浜田市議会 > 2020-09-04 >
09月04日-04号

  • 起業(/)
ツイート シェア
  1. 浜田市議会 2020-09-04
    09月04日-04号


    取得元: 浜田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年 9月定例会議          令和2年9月浜田市議会定例会議会議録(第4号)1. 日  時  令和2年9月4日(金)午前9時59分開議2. 場  所  浜田市役所議場        ────────────────────────── 出席議員(23名) 1番  三  浦  大  紀           2番  沖  田  真  治 4番  村  武  ま ゆ み           5番  川  上  幾  雄 6番  柳  楽  真 智 子           7番  串  崎  利  行 8番  小  川  稔  宏           9番  野  藤     薫10番  上  野     茂          11番  飛  野  弘  二12番  笹  田     卓          13番  布  施  賢  司14番  岡  本  正  友          15番  芦  谷  英  夫16番  永  見  利  久          17番  佐 々 木  豊  治18番  道  下  文  男          19番  田  畑  敬  二20番  西  田  清  久          21番  澁  谷  幹  雄22番  川  神  裕  司          23番  西  村     健24番  牛  尾     昭        ────────────────────────── 欠席議員(1名) 3番  西  川  真  午        ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長      久保田 章 市          副市長     砂 川   明教育長     石 本 一 夫          金城自治区長  吉 永 靖 司旭自治区長   塚 田 民 也          弥栄自治区長  熊 谷 富 雄三隅自治区長  中 島 良 二          総務部長    坂 田   歩地域政策部長  岡 田 泰 宏          健康福祉部長教育部参事                                 猪木迫 幸 子市民生活部長  斗 光 秀 基          産業経済部長  湯 淺   淳都市建設部長  鎌 田 祐 二          教育部長    河 上 孝 博消防長     琴 野 正 義          上下水道部長  宇 津   光金城支所長   篠 原   修          旭支所長    佐々尾 昌 智弥栄支所長   外 浦 和 夫          三隅支所長   田 城 幸 人市長公室長   西 川 正 文          総務課長    佐々木 俊 幸財政課長    河 内 貴 光          地域政策部部長まちづくり推進課長                                 邉   寿 雄        ────────────────────────── 事務局職員出席者事務局長    古 森 義 明          次長      下 間 麻利江主事      小 寺 一 平        ────────────────────────── 議事日程(第4号)第1 個人一般質問発言順序発 言 議 員質   問   事   項124番 牛 尾   昭 1. 学校統合について   (1) 審議会の答申について  2. 漁港エリアの活性化について   (1) 瀬戸ケ島埋立地について   (2) 高度衛生管理型新市場について   (3) 山陰浜田港公設市場について25番 川 上 幾 雄 1. 指定管理者制度について   (1) 指定管理者制度の運用について   (2) 浜田市雇用促進住宅の指定管理について  2. 随意契約について   (1) 子育て支援センター整備に伴う随意契約について312番 笹 田   卓 1. 海洋教育について  2. 歴史文化保存展示施設について  3. 旧しまねお魚センターについて46番 柳 楽 真智子 1. 災害時の電力確保について   (1) 電力確保策について  2. 認知症施策について   (1) 条例制定後の取組について54番 村 武 まゆみ 1. 魅力ある浜田市づくりの戦略について   (1) 女性が住んでみたいまちづくりについて   (2) 広報について  2. 地域活動について   (1) コロナの影響について619番 田 畑 敬 二 1. 弥栄自治地域ブランディング戦略策定について        ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第4号)のとおり        ──────────────────────────            会       議            午前9時59分 開議 ○議長(川神裕司) おはようございます。 ただいま出席議員は23名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(川神裕司) 日程第1、個人一般質問であります。 発言の順序はあらかじめ定められておりますので、順次発言を許可します。 なお、コロナウイルス感染予防のため、質問終了後の退席時には除菌シートでマイク等を拭いていただきますよう、皆さん方にお願いをいたします。24番牛尾昭議員。            〔24番 牛尾 昭議員 質問席〕 ◆24番(牛尾昭) おはようございます。会派未来の牛尾昭でございます。 最初に先ほど報告がありましたように、瀬戸ケ島をはじめとして冠水をされた地区の市民の皆さんに謹んでお見舞いを申し上げたいと思います。 私、今回の質問で議員になりまして通算107回目、1990年12月から議長時代を除き通算、本日100回目、連続100回目となりました。どうでもいいことですが、実は当時毎回一般質問をされるのは日本共産党の花手政勝さんという方がおられまして、自民党として負けてはおられないというそういう気持ちで一生懸命自分も後をついていった、そういった記憶がございます。新人議員の頃の質問は今読み返すと赤面をいたしますが、この本会議場で何回も恥をかいて今日に至っておるということでございます。 本日はそういう意味で私にとりましてはメモリアルな日でございますので、私が政治家を志した原点、水産振興とふるさと美川地区の活性化をテーマとして二つの問題を通告しておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。 それでは、学校統合審議会の答申について。 ①美川地区地区説明会で答申に疑義ありとの指摘があったが、改めて真実をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 令和元年8月21日開催の説明会において、第4回浜田市立学校統合計画審議会では第四中学校の第三中学校への統合案と小中一貫校案の2案があったが、第5回の統合計画審議会において事務局による第四中学校の第三中学校への統合案への恣意的な集約があったというご指摘をいただいたことだと思います。 第5回統合計画審議会において、事務局は小中一貫校の説明を行いましたけれども、それだけでありまして、実際には審議会の委員の中で十分に議論を行った結果として第四中学校の第三中学校への統合案へ集約をされたものであると考えております。 事務局はあくまでも会議の運営を担っていたものでありまして、統合案については審議会で議論された結果と判断をいたしておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 教育長はそういうふうにおっしゃるんですが、これ私だけじゃなくて連合自治会長もそういうふうな印象を受けてますし、議事録を何回も読み込むんですけど、潮目が変わったということを以前から、私の視点で感じております。 そういう意味で言えば、徳島市の女性市長の内藤佐和子さんが市長になる前にいろんな審議会に参加したが、結局審議会って執行部の結論ありきで根幹は変えられなかったという、これ新人の市長さんのコメントなんですけど、結局今回の流れはもう既に最初から決まっておったと、そういう流れが粛々と教育委員会ではそれをこなされておった印象を持つんですよ。その辺について再度お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 審議会ですけれども、私は諮問をする側でしたのでこの審議会には出席をいたしておりませんですけれども、会議録等については何度も読み返しております。 そういった中で、第4回目の審議会のときは確かに第四中学校の第三中学校への統合案、それともう一方、小学校と中学校、それを小中一貫校にするといったような二つの案が出ておりました。最終的にどちらかにするという議論の中で、なかなか一つにまとめきれないんで、両論併記で答申をするという案はどうだろうかといったようなことも検討されていたと記録で読んでおりますけれども、なかなかそのときには結論が出なくて、第5回目に送られたということでありました。 第5回目の最初のときに確かに教育部長のほうから小中一貫校に対しますメリットでありますとかデメリット、そういったものの説明を会長のほうから依頼がありましたのでしております。その後、委員の中に大学の先生もおられて、大きな意味で学校統合のメリット、デメリット、そういったものについて詳しく皆さん方に話をされたことがございました。 そういった中で、各委員さん方がそれぞれ最終的に意見を述べられたんですけれども、第4回目と第5回目の会議の間に10日以上の日にちがありました。その中で各委員さん方、よくよく考えて今日は結論を言うということが議事録に載ってます。そういった熟考された結果として学校を統合するという案のほうを選ばれて、それが審議会の答申にまとめられたと認識をいたしておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 100万言を費やされてもそういうふうに受け止めておられる方が大勢いらっしゃるという事実を申し上げておきます。 続いて、第5回目、最後の説明会における教育委員会の姿勢に地元から反発がありました。多くの市民が裏切りを感じています。見解をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 今年の7月14日に開催をいたしました最後の説明会におきまして、美川小学校の建て替えだけしか選択肢がないのだったら、意見交換会を何度も行う必要はなかったのではないかというご発言に係るご指摘だと捉えてお答えをさせていただきたいと思います。 そのような声が出ましたことは私の説明が言葉足らずで十分でなかったということであり、大変申し訳なく思っておりますとともに、そういった声が出ましたことに対して遺憾に思うところでもございます。 私が申し上げたかったのは、第四中学校の単独建て替え、小・中一体型の複合校の建て替えなどについて完全に否定をしたというものではございませんで、そのような建て替えは財政的に厳しく、実現可能性としては大変また厳しい、そういった趣旨であったと思っております。ご理解をいただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 第5回目がこれで最後ですよということで終わって、結局私の横にいた若い人は、最初の統合ありきではないという言葉で始まって説明会、結局は答えが決まっていたんですよね、牛尾さんっていう声をかけられて、返す言葉がありませんでした。 結果として今回の流れをずっとたどってみると、地元も、昨日は半々という声がありましたが、六四ぐらいかな、残してほしいという声があります。いろいろやってくる中で、地区の皆さんいろいろ期待を持たれて、お互い同じ言葉をしゃべってもその言葉に対して抱いてるイメージというのは受け手と教育委員会と違う分で、一縷の望みがあるんではないかということで一体校舎型の提案もありました。 でも、いろいろやったんだけど結局あのときに地元の市民同士でもめるわけですよ、大きな声で。そしたら、皆さんが相手はそこじゃないだろうと、相手は教育委員会だろうということでそのお二人の論争を止めに入ったということがありました。 今回の流れを見ると、教育委員会のこういう一連の進め方に問題があったと。お金がなくてもう小学校しか建て替えられないんだと。それについてそのプランを膨らますようなアイデアがあれば地元の意見をなるべく取り入れますよというそういう入り口から入ってれば地元はもめなかったんですよ。 ところが、口じゃあ聞こえのいいことを言いながら、統合ありきではありませんよ、皆さんどんどん意見を出してくださいって言いながらも、結果はそうではないんですよ。何が残ったかというと、地元にいさかいが残ったんですよ。地元を分断したのは教育委員会なんですよ。私は5回目が終わってそういうことをいろいろ言われて、一人のお父さんが言われました。今でも四中に通うのにうちの息子は30分かかっとると。これから二中、三中へどうやって行けばいいのかと。教育を等しく受ける権利が教育基本法にうたわれていますよ。それを大きく逸脱するようなことを今教育委員会がやろうとしている。大きな問題だと思うんですよ。ご答弁お願いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 今の議員ご指摘の中で、地域が分断をしているといったようなご発言がありました。確かに意見が分かれるということは当然これはあろうかと思いますけども、それによって地域が割れるといいますか、人間関係が悪くなったり、地域が分断するということは、これは絶対にあってはならないことだと思っておりますし、美川の場合もそこまでは行ってないかなという気もいたしますけれども、そういったことで地域が分かれてるということであれば教育委員会の進め方にも多少の問題はあったのかと感じたところであります。 そういったこともご指摘をいただきましたので、今後の学校統合の審議会の進め方についてはさらに教育委員会で考えをまとめまして、適正な対応が今後はできるようにまた検討をしてまいりたいと思っております。今回のことを教訓にさせていただきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) もう一つ申し上げるなら、教育委員会の皆さん、前段に十数名陣取って相対するような形でやるんですよ。それ以外の方法が取れるかと思えばそれは難しいと思うんですけど、もうフルメンバーで見えて、明らかに対決姿勢、私の視点だけかも分かりませんよ。それが二、三人で見えて財政も厳しいんだと、将来の少子化もあるという中でこういう方法しかもう選択肢はないような気がするんだと。ついては皆さんどうでしょうかというふりをしたら、結果はもっと違ったと思うんですよ。 ああ、そうか、大変なんだなと、じゃあ自分たちも自分たちの要望もあるけど、どういうことが協力できるんかなと、そういうとこへも行く可能性はあったと思うんですけど、そういうものは当初の教育委員さんの発言によって吹っ飛んでしまって。私、今回教育委員さんいつも大体お見えになるんですけれども、残念だったのは、PTAの代表として出ておられる教育委員さんの姿を何回かお見かけしませんでした。 学校統合という大事な問題ですよ。その問題にPの代表で出ておられる教育委員がいない。おかしいなと思いました。今日初めて申し上げますけど。ですから、今回の問題について今教育長が今後の教訓とするっておっしゃった。本当に教訓にしてもらわないと今回のことが無駄になるなと思います。 ですから、教育長だけが悪いというわけではなくて、教育委員会姿勢そのものを変えてくださいよ。地域に出かけてって、地域の人がああ、教育委員会も困っておられるんだなと、それなら自分らがどこまで歩み寄れるんかなというそういうふうな気持ちになるような、市民がですよ、受け手ですよ。そういうふうな今後の説明会というか、今後やがていろんなとこが発生すると思います。そのときに地元住民が分断されてそれが後々のまちづくりに響くようなことになるようなことは絶対避けてほしいんですよ。 それ以上は申し上げません。今回の一連の教育委員会の流れは私にとっては非常に残念でした。非常に後味が悪い。議員生活長い中でも、ああ、こんなことがあるのかと。一人の議員としてつくづく自分の力不足を感じました。ぜひこれ以降は今いろいろ私が私なりの見解を申し上げましたが、ぜひぜひ教訓にしてもらって、二度とそういう思いをする市民が発生しないようにご努力をしていただきたいということを申し上げておきます。 それでは、続いて3番目、ここ10年の美川地区の取組に対する教育委員会の評価をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 美川地域におかれましては、地域が一体となった幼・小・中合同運動会や幼稚園等の未就学児から小・中学校の児童・生徒を対象とした自然体験活動の提供、さらにはしめ縄作りなどの地域における伝統行事の継承など、ふるさと郷育の推進に多大なるご協力をいただいておりますことに感謝を申し上げたいと思います。 また、平成20年には幼小中一貫教育モデル校の設立について要望を行われ、教育委員会と一緒になって先進地視察を行うなど、教育に対して高い関心を持っていただいている地域でもあると認識をいたしております。 さらには、人口減少を地域の課題として捉え、子育て世帯の定住促進に向けた地域独自の取組として対象世帯に1か月当たり1万円を1年間支給する事業が行われていることなど、地域一体となってまちづくりが行われていることに敬意を表するものでございます。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 昨日の地元紙にも載っておりましたが、連合自治会も公民館も一緒になって子どもを育てるということも含めて一生懸命今日、十数年かけてやってみえたと。その流れの中で何とか中学校を残してほしいという、そういう地元の願意があって今回のことにもなったんですけれども。 この十数年、なかなかここまで地元を挙げて公民館、連合自治会で子どもを育てるというか、地域を活性化するような活動をしておられる地区はなかなか例を見たことがありません。今回まちづくり条例ということで提案されてますけど、人口減少はやむを得ないにしても、そういう中で地域に活力を与えるような活動をしている、その柱が小学校であり、中学校であるという考え方の基に美川地区は今日まで頑張ってみえました。 ですから、今後のまちづくりの要は人数が減っても中学校を残してほしい、そういうことなんですよ。ですから、僕は中心部と違って周辺部に行けば学校は地域活性化の源ですよ。活力の原点ですよ。その真ん中の原点を奪うということは一気に地域が寂れるんですよ。 だから、私は数合わせでお金がないから学校統合するんだというそういうふうな計算式ではなくて、その地域をいつまでも、いつまでも活力を持ってもらって頑張ってもらう、そういう機運が学校を中心とした域内活動、町内活動、地域活動だと思ってるんで、そういう視点も教育委員会ではなくて市長部局も考えてほしいんですよ。 子どもがゼロになりゃ、いつも言いますけどそれは仕方ないですよ。でも、美川はまだ10年たっても10人程度という予測はあります。原井幼稚園のときもそうですけど、廃園って出るともう親は原井幼稚園へは子どもを入れないんですよ。だからああいうふうな形になってゼロになって、閉園ではありませんけど閉園と一緒ですね。ですから、そういう声がマスコミを通じて流れると一気に、今町なかに住んでるけど、ふるさと美川に帰って子どもを育てなきゃいけないという人たちの親の気持ちが止まってしまって、町なかへとどまんなきゃいけないよねと、そういうことにも行くんですよ。 だから、統合という言葉が出るとその地区全体を悲惨な状況に追い込んでいくという、そういう一遍があるということを申し上げまして、ぜひいろんな観点から今後の学校統合は考えていただきたいということを申し上げまして、この質問は終わりたいと思います。 それでは、続いて私の政治家としての肝であります水産振興、漁港エリアの活性化について。 最初に、瀬戸ケ島埋立地についてお伺いいたします。 埋立地は将来的に大規模陸上養殖場にするおつもりはないのか、お考えをお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 最初に、今日議員さん、100回目のご質問ということであります。敬意を表しますとともに、お祝いを申し上げたいと思います。 ご質問についてでございますが、7年前、私が市長に就任しましたときには水産高100億円と、ここでも100が出てまいりますけど、100億円を目標に掲げて水産浜田の復活を目指したいということで、今日まで様々な取組を行ってまいりました。 しかしながら、従来型の水揚げだけで目標を達成することは難しいということで、この議会におきましても少し軌道修正をし、養殖事業を新たに加えたいと、こういった答弁をさせていただいたとこでございます。 その後、近畿大学などのご助言もいただきながら、水産事業の可能性を調査研究し、そして事業主体を探すために大手商社など多くの企業を訪問させていただきました。そうした中にありまして、縁がございまして日本を代表する水産会社でありますマルハニチロ株式会社様と陸上養殖についての共同研究を行うこととなったということでございます。 水産資源の減少に伴いまして漁獲量が低迷している現状におきましては、陸上養殖が浜田市の水産業の発展にとって安定的な生産が可能であるという重要な取組であり、その実現に大変期待をしているとこであります。 瀬戸ケ島埋立地で陸上養殖が行われることになれば、埋立地本来の目的に沿った活用となりますし、またそれだけではなく水産都市浜田にとっても将来大きな展開の可能性があるということであります。 現在、新型コロナの影響もありまして検討が少し遅れておりますけれども、実現に向けて精いっぱい取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) マルハニチロの先代の社長は多分浜田がご出身だと伺っておりますので、ぜひ実現方お願いしたいと思います。 と同時に、実は5年前に、ちょうど8月の終わりに産業建設委員会岡山理科大学山本准教授のところを訪問しまして、魔法の水の話をして、山でも陸上養殖やるよという話がありまして、年末に浜田へ来てもらって講演会をしてもらいました。 その後、所管委員会では岩美町のサバとかいろんなところを歩いてまいりました。最近は松江でアワビの養殖とか、米子で今度はマサバの養殖です。岩美町のサバの養殖にしても制度設計があって、JR西日本が2,000万円、県が2,000万円、岩美町も2,000万円、6,000万円ですよね。そういう制度があるから、例えばJR西日本もそれに乗っかっていこうかなということになったと思うんです。 マルハニチロさんが実現をすればそれはいいと思うんですけど、私は外から例えばネットで探すにしても、浜田の瀬戸ケ島埋立場にこういう制度がありますよと、出資の規模で、例えば1億円出資するなら1億円の補助金があるよとか、例えば当然県もあるでしょうけど、そういう外から外形的に見てこういう制度があるからそれに乗ろうかなという発信をしないと、私はマルハニチロとうまくいけばうまくいくことを期待しておりますが、そうならなかったときにゼロになって、じゃあ今度どうするのといったときに、その制度設計がはっきりしてそれが全国に情報発信できているもんであればそれに代わるところがオファーがあるかも分からない。現状ではそういう制度設計はできてないんですよ。その辺についてはどのようにお考えですか。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) これまでもマルハニチロさんとの出会いがある前には様々な近畿大学さんからのご提案、アドバイス等もあって事業計画をつくって、計画はできるんですけども、その後の事業者探し、いわゆるプレーヤーを探すというのが大変厳しいとこがありまして、なかなかそのプレーヤー探しというのが、先ほどご紹介ありました岡山理科大学の先生の場合もそうなんですけども、あの授業、私もお邪魔しましたし、すばらしいなと思ってるんですけど、いざそれを事業化するということになりますと、事業者の方々は技術的な問題に加えて事業性の問題、こういったことも併せて考えないといけない。 したがって、現在マルハニチロさんとの共同研究をさせていただく中で、どうも技術的な部分については何とかクリアできそうな可能性が出てまいりました。しかしながら、もう一つ大きな課題は、事業として成り立つのかどうかということになります。そうしますと、大きな投資を伴う事業となるわけでありますから、その場合には受入れ自治体としても何らかの格好で支援ということも考えていかないといけない。 現在そこまで話は至っておりませんけれども、今後事業化を検討されるに当たってはその辺についても市としても、あるいは県の協力も得、ここまでが応援できるという、こういった線を出す可能性もあるかなと、このように思っているところでございます。 まずは今マルハさんのほうで検討していただいております、先ほども言いましたけど、新型コロナの関係もあって少し検討が遅れているそうでありますけども、いざ事業化を考えたいというときには地元のほうでどういった支援策があるのかと、恐らくその辺が一つポイントになってこようかと思います。その際にはまた我々も考えまして、議会の皆さんにもご相談をさせていただきたい、このように思っております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) もともと国が埋立てを計画してあそこを造ったわけですから、私は市長が国、県、市で新たな誘致企業を支援をするという形が望ましいと思うんですよ。ぜひ国会議員の先生の力も借りながら、ぜひその辺はご努力をさらにしていただくようにお願いをいたします。 それでは、続いて2番目、高度衛生管理型市場についてお伺いいたします。 この時期、場内が暑過ぎて苦情があります。熱中症などへの対策をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 高度衛生型7号荷さばき所につきましては、まき網漁業用としまして8月10日から試験運用を開始いたしました。当日は初日ということで閉鎖した空間で作業してもらったことから、暑いという声を大変いただきました。 その後、お盆休みを挟んだ18日からは暑さ対策として防鳥ネットを張った上で海と道路側の扉を開放して運用しました。さらに、冷房設備の整った休憩室3か所を活用するとともに、場内では水分補給できるような対策も行ったところです。 引き続き、施設内の状況を見ながら指定管理者でありますJFしまねと協議して空調設備の必要性も含めて検討してまいりたいと思います。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) この高度衛生管理型市場は我々も下関へ行って、八幡浜は夏の盛りに行きました。昨年は気仙沼へ行って、大船渡へ行って、議員全員、執行部もついてもらったんですけど、夏場対策を誰も気がつかなくて質問をしなかったんです。ですから、僕らもこのことについては船首さんから、もうこんなとこで大変だぜって言われるんですけど、連帯責任を感じてます。 最初の内覧会のときに入ってすぐ天井が低いなと思ったんです。それは各船団の船首さんが言われるんです、屋根が低いわや。もうほいでも直せんわなと。そのとおりです。 次の底びきの市場を造るときには、今回発生した問題、それを全部クリアして、今度はそういうことがないように。今出来上がったものをけしからんじゃないかといったとこでもう始まらんのんで、次の市場のときには今回のクレームを全部吸収してもらって、いいものを造っていただきたいなと、ぜひ今回の経験を次の市場に生かしていただきたいと思いますので、ぜひその辺は責任を持ってやっていただくようにお願いをしておきます。 次に、この市場の見せ方として水産教育や観光素材としての対応策をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 高度衛生型7号荷さばき所をオープンした後に、すぐに市内の小学校2校や市外の学校1校からも見学の問合せがありまして、そのうち2校の小学生60人の方に見学してもらいました。 今後、施設を活用した水産業の教育につきましては、教育委員会と連携し、小学校5年生の社会科や全学年での総合的学習などの学習カリキュラムに活用していただき、海洋教育やキャリア教育まで結びつくよう取り組んでまいりたいと思います。 また、令和4年度に完成予定の沖合底びき網漁業用の4号荷さばき所では、2階からも自由に見学できるよう計画していることから、実際の競りの状況なども見ていただくことが可能になります。これらの荷さばき施設の視察に加え、新たな山陰浜田港公設市場などの施設とも組み合わせることで、浜田漁港エリア全体を観光施設として活用できるよう、関係機関と連携して取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 八幡浜へ行った折に2階に見学場があって、横に料理教室があって子どもたちがそこで料理ができるようになってるんです。ぜひそういうものを、次の市場には実現していただくように要請をしておきます。 続いて、山陰浜田港公設市場についてお伺いいたします。 市内加工事業者が公設市場に入れない理由をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 山陰浜田港公設市場につきましては、仲買棟には現在の公設水産物仲買売場の仲買事業者に入っていただくこととしております。商業棟には水産物等販売施設、飲食物提供施設などを配置し、指定管理者に民間の発想やノウハウを取り入れた主体的な運営をしていただくこととしております。 商業棟におきましては、指定管理者がこれまでも地元水産加工業者などを訪問され、テナント方式も含め販売形態について話をしてこられております。現在、指定管理者からは加工業者にテナントとして入ってもらうのではなくて、直接加工業者から商品を仕入れて販売するということにして具体的に加工業者とも協議を進めていると伺っております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) ある協同組合は指定管理者とバッティングするので出店は控えてほしいと言われたという声も聞きました。私はこの旧お魚センターを買い取って新たな市場というのは、もう絶対失敗はできないんですよ。僕らも予算決算委員会で反対がある中で、将来の浜田のために絶対必要なんだということで強く推進方を進めました。ですから、連帯責任もあるわけです。 そういうときに、地元が一丸となってこの市場を盛り上げるような体制をつくるのがもう入り口論ですよ。その入り口論があるのに加工屋は今仲卸で新しいとこへ入る準備をしながら店を開けてると。売場のお姉さんが、牛尾さん、私たち入れないんですよねって言われて、びっくりしてこの質問を実は起こしたんです。そういうことはあるんですよ。 ですから、今度の新しい市場は絶対失敗できないと、そういう大命題からすれば、今のようなことはなるべくクリアしてもらって、指定管理者の意向がありますから、例えば浜田の海産物でないもんが並ぶかもしれないんですよ。そしたら、税金突っ込んであそこを買い取ってリニューアルして議決をした議会の責任はどうなるんですか。そんなことはならないと思うんですよ。 ですから、その辺は十分配慮していただいて、例えば最悪入れないにしてもそれに代わるような例えばショップをどっかで市が設けるとか、例えば指定管理者に納品は必ず地元から入れますと。買いたたきははしません、そういうふうなことを市と指定管理者で最低協定ぐらいはしてもらってやらないと、みんなであそこを盛り上げるというとこへ行き着かないと思うんですよ。その辺どうでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) このたびの指定管理者につきましては、最初のプレゼンの事業計画におきましても島根の地元加工業者と連携して地元浜田の商品を仕入れて販売していきますと提案されております。また、その後、販売のコンセプトにつきましても、この浜田しかないとびきりいいものを扱っていくと掲げられております。そういったことを踏まえて、市内業者を回ってそういった直接仕入れて、それを棚に並べていくという営業活動も行っております。 これの取引につきましてはこれから進めていくことになると思いますが、しっかり適正な取引をしていただくように市からも改めて依頼していきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) プレゼンはプレゼンとしてそれが確約できるようなものを市として責任を持ってやっていただきたいと思います。 それでは、次の質問、かねてから新施設にバス路線導入を提案してまいりましたが、現状をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) 来年3月の新施設のオープンに併せまして、バス路線の乗り入れ及び新施設付近へのバス停の設置について、石見交通に対して申入れを行ったところ、前向きな回答をいただいたところであります。 現在、実際のバスの停車位置や乗り入れるルートなどの調整を行っている段階であります。今後は周布線など県道浜田商港線を運行する路線バスについて、朝夕の通学通勤時間帯を除き乗り入れるダイヤ設定に向けた調整行うこととしております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 私も心配しまして石見交通へ伺いましたが、今副部長の話にあったように、既に本社へ行かれて詳細な打合せをされてルートまで、どうも聞くとお魚センターまで入って一旦元へ戻って旧路線を走るという路線がいいんだということで、大変スピーディーな対応で敬意を表したいと思います。 今までできなかったことが急にこのように整ってきて、あと陸運局の関係もあるでしょうけど、ぜひ私は全市挙げてこのお魚センターを成功なせなきゃいけないという大きな命題があるので、今後とも努力をしていただくようによろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(川神裕司) 5番川上幾雄議員。            〔5番 川上幾雄議員 質問席〕 ◆5番(川上幾雄) 5番議席、創風会の川上幾雄でございます。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。 まず、私ごとでございますけれども、先日8月31日、誕生日でございまして、何と69になりました。来年はいよいよ古希です。年が増えていくのはうれしいんですけども、だんだん寂しくなるとこが私の体の一部にもありまして、何と不細工で手をかけるのが恥ずかしいようなところがいっぱいあります。 その話は置きまして、浜田市には48か所の指定管理施設がございます。そのうち21か所が公募をされておりまして、残り27か所は指名です。公募されるところにつきましては中身が少しは見えますけども、指名されたところについてはなかなか物事が見えてこないような気がしております。 この公募につきまして、本日は少しお話をさせていただければと思っております。 大項目の指定管理者制度についてです。 中項目、指定管理者制度の運用について。 小項目、制度運営で留意すべき点についてお聞きいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 指定管理者制度は、公の施設について民間事業者等が有するノウハウを活用することにより住民サービスの質の向上を図っていくために設けられた制度でございます。より効果的、効率的な運営に努めることが重要とされております。 したがいまして、浜田市といたしましては公の施設の設置者の立場であることを十分に踏まえ、指定管理者による管理が施設の設置目的に照らして適切に行われているかなどに留意する必要があると、このように考えております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 確かにただいまのお答えも重要でしょうけども、その他、定期的な収支報告運営会議、市民のチェックによる機能、サービス向上改善のための行動、第三者機関による監査、市職員による指導も大切だと私は思います。この点はいかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 先ほど市長が申し上げました制度の運営で留意すべき点というので、公の施設というものについては設置者の立場として十分に管理が適切に行われてるかというのを考えるのが私どもの立場でございます。 今、議員がおっしゃいましたやっていく中で、いろんな形でチェックをする、それは第三者も含めて、そういったことは大変必要なことだと考えております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 確かに公の施設ですから市のほうで管理するのが必要だと思いますけども、その施設は全て市民が使うべきもの、市民のためにあるものですので、市民のほうに向いた管理が必要かと思っております。 続いて、小項目2番目ですけれども、指定管理者が行うべきサービス向上と改善についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 指定管理者が行うサービスの向上と改善については、先ほど市長が申し上げましたとおり、民間事業者等のノウハウを活用することが重要であると考えております。したがいまして、指定管理者には公の施設の設置目的を効果的に達成するための提案を期待しております。 また、指定管理業務以外の業務についても指定管理者が自主提案し、市の承認の下で実施することもできますので、施設を最大限に利用した住民サービスの向上を期待しているところであります。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 確かに民間事業者のノウハウが重要でしょう。でありますが、ノウハウを生かすためにも住民の意見、情報等を収集することが必要かと思います。この点、住民の意見等について重要性はいかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 重要性、大変必要なことだと思っております。これは指定管理者においても民間事業者等として持ってるノウハウ、それから創意工夫、そういったもの、サービス向上に図るための方策、管理運営をしっかりやっていただきたいと思います。 また併せて、私どもの公の管理者、市としてもそういったものに対して積極的に情報収集をして施設の適切な運用に努めていくと、こういう義務が必要だと思ってます。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 納得する部分もあるかと思うんですけども。 小項目3でございます。 指定管理者の運営状況判断の方法についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 指定管理者制度では複数年度にわたり施設の管理を民間事業者等に委ねることから、指定期間中の適正な管理を確保するため、指定管理者に毎年度終了後に事業報告書を提出させるほか、管理の業務、または経理の状況に関し報告を求め、実地について調査し、または必要な指示を行い、指示に従わないときには指定の取消し等を行うことができます。 本市では施設の管理運営に関し協定に従い、適切かつ確実なサービスが提供されているか、サービスの安定的、継続的な提供が可能な状況にあるかなどの監視に加え、現地調査、管理運営状況の評価等を行うモニタリングを実施しております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 今言われましたモニタリングについてここで確認をいたします。 これはモニタリングレポートとして公表されているものと認識しておりますけども、このモニタリングレポートは何を基に、誰が作成し、どのように活用されているのでしょうか、お答えください。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) モニタリングレポートでございますけども、これは定期的、継続的にモニタリングを実施することにより業務内容の検証と改善を繰り返しながら、さらにサービスが向上できることを目指しているもので、基本的な施設所管課による現地確認、それから指定管理者へのヒアリング、保管している各種帳簿の確認を行い、その結果を基にモニタリングレポートとして作成をします。 これをまた所管部ごと、要するに施設管理の所管課が所属してる部ごとに設置するモニタリング評価運営委員会においてそれぞれ所管課が作成したレポートを確認したり、あるいは施設所管課へのヒアリングによって結果を検証しております。 施設所管課のみならず、部ごとで行っているというところで少し施設管理者、それから施設担当課、これだけでない意見というのもその中に加えられるような仕組みはつくってはおります。確かにこの中に第三者を入れて検討していく、先ほどのご質問にもありましたけども、そういう部分というのでは少し弱いところもございますが、現在はそういう形でモニタリングレポートを作成しております。 このモニタリングという制度ですが、これはサービスの向上について有効な手段と思っておりますので、これからも他市の状況なども参考にしながら進めていきたいと思ってます。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 今もお答えで第三者の目は事実入ってないということでございました。この第三者の目というのは市民の目だと私は思っております。部内だけ、所管課だけでモニタリングレポートを作って、証拠、エビデンスはたくさん見ながら作られたことと思いますけども、第三者の目が入ってくことが重要かと考えております。 第三者の目について、これから先もこれに組み込んでいくというお考えをもう一度確認いたします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) なかなかこういう形でというのをすぐにお返事できないところもありますけども、少ししっかり検討して、議員がおっしゃるような形で市民の施設として有効に運用していくためという方法は考えていきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) ここで最初に言いましたように、浜田市の48か所の指定管理施設について若干ご質問いたします。 その中で執行部による指定管理の選定があります。要するに、48のうちの27です。これについて、大きく1、2、3、4、5というやり方があるんですけども、そのうち公募に応じるものがなかった場合または申請者全員が選定基準を満たさない場合というものがあります。ということは、先日のふるさと体験村についてもそういうことは当てはまるかと思います。 このふるさと体験村について、再度コンサルという話がございましたけども、その理由をお願いします。 ○議長(川神裕司) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 再度、公募をされてる理由ということでございます。 公募の期間中にこの施設につきましては何件か問合せ等がございました、県外のほうから。コロナ禍の問合せということもあってなかなか現地へ説明等にも来れなかったという状況もございました。 そうしたことから、再度公募をすればそうした応募があるんではないかという期待も持てますので、今回は再公募ということでさせていただきました。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 期待を持ってということでございましたけども、先ほど言いましたように指定の選定ができる場合という中にその他、指定管理者制度推進本部会議が指名によることが特に必要と認めた場合とありました。ということは、この本部会議で指名をできるというんだと思うんです。この本部会議というのはどこに所管して、どのような方が会議されてるのかご説明いただければと思いますけども。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 指定管理者制度の推進本部会議でございますけども、これは所管については行財政改革推進課、ここが事務局をしております。構成員的に言いますと、これは副市長をトップに関係部課長が入りまして、指定管理制度における、その公の施設の管理における指定管理の方法であるとか、あるいは期間、そういったものについて審議をしてる。少なくとも指定管理というのは公の施設の管理について検討してまいることですので、庁内の組織として本部会議を設置しておるところです。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 今も説明がありましたけれども、内部だけで審議をするということでございました。公の施設です。けれども、これは市民のものでもあるわけでございますので、内部だけでなくここにも第三者の目、第三者の意見が入ってもしかるべきかと私は考えます。この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 指定管理業者の決定にまでは長いプロセス、いろんな形で組織であったりが関与していくことになります。指定管理推進本部会議というのはその主に入り口の部分になってくると思うんですが、こういった中であくまでも公の施設の管理ということで庁内の組織で方針をある程度決めて、それからあといろんな最終的には附属機関である審査委員会辺りにもかけてやっていきますので、何らかの形で、先ほど議員がおっしゃるような市民の施設であるというのを念頭に、第三者的なものを意見を取り込んでくるという仕組みは考えていきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) ありがとうございます。ぜひそういう形で、市民のための市民の施設ですので、市民の思いも少しは酌み取っていただけたらと思います。 それでは、中項目の2番目に入ります。 浜田市雇用促進住宅の指定管理についてです。 これまで中項目でいろいろ確認いたしますけれども、このことがこれから生きてまいります。 ここでパネルを出します。(228ページにデータ掲載) このパネルにつきましては浜田市の雇用促進住宅の指定管理者がこれまでやってきた事業についてのモニタリングレポートでございます。平成25年から30年までなっております。これは現在公表されてるものですのでこのまま使っております。 ご覧のとおり、平成27年まではいずれの施設も黒字でした。なおかつ黒字ですので、その黒字の分の半分は浜田市へ返っております。でありますが、28年からは見事に全て赤字です。特に、小福井、内田団地については黒字のものが突然赤字になりました。それも大幅赤字です。何がこれを表してるかということはこれをご覧になりながら考えてみてください。 それでは、質問に入ります。 小項目1、指定管理業務に関する基本的な考え方についてお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 浜田市雇用促進住宅条例第1条には、市内に居住し、または居住しようとする労働者等に住宅を供給することにより、生活及び就業の安定を図るとされており、生活の拠点となる住宅の管理について指定管理者の持つノウハウを十分に活用しながら、入居者の生活安定を図ることを基本的な考えとしています。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 条例第1条には確かにこう書いてありますけども、この中にノウハウという言葉が出ておりません。ということは、このノウハウについてはこれはあくまでも希望的要求なのでしょうか。指定管理者の持つノウハウとはどのようにして推しはかり、その活用をどのように確認するのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 雇用促進住宅は、先ほど申しましたように、あくまで生活の安定を目的とした住宅の供給が趣旨であるということで、民間賃貸住宅のようなサービスの追求を目指しているわけではありませんが、公的住宅として生かすことのできるノウハウについては取れることができると考えております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 私はこのノウハウを生かしたものが、これが最終的にはモニタリングレポートかと思います。ということは、このモニタリングレポートにこれまでのことが全て表れてるんだなと考えておりますので、ここにモニタリングレポートについて集計したものがございます。 次、小項目2です。 入居に際して行うべき業務についてご説明ください。
    ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 入居に際して指定管理者が行うべき業務につきましては、入居申込書、請書等の受付、確認、敷金納付、口座振替の説明、入居許可書の交付、住宅入居上の諸注意事項の説明、鍵の交付等があります。 なお、法人利用の場合は希望者から相談を受けた時点で市と指定管理者で協議し、法人と面談を行った上で了承するかを判断します。 また、入居上の諸注意事項説明としてルームシェアの禁止など、個人での入居とは異なる点もございます。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 今もいろいろありましたけれども、この中で入居資格は指定管理者が審査を行うとあります。この中で、申込み基準の中に暴力団員による不当な行為の防止という部分で、入居する方が暴力団に加入していないかということを指定管理者は市へ確認の要請をしなきゃなりません。市は警察で確認をいたします。 ということは、ここで問題なんですわ。先日起きました問題、たくさんありましたね、金城で。金城では二十六、七に対して26人の入居申込みがありました。そのうち、実際に入居されたのは1名です。これは私も資料も確認しましたので間違いありません。 ということは、26名はどなたか知りません。同時に、この間説明がありましたように、二十六、七のうち入ったのが約60名入っております。ということは、1名以外、59名はどこのどなたでしょうか。このことをしっかり、先ほど言いましたように暴力団等についての確認をしたかどうかについてはいかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 入居者決定後、議員ご指摘のとおりに指定管理者から照会依頼をいただき、それを市が警察に照会をかけて結果を指定管理者に報告する手順となっておりますけども、今回、入居者として報告された人については照会確認をしておりますけども、指定管理者にも、市にも届けなく入居されていた方については把握されておりませんし、照会もできておりません。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 今お答えいただいたように、把握はできておりません。これは別に指定管理者を管理する市のほうが手を抜いたわけじゃないんです。指定管理者が手を抜いたというか、しなかったということだと思います。 続いて、小項目3、住宅の使用状況の点検調査についてお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 定期的な巡回による確認、自治会をはじめとした入居者と接触の機会を持つことで実態把握を行います。無断同居等入居を許可していない場合には不正駐車を行うと他の入居者の迷惑となるため常に注意を払い、早期発見に努めることが肝要だと考えています。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) ここで中項目の1番に情報収集という分がありました。この情報収集しっかりされてるかどうかということが不安な部分でありまして、先日指定管理者の現地の責任者の方に確認したところ、週に1回、回っていますよと。情報収集、確認をしてますと言われましたけれども、よくよく話を聞けば、ぐるっと外周を回っただけですよと。中までは入ってませんという話がございました。情報収集するに当たっては住民の方々からお話を聞くとかそういうことが必要だったんじゃないかと私は思います。それが今回のこういう問題を起こしたんじゃないかと思うんです。 実は、私4月頃に金城の促進住宅に27室入りますよということを執行部のほうから聞いております。非常に喜びました。でも、そのときにこういう問題が起きるとは思っておりませんでしたので今では残念に思っております。住民の方々にご迷惑をかけたんじゃないかな、あのとき私がもう一歩踏み込んでればよかったんじゃないかなと考えておるところです。本当に申し訳ないと思っております。 同時に、先ほども暴力団等の話をしましたけれども、先月の17日、退去に当たって荷物を出される方々の姿を見た途端に、いやあと思ったんですわ。約40歳ぐらいの方ですけども、荷物を出すときに上半身は下着でした。下着のところから何か見えておりました。ここからこの辺りですね。これは住民、嫌ですわ。これがあったから暴力団とかというんじゃないんです。ですが、普通一般の方はそれを見ただけで嫌なんです。ということを思えば、本当に申し訳なかったと思っております。 次、住宅の目的外使用についてご説明ください。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 浜田市雇用促進住宅は居宅として使用することが原則ですが、条例第26条、ただし書のとおり、指定管理者の承認を得た場合は住宅の一部を住宅以外の用途で使用できることとなっております。ただし、同条例第36条の法人が従業員の住宅として借りる場合、こうした場合、同様の例外規定は設けておらず、住宅以外の用途で使用することは認めておりません。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 確かにこうやって条例は決まっておりますけども、それはあくまでもその事業者が当市に事業所を持っとる方です。 先日のお答えではこの事業者は浜田市に事業所を持っておられるという話でしたけども、よくよく確認したら、この方が浜田市に事業所を持っておられるのは金城町、七条でした。しかも番地は促進住宅の番地でした。 ホームページの中に出とるのが、6月7日に事業所を出しましたと書いてあります。6月7日はいつといえば、これは促進住宅に入居した日です。その日に初めて事業所を開設したと書いてあります。ということは、この事業者は事業所を持ってなかった、これまで。どこでどう話が変わって事業所がなくなったかというのは非常に不安です。どっかで多分事業所がありますというお答えをいただいてこういうことになったと思うんですけども。やはり確認が必要だったんでないかと思います。 今現在の管理されとる部長さん、それから担当課長さん、お二方とも今年の4月から担当されましたんでなかなかこれまでのいきさつはご存じないと思います。難しかったかなと思いますけども、一生懸命頑張られとることは分かっております。特に、部長さんにつきましてはこういう話を私は聞いております。4月7日に入居の希望をいただいたが、国府団地での苦情があったことを聞いている。市として入居資格がある以上、断ることができないが、自分たちは市民の方のため仕事をしているのであって、入居者の方が最優先でありますと。迷惑をかけることのないようにしてもらわないと困る。それは重々注視してというお言葉を出されております。一生懸命頑張られておりました。しかし、こういうことが起きました。非常に残念ですけども、しっかりお互いに情報収集しながらやってかざるを得ないかなと思っております。 続いて、小項目4番目の住宅の目的外使用についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 川上議員、今質問をされたはずですが、その件は。 ◆5番(川上幾雄) ごめんなさい、忘れました。 5番目のその他管理運営に注意すべき点で置き換えします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 雇用促進住宅条例第1条のとおり、入居者の生活安定を図ることが当該住宅の設置目的ですので、生活に支障を来すことのないよう建物の維持管理を行うとともに、入居者の要望、苦情に対応していくことと考えております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) ここで、もう一度パネルをご覧ください。 平成28年から赤字になってます。ということは多分指定管理者がたくさん、たくさんお金をかけて住民のためにやってきたんだと思います。でありますが、入居率は下がってます。ということは、一番上の賃料を見れば分かります。ということは、頑張られても入居する方が減ったんだなと思います。その頑張られた姿がどこに見えるかと、先ほど言いましたけどマニュアル、レポートを見る限りにおいたらはっきり分からないんです。レポートを作るときに当たって必要なのは何かというたら、エビデンスをしっかりしていただきたいと思うところであります。 一番いい例が、このレポートを作るときに事業報告を多分見ながら作られたと思いますけども、事業報告にはやったことが書いてあります。同時に、こんなことをしましたけどこういう金が要りましたと書いとると思うんですわ。ここを直しました。見積りじゃないんです、実際の領収書。見て僅かにやってるなというのを確認せなきゃいけないんで。 それから、人件費についてもしかりです。これも本来は払った金まで全部見なきゃいけないんです。同時に、保険等も掛けたことを見なきゃいけないんです。これについては金の出入りがありますので口座を確認しなきゃならないんです。なぜかといいましたら、指定管理者制度には指定管理業務に関わる管理口座は原則として専用口座を設けて管理してくださいと書いてあります。ということは、口座があるはずです。この口座を確認していたかどうかお答えください。お願いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) これは口頭でありますけども、専用口座は持っているということで確認しております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) ほかの指定管理制度にも関わることなんですけども、この専用口座、多分今回の促進住宅に関しては家賃が入ってきますので家賃を受けるための専用口座だと思います。ということは、運営のための別口座があったはずなんです。 なぜかといいましたら、ここにご覧ください、パネルを。毎年赤字が出てます。これまでの指定管理をやられてこの指定管理者は毎年四、五百万円から一昨年までは約2,000万円赤字が出てます。ということは、去年約2,500万円ぐらいになるんでしょう、赤字が。今年は下手したら3,000万円ぐらいになるかもしれません。普通の会社なら潰れてますよ。ですがやっております。ということは、口座を見ないと金がどう動いてるかは見えません。もしかしたら本社経費からこの口座へ繰入れされたかもしれません。繰入れするだけの資本があったんだからいいですよ。でも、それを見なかったら実際に何をされたか分からないんです。赤字ですよと言いながら、実際は中身は赤字じゃないかもしれません。十分できるんです、こういうことは。事後報告だけだったら、エビデンスがないんですから。その点はしっかりやっていただきたいと思います。 ぜひとも口座を見ながら、エビデンスをしっかり持ってこういう管理をしていただくことをお約束願いたいんですけどいかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) この資料を見ますと、平成28年から赤字ということであります。これについて私どもとしては協定書に基づいてチェックする方向で検討しておりますので、後日対応のほうを考えていきたいと思っています。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 後日対応を考えて進めていくということでしたので期待をして待ってます。 じゃあ、この分は終わりまして、続いて大項目2の随意契約についてでございます。 子育て支援センター整備に伴う随意契約についてお伺いをいたします。 小項目、随意契約のメリットとデメリットについてご説明ください。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 自治体が行う契約は地方自治法に規定されている一般競争入札、指名競争入札、随意契約、競り売りの四つの方法があり、原則は一般競争入札でございます。 随意契約が行えるのは地方自治法施行令で規定されている事由に該当する場合に限られておりまして、例として価格が少額の場合、その性質または目的が競争入札に適しない場合、緊急の場合などがあります。 ご質問にありますメリットを競争入札と比較して上げるとしますと、事務手続や契約過程が簡略であること、デメリットとしては価格競争が働きづらいこと、こういったものが考えられると思います。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) お答えは理解できますけども、本案件におけるデメリットには予算の効率化、すなわち金額の高どまり、公平性、透明性に欠けるものと考えます。理由についてはこの後申し上げますけど、契約が終わってからの公表はいかがなものかと思います。この辺りはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 先ほど議員がおっしゃられたデメリットの部分、まさに価格競争が働きづらいというのはその高どまりの部分だったりすると思います。また、随意契約の公表の制度については明確な規定がございませんので各自治体によって取扱いが違っておりまして、浜田市のほうでは具体に随意契約の公表というのはしてないところでございますけども、随意契約をするというのは施行令に基づいてその理由をしっかりして取り組んでいることだと思いますので、公明正大に公表できるような形というのは考えなくちゃいけないかなとは思ってます。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 続いて、随意契約を行った理由についてご説明をください。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 随意契約を行った理由は三つあります。 まず一つ目は、高度な知識、経験を持った事業者であることです。 二つ目は、基本構想の策定に関わった事業者であることです。一度完成した平面図等に病後児保育の切離しなどの見直しが生じたことにより内容を再調整する必要があったからです。 そして、三つ目は早期の整備を目指すためです。所管委員会や市民の皆さんからもできるだけ早く早期の完成を望まれているからです。 このような理由から、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号に基づき随意契約を行いました。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 一つ目のことについては何とか分かるんですけども、2番目の基本構想に関わったからという分ですけども、基本構想に関わったからということがこれでよいんでしょうか、お答え願えたらうれしいんですけども。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 基本構想の本編は令和2年1月に市が策定しており、病後児保育は支援センターで行わないことで策定しております。しかしながら、平面図は平成30年度に委託契約が完了しており、再調整ができなかったことから、このたび実施設計に併せて再調整を依頼したものであります。この再調整を別発注とすることは早期完成が望まれている施設であるため想定しておりません。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 今いただきましたように、早期完成が必要だということですけども、この早期完成するんであれば、以前から私が申し上げておりますように、デザインビルドという方式が一番よろしいかと思っております。このデザインビルドについてご検討されたかどうかについてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) デザインビルドのメリットでありますけども、4項目あります。設計、施工、責任の所在が明確になること、発注者の調整業務を軽減、三つ目が設計、施工期間の短縮、四つ目がコストの縮減が期待できるということでありますが、デメリットとしてはチェック機能が働きにくい、完成後、発注者の期待に沿えない結果になるおそれもあるということがあります。 それで、今回子育て支援センター整備に当たっては従来の設計、施工分離方式を採択しているわけでありますが、取っているわけでありますけども、今後こういったデザインビルドという手法については研究が必要な手法であろうということは思っております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) ぜひともデザインビルドについて再検討いただければと思ってます。これから下水についてもあると思いますので、またよろしくお願いします。 最後に、基本構想、基本設計、実施設計についてお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(鎌田祐二) 基本構想は現施設の問題、課題の検証等を行い、これを踏まえた上で新しい施設に対する基本方針を定め、必要な施設諸条件の整理、施設プラン等の検討等、実施設計に移るための建物の概略の整理を行ったものであり、基本設計の基礎となるどういった建物にするかという構想に趣を置いたものとなります。 次に、基本設計は企画段階で取りまとめられた発注条件に整合した必要諸室、あるいは平面上の配置、建物規模、構造、敷地配置の設定といった基本設計図書を作成し、作成した基本設計図書に基づき概算工事費を算出するものです。 また、実施設計は発注条件及び基本設計段階で取りまとめられた基本設計図書に整合した実施設計図書を作成し、作成された実施設計図書に基づき工事費を算出するものであります。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) いずれにしましてもこの工事は随意契約されております。随意契約は難しいものでありまして、この事業がどういう予算でやられてるかについてご説明願いたいんですけども。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 予算につきましては過疎債を予定しております。 ○議長(川神裕司) 川上議員。 ◆5番(川上幾雄) 今、過疎債というお話がございました。過疎債であれば、これは会計監査の対象となると思いますけども、これは気をつけなければならないものだと思っております。ですので、会計監査があるからとかということはないんですけども、随意契約については十分注意していただくことが必要かと思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開は11時30分といたします。            午前11時18分 休憩            午前11時29分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。12番笹田卓議員。            〔12番 笹田 卓議員 質問席〕 ◆12番(笹田卓) 12番、山水海の笹田卓でございます。 このたび台風9号が過ぎ去りまして、今台風10号が接近してきておりまして、前例のない台風だということで国交省、気象庁が会見を開いております。私も沖縄で1回大きな台風に遭遇してますけども、浜田の方が多分想定してないような、恐らく風が相当吹くと思いますので、来る前にしっかり対策をしていただきたいなと思います。 浜田市のほうもこういうのぼりだとかああいうものを多分出されてる箇所が多いと思いますので、ああいう台風対策はしっかりしていただきたいなと思っております。 それでは、質問に参ります。 海洋教育についてお伺いいたします。 この海洋教育についてでございますけども、私平成27年6月に一般質問をしております。海洋教育というのは海に親しみ、海を知り、海を守り、海を利用する学習を推進する教育のことです。 それでは1番、8月9日に石見海浜公園と三隅川でいたたまれない水難事故が発生いたしました。久保田市長はこの水難事故についてどのような思いなのかお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 8月9日に浜田市内の海と川で水難事故が相次いで発生し、3名の方の貴い命が奪われました。ここに心からお悔やみを申し上げ、ご冥福をお祈りしたいと思います。 海で起きました水難事故の場所でありますが、県立石見海浜公園は毎年県外から多くの海水浴客が来られます。また、三隅川で起きました水難事故の場所は毎年地元の公民館が中心になって企画をされているかっぱランドの開催地として多くの皆さんに親しまれている場所でもあります。大変残念に思っているとこでございます。 今後、このような水難事故が起きないよう、島根県等とも連携し、安全対策の取組を行ってまいりたいと、このように考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) そういった思いが市長におありだということが分かったんですけども、先ほど3名と言いましたけども、実質的には4名の方が亡くなっております。この4名の方、まだまだ若かったので貴い命が亡くなったということでご冥福をお祈りしたいと思います。 また、今回こういった事故が起きまして、私も海に携わる人間といたしまして非常に悲しい思いをしております。今回、海浜公園のほうではどういった状況かというのは把握しております。この当日は波がすごい高くて遊泳禁止ということで、お客さんも来られたみたいですけども、テープを張って遊泳しないようにしっかり伝えたということなんですけども、監視員が見ておられない中で海水浴を始めたということで、やはり流れにのまれまして流されたということをお聞きしております。 その中で、迅速に対応はしたんですけども、残念ながらその当日は1人の方がお亡くなりになりまして、1人の方が行方不明になったんですけども、後日、久代の海岸で発見されたということを報道で知った次第でありますけども、この川について、かっぱランドについてですけども、これどういうような安全対策を取られていたのかお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) かっぱランドのことについてのご質問であります。 今年度につきましては新型コロナの関係もありまして中止をされております。例年このイベントにつきましては地元公民館を中心とした実行委員会が開催をされております。ここにお聞きしましたところ、まず安全監視員の配置ということで地元の住民とかイベントサポーターが陸上や川の中からこういう見守りをしているということ。 続きまして、救護班の設置ということでAEDを配置し、看護師と地元消防団で救命救急講習の受講者、これを待機をされているということ。ライフジャケットの着用ということで、川に入る子どもや大人には必ずこのライフジャケットを着用させているということ。4番目としまして、一斉行動ということで、監視が行き届くように川に入るときには一斉に入る、そして一斉に川に上がった上でそれぞれ点呼をして確認をするといったような安全対応をしているとお聞きしております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) ふだんならそういった安全対策を取られてやられたということで、今回コロナ禍でこういった事業が行われずに川だけオープンしてたということで、これ私が何を言いたいかと申しますと、監視体制というのは限界がありまして、一人一人の海に対する知識、川に対する意識、そういったものがもっと必要ではないかと感じた次第であります。 私は海の人間なので海のことはある程度勉強してきているつもりではいるんですけども、川、川は怖いです。常に流れがありますし、体も浮かないですし、山で雨が降れば急に流れが変わる、水温も冷たいということで、海を知ってる人間からすると川っていうのはすごい怖いといいましょうか、海よりも警戒しないといけないなという意識がありまして、そういったことも浜田市民には知っていただきたいなと思っております。 先ほど平成27年6月に質問したって言いましたけども、この海洋教育を浜田市で推進して教育課程特例校にしてはどうかという質問を5年前にさせていただきました。さらには、学校カリキュラムにこういう海洋教育というのを導入すべきだということを質問させていただきまして、そのときの答弁は久保田市長も石本教育長も大変前向きな答弁でございました。 5年経過しまして、この二つだけじゃないんですけども、この質問に対してどのような協議を行われたのか、まずお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 協議といいますのはどういうふうなやり方をしようかというスタンスでしょうか。 少しお待ちください。 海洋教育の状況ではなく。            (12番笹田 卓議員「違う、その前」と呼ぶ) その前ですか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 確かに27年度のときにご質問をいただきまして、海洋教育については浜田には自然が豊富にあって海に囲まれてるんで前向きに取り組んでいくといったような発言をさせていただいておると思っております。 その後、市長からも教育委員会のほうでしっかり検討してくれといったような指示がございましたので、それに基づいて教育委員会のほうでは、これは特に生涯学習課のほうが中心になって取組を進めておりました。派遣社会教育主事の先生方が学校と連携をしながら、どういったようなプログラムが組めるかということでいろいろ検討をされてきたという経緯がございます。 後ほどまた質問のとこでお答えするようになってますけれども、昨年度のところでそのカリキュラムが出来上がったといったような経過になっております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 教育課程特例校についてはどのような協議が行われたんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 教育課程特例校につきましては、27年度のときに恐らく全国で12例ぐらいあるとかという、そんな話をした覚えがあります。これにつきましては、今浜田が進めようと思っておりますカリキュラム、海洋教育のカリキュラム、こういったものの実際に実践をしてその実績を検証した上で取り組むべきものかなという気もいたしておりまして、まだこれも前回のときにお話ししましたけども、いろいろハードルが高いもんでして、学校現場との十分な協議も必要になってまいります。 そういったことで、具体的に特例校のことについては検討は、今のところはまだしてないというのが現状でございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それを踏まえて、これまでの状況についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 海洋教育につきましては、令和2年度教育方針でもお示しさせていただきましたように、ふるさと郷育における重要な学習カリキュラムだという位置づけをさせていただいております。 海洋教育のこれまでの状況についてですけども、海洋教育の前身とも言えますHamadaマリン郷育プロジェクト、これを平成28年度、平成29年度と日本財団の支援を受けて実施をしており、平成30年度はふるさと寄附を財源としまして海での自然体験を中心に実施をしてまいりました。 令和元年度は小学校において海洋教育の学習カリキュラムの作成に取り組み、その内容を取りまとめました海洋教育実践概要集、これを作成しまして、学校間での情報共有をしたところでございます。 そのほかにも浜田水産高校とのカッター体験や缶詰作りをはじめ、浜田海上保安部、神戸税関浜田税関支署、JFしまね浜田支所、島根県立しまね海洋館アクアス、こういったとこと連携した出前授業等、幅広い海洋教育を行っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) マリン郷育プロジェクトから波及しまして海洋教育を全ての小学校において学習カリキュラムとして取り組んだとありますけども、これは令和元年度からということでよろしいんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 昨年、こういった形で集約をさせていただいております。今年度、可能な限り取組をしたいと思っておりましたけれども、ご存じのようにコロナの関係でなかなか実際の活動は取り組んでおりませんので、こういったものを参考しながら各学校ができるところから取組をしたいと思っておりますので、秋に取り組む可能性もゼロではありませんけれども、基本的には来年度が実施のスタートになろうかなとは認識しております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 海洋教育実施概要集というのを作成したということなんですけども、具体的にどのような内容になっているんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) この内容は市内小学校16校ございますけども、その16校全てが取組をしておりますので、その内容についてどういった形でしたということの目的と内容、写真とかを載せまして、これを見ればほかの学校がどういった活動をしているんだということがまた分かるようなものになっております。これを参考にし、新たな取組をするという形になっております。 なお、幼稚園につきましても1園がしておりますので、それも集約をさせていただいております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) その中の紹介を、1例でも2例でもええからしてほしいんですけども。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) それでは、一番最初にありますので原井小学校の内容を説明させていただきます。 4年生の総合的な学習でありますけども、浜田の海と共に生きる、海の魅力を紹介をしようというテーマで行われております。 目標としましては、浜田の海の魅力に触れる活動を通して、ふるさと浜田の海やそこに生きる生物の命を守ろうとする態度を養うということで、これについては浜田の海で生活する会のご協力をいただいて実施をしております。 内容につきましては、海水やかじめを使った藻塩造り、そういったことも含めて子どもたちの体験をしているということでの紹介をさせていただいております。また、工夫したところとかその後の課題、そういったものも含めて一覧表という形でさせていただいております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 分かりました。5年前に質問をして少しずつでも進んできてるんだなというのは今の部長の答弁を聞いて感じたところではございますけども、まだまだ足らないなというところが、思いがあります。 それでは、次の3番目の質問です。 先日、瀬戸ケ島に渚の交番beが開所されましたけども、この施設との連携についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) このたびの渚の交番、この設置につきましては三つのコンセプトである海の教育・遊び場、海の安全・安心、そして海の産業体験といった活動の中で水産都市浜田の活性化を目的に取り組んでまいりました。 この施設は市が行う海洋教育の拠点施設としまして日本財団の支援により整備をしていただきました。施設にはシャワーや更衣室、体験活動や座学を行うスペースなどの学習環境が整備をされております。今後、学校での海体験や安全教育、藻塩造り体験など、子どもたちが海に親しむ学習の場として活用していきたいと考えております。 また、運営主体であります浜田ライフセービングクラブがこれまで行ってこられました海岸パトロールや救助活動などの浜田の海を守る活動もこの施設を拠点に行われるとお聞きしております。浜田の海を生かした様々な取組を行うために、渚の交番と市が連携をし、今後より一層海洋教育の充実が図られると考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 日本財団の支援を受けて瀬戸ケ島に建物が建ちましたけども、これ10年以上をかけてようやくできた建物でして、今私は携わってないんですけども、ライフセービングクラブの方が一生懸命若い方も含めて開所して、ここを活用したいという思いがあります。 その中で、市との連携っていうのが私は不可欠だと思ってまして、その海洋教育に当たりまして。先ほどより一層連携して海洋教育を推進していくという答弁でございましたけども、具体的にどのようにここのbeと連携して海洋教育を推進していくおつもりなのかお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。
    ◎教育部長(河上孝博) まず、渚の交番、当初お聞きしましたときにはもう少し早いオープンかなというのもありましたので、昨年ぐらいから今年の対応も考えておりましたけども、今年につきましてはオープンが7月ということもある、あるいはコロナということで、今まで実績はございませんけども、秋の段階で既に原井小学校、あるいは雲城小学校、こういったことがここを使ってやりたいということで既に予約を入れとるとは聞いております。 特に、中山間の子どもたち、なかなか海に行く機会が少ないですので、釣り体験もありましたり、先ほどからありますように安全面、こういったことの指導も受けるといったことで活用ということは考えております。 海辺の子どもも含めて実質的には来年度になると思いますけども、いろんな施設が整っております。シャワーもありますし、さっき言いましたように座学ができると。現場のほうを見させていただきましたらプロジェクターもつけておられますので、いろんな学習ができる施設がありますので、しっかり活用していきたいと思っております。 具体的なことについてはそれぞれ個々の学校で、さっきの事例集も含めて取組の検討をしていただけるものと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) この渚の交番beとの連携について、海洋教育はもちろんなんですけども、もう安全・安心です。海のパトロールも含めて、今総務のほうでも協力してもらってると思うんですけども、その総務、安全・安心についてbeとの連携はどのように考えてるのかお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) やはりこの施設、非常に有効な施設だと思っておりますので、なかなか例がある施設でないと思うんです。そういう中でいろんな情報収集をしながらどういう形でやられるかというのを考えていきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) こういった施設ができましたので、なかなか全国的にも市と連携してっていうところがなかなかない中で、教育委員会も含めて市の安全・安心のほうも含めて利用していただきながら一緒になってこの海を活用していく、海を守っていくってことが必要ではないかなと思いますので、より一層、先ほど具体的な話は出ませんでしたけども、今後そういった具体的な支援も含めて、連携も含めてしっかり考えていっていただきたいなと思いますので、その辺はお願いしときたいと思います。 あと、今回水難事故が起こりまして何が足りないかっていいますと、海洋教育の中でも海を知るっていうところだと思います。子どもたちだけに海のことを教育したとしても、なかなか今のお父さん、お母さん世代で海のことについて知ることが少ないんではないかなと思ってます。 というのは、今の段階でも危ないから行くなという親が多いんではないかなと思っております。海で一番怖いのが海の変化ですよね。もちろん天気予報も大事ですし、波の高さだったり、あと風向きでどういうふうに浮き輪が流されていくのかだとか、また危険生物もそう、そして離岸流、目に見えない流れ、そういったところを親にも教育っていいましょうか、海を知っていただくことが安全・安心につながっていく部分ではないかなと思うんですけども。 先ほど幼稚園の例がありましたけども、今後保育園だとか幼稚園だとか、親子で連携してそういった海のことを知るっていうことが、私は浜田市にとっては必要だと思うんですけども、それについてご所見があればお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 今回の三隅川の事件もそうですけども、学校とかそういった教育の管理下ではなくて、ご家族でのレジャーの中で起きております。今、議員おっしゃいましたように、子どもだけではなく一緒に行かれるのは保護者、親族の方が多いと思いますので、そういった方も一緒に海、あるいは川の危険性、そういったものを含めてしっかり学習できる場の提供、これについては取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 市長も浜田の方なんで知っとられると思いますけど、盆を過ぎれば海水浴に行くとアンドンクラゲというメイラやメラとかというものも発生する。これは刺されますし、あとガンガゼですか、ウニでも針の細い、刺されるとすごい痛い、ウニが痛いだとか、あとアイゴ、背びれにすごい毒を持った魚がいたり、あとオコゼです。これも背びれに毒を持った魚なんですけども、こういった危険生物もたくさんいます。そういったことも知らない方がたくさん、今、浜田にはおられると思うんで、海を活用する、海を知っていただく、海洋教育を促進するっていう意味では子どもを教育しながら親にも知っていただきながら海を楽しんでもらえる、海を親しんでもらえる、海を利用していただくっていうことが海洋教育にとっては一番大切だと思うんですけども、市長、ご所見があればお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 今、議員おっしゃるように、私もこの浜田は海とともに発展してきたまちであります。現在も海に囲まれてるところであります。昔はというと私らの世代ぐらいまでは海で遊ぶというのは普通だったんですけども、今の子どもたちはなかなか海に入らないとか、水泳するにしてもプールでとかっていう、そういった中で海との付き合いの仕方も変わってきてるのかなと思います。 そのためには子どもの教育だけではなくて、親御さんの方も海に親しんでいただく、こういうことも必要だろうと思います。ただ、具体的にじゃあどうするのということになりますと、なかなか課題もありまして、学校現場に親御さんに来てもらってやるわけにもいきませんし、その具体的なやり方、社会教育の一つのなるかもしれませんけど、また教育委員会のほうでもその辺についても併せて考えてもらいたいなと思います。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) せっかくこういった渚の交番が日本財団の支援によってできましたので、いろんな方に利用していただくことも市のほうも考えていただきまして、小・中だけではなくて幼稚園、保育園、高齢者の方もいますので、そういった方にも使っていただいて海洋教育に励んでいただくということを私は望んでおりますので、ぜひその協力をお願いしたいと思います。 それでは、大きい項目2番、歴史文化保存展示施設についてです。 今まで2回、検討会議が開かれたと思いますけども、この検討委員会の状況についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 歴史文化保存展示施設の専門検討委員会につきましては、当初の計画では第1回目を5月に開催する予定でございました。しかし、全国に出されました新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言などの状況を踏まえまして開催を見送ったところでございます。 その後、新型コロナウイルスに対する基本的な対策や感染予防を行うことで第1回目は8月3日に、第2回目を先日8月31日に開催をしたとこでございます。委員の中には東京在住の方もおられますのでテレビ会議を使いまして出席をしていただいたとこでございます。 今後の検討につきましては、令和3年9月をめどにしまして、月1回程度、全体会または部会、これを開催し、展示や活用の在り方等につきまして専門的意見をいただきながら、歴史文化保存展示施設の整備に関する基本計画案を策定してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 今、検討委員会が2回ありまして、コロナの影響でテレビのほうを使った会議だということですけども、委員の方から何か厳しいご意見等々出たとお伺いしてますけども、市はどのようにその意見を把握されてますでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 厳しい意見だという発言をいただきましたけども、委員会として厳しいという意見では、認識ではあまりありません。第1回目のときに翌日、新聞報道がありまして少しバブル的なという表現が出ましたので、そういった意味では多くの方から、それはある意味誤解もあったんですけども、そういったことが出たということはございます。 ただ、これも第2回目までに委員さんのほうに内容の説明をさせていただきました。そもそも第1回目に委員さんが前提で質問されたことに対して、テレビの面もありまして、私も含めて少し聞き取りにくい面もあって明確な回答をしないで、教育委員会としては質問に対してそうですということを言ったために、いわゆる平米75万円という数字が一人歩きをしましたけども、その辺はしっかり説明させていただきまして、基本的には平米53万円の積算であるということでご理解をいただき、その件につきましては第2回目で了解をいただいたところであり、バブル期という表現については取り消すということをいただいております。 そのほかも運営面とか人員配置についてご意見をいただいておりますけども、あくまでもこの施設をうまく運営をする、あるいはいい施設にしようという意味でのご意見と認識をしております。そういった意味では厳しいというよりも前向きな意見だという捉え方をさせていただいております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) そういった発言の訂正があったということですけども、最初にちゃんとした説明ができてないってことがそうやって誤解を生んでると考えられると思うんですよ。そういった委員の方にはちゃんとした資料、分かりやすい資料を提供して、分かりやすい言葉で説明をしないと、そういった誤解が生まれるような状況になったんじゃないかなと思いますので、まずその辺からしっかりやっていただかないといけないのかなとは思っております。 また、市の回答として、先ほど1平米当たり53万円という話もありましたけども、この積算ですけども、専門知識を有する者がいないのに建築住宅課と相談して積算したということで、建設費用については判断し直す余地もあって、その中で積算根拠をより明確にしていきたいという市の発言があったと思うんですけども、積算根拠が固まってない中で議会にそういった説明をされたと捉えられてもおかしくないと思うんですけども、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 積算根拠につきましては概算という部分もあるということは認識をしております。ただ、今回昨年1年をかけて説明させていただく中で、いわゆる簡単な平面図ではありませんけども、美術館の隣にやるという中では420平米程度の長方形の展示室と100平米程度の機械室、収蔵庫、そういったもので提案をさせていただいております。 そういった意味では、基本的に水回りとかいろんな設備系のものは今回想定をしておりませんので、単純に非木造の平家建て程度のものということですので、建築住宅課のほうでそういったことも含めて判断をいただいて、実績等を含めて平米53万円ということでの提示をいただいたものと思っておりますので、詳細についてはこれから詰めますけども、あまり大きな差異はないものではないかとは思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) そこが心配なんですよ。浜田城歴史資料館もご存じのとおり2,000万円の増額が出ましたし、ちゃんとした積算根拠でないと、また我々としてはプラスでお金がかかるんではないかなっていう、この市の説明を聞く限り思ってしまったわけですよ。 今回、委員の方がよりよくもっと見せたい、もっといいものにしたいとなるとそれ以上のお金がかかる可能性だって十分考えられるわけです。ちゃんとした積算根拠でないわけですから。その辺りについてどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 浜田城資料館につきましては2,000万円の補正を追加させていただいたということで、これは大変反省をしております。また、その他の件でも市の提案するものが途中で補正、補正で追加になるよということも厳しいご意見をいただいておるのは承知をしております。 計画段階から竣工までの年数があることがありますので、物価上昇とかいろんなことの要因がありますけれども、今回お示しさせていただいておりますこの金額につきましては、事務方としましては一応上限のようなイメージで今考えております。 先ほど言いましたように急な価格変動等があれば若干変更があると思いますけども、あくまでも今回お示しさせていただいておりますように520平米とこの金額っていうのは基本的にはベースであると考えております。 その辺、先ほどありましたように、専門家の方の意見を聞く中で変更はゼロかということについては今後の検討の中に委ねると思っておりますけども、事務局としてはこれが大きな増額等にならないようなこと、これについては事務局方としてしっかり意見を言わせてもらいながら進めていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それでは、次の質問に行きます。 コロナ禍で市民がこのような状況でこの事業を推し進めていくのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 歴史文化保存展示施設につきましては古くからの歴史を有し、市民憲章で文化のかおるまちということを掲げております浜田市にとりまして、必要不可欠な施設であると認識をしております。 この施設は三つの役割を担うためということで、一つ目に歴史・文化の保存・継承の拠点、二つ目にふるさと郷育の拠点、三つ目に市民や観光客の交流拠点ということであります。特にふるさと郷育につきましてはふるさと浜田に誇りと愛着を持ってもらう重要な教育であり、人口減少が進む本市にありましても一旦、市外に出た若者が将来Uターンをしてもらうためにも必要な施設であると考えております。 このコロナ禍で市民が厳しい生活を送ってる状況の中、この事業を推し進めていくのかというご質問でありますけれども、浜田市の将来にとって必要な事業であり、この状況であってもしっかりと取り組んでいきたいと考えております。 歴史文化保存展示施設の専門検討委員会は始まったばかりではありますけれども、今後しっかり検討をし、議論を進めていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 今回この質問を取り上げさせていただきましたのは、市民からそういった意見があったんですよね、何件か。こういった状況の中でもまだ浜田市は歴史資料館、資料館言うとるんかというご質問をいただきました。 3月ではこの検討委員会の予算が計上されて私は反対したんですけども、民主主義なんで可決されて、この予算が認められた以上は、よりよい検討委員会にしていただきたいということで、会派でその委員の杉浦先生ですけども、お願いして入れていただいたという経緯もございます。 なので、検討委員会に対してはしっかりやっていただきたいなと、先ほどの質問で分かったとおりちゃんとやっていただきたいという思いはあるんですけども、建設となると市民に対してちゃんとした説明、納得していただける説明っていうのが私は必要じゃないかなと思ってまして、こういった状況を生活が苦しい中で、もちろん最近はスポーツも行われるようになりましたけども、スポーツ、文化っていうのが結構停滞した中で、またさらにその歴史についてお金をかけていいのかという意見が間違いなくあります。 そういった中で、私は市民に対してそういった説明、浜田市にとって絶対的な必要な施設なんだという説明、分かりやすい説明が私は必要だと思うんですけども、今の説明では私は弱いと思うんですけどもいかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(河上孝博) 弱いのではないかというご指摘をいただきました。確かに議員おっしゃりますように、4月以降、今年度、ほとんどのスポーツイベント、あるいは文化系のイベントが中止、あるいは延期をされております。結果的には多くのイベントが中止ということになりました。 部活につきましても3年生の思いといろんなことを含めて特別にそれぞれの大会という形でまた催したりしながら、一定のけじめをつけるということも今行われております。現時点でもなかなか終息が見込めない中で、コロナを排除ではなくて、コロナがいる中でどうしてこれから生活をしていくかということで今回議会も、私どももそうですけども、いわゆる感染防止、これに重きを置く中で、どうやって生活をしていくかという流れになりつつあると認識をしております。 今回、この検討委員会につきましても5月の開催予定を延期して開始をしておりますけども、私どもは必要であるということの中で、感染防止対策をしっかりすると、そして来年の9月までにしっかり方向性を出していくという考えでしております。 ただ、市民への説明というところはなかなか今できていない点はあると思いますので、この辺は少しどういった形でご理解をいただけばいいのかということについては少し検討させてください。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 分かりました。この市民に対しての説明っていうのが一番大切だと思いますので、その辺りをしっかりもう一回考えてやっていただきたいなと思います。 また、議会として、議員として心配なのが、次の3月、令和3年3月末に過疎法改正で過疎法がどうなるか今分からない状況の中、この事業に対しては過疎債をほぼ充当して、残りをふるさと寄附を充当するという説明を受けております。 昨日の佐々木議員の一般質問の中で、学校建設については優先的にやっていくという話がありましたけども、この歴史資料館について過疎債がどうなるか分からないですけども、もし過疎債が縮小だったり、そういったことになれば、中期財政計画見直しっていうのが必ず出てくると思います。 その中で、この歴史文化保存展示施設についての順位、過疎債を充てる順位というのは浜田市は今どういった、中期財政計画を見直したときにどれぐらいの重要性だという認識でおられるのかお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 今過疎債の順位についてのご質問でございます。 その前に先ほど教育部長が答えたのに私なりに補足といいましょうか、申し上げたいと思います。 今、新型コロナということで鋭意新型コロナ対策に取り組んでるとこでございます。感染防止対策であったり、また3次にわたる支援策、これもまとめさせていただいて、議会のご承認を得たものについては順次取り組んでるということであります。 こういう言葉を今思い出したんですけども、夜の明けない朝はないという言葉があります。夜の明けない朝はないということで、今、夜で真っ暗闇なんですけれども、いつかは明るい朝が来るという、そういった意味合いでございます。 新型コロナ、大変なことでございますけども、恐らくどっかのタイミングでコロナの終息ということにもなるんだろうと思います。我々、地方行政に携わる者とすれば、まずは新型コロナ対策をしっかり取り組むというのは当然でありますけども、その後のことも考えて、将来を見据えてその地域をどうするのかと、そういったことでいろんな事業に取り組んでいかないといけない。 そうした中にあって、先ほど部長が申し上げましたけれども、今回の歴史文化保存展示施設につきましても、将来の多分浜田にとっては必要な施設だと思っております。したがいまして、今検討委員会で検討をいただいております。この検討委員会の中には笹田さんが幹事長でいらっしゃいます山水海の皆さんからのご意見も、あるいはご推薦をいただきまして、武蔵野美術大学の杉浦先生にも入っていただいて、東京のほうからウェブ参加ということでご参加をいただいてるところでございます。 まずはこの専門家委員会でしっかりとご議論をいただきまして、展示だとか、活用の方法、そして今概算的な数字しか出しておりませんけども、展示や活用が決まれば、今度はもっと具体的なこういった数字のほうも固まってまいると思います。それが一応来年9月頃に検討委員会が終わった後、恐らく報告を頂戴することになると思います。その後、1年半後ぐらいになると思いますけども、3月定例会議までの間に市としての考え方を整理し、具体的な予算、これも固めて議会の皆さんのほうにも提案したいと、このように思っております。 その間に今過疎債についてという話でございます。当然そのタイミングでは過疎債の行方についてははっきりしてるかと思います。現在、過疎債、歴史文化保存展示施設のみならず、学校建設であったり、あるいは今やっております高度衛生管理型荷さばき所、様々なところに過疎債を使うということで予定をしております。 したがって、当市にとりましては過疎債が今後どうなるのか、極めて大きな課題でございまして、今鋭意、関係の方々、県と一緒になって国会議員の先生方、いろんな各方面に要望活動をしているとこでございますので、これにつきましても聞いておるところでは恐らく今年の年内ぐらいには方向感がある程度出るだろうと思ってます。 こういったことを踏まえまして、先ほど言いました歴史文化保存展示施設につきましてもまずは専門検討委員会のほうで来年の秋ぐらいをめどに詰めていただいて、具体的な数字ができます。一方、過疎債についてもそれがどうなるのかっていうのが恐らく今年の年内には分かると思います。そういったことも考え合わせて、市としてこの財源をどうするのかということを考え、そして1年半後の議会までに提案したいと、このように考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 分かりました。今、要望活動をされてるとお聞きしてますけども、過疎債がもし浜田市が想定している以上に減った場合、完全に、先ほど市長が言うたように相当苦しい状況が生まれるんではないかなと危惧しております。 その中で、今やらないと、想定しておかないといけないのは、そういった算段というか、使えなくなったお金、使えるお金をしっかり浜田市のほうで割り振って考えておかないと、あった場合はいいですけども、なくなったっていうときにはあたふたあたふたしてどうするかっていうことになりかねませんので、そういったこと、順番、重要性の順番も私は決めていく必要があると思うんですけども。 先ほどの市長の明けない朝はないって言いましたけども、やまない雨はないと一緒で、いつかは明るくなるんだろうなとは思ってますけども、そうなった場合にまずしないといけないのが、コロナ禍の中でやらないといけないのは私は経済対策だと思ってます。今、生活が苦しい方が多い中で、そういったスポーツ、文化になかなか目に行かないような状況の方が多い、だから市長が第三弾もコロナ対策で補助、支援を打たれてるんだと思ってます。 そういった過疎債について、中期財政計画見直しがあるかどうか分かりませんけども、そういった今想定はされてるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 副市長。 ◎副市長(砂川明) 現段階において過疎債が最終的にどうなるかということは見えておりませんので、当然詳細な変更とか、先ほど言われた優先順位ということを考えておりませんが、ただ、今、中期財政計画をまた例年の予定でいきますと12月ぐらいには次の中期財政計画を出します。 先ほど市長が申しましたように、それまでにそういう過疎債の状況が見えてくれば、当然その辺も踏まえて、それに間に合うかどうか分かりませんけども、優先順位をつけて、例えば事業のスクラップ・アンド・ビルド、ビルドはないんですけど、見直しをするとか、計画期間を延ばすとか、違う財源をどう持っていくとか、そういうことは当然準備しとかなければいけないと思っておりますが、現段階でこれはこうですということはお示しできるような状況じゃございませんが、そういう常に心積もりを持ってきちっと対応できるようにはしていきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 笹田議員に申し上げます。一応40分が経過しておりますんで、一応お知らせをしておきます。笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それでは、大きい3番、最後の質問に行きます。 旧お魚センターについて。 3月に新しい施設が開設されますけども、太陽光や風力などの自然エネルギー、再生エネルギーを導入し指定管理者や仲買人の光熱費を少しでも緩和できないかと思いますけども、ご所見についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 議員ご指摘のとおり、山陰浜田港公設市場に自然エネルギーを導入すれば電気料金につきましては施設の共有部分だけでなく、仲買売場や商業棟のテナント部分についても減額することが可能になると思われます。 一方、山陰浜田港公設市場の整備に当たりましては初期費用を抑制するために既存施設を有効活用して改修することとしており、できる限り整備費の縮減に努めてきたところであります。 そうしたことから、当時は自然エネルギーを導入するといった新たな投資は行いませんでした。このたび自然エネルギー導入についてご提案をいただきましたので、改めて検討してみたいと思います。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) ちょっと大きいことになるのでこれは次回に回そうと思うんですけども、再生可能エネルギーによる地域活性化支援事業、これ島根県の事業です。島根県再生可能エネルギー熱利用普及モデル事業補助金というのも島根県の事業です。浜田市には浜田市太陽光発電設備等設置事業補助金っていうのがあります。 いろいろ調べてみても今売電が難しい中でこういった自然エネルギーを使おうっていう事業が島根県も浜田市も推進してやっておられます。今、風力発電のほうでどうなんだっていう話もありますけども、推進している以上はこういったところで再生エネルギーというのを私は導入して使える補助金を使って、民間の方にも説明してそれやっていただくという手法もあると思うんですけども、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 今言われるように、エネルギー、これまでもエネルギーの地産地消ということは三浦議員のほうからも質問があったりしまして、そういったことは大変重要であると考えております。 また、新たなお魚センターだけとか、今荷さばき所も造っておりますが、そこだけということになりますと、そのエネルギーをやり取りできればまた有効活用できるんですが、なかなかその辺も難しいとこがあります。 そういったところで、今回周辺エリア活性化計画というものもできておりますんで、あの周辺でそういったエネルギー、やり取りがしっかりできればということ、こういったことを国も今VPPといったことの推進で考えておられますんで、まだこれ検証に踏み込んだところで、中国地方でも1県ぐらいしか検証には手を挙げてられないという実態もございます。こういったことも含めて、今後研究してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 前向きに検討していただきたいんですけど、仲買人の方も、指定管理者の方も新しい施設でやっていくにはなるべくお金のかからないようにやっていきたいという思いがあります。もし必要以上にお金がかかってしまうともうできないということになりかねませんので、そういった電気だけ、今電気の話ですけども、そういったとこからも負担を減にしていくということも浜田市の施設なので考えていく必要があると思いますので、ぜひ前向きに検討していただいて、その施設が市民にも喜ばれ、県外の方にも喜ばれる施設に生まれ変わってほしいなと思います。 私の質問は以上でありますけども、これ休憩に入るんで、終わってからちゃんと拭きます。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開は午後1時15分といたします。            午後0時16分 休憩            午後1時14分 再開 ○副議長(佐々木豊治) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。6番柳楽真智子議員。            〔6番 柳楽真智子議員 質問席〕 ◆6番(柳楽真智子) 公明クラブの柳楽真智子でございます。よろしくお願いいたします。 それでは、大項目の1点目として、災害時の電力確保について伺ってまいります。 昨年9月には大型台風の発生により大規模停電が起こり、2週間近く停電が続いた地域がありました。今年もまた台風10号が接近しており、昨年よりも勢力が強いと言われていることから、浜田市におきましても昨日のうちに小・中学校の休校が示されたところであります。 電柱の倒壊などによる停電も心配しておりますが、今後も異常気象による大規模災害が起こる可能性は大きいと思っております。災害時の電力確保は大きな課題であり、特にこの猛暑に見舞われる時期は熱中症対策としてもしっかりとした備えを行わなければならないと思っております。 ①として、千葉県の睦沢町のむつざわスマートウエルネスタウンでは、まちと地元企業等が地元産の天然ガスや太陽光で発電を行う地域新電力会社を設立してエネルギー供給を行っております。昨年の台風15号で町内全域が停電した際にも自立運転機能で道の駅に電気を供給し、周辺住民がトイレやシャワーを使えるようにするなど、エネルギー自給エリアとしての役割を担ったという事例があります。 以前に質問をさせていただいておりますが、太陽光発電や風力発電、この浜田市の地内に多くあります。このような事業者との連携協議にその後進展があったか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 千葉県睦沢町のむつざわスマートウエルネスタウンでは、睦沢町で生産された天然ガスの供給を受けてガス発電を行い、33戸の町営住宅や道の駅で自家消費をしています。さらに、発電機から出る廃熱で道の駅に併設された温浴施設にお湯を供給しております。また、スマートウエルネスタウンの範囲内ではありますが、周囲が停電してもエネルギーの供給を継続することを可能にしているとのことです。 浜田市では今のところ太陽光発電や風力発電事業者との連携協議は行っておりませんが、先進的な事例を研究しながら引き続き研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 再質問をさせていただきます。 そもそものスタート地点として、浜田市としてこの災害時にこういった電力事業者と協力をして電力確保を行うその対策について、必要性をどの程度考えておられるのか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) やはり災害、これだけ災害の多いときといいますか、雨にしても、風にしても、そして地震にしても、こんなに多くなりますと、何が必要かということになると先日来、議員さんの質問にもあります避難所の問題ももちろんですが、それを運用していくに当たっての電力、そういったエネルギーというのは大変重要だと考えております。 したがって、そういった避難所辺りにいろんな資材を備蓄するに当たっては主にそういうものをまず大前提に考えて準備をしておるところです。議員ご指摘のように、そういったエネルギー系の確保というのは最重要な課題だと考えてます。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 睦沢町の事例によって大手電力会社から自立した送電網があるこの地域新電力が防災対策に有効なことが分かってきており、環境省は再生可能エネルギー発電設備や自衛線、蓄電池などを組み合わせた電気供給システムの構築に補助を行い、エネルギー自給拠点エリアとしての整備を推進しているところであります。 それでは、小項目の2番目として、この令和2年度予算では大規模災害による停電発生時にもエネルギー供給が可能な地域づくりを進めるため、再生可能エネルギー設備、蓄電設備、自営線等を組み合わせた面的なエネルギーシステム構築に対して、脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業があります。この事業の活用について検討されたか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(斗光秀基) 脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業につきましては、地域における経済合理性や課題解決に向け、行政や企業などが一体となって自立・分散型の地域エネルギーシステムや脱炭素型の地域交通モデルを構築するなど規模が大きい事業となることが想定されるため検討はできておりません。 しかしながら、地域の諸課題を克服するための環境政策の推進という面では大変有意義な政策であると考えております。ただし、制度や施策について分かりにくい点もありますので、毎年国へ具体的な制度や施策を示すこと、あるいは具体的な国の支援などを要望しております。この事業は地域循環経済と脱炭素化を進める上では大変重要と考えておりますので、今後調査研究してまいりたいと思います。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) ちなみに睦沢町ではスマートウエルネスタウンの事業を国の地域の特性を生かしたエネルギーの地産地消促進事業費補助金と二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金というのを受けて実施をされたと伺っております。 今後、浜田市でも各種事業者とも研究、また検討をしていただきたいと思っております。 それでは、小項目の3点目に、今後新たに建設される公共施設には太陽光発電設備や蓄電設備を備えた上で、避難所としての活用も考えられるのか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 新たに公共施設を建設する際には自然エネルギーの導入整備や省エネに配慮した設備の設置を進めております。図書館や学校の一部において建設時に太陽光発電設備や蓄電設備は導入しておりますが、これらは主に維持管理費の軽減等が目的でありまして、避難所としての十分な機能の維持は難しい状況です。 主な指定避難所にはガソリン発電機を配備しておりますが、併せて移動式の太陽光パネル等、持ち運び可能な発電設備を確保し、必要に応じて機能的に配備する等を検討を進めたいと思っております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、再質問ですが、今建設を今後予定されております子育て世代支援包括センター、ここも建設に当たっては自然エネルギーの活用や蓄電設備を導入される予定なのか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 令和4年度に供用開始予定の子育て世代包括支援センターは妊婦や乳児とその同居家族を優先して受け入れる避難所として指定する予定で計画しております。自然エネルギーであります太陽光発電設備については停電時に有効な手段ではありますが、先ほど総務部長も回答いたしましたように、移動式の太陽光パネル等、持ち運び可能な発電設備を確保するよう検討していただきまして、今は導入の予定はありません。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 持ち運びのその太陽光パネルというものについてなんですけれども、太陽光のパネルなので、例えば天気が悪くて曇りが続いてるようなときでも一定程度の電力が発電されるということなんでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 単純に考えますと、確かに機能的には少し時間がかかるとかそういう問題はあると思います。ただ、物によってはかなり性能のいいものもありますし、当然値段も高いですけども、蓄電池の大きいやつをつなげばかなりの補完的な機能にはなるとは思うんですが、やはり経費的なものもあってなかなか難しいところもあります。ただ、曇りだと使えないというものでもないです。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、再質問の2点目としまして、先ほど避難所としての機能を果たすまでの電力確保ができないとお話がありました。この避難所としての機能を果たすための蓄電設備にはどれくらいの費用がかかるのか、また整備を進めるために使える国、県の補助金等ないのか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 避難所として考えた場合に、現在学校で導入している発電蓄電設備の規模的にいうと数倍ぐらいになるんじゃないかなと思ってます。新しい小学校辺りでの導入経費、それに係る経費というのがおおむね3,000万円ぐらいです。そうすると、これを当てはめて考えるとやはり1億円以上はかかるんかなと思ってます。 国の補助については環境ですとかそういった防災ですとか、そういったそれぞれの補助事業があり、条件によっては2分の1とか3分の1、4分の3補助が可能なケースもあるので、これは研究の余地はあろうかと思います。 ただ、ちなみに県内の実例ですと美郷町で、これは防災センターとか避難所の7か所で発電設備を装置されて、その際の工事費は11億円ぐらいかかっております。ですので、11を7で割ると大体1億5,000万円ぐらいになりますかね。そうしたときに、これは環境省の補助事業を受けてかなりいい補助率だったので、4分の3程度はいただいてるとは伺ってます。細かい部分については調査ができてないのであれですが、かなり大部分、補助をいただいたと伺ってます。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 近隣の地方でもそういった取組をされているということでありました。避難所全部にというのは到底無理なことですが、主要な避難所についてはそういったこともしっかりと検討を進めていただきたいなと思います。 今年もすごい猛暑であります。今日は曇ってますので涼しくはなっておりますけれども、本当ここ連日暑い日が続いていて、普通に過ごしていても熱中症になる方もあるぐらいですので、避難所でそういった冷房設備がなかったりとかっていうことになると大変な状況の中で過ごされることになると思いますので、しっかりと検討をしていただきたいと思います。 それでは、大項目の2点目、認知症施策について伺ってまいります。 条例制定後の取組についてであります。 昨年の9月定例会議において浜田市認知症の人に優しいまちづくり条例を議会発議で制定されました。11か月が経過しておりますが、条例制定以降の認知症施策の変化について伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 市長。 ◎市長(久保田章市) 浜田市認知症の人に優しいまちづくり条例は、昨年の9月定例会議におきまして福祉環境委員会から提案され制定をされました。その際には柳楽議員におかれましては委員長として大変ご尽力をいただき感謝を申し上げます。 多くの市民の皆さんに認知症に対する正しい知識と理解を深めていただくことを目的としており、この条例の制定によりまして本市における認知症施策の取組の目標が明確になったところであります。 この条例の基本理念に沿いまして、関係機関や市民の皆さんと連携し、認知症の人とその家族がよりよい生活を実現するために必要な支援が受けられるよう、地域全体で支えるための取組を進めております。 ご質問につきましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきます。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 条例制定後の取組につきましては、認知症等の予防に資する教室を開設する者に対して、開設に要する経費の一部を補助する制度を設け、毎週1回、専門職が関わる教室が市内に3か所開設され、アウトカム評価といたしまして地域包括支援センターも介入することで予防と重度化を遅らせることに重点を置いた取組が行われているところです。 また、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりに向けて、認知症を正しく理解し見守るという姿勢を見守り協定として前向きに検討していただくとともに、困り事のお手伝いなどの実践活動ができる組織、チームオレンジを立ち上げる取組を進めています。取り組んでいこうと声を上げていただいた地域の方も出てきており、少しずつではありますが組織化が進みつつあります。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、再質問ですが、先ほどのご答弁の中で安心して暮らせる地域づくりを目指すとありました。この安心して暮らせる地域づくりを目指すのであれば、今回上程されておりますまちづくり推進条例や公民館のコミュニティセンター化に併せて、こういった取組を進めることも有効だと考えておりますが、そのような検討が行われているか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 現在はまちづくり条例やコミュニティセンター化に併せて開催しているわけではありませんが、地域包括支援センターが主催し設置運営する地域ケア会議を開催しているところです。この会議は個人個人の方の課題や対応事例から地域の課題を検討し、高齢者等を地域で支え、安心して暮らせるまちづくりを目指しているものです。 現在、地区ごとに場を設けていますが、旭や弥栄では随分以前、前から実施しており、民生委員さんや診療所医師、場合によっては駐在所の方も参加されて情報共有や課題検討を行ってきています。 こうした地域づくりにつながる取組を個人情報を守りながら高齢者福祉関係者だけでなく、広く地域の方々と一緒になった取組につなげていくよう連携を図りたいと考えております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 地域によっては早くからそういった取組を進めておられる地域もあるということでありますので、そういった事例をほかの地域の皆様にも知っていただくということは大事なことかなと思いますので、そういう情報も発信していただけたらと思います。 今、福祉部局としてのお考えは伺ったんですけれども、まちづくりを担当しておられる地域政策部のほうとしてこの認知症を絡めた取組というのが何かできないか伺いたいと思います。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 現在、この議会にも提案をさせていただきました協働のまちづくり推進条例も、あるいはコミュニティセンター化もより多くの人や団体の人に地域活動に参加をしていただきたい、実際に行動を起こしていただきたいということを目的とするものになります。 より身近な、市民の方に身近な地域でこういう活動ができるということは、認知症に優しいまちづくりについても顔が見える方を地域で見守ったり、あるいは例えば地域で認知症にならないための食事や運動などについての交流会を持つとか、そのようなことがより身近なとこで展開できるんではないかと思ってます。 地域政策部として何ができるかということですけど、具体的な分野にそれぞれ関わるというのは難しいんですけど、そもそもそういう活動ができるようなネットワークを各地域で作っていただけるように、今まだ凸凹があってそれぞれの地域の組織っていうのもばらばらですから、そこが何とかいろんな団体が関われるような組織に協力をお願いしていくということに支援ができるんではないかと、それに関わっていきたいと思っております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) ありがとうございます。 先ほど健康福祉部長から地域によっては結構進んだ取組をされているというお話も伺ったんですけれども、私が勝手に思っているのは、今回のまちづくり推進条例、またコミュニティセンター化が新たな地域の活動のスタート地点にもなるのかなと、ある意味で期待をしている部分があります。そういったところで、これをいい機会としてそういったことが進めやすいような、そういった取組を進めていただけたらと願っております。 それでは、再質問もう一点、チームオレンジのことが先ほど答弁の中にありましたけれども、この立ち上げには私も大きな期待をしております。地域で支えていただけるそういった組織ができるというのは、その地域の皆さんにとってすごく心強いことだと思っております。この立ち上げに際しての条件、また立ち上げ後の連携についてはしっかりとした相談体制を取っていただきたいなと思っているんですけれども、どのような仕組みになっているのか伺いたいと思います。
    ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) まず、認知症カフェや介護教室等でチームオレンジ等で認知症の方の困り事を支援するのは受け身の姿勢ではなくて、当事者が参加して残された能力を維持できる環境づくりを目指して、チームオレンジとしてその方たちの支援を行っていくように考えておられます。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 今、幾つかの団体の方からそういう問合せ等があるとも以前から伺っているんですけれども、そういった団体とか組織の方が増えるように、また声かけを進めていただけたらと思います。 それでは、小項目の2番目に御坊市でも認知症の条例を策定されております。御坊市の条例は認知症の人とともに築く総活躍のまち条例という名前なんですけれども、他自治体とは視点の違うものであり、認知症の本人が条例作成に参画されたことは画期的だと感じております。私も今後この視点を含めた認知症の取組を進める必要があると感じているところであります。 浜田市において、認知症の本人との意見交換をどのように現在行われているのか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 本市においては認知症ご本人の方とは認知症カフェ、先ほど言いましたように認知症カフェの場を利用してリラックスした中で声を伺うようにしております。また、浜田市、江津市、益田市の認知症地域支援推進員と島根県から委託を受けた認知症の人と家族の会の若年性認知症コーディネーターが中心となり、同地域の当事者と家族の方の集い、まいるどにおいて日々の生活の中で感じている困り事を傾聴し、支援できることを少しずつ対応する活動が行われております。 こうした声を形にするよう、医療と介護の連携や認知症施策を検討する浜田市地域包括ケア推進連絡会においてもチラシや確認シートを作成し、医療、介護の現場で本人の意向確認に活用しようという方針の元に取組を進めているところです。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 様々な機関の皆さんがいろいろな手を尽くしてくださっているということは分かりました。 それでは、再質問ですが、御坊市では例えば温泉施設を利用された認知症の方がシャンプーやコンディショナー、ボディーソープ、そういうふうに書かれていてもどれをどういうふうにどこに使うのか分からなくなったりとかそういうことが結構多くあったということであります。その声を聞かれたことから事業者さんに相談をしたところ、事業者が検討をされて、そのボトルに体、頭と小さい子どもさんでも分かるようにという配慮もあって、平仮名で書かれたということで、それによって認知症の方だけでなく、ほかのこれまで間違っておられたような方たちも間違いが少なくなったと伺っております。 このように、ちょっと細かいことだなって思うようなことでも認知症のご本人にとってはすごく大切な部分だと思うんですよ。ですので、これまでに相談を受けられてきた中で、生活にそういった密接した困り事、そういうものを聞いておられるか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 生活に密着したというところではないかもしれないんですけれども、仕事をしておられる女性が認知症傾向を感じられまして、得意だった計算等ができなくなったり、仕事がやりにくくなったということを支援者の方が聞かれまして、協力し周囲の理解を得ることができて、現在も仕事を続けているということもあって、この女性が今頑張っていることをオープンにすれば周りも変わってくれると感じられたということもあります。 また、ある男性は認知症状が気になって地域の会合に出たくなくなったということもあったけれども、公民館主事の方にお世話をいただいて、またさらに参加しやすくなったということを言っておられたということも聞いておりますので認知症状のある方が周囲の協力を得て困ったことが改善できた事例ですが、こうした様々な声を聞く中で、まずは私たちにできることがないかを気づいてあげること、この形ができるように意識していければと思っております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 今、周りの人たちができることを探るということも大変重要なことなんですが、御坊市の担当者の方のお話の中で、浜田市の条例も認知症の人に優しいという言葉をつけているんですけれども、認知症の人から見ると、優しいという言葉は自分たちが支援される側、また守られる側と捉えられて、少し重たいというかそういうことも感じられるということで、結局は普通にほかの方と同じように暮らしていける、そういった環境を求められているんだなということをすごく感じたところなんです。 それでは、小項目の3点目として、御坊市の取組で最も学ぶべきと感じているのが認知症の人の社会参加は特別なことではなく、ふだんの生活の中で発信することも社会参加だとの捉え方でありました。認知症の人が活躍することが特別なことではなく、日常の暮らしに普通に溶け込んでいて、認知症の人も、認知症でない人も全ての市民が総活躍できるまちづくりについての浜田市としてのご所見を伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 浜田市は総合振興計画の将来像の中に、市民の皆さんが将来にわたって浜田市に住みたい、住んでよかったと思うことができ、本市の多彩な地域資源を最大限に発揮できる魅力いっぱいの元気な浜田市を目指すという思いを込めています。ここでの多彩な地域資源とは、認知症ご本人の方も含む多様な人材であり、本市においても御坊市同様に全ての人が総活躍するまちづくりを目指すものと考えております。 認知症施策の実施に当たりましては、認知症の本人及びその家族の意思を尊重し、地域団体、関係機関及び事業者と連携しながら、見守りや緊急時支援のための体制整備や地域の多世代が協働した自主的かつ自発的な活動を支援してまいります。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、再質問させていただきます。 具体的に認知症の人の活躍の方法としてどのようなことが想定されるか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 先ほども例で示しましたように、地域の公民館活動とか今までどおり参加できるようにしていくのがみんなで元気な浜田市を目指すということにもなるかと考えております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) 続いて、再質問です。 認知症の人がそういうふうに普通に公民館で何かの活動をするとか、社会活動をするためにそういう活躍ができる環境づくりが重要だと思います。そのためにもサポーター養成の推進が必要だと思っておりますが、このコロナ禍でなかなか思うようにサポーター養成講座も行えないような状況だと思います。こういったコロナ禍でどういうふうにこの養成講座を進められるのか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 実施に当たってはほかの取組と同様でありますが、3密を避ける、手指消毒、マスク着用の徹底はもとより、養成講座の依頼先とお互いの役割分担を事前に打合せをし、協力体制を取りながら受講者も、キャラバンメイトも安心して講座ができるように配慮しております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) それでは、もう一点再質問ですが、先ほどありましたが、このサポーター養成講座を行うためにはキャラバンメイトの存在が不可欠であり、ボランティアとしてこの皆さんは担ってくださっていることに心から感謝を申し上げたいなと思っております。 認知症に対する正しい理解の推進に意欲的に取り組んでくださっておりますが、担当部局との間に少し温度差があるようにも私は感じております。キャラバンメイトとして今後も継続して取り組んでいただくために、より一層の連携が求められているのではないかと思いますが、ご所見を伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) キャラバンメイトの方たちには今までもサポーター養成講座等にも積極的に協力をいただいております。また、養成講座に参加されます初心者の方をまたキャラバンメイトの方たちみたいに能力を向上させるための養成講座でございますので、今後も協力体制を取りながら、また積極的な取組を進めていきたいと思っております。 ○副議長(佐々木豊治) 柳楽議員。 ◆6番(柳楽真智子) キャラバンメイトの方たちの中でもなかなかお仕事も持っておられたりとかということもあったりして活動ができにくい方等もあると思うんですけれども、そういった中でも意欲的にやろうと思ってくださっている方がおられます。しっかりとそういった方の意見を聞いていただいて、できるだけこの認知症に対する理解が進むようなそういったやり方を試行していただけたらいいなと思います。 今回、御坊市の取組を紹介をさせていただいてきたんですけれども、この御坊市の条例を策定するときに携わられた職員のお話の中で、条例に認知症の人の役割を明記されたことで私たちが言っていいんだね、何かいろいろとやりたいことが出てくるよという認知症の方がそういうふうな気持ちになられたということを言われておりました。 浜田市のこの認知症の人に優しいまちづくり条例を検討する中で、認知症の人の役割ってどういうものがあるんだろうかというのは私たちの中でも議論したところですが、なかなか思いつかないという状況がございました。そういった中で、この認知症の方の声をしっかりと聞かれたというところがすごいところだなと感じたところであります。 また、認知症の方の発言の中に、自分が失敗すると認知症の人やからとか、頭がおかしいと思われる。そう思われることが怖くて失敗したことを隠したくなるんや。失敗しないように努力してるんやけど失敗しても気にせんでええ地域になってほしい。だって、認知症じゃない人も失敗するんやからという言葉が出たそうです。私も本当にそのとおりだなと思ったんですけれども、認知症の方は周りから見るとあまりいろんなことを理解しておられないと感じられることも多々あると思うんですけれども、そうではなく、やはりそういったことをしっかりと、嫌なことも受け止めておられるということは私たちはしっかりと分かっておかなければいけないなと思いました。 以前、認知症の方の支援に携わっておられる方が、自分が認知症になったときに何も心配することなく普通に暮らせるまちになってほしいから理解者を増やす取組を自分自身が進めているんだとも言われておりました。認知症の人の社会参加が特別なことではなく、日常の暮らしに普通に溶け込んでいる、そのようなまちづくりを目指すためにも今後も様々な声に耳を傾けていただき、施策の推進をしていただくことをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(佐々木豊治) 4番村武まゆみ議員。            〔4番 村武まゆみ議員 質問席〕 ◆4番(村武まゆみ) 4番議席、山水海の村武まゆみでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 本日は魅力ある浜田市づくりの戦略についてとコロナ禍の地域活動についての2点を取り上げさせていただきました。 まず1点目、魅力ある浜田市づくりの戦略についてでございます。 今後、コロナがどのように社会に影響するか分からない中、これからの時代の生き方を考えたときに、都会から地方への移住を視野に入れている人も増えていると聞きます。今こういう状況下で全国各自治体がこぞって必死で考えて進めているようでございます。その中、浜田市でも対策を取る必要があると思います。 中項目1、女性が住んでみたいまちづくりについて。 今まで浜田市においても人口減少、少子化を少しでも緩やかにするために様々な施策を打ち出しています。誰もが住んでみたい魅力あるまちづくりを進めていくためには女性が住みたいまちという視点は大変重要であると考えております。 3月定例会議では私は女性会議の提案をいたしました。そして、先輩議員は出生数の減少について、また若い女性の県外流出についての質問がありました。そのとき、市長からは若い女性の減り方が大きいので若い女性を増やす施策に取り組んでいかないといけないという答弁がありましたが、若い女性を増やすというワードはたくさん出てきたんですけれども、具体的なところを聞きたいと思い、今回質問をすることにいたしました。 小項目1、現在浜田市が取り組んでいる女性が住みやすいまちづくりという視点での各部署での目玉の事業について伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 女性が住みやすいまちづくりという視点で現在取組を進めている事業といたしましては、産業経済部では女性の仕事を支援する起業家、事業を起こす起業家支援プロジェクト事業、健康福祉部では子どもを安心して産み育てる環境づくりとして不妊治療費を助成する安心お産応援事業、ゆとりある子育ての支援として地域子育て支援拠点事業、また第3子以降保育料軽減事業などに取り組んでいるところです。 また、女性の働き方改革を進める上でも起業やテレワークなどの基盤となる高速情報通信基盤環境の整備が不可欠であり、今年度整備に着手する予定であります。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) ありがとうございます。 それでは、それぞれの事業についてお伺いしたいと思います。 まず、産業経済部の起業家支援プロジェクトの成果についてお伺いいたします。 ○副議長(佐々木豊治) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 起業家支援プロジェクト事業、これにおける女性向け支援といたしましては、平成26年度から女性のためのプチ創業セミナーを開催しております。昨年まで6年間で毎年15名以上、延べ102名の方が受講されています。また、シニアや若者向けの浜田創業カレッジにも延べ170名の女性が受講され、男性の36名と比較しても女性の方に大変好評に受講していただいております。 そのうち実際に創業された方は女性は13名、男性はちなみに6名であります。さらに起業支援補助金の補助限度額が浜田市の場合、男性が20万円に対しまして、女性は30万円としております。こういった女性の起業の後押しになることを実際取り組んでおります。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 確かに最近女性の起業家の方が増えまして、自分なりのライフワークをしっかりと作って、楽しみながら仕事をされている女性の方が増えているなと感じております。 それでは、今度は会社に勤めている女性に目を向けたとき、女性が会社の中で生き生きと働くことができる環境づくりというのはとても大切だと思います。島根県の事業で島根女性きらめき大賞というのがございます。浜田市の企業で働いている方や企業も受賞されていますけれども、そういった方や企業のアピール、クローズアップをしてアピールをしたり、あと会社の働いている環境の整備、トイレや更衣室、制服などももしかしたら入るかもしれないんですけれども、そういった環境の整備、そして育児休暇が取りやすい、そういった環境づくりっていうのもとても大切だと思いますけれども、浜田市としてそういったことを推進するということはお考えでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 実際にそういった推進につきましては企業の方が実情に応じて取り組まれていると。それをサポートするために、まず島根県におきましては子育てしやすい環境職場づくりの奨励金、そして出産後、職場復帰の奨励金、そして女性活躍のための働きやすい環境整備支援事業補助金などを取り組んでおられます。 さらに、働きたい女性を応援するために浜田市におきまして、平成30年5月にレディース仕事センター浜田では女性が働きやすい職場環境づくりセミナーなども開催されております。産業経済部といたしましては、こういった県や団体の取組、支援制度やセミナーの開催などを市内事業者の方に広く紹介しているところであります。 今後も働く職場で活躍したいという希望を持つ全ての女性が、その個性を能力を十分に発揮できる職場環境となりますよう、これらの制度やセミナーの活用等をしっかり周知してまいりたいと考えております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 県の事業というのが大変多いと思います。市ではなかなか施策として何か取り組むということはないかもしれないんですけれども、先ほど部長が言われたみたいに、それを周知していくということがとても大切だと思います。 浜田市内の企業さんでもそういった補助金があるということを知らない方もいらっしゃいました。私がPRをしていったんですけれども、そういったことにぜひ力を入れていただきたいと思います。 それでは次に、健康福祉部の事業の成果についてお伺いいたします。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 成果はいろいろありますけれども、まず浜田市不妊治療助成事業についての成果が明確なことなのでお答えいたしたいと思います。 一般不妊治療の申請者が49名、妊娠数が12名ということで、妊娠率が24.5%、特定不妊治療におきましては21名の申請者で8名ということで38.1%ということで、これは数字で明らかな成果が出ていることだと思います。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) ありがとうございます。不妊治療費の助成額というのはこの浜田市は県内でも多いと思いますので、該当する女性ですとか、ご夫婦の方、大変喜んでいらっしゃいます。 しかし、今市内では子どもを産む前の体づくり、不妊の方、最近とても多いんですけれども、不妊にならない体づくりですとか、婦人病などの健康に対して悩んでいらっしゃる方が大変多いと聞いております。浜田市では婦人科の病院ですとかドクターが少なくて、どこにいてもいつも患者さんが多くて、働いていらっしゃる方は通院っていうのもとても難しい。なので、また病院に行くのを諦めてしまうということで病気が重症化していくということも考えられると思います。 また、ドクターが少ないということでドクターも大変だとは思うんですけれども、もしかしたら出産をされる方を優先してしまうっていうことなんかもあるのかなと感じております。 私としましては、そういったドクターが少ないというのは恐らく浜田市としてもいろんなところに呼びかけてドクターを探してこられたりとか、あと開院をしてほしいとかという働きかけはされていると思いますけれども、全国的に見ましても産婦人科のドクターになられる方自体が少ないと聞いております。っていうことは、そこを幾ら探してもなかなか難しいのかなと感じております。 そういったときに、例えば病院に行くほどではないけれども、それまでのところの悩みの相談ですとか、そういったところはもしかしたら助産師さんとか保健師さんというところで悩みが解決するということもあるのではないかなと思っております。 市役所に健康相談室窓口とかっていうのは多分あると思うんですけれども、私も女性なので分かるんですが、そういった女性特有の悩みというのを相談しに行くというところは大変ハードルが高いと思っております。なので、相談しやすい、行きやすい、そういったところが大切なのではないかなと感じております。 浜田市で何人ぐらいそういったことを悩んでおられるかとか、そういった人数的なところは私も今回データは取ってはおりませんけれども、近隣で助産師さんをされていらっしゃる方からお話を聞きますと、そういったことで悩んでおられる方っていうのが大変多いと聞きました。できれば自分もそういった活動をしていきたいというお話もされていらっしゃいました。 ただ、自分でするというのもなかなか難しいと思いますので、そういったところで市の支援ですとか、そういったところが必要なのかなと感じておりますけれども、健康福祉部長も女性でございますが、もしご所見がありましたらお願いいたします。 ○副議長(佐々木豊治) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(猪木迫幸子) 浜田市におきましても産科医が1名、ちょっと前に減になったりいろいろありましたけれども、出産につきましては医療センターのほうで十分出産数、まだ対応できるということは聞いておりますので、今浜田市は令和元年度、平成31年度に助産師さんと助産院が1か所、1名、増えておりまして、その対応もできるようになっております。 また、浜田市役所においても助産師、保健師、保育士等が出産、妊娠、子育て、全てに関して相談を受けておりますし、そういうところで相談しにくい場合は普通の健康相談の中でも予約を取っていただければ受付をしております。 また、小学校の児童とか中学校、高校の生徒さんに対して、学校から要望に応じて性教育とかがん、心の健康づくり、命の大切さの内容で出前講座を実施しておりまして、若いときからの食事、運動、生活リズム等の規則正しい生活や望ましい生活習慣、健康管理の重要性を伝えているところでございます。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 女性の細やかな視点でぜひとも考えていただければなと思います。 それでは、次の質問でございます。 島根県立大学には毎年多くの学生が他市や県外から入学いたしますが、その学生たちが大学卒業後にどの程度、浜田市で暮らしているか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) 島根県立大学の学生の卒業後の居住地につきましては、県立大学においても把握されていないことから、卒業後、どの程度浜田市で暮らしているかは把握しておりません。 なお、卒業時の就職内定状況から推計いたしますと、例年10名程度が県西部の企業に就職されていることから、数名程度が浜田市で生活されているものと思われます。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 毎年恐らく約二百数十名の方が入学されたりとか、卒業をされていると思いますので、そういった数字から見ますと今お聞きした数字というのが少ないのではないかなと感じるところでございます。 恐らく行政の方ばかりではなく、浜田市民の多くが県立大学の学生さんが卒業した後も浜田市に残っていただきたいということは考えておられると思います。その学生さんたちから浜田市が住みやすいかとか、住みやすくするためにはどんなことが必要かなど、そういった意見を聞くっていうのは大変有効だと思うんですけれども、今までそういったことを実施されたことがありますでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部副部長。 ◎地域政策部副部長(邉寿雄) 女性が住みたい、住みやすいまちづくりについて直接島根県立大学の学生からご意見等を聞く場というのはこれまで具体的にはございませんでした。 ただ、市の政策やまちづくりについてということでは、例えば浜田市との共同研究であったり、それから学生さんの研究活動などでご提言をいただいたりという形でお聞きをしております。また、このたびの協働のまちづくり推進条例の制定検討に当たりましても、県立大学のゼミの学生さんと意見交換、ご意見を伺うなどいろいろな形でご意見を伺っております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 若い人を増やしたいとか、若い女性を増やしたいというところは、そういった学生さんの意見というのは大変有効だと思いますので、もっと聞く機会を増やしていただいて参考にしていただきたいと思います。 それでは、次の質問です。 今後、浜田市に住む若い女性を増やすには具体的にどのように取り組んでいかれるのかお伺いいたします。 ○副議長(佐々木豊治) 市長。 ◎市長(久保田章市) 最初に、なぜ若い女性を増やすため取り組んでいるのか、そういうお話をさせていただければと思います。 当市人口減少、少子化が進んでおります。出生数で見てみますと残念ながらここ数年、400人を下回った状況が続いております。これまでも子育て支援策、いろいろ取り組んできておるとこでありますけども、なかなか上向かないという状況が続いております。 そこで、改めて本市の人口動態等について分析をしてもらいました。そこで分かったことは、本市におきましては10代の後半から20代前半の若者、特に女性の市外への転出超過というのが続いております。これが出生数の減少の大きな要因であると、このように考えております。 こういった傾向は本市だけではなくて全国的にも見られておりまして、全国的に女性の都会志向といいましょうか、東京をはじめとする大きな都市に女性が出ていくという、こういった傾向が見られます。その主な理由は、進学、就職、あるいは結婚などと言われてるとこでございます。 そうした中にありまして、当市からの女性の転出をできるだけ少なくし、浜田に住み続けてもらうためには特に就業関係の整備が重要であると、このように考えております。若い女性が勤めたいと思うような職業であったり、あるいは働き方とは何かを真剣に考え、それに見合った施策を講じる必要があると、このように考えております。 具体的な施策につきましては、現在庁内の検討組織を立ち上げまして協議をしてもらっております。今後、女性の皆さんのご意見も伺いながら、本市の総合戦略の中に女性が暮らしやすいまちづくり、こういった項目を新たに追加をして、12月定例会議にはその内容をお示しできるように頑張っていきたいと思っております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 今、市長からの答弁で浜田市総合戦略に女性が暮らしやすいまちづくりの項目を新たに追加していただけるということを言っていただきまして、大変うれしく感じているところでございます。 しかし、先ほど市長は就職環境が大切だとおっしゃいました。それも大切なことだと思います。私も最初の質問で申し上げましたけれども、仕事のことも大切であると思いますけれども、しかし女性が暮らしやすいまちというのが、日々の暮らしの中でどれだけ不安がなく、そして自分らしく暮らしていけるかということも大変重要であると思います。そういったことをぜひ忘れないでいただきたいと思います。 東京の豊島区は都会なんですけれども、消滅可能性都市に指定されたようでございます。その豊島区が取り組んだのは女性に優しいまちづくり担当課をつくり、課長を公募して民間でマーケティングや広報の経験のある女性を登用をして住民参加型でつくったプロジェクトを進めていったようでございます。 そして、島根県でも女性活躍に大変力を入れています。そして、国でも地域女性活躍推進交付金というのを出していますけれども、浜田市ではこの地域女性活躍推進交付金というのは今まで使ったことがありますでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 残念ながら特別にそれを使ってという事業は今まではなかったかと思うんですけれども、これから女性に優しいまちづくりを進めていく上で、そういう有効な補助金等があればぜひ活用を考えていきたいと思っております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 来年度もあるかどうか分かりませんけれども、こういった交付金もございますので、ぜひ有効に使っていただきたいと思います。 私が考えるのは、地域政策部だけではなく、先ほどの産業経済、そして健康福祉部、そして自治区なども全市で女性が暮らしやすいまちづくりというのに取り組んでいただいて進めていただきたいと思います。 それでは、中項目2、広報についてでございます。 今まで私も一般質問で何度か取り上げたことがございますけれども、広報というのは大変重要であると認識しております。企業などは何か事業をするに当たってこの広報が明暗を分けるといいますか、大変重要であるという位置づけをしていると思います。この浜田市ではどのような広報戦略を持っているのか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 魅力ある浜田市づくりを推進してく上で、広報活動は重要であると認識をいたしております。現在、市の取組としましてはホームページや広報紙に加え、LINEやフェイスブック、ユーチューブといったSNSを活用しながら広報に努めてまいっております。 これまで見てもらうことに重点を置いた受け身の情報提供となっているところがありますが、いかに事業内容やその魅力を知っていただくかということについてはもう少しこちらから積極的に情報を送るということに取り組んでいきたいと考えております。 また、映像を活用して分かりやすい情報発信にも努めたいと考えております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 先ほどSNSとかユーチューブ、そういったものを使って発信をされてるとおっしゃったんですけれども、そういったSNSの発信ですとか、簡単なチラシの作成などはどなたが担当して作っておられるんしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 現在、SNSなどのウェブのサービスを活用することはそれぞれの所管課で担当しておりますので、それを取りまとめてというところまではやっておりません。チラシについても同様であります。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 私もLINEとかフェイスブックとかSNSを使っております。恐らく職員の方の中でも個人的に使っていらっしゃる方も多いのではないかなと思いますけれども、これは個人的なSNSの発信とは違いまして、市の広報は確実に情報を広く発信をしまして多くの方に届けるという目的があります。やみくもに発信するのではなくて、戦略的に進める必要があるのではないかと思います。 その戦略的に進めるためには、戦略的に進める知識というものが必要であると思います。市の広報を担当する職員は、例えば広報の経験者であるとか、もしくはその研修等を実施されているのか、そういったところをお伺いしたいと思います。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 行政側の伝えたい内容をきちんとプレゼンテーションしたり、伝える方法については、これは職員研修なども実際行っております。ただ、私も含めて情報を発信するというのはセンスが問われることでして、なかなか苦手としてる職員も多かろうと思っております。 今後につきましては、職員だけで難しい場合にはいろいろなそういうノウハウを持った方のお力をかりながら、市の広報をきちんと分かりやすく伝えていくと、魅力ある内容で伝えていくということは大変重要だと思っておりまして、その取組をどう強化していくか少し考えさせていただきたいと思います。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 部長も言われますように、専門的な知識というのが必要だと思います。その中で、先ほど女性が暮らしやすいまちづくりのところで豊島区のところで民間の登用というお話をさせていただきましたけれども、今回のこの広報につきましても専門的な知識が要るというところで、例えば職員がそのスキルを持っていないんであれば民間から登用をして民間の経験を生かしていただく手段もあると思いますけれども、それについていかがでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 総務部長。 ◎総務部長(坂田歩) 職員の登用ということですので総務部のほうから少しお答えしたいと思います。 先ほど地域政策部長も申し上げましたけども、市の情報を適切に伝えていくというのは確かに内容ももちろんですが、やはりセンスの問題があろうかと思います。そういった中で、特に女性のセンスというのは大変大きなものがございまして、例えば浜田市の広報辺りも20年ぐらい前から女性担当者が入るようになりました。 一方で、研修というのも私どもが研修を受けるところにかなり長期で研修を受けるところがございまして、そういったところにも職員を派遣したりしてます。ただ、そういう中で先ほど言われる民間のそういったスキルであるとか、センスであるとか、そういうものを直接登用というのは、現段階で私どもの組織では今まで例えば産業経済部であるとか、教育委員会で民間人の方を登用したことはございますが、具体に今計画があるわけではございません。 ただ、何らかの形でそういったスキルであったり、センスであったりというのを取り入れることは可能ですし、一方で私どもで今勤めていただいてる方の能力の向上というのも我々の課題でもありますので、そういう中でうまく融合させながらセンスのいいものを届けていくということに努めていきたいと思います。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) ありがとうございます。 今年から定住関係人口推進課というのができまして、浜田応援団事業というのが今始まっております。私これを聞いたときに、もしかしたら都会でこういったクリエーティブな仕事をされていらっしゃる方の中で浜田市のこういったことを応援してくださる方というのもいらっしゃるかもしれないなと感じました。 ただ、こういったマッチングに関しましては人を動かすというところになると思いますので、思いをつなげていくためには市の職員の方の思い、熱意、そういったものが必須であると思います。ぜひともこちらのほうも考えていただいて進めていただきたいと思います。 そして、広報に関して、あまり広報「はまだ」ですとかそういった予算というのはついていると思いますけれども、ぜひそういった人件費、または研修費、そういったところにも予算をつけていただきたいと思います。 それでは、大項目2としまして、地域活動についてです。 コロナの影響について、現在コロナ禍の中で地域活動の停滞が大変危惧されております。現状、どのような影響があるとお考えか伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 議員が危惧されておりますとおり、地域活動団体では新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から活動の中止や延期を余儀なくされておられます。例えば、町内会や自治会では総会や草刈りなどの基本的な地域活動に加えて、祭りや運動会などの住民同士のつながりを深める大切な交流活動についても実施することができないといった影響が出ております。 また、NPO法人等の地域活動団体におかれましても活動ができない、あるいは感染症対策をしっかりと実施をした上で活動を行う必要があることから、その対応に通常以上の手間と経費がかかる、こうした影響が出てるものと考えております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 地域の活動を実施できないということから問題が出てくると思うんですけれども、そこの辺どのようにお考えでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) データを取っているわけではありませんので多分に主観的なことが入ると思いますけども、親睦とか一緒に交流をした活動ができなくなるということは住民同士のつながりが希薄になっているということでもありますし、もしかしたらお独り身の方などは孤独感を持っておられる、そういうことにもつながっていくんではないかと思います。 それから、現在は活動がなかなかできないということで困っておっても、これが続いていきますと将来的な地域の活動ができなくなる、これはまさに地域のコミュニティの崩壊にもつながりかねないという事態になっていくんではないかと思っております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 今部長がおっしゃられたように、住民同士のつながりの希薄さ、そういったところからもしかしたら高齢者の方も精神的に鬱になったりとか、認知症が進んだりとか、また子育て中のお母さん方の精神的に沈んでしまうってことが子どもに影響があるとかそういう問題っていうのを、私は経済的な問題ももちろん大きいとは思いますけれども、それと同じように大きい問題だと思っております。 こういったことは取り返しがつなかいというところにつながると思いますので、ぜひそういったこともしっかり考えていただいて、例えば高齢者の方の鬱になられたりとか、認知症が進んだりとか、そういったところの調査もしていただきながら、この問題に向けて取り組んでいただきたいと思います。 それでは、次の質問でございます。 高齢者支援や子育て支援など、社会貢献をしているNPOや一般社団法人、地域団体へのコロナの支援策について伺います。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) NPO法人や一般社団法人、地域団体への支援につきましては、個別の相談への対応を基本としておりまして、例えばNPO法人に対して社員総会の開催方法をアドバイスしたり、事業報告書の提出期限を猶予をするなどの対応を行ってまいりました。 また、団体の活動につきまして相談をいただいた場合には活動を継続するための感染症対策に係る経費などについて、県が現在募集しております持続可能な社会貢献活動支援事業費の補助金、こうした支援メニューの情報提供を行っております。 さらに、浜田市独自の支援策として市民協働活性化支援事業、これにおきましてコロナ禍で実施をされる活動の感染防止対策経費も対象としておるところであります。こうした補助金も活用していただきながら、ウイズコロナ社会での活動を少しずつ進めていただければと考えております。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 先ほど言われました県の持続可能な社会貢献活動支援事業費補助金でございますけれども、これ申請する前に登録をしないといけないと思います。その登録の要件も市や県などと連携した事業の活動実績っていうのが必要だったと私は記憶しているんですけれども、なのですぐに申請することができないという状況が多いのではないかなと感じております。 また、あと浜田市のほうで今実施をされています、これ広報「はまだ」の最新号ですけれども、ここに大きくこういうふうに浜田市支援策を活用くださいと載っております。ここに事業者向けで中小企業者等応援給付金というのがございまして、これは企業者さん向けかなと感じるところでございますけれども、恐らくこれNPOですとか、一般社団法人ですとかそういったところも活用できるのではないかと思いますけれどもいかがでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(湯淺淳) 補助対象にしておりますので活用していただけます。 ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 広報「はまだ」を見ただけではなかなかそこまで読み取れないので、そういった非営利団体で活動されていらっしゃる方というのはなかなかこういった情報が届きにくかったりとか、あとこれは企業さん向けなのでということで最初から諦める方も多いのではないかなと思いますので、丁寧な発信などをしていただきたいと思います。 それでは、最後の質問でございます。 そういった地域活動の団体について日頃の状況把握も必要であると思いますけれども、そういった状況把握はどのようにしていらっしゃるのかお伺いいたします。 ○副議長(佐々木豊治) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 地域活動団体がこのたびの新型コロナウイルスによって受けておられる影響につきましては、町内会等やNPO法人などから電話や窓口で相談を受けた際にコロナ禍での活動状況について聞き取りを行っております。 しかしながら、市内で活動する団体は分野が多岐にわたっており、全体的な影響についてはなかなか把握はできておりません。しかし、今後ともいろいろなルートから可能な限り情報収集に努めてまいりたいと考えております。
    ○副議長(佐々木豊治) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) NPO団体は毎年活動報告書を市のほうに提出をされると思います。そのときに少し丁寧に活動の状況ですとかそういったことを聞かれたり、お話をされるっていうところがそこの団体との関係性をつくっていく、そういった関係性ができると、信頼関係などができていると困ったときに相談に行こうかなというところにつながっていくと思いますので、そういった丁寧な活動をぜひ推進をしていただきたいと思います。 ウイズコロナが進む中、市民が安心して暮らしていける浜田市にしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(佐々木豊治) この際、暫時休憩します。なお、再開を午後2時40分といたします。            午後2時28分 休憩            午後2時39分 再開 ○副議長(佐々木豊治) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。19番田畑敬二議員。            〔19番 田畑敬二議員 質問席〕 ◆19番(田畑敬二) 19番議席、創風会の田畑です。 今回、一般質問が連日続いておりますが、市長におかれましては大変お疲れだと思いますけれども、明確な答弁をお願いします。 本来でありますと特定な地域の特定な事業に向かって一般質問、この場でするというのは本当はよくはないんじゃないかなと思いつつ、今からいきさつがありますんで改めてここでさせていただきたいと思います。 それでは、弥栄自治区地域ブランディング戦略についてお伺いします。 1点目、秘境米の設立の目的についてお伺いします。 ○副議長(佐々木豊治) 市長。 ◎市長(久保田章市) 弥栄自治区におきましては、主要産業であります農業を中心に農地を守り、地域を守ることを目的に様々な取組が行われております。その一つといたしまして、農地の多くで作付されてる水稲、この収益性を向上させるために平成28年度に弥栄のブランド米として秘境奥島根弥栄が立ち上げられたとこでございます。 このブランド化を契機に、生産面では資材の共同購入であったり、栽培暦の統一、また暦に基づく栽培管理が実施され、経費の削減や収量や食味の向上等の取組が進められております。 また、販売面におきましても東京や広島などで販路開拓が行われておりまして、百貨店あるいはスーパーなどに新たな取引が始まったところでございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 今、市長の答弁で産業経済部と弥栄支所が連携して広島の百貨店であるとか、東京のスーパーのほうへ営業して取引が始まったということでありますけども、この取引が始まった量的なものはどの程度のもんですか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) お答えします。 量的なことということで、令和元年度の実績で申し上げます。広島方面では約2,300キログラム、関東方面で約4,700キログラムの取引がございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 東京、広島で7,000ぐらいですか、7,000キロぐらいと、キロにするとすごいですが、1反にすると大したことないんでしょうけど、なかったゼロよりはこれはええと思うんですが。 ただ、JA抜きにしてね、弥栄の秘境米だけで広島、東京で勝負するというのももちろんええんでしょうけども、その中でJAの話によりますと、秘境米の役員の皆さんなのかどうか分かりませんが、JAいわみ中央の販売先である地域に出向いて秘境米を買っていただきたいという話があって、JAの、言葉が悪いですが営業妨害をしとるような話も聞くわけですよ。そこら辺はJAの組織と秘境米の組織というたらもう雲泥の差があるんで、そこら辺はよく考えた上で販路先を見つけていくということにしとかんと、あれだけの組織のJAを敵に、敵ということはないでしょうけども、競合相手として勝負するにはあまりにも秘境米の力不足になるんではないかなと思いますがいかがでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 先ほどの関係ですけど、まず市におきましてそのような営業といいますか、そういうことはございません。ただ、奥島根のほうに関しますと、故意にJAさんの取引先に営業したものではなくて、聞くところによりますと電話で多少程度確認をさせてもらったということを伺っております。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 支所長が言われるんと私が実際に本部長と話した分と全然話が違うけども、お互いに米で生きていく上においてはあまり大きな争いごとをしない。そして、相手の莫大な組織力ですから、JAは。弥栄の一地域の法人が立ち向かったところで勝負といやあおかしいですけど、なかなか難しいような状況ですんで、お互いに相譲れるとこは譲ると、譲れないところは譲れないということでやってかんと、これ先々大きな大きな問題になるんじゃないかなと思います。 それでは2点目、この設立時の会議録があるかということなんですよ。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 弥栄のブランド米、秘境奥島根弥栄、この立ち上げについては平成28年5月に行われました弥栄自治区集落営農組織連携協議会総会におきまして、一般社団法人設立の方針と併せ、弥栄米のブランド化推進についても承認をされております。 総会には支所からも出席をしておりますので当時の会議録は残っております。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) これは私が文書の公開請求したときに産業建設課長はありませんと、こういう発言をしたからこの場で言わざるを得んようになったんです。これはあるならある、それはなぜかというと、その地域の皆さん、一部の方が私に相談があって、それで公開請求して、それで出していただければそれを住民の皆さんに私が説明して、納得できるような説明をすれば私もこの場所で質問するの嫌ですよ。そういうことなんですよ、質問に至った経緯は。 その中で、公開すると不都合なことがあるんじゃないかなと感じるんですよ、誰が見ても。あるもんがないということになると。これ産業建設課長の私に対する説明、物すごい疑いますよ。何か変なことしとるんじゃないかと。その辺どうですか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 開示請求の時点の当時でございますけども、秘境奥島根弥栄の設立時の会議録ということでございました。該当の会議録1件は開示をさせていただいております。その他の会議録は文書不存在ということで回答をさせていただいております。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) だから、この部分はあるがこの部分はない、一式を請求しとるんですよ。そうせんと、私は相談があったその地域の方に説明できんですよ、部分的なことでええ加減なことしか。そういったことをされとるということは、これから先々出てくる質問項目に対して全て疑ってかかっとるんですよ、僕は。弥栄の産業建設課長の信頼度ゼロですよ。ようもようもそんなことが言えるなということですよ。 それはそれとして、支所で支所プロジェクト会議として、産業建設課、市民福祉課、防災自治課、6回、支所プロジェクト会議のまちづくり推進委員会視察として1回、支所企画会議1回、各課会議2回、計10回の会議で弥栄の自治区に地域ブランディング戦略策定業務という会議をされとるんです。それぞれの課によっていろいろな問題を見つけてやっとられるんですよ。それぞれの課の出来上がったものは100年後の弥栄のまち全体を目指すためにやるんだということですよ。各課の目標があると思うんですよ。その問題についてはどのようなことになっとるんでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 田畑議員の先ほどのご質問の各課の戦略内容でございます。これは各課の取組状況ということでお答えをさせていただきたいと思います。 抽出しております主な課題の現状としましては、有害鳥獣被害について、これはイノシシ等の被害が住民の生活圏まで拡大してきておりまして、被害が頻発しておると。猟友会と町内にある獣肉加工処理施設が連携で有害鳥獣の駆除推進に取り組んでおるというところでございます。 農業法人の組織力の不足につきましては、高齢化に伴って人材不足が課題となっております。町内5法人の連携について調整を今進めておるところでございます。これによって作業の効率化、経費の削減等に取り組んでおるというところでございます。 それと、高齢者の増加について、もちろんでございますけども、特に男性の参加率、意識が低いといった課題がございます。集落で巡回健康福祉教室等を開催したり、またそれぞれ社協、高齢者サロンとの連携した出前講座などの支援も行っております。 それと、イベントの目的化、マンネリ化等もございます。人口減少、少子・高齢化がございます。担い手不足、住民参加率の低下が課題となっております。これにつきましては、まちづくり推進委員会等が行うイベント、それと自治区で行うイベントの共催、内容の見直し等できないかというところで今考えておるところでございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 地域のブランディング戦略もこの会議で各課の目標、いっぱいつくってあります。これは長いスパンで物を考えないとなかなかできるとは私は思えないんですよ。そうはいうても、できた以上は一歩ずつ進んでいくということをやっていかんと、今から質問しますけども、相当な金をかけてつくっとるわけでしょ。そうすると、金はかけたが成果が全然上がらんような中身じゃないと思うんですよ、中身を見ると。それを有効に使うのが弥栄支所、現組織でいくと区長であったり、弥栄支所も毎年、毎年支所長が四、五年、1年で替わられると後から来られた外浦支所長も大変だろうけども、そういったことがほかの職員に悪影響を与えないような流れをつくっとかんとまずいと思うんですよ。 3点目、この策定に当たってのコンサルタント料、総合計は幾らでしょうか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) この弥栄自治区地域ブランディング戦略策定、この業務の契約金額でございますが、251万8,560円ということでございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 今二百幾らという話がありましたが、そのほかに変更契約であるとか、それから補助金をいただくための300万円、100万円と、そのほかいろんな契約されとると1,000万円近い数字が上がってくるじゃないですか、どうですか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 1,000万円近い数字とご指摘ございました。先ほど申しました251万8,560円は弥栄自治区の今後の方針といいますか、まちづくりに対しての、先ほど課題を私申し上げましたが、それについての業務ということで251万8,560円ということでございます。 それとあとの残りになりますが、残りが米のブランド化というところで経費を費やしているというところでございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 私は総合計で幾らかかったかって聞いとるんですよ、はっきり金額を言うてください。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 失礼しました。 総合計で申しますと、支所が直営といいますか、直接このブランディング戦略策定に費やしたものと、そのほかにブランド化に推進した費用、全て953万5,404円というところでございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 今、支所長が言われたように950万円、1,000万円近いお金をかけてこのいろんな計画をつくったわけですよ。つくるのはええんですよ。どう使うかということです。そして、このコンサルタント料金ですよね。物品役務の有資格者名簿から抽出したと思われるんだけども、契約管理課のほうに届け出てあるのは3者しかないんですよ、この業務に関するのは。竹迫町のA者、牛市町のB者、元浜町のC者、3者です。3者で何かを聴取してB者に決まったのかどうかお伺いします。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 今先ほども申されました3者云々の話でございますけども、この3者の抽出につきましては先ほどから申しました弥栄の自治区地域ブランディング戦略策定業務を行うに当たりまして有資格者を確認するためのものであります。たまたま抽出条件を市内業者として3者が抽出されたものでございますけども、この3者から見積りを抽出するために作成したものではございません。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 私も滑舌が支所長、悪いんだが、滑舌が悪いんですが、もうちょっとはっきり言うていただけんですか。耳はあまり遠くないと思いますんで。B者が私は悪い言うんじゃないんですよ。3者を抽出して意見聴取か何かして、そしてB者に決まったというんでありゃ、それでいいです。 それで、今度資料で、そのうち出てきたらまた質問しますけども、B者と契約していいでしょうかという問題ですよね。それで、随意契約理由書というのがあるんですよ。何かパソコンでいい具合に作ってあるんですけども、日付がない、起案者の名前がない、宛名がない、誰宛なんか、もう全然文書として用を足さんような文書がついてきたんです。こんな文書が来ると余計疑うんですよ。弥栄支所の職員とB者を。これで誰がいいですと言うて判断したんですか。おかしなことですよ。 それで、まだおかしいのは、おかしいことばっかりだから、もう時間がないから切りがないんだけども、ブランディング戦略策定業務に関わる随意契約理由書です。目的、理由。ちゃんと書いてある、文書は、ほぼまともなように。いつ、誰が、弥栄支所の誰か、もしくは法人か、それが市長宛てに、いつ作ったのか。判もなけらにゃ、文書何にもないです。こんなことが弥栄支所で通用しとるんですよ、こんな文書が。それ、市長、全然話にならんですわ。私ら民間の感覚から言ったら却下もええとこですよ。話にならんです。 それで、発注者の名称変更ということで変更契約されてますよね、変更契約。それは弥栄自治区の集落営農組織連携協議会、大谷さんから一般社団法人奥島根弥栄と変更、代表理事は区長でしょ、変更契約しとるんです。変更契約するのはええですよ。本当にあなたの法人がありますかという証明は登記簿謄本でしょ。これも添付されておらんですよ。紙くずですよ、この変更契約書は。それをまた双方が判を押しとるというから、法人も法人、B者もB者ですよ。でたらめですよ、こんなの。通用するような話じゃないです。いかがですか、その話について。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 先ほどまず随契の理由書を議員持っておられたと思います。それについて私もはっきりとは見させてもらってはおりませんが、恐らく随意契約をするときの決裁の一つの書類、添付した書類だと思います。それをもって決裁を取るための資料でございますので、問題はないと思っております。 それと、名称変更ですか、二つ目は。それにつきましては、それの契約、奥島根との契約につきましては市が交付した補助金によりましてそれで奥島根と契約をされております。ですから、コンサルタントに委託された契約でございますが、謄本の提出まではこちらのほうとしては求めてはおりません。 以上です。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 質問すりゃするほど、支所長、あなたに言うのも大変申し訳ないんよ。4月に行かれて奥島根のことばっかり言われても、わしゃ分からせん言われるのが本来の姿だと思うんだけども、やはり通常一般的に物を考えると、株式会社A社と契約しとって、その会社がC社、B社を吸収合併して社名が変わったということになれば、名称が変わったんであればそれを証明するのは登記簿謄本というもんなんですよ。それがなくして、補助金もろうとるから、あれがこうだからそうだとかというのは一切別問題ですよ、と思うんですよ。 それやっとると時間なくなりますから、今の実施報告書がありますよね。補助金を1,000万円と499万円、事業名は違いますよ。弥栄の農産物ブランド化と弥栄自治区の魅力づくり、情報発信事業に係る補助金、これは情報発信に関わる補助金というのはどんな事業なんです。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) まず、弥栄自治区魅力づくり情報発信事業でございますが、これは弥栄自治区の活性化及び産業振興、地域力の強化を図ることを目的にしたものでございます。内容としては、弥栄町の農産物のブランド化に係るコンサルティング等のための補助金というものでございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 今支所長が答弁されたことで、1,000万円を法人から浜田市長に請求しとるね。法人から浜田市長に補助金要綱に基づいて市長から1,000万円をもらっとるん。そりゃもらうのはええんですよ、要綱が決まっとるもんがあるんだろうから。 それで、そのうち230万円ぐらいがB者のお金です。いろいろ知恵を出していただいたから知恵代に230万円かかっとるわけです。その結果として、どんな事業なんか、これから先々どうなるんかという示しが全く出てないわね。これはもう一つの弥栄農産物ブランド化補助金も一緒なんですよ。500万円もらって147万円、B者に払った。これも能力代、知恵、発想料。 そうすると、これも残った金で何をどうして、どうやっていくんだという絵が全く描けてないんです。1,500万円何に使ったんですか、身に全く残らんことです、じゃないんですか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) すいません、はっきり、失礼いたしました。 まず、もう一度申しますと、1,000万円のほうですけども、弥栄自治区魅力づくり情報発信事業の補助金でございますが、これは弥栄米の取引先から要望のあります御飯のおかずとなる加工品を産業祭での一般投票、県内外のモニターによる投票で選定をしたところでございますが、この加工品とセットで弥栄米を販売することにより販売促進を図るもの、そうしたことに使われたものでございます。企画費とかモニターの運営費、そういったものがございます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) だんだんだんだん力が出んようになってきて、私は1,000万円が多いとか少ないとかじゃなくて、B者に払ったお金が230万円が高い、安い言っとるんじゃないです。使ったお金を有効に利用するためにはもっときめ細かいものがないと、ただ金を使っただけ、だから補助事業というのは僕はあまりよく思わんのですよ。もらった、使った、もう終わりですよ。だから、そういうふうなことでは幾ら市民の皆さん方にお願いしていろんなことをやる、市長も頑張っていろんなことをされてもお金がなけりゃな何もできんのんだけども、少なくとも1,000万円の金を使ったんなら2,000万円の利益を得るぐらいの知恵は出していかんと難しいなと思うんですよ。そりゃいろいろあるとは思うんですが。 それともう一個は4点目で、100年後の弥栄のまち全体で目指すためには食べるで稼ぐ、農林業の売上げを2.3億円にすると提案されておりますが、具体的な策をお伺いします。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 農林業の売上げを2.3億円にする具体策としましては、ドローン導入による作業の効率化、農業法人の設立支援、おいしまね認証の取得による産品単価の向上、加工品の新規開発等により経営農地の拡大や産品の収益性向上等に取り組むこととしております。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 今、支所長が言われましたけど、農林業で2.3億円ですよ。今1町歩、米作って100万円ですよ。弥栄自治区における奥島根秘境米の作付面積20ヘクを計画しとったん。それをどんどん量が減ってきて、最終目標20ヘク行ったとしても、1ヘク100万円なら2,000万円ですよ。まだ2億円足らんのですよ。これは林業もあるから一概に言えんだろうけども、林業は1回切ってしまえば五、六十年ないわね。 ということになると、ハウスを使った露地栽培をやらなきゃ、本当絵に描いた餅より金使っただけですよ、もったいないですよ。これ作るためにも相当金かかったんでしょ。そういったことを継続して地域全体がやってかんと、補助金があるときだけやって、なかったら終わるということなら最初からしないほうがいいですよ。今までのことはなかったということにしてやったほうがいいと思いますよ。これ2.3億円ですよ、とてつもない金額だと思いますがいかがですか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄自治区長。 ◎弥栄自治区長(熊谷富雄) この件につきましては支所の地域ブランディングなどで2.3億円という、稼ごうという目標が出ておりますが、これは弥栄地域全体の話でありまして、この奥島根米で2.3億円というんじゃなくて、弥栄地域全体での野菜も、シイタケも含めた売上げっていうことですんで、単純計算でいきますと米だけでも大体2億円近く、今現在でもいっておると思いますが、地域の全体の売上げのことを指してます。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 弥栄自治区で何百ヘクあるんかまで僕は分かりませんけど、弥栄地域全体で弥栄にお金が残るという全体的な考え方ならそらええですよ。それが例えばJAに出す人もおる、奥島根へ出す人もおる、ほんき村へ出す人もおる、個人売買する人もおる、インターネットで売っとる人もおる。弥栄広しといえども一本化になっちゃおらんですよ。 そうなると絵に描いた餅になってくるんじゃないかな、それ一本化してからやるんならまだええと思いますよ。それ今区長が言われるようにええことは、そら一本化になりゃ一番ええですよ。そうはなかなかいかんでしょ、と思うんですよ。 だから、露地をやらんことには、佐藤農場がやっとるようなことをやって、無農薬で反収は少なくなるが1,800人ぐらいの顧客を持って自分で全部個人売買する。その代わり30キロ幾らですぐらいのことをやるんならまだええですよ。それもせずに従来どおりのことをやっとってそれで2.3億円だ、何億円だっていうたってそらとてつもないむちゃくちゃな話ですよ、いかがですか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄自治区長。 ◎弥栄自治区長(熊谷富雄) 議員ご指摘のとおりと思います。平成26年の不作の年がございまして、そこから農家の方、特に法人さんが危機感を持たれて一社設立に至ったわけですが、今おっしゃるとおりに地域全体で一つの目標に向かって取り組むという前提の基に取り組んだわけですけど、そのように全部がなっとるかって言われるとそうでもない部分もありますので、もう少し地域も含めて皆さんに理解していただけるような施策に少しずつ今方向修正をしながら取り組んでおるとこでございます。 地域、もう弥栄の場合は一丸とならないともう5年先が見えないというのも事実でございますんで、そういう危機感の下に少し前のめりな部分もありますけど、先行して取組をさせていただいとるというのが現状です。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) そら区長言われるように一丸となるためには甘いあめを渡したから駄目なんですよ。補助金でどんどんどんどん金出したから。補助金なくなったらみんなやめますよ。そういう構図なんですよ。だから、こういったことができますかというたら、一本化ならにゃできんです。それは駄目ですよ、もう甘い物食べとるから、まずできんと思いますよ。 それじゃあ最後、これは役務業務に関連する随意契約は3者以上の見積りを徴収したかということですが、先ほど言いましたんでこれはいいですけども、最後にB者の住所の実態はどこなんですか。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 本社は市内にございます。松江に事業所があるということを伺っております。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 28年4月に契約したときは浜田市牛市町内、29年5月に契約したときは松江市内、29年10月も。だから、住所を転々としとるんか、                 と思うわけですよ。どうです。 ○副議長(佐々木豊治) 弥栄支所長。 ◎弥栄支所長(外浦和夫) 先ほどありました松江の事業所で契約をされたというのは、松江の事業体で事業所が受けられたというところでございますので、そちらに専属の方がおられたということで伺っております。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員。 ◆19番(田畑敬二) 契約するたびに本社の位置が牛市であったり、松江になったりするということ自体、普通じゃないでしょ、違いますか。B者をどうのこうの言う場ではないんですけども、弥栄支所においては文書管理、支所だけ、全部分かりませんよ。文書管理はもっとしゃんとしていただかんと……。 ○副議長(佐々木豊治) 田畑議員、質問時間が来ております。 ◆19番(田畑敬二) 分かりました。 終わります。 ○副議長(佐々木豊治) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。            午後3時15分 散会        ──────────────────────────...