米原市議会 > 2019-09-05 >
令和元年第3回定例会(第3号 9月 5日)

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  1. 米原市議会 2019-09-05
    令和元年第3回定例会(第3号 9月 5日)


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    最終取得日: 2021-08-17
    令和元年第3回定例会(第3号 9月 5日)          令和元年米原市議会第3回定例会会議録(第3号)   1.招集年月日    令和元年9月5日 1.招集の場所    米原市議会議場 1.開会開議     令和元年9月5日   午前9時30分 1.応召議員        1番  礒 谷   晃    2番  鹿 取 和 幸               3番  後 藤 英 樹    4番  田 中 眞 示               5番  鍔 田   明    6番  西 堀   幸               7番  細 野 正 行    8番  矢 野 邦 昭               9番  山 脇 正 孝   10番  今 中 力 松              11番  澤 井 明 美   12番  中 川 雅 史              13番  中 川 松 雄   14番  堀 江 一 三              15番  山 本 克 巳   16番  吉 田 周一郎              17番  北 村 喜代隆   18番  松 宮 信 幸 1.不応召議員    なし
    1.出席議員    18名 1.欠席議員     なし 1.会議録署名議員     2番  鹿 取 和 幸    3番  後 藤 英 樹 1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市長        平 尾 道 雄   副市長      岡 田 英 基    教育長       山 本 太 一   政策推進部長   宮 川   巖    総務部長      山 田 英 喜   地域振興部長   的 場 文 男    市民部長      的 場 市 樹   健康福祉部長   堤   基久男    教育部長      上 村   浩   こども未来部長  田 中 博 之    経済環境部長    鍔 田 正 広   土木部長     鹿 取 輝 之 1.職務のため議場に出席した者の職氏名    事務局長      木 村 浩 樹   事務局書記    池 田 昌 司 1.議事日程       別紙のとおり 1.会議に付した事件   別紙のとおり  令和元年米原市議会第3回定例会 議事日程 (第1号)                 令和元年9月5日 午前9時30分開議                      場所  米原市議場 ┌───┬────────┬───────────────────────────────┐ │ 日程│議案番号    │件        名                     │ ├───┼────────┼───────────────────────────────┤ │ 1 │        │会議録署名議員の指名                     │ │   │        │ 〔2番 鹿取和幸議員、3番 後藤英樹議員〕         │ ├───┼────────┼───────────────────────────────┤ │ 2 │        │一般質問                           │ └───┴────────┴───────────────────────────────┘                午前9時30分 開議 ○議長(鍔田明)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は全員であります。  定足数に達していますので、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、2番 鹿取和幸議員と、3番 後藤英樹議員の両名を指名いたします。  日程第2、これより2日目に続き一般質問を行います。  質問の順序は、抽せん順といたします。  1番 礒谷晃議員。 ○1番(礒谷晃議員)  始めます。1番、清風クラブ所属礒谷晃でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  今回は、天野川河川管理についてと題しまして、1つ目は過去5年間のしゅんせつ実績について。  2つ目は過去10年間の避難判断水位及び氾濫危険水位に達した回数について。  3つ目は天野川下線断面容量改良済みとされているのか否かについて。  4つ目はしゅんせつに必要な土砂仮置き場処分地は準備されているのかについて、以上、4つの項目を中心に問題を投げかけていきたいと思います。  一部、矢野邦昭議員と重複する点もございますが、私は私の観点からの質問ですので、お許しをいただきたいと存じます。  まず、1点目、天野川過去5年間のしゅんせつ実績についてお尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  1番 礒谷晃議員天野川河川管理についての御質問のうち、通告1点目の過去5年間のしゅんせつの実績についてお答えいたします。  平成26年度から平成30年度までの5カ年での実施されたしゅんせつは、合計9件の工事が実施されており、しゅんせつ土砂の総量は3万8,550立方メートルで、大型ダンプ7,000台相当分となります。  以上、答弁といたします ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  過去5年間で9件のしゅんせつ工事が実施され、土砂量にしては3万8,550立米の実績だとの答弁でした。だが、私の記憶や実際に見た範囲では、長岡地先から上流で実施されたもの、もしくはほとんど通らない見ない箇所で実施されたものでしたら別ですが、3万8,500立米を超えるしゅんせつが行われたとは到底思えません。しゅんせつに関して、私が記憶に残っているのは、約25年から30年前のことですが、樋口、能登瀬、新庄地先、岩脇、飯地先と下流へ向かい、数年間かけてしゅんせつが行われました。しゅんせつ前としゅんせつ後では見違えるような変化で、これだけしゅんせつしてしまえば堤防護岸が強い水流により洗掘されないかと心配なぐらいにきれいにしゅんせつをされました。  そこで、何点か再質問をさせていただきます。  過去5年間、9件、3万8,550立米のしゅんせつをされた実績でございますが、一体どの場所をしゅんせつされたのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをいたします。  過去5年間でしゅんせつされた実績の内訳でございますが、朝妻筑摩地先で約300立方メートル、世継地先で1万1,750立方メートル、箕浦地先で1万1,800立方メートル、河南地先で9,900立方メートル、醒井地先で1,700立方メートル、村木地先で3,100立方メートルのしゅんせつを行っていただきました。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  朝妻筑摩、世継、箕浦地先であれば、私が十分見える範囲ですが、実際されたんでしょうか。実績で上がっている以上はやっておられたんだと思いますが、河川の堆積物を除去するということは、すなわちしゅんせつは河川の役割を果たす上で有効な維持手段だと思います。しかし、琵琶湖へと注ぐ河川では、琵琶湖の水位との関係がこれまた重要です。琵琶湖は近畿の水がめとも言われ、下流の京都、大阪に流れ、水道水としても活用されています。私の学生時代や若かりしころには、京阪神の方々が滋賀県民を軽視するような言動などがあれば、水をとめてしまえ、水みたいやらんでええなどと冗談を言っていた記憶がございます。  このことは、県民の間では身近な冗談話であり、テレビの人気番組の「秘密のケンミンSHOW」でも取り上げられていました。  しかし、実際はこの逆です。2年前の10月、秋の長雨と台風接近が重なり、瀬田川洗堰、旧の名称は南郷洗堰でございますが、この瀬田川洗堰が一時全閉状態となりました。下流の京都や大阪において、河川の氾濫などによる浸水被害が現実のものとなるようであれば、上流の滋賀県で被害が出ようと、お構いなしに堰を閉めてしまう。この件は、昨年の第1回定例会清風クラブ代表質問の中でただしましたが、その後、滋賀県と洗堰の管理者である国との間で何らかの協議が整ったのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  瀬田川洗堰の全閉操作が行われる規準といたしまして、大雨のときには宇治川にあります天ヶ瀬ダムの流量が毎秒840立方メートルを超えた場合でありますとか、あるいは淀川本線枚方地点にございます水位が3メートルを超えた場合に、瀬田川洗堰が全閉操作が行われるということでございます。  この全閉操作につきましては、平成4年に制定をされました操作規則の定めにより行われておりまして、操作規則の変更は行われてはおりません。  しかしながら、滋賀県におきましては、天ヶ瀬ダムの流量を抑え、そして全閉操作の時間を短縮するなど、再検討をされた結果、大戸川ダム建設促進といったほうに方針を変更されたところでもございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  操作規則の変更はなかったということでございますが、やっぱり琵琶湖の水位が高ければ、幾ら河川しゅんせつをしたとしても、やっぱり流れが悪くなるのは当たり前のことなんで、これについては、また市長会でも何度か取り上げて、河川の流入、当然下流の地域のこともわかります。それで、一番いい操作はどういうことなのかということを研究して、市長会でまとめていただいて要望を上げていただけるとありがたいと思います。  先ほど土木部長の答弁の中に大戸川ダムの問題が出てきました。おかしな方がどこかかじ取りを間違えたのかわかりませんが、一度中止というような判断をなされたんですが、先ほども私、近畿の水がめで冗談めいた話をしました。これいろいろ考えてみますと、研究してみますと、大戸川ダム、これ京都、大阪は関係ないのに、もしこの工事が進められれば、下流負担金という形で工事の費用の一部を負担をされると。恐らく近畿の水がめである琵琶湖ですから、琵琶湖に関連した治水事業、恐らく基準はあるんだろうと思います。治水事業を行えば、京都・大阪、兵庫はちょっと入っていたかどうかわかりませんが、一定の負担をされるということなんです。だから、かじ取りを間違えられた知事は、一体どこを向いて行政をなさっていたんでしょうかね。京都が大阪に、当時橋下知事だったと思うんですが、仲よくなりたいために下流負担金払わんでええよねというような判断をしたのかなと勘ぐってしまいます。  次の質問に移ります。  2点目、過去10年間、天野川において避難判断水位及び氾濫危険水位に達した回数についてお尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  通告2点目の過去10年間で避難判断水位などに達した回数についてお答えをさせていただきます。  天野川は、箕浦地先近江橋と、そして長岡地先天野川橋の2カ所のポイントで水位観測をされております。また、市では、洪水時に河川監視カメラで水位の状況を常に確認をしている状況でございます。  平成21年度から平成30年度までの10カ年において、避難判断水位に達した回数は、近江橋で5回、天野川橋で22回、氾濫危険水位まで達した回数は、近江橋で4回、天野川橋で9回でございます。  回数の集計につきましては、同一の雨と思われるもので降雨の強弱で何度か水位を超えた場合も最高水位を1回としてカウントしております。
     以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  長岡地先天野川橋の回数については、異常とも言える回数です。この天野川橋に着目してみますと、避難判断水位への到達が22回、氾濫危険水位への到達が9回との答弁でした。重複カウントがあるものの、平均しますとおおよそ避難判断水位に到達するのが1年に2回、氾濫危険水位に到達することが1年に1回あることになります。  長岡地先天野川橋付近でお暮らしの方々には、多大な御迷惑をおかけしている状況が現在も続いています。  それじゃあ、このような状況をどう改善するのかについては、次の質問項目でじっくりただしていきたいと思います。現項目の質問を続けます。  何点か質問をさせていただきます。  本年7月27日、台風6号の影響により雨が降っていました。台風が米原市から離れた位置にあったこともあり、雨風ともさほど強いものではございませんでした。そのような中、夕刻に長岡地先天野川橋避難判断水位に達したとの報道を受け、NHKのデータ放送を確認したところ、県内いずれの河川も平常水位にあるにもかかわらず、天野川天野川橋観測地点だけが水防団待機水位となっていました。この水防団待機水位はどのような水位を指し、過去10年間ではどれだけの回数があったのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  水防待機水位につきましては、水防団、これは消防団のことでございますが、兼ねておりますけども、この水防団出動準備の目安となる水位でございまして、長岡地先天野川橋につきましては、80センチでございます。箕浦地先近江橋につきましては、1.6メートルを設定させていただいております。過去10年間で天野川橋につきましては58回、近江橋につきましては20回、水防団待機水位を超えております。  以上。答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  これだけ水防団に待機をしていただくということで、関係地先水防団の方については、大変な御苦労をかけている様子がよくわかりました。  箕浦地先近江橋のことについてもお尋ねをいたします。  天野川岩脇地先に左岸と右岸で堤防の高さに違いがある箇所があります。恐らく、遊水池として氾濫や堤防の決壊を防ぐため、水田地帯へ水を逃がすことにより、住宅地への侵入を防ぐ役割を果たすよう、堤防の高さに違いがあると理解をしております。  このような理解でよろしいでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  岩脇の集落を洪水の被害から守るために、集落の上流部におきまして、天野川左岸堤防を低くして、農地へ洪水を越流させ、遊水池としての機能が果たせられるように、先人から受け継がれておるところでございます。  今日に至るまで、堤防のかさ上げは行われておらず、大雨時には遊水地としての活用が図られているものと考えています。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  このような遊水地として河川防災に寄与している水田の固定資産税の課税について、固定資産税にかかる課税にかかる評価に何らかの違いがあるのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  的場市民部長。 ○市民部長(的場市樹)  再問にお答えをします。  土地の固定資産の評価に当たりましては、状況類似地区ごとに定めました標準田と土地の形状や状況により比較して補正を行っております。これらの土地につきましては、減額補正を行っているところでございます。  以上、答弁とします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  減額補正ということで、評価に若干の差があるとの答弁でした。  水田の評価はもともと低いため、税額に換算してもわずかな差でしかないのでしょうが、私も米をつくっている1人として配慮していただいていることに感謝申し上げます。  せっかく市民部長が答弁に出てくれましたので、もう少し質問をさせていただきます。  災害警戒本部災害対策本部地域防災の所管をしていらっしゃる部長として、地震火災対策を省き出水時期にいつも心配していることや不安でゆっくりと眠れないことがあるかと思いますが、あるとしたらそれはどのようなことでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  的場市民部長。 ○市民部長(的場市樹)  再問にお答えをします。  水害のうち、台風の接近につきましては、その規模や進路が事前に予測されますことから、これに備える体制を整えることができますが、近年、記録的な短時間の集中豪雨や局地的な大雨につきましては、初動の体制が整いにくい状況にあります。いつどこで災害が発生してもおかしくない現状の中、特に出水期には担当職員は気象の情報を常に意識して職務に当たっております。今後も市民の皆さんの安全・安心のために、災害対策に万全を期して取り組んでまいりたいと思います。  以上、答弁とします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  あらかじめわかっていることの場合は対応はとれますが、急な天候の変化については、なかなか初動体制が難しいというようなお話でございました。確かにそのとおりだと思います。  災害警戒本部なり災害危機管理の所管をされている部長におかれましては、災害の未然予防や現場での復旧を所管されている担当部長とともに、長時間米原市を離れることができず、また天気予報で大雨が降ると聞けば仮に法事に参っていてもあとの席でゆっくり飲んでいるわけにもいきません。大変御苦労をおかけしております。これも市民の安全・安心のためでございますので、出水時期が終わるまではもう少し我慢をしていただきたいと存じます。  しかし、土木部長におかれましては、出水時期が終わっても、その後すぐ降雪時期を迎えることになりますので、春まで我慢していただきたいと思います。  3つ目の質問に移ります。  天野川下線断面容量改良済みとされているのか否かについて。もう既にさきの質問で改良済みでないことは明白でございます。これまでの質問によっても容易に改良済みでないということが推測できます。  矢野議員一般質問と重複しますが、せっかく通告してあることでもありますし、きょうはきょうで懇切丁寧な答弁が期待できるかもしれませんので、改良済みなのか否かについて、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  通告3点目の天野川河川断面容量についてお答えをさせていただきます。  天野川は、昭和34年発災により、壊滅的な被害を受け、災害復旧助成事業により改修されましたが、それ以降、大規模な河川改修は行われておらず未改良であるため、琵琶湖河口から柏原地先までの全川19キロメートルを対象に調査・検討が行われ、県において河川整備計画の策定が進められております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  予想はしていましたものの、予想以上の残念な答弁というか、土木部長性格どおり余りにも真っすぐな答弁で、残念を通りこして河川管理者に対して怒りさえ覚える内容でございました。防災危機管理を所管する担当部長が不安視されるのも理解できます。  河川の抜本的改修は一度も行われていないどころか、いまだに調査・検討中で、河川整備計画自体が策定されていない、お粗末な河川管理の実態が露呈したようです。何点か再質問させていただきます。  あえてお伺いをいたします。あえてお伺いをいたしますが、天野川河川管理者は一体どなたなのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  天野川河川管理者につきましては、滋賀県でございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  今、佐賀県とおっしゃいましたか、きょう、私は余り耳の調子がよくないので。 ○土木部長鹿取輝之)  滋賀県です。 ○1番(礒谷晃議員)  滋賀ですか、失礼しました。質問を続けます。  滋賀県といえば、私どものまあ言えば親方なんですよね。いろいろ市町に対して指導をする立場なんです。これも俗に言う親子関係とも言えると思います。その子供を虐待するということは何ということですか。これは普通、こども未来部長児童相談所に通告しなければなりませんよ。こんな河川をほったらかしで。  直接の管理者ではない当局に再度の質問ばかりで申しわけございませんが、さきの質問により危険きわまりない状態が浮き彫りになっているにもかかわらず、調査・検討中で河川整備計画の策定すらなされていない状態の天野川、なぜ河川整備計画がされていないのでしょうか、理由をお聞かせください。また、策定されるとするならば、時期はいつごろになるのでしょうか、あわせてお尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  平成28年度に策定をされました湖北圏域河川改修計画につきましては、調査検討区間として位置づけられております。整備実施区間ではございませんので、これまで大規模な改修は実施されておりませんけども、来年度に整備実施区間に位置づけされる予定でもございますので、河川改修につきましては、その位置づけが終わりましたら事業が動き出すものと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  来年整備計画に位置づけられ、再来年以降事業が進んでいくだろうというお話でした。  米原市は、天野川の抜本的な改良につきまして、重ね重ね、市として要望をしてきていると思慮いたします。余りにも事業の進捗に改善が見られないようであれば、米原市が事業主体となり、係る経費を河川管理者に請求するということも考えなければならないと思います。既に要望や陳情といった域を超え、抗議すべき事案だと私は思っております。このような私の考えは飛躍し過ぎた考えなのでしょうか、当局の所見をお尋ねいたします。
    ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきたいと思います。  先ほども答弁させていただきましたように、天野川河川管理は滋賀県でございます。この滋賀県につきましては、水防法の規定によりまして定められておりまして、市が県になりかわって改修を行うことはできません。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  行政が仕事をする上で、財源が重要であります。その最たるものが税金です。県民税は市民税と同時に徴収され、徴収業務を市が代行しています。令和元年度、米原市が徴収する予定の市県民税のうち、県民税分は13億円とも聞き及んでいます。正当な理由なく河川管理者としての職責を果たさないようであれば、この県民税をすんなり県の指定口座へ移すのではなく、しばらくの間、市の会計管理者の口座で預かることも天野川の抜本的な改修がなされていないことに対しての抗議の意思をあらわす1つの方法だと考えます。  こういった方法での抗議について、あり得ることなのでしょうか、当局の見解をお尋ねします。 ○議長(鍔田明)  的場市民部長。 ○市民部長(的場市樹)  再問にお答えをします。  市が徴収しました県民税分につきましては、地方税法の規定によりまして、市は納付があった月の翌月の10日までに県に払い込むものとされておりますので、市が県民税払い込み期限を超えて預かるようなことはできません。  以上、答弁とします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  当然の答弁だと思いますが、そこはやっぱりそういうことも考えられないではないですがというような前置きをしていただけると、私も非常にありがたかったんですが、そういう市民部長さんの真面目な性格が出てしまうんですね。  平尾市長さん、天野川や姉川の抜本的改修に対して、反対する議員は1人もいませんよ。我々議会も党派を超えて声を上げさせていただきますよ。あらゆる機会を通して、援護射撃を打ちますよ。天野川河川管理について、これまで質問を通じてやりとりをしてきました。天野川河川管理者、姉川の河川管理者ではない河川行政、市を預かります最高責任者として、今後、どうしていくべきなのか、市のお考えにつきまして、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  後ほど市長も答弁されると思いますが、少し私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。  どの事業もそうなんですが、河川改修を進めるためにつきましては、地域の協力がぜひとも必要でございます。特に河川につきましては、具体的に申し上げますと堤外民地の買収をすることもございます。また、農業用水や生活用水、そういった水利権が設定されていることもございまして、水利権者に対しての協議も要します。さらに、天野川の河口では、やな漁などもされておりますので、漁業組合との協議も必要となってまいります。  市といたしましても、こういった天野川の整備を進めるために、県とともに関係者と協議を進めまして、事業が計画どおり進捗するように、今後努めてまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  平尾市長。 ○市長(平尾道雄)  今ほど天野川河川改修の関係で、礒谷議員のほうから琵琶湖治水、あるいは琵琶湖の水位の問題も含めて、さまざまに御質問、御提案をいただきました。私自身も市長に就任した以後、先ほどだめだろうということを持ちながら冗談ぽくということも含めてお話になったように、私自体も実はきのうも答弁しましたけれども、確かに河川は1級河川ということで国のもの、そして管理は都道府県、県知事だということになっておるけれども、ここで被害が起きたら災害が起きたら被害を受けるのは沿岸の市町の住民であること。そして、そのことに責任を一義的に問われるのはそこの首長であるということから、私も思い出しますけども、実際県庁の中で土木部長に向かって県が本当に財政的にできないとおっしゃるんであれば、これは私たち地元の自治体が先行して工事もやらせてほしいということも申し上げた経過がございます。  そういう意味では、気持ちは同じなんでありますけども、残念ながらといいますか、現状の行政システムの中でいうと、やっぱり段階を踏まざるを得ないということで、実は米原市の土木部、このことについてはかなりいろんな裏表含めて長浜土木含め、そして県の河川砂防課も含めて、いろんな議論をやってくれまして、ようやく調査検討区間から整備実施区間への格上げのめどがつくという状況になりました。  私はそういう意味で、いよいよ今ほど最後におっしゃったように議会も応援するよという大変力強い声もいただきましたので、私はここでやっぱり加速的に米原市の天野川、特にこの長岡の天野川橋、あるいは箕浦の箕浦橋、ここらの問題について、ほかの市民からも私は、何であんなふうに毎回、毎回防災無線で避難準備命令が出るんですか。行政、やっぱりここはかなりウイークポイントになっていますよということを指摘も受けています。  そういった点で、このことを本当に加速的に解決するように進めたいという気持ちいっぱいでありますし、そういった点では、ぜひ国や県に対する予算、とりわけ財源の確保、これに向けては、議会と一体となって前へ進みたいと思いますので、さまざま御指導をいただきました内容を含めて、今後ともしっかりやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございます。  4つ目の質問に移ります。  しゅんせつに必要な土砂仮置き場処分地は準備されているのかについて、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  通告4点目のしゅんせつ残土の仮置き場などについてお答えをさせていただきます。  しゅんせつ実施において課題となる残土の仮置き場などにつきましては、事業採択に少しでも有利になりますように市が率先して準備をしているところでございます。  現在は、北方地先で市有地約8,000平方メートルを仮置き場として利用しておりまして、最終処分につきましては、県道整備の道路盛り土材として利用をされております。  また、住民の方から残土の搬入を希望される場合においても積極的に受け入れているところでございます。  今後におきましても、しゅんせつが速やかに実施できるよう処分地の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  何点か再質問をさせていただきます。  まず、8,000平米の仮置き場との答弁でございましたが、1つ目の質問で過去5年間のしゅんせつ実績は9件3万8,550立米との答弁がございました。この仮置き場、立米換算ではどの程度ストックできるのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  北方地先で市有地を仮置き場として利用しておりますが、現在1万3,000立方メートルの土砂の仮置きをさせていただいております。現地の状況から判断いたしまして、この量が仮置きできる総量ではないかなというふうに考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  河川の抜本的改修がすぐに見込めない現時点では、しゅんせつに頼るほかございません。今後は、しゅんせつ箇所、しゅんせつ量をふやしていかなければ安心ができません。現状の仮置き場だけで十分対応できるとお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  河川のしゅんせつはもとより、今後、天野川河川改修工事が本格的に着手をされるということになりますと、当然仮置き場は必要でございます。また、処分先についても、今後検討が必要になってくるというふうに考えております。引き続き残土処分地が確保できるように努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  私からちょっと提案をさせていただきたいんですが、米原南工業団地として都市計画工業系の用途区域、用途区域をふやしていければ、ふやす場合には公園緑地の用途区域もパーセンテージとしてふやしていかなければならない。要は、都市計画の工業系の用途区域をふやしたので、これに連動して都市公園用地の指定が、既に入江地先で設定されています。仮称ですが、水辺の里公園構想が打ち出されております。この構想が具体化を見ず15年近く、まだ15年はたっていませんが、それに近い年限放置されたままになっています。しゅんせつ土を受け入れるのには面積、たっぱの高さなどを考慮すると、最適な受け入れ先となり得ると考えます。都市公園の造成としゅんせつ土の受け入れ同時並行的に進めてはと考えますが、当局のお考えについてお尋ねをいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  御提案のありました公園の造成につきましては、公共残土を活用するということで方針を定めているところでございます。そのため、有力な候補地の一つでもあるというふうに考えております。  そのほかにも、現在市のシンボルとなります公園構想について、市民会議を開催をして進めているところでもございます。公園の整備につきましては、整備方法でありますとか、あるいは整備の時期、そういったものを慎重に見きわめる必要もございます。天野川河川改修工事が、今後、実施をされるところになりましたら、その時期に合わせまして検討してまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  礒谷議員。 ○1番(礒谷晃議員)  今、ちょっと水を間違えて米原の水を飲んでしまったんですが、余りおいしくないですね。監査委員も指摘をされていらっしゃいますので、監査委員の指摘の内容とともに、一度決算委員会でじっくりお話を聞きたいと思います。  実は、昨日の一般質問、西堀幸議員が貴重な手紙を紹介していただきました。私、拝聴していましたら、目頭が熱くなりまして、その後の一般質問ずっと下を向いていたままだったんです。たくさんの方が貴重な一般質問をされたにもかかわらず、涙を拭うのに一生懸命で余り耳に入ってきませんでした。  実は、私のところにも手紙が参っています。これなぜ私のところに来たのかよくわからないんですけど、これは平尾市長のところへ行ったほうがよかったんではないでしょうかなと思うんですけど、これ延々、何ページですかね、15ページぐらいあるんです。きちっと名前まで書いてあるんです。あと残り6分を切ってしまいましたので、これ全てを紹介するわけにはいきません。ちょっと割愛して、重要なところだけ御紹介をさせていただきます。  拝啓 天野川を美しく保ってくれてありがとうございます。河川のしゅんせつが進まないのは私たちのせいにしないでください。皆さんとともに暮らしていくことを望んでいます。  最後になりましたが、今回のほたる祭に特別な御高配を賜りましたこと、厚く御礼申し上げますとともに、平尾市長様によろしくお伝えください。ますますの御活躍を御期待しております。ながおかほたるこ、ということで、私のところに手紙が参っております。  この紹介をもちまして、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(鍔田明)  これをもって、礒谷晃議員一般質問を終わります。  次に、3番 後藤英樹議員。 ○3番(後藤英樹議員)  3番、後藤英樹でございます。議長の許可を得ましたので、通告に従い質問をさせていただきます。  本日は、坂田駅周辺まちづくりについて、何点かお伺いいたします。  最初の質問になります。先日、市統合庁舎建築工事安全祈願祭も開催され、米原駅東口周辺まちづくりも本格化していきます。
     もちろん米原駅前の開発も非常に私自身も関心があります。しかし、市議会には専門の委員会、米原駅周辺都市整備特別委員会、そして市統合庁舎建設に関する特別委員会がありますので、私は市都市計画マスタープランで同じく都市拠点として整備される隣駅、坂田駅、大きな目標で言えば、米原市のまさに副都心を目指していく坂田駅の周辺のまちづくりの現況と、今後の見通しをお伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  3番 後藤英樹議員の坂田駅周辺まちづくりについての御質問のうち、通告1点目の現況と今後の見通しについてお答えします。  坂田駅周辺まちづくりについては、平成20年度から現在に至るまで、坂田駅まちづくり委員会が主体となり、民間企業や地元の皆様とともに、商業地や住宅地開発などの都市整備に尽力していただき、駅周辺の活性化とまちの魅力づくりに貢献いただきました。  今後は、周辺の開発状況に応じた駅前広場の機能性や安全性を高めるため、坂田駅まちづくり委員会から提案いただいた、駅前広場の整備や歩道の照明整備に向けて取り組んでいきます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  民間主導で一定の成功はしているが、まだまだ駅前らしい坂田駅前、あつらえとは言えないのでしょうか。  全国で皆様におかれましても、視察あるいは出張なりでいろいろな駅に乗降されていると思いますけど、今、私が申し上げたのはまだまだ、坂田駅前はまだまだそういう意味でロータリーとしてまだ不完全だと私は思います。  坂田駅まちづくり委員会から整備方針案の提案があると思います。提案のほうを詳しく教えていただきたいと思いますので、お伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えいたします。  坂田駅まちづくり委員会からは、駅への送迎者の駐車場やタクシー乗り場のスペースの確保、大型バスの乗り入れができるなどの駅前広場の整備及び駅前広場からの道路の歩道に街路灯を設置するなどについて御提案いただいております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  私も以前、街路灯については一般質問させていただきました。そのときの一般質問の繰り返しになりますが、坂田学区で一番懸念されている住民や通行者の安全である歩道の道路照明、大切な提案ですが、この中で早期に実現できる提案、そして中長期に実現できそうな提案はどのようなものかお伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  坂田駅前及び周辺道路の整備につきましては、まちの安全性や地域のにぎわいを創出するというためにも、整備が必要であるというふうに認識をしているところでございます。  歩道の照明灯の設置につきましては、歩行者の安全性を向上させる観点からも、早期に実施ができるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。  また、駅前広場につきましては、今後公安委員会と詳細な検討も必要になりますので、少し時間を要するものと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  今、お答えでありました公安委員会の協議というのは、どのような、もう少し詳しいお話をお伺いできれば。よろしくお願いします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  坂田駅前のロータリーのところを整備するに当たりまして、市道の停車場線という市道名になりますので、道路法の96条、少しその辺の条例は、はっきりちょっと覚えがありませんけども、道路法に基づく協議が必要になってくるということで、横断歩道の位置でありますとか、あるいは停止線の位置、そういったものを公安委員会と協議をする必要があるというところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  その前におっしゃられた照明灯の設置の早期実施と、今の駅前広場の公安協議、しっかり前に進めて取り組まれますよう、よろしくお願い申し上げまして、次の質問に移らさせていただきます。  以前の一般質問でも、同趣旨の質問をしておりますが、慎重に石橋をたたくように進めていけば、失敗の可能性は軽減されると思います。しかし、残念ながら人口減少を初めとする社会情勢や、米原駅のときも一般質問お答えがありましたが、リーマンショック等でおくれたというお話もお伺いいたしました。突発的に起こる経済問題は待ってくれません。臨機応変に的確に対応することが求められていると思いますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  通告2点目の社会情勢の変化に即した臨機応変な対応についてお答えします。  坂田駅周辺は、商業施設の建設や住宅地の開発が進められたことにより、新しい自治会が設立されるなど、人口増加の傾向が続いています。  このように、年々駅周辺の環境が変化している状況もありますことから、各種計画に基づいた整備を基本としながら、それぞれの地域課題に対応した整備を推進してまいりたいと思います。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  答弁としては、まさしくそのとおりでこちらとしても反論するところがないのですが、もう少し具体的にそれぞれの地域課題に対応した整備の促進とは何か、お伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  先ほどの答弁や再問でお答えした内容と重なりますが、再問にお答えさせていただきます。  坂田駅周辺地域の人口の増加により、駅利用者も多くなっております。そのことから、駅への送迎者の駅前ロータリーのスムーズな動線の整備、これを行うことや、夜間も安心して通行できるように駅に続く道路の歩道に街路灯を設置する、このようなことを整備として進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  駅前ロータリー、街路灯の話、確かにかぶってはいるんですが、私どもも皆様、議場にいらっしゃる皆様も、若いときは小学生なり中学生なりをされていたと思うんですが、大切なことというのは、やはり2回、複数出てきます。先生も大切なことなので2回言うという形で言われていることだと思います。これ大切なことだと思いますので、ぜひ的確に速やかに前に進めていただきたいと思います。そして、次の質問に移らさせていただきます。  民間主導、あるいは行政が補助していくにしろ、全国で坂田駅周辺まちづくりに類似する人口規模や条件の駅前まちづくりの先進地の研究、あるいは視察等はされているのか。また、参考にされたところがあるのか、お伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  通告3点目の駅前まちづくりの先進地事例の研究・視察についてお答えします。  現在のところ、先進地事例の視察などは行っておりません。  駅前広場の整備や周辺の環境整備については、個々の地域条件などによって異なりますが、これまで坂田駅まちづくり委員会での議論により、しっかりしたビジョンを示していただけたことで、ここまで民間主導の取り組みが進んできたと考えております。  今後も坂田駅まちづくり委員会とともに、魅力ある坂田駅周辺のまちづくりが促進されるよう取り組んでいきます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  基本はもちろんまちづくり委員会の協議を大切にするというのが大切なんですけれども、まずちょっと1点疑問に思ったのが、新幹線の米原駅で参考にされているところはないのかというときのお答えも、これは画期的な公民連携のシステムで参考にしたところはない、同じくどこかに視察に行かれたようなこともないということだったんですけども、やっぱりいいものを見ていただくことで、それを全部取り入れるというわけではないんですけども、やはり参考になったりとかイメージがわくようなところもあるんじゃないかなと思いますので、別に何でもかんでも視察に行けというわけではございませんが、やはりそういった参考に実地で見に行かれるということも大切なのではないかなと思いまして、質問を続けてさせていただきますが、例えば、先進地のことで言えば、日経BP社の調査で、まだちょっと2018年の数字は出ていないんですが、2016年、2017年、全国自治体視察件数、2年連続日本一であります、議場にいらっしゃる方、あるいは執行部の皆様もひょっとしたら視察等で行かれた方は御存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、東北の岩手県紫波町の駅前開発事業、オガールプロジェクトというのがあるんですけれども、こちらは民間主導型の成功例です。そして、この紫波町は、人口は3万3,000、そしてここの駅前開発の紫波中央駅というのは、もともと無人駅でした。  ここらあたりでも、もちろん全てが、これは後で繰り返しになりますが、全てが別に参考にできるというわけではないのですが、やはり何か類似点とか共通性も多少あるのではないかなと思います。  そのオガールは10年かけて役所の新庁舎、官民複合施設、サッカー場、多目的スポーツ施設、図書館、宿泊施設、保育園、住宅地、そしてパークアンドライドの駐車場等を整備いたしました。そして、今では駅の乗降客がふえ、有人駅となりました。そして、岩手県ではなかなか土地の値段が上がっているというところはないんですけども、駅前の土地の値段も上がりました。  もちろんこれ、既にあるという話なので、全部が全部参考にせえというわけではありませんが、類似性が全くないとは思いません。今の話をお伺いしまして、いかがお考えになられますでしょうか、見解をお伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  今ほど、議員、紫波町の成功事例をお示しいただきましたが、ネットサイトなどでまた調べてみたいと思います。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  そして、このぜひ調べてもちろん参考にできるところは参考にしていただきたいんですが、この紫波町の駅前開発で大切なのは、国や県の補助金ありきではなく民間主導だということなんです。もちろん後々の私の答弁で矛盾するところも出てくるので、別にもちろん補助金が必要ないと言っているわけではございませんが、この紫波町のオガールは、やはり国とか県の補助金に合わせたまちづくりというのは、10分の10だったら、100%補助だったら、米原市の負担はありませんが、あるいは一部負担でつくってもらって、それが補助金をもらえるがために開発してしまえば、もちろんそれは米原市として負の遺産として残ってしまうわけです。そういった開発を多々全国で、これはもちろん町の名前は上げませんが、多々あります。  この紫波町のまちづくりは、きちんと市場調査の上で身の丈に合った開発を進めて、そしてしばらくつくられた後で検証段階を経て次の段階へ進めております。  そして何度も言っておりますが、坂田駅前周辺まちづくりにおいては、もちろん近隣に例えば図書館もありますし、市の庁舎、隣駅に立派なものをつくるわけですから、全部が全部当てはまるわけない、必要がない施設もあるとは思いますが、かたくなに今のやり方を、オリジナルにこだわることをせず、他の成功事例というのは積極的に取り入れたほうがいいのではないかと思います。  それと、今の坂田駅、別に失敗しているわけではございませんので、この坂田周辺地区の長所と合致して、これが米原市の坂田のオリジナルとなり、これは米原市にとってもよい先進例となると思うのですが、いかがお考えかお伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えさせていただきます。  身の丈にあった開発というふうな中での御指摘の部分もございましたので、繰り返しになりますが、坂田駅まちづくり委員会がしっかりとしたビジョンを示していただけたことが、ここまでの取り組みで進んできたと考えております。今後も、坂田駅まちづくり委員会とともに取り組んでいきますが、サイト等で調べられる部分は調べて、参考になればという中で坂田駅のまちづくりに合った成功事例などがありましたら、参考にしたいと考えるところでございます。
     以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  サイトにこだわらずに、ぜひ別にここの町だけじゃなくて全国いろいろなまちづくりでうまくいっている、坂田駅あるいはもちろん米原、そしてJRの醒井、近江長岡、各駅、やはりそれぞれ参考になる町っていうのは、それぞれ全国に成功事例全部いろいろなものをミックスして取り入れるぐらいの気持ちで、やはりそういったサイトだけではなく、ぜひ調査、あるいは視察、研究等をされていただいたほうがよろしいのではないかなと思います。そして、次の質問に移らせていただきます。  市の投資効果が中長期的には、ちょっとこれ黒字というのは誤解も生じるかもしれないので、あくまでも収支決算の黒字というだけでなく、人口がふえる、あるいはよそから視察なり見学に来る人がふえるというプラスの効果も広い意味で捉えて黒字になる可能性が高いと、この坂田駅まちづくり周辺地区に関して考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  今ほどの件で、通告4点目の投資効果についてお答えいたします。  まちづくりにつきましては、それぞれの地域の特性や課題に応じて、住みやすい持続可能な町を目指して各種事業を推進するものであり、今ほどおっしゃいましたように、単に赤字、あるいは黒字で判断するものではないと考えております。  坂田駅につきましては、現状の周辺開発状況に合わせたまちづくりを今後も進めてまいりたいと考えます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  ちょっとわかりづらいところもあったんですが、プラスになると考えさせて質問をさせていただきます。  最後に、部長とやはりちょっと市長のお声も私お伺いしたいなと思いまして、市長にもお伺いいたします。  坂田駅前まちづくりは、これマスタープランのほうにも書いておりますが、土地利用の高度化を図るとなっており、もちろんこれまで私、何も進んでいるのが失敗しているなんで思っていません。うまくいっているところはまちづくり委員会、そして行政の長である市長の尽力が大きいわけであります。  しかし、今度は市が主導権をとって、先ほどの、別に紫波町だけでなく、民間主導のまちづくりのよいところの提案を取り入れていくなり、もちろん適切な国・県の補助があればいいですけども、あるいは国・県の補助がなくても、これはもちろん議会に諮る案件にはなりますが、市の一般財源を使ってでも開発を進めていくことは検討しないのかお伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えさせていただきます。  今後も魅力ある坂田駅のまちづくりに取り組んでまいるのは当然のことではございます。米原市の坂田駅の周辺で必要なこと、やりたいこと、どうしてもそういう個別的なところで事業を進めるに当たっては、その事業に合う補助金制度があれば活用していきたいというふうに考えております。そうした進め方で、今後、坂田駅周辺の駅に似つかわしいしつらえと申しますか、それを整備していけたらなというふうに考えるところでございます。  以上、私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(鍔田明)  平尾市長。 ○市長(平尾道雄)  ありがとうございます。私もこの坂田駅周辺のまちづくり事業については、この間、都市計画の地区計画等についてもかかわりを持たせていただきましたし、一貫して関心を持たせていただいておる経過がございます。その中で、先ほど来部長も答弁しましたように、やっぱりここでは民間企業と地元の皆さんがまちづくり委員会という形を整えながら、活性化あるいは町の魅力をつくるという点については、大変な貢献もされたし、私は、大きな成功事例になっているんではないかというふうに評価させていただきました。  あわせまして、やっぱりこの土地利用、あるいは土地の高度化とか、特に駅前のまちづくりという部分については、民間主導でやったほうが結果としていいものが出るという事例だろうと思います。あわせてじゃあそれだけでいいのかということになれば、やっぱり公共インフラという点では、公が責任を持つ分野は当然あるだろうと思っています。そういった点で、今メニューとしては、駅前広場とか、あるいはロータリーとか、さらには歩道の街路灯とかいうメニューが出てきています。これは当然、やっぱり公が行うことで、町の魅力をつくる、これには税金を使わせてもらいますよということも、議会と一緒に議論しながら結果をつくっていくことで、やっぱり官民一体となってまちづくりが進んだという結果をつくることが必要だと思いますし、先ほど後藤議員も指摘されましたように、私は坂田駅周辺というのは、大きな米原市の中でのかなり重要な副拠点だと思っています。そういった点では、駅前整備という単に民間のまちづくり事業ということだけではなしに、将来の米原市にとって坂田駅周辺をどう位置づけていくのかということにも大きくかかわりますので、引き続きお互いに議論をして、結果をつくっていくということで尽力したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鍔田明)  後藤議員。 ○3番(後藤英樹議員)  今、市長からも答弁ありました。引き続き前向きによろしくお願いしたい。  そして、先日、こども議会でも、もちろん坂田駅前のことだけではなかったんですけども、小学校4年生から6年生の米原市の小学校に在籍している児童さんが、一生懸命まちづくり、駅前にこういうものができたらいいな、こういう商店があったらいいなという話を、私も真摯に聞かせていただきました。  まさにその子供たちが未来の米原を支えていく、そして子供たちは何をこのこども議会で提案したいかというと、やはりまちづくりのことであったわけです。やはり、子供たちに、もちろん今住んでいる我々成人の世代もそうでございますが、やはりできるだけ迅速に具体的に、そして補助金ありき、いい補助金があればまた別ですが、いろいろな可能性を組み合わせて、前に進めていただけますようよろしくお願い申し上げます。  以上をもちまして、私の一般質問を終了させていただきます。 ○議長(鍔田明)  これをもって、後藤英樹議員一般質問を終わります。  暫時休憩をいたします。  再開は、10時55分といたします。                 午前10時43分 休憩                 午前10時55分 再開 ○議長(鍔田明)  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  次に、10番 今中力松議員。 ○10番(今中力松議員)  10番議員の今中力松です。議長の指名を受けましたので、通告に従いまして質問いたします。  今回は、小泉以北8集落の地域要望について、市がどのように対応されていくのか、この1点に絞って質問をしますので、丁寧な答弁をしていただきたいと思います。  さて、旧伊吹町の小泉以北8集落の人口動向を見ると、2015年時点で人口は30年前と比べると半減し、現在の人口構成は65歳以上の人口が半数近くを占めているなど、人口減少・少子高齢化が進行していて、将来へ向けての展望が非常に厳しい状況です。  そこで、昨年7月28日に小泉以北8集落まちづくり協議会を発足され、8集落が一体となって地域の課題に向けて活動するために、まちづくりビジョンを取りまとめられ、協議を重ねて来られました。  この7月にまちづくり協議会から地域要望の現地調査の依頼を受けまして、産業建設常任委員会で現地踏査を行いました。現地踏査とともに、地域の方々から話を伺う中で、過疎化・高齢化の著しい8集落が持続的に発展していくためには、早急に将来を見据えた対策を講じていくことが不可欠であると再認識したところです。  既にまちづくり協議会は、市にまちづくりビジョンの要望書を提出されていて、市は回答書を出されているのですが、さらに詳しい説明を求めていきたいと思います。  また、かねてから問題とされている公共交通手段の脆弱化や、休校中の東草野小中学校の利活用について、私の考えるところを提案していきたいと思いますので、議会放送を視聴しておられる市民の皆様に、わかりやすい説明をしていただきたいと思います。  1つ目の質問です。  8集落は土砂災害から地域を守るための事業として、板名古川砂防事業を要望されています。市は、ことし5月23日の回答において、県に対し要望すると回答されていますが、どのように要望し、県の回答はどのようなものでしたか。また、しゅんせつについては、現地確認を行うという回答でした。台風シーズンを迎え、豪雨による土砂災害が懸念されますが、現地を確認して市は今後の対策をどのように考えていますか。さらに、土砂災害の防止に特化した設備である砂防堰堤の整備について、新規の設置は難しいとの回答でしたが、難しい理由を説明してください。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  10番 今中力松議員の小泉以北8集落からの地域要望についての御質問のうち、通告1点目の板名古川の砂防事業としゅんせつについてお答えいたします。  当該地域のまちづくり協議会から要望を受け、長浜土木事務所に要望を行い、県担当者とともに現地調査を実施して、今後の対応について協議を行いました。  板名古川のしゅんせつについては、土砂はかなり堆積しておりますが、下流に被害を及ぼす人家がないことや上流部に砂防堰堤が整備されていることから、今年度のしゅんせつは見送られました。  しかし、地元においては、災害の発生を危惧されており、さらに土砂処分地を用意いただいていることも含めて、引き続き市からしゅんせつの要望を行ってまいります。  次に、砂防堰堤の新設については、板名古川は、平成13年に施行された土砂災害防止法に基づく区域指定がされていないことや、保全すべき人家が少ないこと、要望されている箇所の河川勾配が緩やかであることなどから、砂防堰堤を整備するための要件を満たしておらず、事業実施が難しいとの見解を示されております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問します。  先日も九州北部で記録的な豪雨が降り、多くの被害が出たことは記憶に新しいところです。板名古川の川底には、かなり土砂が堆積している状況で、地元が災害を危惧されるのは当然のことです。  こういった状況ですが、それでも県は今年度何の対応もされないということですか、お聞きします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  しゅんせつにつきましては、今年度実施は見送られたところでございますけれども、さらに現地の調査のほうを進めていただいておりまして、実は板名古川上流に7基の砂防堰堤が既に整備をされておるところでございますけども、下流から2つ目の堰堤1基につきましては、損傷が見られるということでございまして、今年度測量を実施されまして、次年度以降その補修工事に取りかかっていただくということになってございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  今の答弁で、壊れた堰堤を補修していただけるということですが、川底にかなり土砂が堆積している状況は不安が募るばかりです。地元としても残土処分地も確保されているのですから、今年度が無理なら来年度早々にもしゅんせつをしていただけるように、県のほうへ要望していただきたいと思います。  2つ目の質問です。  豪雨時に県道山東本巣線を迂回するルートとして、小泉・伊吹間の非常用市道、通称峠道の新設の要望に対して、市は米原市道路網整備計画2019の中期計画に位置づけ、実現の可能性を検討するという回答をされました。中期計画の時期や事業費等、市の計画のあらましについてお聞きいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  通告2点目の小泉・伊吹間の非常用市道の整備計画についてお答えをさせていただきます。  主要地方道山東本巣線が災害で通行どめになった場合を想定し、民間企業の私有地を通行できるよう平成24年に協定書を締結しております。  しかし、災害時に民間企業に依存せず、一般交通の通行を確保したい旨の要望を受け、米原市道路網整備計画2019の中期計画に位置づけました。  当該要望路線は、急峻な山腹を通る道路法線となり、通常の市道改良とは異なり、大規模な擁壁など構造物が必要となります。今後、工法検討を行いまして、概算事業費などを算定する必要があるため、中期計画としており、その計画の中で整備実施の可能性について、費用対効果でありますとか施工性、用地協力など総合的に検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問します。  私は、以前伐採の依頼を受けて、滋賀鉱産株式会社の私有地を通らせてもらったことがあります。入る際には、事務所に声をかけ、鍵をあけてもらう手続を経験しました。このような手続は、鉱山の安全管理上当然のことと思います。  そこで再問ですが、災害のとき、滋賀鉱産株式会社の私有地を緊急に通行しなければならない状況が起きた場合、通常は施錠されていますが、そんなことで対応は大丈夫なのかどうでしょうか。 ○議長(鍔田明
     鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  災害時には、門扉を開放して通行できるように協定書を締結しているところでございます。市では門扉の鍵を預かっておりますので、門扉を開け事業地内を一般通行、一般車が通行できるように事業所に要請をいたしまして、開放できるということになってございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  先般の産業建設常任委員会の現地踏査で確認しましたが、十郎谷から入っての登りの道はすばらしく整備がされています。しかし、その先は昔のままで、狭い道であり、車の対向さえ困難な現状です。  整備が完了しているその先の道を中期計画に沿って一刻も早く実現していただきたいと思います。  3番目の質問に入ります。  小泉・伊吹間の県道山東本巣線沿線に遊歩道を整備する要望に対して、事業費が高額になるとの回答でしたが、総事業費や負担割合、地元の負担金等についての市の見解をお伺いします。また、豪雨時大型車両が旋回できる場を整備してほしいという要望が出されていますが、地理的に可能な場所があるのかお聞きいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  通告3点目の県道山東本巣線の小泉・伊吹間の遊歩道と大型車の旋回広場についてお答えをいたします。  遊歩道の整備につきましては、県において具体的な事業費は算定されておりませんが、現地の状況から河川側に張り出すような施工方法となり、事業費が高額になるとの見解です。  地元負担金につきましては、自治会に対しての負担はございませんが、県の単独事業で整備された場合は、市が15%相当を負担することになります。  次に旋回広場の整備につきましては、豪雨時に連続雨量100ミリを超えた場合、小泉地先のゲートが閉鎖されるため、大型車が旋回できるように要望されております。しかしながら、現在、小泉地先の危険なのり面の補強対策工事を進められており、この工事が完了すれば、ゲートで封鎖されることがなくなることから、旋回広場の整備は見送られております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  豪雨時にはゲートが閉められて通行どめという話がありました。今までに大雨による通行どめは合併後に何度ありましたか。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  県のほうに問い合わせをさせていただきましたところ、平成24年度以前の資料がございませんので、平成25年度から現在に至るまでの回数で答弁をさせていただきたいと思います。  回数につきましては9回ということでございまして、通行どめの規制がとられているということでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  かつては大雨による通行どめもあったようですが、今現在、のり面の補強対策が進められており、完了後は山側の崩壊による落石は防げるため、ゲートで封鎖されることもないということですね。  それでは、次の質問に移ります。  4番目の質問です。  県道山東本巣線代替機能の強化として、吉槻・鍛冶屋間の七曲林道基幹林道への格上げ、拡幅整備の要望に対して、市は市道認定し、整備を図るべきと考える回答をされていますが、実現の可能性はあるのですか。 ○議長(鍔田明)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  通告4点目の七曲林道の市道認定についてお答えします。  林道は、森林資源の培養と造成及び林業経営の効率化や合理化が促進されるとともに山村生活環境整備、地域産業の振興等にとって重要な役割を果たしています。また、農山村地域の生活道路並びに森林レクリエーションを楽しむ人々のためのアクセス道路としても利用されています。  七曲林道は1級基幹林道となっていますが、一般車両の通行を目的とする道路法による道路とは異なり、一定の通行制限がされています。  地元要望に対し早期に実施できる選択肢の1つとして、市道として整備する方法を回答していますが、市道認定するには、道路構造令などの基準を満たすための再整備が必要となり、長浜市側も含めた現地の状況から、現時点では困難であると考えております。引き続き関係機関と協議し、最善の方法を研究していきます。  以上、答弁とします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  産業建設常任委員会で現地踏査のときに、米原側から長浜側に通ったわけですが、どちらかというと米原側は崩落しやすい山の形というか、土砂もそんな形でした。長浜側に入ると結構急勾配、それから勾配がきつくてカーブがきつい状態で、本当に難しい工事だなということは思います。  再問しますが、市道に認定し整備することが困難であるならば、スーパー林道への格上げは可能なのかお聞きいたします。 ○議長(鍔田明)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  再問にお答えします。  スーパー林道への格上げでございますが、スーパー林道の正式名称ですが、緑資源幹線林道といいまして、事業実施は農林水産省の独立法人 森林研究所が行い、国道や県道を結ぶ森林整備に不可欠な林道網の骨格になる基幹林道を費用対効果の検証後整備されるものです。しかしながら、滋賀県内には該当する森林区域がございません。したがいまして、スーパー林道への格上げについては、見込みがないのが現状です。  以上、答弁とします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問ですが、以前にも私は質問しましたが、七曲林道は大雨や大雪で崩れやすく、崩落があるとすぐに通行どめになります。小規模な崩落のときは素早い対応をとって少しでも早い回復をしていただきたいんですが、そのようなことは可能かどうかお聞きをいたします。 ○議長(鍔田明)  鍔田経済環境部長。 ○経済環境部長(鍔田正広)  再問にお答えします。  七曲林道でございますが、主要林道であり、通行の確保は重要なことと考えております。もちろん軽微な災害につきましては、市役所直営班による直営作業で行うなど、今後も早期に通行できるよう、復旧に努めてまいります。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  5番目の質問に入ります。  上板並・吉槻・醍醐・徳山間バイパス・トンネル整備の要望に関して、建設準備に向けて地元住民のとるべき対応については、市はどのようにお考えですか、お聞きいたします。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  通告5点目の米原市吉槻から長浜市醍醐町のバイパス・トンネル整備についてお答えをいたします。  当該要望路線は、米原市と長浜市をつなぐ道路であり、事業を推進するためには、両市の関係自治会が道路整備の必要性などを共通理解し、事業推進の機運を盛り上げることが重要でございます。関係自治会による意見交換などを行い、事業実施に向けた認識を深めるとともに、推進組織の立ち上げや要望活動が必要であると考えております。  また、この要望につきましては、本市も長浜市と情報を交換しており、今後においても綿密な連携を図ってまいります。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問いたします。  一応、参考までに観音坂トンネルの事業費がどれぐらいあったかお聞きいたします。この前も地図を見ていますとそんなに大きさが変わらないんでないかなという、1キロちょっとくらいかなと思うんですけども、それにはどれぐらいの事業費がかかるかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  新観音坂トンネルにつきましては、取りつけ道路も含めた整備延長が1,630メートルございまして、そのうちトンネルの部分が531メートルでございます。総事業費につきましては、約27億ということでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問いたします。  このトンネルに関して、関係自治会による推進組織の立ち上げや要望活動が必要とのことですが、それは期成同盟を立ち上げたり署名活動したりすることが必要となるわけですが、その点の説明というか、過程をお聞きしたいと思います。 ○議長(鍔田明)  鹿取土木部長。 ○土木部長鹿取輝之)  再問にお答えをさせていただきます。  要望されている事業が長浜市にも関連するということでございますので、県などに要望する場合は、両市の関係自治会から事業を推進するための期成同盟会でありますとか、そういった組織の立ち上げが必要でございまして、要望することも重要かと考えております。
     その活動につきましては、要望するだけではなくて、地権者の同意でありますとか、あるいは関係自治会の署名、そういったものも効果的な方法ではないかなというふうに考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  わかりました。  地元の役員さんの話によりますと、既に長浜市長、そして国会議員にもこの話はしているそうです。また、醍醐町の長浜市側ですけども、役員にも話は伝えてあって、それは本当にええことやなっちゅうことをおっしゃっていたという話も聞いております。  実現に向けて米原市も後押しをしていただきたいと思います。  次に、6番目の質問です。  小泉以北8集落の地域住民は、高齢者の交通確保として小型定期バスの運行、高齢者移動支援サービスの提供などを強く要望されてきました。このバス問題に関しては、これまで澤井議員が何度か一般質問で改善を訴えてこられましたが、いまだに地元の要望に応えるだけの回答は出ておりません。  私は、以前よりあの大きなバスがほぼ毎日空っぽの状態で走り続けていることに疑問を感じておりました。  市は、運転手の人件費、そして車両の維持管理費に多額の補助を出しているのなら、もっと使い勝手のいい省燃費ハイブリッドの10人ぐらいのコミュニティバスを採用するように、バス会社に提案をしてはどうかと考えます。  私は、車に関して多少の知識もあると思っていますが、今、運行されている湖北バスの1台の購入代金で10人乗りのハイブリッド車が2台は余裕で購入できるのではないかと思います。しかも、小型バスのほうが燃費もよく、整備費も格段に安くなるはずです。その上、4WDで小回りがきいて、小泉以北8集落を回るにはうってつけだと考えます。  そこで質問ですが、国土交通省は地域交通を守るため、平成26年度に地方自治体が車両を購入してバス事業者に貸し出す公有民営方式の国庫補助制度を設けております。既に大分県中津市や岡山県津山市などではこの制度を活用し、高齢者等のバス乗降時の安全性の確保と利便性の向上のため、バリアフリー対応の小型バスを購入し、官民挙げて公共交通の充実を図る取り組みをされています。  市は、こういう民営方式の国庫補助制度について検討し、活用してはどうですか、お伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  小泉以北8集落の地域要望についての御質問のうち、通告6点目の地域公共交通の公有民営方式の検討についてお答えします。  市では、バス車両の更新の際には、事業者による車両購入及び車両の維持管理費に対しても補助を行っており、実質的に公有民営と同じような対策をとっております。また、車両更新の際にはノンステップバスを導入するなど、バリアフリー対応についても順次進めております。  なお、高齢者の移動手段である交通の確保については、地域課題であると認識しており、この地域課題の解決の対策として、伊吹北部の公共交通の見直しについても検討を始めかけているところです。  議員御提案の国庫補助制度については、現時点で、本市では対象となりませんが、今後車両更新の際には、他の制度など、活用可能な制度の利用を検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問します。  公有民営の補助制度の対象とならないということですが、具体的にどういうことか教えてください。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えいたします。  公有民営の補助制度につきましては、運輸局が指定する地域において、一定の要件を満たす路線を運行するバス等に対する補助となっておりますので、現時点では米原市は指定地域とはなっておらず、補助の対象にはならない状況でございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  それでは、小泉以北8集落における公共交通の見直しの状況は、現在どうなっていますか、お聞きいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えします。  伊吹北部の公共交通の見直しにつきましては、路線バス曲谷線の利用状況や地元要望などを踏まえ、車両のサイズや運行方法などを見直し、効率性や利便性の向上を図ってまいりたいと考えているところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  ありがたい答弁ですが、見直しのスケジュールはどのようになっていますか、教えてください。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えします。  今年度中には見直しの詳細な内容を決定し、十分な地元説明等を行った上で、来年度中を目標に見直しを実施する予定でございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  米原市内、特に以北8集落、今後、高齢化が急速に進む状況下で、免許返納者もふえ、公共交通の役割は大きくなるばかりです。高齢者が孤立をするのを防ぐためにも、小泉以北の8集落の公共交通の見直しは、スケジュールどおりに着実に進めていただけるよう、強く望みます。  それでは7番目、最後の質問です。  休校中の東草野小中学校は、耐震基準が満たされた施設であるが、活用されないままの状態であります。吉槻以北4集落としては、民間に貸し出す等の方策をとり、地域の活性化に役立ててほしいという要望があります。地域の老朽化した診療所や市役所支所を集約し、その他の校舎や体育館、運動場等を民間に活用してもらい、施設を有効利用し、維持管理していく方策は考えられないのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  通告7点目の休校中の東草野小中学校の利活用についてお答えします。  利活用の検討につきましては、今年度、伊吹北部4自治会から選出していただいた委員に、学識者や市社会福祉協議会からの委員を加え、東草野小中学校施設利活用検討委員会を組織し、同校の有効な利活用と地域活性化に向けた議論をしているところです。  市としましても、今年度5月から6月にかけて実施した伊吹北部4自治会を対象としましたアンケート調査の結果を踏まえて、持続可能な自治機能の確保が必要であり、民間活用も含めて、地域が主体となって同校を活用していただきたいと考えています。それに合わせて吉槻診療所や吉槻行政サービスセンターの移設も含め検討してまいります。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  再問します。  廃校施設の利用に関して、身近なところでは旧春照小学校、春照分校の伊吹山文化資料館や旧山東東小学校のデイケア施設、旧伊吹小学校大久保分校の北部デイサービスと市内にも何校かありますが、米原市以外にもありましたら、二、三事例の紹介をしてください。 ○議長(鍔田明)  的場地域振興部長。 ○地域振興部長(的場文男)  再問にお答えいたします。  まず、全国の活用事例では、校舎の空間的な大きさなどの利点を生かした工場や加工施設への転用、教室のような定型サイズの個室にある構造を生かしたシェアオフィスや宿泊施設への転用事例などがございます。  また、県内の事例で紹介いたしますと、長浜市では旧上草野小学校を宿泊施設、研修設備を備えた文化・スポーツの活動拠点として活用されておりますし、高島市では旧今津西小学校を菌床キノコ生産場として活用されている事例もございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(鍔田明)  今中議員。 ○10番(今中力松議員)  これは、これから話をすることはあくまで私個人的な個人の考えですが、急激に過疎化が進む中、交流人口をふやすために、民間の力をかりて体育館施設を有効に利活用していただきたいと思います。  昨日、澤井議員の一般質問では、米原市としては、屋内児童遊戯施設は考えてはいないとはっきりと答弁されましたが、しかし、民間の力を活用するとなると、話は変わってくると思います。この7月に健康福祉常任委員会が視察に行かれた加賀市初の屋内児童遊戯施設、かがにこにこパークは、昔の体育館を利用してつくられたもので、日本海側最大級の大型ネット遊具施設としてにぎわっているとのことです。  3歳の子供を連れて行かれたお父さんの感想文を読んでみると、構造はそのまま体育館という感じですが、入ってすぐに驚きが待っているようです。天井付近にもネットがひろびろと張ってあり、上にネットがあるというのはこんなにも興奮するものかと書かれています。子供たちはすぐに遊具を利用しに走り去って行かれたそうです。子供たちの遊んでいる様子はまるで空の上に浮かんでいるようで、空間を最大限に生かしている工夫に脱帽ですと大絶賛されています。  このような大型ネット遊具を筆頭に、今回オリンピックの競技となりましたボルダリングやそしてテント滑り台など、さまざまな遊具がそろい、子供うけ抜群の場所になっているということです。  もともとが体育館なので、もちろん全天候型となっており、雨でも雪でも関係なく遊べるので、家族でこの施設を目的に遠足がてらに来ても十分楽しめるとお薦めされています。  このような施設を東草野小中学校の施設に当てはめて考えてみると、立地的に奥伊吹スキー場に来られる方々、家族ずれの方々にはちょっと立ち寄って遊んで帰れるメリットもあります。また、運動場の敷地を生かして地域振興を目指して活動されている木の駅の薪を利用し、バイオマスを使った薬草風呂をつくれば、子供からお年寄りまで楽しめる魅力的な観光エリアとなります。  このように工夫次第で魅力が拡大すれば、さまざまな年齢層の集客が見込め、地域の活性化が大いに期待できると思います。  市にはぜひとも東草野小中学校施設利用活用検討委員会を強力に後押ししていただき、一日も早く地域の皆様の意向に沿う形で施設の利活用が図られるよう期待をしております。  最後に、今や全国的な問題である少子高齢化や過疎化は、米原市においても先延ばしにできない深刻な問題であると認識しています。しかし、市民の皆様の強い郷土愛と結束力で、ふるさとの将来を展望した事業、取り組みに前向きに取り組まれていくのなら、必ずや住みよい米原市が持続できると信じています。  今回は、小泉以北8集落の抱える難しい問題について一つ一つお聞きしましたが、地域の結束力に加え、行政からの力強い後押しをしていただければ、幾つか可能性があると判断したところです。今後も地域の皆様と一緒になって事業取り組みを前へ進めて行けるよう努力したいと思いますので、行政の強い後押しをお願いして、私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(鍔田明)  これをもって、今中力松議員の一般質問を終わります。  これをもって、一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  来る9月27日は、議員全員協議会が終了次第、本会議を開き、委員長報告を行いますので、定刻までに御出席方お願いします。  本日は、これで散会いたします。  御苦労さまでございました。
                  午前11時40分 散会  本会議録は、真正であることを認め、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年9月5日               米原市議会議長     鍔 田   明               米原市議会署名議員   鹿 取 和 幸               米原市議会署名議員   後 藤 英 樹...