浜田市議会 2017-06-21
06月21日-03号
平成29年 6月定例会 平成29年6月
浜田市議会定例会会議録(第3号)1. 日 時 平成29年6月21日(水)午前9時58分開議2. 場 所
浜田市役所議場 ────────────────────────── 出席議員(24名) 1番 足 立 豪 2番 岡 野 克 俊 3番 柳 楽 真 智 子 4番 串 崎 利 行 5番 小 川 稔 宏 6番 森 谷 公 昭 7番 野 藤 薫 8番 上 野 茂 9番 飛 野 弘 二 10番 笹 田 卓11番 布 施 賢 司 12番 岡 本 正 友13番 芦 谷 英 夫 14番 佐 々 木 豊 治15番 道 下 文 男 16番 田 畑 敬 二17番 平 石 誠 18番 西 田 清 久19番 澁 谷 幹 雄 20番 西 村 健21番 江 角 敏 和 22番 牛 尾 博 美23番 原 田 義 則 24番 牛 尾 昭 ────────────────────────── 欠席議員(0名) ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長 久保田 章 市 副市長 近 重 哲 夫教育長 石 本 一 夫 金城自治区長 内 藤 大 拙旭自治区長 岩 谷 欣 吾
弥栄自治区長 熊 谷 富 雄三隅自治区長 中 島 良 二 総務部長 砂 川
明地域政策部長 岡 田 泰 宏 財務部長 宮 崎 良 一
健康福祉部長 前 木 俊 昭
市民生活部長 斗 光 秀
基産業経済部長 田 村 洋 二
産業経済部参事 湯 淺
淳都市建設部長 下 垣 博 史 教育部長 佐々木 秀 樹消防長 佐々木 和 文
上下水道部長 河 野 正 雄金城支所長 吉 永 靖 司 旭支所長 塚 田 民
也弥栄支所長 細 川 良 彦 三隅支所長 斎 藤 友 昭市長公室長 佐々木 俊 幸 総務課長 山 根 隆 志財政課長 草 刈 健 司 ──────────────────────────
事務局職員出席者事務局長 小 川 克 巳 次長 篠 原 修議事係長 三 浦 修 三 ────────────────────────── 議事日程(第3号)第1
個人一般質問発言順序発 言 議 員質 問 事 項16番 森 谷 公 昭1. 市長に対する家賃補助裁判について
2. 災害について
(1) 津波について
(2) 原発について
3
. 防災訓練について
4
. ふるさと体験村について
5. 人口減少問題について
6
. 住宅ソフト(富士通)と人事問題について
(1) 住宅係は係長の過剰負担
(2) 毎年680万円、2倍の負担の住宅ソフト(富士通)
7
. 下水処理施設とJT跡地について
(1) 下水処理施設について
(2) JT跡地について
8. 運動施設の統一化とペアーレについて
9. 「草刈・ミゾ掃除」について
10
. 公共交通について
11. 夜間保育・家庭保育について
12. ハコモノと中期財政計画について
13. 施策の実行による経済効果・精神効果について
(1) 以下の経済効果等
14. 高額な医療費の原因について212番 岡 本 正 友1. 豊かなこころを育むまちづくりの推進について
(1) 県立大学と
島根あさひ社会復帰促進センターとの共生協働するまちづくりについて
(2) ふるさと郷育と人材育成を協働するまちづくりについて
2. 「元気な浜田づくり」施策について
(1) 任期満了に伴う市長選の出馬について
(2) 浜田港を活かした産業振興について324番 牛 尾 昭1
. 市長在任約四年間の実績に対する自己評価について
(1) 市長の来期への姿勢について
(2) 水産業における自己評価について
(3)
農業振興支援策の評価について
(4)
林業振興支援策の評価について
(5) 商店街支援策の評価について
(6)
観光振興支援策の評価について
2. 萩・石見空港の活性化策について
(1) 県の姿勢に対する評価について
(2) 関連市・町の対応への評価について
3
. 島根あさひ社会復帰促進センターについて
(1) 今日までの取組に対する評価について
(2) 出所後の社会復帰の取組について42番 岡 野 克 俊1
. 交通困難地区の解消について
(1) 国府地区のJR山陰本線と国道9号線の踏切横断について
2. ペットと共生するまちづくりについて
(1) 「幸福追求権」(憲法13条)における動物共生権について
(2) 動物愛護教育と新たな取組について519番 澁 谷 幹 雄1. 第一子からの保育料無料化の実施について
2. 医療・介護職場への人材確保のための奨学金創設について
3. 浜田市の
総合振興計画の進捗管理について
4. 浜田市の行財政改革について
5. 畜養の売上高20億円の可能性について
6
. ふるさと寄附(納税)の今年度の取組について
7
. 浜田市民であることの特典について
8. 多言語の案内板や道路標識の不足の解消について
9. 超高齢化社会を見据えた在宅医療と介護の連携について
10. 学校現場への予算投入強化について ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第3号)のとおり ────────────────────────── 会 議 午前9時58分 開議
○議長(西田清久) おはようございます。 ただいま出席議員は24名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(西田清久) 日程第1、個人一般質問であります。 発言の順序はあらかじめ定められておりますので、順次発言を許可します。6番
森谷公昭議員。 〔6番
森谷公昭議員 質問席〕
◆6番(森谷公昭) 早速始めます。 まず、市長の家賃補助です。これ図にありますが、4年前、ちょうど4年ですね。5月ごろ、市長は横浜から浜田に来まして選挙の準備、そして10月に当選されました。この間、個人で9万5,000円の家賃を払っておられました。それから、その翌年の3月まで個人契約、3月31日に解約されまして、4月1日、次の日、浜田市が契約しました。このときから、浜田市は9万5,000円払うようになりまして、給与天引きか何かで実負担が市長は4万円だということです。それで、市民に見つかって、それでどうして払うんだと、規定がないぞと言われて、これは住居を見つけるのが困難だからとかなんとかという理由もあわせて、ずっと説明してたんですけども、裁判に発展しそうになったと。裁判で負けそうな理由だから、今度は変えようということで市長が認めればいいことにするということで裁判に突入したと。そして、ずうっと今まで来て、市長は9万5,000円の家賃なのに4万円何がしを払っているという、こういう状態で来ているわけです。これが概要です。それで、裁判の経過、結果はどのようになってますか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) ただいまご説明いただきました市長の家賃補助のことにつきましては、本年3月議会でもお答えいたしましたように、本年1月16日に第一審の判決が出されたとこでございます。この判決の結果につきましては、浜田市の主張が全面的に認められたものと認識をいたしております。 これを受けて、1月25日付で相手方から控訴状の提出があり、5月24日に
広島高等裁判所松江支部において、控訴審の裁判があったところでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) これからの予定はどういう予定になってますか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 6月28日に控訴審の判決が出されると聞いているとこでございます。それ以降につきましては、判決内容によって判断したいと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 次行きます。 災害について。津波の件ですが、
シミュレーションが地図に四角い升目で、メッシュって言われてますけども、いっぱい書いて数字があります。水深をあらわすみたいなんですけども、この水深、深さの意味もあわせて、これは安全の目安かどうかということを説明してください。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) このメッシュは、10メートル四方になっており、この範囲ごとに水位が表示してあるものでございます。避難する際の参考資料になるものと考えておるとこでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) それで、それ以上のものはないということで考えればいいんですね。安全の印ですね。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) あくまでもこれは目安ということで、これ以上がないとかあるとかというとこではないと思ってます。一つの基準として算出されたものだと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) とても情けない答弁ですね。これで安心してはいけないと、これ以上のことを考えろと言わなきゃいけないです。担当部としてはどうですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 国が出された指針、そしてそれに基づいて県が出された数値に基づいておりますので、必ずこれを超えるということでもございませんし、判断基準として必要なものだと思っておりますので、これを目安に対応したいと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 浜田の皆さん、この状態です。危険の鈍い、反応が鈍い。これが市長の部下、ナンバーワンの部長です。こんなんじゃ、市民の安全は守れません。これは危険の印じゃないんです。これ以上を想定するんが当たり前なんです。
オーバートリアージ、消防長、
オーバートリアージということは常識でしょ。
○議長(西田清久) 消防長。
◎消防長(佐々木和文)
オーバートリアージにつきましては、消防もそのような考えで常々対応しております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) それを市の部長連中に徹底的に教育してやってください。お願いします。 それから、大雨と津波遡上が重なった場合のことですけれども、大雨と……。
○議長(西田清久) 森谷議員、ちょっと待って。総務部長が答弁。総務部長。
◎総務部長(砂川明) 何度も申しますけれども、この
シミュレーションはL2という1,000年に一度起こるだろうというふだんなかなか起こらないような大きな災害を想定した浸水でございます。これ以外にもL1という10年から100年に起こる津波も想定してありますけれども、それはそれ以下でございますので、このL2の想定される基準を超えるということは大変可能性も低いものであるから、これを基準にということを申し上げたものでございまして、全くこれが超えることがないとは申しませんけれども、そういう大きな試算の中で出されたものだということでございますので、それが安全に対して私どもが敏感でないということではないと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 話が長いですね。全協で県の災害の人が3人来てました。それ以上があると考えると言ってましたけど、寝てたんですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 何度も申し上げますけど、あることもあるけど、必ずあるということでもないということですんで、これを目安にするということでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 市長も同じ考えですか。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 今、部長が申し上げましたけれども、L2という1000年に一回ぐらいという大変高いレベルのことを想定していろんなことを考えてるとこでございます。もちろん、それ以上のことは起こらないということは決して申し上げておりませんけれども、ある一定のことを考えた上で対策を練ると考えてるとこでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 次、行きます。 原発についてですけども、最近北朝鮮でミサイルがばんばん打ち上げられて……。
○議長(西田清久) 森谷議員、②と③。
◆6番(森谷公昭) 改めて質問します。 増水1メートル、満潮で1メートル高くなったとき、仮に2メートルの津波があったら、その津波は2メートルですか。それとも、ゼロから考えると3メートルの津波が来るんですか。
○議長(西田清久) 今、何番目の質問ですか。 (6番
森谷公昭議員「3番目」と呼ぶ) 3番目。 (6番
森谷公昭議員「2番目は取り消します」と呼ぶ) 2番目は取り下げ。3番目です。総務部長。
◎総務部長(砂川明) 今回の津波想定には、大雨の条件等は入っていないため、もしそれが重なれば津波水位及び浸水域は広がる可能性もあると考えられますが、
シミュレーションとしてはしておられないため、断言はできないということでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 市民の皆さん、聞いてください。生ぬるい危機感、これは1メートル増水したら2メートルの津波は3メートルになるんです。当たり前のことなんです。メッシュで10センチだったら、1メートル増水した状態だったら1メートル10センチ、当たり前の事なんです。その程度の危機感しかないんですよね、市のスタッフは。 次、行きます。 原発について。北朝鮮のミサイルが島根原発に命中しないまでも、原発の事故が起こった場合、想定被害はどうなってますか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 島根原発にミサイル攻撃や事故があった場合、島根県が作成された避難計画の想定では、浜田市への被害はないとされているとこでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) こういう危機感ですから、これ以上の質問をする意味がありませんので、大きな2番は全て取り消しまして、3番の防災訓練に行きます。
①、対策本部が波打ち際にあった。この理由は何ですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 6月11日に
瀬戸ケ島埋立地を主会場として、
総合防災訓練を実施し、当日は現地において各関係機関との連携訓練や展示啓発などを行ったところでございます。 各関係機関との連携訓練等を実施するため、かなりの広さの場所が必要であることや、海上訓練も行うことから、
瀬戸ケ島埋立地を主会場といたしましたが、実際の地震、津波対応で海岸部に
災害対策本部を設置することは考えておりません。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 実際を訓練するのが本当の訓練です。消防関係の人は、せめて水高に本部を設定してくれと頼んでた。現実離れした訓練は意味がないんです。強行した理由はなんですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 皆さんと一緒にいろんな状況を把握するということが訓練で重要だということであの場所でやったところでございます。実際に、これまでの災害で
災害対策本部については、浜田市役所に設置をしておりますんで、そういうこともありますけども、実際の連携のためにあそこでやったところでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 浜田市だって水につかるんです。そこに本部を移すという発想がおかしい。大学です。大学に決まってます。 それから、2番です。BGMが神楽のめでたいえびす、これを選んだ理由は何ですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明)
総合防災訓練の空き時間にBGMとして神楽の音楽が流れましたが、これは音響を委託しておりました事業者が選定されたもので、特に理由はございません。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) また人のせいにして逃げる。もし流れてたら、とめるべきじゃないですか。みんながおかしいおかしい、議員もおかしい、市民もおかしい、何だって言ってました。聞かんかったわけじゃないでしょ、その話を。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 違和感を持たれたということも承知しておりますんで、今後訓練の際にはその辺は十分反省して対応したいと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 危機感のピントがずれてるんです。じゃ、結局とまりました。あれは誰がとめたんですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 最初の始まる前に流れとったもので、これから本番に入るためにとめたということでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 違います。市長の話なんかがあってからも、ずうっと流れてました、その話。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 全体的に判断してとめておるとこでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) ばか言ってんじゃないですよ。俺が馬場さんに会ったから、馬場さん何だ、この音楽は、すぐとめなさいと俺が命令したんです。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 森谷議員さんからそういうお話があったということは承知しておりますが、それだけでとめたということではないと思っています。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 次、行きます。
③、瀬戸ケ島のあの状態では、私たちはどこに避難すればよかったんですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 瀬戸ケ島町1町内と2町内はマリン大橋の付近にある瀬戸ケ島公園、瀬戸ケ島町3町内の方は
浜田水産高校にそれぞれ避難をしていただいております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 質問と答えがずれてます。私たちはどこに避難すればよかったんですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 直近で言いますと、水産高校もしくはマリン大橋のどちらでも可能だと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) テントの中には一群じゃないですか。あそこは何町内なんですか、あんたが言う。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) あそこは、場所からいうと、マリン大橋のたもとが近いと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) それじゃ、あの場所はマリン大橋です、そのぐらい言うべきじゃないですか。避難場所も一つも言わないで、今ごろ言っても遅いじゃないですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) それぞれが判断されて避難をしていただくということでありますので、きちっと今後誘導場所等もお示しができるように対応したいと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 浜田の皆さん、防災、これじゃなっとらんということがわかりましたでしょ。自分で守らんといけません。市に頼ってはいけません。 次、行きます
。 ふるさと体験村について。
○議長(西田清久) 森谷議員、ちょっと。総務部長。
◎総務部長(砂川明) 先ほどから、いろいろとご指摘いただいとることは、それは結構なことだと思っておりますけれども、私たちも防災については常にこれまでは浜田市もたくさんの被害を受けておりますので、危機意識はしっかり持って対応してると思ってるとこでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 被害を受けてあの状況じゃ、どうなってるんですか、能力がないということですか。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 直近で言いますと、平成25年にも土砂災害等もございましたので、常に今梅雨どきでもありますし、危機意識はしっかり持ってるつもりでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 皆さん、聞いてください。持ってる持ってる言いながら、これです。我々が判断するしかありません。 次、行きます
。 ふるさと体験村につきましてです。まず、1番取り下げ、2番です。弥栄の住民、支所の職員の利用度合いはどうか。風呂、宿泊についてお願いします。
○議長(西田清久) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 弥栄の住民の利用度合いにつきましては、平成28年度実績で宴会においては町内利用が75件、仕出しの町内利用が64件となっております。支所職員の利用度合いについては、歓送迎会や懇親会等での利用、視察受け入れ時の昼食や宿泊で積極的に利用していただけるよう働きかけております。 そして、浴場の利用者につきましては、平成28年度が約3,500人で、
うち町内利用者が約6割となっております。それから、宿泊につきましては、平成28年度が約2,300人で、町内利用はそのうちの数パーセントだと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 風呂の人数を考えると、2,000人ぐらいですね。2,000人に対して、無料風呂券は何枚ぐらい配られてるんですか。
○議長(西田清久) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 無料の券につきましては、ほぼ全てということで、3,000枚程度配っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) ということは、無料の券がなければ弥栄の人は一人も来ん可能性もあるかもしれないということですね。 次、3番は理解しましたから取り下げますけども、まず一応3番を生かしていきましょうか。 建物6億円、投入金額です。補助金4億円の合計10億円なんです。それで、世帯が700世帯ありますので、1人当たり、1世帯当たり150万円の投入です。それだけ投入されてるわけです、今までに。それから、いろいろ合わせて4,000万円の補助金です。ということは、調べましたら、弥栄の住民税は3,000万円なんです。住民税以上の補助金が投入されている。大きな浜田で言いますと、8億円が住民税です。ということは10万円近く、浜田で言うと10万円が毎年毎年赤字補填に使われてると、そういうボリュームだと考えてください。これについて、どう思われますか。
○議長(西田清久) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 今おっしゃるように、ソフト、ハード合わせて約10億3,000万円余を投入してきたということで、それ以外に地域振興基金ということで、年間800万円を使ってきたということですが、一番最初の質問が飛びましたけれども、
ふるさと体験村は弥栄にとって重要な施設であるということを鑑みて、これだけの施設に対して補助をつぎ込んでるという状況です。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 4番行きます。 今回の監督署の指摘の本当の原因は何だと考えられますか。
○議長(西田清久) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 今回の原因につきましては、職員の退職による人員不足と事務局長が不在であったということと、一番大きな問題は適正な労務管理ができなかったことだと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) そんな上ずっぱりな原因分析じゃ困るんです。まず、5月9日に監督署が入ったと。未払いの残業代が平成27年分が100万円以上、平成28年分が200万円以上判明しました。それを計上しないで、今回決算を組んでるんです、一円も計上しないで。そして、44万円の利益を出して、そのうちの6割を浜田市にバックという約束だから、25万円振り込んでるんです、利益が出たって。本当は何百万円の欠損なんです。まだ不思議なことがあるんです。会計事務所を2月に変えてるんです。3月決算にもかかわらず、2月に変えてる。そして、粉飾決算が行われとると。会計事務所がやったとは言ってません。粉飾決算が行われてる。監査役みたいなもんですね、大谷さん、JAにおられた方、それが適正の印鑑を押してると。事務局長は自治区長をやっとった山根さんですよ。山根さんが指導してるわけです、責任者ですから。県からミスの指摘があったから、会計事務所を変えたというけども、県に聞いてみましたら、ミスらしいミスじゃない。藤井会計から近重会計に変更されてるんですけど、宿泊と田舎体験が収益計上じゃなくって公益計上だと、収益公益わからんようなもんです、こんなこと。それで、申告されたという理由で税理士を変えてるんです。そんなん、変えるほどのミスじゃないわけです。この責任は、どっちかと言やあ、事務局長の山根さんです。それから、4月分の給料、5月分の給料にかかわる出勤簿です。監督署用に改ざんされてるんです。信じられんでしょ。普通だったら、5月9日に指摘されたんだから、改ざんしちゃいけないじゃないですか。改善しなきゃいけない。改悪にしてるわけです。どういうことかというと、休日出勤しても、今までは印鑑を押してたんです。だから、真っ赤っかなわけです。だけども、4月からは規定に合うように6日ほど押さないようにした。結果的に、5日ほど空白があるんですけど、そういうインチキの出勤簿がつくられてるんです。それは、偶然細川さんが発見されたんですけども、理由を聞いても山根さんは今んとこ回答してくれてないと。これは、山根さん、大谷さんグループが支所を巻き込んで不正をしてる可能性があるんです。細川さんが幾ら正しくしようと思っても、先に進まないんです。このことをどう考えますか。
○議長(西田清久) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 何点かご質問いただいたと思ってますが、まず1点目、税理士さんのことにつきましては、今やっていただいてる税理士さんといろいろ話をする中で、申告についてなかなかお忙しかったりするという状況もお聞きする中で、今の公営企業会計に詳しくないというお話もいただく中で、新たな税理士さんにお願いをしたという経緯だと聞いてます。労働基準監督署が調査に入られて、平成27年度、28年度においての未払金が発生したという事実については、新たな税理士さんのほうにはお知らせをしております。ですので、そのことはご理解をいただいた上に決算をしていただいたと私どもは認識をしてるところでございます。 そして、4月以降、出勤簿を変えたということで、今までの出勤簿ではなかなか古い出勤簿ですので、いつ出勤した、それからいつ退勤したということが書けないような状況になっておりますし、ただ印鑑を押してそこへ置いとくだけの話なんですけれども、今回の出勤簿につきましては、出勤したときに印鑑を押して出勤の時間を書いて、帰るときに確認印を押すと。そして、それを事務局長に見せるということで、その間、職員とのコミュニケーションも十分できますし、今までのようなただ押して置いとくだけの出勤簿ではないということなので、かなり改善できたんではないかと思ってますが、先ほどご指摘のありました4月以降の公休の取得状況の報告が食い違ってたということについては、真摯に受けとめさせていただきたいと思っているんですが、少し状況について報告させていただきますと、4月の公休の取得状況の報告をいただいておりました。こちらも監督署が入ったということなんで、どういう状況になってるかということをお知らせくださいということでいただきました。という状況の中で、職員の机上の上にあった卓上カレンダーにその本人がいろんな状況を今日は何時に出たとか、今日は何時に帰ったとか、今日は休んだとかというものを書いておりました。それを偶然ですけど、見つけまして、それを見たときに、こちらが受け取った状況と出勤の状況と若干違うんじゃないかということを疑義を感じましたので、その場で事務局長さんのほうに内容に相違があるようだけども、それをチェックしてまた報告をお願いしますという形で今調査をしていただいてる状況でございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 長いです。いっぱいあるんだから、まとめて言わないんだったら、もう答えられないと言ってください。 タイムカードがあるんです、実は。タイムカードがレストラン部門にあって、それへ事務部門が印鑑を押して出勤簿、普通だったら指摘があったら全員タイムカードにするんが当たり前じゃないですか。全員タイムカードをやめて、手押しの出勤簿に変えてるんです。隠ぺいしようという意図が見え見えじゃないですか。じゃ、タイムカードは何のためにあるんですか。買うたんですか。これを自治区長も知らん顔、久保田市長も知らん顔、基準監督署が入ってるんです。本来、指定管理業者は解約じゃないですか。そういう事案じゃないですか、これは。何でこれ甘甘な対応はおかしいじゃないですか。どう考えるんですか。
○議長(西田清久) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) おっしゃるとおり、タイムカードはございまして、タイムカードを入れた理由は、パートの職員さん用にタイムカードを入れたと聞いております。先ほどからご指摘のあるように、タイムカードは以前の出勤簿と何ら変わらないんじゃないかなと思ってます。というのが、来たときに押して、それで帰るときに押すということで、その間事務局長との話も全くできませんし、どういう仕事をするかとか、そういったことも全然コミュニケーションが図れないということがありますので、そのタイムカードを使うよりか、今変えました出勤簿のほうがコミュニケーションが図れて、仕事のことに関してもいろんな話ができていいんじゃないかと思っているとこです。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 公務員がそういうことをやっとるから、労務管理ができてないが継続するんです。それが労務管理だったら、タイムカードやってる大手企業、一流企業、上場企業なんか労務管理がなってない、職員との会話がなってないということになるんじゃないですか。タイムカードはコックさんだって正社員の人だってやってたじゃないですか、2人おられるけど。何を言ってんですか、うそばっかりついて。タイムカードがあるのにタイムカードを使わん理由をこねることがおかしいことじゃないですか。市民の皆さん、どう思いますか。タイムカードはあるのに、それを使うのをやめて、手押しでやったっていったら、じゃあ隠ぺいしよう、工作しようという意図が見え見えじゃないですか。どっちかといったら、そういうふうに見せられないようにタイムカード一本にするんが当たり前じゃないですか。それが筋です、ばかみたいに。 5番、6番は取り消します。 7番、防火扉の指摘は消防のミスですか。
○議長(西田清久) 6番は。 (6番
森谷公昭議員「5番、6番取り消します」と呼ぶ) 5番、6番取り消し。弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 消防署からは、
ふるさと体験村の浴場棟と交流館について、切り離すよう指導を受けており、冬季の利用者の利便性を考え、弥栄支所で検討した結果、風雪の侵入
防止と利用者の安全を考慮し、防火扉の設置を平成29年度予算に計上いたしました。したがいまして、消防署のミスではなく、
ふるさと体験村の施設利用に配慮するために弥栄支所として予算計上したものでございます。 なお、浴場棟と交流館を切り離して以来、今日まで利用者からの苦情はありませんので、今回の補正予算で378万円の減額をさせていただいております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 予算決算委員会で私が質問したときに、後野課長は消防に指摘されて防火扉をつくったと、それで予算計上三百何十万円とはっきり言われたし、議事録にも残ってるはずです。これはうそですか。
○議長(西田清久) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 後野課長が申したことは事実でありまして、消防の切り離していいという解釈を以前のような間隔に30センチまで切り離さないといけないと自分で思っとったみたいでして、そこら辺のところは考え方が間違っておりまして、予算決算でそういうことを申し上げていないということは非常にまずいことだと今反省してるとこでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) わかりました。大きな5番は取り消します。 大きな6番に行きます
。 住宅ソフトと人事問題について。(1)番、小さな1、2、3番は取り消します。なぜ、係長へ過剰な負担が改善されないか、答えてください。④です。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 職員への過剰な負担とならないよう、業務分担等での配慮は必要であり、そのように努めております。ただし、多忙時におきまして、窓口対応や公文書開示請求が集中した場合にあっては、一時的に負担が大きくなったことはあったかとは思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 住宅の係長とかその下の人とか、いつもあっぷあっぷしてるんです。それで、当然ヒアリングされたと思うんですけど、道免さん、塙さん、下間さん、田中さん、川邊さんです。どの方とヒアリングしてますか。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) それは私が直接ということでしょうか。 (6番
森谷公昭議員「はい」と呼ぶ) 私は直接ヒアリングは行っておりません。今の係長、それから課長は必要に応じてやっていると聞いております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 課長は20年いて、それで改善できてないんです。佐々木巧さんです。その課長が、それができないんだったら、部長が出張るんが当たり前じゃないですか、違いますか。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) そういう必要性があった場合は、そういったヒアリングはすべきだとは思いますが、私はこの度のことにつきましては、課長は十分そういった職責は果たしていると思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 市民の皆さん、これですよ、浜田市役所は。そう思ってます言うたら通るんです。不思議なところでしょ。普通の会社は通らないんですよ。私は実際にヒアリングしました、先ほどの5人に。共通点があります。大体、そこが自分たちは事務屋なんだけれども、技術屋の仕事が多くって理解できないと、難しいことがあって。それから、仕事量が半端なく多いんだということで、入ってから異動するまで全然消化不良のまんま次の人に異動すると、わからないまま引き継ぐと。引き継がれた人もそのまま引き継ぐと。だから、毎日の状態で常にあっぷあっぷ状態なんです。だから、私だけじゃなくって、ほかの人が来ても、ほかの人は怒ってたんです、対応が悪いから。そういう状況にあるんです。それを課長が処理できないということを部長が知らないということが責任があります。部長の責任です。それを課長がだめだったら、部長がやる、これは当たり前なんです。その状態を改善しない。つまり、理解ができてない、仕事量が多過ぎると、これが本当の原因なんです。僕が正しいことを質問する、森谷が来るからという、そしたら副市長案件までなるわけです、部長対応で。そんなことだったら、従業員のために副市長が出張るまでも、部長が出たりして、問題点を改善しなきゃいけないじゃないですか。それが当たり前じゃないですか、どう思いますか。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 確かに、職務に関する問題点は組織ですので、組織それぞれ相談しながら進めていく必要があろうかと思います。 ただ、集中した場合におきましては、それが例えばメンタルヘルスに関することであれば、これはまた違った対応になろうかと思ってます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 僕のことでメンタルメンタルというかもしれんけど、係長だって途中で休んだり、そのときの対応はどういうふうにしたんですか。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) これにつきましては、人事にかかわることですので、人事課と適切に対応をしております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 自分のときは、休んどる人が出ても適切な対応、俺のときには俺が悪い、これじゃ通らんじゃないですか。市民の皆さんね。
○議長(西田清久) 森谷議員、執行部のほうを向いてのみ発言してください。 (6番
森谷公昭議員「だってテレビカメラ」と呼ぶ) テレビカメラは置いといて、執行部のほうに向いて言うてください。 (6番
森谷公昭議員「だって顔が映らないじゃないですか」と呼ぶ) 質問してください。 (6番
森谷公昭議員「質問はマイクでできるじゃないですか」と呼ぶ) いや、質問してください。続けてください。 (6番
森谷公昭議員「どう思いますか、市民の皆さん、これですよ。もう話にならんでしょう」と呼ぶ) 次に行ってください。
◆6番(森谷公昭) ちょっとつながりがわからなくなりましたから、次に行きますけどね。 住宅供給公社のソフトの件なんですけれども、これは毎年600万円払って今までの2倍ぐらいのコスト負担で住宅供給公社のソフトを使うことにしたと。まず、簡単に言いますと、この住宅供給公社っていうのは県みたいなもんです。それがいろんな公営の住宅のまとめをすると。市町村は大体20個ぐらいあるわけです、島根県に。それぞれが勝手に購入してるから、いろんな違ったソフトがあると。それを全部用意して、供給公社の担当者は20個覚えんといけんわけです。大変なわけです。それはわかるんです。それを今度は一個にしようとした。それを一個にしようとするのはいいんですけども、それを押しつけるわけです、市町村に。金出せと、今までの倍ぐらい払って出せと、そういう形で押しつけるわけです。そういう状況で、ソフトの能力もあるんですけれども、供給公社が楽になるだけなんです、実際は。何でこっちが金払わんといけんのんだと。じゃ、複式会計簿記に対しては総務省が無料でソフトを配ってます。公社は20億円、30億円貯金がたまってます。何でこっちに押しつけられんといけんと、こういう話なんです。 それで、浜田市と松江市が参加してるんですけども、松江市はもともと富士通だから似たようなソフトなわけです。浜田市だけが参加して680万円も払って、ほかは参加してないんです。なぜ、供給公社にご機嫌とるような参加の仕方をせんといけないんですか。
○議長(西田清久) 1番の質問ですね。 (6番
森谷公昭議員「いや、2番です。1番は取り消します」と呼ぶ) 1番取り消し。 (6番
森谷公昭議員「はい」と呼ぶ) ②。都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 住宅管理ソフトについてのご質問ですが、このシステムについて、以前は別の会社のシステムを使っておりまして、これの時期が切れるということがありまして、その更新か否かを検討していた際に、富士通からクラウド化についての提案を受けております。その際、参加予定団体として、島根県と松江市が上がっておりました。各自治体が住宅管理を委託している島根県住宅供給公社、これはどういうことかと言いますと、県にしても、市にしても、公営住宅がございます。これについては、管理代行ということで島根県住宅供給公社にお願いをしてるとこであります。自治体ごとに異なる住宅管理システムによる管理の煩雑さを解消するため、クラウド化によって管理の一体化を図るという趣旨でありました。県内各市町村が統一したシステムを使用することで、業務効率化を図ることができるという趣旨に賛同し、参加することにしたものであります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) わからん言葉でクラウド化って言ってますけど、クラウドなんて当たり前のことで、今ごろ偉そうにクラウドクラウド言うとる場合じゃないです。携帯電話だって、データはクラウドでバックアップとってあるんですから、iCloudってあるでしょ。 それから、じゃあなぜ他市は参加しないんですか。おかしいじゃないですか。その理由はどう思いますか。私は浜田市がおかしいんだと思います。他市が当たり前だと思います。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) その時点で、浜田と松江を除く他市につきましては、例えばシステムを更新したばっかりであるとか、まだ残期間があるということで、はっきりした参加の意向はなかったと聞いております。しかしながら、現時点において松江、浜田を除くほかの他市がこのシステムに参加しないことをはっきりと表明しているということは聞いておりません。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 今聞きました。参加しないことをはっきり表明していると聞いてませんって、結局は誰も参加するって言ってないのを言い方を変えてるだけなんです。笑っちゃいますよね。 それから、じゃあ私らが680万円、500万円平均として1億円ぐらいか、全員参加したら。じゃ、住宅供給公社はこのソフトを幾らで買ってるんですか。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 基本的に、住宅供給公社はこのソフトを買っているということはございません。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 私は、古志原まで行って理事長とも会って話ししてきたんです、開示請求もして。トータル2億円で買ってます。それ、島根県の市町村から1億円もらったら、2年で元が取れて3年目から1億円1億円1億円でもうかるじゃないですか。こんな話ありますか。 それから、私も行ったときに浜田市が何かほかのところも市も参加するようなことを言うとったけど、どうなんで、その動きは全くありません、大うそつくんじゃありません。市民に対して失礼でしょ。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 先ほど公社が買ってあることは存じ上げませんと申し上げました。確かに、私は現時点では今森谷議員が得られた情報のことは知っておりませんでしたので、そうお答え申し上げました。 それから、他市の参加についても、確かにおっしゃるように現時点では他市は現在のソフトを使っておるわけですが、先ほど申し上げましたように、それについてはまだこれから検討されるかに聞いておるとこであります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 浜田市が真っ先に参加する理由はちっともないわけです。つまり、今までのNEC5年来たのを参加するために1年、2年と延長しながら参加したわけです、この前。それだったら、2年か3年前に普通に5年更新しとけばそれで済んだわけです、安上がりで。 3番目、もっと基礎的なクラウドとかなんとかという以前に基礎的な住宅管理の市営住宅の室内写真とか、それから間取り図とか、面積なんかの数字データとか図形データ、これのデジタル化さえしてないんです。そっちのほうが先でしょ。どう思いますか、これについて。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 確かに議員おっしゃるように、特に議員はその道のプロですから、インターネットを見ますと、全て間取り、それから写真が全部掲載されておりまして大変参考になろうかと思っております。翻って、この公営住宅でそういうことがどうなのかということでございます。私も調べましたら、確かに先進地では公営住宅であっても、間取りとか写真を掲載してるとこもございます。今ご指摘ありました間取り等の整理は、現状においては不十分な状態でございますので、体系的にまとめて使いやすいものに整備したいと考えております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) それを整備して載せるとかというもんじゃなくて、そもそものスタッフの担当者のパソコンにないわけです。あれ見せて、これ見せてというたら、えっとどうでというて探し回っとるわけです、あっちこっち。あるときは紙ベースで出したり、こんなん小さな不動産屋でもあり得ん話です。こんながたがたで整理整頓がなってないような状態だったら、そりゃスタッフ、ひいひい言いますよ、やっぱし。そこを整理するのに、例えば臨時の人とか何人か採用してから、仕事が増えないような形で整理するとか、私が上司だったらそうします。要するに、九九ができてないみたいな人に分数をやれとかって言うとるんと同じわけです、クラウドは、ソフトは。だから、まだまだそこまでいってないわけです、浜田の住宅係は。だから、まずそういう九九を教えてあげると、そこから進まんといけんのんです。680万円も捨ててどうするんですか、エクセルでできることを。どう思いますか。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 確かに、エクセルでできるじゃないかと、表計算ソフトでできるじゃないかという意見でございますが、それも昔は手計算でやっておりましたので、それから表計算が入ってそれに移行してやっておりました。その昔に戻るということならば、それは可能かと思います。ただ、世の中いろんな法律も施行されております。個人情報のこととか、マイナンバーとか、世の中の流れに沿ってクラウド化もそうです。ソフトも統一しております。 先ほど、住宅供給公社だけが1種類になって楽になっとるんじゃないかとおっしゃいましたが、確かに住宅供給公社のほうもそれなりに業務の効率化を図るということは命題の一つだと私たちは思っております。当然、市町村も同じということでありますので、その目標が合致したということでありますので、こういうことになっております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) そんなんじゃありません。もう私が何にも知らんと思って侮ってんじゃないの。まず、住宅供給公社は市にはソフトを使わせる、指定管理業者には使わせんという変なルールをやってるわけです。話し合いのプロセスの中では、何でも使えますよという話が最後には私らのように指定管理業者に使えないという結論に達してるわけです。それおかしいじゃないですか。本来、市の一部だったんだから、私らだって使えたっていいじゃないですか。 それともう一つは、公営住宅は所得に応じて家賃が決まるわけです。そのシステムをエクセルじゃできんとか何か言うわけです、個人情報がどうのとか。個人情報です。生体認証要らないわけです。普通のパスワードとID、この三つの中の二つでいいわけです。その三つ目が生体認証なわけです。必要ないわけです、必ずしも。 それから、税務課と係長で話をしたんですけども、私も一緒に。今まで、所得を家賃で換算するのに2人で2カ月かかったというんです。それで、どうしてかかるんかなということだったら、税務課から個人の所得情報をもらわんといけんとかっていうから、何言ってんだ、計算式を入れてあるエクセルの一覧表を足で運んで税務課に渡せば、そこで名前で一致してぴぴぴのぴで家賃が出るんじゃないかっつって、4人で話ししました。そしたら、出るちゅうんです。そこまでセットしたら1秒みたいなもんです、ぴっと。そしたら、その名前と家賃のデータを持っていけば、別に税情報、所得情報を漏らしたわけじゃないから、そこの守秘義務とかそういう問題も全然ないと。担当の係長が唖然としてたんです。何考えてんのって私は聞きましたら、私たちが今までしてきたことは何だったんでしょうかって、何が違うと思うんだって質問したんです。わからんちゅうから、知能指数だよって言ってやったんです。どうです、おもしろくない。そういう話なんです。だから、工夫が足らんわけです。もっと工夫してください。できることはエクセルでできたじゃないですか。生体認証要らなかったじゃないですか。知らないと思ってたんでしょう。どうですか。あんたより知ってるよ、一部的には。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 先ほど指定管理者にも使えるようにという、使えないのはおかしいという意味合いのご質問でしたが、指定管理に出しております公営住宅は、定額家賃ということでありまして、専用回線をそれぞれの指定管理者、コムサさんをはじめ何社かいらっしゃいますが、そこへ専用回線をこちらが全部引いて、そこにパソコン設置してまで、それ相当な費用かかりますので、する何らのメリットはないということで、そういうことはしておりません。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 全然係長、課長の話が行ってませんね。私は、専用回線の話だったら、市役所に行きますんで、そこでやらせてくださいよと、そう言ってるんです。もういいです、面倒くさいから。 次、大きな7番に行きます
。 下水処理施設とJT跡地についてです。下水処理施設ですね。単独浄化槽とくみ取り便所は何個ありますか、浜田市で。
○議長(西田清久)
上下水道部長。
◎
上下水道部長(河野正雄) 浜田市全体で、単独浄化槽が約5,500カ所、くみ取り便所は約9,000カ所と考えております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 若干早口でお願いします。 それらを合併浄化槽に変えることができれば、幾らコストがかかりますか。
○議長(西田清久)
上下水道部長。
◎
上下水道部長(河野正雄) 合併浄化槽の設置にかかる費用は、人槽や設置場所の状況によって異なりますが、100万円前後はかかると考えております。なお、この費用には宅内の改修費用は含まれておりません。浜田市全体で単独浄化槽とくみ取り便所が約1万4,500カ所ありますので、1件当たり100万円と仮定すると、約145億円かかるということになります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) そうした場合は、負担した場合には全てきれいな水が出るようになるわけですね、合併浄化槽から。あと200億円かけて完成したとします、下水処理施設が。それは全市690平方キロをカバーするものじゃありません。何ぼか残ると思います、1万4,000のうちの。それ何割ぐらい残るでしょうか。ざっくりでいいです。
○議長(西田清久)
上下水道部長。
◎
上下水道部長(河野正雄) なかなか難しい質問なんですが、100は難しいと思いますけども、8割、9割かなあというのが感想です。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 私も8割、9割が残ると思うんです、山間部があるから。ということは、200億円使ったって一部しか、1万とか5,000とかそういうのは残るんです、汚い生活排水が出るのが。だけども、145億円使ってみんな一気にやってしまえば、完璧になるわけです。生活排水が出なくなるんです。それをしろということじゃないですよ。それも考えながらやらなきゃいけないと、そういうことを言ってるんです。あと200億円使ったら、くみ取りと単独浄化槽がなくなるわけじゃないんです。いっぱい残るわけです。だけども、個別で対応すれば人口流入も対応できますし、いずれ100%になると、こういうことを言いたいわけです。 次、行きます。 JT跡地につきまして……。
○議長(西田清久) ③、④、⑤は取り下げですか。 (6番
森谷公昭議員「はい」と呼ぶ) ③、④、⑤は。 (6番
森谷公昭議員「今、どこいったんだっけ」と呼ぶ) ②。③、④、⑤。
◆6番(森谷公昭) 3番、管理費はどのように考えてますか。
○議長(西田清久)
上下水道部長。
◎
上下水道部長(河野正雄) 個人設置の合併処理浄化槽の場合ですと、管理費は全て個人の負担となります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) ということは、浜田市側は永遠に管理費からはさよならできるということなんです。接続率が何ぼということも関係なくなるわけです。すごいメリットがあるということです。 じゃ、4番、5番は取り下げます。 大きな(2)、①、②は取り下げます。 大きな(2)の最後の③です。浜田市がコントロールするためにJT跡地を購入したということでしたけども、どの部分がコントロールなんでしょうか、教えてください。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 飛ばされたんで、ちょっと。 これは、浜田市がコントロールするということは、まずJTさんが取得希望があれば優先的に浜田市に譲渡しますということを受けまして、浜田市としては市街地中心部の貴重であるこの土地を取得した上で、市民が集うにぎわいゾーンとしての誘導を図ることとしたというのが最初のきっかけであります。 にぎわいの創出を図るためには、民間事業者の方の柔軟な発想、企画による提案を募って、内容の最もすぐれた事業者に土地を売却したものであります。この部分がプロポーザルを行って、こういった選定を行ったこと、これが土地利用のコントロールに当たると考えております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) コントロールした結果が県営住宅とスーパーとうどん屋とラーメン屋、別にコントロールせんでもそのぐらいのことは私でももうちょっとええこと考えるかもわからんよ。結果的には、中央商事が土地開発公社が5,000万円売却益を上げてるということは、中央商事は5,000万円ほど安く買えてもよかったかもしれないと、そういうことなんです。通常より損しちゃってると、こういう考え方もできるわけです。 じゃ、次行きます。7番は終わり、大きな8番。 運動施設の統一化とペアーレについてですが、①番、たくさん施設を複数の部門で管理するのと、たくさんの施設を一元管理するのとメリット、デメリットはどういうふうに考えますか。
○議長(西田清久)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 類似施設の管理につきましては、一元管理とした場合、施設運営から得られるさまざまな事例や情報を他の類似施設の管理に生かせることや、担当職員の知識を深めることができるというメリットがあり、特にデメリットはないと考えております。 一方、複数部で管理した場合は、所管部署が異なることで施設運営から得られるさまざまな事例や情報の共有が図られにくいというデメリットがあると思います。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 2番は取り下げ、3番にします。 ペアーレは、カルチャーだけでも50教室あってまさに生涯学習、これだった、忘れてました。表を見てください。地域福祉課がペアーレ単独、一つだけ担当してるんです。生涯学習課、これ教育委員会ですけども、アクア、だあっとその他全部です、金城、弥栄、フットサルも全部。ペアーレだけがどういうか1個、プールがあるんです。ここに地域福祉課、前木さんのとこに1人プールの担当をつくらなきゃいけないわけです。これを生涯学習課に持っていったら、それで済む話です。このロスを私は問題にしとるんです。プール一つの管理のために職員を配置しなきゃいけない。このプールの二元管理のメリット、デメリットは何ですか。
○議長(西田清久)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) プールのみで考えた場合、類似施設を複数部署で管理することにより、所管部署が異なることで施設運営から得られるさまざまな事例や情報の共有が図られにくいことなどがデメリットになると考えております。 また、メリットとしては生きがいづくり、健康づくりを健康福祉施策に生かせるところだと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 部長の話を聞いてますと、二元より一元のほうがいいとしか聞こえないんですけれども、そもそも一元にするといって建設から生涯学習課がとったわけです。1個だけ残っとるわけです。これは、この後ずっとペアーレは生涯学習課のほうに移る可能性がある、移すべきだと考えておられると思っていいんですか。
○議長(西田清久)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) このペアーレ浜田は平成22年3月に浜田市が購入をした施設でして、当時市民の健康づくり、それから生きがいづくりを支援することにより、市民の福祉の向上に寄与することを目的として購入した施設でございます。そういった流れから、今の私ども福祉の部門で所管しておりますが、議員の言われるように、一元化のメリットもありますので、教育委員会と十分協議をしてまいります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 大変うれしい答えでした。 それから、ペアーレは日曜日オープンということになったと。私も行ってますので、ペアーレに聞いたら、自分たちは別に要求してないよと、利用者も全然要求してないよと、これは担当課に聞いたら、私たちの提案でもありませんつってんですよ。じゃ、なぜこうなるか。消去法でいったら、一つしか残らないんです、言いませんけど。こういうことじゃ困ると思います。大きな8番は終わります。 それから、全部他は取り下げです。 大きな9番行きます。 草刈り、溝掃除について。意外なことに、浜田市民はもう草刈りと溝掃除でへとへとになっとるわけです。歴史館、神楽館というよりも、溝掃除、草刈りのほうを何とかしてくれと、こういう声のほうが大きいんです、はるかに。もうわかると思います、大きな声で言えないかもしれないけど。そうなんです、実際は。実際、溝の距離はどのぐらいかというて聞いても、情報を持たないわけです、浜田市は。いいかげんでしょ。じゃ、草刈りの総距離、これはどのくらいになるんですか。わかってれば教えてください。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) ②のご質問ということで。 (6番
森谷公昭議員「そうです」と呼ぶ) 草刈りにつきましては、先ほど議員おっしゃったように、基本的には地域住民の皆様にやっていただいております。その総延長につきましては、昨年度は約1,570キロメートルであります。ただし、地域によっては同じ区間を2回刈られるとこもありますので、道路の実延長としては約870キロになります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 1,500キロつったら、何か仙台あたりまでずっと行きそうな気がするんですけど、本当に草刈りするところがそんなにあるんですかねえ。さすがの私も証拠を持たないので、何とも言えないんですけども、また調べますけども。それで、それを浜田市の負担でやるとどのぐらいかかるんですか。短目にお願いします。何円でいいです。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 浜田市がそれを全部やったとした場合、状況によって差はありますが、1平米当たりの草刈り処分費を約180円として草刈りの先ほど申し上げました1,570キロを1メートル幅で草刈りをしたと仮定した場合、約2億8,000万円となります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) それって1キロだったら何円ぐらいになりますか。20万円。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 18万円ということになります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 1キロが18万円だったら、誰でもやりたいんじゃないですか、草刈りがわかってる人。100メートルで1万8,000円もらえるんですよ。そうでしょ。あり得ないでしょ。そういう答えです。非常識でしょう、部長ともあろうお方が。ビジネスになります、1キロ18万円なら。私は、1カ月で10キロやったら、180万円になるんですか。もういいですよ。もう話にならんですね。この責任感はどうなっとるんですか。 次、行きます。 やりたい工事、やりたい会社に下請することはできるんですか。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 町内活動として、個人または会社へ委託されることは可能であります。その際は、町内で草刈りをしていただいた場合と同様に規定の報償費を支払うことになります。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 全て取り下げて、10番に行きます。公共交通です。①、②、③取り下げます。 4番、住民タクシーの場合のコストと問題点は何ですか。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 住民タクシーは、利用者がスマートフォンなどから配車を依頼しますと、最寄りの登録ボランティアが自家用車で迎えに行って、それを目的地までタクシーの半額程度で送迎するという制度でございます。 この制度の先進地として、京丹後市がございますけども、事業主体の地元NPO法人に対しまして、車両の看板代など補助金として市は200万円を交付されております。浜田市で制度化する場合には、地元交通事業者、バス会社、タクシー会社おられますので、この合意を得て国に登録するということが必要条件になってまいりますので、この制度を導入することによりまして、顧客が減るなど事業者にとっては減収が予想される。したがいまして、この同意を得ることがかなり難しいと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 長いので、私が質問を取り下げて答えを言います。 まず、5番取り下げます。内容は、市役所タクシーを制度化する場合のコストと問題点は何かと。コストは、嘱託さん関係がやれば3台で1年間1,400万円です。 そういうわけですので、⑥番、浜田市の場合、高齢化を迎えた場合、タクシーなど何を制度化すべきだと思われますか。短く。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 高齢化が進みますと、既存の公共交通制度の中でも特にタクシーの需要が高まるものと予測はしております。ただ、幹線道路の沿線の利用でありますとか、移動距離が中長距離になりますと、コスト面を考えるとバスもその魅力の一つでございますので、それぞれの交通手段にメリット、デメリットなどがあろうかと思っております。したがいまして、その需要と供給のバランスを考えながら、交通制度を検討していくということが重要だろうと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) わかりました。
○議長(西田清久) その前に、パネルを一旦下げてください。
◆6番(森谷公昭) 7番です。 バス停まで歩けない人とか、バスのステップに乗れない人がいます。この人たちの交通手段はタクシーしかないと思われます。だけど、タクシーは高いっていう話があります。免許を返還しに来た人、直前までは車に乗っとる人ですから、大体どのぐらいコスト、月のコスト、2万円とか3万円とか、かかっとったんでしょうか。端的にお願いします。わからなければわからないと言ってください。
○議長(西田清久) ⑦の質問ですね。 (6番
森谷公昭議員「はい、そうです、⑦です」と呼ぶ)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 高齢者の交通手段という面でいくと、タクシーが使いやすい場合が多いと思います。ただ一方で、介護予防という観点からいいますと、バスの利用も歩いたりというところ、あるいは時間のことを気にしながらということで、そういった介護予防という視点では効果もあるんじゃないかなと思っております。 今のご質問の金額のところは、すいません、把握しておりません。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 自分で乗っとるんだから、わかるでしょ。たまにぶつけりゃ、もっと高うなるぐらいの話でね。2万円、3万円も要るんです。タクシー代で2万円、3万円というのは、さすがに乗ったことないですよ、平均して、一月ぐらいはあるかもしらんけど。ちゅうことは、返礼した人もタクシー代を少し払う覚悟をすべきなんです、甘やかさんこうに、当たり前じゃないですか。そうでしょう。返礼したらゼロ、それまでは車に乗っとるから二、三万円は払ってるわけです、車検でも、保険でも、そういうことでしょ。だから、少しその辺も市民がよくすればいいってもんじゃないです。過剰によくすればいいってもんじゃないです。 次、大きな12番に行きます。
○議長(西田清久) 11番は取り下げですね。
◆6番(森谷公昭) はい、そうです。11番か、今10番が終わったんですね。11番も取り下げます。12番の①取り下げます。 中期財政計画で200億円の投資を削除して、削除しただけだったらまだ許されるんです、よくあることだから。だけど、それをいいことに最終的にたったの1億円の黒字が出たとかっていう、そこと結びつけられる。そこが気に食わなかったんです。それは誰が説明してくれるんですか。削除して200億円の投資的経費がなくなるのはいいと。だけど、それを利用してプラス1億円出たのを、これで財政が大丈夫なんだと結びつけられるのがよくないと。これについて説明してください。
○議長(西田清久) 財務部長。
◎財務部長(宮崎良一) 投資的経費を抑えたから1億円が黒字という説明は一切しておりません。投資的経費の財源的なものもありますので、単年度でそれが直接収支に結びつくわけではございませんので、そのようにご理解していただきたいと思います。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 私はそんなことわかってます。誰に言うとるんですか、そんな。そんなことわかってるに決まってる。結果的にはそうなっとるということです。投資的経費200億円計算しますと、キャッシュフローで言うと、少なくも20億円はあります。これは宮崎さんもわかるわけでしょ。ということは、19億円は粉飾です。そういうことです。それが言いたかった。ほか全部取り下げます。 大きな13番行きます。大きな13番も全部取り下げます。 大きな14番行きます。 高額な医療費の原因につきまして、精神病、高血圧等がほかの市町村よりも医療費が高いということです。市民が気をつけるために、なぜ高いか、こういう病気が多い、こういう生活習慣があるという情報を提供しないと削減のしようもないんです。調査会では、わからないということでしたけども、それから何週間かたってます。市民の健康に貢献することは重要な市長の使命だと思うんです。現段階でまだわからないんですか。原因と対策は何でしょうか。
○議長(西田清久)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 原因は、一般的に言われているものが遺伝や個々の体質、あるいは塩分摂取過多や肥満と言われておりますので、その対策といたしましては、塩分制限、適正体重の維持、運動療法、アルコール制限、禁煙など、そういったものの取り組みに取り組んでいるところでございます。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 全くつまらん答弁するなあ。何だその答弁は。北海道でも沖縄でも通用するじゃないか。浜田の人のために浜田に特有のことを言ってくれと言ってるじゃないか。ちゃんと答えてくれ、浜田に特有のことを。
○議長(西田清久)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 浜田市がなぜ高いかという原因つきましては、いろいろな原因がありますので、私の手元には具体的なデータあるいは医学的な知見がありませんので、医療機関とかいろんなところに相談しながら、原因を探っていきたいと思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) 課長のときから、いっつもないない、知らない、わからないと、できませんとか、何とかならないんですか。私は私なりに考えました、浜田の特徴を。浜田は漁師まちです。漁師は気が荒いと、生活習慣も酒飲みます、体を壊してまで飲む人を僕はたくさん知ってます。原井小学校の校区でしょ、住んでるとこ。いっぱいおるし、お客さんだって来とるでしょうが、個人的なことを言うて悪いけど。そのぐらい推測せんと。そりゃ建設業も、宮崎さんわかると思うけども、ほかのところより投資的経費が多いです、他市と比べて。土建屋さん多いんです。似たような生活するわけです、酒飲んで。飲まにゃ男じゃない、わしの酒が飲めんのか、あけれや、まあというて。私もひどい目に遭うたんだけえ、いろいろと。そがんな生活習慣があるんじゃないかと思うんです。それから、精神病については、私考えました。西川病院があるから行きやすいんじゃないかと、そう考えました。どう思いますか、斗光部長。
○議長(西田清久)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) その漁業者が多いとか、建設業者の人が多いというのがそういう今議員が言われたのに直接原因してるかどうかというのは私は断定できないと思っております。大きな精神病院があるから、医療費が高くなるというのは、確かに入院患者が住所地を浜田市に移した場合は浜田市の負担になりますので、そういったことはあり得ると思っております。
○議長(西田清久) 森谷議員。
◆6番(森谷公昭) そんなこと言ってない。浜田市の人が近くにあるから行きやすいということを言ってんの。それから、漁師についても、しっかり調べんと、言えませんとかって役人みたいな答弁しとっちゃだめなんです。
○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開は11時15分とします。 午前11時3分 休憩 午前11時13分 再開
○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。12番岡本正友議員。 〔12番 岡本正友議員 質問席〕
◆12番(岡本正友) 12番議席、会派未来の岡本正友でございます。 先ほどまでは大変お疲れだったと思います。この後、私のほうは事前に通告書を提出しておりますので、この順に従って質問しますので、答弁方よろしくお願いしたいと思います。 一昨年までの浜田市総合基本計画は、青い海・緑の大地 人が輝き文化のかおるまちを掲げ、昨年よりは住みたい、住んでよかった魅力いっぱい元気な浜田となっています。宇津市政から久保田市政にバトンタッチされた基本計画は、自然と文化と人づくりに連動していると思っています。 現在、出生数はピーク時の3分の1となり、さらに人口減少が進む状況で、若者の定住とその先にある出生数の増加対策を図らなければ、ふるさと浜田市の未来はないと考えています。次世代が住み続けるためには、安全で楽しく暮らせる環境と安心して働ける職場の確保、そして心豊かな人を育むまちづくりの推進が浜田を元気にさせる方策であると考え、以下大きく2点について質問をしたいと思います。 大項目、1点目、豊かな心を育むまちづくりの推進について。(1)県立大学とあさひ社会復帰促進センターとの共生協働するまちづくりについてであります。 先般、網走市に行政視察を行ってきました。当市には、皆さんご存じの網走刑務所があり、古い建物の刑務所を移築して観光施設として活用をしています。そして、現在の施設も昔のイメージを残した外観に配慮するなど、観光と地域産業とを共生する施設となっています。 また、東京農業大学の北海道オホーツクキャンパスがあり、農商工連携や6次産業化に向け、新たな農と食の商品開発を推進されています。また、地元の後継者の育成を図るほか、アルバイト学生が地域産業の重要な労働力となって、協働する施設として切っても切れない関係が構築されています。 さて、同じような状況にある浜田市には、
島根あさひ社会復帰促進センターと島根県立大学の二つの施設があります。網走と対比しながら、浜田市における課題を示し議論していきたいと思います。 小項目の1点目でありますが、浜田市には更生保護活動を行うための拠点である更生保護サポートセンターがありますが、この施設利用の現状と認識についてお伺いをいたします。
○議長(西田清久)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 更生保護サポートセンターの施設利用といたしましては、保護司会の運営、関係機関、更生保護団体等との連絡、調整等、主に事務局機能として利用しておられます。ただし、面接相談業務につきましては、保護司の方のご自宅等を利用する形で対応されていると伺っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 今の答弁で、面接相談業務について自宅でやってるという答弁をいただきました。保護司の活動の中で、特に重要な業務に保護観察下にある対象者の面接相談があります。当該施設において、この面接業務ができない状況にありますが、この理由を伺います。
○議長(西田清久)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 平成26年12月に設置をされておられますけども、この開設時に保護司会による住民の皆さんへの説明会が開催をされました。そのときに、地元住民のほうから事務所としての設置は認めるけども、面接場所としては反対であるという意見がありまして、最終的にこれで皆さんが合意されたと聞いております。住民の皆さんの理解につながらなかったという大きな要因としましては、当時より少し前に、どうもあのあたりでそういった何かつきまとい事案があったり、あるいは面接といった説明も口頭のみでの説明であったりということもあったようでして、住民の皆さんがそういうのに不安をかなり持ってる中で、なかなか面接というイメージが湧いてこなかったという主に不安のところから面接はよそでということになったと聞いております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 地元住民が不安であったというお話ですけども、今平成26年からの開設、既に3年近くたってます。この3年近くたってるのに、この後何をされたかということが大きな問題だと思っています。 先般、社会を明るくする運動、浜田市推進委員会が開催されまして、その総会の中、総会の委員長は市長であります。その市長がこのように挨拶されています。犯罪や非行のない安全で安心な地域社会の実現は地域住民の方々に理解と協力をいただき、過ちを犯してしまった人たちを温かく見守り、社会復帰にさまざまな困難を抱える人たちの生活基盤が確保できる地域づくりに努めていくことが重要であると述べられていますから、当然3年たってまだこういうことを言ってるということに私は問題があると思ってます。地域住民が反対だから、その後は保護司会のほうでやりなさいという立ち位置に聞こえて仕方がないと思っていますが、これについて反省をされてるのかどうか、お聞きしたいと思います。
○議長(西田清久)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 議員おっしゃるとおり、その後理解を得るためのいろんな行動といいますか、活動が少し不足していたのではないかと反省をしております。ただ、今後は保護司会の皆様のお力もいただいて、あるいは地元の方と一緒に今後どういうふうに理解を得るように進めていけばいいかという相談もさせていただいて、しっかりと理解が進むように進めていきたいと思います。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 昨日の小川議員の質問、この福祉センターの話がありました。そのときに、旭の自治区長が地域の住民、もしくは地域協議会と一緒になって今やってるという答弁がありました。今、浜田は社会復帰促進センターがあるまちであります、網走市と同じように。そういう中で、片方じゃ一生懸命、片方じゃそうじゃないということはしっかり反省していただいて、早目の地域との話し合いになるようにお願いしたいと思います。 そこで、これについては今後保護司会と推進されるわけでしょうけども、ここで一番大きな問題は、先ほど答弁にありました面接業務が各自の自宅でされてるということが実は大きな問題であります。自宅で家族、もしくは会社で従業員さんを目の前にして個人面談ができるかということは、それは個人情報の観点から難しいわけですから、ぜひともこの施設をどうされるのか、そういうものを提供される気があるか、そこについてお聞きしたいと思います。
○議長(西田清久)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 何か庁舎ということも含めまして、公共施設の中でどこかご利用いただけたらなと考えております。具体的には、今度取得する予定の旧浜田警察署の施設がございますので、こちらのほうにも会議室等たくさんございます。こういったところがもし利用が可能でしたら、こちらのほうでぜひ使っていただけたらなという風に考えております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。ぜひとも、その対応方よろしくお願いします。 少し視点を変えて、復帰促進センターについて質問したいと思います
。 島根あさひ社会復帰促進センターがあることによって、受ける浜田市の地域産業への経済効果や影響について、その所見をお聞きしたいと思います。
○議長(西田清久) 旭自治区長。
◎旭自治区長(岩谷欣吾
) 島根あさひ社会復帰促進センターの経済効果としまして、実は平成24年に島根県立大学の共同研究による報告で、そういう数字が上がっております。3点ございまして、1点目、まず経済波及効果として、地元企業からの食材等、入所者の衣食に関する日常生活用品やそういったものの調達がもう9割以上が地元企業からなされていると、こういうこと。あるいは、面会等の宿泊や職員の消費効果等があり、推定で年間15億円の効果があると、こういう報告を受けております。 2点目として、これは税収効果でこういった、地方交付税あるいは固定資産税を初めとする市、県関係の税金収入が年間5億円、それから3点目は雇用創出効果でございます。SPC、これは民間の職員や民間の運営になっておりますけども、これの雇用が現在のところ約350名ありまして、その80%以上、もう90%ぐらいが浜田市内の雇用になっておると、こういうことでございます。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 網走市に視察に行ったことをお話ししました。そのほか、網走市では酪農技術の連携や産業振興の交流をしておられました。
島根あさひ社会復帰促進センターにおいて、どのような取り組みをしているのか、また今後の計画があればお示ししていただきたいと思います。
○議長(西田清久) 旭自治区長。
◎旭自治区長(岩谷欣吾) まず、センターと地域との連携ということでありますけれども、訓練生と地域住民の文通プログラムという活動がございます。それから、農業で言えば、新開団地あるいは山ノ内梨園での郊外作業への協力、あるいは旭自治区内で米づくり、地元農家の指導によって米づくりに関する田植えや稲刈りの作業、こういったお手伝いを農家の指導によって訓練生がしてると、こういう状況にございます。あるいは、昨日小川議員の質問にもお答えしましたように、出所者の社会復帰、何かほかにお手伝いができないかということで、出所者の社会復帰支援に関する勉強会というものを立ち上げて、今後検討していこうとしておるとこでございます。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 丁寧な説明ありがとうございました。今後の活動の方向性についても示されました。このことを聞いたときに、網走市に負けないぐらいの対応であると思っています。 ここで市長にお願いをしたいというか、意識改革をお願いしたいところですが、旭に迷惑をかける施設ということでなくて、この施設は浜田の施設だという意識から、オール浜田で受刑者の方の再生等とか、そういう形の支援を啓発ということも含めて推進していただきたいと思いますが、その辺について市長のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 申し上げるまでもなく、矯正施設は所在地は旧旭町にあるわけでありますけど、浜田市の施設でございます。先般も保護司会の皆さんの会合でも、私のほうからご挨拶をいたしました。今、議員からそのときの発言要旨についてのご紹介がございましたけれども、市として社会復帰される方々をご支援するという、こういったことには取り組んでまいりたいと、このように思ってるとこでございますので、市を挙げてその辺は考えていかなきゃいけないと、このように思っているとこでございます。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それでは、小項目の②、島根県立大学浜田キャンパスを核としたまちづくりの連携が図られています。地域振興の課題研究や小・中教育連携などがあるほか、アルバイト学生の就労は地域産業に大いに貢献していると思っていますが、その状況と評価についてお伺いをいたします。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 島根県立大学では、地域に貢献する大学の実現を目指しまして、学生の地域活動への参加、これを積極的に奨励しておられます。大学との共同研究では、多くのゼミの指導教員と学生に協力をいただきまして、この10年間で約40件の地域課題の解決に向けた研究に取り組んでいただいております。 また、学生サークル、里山レンジャーズによる農業支援やしまえっこの清掃活動などボランティア活動も盛んであります。そのほか、小・中学生を対象にした放課後の学習支援事業、土曜学習支援などの講師を県立大学生にお願いをして、多くの児童・生徒をご指導いただいてるとこであります。 アルバイト就労についても、平成28年度は大学に飲食店、小売業などから186件の求人申し込みがあり、慢性的に人手が不足している地域にとって貴重な労働力となっております。 一方、浜田市からは新入生探索ツアーや就職支援、また商工会議所からは大学協力店制度、ブルーカイトでありますけども、この提供などを官民一丸となって学生生活をサポートしております。 島根県立大学は、貴重な地域財産でもございますので、今後も大学、行政、地域住民の3者連携に取り組んでまいります。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 ここで再質問したいと思いますけれども、先ほどの答弁の中に、里山レンジャーズの説明がありました。このレンジャーズの活動拠点などのことについて、わかれば教えていただきたいと思います。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) この里山レンジャーズは、10年ほど前に島根県の中山間地域研究センターの事業に公募されて、弥栄のほうで農業の集落支援活動ということで入られた、これがきっかけと伺っておりまして、同じ年にサークルとして正式に発足をされております。活動の拠点は、主には弥栄地域ということでありますけども、農業支援だけでなくて、祭りに協力をされたりとか、それから地域の物販の出店のほうに協力して出られるとか、そのようないろいろな協力をされてるということで、現在二十七、八名の学生さんがサークルに加入されてるんじゃないかと伺っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 この弥栄の地域、大学生を巻き込んだ活動が盛んであります。私もこの活動を少し見させていただく中で、今弥栄はIターン、Uターンも積極的に取り組んでおられますが、昨年、一昨年でしたか、県立大学を卒業された方がご夫婦で結婚されたという話も聞いています。そのように、先般波佐で行われた議会報告会においては、地元の方から、今大変に中山間地域の農業の状況が非常に悲惨であると。その一つの考え方は、今までお願いしとった人たちがもう高齢化したからできなくなった、その時点からもう耕作放棄地になってしまうんだと、そういうところにおいて、浜田市も議員も一生懸命一緒になって、大学生を定住ということも頭に入れながらやるべきじゃないかと実はお叱りを受けました。そういうところも、今の弥栄のいい例もいろいろな地域にご紹介しながらやっていくと、いろんないい成果もあらわれるんじゃないかと思ってますが、このことについて所見を伺いたいと思います。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 今、各地の集落で耕作がなかなか厳しい状況という事情はよくわかります。ただ、学生を単なる労働力として欲するということではなくて、その地域が集落のすばらしさであるとか、農業作業のすばらしさであるとか、そういうことを伝えていただける受け皿づくり、そのためには地域のリーダーも必要でしょうし、それから熱意も必要だと思いますけども、そのようなことが整った地域に学生を呼び込んでいくということが一番理想的な姿だろうと思っております。 定住のお話ですけども、そういう体験をした学生がさっき議員のほうからご指摘いただきましたように、実際に弥栄に定住して住んでるというケースもありますので、そうしたことにつながっていくんではないかなあと思っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) よろしくお願いしたいと思いますが、ここでもう一つ再質問しますが、先の答弁の中で、大学との10年間の共同研究において、40件の地域課題解決に向けた研究成果があるというお話でした。この例をお聞きしたいと思います。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 平成27年度に総合戦略を策定いたしましたけども、その折に作成の基礎となる各集落ごとの人家集計、将来の見込み、それからそこに世帯が入ってくることでどのようにそれが好転していくかと、こういう研究に取り組んでいただいたという例がございます。 それから、28年度には買い物の調査でありますとか、コミュニティワゴンの調査などもしていただいて、これが実際に地域にその事業をやる上で参考になってると、このような事例がございます。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 ここで、提案をしたいと思いますけれども、実は、網走市の刑務所を視察を行いましたところ、久保田市長から、あそこには東京農業大学のキャンパスがあるから、ぜひ行ってきたらという話で8人の議員で視察させてもらったところです。東京農業大学のキャンパスでは、要は商品開発に力を入れて、地域との連携を図っておられたという話であります。そういうことをひとつご提案ということにさせていただくわけですが、幸いにもふるさと寄附の返礼品、浜田は非常にいい成績を持っていますから、こういう市場調査やニーズなどをまた調査して、特産品の商品開発につなげるとかそういうようなこと、またそういう商品開発の研究に支援するとかという形で、今後もやってみるべきではないか、そういうシステムを構築すべきでないかと考えていますが、市長の所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 網走に行かれましたときに、東京農業大学に行っていただきました。ちょうど東京農業大学で3年前に地域活性学会が開催されましたときに、事例の発表を私も聞いておりまして、大学の皆さんが、大学の先生あるいは学生さんが地域のいろんな商品開発とか地域の活性化に向けた取り組みをされてるという事例をたまたま聞いたもんですから、ご紹介を申し上げたとこでございます。 浜田市におきましては、この島根県立大学の存在というのは大変大きいものがあると思っておりますし、先ほど部長のほうから県大との共同研究、40件ぐらいあるというお話をしましたけれども、今議員からご提案があったようなことも既にやっております。記憶ベースで申し上げますと、町弁といいましょうか、浜田ならではの弁当をつくるような研究もやってくれて実際に提案をされて、市内の事業者さんでその弁当をつくってスーパーで発売されて、それ売れ行きはどうだったんだろうかと、こういった調査もしてくれたこともありますし、それからイカを活用した、イカをもっと、浜田のイカはおいしいという中で、イカを使った食品がつくれないだろうかと、こういうことも実際に研究をしてくれたという事例もございます。したがって、今思い出すところだけで二つほど申し上げたんですけども、今後ともこういった島根県立大学の先生あるいは学生さんの皆さんの協力も得ながら、地域課題、商品開発、こういったことに手伝ってもらえればいいなと、このように思っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 今、そういうことに取り組んでいるというお話です。私は、ガイアの夜明けという番組を見させてもらうと、そこの大きなポイントは企業が、弱まった企業は何を目指していくかと、商品開発の再生、商品開発からの再生ということがキーポイントだろうと思っていますし、この後にもそれに準じたお話もさせてもらうことになると思いますけども、ぜひとも商品開発、そういうことの支援についてはよろしくお願いしたいと思います。 続いて、中項目の2、ふるさと教育と人材育成を協働するまちづくりについて。次世代の後継者の育成として、ふるさとの歴史や芸能文化のかかわりなど、地域の触れ合う体験によって継承ときずなが生まれるものと考えています。そのかかわりからの地道な活動が心豊かな人づくりに役立っていると思っています。 また、豊かな自然環境を後世に残していくためには、市民一人ひとりの理解と協力は不可欠であります。地域のさまざまな資源を活用しながら、産官学地の連携と協働のシステムの構築をされ、環境保全に取り組むことが重要であると思っています。 小項目の1点目で、石見文化の歴史の変遷を見ていくと、相互に絡み合いながら繁栄と衰退を繰り返していることが各市の歴史の資料から理解することができます。その中にあって、文化のかおるまち浜田市は、その節目の2年後に開府400年を迎えます。松江市や松阪市など既に事業を終えた地域の取り組みの情報や縁あって浜田奴隊が出向した記念事業との今後の協力連携などから、後世につながる一大イベント化に向けた取り組みになるのではと市民の一人として大いに期待をしているところです。今後の事業の試みについて、その所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 開府400年事業につきましては、古田重治公の転封により、城下町として栄えてきた浜田市の歴史や文化、伝統の魅力を再発見し、学び、後世へ伝えることを基本に、市民一体の醸成、にぎわい創出などに資するための事業となるような素案を検討してるところでございます。 あわせて、イベント経費は極力抑える方向で、例えば浜っ子春まつりに浜田藩ゆかりの自治体や関係団体などに参加していただくなど、既存のイベントを拡充することにより、経費を縮減することも考えております。 いずれにいたしましても、今年度中に実行委員会を立ち上げ、事業の具体的な検討に着手することとしております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) このことについて再質問したいと思いますが、浜っ子春まつりのイベントにゆかりのある自治体や関係団体に協力をお願いし、参加していただくことを考えられているというお話でした。他市では、どのような事業をされていたのか、またどのような形で参加していただくのか、このことについてお伺いしたいと思います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 人口規模が同程度の愛媛県の宇和島市におかれましては、平成27年に姉妹都市の協力のもと、既存の武者行列に騎馬隊や鉄砲隊などを加え、グレードアップされたと伺っております。参加の方法につきましては、松阪市、棚倉町など浜田藩ゆかりの地から関係者を招聘し、春まつりのパレードにご参加いただきたいと考えております。具体的には、幅広いご意見を伺い、実行委員会で整理してまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 その後でもまた質問しますが、少し視点を変えてお聞きしたいと思いますが、浜っ子春まつりのイベントのほかには何かイベントを考えておられるのか、どのようなイベントを考えているのかお伺いしたいと思います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) そのほかのイベントの案といたしましては、例えば浜っ子夏まつりの花火5,000発を1万発に拡大するとか、浜田藩の立藩から終えんまでを描いた創作ミュージカル、あるいは浜田郷土資料館での開府400年特別展、それからテレビ番組の誘致などを上げております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 少し、さっきの浜っ子春まつりのことについて戻りたいと思いますが、一過性のイベントであってはならないと考えています。多くの市民に見ていただくこと、それから参加していただくことによって一体感のあるにぎわいの創出ができるものと思っていますが、その方策について考えがあればお示しいただきたいと思います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご指摘のとおり、多くの市民の皆さんに見ていただき、参加していただくことによって、一体感の醸成、にぎわいの創出が可能になると思っております。イベントを多くの市民の皆さんに見ていただくための工夫はもとより、市民の皆さんに参加していただくため、開府400年にちなむ主体的なイベントや取り組みに対する支援策を検討してまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) ちょっと具体的なことが出ませんでしたから、少し私の提案も含めてお話ししたいと思いますが、まず先般観光協会の総会がありました。産業経済部長も出席されてましたが、その会場で隠岐の島と松阪市をつないだ駅鈴をモチーフに蛇胴に使われている和紙のみこしをつくって大名行列に参加させてみてはという提案がありました。このことについて、どのようにお考えか、お聞きします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 駅鈴をみこしとして大名行列に参加されるということは、おもしろいアイデアだと思っております。先ほどお答えしましたように、具体的にはこれから詰めていくことになりますが、市民主体で開府400年を祝い、盛り上げていただくための取り組みに対する支援策を検討してまいります。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 具体的にはこれからということですから、少し私のほうから今の駅鈴の問題から私もこういうものをやってはどうかということで提案させていただきたいと思いますが、江戸時代のことについて触れますが、江戸時代に活躍した偉人、浜田に、また那賀郡も含めた浜田市にはたくさんいらっしゃいます。その中で、例えば会津屋八右衛門、それからこの前資料を見たら、旭町に伊能忠敬の測量の日誌があったという話も聞いてますから、伊能忠敬と会津屋八右衛門という絡みもあるわけです。それから、金城の岡本甚左衛門という方がいらっしゃいます。それから、浄瑠璃等で有名な鏡山事件のお初の関係、それからこれはできるかどうかと思うんですが、夕日ヶ丘、ゆうひパークのとこに北前船があそこに常設されてますが、あれを引っ張り出して大名行列と一緒になって練り歩くというのも一つの手かなあと思ってます。 それから、旭町に本陣がどうもあったようでして、これは御神本家というんでしょうか、それから大庄屋の山崎家という大庄屋さんがおられたとか、そういう方々の姿を出したような形で大名行列に加わっていただくという話、それから先ほど部長からお話がありましたよろい甲冑のことでありますけども、実は松阪市、それから松江市はそれを機に甲冑を着けた武者行列を復活させたりされてます。それで、その甲冑の武者はおのおのイベントにお手伝いに行くというシステムがどうもできとるようです。それで、広瀬町では来年の9月に5年に1回の尼子祭りというのが計画されてまして、ここにはそういう全国から武者の方々が400から500来られて行列をにぎわすんだという祭りをされるそうです。そういうふうに、浜田には、そういう甲冑は本物ではなくて、段ボールでつくってある。材料費が2万円から3万円ぐらいにするんだそうです。ただ、製作するのに半年ぐらいかかるそうですが、そういうことをされるという、広瀬町のある方は、そういうことをされるなら指導に行きますよっていうこともどうもお話がある中で、そういうことをして他市から応援いただいて、もっと大名行列をにぎやかにするということを考えられたらどうかということを思っています。所見がおればお願いします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) ご提案ありがとうございました。おっしゃるとおり、浜田市は多数の偉人を輩出しておりますけど、そういった方を市民の方に知っていただくっていう、そういう場にもなるようなイベントの構成ということも大事だと思っております。先ほどからお答えしておりますように、春まつりのパレードに多くの市民の皆さんに参加していただきたいと考えております。ご提案につきましては、参考にさせていただきたいと思っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) よろしくお願いします。 それでは、小項目の②、豊かな青い海と緑の大地の自然環境を今後守っていけるのだろうかと危惧しています。樹木は樹齢30年をピークに二酸化炭素の吸収率が減少することから、樹齢を超えた樹木は伐採し、植林を行うことは地球温暖化の
防止になるとされています。植林と伐採の繰り返しを行うことは、自然界の循環とバランスが保たれ、自然の再生や木材の根つきによる災害
防止政策にも効果があり、そして太陽光の日照によって生き物の生息環境から、里山の鳥獣の被害の
防止に役立つとされています。また、いそ辺の荒廃の対策として、ワカメのフリー配偶体の養殖のほか、稚魚、稚貝の養殖などを行う海洋資源への取り組みも重要であると考えます。現在、産官学地の協働による自然の循環サイクルの取り組み状況と再生化に向けた方策について、お伺いしたいと思います。
○議長(西田清久)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 現在、本市では自然環境の保全活動として、金城町において雲城公民館、地元住民、団体、小学校や浜田高校自然化学部の皆さんの共同により、希少生物であるハッチョウトンボの保護活動が実施されています。 また、今年3月には水環境保全の活動として、国府地区を舞台に身近な水環境を守るために生活排水について考える「この先、海です!プロジェクト」を開催いたしました。地球温暖化の
防止活動としては、市の附属機関である浜田市地球温暖化対策地域協議会がグリーンカーテンの普及、市内イベントでのリユース食器の利用促進、市民向けの環境セミナーなどの開催に取り組んでおります。 市としましても、地域住民や各種団体と一緒になって、豊かな青い海と緑の大地の自然環境を守っていきたいと考えております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 今、答弁の中に「この先、海です!水環境保全プロジェクト」という説明がありました。これについて、ご説明をお願いしたいと思います。
○議長(西田清久)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) これは、海に近い側溝から流れ出る水が海に影響するということでございまして、側溝等へ流れ込む生活排水や汚濁の原因と考えられる小さなごみも水質保全に悪影響を与えることから、海へ通じる現地側溝等の存在と役割について学んでもらおうということで、国府公民館の周辺、具体的には国府小学校の生徒さんと一緒になって、側溝の道路に「この先、海です。ごみを捨てないで」というペイントを道路の歩道の部分にペイントいたしまして、海につながってるんですよと、ごみを捨てないでくださいという啓発活動をしているということでございます。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。地域の住民、いろんな地域の方々の協力を得ながら、保全活動をされてるということで伺ったところです。 そこでもう一つ、再質問しますが、これは森林のことです。森林の手入れがされていないなど、森林の荒廃が心配されています。再生への取り組みの現状と振興策についてお伺いしたいと思います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 森林の荒廃につきましては、木材価格の低迷や主伐後の植栽に要する経費負担の問題から、特に中山間地域において進んでいるものと認識しております。森林を再生する取り組みといたしまして、浜田市では新規の造林に要する経費や下刈りなどの保育に伴う経費について支援を行っております。また、県においても、植栽意欲の向上につながるように向けたさまざまな支援が行われているところでございます。 これらの制度を森林所有者や伐採事業者に広く周知いたしまして、活用していくことで森林機能の再生につなげていきたいと考えております。また、森林整備を行うための費用負担を広く住民に求める森林環境税の導入につきましても、早期創設について国に求めてまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。私が求めたものが全て答えになっていました。私から見る目では、この山もあの山もえらい生い茂ってるな、この山は管理されてないなという感じがしてます。ぜひとも、先ほど環境的にどんどん推進されるように進めていただきたいと思います。 もう一つ、再質問ですが、今度はワカメが育たないなどいそ枯れが進行していると聞いています。いそ辺の水環境と再生策についてお伺いしたいと思います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) いそ辺の水環境の現状でございますが、いそ枯れ、いわゆるいそ焼けについては県水産技術センターのお話では、1990年代から始まっており、原因は海水温の上昇と見られると指摘されているところでございます。 県水産技術センターでは、県内の漁業者から海藻が減ってきてるという話を受けて、平成26年から毎年定点を決めてモニタリング調査を実施されており、浜田市の現状といたしましては、平成27年と28年の比較に変化はなく、また現状では海藻が広く減ってる状況ではないと伺っております。再生策につきましては、県に伺ったところ、藻場整備の要望のあった地域において、関係者と個別に協議し、随時具体的な整備をやっていきたいとの話があったところでありますので、市も再生策について協力していきたいと考えているところであります。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) まだ、県でもいそ枯れの原因がわからないという話でありますが、少しこれは可能性があるんだろうなあと思うところで、水高がワカメのフリー配偶体の養殖をしています。それを皆さんに配ったり、授業でそれを採取していろんなことに使ってるということなんですが、こういうような水高生に任せるだけでなくて、市民の人にもそういう配偶体がつくようないろんな縄をセットするとか、とにかくいそがいろいろな形で再生するような形でやるべきだろうなあと思っております。そういうところをまた働きかけていただきたい、そのように思っていますが、これについての答弁は結構です。 それでは、大きな2、元気な浜田づくりの施策についてであります。 若者の定住に向けた課題として、働く場所の確保が求められています。企業誘致や新たな会社を興す企業に期待するところです。産業は、変化を繰り返していきます。今後は、公共投資に依存する体質からの脱却を念頭に持ちながら、地域経済の構造の転換と自力でできる地域経済の転換が必要であると思っています。 商品開発を積極的に取り組む地元企業への支援策は、企業の活力を生み、産業を発展させるなど、雇用と定住に貢献できるものと考えています。 次に、(1)皆さんのほうに通告をしときました、任期満了に伴う市長選のことについて、ここでお聞きしようと思いましたが、昨日市長が出馬の表明されました。それを受けて、このことについて触れないで、少しロードマップの進捗状況と元気な浜田の自己採点について、市長の所見を求めたいと思います。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 昨日の小川議員の質問の中で、10月の市長選挙についてのお尋ねでございましたんで、それについては昨日申し上げたとこでございます。 昨日のお話の中でも申し上げましたけども、私は浜田市を何とか元気にしたいということで、この3年半、三つの重点政策を中心にいろんな政策に取り組まさせていただきました。やはり、私はそれまでいろんな経験をしておる中で、政策というのはしっかりと取り組むことが重要だと、これをどういうふうにすれば取り組むことができるんだろうかと。当然、政策を取り組むためには、市の各部署あるいは職員と気持ちを一つにして一緒に取り組まないといけないと思いますし、また市内のいろんな方々のお力もかりないといけない。その手段として、ロードマップという手法をとらさせていただきました。恐らく、全国の自治体の中でも余りやってないんじゃないかと思うとこでございますが、毎年度初めに、何をいつまでに行うのかということを政策それぞれについてロードマップを作成いたしまして、毎月進捗状況の確認のための会議を行ったというとこでございます。 なかなか難しいようなテーマもございますんで、そのときには一緒になって、どうすれば解決できるかということを職員の皆さんと一緒に考えて、必要とあらば私もトップセールスといいましょうか、自ら出かけていって交渉すると、こういったことをやってきたところでございます。 今、急な質問だったんで、手元に数字を持っておりませんけども、3月の議会の全員協議会のときにも申し上げましたけれども、全項目のうちざっくりたしか7割から8割ぐらいの部分については、ほぼほぼ計画どおりといいましょうか、できてるんではないかなと思ってるとこでございますが、残念ながら、まだまだできてない項目もございます。 そして、何よりも一番の大きな課題だと思っておりました人口減少の中で、特に出生数の減少、これが残念ながら相変わらず減少が続いてるということで、その意味では元気な浜田づくりという掲げた政策の一番の肝心なところが残念ながらまだまだ道半ばとそんな思いをしてるところでございます。ということで、この10月には引き続き、市長2期目を目指して市長選挙に出馬いたしますと、このように回答を申し上げたとこでございます。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。 今、元気な浜田ということが出ました。この元気な浜田ということをキーワードに少し②の質問に移りたいと思いますが、元気な浜田づくりについては、一定の評価をしています。大きな予算投下については配慮しながら、すべきところはすべきであると思っていますが、こんなことすらできないのかと思える予算措置に対して、実は疑問を持っています。 その一つとして、先般合庁の前の国道の交差点で、自転車で横断歩道を渡ろうとした小学生が普通自動車にはねられる交通事故が発生をしました。この市道は、三つの交差点があります。以前より、地域住民から国道接続の直線道路であり、スピードも出やすく、左右の確認ができないことから、カーブミラーの設置の陳情がされていましたが、いまだに設置されていない状況にあります。聞くところによると、六、七年待ちのような状況であるとのことですが、市民の安全・安心に対する姿勢が大いに問われるところであります。カーブミラー等の設置が今なおできない、その状況、実態についてお伺いしたいと思います。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) カーブミラーの新設につきましては、市内各所から多くの要望をいただいております。浜田自治区におきましては、設置待ちの箇所が現在100カ所程度ありまして、毎年15から20カ所程度の新たな要望も受け付けている状況であります。これまでに受け付けた要望箇所につきましては、順次設置をしておりますが、既存の箇所が老朽化や強風等で破損した場合には、そちらを優先して対応することとしております。したがいまして、新設要望に対しては十分にお応えできず、しばらくお待ちをいただいてるのが実態であります。 なお、ただいま質問にありました交通事故のありました箇所手前の市道の3差路につきましては、地元からの要望もいただいておりますので、本年度中にカーブミラーを設置することとしております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 地元のカーブミラーについては了解をしましたが、私が問題にしたいのは、6年、7年かかる、安全を6年先、7年先にするのかというところが大きな問題だと思ってます。要は市民の、例えば子どもの、将来を任せる子どもの命をどう担保するかという話、安全な環境をつくらなきゃいけないというところから、今6年も7年もかかるような予算措置ということについては、私は問題があると思ってます。これについてのご見解を。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 予算措置ということでございます。確かに我々都市建設部、そういった交通安全施設を担当する部局としましては、議員おっしゃるように、要望箇所が直ちにその年度中に全部済むような予算割り当てがあれば非常にいいなとは思っておるとこでございます。しかしながら、なかなか実際にはそういうわけにございません。ただし、ここ数年間、この交通安全施設整備事業につきましては、1,720万円程度ずっと横ばいで推移しておりましたが、今年度につきましては、財政協議の結果、16.3%増額していただきまして、今年度につきましては、2,000万円という予算をいただいております。この交通安全施設整備事業の原資につきましては、その半分1,000万円をちょっと下回るんですが、交通違反の反則金ということで国から交付を受けておりまして、それをカーブミラーとかガードレールとかそういったものに使うことになっておりまして、それに市費を上乗せをして2,000万円にしてこの予算をつけていただいております。ですから、我々としてはこの度はかなり消化が進むんじゃないかなと思っておりまして、そういった予算措置には大変感謝しておるとこであります。 今後も、こういった待ちがなるべく少なくなるように設置をしていきたいと思っております。ただ、場所によりましては、非常に狭隘なところではカーブミラーを設置する場所がなかなかできないとか、例えば民地の中にお願いして立たさせていただく場合とか、あとは中電、NTT柱に共架をするようなこともありまして、そういった場合は若干時間をとられることになっておりますが、そういったこともありますので、今後しっかり整備していきたいと思っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 予算措置としては増えるという話ですが、もっともっと出すことによって、そういうことすらもできないんかという話をさせていただきましたが、そういう状態では市民の人には元気な浜田というイメージづくりは私は難しいと思ってます。そういうことを今後少し検討していただいて、予算配分についてはやっていただきたいと思います。 それでは、中項目の2、浜田港を生かした産業振興についてであります。 地域産業、経済を支える物流拠点の浜田港においては、原木機能の日本海側拠点として選定をされ、現在は臨港道路福井4号線の整備事業が進められています。より浜田港の利用促進を図るためには、誘致活動を初め、地域産業の掘り起こしとその振興支援策は重要であると思っています。県から埠頭の増設計画を示されていますが、並行して陰に隠れている場内整備の諸問題の解決も図るべきではないかと考えています。 小項目の1点目、浜田港のこれまでの整備によって、その利用状況の推移を知りたいと思っています。また、利用促進を図るために地元企業の貿易推進や地域産業の振興を図るためのネットワークなどを進められていますが、その活動状況と実績と評価について所見をお伺いします。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 近年の浜田港の整備につきましては、平成25年4月の県営福井上屋の整備と平成27年2月の長浜埠頭の整備があります。県営福井上屋の整備により、メインポートを浜田港に変更された2企業の取扱量は平成24年度の103TEUから28年は4.6倍の471TEUとなりました。また、長浜埠頭の整備は、バイオマス発電の原料となるパームヤシ殻の一時保管所として活用されております。 利用促進を図るためのネットワークにつきましては、昨年5月に設立されました浜田港拠点化形成研究会により、出雲から広島県北部に至る広域的な産学金官の連携が図られ、浜田港への集貨対策が強化されました。昨年2回の開催をされ、集貨対策ワーキング会議においては関係機関との情報共有が進み、84社へのポートセールスができました。その中で、週1便と荷おろし等に係るリードタイムの課題や海上運賃コストが割高であることなどの課題について、現状を把握することができたものと考えております。 また、平成26年秋に設置されました浜田港貿易研究会は、小口貨物の輸出入促進を目的に市内事業者による研究が行われています。この研究会を通じて、国外に向けた新たな販路を持つことができ、本年2月には水産加工品のサンプル輸出を行うことができました。引き続き、ネットワーク体制を活用しながら、輸出入に対するサポートを行ってまいります。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 再質問したいと思いますが、何点かあります。 浜田港拠点化形成研究会という説明がありましたが、これの運営、活動内容についてお聞きしたいと思います。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 浜田港拠点化形成研究会は、島根県と浜田市が事務局として、会員団体54団体、オブザーバー団体11団体の全65団体で運営されています。その活動は、集貨対策ワーキンググループとクルーズ客船ワーキンググループの二つのグループに分かれて行っており、昨年度集貨対策ワーキンググループは浜田港の利用可能企業の情報収集を行い、石見全域に加え、島根県東部や出雲市の企業に対してポートセールスを実施しました。今年度も引き続き、広域的なポートセールスの展開や新規貨物の掘り起こしを行う予定としております。 次に、クルーズ客船ワーキンググループは船会社等への訪問、クルーズセミナーの参加、オプショナルツアーに関するパンフレットの作成などセールスを行っております。今年度は船会社へのセールスの業務を継続して行い、魅力的なオプショナルツアーを提供するなど、県や関係機関と連携し活動を行う予定としております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) もう一点質問したいと思いますが、リードタイムという表現がありました。これは何なのかということをあわせて、コスト等の課題について今後の改善策等、方向性についてお聞きしたいと思います。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) コンテナの積みおろし等の課題については、平成30年12月にカントリークレーンの完成が予定されておりますので、入港から出港までの時間短縮が図られるものと期待しております。 一方、浜田港の国際定期コンテナ航路は現在週1便であります。利用者に不便をかけているのが現状です。この課題を解決するためにも、貨物量の増加を進め、将来的には週2便化を実現し、利便性を向上したいと考えております。 また、コストにつきましては、海上運賃だけではなく、輸送コストや保管コストなど物流のトータルコストにおいて、他港よりも競争力がより発揮できますよう、取り組んでるとこであります。今後とも、荷役業者と一体となって浜田港の利用企業の増加を図ってまいりたいと思っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) もう一点、ネットワーク体制を述べられていますが、この活用した連携についてお聞きしたいと思います。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 浜田港貿易研究会の活動により、貿易のネットワークが広がり、新たな企業とつながりを持つことができております。これまでも試食会サンプル商品の輸出など良好な関係を築いておりますので、現在も市内企業に継続的な輸入を行っておられます。今後も、新規輸出につながるようサポートを行ってまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。その体制については、おおむね理解をしました。 それでは、小項目の2、浜田港利用促進では国内外のクルーズ客船の誘致が進められようとしています。木材輸入に伴う木皮の廃棄物が山のように堆積されている状況については、景観上から問題であると感じています。リサイクル法や輸入先の変化、また長年の荷主との契約などから、今後大きな課題となってくると思っています。その現状と対策について、所見をお伺いしたいと思います。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 浜田市は、国内外のクルーズ客船の誘致を行っておりまして、本年は6月29日と8月26日に日本最大のクルーズ客船飛鳥Ⅱの寄港を決定しております。そうした中、浜田港福井埠頭に木材輸入に伴う木皮の廃棄物が堆積していることは、浜田市としても見た目も悪く、課題であると認識しております。 木材輸入に伴う木皮の堆積は、木材輸入港の共通の課題であります。現在、浜田港の荷役業者が定期的に業者に委託して処理を行っておりますが、完全な撤去には至ってはおりません。引き続き、港湾管理者である島根県とも連携して、堆積した木皮の適正な管理や処理に向けて取り組みを進めていきたいと思っております。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) わかりました。大変な量でもありますし、何らかの処置をされなきゃいけないと思っていますが、ここで五つほど提案をさせていただきたいと思っています。 この木皮ですが、これはバークチップスといわれるそうです。いわゆる樹皮のことでありますが、これを利用した例を少しお話しさせていただきます。 牛などの家畜用の寝床、敷き材として敷き詰めるということをある牧場はやっておられました。そういう形で使うことも可能で、現在誘致企業のある企業もおられますし、地元のまだほかの企業もおる中で、そういうことについて検討されたらどうかということがまず1点であります。 それから2点目は、ビニールハウスとか栽培関係の雑草を
防止するには、すごくこれが役に立つそうです。だから、かぶせて雑草を生やさせないということで、農業なんかのビニールハウス等にこういうことに使ってみてはどうかと思っておるとこでありますが、次3点目は空き家対策についての話になりますが、空き家を今解いて空き地になります。そうすると、雑草が生えて大変だという近隣の住民のクレームがありますから、そこに敷き詰めてやって、今のように抑制材料、雑草が生えない抑制材料として使うと。実は、私もそういう敷地を持ってる中で、砂利を敷いてるんで、草刈りをするときにはねるんです、石がぱちっといって。だから、眼鏡をしなきゃいけないということになるわけですが、そういうものを敷いとけば、要は樹脂ですから、切っても影響しないということで効果があるんではないかということです。 それで4点目は、県道、市道、側道を草を刈らなきゃいけないという状況があります。土地の所有者ということが権利があるかどうかということもあるんですが、そこの雑草部分についてそれをずうっとまいていくという形、それで草刈りがしやすい、もしくは草が生えたら草刈りをしやすい。草が生えないように抑制するということで敷き詰めるという考え方があるだろうと思います。 それから、今ガーデニングがすごく人気でありますけれども、ガーデニングのマルチング材という表現をされてましたが、要は被覆材、今そういうものを土が見えるんじゃなくて、ウッドチップスであったり、バークチップスが見えるような形が今はやってるそうですから、そういうものに使うということをやってみてはどうかということで提案させてもらいました。ご所見があれば。
○議長(西田清久) 岡本議員、1時間を2分経過しておりますので、お知らせをしておきます。
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) パークチップの活用ということで、私答弁、処分のことばかり言ってまいりましたが、今五つのご提案をいただきました。こういったことを、今また進出企業もございますので、まずは事務方で研究いたしまして、関係者の皆さんに引き続き検討して考えていきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 最後の③について進めたいと思います。 昨年、調査していた山陰沖の120キロ先において、メタンハイドレートなどの化石鉱物の掘削調査によって、特に天然ガスの存在がクローズアップされています。このことから、地元への施設受け入れ推進は今後の新たな企業誘致や雇用の創出などの期待から重要であると思っています。その活動状況とあわせて、かねてより推進されている自衛艦給油基地誘致の進捗状況など、浜田港利用促進の今後の見通しについてご所見を伺いたいと思います。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 日本海側の海洋エネルギー資源開発は、平成28年10月に浜田沖において石油、天然ガスの基礎試掘調査により、ガスの兆候が確認されました。このことは、浜田市を初め、石見圏域の経済活動に大きな影響を与えることから、本年6月、資源の実用化に向けた取り組みや資源開発により、経済的メリットが還元されるよう島根県と連携し、市長自ら経済産業省資源エネルギー庁に訪れ、長官に面接し、地元選出国会議員に対して要望活動を行ったところであります。 次に、浜田港への海上自衛隊艦艇物資補給基地の誘致活動につきましては、昨年11月に防衛省及び地元選出国会議員に、本年5月には春季国・県要望として県知事に向け要望活動を実施いたしました。今のところ、具体的な誘致には至っておりませんが、各種艦艇の寄港は増加しており、今後も引き続き要望活動を行ってまいります。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) 最後に市長に答弁を求めたいと思いますけれども、今天然ガスの問題、聞くところによると、萩からも同じ距離の中で、どうも誘致合戦の状況であるというお話も聞いております。今、市長のほうが活動されてるということは聞いておりますけれども、感触も含めて今後の抱負というんか、決意ということになるかなあ。これは非常に地域の雇用には影響するだろうと思ってますし、そのことについて市長の考えをお聞きして終わりたいと思います。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 先ほど、部長がご答弁いたしましたけれども、昨年10月に浜田沖での試掘調査の結果についての報告がありました。このときには、ガスの兆候が確認をされたということでございます。本当はもっと詳しい状況について知りたかったんですが、前も議会でもお話ししましたけれども、昨年は台風があったりしまして、十分な試掘ができなくて途中でとまったといいましょうか、そういうことになったということでございます。したがって、先般今年の6月でございますが、島根県と一緒になりまして、産業経済省の資源エネルギー庁の長官、それから国会議員の先生方にも、ぜひこの試掘については国としてもご支援いただきたいと、こういう要望をしてきたとこでございます。なかなか天然ガスとかこういったことが事業化できるという角度というのは、一般的に言うと低いということではありますが、しかしながら、これまで日本海側では新潟のほうまでではあったんですけど、西側は初めてでございますし、そうした中で、この度浜田沖あるいは正確にはこれ島根山口沖って言いますけども、ちょうど浜田と萩と二等辺三角形のところに位置するとこでございますんで、ぜひここで実際の事業化できるようなガス田が見つかって、その上で今度はどこに近いところかというとこに、恐らくもし事業化するときには基地が設置されるだろうと思っております。ぜひ、浜田に近いところで見つかってほしいし、見つかった暁には浜田のほうに基地をつくっていただきたい。そのことは、地域経済にも大きなプラスになると思っておりますんで、今後も県と一緒になりまして、国等関係方面にこういった要望活動を続けてまいりたいと考えているとこでございます。
○議長(西田清久) 岡本議員。
◆12番(岡本正友) ありがとうございました。ぜひとも頑張っていただきたいと思います。以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開を午後1時20分とします。 午後0時22分 休憩 午後1時21分 再開
○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。24番牛尾昭議員。 〔24番 牛尾昭議員 質問席〕
◆24番(牛尾昭) 超党はまだの牛尾昭でございます。 今回、私の質問は市長の約4年間の任期を振り返って、それに対する市長自身の自己評価というのを質問のメインに置きました。それから、喫緊の課題である萩・石見空港の問題、それから先般同僚議員8名で網走市を表敬訪問いたしまして、網走の刑務所の視察をいたしました。島根あさひの関係でぜひ伺いたいなと思っておりましたので、非常に参考になりました。以上、大きく3点に分けて質問をいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 最初に、市長の来期への姿勢については、昨日力強い発表をされましたので、この問題については割愛をいたします。 2番の水産業における自己評価についてお伺いをいたします。 リシップ事業の評価についてお伺いいたします。全ての船がリシップを終えましたが、市長自身のこの事業に対する評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) ただいまの水産業のうち、リシップ事業の評価へのご質問でございます。 この後、議員からは水産に関して全部で9項目のご質問がございますので、最初に私のほうから水産業全体についての自己評価というか、これを述べさせていただければと思います。個々の項目につきましては、後ほど担当部長のほうからご答弁をさせていただきます。 私は、市長に就任いたしましたときに、10年後、水揚げ高は100億円という大きな目標を掲げさせていただきました。多くの皆さんから無理だ、できっこないと、こういったご意見も頂戴いたしました。しかしその一方で、こうした目標を掲げたことにより、水産関係者の皆さんの中からは市がそのつもりなら協力しようというご理解をいただくようなご意見も頂戴いたしました。例えば、最初のご質問のリシップ事業でございますが、当初は船主さんの中には将来は廃業を考えているんで、今さらリシップはしないとおっしゃってた船主さんもいらっしゃいましたけれども、結果的には沖合底曳網漁船全5カ統全てがリシップにご協力をいただいて、実際に決断をされ行われたということでございます。これによりまして、底曳船の存続のめどが立ちまして、また高鮮度の保持ができるようになり、魚価も向上したと伺ってるとこでございます。 また、懸案でございました高度衛生管理型荷捌所の整備につきましても、市が整備主体になるということを決断いたしまして、JFさんや県、国のご支援を得て、今年度末には着工できる見通しとなりました。これが完成すれば、県外船の誘致も行いやすくなると、このように思っております。 さらに三つ目でございますが、水揚げ高を増やすためには、出口対策、つまり販路拡大にも取り組まなくてはなりません。産業経済部の中に産業振興課を設置いたしまして、広島市場開拓室とともに販路拡大にも取り組んでまいりました。そして、山陰浜田港四季のお魚という新しいブランドも立ち上げまして、こういった活動の結果、関東、関西、山陽方面などへの販路も拡大したとこでございます。 しかしながら、こうした活動をやる過程におきまして、どうもこうした活動だけでは水揚げ高で言いますと、70億円から80億円まではいくかもしれませんが、100億円というのはどうも難しいと、こういう思いに至りまして、じゃあ残りの20億円から30億円はどうすればいいのかと、議員の皆さんからも養殖というお話もございまして、別の方法を考えなければならないと考えたとこでございます。 そうした中で、つてがございまして、つてを頼って近畿大学の水産学科の先生にご相談をいたしましたところ、
瀬戸ケ島埋立地におきます蓄養事業と水産加工事業の事業化調査をしていただけることになりました。先般、調査結果を頂戴いたしましたけれども、事業化の可能性ありという結論を頂戴したとこでございます。今後、事業主体の形成に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 水産業につきましては、今申し上げましたところ以外ではお魚センターの活性化であるとか、公設水産物仲買売り場をどうするかなど、まだまだ幾つか懸案のテーマはございますけれども、総じて言えば、この4年間の活動は何とか及第点を頂戴できるんではないかなと思ってるとこでございます。個々の項目につきましては、担当部長のほうからご答弁をさせていただければと思います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) リシップ事業につきましては、地元沖合底曳網漁船5カ統全船が平成27年度までにリシップ工事を終え、収益性の改善に関する実証事業に取り組んだところでございます。 これにより、船体の長寿命化、修繕費の削減や燃油消費量削減などの省コスト化による収益性の改善、海水冷却装置導入による漁獲物の付加価値向上が図られたことにより、生産者を初め、多くの漁業関係者に喜んでいただいております。 また、リシップ事業に取り組んだ成果とは一概に申し上げられませんが、水揚げ高が順調に増加しており、成果が出ているものと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 市長、総体的に及第点だと言われたということで、私も同じような考えを持っております。初めて市長に就任されて4年の中で、なかなかできること、できないことっていうのはあったと思うんですけれども、殊に水産業に関しては相当なレベルの結果を残されたと評価をしております。 リシップ事業というのは、宇津さんの時代から緒について、市長になって最後の仕上げをされたということで、当初は全船やるというのは非常にハードルが高い、そう思われておりました。ですが、全船やられたということで非常に評価しております。ただ、先ほど報告があったように、今大体各経営体がリシップ前に比べると、約8,000万円弱ぐらい水揚げが上がってるんです。リシップっていうのは、新船になるわけじゃないんで、いつかも言いましたが、船長あたりが船底へ行くと、船底が浅いから、薄いから怖いんだ、そこだけどうも鉄板を厚くするというのは難しいらしいんです、船がリシップをしても。そういう話もあって、水揚げ高が上がっていく中で、内部留保をしてこれから新船をやがて5年先、10年先、15年先に新しい新船を目指して内部留保していっていただかなければ困るという、そういう局面があると思うんですけど、その辺については行政としてもちゃんと経営体と話をしながら、そろそろたまりましたよねという、そういうチェックをする必要があると僕は思うんですけど、その辺については市としてはどのような見解をお持ちなんでしょうか。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご指摘のとおり、このリシップ事業は大規模修繕により10年程度の漁船の延命化を図る間に経営体の力をつけて、新船建造につなげようというのがこの事業の目的でございます。 地元5カ統全船がリシップを終え、水揚げ金額も順調に増えておりますが、これに安堵することなく、市といたしましても次のステップに向けた取り組みを検討しなければならないと考えております。 また、沖底船の建造には、1カ統2隻で7億円から8億円かかると伺っております。多額の費用を要することから、国の補助事業の適用が可能かどうか含め、経営体の意向を確認しながら、どのような方法が最適か、それに対して市としてどのような支援が可能かを県とも相談しながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) ぜひ、リシップについては10年先を見据えながら、水産浜田の発展のために行政として積極的にかかわりを持っていただくように要請をいたします。 続いて2番目、高度衛生管理型市場の評価についてお伺いいたします。 特3漁港で最後の13番目の市場整備となりましたが、紆余曲折があり、遅くなったわけでありますが、市長自身のこの事業に対する評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 高度衛生管理型荷捌所につきましては、特定第3種漁港に指定された13港の中で、浜田漁港だけが整備主体が決まらずに事業が進まない状況が続いておりました。そこで、この状況を何とか打開しなければ浜田の水産の未来はないとの思いから、平成26年度に市が整備主体となって進めることを決めたところでございます。 その後、28年度に水産庁が浜田漁港の高度衛生管理基本計画を策定され、国の補助事業採択を受けて、まず7号荷捌所の整備から取りかかることになりました。国内有数の水産物の流通拠点である浜田漁港において、水産物の高度な衛生管理を実現することとなり、本市にとって大きな一歩を踏み出したものと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 平成21年の時点で言えば、次は浜田だよという話がありまして、それから随分たちました。いずれにしても、着工ということで喜ばしいことだと思っております。あとは、再三再四申し上げておりますが、選別をする浜田独特のやり方ですよね。やっぱり選別をして、選別をすれば魚価が上がるという、経営体の収入が増えるという、そういう方式を浜田のまき網はとってるので、魚種にもよりますけれども、その辺はぜひ守っていただいて、単一魚種のときはスケールで流して水揚げを上げて市場作業をスピードアップするというのは必要なので、経営体経営体によってとってる魚も違いますし、その辺が柔軟にできるような市場機能でなければいけないと思っておりますので、今後ともその辺については生産者の意向に沿ったような市場をぜひつくっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは続いて、
瀬戸ケ島埋立地利用の評価についてお伺いいたします。 この事業は、国のマリノベーション構想が頓挫したが、埋め立ては完成したという不幸な物語であります。何回か検討委員会を立ち上げましたが、その都度時期を待とうということでありました。市長就任後、限定的ににぎわい空間の創出を提案されましたが、議会からの提案を受けて本来の目的に沿った検討がされていますが、この約4年間の取り組みに対する市長自身の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏)
瀬戸ケ島埋立地につきましては、市長就任後、多くの方が訪れるにぎわいのあるエリアにできないかということで、
瀬戸ケ島埋立地の活用研究会も設置をいたしまして、観光や産業振興などの観点も加えて活用を検討してまいりました。 その過程において、議員の皆さんから埋立地本来の目的であるつくり育てる漁業についての再検討が必要であるというご意見も頂戴いたしまして、近畿大学の専門家のご助言、またコンサルタント会社のお知恵もいただきながら、その実行可能性調査を実施してまいりました。
瀬戸ケ島埋立地の活用に真剣に取り組んだということで、本来の活用目的に近い形で蓄養を中心とした原魚調達により、水産加工事業の方向性が見えてきたということは大きな成果ではないかと考えております。実現に向けては、本当にハードルは高いということは承知しておりますけども、水産関係の団体、あるいは金融機関や関連事業者の皆様のご意見も頂戴しながら、事業へのご理解とご協力をお願いし、事業体の形成に取り組んでまいりたいと考えております。 また、当初の素案に盛り込んでおりました子どもたちのマリン教育の拠点となる渚の交番事業もNPO団体により検討が進められておりますので、これらをすり合わせて
瀬戸ケ島埋立地全体の活用方針を改めてお示ししたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 今回、防災訓練に参加しまして、瀬戸ケ島が改めて広いなあということを感じました。と同時に、マリノベーション構想、新マリノが頓挫して、この広大な土地を埋めるのは至難のわざではないなと思っております。ですから、今部長答弁にあったように、ハードルはすごく高いと思うんです。ですから、この問題って努力すること自身に僕は意義があるんだなあと思って、結果は別として今のような新しい部長になられて違った局面が期待できるかもわからないし、しっかり取り組んでいただいて朗報を待ちたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは続いて、4番目のまき網対策事業の評価についてお伺いいたします。 高度衛生管理型の市場は、まずまき網市場から整備をされますが、この4年間のまき網漁業に対する市長自身の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 1日目の道下議員のご質問にもお答えしましたとおり、地元まき網漁船2カ統の存続対策につきましては、運搬船の代船確保や附属船の購入などの課題解決に向け、生産者や県と協議してまいりました。 また、平成28年度に漁業構造改革の前段として、当面の存続を図るために、経営体が代替船の購入や設備改修等に伴う資金を金融機関で融資を受ける場合、借入金に係る利子の一部を補助する制度を創設いたしました。 この4年間で、漁業構造改革計画策定や具体的な取り組みには至りませんでしたが、漁船の更新により、安定した操業を続けることが重要と考えておりますので、漁船リース事業などの国の制度を活用した市の支援策を検討しております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 昨日の同僚議員の質問にもあったんですが、今まき網は運搬船が次の検査を受けられないぐらい老朽化してるんです、実は。今、なかなか中古船も東南アジアのほうへ行って、なかなか日本国内でレベルの高い中古船が調達できないという、そういう局面にぶつかってるんです。そうすると、今のような大型の運搬船が検査を通らなくて動かなくなると、小さい運搬船というか、例えば19トン型、19トン型の運搬船て19トン以上とれないんです。何回か分けてやればあれなんだけど、今非常にそういうふうに厳しい局面に立ってるという状況があるんです。ですから、これは喫緊に新船というのは相当な、3月議会でも言いましたけど、ハードルが高いので、そういった良質の中古船をどこからか探してくるということは私は喫緊の課題だと思ってるので、そういうことをやっていかないと難しいなあと。これは、単なるJFだけでも大変なので、ぜひその辺の事情は多分おわかりになってると思うので、市も全面的に支援をして、運搬船の確保について、ぜひ汗をかいていただいて支援をしていただくように、これは要請をしておきたいと思います。 それでは続いて、5番目、資源確保対策事業の評価についてお伺いいたします。 底曳漁業においては、メッキンが多くとれた海域はしばらく操業を自粛するなどの自主規制が行われておりますが、海面漁業においてはアワビやサザエの密漁などで特にサザエ資源の激減がいわれております。現行のアワビの放流事業なども含め、この事業に対する市長自身の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 漁業資源の減少は、日本国内のみならず世界的な課題とされております。島根県の漁場においては、島根県水産技術センターと漁業者が連携し、資源の確保のために休漁期を設定したり、浜田海上保安部が密漁の取り締まりを行うなどの対策を行ってきました。 市では、平成25年から磯資源の確保対策事業として、4年間で7万6,000個余りのアワビの稚貝を放流する取り組みをJFしまねと漁業者と一緒に実施してまいりました。放流した稚貝が出荷サイズの10センチメートル以上になるまで4年から5年かかり、もうじき初年度に放流した稚貝が漁獲対象となりますので、今後の水揚げの推移を確認しつつ、この事業の成果を検証したいと考えております。いずれにいたしましても、水産資源の確保対策は重要な施策だと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) アワビは今言われたように、もうすぐ大きくなって漁師もアワビを捕獲できるんだという話をしておられましたので、非常に期待が持てます。私、今回思いましたのは、浜田の海に限らず、浜田の海を例えば考えたときに、アカモクという最近境港で、一部笹田議員がアカモクについていろいろ質問した件もございますけれども、アカモクが今非常に注目されているという、アカモクというのは調べましたら、神馬藻、神の馬の藻と書いて神馬藻とも言うらしいんです。これ言い伝えは、昔神様が日本全国津々浦々、馬に乗って各地を歩いていて、馬が疲れるとその藻を食べさせたら馬が元気になったと。で、神馬藻という名前がついているらしくて、食用されてるのは一部石川県とかその辺ですかね。一方では、宮城県ではアカモクのことを網にまとわりついたりとか、スクリューに巻きつくんで、ジャマモクと言ってるらしいんです。三重県ではクソタレモク、このくそったれがという邪魔になるという意味なんです。表現は悪いんですけど、そう言ってるとこがあるという、ただ1998年の富山大学の林教授の論文によると、すごい薬効があると、エイズを抑える薬効があると。そのほか、フコイダンがあるとかっていろいろ言われて、今日本で一番先進地は岩手県のアカモク生産組合、これ20年前からアカモクの生産やってて、非常に今流通してて単価が上がってるそうです。アカモクはふだんは、この間も国府の海に行ったら、ワカメを干すのにアカモクが邪魔になって困るんだと言われておりましたが、赤潮を防ぎ漁場の環境を整える、そういった性格を持ってるということなんです。それと、さっき言いましたように、モズクとかそういったものよりもフコイダンが多くて非常に体にいいんだということがありまして、スーパーフードだと言われてると。これは、浜田の海にごろごろあるんです。ただ面倒だと、面倒だから、ほったらかしなんです。宝が埋もれているという、浜田の海には。ということで、こういうものにも目をつける必要があるんではないかなというのが1点。 もう一つは、漁師さんがよく言われてる赤ウニが少し減ったけど、赤ウニの放流事業をしてほしいよねと。赤ウニというのは、割に生産サイクルが短いんです。アワビよりも短い。だから、サイクルが短くて魚価のとれるものはもうけになるということなんです。ですから、私はたまたま今回アカモクと赤ウニの話をしましたけれども、そういうものが例えば100億円を目指して考えるときに、一つ一つ積み上げていかなきゃいけない中で、目の前に転がってるものがある、宝の山。そういうものにぜひ着目していただいて、行政も一生懸命になって漁師さんの教育をするというか、確かにワカメは国府に行きましたけど、ワカメは切って干すのは簡単です。ところがアカモクはほかの海藻がまざってて、ばらして分けたりするの大変なんです。でも、ちゃんとやればお金になるということもあるので、ぜひ新しい海の資源として着目して、しっかり支援をしていくというのも水産課の役目ではないかと思うんですけど、その辺についてご所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 議員ご指摘のように、目の前の宝物、資源について着目するということは非常に重要なことであると思っております。アカモクにつきましては、ワカメ、昆布などの同類になるわけですけど、全国的には一部の地域で郷土料理として古くから食されており、しゃきしゃきとした食感で粘りも強く、とてもおいしい海藻と伺っております。浜田でも、このアカモクが活用できないか、県や漁協、魚商協同組合など関係機関に伺ってみたいと考えております。 赤ウニにつきましては、平成24年に1,575キロだった水揚げ量が平成28年には637キログラムと近年水揚げ量が減少してきておりますので、資源確保の必要性があると考えております。 先ほど、答弁いたしましたように、現在漁協がアワビの放流を実施されておりますので、赤ウニの放流についても漁協と協議してみたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) ぜひ、JFと協議をしながら、そういう資源確保対策を、漁業者がこれから新しい若い人が漁業に参入しやすいような、そういう新しいメニューを、資源の新しい発掘をぜひしていただくように要請をしておきます。 それから6番目、水産加工業支援策の評価についてお伺いいたします。 生産者支援策に対して、水産加工業支援策が手薄という意見をよく聞きますが、この事業に対する市長自身の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 地元漁船の存続対策、荷捌所や冷凍冷蔵庫の受け入れ施設の整備と並行して、水産加工業者による1次処理施設の整備や協業化が必要だと考え、平成26年度に地元加工業者へのアンケート調査やヒアリングを行いました。また、平成27年度には施設整備に興味を示された加工業者と先進地視察を行いました。今のところ、まだ具体的な取り組みには至っておりませんが、今後は、HACCP対応の必要性についての認識の高まりから、水産加工場の整備に対する支援が必要であろうと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 加工屋さんの話を聞きますと、人材不足もあるという話もあります。そういう意味で、機械化を導入したいんだと。第1次産業に比べると、水産加工業に対する支援策、比較で言うと、やっぱり俺たちは冷遇されてるよねという、幾ら魚をとっても加工業が元気でないと、とった魚をさばかないだろうという、どっちもどっちということはあるんですけども、その視点からしても、昔から伝統ある水産加工業に少し手を差し伸べるような政策をできれば打ち立てていただきたい、このように業界の方は申し上げておられますので、陳情になってはいけませんが、ぜひそのような新しい政策を組み立てていただくように要請をいたします。 続いて7番目、仲卸市場のあり方対策についてお伺いいたします。 やがて建てかえの時期を迎えますが、将来のあり方対策について、市長自身のこの4年間の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 公設水産物仲買売り場のあり方の検討につきましては、
瀬戸ケ島埋立地の活用や動向を踏まえて検討するため、平成27年度と平成28年度は検討を一時中断しておりました。本年度は、入居者へのアンケートやヒアリングを行っており、緒に就いたばかりではあります。今後は、ヒアリングの結果も参考にし、建てかえの時期や場所など今後のあり方についてお魚センターとの役割分担等を考慮しながら、検討してまいります。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) これ何回も本会議で言ってますけど、やっぱり仲卸というのは前浜が一番だと思います。築地も築地の方は長年そこでやってるから、そこを動きたくないというのがあるんです。ですから、それと一緒で、仲買売り場はあそこが一番最高の立地です。ですから、余り動かないように、あの近辺でぜひ建てられるのが僕は望ましいと思っております。 それと、先ほど今部長言われたお魚センターとの役割分担、言われましたが、僕はそうではなくて、かつてお魚センターとゆうひパーク、機能分担するんだと、分けてやるんだと、向こうへ行くお客さんと下へ行くお客さん違うんだよという勝手にそういう組み立てをして二つ施設をつくって、やっぱり結果は今のような結果です。ですから、私は仲卸をつくるときには、お魚センターのすみ分けとかという、そういう低いレベルではなくて、将来生き残るためにはどうすればいいかなという、例えば逆に言えば、仲卸をメインにして今のようなお魚センターが少し尻すぼみであるという中で、同じような機能を消費者がどの場所なら一番望まれるのかなあということを考えていただいて、両方の機能をすみ分けなんてことは不可能ですから、二つの機能をあわせて持つようなもんも含めた検討をしていただかないと、機能分担なんかできっこありませんから、ぜひその辺については方針を間違わないようによろしくお願いいたします。 続いて、お魚センター支援策の評価についてお伺いいたします。 市長就任後、3カ年の総合的な支援策を講じられましたが、市長自身の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 平成26年度に山陰浜田港水産物販売促進機構を立ち上げ、浜田の水産物のPR拠点であるしまねお魚センターを側面から支援してまいりました。平成27年度は、レジ通過者数や売上金額が前年度を上回りましたが、残念ながら、平成28年度は前年度を下回る結果となりました。市民に愛され、新鮮な魚を安く提供できるような魅力づくりができなかったことや、テナントと一体となって取り組めなかったことが大きな要因だと思っております。 お魚センターは、浜田市の顔となる施設として考えておりますので、これまでの課題を少しでも克服し、多くの市民や観光客が来ていただけるよう、市としましても経営体と連携して魅力づくりに取り組んでまいります。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) お魚センターは、言われたように、一時上がったけどやっぱり落ちてきたと。私は、お魚センターについてはいろんな私の私案、提案をしましたが、一つも導入していただけなくて残念だなと思ってますが、それほど難しいんだろうなあと思います。やはり、お魚センターはそのまま立ち上げのときからつまずいたというのは、ずうっと今日尾を引いてるという、そういう認識を持ってます。ただ、批判は簡単なんですけど、じゃあどうやったらあそこがもう一回起き上がれるのかというとこを考えるときに、僕自身のちっぽけな脳みそではなかなかいいアイデアが出ません。先ほど申し上げましたように、仲卸を考えるときにお魚センターの機能もあわせて考えるという、そういうことしか僕の頭の中では思いつかないんです。仲卸をベースにして、例えば2階は干魚をやるとかという、そういう考え方もあると思うんですけども、ぜひその辺を膨らませていただいて、それぞれが別に機能するようなことは言葉の上で成り立っても実現は不可能だと私は思ってます。ぜひ、その辺は精査していただいて、どちらもいい方向にいくように、豊洲と築地じゃありませんけれども、どちらもいい方向で一つのまとめが出るようにぜひこれは汗をかいていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは続いて、水揚げ目標100億円の評価について、これについては市長答弁にもありましたように、私は過大な目標でありましたが、そのことを批判する方もいらっしゃいますが、大きな目標を掲げることによって、元気を持たれた方は結構いらっしゃると。これはこれでそれでよかったと思っておりますので、あとはどうやってその100億円に近づく努力をするかという、この一点に限られてると思いますので、ぜひその辺の努力をしていただくようにお願いして、この質問については終わります。 それじゃあ続いて、
農業振興支援策の評価についてお伺いいたします。 この4年間の市長自身の評価についてお伺いをいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 農業振興策の評価についてということでありますが、この後出てまいります林業も含めまして、私から農林業全体についての総括を申し上げたいと思います。 そのうち、農業振興策につきましては、浜田の顔となる3果樹として大粒ブドウ、赤梨、西条柿を決定いたしました。また、その振興にも取り組んでるとこでございます。さらに、農家所得の向上のために組み合わせ作物として、大豆、キャベツ、あすっこ、アスパラガスを選定し、これについても振興を図ってるとこでございます。 このほか、米のブランド化ということで、弥栄や旭のブランド化の取り組みの支援を行ったり、あるいは大規模農業のための元谷団地の整備にも取り組みました。 そして、林業の振興策といたしましては、浜田産広葉樹のブランド化や高付加価値化、さらには機械の導入によります木材生産コストの低減化などに取り組んできたところでございます。ただ、全体的に申し上げますと、いろんな政策に取り組んでおりますけれども、成果というところまでは至っておらず、途上であると、このように感じてるとこでございます。 個々の部分につきましては、担当部長のほうから答弁をさせていただきたいと思っております。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) もうかる農業に向けた
農業振興支援策といたしまして、平成26年度に浜田の顔となる農産物として、大粒ブドウ、赤梨、西条柿を決定し、施設整備の支援を行ってまいりました。その中でも、西条柿については本年4月に加工施設が完成し、あんぽ柿の増産により農家経営の安定が見込めると予想されてるところでございます。 また、昨年組み合わせ作物として、大豆、キャベツ、あすっこ、アスパラガスの4品目を選定いたしました。今後、実証圃設置などの支援等により、農家の所得向上が図られるものと考えております。 地域特性を生かした農業の推進は、平成28年度に農業振興基金を創設し、農地保全に向けた実効性の高い事業に取り組み、地域農業の維持、発展を支援しております。また、大規模農業を推進するため、元谷団地の農地造成事業に取り組み、この度二つの農業法人の進出が決定し、新たな浜田の顔となることを期待しているところでございます。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 誘致企業2社決まったということは大いに評価しております。 今回、実は8人で会派視察で東京農業大学へお伺いいたしました。東京農業大学の第5代の学長は浜田市出身ということで、三浦義武さんのおじさんが第5代の学長というご縁で、市長の紹介でお伺いいたしまして、90分1こま講義を受けてまいりました。いろいろお話を伺う中で、産官学の連携とか6次産業化とか、そういう中で言えば、人材育成をどうやっていくかなという、そういう人づくりをどうするかというのか一番のテーマではないかという話も聞きました。東京農業大学の売店が実はあるそうで、行かなかったんですけど、お土産もらいまして、大根煎餅、大根で煎餅をつくってやってて、みんなで食べたんです。そこそこおいしいんです。こういった商品開発ができる、そういった素地を持ってる学部があるというのはすごいなあと思って感心しました。 じゃあ、網走は大学が一つあるんです。浜田と一緒なんです。農業、漁業ある、大学が一つある、人口は向こうは3万6,000、人口が違うだけです。ただ、農業生産高が330億円、漁業生産高が270億円、大きく違います。でも、パターンは一緒なんですけど、6次産業化とか産官学を考えたときには、島根大学かなという感じもするんです。オホーツク校にいたときに、その辺を我々感じてまいりましたので、県立大学との連携、いろんな意味でアイデアも含めていろんな連携も必要ですけれども、殊いわゆる商品開発とかそういった産業関係については、島根大学との連携が必要なんだろうなあと学習してまいりましたので、ぜひその辺を執行部においてはご検討いただいて、一つの方法論としてそういうものを打ち立てていただきたいなと。島根大学とも提携しておられますよね、たしか。ですから、その辺のルートでそういった道が必要なんではないかなあと思ってます。私、農業について言えば、中小農家の対策をどうするか、同僚議員がいつも言ってるんです。大きいところは来るけど、既存の農家はどうするんやということを同僚議員は絶えず言っておりますが、その辺の対策と、あとは後継者対策、この辺が課題だろうと思うので、この4年間はそこそこ評価はしておりますが、次の4年間は喫緊の課題についてぜひ対応方をしていただきたいと、このように思っておりますのでよろしくお願いいたします。 それから続いて、林業支援策についてお伺いいたします。 この4年間の市長自身の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二)
林業振興支援策につきましては、本市が進める林業ビジネスモデルの確立に向けて、島根県及び石央森林組合を初めとする各関係機関と連携し、持続可能なもうかる林業に向けて取り組んでまいりました。 木材価格の低迷など、林業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にありますが、当地域においては江津バイオマス発電所が平成27年7月に運転を開始され、発電用木質チップの需要が急激に高まっております。市内の林業従事者では、チップの供給が増加し、収益性の向上につながったものと考えております。 また、昨年は広葉樹活用プロジェクトとして、浜田産広葉樹の6次産業化を見据えたブランド化への取り組みを始めたほか、機械化による木材生産のコスト分析を行い、より低コストで木材生産を行うことができる仕組みを検討してまいりました。こうした取り組みの結果、針葉樹、広葉樹ともに木材需要は高まっており、本市が掲げるもうかる林業への基盤整備が徐々にできつつあると考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 先般、産業建設委員会で議長も一緒に行ってもらって、高山のオークヴィレッジを訪問しました。社長もチップで売ったら単価的に全然どうってことないんだけど、製品にすることによって付加価値がつくんだというお話もありまして、非常にオークヴィレッジさんの取り組みは魅力あるなと思ってましたので、ぜひ弥栄のほうで今度おやりになってますあの辺を一つのブランドができればいいがなと思っておりますので、どうぞこの辺もしっかりやっていただくようにお願いいたします。 それから、昨今のニュースで言うと、中国、韓国で日本産材が非常に人気があるということをNHKでやっておりまして、日本産の木材価値が上がってくるんだというお話もありましたので、ぜひ林業経営者にとっては朗報だと思いますので、担当課もその辺のニュースをちゃんと押さえておいて、もっともっと笠松の森という浜田はすごい財産を持っておりますが、そういうものがそろそろ伐採の時期になってると思いますけれども、いい市場があればどんどん売っていくんだということも必要だと思いますので、ぜひ経済部の中でご検討方お願いしたいと思います。 続いて、商店街の支援策について、この4年間の市長自身の評価についてお伺いいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 商店街の支援策の評価についてでございます。 私は、市長就任前から食産業におけるまちおこし研究会、いわゆる食産研に携わらせていただきました。また、ツーブライス料理を提案させていただいて、情報誌ではまごちでご紹介をしていただいたりしてるとこでございます。 市長に就任いたしましてからは、創業の機運を高めるために創業支援セミナーを開催したり、商業活性化支援事業補助金を活用した創業が昨年までの間に商店街の13軒を含め、47軒になったとこでございます。 さらに、平成27年度にはプレミアム商品券を行ったり、市内の宿泊者を対象としたようこそ浜田商品券を発行して、地元消費の拡大や商店街の活性化に努めてまいったとこでございます。 そして、平成28年度には県立大学生の協力を得まして、LB-1グランプリを開催していただきました。これも商店街のにぎわい創出にも寄与したんではないかと思っておりますし、また昨年10月からはBUY浜田運動を展開しておりまして、これも市内の消費拡大の機運につながっているんではないかと思っております。ただ、これにつきましては、まだまだ周知、情報、啓発が不足しているように感じておりますんで、先月シンポジウム等を開催して機運を盛り上げる活動をしておりますけども、こういった活動を今後ともやっていかなくちゃいけないと思っております。 このように商店街支援策について、いろいろ申し上げましたけれども、いろいろ手は打っておりますけども、なかなか全国の商店街でも同じようなことが言えるかと思うんですけども、大型商業施設のほうに客が行ったり、いろんな課題を抱えております。今後とも、商店街の活性化策についてはいろいろ知恵を絞りながら、また皆さん方の声もお聞きしながら取り組んでまいりたいと、このように思っております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) この4年間のメニューについては、おおむね合格というか、そういう評価をしてます。 ただ、残念なのが一つあるのは、3月議会でも、予算委員会でも申し上げましたが、既存商店街がやっている市民に人気の高いイベントが補助金のカットによってできなくなっているというケースがあると。これは、中身を検証していただいて、当然商店街もイベント補助については自己負担が半額はあるわけですから、その中でやってるんですけれども、商店街が欠けていく中で、体力が落ちていく中で厳しいということで、そういうこともあるので、ぜひ商店街におりていって、商店街の中でどこが問題なのかということを的確につかんでいただいて、そういう話を聞きながら、そこへ手当てをしていくという、新しいアイデアをいかれるのもいいんだけど、そういう市民が期待してるイベントがなくなる、姿を消すようなことにならないような、そういうところの気配りをしていただければ私は100点満点だと思ってますので、ぜひこの辺ついてはよろしくお願いいたします。 それでは続いて、
観光振興支援策の評価について、この4年間の市長自身の評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 観光支援策の評価ということでございます。 島根県全体は、3年前の遷宮効果もあって、全国から注目されて観光客が増えておりますけれども、市として東部、松江、出雲を中心としたところで観光客が増えてる。残念ながら、この浜田周辺では逆に入り込み客数が減ってるという、こういった状況にあります。しかしながら、地域活性化のためには観光というのは大切な政策であると思っておりまして、この観光支援策についても、さまざまな施策を展開してまいったとこでございます。 まず最初に、市長になりましたときに、最初に取り組んだのが、もう一回地域の観光資源を見直そうじゃないかということで、お宝探しということで、市民の皆さんの協力も得ながら、いろいろ地域のお宝、観光資源をもう一回ご提案いただきたい、見直していただきたいということで、たくさんのご応募をいただきました。こういった地域のお宝を、募集したお宝をもとに観光お薦めコース、この10コースを作成いたしました。また、合宿とかコンベンション、こういった誘致も行っておりまして、さらには新たにイベントを開催いたしました。山陰浜田港マリン大橋リレーマラソン大会、これは昨年、今年と1,000人を超える方々がお見えいただいて、来年も3回目を予定してるとこでございますし、それから和紙サミットも開催いたしました。そして、広浜鉄道今福線であるとか、ヨシタケコーヒーであるとか、こういったところにもスポットライトを当て、シンポジウムを開催したりして機運を盛り上げ、またこれを見に来られる方々も今でもいらっしゃるとこでございます。そして、今年の9月には地域活性学会の第9回大会を島根県立大学で開催いたします。 このように、確かに島根県東部に比べれば、全国的にも有名な観光資源は少ない地域ではございますけれども、ある地域資源をもう一回見直しをし、それをいかにアピールしながら人に来ていただけるか、こういった仕組みにいろいろ取り組んだとこでございますので、評価ということで申し上げますと、一定の成果は上がったのかなあと思ってるとこでございます。 ただ、課題ということで言いますと、インバウンド、いわゆる訪日外国人の方への対策、これはいろいろ対応もし、考えてはきてるところでございますけど、なかなかこういう手を打てばインバウンドの人が来ていただけるというところまで至っておりませんで、この辺が今後課題であって、次に取り組まないといけない課題かなと思ってるとこでございます。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 市長ご自身がおっしゃるように、インバウンドだけが少し弱いかなと私も思ってます。この間、産業建設委員会の視察で飛騨高山へ行きました。13言語の多言語マップというのがあるんです。これすごいなあと。行く電車で外国人の方がいらっしゃったんですけど、ほとんど欧米人です。それから、次の日は水戸だったんですけど、水戸へ行く電車は外国人の方がほとんどアジア系です。ですから、飛騨高山は欧米が多いと、そのほかはどっちかいやあアジアが多いという関係なんでしょうけど、上海の若者も東京と上海は一緒でしょと、もっと日本の原風景のある田舎へ行きたいんだよという、田舎へ行って何にもしなくて温泉につかってぼうっとしていたいよねという若者が結構多いらしいんです。そうすると、そういう風景はどこにあるかっていえば、島根県の浜田にはごろごろ転がってますよね。ですから、私はインバウンド、インバウンドと取り上げて構えるんではなくて、浜田そのものを売り込むことがインバウンドにつながるんではないかと私は思ってます。この間、国際交流協会の総会のときに、于清さんという浜田市の国際交流員がフェイスブックでSNSでアップするという、いろんな風景を。そんなことがあるんだと言われて、そういう日常を例えば上海の人は求めているということなんで、私は何か変わったことをするというよりも、日本の原風景が残ってるこの浜田エリア、そういうものをどんどんどんどん発信していくということがお金のかからないインバウンド政策の一つではないかと思っておりますので、今後の課題として、この辺についてはアジアにある程度力を置くということ、あわせて欧米も必要ですけれども、その辺のお金のかからないインバウンドというのがあると思いますので、ぜひこの辺はご努力方をお願いしたいと思っております。 それでは続いて、大きい2番目、萩・石見空港の活性化策についてお伺いいたします。 県の姿勢に対する評価についてお伺いいたします。知事の消極姿勢などへの批判がありますが、県の姿勢に対する評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 萩・石見空港の利用促進につきましては、これまでも萩・石見空港利用拡大促進協議会と連携した取り組みとともに、浜田市民を対象とした市独自のアウト対策として、商品券を交付する助成制度を行ってまいりました。 一方、さらなる首都圏からのイン対策が重要であると考え、昨年12月には島根県知事に対し、圏域5市町村で県主導によるイン対策事業の強化を要望したところであります。残念ながら、昨年度は目標数を達成できませんでしたので、平成29年度の同協議会の予算は4,500万円増額した2億4,500万円、うち島根県の負担は3,000万円を増額した1億4,000万円を計上されています。この6月、島根県では県職員1名を益田市に派遣され、さらにイン対策として婚活ツアーや移住希望者むけの体験ツアー等の緊急対策を盛り込んだ8,400万円の補正予算案を6月定例県議会に提案されると伺っております。 このように、島根県も利用促進に向けた取り組みを推進していただいております。今後も圏域市町と一体となって、萩・石見空港の活性化に努めてまいりたいと思います。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 最近、ばたばたっと知事の視点が変わって、いろんな手当てをされてますけど、はっきり言って遅いですよね。1年前にこのことをおやりになるんでしたら、溝口知事さん、さすがだなあと評価はしたいと思うんだけど、今の時期ではもう上半期の結果が10月に出るわけでしょう。もう遅いですよね。職員が6月に、今月からですか、1名派遣して、例えば石見空港へ行ったとして、何ができるかという問題もあります。ですから、非常に溝口知事のやり方は遅い、このように私は思います。 ついでに言うなら、県議会議長も副議長も石見の出身なのに、知事さんも石見の出身だと、何でこんなに遅いのということを市民の方が結構言われますので、この辺についてはもうちょっと県は頑張っていただきたいなと思います。 次の質問に入ります。 関連市町の対応への評価についてお伺いをいたします。判断時期が迫り、関連市町に危機感が漂っておりますが、評価をお伺いいたします。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 現在、圏域6市町であります益田市、浜田市、津和野町、吉賀町、萩市、阿武町は萩・石見空港利用拡大促進協議会の幹事市町として連携した取り組みを行うとともに、各市町が独自の運賃助成を行っております。例えば、津和野町では2人以上往復で4,000円の商品券を交付、吉賀町では往復で6,000円を助成し、また江津市は幹事市町ではありませんが、往復1万円の助成を行っておられます。 5月25日現在の圏域全体のサポーター企業数は1,328社で、そのうち利用拡大協議会の幹事6市町では1,304社、そのほかの市町で24社となっております。現在、全てのサポーター企業を島根県と市町の担当者で訪問し、補助制度のPR等を行い、積極的な利用をお願いしているところであります。さらに、県西部の9市町で構成します石見観光振興協議会では、首都圏のエージェントを活用しました着地型観光旅行コースの造成等にも取り組んでいます。今後も引き続き、圏域市町と連携して、利用拡大の取り組みを行ってまいります。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 時間がないので、少しはしょっていきます。 結局、目標へ行かないのは、その目標に対する裏付けが曖昧なんです。益田と浜田、行政を比較すると、浜田のほうが職員はよく利用してると、益田に比べてですよ。やはり、数字を上げようと思うと、サポーター企業を幾ら登録しても、サポーター企業の何人が乗ったかという目標はないわけですから、幾ら数があっても乗ったか乗らないかわからないということです。ですから、私何度も言っているように、修学旅行は絶対乗っけなきゃだめです。それを乗っけると、まずベースが稼げるという、これ旅行者に聞いても言うんです。例えば、県教委なら県の教育長が号令かければそれは簡単なことじゃないかと、市で言えば、市の教育長が修学旅行へ政策で乗り入れなさいよと言えば、それは強制じゃありませんけど、それはほとんどの学校が利用するだろうと。そこへ、さらに補助金でも上乗せで乗っければ数字は稼げるよという旅行者はほとんどそう言うんです。なぜ、それをしないんですかという声があるんですけど、どなたか答弁いただけますか。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 浜田市の修学旅行についてですが、3月議会でも議員からご質問がありまして、すぐに学校に参りまして要望を行いましたが、残念ながら今年度の中学の修学旅行は関西方面2泊3日ということで決定済みでした。それで、今現在、平成30年度に向けて旅行代理店と一緒に東京方面の修学旅行を企画いたしまして、7月に校長会があるということでありますので、企業と一緒にプレゼンをしてお願いをしようということを考えております。なお、修学旅行の助成につきましては、アウト対策につきましては補助金が往復2万円の助成を行うことができますので、十分にその辺はアピールできる点だと思います。ただ、イン対策といたしましては、修学旅行に対する活動がほとんど薄い状態になっております。実は、島根県観光連盟において、県外の中学校、高等学校から修学旅行で県内に来られる場合は、最大で35万円を助成するといった制度もございますが、実際これを石見空港で使うといった条件はありませんので、こういった制度も活用しながらイン対策の修学旅行が増やせればと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 廃港になってからじゃ遅いと思うんです。廃港という言葉は僕は使いたくなかったんだけど、でもそれぐらいの危機感を持って、本来は私は島根県が先頭に立ってこの問題は走るべきだと思うんです。やはり益田市、浜田市、そうでないと難しいと思うんです。ですから、上半期のコンテストが10月にあると思うんですが、そのときに多分目標いってないときにどうするのかと、目標はいってないけど来年はこうしますよぐらいのメニューは示さないと、私はなかなか難しいんじゃないかなあと思うんですけど、その辺についての見解をお持ちなんでしょうか。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 今現在、目標を達成するために今できることをやっておりますが、先ほど申しましたように、来年度の修学旅行も必ず石見空港を使っていただけるという、今も来年に向けた取り組みを続けておりますので、具体的な考えはございませんが、まずはこの秋までしっかり頑張って、それでその先にもつなげていきたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 時間がありませんので、3番に行きます。 3番の1番は同僚議員と重複しますので、割愛します。 それじゃ、3番の2番です。
島根あさひ社会復帰促進センターについてお伺いいたします。 出所後の社会復帰の取り組みについてお伺いをいたします。網走刑務所内で麓所長以下、幹部の皆さんと意見交換を行いましたが、島根あさひと網走では受刑者のレベルが違うため、一部話がかみ合わなかったが、逆に一同少し視野が広がった感じがいたしました。この際、出所者の社会復帰の受け皿を地元自治体として考える時期と思いますが、お考えをお伺いいたします。
○議長(西田清久) 旭自治区長。
◎旭自治区長(岩谷欣吾) 刑を終えた出所者の社会復帰支援は、立地自治体として重要であると考えております。
再犯防止という観点からも、出所者の居場所と就労の場の確保対策が最重要課題でございます。 浜田市内の就労先としましては、農林水産業や福祉分野といった担い手不足に困っとられる、こういったところに可能性があると考えております。しかし、これを実現するためにはさまざまな課題、雇う側の課題もあるでしょうし、非常に課題解決が必要でありますので、同センターと出所者の社会復帰支援に関する勉強会を立ち上げまして、先般第1回目の会合を開催したところでございます。今後、この会において、具体的な社会復帰支援策につながる、こういった就労支援につながることができないか、検討を重ねてまいりたいと思います。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) この問題は、ゆっくりしなきゃいけないんですけども、もう時間がありませんので、9月議会にぜひこの問題については真剣に取り組ませていただきたいと思いまして、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開は2時35分とします。 午後2時23分 休憩 午後2時34分 再開
○副議長(平石誠) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。2番岡野克俊議員。 〔2番 岡野克俊議員 質問席〕
◆2番(岡野克俊) 会派、超党はまだの岡野でございます。今回の議会は、大まかに二つのテーマに分けて質問したいと思います。 一つは、交通困難地区の解消について、そして2番目に3年前の9月議会でしたか、ほぼ同様の質問をしておりますが、今回少し掘り下げて、その後の変化、進捗状況について質問したいと思います。 それでは早速ですが、大項目の1番、交通困難地区の解消について。(1)国府地区のJR山陰本線と国道9号線の踏切横断について質問いたします。 国府地区の国分町の動物病院前の踏切が危険であることがかなり以前から指摘されておりました。地域住民の要望とJR西日本の方針とは、相入れない部分があると聞いているところでございます。 ①この踏切問題の過去の経緯と現状認識についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 議員ご指摘の大池尻踏切は、JR山陰本線と国道9号が並行して近接した位置にあります。この踏切の奥が市道になっております。この市道につきましては、一番奥、入ったとこに雇用促進住宅が建っておりまして、これが平成2年供用開始しておりますが、それに先だって昭和62年から平成元年にかけて道路幅員を拡張して今の状況の市道になっております。 それからもう一つ、今度は踏切から国道9号のほうに関してですが、先ほど申し上げましたが、山陰本線のセンターと国道9号のセンターが非常に近接してる関係で、例えば奥から国道9号に出た場合に踏切を渡って一旦停止した際に、もう2台目の車が入ると踏切にとどまってしまうとかという問題があります。逆に、国道9号から入る際は、国道9号に右折レーンがないために、追突事故のおそれがあったということがありましたので、国土交通省によりまして平成20年から24年にかけまして、ガソリンスタンド等ありましたが、これを移転したりして、右折レーンを設けてセンターを海側に寄せて右折レーンを設置するなどの交差点改良を行っております。したがいまして、以前に比べて踏切部の渋滞は解消されて、安全に通行ができるようになっておる状況でございます。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) この質問は、先般の市民との井戸端会議の中で、現地の公民館で出たお話でございまして、以前よりは拡幅されて安全対策は若干強化されたとは思うんですが、根本的に踏切を渡ってからの道が狭いだとか、すれ違いが難しいだとか、そういったことの指摘もございます。また、災害時とかそういったときに、高手の一体が孤立するんではないか、そういった指摘もございました。 それでは続きまして、②の質問に行きます。 地震、土砂崩れ、火災などの災害時の住民の避難経路、浜田市のハザードマップの状況はどのようになってるのかをお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 災害時にこの地域の皆さんが指定避難所である国府公民館へ避難する際には、この踏切を通行することになるものと思っております。 なお、ハザードマップでは、この踏切付近のエリアには7カ所の土砂災害警戒区域がございます。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 市のハザードマップを今手元に持ってるんですが、周辺で7カ所と言われましたが、6カ所は踏切を渡った9号線からいうと右側の地区の山の部分が土砂災害警戒区域、急傾斜の指定を受けております。1カ所が旧国府中学校の横の道というか、そこが1カ所なっておりまして、この近辺で言うと全部で7カ所ですか、6カ所ですか、そういう状況の中で、私の杞憂でというか、思い過ごしであればいいんですが、この踏切が何らかの災害で通行不能になった場合、土砂崩れ等で、指定避難所に9号線を渡っていくケースが想定されると思うんですが、そういった場合どうされるのか、その点についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 先ほど申しましたように、この地域の指定避難所は国府公民館です。最短では、今の大池尻の踏切を渡っていただくことになると思いますけれども、あと迂回方法としては少し上手のほう、山側を回っていただいて、もう一つ浜田市寄りの下府本町の踏切のほうへ出る道もあると思っておりますが、いずれにしても、そのときの災害状況によって、このエリアはほかに余り道がないものですから、そういうところを通行していただくことではないかと思っているところです。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 確かに迂回すれば迂回できるかもしれませんが、もし水害の場合ですと、あっちが迂回路として使えるかどうかも低いですからわからないですし、そういうことも想定して対応しないといけないなと思っております。 また、消防団のポンプ小屋があると思うんですが、それがこっちの高手のほうに行く場合、そこの踏切がやられてしまうと、なかなか大変じゃないかなということも、逆の場合もあるので、そういったことの対応をしっかり考えていかないと、地域住民の方もそういう不安を持っとられますので、その点について、消防団の方の人から聞いたお話なんですが、その点についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 今おっしゃるのは、大池尻踏切、問題になってる踏切のところが災害で通行できなくなったという趣旨でよろしいでしょうか。 (2番岡野克俊議員「そうですね」と呼ぶ) 実は、先ほど申し上げました昭和62年から平成元年にかけて改良をした際に、それ以前は渡って奥の、要は上ノ浜というとこなんですけど、そこの道路はもうほとんど砂利道同然の、砂をその奥から出しておる関係で、舗装がすごく痛んで、ほとんどあそこら辺は砂山なんです。そういった状況のことがありました。そのときには、その工事をしてる最中に63年の大雨が降った際に、その上ノ浜から大量の砂が踏切に流れ込んで、JRがストップしたということがございます。ただ、すぐにJRですから、踏切の砂の除去はすぐにして鉄道の開通はすぐできて、道路も当然やるんですが、現在は幅員を広げて全部舗装しておりまして、一番奥にもう砂をためる大きな調整池も設けておりますので、先ほど議員が心配された災害に伴う土砂が踏切に流れ込むという心配は恐らく今はほとんどないんじゃないかと思っております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) それを聞いて安心しましたが、住民の方はそういう災害に対する心構えとか、自分はどこに逃げたらいいんだろうかということも周知するのも浜田市の仕事ですので、その点の心配はないということを一応ここで確認しておきます。 それじゃ、次の質問に行きますが、③オリックスゴルフリンクスの取りつけ道へ直接通じる道路を通せないものかとの意見が以前からありますが、その点についてご見解をお願いします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 国道9号から大池尻踏切を渡って、それからしばらく行きますと、先ほど申し上げました雇用促進住宅がございます。恐らく議員のご質問は、ここからその地点から一般県道はまだリゾート線へ直接つながる道路のことをおっしゃっておられるんじゃないかと思っております。この道路につきましては、昨年9月の布施議員さんの一般質問の際にもお答えをしております。その際に、我々のほうも検討をいたしました。そうしますと、延長が約1.2キロございます。確かに支障物件、家等は全くないんですが、山なんですが、勾配的には十分に取りつくと思っております。しかしながら、総事業費が約6億円超えると思っております。したがいまして、現在社会資本整備事業交付金で道路事業を年間6億円、7億円程度の事業費でやっておりますが、その全体事業費の中から見ましても、どうしてもなかなかそこへこれを集中的に投資することは非常に難しいと考えております。したがいまして、周辺の開発状況なども見ながら、この道路につきましては今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 今のニュアンスですと、なかなかお金等がかかるので難しいという答弁だと思うんですが、あそこは私、父があのあたりを開発して水道の権利も持っておりましたりとか、若干詳しいんですけども、あそこ袋小路で途中で道がとまってると思うんです、最後。途中ぐらいまではいってるんですよね、狭い道が奥に。昔、あそこはブドウ園があったりとかして、砂地なんですけども、あそこの砂はそこそこいい砂で珪砂がかなりとれるんで、事業計画をしっかりしてやれば、数億円ぐらいの珪砂で十分埋められるし、なおかつ平たくして何らかの誘致をしたりとかということも十分考えられるんで、単に距離が幾らで6億円かかって、1年1億円でも6年かかりますよという説明は頭の計算上わかるんですが、実はあそこはお宝の山で珪砂は十分ペイできると、私その事業もやったことがありますんで、珪砂事業。もちろん、所有権者の同意とかいろいろありますが、あそこほとんど死んでるんです。道がないせいで、途中までで終わってますから、ただの山ですから。そういうのを調査して、あの部分を開発するということも一つのアイデアとしてはあると思います。検討課題ですが、僕は全くだめだとは思ってませんので、単に道をつければ迂回路はできるよっていう話ではなくて、十分生かせる土地だということをここで申し上げときます。 それでは、ちょっと早いですけど、2番目のほうの、その点については何かご意見があれば、伺っときます。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 岡野議員今おっしゃったように、確かにただ単に道路をそこにリゾート線とつなげるということだけではなかなか難しいかと思っております。今おっしゃったように、何かそういった開発、民間開発とかそういったことがあれば、それに絡めた道路新設ということも考えられるものと思っております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 私もそう思いますが、あくまでもそういうことも想定してくださいということです。 引き続き、次の大項目2番目のペットと共生するまちづくりについて質問いたします。 これは、先ほど申しましたが、3年ほど前にほぼ同様の質問をしておりますので、回答がかぶるかもしれませんが、その点を含み置いてお聞きください。 (1)幸福追求権、憲法13条における動物共生権について。最近のペットブームの中で、動物虐待問題、または犬や猫の殺処分問題や賃貸住宅でペットを飼う権利にまつわる諸課題や高齢者や病人への動物セラピーの取り組みがマスコミ等で取り上げられております。 そこで、①2013年の動物の愛護及び管理の法律、改正後の対応の変化と浜田保健所管内の犬、猫の殺処分の状況についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 2013年に改正された動物の愛護及び管理に関する法律においては、その第1条に目的として遺棄の
防止、動物の健康及び安全の保持、動物との共生等が加えられました。改正後の市の対応の変化といたしましては、犬、猫の適正飼養について、浜田保健所とともに動物愛護教室や写真展の開催など、より一層の普及啓発に取り組んでまいりました。そして、今年度から猫繁殖制限手術補助金として、猫の避妊、去勢手術を行ったものに対し、雄雌ともに1匹当たり5,000円を支給しております。殺処分される不孝な猫を少しでも減らすことに寄与できると思っております。 また、過去3年間の浜田保健所管内の犬、猫の殺処分の状況ですが、平成25年度が犬17頭、猫139匹、平成26年度が犬14頭、猫140匹、平成27年度が犬45頭、猫101匹となっております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 市としては努力してまいりました、啓発に取り組んでまいりましたと言われてるんですが、過去3年間の管内の殺処分は平成25年が合計で156匹、26年が154匹、27年が146匹と全く変わってないんです、150匹前後で。数的には全く結果としては努力が余り実ってないのかなと思われますが、その点についてどういう評価をされてるのか。努力はされたんでしょうが、保健所のやることだからと言わずに、行政としても取り組んだ成果がないことには、市民に対して説明ができないと思いますが、どのように思われとるか、その点についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 議員おっしゃるとおり、いろいろ努力はしてきたつもりではございますが、なかなか数字としてあらわれていないというのが現状であります。ただ、昨年も動物愛護週間といたしまして、保健所とともにかなぎライディングパークにおいて、犬の引き取り、適正飼養ですとか、災害に備えるペットの飼い方ですとか、犬のしつけ教室などなど、いろいろな教室も開きながら啓発活動を行ってるところでございますが、今年度から新しい補助制度も設けましたので、この状況を見きわめていきたいなと思っております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 確かに、避妊や去勢手術を推進すれば、効果が出るにはしばらくかかりますので、その点はある程度始めたばっかりの制度ですから、効果はすぐには出ずに数年かかるというのは理解しております。さらに進めていただきたいと思っております。 ちなみに、全国的にどのような殺処分の数か把握されておりますか。
○副議長(平石誠)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) すいません、全国的な規模の数は把握しておりません。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 私も調べて知ったんですけども、5年前が16万頭です、猫、犬合わせて。昨年が8万です。ですから、全国的にはこの数年で、法律改正前と後の数年間で半分になってるんです。でも、浜田市は横ばいということなので、努力が足りないと、保健所も含めましてしっかりやっていただきたいなと思っております。これは、国際的な潮流でもありまして、私この題名のところに幸福追求権、憲法13条と書きましたけども、犬や猫も生きとし生けるものの中で権利があると。それに加えまして、人間もペットやそういうものを飼う権利は自然法といいまして、生まれながらにして持った権利であると。生きる権利や環境を守る権利とともに、そういった普遍的な心理といいますか、幸福追求権というのは普遍的な心理なんです。ですから、時代とともに変化したりとかは基本的にはしないんです。生まれながらにして将来持ってるものですから、それをただ認識してないだけであって、認知度が深まるかどうかの問題は行政の役割、使命が大きいと思っております。 それでは、次の質問、②に行きたいと思います。 浜田市内の賃貸住宅、または分譲住宅でペットを飼うことは現状では困難と思われていますが、現状をどのように把握してるか、また市として何らかの普及や啓発活動の必要性があるのではないかと思いますが、その点について考えをお伺いいたします。
○副議長(平石誠)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 市内の賃貸住宅または分譲住宅で、ペットを飼うことができるかどうかの現状把握については、特に行っておりません。また、市として何らかの普及啓発活動の必要については、それぞれの民間事業者さんのご事情やお考えがあるものと思います。ペットの飼養について、よい悪いの判断を市としてお示しすることは控えたいと考えております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 考え方が逆なんですよね。行政側が民間をリードしなくちゃいけないんです。啓発というと言葉が上から目線でしょうが、そういったことは行政がリーダーシップをとってやっていくことが前提であって、例えば最近全国に増えました多機能トイレの普及だとか、そういったことも民間がやってないからとか、民間の様子を見てというんではなくて、行政がリーダーシップをとってまず自らが始めるべきだと思ってます。別に民間のアパートのペットを飼いなさいと言ってるわけじゃないんです、私は。同業者でもありますし、難しい問題があることもよく知ってるんですが、実際そういったニーズが高まっておりまして、また後ほどの質問にもありますが、実際裁判も起こってたり、人間の権利として幸福を追求する権利として主張する方々が増えたということです。むしろ、民間はまだその需要に応え切れてないと。家主さんの意向が頭が古いとかいろいろあるんですが、行政側がそれをリーダーシップをとってむしろ推進すべきだと私は考えております。 また、先日というか、あれなんですが、個人的なことになるからですが、私のほうの会社に生活保護を受ける方で家を探してると。市営住宅には入れないと。民間で猫を飼えるのを探してほしいと、条件も厳しいわけです、いろいろ。その中で、民間に行政ができないから民間に押しつけるんではなくて、次の質問と絡みますが、公営住宅においてでも何らかの対策をすべきじゃないかなと私は思っております。 それでは、その3番の質問に行きます。 公営住宅でのペット飼育は現在禁止事項であるが、社会のニーズを鑑みて変更すべきと思いますが、市の考えをお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 3年前の9月議会で岡野議員からの質問にお答えした内容と同じような内容になろうかと思います。 まず、市営住宅は多くの方が居住する共同施設であります。それから、賃貸住宅でもあります。それから、住宅そのものが動物の飼育に対応した仕様に今現在なっておりません。浜田の市営住宅はほとんど古い住宅であります。建物の管理の面でも問題があることから、犬や猫等の飼育は禁止とさせていただいております。 また、もう一つの重要な点としまして、ペットの鳴き声や臭気など地域のコミュニティに悪影響を及ぼす懸念や、それからペットアレルギーの方への配慮など、入居者のみならず、近隣住民の方の理解が必要となります。公営住宅におけますペット飼育には、解決すべき課題が多くあります。今後の社会のニーズ、社会の情勢を見ながら検討することは必要なことであるとは考えております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) デジャビュのような回答なんですが、前も同じような回答だったと思いますが、考え方は変わってないということですね。 浜田市営住宅条例の入居者の保管義務等というところの条例の23条と24条なんですけども、平らに言えば、入居者は周辺の環境を乱したり、迷惑を及ぼす行為をしてはならないという条項なんです。ですから、ペットを飼うこと自体が迷惑行為なのかという議論をせずに、ペットを禁止するということは本来おかしいんです。ちゃんと飼う人で、しっかり管理する、法的には善管注意義務、善者による管理注意義務というんですが、善管注意義務をしっかりできる状況であれば、これは場所によっては解禁してもいいんではないかなと思っております。例えば、集合住宅といいましても、市営住宅の中には戸建てもあれば、二戸一になってる長屋もあるし、庭つきもあります。条件がペットを飼うにもそれぞれ違うわけですから、一角をここはペット可の地域の市営住宅ですよということを設定して、実験的に率先してやってみるべきだと思うんです。そうすれば、私の会社に相談に来るような方も安くて数千円とかで十分住めるんです。なおかつ、旧那賀郡の地区にも市営住宅がありますが、かなりあいとると聞いております。そういうところに、ペットを飼うのを条件をつけて、誓約書を書いて、入るということは十分可能だと思うんです。単に、これは条例上は私できるんです、これ。どう読んでも周辺の環境を乱したり、迷惑をかける行為がだめなんであって、ペットを飼う行為自体は乱すか環境を破壊するか、人に迷惑かけるかはそれはやってみないとわからないレベルで、最初か禁止条項になるということは私は理屈上もあり得ないと思うんで、その点についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 確かに、条例上はペットはだめとはどこにも書いてございません。岡野議員のおっしゃること、大変よくわかるんです。実際、神戸とか大阪の都会の市街地の中にある公営住宅で高層住宅、5階、6階建てのようなもので棟別で、そこはペットをオーケーにしてるとこもございます。ただ、私この件について考えてみたんです。ほいじゃ、浜田市は一体どうなんかと考えたときに、浜田市の状況は都会と違って、家を出ればすぐそこら辺に野山があったり、それから例えば道路の横に草があったり土があったり、そういう状況ですから、恐らく浜田に住んでいらっしゃる方は昔から、私は昔犬を飼ってましたけど、大体放し飼いとか、猫にしてもそんな感じですよね。勝手に入ってきて出ていってという感じなんです。ですから、都会はもう家の外に出ても全部コンクリート、アスファルトになってますから、家の中でしっかり飼うということがもう、そうせざるを得ない状況になってますけど、浜田はそうじゃないというとこでありますので、なかなかさっきおっしゃったようなことを実現するのは非常に難しいかと思っております。特に集合住宅にありましては、そういう飼い方ということはまずできませんので、確かに法律上とか条例上はできないとは書いてありますが、なかなかそこまで飼う方のモラルの問題もあろうかと思いますけど、そういう状況に立ってないというのが私の感想であります。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) ですから、先ほど申し上げたように、ペットを飼うこと自体は権利なんです。アプリオリな権利であって、それを人の権利を侵害する行為について規制がかかるわけですから、本来の筋論からいくとおかしいわけです。それはマナーの問題とか、飼い主のモラルの問題のすりかえなんです、それは。本来は、飼う権利は平等にみんな持ってるんです。ただし、こういう人に迷惑をかける行為が出るようであれば、仕方ないからルールづくりをして、これはやめましょう、こういう条件のところでは飼わないようにしましょうという、それがルールであって、アプリオリにある権利、もともと持ってる権利を最初から制限するということは、実は法的にはかなり問題があるんです。実際、裁判も全国でやられてますし、私は何も迷惑かけてないのに何でそんなことで追い出されなきゃいけないんだとか、そういう条例やまた一つの賃貸契約自体が違法性が、要は最近また民法が変わりましたけど、借り主やそういう人に不当に不利益を及ぼすような契約自体が違法なんです。今回の国会で全く誰も注目してませんが、最大の民法の改正が行われてますので、これ今後の民法改正によっては、賃貸契約においてもそれが今後ペットの飼育自体が違法の特約自体が無効であるという可能性は十分出てきます。それを申し添えておきます。 それでは、次の質問に行きます。 最近注目されている高齢者施設や病院などでの動物セラピーの意義と浜田市での取り組み状況をお伺いいたします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 動物セラピーの意義は、動物と触れ合うことで精神的な健康と運動機能を回復させることであると認識しております。 高齢者施設や病院での動物セラピーについては、把握しておりませんけれども、浜田市での動物セラピーに関する取り組みとしましては、かなぎウェスタンライディングパークで実施されておりますホースセラピーがございます。この取り組みは、乗馬や馬の手入れ、厩舎の管理、馬の観察などを通して、障がい者の方の精神的な健康と運動機能を向上させる効果があるものと認識しております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 動物セラピーというのもよくテレビ、メディア等でも大分取り上げられるようになって、浜田市においてはかなぎウェスタンライディングパークでホースセラピーという、私も大分県のほうに視察に行ったりとか、いろいろ勉強させてもらいましたけども、そういった障がいのある方や心を少し閉ざした方なんかでも、馬と触れ合ったり、乗ったり、いろいろする中で緩和できる、和らげるという効果があることは最近注目されておりますが、まだ浜田市の中ではドッグセラピーや猫を使った老人施設を回ったりとか、そういったことはまだ現状では把握してないというか、取り組んでないということでしょうか。把握してませんというのは、調べられてわからなかったという意味でしょうか。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 市として取り組んでないということと、いろいろ調べましたけども、どうしてもわからなかったということでございます。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) やってないのか、やってるのか私もわからないんですけども、調べる方法がなかったので、それで質問したんですが、できれば浜田市はふるさと納税が16億円昨年集まったり、それを経常的な経費に投入するんではなくて、そういった新しい実験的なものに一部でいいんで、そういった活動に投入してはどうかなというのがあります。私の調べた中では、徳島県のふるさと納税の中の項目で、一番売れてるのがスダチなんですが、2番目がセラピードッグ育成事業、救助犬育成事業という、その2大事業になってるんです。捨て犬を保健所から受け取って、それを育成してドッグセラピーの犬に、セラピードッグにするわけです。または、有能なものは介助や救助犬にそれを活用して実際に活躍してるという、東京のほうに移ったりして、それをたどると、徳島県から来てるとか、テレビ番組でやってたんですけれども、そういうようなふるさと寄附の活用もこういった動物を殺処分ゼロに近づけるとともに、その犬を活用して地域づくりや社会貢献に結びつけるという点では必要であろうと思っております。 特に浜田市は、あさひ社会復帰促進センターがあったり、リハビリテーションカレッジがあったり、民間資格なんですが、ドッグセラピストという資格があって、人材が不足してるそうです。かつ、言い方は違うんですが、国際的にはドッグハンドラーというんですが、犬の調教師です。そういった資格もかなり有効なこれからの資格であるということなので、そういった人材を育成していくということも含めまして、殺処分ゼロにしながら、浜田管内の犬、猫の場合はどっちかというと癒やし系ですので、高齢者施設とかで巡回してだっこしてもらったり、いじってもらうだけなんですけど、それでも楽しみにしてる高齢者や認知症の高齢者の方がおられて、それもある程度の効果、笑顔になったり、緩和措置があるということで医学的にも証明されてますので、そういった活動に何らかのふるさと寄附を活用してみてはどうかと思いますが、その点についてどなたがお答えするのかわかりませんが、答えていただけますか。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) いろいろ社会貢献等含めて、先進的な事例をご紹介いただきました。ありがとうございます。今のお話は、動物な好きな方にとってはすごく喜ばれるようなお話かと思います。 ただ、気になるのが、動物といいますと、アレルギーのこととか感染症のこととか、しっかりとした訓練はもちろんやられた後の話かと思いますが、かみつきとかそういったことが気になるのかなあというのは感じたところでございます。 あと、それともう一つ、セラピーという視点で言わせていただきますと、今高齢者福祉の施設では動物型のセラピーのロボットとか、個人を認識できて会話も十分にできるようなロボットの導入がどうも進んでおるようでございまして、介護をするほうの人も助かるとか、もちろんセラピーの効果もあるみたいですし、介護している職員のほうも助かるという話も聞いたりしておりますので、今いただいた事例とあわせまして、研究のほうは進めさせていただきたいなと思います。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 研究するということですが、私の言いたかったのは、これを絶対やりなさいということではなくて、ふるさと寄附というのはそういったなかなかふだんの予算からひねり出せないようなものを実験的にやってみることも、これは一つの宣伝にもなるので、こういう事業をやってますという、今日資料をたくさん、徳島県のサイトに寄せられてるコメントですけども、全国で集まってるんです。そういうことは、寄附をいただく側としてもやりがいがあるし、単にいい商品であるということよりも、これはどっちかというとサービスなんです。サービスと殺処分ゼロのために貢献することと、犬を育てていくということ、両方のことなんですが、単にものを買うだけじゃなくて、心ある人はそれで寄附をしておられますので、そういったサービスを提供していくということを、例えばこれなんですけども、そういうようなほかにも動物関係のいろんな活動に、例えば浜田市のやってる避妊と去勢の助成金のために使いますというのも一つのサービスですよね。それでもいいんですが、それと一くくりにした形で、しっかりとした予算、ふるさと寄附の使い方をやっていただいたらと思いますが、それについてどっかほかの担当の部署の方、よろしくお願いします。
○副議長(平石誠)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳
) ふるさと寄附の使途という点につきましては、昨年も各部長を中心に庁議メンバーで検討してきたところですけども、実は使い道ということが今大変注目されていますので、今年度から副市長をトップに使途の選定委員会というのを今立ち上げたところでして、これからふるさと寄附の事務局はまずは集めるほうをしなさい、それで使うほうは財政担当でしっかり考えなさいということで、事務局は財政に置かさせていただいて、またヒアリングを行いながら、庁議メンバーでまた考えていくような仕組みも今つくっておりますので、今後ヒアリングをしながら、そういったことも含め、担当課からそういった提案がありましたらあわせて検討することになると思います。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) よろしくお願いいたします。 続いて⑤番、旅行のニーズの変化の中で、ペットと泊まれる宿の必要性が叫ばれておりますが、浜田市は対応する気があるのかどうか、その点についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 旅行ニーズが多様化する中で、ペットと宿泊できる施設の要望は高いと感じております。 一方では、動物が苦手な方もおられますので、いろいろな宿泊施設がある中で、差別化の手段として検討されることが望ましいと考えております。ペットと宿泊できる市内の宿泊施設としては、旭町のグリーンビレッジがございます。お話を伺うと、ペットと宿泊できるログハウスは限定されておりますが、大型犬の場合は室内の備品が壊れされたり、室内が汚されたりして苦労されてると伺っております。市といたしましては、まず民間の取り組みを見守ってまいりたいと思っております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 民間の取り組みを見守るのはいいんですけども、もう浜田市にも全然お客が来ない施設がログハウスがあったりとか、そういったところを活用して泊まれるようにすべきだと思うんです。ルールを変えればいいわけですから、だめだったらまたルールを変えればいいので、赤字で苦しんでおられる施設、どことは言いませんが、しっかり集客のためにはニーズの多様化の中に対応していくと。特に、浜田市の税金が入っておりますので、民間の動向を見て決めるとかではなくて、素早い対応をしていただきたいと思っております。 ちなみに私、検索で調べたんです。検索はペットと泊まれる宿という言葉で県ごとに出ております。じゃらんとかJTBとかたくさんのサイトがありまして、ばあっと五つぐらい見た中で、この周辺ですと結構あったんです。温泉リゾート風の国、これは犬の小型、中型、大型オーケーです。旭温泉かくれの里ゆかり、犬の小・中オーケーで猫もオーケーです。ここのサイトを見ますと、犬専用の温泉があるんです。犬が2頭入って、猫はさすがに入らないと思うんですけど、温泉は。犬は喜んで入ってて、家族連れで、それはペットしか入れない温泉ですよ。人間は別なんですけど、そういうような設備までつくって、わんちゃんのお宿というと何か出るんですけど、サイトで。そこまでされてるところもあるんです。あと、次に有福温泉の旅館樋口ですね。犬、小中大オーケーです。畳の部屋はだめって書いてありました。だめですが、ほかのところはセーフですということで、樋口さんなんか先進的にやられてるんです。それにどこだったかな、邑南町にもありましたし、意外と増えてるんです。ぜひ、浜田市にもそういう施設がありますし、部屋がビジネスタイプのやつはなかなか難しいと思うんですが、ロッジとかそういうふうな形になってるやつは家族で泊まって犬を連れてきてもいいよという形にしちゃえばいいと思うんですけど、弥栄支所長、どうですか。一応、聞いてみます、対応を。
○副議長(平石誠) 弥栄支所長。
◎弥栄支所長(細川良彦) 突然ですので、考えてませんでしたけれども、確かに稼働率が悪いということは事実でございます。ログハウスがあいてる状況はございますので、検討してみたいと思ってます。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 土地も広いですし、ドッグランコースなんか簡単につくって散歩コースをつくったら、それならそれである程度家族連れで犬も連れてきて長期滞在なんてことも十分考えられますんで、一つの提案なんですが、今このままでいても、多分ジリ貧だと思うので、新しいことをチャレンジしていくことは経費もそんなにかかりませんから、やってみたらと思います。 それでは、あと先ほど市長が地域の人を呼び込むということをさんざん言われてましたが、そういう観光も含めて家族連れの犬が泊まれる宿っていう、そのもの自体がいるわけですから、サイトの中に各社。ペットと泊まれる宿というサイトがあるわけで、そういったところにしっかりひっかかるように対応を考えてみたらと思います。市長の見解をあればよろしくお願いします。
○副議長(平石誠) 市長。
◎市長(久保田章市) 確かに、最近ペットを犬とか猫とか大変ブームでございまして、飼う方も増えておられます。そういう方も旅行のときにペットを連れてきたいという、そういうニーズは当然あるだろうと思っております。ただ、部長のほうから答弁いたしましたけれども、公共施設にペットを泊まらすかとか、あるいは公共の市内の住宅にペットを飼うことができるかとなると、いろんな課題もございますんで、そこら辺もあわせて考えていきたいと思っております。個人的には、特に旅行者向けの方はまずは民間でいろいろやってもらうんではないかなと。市内で公営のということになりますと、体験村であるとか、それから千畳苑であるとかってなりますけども、ここら辺が本当にペットを連れてくることによってお客さんが増えるのか、あるいは実はペットとだったら嫌だとお客さんが減るのかということもあろうかと思いますんで、その辺もあわせて考えていきたいと、今突然でございますけども、このように考えております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) ありがとうございます。 なかなか優先順位が低い課題ではあろうと思いますが、実験的にやってみることはありだと思いますので、検討していただきたいと思います。 それでは、(2)の動物愛護教育と新たな取り組みについてお伺いいたします。 幼少のころから、動物と親しむことは情操教育上、効果があると思われるが、学校教育現場では最近は縮小傾向との3年前の答弁がありました。また、市民への啓発も必要とは思いますが、その後の変化について説明を求めます。 ①浜田市の小学校での動物の飼育状況についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 教育部長。
◎教育部長(佐々木秀樹) 浜田市内の小・中学校において、メダカや金魚等の魚類、チョウやカブトムシ等の昆虫類を飼育している学校は10校、ウサギを飼育している学校が1校となっております。以前は、鶏など鳥類やウサギなど飼育する学校は多く見られましたが、その後鳥インフルエンザや動物アレルギーに対する懸念などから、動物の飼育が敬遠されてウサギを飼ってる学校1校のみという現状につながったものと考えております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) なかなかそういう傾向であることは認識しておりますが、実際私昨日たまたま同級生から聞いたんですが、以前市内の松原小学校でウサギを飼ってて、学校が飼わんというからもうしょうがないというてPTA役員だから自分の家に2羽預かって5年ほど見とったよと、死ぬまでといって、結局押しつけられて、保健所に持っていくわけにもいかんしということで、学校も事なかれ主義になり過ぎて、動物なんて飼やあしないからねということで、情操教育上は動物と親しむということも観点として必要だと思いますので、その点を踏まえまして、2番目の質問でございます。 命の教育や動物愛護に関する教育を学校現場でどのようにしてるかをお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 教育部長。
◎教育部長(佐々木秀樹) 動物愛護ということにつきましては、道徳の生命尊重の中で取り組むことがありますが、必ず取り組む内容に組み込まれているわけではございません。 命の教育につきましては、道徳で生命尊重の学習について年間指導計画に位置付けられ、小学校1年から中学校3年まで年間3時間から5時間行っております。関連した教材として、理科では小学校3年で昆虫の成長と体のつくり、4年生で人の体のつくりと運動、5年生で動物の誕生、中学校2年生で動物の体のつくりと動き、3年生で生物の成長と増え方について学習しております。保健では、小学校4年生で育ちゆく体と私、中学校1年で心身の機能の発達と心の健康を学習いたします。また、総合的な学習の時間に命の大切さや成長について学習する小・中学校もございます。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) そういうことも必要なんですけども、結局道徳観の涵養とか情操教育っていう、そういうことの知識では余り広がるものではなくて、実体験とかそういったことが重要だと思います。 また、給食において、動物も人間は殺して食べてるわけですけども、肉として、魚もですが、そういったものを学校現場で食べ物に対する考え方とか、そういった食育の観点でどのように教えられとるか、その点についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 教育部長。
◎教育部長(佐々木秀樹) 食育につきましては、動物に限らず、命あるものをいただいて自らの命をつないでいるという意味を知らせている取り組みを行っております。具体的な例を言いますと、昨年ですけども、浜田市内の給食におきまして、これは魚でございますが、アジを使って丸ごと一匹というメニューも出しております。これは、通常魚は切り身とかそういう形が見えないものを出してることがこれまで多かったんですけども、丸ごと一匹で魚の姿を見て、それを自分がいただくという取り組みも行ってるとこでございます。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) 私も給食に関しては何度か総務文教委員会で聞き取りやいろいろしとりますんで、ある程度各学校で取り組まれとるということはよく知っております。しっかりやっていただきたいと思います。 それでは、3番目の質問に行きます。 市民に対して動物愛護の啓発活動や殺処分ゼロへの取り組み状況をお伺いいたします。
○副議長(平石誠)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 市民の皆さんに対する啓発活動といたしましては、引き続き広報や市ホームページによる周知を図ったり、動物愛護教室や犬のしつけ方教室の開催を行ってまいります。 また、猫殺処分ゼロへの取り組みの一つとして、先ほど申し上げました猫繁殖制限手術補助金について、6月20日現在で既に58件の申請を受け付けております。8月下旬には予算の50万円に達する見込みです。この補助金は、ふるさと寄附を財源としているものですが、本年度及び来年度以降の補助金について、どのように予算計上するか、前向きに検討してまいりたいと思っております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) これ、6月現在もう58件ということで、予算の50万円がもう既に枯渇しそうな状況ですが、今後補正を組んだりして拡充していくのか、その点についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(斗光秀基) 今年始めたばっかりの補助金ですので、殺到したという状況はあろうかと思いますけれども、この調子で補助金が途中でなくなることが予想されますので、担当課といたしましては、殺処分ゼロに向けて補正予算の要求をしていきたいと思っております。
○副議長(平石誠) 岡野議員。
◆2番(岡野克俊) この制度は、始まったばかりで市民はむしろまだ知らない方がおられまして、1万円から1万5,000円の費用のうち5,000円とはいえ、それを負担していただくことは十分効果がありますし、じゃうちもやろうかということが出てくると思います。波及効果があると思いますので、ぜひとも補正を組んで推進していただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。
○副議長(平石誠) この際、暫時休憩します。なお、再開を15時40分とします。 午後3時27分 休憩 午後3時38分 再開
○副議長(平石誠) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。19番澁谷幹雄議員。 〔19番 澁谷幹雄議員 質問席〕
◆19番(澁谷幹雄) 創風会の澁谷幹雄です。汽車が山道を行くとき、水色の窓に寄りかかりて、我一人うれしきことを思わん、5月の朝のしののめ、うら若草のもえいづる心任せにという心境で、これから10の質問をしたいと思っております。 それでは1点目、第1子からの保育料無料化についてであります。 毎年700人以上の人口が減少している浜田市において、この人口減少対策に一番有効な対策は第1子からの保育料の無料化であり、早急に取り組むべきと考えますが、市長のお考えをお尋ねします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 浜田市の保育料につきましては、独自に国基準の6割に設定するとともに、各種の保育料軽減施策を活用し、さらなる軽減に取り組んだ結果、現在県内8市の中でも低い保育料となっております。 議員ご指摘のとおり、仮に第1子からの保育料無料化を実施した場合、平成29年度当初予算ベースで約3億3,000万円の財源が必要となります。また、島根県内で平成28年度に保育料無料化を実施している自治体は吉賀町だけでございました。 本来、幼児教育、保育の無償化は各自治体が競う精神のものではなく、国の責務であり、先日閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2017、いわゆる骨太の方針において、安定的な財源確保の進め方を検討し、年内に結論を得ることとされております。 人口減少対策といたしましては、保育料軽減だけではなく、雇用の創出による若者の増加、結婚活動の支援や子どもを安心して産み育てる環境づくりなどを総合的に推進することがより有効であると考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 先般、福島県の南相馬市の桜井勝延市長の講義を受講する機会がございました。南相馬市は、大震災で地震の後に大津波でまちが悲惨な状況に陥るわけですけども、その後さらに福島原子力発電所の放射能漏れで避難勧告で市民の方が退居するわけでございます。その後、避難勧告が解除されて市民の方が戻ってきたわけですけども、結果的に6万7,000人の人口が5万6,000人に、1万人その時点で減ったということで、市長さんは人口減少対策に一番効果があるのは保育料の無料化であると、そういう信念のもとに一般財源をつぎ込んで無料にされております。国と県がやらないのであれば自分がやると、そういう決意のもとに実行されているわけです。なぜ南相馬市に実行できて、浜田市に実行できないのでしょうか、お尋ねします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 議員ご指摘のとおり、保育料無料化が人口減少、少子化対策に非常に有効であるとのお考えもあろうかと思います。ただ一方で、人口減少対策、少子化対策につきましては、長期的な視点に立った恒常的な制度として構築することが必要だと考えております。こうしたこともありまして、財源の確保も含めて慎重に制度設計をする必要があると考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 人口減少対策としては、雇用の創出による若者の増加、結婚活動の支援、子どもを産み育てる環境づくりなどを総合的に推進することがより有効であると考えるという答弁をいただきました。それなら、なぜ成果か出ていないんですか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 人口減少問題については長い時間をかけて、急激に改善するというものではないと思っていますので、しばらく時間が必要だろうと思っております。一つ一つの事業で有効性というものは検証しないといけませんけども、いろいろな方面からの対策対応を積み重ねる総合的なことによって人口減少に歯どめがかかるということも聞いておりますので、総合的に取り組むというところが重要かなあと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 以前も社会動態の人口減少と、当然自然動態の人口減少という、これはもういたし方ないと思うところでございます。ただ、浜田市が合併して、宇津徹男市長時代の8年間は人口減少が毎年620人でございます。久保田市長になって、745人にアップしております。これはどのように理解すればよろしいんでしょうか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 人口減少という視点でいきますと、二つ、一つは出生数、それからもう一つは社会増減ということで考えなければいけないと思っています。このうち、特に出生数については、簡単に答えが出るようなものではないかなあと、少し長い取り組みが必要なんじゃないかなあと思っておりまして、もう一方の社会増減の数値については、これは毎年検証も行いますけども、28年度については少し改善の傾向も出ておりますので、これらを踏まえて今後検証をしっかりして将来につなげていくということが大事であろうと思っています。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 検証するということなんですけれども、事実は如実にあらわれて、出生数もここ近年悪いですよね、非常に。だからこそ対策を打たなくてはいけないんじゃないですか。対策を避けている。南相馬市で一般財源から2億5,000万円、2億8,000万円の財源ができて、何で浜田市に3億円、それは行財政改革が行われていないからじゃないですか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 行財政改革につきましては、これまでもご指摘をいただいておりますけれども、新しく実施計画をつくって今27億円の削減計画をつくってるとこでございますけれども、毎年これを見直しながら新項目を今上方修正もしながら積極的に取り組み、ここによって財源を確保しながら、先ほど来からあります最重要課題である人口減少対策、社会増減と自然増減の対策をそれぞれ打っていって、浜田市の人口減少が少しでも下げどまるような努力をしていくということで、行財政改革には引き続き積極的に取り組みたいと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 私、以前第3子以降の保育料無料化からまずスタートするべきであると、それは親が父と母の人数から1人プラスになる、それは地域全体で育てていくというか、それは税金を投入すべきであるという考え方に基づいて、私は繰り返しここの場でも主張してきました、予算委員会でも主張をしてきたし。ただ、私の力不足のせいで、それが全然実現できていない。大変悲しいことであるし、僕の力不足かなあ。これはもう熟知たる思いがあります。逆に、第3子以降という小さい要求をするから、逆にできないのかなと。第1子からの保育料無料化、間もなく恐らく日本が、日本国政府が取り組むと思いますよ。そのぐらい日本の今少子・高齢化の状況は日本国の生存を危うくしているから、だからこそその前に地方自治体の意思として私はすべきではないかと思うところでございます。ぜひ、検討をしていただきたいと思います。 では続いて、2番目の質問に移ります。 医療、介護職場への人材確保のための奨学金創設についてであります。 保育士確保のための奨学金制度が創設されたことはすばらしいことであると理解しています。一方、医療、介護職場においても人材不足は顕著であり、同じように5年間地元の職場で働いた場合、奨学金の返還免除という保育士志望の学生と同じ奨学金制度を創設すべきであると考えますが、市長はどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 現在、浜田市におきましては、看護師の人材確保のため、浜田准看護学校の学生に対して修学資金の貸し付けを行っております。この制度は、2年次に月額2万円、年間で24万円を貸し付け、卒業後浜田市内で3年間看護師業務に従事した場合には返還免除とするものでございます。 また、島根県におかれましては、看護師、准看護師、助産師、保健師等の養成施設に在学する方に対して、月額2万1,000円から3万6,000円を貸し付け、卒業後、島根県内の過疎地域の医療機関で5年間従事した場合には返済免除とするような制度がございます。そのほか、浜田医療センターや西川病院、山根病院などもこうした制度を設けておられます。 介護職場における浜田市の支援制度としましては、新規に介護職員を雇用し、就労のための支度金を支払った事業者に対して、1人当たり最大20万円を補助する制度がございます。看護師及び介護士の確保は重要な課題でありますので、議員ご提案の新たな看護師、介護士確保のための奨学金制度創設につきましては調査検討を行ってまいります。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 保育士さんにそういう奨学金制度が創設されたということは、先ほども言いましたようにすばらしいことでありますけれども、その一方で、看護師さんと介護士さんについて、それを志している学生さんに奨学金制度が創設されていない。それは、同じようにそこの現場というのは人手不足で困っておられる職場ですよね。そういう状況であるということは、公平性という観点からして、行政の政策としてミスマッチがあるんではないかと思いますけれども、お尋ねします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) おっしゃるように、保育士は奨学金制度を浜田市は設けております。准看護師さんについては浜田市も設けておりますが、確かに看護師さんについては設けておりません。これは恐らくといってはいけないのかもしれませんが、島根県とか、先ほど申しましたように、病院のほうでそういう制度をしっかりと持っておられます。そういったところもあって、浜田市のほうで制度をつくってないということだと認識しております。 あと、同じく介護士の関係につきましても、例えば介護福祉士とか社会福祉士といった国家資格の資格に関しましては、1年とか2年とかそういった養成機関へ行ってということがございますので、こういったところに関しましては、島根県の社会福祉協議会のほうが奨学金の制度を持っております。そういったこともありまして、介護関係で奨学金制度の資格が浜田市ではつくれてないのかなと認識してます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 民間の病院さんとか医療センターさんとか、資本力のある病院の皆さんがそういう奨学金制度を創設されるということも、これはある一面ではすばらしいことだと思いますけれども、今現状からいくと、浜田市の近隣の市町村、邑南町であるとか、津和野町であるとか、益田市とか、このことに対して前向きに取り組んでおられますよね。そういう状況を考えれば、浜田市は優勝劣敗の都市間競争においてどうなんだろうと、こういうことが浜田市の魅力を創出することにつながって、結果的にさらなる人口減少を招くというか、浜田市を見捨ててしまうという、親御さんが浜田市に希望がないんで、おまえ大学、学校を出ていったら都会で働きなさいと、そういう言葉を助長しかねない。だからこそ、近隣の町村ができることは浜田市も取り組むべきだと思いますけれども、もう一度部長のお考えをお尋ねします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 議員さんおっしゃるとおり、看護師さん、あるいは介護関係の職場についても、まだまだ人材不足、人手不足と聞いておりますので、これについてはしっかりと検討して実施に向けて進めていきたいと思ってます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 限られた財源ではあるわけですけども、この限られた財源であるからこそ、繰り返しますけども、行財政改革が根本にあって、固定費を圧縮するという努力、その努力が見えない以上はこういうところにお金が住民福祉の増進に使えませんよね。その辺の遅れが私は今の浜田市の一番の問題ではないかと考えておりますので、今先ほど部長から検討するというお言葉をいただきましたので、ぜひ周辺の市町村の状況、全国の状況、先進地の自治体の状況を調べていただきながら、住民福祉の増進を図る、奨学金の創設ということに取り組んでいただくように期待するところでございます。 では続いて、3点目に移ります。 浜田市の
総合振興計画の進捗管理についてであります。
総合振興計画の進捗状況についての検証はどのように進められているのか、お尋ねをします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏)
総合振興計画の進捗管理につきましては、まずは担当部署で内部評価を行いまして、市長をトップとする庁内の人口減少問題対策本部会議に諮り、素案を決定いたします。その後、県立大学の教授、商工会議所など公共的団体の代表者、地域協議会の委員、公募委員などで構成いたします浜田市
総合振興計画審議会並びに市議会に報告をして、外部評価をしていただく、このような予定としております。 現在、平成28年度の実績値をもとに内部評価の素案を作成いたしましたので、今議会中に議員との意見交換会、また7月下旬に
総合振興計画の審議会を開催する準備を進めているところでございます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 今、部長のほうから
総合振興計画の説明を行うというお話を、これは私が質問を出した後にそういう日程であるということを聞いたわけですけれども、実際のところ、よくわかりにくいなと思うのは、市長は盛んにロードマップということを言われます。ロードマップということを言われて、議会の全協でも説明をして進捗管理されて、ロードマップの進捗管理は課長、部長を集めてしているということを言われるんだけども、そのロードマップよりもこの
総合振興計画のほうが上位計画じゃないかなと、これが憲法とかまちづくりの基本じゃないかなと思うんだけども、浜田市の場合、
総合振興計画とロードマップはどういう位置付けなのか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏)
総合振興計画が市の最上位の計画ですので、これが一番重要であります。
総合振興計画の第2次計画を作成いたしました折に、ロードマップも振興計画に掲げる七つの基本的な大綱、この分類ごとにロードマップの項目も分けまして、再精査をいたしております。基本的にロードマップというのは、市のほうでその事業がきちんと予定どおり進んでいるかどうかという進捗管理をするために用いているものでございますので、当然ロードマップは極端に言いますと、事務局側の進捗管理をきちんとしていくもの、ただ
総合振興計画とロードマップは項目を少しずつ、もちろん違いますけども、分類については合わせるようにしてますから、これをきちんと進めることが
総合振興計画を着実に実行していくということにつながっていくだろうと思っております。したがって、ロードマップについても毎月進捗管理をしておりますし、ただ
総合振興計画についての検証は今年度が初めてになりますので、今議会でしっかりとお示しをしたいと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 地域政策部長の上手な答弁だなという感じは拭えない。ある意味、完璧な答弁かもしれません。ただ、そこら辺の
総合振興計画とロードマップ、例えば島根県は当然石見地方の振興を図るときに、大田、江津、益田、浜田の市と町、そこら辺のところの中で、この4市がまずメインになるんだろうと思うんです。その中の
総合振興計画に目を通して、石見の振興を図っていくと、そういうときにふと、これは県の部長さんに浜田市でロードマップと
総合振興計画、どっちを中心にやっとるのかというて聞かれたときに、そうですねという答えをせざるを得んかった場面がございました。そのぐらい
総合振興計画は、この間、昨年策定されたんだけども、その前からずっとあるわけですよね、バトンタッチして。でも、
総合振興計画についての進捗管理はほとんど聞いてない。こちらが言うて、その目標の数値とかが出てますよね。それを議会で聞いたり、いろんなところで聞いたときに初めて答えてもらえる。でも、ロードマップは3月議会の最初のときの全協のときに市長さんが30分以上も説明されて、これから予算審議の説明をされる前に市長さんのその話を聞いてどうなるんかと私は議長に時間制御してくれということを言った覚えがあるんだけども、そこら辺のところの整理はきちっと
総合振興計画とロードマップの位置付けを明確にして、
総合振興計画を中心にした進捗管理であるべきだと思いますけれども、もう一度、部長、お考えをお尋ねします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 繰り返しになりますけども、ロードマップは各事業が予定どおり進んでるかどうかという市側の進捗管理のために使ってる、これが主な目的でございます。
総合振興計画の前期計画については、期間が5年、6年という間の全体を総括をした検証ということで行っておりまして、毎年度の検証ということは行っておりませんでした。ただ、この第2次の
総合振興計画からは毎年それを検証して、議会あるいは審議会のほうにお示しをしてご意見をいただくと、この過程は確実に踏んでいきたいと思ってますので、この議会中にまたご報告をさせていただく
総合振興計画の検証結果などでまたご意見を頂戴できればと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) それでは、しばらくその
総合振興計画の発表というか、その辺の検証というものをお聞きをしたいと思います。 では続いて、4点目の浜田市の行財政改革についてであります。 ①住民福祉を増進するための行財政改革が進んでいないのはなぜなのか、お尋ねをいたします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 行財政改革の推進につきましては、これまでも澁谷議員のご質問にもお答えしておりますように、平成28年3月に策定いたしました浜田市行財政改革実施計画におきまして、全83項目の取り組みを掲げ、毎年の実施状況を確認しながら取り組んでおるとこでございます。 この内容は、来週26日開催予定の議会自治区制度等行財政改革推進特別委員会でご説明も申し上げますが、今年度計画では財政効果額の上方修正を予定してるとこでございます。 また、公共施設の再配置につきましては、今年度から教育施設再編推進室を設置して、組織体制を強化したところであり、特に運動施設につきましては、スポーツ推進審議会の答申を踏まえ、今後の再配置の方針をお示ししたいと考えてるとこでございます。 このほか、市有財産の処分につきまして、遊休財産の利活用、または売却につながるよう、これまでの手法を改めるとともに検討もしてるとこでございます。 これまで、議員からご指摘いただきましたことも踏まえ、さらなる行財政改革に向けて鋭意進めているところでありまして、今後も住民福祉の増進に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 今、部長から83項目について取り組んでいるということですけども、その結果、どのくらいの固定費の圧縮になるのか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 今、具体的に固定費だけの圧縮は出しておりませんけれども、先ほど申し上げましたように27億円の目標値に向かって取り組んでいきたい。それから、固定費に関しましては、特に人件費についてご指摘もいただいておりますけれども、今回業務量調査等も行いながら、定員適正化計画の見直し等を行い、まず事務量をまず削減しなければ人件費の圧縮もできないと思っておりますんで、そういう努力に努めていきたいと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 今、部長から27億円という数字が出てまいりました。それを27億円はどの項目に今後住民福祉の増進として使われるのか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) この27億円の行革効果については、また政策を今後計画する中で、その優先順位をつけてサマーレビュー等で財政部局と、また各課から出てくる、各部から出てくる予算要求を見ながら、有効に活用できるものと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) それでは、2点目の固定資産台帳における売却可能資産はどのくらいあるのか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 固定資産台帳における売却可能資産につきましては、本年4月現在で普通財産となっている資産のうち、売却可能な資産ということでお答えをさせていただきます。土地が38物件、建物が8施設でございます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) その売却可能資産のうち、今年度は何%が売却されるのか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 何%までできるかはわかりませんが、現在も公募しておりますいろいろな施設、例えば原井小旧原井小跡地のプールとか何件かについては今も公募をかけておりますので、何とか売却が積極的に進むように取り組んでいきたいと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 素朴に思っても、浜田市が財産を持って空き地にしていても何ら生産性はないわけですよね。例えば、そこの郵便局の前に那賀会館が使われてないままありますけれども、あそこは恐らく四つ角にあって解体して売却をすることになれば、固定資産税も入ってくるだろうと。駐車場で借りられるところがあったとして仮定をしても、そのように資金をうまいこと資産を有効利用していかない限り、私たちが幾ら住民福祉の増進をお願いしてもできんでしょ。ですから、売却可能資産は計画を持って積極的に売却、最後のリミットを決めて、いつまでに売却するぐらいの決意がない限り、皆さんは資金繰りをしようとしないんだから、売っても売らんでも関係ないんだから、売ろうとせんでしょう。やっぱり計画をつくるべきじゃありませんか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(砂川明) 先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、この遊休資産の有効活用、売却についてはこれまでの手法を見直しながら、鋭意取り組んでいきたいと思っております。今、議員からご指摘のありましたような期限を設けて積極的に取り組むということも進めてまいりたいと思いますし、那賀会館もその売却の将来の方法のものと考えておりますんで、しっかりそういう観点でやっていきたいと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 人口減少ですね、日本全体が。そういう人口減少が起こるということは、需要供給のバランスを考えた場合、遅れれば遅れるほど資産価値が劣化していくということではありませんか。だから、早く売っていくということが必要だし、恐らく売っても売れない資産っていっぱいあるでしょ。少なくとも、9号線の土地は売りやすいはずだろうなという思いです。ですから、それを精査する必要があると思いますけど、そこら辺についてシビアに対応していただきたいと思います。 それでは、3点目の住民1人当たり行政コストの性質別コストをお尋ねをいたします。
○副議長(平石誠) 財務部長。
◎財務部長(宮崎良一) 平成27年度決算数値及び平成28年1月1日における住民基本台帳人口によりお答えいたします。 人件費が1人当たり10万4,208円、扶助費でございますが、これは社会保障関係ですが、11万4,356円、公債費、これは借金の返済ですが、9万8,383円、物件費、これは建物の維持とか建物の管理とか各種委託契約金額ですが、これが7万3,953円、補助費、これは補助金や負担金です。これが7万1,519円、投資的経費、これは社会資本整備等ですが、12万6,144円ということになっております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 部長は今のコストのうち、どこに一番問題があるとつかんでおられますか。
○副議長(平石誠) 財務部長。
◎財務部長(宮崎良一) 決算額そのもので問題がどうこうということはお答えにくいんですが、ちなみに事前に他市との比較、8市の比較をしておりますんで、それでお答えしてよろしいでしょうか。 それでは、個別にお答えしますが、まず人件費ですが、8市の中で高いほうから4番目になってます。一番低い出雲に対して浜田市は1.67倍になっておりまして、高い大田市については0.89倍です。このことについてですが、職員1人当たりの人件費、これはラスパイレス指数なんかであらわせますが、これは低くなっておりますが、ただ全体が大きいということは職員数が多いということが分析できます。職員配置の見直し等、改善の余地はあると思います。 扶助費です。これは、高いほうから3番目です。ただ、他市と比較してそれほど突出はしておりません。これは、人についていくもんですから、これは大きく変わらない。ただ、社会保障関係費になりますので、この削減等は非常に難しいところであります。 続いて、公債費ですが、これは高いほうから3番目になってます。一番低い松江市の1.37倍、一番低いまちです。高い雲南市では0.72倍になってます。県内はどこも高い、これは全国的な特徴です。特に、浜田市の場合は過疎債等が使えるので、他市に比較して多いという状況にあります。 続いて、物件費ですが、これは高いほうから4番目、県内では中ぐらいになります。公共施設も多いという関係もあります。それから、ふるさと寄附の関係で物を送ったりしてかかってます。 それから、補助費です。これは、高いほうから3番目になってます。これはふるさと寄附が10億円の商品代がありますので、返礼品がありますので、これで大きくなってます。 投資的経費は、高いほうから3番目、低い出雲の2.4倍、高い安来の0.92倍になってます。特に、昨年27年度決算では旭小学校新設事業があった関係で大きくなってると思います。 歳出トータルでありますが、1人当たりで見ますと、県内8市で高いほうから2番目です。類似する益田市に対しては1.25倍、浜田市が。低い出雲市の1.62倍になってまして、高い雲南の0.96倍と、雲南に次いで1人当たりが大きいということです。1人当たりに換算すると、総じて全ての性質別経費では高くなっております。しかし、このことをもって今回のご質問にありますように、一概に行革が進んでないとは考えておりません。一般的に、人口が少なくて面積の大きい自治体は1人当たりの行政経費が高くなる傾向にございます。1人当たりの行政経費が高いということは、逆に裏返せばそれだけ行政サービスも高いという一面も有しております。こうした高どまりは、合併以降ずっと続いております。そうした状況ではありますが、これはいいわけといいますか、聞かれてもないのに勝手に答えさせてもらいますけど、財政の危険度を示す財政指標、これは県内8市ではトップクラスということを言いわけですが、つけ加えさせていただきます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) じゃ続いて、4点目の住民1人当たり行政コストの目的別コストをお尋ねします。
○副議長(平石誠) 財務部長。
◎財務部長(宮崎良一) 先ほどと同様の決算数値及び人口です。総務費14万8,097円、民生費18万3,712円、衛生費5万7,198円、農林水産業費が5万325円、土木費が6万4,540円、消防費が2万4,595円、教育費が7万4,304円、公債費が9万8,409円となっております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) これも部長はどの部門が問題があると、先ほどの答弁はすごく長かったんで簡潔に、私の持ち時間1時間ですので、よろしくお願いします。
○副議長(平石誠) 財務部長。
◎財務部長(宮崎良一) 総じて8市の中で一番高いのは総務費が一番高くなってます。県内で一番高くなってるんですが、これは積立金、貯金の積み立てが多い関係で増えてるということです。それから、民生費や衛生費は総じて一緒ぐらいです。農林水産業費は高いほうから2番目です。特に、低い松江市の3.47倍になってます。続いて、土木費ですが、これは大体中ぐらい、消防費は県内で一番高いです。これは安全・安心に対する浜田市の姿勢が出てるのかと思ってます。教育費は、意外かもわかりませんが、高いほうから3番目で、低い江津市に対しては2.13倍、高い安来には0.87倍です。公債費は先ほど言ったとおりで、最終的な分析ですが、産業構造では分類されておるんですが、第3次産業就業者が多い都市型になってますが、決算の構造から見ると、1次産業が多い農山漁村型になってます。推測ですが、中山間地周辺部に手厚い浜田那賀方式自治区、この制度下における行政活動の一つのあらわれではないかと考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 総務省のホームページに、住民1人当たり行政コストの見える化ということで、経年資料であるとか、類似団体との比較が公表されておりますよね。ぜひ、そういうものを参考にしながら、客観的な進捗管理をお願いをしたいと思うところです。 次の質問に移らさせていただきます。 続いて、5番目の蓄養の売上高20億円についてであります。浜田漁港の水揚げ高の目標金額は、当初の100億円から漁港水揚げ高80億円、瀬戸ケ島での蓄養売り上げが20億円、合計で100億円という形に変更されています。蓄養20億円はどのような売り上げ構成比によってなし遂げる考えなのか、お尋ねをします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(岡田泰宏) 市長就任時に掲げました10年後の水揚げ100億円ということですけども、これは当面市場整備などを学校整う4年から5年後、水揚げ高を70億円から80億円を目指すと。さらに、
瀬戸ケ島埋立地で検討している水産加工事業での蓄養、また陸上養殖の可能性についても、そのほかにもいろいろと検討を進めてまいりましたが、これらが可能となれば総合的に水揚げ高100億円の達成が見込めるという考えでございます。
瀬戸ケ島埋立地における水産加工事業についてですけども、これは県外から搬入した養殖魚、それから地元でとれる天然魚などを魚種として取り扱うということで、水揚げ高に正式にカウントできるということじゃないと思っておりますけども、売上高としては今現在約25億円、そのうち原魚の仕入れ高、これが水揚げ相当ということでありますと、約17億円程度を見込んでおるとこでございます。 なお、瀬戸内や九州方面から養殖ブリを引っ張ってきて、これを中心的な魚種として扱いたいという思いでございますけども、売上高の構成については安定的な供給ができる養殖魚を中心として考えなければいけないのではないかなあと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 私はいつも言いますけども、売上高が20億円とか割と簡単に出てくるのが大丈夫なんかなといつも思うわけです。要するに、物を売ることは大変なんです。売り上げというのは、客数掛ける客単価です。またイコールとして、1点単価掛ける販売個数ということになります。以前、予算委員会で20億円の蓄養の売り上げを達成するためには、1個単価2,000円の魚が100万匹要るんですよというご指摘をさせていただきました。100万匹というのは簡単な量ではないと思いますし、それを加工していろいろしても、それじゃそれが販売して売り上げが立って流通コストが賄えて粗利益が確保できるというビジネスモデルの構築が簡単にできるんならば、争って瀬戸ケ島のところに浜田市とか島根県に要望があったと思う、これまでも。この条件不利地の浜田の、条件不利地というのは大消費地に遠いということです、関西とか名古屋圏に比べて。だからこそ、最初浜田港の水揚げは境港に勝っていたのに、境港に負けるようになったわけです。京阪神への配送コストとか競り時間との関係で大阪方面に近いから、それも重要なことなんで、希望を言っていただくのは結構なんだけれども、そこら辺の数字の裏付けについてはきちんと押さえて示していただかないと、計画計画で、計画は不可能ではないという表現なんだけども、じゃ成功するんかというと曖昧ですよね。不可能ではない、可能性はゼロではないから不可能ではないんだと思うんです。もう少しそこら辺のことを精査していただかないと、計画ばっかりいろんなシンクタンクに頼んで500万円だ、800万円だというて使っても、いい結果にはならんのではないかと思ってしまうわけです。じゃ、そのお金は皆さんの退職金で返済してもらえるんかと、成果が出なかった場合ですよ。そのぐらいの覚悟を持って取り組んでいただかなければ、その分の資金は子育て支援にあげていただきたいと思うのが私の本音なんです。ぜひ、十分ご検討をいただきたいと思います。 では続いて、6番目のふるさと寄附の今年度の取り組みについてであります。 総務省がふるさと寄附の返礼品についての自粛を全国の自治体に求めていますが、浜田市においては戦略の変更があるのか、お尋ねをいたします。
○副議長(平石誠)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 本年4月、総務大臣からふるさと納税に係る返礼割合を3割以下にすることや、市民の寄附に対して返礼品を送らない等の見直しの通知があり、さらにふるさと納税の上位ランクとなっている浜田市に対しましては、総務省から直接速やかな見直しを行うよう要請がありました。 浜田市では、これまでも総務省のガイドラインに沿った対応を行ってまいりましたが、この度の通知を踏まえ、返礼割合の見直しの検討を行い、10月をめどに実施する方針といたしました。返礼割合の見直しに当たりましては、特産品提供事業者の皆さんと一緒になって、寄附者への感謝の気持ちと浜田市の魅力をお伝えするための特産品の提供に向け、返礼品の全面リニューアルを行います。あわせて、市ホームページやふるさと寄附ポータルサイト、メールマガジンにより情報発信、そして寄附金使途の丁寧な説明を行うなど、浜田市ふるさと寄附のPR活動に取り組みます。 今回の見直しを好機として捉え、浜田市のイメージアップを図るとともに、さらなる地元企業の活性化と浜田市の寄附獲得による財源確保を推進してまいりたいと考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 今、今回の見直しを好機と捉えるという表現がございました。現状でも、浜田市はふるさと納税、ふるさと寄附は全国のベストテンに入るような、昨年だけで16億円、さらなる好機というのはどのように理解すればいいのか、お尋ねをします。
○副議長(平石誠)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 返礼割合が3割に減るということ、一方ではこれまで他市町村で電化製品とか高い返礼品割合をする都市もありました。これが押しなべて3割になるということは、同じレベルでスタートできるということがまずは一点上げられると思います。 それと、事業者の皆さん、これまでのふるさと寄附によってかなり商品力のレベルを上げられて、返礼品として提供していただいてます。先日も事業者連携協議会で市長を初め、私たち担当職員全員出席したわけですが、事業者の皆さん、モチベーションが上がってまして、皆さん3割の見直しについては積極的に対応していきたいという意見もたくさんいただきました。そういうところで、新たな浜田の魅力ある商品も提供していただいてあるということを思っております。こういったことで、全国の皆さんに浜田のよいものを気づいていただき、それをまた見て寄附をしていただいて、さらにはそれを自腹で買っていただけるような取り組みを事業者の皆さんと一緒に行っていきたいと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 今の部長の答弁にあったように、浜田ふるさと寄附事業者連携会というのを緊密な打ち合わせと理解を求めながら進めていくことが大事だと思うんですけども、現状はどういったペースでその話し合いは行われているのか、お尋ねします。
○副議長(平石誠)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 最近では、6月15日に、先ほど申しましたように総会、勉強会並びに意見交換会を行っております。そこで、皆さんと一緒に制度の話をしながら、また今後の対策、商品の開発についての勉強会を開催しております。今後も見直しに向けて、今10月をめどということとしておりますので、定期的に会合を開きながら、事業者の皆さんと一緒に対応を検討してまいりたいと思っております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 緊密な連携をとって、お互い信頼し合う環境をぜひ構築をしていただきたいと思うところでございますけれども、3年前に島根県立大学でふるさと納税のサミットが開かれました。中四国の自治体の関係者が来られて、そのとき天童市と北海道の上士幌町の説明というか、担当者の方の講演もあったんですけれども、私はそれは本当浜田市がふるさと寄附では先進自治体であるというか、それがまた積極的に地方自治体の連携を図るということで、大変有意義な会だと思ったんです。また、それが今逆の見方をすると、石見4市の中では浜田市がふるさと寄附では図抜けてリーダーシップを持ってると思うんです。ぜひ、石見地方の連携、萩を含んだ5市かもしれませんけども、そういうところとの連携を密にして、以前邑南町の肉も今やっとられるかもしれん。そういうふうなことをとりながら、結果的な浜田のリーダーシップを発揮していただいて、まちづくりの今後の県に対する要望とかにも役立つような形で進めるべきではないかと思いますけど、お考えをお尋ねします。
○副議長(平石誠)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(湯淺淳) 議員おっしゃるとおり、3年前にちょうどふるさと寄附がこれからみんなで活用していこうというときに浜田市が中心となってそういったサミットが開催されております。それ以降は、そういったサミットとか連携会議ということがそれぞれの自治体間競争に特化されていく中で、余り行っていないのが現状ですが、浜田市としましては、商品の開発に当たりましては、浜田市及び浜田市を中心とする石見地域の魅力を体感できるものということで、圏域の商品も一緒になって検討しております。先ほど言われました邑南町との連携もまだ続いておりますので、議員ご提案の件につきましては、今後の研究課題として取り組んでいきたいと思います。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) ぜひ、「なつかしの国・石見」というキャッチフレーズもあることですので、また検討していっていただきたいと思うところです。 では続いて、7番目の浜田市民であることの特典についてであります。 多くの自治体では、市民が自治体内の施設を利用する場合、他地域の人たちより利用料が減額されている施設が多くあります。しかしながら、浜田市においては温泉施設やアクアスなどの利用料が市民特典として値引きされていません。値引きについて、島根県や施設との交渉をなぜされないのかをお尋ねします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 温泉施設の利用料の市民特典といたしましては、美又温泉の美又温泉会館で浜田市民の方が一月1,800円で利用できる定期券の購入特典がございますが、それ以外はございません。アクアスにつきましては、浜田市民に対する入館料の値下げをお話ししており、値下げ分の市からの財源補填があれば値下げは可能とのお答えをいただいております。公的施設につきましては、さまざまな施設があり、財源等の問題もありますので、今後市民サービスのあり方として検討する必要があると考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) お隣の江津市には、風の国という温泉施設がありまして、それは江津市民は値引きされております。玉造温泉にあるゆーゆですか、それは松江市民には値引きをされております。浜田にはたくさんの温泉施設があるわけですけれども、そういう健康増進の意味と利用促進を図るということもされていませんよね。それと、アクアスの入場料にしてでも、これは島根県が浜田市が補填してくれるなら値引きするということなんだけれども、同じ島根県との信頼関係の中で、何か切り口はあるんではないかと思うところであります。ぜひ、島根県に対しても、だからこれは浜田市民がアクアスに毎月1回ずつ行くわけじゃないんです。もう何回も行ったら、もう十分見てる人いっぱいおるんだけど、都会の方が来られたりとかして案内して入ったりされたときに、また同じ料金を取られるのかという声が気分の問題としてあるわけなので、十分そういうふうな、アクアスとか例えば地域のお宝という言葉がありましたけども、シロイルカとか都会の人たちにも案内をしたい施設の一つだと思うんです。だから、そういうのは利用しやすいようになる形をぜひ取り入れていただくように島根県との話し合いを期待したいと思います。 それでは続いて、8点目の多言語の案内板や道路標識の不足の解消についてであります。 国際貿易港、浜田港を抱え、クルーズ船の寄港やインバウンドの推進、浜田のお宝めぐりなど観光振興に浜田市が取り組んでいることは理解しております。しかしながら、施設の案内板や道路標識など、英語、ロシア語、中国語、韓国語、ベトナム語、スペイン語など多言語による表示が浜田市には極めて少ない状況です。どのように改善するお考えなのかをお尋ねします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) ご指摘のとおり、浜田市は国際貿易港を有し、水産加工業に従事する技能実習生など外国人も多く在住しております。また、近年クルーズ船の寄港や外国人旅行客の誘致促進に取り組んでいるところではありますが、一方で各施設の案内看板や道路標識などの多言語化が進んでないことはご指摘のとおりでございます。 今後の改善といたしましては、財源的な理由により、全てを多言語化したものに更新することは不可能ではございますが、新しく看板を設置する際や古くなった看板を取りかえる際など、状況を見ながら進めてまいりたいと考えております。 多言語化表記につきましては、例に挙げられた言語を絞り込み、少なくとも英語表記については検討してまいります。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 部長の今の答弁を聞いていると、やる気のある答弁には聞こえこんというか、壊れたらつくるとかなんとか、そういう感じに聞き取れたんですけれども、少なくとも、先進地の視察というか、こういう形の案内板がいいということのイメージとしてはつかんでおられるのでしょうか、お尋ねします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 先進地、いろいろインバウンド対策で取り組んでるところがございます。そういったところにおいては、アジア系、それから欧英、欧米系、それぞれそういった表記はされてるということも伺っておりますが、一方ではそういった表記が地域というか、環境にそぐわないといった声もあるということも認識しております。しかしながら、インバウンドでの誘客を進める浜田市にとりましては、そういった多言語化、英語を基準とした表記というのは必要だと考えておりますので、インバウンドの推進と並行して看板の見直しも取り組んでまいりたいと考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 多言語化の看板が必要とされる方にとって、どういう施設が先に確認したいのかなということがあると思うんで、全部が変わればいいわけですけども、順番とした場合に病院が知りたいとか、買い物がしたいとか、警察が知りたいとか、そこら辺のどういう要望が多いとつかんでおられますか。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(田村洋二) 今、ああして旅行に来られる方、インバウンドの方というのは、個人で動かれる方が今増えているという状況があるようです。団体客でなくて、個人で動かれる方が増えているということですので、それに対応した表記ということであれば、まずは安全・安心じゃないですけど、そういった表記であったり、その次が観光であったり、そういった順番になるんかなと考えております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) ぜひ、そこら辺のアンテナを張りめぐらせていただいて対応を、予算をつくって、取るというか、計画的に進めていかないとなかなかいつまでたってもできないと思いますので、1年に何個ずつかでも計画を持って取り組んでいただくことを期待するとこです。 では続いて、9番目の超高齢化社会を見据えた在宅医療と介護の連携についてであります。 1点目、浜田市における在宅医療と介護の連携の状況をお尋ねします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) これまで医療現場と介護現場では、その役割の違いから、一部にはスムーズな連携が難しい面もありました。円滑な連携に向けましては、医療関係者と介護関係者の顔の見える関係づくりを中心に取り組みを進めております。 具体的には、平成25年から島根県の在宅医療連携推進事業の補助金を受けまして、認知症ケアを切り口として医療と介護関係者を対象とした研修会や市民向けの後援会などを開催してまいりました。平成26年度からは、事例を通しての勉強会、それから研修会を開催し、医療と介護関係者の間で気軽に相談できる関係づくりに努め、認知症に関しては医療介護従事者間の連携ノートを作成いたしました。 また、平成28年度では、歯科医師、言語聴覚士、栄養士等から助言をいただきながら、食事の摂取状態や飲み込みの状態などを評価し、適切なサービスにつなげるためのツールも作成し、介護の現場で活用していただいております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 2点目に移ります。 浜田市における在宅医療の介護の連携、行政と関係団体で共有している地域の目指すべき姿と課題をお尋ねします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 浜田市において、介護が必要な状態になっても住みなれた土地で自分らしい暮らしを続けることができる地域を目指しまして、医療、介護の関係者による多職種の勉強会を通して意見交換を行い、在宅医療、介護の連携促進を図っております。 在宅介護と医療の連携に関しましては、医療関係者間、介護関係者間、さらには両者の間のスムーズな情報共有が課題の一つとして上げられます。 認知症高齢者の情報共有の手段としては、先ほど申し上げました連携ノートの活用を行ってるところです。また、本年度からは電子媒体等を利用した情報共有方法の検討や医療センター退院時にかかりつけ医や介護事業者等に対してスムーズな支援ができるよう、退院支援マニュアルなどの作成に向けた検討を予定しておるとこでございます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 3点目、医師会、薬剤師会、介護支援員連絡会などとの抱えている連携の課題と思いをどのように政策に反映しようとしているのかお尋ねします。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 本市では、医師会や医療センター、介護事業所、社会福祉協議会、民生委員等の実務者レベルで構成された地域ケア会議を開きまして、地域課題あるいは個別ケースの検討等を行っております。そこから上がってまいりましたいろんな地域の思い、あるいはさまざまな課題等について、医療、福祉関係者や行政、住民代表者の方などで構成する市の附属機関であります浜田市保健医療福祉協議会の場でご審議をいただきまして、政策につなげていくこととしております。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) この介護と医療の問題というのは、基本的には2025年問題ということで、団塊世代の800万人の方が後期高齢者、75歳以上を迎えるという、しかしその後、後期高齢者も人口減少していくという、団塊の世代から次の世代に移っていくという、その中でもうハードの設備というか、特養とかいろいろなものをこれ以上つくることができない、つくっても最後またあいてしまうという近未来の予想のもとに、在宅医療と介護という連携を厚生労働省は言い始めているんだろうなあと推測はするわけです。そういうとこにおいての2025年問題が浜田市においては75歳以上の人口というのはどのような比率と人数になるのか、総人口に対する人数といいますか、割合をお尋ねしたいと思います。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) 浜田地区の広域行政組合が第6期の介護保険事業計画の策定のときに、人口等を推計しておりますので、そのときの人数をお答えさせていただきます。 平成37年が2025年になろうかと思いますが、そのときの浜田市の人口が5万152人でございまして、そのときの75歳以上の人口は1万914人ということで、約2割になろうかと思いますが、そういった推計をしておるとこでございます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) そういうふうな状況、今現在でも65歳以上が35%という日本全国の中ではトップクラスの比率になっている状況の浜田市においては、こういう医療と介護の連携とか福祉の政策については、どうしても浜田市モデルという先進的な取り組みということを想像するということが求められているんではないかと。後追いの政策を追っかけるだけではなくて、そこら辺についての部長の認識をお尋ねしたいと思います。
○副議長(平石誠)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(前木俊昭) なかなか難しいご質問かと思いますが、いろいろ先ほど申しましたように、地域ケア会議で多職種による勉強会とか、こういったところは先進的な取り組みだと思っております。こういったところをもっともっと充実していって、議員さんの言われるように、できるだけレベルの高い取り組みが行えるように努力していきたいと思います。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 浜田モデルという言い方をしましたけども、基本的には市民の皆さんとの連携、理解というか、声を十分つかんでいくということが福祉の政策では間違いなく必要なことであって、今でもミニデイサービスの送迎サービスがなくなったことを言われる市民の方っていうのは結構おられるわけです。公共交通機関の条件不利地域でありますから、行けないというか、便がないというか、これについてのことが後からそういう声が出ることなく、十分つかんでいただきながら、新しいビジネスモデルというものを、浜田モデルというものを、それこそふるさと寄附と同じように先進な取り組みとして、行政視察の対象になるように仕組みというものをぜひ部長に期待したいと思います。期待しております。 それでは続いて、最後の質問に移ります。 10点目、学校現場への予算投入強化についてであります。 今年度の学校現場への予算投入は、前年と比べてどのくらい増えているのか、お尋ねをします。
○副議長(平石誠) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 平成29年度の学校教育関連の予算は3億3,064万9,000円で、前年度と比較して約1,200万円増額いたしております。増額の主な内容といたしましては、図書購入費が500万円、学校教育備品購入費が400万円、学校支援員配置費が132万円となっております。 また、平成28年度から学校や地域の特色を生かした学校づくりができるように、学校長に裁量権を持たせた特色ある学校づくり事業として、小・中学校に約580万円、1校当たり16万円から36万円になりますけども、そういった金額を交付いたしております。 そして、学力向上総合対策事業といたしましては、平成29年度に新たに164万円を追加し、算数、数学の授業改善の取り組みを始めております。さらに、自然体験活動の充実を図るために、各校15万円から20万円を交付して、ふるさと教育の推進を図っているところでございます。 財政状況が厳しい中においても、学校現場への予算投入を最優先と考え、予算確保に努めているところでございます。
○副議長(平石誠) 澁谷議員。
◆19番(澁谷幹雄) 少しずつでも、学校現場に予算がついてるということは評価するとこですし、学校長に対して裁量権がある金額も加味されているということもまた評価するところであります。 私は、最近つくづく思うんですけども、よく学力向上とかという場合に、学校現場に対する予算の投入に正比例して学力は向上していくんではないかということを最近思うようになりました。先般、月曜日、議会の初日のときに閉会した後に、議会事務局長が今日NHKのテレビで福島県の棚倉の放送が鶴瓶さんの家族に乾杯で出てくるんで見てほしいという案内があって、私も拝見をさせていただいて、当然浜田藩ゆかりの何かのことで見てくれという指示があったんかなと思うと、実際はそういう話は全然なくて、鶴瓶さんが各家庭を訪問して、その地域の方と交流をするという場面でしたけども、たまたまそのときに2人の先生が家庭訪問に来て、担任が2人なんだというお話がありました。担任が2人であるということは、恐らくチームティーチングというか、ダブルティーチングの形で相談しながらクラスを運営されているんではないかと思ったところです。私は、前にも言っておりますけども、各クラスに20人、30人の生徒さんがおると、非常に利発で積極的な方もおられるし、いろいろな方がおられるわけです。そういうときに、どうしても若い先生はじゃどこでカリキュラムをやっていくときに上と真ん中と下と全員をあるレベルまで上げるためには、すごくスピードを遅く進めなければならないとか、そういうときに2人であれば手分けをしてできるんだろうなと。ですから、恐らく棚倉小学校でしたけれども、棚倉小学校の全国学力テストの平均点は浜田市より数段いいと思います。そのぐらいに予算を投入していくということが私は大事なんじゃないかなと思うところです。また、それについて私の意見が矛盾してると教育長思われるかどうか、お尋ねしたいと思います。
○副議長(平石誠) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 確かに良好な、それから質の高い教育を提供するためには、それなりの予算が必要だというのは十分に認識をいたしておりますので、その点については議員さんと私の認識は同じなんだろうなあと思ってるとこであります。
○副議長(平石誠) 澁谷議員、1時間が経過しておりますのでお知らせします。どうぞ。
◆19番(澁谷幹雄) 合併した当時、総務文教委員会で浜田市の当時小・中学校、全部で三十数校あったと思いますけれども、2週間かかって訪問して、そのときに学校の経営の状況を学校長、教頭先生にお話を聞いたり、課題とか問題点をお伺いしたことがございました。そのときの中学校の先生から、校長先生のお話を私は今でも忘れることができません。小学校において、少なくとも九九の掛け算はきちんとマスターしていただかないと、中学校入って方程式が理解できませんよという、そういう言葉があって、当然小学校の先生方も努力をされてると思うんだけども、小学校にはいろいろな子どもさんがクラスの中におられて難しいと。ただ、努力して繰り返し繰り返しチェックして、九九の掛け算がマスターできる仕組み、少人数の教え方とか、そういうことで賄えるんであれば、そういう努力はしなければならないのではないかと思うところです。先般、私小学校の5年生に井伏鱒二の山椒魚を読みました。そのときに、山椒魚を黒板に題を書くわけじゃ。書くと、その字が読める子どもっておるんですよね、小学校の5年生ぐらいになると。僕は自分が5年生のときに読めたかというと、全く読めてなかった。だから、そういういろんな子どもたちがいる中において、個性も発揮しなければならないし、スポーツも支援、非常に難しいとは思います。難しいからこそ、若い先生に負担がないように、ぜひフォローしていただく、サポート教員をつける、サポート学校支援員をつけていくとか、そういうことを教育長の使命としてお考えいただいて対応していただければ、浜田市の学力向上は間違いなくなると思うところです。以上で私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
○副議長(平石誠) 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会します。皆様ご苦労さまでした。 午後4時44分 散会 ──────────────────────────...