浜田市議会 > 2018-09-28 >
09月28日-07号

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  1. 浜田市議会 2018-09-28
    09月28日-07号


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    平成30年 9月定例会        平成30年9月浜田市議会定例会会議録(第7号)1. 日  時  平成30年9月28日(金)午前9時59分開議2. 場  所  浜田市役所議場        ────────────────────────── 出席議員(24名) 1番  三  浦  大  紀           2番  沖  田  真  治 3番  西  川  真  午           4番  村  武  ま ゆ み 5番  川  上  幾  雄           6番  柳  楽  真 智 子 7番  串  崎  利  行           8番  小  川  稔  宏 9番  野  藤     薫          10番  上  野     茂11番  飛  野  弘  二          12番  笹  田     卓13番  布  施  賢  司          14番  岡  本  正  友15番  芦  谷  英  夫          16番  永  見  利  久17番  佐 々 木  豊  治          18番  道  下  文  男19番  田  畑  敬  二          20番  西  田  清  久21番  澁  谷  幹  雄          22番  川  神  裕  司23番  西  村     健          24番  牛  尾     昭        ────────────────────────── 欠席議員(0名)        ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長      久保田 章           副市長     近 重 哲 夫教育長     石 本 一 夫          代表監査委員  小 池   満金城自治区長  内 藤 大 拙          旭自治区長   岩 谷 欣 吾弥栄自治区長  熊 谷 富 雄          三隅自治区長  中 島 良 二総務部長    砂 川   明          地域政策部長  岡 田 泰 宏財務部長    宮 崎 良 一          健康福祉部長  前 木 俊 昭市民生活部長  斗 光 秀 基          産業経済部長  田 村 洋 二産業経済部参事 湯 淺   淳          都市建設部長  石 田 満 弘教育部長    佐々木 秀 樹          消防長     佐々木 和 文上下水道部長  河 野 正 雄          金城支所長   吉 永 靖 司旭支所長    塚 田 民 也          弥栄支所長   河 上 孝 博三隅支所長   斎 藤 友 昭          市長公室長   佐々木 俊 幸総務課長    山 根 隆 志          財政課長    草 刈 健 司        ────────────────────────── 事務局職員出席者事務局長    小 川 克 巳          次長      篠 原   修議事係長    新 開 智 子        ────────────────────────── 議事日程(第7号)第1        諸般の報告   議会追加提出議案(説明・採決)第2 発議第 1号 浜田市議会基本条例の一部を改正する条例について第3 委員長報告 (総務文教委員会産業建設委員会予算決算委員会、中山間地域振興特別委員会)   市長提出議案(討論・採決)第4 認定第 1号 平成29年度浜田一般会計歳入歳出決算認定について第5 認定第 2号 平成29年度浜田国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第6 認定第 3号 平成29年度浜田駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について第7 認定第 4号 平成29年度浜田公設水産物仲買売場特別会計歳入歳出決算認定について第8 認定第 5号 平成29年度浜田公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第9 認定第 6号 平成29年度浜田農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第10 認定第 7号 平成29年度浜田漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第11 認定第 8号 平成29年度浜田生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について第12 認定第 9号 平成29年度浜田簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第13 認定第10号 平成29年度浜田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について第14 認定第11号 平成29年度浜田水道事業会計決算認定について第15 認定第12号 平成29年度浜田工業用水道事業会計決算認定について第16 議案第54号 浜田行政組織条例の一部を改正する条例について第17 議案第55号 浜田税条例の一部を改正する条例について第18 議案第56号 浜田市立図書館条例の一部を改正する条例について第19 議案第57号 ラ・ペアーレ浜田条例の一部を改正する条例について第20 議案第58号 市道路線の廃止について(波佐54号線)第21 議案第59号 市道路線の認定について(国府255号線外)第22 議案第60号 平成30年度浜田一般会計補正予算(第2号)第23 議案第61号 平成30年度浜田駐車場事業特別会計補正予算(第1号)第24 議案第62号 平成30年度浜田公設水産物仲買売場特別会計補正予算(第1号)第25 議案第63号 平成30年度浜田後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第26 同意第 2号 浜田教育委員会委員の任命について第27 同意第 3号 人権擁護委員候補者の推薦について   請願(討論・採決)第28 請願第 2号 「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書の提出について   議会追加提出案件第29        議員派遣について        ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第7号)及び下記の追加日程   議会追加提出議案(説明・質疑・討論・採決)追加日程第1 発議第2号 「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書について        ──────────────────────────            会       議            午前9時59分 開議 ○議長(川神裕司) おはようございます。 ただいま出席議員は24名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。 本会議におきまして、執行部がグリーン、議員がブルーということで、開府400年を今からますます盛り上げていこうということで、最終日に皆さん方にご協力いただきながら、このような形で最終日を迎えることができましたことに、執行部並びに議員の皆さんの協力に心から感謝を申し上げます。ぜひ、市民も一緒になって、一丸となって来年の400年に向けて議会も頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 本日の議事日程はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第1、諸般の報告です。 報告第21号専決処分の報告について、お手元にその写しを配付しておりますので、ご了承願います。 これより議会追加提出議案について、説明、採決を行います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第2、発議第1号浜田市議会基本条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。議会運営委員長、21番澁谷幹雄議員。            〔澁谷幹雄議会運営委員長 登壇〕 ◆議会運営委員長(澁谷幹雄) 発議第1号浜田市議会基本条例の一部を改正する条例について提案説明を行います。 本案は、浜田市議会会議規則第13条第2項の規定に基づき、議会運営委員会の議決をもって議案を提出するものであります。 それでは、委員長の私から説明をいたします。添付しております提案条例説明資料を合わせてご覧ください。 この度の改正は、議会活性化等の視点から、新たな取り組み事項の追加を行うものです。 追加項目は4点です。 1点目として、障がいのある議員及び妊娠中の議員に対し、本人の意思を尊重し、円滑な議会活動のための配慮を定めるものであります。 2点目として、本会議等に出席した市長等は、議員からの質問または委員会による条例の提案、議案の修正案等に対して、疑義があるときは反論できることを定めるものであります。 3点目として、議会事務局の体制整備の充実強化に努めるため、議長は議会事務局の職員配置に関し、あらかじめ市長と協議することを定めるものであります。 4点目として、市民への積極的な情報公開を行うため、議会はあらかじめ本会議等の日程、議題等を周知するとともに、障がいの有無にかかわらず市民が傍聴しやすい環境の整備、インターネット等による配信に努めることを定めるものであります。以上、4点について新たな取り込み事項として規定するものであります。 附則として、この条例は公布の日から施行することとしております。以上、議員の皆さんのご賛同をお願いし、議会運営委員会提出議案提案説明といたします。 ○議長(川神裕司) お諮りします。ただいま提案された発議第1号については、質疑、委員会付託、討論を省略し、採決したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。発議第1号については、質疑、委員会付託、討論を省略し、採決することに決しました。 これより採決を行います。 日程第2、発議第1号浜田市議会基本条例の一部を改正する条例について原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。発議第1号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第3、委員長報告です。 各常任委員会に審査を付託した日程第4、認定第1号から日程第28、請願第2号までの25件を一括議題とし、各所管委員会における審査の経過並びに結果について、それぞれ委員長の報告を求めます。なお、福祉環境委員会については付託議案等がありませんでしたので、報告はありません。また、中山間地域振興特別委員長から、浜田市議会会議規則第43条第2項に基づき、中間報告を行いたい旨の申し出がありましたので、委員長から報告をお願いします。総務文教委員長、9番野藤薫議員。            〔野藤 薫総務文教委員長 登壇〕 ◆総務文教委員長(野藤薫) 総務文教委員会に審査を付託されました議案4件、同意2件、請願1件について、9月10日に委員会を開催し審査を行いましたので、経過及び結果を報告いたします。 最初に、議案第54号浜田行政組織条例の一部を改正する条例について審査を行い、委員から質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第55号浜田税条例の一部を改正する条例については、委員から、温泉事業者の要望もあり、日帰り入浴客の入湯税を免除するが、その分入浴料を下げるべきと思うがとの質疑に、執行部からは、入湯料は業者が決める。温泉組合から、年々経営が厳しくなっており、値上げをしたいが値上げすると客離れが心配され踏み切れないことから、入湯税の課税免除の要望書が提出された。これまで補助金や利用券などの政策を打ったが、政策効果が十分に見られないため、入湯税の課税免除に至ったとの答弁がありました。他の委員からは、入湯税の課税免除の根拠を問う質疑があり、執行部から、地方税法で免除の根拠がおおむね6項目示されている。県内他の状況も調べ、日帰り入浴1,000円以下としたとの答弁がありました。採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第56号浜田市立図書館条例の一部を改正する条例については、委員から、違法駐車への対応についての質疑があり、執行部から、不適切駐車への注意喚起や新たな防犯カメラの設置も検討しているとの答弁がありました。また、他の委員からは、8月に委員会で視察した武雄市の例を示し、利用者の視点を第一にとの意見があり、執行部から、その思いだとの答弁があったところです。採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第57号ラ・ペアーレ浜田条例の一部を改正する条例について、委員からは、所管が変わるが、アクアみすみとのかかわりに変更はあるのかとの質疑に、執行部からは、特にないとの答弁がありました。採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 同意第2号浜田教育委員会委員の任命についての審査では、委員から質疑はなく、次の同意第3号人権擁護委員候補者の推薦についてでは、委員から、人権擁護委員の推薦までの選考過程を問う質疑があり、執行部からは、人権擁護委員協議会や地元の方、公民館等にご意見を伺った後、法務局へ推薦するとの答弁がありました。採決の結果、2件の同意案件について全会一致で原案のとおり同意すべきものと決しました。 最後に、請願第2号「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書の提出についての審査では、委員から、全会派の代表が同意されているが、内容に、地域もそれなりに努力すべきとの文言を入れるべきではとの意見や、他の委員からは、県内他自治体の動向を問う質疑がありました。紹介議員の一人である委員から、三江線が廃止に至った経緯や、沿線自治体の住民も努力したが、2000年に改正された鉄道事業法第28条の問題点を上げ、事業者の都合だけではなく、地域の実情も考慮し決定すべきで、この意見書になったと考える。また、同様の請願が益田では6月に全会一致で採択され、奥出雲町も木次線存続への請願が出ており、島根県も危機感を持っているとの説明がありました。採決の結果、賛成多数で原案のとおり採択すべきものと決しました。以上で総務文教委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。産業建設委員長、14番岡本正友議員。            〔岡本正友産業建設委員長 登壇〕 ◆産業建設委員長(岡本正友) 産業建設委員会に審査を付託された議案2件について、9月12日に委員会を開催し審査を行いましたので、経過及び結果を報告いたします。 まず、議案第58号市道路線の廃止について(波佐54号線)、委員からは、廃止理由について質疑があり、執行部からは、金城地区の県営中山間地域総合整備事業馬場工圃場整備事業の区域内にあった市道の付け替えに伴う廃止であるとの答弁がありました。この議案について1名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第59号市道路線の認定について(国府255号線外)、委員からは、波佐54号線の資料①から③で始点、終点を定めており、手前から最後の直線までの砂利道を含めて市道認定をする理由について質疑があり、執行部からは、圃場整備事業区域内の市道を付け替えすることから再認定をした。起点の取り付けが変わり、ルートも多少変更しているが、もともとの終点までを提案しているとの答弁がありました。また、ほかの委員からは、幅員が市道認定規定に満たないのに認定する理由について質疑があり、執行部からは、本来、新規認定の場合は有効幅員4メートルが必要であるが、波佐54号線はもともと幅員が2.3メートルの狭い道路である。圃場整備で市道計画をする際は、基準に基づいて幅員を定めることもあり、幅員を広げると個人の農地を狭めることになるため、機能回復を図るという考えと、今回は新規認定ではないという理由から3.5メートルで提案したとの答弁がありました。この議案については2名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。以上、産業建設委員長の報告といたします。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。予算決算委員長、18番道下文男議員。            〔道下文男予算決算委員長 登壇〕 ◆予算決算委員長(道下文男) 予算決算委員会に審査を付託されました議案第60号平成30年度浜田一般会計補正予算(第2号)から議案第63号平成30年度浜田後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの4件と、認定第1号平成29年度浜田一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第12号平成29年度浜田工業用水道事業会計決算認定についてまでの12件について、審査経過及び結果をご報告いたします。 まず、9月7日の本会議において予算議案及び認定議案の付託を受け、さらに地方自治法第98条第1項の検閲検査権の委任を受けました。その後、委員会を開催し、審査の流れについて確認するとともに、決算審査のために委員会として要求する閲覧資料を決定いたしました。 次に、9月13日に委員会を開催し、議案第60号平成30年度浜田一般会計補正予算(第2号)から議案第63号平成30年度浜田後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの4件について審査を行いました。審査に当たり、延べ33件の質疑がありました。以下、議案ごとに主な質疑について報告をいたします。 まず、議案第60号平成30年度浜田一般会計補正予算(第2号)についてです。 総務費の三隅CATV機器整備事業で、委員から、架線支障移転費用の財源は工事に起因する事業体が支出するのではないかという質疑があり、執行部からは、保証するところで考え方が違う。県は移転に伴う費用は100%だが、国については施設の減耗部分を償却した部分で積算をする。ケーブルの線は財務省が示す耐用年数が10年から13年になっている。このケーブルが合併前開設のため、費用効果がないので保証が満額でないとの答弁がありました。 民生費の総合福祉センター施設整備事業では、老朽化に伴う工事だと思うが内訳はどのようになっているのか。また、機械に耐用年数はあるが、ふだんの保守点検で不備が見つかったのか。部品だけの交換は考えなかったのかとの質疑に、執行部からは、水道の流出が悪くなってわかったもの。このポンプ2台については開設当初から使用している。あとの2台は平成20年、22年度に交換しているので、保守の期間は過ぎている。部品の交換も検討したが、古いポンプであることから制御盤との互換性もないということで一式取り替えるとの答弁がありました。 次に、商工費の北前船寄港地活用推進事業では、委員から、駐車場整備トイレ施設の改修、入り込み客数など計画内容を問う質疑があり、執行部からは、松原町の心覚院横を駐車場にして、課題ではあるが、できれば自転車を置いて移動手段として活用してもらう。年間入り込み客数は1,000人を見込んでいるとの答弁がありました。さらに委員から、市道の安全性を問う質疑があり、執行部からは、外ノ浦は狭い場所なので制約がある。まずは今回の予算で必要最低限のことに取り組んで、その他の課題は改めて提案していきたいとの答弁がありました。 次に、教育費の教育魅力化推進事業では、委員から、若者の定住、次代を担う人材育成等が目的だが、業務が非常に多岐にわたるので、重点を置くポイントを問う質疑がありました。執行部からは、高校の魅力化にウエートを置いて考え、ふるさと郷育幼保小中高の連携など既存の教育関連制度を全体的に精度を上げていきたいとの答弁がありました。採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第61号平成30年度浜田駐車場事業特別会計補正予算(第1号)から、議案第63号平成30年度浜田後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの3件については、歳入歳出とも質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続きまして、決算認定議案の審査に関する報告を行います。 冒頭にも述べましたとおり、9月7日の本会議において地方自治法第98条第1項の検閲検査権の委任を受け、9月10日から9月12日までの間、委員会が要求した資料の閲覧を行いました。また、9月19日、20日、21日の3日間委員会を開催し、執行部に質疑を行って、きめ細かいチェックと慎重な審査を行いました。 今回の委員会においても、審査の効率化を図るため、常任委員会単位会計ごとに審査を行うこととし、質疑の事前通告制を取り入れました。その結果、総務文教委員会関係62件、福祉環境委員会関係41件、産業建設委員会関係53件の計156件の事前通告があり、それに従って順次質疑を行いました。 9月19日は、昨年度の予算決算委員会の附帯意見に対しての取り組み状況について、財務部長と総務部長から報告を受けました。続いて、総務文教委員会関係一般会計歳入歳出決算及び同委員会所管特別会計決算の審査を行いました。9月20日は、福祉環境委員会関係一般会計歳入歳出決算及び同委員会所管特別会計及び同委員会所管特別会計決算の審査を行い、質疑終了後、委員の意見集約及び採決を行いました。そして、9月27日に最終的な委員会審査報告案を検討いたしました。以下、主な質疑について報告をいたします。 まず、総務文教委員会関係の審査の冒頭、歳入歳出決算等審査意見書の有効活用がなされているのかとの質疑に、執行部からは、各課の業務に改善事項として伝えているが、不十分なところは今後の改善点として受けとめるとの答弁があり、委員から、予算の流用や職員数を問う質疑には、監査委員から、適切な予算計上及び執行管理により安易に流用をすべきでない、人口1,000人当たりの職員数は増加傾向にある。組織肥大化の抑制を図るべきとの意見がありました。 一般会計では、公共交通に対する施策の路線バス利用促進事業や、生活路線バス運行事業、新交通システム運営事業について、収支状況や利用の促進策などの説明を求めました。執行部からは、運行費補助や赤字補填での増額や県支出金減額への対応との答弁がありました。また、金城路線の単価が高いことへの質疑には、石見交通との重複路線があることや特定の利用者が車を購入した影響があるとの答弁がありました。 美又地域振興事業では、活性化に向けた成果を問う質疑があり、執行部からは、奈良県から年間4回程度指導してもらい、少しずつではあるが効果があらわれているとの答弁がありました。 また、瀬戸ケ島埋立地活用事業では、執行率の低さを問う質疑に対して、核となる事業者が見つからないことで経営体形成ができず、研究会の開催にも至らなかったとの答弁があったところです。 学力向上総合対策事業では、執行率の低さを問う質疑に対して、算数数学研究校の指定校を始めたが、講師の訪問回数が減った。浜田の目指すふるさと郷育や体験学習を大切にしつつ、これまでの学力向上への取り組みを地道に継続していきたいとの答弁がありました。 次に、福祉環境委員会関係の審査のうち一般会計では、障がい児通所給付事業について、対象を問う質疑に、執行部からは、障がい児の状態やニーズによって、生活能力向上のために行う事業。対象は未就学、就学中の障がいをお持ちの方になるとの答弁がありました。 介護予防・日常生活支援総合事業については、事業総括についての質疑に、執行部からは、要支援1、2の方のサービスで、従来にないサービスを新たにつくった。市内運動施設3施設に事業参加してもらったが、利用が伸びず1年で事業撤退となった。介護予防については、場づくりをして運動実践の流れをつくることができた。内容を充実させていきたいとの答弁がありました。 産前産後家事援助ヘルパー派遣事業については、執行率が低い理由を問う質疑に、執行部からは、今の子育て世代のニーズに合わないのかわからないが、利用がない。お母さん支援が主で、家に入っての手伝いになるので、利用が少ないと推測される。子育てのお母さんにとっては、何かあったときのためのお守りとなる子育ての事業だと思っているとの答弁がありました。 国民健康保険特別事業では、国保料滞納は介護保険会計に影響するのかという質疑に、執行部からは、国民健康保険では介護保険は2号被保険者40歳から64歳までの限定の加入者となる。1号被保険者と収納の方法が違い、介護保険会計に負担はかからないとの答弁がありました。 また、簡易水道特別会計では、流用に関する質疑があり、執行部に説明を求めました。 後期高齢者医療特別会計、公共下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、漁業集落排水事業特別会計、生活排水処理特別会計、水道事業会計、工業用水道事業特別会計では質疑はありませんでした。 最後に、産業建設委員会関係の審査のうち一般会計では、地産地消推進事業について、当初予算額は小さいが、BUY浜田運動や産直にも関係する大変重要な事業である。執行率の低さと減額になる理由について質疑があり、執行部からは、他部署に同様の事業があり、そちらのほうで執行した。大変重要と認識しているが、他の事業と重複する部分はうまく活用し、同様な事業に集約する。また、小学生を中心とした浜田の農産物PRは続けていきたいとの答弁がありました。 次に、浜田産広葉樹活用推進事業では、大幅増額しているが、執行率の低さと3カ年限定事業の所見を問う質疑があり、執行部からは、県の事業を活用できそうで大幅増額したが、財団でのホームページ開設の取りやめや、研修開催も天候等の都合により回数が激減したため、事業の展開ができなかった。本来は財団の技術力アップが鍵で、広葉樹の6次産業化が最終目標。はソフト面で支援していきたいとの答弁がありました。 ようこそ!浜田事業では、予算の主な経費が当初予算と相違している経緯を問う質疑と、地域伝統芸能全国大会の総括を問う質疑があり、執行部から、当初の目的からはやや外れているが、事業の継続と次年度につなげるため、効率性の観点から実施した。また、地域伝統芸能全国大会はPR媒体の到着が遅かったため、PR不足。毎年やっているイベントではないが非常に残念で、情報発信しないと誘客につながらないと認識している。今後に生かしたいとの答弁がありました。 危険空き家対策事業では、事業の内容と件数を問う質疑があり、執行部から、所有者が危険空き家除却促進事業補助金で除却をする。平成29年度は12件あった。また、自治会等からの情報を提供してもらい、所有者に適切な管理をするよう指導しているとの答弁がありました。 公設水産物仲買売場特別会計では質疑はございませんでした。以上、審査の概要について申し上げましたが、この経過を踏まえ、審査結果を報告いたします。 認定第1号平成29年度浜田一般会計歳入歳出決算認定について、賛成多数で認定すべきものと決しました。 認定第2号平成29年度浜田国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定から、認定第12号平成29年度浜田工業用水道事業会計決算認定についての11件は、全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、平成29年度決算認定において、特に留意すべき事項として、次のとおり意見を付します。 一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。 1番、当初予算額と決算額とに大きな乖離が生じている事業が散見された。予算編成の段階から十分事業内容を精査した上で、適正な予算額の計上に努め、執行率の向上を目指すとともに、事業実施後は各部署で事業効果の検証を行い、次年度の事業構築に生かされたい。 2番目、期待された効果が得られなかった事業については、有効に予算を活用するためにも、事業の改廃あるいは事業内容の見直しを検討されたい。 3番目、多額の流用が行われている事業があった。やむを得ず処理をされているものと考えられるが、補正で対応できるものはきちんと補正対応するなど、安易な流用を行わないよう対応策を講じられたい。 4番目、偏った部署において時間外勤務増となっている。業務の進め方や、職員間の業務配分の点検等を行うことにより時間外勤務の削減を図り、職員の健康管理に一層努められたい。 5番目、地域振興基金を活用した事業について、各自治区独自の特色ある事業が進められているが、全体で活用できる情報はできるだけ共有し、その結果や効果が生かされるよう努められたい。以上が審査結果の報告でございます。 今年度以降も引き続き効率的、効果的な市民のための行政運営及び予算執行に努めていただくようお願いし、予算決算委員会委員長報告といたします。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) ただいまの委員長報告の3ページの上段から2行目の末尾のほうの文言なんですけれども、美又地域の関係で、執行部からは、奈良県から年間4回程度指導してもらいという表現がありますが、奈良県から指導をされているのではなくて、奈良県からコンサルが来て指導をしてもらっているというのが現状だと思いますので、これだと誤解を招くので、ぜひこの辺については訂正方を委員長にてしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 道下委員長。 ◆予算決算委員長(道下文男) 美又地域振興事業のことでございます。執行部からの答弁で、奈良県から年間4回程度指導してもらっているといったところの表示でございまして、おっしゃられましたとおり、奈良県に在住をされておりまして、奈良県の会社からこちらへ、浜田に来ていただいて、4回指導してもらっているといったところでございます。訂正させていただきます。
    ○議長(川神裕司) よろしいですか。 そのほか質疑ありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 続いて、中山間地域振興特別委員会の中間報告ですが、質疑は行いませんので、あらかじめご了承願います。11番飛野弘二議員。            〔飛野弘二中山間地域振興特別委員長 登壇〕 ◆中山間地域振興特別委員長(飛野弘二) 平成30年9月定例会、中山間地域振興特別委員会中間報告。平成30年9月28日。 中山間地域振興特別委員会について、委員会設置から今日までの取り組み状況を報告させていただきます。 本委員会は、一つ、集落機能の維持対策、二つ、交通・通信・情報確保対策、三つ、農林地の維持管理対策、耕作放棄・鳥獣被害防止対策、四つ、安全・安心対策の四つの項目を中心に、中山間地域の振興に関する調査及び研究を行うとともに、に対し必要な意見及び提言を行うことを目的として、昨年12月19日に議会の議決を経て設置され、これまでに8回の会議を開催してまいりました。 第1回は、設置された12月19日に開催し、正副委員長を互選しました。 第2回は、1月23日に開催し、中山間地域の定義と、調査研究テーマについて論議しました。この時点では定義は決めずに、テーマと連動させていくとし、テーマについては、各委員が課題と思う事項を出し合って整理することとしました。 第3回は、3月19日に開催し、執行部の中山間地域対策プロジェクトチームについて説明を受け、意見交換を行いました。また、調査研究テーマについては、各委員から出された課題を整理し論議した結果、集落機能の維持対策を当面の調査研究テーマとして取り組むことになりました。 第4回は、4月24日に開催しました。今後のスケジュールについて確認するとともに、先進地視察として、雲南、安芸高田を軸に調整することとなりました。また、国土交通省が実施している過疎地域等条件不利地域における集落の現況把握調査の概要版をもとに論議しましたが、浜田のデータがあれば身近な論議が深まるという意見があり、データの有無を執行部に問い合わせることとなりました。 第5回は、5月25日に開催し、執行部から提供を受けた現況把握調査の浜田データ及び川上委員から提供された雲城地区の住民アンケート結果についての説明を受け、地域実態の把握に努めるとともに、議会報告会で出された意見等も紹介しながら論議を深めました。また、視察先を雲南、安芸高田に決定しました。 7月12日には、先進地視察で雲南を訪問しました。雲南が進める小規模多機能自治による住民主体のまちづくり~雲南の地域自主組織~について具体的な話を伺いました。あわせて、地域自主組織の実践事例として、地域唯一の小売店の撤退を契機に、地域住民の買い物支援のため、地域交流センター内で波多コミュニティ協議会が運営する店舗、はたマーケットを視察し、実際の取組を伺うことができました。なお、安芸高田については、豪雨により被災されたため、視察は取りやめました。 第6回は、7月23日に開催し、執行部から中山間地域対策プロジェクトチームの取組及び地域担当制の現状についての説明を受けた後、意見を交換いたしました。その後、議員間の論議を行いましたが、中山間地の定義について改めて話題となりました。論議については、第5回で配付した過疎地域等条件不利地域における集落の現況把握調査の浜田データの地域区分のうち、都市、平地を除く中間地及び山間地を対象とするということで意見がまとまりました。 第7回の委員会を8月8日に開催しました。第6回までの論議や視察を踏まえて、それぞれの委員が意見を述べるとともに、委員間の自由討議を行いました。集落機能の維持のためには地域が主体となって自ら考えていく必要性と、公民館の果たす役割についての意見、地域での事業化などの意見がありました。 第8回は、9月7日に開催し、この中間報告について論議いたしました。 これまでの論議の中で出てきた論点の概要は次のとおりです。 まず、住民の主体性です。 これまで小さな拠点づくりやまちづくり推進委員会の支援が行われている中、地域での話し合いやアンケートを主体的に実施し、課題の発見や解決に取り組んでいる地域がある一方、話し合いの場がなく、地域課題の共有ができていない地域もあり、地域間での格差があることがわかった。集落機能を維持するための第一歩は、地域で徹底的に話し合うことであり、そうした地域間での格差に目を向けることが必要ではないかと思われる。そして、格差解消に向け、地域課題の共有化や将来的に組織化や事業化につなげていく徹底した話し合いの場を持つためにはどのようにすればよいのかと、こういった方向性などを提言できるとよいのではないか。 次に、地域と行政の関係です。 地域において住民参画の機運を醸成するためには、住民が自分自身のこととして地域と向かい合うことが重要であり、そのためには、客観的な地域データや他地域の活動事例を初めとする情報提供などの行政としてのサポートが必要ではないか。あわせて、地域担当制の拡充や各支所や本庁への地域振興担当専任職員の配置などのサポート体制についても、しっかりと検討する必要があるのではないか。そうした検討を行う中で住民主体を基本に置きながら、地域にとって、行政としても持続可能な行政支援のあり方について提言できるとよいのではないか。 また、地域の活動体制です。 行政の体制だけでなく、地域の体制づくりも必要である。従来の公民館の機能拡大の是非や、まちづくりを支援するコミュニティセンター化も検討すべきではないか。その場合には、役割に見合う人員配置をすることも検討すべきである。地域活動の主体や支援体制のあり方などについては、地域自主組織を参考に検討を進めたらどうか。そうした検討を行う中、公民館のあり方と地域の活動体制の関係性について論議を深め、地域が活動しやすい形を提言できるとよいのではないか。 そして、地域活動の範囲と単位です。 現在、ほとんどの中山間地でまちづくり推進委員会がつくられていますが、その設置単位は公民館の区域や小学校区域であり、最適なコミュニティ単位としてはその範囲が広過ぎるのではないか。その最適化を図ることで、地域内での話し合い、課題の共有、活動の活発化につなげる必要があるのではないか。今後、論議を深め、適切な地域活動のエリアや組織をどのように整理していくのか、その方向性を提言できるとよいのではないか。 現段階では、以上述べましたような論点を中心に特別委員会での論議を行ってきております。大まかにまとめると、集落機能の維持対策に関しては、まずは地域での話し合いなどに向けて仕掛けづくりが必要であり、仕掛けづくりを行うためには、行政や地域の仕組みづくりが必要であるということができると思います。引き続き、小さな拠点づくりや地域自主組織の取り組みなどを参考にするとともに、執行部のプロジェクトチームと意見交換も行いながら、しっかりと論議していきたいと考えております。 まだまだ委員会の設置目的である提言を行うというところまでは至りませんが、特別委員会の委員全員が、浜田の中山間地をどのようにしていくべきなのかについて、熱意を持って論議をしております。今後は、先に述べたような論点を詰めることで、執行部に対する提言に結びつけていきたいと考えておりますので、議員諸兄の理解とご協力をお願いして、中山間地域振興特別委員会の中間報告とさせていただきます。 ○議長(川神裕司) これより市長提出議案の討論を行います。 認定第1号平成29年度浜田一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第55号浜田税条例の一部を改正する条例についての2件について討論の通告がありましたので、発言を許可します。 初めに、認定第1号について、21番澁谷幹雄議員。            〔21番 澁谷幹雄議員 登壇〕 ◆21番(澁谷幹雄) 平成29年度一般会計歳入歳出決算の認定に対し、反対討論を行います。 勤労者福祉預託金について、勤労者福祉の向上という名目で預託金として3,000万円が使われています。行政の公平公正の観点からも、また指定金融機関でもない金融機関に融資し続けていることは大いに問題があると考えます。代表監査委員からも、一般的な明確な制度上の理由や、やむを得ない事情がある場合などが想定されるが、そのようなことがないのであれば、公平な選定になるようにされたほうがよいのではないかとの発言が決算委員会であったことは重要な指摘であります。 地産地消推進事業について、予算47万9,000円に対し、執行率は29.34%で、決算額は10万9,000円、さらに10万8,000円の流用も行われています。地産地消の重要性が指摘され、BUY浜田運動においても浜田産の製品の販売拡大に取り組んでいるはずなのに、この執行率は理解しがたいものです。 弥栄農産物デザイン推進事業について、農業による地域維持を目的に弥栄農産物の生産、販売及び加工、交流の推進を行うための政策として、生産、販売関係事業として1,000万円が使われています。契約書は、一般社団法人奥島根弥栄の代表理事に対し、浜田弥栄自治区魅力づくり情報発信事業補助金として1,000万円が交付される内容になっています。法人の代表理事は、浜田弥栄自治区長です。出どころの財源は、弥栄自治区の地域振興基金からとの答弁がありました。すなわち弥栄自治区の責任者である自治区長が、自分の自治区の地域振興基金から自分が代表を務める法人に対し、1,000万円の補助金を拠出した構図です。しかし、相手方は浜田市長、稟議の最終判断は副市長であり、民法上の双方代理には当たらないとの答弁が決算委員会において副市長からあったところです。ここで副市長は、法律的に問題はないんだと言いたかったのだと思います。しかし私は、この答弁に疑問を感じました。民法における双方代理は、土地取引などの商取引において指摘される考え方であり、行政における税金の執行において法律に違反していないから問題ないと断言していいのだろうかと疑問に思ったのです。当然、日本は法治国家でありますから、法律に基づいた権力の行使がなされます。よって、法律に違反していないので問題ないという言い方も可能でしょう。しかし、行政は法律に基づいて市民から税金を徴収する権力を持つ以上、その税金の執行に当たっては市民の信頼を損なうことがないよう、高い倫理観に基づいて税金の執行は図らなければならないのではないでしょうか。間違っても疑問を持たれる使い方がないよう、最善の注意を払われるべきではないでしょうか。 かつて、食料と民衆との信頼関係のどちらかを捨てなければならないという究極の選択を迫られたとき、偽政者はためらうことなく食料を捨てよと孔子は申しました。なぜなら、人皆死す、人間とは食料があってもなくても必ず死ぬものだから。しかし、民衆との信頼関係がなくなれば政治は一瞬たりとも成り立たない、だからこそ信なくば立たずなのだと。2000年以上も前のこの言葉は、今でも政治の信頼が問われる場面で新聞や雑誌に登場します。政治と行政にかかわる者にとって、また権力を持つ者にとって、絶えず自省を怠らない覚悟を促す要諦の言葉として、この信なくば立たずは不滅の言葉であると私は考えます。浜田代表監査委員からも、社会通念上、住民等から疑義が発生する可能性も否定できないことから、法人等の代表となる場合は、十分検討された上で決められたほうがよいのではないかとの指摘が決算委員会であったことは、大変重いものであります。 また、弥栄自治区では、弥栄ヒトモノコト活用事業委託費として700万円が使われていますが、これらの計画に対し大きな予算が使われているにもかかわらず、さらに限界集落問題や独居老人問題、急激な人口減少に直面する中山間地域という似通った問題を抱えているはずの三隅自治区や、金城自治区、旭自治区との連携がなされておらず、計画の提案の共有化がなされていないのは、費用対効果において大いに問題があると考えます。 いずれにしましても、執行部に法律に違反していないので問題ないという意識があるとすれば、市民との信頼関係を構築するという大前提に立って警鐘を鳴らさなければなりません。すなわち、自治区の責任者である自治区長が、その自治区の地域振興基金から自分が代表を務める法人に対し1,000万円の補助金を拠出することは不適切であると私は考えます。よって、平成29年度一般会計歳入歳出決算を不認定とするものです。 また、9月21日の決算委員会において、以上3点の附帯意見を付けることを条件に、平成29年度一般会計歳入歳出決算認定に私は賛成いたしました。しかしながら後日、附帯意見を付けることを条件に賛成することは標準会議規則に反するとの指摘を受けましたので、本日9月28日、ここ本会議場において議会人としての責任を果たすべく、平成29年度一般会計歳入歳出決算における三つの問題点を指摘し、反対討論を行ったところでございます。 ○議長(川神裕司) 23番西村健議員。            〔23番 西村 健議員 登壇〕 ◆23番(西村健) 認定第1号平成29年度浜田一般会計歳入歳出決算認定について反対討論を行います。 認定できない最大の理由は、ふるさと体験村維持管理事業の中の指定管理委託料2,600万円余りの事業において、指定管理者であるふるさと弥栄振興公社に対する浜田の管理監督責任が果たせていなかったと判断する点にあります。昨年度、公社はずさんな労務管理により浜田労働基準監督署から是正勧告を受け、あわせて利用者の送迎に関する不適切な料金徴収を行っていたことも明らかになりました。公社に労働法令の遵守義務があることは言うまでもないことですが、公社に法令の遵守や、雇用、労働条件について適切な配慮をするよう管理監督する立場にある浜田の責任は極めて重く、この事業だけでも29年度決算は認定できないと考えるものです。加えて、公社が法令を遵守せず、雇用、労働条件への適切な配慮を欠く状況にあることを知りながら、浜田がそれを是正する努力をしなかった疑いを捨て去ることができないことも本決算を不認定とする大きな要因となりました。なお、本件にかかわる数多くの疑問、疑惑について、浜田が自ら徹底究明されるようこの場をかりて重ねて要望しておきます。 以上申し上げた以外に、私が反対した平成29年度浜田一般会計予算がおおむねその予算どおり執行されたという意味において、本決算にも反対するものであることを明らかにした上で、当時の私の討論から一、二の事業について触れておきたいと思います。 一つは分庁舎整備事業です。 本事業では、予算審査の段階においても移転する部署がはっきりせず、改修費の1億2,000万円についても、1フロア当たり4,000万円と見積もった工事費に3フロア分を掛けた全く積算根拠に値しない内容であることが判明し、予算提案の要件を欠く事業であることがはっきりしました。決算では、改修費は1億3,700万円余りとなっており、当初予算との乖離はびっくりするほど大きくはありませんが、私には予算審査時だけの問題として済ますことはできません。 浜田社会福祉協議会との指定管理委託契約における人件費の積算及び浜田社会福祉協議会への助成については、前年度の決算審査における問題点の指摘に対し、今回の決算審査の冒頭、人件費については標準単価を用い、平成30年度以降の協定額に反映するよう改善し、助成額については検討中との回答でした。私は、この執行部の対応を高く評価するとともに、今後一層の改善を望むものですが、改善されるのは30年度からであり、残念ながら現在の29年度の時点でそれを評価することはできません。 このほか当初予算の討論では、公民館でのミニデイサービスが廃止されたことなどにも触れていますが、省略をし、以上をもって平成29年度浜田一般会計歳入歳出決算認定についての反対討論を終わります。 ○議長(川神裕司) 続いて、議案第55号について、23番西村健議員。            〔23番 西村 健議員 登壇〕 ◆23番(西村健) 議案第55号浜田税条例の一部を改正する条例に対する賛成討論を行います。 本議案の概要は、市内温泉事業者からの要望等を踏まえ、入湯税の課税免除の対象者に入湯料金が1,000円以下の日帰り入浴客と、修学旅行、体育大会、その他の学校教育上の行事に伴い入湯する児童等及びその引率教職員を加えるものです。 今回の要望には、入り込み客の減少傾向が続き、入浴料金を値上げしたくてもできない厳しい経営環境のもと、観光振興に尽力をされている市内温泉事業者の積年の願いが込められているものと推察します。 また、各種税金や介護保険料、国民健康保険料等の公的負担の高騰に苦しむ市民にとって、150円とはいえ、今回の課税免除措置が喜ばしく受けとめられるものと考えます。しかし、結果的に利用者が課税免除の恩恵を全く感じることができないとなれば、市民の負託を受けた議員の一人として素直に賛成するわけにはいきません。本会議や、総務文教委員会での質疑を通じ、市内温泉事業者課税免除後も現行の利用料金設定を変えない意向であり、また宿泊温泉施設2施設を保有する浜田も市内温泉事業者の意向に沿う考えであることが明らかになりました。料金設定が事業者の手に委ねられていることは言うまでもありません。それは課税免除後においても同様です。しかし、今回の免除措置が課税される利用者ではなく特別徴収義務者である市内温泉事業者からの要望に基づき行われる経過を考えれば、温泉事業者も浜田も料金設定の上で利用者への配慮を欠くことがあってはならないのではないでしょうか。 総務文教委員会の質疑では、執行部から、本会議のときには説明のなかった日帰り入湯客の奢侈性についての言及がありました。岩波書店の広辞苑によれば、奢侈とは必要程度や分限を超えた暮らしをすること、おごり、ぜいたくとあります。つまり、日帰り入湯には奢侈性がないから、低いから入湯税を課さないということです。説明された提案理由より、こちらのほうがよほど課税免除の理由として納得できるのではないでしょうか。その日帰り入湯客が、課税免除後も利用料金が変わらないとなれば、どんな気持ちになるでしょうか。温泉事業者も経営が大変だろうから、入湯税として徴収されていた150円をそっくりそのまま料金に転嫁しても仕方ないと理解を示してくれるでしょうか。事実を知れば、利用者の多くは恐らくそのようには受けとめないと私は思います。 そこで執行部に提案します。決算認定において、意見を付して認定するごとく提案をしたいと思います。課税免除後の料金設定を現行より10円でも20円でも安く設定し、課税免除にあわせ料金値下げを実施することを内外に発信し、話題を提供することで、1人でも2人でも入り込み客や入浴客が増えるきっかけとするよう温泉事業者に強く働きかけていただくようお願いするものです。私は、この方法以外に今回の課税免除を効果あるものとし、なおかつ利用者、温泉事業者、浜田、この三方が丸くおさまる道はないものと考えるものであることをお伝えし、本議案に対する討論を終わります。 ○議長(川神裕司) ただいま討論のあった認定第1号及び議案第55号を除く市長提出議案、認定第2号から同意第3号までの22件について討論の通告はありませんでした。よって、これらの議案について討論なしと認め、討論を終わります。 これより市長提出議案の採決を行います。 日程第4、認定第1号平成29年度浜田一般会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) 挙手多数です。認定第1号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第5、認定第2号平成29年度浜田国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第2号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第6、認定第3号平成29年度浜田駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第3号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第7、認定第4号平成29年度浜田公設水産物仲買売場特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第4号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第8、認定第5号平成29年度浜田公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第5号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第9、認定第6号平成29年度浜田農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第6号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第10、認定第7号平成29年度浜田漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第7号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第11、認定第8号平成29年度浜田生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第8号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第12、認定第9号平成29年度浜田簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第9号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第13、認定第10号平成29年度浜田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第10号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第14、認定第11号平成29年度浜田水道事業会計決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第11号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第15、認定第12号平成29年度浜田工業用水道事業会計決算認定についてを採決します。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。認定第12号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 以上で平成29年度の決算は全て認定されましたが、委員長の報告では認定に当たり、意見を付すこととされております。 お諮りします。平成29年度決算認定に当たり、委員長の報告のとおり意見を付すことにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。委員長の報告のとおり意見を付すことに決しました。 日程第16、議案第54号浜田行政組織条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第54号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第54号は原案のとおり可決されました。 日程第17、議案第55号浜田税条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第55号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第55号は原案のとおり可決されました。 日程第18、議案第56号浜田市立図書館条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第56号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第56号は原案のとおり可決されました。 日程第19、議案第57号ラ・ペアーレ浜田条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第57号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第57号は原案のとおり可決されました。 日程第20、議案第58号市道路線の廃止について(波佐54号線)を採決します。 議案第58号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第58号は原案のとおり可決されました。 日程第21、議案第59号市道路線の認定について(国府255号線外)を採決します。 議案第59号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第59号は原案のとおり可決されました。 日程第22、議案第60号平成30年度浜田一般会計補正予算(第2号)を採決します。 議案第60号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第60号は原案のとおり可決されました。 日程第23、議案第61号平成30年度浜田駐車場事業特別会計補正予算(第1号)を採決します。 議案第61号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第61号は原案のとおり可決されました。 日程第24、議案第62号平成30年度浜田公設水産物仲買売場特別会計補正予算(第1号)を採決します。 議案第62号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第62号は原案のとおり可決されました。 日程第25、議案第63号平成30年度浜田後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決します。 議案第63号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第63号は原案のとおり可決されました。 日程第26、同意第2号浜田教育委員会委員の任命についてを採決します。 同意第2号に対する委員長の報告は同意であります。委員長の報告のとおり同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。同意第2号はこれに同意することに決しました。 日程第27、同意第3号人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。 同意第3号について委員長の報告は5名の方全員の推薦に同意であります。委員長の報告のとおり5名の方の推薦に同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。同意第3号は5名の方の推薦に同意することに決しました。 これより請願について討論を行います。 請願第2号「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書の提出について討論の通告はありませんでした。よって、討論なしと認め、討論を終わります。 これより請願について採決を行います。 日程第28、請願第2号「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書の提出についてを採決します。 請願第2号について委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) 挙手全員です。よって、請願第2号は採択をすることに決しました。 ただいま発議第2号「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書についてが総務文教委員会から提出されました。 お諮りします。発議第2号を追加日程第1として直ちに日程に追加し、議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。発議第2号を直ちに日程に追加し、議題とすることに決しました。 書記に議案を配付させます。            〔職員、議案を配付〕 ○議長(川神裕司) 配付漏れはございませんか。よろしいですか。 これより議会追加提出議案、意見書について、説明、採決を行います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 追加日程第1、発議第2号「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書についてを議題とします。 提案者の説明を求めます。総務文教委員長、9番野藤薫議員。            〔野藤 薫総務文教委員長 登壇〕 ◆総務文教委員長(野藤薫) 発議第2号「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書について、提案説明をさせていただきます。 本案は、先の総務文教委員会において「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書の提出について議決を行いましたので、会議規則第13条第2項の規定に基づき、委員会から提出するものであります。 それでは、委員長の私から意見書案を読み上げさせて、提案をさせていただきます。 「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書。 2018年3月末をもって三江線が廃止をされました。JR西日本会社の三江線の廃止提案に対して、地元自治体が重ねて三江線の維持、存続を求めてきたにもかかわらず、地元の意向が受け入れられなかったことは残念でなりません。 昨年4月のJR発足30年に当たり、JR西日本来島社長は、ローカル線の見直しは不可避とのコメントを発しました。また、JR北海道、四国などでも、ローカル線の見直しについて地元との協議を進めたいとの報道がなされています。 このように地方ローカル線は苦境に立たされていますが、地方で生活していく上で移動手段の確保は必要不可欠であり、安易なローカル線の廃止は地方の過疎化に拍車をかけることになります。 元来、国民の共有財産である鉄道の存否については、何よりも地元の意向が尊重されなければなりません。また、地方創生の具現化として国の関与による積極的な地方ローカル線存続に向けた政策が展開されるべきであり、下記事項について対応されるよう強く求めます。 記。1、2000年に改正された鉄道事業法について、路線の廃止に当たっては地元自治体の同意条項を新設するよう法改正を求めていただきたいこと。以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成30年9月28日。浜田市議会。以上、議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(川神裕司) お諮りします。ただいま提案されました発議第2号については、質疑、委員会付託、討論を省略し、採決したいと思います。これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。発議第2号については、質疑、委員会付託、討論を省略し、採決することに決しました。 これより採決を行います。 追加日程第1、発議第2号「地方ローカル線」の維持・存続を求める意見書について賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) ありがとうございます。挙手全員です。発議第2号は原案のとおり可決されました。 なお、可決されました意見書の取り扱いにつきましては議長に一任願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第29、議員派遣についてを議題といたします。 お諮りします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第84条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議員を派遣することに決しました。 お諮りします。ただいま決定されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に一任願いたいと思いますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。 以上をもちまして今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許可します。市長。            〔久保田章市長 登壇〕 ◎市長(久保田章) 平成30年9月浜田市議会定例会の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 まず最初に、ふるさと体験村についてでありますが、9月30日をもって施設の営業を一時全面休止することといたしました。これまで直営を続けながら施設再生を目指してまいりましたが、さまざまな要因が重なり、結果的に営業継続は困難との判断をいたしました。利用者を初め、市民の皆様、議会の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけする事態となりましたことを、市長として大変重く受けとめております。今後は、施設再開に向けて関係部署による庁内検討組織を設置し、施設のあり方や次期運営方法などについて検討を進めてまいります。 また、弥栄自治区では、地域の住民の皆さんがこの施設の位置付けなどについて自ら検討を始められると伺っております。地域住民の皆さんの力も借りながら、を挙げて施設再生に向け取り組んでまいりますので、議員の皆さんのご理解とご協力をいただきますようお願いを申し上げます。 さて、今議会に提案いたしました諸議案につきましては、慎重にご審議の上、それぞれ可決いただき、厚く御礼を申し上げます。各議案への貴重なご意見等を十分に尊重し、適切な対応に努めてまいります。また、平成29年度決算につきましても認定いただき、あわせてお礼を申し上げます。予算決算委員会でいただいた多くのご意見、ご指摘を真摯に受けとめ、できることから早急に取り組んでまいります。 一般質問におきましては、22人の議員の皆さんから産業振興を初め、防災、福祉、教育など幅広い分野についてさまざまな面から貴重なご意見、ご提言をいただきました。これらを踏まえ、さらによい施策となるよう検討を重ね、各種事業を進めてまいります。 職員の削減を進める中で、安定した行財政運営を行い、よりよいサービスを維持していくためには、職員のさらなる能力とモチベーションの向上が欠かせません。施策を進める中では、期待したとおりの成果が得られる場合もあれば、そうでない場合もございます。しかしながら、職員は浜田をよくしたいとの思いで精一杯施策に取り組んでおります。議員の皆さんにおかれましても、何とぞご理解いただきますようお願いを申し上げます。 今年の夏は、命に危険を及ぼす暑さと言われるほど、全国的に記録的な猛暑となりました。一方では、7月の西日本豪雨や、9月の台風21号による被害、そして北海道では震度7を観測する地震が発生し、甚大な被害が発生をいたしました。このように全国各地でこれまでの想定を上回る豪雨や台風、地震による災害が頻発いたしております。今週末には台風24号の影響も心配されますので、浜田におきましても引き続き市民の皆さんの安心・安全の確保のため、防災に対する万全の態勢を整え、対応してまいりたいと考えております。 また、本日は議員の皆さんにも開府400年ポロシャツを着用いただき、開府400年に向けた機運の醸成にご協力をいただいており、心から感謝を申し上げます。来年の開府400年に向け、しっかり準備を進めてまいりますので、引き続き議員の皆さんのご協力をお願い申し上げます。 最近は幾分過ごしやすい気候になってまいりましたが、季節の変わるこの時期は疲れが出やすい時期でもあります。議員の皆様におかれましては、健康に十分ご留意いただき、ますますご活躍されますことを祈念申し上げ、お礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) これをもちまして平成30年9月浜田市議会定例会を閉会いたします。 皆さん大変ご苦労さまでした。            午前11時35分 閉会        ────────────────────────── △1.議員派遣報告書 (緊急を要した場合の議長決定によるもの)件    名派 遣 目 的派遣場所派遣期間派遣議員地域井戸端会 の開催について市内8か所で開催の地域 井戸端会に出席のため浜田旭町 今市637番地 浜田旭支所 他7か所平成30年10月22日(月) ~10月25日(木) (4日間)三浦 大紀議員 沖田 真治議員 西川 真午議員 村武まゆみ議員 川上 幾雄議員 柳楽真智子議員 串崎 利行議員 小川 稔宏議員 野藤  薫議員 上野  茂議員 飛野 弘二議員 笹田  卓議員 布施 賢司議員 岡本 正友議員 芦谷 英夫議員 永見 利久議員 佐々木豊治議員 道下 文男議員 田畑 敬二議員 西田 清久議員 澁谷 幹雄議員 川神 裕司議員 西村  健議員 牛尾  昭議員        ────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により本会議の顛末を証するためここに署名する。         浜田市議会 議 長         浜田市議会副議長         浜田市議会 議 員         浜田市議会 議 員        ──────────────────────────...