平成21年第4回 6月定例会 平成21年第4回
松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 平成21年7月3日(金曜日)午前10時開議 第1
委員長報告(議第104
号議案~議第126号議案、承認第1
号~承認第26号、請願第1号、陳情第1号外6件) 第2 表 決 第3
議員提出議案第7号
基地対策予算の増額を求める
意見書について 第4
議員提出議案第8号
核兵器廃絶の
国際条約締結をめざし、政府の
具体的努力を求める
意見書について 第5
委員会提出議案第1号
脳脊髄液減少症患者の救済を求める
意見書について 第6
委員会提出議案第2号
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書について 第7 閉会中の
継続調査付託 第8 閉 会────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件
委員長報告(議第104
号議案~議第126号議案、承認第1
号~承認第26号、請願第1号、陳情第1号外6件) 表 決
議員提出議案第7号
基地対策予算の増額を求める
意見書について
議員提出議案第8号
核兵器廃絶の
国際条約締結をめざし、政府の
具体的努力を求める
意見書について
委員会提出議案第1号
脳脊髄液減少症患者の救済を求める
意見書について
委員会提出議案第2号
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書について 閉会中の
継続調査付託 閉 会(
日程追加) 議第106
号議案訂正の件について────────────────────────────────────────出 席 議 員(33名) 1 番 野 津 直 嗣 2 番 貴 谷 麻 以 3 番 野 津 照 雄 4 番 川 島 光 雅 5 番 石 倉 徳 章 6 番 田 中 明 子 7 番 畑 尾 幸 生 8 番 吉 金 隆 9 番 森 脇 幸 好 10 番 山 本 勝 太 郎 11 番 松 蔭 嘉 夫 12 番 南 波 巖 13 番 津 森 良 治 14 番 森 脇 勇 人 15 番 宅 野 賢 治 16 番 川 井 弘 光 17 番 桂 善 夫 18 番 斎 藤 菊 市 19 番 加 藤 富 章 21 番 篠 原 栄 22 番 加 本 市 郎 23 番 林 干 城 24 番 田 中 弘 光 25 番 片 寄 直 行 26 番 森 脇 敏 信 27 番 三 島 良 信 28 番 石 倉 茂 美 29 番 飯 塚 悌 子 30 番 田 中 豊 昭 31 番 立 脇 通 也 32 番 比 良 幸 男 33 番 出 川 修 治 34 番 三 島 進───────────────────────欠 席 議 員(1名) 20 番 板 垣 亨───────────────────────
事務局職員出席者 事務局長 落 部 厚 志 次長 久 保 田 賢 司
議事調査課長 桔 梗 和 夫 書記 高 橋 浩 三 書記 門 脇 保 書記 長 嶋 一 郎 書記 永 吉 弘 宜 書記 永 見 玲 子 書記 古 川 進───────────────────────説明のため出席した者 市長 松 浦 正 敬 副市長 小 川 正 幸 副市長 中 村 光 男
政策部長 川 原 良 一
総務部長 野 津 精 一
総務部次長 意 東 茂 喜
財政部長 原 厚
産業経済部長 能 海 広 明
観光振興部長 森 秀 雄
市民部長 渡 部 厚 志
健康福祉部長 柳 原 知 朗
環境保全部長 青 木 保 文
都市計画部長 安 井 春 海
建設部長 中 島 広
会計管理者 荒 川 具 典 消防長 宅 和 勝 美
教育委員会委員長久 保 田 康 毅 教育長 福 島 律 子 理事 友 森 勉 副教育長 瀧 野 一 夫
水道局長 原 憲 二
水道局業務部長 松 浦 俊 彦
水道局工務部長 内 田 貞 文
ガス局長 松 本 修 司
交通局長 清 水 伸 夫
市立病院院長 錦 織 優
市立病院事務局長星 野 芳 伸─────────────────────── 〔午前10時00分開議〕
○議長(
三島進) おはようございます。これより本日の会議を開きます。───────────────────────
△
日程追加 議第106
号議案訂正の件について
○議長(
三島進) お諮りいたします。 市長から、議案を訂正いたしたい旨の申し出があります。 「議第106
号議案訂正の件について」を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 御異議なしと認めます。 よって「議第106
号議案訂正の件について」を日程に追加し、議題とすることに決しました。 職員に資料を配付いたさせますので、そのまましばらくお待ち願います。 〔
資料配付〕
○議長(
三島進) 市長から、
議案訂正の理由の説明を求めます。
松浦市長。 〔
松浦正敬市長登壇〕
◎市長(
松浦正敬) 平成21年第4回
市議会定例会に提出をいたしております議案の訂正につきまして御説明を申し上げます。 訂正をお願いいたします議案は、議第106号 松江市
法令遵守推進条例の制定についてでございます。 この議案の内容の一部につきまして、去る6月25日に開催されました
総務委員会での御審議を踏まえ、お手元にお配りいたしております資料のとおり訂正することといたしましたので、
松江市議会会議規則第18条第1項の規定により承認を求めるものでございます。何とぞよろしく御審議の上、御承認をいただきますようにお願い申し上げる次第でございます。
○議長(
三島進) ただいまの
訂正理由に対する質疑はありませんか。 25番。
◆25番(
片寄直行) ただいまの議案の訂正の理由は、25日の
総務委員会の
審議経過を踏まえてということでしたが、いろんな意見が出たんですね、この
総務委員会では。
不当要求行為等の定義があいまいではないかとか、あるいは審議会に市民が直接物を言うルートを開くべきではないかとか、その中の一つとして、第12条や第13条の意見も出ました。私が市長に伺いたいのは、私はこの第12条、第13条の条項というのは、職員の
内部告発権を保障した条項だろうと思っておりまして、この部分がすべて削除されるということになると、職員の
内部告発ということがこの条例の中には保障されない、そういうことになってしまうのではないかと。そうすると、この条例の目的である市民に開かれたとか、あるいは公正な政治を求めるだとかというあたりが薄らいでくるようにも思えるわけです。 伺いたいのは、市長、やっぱり職員の
内部告発というのは、今日必要な制度だというようには思われませんか。なぜこの条項のそうしたことを削除することを了とされたのか。この2点について伺いたいと思います。
○議長(
三島進)
松浦市長。
◎市長(
松浦正敬) 詳細につきましては
総務部長のほうからお答えをさせていただきますけれども、
内部告発等の制度につきましては、国の法律あるいはそれに基づく私どもの要綱等でそうした規定を設けておりますので、そうした担保はできるものと思っております。したがいまして、今回の
総務委員会の議論等々を踏まえまして、こうした重複するような規定につきましては必要ないものというふうに思った次第でございます。
○議長(
三島進) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) これをもって
訂正理由に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております「議第106
号議案訂正の件について」は、これを承認することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手多数であります。 よって「議第106
号議案訂正の件について」はこれを承認することに決しました。 この際しばらく休憩いたします。 〔午前10時05分休憩〕 ────────── 〔午前10時59分再開〕
○議長(
三島進) 休憩前に引き続き会議を開きます。───────────────────────
△日程第1
委員長報告
○議長(
三島進) 日程第1は「
委員長報告」であります。
今期定例会において各
常任委員会及び
議会運営委員会の審査に付した議第104号「松江市
ふるさと市町村圏振興基金条例の廃止について」から議第126号「平成21年度松江市
病院事業会計補正予算(第1号)」まで議案23件、承認第1号「
専決処分の報告について」から承認第26号「
専決処分の報告について」まで承認26件並びに請願1件、陳情7件を議題とし、
所管委員会における審査の経過並びにその結果について、それぞれ
委員長の報告を求めます。
森脇幸好総務委員長。 〔9番
森脇幸好議員登壇〕
◆9番(
森脇幸好)
今期定例会において
総務委員会に付託になりました議案8件、承認15件、陳情1件について、6月25日と本日
委員会を開催し審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議第104号「松江市
ふるさと市町村圏振興基金条例の廃止について」と議第113号「
松江地区ふるさと市町村圏振興協議会の廃止について」は関連があり
一括議題とし、質疑に対し、
執行部より、基金の元金には
県補助金が含まれ、県は返還をしてもらいたい意向であるが、市としては現在、県に対してこの圏域の振興に資する事業に使えるよう要望している段階であるとの答弁があり、討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第105号「
松江市議会の議決すべき事件を定める条例の制定について」は、質疑はなく、一委員より、公表という手続上、不十分であったことは認められ、今後
議会軽視とならないよう対応をお願いし賛成するとの意見があり、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 次に、議第106号「松江市
法令遵守推進条例の制定について」は、6月25日の審査では、質疑に対し、
執行部より、市役所内において年に二、三件
問題の事案が発生し、警察に相談する事例もある。市役所に
法令遵守の体制が未整備であることから、組織的に対応する仕組みを明確に整備することで職員も安心して業務に専念ができるようになると考えている。 第2条第5項の
不当要求行為等の中の特定の者に対して著しく有利な、または不利な
取り扱いについて、
法令遵守対策委員会や
審査会で当然議論になるところだと思うが、具体的な例として、要件を満たさない税の
減免要求や施設への
優先入所の要求など、あらゆる分野で
不当要求が考えられるのではないかと思っている。市民からさまざまな提言、要望、相談があるが、その中には、ごくまれに
不当要求に近いものもあると思われる。市の職員はいかなる要求であったとしても第一義的には
誠心誠意理解を得るために説明、説得をする努力をするが、それでもなお常識を逸脱した行為を行い、大声を出されるとか無理な要求を繰り返される場合は、
不当要求行為として対応することになると考えている。 第12条において、職員がその他の職員が行う違法な行為を発見した場合などについて
審査会に通知をすることは乱用される懸念もあることから、第3項で不正の利益を得る目的などで行ってはならず、公共の利益のために行うように規定している。また、第4項では、実名により行うと規定していることから、真に必要な場合のみ
審査会への通知がされるもので、職員が萎縮するようなことはないと思っており、むしろ安心して職務に専念できると考えている。また、実施の際には、職員に条例の趣旨を周知するとともに、全
職員対象の研修を行い、理解を得た上で実施をしたいと考えている。 第17条の
市議会議員等の活動を不当に妨げることのないように留意することについては、議員は市民の声を市政に届けることが本来の役割であり、そういった行動に対して心理的な影響等を与えることがないよう配慮する条項であるなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、第2条第5項第1号をわかりやすく整理し、第12条は職員が他の職員を
内部告発することであり、これは職場の雰囲気やモラルの低下につながるおそれがあるので削除し、第17条も
全文削除をするよう
執行部において前向きに取り組んでいただきたい。一委員からも、前述のほか、第2条第4項の要望等について、市民は自分が行った行為が法に抵触するかどうかわかりかねるので整理をお願いしたい。また、一委員より、市民が直接
審査会に対して申し立てができる仕組みが必要であると思うとの意見があり、継続的に審査を行うことになりました。 本日、本案の一部訂正がありましたので、先ほど
委員会を開催し審査をいたしました。質疑に対して、
執行部より、25日の意見を踏まえ、さまざまな角度から検討し、本条例を訂正した。条例上、非公開の条文がなく、規則にゆだねている。
審査会には個人の名称等が出ることとなるので、規則で
原則非公開とするよう考えているなどの答弁があり、一委員から、
審査会が
原則非公開であることを規則にゆだねることは
問題であり、条例上に明記すべきである。他市では、
内部告発制度を採用しているのに、第12条、第13条を削除するのは
問題である。市民の立場に立った部分が欠落しているので否決。また、一委員からは、25日の
総務委員会の意見を踏まえて訂正されたものであり賛成するとの意見があり、採決の結果、賛成多数により原案可決すべきものと決しました。 議第107号「松江市職員の
退職手当に関する条例等の一部改正について」は、質疑に対し、
執行部より、一
たん差しとめをしてその起訴の判決が確定したときに、無罪の判決ならば差しとめ処分を取り消すことはこの条例でできるが、支給しないとした処分の後、
懲戒処分の取り消しについては、判例により
処分権者が直接取り消すことはできず、例えば
公平委員会や
行政事件訴訟で裁判所の判決になるなどの答弁があり、討論では意見はなく、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第108号「松江市
国民健康保険条例の一部改正について」は、質疑に対して、
執行部より、
産科医療補償制度の説明と、今回の改正は特別な
財政措置がある暫定的なものであり、現行の支給額に加算する4万円分は国が2分の1、市が6分の2の補助、保険料として6分の1負担することになっており、市の6分の2は地方交付税措置されるとの答弁があり、討論では意見はなく、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第120号「平成21年度松江市
一般会計補正予算(第2号)」中は、質疑に対し、
執行部より、
地域情報基盤整備事業費について、今後
デジタル化になった場合に、
地上デジタル電波が届きにくいエリアが約2%あり、また
ケーブルテレビの
ハイビジョン化に対応する取り組みが現在残された課題であると考えている。
地域振興事業費は各支所のコミュニティーの
推進活動を活性化するため、特色ある事業を提案してもらい、その経費の補助を行うものである。また、支所の
充実強化については、地域で活動されている団体や
地域住民のニーズを的確、迅速に把握していく機能や
コーディネート機能を強化していくことであり、本庁としてもそのことをしっかりと受けとめ、スピーディーに対応していくことだと思っている。本庁でのRubyを活用した
開発計画は、
児童クラブの利用料、女子高の授業料、
幼稚園保育料、
公園墓地等の
収納管理や
名簿管理のシステムなどの開発を計画しているなどの答弁があり、討論では意見はなく、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第121号「平成21年度松江市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、質疑、
意見ともになく、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第1号「
専決処分の報告について(松江市
税賦課徴収条例等の一部改正について)」から承認第5号までの承認5件は、
地方税法の改正に伴い関連があるため
一括議題とし、質疑の後、討論では意見はなく、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第6号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市
一般会計補正予算(第8号))」中は、質疑に対し、
執行部より、
定額給付金の未
申請世帯は現在3,757世帯であり、単身者の65歳未満の方が70%、単身の高齢者の方も多少あり、傾向として、特に
アパート等に暮らしている方が目立っている状況である。これらの方には何回も通知し、申請いただくよう努力しているが、今後は訪問も含めて対応していくことも考えているとの答弁があり、討論では意見はなく、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第7号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号))」から承認第10号まで、承認第12号、承認第18号から承認第20号まで及び承認第26号の承認9件の
専決処分の報告については、それぞれ討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく承認すべきものと決しました。 陳情第1号「国保の
資格証明書をめぐることについて」は、
執行部にも同様のものが提出されており、平成12年の法改正により、負担と給付の公平公正の観点から、1年以上の
未納保険料を有する世帯に対し
資格証明書を交付することが国において義務づけられ、法に従い発行している。また、
納付相談の機会をふやしたり、訪問や休日、夜間の
納付相談窓口の開設、
多重債務相談などきめ細かく
収納対策を行っている。さらに、平成20年12月から松江市独自の措置として、16歳から18歳以下の子供に対して、申請により4カ月の
短期保険証を交付している。今後も引き続き周知を図り、滞納者の
状況把握に十分努めながら、現行の
取り扱いを継続していくとの説明がありました。 質疑に対し、
執行部より、18歳以下の
短期保険証について窓口で交付することを基本としているが、
訪問相談に伺った際に
短期保険証の申し出があった場合も発行する。また、国からの通知では
資格証明書の運用に係るこれまでの考え方を変更するものではないことが1点と、子供以外の者について窓口での申し出がなされた場合には、
資格証通知の考え方も踏まえ、
資格証明書が
納付相談の機会を確保することが目的であることをかんがみ、
短期保険証の交付の必要性を判断するものであるとの国から通知があり、従来の考え方を変えるものではないと思っている。
周知方法としては、
対象世帯に文書で通知するとともに、市内の
医療機関すべてに
周知文書を送っている。また、今後は
訪問調査等も行いながら、事情を把握し、状況に応じ対処するなどの答弁がありました。 討論では、一委員から、国保の
会計分析、
財政分析をする中で考えてみる必要もあり、また
実態調査の状況を見守る必要もあることから
継続審査。また、一委員からは、
国民健康保険はそれぞれ保険料を負担し、公費も入れながら
国民全員で助け合う制度であり、陳情にあるように機械的に保険証を発行することは制度の趣旨から外れる。また、当然のことであるが、
厚生労働省の通知にも事情をよく精査してとあることから、本陳情は不採択との意見がありました。 本日、結論を出すべきとの意見と
継続審査とすべき意見とに分かれましたので、採決の結果、
継続審査は
挙手少数により否決され、本件について採決をした結果、陳情第1号は不採択すべきものと決しました。 以上で
総務委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより
総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって
総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
吉金隆教育民生委員長。 〔8番
吉金隆議員登壇〕
◆8番(吉金隆)
今期定例会において
教育民生委員会に付託となりました議案6件、承認3件、請願1件、陳情3件につきまして、去る6月26日
委員会を開催し審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議第109号「松江市
乳幼児等医療費助成条例の一部改正について」及び議第110号「松江市
地域活動支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について」の議案2件については、質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第114号「
松江市立生馬小学校大
規模改修(建築)2期工事の
請負契約締結について」では、落札率はどのくらいであったか。今までにない落札率だが、工事に対する影響などはないかなどの質疑があり、
執行部より、落札率は73.8%である。
予定価格の85%として設定している
調査基準価格を下回っていたが、松江市
公共工事低
入札価格調査委員会での審査の結果、
失格基準には該当しなかったため落札したものであるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第115号「財産の取得について」は、質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第120号「平成21年度松江市
一般会計補正予算(第2号)」中では、
社会福祉費の
緊急通報体制等整備事業補助金について、従前の補助で500世帯くらい設置しているが、この上500世帯も必要か。
オプション費用の
取り扱いについて。500世帯より多くの申し込みがあった場合、今後拡充の予定はあるかなどの質疑があり、
執行部より、既設のものは突発的な疾病の方を
判定委員会に諮り無償で設置したものであるが、今回は一般の
高齢者世帯、独居などの世帯を対象に設置するものである。設置費の2万円を上限とする補助とし、防犯などに関する
オプション等は
自己負担である。今後については反響を見て検討したいなどの答弁がありました。 また、
ホームヘルパー資格取得支援事業については、不況ということで昨年を上回る見込みを立てておられるのか。
研修補助費なども出るのかなどの質疑があり、
執行部より、昨年は87名の申請があり、予算を上回ったため、今年度追加で行ったものである。今年度も4月からの2カ月で既に50名の受講を得ている。この支援は受講料についてであり、
研修補助費などは想定していないなどの答弁がありました。
児童福祉費では、
子育て応援特別手当の今後のスケジュールについての質疑があり、
執行部より、県から詳細は明示されていないが、基準日は10月1日の方向で検討中で、平成15年4月2日から平成18年4月1日までの間に生まれたお子さんを対象とすることになると思っている。11月過ぎから該当の世帯に
申請案内書類を送付し、半年を受け付け期間として逐次
給付事務に入ることと考えていると答弁がありました。 また、
待機児童解消保育所整備費補助金については、待機児童の解消の見通しがこれでつくのかとの質疑があり、
執行部より、本会議の市長答弁にもあったように、平成21年度から3年間での解消をと考えているが、財源となる安心こども基金には期限があり、平成22年度までということで、必要な
財政措置については国に強く働きかけたいとの答弁がありました。 教育総務費では、特別支援教育推進事業費について、特別支援教育推進総合センターでどのような支援を考えているのか。特別支援教育は保健福祉と教育の連携ということなので、幼稚園、保育所を含めて対応すると理解してよいかなどの質疑があり、
執行部より、今後の特別支援教育については、生まれる前の段階から医療、福祉、教育が一体となって早期発見、早期支援を行い、小中学校の就学につなげていくだけでなく、成人になってからまでのトータルでの計画を立てたいと考えているとの答弁がありました。 小学校費では、屋外運動場芝生化事業費について、大変よいことだと思うが、維持管理についてはどのように考えているかとの質疑があり、
執行部より、地域の皆さんと共同実施が可能であるということを選定の条件に上げており、芝刈りや肥料散布などについて地域の皆さんの力でやっていただくということにしているとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第126号「平成21年度松江市
病院事業会計補正予算(第1号)」では、質疑では、医療事務の補助とはどのようなことをされるのか。がん治療のための放射線治療システムと病理検体伝送システムの市内、県内医院における導入状況についてなどがあり、
執行部より、診療報酬の改定で、医療事務の補助について一定部分見ることができるようになったので、生命保険の入院給付金の証明書や電子カルテの入力などの事務作業を補助し、医師の患者さんに接する時間をできるだけ多くしたいと考えている。また、機器の導入について、放射線治療システムは県立中央病院に次ぐ事例で、松江の医療圏では初めてということになるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第6号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市
一般会計補正予算(第8号))」中は、質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第11号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第5号))」及び承認第19号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市
一般会計補正予算(第1号))」中は、質疑、
意見ともになく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく承認すべきものと決しました。 請願第1号「脳脊髄液減少症の治療推進及び
意見書の提出を求めることについて」は、提出者からの説明を受けた後、提出者に対し、松江市内に患者がどれくらいいるか。また、県内では治療を受けることができる病院が少ないようだが、その場合、患者さんはどこの病院で治療し、どのくらいの経費がかかるのか。島根県の患者支援の会にはどのくらいメンバーがいるのかなどの質疑があり、提出者より、松江市内の患者ははっきりわからないが、30名近くいるのではないかと思っている。市内で治療を受けない人は岡山や広島に行っている。費用は自由診療であり、1回に30万円前後かかる。患者支援の会は、患者と家族を含め20名ぐらいであるとの答弁がありました。 その後、
執行部からの見解を求め、
執行部に対する質疑を行った後、討論では、この病気についての理解がないことに悩んでおられる患者も多いし、治療が保険適用でないことに対する患者の負担は現実
問題として大きいことから採択すべきであるなどの意見があり、採決の結果、
全員異議なく採択とすべきものと決しました。 陳情第2号「
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書の提出について」では、
執行部に対する見解を求めた後、質疑では、松江市におけるC型肝炎の感染者の状況についてなどがありました。 討論では、全国的に統一された法案の制定を求めることは大切であるので採択すべき。薬害による肝炎という点では、患者の治療や負担に関する苦しみは大変なものだと思うので、国においては地域格差がないようにすべきだと思う、採択すべきなどの意見があり、採決の結果、
全員異議なく採択すべきものと決しました。 陳情第5号「公的保育制度の堅持・拡充と子育て支援予算の増額を求めることについて」と陳情第6号「現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める
意見書の提出を求めることについて」は
一括議題といたしました。
執行部に対する見解を求めた後、質疑では、法的根拠をもとにこれまで市町村が子供の保育に責任を持つという事業が進められてきたが、今後、厚労省が変えようとしているのは、保育における市町村の責務を取り払うということと思われるが、これまで保育行政における市が果たしてきた役割についてはどのように評価しておられるかなどがあり、
執行部より、新制度については概要が示されただけなので、その推移をいま少し見きわめて検討する必要があると考えており、その中でも市町村の責務を全く無視して制度改革しようとしているとは見受けられないなどの答弁がありました。 陳情第5号に関する討論では、国会に法案がいつ出るのかもしれないという状況になっているので採択すべきとの意見と、もう少しこの内容について理解を深めるべきだと思うので閉会中の
継続審査とすべきという意見に分かれ、採決の結果、陳情第5号は挙手多数により閉会中の
継続審査とすべきものと決しました。 次に、陳情第6号に関する討論では、陳情第5号と同様の理由で採択すべきとの意見と、もう少し国の動きなどを見て結論を出すべきと思われるので閉会中の
継続審査とすべきとの意見に分かれ、採決の結果、陳情第6号は挙手多数により閉会中の
継続審査とすべきものと決しました。 閉会中の
継続審査となりました陳情2件につきましては、議長においてよろしくお取り計らいいただきますようお願いいたしまして、
教育民生委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより教育民生
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生
委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 松蔭嘉夫経済
委員長。 〔11番松蔭嘉夫
議員登壇〕
◆11番(松蔭嘉夫)
今期定例会において経済
委員会に付託になりました議案5件、承認1件につきまして、去る6月29日
委員会を開催し審査いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第112号「松江市ガス供給条例の一部改正について」は、質疑では、松江市のガス料金と他の都市ガス料金との比較について等の質疑があり、山陰地区の都市ガス事業者5社と比較すると、従量料金についてはほぼ横並びと認識しているが、基本料金については松江市ガス局が一番低いとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第116号「公有水面埋立に関する意見について」及び議第117号「公有水面埋立に関する意見について」は、質疑、
意見ともになく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第120号「平成21年度松江市
一般会計補正予算(第2号)」中は、質疑では、委員から、佐陀川周辺の桜の植栽はもう終わったのか。農商工連携推進事業のコーディネーターはどのような経験、知識等を有する人を想定しているか。松江城大手門復元検討事業の市民の反応、また松江城国宝化への機運の盛り上げについて企画はあるのか。地域ブランドPR・販路拡大対策事業におけるPRの手法は何か等の質疑があり、
執行部から、佐陀川の千本桜構想はまだ続いているが、桜が成長して花が咲くまでに時間がかかるため、今回6カ年の計画で堤防川側ののり面に草花を植えるものである。農商工連携のコーディネーターについては、JA、JF共同の産直市場の立ち上げに向けて、JA、JF間のつなぎに携わり、また松江発の工業技術を農業関係と一体的に販路拡大等に取り組む仕掛けづくりができるなど、農林水産、商工業の垣根を越えて連携して取り組むことができるような人を考えている。大手門の情報については1名の方から提供があったが、具体的な写真や設計図ではなく、既に承知している資料であった。城を中心としたイベントとして、全国の重要文化財の8つの天守の首長を集めたお城サミットを今年10月に予定している。首都圏のトップセールスとしては、11月に東京築地で開催される島根県主催の水産物のキャンペーンに合わせ行う予定である等の答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第125号「平成21年度松江市ガス事業会計補正予算(第1号)」は、質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第6号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市
一般会計補正予算(第8号))」中は、質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 以上で経済
委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより経済
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって経済
委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 森脇勇人建設環境
委員長。 〔14番森脇勇人
議員登壇〕
◆14番(森脇勇人)
今期定例会において建設環境
委員会に付託となりました議案7件、承認11件、陳情1件について、6月29日に現地視察、30日に
委員会を開き審査を行いましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。 議第111号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」では、新しく法律ができ、それに伴って行われるものだが、どのくらいの件数を想定しているのかなどの質疑があり、
執行部より、建築確認申請の全体数の5%であり、今回新築の物件については22件である。一戸建ての住宅については、民間で確認がほとんどされているので、市ではこの長期優良住宅の認定の手数料のみと考えているなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第118号「市道路線の廃止について」及び議第119号「市道路線の認定について」では、いずれも関連がありますので
一括議題といたしました。質疑、
意見ともになく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第120号「平成21年度松江市
一般会計補正予算(第2号)」中については、みどりで省エネ推進事業の具体的内容について。海岸漂着ごみ回収事業の具体的内容について。定住団地建設事業の今後の検討スケジュールについて。経済対策での事業がたくさんあるが、次年度継続になる事業の場合に次年度はどうなるのかなどの質疑があり、
執行部より、みどりで省エネ推進事業の具体的内容は、民間施設の緑化の補助については屋上緑化が2件、壁面緑化2件程度と考えている。公共施設の緑化については、屋上緑化1件、壁面緑化1件を実施したいと考えている。海岸漂着ごみ回収事業については、国が今年度に「漂流・漂着ゴミ対策重点海岸クリーンアップ事業」で島根町の3カ所を先月に清掃した。市では、国が行った部分を除いた島根半島の海岸を行う予定で、早急に準備し、9月中には事業を終わりたい。定住団地建設事業については、今年度中に変更利用計画を定めて変更図面を作成し、平成24年度供用開始を考えている。経済対策での事業はことしが一番事業のピークを迎えているが、今後は地域活力基盤創造交付金の制度を十分に活用し、公共事業の平準化を図っていきたいなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 議第122号「平成21年度松江市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)」、議第123号「平成21年度松江市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)」、議第124号「平成21年度松江市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」の議案3件については、質疑、
意見ともになく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく原案可決すべきものと決しました。 承認第6号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市
一般会計補正予算(第8号))」中については、新ごみ処理施設の発電能力、売電ができるかなどの質疑があり、
執行部より、出力は最大4,800キロワットで、ごみの質にもよるが、売電は2,000キロワットぐらい見込んでいるなどの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第13号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市簡易水道事業特別会計補正予算(第5号))」、承認第14号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市公設浄化槽事業特別会計補正予算(第4号))」、承認第15号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市集落排水事業特別会計補正予算(第6号))」、承認第16号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市駐車場事業特別会計補正予算(第2号))」、承認第17号「
専決処分の報告について(平成20年度松江市下水道事業特別会計補正予算(第6号))」、承認第21号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号))」、承認第22号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市八雲地域開発事業特別会計補正予算(第1号))」、承認第23号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市駐車場事業特別会計補正予算(第1号))」の承認8件につきましては、質疑、
意見ともになく、採決の結果、それぞれ
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第24号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市下水道事業特別会計補正予算(第1号))」については、質疑の後、討論では意見はなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 承認第25号「
専決処分の報告について(平成21年度松江市公園墓地事業特別会計補正予算(第1号))」については、質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決しました。 次に、陳情第7号「気候保護法制定についての国への
意見書採択を求めることについて」は、最初に、陳情者より、上園昌武島大准教授作成の「地球温暖化と私たちの暮らし」という資料により、温室効果ガスを2020年には1990年比30%、2050年には80%削減の目標を立てて、それをどう具体化していくかというルールである(仮称)気候保護法制定について、
松江市議会から声を上げていただきたいとの趣旨説明があり、陳情者に対する質疑の後、
執行部からの見解を求め、市としても地域省エネルギービジョンを平成19年2月に策定し、取り組んでいるところであるが、今後他の動向等も注視しながら、政府の見解等を見定めていきたいとの説明の後、質疑、自由討議での発言はなく、討論では、市、国において研究がなされている状況であるため、今後勉強をしていきたいので、今回は
継続審査との意見があり、採決の結果、
全員異議なく閉会中の
継続審査とすべきものと決しました。 閉会中の
継続審査となりました陳情1件につきましては、議長においてよろしくお取り計らいをいただきますようお願いいたしまして、建設環境
委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより建設環境
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって、建設環境
委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 田中弘光議会運営
委員長。 〔24番田中弘光
議員登壇〕
◆24番(田中弘光) 平成21年第4回定例会において、
議会運営委員会に付託をされました陳情第3号及び陳情第4号について、7月1日
委員会を開催し審査をいたしましたので、その審査の経過と結果について御報告をいたします。 初めに、審査順序を決定し、陳情者から陳情趣旨についての説明を聞いた後、審査に入りました。 陳情第3号の陳情趣旨は、今年第2回定例会での島根原子力発電対策特別
委員会で審査された請願第6号「プルサーマル計画に関することについて」外請願1件及び陳情1件の審査に当たって、中国電力の社員である議員と中国電力と取引関係がある議員が参画をしており、政治倫理上はもとより、地方自治法にも違反していると考えるものであって、両者を除斥(自後訂正)せずに行われた採決そのものが無効であると思われるので、再度の議決を求めるとするものであります。 質疑に入り、一委員より、議会事務局に法的見解を問う質疑があり、事務局から、中国電力の社員である議員は、内部規定では特別管理職となっているようだが、平成19年から休職中であり、報酬、賃金も受けておらず、職務権限も一切ないようであり、一番の論点である業務に直接の利害関係はないものと判断をされる。また、発電所の食堂あるいは売店等の取引がある会社の代表者である議員の場合も、直接の利害関係はないと考える。協同組合の副理事長という立場も同様にそのことによって直接の利害関係はないと判断をしている。念のため、この2点について松江市の顧問弁護士の見解を求めたところ、2名の議員についてはいずれも業務に直接の利害関係はなく、法的に
問題はない。したがって、違法な議決ではないという見解であったとの説明を受けました。 討論に入り、一委員より、地方自治法第117条について
問題はないと思っている。発電所の食堂や売店の取引がある会社の代表者である議員も、売り上げの状態から見ても
問題はなく、また協同組合についても組合員の数や本人の出資口数から見ても大いに力を持っているとは判断できないので
問題はないと考える。また、中国電力の社員である議員についても、休職中であり、直接の利害関係はないと判断できる。したがって、改めて議決する必要はないものと考えており不採択との意見があったほかは意見はなく、陳情第3号は、採決の結果、採択に賛成する委員はなく、不採択とすべきものと決しました。 次に、陳情第4号の陳情趣旨は、平成20年に島根原子力発電対策特別
委員会でプルサーマル計画に関する請願、陳情が審査されたが、この特別
委員会の委員の中に陳情第3号と同じく中国電力の社員と中国電力と取引関係がある議員が参画をしており、このような立場にある議員を委員にしないことを求めるものであります。 質疑の後、討論に入り、一委員より、
松江市議会では、各
常任委員会と特別
委員会の委員の選任については、各派代表者会において十分協議の上、それぞれ選定をし、これを
議会運営委員会の議を経て本会議に諮って決めている。今回も同様の手続を踏んで決めており、
問題はないと考えているので不採択。また、一委員より、議会基本条例で公正性、透明性を確保し、市民に信頼される議会を目指すと定めており、市民の皆さんから疑念を持たれることは少し
問題であると思うので採択との意見に分かれましたので、陳情第4号は、採決の結果、採択に賛成は
挙手少数により不採択とすべきものと決しました。 陳情第3号に関しての報告の途中で、両名を「除名」せずに行われた採決そのものが無効であるとこう言ったようでございますが、「除斥」の誤りでございますので、訂正をさせていただきます。 以上で
議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(
三島進) これより議会運営
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって議会運営
委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 29番飯塚悌子議員。 〔29番飯塚悌子
議員登壇〕
◆29番(飯塚悌子) 日本共産党議員団の飯塚悌子でございます。 私は、日本共産党議員団として、議案1件、陳情3件について
委員長報告に反対の立場から討論を行います。 まず最初に、議第106号「松江市
法令遵守推進条例の制定について」です。 この条例は、職員の職務に係る
法令遵守及び倫理の保持のための体制整備を図り、公正な職務の遂行を確保することにより、市民の負託にこたえ、信頼される市政を確立し、もって市民の利益を保護することを目的とする、条例案の目的にはこのように述べられています。
不当要求行為等への対策を打ち出した点は評価できるものですが、その定義があいまいで市民を納得させるものではありません。議案の訂正案が本日提出されましたが、原案にあった
審査会への通知等、不利益
取り扱いの禁止等、
市議会議員等の公選による職にある者等の活動を不当に妨げることのないように留意という3カ所を削除するものとなっています。
市議会議員等の活動を妨げることのないようにという
市議会議員等を特別扱いする条項は全く必要のない条項で削除は当然です。しかし、
審査会の通知等や不利益
取り扱いの禁止等は重要な内容で、それは
内部告発権を保障するものだからです。今日、職員が公正な職務を遂行する場合、不正を早く発見し、確実に処理する仕組みづくりが不可欠です。訂正案は乱暴に
内部告発権を削除していることは
問題です。 また、
審査会は非公開で行うということが規則案で述べられていますが、条例本文には記載がありません。市民からの
審査会への直接告発も制度上保障されていません。これでは、市民の利益を保護する目的とは縁遠いもので、余りにも拙速です。内部論議を尽くして再提出すべきです。 可決とした
委員長報告に反対いたします。 次に、陳情3件についてです。 陳情第1号「国保の
資格証明書をめぐることについて」は、島根県社会保障推進協議会(池渕栄助会長)から提出されたものです。
資格証明書発行が受診抑制となり、命を脅かす重大事態を引き起こしていることを憂い、国民皆保険制度にふさわしい運用を求める趣旨のものです。 子供の無保険解消は、昨年の国会で国保法が改正され、保険料滞納世帯であっても保険証が交付されるようになったものです。しかし、松江市は、5月30日現在、15歳以下の子供への保険証の未交付は47件、16歳以上18歳以下の子供への保険証未交付は29件となっています。国の法律で子供の無保険解消が決められたというのに情けない状態です。 今議会に、子供の医療費を就学前まで完全無料化するという条例改正案が提案され、可決されようとしています。8月1日の実施予定なのに、保険証の交付を受けていない子供は、
医療機関の窓口で一たん全額の医療費を支払い、後で償還払いを受けるという流れです。もともと親の事情で保険料が払えなくて無保険となっているのに、窓口で10割分全額の医療費を払うことなどできません。子供の医療費無料制度の恩恵にあずかれないではありませんか。 松江市当局は、口を開けば負担の公平を言います。しかし、法律に基づいていち早く保険証を発行しなければならない責任をあいまいにして、市役所に保険証をとめ置いて、窓口に相談に来たら保険証の交付をするという従来のやり方では、子供の医療費無料制度の公平利用を阻害することになることを認識すべきです。せっかく歓迎されている子供の医療費無料制度を差別することなく公平に利用していただく上からも、法律で定められた子供の無保険解消の立場からも、直ちに保険証を郵送することが道理ではありませんか。 7月1日、ついに松江市でも新型インフルエンザの感染者が見つかり、続いて斐川町でも県内2件目の感染が発表されました。既に、政府は
資格証明書世帯の場合の発熱外来受診は窓口3割負担扱いを決めていますが、今度は一般
医療機関での受診の方向づけをしており、新型インフルエンザ対策からも無保険解消は急務です。 陳情は昨年、我が党の小池晃参議院議員の
国民健康保険に関する質問主意書に対して閣議決定がされた答弁書の内容の具体化を求めるものであり、
資格証明書の発行一般
問題についても、機械的に発行せず、できるだけ交付しないよう求めるもので、陳情内容に国保制度の趣旨に反するものは一つもありません。陳情は採択すべきであり、不採択とした
委員長報告に反対します。 続いて、陳情第5号「公的保育制度の堅持・拡充と子育て支援予算の増額を求めることについて」は、全国福祉保育労働組合島根支部(小村祥子執行
委員長)から、また陳情第6号「現行保育制度の堅持拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める
意見書の提出を求めることについて」は、新日本婦人の会松江支部(柏木小枝子支部長)から提出されたもので、共通した内容ですから、あわせて討論します。 陳情者の指摘のとおり、急激な少子化の進行のもとで、次世代育成支援に対する国と自治体の責任はこれまでにも増して大きくなっており、子育て支援の拡充を求める国民の期待は広がっています。今議会に提出された約28億円の補正予算案のうち、約20億6,000万円が政府の経済危機対策を柱とする第2次補正予算の具体化で、子育て支援の分野では、安心こども基金の積み増しによって待機児童の解消を目指す保育インフラの整備や、
児童クラブの待機児童解消のための施設整備など、国民の要求を一定反映した支援施策は具体化されています。しかし、これらは期限つきの補助金であること、年齢を限定した一度きりの子育て応援手当や、生活保護世帯に支給されていた母子加算を4月から全廃し、全国で約18万人の子供たちに一層の貧困を強いる一方で、この不況の中でわずかな母子世帯の自立支援給付金事業など、安心して子供を産み、育てる施策にほど遠いものです。 待機児童の増大は、大不況の影響で働かざるを得ない人がふえ続けていることにあり、2年間で解消できるものではありません。その上、
厚生労働省が急いで進めようとしている新たな保育の仕組みは、公的な責任で実施している保育制度を解体して、直接契約方式の導入など、批判が高まっている介護保険や障害者自立支援法に基づく制度をモデルとするもので、子供を産み、育てることにますます希望を失わせることになります。今必要なことは、児童福祉法第24条に基づき、保育を必要とする子供の保育を直接提供する責任を市町村に課した現行制度を守り抜くこと、ばらまき予算ではなく、政府として保育、子育て支援関係予算を大幅にふやすことこそ求められることです。子育て環境日本一の松江市を真剣に目指すというならば、このことは欠かせないことです。 したがって、この陳情2件は直ちに採択すべきであり、
継続審査とした
委員長報告に反対し、討論を終わります。(拍手)
○議長(
三島進) これにて討論を終結いたします。 この際しばらく休憩をいたします。 〔午後0時01分休憩〕 ────────── 〔午後1時14分再開〕
○議長(
三島進) 休憩前に引き続き会議を開きます。───────────────────────
△日程第2 表決
○議長(
三島進) これより「表決」に入ります。 議第106号「松江市
法令遵守推進条例の制定について」を採決いたします。 本案に対する
委員長の報告は原案可決であります。 本案は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手多数であります。 よって議第106号議案は原案のとおり可決されました。 次に、陳情第1号「国保の
資格証明書をめぐることについて」を採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は不採択であります。 本件は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手多数であります。 よって陳情第1号は
委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。 陳情第4号「
松江市議会島根原子力発電対策特別
委員会の委員選出の公正を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は不採択であります。 本件は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手多数であります。 よって陳情第4号は
委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。 陳情第5号「公的保育制度の堅持・拡充と子育て支援予算の増額を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は閉会中の
継続審査であります。 本件は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手多数であります。 よって陳情第5号は
委員長の報告のとおり閉会中の
継続審査とすることに決しました。 陳情第6号「現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める
意見書の提出を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は閉会中の
継続審査であります。 本件は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手多数であります。 よって陳情第6号は
委員長の報告のとおり閉会中の
継続審査とすることに決しました。 次に、ただいま議決になりました議第106号議案並びに陳情4件を除き、議第104号「松江市
ふるさと市町村圏振興基金条例の廃止について」外議案21件及び承認第1号「
専決処分の報告について」外承認25件並びに請願1件、陳情3件を一括して採決いたします。 議第104号外議案21件に対する
委員長の報告は原案可決であります。 承認第1号外承認25件に対する
委員長の報告は承認であります。 請願1件、陳情3件に対する
委員長の報告は採択2件、不採択1件、閉会中の
継続審査1件であります。 以上、
委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手全員であります。 よって議第104号議案外議案21件及び承認第1号外承認25件並びに請願1件、陳情3件につきましては、
委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。───────────────────────
△日程第3
議員提出議案第7号
基地対策予算の増額を求める
意見書について
○議長(
三島進) 日程第3、
議員提出議案第7号「
基地対策予算の増額を求める
意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕
議員提出議案第7号
基地対策予算の増額を求める
意見書について 上記のことについて、別紙のとおり
意見書を提出するものとする。 平成21年7月3日提出
松江市議会議員 南 波 巖 〃 津 森 良 治 〃 森 脇 勇 人 〃 桂 善 夫 〃 田 中 弘 光 〃 森 脇 敏 信 〃 三 島 良 信
基地対策予算の増額を求める
意見書 基地施設周辺の市町村は、基地所在に伴う諸
問題の解決に向けて鋭意努力しているところである。 しかし、基地関係市町村は、世界的な経済危機に伴う大幅な税収減や基地所在に伴う特殊な財政需要の増大等により大変厳しい財政状況にある。 こうした基地関係市町村に対しては、これまで総務省所管の固定資産税の代替的性格を基本とした基地交付金(国有提供施設等所在市町村助成交付金)及び米軍資産や住民税の非課税措置等の税財政上の影響を考慮した調整交付金(施設等所在市町村調整交付金)が交付されている。 また、自衛隊等の行為又は防衛施設の設置・運用により生ずる障害の防止・軽減のため国の責任において基地周辺対策事業が実施されている。 基地交付金・調整交付金については、基地所在による特別の財政需要等にかんがみ、固定資産税の評価替えの翌年度において、平成元年度より3年ごとに増額されてきており、あわせて防衛省所管の特定防衛施設周辺整備調整交付金も増額されてきた経緯がある。 よって、国におかれては、基地関係市町村の実情には配慮して下記の事項を実現されるよう強く要望する。 記1.基地交付金及び調整交付金については、今年度は固定資産税評価替えの年度にあたるため、これまで3年ごとに増額されている経緯を十分踏まえ、平成22年度予算において増額するとともに、基地交付金の対象資産を拡大すること。2.基地周辺対策経費の所要額を確保するとともに、各事業の補助金対象施設及び範囲を拡大すること。特に、特定防衛施設周辺整備調整交付金については、これまでの経緯を踏まえ平成22年度予算において増額すること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成21年7月3日 松 江 市 議 会
○議長(
三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって
議員提出議案第7号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより
議員提出議案第7号「
基地対策予算の増額を求める
意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手全員であります。 よって
議員提出議案第7号は原案のとおり可決されました。───────────────────────
△日程第4
議員提出議案第8号
核兵器廃絶の
国際条約締結をめざし、政府の
具体的努力を求める
意見書について
○議長(
三島進) 日程第4、
議員提出議案第8号「
核兵器廃絶の
国際条約締結をめざし、政府の
具体的努力を求める
意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕
議員提出議案第8号
核兵器廃絶の
国際条約締結をめざし、政府の
具体的努力を求める
意見書について 上記のことについて、別紙のとおり
意見書を提出するものとする。 平成21年7月3日提出
松江市議会議員 南 波 巖 〃 津 森 良 治 〃 森 脇 勇 人 〃 桂 善 夫 〃 田 中 弘 光 〃 森 脇 敏 信 〃 三 島 良 信
核兵器廃絶の
国際条約締結をめざし、政府の
具体的努力を求める
意見書 21世紀の今も、2万6千発の核兵器が世界の平和と安全を脅かしている。 オバマ米大統領は、4月5日、プラハで行った演説で
核兵器廃絶を国家目標とすることを初めて明示するとともに、「核兵器を使用したことのある唯一の核兵器保有国として、米国は行動する道義的責任がある」と述べた。そして、核兵器のない世界に向けて世界の諸国民に協力を呼びかけた。 2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて準備
委員会が一致して合意した内容は、核兵器全面廃絶へ向け、大きな機運を醸成してきている。 北朝鮮の地下核実験の強行と核兵器
開発計画は、こうした
核兵器廃絶の機運への乱暴な挑戦であり、極めて遺憾である。 今こそ、日本政府は、唯一の被爆国の政府として、NPT再検討会議において
核兵器廃絶の明確な約束が図られるよう主導的役割を果たすとともに、
核兵器廃絶国際条約の締結をめざして国際交渉を開始するよう働きかけることを強く要請する。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成21年7月3日 松 江 市 議 会
○議長(
三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって
議員提出議案第8号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより
議員提出議案第8号「
核兵器廃絶の
国際条約締結をめざし、政府の
具体的努力を求める
意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手全員であります。 よって
議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。───────────────────────
△日程第5
委員会提出議案第1号
脳脊髄液減少症患者の救済を求める
意見書について
○議長(
三島進) 日程第5、
委員会提出議案第1号「
脳脊髄液減少症患者の救済を求める
意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕
委員会提出議案第1号
脳脊髄液減少症患者の救済を求める
意見書について 上記のことについて、別紙のとおり
意見書を提出するものとする。 平成21年7月3日提出 教育民生
委員長 吉 金 隆
脳脊髄液減少症患者の救済を求める
意見書 脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツ外傷など、体への衝撃によって脳脊髄液が慢性的に漏れ続け、減少することにより、めまい、頭痛、全身倦怠感、吐き気等、多種多様な症状が慢性的に引き起こされるものである。 しかし、この病気はこれまで原因が特定されない場合が多く、必ずしも正確な診断がなされてこなかったため、他の病名にて治療されてきたことも少なくない。そのため、患者の肉体的・精神的苦痛はもとより、患者の家族の苦労もはかり知れなかった。 近年、国においても、医学会においても本傷病の調査研究が本格的に開始され、患者にとって明るい兆しが見えつつあるが、その有効な治療法のひとつとされるブラッドパッチ療法については、いまだ保険適用されないため、治療を実施している病院は少なく、患者は治療を受けるまでに長期間待たなければならないなど、依然として患者・家族は大変な苦労を強いられている。 よって国におかれては、以上の現状を踏まえ、下記の措置を講じられるよう強く要望する。 記1.脳脊髄液減少症についての調査研究を推進し、治療法を早期に確立するとともに、周知に努めること。2.脳脊髄液減少症の治療法が確立された場合には医療保険を適用する措置を講じること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成21年7月3日 松 江 市 議 会
○議長(
三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって
委員会提出議案第1号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより
委員会提出議案第1号「
脳脊髄液減少症患者の救済を求める
意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手全員であります。 よって
委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。───────────────────────
△日程第6
委員会提出議案第2号
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書について
○議長(
三島進) 日程第6、
委員会提出議案第2号「
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書について」を議題といたします。 職員をして議案を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕
委員会提出議案第2号
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書について 上記のことについて、別紙のとおり
意見書を提出するものとする。 平成21年7月3日提出 教育民生
委員長 吉 金 隆
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書 我が国のB型、C型ウイルス肝炎患者・感染者数は350万人以上と推定され、国内最大の感染症として抜本的な対策が求められている。 多くの患者は、輸血、血液製剤の投与及び針・筒連続使用の集団予防接種等の医療行為によって肝炎ウイルスに感染している。 肝炎患者の中には、肝炎になっていることに気付かず治療を受けていない人や、働けないため生活に困っている人もあり、肝炎の患者が健康で安心して生きていくための様々な対策が必要であると考える。 平成20年度からは国の「新しい肝炎総合対策」がスタートし、医療費助成や検査・治療体制の整備、正しい知識の普及、研究の促進など総合的な対策が取り組まれているが、法律の裏付けがない予算措置であるため、実施主体である都道府県によって施策に格差が生じている。適切な肝炎ウイルス対策を全国的規模で推進するためには
肝炎対策に係る「基本理念」や国・地方公共団体の責務を定めた「基本法・根拠法」の制定が必要である。 肝硬変、肝がんの死亡者数は毎年4万人を超え、その9割以上がB型、C型肝炎ウイルスに起因してている。 このような情勢の下、与野党が肝炎患者の立場に思いを致され、早急に協議を始め、一日も早く、よりよい法律を制定されることを望むものである。 よって、国においては全てのウイルス肝炎患者救済のため、下記事項において緊急に施策を講ずるよう強く要望する。 記1.ウイルス
肝炎対策を全国的規模で等しく推進するために、
肝炎対策のための基本法を早期に成立させること 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成21年7月3日 松 江 市 議 会
○議長(
三島進) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 質疑なしと認めます。 これをもって
委員会提出議案第2号に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより
委員会提出議案第2号「
肝炎対策のための基本法の制定を求める
意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
三島進) 挙手全員であります。 よって
委員会提出議案第2号は原案のとおり可決されました。───────────────────────
△日程第7 閉会中の
継続調査付託
○議長(
三島進) 日程第7「閉会中の
継続調査付託」を議題といたします。 各常任
委員長からお手元に配付の事件について調査終了まで閉会中も継続して調査を行いたいとの申し出があります。 お諮りいたします。 各
委員長からの申し出のとおり、調査終了まで閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
三島進) 御異議なしと認めます。 よって各常任
委員長からの申し出のとおり、調査終了まで閉会中の継続調査に付することに決しました。───────────────────────
△日程第8 閉会
○議長(
三島進) これにて平成21年第4回松江
市議会定例会を閉会いたします。 〔午後1時34分閉会〕
△閉会中の継続調査事件一覧表
総務委員会 1 地域振興に関する調査 2 定住自立圏構想に関する調査 3 情報化の推進及び情報処理業務に関する調査 4 行政組織に関する調査 5 人権施策に関する調査 6 交通安全及び防災対策に関する調査 7 予算その他財務に関する調査 8 市有財産の総括管理に関する調査 9 入札の総括管理に関する調査 10 税の賦課及び徴収に関する調査 11 市民活動に関する調査 12 戸籍及び住民基本台帳に関する調査 13
国民健康保険及び国民年金に関する調査 14 男女共同参画に関する調査
教育民生委員会 1 児童及び母子、父子福祉に関する調査 2 保育所に関する調査 3 高齢者福祉に関する調査 4 介護保険に関する調査 5 身体障害者、知的障害者、精神障害者福祉に関する調査 6 生活保護に関する調査 7 保健衛生指導に関する調査 8 学校教育に関する調査 9 学校給食に関する調査 10 人権教育に関する調査 11 生涯学習及び社会教育に関する調査 12 青少年育成に関する調査 13 文化行政に関する調査 14 松江市立病院の経営及び財政計画に関する調査 15 松江市立病院の医療業務に関する調査経済
委員会 1 商工業の振興、企業立地、定住雇用推進に関する調査 2 農林水産業の振興に関する調査 3 特産振興に関する調査 4 農業基盤整備に関する調査 5 観光振興に関する調査 6 文化、芸術の振興に関する調査 7 松江市ガス局の経営状況に関する調査 8 松江市交通局の経営状況に関する調査建設環境
委員会 1 環境保全に関する調査 2 環境衛生に関する調査 3 公害に関する調査 4 清掃事業に関する調査 5 都市計画、景観に関する調査 6 市街地整備に関する調査 7 建築指導に関する調査 8 公園及び緑地保全に関する調査 9
道路、橋りょう、河川の整備及び管理に関する調査 10 市営住宅の整備及び住宅に関する調査 11 下水道、集落排水事業に関する調査 12 水道局の経営状況に関する調査...