1番(清水 勝) これは一般会計からの関連もありますが、退職負担金として、今回、収益的な支出の中で、6,028万8,000円だけ出ております。
一般会計の補正予算のところで9名という内容で説明があったと思いますが、これは定年退職であるのか、あるいは定年前の退職であるのか、ちょっと具体的な中身を少し教えていただきとうございます。
一般会計補正予算の中で約9億9,000万ぐらいでしたですね。病院会計のほうに負担金があったと思いますけれども、そういう内容も含めまして、これは他会計への負担金ということであったと思いますが、具体的な6,000万ばかりの内容を少し詳細にご説明をいただきたいと思います。
○議長(月森喜一郎) 病院事務部長。
○
市立病院事務部長(盛川弘行) ただいまのご質問でございますけれども、定年退職ということではございませんで、観奨退職等の、自己都合も含まれておりますけれども。
病院の場合は、11年の2月に移譲を受ける以前の方が退職されましたら、それが特別負担金として生じてまいります。それの負担金を合わせまして、ここに計上しております6,028万8,000円と、介護保険のほうに予算組替えとして1,558万6,000円をしておりますので、合計いたしました7,587万4,000円、これが退職金として補正をお願いするものでございます。
それと、一般会計のほうからでは、この度の増額は9,975万5,000円でございます。
以上でございます。
○議長(月森喜一郎) 1番。
○1番(清水 勝) 9名の勧奨、あるいは自己都合ということでございますが。
率直に言いまして、約2年でございますか、市立病院に移譲してから約2年でございますね。そういう状況の中で、定年前の退職ととらまえたわけでございますが、どういうような事由があってお辞めになったのか少し、例えば看護婦さんとか医師とかドクターとかいろいろあると思いますが、その内容をもう少しお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(月森喜一郎) 病院事務部長。
○
市立病院事務部長(盛川弘行) この9名の中に医師3名が含まれておりまして、これは転勤によるものでございます。
4名の看護婦がおりますけれども、これは勧奨退職、または自己都合により退職される方でございまして、以前からといいますか、勧奨退職でございます。
あとの方については、薬剤師の方が1人退職しましたけれども、これが自己都合で退職をされております。
勧奨退職が4名、自己都合が1名です、看護婦の場合。訂正させてください。
以上でございます。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。
21番、荊尾議員。
○21番(荊尾 衛) 先ほど一般会計でもちょっと話をしたんですが、病院会計、これね、補正予算を見てて正直思ったことなんですけれども。
前回、12月議会だったかな、いつか私聞いたと思いますけれども、システム総研がね、国立病院から市立病院に移管するときに試算表をつくりましたわね。何回も何回も修正をかけて、議会でも議論して、本当にこんなことになるのかということを私も言ってきた覚えがあるので、あえて言うんですけれども。
もうまさにシス研の試算というのはあてにならないということがよくわかる状況がもうそろそろ出てきているなと思うんです。
それはなぜかというと、医療制度の改革という言葉は、政府のほうは非常にいい言葉を使うわけだけれども、私は改悪だと思っているわけ。
だから、そういう現下の医療福祉制度の流れというのは、本当に病院経営をやっていく上においては、厳しい状態をつくり出してくるぞというのは、これはもうその当時から予測されていたことだと思うんです。まして自治体がこれをかぶって運営するわけですから、一面では福祉的な意味もあるし、そのことが良い悪いじゃなくて、よくぞ決断されて、これを抱えてやられるなという点では本当に頭が下がる思いがするんです。
ところが、企業体だから、当然の企業会計だから、当然のことながら、その経営がどうなっていくかというのは、これは市民にとってみれば本当に大変な問題でもあるわけなんです。
そこのところは本当に慎重に考えていかないといけないのではないかなという気がするんです。
だから、予算を組む上においてのことでこれも聞くんですけれども。
今回、補正は入院が減っているわけでしょう。それだけは医業収益というものは減ってくるわけです。介護保険がどうだこうだと言ってみたところで、しょせんその穴埋めによって入院患者が増えて、従来のいわゆる医業収益に跳ね返っていくということにならない、これね。
これを概算で見ても、やっぱり3,000万ないし4,000万円のやっぱりマイナスになってきているわけでしょう、入院患者が減っているということは。外来は増えておるかもしらんけれども、外来が増えたって大した銭儲けにならないんだね、収益になっていかない。
だから、それを差し引いてみたところで、結果としてはマイナス経営になっていくわけですよ。そこのところは厳しい。
だから、入院患者数が年間患者数想定が10万4,000人をみていた、10万4,500人近くみていたのが、結局、修正で9万5,000まで落ちてくるわけでしょう。
ところが、新年度予算を見てごらんなさい、依然として10万4,000に膨れ上がって、減っていくことをこの3月補正でやりながら、また新年度は10万4,000人の予測をするんですよ。一日当たり24人減っているわけでしょう、平均で。外来は114人。
だけども、新年度のものを見たって285人で増えるんだよ、またこれ。去年より減らしてあるけれども、結果は減っていっているわけだから、こういう予算の立て方というのは的確だろうかどうだろうかという疑問が私は残るわけ。
それで、後から数字合わせをしていってこうなります、これで納得してくださいやという話は、これはやっぱり素直に受けられない。立て方がやっぱり問題じゃないかな。
だから、医療費の問題を含めて厳しくなることはわかっているわけでしょう。だったらばようけめに見ていって、あとから直して帳尻を合わせて、いろいろ理屈を言うんだったら誰でも言うわね。そこのところが私は理解できない。
そこのところはやっぱり役所としてのつくり方かなと思ってしまえばそれまでだけれども、市民の側からしてみれば必ずしもそれで納得できる内容ではないわけ。
だからシス研が立てた計画に基づいていけば、もう少なくとも黒字が出てこないかんはずなんです。
黒字どころじゃなくて、赤字が出ていって、それをかぶっていかなきゃならない事態がずっと続くわけですよ。そうすると、病院経営そのものだって本当にどうしていくかということを、もう今からそこら辺の予測も含めてきちっと立てていかなきゃいけないと思うんですけれども、こういう数字の立て方というのをどう思っておられるのかね。新年度予算とか比べてみても少し奇異な感じがしますので、経営見通しなども含めて、これをどうお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(月森喜一郎)
市立病院事務部長。
○
市立病院事務部長(盛川弘行) ただいま荊尾議員からのご質問でございますけれども、その患者数につきましての予算立てのことにつきましてご答弁させていただきますと、12年度予算を立てますときに、議員からもご指摘がありましたようなシステム総研の試算いたしました患者数に基づきまして12年度は予算は立てさせていただいております。
13年度につきましては、この12年度の実績に基づきまして、その実績見込みで、病院で努力できるといいますか、努力目標の部分も含まれてはおりますけれども、285名という13年度での患者数ということで予算立てをさせていただいております。
12年度予算、この度、入院患者数についての減額をお願いいたしますのは、先ほど申し上げましたようなことで、実績が減になっているということで、減の見通しということでお願いするわけでございますが、特に患者数の減の要素といたしましては、療養型病棟が55床ございますけれども、この病棟に患者数、当初の見込みでは90%の利用ということで50名を予定していたわけでございますが、12年の1月からの開設でございまして、その開設しました病棟に配置した職員の中には、看護助手さんも結構おられるわけですけれども、病人が初めての方とかいう方がございますので、その患者さんを抑えながらと言ったら大変市民の方には申しわけないんですけれども、その看護助手業務に慣れていただきながらの患者の収容がございました。
ということで、実際、12年度につきましては、50名の予定のところが36名平均になろうかというふうに考えております。
それと、一般病棟につきましては、利用率といたしましては、85%の利用率を見込んでいたわけでございますけれども、これが実際には80%という利用率になっております。
この利用率につきまして、13年度につきましても84%で見込ませていただいておるわけなんですけれども、システム総研の試算によりますのは90%の利用ということになっておりますので、この90%は病院の今の実態を考えますと、病室のつくりとかそういう部分から見ましても、90%というのはかなり難しいなというふうに考えております。
でございますけれども、その利用率を下げたままでの運営ということになりますと、経営に対しましてかなりの影響が起こるわけでございますので、利用率は努力目標も含めさせていただきまして、13年度については84%、療養型につきましては、90%という利用率でみて立てさせていただいたということがございます。
これに向かいまして、12年度は実績見込みでございますけれども、13年度につきましては、今後その確保すべき数というふうに考えております。
ということで、努力していくということでご理解いただきたいなというふうに思います。
以上でございます。
○議長(月森喜一郎) 21番議員。
○21番(荊尾 衛) 大体わかりましたが、私たち、こうして議会に予算書をいつも審議していくわけですけれども、やっぱり一貫性がほしいわけね、要は。結果がこうなったからああだこうだという、いわゆる、大変言い方は失礼ですけれども、役人のいわゆるいろんな理屈づけみたいな形での答弁は私はあまり好まないんです。
だから、最初から例えばシス研の計画に基づいていっておったらとてもあかんということならば、思い切って大田市独自のやっぱり方向でどう経営努力をしていくかという1つの指標を持ったやっぱり病院経営計画というのを持たなきゃいけないと思うわけね。
それでもって、なおかつもちろん福祉、医療という分野はごっつい金を生み出してぼろ儲けするような場所じゃないことは私もよく知っているし、やっぱりそれが市民平等に本当に恩恵が被られる良い病院だなというスタイルになっていけば私はそれでいいと思うわけ。
だから、どのように今の医療情勢の中で良い医療を提供して、患者を確保するか、そこのところにやっぱりかかっているような気がするんです。医は仁術なりというのはそのことだと思うんです。信頼される病院でなかったら人は行かないわけだから、そこのところをやっぱりどのように変えていくか、それにできるだけ実数に近い予算措置をやっぱりしていってほしい。そうしないと、後からこうだった、ああだったと言ってみて、それで雪だるまみたいに赤字が増えていって、にっちもさっちもいかんというようなことは絶対私はやるべきでないと思うし、そうならないように努力されているだろうと思いますが、数字ですからね、これは変わっていくかもしれませんが、低く見積もって、それで増えていって良くなったよという分なら案外気持ちはいいんだけれども、こういう数字を見ていると一体どうなのかなという不安はついてまわったって、明るい展望があまり見えてこない、そんな感じがしましたのであえて申し上げたので、またいろいろと聞かせてください。別に答弁はいりませんので。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。
23番、三登議員。
○23番(三登文郎) 退職者が出るという、出るかもしれんとは思っていましたが、出るという分、はっきり今聞いたんですが、いわゆる4月からの体制が、看護婦の体制がこれで見ると何人いるんですか、4人減るわけですね、どうも、5人ですか。勧奨4人、自己退職1人ですから。
そうすると、10名ぐらい増えるという話だったんですが、差引10名なんですか、それとも増えるのは11名かで、減るのは5名ということなんですか、その辺のところがちょっとはっきりわかりませんので、そのことをもう一遍ちょっとお聞かせを願いたいと思うわけです。
○議長(月森喜一郎) 病院事務部長。
○
市立病院事務部長(盛川弘行) 退職いたします看護婦は5名でございますけれども、採用いたします看護婦が16名でございまして、差し引きいたしまして11名が増える予定でございます。
以上でございます。
○議長(月森喜一郎) 23番。
○23番(三登文郎) いろいろ論議もあるところですが、確かに赤字が出たら困るということはわかるんですが。
しかし、今、医療というのも、一般企業と同じような競争体制に入っておるんですよね、全体的に。まさに自由化の流れが大きく動いておるんです。
どことも病院を良くして、できるだけ気持ちのいいところでたくさんの患者を集めるという動きは、これは病院の今のあちこちの建築ラッシュを含めてそういうふうな流れだと思うんです。
昔はやっぱり地域にあれば、言い方は悪いけれども、良くても悪くても、交通手段がないものだから、大体そのまわりにおる人は大体その病院に行く、そのお医者さんに行くという形だったんですが、今は、昔、一里歩いて病院へ行くと40分かかったんですが、一里離れたところ、いわゆる4キロ離れたところから病院に行くと同じような時間で大体30キロ、40キロぐらいのところは行くわけです。それだから、非常にそういう点では患者自身が流動化しておると。流動化しておるということは、良いところへはさっと全部集まるけれども、悪いところへは行かないという形になるわけで、そういうふうな時代における病院経営をどのような立場で考えるのかということもきちっと病院経営の哲学としてやっぱり押さえておく必要があるのではないかなと私は思うんです。病院関係は私はいろいろ友達がおるものだからいろいろ話をするんですけれども。
その辺のところから考えると、先行投資ということは何遍か言っているわけですけれども、場合によったら、良いサービスをするための、施設がいいというだけではサービスになりませんから、問題はそこにおる人たちが、それこそ親切にやれるような、対応できるような時間的な余裕がやっぱりないと私はできないだろうなと思う。
そういうふうな立場から考えると、やはり4月から20名増という考え方であったようですが、なかなかそこまでいかなかったという、それを責めておるわけではないんですよ。現実にそのような実態になっておるというこの中でどうするのかと。
やはり労働条件を見て人は集まるんですよ。そこに勤めておる人がえらい、えらいと、もう残業で大変だというようなことを、あんまり言わないだろうとは思うんですが、そういうのが広がっていくと、行くと大変らしいよというような話になったら、行きたい者も行かないんですよね、あれ。
その辺のところで、患者にもそうですが、従業員にも良い評判が立つような、側に対してね、やっぱり体制をつくっていかないと、本当の意味での良い病院にならんのじゃないかという私は気がしておるんです。その辺のところを事務部長に答弁というのもなかなかあれだと思いますが、基本的な問題で、やはり補正予算に関わってというような話ではないんですけれども、ちょっと人数の問題がありましたので聞くんですけれども、この辺のところの病院経営の基本的な方向というのはやっぱりどう押さえておられるのかお聞きしたいんですけれども。どちらでも結構です。
○議長(月森喜一郎) 病院事務部長。
○
市立病院事務部長(盛川弘行) ただいま三登議員のほうから病院の勤務体制といいますか、そのことについてのご質問ということでございますが。
これまでご説明もしてきたところですけれども、患者数によりまして、医師、看護婦等の配置等、その人数につきまして、確保してきております。
現在の市立病院のその勤務体制につきまして、議員、もう少しよくということで、職員数の増員をということだとは思うんですけれども。
現在の患者数から見ますと、一般質問等でもご答弁させていただいておりますけれども、患者数から見ますと、それ以上の職員の配置をしているわけでございますし、先ほども荊尾議員からのご質問がありましたけれども、病院のほうについてもその将来の経営見通し等も考えましたときに、今以上の職員を確保して、そのサービスを提供できるのかというようなことにつきまして、これから、今、私自身ではなかなかこういうふうにしたいというようなことがご答弁申し上げかねますけれども、今後につきましては、十分検討して必要な職員数については確保させていただくということでご理解いただきたいというふうに思います。
以上でございます。
○議長(月森喜一郎) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で、本案に対する質疑を終結いたします。
これより本案8件について討論・表決を行います。
まず、議案第346号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(月森喜一郎) 起立多数であります。
よって、議案第346号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第347号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第347号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第348号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第348号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第349号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第349号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第350号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第350号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第351号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第351号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第352号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第352号は、原案のとおり決しました。
続いて、議案第353号について討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、議案第353号は、原案のとおり決しました。
ここで10分間休憩いたします。
午後2時20分 休憩
午後2時30分 再開
○議長(月森喜一郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎日程第4
市長提出議案(人事案件 )上程〔
提案理由説明・質疑・討論・表決 〕
○議長(月森喜一郎) 日程第4、市長より人事案件が提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
議案第354号、大田市大田市外2町
広域行政組合公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
熊谷市長。
〔市長 熊谷國彦 登壇〕
○市長(熊谷國彦) 議案第354号、大田市大田市外2町
広域行政組合公平委員会委員の選任につき同意を求めることにつきまして提案理由の説明を申し上げます。
大田市大田市外2町
広域行政組合公平委員会委員であります加藤克之氏の任期が本年3月14日をもって満了をいたしました。
お手元の議案に掲げておりますとおり、引き続き同氏を選任いたしたいと考えますので、議会の同意をいただきますようお願いを申し上げます。
なお、ご参考までに、委員は3名でございまして、任期は4年でございます。
また、公平委員会は、大田市大田市外2町広域行政組合公平委員会設置規約に基づき、広域行政組合との共同設置でありますことを申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(月森喜一郎) ただいまの説明についてご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案は討論を省略して、直ちに採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(月森喜一郎) 起立全員であります。
よって、本案は原案に同意することに決しました。
◎日程第5
行革推進等調査特別委員長中間報告
○議長(月森喜一郎) 日程第5、行革推進等調査特別委員会の中間報告についてを議題といたします。
お諮りいたします。
行革推進等調査特別委員会に付託中の大田市行財政改革並びに地方分権推進に向けての調査の件について、会議規則第41条の規定により、この際、中間報告を求めることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、大田市行財政改革並びに地方分権推進に向けての調査の件については、委員会の中間報告を求めることに決しました。
本件について委員長より報告願います。
19番、瓜坂正之議員。
〔19番 瓜坂正之 登壇〕
○19番(瓜坂正之) 大変お疲れのところでございますが、もう少し時間をいただきまして、中間報告をさせていただきます。
行革推進等調査特別委員会の中間報告をさせていただきます。
本委員会は、9月の中間報告後6回開催いたしました。その結果について報告いたします。
今日、国及び地方を問わず行政改革が強く叫ばれる中にあって、戦後の高度成長を支えてきた政治、行政システムが低成長、高齢化、国際化、多様な価値観といった新たな状況に十分対応できなくなってきたという認識が今では常識となり、制度疲労という言葉が一般化している今日であります。
本委員会は、行政改革について調査検討するにあたって、あまりにも行政改革とは広範囲な問題であり、限られた時間、資料等で検討することは無理なことであり、したがって、本委員会は、先の行財政改革等調査特別委員会において、指摘、提言されたことについて検証を行い、大きく分けて次の3点について提言いたしたいと思います。
なお、地方分権についても調査検討いたすことにしておりますが、これについても第5次勧告までなされ、広範囲にわたっての勧告であり、限られた時間で検討することは、これまた無理なことであり、そこで第2次勧告において、地方議会の活性化について勧告がなされており、したがって、本委員会としては、地方分権における議会が果たす役割を中心として検討をいたすこととし、また、同じく第2次勧告において、市町村合併等、広域行政の推進についても勧告がなされたところでありますが、これについては、島根県は昨年12月に島根県広域行政推進検討委員会の報告書が作成され、県内7会場に分けて報告書の説明会及び意見交換会が開催されたところであります。
本委員会は、これについても合併推進のための調査検討ではなく、メリット、デメリット等を検討することといたしました。
したがって、本日の中間報告は、行政改革についてのみ報告をいたします。
まず、行政改革における第一は財政の健全化であります。社会経済情勢の変化と、新たな行政課題に対応するためには計画的な行財政運営に努め、財政の健全性を保持することが不可欠であり、市民の負託に応える地域に根ざした行政運営の展開を図るためには、市税等自主財源の安定的な確保が必要であります。
市税等の歳入の確保は、市民の行政への参画意識と負担の公平性はもとより、新たな行政課題や市民ニーズに応えるための貴重な財源であり、このため新たな税目等々も導入も検討され、課税客体の適正な把握と収納率の向上のため納税組合の復活等も検討され、組織体制の強化を一層図られる必要があろうかと思います。
また、各種使用料、手数料等の実費徴収金等の歳入については、市民生活への影響を考慮する中で、行政コストとのバランス、経費負担のあり方や受益の公平性を確保する観点から、今後とも定期的な見直しを徹底し、その適正化を図られますこと。
また、市有財産の有効活用については、その利用状況及び活用策を検討し、遊休地、貸付地等で処分可能なものは適正な処分を行い、歳入の確保と維持管理経費の節減を図り、健全財政の維持に努められますこと。
補助金、負担金の見直しについては、一旦制度化されると容易に廃止することが難しく、見直しがなされないまま継続される傾向があります。
行政の責任分野、経費負担のあり方、受益の公平性、行政効果等を精査し、廃止、統合、時限化等により整理、合理化を図るとともに、事業規模等から公平、適正な金額であるかについても見直しをされること。
その基準といたしまして、1、補助の対象項目及び対象範囲を明確にすること。2に、既に目的を達成し、または実状に合わなくなったものは廃止する。3、関係団体等の自主的な運営に委ねることが可能なものは廃止する。4、任意の補助金についても、財政状況を勘案し見直しをすること等々を考慮され、見直しをされますことを要望をいたします。
また、県道等の負担金についても、より一層の軽減方を要請されることを要望するものであります。
第二に、組織機構の簡素化であります。高齢化や国際化、情報化等、社会情勢の変化に的確に対応し、新たな行政課題と市民多様なニーズに即応できる行政サービスを展開するためには、これらの要請に応える得る柔軟な組織機構を編成し、政策形成機能や総合調整機能の充実強化を図る必要があります。
そのためには総合性及び機能性を重視した組織機構の再編を行い、執行体制の強化を図る必要があります。
最少の経費で最大の効果を上げるためには、業務内容及び業務量を踏まえて、組織規模、人員配置などを総合的に点検し、統廃合も行う中で、わかりやすい機能的、柔軟な組織機構づくりを進めるとともに、IT化を促進する中で、職員配置の適正化に努め、組織機構の簡素合理化、民間委託の推進、OA化等を積極的に進めるとともに、将来の行政需要の動向を勘案しつつ、早急に定員適正化計画を策定し、計画的な定員管理がなされることを要望いたします。
また、審議会等の見直しについては、行政の公平性の確保、有識者の専門的知識を行政運営に反映するために設置されたものでありますが、委員構成、職員数、委員数、類似性等を見直し、あわせて統廃合及び公募制も検討されることを要望をいたします。
職員給与等の適正化でありますが、先の12月定例議会において、給与表については改正がなされたところでありますが、諸手当については未だ改正されず、平成13年度もスタートしようとしている中で、制度の趣旨に合わない特殊業務手当等々については、早急な改正がなされることを要望いたします。
第三に、行政サービスの向上と効率的な事務事業の推進であります。
厳しい行政財政状況の中で、社会経済情勢の変化や、新たな行政課題に積極的に対応していくためには、限られた人的資源と財源をより一層効果的に活用し、長期的な展望に立ち、現行の事務事業について、その重要性、必要性、効果等の観点から見直しが必要であり、新規の事務事業についても、その優先順位を明確にし、事業の適切な選択を行う必要があります。
まず、事務事業の見直しでありますが、市民の価値観の多様化に伴い、行政需要や新たな行政課題に積極的に対応するために、行政の責任領域、行政の関与の必要性、受益の負担の公平性、行政の効率及び効果等の観点から、事務事業の総点検を行う必要があります。
その結果、廃止の方向で検討するもの、縮小の方向で検討するもの、統合、休止、改善等の方向で検討するもの等に分け、これまでの業務の流れにかかわらず大胆な見直しがなされますこと。
行政手続の簡略化と窓口サービスの改善についてでありますが、行政サービスの向上を図るためにはOA化の促進、各種窓口の電算化、ネットワーク化を促進するとともに、各種申請、許可等について、様式の簡略化や市民にわかりやすい審査基準、処理機関等を設定し、市民サービスの向上と事務処理の改善を図られますこと。
とりわけ農振除外の手続の迅速化については、かねてから市民の強い要望であり、その処理方法及び農振区域の見直し等を検討され、現在の経済活動に即した区域設定をされることを要望いたします。
意思決定の簡略化でありますが、事務処理は極めて広範囲で、その量も多く、拡大の傾向にあり、このような状況に対処するため積極的に決裁権限の下位委譲を促進するとともに、合議事項についても見直しを行い、意思決定の迅速化と事務処理の円滑化を図られますこと。
民間委託の促進でありますが、市民サービスの向上を図るため、各種業務で民間の技術や効率性、経済性を考慮し、民間に委ねることが適当と思われるものについては、適正な管理監督のもとに積極的に民間委託化を推進される必要があります。
委託する基準としては、1つ、事務事業のうち民間に代替手段のある業務、2に、事務の効率化、経費の節減等、経済効果が期待できる業務、3、短期的に多量に処理する必要のある業務、4、年間を通じて一定数の職員を確保する必要のない業務、5、専門的な知識、技術を必要とする業務等々を考慮し、民間委託を図られますこと。
情報公開については、市民参加型の行政を展開していくためには、行政の持っている情報を市民に可能な限り公開することが求められている今日、市民の理解と信頼を高め、公正な行政運営を確保するため、個人情報の保護に最大限の配慮をしながら、情報公開の一層の推進を図ることが必要であり、本市もこの議会で公開条例が上程され、議決されたことは評価するものでありますが、外郭団体等についても同様な扱いがなされますこと。
次に、行革推進のための進行管理の体制であります。
行政改革を着実に推進していくためには、その効果的な進行管理を行うことが必要であり、行財政改革推進大綱及び行財政改革の推進に関する提言書に示された重点事項については、行政改革推進本部を中心として検討を行い、毎年度の人事異動及び予算編成を通じて、その具体化を図るとともに、第三者機関、例えば大綱及び提言に参画した審議会等に進捗状況を報告し、助言等を得ることも必要かと思います。
また、議会においては、市民及び各団体等から提出された請願・陳情がこの10年間において採択された案件は、趣旨採択も合わせまして59件ありますが、とりわけ、採択された案件についての進捗状況については、これまで議会は調査をしていない状況であり、請願・陳情者はその願意が議会で採択されることにより、一日も早く実現されることに期待感を持たれるものでありますが、この種の案件が議会の採択が執行機関において拘束力はなく、道義的な責任を伴うだけであり、その実行は財政的施策の重要性、緊急性等々を考慮し判断されるものでありますが、議会は議決そのものに責任が問われるわけでありますので、その実現に最大限の努力をするのが議会としての責務であり、したがって、その進捗状況については、今後2年ごとに報告書を議長に提出されることを要望いたします。
なお、請願・陳情の議決有効期間についてでありますが、採択、不採択は審議時点の議会の意思表明であり、その決定意思が将来に向かって継続するか中断するかは情勢の変化などにより不確定でありますので、よって、採択された案件に有効期間をつけることは不適当であろうかと思います。
また、採択案件の未執行分については、議会の決定意思とは別問題であることも理解する中で、議会としては慎重な審議が必要であることを申し添えておきます。
むすびとして、行政改革を着実に推進していくためには、まず、進行管理を行うことが最も重要なことであります。
そのためには、毎年度の予算編成を通じて個々の事業ごとに目的、効果、手法等の点検、見直しを行い、経費の節減に努められますこと、また、職員については、職員一人ひとりが誇りと情熱を持って仕事に取り組む姿勢が求められ、高度な資質と能力を持った人材の確保と育成が必要不可欠であり、そのために人事管理方式を明確にするとともに、適材適所の人事配置が必要であります。
施策の選択にあたっては、市民ニーズの的確な把握を行うとともに、行政の責任分野に留意しながら、施策の重要性、緊急性のほか、市民の公平な受益と負担、効果等を検討し、適正な選択がなされることを要望します。
また、市民の理解と協力でありますが、行政が市民生活の各分野に深い関わりを持つことを十分認識するとともに、実効ある行政改革の実現を図るためには、その効果や内容について積極的な広報等に努め、広く市民の理解と協力を得ながら推進していく必要があります。
以上、本委員会の提言を十分検討いただき、行政改革は不断の行政課題であり、常に事務事業や組織体制などの見直しを行い、地域の実態に即した個性的なまちづくりを推進されることを要望いたしまして、中間報告といたします。
○議長(月森喜一郎) ただいまの報告についてご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は、了承することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、行革推進等調査特別委員長の中間報告は了承することに決しました。
◎日程第6 陳情の処理
○議長(月森喜一郎) 日程第6、陳情書が1件提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
陳情第19号、福祉医療の見直しについてを議題といたします。
お諮りいたします。
本陳情は、陳情文書表のとおり、厚生委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、本陳情は、陳情文書表のとおり、厚生委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
ここでお諮りいたします。
次期開催予定の議会の運営等については、議会運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(月森喜一郎) ご異議なしと認めます。
よって、次期開催予定の議会の運営等については、議会運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
ここで熊谷市長より発言を求められておりますので、これを許します。
熊谷市長。
〔市長 熊谷國彦 登壇〕
○市長(熊谷國彦) お許しをいただきましたので、一言お礼にあわせまして、お願いとご挨拶を申し上げたいと思います。
去る3月1日招集をいたしました本定例会には、平成13年度予算をはじめ、新設条例など諸議案に加えまして、本日追加提案をいたしました平成12年度補正予算など数多くの議案を提案いたしましたところ、議員各位におかれましては、会期15日間にわたる本会議、あるいは常任委員会を通して慎重にご審議を賜り、本日の会議におきまして、いずれも原案のとおり可決いただきましたことに対しまして厚くお礼を申し上げる次第でございます。
これによりまして、平成13年度も円滑にスタートができることとなりまして、まことにご同慶に堪えないところでございます。
そして、次に、1点お願いを申し上げましてご理解を賜りたいと存じます。それは平成12年度の特別交付税の扱いについてであります。
特別交付税につきましては、ご案内のように、当初予算で7億円の予算措置を行っているところでありますが、今年度の額につきましては、去る3月13日に3月交付額の閣議決定がなされ、総額10億4,014万9,000円となったところであります。特別交付税の性格上、その算定根拠は定かではありませんが、この中には当市の平成11年度の消費税未還付による影響額についても配慮をされたものと思料をいたしております。
なお、この交付額のうち、予算措置額を超えるものにつきましては、現在予算化をいたしております財政調整基金の取り崩しの取り止めにより調整を図ることをお願いをいたしたいと考えております。
これにより財政調整基金の残高と決算繰越金の確保が図られ、市の将来の財政運営に資するものと考えておりますので、ご了承を賜りますようお願いを申し上げます。
さて、私の任期も間近に迫りまして、皆様方とこの議場でお目にかかることは本日が今会期中最後になろうかと存じます。今ここに今任期を振り返ってみますとき、景気の低迷が長期にわたり、極めて厳しい財政運営を求められた4年間でありましたが、私が市長就任以来、市政運営の根底に据えております市民本位の精神と、何事にも公平公正な処断を理念として、定住対策、高齢者対策等大きな行政課題の克服のために渾身の努力を払ってまいったところでございます。
特に最大の懸案でありました大田市立病院の開院、市立図書館をはじめとする教育文化施設の充実整備、また、土地区画整理事業の進展や、道路改良など都市基盤整備の前進、さらに平成9年度から財政健全化に向けた
公債費負担適正化計画の着実な実施ができましたことは、ひとえに議員各位と市民の皆様の大変なご理解とご協力の賜物でございまして、衷心より厚く感謝を申し上げる次第でございます。
また、私の性格からいたしまして、時には皆様に大変不愉快な思いをおかけしたことも多々あったかと存じますが、これもひたすら市民福祉の向上と市政発展を願ってのことでありまして、ご理解を賜りご容赦をいただきたいと存じます。
私は、来る18日から市長選挙に立候補し、市民の厳粛なるご審判を仰ぐことといたしておりますが、どうか議員各位におかれましては、この上とも市政発展にご精進をいただきますようお願いを申し上げまして、お礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(月森喜一郎) 以上で、本定例会に付議されました事件はすべて議了いたしましたので、第384回大田市議会定例会を閉会いたします。
午後3時00分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
平成13年3月15日
大田市議会議長
大田市議会議員
大田市議会議員...