益田市議会 > 2021-02-25 >
02月25日-01号

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  1. 益田市議会 2021-02-25
    02月25日-01号


    取得元: 益田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-30
    令和 3年第546回 3月定例会             第546回益田市議会定例会会議録                            招集年月日 令和3年2月25日                             招集場所 益田市議会議場              ~~~~~~~~~~~~~~~ 本日の議事日程第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 施政方針及び教育行政の取組方針表明第4 議第 4号 益田市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について第5 議第 5号 益田市職員給与に関する条例及び益田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について第6 議第 6号 市長及び副市長の給料月額の減額支給に関する条例制定について第7 議第 7号 益田市手数料条例の一部を改正する条例制定について第8 議第 8号 斎藤驍育英基金条例の一部を改正する条例制定について第9 議第 9号 益田市児童医療費助成条例の一部を改正する条例制定について第10 議第10号 益田市介護保険条例の一部を改正する条例制定について第11 議第11号 益田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第12 議第12号 益田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第13 議第13号 益田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第14 議第14号 益田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第15 議第15号 益田市営住宅設置条例の一部を改正する条例制定について第16 議第16号 益田市立小学校及び中学校設置条例の一部を改正する条例制定について第17 議第17号 秦佐八郎博士顕彰委員会設置条例の一部を改正する条例制定について第18 議第18号 令和3年度益田市一般会計予算第19 議第19号 令和3年度益田市施設貸付事業特別会計予算第20 議第20号 令和3年度益田市介護保険特別会計予算第21 議第21号 令和3年度益田市国民健康保険事業特別会計予算第22 議第22号 令和3年度益田市後期高齢者医療特別会計予算第23 議第23号 令和3年度益田市市有林事業特別会計予算第24 議第24号 令和3年度益田市造林受託事業特別会計予算第25 議第25号 令和3年度益田市匹見財産区特別会計予算第26 議第26号 令和3年度益田市駐車場事業特別会計予算第27 議第27号 令和3年度益田市土地区画整理事業特別会計予算第28 議第28号 令和3年度益田市下水道事業会計予算第29 議第29号 令和3年度益田市水道事業会計予算第30 議第30号 益田市立石谷老人福祉センターの指定管理者の指定について第31 議第31号 益田市立匹見高齢者コミュニティセンターの指定管理者の指定について第32 議第32号 益田市国民健康保険診療施設美都診療所の指定管理者の指定について第33 議第33号 益田市立匹見生活改善センターの指定管理者の指定について第34 議第34号 益田市立開発地営農研修センターの指定管理者の指定について第35 議第35号 益田市立小野集会所の指定管理者の指定について第36 議第36号 益田市立柿原集会所の指定管理者の指定について第37 議第37号 益田市立西長沢集会所の指定管理者の指定について第38 議第38号 益田市立ホタルの里農業センターの指定管理者の指定について第39 議第39号 益田市立朝日団地集会所の指定管理者の指定について第40 議第40号 益田市立東仙道集会所の指定管理者の指定について第41 議第41号 益田市立都茂上集会所の指定管理者の指定について第42 議第42号 益田市立美都ミニ福祉センターの指定管理者の指定について第43 議第43号 益田市立野入東自治会館の指定管理者の指定について第44 議第44号 益田市立野入西自治会館の指定管理者の指定について第45 議第45号 益田市立落合自治会館の指定管理者の指定について第46 議第46号 益田市立広瀬自治会館の指定管理者の指定について第47 議第47号 益田市立内石自治会館の指定管理者の指定について第48 議第48号 益田市立植地集会所の指定管理者の指定について第49 議第49号 益田市立荒木地区山村活性化センターの指定管理者の指定について第50 議第50号 益田市立七村集会所の指定管理者の指定について第51 議第51号 益田市立三葛地区農林漁家婦人活動促進施設の指定管理者の指定について第52 議第52号 益田市立持三郎集会所の指定管理者の指定について第53 議第53号 益田市立長尾原集会所の指定管理者の指定について第54 議第54号 益田市立土井の原集会所の指定管理者の指定について第55 議第55号 益田市立下道川上集会所の指定管理者の指定について第56 議第56号 益田市立日の里集会所の指定管理者の指定について第57 議第57号 益田市立森林総合利用施設裏匹見峡森林公園の指定管理者の指定について第58 議第58号 土田海岸公益施設の指定管理者の指定について第59 議第59号 訴えの提起について第60 議第60号 訴えの提起について第61 議第61号 益田市辺地総合整備計画の策定等について              ~~~~~~~~~~~~~~~ 会議に付した事件本日の議事日程のとおり              ~~~~~~~~~~~~~~~ 出席議員(22名)1 番   中 島   守 君          2 番   齋 藤 勝 廣 君3 番   平 原 祐 一 君          4 番   河 本   亮 君5 番   高 橋 伴 典 君          6 番   寺 戸 真 二 君7 番   中 島 賢 治 君          8 番   弥 重 節 子 君9 番   石 川 忠 司 君          10 番   大 賀 満 成 君11 番   三 浦   智 君          12 番   和 田 昌 展 君13 番   河 野 利 文 君          14 番   安 達 美津子 君15 番   永 見 おしえ 君          16 番   弘 中 英 樹 君17 番   林   卓 雄 君          18 番   大久保 五 郎 君19 番   福 原 宗 男 君          20 番   寺 井 良 徳 君21 番   佐々木 惠 二 君          22 番   久 保 正 典 君              ~~~~~~~~~~~~~~~ 欠席議員(0名)              ~~~~~~~~~~~~~~~ 出席した議会事務局職員局長       橋 本 百合香      次長       石 川 信 幸係長       細 川 智 行              ~~~~~~~~~~~~~~~ 説明のため出席した者市長       山 本 浩 章 君    副市長      河 上 信 男 君教育長      柳 井 秀 雄 君    政策企画局長兼美都総合支所長兼匹見総合支所長                               島 田   博 君総務部長兼危機管理監            福祉環境部長   石 川 秀 文 君         藤 井 寿 朗 君健康子育て推進監兼保健センター長      産業経済部長   梅 津 明 則 君         山 本 ひとみ 君建設部長     加 戸 憲 治 君    上下水道部長   小 倉 隆 三 君会計管理者出納室長事務取扱         教育部長     野 村 美夜子 君         藤 井   浩 君ひとづくり推進監 大 畑 伸 幸 君    消防長      村 田 篤 美 君教育総務課長   長 嶺 勝 良 君    監査公平事務局長併選挙管理委員会事務局長                               吉 野 聡 子 君農委事務局長   伊 藤 功 二 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前9時0分 開会 ○議長(中島守君) おはようございます。 これより第546回益田市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中島守君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第84条の規定により、議長において5番高橋伴典議員、6番寺戸真二議員を指名いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 会期の決定 ○議長(中島守君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日2月25日から3月23日までの27日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日2月25日から3月23日までの27日間と決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 施政方針及び教育行政の取組方針表明 ○議長(中島守君) 日程第3、施政方針及び教育行政の取組方針表明について、市長及び教育長より発言を求められておりますので、これを順次許します。 山本市長。              〔市長 山本浩章君 登壇〕 ◎市長(山本浩章君) おはようございます。 第546回益田市議会定例会の開会に当たり、令和3年度の施政方針を申し述べ、市民の皆様並びに市議会議員各位の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。 令和3年度の市政運営を論じるに当たり、まずは現在最も迅速かつ的確な対応が求められる新型コロナウイルス感染症に関する状況を考慮せざるを得ません。 この感染症は世界的に猛威を振るっており、感染者と死者は既に膨大な数に上っていますが、いまだに根本的な治療法が確立されていません。 また、感染を防ぐためには、社会的活動をかなりの程度制限せざるを得ませんが、初期の一般的な見通しをはるかに超えて長期化していることから、日々の生活における制約や負担も半ば常態化し、それによる社会的・経済的影響もまた甚大となっています。 加えて、感染者やその家族などへの誹謗中傷や真偽不明の情報の拡散も大きな問題となっています。 さらには、過去の大規模な感染症と同様、その及ぼす影響が一過性のものでなく、社会に大きな変化をもたらすものであるとされることから、歴史的なパンデミックと捉えるべきものと考えます。 日本国内においては、新型コロナウイルス感染症の感染者数と死者数は、南北アメリカ大陸やヨーロッパの国々などと比較すれば少ない水準で推移しているとはいえ、あらゆる方面に多大な影響が出ています。 そうした中、島根県では本市を含め数か所でのクラスター、集団感染をはじめとし、感染の確認が続いていますが、令和3年2月24日現在、この感染者による死者が出ていない唯一の都道府県となっています。 本市においては、令和2年2月28日に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、令和3年2月24日までに計46回の会議を開催しました。この会議においては、特別定額給付金事業及び緊急経済応援給付金事業をはじめとする新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業、様々な催物の実施の可否や学校の休校及び再開の検討、並びに特別給付金室及び新型コロナウイルス感染症予防接種対策室の設置などを議題とし、決定した事項については迅速な実施に努めてまいりました。 また、経済と人のつながりを守るという観点から、令和2年11月2日には益田市ニューノーマル宣言を発表し、その後、感染状況の変化に対応して11月27日には補足を、12月25日には修正を行ったところです。 さらには、公式ウェブサイト、広報ますだ、お知らせ放送、公式動画サイト、新聞折り込みチラシなどを通じて、市民の皆様に対し感染症に関する周知と啓発を行ってまいりました。 このような中、本市では令和3年2月3日現在19例の感染が確認されているところです。今後とも市民、事業所などの御理解と御協力をいただきながら、感染予防、経済対策、人権への配慮などについて必要な施策を講じてまいります。 一方、このような状況下ではありましたが、令和2年度においては、これまで市政運営において重視してきた連携により、萩・石見空港の東京線2往復運航の継続決定、山陰道益田西道路の新規事業化、「中世日本の傑作 益田を味わう-地方の時代に輝き再び-」の日本遺産認定、庭園間交流連携促進計画「雪舟回廊」のガーデンツーリズム登録など、今後の発展につながる成果を上げることができました。 また、町の将来像を定め、その実現に向けた施策の基本的な方向性や具体的な戦略を策定する第6次益田市総合振興計画及び防災に関連する基本的事項を総合的に定めた益田市国土強靱化地域計画についても、令和2年度中に策定作業を行いました。 令和3年度においては、新型コロナウイルス感染症の状況に適宜適切に対応すること、そしてこれまでの連携の成果を土台として、コロナ収束後には迅速かつ効果的に次なる跳躍を実現できるように準備を整えること、すなわちコロナ対応と次の跳躍への備えが最重要課題であると考えております。 まず、新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症者の発生をできる限り減らし、結果として新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を図るため、ワクチンの接種をしかるべき優先順位に従って、希望される全ての方に迅速かつ確実に受けていただくことが極めて重要と考えます。 また、新しい生活様式への対応として、また国のデジタルトランスフォーメーションの施策に沿って、庁舎内、学校及び地域のオンライン化を推進してまいります。 加えて、引き続き迅速な情報収集に努め、感染拡大に備え、適切な対応を図ります。 さらに、アフターコロナを見据え、本市の魅力を高め、交流人口及び関係人口の拡大をはじめ永続的な発展を図るため、交通インフラ及び都市基盤整備の推進、未来のまちづくりにつながる先端開発推進、日本遺産認定を有効に活かす施策の推進、益田市型中高一貫教育の推進などを進めることとします。 後ほど提案する令和3年度当初予算は、以上のような考え方に基づき、市民サービスのさらなる充実と持続可能な市政運営の実現に向け、第6次益田市総合振興計画に基づく施策や新型コロナウイルス感染症対策をはじめとする喫緊の課題に対し、速やかな対応が可能となるよう編成したところです。 それでは、令和3年度に取り組む主要な施策について、今議会で提案することとしています第6次益田市総合振興計画における7つの基本目標に沿って、新たな事業を中心に申し上げます。 初めに、子育てにやさしく、誰もが健やかに暮らせるまちについてです。 まず、地域福祉については、益田市地域福祉住民計画を基本として、地域や専門機関と連携し、誰もが住み慣れた地域でいつまでも自分らしく生活できる地域共生社会づくりを推進してまいります。 子供、子育て世代の支援に関しては、子供の疾病の早期発見及び早期治療により重症化を防ぎ、併せて子育て世代の経済的負担の軽減を図るため、これまで小学校6年生までを対象としていた子供に対する医療費助成を中学校3年生までに拡充します。 幼児教育・保育については、巡回支援指導事業を実施し、幼児教育施設の課題を明確にして課題解決に取り組むことにより、さらなる幼児教育の質の向上を図ります。 また、島根県立大学との連携協議会を定期的に開催し、専門的な知見を取り入れるなど、それぞれの発育段階における関わりについて確認するとともに、各機関の代表者で構成する保幼こ小連絡協議会で共有し、活動を進めてまいります。 放課後児童クラブに関しては、子育て支援に取り組む様々な団体と連携を行い、多くの学びや遊びの場が提供できるよう充実を図ります。 子育て支援体制については、引き続き子育て世代包括支援センターなどを核として、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を行うとともに、関係機関などとの連携により児童虐待の未然防止、早期発見に努めます。 また、産後鬱の予防や新生児への虐待の未然防止などを図るため、新たに産後2週間及び1か月に産婦健康診査を実施し、産後の支援の強化を図ります。 障害者施策については、パラリンピック事前キャンプ受入れを契機として登録した共生社会ホストタウンの趣旨や、令和2年度に策定の安心いきいきプランに基づき、障害の有無にかかわらず、住み慣れた地域で必要なサービスを受けながら自分らしく生活できる地域社会の実現を目指します。 高齢者の生活環境の維持を図るため、令和2年度に策定のえっとまめなプランに基づき、地域包括ケアシステムの充実に努めるとともに、フレイルスクリーニングシステムを活用し、フレイルに関する意識啓発やフレイル状態の早期発見に取り組みます。 また、喫緊の課題である介護人材の確保を図るため、新たに介護の入門的研修の実施、多様な人材の確保及び離職防止に向けた取組などを進めてまいります。 高齢者の社会参加の促進については、シルバー人材センターへの支援を拡充することにより、高齢者の生きがい、健康の保持、増進につながる取組を推進します。 健康づくりについては、全20地区において第2次健康づくりの会活動計画を策定し、健康ますだ市21推進協議会を核として、地域に根差した健康づくり市民運動推進事業を継続して実施します。 また、令和2年度に協定を締結した岡山大学、島根大学、益田市医師会、市内医療機関及び企業などと連携し、IoTを活用した血圧管理などのスマート・ヘルスケア推進事業により、家庭血圧測定の習慣化と生活習慣の改善につなげ、脳卒中などの生活習慣病を予防し、市民の健康寿命の延伸を図ります。 さらに、がん対策では、島根県、島根大学医学部、益田市の3者連携により、がん対策の重点事業として取り組んでいる子宮頸がん受診率向上対策事業を引き続き実施し、早期発見、早期治療による死亡率の低減を図ります。 地域の医療体制の充実については、新型コロナウイルス感染症の感染状況に応じ、必要な支援を検討するとともに、公的病院支援事業や休日応急診療事業などによる病院支援や、ドクターサポート推進事業などにより医療従事者の確保に継続して努めます。 人権・同和問題の解決に向けては、令和3年度に益田市人権・同和問題基本計画が期間満了となることから、市民意識や社会情勢の変化などを踏まえ計画の改定に取り組みます。 また、令和2年度に策定の第4次益田市男女共同参画計画に基づき、様々な分野で男女が平等に参画でき、その個性と能力が十分に発揮できる環境づくりを推進します。 次に、ふるさとを想う心にあふれた人が育つまちについてです。 益田市教育に関する大綱に基づき、市長部局と教育委員会が教育の目標や施策の方針を共有し、連携を図りながら、教育、文化の振興などに取り組みます。 市内の中学校と高等学校の教育活動を一貫した流れの中で実施する益田市型中高一貫教育については、学びにおける多様性や複線化に対応しつつ、より高いレベルを追求していくことができる学習環境づくりを目指し、関係する機関などとの協議を進めてまいります。 安全・安心な学習環境の整備のため、益田市学校施設整備計画に基づいて改築する真砂小学校については、真砂地域のまちづくりの核となる複合機能拠点として整備してまいります。 新しい学習環境への対応については、小・中学校においてGIGAスクール構想による児童・生徒1人につき1台のタブレットを用いた学習を進めます。これまでのタブレット活用実証事業や経済産業省のEdTech、先端的教育ソフトウエア導入実証事業を活用したプログラミング授業のノウハウを各学校に広げ、AIやIoTなどの先端技術を活用することで実現する新たな未来社会であるSociety5.0時代に対応できる人材育成につなげてまいります。 官民協働でひとづくりが循環する持続可能なまちづくりを一層推進するため、社会教育課を協働のひとづくり推進課に名称変更し、引き続き益田市ひとづくり協働構想に基づき、子供たちの生きる力の育成を図るとともに、中間支援組織などと連携し、市内外の多くの人が関わるライフキャリア教育を推進します。 また、つろうて子育て協議会と連携することにより、地域での子供たちの活動と学校での教育活動をしっかりと往還させ、地域全体で子供を育てる機運をさらに高め、将来の地域づくりの担い手、産業の担い手の育成を図ります。 社会教育については、公民館がひとづくりの拠点として活動づくりを行うことで、新たな活動者やグループの育成を推進し、未来の担い手の育成や地域自治組織の持続可能な活動づくりにつなげてまいります。 また、益田市立図書館と学校図書館との連携を深め、子供たちが読書に親しむ環境を整備します。 さらに、令和2年度に法人化された一般社団法人益田市スポーツ協会を核としたスポーツ団体のネットワーク構築を推進し、市民の体力向上や健康づくりのさらなる推進を図ります。 史跡益田氏城館跡については、史跡の管理団体の指定を受けるため、権利者の同意取得を進め、文化庁に対し意見具申を行ってまいります。また、三宅御土居跡の第1期整備事業のうち主郭部分の整地を令和3年度中に終了するよう加速して実施するとともに、史跡益田氏城館跡の保存管理計画と整備基本計画の見直しを検討してまいります。 さらに、平成30年度から実施してきた島根県古代文化センターや東京大学史料編纂所国立歴史民俗博物館と共同で研究した成果を広く発信するとともに、共同研究の継続とさらなる連携の拡大に取り組みます。 次に、産業・観光振興による活力のあるまちについてです。 日本遺産を活かしたまちづくりについては、日本遺産推進室の設置により体制を強化し、日本遺産「中世日本の傑作 益田を味わう-地方の時代に輝き再び-」及びガーデンツーリズム「雪舟回廊」の構成文化財に加え、新たな拠点機能などを国の補助などを活用して整備するとともに、地元住民を巻き込んだ機運醸成を図り、一層の地域活性化と観光振興を進めてまいります。 IoTなどの先端技術を活用した活力あるまちづくりについては、新たに先端開発推進課を設置し、市の多くの施策に横断的に関連する先端技術活用のワンストップ窓口として、様々な企業や団体との連携と協働を進めます。 また、情報通信基盤となる光ファイバケーブル網の管理など、地域情報化を推進する業務を先端開発推進課に移管し、本市のインフラ管理の効率化と高度化を図り、新産業創出につながるよう、市内外の企業や団体による先端技術を用いた実証実験を支援してまいります。 農業については、水田での水稲作付から野菜作付などの水田園芸への転換を進めるとともに、圃場整備や施設の長寿命化を図り、人・農地プランに沿った担い手への農地集積を進めてまいります。 また、生産者の集う会合などに積極的に出席することで、生産者や生産者団体の意見を聞く機会を増やし、施策に反映するよう努めます。 林業については、森林環境譲与税を活用し、山林の路網整備、境界確認を実施するとともに、森林の再造林を進め、森林資源の活用及び森林の保全を進めてまいります。 また、匹見地域のワサビ振興については、種苗調達手段を見直し、生産の増量を目指すとともに、特色ある系統の継承に努めます。 水産業については、アユ放流事業を継続するとともに、藻場再生試験を関係者とともに実施してまいります。また、漁港海岸の護岸整備や越波に対する施設整備の取組を始めます。 産業支援については、地域産業の担い手確保のために、中間支援組織と連携し、高校生や大学生と地元企業をつなぐ取組などを行い、学生の地元就職者数の増加を目指します。 また、市内企業の課題を解決するため、益田市商工業振興会議で議論を深め、商工振興を図ってまいります。 加えて、雇用創出のために島根県の立地計画の認定を受けている企業に対して、継続して支援を行います。 観光については、総合産業としての観光業発展のため、地域の稼ぐ力を引き出す取組として、地域DMO設立の支援や、観光に関する事業者、団体、専門家などと協働しながら、明確なコンセプトに基づく観光資源の魅力向上の取組や掘り起こしを行います。 1年延期された東京オリンピック・パラリンピック競技大会におけるアイルランド自転車競技選手団の事前キャンプについては、基本的にはアイルランド自転車連盟との協定に基づき、状況に応じて適切に対応します。 また、令和2年度に策定の益田市自転車活用推進計画に沿って、誰もが安心して自転車を楽しめる環境づくりのための施策を展開するとともに、サイクリストサポート企業として登録された企業や団体などとの連携により、自転車によるまちづくりを推進します。 交流事業については、姉妹都市である大阪府高槻市、文化、スポーツなどの交流を進める神奈川県川崎市、空港で結ぶ友好都市である大阪府豊中市などとの都市交流を推進することにより、交流人口の増加並びに経済の活性化につなげてまいります。 また、友好都市である中国寧波市とは、友好交流議定書締結30周年となることから、経済団体などと連携して記念式典を開催します。 加えて、アイルランドとの新たな関係構築を図ります。 次に、ひと・もの・情報をつなぐネットワークが整備されたまちについてです。 萩・石見空港については、東京線2往復運航の永続的な継続及び大阪線の運航期間延長のため、引き続き島根県、山口県、近隣市町、経済団体などと連携し、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた旅客需要の創出を図ります。 山陰道の整備促進については、三隅・益田道路、益田西道路及び小浜・田万川間の早期整備に向け、関係機関と連携した要望活動を行います。併せて、グリーンライン90の全線整備に向け、地元同盟会と連携して働きかけます。 また、国道、県道や幹線市道などを連結する市道について、アクセス道としての機能向上や歩行者の安全性向上を図るため、2車線拡幅や歩道設置、路肩拡幅などの改良工事を実施します。 魅力ある市街地の形成においては、中心市街地における都市計画道路元町人麿線、須子中線の沿道整備を推進します。 併せて、山陰道の整備が見込まれる地区を中心に、事業化に対応するための地籍調査を推進します。 市内の交通空白・不便地域の解消を図るため、住民に必要な移動手段の一つとして、最寄りの公共交通機関まで市の所有する生活バスや乗合タクシーを運行します。 また、地域住民との連携と協働により、持続可能な公共交通体系の維持と確保を目指します。 次に、安全で快適な環境で暮らせるまちについてです。 廃棄物処理対策については、令和元年度に策定の益田市久城が浜センター長寿命化総合計画に基づき、令和20年度までの稼働を目標に、老朽化した久城が浜センターの基幹的設備改良工事などを実施します。 また、現在稼働中である下波田埋立処理場の残余容量を考慮し、ごみの排出規模による計画容量、形態などを検討するため、令和2年度に策定の益田市次期一般廃棄物最終処分場設備整備基本構想を基に、次期一般廃棄物最終処分場の用地選定を行ってまいります。 近年、全国各地で異常気象による大規模災害が発生している中、災害により発生した廃棄物を迅速かつ円滑に処理し、市民の生活環境の保全と速やかな復旧を進めるための対応や手順などを整理するため、新たに益田市災害廃棄物処理計画を策定します。 また、温室効果ガスの排出抑制などを目的とした益田市地球温暖化対策実行計画区域施策編の計画期間が令和2年度で終了することから、この計画の改定に取り組みます。 地域住宅整備事業については、益田市営住宅長寿命化計画に基づき、市営諏訪住宅の建て替え及び外壁改修などストック改善工事を行います。 水道事業については、基本理念である「いつまでも安心と安定を」を基礎として、基本目標である安全、強靱、持続の実現に向け、引き続き水道施設の耐震化、更新に取り組むとともに、経営基盤の強化に努めます。 暮らしやすい住環境の創出については、住民生活の利便性の維持、向上並びにまちづくりの推進のため、新たに益田市立地適正化計画の策定に取り組みます。 また、山陰道を活用した町のにぎわい創出や防災体制の強化のための調査研究を実施します。 益田川左岸南部地区における区画整理事業については、組合施行での事業着手に向け、引き続き国、県など関係機関との協議を行うとともに、権利者などによる協議会と緊密に意見交換を行い、事業計画の認可などの法定手続を支援してまいります。 公共下水道事業については、中心市街地における汚水管路整備を推進し、農業集落排水事業については、既存施設の機能強化を図り、下水道処理区域外の地域においては、個人設置による合併処理浄化槽整備に対する支援を行います。 次に、人と人がつながり、支え合うまちについてです。 持続可能なまちづくりの推進については、令和2年3月に制定の益田市協働のまちづくり推進条例に基づき、地域自治組織設立認定を受けた地区の運営を支援します。 また、地域と行政または地域と地域の間に立ち、地域自治組織などへの持続的で専門的な支援を行う中間支援組織との協働により、ひとづくりを通じた地域の担い手づくり、関係人口、定住促進などの事業を行い、地域課題の解決を図ります。 移住及び定住促進については、UIターン者、新規学卒者に対する助成制度を継続実施し、若者などの益田市への定着を促します。 また、ますだ暮らしサポーター及びUIターン者サポート宣言企業との連携により、益田市での生活を支え定着を促進するとともに、空き家バンク制度を通じ移住希望者などに住居の情報を提供し、定住の促進を図ります。 関係人口の創出については、大学連携事業、県外益田会との連携や平成30年度に実施の高津川流域関係人口創出事業などにより構築された関係を継続、発展させるとともに、益田の暮らしや益田の人に関する情報を積極的に発信してまいります。 また、テレワークなどを活用した場所にとらわれない働き方の実現に向け、首都圏企業の方を対象に、市内で休暇を楽しみながら働くワーケーションを推進するとともに、サテライトオフィスやコワーキングスペースの誘致など、市内外の事業者などに積極的に働きかけてまいります。 地域振興については、人口拡大課を連携のまちづくり推進課に名称変更し、定住人口増に加え、交流人口及び関係人口の創出を意識した取組を重視するとともに、市内外の様々な団体との多様な連携によるまちづくりを推進することとします。 危険な空き家については、空き家に関する出前講座を行うなど、空き家の適切な維持管理につながる啓発を行うとともに、除却費用の一部補助を行い、管理不全な空き家の対策を推進します。 自然災害対策については、今市川の河川改修を行うとともに、関連する移転補償などを行います。 全国で多種多様な自然災害が発生する中、地域防災の要である消防団員については、その活動性向上及び安全確保のため、機能性及びデザイン性に優れ、災害活動時に視認されやすい新基準の活動服に一新するとともに、個人安全装備品の計画的な貸与を進めてまいります。 過疎対策については、今国会で制定が見込まれている新過疎法に基づき、新たに過疎計画を策定し、市域全体の振興、持続的発展を推進してまいります。 最後に、健全で開かれた行財政運営が行われるまちについてです。 地域活性化に取り組む大学生の活動については、島根大学、島根県立大学及び大正大学との連携協定に基づく調査研究などを継続することにより、大学の知見を活用した地域課題の解決を図るとともに、関係人口の拡大に向けた取組を推進してまいります。 ふるさと寄附については、特産品の振興と新たな商品開発の促進につなげるため、引き続き都市部を中心に本市の魅力を発信するとともに、寄附者の共感を得られるよう、寄附活用事業の情報発信と返礼品の充実を図り、増収を目指します。 また、地方創生応援税制企業版ふるさと納税についても、引き続き企業に対して積極的に提案を行い、官民連携による地方創生の推進を図ります。 行財政改革については、令和2年度に策定の益田市行財政改革取組方針に基づき、引き続き行政運営の一層の効率化と適正化に努めてまいります。 まず、内部統制制度については、事務の適正な執行を確保するため、令和3年度から本格的に着手してまいります。 次に、ICT化については、RPA導入に向けた取組を推進するとともに、各種手続のオンライン化の検討を進めてまいります。 また、行政文書などの押印の廃止の可否については、早急に個別の検討を行ってまいります。 加えて、公共施設等総合管理計画は、策定から5年が経過することから、この計画の改定に取り組み、公共施設の総合的かつ計画的な管理を推進してまいります。 続いて、公式ウェブサイトについては、利用者が求める情報にアクセスしやすいデザインに改め、より効果的な情報発信に努めます。 スペイン風邪以来最大とされるパンデミックが引き起こした現下のコロナ禍は、本市においても昭和27年の市制施行以降、感染症による災禍としては最も深刻な影響を及ぼしています。 市内において既に少なくない感染例が確認されているところですが、この間、市民、事業者の皆様には、感染防止のための取組に御理解、御協力をいただくだけでなく、積極的な創意工夫により対応いただいています。また、医療機関や介護などの福祉施設、学校、幼稚園、保育所及びそこで勤務される方々には、日々努力を継続いただいています。これらのことについて、心から敬意を表する次第です。 新型コロナウイルスワクチン接種については、必ずしも積極的な意見ばかりではなく、事業実施に伴う困難は、場合によれば想定を上回るものとなるかもしれません。しかしながら、世界的な蔓延を食い止める手だてが現状においてはほかになく、益田市及び益田市民として、国、都道府県及び基礎自治体の全てが連携して実施する予防接種事業に進んで応じることが、新型コロナウイルス感染症の収束につながるものと期待されることから、本事業の円滑かつ確実な進捗こそが令和3年度の最重要課題になると考えております。 引き続き対話と協調を重視し、市民の幸福の実現を目指す基本姿勢の下、市民の皆様と手を携え、次の跳躍への備えを万全にしつつ、このたびのコロナ禍を乗り越え、来る令和4年度に市制施行70周年を迎える益田市の限りない発展を期してまいります。 市民の皆様並びに市議会議員各位の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) 柳井教育長。              〔教育長 柳井秀雄君 登壇〕 ◎教育長(柳井秀雄君) 皆さんおはようございます。 第546回益田市議会定例会の開会に当たり、ただいま市長が令和3年度の市政運営に当たっての所信を述べられました。私は、この施政方針の基本を踏まえ、本市の教育行政の取組方針についてその概略を申し上げ、市民の皆様並びに市議会議員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 世界中にパンデミックを起こしている新型コロナウイルスは、人類史上に残る歴史的災禍となり、私たちが長きにわたって築き上げてきた日常の生活を一変させ、今もなお終息の兆しが見えません。 この災禍は、教育現場においても、児童・生徒の学びの場の確保や継続の重要性を浮き彫りにしました。そして、様々な学校行事や部活動、社会教育活動にも大きな制約をもたらしています。その上、感染された方やその方の家族の皆さんをはじめとした周囲の方々、さらには医療関係者に対する誹謗中傷も顕在化しており、私たち一人一人の心の在り方が問われています。 こうした新型コロナウイルスによる影響に加え、人口減少、少子高齢、グローバル社会の進展や絶え間ない技術革新等は、我が国の社会構造や雇用環境に急速な変化をもたらしています。そのような情勢の中にあって、SDGsに表されているように、持続可能な開発目標を持って、地球的視野に立って物事を考えていくことが求められています。 特に、教育においては、ESDと呼ばれる持続可能な社会づくりの担い手を育む教育が必要とされています。具体的には、コンピューターや機械では決して置き換えることができない、他者を思いやる心や志、創造性を兼ね備えた人材の育成、自らの個性を発揮し、未来を切り開き、生涯にわたって学び続ける人材の育成、多様な人々と協働し、社会に貢献しようとする人材の育成であります。 さらに、令和2年度において、国はSociety5.0時代を生き抜く人材育成の必要性に加え、非常時においても学びを止めないために、GIGAスクール構想を前倒しし、情報活用能力にたけたよりグローバルな人材育成や、一人も取り残さない個別最適化を目指した学びへとの方向性を出しました。 益田市教育委員会では、教育大綱に掲げている「ひとが育つまち益田」、教育ビジョンに掲げている「ふるさとを愛情を持って語り、地球的視野に立って社会貢献する自立した子ども」の育成を目指し、様々な取組を行ってまいりました。 益田市では、益田市ひとづくり協働構想に基づき、ひとが育つまち益田の実現を目指し、産業の担い手、地域づくりの担い手、未来の担い手を一体的に育成する取組を行っています。その中でも未来のひとづくりについては、教育の果たす役割は非常に大きいものがあります。 これまで益田市教育委員会では、益田版カタリ場等を通し、地域の人との関わりの中で子供たちは生き方を学んだり、自ら地域の一員として関わったりするなど、未来を切り開いていくための生きる力の育成のために、ライフキャリア教育を中心に取り組んできました。こうした取組の中で、小学校期の地域について知る活動、中学校期での地域のための貢献活動、高校生期での地域と共に未来を描いたり結んだりする活動については、着実に成果を上げてきています。 また、次世代を担う子供たちが安全で安心して学べる学習環境の整備と、益田で培った才能を益田で発揮できる環境の整備に、市長部局と共に取り組んでまいります。 そして、中学校区での一体的なふるさと教育の取組は、子供たちがふるさとの持つよさ、それは豊かな自然であり、歴史文化、産業などのすばらしさに触れ、人に触れ、学ぶものであります。益田市にはそうしたすばらしいひと・もの・ことがあることに誇りを持って学んでいくことが重要であると考えます。 令和2年度は、全国に誇る益田市の歴史文化が「中世日本の傑作 益田を味わう-地方の時代に輝き再び-」のストーリーとして日本遺産の認定を受け、また「雪舟回廊」が国土交通省のガーデンツーリズムに登録されるなど、大きな成果を得ました。今後は、これらを活かしたまちづくりを市長部局と共に連携して進めてまいります。 これらのことについて、これまでの取組を見直しながら一層推進してまいりたいと思います。 一方、学び続ける子供の育成の視点に立ち、児童・生徒が自ら主体的に「なぜ」を追求し、他者との対話を通して課題解決していく力、そして社会の変化に対応し、よりよい社会をつくろうとする夢や志という自分軸を持った人間力の育成をさらに充実させてまいります。 そのためにも、保・幼・こ・小・中・高までが連携し、益田市の子供の目指す18歳像を見据えた一貫した教育を進めていかなくてはなりません。基盤となる基礎的な知識及び技能の定着はもちろん大切ですが、益田市のひと・もの・ことを活かしながら、地域の子供として、そして地球的視野に立って物事を考えることができる、生きる力を育てていくことが必要です。 引き続き、益田市の全ての小・中学校において、子供たち一人一人の学びを大切にしながら、分かる喜び、できた喜びのある授業、みんなと学ぶ楽しさのある授業、そして子供たち自らが探求していこうとする授業の実現に向けて取り組んでまいります。 また、様々な文化や多様性に満ちた社会、そして変化の激しい時代においても、基盤となるのは、共に支え合い、人を大切にする心です。益田市に暮らす全ての方々の人権を保障し、誰もが幸せな地域社会をつくり上げなければなりません。 特に、学校教育においては、地域を担う益田の子供たちが将来をたくましく切り開いていくために、その基盤となる人権・同和教育の充実を一層図ってまいります。 地域社会においても、大人がその思考や行動の基準として、他者を認め合い、より公平で公正な社会の実現を目指して行動する姿を手本として、子供たちの人権意識は高まり、市民一人一人の幸せにつながる人権のまちづくりが達成できます。あらゆる年代層や様々な場で人を大切にする心が一層醸成されることを目指して、しっかりと取り組んでいきたいと考えます。 地域を担う益田の子供たちの確かな学力の定着と豊かな心の醸成、健やかな体の育成を担う学校教育を地域が支えること、市民一人一人がふるさとを愛し、社会において主体的に生きていく力を培っていくためにも、生涯にわたって学び続ける意欲を持った人材育成が必要であります。そうした教育の一層の振興と充実に向けて、教育行政を推進してまいります。 令和3年度は、これまでの取組の充実を図りつつ、新たな取組にも着手いたします。令和3年度に取り組む具体的な教育行政の取組内容について申し上げます。 1点目は、学び続ける子供の育成についてです。 持続可能な社会の担い手を育成するためには、学び続ける意欲とその力を持ったひとづくりが重要です。それは、自分に必要な新しい知識やスキルは何かを捉え、継続的、計画的、そして戦略的に学習し、習得し続ける意欲と力です。主体的・対話的で深い学びを全ての授業で展開することで、学習の主体者としての意欲の醸成を図るとともに、益田市教育委員会として数年来大切にしてきた対話を通しながら探求的な学びによってより深い学びへとつなげ、学び続ける力の育成や学力の定着を図ります。 その中で、次の3つの側面から環境を整え、未来につながる益田市の社会づくりの担い手を育成するESDを目指したいと考えます。 まずは、学習指導要領にもある社会に開かれた教育課程をイメージした横軸の拡大です。 そのためには、国のGIGAスクール構想を活用した1人1台端末による新しい学びのカタチを実施していきます。学校での学びを家庭での学びにつなげ、さらに地域での学びにもつなげ、様々な課題解決や学びの記録のための身近なツールとしての活用を進めます。学校をはじめとする地域をつなぐ横の広がりを生む手段として活用を進めることで、志や夢の実現に向かっていこうとする意欲を沸き立たせ、現在と未来をつなぐツールとしていきたいと考えます。 さらには、情報社会のメリットを生かし、自ら学びのフィールドを広げ、地球規模の学びへつなげるような人材の育成を目指します。併せて、今後さらに加速することが予想されるSociety5.0の時代を生き抜く子供たちのために、積極的に国や民間企業との連携を進め、ICT活用能力にたけた人材育成を目指して、情報教育の質の向上を図ります。 次は、益田市の未来に向けての人材育成という視点からの各年代を貫く縦軸の強化です。 これからの社会は、多様性と複線化にあふれています。現在進めている益田市版保幼こ小接続カリキュラムによる保幼こ小の連携、外国語教育を中心とした小中一貫教育、そして多様化と複線化に対応し、より手厚い中等教育を目指す益田市型中高一貫教育などを一層推し進めることで、各年代を縦に貫く益田市らしさのある教育の実現が図られると考えます。 そのためには、益田市の子供の目指す18歳像の共有が必要となってきます。益田市未来の担い手コンソーシアム等において十分な協議を図るとともに、教育関係者だけでなく、市民や識見者との意見交換等も実現に向けての有効な方法と考えています。 そして、横軸と縦軸の中心の核となる部分の成長を支えるものとして、一人一人の伸びを物差しとした益田市定着度調査の活用を行います。令和2年度は導入初年度ということもあり、基礎データの収集にとどまりましたが、令和3年度はいよいよ一人一人の伸びを確認し、分析を行い、そしてより一人一人に寄り添った指導の充実を図ります。子供たちは、自分の伸びが見えることで自信を深め、意欲を高め、それらが一層の成果につながり、成長の加速へとつながることによって、学び続ける子供の育成を図ることができると考えます。 2点目に、未来を担うひとづくりについてです。 ふるさと教育を行うことにより、多くの知識を身につけると同時に、地域に愛着と誇りを持つ子供たちを育成し、学習した知識を基に市内外において活躍できる人材を増やすことが必要とされ、一定の成果も上がっています。 キャリア教育に関しては、各種団体及び中間支援組織等と官民連携により、ライフキャリア教育をさらに推進してまいります。そのコンテンツとして継続している夢の教室、益田版カタリ場、新・職場体験は既に市内で浸透しており、市内全ての小・中・高等学校及び特別支援学校で実施しています。特に、益田版カタリ場は、農業者や市議会議員の皆様とも協働して実施されるなど、広がりを見せています。 実施に当たっては、子供たちに夢を持つ大切さや夢の実現に向けて必要なことを考えてもらうほか、現役高校生や社会人が改めて自分を見詰め直す機会ともなり、企業人としての学習の場としても活用されています。 このようなライフキャリア教育に対しては、今以上に幅広い年代や職種の方に関わっていただける取組を進めてまいります。 また、各地区公民館では、公民館のあり方についての指針に基づき、世代をつなぎ、ひとづくりの拠点となる活動を推進いたします。さらに、つろうて子育て協議会と連携し、地域と学校が一体となって、未来の地域づくりの担い手である子供たちを育てる取組を実施します。 なお、高校生と共に活動する事業にも取り組み、若い人たちの発想を取り入れるなど、幅広い年代の方が集う公民館となるよう、活性化を図ることも必要になります。 さらに、公民館が地域づくりやひとづくりの拠点となるためには、公民館職員自身がスキルを身につける必要があります。そのため、他地域との交流や情報交換を活発に行うとともに、様々な研修会等へ積極的に参加することが必要であり、特に社会教育主事の資格取得を奨励するなど、職員の資質向上に取り組みます。 また、本市には豊かな自然や産業、そして地域の成り立ちや歩みを物語る歴史文化が数多く存在します。そのような恵まれた資源をふるさと教育に活用するため、市内の文化施設と連携し、様々な教育機会の創出に努めてまいります。 さらに、芸術文化とふれあう協議会との協働により、島根県芸術文化センターグラントワを活用した子供から大人までの様々な市民活動づくりを創出し、地域活動のさらなる推進を図ります。 3点目に、益田市歴史文化基本構想の推進についてです。 本市の豊かな歴史文化は、全国に誇ることができる大きな財産であります。益田市及び益田市教育委員会では、平成30年度に文化財の保護と活用のマスタープランである歴史文化基本構想を策定し、令和元年度にはそのアクションプランである文化財保存活用地域計画を策定して、国内第1号の認定を受けました。また、令和2年度には、これらの構想や計画から中世益田の要素を抽出して再構築したストーリー「中世日本の傑作 益田を味わう-地方の時代に輝き再び-」が日本遺産に認定されました。 今後は、この文化財保存活用地域計画に基づいて、地域の歴史文化の魅力や価値の積極的な普及啓発を図り、地域に対する誇りの向上に結びつけるための取組を継続して進めます。 次に、歴史を活かしたまちづくりの象徴である史跡益田氏城館跡については、整備基本計画に掲げた将来像の実現に向けて段階的な整備活用を進めていきます。 また、その他の文化財についても、適切な保存活用と普及啓発を図り、市民の理解と関心が高まるよう努めてまいります。中でも、史跡スクモ塚古墳については、その内容解明のための発掘調査を行い、古墳の形状や規模の特定に努め、今後の保存活用を図ることとします。 さらに、益田市歴史文化研究センターでは、日本の中世史研究において益田に対する注目度が一層高まる中で、令和2年度には島根県古代文化センターの専門研究職員の駐在が更新されました。今後も県と密接に連携するとともに、全国の研究者や東京大学史料編纂所国立歴史民俗博物館などの協力の下、引き続き中世の石見に関する研究に取り組み、その成果を最新の学術情報として全国に発信してまいります。 4点目に、安全で安心な教育環境の整備についてです。 学校施設は、学校教育を行う場であるとともに、地域交流をはじめとした各種活動の拠点、あるいは防災上の拠点としても位置づけられ、高い公共機能を有する場であることが求められます。この視点を持った上で、施設の耐震性や衛生面などハード面の整備を進めるとともに、学校で学びを深める児童・生徒に対するソフト面での取組の充実も進め、安全で安心な教育環境を整えていく必要があります。 まずは、ハード面についてです。 令和3年度においては、中西小学校屋外運動場の整備に着手します。また、真砂小学校の建て替えに当たっては、庁内関係各課及び地域自治組織ときめきの里真砂との協議、連携を基に地域コミュニティの核となり、住民が生涯にわたって集うことのできる多様性の高い拠点施設と位置づけた取組を進めます。 さらに、令和3年4月から始める匹見小学校と匹見中学校の同一校舎運営に伴って、施設の改修に取り組むとともに、社会教育コーディネーターを配置し、地域と連携しながら活動を行い、児童・生徒が安心して学ぶことのできる環境を整えます。 次に、ソフト面での教育環境の充実についてです。 様々な理由により、学校に登校しづらい児童・生徒や、人間関係の構築がうまくいかなかったり、家族との関係に悩んだりする子供もいます。こうした課題の解決には、時間がかかっても地道な基盤としての支援体制の構築が支えになると考えます。まずは、安全で安心して過ごせる環境として、いじめ未然防止の取組を全ての小・中学校で行います。 併せて、相談支援体制として、スクールソーシャルワーカーや子供と親の相談員、スクールカウンセラーなどの専門人材の活動の充実を進めるとともに、子ども・若者支援センターを中心としながら、子供たちの居場所の確保や支援の充実を続けていきます。 最後に、学校給食に関わる点についてです。 学校給食では、ふるさと教育の一環である地元の農林水産物を利用した地産地消に取り組むとともに、併せて生産者の皆様と児童・生徒との交流の場づくりも進めてまいります。 その上で、安全で安心な給食の提供に向け、食材の搬入時や調理、配送、学校内での配膳時など、あらゆる場面における異物混入の可能性の排除のため、学校給食に関わる全ての関係者間において、リスク回避に対する共通認識を持つための取組も進めてまいります。 以上、教育行政を進めるに当たっての基本的な取組方針と具体的な内容を申し上げました。益田市における教育の状況を市民の皆様と共有し、多様な御意見をいただき、関係機関と連携を強化して取り組んでまいります。 今後ともより一層の御支援を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) この際、暫時休憩といたします。              午前10時13分 休憩              午前11時0分 再開 ○議長(中島守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 議第 4号 益田市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について △日程第5 議第 5号 益田市職員給与に関する条例及び益田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について △日程第6 議第 6号 市長及び副市長の給料月額の減額支給に関する条例制定について △日程第7 議第 7号 益田市手数料条例の一部を改正する条例制定について △日程第8 議第 8号 斎藤驍育英基金条例の一部を改正する条例制定について △日程第9 議第 9号 益田市児童医療費助成条例の一部を改正する条例制定について
    △日程第10 議第10号 益田市介護保険条例の一部を改正する条例制定について △日程第11 議第11号 益田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第12 議第12号 益田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第13 議第13号 益田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第14 議第14号 益田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第15 議第15号 益田市営住宅設置条例の一部を改正する条例制定について △日程第16 議第16号 益田市立小学校及び中学校設置条例の一部を改正する条例制定について △日程第17 議第17号 秦佐八郎博士顕彰委員会設置条例の一部を改正する条例制定について ○議長(中島守君) 日程第4、議第4号益田市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定についてから日程第17、議第17号秦佐八郎博士顕彰委員会設置条例の一部を改正する条例制定についてまで、議案14件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 山本市長。              〔市長 山本浩章君 登壇〕 ◎市長(山本浩章君) ただいま議題となりました議第4号から議第17号までの条例案14件について、一括して提案理由の御説明を申し上げます。 まず、議第4号益田市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定につきましては、その目的が終了した委員会を廃止し、設置すべき委員会を追加するため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第5号益田市職員給与に関する条例及び益田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定につきましては、新型コロナウイルス感染症防疫等作業に関する特殊勤務手当を措置するため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第6号市長及び副市長の給料月額の減額支給に関する条例制定につきましては、厳しい財政見通しを踏まえ、現在実施しております市長及び副市長における給料月額の減額措置について、令和3年度も引き続き実施しようとするものでございます。 条例の内容としましては、市長の給料月額を10%、副市長の給料月額を5%減額して支給しようとするものでございます。 次に、議第7号益田市手数料条例の一部を改正する条例制定につきましては、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律が施行され、限定特定行政庁において建築物エネルギー消費性能適合性判定を新たに行うこととなることから、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第8号斎藤驍育英基金条例の一部を改正する条例制定につきましては、令和3年4月から始まる匹見小学校、匹見中学校の同一校舎運営に当たって、今後の運営上において匹見地区児童・生徒の学習環境をはじめ学校教育の振興に向けた活用ができるよう、所要の改正を行おうとするものでございます。 次に、議第9号益田市児童医療費助成条例の一部を改正する条例制定につきましては、子育て世代の経済的負担の軽減を図ることを目的とし、益田市児童医療費助成制度の対象年齢をこれまでの小学校6年生までから中学校3年生までに拡充するため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第10号益田市介護保険条例の一部を改正する条例制定につきましては、令和3年度から令和5年度までの第8期事業運営期間保険料額を設定し、また介護保険に係る関係会議を見直し、併せて介護保険推進委員会の所掌事務を見直すことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第11号益田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、議第12号益田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、議第13号益田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、議第14号益田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定については、いずれも国が定める基準の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 なお、議第11号から議第14号までの条例の内容としましては、感染症または非常災害発生時の業務継続に向けた取組の強化、高齢者虐待防止のための体制整備、研修実施等について定めようとするものでございます。 次に、議第15号益田市営住宅設置条例の一部を改正する条例制定につきましては、益田市営住宅長寿命化計画に基づき、市営本郷住宅の全戸、市営諏訪住宅の一部を解体したことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第16号益田市立小学校及び中学校設置条例の一部を改正する条例制定につきましては、益田市立真砂中学校を閉校し益田市立益田東中学校に再編すること、益田市立匹見小学校と益田市立匹見中学校を同一校舎運営とすること及び益田市立中西小学校の新築に伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第17号秦佐八郎博士顕彰委員会設置条例の一部を改正する条例制定につきましては、令和3年4月1日付機構改革に伴い、所要の改正を行うものでございます。 以上、14議案について一括して御説明申し上げました。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) これより質疑に入ります。 質疑は議案ごとに行います。 まず、議第4号益田市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第4号については、総務文教委員会に付託をいたします。 次に、議第5号益田市職員給与に関する条例及び益田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第5号については、総務文教委員会に付託をいたします。 次に、議第6号市長及び副市長の給料月額の減額支給に関する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第6号については、総務文教委員会に付託をいたします。 次に、議第7号益田市手数料条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第7号については、経済建設委員会に付託をいたします。 次に、議第8号斎藤驍育英基金条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。 14番 安達美津子議員。 ◆14番(安達美津子君) 私、全協でも申しましたが、この御寄附いただいた方の気持ちというのは、奨学金的なものだと思います。公の手が届きにくいところに、やはり使ってほしいという思いが強いものだと思います。 そうした中、今回の条例を改正するということに対しては、私、反対なんですけれども、そもそも御寄附いただいた方も、こうやって条例が改正されるというようなことを思っていなかったと思います。そうした方の思いというのをどのように受け止められておられますか。 ○議長(中島守君) 野村教育部長。 ◎教育部長(野村美夜子君) お答えいたします。 御寄附いただいた斎藤先生については、本当に匹見地域の子供たちの将来を思って御寄附いただいたというふうに深く認識をいたしておるところです。斎藤先生の御遺志を損なわずに、現行の活用を中心として、今後、匹見地区の子供たちがより一層匹見らしさを醸し出していける活動にも使っていけるように、そして斎藤先生の御遺志も損なわないような活用の仕方というところを心がけてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(中島守君) 14番 安達美津子議員。 ◆14番(安達美津子君) 斎藤先生の遺志を損なわないということは、条例を改正しないということが私はそうだと思います。いずれこの基金も枯渇する可能性が強いんですけれども、私はそうしたときに、斎藤先生の墓前に、先生の思いを全うしてきちんと使いましたって報告するべきような基金の中身だと思います。私、そうしたことを考えると、あまりにも行政は心がない。私はそう思います。 ○議長(中島守君) 野村教育部長。 ◎教育部長(野村美夜子君) 厳しい御意見を頂戴いたしましたけれども、匹見地域の子供たちが今後より一層しっかりと輝いていけるような対応をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中島守君) ほかございますか。 22番 久保正典議員。 ◆22番(久保正典君) 斎藤先生の意思を確認しようにも、先生もこの世にいらっしゃらないので、私はその遺志を継いでいきたいと思います。だから、先ほどの意見があったように、この条例改正はする必要はないと考えます。 ○議長(中島守君) 野村教育部長。 ◎教育部長(野村美夜子君) 同一校舎運営というところで、全く新しい一歩を踏み出すことになります。先ほども申しましたように、匹見地域の児童・生徒がしっかりと自分たちの足で地域を支えることのできる大人になる、そういった手助けを私たちもしてまいりたい。そういったものに対して、縛りは設けたいと思っておりますけれども、基金を活用していきたいという思いでこの条例制定を提案させていただいておるというところでございます。 ○議長(中島守君) その他ございますか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第8号については、総務文教委員会に付託をいたします。 次に、議第9号益田市児童医療費助成条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第9号については、福祉環境委員会に付託をいたします。 次に、議第10号益田市介護保険条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第10号については、福祉環境委員会に付託をいたします。 次に、議第11号益田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第11号については、福祉環境委員会に付託をいたします。 次に、議第12号益田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第12号については、福祉環境委員会に付託をいたします。 次に、議第13号益田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第13号については、福祉環境委員会に付託をいたします。 次に、議第14号益田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第14号については、福祉環境委員会に付託をいたします。 次に、議第15号益田市営住宅設置条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第15号については、経済建設委員会に付託をいたします。 次に、議第16号益田市立小学校及び中学校設置条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議第16号については、この際委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) 御異議なしと認め、電子表決システムにより採決いたします。 本案に賛成の議員は賛成ボタンを、反対の議員は反対ボタンを押してください。              〔各議員表決〕 ○議長(中島守君) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議第17号秦佐八郎博士顕彰委員会設置条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第17号については、総務文教委員会に付託をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第18 議第18号 令和3年度益田市一般会計予算 △日程第19 議第19号 令和3年度益田市施設貸付事業特別会計予算 △日程第20 議第20号 令和3年度益田市介護保険特別会計予算 △日程第21 議第21号 令和3年度益田市国民健康保険事業特別会計予算 △日程第22 議第22号 令和3年度益田市後期高齢者医療特別会計予算 △日程第23 議第23号 令和3年度益田市市有林事業特別会計予算 △日程第24 議第24号 令和3年度益田市造林受託事業特別会計予算 △日程第25 議第25号 令和3年度益田市匹見財産区特別会計予算 △日程第26 議第26号 令和3年度益田市駐車場事業特別会計予算 △日程第27 議第27号 令和3年度益田市土地区画整理事業特別会計予算 △日程第28 議第28号 令和3年度益田市下水道事業会計予算 △日程第29 議第29号 令和3年度益田市水道事業会計予算 ○議長(中島守君) 日程第18、議第18号令和3年度益田市一般会計予算から日程第29、議第29号令和3年度益田市水道事業会計予算まで、議案12件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 山本市長。              〔市長 山本浩章君 登壇〕 ◎市長(山本浩章君) ただいま議題となりました議第18号令和3年度益田市一般会計予算から議第29号令和3年度益田市水道事業会計予算まで、議案12件につきまして一括して提案理由の御説明を申し上げます。 まず、議第18号令和3年度益田市一般会計予算につきましては、先ほど施政方針においても述べましたとおり、これまで取り組んできた連携の成果を土台として、コロナ対応と次の跳躍への備えを最重要課題とする中で、市民サービスのさらなる充実と持続可能な市政運営の実現に向けて、喫緊の課題への対応や真に必要な事業を優先し配分を行ったところです。 主な内容といたしましては、日本遺産認定を有効に活かす施策の推進に向けた事業や、保育環境の改善、母子に対する支援強化などの新たな事業への取組、また子育て世代の経済的負担軽減を図るための医療費助成の拡充を行うとともに、喫緊の課題への対応としましては、各種施設の長寿命化対策や複合機能拠点整備などの先送りのできない事業へ優先的に予算配分を行ったところです。 その結果、令和3年度の一般会計当初予算の規模は259億8,400万円となり、前年度と比較して1億4,900万円の増額、率にして0.58%の増としたところです。 また、議第19号から議第27号までの9の特別会計の予算規模としましては、総額で132億5,361万6,000円、前年度と比較して3億856万9,000円の増額、率にして2.38%の増としたところです。 次に、議第28号令和3年度益田市下水道事業会計予算につきましては、収益的収入及び支出について、収入総額5億3,613万7,000円、支出総額5億2,143万9,000円を見込み計上し、資本的収入及び支出について、収入総額5億6万円、支出総額6億5,132万6,000円を見込み計上し、収入不足額1億5,126万6,000円については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金により補填することとしたところです。 次に、議第29号令和3年度益田市水道事業会計予算につきましては、収益的収入及び支出について、収入総額11億4,157万9,000円、支出総額10億9,680万7,000円を見込み計上し、資本的収入及び支出について、収入総額3億4,155万2,000円、支出総額8億147万円を見込み計上し、収入不足額4億5,991万8,000円については、消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金により補填することとしたところです。 以上、議第18号から議第29号までの一般会計、各特別会計及び水道事業会計の令和3年度当初予算の概要について申し上げました。 詳細につきましては、それぞれの担当部長より御説明申し上げます。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) これより予算の細部説明を行います。 議第18号令和3年度益田市一般会計予算から議第29号令和3年度益田市水道事業会計予算までの予算議案12件の細部説明を順次願います。 まず、議第18号令和3年度益田市一般会計予算及び議第19号令和3年度益田市施設貸付事業特別会計予算について説明願います。 藤井総務部長。              〔総務部長 藤井寿朗君 登壇〕 ◎総務部長(藤井寿朗君) それでは、議第18号令和3年度益田市一般会計予算につきまして細部説明を申し上げます。 一般会計予算書3ページをお開き願います。 第1条歳入歳出予算では、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ259億8,400万円とし、4ページから7ページの「第1表歳入歳出予算」において、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を定めています。 第2条繰越明許費では、8ページの「第2表繰越明許費」において、学校建設事業費について翌年度に繰り越して使用することができる金額について定めております。 第3条債務負担行為では、9ページから10ページの「第3表債務負担行為」において、乗合タクシー運行業務委託料ほか16件の後年度に債務を負担すべき行為の事項、期間及び限度額について定めています。 第4条地方債では、11ページの「第4表地方債」において、公共事業等債に係る農業農村整備事業費ほか33件に係る起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めています。 第5条一時借入金では、借入れの最高額を35億円として定めております。 第6条歳出予算の流用では、給料、職員手当等及び共済費について、予算額に過不足を生じた場合、同一款内での流用ができることを定めています。 続きまして、歳入歳出予算事項別明細書により歳入予算から御説明をいたしますので、予算書の16ページをお開きください。 款1市税につきましては、地方税制度に基づき令和3年度の見込額を推計し、その結果、総額では対前年度7億1,350万9,000円減額の45億8,396万9,000円を計上しております。 18ページ、款2地方譲与税以下、22ページ、款11交通安全対策特別交付金までの項目につきましては、今日までに示されている令和3年度の地方財政対策の概要等に基づいた見込額を計上しております。 この中で、20ページ、款9地方特例交付金につきましては、地方税法等の一部改正により、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者等に対して設けられた固定資産税等の軽減措置に伴う減収分を、令和3年度課税の1年分に限り国から全額補填されることによる新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金の増額により、対前年度6億447万3,000円増額の6億1,947万3,000円を計上しております。 22ページ、款12分担金及び負担金につきましては、対前年度491万3,000円減額の1億6,419万2,000円を、24ページ、款13使用料及び手数料につきましては、対前年度487万5,000円減額の3億2,266万4,000円を、それぞれ前年度実績等を踏まえまして計上しております。 続きまして、30ページ、款14国庫支出金につきましては、それぞれの事業費に基づく32ページの民生費国庫補助金や土木費国庫補助金をはじめ、34ページの教育費国庫補助金の減額などにより、対前年度2億603万3,000円減額の35億8,738万5,000円を計上しております。 36ページ、款15県支出金につきましては、それぞれの事業費に基づく38ページの衛生費県補助金や44ページの総務費委託金の増額などにより、対前年度1,540万6,000円増額の22億8,980万2,000円を計上しております。 46ページ、款16財産収入においては、生産物売払収入の減額などにより、対前年度634万3,000円減額の4,261万7,000円を計上し、款17寄附金につきましては、総務費寄附金の増額により、対前年度1,250万円増額の1億7,866万円を計上しております。 48ページ、款18繰入金につきましては、当初予算編成における財源不足額に対して財政調整基金から4億5,000万円の繰入れを行ったほか、減債基金からの繰入れを342万円、その他11基金の特定目的基金からの繰入れを合わせまして、対前年度2億3,965万3,000円減額の7億5,716万3,000円を計上しております。 50ページ、款19繰越金につきましては、前年度と同額の8,000万円を計上しております。 款20諸収入につきましては、総務費貸付金元利収入における日本遺産を活かしたまちづくり事業貸付金収入や雑入における益田地区ふるさと市町村圏振興基金清算金収入の増額などにより、対前年度6億4,585万7,000円増額の9億3,135万3,000円を計上しております。 続きまして、60ページ、款21市債につきましては、衛生債におけるし尿処理施設整備事業債の増額などにより、対前年度2億3,570万円増額の26億9,660万円を計上しております。 続きまして、歳出予算について御説明いたしますので、予算書の64ページをお開きください。 款1議会費におきましては、議場の音響設備等の改修事業の完了などにより、対前年度1,767万円減額の1億8,414万9,000円を計上しております。 66ページ、款2総務費においては、対前年度1,492万3,000円増額の28億9,602万3,000円を計上しております。 項1総務管理費では、対前年度3億1,108万4,000円増額の17億4,331万6,000円を計上しており、70ページ、目5財産管理費において、益田地区ふるさと市町村圏振興基金の廃止に伴い返還される出資金を財政調整基金への積立てとして財政調整基金等積立金を計上するとともに、72ページ、目6企画費において、企業や団体によるIoT技術やその他の先端技術を用いた実証実験などの支援に向けた先端開発推進支援事業費や、アフターコロナを見据え日本遺産認定を有効に活かす施策に係る経費として、日本遺産を活かしたまちづくり推進事業費を新たに計上しております。 76ページ、項2地域振興費では、防災情報伝達システム等の整備完了などにより、対前年度2億6,291万4,000円減額の7億5,060万5,000円を計上しており、目1地域振興費において、中間支援組織との協働による地域自治組織の活動支援などに係る経費として地域づくり支援体制整備事業費を計上するほか、目2広報広聴費において、本市ホームページのリニューアルに向けたホームページ更新経費を新たに計上しております。 84ページ、項3徴税費は、目2賦課費におきまして、固定資産税に係る地番図修正の完了に伴い課税資料入力業務等経費が減額したことなどから、対前年度2,136万3,000円減額の2億235万2,000円を計上しております。 88ページ、項4戸籍住民基本台帳費は、対前年度738万1,000円増額の1億2,571万9,000円を計上しております。 90ページ、項5選挙費におきましては、衆議院議員選挙が予定されているものの、市長選挙が終了したことにより、対前年度207万2,000円減額の4,302万5,000円を計上しております。 94ページ、項6統計調査費は、統計調査に係る経費として、対前年度1,783万7,000円減額の1,108万6,000円を計上しております。 96ページ、項7監査委員費は、対前年度64万4,000円増額の1,992万円を計上しております。 98ページ、款3民生費では、対前年度2億8,133万円減額の94億4,608万4,000円を計上しております。 項1社会福祉費におきましては、地域介護・福祉空間整備等補助金の減額などにより、対前年度2,595万円減額の50億1,263万2,000円を計上しており、目2障がい者福祉費では、障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現を目指す自立支援給付事業費や地域生活支援事業費のほか、102ページ、目6社会福祉施設費においては、高齢者福祉施設における機能の維持改善に係る経費として高齢者福祉施設等補修改善事業費を計上しております。 108ページ、項2児童福祉費においては、緑ヶ丘保育所、益田幼稚園の施設整備完了などにより、対前年度2億7,121万1,000円減額の37億4,448万2,000円を計上しており、目2保育所費において、保育環境の改善に向けた補助経費として保育補助者雇上強化事業費や、保育の質向上に向けた経費として巡回支援指導事業費を新たに計上するとともに、給付実績見込みに基づく運営費支弁経費として教育・保育施設等給付費を計上しております。 114ページ、項3生活保護費では、目2扶助費において、生活保護費の増額などにより、対前年度1,583万1,000円増額の6億8,892万5,000円を計上しております。 116ページ、項4災害救助費では、前年度同額の4万5,000円を計上しております。 118ページ、款4衛生費では、対前年度4億7,747万4,000円増額の24億2,047万7,000円を計上しております。 項1保健衛生費では、対前年度2,874万2,000円増額の7億8,039万5,000円を計上しており、120ページ、目3成人保健事業費では、子宮頸がん検診の受診率向上に向けた子宮頸がん検診受診率向上対策事業費を計上するほか、目4母子保健事業費では、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制の整備に向けた産婦健康診査事業費を新たに計上するとともに、124ページ、目6子供医療費においては、児童の疾病の早期発見と早期治療を促進するとともに、保護者の経済的負担の軽減に向けた児童医療費助成事業費を計上しております。 128ページ、項2清掃費では、対前年度4億7,254万9,000円増額の15億677万7,000円を計上しており、目2塵芥処理費において、新たな一般廃棄物最終処分場の建設候補地選定に係る経費として次期一般廃棄物最終処分場施設整備事業費を計上するほか、130ページ、目4久城が浜センター事業費において、久城が浜センター施設の老朽化対策に係る経費として久城が浜センター施設基幹的整備改良事業費を計上しております。 132ページ、項3上水道費では、矢原川ダム関連簡易給水施設整備の事業完了などにより、対前年度2,381万7,000円減額の1億3,330万5,000円を計上しております。 134ページ、款5労働費では、前年度同額の324万円を計上しております。 136ページ、款6農林水産業費では、対前年度1億8,400万7,000円増額の9億7,383万3,000円を計上しております。 項1農業費では、対前年度1億3,106万7,000円増額の7億4,095万円を計上しており、138ページ、目3農業振興費においては、農業の担い手確保と新規就農者の早期経営安定に向けた里の守り人づくり事業費を計上するほか、140ページ、目6土地改良事業費においては、農業水利施設の長寿命化対策及び防災対策に向けた農業水路等長寿命化・防災減災事業費の計上や、県営圃場整備要件に該当しない事業要望地区の圃場整備実施に向けた市営農業農村整備事業費を新たに計上するとともに、142ページ、目7国営総合農地開発費においては、国営施設の整備に係る市の負担金として益田地区国営施設応急対策促進事業費を計上しております。 144ページ、項2林業費では、対前年度3,756万8,000円増額の1億8,482万3,000円を計上しており、目2林業振興費において、森林環境譲与税を活用した森林環境整備事業費を計上するほか、146ページ、目3森林土木事業費において、林道施設個別施設計画に基づく林道の維持管理、更新等に係る経費として林道施設長寿命化事業費を計上しております。 148ページ、項3水産業費では、対前年度1,537万2,000円増額の4,806万円を計上しており、目3漁港費においては、益田市国土強靱化地域計画に基づき漁港施設の機能維持、回復に向けた漁港海岸施設機能保全補助事業費や、小浜漁港の施設整備に係る経費として漁港海岸施設整備事業費を新たに計上しております。 150ページ、款7商工費、項1商工費につきましては、企業誘致立地促進補助金の減額などにより、対前年度1億4,568万8,000円減額の6億1,576万4,000円を計上しており、目2商工振興費において、地域産業の担い手確保に向けた産業人材育成確保事業費を計上するほか、152ページ、目4観光費において、双川峡遊歩道の安全対策として自然環境整備交付金事業費や、アイルランド自転車競技チームの事前キャンプの実施などに係る経費として東京オリンピック・パラリンピックキャンプ推進事業費を計上するとともに、156ページ、目8空港対策費では、引き続き島根県と歩調を合わせ、東京線2便化の継続に向けたイン対策、アウト対策の強化を図るため、萩・石見空港利用拡大促進協議会負担金を計上しております。 158ページ、款8土木費では、対前年度1億1,874万円減額の17億3,968万7,000円を計上しております。 項1土木管理費では、対前年度394万円減額の6,228万円を計上し、160ページ、項2道路橋梁費では、橋梁整備交付金事業の減額などにより、対前年度8,458万3,000円減額の6億5,543万8,000円を計上しており、目2道路維持費において、老朽化した市道施設等の長寿命化対策による安全性の確保に向けた道路維持補修費や、162ページ、目3道路新設改良費において、市道の各種整備に向けた道路整備交付金事業費を計上するとともに、164ページ、目4橋梁維持費におきましては、橋梁の補修、点検に係る経費として橋梁整備交付金事業費を計上しております。 166ページ、項3河川費では、準用河川今市川の計画的河川改修による準用河川改修事業費の減額などにより、対前年度3,123万4,000円減額の1億1,921万2,000円を計上しております。 168ページ、項4港湾費では、港湾維持管理費として前年度同額の375万円を計上しております。 170ページ、項5都市計画費では、匹見中央公園グラウンド・ゴルフ施設の長寿命化対策の完了などにより、対前年度1,833万1,000円減額の6億7,612万7,000円を計上しており、目1都市計画総務費におきましては、都市計画道路である元町人麿線、須子中線の沿道整備に係る都市計画沿道整備事業費の計上や、立地適正化計画の作成と都市計画マスタープランの見直しに係る経費として立地適正化計画・都市計画マスタープラン作成事業費を新たに計上するほか、176ページ、目9土地区画整理事業費において、益田川左岸南部地区土地区画整理事業の事業着手に向けた調査事業として益田川左岸南部地区土地区画整理調査事業費を計上しております。 178ページ、項6住宅費では、対前年度1,934万8,000円増額の2億2,288万円を計上しており、目1住宅管理費において、市営住宅の住環境維持などに係る経費として住宅維持補修費を計上するほか、目2住宅建設費において、計画的な市営住宅の建て替え、改修などに係る経費として地域住宅整備事業費を計上するとともに、180ページ、目3建築指導費において、通行障害既存耐震不適格建築物の耐震診断や耐震改修工事に対しての一部補助として、要安全確認計画記載建築物耐震診断助成事業費並びに耐震改修助成事業費を計上しております。 182ページ、款9消防費、項1消防費につきましては、対前年度4億2,221万円増額の12億4,267万3,000円を計上しております。 目1常備消防費において、消防本部庁舎建設に伴う負担金などを含む益田地区広域市町村圏事務組合消防事務費負担金を計上するほか、目2非常備消防費において、消防団員等の被服整備に係る経費として消防被服等整備経費を計上するとともに、184ページ、目3消防施設費においては、計画的に実施しております消防車両等の更新に係る経費として積載車等整備事業費を計上しております。 186ページ、款10教育費では、対前年度1億7,625万3,000円減額の24億8,309万1,000円を計上しております。 項1教育総務費では、対前年度587万8,000円増額の2億6,902万1,000円を計上し、目2事務局費において、児童・生徒の学力育成を図る仕組みと環境づくりに向けた益田市型中高一貫教育推進事業費を新たに計上しております。 190ページ、項2小学校費では、中西小学校の校舎等改築工事の完了などにより、対前年度2億2,593万1,000円減額の9億5,662万6,000円を計上しており、192ページ、目3学校建設費については、中西小学校の屋外運動場整備に係る経費及び複合施設としての真砂小学校の校舎改築に係る経費として学校建設事業費を計上しております。 196ページ、項3中学校費では、益田中学校の排水設備修繕の完了などにより、対前年度2,217万7,000円減額の2億3,196万4,000円を計上しており、目2教育振興費において、中学校の学習指導要領改訂に伴う教師用指導書、教科書の購入経費として教師用指導書等購入経費を新たに計上しております。 200ページ、項4社会教育費では、対前年度3,338万5,000円増額の6億4,513万9,000円を計上しており、目1社会教育総務費においては、益田市未来を担うひとづくり計画に基づき、次世代育成に向けた体制整備や様々な取組に係る経費として未来の担い手育成事業費を計上するとともに、中間支援団体との連携によって持続可能な地域づくりとひとづくりに向けたひとづくり推進事業費を計上しております。 202ページ、目3文化財費では、三宅御土居跡の整備を推進し、歴史的景観の形成を図るため、三宅御土居跡整備活用事業費を新たに計上するほか、204ページ、目5文化施設費においては、日本遺産の構成文化財を周遊する拠点施設として歴史民俗資料館を整備する経費として日本遺産ビジターセンター整備事業費や、旧割元庄屋美濃地屋敷母屋の屋根ふき替えに係る経費として旧割元庄屋美濃地屋敷整備事業費を新たに計上しております。 210ページ、項5保健体育費では、対前年度3,259万2,000円増額の3億8,034万1,000円を計上しており、目2体育施設費において、運動公園管理運営経費を計上するとともに、目3学校給食施設費においては、高津学校給食センター管理運営経費を計上しております。 214ページ、款11災害復旧費では、前年度同額の350万円を計上しております。 項1農林水産施設災害復旧費につきましては、農業施設災害応急費、林道施設災害応急費として前年度と同額の50万円を計上するとともに、216ページ、項2公共土木施設災害復旧費につきましては、公共土木施設災害応急費として前年度と同額の300万円を計上しております。 218ページ、款12公債費では、市債借入れに対する元利償還金と一時借入金の利子を合わせまして、対前年度2億4,993万3,000円減額の39億2,547万9,000円を計上しております。 最後に、220ページ、款13予備費においては、今後、自然災害をはじめコロナ禍の中で緊急な対応が求められることも想定し、対前年度4,000万円増額の5,000万円を計上したところです。 以上、大変簡単ではございますが、令和3年度一般会計予算の細部説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 引き続きまして、議第19号令和3年度益田市施設貸付事業特別会計予算の細部説明を申し上げます。 この会計は、大井競馬場益田場外発売所として旧益田競馬場施設の一部を貸し付けるとともに、その施設管理等を行う会計でございます。 令和3年度益田市特別会計予算書5ページをお開き願います。 第1条の歳入歳出予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,323万7,000円とし、6ページ及び7ページにおいて、予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を定めております。 歳入につきましては、財産運用収入等を計上いたしております。また、歳出につきましては、施設管理費及び諸費に関わる所要額を措置しております。 なお、歳出予算の各事業内容につきましては、さきに配付しております当初予算説明資料の86ページにおいて概要をお示ししているとおりでございます。 以上、簡単ではございますが、益田市施設貸付事業特別会計予算の細部説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) この際、午後1時まで休憩いたします。              午前11時57分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(中島守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 予算の細部説明を続けます。 議第20号令和3年度益田市介護保険特別会計予算から議第22号令和3年度益田市後期高齢者医療特別会計予算までの3件について説明願います。 石川福祉環境部長。              〔福祉環境部長 石川秀文君 登壇〕 ◎福祉環境部長(石川秀文君) それでは、議第20号令和3年度益田市介護保険特別会計予算につきまして細部説明を申し上げます。 特別会計予算書21ページをお開き願います。 第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ61億5,975万1,000円と定め、予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、22ページから23ページに「第1表歳入歳出予算」として定めております。 第2条歳出予算の流用におきましては、保険給付費の同一款内での流用について定めております。 それでは、歳入から御説明を申し上げますので、28ページをお開きください。 款1介護保険料、項1介護保険料、目1第1号被保険者介護保険料につきましては、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料として11億4,687万5,000円を計上いたしております。 款2分担金及び負担金、項1負担金、目1地域支援事業負担金につきましては、配食サービスや安心見守りネットワーク事業における地域支援事業負担金並びにシルバーハウジング入居者負担金として566万9,000円を計上いたしております。 28ページから33ページにかけまして、款4国庫支出金、款5支払基金交付金、款6県支出金、款8繰入金につきましては、保険給付費並びに地域支援事業費の実績を基に推計いたしました事業に要する費用に対し、介護保険法に基づく負担割合により、国、支払基金、県、市がそれぞれ負担すべき交付金等として算出し、28ページの款4国庫支出金は15億1,205万5,000円を、30ページの款5支払基金交付金は15億7,907万6,000円を、款6県支出金は8億8,871万8,000円を、32ページの款8繰入金は、一般会計並びに介護給付費準備基金からの繰入金として10億2,671万5,000円をそれぞれ計上いたしております。 続きまして、歳出につきまして御説明を申し上げます。 予算書の36ページをお開きください。 36ページから45ページまでは、款1総務費といたしまして、保険者として保険者事務を運営するために必要な経費を計上しており、36ページの項1総務管理費、目1一般管理費におきまして、一般職給与費並びに介護保険システム改修経費等といたしまして6,171万4,000円を計上するなど、款1総務費総額として1億2,385万2,000円を計上いたしております。 次に、46ページから61ページまでは、款2保険給付費といたしまして、令和2年度の保険給付実績を基に保険給付費の推計を行い、款2保険給付費総額として56億5,350万4,000円を計上いたしております。 そのうち、46ページの項1介護サービス等諸費、目1居宅介護サービス等給付費におきまして、要介護認定者に係る居宅介護サービス等給付費負担金として18億1,600万円を計上するなど、項1介護サービス等諸費総額で51億7,900万4,000円を計上いたしております。 50ページの項2介護予防サービス等諸費、目1介護予防サービス等給付費におきまして、要支援認定者に係る介護予防サービス等給付費負担金として1億円を計上するなど、項2介護予防サービス等諸費総額で1億4,600万3,000円を計上いたしております。 次に、62ページから77ページまでは、款3地域支援事業費といたしまして、令和2年度の介護予防・生活支援サービス事業費や包括的支援等事業費などの実績を基に費用の推計を行い、款3地域支援事業費総額として3億8,014万9,000円を計上いたしております。 そのうち、62ページの項1介護予防・生活支援サービス事業費、目1介護予防・生活支援サービス事業費におきましては、要支援認定者等に係る多様なサービスの充実に伴い1億5,385万円を計上するなど、項1介護予防・生活支援サービス事業費総額で1億6,925万円を計上いたしております。 64ページの項2一般介護予防事業費、目1一般介護予防事業費におきまして、フレイルスクリーニングシステムを活用したフレイル予防対策事業費として242万7,000円を計上するなど、項2一般介護予防事業費総額で2,386万7,000円を計上いたしております。 66ページ、項3包括的支援等事業費、目1総合相談事業費におきまして、地域包括支援センターの業務委託費など総合相談事業費として8,736万3,000円を計上し、目1総合相談事業費を1億1,563万1,000円計上いたしております。 70ページ、項3包括的支援等事業費、目6生活支援体制整備事業費におきまして、生活支援体制の充実に伴い生活支援体制整備事業費として2,846万2,000円を計上するなど、項3包括的支援等事業費総額として1億8,523万2,000円を計上いたしております。 以上で令和3年度益田市介護保険特別会計予算の細部説明を終わらせていただきます。 続きまして、議第21号令和3年度益田市国民健康保険事業特別会計予算につきまして細部説明を申し上げます。 予算書91ページをお開き願います。 第1条におきましては、事業勘定の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億590万1,000円、美都診療施設勘定の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,089万2,000円、匹見澄川診療施設勘定の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,853万8,000円、匹見道川診療施設勘定の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,218万3,000円とし、事業勘定及び各診療施設勘定の予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を、92ページから99ページの「第1表歳入歳出予算」として定めております。 第2条一時借入金におきましては、事業勘定の一時借入金の借入れの最高額を2億円と定めております。 第3条歳出予算の流用におきましては、保険給付費及び国民健康保険事業費納付金の同一款内での流用について定めております。 それでは、事業勘定の歳入から御説明を申し上げますので、104ページをお開きください。 104ページから109ページにかけましては、款1国民健康保険税といたしまして、104ページの目1一般被保険者国民健康保険税を計上するなど、款1国民健康保険税総額として8億7,607万2,000円を計上いたしております。 次に、108ページの款4県支出金につきましては、療養給付費や高額療養費等の保険給付に要した費用を県が全額交付する普通交付金を計上するなど、款4県支出金総額として38億8,067万6,000円を計上いたしております。 次に、110ページから111ページにかけまして、款6繰入金として一般会計繰入金など、款6繰入金総額として4億4,144万7,000円を計上いたしております。 続きまして、事業勘定の歳出につきまして御説明を申し上げますので、予算書の114ページをお開きください。 114ページから121ページまでは、款1総務費といたしまして、保険者として保険者事務を運営するために必要な経費を計上しており、114ページの項1総務管理費、目1一般管理費において、一般職給与費並びに事務費等といたしまして7,639万9,000円を計上するなど、款1総務費総額として8,647万円を計上いたしております。 次に、122ページから131ページまでは、款2保険給付費といたしまして、令和2年度の保険給付実績を基に保険給付費の推計を行い、122ページの項1療養諸費、目1一般被保険者療養給付費におきまして、療養給付費として32億4,694万7,000円を計上するなど、款2保険給付費総額として37億5,804万9,000円を計上いたしております。 次に、132ページから137ページまでは、款3国民健康保険事業費納付金といたしまして、132ページの項1医療給付費分、目1一般被保険者医療給付費分事業費納付金として8億2,786万7,000円を計上するなど、款3国民健康保険事業費納付金の総額として11億6,449万2,000円を計上いたしております。 次に、138ページから141ページまでは、款4保健事業費といたしまして、令和2年度の特定健康診査受診実績等を基に特定健康診査等の費用を推計し、138ページの項1特定健康診査等事業費、目1特定健康診査等事業費として6,950万2,000円を計上するなど、款4保健事業費総額として7,963万9,000円を計上いたしております。 次に、142ページ、款5基金積立金につきましては、国民健康保険事業基金への積立金として6,790万2,000円を計上いたしております。 次に、144ページ、款6公債費につきましては、広域化等支援基金償還金として、項1公債費、目1元金に3,200万円を計上するなど、款6公債費総額として3,218万4,000円を計上いたしております。 次に、146ページから149ページまでは、款7諸支出金といたしまして、保険税還付金や美都、匹見澄川及び匹見道川診療施設勘定への繰出金等として、146ページの項1償還金及び還付加算金、目1一般被保険者保険税還付金300万1,000円を計上するなど、款7諸支出金総額として1,616万5,000円を計上いたしております。 以上で事業勘定の説明を終わりまして、引き続き各診療施設勘定について御説明いたします。 美都診療施設、匹見澄川診療施設、匹見道川診療施設の各診療所の運営につきましては、引き続き地域医療の確保を図ることといたしまして、予算書は159ページから195ページまでとなりますが、各診療施設勘定におきまして所要の管理運営経費等をそれぞれ計上いたしております。 以上で令和3年度益田市国民健康保険事業特別会計予算の細部説明を終わります。 続きまして、議第22号令和3年度益田市後期高齢者医療特別会計予算につきまして細部説明を申し上げます。 予算書199ページをお開き願います。 第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億1,564万円とし、予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を、200ページから201ページの「第1表歳入歳出予算」として定めております。 それでは、歳入から御説明をいたしますので、予算書の206ページをお開きください。 款1後期高齢者医療保険料につきましては、島根県後期高齢者医療広域連合が定めました令和3年度の保険料率により、広域連合が示した市が徴収する保険料収入額として5億6,696万8,000円を計上いたしております。 次に、款3繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、保険料軽減に係ります保険基盤安定繰入金、療養給付費の市負担分及び職員給与費等の一般会計からの繰入金として9億4,766万6,000円を計上いたしております。 続きまして、歳出につきまして御説明を申し上げますので、予算書の208ページをお開きください。 208ページから211ページまでは、款1総務費といたしまして、保険事務を行うために必要な経費を計上しており、208ページの項1総務管理費、目1一般管理費において、一般職給与費並びに事務費等といたしまして2,393万6,000円を計上するなど、款1総務費総額として2,515万9,000円を計上いたしております。 次に、212ページ、款2後期高齢者医療広域連合納付金におきましては、保険料収入及び療養給付費の納付金を計上するなど、款2後期高齢者医療広域連合納付金総額として14億8,947万9,000円を計上いたしております。 以上で令和3年度益田市後期高齢者医療特別会計予算の細部説明を終わります。 なお、ただいま御説明申し上げました3つの特別会計の歳出予算の詳細につきましては、お手元に配付しております令和3年度当初予算説明資料の86ページから96ページに記載しております。 以上、簡単ではございますが、3つの特別会計の細部説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) 次に、議第23号令和3年度益田市市有林事業特別会計予算から議第25号令和3年度益田市匹見財産区特別会計予算までの3件について説明願います。 梅津産業経済部長。              〔産業経済部長 梅津明則君 登壇〕 ◎産業経済部長(梅津明則君) それでは、引き続きまして、議第23号から議第25号までの3つの特別会計の細部説明をさせていただきます。 まず、議第23号令和3年度益田市市有林事業特別会計予算について御説明申し上げます。 225ページをお開き願います。 第1条につきましては、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,509万6,000円と定め、款項の区分及び当該区分ごとの金額は、226ページ及び227ページに「第1表歳入歳出予算」として定めております。 歳入歳出予算事項別明細書につきましては、229ページから242ページでございます。 それでは、歳入から御説明申し上げますので、232ページをお開き願います。 款1使用料及び手数料、項1使用料、目1市有林使用料につきましては、電柱類占用料3,000円を計上いたしております。 款2県支出金、項1県補助金、目1合板製材生産性強化対策事業費県補助金につきましては、合板製材生産性強化対策事業費県補助金等のため200万円を計上いたしております。 款3繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、公有林整備事業債償還金等のため1,531万4,000円を計上いたしております。 項2基金繰入金、目1林野事業基金繰入金につきましては、匹見地区の市有林管理業務及び苗圃作業舎、木材乾燥施設解体工事等のため、林野事業基金より777万8,000円を計上いたしております。 款4諸収入、項1雑入、目1雑入につきましては、見込み1,000円を存目計上いたしております。 次に、歳出につきまして御説明申し上げますので、234ページをお開き願います。 款1市有林事業費、項1市有林事業費、目1総務管理費につきましては、市有林の管理業務及び作業道開設、苗圃作業舎等の解体等に係る諸経費のため1,224万9,000円を計上いたしております。 次に、236ページをお開き願います。 款2公債費、項1公債費、目1元金につきましては、市有林事業に伴う公有林整備事業債の償還金に係る元金990万円を計上いたしております。 目2利子につきましては、公有林整備事業債の償還金に係る利子284万7,000円を計上いたしております。 次に、238ページをお開き願います。 款3予備費につきましては、10万円を計上いたしております。 以上で令和3年度益田市市有林事業特別会計予算の細部説明を終わります。 続きまして、議第24号令和3年度益田市造林受託事業特別会計予算の説明を申し上げます。 245ページをお開き願います。 第1条につきましては、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5,714万8,000円と定め、款項の区分及び当該区分ごとの金額は、246ページ及び247ページに「第1表歳入歳出予算」として定めております。 歳入歳出予算事項別明細書につきましては、249ページから259ページでございます。 それでは、歳入から御説明申し上げますので、252ページをお開き願います。 款1水源林整備受託事業収入、項1水源林整備委託金、目1水源林整備委託金につきましては、2,390万2,000円を計上いたしております。 款2公社造林受託事業収入、項1公社造林委託金、目1公社造林委託金につきましては、1,913万円を計上いたしております。 款3財産収入、項1財産運用収入、目1利子及び配当金につきましては、積立金利子の見込み7万9,000円を計上いたしております。 款4繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、一般職給与費等1,107万8,000円を計上いたしております。 項2基金繰入金、目1林野事業基金繰入金につきましては、分収造林地管理委託料等として林野事業基金より195万7,000円を計上いたしております。 款5繰越金につきましては、前年度繰越額の見込み1,000円を存目計上いたしております。 款6諸収入、項1貸付金元利収入、目1水源林整備事業費貸付金元利収入につきましては、水源林整備事業費貸付金返還金として100万円を計上いたしております。 項2雑入、目1雑入につきましては、見込み1,000円を存目計上いたしております。 次に、歳出につきまして御説明を申し上げますので、254ページをお開き願います。 款1水源林整備事業費、項1水源林整備受託事業費、目1総務管理費につきましては、3,774万3,000円を計上いたしております。この内訳としましては、一般職給与費として954万7,000円を計上するほか、管理事業費として水源林整備受託事業に関わります事務費等に係る経費及び国立研究開発法人森林研究・整備機構との分収契約に基づく保育及び作業道開設等に関わる事業費として2,632万円を計上いたしております。また、一般職の退職手当負担金として79万6,000円、林野事業基金積立金として108万円を計上いたしております。 次に、256ページをお開き願います。 款2公社造林事業費、項1公社造林受託事業費、目1総務管理費につきましては、島根県林業公社分収造林事業に係る事務費及び分収造林地の保育に関わる事業費として1,930万5,000円を計上いたしております。 次に、258ページをお開き願います。 款3予備費につきましては、10万円を計上いたしております。 以上で令和3年度益田市造林受託事業特別会計予算の細部説明を終わります。 続きまして、議第25号令和3年度益田市匹見財産区特別会計予算の説明を申し上げます。 267ページをお開き願います。 第1条につきましては、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,095万7,000円と定め、款項の区分及び当該区分ごとの金額は、268ページ及び269ページの「第1表歳入歳出予算」として定めております。 歳入歳出予算事項別明細書につきましては、271ページから279ページでございます。 それでは、歳入から御説明申し上げますので、274ページをお開き願います。 款1県支出金、項1県補助金、目1合板製材生産性強化対策事業費県補助金につきましては、匹見財産区有林整備事業に伴う県補助金458万円を計上いたしております。 款2財産収入、項1財産運用収入、目1財産貸付収入につきましては、ワサビ谷賃貸料4万8,000円を計上いたしております。 目2利子及び配当金につきましては、積立金利子として6万8,000円を計上しております。 項2財産売払収入、目1物品売払収入につきましては、立木売払収入340万円を計上いたしております。 款3水源林整備受託事業収入、項1水源林整備委託金、目1水源林整備委託金につきましては、776万8,000円を計上いたしております。 款4繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、作業道開設委託金として300万円を計上いたしております。 項2基金繰入金、目1匹見財産区基金繰入金につきましては、匹見財産区等管理委託金として209万1,000円を計上いたしております。 款5繰越金につきましては、前年度繰越額の見込み1,000円を存目計上いたしております。 款6諸収入、項1雑入、目1雑入につきましては、見込み1,000円を存目計上いたしております。 次に、歳出につきまして御説明を申し上げますので、276ページをお開き願います。 款1総務費、項1総務管理費、目1財産区管理会経費につきましては、財産区管理会運営経費及びその他諸経費といたしまして22万3,000円を計上いたしております。 目2基金積立金につきましては、匹見財産区基金積立金として6万9,000円を計上いたしております。 次に、278ページをお開き願います。 款2財産造成費、項1造林事業費、目1一般造林事業費につきましては、匹見財産区有林整備事業費として、匹見財産区における搬出間伐、作業道開設費として1,126万2,000円を計上いたしております。 目2水源林整備事業費につきましては、国立研究開発法人森林研究・整備機構との分収契約に基づく保育事業費等として940万3,000円を計上いたしております。 以上で令和3年度益田市匹見財産区特別会計予算の細部説明を終わります。 なお、ただいま説明いたしました3つの特別会計の詳細な事業概要につきましては、お手元に配付しております令和3年度当初予算説明資料の96ページ及び97ページに記載しておりますので、御参照いただければと思います。 以上、簡単ではございますが、3つの特別会計の細部説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) 次に、議第26号令和3年度益田市駐車場事業特別会計予算及び議第27号令和3年度益田市土地区画整理事業特別会計予算の2件について説明願います。 加戸建設部長。              〔建設部長 加戸憲治君 登壇〕 ◎建設部長(加戸憲治君) それでは、議第26号令和3年度益田市駐車場事業特別会計予算の細部説明を申し上げますので、283ページをお開き願います。 第1条歳入歳出予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,044万7,000円とし、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を、284ページから285ページにおいて「第1表歳入歳出予算」として定めております。 それでは、歳入予算の主な内容につきまして御説明申し上げますので、290ページをお開き願います。 款1使用料及び手数料、項1使用料、目1駐車場使用料につきましては、益田駅前ビル駐車場、益田駅前ビル駐輪場、益田駅前錦町駐車場及び益田駅前広場駐車場に係る使用料としまして2,021万2,000円を見込み計上いたしております。 次に、款3繰入金、項1基金繰入金、目1駐車場事業基金繰入金につきましては、1,022万4,000円を見込み計上いたしております。 続きまして、歳出予算の主な内容について御説明申し上げますので、292ページをお開き願います。 款1駐車場管理運営費、項1駐車場管理運営費、目1駐車場管理運営費につきましては、年間の管理運営費に係る経費といたしまして3,044万円を見込み計上いたしております。 以上で令和3年度益田市駐車場事業特別会計予算の細部説明を終わります。 続きまして、議第27号令和3年度益田市土地区画整理事業特別会計予算の細部説明を申し上げますので、299ページをお開き願います。 第1条歳入歳出予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億3,382万6,000円とし、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を、300ページから301ページにおいて「第1表歳入歳出予算」として定めております。 それでは、歳入予算の主な内容につきまして御説明申し上げますので、306ページをお開き願います。 款2財産収入、項2財産売払収入、目1不動産売払収入につきましては、保留地の売払収入としまして6,859万円を見込み計上いたしております。 次に、款3繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金につきましては1,722万2,000円を、項2基金繰入金、目1土地区画整理事業基金繰入金につきましては4,800万円をそれぞれ見込み計上いたしております。 続いて、歳出予算の主な内容について御説明申し上げますので、308ページをお開き願います。 款1土地区画整理事業費、項1総務管理費、目1総務管理費につきましては、職員2名分の一般職給与費、退職手当負担金といたしまして893万9,000円を見込み計上いたしております。 次に、310ページ、項2土地区画整理事業費、目1土地区画整理事業費につきましては、土地区画整理事業に伴う委託料及び公園の施設整備に伴う工事費並びに保留地媒介手数料等事務費としまして9,477万5,000円を見込み計上いたしております。 次に、312ページ、款2基金積立金、項1基金積立金、目1土地区画整理事業基金積立金につきましては、積立金としまして2,181万6,000円を見込み計上いたしております。 次に、314ページ、款3公債費、項1公債費、目1元金としまして750万6,000円、目2利子としまして79万円、それぞれ本年度の所要額を計上いたしたところでございます。 以上で令和3年度益田市土地区画整理事業特別会計予算の細部説明を終わります。 なお、ただいま御説明いたしました2つの特別会計の詳細な事業概要につきましては、お手元に配付いたしております令和3年度当初予算説明資料の97ページに記載しておりますので、参照していただければと思います。 以上、簡単ではございますが、2つの特別会計の細部説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) 次に、議第28号令和3年度益田市下水道事業会計予算及び議第29号令和3年度益田市水道事業会計予算の2件について説明願います。 小倉上下水道部長。              〔上下水道部長 小倉隆三君 登壇〕 ◎上下水道部長(小倉隆三君) それでは、議第28号令和3年度益田市下水道事業会計予算の細部説明を申し上げます。 下水道事業会計予算書の1ページをお開き願います。 第2条では、業務の予定量を定めております。年間処理水量では55万4,315立方メートル、処理区域内人口は6,422人、1日平均処理水量は1,519立方メートルを見込んでおります。 主要な建設改良事業費につきましては、3億4,914万2,000円を予定しております。 第3条の収益的収入及び支出の予定額並びに第4条の資本的収入及び支出の予定額につきましては、予算に関する説明書により説明させていただきますので、4ページをお開き願います。 款1下水道事業収益につきましては、前年度比975万円増の5億3,613万7,000円を計上いたしております。 項1営業収益、目1下水道使用料では1億3,231万8,000円を、目2他会計負担金では、雨水処理に関わる負担金として7,138万8,000円を、目3受託工事収益では、受託工事に関わる工事代金として1,000円を、目4その他営業収益では、指定工事店指定手数料などとして1万8,000円を計上しております。 項2営業外収益、目1受取利息及び配当金では、預金利息として1,000円を、目2他会計補助金では、起債の償還利息などの補助金として1億5,551万1,000円を、目3消費税及び地方消費税還付金では1,266万6,000円を、目4長期前受金戻入では1億6,415万5,000円を、目5雑収益では7万8,000円をそれぞれ計上しております。 項3特別利益、目1過年度損益修正益では、過年度分の収益として1,000円を存目計上しております。 続きまして、5ページ、収益的支出について御説明いたします。 款1下水道事業費用につきましては、前年度比34万1,000円増の5億2,143万9,000円を計上いたしております。 項1営業費用、目1管渠費では、管渠の維持管理に要する費用で680万6,000円を、目2ポンプ場費では、ポンプ場の維持管理に要する費用として、委託料、ポンプ場の修繕費などで2,488万4,000円を、目3処理場費では、処理場維持管理委託料、動力費などで7,058万5,000円を、目4受託工事費では1,000円を、目5業務費では、料金の収納などに要する費用として2,067万円を、目6総係費では、下水道台帳システムに係る委託料ほか事業全般に関する費用として1,768万2,000円を、目7減価償却費では、償却資産の減価償却に要する費用として3億1,482万1,000円を、目8資産減耗費では、資産の除却などの費用として60万円を計上しております。 項2営業外費用、目1支払利息及び企業債取扱諸費では、企業債償還に要する利息として6,438万7,000円を、目2消費税及び地方消費税では、納付消費税として1,000円を計上しております。 項3特別損失、目1過年度損益修正損では、50万2,000円を計上しております。 項4予備費として、50万円を計上しております。 続きまして、資本的収入及び支出について御説明いたしますので、予算書の6ページをお開きください。 款1資本的収入では、前年度比1億2,539万7,000円増の5億6万円を計上いたしております。 項1企業債では、2億7,410万円を計上しております。 項2国庫支出金では、社会資本整備総合交付金など1億1,980万円を計上しております。 項3県支出金では、農山漁村地域整備交付金として290万円を計上しております。 項4分担金及び負担金では、下水道事業受益者負担金として890万7,000円を計上しております。 項5他会計出資金では、事業に伴う起債の元金償還財源として、一般会計からの繰入金9,435万3,000円を計上しております。 次に、7ページ、資本的支出について御説明いたします。 款1資本的支出では、前年度比1億770万1,000円増の6億5,132万6,000円を計上いたしております。 項1建設改良費、目1公共下水道建設改良費では、公共下水道の未普及対策事業等を実施することとして3億3,679万2,000円を、目2農業集落排水建設改良費では、市道大垰線改良に伴う汚水管移設費ほか1,235万円を計上しております。 目3営業設備費では、機械器具等購入費として13万5,000円を計上しております。 項2企業債償還金では、元金償還金として3億204万9,000円を計上しております。 その結果、支出額に対する不足額1億5,126万6,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填いたそうとするものでございます。 予算書の2ページに戻っていただきまして、第5条では、債務負担行為に係るもので、JR辻の宮踏切下に新設する下水道工事に係る委託料について、事項、期間及び限度額を定めております。 第6条では、令和3年度事業に伴う起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めております。 第7条では、一時借入金の限度額を定めております。 第8条では、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる項目を定めております。 第9条では、議会の議決を経なければ流用できない項目及びその額を定めております。 第10条では、他会計からの補助金として、一般会計から補助を受ける金額を1億5,551万1,000円と定めております。 以上、令和3年度益田市下水道事業会計予算の細部説明とさせていただきます。 続きまして、議第29号令和3年度益田市水道事業会計予算の細部説明を申し上げます。 水道事業会計予算書の1ページをお開き願います。 第2条では、業務の予定量を定めております。給水件数では2万1,200件、年間総給水量では498万4,708立方メートル、1日平均給水量は1万3,657立方メートルを見込んでおります。 主要な建設改良事業費につきましては、4億3,677万1,000円を予定しております。 第3条の収益的収入及び支出の予定額並びに第4条の資本的収入及び支出の予定額につきましては、予算に関する説明書により説明させていただきますので、4ページをお開きください。 款1水道事業収益につきましては、前年度比6,552万9,000円増の11億4,157万9,000円を計上いたしております。 項1営業収益、目1給水収益では、料金改定による増収分を見込み9億6,421万6,000円を、目2受託工事収益では、受託工事に関わる工事代金として3,148万円を、目3その他営業収益では、手数料及び他会計負担金などを合わせて1,762万7,000円を計上しております。 項2営業外収益、目1受取利息及び配当金では、預金利息等として30万1,000円を、目2他会計補助金では、起債の償還利息などの補助金として1,820万円を、目4長期前受金戻入では1億937万5,000円を、目5雑収益では37万8,000円をそれぞれ計上しております。 項3特別利益、目1過年度損益修正益では、過年度分の収益として1,000円を存目計上しております。 続きまして、5ページ、収益的支出について御説明いたします。 款1水道事業費用につきましては、前年度比561万5,000円増の10億9,680万7,000円を計上いたしております。 項1営業費用、目1原水及び浄水費では、水質検査などの委託料、配水施設の修繕費、動力費、薬品費などで2億1,127万2,000円を、目2配水費では、配水管の漏水調査委託料、配水管の修繕費などで7,133万8,000円を、目3給水費では、給水装置の修繕費及び量水器の取替え委託料などで1億1,233万3,000円を、目4受託工事費では、三隅・益田道路整備事業に伴う配水管移設工事等により3,148万円を、目5業務費では、検針委託料、金融機関収納取扱委託料、事務機器等の使用料など料金の収納に要する費用として6,564万9,000円を、目6総係費では、会計システムの使用料及び更新委託料ほか事業全般に関する費用として6,421万4,000円を、目7減価償却費では、償却資産の減価償却に要する費用として4億4,596万5,000円を、目8資産減耗費では、資産の除却などの費用として1,470万5,000円を計上しております。 項2営業外費用、目1支払利息及び企業債取扱諸費では、企業債償還に要する利息として5,524万9,000円を、目2消費税では、納付消費税及び地方消費税として2,296万8,000円を計上しております。 項3特別損失、目1過年度損益修正損では、過年度還付金として63万1,000円を計上しております。 項4予備費として、100万円を計上しております。 続きまして、資本的収入及び支出について御説明いたしますので、予算書の6ページをお開きください。 款1資本的収入では、前年度比7,268万8,000円増の3億4,155万2,000円を計上いたしております。 項1企業債では、1億7,140万円を計上しております。 項2国庫支出金では、1,860万円を計上しております。 項3工事負担金では、移設補償金及び加入者分担金として4,073万5,000円を計上しております。 項4他会計負担金では、消火栓設置負担金など300万円を計上しております。 項5他会計出資金では、事業に伴う起債の元金償還財源として、一般会計からの繰入金1億781万5,000円を計上しております。 項6基金運用収入として、運用利息積立金1,000円を計上しております。 項7固定資産売却代金として、1,000円を存目計上しております。 次に、7ページ、資本的支出について御説明いたします。 款1資本的支出では、前年度比5,606万1,000円増の8億147万円を計上いたしております。 項1建設改良費、目1配水施設改良費では、耐震化・更新事業として益田水源地浄水池実施設計業務委託、市道上津田南線配水管改良工事、飯浦配水池築造工事等を、また、そのほか支障移転工事などを実施することとして4億3,677万1,000円を、目2営業設備費では、新規量水器及び機械器具購入費として735万7,000円を計上しております。 項2企業債償還金では、元金償還金として3億5,666万4,000円を計上しております。 項3基金積立金では、庁舎建設基金積立金として1,000円を計上しております。 項4国庫補助金返還金では、国庫補助金に係る消費税分相当額返還金として67万7,000円を計上しております。 その結果、支出額に対する不足額4億5,991万8,000円につきましては、消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補填いたそうとするものでございます。 予算書の2ページに戻っていただきまして、第5条では、債務負担行為に係るもので、JR辻の宮踏切下の配水管改良工事に係る委託料について、事項、期間及び限度額を定めております。 第6条では、令和3年度事業に伴う起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めております。 第7条では、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる項目を定めております。 第8条では、議会の議決を経なければ流用できない項目及びその額を定めております。 第9条では、他会計からの補助金として、一般会計から補助を受ける金額を3,560万2,000円と定めております。 第10条では、たな卸資産の購入限度額を1,669万9,000円と定めております。 第11条では、益田地区広域市町村圏事務組合より無償譲受けいたします重要な資産の取得について定めております。 以上、令和3年度益田市水道事業会計予算の細部説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) 以上で各会計予算の細部説明は終了いたしました。 予算説明に対する質疑につきましては、会期日程に従い3月9日に予定しております。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第30 議第30号 益田市立石谷老人福祉センターの指定管理者の指定について △日程第31 議第31号 益田市立匹見高齢者コミュニティセンターの指定管理者の指定について △日程第32 議第32号 益田市国民健康保険診療施設美都診療所の指定管理者の指定について △日程第33 議第33号 益田市立匹見生活改善センターの指定管理者の指定について △日程第34 議第34号 益田市立開発地営農研修センターの指定管理者の指定について △日程第35 議第35号 益田市立小野集会所の指定管理者の指定について △日程第36 議第36号 益田市立柿原集会所の指定管理者の指定について △日程第37 議第37号 益田市立西長沢集会所の指定管理者の指定について △日程第38 議第38号 益田市立ホタルの里農業センターの指定管理者の指定について △日程第39 議第39号 益田市立朝日団地集会所の指定管理者の指定について △日程第40 議第40号 益田市立東仙道集会所の指定管理者の指定について △日程第41 議第41号 益田市立都茂上集会所の指定管理者の指定について △日程第42 議第42号 益田市立美都ミニ福祉センターの指定管理者の指定について △日程第43 議第43号 益田市立野入東自治会館の指定管理者の指定について △日程第44 議第44号 益田市立野入西自治会館の指定管理者の指定について △日程第45 議第45号 益田市立落合自治会館の指定管理者の指定について △日程第46 議第46号 益田市立広瀬自治会館の指定管理者の指定について △日程第47 議第47号 益田市立内石自治会館の指定管理者の指定について △日程第48 議第48号 益田市立植地集会所の指定管理者の指定について △日程第49 議第49号 益田市立荒木地区山村活性化センターの指定管理者の指定について △日程第50 議第50号 益田市立七村集会所の指定管理者の指定について △日程第51 議第51号 益田市立三葛地区農林漁家婦人活動促進施設の指定管理者の指定について △日程第52 議第52号 益田市立持三郎集会所の指定管理者の指定について △日程第53 議第53号 益田市立長尾原集会所の指定管理者の指定について △日程第54 議第54号 益田市立土井の原集会所の指定管理者の指定について △日程第55 議第55号 益田市立下道川上集会所の指定管理者の指定について △日程第56 議第56号 益田市立日の里集会所の指定管理者の指定について △日程第57 議第57号 益田市立森林総合利用施設裏匹見峡森林公園の指定管理者の指定について △日程第58 議第58号 土田海岸公益施設の指定管理者の指定について ○議長(中島守君) 日程第30、議第30号益田市立石谷老人福祉センターの指定管理者の指定についてから日程第58、議第58号土田海岸公益施設の指定管理者の指定についてまで、議案29件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 山本市長。              〔市長 山本浩章君 登壇〕 ◎市長(山本浩章君) ただいま議題となりました議第30号から議第58号までの指定管理者の指定29件について、一括して提案理由の御説明を申し上げます。 まず、議第30号益田市立石谷老人福祉センターの指定管理者の指定につきましては内谷連合自治会を、議第31号益田市立匹見高齢者コミュニティセンターの指定管理者の指定につきましては紙祖連合自治会をそれぞれ指定しようとするものであり、指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までとするものでございます。 次に、議第32号益田市国民健康保険診療施設美都診療所の指定管理者の指定につきましては、公益社団法人益田市医師会を指定しようとするものであり、指定の期間は令和3年4月1日から令和9年3月31日までとするものでございます。 次に、議第33号益田市立匹見生活改善センターの指定管理者の指定につきましては、島根県農業協同組合西いわみ地区本部を指定しようとするものであり、指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までとするものでございます。 次に、議第34号益田市立開発地営農研修センターの指定管理者の指定につきましては、同じく島根県農業協同組合西いわみ地区本部を指定しようとするものであり、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までとするものでございます。 次に、議第35号益田市立小野集会所の指定管理者の指定につきましては小野自治会を、議第36号益田市立柿原集会所の指定管理者の指定につきましては柿原自治会を、議第37号益田市立西長沢集会所の指定管理者の指定につきましては西長沢自治会を、議第38号益田市立ホタルの里農業センターの指定管理者の指定につきましてはほたる会館振興会を、議第39号益田市立朝日団地集会所の指定管理者の指定につきましては朝日団地自治会を、議第40号益田市立東仙道集会所の指定管理者の指定につきましては仙道自治会を、議第41号益田市立都茂上集会所の指定管理者の指定につきましては都茂上自治会を、議第42号益田市立美都ミニ福祉センターの指定管理者の指定につきましては都茂郷自治会を、議第43号益田市立野入東自治会館の指定管理者の指定につきましては野入東自治会を、議第44号益田市立野入西自治会館の指定管理者の指定につきましては野入西自治会を、議第45号益田市立落合自治会館の指定管理者の指定につきましては落合連合自治会を、議第46号益田市立広瀬自治会館の指定管理者の指定につきましては広瀬連合自治会を、議第47号益田市立内石自治会館の指定管理者の指定につきましては内石連合自治会を、議第48号益田市立植地集会所の指定管理者の指定につきましては植地自治会を、議第49号益田市立荒木地区山村活性化センターの指定管理者の指定につきましては荒木自治会を、議第50号益田市立七村集会所の指定管理者の指定につきましては七村自治会を、議第51号益田市立三葛地区農林漁家婦人活動促進施設の指定管理者の指定につきましては三葛自治会を、議第52号益田市立持三郎集会所の指定管理者の指定につきましては持三郎自治会を、議第53号益田市立長尾原集会所の指定管理者の指定につきましては長尾原自治会を、議第54号益田市立土井の原集会所の指定管理者の指定につきましては土井の原自治会を、議第55号益田市立下道川上集会所の指定管理者の指定につきましては下道川上自治会を、議第56号益田市立日の里集会所の指定管理者の指定につきましては日の里自治会をそれぞれ指定しようとするものであり、指定の期間は、議第35号から議第56号までのいずれも令和3年4月1日から令和6年3月31日までとするものでございます。 次に、議第57号益田市立森林総合利用施設裏匹見峡森林公園の指定管理者の指定につきましては、特定非営利活動法人G.I.F.T in natureを新たに指定しようとするものであり、指定の期間は令和3年4月1日から令和7年3月31日までとするものでございます。 次に、議第58号土田海岸公益施設の指定管理者の指定につきましては、土田美浜会を指定しようとするものであり、指定の期間は令和3年4月1日から令和5年3月31日までとするものでございます。 以上、29議案について一括して御説明申し上げました。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) これより質疑に入ります。 質疑は議第30号から議第58号まで一括して行います。 質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第30号、議第31号、議第32号、議第42号につきましては、福祉環境委員会に付託をいたします。 議第33号、議第34号、議第35号、議第36号、議第37号、議第38号、議第49号、議第51号、議第57号、議第58号については、経済建設委員会に付託をいたします。 議第39号、議第40号、議第41号、議第43号、議第44号、議第45号、議第46号、議第47号、議第48号、議第50号、議第52号、議第53号、議第54号、議第55号、議第56号については、総務文教委員会に付託をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第59 議第59号 訴えの提起について △日程第60 議第60号 訴えの提起について
    ○議長(中島守君) 日程第59、議第59号訴えの提起について及び日程第60、議第60号訴えの提起についての議案2件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 山本市長。              〔市長 山本浩章君 登壇〕 ◎市長(山本浩章君) ただいま議題となりました議第59号及び議第60号の訴えの提起について、一括して提案理由の御説明を申し上げます。 この2件につきましては、国民健康保険税等の徴収のために差押えをした債権の取立てについて、その支払いに応じないそれぞれの第三債務者である消費者金融業者2者に対し取立訴訟を提起するものでございます。 以上、2議案について一括して御説明申し上げました。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) これより質疑に入ります。 質疑は一括で行います。 質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第59号及び議第60号については、総務文教委員会に付託をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第61 議第61号 益田市辺地総合整備計画の策定等について ○議長(中島守君) 日程第61、議第61号益田市辺地総合整備計画の策定等についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 山本市長。              〔市長 山本浩章君 登壇〕 ◎市長(山本浩章君) ただいま議題となりました議第61号益田市辺地総合整備計画の策定等について、提案理由の御説明を申し上げます。 本案につきましては、辺地における公共的施設の総合整備を目的として令和2年4月に策定した益田市辺地総合整備計画につきまして、道川辺地整備計画の新規策定及び澄川・石谷辺地整備計画の変更を行うものでございます。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中島守君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島守君) これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第61号については、総務文教委員会に付託をいたします。 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(中島守君) 本日はこれにて散会いたします。 大変御苦労さまでございました。              午後2時13分 散会...