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平成30年 6月定例会(第 3号 6月13日)

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  1. 東近江市議会 2018-06-13
    平成30年 6月定例会(第 3号 6月13日)


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    平成30年 6月定例会(第 3号 6月13日)             平成30年6月東近江市議会定例会会議録           平成30年6月13日(水曜日)午前9時00分開議 ----------------------------------- 議事日程  第1  諸般の報告  第2  会議録署名議員の指名  第3  議案第43号から議案第57号までに対する質疑並びに一般質問 ----------------------------------- 本日の会議に付した事件  1   諸般の報告  1   会議録署名議員の指名  1   議案第43号から議案第57号までに対する質疑並びに一般質問 ----------------------------------- 出席議員   1番  山本直彦議員    2番  青山孝司議員   3番  櫻 直美議員    4番  鈴木則彦議員   5番  辻 英幸議員    6番  西村和恭議員   7番  田井中丈三議員   8番  井上 均議員
      9番  吉坂 豊議員   10番  森田德治議員  11番  廣田耕康議員   12番  戸嶋幸司議員  13番  西﨑 彰議員   14番  安田高玄議員  15番  西澤由男議員   16番  西村純次議員  17番  和田喜藏議員   19番  山中一志議員  20番  竹内典子議員   21番  大橋保治議員  23番  田郷 正議員   24番  大洞共一議員  25番  西澤善三議員 ----------------------------------- 欠席議員  18番  市木 徹議員 ----------------------------------- 議場に出席した事務局職員                        事務局長  磯 部 善 之                        事務局次長 西 村 要一郎 ----------------------------------- 会議に出席した説明員        市長                 小 椋 正 清        副市長                南 川 喜代和        教育長                藤 田 善 久        政策監                黄 地 正 治        総務部長               谷   善 哉        企画部長               平 木 秀 樹        税務部長               川 南   壽        市民環境部長             大和田   聡        健康福祉部長             山 田 明 宏        こども未来部長            北 村 定 男        農林水産部長             栗 田   徹        商工観光部長             木 村 義 也        都市整備部長             藤 島 銀 二        水道部長               今 堀 太 平        教育部長               北 村 良 子        総務部理事              野 神 浩 司        農林水産部理事            中 江 靖 浩        総務部次長              久 保 孝 司        企画部管理監             瀧 澤 和 久        市民環境部管理監           太 田 和 政        健康福祉部管理監           川 島 美 子        都市整備部管理監           田井中 外 和        教育部管理監             上 川 喜 久 -----------------------------------                 午前9時00分 開議 ○副議長(大橋保治) 皆さん、おはようございます。  本日、市木議長から欠席届が提出されておりますので、本日の会議は、地方自治法第106条第1項の規定により、私が議長の職務を行います。  円滑なる運営につきまして、御協力をよろしくお願いをいたします。  ただいまの出席議員数は23名であり、定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。   △日程第1 諸般の報告 ○副議長(大橋保治) 日程第1、「諸般の報告」であります。  地方自治法の規定により、本日の説明員として、お手元に配付の一覧表のとおり、あらかじめ出席を求めておきましたので、御了承願います。   △日程第2 会議録署名議員の指名 ○副議長(大橋保治) 日程第2、「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は会議規則第81条の規定により、3番櫻議員、4番鈴木議員を指名します。   △日程第3 議案第43号から議案第57号までに対する質疑並びに一般質問 ○副議長(大橋保治) 議案第43号から議案第57号までの議案に対する質疑並びに一般質問を行います。  通告がありますので、順次、これを許可します。  15番、西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) 議長に許可をいただきましたので、通告に従い、15番、東近江市民クラブ、西澤由男が2日目のトップバッターとして質問を行います。トップバッターとしてふさわしくしっかりと切り込んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  ついつい切なく梅雨空を見上げる季節となりましたが、これも秋の実りには欠かせない恵みの雨だとすれば、「日日是好日、雨もまたよし」の気構えで、日々心穏やかに暮らしたいものです。  さて、まずは中路融人記念館について質問をいたします。  先般、中路融人画伯の御自宅に残ってある全ての作品、本画105点、素描43点、小下図82点を寄贈いただきました。その上に、1,000万円の御寄附までいただいたとお聞きしています。  それを受けて、このたび30年度の一般会計補正予算で1,000万円を計上し、作品の修繕と額装及び収納庫の絵画ラックの増設工事が提案されましたが、せっかくいただいた貴重な作品です。1点でも多く効果的に展示するためにも、展示スペースを増設するなどのお考えはないのでしょうか。まず、お聞きいたします。  また、画伯の重立った作品群が拡散することがないように、まとめて当市に寄贈いただいたものと伺っていますが、現在、既に収蔵・展示されている本画52点とあわせて、それらおびただしい作品群の「収蔵リスト」等の整備も大事ですし、またさらに積極的にPRし、広く県内外の美術館へ貸し出しすることも、貴重な作品を預かる者の義務として必要ではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。  次に、同じく西堀榮三郎氏の偉業にかかわる貴重な資料と、その原点となった御自宅の居間の復元のために、思い出深い什器の数々を寄贈いただいた「探検の殿堂」も、市の誇るべき財産の一つです。  探検家としてだけでなく、科学者、発明家など幾つもの側面を持つ氏の偉業は言うまでもないことですが、その業績を生んだ源泉である思想や哲学こそ、広く当市をはじめとする一人でも多くの青少年に学んでもらいたい財産だと考えます。  それらは、今回、復元された家族の団らんの中心であった居間空間の机や椅子、暖炉などをしつらえた「西堀榮三郎記念室」として、また階段で続く2階スペースは、学芸員の皆さんの手による、大変工夫され構成されたディスプレーによって、余すことなく西堀ワールドを追体験できる「探検家の殿堂」になっています。  ぜひ、「能登川博物館」のように、市内の小・中学生の校外授業に組み込み、全国でも一流の文化資源を最大限に活用していただきたいと考えますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。  同じく、雪野山古墳の「三角縁神獣鏡」をはじめとして、埋蔵文化財センターには、大変貴重な埋蔵文化財などが収蔵・展示してあります。  しかしながら、市民や学生などには余り認知されておらず、展示スペースも限られているのが実情です。  貴重な歴史遺産を積極的に展示していただき、埋蔵文化財センターを市民や学生・生徒に広く活用していただきたいと考えますが、今後の計画をお聞きいたします。  次に、質問を変えて提案いたします。  当市も合併から13年を数えようとしていますが、2回にわたって合併をした経緯があり、現在は、市内地区別順列、いわゆる並び順が合併の成立順になっています。  ちなみに、八日市・永源寺・五個荘・愛東・湖東、能登川・蒲生の順ですが、市の公式の資料全てにおいて、この順番です。  それによる待遇の差や不利益は決してないはずであると信じてはいますが、地域では、学校や公園、公共施設や道路整備などの予算編成において、まだ順番が回ってこないのかなどと、大変ネガティブな御意見をお聞きすることも少なくありません。  また、県内における「平成の大合併」の試行錯誤の中でさまざまな経緯もあり、その形跡がかいま見える現在の順列をいぶかる声もないわけではありません。  そこで、そういう不要な疑念を一掃するためにも、五十音順に並べかえてはどうかと提案いたします。  この手続は、公式文書や表示の全てを変えることになりますので、相応の手間と経費がかかるかもしれませんが、例えば合併15周年に合わせて施行するなど、一新され、新たにスタートを切るにふさわしい区切りのよいところで、ぜひ実行されることを望みますが、いかがでしょうか。お考えを伺います。  近年、ちまたでは、インターチェンジやJRの駅名を東近江に変えてはどうかとの意見も上がっていますが、あわせて市内地区別順列の件についても、ぜひ一考をお願いいたしまして、続く御答弁に期待をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 答弁を求めます。  教育部長。 ○教育部長(北村良子) 皆さん、おはようございます。本日も、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、西澤由男議員の質問にお答えさせていただきます。  市内の美術館・博物館などのさらなる活用についての1点目、中路融人記念館展示スペースを増設することについてですが、施設の関係で、展示スペースの増設については困難と考えております。  しかしながら、多くの市民が中路融人記念館へお越しいただけるような企画展を継続して開催していきたいと考えており、寄贈いただいた絵画についても、修復等を終えたものからできるだけ速やかに展示し、多くの市民の皆さんにごらんいただきたいと考えております。  2点目の作品収蔵リストの整備、作品のPRや県内外の美術館への貸し出しについてですが、作品収蔵リストは、開館時に寄贈いただいた絵画については、既に写真で紹介する図録を整備しており、今回寄贈いただいた分は、企画展に合わせて順次整備し、PRにも努めたいと考えております。  また、県内外の美術館への貸し出しについては、中路融人記念館に中路先生のほとんどの作品が収蔵されていることは他の美術館でも承知いただいておりますことから、美術館のルールに従い貸し出していきます。  3点目の西堀榮三郎記念探検の殿堂を市内の小中学生の校外授業の先として組み込んではということですが、探検の殿堂では、従来からロボット教室を開催する中で、プログラミング教育を進めてきております。  2020年度から学習指導要領プログラミング教育が盛り込まれますことから、探検の殿堂での蓄積を活用し、教師や児童・生徒に向けたプログラミング教育研修メニューを策定しているところです。  今後は、子どもたちが探検の殿堂で研修する機会も増加しますことから、その機会を活用、西堀榮三郎氏の理念や業績についても学べるようにしていきたいと考えています。  4点目の埋蔵文化財センターにある貴重な歴史遺産を積極的に展示し、市民や学生・生徒に広く活用することについてですが、小学校にはさまざまな施設を見学する機会が設けられておりますので、そのメニューの一つに埋蔵文化財センターも加え、学習する機会をふやしていきたいと考えています。  雪野山の出土物については、今年度は観峰館と連携して全出土物を一堂に展示する計画をしており、広く市民の方に知っていただく機会を設けることとしております。 ○副議長(大橋保治) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 2点目の市内の地区別順の見直しについてでございます。  まず、地区順が予算編成に影響しているのではとの御指摘でございますが、市の予算編成に当たりましては、合併建設計画に基づき市の健全な発展に資する事業に対し、予算措置を行っているものであり、いわゆる建制順に従って予算配分を行っているものではないということを御理解いただきたいと思います。
     さて、現在の地区順につきましては、1市4町合併の際には対等合併であったことから、当時の市町の建制順に、また1市2町合併の際には編入合併であったことから、合併の申し出があった順として整理をさせていただいているところでございます。 ○副議長(大橋保治) 答弁は終わりました。  西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。  それでは、少し確認をさせていただきます。  中路融人記念館展示スペース増設等の件ですけれども、スペースはなかなか増設するのには困難だということですが、物理的に困難なのか、あるいは予算面に困難なのか、少し詳しくお話しいただきたいと思います。  また、企画展を継続をしながら、少しでも皆さんに見ていただけるように開催していきたいということでしたが、どのようなものをお考えか、少し披露していただきたいと思います。よろしく頼みます。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 展示スペースの増設の件でございますが、てんびんの里文化学習センターの1室を改修をしております。その関係で、2階の部分が中路融人記念館、それから3階が近江商人博物館ということで、2階の方は、もうこれ以上に増設するようなスペース的なものがないということで御理解をいただきたいと思います。  それから、企画展ということですが、中路融人先生の絵画をいただいたとき、それからオープンのときに、52点ということでございましたが、それについては、年間4回の企画展ということで、それぞれの企画で52点は全部展示をしているということでございますし、今回いただいています105点というものにつきましても、順次、企画展で展示していくということですが、その一つとして、一番最初に企画するのが中路融人、その画業をたどるということで、最初の企画展を計画をしております。  以上でございます。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) もともとは52点を寄贈いただいて、近江商人博物館と併設の2階に中路融人記念館をつくられたということですが、このたびは、100点を超える本画、また素描、小下図なども大変たくさんのものを寄贈いただきましたが、今までの展示のサイクルでいきますと、随分と展示されないものが収蔵されたままになるんじゃないかなというふうな危惧がありますが、どのような計画で展示をしていかれるのか、少しお聞かせください。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) ただいまの展示の計画ということでございますが、大体1年4回の展示でサイクルをしております。大体、1回に20点の展示ということで、今回いただいた分も含めますと、2年半程度で全作品を企画展といいますか、展示をさせていただけるということになります。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) 20作品4回転で2年半という、そのサイクルは、大体普通の美術館のサイクルと、そう相違がないものでしょうか。それとも、無理されているんでしょうか。どちらでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 今申しましたサイクルにつきましては、他の美術館でも、逆にそれ以上の点数をサイクルされているというところがございますので、妥当な回数だというふうに思っております。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。  過剰投資になるのもいけませんので、またその作品群とその展示のサイクルについては、ぜひきちっと管理をしながら一番適当な形でお願いしたいと思います。  それから、そんなにたくさんのものを預かっておりますから、ぜひともその中路融人記念館の限られたスペースだけではなくて、ほかの美術館や、そういう施設に、ぜひ貸し出しをする方がよいのではないかというふうについつい思ってしまいますが、その辺はいかがなんでしょうか。あるいは、そういう事例はもう既にあったんでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) ただいまの貸し出しの件でございますが、美術館への貸し出しにつきましては、それぞれ環境も整っているということで、いつでもお貸しをできるということでございますが、今のところ美術館への貸し出しはございません。  ただ、例ということでございますので、ちなみに美術館ではございませんが、内閣総理大臣の記者会見場の後ろに中路先生の絵画を貸し出しをさせていただいておりました。2回ほどでございまして、3週間ほど前に返却をされておりますが、美術館以外でも対応は可能ということでございますので、展示環境とかセキュリティーなど、個々に判断をしてまいりたいというふうに思います。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) 今お聞きしますと、内閣総理大臣のインタビューの背景にそれが掲示されたということですが、大変名誉なことだというふうに感じます。  その件については、こちらから進んでPRをして売り込んでいったのか、それとも内閣官房の方から、ぜひ貸し出してほしいというようなことがあったのか、ちょっと経緯をお聞かせください。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 今のお話ですけれども、総理大臣の官邸の方から申し入れがございまして、それで絵画の種類についても、担当の方が見に来られまして、決定されて、貸し出しをしたという経緯でございます。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。  大変名誉なことだろうというふうに思いますし、内閣総理大臣の官邸がぜひともということで見に来られて貸し出したということですから、裏返して考えれば、それほど有名な作品群であるということを、私たち寄贈していただけた市民としましては、再認識をして、さらに生かす必要があるかなというふうに思いますので、ぜひその辺は、より的確な展示と収蔵、あるいは貸し出しのPRをしていただきたいと思いますが、今後、PRをしていくという計画はありますでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 美術館等への積極的なPRというのは考えておりませんけれども、市内の皆さん方に、こういうすばらしい先生の絵画が東近江市にあるということを知っていただけるようにPRはしていきたいというふうに思っております。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) 美術館へのPRは積極的には行わないと、今、おっしゃったように思ったんですが、何か理由がありますでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 先ほどの部長の答弁でも申し上げておりましたが、それぞれの全国の美術館は、中路融人作品が東近江市にあるということも完璧に知られているということがありますので、積極的にということではございませんが、もう既に有名になっているということで御了解をいただきたいと思います。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。  知らぬは私どもばかりというようなことやったかなというふうに思いますと、ぜひもう一度改めて訪れて絵画を拝見したいなというふうに思います。どうぞよろしくお願いしたいと思います。  私、市外の美術館云々と言いましたが、例えば市内でも、八日市文化芸術会館がありますが、あそこの展示室なんかを活用して、もう少し広くというようなことは、可能性としてはあるんでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 今、八日市文化芸術会館ということが出ましたけれども、以前、平成22年に八日市文化芸術会館の方で中路融人展を開催をしているという実績がございます。  ただ、中路融人記念館に導入しております展示ケースは、エアタイトケースというケースで、展示温度とか湿度にも対応しているというもので、八日市文化芸術会館展示ケースは、普通一般的な展示するだけのケースということもございます。  それで、例えば八日市文化芸術会館で展示するとなると、できないことはないんですけれども、期間がどうしても短くなってしまうということもございます。  それから、気候によってもいろいろと制限があるということで、いろいろ展示条件はクリアしていって、できることなら市民の皆さんに鑑賞していただけるようにするのも一つかなというふうに思っております。  結構、条件的には厳しい面もございますので、中路融人記念館の方へ多くの皆さんがお越しいただけるようにすることが基本だというふうに考えております。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) 八日市文化芸術会館については、展示するのにふさわしい設備がまだ整っていないというお話やというふうに思いますが、随分と八日市文化芸術会館も年数がたってきましたが、今後改修する中で、じゃあその辺の設備を整えていこうというような計画はあるんでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部長。 ○教育部長(北村良子) 現在のところ、八日市文化芸術会館の改修計画、その絵画を展示するということでの改修計画は持ち合わせてございません。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) それは、いろいろな予算の関係も、市の全体の計画にもよるものだと思いますから、簡単に軽々に言えるものではないかなというふうに思います。  じゃあ、ここで確認しておきますが、中路融人記念館は専門的な美術品を展示、収納するスペースを備えていますが、八日市文化芸術会館は、どちらかというと、そういう機能を持つんではなくて、また違う機能でというふうに、少し目的が違うというふうに理解した方がいいんですかね。 ○副議長(大橋保治) 教育部長。 ○教育部長(北村良子) 今、議員がおっしゃったとおりに考えておりますので、八日市文化芸術会館については、そうした機能では考えておりません。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) この間は、アール・ブリュットの作品を展示していただきまして、私も見せていただきました。大変広いスペースもありますので、そこで十分に楽しませてもらいまして、拝見しましたが、高価な美術品を長期間にわたって展示するというのには、ふさわしくないというか、またそれだけの整備が整っていないのかなというふうに思いますと、広く市民の方々の作品なんかを展示し、交流するという場が、それであるのかなというふうに理解させてもらいたいと思います。  ただ、また今後は、市内の美術・芸術に対しても計画を、長期のビジョンを持って整えていっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。  それでは、西堀榮三郎記念探検の殿堂について、少しお聞きしたいと思います。  私、この間のリニューアルの式典に参加いたしまして、西堀榮三郎さんの御家族がお過ごしになった居間の復元の施設を見せていただきました。  そこには、子どもたちが自由に机の上で創作活動や日々の生活を営めるようにということで、初めからピカピカに磨いたテーブルではなくて、ちょうなでもともと削ってあるというような、かんなの跡が残ったよう、ちょうなの跡が残ったような、ラフなテーブルにわざとしてやるんやというようなことを言われて、説明を受けた記憶がありますが、大変、そういう日々の生活の中で子どもたちが創意工夫しながら、あるいは興味を持つものに取り組みながら、暮らす環境を日常的に整えていかれんたやなというふうなことを感じさせていただきましたし、その空間こそが、西堀榮三郎さんの哲学や理念を生んだ源泉になっているのかなというふうにも思います。  そういう意味で、南極探検の一番初めの越冬隊の隊長であったとか、発明家であったとか、科学者であったとかというような業績は、るる展示はされているんですけれども、まさにその方の生い立ちから好奇心と、それからそれを追求する探求心と、その夢や希望を実現する創意工夫を、そういう暮らしの中から育まれたのかなというふうに感じたところですが、ぜひ子どもたちには、そういう探検家の大きな業績の背景になった、その暮らし、あるいは考え方そのものを学んでいただけるとありがたいなというふうに思ったわけです。  今、プログラミングの教室が開かれている。ロボットコンテストにも、世界大会にも出場するほど優秀な生徒さんがそこから排出されておりますが、ぜひそのロボットなりプログラミングという限られた範囲ではなくて、一人でも多くの子どもたちが、自分のそれぞれの夢や希望をかなえるための力をそこで見つけるヒントになるんではないかと思いますので、ぜひそういう形で授業の中に入れ込んでいただきたいなというふうに思います。  低学年には「たんぼのこ」、あるいは中学年になりますと「やまのこ」、あるいは5年生になると「うみのこ」というふうなカリキュラムがあると聞いています。ぜひ、「たんけんのこ」であるとか、そういう西堀榮三郎さんの生きる力、あるいは課題を解決する力を追体験できる、そのような授業をぜひ盛り込んでいただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育長。 ○教育長(藤田善久) 西堀榮三郎記念室のリニューアルにはお越しいただきまして、ありがとうございます。私も出席させていただいて一番感じましたは、あの居間が御家族にとってイメージを壊さない形で再現できたことは、非常にうれしく思っております。  そういう中で、御家族の方もおっしゃっていましたけれども、家族にも常日ごろから探求心であるとか、そういったことをずっと子どもたちに教えながら育ててきたんだと、こういうお話もあったというふうに思っております。  西堀語録というのは、榮三郎記念室の中にもたくさん備えておりますので、ぜひそういう形で取り組んでまいりたいと思っておりますけれども、授業の一環の中に組み込むというのは、結構、今現在、学校におきましてもタイトなスケジュールの中でやっておりますので、先ほど部長が答弁申し上げましたように、プログラミング教育の一環の中で訪ねていただく機会があれが、そういった機会を捉えて教えていきたいなと、こういうふうに思っております。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) このごろは、道徳教育や英語教育がカリキュラムの中に入ってきて、大変タイトな中で年間の教育をされているというふうに聞きますので、さらにというふうに言いますと、大変かと思います。  それでは、例えば夏休みの研究課題の一つに、あるいは訪れたい施設の一つに、ぜひ推奨していただきまして、子どもたちが夏休みの間に、一人でも多くの子どもたちが訪れて、ああ、こういうものかと、何か自分も力が湧いてきたな、夢が湧いてきたなというふうな体験をしてもらえるような配慮をお願いできたらと思います。  それこそ、今、教育長がおっしゃいましたように、2階のスペースには、大変たくさんのわくわくするような語録が、大変工夫されたパネルで展示されています。読み進んでいっても、半日ぐらいかかるんじゃないかなというぐらい興味の湧くものでございますので、ぜひそんなふうに推奨していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育長。 ○教育長(藤田善久) 今、御提案いただいたような夏休み期間の、それぞれの課題の中の一つに取り入れるということは、非常に大事なことかなというふうに思いますので、そういったことの推奨についても取り組んでいきたいと思います。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。  大変貴重な寄贈をいただいたものだと思います。市の本当に貴重な財産でありますので、ぜひとも活用していただきたいと思いますし、それこそまた広く市内外にPRをしていただきたいというふうに思います。  きのうも話題になっていました。私、きょうもつけてまいりました「東近江イズム。」ですね。フロンティア精神をあらわしているというようなことですが、まさにこの西堀榮三郎記念探検の殿堂は、そのフロンティア精神の殿堂と言っても過言ではない施設になっておりますので、ぜひとも一緒にPRしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) ただいま議員の方から御提案いただきましたように、きのうも申しましたが、この「東近江イズム。」の中には、それぞれの歴史・伝統・文化・パイオニア精神ですね、そのようなものを盛り込んでということでつくっておりますので、当然、今言われましたような、きのうも幼少期に「東近江イズム。」をどのように進めていくかという御質問がありました。  今いただきましたようなことで、子どもたちがそういう東近江市というのは、こういうすばらしいところだということを体験していただける、そういうことで進めていけたら、それも一つの良策かなと考えておりますので、取り入れてまいりたいとは思っております。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。  近江商人の精神や西堀榮三郎さんの精神、大変たくさんのフロンティアスピリットがこの市内にはありますので、ぜひその辺をより多く活用していただき、PRしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、埋蔵文化財センターについて、お聞きいたします。  今後、小学校などにも訪れる機会を設けたいというような話がありましたが、また重要文化財、「三角縁神獣鏡」等、大変貴重な文化財がありますので、小学校の方が理解できるのか、中学校・高校、あるいは大学、あるいは専門の研究者が活用する方がふさわしいのか、ちょっとその辺は私も判断に戸惑いますけれども、どんなふうにお考えでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) ただいまの、どういうような対象の年齢ぐらいの方かということやと思うんですけれども、埋蔵文化財センターの方につきましては、何歳ぐらいかということはありませんけれども、今現在は、小学生の子どもの発掘の体験とか、まがたまづくりとか、それから鏡を磨いてつくるとかという、そういう体験をしておりますし、小学校の学校の方にも出向きまして、出前授業というのも現在はしております。  そういうとこで、小学生以上なら、体験等、学んでいただけるのかなというふうに思っております。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) 先ほどの答弁に、小学校を対象にしたような答弁をいただきましたので、小学校だけかなというふうに思ったもんで、ちょっと確認をさせていただきましたが、多分、掘り進めていきますと、随分と歴史の中の重要な文化財もその中にはたくさん含まれているんやろうと思いますと、小学校がまがたまをつくったり、鏡を磨いたりというような手仕事だけではなく、研究の材料にも十分になり得るかというふうに思いますので、広く活用をまた考えていただきたいなというふうに思います。  聞くところによりますと、能登川のスポーツセンターも、何かたくさん用地に出土したというふうなことを聞いていますが、少しその辺のことも御報告いただけたらと思います。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 今、議員おっしゃったとおり、能登川のスポーツセンターの予定地の調査を現在しております。それでいきますと、現在の段階で、弥生時代の土器が、コンテナの箱でございますが、それに85箱、それから木製品の方が20箱、それと鎌倉時代の土器が40箱ということで、145箱というような多数の出土品が出ております。  以上です。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員
    ○15番(西澤由男議員) 今お聞きしますと、おびただしい数の出土品ですけれども、それは大概発掘すると、その程度は出るもんですか。それとも、特別ですか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) この場所につきましては、大変特別なところでございます。  弥生時代と鎌倉時代と二重に遺跡があるということで、そういうようなことになっているというふうに感じております。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) その価値も、かなり高いものでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部管理監。 ○教育部管理監(上川喜久) 今おっしゃいました価値がということですけれども、国の方でぼこんと出まして新聞ネタになるような遺跡ではございません。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。  その140何箱を、また精査して研究されるんやと思いますが、ぜひまた報告なり、まとめたものをどこかで披露していただけるとありがたいなというふうに思います。  そんなふうに私たちの大変身近なところで、そんな文化財が埋まっている、また掘れば出土するというようなことですので、これはまた中学生や高校生、大学生だけではなくて、社会人の皆様、市民の皆様にも、そういう興味と意識を持っていただいて、また一人でも多く訪れる人があるようにお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  次、時間がなくなってきましたが、地区別順列の見直しでございます。  いろいろな思惑や疑念が、その順番によって浮かんだり消えたりしていますけれども、そういうものをぜひ払拭したいというふうに思って提案したんですが、何とかなりませんでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 各地区での思いは、それぞれにあるものかとは思っております。ですが、現在の並び順というものにつきましては、東近江市が合併して市制施行させていただいた歴史そのものではないのかなというふうに思っております。  そういったことから、この並び順にかわるような適した並び順というものがあるのかどうかというところもあるかと思いますし、現在のところ、この並び順につきまして、変更等の思いは持ってございません。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) 実は、1番に県下で手を挙げて3町合併かという話になってから、それが破棄になって、1番目に名前が載っているというようなところも、何かいろいろといぶかる声も出ています。そういうことも含めて払拭したいなというふうに思います。  50音順だと、すごくフラットになるんではないかと思いますが、もう一度聞いて、質問を終わりたいと思います。 ○副議長(大橋保治) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 議員の方のお話の中で、各物事に当たるときに、固定概念を捨て、また物事に疑問を持って、柔軟な思想で物事に当たりなさいよというような御示唆をいただいたものというふうに受けとめさせていただきたいと思います。 ○副議長(大橋保治) 西澤由男議員。 ○15番(西澤由男議員) ありがとうございます。これで、終わります。 ○副議長(大橋保治) 10番、森田議員。 ○10番(森田德治議員) 議長の許可を得ましたので、通告に従いまして、10番、東近江市民クラブ、森田德治が一般質問を行います。  平成30年3月に改正されました「第2次東近江市国土利用計画」について、お伺いをいたします。  本計画は、平成29年7月に骨子案が作成され、庁内策定委員会、政策推進戦略本部会議での意見聴取、市議会全員協議会報告や滋賀県への意見照会を行った後、市民の皆様の御意見をお聞きするためのパブリックコメントを実施、その後に総務常任委員会報告を経て、政策推進戦略本部会議で最終決定がなされ、平成30年3月末に滋賀県知事に報告されたものです。  この計画は、東近江市の区域における国土(以下「市土」という。)について、関連する土地利用計画の指針となるべきものであり、全国の区域について定める「全国計画」、滋賀県の区域について定める「県計画」を基本として、平成29年3月に策定された「第2次東近江市総合計画」との整合性を図りながら策定されております。  現在の全国計画は、基準年度を平成24年、目標年次を平成34年に、県計画は、基準年度を平成26年、目標年次を平成39年としています。本市の計画は、基準年度を平成28年、目標年次を平成39年としており、国・県との整合性を図る上に大変よい時期に策定がされたものと思います。  本計画は、東近江市の市土をめぐる基本的条件の変化と課題が整理され、基本的条件の変化として、①人口減少社会の到来、②自然環境と美しい景観等の悪化、③安全・安心に対する不安の高まり、④市土管理の主体における状況の変化が挙げられています。  また、基本的条件の変化に伴う課題として、①市土の管理水準の低下、②自然環境の保全や再生、また再生可能な資源、エネルギーの供給の問題、③道路施設、上下水道施設、農業水利施設など社会資本の老朽化、④地方自治を取り巻く状況の変化や増大する財政需要などが挙げられております。  これらの課題を解決するための計画など、市土利用の基本方針及び基本方向が示されております。  全国計画、県計画と市計画を比べてみますと、今回の市計画の特徴としては、「暮らしや産業を支える基盤づくり」に関する市土利用が多く必要とされている点だと思います。  次のような利用計画であります。  ①将来にわたる良好な住環境の保全・整備を進めるために、既成市街地、インターチェンジ周辺や幹線道路沿線において、骨格となる道路整備に合わせた土地利用の誘導が必要とされていること。  ②(仮称)びわこ京阪奈線やスマートインターチェンジなどの新たな広域ネットワークの形成により人や物の流れが変化していくことが予想されることから、アクセス道路の整備や渋滞緩和対策などによる効果も含め、産業創出、物流や広域的な観光の活性化など、市全体の振興につなげること。  ③工業用地については、既存工業団地及び工業系用途地域内の未利用の活用の検討と新たな工業用地の確保を図ること。  ④工場の立地に際しては、地域間を結ぶ国道8号、307号、421号などが通っており、八日市インターチェンジや蒲生スマートインターチェンジを有する交通利便性の高い、市土の特性を踏まえて立地を推進するなど、地域活力の向上を目指した計画であります。  そこで伺います。  (1)土地利用構想図と現況図の比較において大幅に改定されている地域(箇所)と利用区分、おおむねの面積、その利用は、どのように考えているのか、伺います。  (2)リゲインハウス用地の利用区分が変更されていますが、その利用は、どのような目的・手法でやっていこうと考えているのか、伺います。  (3)スマートインター付近(横山町・上羽田町地区)の利用区分が、変更されていますが、その利用はどのような目的・手法でやっていこうと考えているのか、伺います。  (4)今回の市計画の改定内容を、市関連計画の改定にどのように反映させるのか、伺います。  都市計画は、平成30年度から平成31年度に改正予定、農業振興地域整備計画は、平成30年度見直し、森林整備計画は、平成30年4月策定済みとなっています。  御答弁、どうぞよろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 答弁を求めます。  企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 今般策定しました国土利用計画につきましては、県計画を基本として市の区域内における国土利用の方向を示すものであり、今後の土地利用は、個別法に基づく各種計画との整合性を図りながら進めていくこととなります。  今回の国土利用計画の土地利用構想図において、現況図から大きく変更となっている地域としましては、主に農用地及び森林から工業地域を含む宅地として、蒲生スマートインターチェンジ付近、旧リゲインハウス用地、八日市インターチェンジ周辺、能登川北部線計画地周辺などがございます。  平成39年度を目標年次として、およその目標面積は農用地140ヘクタール、森林30ヘクタールが減少し、工業用地を含む宅地160ヘクタール、道路25ヘクタールが増加する予定と定めております。  次に、旧リゲインハウス用地の利用につきましては、隣接している県有地も含めて、従来から滋賀県に対し新産業の創出や企業誘致などの有効活用について幅広く検討し、事業実施に向け取り組まれるよう要望しているところでございます。  蒲生スマートインターチェンジ付近についても優良農地であることから、非常に難しい状況ではございますが、有効な土地利用が図れるよう、個別計画による検討や関係機関と協議を行ってまいります。  また、今後改定を予定している計画につきましては、今回の土地利用構想図が直ちに反映されるというものではございませんが、示された土地利用の方向性を目指して個別計画を改定していきたいと考えております。 ○副議長(大橋保治) 答弁は終わりました。  森田議員。 ○10番(森田德治議員) 御答弁、ありがとうございました。  それでは、再質問を何点かさせていただきます。  今回の国土利用計画については、今日まで課題となっております地域の利用区分の見直しが考慮されており、市政の攻めの姿勢を感じ、市民、行政、議会のベクトルは同じ方向に向いていると感じたところでございます。  それでは、質問いたします。  1点目は、利用区分が変更された地域についての御回答でありますが、私も構想図で利用区分が変更されたと思われる地域の現場を見に行き、どのような目的で変更されたのか、どのような利用が可能なのかについて、想定をいたしました。  12万5,000分の1の地図の比較でございましたので、抜けているところもあったのかなと思いますけれども、先ほど御回答いただきました4つの地域は回らせてもらいましたし、それ以外にも、ちょっと7カ所ほど大きく色が変わっていたというんですか、変更されていた地区を思いますと、旧の能登川地区の北部地域に工業用地に考えられているのではないかというようなところがございましたのと、そして八日市の東部地域の、この辺の土地が産業誘導エリアにも指定されていることも含めまして、工業用地になり、商業用地に使えるのではないかというようなことを想定いたしました。  また、湖東地区の北部地域に産業誘導エリアというのが示されているところにつきましても、いわゆる変更がされていたのではないかと思いまして、今回の国土利用計画についての大幅な区分変更がされたのは、私は7カ所と思っているわけでございますが、この7カ所という形の中で想定してよいのかどうか、お伺いいたします。 ○副議長(大橋保治) 企画部管理監。 ○企画部管理監(瀧澤和久) 今回の土地利用区分の変更につきましては、人口減少への対応でありますとか、産業を支えていくための基盤づくり、あるいは森林、それから農地といったものを、一部、宅地や工業へ転換していくというふうな構想になっております。  今、議員おっしゃいましたようなところも含めて、そういった土地利用の転換を図っていきたいという思いの中で策定しております。  それぞれのところの構想については、ちょっと今後の施策への影響という部分もあろうかと思いますので、一つ一つにはコメントを差し控えさせていただきたいと思いますけれども、そういった観点でやっていただいています。 ○副議長(大橋保治) 森田議員。 ○10番(森田德治議員) ありがとうございます。  その区分見直しの中で、ちょっと関連質問になるかと思いますけれども、今日まで市議会、地域懇談会の場などにおきまして何回も質問・要望されてきました蒲生スマートインターチェンジ周辺の用地ですね、この辺につきまして、今回の国土利用計画の扱いについてお伺いしたいと思います。  3月議会の一般質問でのスマートインター用地の利活用については、蒲生スマートインターチェンジの利便性と豊富な資源を有する当地域の高いポテンシャルを活用すべく、総合計画や国土利用計画に即するとともに、他の土地利用計画とも整合させながら適切な土地利用を図ってまいりたいというような御答弁をいただいていたかと思いますけれども、こういう回答がされておりました中で、今回の国土利用計画の際に、この地域の利用区分の変更がなぜされなかったかなというようなことを思うところでございますし、庁内検討委員会とか、政策推進戦略本部会議で議論をされたかと思いますけれども、そうした議論はあったのかどうか、また県との協議とか調整等がされたのかどうかをお伺いいたします。 ○副議長(大橋保治) 企画部管理監。 ○企画部管理監(瀧澤和久) まず、蒲生スマートインターチェンジ周辺も含めまして、全体の土地利用について、議員の当初の質問にもありましたように、庁内検討会議、それから本部会議、そして外部の委員さんによります検討会も踏まえて、慎重に議論をしてまいった結果ということでございます。  その中で、蒲生スマートインターチェンジ周辺につきましては、さきの3月議会で農林水産部の方からも答弁がありましたように、基本的には優良農地であるということですので、農業で付加価値化を図っていくというのが全体的な現状による土地利用になるのかなというふうに思っております。  しかし、スマートインターチェンジ周辺といいますのは、利便性も高い、非常にポテンシャルを持っている土地でもありますので、そういった点から、今現在、本社機能を持つ会社が立地しておりますが、あの周辺等については、今後もこの企業の規模拡大であるとか、新規立地であるとか、それから沿道サービスであるとか、そういったものの可能性も秘めているのではないかなというふうに思います。  そういうところで、今後に向けての将来の構想、市長がよく言います、10年、20年先を見据えた構想計画を立てるというふうなことに基づいて、将来に向けて可能性というか、市の思いというか、そういったところを示した構想図であるというふうに思っております。 ○副議長(大橋保治) 森田議員。 ○10番(森田德治議員) ありがとうございます。  ただ、スマートインターチェンジの両サイド、北側と南側については、北側が都市計画では産業誘導エリア、南側は歴史文化創造エリアになっておりまして、国土利用計画の位置づけというのは、なかなかその個別の計画との整合性というんですか、その辺の難しさということを感じますし、先日の議員の質問にありましたように、農業振興地域の整備に関する法律の難しさとか、その辺のことを思いますと、そういう慎重な判断がされたのかなと思うわけでございますけれども、今の国土利用計画の状況だけで見ておりますと、10年間はほとんど先が見込めないというような感じを受けておるわけでございますけれども、そうした中で、国土利用計画が基本的な土地の使い方のものだというような考え方からすれば、区分変更をしていただいてもよかったのではないかということでございます。  今、管理監の方が御答弁されましたように、10年先、20年先ということも見込んでやっておられるということでございますので、ただ、地域の皆様方は、ここにつきまして、理事者の皆様が御承知のとおり、地域の活性化を非常に望む起爆剤的な用途として思いがあります。  10年間近く、この問題については、市議会議員も、また地域の皆さんも、声を大きくされて継続されてきたわけでございますので、こうした制度の見直しも、また可能になるときがあるだろうとは思いますけれども、市が積極的に地域の活性化と市有地の利活用の方策を、また考えていただきたいと要望しておきます。  次に、旧リゲインハウス用地の利用区分の変更という形の中で、御答弁いただいております。  利用については、県の用地でもございますので、県に対しまして、新産業の創出や企業誘致などの有効活用などについて要望していくと、また要望しているという回答でございましたけれども、これも3月の議会で答弁がされておりました中で、私が思いましたのは、その利用地に、いわゆる県の映像制作拠点整備の件もあったのではないかなと思って、ちょっと心を豊かにしたんですけれども、市の攻めの姿勢があらわれたと、こういう期待をしていたところでございます。  ただ、このときの部長の回答にもございましたように、総合政策部との意見交換などもされているようでございますし、県の用地といえども、今日までの取得の経緯とか、そういうようなことも県も知っていただくとは思いますので、地域の経済活性化とか観光振興につながるという市の判断でございますので、この今言ったように、新産業の創出とか企業誘致などの要望活動について、それも要望していただきたいとは思いますけれども、目の先に見えた、そのときの質問にもありました千載一遇のチャンスというような位置づけをしていただく中で、県との連携を強めていただきまして、担当部だけではなく、県会議員さんとか国会議員さんの働きかけ、またトップセールスなどの力も検討していただき、この映像制作拠点の誘致に努めていただきたいというような、こういう考え方を持っておりますが、このことについてどのように市がお考えか、質問いたします。 ○副議長(大橋保治) 商工観光部長。 ○商工観光部長(木村義也) ただいま議員が申された映像制作拠点という、固有名詞は出しませんけれども、そういうお話もいただいているというところは事実でございますけれども、それをもって今回の変更を加えていくということではございません。  いろいろ土地活用については、県なり市の方から提案もしていますし、また民間事業者の方から、こういう活用をしたいけれども、用地はないのかというような、そういう申し出等々もございます。  現実には、成果が実っていないということでございますけれども、その中で、土地利用の、そういう市街化調整区域であるというところを何とか打開するための一つとして、国土利用計画に変更を加えて、土地利用の方向性を、一定、市として出すことによって、今後打開していけるのではないかという思いでございますので、先ほど申された特定の企業さんの誘致を視野にということではございません。 ○副議長(大橋保治) 森田議員。 ○10番(森田德治議員) ありがとうございました。  これも、十数年来の地域の方の要望も続いているわけでございますので、県との調整を強力に進めていって、有効な利活用をお願いしたいと思います。  それで、手法等についてという形の中で質問もさせてもらっていたわけでございますが、手法の方法としては、県へ要望するというようなことも一つではあるわけでございますけれども、市の体制というんですか、そういうようなものについて、手法の質問をさせてもらうという位置づけで申し上げたいと思います。  今先ほど来言いましたように、旧リゲインハウス用地の利活用とか、スマートインターチェンジ周辺の利用、また市の中の大きな政策課題というんですか、そういうようなものを長期的に解決をしていくというような体制づくりという絡みの中で、ほかの市町でも取り組んでおられる地域はあると思いますけれども、専門的にそういうことを取り組む部署、また専門職員の配置、これにつきましては、ヘッドハンティングとかというような方法もあるわけでございますけれども、こうした職員配置等についてのお考えをお伺いします。 ○副議長(大橋保治) 副市長。 ○副市長(南川喜代和) 組織のことで御質問いただきました。  この4月にも幾つか組織を変えさせていただいて、新たな組織なり、新たな管理監という位置づけで配置をさせていただいたところでございます。  それぞれのときに、それぞれの対応をさせていただくということで、今の御質問につきましては、ことし企画課の中に企画調整係と政策調整係という係を2つ今回設けまして、昨年は私が政策監でしたが、途中で退職させていただきましたので、政策監が、この4月からは新たに設置もさせていただきましたので、そういった中で対応させていただいていますし、きのうの質問でもありました土地利用等については、政策監を頭にしたプロジェクトチーム、そしてももクロのときにでもプロジェクトチームというような形で対応させていただいております。  それぞれ、その時々に起こることも想定しながら対応させていただくということで、その特化したものの中で組織をということについて、現時点では考えておらないということでございます。 ○副議長(大橋保治) 森田議員。 ○10番(森田德治議員) ありがとうございます。
     現体制を批判するという意味じゃなくて、それをより補完するような、そういうようなことも考えていただいたらどうかという思いの中で申し上げさせてもらいました。  それと、これも試案で、副市長に聞くような形になるのか、ちょっとちゅうちょするところもあるわけでございますが、今の体制がどうかということじゃなくて、実は先般、議員研修で大津の方に行かせてもらいまして、兵庫県の豊岡市であったわけでございますけれども、ローカル・グローバルディングの事業を専門にされます担当の副市長を配属されてきた中で、その副市長を中心に、副市長はもう一人当然おられますので、2人目の副市長ということで配置をされていて、うまく事業を進められていたという形もありましたので、これだけ課題が山積する今の行政状況でございますので、そうした意味におきまして、これは本当に断っておきますけれども、今の副市長がどうだということでは絶対ございませんので、それを間違っていただくと語弊がございますので、もう少しそういうことに専念されるというような感じの副市長などが、生かされたようなケースもちょっと学んできましたので、そんなことをすっとここで言うのはいかがなものかとは思いますけれども、これも一つの手法かなというような思いの中で質問をさせていただきます。  これは、質問というよりも、調査・検討を提案させてもらうということでございますので、御答弁は結構でございます。  それでは、スマートインターチェンジ周辺の用地も含めた中で質問させてもらいました。リゲインハウスにつきましては、以上でございます。  次に、蒲生スマートインターチェンジ周辺用地の利活用についての御答弁もいただきました。  なかなか、優良農地であって、そしてその農地を動かすのには本当に困難だということも、先日の質問の中で聞きましたし、また部長の御答弁も聞いて、何か本当に動くのかなというような心配もしたところでございますけれども、市の方は、個別計画による検討とか関係機関と協議をしていくということでございます。  その辺を進めていただきたいと思いますけれども、蒲生スマートインターチェンジの、先ほど言いましたように、木村地先の利活用は、この先、少し難しいようなことがあるわけでございますので、今回の計画用地における流通業務地というんですか、沿道サービスの立地などが、やっぱり地域の皆様が、工場の誘致というよりも、何か流通業務地、沿道サービスの立地を望んでおられるようにもお聞きしますので、これについての調査・検討が必要と今後思いますけれども、検討すると言っておられるところに、どうですかというお伺いをするのもいかがなものかと思いますけれども、この辺、今日までの10年間のいろんな地域の思いを含めた中で、早急にそういうような研究をしていただくようなことが、市として考えられるかどうかをお伺いします。 ○副議長(大橋保治) 企画部管理監。 ○企画部管理監(瀧澤和久) 今の国土利用計画の中でも、蒲生スマートインターチェンジ周辺については、八日市インターチェンジ周辺ともあわせて交通利便性の高いところであるので、土地の特性を踏まえた立地を推進していくというふうな計画になっております。  今、議員から具体的に沿道の流通であるとか、そういったものを検討してはというふうな御質問でありましたが、現状では、非常に厚い規制がかかっている地域でありますので、まずそこをどうクリアするかというところになってくるのかなというふうに思います。  ただ、それが先か、計画が先か、構想が先かというふうなところであろうかと思いますが、そういった個別の立地、それから計画については、個別法、個別計画の中で具体的にはやっていくということになるわけですけれども、今の状況の中では、なかなか直ちにというところは非常に難しいかなというふうに考えておりますが、先ほども申し上げましたように、将来に向けて非常に高いポテンシャルの地域であるということを念頭に置きながら、計画・構想の推進に当たっていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 森田議員。 ○10番(森田德治議員) ありがとうございます。  管理監のお言葉を聞きまして、何らかの動きもあるのかなというようなことを期待するところでございます。  とにかく、あのインターチェンジも含めまして、蒲生地域におきましては、リゲインハウスなりインターチェンジのことについては、積年の思いでございますので、その辺のことにつきまして、具体的に動けるような体制というんですか、そういうようなことのお願いをしておきたいと思います。  4番目の関連する土地利用計画の策定につきましての質問につきましては、先日の議員の質問でありましたように、政策監を先頭に検討が進められているようでございますので、再質問はいたしません。  関連の土地利用計画は、本市の10年間のまちづくりの基盤となる計画でございます。攻めの姿勢を継続して、市政の発展と市民が幸せに暮らせるまちづくりに役立つ計画にしていただくことをお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○副議長(大橋保治) ここで、暫時休憩とします。  再開は、午前10時40分といたします。                 午前10時25分 休憩                 午前10時40分 再開 ○副議長(大橋保治) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  16番、西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) 通告に従いまして、16番、東近江市民クラブ、西村純次が一般質問を行います。  「滋賀県道路整備アクションプログラム2018」という冊子を4月にいただきました。東近江土木事務所管内の国道・県道・市道・町道を含め、向こう10カ年の計画が示されております。  その中には、事業化検討路線として、いつ俎上にのってくるのか、正直言ってわからないものも含まれています。  今回、私が取り上げたいのは、私自身の身近な道路であります県道13号主要地方道彦根八日市甲西線についてであります。  このうち、特に昭和町信号交差から川合赤坂信号交差までの間は、私が四十数年前に高校へ自転車通学していたときからほとんど変わっておりません。布施町信号交差ができ、コンビニエンスストアができたぐらいでしょうか。  小池化学(株)から北へ260メートルぐらいは、近江鉄道線路側に若干拡幅されておりますが、その道路を四十数年前と同じく自転車で通学している高校生たちがおります。私が通学していたときよりも交通量は格段にふえております。この間、外灯もほとんどありません。  朝の通勤・通学時間帯には、自転車を追い越すことができずに、車が数珠つなぎになることも珍しくありません。  私自身も自転車で通勤することもありましたが、怖くて京セラから御代参街道を利用しておりました。  通学路に関しては、小学生・中学生が優先されることは承知しますが、高校生にも目を向けてやっていただきたいと思うところです。  このようなことを申し上げると、そこは県道だからという言葉が返ってきそうですが、あえて言わせていただくと、国道8号のことに関して、市長はたびたび「五個荘の簗瀬北信号交差の改良工事やバイパス化においても、やはり陳情は大切だ」と、「国道だからといって国に任せていては前に進まない」とおっしゃっておられます。  まさしく、そのとおりであります。県道だからといって、県にお任せより、積極的にプッシュしていただきたいと思うところです。  旧蒲生町から八日市市街へ行く道は、当時、この県道がメイン道路でした。しかるに、川合赤坂信号交差までは、十分とは言えませんが、歩道もあります。合併以前の旧八日市市から見れば、この県道部分は余り重要ではなかったかもしれません。  この部分だけを取り上げると、我田引水に思われますが、旧五個荘町でもそうであります。平坂、伊野部までは歩道のある広い道路があるのに、旧八日市市に入った途端、昔のままであります。この部分はアクションプログラム2018に載っていますので、対応されることと思います。  旧湖東町でも、中岸本町から御河辺橋がそうであります。御河辺橋を含む県道雨降野今在家八日市線は、陳情活動もされています。  市町合併までは、それぞれの事情もあり、市町域の端の方にはなかなか手が回らなかったことも推察できますが、合併して10年以上が経過しました。  市長は、中心市街地の活性化に傾注されておられます。そのことは否定しませんが、中心市街地へ通じる道路整備も積極的に進めていただきたいと思います。  「全ての道はローマに通ず」という言葉があります。中心に向かって、自転車でも車でもスムーズに通れるインフラ整備が必要であると考えます。  さて、そこで質問です。  合併後10年以上がたち、全体として市内周辺地区から八日市を核とする中心市街地への道路計画について、どうお考えかを伺います。  次に、主要地方道彦根八日市甲西線の昭和町信号交差から小今建部上中線までの300メートルはアクションプログラムで計画されていますが、その先、川合赤坂信号交差まではアクションプログラム2018の事業化検討路線にも載っておりません。歩道整備、街路灯整備も含めて、今までに県への要望活動がなされたのか、あれば、その経緯を説明していただきたいし、なければ、今後どうされる予定かをお伺いいたします。  次に、大きく2点目、働き方改革について伺います。  働き方改革関連法案は今国会で審議されており、5月31日に衆議院を通過し、今国会で成立の見通しのようであります。  高度プロフェッショナル制度は、過労死や過労自死の原因につながると言って野党が反発しておりましたが、この制度は、年間104日以上、4週に4日以上は休日を与えなければならないとなっております。  小椋市長は、365日ほぼ休みなくお働きのようですので、休日をしっかりとって御自愛いただきたいと思うところです。  さて、高度プロフェッショナル制度は公務員には直接関係がないと思いますので、長時間労働の是正に関して質問をいたします。  本市職員については、市町合併後に職員数を減らしてきました。そのことは合併によるスケールメリットとして評価されるべきですが、適正な職員配置をする上で職員数はどうでしょうか。  3月議会でも、同様の質問がありました。必要な人員を確保しており、各課の事務量を把握し、適正な配置を行っているとの答弁がありましたが、果たしてどうでしょうか。  時間外勤務の数値を抑えるために、管理職員は「早く帰って」と言うけれども、現実として仕事量がクリアできなければ、何らかの形でそれを実現せざるを得ません。  部署により、また時季により仕事量の変動はあることと思います。繁忙期には、時にサービス残業と言われるものもあるのではないでしょうか。  昔と比べますと、そろばんから電卓へ、そしてコンピュータへと効率化はしておりますが、仕事の質・量は、より広く、より深くなっていると感じます。機械に任せられるものは任せても、どうしてもマンパワーの必要なことも多くあります。  恒常的に時間外勤務が多ければ、人員増もしかるべしと考えますが、ワークライフバランスを鑑みて、どのようにお考えか、伺います。  質問は、以上です。よろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 答弁を求めます。  都市整備部長。 ○都市整備部長(藤島銀二) 大きな1点目の県道整備についての1点目、市内周辺地区から中心市街地へ通じる道路計画の考えについてですが、市内周辺地区と中心市街地をつなぐ道路としては、国道421号や主要地方道の県道が主な道路となっており、県では、今後10年間の国道や県道の具体的な道路整備計画として、県道路整備アクションプログラムを策定し、順次、整備を進められています。  市としましても、中心市街地の活性化や市民の暮らしを支える都市基盤としての国道や県道の整備は大変重要であると考えており、昨年度に行われたアクションプログラムの見直しにおきましても、必要性などについて強く要望したところでございます。  2点目の主要地方道彦根八日市甲西線の整備の要望状況についてですが、市としましては、交通量が多いという状況から、歩道整備の要望とあわせまして、自転車の交通安全に配慮した路面標示の整備も要望しているところです。  しかしながら、県では、蒲生東小学校前などの小・中学校の通学路で歩道整備がされていない区間を優先して実施していることから、通学路の指定がない当該路線は、一部を除いて現段階で整備の予定はないとの見解です。  これらの道路は、県が管理しているため、本来、県が主体的に整備を進めるべきものと考えますが、整備を進めていくためには、地域の思いや実情を訴え、市としても、引き続き要請していかなければならないと考えております。 ○副議長(大橋保治) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 2項目めの働き方改革についてですが、職員数は市町合併後、施設の統廃合、指定管理者制度への移行等により削減してまいりましたが、平成28年度からは新たな行政需要に対応するとともに地方創生の取り組みを鋭意進めるため、増員を図っているところでございます。  また、今年度末には50名近い職員が定年を迎えることとなり、退職補充が急務になっておりますので、ワークライフバランスの観点からも、必要な人員確保ができるようにと考えているところでございます。 ○副議長(大橋保治) 答弁は終わりました。  西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) 答弁をいただきました。何点か再質問をさせていただきます。  中心市街地へ通じる道、これは国道・県道が主であることから、市が直接できないというのは承知をいたしますけれども、合併後十二、三年が経過しております。中央へ通ずる道路整備、本来、もっと早くに着手すべきではなかったかなというふうには思うんですけれども、そこら辺はどうでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部長。 ○都市整備部長(藤島銀二) 中心市街地へ通じる県道・国道ということで、もっと早く整備がという御質問だと思います。  市も合併以降、当然、旧市町を結ぶ道路につきましては、市内の一体性の観点から、当然、重要な道路であるということで、当初より要望をしてまいったところでございます。  なかなか県の方も、多くの道路整備を抱えているという状況がございます。その中で、やはり県としましても選択、そういったところで集中して整備を進めているという現状もございます。  その中で、市民の方の御意見、または今申し上げました市の構想の中で重点的に進めていただく、そういったところについては、当然、合併のときから要望している状況でございます。  道路の整備というのは、用地の関係もございますし、時間がかかるというのは認知してございます。 ○副議長(大橋保治) 西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) 合併当初から、そういうような動きをしていただいているという御答弁でございました。確かに道路整備、それはもう一朝一夕に進むものではございません。そのことも承知をしております。  昨年度のアクションプログラムの見直しに際して強く要望したと、こう御答弁をいただきました。こちらからの要望と、その結果の度合いというのは、どうだったでしょうか。  それと、また市として県に対する要望、それに対する結果、その満足度というのは、いかがなものでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部管理監。 ○都市整備部管理監(田井中外和) 昨年度の県の道路整備アクションプログラムにつきましては、まず重要項目としまして、大型車がすれ違いできるという部分の整備、それと通学路の整備というものが掲げられておりました。  こちらの市の方から県の方に要望した中で、1つは、御河辺橋を含みます県道雨降野今在家八日市線、これ、重要な項目でしたので、これが整備路線に格上げになった、またあるいは通学路の分につきましても、整備する路線に格上げになったというところでは、全てにおいて要望が通ったわけではないんですが、その点におきましては、一応の達成があったかというふうに考えております。 ○副議長(大橋保治) 西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) 市の方としても、優先順位もあろうかと思います。私が今取り上げている道路が果たして優先順位がどうなのかと、そこはあえて聞きませんけれども、よろしくお願いをしたいと思います。  小さく2点目、より具体的な話になりますけれども、主要地方道彦根八日市甲西線の昭和町の交差点から川合の赤坂信号交差、これ、本当に四十数年間、もうほとんど変わっていないという状況でございます。  ほかにも市街地へ通じる道路で長年改修されていないというところもあるんでしょうけれども、私が承知しないだけで、あるかとは思いますけれども、この路線は主要地方道ということもありますし、交通量も1万台ぐらいというようなことを聞いております。  私も、先ほども申し上げましたけれども、たまに自転車通勤するときに、この道、本当に怖い道路でした。ですから、高校生たちもそのような怖い思いをしているんだろうなということを思うと、何とかしてやりたいなという気持ちで、話をさせていただいておるところでございます。  小・中学生の通学路が優先されると、それは先ほども私も申し上げましたけれども、理解もするところですけれども、せめて街路灯、それから防犯灯、何でも結構なんですけれども、照明設備だけでも設置できないものかということも思うんですけれども、そこら辺はどうでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部管理監。 ○都市整備部管理監(田井中外和) 道路の街路灯につきましては、県では、市街地の街路の照明、それと交差点の照明を設置するという方向でされております。  したがいまして、道路全体に照明をするという部分につきましては、県では実施されていないのが現状でございます。 ○副議長(大橋保治) 西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) そうしますと、県道である以上は、基本的に道路上には照明がないという、そういう理解でよろしいんですか。  例えば、今おっしゃった交差点であったりとか、そこら辺は別にして、旧の町道であったり、市道であったり、結構、防犯灯といいますか、街灯が点々とついていますけれども、県道に関しては、それは基本的には全くなしという理解でよろしいでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部長。 ○都市整備部長(藤島銀二) すみません、今申し上げましたのは、道路管理者として道路用の照明としては、県はそういう考え方で設置をするということを申し上げました。  今、議員の方から御指摘がありましたのは、多分、防犯灯という観点で設置すると、そういうことであろうかと思います。  防犯灯ということになりましたら、また県の方に要望するという、そういう違うところでの設置活動というんですか、そういう形の行動をとらなければならないと、そういうふうに考えているところでございます。
    ○副議長(大橋保治) 西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) 私が申し上げたのは、街灯という、防犯灯というような意味合いが強かったので、また違うルートがあれば、ぜひともお願いをしたいというふうに思います。  それから、アクションプログラム、10年のスパンということですけれども、5年ごとに見直しと聞いていますけれども、それでよろしゅうございますか。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部管理監。 ○都市整備部管理監(田井中外和) 道路整備アクションプログラムにつきましては、5年以内ということで見直しをされております。 ○副議長(大橋保治) 西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) 5年以内ということで、そのときにかかわらず、常日ごろからあらゆるルートを使って県の方にプッシュをしていただけたらなと、それから今の街灯の話にしましても、いろんな方法論があるというようなこともお聞きをしましたので、その点、よろしくお願いをしたいと思います。道路の件については、これで終わります。  次、大きく2点目でございますけれども、高度プロフェッショナル制度については、きょうの新聞にもヒアリングのサンプリング数が少ないなどというようなことが書いてございました。これからの働き方の多様性ということを踏まえると、そういうこともありかなと思いながら、それは国会に任せるといたしまして、私が心配しておりますのは、市長の働き方であります。  年中休みなくというふうにお見受けをいたしますので、過労死とは言いませんけれども、何かあったら大変なことでございます。私より4つ先輩でおられます。何かあれば、「ももクロ春の一大事」どころではございません。東近江市の一大事でございます。秘書課も、その点はそんたくをしながら、市長みずからも御身大切に御自愛いただきますように、切にお願いをしておきます。  ワークライフバランスの観点から、人員確保ができるように考えていくと答弁をいただきました。  仕事と生活の調和、そのとおり直訳なんですけれども、働きながら子育てをする人やとか、長時間労働によるストレスで健康を損なう人やとか、そういう人たちが増加したということを背景に、こういう言葉が生まれてきたのかなというふうに思います。  日本では、個人のライフスタイルやとかライフステージに応じた多様な働き方の実現を目指すと、そういう考えで用いられているところでございます。  取り組みとしては、時間外労働の削減であるとか、年次有給休暇の取得の促進、あるいはキャリア能力の開発支援、仕事と育児の両立支援、心身のヘルスケア、こういうことが取り組み方として挙げられるわけでございますけれども、市として、こういう中で、具体的にどのような取り組みをされているのか、ちょっと具体例がありましたら、御紹介いただければと思います。 ○副議長(大橋保治) 総務部次長。 ○総務部次長(久保孝司) 市の職員に対して具体的な取り組みということでございますが、やはり休暇をとりやすい環境づくりというのが大事だと思います。育児休業なり、介護休暇等の、そういう休暇のとりやすい職場づくりというのが大事であると思います。  それと、また一番大きいのは、やっぱり時間外勤務の削減でございます。市としては、ノー残業デーを設けて時間外勤務の削減を行っておりますが、依然として時間外勤務、1人当たりの平均でしますと、月14時間の時間外勤務となっております。  そういう時間外勤務の削減等の取り組みは、やはり所属長として、どれだけマネジメントができるか、その部署、部署で、部署全体で時間外勤務の多い場合は、やむを得ないかと思いますけれども、個人個人が偏って時間外勤務の多い職員が中にはいるかもわかりません。  当然、またそういうことは、業務の分担が偏っているのかなということも考えられますので、そこらをきちんと所属長がマネジメントできるように、研修なり指導を行っているところでございます。 ○副議長(大橋保治) 西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) 具体的な取り組みを御紹介をいただきましたけれども、東近江市の31年問題ということで、職員が大量退職という話も聞いております。その分の補充は当然として、恒常的に時間外勤務が多い部署などは、それなりの増員も考えてあげるべきかなというふうに思います。  先ほどおっしゃったように、時間外勤務の削減、あるいはノー残業デーということで、人に偏ることなく平準化する、アベレージで月14時間というお話を聞きましたけれども、中には、管理職としては、時間外削減のために「早く帰れよ」とか「きょうはノー残業デーや」ということで取り組んだとしても、実際にその仕事のボリュームがあり過ぎて、きょうはノー残業デーで帰るけども、結果として、残った分は、例えば休日に出てきてやったりとか、そういうこともひょっとしたらあるやもしれません。  結局、管理職が、所属長が把握をしていない中で時間外労働が起こったりとか、そういうことも考えられなくもないのかなというふうなことも思います。  そういうことのないように、しっかりと所属長なり管理職員が部下の把握をする、そういうことに努めていただきたいなというふうに思います。  あとは、職員の個々のタレントの部分もあります。手が早い、ぬるいとか、そういうようなこともあろうかとは思いますけれども、先ほども申しましたように、仕事の全体的なボリュームというのは、かなり多くなっているのかなというふうに思いますので、よく言われるのが、同規模の市との職員数の比であったりとか、そういうことはよく言われますけれども、やはり人口規模が同程度であったとしても、その市域の広がりが狭い、広いとか、いろんな状況もございますので、それはそれなりに本市としての考え方なり、先ほど言いましたワークライフバランスということも十分鑑みて、今後とも職員の対応といいますか、よろしくお願いをしたいと思います。  2日ほど前のテレビでしたかね、学生が職場を訪問してということやなしに、今は本当に働き手がないと、企業の方から学生の方に非常にアプローチしているというようなお話も、テレビでも言っておりました。  先月、市でも何かそのようなことをされたと聞いておりますけれども、その成果というのは何かございましたでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 総務部次長。 ○総務部次長(久保孝司) 5月の連休の末に職員の採用の説明会を行いまして、約100名ぐらいの方が参加していただきました。  その中では、やっぱり市の職員としてどういう仕事をしているのかというのを当然紹介もさせていただき、また今現在勤めています市の職員との意見交換なりもさせていただいて、市の仕事の中身というのは、参加者に十分理解していただいたと思いますし、市の職員として東近江市をよくしていくんだという思いで先輩職員も話したと思っていますので、そこらの熱い気持ちが参加者に伝わっていると私は考えております。 ○副議長(大橋保治) 西村純次議員。 ○16番(西村純次議員) そういう先輩職員のアドバイスがあって、より優秀な職員がたくさん本市を受験していただきますように願っております。  職員の福利厚生ということも十分にお願いをいたしまして、これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(大橋保治) 2番、青山議員。 ○2番(青山孝司議員) それでは、通告に従い、東近江市民クラブ、2番、青山孝司が一般質問を行います。  先月、5月14日から18日までの5日間、大津唐崎にあります全国市町村国際文化研修所、通称「JIAM」で行われました市町村議会議員研修へ参加してまいりました。「新人議員のための地方自治の基本」という研修に東近江市議会から鈴木議員、山本議員、私青山の3名で参加してまいりました。  地方自治の基本、地方議会制度、地方議会改革、政策法務、条例、自治体財政、そして分権時代の地方議員に期待されることなどなど盛りだくさんの内容の研修で、全国から70名の新人議員が集まり、グループディスカッションや情報交換などを行い、交流を深めてまいりました。  参加した議員の中には、人口80万人を超える政令指定都市の議員や、人口5,000人弱の町議会議員まで、全く環境や状況の違う地方議員が集まり研修を受けたのですが、その中でよく話題に出ていたのが、やはり少子高齢化問題や人口減少の話題でした。  それぞれの地域で各問題に歯どめをかけるよう、いろいろな対策や政策を打ち出し、問題に取り組んでおられました。  グループディスカッションしている中で、先日、5月30日に激励会が行われました「東近江バイオレッツ」の事例を紹介させていただきました。  「東近江バイオレッツ」とは、東近江市を拠点に活動する滋賀県内初の女子硬式野球社会人クラブチームとして設立し、本年4月に活動を開始し、選手たちが全国各地より東近江市の空家に移り住み、地元企業で働きながら野球で日本一を目指す「地域密着型」の野球チームなんですよと。そのほか、「ももクロ春の一大事」や、地域商社の内容も紹介させていただきました。  全国から参加されていた皆さんは大変興味を持ってくださり、熱心に聞いていただき、できた経緯や仕組みも聞いてくださいました。今後、ますます全国から東近江市への議員視察研修がふえることと思います。  研修を終え感じたことは、東近江市は先進的な事業の取り組みを多くしていること、それに対して市職員の方々、関係各所が真剣に取り組み実行されていることがすばらしいと、改めて感じました。  そして、議会基本条例を有さない自治体議会もある中、東近江市は議会基本条例を制定し、条例の改正や議会改革がよりよく行われており、改めてすばらしい議会だと感じることができました。  二元代表制における議会の役割を十分に自覚し、地方議員としての誇りを持ち活動していきたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  その先進的な観光誘致イベントの一つ、「ももクロ春の一大事」に関して質問いたします。  「ももクロ春の一大事」が東近江市で開催されることが決まり、準備期間が少ない中、本当に連日連夜、遅い時間までかかり準備や調整作業をしていただいたことと思います。  2日間で3万人を超えるお客様を東近江市へ受け入れなければならない、人の流れ、車の流れ、いろんなことが初めての経験だったのではないかと思います。携わられた関係各所の職員さんには、心より敬意を表するところです。  開催前から、2日間で3万人というお客様が東近江市へ訪れるイベントということで、経済効果も大変大きなものが期待されたイベントだったと思いますが、イベントを終え、実際の経済効果や活動成果はどのようなものだったのか、お聞かせください。  当日、会場で物販に参加されていた商工会青年部の「商工戦隊 赤レンジャイ」のSNS上や、その赤レンジャイメンバー個人のSNS上の反応も物すごい反応で、合わせますと約6万人以上の人が何らかの形で反応があったと聞いております。  これらを考えますと、直接イベント会場だけではなく、いろんな方面から東近江市のPRにつながったのではないかと思います。  この「ももクロ春の一大事」という大きなイベントを経験し、学んだことや反省する点、いろいろあると思いますが、今後、東近江市の観光戦略にどのように生かしていくか、またどのように生かせるのか、お考えをお聞かせください。  続いて、地域商社に関してお伺いいたします。  平成29年4月に「東近江プライマリーCo.協議会」を設立し、その後、協議を重ねられ、市内4JAの協力もあり、平成30年4月に、地域商社「株式会社東近江あぐりステーション」の設立をされました。  東近江あぐりステーションの設立趣旨には、東近江市は、約8,500ヘクタールという近畿随一の耕地面積を有しており、そのうち水田が96%を占め、京阪神の食を支えてきた一大穀倉地帯ですが、米の生産調整が平成29年度産をもって終了するなど、水田農業は大きく時代の転換点を迎えています。  こうした大きな変化の中、「儲かる農業」を目指し、新たな仕組みを構築することにより、農業を持続的かつ安定的な職業としていく必要があります。  一方、市内で収穫された農作物が市民に十分供給できていない状況があり、新鮮な地場農産物を市民に安定的に供給できる仕組みが必要とされています。  これらの課題を解決し、将来にわたって農業で夢が描け、地場農産物があふれるまちであるよう、東近江市農業のよりどころとなるよう立ち上げられました。  今後、米の生産から高収益の見込める農作物づくりへと転換していく必要があり、「儲かる農業」にしていくためには、この地域商社「株式会社東近江あぐりステーション」は、今後の東近江市農業にとって大きく期待の持てるところでもあります。  設立後、既に野菜の出荷が始まっているとお聞きしましたが、東近江市には、八日市公設地方卸売市場があります。この地域商社と八日市公設地方卸売市場がどのような関係性で、お互いの利点、そしてまた特徴を生かした運営をしていくのか、今後の展望も含め、お考えをお聞かせください。  そして、今後、農業の仕組みを変えていく上でも大変重要な位置づけにある市内小規模農家への地域商社の内容がうまく周知されていない、いまいち浸透していないように思われるのですが、その周知の方法、現状をお聞かせください。  次に、市内県道改修についてお伺いします。  昨年の12月議会でもお伺いしましたが、御河辺橋改修と、その周辺道路整備についてお伺いします。  昨年12月議会で、「県へ要望をするに当たり、地元の意見を反映していただくことが重要だと考えています。市行政からの要望だけではなく、地元の熱意も伝えていただく必要があると思いますが、地元との連携、熱意が伝わる要望の上げ方に関してどのようにお考えですか、お聞かせください。」と発言させていただきました。  その後、地元経済団体が中心となり、地元企業、地元自治会、まちづくり協議会などが集まり、「県道雨降野今在家八日市線(御河辺橋)整備促進連絡会」が発足され、意見交換が行われました。その後も、市や整備促進連絡会が県への要望を続けていただいているところです。  そこで、お伺いいたします。  要望等御尽力いただいている中での早期実現へ向けた進捗状況について、お聞かせください。  また、整備促進連絡会を発足されましたが、当該地域に住まわれている自治会の皆様の意見をしっかり聞き集約することをされていないと思いますが、お考えをお聞かせください。  以上、明確な答弁をよろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 答弁を求めます。  商工観光部長。 ○商工観光部長(木村義也) 観光戦略推進事業についての御質問に、順次、お答えさせていただきます。  まず、「ももクロ春の一大事」を終えて、その経済効果や活動成果についてですが、会場での物販飲食販売で約2,200万円、軒先パーキングで約630万円、その他宿泊費や飲食代、会場設営費用や関係者弁当の調達、市内観光地での土産の購入、近江鉄道やバス、タクシーの利用等による経済効果がありました。  活動成果についてですが、まず事前告知を含めテレビや新聞など多くのマスメディアに取り上げられて、金額に換算すると、約3億2,000万円の効果と試算しております。  加えて、新聞やテレビ等を見られた多くの市民の皆さんや、ステージで出演いただいた小学生の皆さん、当日、会場へ御来場いただいた市民の皆さんには、地域愛をさらに強めていただいたのではないかというふうに感じております。  また、今回のイベントでは、市民、各種団体や近隣自治会、企業の皆さんの御理解・御協力をいただいておりますことが盛況に終えられた大きな要因というふうに考えており、本市の地域力がさらに向上したものと認識をしております。  「ももクロ春の一大事」の今後の観光戦略への生かし方については、今回のイベントで得られた多くのノウハウを庁内で共有し、各種のイベントやまちづくりに生かしてまいりたいと考えております。  11万5,000人都市であります本市において、3万人規模のイベントが実施でき、実績を残すことができたことは、大きな意味があります。  今回のイベント開催に当たり、徹底した事前準備とおもてなしの心で来場者を迎えたことが、大きな成功につながったものと認識しております。より一層、魅力発信と知名度向上につなげてまいりたいと考えております。 ○副議長(大橋保治) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 大きく2点目の地域商社「東近江あぐりステーション」について、お答えいたします。  東近江あぐりステーションは、4月18日に設立され、5月末にトマト、ミニトマトの初出荷ができたところです。  1点目の八日市公設地方卸売市場との連携についてですが、平成29年度に青果の卸売業者と8回協議を重ねており、先方の意向を踏まえつつ、お互いが発展していけるような運営をしていくこととしております。  例えば、地域商社で集めた新鮮な地元野菜を卸売市場の青果卸売業者へ提供することも視野に入れており、よい連携ができれば、市内の料理店や学校給食等における地場産野菜の使用率の向上にもつながっていくと考えております。  2点目の小規模農家への情報提供については、4月13日の東近江市農業組合長会議、5月30日の農村まるごと保全広域協定運営委員会総会、また6月26日に開講を予定しております「ひがしおうみ晴耕塾」など、あらゆる機会を捉えて農家への周知を図っているところです。  さらに、6月下旬から農業組合長や集落営農の代表者を対象に地域農業の意見交換等を行う「ブロック別地域農業戦略推進会議」を市内10会場で開催する予定をしており、その場で地域商社の取り組みを紹介するとともに、農家向けパンフレットを全農家へ配布いただくよう依頼し、周知を図ってまいります。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部長。 ○都市整備部長(藤島銀二) 大きな3点目の県道改修についての1点目、御河辺橋改修と周辺道路整備の進捗状況についてですが、この路線につきましては、市や民間団体等から、あらゆる機会を捉えて要望活動を実施したこともあり、本年3月末に発表されました県道路整備アクションプログラム2018で事業化する路線として位置づけられました。市といたしましては、早期に事業着手されるよう強く要望してまいります。  2点目の地元自治会の意見聴取と集約についてですが、今後、県が事業手法等の内容を検討されますことから、その中で地域の方々の意向を加味しながら、御意見を聞く機会や時期等について、市も連携し調整してまいります。 ○副議長(大橋保治) 答弁は終わりました。  青山議員。 ○2番(青山孝司議員) 御答弁、ありがとうございました。  まず初めに、「ももクロ春の一大事」、これの事業成果の件ですが、この2日間は、本当にいい天気で、まず天気に恵まれたことが一番よかったなと。もし、これが雨の場合だと、また人の流れ、車の流れ、その他もろもろが全て変わってくるという状況だったので、まず晴れたということが、まず第一に本当によかったなというふうに思っております。  私も会場で物販のお手伝い等をさせていただいておったんですが、本当にいい天気で、2日間で顔が真っ黒になり、行くところ行くところで、何でそんな黒いんやという質問を受けたら、ももクロ焼けですというふうに答えたぐらいの日やけをさせていただきました。  本当に多くの方が、この東近江市へ来場していただきまして、まず無人駅である駅にたくさんの方がおりられる、この状況がニュースなどとかでも流れておりました。  その状況を見て思ったことが、本当に事前の準備、そしてまた周知、いろんなところへの声かけ、この辺が大変だったのだなというふうなことを推測させていただきました。  その中で、こういう状況に持っていっていただいたこと、本当に感謝を申し上げたいなというふうに思っております。  その中で、まず事前告知も含め、テレビや新聞など数多くのマスメディアに取り上げられたという答弁がございましたが、その中で、商工観光の木村部長の方もテレビに出られておりまして、その内容も見させていただいたんですが、もう少しその辺を細かく、どのぐらいの範囲、どの程度取材を受けられて、どういうような形で掲載されたのかというところを詳しくお聞かせください。 ○副議長(大橋保治) 商工観光部長。 ○商工観光部長(木村義也) マスコミに取り上げられた具体的なところで、もう少し言わせていただきますと、新聞におきましては、12社、41回、取り上げていただきました。
     内訳としましては、地方紙を含む一般紙が6社、35回、スポーツ紙が6社、6回ということでございます。  掲載された新聞の記事、総面積でいきますと、新聞紙面の6ページを超える面積を、このももクロイベントで東近江市という形で掲載をいただいたというところでございます。  それを、先ほど広告効果というふうに言わせていただいたんですけれども、新聞に広告として掲載した場合に幾ら要るだろうという形の計算をさせていただいたら、新聞の部分について、約1億500万円という数字でございます。  また、テレビにつきましては、8社、17回が放送していただきました。地上波デジタルで7社、13回、東近江スマイルネット1社で4回ございました。総放映時間、東近江市のももクロの部分だけを各番組で放送された、その部分だけを足しますと、約2時間半の時間をそれぞれ割いていただいて報道いただいたというところでございます。  これも、同じようにテレビコマーシャルとして、この2時間半放送したら幾らになるだろうかという計算をしますと、2億1,500万円、合わせて3億2,000万円と、本議会の冒頭で市長が挨拶のときにさせていただいた数値でございます。  そのほか、インターネット放送のニコニコ動画というのがございますけれども、これが、当日、生放送をやっておりまして、4月21日、2日目でございますけれども、日曜日、全国で160万人の方がライブ放送をその時間に見ておられたという数値も残ってございます。 ○副議長(大橋保治) 青山議員。 ○2番(青山孝司議員) ありがとうございます。  詳しく内容を聞くと、すごい効果だなというふうなことを改めて感じさせていただいております。  さすが全国ネットのアイドルグループだなと、その人たちについてくるファンの方々、この方々の力もうまく利用すると、こういう効果が生まれるということが、このイベントの中でも学べたことかなというふうに思っております。  いかに、ファンをつくるか、これが大事なことで、PRにとっては、これがまず第一の条件かなということも感じたところではないでしょうか。  その中で、人も多く来られる、そしてまた車の移動も多くあるという中、近隣に住んでおられる方々の御協力もなければ、このイベントはうまくいかなかったのかなというふうなことも思いますが、市に対して何か苦情など、その辺の電話があったのかどうか、その辺、お聞かせください。 ○副議長(大橋保治) 商工観光部長。 ○商工観光部長(木村義也) 4月21日、22日、2日間のこのももクロのイベントで、市の方といたしましては、当然、事前に近隣の住民の方々には御説明にも上がり、また企業さんの方にも回らせていただいて、周知をさせていただいているという状況で、当日、この2日間、市の職員を、市役所に苦情窓口というものを設置させていただいて、朝の7時から夜の11時ごろまで、苦情、いろいろ事前の部分、事後の部分ございますので、対応をさせていただいたところ、2日間で苦情の件数はほとんどございませんでした。具体的に言いますと、たったのという言い方は失礼ですけれども、2件ということでございます。  1件につきましては、ヘリコプターが、マスコミのヘリコプターだと思うんですけれども、上空を取材している、その騒音がうるさいというものと、もう1件は、シャトルバスが通行されている部分で、回送されているときに、少しスピードが出ているんではないですかというようなことがございましたので、主催者側の方に申し入れたという、その2件でございます。 ○副議長(大橋保治) 青山議員。 ○2番(青山孝司議員) ありがとうございます。  これだけの大きなイベントの中、市に寄せられた苦情の件数が少なく、2回だったということ、これはもう本当に住民の皆様方の御協力のおかげかなというところもあります。  ただ、表に出ていない部分で、もしかしたら何らかの事情があり、連絡もしなかった、そしてまた迷惑をこうむったというお話があるかもしれませんので、しっかりと情報を収集していただいて、今後につなげていただきたいなというふうに思っております。  たくさんのお客様が東近江市に来たということで、ぜひともまたもう一度、この東近江市に訪れていただきたい、今後も継続してこの東近江市のいいところを多くの方々に見ていただきたいというふうに思うんですが、その後の動きとして、例えばももクロファンがまた訪れたとか、そういうふうな情報がありましたら、お聞かせください。 ○副議長(大橋保治) 商工観光部長。 ○商工観光部長(木村義也) イベントが終わってからの取り組みということで、現在、「ももクロ春の一大事2018思い出巡りスタンプラリー」というのをさせていただいております。  これにつきましては、5月10日から7月1日までの期間なんですけれども、携帯アプリの中で、ももクロのメンバーが訪れた場所をめぐっていただこうと、ももクロファンの中では、ももクロが行ったところは聖地というふうに言われている、またそこへ回るというような、そういうことをされる方が多いですので、それに対応するということで、現在、スタンプラリー、携帯アプリでさせていただいておりまして、それも近江商人屋敷とか博物館、また市内の大手のスーパーとか布引グリーンスタジアム、黒丸のパーキングエリア、太郎坊宮等々を回っていただいたところを、そのスタンプの場所という形でめぐっていただくということで、6月10日現在で約2,000人の方が登録をいただいて、順次、回っていただいていると。同じく、6月10日現在で達成された方が315人おられるというふうに聞いております。 ○副議長(大橋保治) 青山議員。 ○2番(青山孝司議員) ありがとうございます。  こちらも、予想以上の人に登録していただき、そしてまた訪れているというところでございます。  本当に大きなイベントをすると、その後、どういう効果が生まれるかというところもしっかりとまた検証していただいて、こういうことをどんどん展開していっていただきたいなというふうに思います。  その後、市内の店舗等にも、ももクロファンの方々が訪れたというお話も何件か聞いたりもしております。  本当にいろんなところでのいいPR効果が、このイベントを通じてできたのかなというふうに思いますので、ぜひこのプロの興行のPRの手法ですよね、その辺をしっかりともう一度検証していただいて、参考にしていただいて、東近江市のPRにもつなげていただきたいなというふうに思います。  それでは、次に移らせていただきます。  東近江あぐりステーションについて御答弁いただきました。その中で、幾つか御確認させていただきます。  まず、「既にトマト・ミニトマトの出荷ができたところです」と御答弁の中にありましたが、そのほかこの東近江市内で出荷できる品目、そしてまた出荷体制ができている農家、企業さん、その辺の情報を、おわかりになりましたら、教えていただきたいと思います。 ○副議長(大橋保治) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 現時点は、まだ立ち上がったばっかりということで、いろいろなところに販路を広げる取り組み、また生産者を回る取り組みを進めているところでございますけれども、トマト・ミニトマト以外に出しているところとしましては、外食産業でチェーンを持つ、県内に多くの店を持つところと交渉をしておりまして、そこへの出荷も始まっているというような状況でございます。  また、トマト・ミニトマトのところと、今、いろいろ交渉しまして、そこを中心にといいますか、さらに広げていけるように取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(大橋保治) 青山議員。 ○2番(青山孝司議員) ありがとうございます。  立ち上がったばっかりで、これからが本当に大変だなというふうなビジョンも持っております。卸売市場と、そしてまたこの地域商社、内容を、余り情報をとらなくて、この話を聞きますと、2つの動きが同じようなところで、どういうふうに進めていくんやというお話をよく聞きます。  ぜひとも、両方東近江市の大切な財産でございますから、うまくその辺が相乗効果を持って、この東近江市の農業に今後十分つないでいかれますようによろしくお願いしたいというふうに思います。  農作物の流通を変えるためのこの地域商社、そしてそのほかにも、この地域商社で今後やろうと思っていること、考えておられることがありましたら、御紹介願いたいと思います。 ○副議長(大橋保治) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 現在は、先ほど申し上げたような取り組みをしているところでございますけれども、さらに地域商社の経営を安定させていくためには、やはり市で農の幅を広げたり、ロスの縮減とかを考えていかなきゃいけないという中で、加工の部分も視野に入れた取り組みが必要なのかなと思っております。  例えば、やはり今、家族が少なくなってきていて、お野菜が丸ごと1つ使えないというような中で、例えば半分に切るだけでも結構売れるようになるというような部分もございますので、そういった簡単な1次加工など、そういったところから始められないかということで、ちょっといろいろ検討は進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○副議長(大橋保治) 青山議員。 ○2番(青山孝司議員) ありがとうございます。  本当に今、全国的にこの農業問題、後継者を含め大きな問題となっております。その中での、この東近江市としての新しい取り組み、本当に期待される部分が大きいものだというふうに私も感じております。  2つ目の、その中で小規模事業者への情報提供、PR活動ですよね、この辺がいまいちうまくいっていないのかなという印象を受けております。  その中で、いろんな答弁にもありました委員会総会での周知内容であったりとか、「ひがしおうみ晴耕塾」ですか、その辺でのPRをしていきたいというふうにお答えいただきましたが、今現状の出荷がスタートした内容ですよね。実際に、現状のところ、農作物をつくりながら出荷できる体制ではないという、本当に小規模農業の方もおられると思うんです。  農業組合長のところに周知しても、やっぱりそこまで行くのになかなか周知ができないという部分もあるかとは思いますので、ぜひそこまでしっかりと周知ができるような体制もとっていただいてのPRもしていただきたいなというふうに思います。  本当に期待できるところではございますので、しっかりと詰めていってもらいまして、利益も上げながら、この東近江市農業のレベルアップ、そしてまた流通の改革をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  地域商社の部分は閉じさせていただきまして、続きまして県道改修、御河辺橋の質問の方に入らせていただきます。  県道路整備アクションプログラム2018で事業化する路線として位置づけられたという御答弁をいただきました。  その中で、先ほども言いましたが、連絡会の設置もあり、意見集約ができているような形にはなっているんですが、実際、地元に住んでおられる方々、御河辺橋かけかえ、そしてまた県道の改修、できる方向になったけれども、現状、本当にできるのか、今どういう話になっているんやと、かける位置も含め、本当に心配をされておられます。  中岸本の道、自治会の中を走るくねくねとした道、あそこを改修しないと、今、高校に通っておられる方々、本当に危ない思いをされております。一刻も早くそういうのを解消したいという思いが、地元の方は持っておられます。  その中で、地元の思い、その辺を集約する仕組みがうまくできていないのかなというふうに思いますが、その辺の見解をお聞かせください。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部管理監。 ○都市整備部管理監(田井中外和) 御河辺橋につきましては、答弁させていただきましたとおり、道路整備アクションプログラムでようやく事業化されるということになりました。  まだ、これが3月に発表されたばかりでして、県の方もまだその事業化が決まったことだけでして、次のステップに移っている状況ではないという状況です。  ルート選定とかというお話があちこちで出ておりますが、ルート選定につきましては、経済性とかネットワークの構築とか、そういったものもろもろの要素というものが、それも必要になってまいります。  そういった点で、県の方の大枠的なものをまずは示していただいた上で、そこに一緒に市が乗って、意見集約の方向を考えていきたいというようなところを思っております。 ○副議長(大橋保治) 青山議員。 ○2番(青山孝司議員) ありがとうございます。  今後、県が事業着手の方法と内容を検討されて、そしてその後にまた意見を聞きにいくという御回答だったというふうに理解しますが、ぜひとももう少し早い段階で地元への説明、現状報告、今、こういうふうになっている。だから、地域としてまとまって進んでいかなければいけないというところも含めての説明に入っていただきたいなと、これは私の思いですけれども、この辺を伝えさせていただいておきます。  今回の質問で、ももクロ、そしてまた地域商社と、東近江市の新しい取り組みを質問させていただきました。  先日の山本議員の質問の中にもありましたが、「東近江イズム。」、まさにこの新しい歴史をつくるような形のものが「東近江イズム。」となって浸透していくものだというふうに思っております。  このももクロの事業展開、そしてまた勉強したことが、各市町に広がること、お隣の彦根市であったり、近江八幡市であったり、また草津市であったり、そしてまた滋賀県全体に、この新しい取り組み、そしてまた思い切ったこの東近江市の決断・行動ですよね、その辺が滋賀県内に広まって、この東近江市がリーダーシップを持って地域の観光であったり、経済であったり、その辺を引っ張っていけるような内容をどんどん進めていただきたいというふうな思いを込めて、質問を閉じさせていただきます。  ありがとうございました。 ○副議長(大橋保治) ここで、暫時休憩とします。  再開は、午後1時とします。                 午前11時53分 休憩                 午後 1時00分 再開 ○副議長(大橋保治) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  7番、田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) 午後からもよろしくお願いします。  東近江市民クラブの田井中丈三でございます。議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  まず1点目、農業振興における基盤整備事業予算の充実についてでございます。  東近江市は、愛知川や日野川の肥沃で広大な扇状地である湖東平野を形成しておりますことから、8,470ヘクタールという近畿最大の農地面積と県下最大の農業生産額を誇っております。  その基幹産業である農業と、その基盤である農村、それを良好な姿で次世代に引き継いでいくための振興策として、平成28年7月に「東近江市農村振興基本計画」、いわゆる「アグリプラン」が策定されました。まさに、その成否は、東近江市の農業・農村の未来を決定づけると言っても過言ではありません。  そのアグリプランの第4章「東近江市の農村振興に関する施策の基本方針」におきまして、農業・農村の未来のための農業基盤整備の重要性を示されております。圃場条件や農業水利施設の整備や保全管理の必要性を示しておられます。  その具体策として、本年度予算に計上されておりますのが、八日市地区の約680ヘクタールを対象に、農地再編整備として国営で行う予定の大規模圃場整備事業のための調査であります。  また、それ以外にも、能登川地区では、県のアセットマネジメント中長期計画、いわゆる農業基盤施設の長寿命化計画に基づき、約955ヘクタールの受益面積に対する農業水利施設9基の保全合理化として、県営かんがい排水事業について、本年度の新規事業採択が予定されております。その事業規模は、約10億円が見込まれております。  そこで、次年度以降の予算編成を見据えまして、アグリプランに基づく現在の東近江市の事業に取り組む姿勢について、以下の質問をいたします。  (1)現在計画や実施されている市内の圃場整備やかんがい排水事業など主要な土地改良事業につきまして、その概要と予定事業費、またその事業負担割合、特に地元負担金割合はどうなっていますか。  (2)それぞれの事業の事業負担割合について、国の示されているガイドラインの率はどう示されていますか。  (3)過去視察した近隣県等は、土地改良等基盤整備事業において、県や市独自で国のガイドラインを上回る補助により、地元農業者等の負担を軽減し、産業政策として農業を推進する姿勢を明確にされているところもありました。それは、ひいては国の危機管理でもある食料政策にもつながります。本県と本市独自の取り組み状況はいかがですか。  なお、繰り返しになりますが、この質問は今後の予算編成作業に向けまして、まず基礎的な現状をお伺いし、基幹産業である農業の予算措置に、さらなる検討をお願いするものでございます。  大きく2点目、市道における占用工事の路面復旧について、お伺いをいたします。  道路法第32条による道路占用の許可制度は、市道の地下または地上に、道路機能に支障を来さない範囲で構造物を設置できるという制度で、上下水道や電気、電話やネットなどの通信、都市ガスなど、そのほとんどが市民生活に欠くことのできないライフラインと呼ばれるものです。  また農業・工業用水などの産業に欠かせないもの、時には観光や施設案内ボードなど市の発展に期するものなど、さまざまなものが道路内に設置され、私たちの生活や産業の根幹を支えてくれています。  このうち、特に地下に埋設されているのが、パイプラインと呼ばれる送水施設であります。  また、最近では、電柱・電線による都市景観の破壊が問題となり、電気や通信電線の地中化を積極的に進めるための法律等も施行されております。  さきにも述べたように、この占用許可の制度は、道路機能に支障を与えない範囲で生活や産業に欠かせない設備を設置することが大前提の制度であります。  道路築造時に計画的に埋設されたものもありますが、そのほとんどは、既に供用されている道路において、舗装の一部をカッターで切断し、その下部を掘削して掘り下げ、必要な施設を埋設するという方法がとられています。  このような施設の特徴は、道路内に縦断的に、つまり道路内に車線に沿って長距離にわたって埋設した上、そこから各家庭などに枝分かれするように住宅や事業所の全てに道路を横断し、パイプライン等を入れる工事となります。要は、継ぎはぎだらけの舗装になりかねないということです。  工事施工時点にも、通行どめ等で一時的に市民生活に支障を与えますが、ただし今回指摘したいのは、既に使っている道路内に、こういった占用工事をした際の舗装の復旧範囲が不十分で、市民生活に支障を来たしたり、道路交通に危険を生じさせるケースが散見され、復旧の基準が市民生活の快適性や安全性に向かずに、占用者の費用負担が増大とならないことに配慮され過ぎているのではないかと感じられる点です。  まず、道路の延長方向に掘った際の復旧では、四輪車や二輪車がストレスなく通行できるよう、車線の中に継ぎ目がないよう復旧すべきで、継ぎ目があると、特に二輪車、自転車などは、全般に危険ですし、特に自転車は、わずかな継ぎ目でもハンドルをとられ、大変危険となります。  次に、道路の横断方向に掘った場合は、その前後両方のどこかに継ぎ目が生じてしまうことは、避けられないことです。  しかし、その箇所には、必ず通過車両による騒音と振動が生じてしまいます。  わずかな段差でも、10トンを超える大型トレーラーが中速や高速で通りますと、寝ていても飛び起きるほどの騒音と、家が揺れ、地震と感じるほどの振動が生じることがあります。
     その継ぎ目を可能な限り少なくするためには、横断箇所1カ所ごとに掘った幅をわずかに広げた範囲で舗装復旧をするのではなく、横断1カ所当たりの復旧延長を長くとったり、近接した箇所はまとめて全体を復旧することに加え、その工事の完成時の検査は、積載車等を実際走らせてみて音や振動をチェックする等、段差管理をしっかりし、市民生活にマイナスとならないよう万全を期していくべきだと思います。  また、このことは、不要な道路修繕予算を生じさせないためにも、大変重要なことでもあります。  そこで、以下の質問にお答えください。  (1)市道占用は、どういった施設に許可を出されていますか。また、昨年度の申請件数は何件ですか。  (2)申請から完成まで、どのような手順で適正な計画から施工までをチェックされていますか。  (3)復旧基準が不明瞭で、現場担当者の裁量範囲が大き過ぎるような気がします。安全面や不要な道路修繕予算を生じさせないよう、舗装の復旧は掘削部に加え、どの程度の幅を復旧されているのでしょうか。  縦断的には、車線の中に継ぎ目がないようにすべきです。横断的には、大型車の長さ以上の復旧延長を基本に基準の改定をすべきと考えますが、いかがですか。  (4)舗装復旧範囲を決めるときに、施工管理技士等専門職の意見を参考に加味すべきと思いますが、いかがですか。  (5)完成の検査においても、関係者や専門職に立ち合いを求め、実際に積載車両等を走行させて行うべきと思いますが、いかがですか。  (6)工事完成検査後も、一定期間内に再度点検をし、沈下等が生じている場合、占用者に修繕を行ってもらうべきと思いますが、いかがですか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 答弁を求めます。  農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 大きく1点目、農業振興における基盤整備事業予算の充実について、お答えいたします。  1点目の市内の土地改良事業の概要、予定事業費、負担割合ですが、まず近隣市町とともに取り組んでいる国営かんがい排水事業が、湖東平野地区250億円、日野川地区36億円、大中の湖地区48億円で、一般事業分の負担割合は国3分の2、県17%、市6%、地元10.4%です。  これらとあわせて行う国営付帯県営かんがい排水事業が、湖東平野1期地区34億円、日野川地区19億円で、負担割合は、国50%、県25%、市10%、地元15%です。  また、県営かんがい排水事業能登川地区は9億5,000万円で、負担割合は、国50%、県25%、市5%、地元20%です。  一方、県営経営体育成基盤整備事業の小脇地区が7億7,000万円で、負担割合は国50%、県27.5%、市5%、地元17.5%、尻無北部地区が6億1,000万円で、負担割合は、国50%、県27.5%、市11.25%、地元11.25%です。  また、県営中山間地域総合整備事業の相谷地区は8億7,000万円で、負担割合は、国55%、県30%、市7.5%、地元7.5%です。  2点目の各事業の国のガイドラインの率については、国営かんがい排水事業は、国3分の2、県17%、市6%、県営かんがい排水事業は、国50%、県25%、市10%、県営経営体育成基盤整備事業は、国50%、県27.5%、市10%、県営中山間地域総合整備事業は、国55%、県30%、市10%です。  3点目の国のガイドラインを上回る補助についてですが、市の負担割合は、尻無北部地区のように他の事業の進捗を図るためにガイドラインを超えて負担している事例はありますが、原則、ガイドラインを市の負担上限とし、本市で行われた過去の同種事業と整合性をとって設定しています。  なお、県は基本的にはガイドラインに沿って負担をしています。ガイドラインは標準的な指針であり、自治体ごとに財政状況や地域事情等が大きく異なるため、負担割合は各自治体が主体的に決定するものと認識しております。  本市では、土地改良事業は受益者が特定され、特定の農地や施設の資産価値が向上する性質を持っていることなどを考慮し、地元負担を超えない範囲で市の負担を設定しております。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部長。 ○都市整備部長(藤島銀二) 大きな2点目の市道における占用工事の路面復旧についての1点目、市道占用の許可を出している施設と昨年度の申請件数についてですが、許可施設は、上下水道、電気、通信及びガス管等であり、申請件数は432件です。  2点目の申請から完成までどのような手順で計画や施工をチェックしているのかについてですが、占用者から提出された申請書は、東近江市道路占用規則に基づきまして、占用の目的、占用物の構造等を審査し、条件を付して許可をしています。  占用者は、許可条件に基づき施工し、市では、現地や工事写真により確認を行っております。  3点目の舗装復旧幅や基準の改定についてですが、市では、県の「道路の掘削ならびに復旧実施要領」に準じて、路面復旧範囲を決定することとしております。  占用工事完了時に掘削幅で仮復旧をし、一定期間経過後、掘削幅の両側に影響範囲として40センチメートルを加えたものが本復旧の幅となっております。  基準の改定については、他市においても県の要領に準じており、基準を変えると、県道・市道間や隣接市町間で影響範囲が変わるなどの弊害が生じるため、現在のところは考えておりません。  4点目の施工管理技士等専門職の意向を加味した舗装復旧範囲についてですが、舗装復旧範囲につきましては、県の要領に準じ判断をしているところでございます。  しかしながら、道路等の状況に応じ必要な場合には、専門的知識のある職員が立ち会いをし、判断をしていきたいと考えております。  5点目の完成の検査における関係者や専門職の立ち会いによる積載車等の走行についてですが、舗装復旧工事の完了後、施工のふぐあいによる騒音や振動等がある場合には、直ちに占用者に改善を指示することになるため、改めて関係者や専門職の立ち会いによる走行試験は必要がないと考えているところでございます。  6点目の完成検査後の占用者による修繕責任についてですが、占用条件の中で2年間の瑕疵担保期間があり、その間の沈下やふぐあい等につきましては、占用者が修繕を行うこととなっております。 ○副議長(大橋保治) 答弁は終わりました。  田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) 御答弁、ありがとうございました。  それでは、少し御答弁いただいた内容について、わからない点、もう少しお聞きしたい点等、御質問をさせていただきます。  まずは、土地改良事業のことをお聞きをいたしました。この質問、くどいようですが、あくまでも今後の予算もいずれ秋ごろから、次年度予算も編成されるというような時期を前にして、この6月議会で御質問をあえてさせていただきました。  そういう意味では、アグリプランに基づく前向きのいろんな御検討をお願いしたいということを、この中で住民さんの意見としてお伝えしていきたいという目的でございます。  先ほど御答弁いただいた内容につきまして、私の質問も悪いんでしょうが、数字をすごくたくさんお答えをいただくような形になってしまいました。  恐らく議場の中の方々、またテレビをごらんの方々、何が何やわからなかったような形になってしまっただろうと思いますし、私自身も何とかメモしましたが、今、整理できる状況でもございませんので、質問の中身については、ちょっとそれを慎重にまた見せていただいて、しなければいけないことがいっぱい出てくるだろうとは思いますが、今、お伺いした範囲で質問をさせていただきたいと思います。  先ほどの質問でも申し上げましたが、この農業政策というのは、市にとって非常に重要な産業政策であるとともに、国にとっては危機管理としての食料政策、エネルギー政策とか、その他医療とか教育とか、いろんな重要政策がある中で、食料政策というのも非常に重要な危機管理の一つであろうかと思います。  その国の部分をどう担うということじゃなくて、やはり基幹産業として近畿一の耕地面積を持つ東近江市ですから、ここをある程度しっかりとやっていくというのは、非常に重要なことになろうかと思いますので、そこら辺は重視されているということで、このアグリプランというのをお立てになっているんだろうと思いますし、非常にその内容には期待をしているところでございます。  先ほど、ことし調査をされる国営の圃場整備事業につきまして、地元負担の率等は入っていなかったんですけれども、この事業につきましては、ある程度想定する率はお持ちなんだろうと思いますが、公表はできないということだろうと思います。  ただ、これはかなり国の方針に沿った農地集積というのをしっかりやられる事業というふうにもお伺いしておりますし、また東近江市にとって、稲作中心から野菜転換等をしていくためにも、非常に重要な事業ということで、それを特別どうされているということでなく、国の補助も大きいですし、地元負担は必然的に非常に小さくなってくる事業というふうにはお伺いしていますし、それがどうとかというようなことを申し上げるつもりは当然ございません。しっかりとお進めいただきたいと思っております。  ただ、ほかの事業につきましても、どうしてもこの農業負担というのは、基盤整備の部分についてかなり大きく農業者に係ってまいりますので、そこら辺をぜひ十分に御配慮いただくような今後御検討がいただけないかなというのが、質問の趣旨でございます。  まず、お伺いしたいのが、先ほど私も質問の中でガイドラインとだけ申し上げましたが、この国が示すガイドラインというのがどういうものかについて、どういうところに載っていて、どういう意味合いを持っているかということをお答えいただけますでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 農林水産部理事。 ○農林水産部理事(中江靖浩) ガイドラインのことでございますが、ガイドラインは、農林水産省が都道府県に対しまして、国営事業や県営事業を国庫補助事業として遂行するのに当たりまして、地方公共団体が標準的な費用負担の水準を指針として農村振興局長名で通知しているというものでございます。 ○副議長(大橋保治) 田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) ありがとうございます。  もう1点お伺いしたいのは、その例えばガイドラインというものがございまして、市でその事業に対してガイドラインに沿うような補助をするのかというのは、最終的には決めるということになろうかと思うんですが、例えばそういう事業を申請なり採択という段階になって、そのガイドラインを守っているというか、沿っている市と沿っていない部分がある市とで、採択について影響があるということはないんでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 農林水産部理事。 ○農林水産部理事(中江靖浩) 先ほど申しましたように、あくまでガイドラインは指針でございますので、守る、守らないというのは、それぞれの公共団体に委ねられているということでございます。  国の方としましては、極力守ってほしいという希望はあるかもしれませんが、それによって採択が左右されるということはございません。 ○副議長(大橋保治) 田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) ありがとうございます。  先ほど市の補助率からガイドラインの率まで、ずっと御答弁をいただきました。私が申し上げたいのは、やはりそのガイドラインというものがございますので、そういうことも十分配慮いただきながら、今後もアグリプランというのを進めるに当たって、今後の土地改良事業にどう支援していくかというのは、真摯に検討をぜひいただけないかということを申し上げたいと思います。  少し気になったのは、先ほども負担割合をお答えいただく中で、国営事業等については、ガイドラインどおりに補助されて、県営事業については、ちょっと抑えぎみという言葉が皆さんのお気持ちとして正しいのかどうかわかりませんが、小さくなっているような気がいたしますが、ここら辺、国営事業と県営事業で何か差等ございますのでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 農林水産部理事。 ○農林水産部理事(中江靖浩) 国営事業と県営事業で特別差をつけるという気持ちはございませんが、やっぱり国営事業の場合ですと、影響範囲が広うございますし、我々の東近江市だけで取り組まれているというよりも、他市に及んでおりますので、やっぱりその辺は、ほかの市町と歩調を並べていかなあかんというようなこともございます。  また、国営事業の場合は、特に農業者の要望というよりも、市町からの要望というような事業に支えられている部分もございますので、やっぱり国に要望していく上で、国の示したガイドラインを守ってほしいというような国の意向に沿わざるを得ないという部分は多ございますし、先ほど部長が答弁しましたように、それに付帯する県営かんがい排水事業については、一体的に整備をされますので、やっぱりこの辺は一体的に国の方が見られるというようなことから、ガイドラインに沿っているという御理解をいただければいいと思います。 ○副議長(大橋保治) 田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) もう1点お伺いしたいのが、先ほどの御答弁の中で、かんがい排水事業の中で、国営付帯の県営かんがい排水事業というのがあると、国営と一緒にやるという意味なんでしょうけれども、それと普通の県営かんがい排水事業があると。それで、市の負担割合が、ガイドライン上は多分一緒だと思うんですけれども、変えられているという部分がございますが、ここは何か理由というか、何かここのところをちょっと詳しく教えていただきたいんですが。 ○副議長(大橋保治) 農林水産部理事。 ○農林水産部理事(中江靖浩) 先ほどの国営事業のときにも答弁させてもらいましたように、国営事業と一体的にやる県営かんがい排水事業ということで、上流部の方、いわゆる受益面積が多いとこは国営事業でやっていて、それの下流部を切り分けて県営事業でやっているというような性格のものでございますので、受益農家にとったら、国営と県営を一緒になって施工してもらっているという見解でございます。  当然、受益範囲も1市だけじゃなくて複数の町なりにも及んでいるということでございますので、その辺については、やっぱり市としては区別をしているということでございます。  制度的に国営関連県営かんがい排水事業というものがあるわけではございません。あくまで、それは我々の中で国営関連として位置づけていると、こういうことでございます。 ○副議長(大橋保治) 田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) ありがとうございます。  何度も申しますが、今、状況の現状をお伺いして、今後、ぜひ御検討をというような意味で申し上げていますし、御答弁の中に、たしか今の市の負担率は、過去の経過を基準にしてというような御答弁があったと思います。過去の同種事業と整合性をとるというお言葉だったと思うんですけれども、もう一つおっしゃったのは、県は基本的にガイドラインを守っておられますよというような御答弁もあったと思います。  ただ、アグリプランをお立てになった、いわゆる平成28年、これは逆に言うと、今後の市の将来を見据えてお立てになっていることがあろうかと思います。それの初期段階の、今、状況でもございますので、そのアグリプランというものの重要性にも鑑みまして、ぜひそういうことの御配慮をいただくような、今後、予算編成においての御配慮をよろしくお願いしたいと思います。  土地改良に携わる方々は、もっともっとガイドラインのことについて、しっかりとその差を聞いてほしいというような方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は現状をお伺いするという主眼でございますので、恐らく私が言いたいことの意味というのは、かなりよくおわかりいただけているとも思いますので、ここにとどめさせていただきたいと思いますし、今後に期待させてもいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いしたいと思います。  次に、道路占用について、お伺いをしたいと思います。  この復旧範囲につきましてですが、まず復旧範囲というよりも、申請件数が432件というようなことで、1日に直したら2件以上出てくるというような、押しなべたらそうなるというようなことで、びっくりしたんですけれども、この中で申請件数の多いものとか、それから総延長の長いものって、どんなものがございますでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部長。 ○都市整備部長(藤島銀二) 申請件数及び総延長が長い占用物と申しますのは、両方とも上水道施設ということになってございます。 ○副議長(大橋保治) 田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) ありがとうございました。  御答弁の中で、県の基準に基本的には合わせているということと、それから他市町との均衡ということもあるというようなことは、御答弁の中でいただきました。  ただ、市民の安全・安心という部分にもかかわるお話ですし、それも大事ですし、もう一つは、ここをいいかげんにしますと、道路修繕予算が、市が将来的にそこの分がだめになったときに早く負担せんならん、たくさん負担せんならんというようなことにもなりますので、ぜひそういうことを避けていただくための方針を市独自で、ほかの市町以上になるかもしれませんが、市独自でお持ちいただきたいというのが、私の質問の主眼でございます。  ちなみに、これ、県の方の基準でございますが、ちょっとテレビでも見えないでしょうけれども、ちょっとこう見ると、継ぎはぎだらけにどうしてもなってしまうような嫌いがあろうかと思います。  その中で、例えば今日までに、この占用工事の復旧というものの不十分さが原因で何か事故等が起こって、市の瑕疵によって補償をした事故が起こったというような事例は、余り過去までは無理でしょうけど、ここ二、三年で何か起きていますでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 都市整備部長。 ○都市整備部長(藤島銀二) 占用による舗装の復旧が原因で、そういった事故補償をした、そういうことは現在のところございません。  今後についても、事故が発生しないように、そういった占用に対する復旧については、適正な指導をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(大橋保治) 田井中議員。 ○7番(田井中丈三議員) ないということで、安心をいたしました。  車道内に縦にずばっと切れているような状態になるということは、それが例えば1キロほど続いていたとしまして、それが全部陥没するなんていうことは通常あり得ないですけれども、ごく一部、50センチほどが、一、二センチ陥没しただけでも、自転車にとったら非常に怖い状況になろうかと思いますので、そういう意味でも、車線の中にそういう継ぎ目がないようなぜひ御検討をいただきたいというのが、この質問させていただいている主眼でございます。  それがあるということは、結局、道路管理者、いわゆる市、特に道路部局が背負われるリスクが高いということになって、やはり占用者も安く上げたいでしょうけど、少なくとも適正な基準まで復旧いただくというのは、非常に理にかなったお話だろうと思って御質問しております。そういう意味で、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  今回の質問は、土地改良、それから占用工事について御質問をさせていただきましたし、今後も、これについて引き続き見守らせていただき、また必要な御質問もさせていただきたいと思います。  今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げまして、私のこの6月議会での質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○副議長(大橋保治) 14番、安田議員。 ○14番(安田高玄議員) 議長の許可を得ましたので、14番、太陽クラブ、安田高玄が一般質問を行います。  厚生労働省の発表によると、県の平均寿命は、男性全国1位(81.78歳)、女性全国4位(87.57歳)、健康寿命男性全国2位(79.47歳)、女性全国3位(84.03歳)でした。  これを受けて、先日、滋賀県健康寿命推進課が平均寿命・健康寿命要因分析結果を公表されました。  これによると、その要因は、健康な生活習慣を持っている人が多く、それを支える生活環境が整っていることに関連性があるとされています。  しかしながら、平均寿命と健康寿命との差は、縮まっていないのが現状です。  つまり、介護を必要とされている期間が短くなっていないということです。また、高齢化が進む中、介護を必要とされる方はふえていくと考えられます。
     本市において、第2次東近江市総合計画の中で、暮らしに係る課題は、2040年の高齢化率が34.2%と見込まれる中、今後も医療や介護を必要とする人、さらには認知症高齢者がふえることが予測されます。  高齢者の多くは、介護が必要になっても現在の住居に住み続けることを望んでおり、住みなれた場所で安心して暮らし続けることができる環境整備や、高齢者の能力を地域で生かすことが求められています。  市民の健康面については、急速な高齢化の進行や生活習慣の変化によって疾病構造が変化し、がん、循環器疾患、糖尿病等を患う人が増加するとともに、生活習慣病の重症化による要介護状態になる人も増加していき、対応が課題となっています。  また、地域生活課題を解決し、地域福祉を推進するため、第2次東近江市地域福祉計画が策定され、その基本理念は「共に見守り支え合い豊かに暮らせるまち」とし、福祉サービスの充実や地域での共助づくりを進めていくとのことですが、市民の中には、「介護サービスや福祉を今以上に充実させてほしい」「思うような要介護認定が出ない」などの声が聞かれます。今後の本市予算の上でも扶助費の比率が上がっていくことが予測されます。  そこで、質問させていただきます。  本市において、要支援や要介護認定を希望されておられる方や、その家族への説明や手続は、どのように進めていますか。  次に、要支援・要介護認定を受けておられる方の状況や現状を把握していますか。また、その要介護度別人数についても、お答えください。  本市において「介護保険運営協議会」がありますが、どのような役目、働きを担っているのでしょうか。また、会議内容や審議結果、市長への答申等は公表しているのでしょうか。お答えください。  それと、平成30年度から第7期東近江市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画が始まったところですが、第6期の実績及び成果、また課題や第7期へつなげる内容のものがあれば、具体的にお答えください。  いずれにせよ、多くの方が介護の経験をされることでしょう。本市のみならず、全国的に高齢化は避けては通れない事態です。高齢者の方、支援や介護を必要とされる方、またその御家族にも笑顔が見られる施策や事業の展開が必要であると思います。  大きく2つ目の質問ですが、今月2日、3日に開催された、「びわ湖 東近江 SEA TO SUMMIT 2018」においては、本市の豊かな自然や文化など、本市の魅力を、県内はもちろん、全国へ発信できたのではないでしょうか。  しかし、今の子どもたちは、自然に触れる機会が非常に少ないと感じています。  本市は、琵琶湖から鈴鹿の山々、身近では田畑や小川、四季折々を楽しませてくれる公園など自然の宝庫であると思います。  自然を学ぶ、自然に触れる、体験するなど、子どものみならず、市民の皆さんが自然に触れ合う事業について、質問させていただきます。  まず初めに、学ぶという点においては、河辺いきものの森は最適であると思います。1年を通じて、目や耳で、鼻で、自然を体感できる場所であり、その活用は大変重要であると考えますが、年間の重立った事業や活用方法、また来場者の人数及び利用内容について、お答えください。  次に、計画中である八日市布引ライフ組合立布引斎苑前の(仮称)布引の森整備事業ですが、そのコンセプトと趣旨、目的は、どのようなものですか。また、完成予定日はいつですか。お答えください。  自然豊かなまちに住んでいながら、なかなか自然に触れようとしない、自然に触れる機会を逃している方が多いと思います。  東近江市の四季を楽しませてくれる施設や公園も、たくさんあります。自然の有効活用と自然に触れることにより、身体のリフレッシュになることにもつながると思います。  以上、私の質問は終わりますが、発言の機会をいただきましたことを感謝しつつ、市長はじめ市幹部の方におかれましては、明確・明快な御答弁をよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 ○副議長(大橋保治) 答弁を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 安田議員の大きく1点目、福祉・介護について、順次、お答えいたします。  1点目、要支援や要介護認定の説明や手続の進め方についてでございますが、初めての方は本庁や支所にある地域包括支援センターで相談を受け、介護保険制度や制度外での支援について説明し、必要に応じ要介護認定を受けるための申請をしていただきます。  その後は、認定調査員による調査と主治医意見書等をもとに、介護認定審査会で審査判定を行い、市が要介護認定を行います。  2点目、本市の要支援・要介護認定状況の把握と要介護度別の人数についてですが、市全体の要介護度別人数及び介護サービスの利用状況については、毎月把握をしております。  市で把握している今年5月末の要介護度別の人数は、要支援1は641人、要支援2は658人、要介護1は1,082人、要介護2は782人、要介護3は555人、要介護4は611人、要介護5は360人、合計4,689人となっております。  3点目、介護保険運営協議会の役割と会議、審議内容の公表についてですが、介護保険運営協議会は、介護保険事業計画の策定や進行管理など、介護保険事業の運営に関する重要事項を審議するための市長の附属機関として設置しているものです。  会議は、傍聴を認めているほか、会議録の閲覧をはじめ会議資料を市ホームページに掲載するなど、審議内容の公開を原則としています。  4点目、第6期計画の実績・成果及び課題と第7期へつなげる内容についてですが、第6期は、要支援・要介護認定者数及びサービス利用量が計画値よりも下回りました。  この要因としては、認定者数は介護予防の成果によるもの、サービス利用量は、認定状況の微増に加え、地域密着型サービス事業所の未整備によるものと考えております。  このことから、第7期においては、介護予防等に力を入れ、健康寿命を延ばす取り組みなどを引き続き実施し、計画的な地域密着型サービスの整備を行うことで、住みなれた地域で誰もが安心して暮らし続けることができるまちを目指しているところでございます。 ○副議長(大橋保治) 市民環境部長。 ○市民環境部長(大和田 聡) それでは、安田議員の御質問の大きく2つ目、自然に触れ合う事業についての1点目、河辺いきものの森の主な事業と活用方法、利用者数と利用内容について、お答えを申し上げます。  河辺いきものの森の最も重要な事業は、環境教育による次世代育成事業でございまして、愛知川左岸の貴重な平地林を活用して、自然環境の大切さや環境保全意識の醸成に努めているところでございます。  昨年度の利用者総数は1万7,416名で、利用者の内容は、児童・生徒・学生などの団体の利用が1万883名、一般の利用が6,533名となっており、団体利用が6割を超えているのが、河辺いきものの森の特徴と言えます。  また、自然に直接触れていただくことができることから、植物や生き物を対象とした自然環境学習の場として御利用いただいております。  2点目でございますが、(仮称)布引の森整備事業のコンセプトと趣旨・目的についてでございます。  (仮称)布引の森整備事業につきましては、「人・自然・生きものが織りなす心が解き放たれる森」をコンセプトに、生物多様性の確保や自然環境の保全、自然と人との触れ合いを推進するため、自然環境学習の場、生き物との触れ合いの場を提供するとともに、訪れる人たちの交流・健康増進・リフレッシュに寄与することを目的とするものでございます。  次に、施設の完成予定でございますが、平成34年度をオープン目標として整備を進めております。なお、オープン後におきましても、森林の間伐や園路整備などを継続的に行うことで、箱物の完成で終わらせるのではなく、昔の里山をよみがえらせる事業として、市民の皆様から愛着をお持ちいただける施設として有効活用してまいりたいと考えているところでございます。 ○副議長(大橋保治) 答弁は終わりました。  安田議員。 ○14番(安田高玄議員) 丁寧な御答弁、ありがとうございました。  幾つか再質問させていただきます。  まず最初に、福祉・介護についてですが、最初に要支援・要介護認定の説明や手続、確かにこれはもうほぼほぼ国の方でもされている内容であろうかと思います。もう間違いのないところだと思っております。  ただ、これも私、先日御相談されたというか、お話しされたことが1件ありまして、それは娘さんなんですが、自分のお父様が体調を崩して病院に入っておられた。その病院に入っていて、数カ月で体調が戻ってきたということで退院されてきた。けれども、もともとそのお父様は、御近所でも触れ合うこと、人と接することが苦手な方であったとお聞きし、ただ、娘さんが御心配されているのは、ほぼほぼ家の中に、テレビの前に座っておられるというのは、さすがに見かねると。やはり、一歩でも外に出てもらう、また少し歩いてもらうとか、そういったことが必要であろうかなという御相談で、そういった場があるんですかという質問で、私もなかなか不勉強なところで、早速、健康福祉部の方に御相談というか、ちょっと話を聞かせていただいたところ、具体的な話もあったんですが、東近江市福祉センターハートピアを御紹介いただきました。  早速、そこへ向かい、そちらの担当の職員さんとお話ししたところ、かなり丁寧に説明していただきました。いろんなそういった方の対応として、囲碁や将棋のサークルであったり、女性が主ですけれども、手芸であったり、また場合によっては、秋には陶芸など、そういったこともされていると。だから、御近所では少し出にくいけれども、東近江市福祉センターハートピアであれば、市全体であるんで、来やすいんですよというところがあった。  確かに、私もこれ、話を聞くと、そうなんですけれども、その相談された方は、私と少し知り合いであったことから、お声かけいただいたけれど、一般の方には、なかなかこの支所であったり、また本庁、またこういった東近江市福祉センターハートピアの方に、みずからの足で出向いて相談するかというと、かなり敷居は高いと感じております。  そういったことに関して、健康福祉部ではどのようなお考えでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 現在、本市では、本庁をはじめ身近な地域で相談ができるようにということで、各支所を地域包括支援センターのブランチとして位置づけまして、相談員を配置して、相談に応じているところでございます。  また、本庁や支所の窓口に行くのが難しいという方につきましては、そのような方がおられた場合につきましては、直接、職員や相談員が自宅を訪問して対応しているというところでございます。  また、ケアマネジャーとか、また地域の生活支援サポーター、そして民生児童委員の皆様方、そして先ほど議員も申されました社協の職員からも、市役所、また支所の方へつながるように、日ごろから連絡・連携をとっておりますので、お気軽に相談いただければと考えております。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ありがとうございます。  そうですね、ぜひぜひもう民生委員さんのお力もかりながら、地域で何とかできるだけ対応できるようにお願いしたいところです。  それと、今、御答弁の中に、お気軽にという話もあったんですが、なかなか難しい案件というか、難しい問題でもあろうかと思います。  ただ、先ほど言ったとおり、敷居が高い、出向くのがなかなか難しいのであれば、これは他の市町でやっておられるか私も確認はしていないんですが、特に防災であるとか、そしてから健康寿命であるとか、健康食品、食育とかでは、いろんなイベント時にブースを設けて、御相談する場所を設けておられます。  ただ、介護と限定すると、なかなか、また余計難しいのかもわからないですけれども、ただ、それに福祉関係、また健康寿命関係という形でブースを設けて、その一角の中に介護という部分も盛り込んでいただいて、そういう相談窓口があれば、少し足を踏み入れやすいんかなと、そういったことも考えられるんですが、いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) そうですね、今、御提案いただきましたように、いろんなイベントでそういう窓口が必要かなと、私も考えております。  今現在、毎年秋に開催しております健康フェアというのがございまして、健康をはじめ福祉全般の相談コーナーを設けさせていただきまして、そこで相談を受けるような場所も設けさせていただいているんですけれども、しかし介護、また障害等の相談については、本当にデリケートな部分がございまして、プライバシーや、個々のケースの聞き取りが本当に大変重要かなと思っております。  こうしたイベント等での相談は、主に啓発や相談窓口の紹介を主として行っておりますことから、これからも市民に気軽に相談できる体制づくりというのを構築してまいりたいと考えております。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ありがとうございます。ぜひとも、お願いいたします。  続いて、本市の要支援・要介護認定状況ということで、私なりに少し県内を調べさせていただいたら、ここの本市であったり、この近辺、東近江圏域、どれぐらいの数字かなというところで、県内においても、東近江市は少し低い数字だった。介護を要支援する人が少し少ない、決定的なものはないんですが、少し少ない。また介護度別の状況も、1級から2級、2級から3級、上がっていく比率も少し低くという数字があらわれてきました。  そういったことを踏まえて、私の中で、一般市民の方から、東近江市は介護認定の進みが遅いんではないかと、そういうお声がちらほら聞かれてくるんですが、本市においてそういった声は耳に入っているのか、またそういうお声があった場合、どのような返答というか、説明をされているんでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 今、議員御指摘いただきました、いわゆる介護度が低いのと違うかとか、その辺の話については、全くゼロとは申し上げませんが、大きくは聞いておらない状況であると私は認識しております。  介護認定審査につきましては、全国一律の基準に基づきまして、介護の手間がどれだけ必要かなどについて、公平かつ的確に行っている状況でございます。  また、どの審査委員も同じ基準になるように、1審査会の委員を固定せずに審査する、ローテーションで審査していくなど、公平な対応に心がけているというところでございます。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ぜひともお願いしたいと思います。  これは、介護御本人はもとより、その御家族にとっては、これが余り進まない、認定がうまくいっていないんじゃないかという危惧されている部分があるんで、これはもう丁寧に説明してもらうのと同時に、やはり特にその御家族にとっては、少しでも安心できるような内容を盛り込んでもらうと、ただ、全然進んでいないという、それ一点張りよりも、少しそういった説明も加えてあげると、少し安心されるので、そういった対応の方もよろしくお願いいたします。  次に、介護保険運営協議会の内容なんですけれども、市長の直轄ということで、市長の方にもほぼほぼ意見等は流れているという理解はしております。  また、これが今の4点目に上げました第6期から第7期、こういった計画についても策定されているということなんですが、これは第6期から第7期、確認ですけれども、一応、3年間というので1期になるんでしょうかね。 ○副議長(大橋保治) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 今、議員が申されましたように、1期は3年ということで、これは本市だけではなく、全国一律でございます。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ありがとうございます。  今、4点目に上げました第6期から第7期の課題、またそういったことで、御答弁の中に「介護予防等に力を入れていく」、これ、具体的な内容があれば、お答えください。 ○副議長(大橋保治) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) まず、先ほど一番冒頭に御答弁申し上げました、いわゆる本市の状況が第6期、第7期に変わらなかった。そして、また議員も御承知かと思いますけど、いわゆる介護保険料が第6期・第7期同額であるということからも、本市の今まで実施してきた介護予防が間違っていなかったという自信のもと、今までさせていただいています、専門職が地域に出ていって、いわゆる体操なり、そしてまたいろんな物を使った機能訓練をまた重点的に、そして今まで以上に地域で実施できるように幅を広げてまいりたいなと思っておりますし、それからサロン事業というのが、御承知だと思うんですけれども、特に介護予防に近年力を入れていただいておりまして、それが地域の、例えばスポーツ推進委員さん、それから健康推進委員さんが中心となり、また地域の自治会の福祉委員さんが中心となって、新たな介護予防の要素を入れたサロンも実施していただいていますので、そういう広がりをもっと大きくしてまいりたいなと考えております。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ありがとうございます。  ぜひとも、きめ細やかな対応の方、また事業をお願いいたします。  福祉や介護、かなり今冒頭にもあったように、ナイーブなことで、余り人様に大っぴらにというのは、なかなか難しい部分もあるんで、地味にやるしかないのも一つかなと思うところでもございます。  また、これも以前に少しあった話なんですが、先ほど東近江市福祉センターハートピアへお邪魔したというお話をしたんですけれども、そこでも大変丁寧な説明をいただいた中で、帰り際に、御本人さんのお名前は何て方ですかと質問されました。さすがに、私も第三者的な人間であるんで、ましてプライバシーもあるんで、名前は差し控えさせていただくというように話したところです。  多分、担当者の方は、名前を聞くことによって、いろんな情報のもとで、その方にできるだけ手厚い内容のものを用意しようかなという思いがあったのであろうと、私は察するに、そう思っております。  そういったことから、この特に介護というものは、外部に、特に御家族も含めて、余り表でという部分は、非常に危惧される方が多く見られるんで、ぜひともこれは、もちろん地道な活動も大事ですけれども、そういったとこにも少し気を使っていただければ非常にありがたいなと思うところですので、よろしくお願いいたします。  次に、移ります。  河辺いきものの森の内容だったんですけれども、自然に触れ合う、これは非常に大事である。  私らの時代、皆さんも同様ですけど、私らの年代であれば、子どものころ、ほぼほぼ外で遊んで、小川で遊ぶ、今の時期であれば、カエルを捕まえる、ごくごく自然な形で、そういったところに触れていた。  しかしながら、近年においては、非常に少ない。私も農家ですので、目の前には田んぼがあります。けれども、なかなか子どもが外で遊んでいる姿というのは、非常に少ないということで、この河辺いきものの森は、非常にいい場所であるかと思っておるところです。  先ほど冒頭でも話しましたように、勉強の場でもある、自然に触れ合う場でもある、非常に大事であると思っています。  また、これ、県内に幾つかこういった施設があろうかと思いますが、特にこの河辺いきものの森の特徴、うちの市のものである。ここがこんなふうにいいんだよという部分があれば、お答えください。 ○副議長(大橋保治) 市民環境部管理監。 ○市民環境部管理監(太田和政) 河辺いきものの森のよいところ、特徴的なところについて、御答弁させていただきます。  平地で一定の面積がある河辺で今残っているところは、全国的にも珍しいということを聞いております。  その近辺の森には見られない植生的な特徴が、河辺いきものの森にはございます。
     それは、以前の洪水などによって、鈴鹿の山々から流れてきた種子が河辺林にたどり着き、愛知川の伏流水と相まって山地性の植物が生育しているという特徴もございます。  また、森の管理と環境教育の運営サイトが同じであるため、質の高い利用や、日々変わる森の様子に対する安全管理が可能となってございます。  具体的には、スズメバチがあそこの木にきょうはついているよとか、そういうようなことが安全面として可能となってございます。  ほかにも、「やまのこ」の授業にも受け入れをさせていただいておりますが、各学校・団体がやりたいことを選ぶメニュー方式ではなく、事前に教師と何回も打ち合わせをして、いろんな要望を聞き取って、オーダーメードのプログラムを組んでございます。  このようなことから、河辺いきものの森に訪れた子どもたちは、「とっても楽しかった。また行きたい」というリピーターの増加につながっていることもございます。  そのような面が県内に8施設、同様の施設がありますが、ここ近年、団体の予約数がふえている要因と考えております。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ありがとうございます。  ぜひとも、この特徴あるところを伸ばしていただきたいなと思うところでもございます。  そこで、市内には、自然公園というものが幾つかあります。私の地元でもある稲垂湿地、これは少し特徴があるんですが、御存じでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 市民環境部長。 ○市民環境部長(大和田 聡) 大変勉強不足で、申しわけございません。勉強させていただければと思います。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) 稲垂湿地というのは、県内でも幾つか湿地帯がある。その中には、ハッチョウトンボであるとか、食虫植物が生息しています。これは、県内でかなり少ない場所と言われております。  私の子どものころには、企業さんが来るということであった場所を、ただただほったらかしだというのが現状なんですけど、ただここにそういった生き物がある。これ、自分の自治会の子ども会のところでは、親子でその場所を訪れて、自然に触れ合うというか、ほぼ勉強に近い、また学芸員さんもお願いをして説明もいただく、そういった場面のところです。  これ、非常に自分とこをPRするわけではないんですが、ぜひこういった場面も、いきものの森、すばらしいんで、どこかの場面で紹介する場があれば、こんなとこも市にはあるんですよという部分も大事かなと思っておるんで、ぜひともいいかなと思うところでもございます。  そのことを踏まえて、自然に触れ合うこと、それも遊びも踏まえてです。このことは、子どもたちの教育も含めて、どういったところにメリット、大きな部分があるかと、どういうようにお考えでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 市民環境部長。 ○市民環境部長(大和田 聡) 勉強させていただきまして、ありがとうございました。  ただいまの自然に触れること、自然の中で遊ぶことについてのメリットという御質問だというふうに解釈いたします。  ありのままの自然を直接見たりさわったりすることで、改めてそれまで見過ごしてきた自然を感じ、また興味を持っていただき、さらに自然を観察する力を養っていただくことができればと常々考えております。  特に、本市の豊かで多様性のある自然でございます。この中で、次代を担う子どもたちに、こういった自然と触れ合う貴重な体験、かけがえのない思い出をたくさんつくっていただきたいということで、こういった施設も十分に利活用していただければと思いますし、そういったことから、本市、東近江市に愛着や誇りを持つ大人へと成長していってほしいなという願いも込めているところでございます。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ありがとうございます。  今おっしゃったとおり、まさしくそのとおりであろうかと思います。  今、市には、河辺いきものの森、また今進行中でもあります(仮称)布引の森というのがあるんで、こういった施設がうまく利用されて、子どもたちのみならず、親子であったり、そういったサークル活動等にも活用されることが望ましいと思うところでもございます。  最後になりますが、副市長にお尋ねというか、お言葉をいただきたいんですが、副市長は、日ごろからスポーツ少年団などに精通されている、また御指導いただいているということで、子どもさんの目、また親御さんからの御意見、親御さんの目、そういったスポーツを通じて教育、人間教育も含めてですが、そういったことと同時に、今、自然を相手にして、こうやって自然に親しむ、これも一つの学習の場でもある。  そういったことから、副市長はどのような御意見、また思い、これはもう副市長の思いで結構ですんで、お言葉、よろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 副市長。 ○副市長(南川喜代和) 自然に触れ合うこと、端的に申しまして、子どもたちにとって大変大切なことであるということは思います。  しかしながら、私の思いということなんですけれども、ここにおられる方のほとんどの方が、自然に触れ合うという生き方をしてきたのではなく、自然とともに生きてきたということだと感じます。  そのことから考えますと、今の子どもたちに、こういった自然を楽しんでもらうという、その考え方自体がいかがなものかなと、そういったことも考える時期ではないのかなというように思います。  河辺いきものの森では、例えばドングリを持って帰るのは2つか3つまでと聞いていますし、それはその生態系の問題もあるので、花は取ってはいけないですよとか、そういったいろんなことを教えているということで、それは子どもたちにとって学ぶ力であるとか考える力になっていると思うので、そういったことを通じた授業については、市で行っておることで、大変重要であって、今の子どもたちには大変大切ではあるということですけれども、ゲームで失敗したら、リセットしたら全てがもう一遍一から戻ると、自然というもの、また生きているものとしては、そんな簡単に戻れないよという、そういったことを根本から教えるということも必要なのかなということを感じます。  答えになっておりませんが、以上でございます。 ○副議長(大橋保治) 安田議員。 ○14番(安田高玄議員) ありがとうございます。  副市長の思いと受けとめさせていただきます。  確かに、子どもたちにとっても、この今の時代、今の時代という言葉は、私はそれほど好きではないんですが、今の時代、どうしてもなかなか自然に触れ合う機会が非常に少なくなっている。  これ、親にしてもそうです。子どもさんをお持ちの保護者にとっても、同様のことが言えるかと思います。  ぜひ、ほんの少しでもいいから、自然に触れる、これがまた本市のPRになる、自然に豊かな琵琶湖から鈴鹿の山々、こんな大自然を持っている本市を生かすべきと私は思っております。  また、冒頭にも話しました介護についても、地道に、着実に活動の方をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いし、質問を終わります。  ありがとうございました。 ○副議長(大橋保治) 3番、櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) 議席番号3番、太陽クラブ、櫻直美が一般質問させていただきます。  やぶから棒ですが、皆さんは、この春、お花見をされましたでしょうか。地球温暖化の影響からか、近年は桜前線の北上が早まり、親戚・友人と集まってお花見ができるのがどの週末になるのかが、年々読みにくくなってまいりました。この議場にいらっしゃる皆様も、あちらこちらで春の会議やイベント、行事などで、「桜の花の季節になりました」とか、そういう御挨拶をされてこられたんではないかというふうに思います。  この春、多くの入学式では、すっかり葉桜となってしまい、新しいランドセル、新しい制服に身を包んだ小・中新1年生が桜の花の下で入学の高揚感を感じたり、記念撮影をしたりすることができなかったことを、私は少々残念に思っております。  桜は、古くは万葉集にも多く詠まれ、現在もさまざまな人気歌手に歌われるなど、老若男女に愛されてきました。日本で暮らす者にとって、これほど心に深く根差した花は、ほかに類を見ないと思います。  そんな桜ですが、皆さんは、この東近江市に「幻の桜」と呼ばれる桜があるのを御存じでしょうか。  永源寺の境内にあったことから、「永源寺」という和名がついた里桜なのですが、長く自生が途絶えてしまっておりました。  20年近く前に、その苗木が埼玉県の農場にあることを知った当時の永源寺商工会女性部の皆さんが、千本桜を目指して永源寺地域に植樹をしてくださったおかげで、今、私たちはその永源寺桜を楽しむことができるようになっています。  植樹の道のりは、長く険しいものであったそうです。あるときは苗木を担いで山を登り、あるときは植樹した大量の苗木がシカにやられて全滅してしまい、皆でがっくり肩を落とし、またあるときは、せっかく植えた木を切らねばならなくなるなど、本当に多くの困難の中で事業を進めてこられたということでした。  ことしの春、市内各校が葉桜で桜のない入学式を迎えた中、永源寺の小・中学校に植えられた永源寺桜だけが入学式に見事な花を咲かせ、新1年生を迎えてくれたと聞いております。  この永源寺桜は、遅咲きの桜であるため、ことしのように開花が早まると、入学式の時期に見ごろとなるのです。  そこで、市にお尋ねいたします。  まず1つ目、今後、市内の幼保・小・中学校に永源寺桜を植樹する考えはありますでしょうか。  これまで、小・中学校や認定こども園が整備されてきましたが、永源寺地域以外で永源寺桜が園や学校に植えられたという話を聞きません。せっかく市内発祥の桜があるのですから、「私の学校には私たちの市、東近江市固有の桜があった」、そう卒業してからも誇りに思ってもらいたいと考えますが、いかがでしょうか。  次に、2つ目、永源寺桜の植樹を市内で振興することで、市民の一体感を育む考えはありますでしょうか。  東近江市は合併して12年を経過しますが、旧市町の地元意識が強く、時に排他的で、東近江市全体の一体感が希薄と感じることが私はございます。  私は、合併後に他市から引っ越してきたので、地域を分け隔てる意識は当初はほとんどありませんでした。今も「自分は東近江市の議員だ」、そう思って働いております。しかし、「旧市町ごとに縄張りがある」とおっしゃられる市民も少なくありません。  もちろん、自分の住んでいる地域についてよく理解し、行動することは必要だと思います。でも、同時にほかの地域のことも気にかけ、市全体のバランスを考えることも重要だと考えます。  そこで、東近江市永源寺桜を永源寺地域のものとして捉えるのではなく、東近江市固有の桜として市民みんなで愛し、広めることで、市民の一体感を高めてはどうかと思います。  1カ所につき一本でも二本でも結構です。市内で植樹の機会があれば、ぜひ永源寺桜も植えましょうと、そういうキャンペーンをやっていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。  3つ目、この永源寺桜は、花弁が大きく、かつ幾つもの花がきゅっと集まって咲きます。つぼみはピンクです。開くと白くなっていくという、上品かつ可憐な花です。若い人に人気の写真投稿サイトで皆さんが注目してくださる、いわゆる「インスタ映え」もいたします。  今後、桜前線の北上の早まりを考慮し、他の市町の小・中学校にも、遅咲きの桜である永源寺桜の植樹をお勧めすれば、喜ばれるのではないでしょうか。  もしも、日本中の小・中学校で永源寺桜を見ることができるようになれば、ソメイヨシノの「吉野」の名が知られているように、「永源寺」の名が全国に知れ渡ることになり、永源寺、ひいては東近江市の知名度を上げ、将来的には、発祥の地である永源寺での「お花見」が観光資源となることも夢ではないと考えます。  ぜひ、永源寺桜の植樹を他の市町の小・中学校に振興することについて、市の考えをお聞かせください。  大きく2つ目、公共機関・自治会館等のインターネット上の地図表示について、お尋ねいたします。  近年、インターネット・スマートフォンの普及で、若い世代の情報収集、特に場所の確認については、ネット検索をされることが非常に多くなりました。東近江市に転入を検討される方のほとんどが、グーグルマップ等での地図検索サイトを使われると思います。  市のホームページでもグーグルマップを張りつけておられますので、その汎用性の高さは御理解いただけるものと存じます。  そこには、市の主な施設はおおむね載っておりますが、残念なことに、全て正しい表示になっているわけではありません。  例えば、定住移住政策のかなめとも言える東近江市空家バンクの「住まいるバンク」は、地図上に登録はされていません。住所を入れて、ストリートビューという機能で場所の写真を表示させても、大きな看板が出ているわけではないので、遠方から来られる方には、「本当にこの場所で合っているのか」、そう不安を与えているのではないか、そのように思います。  また、市の施設である「湖東学校給食センター」は、施設名を入力すると2カ所が表示され、片方は誤表記となっています。移転・廃業した民間の保育所・学童保育所もしかり、統廃合された市の幼稚園・保育園なども、多数地図上に残ったままです。  例えば、市に転入予定で、子どもを学童保育所に入れたい、そう思っている親が地図検索サイトで「学童保育所」、そう入力して検索ボタンを押すとします。すると、表示されるのが、まず聖徳町なんですが、聖徳町に「東近江市立学童保育所八日市南部こどもの家」という、実際には存在しない学童保育所が表示をされます。  もちろん、市のホームページを確認すれば、それが誤りであることはわかるのですが、それをわざわざ調べる作業は普通はしないのではないでしょうか。  また、各地域の自治会館なども、掲載されていないところが非常に多いです。  私、引っ越しをしてきました。引っ越しをしてきた者にとって、地域で広報紙をもらうんですけれども、その広報紙に「〇〇自治会館でイベントがあります」というふうに書かれていても、場所がわからないんですね。場所がわからないと、多少興味を持ったとしても、わざわざ人に聞いてまで行く気にはなかなかなれないものです。  市の施設はもちろん、市の補助金や委託金を受けて事業をしている機関についても、その公共性から、同様に正しく表示されるように市がチェックし、サイトの管理者に連絡をしていただけると、一般市民にとっても、本市を訪問される方々にとっても、安心できる環境が整うものと考えます。  地図検索サイトには、ホームページや営業時間、電話番号などを載せることもできます。市が力を入れている観光施設や、本議会でもいただいた議案にもあります体育館等の施設の利用時間なども載せると、さらに利用がしやすくなるのではないかというふうに考えております。  現在、グーグルマップは、音声入力で施設名を言うだけで、ナビ、つまり道案内をする機能が備わっています。テレビコマーシャルの影響もあり、今後、ますますこのナビ機能は活用されていくものと考えます。間違った表示や情報不足のままになっておりますと、本市への訪問者、転入者、そして市民の利便性に支障があると考えます。  大変お手数だとは思いますが、一度、全ての公共機関が正しく表示されるように作業をしていただき、今後も定期的にチェックをしていただくことはできないでしょうか。市のお考えをお聞かせください。  以上で、壇上での私の質問を終わります。 ○副議長(大橋保治) 答弁を求めます。  教育部長。 ○教育部長(北村良子) 永源寺桜による地域振興についての1点目、市内の幼児施設や小・中学校に永源寺桜を植樹する考えについてですが、幼児施設の樹木については、四季の移り変わりを感じるものや、実のなる樹木を選定し、植樹しております。桜についても植樹しておりますが、永源寺桜の選定については、今後の参考とさせていただきます。  また、学校施設については、既に植栽を終えており、新たな植栽事業は行っておりません。  今後、記念植樹やPTA活動などにおいて植栽の計画が持ち上がった場合には、永源寺桜も樹種の一つに加え、検討を行ってまいりたいと考えております。 ○副議長(大橋保治) 市民環境部長。 ○市民環境部長(大和田 聡) 永源寺桜による地域振興についての御質問の2点目について、お答えを申し上げます。  永源寺桜は、木の名前に「永源寺」という名が冠された本市の誇りとする樹木であると認識をいたしております。  したがいまして、永源寺桜を東近江市固有の桜として広く市民に紹介しPRすることは、大変有意義であるというふうに考えているところでございます。  次に、3点目の市外の学校への永源寺桜の振興についてでございますが、他市町への周知方法など、現段階では課題も多いと考えられます。  まずは、市内での普及から始め、永源寺桜のPRに努めてまいりたいと考えるところでございます。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 2点目の公共機関・自治会館等のインターネット上の地図表示について、お答えいたします。  地図検索サイトにつきましては、地図や衛星写真で場所を確認できる機能、経路検索で移動時間を確認できる機能などが無料で使えることから、多くの方々がさまざまな地図検索サイトを活用されているものと認識しております。  よりわかりやすく公共施設等を案内するためには、地図検索サイトにより正確な情報を掲載することが必要であると考えます。  公共施設の名称の未表示や誤表示の部分があることは事実でございますので、施設の所管部署等と連携を図り、正確な情報となるよう対応してまいります。 ○副議長(大橋保治) 答弁は終わりました。  櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) 前向きな御答弁、ありがとうございます。
     私も、何も今ある木を抜いて永源寺桜に植えかえてくれというような、そういうことを申し上げているのではありません。植樹の機会があれば、一本でも二本でも永源寺桜を植えていただければなというふうに思います。  ただ、私が今回質問させていただいたのに、入学式に桜の花が全然なかったというのが、すごく残念だったという思いもあるんですね。  10年後、20年後、やっぱりこのまま桜前線が北上していってしまうと、子どもたちが節目のときに、桜の木のそばで撮った写真とか、それを楽しんだ美しい日本古来の風景とか、そういう記憶が失われていってしまうのではないかという、そういう危惧もありましての、今回の御提案でございます。  ぜひ、そのあたりの部分、ちょっと酌みしていただきまして、できる限り機会をつくって植樹の活動を推進していただくということをお願いしたいのですが、そのあたりいかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 教育部長。 ○教育部長(北村良子) 少し個人的な思いにはなるんですが、確かに議員のおっしゃる永源寺桜は、すごく温かみもありますし、特に入学という大きな節目を飾るという意味では、大変大切にしていきたいなというふうに考えます。  ただ、例えば湖東の方であったら「ハナノキ」であったりとか、その地域、地域に思いのある木というものがあることも確かでございますので、その辺のあたりは、十分、その地域でもって選定していただいて、そんな中で、選定の植樹の一つには、進んで加えてまいりたいと考えておりますので、お願いします。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) ありがとうございます。  多分、どの小学校・中学校にも、ソメイヨシノは植わっていると思います。もちろん、ハナノキもあっていいと思うんですけれども、どうせ桜の木を植えるんだったら、やっぱり永源寺桜も植えなくっちゃという、そういうちょっと頭の隅に置いていただけるとありがたいなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、ほかの小・中学校にお勧めをする件です。  ほかの小・中学校に、また交流の機会があればということで結構です。  お聞きしましたところ、苗木は、本当に1,000円ぐらいのものだそうです。菓子折りのかわりで結構です。樹木板と一緒に苗木1本でもいいので、ぜひ何かの機会にお伺いをすることがあれば、お持ちして、よかったら植えてくださいというふうにしていただければ、永源寺桜が親善大使の役割を果たしてくれるのではないかなというふうに思います。場所も必要なことなので、その都度御対応いただければなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 市民環境部長。 ○市民環境部長(大和田 聡) すみません、市内の学校の関係は、教育部長の方で、最後の御質問の市外の学校さんへの永源寺桜の御紹介という部分につきましては、市民環境部の方で先ほどもお答えをさせていただきました。  今、櫻議員さんも十分に御承知をいただいているのを前提にお話をさせていただきたいと思うんですが、先ほど市内の各地域にもそれぞれ思いのある植物、そういったものがあるというようなお話を教育部長がさせていただきました。  これは、例えば各市町においても同じ考え方があるというふうに私どもも認識はしているところです。  先ほどもございましたが、どこの学校にももう既に校庭にはそれなりの植栽がされているという中で、今、櫻議員がおっしゃいました、私どもの方からあえて永源寺桜を持って寄せていただいて、ぜひ植えてくださいと言うことが、相手の学校様の方に本当に有益なのかどうかという部分も、少しやっぱり考えていかんといかんのかなということも考えてございます。  ただ、先ほどからおっしゃっている趣旨につきましては、十分に理解もさせていただいているつもりですし、ちょっと繰り返しになりますけれども、まずは市内で、私どもそういった植栽、緑の緑化推進というような部分も業務として担わせていただいてございますので、そういった部分で少し始めさせていただいて、先ほどおっしゃっていただいたような、他市町への御紹介という部分も、機会がありましたら、そういう部分の取り組みもさせていただきたいなということで御理解いただければと思います。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) ありがとうございます。  十分わかってはおります。ほかの市町さんにもし持っていかれるときは、十分お話をしていただいて、あちらさんが受け入れたいということであれば、受け入れていただければなというふうに思います。  先ほども申し上げたんですけれども、市民の一体感、先ほどもおっしゃっていただいたように、それぞれの地域にそれぞれの思い出のある木がある、それも私も承知はしております。  ただ、午前中にも、地区別の順列の質問をいただいていたというのをちょっとお聞きして、この地域を分ける意識の高さを、すごく殊さら今も強く私は感じております。  今回、私、永源寺桜の質問をするということを申しましたところ、市民さんの方から、すごく偏見に満ちた声かけもいただきました。ちょっとこれを言うとあれかもわからないんですが、一応、言います。「ただでさえ永源寺出身の市長さんで、人口1人当たりにかかる行政コストが高い永源寺が優遇されているって感じてんのに、何で永源寺から出たわけでもない櫻議員が議会で永源寺関係の質問をすんねや」というふうに言われました。  私は、市長は、どの地域も気を配って一生懸命、市の職員さんたちも公平にやってくださっているというふうに考えています。  でも、隣の芝は青く見えるんですかね、どうしても皆さん、隣のことと比較をされて、うちのまちは、うちの地域はということをおっしゃられるんです。  また、「永源寺の桜をほかの地域に持ち込む必要があるんか」ということも言われました。逆に、「永源寺の桜をほかの地域に持ち出す必要があるのか」ということも言われました。私は、このような垣根を何とか払拭するべきじゃないかなというふうに思っています。  地域が分断されているのは、もう仕方がないのかもしれませんけれども、永源寺桜自体に罪はないので、美しい花が植わっていることで、「ああ、花は美しいな」と、「永源寺桜は東近江市の花だな」というふうに皆さんを近づけてくれるような、そういう役割を担っていただけないかなと、そういう思いで、今回、この議場で永源寺桜を推進することをお願いさせていただいております。  「永源寺から来た桜やけど、うちの小学校で子どもたちを見守ってくれている」とか「ほかの地域で花を咲かせているけど、永源寺桜を誇りに思っている」とか、そういうふうになってほしいなという思いがあるんですが、いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 議員おっしゃいましたように、この地区の垣根という部分でございます。この垣根というものは、人間がつくったものでございます。今言われましたように、桜には罪はございません。  ただ、生物多様性の部分から見ると、その地域、その永源寺という地域、こちらの方にあるという、この遺伝資源を保全するという部分からも、先ほど言われました、むやみに市外へ出すのがどうであろうかというのが正直なところでもあります。  それと、本議会でよく取り上げられておりますシティプロモーションの観点から申しますと、やはり永源寺桜は、東近江市内にあちこちに植えていただくのは結構でございます。この桜は東近江市に行かないと見ることができない、そういうふうに我々としては、振興策として使っていけたらなというのが正直なところでございます。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) ありがとうございます。  1つ思い返していただきたいんですが、私たちのまちに植えているのが、ほとんどがソメイヨシノでございます。ソメイヨシノは、奈良県吉野の名を広めております。吉野の山々は、山いっぱいに各種桜が咲き乱れ、大変有名な観光地として栄えております。これを参考に、まずは私たちが東近江市固有の桜を認め、めでることで関心を寄せ、その気持ちが永源寺での桜の観光振興を支援し、東近江市全体の観光支援につながればなと、そういうふうに思っているんですが、その点はいかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 今のソメイヨシノの点も、それも事実でございますので、そういう振興策もあると思いますけれども、やはり東近江市独自という部分をPRするというのも手法の一つかなと考えております。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) 確かに、東近江市でしか見られないというのも、いいと思います。ただ、残念ながら、その永源寺桜自体の名前が知られていないので、まずは知らしめるというか、知っていただく、こんな花なんだと、一本二本でもいいので、ちょっと出張して営業マンになってもらいたいなというのが私の思いです。もうこれ以上は言いません。  で、永源寺桜を楽しむために、それを、足を運んでいただくために、どこでどんなふうに楽しい時間を過ごすことができるのか、永源寺のどこでそれが見れるのか、そういうことをぜひ今後発信もしていっていただきたいな、整備していただきたいなというふうに、これは地域の宝ですので、思っております。どういうふうに今お考えかを、お聞かせください。 ○副議長(大橋保治) 市民環境部管理監。 ○市民環境部管理監(太田和政) 永源寺桜につきましては、ことしの花が終わっておりますことから、来年の開花時期に合わせて、永源寺桜の復活を実現していただいた商工会の方とPRの仕方等、相談しながら進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) 今のお言葉を大変うれしく思います。今後の永源寺桜の復活を楽しみにしております。  次に、地図検索サイトについて、再質問をさせていただきます。  正しい地図表示がされるように努めていただけるということで、本当にありがとうございます。  これで、今後、市へ来訪される方、市民の利便性が高まるものというふうに期待をしております。  ちょっとお聞きするんですが、自治会館についても整備していただけるというふうに思ってよろしいでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 自治会館につきましては、公共的というか、地元の方にとっては公共的な施設でございますけれども、市の所有の建物ではございませんので、そこまでは我々の手で地図検索サイトにいろいろなことを申し出るとか、そこまでは考えておりません。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) では、こういうふうにすれば地図検索サイトに載せることができるけれども、載せるのであればお手伝いしますがという、そういうような働きかけというのはいかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 私どもでは、まず議員から御指摘いただきました公共施設の未表示、あるいは誤表示、その部分をすぐ着手させていただきまして、正確な情報が伝わるようにさせていただくのと同時に、やはり自治会館とか地元の施設につきましては、その地区の中、地域の中でわかっていればいいという部分も、そういう気持ちもお持ちのところもありますし、それと、余りこれを言うのがいいのか悪いのかわかりませんけれども、議員おっしゃいましたストリートビューで物を見る、その場合に、地図に載せることによって、ストリートビューで見るということは、そこの施設の入り口とか、その辺までわかるということで、防犯面から、そういうのも載せたくないという施設も聞いたことがございます。  ですから、実際、小・中学校でも、本当にすっと載せるのがいいのかどうかという部分も、正直私の個人的な感覚ではありますけれども、近年は、そういうところまで気を使って表示しなくてはならないという部分がございますので、むやみやたらと公共的な施設だから載せるという、イコールにはなかなか結びつかないというのが私どもの考えでございます。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) では、地図上の整備が無理であれば、例えば市のホームページにコミュニティセンターが載っているように、自治会館の住所と自治会館の名前を載せるということは可能でしょうか。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) それは、各自治会館の場所までは、ホームページには載せる予定はしておりません。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) 私ちょっと今思っているのが、自治会館の場所がわかれば、例えば高齢者サロンを、自分はこういうふうにできるとか、趣味のサークル活動で、私、先生ができますというような人が、こことこことここに自治会館があるんやったら、ここに働きかけてみようとか、そういうちょっとリーダー的な人たちが活動しやすくなるのではないかなということも少し考えておりまして、正直、自治会館がどこにあるか、私、知らないところが多くて、地域の自治会が400件近くありますので、全部知っている方は、多分、この中にもいらっしゃらないのではないかなというふうに思うんですね。  そういう活発な地域活動のためにも、ぜひそういうことは公表をされていかれた方がいいかなと。ただ、自治ですので、もちろんその自治会さんが公表したいということであれば、その場所を提供するということが市の方であってもいいのではないかなと、その場所を提供するということを、今回、ぜひお願いしたいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) まず、自治会館の場所というのは、そこの地域の集落なりの中に恐らくあると思われますので、場所というのは、その町の中にあると思います。  ですから、そこにお住まいの方に聞くとかをされれば、すぐ場所はわかると思います。  それと、私どものホームページの件ですけれども、今、トップページをあけていただきますと、「組織から探す」とか、「施設を探す」、場所で探すやったかな、あると思います。その「施設を探す」で行きましても、分類が、例えば子ども・子育ての関係とか、教育関係とか、それだけでもかなりの数が出てきます。それは、大きな分類の中でもかなり出てきて、それをまた細分化して出ておりますので、そこへ各自治会の会館というスペースを設けていきますと、また余計に多分、櫻議員さんも、多過ぎて探しにくいという御意見をいただくのではないかなと、そういうふうに思いますので、ホームページはやはり見やすくという部分がございますので、現在のところは考えておりません。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) ありがとうございます。  文句は言いません。1枚ページで400件、400件ないんですよね。三百何十件かの自治会館、もちろん聞いて、オーケーが出たところの自治会館のリストがあるといいなというふうに、前々から私は思っておりました。  働きかけていきたい人もいらっしゃると思います。もちろん、住んでいる方にお聞きすればわかるというのも、わかります。ただ、広域的に活動されたい方が、自分の活動をPRしていきたいなと思ったときに、一軒ずつ訪ねていくのは大変難しいのかなというふうにも考えますので、ぜひ御検討をいただきたいなというふうに思います。だめですか。 ○副議長(大橋保治) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) ただいまの御質問の件ですけれども、当然、自治会館の場所は別としまして、そこを使用するに当たっては、当然、そこの自治会長の許可を得なければ使用ができないと思いますので、議員おっしゃっていただいているように、訪ねていけばと、自治会館までただ行っただけでは、そこが使える、使えないもありますし、そして多分、どこの自治会館もIPなりなんなりの連絡がありますので、そこで自分が、もしそういう活動をされたい方がおられましたら、そこで番号を調べていただいて、当然、自治会館ですので、自治会長がおられます。そこからがまずスタートかなと思いますので、むやみやたらと言うわけではないんですけれども、載せても、ただ、結局は、そういうことをしなければいけないので、議員さっきからおっしゃっていただいているように、活動をしたいという方がおられましたら、直接、そこの自治会に申し込んでいただくのが、本来のやり方ではないかなと考えております。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員、先ほどから質問が数回繰り返されておりますので、視点を変えて質問いただくか、御配慮いただきたいと思います。お願いします。  櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) 実は私は、自治会さん、どこにどれだけ、どんな人数で本当は頑張っていらっしゃるのかというリストをつくってほしいということを、議員になりまして、すぐに企画部の方に行きまして、今回のこの質問は、実を言うと、その自治会の見える化を今後していただきたいという思いがあって、まずは所在地と数と場所というのが、まず見えたらいいなという思いを持って、実は質問をさせていただきました。  今後、やはり東近江市内に、どんな自治会さんがあって、どんなふうに活動されていて、どんな課題があってというのは、私たち議員も知りたいですし、今後、それぞれに頑張っていらっしゃるところも認め合っていきたいですし、交流もしていただきたいという思いがございます。  もちろん、何もかも見えるようになってしまっては、セキュリティー面も問題があるということはあると思います。  ただ、住所なり場所なりがわかっていれば、例えば手紙を書いてそれぞれに送るですとか、「ああ、ここにこういう自治会さんがあるから、そういえばどこかで聞いたな」「ホームページを見たら、この自治会名が載っているわ」「この地域なんだ」「この場所なんだ」ということがわかりますので、もちろんもともといらっしゃる地元の方々は御存じかもしれません。でも、転入してくる人間にもチャンスをください。頑張って働いていくと思います。私も頑張って働きますし、今後入ってこられる方も活躍をされたいと思います。そういう意味で、できれば自治会の見える化を、どこもかしこも見せたいと思っていらっしゃらないというのも重々承知はしていますけれども、場所を提供するということを御検討いただきたいなと思います。いかがでしょうか。 ○副議長(大橋保治) 政策監。 ○政策監(黄地正治) 自治会館の場所がわかっても、実はそこに人が常駐されているところはほとんどございません。  今、櫻議員が活動の場を広げたいということでございましたら、まずは市役所のまちづくり協働課の方に御相談いただきましたら、いいアドバイスをもらえると思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(大橋保治) 櫻議員。 ○3番(櫻 直美議員) すみません、入り方がちょっと間違ったような気がします、私。すみませんでした。  次回の議会、あるいは今後に、またちょっときちんと準備をしてお話をしていきたいと思います。  きょうは、以上にさせていただきます。どうもありがとうございました。  以上で、私の質問を終わります。 ○副議長(大橋保治) 以上で、本日の日程は全て終了しました。  明日14日は午前9時から本会議を開き、本日に引き続き議案に対する質疑並びに一般質問を行います。  本日は、これにて散会をいたします。                 午後3時00分 散会     地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               平成30年6月13日           東近江市議会副議長  大橋 保治              同   議員  櫻  直美              同   議員  鈴木 則彦...