守山市議会 2017-12-14
平成29年第7回定例会(第 4日12月14日)
日程第1
議案上程(議第100号から議第105号まで)
市長提出
提案説明
日程第2
議案質疑(議第100号から議第105号まで)
日程第3
委員会付託(議第100号から議第105号まで)
休憩中に3
常任委員会を開催
日程第4
常任委員会審査報告(議第77号から議第105号まで)
質疑、討論、採決
日程第5
会議案上程(意見書第2号および意見書第3号)
議員提出
提案説明
質疑、討論、採決
日程第6
特別委員会審査報告
3
出席議員は次のとおりである。
1番 福 井 寿美子 2番 渡 邉 邦 男
3番 田 中 尚 仁 4番 西 村 弘 樹
5番 赤 渕 義 誉 6番 小 西 孝 司
7番 井 入 秀 一 8番 石 田 清 造
9番 今 井 薫 10番 新 野 富美夫
11番 山 崎 直 規 12番 森 重 重 則
13番 國 枝 敏 孝 14番 奥 野 真 弓
15番 澁 谷 成 子 16番 小 牧 一 美
17番 西 村 利 次 18番 筈 井 昌 彦
19番 高 田 正 司 20番 藤 木 猛
21番 森 貴 尉
4
欠席議員は次のとおりである。
な し
5 会議に出席した説明員
市長 宮 本 和 宏
教育長 田 代 弥三平
代表監査委員 馬 場 章
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 川那辺 守 雄
総合政策部長 山 形 英 幸
危機管理局長 中 嶋 義 廣
総務部長 福 井 靖
環境生活部長 勝 見 隆
環境生活部理事 中 島 勉
健康福祉部長
(兼)
こども家庭局長 川 上 肇
健康福祉部理事 田 中 一 樹
都市経済部長 原 田 秀 雄
上下水道事業所長
(併)
都市経済部理事 小 島 秀 晃
都市活性化局長 飯 島 秀 子
教育部長 今 井 剛
市民病院事務長 旭 正 人
財政課長 嶋 本 昭
6 会議に出席した
議会事務局職員
局長 高 橋 みちえ
書記 岩 井 友 宏
書記 藤 下 茂
書記 西 田 剛
書記 青 木 雅 彦
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
再開 午前9時30分
○議長(森 貴尉) 皆さん、おはようございます。
ただいま定足数に達しておりますから、平成29年第7回
守山市議会定例会を再開いたします。
日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
本日、市長より、
予算案件3件、
条例案件3件の計6件が追加提案されています。
次に、18番筈井昌彦君他5人から意見書第2号、10番
新野富美夫君他5人から意見書第3号がそれぞれ提出されております。
よろしく御審議のほどお願いいたします。
以上で諸般の報告を終わります。
これより本日の会議を開きます。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第1
議案上程(議第100号から議第105号まで)
○議長(森 貴尉) 日程第1、議第100号から議第105号までを
一括議題といたします。
事務局長をして議件を朗読いたさせます。
事務局長。
○
議会事務局長(
高橋みちえ) 朗読いたします。
議第100号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第8号)、議第101号平成29年度守山市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第102号平成29年度守山市
介護保険特別会計補正予算(第3号)、議第103号守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する
条例案、議第104号守山市職員の給与に関する条例および守山市
教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する
条例案、議第105号守山市
職員退職手当支給条例等の一部を改正する
条例案。
以上。
○議長(森 貴尉) 市長より
提案理由の説明を求めます。
市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) 皆様、おはようございます。
本日、
追加議案を提出させていただきましたところ、早々に上程をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
提案理由の御説明を申し上げます前に、去る11月30日に発生をいたしました
市内中学校における事案につきまして、改めまして、謹んで深く哀悼の誠をささげ、心から御冥福をお祈り申し上げます。
今回の事案を受けまして、
教育委員会では、12月7日に第三者かつ専門家で構成をいたします
委員会を設置したところでありまして、徹底した
原因究明はもとより、二度とこのような事案が発生しないよう、今後、月2回から3回のペースで、十分なる調査および議論を重ねていただき、原因や
再発防止策などのまとめを教育長に報告および提言をしていただく予定としております。また、併行しまして、
再発防止策につきましては、適宜御提案をいただくこととしております。
本市といたしましては、二度とこのような事案が発生しないよう、家庭、地域、学校、
教育委員会としっかり連携をして、万全を尽くしてまいります。
さて、今回提出をさせていただきました案件は、
予算案件3件、
条例案件3件の計6件でございます。
それでは、
提案理由につきまして、御説明を申し上げます。
まず、議第100号は、平成29年度守山市
一般会計補正予算(第8号)で、
歳入歳出それぞれに2,922万1,000円を追加し、補正後の
予算総額を257億8,411万3,000円とするものでございます。
主な内容につきまして、御説明申し上げます。
まず、
農水産業費では、去る10月21日から23日にかけて襲来いたしました台風21号によります被害について、11月27日に
激甚災害に指定する政令が公布・施行され、また、11月29日には滋賀県において
支援制度が整備されたことを受けまして、被害を受けた
ビニールハウスや
防鳥ネットの
農業生産施設、えり等の
漁業施設の生産力の
早期復旧を支援し、農業者および漁業者の経営の維持・安定化を図るために、経費の補正をお願いするものです。
次に、教育費では、先に触れました
市内中学校で発生をしました事案に関しまして、
原因究明を行い、
再発防止に向け、第三者かつ専門家で組織する
委員会の設置および
電話相談等の
支援業務を行う嘱託員に係る
人件費等の
必要経費の補正をお願いするものでございます。
また併せまして、議第100号から議第102号までにつきまして、平成29年度の
一般会計および
国民健康保険・
介護保険の両
特別会計におきまして、
人事院勧告を受け、本市の特別職ならびに一般職および
教育公務員の
給与改定によります
職員給与費等の補正ならびに今年度の
人事異動によります人件費の精査をお願いするものでございます。
次に、議第103号守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する
条例案、議第104号守山市職員の給与に関する条例および守山市
教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する
条例案は、
人事院勧告を受け、
国家公務員の
給与制度が見直されたことに準じまして、所要の改正を行うものでございます。
最後に、議第105号守山市
職員退職手当支給条例等の一部を改正する
条例案につきましては、民間における
退職給付の支給の実情に鑑み、
官民格差の是正を目的に、
国家公務員退職手当法等が改正されたことを受けまして、本市におきましてもこれに準じ、
一般職員の
退職手当を引き下げることとする改正を行うものでございます。
以上、本日提出をさせていただきました案件についての
提案理由とさせていただきます。
何とぞ十分な御審議をいただきまして、しかるべき御賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
○議長(森 貴尉) 暫時休憩いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
休憩 午前9時36分
再開 午前9時42分
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第2
議案質疑(議第100号から議第105号まで)
○議長(森 貴尉) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第2、議第100号から議第105号までを議題とし、
議案質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) ないようでありますので、これをもって
議案質疑を終結いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第3
委員会付託(議第100号から議第105号まで)
○議長(森 貴尉) 日程第3、議第100号から議第105号までについては、お手元に配付いたしておきました
議案付託表のとおり、各
常任委員会に付託をいたします。
ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に各
常任委員会をお開き願いまして、
付託案件の審査をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
休憩 午前9時43分
再開 午前10時44分
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第4
常任委員会審査報告(議第77号から議第105号まで)
○議長(森 貴尉) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第4、議第77号から議第105号までを
一括議題とし、各
常任委員長から審査結果の報告を求めます。
まず、
総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
〔
総務常任委員長 新野富美夫君 登壇〕
○
総務常任委員会副委員長(
新野富美夫) ただいま議長の御指名をいただきましたので、
総務常任委員会の審査結果を御報告をいたします。
本定例会におきまして、当
委員会に付託を受けました案件は、議第77号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第7号)(
分割審議)第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出、款2総務費、項1のうち目2および目17、款11公債費、第3条地方債の補正、議第82号守山市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する
条例案、議第83号守山市
職員退職手当支給条例の一部を改正する
条例案、議第98
号おうみ自治体クラウド協議会規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて、議第100号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第8号)(
分割審議)第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出款1議会費、款2
総務費項1のうち目1、目2、目5、目7、目8、目10、目12および目17ならびに項2、項4および項6、款3民生費、項1のうち目8および目9、議第103号守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する
条例案、議第104号守山市職員の給与に関する条例および守山市
教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する
条例案、議第105号守山市
職員退職手当支給条例等の一部を改正する
条例案。以上、
予算案件2件、
条例案件5件およびその他案件1件の計8件でありました。
今期定例会休会中の去る12月8日の午前9時30分から、また、本日の本
会議休憩中に当
委員会を開催し、
理事者側より、副市長をはじめ
関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な
質疑応答を繰り返し、
慎重審議の結果、議第77号、議第82号、議第83号、議第98号、議第100号および議第103号から議第105号までは、いずれも
全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(森 貴尉) ただいまの
総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) ないようでありますので、次に
文教福祉常任委員長の報告を求めます。
文教福祉常任委員長。
〔
文教福祉常任委員長 澁谷成子君 登壇〕
○
文教福祉常任委員長(
澁谷成子) ただいま、議長の御指名をいただきましたので、
文教福祉常任委員会の審査結果を御報告いたします。
本定例会におきまして、当
委員会に付託を受けました案件は、議第77号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第7号)
分割審議といたしまして、第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳出、款3民生費、款4衛生費、項1、款10教育費、第2条
債務負担行為の補正、議第78号平成29年度守山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第80号平成29年度守山市
病院事業会計補正予算(第2号)、議第81号平成29年度守山市
介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第84号守山市使用料および
手数料条例の一部を改正する
条例案、議第85号守山市
大型児童センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する
条例案、議第86号守山市
児童クラブ室の設置および管理に関する条例の一部を改正する
条例案、議第88号大
庄屋諏訪家屋敷の設置および管理に関する
条例案、議第91号、議第92号、議第93号、議第94号、議第95号、議第96号および議第97
号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第100号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第8号)
分割審議といたしまして、第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳出、款3民生費、項1のうち目1、目3および目6ならびに項2から項4まで、款4衛生費、項1、款10教育費、議第101号平成29年度守山市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第102号平成29年度守山市
介護保険特別会計補正予算(第3号)。以上、
予算案件7件、
条例案件4件、その他案件7件の計18件でありました。
今期定例会休会中の去る12月11日の午前9時30分から、また、本日の本
会議休憩中に当
委員会を開催し、
理事者側より、副市長、教育長をはじめ
関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な
質疑応答を繰り返し、
慎重審議の結果、議第77号、議第78号、議第80号、議第81号、議第84号から議第86号まで、議第88号、議第91号から議第97号までおよび議第100号から議第102号までは、いずれも
全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(森 貴尉) ただいまの
文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) ないようでありますので、次に
環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
環境生活都市経済常任委員長。
〔
環境生活都市経済常任委員長 森重重則君 登壇〕
○
環境生活都市経済常任委員長(
森重重則) ただいま議長の御指名をいただきましたので、
環境生活都市経済常任委員会の審査結果を御報告いたします。
本定例会におきまして、当
委員会に付託を受けました案件は、議第77号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第7号)
分割審議といたしまして、第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳出、款2総務費、項1のうち目20、款4衛生費、項2および項3、款6
農水産業費、款8土木費、第2条
債務負担行為の補正、議第79号平成29年度守山市
水道事業会計補正予算(第1号)、議第87号守山市
道路占用料条例の一部を改正する
条例案、議第89
号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第90
号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第99号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて、議第100号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第8号)
分割審議といたしまして、第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳出、款2総務費、項1のうち目16および項3、款4衛生費、項2および項3、款5労働費、款6
農水産業費、款7商工費、款8土木費。以上、
予算案件3件、
条例案件1件、その他案件3件の計7件でありました。
今期定例会休会中の去る12月12日の午前9時30分から、また、本日の本
会議休憩中に当
委員会を開催し、
理事者側より、副市長をはじめ
関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な
質疑応答を繰り返し、
慎重審議の結果、議第79号、議第87号、議第89号、議第90号、議第99号および議第100号は、いずれも
全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
また、議第77号は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(森 貴尉) ただいまの
環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) ないようでありますので、各
常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
発言通告書が提出されておりますので、
発言順位は、16番
小牧一美さん、20番藤木猛君、3番
田中尚仁君の順位により、順次、発言を許します。
16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは私は、議第77号他6件の議案について、反対の立場で討論を行います。
まず、議第77号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第7号)、これは補正額6億3,798万1,000円を追加をして257億5,489万2,000円とするものです。
この中で、まず、
待機児童解消に向けた
小規模保育所の
整備補助金、このことについて申し上げたいと思います。
守山市が進める
待機児童対策は、
家庭的保育や
小規模保育など
地域型保育を開設することで、
待機児童を解消するということです。これまで
保育ママのあり方について課題が指摘をされたことに対し、やっと
訪問指導員を確保して
保育内容への
是正指導が図られようとしているやさきです。
この具体的な検証もないままに、今度は19人以下の
小規模保育所を次々と開設をする。場所も運営者も、もう手当たり次第に「実施していただける方は誰でもお願いします」とばかりに、とにかく
待機児童を収容したい思いで邁進しているというのが実態ではないでしょうか。
確かに保護者のニーズに応えるということは大事なことです。しかし、保護者のニーズは保育園に預けたいのであって、どこでもいいから預かってということではありません。若い保護者の親育ちも支援し、しっかりと親に成長してもらう。その仕事を保育士は担っています。また、若い保育士が保育士として成長してもらう。そういう場としても保育園は存在がとても大きいです。
地域型保育は、専門性を有する保育士の配置が
認可保育園よりも緩和されている保育所です。
保育士免許がなくても一定の研修を受けた支援者が一定配置されていれば良い。園庭がなくても近くに公園があれば良い。給食は外注しても良いなどと十分な
保育環境とは言えない中で実施をすることができる保育です。
仮にアットホームな保育を希望していたとしても、保育者に支払われる給料が安価であったり、働き続けられる保証がなければ保育の質は担保されません。初めは保育者の熱意や意欲で成り立っていたとしても、将来的に継続する保証がないんです。それぞれの事業所によって
保育内容にも運営面でもばらつきが出るのは必至です。
0から2歳児は自分から不満も不平も言うことができません。事故などが起こったら取り返しがつかないことになります。今後は監査に入るといいますが、そもそも監査を入れてチェックをする必要があるというような
地域型保育を拡充していくことは問題ではないでしょうか。
「地域に家庭的で小規模の保育所を」と聞こえが良い
地域型保育です。仮にこれを本当に求められるような保育所にしようとするのであれば、連携園と一体的な運営をすることです。連携園から保育士を常駐させて、
人事交流や研修も含めて保育の質を担保する。こういうことができるのであれば、
地域型保育の質も担保されるでしょう。
しかし現状の守山市の
待機児童対策は、余りにも民間任せ、どんな子ども・子育てを行政が進めるのか、
保育理念が後景に追いやられていると言わざるを得ません。車の往来が激しい
コンビニ空き店舗に
学習塾経営事業者が行う保育所、とても子どもの育ちを大事にしているとは言いがたいと言わざるを得ません。
人口が増えて
子育て世代が守山市を居住地に選んでくれたのはうれしいことです。ならば子育ては市が責任を持って行いますというのが本来の姿です。保護者は保育園に入園を希望して申し込みをしているのですから、
地域型保育に回されたというのではなくて、保育所を整備すべきです。県内一、
待機児童が発生し、その数が減るどころか増え続けている現状の中では、もう保育園の新設は待ったなしです。
小規模保育を増やすのではなく、早急に保育園を新規で整備することを強く求めるものです。
また、保育園の整備に当たっては、公立園での整備を求めます。保育士の確保と保育士の育成という点においても、
地域型保育所との連携で保育の質を確保するという点においても、また、将来子どもの数が減ってきた時への対応という点においても、民間園を増やすのではなくて、新設園は公立園として整備するということを改めて指摘させていただきます。
次に、
債務負担行為の補正について、
環境施設の
整備事業は平成29年から33年度、
環境センター建設費用の限度額を89億円、
環境施設の
運営事業は平成29年度から53年度、平成33年度
完成予定の
環境施設の20年間の
運営経費の限度額102億2,000万円、施設の設計・施工・運転管理を一括して発注するための
債務負担行為を求められています。
守山市の最重要課題として環境センターの更新を進めています。近隣の住民の皆さんの深い御理解と御協力をいただく中で、現敷地での更新を進める運びとなりました。この更新を機に、守山市のごみ処理政策は全国に誇る再資源化率を誇っていたトレイ類の別回収を止めてサーマルリサイクルにかじを切ることになります。
周辺住民の皆さんに御理解をいただくというのであれば、より一層のごみ減量に努め、できるだけ燃やさない努力をする中で、環境への影響や収集車の乗り入れを低減させる努力をするのが当然進むべき方向性だと考えます。
しかし、突然表明された発電しようという方針。国の補助金を得るために、全国でも例のない小規模焼却炉での発電に踏み切ることが突然表明をされました。それに続いて、これまで市民が努力してきたトレイ類の分別回収を止めて燃えるごみとして焼却する計画、技術が良くなったから有害物質は放出されない。技術が良くなったから100t以下の焼却炉でも安定的に発電は可能などと説明をされますが市民の疑問や心配を押し切る形で計画を進めようとされています。
挙げ句の果てに、「トレイの焼却が地球環境に貢献する」とまで言い切られたことは、これまで市と一緒に再資源化に取り組んできた市民からすると、本当にがっかりです。世界的に見て日本ほど何でもかんでも焼却する国はありません。国がサーマルリサイクルの方向だからということですが、地球温暖化対策という視点からいえば、ごみはできるだけ出さない。できるだけ燃やさない。これに尽きるのだと思います。
審議会で、全国に例のないごみ量が70tの焼却施設での発電、しかも35tが2炉、1炉を休止している時にも予定している発電は可能かメーカーもほとんど経験がない中で、競争原理が働かず、メーカーの言い値で高い買い物をしてしまうかもしれないという指摘がありましたが、今回提示された金額はメーカーからの提案をもとに見積もった金額であり、建設費限度額89億円、
運営経費限度額102億円と、他市の実績からしてもかなり割高の金額となっています。
環境生活都市経済常任委員会に、この金額の妥当性を判断する資料は何も提示されません。仮に発電をしないで建設した場合、国の補助金は得られなくても建設費用はもっと安くつくかもしれません。また、タービン、ボイラー、配管などの更新の必要がなければ、建設・運転ともに経費の縮減は可能になると思われます。
何よりも市民がこれまで分別回収に努力をし、再資源化率を高めようとしてきた努力を無にし、ごみ減量の意識低下が専門家からも指摘をされている中で、国に誘導される形で発電に踏み切り、結局高い買い物をさせられる可能性のある今回の環境センター更新に係る
債務負担行為の補正には、反対をいたします。
以上の理由から、
一般会計の補正に反対をいたします。
続きまして、議第92号から93号、94号、95号、96号ならびに97号について、反対の立場で討論いたします。
まず、議第97号河西第二児童クラブにかかわる点について、申し上げます。
河西児童クラブの指定管理を市内で児童クラブの経験のない新しい事業所、社会福祉法人ご縁会に、指定管理者として指定を求めるということです。
今回、現指定管理者が応募を見送った理由は、新設される河西第二児童クラブと現クラブと一括して運営しなければならなかったからであり、今でも指導員の確保や運営が難しい状態の中で、新しいクラブ室の運営が安全確保などに不安があったからに他なりません。
あの場所で児童クラブを運営することは、現運営者にも子どもたちにも保護者にも指導員にも、大きな負担と不安を生じさせています。これまで学校の敷地にある児童クラブで過ごしてきた子どもが、第二クラブに行くことを迫られた時、これまで仲良くしていた友達と別れてしまうことになるかもしれない。安全に過ごせるのだろうかなど、子どもも保護者も不安がいっぱいです。
子どもの視点に立ち、子どもの最善の利益を保証し、子どもにとって放課後児童クラブが安心して過ごせる生活の場となるようにと、子ども・子育て新制度の趣旨はうたっています。この場所での新設は通所時、外遊びの時に様々な危険が予想され、その危険を回避するために、必要以上に子どもたちを制止する場面が増えてくることが予想されるのです。伸び伸びと生活することを制限される場所での
児童クラブ室の開所は、不適切と言わざるを得ません。
守山市は人口が増え続けている自治体であり、市長も児童クラブに6年生までの受入を正式表明されたもとで、
児童クラブ室の整備は待ったなしです。その時に、学校の隣接地での整備はどうしても必要です。何か事故が起こってからでは遅いのです。安心して子育てしやすい町にふさわしく、子どもにとって最善の施設の整備を早急にされることを求めます。
国自身が今、認めています。核家族化の進展、地域のつながりの希薄化、共働き家族の増加、依然として多くの
待機児童の存在、児童虐待の深刻化、兄弟姉妹の数の減少など、子育て家庭や子どもの育ちをめぐる環境が変化している中で、放課後児童クラブにおいて集団の中で子どもに保障すべき生活環境や運営内容の水準を明確化する。このことを国は地方自治体に求めていることをしっかりと受け止めていただきたいと思います。
今回、施設整備に起因し、指定管理者が変更になったことの問題を指摘し、議第97号に反対をいたします。
続いて、児童クラブの指定管理について、申し上げます。
平成20年度から児童クラブに指定管理者制度を導入して10年、2回の指定管理者の選考を経て、今回、平成29年度から34年度の5年間の指定管理者の指定につき、議決を求められています。
指定管理制度導入時から指摘をしておりますように、指定管理期間満了ごとに次期指定管理者を選考することになり、新しい指定管理者となった場合、指導員は継続雇用されるのか、その保証がなければ子どもや保護者との間で培われた信頼関係が絶たれ、子どもたちが不安な状態に陥る。実施主体である市そのものが引き続き継続して事業者は応募してもらえるのか、応募されなければ新しい事業者を探さなければならない。職員の引き継ぎへの対応、子どもたちへの影響がないようにするための配慮など、継続した安定的な運営の保証がない。これが指定管理者制度です。
この間、指定管理者が変更されることがあっても、しっかり引き継ぎを行い、円滑な運営が行われているとのことですが、今回、河西児童クラブにおきましては、まさにこの心配が現実のものとなっています。
総務省は平成22年に通知を出しています。紹介します。
「指定管理者制度は、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設である公の施設について、民間事業者等が有するノウハウを活用することにより、住民サービスの質の向上を図っていくことで、施設の設置の目的を効果的に達成するため、平成15年9月に設けられたところです。」しかし、「その導入以降、(中略)地方公共団体において様々な取組がなされる中で、留意すべき点も明らかになってきたことから、(中略)改めて制度の適切な運用に努められるよう、(中略)助言します。」として、「指定管理者の指定の申請にあたっては、住民サービスを効果的、効率的に提供するため、サービスの提供者を民間事業者等から幅広く求めることに意義があり、複数の申請者に事業計画書を提出させることが望ましい。」。
この間、守山市の児童クラブの指定管理者は、複数の応募どころか1者の応募であり、今回、河西児童クラブのように、現事業者が応募されない場合、事業所を探し回らなければならない事態となっています。「施設設置の目的を効果的に達成する」という点についていえば、児童クラブの設置目的は児童の健やかな放課後の健全育成であり、住民サービスの質の向上を図るという指定管理の目的からすれば、指導員の離職率も高く、新規での確保に苦慮するような事態を招いている事態からは、これでは守山市の児童クラブにおけるクラブの質の向上は図れない。この10年間で明らかになってきたことではないでしょうか。
本来、放課後児童健全育成事業は、指定管理者制度が目的とする住民サービスではありません。児童の自主性、社会性および創造性の向上、基本的な生活習慣の確立などを図り、もって、当該児童の健全な育成を図ることが児童クラブの設置の目的です。人を育てる仕事であり、人の成長に責任を持ち、気分・感情を丸ごと受け止めながら、信頼関係がなければ成り立たない事業です。だから専門性が求められ、経験の積み重ねや研修によって、その質が担保されることが大事です。
指導員の雇用条件は同一として、安心して指導員として働き続けられる職場環境が必要です。それができないのであれば、やはり児童クラブの指定管理者制度は止めるべきです。指導員の安定的な雇用なくして指導の質の向上は図れません。
子どもを育てる施設、児童クラブに指定管理者制度はなじまない。このことを指摘をさせていただき、議第92号、93号、94号、95号、96号ならびに97号について、反対をいたします。
○議長(森 貴尉) 20番藤木猛君。
〔20番 藤木 猛議員 登壇〕
○20番(藤木 猛) ただいま議長の御指名をいただきましたので、私は、議第77号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第7号)について、賛成の立場から討論をいたします。
本市において
子育て世代の人口増加が続く中、女性の社会進出や
子育て世代の就労形態の多様化、さらには国の推し進める一億総活躍社会にも後押しされ、著しく保育需要が拡大をし、この4月には93名の
待機児童が生じております。
その
待機児童の大半は0歳から2歳児までの低年齢児であることから、この年齢層に特化した対策として、今年度、
小規模保育所の拡充を迅速かつ精力的に取り組まれる中、来年4月には95名規模の受け皿が確保できるものと聞き及んでおります。
また、受け皿の拡充とともに、これまでから
地域型保育支援専門員の配置と連携園での支援等、保育の質の向上に取り組まれ、さらには施設監査を実施する中で、事業者の運営支援に今年度から努められることとなっております。
これまで市長が掲げておられる「住みよさ日本一が実感できるまち」の実現には、この守山で安心して子育てができる環境整備が急務であり、このためには早期の
待機児童解消が不可欠であると考えます。
こうしたことから、本市の
待機児童対策には、
小規模保育所等の即効性のある対策を進めることが肝要であると考えておりますが、既存の保育所、そしてまたこども園等々への支援、そして本来の保育所の役割、行政の役割、そして親の役割、そのことを行政としてどのように考え、それをどのように皆さんにPRし、しっかりとした保育体制をつくっていくのか、そのことを今後もきちんと議論されること、そのことを申し添えて賛成をするところであります。
また、環境施策については、平成25年6月に更新する旨を表明されてから約4年半が経過いたしますが、その間、本市の最重要課題として、今日まで市長を先頭に、庁内一丸となって取り組んでこられました。そのような中、去る11月2日に議長、副議長、
環境施設対策特別
委員会正副委員長の立会のもと、地元4自治会と
環境施設の建設に関する基本協定書および環境保全協定書の調印をされました。
ここに至ります過程におかれましては、地元との度重なる協議や説明など、行政の努力はもちろんでありますけれども、議会を代表して議長などによる地元への働きかけなど、こうした議会の働きも一助となったものと考えるところであります。
しかしながら、何よりもこの協定書の調印までの間、地元4自治会が
環境施設の更新に係る行政との協議に耳を傾け、前向きに、また真摯に向き合っていただいたおかげにほかありません。市は、こうした地元自治会の苦渋の決断に一刻も早くお応えできるよう、十分な検討を重ね、今回、DBO方式による
環境施設本体の建設と運営に向けた事業費を
債務負担行為として、本補正予算の中に計上されたことは、まさに行政の責務であると理解をいたします。
次年度も引き続き本市の最重要課題として、
環境施設の更新を位置付ける中、市が設置されております守山市
環境施設整備
運営事業者選定
委員会で、来年7月には
運営事業者を決定し、2021年10月からの供用開始に向けて取り組むとのことであります。議会としても安全・安心で安定した稼働ができる施設となることは切に願うところであり、今回提案された議第77号平成29年度守山市
一般会計補正予算(第7号)について、賛成の討論といたします。
○議長(森 貴尉) 3番
田中尚仁君。
〔3番
田中尚仁議員 登壇〕
○3番(
田中尚仁) ただいま議長のお許しをいただきましたので、私は、議第92号から97号までの
児童クラブ室に係ります指定管理者の指定につき議決を求めることについて、賛成の立場から討論を申し上げます。
指定管理者制度とは、住民福祉に供する公の施設を民間事業者の有するノウハウを活用することで、効率的な管理運営とともに、住民サービスのさらなる向上を図ることを目的に、平成15年9月から設けられた制度であります。
この趣旨のもと、本市におきましても、平成18年度より本制度を取り入れ、とりわけ
児童クラブ室においては平成20年度から指定管理者による管理運営とされたものです。
今年度、公募による2回目の更新手続が行われた訳ですが、これまでの指定管理者である法人におかれては、放課後児童の安全・安心な居場所の提供と児童の健全育成を図る中で、地域に根差した施設として、適切に管理運営がなされたものと認識しております。
また、平成24年度の更新時には、物部、小津、玉津の3クラブ室において、指定管理者の交代がありましたが、児童の様子や実施される行事の引き継ぎはもちろんのこと、職員の継続雇用のあっせんに関しても、しっかりと市が法人間の調整に入る中で、丁寧な引き継ぎが行われ、混乱もなく円滑に移行されたものと伺っております。
さらに適切な管理運営を図るために、平成24年度からは管理運営に関する評価と検証、いわゆるモニタリングを取り入れ、PDCAの実践による施設のより効果的、効率的な運営に努められております。
このように、
児童クラブ室に係る指定管理者制度の活用につきましては、本制度の趣旨にある住民サービスの向上と施設の効果的、効率的な管理運営が今後も期待できますことから、議第92号から97号までの
児童クラブ室の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、賛成し、討論とさせていただきます。
○議長(森 貴尉) これをもちまして討論を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております各議案について採決をいたします。
まず、議第77号について起立により採決いたします。
本件に対する各
常任委員長の報告はそれぞれ「可決」であります。
本件は、各
常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は、各
常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第92号について起立により採決いたします。
本件に対する
文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、
文教福祉常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は
文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第93号について起立により採決いたします。
本件に対する
文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、
文教福祉常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は
文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第94号について起立により採決いたします。
本件に対する
文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、
文教福祉常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は
文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第95号について起立により採決いたします。
本件に対する
文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、
文教福祉常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は
文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第96号について起立により採決いたします。
本件に対する
文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、
文教福祉常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は
文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第97号について起立により採決いたします。
本件に対する
文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、
文教福祉常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は
文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第78号から議第91号まで、議第98号から議第105号までを一括して採決いたします。
本件に対する各
常任委員長の報告は、いずれも「可決」であります。
本件は、各
常任委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) 御異議なしと認めます。
よって、議第78号から議第91号まで、議第98号から議第105号までを、各
常任委員長の報告のとおり決しました。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第5
会議案上程(意見書第2号および意見書第3号)
○議長(森 貴尉) 日程第5、意見書第2号および意見書第3号を議題といたします。
事務局長をして議件を朗読いたさせます。
事務局長。
○
議会事務局長(
高橋みちえ) 朗読いたします。
意見書第2号道路
整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書、意見書第3号北方領土問題の解決促進等を求める意見書。
以上。
○議長(森 貴尉) まず、意見書第2号について、提出者から
提案理由の説明を求めます。
18番筈井昌彦君。
〔18番 筈井昌彦議員 登壇〕
○18番(筈井昌彦) ただいま議長のお許しを賜りましたので、意見書第2号道路
整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書、提出者といたしまして、守山市議会議員筈井昌彦が提出をさせていただきます。
この意見書に対しましては、賛成者といたしまして、守山市議会議員國枝敏孝、同じく賛成者、守山市議会議員藤木猛、同じく賛成者、守山市議会議員
澁谷成子、同じく賛成者、守山市議会議員渡邉邦男、同じく賛成者、守山市議会議員井入秀一。以上の方々の御賛同をいただいています。
それでは、本文の朗読をもちまして
提案理由とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
道路
整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書
道路は、市民の安全・安心な暮らしや、活力ある社会や経済活動を支えるとともに、災害時には市民の命を守るライフラインとして機能するなど、市民生活になくてはならない重要な社会基盤であります。
現在、道路事業においては、「道路
整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」(以下、道路財特法)の規定により、地域高規格道路事業や交付金事業の補助率等が嵩上げされているが、この措置は、平成29年度までの時限措置となっている。
地方創生に全力を挙げている地方自治体にとって、嵩上げ措置の廃止は死活問題であり、本市の地域づくりに影響を及ぼし、地域活力の低下を招くことが危惧される。
よって、国においては、道路財特法の補助率等の嵩上げ措置について、平成30年度以降も継続するよう強く要請いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年12月14日
守山市議会議長 森 貴尉
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、国土交通大臣 宛て
以上、議員の皆様の御賛同を賜りますことをお願い申し上げまして、
提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(森 貴尉) 次に、意見書第3号について、提出者から
提案理由の説明を求めます。
10番
新野富美夫君。
〔10番
新野富美夫議員 登壇〕
○10番(
新野富美夫) ただいま議長の御指名を賜りましたので、意見書第3号北方領土問題の解決促進等を求める意見書について、御説明を申し上げます。
この意見書に賛同いただいておりますのは、守山市議会議員國枝敏孝議員、また同じく藤木猛議員、同じく山崎直規議員、同じく赤渕義誉議員、同じく西村弘樹議員の御賛同を得ております。
初めに、私ごとではございますが、2か月前の10月の後半に、北方領土返還要求運動滋賀県民会議に参加をさせていただき、北方領土の視察をさせていただきました。この時に強く思いましたことを、少し所感で述べさせていただきます。
納沙布岬のところで、わずか3㎞ほど先に、元日本の領土であった歯舞群島が位置しております。その場所に立ちました時に、この北方領土については、目の先にあってどうなのかという思いを非常に強く感じました。そしてまた、引き続き元島民の方々とお話をさせていただいておる時に、高齢者である方々の、あとわずかの年月であるという思いを酌み取りまして、北方領土の返還が早急に進められなければいけないと強く感じましたので、所感を述べさせていただきます。
それでは、意見書の説明をさせていただきます。
北方領土問題の解決促進等を求める意見書
我が国固有の領土である歯舞群島、色丹島、国後島および択捉島の北方四島の返還の実現は、国民の長年にわたる悲願である。
しかし、戦後72年を経た今もなお、北方四島は返還されず、日露両国間に平和条約が締結されていないことは誠に遺憾である。
北方領土問題を解決し平和条約の締結に至るためには、日露両国間における政治対話を促進し、様々な分野での交流を拡大して相互理解を深めることが必要不可欠である。
こうした中、昨年5月の日露首脳会談では北方領土問題について今までの発想にとらわれない新しいアプローチで交渉を精力的に進めていくとの認識が両首脳で共有されるとともに、同年12月の首脳会談では北方領土における日本とロシアによる共同経済活動に関する協議の開始が平和条約の締結に向けた重要な一歩になり得るとの相互理解に達している。
一方、北方四島を追われた元島民は、既に6割を超える方々が亡くなられており、一刻も早い領土問題の解決が強く望まれている。
よって、国会および政府におかれては、北方四島の早期返還の実現を求める国民の総意と心情に応え、次の事項について適切な措置を講ずるよう強く求める。
記
1 日露両国間において今日までに達成された諸合意に基づき、早急に北方領土問題を解決し平和条約を締結するための強力な外交交渉を進めること。
2 国民世論の結集と高揚、国際世論の喚起および学校現場等における青少年に対する北方領土教育等の充実と強化を図るとともに、内閣総理大臣による北方領土隣接地域からの北方領土視察を実現するなど、北方領土返還要求運動の一層の促進を図ること。
3 北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律に基づく北方領土隣接地域の振興対策等を促進すること。
4 北方四島交流事業、北方領土墓参事業および北方四島自由訪問事業の実施団体に対する支援措置を強化するとともに、各事業の円滑な実施を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年12月14日
滋賀県守山市議会議長 森 貴尉
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣 宛て
議員各位の御賛同を賜りますことをお願い申し上げまして、意見書提出の理由といたします。
○議長(森 貴尉) 暫時休憩します。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
休憩 午前11時39分
再開 午前11時44分
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
○議長(森 貴尉) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま議題となっております意見書第2号および意見書第3号に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) ないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております意見書第2号および意見書第3号については、会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) 御異議なしと認めます。
よって、会議第2号および意見書第3号については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは私は、意見書第2号道路
整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書に対して、反対の立場で討論を行います。
もともと道路財源臨時措置法は、1953年に制定をされて以降、3年、5年の臨時暫定措置をずるずる積み重ね、道路中期計画をはじめとする全国2万㎞の高規格道路建設を推進してきました。
道路特定財源は一般財源化して、道路にも環境にも福祉にも使えるようにすべきだという国民世論を受けて、10年前に一般財源化の方向を示しましたが、10年間の期限付きで補助率を明記し、その上でかさ上げをしたため、現在、道路事業において道路整備特措法の規定により、地域高規格道路事業や交付金事業の補助率がかさ上げされて、特定財源性を残したまま、現在に至っています。
今回の意見書は、平成29年で期限切れとなるかさ上げ措置の継続を求めておられます。国際的に見て、自動車関係税などを道路特定財源とするやり方は、世界的に見ても異例です。ドイツでは、ガソリン税などは一般財源で総合交通政策の資金源としています。地方自治体にとっても、道路特定財源を一般財源化してこそ、自治体自らの判断で住民のための切実な生活道路の整備にも使うことができるものと考えます。
特定財源によって自動的に高速道路ができていく仕組を改め、その全額を道路や福祉や医療にも使える文字どおりの一般財源化に踏み出すことが大事ではないでしょうか。
日本共産党は、必要な道路網を計画的に整備していくこと、また、生活道路を整備していくことには賛成です。だからこそ一般財源化して地域に実情に応じた使い方ができるようにすることが大事であることを申し添え、この意見書には反対をいたします。
○議長(森 貴尉) これをもって討論を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております意見書第2号および意見書第3号について、起立により採決をいたします。
まず、意見書第2号について、採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本件は可決されました。
次に、意見書第3号について、採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(森 貴尉) 御着席願います。
起立全員であります。
よって、本件は原案のとおり決しました。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第6
特別委員会審査報告
○議長(森 貴尉) 日程第6、
環境施設対策特別委員長、議会改革特別委員長および公共施設調査特別委員長から審査報告の申出がありますので、これを許します。
環境施設対策特別委員長。
〔
環境施設対策特別委員長 國枝敏孝君 登壇〕
○
環境施設対策特別委員長(國枝敏孝) ただいま議長から御指名をいただきましたので、平成29年9月定例会以降の
環境施設対策特別
委員会について、その内容を報告させていただきます。
本
委員会は、去る10月23日、11月20日、12月8日の3回にわたり、副市長をはじめ
関係部課長の出席を求めて開催をいたしました。
まず、10月23日の
委員会においては、1点目、行政側から4自治会との最終合意とすべき
環境施設の建設に関する基本協定書(案)ならびに環境保全協定書(案)の説明を受けました。
環境施設の建設に関する基本協定書(案)は、これまでの地元4自治会との真摯な協議を踏まえた上での内容を記載したもので、特に地域の振興、活性化が図れるよう、市としても最大限の取組を行うことを明確にしたものであるとのことでありました。
また、環境保全協定書(案)では、新しい
環境施設においては、現在の環境センターの自主基準値より、さらに厳しい自主規制値を設定し、環境に最大限配慮した安心・安全で安定した稼働を行える施設にすることを明確化しているとのことでありました。
本
委員会としては、いずれも適当であるとの認識で、協定書の調印式に臨むことを了解いたしました。
2点目、報告事項として、
環境施設整備
運営事業者選定
委員会の概要についての説明がありました。
本施設整備および管理に関しては、DBO方式により行うこととし、その事業者を選定するにあたり、要求水準書(案)あるいは入札説明書(案)などを慎重に吟味し、定める必要があることから、事業者選定
委員会を立ち上げる必要があること。また、その構成は学識者、有識者、弁護士等の6名とすること。さらに、その内容として、価格競争だけで事業者を決めるのではなしに、特に環境への配慮やエネルギー活用を中心に、非価格要素に着目した評価を適正に行えるよう、項目や方法を検討してもらうとのことでありました。これも
委員会としては了承をしたところであります。
また、当日の午前中に臨時議会が開催され、環境学習都市宣言が決議されました。本市の最重要課題と位置付けられてきた
環境施設の更新が本格的に動き出すこの時期に、改めて本市の恵まれた環境を確認し、将来にわたって良好な状態を引き継いでいけるよう、市民一人一人が環境に関して学び、考え、行動することを目的に、環境学習都市を宣言するということです。
そして、そのことを受けたと思われるのですが、その日の
環境施設の付帯施設整備に関する資料の中で「環境学習都市宣言記念公園」の名称が使われていて、問題となりました。名称については、まだ何も、どこでも議論されていないのに、突然この名前が出てくるのはいかがなものかとの議論の中で、今後は「仮称」をつけて使うことを、その特別
委員会で確認をいたしました。
続いて、11月20日の
委員会においては、
環境施設整備
運営事業者選定
委員会第3回目の内容に関し、報告と今後のスケジュールの説明を受けました。
本
委員会は、具体的な入札情報等が含まれているため、非公開として開催をいたしました。ここでは、改めてDBO方式が他の方式と比べて財政負担等で優位であるとの説明と、予定価格は環境省推奨の算出方法を用いているなど、具体的な事業者選定の評価項目に関しての選定
委員会での検討内容が示されました。
なお、今後のスケジュールは、年内に入札公告を行い、総合評価一般競争入札により、来年7月には事業者を決定していくということでありました。いずれの内容も良として、適切に事務を進めるよう要望したところであります。
また、その他の項目で、新しい
環境施設の名称に関しての発言があり、先の
委員会で必ず名称をつけて使用するよう確認していたにもかかわらず、市長が公の挨拶の中で、「仮称」をつけずに、いかにも決定された名称のように発言されたのは、いかがなものかとの問題提起がありました。もし行政の側でこの名称が決定ということであれば、
委員会としても対案を出すべきではないかとの発言もあり、後日改めて、この名称問題について、
委員会を開催し、協議することを決定しました。
次に、先の
委員会での決定に基づいて、去る12月8日に
委員会を開催しました。
まず行政から説明を受けて、名称は12月23日の
委員会での確認のとおり、仮称であることには変わりがないということを確認いたしました。さらに今後、各施設の設置および管理に関する条例を定めていく必要があり、その対象施設をどのように区分していくのか。また、そこに記載する名称と呼び名としての名称をどのように扱うかなどは、今後の検討課題としていかなければならないということで、検討課題も多いとの説明がございました。
委員会としては、改めてこの「環境学習都市宣言記念公園」の名称は仮称であること、また、今後、名称を定める過程においては、市民の公募によって決めるのが望ましいとの方向を確認して、名称問題については今後の重要な課題であるとの認識を共有して終了したところであります。
以上、
環境施設対策特別
委員会の報告とさせていただきます。
○議長(森 貴尉) 議会改革特別委員長。
〔議会改革特別委員長 山崎直規君 登壇〕
○議会改革特別委員長(山崎直規) ただいま議長の御指名をいただきましたので、議会改革特別
委員会の報告をいたします。
定例会に先立ちまして、11月21日に開催いたしました特別
委員会の報告をします。
最初に、前期
委員会での協議項目の結果について、私から報告をいたしました。
決定事項については、議員定数、タブレットの導入が決定したことの報告を行いました。
保留事項については、議員報酬、役員手当があり、議員報酬については報酬審議会に委ねることとしました。委員長手当については、今期に改めて協議項目としていくかを検討いたしました。
申し送り事項については、通年議会、予算特別
委員会がありましたが、今期の協議項目としていくかを検討することといたしました。
継続事項については、公開特別
委員会の開催、選挙運動のあり方等を継続して協議項目とすることを確認いたしました。
以上の内容について、各委員より意見を求めました。
公開特別
委員会については、議会改革特別
委員会としてのあり方とは別に、他の特別
委員会について公開特別
委員会の開催を求めるにあたっての方法などの意見があり、検討を行うことにしました。また「
常任委員会についての所管の配分の検討を行うことができないか」との意見もありました。また「今後の協議項目の進め方について、おおよそのスケジュールを示してもらいたい」旨の意見がありました。今期の特別
委員会で、協議項目については、
委員会に所属しない会派の意見も事務局より聞いてもらうことにいたしました。
次に、小学6年生議会学習会の実施について、事務局より説明を受けました。
授業で地方自治体を学ぶ小学6年生に、実際に議場に来てもらい、質問などを体験することで、より深く地方自治を学んでもらうこととともに、未来の守山市を担う子どもたちに市議会への関心を持ってもらう機会とするために行っております。
今回は、平成30年1月30日午後1時15分から開催をいたします。議会改革特別
委員会として、議場への誘導、説明、司会等を議員が受け持つことで、より積極的なかかわりをしていくことにしました。役割分担については、今後検討を行うこととしました。
最後に、議員ボックスへの投函文書の見直しについて、事務局より説明を受けました。
議員ボックスへの投函される資料は増加傾向にあり、資料の精査が必要になっている。また、紙資料の削減のためにも、データ化の推進が望ましいことから、クラウド等々を活用する中、議員ボックスへの資料投函について見直しを検討することとし、報告書、統計等、冊子、イベント案内通知、啓発紙、広報紙、記者会見資料などを各会派のパソコンとクラウドへのデータでの提供を検討し、掲示板での周知や活用を行うなどの検討を行いたいとのことでありました。
各委員からは、「データの送信についてはスケジュール管理面からも実施をしてもらいたい」との意見があり、「送信した旨のメールなどの通知をしてもらいたい」との要望もあり、事務局で要望を検討してもらうこととしました。
以上、議会改革特別
委員会の報告といたします。
○議長(森 貴尉) 公共施設調査特別委員長。
〔公共施設調査特別委員長 筈井昌彦君 登壇〕
○公共施設調査特別委員長(筈井昌彦) ただいま議長のお許しを賜りましたので、公共施設調査特別
委員会の報告をいたします。
今定例会に先立ちまして、去る11月22日午前9時30分から、市長、副市長、
関係部課長の出席を求め、
委員会を開催いたしました。
まず、庁舎整備につきましては、市議会としても、国の市町村役場緊急保全事業を活用し、早期に現地で建替を行うよう提言を行い、また、9月議会では、基本計画の策定予算を議決するなど、市とともに積極的に推進してきたところであります。
しかしながら、本
委員会の冒頭に、市長より、大きく2点の課題があるとの報告を受けました。
まず1点目は、スケジュールについてであり、平成32年度までの総務省の特例制度を活用することは、基本計画の検討の過程において、極めて厳しい状況であることが判明し、また2点目は、財政面の課題として、庁舎の整備費を66億円と想定し検討を進めてまいりましたが、昨今の社会情勢が変化する中、66億円という数字では収まらない可能性が高くなってきたとのことでありました。
そのため、庁舎整備については、
環境施設の本体工事の整備後以降に延伸することとし、財政的なシミュレーション、また課題の整理などを行う中で明確化し、現地建替を前提とした検討を引き続き進めていきたいとの説明がありました。
次に協議事項として、庁舎整備について説明を求めました。行政からは、庁舎整備のスケジュールについてや、財政見通しなどについて詳細な説明がありました。
委員からは、「なぜ庁舎整備が当初の計画より遅れるのかという理由付けを明確に示してほしい」「延伸とのことであるが、危機管理の面からの対応策は考えておくべきではないか」「今までの財政見通しについては反省をしてほしい」「10億円の特例の交付がなくなり、財源についてどのように考えていくのか」などの意見がありました。
また行政からは、専門家も入った中での市役所建設検討
委員会の立ち上げることや、市民からワークショップ等で意見を聞くこと、また、不安を感じている市民に対しては、市庁舎での業務継続計画を示すことなどの説明があり、議会に対して「国の制度の延長についての意見書などを取り上げていただけないか」との提案もありました。
本特別
委員会での協議事項は以上でありましたが、今回の報告により、多くの課題があることを改めて確認をしたところであります。
引き続き市民の皆様の生命・財産の安心・安全の拠点としての庁舎整備を継続的に検討してまいります。
以上、公共施設調査特別
委員会の報告といたします。
○議長(森 貴尉) 以上で、特別
委員会の審査報告を終わります。
環境施設対策特別委員長、議会改革特別委員長および公共施設調査特別委員長から目下、
委員会におきまして調査中の事件につき、閉会中の継続審査の申出があります。
お諮りいたします。
各特別委員長からの申出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 貴尉) 御異議なしと認めます。
御異議なしと認めます。
よって、各特別委員長からの申出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。
以上で本定例会に付議されました案件の審査は全部終了いたしました。
この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
市長。
〔市長
宮本和宏君 登壇〕
○市長(
宮本和宏) 議長のお許しを賜りましたので、平成29年第7回
守山市議会定例会が閉会されるにあたりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
去る11月24日から本日に至ります21日間にわたりまして、平成29年第7回
守山市議会定例会を滞りなく開催をいただき、提案をさせていただきました全ての議案につきまして、本会議および各
常任委員会で慎重かつ十分なる御審議を賜り、全て原案のとおり可決を賜りましたことに対しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
この間、頂戴をいたしました数々の御意見、あるいは御提言につきましては、真摯に受け止めさせていただきまして、その意向を十分に踏まえます中で、今後の市政運営に反映をしてまいる所存でございます。
さて、本市最重要課題の
環境施設の更新についてでございますが、平成26年7月に、現環境センター内の敷地を
環境施設の建設候補地とすることを表明して以降、地元4自治会におきましては、それぞれ検討
委員会等を設置していただき、議論を重ね、また議会におきましても、
環境施設対策特別
委員会等で精力的な御議論をいただいてまいり、去る11月2日には、議長、副議長ならびに
環境施設対策特別
委員会正副委員長様の立会のもとで、地元4自治会と
環境施設の建設に関する基本協定書および環境保全協定書の調印をさせていただいたところでございます。
私どもとともに今日まで課題解決に取り組んでいただきました議会の皆様に、改めまして感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。
そうしました中、今議会では、DBO方式によります
環境施設の設計・建設・運営に係ります
債務負担行為についてお認めをいただきました。今後これを踏まえ、入札公告を行い、資格審査等を行い、来年7月に市が設置をしております
環境施設整備
運営事業者選定
委員会で
運営事業者を決定し、2021年10月の稼働を目指してまいりたいと考えております。
環境施設の更新に対しましては、地元自治会の皆様には大変重く苦渋の決断を賜ることとなったものでありますが、今後におきましても、環境に十分配慮した施設整備を行うことはもとより、地域の活性化対策にしっかり取り組んでまいる所存でございます。
次に、
待機児童対策についてでございます。
保育園の
待機児童につきましては、年度当初段階で93名となったところでございます。今議会で1か所分の
小規模保育所の助成について、補正をお認めいただきました。これによりまして、来年度当初には19名定員の
小規模保育所計5か所が開所する見込みでありまして、
地域型保育事業を鋭意進めてまいる所存でございます。
古高保育園につきましては、事業所の公募手続を11月20日まで行いまして、来る12月19日には、外部委員で構成をいたします選定
委員会にて事業者を決定してまいりたいと考えております。また、併せまして、保育園現場で勤務いただく保育士等の魅力ある労働環境の整備、とりわけ処遇改善が不可欠でありまして、処遇改善に係る方針を議会の皆様と協議させていただいたところでございますが、早速11月より、この方針に基づき、嘱託および臨時職員の募集を開始し、現在、来年度に向けまして、公立・民間ともに人材確保に努めているところでございます。しっかりと保育士等確保と定着につなげてまいりたいと考えております。
なお、現在におけます保育園等の入園希望状況につきましては、昨年と同程度の申し込みを保護者の皆様から頂戴をしているところでございます。今後におきましても、さらなる園整備を含めまして、あらゆる施策を検討する中で、
待機児童の解消に取り組んでまいります。
また、
市内中学校で発生をしました事案を踏まえまして、先ほどお認めいただきました予算を活用いたしまして、できるだけ早期に生徒・保護者向けの相談体制を構築してまいりたいと考えております。
さて、今月3日には、第48回ほたるのまち守山ハーフマラソンが、全国から1,520人の参加のもと、ハーフの部と10㎞の部の2部門で開催がされました。当日は快晴にも恵まれ、ランナーたちが風光明媚な琵琶湖畔のコースを楽しく走り抜けていただきました。
また、今月10日には、「中洲ふれあいの灯」の点灯式が行われ、次の世代を担う子どもたちが夢と希望を持ち続けてもらいたいとの願いから、中洲小学校のメタセコイヤに、中洲学区の848世帯と同数のLEDの明かりがともされました。
いずれも守山市の年末の恒例行事として根付いておりまして、これもひとえに御協力をいただいております市民や企業の皆様、そして運営に携わっていただいた多くの関係者の皆様方のおかげと感謝を申し上げる次第でございます。
また、去る11月26日には、昨年に引き続きまして、2回目となりますモリイチ・スタンプラリーがびわ湖守山・自転車新文化推進協議会の主催で開催をされました。ファミリー層を中心に、大阪や京都からも多数御参加をいただいたことから、昨年の2倍を超える約300人の参加数となり、大変な盛り上がりを見せました。
御参加いただいた方々は、市内15か所に設けられたチェックポイントを目指し、サイクリングと守山の秋の景色を思う存分楽しみながら走っていただき、自転車への親しみ、家族、親子、仲間の絆を一層深めていただいたものと存じます。
来る12月23日には、おおむね600年の歴史を誇ります伝統行事の「もりやまいち」が中山道守山宿一帯で開催がされます。今年も守山ふるさと大使の「ファミリーレストラン」によります漫才や、守山音頭の復活など、様々なイベントで盛り上げていただきます。なお、この様子は1月14日にテレビ放映もされるとのことでございます。
年明け1月13日の夜には、守山の誇る無形民俗文化財であります勝部の火祭りと浮気の火祭りの2つの火祭りがとり行われます。
このように年末年始にかけまして、本市では多くの行事や大会が開催をされます。関係者の皆様に改めて敬意を表しますとともに、議員各位、また市民の皆様にも御家族そろってお出かけをいただけますよう御案内を申し上げます。
年の瀬を迎え、何かと気ぜわしい今日この頃でございますが、くれぐれも御自愛を賜りまして、御健勝にて新年をお迎えいただきますよう御祈念を申し上げる次第でございます。
平成30年におきましても、行政と議会が議論を行い、車の両輪として市民福祉の向上と市政の発展に、議会の皆様とともに取り組む決意でございます。何とぞ議員各位の御理解、御支援を重ねてお願い申し上げ、閉会にあたりましての御挨拶とさせていただきます。今年1年間、本当にありがとうございました。
良いお年をお迎えください。ありがとうございました。
○議長(森 貴尉) 議員各位におかれましては、本会議ならびに各
委員会におきまして、連日慎重に御審議を賜り、本日ここに無事終了いたしましたことを心から御礼申し上げます。
今年も残すところわずかになってまいりました。今年の年末は寒波が多く、例年より寒い日が続くと聞き及んでいます。議員各位ならびに宮本市長、執行部の皆様方には、くれぐれも体に御自愛いただき、平成30年の新春を健やかにお迎えいただきますよう心から御祈念申し上げまして、閉会にあたりましての御挨拶とさせていただきます。
これをもちまして、平成29年第7回
守山市議会定例会を閉会いたします。
大変御苦労さまでございました。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
閉会 午後0時15分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
平成29年12月14日
守山市議会議長 森 貴 尉
署 名 議 員 赤 渕 義 誉
署 名 議 員 井 入 秀 一...