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03月24日-06号

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  1. 松江市議会 2010-03-24
    03月24日-06号


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    平成22年第1回 2月定例会    平成22年第1回松江市議会定例会議 事 日 程(第6号) 平成22年3月24日(水曜日)午前10時開議 第1 委員長報告(議第1号議案~議第146号議案、請願第3号、陳情第15号外陳情2件、まちづくり対策特別委員会中間報告) 第2 表   決 第3 議員提出議案第1号 中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の早期全線開通を求める意見書について 第4 議員提出議案第2号 政府として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書について 第5 議員提出議案第3号 選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書について 第6 委員会提出議案第1号 永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書について 第7 陳情第18号~陳情第20号 第8 閉   会────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 委員長報告(議第1号議案~議第146号議案、請願第3号、陳情第15号外陳情2件、まちづくり対策特別委員会中間報告) 表   決 議員提出議案第1号 中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の早期全線開通を求める意見書について 議員提出議案第2号 政府として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書について 議員提出議案第3号 選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書について 委員会提出議案第1号 永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書について 陳情第18号~陳情第20号 閉   会────────────────────────────────────────出 席 議 員(33名)    1 番   野  津  直  嗣    2 番   貴  谷  麻  以    3 番   野  津  照  雄    4 番   川  島  光  雅    5 番   石  倉  徳  章    6 番   田  中  明  子    7 番   畑  尾  幸  生    8 番   吉  金     隆    9 番   森  脇  幸  好    10 番   山  本  勝 太 郎    11 番   松  蔭  嘉  夫    12 番   南  波     巖    13 番   津  森  良  治    14 番   森  脇  勇  人    15 番   宅  野  賢  治    16 番   川  井  弘  光    17 番   桂     善  夫    18 番   斎  藤  菊  市    19 番   加  藤  富  章    21 番   篠  原     栄    22 番   加  本  市  郎    23 番   林     干  城    24 番   田  中  弘  光    25 番   片  寄  直  行    26 番   森  脇  敏  信    27 番   三  島  良  信    28 番   石  倉  茂  美    29 番   飯  塚  悌  子    30 番   田  中  豊  昭    31 番   立  脇  通  也    32 番   比  良  幸  男    33 番   出  川  修  治    34 番   三  島     進───────────────────────欠 席 議 員(1名)    20 番   板  垣     亨───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    落  部  厚  志  次長      久 保 田  賢  司  議事調査課長  桔  梗  和  夫  書記      高  橋  浩  三  書記      門  脇     保  書記      長  嶋  一  郎  書記      大  野  俊  之  書記      永  見  玲  子  書記      古  川     進───────────────────────説明のため出席した者  市長      松  浦  正  敬  副市長     小  川  正  幸  副市長     中  村  光  男  政策部長    川  原  良  一  総務部長    野  津  精  一  総務部次長   意  東  茂  喜  財政部長    原        厚  産業経済部長  能  海  広  明  観光振興部長  森     秀  雄  市民部長    渡  部  厚  志  健康福祉部長  柳  原  知  朗  環境保全部長  青  木  保  文  都市計画部長  安  井  春  海  建設部長    中  島     広  会計管理者   荒  川  具  典  消防長     宅  和  勝  美  教育委員会委員長久 保 田  康  毅  教育長     福  島  律  子  理事      友  森     勉  副教育長    瀧  野  一  夫  水道局長    原     憲  二  水道局業務部長 松  浦  俊  彦  水道局工務部長 内  田  貞  文  ガス局長    松  本  修  司  交通局長    清  水  伸  夫  市立病院院長  錦  織     優  市立病院事務局長星  野  芳  伸─────────────────────── 〔午前10時00分開議〕 ○議長(三島進) おはようございます。これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 委員長報告 ○議長(三島進) 日程第1は「委員長報告」であります。 今期定例会において各常任委員会及び予算特別委員会の審査に付した議第1号「松江・安来・東出雲広域連携事業推進基金条例の制定について」から議第146号「平成22年度松江市病院事業会計予算」まで議案146件及び請願1件、陳情3件を議題とし、所管委員会における審査の経過並びにその結果について、それぞれ委員長の報告を求めます。 なお、まちづくり対策特別委員会において審査中の事項について、会議規則第44条第2項の規定により中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際これを許します。 森脇幸好総務委員長。 〔9番森脇幸好議員登壇〕 ◆9番(森脇幸好) 今期定例会において総務委員会に付託になりました議案24件、請願1件、陳情1件について、3月5日、8日に委員会を開催し審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議第1号「松江・安来・東出雲広域連携事業推進基金条例の制定について」は、質疑に対し、執行部より、具体的な充当事業費の金額は、理科・科学教室事業費が4,321万円、観光全国PR事業費が1,115万円、そして特別支援教育事業費に2,079万円を予定している。理科・科学教室事業と特別支援教育事業の各市町との連携の必要性については、全国的に理科離れが叫ばれており、各市町とも共通の課題である。その中で、本市の取り組みは先進的であり、安来市、東出雲町からの要望もあり、連携することでスケールメリットが発揮でき、圏域のレベルアップが図れる。また、具体的な理科・科学教室事業は、宇宙飛行士による宇宙科学教室、ペットボトルロケット打ち上げ大会、天文教室、科学実験教室などを想定しているとの答弁があり、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第2号「松江市地域活性化・公共投資基金条例の制定について」は、質疑に対し、執行部より、本基金条例は平成23年度末で失効する条例であり、平成24年度へ予算を繰り越し執行することはできないなどの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第3号「松江市職員の給与に関する条例等の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、時間外勤務の把握方法については、各職場に時間外命令簿を置き、累積時間数、時間外の予算管理などを各管理職がチェックしている。時間外勤務の状況は、イベント時期での観光部門、予算決算時期での財政部門が多い傾向であるが、時間外勤務、総労働時間の縮減に向け、人員配置の面など考慮をしながら管理を行っている。また、土曜、日曜日などに出勤した場合は振りかえ対応を基本としているなどの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第4号「松江市集会所の設置及び管理に関する条例の一部改正について」、議第5号「松江市国民健康保険条例の一部改正について」及び議第6号「松江市国民健康保険来待診療所設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第7号「松江市火災予防条例の一部改正について」は、質疑に対して、執行部より、条例改正に該当する施設は、管内にカラオケボックス13店舗、インターネットカフェ2店舗の15施設が該当する。本条例に基づき、改修が必要なところは8店舗であり、簡易なドアの改修で対応できると思っているなどの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第26号、議第27号の「財産の取得について」は、高規格救急自動車の購入等による財産の取得であり、質疑に対して、執行部より、公募型指名競争入札とは広く入札参加者を求めるもので、入札内容を公開するやり方である。議第27号の高規格救急車両の救急資機材購入については、結果的に応札が1社となったが、プロセスとして88社に参加を求めているので、競争性は成り立っているなどの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第29号「新たに生じた土地の確認について」と議第30号「町及び字の区域の変更について」は、質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第32号「指定管理者の指定について」は、国際交流会館の指定であり、質疑に対し、執行部より、この施設は川津公民館との併設で交流会館と公民館が直接管理するそれぞれの事務室と研修室、イベントホール等の共用で管理する部分がある。全体の面積割合も同じであることから、管理費も公民館と同じであるなどの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第33号、議第34号、議第35号、議第36号の4件の「指定管理者の指定について」は、質疑、意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第37号「指定管理者の指定について」は、鹿島町地内にある7集会所について、それぞれ地元自治会を指定管理者とするものであり、質疑に対して、執行部より、指定期間は3年間であり、その後は基本的に地元自治会と十分に協議を行い譲渡する方向であるとの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第104号「平成21年度松江市一般会計補正予算(第6号)」中は、質疑に対して、執行部より、LED照明普及推進事業については、イングリッシュガーデン内部のダウンライトの一部を取りかえ、電気料金がどの程度削減できるのか実証実験を行い、新年度事業で計画している旅館、ホテルへの補助事業に生かしたい。 韓国晋州市との交流事業については、昨年3月に竹島問題から交流を一時保留するとの連絡があり、その後公式的な交流はストップしている。晋州市とは定期的に連絡をとりながら、今後の交流の見通しを協議しているなどの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第105号「平成21年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)」は、質疑に対して、執行部より、財政安定化支援事業の繰入金については、財政状況を見ながら市町村の判断で繰り入れている。繰入額の計算は、国が示す基準を超える率に対して積算している。基金については、12月補正までは約7億9,000万円を取り崩す予定であったが、このたびの税源更正による補正で約6億7,000万円の取り崩しとなり、その結果基金残高は約1億7,000万円になると見込んでいるとの答弁の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、議第106号「平成21年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第3号)」、議第107号「平成21年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第4号)」、議第109号「平成21年度松江市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第5号)」、議第115号「平成21年度松江市鹿島有線テレビジョン放送事業特別会計補正予算(第3号)」及び議第116号「平成21年度松江市鹿島電気通信事業特別会計補正予算(第1号)」は、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、請願第3号「永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書提出を求めることについて」は、質疑に対して、執行部より、平成7年の最高裁判所判決では、地方参政権の付与は憲法上保障されていないという判断がなされている。しかし、法律をもって地方公共団体の長、議会の議員などに対する選挙権を付与する措置を講ずることは、憲法上禁止されているものではないと解釈されているなどの答弁の後、討論に入り、反対する意見では、一委員から、公明党は以前から永住外国人の参政権は付与すべきとの立場で取り組んできた。全国に約91万人の永住外国人がいるが、その方々の生活形態は日本人と全く変わりなく、同様に納税をしており、地域社会の中でも貢献し、一緒に生活をしている実態がある。その意味で、永住外国人に参政権を付与すべきであるという見解のため請願に反対する。 一委員からも、旧松江市議会で正式な意見書を提出しており、また憲法違反かどうかということも判例で違反でないと言われている。1999年10月には、連立与党である自民、自由、公明の3党が成立させることで政権合意書に署名した経緯もあるという流れからも、時代の趨勢に逆行する。国際動向、国内動向は認める方向にあるので請願に反対する。 賛成する意見では、一委員から、参政権は国民の重要な基本的人権の一つである。憲法で保障された参政権は、日本国籍を有する者に与えるということが原則である。今回唐突にこの問題が浮上してきた背景の問題もあるが、地方のみ永住外国人参政権を認める変則的な方法は、法律上問題もあると思うので請願に賛成する。 また、一委員からも、旧松江市議会での過去の経過もあるようだが、基本的に日本国民は国籍を有することであるとの原点に立ち返るべきと思う。国際情勢の分析など、外国が動いたことによったこともあるが、違憲であるということの判断に立っているので請願に賛成との意見があり、採決の結果、賛成多数により採択すべきものと決しました。 次に、陳情第17号「国保保険料引き上げ中止等を求めることについて」は、質疑はなく、討論では、一委員から、議第123号の平成22年度国民健康保険事業特別会計での意見と同様の理由で、10%引き上げをすべきではないので陳情に賛成する。 また、一委員からは、保険財政が逼迫しているのは松江市に限ったことではなく、全国的な傾向であり、国に対して財政的支援を働きかけていただきたい。議第123号において10%引き上げを認める予算案を是としたので本陳情には反対するとの意見があり、採決の結果、挙手少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(三島進) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 吉金隆教育民生委員長。 〔8番吉金隆議員登壇〕 ◆8番(吉金隆) 今期定例会において教育民生委員会に付託されました議案62件、陳情1件につきまして、去る3月9日、10日に委員会を開催し審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第8号「松江市保育の実施に関する条例の一部改正について」では、質疑に対し、執行部より、家庭的保育事業については平成12年から始まっているが、待機児童がふえる中での緊急避難的なものとして立ち上がってきた経緯がある。松江市でも待機児童がふえてきているが、市では保育所整備を進め、3年間で約620名の定員増を図ることとしているため、この事業の実施の予定はない。3年後、定員増をした後の待機児童の状況を見て改めて考えたいとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第9号「松江市立幼保園保育料及び入園料条例の一部改正について」、議第10号「松江市乳幼児等医療費助成条例の一部改正について」、議第11号「松江市立休日歯科応急診療所設置及び管理に関する条例の一部改正について」、この議案3件につきましては、質疑、意見ともなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第12号「松江市立病院使用料及び手数料条例の一部改正について」では、質疑に対し、執行部より、今回の診療報酬の改定により、病院としては約2億円から3億円の増収を図っていきたいと考えている。患者さん側の負担増の割合については2%から3%くらいであろうと思っているなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第13号「松江市児童クラブ条例の一部改正について」、議第14号「松江市公民館の設置及び管理に関する条例及び松江市指定管理者の管理する公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」、議第15号「松江市八束会館の設置及び管理に関する条例及び松江市八束工芸館の設置及び管理に関する条例の廃止について」の議案3件につきましては、質疑、意見ともなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第16号「松江市運動施設設置及び管理に関する条例及び松江市指定管理者の管理する運動施設設置及び管理に関する条例の一部改正について」では、質疑に対し、執行部より、指定管理者を指定することによる使用料の変更はない。また施設の利用状況について、八束体育館は平成18年度から20年度の3年平均で年間約1万9,200人、八束のテニスコートは同じ3年平均で年間1,560人、八束総合運動場は同じ3年平均で年間6,480人であるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第38号「指定管理者の指定について」から議第55号「指定管理者の指定について」までの公民館の指定管理者の指定に関する議案18件につきましては、関連がありますので、説明、質疑は一括といたしました。 質疑に対し、執行部より、公民館の職員配置については、近年市長部局から公民館に、福祉あるいはまちづくりの分野などでさまざまな仕事が投げかけられているが、どこまでの仕事を公民館が負うべきかという観点、また市内の公民館すべてが松江方式である公設民営になったときに、公民館をレベルアップさせる、機能的にするという観点、さらに全市で5人配置しているコーディネーターの配置方法や福祉担当職員の正職員化などをあわせて分析し、真剣に検討する時期に来ていると思っているなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第56号「指定管理者の指定について」から議第59号「指定管理者の指定について」までの学習施設の指定管理者の指定に関する議案4件につきましては、関連がありますので、説明、質疑は一括といたしました。 質疑に対し、執行部より、城北、白潟、本庄の施設については公民館の中にある施設で、津田は公民館建物の隣の建物である。公民館と同一施設でありながら別の施設としているのは、建設時における補助財源が異なるための措置であるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第60号「指定管理者の指定について」は、松江市西菅田集会所の指定管理者の指定に関するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第61号「指定管理者の指定について」は、松江市ニュースポーツ公園のターゲット・バードゴルフ場とグラウンドゴルフ場の指定管理者の指定に関するものであります。 質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第62号「指定管理者の指定について」は、松江市宍道B&G海洋センターの、また議第63号「指定管理者の指定について」は、八雲屋根付き多目的広場の指定管理者の指定に関するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第64号「指定管理者の指定について」は、八束体育館、八束テニスコート、八束総合運動場の指定管理者の指定に関するものであります。 質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第65号「指定管理者の指定について」は、松江市総合文化センター(プラバホール)の指定管理者の指定に関するものであります。 質疑に対し、執行部より、この施設は複合施設であるが、指定管理の範囲はプラバホールだけである。中央図書館については業務委託の形とし、両方とも松江市教育文化振興事業団にお願いしているものであるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第66号「指定管理者の指定について」は、松江市人と情報・文化の交流館の指定管理者の指定に関するものでありますが、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第67号「指定管理者の指定について」は、松江市総合福祉センターの指定管理者の指定に関するものであります。 質疑に対し、執行部より、本年度末の料金収入の見込みについては、貸館部分で237万7,000円、入浴で362万2,000円である。平成22年度の指定管理料は5,098万6,000円を計上するなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第68号「指定管理者の指定について」は、松江市恵曇保育所ほか3保育所の指定管理者の指定に関するものであります。 質疑に対し、執行部より、保育所を指定管理者制度に移行することについては、保護者の皆様に対し、移行後も松江市立の保育所であり松江市が最終的に責任を持つこと、また実際の保育現場においても今までの先生に引き続き見てもらうことになるということで、実態としては変わらないことを御説明し、御了承いただいた。また、保育士が社会福祉協議会から松江福祉会の職員になることについては、保育士の皆さんにも処遇などについての説明をし、内諾を得ているところであるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第69号「指定管理者の指定について」から議第84号「指定管理者の指定について」までの児童クラブの指定管理者の指定に関する議案16件につきましては、関連がありますので、説明、質疑は一括といたしました。 質疑に対し、執行部より、指定管理料については予算要求の時点でのある程度の見込みで算出したものである。基本的な費用については基準があるが、特別支援の必要な児童が入会すると、加配の指導員をつけるなどの費用も必要となるし、そういう児童が退会すると逆に費用は減るため、実際の入会者が確定した時点で額を確定する。 また、預かる時間については基本は午後6時までだが、実際は各運営委員会において季節によって下校時間を変えるなどの工夫をしているところである。今後時間を延長するかどうかについて、市としては延長してほしいという意見がそれほど多いとは思っていないが、延長するかどうかについては、家庭教育の時間とのバランスなど今後の議論の争点の一つになると思っている。 そして、放課後子ども教室についても、小中一貫教育の実施に合わせ全校で置きたいと思っている。現在21カ所に設置しているが、新年度も予算化し引き続き各学校区に開設したいと考えている。その上で児童クラブとの連携などについても研究していきたいと考えているなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第85号「指定管理者の指定について」は、熊野高齢者交流サロンの指定管理者の指定に関するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第86号「指定管理者の指定について」は、ふじのみ園の指定管理者の指定に関するものであります。 質疑に対し、執行部より、施設入所者の募集については、市報などいろいろな形で行っている。この施設について現在の待機者はいないとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第87号「指定管理者の指定について」は、松江市精神障害者地域生活支援センターの指定管理者の指定に関するものであります。 質疑に対し、執行部より、家族会については、精神障害者の団体としての会費は発生するが、家族会の方が施設を利用する際の利用料はいただいていないなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第104号「平成21年度松江市一般会計補正予算(第6号)」中では、質疑に対し、執行部より、生活保護は平成22年1月末現在で1,525世帯である。また、生活扶助は1,348世帯、住宅扶助が1,112世帯、教育扶助が99世帯、介護扶助が217世帯、医療扶助1,290世帯である。また、乳幼児医療費助成については、6月新たに小学校就学前のものも加えた医療費を見込んで増額補正したが、決算見込みにより今回減額補正するものである。 そして、学校教材の修繕については、学校からの要望に基づき、子供がけがをしやすいもの、学校の授業に影響が出るものなど緊急性の高いものから修繕しており、学校の授業への影響はないと思っている。 月照寺廟門修理費の補助については、当初歴史まちづくり法に基づく国庫補助を受けようと思っていたが、現時点で市は歴史まちづくり法の適用を受けられていないため減額するものであるなどの答弁がありました。 討論では、政権がかわって補正予算が凍結になったり、新たな交付金が出るなどの中でいろいろな部分で予算化をされ、市がとり得る努力をしているので賛成するとの意見があり、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第108号「平成21年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)」では、質疑に対し、執行部より、介護3施設の定員は、特別養護老人ホーム905人、老人保健施設443人、介護療養型医療施設56人であるとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第121号「平成21年度松江市病院事業会計補正予算(第4号)」では、質疑に対し、執行部より、がん治療機器購入の財源としては、当初県からの補助金1億6,400万円を見込んでいたが、島根県東部は対象外とされた。しかし、機器については非常に急いで整備する必要があったため、島根県難病研究所のがん募金から7,000万円、中海市長会から残額の9,200万円余りを寄附金として受け入れさせていただくことになったものであるとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 陳情第16号「高齢者への肺炎球菌ワクチン接種の推進と接種への公費助成を求めることについて」では、陳情者からの説明を受けた後、陳情者に対する質疑を行いました。 質疑に対し、陳情者より、ワクチンの接種については、松江市での詳細な調査は行っていないが、多くの内科系、小児科系の開業医さんのところで可能だろうと思っている。一般の皆さんへのPRについてはケーブルビジョンの利用、地区のオピニオンリーダーの方に御協力をいただいた上でのチラシ等の配布、ポスターを病院に張るなどの方法で進めていきたいと考えているなどの答弁がありました。 その後、執行部に対する見解を求めた上で、執行部に対する質疑を行い、執行部より、肺炎球菌ワクチンは、インフルエンザワクチンとの同時接種が好ましいと言われているようだが、松江市における高齢者のインフルエンザワクチンの接種率は約60%である。松江市における65歳以上の方の人口は約4万5,000人であるから、助成額を4,000円とすると約1億1,000万円かかることになる。実際に助成をするとなれば、費用対効果の部分も含めていま少し検討していかなければならないと思っているなどの答弁がありました。 討論では、陳情の中身は非常にいいことであると思うが、公費助成すれば接種率が上がるかについては不明なところもあるし、またほかにもいろいろ公費助成をしてほしいというものがあるので、皆さんの要望について、また費用対効果の面をもう少し研究していきたいと思うので継続審査などの意見があり、採決の結果、全員異議なく閉会中の継続審査とすべきものと決しました。 閉会中の継続審査となりました陳情1件につきましては、議長においてよろしくお取り計らいいただきますようお願いいたしまして、教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(三島進) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入りますが、初めに、議第87号「指定管理者の指定について」、委員長報告に対する質疑、討論、表決を行います。 23番林干城議員を除斥いたします。 〔23番林干城議員除斥〕 ○議長(三島進) これより議第87号議案の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって議第87号議案の報告に対する質疑を終結いたします。 討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより表決に入ります。 議第87号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第87号議案は原案のとおり可決されました。 林干城議員の除斥を解除いたします。 〔23番林干城議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 次に、議第87号議案を除き、教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 松蔭嘉夫経済委員長。 〔11番松蔭嘉夫議員登壇〕 ◆11番(松蔭嘉夫) 今期定例会において経済委員会に付託になりました議案27件のうち、先般報告した議案2件を除く議案25件につきまして、去る3月11日、12日委員会を開催し審査いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第17号「松江市企業立地奨励条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、常時使用する従業員の定義については、期間の定めなく雇用されている正社員でありかつ松江市に住所を有する人が対象である。平成20年度及び21年度の企業立地の実績については、20年度が7件、21年度が5件の見込みである。条例改正による効果としては、雇用創出の直接的な効果のほか、県外のベテランのエンジニアの方が松江市の事業所で従事されることが想定され、それに伴い御家族が一緒に転入してこられたりすることで、定住効果、消費効果がさらに大きく期待できるものと考えているとの答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第18号「松江市島根農家高齢者創作館設置及び管理に関する条例の廃止について」は、質疑の後、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第19号「松平直政公銅像復元基金条例の廃止について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第20号「松江市島根レクリエーション広場設置及び管理に関する条例の制定について」は、質疑に対し、執行部より、広場での花火、たき火、キャンプ等の実施については、松江市都市公園条例に準じて禁止したいと考えている。駐車場の整備については45台を予定しており、桜の時期等の混雑が予想される場合は、従来どおり島根支所周辺の駐車場を活用し、そこからシャトルバスを出したり車両規制をかけたりして、車の流入の調整をさせていただきながら、不便のかからないような形で御利用いただきたいと考えているとの答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第21号「松江市島根レクリエーション広場維持管理基金条例の制定について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第24号「松江市歴史資料館(仮称)展示工事の請負変更契約締結について」は、質疑に対し、執行部より、当初契約時からグラフィック、映像ハード、ソフト、模型造作等といったものは含まれていたが、当初より技術の発達によりLED等のさらによいものが出てきたため、視覚に訴えるものなので充実することにしたとの答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第28号「松江市若い農業者等就農促進対策事業の新規就農者経営安定資金貸付金の返還免除について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第88号「指定管理者の指定について」は、ホットランドやくも、松江市星上山スターパーク及びゆうあい熊野館について一括で指定管理者を指定するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第89号「指定管理者の指定について」は、松江市公衆温泉浴場等施設玉造温泉ゆ~ゆ及び松江市玉湯温泉供給施設について一括で指定管理者を指定するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第90号「指定管理者の指定について」は、松江市健康の里大森の湯及び宍道総合交流ターミナルについて一括で指定管理者を指定するものであります。 質疑に対し、執行部より、指定管理者として第三セクターを指定することに関しては、外郭団体のあり方検討委員会において、現在外郭団体の効率化、スリム化等を鋭意検討しており、その状況を見きわめた上で再度検討することになるとの答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第91号「指定管理者の指定について」は、松江市美保関海の学苑ふるさと創生館及び松江市美保関温泉施設について一括で指定管理者を指定するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第92号「指定管理者の指定について」は、松江イングリッシュガーデンについて指定管理者を指定するものであります。 質疑に対し、執行部より、今回公募から非公募に変更した理由については、来年度施設の有料化に向けた検討をするためである。無料が有料になるというのは大きな条件変更となり、指定管理料の積算根拠も大きく変わってくる。現在の指定管理者には非常によい管理をしていただいているので、もう一年間この指定管理者にしていただく中で有料化の検討を進めるものである。また、指定管理者の更新制度については、所管する総務部と連携をとりながら検討していきたいとの答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第93号「指定管理者の指定について」は、松江市島根水産観光センター、松江市加賀宿泊施設、松江市島根ダイビングセンター及び松江市多古鼻公園施設の4施設について一括で指定管理者を指定するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第94号「指定管理者の指定について」から議第97号「指定管理者の指定について」までの議案4件につきましては、それぞれ松江市立竹矢農業文化センター、松江市立忌部農業文化センター、松江市忌部地区多目的運動広場、宍道農村環境改善センターについて指定管理者を指定するものであります。 この議案4件につきましては一括議題といたしましたが、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第98号「指定管理者の指定について」及び議第99号「指定管理者の指定について」は、それぞれ松江市島根物産流通センター、松江市宍道農産物処理加工施設について指定管理者を指定するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第100号「指定管理者の指定について」は、松江フォーゲルパークについて指定管理者を指定するものであります。 質疑の後、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第101号「指定管理者の指定について」は、来待ストーン及び松江市宍道ふるさと森林公園について一括で指定管理者を指定するものであります。 質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、議第104号「平成21年度松江市一般会計補正予算(第6号)」中については、質疑に対し、執行部より、地域活性化・きめ細かな臨時交付金については、松江市全体の総額で約6億5,000万円が入ってきている。基本的にこの交付金の使い道は、地元の中小零細企業の皆さん方に工事発注をし、地域に資金が回っていくようにとの考え方による経済対策で行っているものであり、少しでも地域経済の下支えの役に立てればと思っている等の答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第118号「平成21年度松江市ガス事業会計補正予算(第5号)」については、質疑に対し、執行部より、売上減の理由については冷夏により、主に大口契約をしている商業用施設の冷房需要が落ち込んだことが原因であるとの答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第119号「平成21年度松江市自動車運送事業会計補正予算(第4号)」については、質疑に対し、執行部より、乗り合いバス事業の赤字幅が増加した原因としては、少子化による通学定期の売上減、ETC効果による自家用車利用の増による観光客のレイクライン利用の減などが大きく影響しているとの答弁があり、討論では、意見なく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第120号「平成21年度松江市駐車場事業会計補正予算(第2号)」については、質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(三島進) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 森脇勇人建設環境委員長。 〔14番森脇勇人議員登壇〕 ◆14番(森脇勇人) 今期定例会において建設環境委員会に付託となりました議案13件、陳情1件について、3月12日に現地視察、15日及び16日に委員会を開催し審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第22号「松江市集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第23号「松江市営住宅条例の一部改正について」は、質疑の後、討論では、意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第25号「平成20年度都市計画道路3・6・77号東津田中央線工事委託(その5)の変更契約締結について」、議第31号「市道路線の認定について」は、それぞれ質疑、意見ともになく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第102号「指定管理者の指定について」及び議第103号「指定管理者の指定について」は、いずれも関連がありますので、一括議題といたしました。 質疑の後、討論で、意見はなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第104号「平成21年度松江市一般会計補正予算(第6号)」中では、海岸漂着物の回収事業は、平成21年度国の経済危機対策の補正予算があったから実施されたものか。市道片句深田線の入札減1億円は多いのではないか。歳入で有価物引き渡し代金が単価の値下がりにより減額ということであるが、これは単に単価の値下がりが原因か。市民の皆さんから年度末になると工事が多くなるという意見をよく聞くが、年度末に工事が集中している状況があるのかなどの質疑があり、執行部より、海岸漂着物の回収事業は、行わなければならない海岸状況であり、昨年実施したものである。 市道片句深田線は、10本くらいに工事を分けて発注したため、発注時に精査したものと入札減による減額が1億300万円となったものである。 有価物引き渡し代金の減額は、例えばアルミ缶が1トン当たり12万円だったものが5万円に下がるなど、単価の値下がりが原因である。売却量は変わっていない。 公共工事の発注時期の平準化については、近年特に努めている。市としては、12月末ぐらいまでに発注を終えて3月を迎えている。また、年度内にできないものは繰り越しをして、年度末に予算が余ったから発注をするということはないなどの答弁がありました。 討論で、意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第110号「平成21年度松江市簡易水道事業特別会計補正予算(第7号)」、議第112号「平成21年度松江市集落排水事業特別会計補正予算(第5号)」では、それぞれ質疑の後、討論で、意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第111号「平成21年度松江市公設浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)」、議第113号「平成21年度松江市八雲地域開発事業特別会計補正予算(第2号)」、議第114号「平成21年度松江市下水道事業特別会計補正予算(第6号)」の議案3件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第117号「平成21年度松江市水道事業会計補正予算(第4号)」では、質疑の後、討論で、意見はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、陳情第15号「安心・安全な公共事業を推進するため、国土交通省の事務所・出張所の存続を求める意見書の採択について」は、執行部からの見解を求め、現在国において地域主権戦略会議が設置され、国の権限及び財源の地方への移譲や、国の出先機関の原則廃止などについて検討がされ、ことしの夏には地域主権戦略大綱が決定されると伺っている。執行部の見解としては、行政区域内のすべての道路が一元的に管理できる仕組みを構築していくことが必要と考えている。今後、国や地方六団体を含めた協議の場が設置され、国、県、市町村のそれぞれの責任や役割が明確化されて、地域主権改革に向けた具体的方針が示される見通しであるので、国の出先機関の廃止については、地方自治体のあるべき姿や国、県などの動向を見定めながら判断すべきものと考えているとの説明の後、松江市においては今後大橋川改修事業などがあるがどうかとの質疑があり、執行部より、河川事業については、すべて地方に移管する方向性が提示されている。一番大事なことは、人も財源もすべて地方に移管されればよいが、今それが見えていないので、松江市としてそういった状況を見詰めていかないといけないとの答弁がありました。 討論では、一委員から、このことについてもう少し深く研究してみたいので、引き続き審査ができるようにしていただきたいとの意見があり、採決の結果、全員異議なく閉会中の継続審査とすべきものと決しました。 閉会中の継続審査となりました陳情1件につきましては、議長においてよろしくお取り計らいをいただきますようお願いをいたしまして、建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(三島進) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 南波巖予算特別委員長。 〔12番南波巖議員登壇〕
    ◆12番(南波巖) 今期定例会において、予算特別委員会に付託になりました議第122号「平成22年度松江市一般会計予算」から議第146号「平成22年度松江市病院事業会計予算」まで議案25件について、3月4日及び3月19日に委員会を開催し審査を行いましたので、その経過と結果について御報告いたします。 初めに、総括質疑及び各会計の質疑に対する答弁の主なものにつきまして御報告いたします。 新行政情報システム導入事業費については、合併の時点で電算の統合ということが一つの大きな課題となった。その際、限られた時間と人員体制の中で安全、確実に電算統合する必要があり、松江市のソフトウエア資産をベースに改修を加え、新市の電算システムを構築すること、安全、確実な統合作業を行うため、ベースとなるシステムに対する改修はできるだけ少なく抑制するとしていたため、旧松江市のシステムは改修せずに、旧市システムに旧町村のデータを移行した形になっている。したがって、現在のシステムは、当初稼働時のままの構成になっており、25年経過し老朽化をしており、今回新たなシステムを導入ということでお願いをしている。 経費の積算については、平成20年度にコンサルタント会社である株式会社情報通信総合研究所と新行政情報システム導入計画策定業務を委託契約し、計画書の策定や事業費の積算等を委託した。まず、概算経費調査を実施し精査を行い、総事業費約73億円の積算結果の報告があった。積算の内訳としては、開発、構築費用、運用経費、現行システム運用経費、データ移行経費がある。 市としては、さらに精査を行い総事業費の圧縮を図り、業者選定時の競争効果を見込んで、総事業費を約63億円という形で絞り込んだ。事業費を圧縮した結果、先進例である甲府市、立川市と比較しても松江市のほうが削減率については大きくなっており、適正な額であると考えている。 また、財源について有利な資金はないのかということについては、これは市の内部管理業務であり、その性格上、国、県の補助金や起債の対象にはならない。 歴史館事業費については、総額は当初と同じく約39億円と見込んでおり、今後も増額の予定はない。また、松江歴史館前の惣門橋通り、東側の中ノ丁通りの整備については、周辺の町内会、商店街との協議を行いながら予算化をし事業を進めている。今後も周辺の町内会、商店街とも一緒になって歴史館の活用について考えていきたい。 LRTの導入の判断時期については、松江市の交通体系とまちづくりを考える懇談会及び松江市新交通システム研究会の議論の結果を踏まえ、平成22年度は市民、交通事業者、関係行政機関等の参画を得て、松江市都市交通戦略を検討、策定をし、新しい交通システムを含む交通体系を本市の政策として位置づけをしていきたい。平成23年、24年度には、具体的な技術的課題も含め、導入の可能性と事業化に関する調査を行う予定である。このような検討とあわせ、議会の意見も聞きながら、市民への丁寧な説明を重ね、平成24年度以降の早い時期に導入の判断をしたい。 電源立地地域対策交付金のハード事業、ソフト事業、それぞれの充当割合の考え方については、中期財政見通しの方針に沿って必要なハード事業が実施できるよう優先的に充当した上で、地域の活性化や安全・安心のまちづくり、総合計画やマニフェストに掲げた事業を中心に充当していきたい。 国民健康保険における保険料の引き上げに至った要因と今回の対策については、国保運営に当たり、保健事業の推進や医療費の抑制策の実施、収納対策等、行財政改革の推進を図りながら国保運営の健全化に努めてきた。しかしながら、平成17年度から平成20年度の1人当たりの保険給付費が年平均3.9%ずつ増加し、特に平成19年度には対前年度比8.7%の急激な伸びとなり、これまでのようには対応できなくなった。大変厳しい判断ではあったが、今回1人当たりの保険料を10%引き上げるということをお願いしている。今後は、医療費の抑制策と健康づくりに積極的に取り組んでいかなければならない。 一般会計から従来のルールに基づく繰入金としては、平成22年度の予算では約10億6,000万円を繰り入れている。一般会計からのルールのない繰入金については、国保加入者が市民全体の23%程度ということも考えると、市民全体の理解が得られないと思っている。 殿町の再開発組合の要望については、再開発ビル保留床の公的な利用等及び一畑百貨店本店跡地の整備について要請を受けたが、公的な利用は難しく、企業等の進出、出点の情報があれば紹介していきたいと申し上げている。 殿町再開発の軌道修正については、小川副市長を委員長とし、庁内検討組織を設置したところであり、殿町地区全体の状況も考慮し、関係機関とも協議しながら現実的な活用策を検討していきたい。並行して、地元関係団体の意見を聞き、活用策の検討に反映していきたい。 新しい手法で行った行政評価結果と決算審査のリンクについては、決算審査に間に合わせることは時期的に難しいが、可能なものから決算のために提供している主要施策の成果及び実績報告書の中に行政評価の視点を盛り込むことについて検討していきたい。 今後の幼保園の建設の関係については、検討委員会からの報告の中で示しているように、南北1カ所ずつということで動いている。地域地域によって公立と公立の組み合わせにということになってくるので、非常に難しい部分もあるが、それぞれの地元の同意も得ながら慎重に今後進めていきたい。このたびの城西についても、具体的な内容はこれから地元の関係者と協議させていただきながら、幼保園のありよう、特に内中原幼稚園の園舎が非常に危険な状態になりつつある。地元からの要望もあり、幼保園という方向に向け検討するということで調査費を計上しているなどの答弁がありました。 次に、3月19日の委員会では、各分科会長から審査の経過及び結果の報告を受けたところでございます。 採決の結果を申し上げます。 議第122号「平成22年度松江市一般会計予算」、議第123号「平成22年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」、議第136号「平成22年度松江市駐車場事業特別会計予算」、議第142号「平成22年度松江市水道事業会計予算」、議第143号「平成22年度松江市ガス事業会計予算」及び議第146号「平成22年度松江市病院事業会計予算」、以上の6件については、いずれも挙手多数により原案可決すべきものと決しました。 議第124号「平成22年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計予算」、議第125号「平成22年度松江市老人保健医療事業特別会計予算」、議第126号「平成22年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計予算」、議第127号「平成22年度松江市介護保険事業特別会計予算」、議第128号「平成22年度松江市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算」、議第129号「平成22年度松江市簡易水道事業特別会計予算」、議第130号「平成22年度松江市公設浄化槽事業特別会計予算」、議第131号「平成22年度松江市集落排水事業特別会計予算」、議第132号「平成22年度松江市湖南誘致企業団地建設事業特別会計予算」、議第133号「平成22年度松江市第二内陸工場団地建設事業特別会計予算」、議第134号「平成22年度松江市第二卸商業団地建設事業特別会計予算」、議第135号「平成22年度松江市八雲地域開発事業特別会計予算」、議第137号「平成22年度松江市下水道事業特別会計予算」、議第138号「平成22年度松江市公園墓地事業特別会計予算」、議第139号「平成22年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計予算」、議第140号「平成22年度松江市鹿島有線テレビジョン放送事業特別会計予算」、議第141号「平成22年度松江市鹿島電気通信事業特別会計予算」、議第144号「平成22年度松江市自動車運送事業会計予算」及び議第145号「平成22年度松江市駐車場事業会計予算」、以上19件は、いずれも全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 以上でありますが、予算審査に当たりまして、委員の皆様、執行部の皆様に御協力を賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げ、予算特別委員会の報告を終わります。 ○議長(三島進) これより予算特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって予算特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 出川修治まちづくり対策特別委員長。 〔33番出川修治議員登壇〕 ◆33番(出川修治) まちづくり対策特別委員会は、昨年5月12日の設置以降、7月1日、10月2日、11月6日、本年2月19日と、これまで4回の委員会を開催してまいりましたので、その経過につきまして中間報告を行います。 昨年より新たに設置された本委員会でございますが、定められた設置の目的は、中心市街地の活性化及び旧町村部のまちづくりに関する調査となっており、なかなか焦点を絞り切れない非常に広範な分野にわたっております。そのため、委員会活動をどのように行っていくか、調査の具体的なテーマをどうするかということから苦慮いたし、協議を始めました。 協議の結果、まずは中心市街地の活性化についてを重点的に調査すること、調査に当たっては特に本委員会の特別委員会としての設置の趣旨にかんがみ、常任委員会では調査しにくい各部局を横断する課題に絞ることといたし、当面都市計画部、観光振興部、教育委員会などが連携して取り組む歴史、文化を活かしたまちづくりをテーマとして調査することに決しました。 また、旧町村部の課題については、まちづくり計画に基づく事業の進捗状況を適宜調査することと決しました。 歴史、文化を活かしたまちづくりの概要については、7月1日、10月2日の委員会におきまして、各委員からの質問に対し、執行部より以下の説明を受けました。 歴史、文化を活かしたまちづくりに関する支援制度として、平成20年11月に施行された地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律、通称歴史まちづくり法があります。この法は、これまで文化財保護法、都市計画法などの制度に基づき個別に進められてきた文化財、あるいは重要な歴史的建造物の保全ということをまちづくりに積極的に生かすという面においては限界があったことから、国として良好な環境である歴史的風致を維持向上させ、まちづくりに生かしながら後世に継承するため、文科省、農水省、国交省3省で連携し、法制定したものであり、市町村が法に基づき歴史的風致維持向上計画を作成し、国の認定を受けると、まちづくりに関して展開する事業に対する各種の支援や法律上の特例措置を受けることができることから、松江市もその認定を目指しています。 歴史的風致維持向上計画においては、重要文化財建造物等の周辺を重点区域とし、文化財の保存、活用、歴史的風致維持向上施設の整備、管理に関する計画を定めなければならないため、松江市としては計画策定に当たって、まず市民の皆さんとの共同で、わがまち自慢発掘プロジェクトを実施し、地域の文化財を周辺環境も含めて総合的に把握、保存等を行いたいと考えている。 わがまち自慢発掘プロジェクトについては、既に取り組みをしておられる地区もあるが、重要文化財である松江城、神魂神社、美保神社、佐太神社、八雲本陣の周辺である、それぞれ城北、城東、城西、雑賀、白潟、大庭、鹿島、美保関、宍道の9地区を先行して進める。ただし、最終的に市内全地区でまとめられる成果は、歴史的風致維持向上計画策定のためだけにとどまらず、まち歩き観光の推進やふるさと教育にも活用したいと考えているなどでありました。 11月6日には、わがまち自慢発掘プロジェクトに先行的に取り組んでおられる白潟地区、城北地区の事例を調査するため、現地視察を行い、その活動状況を調査いたしました。 そして、2月19日の委員会では、現在の進捗状況及び歴史的風致維持向上計画の申請の見通しなどについて、執行部より、重点区域として想定する9地区の作業については、本年9月くらいを目途に作業を完了し、12月中に申請を行いたいと考えているが、現在の進捗状況としては半ばまでは達していない状況であるなどの説明を受けました。 これに対し、委員からは、先行で国より認定されている地区は、いずれも名門の都市であるが、松江市も遜色のない都市と思っているので、ぜひ負けないように認定に向けて取り組んでもらいたい。本年12月中の申請を目指しておられるのであれば、それぞれの地区の詳しい方を積極的に探して、取り組みのスピードアップを図ってはどうか。地区によっては、十分に取り組みの趣旨が浸透してないところもあるようなので、もう一度各地区にきちんと説明してもらいたいなどの質疑、意見が出され、執行部より、御指摘を踏まえ、本年12月の申請に向けて積極的に作業を進めたいと考えているなどの答弁を受けました。 なお、旧町村部のまちづくりの状況に関しましては、2月19日にハード面での整備が進む宍道地区、玉造、湯町地区の状況についての説明を受けたところでございますが、今後は議会報告会で市民の皆さんからの御意見があったことを踏まえ、各地区の状況について把握するため、適宜現地視察を行うことにいたしましたので、この際あわせて御報告申し上げます。 以上でまちづくり対策特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(三島進) これよりまちづくり対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもってまちづくり対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 29番飯塚悌子議員。 〔29番飯塚悌子議員登壇〕 ◆29番(飯塚悌子) 日本共産党議員団の飯塚悌子でございます。 日本共産党議員団を代表いたしまして、議案6件、請願1件、陳情1件に対する討論を行います。 議第122号「平成22年度松江市一般会計予算」について、次の理由により反対いたします。 第1は、電源立地地域対策交付金の使途の問題です。 昨年度70億円を超える交付金が今年度は約40億円に減り、来年度からは27億円規模にさらに減って推移いたします。ソフト事業の中には、幼稚園、保育園職員の人件費、小学校、中学校の職員人件費、給食センターの職員人件費など、ソフト事業総額に占める人件費の割合は実に50%を占めます。職員が働くための財源が原発交付金に依存していることは、原発交付金がなければ財政運営が困難になることであり、それは新たな原発増設の動機にもなりかねません。原発交付金依存体質から脱却し、原子力災害の不安から市民の安心・安全を守るための防災対策にこそ重点的に財源を配分すべきです。 第2は、同和対策の法律が終了したにもかかわらず、人権施策の中に極めて大きな比重で同和対策、同和教育を位置づけていることです。突出した同和団体への補助金は縮小し、特定の同和団体への法令外負担金は廃止すべきです。また、対象を関係地区に特定した学力促進学級はやめ、すべての子供が伸びる教育に改めるべきです。 第3は、国保特別会計への貸付金です。 10%の国保料の値上げは、これまで以上に重大な影響を市民生活に及ぼします。国保会計の財政悪化は、医療費高騰の要因もありますが、医療制度改革による国保財政への影響が2億円を超えるなど、国の責任が重大です。このことを追及しながら、当面一般会計からは繰出金で対処し、値上げを抑えるべきです。 第4に、民生費については、市長は子育て環境日本一を目指し、平成22年度重点施策に元気な子供をはぐくむを掲げています。子育て環境の充実はおくれています。児童福祉費では、平成22年度に限り半額支給する国の子ども手当が、児童措置費として30億円余予算計上です。子育てにおける経済的負担軽減は切実です。だからこそ、国の責任で保育施策の拡充、子供の医療費無料化など、総合的支援策を確立することが急がれます。今回の子ども手当については、他の世帯への負担増はないことから賛成いたします。 子供の医療費無料化については、松江市としては小学3年生まで無料化が拡大されました。平成22年度から県の制度が拡充されましたから、この際小学校6年生まで無料化に着手すべきです。 放課後の子供の安全と豊かな生活を保障する児童クラブ指導員や学校図書館司書の待遇改善も急ぐべきです。 保育の分野では、給食調理員の加配、軽度発達障害児保育補助の拡充など、私立認可保育園関係者の切実な要望への対応がおくれています。子育て環境の一層の充実を求めるものです。 議第123号「平成22年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」は、保険料を10%値上げするものです。低所得者が多く加入する国民健康保険は、今日一層財政基盤が脆弱となり、国の補助率の低下、後期高齢者医療制度の導入とも相まって、ますます財政難となっています。現行の保険料のもとでも滞納者は増大し、600世帯を超える世帯が資格証明書を発行され、実質医療を受けることができません。保険料の値上げは、この状態を一層深刻にするもので、許せません。国の制度設計の弊害で生じた問題の責任は国に対して明確に求めた上で、当面一般会計の繰り出しで対応し、値上げすべきではありません。 議第136号「平成22年度松江市駐車場事業特別会計予算」は、赤字続きで再建のめどが立たない状況が続いてきました。審査の中で執行部は、一般論としながらも、駐車場事業の存続、用途変更、廃止の角度から検討し、秋口までには方向性をまとめることとしています。大幅な修繕は中止して、規模を縮小し、資本費は一般会計で補てんし、財政の健全化を図るべきです。明確な打開策の示されない予算案に反対するものです。 議第142号「平成22年度松江市水道事業会計予算」については、来年度から斐伊川水道事業が始まります。これまで松江市は、2万8,100トンを尾原から受け入れることを表明してきました。しかし、人口増分はゼロの予測で、向こう30年間の平均使用水量の予測は参画水量の62%です。使わない水代まで空料金として市民に押しつける考え方は許せません。余裕水量が松江市の保安上必要なら、一般会計からの繰り入れを検討し、料金高騰を抑えるべきです。水需要予測を誤った上に、空料金を押しつけるやり方には賛成できません。 議第143号「平成22年度松江市ガス事業会計予算」は、料金値上げの予算であり、反対いたします。 議第146号「平成22年度松江市病院事業会計予算」について、市立病院は急性期医療を担う地域の中核病院であるとともに、精神科医療、小児科医療など、不採算部門を担う自治体病院としての役割は今日ますます大きいものがあります。国の社会保障費削減、医療費抑制政策による採算性の追求は、診療報酬の誘導による入院期間の短縮で早期退院の推進、ベッド回転率の低下による収入減、赤字拡大の悪循環を招き、移転新築に投じた多額の投資が回収できず、累積赤字は膨らむ一方です。さらに、医師不足対策として、4月からの救急外来における時間外選定療養費の徴収は、市民の受診抑制を招くことになります。したがって、本会計の可決に反対いたします。 請願第3号「永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書提出を求めることについて」、採択とした委員長報告に反対いたします。 反対理由の第1は、1995年2月の最高裁判決を曲解していることです。最高裁判決では、判決理由の前半部分で、選挙権は憲法上、在留外国人には及ばないと述べ、地方参政権についても、その対象は日本国民のことであり、永住外国人に選挙の権利を保障したものということはできないとしています。 しかし、判決理由の後半では、民主主義社会における地方自治の重要性にかんがみ、住民の日常生活に密接な関連を有する公共的事務は、その地方の住民の意思に基づいて地方公共団体が処理することとされており、永住外国人にもその意思を地方公共団体に反映させるための参政権を法律で付与することは、憲法上禁止されているものではないとしています。 つまり、憲法は選挙権を与えなければならないとは言っていませんが、与えてはならないとも言っておらず、選挙権を与えるかどうかは国の立法政策にかかわる事柄だというのが最高裁判決です。判決を読めば全く誤解のないこの趣旨をねじ曲げている点は、意見書案の重大問題です。 反対理由の第2は、1995年3月17日に松江市議会で定住外国人の地方参政権の確立を求める意見書を可決しており、この立場と矛盾することです。永住外国人の地方参政権が憲法上問題ありとするならば、95年の松江市議会の意見書は、憲法上問題がある意見書を上げたということになります。 主要先進国で永住外国人の地方参政権を付与していないのは日本だけです。参政権付与は世界の趨勢、時代の要請です。この立場から、請願は相入れないものであり、不採択とすべきです。 陳情第17号「国保保険料引き上げ中止等を求めることについて」は、10%もの国保料金の値上げに反対するものです。議第123号国保特別会計予算で述べたとおり、料金引き上げはすべきではありません。よって陳情は採択されるべきです。 以上で反対討論を終わります。(拍手) ○議長(三島進) 22番加本市郎議員。 〔22番加本市郎議員登壇〕 ◆22番(加本市郎) 公明クラブの加本市郎でございます。 議第122号「平成22年度松江市一般会計予算」について、予算特別委員長の報告は原案可決であります。私は、公明クラブを代表いたしまして、委員長報告に賛成の討論を行います。 昨年8月に行われました衆議院選挙の結果、政権交代し民主党を中心とする鳩山内閣が誕生いたしました。民主党政策の目玉である子ども手当については、マニフェストで主張した子ども手当とは全く異なるものとなりました。2010年度子ども手当法案は、現在ある児童手当の枠組みを活用し、支給対象を中学卒業まで拡大し、支給額を1万3,000円としたもので、今回の法案の実態は2010年度限りの児童手当拡充法案と言わざるを得ません。そのために、本来すべて国費で賄うところが、地方自治体の負担が発生することとなります。2011年度は、すべて国において実施されるよう強く要望いたしますとともに、全国市長会等においても強く要望していただくようお願いをいたします。 さて、本市の平成22年度一般会計予算についてでありますが、長引く景気低迷の中、昨年9月に示された平成20年度決算に基づく健全化判断比率では、いずれも基準を下回っておりますが、引き続き油断することなく財政健全化に向けて取り組まれるよう要望をいたします。 歳入については、市税等の自主財源は固定資産税が1.3%の増加が見込まれておりますが、そのほかは減収が見込まれております。一方、臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税は、対前年度比9.3%の増が見込まれております。依然として続く景気低迷の中で、税収確保は極めて厳しい状況であると思いますが、的確な徴収及び滞納整理については、これまでも大変努力をいただいておりますが、引き続きよろしくお願いをいたします。 主な事業については、自治基本条例制定へ向けての準備、健康都市宣言の制定、松江歴史館本体の完成、大橋川改修事業が28年ぶりに再開などがあります。 総務関係では、災害時に住民へ緊急情報を伝達する住民告知システム整備事業では、中継局の整備と屋外スピーカー設置工事10カ所設置や地域防災無線の整備が上げられております。 教育民生関係では、待機児童解消及び保育所整備事業で330人の定員増が計画されております。乳幼児等医療費助成の拡大では、7月から小学校3年生まで無料とするものです。がん検診受診率を上げるための対策として、国負担が削減される中、松江市も負担して引き続き無料クーポン券による検診の継続と、集団検診のほかに個別検診の実施など、検診を受けやすくする対策が盛り込まれております。教育関係では、教育・保健・福祉・医療が一体となって、支援が必要な幼児、児童生徒を早期に発見し一貫した支援を行うために、特別支援教育総合支援センター設置計画が今年度策定されることになっております。また、小中学校の耐震化事業として、16小中学校が計画されております。 経済関係では、企業立地奨励補助金を9件見込んでいる、また緊急雇用創出事業で、離職者に対して短期雇用228人を計画されております。 建設環境関係では、CO2削減と経済効果があり、大変人気の高い太陽光発電導入促進補助事業で200件計画されております。 以上、各分野において、市民生活に直結した市民要望の高い事業に取り組まれる新年度予算編成であることを評価し、議第122号に対して賛成をいたします。 また、私ども公明党は、昨年11月、12月と全国の議員で介護総点検を行い、10万件に及ぶ貴重な御意見、要望をいただき、政府に対し要望いたしたところでございます。また、現在総点検運動第二弾で、市民生活に直接かかわる点検を全国で開始をしております。調査なくして発言なし、現場が第一との思いで活動しております。基礎的自治体は、御承知のとおり市民との接点は極めて近いものがあります。ぜひ市民の中に入り、市民の声を大事にする市政運営で平成22年度予算執行をお願いいたしまして賛成討論を終わります。(拍手) ○議長(三島進) 27番三島良信議員。 〔27番三島良信議員登壇〕 ◆27番(三島良信) 松政クラブの三島良信です。 議第122号「平成22年度松江市一般会計予算」について、予算特別委員長の報告は原案可決であります。松政クラブを代表して委員長の報告に対し賛成の討論を行います。 先ほど、加本議員が討論行われまして、一部重なる部分があると思いますが、行わせていただきます。 昨年9月の政権交代により、景気対策が一時ストップされ、来年度の国の税収見込みは37兆4,000億円の前年度対比8兆7,000億円減と大幅な縮減となり、公債費は37.6%増の44兆3,000億円、公債費依存度48%と過去最大の厳しい状況の中で、我が国の来年度予算は財政規律など無視されているとしか思えない中で計上されています。旧政権下で行われた景気刺激策により何とか持ちこたえているものの、依然として厳しい経済雇用状況、デフレ状態が続き、国民には先行きの不安が今も続いています。 金融・郵政改革亀井静香大臣は、小泉政権誕生時に、当時3,000億円の経済対策を行うに当たって、半年もすれば3倍のお金がかかると言っておられました。しかしながら、現政権は景気対策を自分流にしたいため執行をおくらせ、第2次の景気対策におくれが生じました。 今回、子ども手当などの財源確保のため、現存する児童手当や扶養控除などが、一部の世帯でなくなります。子ども手当の支給については、永住外国人の国外の子供も支給される一方、日本に子供を残して海外で仕事をしている日本人には支給されないという法の矛盾を残したままの施行になります。 しかしながら、地方財政計画の規模は0.5%減ながら、地方交付税は子ども手当や児童手当特例交付金の2,337億円を引いても6,600億円余りの増額として17兆4,777億円が計上され、地方対策においては一定の評価がされるものです。国の予算が選挙公約という、いわゆるマニフェストの実現に向けての方針がなかなか定まらない中、本市の平成22年度予算編成に当たっては、大変御苦労されたものと推察いたします。 こうした中、松浦市長は2月定例会冒頭の市長施政方針で、市政運営に臨む基本姿勢として、自立した市政の実現と目に見える市政の実現を柱に掲げられ、平成22年度一般会計、特別会計、企業会計の各予算の総額は1,705億8,300万円を上程されました。このうち、一般会計予算では、前年6月補正予算後の額に対し2.7%増の987億5,100万円が計上されました。 歳入の内訳を見ますと、一般財源ではさきに述べたように厳しい経済状況が続いていることから、個人住民税前年度対比5.3%減、法人市民税3.2%減、家屋の新築、増築に伴う固定資産税は1.3%増額、合併による不均一課税の解消により増額はあったものの、市税の総額では前年度の1.1%減です。地方交付税は、地域活性化・雇用など臨時特例費が創設され、普通交付税や特別交付税により前年度対比1.6%の増額が見込まれ、また市債は地方の財源不足を補う臨時財政対策債の増額や新ごみ処理施設建設事業の拡大により、大幅の増額となっています。 今後も当分続くと思われる景気低迷により、税収の確保は厳しいものがあると思いますが、厳正、的確に徴収されるとともに、滞納整理にも引き続き努力をしていただきたいと思います。 歳出での投資的経費は、新ごみ処理施設建設事業が最終年度となり、前年度対比33.9%の増額となっていますが、電源立地地域対策交付金を活用した整備計画分の道路整備や松江歴史館整備などで減額です。 扶助費では、私立保育所運営費や生活保護費、子ども手当の創設などで大幅な増加となっています。 消費的経費については、維持補修費や補助費などは減少になっていますが、物件費で行政情報システムの導入やがん検診の充実に必要な経費により増額となっています。 公債費については、長期債償還元金は増額となっていますが、繰り上げ償還3億円が予定されています。これにより、平成22年度末市債残高は1,373億円が見込まれ、依然高い数値であります。引き続き健全化に努めていただきたい。 人件費については、平成16年から10年かけて400人の削減目標が定められ、順調に行われています。 歳出全般で努力された編成が行われたものと、一定の評価をいたします。 個別の事業について、健康づくり、高齢者への支援として、平成22年度を健康づくり元年と位置づけ、松江市民ラジオ体操祭を開催し、健康都市宣言を行うとされています。また、急速に進む高齢化に対し、高齢者の日常生活を支援する高齢者助け合いセンターの立ち上げや高齢者、障がい者ごみ出し支援事業、救急情報活動事業など。 若者と女性の活力を生かす事業として、市民大綱引き大会事業や平成23年度日本女性会議松江大会の成功に向け、男女共同参画年宣言、おでんサミットや水辺の芸術祭などが計画されています。 元気な子供をはぐくむ取り組みについては、市内の全15中学校区で一斉に取り組みが開始される小中一貫教育の推進、小学校就学前乳幼児の医療費無料化を小学校3年まで拡大、待機児童の解消及び保育環境の充実、学校校舎及び屋内運動場の耐震化を図る改築や耐震強化の事業など、積極的に推進が図られるとされています。 観光文化面では、小泉八雲来日120年記念事業、年間を通じて春夏秋冬のイベントの開催、産業振興と雇用対策では、地場の特産の開発、生産、販売の積極的支援、学校新卒業者を雇用した中小企業に対しての支援など、環境の充実では、新ごみ処理施設の稼働に伴うごみ収集区分の周知に伴う900カ所の説明会の開催、太陽光発電システムの設置経費に対する補助、照明のLED化の推進など、積極的に取り組まれるとしています。また、平成21年度補正予算との連携により、切れ目のない事業の展開も望まれます。 以上、個別について申し上げましたが、昨年に引き続いての事業や新規の事業も多く計画されています。松江市総合計画の根幹をなす定住施策や子育て支援施策の推進、産業の振興、安心・安全なまちづくりの推進などの施策を厳しい財政状況の中、さまざまな工夫や努力が伺える予算編成と判断して賛成します。 なお、子ども手当については、本来国の事業として実施されるもので、全額国費で支給されることが本筋で、地方自治体にその一部を負担をさせるものであり、賛成はできかねますが、全国で松江市の子供だけに支給されないようなことがあってはいけません。 また、市長の思い入れの強い新交通システムLRT導入事業関連の予算についても判断に苦しんだところでありますが、導入の判断をするための調査費であることから可としました。 いずれにしても、執行部と議員はよく車の両輪に例えられますが、執行部の車輪が大きいのか速いのか、議会が遅いのか小さいのかわかりませんが、議員も市民の代表であることを申し添えて賛成討論とします。(拍手) ○議長(三島進) これにて討論を終結いたします。 この際しばらく休憩をいたします。 〔午前11時48分休憩〕 ────────── 〔午後1時00分再開〕 ○議長(三島進) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議第87号議案を除く議案145件並びに請願1件、陳情3件に対する表決に入りますが、初めに議第38号議案から議第54号議案、議第56号議案、議第58号議案、議第59号議案、議第69号議案から議第77号議案、議第79号議案から議第83号議案、議第95号議案及び議第96号議案、以上議案36件について、一件ごとにそれぞれ表決を行います。 この際、議事の都合により議長を交代いたします。 〔議長退席、副議長着席〕 ○副議長(山本勝太郎) 議第47号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 28番石倉茂美議員、34番三島進議員を除斥いたします。 〔28番石倉茂美議員、34番三島進議員除斥〕 ○副議長(山本勝太郎) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○副議長(山本勝太郎) 挙手全員であります。 よって議第47号議案は原案のとおり可決されました。 議第69号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○副議長(山本勝太郎) 挙手全員であります。 よって議第69号議案は原案のとおり可決されました。 石倉茂美議員、三島進議員の除斥を解除し、議長を交代いたします。 〔28番石倉茂美議員、34番三島進議員除斥解除〕 〔副議長退席、議長着席〕 ○議長(三島進) 議第38号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 7番畑尾幸生議員を除斥いたします。 〔7番畑尾幸生議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第38号議案は原案のとおり可決されました。 議第71号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第71号議案は原案のとおり可決されました。 畑尾幸生議員の除斥を解除いたします。 〔7番畑尾幸生議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第39号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 17番桂善夫議員を除斥いたします。 〔17番桂善夫議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第39号議案は原案のとおり可決されました。 議第56号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第56号議案は原案のとおり可決されました。 議第70号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第70号議案は原案のとおり可決されました。 桂善夫議員の除斥を解除いたします。 〔17番桂善夫議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第40号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 31番立脇通也議員を除斥いたします。 〔31番立脇通也議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第40号議案は原案のとおり可決されました。 議第74号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第74号議案は原案のとおり可決されました。 立脇通也議員の除斥を解除いたします。 〔31番立脇通也議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第41号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 16番川井弘光議員、32番比良幸男議員を除斥いたします。 〔16番川井弘光議員、32番比良幸男議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第41号議案は原案のとおり可決されました。 議第58号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第58号議案は原案のとおり可決されました。 川井弘光議員の除斥を解除いたします。 〔16番川井弘光議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第43号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第43号議案は原案のとおり可決されました。 議第76号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第76号議案は原案のとおり可決されました。 議第44号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 19番加藤富章議員、21番篠原栄議員、29番飯塚悌子議員を除斥いたします。 〔19番加藤富章議員、21番篠原栄議員、29番飯塚悌子議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第44号議案は原案のとおり可決されました。 加藤富章議員、篠原栄議員、飯塚悌子議員、比良幸男議員の除斥を解除いたします。 〔19番加藤富章議員、21番篠原栄議員、29番飯塚悌子議員、32番比良幸男議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第42号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 33番出川修治議員を除斥いたします。 〔33番出川修治議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第42号議案は原案のとおり可決されました。 出川修治議員の除斥を解除いたします。 〔33番出川修治議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第45号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 8番吉金隆議員を除斥いたします。 〔8番吉金隆議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第45号議案は原案のとおり可決されました。 議第75号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第75号議案は原案のとおり可決されました。 吉金隆議員の除斥を解除いたします。 〔8番吉金隆議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第46号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 22番加本市郎議員を除斥いたします。 〔22番加本市郎議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第46号議案は原案のとおり可決されました。 議第95号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第95号議案は原案のとおり可決されました。 議第96号議案「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第96号議案は原案のとおり可決されました。 加本市郎議員の除斥を解除いたします。 〔22番加本市郎議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第48号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 23番林干城議員を除斥いたします。 〔23番林干城議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第48号議案は原案のとおり可決されました。 議第59号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第59号議案は原案のとおり可決されました。 議第82号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第82号議案は原案のとおり可決されました。 林干城議員の除斥を解除いたします。 〔23番林干城議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第49号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 24番田中弘光議員を除斥いたします。 〔24番田中弘光議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第49号議案は原案のとおり可決されました。 議第81号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第81号議案は原案のとおり可決されました。 田中弘光議員の除斥を解除いたします。 〔24番田中弘光議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第50号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 11番松蔭嘉夫議員を除斥いたします。 〔11番松蔭嘉夫議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第50号議案は原案のとおり可決されました。 松蔭嘉夫議員の除斥を解除いたします。 〔11番松蔭嘉夫議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第51号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 14番森脇勇人議員、26番森脇敏信議員を除斥いたします。 〔14番森脇勇人議員、26番森脇敏信議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第51号議案は原案のとおり可決されました。 森脇敏信議員の除斥を解除いたします。 〔26番森脇敏信議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第83号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第83号議案は原案のとおり可決されました。 森脇勇人議員の除斥を解除いたします。 〔14番森脇勇人議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第52号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 5番石倉徳章議員を除斥いたします。 〔5番石倉徳章議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第52号議案は原案のとおり可決されました。 石倉徳章議員の除斥を解除いたします。 〔5番石倉徳章議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第53号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 9番森脇幸好議員を除斥いたします。 〔9番森脇幸好議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第53号議案は原案のとおり可決されました。 議第79号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第79号議案は原案のとおり可決されました。 森脇幸好議員の除斥を解除いたします。 〔9番森脇幸好議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第54号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 4番川島光雅議員、27番三島良信議員を除斥いたします。 〔4番川島光雅議員、27番三島良信議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第54号議案は原案のとおり可決されました。 川島光雅議員の除斥を解除いたします。 〔4番川島光雅議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第80号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第80号議案は原案のとおり可決されました。 三島良信議員の除斥を解除いたします。 〔27番三島良信議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第72号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 2番貴谷麻以議員を除斥いたします。 〔2番貴谷麻以議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第72号議案は原案のとおり可決されました。 貴谷麻以議員の除斥を解除いたします。 〔2番貴谷麻以議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第73号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 15番宅野賢治議員を除斥いたします。 〔15番宅野賢治議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第73号議案は原案のとおり可決されました。 宅野賢治議員の除斥を解除いたします。 〔15番宅野賢治議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 議第77号「指定管理者の指定について」を採決いたします。 16番川井弘光議員を除斥いたします。 〔16番川井弘光議員除斥〕 ○議長(三島進) 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第77号議案は原案のとおり可決されました。 川井弘光議員の除斥を解除いたします。 〔16番川井弘光議員除斥解除〕 ○議長(三島進) 次に、議第122号「平成22年度松江市一般会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議第122号議案は原案のとおり可決されました。 議第123号「平成22年度松江市国民健康保険事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議第123号議案は原案のとおり可決されました。 議第136号「平成22年度松江市駐車場事業特別会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議第136号議案は原案のとおり可決されました。 議第142号「平成22年度松江市水道事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議第142号議案は原案のとおり可決されました。 議第143号「平成22年度松江市ガス事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議第143号議案は原案のとおり可決されました。 議第146号「平成22年度松江市病院事業会計予算」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議第146号議案は原案のとおり可決されました。 次に、請願第3号「永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書提出を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって請願第3号は委員長の報告のとおり採択とすることに決しました。 次に、陳情第17号「国保保険料引き上げ中止等を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって陳情第17号は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。 次に、ただいま議決になりました議第38号議案外議案41件及び請願1件、陳情1件を除き、議第1号「松江・安来・東出雲広域連携事業推進基金条例の制定について」外議案102件並びに陳情2件を一括して採決いたします。 議第1号議案外議案102件に対する委員長の報告は原案可決であります。 陳情2件に対する委員長の報告は閉会中の継続審査であります。 以上、委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手全員であります。 よって議第1号議案外議案102件並びに陳情2件につきましては、委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。─────────────────────── △日程第3 議員提出議案第1号 中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の早期全線開通を求める意見書について
    ○議長(三島進) 日程第3、議員提出議案第1号「中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の早期全線開通を求める意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕 議員提出議案第1号  中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の早期全線開通を求める意見書について 上記のことについて、別紙のとおり意見書を提出するものとする。 平成22年3月24日提出       松江市議会議員 南 波   巖          〃    津 森 良 治          〃    森 脇 勇 人          〃    桂   善 夫          〃    田 中 弘 光          〃    森 脇 敏 信          〃    三 島 良 信  中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の早期全線開通を求める意見書 中国横断自動車道尾道松江線及び山陰自動車道は日本海国土軸の根幹である高速自動車国道であり、山陽自動車道、中国縦貫自動車道及び瀬戸内しまなみ海道などと一体となって、高速道路ネットワークを構成する非常に重要な路線である。 国民へ安全・安心を与える強靱な国土構築が求められるなか、両路線の整備は島根県における社会基盤を飛躍的に高めると共に、災害に対する信頼性だけでなく、山陰地方の国際競争力を一層強化するために重要性は一段と増している。 昨年来の世界的な景気の悪化は、日本経済、そして山陰各地の産業にも深刻な影響を与えている。 地域がそれぞれ自立して発展し、都市と地方が一体となってその力を発揮することが必要であり、その根幹的な社会基盤である高速道路ネットワークの整備は、教育・福祉・医療などと同様に国がなすべき基礎的サービスであり、地域間格差を解消するための重要なインフラである。 よって、国において、高速自動車道の整備が遅れている山陰地方にとって真に必要な道路である中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の予算を確保し、早期全線開通が図られるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成22年3月24日             松 江 市 議 会 ○議長(三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって議員提出議案第1号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議員提出議案第1号「中国横断自動車道尾道松江線、山陰自動車道の早期全線開通を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第4 議員提出議案第2号 政府として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書について ○議長(三島進) 日程第4、議員提出議案第2号「政府として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕 議員提出議案第2号  政府として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書について 上記のことについて、別紙のとおり意見書を提出するものとする。 平成22年3月24日提出       松江市議会議員 南 波   巖          〃    森 脇 勇 人          〃    桂   善 夫          〃    田 中 弘 光          〃    森 脇 敏 信          〃    三 島 良 信  政府として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書 地方の声を国政に伝える上で、主権者の代表たる地方自治体の首長が、中央政府に対し陳情することは極めて重要な手段である。 民主党は、去る11月12日開催された同党の全国幹事長会議において、いわゆる「陳情一元化」の方針が決定されたところである。 これに対して地方自治体から「国に地方の声が届くのか」と不安や危惧する声が多く聞こえている。原口一博総務大臣も記者会見で「地方自治体の長は選挙で選ばれた地域住民の代表であり中央政府とアクセスするのに何か制限があることはあってはならない」との趣旨の発言をしている。 本来、政治と行政の役割は切り離して考えるべきであり、特に多様化、専門化している行政への要望等を立法府を構成する政党が一元化して受けることで、事実上、行政へ直接要望する機会を奪うことになり、憲法で保障する国民の請願権を侵害することにもつながりかねない。 よって、国においては、行政府として直接地方の声に耳を傾け、しっかりと受け止める適切な仕組みを保障するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成22年3月24日             松 江 市 議 会 ○議長(三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって議員提出議案第2号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議員提出議案第2号「政府として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第5 議員提出議案第3号 選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書について ○議長(三島進) 日程第5、議員提出議案第3号「選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕 議員提出議案第3号  選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書について 上記のことについて、別紙のとおり意見書を提出するものとする。 平成22年3月24日提出       松江市議会議員 南 波   巖          〃    森 脇 勇 人          〃    田 中 弘 光          〃    森 脇 敏 信          〃    三 島 良 信  選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書 昨年9月30日、法務大臣、男女共同参画担当大臣が選択的夫婦別姓制度導入を柱とする民法改正案を通常国会に提出する意欲を表明している。 しかし、選択的夫婦別姓に関する国民世論は分かれており、国民的合意には至っていない。 今日、核家族化など家庭を取り巻く環境の変化に加え、離婚の増加、児童虐待等、家族の絆が希薄になっており、伝統的家族の価値観を尊重する国民感情も根強くある。 本来、民法は家族を保護するための基本的な法制度であり、安定した家庭生活が営まれるよう夫婦関係、親子関係等を保護するものである。 従って、選択的夫婦別姓制度が導入されることになれば、夫婦一体感の希薄化、ひいては離婚を推奨するが如き社会システムの形成に繋がるのみならず、親子別姓、兄弟姉妹別姓をもたらすこともあり、子どもの心に傷を与えることになりかねず、我が国の将来に大きな禍根を残すことになる。一部から旧姓使用を求める声があるが、これについては民法を改正する必要はなく、各分野の運用面での対応等で現実的方策による解決を図るべきである。 よって、婚姻制度や家族のあり方に極めて重大な影響を及ぼす選択的夫婦別姓のための民法改正を行わないよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成22年3月24日             松 江 市 議 会 ○議長(三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって議員提出議案第3号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 29番飯塚悌子議員。 〔29番飯塚悌子議員登壇〕 ◆29番(飯塚悌子) 日本共産党議員団の飯塚悌子でございます。 議員提出議案第3号「選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書について」反対討論を行います。 選択的夫婦別姓を含む民法改正について、千葉景子法務大臣は先般、既に法制審議会で改正の合意は得られている、最大限努力したいと表明いたしました。民法改正案は、1996年法制審議会で決定され法務大臣に答申されてから、既に14年経過しています。 選択的夫婦別姓とは、それぞれの意思に基づいて夫婦同姓か別姓かを選択できる制度改正を求めるもので、憲法第13条の個人の尊重、同第14条の法のもとの平等の理念にかなったものです。松江市は、平成17年3月31日、男女共同参画推進条例を制定し、男女の個人としての尊厳が重んぜられ、個性豊かに生き生きと暮らせる地域社会の早期実現を目指すことを表明いたしました。この点からも、選択的夫婦別姓を含む民法改正実現は当然ではないでしょうか。 松江市議会基本条例第11条第2項では、議員提出議案等について、議員相互間の十分な論議を尽くして、つまり議会の意思を決定する場合には、十分な議論を尽くして合意形成に努めることをうたっています。この条例の趣旨からも、議員提出議案第3号は採択すべきではありません。議員諸氏の賢明なる御判断を求めて討論を終わります。(拍手) ○議長(三島進) ほかに討論はありませんか。 7番畑尾幸生議員。 〔7番畑尾幸生議員登壇〕 ◆7番(畑尾幸生) 市民クラブの畑尾でございます。 議員提出議案第3号に対して反対討論を行います。 少し長くなりますが、法律論も含めてさせていただきたいと思います。 先ほど、飯塚議員より御紹介ございましたが、民法改正案は1996年に法制審議会で決定されております。その内容は、選択的夫婦別姓や非嫡出子、いわゆる婚外子の子供の相続差別撤廃を盛り込んだものであります。 そもそも、現憲法は第13条で、個人の尊重、幸福追求権、公共の福祉を、そして第14条で、法のもとの平等を定めています。また、第24条では第13条、第14条の内容の繰り返しになるにもかかわらず、特に家族生活における個人の尊重と両性の平等を別項目として定めています。この第24条が、法制定上は旧制度下の家制度や家父長制を否定していることは周知のとおりであります。 これら憲法の規定は、夫婦の姓、いわゆるかばねです、氏についてはもちろん、人の氏名に関することは何ら規定していません。したがって、個人の尊重や幸福追求権、両性の平等といった憲法の基本原則に照らすと、それらを侵害しかねない夫婦同姓──以下法律的に言いますと夫婦同氏と呼びます──等を強要する民法の規定に疑念を抱くほうが、論理的には自然であります。 民法は、その第739条1項で、戸籍法による婚姻の届け出を規定し、法律婚主義を定めています。また、第750条で──夫婦同氏と読ませていただきます──夫婦同氏を定めていますので、夫婦が別の氏を名乗ることや新しい氏、新設の氏を称したり、また当事者が氏の決定をしない場合は婚姻ができないことになります。事実上、この規定は婚姻の効力というより、婚姻の成立要件となっています。 しかしながら、民法第767条2項では、離婚後の婚氏を続称、続けて唱えることを認めています。この制度は、よいか悪いかはこの際置いておきますが、婚姻の入り口ではどちらかを選べと二者択一であるのに対して、終点である離婚では選択肢が広いという矛盾を生じさせています。 次に、戸籍法は実体法の民法の下位法として、第6条に夫婦、親子同氏同一戸籍の原則を規定しています。制度上、氏が戸籍編成の基準となっていることから、氏にこのような身分としての性質が認められることは、旧民法の家籍の概念を引きずっていると言えます。 また、第9条では戸籍筆頭者、第14条1項では戸籍の記載順序を定め、戸籍筆頭者を事実上戸籍編さんの基準としていますが、旧民法下における戸主──家の主とは違い、実体法上何ら意味を持たず、単なるインデックス、取り出す際の便利なものというように利用されるのにすぎないのが実態上の手続であります。世間一般の概念では、観念的なものでありますけれども、この戸籍筆頭者という記述に、形式以上の何か権威的なものを感じさせる役割を果たしています。 氏は家名と結びついています。また、最も国民に浸透している家意識は、嫁入り婚的発想であり、改氏、いわゆる姓を変える女性は嫁に行く、嫁をもらうと言うが、改氏しない男性は婿に行く、婿をもらうとは言わないし、男性が改氏する婚姻を選ぶと婿養子になると言います。現行の法制度には、これらの言葉と発想がありませんが、今なお根強く国民の間に残っていることは否めない事実でございます。この結果、婚姻に際して男性の氏を名乗るケースが96%に上りますから、男女の平等という観点では、改氏による不利益は女性に多く生じていることは事実です。 結婚年齢が高くなった現在では、女性の結婚までの社会的な活動範囲は長くなっていますから、結婚までに得られたキャリアは、改氏によって相当な社会的打撃を受け、また精神的な苦痛も増大していると考えられます。 いわゆる通称使用をもっと素直に柔軟に行えるようにと、この意見書にも書いてございます。現行民法で決められた夫婦同一の氏が、免許証その他の資格、さまざまな分野で本名を必要とする社会である限り、女性の負担は大きいと言えます。そもそも通称使用で名高い自民党の女性の国会議員が、声高に夫婦別姓は家族制度の否定だと言っていますが、これはブラックジョークと言わざるを得ません。今日における核家族化、一人息子、娘の増大など、家族の形が変わったからこそ、夫婦別氏も婚姻における選択の一つと考えるべきであります。 実際問題、具体的に夫婦別氏を望む人の数が多いわけではありません。夫婦別氏を法制度化しても、夫婦同氏を望む個人の権利に何ら影響を及ぼすものではありません。2006年に内閣府が行った調査によれば、60歳未満の年齢層では、選択的夫婦別姓に導入賛成する人が反対する人を上回っています。夫婦一体感の喪失とか、離婚が増大するとか、兄弟姉妹別氏による子供への傷とかの論は、世論の受けとめ方としてはいささか皮相にすぎないと思います。 また、昔の家族制度、つまり伝統的な家族主義価値観は、言ってみれば女性の男性に対する服従、長子──一番上の子とその他の子供の差別的取り扱いは当然とし、甚だしきは、あってはならないことですが、親権絶対の考え方から、親が借金のカタに子供の身売りをさせたケースすらあるわけです。現民法が、戦争という災禍を経て、不十分であっても新しい家族、親族制度に改められた歴史を無視したものであってはなりませんし、それだけに不断の見直しが問題です。そして、見直しを必要としています。 さらに、日本における民法、家族法の改正のおくれは、国連でも繰り返し問題にされてきたところであり、2009年には女性差別撤廃委員会は家族法改正を最優先課題として指摘し、その実施に関する書面での詳細な情報を2年以内に提出するよう求めており、早期の法改正を厳しく日本の政府に勧告したところであります。 このように、家族法のあり方は時代とともに、また国際社会の動向ともあわせ、具体的に改めていくべき時代が来たと言えます。2010年には、松江市は男女共同参画都市宣言を、来年2011年には日本女性会議を松江市で開かれます。この会議を開催する都市の市議会として、むしろ夫婦同姓を望む人、別の姓、氏を希望する人など、女性はもちろん男性も、多様な選択を自己決定権として保障する社会の実現に向けていくべきときであると考えます。 本議案を議員の皆様の時代感覚と良識に期待をして、否決されるようお願いを申し上げまして討論を終わります。(拍手) ○議長(三島進) ほかに討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) ほかにないようでございますので、これにて討論を終結いたします。 これより議員提出議案第3号「選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第6 委員会提出議案第1号 永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書について ○議長(三島進) 日程第6、委員会提出議案第1号「永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕 委員会提出議案第1号  永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書について 上記のことについて、別紙のとおり意見書を提出するものとする。 平成22年3月24日提出         総務委員長 森 脇 幸 好  永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書 国民主権の原理に基づく参政権については、日本国憲法第15条第1項では、「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」と規定し、また、第93条第2項では、「地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する」と規定している。 同項中の「住民」の解釈として、平成7年2月28日の最高裁判所判決では「住民とは地方公共団体の区域内に住所を有する日本国民を意味するものと解するのが相当である」としていることから、日本国民ではない永住外国人に対し、地方公共団体の長及び議会の議員の選挙権を付与することは、国の最高法規である憲法上問題があると言わざるを得ない。 一方、国籍法第4条において、「外国人は、帰化によって、日本の国籍を取得することができる」と規定していることから、外国人が参政権を取得するには帰化によるべきものと考える。 よって、国におかれては、永住外国人に対する地方参政権付与に関する法律を制定することのないよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成22年3月24日             松 江 市 議 会 ○議長(三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって委員会提出議案第1号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 7番畑尾幸生議員。 〔7番畑尾幸生議員登壇〕 ◆7番(畑尾幸生) 再び壇上に立ちますが、永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書に関する反対討論を行います。 時間もございませんので、端的にお話をさせていただきます。 日本には約200万人の外国籍の人たちが住んでいらっしゃいます。そのうち、永住資格や特別永住資格を持っている人は約90万人、このうち約50万人が中国、台湾とブラジル出身者。あわせて、特別永住者資格というのは、日本の旧植民地出身の人たちで、戦前に出稼ぎや強制連行で日本へ来て、戦後は外国人として日本に住むことになった人たちです。この数が約40万人、そのほとんどは韓国、朝鮮籍の人たちで、1%くらいが台湾出身者ということになっております。 本意見書では、国民主権という原理をおっしゃっていますが、近代政治の原理の一つととらえて結構でございますが、これは主権が君主でなく人々にあるという意味で、国籍による排除を意味するものではありません。参政権というのは、その国に所属する人々が国という仕組みを通して政治に参加する仕組みですが、在日の人を初めとした永住外国人は、日本の社会の一員として長く暮らしている人たちであり、日本で生まれ育った人も多く、地域の一員として暮らし、税金も納めています。この人たちに参政権がなく、社会の重要な決定に参加できないというのは、現実を無視しています。日本の社会は日本人だけのものでなく、そこに暮らすすべての人のものではないかと思います。 国家論だけで、もし外国人の人権、権利保障を切り捨てるというのは、いわば帝国主義が幅をきかせた19世紀の思想と言えます。今日の世界は、国際社会の中で、人々が国家という枠組みを超えて話し合い、互いに協力し合っていく時代、これこそ国際化時代というのではないでしょうか。 永住外国人が総理大臣になれるか、外交官になれるかという話をしているのではございません。地方参政権に限って言えば、地方行政のほとんどが住民サービスに関することだから、国籍のあるなしよりも住民としてその地域に暮らしていることが重要なことだと考えます。 この意見書では、帰化のことも述べられています。御存じのとおり、国籍の仕組みはアメリカは生地主義、お父さん、お母さんがどこの国でも、アメリカで生まれればアメリカ人です。また、フランスなどでは二重国籍も認めています。日本の帰化制度は、余りに厳密であり国籍を取得するには長い年月をかける必要があり、従来から名前も日本風に改めろと指導するということがありまして、過酷に過ぎると言われています。 また、特別永住資格者に固有の問題としては、日本の植民地政策、アジア侵略と無縁でなく、権利を保障されたければ、まず日本に帰化すべきだというのは余りにも無神経だし、問題の本質にふたをするものではないでしょうか。 もう一度繰り返しますが、国民主権というのは、主権が君主でなく人々にあるとの原理であり、憲法第11条、国民はすべての基本的人権の享有を妨げられないの、国民をもし日本国籍保有者としたら、外国人には基本的人権がないことになってしまいます。憲法第14条の法のもとの平等、人種、信条、性別、社会的身分または門地により差別されない。これをもし国民を国籍保有者に限定すれば、外国人は差別して構わないということになってしまいます。基本的人権は、人類普遍の原理であるというのが憲法の根幹であり、国籍の有無で基本的人権が制限されるという考え方は、明らかに憲法の理念から外れています。 だからこそ、意見書が言う、最高裁はどうしても住民とは地方公共団体の区域内に住所を有する日本国民という本文ではしたんだけれども、法律で永住外国人に自治体の長、議員の選挙権を付与することは憲法上禁止されてないという逃げを打っているんです。しかも、憲法第93条第2項では、地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が直接これを選挙するとされています。ここでは、国民でもなく、国民固有でもなく、住民と記されています。地方参政権は、憲法にはっきり住民となっていることを改めて指摘しておきます。 最後に、永住外国人に地方参政権を与えることについて、昨年11月24日の毎日新聞世論調査では、59%が賛成、反対の31%の倍近くあり、また世代別では30から50代の6割以上が賛成、70代以上では半分以下の賛成は46%になっています。本年1月19日の朝日新聞世論調査では、賛成が60%、反対が29%、30代、40代では賛成が7割を超え、60代は54%、70代は37%の結果となっています。政党支持では、民主党支持の方は半分以上の賛成で、反対の方の2倍以上賛成がいます。ちなみに、自民党支持者では毎日新聞では賛成は49%です。反対が42%、朝日新聞では賛成と反対が45%で並んだと。したがって、自民党の支持者でも賛成、反対の比率は拮抗しています。 国際化時代にふさわしい日本をとにかく宣伝し、国際社会に開かれた日本、国際社会に対応できる日本を唱える方が多いにもかかわらず、突然古臭いナショナリズムが飛び出してきたのには正直驚いています。当市議会では、既に永住外国人の地方参政権付与を旧松江市議会で決議しております。今回改めて付与に反対する意見書が出されたことは、本当の国際化時代にふさわしいものかどうか、本議案を否決されるよう議員各位の見識、良識に期待をし、討論を終了いたします。 ○議長(三島進) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) ほかにないようでありますので、これにて討論を終結いたします。 これより委員会提出議案第1号「永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(三島進) 挙手多数であります。 よって委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第7 陳情第18号~陳情第20号 ○議長(三島進) 3月24日までに陳情3件を受理いたしました。 お諮りいたします。 陳情第18号「選択的夫婦別姓制度の法制化に反対することについて」、陳情第19号「永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対することについて」及び陳情第20号「人権擁護法の成立に反対することについて」は、総務委員会に付託し、閉会中の継続審査といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三島進) 御異議なしと認めます。 よって陳情第18号外陳情2件は、総務委員会に付託し、閉会中の継続審査とすることに決しました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。 この際、松浦市長より発言の申し出がありますので、これを許します。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕 ◎市長(松浦正敬) 閉会に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げたいと思います。 今議会に提案をいたしました新年度予算案や条例案件などの議案につきまして、1カ月の長期にわたり慎重に御審議をいただいて、先ほど原案どおり御議決をいただきましたことに対しまして、まずもって厚く御礼を申し上げます。 今後の事業の執行などに当たりましては、審議の過程でいただきました御意見、御指摘、また委員長報告の御趣旨などに十分配慮しながら、適切に実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。 今年度も、大変厳しい社会経済環境の中での市政運営となりますけれども、施政方針で申し上げましたように、今年度中に進むべき方向性を示す課題といたしまして、大橋川改修事業の着手、東出雲町との合併、原発特措法の延長、この3つの課題を掲げたわけでございますけれども、この課題につきましては市民の皆様方に安心し、そして納得していただける成果を出せますように全力で取り組んでまいる所存でございます。 今、私たちはかつて経験したことのない時代の大きな転換期の中におります。市政発展のためにも、全市一丸となってこの難局の打開に向けて取り組んでいかなければなりません。 桜の開花宣言もなされ、日一日と春の訪れが感じられるようになりました。本市を取り巻きます厳しい経済状況にも、ようやく春の兆しが見えてきているようではありますけれども、まだまだ実感できるまでには至っておりません。私は、市議会の皆様方、そして市民の皆様方と力を合わせて、そして心を合わせて、引き続き元気と夢があふれるまちづくりに邁進してまいる所存でございます。 最後になりましたが、今後とも議会の皆様方の御理解、御支援を賜りますようにお願いを申し上げまして、簡単でございますけれども、お礼のごあいさつとさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手)─────────────────────── △日程第8 閉会 ○議長(三島進) これにて平成22年第1回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午後2時09分閉会〕...