浜田市議会 > 2015-12-04 >
12月04日-05号

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  1. 浜田市議会 2015-12-04
    12月04日-05号


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    平成27年12月定例会        平成27年12月浜田市議会定例会会議録(第5号)1. 日  時  平成27年12月4日(金)午前9時58分開議2. 場  所  浜田市役所議場        ────────────────────────── 出席議員(24名) 1番  足  立     豪           2番  岡  野  克  俊 3番  柳  楽  真 智 子           4番  串  崎  利  行 5番  小  川  稔  宏           6番  森  谷  公  昭 7番  野  藤     薫           8番  上  野     茂 9番  飛  野  弘  二          10番  笹  田     卓11番  布  施  賢  司          12番  岡  本  正  友13番  芦  谷  英  夫          14番  佐 々 木  豊  治15番  道  下  文  男          16番  田  畑  敬  二17番  平  石     誠          18番  西  田  清  久19番  澁  谷  幹  雄          20番  西  村     健21番  江  角  敏  和          22番  牛  尾  博  美23番  原  田  義  則          24番  牛  尾     昭        ────────────────────────── 欠席議員(0名)        ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長      久保田 章 市          副市長     近 重 哲 夫教育長     石 本 一 夫          金城自治区長  岡 本 利 道旭自治区長   岩 谷 欣 吾          三隅自治区長  中 島 良 二総務部長    植 田 和 広          地域政策部長  砂 川   明財務部長    塙   邦 彦          健康福祉部長  川 崎 功 二市民生活部長  宮 崎 良 一          産業経済部長  中 村 俊 二都市建設部長  下 垣 博 史          教育部長    山 本   博消防長     河 上 晴 夫          上下水道部長  山 本 好 教金城支所長   吉 永 靖 司          旭支所長    田 村 邦 麿弥栄支所長   細 川 良 彦          三隅支所長   斎 藤 友 昭市長公室長   湯 淺   淳          総務課長    前 木 俊 昭財政課長    河 野 正 雄        ────────────────────────── 事務局職員出席者事務局長    三 浦 直 生          次長      外 浦 和 夫議事係長    篠 原   修        ────────────────────────── 議事日程(第5号)第1 個人一般質問発言順序発 言 議 員質   問   事   項111番 布 施 賢 司1. 活発な地域コミュニティの活動について  (1) 地区まちづくり委員会の検証について  (2) まちづくり総合交付金次期制度について  (3) まちづくりメニュー 自主防災と避難所について  (4) まちづくりメニュー 高齢者の見守りについて 2. 観光戦略について  (1) 浜田城跡について27番 野 藤   薫1. 地域井戸端会での意見について  (1) 子どもの遊び場について  (2) 里山公園について 2. 浜田開府400年事業について  (1) 平成31年に向けた現在の取組について  (2) (仮称)浜田歴史神楽資料館について 3. まちなかの賑わいについて  (1) 複合サービスの小さな拠点について(医療、介護福祉、子育て支援)  (2) 栄町駐車場周辺について36番 森 谷 公 昭1. 市長官舎について  (1) 借り上げ官舎の訴訟費用について  (2) 市長出張の食卓費について  (3) 自宅の概念について 2. 災害に備えた投資(歴史館、君市踏切)について  (1) 歴史館について
     (2) 君市踏切について 3. 消防体制について  (1) 3/26の浜田道事故のドクヘリについて  (2) 不祥事の処分内容の非開示について  (3) ドクヘリ等の録音について  (4) 怪文書配布について 4. ごみの分別、一般廃棄物業者について  (1) 廃プラ焼却によるコスト削減の進み具合について  (2) シルバー人材センターの一般廃棄物の取扱い 5. 指定管理、指名等、業者の選定について  (1) 雇用促進住宅の管理業者の募集について  (2) 市営駐車場(3ヶ所)の指名について  (3) 金城、県大生用シェアハウスについて 6. 市役所の会議、市長メールの公開等について  (1) 平成26年9月議会のyoutubeアップについて  (2) 起案書の公開について  (3) 市長メールの公開について  (4) 学校のHPについて  (5) テープ起こしについて 7. 水産業について  (1) 施政方針からの目標設定の現実性について  (2) おさかなセンターの取組について 8. 水道について  (1) 上水道会計・下水道会計の区分  (2) 水道料金の値上げ幅を抑えることの弊害 9. あさひ荘のチップボイラーについて 10. 自治体連携プログラムについて 11. 職員の配置図について412番 岡 本 正 友1. 事業活動(ボランティア)の一般廃棄物の搬入の制限について  (1) 第2次浜田市総合振興計画の示される循環型社会の構築の現状と課題について  (2) 住民参加で構築する地域循環システムの形成への取組について 2. 地域の問題を解決し、活性させる行政の取組について  (1) 老朽危険家屋の対策の状況と解体後の空き地の保全義務について  (2) 行政が行う道路維持管理と地域ができる連携協力について 3. 浜田市地域公共交通再編計画について  (1) 公共交通関連の財政支出と高齢社会への対応について  (2) 生活路線バス及び予約型乗合タクシー・スクールバス等業務委託について521番 江 角 敏 和1. 政策目標の数値や計画作成及び事業推進のあり方について  (1) 「10年後の水揚高100億円達成目標」と年次計画数値について  (2) 「火葬場整備計画」の現況と今後について  (3) 「ふるさと寄附条例」の一部改正以降の現況と今後について 2. 鉄道に関わる要望とまちづくりについて  (1) 電化の整備やハイブリッド車両の導入要望について  (2) JR三江線維持の連携と山陰本線の活用について  (3) 今福線遺構資源の活用促進について  (4) 浜田駅周辺のまちづくりについて        ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第5号)のとおり        ──────────────────────────            会       議            午前9時58分 開議 ○議長(西田清久) おはようございます。 ただいま出席議員は24名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(西田清久) 日程第1、個人一般質問であります。 発言の順序はあらかじめ定められておりますので、順次発言を許可します。11番布施賢司議員。            〔11番 布施賢司議員 質問席〕 ◆11番(布施賢司) おはようございます。11番議席、会派創風会、布施賢司です。 12月定例会、個人一般質問も最終日になりました。今日は強風の中、寒くなりましたけども、金城の今福小学校の児童の皆さんがこの定例会の本会議場に傍聴として来ておられます。また、一般の方も傍聴に来ておられますので、いつもながら元気よくやりたいと思うんですが、少し緊張いたしております。しかしながら、若い人の力もかりながらしっかり質問してまいりますので、ご答弁よろしくお願いします。 久保田市長が就任されましてから4年任期の前半、2年経過いたしました。ちょうど2年前に就任されたときに、私は昔の船を例えながら久保田市長に初心を忘れず、そして志を持って高い帆を掲げ、そして元気な浜田をつくる港に着くようにエールを送らせていただきました、どうだったでしょうか。前半を過ぎて大変だったと思いますけども、また今年は自治区制度の4年半の延長、そして第2次浜田市総合振興計画、そして総合戦略、大きな計画を作成する大変大切な時期でもありました。ご苦労なさったと思っておりますけども、計画をつくるだけではなく、それを実行することが大事じゃないかと思っております。 これからまちづくりにおきましても、政策におきましても実行ができるように、後半2年、頑張っていただきたいと申し上げまして、本日の私の質問に入りたいと思っております。 まず、中項目1点目でございますが、地区まちづくり委員会の検証についてお伺いいたします。 合併以来、協働によるまちづくりの理念のもと、設立された多くの地区まちづくり推進委員会では、まちづくり総合交付金を利用して活発な地域コミュニティの活動をされているところがほとんどで、活用事例もあるほどでございます。しかし、中には設立したけど取り組むメニューが町内ごとにかみ合わなくて、話がなかなか前に進まない団体があるとも聞いております。 第2次総合振興計画でまちづくり推進委員会の組織化の目標値、平成33年度目標90%としておりますが、これまでのように設立団体を増やすのは容易ではありません。数値ばかりを追っていくと仏つくって魂入れずになりかねませんが、そのことについて自主自立できるその地域になっているか、またいけるかどうか検証をされているのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 現在、市内には主に公民館や小学校区を単位といたしました28の地区まちづくり推進委員会が設立されております。それぞれの委員会が地域の活性化、地域課題の解決に向けて主体的に事業に取り組んでおられますが、人口規模やこれまでの習慣や行事の違いなどから組織の形態や活動内容に差が生じていることは認識してるとこでございます。 今後、人口減少、高齢化が進み、町内会単位での地域ミコミュニティの維持がますます困難になる中、一定程度の広い範囲でのつながりは必要不可欠になってくると思っております。 組織化を難しく捉えず、実態に合った形での活動から初め、活動を重ねる中で組織の充実を図っていただければ、その過程こそがまちづくりに重要であると思っております。 引き続き、組織率だけにとらわれることなく、市民一人ひとりの地域への参画意識の向上、若手リーダーの育成なども含め、職員や地域おこし協力隊が積極的に地域に出向き、地区まちづくり推進委員会の設立、充実にかかわっていきたいと考えております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) わかりました。何点か再質問させていただきたいと思います。 28の団体があるということなんですけども、ここ3年間を見ますと平成24年度が2、25年度が3、26年度が1団体、そして今年に限っては9月現在でまだゼロなんですよね。 いろんな話を聞きますと、現行の認定要綱が厳しいんじゃないかという声も聞いております。現状態の今12月なんですけども、この働きかけはどうなってるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 議員からご説明がありましたように、今年度については新規の地区まちづくり推進委員会の設立はまだございません。 今年度は、先ほどありましたように来年度からの新しいまちづくり総合交付金の見直し基準やあわせて認定基準の見直しの作業を行っております。あわせまして、その認定基準見直しや交付金を見直す中で、検討会を立ち上げておりますけれども、地域の皆さんのご意見もしっかり伺いたいということで、地域に出向いて、その実情把握に今力を入れているということで、今年度はまだ設立に至ってないという状況ではございます。 しかしながら、新基準を定めましたら、それに基づいて来年度以降、設立団体を増やしていきながら、また団体の数だけでなく地域の実情に合わせた取り組みが進むように、現在いろいろ地域に出向いて情報収集や意見交換を行ってるのが現状でございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 今、設立目的が全てじゃないということで、中身が大事なんだということはよくわかります。 その中で、25年度に公民館単位でやることが難しいということで小学校単位でやってみたらということで、浜田自治区の部分については三階学校校区で三階ネットワークというのを立ち上げてやられました。36団体、2,500世帯、4,500人、そして平成26年度の交付金が870万円余りなんですけども、三階モデルということで浜田自治区の市街地モデルとして期待しとったわけなんですけども、いろいろ聞きますといいも悪いもあるわけなんですけども、その実態をお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 今、議員からありましたように平成25年度に三階まちづくりネットワークを設立いたし、2年が経過いたしております。ありましたように、この三階まちづくりネットワークは、非常に世帯数も多く、また参加していただいとる町内数も多い状況でございます。中山間地域から市街地を含めたエリアで設置をしとりますので、設立いたしてからなかなかそれぞれの地域事情が違うということで、一つの方向に向かっていこうという気持ちは持っていただいとるわけですけども、全てのことが周辺部の地区まちづくり推進委員会のようにうまくいってるとは思っておりません。ただ、毎月1回程度の会議を重ねながら、少しずつではありますけれども、前に向いて進んでいただいております。 具体的には、今子ど部会を既に立ち上げられて、子どもを中心とした全体的なイベント、餅つきやまきを使っての御飯炊きのイベントとか、いろいろな行事も進めていただいております。 また、中山間地域でやられることに市街地での皆さんを招待して交流するなどの検討もしていただいておりますので、課題はたくさんあると思いますけれども、少しずつ皆さん、機運が上がってきて取り組みが進んでいると思っております。 今後、行政、市が一生懸命またかかわることによって、この取り組みが進むと思っておりますし、これがうまくいけば浜田市全体のモデルになるものと思っておりますんで、引き続き支援してまいりたいと思っております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 今の答弁でよくわかったんですけども、根本的なことがまだまだ解決されてない部分があると聞いております。といいますのは、ネットワークの組織の中でも役員の方が依然として町内単位で1年交代で、その引き継ぎができてないということが1点と、そして肝心かなめな事務局、これがまだまだ自分たちで事務局をつくるんじゃなくて、まだ市の地域おこし協力隊員に頼んでいる状態でございます。この肝心かなめな事務局を自分たちでやっていくという意味合いができないと、まだまだまとまらないんじゃないかと思っております。 そしてもう一点、これはちょっとした集会所があの地区にはないわけですよね。会議を開くにしても小学校を借りてやっている状態です。そういった根本的なものを解決しないと、浜田の中の市街地にモデルを示すんであれば、そこを解決して、次のステップアップにしていただきたいということを申し上げまして、関連した質問になるんですけども、先ほどの職員や地域おこし協力隊の積極的に地域に出向くということなんですが、何をどういうふうにしてやっていかれるのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 先ほどありましたように、今地域おこし協力隊1名が三階まちづくりネットワークにかかわっております。事務局的な仕事もしながらご支援をしとるということで、今ありましたように、どこか事務局の場所ですね。事務所を構える必要があるんではないかという議論をしております。例えば、今まちづくり総合交付金でそういう場所を借りるとか、区域内にある公民館の中に同居できないかとか、いろいろ議論をさせていただいておりますんで、そういうことも進めながらやっていければと思っております。 ですから、地域おこし協力隊は三階まちづくりネットワークにかなりかかわって、いろいろな事務局の世話や課題解決に向けたノウハウ、協力をしております。 それから、職員についても地域おこし協力隊と一緒になりながらかかわる。職員は三階まちづくりネットワークだけではなくて、特に浜田自治区の未組織の町内会に出向いて、設立に向けたいろいろ情報収集や意見交換をしながら、また三階にもそういうフィードバックをしながらやってるということで、積極的に地域に出向いております。 昨日、教育長からありました公民館でのいろいろなアンケート調査等もやってる中で、地域政策部のまちづくり推進課の職員も一緒になって、公民館単位での情報収集、アンケート調査に一緒になって出向いて地域の情報収集しながら、よりまちづくりが進むように取り組んでるところでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) わかりました。 それでは、浜田自治区協議会の委員の中で、地区まちづくり推進委員会にかかわっている委員は何人おられるのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 浜田自治区の地域協議会のメンバー15人いらっしゃいますけども、地区まちづくり推進委員会の会長をやっておられる方が4名、地区まちづくり推進委員会の構成員になっとられる方が5名ですので、合わせて9名がかかわっておられます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) それでは、今の15名中9名の方がまちづくり推進委員会に出ておられるということで、これは自治区制度を存続するときに浜田自治区についてのまちづくりの仕方というのが旧那賀郡と言っちゃいけませんけども、ほかの町村に比べますと進んでないということなんですけども、構成員の問題もあったと思っております。15人中9名の方が順次そういったところにかかわっていくと、浜田自治区のまちづくりもしっかりできていくんじゃないかと思っております。 それでは、中項目2点目でございますけども、質問させていただきます。 まちづくり総合交付金次期制度についてであります。 活力ある地域コミュニティの形成に資することを目的に、平成23年度から5年間実施してきたまちづくり総合交付金制度は、5年の区切りを迎えます。11月には新制度構築として12月には議会報告とあります。現行と新制度案の見直しする部分をお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) まちづくり総合交付金の次期制度につきましては、まちづくり総合交付金制度検討委員会を立ち上げ、4回にわたって協議を重ねた結果をベースに最終案を策定をいたしておるところでございます。 主な改正点といたしましては、交付金の算定方法を考えております。 積算単価の変更を行うとともに、地区まちづくり推進委員会のうち、計画に基づいた地域課題の解決に取り組む特別事業への新たな支援をすることを考えております。 一方、単一の町内会に対しましては、地区まちづくり推進委員会の設立を目指すために必要な経費を支援する制度も新たに設けるなど、まちづくりに積極的にかかわろうとする組織に対してよりきめ細やかな支援ができるよう仕組みづくりを検討してるとこでございます。 また、地区まちづくり推進委員会の認定要件についてもあわせて検討を行い、組織化が困難な地域の公民館や地域の皆さんの意見も伺いながら、一定地域の枠組みが整えば認定できるように見直しを行ってるとこでございます。 詳細につきましては、後日、総務文教委員会において説明をさせていただき、その後、議員の皆様の意見を伺いながら最終案をつくっていきたいと思ってるとこでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 最終案については、総務文教委員会で説明させていただくということなんですが、なかなか質問しづらいとこなんですけども、わかる範囲内で結構なんですが、再質問させていただきたいと思います。 28団体中、今まちづくり推進委員会があるんですけども、まちづくり計画の策定状況、これまでは任意であったと思っとるんですが、その状況と、今後どうしていかれるのか、そこら辺のところをお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) まちづくり推進委員会、28団体中、まちづくり計画をつくっている団体は19団体でございます。7団体が未策定ではございますが、既に策定作業へ入っていただいとるとこも2団体ありますし、今後増えていくものと思っております。 次期制度においては、まちづくり計画をつくっていただくことを必須条件にしていきたいと考えておるとごはございますけれども、書類作成には皆さんなかなかなれておられない地域もありますので、なるべく簡単につくれるような様式をこちらで定め、また職員がサポートするような体制もとりながら、できればまちづくり計画を必ずつくっていただけるということを今後進めていきたいと思ってるとこでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 計画を実施して、その計画に見合う行動をとらないと、その交付金を出さないという本来の姿に戻ったという感じですよね。それが当たり前だと私は思っておりますよ。認定しなくても交付金出すとばらまきだと捉えられかねませんので、実施したところに対してお金を出すということは当たり前だと思っております。 そして、先ほどの答弁にありました設立経費という言葉がありましたけども、この設立経費というのはどういうものを想定してやられるのか、また上限などがあるんでしょうか、それをお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 今、町内会単位でやっとられて新しく地区まちづくり推進委員会を設立ということになりますといろいろ地域の皆さんの意向調査とか、事務的な経費もかかるということで、基本的にはそういうアンケート調査費とか、事務的な消耗品等の費用をこちらからご支援するということで、まだ額は正式には決めておりませんけれども、数十万円単位程度で必要経費は賄えるんではないかと思ってるとこでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) その中で、これ同僚議員が過去ずっと質問しております。私も冒頭で言わせていただきました。市街地におきますと集会所がないということで、空き家を利用したいと、この改築費用、改築費用というちゃいけませんけども、空き家のいろんな持ち主も交渉もあると思うんですけども、空き家を集会所に一部使いたいんだということで、その必要経費を見てくれないだろうかという話も伺っております。そこの辺のこの部分について施設費用を充てることはできないんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 先ほど申し上げましたように今回考えているこのまちづくり総合交付金は、消耗品とかソフト的な経費を想定しておりますんで、今事務所の改修費等については想定いたしておりません。 ただ、今議員ご指摘がありましたように特にはまだ自治区においては、そういう集まる場所がないとかという課題がございますので、これは別途、違うまた制度をつくるとか、その辺のことは検討していかなければいけないという認識は持ってるとこでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) よろしくお願いします。 そして、認定要件の一定地域の枠組みについての緩和として答弁されてますけども、その緩和というのはどういうものでございましょうか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) この認定要件の緩和でございますけれども、今世帯数等の基準を設けておるわけでございますけれども、今地域協議会の5自治区の正副会長会とか、今まちづくりをみんなでやりましょうという議論をする中で、既にまちづくり委員会ができてる周辺の4自治区の地域協議会の皆様からも浜田自治区では同じ基準では無理ではないかというご意見もいただいております。世帯数も多い中で、学校単位とか、ある程度世帯数の基準を設けると非常に厳しいということで、その辺を少し下げて、もう少し集まりやすい、今までのつながりがあるところを中心に、もう少し世帯数の要件等を緩和したらどうかというご意見をいただいておりますんで、今そういう方向で調整をしとるという状況でございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 詳細は総務文教委員会でするということで、これ以上は聞きませんけども、しっかり限りある財源でございますので生きたお金として使っていただきたい。根本になるまちづくりのお金でございますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それでは、中項目の2点目の質問なんですけども、交付金総額は現行で予算として1億2,600万円でありますが、第2次総合振興計画に掲げているまちづくり推進委員会の組織化の目標値90%を基準に交付金額を算定した場合、次期総合交付金の金額はおおむねどのぐらいになるのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 新制度案の基準額に基づいて交付金の概算を積算いたしましたところ、総額で約1億円程度になるんではないかと今考えておるところでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 現在の概算で、地区まちづくり推進会と単一町内会ではどのぐらいの減額率になるでしょうか、わかりましたらお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 世帯数や面積等によりまして一律幾らということはなかなか申し上げにくいとこではございますけれど、おおむね積算をしている中で地区まちづくり推進会で大体20%台、から単一町内であれば30%台という一つの目安も持っておりますけれども、先ほど少し申し上げました地区まちづくり推進会では特別事業を新たに取り組んでいただければと思いますので、そうするともう少し減少幅は減りまして、中には今と余り変わらないぐらいの金額が交付できる団体もあるんではないかと思います。したがいまして、ぜひ地区まちづくり推進会をつくっていただければ交付金にも大きな影響が出ると考えております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 大体おおむね、この次期交付金についてのものはわかってきましたけども、要するに基本的な基礎部分があって、2階部分があって、これは活動費、これは実績に合って自分たちのできる範囲内の事例をしていただく。そして、もう3段階として、特別事業として自分たちの地域の課題について積極的に取り組むことができる地区まちづくり推進会があれば、それに合った交付金を出していこうと、そういう理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) これまでも申し上げておりますように、積極的に取り組みをしていただくところに配慮したいという考えから、今ありましたようにまちづくり計画をまずつくっていただいて、その計画の中で取り組まれる特別なものについて支援をするということですので、そういうことで進めていきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) よくわかりました。 それでは、中項目3点目の質問に移らせていただきます。 これはまちづくりメニュー、自主防災と避難所についてでございます。 これはこの秋、議会報告会といたしまして議会は年1回以上、市民に対して議会報告会をするということで、地域に出向いて報告会をやっておりました。今年は趣向を変えまして10月に皆さんの意見を忌憚なく言っていただこうということで地域井戸端会ということで、市内6カ所を中心に皆さんの意見交換をしていただきました。 議員はファシリテーターという進行役で意見を余り言わずに、皆さんの意見を笑顔をもって意見を言っていただこうということで和やかにできたと思っております。また、やった意義も大変多かったと思っております。 今回上げますこの3番目と4番目の中項目につきましては、石見公民館でサブテーマとして出したものでございます。意見として出たものではございませんけども、それに関連したものでございますので、よろしくお願いします。 1点目でございますけども、平成27年度末に自主防災組織率を70%にするという数値目標を掲げてありましたが、各自治区の現状と浜田市の県内他市との比較をお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。
    ◎総務部長(植田和広) 平成27年10月末時点におけます浜田市全体の自主防災組織の組織率は47.3%で、自治区別では浜田自治区44.1%、金城自治区86.3%、旭自治区67.2%、弥栄自治区23.6%、三隅自治区39.8%となっております。 県内他市の状況でございますが、同じく10月末時点で松江市68.9%、出雲市100%、益田市34.6%、大田市35.8%、安来市57.2%、江津市85.4%、雲南市85.9%となっております。 浜田市では、自主防災組織の認定に当たりましては、地域の同意を得た上で規約、役員名簿、事業計画の提出を求めておりますが、組織率につきましては市によっては認定の考え方が異なっておりますので、一律には比較できないものと考えております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 今の各自治区別の自主防災組織率をお伺いしたんですが、その中で弥栄自治区の組織率が極端に低いような感じがいたしております。これは何か原因があるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 議員も最初に言われましたように、私も組織率が全てではないと思ってはおりまして、実態が伴うことが重要だとは思ってます。そした中で、浜田市の現状をご報告させていただきましたけれども、弥栄自治区における組織率が低い原因について、弥栄自治区におきましては自主防災としての共助精神の機能を既に有しておられる集落が多いと思っておりまして、改めて自主防災組織の認定手続をされていないのではないかと思ってまして、そのことが組織率が低くなっているものと認識しております。 しかしながら、こうした必要性を集落が認識されておりますので、弥栄支所の自治振興課におきましては、引き続き各集落を回って設立の推進をしているところでございます。 また、来年度から見直しを予定しておりますまちづくり総合交付金制度におきまして、推進委員会として防災等の事業に取り組んでいただければ自主防災の組織として認定すると予定をしておりまして、現在弥栄自治区を二つのまちづくり推進委員会が結成されておりまして、100%の組織率になっておりますので、この二つ委員会において防災等の取り組みをしていただければ弥栄自治区の組織率は100%になるのではないかと思っております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) よくわかりました。 それでは、今の事業計画の部分について規約とか役員名簿とか計画を出していただければ自主防災の組織として認めるんだということなんですけども、この事業計画の必須項目として何かこれをやらないと認めないとか、そういう囲みというのがあるんでしょうか、それをお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 活動内容についての必須項目はございませんが、それぞれの自主防災組織として必要な活動を計画されております。 また、浜田市におきましては活動計画の策定の参考してもらうために十数項目のモデル事例を示しておりまして、この中からできる取り組みについてピックアップして取り組んでもらっている状況でございます。防災訓練もそのメニューの一つとなっております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 自分たちでできる範囲内で結構だということですよね。 それでは、次の質問に移ります。 地区まちづくり推進委員会ができている団体の中でも自主防災組織の設立ができている自治会とできていない自治会があります。単独自治会より共通認識のもと、役員には動機付けができてると思いますが、どう分析されてるのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 自主防災組織は、地域において共助の中核をなす組織であることから、自治会等の地域で生活環境を共有している住民により地域の主体的な活動として結成、運営されることが望ましいとされております。災害の種別、地域自然的、社会的条件、住民の意識等が地域によってさまざまであることから、自主防災組織の活動の具体的範囲及び内容を画一化することは困難であるため、まちづくり推進委員会単位にこだわらず、それぞれの地域の実情に応じた組織の結成が進められているものと分析しております。 また、先ほど申し上げましたように浜田市は組織率を上げるため来年度からまちづくり交付金制度の中で、各委員会で防災活動に取り組んでいただくことにより、自主防災組織としての認定につなげてまいります。 あわせて、それぞれの地区まちづくり推進委員会共通認識のもと、自主防災組織の活動が活性化されるよう働きかけていきたいと考えております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) この質問をしたのは、地域井戸端会である女性の方が自分たちのところは自主防災組織できてると。みんなできとるんだと思ったと。だけど、実態はできてないと、びっくりされてました。そして、ある男の方は隣の町内ができとって避難場所が危険だから自分たちの町内の高台に移るんだと、そういうことを危険を感じながらやる町内がありながら、自分たちは自主防災組織ができてないと、なしてだろうかという疑問点があったということなんです。今、要に自主防災組織がふだんから向こう三軒両隣で気をつけとりゃいいんですけども、なかなかその共助ができないから、みんなで助け合おうということでやられるのが主な趣旨だと思っておりますけども、その取っかかりがなかなかできないということで言われましたもんですから、この質問にしたわけでございます。 できれば、そういうものを隣の町内ができておったら自分たちもやろうじゃないかという声が上がることが大事だと思っております。 それでは、次の質問に移ります。 町内行事として避難訓練をしておられますが、避難場所については逆に危険で、行くにしても危険な場所を通らないと行けないということがあります。見直しはされているのか、また近くのしっかりした建物を利用できるようにしていただきたいとの意見を聞きますが、そのことについてお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 本市の避難所は小学校や公民館といった市の公共用施設のほか、過去からの経緯や地元住民からの要望等により一時避難所として地域の集会所等、現在357カ所指定しております。この避難所のうち平成19年度に指定されました土砂災害警戒区域内や浸水想定区域内にある避難所が229カ所ございます。こうした避難所については、市ホームページ掲載の避難所一覧に該当する区域内であることを表示し、災害に応じた避難について注意を促しているところでございます。 議員ご指摘のように、状況によっては避難場所そのものや避難経路が危険なこともありますので、避難所だけではなく、近隣の堅牢な建物の2階以上の場所、または自宅の中で崖から離れた部屋や2階以上にある部屋への避難も勧めております。より安全な避難所の指定につきましては、地域の土地利用の現状等を勘案し、地元とも協議をしながら検討していく課題であると認識いたしております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) よくわかりましたが、私は数字的に感じとったんが、平成25年度までは当初は361カ所があって今回は357カ所、減ったということでございます。そして、危険避難場所については201から229に増えたということなんですけども、この増えた理由もお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) ただいま言われました避難所361カ所の数字については、平成25年12月議会での一般質問に対してお答えしたときの数字だろうと思います。それで、357カ所、4カ所減っているわけでございますけれども、減になっている理由は平成27年4月に統合によりまして国府小学校が新しく開校しました。そのときに廃校になりまして、現在は解体をしております上府小学校と上府公民館、それからまた利用しなくなって解体いたしました旧宇野公民館、それから旧杵束小学校の4施設、全て解体をしておりますけれども、この4施設を廃止したため減になっているものでございます。 それから、危険箇所にある避難所が増えているという理由でございます。1点目は、これまで土砂災害警戒区域っていうのは急傾斜と土石流の二つの指定でございましたが、平成26年4月1日に新たに地すべりというのが追加指定されました。そのことによりまして、この区域にある避難所が増えたことと、もう一点は平成25年度末までにやりました避難所の見直し調査によりまして、避難所それぞれを精査した結果により、そういう危険箇所の区域内にあったものがあったということで増になっているものでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) わかりました。 それでは、4点目の質問に入ります。 災害時に介助が必要な高齢者や障がい者を受け入れる福祉避難所の指定が十分に進んでないと報道がありました。国が指針する要件や設置数、また浜田市は5カ所指定してありますが、どこなのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 厚生労働省の福祉避難所設置・運営に関するガイドラインにより福祉避難所の指定要件が例示されております。 1点目に、施設自体の安全性の確保として、原則として耐震耐火構造物で、土砂災害危険箇所区域以外であること。浸水した場合であっても一定期間、要援護者の避難生活のための空間を確保でき、近隣に危険物を取り扱う施設がないこと。 2点目に、施設内における要援護者の安全性確保として、原則としてバリアフリー化されていること。バリアフリー化されていない施設については、障がい者用トイレやスロープ等の設置、物資、機材の備蓄を図っていること。 3点目には、要援護者の避難スペースが確保されていることが例示されております。 設置数は、少なくとも小学校校区に1カ所程度の割合で指定することを目標とすることが望ましいとされております。 現在、5カ所でございます。各自治区に1カ所ずつ指定しておりまして、いわみーる、ふれあいジムかなぎ、旭保健センター、弥栄会館、アクアみすみの5カ所でございます。 今後、指定要件が整えば、順次指定をしていきたいと考えております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 今、答弁聞きますと、大変指定要件で見ると指定は簡単ではないなという感じはいたしておりますが、高齢社会になったときに健常の方は自分で避難できるんですけども、なかなか自宅におっても人の手助けを使わないと逃げられない。そのために要避難者名簿なんかをつくって、共助のために皆さんが、町内の方が助けれるんですけど、今度は避難先ですよね。これが問題なんだということなんですよね。とても指定は容易ではないと思うんですが、民間施設に目を向けた場合、いろんな自治体が案を出しておられます。 中に一つ、社会福祉法人との支援協定を結んだ自治体もあるとお伺いしております。浜田市として、そういった協定を結ばれる考えの検討なんかはしておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 福祉避難所ですね。現在5カ所と少ないということもありますので、社会福祉施設等についても指定なり、それから協定をしていけばというご提言であると思います。 ただ、民間の社会福祉施設ですね。例えば特別養護老人ホーム等を福祉避難所として指定する場合、そういう養護老人ホーム等には、現在入所されている方がおられまして、災害時において福祉避難所として利用した場合に、入所者の処遇に甚大な支障が生じるかどうかということも検討する必要があると思ってまして、こうした点にも留意をしながら指定の検討、協議をしていきたいと思っています。 それから、協定についてですけれども、平成27年10月26日付で、島根災害福祉広域支援ネットワークの本部の島根県社会福祉協議会と島根県、浜田市の3者で福祉専門職員の派遣協力等に関する協定を締結しております。災害の発生時には、こういう協定が有効に活用できるんではないかと思っております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 民間施設につきましては、入所者との兼ね合いがあって実効性が高くないという感じはいたしております。スペースがあいてればということだと思いますけども、結んどってもいいんじゃないかという部分もありますので、協議していただきたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 今やペットも災害時対策として同行避難訓練を実施する自治体も増えてきております。本市もルールづくりをして取り組む考えはないか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) ペットは飼い主にとって家族の一員であるという認識のもとに、災害時にペットと同行避難することは動物愛護の観点のみならず、飼い主の心のケアの観点からも重要であります。また、被災動物を放浪状態のまま放置することで野犬化したり繁殖したりすることを防止する意味でも同行避難を進めることは重要であると考えております。 しかしながら、避難先においてペットの鳴き声やにおいへの苦情が発生したり、動物が苦手な人、アレルギーを持つ方などと集団生活をする必要があるため、避難所におけるペットの扱いについては慎重な対応が求められます。 本市といたしましては、平成25年6月に環境省が示しました災害時におけるペットの救護対策ガイドラインを参考に、県などの関係機関と連携しながら災害発生時のペットの扱い等についての啓発に努めることとし、ルールづくりについては今後の研究課題とさせていただきたいと思います。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) このペットは、避難所を見ますと犬が寂しそうに飼い主を待っとる姿とか、この度ありました鬼怒川の決壊ですね。屋根の上にペットを大事そうに抱えた夫婦の方、あれが大写しになったときに非常に痛ましいなという感じがいたしております。結局は救助されたわけなんですけども、ペットも大事だということですので、そういったものを先駆けてやる自治体として取り組んでいただきたいという感じがいたしておりますけども、その中でこの前テレビの報道で気になる報道があったんですけども、東京都が震災を想定として東京防災という340ページ余りにわたる小冊子、防災君という名前、東京防災の防災という漢字で冊子をつくられました。これが非常に人気でございまして、1部140円でも売っとるそうなんですけども、注文してもなかなか手に届きません。なぜ人気なんかといいますと、イラスト入りで非常にわかりやすい防災に対しての全てことがある程度載っているということで、またキャラクターがヘルメットをかぶったサイなんですよね。防サイくんということで、すごくおもしろいような感じがいたします。 防災については真剣にやらなきゃいけませんけども、楽しく取り組むためには、東京都もこういうことを取り組んでおりますもんですから、浜田市におきましてもいろいろ冊子ができますけども、一つまとめにしてみていただくというものをつくっていただきたいということを申し上げております。 その根本的な考えというのが、各家庭での防災に対する理解を含め、災害に対する万全の備えをするということが目的でございます。 以上を申し上げまして、次の質問に移ります。 中項目4点目でございます。まちづくりメニューの高齢者の見守りについて。 見守りに当たっては見張りではなく、あくまでも見守りであるため、気づくことが大事であります。高齢者が高齢者を見守る時代ですが、市の見守り事業と自治会での特別な取り組み事業があればお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) 今、お尋ねの見守りに関する市の事業としましては、緊急通報体制整備事業や配食サービスの中で行っているところでございます。 自治会での取り組みについての全容は把握できておりませんが、見守り活動に取り組んでおられるまちづくり推進委員会などもあると伺っております。 また、社会福祉協議会や民生児童委員、高齢者クラブなどにおいても見守り活動や声かけ訪問を実施されているところでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 緊急通報体制、これは早助なんですけども、そして配食サービス、これにつきましては同僚議員が昨日いろんな提言しておりますので詳しく聞きませんけども、その中で数年前から取り組みされてるんだという記憶はあるんですけども、見守りカード、緊急医療情報キット、この検討は進んでいるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) 今の見守りカードのことでございますが、もう既にこの趣旨に沿ったカード、もう既にそうした取り組みをしておられる自治区もございます。複数ございますが、実際にはその対象者とか実施してる主体ですね。そういうのが違いがありまして、消防などの救急活動で利用してもらうためには、全市的に運用の方法とか様式とか、そういうものをまとめる必要がありますんで、現在はそうした統一に向けて現在実施しとられるところと、主に社協ですけども、すり合わせをしているところでございます。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) この情報というのは、個人情報の観点からいろいろ難しい面も出てくると思います。また、保管場所を容器に入れて冷蔵庫の中に入れるとか、マジックの板にして冷蔵庫に張り付けるとか、いろんな模索がされとると聞いておりますので、緊急時に一人のところはどういう症状だったかというのを、どういうふだん病気にかかっとるのか、情報として必要な場合がありますので、検討して、なるべく広げていただきたいと思っております。 私は、この見守りについては三つの見守りがあるように思っとるんですよね。一つは、穏やかな見守り、これは地域住民や民間業者ができる見守り、そして二つ目は担当者による見守り、これは民生児童委員や高齢者クラブ、友愛活動なんかそうですよね。そして、三つ目には専門的な見守り、これは地域包括支援センター、昨日もこういう指摘されました。この三つの見守りがあると思っております。 まちづくりの上で一番大事なのは、1番目の穏やかな見守りだと、こう思っておるわけですよね。これも共助という意味でやるわけなんですけども、先ほど担当部のほうから新まちづくり制度についてはいろんな地域の高齢者の見守り、サロンとかいろんなものを考えいかなきゃいけないということがあったと思っておりますけども、新制度におきましてもこういったものが強制ではないですけども、任意として取り組む事業としてやっていただきたいということが上げると思っておりますので健康福祉部長、担当課としてこういうまちづくりに対しての福祉の部分について横の協力をしっかりしていただいて、情報共有していただいて、やることの決意はどうでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) 今、議員さんがおっしゃったように穏やかな見守りを初めとしまして、何重にも重なった形で、地域の中で見守り体制ができるということが一番理想的だと思います。 そうした意味で、地域で穏やかな見守りというところがまず活発になるということが大事だと思いますので、我々のほうとしては今サロン活動の支援なんかをして、そうした機運が高まるような形を今やってるわけですけども、ご指摘があったようにまちづくり部門とも連携して、そうした見守り活動が盛んになるように一緒になって進めていきたいと思います。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) よろしくお願いします。 それでは、2点目でございますけども、徘回高齢者の捜索や保護の仕方を学ぶ対応訓練が、この度周布地区で実施されました。市が企画されたこの訓練の期待する効果などをお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) この度行いました訓練は、地域住民の認知症高齢者等への理解促進を図り、また対象者を発見した際には、状況に応じた適切な声かけと安全に保護をする方法について学ぶことを目的として、浜田市では初めて実施をしたところでございます。 1日目の柳楽議員のご質問にお答えしましたとおり、今後各地域においてこのような訓練を重ねることによりまして、認知症になってもできるだけ住みなれた地域で安心して暮らせるそうしたまちづくりにつながっていくものと期待しております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 同僚議員の質問である程度理解しとるんですけども、こういう徘回者についての声かけは非常に難しいということだったんですけども、当日特に注意するような、声かけに対する注意点などはなかったんでしょうか、それをお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) 今、ご指摘のとおりでありまして、幾つかポイントがありまして、まず基本的な姿勢というのがあるそうです。一つ目は、相手の方を驚かせない、二つ目は急がせない、それから三つ目はご本人の自尊心を傷つけない対応をするということが基本だそうです。 それでさらに、具体的なポイントでいいますと七つあるんだそうですが、二、三紹介させていただきますとそういう方を見つけたときに、まず見守るということで、急に声をかけないということです。それから、二つ目は余裕を持って対応する。笑顔でお話をするということですね。それからもう一つは、声をかけるときは一人ですと、何人もで取り囲むみたいな格好にすると本人が非常に怖がられたりするということがありますんで、そうしたことに気をつけて声かけをするということにしております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 今、七つの留意点なんかあったんですけども、テレビをつければ毎日のように徘回高齢者の捜索があったとか、いろんなことが事案として上がっております。でも、見つけても声をかけていいんだろうかどうだろうかという疑問点も結構あるわけですよね。この前の周布地区におきますと二人1組で声かけをしたから、お互いにあの人は怪しいよね、あの人はどうだろうかねということができたと思うんですが、ふだんいろんな情報があった場合にはそう判断できるんですけども、ふだん怪しいよねと思うたときには一人のときが多いんですよね。その相談する場所がないということでありますけども、浜田市にはどんちっちSOSネットワークという事業所が通報するシステムがございます。市内には各ところがあると思います。コンビニであったりタクシー会社であったり運送業者であったり、そういったところは知っとる方はホームページではわかるんですけども、一般の人はなかなかわからないということでございますので、できれば本人については同僚議員が言われましたよう、提案されましたように、QRコードをつけて本人確認ができるようにしたらどうかとか、GPSをつけたらどうだなどありますけども、そうじゃなくて今度は反対に相談する場所がわかるようにすべきだと思っておるんですけども、そういったような事業所に対してのうちはどんちっちSOS事業所ですよという明確化、外から見て明確にわかるようなステッカーなり看板の工夫はないんでしょうか、そこをお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) 今、いいご提案いただいたと思っております。今おっしゃるように、一人でそうした方を見つけられてどうしていいかわからないといったようなときに、そうした協力事業所のほうがわかる形にしてありますと、近くにそういうところがあれば相談もできるということだと思いますので、このSOSネットを浜田市と浜田警察署では一緒にやっておりますので、警察署のほうとも相談をさせてもらって検討していきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) よろしくお願いします。 それでは、大項目なんですけど2点目、観光戦略についてであります。 中項目、浜田城の跡についてでございます。 過去、城山整備に関する一般質問を市民目線で質問してきておりますが、ここに来てようやく浜田城周辺整備として計画され、まだ多くの議論があったとしてもスタートが切れることをうれしく思います。 そこで、一つ確認したいことがありますが、城山公園整備として文化財や保安林、自然公園等の関係法令が重複して指定されている関係から複数課でそれぞれ担当している状況であって、私が過去、浜田県庁の門、瓦の破損指摘や草刈り、枝木、ごみの問題等、多くのことを指摘してきましたが、指摘しないと関係課が動かない状況であったと私は思います。 この度の整備に関して、関係課が横の連携を図りながら分担し協力して、オール浜田でいくと言われておられますが、それぞれの担当課と役割、窓口をお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 城山公園は都市計画公園でありまして、議員がおっしゃるとおり県の文化財指定、保安林、県立自然公園など、多くの法の規制を受けていることから、整備に当たりましては関係課が横の連携を図り、島根県などの機関と協議を行いながら進めていく必要がございます。 城山公園のそれぞれの整備の役割分担といたしましては、都市公園にかかわるものについては建設企画課が、公園、駐車場等整備については建設整備課が、文化財、保安林、県立自然公園に関すること、それから仮称浜田歴史神楽館の歴史文化に関することについては文化振興課が、仮称浜田歴史神楽館の神楽に関することについては観光交流課が担当をいたしております。 そして、これらの課の調整、取りまとめ、浜田城周辺整備事業の窓口を地域プロジェクト推進室が担当しておりまして、庁内の横の連携をとりながら進めてまいります。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 疑うわけじゃないんですけども、指摘しないと動かなかったのが今までじゃないかと多く思っております。 文化財等、いろんなのを見ますけども一つの例を挙げますと畳ケ浦もそうなんですけども、畳ケ浦におきましても散策道、ハッピーシェルに行くときの馬の背のところの散策道のところの海岸端通るのに台風で土砂崩れしたときに、長らくの間、ほったらかしであったということもありますし、そして浜田城におきましては先ほど瓦で例を挙げておりますけども、瓦1枚かえるのに何カ月もかかってやれない状態、そして石塔が転んだ状態であると、石段も崩れた状態である、随分指摘してきましたけども、なかなかできてないということでございます。 浜田城整備ということでやられるんですけども、散策道をつくられるんはいいんかもわかりませんけども、本来観光とか施設、そして市民の憩いにされるんであれば従来の登城階段、これをしっかり整備していただきたい。そして、その上に散策道をつくるんだということをやっていただきたいと思っとるんですよね。そのことにおきまして、私たち市民だけじゃなくて観光客の声を聞くものを、システムづくりもしなきゃいけないと思っております。そのことについて担当課としてどう思っておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 今、ご指摘がありましたようにいろいろな、今日も大変強い風が吹いとって、またいろいろなところで被害が出てるかもしれませんけれども、早急な対応、それは特に城山公園については先ほど申しましたように複数の課がかかわっておりますんで、連携をして、まず地域プロジェクト推進室が調整役を果たしながら進めていきたいと思っております。 それから、皆さんの意見を収集することにつきましては、今検討会で市内のいろんな関係者のご意見を伺っておりますけれども、それ以外にも市民の皆さんの意見を聞く場を設けたり、観光客の皆さんの意見を聞くということであれば観光協会等の協力を得ながら、そういう旅行者のご意見なども伺いながら、これが地元の皆さん、それからよそから来られた皆さんにも親しんでいただけるものになるよう努力していきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) 本当にオール浜田なんですよね。私が城山に行ったときに福祉バスが来まして、途中まで行くんだけど上まで上がれない、どうにか行きたいんだがなとなりますと福祉のほうにも関係してきます。ごみの問題のほうにしますと環境の問題になります。オール浜田で、ぜひとも取り組んでいただきたい。これをやらないと整備もありませんので、これをやって強い決意のもとに城山整備を進めていただきたいと思っております。 それでは、2点目でございますけども、車での玄関口はゆうひパーク浜田でありますが、いまだ駐車場、上下あるんですけども、その向こう側の駐車場の下の展望台から浜田城跡がどこにあるかイメージする看板すらなく、初めて訪れる人にはわかりません。 過去、委員会や一般質問で全国的に事例があるCG看板や大のぼりの目印を提案いたしましたが、検討が検討で終わっております。せめて浜田開府400年記念プレ講演でお披露目があった市街地の中の浜田城のCG写真などを使った看板や目印の設置を提案することについて、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 浜田城の看板や目印の設置についてでございますが、11月22日に開催されました浜田開府400年記念プレ講演、座談会の中で紹介しております浜田城の復元CGがあります。このCGは広島大学大学院教授の三浦正幸先生の協力を得て復元いたしておりますが、大変すばらしい映像を作成いただいたと思っております。 また、浜田市観光協会においては、復元図面をもとに300分の1スケールのペーパークラフトとして販売されております。 議員ご提案のゆうひパーク浜田へのCG看板の設置等につきましては、ゆうひパーク浜田とも協議し、復元CGの有効活用や看板等の整備についても検討をしてまいります。 ○議長(西田清久) 布施議員。 ◆11番(布施賢司) また、検討という言葉が出たんですが、昨日同僚議員の検討はやらないことなんじゃないかということを言われましたけども、ぜひともやっていただきたい。これは現代の都市にマッチして、昔そこにこの城があったらということで想像をかき立てるわけです。それが行ってみたい興味になって、そして城山に行っていただく。行ったらすばらしいんじゃないかと。そして、その声が全国に広がっていくと、これだと思うんです。何もフェイスブックや、それからパソコンで情報発信する必要はないんですよ。来た人にどうやって訴えるか、これが必要だと思います。もし、看板をつくられるんでしたらチンケな看板つくるんじゃなくて、どんとつくって、展望のとこの横に邪魔にならん程度に、わかるように、もし現在それが存在したらこう見えますよという感じで、浜田城をぱっとやっていただきたい。 この度、示されました浜田城の整備、それについても写真載っとりましたけども、山の中にぽんとあるんで、ここが浜田城ですというてわかりません。そういう感じで看板をつくっていただきたいと思います。 最後に1点、歴史は縦軸、地理は横軸、それをつなぐのは人の心でございますので、ぜひともやろうと思えばやるほうに向きますので、市長、しっかりした決意でやっていただきたいと思います。これを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開は11時10分とします。            午前10時59分 休憩            午前11時8分 再開 ○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて一般質問を行います。7番野藤薫議員。            〔7番 野藤 薫議員 質問席〕 ◆7番(野藤薫) 7番議席、創風会の野藤薫です。よろしくお願いします。 今定例会は3点の大項目を掲げ、質問をいたします。 まず、1番目の項目です。地域井戸端会での意見について。 今年10月に初めて開催をされました地域井戸端会であります。市内6会場で開催をされましたが、それぞれテーマを掲げ、小グループでの意見交換を行いました。私が参加した場所でのテーマ、子育て支援と元気な浜田をつくるためにというところでのご意見であります。 まず、子どもの遊び場について。 近年、外で遊ぶ子どもの姿を見かけなくなりました。昭和の子どもは家に帰れば近くの海や山、川で暗くなるまで遊んだものだと思いますが、最近の子どもたちの校外での行動、遊びなど、教育委員会ではどのような認識を持っておられるか、お伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 教育部長。 ◎教育部長(山本博) 平成26年2月に浜田市が報告しました浜田市子ども・子育てに関する実態調査結果報告書で、小学生保護者版アンケートにおいて、お子さんは平日の放課後や休日を主にどのように過ごしていますかという問いに、複数回答ありで55.2%が友達と外で遊ぶに対して家でテレビやゲームをするが41.8%となっております。 ご質問の外で遊ぶ子どもの姿を見かけなくなったことについては、少子化や過疎化などにより近所に一緒に遊ぶ子どもがいない、安全に遊ぶ場所がない、親世代が子どものころから既に身近にゲームがあり、外遊びをしなくなっているといったことが原因であると考えられます。 年少期には、外での遊びを通してさまざまな体験とともに、体力や感性を養うことが重要であると考えております。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) 部長のただいま答弁をいただきましたけども、認識は同じであります。子どもたちのアンケートでは、辛うじて外遊びが家の中より上回っていると、まだ外で遊ぶ子どもの数のほうが多いというのが救いではあります。 地域井戸端会でのご意見ですが、特定の地域というか、周布地区ということになりますけども、田んぼや畑にすごいアパートが建っております。子育て世代の住民が増えて、でも地域で子どもたちが安心して遊べる場所が少ないという意見がありました。 浜田市のホームページに11月末現在の高齢化率が出ておりまして、周布を見てみますと高齢化率が21.88%、日脚、長浜あたりも20%台なんですね。いかに若い方が多いかということがわかりました。 そこで、里山公園ということについてご質問をいたします。 このことについては10月8日付の新聞報道で、美郷町別府地区の地域住民が6年がかりで地区内の私有林、これは4,000平方メートルあるということなんですけども、ここを下草等を刈って整備をして、ブランコやネット遊具、ターザンロープを設置したというものでありました。井戸端会でのご意見は、この美郷のような自然な丘陵を利用した地形の遊び場なのかと私は感じをいたしました。 部長のご意見もありますが、子どもは自然の中で遊びを通してさまざまな体験をして成長をいたします。このような公園についてのご所見をお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) ただいま議員が紹介されました美郷町の公園でございます。これは若者定住住宅5軒に入居された若い親御さんが、子どもの遊び場を確保するため、近くの民有地を借りて共同募金からの助成金を活用して、自然の形状を利用しながら遊具を設置されたものと伺っております。 議員ご指摘のとおり子どもは自然の中での遊び体験を通じてさまざまなことを学んでおりまして、外遊びは子どもの成長の過程において重要なものであると考えております。 現在、浜田市では公園施設の長寿命化計画を策定し、老朽化したブランコやターザンロープ等の遊具施設の更新を行っており、今後も計画的に実施することとしております。 ブランコにつきましては、菅原公園、ゆうひ公園、竹迫公園など26公園に設置してあります。ターザンロープにつきましては海の見える文化公園や三隅中央公園に設置されております。また、ネット遊具につきましては、市が設置した公園にはありませんが、県立石見海浜公園においては設置されている状況となっております。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) 今の部長の答弁をお聞きしますと里山公園に近いのは自然の地形をうまく利用した公園、遊び場といったほうがいいのかもしれませんが、海の見える文化公園とかゆうひ公園かなと思っております。 平成24年3月の浜田市都市計画のマスタープランでは、地区ごとのアンケート調査ということがありまして、長浜、周布、美川地区では他の区によりも公園、緑地の要望が23.9%と高い値になっております。そして、順位も2番目ということになっておりまして、住民の関心が非常に高いのかと思います。他の地区でもこういった公園とか緑地の要望が上位のほうを占めておりますけども、また課題としても逆に要望が高いということは、それが課題なのかなと思いますけども、マスタープランの課題として身近な公園、緑地の整備が必要であると記載をしてありました。 このマスタープランは、24年3月にできておりますけども、先10年の目標値ということかもしれませんが、このマスタープランでは整備すべき公園の計画では街区公園、距離が250メートルの範囲で標準面積が0.25ヘクタール、近隣公園という位置付けのものでは距離は500メートル、標準面積が2ヘクタール。ほかにも都市公園とかありますけども、一番遊びやすいというか、ぱっと行って近所で遊ぶというのは、この二つのタイプの公園かなと思います。 周布地区ということでございますが、この地区でのこういった公園の状況というか、配置の状況はどのようになっているのか、お伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 都市計画マスタープランに掲げております長浜、周布、美川地区内の都市公園でございます。街区公園としましてハーバーヒルズ公園、新しい団地のところです。ここが0.42ヘクタール、それから日脚児童公園が0.26ヘクタール、津摩児童公園が同じく0.26ヘクタール、近隣公園として宝憧寺山公園が2.5ヘクタールがございます。 随分前になりますが、地元の方の要望を受けまして地区公園としての規模の仮称西公園というのを計画したこともあります。しかしながら、財政状況の厳しさから事業化に至らなかった経緯がございます。 一般的に3,000平米以上の宅地開発を行う場合は、開発面積の3%以上の公園、緑地または広場を設ける必要がありますが、ここの周布地区につきましてはご存じのように周布平野におきましてミニ開発による市街化が進行してきたこともありまして、結果的に身近な公園緑地が不足している状況になっております。 一方、浜田市全体で見た場合に、石見海浜公園や東公園等、大規模な公園がありまして、先ほど議員がおっしゃいました距離でございますね。居住地域からの距離の課題はありますが、面積的には都市公園条例に示しております市民1人当たりの都市公園の面積の標準10平方メートルを大きく超えまして20平方メートルとなっております。 このような現状から、通常の公園であります街区公園、近隣公園などの身近な公園の新たな整備に対して、現段階におきまして国の補助が受けられないという状況になっております。 先ほども答弁いたしましたが、既存施設の長寿命化を図ることが第一でございますが、アンケート結果の身近な公園の整備要望があるということも十分認識をしておりますので、長期的な課題とはなりますが、今後の国の採択基準を見ながら、例えは遊休地等の活用や、それから先ほどおっしゃった自然の形状を利用するなど、安価な方法で整備できないか検討してみたいと考えております。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) ありがとうございます。 私も過去の質問で公園についていろいろな質問をしております。法律上の要件は満たしているという過去の答弁もありましたけども、地域井戸端会でのご意見は、地域の方が土地を提供してもいいという方もおられるということで、それが公園になるのか、遊び場になるのかというのはわかりませんけども、そういうことであれば市のほうもできるだけ協力をしてもらえないだろうかという感じのご意見でもありました。余り手がつけてないんだけど、ちゃんと整備してあるというか、微妙なラインだと思いますけども、そういうとこで地域と行政が一緒になって、そういうものができれば、この地区、最初にも言いましたけども、高齢化率も低い20%台ということなので、さらなる定住というか、そういう方の定住が見込めるのかなと思っております。 10年計画のマスタープランということですが、そういった広場ができればいいなと思っておりますので、ぜひとも期待をしております。 それでは、次の2点目の質問に参ります。 浜田開府400年事業についてであります。 この事業については、多くの同僚議員が今議会で質問をしております。昨日も詳しくご質問をされた議員もおられて、もう何回も聞いたぞということもあるかもしれませんが、よろしくお願いをしたいと思います。 開府400年、徳川幕府が始まって防長2国に封じ込められた長州藩との最前線として、浜田藩が位置付けられたと認識をしております。 1619年、紀州徳川家の成立による国がえにより、伊勢松阪から古田重治公が浜田藩初代藩主となりました。多くの家臣、町人、商人を従えての転封でありました。以来、4家18代、246年の長きにわたってこの地を治め、1866年の第2次幕長戦争で長州軍に大敗し、2年後、明治となるわけであります。そして、2019年、平成31年に浜田開府400年を迎えるということになります。 1点目でございます。 平成31年に向けた現在の取り組みについてという項目で、財源が必要だと思います。その1の①の中期財政計画による事業費についてということで、以前の計画ではありますけども18億円とありました。現時点でのわかる範囲での内容をお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 昨年の中期財政計画では18億円と計上しており、内訳といたしましては散策路、眺望確保、案内板、駐車場といった公園整備に約4億円、(仮称)石見神楽館の整備に約3億円、(仮称)浜田歴史館の整備に約11億円といたしておりました。 なお、(仮称)石見神楽館と(仮称)浜田歴史館の整備につきましては、現在は(仮称)浜田歴史神楽館として一体的に整備できないかと検討しているとこではございます。 事業費につきましては、細かな構想は固まっていなかったため、大変粗い積み上げとなっておりますので、今後浜田城周辺整備検討会や議員の皆様からのご意見を伺い、パブリックコメントでの意見も伺いながら整備方針を固め、事業費を算出したいと考えているとこでございます。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) 私は地元に住む者として、この事業には大変期待をしておりますし、事業の検討が少し延びたとはいえ、多くの意見を集めてよりよい浜田開府400年事業となることを願っております。 先日のプレ講演・座談会等で、浜田市民の関心も非常に高いと感じておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 自焼退城ということで、自ら城に火を放って松江に退いたと、このことが最近までの多くの市民の認識であったと思っております。私も最近までそうでありました。歴史認識は戦の勝ち負けで真実が伝わらないか、また伝えられなかったのか、そう思っております。 浜田城山にある司馬遼太郎の碑文の後半に、長州軍は時の勢いを得、また火力と軍制を一新させ、各地で幕軍を破った。ついには、浜田城下に押し寄せた。浜田藩は和戦についての衆議がまとまらず、さらには25歳の藩主、松平武聰は病臥中であって、曲折の末、自ら城を焼いて退いた。明治維新に先立つ2年前の慶応2年のことである。このように記してあります。 昨日の答弁でもありましたが、司馬遼太郎は作家であります。史実を集めてこの花神という文学をつくり上げたわけですが、しかしそれは長州からの視点が多いように思います。創作も入ってNHKのドラマになったわけでありますが、幕末から明治へ浜田藩は幕府軍として長州と戦をし、碑にあるように火力と軍制の差で自焼退城となったものであります。幕府軍ゆえに浜田城の歴史の真実が今に伝わらなかった要因かと思っております。 浜田開府400年事業は、注目されることで新たな史実が次々と発見をされていると思います。これは市民の歴史認識を新たにすることにもなります。 そこで、市民への意識改革について市長にお伺いをいたします。 11月22日の浜田開府400年記念プレ講演・座談会で再興を期して自焼退城と言いましょうと発言をされました。松江へ退き、美作の飛び地へと浜田藩の家中の苦労は察して余りがあります。ソフト、ハードを含め、未来に向け、浜田市民へどのようなメッセージを考えておられるのか、思いをお伺いします。 ○議長(西田清久) 市長。 ◎市長(久保田章市) 浜田開府400年に向けた市民の皆さんへのメッセージということでございます。 私はこの浜田開府400年を契機に、ふるさと浜田の貴重な歴史、あるいは観光資源を活用した新たなまちづくりに取り組んでいきたいと、このように考えております。 そのためには、まず市民の皆さんに浜田の歴史、あるいは文化を知っていただき、浜田に誇りを持っていただきたいと、このように考えております。 こういった思いから先月、11月22日に開催いたしました浜田開府400年記念プレ講演・座談会においては、次の三つの点につきまして議論をさせていただきました。 1点目は、浜田藩の誕生がこの地域にどのような影響を与えたのか、そして2点は浜田藩の終わりが、先ほどもありましたが自焼退城と言われております。城に火をつけて浜田を見捨てて逃げたという、こういったイメージが伝わっているわけでございますが、事実はどうだったのか。そして、3点目として、現在の浜田市域はかつての津和野藩と浜田藩にまたがっていることから、これをどのように整理すべきなのか、この3点について議論をさせていただきました。 これらの点について議論をしたわけですが、1点目につきましては、浜田藩が成立することで城下町がつくられて、港が整備され、その後石見の中核都市として発展ができたこと。2点には、城に火をつけたことは、軍事的、戦略的意味合いを持って行われた行為であり、当時としては当然な行為だと。火をつけたのは浜田城の三の丸や侍屋敷の一部であって、天守閣には火をつけていなかった。さらに、浜田藩士の方々は美作の地に行かれた後も浜田への強い思いを持って、再興を期し自焼退城されたもので、決して浜田を見捨てたものではなかったということであります。 3点目は、津和野藩と浜田藩の関係でありますが、確かに新浜田市には津和野藩だったところもありますが、しかしながら浜田藩が誕生することによって城下町ができ、港が整備され、藩の領域を超えた経済、社会、文化圏がこの浜田の地に築かれていったということであります。 このように座談会の後、3点について整理をさせていただいたとこでございます。 このように整理いたしますと、現在の浜田の出発点は1619年の浜田藩の誕生にありますが、単に浜田藩の開府を記念するものではなくて、この機会に浜田周辺が一体となって開かれたという意味での、浜田藩というより浜田開府を記念すべきことにしたいと思った次第でございます。 そして、その記念碑ともいえます浜田城山の整備、あるいは浜田の歴史文化を伝えていく、残していくための施設整備を進め、教育、観光、交流の拠点になっていけばいいと、このように考えております。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) ただいま浜田開府400年に対する市長の思いを伺いました。 私も開府400年は到達点ではなくて、浜田の未来に向けての出発点だと思っております。温故知新という言葉がありますけども、このことが次の世代へ正しい歴史認識として伝わっていくことを期待をしております。 そこで、浜田の歴史の再認識ということでご質問をさせていただきます。 浜田藩関係以外でも新しい資料や浜田城CG、先ほどもありましたけども浜田城CGが17点ほどつくられたということです。それから、それをもとに動画などもできるというお話を先日お聞きしました。そういった中で、新たな史実が発見をされたりすると思いますけども、教育の場でもふるさとの歴史教育として活用するべきと思いますが、ご所見をお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 教育長。 ◎教育長(石本一夫) ご指摘のとおり浜田の自然、歴史、文化に関する研究が進んでまいりまして、その成果があらわれてきております。 これらの情報を収集し、教育の場につなぐということは、これは大変は重要なことだと思っております。そのため、これらの情報を市立図書館、そして郷土資料館、さらには学校図書館、そういったところに提供いたしまして、先生方や児童・生徒が直接、または間接的にそういったものに触れ、ふるさと浜田に関心が持てるよう、また正しい情報を伝えることができるようにこれからいろいろ取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) この事業で城山に対するもの、また浜田の歴史に対するものの資料館が整備をされたら、ぜひとも歴史学習で子どもたちが現地に出かけて、本物を見ることにより、よりよい学習ができると思っております。そのためには副読本というのもできるべきかと思いますけども、ぜひともご検討をされていただきたいと思います。 次に、浜田歴史神楽資料館についてでありますが、現時点での構想についてお伺いをいたします。 浜田開府400年事業は、浜田市の未来に向けた魅力づくりの通過点だと思います。事業をするに当たってイニシャルコスト、ランニングコストを抑えることは必要でございます。一方、資料館のあるべき姿、その役割等も大切だと思います。このことについてご所見をお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) (仮称)浜田歴史神楽館のあるべき姿は、浜田開府400年を契機にオール浜田で新たなまちづくりを進めていくための全市の歴史文化の情報発信拠点であり、シンボルであると考えております。 その役割は、貴重な郷土の資料や情報を収集し保存すること、多くの人々に地域の歴史文化を伝えること、市民の皆様にふるさと浜田の誇りと郷土愛を育むこと、浜田の過去、現在、未来をつなぎ、地域の歴史文化の振興や伝承に寄与することなどと考えております。 また、浜田すばらしい歴史文化に触れることができる施設として、観光面での活用も目指してまいりたいと考えております。
    ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) ぜひともコストを抑えて、最大限の効果が出るようにお願いをしたいと思います。 10月末でありますけども、会派で島村抱月、松井須磨子、中山晋平の知音都市交流の地、糸魚川市、中野市、松代町を訪問をいたしました。市役所の横に糸魚川歴史資料館というのがありまして、糸魚川市の歴史資料や相馬御風の資料などが展示をしてありました。お聞きをすると相馬御風の記念館をつくりたかったんだけども、国の助成金というか、そういうことで歴史資料館の中に相馬御風があるという形でしたけども、中身は相馬御風の展示が非常に立派にしてありました。これがもし浜田市であれば、相馬御風の展示の部分が石見神楽かなと思った次第であります。 また、松代では松代藩主、真田信弘の6男、忠盈が本多忠敞の養子、本多氏の浜田藩主2代目、本多忠盈となりまして、実は浜田の藩主になっておりました。古田重治からだと9代目となるところなんですが、そのことがわかったということで、夜、交流会をしたんですけども、我々も非常に盛り上がったわけであります。松阪、棚倉、美作に加えて松代も浜田藩ゆかりということで、これも開府400年の一つのえにしではないかと思っております。400年の事業がそういったことで大いに盛り上がることを期待をして、この質問を終わります。 次に、大きな3点目の項目についてご質問をいたします。 まちなかのにぎわいについてということでご質問をさせていただきます。 中項目の複合サービスの小さな拠点についてということでお伺いをいたします。 中山間地域、市街地を問わずに、少子化や高齢化が進んでおります。今年11月末現在で浜田市の平均の高齢化率は34.45%となっております。先ほども言いましたけども、市街地の新町、紺屋町そして栄町、京町、真光町、大辻、天満町なども軒並み40%を超えております。高いところでは46%台ということでありました。 国土交通省が中山間地域での小さな拠点づくりを推奨をし、島根県でもシンポジウムがあったわけですけども、一方総務省はまちなかでの小さな拠点づくりということで進めております。高齢者が歩いていけるエリア内に医療、介護、福祉、子育て支援などの複合施設が設置されることにより、さまざまな効果、高齢者の健康管理であるとか、医療費の抑制など、そういったことが出ていると聞きました、報道でありました。こういったものの運営には、市が直接当たるということではなくて、さまざまな異業種が連携をしてやることによって、より効果的ではないかと思いますが、このような施設に対するご所見をお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) ただいまのご質問の件につきましては、高齢化の進展などに伴いまして空洞化が進んでいる中心市街地での拠点づくりのことを特に指しておられると思いますが、先進地におきましては医療、介護福祉、子育て支援などの複合施設によるまちづくりの取り組みが行われているところでございます。その取り組みの効果につきましては、高齢者の方がほかの方との会話を楽しむことによって、より健康的な生活を送ることができたり、子育てについても地域の方々とのコミュニケーションをとることによって、多くの問題が解決できることがあるということで報告をされております。 本市におきましても、これらの事例を参考として複合施設が地域の拠点としてどのように機能し、効果を発揮するか、さらに研究してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) ぜひとも、先進市に近づくようにお願いをしたいと思うんですが、翻って浜田でどうかなと思うと実は次の質問になりますけども、栄町の駐車場の周辺についてということになります。 栄町の真ん中というか、駐車場がでんとあるわけであります。もと浜田郵便局の本局でありました。そのころを思い出してみると、交通の要衝というか、ちょうど栄町ロータリーということで非常ににぎわいがあったと思っております。今は駐車場、ほかの立体駐車場とか駅前の駐車場に比べると利用状況が違うと思うのですが、今の現状をお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 栄町駐車場につきましては、昭和46年3月に供用を開始し、多い時期には年間で5万台以上の利用台数がありましたが、この10年間は年間で3万台前後の利用台数で、収入は400万円前後でございます。 他の二つの駐車場が管理費を上回る使用料収入を上げているのに比べまして、栄町駐車場の使用料収入は管理費を下回る年度が多い状況でございます。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) 最近は空き家も増えているんですが、実は駐車場も増えているということで、ここの栄町の駐車場がそういう状況なのかなと今思っております。損益分岐点のラインで上下をしていると思いますけども、今後の方針についてこの場所、まだそういった形てずっと市が維持をし続けるのか、それとも先ほど言いましたような小さな拠点になればいいなとも思っておるわけなんですけど、そういう可能性があるかどうか、お聞きをします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 現在のところ、この土地についての利用の問い合わせはございません。 先ほどもお答えしましたように、現状においてこの施設は採算がとれてない施設でございます。今よりもより有効な利用の可能性があれば、それは探っていかなければならないんじゃないかなと思ってます。そうした場合、商店街ですとか、定期利用の皆さんもおられますので、そうした方々の意見という、声というのはしっかりと聞いていかなければならないんじゃないかと思ってます。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) 駐車場の利用者にも配慮は必要であります。 片や、市民のサービス、福祉のためにも必要なところではないかとは思っておりますけども、検討する価値はあるのかなと思っております。 また、検討する点として大学との連携、島根県立大学ですね。大学のサテライトキャンパスについてと項目を上げておりますけども、浜田市においては県立大学の果たす役割が大きいものがあります。18から22歳の年代の人口が非常に浜田市に貢献をしていると思っております。以前、大学と市民の交流拠点として、私もかかわったんですけども、まちなかサロンというのがありました。県大の出雲キャンパスでは、まちなかにサテライトキャンパスを開設と報道でありました。地域政策学部として、この地にサテライトキャンパスができるとすれば、大学としても強みになるのではないかと思います。浜田市として県立大学との連携、学生の市内滞留は必要と考えますが、ご所見をお伺いします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 島根県立大学は地域に開かれた大学として、教育、研究活動やサークル活動など、さまざまな面で地域との連携を図っておられます。そのため、地域に積極的に出かけようとする学生の受け皿となる居場所や地域住民との交流拠点の充実は重要であると考えております。 一方、栄町駐車場周辺はバスのロータリーがあり、多方面へのアクセスもよく、新町商店街にも隣接しており学生のみならず、子どもから高齢者まで世代を超えていろいろな人がつながることができる地域になり得る場所であるとも考えております。 今後、県立大学の意向も踏まえながら、学生と地域の交流のあり方やまちなかのにぎわい創出について、他の部署とも連携を図りながら研究してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) 出雲の場合は、看護系ということで健康面に特化したそういったサテライトキャンパスということでありました。地域政策を専攻する学部として、ぜひとも学生が市内の中でそういったサテライトキャンパス、以前はサロンということでゼミも何回か開かれましたけどもなかなか難しかったというところもありますので、もしそういった拠点、複合施設ということであれば、この中にこういうのもいいのではないかと思っておりますので、ご検討のほどをよろしくお願いします。 それでは、最後の項目になります。小・中学生の起業家教育についてということであります。 経済産業省の起業家教育普及促進事業というのがありまして、今年経済産業省がモデル事業として公募をしたという報道がありました。中国地方では応募はありませんでしたが、市長が起業を促進するということで非常に積極的になっておられますので、この地においても必要ではないかと思いますが、ご所見をお伺いします。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 小・中学生への起業家教育についてでございますが、経済産業省が起業家教育普及促進事業として、今年の2月24日から3月20日まで、小・中学校における起業家教育の実施モデル及び実施委託先の公募を行い、今年度、採択されました7件の団体によって起業家教育が実施されているところであります。 市では、現在起業家支援プロジェクトとして浜田市における起業の機運を高めるべく、3年計画で創業セミナーや起業者への補助事業を行っているところであり、学校教育においても起業家教育の充実化を図り、起業家の資質や能力を有する人材の育成を行うことは、今後浜田市の起業者を増やすという観点からも必要だと考えます。今後、経済産業省の事業の成果や課題等も伺いながら、小・中学生に対する起業家教育について検討してまいります。 ○議長(西田清久) 野藤議員。 ◆7番(野藤薫) ぜひとも産業経済部と教育委員会、そのほかの部署と連携をして、情報交換から始まって、いろいろ連携を行っていただきたいと思っております。 欧米では小さいころから、このような教育プログラムがなされているそうであります。日本では、起業して会社を起こすのは印鑑証明などの登記上、満15歳からだそうであります。先日、ニュースで日本でも15歳の社長というのが続々というか、増加傾向、誕生しているのは誕生して、増加傾向であるという報道がありました。この辺の満15歳からというのが撤廃をされるのかどうかというのは、国の動向ではありますけども、そういうのを見据えて、小さいころから商いというか、社会の中の仕組み、経済の仕組みというのを少しでも関心を持ってもらえるような教育、起業化教育につながればと思っておりますので、ご期待をしております。そういうことを申し述べて、本日3点ほど項目を質問をさせていただきました。 真ん中に挟まれた開府400年事業、非常に地元におる者として期待をしております。また、地域からの声も聞いております。ぜひともすばらしい400年事業になるようにお願いをして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開を13時ちょうどとします。            午前11時51分 休憩            午後0時57分 再開 ○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて一般質問を行います。6番森谷公昭議員。            〔6番 森谷公昭議員 質問席〕 ◆6番(森谷公昭) 6番森谷公昭、早速始めます。 市長官舎につきまして、借り上げ官舎の訴訟について一般人から訴訟されてると聞いてますけども、この負担は浜田市が負担するんでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 借り上げ官舎の訴訟につきましては、詳細は把握しておりませんが、一般的には浜田市が訴えられた場合は訴訟費用は公費で支出し、個人が訴えられた場合は個人が負担すべきものと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。 次、市長の東京出張の食卓料につきまして、2日間とか4日間とか支給されているんですけれども、この性質に対して正当性があるのかということと内容を少し聞かせてください。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 常勤の特別職の職員の旅費につきましては、一般職の職員と同様に旅費に関する規定に基づき支給をしております。旅費のうち、宿泊料は旅行中の宿泊費を賄うための費用で、宿泊料金、いわゆる使用料でございます。それと夕食代及び朝食代、食卓料でございます。が、これに充てるために旅行中に宿泊した日数に応じて支給しております。 本来、出張の用務地に宿泊するときは近くのホテルを利用ますが、市長は東京出張の際はできる限り横浜の持ち家に宿泊され、宿泊料金の経費節減に努められておられます。その際の宿泊料は、宿泊料金を除き、宿泊日数に応じた夕食代と朝食代の食卓料のみ支給しますので、2泊した場合、は2日分、2夜分でございます、の食卓料を、4泊した場合は4日分、4夜分です、の食卓料を支給しております。これは市長に限らず、一般職の職員の場合も同様のケースであれは同じ取り扱いを行います。 なお、本市の旅費条例におきましては、市長など常勤の特別職が旅行する場合の日当、宿泊料及び食卓料は、一般職より高い金額を規定しておりますが、現在は一般職と同額の旅費を支給する措置を規定し、経費縮減を図っているところでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) それなんですけれども、これ見ましたら自宅泊(食卓料のみ)と書いてあります。出張で外食だから、その分、食卓料で見るんじゃないかと思ってるんですけども、自宅で食事をされるのに、それを出す根拠がないんじゃないかと思いますけど、いかがですか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 先ほどもお答えしましたように食卓料については浜田市の旅費規定に基づいて支給しているものでございまして、宿泊料の支給につきましては宿泊料の構成要素から不必要な部分を除いて支給しているものでございます。食卓料につきましては、食べるとか食べないにかかわらず日当の食費相当分、1食当たり1,100円でございますかけれども、これを支給しているものでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 食卓料というのは、支払わなければならないものなんでしょうか、支払うことができるものなんでしょうか、その点についてお聞かせください。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 旅費規定においては、支払うべきものであると思っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 次、行きます。 3番、自宅の概念につきまして、出張の報告書には横浜自宅と書いてありますが、私が一般質問したときには、今住んでいるところが自宅だとおっしゃっていたんですけども、よくわからないんですけど、どういう概念で自宅を決めておられるんでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 自宅の基本的な考え方につきましては、平成27年6月定例会で市長が森谷議員からの市長の自宅の認識の質問に対して、現在住んでいるところが私の自宅であると答弁しております。市長の自宅は浜田市の市長宿舎であります。 議員ご指摘の報告書とは、市長が横浜の持ち家に宿泊した際の旅費請求の算出内訳のことと思いますが、これには広い意味で自宅泊と記載しておりました。表現が曖昧でありますので、横浜に所有している持ち家に宿泊するときは、全て持ち家泊と訂正させていただきたいと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 今年の3月までは手書きで自宅泊と書いてありました。4月からはゴム印が自宅泊とばしっと押してあるわけで、そのときには強い意志で横浜を自宅と認識したと思うんですけども、どうでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 先ほどご質問があったことにつきましては、公文書開示請求により開示した資料に押印されているものではないかと思います。確かに、自宅泊、食卓料のみと記載をされておりました。広い意味で自宅泊と記載をしておったところでございますけれども、これは持ち家に訂正させていただこうと思ってます。 なお、このゴム印にきましては、平成27年4月に購入したものでございまして、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 細かいことですけども、それはもう使わない、無駄遣いみたいなもんですね。また、今度は持ち家泊というゴム印をつくるんですかね。 それから、次ですけども、市長は公人ですのであえて聞きますが、平成25年、平成26年分の確定申告で、横浜の家を自宅として住宅ローン減税を受けていた。ここでもう横浜自宅という意思があるのではないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(西田清久) 市長。 ◎市長(久保田章市) 個人のことでありますので、この場でお答えをすることは適当でないと思っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 私が市長でしたら答えるのは自由ですから、事実を答えて終わりにする案件です。逃げなければならないということは、グレーとなる要素があるということを考えていいんでしょうか。 ○議長(西田清久) 市長。 ◎市長(久保田章市) 私は適切に処理をさせていただいておりますが、内容につきましては個人のことでございます。議会の場でお答えするのは適当でないと、このように考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。次、行きます。 災害に関してです。 歴史館につきましてですけども、立正佼成会の下にありまして、亀山橋のあたり、津波、洪水、高潮なんか災害が予想されるんですけども、その対策につきましてどのようになっているか、お聞かせください。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 御便殿周辺の開発は、浜田川護岸が約1.7メートル、堤防が約2.4メートル、御便殿の床面までが約3.6メートルであります。この場所は、地元の方に伺いましても昭和38年の浜田ダム完成以降は豪雨、台風、高潮等による浸水はなく、第2浜田ダムの建設により洪水の不安はさらに低くなっているものと思います。 地震による津波につきましては、平成24年に作成いたしましたハザードマップによりますと、県の想定ではこの場所に影響はないものとされております。 なお、この基準は平成28年度末までに見直す予定とされておりますので、その結果を注視していく必要はあると考えております。 このようなことから、この場所は大雨や台風などによる浸水の可能性は小さいものと考えてはおりますけれども、津波予測の見直しも含めまして経験値を超える災害による被害を受ける可能性もあるものとは思っております。 今後、(仮称)浜田歴史館の立地については、専門家のご意見などを参考にするとともに、浜田城周辺整備検討会など、市民の皆様のご意見も伺いながら考えてまいりたいと思っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 今、英語をたくさん使われましたけども、マップとかダムぐらいはわかるんですけども、ハザードっていうのはどういう意味でしょうか。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) これはこれまで浜田市においてつくってる災害の危険を予知するための地図をつくったものでございまして、それぞれの市内の主なところの標高、海抜等を入れたものでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) ハザードマップは、安全のところを確認する場所でしょうか、それとも危険な地域を認識するものでしょうか。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 両方の意味があるものと思っております。地域の皆様に自分の住んでおられるところがどういう状況にあるかをご理解いただいて、危険だと判断されたときは、どういう対応をしていただければいいかということも、これは参考になるものと思っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) まず、このお手元の図面ですね。これはパネルをご覧ください。 ここはまず二重線があります。2メーター40センチのところ、この二重線はおととし、平成25年8月の豪雨です。医療センターに救急車が行けなくなって、車が2台ぐらい水没したとこですけども、ここにつきまして一番高いときの水位、これが二重線の2メーター40センチのところです。運がいいことに、当時は干潮だったんです。満潮干潮の干潮。それから、低気圧が来てたんですけども、1,000ヘクトパスカルといって低気圧とは言えないぐらいの高い値だったと。これが満潮で、かつ950ヘクトパスカルが来たとすれば、それぞれ50センチぐらいアップするわけです。それで、この3.3メートルあたり、二重線の1本上の線です。御便殿でいいますと床のぎりぎりです、もうちょっと床上くらいのとこになります。 それから、24年、県の地震の津波予測では、2メーターから3メーターのものが浜田沖の地震で津波の可能性があるということで、2メーター、行ってこいの矢印がありますね。左側が2メータープラスして5メーター10センチ、右側が3メータープラスして約6メーターと、軒先ぐらいまで来るわけですね。これは道下議員がおととい言われましたが、佐渡沖の地震だったら3.2メーターのが来るぞと。牛尾昭議員もここ1000年津波がないということは、もうそろそろあってもいいかもしれないし、相当のエネルギーがたまってるという読み方もできます。 それから、私は新しい警察の場所、それから図書館です。それも危ないところだと思ってるんですよ。公共施設としては位置的にどうかなと思ってるわけです。浜田川のそばです、水位も低いと。市役所だってそうですね、すぐつかりますよね、その前の道路は。そういうところに公共施設があるということ自体がおかしいと思ってんですよ。本来、公的なところに避難していくところです、公的なところは。それなのに一番危ないところにあるということで、またこの御便殿もそのようなものじゃないかということで、安全が確認できるところに建てるべきだと、御便殿じゃなかった、歴史館ですね。そのように考えておりますけども、いかがでしょうか。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 今、森谷議員がお話しされましたように市街地エリアは、この市役所も含めて非常に標高の低いところが多うございます。また、お魚センター周辺も含めまして、人が交流し合う、人の拠点となるところはいずれもこういう地域がほとんどでございますので、もしそれを避けて、どうしてもまず津波なり浸水を防ぐということであれば、今の大学周辺とか、そういうことを考えなければいけないと思っております。 ただ、人の行き来の利便性等も含めて、その辺は勘案する必要があると思いますんで、そういうことで判断できればと思っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 万が一、津波が1回来たら貴重な集めた資料が、それこそ水の泡ですよ。海の藻くずと化してしまうわけですよ。その辺を考えるととてもじゃないけど、正常な考えじゃないと思いますね、あの位置につくるのは。あの位置は個人的な考えで言いますと下水道の処理施設をつくるべきですね、一番低いところは。水につかってるとこ、たくさんあります、それが一番低いところですよね。下から上へはバツになりました。上から下へですよね。そこが下水道の処理施設をつくるべきとこだと思っております。 次、行きます。 君市踏切につきまして、ここは橋をかける案の進行状況について、調べますと言われてから4カ月くらいたってますけども、進行状況はどうでしょうか。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 君市踏切につきましては、今年度から事業を開始しております。これまでにコンサルタントによりまして現地の地形や高さの測量調査、それから交通量調査を進めておりまして、その結果に基づいて現在は橋をかける案と踏切案、双方で複数の案を検討している段階でございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 線路をまたぐ場合に踏切とか橋とかありますけども、原則はまず橋をかけるのが原則らしいんですよ、それを検討するのが。それがだめだったら踏切にするということを元国鉄におられました江角議員に教えてもらいました、昨日。それが、説明会では橋の案はなくって、最初から踏切の案です。この流れは一体どうなってるんでしょうか、説明してください。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 議員がおっしゃいますように、今おっしゃったことは正しいものであります。 しかしながら、あそこの地点につきましては以前も上を越える案とかいろいろ検討した結果、非常に事業費が多額になるということの結果を随分前に出しております。そういったこともございまして、踏切を拡幅するということを前提として地元説明会を行っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 多額になるって言われましたけど、私が1メーター260万円ぐらいでいいんじゃないかって言ったら根拠がないし積み上げていくからわかりませんと言われたのに、多額になるというデータがあるわけですね、後でじゃあ見せてください。 次、行きます。 消防体制につきまして、まず3月26日、高速道路での、浜田道でのドクヘリ事故がありましたけども、この前、宮崎で認知症の老人が交通事故を起こして、交差点のど真ん中にヘリコプターがおりてきました。浜田のドクヘリは、浜田というか、浜田が使ったドクヘリは金城におりてくれと隊員が言ったんですけどもおりなかったと。宮崎は交差点のど真ん中におりたと、ものすごく格好いいな、違和感があるなちゅう感じなんですけども、これどういうふうに解釈すればいいんでしょうか。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 高速道路での事故におけるドクターヘリの運用につきましては、島根県ドクターヘリ運航要領のほか、高速道路におけるドクターヘリ運用マニュアルにより行っております。離着陸場所については、現場に近い高速道路外の離着陸場、または別に定める高速道路関連施設の離着陸場とすることになっていますので、指定されている浜田インターチェンジ内プラザ内を選定いたしました。 議員ご指摘の金城パーキングエリアは、指定されておりませんので、緊急やむを得ない場合に安全確保が確実に図られた上で機長判断に委ねられるものだと思います。 宮崎県の運用事例ですが、私もニュース映像で交差点の中央にドクターヘリが着陸して活動しているこの場面を見ました。この事例に関しましては、広い交差点で現場付近の電線が地中化されており、近くに警察署があるなど、迅速な安全確保が可能である、これらの条件がそろっていたためで、最終的には機長の判断によって決定されています。 事故対応に当たりましては、要救助者の救出ということはもちろんでありますが、二次災害の防止を図るということも消防の当然の責任でありますので、そのためにまず運用マニュアル等に係る取り決めを前提として活動する必要があると考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) どう考えても宮崎の交差点が指定のポイントだったとは考えられないんです。そういう意味では同じですよね。交差点とパーキングエリアと考えた場合に、私はあそこへ行って何回も写真撮りましたけども、電線はないし3月ですから木も茂ってないわけですよ。そういうところで宮崎の状態よりはとまりやすいし、幸いか不幸かわかりませんけど、あのときはドクヘリ呼ぶのが遅れたわけですから、たっぷり時間があって何台も赤い車、白い車が集まってたと思うんです。言いわけにしか聞こえませんけども、どうでしょうか。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 金城パーキングエリアであります。これはもちろん高速道路の施設内ということでありますが、この3月の事例の後、県も含めて離発着場の再確認といいますか、再度指定できるところはないかということで検討もしておりますが、この際にも指定はできないでいます。といいますのも、基本的にパーキングエリア、駐車スペースでありますし、スマートインターチェンジで車の出入りもあります。それから、照明でいえば15メーター程度の照明が数基建っておりますし、それからバス停もありますので、人の出入りもあると思います。なかなかそこで安全確保を迅速に図るということは難しいのではないかと思っています。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) あそこのバス停と宮崎の県で一番でっかい交差点ですからね、人がどうのこうのっていうのは考えられないんですけども、次行きます。 次というか、9月4日の事故の件ですけども、金城で事故があって、体験村の辺で、それでドクヘリを呼んだんですね。ドクヘリ呼んだんですけども、ドクヘリがおりる場合はほこりが舞うからタンク車といって赤い車が助けるわけですよ。それは原井の本署から出たんですけども、救急車は積んで、それで本来運動公園というドクヘリがおりるところへ行かなきゃいけないんですけども、浜田の医療センターに向かってしまって、十国トンネルを弥栄に越えたところですれ違って、お互いにたまげたわけですよね。あれ、何ですれ違うんだと、こういうことがあってはならないと思うんですけども、その原因と対策はもう処理されてるんでしょうか。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 9月4日の弥栄町での事故でありますが、この事案後、関係者で検証会を行いまして、その検証結果を全職員に周知しております。 まず、原因ですが、広島ドクターヘリを要請した際に、広島の運行管理所のほうから救急車による陸路搬送を一応打診されたということが一つありまして、判断が少し遅れたということがあります。それから、現場が携帯の不感地帯でありまして、救急車から医療センターへの連絡、これ携帯電話でやるんですが、これがなかなかできなかったので、病院の選定がなかなかできなかった。それから、支援に出たタンク車、支援に出た消防車でありますが、これは弥栄町に上がる際の山間部といいますか、山陰を通ったりトンネルがありますし、そういうところでの無線の不感があったところ、そういうとこを通ったりしてまして、結果としてなかなか連絡がつかなかった、そういうことがちょうど相まって、お互いに連絡がとれないまますれ違ってしまった、こういう原因です。 今回の教訓を生かして、今後の改善点としましては本部として素早い状況判断ですね。活動の決定をして、しっかりそのことを行政機関としてドクターヘリのほうに伝え、それから内部では無線の運用等を確実に行って、情報共有を図る。これは全ての活動に通じることだと思いますので、もう一度訓練等を通じてしっかり周知してまいりたいと思っています。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 対策にはなってない。全く同じケースが起こった場合に、全然改善されると読めないですね。どこが改善されるか、もう一回説明してください。全く同じケースの場合。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 全く同じ場合にどこが改善されるかというご質問ですが、なかなかどう答えていいかわからないんですが、先ほど言いましたように消防内部での無線もそうですし、それ以外の通信機器もあります。そういうものをしっかり活用しながら明確な意思の確認ですね。そういうところも徹底して、同じ認識のもとに活動する、そういうことが大事になってくると思います。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) そういう処理の仕方だからだめなんですよ。それは改善じゃないですね。同じものが起こったときにはうまくいくようにならんと、不感地帯は同じようなわけでしょう。それから、私がこれを自分なりに判断したんですけども、一番いけないのは指令ですよ。指令はドクヘリを要請する権利があるんですよ。それなのにドクヘリ側に押されちゃって、うやむやになって医療センターにドクヘリが飛ぶことになっちゃったわけですよ。医療センターにドクヘリ飛ぶんだったら患者さんは医療センターに行くんだから、何でドクヘリ、どこに運ぶんよ、患者さんをと、こういうことでしょう。医療センターに着くんだったら要らないんですよ。指令が強くドクヘリ呼ぶ要件に該当するわけですから、運動公園におりてくれと、そういう拒否する権利は向こうはないわけですから、勉強したからわかるんですけど、拒否する権利はないんですから、そう強く出ると、これが改善だと思いますよ、どうですか。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 広島ドクターヘリが医療センターにまず着陸すると、こういうことを判断したのは、患者を医療センターに収容した後、転院搬送があるかもしれないという判断をされたということであります。そのときは、ちょうど天候も悪く、早く飛ばないと中国山地を越せないというそういう判断もあったと伺っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。
    ◆6番(森谷公昭) それなら弥栄でランデブーして、広島に連れていったほうが早いわけですよね、医療センターへ行くよりも、いいです。 次、行きます。 不祥事の処分の内容、これ非開示されたんですけども、時間外手当の架空請求とかDVDでのコピー、それを署内で販売した、購入したという、約50人の大量処分があったんですけども、これに対して不公平だという声があったんで、中身を見ようと思って開示請求したんですけれども、黒塗りで処分の内容と根拠条文が消されとるわけですよ。もちろん名前も消されてますけど、確認しようがないんですよね。よそのホームページを見ましたら、よその市のちゃんと出とるわけですよ、根拠条文とその処分の内容が。これじゃあ開示の流れの中にあって、これじゃ開示してるとは言えないと思うんですけれども、もう少し考えられたほうがいいんじゃないですか。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 議員から開示請求のありました消防職員の処分内容につきましては、浜田市情報公開条例第7条第1項第6号エに規定する人事管理に係る事務に関し、公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれに該当する部分を開示しないこととさせていただいたものです。 なお、市職員の処分に際しましては、浜田市職員の懲戒処分の公表に関する基準に基づいて該当するものについては公表をしております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) そこに該当しないと思うんですよ。影響を及ぼすとは思えないんですよ、名前と職責、隠してあるぐらいですからね。確認ができんこと自体が問題だと思うんですよ。不正な処分が行われてても、それも誰も見ることができない、注意することもできない、こっちのほうがマイナスが多いと思いますね。 それから、3番目、ドクヘリの録音ですけども、平成19年に今の指令ができました。決まりが定かでないですね、録音するしないの。起案書とか指示書なんかで決まってると思うんですけども、そういうのが保存されてるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 通信指令課に設置してあります一般加入電話についての録音、音声データの保存ですが、これにつきましては浜田市消防本部の通信業務規定の細則でありますが、これにおいて保存期間3年間と規定しておりました。しかしながら、当時通信指令課において少しその認識がなくて、一般加入電話のほとんどは一般的な通常の会話であり、一部災害に関する通話は文書化して事案管理しておりますので、音声データでの保存は必要ないと判断し、平成25年10月から保存しない運用に変更しております。 本来なら運用の変更につきましては正式な手続を経て細則の改正が必要でありましたが、これを行っておりませんでした。この場をおかりしておわび申し上げます。今後このようなことがないよう、当時の担当者を含めしっかり指導してまいります。 なお、ドクターヘリの要請の際の運航管理室との会話について録音をしておくべきではないか、こういうご指摘もありましたので、本年11月から従来どおり一般加入電話についても常時録音として、必要な部分について音声データで保存する、この旨を確認のため再度起案して、決裁後、実施しております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 決まりがあったのに、つくったことを誰も忘れちゃってて適当に口頭でとるだとらんだということをやってたということだと思うんです。決まりがあるんじゃないかと僕は何回も開示請求しました。ずっとないないないない言われてました、そうでしたよね。それで、昨日かおとといかに、急にあることになったと、その辺のいきさつをかいつまんで説明してください。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) 議員さんから開示請求がありましたときに担当課のほうで確認して、データの保管に関して取りやめるという文書はないということで担当課のほうで整理して文書がないということで報告しておりましたが、議員さんから数度にわたり指摘されまして、再度確認をさせたところ、直接の文書ではありませんでしたが、この細則の規定というものが出てきたものであります。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) その起案書には今の河上消防長の印鑑も押してあるわけですよね、次長時代の。それから、今の指令課長の印鑑も押してあるわけですよ。その2人が現役でまだおるのに、それがわからないいやない、あんなものはないとか言い切る自体、そこの組織の流れがおかしいと思うんですけど、これについての考えを、意見をお願いします。 ○議長(西田清久) 消防長。 ◎消防長(河上晴夫) そのことに関しましては、議員ご指摘のとおりで本当に反省すべき点だと思います。 業務を執行する上において、その根拠として文書主義といいますか、その文書というものを再確認、徹底して、今後業務を行っていきたいと思います。 また、こういう情報とか文書とか、そういうものを必要に応じてすぐ確認できるように消防独自のといいますか、ナレッジシステムというものをつくって、職員全員が文書を確認できるようにしていきたいと思います。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 文書管理については、消防独自でと言わないで本所と交流して、本所というか、市役所の総務なんかと交流して見本を見ながら図るべきだと思います。 それから、次の(4)番ですけれども、消防長と相談しまして取り下げることにしました。 次の大きな4番です、ごみ。 廃プラといって汚れたプラスチック、これを今燃やせないんですけど、燃やせることによってコスト削減ということを言ってきましたけども、この進捗度について説明していただけますでしょうか。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 本件につきましては、市民からのごみ分別の簡素化に対する要望や最終処分場の延命化等の課題に対応するため、昨年6月ごろから江津市及び広域行政組合と協議検討を行ってまいりました。そして、先ごろ協議が整い、広域行政組合においては地元安全衛生委員会、これは波子地区と、それから江津の波子、敬川地区、国府地区の連合自治会から選出された方々で構成されておりますが、この安全衛生委員会に打診を行いまして、平成29年4月からの廃プラスチックの焼却処理への移行、これに向けて大筋合意が得られたところであります。 現在は、特に地元波子地区の住民の皆さん、これは三百七十数世帯ございますが、その方々からの意見を伺っているところの状況でございます。 今後は、先ほど申し上げました地元波子地区の皆さんの合意が得られれば、これが大事なんでございますが、エコクリーンセンターにおいて、来年のできるだけ早い時期から1年程度かけて環境に対する影響確認及び維持補修費等の変化について見通しを得るため、廃プラスチックの焼却試験、試験でございます。を実施する予定です。 こうした試験の結果、廃プラスチックの焼却処理が恒久化できれば、ご指摘の埋立処分場の延命化とそれらのコスト削減が実現するものと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 言い始めたときは、どうせだめな理由ばっかり言われてから僕が根負けするんだろうなと思ったんですけども、結構順調にいってるようで驚いております。ありがとうございます。 次に、行きます。 シルバー人材センターの件につきましてですけども、よく掃除してくれるんですよね、引っ越しした後とか、家の掃除を。当然、ごみが出ますけども、そのごみはお客さんで処分してくださいという感じで、一元化が図られてないんです。前は持っていってたら、別の一般廃棄物の業者が後をつけてから、こいつが違反したみたいな、そういうことを言われとってから、実際の家庭の便利さからかけ離れた状態になっとるんですけども、これを一廃をシルバー人材センターもできることにさせて、スムーズに一元化というか、ワンストップで掃除ができるようにならないものか、それをお聞かせ願います。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) これは一般的なお話ですが、事業者が一般廃棄物の収集運搬をなりわいとして行う際には、廃棄物処理法第7条の規定に基づく市町村の許可が必要となります。つまり、許可業者でないとできないということです。 シルバー人材センターが一般廃棄物の収集運搬をなりわいとして行う際にも同様にこの許可が必要となりますが、当該法人へは許可を出しておりませんので、少なくとも現時点におきましてはこういった業務を行うことはできない、これは法にのっとった措置であります。 シルバー人材センターによる高齢者の雇用の場の確保という観点は重要ではありますが、家庭のごみの収集運搬業務、これについては、要するに収集運搬については廃棄物処理法にのっとりまして今後も難しいと、そのように考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 戸別収集というシステムがありましたし、市が委託すれば認める認めないとか関係なしに仕事ができると聞いてますけど、それでできないんですか。 ○議長(西田清久) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(川崎功二) 戸別収集はご存じのように高齢者や障がい者の方、自分でごみを出すことが難しい方に福祉的観点でそうした事業を行っております。 一般廃棄物は、出す人に排出責任がありまして、市町村のほうには一般廃棄物を処理する責任があります。ですから、市のほうがそうした戸別収集を自ら行う場合には、市町村自身が処理するわけですから許可が要らないということになります。ですから、今のお話のやりとりの中でいえば、現状では個人が出されたごみをシルバーがとるには、先ほど市民生活部長が申し上げたように市の許可がないとできないということです。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 市長が家賃の補助のときに市長が認めれば何でもできるという条項を使われましたけども、そのような条項はそのごみの場合はないんですか。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) このご指摘の論点は、それが市が行う業務として成立するかというところを少し考えるべきだと思いまして、そのごみ出しの公務への、ごみ出しを公務として位置付ける、行政のやるべきものと位置付けることが前提であります。そうした位置付けは一般の人が自らの責任、排出の責任でやってもらっていることに比較してどうなのかという疑問が生じますので、廃棄物行政の中では難しいと、そのように思います。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) ごみの業者を助ける合特法というのがありましたよね。それが余り縛られて運用しちゃいけんっていうて国のほうからお達しが出てますので、その考え直す必要もあるんじゃないかと思いましたけど、次に行きます、時間がないので。 指定管理の件なんですけれども、まず雇用促進住宅の管理業者の募集ですけども、広報「はまだ」に載せているかどうか伺います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 指定管理者を公募するに当たりまして、広報「はまだ」への掲載はしておりません。募集につきましては、まず8月12日から市ホームページに公募を開催する事前のお知らせを掲載いたしました。そして、9月1日付で告示を行うとともに、市ホームページに募集要項の詳細を掲載いたしました。さらに、念のため公益社団法人島根県宅地建物取引業協会の浜田宅建センターに対して周知のお願いをしております。 9月9日に開催した応募者説明会には4社の参加がありましたので、周知されたものと認識しております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) アクセス数はほかの募集と比べて多かったんでしょうか、少なかったんでしょうか、もしわかれば。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) アクセス数、ほかのものと比べてほかのことを私は把握しておりませんので何とも言えませんが、調べましたら8月のまず広報に載せますよと、公募開始前に載せますということを載せております。これにつきましては8月12日から8月末日まででアクセス件数が181件ございました。それから、9月1日から1カ月間のアクセス件数につきましては349件ありまして、先ほど申し上げました宅建センターに加盟されている業者さん、32業者おられるということから考えてまして、皆さん見られたんじゃないかと思っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 5年前に募集しましたね。そのときはどういう方法をとられたわけですか、ホームページ、広報「はまだ」とか。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 申しわけございません。5年前のことについては把握しておりません。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 少なくとも私は5年前は申し込んだんですけども、今年はあることを知りませんでした。そういう業者がたくさんおります。 次に行きますけども、結果として一つの業者が全部とっているということではないか、伺います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 今議会の議案第102号と第103号で提出しておりますとおり2施設とも同一の業者の指定ということで提案をしております。 初日の提案説明でも申し上げましたが、小福井及び内田団地の施設につきましては1社のみの応募となり、当該業者について選定委員会の審査において次期指定管理者として適しているとの答申を受けました。 また、国府及び金城町団地の施設につきましては応募が2社あったため、次期指定管理者として適している順位付けを選定委員会に諮問し、小福井及び内田団地の指定管理者として適しているとされた業者が第1位であるとの答申を受けました。それらの答申結果を尊重して選定したものであります。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 理由はともかく、同じ浜田の土建業者が四つ全部とるのは異常であると思うんですけども、そういう異常性の認識はございますか。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) この応募につきましては、先ほど言いましたように事前説明会には4団体の参加がありましたので、周知はされたと思っております。全てとったことが異常かどうかということにつきましては、そういった事態も起こり得るものとして、そういうふうには捉えておりません。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 相生町の旧水源地跡の解体工事、舗装工事、全て随意契約で受注した浜田の土建業者がおりますけど、それと同じ業者ですか。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 私は相生水源地の取り壊しの業者については存じておりませんので何とも申せませんが、提案説明にありますように業者さんはとられております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) その浜田の土建業者の代表者は久保田市長の後援会の幹部ですか。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 私はそのことについては存じておりません。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) その浜田の土建業者の代表は市長の同級生ですか。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) そういった内容について、私は答えることはできないと思っています。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 結論として、さっき応募の状況は異常ではないという答えだったと思うんですけども、前回それぞれ何社が応募し、何社が説明会に来たのか教えてください。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 3社と4社だったかと記憶しております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) それはどちらのほうですか。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 申しわけございません。それについては覚えておりません。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 次に行きます。 市営駐車場、3カ所ありますけど、その指名につきまして公募の予定が指名になったというのは、理由は何でしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 浜田市の有料駐車場の指定管理につきましては、昨年度の予算決算委員会においてのご提言から検討を開始し、本年4月の浜田市指定管理者制度推進本部会議で平成28年4月からの導入と公募について決定し、6月定例市議会において条例改正を上程し可決いただいたところでございます。その際、周辺の商店街への利便性を考慮すべき、市民サービスの向上に留意すべきとの意見が出される一方で、市としてもまちづくり促進のツールの一つとして考えたい、産業経済部とも協力して進めていきたいと補足説明しております。その後、改めて内部検討を行い、制度の目的である経費の削減とサービスの向上に加え、地域の活性化やまちのにぎわい創出にも大きな効果を得るためには、商店街の活性化や地域振興に寄与できる指定管理者が望ましいと考え、指定管理予定者の決定に関する基準に基づき、公募から指名に変更したものでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) その一番最後の基準というのをざっくりいったらどういう基準ですか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 地域との結びつきが強い相手方、団体とかという、全て覚えてませんけど、4項目にわたる基準を定めておりまして、その中の一つに該当するということで指名を検討しとるとこでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) そもそも、地元業者に当たってみるということだったと思います。やりたい会社、私が聞くとこではたくさんおるんですけども、打診しないで観光協会に決めた理由は何ですか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 観光協会という名前が出ましたけれども、観光協会と協議をしてるとこでございます。 6月議会におきまして、先ほどお答えしましたように議員さんからの意見で、周辺の商店街との利便性を考慮すべき等との意見がありましたので、こういった経緯から指定管理者の候補として地域の商店街などが考えられるんじゃないかとこちらのほうも考えまして、実は立体駐車場、最寄りの浜田駅、銀天街協同組合の理事のお一人の方なんですけども、駐車場運営がどうなんだろうかという打診、打診というか、可否を伺ったところでございます。その方はとてもそのような状況にはならないというお答えをされたと聞いておりまして、そういうことから銀天街については難しいんだろうなと思ったところです。 他の商店街についても関係者の方と話をする場を設けなければいけないんだなと考えていました折に、浜田市観光協会の理事の方から指定管理を応募されるに当たっては観光協会も応募したいという情報をいただいたとこでございます。浜田市の観光協会であれば、その設立目的には地域経済の振興も上げておられますので、それから6月議会での質問の中で三つの駐車場を別々に指定管理をしてはというご意見もありました。そのときにははっきりお答えしてなかったんですけれども、そういう収益格差のある三つの駐車場を一括して管理してもらうことができるのではないかと思って考えておりまして、そうするとまち全体の振興や地域の活性化に対する積極的な提案がしてもらえるんではないかと考えておったとこでございます。ということで、観光協会と今協議をしておるとこでございます。 この公募から指名に変わった判断につきましては、浜田市の中で組織しております浜田市指定管理者推進本部会議に諮りまして、その了解を得て準備を今進めておるとこでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) ばらばらに出しても一括で出してもでこぼことつくればいいだけですから、指定管理をもらうだとか払うだとかっていうことにすればいいわけですから、それは考える必要ない、問題ではありません。 観光協会が6月9日に理事会がありまして、議員である理事がとったらどうだっていうことを発言されました。その後の理事会は主に金の話で、1,000万円入るけえやろうやと、1,000万円入ったら補助金がもらえんようになるんじゃないかと、中村部長がいやいやもらえんようにはなりませんと答えてました。そうですね、議事録を私とりましたから。なんか金、金、金で、地域の貢献よりも財政を何とかしようというにおいが議事録からはどんどんにおってくるんですよね。まずいんじゃないかと思います。あそこは大体不正経理で1回こうなって、再出発したところですから、誰が考えてもあそこがきちんとやるなんて、誰が考えてもは言い過ぎですけど、私が考えたところ、聞いたところでは観光協会がっていう意見が多いんです。 それから、次ですね。月決め駐車場の仲介というのは宅建業者という業者登録が必要ではないかと思ってるんですけども、観光協会はたしか業者登録してないんですけども、この辺……。 ○議長(西田清久) 森谷議員、すみません、2番は飛ばしてないですか。 ◆6番(森谷公昭) 飛ばした。 ○議長(西田清久) ②は。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。すみません、飛ばしました。 指名した業者は7月にわかってたはずですけども、発表が11月になったと、7月に言ってもよかったんじゃないかと思うんですけど、それはどういった理由でしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 公募から指名への方針変更は、7月29日に開催いたしました今年度第2回の浜田市指定管理者制度推進本部会議で決定し、9月8日の市議会総務文教委員会でご報告させていただきました。このときには予定候補者の具体的な名前の報告はしておりませんでした。指定管理者予定者につきましては、公募、指名いずれにおいても議会提案をもって正式な公表となるものと考えております。 ご指摘の11月につきましては、問い合わせに対する情報提供させていただいたものと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) その観光協会なんですけども、不正経理で新聞に出た、さっき言いましたよね。今は一般社団法人のはずです。将来は公益法人化を図ってるわけですから、簡単に言うと住宅供給公社のような存在になるわけですよ。それを除くべきじゃないかと思うんです。その辺、いかがですか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 先ほどからお答えしましたように現状でまちづくりに地域商店街等の発展に資する団体とすれば、十分なり得るものだということで協議を進めておりますので、現状においては観光協会と協議をしてまいりたいと思ってます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 観光協会、宅建業の資格ないんですが、業務ができるんでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 指定管理者の予定者として指名を考えている相手方、観光協会ですけれども、ここは宅地建物取引業の登録業者ではございません。なお、この宅建業が該当するんじゃないかということを以前、議員さんのほうからご指摘がありましたので、私のほうも宅地建物取引業の所管をされている県の建築住宅課等に問い合わせをいたしました。その結果、駐車場の賃貸借については原則として宅地建物取引業が適用されるんだけれども、島根県においては1区画ずつ契約をする場合、宅地建物取引業の適用を除外する運用してるんだという回答をいただきましたので、浜田市といたしましては宅建業法は適用されないものと判断をしてるとこでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。
    ◆6番(森谷公昭) 納得はいきませんし、全国宅地協会の会長は国に確認中です。もし、資格が要らないんでしたら、そこらの飲食店でも遅くまでやってるところがあるわけですから、そういう人が手を挙げてくれれば遅いトラブルでの対応でもできるわけですから、観光協会が日曜日の夜に対応するとは思えませんので、そういった感じで広く募ればいいと思いますけど、いかがですか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 指定管理者制度につきましては、応募できるのは個人を除く法人等の団体と規定をされておりますので、1人でやられるところに対して、この指定管理を出すことはできません。ただ、そういう考え方もあろうかと思いますけれども、現状では指名によって観光協会と協議を進めているとこでございますので、そういうことでご理解いただければと思います。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。次、行きます。 金城の県大生用のシェアハウスについてですけども、浜田市の金で1,500万円かけて家を直してあげて、さらに家賃は家主が受け取るわけですね。これ個室の下宿屋みたいなもんですね。優遇し過ぎると思いますけども、なぜこのように優遇する必要があるのか、伺います。 ○議長(西田清久) 金城支所長。 ◎金城支所長(吉永靖司) 県立大学生用のシェアハウスでございます。この計画につきましては地元からの要望、また県立大学からも協力をしてほしいとの要望があり、進めておるものでございます。 地元からは、中山間地域の文化活動やイベントなどの情報の受発信、あるいは地域の子どもたちへの学習支援など、大学生が持っている知恵や知識、情報、また行動力といったものを地域に取り入れまして、地域振興を図りたいという要望があるものでございます。 また、県立大学では学生の経済的な負担を軽減するとともに、大学生の活躍の場を与えたいという意向を持っておられまして、入居に際しましても直接学生に対して紹介をしていただいているというところでございます。 なお、この取り組みにつきましては、本市と大学とで覚書を交わすこととしております。 浜田市といたしましては、中山間地域における関係団体が一体となった取り組みでございます。新しいコミュニティづくりを目指し、シェアハウスの整備と今後の取り組み、これを支援するものでございます。 施設の管理につきましては地元で施設の管理組合を組織しまして、建物は家主さんからお借りをし、家賃については施設の維持管理経費あるいは共益費に充てるということで、組合のほうで管理をするということとしておるところでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) これだけただでもらって、家賃をもらうんでしたら利益が出ると思うんですけども、その利益が出て、所得税、住民税が課税されると思うんですけど、住民税は浜田市に入るんですか。 ○議長(西田清久) 金城支所長。 ◎金城支所長(吉永靖司) この家主さんは浜田市の方ではございませんで、広島の方ですので、市には入りません。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) よりによって、そういう浜田市在住じゃない方の家を選ぶ必要はないと思うんですけれども、どういういきさつがあるんですか。 ○議長(西田清久) 金城支所長。 ◎金城支所長(吉永靖司) このシェアハウスにつきましては、先ほどもご答弁申し上げましたとおり地域の振興を目的に整備をするものでございます。 この集合住宅、この運営に当たりましては維持管理に係るところにつきましてはオーナーである家主さんの責任、これにつきましては所有者の方にご理解をいただいているところでございます。 また、この大学生が中山間地域で暮らすということでございますけども、地元、特に保護者の皆様には多くの声としてその環境が十分ではない中山間地域での児童・生徒への学習支援、これへの要望がございます。 このシェアハウスを計画した場所でございますが、小・中学校の通学路にあります。大学生の強みを生かして、学習支援、有償ではございますが、児童・生徒の利便性もよく、またシェアハウスの道路向かいには地域の集会所もございます。こういったものをこういう施設を利用すれば、地域にとりましても会場の使用料が入り、集会所の維持管理経費として、また住民負担も軽減をされると、このような仕組み、地域を維持活性化していくためには適地であるということ、さらには住む学生にとりましても周辺には金融機関、あるいはコンビニエンスストア、金城支所も近くにあります。駐在所、まだガソリンスタンド、病院にも近く、生活をする上での利便性、安全性もよいことから、立地条件を優先をしまして、この物件、学生のシェアハウスとして活用するということとしたもんでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) その家は知ってますけど、そんなにぎやかなとこではありませんし、大家さんも私より若い超有名人だということも聞いておりますけども、何か違う力が働いてるようなうさん臭い気もしなくもないんですけど、大学もオーケーしてくれたんならいいと思いますけども、あとあそこは大学の場合は10月に灯でしたっけ、平岡都ちゃんの件でありますけども、それで防犯防犯と言うとるんだけども、金城だからちゅうんじゃないですよ。10キロも離れたところに対して、今女性を予定されとると思うんですけども、女の子がそういうトンネル二つも越えているところに住むっていうことが神経を逆なでするようで理解できないんですけども、この点はどうお考えですか。 ○議長(西田清久) 森谷議員、先ほどのうさん臭い等のそういう発言はまた以後慎んでください。お願いします。 ◆6番(森谷公昭) すみません。 ○議長(西田清久) 金城支所長。 ◎金城支所長(吉永靖司) ご指摘のありました県立大学生の事件、これにつきましては一日も早い解決を願っておるものでございます。 当地域につきましては、日ごろから地域の防災、安心・安全対策、これに取り組んでおります。引き続きしっかりと対応してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) それから、入居者がいない場合は車を提供するって聞いとるんですけども、6人住めると聞いとるんですけども、6台車を買ってあげるということでいいんでしょうか。 ○議長(西田清久) 金城支所長。 ◎金城支所長(吉永靖司) 公共交通機関が十分ではございません。こういった地域での移動の手段としましてはご指摘のように自動車は必須でございます。中山間地域に暮らすために取り組まなければならない課題ということで、この車の確保については当初から関係機関と協議を進めてまいったところでございます。 そういった中で、メーカーにおいて募集をされました電気自動車、この活用提案事例にこの学生シェアハウスの取り組みを募集をしましたところ、無償貸与を決定していただきましたので、1台はこれを活用していきたいと考えておるところでございます。 また、車の台数につきましては学生の保有状況も調整をしまして確保したいと考えておりますけども、現在のところ大学の助言もあって2台の確保を目指していきたいということで、現行予算の中であと一台を準備をしたいと考えておるところでございます。 なお、燃料代でありますとか、修繕、保険、こういった諸経費につきましては使用する学生に負担をしていただくということになりますので、こういったメーカーからの貸与をいただいた車につきましては活動、あるいは通学の移動手段として有効に活用してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) その無償提供の車があるうちはいいですけど、事故でオシャカになったり耐用年数が到来したりしたら車なくなりますけど、次々と提供し続けるんですかね。それがなくなったら自分の車で通うしか手段がないような気がするんですけども、大丈夫ですか。 ○議長(西田清久) 金城支所長。 ◎金城支所長(吉永靖司) 車の更新のことについてのご指摘と思います。これにつきましては先ほどもご答弁申し上げましたとおり、本年度につきましてはメーカーからの提供と予算の確保による提供ということを考えておりますが、これが後々続くものとは考えておりません。次期更新時期、あるいは緊急突発的なことにつきましては、公的な負担ということについては想定をしておりません。 更新時に備えまして一つの基準、耐用年数等も基準にしまして、この費用の積み立て、応分の費用負担ということで当初から積み立てをし、次期更新の際にはこの財源といったものも活用しながら、更新を進めていきたいと考えておるとこでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりましたが、授業の取得してる科目も違うだろうし、車が6台あるんなら別ですけど、問題が出てきそうな気がしますが、次行きます。 市役所の会議等の公開についてです。 1番、平成26年9月、去年の9月、議会のユーチューブがアップされた件ですけども、告訴したということなんですけども、今は議会に対応が移ってますけども、それまでに移すまでに6カ月間ありました。告訴はしたんだけど、ユーチューブに対して削除要請はしたかどうか、それをお聞きします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) ご質問の件につきましては告訴を取り下げ、浜田市議会へ対応を依頼した際、あわせて削除への対応もお願いしておりました。その後、議会での対応は終わったと伺っておりますので、今は削除依頼については考えておりません。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 質問と答えがずれてます。今のことじゃなくって6カ月間、最初からの6カ月間に、その要請をしたかどうかです。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 告訴の取り下げまでの間は、捜査の手がかりが減るために削除依頼はしないほうがよいという警察からのアドバイスもございましたので、捜査に支障がないようにするために削除依頼はしなかったものでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。 消防のDVDコピーの販売ですね。あれにはちゃんと消してないところに著作権法違反と書かれてました。片一方は告訴、片一方は何も処分がないと、口頭で注意があったんかもしれませんけど、扱いにバランスとれてないと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 今回の告訴は、被疑者の住所、氏名不詳ということで告訴をさせていただいたものでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。次、行きます。 起案書の公開につきまして、よくパークゴルフとか新聞発表まで議会が知らないことがよくあります。そういうことはとりあえず起案書ができた時点で、それは公開請求の対象になるわけですからオープンにしてもいいわけなんで、その時点時点で必要なところをかいつまんでホームページでアップするようにすれば、議員に対してもそういうことはなくなりますし、浜田市民にもよくわかっていいんじゃないかと思いますけど、それは可能ですか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 重要案件につきましては、現在情報提供とあわせて広く市民の皆さんからのご意見をいただくためにパブリックコメント制度を実施しているほか、議会への説明、地元説明会などを行っております。 議員のご指摘は、重要案件は決定してから情報提供するのではなく、決定前の過程から市民の皆さんに情報を届け、意見を聞くべきといった趣旨だと思いますので、案件ごとにその情報提供時期や手法について検討し、引き続き適切な情報提供に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 努めてまいりたいという意味ですけども、よく検討しますという言葉がありますけども、それより上位に位置しますか、下位に位置しますか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 言葉ですので、私、検討と同じような内容だと思っております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。 それから、市長メール出した人を何人か知ってるんですけども、公開してほしいのになあ、なかなかというか、自分の公開してもらえないんだよなという声があって、何人が市長メール送信してるかわかりませんけれども、この了解のとれたものはホームページに掲載するというシステムはつくれないもんでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 市長メールにつきましては、市民の皆さんが利用しやすいよう市長直行便として電子メールや郵便はがきなど、簡易な方法で直接市長に意見をお寄せいただける仕組みとしております。議員ご指摘のホームページへの公表につきましては、住所などわかる市長直行便につきましては全て市長自ら返事をお送りしており、その一部を市ホームページに掲載しております。市長直行便で寄せられるご意見等には、非常に個人的な内容のものから広く市民の皆さんに関係する内容のものまで幅広くありますので、ご意見等をお寄せいただいた方の心情や市民の皆さんに広くお知らせする必要がある内容か否かについて慎重に判断し、必要と思われるものについてのみ、個人を特定されない形に整理し、ホームページに掲載して、市民の皆さんにご覧いただいております。今後も引き続き、市民の皆さんに広く関係あるものにつきましては公開してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 今でも既にやってるということですね。わかりました。 学校のホームページについてですけども、最初、私が気がついたのは校長先生、4月になっても3月のときの校長先生の顔か映っとったり挨拶があったりしたので、おかしいなと思って山本部長に言うたんですけど、それから注意してみてると行事予定っていうのが全然書いてないところから今期3月まで書いてあったりとか、まちまちなんですよね。何回か要らんのんなら消せばいいし、中途半端なほうがみっともないよという話を言ったんですけれども、教育をつかさどるところが生徒に背中を見せなきゃいけないのに、このていたらくでは勉強する側の士気も上がらないんじゃないかと思うんです。成績が上がらないのは、勉強ばっかりじゃなくて先生の姿勢もあるんじゃないかと思うんですよ。なぜこれくらいのことがきちんとアップできないのか、教えていただけますか。 ○議長(西田清久) 教育部長。 ◎教育部長(山本博) これまでも校長会等で学校ホームページの更新の徹底について教育委員会から指導を行っているところでございます。 質問にありますなぜきちんとアップできないかということにつきましては、学校現場の多忙やホームページ更新操作の習熟度もあり、更新が後回しになっているのではないかと思っております。 今後、ホームページの更新操作方法等についても再度周知を図るなど、定期的に情報が更新されるよう指導してまいります。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 昨日までも全然アップしてなかったんです、してないところは。それで、けさ見たらもうばんばんアップして、2校だけなんですよ、アップしてないところが。何か圧力かけられたんじゃないかとは思うんですけど、できるわけですよね、何だかんだといって。小学校はそれでも一つアップしてないところ、これ石見校ですよ。根性があるとしか言いようがないですね。それから、中学校は旭中学校、この2校です。どういう圧力をかけたらできるようになったんですか。 ○議長(西田清久) 教育部長。 ◎教育部長(山本博) 圧力ということではございませんで、たまたま今週、1日の日に校長会がございまして、そのときに更新をするようにという指示をとりあえず教育長のほうが行ったところでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) やってないとこを言うたんですから、すぐれてるところもバランスとるために言うときますわ。一番いいところは岡見小学校なんです。岡見小学校は、去年のと今年のがありまして、去年のを見ると大体今年どんなものがあるかちゅうことも想像できるようになっております。かつとても見やすいです。12月4日、今日です。今日の予定を見ましたら高学年はリハビリカレッジの見学、それから中学年は体重測定って書いてありました。懐かしい言葉ですが、体重測定だそうです。 次、行きます。 テープ起こしにつきまして、経費節減とか浜田市政への興味を喚起する意味で、中高生とか一般市民に一部やってもらったらどうかと思うんですけども、どうでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) テープに録音した会議の発言内容を一言一句文字にした会議録は、会議の趣旨等がわかりにくいため、会議録の作成につきましては特に詳細な記録が必要な場合を除き要点のみを記録し、作成するよう指針を定めております。 こうしたことから会議内容に関する一定の知識がないと要約ができないため、現時点では一般の方に委託することは考えておりません。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。 しかし、できないできないで終わったら何もできませんから、できるかもしれないという発想を持つことが大切です。 次、水産業につきまして、施政方針からの目標設定、これ現実的でないと水産業者が言っております。何をばかなという感じですよね。関係者が納得できる目標に設定すべきだと思うんですけども、ご見解を伺います。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 元気な浜田づくりには、市の基幹産業である水産業の振興が不可欠でありますので、特定第三種漁港である浜田漁港の水揚げ高100億円を目指す目標を掲げています。 この2年間、その目標の実現に向けてリシップ事業、トップセールスによる外来船誘致活動、山陰浜田港産の販路拡大など、さまざまな事業に取り組んでまいりました。その間、JFしまねや現場関係者の皆さんといろいろ話をしてまいりました。関係者の方からも現状では水揚げだけで100億円を達成することは大変厳しいとのご意見もいただいているところでございますが、9月定例会でも答弁いたしましたように、現時点で市長が掲げております10年後に水揚げ高100億円の目標について見直すということは考えていないとこでございます。 今後は当面、浜田漁港内の市場整備などの環境が整い始める5年から6年後をめどに、70から80億円を目指し、あわせて現在検討しております海面、陸上養殖なども含め、総合的に100億円を目指してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 100億円の内容につきまして、養殖も入れるということでいいんでしょうか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 議員さんもよくご存じだろうと思います。今、地元のまき網2カ統、沖底5カ統、それ以上に域外、市外からのよその船が入っていただかないことには、当面成り立たないということも十分承知しております。そういった中で、今海面の養殖ですとか、陸上の養殖なども含めて、総合的に考えていくべきじゃないかと思っているとこでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) やはり水産関係者に説得力があるやつじゃないと、市長の名前を汚すだけですよ。何もわかっとりゃせんわというて言われんようにしなきゃいけないですね、一つはね。 それから、施政方針に水揚げ高、漁獲高って書いてあって、私区別がつかんかったんですけど、これどう違うんでしょうか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 水揚げ高、それもう港に上がる魚が陸揚げされたということで認識しとりまして、漁獲高、言葉のとおり漢字のとおり魚をとるということでございまして、そういったことを考えますと船と港の場合があると思うんですけど、なかなか船の場合に水揚げという言葉はなかなか適切ではないかなと思って、そういった意味では港において浜田港のといった場合に水揚げ高で大まかには私ども言うつもりでございましたが、その中で漁獲高ということがたまに言われとる部分があるのは認識しておるとこでございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。 お魚センターの取り組みにつきましてですけども、補助金1,000万円近い補助金投入しているんですけども、私が見たところ、フェイスブックで写真アップしてるからわかると思うんですけど、清掃さえもまともにできてないんです。のぼりも破れて周りに草が生えてクモの巣があると、アップしてでも掃除しないという、すごい根性があるとしか言いようがないんですけども、これは補助は1,000万円やる、現実は掃除さえもできないと、余りにも乖離していると、現実と補助の気持ちがですね。これを何とかならないもんかと思うんですけど、この辺どうお考えですか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 市が事業費を補助している山陰浜田港水産物販売促進機構では、浜田港産水産物のPRや販売促進活動を通じて、しまねお魚センターを側面から支援しておりますが、施設の維持管理につきましては運営会社であります株式会社はまだ特産品センターが行うものでありますので、市として議員ご指摘の点について十分伝えているところでございます。 多額の費用を伴う修繕につきましては、運営会社が計画的に行う必要があるため、即座に対応できない場合もあると思いますが、日常の点検や清掃等で対応可能なことについては、実施計画を立てて実践するように助言してまいります。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 多額の費用を伴う修繕というのは、私は指摘はしてないんですけど、私の指摘の内容ではありませんよね。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 議員には要所要所指示とか指導をいただいておりまして、大変感謝もしとるとこでございます。 その都度、お魚センターのほうの事務局のほうにも伝えて、清掃が行き届いてない場所ですとか、即対応できるとこについては鋭意努めさせていただいております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) そういうふうな会社であるにもかかわらず、社長さんというのは1週間に半日ぐらいしか来ないと。一方で社長が会社にいると、その会社はだめな会社っていう考えもあるんですけども、余りにも頻繁に来なさ過ぎるんじゃないかと思います。 次、行きます。 水道につきまして、上水道と工業用水道会計の区分なんですが、公営企業法では費用収益対応っていって、これで収益が上がったら、それに関する経費を乗せなさいと、こういうふうになってるんですけれども、人件費につきましてはその対応関係がないと思うんですけども、見解を伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本好教) 水道事業の会計事務につきましては、各種法令等に基づいて行っております。 議員ご指摘の費用収益対応の原則につきましては、平成24年の公営企業会計制度見直しに当たっての総務省の指針では、費用及び収益は各収益項目とそれに関連する費用項目とを予定損益計算書等に対応表示しなければならないとされており、浜田市の二つの企業会計ではその原則どおり対応しております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 説明が全然なってないからわからないんですけど、実際の人間は約20人いて、その中の工業用水道としての経費が3人分なんですね。20の中の3、約です。実際、これ直接やってるかっていうと違う仕事もやってるわけですよ。それだったら、案分しなきゃいけないと。案分比率、普通は原価計算でいいますといろんなものを使うわけですけど、仮に売り上げで使うんだったら1億円、工水は1億円なんです。全体で40億円だから40億円対1というそういうイメージです。だから、全体で4億円だったら1,000万円しか計上しちゃいけないと、40人に1人が1人分も計上できないわけですよ。今度、顧客数というのがあります。顧客数は工水はたったの3件です。全体では3万件ぐらいありますから、ますます小さくなってくると。3人分というのはどういう案分をしたらいいのか全然わからないんですけども、個別では私の計算したところ1人なんですよね、大体仕事量としては、その辺の考え方をお聞かせください。 ○議長(西田清久) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本好教) 水道事業に関しましては、水道事業会計、それから工業用水道事業会計、さらには簡易水道事業の特別会計という三つの会計を持っております。 現在、上下水道部で下水道課を除く水道部分に属する職員につきましては、その三つの会計に職員を割り振って予算化してるというところでございます。 議員おっしゃいますようにそれぞれの事業規模ですとか、事業内容等によって案分する方法ももちろんあろうかと思います。ただ、非常に複雑になってまいりますので、現在のところは業務内容に応じて人数を配分しているところでございます。 ただ、例えば管理職の部分、それはそれぞれの会計を、特に水道でいえば三つの会計をそれぞれ掌握をしておりますので、そういう意味では案分という方法は検討の余地はあろうかと思います。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 話を伺ってますと見方によって変わってくる可能性はあると解釈していいでしょうか。 ○議長(西田清久) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本好教) それぞれその人件費の割り振りにつきましては、それぞれの企業の考え方によってあるものでありますので、これが正しくてこれが間違いということではなくて、いろんな方法、ルールでやっていけばいいものと思っています。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 私はここまで違ってれば間違いの範疇だと思います。それからまず、収益対応といいましても真実、これが前提です。真実性の原則、これは憲法みたいなもんですね、会計でいうと。そちらのほうを優先しなければいけないと。 それから、今までの監査委員さんも能力のある方でしたけども、今度の監査委員さんはさらに私が信頼している監査委員さんなんで、これだけ情報提供があったんできっと成果を上げていただけると思っております。 次、行きます。 水道料金の値上げです。この値上げ幅、これをがっと抑えるということになってますけど、抑え過ぎることの弊害について、積立金とかいろんな考え方があると思うんですけども、他の市と比較して浜田市は一体どういう状況なんでしょうか。 ○議長(西田清久) 上下水道部長。
    ◎上下水道部長(山本好教) 水道事業会計で積立金の関係で申し上げますと、県内8市で見た場合ですと、おおむね給水収益の1年分から2年分ございます。浜田はどうかといいますと、おおむね半年分ということで、県内8市の中では一番低い水準にございます。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) ということは15億円ぐらい足らないんですかね、実数でいうと。3,700円に値上げするということなんですけど、予定は4,500円でした。これ4,000円にしますと300円浮きますね。300円が売り上げでいうと1億円に相当するから300円上げて4,000円にすることで15年たって追いつくというイメージなんですけど、その値上げを抑制する、抑制し過ぎじゃないことに再考の余地はありますか。 ○議長(西田清久) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本好教) 水道料金を値上げを抑制しないでもう少し上げたらということだと思いますけども、議員がおっしゃるように水道料金を上げるということに対して、市民の皆さんがこぞってそれでいいということでありましたら、それはそれで上下水道部から見れば非常にありがたい話だとは思いますが、なかなかそういう状況にはないと思っております。平成27年度に値上げをした全国の市町村を調べてみましたら、一番値上げ率の高かったのが北海道の美唄市でございますけども、30%の値上げ率ということでございました。今回、浜田市がお示しをしている標準家庭の料金改定案でいいますと38.5%ということでございますので、今全国一の30%の値上げ率をさらに上回る値上げ率ということになろうかと思います。 そういう大幅な値上げを行えば、非常に市民生活あるいは事業活動に大きな影響を与えると思っておりますので、これ以上さらに値上げをするということは困難だと思いますし、むしろ逆に今の示している料金改定案をさらに下げる努力は引き続きしなければならないものと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) だって、よそと比べて、配管をする資金がないわけでしょう。それから、ぎりぎりだから一般会計から繰り入れてもらうことを前提としてるような形でしょう。そんなぎりぎりな綱渡りしたってしようがないじゃないですか。余裕を持って、300円なんてたばこも買えないぐらいじゃないですか。そんな市民生活を脅かす、300円ってばかにしちゃいけませんよ、市民を。 次、行きます。 あさひ荘のチップボイラーにつきましてですけども、排水溝の設計者に責任を負わせるべきだと考えてるんですけども、説明があればお願いいたします。 ○議長(西田清久) 旭支所長。 ◎旭支所長(田村邦麿) あさひ荘のボイラー燃焼に伴います想定以上の煙の問題は、チップを収納しておりますサイロ内への温泉水の流入により、含水率が高くなった木質チップを燃焼していたことが原因と考えられています。 これはサイロからの排水管が既存のあさひ荘の温泉水の排水管へ接続されていたために発生したものですが、接続については現場での調整の結果、最終的に市が承認したものであり、その点につきましては設計者ではなく市に責任があると考えております。 ただし、ここまでこの問題が長期化した点につきましては、専門家である業者にも責任があると考えておりますので、再稼働へ向けての改修経費については両者で負担するということで協議をしております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) 旭化成のくいの問題がありますね。あれは現地確認申請受けてて、完成済み検査もやっとるのに、公的なところが責任とろうとしてないでしょう。旭化成悪い悪いでしょう。それを参考にしてください。 次、行きます。 自治体連携プログラムについて、小さな市はお金がないので、専門家なかなか雇えないんですけれども、東京弁護士会かなんかが行政専門のグループをつくっとるわけです。それを利用するということは効果があると思うんですけども、考えをお聞かせください。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) ただいま議員がご紹介されました自治体連携プログラムは、東京弁護士会が提供されておりまして、法律の専門家である弁護士を活用する上で有用な制度であると認識しております。 島根県弁護士会におかれましても自治体との連携について検討しておられますので、必要に応じて相談し、利用していきたいと考えております。 ○議長(西田清久) 森谷議員。 ◆6番(森谷公昭) わかりました。 職員の配置図につきまして、合庁で張ってやるやつは大体同じような感じになってるんですけども、浜田の市役所のはカラーだったり木目があったり椅子あったりなかったりばらばらなんですけど、統一的にできないものでしょうか。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 浜田合同庁舎の配置図につきまして改めて確認したところ、様式はおおむね統一されとるとは思いますが、全て統一されているものではございませんでした。 市の配置図につきましても現在は統一した様式ではありませんが、それぞれ市民にわかりやすく表示されているものと考えております。 ご提案の様式の統一につきましては、市民の皆さんによりわかりやすくなるようなものであれば改善してまいりたいと考えております。 ◆6番(森谷公昭) 終わります。 ○議長(西田清久) ここで都市建設部長から発言の訂正がありますので、許可します。 ◎都市建設部長(下垣博史) すみません、先ほど雇用促進住宅の前回の募集数についての再質問の際に、3社と4社と私申し上げましたが、両方とも4社の業者さんが応募されておりますので、訂正させていただきます。 ○議長(西田清久) この際、暫時休憩します。なお、再開を14時35分といたします。            午後2時25分 休憩            午後2時33分 再開 ○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて一般質問を行います。12番岡本正友議員。            〔12番 岡本正友議員 質問席〕 ◆12番(岡本正友) 12番議席の創風会、岡本正友でございます。お疲れのこととは存じますが、いましばらくおつき合い願いたいと思います。 この度は市民からの強い要望から三つを取り上げテーマにしています。 早速に進めたいと思いますので、答弁方、よろしくお願いいたします。 第1項目、事業活動、ボランテイアの産業廃棄物の搬入の制限についてであります。 浜田市の人口構成比率において65歳以上の老齢人口は年々上昇し、25年後の平成52年において39.9%まで上昇し、人口は4万人を割り込み、高齢者が1万6,000人で、4人に1人と予想されています。当然、この数値は日々の生活を年金収入で暮らす弱者と言っても過言ではない高齢者の数をも示しています。 老後は質素と節約を考えながら生活しなければならない状況から、共同でできることはお互いに助け合っていく共助の推進を図ることは、今後において大変重要な地域活動になってくるものと思っています。 しかし、この度老人世帯の家庭から出る一般廃棄物などを電気屋さんや工事屋さんなどに頼る慈善の行為であっても事業所の業務と捉え、産業廃棄物として扱われ、浜田市の不燃ごみ処理場やエコクリーンセンターに搬入できなくなることに対して、産業廃棄物として高額な出費を余儀なくされる高齢者を初め、さまざまな関係する市民から強い不満の声を聞いています。 以下、産業廃棄物、一般廃棄物の整理区分の取り扱いや制限のほか、市民サービスへの対応や考え方について質問をいたします。 中項目、1点目、第2次浜田市総合振興計画の示された循環型社会の構築の現状と課題についてであります。 ①、循環型社会の構築の現状と課題の記載において、市民1人当たりのごみの排出量は増加傾向にあることを示し、また不燃ごみの被覆型埋立処分場の延命のための対応と対策、そしてごみの減量化や資源化に関する啓発や有効活用する地域循環型システムの形成を目指すとされています。各処理場の状況や予測、対応及び対策について所見を求めます。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) ご指摘のうちの浜田市の埋立処分場、これ最終処分場になりますが、これは耐用年数を15年に設定し、平成23年度に供用開始したところであります。その後、不燃ごみ処理手数料の改定や人口減少などによりまして、特に不燃ごみの量が大きく減少したため、当初計画を大幅に下回る長期間の使用が可能であると現在見込んでおります。 具体的には、平成23年度から37年度まで、これが15年間ですが、こういう当初計画に対し、約2倍の30年間、平成52年度までの使用を見込んでおります。 なお、この予測は直近3年間の埋立実績をもとにしたものでございまして、今後予想される人口減少に伴うごみ量の減少を反映していないため、実際にはさらに長期の使用が可能になるものとそういう期待をしております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 再質問します。 今の説明から32年から52年までということで15年、さらに延命できるという答弁で解釈をしましたが、先の同僚議員の質問の中にエコクリーンセンターのことについてがありました。再度、後の質問に関係しますので、エコクリーンセンターの可燃処理の基準を上げて焼却できる検討をされているその後の進捗状況について再度お伺いしたいと思います。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 先ほどの森谷議員さんのご質問に対する答弁と同じようなことになりますが、お答えいたします。 昨年6月ごろから江津市及び広域行政組合、この三者と浜田市におきまして協議検討を行ってまいりました。そして、先ごろ協議が整い、広域行政組合、ここが事業主体でございますから、そこから平成29年4月からの廃プラスチックの焼却処理への移行に向けて地元波子地区の住民の皆さん、これ最終的にですが、今現在ですが、から意見を伺っているところです。今後は地元合意が得られればエコクリーンセンターにおいて、早ければ来年から環境に対する影響確認及び維持補修費等の変化についての見通しを得るための廃プラスチックの焼却試験を実施する予定と、このようになっております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 今、ご答弁いただきましたように廃プラの焼却ができることになると非常に市民としても喜ばしいことだと思いますし、資源についてもいい状況だろうと思っております。 次に、②の質問に移りたいと思います。 島根県8市の一般廃棄物処理の取扱状況と近隣の産業廃棄物処理場の現状についてお伺いをします。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 事業所ごみについてでございますが、お答えしますが、事業系一般廃棄物と産業廃棄物に区分されます。 1点目のご質問の内容は、県内他市における事業系一般廃棄物の収集運搬処分状況ということでお答えしたいと思いますが、まず収集運搬につきましては本市以外では安来市、出雲市、大田市及び益田市の5市、これが戸別収集です。ステーション方式の収集を行っておりまして、中でも大田市につきましては燃やせるごみだけの収集になっております。 次に、処分ですが、この処分につきましては事業系一般廃棄物は市町村が行っておりまして、また産業廃棄物は事業者自らが行うことが原則となっておりまして、本市を含めて全ての自治体において法にのっとり適正に処理を行っていると認識しております。 次に、2点目のご質問については、近隣産業廃棄物の埋立処分場、最終処分場の現状ということでお答えいたします。 本市内に1社ございます。最終処分場がですね。あと江津市に1社、益田市に2社、津和野町に1社、処理施設がございます。 それぞれの処理施設で処理できるものが異なっておりまして、浜田市内、江津市及び益田市の処理施設では主にゴムのくずや瓦れき類、また津和野町の処理施設ではこれらに加えまして燃えがらや廃プラスチック類などが処理されております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 再質問をします。 先ほど近隣の産業廃棄物処理場の埋め立てのことについて答弁がありました。おのおのその施設、どれくらいの年数、処分能力があるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 近隣の最終処分場の耐用年数といいますか、稼働年数ということでお答えしたいと思います。 県西部には、本市を含め五つの処分場がありますが、各処分場ごとに終了年月、すなわち期限の定めがございまして、本市にある処分場は平成37年3月、江津は平成33年、益田には二つの処分場がありまして、それぞれ平成33年、43年と、それから最後に津和野町の処分場、これは県西部で唯一の管理型の処分場となっておるようでございますが、これは平成48年というのが使用期限となっております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) わかりました。 それでは、中項目2の住民参加で構築する地域循環システムの形成への取り組みについて質問したいと思うんですが、①に一部事業所に配布された事業活動に伴って発生したごみ、産業廃棄物は市では処理できませんとしたビラの内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) こちらがそのビラの内容になっておりまして、これ表題は要は読みますと事業活動に伴って発生した産業廃棄物は市では処理できませんとなっています。これは言いたいことの全てでございまして、要は産業廃棄物、事業活動に伴って生じた産業廃棄物が混入しとると、この状況を改善しなきゃいけないから皆さん方によろしくお願いしますという趣旨で配ったものでございます。 それで、答弁でございますが、廃棄物の処理及び事業者の皆さんへの意識啓発の取り組み、これがそのものでございますが、各自治体において法に基づき適切に行われているものと認識しておりまして、本市におきましても他の自治体同様、廃棄物の抑制及び市民生活環境向上のため、鋭意取り組んでおります。しかしながら、ごみステーションへの産業廃棄物の排出及び一般廃棄物への産業廃棄物の混入並びに市処理施設への産業廃棄物の搬入は、これは後を絶たない状況でございまして、印刷物を配布するなどして日ごろから事業者さんへの皆さんへの適正排出について協力をお願いしているとところであり、このご質問のビラについてもそうした流れの一環の中で事業者の方に配布させてもらった次第であります。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 今の答弁から今一番困っているのは市の処理場へ産業廃棄物が混入する、搬入されて、このことが後を絶たないんだと、だからこの度はこういう処置をしたんだということで解釈でよろしいかどうか。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 正直申しまして県内8市の中でも一番浜田市がそういう状態が多いのかなというのが、他市の訪問する中でも感じておるとこでございまして、そうしたことから議員ご指摘の観点からこのビラをお配りしたというとこでございます。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) その理由はわかりました。 あとこのことについてお話ししたいと思うんですが、少し冒頭でお話ししたことでわかりづらいところもあるので、少し例を挙げてここでお話ししたいと思うんですが、もう師走になります。年末になりますと電気屋さん、この度は電気屋さんから相談があったんでその話をするんですが、照明器具をかえたい。だから、お願いしますということでお宅を訪問し、照明器具をかえます。そうしますと、大体多分ここにおられる皆さんもそうだと思うんですが、じゃあかえて残ったこの照明器具とか包材、段ボールであったりそういうものについては、大概のおうちの方はそちらで処分してくださいというのが普通であります。これを結局電気屋さん皆さん、それは自分の営業活動でもありますし、ユーザー、お客さんを失いたくないから当然それを持ち帰って、それで段ボールはリサイクルのほうに行きますが、例えば器具については一般廃棄物ですから、それをまとめて処理をしようといするについて、この度はもう最終処分場についてはそれは産業廃棄物であるから産業廃棄物のほうへ持っていきなさいということを言われたと。当然、それを持っていったときに費用がかかったんだよという話であります。 それで、これについて、市民から非常に不満の声が出てます。一人や二人といわず、いわゆる多くの方からこれが出てまして、この考え方について所見を伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 実態として、そうした今まではとってくれとったものが厳しくなったというところで、経費負担が新たに生じる、負担感が大きくなったということは、現実に起こってることだと思っております。そうした点では申しわけない面もございますが、法は法でございまして、市民に適正な排出をお願いしてる点もございます。それから、事業者の中では、そうしたことを当然産業廃棄物として処理していらっしゃる方があります。その方々との不公平の問題もございますので、負担感の増えることは誠に申しわけないと思いますが、法にのっとり正しい処置の指導をしていくのが我々行政の務めだと思っておりますので、その信念に従って、ご批判はあろうと思いますが、今後もそうした行政を行っていきたいと、そのように思っております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) このことについては、またこれも後で質問しますけれども、その次の②の産業廃棄物や一般廃棄物の整理区分と取り扱いや制限について、またお年寄りへの対応や市民サービスへの認識及び考え方についてお伺いをします。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) まず、廃棄物の整理区分及び処理責任についてお答えいたします。 事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならないこと、また産業廃棄物以外の廃棄物は全てこれ一般廃棄物となっておりまして、それは市町村がその処理責任を負うことになる、そうしたことが廃棄物処理法に規定されております。 また、高齢者対策及び市民サービスという観点からは、要介護者及び要支援者など、所定の要件を満たした方で、かつごみステーションへのごみ出しが困難な方を対象として、玄関先までごみをとりに伺う、こういう行政サービスですが、市民戸別収集サービス、これは環境課が行っておりますが、これを実施しており、11月1日現在、164世帯の利用がございます。 今後も福祉関係部署とも連携を図りながら、必要に応じてごみ出し困難者への支援、これを行っていきたいと、そのように考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 再質問しますが、市民からの不満というか、ご意見の中に、先ほどこのチラシの話が出ました。これに企業の方がもらったのがごく最近だという人が結構いらっしゃいます。それから、これの内容を見ましたら1月4日からこの対応をしますよといっている中で、じゃあ市民に対してどういう周知をしてるかといいましたら、これは広報「はまだ」、ここにありますが、広報「はまだ」12月号の10ページに載ってます。ということは、まだ市民は知ってない状況があるわけですよね。この広報についてどのような形でされたのか、以前からやってたのか、この度がこういう状況なのか、市民からはこのことについて批判があります。このことについてどのようにお考えか、聞きます。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 広報に載せたのは、既にやっている取り組みを改めて載せたというところでございますが、ご注意願いたいとのが、このチラシです。ビラですが、これはあくまで事業者に対して配布してるものでございまして、一般市民はこれ関係ございません。 この事業者に対しましては、まず9月25日にこのビラを含めて案内文の文書を送っております。これは1,600事業所に対して。それから、10月からはごみステーション関係を徹底するように図りました。11月に不燃物処理場にチラシを配布して、掲示したりしております。それから、11月30日には不燃ごみ処理場への搬入事業者に対して、これ137事業者、登録がございますが、依頼文同様のチラシも送っております。したがって、広報だけで事業者にお知らせしたわけじゃないということをご理解いただきたいと思います。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) ですが、これからこの処置が出るということに対して、皆さん、電気屋さん、いろんな関係する方は、お客さんから今までとってくれとったのに何でだという話に当然なりますよね。非常に困られるだろうと思ってるんですよ。だから、こういうところについても事業者にやったんだということじゃなくて、市民にも周知をさせないとこれは前へ進まないもんではないかと私は思ってます。これについてどうですか。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 事業者が持ってこられとるごみでございまして、それに対して市民の方がどの程度、市民のごみがどの程度あるかというのはなかなかこちらも把握できてない面がございまして、議員のご指摘の面で市民への周知が足りないんじゃないかという点に関しましては反省しなきゃいけないのかなと思ってますが、ちょっとつかみにくいと、本来はだめだということに原則に立ち返るわけでございますが、そのように理解していただきたいと思います。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 市民からはそういうのが、この逆に電気屋さん、この関連する人たちはそれついて対応していただくことになるんだろうと思いますが、今後の反応を見ながら、また考えていただきたいなと思っております。 さっきの同僚議員で、要は一般廃棄物の許可の答弁をされてました。これの解釈なんですが、一般廃棄物の運搬業の名簿が、実はごみの予定表の中に10社ほど書かれてます。この10社の中に那賀郡では2社、あと浜田市、旭町も弥栄も一切いらっしゃいません。こういうことで、私はこの一般廃棄物の収集運搬業の許可のあり方に少し問題があると思ってますが、この許可の範囲を広げるということは可能なのかどうか、聞いておきます。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 結論といたしましては、この10社を拡大する予定はございません。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) ここでなぜかと聞いてもまた長々となりますから聞きませんが、ここで提案をさせていただこうと思います。 冒頭の話の中で、浜田市の処分場というのは15年延命できると、30年ですね。それで、実際は各事業所のほうを見ましたら、浜田の事業所はあと10年で満杯になります。それから、江津の事業所では16年、浜田はもうもっとキャパが広がってるわけですから、一般廃棄物のことについては一般廃棄物を業者にあれして、産廃処分場に処分している分も、私が聞いた話は、その処分場で一般廃棄物を処分しなければならないということを聞いてるんだという話ですが、当然、今キャパに余裕があるわけですから、今の浜田市の処分場で処分させてもいいんじゃないかと思うんですが、この辺についての考え方はどうでしょうか。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) ご指摘の点は、もともとは一般廃棄物であっても事業サービスの中で出てきたものを産業廃棄物とするものについて、一般廃棄物して埋めたらどうかという理解かと、ご提案なりだと思いますが、冒頭埋立処分場が延命化できると申し上げました。確かにそうでありますから、それが延命できるからという発想も成り立ちますが、実はこの埋立処分場というのは全国的に見ても新しいところをつくるのが大変難しい。特に、松江なんかで聞いとるなんかはいずれいっぱいになるんですが、新しい処分場がつくれないと、相当反対があるということでございまして、浜田市の場合は生湯の住民の皆さん方から温かいご配慮がございまして、何とか建設することができました。これはとにかく大事に長いこと使っていかなきゃいけないという考えを持っておりますので、一般廃棄物として受け入れる、埋立処分する量は最小限にとどめたいと、こう考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) その気持ちは十分わかりますが、今度企業側に立ったら、既に10年後にはもう企業が処分できるとこはなくなります、そういうことですよね。だから、処分場を市も大変であると同じように民間もそういう状況だから、助け合ってやるということは必要ではないかなと私は思ってるんですが、この辺は少しここでやりとりしてもいけませんから検討していただくということと、それから提案をさせていただこうと思うんですけれども、今許可がないとそれが運搬ができないということに対して、ボランティア活動とかそういう限定してというか、指定をしたものについてはそれに準じた許可を与えるとか、それから火事に遭ったとか、そういう災害に遭うときもあります。そういうときにもこういうものについては許可を与えるとか、それからこういうこともあるんだろうと思うんですが、施主さんが同乗していったら処分を認めますとか、そういうようなことを考えられないかと思ってます。エコクリーンセンターの能力もこれからアップするということであるわけですから、そういうことも含めて、余り運搬の企業を限定したりしないで、お互いで助け合ってやろうといってるわけですから、そのことについて少し幅を持たせるということが私は必要だと思いますが、これについて提案をしたいと思うんですが、お考えがあればよろしくお願いします。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 今具体的な提案、主に5点あったのではないかと思います。 最初の一般廃棄物の許可の拡大という観点については、先ほども申し上げましたけども、廃棄物行政の中で事業構築する、ボランティアを含めての話ですが、構築するのは難しいと、これは森谷議員さんのご質問にお答えしましたが、そうした同じような観点で難しいと思います。 ただ、別の視点、例えば危機管理や福祉施策の中で、市が行うべき事業なり業務として整理できた場合においては可能性は出てくるとは思いますが、いずれにしても相当な研究と準備期間等々が必要だと考えます。 なお、後段の3点目以降のご提言いただいた中で災害関連の対応、これはもうそういう危機に瀕しているわけですから、そういう場合は当然柔軟に対応、市の責任においてすべきかと思いますし、それからごみを排出されたご本人ですね。が同行された点、これについてはご本人が持ってこられた一般廃棄物という整理をしまして、収集なり処理に当たりたい思います。議員のご提案はなかなか的を射てると思います。 それから、あと廃プラスチックの焼却処理については、今現在進行中でございまして、これはぜひとも進めていきたいと、そのように考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) そういうことで、また検討なり進めていただきたいと思います。 次に、大項目2、地域問題を解決し、活性させる行政の取り組みについてお伺いしたいと思います。 まちづくりなど、コミュニケーションの難しさを感じさせられています。自分のものをどうしようと言われる筋合いはないとした個人の権利主張が他の権利を脅かし、地域の協調や活性化の障害となっていると思っています。住民相互の権利を認め合い、そして義務を履行することは地域社会のルールであり、民主主義の根幹であると思っています。行政と住民との関係においても、そのルールは存在すると考え、以下質問をいたします。 中項目の1点目、老朽危険家屋の対策の状況と解体後の空き地の保全義務についてお伺いします。 ①、空き地等の所有者の適正な維持管理の進捗状況や地域住民の生活環境、防犯防災の阻害要因になる危険家屋の改善の状況とその後の取り組み、今後の推進を図る支援策についてお伺いをします。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 昨年度、実施しました空き家調査によりまして、空き家の可能性が高い建物が約2,400棟あると把握しております。危険な状態となったことで寄せられました相談は、平成13年度から本年10月末までで172件に達しております。 このうち補強や改修を行い、危険回避済みのものが11件、解体済みが89件で、残りの72件につきましては適正な管理についてのお願いや指導を繰り返し行っている状況です。 解体された89件のうち、平成24年度から立ち上げました危険空き家除却促進事業を活用した事例が39件、木造住宅耐震化等促進事業の解体助成の事例も7件あり、これらの支援策によりまして一定の成果が出ているものと認識をしております。 空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、財政上の措置及び税制上の措置が国により検討されていますので、その動向を注視するとともに、危険空き家に関する支援事業の周知や適正管理の啓発を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 先の話を少し整理しますと浜田市、昨年度実施された空き家の調査から約2,400棟の空き家がある。そのうちの172件が危険な状態で補強や改修、解体をやったのが、そのうちの89件が対応なされて、その89件のうち46件、51%になるんですが、これが今の助成金について対応されたものだということで聞いたところでありますが、その成果については私も認めるとこでありますが、まだ残り72件、なお危険な状態にあるとなっています。 私のほうには市民から3件の危険家屋の相談が実はありました。強制執行をすべきだということを求めることやなかなか話をしても解決できない状況、それから自分の家に倒れかけて被害に遭ったということについて不安を募らせて、何とかしてほしいとの要望も受けているところであります。 今後の解体費の増額や補強費等の助成支援策について、その考え方、所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 危険空き家対策事業と木造住宅耐震化促進事業の二つの事業で解体助成を実施しておりますが、現在のところ、これらの助成額の増額につきましては予定はしておりません。これは本来、所有者がすべき内容であることから、一定のラインを設けているものでございます。 これらの助成事業につきましては、来年度以降も継続することとしております。 それから、国による財政上の措置につきましても、先ほど申し上げましたが、注視していく必要があると考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 再質問したいと思いますが、昨日も同僚議員、空き家バンクの登録の質問がありました。空き家の状態というのが今2,400棟のうち910棟が入居可能な空き家物件で、今登録は19件されているという話でありましたが、空き家バンク制度が思ったほど成果が得られてない状況という感じをしています。つまり残り、1,490棟が今後廃屋化していく運命にある状況にあると考えられます。 浜田市内ではありませんけれども、業者の中には家屋の保全として空き家の換気や草刈り、それから屋根や壁等の修繕を行う管理代行サービスをやっている民間企業もあって、ある種ビジネスチャンスでもあると思っていますが、個人情報に基づく制限から所有者がわからないなど、民間活力を発揮させることができない状況があります。今後、早い段階から予防策をとっていく必要から、空き家台帳の整理、つまり所有者、それから所在地、管理状況など、また空き家の適正管理の誘導、管理の仕方とか草刈り等のサービスなどの情報提供、それから対象物の空き家ですけども、所有者の了解をいただいて公開ができるという取り組みを私はすべきだと考えています。また、部局を超えて廃屋化への予防、それから廃屋解消に向けた取り組み、緊急強制対応などをしなければならないと考えますが、現在現状と今後の対応と対策等の計画について所見を伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 浜田市では、空き家等の所有者の特定とその意向の把握など、空き家等に関するデータベースの整備を行い、空き家対策を総合的かつ計画的に実施するための空家等対策計画を定めることとしております。 そのためには、先進事例などを研究して取りまとめを行おうと考えております。これまでの調査で、空き家の可能性が高いとされた建物2,400件のデータベースをこれをまず整理する必要がございます。これにつきましてはデーベースの内容は、その住所から土地や建物の所有者名、それからその方の住所、面積、図面、建築年次とか、もろもろのそういったデータをまとめていくことになりますが、これにつきましては2,400件、相当の時間等、マンパワーを要することが予想されるため、業務委託なども視野に入れて、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) まだ、相当な時間がかかるような話ですが、このことについては後ほどお話をしましょう。 それで、②の市民から空き家も含め、空き地の雑草や不法投棄について浜田市に対応を求めるが対応をしていただけないとした市民からの批判を聞いています。その現状と対応と対策についてお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 雑草の処理についてでありますが、空き家、空き地の雑草について、周辺の皆さんから苦情、通報をいただいた際には、必要に応じてその占有者、その方に対し自らの責任において除去、処分をお願いしているというところでございます。 次に、占有地等にごみが不法投棄された場合でございますが、これは犯罪に当たりますので、まずその不法投棄をした者がごみの撤去処分義務を負うのは当然のことであります。ただし、投棄者、これほとんど多いんですが、特定できない場合、この場合は一般的には土地等の占有者等が撤去処分を行わなければなりません。当市においては、投棄ごみの撤去処分に対する直接の支援等は行っておりませんが、再発防止のため、希望に応じ、土地等の占有者等に対して警告看板、これを無償提供しております。 ごみの不法投棄は、最終的には排出者のモラルの問題でございまして、抜本的な対策が難しい現状にありますが、今後も日々パトロールを実施するなど、防止、抑制に努めてまいります。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 今の答弁を聞きまして、実は市民からやってくれないって聞いてるんですね。それで、今の答弁は、これは所有者がやるべきですからやらないと言ってるんです。現状、そういう市民からこういう苦情が来たことに対して、浜田市は何もしないんですか。要は草を刈って、ごみは不法投棄されとる、その空き地ですよね。空き家の跡の空き地、ごみに対して処理してくれといってるのに対して何もしないのか、あくまで所有者を探して、それにやらせるのか、これについてどうお考えですか。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 道路パトロールがございますが、そこで所有者が特定できない場合の不法投棄、これについては直接搬出等、しとるというのを聞いておりますが、それ以外は基本的には所有者がわかる場合には、所有者にお願いしてると、これが現状でございます。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) だから、所有者がわからないわけですから、やってくれと言ったことに対して、なぜやらないかと聞いてるわけです。あくまで所有者に言ってくれというのか、今市民から批判をしてるわけですよ。浜田市はやってくれないんだということを言ってるわけですよね。それをこれからもしないんですか、それともそれはそれで放っておくんですか、意味わかりますかね。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 所有者がわからない場合は、なるべくやるようにしとると聞いておりますが、所有者がわかる場合は所有者にお願いすると、先ほどそういうお答えをしたつもりですが。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) わかりました。そういうことでしたら理解しました。大変失礼しました。 それでは、ここで提案というか、したいと思うんですが、今特措法の条例が出てきます。それから、浜田市には空き地の適正管理に対する条例というのがあるようでありますんで、少し今のごみの問題も言いました空き家の跡の、解体した後のその空き地の対応について、条例でつくっていかなければならない、条例で推進するようなことをしていかないと、なお2,400戸のうち千四、五百あるわけですから、それが進まないというところで条例をつくるべきだと実は思っています。 先ほど部長のほうから台帳の整備が大変なんだという話でしたね。それで、実は土地とか建物というのは市の隣に法務局があるわけですから、これはある程度のデータがあるはずですから、そこで調査して、調べることもできるんだろうと思っています。そういうことで、早く急がないと民間の力も利用できないじゃないですか。そういう観点に立って私はやるべきだと思うし、それから先ほどの草刈りとか、それからその空き家の中に入らせてもらう権利、適正に関する条例の中のそういう権利であったり、それから管理をしてもらう、もしくは草刈り、もしくは換気等をやってもらうようにこの情報を提供しましょうという形ができるようなシステムを含めたような条例をつくるべきと思いますが、これについて考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。
    ◎都市建設部長(下垣博史) 先ほど申し上げましたように、今後特別措置法の趣旨に基づきまして空家等対策計画というものを策定してまいることとしております。 この中におきましては、空き家等及び除却した空き家等に係る跡地の活用の促進に関する事項ということもその中で検討といいますか、含めるようにということもありますので、この計画の中にそういったことを盛り込んでいくのかなと、今はそういった考えを持っておりまして、今議員、ご提案ありましたその条例の中に盛り込むことにつきましては、また研究の材料とさせていただきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) ぜひとも市民がいろんな形で不満に思っておられるものであります。早急な対応なり対策をしていただきたいと思いながら、次の質問に行きます。 大項目2の中項目の2、行政が行う道路維持管理と地域ができる連携協力についてであります。 ①、国道を初め県道、市道において雑草や道路に覆いかぶさる樹木の枝等による交通障害を聞いています。草刈りや樹木の枝落としなどの道路維持管理について所見をお伺いします。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 通行上、支障となります道路上にはみ出した樹木や枝につきましては、市民からの通報や道路パトロールからの情報に基づきまして現場状況を確認後、所有者の方に伐採をお願いする場合と緊急性が高いため、市が対応するものと状況に応じた対応を行っております。 国道や県道におきましては、道路の整備水準が違うため、支障となる樹木の伐採を所有者の方へお願いするケースはかなり少なく、道路管理者により管理されているものと認識しております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 再質問します。 私は国道や県道、市道において草刈り等の保全についての対応は、それぞれの行政の責任において維持管理されなければならないと考えています。 どうもインターネットで見るところによりますと、民主政権において仕分けから予算が4分の1にカットされたから年1回、もしくは2回の草刈りをするということになってるんだという話ですが、中にはまるっきり放置している場所やグレーチングのためますの中、また縁石とアスファルトの継ぎ目から草が生えてる、雑草が生えてることに対しても何ら処置をしない状況があってはならないと私は考えています。この状況を私、市民で道路を通行するにおいて非常に草が生えてる、国道に県道に草が生えてることについて見苦しいと思っております。このことは私は行政の怠慢であると思っていますが、連携される国、県に対して強く反省を求めていくべきと考えますが、所見をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) ただいま行政の怠慢ということで、大変厳しいご意見をいただきました。 まさに、議員がおっしゃるようにかつての事業仕分けによりまして国道の維持費が大幅に削減されております。それまでは雑草の繁茂状況に加えまして、そこの箇所の交通量やそれからその場所がまちなかか郊外かなどの地域の実情に応じて、それぞれの国道維持事務所の判断で対応をされていたようでありますが、限られた予算の中で対応するため、現在におきましては維持管理計画というものを策定して、地域に場所によってその差が生じないように草刈り作業は基本的に年1回ということでされておられるようです。 また、3年前に笹子トンネルの事故がございまして、これを契機にトンネルや橋梁など、道路施設そのもの、インフラそのものの維持管理がクローズアップをされておりまして、通行に直接の支障とならない雑草の処理につきましては片隅に追いやられている感じがしております。 そうは申しましても、道路については当然にその管理者が機能維持に責任を持つ必要があることから、国道及び県道の担当部局へは強くお願いをするとともに、市道につきましては予算の範囲内での対応を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) よろしくお願いしたいと思います。 この道路、いろんなとこで今新しく道路ができるとこもある中で、私はこういうコンクリートとアスファルトの継ぎ目などに雑草、草が入らない工法というのはあると思うんですが、そういうものがあるならあるように予算に組んでやるべきと思いますが、その辺の考えについてお聞きしたいと思います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 今、議員おっしゃったことですが、これは道路管理する者にとっては、そういったいいものはないかなということで探しておりましたら、やはりそういったことを考える業者さんがおられまして、目地張りシート工法というのがございまして、これは道路の縁石とその車道との間、もしくは歩道との間のさっきおっしゃいました接点の部分に、ここによく土が入って種が入って雑草が生えます。ここに要はシートを圧着施工しまして、それで雑草の繁茂を抑えるという工法がございました。これにつきましては、まず市道のそういった場所におきまして来年度ぐらいに試験的な施工をして、その効果を検証してみたいと今考えております。 それで効果がある程度認められるということであれば、そういったことも県や国道の特にそういった美観的に悪いと言われる場所について、施工を提案してみたいと思っております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) わかりました。 次に②、市民一斉清掃など、国道を含め道路の草刈り等の地域協力の実態をお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 市道の草刈り等につきましては、基本的には地元町内会にお願いをし、地元での対応が困難な樹木等の伐採につきましては、市が業者に委託しているのが現状であります。 国道や県道におきましては、基本的に道路区域内の草刈り等は行政側で対応し、民地部分は所有者で行っておりますが、サポートプログラム制度やハートフルしまねという制度に登録した団体におかれましては、簡易な草刈りや花壇整備などの作業をされている状況もあります。 今後も地域の皆様の協力を得ながら、官民が連携した道路維持を実施してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 再質問しますが、市民の協力という形で今答弁いただいたわけですけども、市民の気持ち、実態を少しご紹介してみますが、国道9号線等、国道や県道において、交通量が多いので危険を避けながら地域の人がかなり長い距離を草むしりをしてやってる姿も見かけます。それで、あるところでは草刈りを市に依頼してもなかなか対応してくれないという批判をされるところもありました。また、幾らボランティアで草刈り等、草むしりをしても当たり前だとした態度に腹が立つから、市民一斉清掃の対象から除外して、そのままにしておくんだと言い放つ市民もいらっしゃいます。そういうところで、行政側の対応の遅さやまずさなど、住民の意思の疎通のなさがこの状況になっていると私は思っております。 冒頭にお話ししましたけれども、まちづくりも含めて地域の連携と協調を活性化させるためには、住民相互が認め合い、またそういう義務を履行することについて、行政と住民との関係においてもこのルールは存在すると思っています。やれるとこはやるんだということでありますけれども、このような地域の問題を解決して活性化させるためには、行政の積極的な姿勢が問われるのではないかと思います。これについて市長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 議員おっしゃるように人口減と高齢化の進展によりまして地域力が衰退する現状におきまして、いかに地域を活性化させるということは大きな課題であり、多面にわたる対策が必要と考えております。 道路の雑草につきましては、芽が小さいうちに抜いてしまえば労力、それからそのごみも少なくて済むことから、道路を利用される方、地元の方、例えば犬の散歩やウオーキングをされるか方や子ども見守り隊の方々のご協力を仰ぐことなども考えられると思います。 これは大山の山頂、一木一石運動をやっておりますが、これは大山の山頂の荒廃を防ぐために登山者に石とか苗木を持ってあがってもらうという運動ですが、その逆バージョンといったイメージを考えております。 毎年8月1日から31日までが道路触れ合い月間となっておりますので、これにあわせて広報などを通じまして、道路は子々孫々にわたるみんなの財産という意識の醸成に努め、先ほど申し上げたごみや雑草の持ち帰り運動などを展開することも必要なことであると考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 大きな3、浜田市地域公共交通再編成計画についてであります。 25年後の平成52年には人口の4分の1が高齢者となる予想から、年金収入からマイカーの維持所有もできず、また高齢からの事故予防から運転免許証を返納せざるを得ない状況などが進むと考えられます。そのような環境から、さらに交通弱者と買い物弱者が増加すると予測することから、市民生活バスや市乗り合いタクシーを充実させるほか、地区まちづくり推進委員会にコミュニティワゴンを無償貸与するモデル事業など共同でできることなどによって、お互いに助け合う共助の推進は大変重要な地域支援であると思っています。 (1)公共交通関連の財政支出と高齢社会の対応について。 ①浜田市の現状と予測について、また高齢社会に対応する公共交通関連の財政支出と支援策について市長の所見を求めたいと思います。 ○議長(西田清久) 市長。 ◎市長(久保田章市) 浜田市におけます公共交通でありますけれども、最大の課題は人口減少などによる公共交通利用者の減少とそれに伴う赤字補填額の増加であると、このように考えております。 残念ながらこの傾向は今後も続くものと予測しておりますが、そうした中で財政負担を意識しながらも市民の皆さんの日常生活に欠かせない交通手段をいかにして確保するか、これに全力で取り組んでいるとこでございます。 詳細につきましては、担当部長のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) ただいま市長から申し上げましたように、浜田市の公共交通が抱える課題は、利用者の減少と赤字補填額の増加であり、その傾向が今後も続くと予想される中で、市民生活を支える公共交通をいかに維持していくかを検討していく必要があると考えております。 これらの課題解決に向けた取り組み、支援策につきましては、平成28年度から3カ年を計画期間といたしました現在策定中の浜田市公共交通再編計画案でお示しをさせていただいとるとこでございます。 財政負担の抑制を意識した持続可能な交通体系の再構築を検討する一方で、敬老乗車券交付事業を市内全域に拡大し、本格実施を計画するなど、高齢者に配慮しためり張りのある計画としていきたいと考えております。 浜田市におきましては、これまで年間予算のうち、市費ベースで1億6,000万円から1億9,000万円程度を公共交通に充てており、おおむね2億円を超えない範囲での予算編成を意識してきているとこでございます。今後も限られた予算の中で最大限の効果を発揮できるよう施策の展開に努めてまいります。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 次に②、地区まちづくり推進委員会にコミュニティワゴンを無償貸与するモデル事業の取り組みとその運営方式やまた乗り合い旅客運送事業を利活用した貨客輸送やタクシーを利用した生活支援サービスの可能性について所見を伺います。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) コミュニティワゴンによる地域活動支援のモデル実施につきましては、市が地区まちづくり推進委員会に車両を貸与し、地域活動の送迎や買い物代行等に広く活用していただくことで活動の活性化や地域課題の解決につなげていくという新たな試みでございます。 この具体的な運営方法につきましては、事業の持続性や安全面に配慮しながらモデル地域と一緒なって検討する必要があると考えております。 また、貨客輸送やタクシーを活用した生活支援サービスにつきましては、潜在的なニーズがどの程度あるのか把握しながら、将来を見据えた取り組みとして実現の可能性を探っていきたいと考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 次に、行きます。 ③、ゆめタウン前のバス停の設置についてでありますが、高齢者や障がい者の方からぜひ実現してほしいとの意見や相談を受けています。関係機関との協議状況や課題についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) ゆめタウン前のバス停設置につきましては、以前から市に対しましても要望が多数寄せられており、先般現地確認に赴き、設置の可能性について交渉を行いました。バス停の設置基準は、道路交通法により交差点や横断歩道から一定の距離が必要などの制約がございます。設置場所と想定される国道9号の管理者の国土交通省浜田河川国道事務所と協議を行いましたが、現状ではゆめタエン前、国道9号へのバス停設置は困難であるとの回答を受けたとこでございます。 今後につきましては、ゆめタウンに対して敷地内のバス停設置を打診するなど、多角的な方面からアプローチをしていきたいと考えております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 今の時点では無理だというお話であります。 そうであるならば、障がい者のある方からお話がありましたが、現在のバス停、実は吹きさらしになっています。ここに屋根、壁があるハウスを建ててもらえないだろうかという要望があります。市長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 先ほど申し上げましたようにゆめタウン付近へのバス停の移設が難しいということでありましたら、現在の今ありました合庁前のバス停に待合所を設置するということは必要だと思っております。 毎年、石見交通で数カ所のバス停、箱をですね。バス待合所をつくっていただいておりますんで、今後協議をしながらそういうことに検討してまいりたいと思っております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 次に、移りたいと思います。 (2)、生活路線バス及び予約型乗り合いタクシー、スクールバス等業務委託についてであります。 ①、先の総務文教委員会において浜田市生活路線バス運行管理業務委託の入札結果について報告を受けましたが、その際の低入札について、この金額で安全な運行管理業務ができるのかなどの質問をしています。その他の委員からは、雇用条件や保険の内容、地元業者の参加など、多面にわたり質問がありましたが、当時の地域政策部長から今年度中に議論し、来年度には新しい制度を考えていきたいと答弁をされています。 その後の取り組みと次年度の入札執行についてどのようにされるのか、お伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 業務委託の低入札対策制度につきましては、これまで他市の導入状況等を調査してまいりました。現在、業務委託における入札に関して、過度な価格競争を抑制し、委託業務の質の低下や労働条件の悪化等を防止することを目的として低入札価格調査制度を試行的に導入する予定としております。 具体的には、委託費に占める人件費割合が高く、長期にわたり人員を配置する庁舎等の清掃業務、生活路線バスやスクールバス、デマンドタクシーの運行業務を対象とし、調査基準価格を設けたいと考えております。 今年12月から試行導入し、調査基準価格を下回った応札があれば、当該業務遂行の可否等を審査することとしたいと考えております。 また、今年度の入札執行につきましては、12月中に公告し、一定の見積もり期間を確保した後、1月中旬までには入札を執行する予定でございます。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) ②の質問に移ります。 入札状況とあわせて企業の売上状況、実績について、その実態をお伺いをいたします。 ○議長(西田清久) 総務部長。 ◎総務部長(植田和広) 業務委託の入札参加希望者は、入札参加審査を受け、認定されると2年間有効な有資格者名簿に登録します。この資格申請時には財務諸表として貸借対照表や損益計算書、営業経歴書として登録希望の種目ごとに主な営業実績など、各種資料の提出を求めております。これらをもとに参加資格申請時に業務適性を判断し、名簿への登録を行い、この名簿の中から地域性や各種の条件をつけて指名を行っております。 議員ご指摘の1者が複数の案件を落札することにつきましては、当然業務遂行が可能であるとの判断で応札されるものだと認識しております。また、業務の質の確保の点から、先ほど申し上げましたようにこの度、低入札対策を試行導入する予定といたしております。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 再質問します。 低入札は、運行する運転手の労働条件面や福利厚生面などに対して、悪影響を及ぼしかねません。車両の点検の励行と不良品に気づいたらちゅうちょなく使わないなど、安全には万全を期していただきたいと思っています。 そこで、質問しますが、万が一の対応として任意保険や車両保険、そして上乗せ保険等がありますが、その金額等の内容についてお伺いをします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 市の生活路線バスの状況でございますが、入札参加いただくときの条件といたしまして、生活路線バスについては対人対物については無制限の保険に入っていただくこと、また車両保険、これは市のバスを貸与いたしますんで、車両保険についてもその加入される任意保険の最上位の保険額に入っていただくことを条件としてお願いしております。 また、一方デマンドタクシーにつきましては、特にこういう条件はつけておりませんが、現在委託をお願いしておる業者については、いずれも対人対物無制限の保険に入っていただいとると聞いております。 先ほど総務部長が申し上げましたように新たな入札制度を今後行いまして、デマンドタクシーについては来年度、来年4月からに向けての入札を行いますので、デマンドタクシーについても対人対物無制限の今後仕様にしていきたいと考えてるとこでございます。 ○議長(西田清久) 岡本議員。 ◆12番(岡本正友) 最後は入札制度のことでお話をさせていただきました。 低入札というのは受けた側も非常に厳しいことになります。ぜひともその選定においては無理のない状態で受注をされるような対応をお願いして、私の個人一般質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(西田清久) この際暫時休憩します。なお、再開を15時50分とします。            午後3時37分 休憩            午後3時48分 再開 ○議長(西田清久) 会議を再開します。 休憩前に引き続いて一般質問を行います。21番江角敏和議員。            〔21番 江角敏和議員 質問席〕 ◆21番(江角敏和) 4日間の一般質問、最後の質問者になりました江角敏和でございます。所属会派は超党はまだでございます。どうかよろしくお願いいたします。 背後に大変圧力を感じておりますけれども、できるだけ早く終わるようにしたいと思っております。 それでは、1点目であります。質問項目のタイトルがつけにくかったんですけども、政策目標の数値や計画作成及び事業推進のあり方についてとしました。 11月中に開かれた各委員会の調査会や全員協議会で執行部からの報告事項に対し、各議員より質問が出されました。政策項目の数値と年次計画数値との関係、あるいは計画作成のあり方、さらに事業推進等々について、見通しの甘さや丁寧さに欠けると思われる点が見受けられました。 具体的には、水産業で水揚げ高100億円達成目標に対する年次計画数値の関係、火葬場整備計画策定後取り扱いの関係、ふるさと寄附の区分数縮小時の目的等と現況との関係、緊急通報業務委託事業者の募集のあり方、市街地下水道整備事業計画の見直し、旭温泉あさひ荘木質チップボイラーの運転停止等々であります。 この中でも、今回三つの事業について質問をいたして、できるだけ認識の一致が図れるようにしたい、こういった問題意識で伺いたいと思います。 まず、10年後の水揚げ高100億円達成目標と年次計画数値についてであります。 ロードマップの関係につきましては、前回の一般質問で元気な浜田づくりの進捗状況と取り扱いについてというタイトルで総合振興計画に取り込まれたらどうかと伺いました。答弁はロードマップは残し、行程表として市民の皆さんへ進捗状況を示していきたいということでありました。 これを踏まえて、伺います。 市長が掲げるロードマップにおいて、水産業の活性化の目的、目標としている10年後に水揚げ高100億円達成へ向けた大きく三つの対策や整備の進捗度を鑑みた場合、成果が見え始めるのはどのような環境が整ったもとで、いつごろと想定されているか、伺います。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 成果が見え始める時期につきましては、ロードマップに掲げております沖合底曳網漁業やまき網漁業の地元漁船の老朽化、存続対策が終了し、高度衛生管理型荷さばき所や冷凍冷蔵庫など、市場施設や設備が整備される5年から6年後であると思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) あくまで整備の関係につきましては、ロードマップに示されている年度どおりに順調に進むということが前提だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 一応、ロードマップをずっと市長、毎月協議させていただいております。その目標に沿ってやっていきたいと考えておるところでございまして、それで10年後100億円という、これは市長、スローガンとして言われたわけでございます。そういった市長の強い気持ちがJFの方とか島根県の方、そういった方、関係者にも十分通じて、今の施設ではこれじゃ難しいんだと、それで市場、高度衛生管理型にも結びついたとも思っておりますし、今後、私ども担当課としましては、精力的に市場の整備、また環境整備に努めてまいらなければならないと思っとるとこでございます。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 目標を高く掲げることは必要だと思います。 それから、先ほど成果が見えるのは5年から6年後ということでございましたが、平成でいうと何年ごろということになりますでしょうか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 5年から6年ということでございますので、平成32年あるいは33年というところをめどとしたいと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) それでは、小項目二つ目の質問です。 10年後の水揚げ高100億円達成目標に対する年次計画数値の作成について、その必要性の有無と考え方を伺います。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 先ほどの答弁、またあるいは森谷議員さんのご質問でもお答えしましたように今後は浜田漁港内の市場整備などの環境が整い始める5年から6年後をめどに、70億円から80億円を目指し、あわせて現在検討をしております海面、あるいは陸上養殖なども含め、総合的に100億円を目指してまいりたいと思っております。 現在の資源の状況や受け入れ態勢ままでは、当然右肩上がりの年次計画の作成は困難と考えており、まずは市場などの受け入れ施設を整えて初めて成果につながるものと考えているところでございます。年次計画という短いスパンでの目標数値の設定ではなく、中・長期での目標を設定して、引き続き鋭意取り組んでまいります。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) それでは、答弁にあった中・長期の目標の設定というのは、先ほどありましたように平成32年から平成33年を目途に70億円から80億円を目指す。そして、養殖も含めて総合的に100億円を目指すと、これが中・長期の目標ということで捉えてよろしいでしょうか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) そのように考えていただいて結構だと思います。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) この100億円の問題につきましては、こういった形で少し整理ができた感じがいたしております。 また、整備ができても漁場の形成なども含めて自然環境の問題もあって、この数字どおりに行くかどうかというのは、そういうことも含めてあるとは思いますが、一応の中・長期の目標を伺わさせていただきました。 それでは、中項目の二つ目です。火葬場整備計画の現況と今後についてです。 そもそも論なんですけども、昨年の質問でも少し触れたんですが、火葬場整備計画の策定過程で、なぜ葬祭会館関係者等の意見聴取を行い、計画に反映されようとしなかったのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 葬祭会館関係者に対しましては、平成23年5月でございますが、現状等の話を伺っております。そうでありますが、記録に残る限りでは、この時点で具体的計画を説明しておらず、正式な意見聴取を行ったとまでは言えないものと、そのように認識しております。 浜田市火葬場整備計画につきましては、行財政改革の実施計画の一つとして施設の統廃合をどのように行えば一番経費がかからないかという視点から平成25年2月でございますが、に作成しております。本来ならば平成25年2月、この計画策定時に葬祭会館関係者等の意見を改めて聞くべきであったと、そのように思っておりますが、実際には意見聞いておりませんで、これを計画に反映することはできませんでした。こうした点につきましては配慮すべきであったと、そのように考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) この火葬場問題の議論は、私の汚い部屋を探してみましたところ、平成でいうと22年の行財政改革実施計画案が示されたことがスタートだったように思います。5年前であります。 随分、議会でも議論をして、今の計画ができ上がったと記憶をしております。この前の9月議会の開会日の全員協議会でも行革の実施計画、平成26年度報告と平成27年度計画が配付をされ、この火葬場運営のあり方検討の進捗状況はAと評価がされておりました。平成27年度は次のように書かれております。浜田火葬場整備計画に基づき、三隅火葬場に平成29年度中に1炉増設する予定である。今年度は公共施設再配置計画との整合を図った上で、火葬炉のメーカーを決定し、来年度から建築設計業務を委託する予定とあります。その報告がありました3日後の9月3日の田畑議員の一般質問の答弁で、それが少し変わったと記憶しております。 そして、今さかのぼってみますと、その一般質問の翌日、田畑議員の質問の翌日、4日に葬祭会館等の意見を聴取されているわけであります。急変をしたということのように私は受けとめました。次の質問をして再質問をさせていただきたいと思います。 火葬場整備計画策定後の葬祭会館関係者等への意見聴取が遅れた要因と今後の方向性についてであります。これは計画策定後のことでありますけど、よろしくお願いします。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 計画策定後の葬祭会館関係者等への意見聴取につきましては、平成26年6月議会で議員さんからご指摘をいただいておりまして、必要性は認識をしておりました。しかしながら、平成30年4月の供用開始まで、最終的に建設した後の話ですが、まで期間があるという認識が遅くなった要因でございまして、結果的にスピード感が足りなかったと反省しているところであります。 そうした中、9月議会で浜田市の火葬場を残してほしいとの意見がある中、市民の皆さんから理解を得ているのか疑問に思うという市長が申し上げたことでございますが、それからまた来年度予算に計上する必要があると、当初計画ではそういうことでございますから、あることから、この度葬祭事業者等への意見聴取を行ったというところでございます。 今後の方向性につきましては、1日目の田畑議員の質問にもお答えしましたとおり三隅火葬場の整備計画見直しに係る事業費の試算及び浜田市火葬場の大規模改修について、あわせて試算することとしております。 こうした結果を踏まえ、当市としての方針を早急に決定し、議会の皆様方のご意見を伺った上で整備計画の変更の可否を含め、成案を求めたいと、そのように考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) まず、部長のほうに再質問をいたします。 初日の今回の一般質問にもありましたけれども、翻ってみますと当初のこの計画策定の過程におきましては、スタートは行革でありました。4自治区にある火葬場を三隅に集約をするということでございました。しかし、議論の結果、いろいろ議会でもありましたけれども、旭、それから弥栄につきましては大幅改修、大規模修繕が必要になるまでは使うということになりました。 ここに来て、今度は浜田火葬場も大規模修繕の試算をするということになるとすれば、これは当初の行革からスタートしたこの火葬場のあの計画の目的のところを見ましても、そこからもう大きく逸脱してしまうと、こう私は思うんですけれども、もしそうであれば、試算をするということに踏み出すとすれば、この計画を一旦棚上げにするか白紙にして、前に向かっていく必要があると思うんですけれども、その考えをまずお伺いしたいと思います。 ○議長(西田清久) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮崎良一) 言いわけになるかもわかりませんが、行財政改革の目指すべきものに立ち返ってみますと、これは将来の浜田市を安定的に持続可能な浜田市にするために今すべきことは何か、最終的にはそれが財政運営なりに反映しなきゃいけません。そうした観点から火葬場整備計画、当初の行革の観点からご指摘のとおりつくった。それはその目的なり考え方は私は今でも正しいと思っております。 ただし、その結果、最終的にできた今現在の案が、最終的に浜田だけが廃止になって、それから三隅に統合されると、そうした結果になったときに最終の案じゃないんです。その後、新しく浜田市の新火葬場をつくるというのが後にありますから、それが今の最終的な案。そうすると、財政的に見たときにじゃあ本当にこれでいいんかといったときに、もう一つの検討すべきことがあるんじゃないかといった観点から立ち返れば、行革のもともとの目的に照らし合わせれば、それと違った答えが出るとしたら、それは見直すべきではないかという、これは佐々木議員さんのご質問にもお答えした観点ですが、そうしたことになっております。 したがって、目的そのものは今ある計画ですね。それが異なっているのではないという認識を持っておりますので、白紙というわけにはいかないんじゃないかと、やはり変更とどうしても考えたいと思いますので、そのようにご理解いただければと思います。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) この計画からすると、浜田火葬場はなくすということであったわけですから、それを大規模改修してどうかということで試算をするということで今流れてきているわけですけれども、それはあくまでももう計画を踏み出したものだと私は思っておりますので、余りここで時間もとりたくないんですけれども、市長にそこで伺いたいと思います。 この作成をされた計画の説明会が25年に行われております。5自治区の地域協議会、それから環境審議会、それから浜田自治区内の5カ所と弥栄の自治会長会、それから行政評価委員会、白砂まちづくり委員会、生湯4町内、福祉環境委員会の計17カ所でございます。さらに、浜田自治区内と金城自治区内、計9カ所で計26カ所ですけれども、そこで説明会が行われております。 その報告資料の中で主な質疑応答の1番目に、市民の方からこの計画で決定なのかと、こういう質問に対する答弁は、昨年度地域協議会、市議会、パブリックコメント等を経て、この計画を決定した。社会経済情勢の大きな変化があれば、多少の修正はあるかもしれないが、大筋これで決定であると記載してあります。その報告も私たちも受けました。決定という説明をされております。 言うまでもなく、その後、社会経済情勢の大きな変化もないと思います。また、建設予定地の地元協議も既に行われていると思います。三隅の地域協議会、そして白砂まちづくり委員会ですね。市民の皆さんにこの計画で行くと、こう説明をされてきたわけであります。 浜田火葬場の大規模改修も試算すると、こう言われるのなら、それはまたそれで業者の皆さんや市民にとっていいことにつながるかもわかりません、行革とは外れますけども。だとすれば、その前に市民のこうした皆さんに説明をしてこられた方におわびをして、議論してきた市民の皆さんや組織にきちんと文書か何かわかりませんけれども、別にして、方針転換の説明を行うべきではないかと思います。けじめをつけてから試算に入る、このことが大切だと私は思います。それが道理というものではないかと思いますが、私はそのほうが今後進んでいく上でいいんではないかと私は思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(西田清久) 市長。 ◎市長(久保田章市) 浜田市の火葬場整備計画につきましては、今議員からご説明ありましたけども、平成25年に市民の皆さん、いろんな機会を通じまして説明もし、それから平成25年3月議会で三隅火葬場への統合の方針をお示ししたということについては承知いたしております。 ただ、9月議会、それから本議会でも申し上げておりますけれども、市民の皆さん、必ずしもご理解、まだまだ十分ではない点もあるし、それから特に本議会で担当部長からご答弁申し上げましたけれども、葬祭事業者さんのご意見を伺ったところ、三隅火葬場に統合するのであれば施設規模の見直しが必要だということで、この今試算もしておるとこでございます。 こういった試算結果等を踏まえた上で、今後どうするのかにつきまして改めて皆さんとご協議をさせていただきたい。決して今の段階で方針を変えたとか、撤回したとかということではございませんで、まだまだ詰めないといけない、あるいは試算すべきところがあるということで、今それをさせていただいてるとこでございます。 その結果を踏まえまして、必要でありましたら改めて関係団体、あるいは市民の皆さんに丁寧な説明、ご理解をいただく必要があると、このように考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 私はあの計画のもとで三隅の火葬場をもう少し整理しなければならないということが起こったとすれば、今のような考えで結構だと思います。 ただ、それは計画を超えて浜田火葬場の大規模修繕も視野に入れて試算に踏み出されるわけですから、私は一定の整理が必要だということを言わせていただきました。 問答になってもいけませんので、どこかでそういった形で整理をしていただければ前に進みやすいんではないかという思いでこの質問をさせていただきましたが、この点は整理できなかったように思いますが、この議会中、まだございます。考えていただきたいと思います。 それでは、(3)のふるさと寄附条例の一部改正以降の現況と今後についてを伺わさせていただきます。 けさ、担当課のほうに伺ったら、昨日13億円の寄附を超えたということを伺いまして非常に頑張っておられる中で、もう少し整理できるものは整理したいなという思いで質問をさせていただきたいと思います。 ふるさと寄附条例の一部改正以降の事業区分縮小に伴う寄附者の使途の指定状況、金額、割合と条例の一部改正の目的、理由に沿った傾向になっているのか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 財務部長。 ◎財務部長(塙邦彦) まず、先ほど言われましたようにふるさと寄附、非常に順調で、昨年を大きく上回る金額で、補正で目標にしておりました今13億円に届いております。 非常に私ども驚いておりますが、その中でご指摘ありましたように、今年6月に改正をいたしまして、7月の初めから11月11日現在まででふるさと寄附がその間、約6億2,000万円規模で集まっております。結果的に、この6億2,000万円全部積み立てをできるわけでございません。この中で返礼品といわれる特産品等々ございますし、それから販管費と一般的に言われてますそういった宣伝広告費とか、そういったものがございますので、それを差し引いた金額が、これが積立金額に相応する金額と考えておりますが、それが約3億1,000万円程度、厳密に言うと細かく言うと3億700万円という数字が出ておりますけども、これはまだ正確な数字ではございません。まだ変動いたします。 この約3億1,000万円の数字の内訳を申し上げますと1号から5号までございますので、1号が伝統芸能で2,300万円で割合が7.3%、2号が自然環境、歴史文化で6,600万円で21.6%、3号が高齢者福祉で5,600万円で18.4%、4号が青少年健全育成で約6,000万円で19.4%、5号、これが改正点の一つでございましたが、市長が必要と認める部分で約1億200万円ということで33.3%でございます。確かに、ここの第5号の部分を低減するということが一つの目的、理由にしておりました。しかしながら、実は7号あったもの、七つの寄附項目があったものを五つに縮減することによって選びやすくするということで、この低減を図るということを使っておりますので、その意味でおいてある程度の目的を果たしているんじゃないかと。ちなみに、改正前が大体三十五、六%ございましたんで、今いう第5号のその他で市長が認めるところというところが数字が一番大きい割合がございましたが、それよりも低減は図られておりますので、一定の成果、効果はあったと考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 低減のほうはわずかですけども、出ているようですんで、それは結構なことだと思います。 割合の低減比率は、本来いつといつの比率がふさわしいのかということもありますけれども、1点再質問させていただきたいのは、当時の目的、理由の条例改正のときですね。最後のところに寄附金の意義を明確にするためとつながって最後のとこにあります。この寄附金の意義ということについては、どう我々は捉えればいいでしょうか。 ○議長(西田清久) 財務部長。 ◎財務部長(塙邦彦) ふるさと寄附のそもそもの目的が、その市に対してこういった事業をしてほしいと、具体的な市の行政サービスの中でいろいろございますが、そういったものに寄附者の方がそういう項目を選んで寄附をしていただくと。ふるさと寄附の条例の中に目的を具体的に上げております。寄附者の方が要約して説明させていただくと、寄附者の方が浜田市に対する思いを実現化すると。それは個性豊かな活力あるふるさとづくりに資すると書いてありますので、そういった目的である程度、選びやすさも必要かと思います。 もう一点、昨年全国一位になりました、約14億円、15億円集めました平戸市はたしか項目がふるさと寄附の項目が3項目だったと思います。それから、第2、第3位の上士幌町は2項目しかございません。ある程度、選びやすくして、選択をしやすくさせるということも非常に重要な項目の一つだと考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 次のところでまた伺わさせていただきたいと思います。 条例の一部改正の目的、理由で示されたその他市長が必要と認める事業の区分に対する寄附金の割合の低減を図りというのは、条例にうたわれておりませんので、先ほど説明にもありますように、私はそう問題にする必要はないんではないかとは思っておりますが、先ほどの寄附の実績も上がっている中で、その改正時の目的、理由を訂正すれば、ここはもう問題にならないんではないかと思うんですけれども、その考えについてお伺いいたします。
    ○議長(西田清久) 財務部長。 ◎財務部長(塙邦彦) 理由、目的は一応いろんな形で上げてあります。それが全て正確にそれが条例の中身と接しているかというと、全てがそうではないと思っています。あくまで条例の中身をきちっと目的を持って精査すると、それによって寄附者の方が正確に寄附をしていただけるものにしていくというのが一番重要と思いますので、江角議員さん言われることも確かにそういう判断はできると思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 私、大事だなと思うことは、ふるさと寄附条例の第1条、さっきも関連するんですけれども、寄附者の浜田市に対する思いを実現すると。そしてまた、ふるさと応援基金条例の第1条では、寄附された寄附金を適正に管理し運用することを目的に云々とあります。したがって、寄附者がその他目的達成のために市長が必要と認める事業を指定されれば、それも寄附者の思いであり、大切なのはその寄附を適正に管理し運用することではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(西田清久) 財務部長。 ◎財務部長(塙邦彦) もう江角議員さんのご指摘のとおりでございます。そのため6月の基金の積み立てのときに議会のほうでそれを審議していただいて、具体的な計画もお示しすることになっております。 今集まってる金額、かなりの金額が集まっておりますが、この金額は来年の3月までの金額を集めまして、出納整理期間2カ月ございます。その後の6月議会で具体的な積立金額をお示しすることになります。そういった流れがございますので、もうご指摘のとおりでございます。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 大分見えてきましたので、余り再質問で議論を交わしたくはないんですけれども、私、補正も含めて予算決算提案のところで今後は今五つの内訳になったんですけれども、そういった区分に幾らの基金額があって、予算のどの区分からどの事業に幾ら充てるのかと、充てたのかということがわかるように提案もしくは報告することが、先ほどの関係からいっても大事だと思っております。 そのためには、一つの案だろうと思うんですけれども、もう13億円や20億円、どこに届くかわかりませんけど、それだけ大きな基金になるとすれば、もう特別会計でもいいんではないか。そうすると入りと出が非常にわかりやすくなるんではないかと思いますが、この点を伺って次の質問に行きたいと思います。 ○議長(西田清久) 財務部長。 ◎財務部長(塙邦彦) そうですね、ご指摘いただいてそうですね。一般会計の中でいくと、一般会計の中での説明になってしまいますので、他項目と一緒になりまして、少しわかりづらい点もあるかと思います。今、特別会計というのは、国民健康保険を筆頭に10の項目があるかと思いますが、国民健康保険が約80億円ぐらいだったと思いますが、かなり大きな規模になってます。あとの特別会計では金額はそんなに大きくありません。ほんの数億円とか、数千万円とか、駐車場会計みたいに数千万円単位とか、それからいいますと今言われるようにふるさと寄附が十数億円、仮に15億円とかいきますとかなり大きな金額になりますので、それを明確にするという意味合いでも一つ一考する必要はあるかと思っております。私が最終的に判断するわけにはいきませんが、内部的にいろいろこう吟味してみまして、この部分が一般会計の中の予算で膨らんでまいりますので、その意味でおいて今後検討する課題かと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) ぜひとも入りと出がわかりやすくするためにも、ご検討をお願いしたいと思います。 次の大きな二つ目の項目に入ります。鉄道にかかわる要望とまちづくりについてです。 現在、浜田市地域公共交通再編計画案が示され、まず最初に浜田市の公共交通の現状と課題で、鉄道については冒頭と持続可能な公共交通体系の構築でわずかに記されているものの、市域を超えた公共交通だからでしょうか、他では触れられておりません。高速道路と同様に鉄道が生活圏域だけでなく、全国につながっていることは、市民生活や経済活動にとって重要であることにとどまらず、遠距離移動と広域の人的交流を可能とする意味においても重要な公共交通機関であります。 また、まちづくりの根本的な基盤であり、駅はそれぞれまちの玄関と言われます。こうした観点から質問にあわせ、提言もさせていただこうと思います。 まず、(1)の電化の整備やハイブリッド車両の導入要望について伺います。 JRで県東部の松江市や出雲市を走る特急列車の本数と出雲以西を走る特急列車の本数の違い及びその要因をどのように把握されているか、伺います。 ちなみに、山陰本線の益田駅、萩、長門市駅間には特急や快速の定期列車は本線ですけれども1本も走っておりません。調査の状況を教えていただきたいと思います。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 島根県内の特急列車の運行本数につきましては、出雲以西が上下線合わせて1日14本であるのに対しまして、出雲以東では上下線を合わせまして1日46本となっており、西部は東部の3分の1ほどの本数になっている状況でございます。 この要因につきましては、以前岡山駅から益田駅まで運行されていた特急やくもが、1982年に電気車両に転換された際に出雲駅どめになったことが大きく影響していることから、西部における山陰本線の電化整備の遅れが、このような状況を生んでいる要因の一つであると認識をいたしております。 また、益田駅以西の山陰本線におきましては、小倉駅から益田駅まで運行されていました特急いそかぜが2005年に廃止されて以降、特急列車が運行されていない状況ではございますが、この特急廃止の理由につきましては利用者の低迷によるものと伺っているとこでございます。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 1998年までは浜田と東京間で特急の寝台夜行も走っておりましたが、これも廃止になりました。 次の質問に移りますけれども、出雲市以西の電化整備もしくはハイブリッド車両の順次導入をJR等へ県西部を挙げて要望すべきではないかと思います。 同時に島根県、山口県の要望となるよう働きかけるべき事案だと考えますが、浜田市の姿勢を伺います。 そのことを通じ、出雲市以西の利便性向上と東西格差の是正を図るべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 浜田市では、萩・石見空港の利用促進や山陰自動車道の全線開通にも力を入れておりますが、あわせてJRの鉄道路線も市民の皆さんにとって市民生活や全国につながる交通手段として重要な公共交通機関であると十分認識をいたしているとこでございます。 このようなことから、現在山陰高速鉄道実現に向けた会議への参加も行っているとこではございますが、今後も鉄道路線の衰退を招くことのないよう出雲市以西の自治体と足並みをそろえ、島根県とも連携をとりながら必要に応じ、島根県鉄道整備連絡調整協議会等を通じてJRへの要望を行ってまいりたいと思います。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 私も議会へ出ましてから飛行機も頑張らなきゃいけない、高速道路もつくってもらわなきゃいけない、浜田道ももっともっと利用して2車線化を目指さなきゃいけないという中で、なかなか鉄道ということが少しトーンが下がってきたんではないか。しかし、ここのところの要望はしっかり続けていかなければ、後のところでも触れますけれども、後々大変なことになるんではないかとの思いであります。 1960年代の後半に、この県西部の過疎化に対し諦めてしまうことを心の過疎と表現された国会議員がおられます。ハイブリッド車が導入されれば、電化は必要ないと思われます。今度走ります豪華列車の瑞風ですけれども、これはハイブリッド車だと聞いております。過疎に住む私たちも要望してもいいんではないかと思います。調査、要望を諦めないで続けてもらうと、続けるというこの姿勢について、もう一度伺ってこの質問を終わりたいと思います。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 今、江角議員さんからありましたようにハイブリッド車両というのがJR西日本やJR東日本でも製造され、運行されているという状況を聞いております。このような車両が使えれば、電化してるとこ、電化してないところも通過できるということでございますんで、こういうことも含めて、とにかく出雲以西の鉄道がこれ以上寂れないように、利用促進も含めて行わなければいけないとは思いますけども、先ほども申しました鉄道整備連絡協議会等を通じて、また要望等を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) しっかり頑張って、この本線も守っていかなければならないと思っております。 次の(2)のJR三江線維持の連携と山陰本線の活用について伺います。 現在、JR三江線の廃止が持ち上がっております。浜田駅発着で江津駅を経由した三江線列車もあることとあわせ、廃止となれば鉄道部が浜田にあることからJR職場及び関連会社の市外移転や統廃合につながる可能性があり、浜田市とって人口減少に歯どめをかけようとする総合戦略の実施過程で雇用機会の喪失、さらなる人口減少を招くことになりかねません。 浜田市の姿勢を示し、存続に向け、沿線自治体や県としっかり連携していく必要があると思いますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) JR三江線につきましては、JR西日本から沿線自治体に対し、廃止も視野に入れた公共交通のあり方を検討したい旨の説明が行われたと伺っており、現在沿線自治体の動向を注視しているとこでございます。 一方で、議員ご指摘のとおりJR浜田鉄道部への影響が懸念されることから、JR浜田鉄道部へ状況確認に伺いましたが、まだ廃止を含めた検討段階であり、具体的な影響についての明言は避けられたとこでございます。 浜田市といたしましては、これまでも沿線自治体と協力体制をとっており、県西部の重要な鉄道路線でありますJR三江線についても沿線自治体や県とさらなる連携強化を図りながら取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 2000年に鉄道事業法が改正施行されまして、端的に言うと鉄道事業者が廃止を届ければ原則1年後に廃止ができるようになりました。一方で、規制緩和ですから、参入しようと思えばこれも自由にできるようになったんですけれども、この地方で鉄道に参入するなどということはなかなかないわけですけども、このことからいいますとJR西日本の社長が記者の質問に答えて、今後この三江線のケースが他のモデルケースになると、こういうふうに言われております。となると、木次線も出雲以西のこの山陰本線も山口線も例外ではなくなってまいります。したがって、この三江線維持、先ほどの質問の東西格差を解消するための頑張り方が将来へ影響すると私は思いますので、ぜひ雇用問題を含めしっかり対応していただきたいと思います。具体的にアクションを起こすお考えがあるか、この点だけ再質問させていただきます。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 先ほども答弁申し上げましたように、このことは沿線自治体ではなく、江角議員さんからもありましたように浜田駅を発の三江線乗り入れ列車や逆に三江線から浜田駅に来る列車もございますので、三江線が廃止になった場合、この列車の存続についても非常に私ども危機感を持たなければいけないと思っております。 このような観点から、先般この報道発表があった後、すぐに職員がJR鉄道部に行ったわけでございますが、詳細なまだ情報の回答はいただいておりません。しかしながら、今後もできるだけ機会を見ながら鉄道部に出向いていろいろ情報収集をしたり、また必要な要望行動を行ったりして、沿線自治体の皆さんと一緒になって連携して、今後これ以上のまた地域の過疎化が進まないように、鉄道は必要なものだということを十分認識しながら取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) それでは、②の質問に入らせていただきます。 取り組まれております浜田と萩間の食事つき観光列車の運行構想について、交通政策基本法のまちづくりの観点からの施策の促進だとか、地方公共団体の施策がうたってあるわけですけれども、こういったことも踏まえて、JRのほうは地域共生企業という理念を掲げておられますので、ここへ要望し続け、連携と協働の促進によって、この実現を目指す必要があると思いますけれども、現況と課題、今後の取り組みについて伺います。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 浜田市、益田市、萩市、長門市からなる4市長会議では、本年2月にJR西日本米子及び広島両支社に対し、食事つき観光列車の車両確保やその改造及び運行について要望活動を実施したとこです。 JR西日本としては、改造用の空き車両がなく、採算性も不透明なこともあり、当面の運行は困難との回答をいただいたところです。 その後、8月に開催された4市長会議においては、要望活動の結果を受け、4市担当者や民間関係者も含めて研究を行い、引き続き食事つき観光列車の運行に向け、協議を進めることとしております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 山陰本線の出雲以西や今申し上げました益田、萩間の列車本数が非常に、特急ですけれども、少ないということは冒頭の質問でも申し上げましたし答弁もありました。 そうした中で、この浜田、萩間に観光列車を走らせようというのは、先ほども申し上げましたように将来を考えた場合にも大切な発想だと私は思います。しかし、答弁は難しそうなJR側の回答のようであります。 そこで、提案なんですけれども、浜田鉄道部には120系車両といいまして、三隅のゆうひパーク近くの海岸沿いを走るなつかしの国石見としてポスターに使われている車両でありますけども、この浜田鉄道部にこの車両を簡易なお座敷列車に仕立て、石見路というプレートをつけた車両があります。まず、この車両を活用して、浜田、萩間のイベント臨時列車として実績をつくった上で、まず実績をつくることが、この車両を活用して、必要なんではないかと思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 今、議員ご提案のお座敷列車ですが、私も以前、10年余りになると思いますが、江角議員ご尽力されましたお座敷列車、浜田駅で見送ったことを思い出しました。今、ご提案のありました石見路ですね。ぜひ、この活用ができるかどうか、一生懸命、JR西日本とも協議させていただいて、関係市町村ともお話をさせていただきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 食事つきにこだわらないで、あるいは浜田と萩間だけの運用ということを考えないで、ジョイフルトレーン、イベント列車のようですけれども、こういったものがさまざまあります。JRの西日本会社の、先ほど部長が言われた列車、当時本格的なお座敷列車があったんですけども、これも老朽化で廃止になったわけですけれども、この山陰の中で使えるような車両を先ほど言った実績をつくりながら要望していく、少し時間が必要かもわかりませんけれども、そういった説得力を持った要請が必要だと思うんですけれども、そのお考えを伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) JR西日本の方からもこちらの浜田、長門に係る景観のよさというのは、非常に評価もいただいとるとこでございます。議員ご提案のありましたこの石見路という車両、2年ほど前ですか、走ったことも伺っておりますので、使い勝手はいいんだろうと思っております。これの活用について関係市町村及びJR西日本と協議をさせていただきます。 ○議長(西田清久) 市長。 ◎市長(久保田章市) 今、ご提案聞いておりまして大変心強くというか、いいアイデアをもらったと思っております。 この食事列車につきましては、4市長会で私のほうからご提案をさせていただいたものでございます。JRの米子であったり広島であったり、私も直接陳情に伺いました。先ほど部長が答弁しましたようになかなか種車がないとか、難しいという今ご回答を得てるところでございますが、今議員のほうから足元にというか、浜田にそういった列車があるじゃないかと、大変勉強不足だったんですけど存じ上げませんでして、何とかこれ使えないかということを協議してみたいと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 担当課長さんのほうには、これお渡ししておりますので、また参考にしていただきたいと思います。 それでは、次の(3)の今福線遺構資源の活用促進についてであります。 言葉だけではわかりにくいので、パネルも参考にしていただきたいと思います。A4の縮小版もご覧ください。 昼休みに森谷議員のほうから、自分のパネルとこのパネルを比べて恥ずかしくないかという冗談めいた、本気めいた指摘をいただいたんですけども、改めてみましてなかなかいい味が出てるんじゃないかと思っておりますが、参考にしていただければと思います。 未成線である今福線に関しましては、17年前の1998年9月定例市議会の一般質問で取り上げました。質問内容は、今福線用地の市への移管状況、安全対策、今後の用途についてでありました。この今福線の観光資源活用事業は、地方創生先行型の交付金対象にならなかったという報告がございました。広島と浜田を結ぶ広浜鉄道としての位置付けを県境を越え、連携しながら打ち出し、さらなる整備と案内役団体等、活用に向けた受け皿づくりが必要ではないでしょうか、その考えをお伺いします。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 広浜鉄道今福線の遺構資源活用につきましては、今年8月に開催しました広浜鉄道今福線を生かすシンポジウムを前後し、その有効活用に取り組んでいるところです。 今年度は、安全対策及び案内対策として看板の設置や支障木の伐採、侵入防止柵の設置などを実施してまいりました。 旅行会社によるツアーや地元団体が行う見学会等も数多く開催され、今福線を訪れる観光客等の増加に向け、確かな手応えを感じているところです。 県境を越えた連携につきましては、今後関係団体等とも検討してまいりたいと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 地方創生の先行型の交付金対象にならなくて、今回補正でまた出ておるわけですけれども、この理由が広域の事業でなかったということが言われたと思うんですけれども、不採択の理由ですね。今後は、もうこれは幾ら広域の事業だと頑張っても採択ということにはならない環境なのかどうか、この点を伺っておきたいと思います。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 現在、私ども担当の部署等から伺っとるところでございますが、これ今後の地方創生交付金の内容について、現時点ではまだそこまでの詳細がきちっと示されておりません。それで、広島側との地域間連携、これについては当然視野に入れて、この交付金の公募、そういったところに備えて採択されるような申請の準備はきちっとしておきたいと考えているとこでございます。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) そのためにも再々質問をさせていただきたいと思うんですけれども、この広浜鉄道につきましては、瀬戸内海側の広島市と日本海側の浜田市を結ぶ計画で、広島県側は山陽本線の横川駅から可部線まで1911年までに開業をしたと言われております。1936年に国有化のもとで国鉄可部線になって、1969年に三段峡駅まで開業したということになっております。しかし、2003年に可部線三段峡駅間、46キロですけれども、廃止がされました。しかし、可部駅側から2駅だけ電化で2017年に延伸されようとしております。一方、浜田側からは三段峡駅を目指したわけですけれども、このパネルにも示しておりますように旧線、古いほうの線が下府から書かれておりますけれども1993年に、それから新線のほうは浜田駅からですけれども、1969年から工事が進められたものであります。1974年には今福から三段峡駅間の工事許可が出ましたけれども、1980年に廃止決定がされたもので、したがって浜田側、島根県側は列車が走ることなく廃止になった、中止になったわけであります。先ほどのように広島側は三段峡駅まで列車が走っていて、可部線が廃止になったことから遺構も当然残ってあります。そして、広島側から今福線遺構を見に来ていただくためにも、地方創生のところで採択されるためにも、広域連携が必要だと思いますけれども、もう一度いかがお考えか、伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 地域政策部長。 ◎地域政策部長(砂川明) 今ありました広島市側と浜田市の連携をやって、これを生かせばというご提案でございます。今回の総合戦略の中にも盛り込んでおりますように、現在広島市、それからお隣の邑南町、浜田市の3市町連携により、観光戦略も今後進めていきたいと思っております。直接邑南町は、この沿線にはかかわっておりませんけども、一緒に集客を広島エリアからするということでは、今共通の思いを持っておりますので、今議員ご提案がありました、また広島市と邑南町との協議の中にも、このことを盛り込みながら、また地方創生の新たな観光戦略の一つとして、これが採択してもらえるように取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) もう一つですけれども、今後の整備方針、旧線と新線、パネルでいいますと青線と赤線が交わっている部分があります。この浜田市内側、手のマークをつけておりますけれども、今ここは安全対策ということで柵がしてありまして、鍵がかかっております。入れないようになっておりますが、したがって、ここを見ようとしますと市または案内役といいますか、そうした関係者の皆さんがどうしても存在が必要になってまいりますけれども、受け皿の育成、管理についての考えについて伺いたいと思います。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。確認してください。 ◎産業経済部長(中村俊二) 大変申しわけございません。 議員がおっしゃいましたように今現在、こちらの受け入れのための体制整備、それと環境整備を急いでやらなければならないというとこでございます。 それに対して、今広域のお話もあわせまして、広域的な観点も含めていろんな観光客、誘客の方、市民への案内も含めまして、そういった環境整備、案内整備、受け皿整備、そういったところを充実させていかなければならないと思っております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 大変すみません、わかりにくくて。 それじゃ、次のところなんですけれども、今福線の遺構についてはいろいろ市のほうも努力されてマップがございます。中でもパネルのところに印をつけておりますけれども、佐野町の4連アーチ、おろち泣き橋や新線と旧線が交差してまだ残っております。こういった光景については、土木遺産の関係もありますし、また歴史や政治に翻弄された新旧ルートと建造物が残る珍しい景観であり、歴史的珍百景に値するような存在だと思いますけれども、今後もこういったところに情報発信をしていただいて、さらに注目を浴びながら整備促進を図っていただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 広浜鉄道今福線佐野地区のおろち泣き橋から聞こえるおろちの泣き声は大変ユニークであり、また新線、旧線交差地点は、全国でも珍しい未成線が重なるポイントであり、議員がおっしゃるような歴史的な珍百景にふさわしい存在であると思います。 このような他にない価値をPRすべく、これまで新聞やテレビを初めとするマスコミを中心に雑誌や機関紙も含め、市内外への情報発信を積極的に行ってまいりました。これらの鉄道遺構には、土木技術的な価値はもとより、当時工事にかかわった人や地域の人の記憶や思いなども伺っておりますので、景観的な価値とあわせて発信することにより、より一層効果的なPRができるものと考えております。 今後の資源活用につきましては、受け皿となる組織体制を整備し、発信力のあるメディアの活用や住民参加を促すようなイベントを開催するなど資源活用の機運を高めながら、より効果的な情報発信に取り組み、交流を促進してまいります。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 時間がありませんので、最後の(4)の浜田駅周辺のまちづくりについてお尋ねします。 今福線の関係については説明をいたしました。浜田駅を起点としての新線のほうは、佐野町に向けて4キロメートルの佐野トンネルを掘る計画だったと言われております。起点であった浜田駅前にこうした未成線である今福線の案内板掲示を含めて、これまで神楽、どんちっちタウンづくりをさらに推進する考えについて、先ほど言われましたおろち泣き橋もあります。そういった周辺のまちづくりのテーマとマッチしていると思いますので、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。 ○議長(西田清久) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(中村俊二) 今福線の案内看板も含めたどんちっちタウンづくりの推進についてでありますが、どんちっちタウンは、浜田駅前において地元商店街の皆さんが石見神楽をテーマににぎわいづくりを進められており、市民や観光客にも大変親しまれております。 一方、今福線新線は、浜田駅を起点として計画され、旭町丸原地区までの間、トンネルや橋脚等の遺構が点在しております。これら今福線の歴史や経緯、マップなどを記した案内板を掲げ、広く訪れる方に知っていただくことは大変有意義なことであり、どんちっちタウンのにぎわいづくりにもつながるものと考えます。 浜田駅舎は市の所有でもありますので、今後JR浜田鉄道部とも協議し、今福線のPRについて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 最後です。②のロードマップに掲げられている浜田駅周辺整備の基本計画づくりの進捗状況について伺います。 浜田駅周辺を境港市の、先日亡くなられましたけども水木しげるロードのようなどんちっちタウンロードとしてこれまで以上に人々が歩きながらめぐることができる浜田駅周辺ゾーンのにぎわいを醸し出していく考えはないか、お伺いいたします。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) ロードマップ掲げました浜田駅周辺整備につきましては、君市踏切周辺の南北道路の整備計画とその周辺におけますにぎわいゾーンの創出について掲載しているものであります。 南北道路につきましては、現在測量調査をもとに計画を策定中でありまして、道路以外の土地利用に関しても道路計画策定により道路の形状、面積が確定した後に検討することとしております。 浜田駅前のアーケード通りにつきましては、先ほども産業経済部長が答弁しましたように地元商店街によりましてどんちっちタウンとして門型アーチや神楽の石像、パネルが設置されており、駅前広場には神楽のからくり時計も設置されております。 また、浜田橋から鏡山大橋にかけての川沿いにはおとぎ話を題材とした絵陶板を、田町アンダー道路の歩道壁面には市内小・中学校から募った絵を陶板にしたものを設置しております。これらの既にある観光素材なども活用し、議員ご指摘のとおり歩いてめぐるコースとして駅周辺に人を呼び込む方策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 中期財政計画には、この事業に3カ年で7億円つけられておりますけれども、大まかな内訳についてお伺いしたいと思います。 ○議長(西田清久) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(下垣博史) 中期財政計画に載せておりますこの度の浜田駅周辺整備、7億円ということで計上させていただいております。この内訳ということでございますが、用地費とか測量設計、それから補償費、これは建物移転、それから水道、ガス、電柱の移設等を含めたもの、これらが4億4,500万円、それからあとは道路工事です。JR委託を含めた道路工事、工事関係が2億5,500万円、合わせて7億円ということになっております。 ○議長(西田清久) 江角議員。 ◆21番(江角敏和) 時間がありませんので、この点はまた今後議論させていただきたいと思います。終わります。 ○議長(西田清久) 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会します。大変ご苦労さまでした。            午後4時49分 散会        ──────────────────────────...