浜田市議会 > 2020-12-02 >
12月02日-03号

  • 自殺(/)
ツイート シェア
  1. 浜田市議会 2020-12-02
    12月02日-03号


    取得元: 浜田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年12月定例会議          令和2年12月浜田市議会定例会議会議録(第3号)1. 日  時  令和2年12月2日(水)午前9時59分開議2. 場  所  浜田市役所議場        ────────────────────────── 出席議員(23名) 1番  三  浦  大  紀           2番  沖  田  真  治 3番  西  川  真  午           4番  村  武  ま ゆ み 5番  川  上  幾  雄           6番  柳  楽  真 智 子 7番  串  崎  利  行           9番  野  藤     薫10番  上  野     茂          11番  飛  野  弘  二12番  笹  田     卓          13番  布  施  賢  司14番  岡  本  正  友          15番  芦  谷  英  夫16番  永  見  利  久          17番  佐 々 木  豊  治18番  道  下  文  男          19番  田  畑  敬  二20番  西  田  清  久          21番  澁  谷  幹  雄22番  川  神  裕  司          23番  西  村     健24番  牛  尾     昭        ────────────────────────── 欠席議員(1名) 8番  小  川  稔  宏        ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長      久保田 章 市          副市長     砂 川   明教育長     石 本 一 夫          金城自治区長  吉 永 靖 司旭自治区長   塚 田 民 也          弥栄自治区長  熊 谷 富 雄三隅自治区長  中 島 良 二          総務部長    坂 田   歩地域政策部長  岡 田 泰 宏          健康福祉部長教育部参事                                 猪木迫 幸 子市民生活部長  斗 光 秀 基          産業経済部長  湯 淺   淳都市建設部長  鎌 田 祐 二          教育部長    河 上 孝 博消防長     琴 野 正 義          上下水道部長  宇 津   光金城支所長   篠 原   修          旭支所長    佐々尾 昌 智弥栄支所長   外 浦 和 夫          三隅支所長   田 城 幸 人市長公室長   西 川 正 文          地域政策部副部長まちづくり推進課長                                 邉   寿 雄        ────────────────────────── 事務局職員出席者事務局長    古 森 義 明          次長      下 間 麻利江主事      小 寺 一 平        ────────────────────────── 議事日程(第3号)第1 個人一般質問発言順序発 言 議 員質   問   事   項19番 野 藤   薫1. アフターコロナを見据えた浜田市の課題について 2. 汚水処理人口普及率について26番 柳 楽 真智子1. 公民館のコミュニティセンター化について  (1) 住民周知について  (2) 地域の取組について  (3) 職員配置と処遇について  (4) 運営費について 2. 子どもを守る体制整備について  (1) 児童虐待について  (2) いじめ防止の取組について  (3) 放課後児童クラブについて315番 芦 谷 英 夫1. 市の元気づくりに向けた新たな施策について 2. 高度情報化の推進など新たな学校教育の推進について 3. 新型コロナウイルスの支援施策について 4. 雇用を守りつくる施策の推進について41番 三 浦 大 紀1. 公共空間の有効活用について  (1) 基本的な考え方について  (2) 市街地整備の方針と事業実施状況について53番 西 川 真 午1. 公園整備について  (1) 浜田市の公園の整備計画と進捗について  (2) 今後の浜田市に必要な公園整備について 2. 歴史文化保存展示施設について  (1) 整備計画等策定支援業務委託について  (2) 複合施設としてのあり方について62番 沖 田 真 治1. 通学路の安全対策について
     (1) 通学路等緊急安全対策事業について  (2) 浜田市通学路交通安全プログラムについて 2. 新しい学習指導要領について  (1) 周知について74番 村 武 まゆみ1. 浜田市協働のまちづくりについて  (1) (仮称)まちづくりセンターについて 2. 高校魅力化コンソーシアムについて 3. スポーツ支援について  (1) 陸上選手の三浦龍司選手の応援について  (2) フットサルチーム「ポルセイド浜田」について        ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第3号)のとおり        ──────────────────────────            会       議            午前9時59分 開議 ○議長(川神裕司) おはようございます。 ただいま出席議員は23名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第1、個人一般質問であります。 発言の順序はあらかじめ定められておりますので、順次発言を許可します。 なお、コロナウイルス感染予防のため、質問終了後の退席時には除菌シートでマイク等を拭いていただきますよう、皆さんにはお願いをいたします。9番野藤薫議員。            〔9番 野藤 薫議員 質問席〕 ◆9番(野藤薫) おはようございます。9番議席、会派未来の野藤薫です。 今議会は、2点の課題で4項目を質問したいと思っております。よろしくお願いいたします。 アフターコロナを見据えた浜田市の課題ということでお話をしますけども、全国的に、新型コロナ感染の第3波に突入したと言われております。昨日も松江市で1名の感染が判明し、県内で148名の感染者となっております。今後、どのように推移するかというのは、非常に気になるとこでありますけども、そんな中、11月26日にお隣の江津市において、ウイズコロナ時代地域生き残り策は何かという課題で、藻谷浩介氏の講演会がございました。島根県、特に石見部のほうですけども、全国的に見ても患者数が少ないということでお話がありまして、人口が少ないということの裏返しですけど、密でない。それから、自然が豊かでストレスがない。そういうことで、結果的に免疫力が強いのではないかということで分析をしておられましたけども、このことはコロナで働き方や生活スタイルが変化をこれからするんだと、そういうところに都市部からの移住・定住の要望というか、そういうニーズが発生するという、相対的にはお話でありました。より、石見部でも魅力的な浜田市になるように、関連する事項を本日質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、1項目めの公立幼稚園の統合(案)についてであります。 11月に突如というか、寝耳に水という方もおられますけども、公立幼稚園が令和5年度から3園を1園に統合すると、そして教育環境の充実を図ると説明がありました。ここ数年の園児数の推移を見ると致し方ないとは思いますけども、現在の長浜幼稚園を統合園として、市全域からの通園、このようになると、さらなる幼稚園の魅力化が必要だと思います。ご所見をお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部参事。 ◎教育部参事(猪木迫幸子) 統合幼稚園においては、統合前の幼稚園それぞれの特色や伝統を踏まえた取組を継続したいと考えております。また、新たに幼児教育センターを併設し、施設への個別訪問を主体として、幼児教育に関する様々な情報提供や小学校との接続の支援を行う予定としております。加えて、特別な配慮を必要とする幼児のための教育の研究と実践に重点を置いて充実を図り、浜田市の幼児教育における教育力向上機関としての役割を担うことを考えております。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) 思い起こすに、平成18年に教育基本法が60年ぶりに改正をされたわけですけども、その11条に幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものである云々と書いてあるわけですけども、答弁で幼稚園それぞれの特色や伝統と言われましたけども、具体的にどのようなイメージを考えればよいのですか、お伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部参事。 ◎教育部参事(猪木迫幸子) 園児の生きる力の基礎を育む教育を実践するため、自然の恵みを感じる体験を得ることを目的として、各園においては園児の主体性を育む自然体験活動推進事業などを行っております。また、それぞれの地域に応じて関係する方々と関わりを持ち、魅力ある特色や伝統的な行事などを実施しております。統合園では、可能な限り、各園のよさを取り込んだ活動が取り組まれるよう、今後も協議を続けていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) 今、可能な限りと言われましたけど、幼稚園というのは結構地域との関わりが強いので、なかなか全部のそういった特色あるものを入れるというのは難しいかもしれませんけども、その点はできるだけ取り込んで、一番いい形にしていただければと思いますけども、再質問として、幼児教育センターと言われましたけども、浜田市の幼児教育向上機関という位置づけでありました。昨日も答弁があったんですが、民間幼稚園やこども園などとも連携をされるのか、再度お伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部参事。 ◎教育部参事(猪木迫幸子) 幼児教育センターは、公立幼稚園がその機能を担う予定でおります。議員のおっしゃいますとおり、民間幼稚園、保育所、認定こども園など、市内全ての幼児教育施設への個別訪問を主体として、幼児教育に関する情報提供や研修、研究成果の普及などを行っていく予定です。浜田市の全ての子どもに対する幼児教育施設の教育力向上を目指し、各施設と一緒に取り組んでいく方針でございます。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) ある程度の、公立幼稚園の園児数があってのことだと思います。浜田市全体も、子どもたちの教育力、幼児教育が進展するように、ぜひともお力添えというか、頑張っていただきたいと思っております。昨日、市長がさらなる充実を図ると答弁をされたと思いますけども、充実があってこそのさらなるという意味だと私は理解をしておりますので、そこのところをよろしくお願いしたいと思っております。 それでは、2項目めの質問に入りたいと思います。 サン・ビレッジ浜田スケート場についてであります。個名を挙げてお聞きするというのは、私も気にはなったのですけども、お願いしたいと思います。 今年度は新型コロナ感染症拡大の影響で、文化スポーツ施設の運営、また目標達成が非常に厳しい状況になっております。公共施設再配置実施計画で方針は出ておるわけですけども、その後の状況をお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) サン・ビレッジ浜田アイススケート場につきましては、11月16日の議会全員協議会の中の浜田市第1期公共施設再配置実施計画で報告しましたとおり、これまで令和2年度及び令和3年度の利用実績を踏まえて方針を決定する予定でしたけれども、新型コロナウイルスの影響によりまして、この検証期間を延長するかどうかを含め、現在、検討しているところでございます。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) サン・ビレッジに関しては、この2年間、機器のトラブルもあり、開館日数が変動しております。利用実績については、コロナの影響もあるので比較、検証できないのではないかなと考えておりますけども、その点、勘案をされるのでしょうか。検証期間は延長すべきと私は思っておりますけども、機器のメンテナンスもされない状況で可能か、お伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 利用実績につきましては、コロナの影響でなかなか来られないということがありますので、確かに適正な判断をするということでは、そのままの数字では使えないと思っております。具体的にどういった形で検討するかも含めて、今、調整をしているというとこでございます。 また、機械が故障した場合という質問がございましたけども、これもあくまで仮定の話ではございますけれども、いつ壊れるか分からないという状況は確かにありますけれども、現状の中でやりくりしていこうと思っております。この辺も含めて、具体的なところについては、少し検討させていただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) 機器のメンテナンスというのが一番私も気になっております。1号機、2号機とありますけども、片一方、一つはメンテナンスをして一つがしていないということで、飛行機でいえば片肺運転になる可能性がありますので、すぐすぐ代替えのものを持ってくるということもできませんので、そこが一番気になるとこですが、もうシーズンに入っておりますので、仕方がないといえば仕方がないんですけども、思っております。 スケート場に関しては、山陰中央新報さんの記事が、実はオープン前後に2回出ております。オープン前の前日は、命運をかけ明日オープンと大きく出ておりまして、皆さんの関心も高いのかなと思っております。 この21日のオープン前の新聞では、記事の中で、冷凍機の更新に約2億円が必要とありました。昨年の12月定例会議に教育部長の答弁では、総事業費を約2億円と説明をされましたけども、照明のLED化とかその他様々、もろもろ含んで2億円と説明をされたと記憶しております。記事には、冷凍機の更新が2億円かかると書いてありまして、これを読まれたら市民の方は、あ、冷凍機で2億円かかるんだと、私は勘違いされるんではないかと思いました。平成30年の3月定例会の一般質問で石本教育長は、もろもろの経費を考えて更新費用が1億3,000万円近い経費がかかるんだろうと、今のところは計算をしているところでございますと議事録にありました。 ほかにない魅力的な施設だから、なるべく存続してほしいという声があるのはご存じだと思っております。厳しい財政を考えて、私はなるべく安くできないかという形で、様々な補助金とか提案をしておりますが、昨年の答弁でLED照明も入れると、一昨年の教育長答弁よりも7,000万円近く増えて2億円近くになっておって、さらに新聞記事は冷凍機だけでとなっておりますが、この辺、整合性がないなと思っておりますけども、ご所見をお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) ただいま議員からお話がありましたように、昨年の12月定例会議におきまして、私のほうからご質問に対する答弁ということで、議員おっしゃったように総事業費が2億円と、LEDその他を含めてという答弁をさせていただいております。 今回、報道におきましては、確かに冷凍機ということで2億円という表現をされております。これ、実際には、先ほど言いました総事業費が2億円には間違いございません。約1億6,000万円ぐらいの機器と3,500万円のLEDの更新費用、機械の撤去費用の500万円、これ全て概算ではありますけども、これを合わせて2億円、これは変わっておりません。私どもから報道への情報提供において、適切な情報提供ができなかったかなという点には反省をしておりますし、報道機関をはじめ、記事を見られた方が誤解をされたのかなという点については、申し訳なく思っております。この件に限らず、報道なり、外へ出す資料については、整合性も含め、適切にするようにということで、担当課のほうへも指示をしております。議員さんのほうへは、不要なといいますか、ご心配をかけまして大変申し訳ありませんでした。 今、金額のほうは訂正をさせていただきましたけども、この更新に当たりましては、今まで申し上げていますように、環境省の補助金がどうなるかということも含めて、今、検討させていただいております。昨年までありました、今年度ですか、3分の2という非常に有利な補助金ですけども、国もコロナの関係でどうなるかということもありますので、情報収集だけはしっかりしておきたいと思っております。今後、こういったことがないように対応したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) そこのところを、新聞報道に関してはきちっとお願いをしたいと思っております。 昨日、町内の会議があって、子ども会で、今年はコロナなのでみんなで集まってクリスマス会というのもなかなかできないということで、スケート場で、広いので、クリスマス会の代わりをしようと思うという話がありまして、それはぜひともと言ったんですけども、その原因というか、新聞に出ていて、子どもたちも楽しめるしということで、ぜひともそれを今年はやりたいということの相談がありました。その周りにアクアスもあるしということで話をして、実施されるそうですけども、そういった形で今、週末にはスケート場、かなり親子でにぎわっておりますので、その辺の実情もちゃんと見ていただければと思っております。 それでは、次の項目に参りたいと思います。 特定地域づくり事業についてであります。このことは、同僚議員も、昨日も質問をされておりますけども、同じような質問になるかもしれませんが、ひとつご答弁のほどよろしくお願いいたします。 人口急減地域に対し、地方移住促進のために、新たに成立をした法律であります。この法律に基づいた事業協同組合が海士町に続いて浜田市で設立をされました。国や県、市の財政的な支援もあり、効果が期待をされております。この事業について、ご所見をお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 本市におきまして11月8日、特定地域づくり事業を行う協同組合Biz.Coop.はまだが海士町、鳥取県日野町に続き、全国3番目に設立をされました。 この協同組合は、雇用した音楽大学の卒業生などを組合員である放課後児童クラブ事業者等へ派遣をし、音楽スキルを子どもたちの情操教育に生かしてもらう取組を行われます。組合の派遣職員の募集では、50人もの多くの方が関心を示されまして、コロナの中ではありましたが、25人が実際に本市に来られ、事業説明を受けられております。現在、組合では、来年4月の派遣開始に向けて派遣職員の選考作業が終了し、登記に向けた法的手続中と伺っております。 この事業は、本市の最大の課題である人口減少対策、特に若者の移住・定住につながる取組でありまして、大変期待しておるところであります。移住された若者が、音楽スキルを生かしながら生き生きと暮らし、そのことにより地域の住民や団体等との新たなつながりや活動が生まれますよう、支援してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) 特定地域づくり事業協同組合制度ということで、新たにできたわけですけども、国の政策の中で、地域との関わりと定着性という評価の中で、この特定地域づくり事業協同組合が一番大きいんですね、定着とか定住にかけての。その一つ前が、地方創生移住支援事業とか、その前が地域おこし協力隊とかって書いてあるんですけども、この事業がいかに期待をされているかということの表れではないかと思っております。 再質問ですけども、浜田市で設立された事業協同組合は、今言われたように、教育と文化の関連です。海士町の事例は、多分、分社化されてつくられたんだと思うんですけども、どうも、農業と昨日も言われましたけども、1次産業への事業展開が考えられるなと思いました。ただ、定款の変更とか様々なハードルがありますので、別な事業体がこの特定地域づくり事業、協同組合を使ってできないかなとはご質問するわけですけども、ただ県知事の認定とか総務省もいろいろありますので、ハードルがありますので、なかなか民間でそこまでというのは難しいかもしれませんけども、運営費の市町村助成分2分の1、交付税で実質8分の1になるんですけども、民間にしても有利ではないかと思っております。 民間主導で、行政は直接ということを言われましたけども、働きかけというのは可能ではないかと思っておりますので、そこのところ、ご所見をお伺いをしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) まず最初に、Biz.Coop.はまださんと本市とは、設立当時からいろいろと意見を交換してまいりまして、将来的な職種の拡大についても実は相談をしております。そうした中で、今回、50名もの皆さん方が関心を寄せられて、その方に子どもたちの情操教育以外に関われる職種はないだろうかという調査をしてみたいということを申しましたら、快諾をしていただきまして、まずそのニーズを調べていこうと思っております。場合によって、その中で第1次産業とかその他の業種の可能性が見えてくれば、これはBiz.Coop.さんともまた改めて相談をしてみたいと思っております。 別の事業体というお話ですけど、この事業体は当然、市や国の補助はあるんですが、組合として半額以上の経費を稼がなければいけないというのが大前提でありまして、そのためには核となる事業所であったり、それから複数の賛同者が得られるということが大前提でありまして、第1次産業に従事をしたいという若者がどれだけいて、それが切れ目なく複数の事業体に派遣できるかどうかというのが一番大きな課題になってくるんだろうと思っております。働きかけは、そういう関心を持っておられる方がおられたら相談にいつでも乗りたいと思いますし、支援もしてまいりたいと思いますが、まずはこのBiz.Coop.さんの取組が軌道に乗っていくということが一番重要だろうと思っておりまして、そこを支援をしてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) 特定地域づくり事業協同組合、これが成功しないと次がないという話でしたけども、事業主体の代表の方が、期待をしておるという思いを込めて一生懸命、実は説明をされましたので、私も、ぜひともその二番手というか、全国的にもまだこの件は注目されていますけども、成功するように祈っておるというか、こちらも支援をしていかにゃいけんなと思っておりますけども、県知事が認定となっておりますので、ただその水面下では、浜田市との協議も事前に相当あったんだろうなと思っております。浜田市が裏方というか、そういうことでいろいろ骨を折られるというか、次の手をまた考えておいていただきたいなという意味で今、質問をさせていただきましたけども、ぜひともコロナの逆風ではありますけども、浜田市にとってはそれを逆手にとってというか、そういう形でぜひともこういう事業が成功すればと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 それでは、最後の項目、汚水処理人口の普及率についてであります。 市街地の下水道の整備計画が進んでおります。令和元年度の浜田市の汚水処理人口、普及率は48.1%で、県下であります。普及率を上げるために、独自の施策が必要だと思いますけども、ご所見をお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 浜田市の汚水処理人口普及率につきましては、議員ご指摘のとおり、令和元年度末で48.1%であります。これは、県内8市の中で、残念ながら下から3番目というところでございます。そのため、現在、普及率向上に向けた取組が必要であると、このように考えております。 普及率向上のためには、今年度より事業着手いたしております市街地下水道整備事業を進めていくことに加えまして、下水道整備区域以外の地区におきましては、合併浄化槽の普及を進めていくことが有効と、このように考えております。 事業の内容につきましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(宇津光) 先ほど市長がお答えしましたとおり、汚水処理人口普及率の向上に向けて、市街地下水道整備事業と合併浄化槽の普及に取り組んでおります。 まず、市街地下水道整備につきましては、市役所、駅前周辺の優先整備区域において今年度より事業着手し、令和8年度供用開始を目指して取り組んでまいります。また、合併浄化槽につきましては、今年度より単独浄化槽からの転換に係る配管工事費や集合住宅への合併浄化槽設置を補助対象とするなどの制度拡充を行い、普及を進めております。 なお、浄化槽には、し尿のみを処理する単独浄化槽とし尿と台所や風呂などの水も併せて処理する合併浄化槽がありますが、現在、単独浄化槽の新設はできなくなっております。また、汚水処理人口普及率には、単独浄化槽の世帯は含まれておりませんので、普及率の向上に向けては、くみ取り式の便所の世帯への合併処理浄化槽の普及と併せて、単独浄化槽の合併浄化槽への転換も推進しているところです。市街地の下水道整備と合併浄化槽の推進により、汚水処理人口普及率の向上に努めてまいります。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) そうなんですよね。今、最後に言われましたけども、単独処理浄化槽は、普及率に入っていないんです。そう思われている、それを知らない市民とかっていうのは、多分、相当おられるんではないかと、うちは浄化槽があるからいいやみたいな感じだと私は思っております。 そこのところの啓発もきちんとしていかなければいけないのかなと思っておりますけども、再質問ということで、令和元年度の普及率は、先ほど県下8市の下から3番目で、これは県の令和元年度の汚水処理人口普及率の市町村別のところに出ておりますけども、一番下が46.2%ですから、1.8%ぐらいですか、1.9%ですか、そんなに変わらないというか、一番下と2番目と3番目、あまり変わらないような数字であります。 国も災害や環境問題とか財政面から、合併浄化槽での普及率向上にシフトをしているという記事がありました。今年、制度拡充で限度額30万円の上乗せがなされております。早期に普及率向上を目指すのであれば、さらなる市単独の上乗せが必要ではないかと思っております。その辺のご所見をお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(宇津光) 議員ご指摘のとおり、8市の中で下から3番目といいますと、中間どころかなという感じではございますけども、率でいいますと、県下の最低のレベルであります。また、汚水処理人口普及率の上昇に向けては、下水道の市街地整備が令和8年度供用開始の予定でございますので、それまでは下水道処理による普及率の向上は見込めませんので、合併浄化槽の整備というものが大変有効といいますか、それによる普及率の向上しか手段がないといったところでございます。 そういうこともありまして、今年度から合併浄化槽の設置への補助を拡充しております。幸い、昨年10月の消費税増税にもかかわらず、今年度のこの補助の利用実績は、昨年度を上回る実績で推移しております。この制度拡充の効果の検証と併せて、他市の事例なども今、参考にして、効果的な補助拡充について、まだ検討とまでは言えませんが、研究をしていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) 限度額30万円という国の補助、国からの財源だと思います。市単独といったわけですけども、そういう市単独でやっていてその効果を上げているという事例もありますので、ご存じだと思いますけども、そういう事例も研究をされて、ぜひとも、公共下水道が令和8年供用開始というと、そこまではなかなか普及率が上がらないということですので、何とか知恵を絞ってやっていただきたいと思っております。 事前通告はしていなかったんですけども、平成26年度の国の通達で10年概成という考えがこの下水道に関しては示されております。この考え方と浜田市の今の現状、汚水処理計画との方向性というか、達成というか、その辺のことについて、簡単でいいですから、お答えいただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(宇津光) 議員ご指摘のとおり、国のほうでは10年概成といいまして、ほぼ今後10年間、令和8年度ぐらいまでということになるんですけれども、下水道の整備はもう終えて、後は既にできた施設の維持管理を充実させていこうということで、方針をシフトしておられます。それに合わせまして、今回予定しているところは頑張って整備を進めていきたいと思いますけれども、それ以外の地区につきましては、先ほど申し上げました合併浄化槽を推進していくといった、大きな計画の転換も迫られてくるのではないかと思っているところです。 なお、汚水処理人口普及率の上昇につきましては、市街地の整備が進めば、今より10ポイントぐらい上がって58%ぐらいになるのではないかということ、またそういった目標を設定して、普及率の向上等も頑張っていきたいと思っているところです。 ○議長(川神裕司) 野藤議員。 ◆9番(野藤薫) 公共下水道は、期間がかかりますのでなかなか難しいということで、国のほうも合併浄化槽への転換というか、そういうものを打ち出しているのかなと思っております。 聞くところによると、公共下水道の計画区域の縮小とか、また合併浄化槽に対する補助金の補助率を上げるとかということも聞いておりますけども、その辺で先ほども限度額30万円を、市単独をまたさらに上乗せしてということを申し上げました。魅力あるというのは、このインフラ自体も魅力がありますので、ぜひともその辺のことも考えながら計画づくりをしていただきたいと思っておりますし、市長にもその辺のことをお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。以上で私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) 6番柳楽真智子議員。            〔6番 柳楽真智子議員 質問席〕 ◆6番(柳楽真智子) 公明クラブの柳楽真智子でございます。よろしくお願いいたします。 まず、大項目の1点目は、公民館のコミュニティセンター化についてであります。この12月定例会議に、浜田市まちづくりセンター条例が提案されております。新たなまちづくりに大きく寄与することを期待する一方で、不安も感じていることから質問をさせていただきます。 (1)住民周知について伺います。 小項目の1点目に、現在、具体的なコミュニティセンター化の内容は、どこまで、誰にということですが、伝わっているのか伺います。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 公民館のコミュニティセンター化につきましては、昨年11月に立ち上げました浜田市協働のまちづくり推進に関する条例検討委員会及び公民館のコミュニティセンター化検討部会におきまして、約1年にわたり熱心にご検討いただきました。また、各自治区の地域協議会におきましても、多くの時間をかけてご議論をしていただきました。こうした検討結果を踏まえ、今定例会議に浜田市まちづくりセンター条例を提案をさせていただいたところでございます。これまで公民館のコミュニティセンター化の検討にご協力いただきました皆様方に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げたいと思います。浜田市まちづくりセンター条例が可決された後には、説明会等を開催し、市民の皆さんへの周知に、これまで以上に努めてまいりたいと、このように考えております。 これまでの周知の状況につきましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) まちづくりセンターの制度につきましては、検討部会からの報告書の内容を尊重し、10月に市の方針を固めております。現在、その内容は市議会にご説明をし、併せて公民館のコミュニティセンター化を検討していただきました浜田市協働のまちづくり推進に関する条例検討委員会と公民館のコミュニティセンター化検討部会、各自治区の地域協議会、教育委員会に説明をいたしました。また、公民館職員に対しましては、拡大館長会議や各自治区連絡会において説明をいたしております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、再質問させていただきます。 執行部の皆さんとしては、はっきり決まっていない内容をお伝えするということは、難しい面もあるかなとも思いますけれども、名称をまちづくりセンターとされていますように、まちづくりの拠点となる施設であり機関ですので、せめてその地域のまちづくり組織や自治会の役員の方々には、検討途中であっても方針を示されるべきではなかったのかなと考えておりますが、ご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 地区まちづくり推進委員会に対しましては、検討部会の中に各自治区から1名、委員に出席をしていただいておりまして、その委員からそれぞれの地域協議会、まちづくり委員会のほうへ、報告もなされていたんではないかと思っております。それから、各自治区のまちづくりの連絡会議がありますので、これには本庁なり支所のほうから説明会を設けて、説明させていただきました。 ただ、自治会ということになりますと、三隅の地区では自治会向けの説明会も開催させていただいたんですが、これを全市的にということは取組ができておりませんでした。改めて、今後丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) できるだけまちづくりですとか、自治会に深く関わっていただく方たちには、より理解をしていただいて進めていくのが、進めやすいのかなと感じておりますので、お願いをいたします。 それでは、小項目の2点目、先般示されたスケジュールでは、1月から住民周知を始めるとのことでありました。どのような単位で説明会を行うのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 住民周知につきましては、浜田市協働のまちづくり推進条例とともに、全市を対象としたオンライン説明会と各自治区を単位とした説明会を計画をしております。また、ケーブルテレビや広報はまだ、公民館だよりでの周知に加えまして、チラシの全戸配布、また個別の説明会にも応じていきたいと考えております。さらに、公民館を使用している団体や関係団体等に対しましては、公民館単位での説明会も検討したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、再質問です。 先ほどの答弁の中に、オンライン説明会をされるということでありましたけれども、これの具体的な内容について伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) この説明会は、多くの皆さんに集まってもらってということを考えておりましたが、コロナの関係がありまして、こういう方法を取らせていただいております。本庁と各自治区の支所等をテレビ会議で結びまして、市長が説明をさせていただきたいと考えております。 内容としましては、協働のまちづくり推進条例のことと、それとまちづくりセンターに関することを予定をしております。協働のまちづくり推進条例に関しましては、分かりやすい簡易な説明資料も用意をしたいと思っておりますし、それからまちづくりセンターについては、特に変わることと変わらないことというところを分かりやすく整理をして、説明する必要があるんではないかと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 各自治区ごとにというお話だったんですけれども、その後の答弁で出てきた、各自治区を単位とした説明会というのとは、また別のものとして考えていらっしゃるということでしょうか。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) この協働まちづくり推進条例というのは、大変重要なことでもあります。まちづくりセンター条例もそうでありますが、まず市長から説明したいということが1点ありまして、もう一つは、これは自治区制度の変わる仕組みづくりということで言ってまいりましたんで、各自治区で区長さん方からその説明もしていただくと、そういう二つの機会を設けさせていただくということでありまして、さらに細かい単位では、説明も行っていく必要があると思っていますので、これは計画的にやっていきたいということであります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、続いて再質問ですが、金城自治区の雲城地区では、センター化の検討委員会を立ち上げて、話合いを重ねられていると伺っておりますが、このような動きは全市的に取り組むことが有効ではないかなと思っておりますけれども、ご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 雲城地区のように、まちづくりに関して地域の皆さんが関心を持たれて、もう既に主体的な活動が始まっているというのは、大変すばらしいことではないかと思います。雲城地区以外にも、検討委員会を立ち上げるとまではいかないまでも、既に公民館とか地区まちづくり推進委員会などを中心にして、協議も始まっているというところもございます。こうした取組は、例えば今、公民館でも連絡会議を持っておりますけども、そうしたところを活用するなどして周知に努めるということは、大変重要なことではないかと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) すみません。少し質問がおかしなふうになったかなと思うんですけれども、続けて再質問ですが、公民館単位で説明を検討しておられるということですが、各自治区で区長さんの説明もということでしたので、それも必要があるのかもしれませんけれども、それをされるよりも、どうせ公民館でされるんであれば、それをされたほうがいいのではないかなと思うんですけれども、そのあたりについてご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 先ほど市長、それから区長から直接説明をさせていただきたいという、こちら側の思いも伝えさせていただきました。これが公民館単位で全てできるといいんですけども、なかなかそういうわけにはいきませんので、公民館単位については、担当者からの説明ということになろうかと思っております。あくまで、条例なり設置条例も含めてですけども、大切なことなので、トップから説明をさせていただきたいというのがあって、公民館単位で行うより前に、そのような説明会も開催をしていこうという考えであります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 分かりましたが、公民館単位での検討をされているということでしたので、ぜひこれはやっていただきたいなと思っておりますので、お願いをいたします。 それでは、中項目の2点目、地域の取組についてであります。 小項目1点目、コミュニティセンターはまちづくり組織の中の一部という位置づけと考えてよろしいのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) まちづくりセンターは、協働のまちづくりの活動拠点として、まちづくり組織の活動が円滑に進むように、その事務局を担うなどの役割が期待をされております。したがいまして、目指すべき方向性としては、まちづくり組織の中の一部という位置づけになろうかと思います。 しかしながら、複数のまちづくり組織が設立している公民館もありますし、まちづくり組織がまだ未設立の地域もありますので、そうした様々な問題を抱える公民館がございますので、状況の違いなども考えまして、その位置づけに幅を持たせて、柔軟な形でスタートしたいと考えておるところであります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) まちづくり組織の中の一部という位置づけということでしたので、それであるなら、なおさらまちづくり組織に理解をしていただいて進めないと、結局、センター長や主事の皆さんに役割が大きくかかってしまうんではないかなということを、私は心配をしております。そういった懸念はないのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) まちづくりセンターが地域のまちづくりの拠点という方針は間違いございませんけども、そうだからといって、館長とか主事がまちづくりの全ての責任を担うリーダーのようなことで考えられますと、非常に負担もかかってくると思います。当然、まちづくりセンター以外のまちづくり推進委員会ということもありますし、そうでない、いろんな各種の団体、地域活動に関わりたいという団体もおられますので、そういうのをコーディネートしていく役割などもあろうかと思っています。 したがって、既にまちづくり推進委員会の事務局を持っておられるところもありますし、持っていないところも実はあるわけですけども、それは、現在の地域の実情に応じて柔軟なスタートからしようと考えておりまして、賛否いろいろあると思いますが、そうした中で、職員なんかも増えていく中で、これから少しずつ理想に近づいていくということで、なるべく今の現在の職員さん、あるいは新しいまちづくりセンターの職員さんが大きな、過度な負担とならないような説明は、していく必要はあろうかとは思っております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、小項目の2点目、コミュニティセンター化は住民主体のまちづくりを目指すものだと認識しておりますが、来年4月から始めるために、地域住民からは今後どのように取り組めばよいか、戸惑いや不安の声を聞いております。今後、地域の皆さんはどのように取組を進めればよいのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 既に、地区まちづくり推進委員会が設立している地区におきましては、まちづくりセンターを活動拠点として、引き続き、地域の特色あるまちづくり活動を展開していただければと思います。ただし、地区によっては、活動の行き詰まりや進め方に不安を抱えている場合もあると思いますので、センター職員や新たに配置をするまちづくりコーディネーターがしっかりとサポートして、活動の充実や発展につなげたいと考えております。また、地区まちづくり推進委員会が設立されていない地区の住民の皆さんにおかれましては、協働のまちづくり推進条例の理念や目的をご理解いただき、まちづくりに関心を持つ人の輪を広げていただきたいと考えております。 市としましても、条例の理念の浸透を図るとともに、まちづくりセンターにおける人づくりの取組を通してまちづくりに関わる人材の育成を図り、地区まちづくり推進委員会の設立や活動を支援してまいります。
    ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、再質問ですが、まちづくりセンターとまちづくり組織やそのほかの地域の団体との連携を進めるために、フロー図で示すと分かりやすいのではないかと思いますが、現在、そのようなことを考えられているのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 地域によってまちづくりセンターと、それからまちづくり推進委員会の関係性と、今、ばらばらなんですけど、将来的にこういうのが理想の形ではないかというフロー図などについては、今、ご提案いただきましたので考えてみたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) ぜひ、皆さんが取り組みやすい形でやっていただくことを、期待をしたいと思います。 それでは、中項目の3点目、職員配置と処遇について伺ってまいります。 小項目の1番目、コミュニティセンター職員は、センター長1名と主事2名とされています。これまでの公民館職員としての役割だけでも大変なご苦労があったと思いますが、センター化されればもっと負担が大きくなると思っております。そのような状況の中で人員確保ができるのか、不安に感じておりますが、見通しが立っているのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) センター長と主事の採用につきましては、まずは現在の館長と主事に対して継続の意向を確認いたしまして、その意向を尊重したいと思います。特に、センター長につきましては、地域の意向も確認をした上で選任をしたいと考えておりますので、早めに手続を進めてまいります。また、主事につきましては、現在も原則公募で人材を行っておりますので、早めに必要な人員を確認をしまして、人員確保に取り組んでまいります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 再質問ですが、公民館職員のお話を伺う中で、コミュニティセンター化に伴って退職をされるというお話を何名からか伺っております。また、これまで以上に職務が増加することが推測されるため、人員確保がかなり厳しくなるのではないかと心配していますけれども、どうお考えか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 多くの地区では、センター長は地元から選出したいという思いをお持ちではないかと思います。人材確保が確かに難しいというお声も届いているところであります。 現館長の意向については、先ほど申し上げましたように、これからヒアリングなどの調査を年内に行いまして、最終確認をさせていただいて、年明けについては地域との調整に入れるようにしたいと、そのように考えているところであります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、小項目の2点目、センター長や主事は会計年度任用職員の扱いとなるようですけれども、業務が増えるのにその報酬で職務に見合っているのか、またまちづくりコーディネーターの報酬はどうなるのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) まちづくりセンターへの移行に伴いまして、公民館によっては業務の増加が見込まれますので、主事の増員や館長の勤務時間の拡充によって職員体制の充実を図る。それから、必要に応じて職務の整理を行いたいと考えております。また、まちづくりコーディネーターにつきましては、まちづくりセンターに対して助言などを行う、そういう役割を担いますので、職責に応じた報酬を設定したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) まちづくりコーディネーターについては、報酬は、今の時点でははっきりとは決まっていないということなのかなと思うんですけれども、これからすぐに募集をかけていかれると思うんですけれども、大体のところはもう決めておられるということなんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) まちづくりセンターの条例が可決をされましたら、すぐに人選、募集に入りたいと思っておりまして、内々には、内部的には報酬額についての一定の整理をさせていただいております。報酬は、これは予算を伴うものでもありますので、議会の承認が必要ということもあります。コーディネーターを募集するということになりますと、それより早めにある程度の金額も示して、ただしこれは予定している価格ということで募集をするということも含めまして、内々にはその説明を行っておりますので、それを提示をしたいと、募集の際には、そのように考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 続いて、再質問ですが、益田市の豊川地区ではコミュニティ・スクールの取組を進めるために、学校と地域のつなぎ役として、都会地から社会教育コーディネーターを呼ばれて契約をされ、先進的な取組が行われております。今後、まちづくりコーディネーターの募集を行われるに当たって、大学等で地域政策や社会教育を学んでこられた学生を対象にするということは考えておられないのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) まちづくりコーディネーターの人材としては、大学等で研究を行っている方なども対象としたいと思っております。 公募の方法や採用基準について、改めて検討いたしますけども、そうした方々も含めまして、人材確保に努めてまいりたいと思います。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) ぜひ、浜田市には県立大学もありますので、そういった学生さんに浜田市に残っていただくためにも、そういった声かけをしっかりと行っていただきたいと思います。 それでは、小項目の3点目、部会報告の中でも、市職員退職者の任用などを含む人材確保に努めることとありました。地域の中でも、行政経験者の配置を望む声はあちこちで伺っております。この点についてご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 市の職員退職者の任用につきましては、手続としては可能です。退職予定者、あるいは近年の退職者に話を聞くなどして、行政経験者の活用も視野に入れた人材確保を目指したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 地域の皆さんは、職員を経験された皆さんに大きな期待を持っておられますので、なかなか報酬の面とかで難しい点もあるかもしれませんけれど、ぜひともここは進めていただきたいと思います。 それでは、中項目の4点目、運営費について伺います。 コミュニティセンターの運営費は、これまでの公民館運営費と同程度なのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) コミュニティセンターの管理、運営やセンター事業の実施に必要な活動費につきましては、現行の公民館運営費における人件費や活動費を増額する予定としております。拡充の方針で臨みたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 始められるに当たって、なかなかどの程度の運営費が必要なのかということも難しいのかもしれませんけれども、実情に合わせてしっかりと対応を行っていただきたいと思います。 再質問ですが、このセンター化によって収益事業を行えるのかどうか、伺います。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 収益事業は可能であります。ただ、まちづくりセンターは、当面は直営で行いますので、その際には、まちづくり推進委員会が母体になるなどの少し仕組みは必要だろうと思っておりますけども、コミュニティセンターを活用していただいて、収益事業を行って地域がずっと持続していけるような、そんな活動が広がっていくことを期待しております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 分かりました。 既にまちづくり活動が進んでいる地域とそうでない地域があって、進め方も様々な対応が求められると思いますけれども、いずれにしても地域住民が主体でありますけれども、軌道に乗るまではしっかりと支えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、大項目の2点目、子どもを守る体制整備について伺います。 (1)児童虐待についてであります。 児童虐待件数は年々増加しております。いじめと同様に、認知度が高まったことも影響しているかもしれませんが、逆に考えると、まだ表に出ていない虐待があることも推測されます。浜田市での児童虐待の現状について伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 令和元年度の浜田市における児童虐待認定件数は62件であり、浜田児童相談所管内の市町村のうち最も多く、増加傾向です。増加要因としましては、警察からの通告や、学校または保育所からの通告及び相談が増加し、それに伴う児童相談所への連絡が徹底されたことによるものと思われます。虐待種別では、身体的虐待が最も多く、次いで心理的虐待となっており、子どもの前で家族に暴力を振るう面前DVも含まれています。また、主な虐待者は実母が最も多い状況でした。 市民の虐待通告意識が高まり、対応件数も増加しておりますが、議員のおっしゃるとおり、まだ表に出ていない虐待があることも推測されております。市としては、市内の全保育所、認定こども園、幼稚園への虐待予防巡回訪問や乳児家庭全戸訪問、また個別の養育支援訪問を実施し、虐待の恐れがある、気になるご家庭の早期発見や状況把握に努め、子育てに不安を抱える家庭に支援を行っています。今後も、子どもの安全を第一に市民への啓発を行い、関係機関との連携を強化してまいります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 浜田市における児童虐待認定件数が62件で、管内で最も多いということを言われておりました。大変心配するところでありますが、主な虐待者は実の母親が多いということでありました。虐待を自分自身が行っているとか、また行いそうで心配だ、そういったご本人からの相談とか支援の状況について伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 相談窓口は、子育て支援課、または浜田児童相談所となります。保護者の悩みや子育ての様子を聞きながら、相談を受け、保護者の悩みに寄り添いながら、必要であれば関係機関へつなげることとなっております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) そういった相談機関であったり、またそのほかには近隣の方々が少しの声かけをしてあげるとか、見守る中で様子がおかしいなということで気がついてあげて、また支援をしてあげるという取組も大事だと思いますので、そういったところもまた考えていただければいいなと思います。 それでは、小項目の2点目、児童虐待防止の取組を行う民間組織がありますが、そのような組織との連携や支援はどのようにされているのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 浜田市と連携して児童虐待訪止の取組を行う民間組織に、はまだCAPがあります。取組内容としましては、はまだCAPが主催する体罰禁止をテーマとした子育て講座に、今年度初めて子育て支援課の保健師がアドバイザーとして参加しました。また、児童虐待防止講演会については、広報はまだ等での周知を行い、子育て講座に係る補助金を交付して支援しています。 今後も、児童虐待防止の取組を行う関係機関や団体等への支援を継続し、子どもの命を守るために連携してまいります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 再質問です。 先日、体罰によらないしつけってと題した講演が行われ、子育て支援課長も参加をしておられました。とても分かりやすいお話で、ぜひ多くの市民の皆様に聞いていただきたいと思いました。特に、子育て世代の方々には、このような講演会の機会が必要だと感じておりますが、現状と今後について伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 市主催の児童虐待防止講演会は、浜田市要保護児童対策地域協議会において行われ、市のホームページや協議会の委員となる関係機関等を中心に、周知、PRを行っております。先日のはまだCAPの講演会などについては、市を通じて、市内の保育所等の幼児教育施設を経由して、保護者へご案内しております。支援者側の参加が多い現状でございますが、今後は関係機関及び子育て世代の保護者へ情報が行き渡るように、周知に力を入れてまいります。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 子育てをされている真っただ中の皆さんに、ぜひ聞いておいていただきたいお話でしたので、そういった取組を進めていただきたいと思います。また、はまだCAPさん、いろんなところに声かけをして、お話をさせていただきたいという呼びかけをされているんですが、なかなか受け入れていただく側も難しい状況があるということでしたので、担当課のほうもしっかりと協力をしていただいて、そういったことが進められるようにお願いをしたいと思います。子育てで悩む保護者はたくさんおられて、いらいらして、その反動が子どもに向けられるということもあると思います。そうならないための相談体制の整備や周囲の人の見守りが重要だと考えておりますので、きめ細かな支援体制の構築を行っていただきたいと思います。 それでは、中項目の2点目、いじめ防止の取組についてであります。 いじめ防止標語のステッカーを全小・中学校に配布されてから6年以上が経過し、新鮮味も少し薄れてきたのではないかなと心配をしております。また、今年8月には、心の教育に取り組んでこられた大阪の大空小学校の元校長、木村先生の講演会が予定されており、大変に私も楽しみにしておりましたが、コロナの関係で延期となってしまいました。多様性を認める社会が望まれておりますが、現在のいじめの現状について伺います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 市内小・中学校でのいじめの現状につきましては、今年度の1学期は小学校で126人、中学校で35人がいじめがあったということで、各学校からの報告を受けております。令和元年度の1学期と比べますと、小学校では15人の減少、中学校では8人の減少となっております。 いじめ防止標語のステッカーにつきましては、全小・中学校に配布しておりまして、児童・生徒の目につく場所に掲示しております。それに加えて、各学校の人権集会で取り上げたり、入学式の祝辞で触れたりするなど、この標語を活用しております。また、今年度中止となりました大空小学校の元校長先生の講演会につきましては、来年度、令和3年度の実施に向けて調整しておる状況でございます。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 令和元年度と比べて減少をしているということでありましたが、先ほどの児童虐待と同じように、表に出てきていないものもあるんだと思うんです。ですので、減っていてよかったということでもないのかなとは感じております。 再質問ですが、いじめ防止対策の取組は、各学校ごとで状況が違うと思いますが、よい事例があれば伺いたいと思います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 各学校では、いじめを把握するということを目的として、アンケートを実施したり、教育相談などの実施をしております。 いい事例はないかということですけども、具体的に、どこどこの学校でというのはなかなかないんですけれども、基本的には、子どもが先生との信頼関係をしっかり築いて、何かあったら報告をできる、そういった体制については、引き続き、取組をしたいと思っておりますし、子どもたちへの啓発、子ども同士でのいろんな情報も含めて、そういったことを継続していければと思っております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 続いて再質問ですが、児童・生徒が主体となっていじめ防止活動、これは辰沼キッズレスキューというのを立ち上げて、活動への参加も脱退も自由としておられるところがあります。これには、多数の児童がいじめ反対の姿勢を表明し活動することでいじめがやりにくくなることや、多数の児童がいじめ反対なので傍観者にならなくて済むなどの効果があったとのことでした。いじめを見て、いけないことだと分かっていても、注意したり先生に告げ口したら今度は自分がやられるのではないか、そういった心配をするということは多いと思います。そういった恐怖心から見て見ぬふりをするということは、よくあることだと思っております。 しかし、このような、辰沼キッズレスキューのような事例があれば、複数の人が協力したら、勇気を出すことができるということにつながっていくと思います。とても参考になる事例だと思っておりますが、ご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 子どもたち自ら動くという事例のご紹介をいただきました。 先ほど議員からも、表に出ないいじめがあるのではないというご意見がありました。確かに、私たちのほうへ上がる報告というのは、先生が把握をしたということで報告があります。議員がおっしゃるように、子どもたち同士でまずお互いにこういうことはやめようということ、あるいは表に出なかったものを早めに報告するということも考えられます。なかなか浜田ですぐにこれが取り組めるかということについては、しっかり検証もしなければいけないと思いますけども、一番最初の段階でいじめを防ぐという、子どもたち同士の段階でこういう取組ができるのは非常にすばらしいことだと思いますので、またこれは学校のほうへも情報提供しながら、可能なところから取組をさせていただければと思っております。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 子どもたちがこういった取組の中で、いけないということをはっきりと意思を表明できるということはすごく大事なことで、これは社会に出てからも通ずることなんだろうなと思いますので、ぜひとも参考にしていただいて、少しでもこういった取組が進められるようにお願いしたいと思います。いじめによって不登校になってしまったら、その子どもの学ぶ機会とか、学校での生活で体験できるはずだったことが奪われてしまいます。全ての児童・生徒が安心して学校生活を送れるように、これからもいじめ防止対策の強化に努めていただきたいと思います。 それでは、中項目の3点目、放課後児童クラブについて伺います。 現在、直営と民営、委託、児童クラブがありますが、児童クラブ内で問題が発生した場合には、どのように対応をしておられるのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 放課後児童クラブ内で子ども同士の問題などが発生した場合は、直営、委託のクラブを問わず、まずは学校と情報を共有し、ふだんの学校での様子を伺うほか、子どもへの指導方法の助言をいただくなど、学校と一緒になって問題の解決に向けて取り組んでおります。また、状況に応じて、保健師など市の専門職とも連携して対応をしております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 再質問です。 児童クラブ、学校、教育委員会、子育て支援課、また地域との連携体制は機能しているのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 連携体制は、直営と委託とで特に違いはありません。日頃から気になることがあれば、児童クラブと学校とで情報交換を行っております。また、何か児童クラブ内において問題があれば、子育て支援課へも報告をいただき、必要に応じて教育委員会とも情報を共有しております。さらに、今年度から一部の児童クラブにおいて、主任児童委員との定期的な情報交換も行っております。今後も、児童の安全・安心を第一に考え、様々な機関と連携を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 直営と民営で、そういった差はないというお話でありました。利用される子どもさんや保護者との関わりに差が生じてはいけないと考えております。また、保護者の方も、子どもが帰ってきて何かこういうことがあって嫌だったんだという話をされても、なかなか言いにくい面もあると思うんですね、その後のことを考えると。ですので、そういったことをきちんと気軽にしっかりと相談できる、そういった体制をつくっていただくことが必要かなと思いますが、ご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 先ほどから連携体制を言っておりますけども、今後もそういう連携体制、相談しやすい体制をつくっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) それでは、小項目の2点目、雲城小学校から児童クラブまでの距離が長く、この近辺では度々熊の目撃情報も発生しており、保護者も心配をされております。歩道で子ども同士がじゃれ合ったりしている姿を見ますと、私も車で近くを通るときには、飛び出してくるんではないかという勢いでじゃれ合ったりしていることがありますので、心配することがあります。できれば、学校の近くで場所を確保することが望ましいと考えますが、今後の安全確保対策について伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 議員ご指摘のとおり、雲城小学校から雲城地区児童クラブまでは約1キロメートル離れており、安全面での様々な課題があると思っております。 この対策としましては、雲城地区児童クラブでは、入学時の4月は毎日、その後は毎週水曜日に職員が児童を学校まで迎えに行き、安全の確保を図っております。この他にも、地域の皆様にご協力をいただき、青色防犯パトロールやながら見守りなどの実施などにより、児童の安全の確保に努めております。 雲城地区児童クラブの移転につきましては、今後、関係者の皆様のご意見を伺いながら、児童の安全・安心を第一に考え、雲城小学校の近くで実施できるよう、前向きに検討していきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 熊も、ずっと出ているというお知らせが防災行政無線でも流れている状況ですので、早急に、学校周辺に移転できるように検討していただくことをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開を11時30分といたします。            午前11時18分 休憩            午前11時29分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。15番芦谷英夫議員。            〔15番 芦谷英夫議員 質問席〕 ◆15番(芦谷英夫) 15番、超党はまだの芦谷でございます。 今、新型コロナの関係があって少し見えにくいんですが、本年は国勢調査がありました。大変関心がありますけども、大幅に人口が減少しており、浜田市でも令和2年の国勢調査、5万5,000人を大幅に下回るのではないかと、そんな心配をしております。今、鳴り物入りの地方創生も、全国の自治体を拝見をしますと、地方の若者の就業者数、訪日外国人の数、農林水産物などの輸出、これは増加しているそうであります。しかし、これを取ってみても、浜田市でも到底及んでいません。市の状況は、平成27年度と令和元年を比べてみますと、若者の就業者数に連動する人口は、平成27年が5万6,877人であったものが5万2,738人へと、8%減少しております。観光客も183万人から150万人へと33万人、18%も減少しております。水産業の水揚げ高も47億9,100万円から42億9,500万円と、約10%も減少しております。これらを拝見をしますと、新型コロナにあって見えませんけども、浜田市の状況は大変厳しいということがうかがえます。こういった状況から、もう後がない、そういった危機感を持つ必要があると思っています。 1点目に、市の元気づくりに向けた新たな施策の推進についてであります。 これまで再三質問してきました。このたび、特定地域づくり事業協同組合の設立など、新たに取組が行われますが、さらに業を起こし雇用をつくる、いわゆるDMO、地域が連携をして観光振興を推進する母体づくり、先進地で取り組んでいる地域商社事業、石見神楽で地域を活性化する母体づくり、こういったことが求められておりますが、そのお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 観光振興の母体づくりにつきましては、現在、石見9市町の自治体と観光協会、商工会議所、商工会、民間団体で構成される石見観光振興協議会が活動されています。DMOの設立や石見神楽振興の母体づくりにつきましては、石見圏域共通の課題であり、本市の観光振興に資する取組として認識しておりますので、石見観光振興協議会と一緒になって検討してまいります。 地域商社事業につきましては、平成19年にはまだ産業振興機構を設立し、地元産品の販路拡大を目的に、商工間体と連携し、事業者支援を行ってまいりました。近年、民間事業者においても、地元商品の販路営業、商品開発を行うなど、地域商社の活動が始まっております。観光振興や石見神楽振興、地域商社も、今後の持続可能な地域づくりに向けて、応援する支援組織が必要と考えておりますので、浜田市としましても関係機関と連携し、取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) さらに加えて、ほかの統計で拝見をしますと、従業者の数が平成21年3万1,216人が28年には2万5,674人へと18%、商業統計調査による商品販売額は平成19年1,304億7,000万円が28年度1,242億8,000万円と5%も減少しておりまして、これを拝見しますと、経済活動の面でも大変厳しいと指摘ができます。 そこで、冒頭言いましたように、業を起こし仕事と雇用をつくり、消費を増やし、その消費を域内で循環させる、人、消費を市外、県外から取り込むことが何よりも重要であります。答弁でありました観光振興のための組織づくり、石見神楽を振興する新たな組織づくり、地域産品の販路を拡大する地域商社事業の立ち上げなど、どれも重要でありますが、ここは市長に伺いますが、具体的な検討組織の立ち上げ、事を成し遂げる決意、検討のスケジュールについてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) まず、観光振興についてでございます。 地域振興を図る上で、観光に力を入れるというのは大変重要なことであります。そういう意味では、組織体制、これも大変重要だと思っております。 観光振興という観点では、近年、DMOというのが大変脚光を浴びているところでございます。現在、山陰インバウンド機構という、このDMO組織が、島根県・鳥取県両県で設立された組織がございますけれども、この山陰インバウンド機構のほうからも、島根県西部、石見地域をカバーするDMOをつくるべきではないかと、そんなご提案をいただいているところでございます。 ただ、DMOになった場合のメリットあるいは課題ということを整理いたしますと、観光庁に登録されるわけでありますけども、DMOに登録されれば、事業申請に基づいて、地方創生推進交付金などの補助金が支給される可能性があるというメリットはございます。しかしながら、一般的にDMOというのは、民間から人も受け入れたり、採用したりもしておりますんで、これまで県西部、石見部におきましては、平成12年、今から20年前でありますけども、石見観光振興協議会というのを立ち上げて、9市町が一緒になって観光振興をやろうということで、今、私が会長をやっておりますけども、こういった行政が人も出しお金も出す、支援する組織があります。これに代わってDMOをつくるということになりますと、外から人を採用もしなくちゃいけない。その人件費を確保しなくちゃいけない。こういった、人とお金の問題も出てまいります。したがいまして、この石見地域、既に石見観光振興協議会という組織がある中で、新たに別途DMOをつくるべきなのかどうかと。これにつきましては、十分検討しなくちゃいけないと同時に、9市町のほかの自治体ともしっかりと相談していかないといけないかなと思っているところでございます。 それから、地域商社でございます。 これも四、五年ぐらい前から、地域商社ということが随分言われておりまして、地産品の販路拡大を支援するための地域商社、私は大変重要な組織であると思っております。実は、平成19年にはまだ産業振興機構というのが立ち上がりました。これは当時、商工会議所さんから浜田市のほうに、事業者の支援をするために、販路拡大を支援するために、こういった機構をつくってほしいという、こういった要望に基づいて、今から23年前でありますけども、設立をされました。ここには、市の職員を出向させたり、あるいは財政的な支援をしたりして、地域の企業さんの販路拡大支援を行っております。そういう意味では、四、五年前から地域商社という言葉が言われ始めましたけれども、浜田市は20年以上前から、全国に先駆けて地域商社の取組をしているということが言えるんではないかなと思います。したがって、今後、新たに地域商社を立ち上げるというよりは、今ある産業振興機構、これを核としながら地域の地産品の販路拡大等に取り組んでいきたいなと、このように考えているところでございます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 分かりました。 先日は、浜田応援団の結団式も行われ、関係人口や交流人口の拡大に向け、踏み出されており、これをさらにさらに進める必要があると思っています。あらゆる切り口、あらゆる入り口に挑戦する必要があり、浜田市からの情報発信や内外へのメッセージを発すること、これに対してはちゅうちょすることなく、何でもやるという構えが必要であります。 これまでさんざん訴えてまいりましたが、令和2年は日本書紀編さんが720年で1300年を迎えます。県立大学も、海洋館アクアスも2000年のオープンでありますので、2年に20年を迎えました。残念ながら、市民を巻き込んだ、目に見えるような取組がありませんでした。大変残念であります。また、未成線サミットなどの積み残しの事業もありますし、これらを民間の力も借りながら、何とか形にする努力が求められています。400年記念事業については、市の一体感の醸成や市民協働の推進につながり、一連の事業のご縁や深まった交流を継続する、ふるさと浜田への愛着と誇りを育み、次代を担う子どもたちにつなぐなどと、市は一見評価をしています。ここは夢を描き、目標をしっかり持ち、そこに何かがあることを広く市民に訴える、市民の総参加をつくる、そのような市の旗振りが必要であります。 2点目として、この400年事業を踏まえて、交流人口や関係人口の増加、市の元気づくりに向け、市として一定の評価はされておりますが、1921年の浜田駅開業から令和3年に100年を迎えますが、その記念の事業の取組や市の活性化に向けた関連事業、関係先への働きかけ、これについての取組のお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) JR浜田駅は、1921年(大正10年)に開業し、来年9月1日に開業100周年を迎えます。 議員ご提案の記念事業につきましては、現在、JR側における記念事業の実施の意向等は確認できておりませんが、今後、JRをはじめ、関係機関や地域などと相談しながら、どのような取組ができるか検討してまいります。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 再質問で、周年事業にあえてこだわりますが、貞応2年(1223年)には三隅氏が北条義時から所領を安堵されたという文書が発見をされました。これまでの通説は、寛喜元年(1229年)から6年早まり、2023年(令和5年)には三隅氏が始まって800年を迎えますが、地域から盛り上がっております。こうした地域の盛り上がりや市民や地域参加型の事業として、地域の郷土史研究会などと連携をした記念事業についてのお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 議員ご提案のように、周年事業ということにつきましては、節目としてPRすることもできますし、多くの方の参加、あるいは過去に思いをはせるといったことも含めて、有効な手段だと思っております。議員ありましたように、地元がしっかり盛り上がることによりまして、こういった周年事業がいろんなところで開催されるということについては、側面的な形になるかもしれませんけど、しっかり支援をするという形で考えていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。
    ◆15番(芦谷英夫) 2点目に参ります。 高度情報化推進など新たな学校教育の推進についてであります。 今、子どもたちへの1人1台のタブレット端末の配布、高速で大容量の通信ネットワークを整備をし、特別な支援を必要とする子どもを含め、多彩な子どもたちの資質、能力が一層確実に育成できる、教育ICT環境をつくるということが進められております。浜田市は、令和2年度中に高速大容量ネットワーク環境の整備が完了するよう取り組んでおられますが、その事業の実施についてもお伺いしたいと思っております。 大事なのは、高速大容量ネットワーク環境を整備することは、手段であって目的ではありません。問題は、その具体策であります。どのような教育を進めるのか、学校は、そこでの教育はどう変わるのかが問われております。 1点目として、GIGAスクール構想が進められ、児童・生徒1人1台のタブレット端末が配備され、環境や条件の整備、機器の配備など整備状況、支援員の配置、教職員への研修などが予算化されておりますが、これらの現在の状況や年度末を見通した状況についてお伺いします。 そして、これからやるべき課題をどう捉えているのか、併せてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) GIGAスクール構想に基づく児童・生徒1人1台タブレット端末整備の状況につきましては、今年度内に、まず児童・生徒1人1台タブレット端末環境に耐え得る校内ネットワークを整備することといたしております。 現在、児童・生徒1人1台タブレット端末の購入の契約を完了いたしておりまして、続いて大型提示装置の入札も終え、仮契約を締結した、そういった状況でございます。また、今月から、専門的な知識のあるGIGAスクールサポーターを教育委員会に1名配置をいたしておりまして、様々な準備を進めているところでございます。4月以降、児童・生徒がスムーズにタブレット端末を利用するためには、今年度内の教職員への研修が不可欠であるため、教職員用のタブレット端末の整備を優先をしております。あわせて、全小・中学校教職員への研修も実施をしてまいりたいと考えております。さらに、令和3年4月から配置予定のICT支援員3名につきましても、人材の確保に努めているところでございます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 今出ましたように、課題も残っております。 再質問ですが、この課題解決には専門的な知見が求められます。したがって、新しい時代に対応する学校現場での改革、教育委員会とのネットワーク構築、学校図書館のネットワークなど体系的な方針を立てる必要がありますが、そのような検討組織をつくる必要があり、そのための外部識者からの支援が必要であると思うのですが、お考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 様々な課題に対して外部の人材を登用するといったようなご指摘でございます。 確かに、そういったことは重要だろうと思っておりますけども、現時点では、組織化までを図るといったようなところまでは及んでおりません。先ほど申しましたように、GIGAスクールサポーターをこの12月から配置をしておりますけども、そのサポーターの役といいますのが、各学校のICT環境、そういったもののマネジメント、そういったものにもありますし、先生方の研修、そういったものもあります。また、使用マニュアルの作成、さらにはICTを活用した授業のモデル、そういったものもサポーターにつくっていただくということにいたしております。そういった取組をしながら、来年度を迎えていきたいと思っているところでございます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 再質問の2点目に入りますけども、これによりまして学校そのものの在り方や教育の在り方も大きく変わります。益田市では、1人1台の端末配置に合わせてオンライン教材の導入などを進めておりまして、このこともあり、匹見町にある中学校を小学校に移転をして、小・中一体で進める方針でありますが、これらの学校情報化の進展はそういったことも可能であると思いますが、お考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 議員ご指摘のように、ICT機器の整備促進によりまして、オンライン教育、そういったものが実施をされていくということで進展をしていきますと、小規模校における交流体験の不足でありますとか、それから多様な意見に接する機会が少ない、そういったものを補うことができるんじゃないかなという期待もしているところでございます。匹見における事例を、議員さん今お話しになりましたけども、そのことについても、そういった取組の一環であるんじゃないかなと私は認識いたしているところでございます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 次に、働くことを改革をする流れの中で、給食費の管理は教員本来の仕事ではないとされております。市はこれをどう受け止め、どうしようとしているのか、問われております。 2点目として、学校給食の公会計化が進められ、浜田市では検討から実施に移す段階にありますが、現在の取組状況はどのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 令和元年度に、文部科学省から学校給食費徴収・管理に関するガイドライン、これが示されております。ガイドラインでは、公会計化により教員の業務負担の軽減、保護者の利便性の向上、給食費の徴収・管理業務の効率化等が見込まれるとされています。 浜田市では、学校給食の公会計化について、今後、導入に向けた検討、準備をしてまいりたいとこれまでの議会でも答弁いたしております。しかしながら、公会計化に伴い教育委員会においては、保護者の口座情報の管理、毎月の給食予定数の調査、給食費の徴収、滞納者への督促等に関する新たな業務が発生をします。さらに、システム整備や新たな人員の確保など、財政負担が生じることにもなります。そのため、ガイドラインの主な目的である、教員の業務負担軽減につながる給食費の公会計化以外の手法につきましても、現在、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 今も出ましたように、大きな課題が残っておりますが、再質問として、どのような解決すべき課題があって、それを克服をして公会計化を進めるスケジュールをどのように考えているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 解決すべき課題につきましては、先ほど答弁いたしましたとおり、公会計化に伴いまして、教育委員会において保護者の口座情報の管理や給食予定数の調査、給食費の徴収、滞納者への督促等、新たな業務が発生することがあります。既に導入しております先進事例を見ますと、システムの改修、これを数百万円かけてするところもあれば、毎年100万円単位でのリース料を払うといったところもございます。さらには、新たな係をつくって、大体、正規職員2名程度を専属で給食費の徴収業務に充てているという事例もありますので、そういったところも含めてしっかり検討すべきと思っております。 ガイドラインの目的では、教員の業務量負担軽減ということはありますけども、教員の業務が減ったものがそのまま市に来るということですので、業務の効率化による削減であれば大いに取り組むべきと思いますけども、教育委員会の負担のこともありますので、スケジュールも含めて、ここはしっかり検討していきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 次に行きますが、新型コロナウイルスが、大都市を中心として感染拡大が加速をしております。国民生活に大変厳しさが加わり、失業者の拡大、生活苦からの自殺者の増加などが指摘がされております。市としてこの状況をどうつかんでいて、必要な支援策は打っているのか、支援策は市民に届いているのかが問われております。また、国も他自治体も、年末を控え、例えばひとり親世帯への5万円の支援金再給付など、新たな支援策を打ち出してきております。浜田市として新たな施策を打つ考えはないかをお伺いしたいと思っています。 そこで、3点目として、新型コロナウイルスの支援策についてで、市では中小企業者等応援給付金、ひとり親世帯臨時特例給付金など、独自の支援策を講じております。新型コロナウイルス対策本部として、対象事業者数や対象者に対してどの程度行き届き、対象事業者や、対象者の事業の立て直しや生活再建にどう役立っているのか、一連の支援策についての評価をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 新型コロナウイルスに関する市の独自支援策につきましては、これまで5月に発表いたしました第1弾から、先日発表いたしました第4弾の支援策まで講じてまいりました。これらの支援策の中には、国や県に先んじて打ち出したものもございます。その後、国や県で打ち出された施策と内容が重複するなどの理由で、一部執行率の低いものもございますが、全般的にご評価をいただいて受けているものと、このように考えております。 例えば、プレミアム付はまだ飲食・宿泊応援チケットや商業・サービス業感染症対応支援などはニーズも大変高く、予算を増額して対応しております。また、全国に先駆けて行いましたインフルエンザ予防接種の費用助成につきましては、11月までのところ、昨年同月を大幅に上回る接種率となっております。新型コロナウイルスによる影響は、今後も長引くことが予想されます。引き続き、国や県の動向も見ながら、本市にとって必要な支援を考えてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 重ねて言うようですが、特にひとり親世帯は収入が激減をしております。ある調査によると、ひとり親世帯で約7割が前年よりも収入が減ったということであります。年末を控え、大変厳しい状況にありますが、雇用を守ること、生活を守ること、これが最優先でなければなりません。 そこで、再質問の2点目として、この事業というのが、ひとり親家庭に届いていないという声が市民から上がっております。前年の収入基準がベースとなり、コロナウイルスの影響で収入などが減っている場合でも対象とならないとの苦情があります。今の雇用の状況や収入の状況、生活の実態などを見て給付の基準を改めるなど、柔軟な、現実的な運用が必要でありますが、お考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) ひとり親家庭に対する給付金は、市独自策の給付金と国の施策である給付金がありますが、コロナの影響による家計急変者に対する給付金は国施策の対象であり、令和2年2月以降の最も少なかった1か月の収入を基に算定しております。 国施策の追加給付の対象である、家計が急変した児童扶養手当受給者及び公的年金受給者については、収入が大きく減少したという申立てにより申請できるものであり、窓口へ来庁された対象者に全て申請手続の説明をいたしましたが、11月30日時点で444名の対象者に対し121名の申請、これが27.3%申請になっております。説明時の様子から、申請率が低い原因は、休業補償があったり、実際には収入に大きな影響がなかった方が多かったことが考えられております。申請期限は令和3年2月26日までとなっており、広報はまだ今年の8月号及び9月号にも掲載しており、また来年2月号にも掲載予定としております。まだ申請していない方をご存じでしたら、ぜひ相談していただけますよう、お伝えいただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 副市長。 ◎副市長(砂川明) ひとり親世帯への支援につきましては、今、国の支援策の説明をいたしましたが、ご案内のとおり、浜田市は独自にその上乗せ、それから陳情もありました、児童手当の所得基準を超えた方にも支援できるような制度も用意させていただいて、当然、ご案内もさせていただいております。今、年末の年越し、厳しいというのは十分承知しております。その辺は、国でもそういう新たな支援策を考えておられるような情報もありますんで、まずは国等が対応される施策をしっかり状況を見ながら、必要であればまた市として独自な支援をしていきたい。これまでも申しておりますように、市はどちらかというと国、県の支援の隙間を埋めること、それから浜田市独自の事情、例えば水産事業や石見神楽の支援、今回は国、県の補助がない専門学校や教習所等への支援等、そういう観点で進めておりますんで、今後も皆さんの必要な支援はしっかり対処していきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 先日、浜田商工会議所や商工会のほうから、29項目にわたる要望が出されました。同様に、美容業の組合からも要望が出されました。商工団体からの要望は、感染防止対策、事業者支援、観光やイベント、商業、運輸、林業などの産業、都市基盤の整備などであります。これを眺めますと、市民生活に関することが薄いという感じがしております。これはやむを得んと思うんですが、ここは医療機関の支援や雇用を守る、社会的弱者への生活支援など、要望がないことに、少し心配になります。日々の生活に難渋をし、雇用不安と一緒に生活している多くの市民に寄り添うことが重要であります。 そこで、2点目として、コロナ禍で売上げが激減した事業者、雇い止めになった人、収入が大幅に減少した家庭などがありますが、年越しや新しい年を控え、支援が必要となっており、新たな制度の構築、追加の支援などが必要ではありませんか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 先ほど市長も申し上げましたとおり、市では独自支援策を先日公表いたしました第4弾まで実施しております。これらの支援策につきましては、議員や市民の皆さん、経済界や関係機関などのご意見等を伺いながら検討し、市民生活や経済活動、医療機関への支援など、多岐にわたる内容で実施してまいりました。しかしながら、新型コロナウイルスによる影響は今後も長引くものと考えております。引き続き、国や県の動向を踏まえ、感染状況や市民生活などへの影響を注視しながら、本市にとって必要な支援を検討してまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 先ほど紹介しました商工団体からの要望については、後ほど質問がありますので割愛はしますけど、それらを踏まえて具体的に、どのような分野にどのような施策を講じる必要があるのか、その認識をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 先ほど議員さんからもありましたように、商工団体からの要望につきましては、これは事業者だけのものではなく、福祉や都市基盤整備、そういったものまで、多岐にわたったものについて要望をいただいております。したがって、そういった新型コロナウイルスの影響というのが、いろんなところに影響があるのだなというのを強く痛感したところであります。 先ほど申し上げましたように、支援策についても第4弾まで発表しておりますが、例えば現段階でいいますと、具体的にということであれば、要望にありました検査体制の充実、そういったものですとか、あるいは飲食・宿泊チケットの追加発行、そういったものについては対応をしていこうということで方針を出しております。また、積極的な予算が伴わない要望活動みたいなものもございますが、こういったものは通常ベース以上に進めていきたいと考えているところでございます。引き続き、今回の要望も踏まえまして、関係団体への聞き取りですとか、あるいはこういった市民からのご意見、議会の皆様からのご意見、ご助言、そういったものを参考にしながら、事業者や市民生活への影響の把握に努めた上で、先ほど副市長も申し上げましたように、浜田市のスタンスといたしましては、国や県の支援策ではカバーできないところ、それから浜田市の特性上必要なもの、こういったものに対して積極的に支援を考えていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 今も言いましたけども、雇用危機が深まっておりまして、解雇や雇い止めは全国で7万人に達しているという報道があります。特に、製造業、飲食、小売業で目立ち、その半数以上は非正規であるそうであります。今も言いましたように、ひとり親家庭の苦境や自殺者の増加などにも、多くのそういった方が出ております。中小企業の倒産も相次いでおります。 市がまとめられました総合戦略の進捗状況の評価をもう一度概観をしますと、5段階の評価で出生数はD、宿泊、合宿等、あるいは企業立地優遇制度、雇用創出数、新規地元就職者数、貿易の取扱量、クルーズ船の寄港回数など、これらはいずれもCでありまして、大変厳しい状況にあります。中でも、雇用問題が大変厳しい状況になっております。 そこで、4点目に雇用を守り、雇用をつくる施策の推進についてであります。 1点目に、有効求人倍率が悪化をしており、雇用対策を最重要施策として取り組む必要がありますが、その構えはどうか。再び問いますが、リーマン・ショック時のように、市として専属の雇用相談推進体制をつくる必要があると思いますが、そのお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 厚生労働省が10月30日に発表しました9月の有効求人倍率は、1.03倍と9か月連続で低下し、議員ご指摘のとおり、全国的に新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、非常に厳しい状況があります。 一方、島根県における有効求人倍率は、高い水準にありまして、9月は福井県、岡山県に次いで全国3番目の1.30倍、昨日発表になりました10月は1.36倍となっております。さらに浜田市においては1.73倍、そして10月においては1.78倍で推移しており、ハローワーク浜田からは、業種によっては入手不足が続いていると伺っております。また、浜田管内のリーマン・ショック後の1年間の有効求人倍率を振り返ってみますと、平均は0.71倍でありました。単純に比較はできませんが、このたびの国による雇用調整助成金などの雇用対策や、各種事業者支援策の効果が出ているものと考えております。 こういった状況を踏まえ、現状におきましては、市役所において新たに雇用相談推進体制をつくるのではなく、ご相談をいただいた際は、きちんと専門機関であるハローワーク浜田におつなぎできるよう、丁寧な対応を心がけてまいりたいと思います。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 雇用問題は大変大事であります。今も出ましたように、ハローワークにつなげるだけでは弱いような感じがしております。 調査によりますと、大学卒業生の就職内定率が約70%で、前年、令和元年に比べ、7ポイント下がっているようであります。中国地方は10ポイント下がっているように、この地方の雇用情勢は厳しいと言わざるを得ません。リーマン・ショック時以上の厳しい現実があると思っています。 若い人の定住を進める上でも、高校生や大学生の地元就職が重要でありますが、高校の魅力化を進める人材を配置をし、高校との連携を密にし、地元への愛着を深め、高校の地元定着を進めておりますが、その成果として来春の地元就職への希望状況はどうなっているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 最近、11月に入りまして、県内の就職の希望が過去最高といった報道が報じられております。手元に数値がありますので、それにより答えさせていただきますと、島根県労働局によりますと、9月末現在で県内高校生の来春卒業見込みの就職希望者のうち、県内就職を希望する生徒の割合は77.2%と、過去最高ということであります。先日、10月時点の数値はさらに上がって77.9%となっております。浜田市内の高校の状況につきましては、来春卒業見込みの生徒は327名おられましてそのうち就職希望者69名、またそのうち県内就職希望者は49名と、県内の就職を希望する生徒の割合は、浜田市においても71.0%となっております。昨年度の就職希望者は75名ありましてそのうち県内就職希望者は42名、県内就職を希望する生徒の割合は56.0%でありました。今年度の就職希望者の割合は、確実に上昇しているものと思います。 なお、この点についてハローワークにも伺いましたところ、新型コロナウイルスの影響で、県外を希望していた生徒が県内にその後切り替えたというのは1名ということでありました。世代によってはばらつきがあって、一概に新型コロナウイルスの影響とは言い切れないという見解を伺っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 次へ参りますが、令和3年4月から障がい者の法定雇用率が改められます。市の状況と対応はどうか、民間企業への働きかけなど具体的にどう進めているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 浜田市役所における障がい者の雇用状況は、基準日の令和2年6月1日現在、雇用率は2.68%となっています。 市内企業における障がい者の雇用状況につきましては、公表されております令和元年6月1日現在でお答えいたします。 ハローワーク浜田管内、浜田市及び江津市の数値となりますが、雇用率は3.48%で、対象となる企業59社のうち42社、7割以上の企業が雇用率を達成しています。議員ご指摘のとおり、令和3年3月1日から、障がい者の法定雇用率が民間企業は2.2%から2.3%へ、地方公共団体は2.5%から2.6%へ引き上げられ、対象となる事業主の範囲も従業員数45.5名以上から43.5名以上に拡大されます。 浜田市役所におきましては、引上げ後も法定雇用率を下回ることがないよう、引き続き、障がい者雇用に努めてまいります。また、民間企業への働きかけは、主にハローワーク浜田が担っておりますが、市としましても、障がい者雇用優良事業所を表彰し、その取組をPRするほか、市役所を障がい者の職場実習先として積極的に活用していただくなど、市内企業の障がい者雇用率向上につながる取組を実施しております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 再質問に入りますけども、浜田市は平成30年に、障がいのある人もない人も共に生きることができるまちづくり条例を制定をされました。これに一層の共生社会実現が必要でありますが、このことについては市の本気度が問われています。 そこで、この条例にうたわれている、市の責務である障がいのある人への不当な差別的取扱いをなくするための施策の総合的、計画的な実施の状況や相互理解の推進及び合理的配慮の取扱いの取組状況の評価など、これについて、その状況についてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 議員のおっしゃいますように、浜田市では平成30年に障がいを理由とする差別の解消の推進を目的として、浜田市障がいのある人もない人も共に生きることができるまちづくり条例を制定しております。差別解消の推進に係る具体的な取組を施策としまして、今年度についてはコロナ禍ということで一部のイベント実施を見送っておりますが、浜田市障がい者差別解消推進委員会の開催、街頭啓発チラシの配布、地元ケーブルテレビを用いた障がい者への理解、啓発、共生社会に向けた講演会の開催など、これまで行ってきているところでございます。また、本庁1階ロビーにチャレンジショップ浜田きてみんさいを開催し、就労する障がい者等への理解、啓発及び工賃向上に取り組んだり、様々な障がいの特性を理解し、日常生活で必要な配慮を実践していくあいサポーターの活動支援などにも併せて取り組み、障がい者の積極的な社会参加への推進に努め、誰もが安心して暮らすことができる浜田市の実現を目指しているとこです。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) いろいろ質問をしましたけども、地域の実情や市民の生活実態、その声にしっかり耳を傾けながら、必要なことはすぐやるというつもりで進められることをお願いをして、質問を終わります。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開は午後1時15分といたします。            午後0時15分 休憩            午後1時14分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。1番三浦大紀議員。            〔1番 三浦大紀議員 質問席〕 ◆1番(三浦大紀) 1番議席、会派山水海の三浦大紀でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 今回は、公共空間について取り上げてみたいと思います。 まちのにぎわい再生ですとか、生活環境の向上の鍵となる様々な社会活動の充実のためには、この公共空間のつくり方というのが、あるいは使い方というのが非常に重要になってまいります。人口減少、少子・高齢化、災害の多発など、状況の変化に応じた事業実施が必要になってまいりますが、特にその中でもハード整備というのは、その計画や実施に長い時間と大きな予算を要することからも、その対応が一層難しい分野であると認識しております。しかし、住みやすいまち、これは市民がどういう空間でどう過ごしたいと思うのかというものによるものですけれども、その住みやすいまちをつくっていくためには、実施されるソフト事業とそれからハード事業が一体的でないと、この事業の効果は最大化されないと考えます。整備した施設等の管理が時に慎重になり過ぎてしまって、結果的にそれが使いにくいものになってしまっては、本末転倒ということになります。 福岡大学の柴田久先生が共著、まちを再生する公共デザインの中で、公共デザインに求められるポイントとして、ふだんから使われる場所となり得るか。これは日常性です。2点目、周辺への回遊が期待されるかどうか。波及性。それから、維持管理、きちんとできるか。維持性。この三つが事業をやっていく上での大事なポイントとなるとおっしゃっておられます。これは、ハード整備に限ったことではなくて、様々な事業全般に言えることだと思いますけれども、こうした視点を踏まえて浜田市の都市計画の考え方、事業の実施状況について、今日は伺ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 では、まず1点目です。 今回、キーワードとして取り上げた公共空間ですけれども、この公共空間の定義並びにそこで行われる活動をどのように捉えていらっしゃるか、確認させていただきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 公共空間の定義ということでございますが、公共空間とは、一般的には個人に属さない公の空間という意味で用いられております。具体例といたしましては、病院であったりあるいは駅、それから街路、公園、市役所あるいは図書館、こういったものも公共空間と言えるかと思います。また、一般に開放されている公共性の高い空間であれば、公的に整備されたものでなくても公共空間に当てはまるものと、このように考えております。また、公共空間で行われる活動といたしましては、本来の機能のほかに、お祭りやマラソン大会など様々な社会活動が行われております。今後も、この公共空間を官民が連携した協働のまちづくりの重要な活動の場として、有効に活用してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) では、その公共空間を有効活用するために、どのような事業を具体的に実施しておられるか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 公共空間を利用したイベントとしましては、石州浜っ子春まつりや夏まつり、各地区の産業祭、文化祭、浜田医療センター付近での浜田駅北医療フェスタ、朝日町や紺屋町でのBUY浜田昼市、浜田漁港付近ではマリン大橋リレーマラソンなど、公共の道路や広場などを有効活用した多種多様なイベントが実施されております。これらイベントに際しましては、特に利用促進の事業としては実施しておりませんが、道路占用の申請があった場合は、できるだけ速やかに対応するように努めております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 今、幾つか事例をご紹介いただいたんですけれども、公共空間をいろいろと捉えていくときに、浜田市内でも水辺とかあるいは道路といった、これまで使われていなかった公共空間においても、国のほうで規制緩和がかなり、これ進んでいまして、その活用性の可能性が広がっているように感じています。浜田市の中心市街地においてその有効活用、こうした規制緩和も踏まえてどのようにお考えか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) まず、水辺についてお答えしたいと思います。 例えば浜田川でありますけども、護岸に親水性を持たせることより、当然ながら公共空間が生まれ、市民が集うなど有効活用されることが考えられます。浜田中央図書館付近では、階段状の護岸が造られ、親水性を高めているといった箇所もあります。しかしながら、浜田川のその他大半が、護岸沿いに家屋あるいは道路、そうしたものが隣接しているために、親水性、景観に配慮した構造にするためには家屋移転などが必要となることから、莫大な費用がかかると思っております。したがいまして、水辺の有効活用は、なかなか難しい状況があると考えております。 続いて、道路ですけれども、国の規制緩和によって、占用条件など新たな可能性は広がったと考えています。道路の場合、通行の安全性を第一に確保した上で、余剰部分の活用を検討するということになろうかと思います。ただ、市の道路状況、非常に狭い道路が多いわけですが、そうしたことを考えますと、実施の際、警察などと関係機関、よく調整して、通行規制など対応することによって、そういったことが可能になるんじゃないかと考えております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) ちょっと視点を変えます。 そういった公共空間、施設も含めてですけれども、管理だけではなくて、私は運用という視点が非常に大事なんだと思うんです。例えば公園、ほとんど利用者は日中利用されていて、夜の公園というのはほとんど利用されていないです。そうすると、夜の公園というのは、ほぼ空きスペースです。あるいは、公共施設の駐車場というのは、イベントがあったとき用の駐車スペースを確保するために、かなり大きな駐車場が確保されていて、これもイベントがないときには車が止まっていないという、そういう状況があります。そうしたスペース、あるいはそういう時間をきちんと把握して、また学校でいうと、年々生徒さんが減っていく中で、特別な支援が必要な生徒さんの状況によって空き教室っていうのは変動すると思うんですけれども、そうした空き教室みたいなものも生まれる可能性はあるわけです。そういった場所、活用できる空間、たくさんあると思うんです。そうした場所の利活用、複合化とかそういったことも含めて、全庁的にこういう考え方が共有できているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) まず、全庁的にこういった考え方がということですけども、これは、全庁的には管轄している施設、それぞれが対応している状況で、議員の言われるような、そういう状況ではないと思っておりますが、例えば公園について申し上げますと、必要な機能を確保しつつ、維持管理を適切に行いつつ、議員が言われる夜間、こういった夜間利用という部分についてですけども、場所あるいは広さ、商店街に面している公園であるとかそういったいろいろ、公園の設置場所、そういったことに大きく左右されると思うんですけども、もしそういった夜間、こういったイベントで使うとか、そういうことがお話をいただければ、私どもは前向きに考えたいと思っています。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 今のご答弁のまず1点目は、全庁的に共有されていないというのは、これは課題だと思うんです。全体として公共空間は、どう活用するか考えていかなければならないですし、それが課によって判断、考え方が違うというのは、これは課題だというか、問題だと思います。それは、都市建設部が主導して、あるいはリーダーシップを取って全庁的にそういった考え方を共有するのか、行革の観点からも非常に重要なことだと思いますので、そうしたところは、都市建設部だけではなくて、教育委員会も含めて、全庁的にそうした考え方をまず共有していただきたいという指摘をしておきたいと思います。 もう一個は、先ほど例えば夜間の公園の利用とか、そういったところを、提案があればということでしたけれども、もちろん提案があればそれを前向きにサポートしていくっていう、これは、行政スタンスとしては必要だと思いますけれども、官民一緒になって、そういった公共空間をどうやって活用していこうかと考えるときには、民間からの提案を待っているだけじゃなくて、しっかり行政としてもそれを使っていくんだという姿勢を見せて、時に民間の事業者であったり、あるいは活動団体にこうした使い方をしてみませんかっていうような提案も、行政側から必要だと思うんです。そうした、一緒に考える姿勢をぜひ持っていただきたいなと思います。公園の使い方については、後ろの質問で具体的に触れたいと思いますので、次の質問に移りたいと思います。 中項目の2番目です。 市街地整備の方針とそれに沿った事業実施の状況について伺いたいと思いますが、まず都市計画の策定、それにひもづく各事業の管理をどのようなチーム、どのようなプロセスで推進しておられるか、お伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 当市の都市計画は、平成24年6月に策定した浜田市都市計画マスタープランにおいて、目指すべき将来像とその実現に向けた取組の方向性を、都市計画の分野から総合的にまとめております。現行マスタープランの策定プロセスといたしましては、市民アンケート調査を実施し、庁内検討組織や外部検討組織の策定委員会でご意見を伺いながら原案を作成し、最終的には都市計画審議会での協議を経て決定しております。このマスタープランは、都市計画の基本的な方針を示したものですので、事業の進捗管理は特に行ってはおりません。 なお、新しいマスタープランは、今年度と来年度の2か年で策定する予定で進めており、その手法や掲載内容の詳細について、現在、検討しております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 今ございました庁内検討組織と、それから外部検討組織のメンバー構成を詳しく教えてください。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 次期都市計画マスタープラン作成の庁内検討組織につきましては、都市計画庁内検討委員会というもので、副市長をトップに全庁部長級をメンバーとして予定しております。また、外部検討組織につきましては、都市計画審議会のメンバー17名のうち、学識経験者7名、市議会議員の皆様7名、行政関係の職員3名の方を予定しております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 今、各セクションの部長級も含めて、様々な方がこのメンバーとして構成されているということだったんですけれども、ここの中にはもちろん地域政策部長なんかも含まれると思いますが、ソフト的な、ソフト事業を充実させるためにはこういうハード整備が必要だみたいな提案も含めて、そうした議論がされるという理解でよろしいですか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 議員のおっしゃるとおりです。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 分かりました。 そういう中でつくられる都市計画マスタープランというのは、都市計画、まちづくりの最上位計画とも言い換えられると思うんです。そこの方向性が記される中で、先ほど部長答弁にもありましたように、この都市計画マスタープランには個別の事業が列挙されていないということであります。次期マスタープランを作成する時期ということで、その方針に基づいて実施される事業の進捗管理ですとか事業ごとの評価、こういったものをしっかりできる仕組みを併せて、計画づくりで考えていただきたいなと思うんです。 例えば、都市計画マスタープラン策定後も、年に1回でも、半年に1回でも、同じメンバーが集まって、定期的に庁内検討組織や外部検討組織を集めて、方向性とそれにひもづく各課が行っている事業、これを乖離しないように確認し合う。そうすることで、先ほど1点指摘しましたけれども、全庁的に公共空間をどう扱っていこうかっていうことが共有されていない現状があるならば、この次期都市計画マスタープランを策定する。かつそれを、しっかり方向性と事業をすり合わせていく。そうした機会を含めることで全庁的にも共有もできますし、方向性がずれない中でのソフト事業とハード事業の連携、こういうのができるんじゃないかなと思うんですが、この提案についてどのように思われますか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 議員おっしゃるとおり、何か事業をする、見直す、反省してまたやり替える、そういった上で事業を進めていくことは大変大切だと思っております。 次期都市計画マスタープラン策定では、進捗管理、評価につきまして、他市でそのようなことを実施しているところを参考にしながら、その手法、見直す時期とか再評価、そういった時期を検討していきたいとは思っております。進捗管理、評価をする際の体制、こういったことも併せて考えていきたいと思っています。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) ぜひ、その仕組みをつくっていただきたいと思います。 これは先ほども申し上げましたけれども、行革の観点からも非常に有効だと思うんです。都市計画を進めるだけではなくて、事業の効果を上げていく。そして、行革を進める。いろいろな効果はあると思いますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 先ほど来、取り上げております浜田市都市計画マスタープラン、この中にいろいろと都市計画、このように進めていきますよということが項目ごとに書かれていますけれども、そのマスタープランに記載されている項目のうち、幾つかを取り上げて伺ってみたいと思いますが、まず回遊性の確保という点についてです。それに期待する効果と具体的な事業の進捗を、まず伺います。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 都市計画マスタープランでは、中心市街地の活性化を目指して、人が買物などで歩いていただけるような、そして歩道やポケットパーク等を整備して回遊性の高い魅力ある空間づくりを進めることとしております。 主な事業としましては、歩車共存道路の整備事業があり、朝日町から新町までの市道新町相生線、栄町から高田町までの市道浜田324号線を既に整備しております。また、浜田駅前広場整備事業では歩道、シェルター、バス乗り場などの整備、浜田駅周辺整構事業では駅の南北を結ぶ2車線道路や歩道の整備を現在進めております。これにより、通行者の利便性が向上するとともに、市民の皆さんや観光客などの回遊性が高まり、にぎわいの創出に効果があるものと期待しております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) この回遊性という言葉ですけれども、私もまちづくりを推進するNPOの職員として商店街振興とかに関わったことがありますが、そのときにもこの回遊性というのは一つキーワードになっていて、我々が考えていたことっていうのは、回遊性っていうのは利便性がよくなるだけではなくて、そのエリアにどれぐらいその人たち、訪れた人たちが滞在するかということを意識しながら、商店街の方々との連携や、そこで滞在時間をどうやって増やせるかっていうような実証実験を試みたりとか、そういったことに取り組んでおりました。 駅の周辺というのは、駅の南側、特に商店街がありまして、買物客の方とか飲食される方とか、お客さん来られると思うんですけれども、店舗間ですとか商店街エリアを歩き回るということを、先ほど申し上げたような考え方に基づいて回遊性と捉えるならば、駅前付近での、この近隣での滞在時間をどうやって増やしていくかというのが、回遊性を高めるということだと思うんです。 今、進んでいる君市踏切の整備のことも取り上げられましたけれども、確かに南北の行き来というのは、利便性は高くなると思います。回遊性が高まるかということに置き換えると、先ほどの視点からいくと、利便性はよくなるけれども、果たしてそれで回遊性がよくなるのかというところは少し疑問が残りますが、改めてお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 現在、整備を進めています君市踏切ですけども、幅員が狭い上に歩道もない、そういう道路であります。特に、朝夕混雑時には、非常に通行者にとって危険な状況となっております。また、時間規制で片側一方通行、そういったこともあります。 このたび、今、整備を進めています、南北を結ぶ2車線道路と歩道を整備することによりまして、駅前商店街から浜田医療センター方面に向かって、駅北地区へ向かって、安心して通行できる道路網が整うということになります。これによって南北の一体性が高まって、浜田駅周辺でのにぎわいと利便性の向上につながる、言わば回遊性が高まると思っております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) ちょっと弱いと思います。 利便性は確かに高まると思います。繰り返しになりますけれども、回遊性をどうやって高めるかっていうと、駅の今、北側は医療センターがあったりとか、これから病児・病後児保育の施設が整備されるという計画もありますけれども、福祉ゾーンということで、そうすると駅南側の商業エリア、北側のそういった福祉エリア、こういったところでどういう時間の過ごし方ができるのか、それに応じて交通の、例えばダイヤの見直しなんかにも影響してくると思うんですけれども、そうしたところで、一番大事な回遊性を、どうやってそこで滞在してもらえるかっていうのは、すごい大事なことだと思うんです。今、駅の北側には、スーパーもできたりとか、いろいろこれから施設もできると思いますので、改めて回遊性を高めていくということが計画にも盛り込まれている、ここを意識していただきたいと思います。 歩道の整備についても伺いますが、歩きやすい歩道の整備、これはもちろん安全性の確保も含めて大事なことなんですけれども、マニュアル的な配慮にとどまらない、歩いて楽しいとか歩いて心地いい、気持ちいい、市民の方々が歩きたいと思えるような、そういった歩行空間、歩道の整備って必要だと思うんです。そういった歩行者志向のデザインが、私はそういう整備には求められると思いますけれども、今後の整備の中でそういったところへの配慮をどのように考えておられるか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 歩道整備において一番大切なことは、歩行者の安全性を確保することが最優先だと考えております。あわせて、景観的に配慮したデザイン、あるいはそうしたカラー舗装、こういったこともまちづくりの上では配慮する必要があると認識しています。
    ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) これから整備される場所ですので、そうした点は十分に配慮していただきたいなと思いますし、今、駅付近、それから商店街エリア等々、こうしたところの回遊性をどう高めるかというところも、なかなか道路を広げていくというのは、それこそ移転の話だとかいろいろ伴うので、難しい部分はあると思いますけれども、そうした中で、今の条件の中で、じゃ、どうやって商店同士を行き来させるのか、これはソフトのところとすごく絡んでくると思いますけれども、商店街振興等と併せて十分に考えていっていただきたいなと思います。 それから、3番目の質問に移っていきたいと思います。 次に、これもマスタープランに示されている公園、広場の整備についてであります。 この項目についても、まず期待する効果とその推進のために実施されている事業の進捗についてお聞かせください。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 公園、広場の整備効果は、一般に存在効果と利用効果に大別されると認識しております。存在効果としましては、心理的効果である緑による心理的な安定、潤いのある都市景観。防災効果としては、災害時の避難地、延焼防止。経済的効果としては、緑の存在による周辺地区への付加価値の向上などが考えられます。利用効果としては、市民の健康維持増進、子どもの健全な育成、競技スポーツ、健康運動の場、教養あるいは文化活動など余暇活動の場、地域のコミュニティ活動の場などがあると思います。 具体的な事業推進状況は、地域による偏りはあるものの、都市計画決定された街区公園、運動公園など、市街地における公園整備はほぼ完了しております。 次に、街路事業で整錯した牛市、紺屋町の広場では、商店街のイベントなどで活用され、利用者の利便性やにぎわいの創出に寄与しているものと考えております。 最後に、浜田駅前広場整備事業では、歩道、シェルターの整備、公共交通の乗場再配置によって、利用者の利便性、市街地のにぎわいの創出につながるものと期待しています。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 冒頭、福岡大学の柴田先生の言葉を紹介させていただきましたけれども、イベント時だけでなく、施設、こうした空間というのは、日常性を意識することが大事だと思うんです。繰り返しになりますけれども、その施設、空間を管理するという考え方だけではなくて、運用するということが重要だと思います。これは、前に水道の課題を取り上げたときにも、水道施設、水道管も含めていろいろな、そういう、それも財産です。それを使って、運用しながらどうやって事業をうまく回していくかと。そういう視点がすごく大事だと思うんです。 民間事業者が収益施設と公共部分を一体的に整備するという仕組みも現在あります。収益の一部を公共部分の整備や管理費用に還元していくということが、法的にもできるようになっています。そのやり方を用いることで公園の管理コストっていうのは、もちろん落とすことができるわけです。飲食店舗の出店なんかが事例としては、ほかのエリアではありますけれども、そうした形で公園管理コストが削減できるということが物理的にできる。 現在の、じゃ、浜田市内の公園管理、どのような事業者さんがやっていらっしゃるかということを少し調べてみると、造園会社さんが主ですよね。そうすると、公園にある造園関係の整備というのは、プロフェッショナルですからきれいにはできます。ただ、そこで、じゃ、次の公園を活用して事業をどう展開していこうかといったところには、なかなかアイデアが出にくかったりとかするような状況もあると思うんです。そういう中で、今の公園ではこういうこともできますよ、こういう規制緩和をもうされていますよ、法改正されていますよという情報を行政側から今現在の管理会社に提供するっていうことは、もちろん私はすべきだと思うんです。その中からまさに浜田市でも官民連携ということで、ほとんどの公共施設を指定管理、出せるものはどんどんどんどん出していますよね、今、民間のノウハウを使いましょうということで。この公園管理においても、そうした発想を用いて公園管理、どんどん、そこで市民が使うわけですから、より充実したいい空間にしていくためのアイデアをもらっていく、そういうスタンスで情報共有していったらいいんじゃないかなと思います。また、造園会社さんだけではなくて、ほかの事業者さん、飲食店さんとか、そういったところにも公園管理についての、例えばこういうことができるんですよっていうことをアナウンスしたりとか、一緒にそうやって考えていかないと、なかなかアイデアっていうのは出てこないと思うんです。それは行政からの働きかけが私は大事だと思います。利用促進策をどんどん引き出すために、官民連携っていうのがポイントになってくると思うんですけれども、改めてその考え方についてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 議員のおっしゃっている事業、内容っていうのは、平成29年、都市計画法改正によって創設された公募設置管理制度のことかと推察をしております。 この制度は、都市計画公園、都市公園において、飲食店とかあるいは売店など公園施設の設置を行う民間事業者に対して、民間事業者を公募、選定し、設置した施設から得られる収益を公園整備に還元することを条件に、事業者には都市公園法の特別措置が適用されるということになっておりまして、現在、都市部の規模の大きな公園では実施されていると聞いておりますが、当市において、当市の公園においてですが、この制度が合う制度か、研究することが必要だと思っております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 都市公園を柔軟な発想で使いこなしていこうと、そういう考え方に基づくものだと思うんです。 事例を見ますと、その公園に保育所だとか、福祉施設なんかが隣接して設置されているというものが多数あります。先ほど、都市部の規模の大きな公園で実施検討されているとありましたけれども、私、国交省の事例を見ました。人口は1万人以下のまちでもこの制度を使って実施されている事例はあります。ですから、都市部にある公園が、こういうものが使えるというわけではないんです、これは。浜田市内でも今、先ほど研究するというご答弁ありましたけれども、空間、公園、どのように充実させていくかということを、こういう手法を用いてできないかということは、浜田だからできないということはないと思いますので、しっかり研究していただきたいなと思います。 今日、この後の西川議員も公園のことを取り上げられると、質問通告を見ましたけれども、児童がいない児童公園なんかになってしまっては、何のための公園なんだろうということになると思いますんで、市民目線、使う人目線でどういった空間をつくっていくか、こうした観点が必要だと思います。研究をぜひ続けていただきたいと思います。 もう一つ、こうした公園、どんどんどんどん、じゃ、造ったらいいじゃないか。そう簡単には、財政的にもいかないと思います。新設は、今後、多くは期待できないだろうなというところもあるんですが、私の事務所が牛市町にありまして、最近、すごく中心市街地の空き家を解く件数が目立ってきているなということを実感しています。この空き家に一つ注目をしてみますと、ポケットパーク化していく。こういったものも、公園では行えない柔軟な活動を行えるような場所として、使っていけるんじゃないかなと思うんです。近隣にそういうポケットパークができることによって、例えば子育てされているお父さん、お母さんがベビーカーを押して、ちょっとそこまで行ってみようか。これは保健の観点からしても、近隣に出向いていく、歩いていくっていうところで効果があると思います。また、ほったらかしにされていないエリアになるわけですから、防犯という効果でも期待できるんじゃないかなと思います。 千葉県の柏市でカシニワ制度っていうのがあるということを聞きましたというか、見ました。これは、空き地ですとか里山において、活動を希望する地域活動団体と土地所有者を行政が仲介して、協定に基づく活動を承認して支援するという制度です。ここにどんな土地が上がっているかというと、13万5,000平米の山林から30平米の宅地まで登録案件は様々なんです。オープンガーデンなんかにもなっていて、非常にいい制度なんじゃないかなと思いますが、まちとしてこういう空間活用促進、行ってはどうでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 昨日も、特定空家の解体に着手したということでありますけども、そうした特定空家など対策事業によりまして空き家を解体した跡地、こうしたものを地域の要望に応じてポケットパークとかという整備にすることは可能だと思います。ただ、お金をかけて解体して、その土地を有効に売却するということも考えなくてはいけないことなんですが、そうした地元からの要望があれば、そういったことも可能かもしれません。 そうした中で、民地の空き家などを賃貸駐車場として利用されているということが多いと思っておりますけども、将来的に空き地の土地利用や処分にお困りの声が増えてくれば、議員ご提案のカシニワ制度、個人での土地管理の負担軽減、空間活用に有効な施策だと思っております。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) ぜひ、その制度も検討していただきたいなと思います。 最後の質問に移ります。 新型コロナウイルス感染症の対策に伴って、道路の占用許可の緊急措置が今行われております。市内飲食店さんが道路に席とかテーブルとか椅子とか出していいということですけれども、この規制緩和による市内飲食店への影響、状況をお聞かせください。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 国では新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店等を支援するための緊急措置として、テークアウトやテラス営業などのための道路占用許可基準が緩和されています。この対象は、地方公共団体や商店街組合が主体となるもので、占用する部分を除いて、必要な歩行空間が確保できることなどの要件を満たす必要があります。 テラス営業の実施につきましては、国土交通省からの助言や警察の理解もいただいて、浜田駅前の商店街でできないかを検討したところですが、商店街との調整が調わず、実施には至っておりません。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) ほかのエリアはいかがでしょうか。ほかのエリアへの案内はいかがでしたか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) このお話、ほかのエリア、銀天街とも交渉、私がしましたので、その部分だけお答えさせていただきますと、テークアウトやテラス営業の規制緩和、これは国交省からご案内があって、都市建設部のほうから私ども話があったときに、浜田市内には歩行空間を確保できる対象となるところが唯一銀天街ではないかということで、早速銀天街の協同組合へそのお話を持っていって提案して、協議をして、また銀天街のほうでも検討していただきました。しかしながら、結果としましては、お客様も少なく、今、3密な状態ではないということや、イベントの際には今でも占用を無料でさせていただいている。また、組合自体がそういったテラス営業をしてもそれぞれの店舗の管理が十分にできないということで、こういった、いいお話でしたがお断りになり、申請には至らなかったと。また、今やっておりますプレミアム付飲食・宿泊チケットの推進に際して、ほかの商店街の飲食店の皆さんともお話をしているんですが、こういった規制緩和に関する要望がいただいておりませんで、そのほかの商店街とは、同様の協議は行っていないのが現状であります。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) この規制緩和は一つのチャンスだと思います。これも地方の自治体から提案があって国が動いたということがありますので、ふだんからどういう浜田のまちづくりをするか、大事だと思うんです。最後、市長にお伺いします。今日のお話を聞かれてどのようにこれから浜田市の都市空間を活用していくか、つくっていかれるか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 今日、議員からいろいろご意見もありましたように、今、浜田市はいろいろ施設整備を進めておりまして、道路もきれいになったりとかということで、整備を進めております。ハード面の整備だけじゃなくて、それをいかに活用するかということが大切だということを、改めて今日の議員からご指摘を受けたものだと思います。 官民が一緒になってという、これが必要だろうと思っています。市役所のほうでは、しっかりとそこら辺は一緒にやるつもりでおりますし、もう一つは民間のほうも、先ほど商店街の事例もお話ししましたけれども、これは最初に話を、国交省から私のほうに話がありまして、すぐ産業経済部のほうに動いてもらったんですけれども、残念ながら民間のほうではなかなか難しいということで、お断りの結果になりました。したがって、官民と一緒になってせっかくの、市内のいろんなインフラ整備されておりますので、公共空間を有効に活用するというときに、民間の人も一緒になってというか、取り組まないとなかなかできないなということで、その機運をいかに盛り上げるか、これからもそういうことを考えて進めていく必要があるのかなと、改めて思ったところであります。 ○議長(川神裕司) 三浦議員。 ◆1番(三浦大紀) 行政の前向きなサポート姿勢を引き続きよろしくお願いします。以上です。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) 3番西川真午議員。            〔3番 西川真午議員 質問席〕 ◆3番(西川真午) 3番議席、西川真午です。 ここのところ、コロナの影響で、人前でしゃべることが減っていますんで、うまくしゃべれるかどうか分かりませんが、頑張っていきますのでよろしくお願いします。 今回、私は公園整備について、それと歴史文化保存展示施設についての二つの項目について質問させていただきます。 まず初めに、公園整備について質問させていただきます。 実は先日、近所の小学生が私の家にやってきまして、子どもの遊び場についてというタイトルがついた手紙を持って訪ねてきてくれました。今、お手元にその手紙の全文、そのまま書き写したものがあります。それについてパネルと、お手元は1枚、パネルは3枚用意していますので、それでご説明いたします。(189ページにデータ掲載) 原文のままなんですが、まず子どもの遊び場について。小学校6年生より。 僕は、浜田市の松原町付近に子どもがボールを使って遊べる遊び場をつくってほしいと思います。僕の家の近くには、子育て支援センターすくすくや松原湾、そして駐車場が少なくとも6か所あります。しかし、ボールを使える遊び場は一つもありません。学校では、ボールを使って遊ぶことはできます。しかし、4時30分に家に帰ってきてから片道1.8キロメートルの道を走っても、5時には家に帰らないといけないので、遊べる時間は多くても10分です。だから、近所の駐車場で遊んでいたら、サッカーボールでガラスを割ってしまいました。そのため、今は家の庭で遊んでいますが、狭いし、ボールは道路に出てしまうので、思い切り投げたり蹴ったりすることはできません。だから、とても遊び場に困っています。解決策としては、駐車場を長浜小学校のように芝生にしてほしいです。また、ボールが外に出ていかないように、周りにネットを張るとよいと思います。そうすることによって、今、社会問題の子どもの体力不足を少しですが解消することができると思います。だから、僕は子どもがボールを使って遊べる遊び場をつくってほしいと思います。 保護者さんと本人さんのご了承を得まして、全文そのまま載せさせてもらっています。わざわざ私の家まで訪ねてきて、陳情で訴えてくれましたので、今回はこの子どもの遊び場を含めた公園整備について考えてみました。先ほどの三浦さんとも重なるところはありますが、ちょうど続きになったのでよかったと思っています。 まずは、浜田市の公園の整備計画と進捗についてお伺いいたします。 浜田市の都市計画マスタープランは、平成24年に策定されていますが、このマスタープランの公園、緑地の方針に基づく公園の整備計画とその進捗状況についてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 浜田市都市計画マスタープランの公園、緑地の方針の中で、拠点的な公園整備や身近な公園整備を掲げております。 拠点的な公園整備につきましては、各自治区の拠点施設となっている城山公園、東公園、旭公園、三隅中央公園等の維持、更新を図ることとしております。また、毎年の維持管理業務のほかに、城山公園整備事業による整備や、都市公園施設長寿命化計画に基づく公園施設長寿命化対策支援事業による遊具等の都市公園施設の更新を行っております。 身近な公園整備につきましては、子どもたちの遊び場の創出等のため、市有地を活用し、平成30年度に原井公園、令和元年度には周布公園を整備しております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) それでは、お伺いします。 浜田市の公園の面積というのは、ほかの市と比べてどのようになっているんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 浜田市の都市公園の面積についてお答えしますが、浜田市は県立公園を含めた200.9ヘクタール、37か所となっており、県内8市の中で2番目に多い面積となっております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) データを確認しましたが、浜田市に一つの面積の大きい公園が運動公園、広域公園がありまして、身近な公園と言われます街区公園とか近隣公園というのは、さほど箇所数、面積は多くないと思うんですが、それについていかがですか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 確かに、街区公園と言われる大体、約2,500平米程度の小さな公園となりますけども、開発行為であったり、区画整理であったりして造ったのが、この市街地の中で大半の公園だと認識しております。その場所も、偏っているような状況もあると認識しています。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) それでは、その身近な公園について少しお尋ねします。 マスタープラン策定のために、平成22年に実施されました市民ニーズを把握するためのアンケート調査で、身近な広場や公園の整備を望む声が多くあったようですが、その声は整備計画に反映されているのでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 平成22年に実施しましたアンケート調査は、都市計画マスタープランの策定に当たり、将来どんなまちになったらよいかなどの市民ニーズを把握するために行っております。この結果のうち、公園緑地等の整備で特に望まれていることは、身近な公園や広場が約44%ということでありました。これらの結果について、特に整備計画等に反映したものではなくて、都市公園マスタープランの方針を示す際の参考とさせていただきました。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) 方針ということで、計画には落とされていないということですが、公園整備について調べると、ほかにも緑の基本計画というのにも目標が設定されていますが、浜田市の公園整備というのは一体何の計画、何に基づいて進められているんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 水と緑のネットワークは市街地での公園、河川、海岸を結ぶ歩行者ネットワークの形成により、歩いて楽しいまちづくりを目指すものであります。 公園整備は何に基づいてということですが、先ほど申しましたけども、都市計画公園を造る際は、様々な開発あるいは区画整理によって過去から生まれています。そうした市街地の開発については、そうした事業でもってまちが形成されてきておりますが、そうした際に造られた公園がほとんど多いと認識しております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) ということは、身近な公園になりますと、計画的にというよりも偶発的に造られたような、聞こえるんですが、全体的な計画に身近な公園というのは示されていないということですね。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 冒頭申しましたけども、公園の配置、整備されている位置っていうのは、確かに市街地、偏りがあります。まちなかであってもない、公園が整備されていない地区もあれば、幾つかある、そういった地区もあります。そういったことは事実としてあります。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) それでは、マスタープランに示されている方針の一つをお伺いしますが、先ほども少しありましたが、浜田川の親水性の向上というのがあるんですが、これについては、親水性の向上っていうのは図られたんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 浜田川の親水性ですが、先ほどもお話ししました浜田川の中央図書館の前では、島根県によりまして階段状の護岸が整備され、公園、市道、そして階段状の親水護岸、こういったもので一体的には、親水性のある広場という言い方ができるかと思いますが、そのほかは浜田川に隣接している宅地、あるいは道路が一帯ずっと隣接していて、なかなか親水性の護岸をつくるという用地的な余裕はないと認識しています。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) 図書館の裏については、今、県で整備されたということですが、市が主体的に親水性の向上を図られてはないんじゃないかと思うんです。というか、河内町に親水公園というのがあるんですが、行ってみますと、もう草がぼうぼうで下まで降りれない。とても親水の状態になっていないんですが、もし市民に水に親しんでもらう公園をつくるんであれば、今、立地的に言って先ほどの図書館の裏というのは適していると思うんですが、ここを市として積極的に親水公園として整備するというおつもりはないんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 親水性については、県が管理する河川で親水性の護岸は造られているということです。 それから、図書館の川側の公園は私どもで管理しております。その部分を一体的に親水性のある広場としては、有効に活用できるとは思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) そこの図書館のところの水辺は、市民団体の方が子どもと遊んだりといろいろされているんですが、市としてそこを活用して、市としてという認識はないんですか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 私どもの立場としては、公園の維持管理を担当しているわけですが、そこを利用して何か仕掛けをするとかということは、現段階では、私どものほうは計画をしてはおりません。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) まさに縦割りだと思うんですけど、子どもが遊ぶんなら子どもに関係したところ、また後からも話しますけど、高齢者の方とかだったら福祉の関係ということで、公園といっても使う人によって、目線によって違うんですが、維持管理という目線だけで、都市建設部だけでお考えになっておると事が進まないんじゃないかと思うんですが、それについてはいかがですか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 先ほどの三浦議員のご質問に合うというか、それにもお答えしたと思いますけども、確かに、おっしゃるように、維持管理だけの目線であれば、空間の有効活用はできないということでご意見をいただいたわけです。 そうした部分で、先ほど議員おっしゃいましたけど、そこで花を植えたり、川に下りて草を刈ったり、そこで遊んだりという団体もいらっしゃるということですが、そうした部分で私どもの部と、そうしたことに対応できる部と併せて、何かできれば考えていってもいいのかなとは考えます。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) マスタープランの方針に浜田川の親水性の向上を図ると書かれていますので、それについては市として主体的に、積極的に取り組むべきじゃないかなと思いますが、次の中項目に入ります。 今後の浜田市に必要な公園整備についてお伺いいたします。 まず、子どもたちの遊び場としての公園整備の考え方についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 子どもたちの遊び場として、東公園、旭公園、三隅中央公園などの拠点となる公園と、身近な公園の両方が必要だと考えております。近くに公園や広場がないという地域もあり、そのような地域では、子どもたちの遊び場として、広場のような身近な公園を整備することも必要だと考えております。また、既存の公園の安全・安心のために、公園施設の点検、維持、更新を行っていくことも重要と考えております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) 子どもの遊び場が必要だというお考えだということで、安心しましたが、子どもっていうのは成長の各段階で遊びというのが必要不可欠なものだと言われています。その観点から、浜田市の子どもたちに十分な遊びの場は今提供されているのでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 子どもたちというご質問がありましたので、少し教育委員会のほうでお答えさせていただきます。 先ほどのパネルを見るまでは、子どもの数が減っておりまして、学校の規模は変わっていませんので、校庭は十分あるというお答えも考えておりましたけども、確かに個々の子どもたちにしてみれば、まち場の子どもに取ってみれば、近所の環境なんかも含めて、自由に遊べるという場所が減ってきているということはあろうと思います。 縦割りと言われるかもしれませんが、教育委員会としては、学校なり、そういったところはしっかり開放していきたいと思っておりますけれども、実際に保育園、幼稚園も含めて、子どもたちが土日も含めて遊ぶということになりますと、家の近くで保護者も含めて遊びたいということになると、先ほどから言われておりますような公園、こういったものが必要となると思いますし、またそのときにボールを使うとなると、フェンスなり、そういったものも必要になろうと思います。 なかなかすぐに新しく造ったり、対応するということはお答えできませんけども、こういう子どもたちの声が届いたということであれば、少しそういったことも含めて、私たちだけではなくて、都市建設部とか福祉、そういったところでも横の話をさせていただいて、可能なところから取り組めると思っております。また今回、6年生の子どもがこういった声を出したということで、保護者と一緒につくられたのかもしれませんけども、自分の思いをしっかり伝える子どもがおるということは、教育委員会としてもよかったと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) 原文のままなんですけど、6年生で社会問題とかという言葉を使われて、非常にすごいなと思いました。その子どもの遊び場なんですけど、今おっしゃったように、昔と比べると随分変わっております。昔、皆さんもそうだと思うんですけど、昭和の時代ですと、川、海、山、どこへ行っても遊んでいました。それだけじゃなくて、考えると人数が、昔は子どもが多かったので、10人、20人単位で、学校の校庭へ行ってソフトボールとかしていたんですが、今見ると、遊ぶ単位が3人とか4人とか5人で、その辺で遊んでいるんです。しかも、海へ行っちゃいかん。川へ行っちゃ駄目。神社にも車があって遊べない。ボールは使えないということで、考えてみると、子どもの遊び場というのは減っています。 浜田なんで、せっかくなので、今、自然で遊ぶことが減っています。昔は自然で遊ぶので、それなりの生きる力というか、危険を感じる力もあるんですが、今はそういうのがなくなっています。せっかく浜田は都会にない自然があるので、浜田ならではの遊びをさせてあげたいと思うんですが、話変わりますけど、来年から公民館はまちづくりセンターになります。従来の公民館事業、それからまちづくり事業が連携することになるんですけど、地域の子どもたちを自然の中で遊ばせる、そういうのは地域事業として公民館と、まちづくりと連携してできるんじゃないかと思うんですけど、それについていかがですか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) ただいまご提案ありましたように、まちづくりについて、今後、そういう方向性になろうと思います。 今、生涯学習課のほうでも、学校のほうへ自然体験活動の補助事業を使ったりして、そういった自然体験についてはしていこうという流れになっております。機構改革で市長部局へ行きますけども、まさにまちづくりと、地域と一緒になって子どもたちを育てていっていただければと思っておりますので、現在は教育委員会のほうへあります。生涯学習課のほうへ、その辺はしっかり伝えていきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) じゃ、先ほどの小学生の願いなんですが、ぜひ、そこだけじゃないと思うんです。浜田の中でボールを使って遊べないという子どもがいると思うんです。そういうところを酌んでいただいて、調査していただいて、既存の施設にネットがつけられるとか、何か、もしあれば検討していただけたらと思います。そしたら、私、家に帰って、堂々と胸を張って言ってきたよって言えるのでお願いします。 それと次の、子どもたちの遊び場となる身近な公園の整備についてなんですけど、策定中の次期のマスタープランについて、身近な公園という言葉が出てくるんですが、次期のマスタープランについてどのような検討を行っているか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 都市計画マスタープランは、都市計画法に定められた市町村の都市計画に関する基本的な方針のことでありまして、道路、公園、下水道など、都市施設の整備に必要な指針となるものです。したがって、次期マスタープランにおいても、公園の維持、整備の方針を示すことと予定しております。 今後の公園整備につきまして、現在のところ、具体的な予定はありませんが、市民や地域のニーズを把握し、整備について検討してまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) ぜひ、念頭に置いたプランをつくってもらって、また下位の計画に落としていただくとかしていただきたいなと思います。 あと、市内の公園を回ってみたんですけど、きれいな公園もあるんですけど、維持管理が不十分なような公園もあります。海の見える文化公園でしたか、あそこなんか、昔、私の子どもが小さいとき、結構連れていって、遊具があって遊んだんですけど、今、草ぼうぼうでなかなか入りにくいような状態になっているんですけど、そういう公園の管理については、予算とか体制とかは十分に取れているんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 議員が公園に行かれたときに、草ぼうぼうということですが、あそこはシルバー人材センターに委託して、草抜き、清掃、そういったことをしておられます。結構小まめにしておられるんですが、ちょうど谷間というか、時期的にそういうこともあったかもしれません。大変申し訳なく思っております。 今、議員指摘されましたが、樹木などの剪定、伐採など、管理が不十分で行き届いていない公園もあろうかと思います。剪定、伐採などは、業者委託もしておりますけども、公園の遊具など点検を行う際、気がついたところは直営によって木を切ったりしております。公園管理の予算は、決して十分とは言えませんけども、できることは直営でやりながら公園の維持管理に努めております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) やっぱりあるもの、使えるものは使えるように、機能を果たせるように管理をしていただきたいなと思います、いい公園だと思いますので。 じゃ、次、小項目の2番、浜田市を魅力あるまちにするための今後の公園整備の考え方についてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 公園は、地域の子どもたちの遊び場や子育てしやすい環境、地域のコミュニケーションの場など、利用者に快適な空間を提供する役割があり、魅力あるまちにするための大切な要素の一つであると考えています。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) 今現在、少子・高齢化、人口減少社会なんですが、地域で子どもから高齢者まで多世代が交流できるような公園というのが、今、浜田に必要だと思うんですが、それについての見解をお願いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 議員おっしゃるとおり、子どもが広場で遊び、大人あるいは高齢者の方が健康づくりや花や緑を楽しむことができるなど、様々な世代が交流できる場として必要なものであると考えています。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) このテーマを取り上げたときに担当課へ伺いまして、公園の位置図をいただきました。市街地の公園、かなりたくさんあるんですね、小さいところから。約50か所見て回ったんです。天気のいい、日中が夏日になるような、そんな天気の日だったんですが、50か所日中に回ったら公園を利用していたのは1か所だけ。それは、ご高齢の方がゲートボールをされていました。 最近、高齢者向けの健康遊具とか、あと障がい者も使えるようなユニバーサルデザインの遊具などもあるようなんです。こういうのをもっと増やして、日中でも、先ほどありましたけど、遊んでいないような、いろんな人が使えるような、特に高齢者、障がい者なんかが使えるような、そういうのを促進することが、またこれからの地域共生社会における公園だと思うんですが、この高齢者、障がい者のための公園ということで、健康福祉部長、何かご意見がありましたら。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 今まで都市計画部長がお答えしておりましたけれども、都市計画に基づいた公園整備、それには市民全体の、高齢者も含めた利用価値がある公園にしていただきたいということで、庁内で計画を立てていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) ぜひ、縦割りを排除して、よろしくお願いしたいと思います。 それと、あとこれからの浜田市、協働のまちづくりということで進められているんですけど、この協働のまちづくりを推進する上で、公園の整備や維持管理についても、市と市民と協働することが必要だと考えますが、公園についての協働の考え方について、ご意見をお伺いしたいと思うんですが。
    ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 現段階で公園の新設、整備予定はございませんけども、整備するに当たっては、規模に応じて地区、地域の皆様のご意見、ご提案を踏まえた整備が必要であると考えています。また、維持管理におきましても、市民の皆様との協働が必要と考えております。ある地区では、地域の方が自分たちで、公園の雑木の伐採あるいは清掃などをボランティアで実施していただいて、市のほうでは伐採された枝を回収すると、処分するということで、そうした協働で公園管理を行っているという状況も、そういう地区もあります。地域の方に、公園の環境美化に協力していただいている、そういった事例もあり、感謝しているところです。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) それでは、公園について、最後、策定中の次期マスタープランの策定の進捗状況についてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 次期都市計画マスタープランにつきましては、来年度末の策定に向けて業務委託契約を10月下旬に締結し、現在、委託業者と作成方法等について協議を行っているところであります。あわせて、今年度実施予定の市民アンケート調査についても準備しており、市民の意識とニーズを把握するよう、委託業者と協議を進めております。今後、庁内検討会議、都市計画の方針会議で都市計画の方針案を取りまとめ、浜田市都市計画審議会などで意見を伺う予定としております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) プラン策定に当たってもお願いしておきたいことは、先ほどの縦割りではなくて、教育も、福祉の意見を聞いてプランを入れてもらいたいこと、あと今委託されていますけど、委託されて立派なものが出てくると思うんですけど、出てきたものが計画だけで終わってしまうことがあると思うんです。思い入れがないといけないと思いますので、思い入れがあるプランをつくって、それを着実に推進していただきたいと思います。それと、先ほどの協働のまちづくりの視点で、公園の整備、活用についてもご検討をお願いしたいと思います。1番については以上です。 続きまして、2番目の項目、歴史文化保存展示施設について質問させていただきます。 このテーマ、私、一般質問で取り上げるのは、今回5回目です。私、なぜ毎回のようにこれを取り上げているかといいますと、まずは市民の関心が高いこと、それと今進められています専門検討委員会の議論、この内容が市民の皆様に伝わっていないので、私の一般質問を通して市民の皆様に情報提供したいなという思いもあって、質問しております。 それでは、まず一つの項目は、整備計画等策定支援業務委託についてお伺いいたします。 今回、業務を委託した業者とその契約金額、契約の内容についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 最初に、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 歴史文化保存展示施設につきましては、今年度、展示や活用などを検討するための専門検討委員会を設置しており、令和3年度に基本計画を策定する予定といたしております。コロナの関係でスタートが遅れましたけれども、8月に第1回の専門委員会を開催いたしました。このときには、私のほうから、昨年度作成いたしました歴史文化保存展示施設の整備方針について、委員の皆さんに説明を行ったところでございます。その後の専門検討委員会におきましては、浜田市の歴史資料や世界こども美術館の現状などについて説明をするとともに、歴史文化保存展示施設を整備する上で、検討すべき課題について議論していただいております。 ご質問の支援業務の詳細につきましては、教育部長のほうから答弁をさせていただきます。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 歴史文化保存展示施設整備計画等策定支援業務につきましては、公募型プロポーザル方式により選定しました、株式会社トータルメディア開発研究所に委託をしております。契約金額につきましては764万5,000円であります。内訳は、令和2年度が291万5,000円、令和3年度が473万円となっております。契約期間につきましては、令和2年9月29日から令和4年3月25日までとなっております。 業務内容につきましては、専門検討委員会の補助や施設整備の基本計画策定の支援などがあり、第3回の専門検討委員会から資料の作成や説明、提案などの補助を行っていただいております。また、浜田市の歴史資料の現状の把握や資料の保存、展示、活用方法の検討、そして施設の管理、運営の方法などについて、専門検討委員会の意見を踏まえ、基本計画としてまとめる支援をしていただくこととしております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) 丁寧な説明をありがとうございました。 私もこの専門検討委員会、傍聴に行っているんですけど、まだ先の議論になってくるのか、少しはっきりしないところもあるんですが、今回、今年度と来年度、2年の契約をされていますけど、今後の議論によっては、業務量が変わってくると思うんですけど、それによって契約の金額について増減とかというのはあるんでしょうか、ないんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 業務委託ということで、今、契約をしております。契約書の中には、双方協議の上、変更することが可能というところがあります。あわせて、今回仕様書の中に、新型コロナウイルスの影響によってという言葉を入れております。今現在、東京のほうからお二人の方がこちらへ来ていただけない状況がありますし、今後、拡大ということになれば、検討委員会自体が開催できるかどうかということもありますので、その辺は状況に応じて、増減も含めて対応できると認識をしております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) 分かりました。 そしたら、中項目の2、複合施設としての在り方についてお伺いをいたします。 先般示された資料の中に、複合施設の形態について、機能を統合した複合化というのと施設別の複合化という二つの考え方をお示しになられましたが、これについての説明と見解をお聞かせください。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 歴史文化保存展示施設と世界こども美術館の複合化の在り方につきましては、10月14日に開催しました第3回歴史文化保存展示施設専門検討委員会におきまして、今後、検討が必要な課題の一つとして例示をしたところでございます。 複合化の考え方としては二つあり、一つ目は機能を統合した複合化、二つ目は施設別の複合化でございます。 一つ目の機能を統合した複合化とは、歴史文化保存展示施設の機能である歴史や文化の分野と、世界こども美術館の機能である美術や創作活動を一つの施設として一体的に行うという考え方であります。二つ目の施設別の複合化とは、歴史文化保存展示施設と世界こども美術館、それぞれの機能を独立させるという考え方です。 複合化としての在り方については、整備の基本計画全体に関わる重要な課題であると考えております。専門検討委員会の委員の皆さんにも認識していただきましたので、今後、展示や活用の具体像について議論していただいた上で、改めて検討したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) この二つの複合化の考え方なんですけど、この複合施設の在り方っていうのは、この施設の設計する上で基本的な考え方になるものだと思うんです。この方針をまだ決めずに、今度から展示部会、それから活用部会ということで、部会に分かれて議論が始まるということなんですけど、基本的な複合の考え方を決めずに議論というのはできるんですか。どのようにしていくでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 今後の議論の進め方ということでございます。 次回からは、先ほどありましたように、具体的な活用方法、展示について、それぞれ部会で分かれて検討していただくということをお示ししております。ほかにも多くの課題があるということで、議員が言われましたような複合化についての考え方は、一定の整理が必要と思っております。 まだ、具体的にこちらからはお示ししておりませんけども、これまでの基本方針、市長が説明しました基本方針の中でもそうですけども、美術館の4階、5階を展示室にしたり、収蔵庫にするという意見から、こども美術館の機能をできるだけ残そうと、こういったご意見もいただいた中で、現時点ではこども美術館の機能をできる限り残すということにしております。あわせて、基本方針の中でお示しをしております計画といいますか、イメージ図でも、美術館の中には、収蔵庫は造りますけれども、展示施設は別棟ということをしております。そういった意味では、基本的には、機能別の統合ということが基本的な考え方にあろうと思います。ただ、この辺を含めて、委員の皆様には、こういった施設を造る上では、二つの考え方がありますよということを示させていただいております。その辺も含めて、今、課題についてはご理解をいただいておりますので、先ほど言いましたように、基本的な考え方については再度説明をさせていただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) この複合施設の在り方は少し分かりにくいんですけど、施設別の複合化というのは、受付が一緒で入ったらこども美術館と資料館に分かれると、全く別のものというのが施設別。もう一つ、機能を統合した複合化というのは、歴史の資料と美術の資料を融合させたような展示を検討するという、そういうことで市民の人に認識してもらっていいんですか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) なかなか表現がいたしいとこもありますけども、今、議員が言われましたように、現時点で考えているのは、確かに受付は一緒ですけども、そこからこども美術館部門と歴史部門には一応分かれていただくというイメージをしておりますので、議員がおっしゃったようなことで、市民の方にはある程度理解がいただけるのかなとは思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) であれば、施設別、分かれるんであれば、検討は簡単ではないですけど、すんなり済むと思うんですけど、機能を統合した複合化となると、かなり、展示とか見せ方も全然変わってくるので議論の質が変わってくると思うんですが、これをまだ決めずに展示、活用の具体的な方法を検討するということですけど、このまま進めて議論が後戻りするということないでしょうか。大丈夫ですか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 議員さんにはいつも傍聴していただいておりますので、検討委員会の雰囲気も併せてご理解をいただいておるものと思っております。 確かに、議員おっしゃるように、ここの、今の複合化の方針を決めずに個々に分かれたときに、今回、いろんな意見が今飛び交う中で、まとまりが心配されるということはあろうと思います。私どもも、その辺は多少懸念をしておりまして、先ほど言いましたように、考え方についてはしっかり説明をさせていただいた上で、部会の冒頭でもその辺を伝えさせていただければと思っております。ただ、これを決定ですということではなくて、基本的にはこの考え方で今まで来ておりますという中で、専門家としての知見を発揮していただいた上での意見をいただきたいとしていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) この後、通告の項目と少し違うんで、再質問ということで捉えていただきたいんですが、先日、11月27日に開催されました第4回の専門検討委員会、傍聴へ行きましたが、その検討委員会におきまして、増設する建物について議論されました。その結果、整備方針に示された案、それは皆さんもご存じの、こども美術館の向こうっ側に平家の建物を建てるという案ですけど、その整備方針の案よりも床面積が1.5倍を超えるもの、そして美術館の3階の多目的ホールから日本海が見えるんですけど、その日本海の眺望を阻害する恐れがあるように、2階建ての建物の案で進めることが決まりました。そもそもこども美術館の増設というのは、整備費を安くするためにこの案を採用したはずなんですけど、またこの整備費が、1.5倍の床面積になりますから高くなると思うんですが、そして景観にも影響を及ぼすそういう案に、今、市民の人はこれは聞いていないと思うんですけど、市民の人がこれを聞くと納得できないと思うんですけど、今後、この専門検討委員会、どのように議論を進めていくつもりなのかをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) ただいま議員からありましたように、第4回の中では、3階の多目的ホールから日本海を臨む景観に対して、どういったイメージかということを、CGを使って子どもの目線で見た場合、こう見えますというのをつくっていただいております。その中で、平家建てのものと2階建てのものを提案しております。ただ、このときに委員の皆様からは、もともと収蔵庫と展示スペースは近いほうがいいということの中で、2階建ても可能ではないかという話が出ております。あわせて、このときにお示ししましたCGのほう、2階建てにしても若干海のほうへ影響が出るかなという図面を示しておりました。 ただ、会議の後半、私のほうから少し発言をさせていただいたんですけども、イメージ図とスケール、高さの表示について少しおかしいよというのがありまして、3階の多目的ホールの高さが8メートルという説明をしております。2階建てにしたときに10メートル85センチが屋根ですよという言い方をしております。そうなりますと、3階の建物の床から2メートル80センチの屋根が見えるということは、眺望は完全に塞ぐという状況になります。ただ、CGの中では、見えるというCGが出ておりましたので、これは少し私ども、事務局のほうが事前の業者との打合せができていなかったなと、非常に反省をしております。誤った情報で委員さんの方に、2階建てにしても十分眺望が確保できるというイメージを与えてしまったのかなということは反省をしております。これは今、業者とも再度、前回も、高さについてもしっかり資料を出せませんでしたので、この辺はもう一度精査をした上で、提案をさせていただこうと思っております。 もともと当日は、皆さんに日本海の眺望も含めたり現場も歩いてもらって、イメージをしていただこうというのを主な目的にしておりました。その本来の目的に対して少し誤ったような資料を出したことは、大変反省しなければいけないと思っておりますけども、委員の皆様は、使う上で有利だということで2階建てを言っておられますけども、予算のことも含めて、私のほうからエレベーターが要りますということもさせてもらいましたので、そこについては再度、次回のときに、入る前にしっかりとした説明をさせていただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) そもそもなんですけど、さっきも言いましたけど、こども美術館へ併設する、増設するという案は、整備費を安価にするところから来ているんです。それが大前提でこども美術館をやった、それで整備方針が決まっています。それなのに、先ほど業者がプランをつくるのに、床面積が1.5倍、520平米が800平米になるようなプランを出してくるというのが、まず理解できません。 それで、委員の方も議論の流れの中で、大方の方がその案、収蔵庫が一緒になるということでそれを進めましたけど、そもそも大前提、先ほど市長は第1回目のときに、この整備方針について委員にご説明されたということなんですけど、委員の方が1.5倍になるプランに賛同するっていうのが、整備方針についてが委員の方に伝わっていないんじゃないかと思うんですけど、委員の方は、この辺は十分理解されてこれから議論進んでいくんでしょうか。心配なんですけど、どなたかお答えください。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 実は、私も先般そういった、収蔵庫を施設に近いところに置くべきだという議論があって、2階に収蔵庫をという、そういう話があるという話を報告を受けました。そのときに、今、専門委員会でいろいろ検討いただいているんで、間に口を出すというのもなかなかどうなのかなと思いますが、ただ事務局のほうには、今、議員からお話がありましたけれども、市民の皆さんに説明した基本的な考え方でいうと、安価にしようという、したがって基本的にはワンフロアという話だよと。それから、眺望のこともあって、ワンフロアだよという話は伝えております。 その後、教育委員会のほうから私に報告があったのは、2階2階という言葉が独り歩きしているんですけれども、決して2階に展示室を造るとか、エレベーターを設置するということではなくて、言ってみれば、屋根裏を使って何か収納ができないかということで検討していると、そんな報告を受けているとこでございますんで、したがって今、2階という言葉がどんどん独り歩きしているみたいな感じがしますけれども、そこら辺は、次回の検討会のときには、しっかりと基本的な市の考え方はこうだよと、その枠の中で考えてほしいということを伝えてほしいなと。 ただ、屋根裏を使うということが果たして、技術的に可能であればコストもあまりかからないで、それは一つの考え方としてあるのかなと。決して、エレベーターを造らなくて荷物だけは、何といいましょうか、リフティングできるような、そういうことで、屋根裏を収蔵庫で使うというのは、ひょっとしたらあるのかなということを踏まえて、検討してもらうように言ったとこでございます。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 面積が増えたというご指摘をいただいておりますけども、これはこども美術館の3階の奥の部屋を収蔵庫にすると、この改修費用も見ておりますけども、先ほど言いましたように、委員の中から収蔵庫は近いほうがいいということがありましたので、この改修に必要な面積と予算を外に付け足したらどうかということで、約280平米ぐらいですから、520を足して800ですか、そのものが提案をされたということですので、いきなり大きくなったのではなくて、こども美術館の改修をしようとしていた部分の面積と費用を、ただ平米単価は違いますので、それが外に出せないかなということでしておりますので、全体が、確かに800ということが出ましたので、その辺の説明を当日うまくしておりませんでしたので、この辺も含めて反省をさせていただいて、しっかりこちらの思いというのは伝えていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) そうするとまた議論が後戻りすることになるんですけど、そもそもそのところを押さえて基本整備方針、そこからスタートしているはずです。だから、それがほごにされるということは、整備方針が何だったのかということになりますので、十分に注意してほしいんですが。 それと、もうどうしても整備方針どおりにはいかないと、費用がかかってしょうがないというんだったら一つ提案があります。現在、郷土資料館を建て替えということで進んでいるんですけど、郷土資料館の資料を大別しますと、書画とかの美術品、それから民具がたくさんあったり、歴史関係の資料がございます。ですから、この郷土資料館の資料を既存の施設に分割して保存、展示すればいいと思うんですけど。例えば、郷土資料館の収蔵資料のうちの書画等の美術品、これはこども美術館と石正美術館に分けておく。民具もたくさんあります。民具のほうは、例えば金城の民俗資料館で、民具等あるんで一緒に展示してもらう。そして、例えば歴史関係の資料、これは浜田城資料館、増設が必要かもしれませんけど、そこに置く。そうすると、機能が同じところに同じものを持っていけるんで無駄がなくいけるし、設備も最小限で済むと思うんです。こういう最小限の費用でできることをもう少し考えたほうが、これがどんどん展示スペース、収蔵スペース、いろんなものが大きくなっていって費用がかさむと困ると思うんです。それについてはどうでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 議員さんのほうから今、新たな提案をいただきましたけれども、先ほどありましたように、まずは昨年1年かけてしっかり議論をしていただきました整備計画、基本方針をつくっておりますので、これはベースになろうと思います。これでどうしても、先ほどありましたように、金額が無理だよということになれば、また次の案が出るかもしれませんけども、現時点ではあくまでも1年しっかりかけて方針を出しました整備計画の基本方針、これを再度委員の皆様に、丁寧に私どものほうから説明をすべきだろうと、その上で判断をいただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) その整備方針どおりにいっていないから、できないんだったらこうしたほうがいいんじゃないですかって言っているんです。整備方針どおりに議論を進めていただければ、それは、それもよくないですけど、それが大前提ですので。 それから、この専門検討委員会、もう4回済みましたけど、先行きが心配です。展示、活用の専門的なところは、専門的な委員さんにしてもらったらいいんですけど、そもそもの整備費とか整備場所、それについて基本的なところは、市が整備案をつくったんですから、市がもう少し主導的な立場で主導していかないと、迷走していくんじゃないかと思うんです。最終的に、市民に愛される資料館を造るという考えなんですけど、この議論が市民不在にならないようにしてもらって、進めていただきたいなと思います。一言お願いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 今、議員さんのほうからいろいろご心配事、そういったものをいただいたと思っております。 確かに、整備方針、そういったものの案が、委員さん方に十分理解していただきたい部分もあるのかもしれません。その辺については、再度、徹底をしたいと思っておりますし、建築費、それから機能の部分、そういった点については、今は専門委員会、いろいろ会長さんと相談をしながら会議をやっておるんですけども、事務局としてもいろいろ、主導権も少しいただく中で、積極的な発言、そういったものも会議の中で取り入れていきたいと思っておるとこであります。 いずれにいたしましても、整備費につきましては、市民の皆様方、また議員の皆様方、一番関心の高いところであります。新たな2階建てで面積が1.5倍になるという話もありますけれども、全体の整備費については、今までの計画どおり、何とか抑える方向でまとめていきたいと思っておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 西川議員。 ◆3番(西川真午) ぜひ、よろしくお願いします。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開は2時55分といたします。            午後2時43分 休憩            午後2時54分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。2番沖田真治議員。            〔2番 沖田真治議員 質問席〕 ◆2番(沖田真治) 議席番号2番、会派山水海の沖田です。 今年、令和2年も残りあと一か月を切りました。振り返ってみると、今年はとんでもない一年になったような気がします。そんな暗い話題が先行する中、少しきらりと光る話題を一つ、紹介したいと思います。 今年11月21日に、浜田東中学校で第1回のロードレース大会というのを行いました。最初は、走るということで子どもたちもあまりいい顔もしないし、保護者からもどうなんですかという声もありました。ただ、実際行ってみると、子どもたちが学年だよりで答えていたことは、やってみたらよかったと、来年もやりたい、関わっていただいた保護者の皆さんも、来年はもっといい大会にしたいという意見が多かったです。それは、子どもたちが一生懸命走る姿というのは、人の心も変えるし、すごいエネルギーを持っておるもんだなと、私、46歳のおっさんは心の底からそう思いました。そして、今年、国府小学校、東中学校を出身した三浦龍司君が世界を目指して頑張っています。今回はとても残念ですが、来年には日本中に大きな感動と、そして浜田の子どもたちに大きな夢を与えてくれると信じております。今回の質問は、そういった意味で、子ども、学校に関することで質問していこうと思います。 まず、大項目1の通学路の安全対策についてでございます。 中項目の1、通学路等緊急安全対策事業について。 平成24年度から令和元年度、11月7日現在で危険箇所数は総数339件で、内訳は対策済み224件、対策予定52件、検討中32件、実施中13件となっており、対策済みの割合が71.4%となっておりますが、令和2年時点の対策予定件数、検討中、実施中、対策済みについての割合をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 平成24年に京都府亀岡市で、登校中の児童の列に車が突入した事故が発生いたしました。これを受けまして、その後、通学路の安全点検や安全対策を行ってきているところであります。また、昨年には、滋賀県大津市で保育園児の列に車が突入するという痛ましい事故が発生いたしました。このことから、未就学児が移動する経路についても、国、県、警察等の関係者と合同で緊急点検を行いました。その結果、安全対策が必要な箇所が見つかり、今年度からふるさと寄附を財源として、集中的に通学路等の安全対策を実施しているところです。 ご質問につきましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 本年11月6日に開催しました通学路安全推進会議において、対策状況の確認を行っております。その時点で全378件のうち、対策済みが290件、実施中が13件、対策予定が42件、検討中が33件となっており、対策済みが全体の76.7%となっております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 今年度から3か年の予算で要望箇所っていうのは、これ全て賄うことができるのでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 今年度から実施しているわけですが、この事業を立ち上げる際は、これまで受けました要望に対応する上で、必要な予算額を積み上げて予算要望しておりますので、現段階で昨年までの寄せられた要望にはお応えできると思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) それと、この危険箇所の通報についてですが、今年度、コロナ禍でPTAの集まりあるいは学校評議員会というのを開けなかったケースが多々あったと思うんです。そのことが、通報件数が今年極端に下がったとか、そういったようなことがなかったかどうか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 議員ご指摘のように、今年はコロナの関係でなかなか外へ出られないということがあったと思いますけども、通報について特に下がったとかというのは、これはその年によって危険箇所、改修すれば減りますので、特にその影響は、件数には出ていないと認識をしております。学校によって対応がなかなかできなかったとこもあろうとは思いますけれども、特に件数への影響ということは、ないものという認識をしております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 続いて、次の質問に移りますけど、いずれの要望も緊急性があったものだと思いますが、事業着手の優先順位等の基準についてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 通学路安全対策における優先順位の基準ですが、車の通行量や、道路の幅員、路肩など高低差による転落の危険性など、緊急性が高いと判断した箇所を優先して実施しております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 工事の優先順位なんですけど、例えば数年来の要望箇所もあれば、ここ1年とかという短い期間のものもあると思うんですけど、こういった要望が上げられた時期というのは、優先順位に反映されているんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 基本的には、先ほど申し上げましたけども、緊急性、先ほど申し上げた3点によって実施してまいります。早く要望をいただいたところっていうのは、早めに実施しなくてはいけないということは重々承知しておりますけども、そういった緊急性を基に対応したいと思っております。当然のことですけども、先ほどお話ししましたとおり、積み残しがないように、この3年間で今までいただいた要望は全てクリアするように、頑張っていきたいと思っています。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) ぜひ、積み残しのないように整備していただきたいと思います。そして、これは保護者の立場からすれば、大変ありがたい事業だと思います。市長、ありがとうございます。 続きまして、中項目2番の質問に移らさせていただきます。 浜田市通学路交通安全プログラムについて。 市教育委員会の役割として安全教育の推進とありますが、具体的な取組内容、学校に対し指導などを行っているのかをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 通学路交通安全プログラムにおいて、教育委員会の役割の一つに安全教育の推進を支援するということがあります。その具体的な取組として、浜田子ども安全センターを中心とした交通安全教室の実施やボランティア表彰を実施しております。また、児童・生徒が交通安全に対する知識や技能を身につけるための支援や、地域の方の見守りに対して感謝を伝える場、こういったものを設けております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 感謝を伝えることというのは、とても大事なことだと思うので、すごいいいことだと思います。 そんな中で、先ほど知識、技能を身につけるとおっしゃられましたけど、これは学校が主体で行っているのかということと、それと知識や技能を身につけるということの、具体的に何をやっているかということをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 基本的には、学校の考えでそれぞれやっていただいております。学校の場所によって、通行量が多いところもあればそうでもない、逆に熊とか、そういったものの遭遇というとこもありますので、これは個別の学校での判断でいろいろなことをしております。 内容としましては、基本的には、子どもの場合ですからまず信号の渡り方、高学年になれば自転車の乗り方、交差点の渡り方、そういったものを基本的なところからしておると思います。中学校になると、それがまた少しレベルアップをした形という認識をしております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) ということは、もう各それぞれ学校の考え方に何となく任せておるよと聞こえるんですけど、何となく教育委員会の関わりっていうのが分からないんですけど、もう少し教育委員会の関わりということを教えていただければと思います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 先ほど申しました浜田子ども安全センター、これは教育委員会、今の分庁舎の2階にございますけども、ここがそういったことを主体に取り仕切っておりますので、当然、学校教育課の中で一緒にやりますけれども、決して全てを丸投げということではありません。ここが一緒になってやっておるということでございます。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) いつだったかな、時期は忘れたんですけど、三隅中学校でスタントマンの方を使った交通安全教室をされました。その1か月後ぐらいだったかな、鳥取県でも同じような安全教室を行って、地域の見守りの方とか保護者から、何で三隅中学校はやってうちの学校ではないんだという素朴な疑問を言われる方もおられました。学校によって教育内容に、先ほど言われたように、交通量の多いとかいろんな各地区の事情というものはあるでしょうけど、何かばらつきがあるんじゃないかなと思いますけど、そういった学校に対しての、ある程度、浜田市として、最低限これだけは身につけてもらおうやっていう取組っていうのは、教育委員会としてお考えはないのか、お尋ねします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 基本的な安全教育というのは、どこでもしなければならないということはあります。 先ほどありました三隅中、スタントマンをということですけども、これは民間事業者がされたという認識をしております。ですので、鳥取県もあったということですので、手挙げ方式なのか、それぞれの実施主体の予算の範囲内で巡回をされるということもあろうと思います。こういった機会があれば積極的に参加をして、なかなかスタントマンが実際に跳ねられるというのを目の前で見るわけですけども、まさに危険というのを身をもって感じるという機会、これはなかなかできませんので、こういったことは可能な範囲で、学校のほうが申込みをしていただければと思っております。これを市でやるということになりますと、なかなか予算のこともありますけれども、基本的な交通安全についての認識はしっかり持たせたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 続きまして、次の質問に移りますけど、プログラムの構成員は行政関係、公安委員、学校関係で構成されており、地域で見守り活動をされている方々の、地域住民の関わりがないように思えます。地域住民が行っている見守り活動をされている皆さんの意見はどのような形で反映されているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 見守り活動をされている地域の皆さんの意見の反映、これにつきましては、見守り隊の皆さんで構成をしております浜田市子ども安全連絡協議会、こういった組織があります。この協議会の事務局、これは先ほど申しました浜田子ども安全センター、ここが担っておりますので、見守り隊の方からのご意見、これをしっかり受け止めるという窓口になっております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) そこに寄せられるご意見なんですけど、これは例えば危険箇所なのか、それとも通学のマナーなのか、どういった意見が寄せられるか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) この見守り隊の隊員の方はそれぞれ思いがあると思いますけども、見られた中で危ないよと思った行為あるいは場所、気づかれた点については、遠慮なく報告していただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。
    ◆2番(沖田真治) 恐らくなんですけど、これは東中校区だけに限った話かもしれませんが、学校評議員会、もう数年来、毎年自転車マナーの話が、自転車の乗り方、出てきます。これは東中に限った話かもしれませんが、昔はある程度、何キロから自転車通学がオーケーだったんだけど、今はそれがなくなってしまったんで、自転車の量も増えてきたっていうのも正直あるんですが、通学で一番危ないなって思うのは、恐らく私、自転車だと思っています。この自転車のマナーっていうものをきちんと指導しないと、さっきの通学路安全対策事業で危険箇所を3年間もかけて、多額の予算までかけて使っても、結局子どもらが、その認識がなければ私は何の意味もないと思うんです。何というんか、ちぐはぐというんかな、何かすごいもったいないような気がします。なので、先ほど部長は予算のことも言われましたし、あれなんですけど、子どもたちの安全を守るんであれば、セットで事業をやっていくべきだと思うんですけど、お考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 自転車のマナーという点をいただきました。確かに、浜田東中校区、どちらかというと交通量がそれほど多くないところですから、川沿いの道もあそこを通って通いますので、そういった意味では少しルーズになる可能性はあろうと思います。ただ、基本的に、自分の身を守るということが交通安全の基本にはありますので、その辺は教育委員会がどうのこうのではなく、保護者も含めて学校もそれぞれしっかり指導すべきだろうと思っております。 いわゆるマナーの領域も入ろうと思いますけれども、自分の身の安全を守るためだということをしっかり教えながら、その結果、交通安全も必要なんだということをしっかり指導していきたいと、この辺を今、浜田東中の話をいただきましたので、校長会等でもその辺はしっかり提案をさせていただいて、安全教育を進めるようにということをお願いしていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 話を蒸し返すような話になるかもしれませんけど、浜田市として今度、要するに子どもらの安全を守るために道路をやるわけです。なので、浜田市としては、子どもらの安全確保は大事だよということを、校長会でも声を大にして私は言うべきだと思います。どう思います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) ご提案をいただきました。中学校になって初めて自転車に乗るというよりも、小学校のときから恐らく子どもたちはもう自転車に取り組んでいますので、そういった意味では、この教育っていうのは小学校の頃からしっかりすべきだろうと思います。校長会は小・中一緒に来ておりますので、そういった面でも、まず乗り始めの段階でしっかりそういった教育をするということも必要になろうと思いますので、その辺の徹底についてはまたお願いさせていただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 事故は、一瞬で本当に何もかも駄目になってしまう可能性があることです。子どもたちもまだまだそういった意味では、自分の身を守るということは未熟な部分も多々ありますので、今後、道路も直しました、指導もやりましたということで、悲しいような出来事がないよう、徹底に努めていただきたいと思います。 続きまして、質問を大項目の2の新しい学習指導要領について、質問させていただきます。 中項目1の周知についてですが、小学校は2020年度から、2021年度からは中学校でも始まる新しい学習指導要領やタブレット端末の導入など、学校教育が大きく変わろうとしています。保護者は趣旨、内容を理解しておく必要がありますが、コロナ禍で、内容を理解し話し合う機会となるPTA総会をはじめ、クラス懇談会など保護者が集まることを中止せざるを得ない状況のため、学校、PTA組織だけでは十分に内容を周知し切れない状況であり、行政の協力が必要であると思いますが、保護者への周知についての考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 各学校におきましては、PTA総会等で保護者へ新しい学習指導要領について説明する場を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症への対応のため、多くの学校で実現できておりません。学校だより等によりまして周知を図っている学校も多くありますが、限られた紙面であり、十分な周知には至っていないと思っております。 教育委員会では、6月に石見ケーブルテレビにおいて、子どもが主人公の教育を目指してと題して、これまでの学習指導要領との違いや基本的な方向性、教育委員会の具体的な取組についての説明をいたしました。この番組については、インターネットで浜田市情報番組と検索すると、浜っ子タイムズの動画チャンネルで見ることができることになっております。保護者へは、各学校を通じてこのことを伝えるとともに、文部科学省のホームページに保護者説明用のリーフレットがございますので、このことも伝え、周知への取組を図ってまいりたいと考えております。また、校長会、教頭会の場において、各学校が保護者へ、学習指導要領に沿った学校としての方針などを直接説明する機会を設けるように、働きかけをしてまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) この6月に、子どもが主人公の教育を目指してという番組を教育委員会のほうでつくられたと言いましたが、この目的というのは、保護者へしっかりと新しい指導要領を理解していただきたいという認識でよろしいですか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 先ほども申しましたように、新しい学習指導要領のPR、それから今、浜田市が行っている教育の基本的な方針、そういったものを保護者の皆さん、また市民の皆さん方にお伝えするために、教育委員会としては初めて行政番組へ出たんですけども、そういった取組をやらせていただいたものであります。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 保護者の立場からすると、新しい学習指導要領とか、もう聞き慣れない言葉がここ最近、いっぱい出てきますんで、正直、それって一体何なんだっていうところから入ってくると思うんです。厚生労働省のホームページを見てっていう保護者も、なかなか全般的にもおられんかなという気もしています。 そんな中、教育委員会としてはしっかり周知をしていきたいということで、これをつくられたと思うんですけど、それだったらもう学校にお任せするっていうのもそうなんかもしれませんけど、教育委員会として保護者にもうちゃんと見てくれと、しっかり見てくれということで、私は紙、プリント、あれで周知するのが一番間違いないんじゃないかなと思っております。これ、インターネットで動画も載っけていますっていうことだったら、QRコード一つつけとけば簡単に見られますし、ぜひここの周知というものをしっかりやっていただきたいと思いますが、もう一度お考えをお願いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 確かに、6月にやりましたときには、十分な周知ができていなかったと反省をしているところであります。今後、今、内部で調整をしておるんですけども、文部科学省が作っております保護者用のリーフレット、これも内容的に難しいところがあるんで、少し説明を加えたようなものを教育委員会のほうで新たに作って、それと、それから6月にケーブルテレビでやった内容の周知、そういったものも併せて紙ベースで全保護者に配る、そういった準備を今、しておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) ぜひ、とにかく多くの保護者さんに分かっていただけるように、この周知の徹底というものを図っていただきたいと思います。 これ、最後の質問になりますけど、社会に開かれた教育課程の実現のためには、地域の方々の力添えが必要であると思っております。保護者同様に、趣旨、内容を理解してもらう、地域住民にもその必要があると思いますが、地域住民への周知についてのお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) ご指摘のとおり、このたびの学習指導要領では、各学校が児童・生徒に育てたい力を明確にし、その力を育成するための重点とする教育活動を定め、地域に説明しながら協働して児童・生徒を育てていく、社会に関かれた教育課程、そういったものを推進していくと書かれております。 教育課程については、校長が編成することになっており、校長は社会に開かれた教育課程への取組の第一歩として、児童・生徒につけたい力を踏まえて編成した教育課程について、各学校の学校評議員へ説明をしております。また、学校の教育活動へ参加していただく地域ボランティアの皆様にも、活動ごとの事前打合せを通じて学校としての考えを説明をし、活動の目的、目標を共通認識した上で児童・生徒に関わってもらい、活動後には振り返りを行っているところであります。 今後も、このような取組を継続するとともに、学校だより等において取組状況やその意義を伝える働きかけを各学校で推進するよう、指導してまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 子どもにどんな力を身につけさせたいかっていうことですけど、保護者の意見として、浜田市子ども・子育てに関する市民実態調査のアンケート結果で、多くの保護者がコミュニケーション能力や挨拶できるなど、人との関わりを上げております。私は、地域の関わりっていうものが、新しい教育要領だろうとそうじゃないときでも、大事だと思っております。 かつて、私らがまだ学生だった時分っていうのは、まだ地域にやかましいおっちゃんやおばちゃんがおってくれたりして、当然、悪さしたり、自転車などもノーヘルで走っておったら、ヘルメットかぶりんさいなんかということがごくごく当たり前でした。ただ、大人になって、ここ最近、学校と地域の距離が少し遠くなってきているなっていう気はとても思っております。 先ほどの通学路の問題もそうです。地域が学校だけでは解決してくれないことを、解決とまではいかないけど、大きな力添えには間違いなくなってくれていると思っております。そういう意味で、学校もまだまだ地域に対して窓を大きく広げていないな、まだまだ窓って言いにくいんで、何か口が狭いような気がしております。ここは、しっかり学校側も地域に対して扉を開いていただきたいなと私は考えておりますが、教育長、いかがお考えでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 今回の学習指導要領の改訂の中でも、地域と学校、今まではどちらかといいますと、地域の方々が学校の教育の支援をするというのが主でありました。しかしながら、そういった一方向の関わり方ではなくて、学校も地域に出ていって、地域のために何かの活動をすると。双方向、それぞれウィン・ウィンの関係、そういったものをつくり上げる、協働で子どもたちを育てていくという、そういった姿勢、それが今回の改訂の中では強く出ております。 そういった取組が今後も必要ですし、そういった活動ができるように、教育委員会は学校を支援していきたい、また保護者についてもいろいろと、教育委員会としてできる指導については行っていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 教育委員会でも、先ほどの通学路の話をまた蒸し返すわけじゃないですけど、緩やかな見守り活動ってされています。あれも、ただ緩やかな見守りで、ただ見るだけじゃ私は意味ないんじゃないかなって、正直なところ思っております。これからは地域というものをどんどんどんどん関わってもらえるよう、学校のほうもこれからそういうふうに、窓を大きく開けていただきたいなと思います。 社会に開かれた教育ということです。学校が幾ら窓を広く開けてもらっても、地域がそれに応じてくれないと、何の意味もないんじゃないかなと思っております。今、先ほどの教育長の答弁でもありましたけど、公民館がその接点となって学校に関わってくれていると思います。これは、コミセン化になってもこの部分っていうのは、まず大事にずっと続けていってほしいなと願っております。 その上で、昨日だったかな、同僚議員の答弁で、コミセン化になって人材育成ということを部長述べられていました、この機能の充実のところで。確かに、人材育成というのは、私もとても大事だと思います。私、社会教育云々かんぬんっていう小難しいことはよく分からんっちゅうか、うまくよう言わんのんで何なんですけど、人づくりも大事ですけど、私は地域の人材発掘というのも考えられてみてはいいんじゃないかなと思います。 というのが、学校側が今度地域にっていうことで開かれるということになると、地域では自治会活動とか、そういうのには何かおっくうになるんだけど、ただ子どもらのためにっていうことだったら、私は頑張ろうっていう人もおると思うんです。そして、浜田市内には必ずそういった熱い思いを持った、百戦錬磨のおばちゃんと言われるつわものもおられると思うんです。今後、コミセン化になっていく上で、人づくりもそうですけど、人材発掘ということも併せてできないかなと思いますが、お考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) コミュニティセンターがこれから学校との連携を今までどおり守りながら、さらに子どもたちの教育や見守りに対して、一緒になって取り組んでいただける人をつなげていくっていうのは、大きなことだと思っています。できれば、地域活動は難しいけど子どもたちだったらという方ばかりじゃなくて、そういう方も地域活動に協力していただきたいという思いを持っておりますけども、これからコミュニティセンターがいろんな形で活動が増えていきますと、拠点になっていきますと、多くの方も集まってこられると思っていますので、そういう人の中からいろんな人探しではないですが、人のネットワークの中から学校の子どもたちに少し、何か関わりたいなという人が新たに掘り起こされてそういう方と結びつけられる、そういうこともコミュニティセンターを中心として活用していただいて、広がっていけばいいかなと思っております。 ○議長(川神裕司) 沖田議員。 ◆2番(沖田真治) 私も、一保護者です。この浜田という地域は、これ、浜田東中校区だけかもしれませんけど、結構、見守りで関わってくださる方も多いんかなと思っています。下校時に出てこられる方もおられます。正直、浜田市で、共稼ぎじゃないとなかなかやっていけん状況なので、各家庭の親というのは忙しいんで、朝なんか構ってやれません。ありがたいなと思っています。そして、玄関には、時にはサツマイモや大根がぼんって置いてあるような、浜田というのはまだまだ心温かい地域だと思います。先ほど、同僚議員が縦割り縦割りって言いますけど、これは全市、社会でこれから浜田の子どもたち、いい子に育ててほしいという思いです。以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) 4番村武まゆみ議員。            〔4番 村武まゆみ議員 質問席〕 ◆4番(村武まゆみ) 4番議席、山水海の村武まゆみでございます。本日最後でございます。皆様お疲れのことと思いますが、もう一踏ん張り頑張っていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、早速質問のほうに入ります。 大項目1、浜田市協働のまちづくりについてでございます。 来年4月から、浜田市の協働まちづくりが始まります。公民館のコミュニティセンター化として、(仮称)まちづくりセンター条例案が出ております。この(仮称)まちづくりセンターの内容が今後、浜田市のまちづくりを進めていくのに大きい役割を持つと考えております。コミセン化部会のアドバイザーの東京大学の牧野先生と、先日オンラインでお話をする機会がございました。牧野先生からは、今回の浜田市の取組はまちづくりセンターを公民館的に位置づけたり、一般行政に社会教育の担当課を設けたりと新たな試みが入っており、全国的にも注目される取組ではないかと言っていただきました。私もそれを聞き、とてもうれしく思いました。ただ、形はきれいに仕上がっても、中身が伴っていないと意味がございません。 (仮称)まちづくりセンターについて質問をいたします。 本日、午前中の質問にもございました。公民館職員や公民館利用者から、4月以降、まちづくりセンターになりましたらどのような運営方法になるのか分からないという、不安な思いをよく耳にいたします。現在、どのように公民館職員へ説明をされているのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 公民館職員への説明につきましては、適宜、館長には行ってまいりましたが、公民館主事を対象とした説明会は行っておりません。そういったことから、主事から不安の声が上がったのかなと思っております。今後は、より具体的な事務等を協議するため、公民館主事に対して、丁寧な説明をする場を設定していきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) おっしゃるとおり、主事さんのほうから不安な声をたくさんいただいております。先ほど、自治区ごとに公民館主事に対して丁寧な説明を行うということをおっしゃいましたけれども、いつ頃行われるのでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) スケジュールの中には、年明けと書いてありましたけども、先ほど議員からの質問にもありましたように、可能な限り早い段階から取組をする必要があろうかと思っております。議決後という言い方になるかもしれませんけれども、公民館の主事あるいは利用者も、予約のことがあるということですから、できるだけ早い段階で丁寧な説明をと考えております。また、自治区という考えもありましたけども、可能なら個別の公民館もできないかなと思っております。スケジュールの調整を含めて取組をさせていただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) ご存じだと思いますけれども、現在の公民館の予定を取るのに、2か月前の予約開始になります。4月1日からまちづくりセンターになりまして、4月1日からの予約を入れようと思いますと、2月1日が予約日になります。そうなりますと、年明けからということになりますと、1月、1か月になります。その間に公民館職員がそれを理解をして利用者さんにお伝えをするということは、大変タイトなスケジュールなのではないかと思っております。さらに、予約だけではなくて、4月からまちづくりセンターになった上で、事業計画ですとか、こういった形で進めていきたいという計画なども、構想も考えながら4月に向けて動かれると思います。そういった計画に関しても、早い段階で主事さんたちが理解をしていただくっていうことは大切だと思いますので、そこのところはよろしくお願いいたします。 以前のスケジュールには、まちづくりフォーラムの開催を予定されていたかと思いますけれども、実施をされないことになりました。その場が公民館職員や市民の皆さんへの周知の場になるのではないかと思っておりましたけれども、なぜ取りやめられたのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) 当初、確かにまちづくりフォーラムという形で予定をしておりました。もともと今年度のフォーラムにつきましては、協働のまちづくりの推進条例、それからこのまちづくりセンターの周知啓発を目的にということで、大規模な集会形式のものを、例年どおりのものを計画、予定を想定をしておりましたけれども、新型コロナウイルス感染症の拡大等を受けまして、オンラインによるこの条例、それからまちづくりセンターのご案内をさせていただくという手法に変更させていただいたところでございます。 オンライン説明会におきましては、イメージとしては、本庁とそれから各自治区の会場をテレビ会議でつなぐ手法ということで予定をしておりまして、公民館職員の皆さんや、それから市民の皆さん、こういった方にも多く、分散の上で参加していただきたいと思っておりますし、各会場からの質問にも対応できるような形を取りたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 公民館職員や住民の方たちというのは、公民館がどう変わるのかというところだったり、まちづくりセンター職員が何を担うのかということを聞かれたいんだと思います。住民の方たちが聞きたいこと、また確認したいことっていうのがあると思います。先ほど、オンラインとおっしゃいましたけれども、オンラインに慣れておられない住民の方も大勢いらっしゃると思いますので、そこのところで一方通行になるのではないかなと懸念をしておりますけれども、そこのあたりどうお考えでしょうか。 ○議長(川神裕司) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) 地域の皆さんや、それから利用団体等の皆さんにつきましては、特に親切な、丁寧な説明が必要かと思っております。先ほど、教育部長のほうからも答弁がありましたように、議決後に、直ちに各地域のほうで説明ができるように、できれば公民館単位での説明というのも考えていきたいと思っております。議員ご指摘のように、公民館がどう変わるのか、それからセンターの職員が何を担っていくのかということを、柳楽議員さんのご質問にもありましたフロー図とかイメージ図、こういったものを活用しながら、分かりやすく説明をしていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) よろしくお願いいたします。 ここで一つ、提案がございます。今後、まちづくりセンターになっても、公民館で行っていた社会教育を取り入れて進めていくということでございますが、社会教育施設の公民館というものはなくなるわけでございます。市の合併もありまして、各公民館の歴史は、恐らく違いはあると思いますけれども、長年学びの場、地域に資する人材育成として活動をしてきた公民館の功績というのは、大変大きいと思います。社会教育施設として公民館が終わるという区切りとして、そしてまちづくりセンターになっても社会教育を推進していくという意味も含め、浜田市公民館の集大成の場をぜひ設けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 議員おっしゃるとおり、今まで浜田市では公民館を拠点とした社会教育の推進を行ってまいりました。公民館が行ってきた意図的な仕掛け、事業、こういったものは地域を担う人材を育成してきたものと思っております。 4月からのまちづくりセンターということに向けまして、現在、浜田市の公民館連絡協議会、こちらのほうで今までの振り返りとか今後のセンターへの思い、そういったものの研修会は予定しておると聞いております。これが集大成の場と言えるかどうかというとこは、少しまたあろうと思いますけれども、一定の評価なり今後に向けての方針ということで、切替えといいますか、そういったことをこの場でしていただければと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) よろしくお願いいたします。 それでは、まちづくりコーディネーターについてお伺いをいたします。 社会教育主事講習修了者など、まちづくりを支援できる方を現在の各自治区に机を置いて配置するということでございますが、特に浜田自治区はまちづくりにおいて課題も多く、必ずしも担当コーディネーターの得意分野でない支援も出てくる可能性があると思います。しっかりとした支援をするための方策についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) 議員ご指摘のとおり、担当コーディネーター一人だけでは対応できない多くの地域課題があると考えられます。また、地域によっては、重点的に支援が必要といった場合も想定されます。このような場合には、必要に応じてコーディネーター同士が連携し、チームとして支援を行うなど、しっかりとした支援体制を取りたいと考えております。そのためにも、担当課やコーディネーター同士の情報共有を密に行うなどし、各地域が必要としている支援に対し、柔軟に対応できるよう、努めてまいります。当面、この方針で進めてまいりますが、必要に応じて配置等は見直すことも考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) おっしゃるとおり、まちづくりコーディネーターは、浜田市のまちづくりセンターにおきまして、まちづくりを進めていくのに大変重要な役割だと思っております。コーディネーター同士の連携がしっかりとした支援につながっていくと思いますので、そこのところはお願いしたいと思います。 ここで基本的なところなんですけれども、今回の協働のまちづくりに向けて、市長はどんなまちづくりを目指し、その中でまちづくりセンターが何を担うのか、お考えを教えてください。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 浜田市が目指すまちづくりの基本的な考え方というご質問であります。 まず最初に、今、浜田市が目指すまちづくりということでいうと「住みたい 住んでよかった 魅力いっぱい 元気な浜田」、こういった目標に向けて、何とかこの浜田市、みんなが住みたい、住んでよかったと言われるような、そういった魅力のあるまちにしたいと、これが大きな目標として掲げております。 そうした中にありまして、今般、浜田市協働のまちづくり推進条例を制定して行うわけでありますけども、基本的にはこの推進条例の理念に基づいて具体的なまちづくりを進めてまいりたいと思っております。その中には、市民の皆さんお一人お一人がまちづくりの主役になって、それぞれができることを生かしながら、お互いに尊重し合って、助け合ってまちづくりを目指していただきたい、このように思っております。こういった大人の姿を見て、また子どもたちも、自分たちも将来大きくなったらああいうふうにやろうとか、あるいは浜田の自然や伝統文化、それを継承していこうとか、そういったことにつながるのかなということで、新しくできます推進条例の基本的な考え方に沿って、みんなに活動していただきたいなと思っているとこでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 先ほど、浜田市全体を元気にするための人材育成、みんなで浜田市民一人一人が頑張っていける、そういったところを目指すとおっしゃいましたけれども、牧野先生が以前からよくお話をされる、小さな社会っていうことを話をされます。小さな社会をたくさんつくって、その中で何をするかといいますと、とことん話し合って課題や活動の喜びを共有をしながら、課題解決のために計画をして実践をする。社会教育を生かしたまちづくりというのはそういったところなのではないかなと、私自身も感じております。そのためには、このまちづくりセンターというのが地域の住民にとっては大変大切な役割でございますし、それを担っていく、そこを一緒に盛り上げていく、地域住民とともに考えて進めていく、それを引っ張っていくまちづくりセンターの職員の役割というのは大切です。ある程度の専門知識というのも大切だと思っております。しかし、その職員だけではなく、先ほどから出ておりますまちづくりコーディネーター、これがこの職員を牽引していく役割であると思っております。 先ほど、副部長のご答弁の中で、まちづくりコーディネーターを連携して進めていくとおっしゃいましたけれども、連携して進めていくということは、大変難しい部分もあるかと思います。なおさら、机のある場所が違っているということになりますと、連携というところが難しいのではないかと考えますけれども、私はこの5人のコーディネーターを一まとめにする、まとめ役の統括する人材というのが必要ではないかと考えますけれども、いかがでございますでしょうか。 ○議長(川神裕司) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) ご指摘のように、まちづくりコーディネーターが重点的な支援を行ったり、それからコーディネーター相互の情報共有ですとか、連携を図って効果的な活動を行うためには、統括する役割を担う人材も必要かなと考えております。具体的には、まだ現時点では決定しておりませんけれども、例えば現在、市が委嘱しております社会教育アドバイザーですとか、そういった方にその役割をお願いするということも、手法として考えられるのではないかと思っております。当然、市の担当課のほうにおきましては、5名のコーディネーターの管理、監督なり調整役としての役割、機能も持つ必要があると思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 統括する人材というのは、社会教育、そしてまちづくりの両面の専門知識を持った方でないと、なかなか難しいのではないかなと考えております。そういった方がおられるのかどうかというのは分かりませんけれども、今、考えておられる形で進んでいって、もしうまくいかない場合、そういったときには予算をつけてでも、私はそういった統括をする方をつけるべきではないかなと考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) 令和3年4月から、当面この形で現在始める、進める予定にしております。3年間の検証期間というのを設けておりますので、この中でまちづくりコーディネーターの役割、機能、在り方等についても検証していきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 取り返しがつかなくならないうちに、ぜひともしっかり考えて、進めていただきたいと思います。 それでは、大項目の2、高校魅力化コンソーシアムについてお伺いいたします。 令和2年度の施政方針の中にもありましたように、今年度中に高校魅力化コンソーシアムが立ち上げられるということでございます。私も大変期待しているところでございますけれども、現在の進捗状況を伺います。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 島根の教育は、子どもたち一人一人に、自らの人生と地域や社会の未来を切り開くために必要となる生きる力を育むため、学校、家庭、地域、行政がその目標を共有し、連携、協働して取り組むことを目指しておられます。そうした中、地域住民や企業、行政や小・中学校などが参画し、協働しながら、高校の魅力ある教育活動を支援する組織が高校魅力化コンソーシアムであります。 島根県では、この高校魅力化コンソーシアムを全ての高校において構築することを目指しており、その設置、運営においては、既存の連携組織を生かして、各高校や地域の実情に応じて柔軟に設置するものとされております。したがいまして、浜田市では既存の浜田市県立高等学校支援連絡協議会を母体としたコンソーシアムの設立に向け、関係者との協議、調整を重ねており、令和3年1月中には設立できると考えておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 今年度、高校の魅力化のために様々な活動を行っておられるのは、知ってはいたんですけれども、コンソーシアムの設立となりますと、県立高校ですとか、市ですとか、いろんなところと連携をして進めていく必要がありまして、そこのところが見えてこなかったものですから、少々心配をしておりました。しかし、今、教育長のご答弁もありましたけれども、めどが立っているというところがございますので、今年度中の設立に向けて、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 それでは、次の質問です。 今年度コンソーシアムが設立をされまして、来年度以降どのように進めていかれるのか、今後の計画についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 今後の事業推進等につきましては、まず各高校が担っている役割や地域の特色を生かした教育活動について、参画者で共有し、事業計画を協議検討してまいります。現在までの協議におきましては、各高校は地域課題解決型学習に取り組んでおり、キャリア教育の視点からも、地元の人材を高校につなげるコーディネート機能を期待しておられます。 具体的な取組といたしましては、各高校における地域人材を活用した地域課題解決型学習の支援、生徒確保に向けた各高校のPRの支援、官民協働で実施している新商品開発の支援、高校生による小・中学校や公民館等への出前授業やオープンスクール等の支援などに取り組み、市内3高校の魅力化の推進につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) このコンソーシアム、協働の組織ですので、誰かがマネジメントしていかないといけないと思うんですけれども、そのマネジメントはどなたがされるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) コンソーシアムを有効に機能させていくためには、議員ご指摘のように、マネジメントできる方、そういった方が必要であると認識をいたしております。 先ほど答弁させていただきましたように、具体的な取組を推進するに当たり、事務局を担う方、そして全体、トータル的なマネジメントができる方、そういった方を現在、探し求めているというのが現状でございます。 そうした中で、現段階では業務委託という形で、そういった方を確保できればいいがなということでございます。1月の設立のときには間に合わないと思っております。来年4月からの事業実施については、そういった方を中心とした組織体制づくり、そういったものを構築していきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 今、業務委託という言葉が出ましたけれども、あと3か月しかない、12月も入れましたら4か月でございます。短い期間なんですけれども、その間に委託先は見つかるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 少し説明の仕方が悪かったかもしれませんけども、1月の設立の段階では、そこは少し間に合わないかなと思っておりまして、本格的に事業開始をする来年度のところでは、そういった方を確保していきたいと、お願いしていきたいというところでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 少々心配ではございますけれども、ここのところ、マネジメントというところが大変大切だと思っております。そこのところをしっかり考えていただいて、進めていっていただきたいと思います。 それでは、大項目3、スポーツ支援についてでございます。 陸上選手の三浦龍司選手の応援についてでございます。 来年開催の東京オリンピック出場の期待がかかる浜田市出身の陸上の三浦龍司選手に向けて、浜田市を挙げて応援したいと思うのは私だけではないと思います。私が公民館職員時代だったときに、よく国府小学校に行きまして、三浦選手と話をする機会も多かったんですけれども、そのときから箱根駅伝で走りたいというしっかりした夢を語っていました。その後、浜田東中学校に進みまして、一人で黙々と練習をしていた姿を今も思い出すところでございます。その三浦選手は浜田市を離れ、京都の高校に進学をいたしました。高校時代もすばらしい活躍をされまして、大学に入ってからも、全国でもトップクラスの選手が出場をいたしますホクレンの大会におきまして、3,000メートル障害で日本歴代2位の記録を樹立をされまして、すばらしい活躍をされています。今まで市としてどのような応援をされてきたのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 最初に、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 三浦龍司選手は、中学生のときには毎年しおかぜ駅伝に出場されておりました。私はしおかぜ駅伝でいつも閉会式のときに表彰状を渡す役なんですけども、毎年三浦選手はホープ賞を受賞されておりまして、区間賞も2年連続ということで、すばらしい中学生がいるなと思っていたところでございます。中学校卒業した後は、陸上の強豪であります京都の洛南高校へ進学されました。洛南高校では、陸上部の選手として高等学校駅伝競走大会とか都道府県対抗男子駅伝、これに出場されておりまして、テレビを通じてではありますけども応援をしておりました。また、先ほど議員からご紹介がありましたけども、その後、順天堂大学に進学されて、本年7月にはホクレンの3,000メートル障害で、何と日本歴代2位というすばらしい記録で優勝されました。また、先般の箱根駅伝大会の予選会ではトップということで、すばらしい活躍でありまして、来年はぜひ東京オリンピックに出てほしいということで、既にご案内しておりますように、12月4日金曜日には、本来ならばパブリックビューイングで、みんなで応援したいと思っていたところでありますが、残念ながらけがをされたということであります。ただ、オリンピック出場は来年再度チャンスがあると伺っておりますので、ぜひ次のチャンスを生かしてオリンピックに出場してほしいと思っているとこでございます。 ご質問の部分につきましては、担当部長のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 三浦龍司選手へのこれまでの市としての応援につきましては、主には三浦選手が中学校卒業までの浜田市におりました段階で、全国規模の大会に出場する際、市長表敬時に市長が激励を行うということ、交通費や宿泊費の補助、激励金、こういったものの交付をしてきたところであります。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 先ほど市長のほうも言われましたけれども、12月4日に予定しておられました日本陸上選手権が欠場になったということは、大変残念に思っております。しかし、三浦選手もパブリックビューイングをするっていうところは、予定だったということは聞いておられると思いますので、今度、来年6月ですか、日本陸上選手権がもう一度ありまして、そのときにチャンスがありますので、調子を整えてもらって頑張ってほしいと思います。 次の質問でございます。 今後、オリンピックの出場が決定いたしましたら、どのような応援を考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 三浦選手のオリンピック出場、これが決定した場合の応援については、浜田市の期待と名誉を担って出場されることから、市を挙げて応援していく必要があろうと考えております。応援につきましては、浜田市陸上競技協会、その他の関係機関とも連携しながら、どういった応援の仕方がいいのかを、今後、検討してまいりたいと考えております。市としましては、今までの浜田市に関わるスポーツ選手の功績等から、陸上選手としては初となる庁舎への応援懸垂幕、こういったものを含めて、オリンピックに合わせて、可能であればオリンピックのパブリックビューイング、これも検討したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) ぜひ、庁舎の前に応援懸垂幕が下がるように、浜田市民全員で応援をしていっていただきたいと思います。三浦選手もそういった応援が大きな力になると思います。 それでは、次の項目、フットサルチーム、ポルセイド浜田についてお伺いいたします。 ポルセイド浜田は、前身のHNTの設立当初から地域に根差したチームづくりを理念とされ、フットサルで浜田を元気にしたいと進んでこられ、現在は日本フットサルFリーグ、サッカーでいうとJリーグでございますけれども、全国のリーグで頑張っておられます。過去に先輩議員、同僚議員が一般質問をされておられますけれども、ポルセイド浜田へどんな支援をされているのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) ポルセイド浜田は、本市を本拠地として地元に根差したクラブづくりを行い、日本フットサル連盟が運営するフットサルの全国リーグでありますFリーグのディビジョン2に参戦されております。 市が行っている支援としましては、島根県立体育館で開催されるホームゲームのPRやチケットの販売、小・中学校を通じて児童・生徒の皆さんに、ホームゲーム開催のお知らせ情報の配布や応援のための来場の呼びかけなどを行っております。今後もチームとの情報交流を十分に図りながら、市としても支援を行っていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。
    ◆4番(村武まゆみ) 私、最近、ポルセイド浜田の試合の際に、準備ですとかお手伝いするボランティアをさせていただいております。ここ2試合、ホームゲームのほうをお手伝いさせていただきましたけれども、そのときに、先ほど部長おっしゃいましたけれども、ゲームのPRなども支援をされているとおっしゃいましたけれども、なかなか市民の方の応援も少ないのかなと感じております。何より、市の職員の方もあまりお見受けできなかったかなと思います、生涯学習課長が来ておられましたけれども。そういった意味も含めて、もう少し支援のほうをして、応援をしていただきたいなと私自身感じております。 出雲市にあります、中国女子サッカーリーグで戦っておられますディオッサ出雲FCというチームがございます。これは女子サッカーチームでございますけれども、出雲市からの支援も大変大きくて、私も驚いたんですけども、予算的にも交通費やグラウンド使用料などの活動費として300万円ですとか、そして次の全国大会に進むとさらに200万円、こういった支援もあると聞きました。そして、チームを支援する会の事務局を市役所のほうに、文化スポーツ課内に設けまして、市を挙げて応援体制を取っておられると聞きました。今年もリーグ無敗で皇后杯、全国大会へ出場をされまして、先日も1回戦を突破されたと聞いております。こういった市民の応援、そして市の支援、そういったことがチームの頑張りにつながるのではないかなと思っております。さらにこのチーム、選手の多くは県外から来ておりまして、地元で結婚をしたりとか定住につながっているとも伺いました。 それから考えますと、ポルセイド浜田の監督や選手、スタッフも県外から10人以上来ておられます。浜田に住んでおられまして、働きながらプレーをされておられます。これは移住・定住の観点から見ても、非常に貢献しておられるのではないかなと感じております。そして、選手のファンですとか、あとご家族の方が試合のときに、浜田に来られて宿泊をされたりとか、観光されたりとかということで、経済効果も随分大きいのではないかなと思っています。 そして、県外の選手だけではなく、皆さんご存じだと思うんですけれども、地元の選手も頑張っておられます。先日、新聞にも載っておりましたけれども、11月15日のホームゲームの試合におきまして、浜田商業生の田原柊選手がFリーグ最年少ゴール記録を認定されたようでございます。その試合では、田原選手と同学年の長嶺岳人選手も得点を上げられました。私も目の前で見ておりましたけれども、すばらしい活躍でございました。 出雲市のように、人的、財政的支援っていうのは、すぐに難しいことかと思います。ただ、まずはホームゲーム、県立体育館の試合に応援に行く人を増やすっていうことから考えていったらどうかなと思います。浜田市を元気にするために頑張っている選手たちをぜひ一緒に応援していっていただきたいと思いますけれども、市長も何度か応援に行かれたということを伺っております。今年度は応援に行かれましたでしょうか。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 本年度はコロナもあったり、あるいはスケジュールが合わなかったということでなかなかお邪魔できておりません、昨年までは行っておりましたけども。 今、議員からありましたけれども、ポルセイド浜田、市外、県外からも多くの方が来ていただいて、浜田で活躍していただいております。ぜひ、市民の皆さん、みんなが応援できるように、我々行政としてもしっかりと後押しをしていきたいなと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) ありがとうございます。今度の試合は、12月13日日曜日と19日土曜日に県立体育館でございます。コロナ対策もしっかりとされております。さらに、この試合は無料観戦ができますので、多くの方に応援に行っていただきたいなと思います。 オリンピックでも分かるように、スポーツには感動を与え、人を元気にする力があると思います。今回取り上げました三浦選手やポルセイド浜田以外にも、浜田にはサッカーチームもございますし、ほかにも活躍をされているスポーツ選手がたくさんおられます。コロナで少し元気がなくなっている浜田市、みんなで元気に盛り上げたいと思っております。 今日はそういった元気になりたいというテーマで、まちづくり、高校の教育、スポーツというところで質問をさせていただきました。市役所から元気を発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会します。 皆さんご苦労さまでした。            午後4時7分 散会        ──────────────────────────...