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10月06日-05号

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  1. 松江市議会 2014-10-06
    10月06日-05号


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    平成26年第3回 9月定例会    平成26年第3回松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 平成26年10月6日(月曜日)午前10時開議 第1 議第123号議案~議第145号議案、決算第1号~決算第17号    (委員長報告・質疑・討論・採決) 第2 陳情第8号~陳情第11号    (委員長報告・質疑・討論・採決) 第3 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について          (採決) 第4 議員提出議案第3号 人口減少・超高齢社会に対応した施策の展開を求める意見書について              (提案説明・質疑・討論・採決) 第5 議員提出議案第4号 半島振興法の延長及び充実に関する意見書について              (提案説明・質疑・討論・採決) 第6 委員会提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書について               (提案説明・質疑・討論・採決)────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第123号議案~議第145号議案、決算第1号~決算第17号 (委員長報告・質疑・討論・採決) 陳情第8号~陳情第11号 (委員長報告・質疑・討論・採決) 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について       (採決) 議員提出議案第3号 人口減少・超高齢社会に対応した施策の展開を求める意見書について           (提案説明・質疑・討論・採決) 議員提出議案第4号 半島振興法の延長及び充実に関する意見書について           (提案説明・質疑・討論・採決) 委員会提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書について            (提案説明・質疑・討論・採決)────────────────────────────────────────出 席 議 員(33名)    1 番   岩  本  雅  之    2 番   新  井  昌  禎    3 番   長 谷 川  修  二    4 番   柳  原     治    5 番   芦  原  康  江    6 番   吉  儀  敬  子    7 番   橘     祥  朗    8 番   野 々 内     誠    9 番   森  本  秀  歳    10 番   篠  原     栄    12 番   貴  谷  麻  以    13 番   野  津  照  雄    14 番   川  島  光  雅    15 番   石  倉  徳  章    16 番   田  中  明  子    17 番   畑  尾  幸  生    18 番   吉  金     隆    19 番   森  脇  幸  好    20 番   松  蔭  嘉  夫    21 番   南  波     巖    22 番   津  森  良  治    23 番   森  脇  勇  人    24 番   宅  野  賢  治    25 番   川  井  弘  光    26 番   桂     善  夫    27 番   林     干  城    28 番   片  寄  直  行    29 番   石  倉  茂  美    30 番   山  本  勝 太 郎    31 番   三  島     進    32 番   立  脇  通  也    33 番   比  良  幸  男    34 番   三  島  良  信───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠     員(1名)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    小  山     厚  次長      遠  田     悟  参事      門  脇     保  書記      土  井  晃  一  書記      荻  野     智  書記      池  田  樹  子  書記      福  間  紀  好  書記      古  川     進  書記      野 々 村     繁───────────────────────説明のため出席した者  市長      松  浦  正  敬  副市長     能  海  広  明  副市長     吉  山     治  政策部長    星  野  芳  伸  大橋川治水事業推進部長          井  田  克  己  総務部長    松  浦  俊  彦  総務課長    舩  木     忠  防災安全部長  小  川     真  財政部長    上  村  敏  博  公共施設部長  乙  部  明  宏  産業観光部長  矢  野  正  紀  観光事業部長  錦  織  裕  司  市民部長    三  島  康  夫  健康福祉部長  田  中     豊  環境保全部長  意  東  茂  喜  歴史まちづくり部長          安  田  憲  司  都市整備部長  石  橋  修  二  消防長     坂  本  茂  利  教育委員会委員長内  藤  富  夫  教育長     清  水  伸  夫  副教育長    安  部     隆  上下水道局長  渡  部  厚  志  上下水道局業務部長          樋  原  哲  也  ガス局長    青  木  保  文  交通局長    川  原  良  一  市立病院院長  紀  川  純  三  市立病院事務局長安  部  裕  史─────────────────────── 〔午前10時04分開議〕 ○議長(三島良信) おはようございます。これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 議第123号議案~議第145号議案、決算第1号~決算第17号      (委員長報告・質疑・討論・採決) △日程第2 陳情第8号~陳情第11号      (委員長報告・質疑・討論・採決) ○議長(三島良信) 日程第1、議第123号「鹿島公共施設建設基金条例の一部改正について」から議第145号「平成26年度松江市駐車場事業会計補正予算(第1号) 」まで議案23件、決算第1号「平成25年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第17号「平成25年度松江市病院事業会計決算」まで決算17件及び日程第2、陳情第8号「手話言語法制定を求める意見書の提出について」から陳情第11号「軽度外傷性脳損傷の周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書の提出について」まで陳情4件を一括して議題とし、各委員会における審査の経過並びにその結果について、それぞれ委員長の報告を求めます。 野津照雄総務委員長。 〔13番野津照雄議員登壇〕 ◆13番(野津照雄) おはようございます。今期定例会において総務委員会に付託になりました議案6件、陳情1件について、9月22日に委員会を開催し審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第123号「鹿島公共施設建設基金条例の一部改正について」は、質疑に対し執行部より、これまでにこの基金で行った主な事業は、河川改修、学校施設の整備、公衆トイレの整備、市営体育館の整備などである。 今後の基金活用の考え方は、ハードからソフトも含めて活用できるように今回改正し、安心・安全のための整備のほか、地元の皆様と相談しながら地域振興に資するものに活用できればと考えている。なお、基金残高は19億5,135万4,000円余りであるとの答弁がありました。 意見はなく、採決の結果、議第123号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、議第124号「松江市斎場の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し執行部より、斎場の収支状況については、歳出に対する歳入の割合としては、平成25年度決算値で25.87%であったものが、改正後の使用料で試算すると35.43%になる。また、仮に歳入歳出を同額にしようとするならば、大人1体の使用料1万4,000円を3万3,570円にする必要がある。 斎場の使用料改正の考え方については、今回の改正は昭和63年以来、初めてであり、主に光熱水費等の需用費の物価スライドをもとに算出しており、人件費や修繕費などの推移は除いているなどの答弁があり、討論では、一委員より、火葬というのは人の生涯の最期を見送る神聖な仕事であり、経営収支で物事を判断するのは人間の尊厳の冒涜になるものと思う。ぜひこれは直営で行うべきであり、また市民の負担増加が最近相次ぐ中、料金の値上げにも反対。 一委員より、経費の値上がり、あるいは他市の状況から見て値上がりはいたし方ないものと思うし、指定管理についても効果的であると思っており、賛成などの意見がありました。 採決の結果、議第124号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 次に、議第134号「財産の取得について」は、消防の東部分署の災害対応特殊消防ポンプ自動車を更新整備するもので、入札経過に関する質疑の後、意見はなく、採決の結果、議第134号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第135号「損害賠償の額を定めることについて」は、本年3月に緊急走行中の消防車両安全マットを落下させ、後続の車両に損害を与えた事故の損害を賠償するもので、積載物落下防止に関する質疑の後、意見はなく、採決の結果、議第135号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、議第138号「平成26年度松江市一般会計補正予算(第2号)」中は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、議第139号「平成26年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、質疑に対し執行部より、人間ドックへの助成額は、平成25年度は外来ドックが1万4,700円、脳ドックが1万9,320円であった。平成26年度はどちらも1万1,000円である。特定健診の受診率は44.6%であったなどの答弁があり、意見はなく、採決の結果、議第139号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、陳情第9号「竹島の日の安全に関することについて」は、質疑の後、討論では、一委員より、入国拒否の適用については、外務省、法務省ともに慎重であると聞いており、また旧自治省の通達で、国の外交政策に関連して外交等の交渉に影響を及ぼすおそれのあるものは、慎重に取り扱うことが適当とされている。陳情者の気持ちは理解するが、本市議会においては、趣旨採択がないので、不採択。 一委員より、この問題は言論の自由ということが第一条件、前提にある。内容はどうあれ、出国や入国のときに、目的等を詳細に調べることはないことなどを考えると、この要望内容はなじまないものと思うので、不採択との意見があり、採決の結果、陳情第9号は賛成する者はなく不採択とすべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(三島良信) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 野々内誠教育民生委員長。 〔8番野々内誠議員登壇〕 ◆8番(野々内誠) おはようございます。今期定例会において教育民生委員会に付託となりました議案6件、陳情2件につきまして、去る9月22日に委員会を開催し審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第125号「松江市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について」、議第126号「松江市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について」、議第127号「松江市保育所における保育に関する条例の廃止について」及び議第128号「松江市公共料金に関する審議会条例の一部改正について」、以上議案4件は関連があるため一括議題といたしました。 質疑に対し執行部より、新制度の事業のための財源の確保については、消費増税に伴い税率が8%の期間は3%の増税分を一部の項目に充てて施行することとしている。 市独自の規定を条例に設けることについては、国の基準と異なる内容を定める事情や特性が本市にはないため、国の基準どおりの規定としている。 事業者に対する地域型保育事業の周知については、この事業は年度中途の待機児童の解消や市民の選択肢の一つとして必要と考えるので、広く周知していきたいと考えている。 保育士の処遇改善については、子ども・子育て支援会議におけるニーズ調査を踏まえ、保育の量的、質的な充実を図るため検討していきたいと考えているなどの答弁がありました。 議第125号の討論では、反対するものとして、一委員から、小規模保育事業の開設の条件が、現行の認可保育園と比べて差があり過ぎるとの意見。 また、賛成するものとして、一委員から、国の財政措置が見えないところではあるが、内容は保育環境をよくするものであり、今後、市の独自性も反映されるよう期待するとの意見。 一委員から、子育て日本一を目指して市民のためのさまざまな方策をお願いするとの意見があり、意見が分かれました。 採決の結果、議第125号は、賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第126号の討論では、一委員から、議第125号と同じ理由で反対するとの意見。 また、一委員から、議第125号と同じ理由で賛成するとの意見があり、採決の結果、議第126号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第127号及び議第128号の討論では、それぞれ意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第138号「平成26年度松江市一般会計補正予算(第2号)」中は、質疑に対し執行部より、高齢者の肺炎球菌予防接種個人負担については、医療機関によって異なるが、これまでは7,000円から9,000円であったと聞いている。 庭球場の改修事業費の財源については、市債を充当したが、今後は関係機関等との調整、協議等を十分に行い、他の財源の確保等に努めていきたいと考えているなどの答弁がありました。 討論では、賛成するものとして、一委員から、予算編成の際にはしっかりと交付金等について確認をしてほしいとの意見があり、採決の結果、議第138号中は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第140号「平成26年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、質疑に対し執行部より、基金の積み立ての状況と取り崩しの方針については、平成26年度末の基金残高を約3億8,400万円と見込んでいる。基金は総給付費の5%に当たる9億円程度が必要と言われており、この基金を大きく取り崩すことは難しいと考えているなどの答弁がありました。 意見はなく、採決の結果、議第140号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 陳情第8号「手話言語法制定を求める意見書の提出について」は、質疑に対し執行部より、手話通訳の派遣の要望については、近年増加傾向にある。手話通訳の人数については、平成26年5月現在で本市において通訳者が32名、通訳士が5名、手話奉仕員が102名という状況であり、今後も養成が必要であると考えている。手話言語法制定のメリットについては、全国的に障がいのある方の権利を保障する機運が高まっている中で、ノーマライゼーションの思想に対する市民の理解が進み、聴覚障がいのある方が生き生きと暮らせる環境整備が大きく進むものと考えているなどの答弁がありました。 討論では、採択すべきものとして、一委員から、耳マークを店頭などに張って、聴覚障がいのある方の不自由さを社会全体で助けなければならないとの意見。一委員から、意見書の提出によって少しでも支援につながればよいと思うとの意見。一委員から、聴覚障がいのある方が長年苦労された経過を踏まえ、手話言語法制定に向け国全体が動いてほしいなどの意見があり、採決の結果、陳情第8号は全員異議なく採択すべきものと決しました。 陳情第11号「軽度外傷性脳損傷の周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書の提出について」は、質疑に対し執行部より、市立病院における症例数については、平成25年に頭部外傷性の脳損傷は500例程度あった。そのうち、軽度外傷性脳損傷診断基準に合う症例は1例か2例である。この病気による障がいのある方の市窓口への相談やサービスの給付については、今のところ事例はない。神経学的検査法の確立については、他覚的症状を客観的に診断することは非常に難しいと考えているなどの答弁がありました。 討論では、閉会中の継続審査とすべきものとして、一委員から、この病気で苦労されている方が多いということは十分に理解できるが、客観的な診断が難しい現状や労災認定には公費もかかわることを踏まえ、他の自治体の状況も参考にしながら慎重に考えたいとの意見があり、採決の結果、陳情第11号は全員異議なく閉会中の継続審査とすべきものと決しました。 閉会中の継続審査となりました陳情1件につきましては、議長においてよろしくお取り計らいをいただきますようお願い申し上げまして、以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(三島良信) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 川井弘光経済委員長。 〔25番川井弘光議員登壇〕 ◆25番(川井弘光) 今期定例会において経済委員会に付託になりました議案4件につきまして、去る9月25日、26日に委員会を開催し審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第137号「指定管理者の指定について」は、松江市多古鼻公園施設及び松江市加賀宿泊施設について、指定管理者を指定するものであります。 施設職員の雇用についての質疑に対して執行部より、公募の仕様書において、平成26年3月1日現在で施設に従事する従業員のうち、引き続き雇用を希望する者は雇用することを募集要件としており、また事業者からは、それ以降の採用者についても積極的に雇用を検討したいと伺っているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第137号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第138号「平成26年度松江市一般会計補正予算(第2号)」中では、質疑に対し執行部より、就業支援事業の現状については、平成25年度においては、学生を中心とした就労相談を約1,700回実施してきているところであり、またことしの5月には推進協議会を立ち上げ、中海圏域4市で連携して、それぞれ各商工団体に出向いて情報交換、相互協力の依頼を行うなどの新たな取り組みを始めているところである。 松江歴史館フロア運営業務委託の方向性については、現在お客様の御案内、観覧料の収納などの事務を委託しているが、今後は集客目的のイベントの運営やその広報といった部分も加えて、業務委託の範囲を拡大したいと思っており、プロポーザルにより平成27年度の委託業者を決定したいと考えている。 城山公園の桜再整備事業におけるナラタケモドキ病については、感染したと思われる桜の木が、城山の本丸において見られるため、調査を行っていきたい。 玉湯温泉源のくみ上げポンプ脱落の影響については、予備のポンプに切りかえて運用しており、現在のところ、温泉の湯量に特に変化は生じていないなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第138号中は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第144号「平成26年度松江市自動車運送事業会計補正予算(第1号)」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第145号「平成26年度松江市駐車場事業会計補正予算(第1号)」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(三島良信) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 宅野賢治建設環境委員長。 〔24番宅野賢治議員登壇〕 ◆24番(宅野賢治) 今期定例会において、建設環境委員会に付託となりました議案10件について、9月24日に現地視察、25日、26日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第129号「松江市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、議第129号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第130号「松江市営住宅条例の一部改正について」は、質疑に対して執行部より、中国残留邦人等及び特定配偶者の対象となる方は、過去1年の間で入居の応募はないという状況であるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、議第130号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第131号「松江市水道給水条例の一部改正について」は、質疑に対して執行部より、値上げによる企業債の残高の推移については、極力安定経営ができるよう給水収益の約2倍を一つの目標とし、残高を減らしていくよう取り組んでいる。今回の料金改定により、将来にわたって安定給水の確保の観点から、今後5年間で耐震化事業など約120億円の投資を見込んでいるが、これを実施した上でも、企業債の残高は、目標の給水収益の2倍程度で推移し、安定経営が図れると考えている。 市内の24カ所で地域説明会をそれぞれ開催した。この説明会の中で、市民の皆様から一般家庭で使用する部分が原価割れをしており、安価に提供してきたということはわかるが、今回の改定でも引き続き配慮してほしい。また、毎月徴収を引き続きお願いしたいなどの要望があった。しかしながら、これまでは逓増度が給水料金の単価で4.4倍の開きがあり、大口の皆さんに依存していた状況であることから、今回是正を行った。また、一般家庭の皆さんにも配慮しつつ、逓増度の緩和も検討し、料金体系の見直しを行った。 説明会等で要望があった毎月徴収に切りかえることについては、経費が増加する部分があるが、これは大きな理由として、旧松江エリアが2カ月ごとに検針し、2カ月ごとの徴収であったため、口座振替手数料納入通知書の送付に伴う通信運搬費などが2倍になることなどが要因である。2カ月ごとに水道料金下水道使用料を徴収していたため非常に負担が大きく、このことが水道料金が高いというイメージにつながっていたと考える。 今回、用途別から口径別に料金体系を変更することから、用途別の場合、実際の使用量と比較して、大き目のメーターがついているというケースがあるが、今後使用実態に応じたメーターの大きさに変更することを推奨していきたい。ただし、変更する場合は、費用はお客様の負担になるということもあわせて周知していく必要がある。 検針、収納、そして電算関係を平成27年度には、包括して委託するという方向で進めている。また、上水道と簡易水道の両方の施設管理を包括的に委託できる方法を検討中である。民間の技術は、かなりレベルも上がっており、ぜひ活用したい。一方で、包括委託をした際、その指導、監督をしていく技術者、職員を育成していかなければならないなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、需要予測を誤ったツケによって市民の負担が増加する形となった。料金が上がり市民負担がふえるということ。また、2年先にも料金の引き上げの可能性が高いと考えており、反対するという意見。 また、一委員より、水が安定的に供給されることは大変ありがたいことである。料金の統一は合併時の約束であり、また経営基盤の安定化ということでやむを得ないと考える。ただし、いずれ簡易水道との統合、また耐震化等により10年で約200億円程度の事業費が予想され、経営が大幅に悪化することが予想されることから、県への受水費の軽減の申し入れ、自己水源、浄水場の効率化などきちんと検証し、仮に簡易水道と統合しても、5年あるいは10年ぐらいは値上げしないというぐらいの覚悟を持って取り組まれることをお願いし、賛成するという意見。 また、一委員より、経営努力をきちんと市民へ説明し、理解を得るよう努力することをお願いし、賛成するという意見。 また、一委員より、いろいろな料金が値上がりし、市民の皆さんは大変苦慮されている。しかしながら、上下水道局としても、10年で約200億円程度かけて耐震化等の事業費を投じ更新していかなければならず、苦肉の策として値上げに踏み切られたと思う。やはり、今回の値上げを行い、当分は値上げを行わなくてもよいように取り組みをお願いし、賛成するという意見があり、採決の結果、議第131号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第132号「松江市簡易水道条例の一部改正について」は、質疑に対して執行部より、今回の条例改正は、鹿島町の旧上講武簡易水道、旧南講武簡易水道区域の料金を上水道の料金と合わせるものであるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、需要予測を誤り、そのツケが市民に押しつけられる状況であると考える。県に対して受水費用の軽減という点を要請していただきたい。水道料金を上げてもらっては困るという市民の声も寄せられている。一般会計等からの繰り入れを行い、水道料金を抑えるべきと考えており、反対するという意見。 また、一委員より、簡易水道条例の改定は、鹿島町が旧町時代に水道を同一料金としていた経緯から、上水道の変更に合わせて簡易水道も上げるということであり、賛成するという意見があり、採決の結果、議第132号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第133号「松江市下水道使用料条例の一部改正について」は、質疑に対して執行部より、下水道については、昨年公営企業会計に移行したところである。また、下水道は施設の建設から維持管理へ移ってきており、現在下水道の第1次戦略プランを策定中である。これがおおむね10月ごろにでき上がると考えている。基本計画と実施計画が基本的に料金の根拠となるものであり、収支状況、財政計画、投資計画を含め、これらがきちんとできた段階で検証を行わなければならないと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第133号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第136号「市道路線の認定について」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、議第136号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第138号「平成26年度松江市一般会計補正予算(第2号)」中は、質疑に対して執行部より、コミュニティーバスについて、各地区でいろいろなバスの運行形態をとっている状況である。基準としては、1便当たりの平均利用者数が2人以上であれば運行している。これに満たない場合は、デマンドなどの導入を行っている。今後は、バスに限らず、例えばタクシー等を利用した新しい交通モードなどを研究、模索していく必要がある。 歴史的建造物調査事業については、1次調査として、城下町エリアがほぼ終了した。当然古い町家の建物もあり、またそれに付随する蔵等も含まれている。これから特に保存等の必要があるものの絞り込みを行い、今後のまちづくりにつなげたいと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第138号中は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第141号「平成26年度松江市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、議第141号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第142号「平成26年度松江市水道事業会計補正予算(第2号)」は、質疑に対し執行部より、受水費については、予算要求時は平成23年、平成24年、平成25年の3カ年のものを使用し予算化していた。今回、平成26年、平成27年、平成28年の3カ年の契約を行い、受水費が確定したことにより減額を行うものである。 業務費の中の委託費が増額になっているが、これは料金改定に伴うシステム改修に係る委託料であるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、議第131号で反対した水道給水条例の改正に伴う料金の引き上げに関する補正予算であり、反対するという意見。 また、一委員より、議第131号で賛成した水道給水条例の改正に伴うものであるので、賛成するという意見がありました。 採決の結果、議第142号は賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第143号「平成26年度松江市下水道事業会計補正予算(第1号)」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第143号は全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(三島良信) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 三島進決算特別委員長。 〔31番三島進議員登壇〕 ◆31番(三島進) 決算特別委員会の委員長報告をいたします。 第3回定例会において決算特別委員会に付託になりました決算第1号「平成25年度松江市一般会計歳入歳出決算」外決算16件について、9月19日及び10月1日に委員会を開催し、審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 初めに、総括質疑及び監査委員への質疑に対する答弁の主なものを御報告いたします。 総括質疑では、経常収支比率や実質公債費比率のバランスについては、市の事業は一定量のものを継続してやっていくことが大事であり、普通建設事業については、中期財政見通しにおいて、歳出のおおむね1割を目標に計上している。このように継続的に事業を行うためには、財政構造がしっかりしている必要があり、平成29年度の目標数値を実質公債費比率は14.8%、将来負担比率は146.0%として、そこへ向かって努力していくことで、全体としての財政構造を確保していく考えである。 緊急経済対策と元気臨時交付金で行った事業については、緊急経済対策としては、平成24年度2月補正で予算化し、年度末のため繰り越して、平成25年度に実施した。事業の主なものは、福祉施設関係、農林道関係、道路関係、教育施設関係、水道関係で事業費の合計は25億円であった。 また、いわゆる元気臨時交付金14億円は、平成25年度に福祉施設関係を初め道路関係や河川関係などで4億円を執行し、残りの10億円は基金に積み立て、平成26年度で実施している。 その結果、普通建設事業は、平成24年度に比べ11.2%増の約107億円を実施することができ、一定規模の事業量の確保と地域経済の下支えに貢献したと考えている。 まつえ産業支援センターを開設した効果とこれからの課題については、延べ1,300件の企業訪問を積極的に行い、それに伴う個別相談を約700件実施し、企業経営者の皆さんから現場に市役所の職員の顔が見え、市の積極的な姿勢が見えるようになったという評価をいただいている。 ものづくりアクションプランでは、さまざまな支援を掲げており、中でも設備導入では、37件の申請に対して4,501万円の補助金を出し、約5億円の設備投資につながった。また、販路開拓では約1,200件の商談、13社57件の新規受注が実現した。 課題としては、近い将来、後継者不足による事業の休廃業や解散などが大きな問題になってくると認識しており、松江市ものづくり振興会議などでこの問題を取り上げるなどして検討してまいりたい。 コンビニ収納の効果については、平成24年度に導入したコンビニ収納は、平成25年度は7万9,668件の収納があり、前年度に比べ20%伸びており、24時間いつでも納付することができるメリットが出ていると考えている。導入前には、県外の方で金融機関が限られている方や、平日の日中の納付が困難な方から苦情をいただいていたが、導入後はこのような苦情はほとんどなくなった。また、コンビニでの収納取り扱いは、納期限までとなっていることから、督促状の発送件数が減少するなどの効果も出ている。 人権運動団体への補助金については、同和問題に関する運動団体に補助金を交付している。同和問題の解決については、行政だけの取り組みでは限界があることから、運動団体と協力しながら施策を推進してきたところである。 補助金については、補助金に関する基本方針並びに行革の観点から、運営費補助から事業費補助に移行するとともに、補助金額の削減も実施している。 関係諸帳簿等も確認して、公正に運用されているものと考えており、事業内容の精査や自主財源の確保など、引き続き適正な運用を求めていきたいなどの答弁がありました。 監査委員に対する質疑では、社会福祉法人の特別監査については、市は当該社会福祉法人に対して、関係者の責任の明確化や再発防止策など3項目の改善命令を出し、これに対する改善報告の内容を確認監査しており、また法人運営について今後も継続指導していくとされており、市の対応は妥当と考える。 人権運動団体に対する補助金を事業費に限定していることについては、事業費や人件費等を補助金の対象とするか否かは行政の判断すべきことであり、監査委員として評価する立場にないと考えるなどの答弁がありました。 10月1日の委員会では、各分科会長から審査の内容及び結果の報告を受けました。 決算第1号「平成25年度松江市一般会計歳入歳出決算」は、各分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、認定に反対する意見として、電源三法交付金の使途に問題があり、防災対策にこそ手厚くすべき。定住自立圏構想に立って道州制の実態づくりを進めるもの。同和団体への多額の補助金支出は、同和問題解決に逆行するもの。まち壊しの城山北公園線の拡幅事業を推進し、県営事業にもかかわらず負担金の支出があること。高齢者バス割引制度の廃止により交通弱者対策が後退したこと。どの子供にも行き届いた教育条件整備に不備があることなどの理由により反対との意見。 認定する意見としては、依然として経常収支比率が高く推移しており、財政構造の硬直化が心配されるところであり、さらなる財政健全化に向け努力されたいとの意見。 出雲大社本殿遷座祭の効果などにより観光入り込み客1,000万人と宿泊客230万人が達成できたほか、境港の大型客船による外国人観光客の増加など大きな実績が上がり、引き続きこの効果が持続するようにされたいとの意見。 松江市の未来を担う人材づくり強化のため、学校教育及び地域全体でふるさとのために働きたいという気概が持てるようなふるさと教育に取り組んでいただきたいとの意見。 健全化判断比率は、いずれも基準を下回っており、評価するが、各種事業や行政サービスに要する必要な経費、事業費を確保することとのバランスに配慮しつつ、さらにこの指標が改善に向かうよう取り組みを強化されたいなどの意見がありました。 採決の結果、決算第1号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 なお、決算第1号に対する決算特別委員会の意見としては、1、依然として経常収支比率が高く推移しており、財政構造の硬直化が心配されるところである。人口動態の変化や将来推計などを十分に分析活用するなど、社会・経済の変化に的確に対応し、さらなる財政健全化に向け努力されたい。 2、地方交付税交付金が減少する中、経常収支比率悪化の要因であり、ふえ続ける扶助費など社会保障関係費について精査されたい。 3、緊急経済対策事業などの交付金事業については、その目的、効果がさらに高まるよう、早期に積極的に推進するよう努められたい。 4、いつでもどこでも起こり得る災害に対して、住民の安心と安全を最優先したまちづくりに努められたい。 5、重要な資源である宍道湖・中海浄化対策及び藻を含む環境対策に積極的に取り組まれたい。 6、ものづくりアクションプランの推進と産業支援センターの充実をさらに図り、後継者づくりや販路開拓、製品開発支援に努められ、雇用創出と定住化(自後訂正)を強化されたい。 また、林業においては、森林を維持保全し利活用を図るため、木質バイオマス燃料の供給など、木材の有効利用を促進し、森林整備の加速化を図っていただきたい。 7、引き続きリピーターを含めた観光誘客と宿泊客数250万人達成を目指して取り組んでいただきたい。 8、電源立地地域対策交付金については、引き続き人件費などの経常経費への充当は極力抑え、過度に依存することにならないよう配慮されたいのとおりであります。 次に、決算第2号「平成25年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、認定に反対する意見として、負担能力を超える保険料の値上げが行われた、保険証の取り上げで医療を受ける権利が脅かされているので反対との意見。 認定する意見としては、今後保険料の値上げが予想されるところであり、被保険者に大きな負担がかからないよう、抜本的な制度改革がなされるよう国、県に要望されたいとの意見がありました。 採決の結果、決算第2号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 なお、決算第2号に対する決算特別委員会の意見としては、今後も保険料の値上げが予想されるところであり、被保険者に大きな負担がかからないよう、抜本的な制度改革がなされるよう、国、県に引き続き要望されたいのとおりであります。 次に、決算第6号「平成25年度松江市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、債権回収についての意見があり、採決の結果、決算第6号は全員異議なく認定すべきものと決しました。 なお、決算第6号に対する決算特別委員会の意見としては、実効ある債権回収、関係機関への財政支援の充実を求められたいのとおりであります。 次に、決算第7号「平成25年度松江市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、認定に反対する意見として、料金値上げの最終年度であり、反対との意見。 認定する意見としては、2年後には水道事業と統合になるが、採算が困難な事業であり、財源確保について引き続き国、県へ強く働きかけられたいとの意見がありました。 採決の結果、決算第7号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 なお、決算第7号に対する決算特別委員会の意見としては、2年後には上水道事業と統合になるが、採算が困難な事業であり、財源確保について引き続き国、県へ強く働きかけられたいのとおりであります。 次に、決算第8号「平成25年度松江市企業団地事業特別会計歳入歳出決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、第二内陸工場団地の分譲についての意見があり、採決の結果、決算第8号は全員異議なく認定すべきものと決しました。 決算第8号に対する決算特別委員会の意見としては、第二内陸工場団地の分譲について、さらに努力されたいのとおりであります。 次に、決算第9号「平成25年度松江市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、認定に反対する意見として、負の遺産を抱え、破綻した事業会計であり、反対するとの意見。 認定する意見として、駅前地下駐車場について、県都松江市の玄関口として生かされるようさらに検討されたいとの意見がありました。 採決の結果、決算第9号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 なお、決算第9号に対する決算特別委員会の意見としては、駅前地下駐車場が県都松江市の玄関口として生かされるようさらに検討されたいのとおりであります。 次に、決算第12号「平成25年度松江市水道事業会計決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、2年後には簡易水道との統合が予定され、また水道管の耐震化のための多額な費用が必要となり、水道料金への影響は避けられない状況であり、利用者の立場に立ち、さらなる経営の効率化に努められたい。また、地下水利用者の対策についても検討されたいとの意見。 第2次水道事業経営戦略プラン推進委員会より提言がなされた、持続可能な水道システムの構築は早急な課題であり、市民の理解を得ながら事業を継続していただきたいなどの意見がありました。 採決の結果、決算第12号は全員異議なく認定すべきものと決しました。 なお、決算第12号に対する決算特別委員会の意見としては、2年後には簡易水道との統合が予定され、また水道管の耐震化のために多額の経費が必要となり、水道料金への影響は避けられない状況である。利用者の立場に立ってさらなる経営の効率化に努め、持続可能な水道システムの構築を進められたい。また、地下水利用者の対策についても検討されたいのとおりであります。 次に、決算第13号「平成25年度松江市下水道事業会計決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、収納率の向上に努めるとともに、地元に出向くなどし、接続率の向上に努められたいとの意見。 安定的で継続的な下水道事業とは、今後想定される老朽化に伴う施設の改修、更新に対し、しっかりとしたビジョンを持ちながら対応することであり、その努力が見受けられるなどの意見がありました。 採決の結果、決算第13号は全員異議なく認定すべきものと決しました。 なお、決算第13号に対する決算特別委員会の意見としては、収納率、接続率の向上に努めるとともに、施設の老朽化に伴う改修、更新に対して、しっかりとした事業運営に取り組まれたいのとおりであります。 次に、決算第14号「平成25年度松江市ガス事業会計決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、供給戸数の減少などについての意見があり、採決の結果、決算第14号は全員異議なく認定すべきものと決しました。 なお、決算第14号に対する決算特別委員会の意見としては、供給戸数の減少など依然として厳しい状況であり、さらなる経営努力を重ねられたい。また、長期保有の固定資産の処分についても検討されたいのとおりであります。 次に、決算第15号「平成25年度松江市自動車運送事業会計決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、営業活動が実を結び、乗り合い事業、貸し切り事業ともに輸送人員が増加したことは経営努力の成果であるが、さらなる努力を重ねられたい。 出雲大社本殿遷座祭や尾道松江線の部分開通の影響もあり、定期旅客運送事業、貸し切り旅客運送事業が大幅に増加した。今後の経営環境の変化に対応し、市民生活の利便性向上に努められたいなどの意見がありました。 採決の結果、決算第15号は全員異議なく認定すべきものと決しました。 なお、決算第15号に対する決算特別委員会の意見としては、経営環境の変化に随時対応しながら、市民生活の利便性向上のため、さらなる経営努力に努められたいのとおりであります。 次に、決算第17号「平成25年度松江市病院事業会計決算」は、分科会長の報告は認定でありました。 会派意見では、認定に反対する意見として、時間外選定療養費の値上げで、患者の受診抑制を図るものであり、反対との意見。 認定する意見としては、依然として多額の企業債もあり、さらに業務の効率化に努められたい。未収金の回収と発生防止にも努力されたいとの意見。 重症患者の受け入れ体制の強化、二次救急医療機関の役割の明確化、がんセンターの設置など、必要な施策を積極的に展開されたいとの意見。 病院運営会議の設置など経営改善に取り組まれている。引き続き努力いただきたいなどの意見がありました。 採決の結果、決算第17号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 なお、決算第17号に対する決算特別委員会の意見としては、依然として多額の企業債もあり、厳しい状況のもと、さらに経費の節減、業務の効率化に努められたい。また、未収金の回収と発生防止にも努められたい。あわせて、今後もがんセンター設置など松江らしさを明確にした施策を展開されたいのとおりであります。 次に、決算第3号「平成25年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算」、決算第4号「平成25年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」、決算第5号「平成25年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」、決算第10号「平成25年度松江市公園墓地事業特別会計歳入歳出決算」、決算第11号「平成25年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計歳入歳出決算」、決算第16号「平成25年度松江市駐車場事業会計決算」の決算6件については、採決の結果、それぞれ全員異議なく認定すべきものと決しました。 以上、本委員会に付託されました決算17件の決算審査を議長及び議会選出の監査委員を除く全議員で審査いたしましたが、執行部におかれましては、本委員会の設置の趣旨を踏まえ、先ほど申し上げました委員会意見を平成27年度予算に反映されるよう要望し、決算特別委員会の報告といたします。 ○議長(三島良信) 三島議員。 ◆31番(三島進) 先ほどの報告の中で、第1号ですが、6番目のものづくりアクションプラン推進と産業支援センターの充実をさらに図り、後継者づくりや販路開拓、製品開発支援に努められ、雇用創出と、ここで「安定」ではなく、「定住化」でございますので、訂正をしておわびを申し上げたいと思います。「定住化を強化されたい」が本当でございますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
    ○議長(三島良信) これより決算特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 28番。 ◆28番(片寄直行) 決算第9号の駐車場事業特別会計について伺います。 先ほど委員会の意見ということで、松江駅の玄関口として再活用されるよう検討されたいという表現があったと思います。それで伺いたいのは、再活用という意味合いは、回転式駐車場部分の再稼働を直接示す意味ではなくて、地下のスペースの有効利用という意味合いで報告されたものかどうか確認をしておきたいと思います。以上です。 ○議長(三島良信) 三島議員。 ◆31番(三島進) 再活用ということではなくて、地下駐車場にかかわる問題に対して、いわゆる全体的な問題として捉え、生かされるようという表現でございますので、そのように御理解をいただきたいと思います。 ○議長(三島良信) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって決算特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 立脇通也島根原子力発電対策特別委員長。 〔32番立脇通也議員登壇〕 ◆32番(立脇通也) 今期定例会におきまして島根原子力発電対策特別委員会に付託されました陳情1件につきまして、去る9月29日に委員会を開催し、審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 陳情第10号「原発事故時に重要となるスクリーニングの場所と対応を明確にするよう求めることについて」では、議会事務局から同様の陳情の提出状況などに関する説明を受けた後、質疑に入り、質疑に対し執行部より、スクリーニングについては、島根県の地域防災計画、広域避難計画及び松江市の広域避難計画でも島根県が担当することになっているが、松江市としても県と連携をとって対応を進めている。 スクリーニングの資機材の整備状況については、現在島根県が原子力災害時の資機材の整備を行っており、国に対して整備に対する支援の要請も行っている。また、国でも資機材の整備が進められている。松江市としても、国、県に対し要請を行っているが、県の整備状況については、今後は把握していきたいと考えているなどの答弁がありました。 討論では、閉会中の継続審査とすべきものとして、今後のスクリーニングの連携の状況ももう少し検討する必要があるだろうし、県議会での判断等を踏まえながら検討したほうがいいのではないかとの意見。 不採択とすべきものとして、この陳情の内容については、県が第一義的に責任を持つものだと思うし、松江市においても規制委員会及び国に対して、既にいろいろな要請が行われているとの意見があり、意見が分かれました。 初めに、閉会中の継続審査とすべきか否かについて採決を行った結果、賛成少数により本日結論を出すべきものと決しました。 次に、採択すべきかについて採決を行った結果、陳情第10号は賛成する者はなく、不採択とすべきものと決しました。 以上、島根原子力発電対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(三島良信) これより島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 6番吉儀敬子議員。 〔6番吉儀敬子議員登壇〕 ◆6番(吉儀敬子) 日本共産党議員団の吉儀敬子でございます。条例案件5件、予算案件1件、決算案件5件について委員長報告に反対の討論を行います。 まず、議第124号「松江市斎場の設置及び管理に関する条例の一部改正について」です。 松江市斎場の管理を指定管理者に行わせ、火葬料金8,000円を1万4,000円に7割もの値上げを初め7区分について大幅な値上げを行うものです。 葬儀は人生の最期の神聖な仕事です。財政収支で判断すれば、将来も途方もない値上げとなります。人間の尊厳にかかわる問題であるだけに、斎場管理は直営で行うべきであり、料金の値上げに反対するものです。 議第125号「松江市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について」、議第126号「松江市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について」は、関連がありますので、一括して討論を行います。 この2件は、国の子ども・子育て支援法に基づき、新たな施設の基準などを条例で定めるものです。支援法の狙いは、保育市場を民間業者のもうけの対象とするものです。子供が19名以下の地域型保育は、子供の人数によって保育士資格がなくてもよい、食事は外部搬入でもよいとする国が示した基準を松江市はそのまま条例化しています。同じ松江市内の子供でありながら、格差を生むものであり、反対するものです。 議第131号「松江市水道給水条例の一部改正について」、議第132号「松江市簡易水道条例の一部改正について」、議第142号「平成26年度松江市水道事業会計補正予算(第2号)」は関連がありますので、一括して討論いたします。 131号、132号は、水道料金値上げ条例であり、142号は条例改正に伴う来年1月からの料金引き上げによる増収分が含まれている予算であり、反対です。 これ以上、上げられては商売や暮らしが大変。人口減や需要予測の誤りを住民に押しつけるべきではないと多くの反対意見が寄せられています。 改定内容は、逓増料金の見直しによる大口利用者の増がどこまで見込めるのか明確でなく、一般家庭での負担増が増収部分となる議案であります。値上げを回避するために、島根県に対して受水費の軽減、国に対して上水道高料金対策の拡充を要求し、一般会計からの繰り入れをふやして対応すべきです。 決算第1号「平成25年度松江市一般会計歳入歳出決算」についてです。 反対の理由の第1は、電源三法交付金の使途の問題です。原発立地自治体に交付される電源三法交付金は、平成25年度27億2,600万円余ですが、そのうちのかなりの部分を保育園、小学校、中学校の職員などの人件費に充てています。原発災害から市民を守るためなら、防災対策の拡充に使うべきです。防火水槽整備では、86.5%の充足率となりましたが、248基の不足です。消防機庫にトイレ未設置が110カ所もあり、問題です。 第2は、定住自立圏構想に立って松江市は道州制の実態づくりを地方の側から進めています。日本海定期貨客船の赤字補填のための支出や中海周遊道路構想など、多額の財政負担が伴います。 第3は、同和団体への多額の補助金支出の問題です。全日本同和会島根県連合会への負担金は、平成25年度に補助金に名称を変えて支出されました。この団体の運営費及び事業費は、大半を島根県や松江市などの行政からの補助金に依存しており、他の人権団体にはない同和団体だけの特権であり、差別解消、平等を目指す人権施策の基本方向に逆行するものであり、適正な補助金のルール化を求めるものです。 第4は、まちづくりの問題です。松江市の城下町らしさを壊し、反対意見も多かった城山北公園線の拡幅事業を推進し、県営事業にもかかわらず負担金の支出があることです。 第5は、高齢者バス割引制度が試行の結果、中止を決断されたことです。自分の行きたいところへ移動する権利を保障し、中心部と周辺部を結ぶ公共交通は、まちづくりの観点からも重視するという姿勢が見えません。 第6は、教育条件整備の問題です。避難所となる小中学校の耐震化工事が、平成25年度で全て完了したことは評価いたしますが、学力向上のかけ声に反して、特別教育支援員の配置が現場の要望に応え切れていないこと、学校図書館司書の身分、学校給食の民間委託化や大規模化によるアレルギー対応や地産地消の取り組みのおくれが明らかになったことを指摘しなければなりません。 公民館の役割として防災、福祉なども担い、地域拠点と位置づけるなら、館長、職員の採用方法を明確にし、仕事に見合った報酬にすべきです。 以上、6点の理由で反対いたします。 決算第2号「平成25年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」についてです。 平成25年度国民健康保険料は、前年度10.25%の値上げに、これは平成24年度ですね、さらに平成25年度、平均5.2%の値上げとなり、自営業者などの生活実態は深刻です。年度末における資格証明書発行世帯は411件もあります。年金支給日を狙い撃ちした差し押さえなど、無慈悲な取り立てと相まって医療を受ける権利の侵害とも言えるものであり、認定に反対するものです。 決算第7号「平成25年度松江市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算」は、旧町村における簡易水道料金が松江市並みに引き上げられた最終年度の会計であり、反対です。 決算第9号「平成25年度松江市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」は、事業費39億円、1台当たり2,000万円もかかった事業です。日本共産党議員団は、計画当初から反対してきました。毎年一般会計から繰り入れて借金の返済を行う破綻した事業会計であり、反対です。 最後に、決算第17号「平成25年度松江市病院事業会計決算」についてです。 時間外選定療養費の値上げを昨年9月1日より実施した理由として、外来患者の受診抑制を上げていることは重大問題です。安心してかかれる自治体病院に反する行為であります。 以上で討論を終わります。(拍手) ○議長(三島良信) 21番南波巖議員。 〔21番南波巖議員登壇〕 ◆21番(南波巖) 真政クラブの南波巖でございます。 決算第1号「平成25年度松江市一般会計歳入歳出決算」並びに決算第2号「平成25年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」から決算第17号「平成25年度松江市病院事業会計決算」までの10件の特別会計と6件の公営企業会計について、一括して真政クラブを代表いたしまして委員長報告に対し賛成の討論を行います。 日本経済は、低い経済成長と長引くデフレによる停滞の20年を経験してきました。安倍内閣では、長引くデフレからの早期脱却と日本経済の再生のため、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を3本の矢として新たな経済政策に一体的に取り組んでこられ、現在、経済の好循環が動き始め、日本経済は長期停滞やデフレで失われた自信をようやく取り戻しつつあります。 この経済の好循環の動きをさらに進め、デフレ脱却と経済再生への道筋を確かなものとし、成長への期待を根づかせていくために、需要の安定的な拡大に取り組まれております。同時に、需給ギャップが縮小してきた今こそ、新たなチャレンジの好機であり、絶え間なくイノベーションが起こり、次々に高付加価値の財・サービスを生み出し、成長する経済を目指しております。 一方、松江市においては、昨年4月の市長選挙において、松浦市長は引き続き市民から3期目を信託されました。これまでも市町村合併後の新市まちづくり計画の実施と新市の速やかな融合一体化に御努力してこられ、市長選挙後の6月に補正予算を組まれスタートされました。 政策的には、住みやすさ日本一の実現に向け、7つの挑戦を掲げて事業展開され、具体的にはものづくり産業においては、産業支援センター設置と企業のまつえ製品開発や販路拡大などを支援するアクションプランの実施、観光交流人口の拡大においては、経済効果の高い宿泊客の増加を目標に、出雲大社の大遷宮や尾道松江線の開通、大型クルーズ船の増加などを生かし、まちあるき観光を軸としたインバウンド観光や広域観光の推進に積極的に取り組まれました。結果として、平成25年は観光宿泊客が230万人となったと聞いております。 農林水産業の再生においては、農山漁村地域の活性化に向け、担い手や後継者の確保、農業の集約化などを促進されたほか、引き続き大根島ボタンの販路拡大やPR事業に取り組まれました。また、木材有効利用促進と再生エネルギーの利活用を図るため、木材ストックヤード用地を確保されました。 教育環境の整備として、小中学校施設の耐震補強を平成25年度で完了されたほか、スポーツ都市を目指して新体育館建設の実施設計と建設工事の発注が行われました。 2つの日本一を目指すにおいては、まず子育て環境では、国の基準を大きく上回る保育料の軽減や小学校6年生までの医療費無料化を引き続き維持され、健康寿命では、医療と福祉・介護の連携を図るため、医療政策課を新設されたほか、医療統括監を配置され、総合病院から開業医、介護施設とリハビリ施設のつなぎなど、医療体制づくりに取り組まれております。さらに、救急医療体制の充実のため、昨年12月には休日救急診療室の開設及び運営を支援されたところであり、総合的な幅広い福祉施策に取り組まれております。 また、安心・安全なまちづくりのさらなる強化においては、古浦西長江線など避難道路にもなる重要路線の整備を初め、大橋川改修事業や内水面対策事業などの基盤整備のほか、橋梁やトンネルの耐震対策等の補強工事など、前年度比11.2%増の約107億円の事業に取り組まれました。 このような状況の中、真政クラブとしても、常に市民の皆さんの意見を聞きながら、安全で安心な市民の暮らしを一番に、松江市の特色のあるまちづくりを進めるに当たって、将来に負担を残さないことを念頭に置きながら、その都度意見を述べてまいりました。 具体的内容に入りたいと思います。 一般会計は、基本的には、将来負担の軽減を図りながら、普通建設事業の一定規模の確保、財政調整基金、減債基金の増額を図ることで財政基盤の強化に努めてこられました。 決算規模は対前年より拡大し、歳入は1,001億1,000万円で、対前年度比2.8%の増、27億5,000万円の増でありました。歳出は993億9,000万円で、対前年度比2.6%の増、25億5,000万円の増でありました。実質収支は6億2,000万円で、対前年度比88.3%増、2億9,000万円の増でありました。 内訳的には、人件費は4.3億円減少し、経済対策などに伴う普通建設事業費は10.8億円増加しております。 また、将来の財政負担軽減に向けて財政健全化の取り組みとして、1つ、財政調整基金、減債基金の取り崩しをせず、そして2つ、繰り上げ償還の実施2億円、3つ目、臨時財政対策債の引き続きの発行抑制2億円となっております。 財政指標状況は、経常収支比率は前年度と同数値の90.2%でありますが、実質公債費比率は前年に比べ減少し、18.4%が17.6%の0.8ポイントの減、中期財政計画の17.9%と比較しても0.3ポイントの減、将来負担比率は前年に比べ大幅に減少、179.0%が154.6%の24.4ポイントの減、中期財政計画の171.2%と比較しても16.6ポイントの減となっております。 また、将来負担比率の推移は、平成19年度221.8%、平成20年度216.7%、平成21年度205.9%、平成22年度198.7%、平成23年度192.0%、平成24年度179.0%、平成25年度154.6%となり着実に改善しております。 このように安定した財政運営が行われております。また、中期財政見通しも改善でき、厳しい情勢の中、いずれも財政運営に努力された結果であり、評価するものであります。 一般会計の最後に、地方自治の基盤であり、財源の根幹をなす市税収入の確保は極めて重要であります。昨今の厳しい経済情勢の中にあって、市税の徴収率は全国トップクラスを維持し、平成25年度の徴収率も97.57%と、対前年度比0.09ポイント向上させています。これも担当職員の昼夜を分かたぬ地道な努力の成果であり、高く評価するものであります。 特別会計と公営企業会計につきましては、先ほど委員長報告により詳細に述べられたとおりであります。各会計共通して厳しい経営状況の中で、歳入確保に努められる一方、効率的な事業運営に取り組まれております。将来的な課題はあるものの、鋭意努力がなされていることについて評価をいたします。 最後に、松江市は人口20万人を超える山陰最大の都市です。執行部におかれましては、地方の時代を意識し、自立した自治体として市民の安全・安心と生活を最優先に考えられ、さらなる市民サービスの向上と、一方では一層の財政健全化に取り組んでいただくとともに、夢のある、きらりと光る政策を打ち出していただくことを申し添えまして、委員長報告に対し賛成の討論といたします。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。以上です。(拍手) ○議長(三島良信) 5番芦原康江議員。 〔5番芦原康江議員登壇〕 ◆5番(芦原康江) 芦原康江でございます。委員長報告に対する反対の討論を行わせていただきます。 まず、議第124号「松江市斎場の設置及び管理に関する条例の一部改正について」ですが、これは指定管理者制度を導入し、使用料の改正を行うというものですが、斎場利用は市民生活にとってはなくてはならないものであり、その料金はできるだけ低い料金にするべきです。事業の安定的な継続のためには、一定程度の適正な料金に改定することも必要であることは理解できますが、従前の料金に比べて改正額は大きく、近隣自治体と比較しても少々高い料金です。これは市民にとって負担は大きいのではないでしょうか。特に生活に困窮する市民の皆さんにとっては、負担が大きく、これらの市民の皆さんに配慮を欠いた改正には反対をいたします。 次に、議第131号「松江市水道給水条例の一部改正について」と議第132号「松江市簡易水道条例の一部改正について」は、同じ理由から反対の討論をさせていただきますので、一括して述べさせていただきます。 松江市水道料金簡易水道使用料審議会の答申に基づいて、上水道の料金体系を見直すとの趣旨で今回の改正が行われておりますが、議第124号議案に対する反対理由で述べましたとおり、水道も市民生活にとってはなくてはならないものであって、これもできるだけ低い料金で使用できることが理想です。また、市民の負担感を和らげるために、経費をかけて隔月徴収を毎月徴収にすることでごまかしを行っても、これは本来行ってはならないことであると考えます。 今後、老朽管の更新等に多額の資金が必要と見込まれるなど、事情は十分理解できますが、市民一人一人の生活実態に目を向け、生活に困窮する市民に対する十分な配慮が行われた料金体系とすべきと考えます。 以上が議第131号、議第132号に対する反対の理由であります。 次に、議第138号 平成26年度一般会計補正予算についてですが、これは一般質問でも取り上げましたけれども、平成27年度4月に施行される生活困窮者自立支援法による相談支援事業準備のための予算が計上されております。 このことについては、国庫負担割合が少ないという困難な事情があり、なおかつ十分な効果という観点からは不足するという問題も抱えてはおりますが、実施を断念された任意の事業である就労準備支援事業はぜひ取り組むべきと考えます。 松江市においても、生活保護には至らなくても、生活に困窮する家庭はたくさんあります。市民一人一人がきちんと生活していくことができることは、長期的視野に立てば、市の財政負担を軽くし、また松江市の活性化にも効果が期待できるはずです。任意事業の実施を行いながら、国に対する財政負担の要請を継続していただきたいと考え、この就労準備支援事業を行わないことを前提として、その準備のための予算を含まない今回の補正予算には反対をいたします。以上です。 ○議長(三島良信) これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 初めに、議第123号議案外議案22件の表決を行います。 議第124号「松江市斎場の設置及び管理に関する条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議第124号議案は原案のとおり可決されました。 議第125号「松江市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議第125号議案は原案のとおり可決されました。 議第126号「松江市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議第126号議案は原案のとおり可決されました。 議第131号「松江市水道給水条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議第131号議案は原案のとおり可決されました。 議第132号「松江市簡易水道条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議第132号議案は原案のとおり可決されました。 議第138号「平成26年度松江市一般会計補正予算            (第2号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議第138号議案は原案のとおり可決されました。 議第142号「平成26年度松江市水道事業会計補正予算(第2号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議第142号議案は原案のとおり可決されました。 次に、ただいま議決になりました議第124号議案外議案6件を除き議第123号「鹿島公共施設建設基金条例の一部改正について」外議案15件を一括して採決いたします。 以上の案件に対する委員長の報告は原案可決であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手全員であります。 よって議第123号議案外議案15件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、決算第1号外決算16件の表決を行います。 決算第1号「平成25年度松江市一般会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって決算第1号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 次に、決算第2号「平成25年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって決算第2号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 決算第7号「平成25年度松江市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって決算第7号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 決算第9号「平成25年度松江市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって決算第9号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 決算第17号「平成25年度松江市病院事業会計決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって決算第17号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。 次に、ただいま議決になりました決算第1号外決算4件を除き決算第3号「平成25年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算」外決算11件を一括して採決いたします。 以上の決算に対する委員長の報告は認定であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ認定することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手全員であります。 よって決算第3号外決算11件は委員長の報告のとおりそれぞれ認定することに決しました。 次に、陳情第8号外陳情3件の表決を行います。 陳情第10号「原発事故時に重要となるスクリーニングの場所と対応を明確にするよう求めることについて」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって陳情第10号は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。 次に、ただいま議決になりました陳情第10号を除き陳情第8号外陳情2件を一括して採決いたします。 以上の陳情に対する委員長の報告は採択1件、不採択1件、閉会中の継続審査1件であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手全員であります。 よって陳情第8号外陳情2件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。─────────────────────── △日程第3 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について      (採決) ○議長(三島良信) 日程第3、諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」を議題といたします。 職員に議案を朗読させます。 〔職員朗読〕 諮問第2号  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 平成26年8月28日付人第289号で松江市長から諮問された下記の者を人権擁護委員候補者として推薦することの可否について、別紙のとおり通知します。 平成26年10月6日 提出       松江市議会議長 三 島 良 信           記 松江市鹿島町佐陀宮内645番地 新宮文雄 (別紙)              平成26年10月6日 松江市長 松 浦 正 敬 様       松江市議会議長 三 島 良 信  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 平成26年8月28日付人第289号で諮問された表題のことについて異議はありません。 上記のとおり通知します。 ○議長(三島良信) お諮りします。 ただいま議題となっております諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」は、原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手全員であります。 よって諮問第2号は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに決しました。─────────────────────── △日程第4 議員提出議案第3号 人口減少・超高齢社会に対応した施策の展開を求める意見書について      (提案説明・質疑・討論・採決) ○議長(三島良信) 日程第4、議員提出議案第3号「人口減少・超高齢社会に対応した施策の展開を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 19番森脇幸好議員。 〔19番森脇幸好議員登壇〕 ◆19番(森脇幸好) 議員提出議案第3号「人口減少・超高齢社会に対応した施策の展開を求める意見書について」、提案理由の説明をいたします。 日本の総人口は、現状の出生率が継続した場合、50年後には、現在の3分の2の規模の約8,700万人にまで減少し、また人口の約4割が65歳以上となると推計されており、地域経済、社会保障、国、地方の財政などに深刻な影響をもたらすことが危惧されているところであります。 また、本市におきましても、日本創成会議が発表した2040年時点での人口推計において、16万3,000人台まで減少するという試算結果も出ているところでございます。 このような中、政府は50年後に1億人程度を目標に、東京の一極集中傾向に歯どめをかけ、少子化と人口減少の克服を目指し、このための司令塔となるまち・ひと・しごと創生本部を9月に設置し、また先般、地方創生法案を閣議決定するなど、本格的な検討をスタートさせております。 しかし、人口減少や高齢化の要因は地域によってさまざまであり、政府が画一的な政策を押しつけるのではなく、地域の実情に即した取り組みが推進されるよう、自治体や民間の創意工夫を引き出すことが大切であります。 このことから、地方の活性化と人口の分散が実現するよう、若者が地方にとどまり働ける雇用の場、誰もが安心して結婚し、子供を産み育てることができる環境などをつくり上げるための施策を、国へ強く要望するため、別紙意見書を提出しようとするものであります。 議員諸氏の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(三島良信) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって議員提出議案第3号に対する質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第3号「人口減少・超高齢社会に対応した施策の展開を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第5 議員提出議案第4号 半島振興法の延長及び充実に関する意見書について      (提案説明・質疑・討論・採決) ○議長(三島良信) 日程第5、議員提出議案第4号「半島振興法の延長及び充実に関する意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 27番林干城議員。 〔27番林干城議員登壇〕 ◆27番(林干城) 議員提出議案第4号「半島振興法の延長及び充実に関する意見書について」、提案理由の説明をいたします。 半島振興法につきましては、平成27年3月末に期限を迎えるわけですけれども、半島地域ではいまだ社会資本整備がおくれており、また人口の減少、少子高齢化が進展するなど、さまざまな課題を抱える現状にあります。 このため、これからの半島振興においては、半島地域に住民が住み続け、安定した暮らしを送っていくための新たな視点に立った半島振興法の制定を図る必要があると考えております。 以上のことから、半島振興法を延長するとともに、半島地域が自立的に発展するための施策を、国へ強く要望するため、別紙意見書を提出しようとするものであります。 議員諸氏の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。よろしくお願いします。 ○議長(三島良信) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって議員提出議案第4号に対する質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第4号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 7番橘祥朗議員。 〔7番橘祥朗議員登壇〕 ◆7番(橘祥朗) 日本共産党議員団の橘祥朗でございます。議員提出議案第4号「半島振興法の延長及び充実に関する意見書について」、反対の討論を行います。 半島地域振興は、今回の意見書にあるように、さまざまな制約のもとで産業基盤や生活環境の整備等、他の地域と比較してまだまだおくれています。しかも人口減や高齢化の進行はますます進み、地域住民の生活向上のためには、国の支援は欠かせません。国もそのために昭和60年、半島振興法が10年間の時限立法として成立し、その後2度にわたって期限延長がされました。その延長期限は平成27年3月に終わることとなっており、松江市としても対象地域として鹿島町、島根町、美保関町、八束町が地域指定を受けており、半島振興法の延長を求める声には大いに理解ができるものです。 意見書の趣旨及び要望事項の2、3については異論はありませんが、要望1の内容には、本当に必要かどうか十分に地域住民の納得が得られているとは言えない半島地域の高規格道路や地域高規格道路、境港出雲道路などの文言が含まれており、賛成できません。本当に必要とされているのは、それぞれの地域を結ぶ幹線道路の整備や安心して通ることのできる身近な道路の整備ではないでしょうか。そのことを指摘して、反対をします。(拍手) ○議長(三島良信) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) ほかにないようですので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第4号「半島振興法の延長及び充実に関する意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第4号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第6 委員会提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書について      (提案説明・質疑・討論・採決) ○議長(三島良信) 日程第6、委員会提出議案第3号「手話言語法制定を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 野々内誠教育民生委員長。 〔8番野々内誠議員登壇〕 ◆8番(野々内誠) 委員会提出議案第3号「手話言語法制定を求める意見書について」の提案理由の説明をいたします。 手話は、聾者にとって生きていく上で欠かせない情報を伝達し、その意思を伝達し合うためのかけがえのないコミュニケーション手段であります。 改正障害者基本法では、国、地方公共団体に対して、情報保障施策を義務づけているところでございます。このため、手話が音声言語と対等な言語であることを国民に広め、聴覚障がい者が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法整備を国として実現することが必要であることから、別紙意見書を提出しようとするものでございます。 議員諸氏の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(三島良信) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 質疑なしと認めます。 これをもって委員会提出議案第3号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島良信) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 委員会提出議案第3号「手話言語法制定を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島良信) 挙手全員であります。 よって委員会提出議案第3号は原案のとおり可決されました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、松浦市長より発言の申し出がありますので、これを許します。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 閉会に当たりまして、一言お礼の御挨拶を申し上げたいと思います。 今議会に提案をいたしておりました全ての議案、それから平成25年度の決算につきまして、原案どおり議決、また御認定を賜りましたことを、まずもって厚く御礼を申し上げたいと思います。 初めに、先月27日に噴火をいたしました御嶽山は、戦後最悪の火山災害となり、今なお懸命な救助、捜索活動が続いております。犠牲になられました方々の御冥福を心よりお祈りいたしますとともに、御遺族、被災されました方々にお見舞いを申し上げる次第でございます。 さて、本議会におきましては、人口問題に関するさまざまな質問をいただきました。現在、国におきましては、先月29日から始まりました臨時国会を地方創生国会と位置づけまして、地方創生の関連法案が審議されているところであります。 一般質問でも答弁をいたしましたとおり、東京への一極集中は、地方の人口減少に拍車をかけるということだけではなく、国全体の人口減少が加速をし、将来的には東京の人口減少も招くという、日本全体の問題として捉える必要があるものと考えております。 このままでは日本を滅ぼしてしまうという危機感を国全体で共有して、国土政策として、また官民挙げて地方分散に本気になって取り組まなければならないものと考えております。 松江市といたしましても、8月に人口対策本部を立ち上げましたが、ここを中心にいたしまして地方としてやるべきこと、国に要請する事項など、人口減少、少子化対策を強化し、人口減少社会にあっても活力ある地域として発展できるように取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に、中核市を目指すことにつきましても御質問をいただきました。 本市は平成の大合併を経まして山陰一の都市となり、また平成24年4月には特例市に移行しまして、市民の皆様方とともに、住みやすさ日本一の実現に向けたまちづくりを進めてまいったところであります。 このような中で、本年5月の地方自治法改正により特例市が廃止をされ、中核市の人口要件が20万人以上に引き下げられることになったところであります。 こうした状況を踏まえまして、また先ほど申し上げました人口対策の観点から、中核市を目指すことは、市民サービスのさらなる充実を図ることはもとより、県庁所在都市として県全体を牽引し、さらには地方拠点となるべき中海・宍道湖・大山圏域の中心市として、松江市に課された責務であるものと考えております。 先般、今月1日には、総務部内に中核市移行準備室を設置したところでございますが、今後はこの準備室を中心に具体的な調整作業を進め、また中核市への移行に向けました全庁的な取り組みも強化してまいりたいと考えております。 また、市議会議員の皆様、市民の皆様方にわかりやすく丁寧な情報提供をさせていただき、中核市に対する理解促進に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、認知症対策につきましても御質問をいただきました。 認知症の高齢者ができる限り住みなれた地域で暮らし続けていくためには、地域全体で見守るという体制が必要であります。今年度から始めました理美容師の皆さんが高齢者宅に出向いて生活状況を確認するチョキチョキ訪問事業など、地域で日常的に市民とかかわりのある電気、ガス、水道事業者、郵便局や宅配事業者等と連携して、認知症の方々を支える体制を速やかにつくっていきたいと考えております。 また、認知症は特殊なものではなく、全ての人に訪れるものという意識を持って、小中学生など若い世代からの認知症に対する理解を深め、市全体に広げてまいりたいと考えております。 最後になりますが、議会の皆様方におかれましては、引き続き御理解、御支援を賜りますようにお願いを申し上げ、9月議会閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(三島良信) これにて平成26年第3回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午後0時07分閉会〕...