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令和元年第3回定例会(第4号 9月27日)

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  1. 米原市議会 2019-09-27
    令和元年第3回定例会(第4号 9月27日)


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    最終取得日: 2021-08-17
    令和元年第3回定例会(第4号 9月27日)          令和元年米原市議会第3回定例会会議録(第4号)   1.招集年月日    令和元年9月27日 1.招集の場所    米原市議会議場 1.開会開議     令和元年9月27日   午前10時15分 1.応召議員        1番  礒 谷   晃    2番  鹿 取 和 幸               3番  後 藤 英 樹    4番  田 中 眞 示               5番  鍔 田   明    6番  西 堀   幸               7番  細 野 正 行    8番  矢 野 邦 昭               9番  山 脇 正 孝   10番  今 中 力 松              11番  澤 井 明 美   12番  中 川 雅 史              13番  中 川 松 雄   14番  堀 江 一 三              15番  山 本 克 巳   16番  吉 田 周一郎              17番  北 村 喜代隆   18番  松 宮 信 幸 1.不応召議員    なし
    1.出席議員    18名 1.欠席議員     なし 1.会議録署名議員     4番  田 中 眞 示    6番  西 堀   幸 1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市長        平 尾 道 雄   副市長      岡 田 英 基    教育長       山 本 太 一   政策推進部長   宮 川   巖    総務部長      山 田 英 喜   地域振興部長   的 場 文 男    市民部長      的 場 市 樹   健康福祉部長   堤   基久男    教育部長      上 村   浩   こども未来部長  田 中 博 之    経済環境部長    鍔 田 正 広   土木部長     鹿 取 輝 之    会計管理者     大 橋   守 1.職務のため議場に出席した者の職氏名    事務局長      木 村 浩 樹   事務局書記    池 田 昌 司 1.議事日程       別紙のとおり 1.会議に付した事件   別紙のとおり  令和元年米原市議会第3回定例会 議事日程 (第1号)                 令和元年9月27日 午前10時15分開議                      場所  米原市議場 ┌──┬─────────┬───────────────────────────────┐ │日程│議案番号     │件        名                     │ ├──┼─────────┼───────────────────────────────┤ │ 1│         │会議録署名議員の指名                     │ │  │         │ 〔4番 田中眞示議員、6番 西堀幸議員〕          │ ├──┼─────────┼───────────────────────────────┤ │ 2│認定第1号    │委員長報告(質疑、討論、採決)                │ │  │〜        │                               │ │  │議案第58号   │                               │ ├──┼─────────┼───────────────────────────────┤ │ 3│         │委員会の閉会中の継続審査の件                 │ ├──┼─────────┼───────────────────────────────┤ │ 4│         │委員長報告所管事務調査)                  │ ├──┼─────────┼───────────────────────────────┤ │ 5│         │議員派遣の件                         │ └──┴─────────┴───────────────────────────────┘                午前10時15分 開議 ○議長(鍔田明)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は、全員であります。  定足数に達していますので、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、4番 田中眞示議員と、6番 西堀幸議員の両名を指名いたします。  日程第2、委員長報告の件を議題といたします。  今期定例会において、各常任委員会及び決算特別委員会に付託しました、認定第1号から議案第58号までを一括議題といたします。  各委員長から委員会での審査経過と結果につきまして、報告をお願いいたします。  まず、総務教育常任委員長から報告をお願いいたします。  中川雅史委員長。 ○総務教育常任委員長(中川雅史)  議長から指名を受けましたので、本定例会において、総務教育常任委員会に審査の付託を受けました議案の審査経過と結果について、報告します。  付託案件審査のため、当委員会では9月10日に委員会を開催いたしました。出席委員は全員で、傍聴議員は7人でした。定足数確認の後、直ちに開会を宣言し、続いて議案説明のため、副市長ほか関係職員の出席を求め、付託された議案の審査を行いました。  当委員会に付託を受けました議案は、議案第48号、議案第49号、議案第50号、議案第51号、議案第52号、議案第56号、議案第57号及び議案第58号の8件でありました。  執行部から詳細に説明を受けた後、各委員から議案に対する質疑を求めました。  質疑終了後、討論採決の結果、議案第48号は賛成少数で否決すべきものと決しました。また議案第49号と議案第50号の2件は賛成多数、その他の議案は総員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点等につきましては、次のとおりでした。  議案第48号について、推進委員での議論に偏りはなかったのかとの質疑があり、個別型と常設型を並行し、社会情勢等、市民と行政の距離感も含め、長期間の議論をいただいたと考えており、最初からどちらかありきでの議論ではなかったと理解していますとのことでした。2年間かけ個別型、常設型も含め、まずは自治基本条例の条文に沿ったどういう制度が必要なのかを十分議論いただく中で、意見書として承認いただいた経緯があり、委員の皆様には大変な御尽力を賜ったと受けとめていますとのことでした。  議案第49号について、新制度の移行に伴い給与に変更はあるのかとの質疑があり、今の年収を維持した形で新制度に移行することを想定していますとのことでした。  なお、その他の質疑、答弁等につきましては、議長に提出いたします委員会報告書をもって省略をさせていただきます。  以上、まことに簡略ではありますが、総務教育常任委員会において慎重審査をしました付託案件に対する審査の経過と結果についての御報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  次に、健康福祉常任委員長から報告をお願いいたします。  中川松雄委員長。 ○健康福祉常任委員長(中川松雄)  議長から指名を受けましたので、本定例会において健康福祉常任委員会に審査の付託を受けました議案の審査経過と結果について、御報告いたします。  付託案件の審査のため、当委員会は9月11日に委員会を開催いたしました。出席委員は全員で、傍聴議員は6名でした。定数確認の後、直ちに開会を宣言し、続いて、議案説明のため副市長ほか関係職員の出席を求め、付託された議案の審査を行いました。  当委員会に付託を受けました議案は、議案第53号、54号でありました。  執行部から詳細に説明を受けた後、各委員から議案に対する質疑を求めました。  質疑終了後、討論を求めましたが討論はなく、採決の結果、全ての議案について総員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点につきましては、次のとおりでありました。  議案第53号 米原市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例についてでは、放課後児童クラブ預かり時間、午後6時から6時30分に延長され、今後、保護者から希望があれば、要望があればさらなる延長の見直しはあるのかの問いに対し、今のところ6時30分以降、迎えに来られた場合は延長料金200円といたします。極力、早目の迎えの促しをさせていただいていますとの答弁でした。  なお、その他の質疑、答弁につきましては、議長に提出いたします委員会報告をもって省略させていただきます。  以上、まことに簡略でありますが、健康福祉常任委員会についての慎重審査をいたしました付託案件に対する審査の経過と結果についての報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  次に、産業建設常任委員長から報告をお願いいたします。  今中力松委員長。 ○産業建設常任委員長(今中力松)  議長から指名を受けましたので、本定例会において産業建設常任委員会に審査の付託を受けました議案の審査経過と結果について、報告します。  付託案件審査のため、当委員会は9月12日に委員会を開催いたしました。出席委員は全員で、傍聴議員は4人でした。定足数確認の後、直ちに開会を宣言し、続いて議案説明のため副市長ほか関係職員の出席を求め、付託された議案の審査を行いました。  当委員会に付託を受けました議案は、議案第55号 米原市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例についてでありました。  執行部から詳細に説明を受けた後、各委員から議案に対する質疑を求めました。  質疑終了後、討論を求めましたが討論はなく、採決の結果、総員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点等につきましては、次のとおりでした。  第2条関係で、米原東北部都市計画区域において許可が必要となる開発行為の面積を3,000平方メートル以上から1,000平方メートル以上に変更され、今年度から設けた補助制度においても適用されるとの説明に対して、今までにこの補助の要望はあったのかと質問されました。  答弁は、この4月から補助要綱をスタートさせ、問い合わせはあったが、実際に動いているという実績はないとのことでした。  なお、その他の質疑、答弁等につきましては、議長に提出いたします委員会報告書をもって省略をさせていただきます。  以上、まことに簡略ではありますが、産業建設常任委員会において慎重審査をしました、付託案件に対する審査の経過と結果についての御報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  次に、予算常任委員長から報告をお願いいたします。
     堀江一三委員長。 ○予算常任委員長(堀江一三)  議長から指名を受けましたので、本定例会において予算常任委員会に審査の付託を受けました案件の審査経過と結果につきまして、報告をいたします。  付託案件審査のため、当委員会は8月30日及び9月24日に全体会を、9月10日、11日、12日にそれぞれ分科会を開催いたしました。出席委員は8月30日及び9月24日とも全員でありました。また、議案説明のため、副市長、教育長及び関係職員の出席を求め議案の審査を行いました。  当委員会が付託を受けました議案は、お手元の付託一覧表のとおり、議案第44号 令和元年度米原市一般会計補正予算(第3号)ほか3件であります。  定足数を確認の後、直ちに開会を宣言し、8月30日については、執行部からの説明を受けた後、総括的な質疑を行い、9月10日から12日までの分科会では、所管ごとに詳細な説明を受け質疑を行いました。また、9月24日は各分科会長からの報告の後、これらの報告に対する質疑を行いました。  質疑終了後、採決を行った結果、全ての議案は総員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点等につきましては次のとおりであります。  給付型奨学金の受給者が26名と減少している原因は、この制度を65%が知らなかったこと、また、募集時期にも問題があり、今年度は11月から来年の2月までと期間を長くするとともに、市内の高校に直接チラシを持参して受給者をふやすとの説明がありました。  また、交通安全対策について、大津市の保育園児交通事故を受けて、市内各園・校の周辺道路の安全点検を緊急に行った結果、今年度中の修繕が必要な6路線の路面表示の工事を行うとの説明でした。  なお、その他の質疑、答弁等につきましては、議長に提出いたします委員会報告書をもって省略をさせていただきます。  以上、まことに簡略ではございますが、予算常任委員会において慎重審査をいたしました、付託案件に対する審査の経過と結果につきましての御報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  次に、決算特別委員長から報告をお願いいたします。  吉田周一郎委員長。 ○決算特別委員長(吉田周一郎)  議長から指名を受けましたので、私からは決算特別委員会に審査の付託を受けました議案に対する審査の経過と結果について、報告いたします。  付託を受けました議案審査のため、当委員会は9月17日、18日、19日の3日間にわたり、第1委員会室において歳入予算の確保状況、歳出予算の執行状況、各事業の成果等の説明を受け、慎重審査を行いました。  出席委員はいずれの日も7名で、議長の職務出席のもと説明者として副市長、教育長ほか関係職員の出席を求めました。  当委員会に付託を受けました議案は、認定第1号 平成30年度米原市一般会計歳入歳出決算認定について。  認定第2号 平成30年度米原市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について。  認定第3号 平成30年度米原市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について。  認定第4号 平成30年度米原市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について。  認定第5号 平成30年度米原市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について。  議案第42号 平成30年度米原市水道事業会計剰余金の処分および決算認定について。  議案第43号 平成30年度米原市下水道事業会計剰余金の処分および決算認定について、以上、一般会計、特別会計及び公営企業会計の7件であります。  一般会計の決算は、歳入総額205億7,469万2,402円、歳出総額196億9,483万6,178円であり、歳入歳出の差し引き額は8億7,985万6,224円となり、翌年度へ繰り越すべき財源は4,539万5,000円であり、実質収支額は8億3,446万1,224円の黒字となりました。  続いて、特別会計4事業の決算は、歳入総額80億1,858万9,118円、歳出総額79億6,129万7,286円であり、歳入歳出の差し引き額は5,729万1,832円となり、翌年度へ繰り越すべき財源はゼロ円であり、実質収支額は5,729万1,832円の黒字となりました。  公営企業会計水道事業会計の決算は、事業収入が7億9,570万2,277円、事業費用が6億9,403万4,215円となり、差し引き純利益の1億166万8,062円は、利益剰余金として減災積立金として積み立てを行うとのことでした。  下水道事業会計の決算は、事業収入が22億3,827万912円、事業費用が20億9,346万7,543円となり、差し引き純利益の1億4,480万3,369円は、利益剰余金として減災積立金として積み立てを行うとの説明でありました。  全ての議案について当局から詳細な説明を受けた後、各委員から各般にわたり質疑が展開され、全ての議案の質疑終了後、各議案についての討論と採決を行いました。  認定第1号については、反対、賛成の討論はありませんでしたが、採決の結果は、賛成多数で。認定第2号から認定第5号までは反対、賛成の討論はなく、総員賛成で認定すべきものと決しました。また、議案第42号、43号について討論はなく、総員賛成で原案可決及び認定すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点等につきましては、次のとおりです。  財政調整基金債券の売却について、売却時期の決定方法と売却益の予算措置に関する質疑があり、当該債権は近年額面の100円を下回る状況から、売却時期を慎重に見きわめ、平成31年2月12日に売却したもので、売却益の予算措置については、補正予算で対応すべきところ、予備費で対応し、議会に報告できていなかったことに関し、今後は議会への報告あるいは補正予算での対応をするとの答弁でした。  伊吹北部の小泉以北の8集落におけるコミュニティバスの運行見直しについての質疑に対し、路線バスの利用状況あるいは地元要望等を考慮しながら、効率性、利便性を図りつつ、令和2年10月を目途に見直しを考えているとの答弁でした。  なお、その他の審査経過、議論の争点等につきましては、議長に提出いたします委員会報告書をもって省略させていただきます。  以上、まことに簡略ではありますが、決算特別委員会において慎重審査しました付託案件に対する審査の経過と結果についての報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  以上で、各委員長の報告が終わりました。  ただいまの各委員長の報告に対し、質疑を求めます。  質疑はありませんか。                  (「質疑なし」) ○議長(鍔田明)  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  これより、認定第1号、議案第48号、議案第49号及び議案第50号を、順次、討論、起立による採決を行います。  認定第1号 平成30年度米原市一般会計歳入歳出決算認定についてに対する討論を行います。  討論の通告がありますので、発言を許します。  9番 山脇正孝議員。 ○9番(山脇正孝議員)  9番、日本共産党、山脇正孝でございます。通告に従い、認定第1号 平成30年度米原市一般会計歳入歳出決算認定について、不認定相当と考え、反対討論いたします。  昨年度も不認定相当と討論いたしました。そこで、今年度も一般会計決算書を読んでみますと、歳入総額が約205億7,469万円、歳出の総額が約196億9,484万円と出ています。それを差し引いた残高が約8億7,986万円になっています。つまり、この8億云々が黒字とされているわけです。これは昨年度よりも約5,668万円ほどふえています。このような8億円余りの黒字、これはいわゆる形式上の黒字というしかない黒字です。  しかし、昨年度も不認定討論で指摘しましたが、米原市の財政がこの数字の上でではなく、本当のところ黒字なのか、どの程度黒字だったら黒字になっているのか、これではわからないということです。ここに決算認定上の問題点の1つ目があります。  ちなみに、私は黒字が多いほどいいという立場を必ずしもとっておりません。  平成30年度の決算の歳出について、具体的に言えば、市の平成30年度の最終的な予算現額、つまり歳出の現在高は210億1,220万円となっています。簡単に言うために210億円といたします。ところが、支出はこの中から翌年度に繰越額、これも切り捨てて約6億5,600万円をまず差し引いています。210億円からですね。さらに問題は、問題といいますかわかりいくいのは、予算の未執行の不用額、これが今年度は6億6,100万円を差し引いています。この2つを差し引いて支出済額、支出総額を約197億円とされています。  翌年度繰越額、これはやむを得ない額というふうに考えますけれども、それと不用額2つ差し引いて支出が圧縮されるわけです。そして、収入済額は先ほど言った205億云々です。205億云々から197億引いたら、先ほどの8億7,986万円の黒字が計上されていると。間違いではないですよ、これは。  でも、決算書をじっくり読めば、そのからくりが、仕組みがわかるんですけども、市の広報ではそれがわからないんです。黒字がどれだけあったのかという数字しか載せられていないです。それでは黒字のもととなる予算現額と決算額との差額がどこでどのぐらい生まれたか、どんな理由があって生まれたかということがさっぱりわからない。やっぱり不用額も広報で載せるべきです。これは昨年の不認定討論でも指摘しました。これはぜひ考慮していただきたいと、このように思います。  次に、不用額の問題点について、今年度も指摘します。約8億7,986万円の形式黒字ですね、これの大体79%を占めるのが歳出不用額6億6,130万円ですね、これです。この不用額というのは事業に予算として充てられながら、何らかの理由で使われなかった、翌年度に繰り越さずに余った分です。ちなみに不用額は昨年度より約8,466万円減りました。これはいいことだと思います。この不用額が大きいほど、収支黒字がふえていきますが、この黒字がふえることで必ずしも住民の利益になるとは言えないんじゃないか、このように思います。  では、どこから不用額が出てくるのか、さらっと見ていきます。一番大きいのは民生費ですね。約2億2,032万円。2番目が総務費約1億5,725万円、3番目が教育費約8,485万円、4番目が土木費約4,140万円です。この4款とももとの予算総額が大きいため、執行率が90%を超えても結果として多額の不用額が出てくるわけです。ですから、款の項目だけを見ても不用額の問題点は必ずしも出てきません。  そこで、各事業の予算執行率を見ていきました。執行率80%の事業、80%割れば主要施策の成果説明書にその理由を書いています。その理由は書いているんですが、80%以下は30事業ありました。昨年より3ふえていました。もっと絞って執行率70%以下は16事業、これは昨年より2減っています。  不用額が出た理由、1番、予算計上時に見込んでいた事業の規模や回数が縮小し、講師や委員の謝礼等が実際の執行に際して減少したことによるもの。2、見込んでいた事業の申請数が減少したことによるもの。3、競争入札を行った結果、年度の当初に予定した金額を下回る金額で契約できたことによるもの、これは大いにいいことなんですが、4、それぞれの部局が事務改善や効率化を行う等の努力の結果生じたもの、これもオーケーなんですが、5、不測の事態に備えるための予算で、実際に執行しなかったことによるもの、これもあり得ると思います。6、さまざまな理由で翌年度に事業を繰り越ししたものなどが上げられます。  時間の関係で具体的な指摘はしません。ともかく、約6億6,130万円もの不用費は効果的な予算配分を行うという点では、必ずしも好ましいことではありません。もちろんゼロにはできません。昨年度の不認定討論では、とりあえず30年度は2割程度は削減すべきだと考えると、私述べました。削減率は約11%でした。まあまあというべきでしょうか。その財源が、例えば1億円でも余裕分となれば、それを財源として貧困化対策や給食費の無償化など、住民に役立つ施策が可能になるんじゃないでしょうか。一般的に公会計は単年度会計です。不用額を出さずに使い切ることが許されています。ただしその前提として、極めて高度に精査された予算設定が求められます。極めて難しいです。それから予算を十分に精査検証すれば、不用額は減っていくんじゃないかというふうに考えています。つまり不用額分を高度に精査検証していけば、その分の収入がふえたということと同じ意味を持つんだということは、ただいま指摘しました。今年度も不用費をできるだけ少なくする行政を目指すべきだというのが2つ目の反対理由です。  3つ目の反対理由は長年十分な精査なしに、これも昨年度も指摘しました。補助金や支出がされてきたなどの事例があるのではないかという点です。昨年度も指摘されたのですが、必ずしも改善されていません。具体的には、例えば例示として上げさせていただきます。教育費の教育センター事業での県人権教育米原研究会の補助金がその1つです。令和元年度当初予算では、もともとの20万が18万円に削減されている、これは大いに歓迎すべきだと思うんですが、同会の活動が簡素化されてきたので18万円も実際要らないというのが実際です。しっかりとこれ精査してほしいと思います。もはや10万円程度の補助で十分だと思われます。このように適当と言いづらい、不当とは言いません。適当と言いづらい補助金等の支出は、公正な予算配分を損なうものだと考えます。  また、民生費の人権対策推進事業の特定団体、運動団体との結びつきの強い部落解放研究滋賀県集会への職員派遣、人権対策費の中の特定団体である部落解放・人権教育研究所負担金の支出など、部落問題が基本的にもう解決したといえる現状、やっぱりきっぱりと支出はやめるべきではないかというふうに私は思います。これらの支出は行政の公正を損なうものと言っても言い過ぎではないと思います。  さらに、分譲宅地事業での収納額がわずか11万6,613円にすぎません。残額が何と、未払い額が何と1,09万3,765円もあり、大変です。住宅新築資金等貸付事業も未収の調定額が3,049万784円に対して、滞納が3,029万8,784円となっています。担当課が努力されている、これは十分承知しています。収納の困難さ、これも十分理解していますが、やっぱりあしき同和の負の遺産、これは何とかしなきゃならないというふうに私は思います。  このように不適切ないし不適当と思われる公金の支出や未収金対策が不認定の3つ目の理由です。  以上、3つの理由で、決算不認定相当といたしますが、市民の立場に立った、行政のためにさらに奮闘していただきたいという思いを込めて、不認定相当といたしました。  御清聴、ありがとうございました。 ○議長(鍔田明)  次に、14番 堀江一三議員。 ○14番(堀江一三議員)  議長のお許しをいただきましたので、認定第1号 平成30年度米原市一般会計歳入歳出決算認定につきまして、賛成の立場から討論を行います。  私も過日、議員必携に書かれております決算審査の意義と着眼点という箇所を読んでみました。地方自治法の決算認定制度には、次のように書かれております。  決算の意義と考え方について、決算は歳入歳出予算に基づく収入と支出の結果を集計した計算書である。そしてまた、予算を執行した結果、どのような成果を上げたかを示す成果報告書でもある。議会は、この歳入歳出決算を審査して、認定に関する議決を行うのであるが、議会の機能を高めるための方策の中に決算審査はややもすれば執行済みのものとして軽んじられる傾向にあるが、議会が決定した予算が適正に執行されたかどうかを審査するとともに、各種資料に基づいてその行政効果や経済効果を測定し、住民にかわって行政効果を評価する極めて重要な意味があることを認識すべきである。また審査の結果は、後年度の予算編成や行政執行に生かされるよう努力すべきであると示されております。これは、税金の使い方を決める予算審議と、その使われた結果を予算に照らして検討し、今の行政運営の改善に役立てる決算審査の重要な意義が強調されているものであると書かれております。今定例会における決算審査は、まさにこの意義に沿って行われたものであると認識いたしております。  ある委員の発言をかりれば、来年度の決算特別委員会では、平成31年及び令和元年度の行政運営成果が、今回の決算審査で指摘したことが反映されているかしっかりと検証していくとの言葉が印象的でありました。  今回の決算審査では、一部において改善を要する部分もありますが、議会、行政共通の目的であります市民福祉の向上に寄与するに沿った行政運営がなされていると判断したことを申し添えまして、賛成討論といたします。 ○議長(鍔田明)  以上で、通告による討論は終わりました。  これをもって、討論を終結いたします。  これより、認定第1号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(鍔田明)  お直りください。  起立多数です。  よって、認定第1号は、委員長報告のとおり認定されました。  次に、議案第48号 米原市住民投票条例の制定についてに対する討論を行います。  討論の通告がありますので、発言を許します。  16番 吉田周一郎議員。 ○16番(吉田周一郎議員)  16番議員の吉田周一郎です。私は、議案第48号 米原市住民投票条例の制定について、賛成の立場で討論します。  この条例案は、昨年から幾度となく議会が説明を受け、議会として質問や意見を述べてきたところであります。この結果を反映して、今回の条例案の提案に至りました。  大きく分けて3つの理由を述べます。  1つ目の理由として、本条例案の制定の根拠と経過であります。市の最高規範といわれます米原市自治基本条例があります。この条例の制定に当たっては、合併した4町の市民が幾度も議論を重ね、さらに議会はともに真剣に議論を重ねてきた結果制定に至りました。自治基本条例制定に先立ち、新米原市まちづくり基本条例をつくる会が平成17年12月に答申された骨子の中で、市は市民投票に関する制度を整備しなくてはならないと記述されています。言いかえれば、常設型を検討しなさいというにほかなりません。また、自治基本条例推進委員会は、常設型ありきで議論を進めてきたのではないかとの指摘がありました。平成26年8月28日に開催された第4回の委員会の議事録では、現段階では個別型、常設型どちらがよいかわからない。常設型で話を進め、個別型がよいとなればその都度修正していくということで議事を進めるということになっております。議事録を読めば、決して常設型ありきではないということが理解できます。  あわせて常設型、個別型双方のメリット・デメリットも考慮し、十分な議論がなされた上で最終的に常設型住民投票条例が盛り込まれた意見書が市に提出されたところであります。  2つ目の理由は、常設型の意義と必要性であります。提出された意見書にも記述されているように、常設型住民投票条例は、今すぐに住民投票に付する案件があるわけではなく、常設型を定めることで市にとって重要な判断をすることに対し、まず、議論を尽くし、さらに自治基本条例の理念である市民とともに力を合わせて築くまちの実現につながる議論がさらに深まることを狙いとしています。住民の代表である市議会と市長による間接民主主義を補完する制度として、常設であることこそが自治基本条例の理念に沿うものであり、今日までこの条例を検討作成されてこられた市民の皆さんの思いを尊重するものと思います。  3つ目の理由として、投票資格者としての永住外国人についてであります。
     永住外国人は、特別永住者と永住者に分けられます。特別永住者は韓国籍、朝鮮籍の方です。現在、18歳以上で22人おられます。永住者は同じく18歳以上でブラジル籍77人、中国籍22人、フィリピン籍12人等で合計132人おられます。18歳以上の永住外国人は合計154人になります。  しかし、この方たちは法律により選挙権も被選挙権もありません。私の知り合いの家族は、今まで長く米原に住んでおられます。しかしながら、夫婦の片方の方にしか選挙権が与えられておりません。つまり、法律により選挙人名簿に登載されていないためであります。なぜかといえば、その方は特別永住者であります。永住外国人の方たちは、我々と同様に各種の税金を納付しています。米原にこれからも住みたいと思っておられるでしょう。日本人と同じ普通の生活をしています。地方行政では、国籍よりも住民であることが大切であり、永住外国人も市民として地域の一員として米原市内に住んでいる以上、意見や考えを表明する手段を付与することは間違っておりませんし、法律違反でもありません。  今後、ますますグローバル化する現代社会における時代の流れでもあります。このような人たちに公職選挙法によらない地方自治体固有の住民投票において、投票資格を付与するものであり、一般の選挙権とは全く違うものであることは容易に理解できると思います。  以上、3点について私の意見を述べました。  結論として、今日まで市民の皆さんが長い時間をかけいろいろと議論をしてつくり上げてきた住民投票条例案を議会が万が一否決することはあってはならないことであり、市民の代表を自負する議員が市民の市政参画の最後の機会を奪うことにもなります。本条例案はまちづくりに対しての参加権とさまざまな議論を深めることを保障し、住民の市政への参加はもちろんのこと、真の市民自治の確立につながり、代表民主制を補完する有効な手段であります。  以上、議案第48号に対する私の賛成討論といたします。 ○議長(鍔田明)  次に、3番 後藤英樹議員。 ○3番(後藤英樹議員)  3番、後藤英樹でございます。議長の許可を得ましたので、通告に従い議案第48号 米原市住民投票条例の制定についてに対する反対討論を行います。  5点、反対の理由を述べます。  1点目、そもそも全ての住民投票条例に反対しているわけではございません。個別型でしたら、案件によっては未来を支える18歳未満の高校生も、多文化共生型社会を目指す上で、永住外国人の方だけでなく住民基本台帳に登録している外国人の方も参加することもその都度議論をして、場合によっては可能になります。なぜ限定をしてしまうのか、この法案、この条例、理解できません。  なおかつ、その都度その案件に対してどの議員がどのような意見を述べ、それぞれの議員の賛否が市民の方々にわかるのではないでしょうか。  執行部は常設型は間接民主主義を補完するセーフティーネット、自治体として備えるべき標準装備として、米原市の健全な民主主義や地方自治の発展を目指すために制定しようとするもので、想定される案件の有無にかかわらず、住民の意見を直接聞く制度として常に制度化されていることが、市民とともに力を合わせて築くまちづくりの実現につながる議論が深まるとおっしゃっておりますが、これでは先ほどの年齢の問題、外国人の方の問題含めて柔軟性に欠くだけで、自治体として標準装備として必要なのは、災害、事故の対策だけでよろしいのではないでしょうか。これが1点目です。  2点目、米原市自治基本条例解説解釈運用版には、個別型が望ましいと考えられますと書かれております。最高法規と言われているのに、自治基本条例推進委員会が議論をして常設型になりましたでは、前々回、私の一般質問の私が自治基本条例の改正に触れたら、市長は力強く反対を、反論をされておりましたが、議員が改正に触れるのすらだめで、推進委員会はこの大事な事項を変えていいのでしょうか。  3点目、個別型ではその都度外すことができますが、外交や防衛の問題であっても、市の意思を明確にする必要があるものについては、最終的に市長が判断することができる、こう書いております。常設型は、一部外国人が投票できる制度です。幾ら参政権が別とは言っても、そして、市長も大切と言っていた沖縄の県民投票でも、個別型で外国人の方は投票できませんでした。あくまでも参政権は別物だという判断は苦しくないですか。限りなく、違憲とは言いませんが、違憲に近いと思います。  4点目、参議院選挙で米原市でも期日前投票所の作業ミスがありました。再発防止対策はしっかりとられていると思いますが、全国的にも熟練者の退職、人手不足があり、従事している人だけに責任を問う話ではないと思います。全国的にも春の統一地方選挙、夏の参議院選挙にて定数割れ、無投票、低投票が大きな課題となりました。  参議院選挙後の日経新聞の調査では、7月の参議院選挙に行かれなかった人の理由の第2位が投票所に行くのが面倒25%との調査もあります。人が集まる施設での期日前投票所、高齢化や過疎化を迎える中での当日投票所の充実が求められております。そして、投票率は上がるのではないでしょうか。残念ながら、米原市が積極的に努力している形跡は見られません。どう考えても参政権の充実が住民投票より先ではないのでしょうか。  最後になります。実は、仮にこの法案が可決した場合でも、これでもちろんこの程度だったらしようがないという意味で賛成を、全面的に賛成をしているわけではないですが賛成される方もいらっしゃると思います。しかし、これで終わりではございません。市長の公約には、市政に市民の声を届ける(仮称)市民委員会を設置し、市政参加の仕組みを構築しますとあります。そもそも、常設型住民投票条例も市民委員会も市民が望んでいるんですかね。これは私個人の話で申しわけございませんが、支持者の方々からの要望はたくさん聞きましたが、このような要望は私は聞きませんでした。各議員におかれましてはいかがでしょうか。  そして、今申し上げたこの市民委員会、常設型と一緒ですが、議会との関係どうなりますか。常設型住民投票同様、二元代表制の形骸化が進んでいきます。本条例が成立すると、住民投票の予算を全体の予算案の一部として議決をするだけです。たとえそのときの住民投票に反対でも、ほかの大切な土木、農業、教育、福祉等の予算案も否決しなければなりません。  たとえ住民投票の部分に反対でも、ほかの大切な予算を反対ということは、なかなか各議員の判断として難しくなります。地方議会とは、さまざまな議案を議論して議決をするところです。これからも議員各位がそれぞれに思う正しい意見を戦わせて議決をしていけばよろしいのではないでしょうか。二元代表制の民主主義は多少まどろっこしいところもあります。結論が少し遅くなることもあるかもしれませんが、今の日本ではベストではありませんが、ベターな制度だと思います。  住民の意見を聞く、誰もが反対しづらいもっともらしい美辞麗句を使って議会の議論を省略して、住民に責任を転嫁する常設型の今回の第48号 米原市住民投票条例反対であることを述べ、私の反対討論を終わります。 ○議長(鍔田明)  次に、9番 山脇正孝議員。 ○9番(山脇正孝議員)  9番、日本共産党、山脇正孝でございます。  通告に従い、議案第48号 米原市住民投票条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。  ただいま反対討論で後藤議員から激烈な反対論が出ましたが、おいおい私は穏やかにまたこれに対して反論させていただきます。  まず、吉田議員も賛成討論されましたが、なるべく重ならないように議論させていただきます。  まず、地方自治とは何か、これはもう後藤議員、よく聞いておいてください。地方自治は、本来、全ての住民の要求に応え、住民に奉仕するために住民自身の参加によって進められなければならないと考えます。これが基本です。吉田議員もおっしゃいました、外国籍であっても地方自治体で住民として生活している、そして納税もしているという一定の義務を負っている人々が当然ながら住民自治の担い手になることは、つまり住民投票権を有することは、これは憲法の保障する地方自治の基本精神とも合致するものです。1995年2月に永住外国人に地方参政権、これは地方参政権ですけれども、を保障することは、憲法上禁止されているものではないと最高裁も判決を下しています。  今回は、住民投票条例案ですから、公職選挙法上の地方参政権ではございませんが、米原市自治基本条例に基づく条例案ですから、そもそも全く外国人を、永住外国人を投票権者にすることは何の問題もないことは明らかだろうというふうに思います。  ですから、住民投票条例が必要なのかどうか、必要ならどのような形が適切か、市民参加の自治基本条例推進委員会等で議論されてまいりました。最終的には常設型住民投票条例案が出され、これが昨年来議会で提案されてきました。意見は一だったようですけども、パブリックコメントも済ませ、本来本年6月議会で提案されるべきところ、さらに議論を重ねる必要があるということで、さらに議会会派ごとに2回の協議説明を得ながら、条例案が修正改善され今日の提案に至りました。条例案提案の手続としては、特に問題はないと私は考えます。吉田議員も言われましたように、常設型住民投票条例が出てきた経過も納得できるものです。これが個別型が出てきたとしても、これは民主的にそれが出てきたものだったら、これはもうやむを得ないという立場で私はおります。  後藤議員は、1番目の反対理由でも述べられましたが、全ての条例案に反対するものではないと。案件によって個別型がいいんだという意見も言われましたが、それは1つの意見としてそれはいいんですけども、ただ個別型が柔軟だということは、これは必ずしも言えない。逆に個別型の条例が成立するかどうか、議会に委ねられてしまっているという大きな問題点があるというふうに、私は言えるんじゃないかと思います。  では、反対論は何を反対しているか、恐らく当局の出してくる住民投票案そのものに反対ありきの方々も、ひょっとしておられるんじゃないかと思うんですけども、やっぱり議会は万能なのかということを、もう一度思い浮かべていただきたいというふうに思います。ジャン=ジャック・ルソー、有名な社会契約論を書いた人、この中でこういうふうに述べています。イギリスの人民はみずからを自由だと考えているけども、それは大きな思い違いだと。自由なのは議会の議員を選挙する間であり、議員の選挙が終われば人民はもはや奴隷であり、無にひとしくなる、このように書いています。けだし名言だなと私は思います。選挙とは、代表者を選出することであり、代表者とはすなわち市民のかわりに政治を行う者を指します。代表者の権力基盤の正当性は市民によって選ばれたことであり、その政治には選んだ市民の意向がこれは反映されなきゃならない。しかし、ルソーの言うように、代表者は往々にして民意に反する政治を行うことが考えられます。  考えてもみてください。米原市の人口の半分は女性ですが、米原市議会の構成メンバーは女性2人だけです。また階層ごとに議員が選ばれているかといえばそうではありません。代表制というのはそういう不備をもとから持っている制度です。それを正す方策の一つが、住民の重大な関心事に対して意見を述べる住民投票制度です。代表、これは議会や首長も含みますけども、これらに対して常に監視し抑制することが市民の役割です。監視・抑制によって代表者の行動は制限されます。そのための方法がこういった政治参加だと私は受けとめます。  後藤議員は、議会制と二元代表制と市民参加が矛盾するかのような、逆に住民に責任を負わせるような制度が住民投票制度の中にあるんじゃないかとおっしゃいました。でもこれは、尊重されるというだけであって、これが必ずしも拘束されるべき制度で、市民に責任を負う制度とはなっていないというふうに思います。何か勘違いされているんじゃないでしょうか。  この住民投票の制度をあらかじめシステムとして用意することは、これは議会や首長といった代表者にとって、必ずしも優位なことでもうれしいことでもないというふうに思うんですが、もはや民主主義の必要な装置としてそれを装備しておく、これが必要なんじゃないかというふうに思います。これはもはや誰も反対できないんじゃないかというふうに思います。  ちなみに、議会の議論にも出てきましたが、今は成熟社会とも言われています。これ以上の資本蓄積を追求しない社会、つまりもうけよりも市民、住民の生活を大切にする社会のことです。これはみずからの生活を守るために、政治参加を市民的義務としてやっぱり捉える必要があるし、地方自治への参加が当然に要請されます。議会を通しての参加、これは4年に一度です。しかし、常に大事な事項、生活に大いにかかわる事項があったときに、直接意見を上げる。これは民主主義が形骸化するということとは反対に民主主義がさらに充実していく、議会制民主主義と直接民主主義が一体化して、民主主義がさらに充実していく、そういう仕組みを持つということではないでしょうか。  先ほど、成熟社会という言葉が出てきました。これは市長が議論の中で、議会の議論の中で出された言葉で印象に残っている言葉です。この成熟社会の反対語は何か、住民投票にかかわる議論にも出されたような未塾な社会が成熟社会の反対じゃないんです。反対語は格差社会なんです。この格差社会を乗り越えるために、1つの方策が常設型市民投票条例のような政治参加意見表明の機会だと私は思っています。これを具備した制度設計が、今や必要なんじゃないかというふうに私は思います。  また、後藤議員が開票ミスとかあるいは投票率を上げる方策、参政権を充実させる方策のほうが先じゃないかというふうに思います。私は参政権での投票率を上げる、そうすれば市民投票を行おうじゃないかという意識も上がるし、市民投票を行えば参政権の投票率も上がっていく。そういう車の両輪関係にあるんじゃないかというふうに私は考えています。  また、これは賛成では終わりではありません。住民投票、そして市民参加のさらなる仕組み、これを具備する中で、いったい市民が何を望んでいるか、どの方向に市政をやっていくか、それをやっぱり目指す一つの方策だというふうに考えております。  以上、議員諸氏の賢明な御判断をお願いし、議案第48号に対する賛成討論といたします。 ○議長(鍔田明)  以上で、通告による討論は終わりました。  これをもって、討論を終結いたします。  これより、議案第48号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、否決すべきものとの報告です。  よって、原案について採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(鍔田明)  お直りください。  起立多数です。  よって、議案第48号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第49号、米原市会計年度任用職員の給与および費用弁償に関する条例の制定についてに対する討論を行います。  討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結いたします。  これより、議案第49号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(鍔田明)  お直りください。  起立多数です。  よって、議案第49号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第50号 会計年度任用職員制度導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてに対する討論を行います。  討論の通告がありませんので、これをもって、討論を終結いたします。  これより、議案第50号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(鍔田明)  お直りください。  起立多数です。  よって、議案第50号は、委員長報告のとおり可決されました。  暫時休憩をいたします。  再開は、45分といたします。                 午前11時27分 休憩                 午前11時45分 再開 ○議長(鍔田明)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、委員長報告のうち、総員賛成で可決の案件について、これより一括して討論を行います。  討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより、順次、採決いたします。  認定第2号 平成30年度米原市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成30年度米原市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成30年度米原市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算について、認定第5号 平成30年度米原市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について、以上、4件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも認定すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり認定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、認定第2号から認定第5号までは、委員長報告のとおり認定されました。  次に、議案第42号 平成30年度米原市水道事業会計剰余金の処分および決算認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第42号は、委員長報告のとおり原案可決及び認定されました。  次に、議案第43号 平成30年度米原市下水道事業会計剰余金の処分および決算認定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定すべきものとの報告です。
     本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第43号は、委員長報告のとおり原案可決及び認定されました。  次に、議案第44号 令和元年度米原市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第44号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第45号 令和元年度米原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第45号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第46号 令和元年度米原市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第46号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第47号 令和元年度米原市水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第47号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第51号 米原市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第51号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第52号 米原市印鑑条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第52号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第53号 米原市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第53号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第54号 米原市特定教育・保育施設および特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第54号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第55号 米原市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第55号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第56号 滋賀県市町村交通災害共済組合規約の変更についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第56号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第57号 滋賀県市町村交通災害共済組合の解散に関する協議についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第57号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第58号 滋賀県市町村交通災害共済組合の解散に伴う財産処分に関する協議についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第58号は、委員長報告のとおり可決されました。  日程第3、委員会の閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長、各特別委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、調査終了まで閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。  日程第4、所管事務調査に関する委員長報告を議題といたします。  ただいままでに、議会運営委員会、各常任委員会、各特別委員会から委員長報告の申し出がありませんので、今回特にないようであれば省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。                  (「異議なし」)
    ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、委員長報告の件は省略いたします。  日程第5、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。  議員派遣については、会議規則第169条の規定により、お手元に配付しましたとおり議員を派遣したいと思いますが、これに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議員派遣の件は、お手元に配付しましたとおり議員を派遣することに決定しました。  ただいまの議決に関し、変更がある場合は議長に一任願いたいと思いますが、これに異議ありませんか。                  (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、派遣事項に変更が生じた場合は、議長に一任することに決定しました。  山脇議員から発言の訂正の申し出がありますので、これを許します。  山脇議員。 ○9番(山脇正孝議員)  先ほどの認定第1号の反対討論の中で、誤解を与えるような発言を思わずしてしまったんですが、貸付金のほとんどが滞納というふうに述べましたけども、これ過去のことを言ったわけじゃなくて、滞納分の収納が未収になっていると、滞納分の収入が未収になっているという意味ですので、そのように訂正をお願いいたします。 ○議長(鍔田明)  ただいまの発言の訂正については、議長においてこれを許可します。  以上で、本日の議事日程並びに今期定例会に付議されました議案の審議は、全て終了いたしました。  市長から閉会の挨拶があります。  平尾市長。 ○市長(平尾道雄)  令和元年第3回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、今議会に提出をいたしました平成30年度米原市各会計の決算認定や、令和元年度米原市一般会計及び各特別会計の補正予算など、付議いたしました案件につきまして、終始熱心に御審議を賜り、いずれも原案のとおり、承認をいただきました。厚く御礼を申し上げます。  とりわけ、今議会に提案をさせていただきました、住民投票条例につきましては、さまざまな御意見をいただきましたが、本条例を可決いただきました。  米原市自治基本条例の制定以来の懸案でもあり、議会の賛同をいただきましたこと、深く感謝を申し上げます。  米原市といたしましては、引き続きこの米原市自治基本条例の理念であります市民参画及び市民協働を推進し、市民が主体となった市政運営、まちづくりを推進してまいりたいと思います。御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  さて、9月に入り、いよいよ本格的な台風シーズンを迎えています。  御承知のとおり、台風15号が首都圏で猛威を振るいました。千葉県では最大瞬間風速57.5メートルと観測史上1位を記録し暴風に見舞われ、大規模な停電が発生するなど、大きな被害がもたらされましたことから、災害救助法が適用され、激甚災害に指定される見込みであります。  幸いにも、近畿地方は台風の通過を免れたため被害が発生をいたしませんでしたが、市といたしましては、これまでと同様災害に備え、いま一度、電力事業者などの関係機関と連携を強化しながら、万全を期してまいりたいと思います。  先日7日に、平成23年度から開催をしてきました、里おこしイベント、伊吹の天窓のファイナルイベントに参加をさせていただきました。  この伊吹の天窓は、都会から移住された地域おこし協力隊が中心となって、米原市をふるさとに持ち、都会で活躍する若者と一緒になって始められたイベントでございます。奥伊吹を舞台に、多くの若者やファミリーが楽しめる、米原を代表するイベントとして地域に根づいてまいりましたが、ことしを最後に、一旦区切りをつけられることとなりました。  このイベントの成果を検証しながら、引き続き、米原ファンやリピーターがふえますような施策を展開し、米原市の新たなステージへとつなげてまいりたいとも考えております。  9月も残すところ3日となりました。市内では、秋の行楽シーズンを迎えまして、さまざまな祭りやイベントが開催されます。  明後日、9月29日には、市内を自転車で回りグルメを楽しむサイクリングイベント「びわ湖の素・米原」グルメライドが開催されます。同日、米原市スポーツ応援大使の青山学院大学陸上競技部の原晋監督をお招きしてのMy原体育の日イベントも開催されます。また、市内各自治会では運動会が実施をされ、伊吹・山東地域に伝わります豊年太鼓踊りもとり行われます。そして、10月12日から14日までの3日間は、本市の秋を彩ります祭り、米原曳山まつりが盛大に開催されます。  令和の新しい時代の幕明けにふさわしい、今年は6年ぶりに曳山3基そろっての子ども歌舞伎が上演され、JRの跨線橋の上で3基の曳山が並ぶ勇壮な場面が見られる予定でございます。  議員の皆様にも、ぜひ、それぞれの祭りやイベントなどにお時間の許す限りごらんいただいて、御堪能いただければと思っております。  8月30日に始まりました令和元年第3回定例会も、29日間の会期日程を終えることとなりました。  令和元年度も、上半期が終わります。下半期に向け、さらにスピード感を持って、各施策の円滑な推進に努めてまいりたいと考えております。  結びになりますが、議員の皆様には、くれずれも御自愛をいただきまして、一層御活躍いただきますとともに、今後とも市政発展のため、お力添え賜りますことをお願いを申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。  本日は、まことにありがとうございました。 ○議長(鍔田明)  8月30日から本日までの29日間にわたりまして、議員各位におかれましては、数多くの議案審議、まことに御苦労さまでした。  これをもって、令和元年米原市議会第3回定例会を閉会いたします。  御苦労さまでございました。               午後0時06分 閉会  本会議録は、真正であることを認め、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年9月27日               米原市議会議長     鍔 田   明               米原市議会署名議員   田 中 眞 示               米原市議会署名議員   西 堀   幸...