松江市議会 > 2021-03-18 >
03月18日-05号

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  1. 松江市議会 2021-03-18
    03月18日-05号


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    令和 3年第1回 2月定例会    令和3年第1回松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 令和3年3月18日(木曜日)午前10時開議 第1 議第1号議案~議第60号議案、承認第1号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第2 同意第1号 松江市教育委員会教育長任命について    (提案説明、採決) 第3 同意第2号 松江市教育委員会委員任命について    (提案説明、採決) 第4 同意第3号 松江市教育委員会委員任命について    (提案説明、採決) 第5 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について    (採決) 第6 議員提出議案第1号 専決処分事項の指定についての一部改正について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第7 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症に関する意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第8 議員提出議案第3号 新型コロナウイルス感染症に対するワクチンを希望する世界中全ての人に接種できるための施策を政府に求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第9 島根原子力発電対策特別委員会調査報告について    (委員長報告・質疑) 第10 総合交通対策特別委員会調査報告について    (委員長報告・質疑) 第11 新庁舎建設特別委員会調査報告について    (委員長報告・質疑)────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第1号議案~議第60号議案、承認第1号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 同意第1号 松江市教育委員会教育長任命について (提案説明、採決) 同意第2号 松江市教育委員会委員任命について (提案説明、採決) 同意第3号 松江市教育委員会委員任命について (提案説明、採決) 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について (採決) 議員提出議案第1号 専決処分事項の指定についての一部改正について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症に関する意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第3号 新型コロナウイルス感染症に対するワクチンを希望する世界中全ての人に接種できるための施策を政府に求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 島根原子力発電対策特別委員会調査報告について (委員長報告・質疑) 総合交通対策特別委員会調査報告について (委員長報告・質疑) 新庁舎建設特別委員会調査報告について (委員長報告・質疑)────────────────────────────────────────出 席 議 員(33名)    1 番   河  内  大  輔    3 番   細  木  明  美    4 番   太  田     哲    5 番   田  中     肇    6 番   米  田  と き こ    7 番   三  島  伸  夫    8 番   岩  本  雅  之    9 番   新  井  昌  禎    10 番   野  津  照  雄    11 番   長 谷 川  修  二    12 番   柳  原     治    13 番   吉  儀  敬  子    14 番   橘     祥  朗    15 番   野  津  直  嗣    16 番   野 々 内     誠    17 番   森  本  秀  歳    18 番   貴  谷  麻  以    19 番   川  島  光  雅    20 番   石  倉  徳  章    21 番   田  中  明  子    22 番   畑  尾  幸  生    23 番   吉  金     隆    24 番   南  波     巖    25 番   津  森  良  治    26 番   森  脇  勇  人    27 番   宅  野  賢  治    28 番   川  井  弘  光    29 番   篠  原     栄    30 番   三  島  良  信    31 番   三  島     進    32 番   立  脇  通  也    33 番   比  良  幸  男    34 番   森  脇  幸  好───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠     員(1名)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    角     清  司  次長      福  島  恵 美 子  議事調査課長  錦  織  靖  浩  書記      仲  田  雅  彦  書記      古  川     進  書記      門  脇     保  書記      月  森  致  子  書記      矢  田  英  之  書記      池  田  真 理 子  書記      山  根  広  大───────────────────────説明のため出席した者  市長      松  浦  正  敬  副市長     能  海  広  明  副市長     星  野  芳  伸  副市長     平  林     剛  政策部長    藤  原  亮  彦  地域振興事業推進部長          足  立     保  総務部長    講  武  直  樹  総務部次長   小  村     隆  防災安全部長  永  田  明  夫  財政部長    山  内  政  司  産業経済部長  山  根  幸  二  観光振興部長  高  木     博  市民部長    水     研  二  福祉部長    湯  町  信  夫  健康部長    小  塚     豊  子育て部長   舩  木     忠  環境保全部長  高  橋  良  次  歴史まちづくり部長          須  山  敏  之  大橋川治水事業推進部長          永  島  真  吾  都市整備部長  安  達  良  三  消防長     堀  江     剛  教育長     清  水  伸  夫  副教育長    早  弓  康  雄  副教育長    大  谷  淳  司  上下水道局長  川  原  良  一  ガス局長    渡  部  厚  志  交通局長    三  島  康  夫  市立病院院長  紀  川  純  三─────────────────────── 〔午前10時13分開議〕 ○議長(森脇幸好) これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 議第1号議案~議第60号議案、承認第1号      (委員長報告・質疑、討論、採決) ○議長(森脇幸好) 日程第1、議第1号「鹿島公共用施設維持修繕基金条例の一部改正について」から議第60号「令和3年度松江市病院事業会計予算」まで議案60件及び承認第1号「専決処分の報告について」を一括して議題といたします。 各委員会における審査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 三島伸夫総務委員長。 〔7番三島伸夫議員登壇〕 ◆7番(三島伸夫) おはようございます。総務委員会の報告をいたします。 今期定例会において総務委員会に付託となりました議案16件につきまして、3月5日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第3号「松江市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、押印廃止に伴い条例改正が必要となるものは、今期定例会において提案している本議案及び議第14号議案の2件のみである。押印が定められている書類はほとんどが規則や要綱に定められているもの、もしくは法令に基づくものであり、現在、行政改革推進課を中心に順次見直しを図っているところである。 服務の宣誓書は、職員の自覚を促す意味合いでの手続であるため、押印廃止ができるものと判断したものであるなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第3号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第5号「松江市事務分掌条例の一部改正について」は、公園及び緑地保全に関する事務を、歴史まちづくり部から都市整備部へ移管するもので、質疑に対し、執行部より、公園緑地に関して計画を中心に担う部署と整備や維持管理を中心に担う部署が異なることとなるが、道路や河川に関する計画や整備などの場合と同じく、しっかりと連携体制を組んでいきたいと考えているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、効果的な事業の進捗のために必要であり、賛成であるが、計画から実施に至る部局間の連携はしっかりと取っていただきたいとの意見がありました。 採決の結果、議第5号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第28号「和解について」及び議第29号「和解について」は、いずれも令和2年9月議会において議決された損害賠償債権に係る訴え2件について、裁判所から和解案を提示されたもので、議案2件は一括議題といたしました。 質疑に対し、執行部より、当該債権は財産調査権を有しないため、これまで資力の把握が困難であったが、裁判の過程において様々な資料を提示されたことにより、相手方の資力の把握ができており、今回の和解によって生活困窮に陥る状況ではないことも確認している。 訴訟費用の負担については、それぞれにかかった経費を各自が負担することになっているなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第28号及び議第29号はそれぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第30号「包括外部監査契約の締結について」は、地方自治法の規定により中核市に義務づけられている包括外部監査契約を締結するもので、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第30号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第31号「松江市才・軽尾辺地総合整備計画を定めることについて」は、市道才軽尾線については、平成17年度に計画を立て、地権者交渉を終えているにもかかわらず、いまだに道路ができていない。社会資本整備総合交付金が満額交付されないなど、交付金や起債を充当する際の判断や、計画策定時の見通しの甘さがあるのではないかとの質疑に対し、執行部より、御指摘のとおり社交金の交付額に応じて事業が遅れている面もあるが、埋蔵文化財の発掘の影響や地形が急峻で大型重機が入らなかったとも聞いている。林道の開通により利便性が改善されたこともあり、今後3年間で事業完了の見込みを立てたところである。 財源は有利な補助金等を活用するとともに、財政健全化の状況なども見ながら総合的に調整を図っている。市道才軽尾線については、今回の計画期間内で完了するよう、しっかり予算措置をしていきたいとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第31号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第37号「令和2年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」については、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第37号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第1号「鹿島公共用施設維持修繕基金条例の一部改正について」、議第2号「松江の文化力を生かしたまちづくり条例の制定について」、議第4号「松江市報酬費用弁償支給条例の一部改正について」、議第6号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」、議第22号「財産の無償譲渡について」、議第25号「財産の取得について」、議第38号「令和2年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第2号)」、議第39号「令和2年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議第41号「令和2年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計補正予算(第1号)」、以上の議案9件については、質疑、意見ともなく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 米田ときこ教育民生委員長。 〔6番米田ときこ議員登壇〕 ◆6番(米田ときこ) おはようございます。今期定例会において教育民生委員会に付託となりました議案8件につきまして、3月5日、8日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第8号「松江市指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について」の質疑で主なものは、新型コロナウイルス感染症の対応も含めた業務継続計画(BCP)を市内の各障がい者福祉サービス事業所は策定しているのかとの質疑に対し、執行部より、国のほうからも業務継続計画の策定について市内事業所に対し、何度か通知されており、市としてもその都度依頼はしている。 業務継続計画策定状況については、昨年、市内事業所に対し調査を行ったが、コロナ対応も含めた計画を立てている事業所は一部であり、多くの事業所は未策定、策定中であった。 今回の条例改正により、業務継続計画の策定等が義務化されることとなったため、市内各事業所に対し周知徹底を図ってまいりたいと考えている。 次に、条例改正により指定障害福祉サービス事業者の一般原則の規定において、「責任者を設置する等」が削除され、「講ずるよう努めなければならない」から「講じなければならない」となったが、規定としては厳しくなったのかとの質疑に対し、執行部より、この規定では従業者に対し、研修を実施する等の措置を義務化したことにより、体制がより明確になった。したがって、規定としては改正前より厳しくなったものと理解しているなどの質疑に対する答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第8号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第10号「松江市介護保険条例の一部改正について」の質疑で主なものは、今回の保険料改定により令和3年度から介護保険料が上がる方は何割ぐらいおられるのかとの質疑に対し、執行部より、第8期の保険料の基準額自体が上がるので、65歳以上の1号被保険者の介護保険料が第7期よりも上がるということになる。 次に、今回保険料を軽減するために、介護保険事業財政調整基金を2億円取り崩して6,500円台に抑えることができたが、第9期の見通しについてはどうかとの質疑に対し、執行部より、後期高齢者の人口増加に伴い、要介護認定率が上昇し、介護給付を受ける割合が増加してくるため、さらに介護保険料は上がる可能性が高いと考えている。 今回の第8期介護保険事業計画における介護予防日常生活支援総合事業では、事業内容の変更も行っている。要支援者の方の重度化を防ぎ、自立支援に取り組み、介護度の維持、改善で成果を出した事業者の評価を行い、インセンティブを付与するという仕掛けもつくっている。 今回の改定では、保険料が上がるのではないかと考えていたが、65歳から74歳(前期高齢者)の方の要介護認定率そのものが下がっている。こうしたことから、介護予防に取り組んでいくことにより、介護保険料の上昇を抑えていくことができると考えており、そのためには息の長い取組をしていく必要があるなどの質疑に対する答弁がありました。 討論では、意見はなく、採決の結果、議第10号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第11号「松江市食品衛生法施行条例の一部改正について」は、HACCPの義務化による松江市内の現在の状況と今後の見通しについての質疑に対し、執行部より、HACCP導入の本格化に向けた現在の状況については、島根県と共同で業種ごとのHACCP導入の手引書に関する説明会等を行っている。このほか、保健所では独自に集合研修を行い、普及啓発に努めている。 本条例は6月1日施行となるが、当面の間は立入調査時の施設点検等の機会を通じて指導助言をしながら、何年かかけて各営業施設において取り組んでいただけるような環境をつくっていきたいと考えているとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、議第11号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第40号「令和2年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」の質疑で主なものは、新型コロナウイルス感染症の影響で通所系の介護サービスの利用者が減っているようだが、現状はどうかとの質疑に対し、執行部より、コロナの影響は特に通所系の介護サービス利用控えにより、サービス費の減につながったものと考えている。こうしたことが昨年の春先からかなり報告されていたところである。 現状については、事業所のほうに感染対策を徹底して通常どおり必要とされる方にサービスが提供されるよう市からも周知している。利用の状況については、現状ではほぼ回復に向かっていると認識している。 次に、介護予防日常生活支援総合事業交付金についての質疑に対し、執行部より、地域支援総合事業については、市では新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、フレイル予防について特化したメニューもつくっており、外出を自粛している方のために自宅版「からだ元気塾」として「おうち元気塾」をマーブルで放送している。 また、高齢者の自宅に直接電話をして、生活状況を確認するなど、特にフレイル予防に関して事業を集中して行っており、事業費としては昨年と比較してほぼ同額となっているなどの質疑に対する答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第40号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第7号「松江市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」、議第9号「松江市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について」、議第12号「松江市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」及び議第46号「令和2年度松江市病院事業会計補正予算(第4号)」、以上議案4件につきましては、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 長谷川修二経済委員長。 〔11番長谷川修二議員登壇〕 ◆11番(長谷川修二) 今期定例会において経済委員会に付託となりました議案7件につきまして、3月9日、10日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第13号「松江市展示温室の設置及び管理に関する条例の廃止について」及び議第23号「財産の無償貸付けについて」の議案2件は、一括議題といたしました。 質疑において主なものとして、技術指導の体制についての質疑に対し、花卉生産振興センターの所長が、黒ニンニクの通年出荷のための温度管理や農薬の使い方など、農業全般の技術指導を行っていくとの答弁がありました。 討論で意見はともになく、採決の結果、議第13号、議第23号はそれぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第14号「松江市火入れに関する条例の一部改正について」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第24号「財産の無償貸付けについて」は、松江市が所有するホットランドやくも合同会社ホットランドやくもに無償で貸し付けるもので、質疑において主なものとして、施設修繕についての質疑に対し、施設の修繕については、ホットランドやくもで対応していただくことになる。今のところ大きな修繕が必要との協議は受けていないが、利用者の安全ということもあるので、今後も情報共有を行っていくとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第24号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第34号「指定管理者の指定について」は、松江市鹿島多久の湯の指定管理者として、鹿島町産業振興協同組合を指定するもので、質疑の後、意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第44号「令和2年度松江市ガス事業会計補正予算(第2号)」については、質疑において主なものとして、ガス収益の減についての質疑に対し、商業用については、コロナの影響をかなり受けており、大幅な減となっているが、家庭用は若干の増となっている。ただし、他燃料への切替えという状況はこれまでと変わらないので、引き続き対応策を検討していきたいとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第44号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第45号「令和2年度松江市交通事業会計補正予算(第3号)」については、質疑の後、意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 細木明美建設環境委員長。 〔3番細木明美議員登壇〕 ◆3番(細木明美) 今期定例会において建設環境委員会に付託となりました議案14件について、3月8日に現地視察、9日、10日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第15号「松江市都市計画に関する計画提案に係る規模を定める条例の制定について」は、質疑において主なものとして、令和2年4月に一部改正した松江市開発行為等の許可の基準に関する条例との関連性についての質疑に対し、執行部より、令和2年4月に松江市開発行為等の許可の基準に関する条例を一部改正し、都市マスタープラン土地利用方針生活維持の中核と定めた小中学校や駅の周辺について、0.3ヘクタール未満の宅地開発を可能とした。このたび本条例の制定をすることで、0.3ヘクタール以上の宅地開発も可能とするものであるとの答弁がありました。 市街化調整区域において都市化の制限を緩和することに問題はないかとの質疑に対し、執行部より、市街化調整区域は基本的に都市化を抑制する区域であるが、コミュニティーは存在し、そこに良好な居住環境の提供は求められていると考えている。地区計画を定めることにより、その内容に合った開発行為が行われるのであれば、無秩序な土地利用が進展するおそれはないと考えており、その意味でこの条例制定都市計画提案制度を活用して、適正な土地利用を誘導するものであるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第15号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第16号「松江市コミュニティバスの運行に関する条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、市による運行から一般乗合旅客自動車運送事業者による運行に移行することで生じるメリットについての質疑に対し、執行部より、同事業者は運行管理者整備管理者を定め、対面点呼を行うなど、運行管理体制が厳格化されている。また、2種免許を保有する運転士が運行するなど、利用者の安心感が高まることが一番だと考えているとの答弁がありました。 運行ダイヤの決定については、各地区のコミュニティバス利用促進協議会利用状況を見ながら見直しを行い、決定したものについて事業者に運行していただくことになっている。 また、車両の確保については、宍道と玉湯の両地区については車両の即座の調達は難しいと判断し、市から耐用年数を一定経過した車両を譲渡して、当面対応したい。車両の変更については、市民に困惑がないよう、3月中に公民館だより等で周知をすることとしているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第16号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第17号「松江市普通公園条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、かさなし公園の管理体制についての質疑に対し、執行部より、将来的には地元で愛護団を結成し、管理していただきたいと考えているが、当面は市で管理を行うとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第17号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第18号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、本条例改正の趣旨についての質疑に対し、執行部より、地球温暖化への対応や二酸化炭素の排出量削減などといった国の施策による法令改正があり、それに呼応するものであるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第18号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第19号「松江市一般市営住宅条例の制定について」及び議第20号「松江市営住宅条例の一部改正について」は、一括議題といたしました。 質疑において主なものとして、市営住宅と一般市営住宅との違いについての質疑に対し、執行部より、市営住宅は公営住宅法の規定に基づき、国から補助を受けて建設したものであり、一般市営住宅は同法の規定に基づかずに、各自治体が設置をしたものであるとの答弁がありました。 討論で意見はともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第21号「松江市公共下水道事業受益者負担及び受益者分担に関する条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、延滞金徴収と滞納整理についての質疑に対し、執行部より、延滞金特例基準割合の適用と同時に、滞納者の事情によっては、分納や猶予等の取扱いを行うことは当然と考えており、滞納整理の過程で、市民の困り事や要望等を受け止め、他部局へつないでいく趣旨を踏まえて対応していくとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第21号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第26号「財産の取得について」は、質疑において主なものとして、当該財産の取得に当たっての財源についての質疑に対し、執行部より、全額住宅債を充当しているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第26号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第42号「令和2年度松江市水道事業会計補正予算(第3号)」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第42号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第27号「財産の処分について」、議第32号「市道路線の廃止について」、議第33号「市道路線の認定について」、議第35号「指定管理者の指定について」、議第43号「令和2年度松江市下水道事業会計補正予算(第3号)」の議案5件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 比良幸男予算委員長。 〔33番比良幸男議員登壇〕 ◆33番(比良幸男) 今期定例会において予算委員会に付託されました議案16件につきまして、3月4日及び15日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 初めに、3月4日に行われました当初予算に対する総括質疑の概要について申し上げます。 一般会計では、主なものとして、市税収入減についての原因と分析、今後の見通しなどに関する質疑に対し、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、企業等の経済活動や人の動きが停滞したことなどにより、法人市民税、固定資産税、入湯税など、税収全体で令和2年度当初予算よりも約4億6,000万円、1.5%の減となる見込みであり、令和3年度においても、新型コロナウイルス感染症の影響として約4億7,000万円の税収の減を見込んでいる。市税収入の減少は、新型コロナウイルス感染症が経済に与える影響等により、今後数年は続くものと考えられることから、財政調整基金の活用、あるいは臨時財政対策債の発行が今後も財源確保に必要な手段となると思っているが、中期財政見通しをローリングしていくことにより、将来予測を立てながら、引き続き持続可能な財政運営に努めてまいりたいなどの答弁がありました。 また、若者、女性の市外流出防止対策についての質疑に対し、移住・定住の促進事業や、子育て環境充実のための事業などを引き続き予算計上するほか、新たに市の単独事業として、若者による積極的な起業や地域を牽引する仕組み・支援体制の構築に向けた調査研究を行うMATSUE起業エコシステム調査事業、若年層女性の市外流出改善及びIT産業の人材不足解消を図るため、女子学生を対象として、市内IT企業への就職を重点的に支援するまつえIT女子インターンシップ・プログラム事業に取り組む。あわせて、国の交付金を活用し、産後1か月などの出産後間もない時期の産婦に対して健康診査を行う産婦健康診査事業に取り組む予定としているなどの答弁がありました。 このほか、ふるさと納税の実績に対する現状認識と今後の取組について、AI、RPAの新規導入分野について、市内の公民館、公立保育園、幼稚園、小中学校の改修の考え方について、建設予算に対する地元経済への影響額についてなどの質疑がありました。 特別会計では、主なものとして、国民健康保険事業の基金に関する質疑に対し、基金については、令和2年度から、被保険者の健康増進を図るため、保健事業に限定的に活用しているところだが、基金は医療費の突発的な増嵩に伴う急激な保険料の増額を招かないよう、安定的な国保運営のために設置しているものであり、そのほかの目的で基金の使途をみだりに増やすべきではないと考えている。また、現在の保有額は適切な金額だと思っているなどの答弁がありました。 公営企業会計では、主なものとして、水道事業会計において、災害時の対応も含め、関係事業者の維持のための事業予算の確保、地域配分にどのように取り組む考えかとの質疑に対し、経営計画に基づき、防災力の向上と地域配分に留意しつつ、建設改良事業を行い、水道管路の更新・耐震化などに目標を上回るペースで取り組んでいる。同時に、下水道管渠の調査改修と更新改築に向けた管理情報のデータベース化なども進めている。今後は新たに策定した防災計画により毎年度実施する訓練を通して、建設改良事業の内容を検証し、その精度を高めていく。これにより、マンホールの浮上防止対策や管渠更生など、新規施策も取り入れることで、関係事業者の維持、雇用対策の観点を含め、適切な事業執行に努めてまいりたいなどの答弁がありました。 このほか、各企業に対し、コロナ禍の中で新年度どのような取組や事業を行うかなどについての質疑がありました。 次に、3月15日の委員会では、各分科会での詳細審査に関する報告を受けた後、討論、採決を行いましたので、結果について申し上げます。 議第47号「令和3年度松江市一般会計予算」は、討論では反対するものとして、一委員より、原発交付金の使途が経常経費に充てられていること、保育所・児童クラブの待機児童解消が追いついていないこと、マイナンバーカード普及拡大の予算であることなどの意見があり、一方、賛成するものとして、一委員より、市税収入の減少、地方交付税の減額などを見越し、厳しい中で工夫された歳入確保に努められるとともに、国の令和2年度第3次補正と連動し、人口減少対策、子育て支援の充実などが計上された予算である。速やかな事業執行をお願いしたいとの意見。また、一委員より、骨格予算ではあるが、必要な予算が措置されているので、適切な事業執行を早期に望むとの意見があり、採決の結果、賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 議第48号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」、議第50号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」、議第51号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計予算」、議第56号「令和3年度松江市水道事業会計予算」、議第58号「令和3年度松江市ガス事業会計予算」及び議第60号「令和3年度松江市病院事業会計予算」、以上議案6件につきましては、討論でそれぞれ反対意見、賛成意見があり、採決の結果、それぞれ賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 また、議第36号「令和2年度松江市一般会計補正予算(第11号)」、議第49号「令和3年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計予算」、議第52号「令和3年度松江市企業団地事業特別会計予算」、議第53号「令和3年度松江市公園墓地事業特別会計予算」、議第54号「令和3年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計予算」、議第55号「令和3年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」、議第57号「令和3年度松江市下水道事業会計予算」、議第59号「令和3年度松江市交通事業会計予算」、以上議案8件につきましては、討論で意見はなく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 また、承認第1号「専決処分の報告について(令和2年度松江市一般会計補正予算(第10号))」は、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 なお、各分科会における審査の内容につきましては、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 以上で予算委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 13番吉儀敬子議員。 〔13番吉儀敬子議員登壇〕 ◆13番(吉儀敬子) 共産党市議団の吉儀敬子でございます。 自治法は、行政の役割は住民の命と財産を守ることと規定しております。コロナ感染症という猛威に翻弄され、文明の在り方そのものが問われるという中で、松江市は市民の命と暮らしを守る姿勢が貫かれているのかどうなのか、その視点で議案9件について委員長報告に対して反対討論を行います。 議第9号「松江市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について」です。 主任介護支援専門員の配置を、6年間は介護支援専門員でよいとする条例案であり、専門性が担保されない人を6年間継続するものであり、反対です。 議第10号「松江市介護保険条例の一部改正について」です。 新年度から3年間、第8期の介護保険料を定める条例です。2000年から介護保険が始まり、初年度の保険料は1か月の基準額3,140円でした。その後、保険適用範囲を切り下げ、サービスを取り上げ、3年前の第7期介護保険料がとうとう初年度の2倍の6,343円となり、新年度から3年間の第8期の保険料はさらに6,554円となります。令和元年度、年金差押えが540件、令和2年度6月時点の未納者は1,158名にも達しており、値上げは反対です。 残る7件は、令和3年度松江市予算についてです。 議第47号「令和3年度松江市一般会計予算」、引き続くコロナ感染症との闘いの中で、市民の命と暮らしを守るという使命を課せられる予算編成は、本当に御苦労も多かったと思います。 評価すべき点として、不妊治療の市独自支援が手厚くなったこと、産後ケア事業の内容のきめ細かな対応、産婦の2度の健診の追加は、新たな命の誕生を市としてしっかり応援しようという姿勢の表れとして評価するものです。 しかし、1点目として、いよいよ規制委員会が島根原発2号機の再稼働について、松江市の意向を回答しなければならない時期が迫っている中で、市民の命を守るため原発は動かさない姿勢を明らかにし、地域内の経済循環で自然エネルギーの導入をスピード感を持って実施すべきです。原発交付金の使途は経常経費に充てることなく、防災に限定すべきです。 2点目に、保育所の待機児童、4月1日はゼロでも、年度途中に増えることの対策が必要です。保育所を卒園した子は、小学校入学とともに児童クラブはなくてはならない存在であり、公設児童クラブこそ利用料金を抑え、小学6年生まで受入れ、待機児童解消に努めるべきです。党市議団は、中学生までの子どもの医療費無料化を一貫して要求しており、今年の1月1日より中学生の入院費無料化に踏み切られたことは評価をいたしますが、あと9,000万円あれば通院の無料化はできるのですから、予算に盛り込むべきです。 3点目に、特定の市民団体の優遇補助金の問題、4点目にマイナンバーカード交付窓口の拡充を国が自治体に求め、マイナンバーカード普及拡大の予算になっています。将来金融機関の口座ひもづけも狙われており、国が市民の情報管理を目的とするものです。 以上、4点の理由で反対をいたします。 議第48号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」についてです。 保険料を引き下げられたことは評価いたしますが、短期保険証、資格証の発行により加入者が医療から遠ざけられています。家族が増えるたびに均等割が新たに課せられるという仕組みは、子育て支援に逆行しており、国も来年度から就学前までの子どもの均等割を半額支援をするという方向が示されました。国の対応待ちでなく、子育て支援として市として独自に18歳までの子どもの均等割減免を実施すべきであり、16億円の基金はそのために取り崩して、切実な要求に応えるべきであり、反対いたします。 議第50号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」は、75歳になると、独立した保険に加入する仕組みで、令和2年度短期証発行が86人、令和元年度の差押えが51件と、医療を受ける権利が侵害されており、反対いたします。 議第51号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計予算」は、第8期の初年度であり、介護保険料の値上げを含む予算であり、反対いたします。 議第56号「令和3年度松江市水道事業会計予算」は、県営水道事業の過大見積りによる資本費負担が水道料金を押し上げ、地下水対策や滞納者に対する配慮などの対応は評価いたしますが、水道料未納者が延べ1,000人以上に及び、水道料値下げの市民要求に応えるべきであり、反対をいたします。 議第58号「令和3年度松江市ガス事業会計予算」についてです。 労使関係の不正常な事態の解消のため、東京からの弁護士で対応する費用130万8,000円が委託料の中に含まれています。労使間の不正常な事態は、高額な弁護士を雇用することでは解決できません。民営化について職員間で十分な理解を得る努力をすべきであり、反対をいたします。 議第60号「令和3年度松江市病院事業会計予算」については、コロナ感染症に対して、関係者の皆さんが必死で対応されていることに心から感謝申し上げます。ワクチン接種の新たな業務が加わりますが、市民の命を守る最前線での活動を引き続きよろしくお願いいたします。 コロナ禍の中だからこそ、市民が保険証1枚で安心してかかれる自治体病院として、逆行する時間外選定療養費と初診時選定療養費の徴収は、市民をますます病院から遠ざけるものであり、反対です。 以上で反対討論を終わります。(拍手)
    ○議長(森脇幸好) 野津直嗣議員。 〔15番野津直嗣議員登壇〕 ◆15番(野津直嗣) 松政クラブ、野津直嗣です。今期定例会に付託された各委員長の報告は、提出された全ての議案、承認について原案可決及び承認です。 各委員長の報告に対し、賛成の討論を行います。 議第47号「令和3年度松江市一般会計予算」については、骨格予算でありながら、コロナ対策、まちづくりなど必要な予算が組成されており、今後の松江の持続的な発展に必要な予算であります。よって原案可決するべきものと考えます。 議第48号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」については、国保会計の安定的な事業運営を考慮された予算編成となっています。今後のコロナウイルス感染症の医療費等の推移をしっかりと把握し、安定的に運営されるものであると考えますので、原案可決するべきものと考えます。 議第50号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」については、高齢者世代の負担について考慮すべきものがあると考えるものの、世代間の公平、負担の平等性を考慮すれば、適切かつ必要な予算措置であり、原案について可決するべきものと考えます。 議第51号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計予算」については、介護保険料については介護保険の安定的かつ持続的な運営を考え、応分の負担として適切かつ妥当な予算編成となっており、原案について可決するべきものと考えます。 議第56号「令和3年度松江市水道事業会計予算」については、地震などの災害対応も含めた基幹的な管路整備事業など着実に実施しており、賛成。 議第58号「令和3年度松江市ガス事業会計予算」については、コロナ禍や人口減少に対する商利用や供給戸数の減など、マイナス要因はあれど、コロナ禍での販売事業の工夫など、営業努力をしっかりされており、賛成。 議第60号「令和3年度松江市病院事業会計予算」については、受診控えなどコロナウイルス感染症の影響を経営が強く受ける中で、市の拠点病院としての役割を維持しながら、コロナウイルス感染症でもしっかり対応に当たられています。経営的に厳しい局面を迎えますが、適切な予算編成と考えます。よって賛成といたします。 以上、コロナウイルス感染症対策、経済や予防施策など、スピード感を持って予算を執行されること、また骨格予算なれど、持続的かつ魅力的な松江をつくるために必要な予算についても、適切かつスピード感を持って執行されることを望み、賛成の討論とします。以上です。(拍手) ○議長(森脇幸好) 29番篠原栄議員。 〔29番篠原栄議員登壇〕 ◆29番(篠原栄) 公明クラブの篠原栄でございます。 会派の総意として議第47号「令和3年度松江市一般会計予算」、議第56号「令和3年度松江市水道事業会計予算」、議第57号「令和3年度松江市下水道事業会計予算」、議第58号「令和3年度松江市ガス事業会計予算」、議第59号「令和3年度松江市交通事業会計予算」、議第60号 松江市病院事業会計予算の6件について、委員長報告に賛成の討論を行います。 議第47号では、市税収入の減収、地方交付税の減額などを見越し、財政調整基金の取崩し、臨財債・減収補填債などの発行などで必要な事業予算を確保するなど、厳しい状況の中工夫され、歳入確保に努められました。 歳出においては、市長選を控え骨格予算とはいえ、国の令和2年度第3次補正と連動し、感染症拡大防止や人口減少対策、子育て支援の充実など、必要かつ継続的な事業を切れ目なく執行できるよう取り組まれております。よって委員長報告に賛成をいたします。 願わくば、今議会でも議論をされていましたけれども、飲食業や関連業態、観光業関係など、ここに来て我慢の限界となっております。支援が必要であります。早急に対応策を検討し、実施をしていただきたいと要請をいたします。 議第56号から議第60号までの5会計予算については、令和3年度も厳しい状況であることは想定ができます。状況をよく把握して、適切にかつ柔軟性を持って取り組まれることを期待し、賛成といたします。 なお、私ごとで大変恐縮ではございますが、今期が最後となりました。議員の皆様、そして松江市長をはじめ執行部の皆様、とりわけ御配慮をいただきました議会事務局の皆様、そして市民の皆様には大変お世話になり、心より感謝と御礼を申し上げます。 また、今期をもって御勇退をされます松浦市長、それから議員の皆様には、今日まで大変御苦労さまでしたと申し上げたいと思います。 また、ちょうどこの1か月後が投開票となりますけれども、この4月に市議選を戦われる皆様にはぜひとも勝ち残り、再びこの議場で松江市の発展、そして安全・安心なまちづくり、さらには市民の幸せのためにぜひとも御尽力いただければとお祈りを申し上げる次第でございます。 以上で終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森脇幸好) これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議第9号「松江市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第9号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第10号「松江市介護保険条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第10号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第47号「令和3年度松江市一般会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第47号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第48号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第48号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第50号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第50号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第51号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第51号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第56号「令和3年度松江市水道事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第56号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第58号「令和3年度松江市ガス事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第58号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第60号「令和3年度松江市病院事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第60号議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決した議第9号議案外議案8件を除き議第1号「鹿島公共用施設維持修繕基金条例の一部改正について」外議案50件及び承認第1号「専決処分の報告について」を一括して採決いたします。 議第1号議案外議案50件に対する委員長の報告は原案可決であります。 承認第1号に対する委員長の報告は承認であります。 以上、委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手全員であります。 よって議第1号議案外議案50件及び承認第1号は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。─────────────────────── △日程第2 同意第1号 松江市教育委員会教育長任命について      (提案説明、採決) ○議長(森脇幸好) 日程第2、同意第1号「松江市教育委員会教育長任命について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 同意第1号について御説明を申し上げます。 松江市教育委員会教育長任命につきましては、現在教育長でございます清水伸夫氏が来る令和3年3月31日をもって任期満了となりますので、その後任の教育長を任命するものであります。 後任につきましては、現在本市の政策部長として在任中であります藤原亮彦氏を新たに教育長として任命したく提案いたすものでございます。 何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(森脇幸好) これより表決に入ります。 同意第1号「松江市教育委員会教育長任命について」を採決いたします。 本案についてはこれに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手全員であります。 よって同意第1号は同意することに決しました。─────────────────────── △日程第3 同意第2号 松江市教育委員会委員任命について      (提案説明、採決) △日程第4 同意第3号 松江市教育委員会委員任命について      (提案説明、採決) ○議長(森脇幸好) 日程第3、同意第2号「松江市教育委員会委員任命について」及び日程第4、同意第3号「松江市教育委員会委員任命について」を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 同意第2号及び同意第3号について御説明を申し上げます。 松江市教育委員会委員任命につきましては、現在委員でございます藤原文氏が来る令和3年3月31日をもって辞職することとなり、また伊藤由紀夫氏が来る令和3年5月20日をもって任期満了となりますので、その後任の委員を任命するものであります。 後任につきましては、藤原文氏の後任に原田順子氏、伊藤由紀夫氏の後任に塩川寛氏を新たに任命することが最も適当と存じ、提案をいたすものでございます。 何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(森脇幸好) これより表決に入りますが、表決は議案ごとに1件ずつ行います。 同意第2号「松江市教育委員会委員任命について」を採決いたします。 本案についてはこれに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手全員であります。 よって同意第2号は同意することに決しました。 同意第3号「松江市教育委員会委員任命について」を採決いたします。 本案についてはこれに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手全員であります。 よって同意第3号は同意することに決しました。─────────────────────── △日程第5 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について      (採決) ○議長(森脇幸好) 日程第5、諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」を議題といたします。 職員に議案を朗読させます。 〔職員朗読〕 諮問第1号  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 令和3年2月19日付人第495号で松江市長から諮問された下記の者を人権擁護委員候補者として推薦することの可否について、別紙のとおり通知します。 令和3年3月18日 提出       松江市議会議長 森 脇 幸 好          記 松江市東忌部町1007番地   和 田 喜美子 松江市西川津町3280番地13  田 部 和 美 松江市鹿島町御津702番地   田 中   裕 松江市八束町波入436番地3  桑 嶋 幸 治 松江市南平台5番29号    内 藤 香朱子 (別紙)              令和3年3月18日 松江市長 松 浦 正 敬 様       松江市議会議長 森 脇 幸 好  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 令和3年2月19日付人第495号で諮問された表題のことについて異議はありません。 上記のとおり通知します。 ○議長(森脇幸好) これより表決に入ります。 諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手全員であります。 よって諮問第1号は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに決しました。─────────────────────── △日程第6 議員提出議案第1号 専決処分事項の指定についての一部改正について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇幸好) 日程第6、議員提出議案第1号「専決処分事項の指定についての一部改正について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 26番森脇勇人議員。 〔26番森脇勇人議員登壇〕 ◆26番(森脇勇人) 議員提出議案第1号「専決処分事項の指定についての一部改正について」、提案理由の説明をいたします。 本案につきましては、行政の迅速かつ効率的な運営が図られるよう、一定金額以下の非強制徴収公債権及び私債権の迅速な回収を行えるようにするため、地方自治法第180条第1項の規定により、市長において専決することができる事項に、「その目的の価額が100万円以下の金銭債権に係る訴えの提起、和解及び調停に関すること」を追加するものであります。 以上、よろしく御審議のほどをお願い申し上げる次第であります。 ○議長(森脇幸好) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第1号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第1号「専決処分事項の指定についての一部改正について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第7 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症に関する意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇幸好) 日程第7、議員提出議案第2号「新型コロナウイルス感染症に関する意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 12番柳原治議員。 〔12番柳原治議員登壇〕 ◆12番(柳原治) 議員提出議案第2号「新型コロナウイルス感染症に関する意見書について」、提案理由の説明をいたします。 新型コロナウイルスの感染拡大により、令和3年1月7日、東京都ほか3県に緊急事態宣言が再発出されました。 これを受け、緊急事態宣言対象地域外である本市においても、住民の外出や飲食店の利用を控える傾向が非常に強くなったため、飲食業や観光、交通など、様々な業種の事業者は売上げが激減する厳しい状況の中で、事業継続に取り組んでおられます。 医療機関、飲食店事業者、何よりも国民の協力で全国的に新規感染者は減少傾向にあるものの、いまだ予断を許さない状況が続く中、感染症拡大防止に協力しながら事業継続に取り組まれている事業者を守り、ひいては国民の暮らしを守るため、地域経済対策として、一つ、事業者への持続化給付金や家賃支援給付金の再支給や要件緩和、企業規模に応じた支給額の引上げなどの施策を早急に講じること。 一つ、民間金融機関の実質無利子、無担保融資の期間延長、そしてこれら支援策の活用を働きかけるための周知、広報や申請サポート体制を整備すること。 次に、雇用の維持について。 一つ、雇用調整助成金の現行の特例措置及び休業支援金・給付金の対象期間のさらなる延長を図ること。 一つ、事業者に対して雇用調整助成金の活用、休業手当の支払いなどを強く働きかけること。また、休業支援金・給付金制度について周知と申請のサポート体制を整備すること。 以上の点について、緊急事態宣言対象地域以外においても、特段の措置を早急に講ずるよう国に対し強く要望するものであります。 議員諸氏の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(森脇幸好) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第2号「新型コロナウイルス感染症に関する意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第8 議員提出議案第3号 新型コロナウイルス感染症に対するワクチンを希望する世界中全ての人に接種できるための施策を政府に求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇幸好) 日程第8、議員提出議案第3号「新型コロナウイルス感染症に対するワクチンを希望する世界中全ての人に接種できるための施策を政府に求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 5番田中肇議員。 〔5番田中肇議員登壇〕 ◆5番(田中肇) 議員提出議案第3号 新型コロナウイルス感染症に対するワクチンを希望する世界中全ての人に接種できるための施策を政府に求める意見書案につきまして、共産党市議団を代表し、提案理由の説明をいたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大は止まらず、世界中で医療崩壊、死者数の激増を招いています。また、経済状況の悪化も止まらない状況です。 新型コロナウイルス感染症の犠牲者も、経済不況による犠牲者も出さないために、最も緊急の課題は、希望する全ての人々がワクチンを接種でき、感染者数を減らすことで医療体制を崩壊から防ぎ、経済を安心して回せる状況をつくり出すことです。 ところが、ワクチンの製造が必要に追いつかず、世界中でワクチン確保の争いが始まっています。このままでは、一部の富める国々がワクチンを囲い込むという、恥ずべき、人道に反する事態が起きかねない状況です。 奪い合えば足らず、分け合えば余るという言葉があります。 日本政府は、日本国民にワクチンを供給する責務を負いますが、それは、他国の人々を犠牲にする方法ではなく、世界中の全ての人々への供給とともに実現されるべき課題です。 ワクチンは、誰のものでもなく、全ての人々の共有財産です。この立場に立つことこそが、結局接種を希望する全ての日本国民、松江市民が、最も早く接種できる最良の方法と考えます。 まさに奪い合えば足らず、分け合えば余るのです。 日本政府は、全ての関係者がその立場に立つように働きかけるべきです。 よって本意見書案は、希望する世界中全ての人がワクチンを接種できるようにするため、ワクチン開発に成功した全ての個人・団体が製造方法を公開し、製造能力を持つ世界全ての施設で製造できるようにすることを、日本政府として全ての関係者に求めるよう、政府に強く要望するものです。 議員の皆様の御賛同をいただきますよう、お願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森脇幸好) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第3号「新型コロナウイルス感染症に対するワクチンを希望する世界中全ての人に接種できるための施策を政府に求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇幸好) 挙手少数であります。 よって議員提出議案第3号は否決されました。─────────────────────── △日程第9 島根原子力発電対策特別委員会調査報告について      (委員長報告・質疑) △日程第10 総合交通対策特別委員会調査報告について      (委員長報告・質疑) △日程第11 新庁舎建設特別委員会調査報告について      (委員長報告・質疑) ○議長(森脇幸好) 日程第9「島根原子力発電対策特別委員会調査報告について」から日程第11「新庁舎建設特別委員会調査報告について」を一括して議題といたします。 島根原子力発電対策特別委員会及び総合交通対策特別委員会並びに新庁舎建設特別委員会における調査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 森脇勇人島根原子力発電対策特別委員長。 〔26番森脇勇人議員登壇〕 ◆26番(森脇勇人) 島根原子力発電対策特別委員会において、島根原子力発電所に関する調査を2月18日に行い、島根原子力発電所サイトバンカ建物の巡視業務の未実施について、中国電力株式会社から再発防止対策の取組状況について、また原子力規制庁から中国電力の取組に関する検査状況について説明を受け、質疑を行いましたので、その概要について御報告申し上げます。 中国電力からは、本事案の再発防止対策を実施していくに当たり、直接的な原因、組織的な背景も含めて究明した根本的な原因の2つに分けて再発防止対策を定めた上で、具体的な進め方などについて、個別のアクションプランを策定した。 また、本事案の調査の過程で確認された事項である、中国電力社員の原子炉建屋、タービン建屋巡視に関する代務者の問題、より現場に即した安全文化醸成活動の仕組みの構築、再発防止対策の、他の協力会社への水平展開などの改善活動についても、別途アクションプランを策定した。 これらアクションプランについては、本当にその対策が機能しているかどうか、有効性評価を行いながら、定着、そして高みを目指す取組を進め、改善活動の1項目を除いて、本年1月末までに一通り実施を完了している。 残る1項目の安全文化醸成活動の仕組みの構築については、11年前の点検不備の問題を踏まえて立ち上げた、原子力強化プロジェクトの今後の活動の在り方を含め、原子力安全文化の問題やその兆候を早期に検知できるような、新たな原子力安全文化醸成に係る仕組みの検討を進めているところであるなどの説明がありました。 次に、原子力規制庁からは、中国電力が策定した再発防止対策について検査したところ、中国電力の協力会社に対する管理状況として、管理職が定期的に協力会社の活動に現場立会いをし、委託先補助運転員の力量の確認を行っていた。 委託先からの懸案・改善・要望事項を取り込み、十分に検討していた。 関係法令と巡視業務の重要性、またモチベーション維持を目的とした教育を行っていたなど事業者、協力会社の双方でより安全を図ることを意識し、行動を取るよう変わりつつあることを確認した。 また、今回問題となった協力会社の巡視業務に関し、巡視点検記録を毎日作成し、運転員が巡視時に作成したパトロールシートとともに現場写真を撮影し、事業者においてもこのチェックをしていた。 巡視点検記録と管理区域入域記録の突き合わせにより、確実に巡視が実施されているか、確認する方法へ変更されていたなどの点を確認した。 以上のことから、中国電力の再発防止対策が日常業務に定着しつつあるとの考えを持っているなどの説明がありました。 これに対し、委員からは、今回のサイトバンカ巡視未実施について、中国電力が日数を32日、巡視員は8人と報告されたが、入域時間が10分未満で、中国電力自身の基準からしても巡視したとは言えない場合を含んでいない。不祥事の規模を小さく見せようとする態度は、同様の不正を起こさない決意、信頼回復を目指すことと矛盾するのではないか。 また、中国電力自身の原子炉建屋、タービン建屋という中枢部分の巡視の不備を問題の根本に据えず、協力会社に対する関与が不足していたという総括をする。この事業者に本当に改善が見込めるのかなどの質疑や意見がありました。 以上で島根原子力発電対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 三島伸夫総合交通対策特別委員長。 〔7番三島伸夫議員登壇〕 ◆7番(三島伸夫) 令和3年2月24日に総合交通対策特別委員会を開催し、調査を行いましたので、その概要について御報告申し上げます。 島根県と松江・出雲両市でつくる一畑電車沿線地域対策協議会の臨時総会が2月9日に開催され、一畑電車に対する次期支援計画が了承されたということで、一畑電気鉄道株式会社及び一畑電車株式会社から、一畑グループ及び一畑電車の経営状況について説明を受け、続いて執行部から一畑電車への支援について説明を受け、質疑を行いました。 初めに、一畑電気鉄道株式会社から一畑グループ全体の経営状況について、昨年8月からコンサルタントを全社に導入し、金融機関からコロナ資金等の確保をまず1番に、それから経費、人件費の削減を行うことを2番にという形で構造改革を進めている。 今期については、30億円から35億円くらいの赤字となる見込みとなったが、60億円の資金調達により、今年の夏前ぐらいまでの資金繰りは確保しているなどの説明がありました。 続いて、一畑電車株式会社から、一畑電車の状況については、新型コロナウイルス感染症の第3波の影響を受け、Go To キャンペーンの中止や緊急事態宣言が出たということで、非常に厳しい状況が続いているが、宍道湖湖北線のインフラで観光資源でもあることから、御支援をいただいている以上、それに応えられるようしっかり頑張っていきたいとの説明がありました。 質疑では、構造改革により地域の公共交通にどういった影響が出るのかとの質疑に対し、一畑電気鉄道株式会社から、一畑バスは地域交通のバス、高速バス、貸切りバスの3つを合わせて運行しており、その中で64歳以上の高齢の方に退職を願おうといったものである。全体でも10名も運転士は減っていない。高速バスや貸切りバスはほとんど動いていないので、この人材を流用する形で運行し、公共交通の部分は全く影響のないようにしているとの答弁がありました。 また、電車は固定費の割合が非常に大きい。今後5年間の支援があっても、これをエンドレスでやっていくのは難しい話だと思う。事業のやり方を変えるとか、事業の転換といった将来ビジョンについてどう考えているのかとの質疑に対し、一畑電車株式会社から、公共交通機関としての使命もあるが、観光客にとって、単なる交通移動手段ではなく、電車に乗るために島根に来てもらうという施設にしたい。 固定費について削る部分は出てくる。このたびの支援計画の中で導入いただく車両は、アルミ製のボディーで軽く、電気動力量は間違いなく落ちる。車体が軽いことで線路等にも影響し、維持費も落ちるなどの答弁がありました。 また、ICカードの導入の考え方についての質疑に対し、一畑電車株式会社から採算を考えると非常に入れにくいというのが現実であるが、入れる方向で検討を進めており、方法を一畑電車沿線地域対策協議会の事務局と相談しているとの答弁がありました。 次に、一畑電車への支援について、執行部から、現行支援計画では、線路、電路、車両、それぞれの設備を10年かけて国庫補助金を含めて60億円余りの支援を一畑電車沿線地域対策協議会として行ってきた。 現行支援計画に基づく事業の効果について検証を行った結果、総じて着実に改善が図られているというデータ結果となった。 また、専門家による鉄道施設の健全度調査により、施設は全般的におおむね良好な状態にあるといった評価である。 この10年間の集中投資により、大幅な状況改善が図られたものと言える一方で、著しく経年劣化が進んでいるものもまだ一部残されていることから、引き続き計画的な更新が必要といった指摘もなされている。 このため、令和3年度以降も支援計画を策定する必要がある。 今回の評価を踏まえ、次期の支援計画においては、全ての施設を対象とするのではなく、長期サイクル化をするために、数十年置きに必要となるような大規模投資案件に絞り、計画期間は令和3年度から令和7年度までの5年間とした。 支援総額は5年間で約18億円を見込んでいる。 国庫補助を除いた13億4,000万円を島根県と松江市、出雲市で折半し、県が6億7,000万円、松江市が2億3,000万円、出雲市が4億4,000万円としているなどの説明がありました。 質疑では、ハード整備の支援は出ているが、肝腎なのは利用客を増やすことだ。 観光部門との連携などの施策が出せるのかとの質疑に対し、執行部から、観光セクションとのコラボといったことは幾分希薄であったことから、検討させていただきたいとの答弁があり、一畑電車株式会社からは、上下分離の上のことなので、一畑電車が主体となって動くべきだと考えているとの答弁がありました。 また、令和3年度以降10年間における予算の必要額として、約42億円が見込まれていることに対する質疑に対し、執行部から、次期支援計画とは別に、鉄道施設を維持していく上で、定常的に必要となる予算として、年間約2億5,000万円程度のお金がかかるとの答弁がありました。 また、この事業について行政としてどこまで支援を続けていくのかとの質疑に対し、執行部からは、現行計画では、10年間をかけて、安全な運行ができるように集中投資をしてきた。 この10年間で終わるはずだったが、検証した結果、新たな計画ということで、今度は長期サイクル化をして、この5年以降のところで、後はお金がかからないようにするにはどうしたらいいかということを検討し、計画をつくったというのが今のスタンスであるとの答弁がありました。 以上で総合交通対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより総合交通対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって総合交通対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 立脇通也新庁舎建設特別委員長。 〔32番立脇通也議員登壇〕 ◆32番(立脇通也) 松江市新庁舎整備実施設計に関する調査のため、令和2年4月24日、8月28日、10月16日、10月20日、また新庁舎整備工事に関する調査のため、12月18日にそれぞれ委員会を開催しましたので、その経過について御報告いたします。 まず、4月24日の委員会では、執行部より、新庁舎整備実施設計に対する議員からの意見の集約結果、議場の設計案及び閉庁時におけるセキュリティー対策などについて説明がありました。 質疑で主なものとして、まちづくりの視点では、新庁舎周辺全体の都市再生整備計画を立て、その中に新庁舎の役割を位置づけることで、都市再編集中支援事業が活用できるのではないか。そのためには、新庁舎整備課だけでなく、早い段階で歴史まちづくり部などの他部局と連携することが必要ではないか。また、河川管理者の島根県とも協議し、何ができるかを検討していただきたいが、見解を伺うとの質疑に対し、執行部より、まちづくりについては、市役所内で連携して、しっかりと進めてまいりたい。また、河川関係についても、島根県に情報提供を求め、あるいは関係課とも連携を図り、活用できる制度なども研究しながら進めてまいりたいなどの答弁がありました。 8月28日の委員会では、執行部より、松江市景観審議会の開催結果及び市内29公民館地域説明会の開催結果などについて報告がありました。 10月16日の委員会では、執行部より、建設地別の事業費比較、今後のスケジュールについて説明があり、県立プール跡地及びホテル宍道湖跡地との事業費比較では、計画や設計をやり直した場合、再設計に要する経費や西棟分の増床整備費が新たに必要となること、ホテル宍道湖跡地は用地取得費が必要となること、また設計をやり直すことにより、国の有利な地方債が期限切れとなり、30億円を超える支援が受けられなくなることなどから、市民の実質負担が増えるなどの説明がありました。 10月20日の委員会では、執行部より、実施設計の大枠が固まったことから、平面図、立面図、断面図などを用い、フロアごとの概要について説明がありました。 12月18日の委員会では、執行部より、新庁舎整備に伴う準備工事及び来庁者用駐車場計画について説明がありました。 質疑で主なものとして、3月、4月は来庁者が最も多い時期であり、仮設駐車場の計画に当たっては、島根大学など住所変更を行う者が多く見込まれる団体と協議を行ったり、庁舎に集まって行う会議を外部に分散させるなど、十分な対策を講じる必要があると思われるが、見解を伺うとの質疑に対し、執行部より、市民の皆様が使いやすいよう、関係団体や市の関係課ともしっかりと連携を取って対応していきたいなどの答弁がありました。 なお、今後新庁舎の活用に関する市民ワークショップを開催する際には、宍道湖の護岸整備や末次公園の整備を所管する部署とも連携を図り、一体的なまちづくりの議論ができる体制を組むよう求めるとの意見を委員会意見とすることに決しました。 以上、新庁舎建設特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(森脇幸好) これより新庁舎建設特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって新庁舎建設特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、松浦市長より発言の申出がありますので、これを許します。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 今議会の閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げたいと思います。 今議会は新年度の当初予算、それから新型コロナウイルス感染症対応に関する補正予算をはじめ、松江の文化力を生かしたまちづくり条例の制定議案などを提案いたしたわけでございますけれども、全ての議案を原案どおり議決をいただきましたこと厚く御礼を申し上げる次第でございます。 今後、国の感染症対策、経済対策の動向を注視し、本市の感染症の状況に応じた感染拡大防止、地域経済の回復が図れるように、速やかに、そして適切な予算執行に努めてまいりたいと思っております。 さて、私がこの議場で皆様の前に立たせていただきますのも、これが最後となります。市長に就任いたしまして以来、約21年という長きにわたりまして市政を担当させていただきましたことは、この間、市民の皆様、市議会の皆様方から格別の御支援、御協力があったからこそと考えております。改めて厚く御礼を申し上げます。 また、比良議員をはじめ今回で御勇退をされます議員の皆様方には、長年にわたり市政発展のために多大な御尽力を賜り、誠にありがとうございました。皆様方の御功労に対しまして、敬意と感謝の意を表する次第でございます。 残されました任期において、市行政が円滑に引継ぎができますように努めてまいりたいと考えておりますので、議会の皆様をはじめ市民の皆様方には、引き続きの御理解、御支援を賜りますようにお願いを申し上げます。 終わりになりますが、松江市の今後ますますの御発展を祈念し、2月議会閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。(拍手) ○議長(森脇幸好) これにて令和3年第1回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午後0時00分閉会〕...