米原市議会 2017-09-28
平成29年第3回定例会(第4号 9月28日)
平成29年第3回定例会(第4号 9月28日) 平成29年
米原市議会第3回
定例会会議録(第4号)
1.
招集年月日 平成29年9月28日
1.招集の場所
米原市議会議場
1.
開会開議 平成29年9月28日 午前10時15分
1.
応召議員 1番 今 中 力 松 2番 太 田 幸 代
3番 澤 井 明 美 4番 竹 中 健 一
5番 松 宮 信 幸 6番 中 川 雅 史
7番 中 川 松 雄 8番 藤 田 正 雄
9番 堀 江 一 三 10番 山 本 克 巳
11番 吉 田 周一郎 14番 北 村 喜代信
15番 鍔 田 明 16番 的 場 收 治
17番 北 村 喜代隆 18番 清 水 隆 德
19番 滝 本 善 之 20番 前 川 明
1.不
応召議員 なし
議案について執行部から詳細に説明を受けた後、各委員に議案に対する質疑を求めました。
質疑、討論はなく、採決の結果、
総員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、まことに簡略ではありますが、
産業建設常任委員会において審査をしました、
付託案件に対する審査の経過と結果についての御報告といたします。
○議長(
松宮信幸)
御苦労さまでした。
次に、
予算常任委員長から報告をお願いいたします。
北村喜代隆委員長。
○
予算常任委員長(
北村喜代隆)
議長の指名がありましたので、本定例会において
予算常任委員会に審査の付託を受けました議案の
審査経過と結果について、御報告申し上げます。
付託案件審査のため、当
委員会は9月25日に
委員会を開催いたしました。
出席委員は18人でありました。
当
委員会に付託を受けた議案は、議案第70号 平成29年度米原市
一般会計補正予算(第3号)。
議案第71号 平成29年度米原市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)。
議案第72号 平成29年度米原市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)。
議案第73号 平成29年度米原市
流域関連公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)、以上、4件であります。
定足数確認の後、直ちに開会を宣言し、各
分科会長からの報告を受けました。
質疑を求めましたが、質疑もなく、全ての議案において
総員賛成で、いずれの議案も可決すべきものと決しました。
なお、審査の経過は
委員会報告書をもって、議長に提出いたします。
以上、
予算常任委員会において
慎重審査をした
付託案件に対する審査の経過と結果についての報告といたします。
○議長(
松宮信幸)
御苦労さまでした。
以上で、各委員長の報告が終わりました。
ただいまの各委員長の報告に対し、質疑を求めます。
質疑はありませんか。
14番
北村喜代信議員。
○14番(
北村喜代信議員)
14番、
北村喜代信でございます。
総務教育常任委員長にお尋ねしたいと思います。
先ほどの日程第2でお聞きすればよかったんですが、
委員長報告で改めて議案第78号の報告がございましたので、ちょっと確認しておきたいというふうに思います。
既に日程第2におきまして
継続審査は決定しておりますので、今言いましたように、ちょっと確認だけということでございますが、
委員長報告の説明の中に、当局の報告の中に疑義があったというようなことで採決に至らなかったということでございます。でありますので、主な質疑、あるいはその疑義が残った点、そしてそこに至る経緯ですね、そこら辺のところを教えていただきたいというふうに思います。
○議長(
松宮信幸)
総務教育常任委員会 吉田周一郎委員長。
○
総務教育常任委員長(
吉田周一郎)
今の質疑に対しまして、お答えいたします。
当日、執行部からの説明では、借地契約していた所有権が移転してから、第三者にわたってからの財産の譲渡ということですので、当初の所有者、初めの所有者に対して、その時点での財産の譲渡であるべきということで、土地の所有権が移転してからやるべきものではないということで、そういう意見が出ました。
ということで、もうちょっと十分な説明を求めましたが、それ以上の説明はありませんでしたので、賛否を決するような説明がなかったということで、
継続審査というふうになったわけであります。
以上です。
○議長(
松宮信幸)
14番
北村喜代信議員。
○14番(
北村喜代信議員)
もう一点、今後、これ議会の日程を見ますと
市議会議員選挙、米原市のですね、それと
国政選挙が控えておりまして、現実的に10月中の
継続審査の審査というのは無理だというふうに思います。
したがって、これは我々の任期が10月31日まででございますので、事実上の廃案ということになろうかと思いますが、そこら辺の御認識は
委員会の皆さんであったのかどうか、その点もお尋ねしておきたいと思います。
○議長(
松宮信幸)
総務教育常任委員会 吉田周一郎委員長。
○
総務教育常任委員長(
吉田周一郎)
委員会の中でそういう廃案になるおそれがあるということも認識いたしました。
以上です。
○議長(
松宮信幸)
ほかに質疑ありませんか。
(「質疑なし」)
○議長(
松宮信幸)
質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
これより、
委員長報告のうち、
委員会での賛否が分かれた案件について、順次、討論、起立による採決を行います。
認定第1号 平成28年度米原市
一般会計歳入歳出決算認定についてに対する討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許します。
8番 藤田正雄議員。
○8番(藤田正雄議員)
8番議員の藤田正雄です。私は、日本共産党米原市議団を代表して、認定第1号 平成28年度米原市
一般会計歳入歳出決算認定について、反対の立場で討論を行います。
2016年度
一般会計予算については、次の意見を表明して反対をしてきました。安倍政権が進めるアベノミクスは、国民の中に貧困と格差が広がり、国民の生活は厳しさを増しています。社会福祉は削られ、負担が増加する一方です。市民や中小業者に厳しい予算として、次の4点を指摘してきました。
1点目は、大きな財政効果があった住宅リフォーム助成事業が打ち切られたこと。2点目は、それに比べ、大企業であるサカタインクスに対して、工場等設置雇用促進奨励金や大規模企業立地促進助成金などが支払われています。第3には、人権対策事業で人権総合センターについては直営に、また、他の2施設については自治会譲渡を提案してきました。第4には国民健康保険事業や介護保険事業に対する
一般会計からの支援の強化を訴えてきました。
しかし、今回決算を見る限り十分な改善は見られていません。
1点目は、特にサカタインクスに対する奨励金や助成金は1億円というふうに上っておりました。また、県からもサカタインクスにそのような助成金が直接支払われると聞いています。
しかし、サカタインクスは正規職員が32名、そのうち米原市の方が7名と説明がありました。このように雇用が十分期待できない大企業に、このような多額の奨励金を支払うのはいかがなものか、疑問とならざるを得ません。
2点目は、人権施設の問題であります。人権3施設につきましては、息郷、和ふれあいセンターにつきましては、自治会移管が進んでいると聞いています。私たちが提案しています人権SCプラザについては、直営方針をしてほしいというふうに提案していますが、直営に向かって進展をしていただき、その効率的な運用については回答がありません。
3点目は、人権問題でもう一点
部落解放研究滋賀県集会に資料代として25名分、1人3,000円で7万5,000円が支払われています。特定の運動団体と結びつきの強いこの集会に25人もの職員が参加すること自体、特定の団体を支援することにつながるということについて、指摘させていただきました。
4点目は、国保や介護に対する支援です。いろいろ要望してきましたが、積極的な対応がなされていません。国保や介護保険について、しっかりと市民の声を受けとめていただき、今後、国保税や介護保険料の引き下げのために努力していただくことを期待して、以上の点を指摘させていただきまして、
一般会計の決算について不認定の立場を表明したいと思います。議員の皆さんには、御賛同をよろしくお願いします。
○議長(
松宮信幸)
藤田議員、CSって反対言われた。だからSCに。
○8番(藤田正雄議員)
済みません、CSと言いましたが、SCプラザの間違いでしたので、訂正させていただきます。
○議長(
松宮信幸)
次に、6番 中川雅史議員。
○6番(中川雅史議員)
6番議員の中川雅史です。認定第1号に賛成の立場で討論させていただきます。
今ほど、藤田議員の反対討論では、今回審議した平成28年度決算中、サカタインクス株式会社に支払われた工場等設置促進奨励金に反対するとのことでしたが、この奨励金は米原市工場等誘致条例に基づき交付されたもので、工場等を誘致することにより、市内の産業の振興及び雇用の促進を図り、市の経済の活性化及び安定した財政基盤の確立、ならびに市民生活の安定向上に寄与することを目的としています。
この奨励金の効果としては、企業が本市に進出する際のインセンティブの一つとなること、企業の進出や事業拡大により、市民の新たな雇用の確保につながること等が上げられます。
また、奨励金の交付期間は3年間であり、その後は固定資産税や法人税などの税収増が図られ、本市の経済の活性化と安定した財政基盤の確立、そして市民生活の安定向上への寄与が期待されるものです。
議員各位におかれましては、こういったことを御理解いただきまして、御賛同賜りますようお願いし、私の賛成討論といたします。
○議長(
松宮信幸)
以上で、通告による討論は終わりました。
これをもって、討論を終結いたします。
これより、認定第1号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、認定すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
松宮信幸)
お直りください。
起立多数。
よって、認定第1号は
委員長報告のとおり認定することに決定しました。
意見書第3号
核兵器禁止条約に参加することを求める
意見書案に対する討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許します。
2番 太田幸代議員。
○2番(太田幸代議員)
2番、太田幸代です。私は、日本共産党米原市議団を代表し、意見書第3号
核兵器禁止条約に参加することを求める
意見書案に、賛成の立場で討論します。
7月の国連会議において、
核兵器禁止条約が採択されたことを受け、各地の9月議会では日本政府に対して
核兵器禁止条約の署名、批准を求める意見書の採択が広がっています。
第72回国連総会が9月12日から開幕し、20日には
核兵器禁止条約の署名手続が始まりました。この条約は、加入手続を済ませた国が50カ国に達した後、90日を経て発効します。日本では、日本被団協など11団体が外務省を訪れ、日本政府に対し
核兵器禁止条約への署名、批准をするよう求めましたが、政府は従来の方針を変えず、この要請に背を向けました。
世界の流れに逆行する北朝鮮の核ミサイル開発は、直ちに中止されなければなりません。被爆国の日本政府の姿勢はとりわけ厳しく問われます。
日本は禁止条約を交渉する国連会議に参加せず、安倍首相は署名、批准を行う考えはないと述べてきました。禁止条約は、核保有国と非核保有国の分断を深めるということをその理由にし、日本は橋渡しをするとしています。
しかし、核保有国に同調、追随してどうして仲介を果たすことができるでしょうか。
禁止条約に背を向ける本当の理由は、アメリカの核の傘のもとにあることです。安倍政権はアメリカの核抑止力、つまり核の傘が自衛に不可欠という立場をとっています。日本は自衛のためにはアメリカの核兵器の使用や、その威嚇を認めているのです。
核兵器禁止条約の調印開始に伴い、今、日本政府に問われているのは、核兵器の非人道性を身をもって体験した被爆国として、そうした兵器を再び使用することを認めるのかどうかという、根本的な問題でもあります。
今こそ
核兵器禁止条約に署名し、日本の真の非核化に踏み出すべきときです。そうしてこそ、北朝鮮への核ミサイル開発の放棄も一層強く説得力をもって迫ることができます。
ことしの長崎平和宣言にあるとおり、安全保障上、核兵器が必要だと言い続ける限り、核の脅威はなくなりません。核兵器によって国を守ろうとする政策は見直すべきです。日本政府には、核の傘に依存する政策を改め、一日も早く
核兵器禁止条約への参加を目指されるとともに、二度と戦争はしてはならないとかたく決意した日本国憲法の平和の理念と非核三原則の原姿を世界に向けて発信されることを強く求め、賛成討論といたします。
○議長(
松宮信幸)
次に、1番
今中力松議員。
○1番(
今中力松議員)
1番、
今中力松です。意見書第3号
核兵器禁止条約に参加することを求める
意見書案の採決に、反対の立場で討論いたします。
日本は、戦後唯一の被爆国として核なき世界の実現を掲げ、核軍縮に取り組んできました。その日本が反対に回ったのは、奇異なことと思われておりますが、決してそうではありません。
日本が反対した理由は、今回の
核兵器禁止条約がこれまでに国連でなされたきた一連の核廃絶決議とは異なり、核兵器の法的禁止を目指しているからです。国際社会はこれまで1968年に作成され、1970年に発効した核拡散防止条約NPTの下で核軍縮を進めてきました。NPTには三つの柱があります。
一つが核保有国による核軍縮、もう一つが非保有国への不拡散、三つ目が原子力の平和利用です。平和利用については、IAEA国際原子力機関による厳しい査察によって担保されています。
重要なことは、NPTは五大国の核兵器保有を認めることを前提としたものであり、五大国には核兵器の保有が国際法上認められていることです。
一方、非保有国が進めようとしている
核兵器禁止条約は、交渉がこれからなのでまだわかりませんが、法的拘束力を持つものになることが予想されます。そうなった場合、この条約に署名をする全ての国に核兵器の禁止、少なくとも保有の禁止が義務づけられるでしょう。
ここに深刻な亀裂が生じます。この条約が成立すると、非保有国と保有国の対立を決定的なものにしてしまうのです。核なき世界は保有国と非保有国の現実的な協力のプロセスを経て実現されるべきです。
核兵器禁止条約の成立を許せば、亀裂が入るだけでそのプロセスが実現できなくなります。
隣国が核兵器を持たないことを保証するNPTの存在は、その安全保障にとって不可欠の要素です。NPTの体制が崩れると、世界の平和と安全は根底から揺さぶられます。核保有国と非保有国との間の対立を深め、対話の断絶を招きかねない
核兵器禁止条約には、慎重な対応が求められるのではないでしょうか。
さて、日本が1994年以降23年連続で国連総会第1
委員会軍縮に核兵器廃絶決議案を呈していることを御存じでしょうか。保有国による核軍縮と非保有国への不拡散を目指す核拡散防止条約NPTの体制の強化を求めています。
この日本主導の核兵器廃絶決議は、2016年には167カ国の賛成を得て採択されているのです。中国、ロシア、北朝鮮、シリアの4カ国が反対、16カ国が棄権、このようなことに言及せず、一方的な内容の本意見書には疑問を抱かざるを得ません。
以上の理由から、意見書第3号の採決に反対の立場を表明し、反対討論といたします。
○議長(
松宮信幸)
以上で、通告による討論は終わりました。
これをもって、討論を終結いたします。
これより、意見書第3号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、否決すべきものとの報告です。
よって、意見書原案について採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
松宮信幸)
お直りください。
起立少数です。
よって、意見書第3号は否決されました。
意見書第4号 コンパクトな「
滋賀国体」の開催を求める
意見書案に対する討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許します。
18番
清水隆德議員。
○18番(
清水隆德議員)
18番議員の清水隆德です。意見書第4号 コンパクトな「
滋賀国体」の開催を求める
意見書案に賛成の立場から討論をいたします。
御存じのように滋賀県は2024年、ちょうど7年後になると思うんですけども、二度目の
滋賀国体が彦根を主会場に開かれることになっております。全国的に一巡しまして、今、二巡目に入っているわけです。ところが、最近、国体に対する国民の関心度は非常に低下しております。それから、なぜ低下しているかといいますと、アスリートが、いわゆる選手の人たちですね、選手の人たちが国体を余り重視しないと、一流のアスリートは世界大会とかオリンピックとかそういうところに重点を置いて、国体には余り出場してこないというような状況になってきています。盛り上がりもだんだん低下してきております。
二巡目になったということで、平成14年に全国知事会が緊急決議を上げています。それはどういうことかといいますと、二巡目だからこれから開催するのはコンパクトな事業にしていこうということで、既存の施設の活用とか、施設が近くにない場合には、広域で開催をすると。彦根が主会場になりますから、なるだけその主会場近辺に競技場を幾つもつくりたいというのが本来かもしれませんけれども、大津とか長浜とか、高島とか、もう広域にわたって開催しようではないかと。そういうことにやって、経費を極力抑えようではないかというような決議がされているわけです。
ところが、滋賀県は、御存じのように新たな競技場の施設とか、体育館とかプールとかそういうものを建設をして、大会経費も含めますと約600億円、米原市の年間予算の3年分以上の予算を、この国体につぎ込もうとしているわけです。実際にやり出したらもっとかかると思うんですけども、そういうような無駄なことをやるぐらいなら、もっと住民福祉とか、あるいは河川改修とか、そういうところにお金を使うようにしてほしいと、コンパクトにしてほしいと。
コンパクトにするという一事例があるわけです。二巡目になった高知国体ですね。当時、高知国体は知事が橋本大二郎さんでした。コンパクトにやるということで、選手の強化も余り費用をつけなかった。そして、国体になりますと、その県内にある企業は、全国から一流の選手を転勤させて、そこで選手強化をして、その県が天皇杯も皇后杯も開催県が全て優勝できるような制度がずっと今日までとられてきているわけですけれども、高知県はあに図らんや、開催県でありながら優勝を逃しているわけです。
私、この選手強化のためにどういうような方法がとられているかというようなことを、ちょっとお聞きしたんですけれども、特に学校の先生方で体育の専門的な技術を持っておられる先生は、国体の強化のために学校のほうを離れて、その強化訓練のために時間を注がれて、学校のほうの教育がおろそかになる。というよりも、国体をやると選手強化のために先生がとられて、そこでは学校が荒れるというような状況が生まれると。前回の
滋賀国体のときに参加された先生が、国体のときに弱ったんだと。帰ってきたら生徒が荒れておって弱ったというような話も聞きました。
そういうこともありますので、コンパクトな国体というものを、これからは施行していくべきだろうと思うんです。余りにもそんなところに多額のお金を使ってやっても、一流のアスリートが集まってこないというような国体では、盛り上がりにも欠けるのは明らかだと思うんです。
そして、新たに新しい施設をつくれば、国立競技場の問題でもあるように、後の維持管理が大変で、そのために多額の費用がまた使われるということで、各県なんかも弱るようになるわけですね。
ですから、そういう意味から言えば、コンパクトな国体というのは誰もが望んでいるところになってきていると思うんです。
そういう点を指摘して、私はこのコンパクトな国体を開催するためにも、この意見書は通すべきだという賛成の立場で討論させていただきました。
以上、よろしくお願いします。
○議長(
松宮信幸)
次に、3番 澤井明美議員。
○3番(澤井明美議員)
3番、澤井明美です。意見書第4号 コンパクトな「
滋賀国体」の開催を求める
意見書案の採決に反対の立場で討論します。
9月9日、日本学生陸上競技対抗選手権大会の男子100メートル決勝で、彦根出身で東洋大学の桐生祥秀選手が9秒98の日本新記録をマークしました。大会が開催された福井運動公園陸上競技場では、日本選手権や国民体育大会など、全国規模、及び国際的な大会を開催できる日本陸上競技連盟の第1種公認競技場です。47都道府県中第1種公認の陸上競技場がない県はたった五つです。東京都は国立競技場があるので除外すると、青森県、栃木県、佐賀県、そして滋賀県の4県になります。桐生選手の快挙は、滋賀県内の競技場では見ることができないのです。
全日本中学生陸上競技選手権大会400メートルリレーで、双葉中学校の3年生4人が大会新を記録し、優勝しました。
このことから、第二の桐生誕生を待ち望む声も出てきました。それが現実味を帯びてきたと言えるのではないでしょうか。第二の桐生選手が活躍する大会を県内で開催できたらと願ってやみません。
意見書案には、国の社会保障制度の改悪や雇用情勢の悪化などによって県民の生活は厳しさを増していますとあります。こう決めつけることはいかがなものかと思います。
5年前はどこを見ても閉塞感があったが、経済政策の転換、特に金融政策の影響が大きく、その状況はかなり変わったとの分析もあります。雇用も改善を続けています。有効求人倍率はことし43年ぶりの高い水準となり、人手不足が進んでいます。3カ月ごとに発表されるGDP国内総生産も、1年半にわたってプラスが続いています。このように景気の拡大を示す経済指標が目立っています。
政府は今月の月例経済報告で、景気の現状は穏やかな回復基調が続いているという判断を示しました。茂木経済再生担当大臣は、今の景気回復は4年10カ月にわたって続き、長さでは高度経済成長期真っただ中の好景気、いざなぎ景気を超えた可能性が高いという認識を示しています。
しかし、回復の期間は長いが、いわば低温経済のような状況で、実感なき景気回復という意識を拭い去ることができないことも事実ですが、このことでやたら不安感情を煽ることなく、経済が成熟した先進国共通の特徴であるとの理解も必要ではないでしょうか。
貴重な税金を無駄に費やすのではなく、しっかりと精査して施設整備を進めることは言うまでもなく大切なことですが、桐生選手や彼に続く人たちが滋賀県内で力を発揮できる1種公認競技場の整備は必要なことです。そして、その後、その施設がいかに有効に活用されるかということが大事なのです。
以上、意見書第4号の採決に反対の立場で、私の意見を申し上げ、反対討論といたします。
○議長(
松宮信幸)
以上で、通告による討論は終わりました。
これをもって、討論を終結いたします。
これより、意見書第4号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、否決すべきものとの報告です。
よって、意見書の原案について採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
松宮信幸)
お直りください。
起立少数です。
よって、意見書第4号は否決されました。
次に、
委員長報告のうち、
総員賛成で可決の案件について、これより一括して討論を行います。
討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより、順次採決いたします。
認定第2号 平成28年度米原市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成28年度米原市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成28年度米原市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成28年度米原市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成28年度米原市
流域関連公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成28年度米原駅
東部土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号 平成28年度米原市
住宅団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第9号 平成28年度米原市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について、以上、8件を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも認定すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、認定第2号から認定第9号までは、
委員長報告のとおり認定することに決定しました。
次に、議案第69号 平成28年度米原市
水道事業会計剰余金の処分および
決算認定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第69号は、
委員長報告のとおり原案可決及び認定することに決定しました。
次に、議案第70号 平成29年度米原市
一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第70号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第71号 平成29年度米原市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第71号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第72号 平成29年度米原市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第72号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第73号 平成29年度米原市
流域関連公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第73号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第74号 米原市
特定教育・
保育施設および
特定地域型保育事業の
保育料等に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第74号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第75号 米原市
近江はにわ館条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第75号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第76号 市道の
路線認定の変更についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第76号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第77号
工事請負契約の変更についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決すべきものとの報告です。
本案は、
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、議案第77号は、
委員長報告のとおり可決されました。
日程第5、
委員会の閉会中の
継続審査の件を議題といたします。
総務教育常任委員長から、
委員会において審査中の財産の譲渡に関することについて、ならびに市統合庁舎建設に関する特別委員長から、
委員会において審査中の市統合庁舎建設に関する諸問題について、
委員会条例第40条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、調査終了まで閉会中の
継続審査の申し出があります。
お諮りをいたします。
各委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに決定しました。
日程第6、
所管事務調査に関する
委員長報告を議題といたします。
ただいままで、議会運営
委員会、各常任
委員会、各特別
委員会から
委員長報告の申し出がありませんので、今回特にないようであれば省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。
(「異議なし」)
○議長(
松宮信幸)
異議なしと認めます。
よって、
委員長報告の件は省略いたします。
以上で、本日の
議事日程ならびに
今期定例会に付議されました議案の審議は、全て終了いたしました。
市長から閉会の挨拶があります。
平尾市長。
○市長(
平尾道雄)
平成29年第3回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、今議会に提出をいたしました平成28年度米原市各会計の
決算認定や、平成29年度米原市
一般会計及び各
特別会計の補正予算など、付議をいたしました案件につきまして、終始熱心に御審議を賜り、一部を除きまして、原案のとおり御決定をいただきました。まずは、厚く御礼を申し上げます。
9月3日に実施をいたしました米原市総合防災訓練では、約600人の方に参加をいただきました。また、冒頭のシェイクアウト訓練には、約1,400人の方に、参加をいただきました。
今回は、より実践的な避難所の運営をテーマに、県内の自治体では、初めての試みであったペットとの同行避難訓練など実施をしました。参加いただいた皆様には、今回の訓練で得ていただいた気づきを、各地域での自主防災組織の取り組みに生かしていただき、今後とも皆さんと力を合わせ、災害に強いまちづくりを進めてまいりたいと存じます。
来る10月1日には、米原中学校において、昨年御就任をいただいた米原市スポーツ応援大使の青山学院大学陸上競技部 原晋監督をお招きをし、My原体育の日イベントを開催いたします。
第1部では、原監督の体育授業を、第2部では、「MAIBARA×AOGAKU駅伝」として、米原市民駅伝大会を開催をします。見学は自由となっています。市民の皆さんには、ぜひ御参加をいただきたいと存じます。
また、10月1日からは、これまで米原・近江地域で運行していました乗り合いタクシーまいちゃん号を山東・伊吹地域へ運行エリアを拡大し、新たな公共交通システムを開始いたします。
これまでの乗り合いタクシーでは、米原・近江地域でのまいちゃん号の区域と、山東・伊吹地域のカモン号の区域の運行方式の違いから、相互の乗り入れができず、また、市外の病院や買い物に、直接乗り入れができないなど、不便が生じておりました。利用者の皆様からの御意見を反映し、地域公共交通システムの見直しを図ったものでございます。
市民の皆さんの移動手段であります、公共交通の利便性を高め、利用者の増加を図り、持続可能なサービスの提供をしてまいりまいと存じます。
また、10月12日には、県立文化産業交流会館におきまして、第11回全国水源の里シンポジウムを開催いたします。
10年程前、限界集落という言葉が頻繁に使われ初め、消えゆく集落を何とかしなければという全国の首長の皆さんの思いから、限界集落という言葉を使わず、水源の里と呼ぶこととし、何としても、集落や地域が持つ機能を守り、存続させていくという思いから、水源の里の全国協議会が誕生いたしました。
「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」という理念に基づきまして、地域の連帯と交流の必要性を全国にアピールするとともに、水源の里に住む人々の、地域に対する誇りを醸成する場として、11回目のシンポジウムを、ここ米原市で開催をし、びわ湖の素・米原から未来への展望を示していきたいと存じます。
米原市で開催するせっかくの機会でもあります。ぜひとも、多くの市民の皆様に、御参加いただきますようお願いを申し上げます。
最後になります。議員の皆さんには、来月の10月31日をもちまして、市議会議員の現在の任期を終えられることとなります。
振り返りますと、この間、米原市は合併をして12年を越え、人口減少に歯どめをかけるための地方創生の取り組みを初め、特別多数議決によります統合庁舎の位置決定など、さまざまな課題やそれぞれの地域での今後のまちづくりの方向性など、議論を重ね、決定をいただきました。
市では、今後とも、市民の皆さんを初めとするさまざまな団体の方々とも連携を図りながら、「ともにつながり ともに創る 住みよさ実感 米原市」これの実現に向けまして、職員一丸となって取り組んでまいります。議員の皆さんにおかれましても、今日までの貴重な経験をもとに、引き続き、格別の御支援、御協力を賜りますことをお願い申し上げる次第でございます。
以上、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(
松宮信幸)
9月1日から本日までの28日間にわたりまして、議員各位におかれましては、数多くの議案審議、まことに御苦労さまでございました。
これをもって、平成29年
米原市議会第3回定例会を閉会いたします。
御苦労さまでございました。
午前11時33分 閉会
本会議録は、真正であることを認め、
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成29年9月28日
米原市議会議長 松 宮 信 幸
米原市議会署名議員 北 村 喜代隆
米原市議会署名議員 清 水 隆 德...