松江市議会 > 2017-07-04 >
07月04日-05号

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  1. 松江市議会 2017-07-04
    07月04日-05号


    取得元: 松江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    平成29年第3回 6月定例会    平成29年第3回松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 平成29年7月4日(火曜日)午前10時開議 第1 議第107号議案~議第131号議案、承認第1号~承認第11号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第2 陳情第1号~陳情第4号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第3 同意第15号 松江市農業委員会委員任命について~同意第33号 松江市農業委員会委員任命について    (提案説明、採決) 第4 議員提出議案第3号 働き方改革の推進を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第5 議員提出議案第4号 ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第6 議員提出議案第5号 すみやかな臨時国会召集を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第7 委員会提出議案第5号 森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第8 議員派遣について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第107号議案~議第131号議案、承認第1号~承認第11号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 陳情第1号~陳情第4号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 同意第15号 松江市農業委員会委員任命について~同意第33号 松江市農業委員会委員任命について (提案説明、採決) 議員提出議案第3号 働き方改革の推進を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第4号 ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第5号 すみやかな臨時国会召集を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 委員会提出議案第5号 森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員派遣について────────────────────────────────────────出 席 議 員(34名)    1 番   河  内  大  輔    2 番   出  川  桃  子    3 番   細  木  明  美    4 番   太  田     哲    5 番   田  中     肇    6 番   米  田  と き こ    7 番   三  島  伸  夫    8 番   岩  本  雅  之    9 番   新  井  昌  禎    10 番   吉  金     隆    11 番   長 谷 川  修  二    12 番   柳  原     治    13 番   吉  儀  敬  子    14 番   橘     祥  朗    15 番   野  津  直  嗣    16 番   野 々 内     誠    17 番   森  本  秀  歳    18 番   貴  谷  麻  以    19 番   野  津  照  雄    20 番   川  島  光  雅    21 番   石  倉  徳  章    22 番   田  中  明  子    23 番   畑  尾  幸  生    24 番   森  脇  幸  好    25 番   南  波     巖    26 番   津  森  良  治    27 番   宅  野  賢  治    28 番   川  井  弘  光    29 番   篠  原     栄    30 番   三  島  良  信    31 番   三  島     進    32 番   立  脇  通  也    33 番   比  良  幸  男    34 番   森  脇  勇  人───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠     員(なし)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    樋  原  哲  也  次長      二  村     眞  議事調査課長  福  島  恵 美 子  書記      田  中  孝  一  書記      尾  添  和  人  書記      門  脇     保  書記      岡  田  美  穂───────────────────────説明のため出席した者  市長      松  浦  正  敬  副市長     能  海  広  明  副市長     星  野  芳  伸  政策部長    井  田  克  己  大橋川治水事業推進部長          古  藤  俊  光  総務部長    広  江  み づ ほ  総務課長    島  根  史  明  防災安全部長  多 久 和  正  司  財政部長    講  武  直  樹  産業経済部長  矢  野  正  紀  観光振興部長  錦  織  裕  司  市民部長    早  弓  康  雄  福祉部長    西  村  昌  志  健康子育て部長 小  塚     豊  子育て事業部長 舩  木     忠  環境保全部長  山  内  政  司  歴史まちづくり部長          藤  原  亮  彦  都市整備部長  安  達  良  三  消防長     菅  井  公  治  教育長     清  水  伸  夫  副教育長    高  橋  良  次  副教育長    古  藤  浩  夫  上下水道局長  川  原  良  一  ガス局長    渡  部  厚  志  交通局長    三  島  康  夫  市立病院院長  紀  川  純  三  市立病院事務局長安  部  裕  史─────────────────────── 〔午前10時04分開議〕 ○議長(森脇勇人) これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 議第107号議案~議第131号議案、承認第1号~承認第11号      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第2 陳情第1号~陳情第4号      (委員長報告・質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第1、議第107号「松江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」から議第131号「平成29年度松江市下水道事業会計補正予算(第1号)」まで議案25件、承認第1号「専決処分の報告について」から承認第11号「専決処分の報告について」まで承認11件及び日程第2、陳情第1号「北朝鮮のミサイルに備えた避難訓練等の実施を求めることについて」から陳情第4号「森林環境税(仮称) の早期創設の実現を求める意見書の提出について」まで陳情4件を一括して議題といたします。 各委員会における審査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 柳原治総務委員長。 〔12番柳原治議員登壇〕 ◆12番(柳原治) 今期定例会において総務委員会に付託になりました議案18件、陳情4件につきまして、6月22日に委員会を開催し審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第108号「松江市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」は、質疑に対し執行部より、補償額については、配偶者に係る加算額が減額され、子に係る加算額が一部増額になるものであるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、非常勤の消防団員というのは、非常に安い手当で、それでなくても勤めながら協力をしようということで加わっておられるものであり、本来であれば加算されてしかるべきであるのに、減額されるという措置については、反対。 一委員より、政令の改正に伴うものであるので、いたし方ないと思っており賛成などの意見があり、採決の結果、議第108号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 次に、議第109号「松江市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し執行部より、機能別団員のうち大学生等の団員については、まず研修を受けていただき、消防団のことについてよく知っていただくことが必要だと考えている。その上で、各種啓発活動などに携わっていただくこととしており、火事の後方支援活動といったものは想定していないなどの答弁があり、意見はなく、採決の結果、議第109号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第113号「松江市消防本部庁舎放射線防護対策(建築)工事の請負契約締結について」から議第115号「松江市消防本部庁舎放射線防護対策空気調和設備)工事の請負契約締結について」までの議案3件については、関連があるため一括議題といたしました。 質疑に対し執行部より、放射線防護工事の概要については、建物の密閉性を高め、浄化された空気を外部から送り込むことにより圧力を加え、外からの汚染物質等の流入を防ぐなどの整備を行うものである。 落札率と入札参加者数については、建築工事の落札率は98.28%(自後訂正)で、参加者は2業者。電気設備工事の落札率は97.47%で、参加者は3業者。空気調和設備工事の落札率は99.85%で、参加者は1業者であったなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第121号「財産の無償貸付けについて」は、八束支所の一部を、特定非営利活動法人中村記念館東洋思想文化研究所に無償で貸し付けるもので、質疑に対し執行部より、来館者数については減少傾向であるが、インド哲学系の大学など10大学と連携協定を結び、研究者の来訪が進むよう取り組んでいる。また、記念館の友の会ということで広く会員を募集され、研究者以外の方にも幅広く愛されるよう取り組まれている。この館の魅力を伝えていくということについて一緒になって進めているところであるなどの答弁があり、意見はなく、採決の結果、議第121号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第124号「財産の処分について」は、公売により市有地を売却するもので、質疑に対し執行部より、売却の手順については、不動産鑑定士に依頼をし、金額が出た段階で、松江市不動産評価委員会という庁内の委員会を開き、売買の実例なども含め検討し、額を設定している。 不動産鑑定士は松江市内に9名いらっしゃるが、ほかの課からの鑑定依頼もあるので、集中しないように、ある程度振り分けて依頼をするということにしている。 複数の不動産鑑定士への依頼ということについては、現在1物件当たり1人にお願いをするということにしているが、評価が分かれるというような物件については、今後導入の方向も含めて検討していきたいと思うなどの答弁があり、意見はなく、採決の結果、議第124号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第107号「松江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」、議第119号「財産の無償譲渡について」、議第120号「財産の無償譲渡について」、以上の議案3件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、承認第1号「専決処分の報告について(松江市税賦課徴収条例の一部改正について)」は、質疑の後、討論では、一委員より、企業主導型保育というのは非常に大きな問題を抱えている。保育士の半分は保育資格がなくてもいいというような点で、保育の質の問題があるなど、多くの保育関係者が反対をしてきている。法律に基づいて松江市が財政的、条例的に対応されるというのはやむを得ない部分があるかもしれないが、反対。 一委員より、地方税法等の改正に伴うもので賛成などの意見があり、採決の結果、承認第1号は賛成多数により承認すべきものと決しました。 次に、承認第2号「専決処分の報告について(松江市原子力発電施設等立地地域指定による固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正について)」は、質疑に対し執行部より、このたびの改正については内容は変わらず、期間を2年間延長するものであるとの答弁があり、意見はなく、採決の結果、承認第2号は全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、承認第3号「専決処分の報告について(半島振興対策実施地域指定による固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正について)」は、質疑に対し執行部より、不均一課税の率については、法令等に示された率により規定をしているとの答弁があり、意見はなく、採決の結果、承認第3号は全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、承認第4号「専決処分の報告について(松江市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について)」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、承認第5号「専決処分の報告について(松江市都市計画税条例の一部改正について)」は、質疑はなく、討論では、一委員より、企業主導型保育事業というものが保育の質を下げる、安全性が非常に低いというような部分や、さまざまな問題点があるので、反対。 一委員より、地方税法の一部改正に伴うものであるので賛成などの意見があり、採決の結果、承認第5号は賛成多数により承認すべきものと決しました。 次に、承認第7号「専決処分の報告について(平成28年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号))」は、質疑に対し執行部より、一般会計からの繰入金については、総務省の繰り出し基準に基づいて繰り入れを行う、国保事務に係る人件費、物件費や保険料軽減に係る保険基盤安定制度繰入金が主なものであるとの答弁があり、意見はなく、採決の結果、承認第7号は全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、承認第8号「専決処分の報告について(平成28年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第4号))」、承認第11号「専決処分の報告について(平成28年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計補正予算(第1号))」、以上の承認2件につきましては、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、陳情第1号「北朝鮮のミサイルに備えた避難訓練等の実施を求めることについて」は、陳情者からの趣旨説明の後、質疑はなく、討論では、一委員より、今市民が望んでいることは、絶対に戦争は避けてほしいということであろうし、国際世論の力でやめさせるとか、核実験を国際的な力でやめさせていくという方向をきちんとしてほしいというのが、市民が望んでいることだと思う。そういう意味で、いたずらに何か起こるぞ、怖いぞというようなことを言ったり、対立をあおるということは、真の解決を妨げるものになっていくのではないかと思うので、不採択。 一委員より、この問題は多くの方々が心配しておられることであり、陳情者のお気持ちは重々わかるが、朝鮮半島有事に関しては、国で対応または国の指揮のもとで対応すべきものであり、松江市が単独で対応するものではない。訓練が必要であれば、国が具体的な訓練内容を示し、関連機関が合同で行うなどのほうが望ましいので、不採択などの意見があり、採決の結果、陳情第1号は賛成する者はなく、不採択とすべきものと決しました。 次に、陳情第2号「「共謀罪」と同趣旨の「テロ等組織犯罪準備罪」の拙速な法制定を行わないことを求める意見書の提出について」は、質疑はなく、討論では、一委員より、話し合っただけで、2人以上で何かしているんじゃないかと言えば逮捕される可能性があるとか、思想・信条の自由の問題だとか、また犯罪者と一般市民の区別が曖昧だとか、テロ防止と言いながら、実際にはここで必要とされている政府の理由などは全てこれまでの法律でもかなっているところとか、国際的にも必要だという政府の答弁は、国際的に必要だとされているものは暴力団だとかマフィアだとかを対象にしているとか、さまざまな問題がありながら、全ての判断が政府や警察に委ねられるというような問題点がありながら、十分な審議時間もないままに参議院の場合では中間報告という形で参議院本会議にかけられるなどいろいろな問題点があった。そういう意味では、結論が出ているということではなく、そういう政府に対する抗議の意味も含めて、採択すべきだと思う。 一委員より、この陳情は法制定を行わないことを求める意見書の提出ということであり、国会において既に法案が成立しているので、改めて議論をする必要がなく、不採択などの意見があり、採決の結果、陳情第2号は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 次に、陳情第3号「北朝鮮による度重なるミサイル発射と核開発の強行に抗議するとともに、この問題をめぐる国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求める意見書の提出について」は、質疑はなく、討論では、一委員より、北朝鮮によるたび重なるミサイル発射、核開発の強行には抗議をする。それとともに、この問題が国際的緊張の高まりということで、軍事的に衝突するとか、軍事的に解決するということではなくて、平和的に解決するということは全国民の、また松江市民の願うところであろうと思うので、採択。 一委員より、陳情の趣旨等、少し異論がある部分はあるが、総論的にこの問題については武力による解決ではなく、平和的な話し合いで解決すべきものと考えているので、陳情者が求めていることについては同感であるので、採択。 一委員より、核に関することを含めて、外交、防衛は国の専権事項であり、現在もさまざまな交渉、あるいは話し合いが行われているが、そのような中で、市議会としてあえて意見書を提出する必要はないと思っており、不採択などの意見があり、採決の結果、陳情第3号は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 次に、陳情第4号「森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書の提出について」は、質疑に対し執行部より、松江市の森林の状況については、森林面積は2万9,493ヘクタール、そのうち2万9,056ヘクタールが民有林で、松江市の総面積の50.7%となっている。 島根県の水と緑の森づくり税の使途については、島根県、土地所有者及び森林組合等が協定を結び、間伐を行っている。また、森づくり事業として、八雲中学校の森林学習や茶臼山登山道の整備、玉湯町の山林整備、母衣小学校森林教室等、平成28年度に市内で7事業を実施している。 市民税に付加されるということについて、市民の理解を得ることが必要ではないかとの質疑に対し、執行部より、市民税に付加されるということになれば、市として市民に丁寧に説明していく必要はあると思うが、全国一律に行われるものであるので、まず国で説明していただき、さらに我々も丁寧に説明していく必要はあると思っているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、森林の保全とかCO2対策などについては同意見ではあるが、森林をどう保全していくのか、森林産業をどう考えるのか、木材といったものをどう考えるのか、また中山間地域をどう考えるのかということは、本来は国の責任でしっかりやっていかないといけない問題である。ところが、森林整備予算というものを国はどんどん減らしてきている。それで、こういう形で市民に負担を要求してくるというのは、非常に筋違いだと思う。現在でも県民税として1人500円という金額が出ており、趣旨は理解できるが、こういう税制度をつくるということが正しいことかどうかという点では、非常に疑問を持っている。国の予算できちんとしろということが筋だろうと思うので、不採択。 一委員より、これまでにも松江市議会においては、この陳情と同様に森林整備の安定的な財源確保のための意見書、そして関連する意見書も提出しており、また地球の温暖化防止、あるいは国土の保全などに必要なことであるので、採択。 一委員より、47都道府県のうち37府県は課税しており、残りの10は何もしていないということであるが、基本的に話がいろいろ出ているようにCO2を吸収する森林の整備そのものに反対する人は少ないと思うが、増税という負担を国民に求めるという議論が熟すかどうか。こういうことに終始すると、木を見て森を見ずということがあるので、新税の導入に当たっては既にある税制との関係を整理しながら慎重に進める必要があることから、不採択。 一委員より、今後この税を導入した場合の課題等があるという話があったが、総論的にCO2削減といった大きな問題に対し、きちんと対応していかなければならないということも十分考えられるので、採択などの意見があり、採決の結果、陳情第4号は賛成多数により採択すべきものと決しました。 ちょっと先ほど金額が間違っておりましたので、訂正させていただきます。 議第113号で、建築工事の落札率を「92.28%」と申し上げましたが、正しくは「98.28%」でございましたので、訂正いたします。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 野津直嗣教育民生委員長。 〔15番野津直嗣議員登壇〕 ◆15番(野津直嗣) 今期定例会において、教育民生委員会に付託となりました議案8件につきまして、6月23日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第111号「松江市立幼稚園・幼保園預かり保育料及び一時預かり保育料条例の一部改正について」の質疑で主なものは、幼稚園で行われる緊急一時預かり保育において、保育所と同等に行われるのかとの質疑に対し、執行部より、現在保育を実施されている事業者の方への委託を考えており、保育所と同じレベルでの保育をお願いしたいと思っている。 次に、緊急一時預かり保育の利用要件と日額1,400円の根拠についての質疑に対し、執行部より、利用要件については、松江市の保育園を希望されて入園できなかった満1歳から2歳の児童を対象に考えている。 日額1,400円の根拠については、松江市の保育所で実施しているゼロ歳児から2歳児を対象とした場合、保育料が日額1,600円で、これに給食とおやつ代300円を加えて1,900円をいただいている。 これに対して、緊急一時預かり保育については、土日が利用できないことと、弁当、おやつ持参ということを勘案して、1,400円とさせていただいている。 また、裁判員制度で利用される方についての質疑に対し、執行部より、通常保育所が行っている一時預かり保育を利用していただきたい。 今回の緊急一時預かり保育については、保育所への入所を希望されながら保育所に入所できなかった方の定期的な利用を想定しているなどの答弁がありました。 討論では、市独自の取り組みに挑戦しておられるということで賛成との意見があり、採決の結果、議第111号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第118号「松江市立湖南中学校校舎大規模改修1期(建築)工事の請負契約締結について」では、質疑に対し執行部より、トイレの洋式化については、今回の改修工事では一般教室棟及び特別教室棟に1カ所ずつ和式便器を設置する予定としているが、そのほかは洋式化とすることとしているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第118号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、第122号「財産の取得について」は、老朽化したスクールバス兼コミュニティバスを更新するものであります。 質疑で主なものは、この案件は指名競争入札となっているが、普通地方公共団体では、一般競争入札で行うことと思っていたが、これまでもこのように指名競争入札で最初から業者を決めてしまうのか。 また、取得する財産を一式としているが、バスの車体、本体価格なのか、どこまでの価格を一式としているのかとの質疑に対し、執行部より、松江市の入札制度では建築工事については、金額によって指名競争入札一般競争入札とに分けている。 また、物品購入については、参加希望型の指名競争入札を取り入れている。 案件があると、市に登録のある業種を指定して公開し、登録業者の希望があれば、資格があるかどうかを申請していただき、要件を満たす場合、市が指名して入札しており、一般競争入札に近い方法である。 取得する財産の一式については、通常バスでは、料金箱、つり輪などがあるが、そういったものは外してあり、それらの取りつけとか、その他のオプションについて、仕様書によりいろいろな条件を付しており、一式ということにさせていただいている。 また、指名競争入札による財産の取得とリースによる方法を比較して、どちらが財政にとって得になるのか、検討は行ったのかとの質疑に対し、執行部より、リースによる検討はしていない。今後はリースもあわせて検討したいなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第122号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第110号「宍道学校建設基金条例の廃止について」、議第116号「松江市立佐太幼稚園・佐太児童クラブ改築(建築)工事の請負契約締結について」、議第117号「松江市立宍道小学校大規模改修3期(建築)工事の請負契約締結について」及び議第123号「財産の取得について」、以上議案4件につきましては、質疑、意見ともなく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 承認第9号「専決処分の報告について(平成28年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第5号))」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 石倉徳章経済委員長。 〔21番石倉徳章議員登壇〕 ◆21番(石倉徳章) 今期定例会において経済委員会に付託になりました議案3件につきまして、6月26日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第126号「新たに生じた土地の確認について」及び議第127号「町及び字の区域の変更について」は、八束町入江港港湾区域内の公有水面埋立地に関するもので、関連がありますので、一括議題といたしました。 質疑に対し執行部より、本件と同様に公有水面埋立後、松江市の土地として登記がされていない土地については、美保関町で2カ所確認をしている。1カ所は千酌港で、現在用地測量中であり、もう一カ所は稲積漁港で、平成30年度に用地測量を予定している。このような土地がないか、国土交通省からの占用許可の更新時など、随時確認したいと考えている。 埋立地の現状、管理、使用料の徴収については、現在物揚げ場として使用しており、松江市が管理している。漁業者からの使用料は徴収をしていないなどの答弁がありました。 議第126号について、討論では、一委員より、賛成する意見として、しっかりと把握して、未登記の土地がないような形で進めていただくようにお願いをするとの発言があり、採決の結果、議第126号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 議第127号について、討論では、一委員より、賛成する意見として、未登記がないよう心がけていただくようにお願いをするとの発言があり、採決の結果、議第127号は全会一致により原案可決すべきものと決しました。 承認第10号「専決処分の報告について(平成28年度松江市企業団地事業特別会計補正予算(第2号))」は、質疑に対し執行部より、今回の揖屋干拓工業団地の土地については、ため池を埋め立てた状態で県の公社から購入したもので、造成はしていない。現状のまま一団での売却を考えており、地盤改良や進入路の整備、区画整理については必要に応じ、購入者が実施していただくように考えている。 売却の予定については、現在6社から引き合いをいただいている。売却単価を決定しており、今年度中の売却に結びつくよう活動したいと思っている。インターチェンジ、あるいは境港にも近いという交通利便性を広くPRしていきたい。 売却先の業種については、この団地はものづくり産業の集積地であるので、地元企業への部品関係の発注など、連携して産業の振興、雇用の効果があるものに結びつけたいなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成する意見として、一団であれば、市も中に入って努力していただきたいとの発言があり、また一委員より、賛成する意見として、トラブルが起きないようにしっかりとした状況で前に話を進めていただきたいとの発言があり、採決の結果、承認第10号は全会一致により承認すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 畑尾幸生建設環境委員長。 〔23番畑尾幸生議員登壇〕 ◆23番(畑尾幸生) 今期定例会において建設環境委員会に付託となりました議案5件について、6月26日に現地視察、27日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第112号「松江市空き家を生かした魅力あるまちづくり及びまちなか居住促進の推進に関する条例の全部改正について」は、質疑に対し執行部より、罰則規定については、松江市独自の条例を定め、平成23年10月から取り組んできたところであり、実際に罰則規定を適用した事案もある。今回、附則として経過措置を設けており、現行の条例で適用した罰則に関しては、引き続き履行されるよう求めていくこととしている。また、今回は上位法となる空家等対策の推進に関する特別措置法の中で、過料──過ち料の金額なども定められており、この法律に基づき罰則の規定を適用していくこととしている。 特定空家等と認定され、空家等対策協議会の意見聴取を受け、勧告された空き家については、地方税法により固定資産税及び都市計画税の住宅用地特例の適用から除外されることとなる。 空き家の実態について、今までに町内会や自治会連合会、上下水道局に協力してもらい調査を行ったが、空き家の全体像を把握するのは非常に難しい状況であると考えている。今後は地域に出てワークショップや意見交換を行うなど、実態の把握に努めたいと考えている。 これまでの相談件数については、187件の相談を受け、このうち2件の勧告を行い、いずれも対応がなされ解決した。この他、指導等の後、解決したものが72件、残り約120件については、継続指導及び所有者等の調査を行っている状況である。 この条例の改正案では、まちなかや周辺といった区分をしておらず、市域全域を同じように取り組んでいくものと考えている。これまで中古住宅の流通や空き家の活用などについては、まちなかと周辺ではめり張りのある支援を実施していた状況であるが、松江市空家等対策計画の中では、地域の特性に応じた取り組みを継続していく考えである。 過疎化が進んでいる地域においても、農家の空き家も含めてどのように活用するか見直さなければならない大きな課題があると考えている。 この条例で定める緊急安全代行措置とは、特定空家に認定できない状況がありながらも、一部で損壊の程度が激しく、公道──公の道、通学路などに面していて、屋根が落ちてくるなどの状況が発生した場合、行政代執行ができないということになってはならないので、緊急安全代行措置を規定している。費用については、代行措置であり建物の所有者、管理者に費用を求償していくこととなる。所有者、管理者が特定できない場合は、措置の概要及び概算費用を公示することをもって将来的に求償の対抗を持たすこととしているものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第112号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第125号「財産の処分について」は、一の谷町の一の谷池を売却するもので、質疑に対し執行部より、売却に当たっては、弁護士相談なども行いながら慎重に判断し、現状の形で諸条件をつけた形で売却するという方針を決定したものである。土地利用に当たっては、開発面積に応じて、松江市の民間開発に関する指導要領、あるいは島根県の土地利用対策要綱に基づく開発の協議が必要になるので、こうした協議の場で行政としていろいろな条件を付しながら、地元に影響がないような形での利活用が行われるよう指導していく考えである。 今回の売却の条件についても、売却先から誓約書もとっている状況であり、水処理の問題についても、購入者においてきちんと対応していただくよう、行政として指導する考えである。 このため池の売却に至るまでの経緯については、平成18年7月の豪雨の際に、北側の5軒の住宅においてのり面崩壊による被害が発生した。災害復旧に関しては、崩壊地が民有地であり、公共では対応ができない状況であった。そこで、払い下げ等が検討され、最終的には市の許可を受けて被災者の方々が形状変更を行って復旧することが議論されたが、結果として被災者の方々からの申請が提出されない状況であった。平成23年に当該ため池が危険ため池に該当するということもあり、水利権者が水利権を放棄されるということとなり、これ以降売却に向けての検討がなされた状況であります。また、もともと国有地であったが、平成12年の地方分権一括法の制定により、現に公共の用に供しているものは市町村に譲与するという規定がなされ、無償で市に譲与された経過がある。処分の公告については、松江市ホームページで3月14日から4月14日までの1カ月間公示した。 近隣の一の谷自治会へも説明会を開催した。その際には、売却することにより、松江市の関与がなくなるのではないかということを一番心配しておられたが、開発指導という形で関係法令に沿った指導を今後していくという説明をして理解をいただいているところである。また、売却の条件に関係自治会、一の谷自治会以外の周辺自治会にもきちんと計画を説明するという条件が付してあり、購入者がきちんと説明されるものと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第125号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第128号「市道路線の廃止について」及び議第129号「市道路線の認定について」は、関連がありますので、一括議題といたしました。 質疑に対し執行部から、市道は、現在6,895路線あり、総延長は約2,000キロメートルという状況である。一般の私道等を市道に認定するに当たり、道路幅員が4メートル以上であるという条件をつけている。また、大規模開発等については、居住地内の良好な宅地環境を考慮し、基本的に6メートル以上というものを認定の基準としているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第131号「平成29年度松江市下水道事業会計補正予算(第1号)」は、質疑に対し執行部より、雨水渠の整備については、玉湯町湯町地区の玉造温泉駅付近の整備を行うものであり、延長約150メートルでボックスカルバートを設置するものであるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第131号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入りますが、初めに議第125号議案について、委員長の報告に対する質疑、討論、表決を行います。 地方自治法の規定により、31番三島進議員を除斥いたします。 〔31番三島進議員除斥〕 ○議長(森脇勇人) これより議第125号「財産の処分について」の委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって議第125号議案の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより表決に入ります。 議第125号「財産の処分について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議第125号議案は委員長の報告のとおり決しました。 31番三島進議員の除斥を解除いたします。 〔31番三島進議員除斥解除〕 ○議長(森脇勇人) 次に、議第125号議案を除く建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 比良幸男予算委員長。 〔33番比良幸男議員登壇〕 ◆33番(比良幸男) 今期定例会において予算委員会に付託になりました議案2件につきまして、6月30日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第130号「平成29年度松江市一般会計補正予算(第1号)」は、討論では、一委員より、来年度入学する小中学生を対象に、入学前の3月に就学援助の準備金を支給するための予算と、準備金の単価が上がったことに対して増額していただいた件に対し、大変に感謝をしている。しかし、国が待機児童対策ということで新たに打ち出した企業主導型保育に対して支援する予算が計上されている。企業主導型保育の保育基準が保育資格を持つ保育士は半数でよいなど、心配である。児童福祉法に従って松江市が責任を果たすなら、市内に住んでいる子どもの保育に格差があってはならない。待機児対策として、松江市が実施すべきことは、格差を助長する企業主導型ではなく、認可保育所の増設であり、本予算に反対するとの意見があり、また一委員より、地産地消と地方創生を支える基盤というワードでまとめられ、第1次総合戦略の人口減少対策として、保育の充実、若者の地元就職を促進するための行動計画を策定する費用など、喫緊の課題に対応するもので評価する。庁舎建設については、市民サービスの向上、利便性に資することを第一とし、さらに経済性も追求するなど、総合的に策定をしていただきたいと要請する。本予算を速やかに効果的に執行されることを望み、賛成するとの意見があり、採決の結果、議第130号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 承認第6号「専決処分の報告について(平成28年度松江市一般会計補正予算(第6号))」は、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致により承認すべきものと決しました。 なお、各分科会における審査の内容については、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 以上で予算委員会の報告を終わります。 ○議長(森脇勇人) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより議第125号議案を除く議案24件、承認11件及び陳情4件に対する討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 13番吉儀敬子議員。 〔13番吉儀敬子議員登壇〕 ◆13番(吉儀敬子) 共産党市議団の吉儀敬子でございます。市議団を代表して議案2件、承認2件、陳情3件について委員長報告に反対の立場で討論いたします。 まず、議第108号「松江市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」です。 この条例改正は、非常勤消防団員などの公務による損害補償は、一定の要件を満たす扶養親族がある場合には加算することとしており、子に係る加算額は217円から267円に引き上げとなりますが、配偶者に係る額が433円から333円に、配偶者がいない場合の1人目は367円から333円に、配偶者や子がいない場合の1人目も367円から300円に減額になります。 非常勤消防団員は、わずかな報酬でありながら地域のために奮闘されています。そのことを考慮するなら補償基礎額は引き上げて当然です。議第109号では、非常勤消防団員を一人でもふやしたいという条例改正が出されており、この取り組みとも矛盾するものであり反対をいたします。 次に、議第130号「平成29年度松江市一般会計補正予算(第1号)」並びに関連する承認第1号、承認第5号についての反対討論を行います。 一般会計補正予算には、小中学生の入学時に必要な就学援助の入学準備金を入学前に支給してほしいという切実な要望が盛り込まれ、来年度入学する子どもに入学前に支払うための予算と、今年度支給の準備金の単価が上がったことに対して松江市も同時に引き上げることを決定した予算を組んでいただいたことは、待ち望んでいた親子にとっては勇気ある決断をしていただいたと感謝を申し上げます。 しかし、国の待機児対策から昨年生まれた企業主導型保育事業を松江市が支援する方向であることに異議を唱えるものです。企業主導型保育事業は、公費を使いながら保育士資格は半数でよい、定員の制限も年齢の制限もない、園庭も近くに公園があればよいというもので、松江市に住む子どもたちがこのような格差のある保育を受けることは、児童福祉法24条1項で、市は全ての子どもたちを視野に入れなければならないという立場に反しています。備品購入の支援として1,500万円の補正予算の計上と認可保育所と同等に固定資産税・都市計画税・事業税を軽減することは、保育格差を持ち込むことであり、平等な保育を求める立場から、議第130号 平成29年度一般会計補正予算及び承認第1号、承認第5号に反対をいたします。 次に、陳情第2号「「共謀罪」と同趣旨の「テロ等組織犯罪準備罪」の拙速な法制定を行わないことを求める意見書の提出について」です。 この陳情は、法律が成立したことをもって、総務委員会では不採択となりましたが、今回、強行可決されたテロ等組織犯罪法は、国会審議の中で市民団体や弁護士連合会が指摘したように、テロ対策は単なる口実で、思想・信条の自由、表現の自由、集会・結社の自由を脅かすものです。 犯罪者と一般の人の区別が曖昧であり、誰もが犯罪者にされる危険性があります。全ては警察の判断、権力に任されます。 組織犯罪の定義も曖昧で、盗聴法などと一体で運用され警察などの判断で市民運動や労働運動が監視・弾圧の対象となり、電話やLINEなど盗聴が当たり前になっていくことでしょう。 現代の治安維持法とも言うべきこの法律が、国民の多くの疑問に答えることなく、参議院法務委員会での審議を打ち切り、中間報告をもって本会議にかけて強行可決したことへの抗議の意味も込めて意見書を提出すべきと考え、不採択に反対をいたします。 次に、陳情第3号「北朝鮮による度重なるミサイル発射と核開発の強行に抗議するとともに、この問題をめぐる国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求める意見書の提出について」、この陳情書にあるように、北朝鮮の暴挙に対しては、多くの国民は怒りを覚えています。国会は全会一致で強く抗議をしています。 同時に、アメリカの軍事基地や原発を抱える日本が戦争に巻き込まれるようなことは絶対に避けなければなりません。 日本政府は、いたずらに軍事には軍事をと緊張を高めるのではなく、国際社会に対して立憲主義と平和主義の理念に基づいて、諸問題を平和的に解決すべく主導的な役割を果たすべきであり、この対応を国民、松江市民は望んでいます。よって本陳情は不採択ではなく、採択すべきと考えます。 最後に、陳情第4号「森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書の提出について」です。 林業は木材の供給とともに、国土保全や水源の涵養など地域経済と地域社会を支える重要な産業です。ところが、木材の自由化などによる木材価格の低迷により、森林産業は衰退に追い込まれて荒廃が進み、大雨などの被害が頻発しており、森林環境の整備や保全は喫緊の課題です。 しかし、国はどのような対策をとってきたのでしょうか。森林整備予算は2008年の1,626億円から2015年には1,202億円と424億円も削減し、国の責任を果たしてきませんでした。 国土保全・林業政策の確立・温暖化計画の確立など、国としての抜本対策こそが必要です。現状の打開のためには、国民に負担を求めるのではなく、国の責任で取り組むことを求めるべきです。 島根県は島根県水と緑の森づくり条例を2005年から実施し、現在も継続しています。1人500円が均等割額に加算されており、所得の低い人でも同額の負担となっています。これ以上市民に負担をかけるのではなく、国の責任を求めるべきであり、採択に反対をいたします。以上です。(拍手) ○議長(森脇勇人) 24番森脇幸好議員。 〔24番森脇幸好議員登壇〕 ◆24番(森脇幸好) 松政クラブの森脇幸好でございます。 議第130号 松江市一般会計補正予算(第1号)について、予算委員長の報告に対し賛成の立場で討論をいたします。 平成29年度当初予算は、骨格予算であり、今回の補正は政策的な予算が中心でありましたが、特に今最重要課題であります人口減少対策にも大きく関係をいたします子育て環境の充実として、保育園、そして児童クラブの待機児童の解消に向けた予算や、懸案でありました松江総合運動公園再整備の基本計画等の策定事業費が計上され、再整備が緒についたこと、また市民の皆さんへのサービス向上にもつながる新庁舎建設の基本構想・基本計画策定事業費が計上されるなど、市民の皆さんの立場に立った、いずれも重要な補正予算であり、賛成をいたします。以上であります。(拍手) ○議長(森脇勇人) これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 初めに、議第125号議案を除く議案24件及び承認11件の表決を行います。 議第108号「松江市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第108号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第130号「平成29年度松江市一般会計補正予算(第1号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議第130号議案は委員長の報告のとおり決しました。 承認第1号「専決処分の報告について(松江市税賦課徴収条例の一部改正について)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は承認であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって承認第1号は委員長の報告のとおり決しました。 承認第5号「専決処分の報告について(松江市都市計画税条例の一部改正について)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は承認であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって承認第5号は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決した議第108号議案、議第130号議案、承認第1号及び承認第5号を除き議第107号「松江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」外議案21件及び承認第2号「専決処分の報告について」外承認8件を一括して採決いたします。 議第107号議案外議案21件に対する委員長の報告は原案可決であります。承認第2号外承認8件に対する委員長の報告は承認であります。 以上、委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議第107号議案外議案21件及び承認第2号外承認8件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、陳情4件の表決を行います。 陳情第1号「北朝鮮のミサイルに備えた避難訓練等の実施を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって陳情第1号は委員長の報告のとおり決しました。 陳情第2号「「共謀罪」と同趣旨の「テロ等組織犯罪準備罪」の拙速な法制定を行わないことを求める意見書の提出について」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって陳情第2号は委員長の報告のとおり決しました。 陳情第3号「北朝鮮による度重なるミサイル発射と核開発の強行に抗議するとともに、この問題をめぐる国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求める意見書の提出について」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって陳情第3号は委員長の報告のとおり決しました。 陳情第4号「森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書の提出について」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって陳情第4号は委員長の報告のとおり決しました。─────────────────────── △日程第3 同意第15号 松江市農業委員会委員任命について~同意第33号 松江市農業委員会委員任命について      (提案説明、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第3、同意第15号「松江市農業委員会委員任命について」から同意第33号「松江市農業委員会委員任命について」まで同意19件を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 本日追加提案をいたしております同意第15号から同意第33号までの19件につきまして御説明申し上げます。 現在の委員が来る平成29年7月23日をもって任期満了となることに伴い、平成28年4月1日に改正、施行されました農業委員会等に関する法律に基づく新たな農業委員会の委員を任命することについて御同意を求めるものであります。 新たな農業委員会の委員につきましては、清水秋廣氏、吉岡雅裕氏、高橋裕典氏、足立裕子氏、吉岡幸雄氏、古藤一郎氏、浅野真治氏、須山真史氏、青砥芳美氏、宮廻彰夫氏、槇原篤氏、渡部文明氏、岸本定朝氏、冨士本数彦氏、矢野秀行氏、勝田達雄氏、三島進氏、永江りえ氏、磯部美津子氏を任命することが最も適当と存じ、提案をいたすものでございます。 何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようにお願い申し上げます。 ○議長(森脇勇人) これより表決に入ります。 同意第15号「松江市農業委員会委員任命について」から同意第33号「松江市農業委員会委員任命について」まで同意19件を一括して採決いたします。 同意第15号外同意18件はそれぞれ同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって同意第15号外同意18件はそれぞれ同意することに決しました。─────────────────────── △日程第4 議員提出議案第3号 働き方改革の推進を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第4、議員提出議案第3号「働き方改革の推進を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 30番三島良信議員。 〔30番三島良信議員登壇〕 ◆30番(三島良信) 議員提出議案第3号 働き方改革の推進を求める意見書につきまして、提案理由の説明をいたします。 日本は欧米諸国と比べ長時間労働者の割合が高く、島根県内においては、全国平均よりもさらに労働者1人当たりの労働時間が長い傾向にあります。 長時間労働の是正は、喫緊の課題でありますが、それだけではなく、日本の労働制度と働き方には、子育てや介護と仕事との両立、正規・非正規の待遇差、転職・再就職、副業・兼業など、さまざまな課題があります。 こうした中、国においては、3月に働き方改革実行計画が決定され、多様な働き方が可能となるよう、社会の発想や制度を大きく転換する取り組みを進めることとしています。 また、各自治体においては、ワーク・ライフ・バランスの推進などの取り組みが進められているところではありますが、今後も実効性のある対策の一層の推進が必要であると考えております。 加えて、今後本格的な改革を進めるに当たりましては、労働者一人一人が自分の働き方をもう一度見詰め直し、新たな働き方を官民挙げて議論していくことも求められると考えております。 以上のことから、本案に記載しておりますとおり、5つの項目について取り組むよう国へ強く要望するものであります。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようにお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第3号「働き方改革の推進を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第5 議員提出議案第4号 ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第5、議員提出議案第4号「ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 29番篠原栄議員。 〔29番篠原栄議員登壇〕 ◆29番(篠原栄) 議員提出議案第4号 ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書につきまして、提案理由を説明いたします。 特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律の衆参内閣委員会における附帯決議では、ギャンブル等依存症の実態把握のための体制整備やギャンブル等依存症患者の相談体制と臨床医療体制の強化などを政府に求めている。 ギャンブル等依存症対策については、諸外国に比べ20年以上おくれていると指摘されており、日本国内には530万人ぐらいいると推計をされている。 これまでにも、ギャンブル等依存症による自己破産、家庭崩壊などの深刻な問題があったにもかかわらず、政府はその実態を十分に把握してこなかった。 政府は、内閣委員会の附帯決議を受け、ギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議において検討を進め、本年3月には論点整理を発表したところである。 よって政府において実態把握を進め、論点整理等を踏まえたギャンブル等依存症対策基本法の制定などの抜本的強化に取り組むよう、1つ、ギャンブル等依存症対策の企画立案、規制と監視を一元的に行う独立組織の設置を検討すること。2つに、論点整理等を踏まえ、ギャンブル等依存症対策の具体的な内容や実施方法を早急に検討することを国に強く求めるものであります。 議員諸氏の御賛同をいただきますようよろしくお願いを申し上げて、提案理由の説明といたします。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第4号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 13番吉儀敬子議員。 〔13番吉儀敬子議員登壇〕 ◆13番(吉儀敬子) 共産党市議団の吉儀敬子でございます。市議団を代表して、ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書提出については、反対の立場で討論いたします。 我が国は既に500万人を超えるギャンブル依存症被害を抱える国であり、ギャンブル依存症対策は待ったなしです。ところが、この意見書はギャンブルを減らすどころか、逆にふやす特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律、いわゆるIR法の施行を前提としています。IR法は、カジノ賭博場を中核としたカジノ解禁推進法です。カジノ容認の諸外国の実態を見ても、カジノの設置がギャンブル依存症の患者をふやし、国民の苦難をふやしていることは明らかであり、容認することはできません。 メディアの全国世論調査でも、カジノ解禁反対派が6割から7割となっています。形ばかりの依存症対策を持ち出し、それをカジノ合法化の方便に使うのは、余りにも無責任です。ギャンブル依存症対策を言うならば、カジノ解禁推進法自体をまずやめるべきです。 加えて、カジノは刑法が禁じている賭博であり、他人の不幸の上に成り立つビジネスです。カジノで依存症患者をふやしながら、カジノのもうけで対策をとるのは、いわゆるマッチポンプとの批判は免れません。 カジノ解禁推進法は、カジノ施設の目的を財政の改善に資するとしていますが、カジノを財源としては、国や自治体がますますギャンブル体質になり、依存症対策とは相入れません。 共産党市議団は以上の問題点を指摘し、カジノ解禁推進法の廃止を強く求めて反対討論といたします。 ○議長(森脇勇人) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) ほかにないようですので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第4号「ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第4号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第6 議員提出議案第5号 すみやかな臨時国会召集を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第6、議員提出議案第5号「すみやかな臨時国会召集を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 5番田中肇議員。 〔5番田中肇議員登壇〕 ◆5番(田中肇) 議員提出議案第5号 すみやかな臨時国会召集を求める意見書につきまして、共産党市議団を代表して提案理由の説明をいたします。 さきの通常国会は、森友・加計疑惑に関する説明責任を全く果たさぬまま、極めて強権的な国会運営で強引に閉会しました。この安倍政権の姿勢はおごりと言うほかありません。 さらに、閉会後には、加計学園の獣医学部開学時期などについて、安倍首相の意向を側近の萩生田光一官房副長官が文部科学省に伝えたとする文書が発覚するなど、疑惑はますます広がっています。前川喜平前文部科学事務次官の証人喚問を含め、国会が真相の解明責任を果たす必要があります。 去る6月22日、野党4党は憲法第53条に基づき、臨時国会の召集を求めて一致し、召集要求書を提出いたしました。憲法第53条では、衆参のいずれかの4分の1以上の議員の要求があれば、内閣は臨時国会召集を決定しなければならないとしているにもかかわらず、政府はいまだに召集しようとしていません。 国民に広がる政治不信を解消するためには、国会が国民の負託に応え、疑惑の真相解明に取り組むことが不可欠です。本意見書案は、松江市議会として一刻も早い臨時国会開会を強く内閣に求めるものであります。 議員の皆様の御賛同をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第5号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第5号「すみやかな臨時国会召集を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手少数であります。 よって議員提出議案第5号は否決されました。─────────────────────── △日程第7 委員会提出議案第5号 森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(森脇勇人) 日程第7、委員会提出議案第5号「森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 柳原治総務委員長。 〔12番柳原治議員登壇〕 ◆12番(柳原治) 委員会提出議案第5号森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書につきまして、提案理由の説明をいたします。 地方では、国の森林整備事業に加え、地方単独事業等を創設し、森林整備対策、林業・木材産業対策が実施されているところでありますが、長期的な視点に立った安定的な財源が十分に確保されているとは言えないのが現状であります。 このため、地方が行う森林整備の長期的、安定的な財源の確保のため、平成30年度税制改正において森林環境税(仮称)を創設することとし、税収は民有林面積に応じて分配し、県及び市町村がしっかり連携しながら、自由度を持った対策が実施できるような制度とすることを国に対し強く求めるものであります。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(森脇勇人) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 委員会提出議案第5号「森林環境税(仮称)の早期創設の実現を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(森脇勇人) 挙手多数であります。 よって委員会提出議案第5号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第8 議員派遣について ○議長(森脇勇人) 日程第8「議員派遣について」を議題といたします。 お諮りします。 地方自治法及び会議規則の規定により、お手元にお配りしておりますとおり、議員を派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 この際、お諮りします。 ただいま議決した事項について、諸般の事情により派遣期間等を変更する場合、議長に一任をお願いしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇勇人) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、松浦市長より発言の申し出がありますので、これを許します。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 今議会の閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げたいと思います。 今議会に提案をいたしておりました全ての議案につきまして、慎重御審議を賜りまして、原案どおり議決をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 今議会は、本市が総合戦略を実践し、地方創生に向かって新たなスタートを切るに当たり、重要な議会であったと思っております。 私は今議会の所信表明におきまして、この4年間を広い意味での地産地消をキーワードに取り組んでいくことをお話し申し上げました。そして、議員の皆様方からは、松江の経済循環や人づくりの重要性など、地産地消のまちづくりの核となるテーマにつきまして、さまざまな御質問を賜ったところであります。 地元経済を活性化し雇用の拡大に結びつけるとともに、ふるさとの魅力を松江の若者にきちんと伝えることで、松江で育った若者が松江で学び、就職し、そして松江に住みたくなるよう、市民の皆様とともに知恵を出し合ってまいりたいと考えております。 さて、今月17日には待望でございましたJR西日本の豪華寝台列車「瑞風」が運行を開始いたしました。運行ルート沿線では、この新たなチャンスを地域振興に生かそうと、早速さまざまな取り組みが始まっております。 さらに、今月には中海・宍道湖・大山圏域におきまして、圏域版DMOが立ち上がる予定になっております。国引きジオパーク構想の推進など圏域が一体となって取り組むことで、スケールメリットを生かしながら地方創生を推進してまいる所存であります。 また、核燃料サイクルを初め島根原発1号機の廃止措置、2号機の再稼働などにつきましても御質問をいただきました。何度も申し上げますけれども、原発の問題につきましては、私は何より市民の皆様の安心・安全を第一に考え取り組んでまいりたいと考えております。なお、1号機の廃止措置につきましては、本議会の閉会後、市議会全員協議会におきまして、議員の皆様の御意見をお伺いし、しっかりと判断をしてまいりたいと考えております。 終わりになりますが、先日、日本経済新聞社の情報誌が、総務省の調査結果をもとに、業務改革についてのランキングをまとめたところであります。これにより松江市が全国814市区の中で断トツの1位と評価をされたところであります。総合窓口の設置、情報システムのクラウド化などで満点を獲得、庁舎の清掃、公用車の運転などで積極的に民間委託を進めたことなどが高く評価をされたところであります。市民の皆様、議会の皆様の御協力をいただきながら、合併後10年間、業務の効率化に実直に取り組んできた成果がこのように高く評価されたものと感謝をいたしております。 今、私たちはこれからの松江を将来にわたって持続的で魅力あふれる選ばれるまちとしていくことを目標に掲げ、取り組みをスタートしたところでございますが、今回のニュースは松江市の地方創生に大きく弾みがつくものと感じているところであります。 私は与えられたこの4年間、選ばれるまち 松江の実現のために市政運営に全力で取り組んでまいります。 議会の皆様方におかれましても、引き続き御理解、御支援を賜りますようにお願いを申し上げまして、6月議会閉会の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○議長(森脇勇人) これにて平成29年第3回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午前11時33分閉会〕...