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令和 2年第3回定例会(第3号 9月 9日)

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  1. 米原市議会 2020-09-09
    令和 2年第3回定例会(第3号 9月 9日)


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    令和 2年第3回定例会(第3号 9月 9日)          令和2年米原市議会第3回定例会会議録(第3号)   1.招集年月日    令和2年9月9日 1.招集の場所    米原市議会議場 1.開会開議     令和2年9月9日   午前9時30分 1.応召議員        1番  礒 谷   晃    2番  鹿 取 和 幸               3番  後 藤 英 樹    4番  田 中 眞 示               5番  吉 田 周一郎    6番  西 堀   幸               7番  細 野 正 行    8番  矢 野 邦 昭               9番  山 脇 正 孝   10番  今 中 力 松              11番  澤 井 明 美   12番  中 川 雅 史              13番  中 川 松 雄   14番  堀 江 一 三              15番  山 本 克 巳   16番  鍔 田   明              17番  北 村 喜代隆   18番  松 宮 信 幸 1.不応召議員    なし
    1.出席議員    18名 1.欠席議員     なし 1.会議録署名議員     7番  細 野 正 行    8番  矢 野 邦 昭 1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市長        平 尾 道 雄   副市長      要 石 祐 一    教育長       山 本 太 一   政策推進部長   鹿 取 輝 之    総務部長      宮 川   巖   地域振興部長   的 場 文 男    市民部長      堤   基久男   健康福祉部長   立 木 ひろみ    教育部長      上 村   浩   こども未来部長  高 畑   徹    経済環境部長    鍔 田 正 広   土木部長     奥 村 義 治 1.職務のため議場に出席した者の職氏名    事務局長      木 村 浩 樹   事務局書記    田 野 智 和 1.議事日程       別紙のとおり 1.会議に付した事件   別紙のとおり  令和2年米原市議会第3回定例会 議事日程 (第1号)                 令和2年9月9日 午前9時30分開議                      場所  米原市議場 ┌───┬────────┬───────────────────────────────┐ │日程 │議案番号    │件        名                     │ ├───┼────────┼───────────────────────────────┤ │ 1 │        │会議録署名議員の指名                     │ │   │        │〔7番 細野正行議員、8番 矢野邦昭議員〕          │ ├───┼────────┼───────────────────────────────┤ │ 2 │        │一般質問                           │ └───┴────────┴───────────────────────────────┘                午前9時30分 開議 ○議長(吉田周一郎)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は全員であります。  定足数に達していますので、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、7番 細野正行議員と、8番 矢野邦昭議員の両名を指名いたします。  日程第2、これより先日に引き続き一般質問を行います。  質問の順序は、抽せん順といたします。  なお、本定例会では、昨日と同じく、新型コロナウイルス感染症対策のため、質問の時間を1人20分程度としておりますので、質問される議員の皆さんは御承知おきください。  それでは、12番 中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  おはようございます。12番議員の中川雅史でございます。議長の許可を得ましたので、通告に従い一般質問を進めてまいりたいと思います。  議長のほうでも、さきの発言でおっしゃっておりましたけれども、新型コロナウイルス感染症対策のため、長くならないよう進めてまいりたいと思います。  それでは、早速大問1、SDGsの取組についてを質問していきたいと思います。  私、このSDGsについては、平成29年、2017年の12月にも取り上げさせていただいております。取り上げさせていただいた当時は、SDGs、果たして何なのかということで、皆さんの頭の中にもクエスチョンが湧いたのではないのかなと、そういった感じを受けたところであります。  しかし、あれから約3年ほどたちました。環境も変わり大分各市町で取り組んでいる、各企業や学校でも取り組んでいる、そんな状況でもございます。あのときも提示したと思いますけど、こちらのSDGsアイコン、以前よりも各町で見かけるようにもなったとも思います。  SDGsとは、以前は長々と説明しましたけど、今回は簡単に説明します。  SDGsとは、誰一人取り残されない、持続可能でよりよい社会の実現を目指す、世界共通の目標であります。2015年の国連サミットにおいて、全ての加盟国が合意した持続可能な開発のための2030アジェンダの中で掲げられました。2030年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されています。  それぞれの項目についての説明は省いていきます。  それでは早速1問目、SDGsの認知度について、市民や職員には浸透しているのでしょうか、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  12番 中川雅史議員SDGsの取組についての御質問のうち、通告1点目のSDGsの認知度について市民や職員へ浸透しているのかの御質問にお答えをいたします。  SDGsは、2015年9月の国連サミットにおいて、誰一人取り残さない持続可能な社会を目指すために採択され、17の目標が掲げられた国際社会共通の目標であります。  内閣府では、2020年から2024年の5年間にSDGsに取り組む自治体数を全国の60%まで引き上げる目標を掲げられており、本市においては、SDGs推進計画は策定できてはおりませんが、第2次米原市総合計画に示す各種施策においてSDGsの視点を取り入れながら、目標達成に向けて取り組んでいるところでございます。  しかしながら、御質問の認知度につきましては、市民の皆様に対し、理念や目標が十分浸透しているとはいえない状況と捉えております。  今後、市の施策や各種事業SDGs目標達成に向けた取組であることをさらに意識しながら事業を進め、また、市民への情報提供につきましては、市の公式ウェブサイトなどにより認知度を高めてまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  それでは、続いて②のほうに移りたいと思います。前回質問いたしました平成29年、2017年12月に、私が初めてSDGsを取り上げたわけですけれども、そこから今日まで、現在における取組状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  通告2点目の前回の御質問以降、現在の取組状況についての御質問にお答えをいたします。  第2次米原市総合計画各種施策では、SDGsの視点を持って取り組んでおります。しかしながら、平成31年2月に策定した第2次米原市環境基本計画や令和2年3月に策定した第2期まち・ひと・しごと米原創生総合戦略では、それぞれの基本方針、各施策において関わりの深いSDGsとの関連性を明示し、豊かな経済、社会、環境の三側面と調和を図り、地方創生につなげる施策や各種事業を進め、持続可能なまちづくりの実現に向けて、現在取り組んでいるところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  それでは先に3問目に進みたいと思います。  先日、滋賀県の湖南市さんのほうがSDGs未来都市に選定されました。私も当初よりSDGsに興味を持って進めていければということで申し上げていたわけですけれども、当市としてこのSDGs未来都市の選定を目指す予定は、現在あるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  通告3点目のSDGs未来都市の選定を目指す予定はあるのかの御質問にお答えをいたします。  SDGs未来都市は、SDGsの先導的な取組として選定されるものでございます。  本市は、現在のところSDGs未来都市の選定を目指すことは考えておりませんが、SDGsの理念は尊重しており、地方創生SDGs官民連携プラットフォームへ加入するなど、持続可能なまちづくりによる米原創生の実現を目指しているところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  ありがとうございます。1、2、3とお答えをいただきました。  ちょっと結果としまして、平成29年の12年の質問以降、そんなに大きな進展は今のところないような気がしております。あのときは職員の研修等にも取り入れたらといったような話もさせていただいたかとは思うんですけれども、それ以前に、まずはやっぱり知っていただくことが先決なのではないのかなと、皆さんに知っていただいてから、その次の段階に進むのがいいのではないのかなと思うんですけれども、このまだ浸透していないと感じているこのSDGs、市民並びに職員等への周知の方法について、再度部長にお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきたいと思います。  SDGsにつきましては、名称は聞いたことはあるけども内容については詳しく分からないというふうに思っておられる方がたくさんお見えになるのではないのかなというふうに思っておるところでございます。  国際社会共通の目標として、17の目標と、そして169のターゲットからなります持続可能な開発目標でございまして、幅広くテーマが設定をされている、大変複雑で分かりにくい印象は持ってございます。  私たちができるSDGsの一例といたしましては、ごみを減らすことでありますとか、あるいは節電、また節水を心がけることなど、日常生活の中でちょっとした気づきが持続可能な目標につながっているものと考えております。
     今後、市ではSDGs目標テーマを絞って、分かりやすく市民の皆様にお伝えできるように周知に努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  今、部長もおっしゃっていただいたように、小さなことが本当に持続可能な社会につながっていくと思っています。食べ残しを減らすであったり、今取り組まれているようなレジ袋の削減、こういったこともきちんとSDGsにつながっていきます。  まだまだ周知がされていませんし、なかなかばくっとして難しい問題かもしれませんけれども、カードゲームで親しみを持って知っていくこともできますし、取り組んでおられる市町村では、各市町の窓口のアイコンにこのSDGsアイコンを取り付けておられる、そういった市町もありますので、また米原市でも、このアイコンが見られるようになるのも、そう遠くはないのかなというふうに感じております。  以上をもちまして、1番目のSDGsの取組についての質問を終えたいと思います。  続いて2点目、通学路の安全について。こちらも私は、平成28年、2016年9月に取り上げさせていただいております。別に私に限らず、ほかの議員の方々からもこういった通学路の安全については、昨日の矢野議員もしかりですが、多くの要望が出されて取り上げられているところでございます。  それでは早速1問目に移りたいと思います。  地域からの対策要望箇所に対する現在の改善状況について、まず1点目でお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  上村教育部長。 ○教育部長(上村浩)  通学路の安全についての御質問のうち、通告1点目の地域からの対策要望箇所に対する現在の改善状況についてお答えします。  米原市通学路交通安全対策推進会議では、滋賀国道事務所や滋賀県長浜土木事務所米原警察署、保護者の代表、おうみ通学路交通アドバイザーなど、関係機関の多くの方に参加していただきながら、危険箇所安全対策等について中学校区ごとに協議をしております。  ハード面につきましては、車道と歩道との間にポストコーンや反射板を取り付けたり、歩道がない箇所にグリーンベルトを設置するなど、要望事項に基づいて改善に向けての検討を行い、安全対策を進めております。また、道路の幅員等の関係からハード面での対策に限界がある場合は、学校での安全指導の徹底やスクールガード等の皆さんの協力による安全確保にも努めていただいております。  今後も、順次、改善を行っていき、子供たちの通学路の安全対策を行っていきたいと考えています。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  1問目にお答えいただきました。昨日、矢野議員もおっしゃっておりましたけれども、歩道のない箇所にグリーンベルトの設置と、私も同じようなことを地域の方からお聞きしております。昨日の矢野議員もおっしゃっておられましたけれども、私のほうからも、やはりこのグリーンベルトというのは効果的だと思いますので、私のほうからも強く設置を要望いたしたいと思います。  それでは、2番目の質問に移りたいと思います。  大阪北部地震によってブロック塀が倒壊し、幼いお子さんの命が失われたのはまだ記憶に新しいと思います。子供たちの通学路に、やはりブロック塀はあります。そういったブロック塀の改善は、実際に図られているのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通学路の安全点検についての御質問のうち、通告2点目のブロック塀の改善についてお答えします。  市では、平成30年6月に発生した大阪府北部地震の直後に、ブロック塀安全確保について市民に周知を行うとともに、学校ごとに通学路におけるブロック塀等危険箇所について確認を行っています。  その結果、危険と思われる箇所が多数確認されたため、児童・生徒に通学路における地震発生時の行動について指導を行ったところです。  また、令和元年度から国・県の補助を受け、個人等が行う避難路や通学路等に面して設置しているブロック塀の撤去や改修工事等に対して補助金を交付し、安全性の向上に努めているところです。通学路に関する補助金交付実績は、令和元年度が2件、令和2年度が8月末現在で1件となっています。  ブロック塀は、個人が所有されているものがほとんどであり、難しい面はありますが、今後も市民に対し、ブロック塀安全確保について啓発を行ってまいります。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  ここで1点だけ再質問させてください。  確かにブロック塀の撤去や改修工事、個人のお宅に、個人の方が自分でお金を出されるので難しいかとは思うんですけども、そういった箇所へのヒアリングや、今部長がおっしゃっていただいたような補助金の案内等はなされているのかどうか、再度お伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  再問にお答えします。  御質問のとおり、ブロック塀は個人の皆様が所有している、本当に取扱い等については難しい状況ではございますが、ブロック塀の安全性につきましては、高さとか中に鉄筋が入っているのかとか、根入れはどうかとかいう形での構造上のチェックポイントがありますので、そのことも含めまして、各所有者の皆様に理解をしていただけるよう、今後もこの広報やウェブサイトを通じまして、再度啓発のほうを引き続きさせていただきたいというふうに思います。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  ブロック塀、やっぱり昔ながらのやつは鉄筋が入っていなかったりといったように、危ない箇所もあると思います。個人の資産にも関わることですし、難しいとは思いますけれども、子供たちの安全のためにも、さらに令和元年度が2件、令和2年度8月現在でもまだ3件だけですので、まだ知っておられない市民の方もいらっしゃるかと思います。再度、今おっしゃっていただいたように、広報等、周知をお願いいたしたいと思います。  それでは3番目の質問に参りたいと思います。  通学路、以前にも問い合わせたと思いますけども、地下道、大変危険やと思います。地下道を通過する、そういった箇所の安全対策はどのようになっておりますでしょうか、再度お伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  上村教育部長。 ○教育部長(上村浩)  通告3点目の地下道を通過する箇所の安全対策についてお答えします。  地下道等が含まれる通学路においては、全てではございませんが、防犯カメラ非常ベルを設置したり、少しでも明るくなるように照明の改修を行ったりしております。  また、学校において安全指導を徹底したり、スクールガード等の皆さんによる危険箇所の立ち番や付添いなどを行っていただきながら、安全対策を講じているところでございます。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  この3番目の質問なんですけども、特に顔戸交差点の地下道ですね、以前に比べれば非常ベルもちゃんと鳴るようになっているということをお聞きしておりますし、ただあそこ、以前のときにも言いましたように、私が中学生の頃から不審者が出たりと、大変危険な箇所ではあります。防犯カメラのほうが、やはり抑止効果が高いとは思いますけれども、あのときより大分進捗はしているのかどうか、その点だけ、再度、部長にお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  上村教育部長。 ○教育部長(上村浩)  再問にお答えします。  当該地下道につきましては、非常ベルとかパトライトが管理主体であります国道事務所により設置がされております。仰せのとおり、防犯カメラの設置は犯罪の抑止力としては、非常に効果があると考えられます。今後、米原警察署の意見や管理主体である国道事務所とも協議しながら、米原市通学路交通安全対策推進会議で議論を深め、検討していきたいとこんなふうに考えております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  よろしくお願いします。  あの箇所は、私が中学生時代、30年前、教育長がまだ私の先生であった頃からも不審者が出るといったような大変危険な箇所でもあります。また、近年、昨今は不審者があちらこちらに出るということで、本当に危険であります。いざ発生したときのベルよりも、やはり抑止効果の高い防犯カメラ、こちらのほうが絶対的に安全ではないのかなと思いますし、証拠もきっちり押さえることができますので、さらに強いプッシュをしていただいて、一刻も早く防犯カメラの設置が願うようお願いいたします。地域からの要望として、ぜひともお願いいたしたいと思います。  それでは3番目の質問に参りたいと思います。  新型コロナ禍における学校行事について。この新型コロナウイルス感染症のこの状況において、子供たちには多くの困難な状況になってしまいました。あるはずの行事がなくなったりと、大変かわいそうな状況が続いているわけでありますけれども、この秋に開催される学校行事ついて、何点かお伺いしていきたいと思います。  まず、もう9月に入りました。例年でしたら運動会、体育大会、こういったものが大変盛り上がっている時期になります。この運動会、体育大会の実施について、どういった手段で実施されるのでしょうか、まず1点目にお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  山本教育長。 ○教育長(山本太一)  新型コロナ禍における学校行事についての御質問のうち、通告1点目の運動会、体育大会の実施についてお答えをいたします。  運動会や体育大会につきましては、子供たちの思い出に残る大切な行事であることから、可能な限り実施したいと考えているところであります。  密閉・密集・密接の3密を避け、同時に熱中症対策を行い、種目数を減らし、ほとんどの学校で半日開催としているところです。また、開催に当たっては、参観者の3密防止にも配慮しながら、感染症対策を十分に行った上で、現在、実施に向けた準備を進めてもらっているところであります。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  せっかく子供たちが頑張って取り組んでいますので、開催していただけるということで。ただ、種目を考えておられたりと、現場の先生は大変な努力をしていただいて取り組んでくださっていることに感謝したいと思います。  2点目に移ります。  部活動の秋季大会の実施についてお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  山本教育長。 ○教育長(山本太一)  通告2点目の部活動の秋季大会の実施についてお答えをさせていただきます。  部活動の秋季大会につきましては、滋賀県中学校体育連盟の方針として学校の新しい生活様式の下で、各ブロック別競技種目別交流試合の形式として開催をするように通知がございました。  この大会は、交流試合であるために、順位づけは行われません。また、感染症対策として、選手の会場滞在時間は3時間程度を目安とし、3密を避けるため、開・閉会式を行わず、無観客とするなど、できる限りの感染症対策を取りながら、行われる予定であります。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  春に続き秋の大会も順位づけ等はしない交流試合ということであります。
     いろんな努力をしていただいて、やはりふだんから部活動に一生懸命取り組んでおられるので、その発表の場になることを願っております。  3番目に移ります。  校外学習修学旅行の実施についてです。他市においては修学旅行を中止するといった判断をされた市もございます。米原市はどうなのでしょうか、校外学習修学旅行の実施について、その有無と感染対策についてお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  山本教育長。 ○教育長(山本太一)  通告3点目の答弁に入るまでに、今、先ほど春の大会の話をされましたけど、春の大会はもう臨時休校中でございましたので、大会としてはございませんでしたので、ちょっと御理解願いたいというふうに思います。  通告3点目の校外学習修学旅行の実施についてお答えをいたします。  校外学習につきましては、感染症対策を十分に行い、どの学年も学習の目的を明確にした上で、本年度中に一度は校外学習を実施できるようにしていきたいというふうに、調整をして今進めているところであります。  修学旅行に関しましては、これは子供たちにとって学校生活最後の年に当たって、思い出づくりはもちろん、非常に高い教育効果が期待できる行事であると私は考えております。  そこで、各校において感染の拡大が心配される地域を避けた上で、宿泊先の選定や、また利用する交通手段の工夫等を行いながら、また、感染症対策を十分に講じて、実施の方向で現在検討してもらっているところであります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  先ほど、春と夏と勘違いしていました、すみません。  修学旅行についてですけど、当市では何とか工夫しながら実施していただけるということで、やはり子供たちの思い出の修学旅行、一生に一回のことですし、最近ではアルバムに何を載せたらいいのか、卒業アルバムに何を載せたらいいのか、そう考える、そんな大変な状況でもありますし、ぜひとも感染対策をきっちりと取って、子供たちには楽しい思い出づくりをしていただきたいなというふうに思います。  それでは最後の4番目の質問に移りたいと思います。  子供のインフルエンザの予防接種の助成についてです。  このコロナ禍で米原市は高齢者のインフルエンザの予防接種の助成を行うと発表しました。子供たちについてはいかがなものかと思い、この質問を取り上げたわけであります。  まず、1点目の質問、仮に中学3年生まで全額を負担して実施した際の概算の料金をまずお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  立木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(立木ひろみ)  子供のインフルエンザ予防接種の助成についての御質問のうち、通告1点目の中学3年生までを全額負担をした際の概算金額についてお答えいたします。  子供のインフルエンザ予防接種は、12歳までは2回、15歳までは1回の接種となります。  接種料金につきましては、各医療機関が独自に設定できることから、仮に1回3,000円とした場合は、約2,700万円の経費が必要となります。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  今、仮に1回3,000円として約2,700万円の経費が必要ということでおっしゃっていただいたんですけど、具体的にはどういった計算になるのか、ちょっと12歳までが何人で15歳までが何人かっていうの、もう一度だけ再問でお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  立木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(立木ひろみ)  中学3年生まで全額助成した場合に、対象者の内訳でよろしいですか。 ○12番(中川雅史議員)  はい。 ○健康福祉部長(立木ひろみ)  ではお答えいたします。  本年10月1日現在で、生後6か月から12歳の方で3,773人を2回の接種と見込みます。それから、13歳から15歳の中学校3年生までの方は、1回ですので1,197人、合計で4,970人で算出しております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  今回、高齢者のインフルエンザの予防接種があるからこそ、子供たちもどうなるかという観点もあってこれを取り上げたわけですけども、もう一点だけ質問させてください。  高齢者に助成をするわけですけれども、高齢者への予防接種、総額幾らかかるのでしょうか、再度、再質問でお聞きしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  立木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(立木ひろみ)  高齢者の想定接種率と総額の御質問にお答えさせていただきます。  本議会に今回補正予算として提出させていただいております65歳以上の高齢者等のインフルエンザの助成につきましては、接種率を75%と見込みまして、総事業額を4,414万8,000円としております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  約4,400万ということで、受診率を75%ということで今計算して予算を出されているということなんですけども、今、僕が最初に聞いたのは全員受けて2,700万ぐらいの経費がかかるということなんで、これは高齢者と同じように、受診率を仮に75%とか七、八割ぐらいにしたら、2,000万程度の経費で賄えるということなんですけども、庁内で子供のインフルエンザの予防接種の助成は検討されたのかどうか、もう一度再質問させていただきます。 ○議長(吉田周一郎)  立木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(立木ひろみ)  子供の予防接種の助成を検討したのかということについての再問にお答えさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行を迎える冬季は、症状が似ており、どちらに感染しているか分からない発熱者の増加による医療機関等の負担軽減や市民の治療確保を図るための手段として、インフルエンザ予防接種の接種勧奨の対象者をどこまで広げるかを検討する中で、当然、子供の接種勧奨も検討いたしました。湖北医師会や長浜保健所などに御意見も聞き、最も重症化のリスクが高く、予防接種法上の定期接種対象者である65歳以上の高齢者に対して、その接種料金を無料とすることで、接種を積極的に呼びかけることといたしました。  以上でございます。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  一度は検討はなされたということですね。  それでは、2番目の質問にいきます。  今後、実施する予定はないのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  立木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(立木ひろみ)  通告2点目の今後の実施予定についてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大が心配される中、季節性インフルエンザの流行期を迎えます。この2つは、先ほども答弁させていただきましたように、同様の症状が現れるため、医療機関や保健所などが混乱し、市民の生活が危機に瀕する可能性も指摘されております。  このような状況を避けるためには、インフルエンザの罹患者数を減らすため、予防接種を積極的に受けていただくことが重要です。  現在、ウイズコロナやアフターコロナといった、新型コロナウイルスとの向き合い方が様々に検討されております。このような中で、子供の予防接種への助成は、接種を促す一方で、家庭への負担軽減も図れる一つの方法と考えられます。  特に本年度は、新型コロナウイルス感染症対策として国や県の新たな方向性が示されることもありますので、各種の情報を注視いたしまして、迅速かつ適切に対応していきたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  今、お答えいただきました。早速、今日の中日新聞のほうには、県のほうでも予算化を図って、子供たちへのインフルエンザの予防接種の助成も行うという報道もありました。当市として、今どのような感じで考えておられるのか、部長の見解だけお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田周一郎)  立木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(立木ひろみ)  再問にお答えいたします。  先ほども述べさせていただきましたように、このコロナ禍に対して医療機関が逼迫しないように、そして家庭で受けられない方が出ないようにということで、子供の予防接種であったりということはしっかりと検討していかないといけないことだと痛感しております。  そこで、県の情報であったり、あるいは県の施策のほうを迅速に適切に対応してまいりたいと考えております。  繰り返しになりますが、そのような方向で考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  中川雅史議員。 ○12番(中川雅史議員)  ありがとうございます。  今回はこういった状況、このコロナ禍の状況でこういった県の予算もあるわけですけども、私はどちらかというと以前、平成28年にも別の議員の方が子供へのインフルエンザの予防接種の助成について質問をなされました。このコロナのためでもありますけれども、家庭への負担軽減も図れる一つの方法として、子供へのインフルエンザの予防接種の助成というのも、大いにありなのではないのかなというふうに私は考えております。  このコロナだけに限らず、今後もこういった子供たちへのインフルエンザの予防接種への助成について検討していただけるようお願いして、私、中川雅史一般質問を終えたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(吉田周一郎)  これをもって、中川雅史議員一般質問を終わります。  次に、10番 今中力松議員。
    ○10番(今中力松議員)  10番議員の今中力松です。議長の指名を受けましたので、通告に従いまして質問いたします。  今回、中山間地域で農業に取り組まれている方から、私に話を聞いてほしいという要望がありました。その内容は、簡潔に言うと、近年の大雨等の異常気象や、鹿の食害等により山肌の崩壊が大規模になり、河川へ土砂が大量に流入するという、10年前には想像できなかった事態を引き起こしている。河川の水を農業用水として活用し農業を営む者として、土砂の流入により農業用水が枯渇することは、農業ができないことに直結する大問題であるというものでした。  昨日の一般質問でも、米原市の農業が抱える問題について、取り上げられていましたが、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など、問題は米原市のみならず日本の農業が長らく直面している問題です。農林水産省の進める人・農地プランとは、農業者が話合いに基づき地域農業における中心経営体、地域における農業の将来の在り方などを明確化し、市町村に公表するもので、平成24年に開始され、平成30年度末現在、1,583市町において1万5,444の区域で作成されているとしながらも、この中には地域の話合いに基づくとは言い難いものもあったとしています。  それで、令和元年度の法改正により、実質化された人・農地プランの作成に取り組むことになりました。  人・農地プランを真に地域の話合いに基づくものにする観点から、アンケートの実施、アンケート調査や話合いを通じて、地図による現況調査を行った上で、人・農地プランの実質化を図りましょうとしています。  要するに、農林水産省の言う人・農地プランの実質化を図るとは、私が考えるに、地域の人の声をしっかりと聞き取って、農地の置かれている現況の問題点を見定めた上で、5年先、10年先の地域の農地を誰がどうやって守っていくのか話し合っていきましょうということだと考えるわけです。  昨日、市は人・農地プランを活用して米原市の農業が抱える問題点に取り組んでいくような話だったと思います。そのためには、地域の人の声をしっかり聞き取って、農地の置かれている現況の問題点を見定め、適切に対処することがまずもって優先されるべきと考え、質問に入ります。  すみません、議長、答弁を机に忘れたのでよろしいか。すみません。  それでは、1つ目の質問に入ります。  中山間地域の田園用水は、河川、山水等、どこから取水されていますか、お答えください。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  10番、今中力松議員の中山間地域の田園用水の取水の確保についての御質問のうち、通告1点目の田園用水の取水について、お答えします。  市内における農業用水の水源は多岐にわたりますが、中山間地域におきましては、主に河川から取水されています。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問します。  中山間地域においては、主に河川から取水されているという答弁でしたが、昔から受け継がれてきた田園の水路は、かなり整備されてきたと思います。  私の記憶ですが、かなり以前のことですが、上平寺地区の農免道路沿いの田んぼが、山水の不足の渇水で耕作不能になった記憶があります。水が不足すると、たちまち田んぼが駄目になる一例だと思いますが、近年、中山間地域においてそのような状況になったという報告は受けていますか、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  再問にお答えします。  中山間地域におきまして、渇水による耕作不能となった事例の報告については、近年頂いておりません。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  分かりました。  2番目の質問です。  異常気象による山の崩落により、用水路が確保できなくなった事例について、昨年度何例か報告を受けていますか、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  通告2点目の異常気象による山の崩落により用水路が確保できなくなった事例についてお答えします。  用水路が確保できなくなった事例は、毎年、十数件ありますが、昨年度はありませんでした。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  昨年度は山の崩落により用水路が確保できなくなった事例がなかったのはよかったです。しかし、毎年十数件あるということは憂慮すべきだと思います。  ここで、どこでどのような事例がありどのように対処されたのかを詳しく聞くことはしませんが、今回の台風10号のような台風が来ることで、山が大規模に崩落する不安も拭えません。過去の事例も今後の資料として積み上げて、災害時には迅速な対応ができるように備えていただきたいと思います。  3番目の質問です。  山の岩肌の崩落が原因で、大量の土砂が川に運ばれるため、山林管理者の責任もあると思われます。土砂流入河川が普通河川の場合、普通河川管理者の米原市長は、山林管理者に指導することができますか、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通告3点目の普通河川管理者から山林管理者への指導についてお答えします。  普通河川の保全につきましては、米原市法定外公共物管理条例に基づき管理しており、この条例において、保全または利用に支障を及ぼすおそれのある行為は禁止とされております。  山林からの土砂につきましては、故意または重大な管理不足により土砂を流入させた場合は指導できますが、大雨の際に山林から土砂が流出することは、地形的にやむを得ないものと考えております。  しかしながら、健全な山林とすることで土砂の流出や土石流などの災害抑制にもつながることから、関係課にも協力を要請しつつ、普通河川の管理に努めてまいります。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  分かりました。  4番目の質問です。  藤古川の上平寺堰堤から取水口が毎年大雨の後土砂に埋まり、農業用水が確保できないことを寺林区、上平寺区から聞いています。この用水路については、堰堤管理者の滋賀県が責任を持って土砂除去作業を行ってきましたが、ここ数年は土砂で取水口が埋まった場合、米原市が地元と話合いをすることとなっていると聞いていますが、米原市で十分な対応ができていますか。滋賀県のふるさとの川づくり協働事業によると、川の地域活動支援の中に、堆積土砂の除去が明記されていますが、県に責務を果たしてもらうべきではないのでしょうか、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  通告4点目の地元自治会への対応についてお答えします。  昨年度から寺林、上平寺の両自治会と合同による協議を重ねており、取水口に堆積した土砂の除去に苦労しておられます。  堆積した土砂の除去を行わなくても、取水できるような構造に改良する計画で、現在も両自治会と協議を進めております。  なお、ふるさとの川づくり協働事業は、滋賀県が管理する一級河川が該当となり、藤古川上流は米原市が管理する普通河川のため対象とはならないと、県に確認をしております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  何度か地元と協議を進めておられることは聞いておりますが、一向に状況の改善が見られないため、私のところへ話が入ったわけです。  5番目の質問に入ります。  7月18日に耕作者の方々と現場に行き、取水口の状況を確認してきました。取水口は縦長のグレーチングのような形状であります。現況はほぼ上部まで土砂の堆積により埋まった状態でありました。  私が行ったのは午後でしたけども、当日も午前中、取水するため取水口の土砂を手作業でかき出しに来ていましたという話をお聞きしました。  大雨が降るたびに、山の中にある堰堤に行き、手作業で土砂をかき出し、用水路を確保しているという厳しい状況を確認したわけですが、米原市は藤古川堰堤の用水路を確保するために、地元に土木的なアドバイスを行ってきましたか、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  通告5点目の地元自治会への土木的なアドバイスについてお答えします。  昨年度の協議の中でも、堆積した土砂の除去が困難であることから、既設の泥吐き管をパイプでつなぎ、用水を確保する方法や本堤の近い場所で、有孔管を埋設して用水を確保する方法など、堆積した土砂を除去することなく取水ができるような構造に改良する方法を提案させていただきました。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  今、お答えされた2つの方法を、昨年度の協議の中で地元に提案されたということで、確かに有効な方法であろうかと考えますが、どこかのほかの市町で採用され成功したというような情報はありますか、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  再問にお答えします。  砂防堰堤の下流で取水をしている他の事例、その有無を含めまして確認はできておりません。しかし、現地の状況や施設の構造から判断しまして、土砂を除去することなく取水ができる有効な方法であると考えております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  成功事例のない方法ではあるが、市の現況判断で提案しているということですが、地元としては資金を調達して、その方法を採用するには、不安があると思います。  6番目の質問です。  上平寺と寺林で20ヘクタールの田んぼがあり、現在は主に65歳から上の方々が先祖から受け継がれた土地を耕作しておられます。しかし、大雨のたびに用水路の確保を手作業で行うような困難な状況が続けば、後継者問題も危惧されるところです。今後、堰堤の堆積土砂の除去については、専門的な技量を持つ市内の土木業者に委託することはできないのでしょうか。降雪時の除雪作業について、建設業者と結んでいるような契約のように、専門的な技量を持つ土木業者に委託するのが最善と考えますが、どうでしょうか、伺います。
    ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  通告6点目の土木業者に堆積した土砂の除去を委託することについて、お答えします。  農業用水路の維持管理などにつきましては、地元自治会等で対応していただいているところです。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  農業用水路の維持管理などについては、地元自治会で対応してもらうということで、特定の農地に土木作業費用をかけようとする場合においては、受益者負担が発生してくるものと思います。しかし、こんなに取水で苦労されているところは米原市内においてもまれであると思います。20ヘクタールの田園を維持し、後継者につなげていくためにも、行政として今後も取水が楽に行えるように資金面での配慮が必要と考えますが、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  再問にお答えします。  確かに地域の事情は様々でありまして、用水の確保に苦労をされていることは十分承知しております。しかし、さきに答弁させていただきましたとおり、維持管理などにつきましては、地元自治会等で対応をお願いしているところでございます。  しかし、中山間地域等直接支払制度は、こうした取組を支援するものであり、御活用をいただきたいと考えておりますので、今後、両自治会とも十分に協議させていただきたいと思います。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  7番目の質問です。  藤古川は寺林堰堤より下流は一級河川であり、寺林堰堤より上流は普通河川と聞いています。寺林堰堤、上平寺堰堤、さらに上流部分も水量は多く、川幅は広い、当然一級河川であるべきと思いますが、米原市の見解はいかがですか。一級河川の延長を国土交通省に要望すべきでないのですか、伺います。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通告7点目の藤古川上流の一級河川の指定についてお答えします。  河川法では、一級河川を「国土保全上または国民経済上特に重要な水系で政令に指定しているものにかかる河川で国土交通大臣が指定したもの」と規定されており、河川の形状、流域の地形、土地利用の状況などを踏まえて指定しています。  滋賀県に問い合わせたところ、一級河川を変更指定する場合、新たな河川整備などにより、一体として管理する区間の変更が必要になった場合には対象となりますが、藤古川上流の場合は、河川の形状や昭和40年の指定以降、状況が変わっていないことから、変更は極めて困難とのことです。  米原市としましても、両岸の大部分が山林であり、今後も普通河川として管理すべきであると考えております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問します。  藤古川上流の場合は、河川の形状や昭和40年の指定以降、状況が変わっていないということですが、数年前までは用水路の確保について、堰堤管理者の滋賀県が責任を持って土砂除去作業を行っていたと聞いています。堰堤管理者が滋賀県である以上、せめて上平寺堰堤まで一級河川の範囲を延長していただきたいと強く要望しますが、市の考えはどうでしょうか。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  堰堤管理者と同じく一級河川を延長すべきであるという形での市の考えはということの再問にお答えをさせていただきます。  数年前まで取水口の土砂の撤去を県が行ってきた理由につきましては、補償工事として県が施工した水工に構造上問題があったため、取水口の改善とともに土砂の撤去を県が行ってきたものでございます。  しかし、一昨年に改善が図られたということから、現在は地元で管理をいただいているというふうな形で聞いております。  また、このことが河川を変更指定する際の条件には該当しませんので、先ほどの答弁のとおり、普通河川として管理すべきであると考えます。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  今の答弁について、問題があったので改善されたというお話を聞きましたが、何度も繰り返しますが、数年前まで用水路の確保については、堰堤管理者の滋賀県が責任を持って土砂除去作業を行っていたと聞いています。用水路の確保について、堰堤管理者の滋賀県が責任を持って土砂除去作業を行っていたものが、どのような経緯で市に任されるようになったのか。そして、任されたはずの市がしていることは、地元と協議し解決策を提案するだけであるという現実で、地元の方々がこれで納得できると思われますか。協議を続けていますという市の答弁でしたが、現実は地元の耕作者が、大雨で取水口が埋まるたびに額に汗して一生懸命土砂のかき出しをされているのです。その御苦労に思いをはせることができませんか。  これは、私の思うところですが、簡単に言えば、県は市に丸投げし、市は地元に丸投げ、いまだに解決策は決まっていない。これでは人・農地プランどころか、20ヘクタールの田園の後継者も未来も見えてこないと思います。  繰り返しになりますが、滋賀県の管理堰堤が取水に大きな影響を及ぼしているのですから、当然、その周辺も県が一級河川の見直しで責任を取るべきと私は考えます。  8番目の質問です。  市長に伺います。異常気象による大雨で山肌が崩落し、それに伴う用水路の埋没状況を見ていると、用水路を閉ざしているのは泥や小石だけでなく、大きな巨木、巨大な岩の塊によることが見てとれます。地元の人々による総出で対応できない事案については、米原市として農業用水路の確保の事業を実施すべきと考えますが、市長の見解をお伺いします。 ○議長(吉田周一郎)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  通告8点目の市が実施すべき農業用水の確保についてお答えします。  大規模な災害等により、自治会などによる対応が困難な場合は、市が事業主体となり、柔軟な対応を検討してまいります。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  分かりました。  今年の田んぼの出来もまずまずということを皆さんから聞いていますが、取水の時期は終わりました。台風もまだまだこれから襲ってくるかもしれません。そうなった場合、川が埋まり、また来年取水ができないような状況になったときは、市のほうで対応をよろしくお願いしたいと思います。  以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(吉田周一郎)  これをもって、今中力松議員の一般質問を終わります。  暫時休憩します。  再開は午前10時50分といたします。                 午前10時38分 休憩                 午前10時50分 再開 ○議長(吉田周一郎)  休憩前に引き続き一般質問を続けます。  次に、7番 細野正行議員。 ○7番(細野正行議員)  7番、公明党の細野正行です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問させていただきます。  コロナ禍の中、感染リスクのある医療関係者や介護に携わり、また、学校消毒に協力していただける皆様に心より感謝申し上げます。  さて、今回の一般質問は、ICTを活用した市民サービスの向上と、市内における道路の安全対策について質問させていただきます。  既に質問されて重なる部分もあるとは思いますが、執行部の皆様には、よろしくお願い申し上げます。  大項目1点目、ICTを活用した市民サービスの向上についてです。  第2回定例会でも質問させていただきましたが、特定定額給付金の給付に当たり脚光を浴びましたマイナンバーカード、このマイナンバーカードでできることや、この情報をうまく使うことにより、より利便性の高いサービスが提供できるのではないかという思いで、質問をさせていただきます。  特別定額給付金の支給率や件数を県下の市町ではホームページで公表されています。98.7%、99.55%、3万2,639、99.63%、99.1%など、米原市のホームページでは公表されていませんが、発表されている数字は99.8%と県下でトップの数字で、今回、特別定額給付金に携わっていただいた所管の職員の皆様や応援に入っていただいた職員の皆様に感謝申し上げます。  さて、1点目ではございますが、マイナンバーカードを利用した特別定額給付金の状況についてお伺いします。 ○議長(吉田周一郎)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  7番 細野正行議員のICTを活用した市民サービス向上についての御質問のうち、通告1点目のマイナンバーカードを利用した特別定額給付金についてお答えします。  市ではマイナンバーカードを利用したオンライン申請の受付を5月1日から、郵送申請の受付を5月14日から開始し、オンライン申請、郵送申請ともに8月14日まで受付をしました。  1万4,661世帯から申請書の提出をいただき、そのうちオンライン申請は355件あり、全体の2.4%となっております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  2.4%ということで、思ったよりも少ないという感じがするんですが、それはまあ今回、マイナンバーカードが注目されて、それから申請していたんでは手元に届くのに時間がかかるので、先に郵便等で給付のほうをされたということなんですが、そこでちょっと再問させていただきます。  マイナンバーカードの取得率が変更、変更というよりも令和元年度末と現在の取得率をお伺いします。 ○議長(吉田周一郎)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えいたします。  令和元年度末、令和2年3月31日のカードの累計交付枚数は、6,020枚で交付率は15.32%でございました。その後、令和2年8月31日現在には、累計交付枚数は7,701枚で、交付率は19.6%となっております。  以上、答弁とします。
    ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  ありがとうございます。どんどんマイナンバーカードの取得率が上がっているんですが、そのマイナンバーカードでできること、いろんなことがあるとは思いますが、御答弁をお願いします。 ○議長(吉田周一郎)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  通告2点目のマイナンバーカードでできることについてお答えします。  マイナンバーカードは、本人確認書類として使えるほか、カードをお持ちの市民の方は、全国のコンビニエンスストアにおいて、住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍証明書などの証明書の取得ができます。  また、現在始まっているマイナポイントの申込み、児童手当においては、現況届を初めとした各種変更届の電子申請ができるほか、確定申告の電子申告ができます。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  本人確認なら、どちらかというと以前は免許証でも大丈夫やと、そういう風潮が流れていてあまり取得率が進まなかったという現状があり、ここにきていろんなことができるようになってきました。答弁にもありましたマイナポイント、テレビやコマーシャルでよく見かけるんですが、そのマイナポイントとはどのようなものか、3点目、お伺いさせていただきます。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  通告3点目のマイナポイントとは、どのようなものかについてお答えをいたします。  マイナポイントとは、国の消費活性化策であるマイナポイント事業において付与されるポイントのことであります。マイナンバーカードを使って予約申込みをした後、キャッシュレス決済サービスでチャージや買物をすると、利用額の25%、上限5,000円分が、選択したキャッシュレス決済サービスのポイントとして付与される仕組みになっております。  なお、令和2年9月1日から令和3年3月末までのチャージや買物がポイントとして付与される対象となります。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  キャッシュレス決済ということで、俗に言うペイペイとかセブンカードもたくさんのカードがありますが、キャッシュレスカードを持たない、またそういうポイントカードを持たない未成年や高齢者、こういう方にはポイントを付与できるんでしょうか、お伺いします。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきたいと思います。  未成年者のマイナポイントにつきましては、親権者などの法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与の対象として申込みすることができます。  この場合におきましては、例えば親権者の方と同じキャッシュレス決済サービスを利用することはできないということで、要は親と、そしてお子さんのカードが2枚要ると、そういった形になります。  以上でございます。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  分かりにくい部分もありますが、2枚要るということですよね。  ちょっとまたマイナンバーカードのほうへ戻りたいと思うんですけど、コンビニなんかにはマルチコピーというものがございます。マルチコピーでは、マイナンバーカードを使っていろんなことができるわけですが、それ以外にも、当然のことながらコピー、チケットの購入、高速バス、保険等々できるんですが、今回、行政サービスという部分がございます。その部分でコンビニで取得できる証明書、その範囲をお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  通告4点目のコンビニエンスストアで取得できる証明書についてお答えします。  取得できる証明書は、住民票の写し、印鑑登録証明書、所得証明書、所得課税証明書、米原市に本籍がある方につきましては、戸籍証明書及び戸籍の附票が取得できます。  全国のコンビニエンスストアのマルチコピー機で、年末年始を除く毎日、午前6時30分から午後11時まで利用ができ、マイナンバーカードと4桁の暗証番号を入力すれば、証明書の取得ができます。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  便利ですよね。土日でも夜11時までコンビニへ行けば取得できるということなんですが、5点目、各庁舎において、このマイナンバーカードでコンビニと同じように証明書を取得できるのか、その辺りをお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(吉田周一郎)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  通告5点目の庁舎におけるコンビニエンスストアと同様の証明書の取得についてお答えいたします。  市内では、4庁舎の総合窓口と4か所の行政サービスセンターの計8か所で各種証明書の交付を行っていますが、コンビニエンスストアと同じようにマイナンバーカードを利用して証明書を発行する自動交付機は設置しておりません。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  仕方ないというか、従来のシステムと今回マルチコピーでできたシステムが全く別のもので、これが今、相互関係ができていない。特に印鑑証明ではコンビニではマイナンバーカード1枚で取得できるんですが、庁舎においてはまた別の印鑑証明書のカードが要るというのが現状です。  そこで、一例をちょっと紹介させていただきます。  通告の後に神戸新聞の9月5日の記事でこんな記事が載っていました。  書かない窓口の導入、市役所の各種申請について。  埼玉県深谷市では、今年4月に新庁舎オープンに合わせ来庁者が住民票や印鑑証明、税証明などの申請書を書かずに申請できる書かない窓口を導入、運用している。窓口での市民の負担軽減が目的で、県内では初めての試み。手続の簡素化や待ち時間の短縮など、市民サービスの充実が図られている。  この書かない窓口は申請者が住民票など、各種証明の発行や引っ越しなどの届出の際、身分証明書を出すと職員が申請者に住所、生年月日などの情報を聞き取りながら、確認しながら、必要事項をパソコンに入力、申請者は印刷された内容を確認し、誤りがなければ署名するだけで簡単に申請が完了する。  一方、市は職員側の業務効率化を図るため、RPA、ロボティック・プロセス・オートメーションを運用し、職員が窓口で入力したデータを基に証明書を自動的に作成できるように、また同システムは入力内容が住民基本台帳システムと連携し、情報入力する必要がない。既にシステムを運用している北海道北見市の例を参考に、職員が名前、今回は名前や住所を正確に入力できるように、OCR、つまりカードだけでなくて免許証だけでもできるということなんですね。  市は、書かない窓口のほかに利便性の向上のため、新たなサービスを開始、窓口では外国語で対応のタブレットによる遠隔地の通話サービス、聴覚障害者のための遠隔手話サービスなどを実施している。  そこでお伺いします。  本市においてはマルチコピーなど同様の利便性の高いシステムを新規、新庁舎オープンに合わせて導入する予定はないのか、お伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えさせていただきます。  新庁舎に移行することで組織の体制が変わります。あわせて来庁者の方の動きも変わることが予想されます。今のマルチコピーなどの導入につきましては、来庁者の人数などの動向を見極めながら、また導入するかどうか、導入するんであればそういった時期も含めて、総合的に判断していきたいというふうに考えているところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  オープン当初はないということですが、今現状としてシステムが2つある。それを何とか統合して利便性のいい窓口業務、またそういうふうなシステムを何とか構築できないか、前例もありますので、ぜひとも前向きに考えていただいて、導入のほうに向けていただきたい。また、今後考えていくということなんで、マルチコピー以外でも、このようなシステムが窓口、書かない窓口という部分を導入、市としてオープン当初は間に合わないけど、今後検討していく必要性があるんではないかと。ICTをいろいろ駆使して、これからの時代のやっぱり最先端を行っていただきたいなと、私自身は思っております。  そこで、6点目、マイナポイントという言葉がございます。マイナンバーカード、マイナポイント、いろいろあるんですが、またもう一つ6点目のマイナポータルという言葉がございます。マイナポータルについてお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  通告6点目のマイナポータルとは何かについてお答えをいたします。  マイナポータルは、マイナンバー制度を支えるため、政府が運営するオンラインサービスでございます。  マイナンバー制度の施行により、市民の皆様が、各種手続で添付する必要のあった書類が省略できるようになり、行政機関同士は、専用のネットワークシステムを通じて、地方税や住民票に関する情報のやり取りが行えるようになりました。  マイナポータルでは、このような行政機関の間でやり取りされた自己の個人情報の履歴を確認する機能があり、手続の簡素化や不正利用防止の両立が図られております。  さらに、マイナポータルでは、子育てに関するサービス検索やオンライン申請の機能もあり、行政手続のワンストップ化が進められております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  マイナンバーカードでマイナポータルを利用していろんなことができるというお話なんですが、米原市では児童手当や出産届などができるんですが、ほかにもできるサービスがございます。JRの定期の乗車券の割引制度とか、母子父子寡婦福祉資金の貸付け、あと就職、退職に関しては自立支援の教育支援給付金など、ほかにも高齢者による介護保険などがほかの市町では行われておりますが、今後、米原市のほうでマイナポータルを利用してできることがあると思いますが、今後、拡大の予定はないかお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  確認ですが、通告7点目の御質問ということでお伺いさせてもらってよろしいですか。 ○7番(細野正行議員)  はい。 ○政策推進部長鹿取輝之)  通告7点目の児童手当の認定請求や現況届、健康保険証としての利用登録に向けた現在の状況と予定についてお答えをいたします。
     まず、児童手当の認定請求や現況届については、平成29年11月からマイナポータル上の仕組みを活用しており、サービス検索やオンライン申請が可能となっております。  次に、健康保険証については、令和3年3月からマイナンバーカードでの利用が可能となる予定で、8月7日からマイナポータルで利用申込みが開始されました。  市民の皆様には、広報まいばら7月号でお知らせしたほか、国民健康保険加入世帯には、8月の保険証更新時にマイナンバーカードの作成を含めた広報を行いました。  今後も、マイナンバーカードの普及を進めるとともに保険証の利用登録を周知してまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  8点目のほうに移りたいと思います。  いろんなICT企業がございますが、いろんなところで市町が連携をしております。米原市としてICTとの連携、今後の市政に必要ではないかというふうに思いますが、市の見解をお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  通告8点目のIT企業との連携の必要性についてお答えをいたします。  米原市では、平成30年4月から決済アプリPayBを利用し、スマートフォンで税金や上下水道料金などの納付ができるサービスを開始いたしました。また、令和2年1月には防災アプリYahoo!防災速報での配信環境を整えるなど、市民サービスの向上を図るため、IT企業と様々な取組を展開をしております。  今後は、市役所に行かなくてもスマートフォン一つで手続が完了できる電子申請サービスの導入など、ワンストップ行政サービスの実現や内部管理業務の省力化を進めてまいります。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  ありがとうございます。  決済サービスではPayB、防災に関してはYahoo!と、コミュニケーションツールとして、どうしても必要なものがあると思います。総務省はモバイル機器の利用状況を公表しております。平成24年度、スマートフォン32%、ガラケーと言われるフィーチャーフォンですね、その当時69.7%、タブレットが8.1%。平成30年になりますと全年代でですが、スマートフォンは87%、フィーチャーフォンは20%、ガラケーが37%とこのようになっております。  また、その中で使われるアプリ、ソーシャルメディア系のサービスのアプリの導入ですが、全世代なんですけど、時間もないので平成24年度、全世代で使用のアプリ、LINE、フェイスブック、ツイッター、ミクシィ、24年はインスタグラムはありませんが、ほかにもユーチューブとかいろいろありますけど、平成24年の全世代で当時LINEは20.3%、フェイスブックは16.6%、ツイッターが15%。平成30年度になりますと、全世代でLINEが何と82.3%、フェイスブックは32%、ツイッターが37%、インスタグラムがここに入ってきて35.5%と。LINEの占める割合というのは非常に大きいと私自身は思っています。ここにきて動画、ティックトックとかユーチューブなんかも非常に利用が高いんですが、市としてコミュニケーションツールとしてLINEが必要ではないか、私自身思います。LINEでは、当然LINE相談ということも、学校関係では行われていますし、LINEのできることとして考えるなら、今最近LINEでのオンライン飲み会ですね、これ災害に使えるんじゃないですかね。正直なところ。いろんな形で情報が共有できる、そういうふうなことを考えて、今後市としてもLINEと提携していく必要性があるんではないか、お伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  鹿取政策推進部長。 ○政策推進部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきたいと思います。  現在、市民への情報の手段といたしましては、防災アプリを初め公式ウェブサイトでありますとか、あるいはケーブルテレビなど、複数のツールを運用しているところでございまして、現在のところLINEとの提携は予定はしてはおりません。  ただし、全国的にも今議員からも御紹介がありましたように、各自治体においてはLINEの活用が広まりを見せているということもございます。  その導入に当たりましては、現在利用するツールを含めた整理が必要ではないのかなというふうに考えております。  引き続き、LINE公式アカウントの配信などを含めまして、効果的な情報発信ツールを研究してまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  そうですよね。先ほどもマイナンバーカードでコンビニでできること、できないこと、先に先行していることと、後からできた構築する部分が進んでいる。それによっていろんな重なりが出てきます。LINEというのは非常にすばらしいと宣伝までは私はないですが、これだけ利用率が高いということを考えれば、考えていく必要性があるというふうに私は思いますので、今後、検討していただきたいと、よろしくお願い申し上げます。  それでは、大項目2点目のほうに移りたいと思います。  市内における道路の安全対策についてお伺いします。  道路標識のほとんどが視覚で判断されています。ここにきて聴覚に刺激を加えることにより、運転者に新たな注意を促すグルービング工法、車を走らせていると道路の中央、はみ出し禁止の線を踏むとぶーという音を聞いたことがないでしょうか。それと同時に、車が震動したことはないでしょうか。  小さな突起を設け、タイヤ、黄色の線と車の位置を認識させる工夫がされています。また琵琶湖大橋で琵琶湖周航のメロディーを車内で聞くことができることを御存じの方もいるでしょう。高速道路においても、特殊舗装がされ、グルービング工法と呼ばれ、道路に水をつける工法で走行車両の車体震動を車内への音に発生させる。高速道路においては、標識看板、垂れ幕など、視覚に訴える工法は居眠りに対する効果が少ないと考えられ、そこで覚醒へより効果的なグルービング工法が考案され、覚醒への効果は十分あったと評価されています。  ただしそれに伴い、新たな問題が生じています。  1つは運転者が自動車の故障ではないかと心配することがある。もう一つの問題はグルービングを行うことにより、車内のみならず車外、沿道に異常な音が聞かれることです。これを住宅地の真ん中で車が通るたびにブーと鳴ったんでは苦情があるでしょう。沿道環境にも十分注意する必要性があります。  解決すべき問題が残されていますが、グルービング舗装は交通事故防止に対し有効な手段と考えられます。  8月の初旬、1本の電話がかかってきました。道路が新しくできてからいつもあの交差点で事故が起きる。何とかならんのかというお叱りのお電話でした。この交差点に行ってみると、止まれの標識を押し倒し、民家にブルーシートが張ってありました。  そこでお伺いします。  1点目、新しい道路ができることにより、優先道路が変更され事故が起きている事例がありますが、市はどこまで把握されていますか、お伺いします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  市内における道路の安全対策についての御質問のうち、通告1点目の道路新設に伴い優先道路を変更した交差点の交通事故の状況についてお答えします。  御指摘のとおり、道路新設により交差点の優先道路が変更となった場合、特に供用開始直後は今までの習慣により、飛び出し事故が発生する傾向があります。  今までに、交通事故が発生している交差点につきましては、継続して注視しており、事故の情報があれば、米原警察署から交通事故の発生原因などの情報を頂き、状況を把握した上で、今後の事故防止対策に役立てております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  2点目のほうに移りたいと思います。  現在、事故の多い交差点の対応策をお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通告2点目の現在の事故防止の対応についてお答えします。  米原警察署と連携し、道路管理者として必要な交通安全施設の整備を行っております。  整備の内容としましては、県内で2例目の環状交差点の整備や交差点のコンパクト化による車両の減速対策を行ってきました。  また、路面標示による注意喚起やカーブミラーの設置など、自治会要望や通学路交通安全プログラムによる危険箇所安全対策も行っております。  さらに、米原交通安全協会による街頭啓発や交通安全教室、スクールガードなどの地域のボランティアによる児童の見守り活動など、交通事故の防止に取り組んでいただいております。  以上、答弁とします ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  改めてそこの交差点へ行ってみました。そこには赤色灯に優先道路には交差点注意の文字、交差点内には黄色のカラー舗装、旧道と言ったらいいんですかね、従来の道路にはカラー舗装の上に止まれの標示、夜間用として止まれの標識の照明。事故が起こるたび、また要望があるたびにいろいろ後から後からやっぱりつけられたというのが現状だと思うんです。  私、それでそのままその場にとどまり、1時間ほど交通量のカウントをしてみました。優先道路のほうは上下で大体70台ほど、脇から出てくる旧道のほう、優先道路に出てくる車は大体30台、お昼の大体11時から12時までの交通量です。さすがに優先道路、スピードを落とす方がやっぱりたくさん見えます。ブレーキを踏み、中には交差点の中へ入ってからブレーキを踏む人もいた。しかし、残念と言っていいのかちょっと迷いますけど、関係なく通過される方も見えます。  この道路ですね、この優先道路、緩いS字カーブになっているんですね。スピードを出していると、交差点の車を確認するのが遅れるというのが現状なんです。構造上の問題というふうに言ってもいいと、僕自身は思っているんですが、その優先道路のほうのスピードを抑制することが必要なんではないかと私自身は思います。  市としては、赤色灯、道路に注意喚起、舗装道路をしていただいていますが、現状、事故が起こっているのは間違いありません。  そこで3点目、お伺いします。  事故の多い交差点では、グルービング工法やカラー舗装を導入してはどうかというふうに考えますが、市の対策をお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通告3点目の今後の交通安全対策の内容についてお答えします。  今後も基本的には、今までと同じく路面標示が主な対策となりますが、ほかの対策として、議員の提案されましたグルービングも現状によっては効果的な対策と考えます。  そのほかにも、道路の凹凸を造るハンプや局部的に幅員を狭くする狭窄など物理的に車両の減速を促す方法などがあります。近隣の住宅への騒音や場合によっては事故の誘発につながることから、他市での導入実績や課題を精査した上で、必要な場合は新たに導入を検討してまいります。  また、現在、整備を進めています市道顔戸八田羽織線のように、交通量の多い県道の交通を分散させることで、周辺道路の交通安全対策の向上にも取り組んでいるところです。  今後も、交通事故の少ない道路整備と交通安全施設の充実に取り組んでまいります。  以上、答弁とします ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  ありがとうございます。ぜひとも前向きに取り組んでいただいて、皆さんも多分この交差点事故多いなとか、ここ危ないなという部分たくさんあると思うんです。今回一例しか上げておりませんが、そういう部分も含めて進めていただきたいと思います。  答弁の中に、市道八田羽織線のお話が出ておりますが、今度新しくできるわけなんですけど、その起点と終点はT字路になりますが、交通量が多いことが予想されます。信号がつく予定はあるのですか、お伺いします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  顔戸八田羽織線と県道には信号がつかないのかということに対します再問にお答えいたします。  今まで、公安委員会との協議を行ってまいりました。警察庁が示します信号機設置の基準というのがございます。その基準によりますと、この信号機の設置は困難ということでございます。交通事故防止のために米原警察署の指導の下、路面標示や看板の設置など、できる限り交通安全対策を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  先ほど紹介させていただいた事例のとおり、後からできた道路が優先道路のことにより事故が起こっていると、今回、八田羽織線のほうも新しく道路ができるわけですので、その辺り、十分注意していただいて、事故が起こらないようにしていただきたいと思うんですが、ほかの市町でもいろんな対策を取っておられます。事故があった現場にカラー舗装の上に白字で事故多発とか、交差点注意とかいうふうに書かれている部分がございますが、そのような対策を市として広げていく必要性がある、また、それが逆に住みやすい米原につながるというふうに私自身は思いますが、米原の安全対策について、今後どのように考えるのか、お伺いいたします。
    ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  再問にお答えします。  交差点にカラー舗装はしないのかということでございますが、議員御指摘のとおり、交差点の安全対策としてこのカラー舗装は効果的でございます。しかし、施工費が高額となりますので、本市におきましては、路面標示だけでは不十分で本当に危険と思われる交差点を中心にして施工をしているところでございます。  今後も自治会要望や交通事故の状況を踏まえまして、限られた予算の中ですけど、必要に応じてカラー舗装のほうも施工し、安全な道路づくりに努めてまいりたいと思います。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  細野議員。 ○7番(細野正行議員)  ありがとうございます。前向きな答弁をいただいたと思っております。  やはり事故が起こると、周りの人というか、それが不幸になっていく、道路対策、安全対策をすることによって、住みよいまち米原が少しでも前に進むのではないかと、私自身思っております。カラー舗装を全部の交差点にしろと私自身は言いません。事故が起こったところ、また安全対策が必要だなというふうに思っていただき、予算もありますが、前向きに進めていただきたいと思います。  私の質問は以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(吉田周一郎)  これをもって、細野正行議員一般質問を終わります。  次に、13番 中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  13番議員の中川松雄です。議長の許可を得ましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  第3回定例会一般質問の、私が最後の質問者でございます。皆さん、お疲れと思いますが、もう少し我慢していただきまして、しっかりとやらせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  今回は、上水道の有収率について、また、上水道配管の更新について、新型コロナウイルス感染症で小中学生への対応についての3項目をさせていただきます。  それでは、大項目の1番、上水道の有収率について、1つ目の過去5年間の有収率で変化がない要因について、今回の質問は以前約3年前ですが、一般質問させていただきました。その後、有収率のデータを聞かせていただき、平成27年から令和元年までの少ないときで79.2%、効率のよいときで83.9%というデータが出ておりました。この数値がよいのか悪いのかは、私にはちょっと判断できないんですが、難しいところですが、そこで質問ですが、以前の一般質問から今日まで、有収率に関して改善されたのか、お伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  13番 中川松雄議員の上水道の有収率についての御質問のうち、通告1点目の過去5年間の有収率についてお答えします。  有収率につきましては、漏水だけでなく、市内配水管の改修工事の状況等様々な要素が変動要因になっています。このため、年度ごとに単純比較することは困難ですが、市として有収率の向上に向けて継続的に取り組んでいるところであり、特に漏水が多く発生している春照地先や長久寺、西坂地先において、延長約3,400メートルの配水管布設替え工事を行ったところです。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  布設替えとか改善されたということなんですが、80%前後で全然変わりがないと、有収率の平均が80%前後で推移しているという状況ですが、この数値は限界なのか、まだ余裕があるのか、限界なのか、ちょっとその辺をお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  有収率の80%前後の数値が限界なのかという再問についてお答えします。  毎年配水管の布設替え工事や漏水処理を数多く実施していますが、それでも繰り返し漏水が発生している状況でございます。これが限界なのかということについて、明確にお答えすることはできませんが、県内の各市町の平均有収率が88.1%と米原市よりも高い水準を保っているということもあります。各市町の状況は様々ですが、この数値を目安として、引き続き漏水調査や漏水処理を適切に行い、改善に努めてまいります。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  再問ですが、県内の有収率が平均が88.1%ということでかなり高いということで、この数値を目標にされているということなんですが、88.1%に近くなるような対策とかいう、そういうのは考えておられるのか、お聞きいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  有収率を88.1%に向けて対応策をということにつきましての再問にお答えします。  漏水の多い調査区域の選定や新たな漏水の調査方法等を研究するなど、さらに効果的な手法を検討してまいりたいというふうに考えます。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  漏水の調査や漏水の修理を適切にやっていただくということは、有収率を上げるということは、水道事業会計に大きく貢献することとなります。目標数値ですね、これの達成に向けて今後とも努めていっていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。  2番目の質問ですが、有収率が上がらない要因について、有収率が上がらない要因には、各自治会での消火栓訓練や残留塩素を確保するための作業、ドレンにて水を抜くという作業、これらが関係するのか。また、有収率に関連する要因に水道配管の一次側及び二次側の漏水も大きく影響するのではないかと思いますが、それぞれの年に何件あったか、その辺をお聞きいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通告2点目の有収率が上がらない要因についてお答えします。  御指摘の消火栓の訓練や残留塩素を確保するための管理排水作業は、原因の一つとはなりますが、有収率全体において、大きく影響するものではないと考えます。  次に、有収率に大きな影響を与える漏水についてですが、過去2年間において、浄水場から水道メーターまでの一次側は、平成30年度が124件で、令和元年度は63件です。また、水道メーターから水道利用者が使用する蛇口までの二次側は、平成30年度が207件で、令和元年度は162件発生しています。その原因のほとんどが、管の継ぎ手部の劣化や破損によるものです。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  そこで漏水に関してですが、3番目の質問で、配水管の点検、管理作業実施マニュアル整備について、一次側において有収率を上げる日常の点検とか管理作業ですね、これは大切になってきます。点検、管理作業などはどのように実施されているか、点検、管理作業実施マニュアルが整備されているのか、お伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通告3点目の配水管の点検、管理作業実施のマニュアルについてお答えします。  点検、管理マニュアルは整備しておりませんが、漏水箇所の特定に係る点検、管理作業につきましては、浄水場から水を配水している状況を管理する中央監視システムを活用し、まずは、浄水場ごとに配水区域の配水量を確認し、夜間の使用が少ない時間帯に、多く配水しているところを選定します。その後、職員により夜間の、午前0時から午前3時までの間で配水量の調査を実施し、より小さなエリアへの絞り込みを行います。さらに、外部委託により詳細調査を行い、漏水箇所を特定します。  工事につきましては、水道管の口径により、請負もしくは直営で漏水修理工事を実施しております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  そこで再問なんですが、今後、点検、管理作業の実施のマニュアル作成なんか考えておられるかお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  マニュアルの作成についての再問にお答えさせていただきます。  先ほどもお答えしましたとおり、この中央監視システムを活用した管理作業の手順など、一連のプロセスを基にしまして、この管理マニュアルの整備のほうも進めてまいりたいというふうに考えます。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  日頃の点検、管理作業は大切であります。マニュアル作成により作業効率のアップ、また漏水の早期発見にも大きく効果があると思います。マニュアル作成に今後ともよろしくお願い申し上げます。  次に、大項目2番の上水道配管の更新について。  配管の更新に当たりDIPG管とは、今回、すみません、議長、よろしいですか。  DIPG、これすみません、X管です。今回、これちょっと質問でXが抜けているんですが、付けさせて言わせていただきますがよろしいですか。 ○議長(吉田周一郎)  はい。許可します。 ○13番(中川松雄議員)  配管の更新に当たり、DIPGX管とはどのようなものか、また、DIPGX管を使用する理由について、水道配水管の更新事業の今後の計画と、また当事業の中で使用する水道管としてのDIPGX管を使用すると、今回聞いておりますが、DIPGX管の説明と、使用する理由をお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  上水道配管の更新についてのうち、通告1点目の上水道配管の更新に使用する管の説明についてお答えします。現在、上水道配管の更新事業は、米原市水道事業基本計画に基づき、災害時に避難所となる公共施設から配水池までの基幹管路において、耐震性能を有する配水管に布設替えする工事を行っています。配水管更新の整備計画としましては、今年度、米原小学校前付近を実施し、順次、令和6年度まで、賀目山地区、上野地区、米原西地区、下多良地区、大鹿地区で基幹管路の一部を、計画的に更新する予定です。  使用する配水管につきましては、御指摘のとおりDIPGX管を使用しています。  DIPGX管は、耐震性能を有する、ダクタイル鋳鉄管になります。特徴としましては、継ぎ手部が、通常の管では地震時に振動により抜けてしまうことがあるのに対し、DIPGX管は、一度、差し込むと簡単に抜けなくなるとともに、伸縮性と可とう性があり、地震など災害時に対応できる有効な水道配管です。  また、DIPGX管を使用する理由につきましては、道路種別及び配水管の重要度や口径により使用する管を決定しており、重要度の高い基幹管路になりますので、DIPGX管を使用することとしております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎
     中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  DIPGX管の使用で、耐震性が良くて災害にも強いということで使用されるのは分かりました。  そこで、使用についての②ですが、使用配水施設での更新で一部更新と全線更新の補助の違いについて、主要配水施設へのDIPGX管での一部更新での国・県での補助、また全線を更新すれば国・県からの補助があるかお伺いいたします。  また、今後の予定では、毎年主要排水施設まで路線のうち一部の区間のみ更新計画か、更新場所も毎年場所が変わっており、全線を計画的に更新することはできないのか、お伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  通告2点目の一部更新、全線更新の補助の違いについての御質問にお答えします。  国の補助事業として実施する水道施設等耐震化事業のうち、布設後40年以上経過した老朽管を耐震性能を有する配水管に一部更新する場合は、補助率が3分の1となります。  また、全線更新として実施する場合は、布設後40年以上を経過した管路であるという条件はありませんが、配水池から給水優先度が高い施設までの配水管について、その全てを耐震性能を有するものに整備し直す必要があり、補助率は4分の1となります。  全線更新についての御質問ですが、本市の水道工事の中には、上水道配管更新事業のほかに、浄水施設の耐震化など、高額の費用を必要とする事業もあり、限られた経費の中で優先順位を決定し事業を進めているところです。今後も、上水道配管更新事業につきましては、更新の必要な状況と規模を見極めつつ、有効な補助事業の活用も含めて企業会計の健全経営に努め、計画的に取り組んでまいりたいと考えています。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  耐震性とか災害に強いというので、高額の費用が必要ということで、全線できないということも経済上分かりましたので、今後ともなるべくなら予算がある限り全線やっていただきたいなと思います。  そこでちょっと質問なんですが、以前に一般質問をさせていただきました、水道管で、米原市内でまだ何十年も前の初期の古い管ですね、これが残っていると思いますが、現在の状況及び今後の更新の予定はあるか、お伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  奥村土木部長。 ○土木部長奥村義治)  水道事業の初期の古い管についての再問についてお答えをさせていただきます。  初期の古い管につきましては、現在、延長18キロメートルあります。平成29年度に策定しました水道事業基本計画に基づきまして、管の老朽度や更新の優先度、財政的な視点などから区域等を決定し、計画的に更新を進めております。  現在は、避難所から配水池までの基幹管路の更新事業を行っているところでございます。御質問の初期の古い管の更新につきましては、今現在、令和6年度までの整備計画には含まれておりませんが、漏水や破損などあった場合には、迅速な処理を行い、適切な維持管理に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とします。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  初期の古い管が18キロと、結構なキロ数が残っているということなんで、これも漏水の可能性が高いと思いますので、早々に更新の計画を立てて漏水防止に努めていただきたいなと思います。  それでは、大項目の3番、コロナウイルス感染症による生活環境の変化に伴う心身への影響と学習への対応について。  コロナウイルス感染症関係の質問は、皆さん、多く出されました。今回、私は1点だけ質問をさせていただきます。  今年2月末より今日まで、関係職員の皆様においては、連日の対応に追われて頭が下がる思いです。本当に御苦労さまです。  しかし、新型コロナウイルス感染症は、まだまだ続きそうで、今現在、第2波の真っただ中で、今後、第3、第4も予想されます。いつ収束するか予想がつかない状況です。また、社会全体で環境、生活が大きく変化し、3か月余り学校休業に大きく授業が遅れ、学校再開後も家庭での学習の不満、親、学生、先生等、もやもやストレスを表に出せず体調を崩す人が出ていると言われております。  特に小学校6年生、中学3年生の学生は、新入生と入試と環境が変わる学年でもあります。今までとは違う日常生活の中で、子供の気持ちに寄り添った上で自分で判断できる環境にしてあげるのが必要だと思います。  学校休業、夏休み短縮、授業時間の確保で詰め込み授業が心配され、生活や学習への不安から児童・生徒間でのいじめや不登校、暴力、虐待が心配され、特に中学3年生の夏休みは少なく、児童・生徒に負担がかからない対策をお願いしたいと思います。  そこで質問ですが、今回の新型コロナウイルス感染症による臨時休業並びに学校再開における子供たちへの健康状態について、一部体調を崩された児童・生徒がおられると話は聞いております。現在はどのような状況か伺います。また、臨時休業で授業ができなかった分の授業確保に向けてどのように工夫、対策されるのか、またどのような時期までに回復される計画なのか、お伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  山本教育長。 ○教育長(山本太一)  新型コロナウイルス感染症による児童・生徒の心身への影響と学習への対応についての御質問にお答えいたします。  約3か月に及ぶ臨時休業から学校に通えない、友達に会えない、外へ出られないというストレスを抱え、体調不良を訴え、通院していた児童もいましたが、学校再開後、様々な方の関わりにより、回復しているという報告を受けております。  しかしながら、生活のリズムが大きく崩れ、新たに不登校傾向に陥った児童・生徒や、これまで不登校傾向を克服できていた児童が再び不登校になっているケースも見られます。いずれのケースも学校と家庭の連携を図り、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーに関わっていただきながら、通常の学校生活ができるよう支援していきたいと考えています。  今一番気になっているのは、夏季休業期間の短縮、さらに残暑が厳しいこともあり、子供たちの疲労感についての懸念であります。2学期が始まってから全ての小中学校の学習状況を見てまいりましたが、子供たちは、元気に学校生活を送ってくれています。しかしながら、運動会や体育大会が終わった10月頃に疲れが出ないか心配されますので、これまで以上に、今後も十分に子供たちの心身の健康状況を見守っていきたいというふうに考えております。  学習への対応、学びの保障につきましては、学校再開後に各校に教育課程の見直しを求め、臨時休業により不足した授業時間の回復計画について調査いたしました。  現時点では、夏季休業期間の短縮も含め、学校行事の精選や学習内容の効率的な指導、1日の授業時間数を増やすなどの工夫を行い、各校において多少の違いはございますが、このまま順調に授業を進めることができれば、10月から11月頃には、本来目標としている年間指導計画に追いつけるという見通しであります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  そこでちょっとお聞きしたいんですが、学校再開後、生活環境の変化でもやもやとストレスとかいろんなことで不登校なり暴力なり、児童が出てきていると聞いておりますので、米原市の状況、もし分かればお伺いいたします。 ○議長(吉田周一郎)  山本教育長。 ○教育長(山本太一)  今の再問にお答えいたします。  現在、私どもに不登校、コロナ感染症に関わっての、臨時休業に関わっての子供たちが不登校に陥ったとか、そういうような状況については、6名ほどの事案も聞いております。その中では、ストレスというよりも、長い臨時休業で昼夜逆転の生活に陥ったということで、なかなか朝学校、起きられない、だから不登校になっているという児童もいますし、6月学校再開して、コロナに感染したら怖いなという不安から、ちょっと学校への行き渋りがあったと、そのことが今度は怠惰性としての不登校に陥ったというような事案もございます。  ストレスからいろいろ心配もしていましたこのいじめの問題につきましては、実はかなり増えるんではないかなという心配をしておりましたけども、昨年といじめの報告の件数はあまり変化はございません。でも、これだけいじめ問題は、いじめは駄目ですよということを指導しているにもかかわらず、そういった数が出てくるということは、やはり我々教員、教育現場にいる者にしたら、やはり十分子供たちのストレスはやっぱりあるんではないかという思いで、子供たちの日常生活を見守っていく必要があるかなというふうに思っております。  また、虐待など、家庭内の暴力という部分につきましては、虐待の報告というのはあまり聞いておりませんけども、臨時休校が始まった頃に、保護者の方から長時間一緒にいることで暴言を吐いてしまう、暴力を振るってしまうかも分からないという心配の相談があったということは聞いております。  私どもが把握していることは以上でございますけども、十分今後も子供たちの心身の状況、ストレス等も含めて、きめ細かく見届ける必要があるという危機感は持っております。  以上であります。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  3か月の長きの学校休業で、かなり子供さんたちのストレスや、親もありますけど、その辺は大変ですけど、きめ細かく見ていただいて、見守っていただきたいなと思います。  もう一度質問なんですが、中川雅史議員が言われたように、小中学生の修学旅行についてなんですが、全国でも中止されるところとか、近隣で簡単に済ますとかいうような対応をされておりますが、米原市はどのような対策をされているのか、今後、どのような状況か分からないんですが、米原市としての考えをお聞かせください。 ○議長(吉田周一郎)  山本教育長。 ○教育長(山本太一)  修学旅行の問題につきましては、先ほども答弁させていただきましたけど、基本的にやっぱり学校行事等を行う、あるいはやめるというのは、校長が教育課程の編成権を持っていますので、私がやめなさいというようなそんなことは言いたくもございませんし、できれば私は、そういった教育的な価値もある思い出に残る事業はやってほしいというような思いは伝えております。  そういった中で、各学校も何回か見直しを行って行き先の変更、あるいは交通機関の変更等は今考えてもろてます。しかしながら、やはり子供たちの命を預かって1泊2日あるいは2泊3日、修学旅行に連れて行くということについての校長先生方のやっぱり不安、心配、ストレスはかなり大きいものというふうに思います。  今のところ、私が把握しているのには、できるだけ近いところで1泊2日でやっていこうと、中学校は2泊3日ですけども、1泊2日で何とかできないかという検討は進めていただいておりますし、ただ、私が懸念しますのは、当初、修学旅行に向けて平和学習を基盤にしながら沖縄であったり、長崎であったり、広島であったりというような計画をしていたにもかかわらず、今度は修学旅行を実施することに目的が変わってしまう。そのことが、これから長い目でコロナ禍を考えたときに、それはどうなのかなということを考えますと、非常に努力していただいている、今年度はそれで頑張っていただきたいと思います。しかしながら、今後長い目で考えたら、学校の修学旅行をやっぱりどこかで見直す時期にも来ているのかなということを考えます。  ここはまた皆さん方から、いろんな御意見を頂いてもいいかなというふうに思っております。  以上であります。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  修学旅行というと、小中学生も泊まりがけの楽しい思い出だと思います。そういう思い出をなるべく残してあげるように、努力していただきたいなと思います。  もう一問ちょっとよろしいですか。  ここで中学3年生の方に対してですが、今現在、入試を控えておられます。心身ともに不安な状況でございますが、保護者の方も不安を隠せないと思いますが、例えば保護者の方に市としての対応とか、連携とか、そういうふうなことは考えておられるか、ちょっとその辺をお聞きいたします。 ○議長(吉田周一郎)  山本教育長。 ○教育長(山本太一)  今の中学校3年生の保護者への周知という、連携ということでお答えさせていただきますけども、この中学3年生、子供たち、そして家族、保護者、みんな不安を感じておられると思います。そういった中で、7月の下旬に、来年2月、3月に実施される高校入試の要項も出され、そしてまた我々が心配していました出題範囲ですね、入試の。そういったことの縮小というんですか、削減範囲もはっきり示していただきました。それが7月の下旬でございました。7月の下旬から8月の夏休み前後にかけまして、市内6つの中学校全てで保護者への通知を出しておりますし、当然、個別懇談をやっていただいております。これからも、修学旅行を終えた頃に、もう10月下旬から11月上旬には、再度また3年生を中心とした個別懇談をやるというようなことも聞いておりますので、もう既にそういった周知はしておりますし、今後は子供たちの確かな学力のやっぱり定着ということに向けて、また子供たちに寄り添った進路相談ということで、取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(吉田周一郎)  中川松雄議員。 ○13番(中川松雄議員)  県のほうは出題は縮小ということで、その辺は考えておられるんですが、子供たちの心のケアですか、その辺をしっかりしていただいて、臨んでいっていただきたいなと思います。  米原市の子供たち、次世代を担う子供たちを守るのは私たち大人です。生活環境が大きく変わっています。状況をしっかりと把握し、適切な対応をしてあげるのが大切です。今後、いつ収束か分からないですが、長期になるかも分かりませんが、一日も早く生活環境、学校環境を整えてあげるのが必要だと思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(吉田周一郎)  これをもって、中川松雄議員の一般質問を終わります。  これをもって、一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  来る9月30日は、議員全員協議会が終了次第、本会議を開き、委員長報告を行いますので、定刻までに御出席方お願いいたします。  本日は、これで散会いたします。  御苦労さまでした。               午後 0時07分 散会  本会議録は、真正であることを認め、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
       令和2年9月9日                米原市議会議長    吉 田 周一郎                米原市議会署名議員  細 野 正 行                米原市議会署名議員  矢 野 邦 昭...