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06月21日-04号

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  1. 浜田市議会 2018-06-21
    06月21日-04号


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    平成30年 6月定例会        平成30年6月浜田市議会定例会会議録(第4号)1. 日  時  平成30年6月21日(木)午前9時58分開議2. 場  所  浜田市役所議場        ────────────────────────── 出席議員(24名) 1番  三  浦  大  紀           2番  沖  田  真  治 3番  西  川  真  午           4番  村  武  ま ゆ み 5番  川  上  幾  雄           6番  柳  楽  真 智 子 7番  串    利  行           8番  小  川  稔  宏 9番  野  藤     薫          10番  上  野     茂11番  飛  野  弘  二          12番  笹  田     卓13番  布  施  賢  司          14番  岡  本  正  友15番  芦  谷  英  夫          16番  永  見  利  久17番  佐 々 木  豊  治          18番  道  下  文  男19番  田  畑  敬  二          20番  西  田  清  久21番  澁  谷  幹  雄          22番  川  神  裕  司23番  西  村     健          24番  牛  尾     昭        ────────────────────────── 欠席議員(0名)        ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長      久保田 章 市          副市長     近 重 哲 夫教育長     石 本 一 夫          金城自治区長  内 藤 大 拙旭自治区長   岩 谷 欣 吾          弥栄自治区長  熊 谷 富 雄三隅自治区長  中 島 良 二          総務部長    砂 川   明地域政策部長  岡 田 泰 宏          財務部長    宮  良 一健康福祉部長  前 木 俊 昭          市民生活部長  斗 光 秀 基産業経済部長  田 村 洋 二          産業経済部参事 湯 淺   淳都市建設部長  石 田 満 弘          教育部長    佐々木 秀 樹消防長     佐々木 和 文          上下水道部長  河 野 正 雄金城支所長   吉 永 靖 司          旭支所長    塚 田 民 也弥栄支所長   河 上 孝 博          三隅支所長   斎 藤 友 昭市長公室長   佐々木 俊 幸          総務課長    山 根 隆 志財政課長    草 刈 健 司        ────────────────────────── 事務局職員出席者事務局長    小 川 克 巳          次長      篠 原   修議事係長    新 開 智 子        ────────────────────────── 議事日程(第4号)第1 個人一般質問発言順序発 言 議 員質   問   事   項115番 芦 谷 英 夫1. 自治区制度の評価と今後の制度展開について 2. 指定管理者制度の課題とこれからの取組について 3. 社会福祉法人の地域貢献の現状について 4. 社会福祉協議会の市政との一体化、連携の強化について 5. 実効ある市民の健康づくり施策の推進について 6. 教育行政にかかる諸問題について212番 笹 田   卓1. 浜田漁港周辺整備について  (1) しまねお魚センターについて  (2) 浜田市公設水産物仲買売場について 2. 浜田市民からの意見について  (1) 小学校の登下校について  (2) 浜田市が保有する絵画、美術品、工芸品について  (3) 美川地区の人口増加対策について34番 村 武 まゆみ1. 子ども・子育て支援について  (1) 児童虐待防止について  (2) 子育て支援センター整備について 2. 学校経営について  (1) 小中学校の課題への取組について 3. 公民館とまちづくりについて  (1) まちづくりにおいての公民館の役割について 4. 介護予防生活支援総合事業について  (1) 介護予防について
    5. 防災の取組について  (1) 避難所について424番 牛 尾   昭1. しまねお魚センターと仲卸エリアの将来展望について  (1) お魚センターの現状について  (2) テナントの意向確認について  (3) 仲卸市場について  (4) お魚センター買い取りについて  (5) 施設の運営について  (6) 機能強化の考え方について 2. 開府400年事業について  (1) 御便殿について  (2) 開府400年祭について  (3) 祭りの雰囲気づくりについて  (4) 今後の都市間交流について514番 岡 本 正 友1. 幼児期の教育と小学校教育の接続の課題について  (1) 幼稚園と保育所・認定こども園との連携のしくみづくりについて  (2) 在宅育児家庭への対応と支援が必要な子供への対応について 2. 社会福祉法人制度の概要と評議員の役割について  (1) 保育園等の社会福祉法人制度の改革と人材確保について  (2) 老人福祉施設社会福祉法人制度の改革と人材確保について 3. 医院の廃業による事業承継の動向と対策について  (1) 後継者承継問題で廃業するかかりつけ医の減少対策について  (2) 私立病院入院受入れ減少による課題とその対応について        ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第4号)のとおり        ──────────────────────────            会       議            午前9時58分 開議 ○議長(川神裕司) おはようございます。 ただいま出席議員は24名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第1、個人一般質問であります。 発言の順序はあらかじめ定められておりますので、順次発言を許可します。15番芦谷英夫議員。            〔15番 芦谷英夫議員 質問席〕 ◆15番(芦谷英夫) おはようございます。 一般質問3日目であります。一昨日の初日には、大阪地方を襲った大地震の話題で問題がありました。昨日はサッカーの日本勝利ということでありましたけども、今日は何もありませんので、早速質問に入ります。 1点目の自治区であります。 自治区制度は、市町村合併からこれまで12年余りをやってきております。その施策、制度を運用しているのは市であります。しっかりとした検証、評価が必要であります。実行してみる、そして振り返る、検証する、見直しをする、そういった不断の努力が必要であります。私見ではありますが、自治区は同床異夢であるというに思ってます。これは、旧市町村の枠組みで自治区が設けられ、浜田自治区、本庁は自治区制度を盾になかなか全市一体の、一体感のあるまちづくりが進められないと言いますし、旧町村自治区のほうは自治区を盾にそれこそ旧来の施策を継続し、これは見直したほうがいい、そんな施策も続いていることもあるのかもしれません。やはりここは、合併したからには全市一体となって施策の差異があるのを乗り越えて、13年目に入って新浜田市としていろんなしがらみを乗り越えて自治区制度をつくっていくべきであると思っています。つまり、そういうことから、同じ制度でありながら、立場によって議会のほうも旧浜田市と旧町村では見解が違ってきていると思っています。 そういう意味で、1点目の自治区制度の評価と今後の制度展開についてであります。 ①として、自治区制度には市の一体性づくりと個性ある地域づくり、そして住民自治の推進などの崇高な理念が込められておりますが、行政を推進をする主体として、市として見直しをすることに当たりまして、現状の分析とその評価はイの一番にやるべきであります。それについてどのようにお考えなのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 自治区制度についての現状と評価についてのご質問でございます。 自治区制度につきましては、平成27年度に一旦見直しを行いまして、平成32年3月までの4年半延長したところでございます。その期限の半年前、平成31年9月、来年の9月でございますが、ごろまでに次期方針を示したいと考えております。 今年度から自治区長を中心といたしました自治区制度検討会議を立ち上げ、見直しに向けた作業に取りかかってるとこでございます。 ご質問の自治区制度の現状や評価でございますが、今後地域協議会等で振り返りをしていただくこととしております。そこでいただきました意見、それから市議会、特別委員会でのご意見、これらを踏まえながら、自治区制度検討会議におきまして新たな制度の素案について考えてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 重ねて申し上げるようですけども、やっぱり制度を運用するのは執行部であります。もっともっと主体性が必要であると思っています。 改めて、そのことによって市民サービスがどうであったのか整理をして、地域、市民に示して、その上でいろんなお考えをお伺いをして見直す、これが正しいと思っております。もっともっと積極的な対応が必要でありますが、それについてのお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 自治区制度の振り返りにつきましては、現在自治区長、地域協議会、支所機能、それからその財源、この四つの論点を整理をいたしまして、これまで自治区制度が果たしてきた役割や成果をお示しをして市民の皆さんのご意見を頂戴したいと考えております。 この論点につきましては、前回の自治区制度の見直しをした折に、公聴会や団体、アンケートなども通じていろんなご意見も頂戴しておりますし、それを改めて行政のほうでまとめて、行政として整理をしてお出しをするということは考えております。 一方で、この自治区の枠組みがあることで、議員ご指摘のように、一体的なまちづくりが進んでるかどうかという議論も当然出てくると思っておりまして、そうした市民の皆様方からのいろんなご意見を伺うことで、これまでの自治区制度がどうであったのかということが明確になっていくと思っております。それを受けて、行政といたしましても、自治区制度の振り返りと新しい制度をつくり上げていくということに努めてまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 2点目に入りますけども、お考えの入り口はわかりました。しかし、実際は2点目として市の一体性づくりや、あるいは個性ある地域づくり、住民自治の推進、これらについては大変心配をしております。これについてどのような方針を立てて、これから具体的な施策はどう考えているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(岡田泰宏) 市の一体性の醸成、個性ある地域づくり、住民自治の推進は、本市のまちづくりを考える上で大変大きな課題であると認識いたしております。 現在、自治区制度の見直しや中山間地域対策の検討を進めておりますけども、その中でも地域づくりの基盤となる地域コミュニティのあり方、またその権限や財源、さらには地域活動の担い手の育成などといったものが重要な要素であるということを協議をしておるとこでございまして、現時点で方針や具体的な施策を申し上げる段階には至っておりませんけども、今後地域協議会などのご意見も伺いながら、浜田市にとって最もふさわしい制度を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) お答えはよくわかりました。 しかし、心配をしますのは、あと振り返ってみて、27年の見直しの際にもほとんど私は議論は深まっていないと見ています。12年、13年目に入る制度を運用してきて、さらにさらに進化を遂げてこの自治区制度が見直すなら見直す、やめるならやめる、しっかりとした方向性を、いわばこれは合併の妥協の産物であります。この産物をしっかりいいものにするのか、あるいは見直すのか、そういった市としての行政を進める、市としての主体的なお考えを持ってほしいと、このことを申し添えて、次へ参ります。 次に、2点目ですけども、指定管理者制度であります。 これは、運営経費の適正な方向性、そして民間のノウハウを最大限に生かし、行政サービスの健全性や継続性などを実現しようとするものであり、指定管理をして悪くなったでは済みません。そういう意味で、行政としてこの制度を最大限に生かす態度が必要であります。そのために、何よりも相撲でいえば、しっかりまわしを持ってこのことに処する、これが大事であります。そのために、指定管理をする業者に対して適切な助言があったのか、あるいは行政の意思を伝える努力をしたのか、これが一番問われていると思っています。その上で、何よりもその利益を享受をする市民や地域の評価はどうなのか、こういった問題があると思っています。 そして、このことについて1点目として、指定管理者制度のほころびと言われてるものが出ています。体験村の例によらず、かつての千畳苑や美又保養センターなどの例もあり、関係条例の運用や指定理者選定委員会のあり方などに課題がありますが、どのように捉えているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(砂川明) 指定管理者制度は、地方自治法の改正によりまして平成15年9月に施行され、民間のノウハウを活用して住民サービスの向上と経費節減を図ることを目的といたしております。 本市における課題といたしましては、これまでに議会からご指摘をいただいておりますように、効果的なモニタリング手法指定管理者選定委員会の構成などがあると認識をいたしております。これらの課題を踏まえ、毎年制度運用の改善に向けて取り組んでいるとこでございます。 よりよい施設運営が行えるよう、今後とも引き続き取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 何ゆえこの質問かなんですが、行政としてモニタリングレポートによるチェックなど、手段をうまく使いこなしていないのではないかと、こういった疑念があります。 再質問として、運営管理のチェック、労務管理などに力を入れると答弁をされていますけども、どのように改革をし、どう実行してきたのか、具体的にお伺いします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(砂川明) モニタリングレポート等によりまして、指定管理者のチェックの改善でございますけれども、ご存じのように、昨年弥栄振興公社によりまして労務管理についての労働基準監督署からの是正勧告がございました。それを受けまして、これまではどちらかというと、経営状況についてのチェックを中心としておりましたけれども、それぞれの職員の労務管理にも力を入れたいということで、新たな労務管理についてのモニタリングレポートのチェック項目を導入したとこでございます。 これに当たりましては、社会保険労務士さん、専門家のいろいろなアドバイスをいただいたり、他市の事例も参考にしてそういう取り組みをいたしてまいりました。また、施設を所管する職員に対しては、昨年の7月には社会保険労務士さんによる研修会等もやって基礎知識の向上に努めているとこでございます。 まだまだ十分ではなくて、いろいろな問題もまだ解決できてない部分もありますので、引き続きそういう専門家の知識をいただきながら、しっかり所管課にもそういう基礎知識を身につけてもらって、今年度もまたモニタリングレポートの今取り組みを進めているとこでございますんで、経営改善に向けてまた労務管理のチェックをしっかりやっていきたいと思ってるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 次に、2点目としてスポーツ施設、社会教育施設、誘客施設などで費用対効果などが前面に出る結果、施設本来の行政目的や利用の促進や利用者サービスがおろそかになるおそれがありますが、これをどう状況を把握をし、運用管理をしているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(砂川明) ご指摘のように、指定管理者が費用対効果や経費節減に特化し過ぎた場合は、公共サービスの低下や労働条件の悪化などにつながるおそれがあると考えているとこでございます。このため、毎年指定管理者にヒアリングを行ってモニタリングを実施しており、管理運営やサービスなどの状況把握に努めるとともに、昨年度からは基礎的な労働条件のチェックも実施しているところでございます。また、指定管理者から定期的に報告書を提出いただいたり、協議の場を設けたりして、施設の運営状況や利用状況、課題などを適宜把握するように努めているとこでございます。 このほか、集客施設におきましては、指定管理者が利用者へのアンケートを実施するなど、利用者の声を聞きながら、サービスの向上に努めていただいてるところでございます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 再質問なんですが、今の答弁で29年度から労働条件のチェックをされてきたということでありますけども、制度発足から15年間もこの問題についてのチェックをしていなかったということになります。行政として果たす役割を果たしていたのか、このことを心配をします。そうしたことが今回のふるさと体験村のような事例を放置をしてきた、いわば行政の体質がこのような事例を引き起こしたということが指摘できると思っていますが、ということでよろしいでしょうか。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(砂川明) 指定管理者制度を導入されて、それに対して市としては、先ほど申しましたように、それぞれ指定管理者からはその状況報告等もいただいております。ただ、先ほど申し上げましたように、経営状況等、効率化等に確かにチェックが重点を置いといった部分もあるわけですが、全く労務管理についてノーチェックということではなかったと思っておりますし、基本的にはそれぞれの雇用されてる指定管理者が、自らが雇用されてる方の労務管理はやるべきことだと思っておりますが、ただ市は指定管理を委託している以上は、その指導はする必要があるということで、そのかかわりがこれまで薄かったから昨年度からさらに強化をしたということで、全くやっていなかったということではないと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 話は変わりまして、指定管理を受けた施設について、連絡調整会議などで利用者の声を把握していると思っておりますが、利用者の声として、指定管理者に意見や要望をしても聞いてもらえないという声があります。利用者代表と指定管理者、行政との協議の場の常設、場合によっては目安箱や市長直行便、こういったものを設置をして、そういった施設が利用者、市民本位になることに対するお考えはありませんか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(砂川明) 施設を利用していただく上では、利用者の満足度を高めるということは、これは当然最優先に考えるべきことだと思っております。そのためには、アンケートや利用者、施設管理者、市の所管課が協議をしたり、いろんなやり方でその辺の満足度を高める努力をしなければいけないと思っております。実際に施設によってはアンケートをやられたり、また市の担当とまた利用者と協議をされてるような施設もあると伺っております。今議員からご指摘がありましたそういうことをさらに進めるためにも、そういう取り組みをさらに強化する必要があると思っておりますんで、また改善をしていきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) この制度には、従来の行政の発想の枠を超える新しい概念であります。これには、適切な運用や健全な経営、何よりも利用者や市民本位のサービスが定着するように進めていただくことをお願いをして、次の質問に参ります。 次に、社会福祉法人制度は、行政の業務をいわば代行するもので、多くの社会福祉法人が福祉行政の中心を担っており、社会的役割も大きくなっております。この力を生かすことが行政で求められており、むしろ社会福祉法人の積極的な活用、これが必要であります。 その問題として、1点目に社会福祉法人の地域貢献が義務付けられ、その事業の内容、住民の参加、地域の評価など、どのような状況になるのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 議員ご指摘の社会福祉法人の地域貢献につきましては、社会福祉法において努力義務として位置付けられております。 社会福祉法人が実施する地域貢献については、毎年6月末までに提出される現況報告書や各法人のホームページにより取り組みの名称、それから内容、実施場所といった項目を確認をしております。 地域貢献の一例としましては、演奏家や劇団を施設に招聘しての生演奏や人形劇といった催しに、地域住民も参加していただいておりまして、地域からも大変喜ばれていると聞いております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 社会福祉法人の与える影響は大変大きゅうございます。答弁のありました演奏家や劇団の公演だけか、それだけでよいのか。 先の新聞である老健施設が梨ケチャップを作成したという報道もありました。それぐらい地域への貢献度も大きいと思っています。 そこで、再質問として市の監査の体制も整えられ、社会福祉法人の地域貢献の状況を把握をする、地域貢献の実行を上げる、その可能性を探るなど、市として果たすべき役割があると思いますけども、見解をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 一応国の通知が来ておりまして、まず基本的にこういった地域貢献の取り組みは法人の自主性を尊重しなさいと。行政のほうでこうしなさい、ああしなさいっていうのはできるだけしてはいけないということは来ておりますので、なかなか難しいんですが、例えばその法人さんが本当はいろんなこと、地域貢献ができる力をお持ちなのに何もされてないとか、そういった場合には市のほうから何か取り組みをしてくださいといったような助言っていいますか、そういったことができるのかなということを今考えとるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 質問した趣旨は、無理強いするのではなくて、行政情報を提供しながら、地域や行政への果たすべき役割の道筋を示すという意味であります。 2点目として、社会福祉法人や施設の社会化、地域や市民への開放などから、市としても積極的に進め、支援する必要があります。安来市では、社会福祉法人連絡会を設けて積極的に進めておりますが、浜田市の考えについてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 社会福祉法人が行う地域貢献は、法人が保有する資産や職員の状況、地域ニーズの内容、地域における他の社会資源の有無などを踏まえつつ、社会福祉法人の自主性、創意工夫に基づいて取り組まれるべきものでございます。 地域課題や生活課題の把握と各法人の連携によりどのような地域貢献が実施できるかについて協議するため、浜田市社会福祉協議会により市内社会福祉法人の情報交換会が行われる予定でありまして、浜田市のほうも支援していきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 今のご答弁で情報交換会を社協でやるということでありますけども、社会福祉協議会の主体で本当にいいものか。行政の前に進んだ関与や行政としてのしっかりとしたいわば情報提供や地域への誘導、こういったことが必要だと思うんですが、さらにお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 先ほども申しましたが、国からの通知では行政のほうはできる限りかかわるなということではないんだと思いますが、実施を強制してはならないとか、そういった通知が来ておりまして、あくまでも法人の自主性に任せなさいと、自主性を阻害してはいけませんということがございます。そういったことがありますので、例えば先ほど議員さんが言われたように、こういった取り組み、こういった法人ではこういった取り組み、あるいはこういった先進的な取り組み、こういったいいことをやっとられますよという情報提供を積極的にしていきたいと思っております。 ただ、直接的な何か誘導するようなことは今のところは考えておりません。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 社会福祉法人というのは高い志と福祉サービスの資源、人材、ノウハウを有する団体であります。市として福祉行政推進に欠かせない存在であります。行政との車の両輪として社会福祉法人と向き合われることをお願いをして、次に参ります。 次に、社会福祉協議会であります。 これも、福祉行政を担う大事な屋台骨であります。地域の隅々で市民と直接向き合い、福祉サービスを行っており、そのためしっかりとした体制をつくることが必要であります。その体制づくりには、その一旦は行政にも責任があります。この社会福祉協議会の健全性、これがいわば福祉行政の進展の可否を占う試金石でもあると思っております。言うまでもなく、市としてその責任をどう果たしてきたのか、これが問われております。 4点目として、社会福祉協議会の市政との一体化、連携の強化について。 ①として、介護保険事業や手話通訳要約筆記派遣事業、生活困窮者自立支援など、多くの事業が委託をされ、財政面、人事面などで社会福祉協議会にしわ寄せが及んでおりますが、その状況を具体的にどう認識しているのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 社会福祉協議会には、生活支援体制整備事業や生活困窮者自立促進支援事業など複数の事業を委託したり、総合福祉センターやみすみ荘といった施設の指定管理者として施設の管理、運営をしていただいております。また、介護保険事業や委託事業を除く、法人運営部門に係る人件費や地域福祉活動などに対し、補助金を交付しております。 社会福祉協議会社からは、さらなる支援を求められており、より充実したいと考えておりますけれども、一方で議会からは補助金のあり方を検討するようにも求められておりますので、引き続き慎重に検討し、社会福祉協議会と協議してまいります。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 今言いましたように、結果として多くの機能が付与され、実際に今機能をしておりまして、大変大事な団体であります。 県内各市では、社会福祉協議会への人件費助成をしておりますが、浜田市は低い状況にあります。今言いましたように、この団体は市民の福祉の現場を担っており、協議会への助成が少ないということは、勢い市民への福祉サービスの低下にもつながります。市として積極的に支援することについてのお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) まず、今の浜田市の支援の状況ですが、県内他との比較というのは、なかなか県内各市の社協の職員数とか企業体系とかいろいろ違いますので、なかなか比較は難しいんですけれども、大体他の市で見たときには人件費で申しますと、8割から大体100%ぐらいまでの補助をしておられます。浜田市で申しますと、28年度でいったときには86%ということで、金額でいうと上から4番目、率でいうと下から2番目という状況にございます。先ほど申しましたように、支援はできるだけ充実したいとは考えておりますけども、しっかりとその辺、社会福祉協議会のほうと協議をして進めていきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 社協というのは、今言いましたように、大変大事でありますし、それからよく言われることに、何でもかんでもの社会福祉協議会への委託で、また下請では行政から現場が離れ、実態がわからず、福祉サービスの低下と行政に対する市民や現場との乖離が進むとはよく指摘されているとこであります。 2点目として、地域福祉活動計画、それから社協がつくります小地域福祉活動計画、民生児童委員協議会、福祉員制度など、いわば行政の一翼を担っており、市として十分な支援を行い、しっかりとした連携が必要でありますが、どのような状況になるのか、どう取り組んでいるのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 社会福祉協議会は、社会福祉法に地域福祉の推進を図ることを目的とする団体と規定されており、本市における地域福祉活動を推進する上で、欠くことのできない重要な団体であります。 社会福祉協議会に対しては、先ほど申し上げた助成のほか、民生児童委員協議会の活動支援などを行っております。 社会福祉協議会の地域福祉活動計画は、市の地域福祉計画と理念、方向性を同じくし、相互に連携を図る関係にございます。それぞれの計画の実行には、社会福祉協議会独自の地域福祉活動のほか、市が委託している生活支援体制整備事業などの取り組みが大きな役割を果たすと考えますので、その後も引き続き連携を図るとともに、活動の支援をしてまいります。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 今も出ました地域福祉活動が展開できる体制になっているか、行政意思が届いているかが問われてきます。 再質問として、今も言いましたけども、社会福祉協議会が行います地域福祉活動計画、小地域福祉活動計画の策定などは、市の策定をする地域福祉計画とは厳密に連動していません。それは、この計画は1年遅れであり、地区社協が策定をする小地域福祉活動計画は未策定の地域があるなど、一帯とは言えないと思うんですが、これに対するお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 市の地域福祉計画策定時には、社会福祉協議会のほうからも委員として出ていただいておりますし、いろいろご意見をいただきながら作成しております。 逆に社会福祉協議会のほうでつくられる地域福祉活動計画ですか、こちらのほうには市のほうから係長級の実務レベルのほうが参加をさせていただいて、その中でいろんな意見、いろんな情報交換をしながら策定をしていただいておりますので、そういう意味で申しますと、連動といいますか連携といいますか、というところはできてるんじゃないかなと考えております。 ただ、言われたように、小地域の福祉活動計画ということになりますと、まだできてないところもあったり、あるいはもう既に期限が来ているとかというところも少し聞いておりますので、より充実するように社会福祉協議会と少し相談をしてみたいと思います。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 議会答弁で社会福祉協議会がということがよく言われますが、この協議会をそういうふうなことにしないで、福祉行政の第一線に立つ機関としてしっかり支えて連携されることをお願いをして、次の質問に参ります。 次に、市の元気づくりには、市民の元気づくり、健康づくりが大事であることは言うまでもありません。4月の機構改革で統括保健師が設けられるなど、その体制整備に努められ、大いに期待をしたいと思っています。これまで健康づくりや介護予防についてさんざん訴えてまいりました。答弁では、進める、検討するとされておりますが、本当に実効ある施策が打ってあるのか、検証が必要であり、この度は積み残したことについて質問をしてまいります。 1点目として、健康増進計画を進める上での課題として、脳卒中、糖尿病の死亡率などの健康指標が悪化、栄養食生活や運動など、健康増進の取り組みにつながっていないとされておりますが、30年度からの新しい計画をどう具体化するのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 今年3月に策定した健康増進計画では、多くの具体的な目標数値や取り組みを掲載しております。例えば、脳卒中の発症予防につきましては、40歳から64歳までの壮年期の脳卒中の死亡率を県と同じ水準まで下げることや、特定健診の受診率を60%に上げることなどを目標として掲げております。また、取り組みといたしましては、乳幼児健診で保護者に適切な生活習慣の普及を行うことや、企業への健康教室により一層取り組むことなどを記載しております。こうした内容を確実に実行していくことが、健康づくりの推進につながっていくと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 再三言ってきました特定健診の受診率でありますが、調べてみますと、国民健康保険の特定健診を受診できる期限は11月末までが浜田市、12月末までが大田市、3月末までが出雲市、益田市、雲南市であります。一方、社会保険の協会健保は3月末までで、健保組合では短いところでも12月末となっております。 この特定健診の受診率を引き上げるため、受診期間を延長することの検討はされたのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 特定健診の期間のことですけれども、医療機関ともいろいろ相談はこれまでもしてきております。ただ、健診とインフルエンザの予防接種の時期、あるいはそういったインフルエンザを中心にした感染症が広がる時期っていうのはできるだけ避けてほしいという声も聞いております。 それともう一つ、大きなところは国、県の特定健診の補助対象となるのが、11月までの受診者しか補助対象となっておりませんので、そういったこともありまして今年度もですが、一応11月末までということにさせていただいております。 ただ、一人でも多くの方に健診は受けていただきたいと思っておりますので、巡回する健診も1日増やしたりとか、あるいは電話訪問とか受診勧奨、こちらのほうをしっかりとやっていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) その辺をぜひとも、今言いましたに、出雲市、益田市、雲南市は3月末までであります。よくよく検討されまして、前も言いましたけども、国保は農民の方もおられます。農家の方は農繁期なんです、まさしく。そのときに特定健診を受けなさいというのは、ちょっと見てみても無理があると思うんですが、ぜひとも年中無休で、年1回は健診を受けましょうというスローガンのとおり、いつでも受診できるという体制をつくってほしいなと思っています。 2点目として、これまでの答弁で地域の世話役は充足されているとされておりますが、必ずしも充足されておらず、改めてすこやか員、保健委員、食生活改善推進委員などの拡充が必要でありますが、具体的にどう取り組むのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 地域の健康づくりを推進させるためには、行政の取り組みだけでは難しく、食を通した健康づくりの活動、各種健(検)診の受診勧奨、健康づくり事業への参加の声かけ、サロンや健康教室の開催、公民館まつりなどでの健康意識の普及啓発活動などに、食生活改善推進員それからすこやか員、保健委員の皆さんが取り組んでおられます。 今後も、委員の皆さんのお力をかりながら、市も一緒になって健康づくりの取り組みを進めていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 前の前の答弁で企業の健康教室を利用とありました。調べてみますと、企業といえば社会保険で協会健保でありますが、この協会健保の特定健診の受診率が55%なんですよね。浜田の国保が48%なんですよ。ちなみに共済組合の受診率は95%を超える、やはり職場を通じての、あるいは事業主が受診を促す、これが大変効果があると見てとれます。したがって、国民健康保険の場合でも、家庭や地域や公民館や自治会や、そういった受診勧奨を促すような仕組みが必要であります。したがって、市の任命をしている保健委員、すこやか員それから食生活改善推進委員、こういった世話役さんを拡充することが受診勧奨につながるということを指摘しております。 市のこれらの委員の総数は、全体で494人であります。自治区別で見ますと、最も多いのは三隅で168人、少ないのは弥栄で31人、浜田自治区は122人であります。まず、市民に受診を促す、地域の隅々で啓発をすることの体制、基礎的なことを整理するのは必要最低限でありますけども、この体制充実についてのお考えを改めてお伺いします。
    ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 議員さんの言われるように、本当声かけっていうのはすごく受診につながるものだと思ってます。 浜田市の状況で申しますと、特定健診の受診率は8市の中では、48%が低いんかもしれませんが、一応県内では8市の中ではトップの状況でございまして、これは各いろんな委員の皆さんのお力だろうと思っております。 ただ、例えば食生活改善推進委員さん、すこやか員さんもですけど、あくまでも自主的な組織、自主的な活動をされておられる組織でございまして、市のほうから必ずこうしてくださいとかああしてくださいというのは、言えるような組織ではないと思ってます。あくまでも、皆さんで話をされて、皆さんで自主的な活動をしておられるという組織だと思っておりますので、そこはご理解いただければと思います。 それと、とはいえいろいろなお願いとかいろいろこうしましょうっていいますか、こういう方向でいきましょうというなお話はいろいろできるかと思いますので、そういったとこでしっかりお話をして、先ほども言いましたように、一緒になって取り組んでいくことが大事だと思ってます。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) もう少し前向きな答弁が欲しいわけなんですけども、医療、保健、介護というのは、その結果が数字であらわれます。これは、健康寿命であったり、医療費、介護認定率、介護費として示されます。毎年、毎年通信簿のごとく結果が出ます。この通信簿、数字を意識をしながら進められることをお願いをして、次へ参ります。 6点目に、教育行政にかかる諸問題についてであります。 このうち、学校給食の問題について問いますけども、言うまでもなく、学校給食は教育の中で重要な位置を占めます。学校給食センターの統合問題のその後、そしてこの問題を放置してきた結果、さまざまな問題を惹起してきておりまして、ここで質問をするものであります。 1点目として、学校給食センターの統合問題が先送りされておりますが、現状と今後どう取り組むのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 学校給食施設の統合につきましては、行財政改革の観点から検討すべき事項であると十分認識をいたしております。 平成28年3月の時点で、市として推進する地産地消の動向や学校統合計画など、地域の状況が変動する要因があることから、当面の間は現行の体制を継続することとし、現在に至っております。 その間、学校給食における地産地消の取り組みは、地元野菜の仕入れ体制や、地元の魚を使った新しいメニューなどにより成果を上げておりまして、ここ3年間は県内産の食材の活用率は、県内8市ではトップの状況でございます。 施設を統合した場合の仕入れ体制、また食材の量の確保の問題など、さらに検討する必要がありますし、学校統合についても、学校統合計画審議会でただいま審議中でございます。学校給食施設統合の方向性を示すには、いましばらく時間をいただきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 行革の実施計画を拝見をしますと、31年度の学校統合計画策定後に給食施設の統合方針を検討するとされておりますが、今出ましたように、28年の時点では二、三年の間に検討するとされておりますけども、結論を出すことをいわば先延ばしするということでよろしいでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 結論を先延ばしするということではなく、先ほど申し上げましたように、現在学校統合の審議会のほうで審議をしていただいております。これは、昨年度から審議がスタートしておりまして、今年度末にはそういった計画が出てくるということ、答申が出てくると伺ってるとこでございます。その答申が出ましたら、それに基づいて来年度から教育委員会として、市としての方向性、そういったものの計画をつくりますし、あわせまして学校建設の計画、そういったものも立てていきたいと思っておりますので、その中でこの給食センターの問題についても検討、方向性を示してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 次に、2点目として先送りというのが給食業務全般や給食調理体制、給食費の扱いなどにどのような影響を及ぼしているのか、それに対してどう対処する考えか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 学校給食センターの統合問題を先送りをしますことで、児童・生徒の給食に直接影響を及ぼすことはないと考えております。しかしながら、公共施設再配置実施計画においては、統廃合の方針となっていることからも、統合した場合よりも施設の維持管理、それから機器の更新、委託先も含めた人件費などの経費負担は大きくなっているとは考えております。 しかしながら、先ほど申し上げましたように、地産地消の動向や学校統合の課題もあることから、方向性を示しますのには、先ほど言いましたように、今しばらく時間をいただきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 再質問をいたします。 そういった結果として、給食センターでは退職者の補充がされず、給食調理体制が不十分で、給食業務への影響が出ておりますが、これに対する認識をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) そのことにつきましては、学校給食会のほうからいろいろとお話を聞いております。確かに正規職員が退職された後、正規職員を採用できずにパート職員、非常勤の職員で対応してるという状況はございましたけども、今年度新たに3名の新規職員を採用いたしておりまして、そういった体制については解消されたと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 予算書を拝見をしてみますと、給食業務に当たる委託料、あるいは共同調理場管理運営費がほぼ毎年一環をして削減をしてきております。こういった予算の削減というのが業務に支障はないのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 学校給食センター経営の予算の関係ですけども、実はこれは義務的経費ということではなくて、いわゆる裁量枠、シーリングに係る予算の枠になっております。 そういったことで、確かにシーリングがかかりまして削減の方向ではございますけども、毎年度これ下がっていってるというわけではございません。年度、年度によりまして、必要な経費については学校給食会と十分に検討しながら予算をつけておりまして、くまなく見てもらうとわかりますけども、毎年度増えたり減ったりをしながら、全体的には減少傾向にあるといったようなことであろうと思っております。 先ほど申しましたように、学校給食会とも連携をとりながら、予算を組んでおりますので、給食をつくることにいろいろと問題があるとは考えておりません。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) もう一点、給食費の問題であります。 これについては、この徴収というのは自治体が行うのが望ましいという国のガイドラインがあります。市として前向きに検討したいと過去の議会で答弁されてますが、このことの考えについてどう検討されたのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 平成29年12月議会でそういった発言を私のほうからさせていただいております。基本的に国のほうは、公会計で学校給食費については取り扱うべきだと、これは働き方改革の中で教職員の業務を軽減するという方向の中でそういった方針が出されております。それは、あくまでも方針でありまして、その後文部科学省のほうがそういった進め方についてのガイドラインを発表するということでございましたけども、現在まだそれが出ておりません。そのガイドラインが出ましたら、早急に市としてもまた検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 冒頭言いましたように、給食が教育の重要な部分であるということを認識をしていただきたいと思います。 最後に、歴史行政の推進についてを伺いします。 毎年、毎月行われております開府400年記念市民講座や史跡めぐりなどに多くの市民が参加をされ、歴史に対する関心が高まっており、執行部のこれに対する企画や啓発への努力は大変評価したいと思っています。が、市民の関心が高い、このことに対して市民が待ち望んでいた、またこれまで市民の要望に十分応えてこなかったとも言えると思っています。 そこで、市として、3点目として備えておかなければならない浜田市誌の編さん業務について、推進体制の充実を図り、具体的に市誌発行をどのされるのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 市誌編纂事業につきましては、合併後の浜田市全域の歴史について編さんしてまいりたいと考えております。 各自治区での資料の蓄積状況には差が実はございまして、そういった差があるために、現在も新たな資料の収集整理を引き続き行っているところであります。 今後、中世、近世の古文書を中心として、撮影、それから目録の作成、それから活字化を実施してまいります。浜田、三隅、金城、旭の庄屋資料の調査整理もすることで、村のあり方でありますだとか、それから経済の実態、そういったものが把握できてきております。 体制といたしましては、専門知識を有する嘱託職員1名を配置し、文化財係と連携をしながら業務を進めておりますけれども、文化財係には昨年度から古文書に精通した専門職員1名を増員をいたしておりまして、全体として資料調査の効率化は上がってきていると考えております。しかし、新たな資料が増え続けておりますので、引き続き調査整理を行っていく必要は当然あるところであります。 市誌の完成には、集めた資料をもとに、専門委員による本文の執筆も必要となります。合併後の浜田市を対象とした内容でもあり、合併後20年を目途として取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) まさに時期は今旬であります。来年、開府400年を迎えます。この時期に発行発刊の考えを表明するということは、事業の推進にもなり、事業を進める上での目標にもなります。そして一方では、行政としてその責任をはっきりさせることになります。 再質問として、古文書や資料の収集、編集委員会など体制の整備が必要でありますが、イの一番に基本的な方針を示す必要があると思っておりまして、ぜひ来年の開府400年の折にそういった市誌発刊の方針を示す、このことに対するお考えをお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 来年の開府400年に合わせて市誌編さんの考え方、方針を述べるという、発表するというお話でございました。 ただ、来年まで1年しかございません。どういった体制で市誌を編さんしていくか、またこれ多額な予算を必要とする事業でもあります。また、先ほども言いましたように、いろんな資料に基づいて文章をつくっていただくという作業も出てまいります。そういった見通しを立てるのにも、1年間でできるかどうかといったようなことはございます。努力はいたしますけれども、来年度に間に合うかどうかというところまではこの場ではなかなかご返答は難しいなと思っておりますが、前向きに取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 芦谷議員。 ◆15番(芦谷英夫) 最後に、市誌みたいなこういったものというのは、自治体としては最低限備えておく必要があります。調べてみますと、ほかの松江、出雲、益田に比べて大変浜田の場合は市誌が貧弱であります。しっかりこういったものを自治体として最低限の基盤としてつくっておく、これが大事であります。開府400年を期して、しっかり位置付けられ、地味ではありますが、この事業を進められることをお願いをして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開は11時5分といたします。            午前10時51分 休憩            午前11時3分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。12番笹田卓議員。            〔12番 笹田 卓議員 質問席〕 ◆12番(笹田卓) 12番笹田でございます。 先日、ワールドカップの初戦、コロンビア戦、9時から始まりまして、家族で見ていたんですけども、ゴールの瞬間、家族で大叫びしまして、嫁さんのほうにうるさいと言われて、全国的にそういった盛り上がりがあったんではないかなと感じてるとこでございます。 浜田でこのような盛り上がりがどうやったらできるか、考えたんですけども、今回高校野球が記念すべき第100回大会ということで、まず浜田高校が開幕戦ですね、開会式の直後に松江市営球場で矢上高校と対戦します。そして、次の日の16日の第1試合で浜山野球場で浜田水産高校と安来高校が対戦します。次の日の17日の第1試合、これも松江市営球場ですけども、浜田商業対第1シードの石見智翠館高校が対戦します。浜田市内の高校が甲子園に行って100回大会、記念大会に出ると、浜田市のあれぐらい盛り上がるんではないかなと思っておりますので、ぜひ3校には頑張っていただきたいと思っております。 それでは、質問に移ります。 大きい項目1番、浜田漁港周辺整備についてでございます。 中項目1、しまねお魚センターについて。 小項目1ですけども、昨年11月に当センターを浜田市に購入してほしいと要望がありましたが、進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) お魚センターの進捗状況についてのご質問でございます。 昨年11月に、しまねお魚センターの運営会社であります株式会社はまだ特産品センターから、経営状況が厳しいので、清算して解散したいと、ついては市に買い取ってほしいと、こういった要請がございました。 しまねお魚センターにつきましては、水産都市浜田の顔としての施設でありまして、私も市長就任以来、その活性化策についていろいろ検討してきたとこでございます。萩にあります萩しーまーとであったり、あるいは福岡県にあります道の駅むなかた、こういった施設も見学もさせていただき、またそのお話も伺いながら、何とか活性化できないかということを検討してきたとこでございます。また、この間検討だけではなくて、実際に山陰浜田港水産物販売促進機構を立ち上げまして、このお魚センターの支援も実際に行ってまいりました。 その一方で、浜田市公設水産物仲買売り場、これ大変老朽化しておりまして、7年後には建てかえしなくてはいけないという計画もございます。また、衛生面からも改築する必要があると考えてるとこでございました。 先ほど申しましたお魚センターの活性化策の検討の過程では、その一つに両者の統合ということも考えられないかということも実は検討いたしましたけれども、両者それぞれ組織、やってること違いますんで、当時は難しいという判断をいたしておりました。しかしながら、今回運営会社のほうから、先ほど申し上げましたけれども、買い取ってほしいという要請がありましたので、改めてお魚センターを買い取った場合にはどういった使い道ができるのか。仲買売り場の機能を移して、施設の活用ができないか、こういうことも含めて今検討をしてるとこでございます。 詳細につきましては、部長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) しまねお魚センターの建物に老朽化している公設水産物仲買売り場の機能を移転できるかについて、仲買売り場に入居されている仲買人のご意見を伺うとともに、建築設計業者に依頼し、構造的、機能的な観点から移転が可能かどうかの検討を行ってまいりました。現時点におきましては、仲買人との移転の合意には至っておりませんが、早期に合意できるよう引き続き協議してまいりたいと考えております。 また、お魚センターにつきましては、運営会社からは、市が買い取りの方針を決定すれば、清算解散の手続を行い、退去する旨をテナント側へ説明すると伺っております。 現時点での具体的な協議は進展していないと聞いておりますが、運営会社としては、市が決定することを想定して、各テナントへ退去等について意見聴取されていくと伺っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) これも昨年の11月からなので、結構検討のほうが進んでると思うんですけども、まず移転可能かどうかを検討行ってきたという答弁でしたけども、移転は可能という認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 現時点では、仲買人さんといろいろ意見聴取等やっておりますけど、お魚センターへ移転した場合のレイアウトはどうなるかとか、それから家賃、それからその他必要費用が発生いたしますけど、そこら辺についてまだ見えないとこがございまして、最終的なその判断には至ってないという状況です。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) あと、今の話ですと、仲買人さんとの協議さえうまくいけば何とかなるんではないかという気持ちでいるんですけども、仲買人さんとの協議は、100%がもう買い取りっていうことになれば、一体何%ぐらい進むのでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) アンケート調査の段階では、ほぼ七、八割の方に移転を希望するということを伺っております。 しかしながら、その条件面での今調整をしておりますけど、大方の経費面での今調整をしておりますけど、そこら辺だけが課題と思っておりますので、早いうちには判断できるものと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先日、勉強会を公設市場の2階でさせていただいたときに話があったんですけども、お魚センターの中にある店舗の方が移転を決まったときにそっから、店から出ていかれるかどうかも含めてしっかりとした協議ができてないという意見を伺ってきたんですけども、そういった中で浜田市が購入すると決めた後にやはり出ていかないということも、この間の話では考えられるんじゃないかという危惧をしておりますけども、その辺の危惧は市としてお持ちでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 完全に100%皆さんが同じ気持ちでということではないと思いますけど、そこら辺についてはもう少し時間が必要だなとは思っておりますけど、漁商組合さん通して、そこら辺についても移る側の企業さんが不安を抱かないように、そこら辺については条件面での協議を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 議会に上げる前にそういったこともクリアしとかないと、なかなか議決するに値しない案になろうかと思います、納得してない場合はですね。 それと並行して、その店舗内の事業者さんに出ていっていただける確証がないと、なかなかそういった市の事業が進んでいかないと思いますので、その辺も並行して進めていくべきだと思いますけども、ご所見があればお伺いします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) おっしゃるとおりだと思っております。 いずれにしましても、移った場合のお魚センター、新しいお魚センターといいますか、機能を浜田市に求められるものでございますので、そういう意味では仲買の方にもある程度といいますか、賛同はいただいてるものと思っておりますんで、同意をいただけるよう市としても積極的に関与していきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それでは、小項目2番、当センターを購入するとなれば、一体購入価格はどれぐらいの予定になるのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 土地、建物の買い取り価格につきましては、土地、建物ともに鑑定評価等に基づく適正な価格で購入することとしております。買い取りの方針決定をした場合には、速やかに鑑定評価をとり、所有者と売買価格の協議を行いたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 浜田市はまだ鑑定を行っていないということですけども、先日産業建設委員会でいただいた資料の中に、この施設は平成4年に建設されておりますけども、事業費は約5億1,220万円で、外構工事が7,530万円、土地の価格が1億7,800万円ということですけども、恐らく運営会社のほうで現在の鑑定はされとると思ってるんですけども、その鑑定価格はお幾らなんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) おっしゃるとおり、会社側のほうは鑑定評価されているとは思っておりますけど、これにつきましては会社もまだ公開する段階にありませんので、私たちも正式には伺っておりませんけど、ここでは申し上げることはできないと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先日の話ですと、市が買い取りを決めた段階で鑑定の予算を上げて、土地も含めて、建物含めて鑑定をするという話でしたけども、それで間違いないでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 土地、建物合わせての鑑定をするということでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) そうすると、許可が出せないと思うんです、我々が。大体金額がわからないと、じゃ買い取りますと、じゃ幾らなんですか、今から鑑定しますじゃ、何ぼかわからない、購入する金額がわからないのに我々が判断することはできないと思うんですけども、それについてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) ご指摘のとおりだと思っておりますけど、そういう意味では早く判断をする必要もありましょうし、どれだけ鑑定するとなれば、七、八十万円の経費も発生しますので、これについても今の段階、予算ございませんので、早期に予算のほうを計上していく必要もあると思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 私は、これが先だと思いますよ、議会について話するのに、お金がこれぐらいかかるっていう話をしないと、じゃ果たしてそのお金を市民のために見合うお金なのかっていう判断ができないと思います。 先ほど七、八十万円ぐらいお金がかかるだろうという、部長答弁でしたけども、先日そのお魚センターを公設市場に移すに当たって、ある会社に委託費を出してレイアウト書いていただきましたよね、あれが105万8,000円かかっとるんです。それよりも、私は土地と建物の鑑定評価をまず出すべきだと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) この計画を進めていくためには、土地、建物が鑑定評価はどれぐらい出るかというところがポイントであるとは思っております。 当然会社側の鑑定評価だけを信用するというわけにはいきませんので、市としてもそこら辺の正当性を確認するために、鑑定とりますけど、市といたしましては、会社のほう、取締役2名出しておりますので、そこら辺の会社側がとってる価格も参考にさせていただきながら、今後そういった必要経費の予算等の計上につきましても考えていく必要があろうかと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先ほど105万8,000円かけて改修した場合、3億1,300万円かかると議会で説明がありました。そういった形で、それプラスやはり土地も、建物も含めて幾らかかるんだって話をしないと、僕は話にもならないと思ってますので、そのあたりを早急に私はすべきだと思っております。 それでは、小項目3番、当センターを購入する大義名分はどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) しまねお魚センターの土地、建物の購入に当たっては、一つに公設水産物仲買売り場の機能を移転することで仲買売り場の老朽化の問題を解決すること、もう一つにもともとお魚センターが担ってきた水産都市浜田の顔であり、新鮮な魚をPRする集客施設としてのにぎわいを取り戻し、活性化させることが必要であると考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 今の話ですと、このしまねお魚センターを購入する大義名分というのは、公設市場を移転することと捉えておりますけども、ほかにあそこの土地を、建物を購入する大義名分は考えておられないんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 土地、建物を購入するということでございますが、既に荷捌所につきましてはああして工事が今後急ピッチで進められると思っておりますけど、それにあわせて仲買売り場の衛生面、今十分とは言えない状況にありますけど、それを確保することによって消費者の皆さんに安全・安心して浜田の水産物を買っていただく、そういった環境を整える必要があると思っております。そういう意味では、あそこの今のお魚センターの改修をしてでもあそこへ移るということが必要であろうかと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先ほど最初の市長の答弁で、水産都市の浜田の顔だと思っているという話がありましたけども、あそこの土地を浜田市でコントロールするんだという大義名分はあろうかと思います。今後浜田が水産都市で発展していく上では、あそこの土地はどうしても手放せないと。以前、JTの跡地で浜田市がコントロールしたいということで、浜田市土地開発公社のほうが購入したっていう経緯があるように、あそこの土地は他のものに移っては、浜田の水産都市の顔ができないという私は大義名分があると思うんですけども、そういったことでも私は購入する意味があるんではないかなと考えておりますけど、それについてご所見があれば。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご指摘のように、市といたしましても、あの場所というのは浜田の、水産都市浜田の顔であり、また魚をPRする拠点として重要な役割を担っていると考えておりますので、そこへ仲買が移ると、それからまたあわせて集客できるようなフードコートであったり、それから加工品の物販であったり、そういった市民、あるいは観光客の方が来ていただけるようなそんな施設になることを考えますと、あの場所というのは重要な位置であると考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それでは、小項目4、当センターを購入するか、しないかの判断はいつまでに行われるのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 購入の判断につきましては、条件面での協議が調えば、できるだけ早く示す必要があると考えております。市といたしましては、遅くても8月までには判断し、議会にお諮りしたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) お魚センターを購入してほしいという依頼があったのは、要望があったのが昨年の11月で、結構時間がたってるという認識でいるんですけども、やはり時間がたてばたつほど相手方にとってはマイナスなことが多いんではないかなと思っているんですけども、相手側からいつまでに購入してほしいとかそういった要望があるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 会社からはいつまでにということは聞いておりませんが、仲買の方がそこへ行けるか行けないかというところが重要なポイントとなっておりますので、その判断がつくまでは会社側も今注視していただいてるという状況だと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。
    ◆12番(笹田卓) 購入する判断については、条件面の協議が調えばということなんですけども、その条件面の協議はっていうのは、そのお魚センターの運営会社ではなくて、公設市場のことなんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 条件面っていいますのは、仲買の方が今のお魚センターへ移った場合のレイアウトであったり、いろいろなその費用負担のことについての条件ということでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 関連しますので、次の中項目2番に行きます。 浜田市公設水産物仲買売り場についてでございます。 小項目1、当施設は浜田市に本当に必要な施設なのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) この施設は、生鮮水産物等の取引の適正化と流通の円滑化を図り、もって水産業の発展に資することを目的に、国の補助金を活用して昭和54年に建設されました。競りにかけられた魚を買い受ける仲買人がおられることにより、魚の販路確保や拡大につながっており、重要な役割を担ってもらっております。 また、市内には小規模な仲買事業者が多く、民間での設置が難しいことから、本市での公設となっております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 私も全く同じ考えで、浜田市にとっては、私はこれは必要な施設だと思っておりますし、公共施設再配置計画の中で単独建てかえという方針が出たのもうなずける施設だと思っております。 その中で、ここの施設を今あの区画でやってるんですけども、今後浜田市としては仲買人をその公設市場を増やしていく、公設市場に仲買人を増やしていくという認識はお持ちでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 現在、その施設の中には仲買専門の方が12社入っていただいておりますけど、全体では小売を兼業されてる方、それから加工業さん入れますと、全体で55社が該当されるかと思います。 新たに移る場合、どうかというところでございますが、それぞれで皆さん今活動されておりまして、今のところ現状の皆さんが、全てではありませんが、12社のうち11社が移ってもいいという判断を伺っているところでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 小項目2番、当施設をお魚センターに移転する場合の費用と新築した場合の費用についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) しまねお魚センターへ移転した場合の費用につきましては、土地、建物の取得費を除いた建物改修費は3億1,300万円を見込んでおります。 単独建てかえでの費用につきましては、現在の1階部分と同程度の面積の建物を新築するとした場合、以前は約5億円程度が必要ではないかと申し上げておりましたが、解体工事費や高度な衛生設備、物価上昇分等を加えますと、さらに事業費が上がるのではないかと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先ほど建物改修費は3億1,300万円という答弁でしたけども、この財源は一体どこから出す予定なんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 主には、過疎債を充当するということで考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) この3億1,300万円のレイアウトを先日お示しされて、これですね、見たんですけども、このレイアウトでは現状の仲買人しか入れないようなレイアウトのように感じましたけども、新たに入る余地があるようなレイアウトになってるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) お魚センター、現状の場所には現在考えているものは9事業者、それからそれ以外の方につきましては、別棟で近くに4事業者が入れるような施設を計画しております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 改築した場合は、これぐらいかかるだろうということだと思うんですけども、新築した場合に5億円という話があったんですけども、今の答弁ではもう少しお金がかかるだろうという答弁でしたけども、それが果たして7億円なのか10億円なのか、一体どの辺なんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 現在のところ、基本設計をしているわけでもございません。面積にこれまでの経費、類似な建築建物に単純に掛けて出しているものでございますんで、詳細には計算をしてみないとわかりませんが、先ほど申し上げましたように、荷捌所と同様に、いろいろな工事費が加算されるという状況がございますんで、そこら辺考えると、5億円より上の事業費がかかるんではないかと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先日の勉強会でも局長さんがおっしゃってましたけども、こういう改修が行われたとしても、使いづらい可能性があるということもおっしゃってました。 そういった中で、あそこの建物、土地を購入して、あそこの土地に単独建てかえという考えは、浜田市はお持ちでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) あくまでも今回の考えっていいますか、計画というのは仲買機能をあそこに移す、しかも7年後というんではなくて、早期にそれを急がないといけないということで、お魚センターを移転先ということで考えておりますので、新たに建てるということになりますと、衛生面での対応も遅れてまいりますし、そこら辺を考えますと、あの場所に新たな建設というのは難しいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 今の答弁だと難しい理由には私はならないと思っております。 先ほど3億1,300万円がかかるって言いましたけども、最初に説明しましたとおり、お魚センターは平成4年に建設しとるわけです。そうなると、もう26年経過して、もうすぐ30年耐用年数が来てしまうような形になろうかと思います。公設市場のほうが昭和54年に建設ということで、7年後に建てかえの方針が出とるということなんですけども、私は3億円かけて改修するんであれば、5億円ちょっとかけても新しいものをつくったほうが市としてはかなりメリットがあるんではないか、もしくは市民にとっては使いやすい施設になるんではないかと、この間話を聞いてそういうふうに感じたんですけども、どうでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 建てかえという判断をするんであれば、耐用年数が45年、あと7年かかるわけですけど、そういたしますと、7年構えないと思います、早くても7年ということだと思いますが、荷捌所もああして新しくなり、高度衛生化になります。それに対応するためにも、早いそういった施設を構えることによって消費者の皆さんに安全・安心な魚をお届けできる、そういった環境ができるんではないかと思っておりますので、現時点ではお魚センターへ移転することがより早い対応ではないかと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 私は、だからさっき言いましたように、そんなことはないと思うんです。1回案が出たからには、財政も含めて話をしていただきたいと思います。 お魚センターを買い取ったとしても、市長がさっき言ったように、浜田の水産都市の顔となる施設となるんであれば、別にあそこに公設市場を持っていかなくてもいいと思うんです。フードコートだってあのまま使える可能性だってありますし、1階だってちょっとレイアウトを変えれば、加工品業者さん、もしくは前も言いましたけど、浜田市で頑張ってる一次産業者さんの物産を買えるところにするだとか、そういったことも考えられると思うんです。もうあからさまにあそこの土地を買うと、建物を買う理由は公設市場移転だと決めつけてるからこういうふうに遅くなったり、いい絵が描けなかったりすると私は思ってるんです。1回こういった意見が出て、どっちが正しいのか、どういった施設のほうがいいのかっていう議論をもう一度この一般質問を機に私はやっていただきたいと思うんですけども、市長、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 一つは、時間の問題があろうかと思うんです。議員さん言われますように、ここでもう一回絵を描き直して新たな施設をつくったらどうかと、そうすると、先ほど部長も申し上げておりますけども、時間という問題、今お魚センターのほうから何とか買い取ってくれないかという話を頂戴しております。議員さんから今ありましたように、もう一回検討し直すとなりますと、恐らく1年、2年は少なくともかかるでしょうし。 それから、先ほど部長が言いましたけど、5億円以上はかかるということですけども、恐らく新たな、新たな浜田のお魚センターというか公設市場を場合によっちゃ併設するような新たな施設を検討し、やるとなりますと、かなりの金額が、5億円で済まないと私は思っております。そうすると、そもそもそういったのに、どれぐらいかかるかわかりませんけども、つくるべきかどうかという、またこういった議論もいろいろ行うことになろうと思います。そうしますと、恐らくかなりの時間もかかってきます。 一方では、浜田の顔という施設、残念ながら、今お魚センター、今でもこういった話が出ていることもあるせいかもしれませんけども、お客さんの数が減ってきてるという。何とか早く浜田の顔であるこの施設を活性化したい、そういう中で我々今最善の方法、最善というか、ベストとは言えないかもしれませんけれども、今公設市場のほうには実際に個人の方、あるいは事業者の方、広島の方面からもお魚をお買い求めに来ておられます。この方に移っていただいて、一緒になってお魚センターを施設を使ってやるほうが時間的にも恐らく1年、2年ででき上がるんじゃないかと思っておりますもんですから、そのほうが現時点ではいいんではないかなとは思ってるとこでございます。 したがいまして、議員の言われる趣旨は私も理解はしますけれども、時間との問題、それからお金の問題を考えますと、現時点では最善の方法はお魚センターのほうに移っていただいて早く開設をするということがいいんではないかなと思ってるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 非常に前向きじゃない答弁をいただきましたので、次に行きます。 小項目3、浜田漁港周辺のにぎわいづくりについて。 浜田市基本計画、基本構想などを策定し、浜田市民に理解を求めていくことが必要と考えますが、所見をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 浜田漁港のにぎわいを創出するため、高度衛生管理型荷捌所の完成にあわせ、しまねお魚センターや公設水産物仲買売り場などの関連する施設がそれぞれの役割を担い、十分に機能を発揮できるよう取り組んでいるところであります。 また、浜田港臨港道路福井4号線が開通し、ゆうひパーク浜田との連携も必要になってくると考えております。 議員ご指摘のとおり、浜田漁港周辺のにぎわいづくりにつきましては、市民の皆さんの理解が当然必要であると考えており、今後市民の皆さんに理解を深めていただくためにも、浜田市総合振興計画の後期基本計画の策定に当たって検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先ほど久保田市長は時間がないとおっしゃいましたけども、市長が最初に市長になられたとき、2013年ですか、市長になられて、水産関係者、非常に喜びました。10年で水揚げ100億円目指すんだということを言われて、今まで市長は高度衛生管理型も含めて水産業者のために一生懸命汗をかいてきたと私も認識しております。そういった中で、それプラス先ほど市長が言われたように、浜田の顔となる水産都市の窓口をやはり市長、強力なリーダーシップをとってやっていただきたい、そういうふう考えております。 今の高度衛生管理型荷捌所ができた後にお魚センターの問題が今あろうかと思いますけども、あれをただ単に公設市場を移すだけでは、まだまだ顔になるような施設にならないと思っております。そういった意味でも、こういった高度衛生管理型荷捌所の前に、市長が描いた水産都市浜田の顔となる施設を、今基本構想言いましたけども、総合振興計画の後期計画の見直しの中に取り入れると言いましたけども、早急にそういったことを市民に知らしめて、あそこは私が変えていくんだと、今市長が頑張っておられる水産業者のために、浜田市民のために、あそこは早急にやっていくんだという意思表示が私は必要ではないかなと思っております。市長が就任当時ロードマップ等々、市民にわかりやすいような施策を打ってまいりましたけども、私はもう一つここをやっていただいて、できた暁にはここは久保田市長がつくってくれたんだと、久保田市長が汗かいてやってくれた施設なんだというぐらいの私は構想、基本計画を市長自ら強力なリーダーシップで立てるべきだと思っておりますけども、久保田市長、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) ありがとうございます。 私も、水産都市浜田のこの漁港周辺エリアについての総合的なビジョンといいましょうか、計画、これは必要だろうと思っております。それに向かっていろんなことを高度衛生管理型荷捌所であったり、あるいはお魚センターの活性化であったり、はたまた瀬戸ケ島地区の活用であったり、そういうことをいろいろ構想し、現在動いてるとこでございます。 しかしながら、まだ今申し上げましたものについても、まだ荷捌所については最終的にはまだ金額も決まってない、お魚センターについてもいろいろてこ入れもしてきたんですけども、方針が残念ながら現時点ではまだ決まってない。また、瀬戸ケ島についてもいろいろ活動しております。しかしながら、まだこういったっていう方法は出てきてない。 そういった中にあって、今絵を描きたいのは気持ちはいっぱいでございますけれども、やはり一つ一つある程度ここはこんなふうにできるというめどが立たないと絵も描けないのではないのかなと考えておりまして。 したがって、何とか全体をよくしたいという思いがあって、それぞれについていろんな活動をしております。それがある程度見えてくるのはもう少し時間がかかるのか、それが時期まではっきり言えませんけれども、少なくともあと一、二年ぐらいはかかるかもしれない。そういう中で、ちょうど総合振興計画の後期計画の策定にも、そろそろ視野に入れて準備しないといけないもんですから、その中であわせてお示しをできればなという思ってるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 私も水産関係の人間なので、瀬戸ケ島も含めてそういった市長の言われたことわかりますけども、最初に申し上げたとおり、市長は何も絵も描かずにいきなり100億円目指すんだと、強いリーダーシップで言われたわけですよ、就任当時は。それが今は見えないというか、現実が見えたじゃないですけども、やはり夢を持てるようなことをやっていただきたいと、私は質問させていただいたわけです。 無理から予算が、宮崎部長おられますけど、予算がないからだとかそういう話ではなくて、最初からああいうふうに100億円ということを言われた以上は、もっとやってきていただいてるのは重々わかってるんですけども、もっともっと夢が描けるような水産都市浜田になるように、市長には強力なリーダーシップをとってやっていただきたいというメッセージとして私は言ったつもりなので、なるべく早くあそこの施設を、あそこの周辺施設を浜田市の顔となるように尽力いただけたらと思います。 それでは、次の質問に行きます。 大きい項目2、浜田市民からの意見についてでございます。 中項目1、これは先日柳楽議員からも質問があったんですけども、お伺いいたします。 小学校の登下校についてでございます。 先日、新潟市で小学生が下校途中、命を落とす事件が発生いたしました。浜田市では、登下校でどのような安全対策を講じているのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 登下校における安全対策といたしましては、地域や事業所等の見守り隊や、PTAの皆さんによる見守り活動等が中心となっております。 学校におきましては、浜田市子ども安全センターが実施します防犯教室において、「いかない・のらない」など防犯標語であるイカのおすしについての学習やロールプレーなどを行いながら、児童・生徒自身も自分の身は自分で守るという意識付けを引き続き啓発して取り組んでいるとこでございます。 また、主に交通安全の観点で、浜田市通学路交通安全プログラムを策定し、通学路の安全確保に向けた取り組みも行ってるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 柳楽議員がこれ質問してますんで、違った観点から再質問したいんですけども、私も小学生の子どもがいまして、いろいろ登校時には前に出て子どもの見送りをしてるんですけども、朝大きい声でおはようございますという子もいれば、しんどそうな子どももいながら見ているんですけども、登校時は結構見守り隊の方がおられまして、集団登校ですし、安全のまま登校ができてるんじゃないかなという認識でいるんですけども、下校時ですね、下校時が果たしてどこまで集団下校が徹底されてるのか。見ますと、時間によっては親が迎えに来たりするような学校もありますし、もちろん放課後児童クラブの場合は、保護者さんが迎えに行くことになってますので、迎えに行きますけども、その下校時にどういった学校単位で徹底をされてるのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 見守り隊につきましては、登校時というイメージがあるかもわかりませんけども、下校時におきましても学校と連携をとって、例えば低学年はこの時間に帰りますよという場合に見守りをしていただいてる例もございます。これが全て対応できるかというとそうではないんですけども、そういった形で下校時においても、見守り隊の方も活動していただいてるという状況でございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) あと、先日大阪で大地震がありまして、小さなお子さんが命を落とすということがありましたけども、登校、下校時に今、この間ニュースでもやってましたけども、早急にそういった学校単位、公共施設の単位でそういったことを調べてるということだったんですけども、浜田市は、わかる範囲内でいいんですけども、そういった地震だとか何かの対応でそういったブロック塀が崩れたりだとか、何か崩れたりするような施設はないという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) ブロック塀につきましては、まず市内の幼稚園、小・中学校でブロック塀のまず有無について確認をしております。実際に市内では幼稚園、小学校、中学校全部で六つのところでブロック塀がございました。ただ、これがすぐに耐震化の関係になるかということは、まだ具体的な調査をしないとわかりませんけども、一応検討というんですか、確認はさせていただいてる状況です。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) これ、市の施設ではないので、難しい話になろうかと思いますけども、長浜小学校でいいますと、登校時、下校時に空き家がありまして、崩れそうな家があったりする中で、それを見るたんびに我々危険だなと思うんですけども、市の施設じゃないもので、今空き家対策もされてますけども、そういったところが結構目につくんですけども、そういった対策を今後考えていかれる予定なんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) いわゆる通学路という観点だと思いますけども、当然その辺につきましても、今全部を確認ができてるわけではございませんけども、確認ができたところについては注意喚起をするなどの対応をするということになると思います。 ただ、どうしても生活道路にあるブロック塀というのは個人の所有のものでございますので、この辺については庁舎内といいますか、全庁的にどういうふうな対応ができるかということは検討していく必要があろうかと思います。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 空き家については、空き家の推進対策委員会みたいなんが多分できたと思うんですけども、うちの産業建設委員長が委員になってやってると思うんですけども、そういったところに教育委員会としても、そういった空き家の場合の対策だとか議論してもらう方法があると思うんですけども、それについてご所見があればお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) そうした機会があれば、教育委員会としても伝えたいことは伝えていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それでは、小項目2番、下校時間にウオーキングやペットの散歩などをしている浜田市民の方に見守り隊の腕章をしていただく等、地域で下校時に安全対策をしていただくことが必要だと思いますけども、ご所見をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 具体的な提案、ありがとうございます。 この見守り活動につきましては、あくまでボランティア活動ということでございますので、できることを無理のない範囲でご協力をいただいているものでございます。 ご提案いただいた例を含めまして、地域で安全対策についてどう取り組んでいくのかということを、これからもさまざまなご意見を伺いながら、地域と一緒になって検討したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) これ、市民からの意見ということで、連絡がありました。そういう事件があって、私は犬の散歩をするんだけども、力になりたいということがあって、腕章なり、何かしらそういった方に与えられて、つけていただきながら散歩をしてもらうっていうことは何ぼでも協力していただけるんじゃないかなという意見をお伺いしたので、この質問をさせていただいたんですけども、予算が絡んだり、地域のことになりますと、地域でまちづくり総合交付金なんかで購入してもらうとかいろんな手があると思いますけども、市内の動物病院等々にそういった浜田市がお願いするような腕章を置いてもらっとって、散歩するときにもし必要な方はこれをつけて散歩していただけませんかとか。3時から4時の間に、5時の間に子どもが下校するので、できればこの時間の間にお散歩、犬の散歩、もしくは健康のためのウオーキングなどをしていただくということも私は市としてやっていくべきだと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 具体的な提案、ありがとうございます。 どういった形でできるかということはいろんな考え方もあろうかと思いますけども、できることにつきましては検討して進めていきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それでは、中項目2番の浜田市が保有する絵画、美術品、工芸品について。 小項目1、先日東京大学の食堂に飾られていた価値のある美術品が間違って廃棄されたとの報道がありました。浜田市では、学校の統廃合が進み、使われなくなった校舎に多くの絵画、美術品、工芸品があったと認識していますが、その現状についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 統廃合されました学校が保有しておりました美術品等についてのご質問でございます。 平成23年度に幼稚園、小学校、中学校、それぞれ引き続いて公民館など、市内の公共施設を調査し、平成25年度末には浜田の近・現代美術公共施設における美術品悉皆調査報告書をまとめております。当時の保管、保有状況をまとめておりますけれども、この報告書では市の公共施設の書画、立像などの総点数は525点を調べて把握をいたしております。 その後の状況ですけれども、平成26年8月11日付で教育長名で、教育施設や公民館、あるいは公共施設を所管する部署に対しまして、作品の収蔵場所の移動などがあった場合には報告をいただくよう文書でお願いをいたしております。 これまで各施設から12件の報告をいただいており、変更事項につきましては、文化振興課のほうで記録をいたしております。しかしながら、現時点で十分な把握がなされているのか不確実なところもございます。現状の変更があった場合には報告をいただくように再度徹底をしてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 今各施設から12件の報告があったという答弁でしたけども、その理由はわかればお願いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 12件のうち11件は、学校の統廃合によるものであります。それから、残りの1件は旧浜田の図書館ですね、それが中央図書館になったときに浜田の図書館から中央図書館のほうに移ったというのが1件ありました。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) この質問をするに当たって議事録を掘り返してみたんですけども、平成22年12月に大谷議員がこの絵画やら美術品について質問しておりました。その中で、当時今田部長さんが答弁されておりましたけども、こういった浜田市の保有するこういった美術品について、まだ各支所では把握してないという答弁だったんですけども、現在はどのようになってるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 先ほど言いましたように、平成23年度から3カ年かけて調査をしておりますので、今市の関係の公共施設である全ての美術品等については把握をしてございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それでは、小項目2番、平成25年から平成27年にかけて絵画、美術品、工芸品を浜田市民にもっと知ってもらおうと浜田市世界こども美術館でイベントが開催されていました。それ以降行われているのかどうかと、イベントの集客数、開催経費などを含めた検証結果、効果についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 議員ご指摘のとおり、浜田ゆかりの作品を市民に紹介する展覧会といたしましては、平成25年に「はまだの美術-過去・現在、そして世界へ-」と、展覧会、そして平成26年には「日本の中のはまだの美術」という展覧会、そして平成27年には「浜田の日本画と洋画-浜田高校ゆかりの作家たち-」という展覧会を開催をいたしました。期間中、多くの皆さんにご来館をいただいて、楽しんでいただいたと思っております。 また、平成28年度以降も引き続いてこのような展覧会を開催をいたしておりまして、平成28年には江津市出身で浜田高校を卒業し、二紀会会員でありました佐々木信平先生の「佐々木信平とその仲間たち」という展覧会を開催いたしました。また、平成29年には長らく浜田高校で教鞭をとっておられました名誉市民でもあります山崎修二先生、山崎修二先生と山崎先生に学んだ女流画家たちといったような展覧会を開催をさせていただいておりまして、本年度も現在「はまだの風景画展」を開催中でございます。毎年度、同時期でありますけども、この時期に大体市が保有しております作品を含め、浜田ゆかりの作品を紹介する展覧会を開催をしております。 この展覧会の期間中の入館者でありますけれども、最も多かったのは平成26年の1,998人、少なかったのが平成29年の1,277人となっております。また、開催経費等につきましては、約50万円から130万円といった範囲の中で行っております。 地元出身の作家の作品をあらゆる角度から紹介することで、先ほど答弁いたしましたように、悉皆調査とともに、地元の美術を掘り起こす機会になったと考えております。 今後とも、こうした浜田ゆかりの展覧会を開催を続けてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) すいません、勉強不足でその後も28年度から行われてることを知らなかったもので、本当反省しておりますけども、そういった意味じゃ文化振興課の方々は非常に優秀で頑張っておられるんだなということを思っております。 ただ、平成26年度が1,998人、平成29年度が1,277人と700人もの観覧数が減っているんですけども、それについてどのような検証されてるのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) この美術関係の展覧会ですけども、いろんな展覧会、企画によって皆さん方の好みもありますので、入館者については多少の差異がございます。そういったことで、それだけではなくて、今回言いました展覧会は、多少の期間の長さも違ったりとかそういったものもありましたので、そういったことも影響して差が出ていると思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) そういった展覧会をしてるときに、例えば展覧会に来られた方のアンケートだったり、いろんな意見の集約はされてるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 世界こども美術館のほうでやってる展覧会なんですけども、世界こども美術館のほうでは毎回展覧会ごとに来館者の皆さん方にご意見があれば提出をしていただくということで取りまとめをしとるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。
    ◆12番(笹田卓) これ、浜田市が開催ということで、浜田市の小学校や中学生がこういった展覧会に行くっていうのはなかなかないかもしれませんけども、そういった学生、生徒なんかがこういった展覧会に、観覧に行ってるんでしょうか、行ってれば、その人数がわかればお願いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) すみません、児童・生徒の数というのは今手元に資料がないんですけども、当然土日、放課後、そういったときに行く場合もございますし、実はミュージアムスクールというのがありまして、年間40回から50回ぐらい各小学校ですね、小学校、幼稚園、保育園、そういったものが来て、美術館の中で創作活動をするということと、それから展覧会を観覧すると、そういったような授業がございます。そういった中で、多くの学校も来ておりますので、そういったものも含めますと、相当数の子どもたちはその展覧会を見ているということにはなろうかと思ってます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) そういった授業もやってるということなんですけども、こういう展覧会があったときに、例えば学校でPRをするにしても、無料券なのか割引券なのか、そういったものを小・中の学生に配ってそれをお父さん、お母さん方が見て一緒にその展覧会に行くだとか、そういったことはされてないんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 世界こども美術館の場合、基本的に子どもは無料ということですので、そういった対応をさせていただくということでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先ほど無料っていう話がありましたけども、この展覧会に入るのに小・中学生は100円、高校生は200円と書いてあったのを見たんですけども、それは間違いでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) それは特別なほかの展覧会だと思いますが、違うでしょうか。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先日、平成25年に行われた「はまだの美術-過去・現在、そして世界へ-」と平成26年度のものと平成27年度のもののポスターを拝見することがありました。その中に三つともそのように金額設定をされていたもので、私は小学校もお金かかるんだと認識をしたとこです。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) すいません、それでしたら私のほうの思い違いだと思いますけども、学校利用の場合は当然無料ということになっておりますので、個人で行かれた場合にその金額がかかったということだと思ってます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) そうなると、個人で行ってもらうためにも、そうやってそのPRにもなりますし、そういったことをやったときには、市がやるわけですから、浜田市の小学生、中学生の保護者さんにわかってもらえるような私はそのPRの一つになるとは思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) PRにつきましては、当然展覧会ごとにポスター、チラシをつくります。そういったものも各学校に配布をいたしておりますけども、全生徒分を配布してるってことなかなか難しい面があろうかと思います。 一番のPRになるのは、始まった段階で新聞であるだとか、それからテレビであるだとか、そういったものに取り上げていただく、これが一番の効果の高いPRの方法だろうと思っておりまして、積極的にそういった報道機関へのなるかけ取材の依頼というのはしてるところでございます。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) この質問をするに当たってお伺いしたところ、名前が変わるのでわからないと、その展覧会の名前がおのおの一つ一つ全然違う名前になるじゃないですか、そういった意味でわかりづらいということをお聞きしまして、例えば最初に25年度にやられたはまだの美術の何々何々のサブタイトルだったら、浜田の美術が毎年やっとるんだなという形でわかると思うんですけども、毎年、毎年名前が変わると、果たしてやっとるんだろうかどうなんだろうかということを言われましたので、そういって名前をシリーズ化じゃなくて、一定のものにして、サブタイトルだけ変えて浜田市民にその情報提供するっていうのはいかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) ご提案いただきまして、ありがとうございます。 展覧会ごとにコンセプトを決めて、それに合ったような展覧会の表題、そういうのもつけておりますけども、言われますように、この展覧会はその浜田のゆかりの作家の展覧会だということがわかるような表示の仕方ですね、統一したもの、そういったものについてはまたこども美術館の学芸員等と一緒になって検討してみたいと思います。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 今回、私も今年45歳になるんですけども、最初は絵を見てもはっきり言って何にもわからない、何にも感じなかったんですけども、今45歳になりますと、きれいな絵だなとか、例えばこの議会の中にもすごい大きな波の絵がありますし、すばらしいなって思う年になったんかわかりませんけども、そういうに感じるようになりました。そういった意味では、浜田のいただいた美術品なんかを、浜田市民の財産だと思ってますので、浜田市民がしっかりどういったものがあるのかも含めて、見てさわって感じるってことが今後の文化の教育になろうかと、子どもに対してもそうですし、高齢者含めて浜田市民に対してそういうふうな思いがありますので、そういった質問をさせていただきました。 ○議長(川神裕司) 質問者に申し上げます。1時間経過したので、お知らせをしておきます。 ◆12番(笹田卓) それでは、中項目3、美川地区の人口増加対策についてお伺いいたします。 小項目1、先日美川地区での議会報告会で、人口減少について本気で取り組んでおられることをお伺いいたしました。内田雇用促進住宅を美川地区に貸与してほしいとの要望がありました。内田雇用促進住宅を若者住宅として美川地区で運営したいとの内容でございましたけども、その可能性についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(石田満弘) 雇用促進住宅につきましては、取得時の売買契約において平成33年3月31日までは浜田市地域で働く幅広い所得層の住民に住んでいただく住宅として浜田市が運営することと定めており、現在は指定管理者による管理、運営を行っております。 平成33年度以降につきましては、浜田市公共施設再配置計画において民間譲渡の方針としておりますので、貸与は難しく、住宅を買い取っていただくことでの対応は可能であると考えております。 一方、住宅を管理、運営する場合には、入居者の募集、受け付け、家賃の収納、建物や共同施設の保守管理、維持修繕、苦情対応など多岐にわたる業務がございますので、それらを行う管理体制を美川地区で構築していただく必要があります。 美川地区からは、雇用促進住宅の活用についての提案や要望を直接伺っておりますので、美川地区の人口対策について、引き続き地区の方と協議をしていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 先日、美川で議会報告会をしたときに、私はファシリテーターとしていろいろ話を伺ったんですけども、これが個人一人の意見ではなかったから今回取り上げてみたんですけども、宮崎部長もおられましたけども、誰に話を聞いたところ、真剣にこのことを考えてると、若者が減っているっていうのを考えてるってことで、我々としても何か協力できないかということを感じたところでございますけども。 先ほど現時点で住宅を買い取っていただくことの対応は可能であると考えますというような答弁がありましたけども、美川地区で買うことは可能なんですか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(石田満弘) 売却ということで考えますと、美川地区でその費用を捻出できるということであれば対応は可能だと考えております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) 今指定管理が恐らく32年までですよね、32年までで、33年で民間譲渡という方針だと思うんですけども、ほかの雇用促進住宅を買ったところは、その民間譲渡ってのうまくいってるんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(石田満弘) この雇用促進住宅は平成22年に当時の独立行政法人雇用・能力開発機構、機構と呼ばせていただきますが、そこから購入しております。どこも大体、どの市もほぼ同じ時期に購入しておりますので、先ほども申し上げましたように、購入して10年間は転売できないという縛りがございますので、他の自治体において売却をしてるという事例は今のところ聞いてはおりません。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) ちょっと心配になったんですけども、私の友人も雇用促進住宅住んでるんですけども、その全ての方が32年までにその雇用促進住宅としての役目を終えるということはご存じなんでしょうか。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(石田満弘) 実際に入居されている方に、33年3月31日までに出ていってくださいということは言っておりません。当然雇用促進住宅としての役割もありますので、それ以降も当然住んでいただけるような対応を考えないといけないとは思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) それなら、先ほど民間譲渡の方針ということがありましたけども、こんだけ美川地区の人が本気で考えているんであれば、譲渡をせずに、浜田市がしっかり考えて、美川地区で管理、運営してもらう方法を考えてあげて、あっこの真剣になっとる方々の地域を活性化させるのが私は浜田市の役目だと思うんですけども、ご所見があればお伺いします。 ○議長(川神裕司) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(石田満弘) ご指摘のご意見、よく理解しているつもりでございます。 ただ、市が施設をそういうふうにいつまでも持っているよりも、民間においてアパート経営といいますか、そういう経営ができる人がいるんであれば、民間への譲渡というのは当然市としては考えていかなければいけないというご意見もあろうかと思います。 今後のどういうふうにするかということについては、美川地区からもご相談はいただいておりますので、市としてどういう対応ができるか、若者住宅で対応するとかそういうご意見もいただいておりますので、一緒になって考えていきたいと思っております。 ただ、先ほども申し上げましたけども、アパートというか、こういう住宅を管理する、運営するということに対しての非常な労力といいますか、そういうノウハウも必要ですし、大変な作業であるということは地域の方々には十分理解していただきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 笹田議員。 ◆12番(笹田卓) ちょっと前向きな答弁、聞こえたんですけども、だからこそしっかり話を聞いて、それができるようにいろいろ親身になって、そこの地区の方々のために汗をかくのも私は必要ではないかなと思います。それでだめだった場合には考えたらいいことであって、本気で考えとる地区ってのはなかなかないので、ああいった地区を大切にして、前向きにこういう地区が発展していく施策を私は打って、市民に喜ばれるような雇用促進住宅の使い方にしていただきたいなと思います。 これで質問を終わります。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開を午後1時15分といたします。            午後0時11分 休憩            午後1時12分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。4番村武まゆみ議員。            〔4番 村武まゆみ議員 質問席〕 ◆4番(村武まゆみ) 4番、会派未来、村武まゆみでございます。 昨日の同僚議員の一般質問の中にございました外ノ浦の日本遺産のことでございますが、今朝ほど私も近くにございます外ノ浦のほうに行ってまいりました。昨日大変美しい写真を見させていただきましたので、あの景色が見えるかなと思って行ったんですが、今日は残念ながら曇り空でして、それほどきれいではございませんでしたが、大変穏やかな海でございました。そこで、私発声練習をしてまいりまして、こちらに参りました。市民の皆様、そして私の心の声を皆様に届けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 大項目1点目、子ども・子育て支援についてでございます。 先日、大変ショッキングな事件の報道がありました。東京目黒区で5歳の女の子が両親から虐待をされ、死亡した事件でございます。私もそうでしたが、多くの方が涙を流し、胸が引き裂かれる思いだったと思います。犠牲になった女の子のご冥福を祈ります。この事件を聞きまして、もちろん虐待をした両親の罪は重いです。しかし、二度とこのような事件が起きないよう、行政や各関係機関、そして私たちも真剣に考えていかなければならない、それが私たちの責任だと感じました。 それでは、質問に入ります。 中項目1として、児童虐待防止についての小項目1点目、現在の浜田市においての児童虐待に関する相談件数とその実態把握をどのように実施しているのか、現状を伺います。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 最初に、私のほうから申し上げさせていただきます。 この度、大変痛ましい幼児の虐待によります死亡事件が報道されました。5歳の女の子がノートに書き残した言葉を聞いたとき、やりきれない気持ちに胸が詰まったところでございます。お願い、許してと訴える女の子の叫びに対して誰も助けることができなかったんだろうか、悔やんでも悔やみ切れない事件であったと、このように感じてるとこでございます。ご冥福を心からお祈りいたしますとともに、彼女が尊い命をもって私たち大人に警鐘を鳴らしてくれたことを重く受けうめて、このような悲しい事件が二度と起こらないように、本市におきましても関係機関等との連携をしっかりとって対応してまいりたいと、このように考えております。 ご質問につきましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 相談件数等の状況でございますが、浜田市において、平成29年度に新たに受け付けた児童虐待の相談件数は22件であります。内訳は、身体的虐待が9件、心理的虐待が9件、ネグレクトが4件となっております。こうした実態は、児童相談所、保育所、警察署、学校など関係機関からの情報や近隣住民からの心配の声、家族からの相談により把握をしてるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 浜田市における児童虐待に関する相談件数が、平成29年度22件ということで、人口比率を計算いたしますと、約0.04%になりました。平成28年度でございますが、島根県内の件数が326件、人口比率にしますと、0.047%になりまして、また松江市の状況を見ますと、127件、0.063%でございました。島根県内、松江市と比較をいたしますと、若干浜田市は低いようでございます。 先ほど件数の把握は各関係機関からの情報や近隣住民の声や家族の相談などからということでございましたが、相談件数22件がどこからの情報提供なのか、内訳をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 児童相談所からが8件、それから警察署から4件、学校も4件、それから保育所からが3件、家族からが2件、近隣住民からが1件、こういう状況でございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) わかりました。 それでは、小項目の2点目、現在の浜田市においての虐待防止の体制と機能効果についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 浜田市では、全ての乳児の家庭を訪問し、子育ての孤立化を防ぐことで虐待の防止を図っております。また、市内の全保育所、幼稚園を対象に巡回訪問を実施し、施設内での見守りの必要性についての普及啓発や、虐待発生のリスクが高い家庭の把握と子どもの状況確認を行うことで、早い段階での気づきにつながり、虐待の未然防止に効果を発揮しております。 さらに、児童相談所、警察署、保健所等の機関で構成する要保護児童対策地域協議会の実務者会議を月1回開催し、実際に児童虐待が発生したケースなどの情報の共有や支援方針の決定などを行い、要保護児童等に対する継続的な見守り活動や、必要に応じて個別のケース会議を開いております。 このように、日ごろから不測の事態に備えた連携体制を構築することで、緊急性の高い状況下でも、各関係機関がそれぞれの役割を発揮し、対応することができておるというふうに感じております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 各関係機関が月に1度の実務者会議を開催し、体制が整っているということを聞きまして、安心をいたしました。 しかし、体制が整っていても、実際の虐待の防止や支援にはつながらないと意味がありません。今回の事件も、児童相談所は把握はしていて、訪問はしていたけれども、親が拒否をし、それ以上踏み込んでいかなかったため起こった事件だと認識しています。把握はしていたけども、起こってしまった、そういったことがないよう、浜田市としても各機関と連携をしてしっかり取り組んでいただきたいと思います。 それでは、3点目でございます。 虐待防止を社会全体で取り組む必要があると強く感じます。浜田市でも子ども虐待防止対応マニュアルを作成していますが、それをどのように周知されているか、伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 子ども虐待防止対応マニュアルは、平成22年度に作成しておりまして、各学校への配布や浜田市のホームページへの掲載により周知を図っております。 子ども虐待防止には、議員ご指摘のとおり、地域での見守りが大変重要となりますので、適宜マニュアルの見直しを行いながら、今後もさまざまな場面で周知を図りまして、虐待に関する問題認識を共有していきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 浜田市の子ども虐待防止対応マニュアル、確かにホームページのほうにございました。見てみますと、51ページにもわたりまして、多分私が議員でなければ読んでなかったのではないかなと思います。関係者の方はこれでよかったのかもしれませんけれども、先ほど児童虐待の相談が近所からの声もあったって言われました。社会全体で取り組む必要があると思いますので、そのためにはより多くの方に知っていただくことも必要だと思います。 富山県富山市では早期発見、早期対応ができるように、保育所、幼稚園用、小・中学校用、そして関係機関用といった3種類のそれぞれの場面での気づきから支援までのポイントを上げ、そしてイラストも入っていてとてもわかりやすいパンフレット形式のマニュアルを作成されています。浜田市においても、ぜひこのように各機関、そして市民にわかりやすいマニュアルもつくっていただければと思いますが、ご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 議員のご指摘のとおり、ページが多ければなかなか見る気にならないってのは本当そのとおりだと思います。よりわかりやすくて、より見やすいものをできるだけ作成して、皆さんに周知をしていきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) それでは、中項目2として、子育て支援センター整備について、入ります。 小項目1点目として、これまで5回の子育て支援センター建設検討委員会が実施されまして、先日の福祉環境調査会でも現在の進捗状況についての説明がございました。その後、進展しているものがあれば、それも含め、現在の進捗状況について伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 子育て支援センター建設検討委員会は、これまで県内の類似施設の視察を含めまして、5回開催し、現在は浜田市子育て支援センター基本構想(案)を審議していただいております。 構想案の中身としましては、今までの検討委員会や市議会の皆さんとの意見交換会などでいただいた意見、あわせて未就学児童の保護者を対象に実施したアンケート調査の結果をもとに、施設の基本方針や活動内容、必要な設備など、主に機能面をまとめたものとなっております。 5月25日の福祉環境調査会以降、検討委員会を開催しておりませんが、7月末をめどに、この基本構想(案)を検討委員会においてまとめていただく予定としております。 建設場所については、この基本構想(案)の提案をいただいた後に、別途検討する予定としております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 6回目の建設検討委員会が多分明日の夜開催されるのではないかなと聞いております。私も傍聴に行きたいと思っております。 それでは、続いて2点目です。 先ほどの中項目1で取り上げました児童虐待についても、子育て支援センターの役割は大きいと考えています。そのためには子育てをしている方々が行きやすい環境づくりが必須であると考えますが、それについての方策を伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 子育て支援センターでは、子どもの発育相談や保護者の精神面のケアなどを行い、保護者の育児全般に対する不安の軽減を図っており、議員がおっしゃるとおり、児童虐待の防止に対する役割は非常に大きいものがあると考えております。 今後、一層多くの方に利用していただくためには、気軽に立ち寄れる雰囲気づくり、あるいはリラックスできる空間づくりが必要であると考えております。 また、開所日の見直しや機能面の強化を図るなど、支援センターの整備に当たっては、児童虐待を未然に防ぐ重要な役割を担っていることを視野に入れまして、検討を進めてまいります。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 今、気軽に立ち寄れる雰囲気づくりやリラックスできる空間づくりが必要って言っていただきましたが、本当にそのとおりだと思います。子育てをする親にとって、子育て支援センターは子育ての相談に乗ってほしいときとか、特別な用事がなくっても時間ができたとき、お母さんが仕事や用事があって、お父さんだけが子どもと一緒に時間を過ごすことになったときなど、行ってみようと思ってもらえる心のよりどころの役割を担ってもらいたいと思います。そういった役割が余裕のある子育て支援につながり、若い人が浜田市で子どもを育てたいと思う気持ち、そして浜田の未来に向けての子どもの育ちにつながると考えます。 先ほど場所についてはこれからと言われましたけれども、建設される場所についてでもございますが、便利さなども考えますと、誰かが便利になると誰かが便利でなくなるわけです。できれば、誰もが行きやすい場所がいいかなと思いますけれども、子育て世代からの話を聞きますと、多くの方が場所ではなく、やはり内容だと言っておられます。 今までの議会でも先輩議員が木育のことを提案されています。つい先日、6月18日月曜日に白砂公民館の主催で三隅の子育て支援センターおひさまにおきまして、木育の権威であります島根大学名誉教授の山下晃功先生の木のぬくもりでつながるという講演会がありました。私は議会がありまして、話を聞くことができませんでしたが、参加された親子連れの方から、木のおもちゃや自然などが本当に子育てにおいては大切だということがわかったと感想があったと聞きました。この山下先生は、東京おもちゃ美術館ともとても深いつながりを持っておられまして、全国的にも木育の分野では大変著名な先生でございます。自分で力になることがあれば、ぜひ浜田市にも協力したいということも言われております。浜田市に木と触れ合う施設があれば、子育て世代の親も子もとてもうれしいと思います。 今回の一般質問にも、何度か出ておりますけれども、森林環境税は森林環境教育にも使えるということでした。森林環境税の一部を木育に使っていただき、浜田らしさを取り入れた子育て支援センターにしていただきたいと思います。木育についてご所見を伺いたいと思います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 木育ということですが、私も議員から紹介いただいた長門市のおもちゃ美術館ですか、行ってまいりました。言われたとおり、本当木を使ってありまして、木の卵ですか、そういったもんもありまして、環境的にすごくいいなと思いながら見たところです。ただ、観光地にありますので、場所的にどうなんだろうかなとふと思いながら見てきたとこです。 ただ、議員さん言われるように、木のぬくもりっていうのは心が安らぐといいますか、そういったところもたくさんあろうかと思いますので、木育についてまた検討委員さんの皆さんからも可能ならば意見をもらったりして、しっかりと検討してまいりたいと思います。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 長門のおもちゃ美術館に行っていただいたということで、ありがとうございました。長門のおもちゃ美術館では、地域の方と一緒に木の卵をつくったりとかされまして、地域全体を巻き込んでの美術館となっているところもすばらしいなと感じました。 恐らく今までの建設検討委員会でも出ていると思うんですけれども、誰のための支援センターかというところをまず第一に考えていただきまして、浜田にある豊かな自然、地域や大学生、市内の既存の施設等、さまざまな力を結集しまして、子育て世代や子どものために必要な子育てセンター、支援センターを望みます。 それでは、次の大項目2の学校経営についての中項目、小・中学校の課題への取り組みについて質問をいたします。 1点目、各小・中学校においてそれぞれ課題があると思いますが、最近では小・中学校でのPTA総会や学級懇談会、講演会などの保護者の参加が少ないと聞きます。最近の状況をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 市内小・中学校における保護者のPTA総会等への参加状況につきましては、学校の規模により異なっている状況がございます。小さい規模の学校では、ほとんどの保護者が参加される傾向にありますけども、大きい規模の学校ではPTA総会や授業公開への参加は6割から7割程度、また学級懇談会や講演会になりますと、3割から4割程度ではないかと伺っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 私が聞いたところでは、授業参観はしても、その後の学級懇談への参加をされる方っていうのがぐっと減りまして、学級やクラスによっては二、三人のときもあったと聞いたことがあります。 先ほどお聞きしました数字によると、少しは改善されたのかもしれませんが、まだまだPTAの関心度が低く、学校の大きな課題だと感じます。 それでは、2点目、先ほどの課題、そしてそれ以外にも昨日の先輩議員からもありましたいじめの問題など、各学校においてさまざまな課題があると思います。その課題を学校内でどのように共有し、解決に向けて取り組んでいるのかをお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 学校経営につきましては、毎年年度初めに校長が各学校における学校教育方針や学校教育目標を立て、それを実現するための方策を立てております。また、各学校における課題についても、この方針や目標とあわせて、校内会議において教頭を初め、校内の教職員全体で共有し、一丸となって円滑な学校経営につなげるよう取り組んでおります。 各学校では、学級経営、特別支援教育、生徒指導、学力向上などを初め、個々の児童・生徒に関する課題が数多くございます。まずは、職員会議等により、学校内での情報共有を図って対応しており、必要に応じて教育委員会を初めとする行政機関や関係機関とも連携してるとこでございます。教育委員会といたしましても、今後も各学校と密に連携をとり、指導主事を派遣するなどの支援を行いながら、課題解決に向けて取り組んでまいります。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 学校も先生方も日々一生懸命取り組んでおられると思います。しかし、今の現状としまして今までと同じように課題に取り組んでいても、授業中、児童・生徒の態度がよくない学校ですとか、学力が低い児童・生徒が増えているように感じます。私は機会がありましたら学校へ行きまして授業態度など、子どもたちの様子を見る機会を設けております。そのときに、もしかしたら生徒も先生、学校もどうしていいのかがわからないと感じているのではないかと私が感じました。今社会の急速な変化に伴って子どもや家庭も変化しております。それによって今まで学校や教職員が対応できていたことも対応できなくなっていたり、今までの知識だけでは立ち向かえてなくなっているのなら、それを解決していかなければならないと思います。そして、何より大切なのは、教育委員会、学校、教職員、保護者、地域がいま一度今の課題について真剣に向き合うべきなのではないかと思います。 横浜市立さわの里小学校では、学校の課題とその原因を的確に分析し、学校経営方針を策定し、こんな学校にしたいと子どもたちの声や教職員の願いも反映させ、具体的な取り組みを初め、教職員、保護者、子どもが変わり、学力も向上し、成長を実感できる学校になったという記事を教育新聞で読みました。浜田市の子どもたちの未来のためにも、教育委員会も含め、大人たちが変わらなければならない時期に来ているのではないかと思いますが、ご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 議員ご指摘のとおりだと考えております。やはり今までもそうですけども、これからも学校は地域の中にあるということを含めまして、地域全体で子どもを育てていくといったことを進めていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) なかなか難しい問題だと思いますけれども、できない理由を探すのではなく、前を向ききちんと向き合う教育をしていただきたいと思います。 それでは、大項目3としまして、公民館とまちづくりについて。 中項目、まちづくりにおいての公民館の役割についてでございます。 私は、3月議会におきましてまちづくりの視点で公民館との連携について質問をいたしましたが、今回は公民館の視点でまちづくりについての質問をいたします。 1点目としまして、まちづくりにおいて公民館ができることについてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 平成25年11月の社会教育委員の会からの提言にもありますように、公民館はまちづくりの支援を担う、そういった機能も持ち合わせていると思っております。 現在、公民館では地域課題解決に向けた講座の企画や会合などを通しまして、住民の方々が地域の将来について話し合う機会をつくるなどの事業を行っております。また、地域にある各種団体をつなぎ、その団体活動を地域に生かし輪を広げたりする取り組み、そういったものも行っているところであります。 さらに、地域の学校支援には、地域の学校支援にとどまらず、学校と地域のパートナーシップに基づく双方向の連携、それから協働へ発展する取り組みについても公民館がコーディネート役をしておりまして、その一翼を担って取り組んでいるということが言えるかと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) まちづくりを進めるに当たりまして、地域課題解決に向けた講座などを通して、住民が話し合う機会をつくる事業は大切な公民館の役割だと思います。 そこで、お聞きしますが、具体的に公民館が行ってきた事業で、まちづくりにつながった事業があれば教えてください。
    ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 具体的な取り組みをということでございます。 多くの公民館がまちづくりの推進委員会と協力しながらさまざまな、たくさんの事業は行っております。その中で何点か申し上げますと、雲城公民館、この公民館が雲城のまちづくり委員会と共同事業ということで、環境保全それから地域資源を活用したハッチョウトンボですね、ハッチョウトンボを通じながら持続可能な開発のための教育活動、そういったものを展開をしてきたという例もございますし、長浜公民館と長浜地区のまちづくり協議会におきましては協働いたしまして、熱田と長浜の歴史郷土かるたといったようなものもつくり上げて、まちづくりに寄与されてるといったような例もございます。 また、相手方が公民館と地区まちづくり協議会というんではないんですけれども、地域づくりといたしまして、県の地域課題解決型の公民館支援事業を導入した国府公民館におきましては、公民館利用団体、それから地域の方々を集めまして、将来の国府について語り合う、そういった会議の場、そういったものも設定をされたといったような例もございます。 さらに、各地域では、地域の再発見それから健康増進、それから防災に鑑みたウオークラリーですね、そういったものも開催をされているとお聞きをいたしておりまして、地域住民主体の活動をまずは公民館が仕掛けをして、そしてサポート、支援しながらまちづくりにつなげていくという活動はいろんな地域で行われていると思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 公民館が仕掛けをして進めていくということで、最近の話なんですけれども、浜田公民館が、私の地元なんですけれども、殿町の行政連絡員さんたちに声をかけまして集まる場を設定をしましたら、行政連絡員さんたちからとても活発な意見がたくさん出まして、殿町のまちづくり組織に向けて前向きな話になったと聞いております。浜田公民館の館内は、町内会の存続も危うい町内もありましたし、また細かい町内もたくさんありますので、まちづくりに向けて公民館の役割というところで、浜田公民館の職員の方はとても悩んでおられたということを知っていましたので、この話を聞きまして、本当に頑張ったねって話をしました。もちろんこの話し合いにまちづくりのまちづくり推進課の方も来ていただいて指導をしていただいておりますが、浜田自治区以外の方はそういったものは珍しくもないと言われるかもしれませんけれども、浜田自治区におきましてはここまで来るのに本当に大変で、意識して日ごろの公民館活動や人のつながりをつくる事業をしていなければできないことだと思います。こういったことがまちづくりにおいての公民館の役割なんではないかなと感じております。 それでは、小項目2点目でございます。 浜田自治区以外は、公民館がまちづくり組織の事務局になるなど、既にまちづくりとは連携して取り組んでおりますが、まちづくりと公民館についての関係の現状をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 公民館と地区まちづくり委員会との関係につきましては、おのおのの公民館によって、当然ですが、差異がございます。具体的には、公民館が地区まちづくり委員会の事務局を担っているところ、それから会計のみを公民館が担当しているところ、またまちづくり組織の一員として事業実施に参画しているところと、そういったような三つの形があろうかと思っております。 なお、議員ご指摘のとおり、浜田自治区においては、大麻公民館がまちづくり委員会の事務局を担っておりますけれども、それ以外の公民館では事務局等の役割、そういったものは担当してないといったような状況でございます。 また、金城、旭、弥栄、三隅の各自治区であります公民館におきましては、公民館事業とまちづくり事業を共催して実施をしているところが大変多いと認識をいたしております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 公民館事業とまちづくり事業を共催して実施しているところが多いということで、そういったところはいいと思うんですけれども、まちづくり委員会の事務局や会計などを担っている公民館職員の負担が心配されるところではあります。 それでは、3点目、まちづくりと公民館のかかわりは今後も進めていく必要があると感じますが、教育委員会の今後の構想について伺います。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 浜田市の公民館は、まちづくりに資するひとづくりを行うとともに、もう一歩踏み込んでまちづくりを推進する公民館でありたいと思っているとこであります。 なお、実際にまちづくりを実践するのは地域住民の皆さんですので、公民館はまちづくり組織の役員の皆さんと一緒になってコーディネート役に徹するということになろうかと思っております。 また、施設といたしましても、公民館はまさに地域の拠点であります。地域の拠点として従来の公民館活動を推進するとともに、地域住民の皆さんと一緒になって地域課題に取り組むなど、まちづくりを推進する公民館のあり方をさらに検討していきたいと思っております。 なお、今後公民館が人材育成とまちづくりの両方の役割を担っていくためには、業務内容やその体制、また職員の処遇等について十分に検討する必要があると考えておりまして、今後関係部署との協議を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 私は元公民館職員でもありますし、社会教育のほうを勉強した者でございます。浜田市の公民館は今後、先ほど教育長が言われましたような公民館をぜひ目指していっていただきたいと思います。 市長が目指しております元気な浜田をつくるためには、やはり人づくりが必須でございます。各地域のまちづくりが推進されると、浜田市全体の元気にもつながると思っています。5月に開催をいたしました議会報告会におきましても、複数の地域からまちづくりをどんなふうに進めていけばいいのかわからないという意見がありました。わからなければ学ぶことが必要になります。そこも公民館が力を発揮するところだと思います。 私が公民館を離れ、感じたことは、公民館の成果はすぐには出にくいのですが、成果を出すことを意識することは必要だと思います。公民館職員として常にアンテナを張り、地域住民とのつながりをつくり、地域に提案できる資質を向上する必要も強く感じております。そして、先ほどの教育長の答弁にありましたように、公民館職員が力を発揮するためには、公民館の業務内容や職員の処遇等、公民館のあり方を検討していく必要もあると思います。ぜひ地域の拠点の公民館の力を発揮していただけるよう頑張っていただきたいと思います。 それでは、大項目4の介護予防・生活支援総合事業についてでございます。 中項目、介護予防についての1点目、介護予防の取り組みについて、5月下旬の福祉環境調査会でいただいた資料に、平成30年度から住民主体の通いの場の充実を推進するということでしたが、住民主体の通いの場と今まで実施してきたサロンとの違いと具体的な推進の仕方を伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) まず、通いの場というのは、サロンといった高齢者の集まる場を総称しているものでございまして、両者に特別な違いがあるわけではございません。 サロンなどの通いの場の充実といたしましては、日常生活圏域7カ所にそれぞれ配置されている生活支援コーディネーターと連携し、サロン空白地域の解消を目指し、新たなサロンなどの立ち上げに取り組んでおります。 また、既存のサロンなどへにつきましては、保健師等の専門職を派遣するなどしまして、運営の支援をしておるところでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 先ほど答弁で通いの場とサロンとの違いというのは特別にあるわけではないということを言われたんですが、ではなぜ平成30年度から通いの場を推進するということになったのかわかりません。もう一度通いの場についてご説明をお願いいたします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) サロンっていうのがまずいろんな目的のもとで高齢者の方が集まる場所だと思っております。通いの場というのは、こうした集まりのところで介護予防につながるような運動とか体操をしていただく意味を含めておりまして、実は平成27年度から国のほうがこういった通いの場という言葉を使い始めておりまして、意味で申しますと、先ほど申しましたように、介護予防をやっていただくという意味を込めて使っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 私が厚生労働省の資料を読んでみたんですけれども、通いの場というのはただ集まるだけではなく、決まった運動を約週に1回程度、これを継続して行う、こういったことが通いの場というふうに出ていました。 浜田市におきましては、高齢者が集まるサロンをまずきちんとしておいて、そこから運動や体操を継続していくっていうことを考えておられるのではないかなと思いますけれども、そういったことでしょうか。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 議員のおっしゃるとおりでございまして、まずサロンというのができて、その次に継続的な運動を実施できるようになればと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) それでは、住民主体の通いの場ということで、住民主体という言葉がついておりますけれども、この住民主体で進めるためには住民の人材育成が必要であると思います。 昨年実施されました介護予防に関するボランティアの人材育成の研修会は、食生活改善委員さんなどを対象にしたということでしたが、どのような内容だったのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 市主催による育成研修につきましては、ボランティア活動を行っている食生活改善推進員さん、それから保健委員さん、すこやか員さんの方々を対象に行っております。 食生活改善推進員の方には、介護予防研修として、保健師、栄養士により、高齢者の体の変化と食事について知識を深め、介護予防の実践能力を養成するため、骨や関節等の運動器の機能を維持するためのロコモ予防についての講義と高齢期の食事について調理実習を行いまして、開催回数は各自治区1回ずつで、5回ほど開催しております。 保健委員の皆さんには、認知症サポーター養成講座、益田市の健康づくりの活動を視察研修、それから活動の交流、コミュニケーションについての講演会をそれぞれ1回ずつ行っております。 また、すこやか員さんにつきましては、保健委員さんと合同で家庭でできる軽運動、骨粗鬆症予防として講義と調理実習を行っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 今の答弁を聞きますと、これまでに実際に活動を行っているボランティアの方を中心に研修をしているように感じました。実際にこの受講者の中から新たな介護予防活動につながったのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 具体的に何人の方がというところまではつかんではおりませんけども、先ほどの研修を受けていただいた方の中には、各地域のサロンのリーダーをやっていただいてる方もたくさんいらっしゃいますので、こうした研修の内容がそういった各地域のサロン等で生かしていただいてるものと思っております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 新たな人材育成というよりも、かかわっている方をスキルアップしていくという研修だったと思います。研修が住民主体のサロンとか通いの場につながるように、今後も人材育成に力を入れていただきたいと思います。 それでは、3点目、介護予防の充実において専門的技術の提供とありますが、具体的にどのような専門的な技術なのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 保健師や作業療法士などの専門職が高齢者の身体や認知機能の状況などを考慮し、本人に適した運動方法、体の使い方や生活の仕方などを指導しております。こうした指導は、職員がサロンなどに出向いて行いますけれども、あわせて血圧、体組成、骨密度測定等、各種の健康チェックをしております。また、その結果に基づいた健康相談、あるいは保建指導、講話などを通じて介護予防に関する知識の普及啓発、介護予防体操の指導などを行いまして、市民がみずから主体的に介護予防に取り組んでいただけるように支援をしとるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 保健師や作業療法士が実際にサロンに出向いておられるということですが、年に何回ぐらい出向いておられるのでしょうか。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 介護予防教室等で、平成29年度で申しますと、全体で571回ほど出かけております。サロン単位でいろいろ要望をいただいたところに行っておりますけども、なかなか要望が多くて、基本原則としては一応年1回程度ということで、条件をつけさせていただいております。これは、先ほど申しましたように要望が多くて、できるだけたくさんのサロンに行きたいという思いがありまして、こういうことにしております。全部で571回ということでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 要望が多いということで、そこになかなか対応できないということなんですけれども、そうであれば専門職の人数を増やすとか、そういったことも考えていっていただかないといけないかなと思います。 それでは、4点目、地域におけるサロン等で参加されない方もおられると思います。サロン等に参加されない独居、高齢者世帯、認知、閉じこもり高齢者などの把握訪問などはどのようにされているのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 介護認定申請を行ったものの非該当となった方、あるいは要支援認定があってもサービスを利用しておられない方、予防事業を利用されなくなった方、そのほかのいろんな調査、あるいは地域のほうからいろいろ教えていただいたりして、生活機能低下が確認される方など、フォローが必要な方に対しましてそれぞれの状況に応じて3カ月、6カ月、あるいは年1回の頻度で保健師、看護師が訪問をしております。本人や家族に聞き取りをしながら、生活状況や認知度などを確認し、必要に応じて介護認定申請や生活支援サービスの利用につなげておるところでございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) フォローが必要な方を訪問しておられるということですけれども、年間何人ぐらい訪問されているのでしょうか。また、そこから介護認定申請や生活支援サービス利用につながったのはどれぐらいなのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 平成29年度で申しますと、延べになりますけども、1,052人のところをお邪魔させていただいております。 それと、申請や利用につながった人数ということだったと思いますが、余り具体的な数字は持ってないんですが、例えば認知症とか鬱のおそれがあるということで訪問させていただいた、これは浜田自治区の話ですけども、105人の方、訪問させていただいておりますが、そのうち46人程度を引き続きフォローが必要だということで継続をしておるとこでございます。 そのほかの認定を受けてはおられますが、サービスを利用されてない方が22人、これも浜田自治区ですが、22人ほどいらっしゃいますけども、この中で2人の方が実際の福祉サービスの利用につながったという状況でございます。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 特にサロン等に出かけられない方というのが心配でございます。訪問して認定申請等につながった実数などはしっかり集計をする必要があるのではないかなと感じております。 今回、介護予防の質問をしながら、住民主体の介護予防を進めるのであれば、人材育成など、介護予防を地域課題として捉えている地域や公民館などと連携して進めていく必要があるのではないかなと感じました。福祉は福祉だけで動くのではなく、介護予防はまちづくりでも課題になっているところもあると思います。いろいろなところが別々に動いているように見えます。動きが別でも市民は同じでございますので、行政内で連携をして進めることが必要なのではないかなと思います。 また、東広島在住の私の知ってる方なんですけれども、浜田市出身の作業療法士さんから聞いたんですけれども、東広島では官民が一体となって介護予防に取り組んでいるということで、かなり活発な活動をされていることを聞きました。そういった官民が一体となって進めていくということも今後考えていただきたいなと思います。 それでは、最後の質問でございます。 大項目5、防災の取り組みについてです。 避難訓練が行われたことや豪雨災害など、心配される季節となりまして、本議会の一般質問でも防災について幾つか出ておりますが、私は避難所について質問をいたします。 1点目の質問、昨年7月の豪雨災害の際に三隅中央会館に避難された住民が自分で非常食を持ち込んだけれど、調理器具がなく、大変不便だったという話を聞きました。三隅中央会館は指定避難所になっておりまして、かつ初動開所避難所にもなっております。現在の指定避難所は学校や公民館等が多く、調理器具などの設備があるところが多いのですが、初動開所避難所の三隅中央会館と松原町の健康増進センターには設備がないと思います。災害時、すぐに避難所に調理器具などを送ることができない場合も想定をされます。せめて初動開所避難所には簡易的なものでもよいので、お湯を沸かしたりできる調理器具などを設置したほうがよいのではないかと考えますが、ご所見を伺います。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(砂川明) 浜田市の指定避難所のうち、いち早く避難所開設ができるよう、近隣在住の市職員が鍵を管理している避難所を初動開所避難所といたしております。これらは公共施設を中心に指定しており、できるだけ調理設備を備えた施設を指定しておりますが、議員ご指摘のとおり、調理設備がない施設も一部ございます。これらにつきましては、施設の改修が困難なこともありますので、今議員からご提案をいただきました簡易調理器具の設置や、またこれらの近隣のそういう設備がある施設の利用など、検討しながら改善に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) ひとり暮らしの高齢者などは、この梅雨時分になりますと、本当少しでも大雨になると、夜も心配で眠れないという方がたくさんおられます。少しでも安心感を持っていただくためにも、簡易的なものでもよいので常備していただけるよう検討をお願いいたします。 2点目でございます。 先日も避難訓練を実施されましたが、避難所の開設運営訓練の一つに避難所運営ゲームというものがあります。住民が避難所のことについて考えるのにはとてもよいツールだと思います。浜田市にも安全安心推進課に避難所運営ゲームカードがあり、先日の6月3日の避難訓練の際に金城において実施されたと聞きました。このゲームについて今まで余り聞いたことがない方も多いと思います。実施状況についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 総務部長。 ◎総務部長(砂川明) 避難所運営ゲームは、平成19年に静岡県が作成した防災ゲームでございます。仮想の避難所に避難者を収容する状況を設定し、避難者の配置や支援物資の分配など、避難所での配慮すべき点をグループ討議しながら学習するボードゲームでございます。 浜田市では、このゲームを防災出前講座の一つのメニューとして行っており、金城自治区の雲城、波佐地区、それから浜田自治区のみはしネット、少年女性防火委員会や浜田二中で取り組まれており、参加者から好評をいただいてるとこでございます。住民参加型の講座として比較的取り組みやすいこともございますので、今後も普及に努めてまいりたいと思います。 ○議長(川神裕司) 村武議員。 ◆4番(村武まゆみ) 私ですね、実は先日この避難所運営ゲームが浜田二中で行われた際に様子を見に行ってまいりました。浜田二中の2年生が修学旅行で神戸の防災センターに行くということで、事前学習として行われたようです。公民館の学校との体験活動支援事業の一環として行われまして、学校支援コーディネーターが二中の先生と丁寧に話し合いを重ね、実施をされたということです。 進行されました松江から来られた講師の先生が生徒たち一人ひとり丁寧に見ておられたということも大きいのですが、生徒たちの態度がゲームを始める前と後では全然違っておりまして、災害や避難所に向けての意識も向上されたと感じました。 実施後の生徒の感想にはこういうものがありました。次々来る人をどう分けるかを考えるのが難しかった。でも、なれてくるとすぐにこの人はあそこだと考えられるようになった。また、別の生徒は災害があったときに、地域の方が避難してきたら、自分たちができることを考え、役に立つためにもっと防災について勉強したいと思ったなど、すばらしい感想がたくさんありました。 この事業は、このゲームだけではなく、今年度1年間を通して防災について取り組んでおられるようで、3学期中には二中校区版のハザードマップをつくって配布をしたり、地域の方や保護者にも波及させる取り組みにつなげたいと計画をされているようです。 このように、このゲームを通して生徒たちも変わったり、学校や地域が連携をしたり、地域住民の意識を向上するきっかけ、手段になると思いますので、多くのところで展開されるよう普及していただきたいと思います。 今回の質問は、子ども子育て、介護、教育、防災と盛りだくさんになりました。どれも地域や他団体、そして行政内での連携、協働をキーワードとして質問をいたしました。今も浜田市でも市役所でも、市役所の中の部署を超えて、また地域団体、企業との連携、協働が始まっていますけれども、まだまだだと感じております。住んでよかったと思える浜田になるよう、私たちも含め、みんなで力を合わせていくことを強く望んで、私の質問を終わります。 ご答弁ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩をいたします。なお、再開を2時15分といたします。            午後2時4分 休憩            午後2時13分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。24番牛尾昭議員。            〔24番 牛尾 昭議員 質問席〕 ◆24番(牛尾昭) 超党はまだの牛尾昭でございます。 既に2点について通告をいたしておりますので、通告順に沿って質問に入ろうと思います。 その前に今回お魚センターと仲卸エリアの問題を取り上げました。私、長いこと仲卸は隣接地付近で建てかえるべきだということで、中期財政計画の中でもそのように位置付けられておりました。なぜそれを一貫して言ってきたかというと、私旧浜田市漁協に在職しておりまして、在職中に今の仲卸ができました。今の仲卸ができる前は元浜に旧浜漁会館ってとこありますけど、あの地下の1階の狭いとこで皆さん、小さい魚屋さん固まっていて、市場移転をするんであればもうちょっといいものをということで、現在の仲卸ができたということです、それは54年です。 私、昭和61年3月15日まで漁協に在職しておりましたので、その辺の経緯はよく知っております。その関係で仲卸は前浜が一番。目の前に魚があるのが見える距離感にある仲卸が、お客さんが来て、あの今上がってるサバを買ってくれ、アジを買ってくれという、そういうことで前浜が一番ということで、お魚センターと仲卸の合築なんかとんでもないと宣言をしておりました。 ただ、最近仲卸の浜田の水産業の時代を背負うような若い人たちが私にこう言うんです。牛尾さん、すいません、お魚センター行ってもいいだろうかと、えってびっくりして言ったら、市のほうの条件もあると。向こう30年あそこで十分できるんであれば、自分らも、今仲卸は家主は市です、市が早く決断してくれればそういう方向に向かって動けると、中途半端が一番困るんだという声を複数聞いて、私もそこに住んで、そこで生業をしてる人たちが一番困ると思って、前浜が一番ということを言っておりましたが、その人たちが移っても構わないと言われるんであれば、私も私自身の考え方を変えざるを得ないなというそういう前提条件を申し上げまして、質問に入ります。 それでは、お魚センターと仲卸エリアの将来展望についてお伺いいたします。 センターの現状についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 昨年11月に株式会社はまだ特産品センターが市に買い取り要請をされて以降、入場者数、売上高ともに大きく減少しております。平成29年度分の年間入場者数は12万3,400人と前年比83%、売上高は2億3,344万円で、前年比85%となっております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 今お魚センターに行くと空いたマスがいっぱいあって、ゴーストタウン、市長が3年間かけてあそこへ相当支援をされましたが、見る影もないと。これ以上、あそこはやはり開け続けるべきではないんじゃないかということを、足を一歩踏み入れた瞬間に思います。 そういう意見で言えば、私はこの仲卸があそこへ行かれるかどうかってのは大きな重要ポイントだと思うんですけれども、その一旦あそこを空っぽにしなきゃいけないと思いますが、その会社の内部の問題でありますが、市が筆頭株主であるということからすると、どのようにお考えをお持ちなのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 株式会社はまだ特産品センターからは、各テナントへ退去等について意見聴取されていくと伺っております。筆頭株主である市といたしましては、行政としての公平性を保ちながら、会社の経営改善に対し積極的に支援する必要があると考えております。 この施設が水産都市浜田の顔として、またにぎわいづくりの拠点として必要な施設であり、引き続きそう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 続いて、仲卸市場についてお伺いをいたします。 施設の現状については、先般の勉強会である程度わかっておりますが、最新情報についてお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 公設水産物仲買売り場は、昭和54年度に建設されたもので、現行の耐震基準を満たしておりません。また1区画の面積は20平方メートルと狭く、老朽化も進んでいることから、公共施設再配置計画では建てかえの方針を示しております。 現在の1階は、40区画のうち36区画を12業者に利用していただいております。移転については、11業者を対象に協議しております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 私もある程度業者さんの意向については確認をしておりますが、改めて最新の現状についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 今年2月に公設水産物仲買売り場の仲買人の皆さんから、お魚センターへの移転について要望をいただいております。移転につきましては、条件が整えば移転やむなしという意向を示していただいております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 続いて、お魚センターの買い取りについてお伺いをいたします。 決断時期については、関係者に聞くと、なるべく早くしてほしいという声が圧倒的でありますが、その時期についてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 買い取りの方針決定につきましては、仲買人との条件面での協議が調えば、できるだけ早く示す必要があると考えており、時期につきましては、遅くとも8月までには判断し、議会にお諮りしたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 先ほどもそういった答弁を聞いておりまして、ちょっと遅いような気がします。何でかといいますと、先般古くからある加工屋さんが残念ながら倒産をされました。それから、けさ聞いた情報によると、一番の卸売業務をしてる大手の運送会社さんが今月でその業務を撤退するという情報も入ってまいりました。それと、やっぱお魚センター行くと、風評被害でお客さん来ないんだと、当然その加工品なんかも売れないわけです。加工屋さんは毎日つくるんですけれども、出口で売れないとストックがたまって、資金がないと立ち行かなくなってしまうと、そういうことが今結構このかいわいで起こってるわけです。そうすると、さっき言われたような8月云々というなことではなくて、足元からやっぱ崩れようとしてる現状があるんではないかと、それに早く手を打たなければ、私は市としての値打ちがないというように思うんですけど、それについてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 昨今加工屋さんであったり、そこら辺での経営的に厳しいということで、倒産ということも伺っておりますし、それから先ほどありました物流というところでの経営が厳しいということも伺っております。そういったところにつきましては、特に物流につきましては、どういったことで、原因で、そういった対策がとれないかといったところについても今調査をさせているところでございます。 いずれにいたしましても、そういったところについて早急な対策を講じるためにも、今回のこのお魚センターの件につきましては早急に判断する必要があろうかと思っております。それには、まずは仲買さんの意向をしっかり確認した上で動くということが大前提となってまいりますので、そこら辺を急いで取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 買い取りと改築については仲買売り場は単独建てかえとされており、財政的には問題がないと思っておりますが、ご所見をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) お魚センターを買い取り、改修する場合には土地、建物の取得費が確定しておりませんが、改修工事費は3億1,300万円を見込んでおります。単独建てかえでの事業費につきましては、現在の1階部分と同程度の面積の建物を新築する場合、以前は約5億円程度が必要ではないかと申し上げておりましたが、解体工事費や高度な衛生設備対応、それから物価上昇分等を勘案すると、さらに事業費が上がるのではないかと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 仲卸は内部留保が5,000万円以上ありますから、解体はその5,000万円ぐらいで何とかできるんではないかと思うんです。 それと、仲卸の地代がありますね、年間170万円。過去さかのぼってみると、この40年間でやっぱ地代を7,000万円ぐらい払ってるわけです。ですから、仲卸がお魚センターに移転をすると、家賃は要らなくなるというだけで、建設コストがかかるということで逆に家賃は要らなくなるとかというそういう要素もあるので、私は執行部の答弁とすれば、総合的に負の部分とプラスの部分と両方やっぱ言ってもらわないと、かかって困るんだと、これ以上膨らむというイメージが先に先行するので、その辺についてしっかり言ってもらわないと困るなというに思っておりますので、ひとつ今後よろしくお願いいたします。 それから、続いて買い取り価格の考え方についてお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 買い取りの方針決定をした場合には、土地、建物ともに鑑定評価をした上で、現在の正当な価格で購入することとしております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) ちょうどあのころ僕は議員とすれば1期だったんですけど、お魚センターができるということで、検討委員会なんかもあったりしました。当初は2億円の授権資本で、浜田市と当時の浜田市漁協が筆頭株主になるというんで、市内の皆さん方は我も我もですよ、出資をさせてほしいということで、2億円はあっという間に集まったんです。私は、この辺はやはり市とJFが、浜田市漁協が筆頭株主だから市民の皆さんも安心して出資をされたと、いけいけの時代ですから、みんなここまで沈むとは思ってなかったから。そういう中で、私は今回の問題でも陳情が出ておりまして、その倒産させて二束三文で買えばいいではないかという、こういう暴論も出てますが、私はその流れからすれば、公が筆頭株主になったと、浜田市漁協も筆頭株主であると、そういう流れの中で、そこに安心を持って皆さん出資をされたと思うんです。そうすると、やはりそれに対して市としての責任はあると思います。一方、株式会社ですから、株式会社の責任もあると思うんですが、私はこの際、市民の方が納得していただけるような妥当な金額で早く決断すべきだと。遅くなれば遅くなるほど会社の借金は膨らむわけですから、大変なわけです。それについて再度お伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 現在、会社は倒産しているわけではございませんし、建物の有効活用を前提といたしまして、土地、建物の売却について市に対して持ちかけられているという状況でございます。 市が購入する場合となりますと、仲買売り場の移転先として目的に合致する場合であって、市民にも納得してもらえる適正な価格で購入することができるものと考えております。 三セクである会社が倒産するまで購入するのを待つという考え方は、道義的にも許されない行為ではないかと思っておりますし、必要な土地、建物なら時期を逸することなく購入すべきであると考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 午前中の同僚議員の質問に市長がベストな選択ではないと言われた、全く同感でございまして、私は今でも単独建てかえが本来あるべき姿だと思ってるんです。ただ、世の中って次善の策もあれば次次善の策もあるということ。ただ、今急がれるのは、急いでやる、買い取ってやることが一番の喫緊の課題ではないかと思っております。 続いて、この新しい施設、仮にあそこへ行くとしたら、その施設運営についてお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 施設の運営につきましては、公募による指定管理者制度を活用したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) お魚センターは、株式会社方式で失敗したわけです。今度持続可能な、どういう名前になるかわかりませんが、ああいうセンターをつくるとすれば、多伎町の道の駅と同じで、公設民営、ですから今言われた指定管理ってのはそういうことを意味してるんだと思うんですけど、公設民営で持続可能な家賃設定してあそこで皆さんに頑張ってもらって稼いでもらうという、それが原理原則だと思うんです。そういうことからすると、単なる指定管理でオーケーですよという、誰が来るかわからないわけですから、短絡的に指定管理でいいんだという、誰が手を挙げるかもわからないようなそういう指定管理でいいのかという問題もあると思うんです。 そういう意味で、私続いて2番の質問に移るんですが、ここの運営を観光協会に任せてはどうかというに思っております。それについてご所見をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。
    ◎産業経済部長(田村洋二) 先ほどお答えいたしましたとおり、市といたしましては施設の運営は公募による指定管理者制度の活用を考えております。応募するか否かは、浜田市観光協会が施設の運営を含め、観光情報の発信拠点として利便性等、どう考えるかということであると考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 観光協会が運営してはどうかというのは私個人の意見でございまして、観光協会の理事会でそういう意見を申し上げましたが、議論はまだされておりません。ただ、観光協会も移転をしなきゃいけないと、駅舎の2階に行くのは死ぬようなもんですから、あんなとこへ観光協会が行っても機能しないと思ってます。 そうすると、今港を中心としたイベントはBB大鍋、それから花火大会、浜田港リレーマラソン、浜田を代表する大きな三つのイベントはお魚センターを起点としてあるんです。そうすると、まだ移転先が決まってないと。あそこを観光の拠点と市民が滞留できるようなにぎわいのあるゾーンにする必要があるという観点からすると、うってつけの組織は私は浜田市観光協会だと思うんです。ですから、これ協会というか、理事会で僕が承認を得てるわけではありませんが、実は気仙沼はそういうになってるんです。気仙沼はお魚センターの中に観光協会が入ってると。魚のまちはそういう先進市が多いんです。でこの問題を申し上げたんです。ぜひ私は今のような状況ですから、さらに深い答弁を求めようと思いませんが、一つの考え方としてどこに誰だかわからない人に指定管理をお任せするよりも、今後浜田の観光を背負っていく観光協会、一般社団法人観光協会にここを背負ってもらうと、そうすれば私は一石三鳥、四鳥にもなるんではないかと思っておりますので、ぜひ市長、今後ご検討方をお願いしたいと思います。 それから、続いて機能強化の考え方についてお伺いいたします。 ここ数年、いろんな提案をしてまいりました。以下、数問伺いますので、よろしくお願いいたします。 バス路線をぜひあそこへ乗り入れるべきであるということを再三申し上げてまいりました。再度お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 平成27年に定期バス路線の立ち寄りが可能かどうか検討した経過がございます。結果として、バス停の設置までには至っておりません。より多くの市民の皆さんに立ち寄っていただく手段の一つとして、改めてバス事業者と協議したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 観光協会のデータによりますと、浜田駅へ立ち寄られて3時間ぐらいで周遊するコースはないのかと、もしくはバスはないのか。それは、畳ケ浦とか城山であるとかお魚センターなんです。私、以前も言いましたが、小山の道の駅は社長が市長ですよ。バス路線入ってます、そこはお風呂もあるんで、高齢者の方、交通弱者の高齢者の方が循環バスに乗ってお魚センターでおりて、お風呂入ってそれからイベントを見て食事をして、夕方帰宅につかれるんです、循環型バスがあるから。私は、あそこをもう一回よみがえらせようと思うと、最低動線ですよ、今敬老乗車券もよく売れてます。やっぱり高齢者の方にあそこで滞留してもらうと、楽しんでもらうというそういう面もないと難しいんではないかというに思っております。ぜひこの辺は少しお金がかかるというお話を前回伺っておりますが、ぜひ新しい施設をつくるときにはバス路線ぐらい入れるんだと。そうでなきゃ、そこに5億円以上突っ込む意味がないと思うんです。ぜひご検討方をお願いいたします。 それからもう一つ、次の質問はたまたま産業建設委員会で小山行ったときに、中にサテライトスタジオがありまして、地元のケーブルが、曜日決まってるんですけど、そこで対談っていうかおしゃべり、MCがいてやってるんです。結構その前に高齢者の方が集まっておられて、何でかなと思ったら、毎週水曜日だそうです。水曜日その話を聞いてて、何かプレゼントがあるそうなんです。いろんな市内のメーカーの協賛で今日は卵ワンパックもらえるとかビールが一缶もらえるとかっていう、そういうので皆さん水曜日目がけて行かれるという。石見ケーブルビジョンもあることで、そういうものを中へしかけていくと、スタジオって一坪ぐらいあればいいわけですから、そんなお金がかかるもんじゃないんですけども、ぜひ検討してみるべき価値があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 議員からご提案のサテライトスタジオにつきましては、放送局のほかに常設されるスタジオで通行人や買い物客が立ち寄って番組を直接見ることができたり、放送局の番組宣伝にもなると考えております。 設置の可能性について、放送局の考えを伺ってみたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 石見ケーブルビジョンの社長の話を聞いておりまして、いいお話ですねって申しておりますので、ぜひ実現方お願いいたします。 続いて、3番目、かつて申し上げました100円商店街の思想やアウトレット機能を取り込んだ仕掛けが必要と思いますが、お伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご提案の考え方につきましては、集客効果が期待できると思います。しかしながら、これまでも日曜日のイベントとしてワンコイン販売を行った経過がありますが、継続的な取り組みに至っておりません。引き続き、可能性について研究、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) アウトレット機能というのは、わかりにくかったかもわかりませんけれども、加工屋さんなんか、製品をつくると必ずB級品、C級品が出るんです。そういうものをアウトレット機能といいますか、ものはいいけどスーパーに並べられない、欠品みたいなもんですね、そういうもんを安く卸すという。だから、何曜日にはそういうもんがあるんだという、そういう半端ない商品を並べられるような仕掛けが必要だと思うんです。 ですから、私新しい施設になったときに全体のマネジメントも含めて、例えば月間何をするか週間何をするかという、そこまでスケジュールを組むぐらいでないと新しい施設は立ち行かないと思うので、その一つの導客の誘客のサインとしてそういうものを見直す必要だと、このように思っておりますので、ぜひご検討方をお願いいたします。 続いて、朝市、昼市についてお伺いいたします。 最近、浜田市周辺でも朝市ができなくなったと。それは、集荷の、農家のメンバーが減って、やりたいんだけど続けられないという、そういう声もあるんです。あともう一つは、もっとまとまってやりたいんだという、そういう声もあると。そういうことからすると、私のふるさとの美川でも地元で朝市やろうやないかという、この間意見出ました。お魚センターでは毎週例えば日曜日とか土曜日とか決めて、朝市、昼市をやって近隣の方に来てもらうという、そこで相乗効果を出すという、そういうものをもう月間、年間のスケジュールで組んでいくということが必要だと思いますが、ぜひこの辺もご検討方をお願いします。 続いて、次の質問に行きます。 魚津の道の駅に伺いました。ちょうどラジオの放送スタジオがありまして、海の駅でこんなことができるんだなということで、毎週何曜日決まって生放送をやってるわけです。それをガラス越しにのぞけて、周りにはショップがあるので、ちょっと違うような雰囲気が出てて、何かああ、いいなという、こういうもんができればいいなというのを見学して帰ったことがあります。そういうものも今後はやっぱ検討されるべきで、今行くとみなとオアシスという看板あるんです。みなとオアシスが一歩踏み込んで、どうなの、どこなのという、逆に言えば、問いかけをしたぐらいで、あの周辺一帯がそうなんでしょうけど、一歩足を踏み込んだお客さんに直接訴えるようなものはなきゃいけないなというんで、私はそういう意味で言えば、どこの民放が来てくれるかどうかってのはハードルが高いかもわかりませんけども、ぜひ話題性を持つために取り組むべき課題と思いますが、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) メディアを活用した施設の話題提供や、旬な魚のPRなど、浜田港周辺の情報提供につきましては、市民の皆さんや観光客などを集客する上で、有効な手段であると考えます。番組として取り組んでもらえるか、放送局に伺ってみたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) お魚センターは、生まれ変わるんであれば、ぜひ名称変更してスタートすべきだと。この間の参考人招致の中でも、1人の業者さんがおっしゃいました。もう名前を変えて新しいスタートしないとお客さん来やせんわあやと。全くそのとおりだと思いますので、ぜひその辺のご検討方も、総合的なあの辺のプランの中でご検討いただいて、真っ先に変えなきゃいけないの名前です、思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、続いて大きい2番の質問に入ります。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員、ただいまの答弁は要りませんか。            (24番牛尾 昭議員「えっ、今の結構です」と呼ぶ) よろしいですか。            (24番牛尾 昭議員「それじゃ、もらいましょう。失礼しました」と呼ぶ) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 現施設名の名称は、しまねお魚センターとなっておりますが、浜田市公設水産物仲買売り場の機能を移転し、機能が拡大し、市が設置主体となれば、新たなスタートを切る意味でも、名称は変更したいと考えております。これまでのイメージを払拭する意味でも、名称は変更したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 失礼しました。 続いて、大きい2番、開府400年事業についてお伺いをいたします。 御便殿については、平成18年11月に移築され、その後活用の方向性に関する中間報告が平成21年5月に出され、6点についてまとめてあります。 1番に、まず今日までの活用状況についてお伺いをいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 御便殿につきましては、大正天皇が皇太子の時代に山陰を行啓された際、浜田での宿泊施設として明治40年に建築をされた貴重な歴史的建造物でございます。平成18年に所有者から市へ寄附していただいたことから、これを現在地へ曳き移転いたしまして、後世に残すことを前提として保存し、現在は文化財の資料、そういったものの収蔵場所として利用いたしております。 活用につきましては、御便殿活用検討会議を設けて検討し、平成21年には浜田城や御便殿を生かすための資料館とする方向性が示されております。また、民間レベルにおいても、平成19年に浜田城資料館建設期成同盟会が発足され、浜田城や浜田藩にかかわる資料を展示する浜田城資料館の整備が提案をされているところであります。 浜田城資料館建設期成同盟会では、まずは御便殿を知っていただくことが必要があるとして、御便殿を利用して桜のお茶会や夜神楽、それから尺八、琴の演奏などが開催をされてきたところであります。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) まず、市民の方に知ってもらうというように教育長おっしゃいましたが、既に七千数百万円かけて移築をして10年以上経過をしてるわけです。ですから、ちょっとかみ合わないということで、とりあえず申し上げておきます。 続いて、あれだけの施設、無償でいただきましたが、七千数百万円かけて曳き移転をいたしました。これ、400年祭、400年祭にかけてその活用をしなきゃいけないんじゃないかと。いただいた方にも申しわけないというに思うんですが、ご見解をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 御便殿があります城山につきましては、来年10月に開催する記念式典の翌日には、城山公園を中心としたエクスカーションを行う予定といたしております。また、現在進めております城山公園整備事業では、御便殿に接しております国道からの進入路の整備や駐車場整備なども行っているところでございます。 こうした状況の中、5月25日に開催されました第2回目の浜田開府400年祭実行委員会においても、今後の御便殿の活用についてご質問をいただいたところであります。明治43年に開催された浜田300年祭では、現在の御便殿が所在する場所にあった掬翠亭が、浜田城の茶屋ゆかりの建物として祝賀会の会場として利用された経緯もございます。御便殿につきましても、同様に浜田藩主であった松平家から寄附を受けて建築をされた経緯もございますので、開府400年において何らかの形で活用することを考えてまいりたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) ぜひ何らかの形で活用すべきだと思います。 先年、川越へ行きました折に川越の教育委員会の方が、私どもの松井松平家の初代の甲冑は浜田市にありますと言われました。その来年の本祭りでいろんなところからお見えになると思うんですけれども、重たいそういった文化財ですか、そういうものは通年でと言えば、相当コストがかかりますから問題があるかもわからないけど、やはり最低一定の期間、市民の目に触れるような、例えば本祭りの10月の期間、10月ぐらいは市民があそこへ行けば外から、あれが松井松平の鎧なんだなというのが見えるようなそういった仕掛けってのが私はぜひ最低必要だと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 御便殿の活用、利用につきましては、実は不特定多数の方があの建物の中に入るということについては、基本的には消防法の関係、そういったものをクリアする必要もございます。そういったものをクリアできるかといったことも十分検討する必要がございますし、来年まであと一年、残すとこ1年となっております。その中で、御便殿を活用してどの程度のものができるかということについてはまだまだ検討すべき点が多いかと思っておりますけれども、議員提案のように、エクスカーションもいたしますので、ぜひ御便殿がそういった形の中で活用できればすばらしいなとは思っております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) ぜひ御便殿の活用方をお願いいたします。 続いて、開府400年祭についてお伺いいたします。 春の陣の招請事業については、どのような都市や団体が惨加されるのか、招請の案内はどの時期かをお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご指摘のとおり、大名行列をメインとしている浜っ子春まつりを開府400年祭の幕あけと位置付け、浜田藩ゆかりの都市からも参加いただきたいと考えております。現在、川越市の川越藩行列保存会、松阪市の手づくり甲冑愛好会に参加を検討いただいております。また、具体的なご案内につきましては、参加意向を確認してからとなりますが、年内にはご案内したいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 先般、行政視察で館林行きましたら、館林のお祭りには鉄砲隊がいるんです。鉄砲隊はどこから来るのかと聞いたら、新宿の百人町、鉄砲隊愛好会ですか、そこからお見えになるというんで、ああ、そうかというようなお話聞きました。私は、この開府400年祭に、本祭りについては、先年徳川家康没後四百年祭に行ったときに、徳川宗家の筆頭の当主がお見えになって、ご夫婦で、すごい威厳があって恐れ多いなという感じもしたんですけれども、浜田藩絡みでいえば松井松平家や、うち松平家は筆頭の当主が先年亡くなったということで、そして最近聞きますと、娘さんもお亡くなりになったということを聞いてますので、なかなか難しいとは思うんですけれども。長いこと、150年たっても当時の家老がお殿様を支えておられるんだという松倉丹後さんのお話も聞いたことありますが、それらの人、例えばその松井松平で言えば岩田家ですか、そういった方をこの400年祭にはお招きすべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 江戸時代からかかわりのあるそういった縁のあるまちにつきましては、できる限りこの開府400年祭に合わせましてご案内はしたいと思っておりますけど、どこに来ていただくかっていうことにつきましてはまだ確定はしておりませんので、今後実行委員会の中でも話し合いの中で決めていきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 浜田藩の関係で言えば、130年祭には当時まだ生存中でありました松平龍門さんですか、お見えになってました。ですから、そういう関係からすれば、いらっしゃればご案内を、お見えになるかどうかってのは別問題なんですけど、ご案内するのは僕は礼儀だと思うんです。ぜひその辺は漏れのないようにお願いいたします。 続いて、案によりますと、歓迎レセプションが3回計画をされておりますが、場所を含め、どのようなものになるのか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご提案の歓迎レセプションにつきましては、北前船寄港地フォーラムの開催が難しい状況でありますが、浜っ子春まつりと記念式典の2回を予定しております。 会場につきましては、来賓や参加者数を考慮の上、検討してまいりますが、浜田のおいしい食材を堪能いただきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 提案なんですけど、何かあったときに式典をやるのは、大体ホテル決まってるわけです。そうではなくて、市内業者さんからこういう400年祭の節目のイベントだとプレゼンしてもらって、うちのホテルはこういうふうな仕掛けをしますよとか、そういうものがあると思うんです。ですから、広く機会均等で、業者に呼びかけて、予算ある程度決まってるでしょうから、ぜひ提案してほしいと。すぐれたとこでレセプションしますよと、そういうような仕掛けが、もう頭の中で決まっているような場所ではなくて、そういうふうな仕掛けがこの際必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) ありがとうございます。議員さんご提案のとおり、市内業者に多くのこの機会を均等に与えるということは非常に有効だと思っておりますし、また今までの違ったその流れ、あるいはまた違った様式でできるということにもなろうかと思いますんで、実行委員会の中でも検討してみたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 続いて、本祭りの式典なんですけれども、300年祭はあの場所で今教育長が行われたんだというなことをおっしゃいました。これも、雨が降ったら大変だということもあるんでしょうけど、できれば野外も入れて、あの辺で、御便殿の周辺で、できればですね、やると雰囲気が出るんではないかなと思いますが、その辺についての可能性はどうでしょうか。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 式典会場につきましては、市外からの来訪者の利便性や収容能力を考慮し、石央文化ホール及び隣接のホテル等での開催が望ましいと考えております。式典の内容や招待者数を検討する中で、御便殿及びその周辺施設の活用もあわせて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 続いて、お伺いいたします。 本祭りのレセプションについても、あの御便殿のロケーションで、上を見ると城山があると。昼やるか夜やるかっていうのもあるんでしょうけど、そういう雰囲気の中で御便殿をある程度手を入れられて、外側から例えば松井松平の甲冑が見えるような、そういった雰囲気をつくってあの広場全体でその歓迎レセプションをやると、参加された方はメモリアルなイベントだったなという認識をお持ちになると思うんです。ぜひこれも、雨等の問題がありますけれども、どうせやるんであれば、100年に1回ですから、記憶に残るような、記録に残るような、そういうものをぜひ浜田市としておやりになるべきだと思いますので、よろしくご検討方をお願いをいたします。 ○議長(川神裕司) 答弁要りませんか。 ◆24番(牛尾昭) いいです。 続いて、北前船寄港地フォーラムについてお伺いいたします。 昨年のフォーラムにおいて浜田市と紹介されたと伺っておりますが、昨日の答弁も聞きましたが、本当はどうなのかと。その一国の市長を舞台に上げて次年度開催は浜田市さんですよと紹介しておきながらやらないと、そんな失礼きわまりない話はないと思うんですが、本当のことはどうなのか、再度お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 平成29年11月に鳥取市で開催された第22回北前船寄港地フォーラムでは、レセプションにおいて2019年度の開催予定地として本市も紹介され、市長が壇上で挨拶いたしました。現在、本市で開催できないか、再度事務局へ働きかけを行っているところでございます。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 冬の陣にはできなくても僕はいいと思うんです。なぜなら、これ児島俊平さんの書です、北前船のこと書いてあります。いろんな方が北前船研究をやっておられます。今北東アジア研究センターでも今年の4月14日に北前船研究会が立ち上がりました。地元にいろんな方がいらっしゃるんで、フォーラムが誘致できなくても、北前船とは何ぞやというフォーラムはできると思うんです。それと、最近の例でいうと、これ今週末にやっぱ北前船の寄港地の豊岡市であるんですけど、北前ザンブリコというミュージカル、わらび座がやってるんですけど、すごく評判がいいという。フォーラムを呼ばなくても、フォーラムにかわるようなそういうイベントを、フォーラム来ないからだめだというんじゃなくて、自前でできたりとかそういうもんがあるんで、そういう検討をぜひ僕はされるべきだと思うんです。 昨日、同僚議員の質問がありました。外ノ浦の見せ方については、僕は産業遺産ではんどうの遺跡で一度したことがあるんですけれども、北前船に乗ってはんどうは日本中に売られていって日本中を席巻したと。当時北海道には、厳寒期には1軒に1個はんどうがあったと。アリューシャン列島とか鬱陵島、中国本土にもあるわけですね、そういうはんどうの歴史と一緒に私は産業遺構もあると、外ノ浦には産業遺構もあるし、日本遺産であると。もう一つは、先年野藤議員に船を運転してもらって、今は伝馬船がありませんから、船をこいで向こう側へ渡って日和山へ登ったんです。そんときにまだ存命中であった宇津井のおじいちゃんが牛尾君やあと、この裏の山には浜田藩が自焼退城するときに10万両を埋めとるんだと。それは、スイセンとツゲとツバキの下だと。行くと、スイセン、ツバキ、ツゲは余りありませんが、それだらけですから、どこかわかりませんけれども、やっぱり外ノ浦っていろんなそういう歴史のストーリーがあるんです。これも観光コースで応募したら外れました、この話は。ですから、僕は日本遺産とはんどうの産業遺産、日本中を席巻して海外まで行ったという。それと、今の浜田藩の10万両の話、おもしろいと思うんです、夢が膨らむというか。笑われる人もいるかもしれないけど、でも事実かもしれない。そういうもので売ってかないと、あのたたずまいがいいということだけではお客さんを引っ張れないんじゃないかなと思うので、外ノ浦全体の売り方を今提案で申し上げましたので、ぜひ答弁求めませんが、今後検討していただきたいと、よろしくお願いします。 続いて、祭りの雰囲気づくりについてお伺いいたします。 市内のサイン看板やのぼりについてお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 市内のサイン看板やのぼりにつきましては、PR用のポスターとのぼりを作成することとしており、秋に完成する予定でございます。完成後は、市内の公共施設や観光施設、商店街などに掲示し、浜田開府400年の機運を盛り上げていきたいと考えております。そのほか、公用車に張るPRステッカーや、職員の名刺にロゴを記するなど、身近なものも活用し、PRに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 続いて、記念ロゴを募集し、特に市内小学校や中学校、高校にお願いして盛り上げを図ってはどうか、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 記念ロゴにつきましては、議員ご提案のとおり、浜田開府400年祭実行委員会において、イベントの機運醸成の一環として市民への公募について検討されました。しかしながら、今年度秋のプレ講演、座談会にあわせて本格的なPRをスタートさせるためには時間的な制約があることから、プロポーザルにより選定することといたしました。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 続いて、記念スタンプについて、ぜひ400年バージョンを作成して浜田城をアピールしてはどうかと思いますが、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご指摘の開府400年記念スタンプに似たものとして、続日本100名城を選定している公益財団法人日本城郭協会が平成19年4月から各地に城跡を直接訪問し、訪問の足跡を記録することを目的に日本100名城スタンプラリーを実施しており、浜田城では護国神社の社務所にスタンプを配置しております。スタンプラリーを楽しむ来訪者が多く訪れておりますが、スタンプ帳を持っておられない一般来訪者にはわかりにくい場所にあり、認知が十分に行き届いていないのが現状であります。 開府400年記念スタンプの作成につきましては、御便殿の活用にあわせて検討してまいります。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 続いて、サポーターを募集して、城ガールや刀ガール隊を創設し、話題を提供してはどうかと思いますが、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 現在、来年の浜っ子春まつりでの甲冑隊創設を目指して、浜田手づくり甲冑愛好会の皆さんが甲冑の制作に取り組まれ、市としても支援を行っているところでございます。甲冑愛好会の皆さんには、春まつりだけでなく、記念式典や市内外でのPR活動にも協力いただきたいと考えております。 こうした活動を通じて、開府400年祭の機運が高まり、市民の皆さんや民間団体等による、城ガール、刀ガール隊創設につながることを期待しているところであります。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 城ガールについては、熱狂的な女子がいっぱいいらっしゃるという話聞いてます。 今回、全国の浜田さんいらっしゃいという案も聞きました。それはそれで悪くはないんですけれども、今後の浜田城の見せ方について、城ガールに公募して、見せ方についてプレゼンをしてもらって、優秀なプレゼンの方を招待するというような、そういうような仕掛けも必要ではないかと思いますが、ぜひご検討方をお願いしたいと思います。 それでは、続いて5番目、大名行列の自治区開催については、それぞれの代表する祭りで大名行列を披露してはどうかと思いますが、お伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 浜田開府400年祭は、各自治区を含めた全市で盛り上げたいと考えております。 議員ご提案の、各自治区のイベントにおける大名行列の披露につきましては、大名行列保存会等、関係団体とも相談してみたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) ぜひ実現方お願いいたします。 最後の質問です。 今後の都市間交流についてお伺いいたします。 今年初めて館林市を訪問いたしました。一昨年は川越市、棚倉町を訪問して市長メッセージを渡して友好を温めました。特に東京圏域の都市は、萩・石見空港の利用が見込まれ、有望市場と思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) まずもって牛尾議員さんを初め、産業建設委員会の皆さん方には、私のメッセージをそれぞれの自治体の方にお渡しいただきまして、感謝申し上げたいと思います。 本市では、現在合併前の市町村も含めまして、18の自治体とさまざまなつながりを持って交流をいたしております。式典などの案内先につきましては、江戸時代からのご縁を基本として、今考えておりますけども、今後検討してまいりたいと思っております。 詳細につきましては、部長のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(川神裕司) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(田村洋二) 開府400年祭記念事業を実施するに当たって、交流人口の拡大を事業目的の一つと定め、400年の間にいただいた歴史的なご縁やきずなに感謝するとともに、次の100年に向けてのご縁を深めることとしております。 議員ご指摘のとおり、この400年祭記念事業を一つの節目として、既に協定を締結している松阪市はもとより、萩・石見空港の利用促進を考慮し、関東圏域からも来ていただけるように、川越市、福島県棚倉町ともさらに交流が深まるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 牛尾議員。 ◆24番(牛尾昭) 先般、川越市議会の厚生常任委員会、十数名お見えになりました。ぜひその秋の川越まつりには来てくれと、行きますと簡単に返事をしたんですけれども。 川越は海のないまちです。先般、委員会で行きました館林は海のないまちです。ですから、きれいな海と山を持ってる浜田の売り方ってあると思うんです。ですから、僕はぜひ営業をして来てもらうという、開府400年祭を起点として、相方が交流すべきではないかと思ってますので、ぜひ今後とも市長、特に川越の議員さんは友好都市提携やろうやないかと、ここまでおっしゃいましたので、ぜひ市長も一度はお出かけをしていただきたいと、このようにお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) この際、暫時休憩いたします。なお、再開は3時15分といたします。            午後3時3分 休憩            午後3時14分 再開 ○議長(川神裕司) 会議を再開します。 休憩前に引き続き個人一般質問を行います。14番岡本正友議員。            〔14番 岡本正友議員 質問席〕 ◆14番(岡本正友) 14番議席、会派未来の岡本正友でございます。 本日3日目の最終質問者となりますが、いましばらくおつき合いをいただきたいと思います。 連携と協働の仕組みづくりをテーマに挙げて、大きく3点についてただしたいと考えています。 初めに、大項目1点目、幼児期の教育と小学校教育の接続の課題についてであります。 島根の教育ビジョンでは、家庭、地域と連携した学校教育の展開を意図して、幼・保、小・中高及び社会、大学などのつながりを図るために、家庭のかかわりや役割のほか、地域の支援と連携、協働させる目的を掲げています。そして、島根を愛し、世界を志す心豊かな人づくりの基本理念を示し、子どもと地域の未来をつくる教育の魅力の環境づくりに取り組もうとしています。県が示す教育ビジョンを推進するに当たり、浜田市において連携と協働を図るための幼児教育と小学校教育の接続の仕組みについて、以下質問をしたいと思います。 中項目の1点目ですが、幼稚園と保育所、認定こども園との連携の仕組みづくりについてお伺いをします。 国や県から幼児教育と小学校就学の接続を円滑に進めるために、カリキュラムのすり合わせをするように指示が出されていると聞いています。これまでの議員活動を通して感じていることですが、その接続を図る上で、教育委員会と福祉部局との行政上の壁があると私は思っています。県のビジョンでは、家庭と地域の支援など、連携と協働をさせる目標を掲げていますが、初めに取り組むべき課題は幼児のさまざまな保育や養育の環境の違いを理解し、幼児期の教育のあり方について、幼稚園と保育所、認定こども園との間の調整を図り、連携と協働の課題を共有できるシステムの改善が必要と考えています。雲南市では、若者の定住施策の軸足を教育に求め、地域を含めそれぞれのセクションをつなぐ仕組みづくりは先進的であると思っています。当市において、現状を鑑み、学ぶところもあると考えますが、その認識をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 浜田市の現状といたしましては、就学後に何らかの支援が必要と思われる幼児が在籍している園に、就学先の小学校の教員が夏休み期間を利用して訪問し、幼児の実態把握や園での支援方法の確認などを行っております。入学前の2月ごろには、幼稚園、保育所、認定こども園と小学校との連絡会が開かれ、そこで就学する幼児に関する情報交換を行っております。また、入学後も同様の連絡会を行い、就学後の様子を共有しながら情報交換を行ってる状況がございます。 また、全般的に幼児教育と小学校教育を円滑に接続するためには、就学後のスタート期における教育課程のスタートカリキュラムと、就学前の5歳児後期の教育課程、保育課程のアプローチカリキュラムの作成、活用が必要であります。そのための仕組みづくりをどう構築していくかが大きな課題となっているとこでございます。 幼稚園、保育所、認定こども園と小学校との接続につきましては、大事なことと認識しており、教育方針でも述べておりますが、今年度スタートカリキュラムの策定に取り組むこととしているとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 今答弁をいただきました。浜田市としては、現在このカリキュラムには取り組んでないという答弁と解釈します。 それで、実はこれから取り組む中において、就学前の5歳児の後期の教育課程、保育過程のアプローチカリキュラムというご説明ありましたが、具体的にはどのようなものか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 先ほど浜田市ではこういったカリキュラムに取り組んでないという認識だということでございますけども、これは各小学校、あるいは園で取り組まれている事例はございます。ただ、市が統一してこういったカリキュラムを策定してないということでございますので、その辺をご認識をいただきたいと思います。 先ほどご質問のありましたアプローチカリキュラムのことでございますけども、これはスムーズな小学校生活に入れるよう、保育園、幼稚園、そういったとこで卒園前の年長児の後期において、子どもたちの育ちを確認しながら、小学校での生活、あるいは学習を意識した保育を展開するためのプログラムを指しております。 具体的なことを言いますと、これは例えになりますけども、小学校と連携した、例えば体験入学、あるいは授業見学、また給食体験、こうしたもの、また園内での各種活動において学ぶ姿勢であったり、あるいは自尊心、協調性の育成など、そういったものを目当てとする取り組みが考えられるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。 そうしたら、もう一点ほどお聞きしますが、就学後のスタート期におけるスタートカリキュラムということがありますが、このことについてもお伺いをします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 先ほど保育園、幼稚園の場面でございますけども、スタートカリキュラムについては、これは小学校においてということになります。小学校に入学した子どもが小学校生活にスムーズになれることができるようにするための教育課程の工夫ということになります。 具体的に言いますと、小学校が幼稚園や保育所などと連携しながら、幼児期と児童期を円滑につなぐためのスタートカリキュラムを生活課などを中心に行うものでございます。具体的なことを言いますと、例えばですけども、子どもが集中できる範囲に合わせて、授業時間を15分から20分の単位に分割したり、少人数学級であったり、あるいは栄養教諭や支援員など、そうしたことが加わるなどの取り組みが考えられます。こういったことを取り組んで、スムーズな小学校生活になれるというプログラムでございます。
    ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 理解しました。 小項目2に移ります。 幼稚園と保育所、認定こども園など、それぞれの立場としての認識の違いの是正が必要であると思っています。接続プログラムを生かすためには、保育と幼児教育、子育て支援を調整し、一元的に行う行政組織の設置と家庭、地域を連携させるための行政職員、教職員、保育職員の意識改革と醸成が必要であると考えるますが、所見をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 島根県では、今年度から新たに保育教諭、幼稚園教諭、保育士等の資質や、幼児教育施設及び保育施設の教育力の向上を目的として幼児教育センターを設置されました。このセンターには、幼児教育担当指導主事と幼児教育アドバイザーが配置されておりまして、自治体、認定こども園、幼稚園、保育所、小学校の実態に応じた支援を行うと伺っておりますので、連携を図り、一体的な幼児教育を進めてまいりたいと考えております。 また、このため浜田市における幼児教育と保育行政の一元化について現在検討しておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。 少し視点を変えて質問しますけども、近年園児の減少が著しい幼稚園の状況があります。今後において、保育園や認定こども園への園児の数の動向についてどのように予測をされているのか、伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 認可保育所と認定こども園の保育部への入所の関係でございますが、認定こども園も29年度、30年度と1園ずつ増えておりまして、認定こども園、今4園ということになっております。そういった施設への子どもを預ける割合も、平成22年度では75%ぐらいだったところが、今80%を少し超えております。こうやって子どもを預ける保護者の割合というのはちょっとずつこれからも伸びていくものと思っておりますが、ただ子どもの数が残念ながら減っておりますので、実際そういった保育園とかそういったところで預かる子どもの数というのはこれからちょっとずつですが、減っていくんじゃないかと見ております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) ちょっとずつ減っていくという話ですが。 先般、8市の教育委員会の会合の資料を見させていただきました。その中で、浜田市において幼稚園の園児の数が急激に減ってるということがその中に述べられていました。 教育長に伺いますけれども、幼稚園教育要領が全面に改定されますが、その方向性は学習指導要領と同じ方向で保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の3歳以上と共通の内容となり、五つの領域における保育内容は同一のもので指導されると聞いています。そして、県下各地においては教育委員会と福祉部局が一体となる体制で幼・保等、全ての園を対象に幼児教育を主体的に推進するとしていますが、今後の浜田市の体制についてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 幼児教育と保育行政の一元化といったようなご質問であります。 実は、この問題につきましては、平成29年2月に開催をされました浜田市の総合教育会議の中で話題になりまして、今後これについても浜田市も検討していこうということがその会議の中で決められたところであります。 そういったことで、平成29年度、1年間かけまして福祉サイドとそれから教育委員会で先進地の視察も含めて、この体制については協議をしてまいりました。といいますのも、県内8市、特に県の東部のほうの4市ですね、これにつきましては既に幼児教育の部分とそれから保育行政の部分、これがもう窓口が一本化をされておりまして、うまい形での行政運営がされているといったような現状がございましたので、特に雲南市のほうに視察に行きましてその辺の体制を勉強して帰ったところであります。 結論からいいますと、まだ福祉と教育委員会だけの協議で、市全体の協議には至ってはおりませんけれども、基本的には県東部がやっているような形で幼児教育とそれから保育の部分、こういった部分は窓口を一本化する、それから担当は市長部局のほうに移るといったような基本的な考えのもとで今検討を進めてるとこでございますけども、確定をしたわけではございませんので、今後の協議ということになろうかと思っておるところでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 今教育長は確定をしてないというお話でありました。 実は、教育関係の方から私のほうにいろんな意見、相談がありました。私の手元にしまね教育ビジョン21とか、それから明日を担う島根の子どもたちのためにとかというこういうパンフレットを持ってこられまして、既に大分進んでるということなんです。それで、先ほどの福祉のほうの答弁の中に、幼児教育センターから派遣があるということは、これはこの30年、今年の4月にも改正されて、支援体制が県下されてるということです。浜田市においては、これが一本化したとこに支援じゃなくて、個別じゃなきゃいけないというなそういう環境にあるんだろうと思ってまして、市長にもお願いをするとこですが、やはり同じ目標があるならば、一緒になって同じ目標に向かって私はやるべきだろうと思ってます。そういうところで、このことについてはお話します。 それで、一番大事なことは、冒頭にお話ししましたように、国が目指しているというものが、家庭と地域と連携した学校教育の展開ということで、地域をどう丸め込むかという話なんです。今の幼・保の部分は、実は小・中、もしくは高は地域との関連はできてますが、実は幼・保はできてないと思っています。保育園の保護者は言ってますけども、地域の人は何人かが行くぐらいで、何ら関係をとれてませんから、そういう意味で一体化するためにも、一本化についてしっかり考えていただきたいと思っています。これについて答弁があればよろしくお願いします。 ○議長(川神裕司) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) 今ご指摘ありましたように、確かに浜田市ではそういった部分については遅れていると思っているとこであります。 県のほうで今年度つくられました幼児教育センター、いわゆる教育事務所の中には幼稚園関係の指導主事がおりました。これは、公立の幼稚園だけに行って、いわゆる教育活動について指導してきたんですけども、今後はそれが保育園にも出向いていきますし、それから認定こども園にも出向いていって教育の指導するといったような体制に変わっております。 そういった中で、先ほどありましたように、幼稚園、保育園の部分についても、地域の皆さん方の力をかりながら教育を進めていくという観点につきましては、今年の教育方針の中で教育の魅力化といったようなお話をさせていただきましたけども、その教育の魅力化の中で、0歳児から18歳児までの各発達段階に応じたカリキュラムをつくり上げていく中で、統一的な方向性を持って教育を進めるといったような考えはこれからは構築していかなくてはいけないということでして、冒頭言われましたその雲南市がその先駆者といいますか、島根県では先駆けてやっておられるとこですので、またそういった面においても雲南市等の前例を勉強しながら進めてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。 中項目の2点目、在宅育児家庭への対応と支援が必要な子どもへの対応についてお伺いしたいと思いますが。 在宅育児の実態とその親子への育児教育の指導対応などについて所見をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 浜田市の未就学年齢全体の在宅児は、平成30年4月1日時点におきまして全体の17.9%の436人でありますが、年齢を重ねるごとに減少し、就学前の5歳児につきましては、ほぼ全ての児童が何らかの施設を利用しておられます。 浜田市では、妊娠、出産、育児の切れ目のない支援を行うことで、安心して子育てができる環境の整備に努めております。特に在宅児を持つご家庭に対しては、親子のきずなをしっかり育むことの大切さを伝えるともに、地域での子育てサロンや子育て支援センターでの子育て広場、育児相談などを通じて集団保育、幼児教育との連携を図っております。このことが4歳児、5歳児からの認定こども園や幼稚園などへのスムーズな入園につながっております。一方で、在宅児に対する具体的な幼児教育プログラムは今後の研究課題であると考えております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 在宅の問題はすごくあるんだろうと思っています。 ここで少しお示しをしたいと思うんですが、これ学校の先生が読めということで、私買ってくれたって言っちゃあいけません、私が買ったんですが、ジェームズ・J・ヘックマンっていう方がいらっしゃるそうです。ノーベル賞、経済学者で40年以上幼児教育の経済学ということで、かなり研究をされてるそうです。この中を少し整理していくならば、3歳から5歳児までの教育は重要であるというようなことをうたっています。詳しくは述べませんけれども、この今のように最終、最高年というか、5歳になって初めて保育園に行くということではなくて、もう既に3歳ぐらいから在宅の子どもも一緒になってやるような体制を図るべきだと思う。先ほど言いましたように、一本化したものができれば、在宅のことも考えられるんだろうと思ってますから、そのような立ち位置で少し進めていただきたい。 それともう一つ、先ほども言いましたが、これを1回読んでいただきたい、市長にもお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。 それで、次の質問に移りますが、小項目の2で中学校評議員会で学校の報告から、支援が必要な生徒の我が子に対する阻害感から、その保護者には理解してもらえない状況があり、支援へのアプローチが難しいという話を聞いています。保護者の自閉症スペクトラム、発達障がいについての認識不足や教職員の認知対応不足などのほか、保護者への支援体制の不備など、痛切に感じていますが、発達障がいの接続プログラムについて今後どのような対応がなされようとしているのか、所見をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 発達障がいという診断の有無にかかわらず、保護者や園が気になると思ってる幼児への対応といたしましては、先ほどお答えした取り組みのほかに、相談支援チームによる巡回訪問を行っておりまして、対象児についての就学までのかかわり方や就学先の小学校との連携について園と協議しているとこでございます。 また、療育等の関係機関とのつながりのある場合、相談支援ファイルをお持ちになっておりますので、その相談支援ファイルの中にある個別の教育支援計画や引継書などを活用して、就学先の小学校への接続の対応をしてるとこでございます。 さらに、今年度からの取り組みといたしまして、主に未就学児を担当する指導主事を1名増員し、幼稚園等への訪問指導や、教員、保育士への助言を行ってるとこでございます。 また、先ほどありましたように、島根県におきましては、島根県幼児教育センターを今年度浜田教育事務所内に開設され、幼稚園等への研修支援等に取り組まれており、幼児期の特別支援教育のみならず、幼児教育の充実を図られているとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 少しご案内をしますが、先般6月9日、いわみーるで発達障がいの娘との30年という講演会がありました。野田恭子さんという高校の家庭科の先生だそうですが、その娘さんが発達障がいのピアニスト、野田あすかさんということでテレビでも何回か放映されてるようですが、そのお母さんが講演の中でこのように言われてました。自分の子が4歳からピアノをして引いてて成績も非常によかったというところから、22歳のときに短期ウィーンに行かせたと。そこで、実は大変なことが起きたということで、親が行ってみたら、実はそのドクターから広汎性発達障がいという判定を受けたということで、その我が子がそれまでにいろんな髪の毛を抜いたりいろんなことで悩んでたことがそのときに初めてわかったということで、その講演の中で彼女が言ったのは、早くこの症状を見つけたかったって言われました。だから、周りが見てしっかりこの状態がわかれば、もっともっと早い対応で彼女も苦しまなくても済んだんではないかというお話でした。そういうなところから、発達障がいを見つけるということは重要なことだろうと思っています。このときのパネラーでおられました市長、これについてどのように感想を持たれるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) そのシンポジウムで野田さんから基調講演がございました。そのときにも、今議員さんからご紹介がありましたけれども、お嬢さんがそれまで小さい、子どものころからいろんなことがあったんですけども、原因がわからなかったというか、そのまま18歳になって高校を卒業すると、国立大学に現役で合格されたりしてまして、親御さんから見たら、まさか自分の子どもに障がいがあるということが気がつかれなかった、それが22歳のときにウィーンに行ったときに初めて発達障がいということが診断されて、そのことによって、ああ、これまで自分がいろんなほかの人とどうも違うとか、できなかったことがここに原因があるのかというのがわかったという、そういったお話でございました。 今議員からお話がありましたように、こういったことを早く察知をして、救いの手を差し伸べるというか、対応するということが大切なんだなということをそのお話を聞きながら、改めて感じたとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 私も少し涙をもらったようなところもありました。何とかしてあげたらよかったのになということを持ちました。 それで、再質問しますが、先ほど個別の今年度から未就学児童を担当する指導主事を1名増員して云々というなお話がありました。この方は私の中では、多分学校関係ではそうだと思うんですけれども、発達障がいのエキスパートというか、研究されてた先生が実はこの担当につかれたということで聞いています。 それで、この先生にレクチャーを受けた保育士さんから、この発達障がいのことがいろんな形でその先生から話を聞いてわかったというなことで、今後その発達障がいの対応については一緒になってやりたいという保育士さんの話もいただきました。そういう中で、親子ともども支援する体制の構築等、障がいを見つけて、その障がい者の親子に対して支援する体制の構築等、支援計画を示して、親が安心できるようなそんなチームを形成するようなことも必要と考えますが、所見をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 教育部長。 ◎教育部長(佐々木秀樹) 先ほどの答弁の中にもありましたけども、相談支援チーム、これがいわゆる幼児期、この時期に例えば特別な支援が必要なお子さんと判断しましたら、できるだけ相談に乗ると。そして、医療機関での診断を受けられましたら、それをもとに幼稚園での生活、あるいは小学校、これから小学校上がる、あるいは小学校上がってから、そういったところでの支援もフォローしながら対応してくということにしております。 また、その相談支援チームに先ほどの指導主事も当然かかわっておりますので、連携をしながらともに対応していくという形をとっております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) よくわかりました。 次に移ります。 大項目の2、社会福祉法人制度の概要と評議員の役割についてお尋ねをしたいと思います。 2点についてお聞きしますが、その2点は保育園等の社会福祉法人、それから老人福祉施設社会福祉法人というこの2点についてをお尋ねをします。 1点目に、保育園等の社会福祉法人制度の改革と人材確保についてお尋ねをします。 地域福祉ニーズが多様化、複雑化する中、保育園等の社会福祉法人は福祉サービスの中核的な担い手としてこれまで以上に地域社会に貢献していくことが期待されています。また、公益性、非営利性を持った組織として運営の透明性を確保することや組織経営のガバナンスを強化していくことも求められているところです。こうした中で、社会福祉法人改革が行われ、平成29年4月1日より全ての社会福祉法人が評議委員会を設置することになりました。昨年度から実施されていますが、この度の制度の改正及び促進について、以下質問をしたいと思います。 小項目の1点目ですが、社会福祉法人制度の改革では運営の透明性を確保することや組織経営のガバナンスの強化が求められていますが、チェック機能である評議員及び評議員会の改正のポイントについて、その所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 社会福祉法人制度改革では、一般財団法人、公益財団法人と同等以上の公益性を担保できる経営組織とするため、評議員会についても改正が行われております。制度改正前の評議員会は任意設置の諮問機関とされておりまして、理事、理事長に対する牽制機能が不十分でございました。制度改正後の評議員会は、それまでの諮問機関とは異なり、法人運営の基本ルールや体制を決定し、事後的な監督を行う必置の議決機関として位置付けられておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 今の答弁をいただきましたけど、私の中に腹入れができないので、再度聞いてみますが、法人運営の基本ルールや体制を決定し、事後的な監督を行う必置の議決機関として位置付けられているというお話が、具体的に説明をお願いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 評議員会の議決事項としましては、例えば理事とか監事さん、そういった役員の選任とか解任、それから同じく理事とか監事さん等の報酬等の決定を初め、定款の変更、あるいは解散の決議とか合併の承認、そういったところが具体的な業務になるんだろうと思います。 評議員会というのは、これらはもう先ほど言いましたような法人運営の基本ルールとか体制を決定するということ、それから役員の選任や解任を通しまして法人運営を監督する機関だという意味合いでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりませんが、後でまた再質問しますが、②に行きます。 評議員に期待される役割は、適切に運営されるようチェックの役を果たすことや、地域の福祉ニーズや福祉サービスを利用する当事者の声を運営に反映させるとしていますが、ガイドラインやマニュアルなど、評議員に提供できる資料はどのようなものがあるのか、お伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 浜田市が社会福祉法人に対する指導監査を行うに当たりまして基準となるものとして国から示された指導監査ガイドラインというのがございまして、既に各法人に対してお知らせをしておるとこでございます。また、評議員及び評議員会の職務等につきましては、国から通知等で示された資料も法人運営において参考になるものと考えておりまして、こちらのほうも既に各法人には周知をしておるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 今説明がありましたが、実は私は二つの法人の評議員をしています。この2年間、またその資料を見させていただきましたが、おのおのまちまちであると思っています。再度そういう意味で、例えばこういうような資料をいただきました。これは、わかりやすいと、実際は部長のほうは思っておられるかもしれませんが、私のほうが評議員になってくださいと言われたときに、実は中学校の評議員もやってますから、それは諮問機関です。先ほど答弁にありましたように、議決機関ですよという話、これは何ですかっていうことを話しましたが、なかなかうまい回答がいただけなかったというところで、最終的にわかったことが、実はその評議員に何かあったときに責任をとらせるという制度です。実際は、私以外になった評議員の皆さんも、その責任を負わされるということに非常に抵抗がありました。そういうところで、実は私が言いたいのが、ただ担当課としては保育園に渡したからそちらから聞いてくださいというんじゃなくて、ちゃんとした資料を提供してあげるべきではなかったかなと思っています。 それで、私なりに一応いろんなところで調べましたら、こういうふうな資料をつくっておられる方がありました。その中を見ましたら、新しい評議員は何をするのかっていったら、評議員は社会福祉法人が適切に運営されるようにチェックをしますと言っています。それから、地域の福祉ニーズや福祉サービスを利用する当事者の声を社会福祉法人の運営に反映させる、意見ができるようになってるんですよって言ってるわけです。 それと、あとは定期以外にも、不定期的にも評議員会を開催することができますというな丁寧なこういうふうなわかりやすい資料も出してるとこもあるわけです。だから、私が言いたいのは、このような箇条的で書いたものをおのおの法人に渡して、それが法人が評議員に渡すような状態じゃまずいですよということを言いたいんです。そのことについて弁があればひとつお願いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) ご指摘ありがとうございます。今回の改正は大きな改正でございまして、本当各社会福祉法人さん、皆さん大変苦労されたっていうのも感じております。 ご指摘のところ、不十分であったところはしっかりと反省して、今後そうしたことがないように法人さんにもいろいろお話を聞いてしっかりと対応したいと思います。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) この中でも、地域とのかかわりということで述べていますように、今保育園の状態がここでやっと整理できるんだろうかなと私は思っています。だから、保育園に対していろいろ私は見たら、こういう状態がいいんじゃないでしょうか、こういう経営はいいですねとかいろんな意見交換ができていいという感じは持ちました。一つ例を挙げますと、この二つのところへ行ったときに、一つは施設運営者、理事長さんがおって、会計さんがおって、監査がおられて、私は理事でした。その説明の状態と、片方は理事が7人並び、こっちのほうでも評議員が7人並び、どういう状態だったかと、対立構造です。私たちがチェックするんだという構造で、向こうはそう思ってますよ、こっちもそう。そういう関係ってのはまずいなと、だからそれはちゃんとした説明をしていただければ、そんなことがなかったんだろうと実は思っています。そういうことで、ひとつ反省していただければいいと思いますが。 次、中項目2に老人福祉施設社会福祉法人制度の改革と人材確保についてお尋ねをしたいと思います。 老人福祉に関する社会福祉法等の一部を改正する法律が平成28年3月31日に改正されました。福祉サービスの供給体制の整備及び充実を図るため、経営組織のガバナンス強化や運営の透明性の向上の改革を進めるとともに、介護人材の確保を推進するための措置や施設職員等の退職手当等共済制度の見直しの措置を講ずるとしています。その取り組みについて。以下質問します。 1点目として、改正後2年経過しましたが、社会福祉法人の改革における経営のガバナンス強化や運営の透明性の向上、財務規律の強化などのほか、地域における取り組みの実施や責務について、その進捗状況をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 社会福祉法人制度改革におきましては、役員、理事会、評議員会の権限や責任の明確化、計算書類や役員報酬基準等の公表による事業運営の透明性の向上、地域貢献を責務とすることなどの見直しがされております。これらの制度改革で見直された内容につきましては、おおむね達成されているんじゃないかと認識をしております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 評議員について聞きますが、保育園の評議員さんは民生委員とかそれから少年補導員、保護司等々の方がなっておられますが、老人福祉施設社会福祉法人の評議員さんはどういう方がなっておられるか、お聞きします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 会社役員の方とかNPO法人の役員の方、あるいはほかの社会福祉法人の役員の方のほか、民生児童委員さんとか町内会長さんなども評議員になっておられまして、そういったところで見ると、特に保育園とその老人の施設の評議員さんとでは、就任される方については大きな差はないんだろうと思っております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) もう一点、質問しますが、社会福祉法人の評議員は法人運営に係る重要事項の議決権であるとされています。また、この評議員は善管注意義務の違反があれば、債務不履行によって損害賠償を求められる可能性があるとしていますが、この違反というのはどのような違反なのか、その内容についてお聞きしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 注意義務違反として想定される内容につきましては、なかなか難しいんですけども、例えば社会福祉法人の運営管理が不適切であって、法人等に損害を与えたとか、職員の不正に対する監督責任を怠った、あるいはセクハラとかパワハラ等を放置したとか、そういったときに責任が出てくるのかなと考えております。 ただ、評議員個人ということではなくて、評議員会というその会議体っていうんですか、そういった組織で任務を行うとなっておりますので、評議員個人がそういった本当の責任を問われることはほとんどないんじゃなかろうかと見ております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) いや、ないということじゃなくて、あるからこういうような表現があるんだろうと思ってまして、要はこういうことについてしっかりしたことをしとかないと、例えば今の評議員がいろんなことの議決権を持ってて、決算について否決したらどうなりますか、お聞きします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 評議員会として否決ということであれば、その法人としての決算が承認されてないということになるんじゃないかと思います。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) そうであれば、そのまま置いてもいいということで解釈してよろしいですか。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) いえ、そこから当然いろいろ、具体的にすいません、何て言ったらいいかわかりませんが、それからいろいろ決算をもう一度確認したりとかいろんなことがおそらく発生してくるんだと思います。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 少し研究してみてくださいませんか。今この4回ほどやってきましたが、そういうことはありませんでしたが、今後のこともありますので、ひとつこの場ではお願いしときます。 小項目の2、人材確保の促進において、介護人材確保に向けた取り組みの拡大や福祉人材センターの機能強化、国家資格取得方法の見直し、資質の向上、社会福祉施設職員等の退職金手当制度の見直しなど、実施の状況について伺います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 介護人材の確保に向けた取り組みにつきましては、国主体で行われておりまして、詳細な進捗状況については把握できておりませんので、浜田市の介護人材確保に向けた取り組みについて申し上げます。 平成21年度から介護人材確保・定着対策事業を、平成27年度からはシングルペアレント介護人材育成事業を実施し、介護人材の確保に努めているところでございます。 また、職員等の資質の向上につきましては、浜田市介護人材確保・定着対策事業において、初任者研修等を実施した事業所等に対し補助金を交付するほか、浜田地区広域行政組合において、介護従事者の資格取得のために必要な受験または研修の受講に要する費用の一部を補助しております。 今後も、これらの制度を積極的に活用していただけるよう、事業者等への周知に努めてまいります。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 再質問します。 介護人材確保・定着対策事業というのがありますけれども、これの事業から、その活用から増えた人数がわかればお願いしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 先ほどの補助金は3カ月以上の継続雇用というのが条件になっておりますけども、平成27年度が18人、28年度が14人、平成29年度は8人といったような状況でございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) もう一点、聞きますが、介護従事者の資格取得のために必要な受験または受講費用の補助から、その実績をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 資格取得の関係で研修を受けられた人数で申しますと、平成27年度が8人、28年度が1人、29年度は3人となっておりまして、21年度からの累計で申しますと、18人ということでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。成果は出ているということに解釈をいたします。 ここで少しまとめをしたいと思いますが、今の社会福祉法人の評議員は地域の方々です。だから、こういう方々と意見を入れたり、また協力する、また連携をする、また協働できる仕組みをちゃんとして整理しないといけないと思っています。そういうことについても、執行部というか、福祉部のほうにおかれましても少し検討をしていただきたいと思います。 そういうところで、ここはすまさせていただいて、次に移ります。 大項目の3、医院の廃業による事業承継の動向と対策についてお伺いをします。 2016年診療報酬の改定では、医療費負担を減らすために大病院、かかりつけ医、薬局、薬剤師の報酬の引き上げを行い、役割の明確化、効率化を図ることによって地域にあるかかりつけ医をより身近で頼りになるものにすることで安心できる在宅生活を目指そうとしています。しかし、近年は産科医院の廃業に続き、他診療の医院においても後継者の承継問題から、廃業される医院が増えています。地域によってはかかりつけ医がいなくなり、健康管理や通院のほか、在宅治療の特色である往診や訪問医療がなくなることも懸念され、その対応が求められています。また、人口の多い団塊の世代の全員が2025年に75歳以上の後期高齢者になるのを受けて、国は病床機能を大きく変えようとしています。高齢者が増えれば当然病床も必要になり、医療費が増えるばかりで財政が立ち行かなくなることから、国は病院から在宅へという方針を掲げ、財源確保のために病床を今より15万床以上減らし、入院の必要性がない人は在宅で療養してもらう計画を立てています。そのために回復期の病床を3倍に増やし、できるだけ早く自宅に戻れる体制をつくる一方、今6割ある急性期病床を4割まで減らす方針を掲げています。このことから市内の病院において、病床ベッドを減らすまたは病床ベッドをやめてしまう病院も出てきている状況が見られます。病院から在宅へ流れを移行させようとする計画に対して、在宅の介護環境や独居状況などの対応のあり方など、新たな課題に対して、以下質問をします。 後継者問題で廃業するかかりつけ医の減少対策についてお尋ねをします。 かかりつけ医の現状と今後の予測について所見をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 市長。 ◎市長(久保田章市) 最初に、私のほうから申し上げさせていただきます。 浜田市におきましては、さまざまな組織、団体におきまして事業承継の問題が大きな課題になってると考えております。昨年の2月に市内の商工団体の協力を得まして、中小企業経営者などに行ったアンケートでは、後継者がいないなどの理由によりまして、回答があった事業者のうち約4割が将来廃業予定であるという結果でありました。このため、現在商工団体と一緒になりまして事業承継の支援に取り組んでるとこであります。 こういった状況は、実は医療機関においても同様だというに考えております。医師の高齢化、あるいは後継者がいないなどといったことによりまして、医療機関が減少しております。浜田市にとりまして大変大きな問題であると、このように認識をしておるとこでございます。 ご質問の点につきましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 現在、医療センターと歯科医院を除く市内の医療機関は53カ所となっており、5年前の58カ所から5カ所減っております。現在の53カ所の医療機関のうち、医師が70歳以上であるのは10カ所でございまして、このうち後継者がおられないのは6カ所とお聞きをしております。 今後の予測ということでございますが、医療機関というのは徐々に減少していくものと見ております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 減少してくということでありますが、小項目2のほうに移ります。 地域によっては、かかりつけ医がいなくなることから、健康管理や通院環境の変化、在宅治療の特色である往診や訪問医療がなくなることも懸念もされ、その対応が求められると思っていますが、所見をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 医療機関の減少に伴う在宅医療の機能の弱体化や無医地区の増加は大変大きな問題であると認識しております。医師の高齢化や後継者不足、また入院から在宅医療へ移行するといった国の政策や人口減少などにより医療機関の縮小が進んでいる一方、新規開業も容易に望めないため、住民の遠隔地への通院も生じてくるものと考えております。市といたしましては、医師会や医療センター、県などの関係機関と連携し、地域医療が途切れることのないよう、対応を検討していきたいと考えております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。 中項目2に移りますが、私立病院入院受け入れ減少による課題とその対応についてお尋ねをします。 最近、市内の私立病院の入院の受け入れが減少、または停止されている状況があります。このことによって発生する課題について、市の認識と今後の予想される環境変化についての所見をお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 民間病院における入院の受け入れ減少に伴う課題といたしましては、今まで民間病院で受け入れていただいていたかかりつけの患者や救急患者の受け入れが減少することが予測されます。 また、浜田医療センター退院後の受け皿となる転院先のベッド数が減少することになり、医療機関による役割分担に悪影響を与えることが予測されます。そのため、ますます患者が医療センターに集中してしまい、患者さんにとっては適切なタイミングで適切な医療が受けられなくなるのではないかと心配をしておるとこでございます。 さらに、医療センターの医師を初めとする医療従事者の方にとりまして、ますます疲労につながるということを心配しております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 今医療センターのますますの負担が強くなるということでありましたが、このことについて今協議会があると聞いていますが、何か協議されているのかどうか、それについてお伺いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 医療センターとは今年度から定期的な会議を開催することにしておりまして、既に2回ほど開催しております。 その中で、医療センターからのいろんな要望、あるいは要望等聞いておりますので、医療センターの先ほど申しましたような負担増にもしつながるということが出てくれば、いうことになれば、市としてできることは積極的に支援をしていきたいというに考えておりまして、具体的な支援方策について今いろいろとお話をしてるとこでございます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。 2点目に移りますが、病院から在宅へという国の方針から、より老老介護、もしくは看護の状況が増えるものと懸念されます。現在の在宅治療数はどのような状況なのか、また今後予測される在宅治療について所見をお伺いします。
    ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) 島根県が行いました在宅医療供給量調査によりますと、平成29年に浜田市で在宅医療を実施している医師は28名でございまして、595人の患者を受け持っておられます。これが2025年には、こうした医師が21名と減少する一方で、患者数は624人に増えると推測されておりまして、在宅医療の維持が難しくなるということが予測されております。 浜田市としましては、引き続き医療従事者の確保、育成に取り組みながら、住みなれた地域で医療と介護を切れ目なく提供する地域包括ケアシステムの推進を支援するとともに、市民の健康増進への取り組みを強化し、安心で元気な地域づくりを支援することでこの在宅医療の問題に臨んでまいります。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。 訪問看護ステーションというのがあります。これについてお聞きしたいと思うんですが、この度こういう状況になった折に、在宅、いわゆる訪問されるドクターとお話ししましたら、どうも訪問看護ステーションを使ってるというお話があります。こういうことについて、この辺を充実させるということも私は仕組みづくりには必要ではないかと考えますが、これについて所見があればお願いします。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) ご指摘のとおり、医師の指示に基づいて医療行為を行う訪問看護、あるいは訪問リハビリというところがこれから大事になってくると思います。今浜田市内では6カ所ありまして、職員数が常勤換算で大体60人ぐらいだと伺っております。もう国のほうは病院ではなくて在宅でということはこれからも確実にどんどん進めてまいりますので、そうしたことに対応するためにも、今お医者さんのところもありますし、今言われた訪問看護ステーション、訪問看護、訪問リハビリ、こういったところが大切だと思っておりますので、こうしたところも人の確保といいますか育成といいますか、そういったところに取り組みたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 今訪問看護のことについて答弁を受けましたけれども、しっかりこういう方々と連携をしてそういう仕組みをしっかりつくって、補完できるような形をしていただきたいと思います。 それで、もう一つ聞いてみたいと思うんですが、ここにまめネットがつながるという形で実は資料を持っていますが、緊急時の対応に大変有効と考えていますが、この活用状況を含め、所見をお願いしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) まめネットですが、これは島根県内の患者さんの診療情報を医療機関、あるいは介護事業所も入ると思いますけども、みんなで共有するというネットワークでございます。 現在、県内の加入者で申しますと、5月末現在で県内276施設、浜田市内では医療機関が17カ所、薬局が7カ所、訪問看護が4カ所、合計で28カ所の医療機関、施設が加入していただいております。住民の方の数で申しますと、県内で約4万5,000人、浜田市では約3,000人と聞いております。 議員さんが言われるように、まめネット、非常に便利なところ、あるいはいいところもございますので、これから地域医療をどんどん進めていくためには、こういったまめネットにどんどん加入していただくということも大事だと思っております。 引き続き、加入者の促進に取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) 少し部長さん、このまめネットの中身をご存じなのかなと思って今聞いたんですが、この中身わかりますか、聞きます。 ○議長(川神裕司) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前木俊昭) まだ私は入ってないので、詳しくっていうことはございませんが、カルテとかいろいろ検査したときのいろんなデータ、こういったものが、簡単にいうと、そういった登録されとる医療機関でその人の同意があれば見ることができるものだと思ってます。 ○議長(川神裕司) 岡本議員。 ◆14番(岡本正友) わかりました。わかっておられるんだろうと思いますが、要は無駄な検査をしなくても、例えばそこに行ったら、そのカルテを見たらこの人は今までどういう病気したかわかるということで、無駄な検査を省けるということだろうと私は思っております。そこの推進についてはひとつお願いをしたいと思います。 それで、最後にまとめる形でお話をしたいと思うんですが、今私たちは病気になったらどうしてどう支援していただくかという形で今話をしてますが、実はある会のところへ行きましたら、こういう話がありました。病気にならない健康増進をする仕組みづくりを進めるべきだという話をさせてもらうわけですが、実は介護予防推進出前講座ということで、市、これで頑張っておられますが、何回か受けたこともあるんですけれども、少しこのことについてご提案をさせていただくんですが、ある健康器具のメーカーがこういうような写真を見せてくれました。要は、血液検査はどういうふうにしているんであって、どういうふうな取り扱いをするかというなことを言って、結局説明が非常にわかりやすかったということで、またもう時間がありませんから、今度担当課に行ってこの話をさせてもらおうと思いますが、病気になったらどうするかじゃなくて、今市が積極的に取り組んでいただいてる介護予防、病気にならないよう、おのおのが努力するということをやっぱし進めていくべきだろうなと思っています。そういうな形でこの度の仕組みということについてはまとめて、終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会します。皆さんご苦労さまでした。            午後4時13分 散会        ──────────────────────────...