浜田市議会 2016-12-07
12月07日-04号
平成28年12月定例会 平成28年12月
浜田市議会定例会会議録(第4号)1. 日 時 平成28年12月7日(水)午前9時58分開議2. 場 所
浜田市役所議場 ────────────────────────── 出席議員(23名) 1番 足 立 豪 2番 岡 野 克 俊 3番 柳 楽 真 智 子 4番 串 崎 利 行 5番 小 川 稔 宏 6番 森 谷 公 昭 7番 野 藤 薫 8番 上 野 茂 9番 飛 野 弘 二 10番 笹 田 卓11番 布 施 賢 司 12番 岡 本 正 友13番 芦 谷 英 夫 14番 佐 々 木 豊 治16番 田 畑 敬 二 17番 平 石 誠18番 西 田 清 久 19番 澁 谷 幹 雄20番 西 村 健 21番 江 角 敏 和22番 牛 尾 博 美 23番 原 田 義 則24番 牛 尾 昭 ────────────────────────── 欠席議員(1名)15番 道 下 文 男 ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長 久保田 章 市 副市長 近 重 哲 夫教育長 石 本 一 夫 金城自治区長 内 藤 大 拙旭自治区長 岩 谷 欣 吾 弥栄自治区長 熊 谷 富 雄三隅自治区長 中 島 良 二 総務部長 植 田 和 広地域政策部長 砂 川 明 財務部長 塙 邦
彦健康福祉部長 川 崎 功 二 市民生活部長 宮 崎 良 一産業経済部長 中 村 俊 二
産業経済部参事 田 村 洋 二都市建設部長 下 垣 博 史 教育部長 山 本 博消防長 藤 井 哲 二 上下水道部長 河 野 正 雄金城支所長 吉 永 靖 司 旭支所長 田 村 邦 麿弥栄支所長 細 川 良 彦 三隅支所長 斎 藤 友 昭市長公室長 湯 淺 淳 総務課長 前 木 俊 昭財政課長 草 刈 健 司 ──────────────────────────
事務局職員出席者事務局長 三 浦 直 生 次長 外 浦 和 夫議事係長 篠 原 修 ────────────────────────── 議事日程(第4号)第1
個人一般質問発言順序発 言 議 員質 問 事 項111番 布 施 賢 司1. 地域資源を最大限に活かす取組について
(1) 自転車を「かしこく」使う取組について
2
. イノベーションとリノベーションについて
(1) 石見神楽と(仮称)
浜田歴史神楽資料館設置について
(2) 2020
東京オリンピック・パラリンピックで石見神楽を披露することについて224番 牛 尾 昭1. 三隅道路開通に伴う影響について
(1) ゆうひパーク三隅の対応について
(2) 沿線施設の活性化について
2. 美又温泉の活性化について
(1) 報告書を受けての市長の見解について
(2) 報告書を受けての自治区長の見解について
(3) 井戸端会の提言について
(4) 温泉会館について
(5) 市有地の有効活用について
3. 教育施設の統合計画について34番 串 崎 利 行1. 農業の振興について
(1) 若者の米離れについて
(2) 家族農業の支援について
2. 農観連携について
3
. 農産加工事故について
4. 田園回帰について
5
. 市道草刈り報償費について
6. 林業の振興について41番 足 立 豪1
. 浜田城周辺整備事業について
(1) 浜田市の現状について
(2) 整備した場合の具体的内容について
2. 駅北開発事業について
(1) 現状について
3. 高齢者の交通事故について
(1) 浜田市の現状について520番 西 村 健1. 介護予防・
日常生活支援総合事業について
(1) 各種サービスの需要・供給量の把握状況について
(2)
ミニデイサービスについて
(3) 事業費および財源について
2
. 浜田城周辺整備事業について ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第4号)のとおり ────────────────────────── 会 議 午前9時58分 開議
○議長(西田清久) おはようございます。 ただいま出席議員は23名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(西田清久) 日程第1、個人一般質問であります。 発言の順序はあらかじめ定められておりますので、順次発言を許可します。11番布施賢司議員。 〔11番 布施賢司議員 質問席〕
◆11番(布施賢司) 皆さんおはようございます。3日目、1番の質問をさせていただきます。11番議席、会派未来の布施賢司でございます。通告いたしております項目について、市民ファーストでいつものとおり元気よく質問してまいりたいと思っております。 早速、地域資源を最大限に生かす取り組みとして、自転車を賢く使う取り組みについて質問させていただきます。 環境や健康についての意識が世界的な高まりを見せる中で、自転車の有効性が見直され、自転車のメリットを再認識する報道が最近数多く見受けられます。化石燃料や電気を消費せず、二酸化炭素の排出もなく、さらに健康増進にも有効でレジャー性も高い自転車は、賢く使う方向に向かっており、多様なメリットを有する自転車を観光資源として生かそうとしている自治体も多く、観光の魅力化や
地域ブランディング、売れる仕組みづくりをそれぞれ自転車で取り組んでおられます。 その一番手が愛媛県で、日本で唯一自転車で海を渡れるしまなみ海道を中心に全圏域を、誰もが自転車に親しみ、誰もが自転車を楽しめる、
愛媛マルゴト自転車道を展開され、愛媛がサイクリングパラダイスとなることを目指されています。私も10月中旬でありましたけども、友人と尾道市からレンタサイクルで今治市のしまなみ海道76キロを走破しました。瀬戸内海の島々の魅力やサイクリストに対するおもてなしは随所にあり、走っていて満足するものでありました。平日にもかかわらずインバウンド、
訪日外国人旅行者の方と、女性も含めた若者二、三人のグループが非常に多く見受けられ、世界初の三連つり橋の来島海峡大橋、長さ4キロあるんですけども、高さは186メートルございましたけども、その付近では100人から200人の高校生がサイクリングを楽しんでいました。100台、200台単位の自転車群が来ますと、すごく圧倒された感じがいたしました。今や尾道は映画とラーメンのまちと、今治、タオルと造船のまちは、自転車を利活用した新しい観光旅行の発着点として全世界から体験交流人口が増えています。 小さいころから親に支えてもらいながら体得した乗り物で、年をとっても乗れて、世界どこでも同じ仕様であり、通勤、通学、買い物となれ親しんだ乗り物でございます。最近では
インバウンド消費の爆買い、モノ消費から新たなニーズが生まれてきており、日本ならではの体験を楽しむ体験型消費、コト消費が人気を集めています。そんな中で、自転車旅行は車と飛行機とは速度が違い、移動そのものが旅のおもしろさにつながっています。 特に浜田市は自然の中に歴史と文化が残り、温泉と海と山の幸に恵まれています。自転車を楽しむのにタイムや順位を競う
コアユーザー向けロングライド型もありますが、子ども連れ、家族が中心となって楽しめる
ファミリー向けテーマパーク型、
サイクリング初心者が20キロ、50キロ程度の距離を走ることができる
ビギナー向けテーマコース型、これら市民向けや観光客向けのコースを地域資源とタイアップさせて、参加者が思い思いにサイクリングを楽しむような仕掛けづくりを本格的に取り組むべきだと思いますが、所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員ご指摘のとおり、
サイクリング人口の増加とともに、自転車を活用した交流人口も今後増加していくと考えております。 浜田市には豊かな自然とともに歴史や文化の地域資源があり、これを生かしたサイクリングを楽しむ仕掛けづくりは、交流人口の拡大につながる有効なツールの一つになるものと思われます。 一方で、
サイクリングコースの選定や環境整備、安全面確保などの課題についても十分に検討する必要があると思っておりますので、今後、サイクリングに適した環境について具体的に検証を進めてまいります。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) ただいま答弁していただきましたけども、再質問を何点かします。 平成26年9月の議会で、私は自転車を生かした交流人口拡大について同じく質問いたしております。そのとき、自転車競技や
スポーツサイクリングの専門家として浅田顕氏が一緒に同乗したわけですけども、車で指導され、浜田漁港を発着点としてマリン大橋を利用した自転車を使った周遊競技大会は大変珍しい、海も川もそして空気も景色もいいということを言われました。それを実現するために
サイクリングコースの選定や環境整備、安全面は必要なんだという指摘をされたのですけども、今の答弁はそのことに対しての答弁なのか、再度お伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 一昨年9月の定例会でご質問いただいた件だと思います。その当時、浅田監督からは、当時の浅田顕氏でございますが、浜田市の漁港も見ていただきまして、大変コンパクトで運営がしやすい、大会運営ができるんじゃないかという高い評価はいただいたところでございます。しかしながら、実際に運営面としまして、そのときの課題でもあったんですけど、浜田市に自転車を愛好されておられる方はいらっしゃるんですけど、そういった組織がなく、大会を実施運営する実施主体となる団体が不在であることとか経費の調達ですね、そういったところの問題、また先ほど議員ご指摘の安全面、私も答弁したとおりでございますが、そういった大会をする運営に当たっての安全面の確保について課題があるということでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) そういうお答えはあったんですけども、その答えの中で、2年前ですけど、その間先行されている団体、益田でしたら
INAKAライドを開催しておられます。その主体となるのが益田市町おこしの会で、大田市周辺で行われています
石見グランフォンド、これが昔の石見ライドなんですけども、それを主催しとる松江市の
NPO法人サイクリストビューなんですよね。その間にそういう団体と協議したいと言われておりましたが、されたんでしょうか。それをお伺いします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 今のサイクリングをきっかけに、今年の2月には山陰浜田港
マリン大橋リレーマラソンということで、あのかいわいを活用したイベントも行ってきたところでございます。 それで、ご指摘の大田市の大会でございますが、これはマリン大橋の
リレーマラソンを実際実施されておる団体が運営されとることでございまして、お話も伺って、大田の大会の運営について勉強するために職員も大会に派遣して準備態勢等を視察をさせていただきました。また、益田市の
INAKAライドを主催されている団体との協議でございますが、
サイクリング大会の運営について具体的にお話も伺ったとこでございます。 しかしながら、やはり組織、協力体制、そういった面と、また相当な経費がかかるということのご指摘もございまして、そういった資金の調達等で調整がついてないというところの状況でございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) わかりました。部長、タイムや順位を競うようなものにつきましては、招致する以上はそういったものが必要なんですけども、実は初めの一歩として今ある環境でサイクリングを楽しむようなコース設定や仕掛けづくりをこの2年間の間に周辺自治体はもうされてるんですよね。今ある環境でやるということを試みてやっておられるんですよ。例を申しますと、美郷町ではこの11月にグルメファンドということで、秋と食を満喫するサイクリングということで、
ファミリーコース、カヌー体験もできて16キロのコース。本流は78キロ走るんですけども、そういったものをやっておられます。江津市では、サイクリングマップをつくられて、三江線に輪行しながら三江線沿いを走る、三江線トレイン&サイクル、67.8キロ、これをちゃんと企画されとるんですよ。これケーブルテレビで今放送されてます。非常に魅力が伝わってきます。サイクリングをするということもそうなんですけども、食と自然を合わせたものをほかの周辺自治体はしてるんですよね。提案して2年以上たって、そういうことが身近なものができないというのに対して、私はどうしとるんかなという。手を上げたのは浜田が始めだと思うんですけども、それができてないということはどういうことなのか、所見があればお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) そういったご提言をもとにマラソン大会、
リレーマラソン大会も実施したのも事実でございます。特にご指摘のサイクリング、安全面の確保ということが一番の課題であると考えたところでございます。そうすると、先ほどのご指摘の江津市、邑南町との連携でございますが、3市町の担当者を交えてこの自転車の競技大会、サイクリングの競技大会っていうことで
ロングライド型サイクリング大会ということで、もう3市町を廻るということで、邑南町、江津市も交えた協議を始めさせていただいております。 また、議員ご指摘のとおり美郷町の件もございますが、江津市と近隣で具体的な個別な
サイクリング大会がそれぞれ食をテーマとしたような形でも実施されとるのも存じておりますが、今後、来年度うちのほうとしましては浜田市が中心となってやる事業ということで調査事業をやるということで、双方、邑南町とも江津市とも対応させていただいておりまして、その結果を見てまた改めて江津市、邑南町とも協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) それは進めていただきたいんですけども、走る以上は安全面の確保は大事なんですけども、一つ、ここで
サイクリングコースやイベントの提案をしたいと思います。 まず一つ目は、幻の
広浜鉄道サイクリングコースとして復活という題として、下府駅を発着として上府、宇野、佐野、今福、これは旧線の全長15.6キロ、そして新線であります旭町の今市まで8.6キロ、これで24キロになるんですけどもこれを結ぶコースをつくると。参加者は自分の参加で、自分の安全は自分で責任持っていただくということです。 二つ目、これ行ってみて感じてください、
浜田ナンバーワンをめぐる
サイクリングコースとして、国内の漁港施設としては最も長い斜張橋のマリン大橋、これ長さ305メートル。今さっき言いました来島海峡大橋は4キロです。でも、漁港にかかっとる橋としては斜張橋は浜田が日本一です。高さ92メートル。日本一の千畳敷と県内唯一の百選にも選ばれた景勝地、畳ケ浦。そして中四国最大のアクアス。第二浜田ダム完成は、堤高100メートルは県内一と、こういうめぐるコースを設定。 そして、イベントとしては、
浜田観光サイクリングスタンプラリー大会、これを提唱したいと思うんですけども、観光所をめぐり、めぐったチェックポイントの数に応じて特産品を進呈する企画であります。スタンプラリーでゴールしたらグルメが味わえるサイクリングイベントでございます。参加費用はもちろんとって、大人1,000円、子ども500円ですけども、参加費は共通商品券500円を返すと。そうすると子どもは0円、大人は500円で特産品をいただけると、そういうようなものを企画してやることはできるんですよ。これを各自治区でやってほしいんですね。そういうことをやっていただきたいということを提言いたしておきます。 それでは、次の質問に入ります。 島根も松江しんじ湖温泉と尾道駅を結ぶや
まなみ街道サイクリングロードとして18のコースを設定して、知事もコースを試走したと報道がありました。県が中心となって距離や方向指示の設置、路面や路肩を整備してサイクリングに適した環境を整えたとしておりますが、浜田市でも整備要望を県に上げるべきではないか、所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) や
まなみ街道サイクリングロードは、
中国横断自動車道尾道松江線に並行する国道54号、184号など沿線地域の活性化を目的に、国交省や島根、広島両県及び沿線市町等が連携してつくられた、島根県の松江しんじ湖温泉駅と広島県の尾道駅を結ぶルートであります。議員おっしゃいますように、あわせて沿線18の周遊コースもつくられたと伺っております。 本市におきましては、来年度には先ほど申しました
ロングライド型サイクリング大会の調査事業を予定しており、今後サイクリングに適した環境について検証する中で、環境整備が必要な箇所について県等に要望することを検討してまいります。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) サイクリングロードやコースをつくっても、それを示す看板や地図がなければサイクリングをしてもらうことはできないと思っております。具体的に何を県に要望していくのかお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) やはりコースの安全、まずは安全面が第一であると考えております。事故予防、未然に防ぐということの観点から、県道ですとか市道、路肩、路側帯の改修箇所があるのではないかとか、それとか方向標識やルート案内、またサイン等の問題もございます。そして、トンネル内の照明等についても十分検証する必要があると考えておりますので、そういった安全面について県等への要望が必要になるのではないかと思っているところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) 浅田さんの話をしますと、山陰の地方は都会に比べて車の交通量が少ないからサイクリングに適しているんだと。ただ気になるのはカーブが多いし、そして路肩に草が生えていると。まあそれは気になるぐらいで、余り手を加えんでも自然を満喫するのに
サイクリングコースとして適当だと、非常にいいと言われとんですね。松江と比べても大田と比べても浜田は大変適しているということを言われとるんですけども、県に要望するのは、路肩を整備するのは当たり前でございますけども、そういった以外に、ノーマップで誰でも来ても、地図を見ながら行くんじゃなくてノーマップで回れるような、これはしまなみのブルーに学べという言葉があるんですけども、ノーマップサイクリングということでブルーライン、サイクリングをするためにはその色を見ていけば20キロぐらい走れるというものをやらないと。これ、ブルーラインは国際的な色なんですよね、見て走ることができるんですよ。そうすることによってこの浜田は、この地区はサイクリングに対して非常に温かい整備をされてるなということがありますので、研究していただきたいと思っております。 それでは、次の質問に移ります。 コースを設定しても、旅行者向けのサービスの構築が必要で、行政がコースを設定すれば自動的に旅行者が訪れるわけではございません。立ち寄りスポットを紹介するのが自然的な流れではございますが、その場所に自転車をとめる場所がなければ意味がありません。主流の
スポーツバイクの多くはキックスタンドをつけていないため、バイクラックが必要になります。これ一つで
バイクフレンドリーなまちづくりができ、サイクリストに感動してもらえる。今後、市としての設置やトイレ、水、休憩、空気補充などのサービスをする
サイクルステーション、多くは道の駅や
コンビニエンスストアがやっておられますけども、協力店要請していく考えがないかお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員おっしゃるように、サイクリストに感動してもらえるような
バイクフレンドリーなまちづくりには、バイクラックの設置を含め、道の駅や
コンビニエンスストアなどの拠点となる場所を
サイクルステーションとして整備することが必須要件であると考えております。 今後、自転車を生かした交流人口の増加による機運の醸成にあわせて、受け入れ態勢の充実にも取り組んでいく必要があります。議員ご提案の
サイクルステーションの設置について検討をしてまいります。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) ぜひとも
サイクルステーションを道の駅とか
コンビニエンスストアの協力していただきたいんですけども、先ほど提案しました幻の広浜鉄道、下府駅発着しますと上府、そして宇野、佐野、今福、今市ありますけども、そういった公民館に
サイクルオアシスという感じでやっていただきたいと思っとるんですけども、ここでも十分スタンド、空気入れ、トイレ、休憩というのはできると思いますので、そういったことも考えながらコース設定をしていただきたいと思います。 それでは、次の再質問でございますけども、この11月より始まった
レンタサイクル事業、はまちゃりの取り扱いの期待される効果をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二)
レンタサイクル事業でございますが、浜田市観光協会、先般11月4日から利用開始したところでございます。寒くなってきたということもあると思いますが、利用実績がなかなか伸びないで、現在3件4人とまだまだ少ないような状況でございます。チラシを作成し、駅周辺のホテル等の客室にも設置してもらうなど、PRに取り組んでいきたいと考えております。 これまで利用された方にお話を伺ったところでございますが、多少週末に少し時間があるからということで駅周辺を回遊したいということですとか、これは社用でございますが、ビジネスの営業活動の際に便利だということで使われたケース、また親子の方でございますが、これは市内の高校の学校説明会に行きたいということで借りられておられるという状況でございます。今後利用についてまだまだ広めていかなければならないと考えているところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) はまちゃりですね、非常にいいことなんですけども、江津市にも行ったんですよ。そうしますと観光協会ですね、窓のウインドーに1台電動自転車が飾ってありました。聞きますと、いつから始められるんですかと聞きますと、今寒いから来年3月かなと言われて、何台用意するんですかといったら2台と言われたんですけども、まあちょっとお粗末かなという。お粗末言ったらあれがありますけども、取り組むこと自体はいいんですけども、やはり使用者目線に立ってないなという感じがいたしました。 自転車をお貸しするわけですけども、自転車を運転するときにただ運転すればいいんじゃなくて、貸す以上は安全運転5原則とか、電動自転車を貸し出すときには急な加速をしますと転倒のおそれがあります、そういったことに対しての貸し出すときの指導はされてるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) これは議員ご指摘の、本当に十分にということでは、自転車の安全の運転について、貸し出すときの指導についてまだまだ十分な点ではないと思っておるところでございます。貸し出しの際には交通マナーの遵守、そういったものについては呼びかけてはおるんですが、こういった自転車を安全に運転するための規則等もございますので、そういったものについては今後チラシ等によっても十分周知してまいりたいと思っております。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) これは罰則がございますので、貸し出す以上は自転車も交通安全を守っていただいてやらなきゃいけない。これは申し上げたいと思います。自転車の事故も多いんですけども、ほとんどがルールを守らないと。これに親し慣れしんどるから自分で勝手に判断するんですよね。それじゃあいけないと思います。乗る以上はルールを守ってやっていただくと、そして楽しい自転車サイクリングを楽しんでいただきたいと申し上げておきます。 それでは、4番目の質問に入ります。 市民が自転車を購入する場合、幼児が2人同乗できる自転車、そしてシニア向けの三輪自転車、電動自転車、クロスバイクなどのスポーツタイプの自転車を購入する場合、一定の条件、市内の販売店で購入するとか防犯登録をするとか、そういったことを満たした場合に費用の一部を補助する事業に取り組む考えがないかお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員ご提案の件でございます、一定の条件を満たす場合の自転車購入への助成についてでございますが、市民の方が自らの趣味や余暇活動において行うサイクリングに対し、その自転車購入費用の一部を助成することにつきましては、公平性や必要性、また有効性等の観点からも検討を行うとともに、市民の皆様の声も十分に拝聴し、慎重に対処すべき問題だと考えております。 一方、市にとりまして交流人口の増加による経済効果や対外的なPR効果などが期待される助成等の事業につきましては、検討することが必要と考えておるところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) 検討していただきたいんですけども、趣味や余暇活動に対して自転車購入するという考えじゃなくて、子育て支援で幼児2人同乗できる自転車、そして自転車を運転する、利用する高齢者ですね、岩町先生なんかももう80過ぎて自転車をすごく力強くこいでおられるんですよ。自転車をこぐ方は元気なんですよね。元気であるということで健康や介護予防につながる考え方、そしてまちと家計に優しい生活のために考えたら、この補助も考えてもいいんじゃないかと思っております。まちに優しい、二酸化炭素の削減、体に優しいカロリーの消化、家計に優しいガソリン代の節約、自分に優しい時間のロスの削減、こういうことを考えて取り組んでいただきたいと思います。 全国では33自治体が実施しております。茨城県と愛知県が各5自治体実施しとるんですけども、中国地方は廿日市市だけでございます。でも、どんどんどんどん広がるということなんですけども、購入額の20%ぐらいを補助してるみたいです。上限をつけまして一、二万円の補助だということで、ぜひとも考えていただきたいと思っております。 そして、この自転車の賢く使う最後のまとめなんですけども、2年前、県大の卒業生の三賀森君が3月の卒業論文として、新交通としてのバスと自転車を融合した新交通システムという提言がございました。こういった自転車というのは第二の乗り物になるのじゃないかということで、公共交通とエコの乗り物を合わせた提案は大変すばらしいものだと私は思って紹介させていただきました。あれからどうなったんでしょうか。県大生の提言でございましたけども、何か実験があってやっていただけるもんだと思っておりましたけども、全然、まあ今質問したとおりでございますので、取り組んでおられませんので、今後だと思うんですけども、やはり自転車もこぎ手によってスピードが出たり出なかったりするんですよね。この取り組みは私はスピード感がゼロだと申し上げます。ぜひともスピード感を持ってやっていただきたいと思います。難しく考えることも大事なんですけども、楽しさを持ってやることがこういった交流人口のものにつながってきますので、ぜひともお願いしたいと思います。 続きまして、大項目2番目でございます、イノベーションとリノベーションについて。 石見神楽と仮称
浜田歴史神楽資料館設置についてでございます。 浜田藩開府400年を2019年に迎えるに当たり、今まで未着手だった城山公園整備と浜田城跡周辺に歴史文化ゾーンとして整備する上で、ガイド機能を持つ資料館をこのエリアにする、仮称浜田歴史神楽資料館の設置が検討されております。石見神楽の舞殿を含めた多目的ホールを設けるか設けないか、または建設費やランニングコストの問題、行財政改革や公共施設再配置計画を含めて新たな公共施設をつくるときの考え方などがある中で、検討委員会の報告や議員意見交換会などで、建設そのものに反対や、多目的ホールを除いた資料館建設の意見が多く出ました。その中で私は、過去一般質問で石見神楽の舞殿を閉校となった旧佐野小学校の体育館を有効活用するようにと提案したこともあります。 資料館建設に当たっては、その必要性は認めるものの、事業費は極力抑え、多目的ホールは既存の公共施設で有効活用することが大事だとも思っています。本来、神楽関係をこの場所に持ってこようとしているから無理があるのではないでしょうか。 浜田市には、考え方としてイノベーション、新結合・新しい活用法やリノベーション、手を加えてよくすることが必要であると思います。 以前、浜田石見神楽社中連絡協議会が市に石見神楽の舞殿の必要性を要望されたと聞いておりますが、どんな要望内容で、どうご回答されているのかお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 浜田石見神楽社中連絡協議会におかれましては、平成27年3月に、御便殿を活用した仮称石見神楽館の計画に対して、次の3点を要望されております。 まず、1点目でございます、規模について。現在の夜神楽公演の集客状況から、200人以上が鑑賞できる施設をご検討ください。 2、設置方法。現在計画しておられる御便殿での神楽上演は、建物の構造的に難しく、新たな建物の設置をご検討ください。 3、設備内容について。演者にも観客にもよい施設となるよう、常設神楽館の設備内容については計画段階で情報提供いただき、当協議会の意見を聞く場を設けてください。 以上の3点でございます。この要望を受けまして、浜田市といたしましては城山周辺の観光拠点化を見据え検討を続けること、また実践者である石見神楽社中の皆さんと意見交換しながら進めることを回答しております。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) 以前の意見はそうだったんでしょうけども、最近の要望は、検討委員会での要望は聞いておりますけども、担当課、観光交流課として各自治区にヒアリングはされたと思ってるんですけども、その内容的には各自地区別にはどうだったんでしょうか、お聞きします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) こういったことを受けまして、観光交流課として各、市全体の社中のほうにアンケートといいますか、具体的に質問をしております。それで、浜田は神楽社中連絡協議会に入っておられない社中が6社中いらっしゃいます。それで、浜田は6社中への聞き取り、また金城につきましては13社中、旭は11社中、弥栄は2社中、三隅が6社中ございますので、その社中に対して聞いたところでございます。その結果を申し上げます。 神楽の文化紹介ですとか道具について、そういった展示施設の可否でございますが、浜田では賛成が6社中全て賛成、そういった施設は望ましいということで賛成されております。それですから、浜田は11社中ほかにございますので全部で17社中ということになります。金城でございますが、13のうち10社中がそういった展示施設について賛成で、反対をされとる社中が3ございました。旭は賛成の社中が7、反対が4でございます。弥栄につきましては賛成が1社中、反対が1社中、それと三隅でございますが、賛成する社中が5社中、それでどちらでもないといった答えをされた社中が1社中ございまして、合計6社中でございます。 それから続いて、神楽の上演施設、ここでは各多目的ホールの可否についてということで伺いました。そうしましたら、浜田自治区でございますが、賛成が4社中で反対が2社中。11社中の社中連絡協議会がございますので、浜田では15の社中の方が賛成ということでございます。金城が賛成が6で反対が7、旭でございますが、賛成が3で反対が8でございます。弥栄でございますが、賛成が1社中、反対が1社中。三隅でございますが、賛成が2社中、それとどちらでもないという答えが3社中、それと反対が1社中になった状況でございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) よくわかりました。いろいろと社中によっては展示とそれから舞殿の部分で意見が分かれているということもよくわかりました。でも、郷土芸能ですね、愛してそして披露していくということには変わりないと思っております。 それでは、次の質問に移ります。 石見神楽のまちとして、週末の夜神楽公演などはできておりますが、観光客からは平日に神楽が鑑賞できないと落胆の声を聞きます。出張上演があったとしても、制約や金額面で少人数ではなかなか利用しにくいと聞きます。また、一例ですが、クルーズ船の寄港地として乗客に地元で満足してもらう取り組みはできているのでしょうか。いつまでも津和野や萩、石見銀山に行ってもらってもよいのでしょうか。外貨を稼ぐためにも、観光客をとめる、滞在時間を長くする仕掛けづくりがぜひとも必要であり、その一番手が見る者を魅了してやまない石見神楽の舞だと思っております。 広島では広島県民文化センターで広島神楽を定期公演開催しているが、まちと週のど真ん中、神楽を楽しむ水曜日の夜として定着しております。本場石見神楽のまちとして何が足りないと認識しているのか、所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 本場の石見神楽のまちとして何が足りないかということでございます。 まずは、石見神楽の歴史、衣装、神楽面、蛇胴、そういったもの、また演目などの伝統芸能である石見神楽そのものに対する市民やの皆さんの理解や観光客の皆さんの理解を今以上に深めていく取り組みが十分でないと感じているところでございます。 例えば三宮神社での石見神楽の鑑賞のほか、神楽面、衣装、蛇胴などの制作現場の見学や体験なども通じて石見神楽の魅力を感じてもらい、さらに理解を深めていただくような取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。 このほか、郷土の誇る伝統芸能として市もPRに努めているところでございますが、石見神楽の維持保存に努めておられる社中に対する人材の確保、育成の支援などもまだまだ十分ではないと考えているところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) 今問題点を言われましたけども、数年前ですね、機構改革で観光交流課に神楽係ができたと思うんですね。そういう問題点を解決するためにできたと思っておるんですけども、係ができた経緯と役割、そして最近の取り組みをお伺いします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 石見神楽係でございますが、これは観光交流課内に設置しております。これは契機としましては島根県の大型観光キャンペーン、神々の国しまね、古事記1300年というイベントがございました。それにあわせて石見神楽を核に交流人口の増加を図るため平成23年4月に設置したところでございます。 石見神楽係、石見神楽の振興や石見神楽団体との調整連絡役、伝統芸能の振興ということで主な事務分掌としてやってはおりますが、まだまだ世界に誇れる石見神楽、先般もメキシコに行きました、これまでもずっと神楽は世界中から高い評価を得ております。国内だけではございません。そういった世界に誇れる郷土芸能を市民の皆さんとか観光客へもっともっと理解を深めていく取り組み、今現在三宮で夜神楽やっておりますが、そういったところにはわかりやすい台本のチラシですとか演目の紹介ですとか、そういったものに努めております。今後もそういったことでありますとか、また東京公演、また先般は東京の目黒雅叙園ですか、そこでも石見神楽の展示、県外に対するものをやっております。それで、現在では東京に石見神楽の愛好者の方が東京社中というのをつくっておられまして、東京で上演の依頼があったときには活躍をされております。そういったことも含めて、まだまだ石見神楽係の役割、やらなければならないことはたくさんあると考えているところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) わかりました。しっかりやっていただきたいということを申し上げて、次の質問に入ります。 仮称浜田歴史神楽資料館の設置が検討されている中で、多目的ホールの問題は、前段で申しましたように神楽舞殿との問題が大きく関係しています。そこで、公共施設を有効活用するとして、世界こども美術館3階の多目的ホール119平米やコレクション室130平米があって、その中に200インチのスクリーン、200インチといいますと5メーター、5メーターのスクリーンなんですが、これは先日ありました後野の1日だけの映画館、それが5メーター、5メーターのスクリーンで非常に大きく感じました。そういったものがあるんですけども、そういったものを利用して舞殿や神楽関係等の展示、映像観賞室として利用できないか。 現地視察を行い、関係者からお話を伺ったところで提案いたしますが、規模は少し小さくなりますが、大きなガラス越しに日本海が見れるロケーション、既存のステージ、天蓋もつるされ、駐車場、音響、荷物の出し入れのエレベーター、誘客用のバリアフリーなど既に活用されて対応ができております。これまで多くの実績があります。また、晴れた日には隣接している公園の野外ステージを利用することもでき、一石二鳥も三鳥にもなり得るものだと思っております。こども美術館としての考え方を打破して取り組む考えがないか、所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 仮称浜田歴史神楽資料館におきましては、多目的ホールの有無にかかわらず、石見神楽の歴史や資料を大切に扱うことが必要であり、資料館の拠点性を高める上からも神楽関係資料の収集、展示も集中させたほうが効果的であるという考え方がございます。一方で、世界こども美術館では現在も多目的ホールで石見神楽の上演なども行われており、コレクション室では郷土ゆかりの作家の作品を紹介することもございます。 世界こども美術館で石見神楽の舞殿、関係資料展示、映像観賞の機能を実現するという議員のご提案は、現在の美術館の活用状況と相反するものではございませんが、常設につきましては今後の美術館のあり方に関連する問題でもあり、また神楽関係者のご意見もあろうかと思っているところでございます。 貴重なご意見を頂戴しましたので、今後、仮称浜田歴史神楽資料館と世界こども美術館のあり方を検討する中で参考にさせていただきたいと考えているところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) 部長の答弁はよくわかりましたので、これ教育委員会に聞きたいと思うんですけど、こども美術館こそイノベーションとリノベーションをする必要があると思っております。利用率アップに向けての取り組みが必要と考えますが、教育長の所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 教育委員会の考えをということでございますけれども、基本的には今地域政策部長が答弁しましたような内容ということにはなるかと思っております。議員もよくご存じのように、昨年度もこども美術館で神楽を11回ほど実は公演をされております。10回が3階のところの多目的ホールで1回は野外ということだったんですけども、それぞれたくさんの方が来られて神楽を楽しんでいただいたということでございますけども、現在こども美術館のあり方、非常に運営的に経費もかかっております。そういったことで少し美術館のあり方というものを検討を始めておるところでございます。その中で今言われた点については十分検討もいたしますけども、実際には美術館としての機能、そういったものを発揮するためには3階のところは展示スペースということを考えておるということで、神楽をできるのはやはり限定的な部分であろうと思っておりまして、常時あそこで神楽をというのは少し難しい面もあるのかなと考えておりますけども、神楽関係者のご意見もいろいろお伺いしながら、その辺のところは今後検討してまいりたいと思っております。 蛇足ですけども、実現性ということであるならば、今回のこども美術館というよりも前回提案された旧佐野小学校の体育館のほうが可能性は高いのかなとは思っておりますが、これは私の感想ですので。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) まあ、そうなんですよね。私も佐野小学校、もう2回実績がありますよね。800人ぐらい集客されてます。そこができるんなら言うことないんですけども、ただいろんな問題がございまして、食とかそういう問題とか、まだまだ足りない部分がありますので、公共施設の有効活用に対しては佐野小学校の体育館であり美術館でもありどちらもいいと思うんですけども、やはり海の見えるロケーションを売り物にするということからこういうことを提案させていただきました。 それともう一つ、次の質問ですけども、将来的には教育委員会が移転する予定と聞いている旧浜田警察署跡地でありますが、私は手狭で駐車場が少なくとめにくい浜田公民館を、今後も地域コミュニティセンターとしてまちづくりの拠点施設として充実してもらうため、浜田公民館のほうを浜田警察署跡地に移転させ、浜田市民が気軽に使える多目的ホールを併設したものと、エリア的には浜田城跡に近いため、資料館自体をここに持ってくることを考えたらどうか、ご所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(植田和広) 旧浜田警察署の建物を多目的ホールを併設した浜田公民館として活用したらどうかというご提案についてであります。 旧浜田警察署跡地の利用につきましては、本年5月の総務文教調査会と議会全員協議会で報告いたしましたように、今すぐに活用する方針に至らなかったことから、将来の市役所周辺の整備方針が決定するまでの当面の間、市の分庁舎として利用することを検討しております。 なお、市の分庁舎として利用するに当たりましては、現在浜田公民館がある西分庁舎に入っている教育委員会の移転も考えておりますので、浜田公民館として利用できる面積が広くなり、公民館の利用者の利便性が向上するものと考えております。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) 部長答弁は公民館が広くなったり利便性がよくなるということなんですけども、昨日も同僚議員から質問がありましたけども、公民館を利用して新
ミニデイサービスをやるとか、そして高齢者が増えますので高齢者サロン、そして室内の軽スポーツ、バッコーとかというのがあるんですけども、この施設を利用するときに大変な大きな広いところが必要だと思っております。今の、残ったとしても、2階、3階を使ったとしても手狭だと思っております。そういうことを考えたら、私は複合施設すくすくとか、そういったものを合わせたものを旧警察署跡地を使うほうが効率的でいいんじゃないかと思っておりますけど、その辺について再度ご意見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 総務部長。
◎総務部長(植田和広) 再度のご提案でございますけれども、箱物施設の利活用につきましては浜田市公共施設再配置実施計画におきましても市有財産の有効活用ということを図ることを掲げておりますし、今議会の一般質問の初日では、澁谷議員さんのほうからは行革の視点で、また昨日は原田議員さんのほうから公文書の集約場所としての活用についてそれぞれご意見をいただいたところであります。 旧浜田警察署の建物でありますけども、ただいまもお答えしましたように、当面の間、市の分庁舎として利用するということで考えておりますが、今回の取得により一時的ではありますけども箱物施設の面積が増加することになりますので、有効に活用していかなければならないと思っております。 ご提案のことにつきましては、移転を考えております部署を配置した上で、あるいは移転を予定しております部署を再度検討した上で、利用可能なスペースがあればミニデイ等を担当する部署等とも協議をしてみたいと考えております。 一方で、この施設を分庁舎として利用する計画をしておりますけれども、改修費につきましてはコストの削減のために必要最低限にしようと考えておりまして、あの施設、ご存じのようにエレベーターがございませんが、当面の間の使用ということで、現在のところエレベーターの設置をしない予定ということで考えております。このあたりのことも検討の中に含める必要があろうかと思いますので、そういうことも含めて十分検討していきたいと考えております。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) わかりました。ちょっと不満なんですけども、まあ考えていただきたいと思います。 もう一つ質問するんですけども、歴史、文化の継承、保存やふるさとの教育は大切であります。これは市長、昨日の答弁にございました、私も同じく思っております。浜田開府400年プレイベントとして、フォーラム第二弾でパネリストを交えていろいろ話されました。そのときの印象に残ってる言葉があるんですけども、松阪市の本居宣長記念館の館長、吉田館長が最後に意見を市長から求められたときに、文化財は保存も大事だが、我々にとって一番大事なのはそれを生かす取り組みだという言葉を言われました。これが非常に私印象に残っております。 まさしく浜田市においては、今その生かす取り組み時期に来ているんではないでしょうか。私は資料館の建設に対しては賛成ではございますけども、大小なりとも極力資金を抑えて資料館の建設、そして多目的ホールとか舞殿は別に考えていただくということを思っております。その中でいろいろとランニングコスト、イニシャルコストいろいろありますけども、十分精査して、市民ファーストで考えていただきたいと思っております。 このことに関しまして、旧警察署という考え方に対しまして地域政策部としてどういう所見を持っておられるのかお伺いいたします。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 今議員からご提案をいただきまして、ありがとうございます。私どもも検討会でもB案、資料館、展示等をする施設と多目的ホールを別にということでご提案をいただいとるところでございますし、今そういうご意見もいただきました。 資料館は今ありましたように文化財を生かす取り組みということで、城山周辺につくればその城山を見ていただいて自然の、特に江戸時代等の歴史文化を見ていただき、そのガイド機能、また学習機能として資料館がそばにあれば有効にできるということで今のご提案をさせていただいております。多目的ホールについては、先ほど来からありましたようにこども美術館やこれまでの廃校の利用等もあります。警察署跡地につきましては、今の建物はかなり老朽化しておりますので、改修して使いましてもすぐまた建てかえという議論になると思いますので、もし警察署跡地ということになれば新しい建物を建てるという議論がまた出てくるんではないかと思います。 庁舎周辺については、国とのいろいろな、またシビックコアではございませんけども、国と市の機関の合同建設とかいろんなことも出ておりまして、そういうことも踏まえて今分庁舎として使うということでございますので、多目的ホールの設置については昨日原田議員のご質問にもお答えしましたように別途神楽団体の方やいろいろ芸能、また音楽団体の方等のご意見も聞きながら協議をしていかなければいけない。当面は、何度も申しますけども展示ができる仮称浜田歴史神楽資料館を整備していきたいと思っているところでございます。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司) わかりました。検討していただきたいと思います。 それでは、最後の質問に入ります。 2020年
東京オリンピック・パラリンピックで石見神楽を披露することについてでございます。 全世界に向けて交流人口拡大のために、浜田の石見神楽社中が中心となって、2020年
東京オリンピック・パラリンピックを絶好のチャンスと捉え、開会式や入村式に日本の祭りとして石見神楽を披露することを県や国会議員、オリンピック組織委員会に強く働きかけることがぜひとも必要であると考えますが、市長の所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 2020年の
東京オリンピック・パラリンピックのときに石見神楽がご披露できる場面がありましたら、世界の人々に見ていただける絶好のチャンスだと思っております。 昭和45年に万博がありまして、そのときに石見神楽が日本の伝統芸能としてメイン会場で披露されました。この出演を契機にいたしまして、石見神楽に対する注目度が高まって、国内はもとより海外での公演につながったと、このように伺っておるところでございます。 したがって、2020年の
東京オリンピック・パラリンピックのときにはぜひとも石見神楽が出演できるような機会をつくれたらいいなと思っているところでございますが、現在のところ、ご案内のようにそもそもオリンピックの会場をどこにするのかとか、それからいろんな団体もたくさんありましてどこにどうお願いしたらいいのかという、そこもまだ不透明なところもございます。それと、恐らく石見神楽だけをということにはならないだろうと思っておりまして、ほかの伝統芸能、全国にはいろんな伝統芸能がありますんで、そこと一緒に手を携えて働きかけをするということも必要になってくると思います。現在のところ、県を通じたりいろんなルートを通じて今情報収集をしているところでございます。その上で、気持ちは私も石見神楽に出てほしいと思っておりますので、どこにどのタイミングでどういう働きかけをすればいいのか、その情報収集の上で次の行動を考えてまいりたいと、このように思っております。
○議長(西田清久) 布施議員。
◆11番(布施賢司)
東京オリンピックとパラリンピックのテーマはスポーツと文化です。もうこれは決まっておりますけども、国においても先日公明党の文化プログラム推進委員会が、自治体や民間なども巻き込んだオールジャパンでの取り組みを全世代あらゆる階層の人々が参加できるようにということで、組織委員会また国に申し入れられました。国としては、十分配慮した上で前向きに検討するということでございましたけども、石見神楽もまさしく子ども、シニア、そしてはやしにおいては女性も参加して、全世代、全年代層がかかわる伝統芸能なんですよね。そして、石見神楽は海外公演もいたしておりますし、そういう世界にも受け入れられると思っております。 リオオリンピックは205の国、地域参加国がございました。パラリンピックは160です。石見神楽社中の大蛇を結集して、そのぐらいの数はできますので、東京ドームかどこになるかわかりませんけども、代々木公園になるかわかりませんけども、会場は、そこで205、160の大蛇を舞って見せるぐらいの企画を持って提案していただきたいと申し上げまして、私の12月の一般質問を終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(西田清久) この際、暫時休憩をします。再開を11時5分といたします。 午前10時55分 休憩 午前11時3分 再開
○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。24番牛尾昭議員。 〔24番 牛尾 昭議員 質問席〕
◆24番(牛尾昭) 超党はまだの牛尾昭でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 市長の任期も我々の任期も残すところ1年を切りまして、市長のこの3年余の活動を私なりに拝見をしておりまして、一言でいうとパラレルキャリアそのものだなという印象を私は持っております。ピーター・ドラッガーが1999年の、明日を支配するものという著書の中で記しておりますが、パラレルキャリアは21世紀に求められる働き方であると思ってまして、総務省あたりもそういうことを言っておりますけど、二つの仕事を同時にこなすという、一方では大学で講師もおやりになっているという。二つの仕事をこなすと意欲と能力が高まるということで、この間の市長の政策提案、歴代の市長さんをはるかに上回る本数で機関銃のように政策を打っておられるということで、そのことは大いに評価したいと思います。 当然来期に向かって続投されるご意欲をお持ちだろうと思いますが、今日はその辺については聞きませんけども、ただ私は1年前に超党はまだを6人で結成いたしまして、そのときに申し上げましたのは、市長に対してはあくまでも是々非々でいくということからすると、今回一般質問、今日で3日目ですけれども、あるときは反問権の行使をおやりになって、非常に評価しております。あるときは再質問か再々質問の中で、どうもペーパーを読んでおられるんではないかという節もある。我々井戸端会をやる中でいえば、議会は学芸会ですかというご批判もあるわけですよ。ですから、私が超党はまだの代表として市長に期待しておるのはそういうような答弁でなくて、もっと議会と執行部が激しく、いい意味で市政発展のために議論を闘わせるという、そういう姿こそが望ましいと。まあ私のうがった見方かもわかりませんけれども、そういうふうに思っております。 ということでございまして、余り前置きを長くするといけませんので、私の質問にもぜひ反問権を行使していただいて、ぜひこの議場で正々堂々と、言論の府ですから、我々が一般質問に立つ回数も今議会を入れるともうあと残り2回だけですね、入れて3回ですか、どうぞその辺をご配慮いただいて、執行部なりの答弁をしていただくようにお願いしたいと思います。 それでは、既に通告をしておりますので順に質問いたします。 最初に、三隅道路開通に伴う影響についてお尋ねをいたします。 ゆうひパーク三隅の対応についてお伺いをいたします。 まず最初に、三隅道路開通後の当該地区への影響、並びに将来予測について、市長の見解をお伺いをいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 来る12月18日に、待望の山陰道浜田三隅道路が全線開通いたします。この開通によりまして、朝夕の渋滞の解消あるいは緊急時の代替ルートが確保されるなど、市民の皆さんにとって利便性と安全性の向上に大きく貢献するものでありまして、地元市長として心から喜んでおるところでございます。 しかしながら、これが完成いたしますと、特に現在の西村インターチェンジから西側でございますけれども、ここの国道9号をご利用されてる方にとってはいろいろ影響が出てくるんだろうと思います。恐らく国道9号の交通量の減少にはなりますけれども、その結果、そこの間にありますゆうひパーク三隅という道の駅がございますが、ここの売り上げ等への影響、これは懸念されることの一つだろうと思っております。 ゆうひパーク三隅は、自治区内唯一の特産品の販売所でございますし、また観光案内とかあるいは情報発信、さらには地元の産直市の場でもございます。こういった施設への影響がどの程度あるのかと、そういう面では心配をしているところでございます。 せっかくのゆうひパーク三隅でございますんで、今後もこの施設を活用また発展させないといけないと思っておりますので、したがって三隅道路が完成した後のことを考えれば、このゆうひパーク三隅の魅力度をさらに高める活動、取り組み、これが必要になるんではないかなと思っているところでございます。 この部分につきましての詳細につきましては、三隅支所長のほうからお答えをさせていただければと思います。
○議長(西田清久) 三隅支所長。
◎三隅支所長(斎藤友昭) 西村インターチェンジ開通に伴う三隅道路の利用台数は、全交通量の約3割という結果が公表されております。その利用台数のほとんどが西村インターを通過して12月18日に開通する石見三隅インターチェンジまでそのまま通行されると推測をしておりまして、将来予測といたしましても交通量の減少という傾向は続くだろうと考えています。 したがいまして、国道9号の交通量減少がゆうひパーク三隅の売り上げに影響するものと考えており、市長が申し上げましたとおり自治区内唯一の特産品展示販売所であることから、地域にも大きな影響があると考えています。 現在は、接客サービスやメニューの見直しなどの経営改善の取り組みによってレストランを中心に来客数は安定しつつあり、少しずつではございますがゆうひパーク三隅を目的とした来客数の増加の兆しは見えるところであります。今後、交通量の減少が危惧されますので、ゆうひパーク三隅を目的とした来客数をさらに増やすという努力が必要と考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 8月10日に示されました資料によりますと、努力をされて平成21年度以来の黒字決算ということで評価をしておりますが、一方で省エネ診断の結果は、省エネ診断すると210万円は黒が出るだろうという結果も出てますし、今回人件費カットもあったと。しかし、一方でお客さんも増えているということで、当然の結果黒字が出されたんだろうなと思っておりますが、今年度の直近の数字についてお伺いいたします。
○議長(西田清久) 三隅支所長。
◎三隅支所長(斎藤友昭) 平成28年6月から10月までの売上実績で申し上げますと、合計額で3,219万2,000円ほどでございます。今年度の定時株主総会で承認されました月次売上目標額3,205万円に対しまして、14万2,000円ではございますがそれを上回っておりまして、計画に対しましてはほぼ目標どおりの売上額となっております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 浜田三隅道路の全線開通の影響に対して、これまでの取り組みにあわせて地域団体、各組織等と連携強化を図りながら対策を検討するとありますが、地域おこし協力隊の独創的な活用も含め、どのような対策を検討され実行されていようとしているのかお伺いをいたします。
○議長(西田清久) 三隅支所長。
◎三隅支所長(斎藤友昭) 先ほども申しましたように、交通量の減少が危惧されることから、ここでしか買えないもの、ここでしか食べられないもの、ここに行きたいという道の駅を目的として来ていただけるさらなる取り組みが必要と考えております。今年から地元の柿営農組合と連携して、10月から2カ月間、西条柿右衛門というキャラクターののぼり旗を立てて、特産品であります西条柿を毎日販売をして好評を得たところでございます。 また、地域おこし協力隊員によりまして、レストランで邑南町とのコラボレシピであります焼パスタを新メニューとして11月から毎月第4日曜日に、15食限定ではございますが販売を始められるなど、新たな取り組みも進められています。 今後、道の駅のオリジナル詰め合わせ等のインターネット販売とかふるさと納税の返礼品、その登録等も検討してまいりたいと考えております。さらに、ゆうひパークならではのイベント開催など、いろいろなアイデア、知恵を出し合いながら特色ある道の駅を目指してまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) ゆうひパーク三隅は、私は25年3月議会、6月議会、それから新しい市長になってからも何回か質問しております。ここでしか買えないものと言われた、ここでしか食べられないもの、ここに行きたいということがこの3年半ぐらいの中でもう少し検討されるべきではなかったかなと。3割ぐらい国交省の見解によると交通量減るわけですから、ゆうひパーク三隅でしか買えないもんって、確かに今の時期、生産組合が西条柿売っておられて、結構お客さんが多くて、それは評価するんですけど、それは通年じゃないわけですね。 ですから、例えば事例を言うと、秋田県の五城目町の朝市っていうのは、朝市わくわく盛り上げ隊っていうのが地域が頑張っていて、朝市をそこでやるわけですね。普通、朝市って朝が早いんですけど、時間を遅らせてフリーマーケット兼用みたいな感じでやってて、今や出店者が2倍、来場者7倍という、こういう事例もあるんですね。それともう一つは、至近な例でいえば西田議長と一緒に行ったことがある内子町の「からり」ですかね、高速おりて議長が行こう、行こうっていうんでおりていったらびっくりしました。何でもないところなんだけど、もともとは、地場産品しか扱ってない。自販機ないんです。地域で本当に盛り上げて店づくりをして、とにかく地元のものを売ってて、今開設して20年で7億円だという、そういう事例があるんですよ。そういうものをやはり三隅とすれば目指されるべきではなかったかと。現状はできてない。ここでしか食べられない、この間行ったら赤天ラーメンか何かがあって、東京のもんどチェーンは赤天ピザっていうのつくってますからそれはいいんだけど、何か例えば出雲の十六島の岩ノリを使った十六島そばとかっていう、向こう行ったら必ず食べたいなという。三隅のゆうひパーク行ったらまずあれだよねって頭に浮かぶもの、確かにメニューは新しくなってきれいになってるんだけど、でお客さんも増えてるんです。ただ、目玉が何なんだろうっていうのはなかなか伝わってこないということがあって、非常に残念だなという。 せっかく棚田百選のおいしい米があるのに、私が持論で言ってますけど、棚田米のおにぎりとカジメ汁とか、例えばですよ。最近でいえば江津市さんが浜田市のお株をとって、アジのフライを名物で売り出すんだと。今日の地元の新聞にも、子ども新聞に載ってましたけど、アジってもともと浜田が一番だと思ってますんで、じゃああそこで売るのはアジフライ定食じゃないかなという。マツコの番組で浜田の生産者がアジフライを食べさせて、ああ、こんなにおいしいアジがあるのかっていう、そういうものがあるわけですよ。それは浜田のゆうひパークの話もあるんですけど、そういったあそこにいけば、ああ、あれがあるよねっていうものをもっと工夫されるべきではないかなというふうに思うんです。 それと、以前言ったこともある、ここに行きたいっていう。あそこはこの間行ったらちょうど瑞風が走る時間か何か書いてありまして、何人かいらっしゃって、実は某議員が専門のアンケート調査しました。ほんで、やっぱり目の前をゆっくり走るとシャッターチャンス広がりますよねっていったら、そりゃそうです、ありがたいという。以前の鉄道部長はそれは可能だということをおっしゃいましたけど、お金をかけない工夫ができるんだろうなと思ったりするんですね。 それともう一つは、全国に今1,100弱の道の駅があって、それを宣伝しているサイトっていうのはみちグルっていうのがあるんですけど、そこでそのみちグルがやったのが最近、先々月ですか、道-1グランプリ。どっかで聞いたような名前なんですけど道-1グランプリ。そこで栃木県の茂木のゆずラーメンがグランプリになったと。どういうことが起きたかというと、売り上げ5倍ですよ、それだけで。島根県でそこへ参加している道の駅、1軒もないんですよね。もったいないなという。 こういうこともあるので、そういったすぐたちまち取り組めるようなこと、今以上三つ言いまして、一番大事な基本ですよ。そういうことを何でやってこなかったのかと、まあこれからでも間に合うと思うんだけど。 それとさらに言えば、前々から言っているトイレの改修ですよ。実は最近トイレの掃除、以前よりもきれいになってます。ただ古いんで、やっぱりゆうひパーク浜田と一緒でトイレは一番奥へ持っていくべきですよ。国土交通省にもやってもらわなきゃいけない仕事ですよね。 先ほどの答弁にもあったけど、ふるさと納税の対応も何年も前に提案もいたしました。おいしい米もある。米をラインナップするとすぐ売り切れるそうですよ。棚田米と、三隅の例えばしぼりわかめをセットにするとか、例えばいろんなアイデアあると思うんです。何のために地域協力隊があそこに1名いるのかと思ったりするんですよね。そういう有効利用しなきゃもったいないなと思ったりします。 もう一つ言うと、売店があそこにあるかどうかわからないんですね、中に入らないと。トイレ行ったときに売店が目の前に見えるという売店のレイアウト変更、これも必要だと思うんですね。 そういうことを早目にやっておかないと僕はいけないと思ってまして、今日この質問する前にこの五つがクリアできているかといえば、まあ国交省の問題もありますけど、できてないわけですね。非常に遅れてるということで、その辺の認識についてお伺いをいたします。
○議長(西田清久) 三隅支所長。
◎三隅支所長(斎藤友昭) 今議員から朝市とか、そこにしかない名物料理など、多くの具体的紹介及び示唆に富んだお話も聞かせていただきました。いろんなたくさんのことを頂戴いたしましたので、何点かについて今の思いを述べさせていただきたいと思います。 朝市の五城目町のことでございますけども、そういった成功例からは、やはり出店する人とか団体がいるというほか、この朝市を盛り上げようとしているわくわく隊ですか、そういう別組織があるように推測をいたしました。また、歴史的なものもあるのかなと感じたところです。 ゆうひパーク三隅においては、現在朝市は実施できておりません。まず、出店する人や団体の発掘及び育成というのが必要であると思います。ただ、40人ほどの方がここの産直市へ出店されていると伺っております。また、地元白砂まちづくり委員会では、この道の駅を活用して地域の活性化につなげようと、少量でもいいので出荷される人数を増やす取り組みを検討されております。そうした動きも朝市実現の一助になることを期待したいとも思っています。 また、ご紹介のあったみちグルサイトは、道の駅の検索のほか口コミの投稿やグルメランキングの閲覧などができて、道の駅を情報発信する有効なサイトであると認識しています。こうしたサイトの口コミで高い評価を得るなど上位にランキングをされるためには、ご提案にあったようなほかにない特色ある食べ物などが必要だと思います。さらに、そのみちグルのサイトで道-1グランプリの紹介もなされておりました。このような道-1の紹介内容とかみちグルのランキング等を見ても、やはりここでなければ手に入らないもの、食べられないグルメ料理などがあるとないとでは誘客という点で大きく影響すると思います。 今回貴重なご提案をいただきましたけども、それらの取り組みにつきましては指定管理者であります有限会社ゆうひパーク三隅自身がやってみようと思っていただくことが何よりも必要であると思います。頂戴したご意見を持ち帰りまして、早速協議の場で紹介をしながら、できる取り組みを推進していきたいと思いますし、そうした取り組みは浜田三隅道路ができた後においても継続的に取り組む必要がございます。瑞風のお話もございましたが、そのおおよその運行時刻ももうわかってきましたので、それも活用してここの景観を生かす取り組みもさらに推進したいと思います。 今後ゆうひパーク三隅がそうした取り組みを行う上で行政として支援が必要なことにつきましては、ご指摘のあった施設改修に関することも含めて三隅支所内においても検討して、道の駅が今の状態を何とか続けることができるように努めていきたいと思います。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 今指定管理中ですからあれこれ言うのは、僕は筆頭株主である浜田市ですから。それと指名ですね、公募じゃありません。ですから、指定管理者と相談するというんではなくて、浜田市の持ち物ですから、積極的におやりになるべきだろうと思ってます。 朝市のことを言ったのは、朝市って小さな起業の場なんですね。いろんな人がいろんなことを思いを持って、じゃあそれをどこでお客さんに披露するかというのが一つは朝市の場であるという。五城目町がやっているのは、遅くやるっていうのはいろんな方にそこにお出かけいただいていろんなチャレンジショップをしてもらうということで時間を遅らせてやってた。だから出店も増えたという、お客さんも増えたということなんで、その辺をよく考えていただきたいなと思います。 それから、僕は道の駅、今新しい看板ができてて、あそこを同僚議員の家の前から左折するんですけど、道の駅まで3.3キロという表示があります。道の駅があるのはわかるけど、道の駅に何があるかわからないんですよね。まあ、国交省はこんなおいしいものがあるからというサインはつくってくれないでしょうけど、さっき言ったように三隅の道の駅に行ったらあれが食えるという、そういう看板は絶対必要だと思うんで、これぜひ、売る物もなきゃいけませんけれども、看板を設置してほしいなと思います。 すぐにその目玉ができない場合は、私は25年3月議会で実は市長、提案してるんです。100円道の駅。100円商店街の流れですよね。いつも言って笑われるんですけど、棚田米のおにぎり1個とたくあん2切れで100円ですよと。もう一つ100円出したらカジメ汁があるよと、もう100円出したらサバの塩焼きがある、もう100円出したら卵焼きがある、例えばですよ。100円道の駅が3.3キロ先にありますよという売りですよね。まあ笑われるかもしれないけど、普通の売りじゃ人は来ないわけですよ。だから、日本に1,100弱ある道の駅の中で100円道の駅っていうキャッチコピーで売っている道の駅ってどこにもないんですよ。一つのチャレンジとしてやってみられる価値はあると思うんです。25年3月議会で私提案として申し上げたんですが、そのときは答弁求めませんでした。この機会ですから、ぜひ市長、思い切ったそういう施策を市として打つという、どうでしょう。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 25年3月、まだ私市長に就任しておりませんでしたけど、今お聞きしまして、なかなかおもしろいアイデアだなと感じたところでございます。 やはり道の駅も競争ですよね。それと今、最近SNSで皆さん情報発信しておられますから、あそこにはいいものがあるとか、こんなことをやってるとかということになればさっと情報は広がります。今日いろんなご提案をいただきましたけれども、100円道の駅も含めまして、これは三隅支所とも一緒になって、本庁も一緒になって何とかゆうひパーク三隅が今後も発展するようなということをアイデアをいろいろ考えていきたいと思っております。ご提案ありがとうございました。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) それでは続いて、沿線施設の活性化についてお伺いいたします。 折居駅の手前に民間の歴史あるドライブインがあり、そこのうどんの自動販売機は昭和のレガシーとして有名であります。ゆうひパーク三隅と異なり、民間の方の経営であり、行政の支援が難しいと思われますが、地産地消とBUY浜田運動の精神からぜひ支援すべきと思いますが、ご所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久)
産業経済部参事。
◎
産業経済部参事(田村洋二) ドライブイン日本海に設置されているうどん、そばの自動販売機、富士電機めん類自動調理販売機につきましては、民間事業者が経営されており、地方の方を初め県内外から多くの方に人気があると伺っております。 経営者の方にお聞きしましたところ、昭和40年代に設置され、現在1日当たりの平均販売数は、平日でうどんが50杯程度、そばは30杯程度、土日はうどん、そばとも平日以上の数が売れているとのことでした。また、原材料については、麺は、昔は浜田市内の業者から仕入れていたが、現在は益田市内の業者から仕入れており、ネギ等は地元JA等で調達しているとのことでした。 ご質問の行政の支援についてでございますが、この自動販売機は現在は製造停止で、全国的にも貴重な地域資源ですし、この折居駅付近は海岸線や夕日が美しい場所でもありますので、観光PRという観点から支援はできると考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 三隅道路は、開通すると非常に便利になるということで多くの方が喜んでおられると。一方で、こういった不利益を被られる市民の方がいらっしゃる。伺うと、何とか細々とでもいいからファンがいらっしゃる間はやっていきたいということをおっしゃってるんですね。 あの辺は、よく見てみるとかつては折居駅は職員がいて、折居駅でおりて夕暮れコンサートとか夕何とかというコンサートをやって、あの折居駅を中心に飲んだり食ったりして折り返して帰るというJRの利用もあったんですけど、そんなこともやってたと。大麻山、すばらしい眺めですよね。足立美術館には及ばないけど、業界誌でいうと大麻山の庭園とセットで山側ですねベスト20に入っているという、そういうところもある。それから、これも最近知ったんですけど、折居のあそこの駅の前の海側に岩が出てるんですけど、岩の上に木が何本かあるんだけど、前後これ潜水艦岩って言われてて、潮がちょっと引くと潜水艦が浮かび上がったように見えるんですよ。僕もそれを見せてもらって、ええ、そうなんだと。今まで気がつかなかったんですけど、そんなポイントもある。それから、鉄っちゃんいますから、あそこ撮影ポイントですからいっぱい人はいるという。それから海水浴は、折居海岸の沿線の方は、あのすごい波が押し寄せてごみがたまるところで、3日とそのごみが海岸に残ってないんですね。地域の方が一生懸命されてるんです。僕一回あそこへ行こうと思ったら、3日でごみがなくなるんで、ごみを取りに行くのをやめたんですけど、すごいなと思ってます。それから、そういう意味でいえば海水浴客の隠れポイントである。高齢者の方に聞くと、若いときはみんなあそこに行ったんだよという話もある。 それともう一つ、今回提案したいのは、BUZZPORTという今年立ち上がった会社ですけど、これ主に東南アジア方面でいわゆる観光ルートではない観光ルートを見つけ出すという会社なんですよ。それが国内でもそういうことをやっていきたいという、国内旅行を視野にユニークな旅の提案をしたいっていう。 今私が申し上げましたようなロケーションを、昭和のレガシーのそのうどん販売機も含めて一つのストーリーとして絵になると思うんですよね。そういう支援を、かつて商工観光課、観光ルートを10本ぐらいつくられましたよね。それが今どうなってるかどうか知りませんけれども、こういったお金のかからない支援をするのは私は行政の温かさではなかろうかと思っておりますが、それについてご所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 観光ということで私のほうから答弁をさせていただきます。 折居駅の活用については、私も折居駅を活用した、あそこの音楽のフェスティバル、そういったところにも参加させていただきました。当時江津の市の職員であるとか益田市の市の職員、行政の職員はもちろんですが、益田市民、浜田市民、江津市民の方が折居駅を活用したイベントに参加していただいて、JRを利用して帰ったという記憶を思い出したところでございます。 先ほど来より出ておりますドライブイン日本海というところのそういった活用とか、その地域の活用でございます。三隅支所長からも述べましたが、来年いよいよエクスプレス瑞風、これが通るということで、これ伺いますとあそこの三隅海岸のビューポイントで時速を約30キロに落として徐行運転が予定されとると、ビューポイントになるようでございます。そういったことの確認とか、あとそういった通過時間とか、いろんな活用が考えられますし、また鉄道マニア、ファンは浜田の今福線のこともあります、そういった鉄道ファンの方にとっても魅力のある地域になるのではないかと思っております。 そういった面も活用して、この地域にでは行政として何が支援ができるか、どうやったらこの地域の活性化が図られるのか、そういった面、高速道路の関係もございますが、自動車専用道開通後の状況も踏まえまして、今後しっかり検討していかなければならない問題と考えているところでございます。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 前任の鉄道部長さんに、あそこだけゆっくり走ってもらえないかって言ったら、そりゃ可能だということをおっしゃいました。ついでに言うなら、瑞風のネーミングも公募しますよって言われたんですよ。まあそれはいつの間にか瑞風って名前決まっててそれは残念だったんですけど、あそこをゆっくり走ってもらうと価値が上がると思うんですね。ですからまあ一安心なんですけど、ぜひその辺を、そういうことがあるという情報を広めてもらわないとわからないんで、ぜひ経済部のほうでその辺はお願いいたします。 続いて、金城の美又温泉の活性化についてお伺いをいたします。 報告書を受けての市長の見解についてお伺いいたします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 美又温泉の活性化のためには、現在の美又温泉国民保養センターのようなこの誘客の目玉となるような中核施設、これが必要だろうと思っているところでございます。 昨年度、美又温泉の公的施設検討会議というのを設置いたしまして、この活用についての提言をいただいたところでございます。提言の骨子についてですけれども、将来的には民間に施設を譲り渡して民間に経営をしてもらったらどうかというのがまず1点でございますが、ただ2点目に、すぐにはなかなかそういった民間事業者は見つからないだろうから、それまでの間、当面の間は施設をリノベーションして経営の黒字化を目指したらどうかと、こういった提言でございました。 ただ、ご提案いただいた方々、広島の方々を中心とする検討会議のメンバーだったんですけど、じゃあどなたかその施設運営をされる方はいらっしゃいますかというお尋ねをしましたところ、現在のところは実際のプレーヤーといいましょうか、される方はいらっしゃらないということでございましたんで、現在当面リノベーションをして黒字化を目指すという部分の経営を担っていただける方がいないかどうかと、今実は幾つかのところに当たっているところでございます。そういった動きをしながら、まずは当面の運営を任せられるところを探したいと、このように努めているところでございます。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 同じく報告書を受けて、金城自治区の代表として、浜田市はもちろん全国的にすぐれた美又温泉として名高い温泉の再生についての区長の見解をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 金城自治区長。
◎金城自治区長(内藤大拙) 美又温泉は文久年間、1860年ぐらいですか、湯治場として発展し、浜田21連隊の保養地として位置付けられた歴史のある温泉であります。美又温泉国民保養センターは昭和44年10月にオープンし、浜田圏域の観光先進地として発展してまいりました。今では当たり前なんですが、その当時温泉に入って、そしてレストランがあって、それから宴会場があって、そして宿泊所があるというのは斬新的なものでありました。町から出向しておりました支配人は、ちょうネクタイを締めてプロ意識に徹しておられました。最盛期には18万人の方に利用されておりました。 現在、建設から47年が経過しており、老朽化が進み、指定管理者が中途で撤退するという状況に至っております。現在の入り込みは、当時の3分の1の5万8,000人にまで減少しております。 美又温泉の泉質はメタケイ酸、これイオンですが、そして炭酸イオンとかpH9.8、泉温47度と、泉質日本一といわれるようなバランスのとれた温泉指数を示しております。浜田市の、あるいは浜田市民の大きな宝であります。 美又温泉国民保養センターは、半世紀の長きにわたって美又温泉地区を発展させ、牽引してまいりました。これから新しい時代の温泉施設のあり方を模索しながら、さらなる美又温泉の発展に向けて努めてまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 市長並びに区長の見解をお伺いをいたしました。 島根県は、美肌県日本一というのから滑り落ちまして今2位になったんですね。お隣の広島県が1位になったということで、広島のお客さんは美又に一番よくみえるんで、そのおかげで広島県が美肌日本一になったという、本当の話なんですね。私もですからこの美又温泉本当に評価してまして、今のままじゃあどうもならんだろうと。 例えばですよ、千畳苑の問題、建てかえできるのかなという。再配置では民間譲渡移管って書いてありますね。例えばきんたが建てかえができるのかなと考えたときに、そういうことを総合的に考えるとやっぱり美又、泉質日本一、47度、この温泉を浜田市の財産としてどうやって残すかという。なるべくお金をかけないで、しかも今回の井戸端会で中核施設だからあそこがないと客が落ちるんだと、落ちたと言われてるわけですね。そうすると、今いろいろお話伺う中でプレーヤーを探すって難しいと思うんですね。そういう条件だけでプレーヤーを探すっていうのは難しいと思うんです。 私、市長にお伺いしたいのは、かつて瀬戸ケ島に温泉をつくりたいとおっしゃったときに、少しこうやって、ゼロじゃなくて2億円でも3億円でもげたを履かせて全国公募したいということをおっしゃいました。同じ理論でいくと、私は美又こそある程度公費を入れてでも、げたを履かせてでも全国に事業者いませんかという呼びかけをされるべきではないかと思うんですが、ご所見をお伺いしたいと思います。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 先ほど申しましたけれども、当面はリノベーションをして数年運営して、その間に黒字にすべきだというのが提言であったわけでありますが、そのときに今のままと、今のままでっていうのは、いろいろ当たってみたんですけど、まず難しいと。当たったところに現地ご覧いただきまして、この辺はこう直してくれないととか、ああ直してくれないとっていうお話ありました。 あるところからは、どれぐらい改修費にかかるんですかと言ったら数字が出てきまして、最低二、三億円とかという話が出てきたんですね。二、三億円かけて改修するんであれば、そのリノベーションで数年というのはこれはいかがなものかなと、そんな話もございました。別のところにも、おたくだったら最低限どれぐらいのリノベーションが必要でしょうかということをお問い合わせをしております。 これにつきましてはそういった話が向こうからご提案があった段階で市としてもいろいろ考え、また当然議員の皆さんともご相談をさせていただいて、それぐらいの金額を出すのか出さないのかということはご相談をさせていただく必要があるんではないかと思います。 いずれにしても、今のままで金は一切出さないからやってくださいねというのはどうも難しいという感じはしております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 市長のおっしゃるとおりだと思ってます。合併をした浜田市の中で最終的にどこの温泉だけは守らなきゃいけないというものがあるとすれば、私は美又だと思っておるんです。ですから、そういう意味で言えば今市長がおっしゃったようにある程度げたを履かせてでも優秀な企業に来ていただければ、そのことが僕は美又温泉の発展につながるんであろうと思っておりますので、市長も同じような見解を示されましたので、この件については置いて、次のことを期待したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 そうしますと、今般井戸端会に行ってまいりまして、美又でいろいろお叱りを受けました。井戸端会で伺ったことをこうやってすぐ本会議で一般質問で取り上げるのが議会の役目でございますので、その折にいただいたことについて、以下お伺いをいたしたいと思います。 公衆トイレについて、道路工事で温泉入り口の公衆トイレがなくなったが、清潔なトイレが必要という市民の声がありましたが、それに対する見解をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 金城支所長。
◎金城支所長(吉永靖司) 美又温泉に設置をされております公衆トイレでございます。このトイレにつきましては平成3年に地元の美又温泉観光振興会が民地を借り受けられまして設置をされ、維持管理をずっと続けてきてこられた、バス停に併設をされたトイレでございます。 先ほどご指摘のとおり、この公衆トイレは県道の改良工事によりましてルートが変わりましたので、地権者の方からの要望もあり、撤去されておるところでございます。 自家用車でありますとか送迎バスによりまして民間のバス便が廃止をされ、また近くにありました商店もなくなるということで、設置をされましたときと状況が随分変わっております。このトイレの問題については、当面の間は保養センターでありますとか温泉会館といった公共の施設をご利用いただきたいと考えておるところでございます。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 非常に消極的な答弁でがっかりしましたけど、今おっしゃったような施設の開館時間を聞くと、それ以外の時間のお客さんどうするのかなということもありますが、すぐ言って、数千万円かかることですからできないと思いますけども、ぜひ、お見えになる方にご不便が生じないように支所のほうで努力していただきたいと思います。 続いて伺います。 おおごっつおうの復活について。ちょうど私が座っておりました、下手から3番目ぐらいのご婦人の方が熱心に言われるんですよ。ぜひおおごっつおうを復活させて振る舞いたいという。温泉客が山中の温泉で求めている食は、昔ながらのその地区限定の食なのではないかと思っておりまして、山菜など自然あふれる食の提供こそがその土地の魅力だと考えております。レストランなどで自然で伝統的な食の提供が湯治客の心をつかむものと思いますが、ご所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 金城支所長。
◎金城支所長(吉永靖司) 美又温泉の魅力といたしまして、泉質に加えまして美又ならではの食の提供といったことも誘客に向けては大変重要と考えております。 平成26年度から、おもてなし向上の取り組みといたしまして旅館への食の開発指導、これを支援しておりますけども、そのほかにも長年培われてきました郷土料理、先ほどご提案のおおごっつおうということも含めて、こういったものも温泉地の魅力向上につながるものと考えておるところでございます。 お客様のニーズでありますとか興味といったものを抱いていただけるような食の提供ができる温泉地としまして、現在地元のほうでは郷土料理を習得するために教室を開かれて、気軽な湯治宿を目指しておられるといったところもございますので、こういった食を切り口にしましたこれらの定着に向けても今後支援してまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 先般、美又の秋を食べる会というのが、案内状はいただいてないんですけどフェイスブック上で招待が来ましたので伺いました。ちょうど美川で芋煮会があった日なんですけど、おはぎもちょっと違うし、多分モチ米で炊いたおこわみたいな御飯があったんですけど、非常においしいんですよね。弥栄もおいしいものがいっぱいあるんですけど、まあ各地にあると思うんですけれども、何かそういったものをあそこのレストランで、カレーが悪いとは言わないんだけど、あそこへ行ったらこれがあるよねっていう、そこそこの場所がその次の食がイメージする、湧いてくるようなものが浮かばないと、人ってそこへ行かないと思うんですよね。ですから、やがて旭がスッポン料理が有名になると思うんですけれども、そういうものをここで具現してもらうことがお客さんに対するアピールであり、ちょうど井戸端会である方が、地元の方が言われたのは、昔は毎日美又の昼の定食を食べよったんだと。最近は浜田のまちなかで、3日間のうちで浜田のまちなかで1回食べて、1日はきんたで食べて、しょうがないから美又で食べるという3日コースルートをおっしゃってて、非常に残念だなと思って。それが地域の人も残念がっておられるんです。そういうものがあれば行きたいということがあるので、ぜひ支所長、これをあそこのレストランで実現していただくように。時間がないのでこれ以上言いませんけども、よろしくお願いいたします。 続いて、温泉会館についてお伺いします。 ほかの施設との状況を比較すると、旭、有福が400円なのに対してここは250円ですが、月間パスポートは1,800円……。
○議長(西田清久) 牛尾議員、③番は。
◆24番(牛尾昭) 失礼しました、もとい。飛ばしておりました、ありがとうございます。 3番、温泉サポーターについてお伺いいたします。 旅館の経営者から、ゲンジボタルやヒメボタルの案内人が限られており、ニーズに対応できないので、ぜひサポーターが欲しいとの声がありましたが、その対応についてお伺いいたします。
○議長(西田清久) 金城支所長。
◎金城支所長(吉永靖司) 美又温泉、ここには家古屋川でありますとか追原川といったところにゲンジボタルでありますとかヒメボタル、これが生息をしております。毎年初夏には美又
温泉旅館組合の皆さんが中心となられましてホタル祭りを開催されたり、多くの皆さんがにぎわっておられるところでございます。 これらの活動を支えるサポーターあるいは案内人ということでございますけども、現在は美又
温泉旅館組合の皆さんが担っておられます。ここでは人数も限られておりまして、この活動を今後継続していくことに対する不安もあるということで、このことにつきましては公民館活動でありますとかまちづくり活動、こういったものとも連携をしまして人材の育成でありますとか確保、これに向けて今後取り組んでいきたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 切実なそういう訴えがあったんですけど、一人で案内できて面倒見られるのは10人までだと。結構いらっしゃるんで大変なんだという話がありましたので、ぜひ知恵を出していただいて。よく美又のことを、おもてなしがちょっと足りないよねっていう声を結構聞くんです。ですから、そういった蛍の案内っていいますか、そういったものを、一つの足湯があって蛍が舞ってるという中であそこを散策するっていうのは一つの風情だと思うので、ぜひおもてなしの一環として皆さん地域を挙げて協力していただいて、その辺のフォロー方をしていただけるようにお願いいたします。 それでは続いて、温泉会館についてお伺いいたします。 利用料金がほかの施設に比べると高いと、旭、有福が400円に対してここは250円、月間パスポートは1,800円、これ1日換算すると60円ですよね。安いと思います。毎年一般財源がその施設改修の費用に充当されている状況を考えると、料金改定が必要と思いますが、ご所見をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 金城支所長。
◎金城支所長(吉永靖司) 美又温泉会館でございます。この会館につきましては地元住民の方の湯治場として、そもそもが追原の庄屋の佐々田家によって設置をされたものでございまして、その名残で低料金で運営されてきたものでございます。 こういった中ではありますけども、美又温泉公的施設検討会議の報告書、これには昨年検討いただきました施設改修や安定的な経営のために利用料金の値上げは検討すべきだという提言をいただいたところでございます。市といたしましては、この提言に基づきまして施設の経営状況あるいは類似施設の状況、今後の施設の改修等々も踏まえまして、この料金の見直しにつきましては今後検討してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 改修方法についてなんですが、年間延べ6万人の利用があるということで、人気の温泉スポットなんですね。人気の肝は、かけ流しにあると伺っております。この際、利用者からの出資を仰ぎ、みんなで支える地域の温泉として衣がえをしてはと思いますが、ご見解をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 金城支所長。
◎金城支所長(吉永靖司) この美又温泉会館、ご指摘のように泉質でありますとか料金の安さ、これで年間6万人のご利用をいただいている施設でございます。 現在の施設は、昭和48年に改修をいたしまして40年以上経過しております。よって、毎年修繕が発生しているといった状況でございます。 今後もこの施設修繕でありますとか改修、こういったものが想定されますけども、この財源につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたとおり料金の見直し、検討すること、またこの施設につきましては生活に密着をした施設でありますし、またああいったレトロ感の温泉ということで人気のある施設でもございます。こういったことで皆様に長く親しんでいただけるような施設としての手法、これにつきましても今後いろいろ検討させていただきたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) この施設は、公共施設再配置の計画の中では民間譲渡と書いてあります。今申し上げましたように少し知恵を出していただいて、人気の温泉ですから、小池都知事のグリーンボンド方式がいいとは思いませんけども、声をかけて、しょっちゅうお越しになる方に少しでも出資して、自分の温泉なんだと、俺はこの温泉の株主なんやということで、そういった方を中心に盛り上げていくような方向がこの温泉会館は見出せるような気がするんですね。ぜひその辺も視野においてご検討をしていただきたいと思います。 次に、市有地の有効活用についてお伺いいたします。 さまざまな観点から答申がされておりますが、温泉利用者のニーズ調査も含めて、誘客につながりコストのかからない施設建設について、見解をお伺いいたします。
○議長(西田清久) 金城支所長。
◎金城支所長(吉永靖司) 現在、道路改良工事の残土処理場として活用しております市有地の利活用についてでございます。 この地域につきましては、残土処理場の確保と跡地の有効活用を図ることということで埋め立てが始まったものでございますが、現在温泉地域の活性化に資する後利用の具体的な計画には至っていない状況でございます。 美又温泉、これにつきましては何よりも温泉を核にした地域振興を図るべきと考えておりまして、これを促進するためには現在旅館等の誘客に向けました取り組み支援を行っておるところでございます。市有地の利活用につきましても、ご指摘のとおり誘客につながるべきものであると考えておりますので、その効果や維持管理コスト、またお客様のニーズ等も十分検討しながら今後計画づくりは進めていきたいと考えておるところでございます。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) この間も川を挟んで対岸を見てたんですけど、結構広い面積あるんですけど、なかなかあそこでじゃあ何をするかと難しいと思うんですけど、違う事例で言いましたけど、あそこで朝市をおやりになるとか。まあ温泉会館の前で朝市をやったほうが一番効果的なんかなと思ったりするんですけど。 一方で、今年の7月、所管委員会で青森県の大鰐へ伺いました、温泉もやしの件ですね。支所長も帯同されたわけですけれども、温泉もやしをあそこで栽培するということにはならないんですかね。
○議長(西田清久) 金城支所長。
◎金城支所長(吉永靖司) 先ほどご紹介のありました温泉もやしでございます。本年度この余っている温泉を活用して、その温泉もやしに着目をしまして試行実験をやりたいということで、現在その施設づくりが完成をしまして、いよいよ試行栽培実験を始めようという段階になっております。 確かにご指摘のとおり温泉を使って水耕栽培をしてみようということで、源泉池に近いところで有効活用ということもありますけれど、先ほど区長のほうからご紹介ありました、この温泉は47度の源泉でございます。栽培の適温が30度と大鰐町でもお聞きをしたところでありまして、今度は温度を下げる工夫というところでは少し、その適地かどうかということについては検討していきたいとは思っておりますけども、いずれにしましてもこの温泉を活用した何らかの利用が当地域としては望ましいと考えておりますので、その温泉もやしの今後の状況も含めまして検討していきたいと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) ぜひ知恵を出してご検討方お願いいたします。 それでは、続いて大きい3番、教育施設の統合計画についてお伺いいたします。 学校統合審議会について、3月の代表質問の答弁で、さまざまな観点から学校統合審議会を立ち上げるとの教育長の答弁がありましたが、現状についてお伺いいたします。
○議長(西田清久) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 学校統合計画審議会につきましては、現在委員の人選を進めており、早急に組織を立ち上げ、今年度から来年度にかけてご審議をいただきたいと考えております。 また、審議会へ諮問する内容につきましては、今後おおむね10年間の小・中学校の統合に関すること、また校区の変更の計画、そして校舎の建てかえについてご審議をいただこうと考えております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 校区の見直しについては今議会でも同僚議員が質問しておりました。十分慎重を期して、慌てて拙速にやるということではなくて、向こう10年の大事なこの浜田市のいろんな教育環境の整備についてご議論いただくことになると思うので、ぜひ汗を流していただくようにお願いをいたします。 それでは、続きまして市立幼稚園の統合計画についてお伺いいたします。 この件につきましても、代表質問の答弁で、秋ごろには場所について公表との見解が示されましたが、現状についてお伺いいたします。
○議長(西田清久) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 議員ご指摘のとおり、平成28年3月の市議会定例会、超党はまだの会派代表質問におきまして平成33年度開園のスケジュールどおりに進めるのであれば平成28年度中に建設場所の決定をする必要があると答弁をいたしております。 しかし、現在の状況について申し上げますと、候補地に幼稚園を建設する場合のさまざまな課題や財源の問題から時間を要しておりまして、いまだ建設場所を決定、公表するといった段階には至っておりません。引き続き検討を進め、来年度中にはそういった決定をして公表してまいりたいと思っております。
○議長(西田清久) 牛尾議員。
◆24番(牛尾昭) 原井幼稚園も石見幼稚園も多分昭和40年代の建設ですよね。石見幼稚園は何年か前に屋根が落ちたと。その屋根の全部落ちたのかどうかっていうのは現場見てませんからわかりませんけど、どちらも老朽化は間違いなく進んでおるという。今の教育長の答弁のままでいくと、もう少し時間がかかりますよね。待ってる間に、どこかの幼稚園の屋根が落ちて子どもがけがをしたということがあれば大変だと思うんですね。それの修理についてはそれぞれ当該幼稚園から要望が上がってますから、そんなことはないと思うんだけど、でも二、三年前には落ちたという。私が危惧するのは、統合前にそういったことがあれば逆に問題になるよねということがありますので、ぜひその辺も含めて総合的に勘案していただいて、統合新園をつくるという宣言をされた約束をちゃんと守ってもらわないと。1万人弱の署名をいただいたほうですから、その方たちの気持ちを裏切るということになりますので、それ以上の答弁は難しいと思うのでこれ以上は言いませんけども、ぜひその辺の約束方をしっかり教育長の胸にとどめていただいて、裏切ることのないようにお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開を午後1時ちょうどといたします。 午後0時2分 休憩 午後0時58分 再開
○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。4番串崎利行議員。 〔4番 串崎利行議員 質問席〕
◆4番(串崎利行) 4番、創風会、串崎利行です。 本日3番目の質問者になります。この前も3番目でございまして、昼食後、大変厳しい時間だと感じております。本日は波風立てず、さっと行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、いつものとおり前置きから入りたいと思っております。 毎年恒例になっております近畿弥栄会、また関東弥栄会へ出席させていただきました。中でも関東弥栄会は11月20日にあり、前の日の夜ですか、私は安城社中さんと一緒にバスに乗り込み、13時間揺られ、翌朝東京に着きました。11時から総会、そして懇親会で、安城社中さんが神楽をされ終了、その日の夕方からまたバスに乗り、翌朝5時に着きました。大変強行なスケジュールでございました。 会場の隣でちょうど東京三隅会が同じ場所であり、市長さんもおられました。かけもちで挨拶をされました。弥栄の会場では弥栄の米は少し高いが大変おいしいと、このようにPRをしていただきました。ありがとうございました。約100人ぐらいの参加でございまして、市長さんの好感度はとりあえずよかったことにしておきます。 市の職員さんは、財政的に厳しく、これから地元の神楽を連れてくるのは難しくなると話され、会場は大変さみしそうな雰囲気になりました。バスの中では社中さんのご意見、会場では会員の皆様のたくさんの意見を聞きました。関東弥栄会また近畿弥栄会は、元村長さん時代から十数年間続いて歴史や経過もございます。地元神楽を楽しみにしていたのに大変残念だ、地域性は無視するのかなどいろいろとご意見をいただき、多くは今までどおりの継続を願うものでございました。弥栄村をふるさとに持つ人は、大きな市に飲み込まれない今までどおりの弥栄でいてほしいとの思いを強く感じたところでございました。 また、浜田市のPR大使、山崎ていじも両会場にお見えになりまして、弥栄の会場では挨拶、三隅の会場では現在のヒット曲夜汽車を歌われたと聞いております。 それでは、一般質問に入ります。 まず、農業振興でございます。若者の米離れについて伺います。 20歳代の男女への米の消費調査で、16%の若者が1カ月間米を食べていないというデータが調査結果にあり、食生活の多様化を背景に若者の米離れが浮き彫りになりました。米食が健康や長生きにつながるという機能性についてインパクトのある発信が求められると感じておりますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 国の調査では、昭和37年度をピークに1人当たりの米の消費量は減少しており、直近の調査においても若者の米離れが報道されています。国におかれましては食料自給率向上につながる日本型食生活の実践に向け、世代別の消費動向等を踏まえたさまざまな取り組みを行ってこられたところであります。 本市におきましても食育推進計画を策定し、その具体的な取り組みの中で地産地消の推進と連携し、地元の食材を使い、栄養バランスがすぐれた日本型食生活の実践を啓発することとしております。 また、弥栄の秘境奥島根弥栄、旭の旭豊米、坂本、三隅の水澄み米など各地域で誇りを持って大切に育てたおいしいお米のブランド化の取り組みが進められております。今後も関係機関などと連携し、米食も含めた日本型食生活の普及に努めてまいります。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 日本型食生活の普及に努めるとの答弁でございました。日本型食生活の内容及び状況について、簡単な説明をお願いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) これは農林水産省においても日本型食生活を見直そうということで広く周知をされているところでございます。昭和50年代ごろの食生活のことを言っておられるということでございますが、御飯を主食としながら主菜、副菜に加え適度に乳牛、乳製品や果物を加えたバランスのとれた食ということでございまして、これが世界有数の長寿国であります日本、それの食事を国際的にも大変評価されているところでございます。 市といたしましても御飯を主食とした主菜、副菜のバランスのとれた食事、浜田には特においしいお魚もございますので、そういった副食も交えてバランスのいい食事、また健康にいい食事ということで推進をしてまいりたいと思っているところでございます。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) わかりました。 それと、全国的に人口の減少により米の消費は減少していますが、特に若者が米を食べない理由は何か把握しておられるか伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 若者の米離れということでございますが、国の調査によりますと、御飯食が減少した理由としてパン類、また麺類などが増加傾向にあるということをまずうたっておられます。それとあと、まちなかにもございますように
コンビニエンスストアですとかファストフード普及です。そういったことから若者については食生活において変化が起こっているんではないかということを言っておられるのを伺っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) ちょっと私も調べてみました。やはり若い人は米を炊くのが手軽でないといったところと、またダイエットの関係で米を食べると太るなど、悪い情報が流れておるといったところと思っております。正しい情報が大事で、例えば冬にため込んだ脂肪解消にはお米が効くなど、これもちゃんと研究された結果だということになっておりますけど、そうしたように若者に対しましてよいPRが大事ではないかと感じております。 そこで再質問いたしますけれど、先ほど言われました手軽なコンビニのおにぎりが消費が伸びています。昨年より8.7%伸びたと聞いておるとこでございます。先ほど答弁にありましたが弥栄の米、旭の米、三隅の米ですが、これをコンビニで売る方法の検討などはなされているかどうか伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) これにつきましては、うちのほうとしても推進してまいりたいと考えているところでございます。これまで、ご存じのとおり浜田市にはセブン-イレブンさんですとかローソンさん、ポプラさんといった
コンビニエンスストアがかなりございます。二十数店もうあるわけでございますが、大手さんではプライベートブランドの推進を行っておりまして、私ども広島に本店のございます広島のポプラでございますが、ポプラは地域食材とか地域のお弁当とか、そういった惣菜関係が非常に魅力ということで評判になっているお店でございまして、そういったところへ何とか地元の食材、米も含めたそういった食材が売り込めないかということで今まで協議もさせていただいた経過もございます。まだ具体的な実現には至っておりませんが、そういった努力はしてみたいと思っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 売れ筋ということでございますので、ご検討をお願いしたいと思っております。 あと、島根県では、見ましたら米の消費量は全国で16位ということでございます。浜田が中心になりまして上位を目指していただきたいと思いますし、ちなみに1位は静岡県で東京は46位という結果でございました。 次に参ります。 和食は世界文化遺産に登録され、米消費に追い風も吹いています。今、米は日本の歴史や文化そのものであることを若者にPRしていくことが大事だと思いますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 全国的に米の消費量が減産している状況にあると認識しております。米食を含む和食のPRにつきましては、先ほども申し上げました浜田市食育推進計画において地域の伝統食、行事食などの地域の食文化を学び、その価値を高め、発展させることとしております。具体的には地元の農産品の地産地消の推進や魚食の普及活動において小学校での出前講座の開催、子育て支援センターや産直市での地産地消講座や料理教室の開催などを支援しております。 本市には昔から地域で伝えられ食されてきたすばらしい伝承料理が数多くあり、今後も関係機関等と連携し、浜田の旬の味、地域の味、家庭の味など自然の恵みにあふれた浜田の食文化を次世代に継承していく取り組みを進めてまいります。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 昔から地域で伝えられた伝承料理が数あることは認識され、食文化を次世代に継承していく取り組みを進められているとの答弁でございます。それぞれの伝統料理の数もたくさんあると思います。正式な数、またメニュー等については把握をされているかどうか伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 具体的に伝統料理はこれとこれということで、そういった指定とか数については具体的な数値を申し上げることはできませんが、当市にはご存じのとおり、海外でも有名になった、台湾にも出したことがございますが、サバすし、そういったものもございます。それと後、実際地元ではいか飯、それからぼべ飯、干し大根の煮しめ等もかなり有名でございますが、何といっても各地域で、中山間地域でよくつくられておりますが、江津でもございますが、角寿司というのがございます。そういったものは本当に都会から来た方にとっては大変珍しいものでございまして、そういったものを何とか幾つか拾い上げて浜田の伝統料理としてまとめていかれればと思っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 全体的な把握はまだされてないんだろうなという感じを受けました。多くある伝統料理を整理され、レシピもつくり、資料などにまとめるべきだと感じております。そして、それを若者にPRし、次世代に継承すべきだと感じております。どうぞよろしくお願いしたいと思います。 次に参ります。 若者の米離れの対策の一つとして、学校教育の中で食文化を地道に伝えていく必要性が重視されていると感じています。既に浜田市の各学校で食育に関する取り組みをされている状況は把握しており、学校での格差もあると感じております。今後の食育の取り組みをどのように考えておられるか、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 学校における食育につきましては、主に給食に関連しての取り組みになるものと考えております。学校給食は現在、市内全ての学校で浜田産の米を使用して完全米飯給食を実施いたしております。なお、パンの提供は一、二カ月に1回程度ということにはなっております。 学校給食では、和食推進の観点から栄養教諭、学校栄養士においてはさまざまな趣向を凝らして郷土料理献立、朝食によいとされる献立を作成するとともに、市内の学校へ出向いて食育の指導、そして講話などにも取り組んでいるところであります。 また、今年度は島根県浜田水産事務所が実施する地魚利用拡大モデル事業の一環で、浜田産アジのお頭つき丸ごと1尾を塩焼きにして提供する取り組みも行うことといたしております。浜田のおいしい魚を味わうとともに、骨付きの魚を上手に食べられるようになってほしいという願いを込めて取り組むものでございます。 今後も健全な心身の育成に資する食育と、米飯を中心とした日本の、また浜田の食文化を伝えていく食育に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 食育に取り組んでいくとの答弁です。先ほど申しましたとおり、学校での食育の取り組みはある程度把握しており、各学校での取り組みの格差があると私は感じておりますが、市はこれについてどのようなお考えか伺います。
○議長(西田清久) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 食育について、各学校で取り組みに格差があるというお話でございます。 実は、栄養教諭なり学校栄養士の配置ですけども、浜田の給食センター、浜田自治区、ここには2名が配置をされております。金城、旭、弥栄はそれぞれ1人ずつです。三隅は自校方式ですので3校あるんですが、その3校で1人の栄養教諭が配置をされている実態でございます。それぞれの地区の学校栄養士なり栄養教諭が学校に出向いて食育の指導はしますけれども、浜田自治区については14校を2人で回るということでございます。少し自治区間の学校によってその訪問指導の回数、そういったものに開きがあるというのは重々承知をいたして、そういった面では格差があるというのも承知をいたしておるところでございます。 しかしながら、食育につきましてはその栄養教諭が指導する食育だけではなくて学校教育全体を通じて取り組むといったような方針が示されておりまして、総合的な学習の時間であったり家庭科の時間であったり保健の時間、そういったものでも当然食育には取り組んでまいりますので、訪問指導の少ない学校ではそういったところについて補充をしていくといったような考えでおるところでございます。 なお、串崎議員の地元の弥栄、ここは地域もそうですし学校、小学校も中学校も食育に大変力を入れておられる地域だと、学校だと認識いたしております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) わかりました。 それでは次に行きたいと思いますけど、11月24日、「いいにほんしょく」で和食の日といったところでございますが、この和食の日の取り組みについての何かお考えがあれば伺います。
○議長(西田清久) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 和食の日の取り組みについてということでございます。 和食の日につきましては、日本人の伝統的な食文化について見直しをし、和食文化の保護、継承の大切さについて考える日ということで設定をされたと聞いております。 浜田の学校給食、和食を中心に献立をつくっておりますので、ふだんからそういった和食についての取り組みを進めているということでございます。そういったことで、和食の日だからということで特にこういったことをやるといってはございませんでしたけれども、一つ例を挙げますと島根県が実施をいたしております和食普及推進事業というのがございまして、和食について何らかの取り組みをするという事業なんですけども、浜田市内では浜田二中、それから原井小学校、弥栄小学校の3校がこの事業に今年は手を上げまして取り組んでいるといったような状況でございます。弥栄小学校については灰を使ったこんにゃくづくりといったようなことで、既に11月にそういった授業が行われたとは聞いております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 和食の日の取り組み学校は最近年々増えてきております。全校で、全体2,700校と聞いております。例えば和食の日に給食にだしを使ったメニューをされている学校もあります。味の伝承には、子どもたちにだしという日本の文化の味覚を経験してもらいたいということもございますので、ご参考にしていただきたいと思っております。 あともう一点質問いたしますけど、浜田市全体で統一した取り組みも大事だと考えております。現在、統一した取り組みがありますか。もしなければ、今後どのように考えているか伺います。
○議長(西田清久) 教育長。
◎教育長(石本一夫) 全市での統一した取り組みということでございます。実は月に1度なんですけども統一の献立というのを従来からつくっております。今年度は「まごわやさしい」献立といったような名称を考えておりまして、これですけど、豆のま、それからゴマのご、それから海藻の代表でありますワカメのわ、野菜のや、魚のさ、キノコの代表でありますシイタケのし、それから芋類のいといった文字の頭をとりますと「まごわやさしい」ということになります。そういった「まごわやさしい」献立といったような名称をつけまして、これらの食材を使った献立を提供しているということでございます。 具体的には、11月のその「まごわやさしい」献立では麦御飯、鮭の幽庵焼、豚汁、リンゴといったようなメニューでございました。12月は麦御飯、サバのそぼろ、ヒジキのコーンサラダ、みそ汁といったようなもの、こういった献立を先ほど言いましたような食材を使って取り組みをするといったようなことで、月に1回全市を挙げての統一的な献立を組んでいるところでございます。 そういったことが統一的な取り組みでありますけども、毎年2月前後に行われます市の食育フェスタ、そういったところにも学校給食会も出ますし栄養教諭等も参加いたしまして、食育の推進について勉強しながら取り組んでいるといったような状況でございます。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) わかりました。いろいろ調べてみますと食を扱ったドキュメンタリー映画「いただきます」というのもあるようでございますし、またさっき内容で見てみましたら三隅自治区の学校がされていらっしゃいますね、箸の基本的使い方のマナー、大人の人も自信のない人も多いと聞いておりますけど、箸の使い方のルール等を大切にしていらっしゃいました。よい事例かなと感じたところでございます。 何はともあれ、子どもたちに食育を認識していただくことが若者の米離れの解消につながるということでございますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 次に参ります。 家族農業の支援について伺います。 中山間地農業の元気を取り戻すために、政府は条件不利地域や家族農業を支える地域政策を大幅に充実させる方針であると聞いています。浜田市の大半を占める家族農業の役割について重視し、経営規模の大小にかかわらず女性や高齢者を含めた多様な農家を支える政策立案について、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 本市の大部分を占める中山間地域における農業経営につきましては、食料の安定供給の確保や多面的な機能を発揮する上で重要な役割を担っていると認識しております。また、耕作条件不利地域での農業経営につきましては、集落営農組織などを除きほとんどが小規模の家族経営により維持されているのが現状であります。地域の農業を守っていくことは、集落を将来にわたり維持していくためにも重要であるという認識のもと、現在中山間地域ごとの実情や特性を生かした農業を推進するために、農業を核とした地域活性化を図るために、中山間地域の農業を担う農業者の育成、確保を目的として設立しました浜田市農業振興基金事業により市単独のさまざまな支援事業を展開しております。 今後も中山間地域を支える農家の支援を継続するとともに、地域の状況変化に対応した事業展開を図っていきたいと考えております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 浜田市の農業振興基金事業での対応しているとの答弁でございましたが、それ以外の政策等は、もしあれば考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 事業支援につきましては、先ほど答弁させていただきましたように農業振興基金事業また市の単独事業、そして各自治区におけるさまざまな独自の施策を使いながら支援をさせていただいている状況でございますが、議員おっしゃるように家族農業に必要な支援がほかにどういったニーズが必要かというのを要望も十分お聞きし、他の市町村での優良事例なども参考にしながら、今後の変化に応じた柔軟な事業構築を考えて支援してまいりたいと思っておるところでございます。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 再質問いたしますけど、家族農業で農業生産の拡大を進めるためには基盤となる集落維持が私は欠かせないと感じております。集落に目を向けるべきだと思いますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 先般上野議員さんの質問でもお答えしました、国においても中山間地域の農業振興、これは国土の保全また多面的な農地の保全ということで、この農業振興イコール集落地域振興、そういったものが本当に密接な連携をとっているところでございます。 それで、家族農業ということで集落に目を向けるべきではないかということでございますが、今後家族農業の高齢化、また後継者の育成の問題、担い手不足などを考えれば、今後は市としましてはそういった家族農業の集合体でありますと集落営農組織、そういったものの設立や機械の利用を共同で行う機械利用組合など十分に活用していただいて、農業生産の拡大、コストの削減なども図っていただく中で、集落全体で地域を守るという取り組みに進んでいかなければならないと思っておりますし、市としてもそのために支援を続けてまいりたいと思っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) そうですね、地域の悩みを吸い上げられまして地域が求めている課題を支援することが大事だと私も感じております。農業振興と地域振興は車の両輪でもあります。家族農業の農業所得増大を進めるためには、やはり集落に目を向けるべきだと感じております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 次に参ります。 農観連携について伺います。 政府は、農山漁村の魅力と観光需要を結び付けようと農観連携を進めています。旅行者は、田舎暮らしに都会で失われた日本を感じており、田舎の魅力を味わってもらうことが大切です。これから浜田市での農観連携を進めるためには、すぐれた企画力と地域全体での総合力なども必要だと思いますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員ご指摘のとおり、農林水産省と官公庁においては農山漁村の魅力と観光需要を結びつける取り組みを推進され、農山漁村の活性化と観光立国の実現を図るため、平成26年1月には農観連携の推進協定が締結されました。 本市には西中国山地の豊かな森林資源や里山の田園風景、地域色豊かな郷土食、昔ながらの暮らしが残っております。このような農山村の資源を生かした交流は、都市住民にとりましても癒やしや人の温かさなど田舎の魅力を感じてもらう絶好の機会であるとともに、受け入れ側の地域や農林業の活性化、あるいは後継者の育成が期待できるものと考えております。 本市では、昨年度から浜田市ツーリズム協議会が行います都市農山漁村交流事業に対して人的、財政的支援を行っており、本年9月からは地域おこし協力隊1名を採用して着地型観光の企画、PR活動等を進めております。今後、受け入れ態勢の整備、ルート開発や情報発信の強化に取り組み、交流人口の増加による地域活性化に努めてまいりたいと考えております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 答弁の中に、着地型観光の企画、PR活動等を進めているとのことでございましたけど、具体的な状況の説明をお願いいたします。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 今具体的な企画といたしましては、広浜鉄道今福線でございます。それと、先ほども議論になりました美又温泉、石見畳ケ浦といった観光資源と民泊や田舎体験といったツーリズム資源を組み合わせた観光コースなどの企画を考えていけるのではないかと思っております。また、モニターツアー等の実施により、実際の受け入れやガイド手法、そういったそれに伴います安全管理などについても十分検証を行っていきたいと考えているところでございます。 また、PRということでございますが、これは旅行会社等に対してが主なものになろうと思っておりますが、そういった今申し上げたようなコースでツアー造成、また民泊の利用促進についても営業活動していただくよう働きかけることが大事だと思っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) わかりました。 あと、観光お勧めコース全10コースというチラシが観光交流課の前に置いてありますが、農業を主とする企画はありません。農業ファンが増えるコースの企画の検討等、市のお考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員ご指摘のモデルコースの中に農業中心でアグリですとかアグリツーリズムですとか、そういったようなタイトルでうたったコースはこの10コースの中に今ございませんが、こういった事例、また今の民泊、それとグルメですね、そういった地域の食を生かしたもの、また昨今では全国でそういった森林浴なども交えたヘルスツーリズムと、そういったような観点からいろんなモデルコースを造成されておるケースがございます。こういった先進地のモデル事業例なども参考に、これから構築を検討してまいりたいと思っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 女性や高齢者が気軽に参加できる、参加してもらえるような企画が大事だと考えております。農業体験、農産物直販所、そば打ち、イチゴ刈り、棚田等もあると感じておりますので、そうしたものを材料にして農業だけの観光コースを、今ブームでございますのでつくっていただきたいと思っております。 もう一個再質問してみます。現在政府はインバウンドを含め農泊の推進に力を入れ、来年度の予算を大幅に増やすようでございます。3大都市圏では限界に近く、田舎に大きな波がやってくると感じておりますが、市のお考えはどうでしょうか。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員ご指摘のとおり、国におきましてはインバウンドの推進と農山漁村の振興ということで農山漁村資源を活用した地域活性化、農泊と言っておられますが、農泊の推進をするんだということで、それに対してかなり予算を増額されております。インバウンドも含めまして受け入れ態勢の実施でありますとか古民家の施設の改修、国有林、民有林などの修景伐採、またそういった農泊に必要な部分についての支援をされておるところでございます。 浜田市としましても、先ほどから申し上げておりますように地域の中山間の豊かな自然を活用した、そういったインバウンドも含めた農泊への取り組み、旅行会社等に対しても受け入れ態勢の構築とともにPRに努めてまいりたいと思っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 田舎体験を存分に楽しんでもらうだけの浜田市の機能は、現段階で大変厳しいものがあると思っております。地域の農家民泊などを総合的に支援する機能づくりが欠かせないんだと私は感じております。政府は、訪日外国人の旅行者を現在、今の3倍にすると言っております。なかなか難しい問題ではありますが、市のほうも対策等も検討していただきたいと思います。 次に参ります
。 農産加工事故について伺います。 農業の6次産業化が進む中、グループ、個人で加工活動がますます盛んになる一方、加工用機械や刃物による手首や指の切断、油や水でぬれた床で足を滑らせ転倒骨折が発生していると聞いています。この状況下においても安全指導は余りされておらず、今後安全規則を周知徹底し、加工に携わる一人ひとりが意識を高め、早急に安全対策を整えるべきと感じていますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 市民の多くの集落では、女性の方が中心となって農作物の加工品づくりが盛んに行われ、JA女性部が中心となって年に一度コンテストが開催されています。この参加者の皆様方に対しては、JA女性部を通じて安全に対する意識を高めてもらうよう周知することを検討いたします。また、このような施設は設置時には衛生管理面等の申請を保健所に提出することになっておりますが、議員ご指摘のとおり事故等の安全面の指導については厳しく行われていないと思っております。加工につきましては地域でそれぞれ独自に取り組まれており、安全面の徹底が難しい状況もございますが、各支所とも連携し、機会を捉えて安全体制の確立に努めてまいります。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 農産加工につきましては主に地域で取り組みをされていますが、農産加工場や加工グループの件数などは把握されていますか、伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) ご質問の、現在浜田市での農産加工場及び加工グループの把握状況でございます。現在、市としましては農産加工場につきましては金城で2カ所、農産物加工施設と今福にあります今福会館内の農産加工実習室、この2カ所でございます。弥栄につきましては農産物の加工施設、第1工場と第2工場の2カ所、旭でございますがしろつの生活センター、あさひ夢小町加工場の2カ所、三隅におきましては農作物加工センター、これはみのり会館敷地内にございますが、合計で7カ所の把握は今しているところでございます。 また、加工グループの把握でございます。この加工グループについては個人や地域で多くの取り組みがあるわけでございますが、島根県の西部農林振興センターが調査しておりまして、農村助成の企業リストということでございますが、現在金城自治区で2グループ、旭自治区で4グループ、弥栄自治区で2グループ、三隅自治区で2グループの合計10グループにつきましては市で把握している状況でございます。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) わかりましたが、多分まだまだたくさんあるんだろうと私は感じておるところでございます。把握されたところはチラシなどを配ることも大事かと思っておりますが、加工場では安全ルールをつくり、メンバーがお互いに確認し合って習慣付けることも大事だと感じております。その中でも4Sの取り組みというのがございまして、整理、整頓、清掃、清潔ですか、それが4Sということでございまして、そうした指導も大事だろうと思っております。 農業所得の鍵を持つ農産加工で事故が起きてはいけません。まだ事故は浜田市で起きた情報は聞いておりませんけど、市からも注意喚起、今後ともよろしくお願いしたいと思っております。 次に参ります。 田園回帰について伺います。 都市から農山村への移住傾向を田園回帰と表現し、この新しい流れが注目をされています。全国の移住者数は前年の1.4倍、この5年間では4倍となっており、動機は多種多様で、田舎暮らしに憧れる者、地域貢献を目指す者、新しいビジネスモデルづくりに挑戦する方など十人十色と聞いております。受け入れるためには先輩移住者や集落の世話役、自治体の連携等が必要でありますが、浜田市としてNPOの移住コーディネーターなどがあれば移住者も増え人口減少の歯どめになると思いますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 議員ご指摘のとおり、移住者の増加にはコーディネート役の存在が重要であると認識をいたしているところでございます。このことから、シングルペアレント介護人材育成時事業におきましては過去に移住者との意見交換で出された意見をもとに先輩移住者との意見交換会を開催したり、集落との橋渡し役として生活相談員を配置しているところでございます。また、このような取り組みも市だけでなくふるさと島根定住財団や島根県など他の自治体等と連携をしながら進めているところでもございます。 なお、現在浜田市内には移住をコーディネートする専門的なNPO法人はございませんが、市の政策企画課内に定住相談員を配置して市がコーディネート役を担っているところでございます。今後、コーディネート役を担っていただくNPO法人等の確保にも努めていきたいと考えております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) これは中間支援組織が大変大事になるんだろうと感じております。江津市で活躍中のNPO法人てごねっと石見ですか、これはそういった機関だと私は思っておりますけど、浜田市としてはどのようにお考えか伺います。
○議長(西田清久) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 今お話しのありました江津市にありますNPO法人てごねっと石見におかれましては、ビジネスコンテストを開催されたり創業支援や人材育成と幅広く活躍をされて、江津市の定住やUIターン支援に尽力されているものと伺っているところでございます。 浜田市内にはこういう組織はございませんけれども、今お話ししましたNPO法人のてごねっと石見の理事をしておられる方が浜田市内にもいらっしゃいます。株式会社シマネプロモーション三浦代表がこの理事にもなっておられまして、浜田でのいろいろな地域振興にもかかわっていただいているところでございます。今このシマネプロモーションが入っておられる事務所は牛市町に「さきや」という建物に事務所をお持ちですけれども、このものの事務所もUターンで帰られた女性の方が管理しておられまして、この三浦代表もUターンで浜田に帰っておられて、浜田のいろいろなご支援をいただいております。 この「さきや」にはこういう皆さんが連携して取り組まれたことによりまして、浜田市にIターンで来られましたご夫婦、子どもさんがおられる方ですが、その奥様がこの「さきや」の中にアトリエ・スノイロというダウン症の子どもさんを中心にした絵画教室をやられたり、これは東京でそういうことをやっておられたということで浜田でもやり始めていただいております。これはダウン症の方だけではなくて幅広く高齢者の方、健常者の方も対象にしておられるということで、こういう取り組みもこういう地域、UIターンの方が一緒に集まれる場所があって初めて機能しているものだと思っております。 こういうことから、中間支援組織というかUIターンの方が集まられて意見交換をされたりいろいろなそういう後押しをする組織は必要だと思っております。市もこういうところとしっかり連携しながら、浜田市にUIターンの方が増えていくように努力してまいりたいと思っております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 今NPOのてごねっと石見が、これは行政がきっかけをつくったものと聞いておるところでございます。現在は行政主導でないということでございます。中を見てみますと、江津市の市の職員さんもいらっしゃいます。監事で益田の市の職員さんも入っていらっしゃいます。大変いい組織なので、浜田市の方も中に入っていただきたいなという気持ちも少しございます。こういう中間支援組織、これを早急につくるべきだろうなと私は考えたところでございます。 もう一点、視点を変えて質問いたしますけど、今後定年後の定年帰村、いわゆるふるさと移住が地方の活性化に手っ取り早いと私は感じております。移住し安心して生活するのは医療と介護が欠かせない問題だと特に感じておりますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 高齢者の方が高齢になっても住みなれた地域で医療、介護、住まい、生活支援、介護予防などの生活ニーズが充足させることができるという環境づくりが必要だということで、厚生省のほうでは団塊の世代の方が75歳以上に到達する今から9年後の2025年、平成37年を一応の目標として地域包括ケアシステムというのを各地域でつくり上げるようにということで、市町村のほうにそうした指示といいますか、出ているところであります。この中に介護医療連携というのがございます。医療や介護を必要とされるお年寄りに、通常は医療でしたら医療機関、介護でしたら介護のいろんなサービスが個別に提供されるということでありますが、そうした同一の高齢者に対していろんな機関がかかわるということでありますので、ケアマネジャーを含めましてそうした関係する人たちが情報共有がきちんとできて、高齢者にいろんな変化が生じてもすぐ対応ができると。そうしたことをつくり上げていくということが必要だということになっております。 浜田市としては、現状は一応そうした体制づくりをつくり上げるのが平成30年を目途ということになってますので、現行では先ほど申し上げた一人のお年寄りにいろんな職種の方がかかわるということで、そうした多職種の人たちに集まってもらって研修会や意見交換会、そうしたものをここ3年ぐらいずっと繰り返し開いておりまして、そうした基盤づくりをしているところでございます。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) わかりました。移住者数は年々増加傾向ですので、浜田市を挙げていろいろと頑張っていただきたいなという感じがしておるところでございます。 また、最近新たな交流スタイルがありまして、定住しなくてもいいですよとキャッチフレーズにして交流を続け、村の応援団になってもらい、定住を絶対視しないとのことでございます。地域を去った若者が、やがて都市と農村のつなぎ役になっていただくことで地域の活性化になるといったような新たな取り組みもあると聞いておりますので、いろいろまたご検討していただきたいと思っております。 次に参ります
。 市道草刈り報償費について伺います。 草刈り報償費は1メートル当たり10円で、1キロメートルで1万円の報償費ですが、自治会また町内会等が作業の引き受けをしなければ、市道を管理する市は入札で業者委託をし、平均1メートル当たり270円で1キロ27万円かかることになります。財政状況が厳しい中、市が全部管理すれば大変なことになるため、昨年の9月議会で報償費の考え方について質問をさせていただきました。 基本的には平成22年統一された1メートル当たり10円でやむを得ないとは感じておりますが、限界集落などでは二、三人で朝早くから夕方まで2日間かけ5キロメートルを対応されている現状もあり、中山間地域の市道を維持管理するためにも特別枠で限界集落報償費などの検討をお願いしたいと思いますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 現在の草刈り報償費の単価につきましては、各自治区においてまちまちであったことから、種々の議論を重ねた上で平成22年に統一したものであります。人口減少や高齢化により草刈り作業が年々困難になっている状況は十分に認識し、その状況についても把握をしております。限界集落に対する特別枠の設置につきましては、集落ごとの地形や市道延長などがそれぞれ違い、線引きが困難であることや、限られた予算の中で対応せざるを得ないことから難しい課題であると考えております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 今回の質問の中でも、特に力を入れております。今の部長の答弁は大変短く、また答弁の内容もさみしいものだと、このように感じておりました。 市としても人口減少や高齢化により草刈り作業が年々困難になっている状況は把握をされています。また、燃料費等も草刈りを1日すればかなりかかることもご存じだと思います。そこに住む人は夏の暑いとき、自分たちの地域だからとの思いで頑張っていただいております。一生懸命頑張っておられる方が泣き寝入りすることがあってはならないと思います。報償費を特別枠で少しでも上げ、中山間地域を集落の方でできる限り守っていただくことが大事だと私は考えています。 限界集落の中山間地域を守るためには、ある程度柔軟な考え方も必要だと感じておりますが、市長の考えをお願いします。
○議長(西田清久) 市長。
◎市長(久保田章市) 草刈りにつきましては、たしか昨年もご質問いただきました。今議員から実情についての話がございましたけども、ご高齢の方が二、三人で丸2日間かけて5キロぐらいのところを草刈りをしてらっしゃる。なかなか体力もなく本当にご苦労されているという、こういうお話を聞きますと頭が下がる思いでございます。 何とかできないかと考えるわけでございます。先ほど都市建設部長のほうからもご回答申し上げましたけれども、なかなかその単価アップ、あるいは追加の予算をするということは、財政的には正直申し上げまして厳しいものがございます。ただ、考えてみますと、これまで道路関係の予算ということでいろいろやってきたわけでございますけども、この草刈りというのは別な見方をしますと里山の景観を維持するという観点もあるのかなと感じたところでございまして、そうしますと実はふるさと給付の中に自然環境とそれから地域景観の保全という項目でご寄附をいただいているところもございます。何とかこれも活用できないかなということを考えてみたいというところでございまして、じゃあこの場で特別枠を設けてやりますとはなかなか申し上げられませんけれども、今申し上げましたようにふるさと給付の中にそういった項目に使ってほしいという申し出もありますもんですから、そういったことも活用できないかということを検討してみたいと、このように考えております。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 前向きなお言葉ととらせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。いろいろあるかと思いますが、どうかよろしくお願いしたいと思っております。 それでは、最後の質問に参ります。 林業の振興について伺います。 島根県西部山村振興財団を中心に、市長施政方針にもあります広葉樹の取り組みが前向きに行われています。岐阜県にあるオークビレッジ社と西部山村財団と浜田市とで連携協定を結ばれ、広葉樹の販路、付加価値などの指導を受け、よい流れと聞いております。また、地域おこし協力隊も今年1名赴任し、期待をされています。今後は人材育成にも重きを置き、木工職人育成などが必要でありますが、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 人材育成につきましては、広葉樹を利用した商品開発や販路開拓について、専門的な知識、技術を持った方に地域おこし協力隊として来ていただき、島根県西部山村振興財団で勤務していただいているところであります。この広葉樹活用の取り組みを進めるためには、現在の協力隊員を含めた人材の育成は不可欠であります。さらに木工に携わる人材の確保、育成を図るために必要な支援に努めてまいります。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 広葉樹の取り組みが前向きに行われていることは大変うれしく思っております。現在、受注増にかかわらず生産能力が追いつかない状況だと聞いております。今後、広葉樹を含めた林業の振興をするためには、西部山村振興財団の中に木工職員育成の教育所などを考えるべきと聞きました。オークビレッジ社の中にはそうした機関があるそうでございます。現在来ていただいた地域おこし協力隊も、そこで勉強されたからとお聞きしました。木工職人、人材育成の教育所について、市の考えを伺います。
○議長(西田清久) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員ご指摘のとおり、現在来ていただいてる方はオークビレッジと同じ岐阜県高山市にございます森林たくみ塾、そういったところにおいて木工に関する知識を習得されております。そういった方に来ていただいておるわけですが、この森林たくみ塾でございますが、2年間かけて木製品の加工技術などを学ぶほか、広葉樹の植栽でありますとか木の総合教育機関としての取り組みを行っておられる教育機関でございます。そういったところへこちらの当地域の若者も学びに行けることもできるんですが、議員ご指摘のとおり、今後こちらの地域で森林の活用、それをやっていくためにはこういった教育機関の設置は不可欠であると考えているところであります。 公益財団法人島根県西部山村振興財団におかれましても、やはり今地域おこし協力隊の方に来ていただいてやっておりますが、その1名では今後もやれない、まだまだ人材は欲しいんだということも伺っておりますし、将来的には地元での教育機関の設置ということも見据えて計画をしていきたいというお話も伺っているところでございます。 そういったところも関係機関と十分連携してそういった教育機関、若い者が林業を学べる機関、そういった木材加工を学べる機関、そういったものが何とか実現できるように支援してまいりたいと思っておるところでございます。
○議長(西田清久) 串崎議員。
◆4番(串崎利行) 基礎的知識を学び、森林への理解を深めるためにも大変重要だと感じております。どうぞよろしくお願いしたいと思っております。 今後、木材の6次産業化という循環型の地域資源活用と経済の活性化の仕組みづくりを目指していくとのことでございます。これからも市からの支援をお願いし、林業の振興を願うものでございます。 以上で終わります。
○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開を2時10分といたします。 午後1時56分 休憩 午後2時8分 再開
○副議長(平石誠) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。1番足立豪議員。 〔1番 足立 豪議員 質問席〕
◆1番(足立豪) 1番議席、創風会の足立豪です。この度は15番目の一般質問ということで、15番といえば我が広島東洋カープの黒田選手が、まあ引退をされましたけれども永久欠番ということで、非常に名誉ある番号だなと私も今思っておりまして、それを胸に秘めながら一般質問に入りたいと思います。 それでは、通告をしておりますので、それに沿って質問に入りたいと思います。 まず、大項目1で、浜田城周辺整備事業についてです。 中項目として、まず浜田市の現状についてですが、平成31年に迎える開府400年を新たなまちづくりのスタートと位置付け、ふるさと浜田の貴重な歴史的資源、観光資源である浜田城周辺を市民に親しまれる森として、また教育、観光、交流の拠点として活用することを検討されています。この事業を推進するに当たり、現状と将来について認識をお伺いします。 まず、小項目としまして浜田市の観光者の推移、ピーク時と直近3年間の状況をお尋ねいたします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 島根県の観光動態調査によりますと、浜田市の観光客のピークは、しまね海洋館アクアスがオープンしました平成12年で約337万人、最近では高速道路無料社会実験がありました平成22年で約199万人となっております。直近の3年間の推移でございますが、平成25年が約184万人、平成26年が約176万人、平成27年が約182万人となっているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) しまね海洋館アクアスのピークの入館者数と昨年の入館者数を改めてお尋ねいたします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 島根県のしまね海洋館アクアスの入館者でございますが、ピークが平成12年がピークでございまして約125万人、それから平成27年の直近でございますが約37万人に減少しているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) あのアクアスでさえオープン当初から比べますと現在の入館者数は3分の1まで減少しているということであると思います。そのことを認識しまして、次に浜田市の自然の観光資源及び観光施設はそれぞれ幾つあるのかお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 浜田市の自然の観光資源や観光施設につきましては、数値でお示しすることは難しい状況でございますが、自然の観光資源で申しますと国の天然記念物であります石見畳ケ浦や三隅大平桜を初め、平成26年度で実施しました浜田のお宝探しの募集において473件の応募の中に自然景観に関するものが100件以上ございまして、さまざまな観光資源になり得るお宝があると考えております。また、観光施設につきましても代表的なしまね海洋館アクアスを初め史跡や公園、ゴルフ場やスキーなどスポーツ施設、美術館など文化施設や温泉施設など数多くあると認識しております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今の答弁の中で観光施設としてゴルフ、それからスキー場も言われましたけれども、このゴルフ場とスキー場には年間どの程度人が来られているのかお伺いをいたします。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 具体的な数字で手持ちにございますのが金城カントリークラブでございます。平成27年度の利用者数は約2万6,000人余り、またスキー場はアサヒテングストンから伺いましたが、3万人弱であったと伺ったところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) ゴルフ場で2万6,000人、それからスキー場で3万人ということなんですけれども、皆さんもホテルとかレストランに泊まるときにいろんなサイトや口コミサイト、そういったところでそのホテルとかレストランの評価を見ることがあろうかなと思います。そこにはホテルのランキングでいえば例えばホテルを五つ星、それから四つ星、三つ星、そういうふうな感じでランキングをするように、例えば浜田の観光資源をランキングした場合、批判を恐れず言わさせていただくならば浜田市にある観光資源全てが五つ星ではないと。大半が、私が考えるには二つ星、一つ星ではないだろうかと。一つ星でも確かに特徴があれば一元的には人が来るかもしれない。ただし、それは経済波及効果とは違うものであると認識しております。私たちはそうではないかもしれないと思うかもしれませんけれども、そこは観光者数が評価に値するのではないかと考えます。 そうした意味では、幾ら二つ星、一つ星のものがたくさんあっても、それは五つ星や四つ星に勝てるものではないと思います。 本当の五つ星や四つ星というのは、松江でいえば松江城であったり出雲大社であったり、そういったものが五つ星や四つ星になるんではないかなと考えるところで、万一またこの浜田に観光資源全てが五つ星であると、そういうふうに思ってしまうということがあれば、それは幻想にすぎないのではなかろうかなと考えます。 観光者が減少している理由、私は先ほど述べたように考えるわけですけれども、部長はどのようにお考えか、今の意見を踏まえてご所見をお伺いしたいと思います。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 現在、昔の集団旅行のタイプから、個別であるとかファミリーな旅行であるとか、先ほどは牛尾議員さんのご指摘でBUZZPORTですか、そういったところのご提案もいただいたわけですが、そういったユニークな今までにないような旅行形態が今後見込まれてる、今の現在の風潮ではないかと思っております。その場に行って何を楽しまれるか、そういういろんな選択肢の中からご本人方がいろんな選択肢、経験されたいこともやっていく。例えば浜田でいきましたら弥栄のふるさと体験村に餅つき体験とそば打ち体験なんかも用意してございます。そういったところのニーズもかなり需要がございまして、本当に問い合わせもあるところなんです。ですから、そういった豊かな恵まれた自然の食でありますとか、浜田ではノドグロに代表されます水産品、また石見神楽という郷土芸能、これは誇れるものであると。 議員ご指摘の、そこまでのランクではないのではないかということではございますが、それをブラッシュアップして少しでも高いレベルに評価していただけるよう努めていくのが我々の役目ではないかと思っているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今部長言われたようにブラッシュアップしてレベルアップもしなければならないというお話でしたが、先ほど申し上げたとおり金城町にあるゴルフ場ですね、これは一定の集客数がもちろん見込まれます。先ほどあったように年間2万6,000人の方がいらっしゃるということで、大変これは貴重な資源ではなかろうかなと考えるところで。 もう一つは旭町にあるアサヒテングストン、これは昨年は先ほど部長のほうが3万人といわれましたけれども、平均して多分四、五万人来ていると、自治区長、それぐらいですよね、多分それぐらいの数字は見込まれると思います。その四、五万人というのは実際は3カ月間の間に来られる人数です。ということは1カ月の間に1万人以上の方が旭町にお越しいただいているというところで、じゃあその内訳を確認したときに、実は浜田市民ではなくて多くは九州方面そして関西方面から泊まりや、もっと言うと日帰りで来られるというところが、これが現実なところです。 ウィンタースポーツ、スキーですね、私もここ数年は行ってないですが、基本的にはやっておりました、昔から。そのスキーというものは、スキー場というものはそこに行って実際に体験してみないとなかなかわからない。そうですよね、教育部長。スキー場というのは行ってみてわかるところがあろうかと思います。山本部長はよく行かれていると思いますし、昔からずっと行かれてるということは私も存じております。 ただ、そういった部分で浜田市民並びに浜田市の中でそのスキー場の取り扱い、ゴルフ場の取り扱いが実は低いんじゃないかなと感じているところがあります。その温度差、ギャップ、そういった部分がこれらの観光資源というものがなかなかうまく使えていないという一つの要因ではなかろうかなと考えているところでありまして、例えば産業経済部に毎週ウィンタースポーツ、スキー場に行くという職員が果たして今いらっしゃるのかどうなのか私も存じていませんが、そういう方がいらっしゃればより一層アサヒテングストンも魅力ある施設になっていくのではないかなと思いますけれども。 そういうふうな繰り返しをすることでスキー場もゴルフ場も五つ星、四つ星になっていくんじゃないかなと思いますけども、そのあたり、部長、どのようにお考えでしょうか。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 議員ご提案のウィンタースポーツのスキー場、そういった面で考えますと、浜田が昔から、私はスキーしないんですが、私の知人の財務部長なんかはよくしておりまして、それで話も伺っとるんですが、浜田では海水浴場とスキーができると。それで、先般酒田市の職員の方とちょうどお会いする機会があったんです、山形県の酒田市。それで、浜田では海水浴やってスキーもできますよと、それが30分ぐらいの程度のところでスキー場が車を飛ばせばありますよと言ったところが、酒田市のほうが上手でございまして、中村さん、酒田ではスキーと海水浴が同じ時期にできるんですよと言われたんですよ。海水浴ができるシーズンに雪があるそうでして、蔵王は。それで同じ時期に同じウィンタースポーツとサマースポーツが楽しめるって、そういった地域もあるんです。ですから、議員ご提案のそういった魅力ですね、海水浴もある、ゴルフもできる、ウィンタースポーツもできる、そういった魅力は浜田の売りになるのではないかと思っておりますので、今後一生懸命努めてまいりたいと思っておるところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 私も同時にできるとは思っていませんで、なかなか五つ星は難しいかなと思っています。でも、四つ星ぐらいはぜひとも目指していただきたいなというところで。 それではじゃあ次に、それらの主な施設の建設コストとランニング費用をお尋ねしたいと思います。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 主な施設の建設費用とランニング費用といたしましては、浜田市の最大の集客施設でございます、しまね海洋館アクアスの建設コストがペンギン館や白イルカプールの新館も含め約120億円で、ランニング費用が約6億円であると伺っております。市の施設におきましては、世界こども美術館創作活動館は建設コストが約19億円でランニング費用が約7,000万円であります。そのほか、ゆうひパーク浜田は建設コストが約12億円でランニング費用が約1億7,000万円と伺っております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今の答弁の中で部長が、美術館の建設費用が19億円で、そしてランニングコストが7,000万円と言われましたけれども、実は浜田市もう一つ美術館がありまして、美術館関連でこの二つの美術館でランニングコストは多分約1億2,000万円から3,000万円ぐらいだったんじゃないかなと記憶しておりますけれども、実は人口6万人程度のまちで美術館のないまちもあると思います。ほかにも浜田の主な観光施設で言うならば、例えば千畳苑、今日も話上がってましたけども千畳苑、あときんたの里、そしてしまねお魚センター、金城カントリー、弥栄のふるさと体験村などがあると思いますけれども、これらのおおよその数字で構いませんけれども建設費用とランニングコストをおおむねでお答えをいただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) すみません、漏れがあったらご指摘いただければ。私の今持っている数字でございます。まず、浜田自治区から、国民宿舎千畳苑、これが建設コストは約15億円でございます。ランニングは約2億4,600万円かかっております。それから、しまねお魚センター、建設コストが約5億8,700万円でランニングコストは約4,000万円でございます。それから、金城のきんたの里でございますが、約7億円の建設コストでランニングが約1億6,500万円でございます。それから、旭で地域交流プラザまんてんというのがございます。これは建設コストは約8,300万円でございますが、ランニングが約3,500万円。それから、弥栄にいきまして、ふるさと体験村が建設コストが約5億6,400万円でランニング費用が約5,800万円ということで数字を把握しておるところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 伺ったんですけれども、金城カントリーがもしわかれば教えていただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中村俊二) 金城カントリーでございます。これは、大変すみません、建設コストは約13億円と伺っております。それから、ランニング費用でございますが、約2,100万円と聞いております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今この数字をなぜ伺ったのかというところなんですが、施設をつくれば必ず多額のランニングコストはかかってくるというところを皆さんの中で一度認識をしていただきたいという思いもありましたし、私自身認識をしていなければいけないだろうという意味で質問をさせていただきました。 それでは次に、中項目として、浜田城周辺整備事業で整備した場合の具体的内容について伺いたいと思います。 小項目として、まず浜田城周辺整備事業を実施した場合、観光者または利用者の推移は10年間でどの程度増加すると見込んでいるのか伺います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明
) 浜田城周辺整備事業を実施した場合、城山公園の年間の利用者数は約6,000人で、現在の利用者の6倍程度になると見込んでおります。また、仮称浜田歴史神楽資料館を整備した場合は年間の利用者数は約1万6,000人で、このうち多目的ホールの利用者は約7,000人と見込んでおるところでございます。 この数値は、広島市民に対する浜田市の観光イメージ調査やアクアスが実施されました駐車場の車のナンバー調査などの結果をもとに、地元の利用見込みを加えて推計したものでございます。浜田城跡を訪問してみたいと思っておられる広島市民の割合から利用者数は推測して出しておりますが、先ほどの数値は訪問希望が毎年平均して訪れると仮定をしておりますので、10年間ではその10倍の利用者数になると思っております。なお、実際には施設整備直後に利用者が集中し、その後落ち込んでくるため、リピーターを得られるような取り組みが大切であると思っておるところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 答弁いただいたんですけれども、平均して約1万6,000人というお話ですが、もちろん最後部長が言われたように、つくったその最初の初年度は莫大な人がいらっしゃる。その後アクアス、最初に質問させてもらったアクアスが今3分の1までいっているということは、もちろんこの城山周辺整備事業を仮に実施した場合でも、最初は人がたくさんいらっしゃっても、後はどんどんどんどん減少していく。その平均値が1万6,000人と私も認識をしているんですけれども、そうしたものをグラフ化、中期財政計画とかも5年、10年スパンで出されているように、これも同じように例えば初年度は3万人ぐらい来られた、2年目は2万5,000人だったと、3年目は2万人だったとか、そうしたものの数字をぜひとも示していただきたい。その数字が当たっている、外れているではなくて、そのときそういうふうに考えたという数字がとても重要であって、その後この数字をもとに議員も含めて議論をしていく、そうした資料づくりというものはとても重要ではないかなと思いますし、そこで示される数字というものは実は大変重たいものだと私も認識しています。 これをもしそういうグラフ化というか、5年、10年というスパンのものをぜひともお示しをいただきたいのと同時に、それを作成するときにはこの石見地域が激しい人口減少地域であるということが一つと、もう一つは超高齢社会の中で高齢化率がどんどん高くなっていっている、そこをきちんと踏まえた上でのその数字をはじき出していただきたいと思うんですが、ぜひともそういう資料の提示、そしてそれを市民に開示をしていただきたいと思うんですが、そのあたりお考えを伺いたいと思います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 確かに今ご指摘ありましたように、答弁でもいたしましたようにオープン当初はかなり人が多くなって、それから3分の1程度に落ちていくという状況は承知しているところでございます。高齢化率とか人口減少率まで入れられるかどうかわかりませんけれども、今回のこの平均値についても郷土資料館等の利用者数も参考にさせていただきながら、県内の他の博物館等も参考にさせていただいております。今回浜田城周辺整備検討会で出雲にあります出雲弥生の森博物館や荒神谷博物館等も視察させていただきましたんで、そういうところが開館して既に10年とか5年以上たっておられますので、そういう状況を参考にさせていただいたり、浜田にありますこども美術館、平成8年オープンしておりますが、その入館状況等も参考にしながら、今ご指摘のありましたそういう数値もまた提供し公表させていただきたいと思っております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 非常に前向きに受け取っていただいてありがたいと思いますので、ぜひとも作成及び公表のほうをよろしくお願いして。 それでは次に、観光者または利用者の年代別や地域別をどのように見込んでいるのかお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 先ほどご紹介いたしました広島市民に対する浜田市の観光イメージ調査では、浜田城跡に訪問希望を持っておられる方の年齢構成は10代から20代が37%、30代から40代が35%、50代以上が28%という結果になっております。また、アクアスが実施されました駐車場の車のナンバー調査では、広島県が39%、島根県が29%、岡山県が9%、山口県が7%という結果でございます。浜田城周辺整備事業におきまして、観光客についてはおおむねこれらの調査結果と同様の傾向になるのではないかと見込んでおるところでございます。 なお、浜田城周辺整備事業は子どもたちのふるさと教育の場として、また市民の生涯学習の場として活用する目的がありますので、教育機関や公民館との連携を図ってより多くの地元の人たちに利用していただくことも重要と考えております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 広島のほうから約39%の方々がアクアスに来られていて、その数字をベースにこういうふうな1万6,000人ですか、その数字をはじき出されたというところは、意見交換会とまた全員協議会のところでご説明もいただいたんですが、それもケーブルテレビを見ている皆さんに一度確認をしていただくとともに、もう一つ思ったのはこの広島県の39%、この数字なんですけれども、少し広島県に限って言うと浜田出身の方が広島に働きに行っている、その数字もあるでしょうし、浜田出身の方が今広島に住んでおられて親の介護、親の面倒、そしてしょっちゅう帰省するそのついでにアクアスに寄っていると、そういうふうな数字が含まれているんじゃないかなというところがあるんではないかと私も考えるところがあって、実はそれほどやはり数字というのは厳しく見ないとなかなか難しいというところと、先ほどあったように例えば20年前と現時点では皆さんの生活状態が変わってきて、先ほど産業経済部長が言われたように今の観光動態が変わってきている。昔は団体とか、そういったものだったのが今はもっと小さい単位になってきている。そういうことも考えると、今は城山周辺整備事業でアクアスと同様に捉えていたとしても、将来はまだわからない。そのことを勘案するともっともっと厳しい目で見ていったほうがより一層この数字に本当の数字というものが出てくるんではなかろうかなと思うんですけれども、そのあたり部長の所見をお伺いしたいと思います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 先ほどご紹介させていただきました数字は、そういういろいろな調査、二つの調査をもとにお示しをさせていただいております。これ以外にも瀬戸ケ島埋立地の活用研究会のときにお示ししました、県が観光入れ込み調査でやっておりますアクアスに来られた方の5%が浜田市内に来られるという数字もあったりします。それ以外にもいろんな調査があると思います。このためになかなかコンサルにお金をかけて調査をするということは難しいことでございますので、今いろいろな県や関係団体等がやっておられる調査、また私どもが今ありました将来のこれから高齢化社会に向けてどのような推計ができるかということを再度もう一度検討しながらまた数字をお示しをさせていただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) わかりました。 それでは次に、浜田城周辺整備事業を実施した場合、年間維持費、将来維持費を城山公園、歴史神楽資料館、それぞれ具体的にどのように算出しているのかお尋ねをいたします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 浜田城周辺整備を実施した場合、城山公園の維持管理費は草刈り作業、植栽管理、トイレ管理、電灯の電気代等で年間約315万円と見込んでいるところでございます。仮称浜田歴史神楽資料館の維持管理費につきましては、施設の機能や規模によって異なりますけれども、現在お示ししております多目的ホールがある2階建て約1,700平米の施設の場合で年間約6,100万円、多目的ホールがない2階建て約1,450平方メートルの施設の場合で年間約5,470万円、多目的ホールがない平家建て約750平方メートルの場合で年間約4,520万円と見込んでおるところでございます。この維持管理費は指定管理者方式をもとに試算したもので、主には人件費、施設の警備、清掃、設備保守等の委託料、光熱水費、展示にかかわる経費等でございますが、さらに圧縮する方法も現在研究しているところでございます。 なお、施設の新設に伴い、統廃合を行う予定の既存の施設の維持管理費が約合計で1,070万円ございますので、この金額は先ほどの金額から減額できるものと思っております。 また、将来維持費につきましては建てかえ等の経費のことということで思っておりますけれども、その時点での施設のあり方等を再検討するということで現時点での推計の経費には含まれていないところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 経費のほうで言うんであれば、これの事業が平成26年度から多分この事業計画をされていると思いますけれども、その当時から現時点まで市の職員が4人いらっしゃると思います。その4人の、これが平成32年にでき上がると、実施されるという前提で考えた場合、7年間あります。その7年間の4人分の人件費も考えると、年間1人1,000万円と考えて年間4,000万円でそれが7人ですから2億8,000万円ですか。その2億8,000万円というのも民間で言うんであれば開業費のほうに計上されるものと私は思いますし、そしてそれが実際に事業実施された場合も間接的にといえど浜田市は関与しなければいけないと。それを考えると、この数字で表向きの数字はこれかもしれませんが、これ以外の数字も考えて数字が出てきてしまうと私は認識をしております。 それで、先ほど最後に部長が言われたのは、草刈りとそれから施設のほうで5,500万円と355万円で約5,800万円ですか。5,800万円という数字から維持管理費1,070万円が減額になると言われましたけれども、それでも5,000万円弱という数字が新たに発生する経費だと思うんですが、そこら辺は間違いないか、その認識でいいかどうかお尋ねしたいと思います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) まず、先ほど冒頭に申されました職員の人件費についてでございますけども、確かに今地域プロジェクト推進室がこの所管をしておりますが、ただ他の業務もやっておりますし、実際に設計等は都市建設部や中の展示物等については教育委員会等の職員もかかわっておりますので、なかなか職員の経費までこれに盛り込むというのは難しいんではないかと思っております。 それから、先ほどお示ししました維持管理費につきましては、一応オープンのときに必要な、その準備までに必要な嘱託職員の経費はこの中に含めて計上させていただいております。先ほど言いました1,000万円余りが引けるということで、今ありました5,000万円弱の管理費については指定管理方式をとった場合ということでございますので、そういう方式をとればこのぐらいかかるということで、その減額には努力したいと思っておるところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 減額の努力ということも言われましたけれども、約5,000万円弱という数字は間違いなく増えてくる数字だろうと思います。そうした部分が、国は公共施設再配置計画のもとにおいて地方にたくさんある公共施設を減らしなさいよと一方で言っているわけですよ。それをすることで地元の負担、そしてもっというと国の負担も抑えなければならない状況がもう目の前に来ているんではないかと。そういうことを勘案すると、数字はもっともっと厳しい目で見ていかないと、後々に大変なことになってしまう。そうした部分も含めてやはり市民に逐次公表しながらこの事業を進めるということであれば、市民のほうの納得も一定の理解を得られるかもしれないと私は考えるところでございます。 ということで、次の質問に移ります。 次に、浜田市海のみえる文化公園との文化の共有について、具体的手法をお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 浜田開府400年を契機といたしまして、城山周辺を浜田市全体の歴史文化ゾーンとして整備し、この地を市内各地に点在する歴史、文化、資源への案内機能を発揮する拠点として活用したいと考えているところでございます。このため、浜田城のみならず産業文化や神楽文化の展示など浜田の歴史文化全般の中で必要な機能を整理したいと考えており、各地のどのような歴史文化資源と結びつけていけるかは今後検討したいと考えております。 浜田市の海のみえる文化公園との連携がどのような形になるかにつきましては、現段階では具体的な検討はしてない状況でございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今の答弁の中で、歴史、文化、資源への案内機能を発揮する拠点と言われましたけれども、正直私はなかなかイメージが湧いてきません。そもそもここを整備する計画を最初に伺ったときに、市民が触れ合える遊歩道の整備と私も伺っていたと。文化を発信する拠点と思っていたんですけれども、そうであるならば浜田市に海のみえる文化公園という名高い公園がありまして、この公園、条例整備してありまして、この条例の目的が、個性あるまちづくりを推進するとともに市民相互の交流、触れ合いの場を提供することによって市民文化活動の創造の拠点と記載してあります、目的の欄に。歴史、文化、資源への案内機能を発揮する拠点と市民文化活動の創造の拠点と、これなかなかわからないなというところが正直な気持ちでして、ただお互いそれぞれ文化というものを共通の言葉で、それぞれ文化、山の上とそれから城山の下のところに文化というものを持ってくるんであれば、私の率直な感想として、思いとして、どちらが本当の文化なのか、それぞれ違う文化なのか、そのあたりがさっぱり理解できないというところが正直な気持ちです。そのあたりをきちんと説明しないと、城山整備しますよと言われても、文化を発信するところだと言われても、なかなかすぐにああそうですかとは言えないところが正直な気持ちなんですが、そのあたりご説明いただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 先ほど申しましたように、この二つの区域、県立大学や世界こども美術館、それから福祉センター等がある今の海のみえる文化ゾーンについてと城山周辺のこのすみ分けをどうするかということは、これからしっかり議論しなければいけないと思っておりますけれども、基本的には先ほど申しましたように城山周辺は歴史、文化を、どちらかというと歴史を中心にいろいろ学んでいただく、城山公園、城跡に行っていただいて見ていただき、それをまた検証なりをしていただく資料館が横にあるということで、歴史を中心に、また今各自治区にもいろいろな歴史的な資産がございますので、そういうものも紹介しながら見ていただいて、そういう実際現場にも出向いていただく案内機能もここで発揮できるものと思っております。 現在の海のみえる文化公園は、どちらかというと交流の文化ということで、市民の皆さんが憩いの場として使っていただいたり、あとは大学の皆さんが活用していただいたりということで使っていただいとるんではないかと思っております。この両方の施設のそれぞれのすみ分けについては先ほど申しましたようにしっかりこれから考えて、またお示しをしたいと思います。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 海のみえる文化公園は、朝夕は犬の散歩コースになってますし、場合によってはドッグランになっているときもたまにあります。それから、遊歩道が実はあるんですけれども、あそこはなかなか人が、夏は蜂の巣があってなかなか歩きにくいという声も伺いますし、冬はとてもじゃないけども歩ける状態じゃないというところも正直なところでありまして、城山周辺整備がそういうようなことに決してならないように、その辺はきっちりと管理をしていただきたいというところもお願いしながら、次の質問に移りまして、次に浜田城周辺整備事業を実施した場合、城山利用料、歴史神楽資料館の利用料とその推移についてお伺いをいたします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 城山公園につきましては市民の皆さんに浜田の歴史、文化に日常的に接していただき、また市民に親しまれる森としても利用していただきたいため、現時点では施設整備後においても利用料を設定する考えはございません。仮称浜田歴史神楽資料館の利用料につきましては、入館料や会議室等の利用料などが考えられ、浜田城周辺整備検討会におきましても受益者負担として必要との意見もいただいております。整備後の運営経費の試算においては、入館料は1人当たり400円程度を見込んでおりますが、今後の精査が必要でありますので、現在検討中の施設の整備内容によっても変動するものと考えているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) この施設を利用される方が1万6,000人と言われましたけれども、先ほど仮に400円というものの仮の数字が言われましたが、この400円というのは全員この1万6,000人から徴収というかいただくということを想定されているのかどうなのかお尋ねをします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 今回お示しをしております維持管理費の試算の上におきましては、全員ということではなくて、企画展等に来ていただく方の数字ということで、多目的ホールがある場合につきましては神楽を上演したときのその見学料は500円程度と思っておりますけれども、展示物の見学ということであれば企画展、おおむねこの試算では300人分ぐらいを計上しているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 全員ではないというところを確認をさせていただいたので、それでは次に移ります。 次に、浜田城周辺整備事業を実施した場合のその後の課題についてお伺いをいたします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 事業実施後の課題につきまして最も重要なことは、推計をいたしました利用者数を達成できる魅力的な資料館づくりだと考えております。浜田城周辺整備事業において複数の目標を掲げておりますが、第一は歴史文化の保存と継承と次代を担う子どもたちへのふるさと教育でございます。このことからも学校との連携を深めていく必要があり、これまでにアンケート調査や教育関係者へのヒアリングを行ってまいりました。今後も学校のニーズをしっかりと把握し取り入れていくことで、子どもたちにとって魅力的な資料館が、ひいては市民、観光客の皆さんにとっても魅力的な資料館となるものと認識をいたしております。 また、施設の運営管理においては、行政だけでなく市民やボランティアの皆さんの参画によって地域に支えられ、開かれた資料館となることがより友好的、効率的な運営につながるものと考えているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 子どもたちの学校のふるさと教育と言われましたけれども、実はこども美術館は入館者数のうち学校の宿題ですね、そうしたもので夏休みのときに美術館のほうに行ったりとか、そういう課題が多分課せられていると私も記憶しているんですが、例えばこの歴史資料館ができたときに今まで美術館に行かれていた子どもたちが歴史資料館のほうに行ってしまったら、美術館に行くという子どもたちが減るんじゃないかと。一方ではそういう心配もするんですが、そのあたりは問題がないのかどうなのか、そこまでまだ議論されてないのかどうなのか、教育委員会のお考えを伺いたいと思います。
○副議長(平石誠) 教育部長。
◎教育部長(山本博) 歴史館、資料館を利用すればほかの施設の利用はなくなるんじゃないかと、そういった整合はどうなのかというご質問だろうと思いますけれども、確かに資料館ができれば学校の活動時間も制約出てくるものではないかなとも思いますし、今美術館というお話がございましたけれども、その施設の利用が減るんじゃないかという心配もございます。そのほかには活動費ですよね、例えば資料館に行くとなるとその交通費、バス代等も要るんじゃないかと、そういったことで影響も与えるんじゃないかと心配もあります。 ですけども、一方では教育という観点から考えればいろんな施設があるということで教育活動の幅が広がるということも考えられると思っております。ですので、目的、狙いがそれぞれ美術館、資料館、ほかにもありますけれども、それぞれ目的がございますんで、その目的に応じて学校が利用するということになろうかと思いますけれども、後はどう活用するか、それから先ほどの予算であるとかその活動の時間、これらをどうやっていくかということが検討に上がってくるだろうと思います。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) まだまだ先のことなので今すぐどうこうはないと思いますが、その辺をしっかりと議論をしていただいて。 最後に、私がいまだはっきりとわかっていない部分がありまして、この歴史神楽資料館は、これは観光なのか、それとも教育なのか、優先順位の一番は何なのか、そこを最後だけお尋ねをしたいと思います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) お答えをする前に、先ほど答弁しました、少し間違いがありました。訂正をいたします。 入館者数の料金のことで、400円掛ける300人と申しました、これ3,000人でございます。申しわけございません、桁を間違えて。120万円を想定しておりますんで、訂正をさせていただきます。 今のご質問の、第一の目的はということではございますが、これはあくまでも教育が最優先、教育のことを一番、教育施設ということを考えております。でその次に観光交流ということを考えているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 時間も押してますので、次の質問に移ります。 次に、大項目で、駅北開発事業についてお尋ねをしたいと思います。 中項目として、現状ですが、浜田駅北エリアは、浜田市は長年の懸案事項であったJR踏切改良や、既に購入したJT跡地を売却し、駅北の一大整備事業を計画されています。このエリアには既に医療センターや地元スーパー、大型書店やコンビニなどが混在しており、市内随一の集客エリアとなっています。浜田市はJT跡地を活用して民間事業者の柔軟な発想、企画による提案を募り、提案内容を総合的に評価し、最もすぐれた事業者にJT跡地の売却を行い、浜田駅北エリアのさらなるにぎわいの創出を図ろうとしています。 この事業を推進するに当たり、幾つかの点について認識をお伺いいたします。 まず、現状の計画概要についてお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) まず、JR踏切改良につきましては、現在の君市踏切を浜田駅側に約40メートルほど移設し、平面交差により歩道と車道を分離する道路計画を進めております。 全体の道路計画としましては、レストラン再会付近交差点から家電販売店エディオン付近交差点までの約200メートルの区間としております。JT跡地につきましては、平成29年度に北側の約2,600平方メートルを県営住宅用地として島根県に売却することで調整をしております。住戸数は60戸程度と伺っております。 南側約5,500平方メートルにつきましては、公募型プロポーザルの応募図書提出を11月30日で締め切っており、今年中にプレゼンテーション及び審査会を実施する予定としております。駅周辺にふさわしいにぎわいづくりに資する計画か、また活性化に貢献する計画であるかなどを総合的に審査し、最優秀提案者を来年1月上旬に決定することとしております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) では次に、駅北エリアのさらなるにぎわいの創出を図ろうとされていますけれども、浜田市が考えるにぎわいとは何かをお尋ねしたいと思います。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 浜田市として考えますにぎわいであります。議員おっしゃいますように浜田駅北側には医療センターやスーパー等があり、集客エリアと現在なっております。JT跡地につきましては浜田駅の西側約400メートルに位置する立地性にすぐれた土地であり、この土地の有効活用を図ることにより、さらなるにぎわいの創出を目指したいと考えております。 多くの人が集い、回遊することにより、まちの活性化につながることが、にぎわいの創出と考えております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今、部長答弁の中で多くの人が集うと言われましたけれども、それは市民のことを指しているのか、それとも観光客のことを指しているのか、そのあたり、浜田市としてどのようにお考えかお尋ねをしたいと思います。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) もちろん市民の方々が当然医療センターを利用された際、見舞いに行かれた際に回遊するということも考えております。それから、もちろん外部からお越しになった方ですね、あそこは国道9号線が南北貫いておりますので、そういった方にも利用していただけるようなものを考えたいと思っております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 私のほうも部長と同じような考えで、これは対象者が市民だろうと思います。ここを商業施設ということで多分プロポーザルでホームページ上で出されたと私も思っておるんですけども、ここは観光客はほとんど来られることはないだろうなと、利用される方はあくまでも市民、浜田市民の方が行かれると。そうであれば、人口減少するこのまちの中で、先ほど申し上げたようにあの駅北のエリアには一つ地元のスーパーがあります。ここの新しく浜田市が今プロポーザルで売りに出している場所に例えば県外の業者、大手スーパーとか、そういった業者さんが来た場合、あの地域で二つのスーパーがともに成り行くことができるかと、維持できるかと言われると、それはなかなか難しいというところが正直な気持ちでもありますし、浜田市において消費圏域がそこまで広くないんじゃないかなと思います。先ほどスーパーと言いましたけども、もしスーパーではなくって、もう一つお話があるのがどうもドラッグストアというお話もありますが、そうなるとつい先日教えていただいたそのイズミの前のところに県外の大手ドラッグストアでしたか、あちらが来られ、そして市役所のすぐ側には県内業者さんのドラッグストアがあり、そうするとあそこにドラッグストアができると狭い圏域の中でドラッグストアが三つにもなってしまうと。いずれにしても浜田市は大変難しい判断を迫られるだろうなと思うんですけれども、その地元スーパーっていうにぎわいの中で、スーパーでもドラッグストアでもいいんですけれども、そこが地元以外の業者であればですよ、人が集まるというところのにぎわいはあったとしても、地元の業者間同士のそういう商いの部分のにぎわいというものが一つ消えてしまうというところもあろうかと思います。そうではなくって、あの地域が、そばにコンビニもありますし書店もありますけれども、遊技場もあります。そうしたものも複合的に物事を考えて、あそこをプロポーザルで判断をぜひともしていただきたい。そうすることによってあそこのエリアが、浜田市が人口減少してもあそこだけは何とか消費圏域として生き残っていけるんじゃないかなと思うんですけども、そのあたり、部長のお考えを伺いたいと思います。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 議員おっしゃる今のそういったプロポーザルに関する選定項目の要素については、当然に我々もそういったことは項目の中の評価点の中にそういった項目設けております。もともとあそこの跡地を浜田市が取得すると久保田市長が決定になられた背景には、一般の商行為に任せておいた場合に先ほど議員がおっしゃったような、そういった懸念もあることから、当然浜田市が中に入ってそういったことを行うということが基本的な目標として、それを実行してまいりましたので、今議員おっしゃった、そういったことは評価項目の中に地元であるとか、それからほかのところへの影響とか、そういった項目もありますので、そういったところからしっかりと見極めてまいりたいと思っております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今部長の答弁のとおりですね、市長が取得をされると、全員協議会の場だったと思いますけれども、あのとき表明されて、商業施設、あの辺をにぎわいの場としたいということを言われたことを私も記憶しておりますし、そしてあの地域を浜田市のコントロール下に置きたいと。そして、何ていいますか、余計な変な建物が建たないように浜田市としてしっかり管理したいと、私もそういうふうな話を聞いたので一安心もしていたんですけれども、そうした部分ですね、最後プロポーザルで来年の1月上旬には決定されるというところもあるというお話なんですけども、ぜひとも地元商業経済の部分でしっかりと貢献もできるような、そういう選定のほうもひとつお願いをすると同時に、やはり最終的には地元市民が一番有意義な、そういう選択ができるような、そういう地元の方々が一番利益を得られるような、そういう選定をひとつお願いをしまして、次の質問に参りたいと思います。 次に、計画が予定どおり進んだ場合、最終完成年度はいつごろになるのかお伺いをいたします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 完成の目途であります。道路改良につきましては、計画が予定どおりに進んだ場合、平成31年度末を一応完成の目標に置いております。県営住宅につきましては、平成32年度末が完成予定と県のほうから伺っております。JT跡地プロポーザルにつきましては、土地取得後5年以内に供用開始としておりますことから、遅くとも平成33年度末には最終の完成になるものと想定をしております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 次に、事業完成後、駅北エリアをどのような位置付けに考えているのか、浜田市の考えをお尋ねいたします。
○副議長(平石誠) 都市建設部長。
◎都市建設部長(下垣博史) 駅北エリアでございます。ここはJR山陰本線で分断された浜田駅南北の一体化を図ることが長年浜田市の課題でありましたが、南北自由通路の整備や浜田医療センターの移転新築によりまして、ある程度一定の成果があったものと認識はしております。 今後、君市踏切の改良やJT跡地の有効的な活用によりまして、駅北エリアがさらに充実し、浜田駅周辺一帯が活性化されることで浜田市の拠点がより強固になるものと考えております。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今部長の答弁のありましたように、浜田駅周辺が一帯が活性化できるという部分って申されたように、ここは先ほど申したように浜田市最大の消費地になるんじゃなかろうかと思いますし、浜田市で人口が減少しても最後に残れる消費地だろうと私も思います。ですので、浜田市においてはしっかりとした計画のもとで判断をしていただきたいなと思いまして、次の質問に参ります。 次に、大項目の3、高齢者の交通事故についてですけれども、中項目として浜田市の現状について伺います。 まず、最近高齢者の交通事故に関するニュースが毎日のように報道をされています。日々の高齢者の生活が交通事故に限らず多くの問題を抱えている現状があると考えます。そうした観点から幾つかの点について伺います。 小項目の一つ目として、高齢者、65歳以上ですけれども、交通事故の件数と割合をお伺いをいたします。
○副議長(平石誠) 総務部長。
◎総務部長(植田和広) 交通事故等の件数は、歴年で集計されておりますので、1月から12月までの1年間の数字でお答えをさせていただきます。 浜田警察署管内で発生した負傷者を伴う人身交通事故件数と、そのうち高齢者が起こした件数の割合は、平成25年は146件のうち27件で18.5%、平成26年は131件のうち31件で23.7%、平成27年は83件のうち24件で28.9%となっております。なお、今年は11月21日時点で76件のうち20件で26.3%であります。高齢ドライバーによる事故は全国で相次いでおり、県内でも人身事故のうちおおよそ23%は高齢者の運転が事故につながったものだということでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 交通事故のうち23%ということで、約25%ですね、それぐらいの方が高齢者の方が事故を起こされているということを認識して、次に、高齢者の救急車の利用件数とその割合をお伺いいたします。
○副議長(平石誠) 消防長。
◎消防長(藤井哲二) 救急出動件数につきましても歴年で集計しておりますので、その件数とその割合についてお答えします。 平成25年中は総出動件数2,958件に対し高齢者の利用件数は1,931件で、その割合は65.3%でした。平成26年中は総出動件数2,875件に対し高齢者の利用件数は1,898件で、割合は66.0%でした。27年中につきましては、総出動件数2,824件に対し高齢者の利用件数は1,971件で、その割合は69.8%でした。なお、平成28年につきましては10月末現在で総出動件数2,323件に対し高齢者の利用件数は1,564件で、その割合は67.3%でございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) そのうち、わかればでいいんですが、交通事故の部分でもしわかれば教えていただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 消防長。
◎消防長(藤井哲二) 25年中につきましては、先ほども申しましたように1,931件中71件、26年中は1,898件中の72件、27年中は1,971件中の76件、28年につきましては1,564件中の73件でございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 一定の数がずっとあるということを認識して、次の質問に参りますが、次に高齢者の日常生活状況はどのように把握されているのかお尋ねをいたします。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 高齢者の日常生活状況につきましては、浜田地区広域行政組合が3年ごとに策定します介護保険事業計画の基礎資料とするために実施をする、日常生活圏域ニーズ調査等によって把握をしております。この調査は平成24年度から平成26年度までを計画期間とする第5期介護保険事業計画から行っているもので、世帯状況を初め介護や介助の必要性、健康に関すること、地域活動への参加状況や物忘れリスクなどについて把握に努めているところでございます。 引き続き関係機関と連携をとりながら状況の把握に努めてまいります。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 時間もありませんので、次の質問に参ります。 次に、交通難民と言われる方々の状況はどのように状況を把握されているのかお尋ねをいたします。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) ご質問の件につきましては、その定義が明確に示されていないため、ここでは交通空白地域における運転免許をお持ちでない65歳以上の高齢者として定義しお答えをさせていただきます。 浜田市では、この度策定をいたしました浜田市地域公共交通再編計画の基礎調査といたしまして、平成26年度に交通空白地域を対象としたアンケート調査を実施いたしました。この調査の中で回答のありました65歳以上の方730人のうち297人が運転免許を持っておられず、運転免許の非保有率は40.7%でございました。また、ふだんの移動に不便を感じているかという回答が、感じているという回答が約22%ありましたが、そのうちの6%は自分で運転のできる方であり、交通の不便さだけでなく自らの運転への不安感もあらわれた結果であると思っております。 なお、問い合わせ件数につきましては、個別に周知はいたしておりませんが、敬老乗車券申請窓口等で高齢者の方と積極的にコミュニケーションをとる中で日々実情の把握に努めているところでございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) わかりました。 それでは次に、買い物難民と呼ばれる方々の状況はどのように把握されているのかお尋ねをいたします。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) ただいまのご質問の件につきましては、全容を把握できておりませんが、先ほど地域政策部長が申し上げましたとおり、交通空白地域におきましては買い物や通院などの移動に関する不便を感じている方が相当数いらっしゃいます。また、移動販売の利用状況としましては、浜田市商業活性化支援事業補助金を受けている二つの事業者による移動販売を利用している方が1月当たり延べ約1,000人、地域交流プラザまんてんの移動販売を利用している方が1月当たり延べ約1,500人おられる状況であります。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 先ほどの交通難民及びこの買い物難民と言われる方々なんですけれども、ただの公共交通空白地域というだけではなくって、実は路線バスが走っているところも買い物難民と言われる方がいらっしゃいます。長沢町のほうにバス路線ではあるんですがスーパーまでそのバスが行ってないというお話で、実は議会報告会の中でバスをそういうふうに回してもらいたいという声もいただきました。そのあたり、もし部長のほうでそういう計画なりそういうお話ができる部分がありましたらお示しをいただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 先ほどお話ししました浜田市地域公共交通再編計画を今回策定いたしておりますが、その中におきましても今議員からありました長沢町地内の方が、周辺にありますスーパーに買い物に行くのにバスが通ってないので不便だという声をいただいております。そのことから、今回のこの公共交通の再編計画の中に入れまして、今の長沢瀬戸ケ島線のバスルートの見直しを検討するということで、県立大学との共同研究でアンケート調査も実施いたしました。何とか平成29年度中もしくは平成30年度ぐらいにはルート変更ができると思っております。ただ、ルート変更するためにはバス停の設置や料金をどうするかとか、そういうこともありますんで、できるだけ早くそういうご要望に対応できるように努めてまいりたいと思っております。
○副議長(平石誠) 足立議員、1時間たちましたので、お知らせしておきます。どうぞ。
◆1番(足立豪) そのバス路線の変更する際に、今まで走っていたところを潰すんではなくって、そこらあたり今まで走っていたところを一緒に網羅しながらぜひとも検討のほうをお願いしたいと思いますし、今部長から前向きなご答弁いただいたんで、これは長沢町民としても非常にありがたいことだなと思いますんで、ぜひともそれを実施に向けて取り組んでいただきたいと。 それをお願いして、最後の質問に参りまして、ごみ屋敷といわれる状況は浜田市においてどのように把握されているのかお尋ねをいたします。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) ごみの管理に問題がある、いわゆるごみ屋敷の状況につきましては、一般質問1日目の野藤議員の個人一般質問にお答えしましたとおり、実態調査というものは実施しておりませんので、全体の把握はしておりませんけれども、地域包括支援センターには年間数件の情報提供や相談が寄せられている状況でございます。
○副議長(平石誠) 足立議員。
◆1番(足立豪) 今回この高齢者の交通事故に関してから始まって、救急車、それから日常生活、そうした部分についてお尋ねをさせていただきました。その理由は、もちろん社会的な部分で高齢者を取り巻く環境というものが日々刻々と変化している、そしてもう一つが高齢者自身の体調の大きな変化が実はあります。その中で認知症になってしまってごみの分別がしないんではなくてできなくなってしまう。その状況を本来行政においてきちんとサポートしなければいけないような状況がもう来ているのではないかと思います。高齢者、私も知るところ、お話を聞く限り、70歳を過ぎると多くの方が物忘れが激しくなってしまう。もうこれはしょうがないことなんですよ。そのあたりを認知症と見るのかただの高齢と見るのか、その辺はいろいろあると思いますが、そのあたりも行政が介入すべきところだろうと私は思いますし、本来そこは地域包括支援センターがしっかりとサポートするべきところだろうと私も感じているところでありまして、この部分につきましては引き続き次の一般質問においてもしっかりと踏み込んで質問していきたいと考えておりまして、本日はいろいろお話を聞かさせていただきまして、前向きなご答弁もいただいたところで、私の一般質問を終わりたいと思います。
○副議長(平石誠) この際、暫時休憩します。再開を15時25分とします。 午後3時12分 休憩 午後3時23分 再開
○副議長(平石誠) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて個人一般質問を行います。20番西村健議員。 〔20番 西村 健議員 質問席〕
◆20番(西村健) 20番、日本共産党の西村健でございます。よろしくお願いいたします。 早速質問に入りたいと思います。 まず、大きな1点目として、先の9月定例会に続いて介護予防・
日常生活支援総合事業について伺いたいと思います。 前回私は、来年4月から要支援者の訪問介護、通所介護が介護保険給付から外れ現在の介護予防事業や地域支援事業が新しい介護予防・
日常生活支援総合事業に移行することに伴い、利用者や市民へのサービスや負担、あるいは事業所の運営はどう変わるのかなどについて明らかにする立場で質問を行いました。今回も、その後の浜田市や事業者の準備状況などを確認しながら制度の問題点や課題を明らかにしていきたいと思います。 まず、中項目の1点目、各種サービスの需要、供給量の把握状況について伺います。 1点目、サービス提供事業者の事業参入意向調査の状況について、サービス種別ごとに伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 介護予防・
日常生活支援総合事業では、訪問型サービスと通所型サービスに新たなメニューを追加いたします。訪問型サービスにつきましては市内で介護予防、訪問介護を営む全24事業所のうち14事業所が新サービスを実施する見込みで、本年9月議会で西村議員の個人一般質問にお答えした状況と変化はございません。 通所型サービスにつきましては、市内で介護予防、通所介護を営む全29事業所のうち23事業所が新たな通所型サービスもあわせて実施する見込みで、本年9月議会でお答えした時点より7事業所増加いたしました。また、現行の介護予防、通所介護事業のほか老人保健施設に併設して通所リハビリテーション事業を営んでいる事業所の一部に通所型サービスの実施を検討されているところがございます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 昨日も新サービスという言葉の定義といいますか、内容について説明が少しありましたけれども、新サービスというのは緩和型サービスを指しているという理解でよろしいでしょうか。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) おっしゃるとおりです。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) ということは、現行の訪問介護、通所介護については来年の4月以降も従来どおりサービスを提供するんだけれども、新たに始まる身体介護を必要としない人を対象にした、いわゆる緩和型と言われるサービスについては、先ほどの答弁では訪問で10、それから通所で6事業所が参入しないという理解でよろしいでしょうか。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) おっしゃるように、緩和したサービスに参入しないと言われたのは今言われた数になります。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) それでは、2点目、この調査の過程で事業者からはどのような声が上がっているのか伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 事業者の皆さんには、本年3月、8月、10月に説明会を行い、その後のアンケート調査なども含めて意見や要望をいただいているところであります。主な声としましては、報酬単価については積算方法の確認や額の上積みを要望されたもの、設置基準に関しては人員配置基準の考え方の確認や緩和を要望されたものなどがありました。なお、いただきましたご意見、ご要望につきましては、本市と事業を実施する浜田地区広域行政組合と江津市とで事業内容の再度の精査も行った上で逐次に回答してまいったところでございます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 報酬単価の上積み要望やそれから人員配置基準について緩和を要望する声があったということでしたけれども、この二つの点についてもう少し突っ込んでというか詳細にというかご答弁いただきたいんですが、その中身について。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 報酬単価については、現行しておりますサービスの最初7割程度という考えで設定したと思いますが、事業者の方からしますと今までサービスを利用してた要支援1、2の人がもしかするとそのほうではなくて緩和型に行かれるということもあり得ますね。そうすると、そういう事象が起きただけで減算になるというイメージになりますので、少しでも単価を上げてもらえないだろうかというところが正直なお気持ちだったと思います。 それで、我々としては、本来の報酬単価の中には中山間地でサービスを提供する場合に上乗せというのが加算で見てあったわけですが、それについて今回の緩和型については加算としてつけるんではなくて5%、通所介護だったら5%ですけど訪問介護だったら20%ですか、ぐらいの相当の追加をすることにして最終的に報酬を決めたという経過がございます。 それから、人員のほうにつきましては、現在やってますデイサービスセンターで今は予防の方も介護を要する方も一緒に通っておられるわけですけど、今度からああして総合事業で緩和型でやるといったような形になるとサービスの内容も大分違いますし、そうすると同じ場所で今までの職員がいてそこに通ってもらうわけですよね。だけども、一応基準上は緩和型のほうにはまた新たに1人はつけなきゃいけないといったようなことがあって、その辺の考え方についてできるだけ緩やかに、サービスは分けてやるから基準については考えてもらえないかという、職員を合理的に活用したいということで、そういう希望はあったと思ってます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) わかりました。 3点目、利用者や関係者、市民に対する制度周知を含めたサービス利用意向調査の状況について伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 現在要支援認定を受けてサービス利用をしている方には、10月末にまず制度改正をお知らせをするためのチラシを配布しておりまして、利用者の皆さん個々への周知には地域包括支援センターのほか利用者を担当する居宅介護支援事業所のケアマネジャーの皆さんにもご協力をいただいているところでございます。これら利用者の皆さんは、次回の認定更新の時期に合わせて制度を移行していくことになりますので、具体的な利用移行につきましてはそれぞれの認定更新の際に改めて意向の確認をさせていただくことになります。 また、現在の
ミニデイサービスや軽度生活援助サービスの利用者の方につきましては、職員が
ミニデイサービスの会場や利用者のお宅を訪問し、事業の説明等を行いながら利用意向の把握を行っているところでございます。 また、地域福祉活動の中心となっていただいてます民生児童委員の皆さんに対しましては、理事会や地区の定例会等の会場へ職員が赴きまして、この事業の説明を行っているところでございます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 要支援の利用者の意向については先ほどの答弁でもありましたし、9月のときにも伺いましたけれども、要するに4月以降にならないとわからないという、そういう状況の中で、先ほど緩和型の新サービスに訪問で14、それから通所で23の事業所が参入の意向だということでしたけれども、それに対してどれだけの利用の申し込みがあるのかと。どれだけそれを把握されているのかという点が私としては非常に気になるところです。 昨日の芦谷議員の質問の答弁の中で、250人とか300人とかという数字がたしか答弁の中にあったように思いますけれども、この点については先ほどの調査の中でどの程度把握をされておるのか、この点について伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 現在、先ほどの芦谷議員に答弁させていただいたのをもう一度言いますと、現在公民館で実施してます
ミニデイサービス、これをご利用の、現在の言葉でいうと特定高齢者の方が500人ちょっといらっしゃいます。それと、現在要支援として認定をされて要支援の予防サービスを受けておられる方が約300人ということで、総数でいうと800人強ぐらいいらっしゃると。この方々が総合事業に移行される可能性があるということであります。 これまで、先ほど答弁させていただきましたその利用者の方に伺いながら、こちらのサービスが新しくなるということも説明させていただきながら利用意向を聞いてる中では、500人以上おられる
ミニデイサービスの利用者の方も、それから要支援のサービスを利用されてる方も、いずれも全体の2割程度、現状ではですね、ですから800人の2割程度ですから160人強ぐらいですか、そのぐらいの方が利用があると現状では見込んでいるところであります。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 見込んでいるというのは、具体的に現在利用されている方と接する中でそういう意向が示されたという理解なんですか。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 現在説明をして、相手の方にそれじゃあどうしようかなと言って話を伺ってますけども、現時点ではそういう割合ではないかなと思っているってことですね。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) しつこいようですけれども、要支援の利用者については次の認定の時期までその意向確認は待つという先ほどの答弁があったんですが、そういう中でも個別にやりとりの中で意向把握ができて緩和型を利用される意向だというのが2割という意味なんですかね。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 時間的な流れがありまして、今時点では初めてお話を聞かれて、現実に目の前にそのサービスがあるわけではありませんし、頭の中で考えられてじゃあどうしようかなというご返答だと思います。現実にその要支援の認定を受けておられる方が更新が来たときに、それはある人には5月かもしれませんしある人は10月かもしれません。そうするとサービスが始まってますし、本人が得られる情報もあると思いますので、そうしたところではまた変わってくる可能性も当然あると思います。現状まだこちらが説明できる範囲の中で言われているのがそのぐらいということであります。 また、ミニデイのほうの利用者の方については、今までと様子が変わりますし、ですからまだ思案をされているという部分がかなりあるんではないかなと思っております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) それでは、続いて4点目、利用者や関係者、市民からはどのような声が上がっているのか伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 利用者の皆さんなどへの説明につきましては、先ほど申し上げたとおりであります。おおむね理解していただいてるのではないかと思っておりますが、話を聞かれた方の中には制度の改正そのものが複雑であるということ、それからサービスが新しく変わって、そうした新しいサービスを受けることが不安であるといったような声を伺っております。 具体的には、制度改正により一部のサービスの位置付けが見直されて、また同じ要支援認定者でもその使われるサービスによっては認定手続が必要であったり必要でなかったり、そうしたことがあるといったことが複雑だといった印象を与えて、どのように変わっていくのかなということで不安に感じられているんではないかと思っております。 今後も利用者の窓口となりますケアマネジャーを初め、関係事業者の皆さんなどのご協力もいただきながら、制度の理解をしていただくよう努めてまいりたいと思っております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 利用者や関係者に限らず制度改正の中身が複雑でわかりにくいと、したがって不安だという気持ちになるのは私は当然のことだろうと思うんです。誰でもこの制度の中身は正確には言える人はいないと思います。それぐらい複雑な制度だと。その複雑にしたのは国だと思います。 5点目として、以上のことから当面来年4月の新制度移行までの浜田市としての課題認識について伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 今のご質問の答弁をさせていただく前に、先ほど答弁した中に誤りがありましたので訂正をさせていただきます。 先ほどの報酬単価のところで、本来考えていた案に対して通所介護は5%ずつ程度、それから訪問介護は20%程度の加算的な意味合いを込めて上積みをしたという説明しましたけれども、訪問介護のほうは20ではなくて10%でしたので、すみません、訂正をさせていただきます。申しわけありませんでした。 それでは、今のご質問に対しましてお答えさせていただきます。 来年4月までの課題といたしましては、利用者や市民の皆さんが制度改正に感じられる不安の解消につながるよう、新しい制度への理解をいかに深めていくかという点がございます。サービス事業者の皆さんには引き続き、制度に対する理解や円滑な制度導入に向けて今月中に浜田地区広域行政組合による説明会も実施される予定であります。また、利用者の皆さんのサービス利用環境の変化に対する不安、一部に生じる新たな負担への不満などに対しましては、職員や担当ケアマネジャーが直接利用者の方と接し、丁寧な説明を重ねる中で解消していくように努めてまいります。皆さんに満足していただけるような仕組みになるよう取り組んでいきたいと考えております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 事業者に対しては先ほど今月中に説明会を実施すると、広域行政組合がするということでしたけれども、私は市民からの利用申し込みに対して事業者が果たしてスムーズに対応できるのかという、受け入れができるのかという点で少なからず不安や疑問を現時点で抱いています。何に対する不安や疑問かといえば、それは雇用あるいは人員配置の問題です。この間ずっと介護の世界ではよく言われてきたように、人が不足していると、スタッフがということが言われてきてるだけに、果たして利用申し込みに十分対応できるような雇用なり人員配置ができるのかという点で非常に不安視をしてるんですけれども、その点について浜田市としてはどのような認識をされているのかなと思って、その点について伺いたいと思います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 先ほど事業者の説明会をした後でどういった声があったのかというお尋ねがありまして、幾つかお答えさせていただきましたが、その中で当然今議員が心配になっておられるような問題もあったと思いますけど、特に大きな声として、そういうことが問題だから自分のところは参入したいんだけどもできないんだということの声を多く聞いたということは私もまだそういう話はありませんでした。それで、ご存じのように浜田市のほうでは介護人材を確保するために福祉部のほうでは支度金の助成でありますとか研修の助成でありますとか以前からやっておりますし、地域政策部ではシングルペアレントの事業もやってます。広域行政組合ではキャリアアップのための補助金制度もやっております。ですから、我々としましてはそうしたことをしっかり活用していただいて、何とか人員の確保もしていただいて新サービスにも取り組んでいただきたいという気持ちでおります。実際にまだ本当に始まるまでもう少しありますので、またそうした事業者のほうから声があったり何かいうことがありましたら、またそのことについては検討したいと思っております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) わかりました。恐らくそういった声が余り聞こえてこないというのは切迫してないからだと思うんです。要するにこれだけの人が利用をする予定だといった正確な把握ができてないからだと私は思います。恐らくそれが見えてくればそんなに悠長なことは言っていられない状況が出てくるんではないかなと思っておりますが、それはそれで終えたいと思います。 次に、中項目の2点目として、
ミニデイサービスについて伺います。 まず1点目として、介護保険制度が始まる前からの歴史を持つ
ミニデイサービス事業に対して、浜田市としてどのような自己評価あるいは総括をしておられるのか伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二)
ミニデイサービスは平成11年から開始をしまして、長年にわたって本市の介護予防の中心的な事業として実施をしてまいりました。現在33の会場で五百数十人の方に利用をしていただいております。高齢者の運動機能の維持や閉じこもりがちな高齢者の交流の促進などに多くの効果があったものと思っておりますし、多くの利用者の皆さんに喜んでいただいてきたと思っております。 しかしながら、一方では各会場での利用人員がある程度限られることから、特定の人が継続で利用されることによりまして新たな利用者への拡大がなかなか行いにくかったということ、また利用者の負担を求めない方式を継続してきたことによりまして介護保険制度の趣旨の一つであります費用負担の公平化という考え方に沿わなくなってきたということが反省点として上げられると思います。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 新たな利用希望に応え切れなかったり利用料の面で反省する点はあるんだけれども、高齢者の運動機能の維持や、それから交流促進の面で大きな役割を果たしてきたということで、おおむね高い評価を自己評価をしてると受けとめました。 一言感想めいたことを言わせていただければ、利用料無料というのは私は反省する点が全くないとは言いませんけれども、誇っていいことだと思っております。その点だけは言っておきたいと思います。 2点目として、9月定例会の答弁では
ミニデイサービス事業は形を変えて残すという答弁でしたけれども、今後
ミニデイサービス事業の形はどういうふうに具体的に変わっていくのか、この点について伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 現在の
ミニデイサービスは、この今までの
ミニデイサービスというのは介護予防事業という位置付けだったということでおことわりしておきますけれども、従来の
ミニデイサービスは既存のデイサービスセンターを利用して内容を改めた新
ミニデイサービスとして実施をいたします。実施の会場や担い手は今までとは異なりまして、利用者負担も生じることなどの変化はございますが、必要に応じて送迎を行い、リハビリによる運動器の維持向上を主な目的とするメニューやレクリエーションを中心とした交流目的のメニューなど、多様なニーズへの対応を目指した内容としております。 さらに、従来どおりこれまでのミニデイのように公民館に集まりたいという要望がございまして、この要望を踏まえまして従来の公民館を会場としたサロン型の集いの場も用意することとしております。この公民館サロンは既存の
ミニデイサービス利用者に限らない自由参加の集いの場として、希望者が自主的に集まり、自主的に活動することができる場とするように考えております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 最後に言われた、今の
ミニデイサービスですよね、いわゆるサロン型と今おっしゃいましたけれども、その
ミニデイサービスが具体的に自主的な自由な参加だとイメージとしてはわかりますけれども、それ以外に何か現在と変更になる点はないんですか。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 一番大きな点は送迎がないということだと思います。これまでは
ミニデイサービスといったら送迎が必ずついてまして、それで公民館に集まってもらってそこで軽運動をしたりレクリエーションをしたりして食事をとって帰るといったような形だったんですけれども、今回は送迎はなしということ。それから、お世話をするスタッフですが、これまでは送迎がありましたので複数の、会場によっても人数違いますけども、スタッフが社協のほうで用意していただいて対応してもらっとったんですけども、新しい公民館型では、これまでにも答弁しておりますけれども生活支援コーディネーターという方を社協に来年の4月から、今は1人ですが今度7名にする予定でありまして、この7名というのは浜田市を七つの日常生活圏域に分けて対応するという意味で7人なんですけど、そのコーディネーターの仕事の一つとしてこの公民館サロンのお世話をしてもらおうと考えております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) その点をなぜおっしゃらなかったのかなと思うんです。 3点目に移ります。 利用者や民生児童委員などの関係者に対する周知やサービス利用の意向調査の状況及び反応について伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 現在の
ミニデイサービスの利用者の方には、先ほど少しお答えしましたとおり職員が
ミニデイサービスの会場に赴き、制度改正の内容について全体説明を行っており、今後の利用希望につきましてはその会場での聞き取りやご自宅に訪問しての相談により一人ひとりに確認をしているところであります。 また、先月放送がありました石見ケーブルビジョンの番組で「扉を開けて…市長室からのメッセージ」、これにおきまして市長自ら新
ミニデイサービスの開始について説明をさせていただきました。 利用者の反応といたしましては、現在の
ミニデイサービスを気に入っておられる利用者の方が多くて、従来どおりのミニデイ継続を望む声も当然ございますが、一方では話を聞かれた後で今後の新たな利用に向けてほかの参加者の方々と相談をされる様子なども見受けられました。 民生児童委員の皆さんへの説明に際しましては、
ミニデイサービスの見直しの理由や新たなサービスの内容、また公民館での自主活動の場合の交通手段に関する課題等の質問があったところです。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 先ほどの答弁でもありましたけれども、少し利用希望の状況について答弁ありましたけれども、非常に現在の
ミニデイサービスを気に入っておられる方が多いというお話でしたけれども、利用希望ですね、今後の、4月以降についてどの程度把握されているのか。そのまま継続したい、あるいは緩和型に移りたい、あるいはもう送迎がないんで遠くなんで通えないから仕方なくやめますと、やめざるを得ないということで、どの程度把握されているのか伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 今、先ほど言いましたように八百数十人いらっしゃいますので、ミニデイは五百数十人ですけど、いらっしゃいますので、全体説明会をやりまして、あと個別の利用意向とかという話をさっき説明いたしましたけども、その段階に入っているのはまだ4分の1が終わったぐらいです。それで、地域とか会場によって趣きが違うようでして、半分ぐらいは新しいのに変えてもいいよという地域もあれば、もうほとんどの方が今までどおりやってくれという、今までどおりのような形を選びたいというところもあって、一概に簡単に何割というのは難しいんですけど、先ほど言った、大まかにまとめると2割ぐらいというのが現時点でというお話です。ですから、まだ途中経過ですので、本当に細かいところまでの意向が把握できるまでもうちょっと時間がかかると思ってます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 先日、私はこの
ミニデイサービスにかかわっておられるお二人の方から話を、2人の方というのは民生委員の方ですけれども、お話を伺う機会がありました。いろいろお話は聞きましたけれども、二つの問題点を指摘を受けました。一つは、送迎の問題です。送迎なしでは恐らくかなりの人が利用をやめるんではないかと見てるという点です。もう一つは、生活支援コーディネーターですか、市の社協の職員が今後は1会場1人で、それに地元の民生委員なんかのボランティアが加わる形でその
ミニデイサービスを運営していくということで市から説明があったんだけれども、自分たちにはそんなスキルはないし、そんなことを急に言われても今後どうして運営していく自信がないと、困ってしまうということでお話をされていました。そういった声をお聞きになっていないのか伺います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) さっき答弁させていただいたところで、4分の1程度までは聞いたということを言いましたけども、その中での手応えとしては、新しくつくります新ミニデイ、それから公民館に残すサロン、どちらも使いたいとかという方がかなり多かったと聞いています。今度送迎がなくなるとか、新ミニデイに行ったら自己負担が出てくるとか、そうした新しいことがありますので、高齢者の方ですからなかなか不安が先に立ってどうなるんだろうかという気持ちのほうが勝ってしまうんではないかなと思います。ですから、先ほどから申し上げてるようになるべく丁寧にお話しさせてもらって、実際には始まったところにとりあえず参加してもらって、それで自分で体験していただいてということも必要かなと思ってます。 ですから、確かに今の時点でなかなか正確にどういうふうに利用の意向が分かれるのかっていうのを予測するのは難しいんですけども、今回そういう制度改正をしたというのは、現状やってきた
ミニデイサービスでは国が言うところの介護予防にもう少し力を入れた形がなかなか達成できないという課題を抱えていたところにそうした制度改正がありましたので、浜田市の固有の事情としてその
ミニデイサービスを新しい形の介護予防のスタイルに変えなきゃならんということがありまして、その点が非常に課題になっているというのは認識しております。 それから、先ほどのお世話をされている方の声なんですけれども、我々この
ミニデイサービスから公民館サロンに切りかえるのに当たりまして、きっかけとなったのは市長直行便がたくさん参りまして、市長も答弁したことがございますが、そういうことがあっていろいろ考えさせられまして、新たな現在の案を直行便出された方のところに示しまして、いろいろお話も事前にさせてもらいました。そしたら、かなり多くの方が、自分たちは例えば
ミニデイサービスに行ったらスタッフの人がお弁当をみんな配ってくれるとかお茶を出してくれるとかしてくれるけど、そんなことは自分たちでもできるんだと。だから、一方的にお世話になるばっかりじゃないよと、やればできるんだよということを言われる方もいらっしゃるということでありますんで、現在民生委員とか福祉委員としてかかわっていただいてる方が、この方々も新しいサービスになるときは不安だと思いますけども、今度は自主的な集いですから一緒になって参加していただいて、誰かが誰かにしてあげるではなくて、一緒にその場を楽しんでいただいて交流していただいたり一緒に運動していただいたりしていただければなと思っております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) その点はわからないことはないんですよ、おっしゃることが。方向性としてそんなに大きく間違ってるとも思わないです。しかし、結果的にそのことで一番いけないのは、利用をやめる人が出てくるということなんですよ。それはつかめてないでしょう、今までのお話ですと。ぜひつかんでほしいんですよ、私は。準備期間が何カ月かある今の時点でつかまないと、始まった、やめる人いっぱい出ましたということでは何のために形を変えてミニデイを残したのかわからない状況が生まれてくる可能性があるというふうに心配されるし不安に思うから、このミニデイの質問をしたわけですよ。ぜひその点を考えてほしいんです。 この点にかかわって、お金の面での質問をしますけども、この市の社協に対しての
ミニデイサービスにかかわっての委託料、これはどの程度からどの程度に変わりますか。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 社協に委託してます平成28年度のミニデイの予算は、約3,600万円相当です。それで、今聞かれましたコーディネーターですね、こちらのほうは、すみません、手元に数字が用意してないんですが、嘱託職員として雇用して7名分相当ということになります。数字がなくて申しわけありません。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 恐らく下がるんだろうと思うんですよ。上がるようなことはされないと思うんで、下がることは確実だろうと思いますので。私は、先ほど言われた趣旨は確かにわかるんだけども、一方では経費削減の趣旨もあるんではないかなと思うんですよ。その点答弁は要りませんけれども、いずれにしても私はそういった思いを抱くことから1年準備期間として置いて、今おっしゃるような自主的に動く、送迎なしでも利用ができる体制を準備期間として皆さん方持ってくださいと、その間に体制を整えてくださいという意味で1年先延ばしをするといったようなこともぜひ検討していただきたいんですよ。その点についてご答弁いただきたい。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 今おっしゃった点については、今回の制度改正があって、後から答弁する中にも出てきますが、これに回せる財源がある程度限られます。それと、これまでミニデイはいい点もありましたが、どこかで反省しなきゃいけない点として申し上げた部分については直さなきゃいけないということが課題でありましたので、この機に来年度に向けて準備をきちんとした上で移行したいということは変更しないつもりでおります。 先ほど申されました、例えば今回の改正によってもう利用するのはやめたという方が出るというのは非常に残念なことであります。それで、介護予防の中には閉じこもりの防止、つまりそういう社会的なつながりを絶ってしまって自分の家に閉じこもって人と接しなくなるということになると、認知症でありますとか体のふぐあいでありますとかいろんなことがどんどん起きてくるというのが一番まずいということでありますので、そうした利用をやめるという意向を示された方については、従来からも閉じこもりの予防については保健師等が訪問していますけども、そうしたあたりをしっかりフォローして、また気が変わってそうした場にも出ていただけるように何とかお話をしたり、社会とのつながりを持っていただいて交流ということをしていただくということは努力をしていきたいと思っております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 気が変わるのは、状況が変わらなきゃ気は変わりませんよ、恐らく、と思います。ぜひ検討願いたいということを要求したいんですが、今のご答弁では無理だという感触ですので、私はぜひ利用しないという人が多数出ないことを願うだけです。この点は置きたいと思います。 次に、中項目の3点目として、事業費と財源について伺います。 1点目、新年度の事業費及び財源について、現在との対比で示していただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 現在の介護予防の事業費は約1億円で、介護保険者であります浜田地区広域行政組合からの受託費を財源としております。新年度の総合事業におきましては、対象者の区分が変わり、現行では介護保険者である浜田地区広域行政組合の保険給付をしている要支援認定1、2の人に対する介護予防訪問介護や介護予防通所介護の部分と、介護予防支援計画費の一部、合計約2億円が一応加わることから、計算上は約3億円に増えることになります。 ただし、総合事業においては訪問型サービス、通所型サービス等に関する予算の執行は主に浜田地区広域行政組合が分担することとしておりますことから、同組合からの受託費を財源とする浜田市の予算計上額は現在よりも減りまして約7,000万円になる見込みであります。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 確認したいと思います。現在の介護予防事業費に相当する予算というのは、今年度は1億円で来年度は約7,000万円に縮小するということでしたけれども、これはあくまでも人件費相当見合いが減るんであって、事業の中身そのものは変わらないという理解をしてよろしいですか。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) ペーパーでなかなかお示しできないので難しいんですけれども、現行の1億円に対してさっき2億円増えると申しましたけど、その2億円増える中から現在要支援1、2の方がサービスを利用しておられますよね。で、その部分が総合事業というのに移行して、さらに緩和型ができますね。だから、一旦こちらに振る格好にはなるんだけれども、その現行相当サービスとそれから緩和したサービス、総合支援事業でやるものですね、これについては現在介護保険の報酬を国保連合会を通じて事業者の方に払ってますけど、そういう支払いの方法で広域組合が実際にはやるということで、一旦浜田市が担当することになるんですが、現実的には予算の執行は広域がするということで、またこっちにお金が戻るみたいなイメージになって、差し引きすると残ってくるのは7,000万円ということであります。その残ったお金で市が直接委託して、緩和型の中でもメニューがいろいろありますんで、そうしたサービスに使ったりしていきます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) わかりました。 2点目、以前の答弁で介護予防事業費が前年度実績を基本に高齢者数を加味したものに変わるということでしたが、この点について具体的に説明していただきたいと思います。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) これまでの介護予防事業費は保険給付に要する費用の2%以内、包括的支援事業を含めた地域支援事業費全体としては保険給付費の3%以内が活用できる上限とされていました。 制度改正後は、制度移行の直前の年度、浜田市では平成28年度の介護予防事業費に、浜田地区広域行政組合から支出されている介護予防訪問介護、通所介護及び介護予防サービス計画給付費を加えた実績額を基準として、これに過去3年間の75歳以上の人口の伸び率を乗じた額が介護予防・
日常生活支援総合事業として活用できる額の上限とされます。 介護予防事業費の上限額は、これまで保険給付費の増加に連動して伸びてきておりましたが、浜田市におきましては75歳以上の人口は当分の間横ばいで推移すると予測されますので、この度の変更により、その横ばいで推移する間は事業費もほぼ据え置きになるものと思われます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 今回この中項目の事業費と財源の質問をしたのは、私自身がこの点について思い違いをしてたなというところがあったもんで、改めてそこを聞いて正しておきたいなと思ったんです。 それで、再質問として1点お尋ねしたいのは、先ほども少し話に出てました緩和型サービスの事業ですね、この事業費の財源というのはどういう予算の枠組みの中から出てくるものなのか、それが私今でもよくわからんのですよ。その辺について教えていただきたい。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) 枠組みと言いますと、どちらが所管するかとか、そういう意味でございましょうか。例えば組合と浜田市がありますが。枠組みという意味が少し。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 要するに、今までなかったサービスですよね、この緩和型サービスというのは。そしたら、事業やるにしたら財源が要るわけですから、どこから持ってくるのかなということ。
○副議長(平石誠) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(川崎功二) これまで介護予防として保険給付部分がありましたですね、要支援1、2の分と、それから地域支援事業として先ほど言いました介護予防事業費、浜田市では
ミニデイサービスやってますが、市としてですね、そうしたものが統合されたわけですね。ですから、財源というのは今まで国、県の財源とか当事者の保険料ですとか、そうしたものを財源として介護予防に充てる費用として、先ほど言った保険給付費であったり介護予防費であったりと仕分けをされて出されてきたものが一緒になって統合されるということで、財源そのものが変わったわけではなくて、要するに出すときの出し方、表面上は保険給付じゃなくなってしまいますので、そういうところで違いを感じられますけども、介護予防という観点では今までの財源と変わらないと思っています。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) よくわかりました。よくわかりましたけれども、ということであればそういう予算組みだから先ほど言った
ミニデイサービスのどっかを削って緩和型サービスの財源を捻出しないといけなくなるということでしょう。と思うんですよ、私は。いずれにしても、こういうときこそ
ミニデイサービスという浜田市独自の事業なんですから一般財源から捻出するとかといったようなことで、今の
ミニデイサービスを継続していくといったような方策をぜひとも考えていただきたいということを申し上げて、この点については質問を終わりたいと思います。 次に、大きな2点目として、浜田城周辺整備事業について伺います。 今日で一般質問も3日目ということで、かなりこの質問も出ておりますので、お聞きすることが大分減ったなという感じはしておりますけれども、私は私なりの意見も述べながら、確認の意味も含めて何点かお尋ねをしたいと思います。 1点目、浜田城周辺整備事業は公共施設再配置実施計画の具体化なのか。浜田城周辺整備と公共施設再配置実施計画との関係について伺います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 浜田市公共施設再配置方針では、新規施設整備は政策判断で必要な物に限ることとしており、政策判断で新規施設を整備を行う場合は長期的に新規施設と同等の既存施設を削減し、公共施設総量の増加を抑制するということにいたしております。 今回の仮称浜田歴史神楽資料館の整備につきましても、当然この方針に沿って事業を進めることといてしておるものでございます。 この事業では、浜田郷土資料館、旭歴史民俗資料館、弥栄郷土資料展示室、三隅歴史民俗資料館といった各地の資料館を統合するとともに、御便殿も活用することといたしております。これらの施設は浜田市第1期公共施設再配置実施計画に掲載されており、今後については各施設の統廃合を検討することといたしております。 仮称浜田歴史神楽資料館の整備に当たりましては、さらに新たな機能を追加することを検討しておりますが、公共施設再配置実施計画で進める同分類施設の統廃合を具体化する事業と考えておるところでございます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 最後のほうの部分でおっしゃった、整備に当たってさらに新たな機能の追加を検討しているということでしたけれども、この新たな機能というのはどういったことでしょうか。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) ただいま申し上げました新たな機能というのは、現在の浜田郷土資料館や各民俗資料館等はどちらかというと展示を中心にした施設でございますが、今回考えております仮称浜田歴史神楽資料館につきましては展示だけでなくいろいろ体験等をしていただくような多目的な学習室やミュージアムショップ、それから映像シアター、市民ギャラリーなど多目的に活用できる施設を考えているということで、新たな機能ということでご説明申し上げております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) それは先日説明があったというか、意見交換会で説明されたその3案に含まれてるんじゃないですか。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 確かに3案の中のいろいろご説明をさせていただきました多目的学習室等、そういうものでございまして、この新たな機能というのは先ほど申しました、現在ある資料館、郷土資料館等にない機能を加えるという意味でここに書いたものでございます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) わかりました。私は、これまでの経過から見ても、この浜田城周辺整備事業は政策判断によって進めていく事業だということは明らかだと思いますし、したがって今ご説明あったように、問われているのは事業の必要性だと思いますし、この点では多くの議員が疑問を持っているのは事実だと思いますけども、その疑問というのはこの必要性についての疑問だと私は感じています。 そこで、本事業に対する私の個人的な思いも述べながら、1点、できれば市長にお答えをいただきたいと思いますけども、私はこの事業が必要ないとは考えておりません。必要だとは私は思っておるんです。浜田資料館が現状のままでいいのかという点では、いいとは決して思っていませんし、できればいい施設にやりかえたほうがいいと思っています。だから、必要な事業だとは考えています。ただ、これまでいろいろ中期財政計画で示された財政状況、あるいは浜田市を含めたこの日本全体の景気の動向、あるいは市民の現在の生活実態、こういったことを考えたら、今この時点でこの事業をやらなければならないのかという視点で見たときに、私はやらなければいけない必然性を感じないと、私は、ということなんですね。その点で、既に原田議員のときでしたっけ、市長ご答弁あったようには思いますが、今言ったような視点で市長のお考えはどうなのかという点で伺いたいなと思います。
○副議長(平石誠) 市長。
◎市長(久保田章市) 今議員のほうから、この事業については必要性については共感していただいているというご発言ございました。これまでも答弁申し上げておりますように、ほかの議員の皆さんからのご質問の答弁にも申し上げておりますが、文化財の保存継続であったり、あるいはふるさと教育であったり、それに観光という側面もあるわけでありますけども、浜田市が合併しまして11年になりました。市内にはいろんな文化財、資料がございますし、これをどこかに保存継続しなくちゃいけない。それから、歴史についてもどっかで子どもたちに歴史の教育、知ってもらう場所も必要だろうと。その意味でどこかでこういうことはつくらないといけないと。じゃあその時期がいつなのかということでございます。確かに今議員から、必要性があるけれども今じゃないんじゃないかというご質問でございますが、これは恐らくこの問題は、じゃあいつになったらいいのかというのはなかなか皆さん方によって時期についてはいろいろご意見があろうかと思います。私は、一つの節目は、ちょうど3年後迎えます開府400年、これがちょうど一つの節目ではないかなと。したがって、その3年後にできるかどうかわかりませんけども、なるべくそれに近いタイミングで今から準備をすれば、数年かかるわけでありますんで、開府400年の節目を一つのめどとして、それに向けていろんなことを考えていきたいということで、今こういった議論をしていただいているところでございます。 いうことで、時期についてはそういうふうに考えております。 なお、議員の多くの皆さんからご指摘いただいておりますその財源の観点でございますが、これにつきましても本議会中にこういった事業、歴史資料館だけじゃなくて高度衛生管理型の荷捌所であったり、大型のいろんな事業がございます。それから、今日もご指摘がありましたけれども、こうした施設のいろんな運営費の問題もございます。こういった部分が浜田市の中期財政計画の中でちゃんとやっていけるんだろうかというご心配は当然あろうかと思います。これにつきましては本議会の中できっちりと皆さんにご説明を申し上げたいと思っているところでございます。
○副議長(平石誠) 西村議員、1時間経過しておりますので、お知らせしておきます。続けてどうぞ。
◆20番(西村健) 私は、最後に言われた財政的な視点での市長のコメントが本当は欲しかったんですが、それは時間がないんでもう質問しませんけれども、そういうことです。 2点目に移ります。 18日の意見交換会では、検討会に提案されたAからC案の3案について説明があり、B案を推す声が多かったとの説明がありましたけれども、事業の中止あるいは建設場所の問題も含め、D案について検討する余地は残されているのか伺います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明
) 浜田城周辺整備事業につきましては、平成31年に迎えます浜田開府400年を一過性のイベントにせず、この城山周辺を浜田市全体の歴史文化ゾーンとして整備し、歴史文化の保存と継承を目指すため検討を進めているものでございます。仮称浜田歴史神楽資料館はその核施設となるもので、城山周辺での整備を目指しているところでございますが、議論を深めるための案として三つの案をたたき台としてお示ししたものでございます。3案のいずれかで実施するものではございませんので、今後議会や浜田城周辺整備検討会の意見を踏まえ、民意を尊重して具体的な方針を固めていきたいと考えております。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 民意を尊重して方針を固めたいということですけれども、この言われている民意というのは具体的にどういうことを指しているのか伺います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) まず、議員の皆様、市民の代表の議員の皆様とのこうした意見交換やいい提案など、質問もいただいております。それから、浜田城周辺整備検討会、これも昨年度から8回開催をいたしております。こういう議論をまず優先的にさせていただき、ある程度方向性が見えてまいりましたらまた各地域の地域協議会や住民説明会、パブリックコメント等を行いながら最終的な意見を方針をまとめるということでそういう書き方をしたものでございます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 先ほどこの事業を進めていくことについては私は反対であるという考えについては述べましたけれども、その上で進めるに当たって事業の進め方あるいは議論の進め方という点で若干疑問があるので、それについてお尋ねをして終わりたいと思います。 再配置実施計画では、浜田、旭、弥栄、三隅の各資料館を統廃合する計画となっていますけれども、現在進められている歴史館、資料館整備事業はこれまでの経過から明らかなようにあくまでも市長の政策判断によるもので、再配置計画の議論の中で方向付けられたものではないということに対しての疑問なんですね。資料館整備事業は公共施設再配置計画の中で統廃合を具体化する事業という答弁でしたけれども、本来の再配置実施計画の流れからいけば、新たに資料館を建設するのであれば、建設場所はまず城山ありきではなくてそういう建設場所をどこにするのかという問題を初め、どういったどの資料館を配置するのかといったようなことも含めて議論を始めるのが私はあるべき姿ではないかと思っております。つまり、廃止も含めて建設場所をどこにするのか、城山ありきではありませんよという議論のあり方が私は筋ではないかと思うんですが、もう城山ありきで進んでいるというところが私は理解できないところで、そういう意味で私は城山以外の建設場所や既存施設の活用についても検討して、D案あるいはE案、警察の跡地問題も出ましたけれども、ああいった活用もあるわけでしょう、可能性としては。だから、そういったことも含めてD案、E案も同時並行で私は出してしかるべきではないかなと思います。この点について伺って終わりたいと思います。
○副議長(平石誠) 地域政策部長。
◎地域政策部長(砂川明) 今ありましたように、城山周辺整備にありきでということでは当然ございません。いろいろなご意見もいただいて、今日もこども美術館の活用とか今の警察署跡地のご意見もいただきましたけれども、いろいろ判断する中で、やはり浜田城という浜田の歴史の中核をなすものがございますので、その史跡を生かしながら歴史文化の保存をする、こういう資料館がそのそばにあれば相乗効果があってより有効に活用できるのではないかということで城山周辺ということをご提案申し上げたものでございます。 それから、統廃合する施設につきましても、教育委員会のほうで文化財審議会等の専門家の方と議論する中で、現在は金城は浜田の新しく考えている仮称浜田歴史神楽資料館と違う民俗、中山間地域の特殊なものが展示されてるということで、金城の民俗資料館は残したほうがいいんではないかというご意見をいただいておりますので、決して執行部がこちらでこういうことを決めるってことではなくて、いろんな意見をいただきながら一番いい場所を今選んで、それがこの時期に来て城山周辺が最も有力ではないかということでご提案を申し上げておるところでございます。
○副議長(平石誠) 西村議員。
◆20番(西村健) 質問すまいと思ったんですが、私はこれまでの議論の過程を見てて、途中まではそういう疑問は持たなかったんですが、再配置計画が具体的に始まっていく中で、待てよということで、私は軌道修正をかけるべき部分もあるんではないかなと。再配置計画にのっとった形でこの事業の検討を進めていくという軌道修正を図るべきではないかなと思ったということにとどめて、今回終わりたいと思います。ありがとうございました。
○副議長(平石誠) 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会します。皆様ご苦労さまでした。 午後4時35分 散会 ──────────────────────────...