松江市議会 > 2018-03-22 >
03月22日-05号

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  1. 松江市議会 2018-03-22
    03月22日-05号


    取得元: 松江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    平成30年第1回 2月定例会    平成30年第1回松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 平成30年3月22日(木曜日)午前10時開議 第1 議第145号議案・議第146号議案    (追加提出 提案説明、質疑、常任委員会付託) 第2 議第1号議案~議第146号議案    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第3 同意第1号 松江市教育委員会教育長任命について    (提案説明、採決) 第4 同意第2号 松江市教育委員会の委員任命について    (提案説明、採決) 第5 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について    (採決) 第6 議員提出議案第1号 精神障がい者への交通運賃割引を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第7 議員提出議案第2号 所有者不明の土地利用を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第8 議員提出議案第3号 森友学園疑惑の徹底解明を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第9 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第10 委員会提出議案第2号 松江市議会会議規則の一部改正について    (提案説明、質疑、討論、採決)────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第145号議案・議第146号議案 (追加提出 提案説明、質疑、常任委員会付託) 議第1号議案~議第146号議案 (委員長報告・質疑、討論、採決) 同意第1号 松江市教育委員会教育長任命について (提案説明、採決) 同意第2号 松江市教育委員会の委員任命について (提案説明、採決) 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について (採決) 議員提出議案第1号 精神障がい者への交通運賃割引を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第2号 所有者不明の土地利用を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第3号 森友学園疑惑の徹底解明を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正について (提案説明、質疑、討論、採決) 委員会提出議案第2号 松江市議会会議規則の一部改正について (提案説明、質疑、討論、採決)────────────────────────────────────────出 席 議 員(34名)    1 番   河  内  大  輔    2 番   出  川  桃  子    3 番   細  木  明  美    4 番   太  田     哲    5 番   田  中     肇    6 番   米  田  と き こ    7 番   三  島  伸  夫    8 番   岩  本  雅  之    9 番   新  井  昌  禎    10 番   吉  金     隆    11 番   長 谷 川  修  二    12 番   柳  原     治    13 番   吉  儀  敬  子    14 番   橘     祥  朗    15 番   野  津  直  嗣    16 番   野 々 内     誠    17 番   森  本  秀  歳    18 番   貴  谷  麻  以    19 番   野  津  照  雄    20 番   川  島  光  雅    21 番   石  倉  徳  章    22 番   田  中  明  子    23 番   畑  尾  幸  生    24 番   森  脇  幸  好    25 番   南  波     巖    26 番   津  森  良  治    27 番   宅  野  賢  治    28 番   川  井  弘  光    29 番   篠  原     栄    30 番   三  島  良  信    31 番   三  島     進    32 番   立  脇  通  也    33 番   比  良  幸  男    34 番   森  脇  勇  人───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠     員(なし)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    樋  原  哲  也  次長      二  村     眞  議事調査課長  福  島  恵 美 子  書記      田  中  孝  一  書記      尾  添  和  人  書記      門  脇     保  書記      福  間  紀  好  書記      岡  田  美  穂───────────────────────説明のため出席した者  市長      松  浦  正  敬  副市長     能  海  広  明  副市長     星  野  芳  伸  政策部長    井  田  克  己  大橋川治水事業推進部長          古  藤  俊  光  総務部長    広  江  み づ ほ  総務課長    島  根  史  明  防災安全部長  多 久 和  正  司  財政部長    講  武  直  樹  産業経済部長  矢  野  正  紀  観光振興部長  錦  織  裕  司  市民部長    早  弓  康  雄  福祉部長    西  村  昌  志  健康子育て部長 小  塚     豊  子育て事業部長 舩  木     忠  環境保全部長  山  内  政  司  歴史まちづくり部長          藤  原  亮  彦  都市整備部長  安  達  良  三  消防長     菅  井  公  治  教育長     清  水  伸  夫  副教育長    高  橋  良  次  副教育長    古  藤  浩  夫  上下水道局長  川  原  良  一  ガス局長    渡  部  厚  志  交通局長    三  島  康  夫  市立病院院長  紀  川  純  三  市立病院事務局長安  部  裕  史─────────────────────── 〔午前10時11分開議〕 ○議長(森脇勇人) おはようございます。これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 議第145号議案・議第146号議案      (追加提出 提案説明、質疑、常任委員会付託) ○議長(森脇勇人) 日程第1、議第145号「平成29年度松江市病院事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少について」及び議第146号「平成29年度松江市病院事業会計補正予算(第3号) 」を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 本日、追加提案をいたしております議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議第145号 平成29年度松江市病院事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少につきましては、地方公営企業法の規定により、平成29年度松江市病院事業会計資本剰余金の一部及び同会計資本金の一部を減少させ、繰越欠損金に振りかえることについて議会の議決を求めるものであります。 続きまして、議第146号 平成29年度松江市病院事業会計補正予算(第3号)につきましては、灘町及び天神町にございます市立病院跡地を病院事業の所管から松江市土地開発基金へ移管するに当たり、その価格等が確定いたしましたので、所要の予算を計上するものでございます。 何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 議第145号「平成29年度松江市病院事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少について」、質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって議第145号議案に対する質疑を終結いたします。 議第146号「平成29年度松江市病院事業会計補正予算(第3号)」について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって議第146号議案に対する質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第145号議案及び議第146号議案については、教育民生委員会に付託します。 この際、しばらく休憩いたします。 〔午前10時14分休憩〕 ────────── 〔午前10時40分再開〕 ○議長(森脇勇人) 休憩前に引き続き会議を開きます。─────────────────────── △日程第2 議第1号議案~議第146号議案      (委員長報告・質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第2、議第1号「松江市事務分掌条例の一部改正について」から議第146号「平成29年度松江市病院事業会計補正予算(第3号) 」まで議案146件を一括して議題といたします。 各委員会における審査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 柳原治総務委員長。 〔12番柳原治議員登壇〕 ◆12番(柳原治) 今期定例会において総務委員会に付託になりました議案28件につきまして、3月2日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第1号「松江市事務分掌条例の一部改正について」は、スポーツを政策部へ移管することについての質疑に対し、執行部より、平成19年に地方教育行政法が改正され、市長部局においてスポーツに関する事務を所掌することができるようになった。改正の趣旨としては、地域の実情や住民のニーズに応じて、地域づくりという観点から、他の地域振興等の関連行政とあわせて市長部局において一元的に所掌することができることとするというものであった。 本市においても、スポーツの振興を地域の振興に生かしていきたいと考えており、それは全庁的な取り組みとしていきたいということから、総合的に政策調整を行っている政策部で所管するべきであると考えているものであるなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第1号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第2号「松江市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について」は、休業取得時における代替職員の配置等についての質疑に対し、執行部より、休業の手続については、少なくとも1カ月前には申請するよう求めることとし、業務に支障がないよう代替職員を配置する予定である。 代替職員は、正規職員を配置できれば一番よいが、それが難しく、非正規職員を配置せざるを得ない場合でも、人事当局の責任により対応し、休業を承認することになると考えているなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第2号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第5号「松江市職員の高齢者部分休業に関する条例の制定について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第10号「松江市報酬費用弁償支給条例の一部改正について」は、感染症の診査協議会の委員数等についての質疑に対し、執行部より、感染症診査協議会は一般の感染症を審議するものと、結核を審議するものがある。結核については毎月2回定例会を開き審議をされている状況である。結核以外のものについては、過去数年実例はない。 委員の数は、現在13名で、医師が9名、弁護士が1名、人権擁護委員が3名という構成であるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第10号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第12号「松江市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」は、福祉業務手当の支給を月額から日額化することについての質疑に対し、執行部より、福祉業務手当はケースワーカーが業務に当たった日数に応じて手当を支給するというもので、公平を保つという考えから改定をするものであるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第12号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第13号「松江市旅費支給条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、改正に伴う旅費の増減については、今まで定額だったものが実費支給になるので、増減が見込まれるが、宿泊料としては減る方向になるのではないかと考えているとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第13号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第14号「松江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」は、質疑の後、討論では、一委員より、退職手当というのは賃金の後払いだと民間では言われているし、退職後の設計にも大きな問題がある。それと同時に、これが民間にはね返ってきて、公務員も安くしたんだから民間ももう一回り安くしろという負の形になっていくのではないかということを非常に危惧している。こういったことが消費を冷やしたりというような形になっていくし、そういうことを懸念して反対。 一委員より、これまでもこの件については、国家公務員の退職手当の改定に準じて改正を行っているということで賛成などの意見があり、採決の結果、議第14号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 次に、議第16号「松江市中海振興多目的施設の設置及び管理に関する条例の制定について」は、質疑に対し、執行部より、飛行機の運航期間については、4月から10月いっぱいを予定しており、11月から3月までは運航しない期間ということで考えているなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第16号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第17号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、低所得者に対する保険料の軽減措置については、平成29年度の保険料において試算すると、5割軽減については80世帯、2割軽減については13世帯が新たに対象になるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、低所得者にかかわる国民健康保険料の軽減措置の拡充は望ましいことだが、一方で賦課限度額は引き上げになる。国保の場合は、もともとが負担率が非常に高いということで、中間層に重い負担がかかってくるという部分が広がってくると懸念をしており、反対。 一委員より、保険料に関しては当然のことながら低いほうがいいわけであるが、関係する法律の施行令の一部改正に伴うものであり、賛成などの意見があり、採決の結果、議第17号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 次に、議第19号「松江市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、今回の改正の結果、試算をすると、若干ではあるが減ることもある。団員確保という観点からいうと、プラスに働くということにならないとは思うが、政令の改正に沿って条例改正を行うものであるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、本来の趣旨からいえば、国の法律が変わるからやむを得ないという部分はあろうかと思うが、本来は全体として加算をしていくということが望ましいと思うので、反対。 一委員より、団員確保については、全市的に厳しい状況ではあるが、損害補償の基準を定める政令が改正になったということで、いたし方ないものと思うので、賛成などの意見があり、採決の結果、議第19号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 次に、議第58号「包括外部監査契約の締結について」は、契約金額の根拠等についての質疑に対し、執行部より、他の中核市の平均額を算出したところ、1,260万円であったが、初年度であるということで、1,200万円を計上したところである。 監査人と補助者で大体3人から4人で監査を行い、それらの合計日数を110日と想定しているなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第58号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第59号「過疎地域自立促進市町村計画の変更について」は、質疑に対し、執行部より、過疎対策事業について、計画における本年度の進捗状況は、事業数ベースで9割程度である。いわゆる条件不利地域に対して支援をしていくということが過疎計画の趣旨であり、支援というものは引き続き必要であると考えているなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第59号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第60号「松江市法田辺地総合整備計画を定めることについて」は、辺地においては、交通網をしっかり整備することが重要であるが、整備する道路の幅員は幾らになるのかとの質疑に対して、執行部より、現状4メートルの幅員を5メートルに拡幅するものであるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第60号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第65号「指定管理者の指定について」は、松江市八束町地域情報通信施設について、松江市八束町地域情報通信協会指定管理者に定めるもので、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第66号「指定管理者の指定について」は、松江市西菅田集会所について、西菅田町内会指定管理者に定めるもので、質疑に対し、執行部より、建物は築40年以上経過し老朽化しているため、昨年10月に島根県建築住宅センターにおいて建物診断を行ったところ、通常使用する部分については、今のところ問題はないという報告であった。今後、大規模修繕等の必要が生じた場合どうするかということについて、現在地元と協議を行っているところであるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第66号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第104号「平成29年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」は、質疑に対し、執行部より、高額療養費がふえた理由については、入院患者など高額な医療費がかかった方が多くなったということである。保険料の歳入が減った理由については、後期高齢者医療制度への移行など、被保険者数が減少したことによるものであるなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第104号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第127号「松江市消防本部庁舎放射線防護対策(建築)工事の請負変更契約締結について」は、地質調査が不十分だったのではないかとの質疑に対し、執行部より、用地内における4カ所のボーリング調査のデータにより工事を行った。地中にどのような障害物があるのか、事前に判断できないものであり、全ての箇所において調査を行うというのは難しいことであるが、今後このような施設整備に当たっては、より慎重に対応していきたいと思っているなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第127号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第3号「松江市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について」、議第4号「松江市職員の修学部分休業に関する条例の制定について」、議第6号「松江市職員定数条例の一部改正について」から議第9号「松江市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について」、議第11号「松江市職員の給与に関する条例の一部改正について」、議第18号「松江市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について」、議第105号「平成29年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第3号)」、議第106号「平成29年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第3号)」、議第108号「平成29年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計補正予算(第1号)」、以上の議案11件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 野津直嗣教育民生委員長。 〔15番野津直嗣議員登壇〕 ◆15番(野津直嗣) 今期定例会において教育民生委員会に付託となりました議案54件につきまして、3月6日並びに本日、委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第22号「松江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」の質疑では、この条例改正では、子ども・子育て会議条例が廃止され、社会福祉審議会条例が施行されることに伴い、放課後児童健全育成事業に対して、市、教育委員会がかかわる根拠規定がなくなるがどうかとの質疑に対し、執行部より、松江市の社会福祉審議会条例では、社会福祉法に定める社会福祉審議会とその他の合議制の機関を兼ねたものであると条例では定めている。 その他の合議制の機関の一つとしては、子ども・子育て支援法の合議制の機関も位置づけてあり、この機関は市町村に置かれるもので、市長、教育委員会いずれにしか諮問できないというものではない。したがって、社会福祉審議会条例では、市だけでなく、教育委員会も含めて意見を言うことができる。具体的な審議会の運営事務等についても、この社会福祉審議会条例の制定に伴い、専門部会が従来の子ども・子育て会議のかかわりとなるが、その事務局体制としては、引き続き市、教育委員会も含めた体制となっており、これまでと教育委員会のかかわりが薄くなるものではないと認識しているとの答弁がありました。 討論では、反対する意見として、一委員より、子ども・子育て会議条例から社会福祉審議会条例に移行するのであれば、その児童クラブに関しては、教育委員会も関与できる規定を定めた上で条例改正すべきだと思うので、そのような規定のない本議案には反対。 一方、賛成する意見として、松江市社会福祉審議会条例に基づき設置する児童福祉専門分科会が条例に担保されているので賛成との意見がありました。 採決の結果、議第22号は賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第25号「松江市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」及び議第27号「松江市子ども医療費助成条例の一部改正について」では、質疑の後、討論では、一委員より、賛成意見があり、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第28号「松江市介護保険条例の一部改正について」の質疑で主なものは、介護保険料の滞納者数についての質疑に対し、執行部より、平成27年度の徴収率、現年分と滞納繰り越しを合わせると97.34%で、滞納者数が1,283名、平成28年度は徴収率が97.24%、滞納者数は1,501名である。そして、平成29年度の見込みについては、徴収率が97.38%、滞納者数が1,300人を見込んでいる。 次に、滞納者に課せられるペナルティーについての質疑に対し、執行部より、1年以上滞納であると、費用の全額を一旦利用者の方に御負担をいただき、後から保険給付分を交付するということになる。また、1年半以上滞納では、保険給付の一部または全額が一時差しとめになる。さらに、2年以上の滞納では、利用者負担が3割になったり、サービス費が受けられないこととなる。 なお、災害や失業などのやむを得ない理由で保険料を納めることが困難な場合は、減免あるいは猶予といった措置もあるので、その際は担当課まで御相談をいただければと考えているなどの答弁がありました。 討論では、反対する意見として、一委員より、本議案により12段階ある保険料率区分全てで保険料が引き上げとなる。保険料の支払いが困難な状況にある市民を自治体の努力で救うためには、一般会計から繰り入れる方法なども含めて検討すべきであり、全ての段階で保険料を上げる本議案には反対。 一方、賛成する意見として、一委員より、保険料が上がることについては大変心苦しいが、介護保険は皆で支え合っていく制度であり、松江市においては適正に算定され、市民の声も聞いた上で提案されたものであり、賛成との意見があり、採決の結果、議第28号は賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第45号「松江市立南学校給食センター整備及び運営事業施設整備業務の請負契約締結について」の質疑で主なものは、DBO方式はどのようなすぐれた点があるのか、また今後の展望についてはどうかとの質疑に対し、執行部より、DBO方式とは建設、運営、維持管理を一括して発注することとなるので、経費の削減、効率化が見込める。 今後については、このような運営方式になじむ施設であれば、その他の施設の活用についても検討していきたいと考えている。 次に、この施設は80食くらいのアレルギー対応を想定したもので進めているが、今後のアレルギー対応の方針については変わりはないのかとの質疑に対し、執行部より、アレルギー対応の方針については固まったわけではないが、学校の教職員もアレルギー対応によってかなり疲弊している。その辺も兼ね合いながら、センター建設までに全体を見据えて検討したいと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第45号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第46号「財産の無償譲渡について」では、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第52号「財産の無償譲渡について」から議第54号「財産の無償譲渡について」まで、以上議案3件については、一括議題といたしました。 審査では、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第68号「指定管理者の指定について」では、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第69号「指定管理者の指定について」から議第76号「指定管理者の指定について」まで、以上議案8件については、一括議題といたしました。 議第72号、東出雲老人福祉センターの指定管理者を指定する議案の質疑では、この施設の風呂が休止となり、平成30年度は指定管理料が減っているが、再開するめどもないのか。また、休止、廃止はどのような手続で決めるのかとの質疑に対し、執行部より、老人福祉センターについては、東出雲にかかわらず、公共施設適正化第1期計画の中で、これらについては全て廃止、地元譲渡という方針が示されているところである。 この計画では、平成32年度までを期限としており、この間で、この施設の利用について地元と協議を行い、今後の方針を決めたいと考えている。 老人福祉センターとしての機能は、民間の施設等で代替できると考えており、入浴施設については再開することは現在は考えていないとの答弁がありました。 なお、議第72号を除く議案7件につきましては、いずれも質疑はなく、議案8件の討論では、ともに意見はありませんでした。 採決の結果、議第69号外議案7件は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第81号「指定管理者の指定について」は、松江市八雲かやぶき交流館の指定管理者を指定するものであります。 質疑では、指定管理を受ける場合は、4年から5年くらいの期間としたほうが効率的な管理運営ができるということであったが、今回は全体的に1年間が多い。これは公共施設の適正化を踏まえたものかとの質疑に対し、執行部より、多くの施設に関しては、御指摘のとおり公共施設の適正化、施設のあり方等を検討する関係で短い期間が設定されていると考えているとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、議第81号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第107号「平成29年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)」は、質疑で主なものは、一般介護予防事業のボランティアポイントについての質疑に対し、執行部より、この事業は介護予防のために高齢者が介護施設やなごやか寄り合い事業においてボランティア活動を行う事業で、まめなかポイント事業という名称で実施している。 既に登録している団体が198団体、個人ボランティアは60名の登録があり、さらにふえることから、今回補正をしているとの答弁がありました。 次に、認定審査委員報酬費や主治医意見書作成費、認定調査費が当初予算より増額になった理由についての質疑に対し、執行部より、認定審査の申請件数が当初見込みよりも約700件ふえたことにより対応したものである。 それにより認定調査件数並びに主治医意見書作成の件数もふえ、認定審査会は当初年間444回を見込んでいたものが、決算見込みでは473回で29回の増を見込んでいるところである。 また、社協の委託については、このようなふえた申請件数を処理するため、年度途中で嘱託員の増強、パート職員を雇用するための増額となっている。 次に、認定率は上がっているが、介護サービス費が減額になった理由は何かとの質疑に対し、執行部より、サービス費の給付の減少は、事業所の休止、廃止があったことによるものであるなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第107号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第128号「松江市指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」から議第130号「松江市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」まで、以上議案3件については、一括議題といたしました。 議案3件の質疑はなく、討論では議第128号、議第129号及び議第130号に反対する意見として、一委員より、本議案は障がい者、高齢者などの福祉サービスの包括化に踏み出している点に大きな問題がある。障がい者福祉の世界に介護保険の保険原理が持ち込まれることは認められないため、反対する。 一方、賛成する意見として、中核市移行そのものは松江市議会で既に議決済みであり、必要な改正であり、賛成との意見があり、採決の結果、議第128号外2件はいずれも賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第131号「松江市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」から議第133号「松江市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」まで、以上議案3件については、一括議題といたしました。 議案3件の質疑はなく、討論では議第131号、議第132号及び議第133号に反対する意見として、一委員より、地域包括ケア強化法は、その成立に至る経過、内容に多くの問題があり、その法改正による条例の一部改正は認められないので、反対。 一方、賛成する意見として、本条例は事業の実施あるいはサービス提供にとって必要なものであり賛成との意見があり、採決の結果、議第131号外2件は、いずれも賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第134号「松江市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」から議第144号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」まで、以上議案11件については、一括議題といたしました。 議案11件の質疑はなく、討論では、議第134号外議案10件に反対する意見では、一委員より、本議案が根拠とする地域包括ケア強化法は、成立経過、内容に多くの問題点があり、その法改正による条例の一部改正は認めれないので、反対。 一方、賛成する意見として、介護事業を進めていく上で必要な改正であり賛成などの意見があり、採決の結果、議第134号外10件は、いずれも賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第20号「松江市指定管理者の管理する公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」、議第21号「松江市宍道ふれあい交流館の設置及び管理に関する条例の廃止について」、議第23号「松江市児童クラブ条例の一部改正について」、議第24号「松江市運動施設設置及び管理に関する条例の一部改正について」、議第26号「松江市保育料条例及び松江市立幼稚園保育料条例の一部改正について」、議第29号「松江市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」、議第67号「指定管理者の指定について」及び指定管理者の指定に関する議第77号から議第80号、議第82号から議第85号、以上議案15件につきましては、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第20号外14件はいずれも全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第145号「平成29年度松江市病院事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少について」及び議第146号「平成29年度松江市病院事業会計補正予算(第3号)」については、一括議題といたしました。 審査では、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第145号及び議第146号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 石倉徳章経済委員長。 〔21番石倉徳章議員登壇〕 ◆21番(石倉徳章) 今期定例会において経済委員会へ付託になりました議案27件につきまして、3月8日、9日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第30号「松江市観光公園条例の一部改正について」は、観光公園の定義は何かとの質疑に対し、観光公園とは観光の名所を整備して観光客を誘致し、観光振興に資するという目的で設置された公園である。 また、都市公園法の改正内容の中で、技術的基準に適合とはどういうことなのかとの質疑に対し、公園の機能維持のために必要な措置を適切な時期に行うこと、点検によって異常を把握した場合、必要な措置を講ずることなど、基本的なことが定められたなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第30号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第31号「松江市美保関海の学苑ふるさと創生館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、プールを廃止する原因は何か、プールがある空間はどう利用する考えなのかとの質疑に対し、海水を使うためかなり老朽化が激しく、今後も施設修繕に多大な経費がかかる。プールはつり天井であるため、法律が変わり、近いうちに改修が必要になる。利用は年間2万5,000人前後で推移してきており、利用者数が少ないことなどが廃止の理由である。廃止後のプール部分は基本的には閉鎖した状態であると考えている。 また、プールを廃止した後、この施設はどのように使われるのかとの質疑に対し、公共施設適正化の方針に基づくと、フェリーターミナルは存続し、それ以外の機能については段階的に縮小となる。ホール機能、ミュージアム機能について、現時点では時期も含めて具体的なところはまだ決めていない。プール廃止後の状況と美保関地区の地域振興策の検討状況等を見ながら、引き続き検討し、地元にもきちんと説明をしていきたいと考えている。 また、指定管理への影響はどのようになるのかとの質疑に対し、指定管理料は経費的に約2,000万円減の見込みである。 また、八雲のように民間で活用しようという申し出があったときにはどのようにする考えかとの質疑に対し、現時点でプールの今後の利用について、具体的なものがあるわけではないが、例えば八雲のような提案があれば協議は受けたいと思っているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成はするが、地元からきちんと意見を伺い、今後の活用など、地元へある程度、希望も与えるような形で話をしないと、地元の納得が得られないのではないかと考える。 また、一委員より、賛成する意見として、ふるさと創生館は、地元にとってよりどころになっている施設であると思う。民間の力をいただくようなことをしながら、新たな需要、要求といったようなことについて、ぜひ市としても検討を深めていただきたいとの意見があり、採決の結果、議第31号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第32号「松江市農山漁村公園条例の一部改正について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第32号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第33号「松江市中国牡丹園の設置及び管理に関する条例の廃止について」は、職員体制はどのようになっているのかとの質疑に対し、現在、花卉生産振興センターの所長が管理しており、作業員として常時臨時職員2人が勤務している。今後は料金を徴収しなくなるため、施設開放の時期のアルバイト雇用がなくなる。 また、職員なしで公開可能かとの質疑に対し、作業員は常時勤務しているので、適正な管理はできると考えている。 また、条例を廃止することによって、中国牡丹園、花卉生産振興センターにどのようなメリットがあるのかとの質疑に対し、施設の主な目的はボタンの品種をきちんと保存し、地域で使ってもらうことである。ただし、管理に支障がない範囲で見学はできるように公開にも対応し、万が一問題があれば適宜見直しをして対策をとりたいなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成ではあるが、中国牡丹園は残さず、ボタンを専門でやっている花卉生産振興センターへ統括したらどうかと考える。 また、一委員より、賛成するが、現状をしっかり把握し、八束町に寄与するものとしていただきたいとの意見があり、採決の結果、議第33号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第34号「松江市県営土地改良事業に係る特別徴収金に関する条例の制定について」は、条例制定後、どれだけの件数を見込んでいるのかとの質疑に対し、過去8年間に松江市内で特別徴収金が該当した事例はない。農地中間管理機構関連事業において、中間管理機構に預ければ、同意がなくても実施できるようになったが、実質は市の職員と改良区の職員が出向き、受益者の同意をとるようにしているため、件数の想定はしていないとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第34号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第55号「財産の無償貸付けについて」は、ホットランドやくもを地元団体に無償で貸し付けるもので、経営がかなり厳しいと聞いているが、市から補助金等は出ているのかとの質疑に対し、補助金等は出していない。地元で会社をつくり、健康増進、地域振興も含めて頑張るということで、施設を無償で貸し付けている。今後のことは運営状況を見ながら検討をさせていただきたいなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第55号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第56号「財産の減額貸付けについて」は、八幡町地内の土地を、松江森林組合に8割の減額で貸し付けるもので、貸付額8割減ということだが、どういう理由かとの質疑に対し、森林整備の公益的な面と市内での木材循環を高めるため、木材需要、チップ用材の搬出量の見通しをしつつ、ストックヤードの施設の収支を見ながら森林組合と協議している。 また、燃料として安定供給できているのかとの質疑に対し、今年度は7万1,000トンを搬入することで、発電に必要な燃料は供給されていると考えている。松江木材流通センターからは、今年度2万8,500トンを見込んでいるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第56号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第57号「財産の取得について」は、企業誘致用地として、松江市土地開発公社から八幡町地内の土地を取得するもので、取得額と売却予定額の差額は幾らかとの質疑に対し、1平方メートル当たりの取得簿価は3万1,051円、売却予定額は1万5,000円である。原則として時価で売却する計画でいる。近隣に県の地価調査地点があり、そこを勘案しながら、不動産評価委員会を通して売却価格を決めているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成する意見として、やむを得ないとは思うが、差額は税金の損失だと思って見なければならないと考えている。売り時などもう少し精査をしていただきたい。 また、一委員より、賛成する意見として、地価の下落というのは当然あるだろうが、それも含めて土地について考えていかなければならないとの意見があり、採決の結果、議第57号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第86号「指定管理者の指定について」から議第90号「指定管理者の指定について」まで、以上5件については、鹿島農業支援施設、鹿島講武生活改善センター、宍道農村環境改善センター、宍道菅原農村生産ターミナル、宍道農産物処理加工施設の指定管理者を指定するもので関連がありますので、一括議題としました。 質疑では、施設の運営体制の見直しなどを理由に、指定期間を1年にするとなっているが、具体的にはどのように見直しをするのかとの質疑に対し、地元譲渡を基本にして話をしているが、相手方の事情もあり、難航をしているという状況である。 また、宍道農村環境改善センターの指定管理料が100万円減額になっている理由は何かとの質疑に対し、平成29年度は指定管理料に里山マルシェの開催経費を含んでいたが、平成30年度は別途予算化したなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第86号から議第90号まで議案5件は、それぞれ全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第91号「指定管理者の指定について」は、東出雲ふれあい農園の指定管理者を指定するもので、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第91号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第92号「指定管理者の指定について」は、大森の湯・宍道総合交流ターミナルの指定管理者を指定するもので、指定管理者が第三セクターであるため、見直しの可能性があり、1年にするということを数年前から説明してきているが、いつごろ見通しを示すのかとの質疑に対し、具体的な見直しの案はまだ出ていないが、見きわめをすべきときに来ているのではないかと思っている。方針について、総務部と協議し、もう少し具体的なものを出すようにしたいなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第92号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第93号「指定管理者の指定について」及び議第94号「指定管理者の指定について」は、メテオプラザ及び美保関温泉施設の指定管理者を指定するもので、関連がありますので、一括議題としました。 質疑では、この指定管理者の従業員は地元雇用かとの質疑に対し、地元雇用が多数であると聞いている。また、温泉施設はスタンドのほかに何か利用方法を考えているのかとの質疑に対し、現状のセルフスタンド以外の利用については、検討していない。 また、温泉を使って何かをするというのは、会社がするのか、それとも市が活用方法を考えてその管理運営を委託するのかとの質疑に対し、会社の創意工夫を期待して、指定管理者に選定している。ただ、資源をどう生かすかということは、当然行政としても考えていくべきものだと思っている。両者がいろいろと協議をしてやっていく必要があると思うなどの答弁がありました。 議第93号は討論で意見はなく、採決の結果、議第93号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第94号は討論で一委員より、行政もしっかりやるということであるので、計画をしっかり立て、もう少し丁寧な説明もお願いして、賛成をするとの意見があり、採決の結果、議第94号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第95号「指定管理者の指定について」及び議第96号「指定管理者の指定について」は、玉造温泉ゆ~ゆ及び玉湯温泉供給施設の指定管理者を指定するもので、関連がありますので、一括議題といたしました。 質疑では、温泉供給施設から旅館等へ配湯して徴収した使用料を市へ納付し、そのうち減価償却分をふるさと創生基金に積み立てているということだが、どういうことかとの質疑に対し、この基金は玉湯町にかかわる地域振興等に充てる基金で、配湯施設の修繕等に充てる財源としているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第95号及び議第96号は、それぞれ全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第97号「指定管理者の指定について」は、イングリッシュガーデンの指定管理者を指定するもので、有料化についての議論をされているのかとの質疑に対し、無料化になり一定期間がたち、施設の管理料も相当かかっている。施設を維持し、さらに魅力をアップするためにも、ある程度の経費は必要となるので、有料施設として入場料をいただき運営する方法も含め検討を進めているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成ではあるが、以前アイリッシュガーデンにしたらどうかという提案をした。小泉八雲に関連をした企画を立てて、有料化していくことが必要と思っている。検討をお願いしたい。 また、一委員より、賛成であるが、いろいろなことを検討すべき時期なのではないか。 また、一委員より、賛成であるが、用地取得された全体の場所を合わせて活用方法を早急に検討していただきたいとの意見があり、採決の結果、議第97号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第98号「指定管理者の指定について」は、小波キャンプ場の指定管理者を指定するもので、質疑はなく、討論では、一委員より、賛成であるが、新しいアイデアで、夏だけではなく、それ以外の季節にも使えるよう、行政でPRの仕掛けに協力をしてあげたらいいと思っているとの意見があり、採決の結果、議第98号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第99号「指定管理者の指定について」は、星上山スターパークの指定管理者を指定するもので、平成29年度まであった指定管理料がゼロになったのはなぜかとの質疑に対し、この団体はいろいろ工夫をしていただいたり、経営の効率化を図っていただいている。団体との協議の中でPR等にも努めて、利用収入の増を図っていくということで、0円の指定管理料で来年度1年間運営し、譲渡の可否について判断をしていきたいということであったなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第99号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第100号「指定管理者の指定について」は、鹿島多久の湯の指定管理者を指定するもので、順調に運営していると思うが、指定期間を1年にしないといけないのかとの質疑に対し、採算が見込める施設であり、公共施設適正化の方針で民間譲渡の検討をする必要があるため、1年ごとに更新をしている状況である。不安定さということは十分承知している。方針を見きわめていく時期だと思っているので、どういう方式がいいのか考えさせていただき、早目に方針を出したいと思うなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成する意見として、検討も結構だが、しっかり答えを出すように。民間譲渡ということで行政から離れる時期が来るわけであるので、行政の考えとしての方向性、施設整備についての配慮はしっかりしていただきたいとの意見があり、採決の結果、議第100号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第101号「指定管理者の指定について」は、フォーゲルパークの指定管理者を指定するもので、施設の老朽化の問題がある。減価償却して、基金は積んでいるのかとの質疑に対し、基金が必要であったかもしれないが、既に修繕費が必要となってきており、現時点で基金造成に至っていない。将来的に老朽化する施設がふえていく中で、修繕等をどうしていくかということは、財政運営全体で考えるべきことだとは思っているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第101号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第102号「指定管理者の指定について」は、小泉八雲旧居の指定管理者を指定するもので、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第102号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第111号「平成29年度松江市ガス事業会計補正予算(第3号)」は、起債残高が減っていくことになると思うが、今後の見通しはどうかとの質疑に対し、平成16年度に約75億円あったが、今年度末には約29億円となる。平成30年度が償還のピークで、その後は徐々に経営状況が回復をしていく見通しであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第111号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第112号「平成29年度松江市交通事業会計補正予算(第3号)」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第112号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより経済委員長の報告に対する質疑に入りますが、初めに議第56号議案について委員長の報告に対する質疑、討論、表決を行います。 24番森脇幸好議員を除斥いたします。 〔24番森脇幸好議員除斥〕 ○議長(森脇勇人) これより議第56号「財産の減額貸付けについて」の委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって議第56号議案の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより表決に入ります。 議第56号「財産の減額貸付けについて」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議第56号議案は委員長の報告のとおり決しました。 24番森脇幸好議員の除斥を解除いたします。 〔24番森脇幸好議員除斥解除〕 ○議長(森脇勇人) 次に、議第56号議案を除く経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 畑尾幸生建設環境委員長。 〔23番畑尾幸生議員登壇〕 ◆23番(畑尾幸生) 今期定例会において建設環境委員会に付託となりました議案21件について、3月9日に現地視察、12日、13日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第35号「松江市史跡公園条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、協議会については、史跡公園利用者の利便性の向上を図るために、自治会や愛護団体等で協議会を組織して、利用者の利便性を図るために利用に際してのルールをつくったりすることができるようになるものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第35号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第36号「松江市景観条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、塩見縄手地区の太陽光発電設備景観形成基準の策定に当たり、地元説明会を行い、特に反対という意見はなく、住民の方々の理解はいただいているものと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第36号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第38号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し執行部より、この条例は中核市移行により権限移譲を受けるもので、このたび廃棄物処理法の一部改正があり、今回2以上の事業者による産業廃棄物の処理に関する手数料を新規追加という形で改正するものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第38号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第39号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例及び松江市一般廃棄物の処理手数料に係る収入証紙に関する条例の一部改正について」は、収集運搬費が今後増加していく理由についての質疑に対し、執行部より、ごみの量が減ったとしても、収集のためのルートが決まっており、これに基づき委託契約をしているので、減にはならない。また、過去数年間の人件費の上昇率を使用していることから、このような金額となっている。平成29年度に収集体制の見直しをしており、今後も委託費の抑制に努めたいと考えている。 循環型社会実現へ向けての三者一体となったチャレンジについて、市民のチャレンジは手数料の値上げやごみの減量化への努力であると考えるが、行政、事業者のチャレンジは何かという質疑に対し、執行部より、4月から全自治会、町内会に丁寧に説明を行い協力していただくようお願いし、事業所についても商工会議所等を通じて減量に向けてお願いをしていきたい。また、事業所からの資源ごみを無料で出せる方法もあるので、こうしたことを再度説明していきたい。 次に、経費についての質疑に対し、執行部より、委託費や物件費は効率化できるところがあると思っている。収集運搬についても、現在は2カ年の債務負担を組んで複数年契約し効率的に取り組んでいるが、これをさらに3年、5年と延ばすことで経費の抑制につながるのではないかと考えている。エコクリーン松江でも、プラットフォーム等、効率化できるものはいろいろあると考えている。最終処分の方法についても、新しい処分方法について研究し、経費を抑制する方向に持っていきたいと考えている。今後、1年ごとの実施計画で数値目標を立て、これを検証し、次年度の実施計画に反映させ、強化すべきところを明らかにしながら取り組んでいきたいと考えている。 啓発活動として、町内会等を説明に回るスケジュールについての質疑に対し、執行部より、4月11日の本庄公民館に始まり、5月末の美保関公民館まで29公民館区の自治連総会で説明会開催のお願いをし、4月中旬から7月末までに市内の882カ所の自治会に環境保全部を挙げて説明を行う予定としている。調整がつかなかった自治会には、8月、9月で再度日程調整を行い説明したいと考えている。 エコクリーン松江の炉の耐久性についての質疑に対し、執行部より、水分やごみ質の変動はあるが、今直ちに耐久性に影響が出るという状況ではなく、そうした兆候もない状況である。設計の考え方として金属は基本的に処理しないなど、いろいろな条件のもと設計されているので、常に監視をしているという状況である。 次に、溶融した後にできる発生材の使途についての質疑に対し、執行部より、スラグについては路盤材などに利用されるほか、コンクリートの2次製品などに使われている。また、メタルについては重機のおもりなどとして広く使用されている。 ごみ処理に係る経費の削減や合理化をどのように取り組むのかという質疑に対し、執行部より、今では当たり前となったスーパーマーケット等に缶、瓶、ペットボトルのリサイクルステーションがあるが、それまでは個別に収集を行っていたものであり、非常に進んだ取り組みであった。設置するマーケット等へは大変な迷惑をかけているが、収集運搬費を大幅に削減する画期的な方法である。当時市民の皆様からアイデアをいただき、企業側に協力をいただくよう行政が間に入って一生懸命取り組んだものである。この取り組みが松江方式として当時評価された。今後収集運搬の委託費が人件費等の増により1億円程度増加すると見込まれるが、こうしたアイデアや工夫が絶対に必要になると考えている。経費にメスを入れてぜひ取り組んでいきたいと思っている。 事業所ごみの分別についての質疑に対し、執行部より、事業所ごみについても、資源化できるものは資源化をお願いしたいが、この徹底が不十分だと思っている。今後、商工会議所を通じて事業所へきちんと説明を行っていきたいと考えている。また、本市では事業系一般廃棄物としての分別区分が燃やせるごみ、燃やせないごみということで、搬入の受け付けをしているが、職場から排出される従業員の飲食に伴う燃やせないごみの取り扱いについては、松江市一般廃棄物処理基本計画の中でも、今後この取り扱いをどのようにするのか大きな課題であると考えている。できるだけ早い段階で判断し、方向性をお示ししたいと考えている。 次に、事業所の負担率についての質疑に対し、執行部より、事業所の負担率は今回80%でお願いしている。法律では、事業活動に伴う廃棄物については、事業者みずからの責任において処理しなければならないとされていることから、基本的に原価相当の負担が望ましいという考え方である。本市では、中小企業が多い状況であり、前回の改定の際にはこうした状況を鑑み、70%の負担率でお願いをしたが、事業所からのごみ排出量が依然として高い状況であることから、80%という設定としたものであるなどの答弁がありました。 討論では、一委員から、燃やせるごみ袋の値上げについてリサイクル、減量は市民と協働して一緒になって取り組むべき課題である。リサイクル率を上げるため、燃やせるごみ袋を値上げするということは、協働に水を差すものだと思う。個人の努力で減量できない層へごみ袋の無料配布ということで配慮はしてあるが、生活保護世帯が含まれていないことは残念に思う。事業系のごみの値上げについては、現場から大変だということが言われており、経過措置があったとしても不法投棄につながるのではと危惧している。税金をごみ処理に使うのであれば、自分たちも努力してごみを少なくするから、その経費を市民のために使ってほしいという感覚に市民になってもらうように仕向けてもらいたい。市民と事業者に負担を強いるものであり、反対するという意見。 また、一委員からは、このたびの改正は特に燃やせるごみ袋の代金が大幅に値上げされるものである。市民生活に大きく関係するものである。松江市では、これまでごみの収集方法の見直しや、事業所ごみの受け付け及び処理ラインの一元化などにより、市民の皆さんにも協力をお願いし、経費節減に取り組んでいるものの、今後も処理施設の維持管理費、老朽化に伴う経費、旧施設の解体撤去費用、高齢者世帯への支援など、多額の経費が必要であると見込まれている。当然のことながら、値上げをすることは我々もつらいことではあるが、将来にわたって循環型社会を構築し、このきれいな松江市を次世代に引き継いでいくためにはやむを得ないものと考える。なお、施行日である10月までには、市民の皆さんに丁寧に説明し、理解をしていただけるよう最大限の努力をお願いし、賛成するとの意見がありました。 採決の結果、議第39号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第40号「松江市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、用途地域の類型に田園住居地域を新たに加えられることにより、条例の一部改正を行うものである。現在、松江市内で田園住居地域の指定はないなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第40号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第41号「松江市営住宅条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、入居者が認知症患者等である場合の収入申告については、困難な事情にあると市長が認める場合、収入申告義務を免除し、職権により収入状況を確認し、家賃の算定手続を可能とするよう改定するものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第41号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第42号「松江市都市公園条例の一部改正について」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、議第42号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第44号「松江市公設浄化槽条例の一部改正について」は、平成30年度末をもって公設浄化槽の設置を終了するが、周知はどのようにされ、設置数が増加したのかという質疑に対し、執行部より、対象となる方へは、個別に訪問等を行い周知したところである。周知を行ったことで、例年10戸程度で推移していたが、平成29年度は20戸程度に増加したという状況であるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第44号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第47号「財産の無償譲渡について」、議第48号「財産の無償譲渡について」、議第49号「財産の無償譲渡について」、議第50号「財産の無償譲渡について」、議第51号「財産の無償譲渡について」は、いずれも八束町地内に松江市が所有するごみ集積所を利用する入江地区、二子地区、寺津地区、馬渡地区、遅江地区の各自治会組織へそれぞれ無償で譲渡するもので、関連がありますので、一括議題といたしました。 質疑に対し、執行部より、譲渡する相手先の名称が、地区であったり自治会となって異なっているが、いずれも地縁団体として認可された名称で記載しているためであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第61号「公有水面埋立に関する意見について」及び議第62号「公有水面埋立に関する意見について」は、いずれも道路用地として公有水面埋め立てに関するもので、関連がありますので一括議題といたしました。 質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第63号「市道路線の廃止について」及び議第64号「市道路線の認定について」は、いずれも関連がありますので、一括議題といたしました。 質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第109号「平成29年度松江市水道事業会計補正予算(第4号)」は、道路に敷設してある消火栓の修理等についての質疑に対し、執行部より、工事等で支障となり移設を行ったものが4件、修理等を行ったものが9件である。 漏水の減免についての質疑に対し、執行部より、現在1月及び2月に発生した寒波での水道管の凍結、破裂による漏水減免措置については、2分の1の減免を案内している。漏水の状況については、3月、4月の検針で前年同期等と比較して水量が多くなっていれば異常水量という形で検針票でもお知らせする。減免の申請締め切りを5月末としている。今回の補正予算には、漏水減免について反映をしていない。企業会計上の発生主義により、申請が出た時点で確定し、料金の減額を行うものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第109号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第110号「平成29年度松江市下水道事業会計補正予算(第4号)」は、質疑に対し、執行部より、社会資本整備総合交付金が減額になっている中で、松江市においては面的な整備が終わり、当初整備した電気機械設備の更新を中心に実施している。全国的に交付決定額が要望額に対して減になっている状況であることから、ストックマネジメントを取り入れながら優先順位を定め順次、更新整備を実施しているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第110号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第37号「松江市屋外広告物条例の一部改正について」、議第43号「松江市普通公園条例の一部改正について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 比良幸男予算委員長。 〔33番比良幸男議員登壇〕 ◆33番(比良幸男) 今期定例会において予算委員会に付託になりました議案16件につきまして、3月1日及び3月16日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 初めに、3月1日に行いました総括質疑の主なものを御報告いたします。 個人市民税、法人市民税は増額、固定資産税、たばこ税は減額見込みであるが、今後の見通しはどうかとの質疑に対し、個人市民税では所得の伸び、法人市民税では景気回復を見込み、いずれも増額としている。固定資産税は宅地等の地価下落の影響と家屋の評価がえの影響などにより減額としているが、平成31年度と平成32年度には家屋の新増築分による増額が見込まれる。 たばこ税は喫煙者の減少と加熱式たばこの普及拡大の影響を加味して減少を見込んでいるが、平成30年度の税制改正案では、年次的にたばこ税率の引き上げなどが行われることになっているため、平成31年度以降は当面横ばいで推移するものと考えている。 平成31年度以降の市税全体の見通しは、税制改正が毎年度行われるため、予測が大変難しい。法人市民税について、平成31年10月から法人税割の税率が引き下げとなり、その後は減収の影響が出てくるものと思っている。 また、地方消費税交付金、地方交付税、市債、いずれも増額である。市債の残額は約1,135億円を見込んでいるが、今後の方向性並びに見通しはどうかとの質疑に対し、地方消費税の交付金は、国の制度の見直しにより増額となった。今後は平成31年10月に消費税率の引き上げが予定されている。これは社会保障の安定財源の確保が趣旨であるので、確実に税率が引き上げられ、必要な財源が措置されるよう全国市長会等を通じて要望している。 地方交付税は、平成30年度の地方財政計画で前年度を上回る一般財源総額が確保されて、一定の額は措置されることになったが、国の財政健全化に向けた歳出抑制、地方一般財源総額の見直しが論議される可能性がある。地方交付税総額の縮減につながることのないよう、全国市長会等を通じて引き続き要望してまいりたい。 市債は、普通建設事業費が増額となる平成30年度は、前年度よりも約3.7億円増加した。中期財政見通しでは、平成31年度から平成33年度までの間に必要な普通建設事業の財源として、約282億円の市債を発行する予定であるが、引き続き市債残高の縮減が必要な財政状況にあるので、市債発行と償還のバランスをとりながら財政運営を行っていきたい。 また、私立保育所の運営費、障がい福祉サービス費、生活保護の扶助費など、軒並み前年度よりアップしている傾向にあるかと思うが、方向性や見込みなどはどうかとの質疑に対し、保育所運営費は引き続き保育ニーズが上昇すると見込んでいる。また、保育士の賃金の上昇も見込まれるため、平成31年度以降も運営費は増加するものと考えている。 障がい福祉サービス費、生活保護扶助費の増加はサービス利用者の増加、あるいは高齢者世帯の増加に伴う医療扶助と介護扶助の増加が原因であり、今後もこの傾向は続くものと考えている。 近年の扶助費の増加は国の法律に基づいて実施するものがほとんどであり、各施策における利用者の増加が主な原因であると考えている。今後も引き続き施策の適正な実施に努めてまいりたいと思っている。 また、育児休業等の取り組み、推進のための実態把握調査等の経費が投入された。次の行動に移す事業が喫緊の課題であると思うが、どう考えているのかとの質疑に対し、現在実態調査、アンケート等を実施している。今回それに基づいて検討していく場を設置する予算を計上している。この検討会は、国、県、商工会議所などから参画していただき、引き続き実態把握を行い、課題を共有した上で具体の解決策、支援策を検討していきたいと思っている。スピード感を持って次の行動に移していくことが重要であるので、できるところから実行に移していきたい。 また、上下水道事業において、管路、施設の老朽化対策、耐震化事業により、10年間で200億円という大きな数字が打ち出され、現在実施計画されてきているが、今年度は12億7,000万円と少ないのではないかと思う。計画どおり実施できるのか、要因は何かとの質疑に対し、水道事業の建設改良事業予算については、平成24年度に経営戦略プランを定め、建設改良事業費の総額を10年間で200億円という計画にした。 このうち浄水場から市の中心部の病院、避難所への管路の耐震化がある。中心部に入ると地下埋設物等の工事支障、難度の上昇があり、来年度は前年度比で減となった。 ただ、これに加えて、給水ブロックの連結管の整備、公共工事の支障移転、設備機器の更新等、建設改良事業の予算案の総額としては26億円を計上しており、10年間で200億円という考え方に変わりはないと考えている。 平成29年度に整備した水道管の地下埋設のマッピングシステム、あるいは事前の地下埋設物の調査を徹底しながら、平成30年度に新たな長期経営計画を立てたいと思っており、その中で建設改良事業計画についても、さらにブラッシュアップしながら、投資の効果も十分にしんしゃくしつつ、引き続き積極的な事業展開、事業実施に当たりたいと思っている。 次に、中核市移行に伴う職員数の増加により職員給与費等がふえているが、今後は人口動態や時代背景などにあわせながら人材の確保や育成、労働環境の改善を図るべきだと思うが、松江市としての考えはどうかとの質疑に対し、地方創生等を進めていくために、事務事業のスクラップや見直しを行いながら進めてきた。 今後、中核市としての機能を発揮するため新たな業務に必要な体制整備を行っていかなければならない。現状の組織、人員体制、機構についての行政診断をし、これに基づいて今後の定員管理計画を策定していきたいと思っている。 次に、総合戦略の関連事業費は、102事業、約43億6,000万円、対前年度比22%増の予算を計上されている。その中で特筆すべき事業と市長の決意はとの質疑に対し、観光関係で不昧公200年祭の開催、ホーランエンヤの準備に係る経費等を予算計上している。 また、産学官の拠点推進、人材還流等のためにシティプロモーションの調査研究、県外に在住する松江と縁のある人々とのつながりをつくる取り組み等について新たに盛り込んだ。 ハード事業では、特に子育て関係で八雲幼保園、乃木児童クラブ整備、それから玉造温泉での地熱資源の開発事業も盛り込んでいる。 さらに、本市の取り組みに加え、中海・宍道湖・大山圏域においても圏域版の総合戦略を進めていくことにしており、留学生のインターンシップや日本語教育の支援などのインドとの経済交流、台湾、シンガポールを初めとする訪日客へのプロモーション強化、山陽方面との南北軸の観光周遊ルートを確立するということで、インバウンドを推進するなど、スケールメリットを生かした圏域ならではの取り組みを進めていきたい。 また、ことしつくった若者人材確保のアクションプラン、地産地消アクションプランを今後、圏域5市にまで広げていきたい。圏域のスケールに広げて取り組むことも念頭に置き実行していきたいと思っている。 次に、平成30年度は観光面での取り組みに力を入れている様子がうかがえる。大きなイベントも控えており、通年でのリピーター確保のためにも必要なことであると考えているが、効果をどう見込んでいるのかとの質疑に対し、来年度から不昧公の200年祭が始まる。これを通年型の観光コンテンツづくりにつなげていかなければいけないと思っている。ことしの7月から9月にかけ、JRのデスティネーションキャンペーンが行われるが、これは不昧公200年祭、水燈路をメーンテーマとするものである。集客面での効果を期待していきたい。 ホーランエンヤ、ジオパーク、大山隠岐国立公園の満喫プロジェクトなどをあわせて展開していき、総合計画の目標として立てている2021年の観光入り込み客数1,100万人、宿泊客数250万人の達成へのステップになるものと考えている。 また、インバウンドでは、圏域のDMOへの予算を今回増額し、連携して取り組むことにしている。特にシンガポールは東南アジアのハブと言われているところであり、ここに焦点を合わせたプロモーションが大変大事であると思っている。これによりインドネシアやマレーシアなどを見据えた大きな市場開拓効果につながっていくものと思っている。 次に、2014年から5年間、合併後の市町村の実情を把握した上で財政需要を交付税に反映するとして、支所経費、消防、清掃、保健衛生及び高齢者福祉、教育費などの算定がえの削減幅が緩和されてきた。来年度の緩和措置の状況はどうか。今後も非常に大変だという状況があり、引き続き国に対しても要望してもらいたいが、いかがかとの質疑に対し、合併算定がえにより、当初松江市において57億円の減を試算していたが、国に強く要請し、順次戻す形になってきている。 平成30年度は、前年度に比べて2.6億円増の31.3億円が追加需要という形で戻されることになっている。 追加需要の内訳は、支所経費が18.4億円、消防、清掃費が6.6億円、保健衛生、社会福祉、高齢者福祉費が4.8億円、その他が1.5億円である。最終的には平成34年度をもって完成するが、32億円となる。したがって、当初の縮減見込み額57億円に対し、25億円の縮減にとどまると推計している。 しかし、国の財政健全化の動きによっては地方交付税の削減が懸念される。 国に対しては、今後全国市長会等を通じて地方が必要とする一般財源総額を確保するように、引き続き要望していきたいと思っているなどの答弁がありました。 次に、各議案審査について御報告申し上げます。 議第15号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第15号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第103号「平成29年度松江市一般会計補正予算(第6号)」は、討論では、一委員より、財政が厳しい中、国の補正予算に迅速に呼応した点を評価する。特に新規で松江オープンソースラボの機能強化を図るため、地方創生拠点整備交付金並びに地方創生推進交付金など、国庫支出金をうまく活用した点について高く評価するところであり、賛成するとの意見があり、採決の結果、議第103号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第113号「平成30年度松江市一般会計予算」は、質疑はなく、討論では、一委員より、小中学校普通教室エアコン設置に踏み出すなど、評価する点もあるが、以下の点で不十分と言わざるを得ない。 第1に、いわゆる原発交付金が経常経費に多く充てられている。防災安全対策に重点的に充てるべきである。 第2に、施設使用料、児童クラブ使用料、ごみ袋料金の引き上げが含まれており、市民の生活を直撃する。 第3に、生活保護費が改悪され、夫婦子ども2人世帯で月9,000円、単身高齢者世帯で月3,000円の引き下げとなり、これでは暮らしが成り立たない。 第4に、市職員の退職金の引き下げが行われる。中核市移行で業務が大幅にふえる中で、このような改悪は認められない。 第5に、市民団体への補助金算定に格差があり、公平性に欠ける。これは同和問題を特別扱いにしているためで、差別解消のためにも特別扱いをなくすことが必要である。 第6に、保育所及び児童クラブの待機児童の解消に努力されていることは認めるが、必要数に追いつかず、保育士の処遇改善も不十分である。 第7に、教育分野では、競争をあおるばかりで、真の学力保障にならない学力テストへの参加と、集団的自衛権を容認した自衛隊への中学生の職場体験の実施が盛り込まれている。以上の理由で反対する。 また、一委員より、平成30年度は島根県で唯一の中核市としてスタートする年度であり、約2,000の事務の権限が島根県から移譲され、市民の皆様に身近な行政サービスのほとんどを市において行うこととなり、迅速な行政サービスができるものと期待している。歳入では、市税が微減になる中、自主財源の確保のため、使用料、手数料の改正により効果を見込んだ予算であり、市民の皆様にそれぞれ応分な負担をお願いするものである。地方財政対策については、国の経済状況は緩やかな回復基調が続いており、地方税収入や地方交付税の原資である国税収入の伸びが見込まれているが、まだまだ厳しい状況が予想される。歳出では年々増加の一途をたどっている社会保障関係経費や公共施設の維持管理費の確保のため、事務事業の廃止、見直しを行うとともに、大きな課題である人口減少対策やインバウンド対策などの取り組みなど、主要施策に対して重点配分された予算である。事業、施策についてはスピード感を持って実行されるとともに、社会資本整備総合交付金事業のような交付金事業や補助事業については、国はもとより、島根県とも連携を密にして予算獲得等に努められるよう申し添え、本案に対して賛成する。 また、一委員より、中核市事務に必要な予算を計上しながら、第1次総合戦略に掲げられた事業に対し、優先的、重点的な予算配分であること、また共創の理念を基本姿勢としていることを評価し賛成する。地産地消の取り組みを推進し、地域農林水産物の生産及び消費の拡大を図ること、そして農福連携を推進することに対し評価する。ごみの手数料の値上げについて、特に日常生活の公共経費にかかわる家庭ごみ袋の改定は議論になったところではあるが、リサイクル都市日本一を掲げ、4R運動も積極的に進め、ごみ減量化と分別を進め、循環型社会の構築をさらに進めるために不可欠である。公共料金審議会でも審議されたものだが、今後は施行まで各地域を回り、理解を得ていくということであるので、ぜひその努力を続けられるようお願いする。観光について、不昧公200年祭開催経費は通年にわたり積極的に茶の湯文化の紹介や消費拡大に取り組む点を評価するとともに、今後さらに全国へ松江市をPRすることを期待して賛成する。 また、一委員より、中核市移行分や2月補正計上で、対前年比3.4%の増となっている。市税の微減や合併算定がえの縮減など、厳しい状況の中、必要な一般財源を確保された。今後、国の方針として先進自治体の経費水準の基準財政需要額算定への反映や、総合戦略の取り組みの成果に応じた配分へのシフトなど、さらに厳しい財政運営になると予想される。国の動向を注視しながら、公共施設の統廃合の市民理解による推進、歳出の抜本的な見直し、未利用市有地の売却、国の補助制度の適切な活用などにより、財源確保に努められることを期待する。 また、新公会計制度による平成28年度分の公表や中期財政見通しの策定の取り組みがなされている。市民への説明機会を丁寧に持っていただくようお願いをする。 地産地消の取り組みを推進する地産地消アクションプランに基づき推進事業費を計上、観光産業ではジオパーク推進事業、松平不昧公200年祭開催経費、さらに2019年5月に開催されるホーランエンヤに向け、予算が計上されている。情報発信やおもてなし醸成など市民との連携、協働で誘客に向けて取り組んでいただきたい。 子どもを産み育てる環境整備として、企業主導型保育施設整備への支援事業や児童クラブの需要増加に対応するための施設の増設や慢性的な指導員不足解消のための処遇改善の経費が盛り込まれている。小中学校の普通教室へのエアコン整備への事業費計上など、確実な実施をお願いする。 また、人材確保と育成は極めて重要である。若者人材確保アクションプランを確実に実行されることを望む。 毎年自然災害が多発しており、被害の軽減や避難誘導に迅速に対応することを鑑みて、防災情報共有システムの整備を計画されている。また、大規模建築物耐震診断事業費補助金を新設され、国、県と合わせて支援することによって、地震時に通行を確保すべき道路機能確保の推進を計画されている。道路、河川事業については、国、県の補助金も踏まえ、着実な整備の推進がなされるよう、20億円強の予算を確保されている。 一般廃棄物処理施設解体事業として、南工場の解体事業で平成30年度、平成31年度の2カ年にわたる継続費を計上されている。解体後の対応については、速やかな取り組みを期待する。 さまざまな事業が予算計上されているが、4月より中核市へ移行する。より一層の市民サービスの向上のため、速やかな予算執行とともに、各事業の円滑な運営をお願いし、賛成するとの意見があり、採決の結果、議第113号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第114号「平成30年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」は、質疑はなく、討論では、一委員より、都道府県化初年度の国保料が引き下げられたことは評価する。しかし、保険料滞納世帯が約2,700世帯、加入世帯の1割以上という実態は、市民が払える額を超えているということである。一方、国保会計の基金は9億円を超えている。基金、一般会計からの繰り入れで国保料を1世帯1万円引き下げるべきであり、本案に反対するとの意見があり、採決の結果、議第114号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第116号「平成30年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」は、質疑はなく、討論では、一委員より、今回保険料が引き下げられたことは評価する。しかし、限度額の引き上げは負担増につながる。現年度の滞納者が261人、過年度が78人、短期証発行が2月末で56人と高齢者にとって重い負担を押しつけながら、医療に格差をつけるものであり、本案に反対するとの意見があり、採決の結果、議第116号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第117号「平成30年度松江市介護保険事業特別会計予算」は、質疑はなく、討論では、一委員より、保険料が全ての保険料率区分で引き上げとなり、最も所得の低い第1段階で約3,000円の引き上げとなる。厳しい生活の中で滞納した場合、いざ介護が必要となったときに、一度全額負担した上での償還払いや保険給付の差しどめ、保険料の引き上げ等のペナルティーが科せられる。滞納が2年を超えた場合は、保険料が時効消滅するため遡及して払うことが不可能となり、ペナルティーを避けることができない。1,000人を超える滞納者、第1段階だけでも200人を超える滞納者が今後このような事態に直面せざるを得ない状況である。ペナルティーは自治体の独自運用は制度的に難しいため、困難な状況にある市民を自治体の努力で救うためには、保険料を払いやすい額にするしかない。基金繰り出しはされているが、一般会計からの繰り入れも行うべきである。介護は誰でも将来必要になり、理解は得られるはずである。以上の理由で本案に反対するとの意見があり、採決の結果、議第117号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第122号「平成30年度松江市水道事業会計予算」は、質疑はなく、討論では、一委員より、簡易水道統合による水道料金引き上げを含むものであり、反対する。 また、一委員より、平成29年度は上水道と簡易水道事業が統合される節目の年度であったが、今年度は退職引当金の計上等もなく、安定した会計予算が組まれている。給水人口は減る傾向があるものの、給水戸数は増加傾向を示し、その結果、有収率も上がっており、全国平均を超える状況にあるなど、社会構造の変化が顕著になりつつある中で、平成30年度においては平成29年度に比べて収益は大幅に上がるものの、統合した簡易水道事業の運営や老朽管の更新事業などが見込まれることから、厳しい運営が続くと思われる。経営の効率的な運営に見直すため、県と一緒になって広圏域自治体での研究会、島根県水道事業の連携に関する検討会が開催されているが、市独自でも可能な限り包括委託等を進め、安全で安心な水の供給を続けていただきたい。また、平成30年度は松江市水道事業の100周年に当たる年で、市民とともに水道事業の歴史や施設を検証し、今後の維持管理に対しての協力を得ることは必要なことである。モンドセレクション金賞を受賞した縁の水で知られる松江市民の生活用水をつくり出す水道事業に対して、先人たちから引き継がれた水道の歴史や生活水を守るための事業費が計上され、今まで上下水道別々に経営戦略プランを作成していたが、今後はこれらを一体化して長期の経営計画を策定するという方向性を出しており、前向きな予算編成であることを認め賛成するとの意見があり、採決の結果、議第122号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第126号「平成30年度松江市病院事業会計予算」は質疑はなく、討論では、一委員より、時間外選定療養費と初診時選定療養費を徴収している。地域医療の役割明確化は地域医療の充実と市民啓発で行うべきであり、両選定療養費の徴収を含む本案に反対するとの意見があり、採決の結果、議第126号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第115号「平成30年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計予算」、議第118号「平成30年度松江市企業団地事業特別会計予算」から議第121号「平成30年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」、議第123号「平成30年度松江市下水道事業会計予算」から議第125号「平成30年度松江市交通事業会計予算」、以上議案8件につきましては、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致により原案可決すべきものと決しました。 なお、各分科会における審査の内容については、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 以上で予算委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 この際、しばらく休憩いたします。 〔午後0時30分休憩〕 ────────── 〔午後1時30分再開〕 ○議長(森脇勇人) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議第56号議案を除く議案145件に対する討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 13番吉儀敬子議員。 〔13番吉儀敬子議員登壇〕 ◆13番(吉儀敬子) 共産党市議団の吉儀敬子でございます。議案28件について、委員長報告に対して反対の討論を行います。 まずその前に、学校法人森友学園に関する決裁文書を財務省が改ざんして国会に提出していた事実が明らかになりました。公文書の改ざんは行政の信頼を失墜させ、民主主義の土台を根底から覆すゆゆしき事態です。松江市として政府に真相解明の責任を果たすよう強く求めるものです。 それでは、個々の議案の反対理由を述べます。 議第14号「松江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」です。 本条例改正により、職員の退職手当が70万円もの引き下げとなります。公務員給与の引き下げは公務労働者の生活のみならず、民間企業の給与に波及し、地域経済にマイナスの影響を及ぼしかねません。よって本条例には賛成できません。 次に、議第17号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」です。 本条例は、国保料の負担上限額が引き上げとなります。国保の上限のランクは、年収600万円前後であり、決して高額所得者とは言えません。負担上限額を引き上げる前に国庫負担増による保険料水準の引き下げ、均等割の軽減や見直しを行うべきであり、反対です。 議第19号「松江市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」です。 本条例は、非常勤消防団員の扶養親族がある場合の加算額を、配偶者や父母は引き下げとなっています。消防団員の確保に苦慮している実態がある中で、引き上げこそすべきであり、賛成できません。 議第28号「松江市介護保険条例の一部改正について」、制度発足時の介護保険料は3,140円でした。第7期の保険料は6,343円となり、とうとう2倍以上になりました。今や滞納者は1,000人を超え、まともな介護が受けられない異常な状態です。9億円の基金を取り崩し、一般会計からの繰り入れも行い、引き下げるべきであり、本議案には賛成できません。 議第39号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例及び松江市一般廃棄物の処理手数料に係る収入証紙に関する条例の一部改正について」、本条例は市民、事業者に負担を強いるものです。個人の努力で減量できない層へのごみ袋配布の対象に、生活保護世帯を含めるべきでありますし、事業所の廃棄物手数料値上げは中小企業にとって経営を圧迫するものであり、賛成できません。 議第113号「平成30年度松江市一般会計予算」についてです。 予算は市政の顔です。評価の基準は市政に憲法が生かされ、生存権や財産権、幸福追求権など基本的人権を市政は保障しているのか、地方自治法が規定する住民の福祉の増進に努めているのか、ここに物差しを置くべきです。 市政に求められているのは、国の悪政から市民の暮らしを守る防波堤になることです。平成30年度予算をこの物差しで見た場合、就学援助の入学準備金の入学前の支給や小中学校の普通教室のエアコン設置に踏み切られたこと、市内の農産物を市内で消費する地産地消の前進など評価をするものですが、以下の7点の理由で賛成できません。 まず第1に、4月から中核市となり、きめ細かいサービスが提供できるとの宣伝に反して、市民には施設使用料、児童クラブ使用料、廃棄物手数料の値上げがのしかかり、むしろサービスは切り捨てられる方向です。 第2に、生活保護費のさらなる改悪は、夫婦子ども2人で月9,000円、単身高齢者世帯で月3,000円もの引き下げです。 第3に、市職員の退職手当は70万円も引き下げられます。中核市移行で新たな業務がふえる中で、このような改悪は認められません。 第4に、保育所待機児、児童クラブ待機児に対して努力はされていますが、要望に追いついていません。保育士の処遇改善も不十分です。 第5に、教育分野では競争をあおるばかりで、真の学力保障にはならない学力テストへの参加と集団的自衛権行使を容認した自衛隊への中学生のキャリア教育の実施はやめるべきです。子どもたちが安心して学べるよう、少人数学級の推進や就学援助制度の拡充を行うべきであり、多忙をきわめる教職員の勤務環境を改善することです。 第6に、原発交付金が経常経費に充てられ、防災、安全対策に充てるべきです。福島原発事故から7年たった福島の状況を見るにつけて、安全な原発はあり得ないということであり、島根原発2号機の再稼働とプルサーマル運転、新たに原発3号機の稼働は絶対許すことはできません。 第7に、同和対策特別措置法が終結したにもかかわらず、同和団体への補助金支出は格差があり、公平性に欠けています。同和問題を特別扱いすることはやめ、他の補助金との公平性を図るべきです。 以上、7点の理由で平成30年度松江市一般会計予算に反対いたします。 次に、議第114号「平成30年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」についてです。 国保の都道府県化になって初めての予算です。1年目は保険料が引き下げられたことを評価しますが、限度額が引き上げられています。滞納者は約2,700世帯と加入世帯の1割以上に及ぶという実態は、市民が払える限度額を超えているということです。 一方で、基金は9億円にも及び、基金、一般会計からの繰り入れで1世帯1万円引き下げるべきであり、反対いたします。 議第116号「平成30年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」についてです。 今回保険料が引き下げられたことは評価しますが、限度額が引き上げられました。滞納者も多く、短期証も発行されています。高齢者にとって重い負担を押しつけながら、医療に格差をつけるものであり、本来の老人保健制度に戻すべきであり、反対いたします。 議第117号「平成30年度松江市介護保険事業特別会計予算」、これは値上げとなる第7期介護保険料が組み込まれる会計であり、反対いたします。 議第122号「平成30年度松江市水道事業会計予算」についてです。 ことし1月から簡易水道統合による水道料引き上げが始まりました。水道料金引き上げの際、地下水を使用する事業者を水道に誘導するという施策は不十分であることが明らかとなり、負担が市民に押しつけられ、高い水道料のため、一時的に1,000人以上が水道をとめられています。高い水道料引き下げのため、県に対して資本費部分の引き下げを要求すべきであり、反対いたします。 議第126号「平成30年度松江市病院事業会計予算」については、時間外選定療養費と初診時選定療養費を徴収しており、市民が安心して保険証一枚でかかることのできる公的医療保険制度の充実に努めるべきであり、病院事業会計予算には賛成できません。 議第128号「松江市指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」から議第139号「松江市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」までの12件の条例については、地域主権改革一括法の施行に伴い、2012年11月県議会において制定された条例が、松江市の中核市移行に伴い市条例として2017年の11月議会で議第217号から議第231号まで12件の条例制定が提案され、当市議団は反対いたしました。 反対理由は、地域主権改革一括法による自治体への権限移譲は、政府の責任を地方に押しつけながら、財源保障支援をしない点で認められないということです。 今回、さらに昨年の5月に成立した31本もの法律を束ねた地域包括ケア強化法により、議第128号から議第139号までの12件の条例の一部改正が提案されました。その中で、議第128号から議第130号までは、福祉サービスの包括化と介護保険優先原則が明確になり、障がい者福祉の世界に介護保険の保険原理が持ち込まれる条例改正であり、障がい者の生存権、平等権、尊厳を保障する障がい者福祉制度に逆行するものであり、認めることはできません。 議第131号から議第139号は、同様に昨年5月に成立した地域包括ケア強化法の改正に伴う条例の一部改正を提案するもので、介護保険施設などの人員、設備及び運営に関する基準などについて一部改正するものです。これまでの国の低い基準は、現場の実態に合わず不十分ですが、国は最低基準を引き上げる必要な財源を保障する仕組みになっていないという点で賛成できません。 議第140号「松江市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の制定について」と議第144号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」、この2本の条例は昨年5月の地域包括ケア強化法で介護医療院が創設されたことにより、議第140号は当該施設の基準を定める条例、議第144号は介護医療院の開設許可申請手数料を定める条例です。 介護医療院は2023年までに介護療養病床の廃止により、医療を必要とする高齢者の安上がりな受け皿づくりとなるなど、多くの問題を抱えており、その法改正による条例の制定は認められません。 議第141号「松江市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」から議第143号「松江市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について」、この3件はサービス提供責任者の配置基準を緩和するものです。 介護現場では、国が定めた人員配置基準が低いため、苛酷な労働となっています。今必要なことは、配置基準を介護現場の実態に合わせて引き上げることであり、賛成できません。 以上で討論を終わります。(拍手) ○議長(森脇勇人) 30番三島良信議員。 〔30番三島良信議員登壇〕 ◆30番(三島良信) 松政クラブの三島良信です。松政クラブを代表して討論を行います。 初めに、議第39号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例及び松江市一般廃棄物の処理手数料に係る収入証紙に関する条例の一部改正について」、建設環境委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告に対し賛成の討論を行います。 このたびの改正の主なものは、燃やせるごみ袋代金の値上げであります。松江市においては、これまでにごみの収集方法の見直しや事業所ごみ受け付け及び処理ラインの一元化など市民の皆さんに御協力をいただきながら、経費の削減に取り組んでいますが、今後も処理施設の維持管理費、老朽化に伴う経費、最終処分場の延命、旧施設の解体撤去費用、高齢者世帯への支援など、多額の経費が必要であると見込まれております。当然のことながら、値上げになることは誰しもつらいことではありますが、将来にわたり循環型社会を構築し、我々のこのきれいな松江市を次世代に引き継いでいくためにはやむを得ないものと判断をしています。 なお、このごみ袋代金の値上げにつきましては、市民の皆様方には大いに関心があるところであり、御理解をいただくよう値上げの理由を明確にして、丁寧な説明を行うよう申し添えます。 次に、議第113号「平成30年度松江市一般会計予算」について、予算委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告に対し賛成の討論を行います。 平成30年度は島根県では唯一の中核市としてスタートする年度であり、約2,000の事務の権限が島根県から移譲され、市民の皆様に身近な行政サービスのほとんどを市において行うこととなり、迅速な行政サービスができるものと期待をしています。 職員の皆様も御苦労があると思いますが、順調なスタートを切らなければなりません。 平成30年度一般会計予算総額は、その中核市移行に関係する経費約12億円などの増加により、前年度に比べ31億7,100万円増の962億3,800万円となったところであります。 歳入では、市税が微減になる中、自主財源の確保のため、使用料、手数料の改定による効果を見込んだ予算であり、市民の皆様にそれぞれ応分な負担をお願いするものであります。 また、中核市移行に伴う地方交付税の加算額や地方消費税交付金の配分見直しによる増額が見込まれています。地方財政対策については、国の経済状況は緩やかな回復基調が続いており、地方税収入や地方交付税の原資である国税収入の伸びが見込まれておりますが、まだまだ厳しい状況が予想されます。過大見積もりにならないように、今後もその動向を注視して、的確な財源確保を図られるよう留意されたいと思います。 歳出では、年々増加の一途をたどっている社会保障関係経費や公共施設の維持管理費の確保のため、事務事業の廃止、見直しを行うとともに、大きな課題であります人口減少対策やインバウンド対策などの取り組みなど主要施策に対して重点的に配分された予算であります。 なお、議決になった事業、施策については、スピード感を持って実行されるとともに、社会資本整備総合交付金事業のような交付金事業や補助事業については、国はもとよりでありますが、島根県と連携を密にして予算獲得等に努められるよう申し添え、本予算について賛成をいたします。 次に、議第114号「平成30年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」から議第121号「平成30年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」まで特別会計予算7会計について、いずれも予算委員長の報告は原案可決であります。予算内容、意見については、委員長報告で丁寧に報告されております。いずれも事業の円滑な執行に必要かつ欠くべからざるものであり、賛成いたします。 次に、議第122号「平成30年度松江市水道事業会計予算」から議第126号「平成30年度松江市病院事業会計予算」の5会計については、長期経営計画や経営戦略プラン、経営健全化計画などを策定し、長期計画に基づきそれぞれの経営環境は厳しい中、効率的な運営に努めるとともに、積極的に取り組まれる予算であり、賛成いたします。 なお、一般会計予算で申し上げましたとおり、議決になった事業、施策については、スピード感を持って適切に実行されるよう申し添え、討論といたします。以上です。(拍手) ○議長(森脇勇人) 25番南波巖議員。 〔25番南波巖議員登壇〕 ◆25番(南波巖) 真政クラブの南波巖でございます。 議第39号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例及び松江市一般廃棄物の処理手数料に係る収入証紙に関する条例の一部改正について」及び議第113号「平成30年度松江市一般会計予算」並びに議第114号「平成30年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」について、委員長の報告は原案可決であります。私は真政クラブを代表いたしまして、委員長報告に賛成の討論を行います。 まず初めに、議第39号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例及び松江市一般廃棄物の処理手数料に係る収入証紙に関する条例の一部改正について」述べます。 現在、本市の廃棄物の状況は、ごみの排出量が高どまりしている反面、リサイクル率が年々低下しています。この提案条例は、もう一度リサイクル都市日本一をスローガンに、循環型社会の構築を目指し、ごみの排出量の抑制とリサイクル率の向上を図るものであります。 また、今回の手数料はごみ減量と資源化への誘導を図る一つの手法として、受益者負担の公平化や近隣自治体の受益者負担率や手数料との均衡を踏まえ、公共料金審議会に諮り、意見、要望などをいただいた上で提案されたものであります。 ごみの減量とリサイクル率の向上を図ると、処理施設の維持管理や老朽対策などの安定的な財源確保になります。今後、環境に優しいきれいな松江市をつくり上げていくためにも必要なことではないかと思っております。 今後、町内会・自治会や事業所への説明会において丁寧にわかりやすい説明に心がけていただくようお願いいたしまして、可決とした委員長報告に賛成といたします。 次に、議第113号「平成30年度松江市一般会計予算」について述べます。 中核市になって元年の予算であります。共創・協働の手法で地方創生を推し進める主要事業に重点的に予算配分を行い、行財政改革の取り組みにより生み出した財源を活用し、連携をキーワードに3つのポイントを軸とし、「選ばれるまち 松江」の実現を目指す幅広い施策の予算となっております。厳しい財政状況のもとでありますが、いろいろな面で工夫されています。最大限に効果が得られるような執行を望むものであります。 具体的には、962億3,800万円が計上され、前年度に比べ3.4%の増加となり、4年ぶりに増加予算となっております。財源としては、地方財政対策に沿って地方交付税、臨時財政対策債を251億8,000万円余り、また松江市の現状に合わせ市税を282億7,000万円余りと見積もられ、また歳出総額に対する調整として、財政調整基金を5億円繰り入れることとされております。 個別の事業で申し上げますと、観光分野では不昧公200年祭の実施経費、翌年5月のホーランエンヤの準備経費が盛り込まれております。また、JRとタイアップした山陰デスティネーションキャンペーンもあり、国の内外に松江の知名度を一気に高めるチャンスと期待するものであります。 また、ジオパーク事業、大山隠岐国立公園満喫プロジェクトなど、島根半島に光を当てる事業もあり、中海の水陸両用機の就航とともに、人の流れをつくり出してほしいと思います。 教育の分野では、市長は次世代の人材育成の基本は学力向上だと言われました。そのために学習環境の整備、教える教員の育成など、予算措置をされたところであります。しっかりと実施されまして、結果を出していただきたいと思います。 八束学園で行われる切れ目のない小中教育、市立女子高の松江ならではの特色のある教育など期待するところが大であります。 産業の分野では、農林水産業の地産地消アクションプランと若者定住のアクションプランの2つの実行計画が策定され、この事業が実施予算に盛り込まれております。これらについても、松江市が目指す選ばれるまちに不可欠な予算と思います。 財政健全化に関することでは、地方債残高は1,135億円となり、ピーク時から430億円近く減少いたしました。また、実質公債費比率は13.9%と0.6ポイントの改善が図られたものとなっております。これは松浦市長の特徴があらわれており、評価するものであります。 一方で、懸念する部分として、扶助費の拡大があります。保育所運営経費や障がい福祉サービス経費の伸びなどにより、11億7,000万円余り、5%の伸びとなっております。子育て支援に要するサービスは需要に対して供給が追いつかない状態で、経費はなかなか縮小できないものと思いますけれども、今後国の政策もにらみながら、松江市独自のサービスのあり方を考える必要があるものと思っております。 以上、いろいろ申し上げましたが、地方交付税の合併算定がえの縮小により、一般財源が減少する状況の中で、行財政改革を図られつつ、総合戦略102事業、43億6,000万円、中核市に関する経費12億円を盛り込まれ、必要財源を確保しつつ、先ほど申し上げましたように、財政健全化にも配慮した堅実な予算として評価できる内容になっております。 今後さらに地方創生にしっかり取り組み、周辺自治体と連携しつつ、山陰の中心都市として地域を牽引していくといった気概を持ちながら、我々議員が提案した要望事項を真摯に捉えて検討され、取り入れられることを期待し、可決とした委員長報告に賛成といたします。 次に、議第114号「平成30年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」は、国保財政の安定化や効率的な運営を目的に、都道府県化が実施されるという大きな改正を踏まえたものとなっております。予算総額は13.2%減の197億1,000万円余りであります。今後県はもとより、医師会やその他関係機関との連携を図り、適正な医療費を確保しながら、市民が必要なときにはきちんとした医療サービスが受益できる、安定的・継続的な医療保険制度の維持をお願いいたしまして、可決とした委員長報告に賛成といたします。 以上で終わりますけれども、市長を先頭に職員一丸となって市政発展のために平成30年度予算が立派に花開くよう格段の御努力をされることをお願い申し上げまして、賛成討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森脇勇人) 29番篠原栄議員。 〔29番篠原栄議員登壇〕 ◆29番(篠原栄) 公明クラブの篠原栄でございます。公明クラブを代表し、議案6件について委員長報告に賛成の立場で討論をいたします。 初めに、議第113号「平成30年度松江市一般会計予算」についてであります。 平成30年度は中核市としてスタートする最初の年であり、予算総額は962億3,800万円で、中核市移行分や2月補正計上で対前年3.4%の増となっております。 厳しい状況の中、臨時財政対策債、減収補填債など対応し、必要な一般財源を確保されたところでありますが、今後の国の方針は地方にとっても、さらに厳しい財政運営を強いられると予想されます。 臨財債については、平成13年、制度ができたわけでありますが、特例的であり、当初は三、四年程度との思惑であったように記憶をしております。市債残高の約35%を占めておりますし、普通交付税の臨財債割合が約15%と近年の推移であります。また、電源立地地域対策交付金についても、経常的な経費に占める割合は極めて高いのが現状です。ともに見きわめながら計画的な活用を求めておきたいと思います。 今後国の動向を注視しながら、自主財源の確保、歳出の抜本的な見直しなど、情報収集と知恵を出し、財源確保に努められることを期待いたします。 歳出については、施政方針で「もうかる産業」へのバージョンアップ、松江を支える人づくり、「松江だから安心」を貫くの3つのテーマを掲げられ、それぞれを具体化する施策に予算計上されています。予算委員会で述べておりますので、詳細は省略をいたしますけれども、施策の目的を達成できるよう取り組んでいただきたい。 また、第1次総合戦略においては、取り組む事項を132事業、そのうち雇用、人材育成・確保など具体的な施策102事業に43億6,000万円が計上されています。各分科会、予算委員会での質疑や意見を十分踏まえ、速やかな執行と共創・協働による成果を期待し、議第113号は賛成をいたします。 次に、議第122号「平成30年度松江市水道事業会計予算」、議第123号「平成30年度松江市下水道事業会計予算」、議第124号「平成30年度松江市ガス事業会計予算」、議第125号「平成30年度松江市交通事業会計予算」、議第126号「平成30年度松江市病院事業会計予算」の5事業会計の予算については、一括して討論いたします。 それぞれの事業会計においては、社会環境や経済構造の変化、人口減少時代への対応など、厳しい状況が平成30年度も変わることなく、課題も山積をしています。各事業において策定した経営計画等を着実に推し進めるとともに、ローリングも行い、市民サービスの向上と企業局ならではの特質を発揮し、経営の健全化と安定に努めていただきたい。そのためにも、管理者を中心に全職員が意識を持って取り組んでいただくことを期待し、議第122号から議第126号までの5議案、以上賛成をいたします。 以上で討論といたします。(拍手) ○議長(森脇勇人) これにて討論を終結いたします。 これより議第56号議案を除く議案145件に対する表決に入ります。 議第14号「松江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第14号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第17号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第17号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第19号「松江市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第19号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第22号「松江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議第22号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第28号「松江市介護保険条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第28号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第39号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例及び松江市一般廃棄物の処理手数料に係る収入証紙に関する条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第39号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第113号「平成30年度松江市一般会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第113号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第114号「平成30年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第114号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第116号「平成30年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第116号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第117号「平成30年度松江市介護保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第117号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第122号「平成30年度松江市水道事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第122号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第126号「平成30年度松江市病院事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第126号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第128号「松江市指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第128号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第129号「松江市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第129号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第130号「松江市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第130号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第131号「松江市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第131号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第132号「松江市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第132号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第133号「松江市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第133号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第134号「松江市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第134号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第135号「松江市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第135号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第136号「松江市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第136号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第137号「松江市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第137号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第138号「松江市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第138号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第139号「松江市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第139号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第140号「松江市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の制定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第140号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第141号「松江市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第141号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第142号「松江市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第142号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第143号「松江市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第143号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第144号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第144号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第145号「平成29年度松江市病院事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議第145号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第146号「平成29年度松江市病院事業会計補正予算(第3号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議第146号議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決した議第14号議案外議案30件を除き議第1号「松江市事務分掌条例の一部改正について」外議案113件を一括して採決いたします。 以上の案件に対する委員長の報告は原案可決であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議第1号議案外議案113件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。─────────────────────── △日程第3 同意第1号 松江市教育委員会教育長任命について      (提案説明、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第3、同意第1号「松江市教育委員会教育長任命について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 同意第1号について御説明申し上げます。 本案につきましては、現在、松江市教育委員会の教育長であります清水伸夫氏が来る平成30年3月31日をもって任期満了となりますので、その後任の教育長を任命するものであります。 後任につきましては、清水伸夫氏を引き続き任命することが最も適当と存じますので、よろしく御同意いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(森脇勇人) これより表決に入ります。 同意第1号「松江市教育委員会教育長任命について」を採決いたします。 本案については、これに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって同意第1号は同意することに決しました。─────────────────────── △日程第4 同意第2号 松江市教育委員会の委員任命について      (提案説明、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第4、同意第2号「松江市教育委員会の委員任命について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 同意第2号について御説明申し上げます。 本案につきましては、現在、松江市教育委員会の委員であります櫻井照久氏が来る平成30年5月20日をもって任期満了となりますので、その後任の委員を任命するものであります。 後任につきましては、金津式彦氏を新たに任命することが最も適当と存じますので、よろしく御同意いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(森脇勇人) これより表決に入ります。 同意第2号「松江市教育委員会の委員任命について」を採決いたします。 本案については、これに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって同意第2号は同意することに決しました。─────────────────────── △日程第5 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について      (採決) ○議長(森脇勇人) 日程第5、諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」を議題といたします。 職員に議案を朗読させます。 〔職員朗読〕 諮問第1号  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知  について 平成30年3月1日付人第562号で松江市長から諮問された下記の者を人権擁護委員候補者として推薦することの可否について、別紙のとおり通知します。 平成30年3月22日 提出       松江市議会議長 森 脇 勇 人記 松江市東忌部町1007番地   和 田 喜美子 松江市西川津町3280番地13  田 部 和 美 松江市鹿島町御津702番地   田 中   裕 松江市八束町波入436番地3  桑 嶋 幸 治 (別紙)              平成30年3月22日 松江市長 松 浦 正 敬 様       松江市議会議長 森 脇 勇 人  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知  について 平成30年3月1日付人第562号で諮問された表題のことについて異議はありません。 上記のとおり通知します。 ○議長(森脇勇人) これより表決に入ります。 ただいま議題となっております諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって諮問第1号は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに決しました。─────────────────────── △日程第6 議員提出議案第1号 精神障がい者への交通運賃割引を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第6、議員提出議案第1号「精神障がい者への交通運賃割引を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 19番野津照雄議員。 〔19番野津照雄議員登壇〕 ◆19番(野津照雄) 議員提出議案第1号 精神障がい者への交通運賃割引を求める意見書につきまして、提案理由の説明をいたします。 障害者基本法では、精神障害者は身体障がい者、知的障がい者と同じ障害者として定義されており、松江市の条例、松江市障がいのある人もない人も共に住みよいまちづくり条例においても、同様に定義しています。 また、平成26年に我が国が批准しました障害者の権利に関する条約では、「国の責務として障害者自身ができる限り自立して移動することを容易にすることを確保するための効果的な措置をとる」とされております。 障がい者の自立、社会参加を促進するため、各交通事業者において障がい者の運賃割引制度が設けられており、松江市では市営バスなどの路線バスやコミュニティバス、一畑電車などは事業者の御理解のもと、精神障がい者を含む障がい者を運賃割引制度の対象としているほか、市からの補助により市内路線バスの乗車、コミュニティバスの定期券購入の自己負担が不要となっております。 しかしながら、全国的には精神障がい者を運賃割引の対象としていない交通事業者も多く、ほかの障がい者との格差が生じている状況について是正が必要と考えます。 よって1、精神障がい者についても、他の障がい者と同様に交通運賃割引制度の対象とするよう各種交通事業者に働きかけ、必要な措置を講ずること。 2、独自の補助を実施している自治体に対して財政措置を行うこと。 以上について実現されるよう国に対し強く要望するものであります。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第1号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第1号「精神障がい者への交通運賃割引を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第7 議員提出議案第2号 所有者不明の土地利用を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第7、議員提出議案第2号「所有者不明の土地利用を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 29番篠原栄議員。 〔29番篠原栄議員登壇〕 ◆29番(篠原栄) 議員提出議案第2号「所有者不明の土地利用を求める意見書について」、提案理由を御説明いたします。 平成28年度の地籍調査において、不動産登記簿上で所有者の所在が確認できない土地の割合は約20%に上ることが明らかにされました。また、国土計画協会・所有者不明土地問題研究会は、2040年にはほぼ北海道の面積に相当する所有者不明土地が発生すると予想しております。現行の対応策には、手続に多大な時間と労力が必要となっております。また、民法上の不在者財産管理制度もありますが、活用の不明確さや不在者が多数に上ると、こちらも手続に多大な時間と労力がかかります。 よって所有者不明土地の発生の予防、土地所有のあり方の見直し、所有者の探索の合理化、所有者不明土地の収用手続の合理化や円滑化、所有者不明土地の公共的利用の促進を早急に実現するよう国に対し求めるものであります。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第2号「所有者不明の土地利用を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第8 議員提出議案第3号 森友学園疑惑の徹底解明を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第8、議員提出議案第3号「森友学園疑惑の徹底解明を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 14番橘祥朗議員。 〔14番橘祥朗議員登壇〕 ◆14番(橘祥朗) 橘祥明でございます。共産党市議団を代表いたしまして、議員提出議案第3号「森友学園疑惑の徹底解明を求める意見書について」、提案理由の説明を行います。 学校法人森友学園との国有地払い下げに関して、財務省の決裁文書など14件で約300カ所が改ざんがされて、国会に提出されていた問題が発覚をいたしました。さらに、国土交通省や会計検査院までが2種類の決裁文書の存在を把握しながらも、口を閉ざしていました。行政府が国民の代表たる国会に提出した文書が改ざんをされていたことは、民主主義国家にあるまじき前代未聞の事態と言わなければなりません。 政府及び国会は、政治に対する国民の信頼回復のために関係者の証人喚問を初めあらゆる手段によって森友学園問題の真相解明に取り組まれるよう政府及び国会に対して強く要望し、意見書の提出を行うものです。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第3号「森友学園疑惑の徹底解明を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手少数であります。 よって議員提出議案第3号は否決されました。─────────────────────── △日程第9 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正について      (提案説明、質疑、討論、採決) △日程第10 委員会提出議案第2号 松江市議会会議規則の一部改正について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第9、委員会提出議案第1号「松江市議会委員会条例の一部改正について」及び日程第10、委員会提出議案第2号「松江市議会会議規則の一部改正について」を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 三島良信議会運営委員長。 〔30番三島良信議員登壇〕 ◆30番(三島良信) 委員会提出議案第1号「松江市議会委員会条例の一部改正について」及び委員会提出議案第2号「松江市議会会議規則の一部改正について」一括して提案理由の説明をいたします。 委員会提出議案第1号 松江市議会委員会条例の一部改正につきましては、先ほど可決されました松江市事務分掌条例の一部改正に伴い、教育民生委員会の所管を改めるものであります。 次に、委員会提出議案第2号 松江市議会会議規則の一部改正につきましては、松江市議会における陳情書の取り扱いに関し、所要の改正を行うものであります。 以上、よろしく御審議のほどをお願い申し上げる次第であります。以上です。 ○議長(森脇勇人) ただいま議題となっております委員会提出議案第1号及び委員会提出議案第2号に対する質疑、討論、表決は1件ずつ行います。 初めに、委員会提出議案第1号「松江市議会委員会条例の一部改正について」の質疑、討論、表決を行います。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 委員会提出議案第1号「松江市議会委員会条例の一部改正について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、委員会提出議案第2号「松江市議会会議規則の一部改正について」の質疑、討論、表決を行います。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 委員会提出議案第2号「松江市議会会議規則の一部改正について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって委員会提出議案第2号は原案のとおり可決されました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、松浦市長より発言の申し出がありますので、これを許します。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇
    ◎市長(松浦正敬) 閉会に当たりまして、一言お礼の御挨拶を申し上げます。 今議会に提案をいたしておりました新年度予算案、条例案件などの議案につきまして、慎重に御審議を賜りまして、全て原案どおり議決をいただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。 今議会の御質問でもいただいたところでありますけれども、2月上旬の大寒波がございました。市内至るところで大雪とそれから低温によります凍結被害が発生をいたしたわけでございますが、それに伴いまして道路も大量の圧雪によりまして除雪が困難な地域が出るなど、市民生活に大きな影響がございました。市民に最も身近な自治体の責務として、より効果的な除雪体制を検討するとともに、災害時に刻々と変わる現場の状況をより早く、そして正確に把握して速やかな判断ができるように、関係団体との連携を深めまして、防災情報の共有体制を確立してまいりたいと考えております。 また、今議会でいよいよこの4月から本番を迎えます不昧公200年祭につきましての御質問もいただいたところでございます。松江のお茶の特徴は、気軽にどういった場所ででもお茶が楽しめると、このことがあるわけでございます。こうしたことができますのも、不昧公の存在があったからこそであると思っております。 また、私は、不昧公という歴史上の一人の人物を核に、多様な分野や業種がつながるネットワークが生まれて、そして今後もさらに広がっていく可能性をこの松江が秘めていることが、これは本会議でも立脇議員のほうから御指摘があったわけでございますけれども、大変松江のすばらしさであると思っておりまして、このことを再認識して、この不昧公200年祭を一つの核にしましてまちづくりに邁進をしていきたいと思っております。 ことしの松江のまちは、国宝松江城と不昧公が残してくれたお茶やお菓子などに係るいろいろな企画を通じて不昧公一色に染まるわけでございます。私も市民の皆様方と一緒に不昧公の面影に思いをはせて、楽しみながら不昧公200年祭を進めてまいりたいと思っております。これを機にぜひとも多くの皆様に松江に足を運んでいただいて、松江の茶の湯文化の魅力を感じていただきたいと思っております。 それから、待機児童の解消を初め子育て、あるいは教育についての御質問もたくさんいただいたところでございます。松江が取り組むべき大きな課題は次世代を担います子どもたち、若者をしっかりと育てていくということにほかなりません。家庭環境、地域社会のニーズはさまざまでありますけれども、企業、地域、学校、保護者など関係者の皆様と目的をしっかりと共有して御協力をいただきながら、できることから速やかに取り組んでまいりたいと思っております。 さらに、今議会では中核市移行についてもさまざまな御質問をいただいたところでございます。中核市もこの4月からいよいよスタートするわけでございますけれども、このスタートが円滑に行われ、市民の皆様により質の高いサービスが御提供できますように、市議会の皆様方と一緒に持続的なまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 いよいよ来年度が間近に迫ってまいりました。議員の皆様を初め市民の皆様には、変わらぬ御理解、御支援を賜りまして、来年度以降のまちづくりにまた御支援を賜りますようにお願いを申し上げまして、2月議会閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森脇勇人) これにて平成30年第1回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午後2時41分閉会〕...