東近江市議会 2020-08-31
令和 2年 9月定例会(第 1号 8月31日)
本市では、これまでから、この危機的な事態を乗り越えるため、長期的な視点に立って、感染症の
拡大防止と
市民生活への支援や
地域経済の安定に係る支援、さらには
市民生活、事業者、教育・保育などの
社会経済活動の再開に向けた支援や市内の
消費喚起策等々を、適時適切に
スピード感を持って、その対策を講じてきたところでございます。
本定例会におきましても、再び感染が拡大する中にあって、
市民生活、
地域経済回復への支援策や今後も予想される
感染拡大に向けた準備を引き続き進めるなど、第四弾となる
新型コロナウイルス感染症対策を行うための
補正予算案を計上させていただいたところであり、引き続き適切な対応を行ってまいりたいと考えております。
一例を申し上げますと、
市民生活の支援では、多くの活動が中止や縮小となっている
自治会活動の再開に向けた支援をはじめ、県外で暮らす
大学生等の生活を応援する施策等を講じてまいりたいと考えております。
事業者への支援では、
感染症拡大の中で、継続して事業を行っている
介護事業所や
障害福祉事業所への支援のほか、今後の東近江市の農業を見据え、農業者に
収入保険の加入を促進するための補助や市内の
消費喚起に資するための支援の強化を図ってまいります。
保育・教育への支援では、引き続き
感染症対策を行うとともに、
校外活動に対する支援などを行いたいと考えております。
市民の皆様の声に真に耳を傾けながら、必要なところに必要な支援の手が行き届くよう、今後も国や県の支援と、その時々の情勢を見極めつつ、感染症の
流行収束後に、人の流れとまちの
にぎわいを創出し、
地域経済を再び活性化できるよう取組を進めてまいりたいと考えております。
ここで、7月臨時会以降の主な事業について振り返ってみたいと思います。
7月28日には、県下でいち早く
滋賀県知事・副知事に対し、令和3年度の滋賀県
予算編成に対する
政策提案を行いました。
特に、今回の提案では、「文化財の保存と活用に対する支援」について、令和4年に
聖徳太子薨去1400年を迎えるに当たり、この
東近江地域には、100を超える
聖徳太子ゆかりの神社・仏閣をはじめ数多くの文化財を有しておりますことから、その
一つ一つにしっかりと磨きをかけ、
観光施策に活用していく必要があることを説明し、県にも協力を求める旨の提案をさせていただきました。
知事としましても、歴史・文化を
重点施策とした要望は、県下の市町からは初めてであるということでございまして、改めて
地域資源を磨き上げていく必要性や重要性を十分に認識していただいたものと感じているところであります。
このほか、
ものづくり県として、企業の技術職の
人材育成に対するニーズに応えるための県内における
高等専門学校の新設、
近江鉄道線活性化に向けた実効的な施策の推進、
広域幹線道路の整備や一級河川の改修、政所茶の
ブランド復活をはじめ農産物の新たな
販路開拓、
福祉施策や保育・
教育施策に対する要望など多岐にわたり、合わせて23項目について提案を行ったところでございます。
また、8月26日には、財務省及び
国土交通省、
農林水産省に対して、それぞれ
要望活動を行ってまいりました。
国土交通省では、近畿圏、中京圏及び北陸圏を結ぶ交通の重要な結節点としての本市の
地理的優位性を説明した上で、
黒丸スマートインターチェンジの設置をはじめ
道路交通網の整備について、要望を行ってまいりました。
農林水産省では、高
収益作物の
生産拡大に向け、
株式会社東近江あぐりステーションを設立し、「儲かる農業」の確立に向け、流通と販売の
システム整備に取り組んでいることを訴える中で、その基盤として、国営大
規模圃場整備事業と本市の未来の農業を見据えた
スマート農業の
導入促進に対して、
要望活動を行ってまいりました。
各省では、本市の優位性や先駆性などを評価いただき、大変熱心に耳を傾けていただいた次第でございます。
本市の
地方創生を実現するため、引き続き国や県に対し、あらゆる機会を捉え要望を行うとともに、鈴鹿の山々から琵琶湖まで広がる多様な
地域資源を磨き上げ、これらを最大限に活用した取組を進め、地域力を高めてまいりたいと考えております。
次に、7月25日と8月6日の両日、
近江鉄道沿線地域公共交通再生協議会が主催いたします
近江鉄道沿線フィールドワークが開催され、私も両日とも参加いたしました。
これは、知事や沿線の各首長をはじめ
法定協議会の委員など約50人が参加し、沿線の市町が
近江鉄道の駅を中心に取り組んでいる
まちづくりを実際に見聞することにより、
近江鉄道線の重要性を認識し、今後の議論をさらに深めることを目的に実施されたものであります。
本市におきましては、
八日市駅前の
中心市街地活性化の取組や
観光施策と
連携した
太郎坊宮前駅の
周辺整備事業の
現地踏査を実施されたほか、今年、開駅120周年を迎える桜川駅では、
蒲生地区の
地域住民の方々から、
近江鉄道を活用した
イベントなど、特色ある取組の紹介がありました。また、参加された
地域住民の皆さんと
意見交換も行いました。
この
フィールドワークを通じて、各首長の
近江鉄道に対する認識や理解が深まったものと考えており、一方で、
近江鉄道の社長には、
地元住民の
近江鉄道に対する思いや必要性を強く感じてもらえたものと思っております。
これを受けまして、第4回目となる
近江鉄道沿線地域公共交通再生協議会が、8月18日に本市で開催されました。
この会議では、さきの
フィールドワークを通じて見ていただいた沿線の現状や昨年度に県が実施したアンケート結果を踏まえ、将来にわたる鉄軌道の安定的な
運行体制を確保するため、
関係機関が一体となって取り組むことを確認することができました。
割引切符の導入、
通学定期の
購入補助、駅周辺の駐車場と駐輪場の整備のほか、
キャッシュレス化・
カード化の導入などの
利便性向上策について、今後、県や各市町がそれぞれどのように責任を果たしていくべきか、具体的かつ重要な議論を重ねていくことといたしております。
また、8月25日には、
近江鉄道八日市駅に隣接する市有地に、
官民連携による
中心市街地拠点施設を整備するための
パートナー事業者の候補者を大阪市の
東レ建設株式会社に決定いたしました。
本事業は、
中心市街地の活性化において核となる事業で、
民間事業者が有するノウハウを最大限に生かした
拠点施設を整備することにより、
中心市街地の集客性の向上を図り、まちの
にぎわいを創出することを目的としております。
本事業と、これまで実施してまいりました
中心市街地活性化の事業、さらには
近江鉄道の活性化に向けた取組が
相乗効果を発揮し、人口11万4,000人の都市の中心にふさわしい
にぎわいを呼び込むとともに、買物や飲食、余暇などが市内で完結できる
都市機能の集約を図り、このまちで暮らし続けたい、暮らしてよかったと市民の皆様に思っていただけるような
自己完結能力の高いまちを目指してまいりたいと考えております。
8月15日には、合併前の旧八日市市において行われた新世紀へのカウントダウン・
ウエルカム事業、
タイムカプセルの開封式を行いました。
これは、西暦2000年12月31日に21世紀の自分や家族などに宛てた
メッセージ、思い出の品などを
タイムカプセルに託し、
市役所本館裏の
川合寺児童公園に埋設し、20年後に開封することとしていたものであります。
炎天下の下での開催ではありましたが、当時の
八日市市長 中村功一氏をはじめ、
メッセージを託した方々約70人に参加いただき、和やかなひとときとなりました。
今回の
タイムカプセル開封は、それぞれの思い出とともに、先人が積み上げてこられた様々な歴史を振り返るよい機会になったものと考えております。
感染対策を行いつつ、こうした
イベントが実施できたことは、
コロナ禍の下にあって、明るい話題の一つになったものと考えております。
8月下旬から、こうべを垂れた稲穂の刈取りが始まり、実りの秋を迎えようとしております。
思いのほか長引いた梅雨時期の
日照不足や8月の酷暑による生育が、作況にどのような影響を与えたのか心配するところでありますが、良質の近江米がたくさん収穫され、全国の消費者の元に届けられることを期待しているところでございます。
さて、本日、提案申し上げます議案は、
決算案件10件、
予算案件4件、その他案件3件、
人事案件1件の合計18件でございます。
どうか慎重に御審議をいただきまして、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げまして、開会に当たりましての挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
△日程第2
会議録署名議員の指名
○議長(西﨑 彰) 日程第2 「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、5番辻議員、6番
西村和恭議員を指名します。
△日程第3 会期の決定
○議長(西﨑 彰) 日程第3 「会期の決定」についてを議題といたします。
お諮りします。
今回の定例会の会期は、本日から9月29日までの30日間とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(西﨑 彰) 御異議なしと認めます。
よって、会期は、本日から9月29日までの30日間と決定いたしました。
△日程第4 議案第65号から議案第82号まで
提案説明
○議長(西﨑 彰) 日程第4 議案第65号から議案第82号までを
一括議題といたします。
提出者に
提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(
小椋正清) 本日、提案いたします議案第65号から議案第82号までの各議案につきまして、順次、御説明を申し上げます。
議案第65号から議案第74号までにつきましては、令和元
年度東近江市
一般会計、各
特別会計及び各
事業会計決算の認定に係る案件でございます。
令和元年度は、
総合計画に定める本市の将来像であります「うるおいと
にぎわいのまち」の実現に向け、豊かな自然や歴史・文化などの
地域資源に磨きをかけるとともに、第1期まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の最終年でありますことから、総仕上げの年として
各種事業に取り組んでまいりました。
また、これまで進めてきました
地方創生の取組はもとより、本市の
地理的優位性とともに、多様性のある豊かな
地域資源を最大限に生かし、誰もが健康で明るく生き生きと輝きながら、言わば「すばらしい人生を過ごすことができるまち」を目指し、
地方創生の伸展を図ったところでございます。
今後は、
コロナ禍による
経済情勢の悪化や
少子高齢化に伴う
生産年齢人口の減少などが予想されますことから、「歳入に見合う歳出」を基本に、国などの動向を見極めながら、真に必要な施策については的確に実施するとともに、公債費が将来の大きな負担とならないよう、健全かつ安定した
財政運営に努めていかなければならないと考えているところでございます。
それでは、令和元
年度東近江市各
会計歳入歳出決算書の1ページ、議案第65号、令和元
年度東近江市
一般会計決算の認定についてをお開きください。
歳入歳出決算状況は、2ページから11ページまでにそれぞれ記載のとおりでございます。
歳入歳出差引額は、10ページに記載のとおり、17億2,115万335円でございます。
続いて、2ページからの歳入について御説明申し上げます。
歳入決算総額は、510億4,719万1,448円でございました。
主な項目の歳入の状況でありますが、市税につきましては、総額171億4,490万9,543円、調定額に対する収納率は98.3%であり、
歳入総額に占める割合は33.6%となっております。
そのほかの主なものといたしましては、
地方消費税交付金19億581万円、
地方交付税は、
普通交付税と
特別交付税を合わせて109億6,347万9,000円でございます。
続きまして、4ページ、分担金及び負担金1億4,267万1,416円、使用料及び手数料6億4,593万3,221円、
国庫支出金61億9,809万9,214円、
県支出金39億4,039万2,096円、繰入金11億4,608万849円、諸収入13億9,710万3,392円、最後に、6ページの市債39億3,280万6,000円でございます。
収入未済額の合計につきましては、30億9,229万6,208円となっております。
これは、総務費、
農林水産業費、商工費、土木費、教育費及び
災害復旧費におきまして、事業を翌年度に繰り越していることに伴います、国・
県支出金、市債などの未収入の
特定財源26億4,738万4,700円を含むものでございます。
次に、8ページからの歳出につきまして、御説明申し上げます。
歳出決算総額は、493億2,604万1,113円でございました。
歳出の主な内容は、まず議会費では、
議会運営事業や議会だより等の
議会広報活動事業でございます。
総務費は、本庁舎・各
支所等管理事業、
情報システム管理事業、木地師の
ふるさと発信事業などの
地域活性化事業、
定住移住推進事業、第2期まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の策定などの
政策推進事業、
中心市街地の
街なみ環境整備や
道路整備を行った
中心市街地にぎわい創出事業、
自治ハウスの
整備支援などの
自治振興事業、
まちづくりの拠点である
コミュニティセンターの
管理事業や
整備事業、
近江鉄道太郎坊宮前駅
周辺整備をはじめとしたバス・
鉄道活性化事業、森里川湖の
つながり創生事業では、100年の
森づくりビジョンの策定やエコツーリズムを推進いたしました。
翌
年度繰越額3,975万6,000円につきましては、
中心市街地にぎわい創出事業、バス・
鉄道活性化事業などの経費を繰り越したものでございます。
民生費は、
国民健康保険(
事業勘定)
特別会計への繰出金、
障害者施設整備補助などの
障害者施設管理・
整備支援事業、
障害者サービス等給付事業、
介護保険特別会計への繰出金、
高齢者福祉施設整備補助金などの
高齢者福祉事業、
後期高齢者医療事業、
福祉医療助成事業、乳児への
おむつ支給などの
次世代育成対策事業、
永源寺もみじ幼児園をはじめとする
認定こども園等の
施設整備事業、民間保育所等の運営支援や施設整備補助、学童保育所
整備事業、児童手当や生活保護費の給付事業などでございます。
翌
年度繰越額724万8,000円につきましては、認定こども園施設長寿命化個別計画策定業務を繰り越したものでございます。
次に、衛生費につきましてでございます。
国民健康保険(
施設勘定)
特別会計への繰出金、病院事業及び水道事業会計への負担金、地域医療確保対策事業、母子保健・成人保健事業、感染症
予防対策事業、保健センター
管理事業、中部清掃組合及び八日市布引ライフ組合への負担金などでございます。
翌
年度繰越額259万円につきましては、(仮称)布引の森
整備事業を繰り越したものでございます。
労働費は、勤労者施設管理運営事業、シルバー人材センターへの補助や、しごとづくり応援センターの運営などの雇用対策事業などでございます。
農林水産業費は、担い手支援事業、産地パワーアップ事業費補助金などの米政策支援推進事業、野菜等の高
収益作物の産地化推進のための特産品生産振興事業、地域内中規模流通システム構築に係る農林水産創造・ネットワーク事業、環境農業推進事業、鳥獣対策事業、国営・県営等の土地改良事業、農業集落排水事業
特別会計への繰出金や農用地環境保全事業、さらにホンモロコの特産品化など水産業の振興に取り組みました。
翌
年度繰越額2,892万円につきましては、団体営土地改良事業、国営関連かんがい排水事業、林道
整備事業を繰り越したものでございます。
次に、商工費につきましてであります。商工振興対策事業、プレミアム付商品券事業などの商店街等活性化事業、工場等の誘致を図る企業立地促進対策事業、歴史文化を生かした観光の
まちづくりなどの観光資源ブランド化推進事業などでございます。
翌
年度繰越額3,423万3,000円につきましては、プレミアム付商品券に関する事業を繰り越したものでございます。
土木費は、名神高速道路黒丸パーキングへのスマートインターチェンジ設置推進事業、道路及び橋梁の長寿命化対策事業、市道中学校大塚線等の道路新設改良事業、山上町の急傾斜地崩壊対策事業、中学校線改良工事に伴う西垣見架道橋改築工事や小今建部上中線などの街路事業、下水道事業会計への負担金などでございます。
翌
年度繰越額8億8,397万7,000円につきましては、桜川東畑田線などの道路長寿命化対策事業、道路新設改良事業、街路事業、市営新大森団地を改築する市営住宅
整備事業などを繰り越したものでございます。
次に、10ページをお願いいたします。
消防費であります。東近江行政組合への負担金、消防団活動に係る非常備消防事業、防災情報告知放送
システム整備などでございます。
翌
年度繰越額943万1,000円につきましては、防災
施設整備事業を繰り越したものでございます。
教育費は、湖東第一小学校の体育館・プール大規模改修や蒲生西小学校の大規模改修事業などの小学校
施設整備事業、聖徳中学校の大規模改修事業などの中学校
施設整備事業、雪野山古墳発掘30周年を記念する催しなどを開催した埋蔵文化財活用事業、能登川スポーツセンター体育館移転新築工事などの社会体育
施設整備事業などでございます。
翌
年度繰越額18億1,853万4,000円につきましては、蒲生西小学校大規模改修事業、聖徳中学校大規模改修事業、小中学校情報通信ネットワーク環境
施設整備事業、社会体育
施設整備事業を繰り越したものでございます。
次に、
災害復旧費につきましては、主に平成29年度の台風被害によります林道災害復旧事業、一昨年の台風20号、21号の被害による林道堂の後線、あいとうマーガレットステーションの施設修繕などでございます。
翌
年度繰越額7,500万円につきましては、道路橋梁災害復旧事業を繰り越したものでございます。
公債費につきましては、市債の元利償還金でございます。
続きまして、12ページの「実質収支に関する調書」について御説明申し上げます。
歳入歳出差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は、14億6,884万5,335円となり、黒字決算となったところでございます。
次に、13ページをお願いします。
議案第66号、令和元
年度東近江市
国民健康保険(
事業勘定)
特別会計決算の認定についてでございます。
歳入歳出決算状況は、14ページから17ページまでに記載のとおりでございます。
歳入決算額109億2,651万4,836円に対しまして、歳出決算額は107億6,298万9,173円で、差引き1億6,352万5,663円を翌年度へ繰り越しました。
歳入の主なものは、
国民健康保険料及び
国民健康保険税で、合わせて21億3,351万5,424円の収入となり、
歳入総額の19.5%を占めております。
そのほかの歳入といたしましては、
県支出金75億2,762万6,008円、繰入金8億2,611万3,223円、繰越金3億6,309万8,144円などでございます。
収入未済額は、保険料などの未納額で2億7,323万7,547円となっております。
次に、歳出につきましては、保険給付費73億7,326万1,835円をはじめ
国民健康保険事業費納付金28億1,456万9,401円、諸支出金2億4,259万9,506円などでございます。
次に、19ページをお願いいたします。
議案第67号、令和元
年度東近江市
国民健康保険(
施設勘定)
特別会計決算の認定についてでございます。
歳入歳出決算状況は、20ページから23ページまでに記載のとおりでございます。
歳入決算額11億1,513万5,864円に対しまして、歳出決算額は10億1,699万2,611円で、差引き9,814万3,253円を翌年度へ繰り越しました。
歳入の主なものは、
歳入総額の40.9%を占めております外来収入等の診療収入4億5,660万2,930円のほか、
一般会計からの繰入金4億8,324万2,000円、繰越金8,465万628円などでございます。
収入未済額は、診療収入などの未収額で28万6,255円となっております。
続きまして、歳出につきましては、各診療所の施設管理費及び人件費などの総務費で7億3,288万3,498円、医薬材料費などの医業費で1億5,291万7,929円が主なものでございます。
次に、25ページをお願いします。
議案第68号、令和元
年度東近江市
後期高齢者医療特別会計決算の認定についてでございます。
歳入歳出決算状況は、26ページから29ページまでに記載のとおりでございます。
歳入決算額11億5,681万469円に対しまして、歳出決算額は11億2,751万7,723円で、差引き2,929万2,746円を翌年度へ繰り越しました。
歳入につきましては、後期高齢者医療保険料が8億8,895万7,060円で、
収入未済額が、580万761円となっております。
そのほかの歳入としましては、
一般会計からの繰入金2億3,244万8,397円などでございます。
歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合への納付金11億466万9,630円が主なもので、歳出総額の98.0%を占めております。
次に、31ページをお願いします。
議案第69号、令和元
年度東近江市
介護保険特別会計決算の認定についてでございます。
歳入歳出決算状況は、32ページから35ページまでに記載のとおりでございます。
歳入決算額82億9,259万7,198円に対しまして、歳出決算額は82億1,761万3,311円で、差引き7,498万3,887円を翌年度へ繰り越しました。
歳入につきましては、介護保険料の18億9,887万713円が主なもので、
収入未済額は1,787万2,959円でございます。
そのほかの歳入といたしまして、
国庫支出金17億6,554万3,386円、支払基金交付金20億3,204万30円、
一般会計からの繰入金11億8,383万9,225円などでございます。
歳出につきましては、居宅や施設における介護や介護予防サービスを行う保険給付費73億5,171万6,826円が主なもので、歳出総額の89.5%を占めております。
次に、37ページをお願いします。
議案第70号、令和元
年度東近江市
農業集落排水事業特別会計決算の認定についてでございます。
歳入歳出決算状況は、38ページから41ページまでに記載のとおりでございます。
歳入決算額13億571万5,462円に対しまして、歳出決算額は13億337万7,958円で、差引き233万7,504円を翌年度へ繰り越しました。
歳入につきましては、農業集落排水施設の使用料が3億1,503万8,380円で、
収入未済額が608万7,540円でございます。
そのほかの歳入といたしましては、
一般会計からの繰入金7億7,800万円と市債2億円などでございます。
歳出につきましては、処理施設等の維持管理経費であります農業集落排水事業費6億833万8,539円、公債費6億9,459万9,739円が主なものでございます。
次に、43ページをお願いします。
議案第71号でございます。令和元
年度東近江市
公設地方卸売市場特別会計決算の認定についてでございます。
歳入歳出決算状況は、44ページから47ページまでに記載のとおりでございます。
歳入決算額4,214万777円に対しまして、歳出決算額は4,164万543円で、差引き50万234円を翌年度へ繰り越しました。
歳入につきましては、入場者からの市場使用料2,458万1,279円が主なもので、歳出につきましては、施設維持管理経費の卸売市場費3,846万2,247円と公債費317万8,296円でございます。
次に、「財産の状況」につきましては、49ページ以降に記載いたしております「令和元
年度東近江市財産に関する調書」のとおりでございます。
続きまして、別冊になります。令和元
年度東近江市水道
事業会計決算書を御覧ください。
議案第72号、令和元
年度東近江市
水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定についてでございます。
市民の暮らしを支える水道事業は、水道水を安全・安心で安定してお届けするため、ふだんからの維持管理に努め、老朽管路や施設の耐震を含めた計画的な更新を実施し、事業の推進を図っているところでございます。
5ページに記載いたしておりますとおり、純利益として2億6,895万4,669円を計上することができました。これによります当年度純利益を未処分利益剰余金として処分し、建設改良積立金に積み立てることの議決及び決算の認定をいただこうとするものでございます。
次に、別冊の令和元
年度東近江市下水道
事業会計決算書を御覧ください。
議案第73号でございます。令和元
年度東近江市
下水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定についてでございます。
下水道事業につきましては、農業集落排水の公共下水道への接続や施設の老朽化に伴う計画的な更新事業を実施しているところでございます。
5ページに記載しておりますように、純利益として2,656万8,344円を計上することができました。これによります当年度純利益を未処分利益剰余金として処分し、減債積立金に積み立てることの議決及び決算の認定を頂こうとするものでございます。
次に、別冊の令和元
年度東近江市
病院事業会計決算書を御覧いただきたいと思います。
議案第74号でございます。令和元
年度東近江市
病院事業会計決算の認定について、3ページに記載いたしておりますとおり、損益計算では、486万4,406円の当年度純利益となり、前年度繰越欠損金1億7,691万8,489円を差し引き、1億7,205万4,083円を翌年度へ未処理欠損金として繰り越すことの認定をいただこうとするものでございます。
能登川病院は、平成27年度に指定管理者制度を導入し5年目を迎え、常勤医師は、現在、19名となっております。とりわけ、常勤医師の眼科医が4名増となり、本年4月から「昴会アイセンター」を開設し、眼科の診療体制の充実を図ったところでございます。
入院患者数は延べ2万4,714人で、前年度対比1.2%増、外来患者数は5万6,153人で、前年度対比8.4%増となりました。
今後とも、指定管理者であります医療法人社団昴会と
連携を図りつつ、地域医療のさらなる実践を目指し、良質で安心できる医療の提供に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、議案第75号から議案第77号までの議案につきましては、令和2年度
一般会計及び
特別会計の補正予算でございます。
令和2
年度東近江市各会計補正予算書及び補正予算に関する説明書の1ページをお開きください。
議案第75号、令和2
年度東近江市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,174万7,000円を追加し、総額を640億2,540万1,000円と定めるものでございます。
歳出の主なものといたしまして、総務費では、個人番号カードの交付関連経費などに8,338万1,000円を、民生費では、学童保育所運営事業などに5,050万7,000円を、衛生費では、(仮称)布引の森整備工事などに1億2,377万8,000円を、
農林水産業費では、団体営土地改良事業などに108万1,000円を、商工費では、歴史的資源を活用した観光施設整備の設計監理費に300万円を計上するものでございます。
次に、歳入の主なものについてでございます。
普通交付税につきましては、額の確定により4億2,032万2,000円を増額し、
普通交付税の一部となります臨時財政対策債につきましても、額の確定により1,732万1,000円の増額となりましたことから、当初予定いたしておりました財政調整基金からの繰入金を4億3,700万円減額するものでございます。
また、国・
県支出金を合わせて1億6,697万8,000円を計上するものでございます。
続きまして、4ページをお開きください。
第3表「地方債補正」では、臨時財政対策債の額の確定に伴い、限度額を15億6,532万1,000円に変更するとともに、(仮称)布引の森整備工事の財源として、合併特例事業債を6,120万円増額し、補正後の限度額を25億380万円とするものでございます。
続きまして、35ページをお開きください。
議案第76号、令和2
年度東近江市
国民健康保険(
事業勘定)
特別会計補正予算(第2号)につきましては、令和元年度の保険給付費が確定しましたことから、県に対する償還金などに570万円を増額補正するものでございます。
続きまして、47ページをお開きください。
議案第77号でございます。令和2
年度東近江市
介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、令和元年度実績に伴い保険料に余剰が生じましたことから、介護保険財政調整基金に積み立てるほか、国・県及び支払基金に対する精算返還金に合わせて8,828万7,000円を増額補正するものでございます。
次に、令和2年9月
東近江市議会定例会議案書の1ページをお開きください。
議案第78号、財産の取得につき議決を求めることについてにつきましては、京都市南区の株式会社アイホー京都営業所から給食用食器を取得いたしたく、市議会の議決を求めるものでございます。
次に、別冊の令和元
年度滋賀県
市町村交通災害共済組合一般会計歳入歳出決算書の1ページをお開きください。
議案第79号でございます。令和元
年度滋賀県
市町村交通災害共済組合一般会計歳入歳出決算の認定につき議決を求めることについてにつきましては、令和2年3月31日をもって解散いたしました滋賀県市町村交通災害共済組合の令和元年度
一般会計歳入歳出決算の認定について、市議会の議決を求めるものでございます。
次に、令和2年9月
東近江市議会定例会議案書にお戻りいただいて、3ページをお開きください。
議案第80号でございます。
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてにつきましては、
人権擁護委員のうち、令和2年12月31日をもって任期満了となります森川弘三氏及び山川平兵衛氏の後任並びに欠員1名の補充としまして、新たに國友勇氏、藤澤依子氏及び山本佐千夫氏を委員に推薦し、また、松岡和幸氏及び村山すず子氏は、同日をもって任期満了となりますが、引き続き委員に推薦いたしたく、市議会の意見を求めるものでございます。
次に、令和2
年度東近江市
一般会計補正予算書及び補正予算に関する説明書(その2)の1ページをお開きください。
議案第81号でございます。令和2
年度東近江市
一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,557万2,000円を追加し、総額を641億9,097万3,000円と定めるもので、
新型コロナウイルス感染症対策第四弾として編成するものでございます。
歳出の主なものといたしまして、総務費では、
自治会活動の再開のための支援交付金などに1,372万円を、民生費では、公立認定こども園、民間保育所等の
感染症対策のための備品購入や施設整備工事費、また、介護や障害福祉サービス事業者に対する支援給付金などに7,837万2,000円を、
農林水産業費では、農家への
収入保険加入推進事業補助金や県外で下宿する学生を応援するため、ふるさと応援便として地元産の米などを送付する費用に2,400万円を、商工費では、売上回復支援地域応援事業に960万円を、教育費では、布引体育館のフィットネスルームの換気対策などに3,988万円を計上するものでございます。
歳入では、国・
県支出金に9,144万円を、繰越金に7,413万2,000円を計上するものでございます。
次に、令和2年9月
東近江市議会定例会議案書(その2)の1ページをお開きください。
議案第82号、財産の取得につき議決を求めることについてにつきましては、草津市大路一丁目の株式会社大塚商会滋賀営業所からタブレット端末等を取得いたしたく、市議会の議決を求めるものでございます。
以上、大変長くなりましたが、御説明を申し上げました。どうか慎重な御審議をいただきまして、適切な御決定を賜りますよう再度お願い申し上げまして、説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(西﨑 彰) 説明は終わりました。
△日程第5 議案第80号 質疑
○議長(西﨑 彰) 日程第5 議案第80号について、質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(西﨑 彰) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第80号につきましては、
人事案件でありますので、
会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに討論・採決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(西﨑 彰) 御異議なしと認めます。
よって、議案第80号については、委員会付託を省略し、直ちに討論・採決することに決定いたしました。
議案第80号について、討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(西﨑 彰) 討論なしと認め、討論を終結いたします。
議案第80号、
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
本案を、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(西﨑 彰) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。
○議長(西﨑 彰) 以上で、本日の
議事日程は全て終了いたしました。
お諮りします。
議案等熟読のため、明日9月1日から9月8日までの8日間、休会することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(西﨑 彰) 御異議なしと認めます。
よって、明日9月1日から9月8日までの8日間、休会することに決定いたしました。
9月9日は午前9時30分から本会議を開き、議案に対する質疑並びに一般質問を行います。
本日は、これにて散会します。
お疲れさまでした。
午前10時33分 散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和2年8月31日
東近江市議会議長 西﨑 彰
同 議員 辻 英幸
同 議員 西村 和恭...