東近江市議会 > 2017-09-11 >
平成29年 9月定例会(第12号 9月11日)

ツイート シェア
  1. 東近江市議会 2017-09-11
    平成29年 9月定例会(第12号 9月11日)


    取得元: 東近江市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    平成29年 9月定例会(第12号 9月11日)             平成29年9月東近江市議会定例会会議録           平成29年9月11日(月曜日)午前9時00分開議 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 議事日程  第1  諸般の報告  第2  会議録署名議員の指名  第3  議案第52号から議案第67号及び議案第70号に対する質疑並びに一般質問 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 本日の会議に付した事件  1   諸般の報告  1   会議録署名議員の指名  1   議案第52号から議案第67号及び議案第70号に対する質疑並びに一般質問 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 出席議員   1番  戸嶋幸司議員    2番  西ア 彰議員   3番  安田高玄議員    4番  西澤由男議員   5番  西村純次議員    6番  和田喜藏議員   7番  市木 徹議員    8番  山中一志議員
      9番  竹内典子議員   10番  村田せつ子議員  11番  岡ア嘉一議員   12番  大橋保治議員  13番  周防清二議員   14番  田郷 正議員  15番  鈴村重史議員   16番  杉田米男議員  17番  北浦義一議員   18番  加藤正明議員  19番  大洞共一議員   20番  西澤善三議員  21番  畑 博夫議員   22番  横山榮吉議員  23番  野田清司議員   24番  河並義一議員  25番  寺村茂和議員 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 欠席議員  な  し −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 議場に出席した事務局職員                        事務局長   磯 部 善 之                        事務局次長  高 田 佳 和 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 会議に出席した説明員        市長                 小 椋 正 清        副市長                南 川 喜代和        教育長                藤 田 善 久        総務部長               谷   善 哉        企画部長               平 木 秀 樹        税務部長               川 南   壽        市民環境部長             北 川   宏        健康福祉部長             山 田 明 宏        こども未来部長            北 村 定 男        農林水産部長             栗 田   徹        商工観光部長             村 田 吉 則        都市整備部長             黄 地 正 治        水道部長               大 中 清 孝        教育部長               中 谷 逸 朗        総務部理事              野 神 浩 司        企画部理事              木 村 義 也        農林水産部理事            今 堀 太 平        都市整備部理事            藤 島 銀 二        商工観光部次長            吉 澤 浩 明        市民環境部管理監           太 田 久 男        健康福祉部管理監           北 村 良 子        農林水産部管理監           中 江 靖 浩                午前9時00分 開議 ○議長(河並義一) おはようございます。  ただいまの出席議員数は25名であり、定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。   △日程第1 諸般の報告 ○議長(河並義一) 日程第1、「諸般の報告」であります。  地方自治法の規定により、本日の説明員として、お手元に配付の一覧表のとおり、あらかじめ出席を求めておきましたので、御了承願います。   △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(河並義一) 日程第2、「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は会議規則第81条の規定により、20番西澤善三議員、21番畑議員を指名します。   △日程第3 議案第52号から議案第67号及び議案第70号に対する質疑並びに一般質問 ○議長(河並義一) 日程第3、議案第52号から議案第67号まで及び議案第70号の議案に対する質疑並びに一般質問を行います。  通告がありますので、順次、これを許可します。  2番、西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) 皆さん、おはようございます。トップバッターとして、元気よく質問をしたいと思います。  通告に従い、東近江市民クラブ2番、西ア彰が一般質問を行います。  先日の台風5号における避難勧告についてお聞きします。  この台風5号は、8月7日午後3時30分、和歌山県北部に上陸し、7日夜半から8日未明にかけて、中心気圧980ヘクトパスカル、最大風速25メートルという強い勢力を維持したまま滋賀県東部を縦断、8日午後には富山湾に抜けました。  この台風により、鈴鹿山系周辺東近江市御在所地先で日雨量513ミリ、最大時間雨量86ミリを観測しました。  また、7日午後9時半には、東近江市に記録的短時間大雨情報が発表されるなど、猛烈な降雨となりました。  この雨の影響で、永源寺ダムの水位が上がり、そのまま愛知川に放流され、水位が氾濫危険水位まで上がり、愛知川の左岸の集落に避難勧告が出たと聞いております。  ここで質問です。避難勧告を出した経緯、どういう判断で、各自治会にどのように伝えたのか、お聞きいたします。  また、避難勧告を出して、実際に避難された方はおられますか。おられたのであれば、地区名と人数を教えてください。  今回の件は、永源寺ダムの貯水量が一定線を超えたということです。また、このダムは利水ダムと聞いております。このダムの放流の仕組みを市民の皆さんにわかるように説明をお願いいたします。  今回の雨で避難勧告が出る、台風の影響とはいえ、やるせない気持ちでいっぱいです。  今回、降雨前の琵琶湖の水位が低く、大きな被害には至らなかったので、安堵はしておりますが、実際に琵琶湖の水位が高ければ、能登川地区は水没です。  このため、愛知川河口のしゅんせつや河床を下げることは喫緊の課題と思われます。命を守る観点から、今後の方針をお示しください。  続いて、最先端の農業についてお聞きします。  私は、今後の少子高齢化は経済成長の絶好のチャンスだと捉えています。人材不足を補うのは、生産性の向上にあると思います。安易に外国人を入れるのではなく、生産性向上が経済成長のチャンスです。  北海道大学の野口教授の興味深い論文を見つけました。  日本の農林水産業の現場に、IT化とロボット化の波が押し寄せてくるという内容で、少子高齢化に伴い就労人口が減少する中で、技術革新が日本の農業の未来を左右し、無人で農作業をするロボット農機やITと連動させた技術開発が進めば、生産効率は飛躍的に高まっていきます。  北海道大学構内の広大な実習農場で畑を耕すトラクターの運転席には、誰もいません。  タブレット端末を手にした学生が、そばでトラクターの作業を監視しているだけ。このトラクターは、衛星利用測位システム(GPS)による位置情報を使い、自動運転で農作業を行うロボット農機です。  農地の地図をもとに作業内容を指定すれば、自動で農機が作業を行う。田植え機やコンバイン等の他のロボット農機の開発も進んでおり、複数を同時に使用すれば、作業効率は3倍以上に高まるとの試算もあります。  野口教授は、現在、ビークルロボットの遠隔操作による完全無人化、複数ロボットの協調作業、スマートロボットによる最適作業などの開発を進めています。  スマートロボットとは、生体センサを用いて作物の生育状態や雑草の認識、病害虫検出などを行い、その結果に基づいて、肥料・除草剤・農薬などの散布を自動で行うものです。  センシングやデータ解析技術の発達により、同じ農場内での生育の違いを精密に検出したり、人間の目では認識できない病害虫の兆候をいち早く発見することも可能となる。野口教授は、これからの日本には、こうしたICTを活用した農業の情報化が不可欠だと語っています。  「労働力不足や生産コストの削減に役立つロボット技術と、熟練農業者の『匠の技』をデータの形で継承し、生産の安定化・高品質化をもたらすICT。この2つは、農業を基幹産業とする地方経済と地域全体を活性化する決め手になると考えています。日本の農業を維持・発展させていくためにも、ICTとロボット技術を用いた『強い農業』を実現することが重要になるのだ」という内容の論文です。  東近江市は、農業のまちでもあります。今後、10年先の地域の担い手の経営を考え、全国に先駆けて先進的な農業に投資するのも市として大切なことだと考えますが、いかがでしょうか。  大きく2つ質問をいたします。 ○議長(河並義一) 答弁を求めます。  総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 皆さん、おはようございます。3日間、よろしくお願いいたします。  西ア議員の1点目、台風5号の避難勧告のうち、2点にわたりまして、私の方から答弁を申し上げたいと思います。  1点目の避難勧告を出した経緯及び判断について、お答えいたします。  台風第5号による避難に関して、午後6時に災害警戒本部を設置すると同時に、土砂災害の危険性が高まったため、永源寺地区・愛東地区の一部に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令し、続いて午後7時25分に、同様に湖東地区の一部にも「避難準備・高齢者等避難開始」を発令しました。  また、愛知川下流域につきましては、永源寺ダムの水位と放流量、累積雨量と今後の雨量予測等をもとに、避難判断水位には達しておりませんでしたが、午後10時35分に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令し、避難の準備等を呼びかけました。その後、さらに愛知川の水位が高まり、避難勧告の発令の目安となる氾濫危険水位を超過したため、午後11時10分に「避難勧告」を発令しました。  周知の方法につきましては、「避難準備・高齢者等避難開始」及び「避難勧告」の発令の対象となりました自治会には、自治会長様に電話連絡をし、対応を依頼したところでございます。  また、東近江スマイルネットの音声告知端末での一斉通報や携帯電話への緊急速報メールの配信のほか、テレビのデータ放送や滋賀県の「しらしがメール」でも配信されました。  2点目の避難された地区名と人数については、永源寺地区で6名、愛東地区で15名、また能登川地区で19名、五個荘地区で8名の合計48名の方が避難されております。 ○議長(河並義一) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 3点目の永源寺ダムの放流の仕組みについての御質問について、お答えいたします。  永源寺ダムは、農業用水の供給と発電を目的とした利水ダムであります。  放流につきましては、ダムの下部に設けられた取水施設からの最大放流量は毎秒20立方メートル程度であり、洪水吐ゲートの高さまで水位が上昇した時点で、愛知川の急激な水位上昇を防ぐため、越流水を調整しながら放流することとなっております。
     このように、事前にダムの水位調整をするなどの治水に対応する機能を有していない構造となっているところでございます。 ○議長(河並義一) 都市整備部長。 ○都市整備部長(黄地正治) 4点目の愛知川の河口のしゅんせつ等の今後の方針についての御質問ですが、愛知川は、琵琶湖の水位の影響で河口付近の流速が遅くなり、土砂がたまりやすい天井川の特性を持った河川でございます。  御指摘のとおり、現在、河口付近に土砂がたまっており、一部では、その土砂の上に樹木が茂っていますが、河川管理者である県の見解は、現段階では河川の流下能力に及ぼす影響は少なく、経過を観察して、必要な時期が来たら樹木の伐採と土砂のしゅんせつを実施する方針でございます。  しかしながら、市としましては、樹木に流木やごみが付着して景観を阻害することや、愛知川は漁場やレジャー利用の場でもあることから、多面的に河川環境を保全するために適正に管理されるよう、引き続き県へ要望してまいります。 ○議長(河並義一) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 大きく2点目、全国に先駆けた先進的な農業についての御質問にお答えいたします。  農林水産業のIT化やロボット化は、各メーカーがしのぎを削って取り組んでおり、農業の労働力不足や農業ノウハウの継承が困難な現在の状況において、大きな期待を寄せており、市としても情報収集に努めているところです。  例えば、昨年度の晴耕塾県外研修において、国の実証事業で全国で3台しか導入されていない無人トラクターを導入されている農業法人の視察を行い、また市農業農村整備推進協議会においては、水田における給排水についても、スマートフォンタブレット端末を活用して、自動または遠隔で行うシステムの研修を行っております。  一方、こういった機械の導入については、その価格や費用対効果、無人運転での安全基準など多くのクリアしなければならない課題もあると考えております。  今後、メーカーや国の動きを注視しながら、農業分野におけるIT化・ロボット化について農家への情報提供を行うほか、農作業の効率化をさらに進めるための機械導入や農地の基盤整備を進め、地域農業の持続やさらなる発展、美しく豊かな農村を将来にわたって継承していく努力をしてまいります。 ○議長(河並義一) 答弁は終わりました。  西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  それでは、何点か再質問をさせていただきます。  まず、この台風5号の夜中に避難勧告が出たわけなんですが、能登川地区でありますが、川南、阿弥陀堂、新宮東、新宮西、福堂、栗見新田、栗見出在家、今、種、神郷地区に関しまして、私、夜中に自治会を歩いたわけですが、その中で、自治会長さんの生の声が何点かございますので、ちょっとこれは先に御披露して、質問に入りたいと思います。  まず、避難勧告に続き避難場所の開設放送、CATVがあったにもかかわらず、消防団に小学校への避難場所の開設状況を確認に行かせたところ、待機者は女性職員2名のみで、校門一部、幅1メートル程度しかあいておらず、十分な対応とは思われなかった。  以前から、愛知川下流の中州の灌木等の撤去を申し出ているが、一向に対応してもらえず、放流のたびに避難体制を取らざるを得ないことに憤りを感じる。  深夜、全く連絡がつかない家庭が3軒あった。  ダムの放流量だけで連絡されても、危険度が判断できない。愛知川まで人を派遣し、状況を確認した。  避難勧告はどこの水位で判断されているのか。  避難勧告発令地域は適切だったか。  避難勧告の場合、もっと具体的な情報が欲しい。  永源寺ダムからの放流時間が遅かったように思う。もう少し早ければ、避難勧告まで出さずに済んだのではないか。  ダムの限界貯水位273メートルの根拠が不明。  愛知川水位の変化には、ダム上流の降雨状況を見ることで、水位の上昇、河口の傾向を一定判断できる。  当自治会の水害時の避難場所は小学校となっているが、避難経路が浸水するまでに移動する必要があるので、そのタイミングを検討する必要があるという、これが自治会長さんの生の声であります。  そこで、この生の声を参考に、まず1点目、避難勧告が出たときの目安の水位は、どこの地点で、何メートルの水位で出すのか、もう一度具体的にお答えいただけますでしょうか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) ただいまの御質問でございますけれども、避難勧告の指示につきましては、2.3メートルを超えた基準で出すようになっております。場所は、御幸橋のところでございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  これも、2.3メートルということなんですけれども、どこから2.3メートルやということが、実際問題、自治会長さん、理解できていないところもございましたので、もう一度、今の御幸橋のところもありますし、八幡橋の方にも水量計がつきましたので、その辺のこと、具体的に、こうなったから避難勧告するんですよということを、もう一度、明確に自治会長様にお伝えいただくよう、これはもう要望しておきます。  これ、どうなったさかいに避難勧告が出ているということが、なかなかわかりにくいということをお聞きしましたので、その辺、何とぞよろしくお願いいたします。  その次に、まずこの避難勧告なんですが、愛荘町が先に出たんですね。愛荘町といいますと、これ、愛知川の右岸なんですよ。  愛知川の右岸というのは、今まで僕が聞いている中で、歴史上、右岸が決壊したことはないんですね。決壊するのは、左岸。これ、能登川地区ばっかりなんですけれども、今まで左岸しか決壊してないのに、先に右岸が避難勧告が出るということは、物すごく能登川の地区の方については、不安が走るんですけれども、これはまたなぜ先に愛荘町が出たのか、これはどういうことなんですか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) ただいまの御質問でございますが、愛荘町におきましては、過去の経験から、御幸橋で2.85メートルを超えれば避難指示を出すというような規定が定められておりまして、今回につきましては、準備情報を出されましてから避難勧告を出すまでの間に急激に水位が上昇した関係から、避難勧告を飛び越えまして避難指示を出されたと聞いております。  以上でございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  先ほども申しましたが、右岸の方で先に出るということは、これはほんまにどういうことやねんということで、自治会長さんもおっしゃっていました。  本当に、これ、何とか愛荘町と同時に出すとか、愛荘町さんとそういった協議はできないもんなんですか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) 今、議員の方から御指摘のございました愛知川に隣接します2市1町の方で、同時に出すということができないのかということにつきましては、それぞれの市町、対応がばらばらになっておりまして、その点につきましては、市長の方からも指摘がございました。  今後といたしまして、県内市町で組織されております水害に強い地域づくり協議会連絡調整会議というのがございますので、今回、何も大きな被害はなかったんですけれども、今御指摘のございましたように、関係市町で連携を密にしまして、今後対応していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) その辺、ほんまによろしくお願いします。  同じ愛知川で右岸と左岸と数値が違うというのは、これ絶対おかしな話なんですね。特に、ほんまに我々能登川の住民なんですけれども、今まで切れるのは、必ずと言ったら語弊がありますけれども、左岸なんですよね。  ですから、その辺の方の対応、この愛荘町さんを含めて、愛知川だけでもこれだけの差があるということはやっぱりおかしな話ですので、この辺の対応をしっかりと今後協議していただきたいなと、そのように思います。  続きまして、「自治会長様に電話連絡をして、対応を依頼した」と答弁がございましたが、具体的にどんな言い方で依頼をされたのでしょうか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) ただいまの御質問でございますが、自治会長の方へは、その段階で、先ほどありましたように、避難勧告の情報を、先ほど申し上げましたように、御幸橋の方で水位がどれぐらいになって、愛知川のダムからの放流量、それと降雨の状況等をお知らせしまして、避難勧告の指示を出させていただきましたというような内容で御連絡させていただいております。  以上でございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) それはわかるんですけれども、自治会長さん、本当に心配されていました。愛知川の方まで見に行って、ほんまにどうもないかいなということで、実際、見に行っている自治会さんも何カ所かございましたので、本当にもう一歩踏み込んで、避難勧告ですので、そういった言い方にはなると思いますけれども、本当に避難せなあかんときは、具体的に、こう避難してくださいよということが一言欲しいなという声も聞きましたので、何とぞその辺はよろしくお願いいたします。  特に、今回、夜中のことでしたので、本当に連絡がつかない家庭がございますとか、そういったことがありましたので、特に対応はとても難しいと思います。難しいと思いますが、この辺は明確に指示を出していただければなと、そのように思います。  自治会長さんも、市の指示がなければ、なかなか具体的には動けへんもんやということもおっしゃっていましたので、その辺をよろしくお願いいたします。  それで、もう1点、今回、避難された方が能登川地区で19人、五個荘地区で8人と、具体的な人数を教えていただいたんですが、これ、わかれば具体的な避難場所、地区名、それと若い人と高齢者の割合とか、あと避難方法は、こういう夜中にかかわらず、徒歩なのか、自転車なのか、車なのか、わかる範囲で結構でございます。お答えいただけますか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) ただいまの御質問ですけれども、前の御質問の中で、どういうような内容を指示したかということで、1点ちょっと漏れておりました。  その中で、避難所のどこを開設したとか、そのようなことも一応お伝えをさせていただいておりますので、追加で御報告させていただきます。  そして、今の御質問でございますが、能登川地区におきましては、川南町で16名、それから種町で1名、その方々は、やわらぎホールの方へ避難していただいております。  それから、福堂町で2名、こちらの方につきましては、能登川北小学校の方へ避難をいただいております。  五個荘地区におきましては、奥町で1名、それから簗瀬町で5名、それから五個荘中町の方が2名、合計8名の方が五個荘のコミュニティセンターの方へ避難をしていただいております。  ただ、後の御質問で年齢層、それから避難の方法につきましては、ちょっと確認ができておりませんので、申しわけございません。  以上でございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  今、具体的に数値を示していただいたんですけれども、これは要望になりますけれども、福堂地区の2名の方が小学校の方に行かれたということなんですけれども、先ほども申しましたけれども、女性職員の2名のみの対応で、校門もあいてなかったと、1メートルぐらいしかあいてなかったということでございますんで、ここは開設場所をあけるんであれば、フルオープンにして、そのような対応をとっていただきたいなと。  ここが避難場所ですよということが、ふだんからここに行きなさいよということは、行政区の方で避難訓練等で指示はしていますが、実際行くとなれば、やはり1メートルぐらいしかあいてへんかったら、なかなか入れへんやないかということもお聞きしていますので、その辺は、これから起こり得る可能性がございますので、何とぞよろしくお願いいたします。  続きまして、永源寺ダムについてお聞きしますが、越流水を調整しながら放流するとのことでありますが、今回は奥永源寺の方でかなり雨が降って、その降った雨をそのまま流したと聞いておりますが、その辺の経緯を、もうちょっと詳しくわかれば、御説明いただけますか。 ○議長(河並義一) 農林水産部管理監。 ○農林水産部管理監(中江靖浩) ダムについての放流なんですが、調整するというのは、洪水吐までの高さに達したときに放流を開始しますが、愛知川の急激な上昇を防ぐために、国土交通省との管理規程というのが決まっております。  大体毎秒300立米を流すのに1時間半程度かけて徐々に増量するということが決まっておりますので、いきなり大量に流すということではなくて、放流開始の1時間半程度は300立米まで時間をかけてゆっくりと放流を開始すると、こういうことでございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) 我々の感覚では、いきなり水が来たような気がするんですけれども、今回もその措置をとられたんですね。 ○議長(河並義一) 農林水産部管理監。 ○農林水産部管理監(中江靖浩) はい、そのとおりでございまして、前回の25年の18号台風についても、同じように1時間半程度かけて、当初、流しかけているという情報になっております。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  我々の感覚からすると、昼間に全く水がない愛知川が、夜中に、いきなり手を突っ込んだら水が届くとこまで来ておりますので、一気に流れてきたんかなという感覚しかございませんので、その辺のことを、もうちょっと詳しく自治会に説明いただくなり、なんなりしていただければなと、そのように思います。  そして、またダムの構造は、確かに利水ダムということは伺っていますし、いろいろ構造についてもお聞きしましたが、少しでも愛知川沿岸の方に、治水のことも考えてもらえへんかということは、何度か要請はされたんですか。 ○議長(河並義一) 農林水産部管理監。 ○農林水産部管理監(中江靖浩) 確かに利水ダムでございますので、沿岸の改良区の方としましては、最後の発芽期の水の確保ということが非常に重要になってくるんですが、行政としましても、一方、台風シーズンが大体9月ごろが中心でございますので、お盆過ぎぐらいからは、徐々に下げかけてもらうように県の方に毎年要請をしておりまして、そのように8月中旬ぐらいから徐々に下げかけるということでございまして、10月のかんがい期が終わりましたら、ダムのいろんな作業のために、もっと下げるというようなことを毎年やっているところでございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) それは、いつも説明では聞くんですけれども、できないことを言われて、そのまま帰るのではなく、やっぱり人間の命がかかっています。本当におっしゃることはよくわかるんですけれども、メカニズムを考えて、治水の方法を、何とか知恵を絞ってできる方法はないのかということを、これを要請していくのは、僕は市の仕事やと思います。  確かに、愛知川沿岸も県の方も、これやっています、やっています、やっていますと言われますが、これをやっている以上に、これはこうこうこうすればええん違うかということで、具体的な指示がもうちょっと出せるかなと思うんですけれども、その辺のことはいかがでしょうか。 ○議長(河並義一) 農林水産部管理監。 ○農林水産部管理監(中江靖浩) 繰り返しの答弁になるかもしれませんけれども、先ほど部長の方が答弁しましたように、越流堰に達しないと、洪水放流はできない構造になっております。  下部に設けました取水口から放流する量というのは、20立米ほどしかございませんので、例えばこれを前日の24時間前にやったとして、水位が下がるということは、約130万立米ぐらいの量となります。  これにつきましては、全量の2,200万立米がダムの貯水量ですので、約6%、例えばの話ですが、今回の5号台風にもしもそれを当てはめたとしますと、毎秒600立米、放流時にはしておりますので、これで36分程度、それからピークのときには1,600立米入っていますので、もしピーク時に置きかえますと、13分程度、考え方にはいろいろありますが、この程度の量に当たるということになろうかと思いますが、なかなか24時間前に放流ができるかどうかというのは、今申し上げましたとおり、なかなかいろんな課題がありまして、難しいですが、もしもやれば、こういうことやということで御理解いただきます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) 具体的な数字を入れて説明していただき、ありがとうございます。  これ、押し問答になりますんで、これでダムの話はやめますが、あそこの左岸の河口に住んでいる集落の人は、あのダム、何とかならんのかいなと、これはほんまに切実な願いでございます。  いつも台風が来て、雨が降って、ダムから流れましたと。皆、緊張がすごく走るんですね、特に左岸地区の集落の方は。  僕が議員になるときも、左岸地区の集落の方から、西アさん、ここのとこだけはしっかりやってやと、ここだけはしっかりやってやということで強く言われていますので、これは市だけが決めるんでないんで、あれなんですけど、しっかりと強く要望していただきたいなと、そのように思います。  そして、この愛知川に関しては、ダムの話と、次は琵琶湖の河口のとこで、今回の答弁でも、しゅんせつは、必要な時期が来たらしゅんせつをしますということがありましたが、今が必要なんじゃないでしょうか。 ○議長(河並義一) 都市整備部長。 ○都市整備部長(黄地正治) 県の判断としましては、愛知川河口部におきまして、流下能力としては2,400トンあるんですけれども、河口部分につきましては、ふれあい運動公園の部分も河川区域ということで考えておられますので、まだまだ流下能力はあるという判断を、県の方ではされているというふうに思っております。
     それに、現在のところ、琵琶湖に流入しますほかの河川におきましても、大規模なしゅんせつはされておられないというような状況でございますので、御理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) 愛知川の問題は、県の管理下に置かれていますので、うちの市だけでどうのこうのという話ではございませんが、これから愛知川については、まずは上流で永源寺ダム、そして次に八日市新川が愛知川に放流されます、愛知川につながってきます。そして、河口は、見たら、平成2年の台風の後、ふれあい運動公園ができて、あそこの一定幅は確保されました。そのときから比べて、あそこの河口のところ、完全にジャングルみたいになっているんですね。  それを一般の市民の方に、これで流量が足りるって、どうやって僕らは説明したらいいんか、これでほんまに大丈夫なんですかということをいつも聞かれるんですけれども、ほんまに島になっていますよ、木が生い茂ってね。  それで、ふれあい運動公園のときのが普通の幅ですよね。それに、また八日市新川がくっついてくるとなると、流量はますますふえるんですね。この辺のことをどうお考えでしょうかね。 ○議長(河並義一) 都市整備部長。 ○都市整備部長(黄地正治) 計算上の話でございますけれども、八日市新川の流量につきましては、改修されまして、最大で260トンということでございます。  この260トンは、愛知川の流下能力と申しています2,400トンの中に含まれておりますので、現時点では、愛知川は、この八日市新川分も含めて改修は完了しているというところでございます。  しかしながら、議員御指摘のとおり、樹木も茂っているというような状況でございますので、引き続き県の方には、樹木の伐採、できればしゅんせつもしていただきたいということで要望してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  先ほども言いましたけれども、県が管理していますので、東近江市だけでどうのこうのすることでもございませんが、本当にここに関しては、先ほども何遍も申していますが、左岸の集落で、愛知川に面する、一番の心配事は、この洪水の話です。  ですから、台風が来ても枕を高くして寝られるように何とかしてほしいなというのが本当の住民の願いですので、その辺のことを鑑みて、県の方にもっと強く要望していただきたいなと思います。  この件で、やはり琵琶湖が満水になりますと、ほかに放流するのは、瀬田川だけしかないんですよね。ですから、ここは国も含めて、琵琶湖が満水になったときにどうしていくねんということ、例えば運河を抜くであるとか、これも大きな話ですけど、といったことも含めて、今後、みんなで考えていかなあかん問題かなと思います。愛知川は、1つの市で完結できる話でございます。なかなかこういったとこもございませんので、その辺、みんなでもっと一生懸命考えていかなあかんと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。  続きまして、未来の農業の話なんですが、未来の農業の話をする前に、まず足元だけをちょっと確認したいんですけど、今、反当たり7,500円の補助が出ているわけなんですが、補助がなくなる30年問題というのがあるんですが、この辺について、市としてはどのようにお考えでしょうか。まず、この1点、お願いします。 ○議長(河並義一) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 御質問の30年問題に対する市の対応でございますけれども、この30年問題につきましては、我が市、水田率96%ということで、かなり米に頼った農業を営んできているという部分がございますので、大きな影響があるというふうに認識はしているところでございます。  そして、やはりそれに対応していくためには、7,500円がなくなるというのもそうなんですけれども、この需給が緩むという部分がございます。その部分で、しっかり需給調整をしていくということが、まず大事かなと思っておりまして、そこで市としましては、再生協議会から水田活性化協議会というふうに衣がえをしまして、その需給調整をしっかりその協議会でやっていただくということをまずやりつつ、あとは国の補助金をしっかり活用するということで、経営所得安定対策を引き続きしっかり取り組みまして、麦・大豆等の作付でしっかり支えていくということが重要なのかなと思っております。  そして、また国の方では、収入保険制度というものが新たに創設されることになっておりまして、この直接支払交付金の財源のかなりの部分が、そちらに振り向けられるような方向となっているところでございます。  そして、それらの情報もしっかりとって活用できるようにしてまいりたいと考えております。  市としましては、この麦・大豆とか野菜をしっかり転作していくということが重要だというふうに考えておりますので、それらができるような基盤整備をやっていくということと、あとは野菜等につきましては、販路を確保するというのが重要だと考えておりますので、その販路をつくっていく、地域商社というものを考えてございますけれども、そういった取り組みも進めているところでございます。  そういった取り組みを通じまして、この30年問題に確実に対応してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  未来を語る前に、具体的に足元を確認させてもらいました。東近江プライマリーCo.協議会を含めて、この足元を確実にしていくのが重要なことやと思いますし、いろいろ回っていますと、30年問題どないしてくれんねんということの声を聞きますので、具体的に詳しくまた説明の方をよろしくお願いいたします。  それで、今回、答弁の中に、「大きな期待、情報収集等」と答弁いただきましたが、現在、具体的にどのような情報が入っていますか。 ○議長(河並義一) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 先ほど申し上げたような、先進地の研修のほかには、既にこの地域でも直進の田植え機、GPSを用いて真っすぐ進むような田植え機の実演等がされておりましたり、それの情報収集をしたりとか、あと苗の量を3分の1に抑えるような田植え機等もございますし、あとは農家の負担を減らすロボットアームというようなものもございまして、そういったところの情報収集等も進めているところでございます。  また、先ほど申し上げた中で、東近江プライマリーCo.協議会でございますが、その協議会の中には、機械メーカーさん等も入っていただいておりますので、そういった機械メーカーさんからいろいろ情報は随時入手しているところでございまして、そういった情報を農家に逐次提供してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  いろいろ私なりに情報を収集したら、GPSを使ったロボット機械って意外と安いんですよということで、300万円を安いか高いかと捉えるのはあれなんですけれども、300万円ぐらいプラスすればできるということですので、複数年の人件費を考えれば、安い投資かいなとは思います。  こういった課題がもろもろとございますが、ほかにどのような課題を思ってはりますか。 ○議長(河並義一) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) ロボット化やIT化の課題につきましては、いろいろございますけれども、まず先ほど申し上げたような費用対効果等をしっかり見ていくという部分があるかとは思います。  あとは、やはりITを進めていくに当たっては、それを使うような人材をしっかり育成していくという部分もございますし、あとはIT化していく中で、今、農家さんが持っている暗黙知とか言っていますけれども、いわゆる農業の技術ですね、その技術をしっかりこのITの方に移植していくというような課題があろうかと思いますので、その辺につきましては、メーカーさんなり、また国の情報をしっかり収集してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(河並義一) 西ア議員。 ○2番(西ア 彰議員) ありがとうございます。  この東近江市は、農業のまちでございます。こういったことも、今後、ロボット機械の導入とか、いち早く先進的にやっていくのが、東近江市はやっぱり進んでいるよなということを、全国に先駆けてやっていくのも一つかなと思います。  それと、今聞いておりますと、ホウレンソウとか葉野菜も自動化で収穫ができるとか、イチゴの方も、AITを使って、これは腐っているからあかんとか、もうAITの方で収穫ができるということも聞いております。  やはり、こういったできることは、機械の方に投資して、今後の少子高齢化に向けて生産性向上ということが、これから一つのキーワードとなってくるかと思います。  これは、農業だけじゃなくて、これから人口減少、少子高齢化になってまいります。戦後の日本、高度経済成長したのは、金の卵という、当時の人口もありましたけれども、やはり生産性の向上が一番。今後、経済発展にも役に立つと思いますので、何とぞその辺を考えて、我々は、この10年先を見越して取り組んでいきたいなと、そのように思います。  最後に、12月には必ずこの場に戻ってくることをお約束して、私の質問を終わります。  以上。 ○議長(河並義一) 次に、4番、西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) 議長に許可をいただきましたので、通告に従い、4番、東近江市民クラブ、西澤由男が一般質問を行います。  豊かに広がる稲穂のじゅうたんも徐々に黄金色に染まり始め、吹く風にもどこか秋の気配が感じられる季節になってきました。  いよいよ本市においても、秋の実りを満喫する観光シーズンの到来です。ぜひたくさんの人々に訪れていただき、市内各所でそれぞれの目的を持って楽しみ、味わっていただきたいものです。  しかし、そうなると、気になるのが公共トイレの整備です。去る5月27日開催の「近江鉄道沿線ハイキング」には、地元農産品などもミニマルシェとして駅前で移動販売するのだということで、私も行事の合間を縫って視察に駆けつけました。しかし、そのとき耳にしたのが、トイレ事情です。  ツアーの起点になった朝日大塚駅にはトイレがなく、終点になった桜川駅にある唯一のトイレは、それはもうとても入れないほどの荒れようで、道向かいにあるJAさんの直売所のトイレを借りざるを得ないありさまでした。あの様子だと、皆さん随分不自由されたのではないかと想像いたします。  せっかく、地元の魅力ある名所・旧跡を訪ね歩く趣味のよい小旅行の企画なのに、トイレ事情一つで台なしになってしまったのではないかと、非常に残念に感じました。  ぜひ、本市と協定も締結している近江鉄道さんですから、しっかりと御協議の上、早急に改善を求めたいところですが、いかがでしょうか。  また、市内の伝統・文化遺産や、さまざまな観光スポットでのトイレ整備も、必要不可欠です。言いかえれば、トイレ設備のないところは、「幾ら文化価値が高くても、観光名所になり得ない」とさえ言えるのではないかと考えます。  トイレが心配だと、観光どころではなくなりますが、ぜひ本市内の観光資源候補地は、つぶさにチェックし対応していただきたいと考えますが、いかがでしょうか、お考えを伺います。  さらに、観光拠点だけではなく、蒲生スマートインターチェンジなどの開通で、県内外からの体育館・グラウンド・プールなどの運動施設や公園や野山などにも来訪者がふえています。  これらの場面でも、清潔に整備されたトイレがあると本市の印象が上がりますが、そうでなければ、評価は恐ろしいほど下がってしまうに違いありません。  よくビジネス界でも、「取引会社を評価するには、何よりもトイレを見るのが一番」などと言われますが、市町の評価もそのとおりではないかと感じます。その点については、いかがお考えでしょうか、重ねてお尋ねいたします。  何よりも、豊かな文化と歴史と自然環境を生かしたまちづくりをしようとするなら、まず初めにトイレなどの整備から手をつけるのが肝要かと考えます。ぜひ一考をお願いいたします。  また、障害をお持ちの人や社会的弱者と言われる人たちこそ、トイレなどの未整備は外出などの行動を制限される要素になり、一番にユニバーサルトイレなどの整備を望んでおられるのではないかと考えます。  平成28年から施行されました「障害者差別解消法」などの視点に照らしても、ぜひ早急に予算をつけて整備を進めていただくことを望みますが、いかがでしょうか、あわせてお考えを伺います。  ただし、そのような公共施設をふやすと、その維持管理がついて回ります。冒頭に申し上げた例は、「せっかくありながら十分な管理ができていなくて、それならまだない方がましなのでは」というぐらい荒れていましたが、そうならないためには、施設を清潔に保つ機能の付加や維持管理の体制をあわせて検討する必要がありますが、いかがでしょうか。  それを伺って、ひとまずこれで壇上からの質問を終わります。 ○議長(河並義一) 答弁を求めます。  市民環境部長。 ○市民環境部長(北川 宏) 議員の1点目の御質問、観光客誘致の観点からの近江鉄道沿線トイレの改善についての市の見解について、お答えをさせていただきます。  近江鉄道桜川駅のトイレ改善につきましては、以前から鉄道事業者である近江鉄道に改善の要望をしているところですが、御指摘のとおり、現在まで改善に向けた取り組みがなされていない状況にございます。  今後とも、早急に改善いただけるよう、引き続き近江鉄道に要請してまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 2点目、市内観光拠点のトイレ整備状況をチェックし対応する考えについてでございますが、議員御指摘のとおり、観光のおもてなしとしてトイレは必要であると考えております。  公の観光施設や主な寺社仏閣等には、おおむね設置されておりますが、まだまだ十分でないところがあることも認識しておるところでございます。  今後も、必要に応じて確認をとりながら、快適に観光を楽しんでいただけるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(河並義一) 教育部長。 ○教育部長(中谷逸朗) 運動施設や公園などに清潔なトイレが整備されていることは、市の評価につながると考えるがの見解につきまして、お答え申し上げます。  公園利用やスポーツを楽しむ上で、誰もが利用できる清潔できれいなトイレは、市を評価する上でも重要な設備であると考えております。  そのため、大規模改修などの施設整備に合わせて、水洗化や洋式化など順次進めており、未実施の施設につきましても、早期に着手できるよう進めてまいります。 ○議長(河並義一) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 4点目のユニバーサルトイレ等の整備につきましては、本市では、公共施設の新設及び改修に当たりまして、平成16年8月に改正されました「だれもが住みたくなる福祉滋賀のまちづくり条例」に基づき、高齢者・障害者等が安全で快適に利用できる施設・設備の整備基準が定められました「施設整備マニュアル」により、施設整備を行っております。  また、未改修の施設については、今後、作成します公共施設等総合管理計画に基づく「個別施設計画」の中で検討を行いたいと考えております。  次に、施設を清潔に保つ方法につきましては、公共トイレの汚い・暗いというイメージを払拭するため、便器の洋式化を進めるとともに、壁・床・天井の配色、照明の照度・色調に配慮した整備を行っております。  今後も、施設管理者の日常管理を徹底するとともに、利用者の皆さんにも清潔な使用についての御協力をお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 答弁は終わりました。  西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ありがとうございます。  それでは、再質問をさせていただきたいと思います。  まず、近江鉄道の桜川駅のトイレについてですが、大変、食事時だと、とてもやないが話題にできないぐらいのレベルでして、昼間でも肝試しができるんやないかなというふうに思うぐらいですが、関係課の皆さんは御確認いただいたんでしょうか。まず、質問いたします。 ○議長(河並義一) 市民環境部長。 ○市民環境部長(北川 宏) 近江鉄道の桜川駅のトイレについてでございますが、私も確認をさせていただきました。  やはり旧式のトイレで、なかなか今の時代となっては珍しいトイレということでございます。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ありがとうございます。  足を運んでいただいて確認をいただいたということですが、このごろ空家が問題になっておりまして、特定空家というのは、行政代執行の対象になるぐらい大変周囲に危険を及ぼし、あるいは悪環境を及ぼしているというようなことですが、まさにこのトイレ一つとっても、そのような状態ではないかなというふうに思わざるを得ない状態でした。ぜひとも、早急に手を打っていただきたいと思います。  実は、日野駅の改装工事も進みまして、今、大方のところがオープンしていますが、10月1日に駅舎の棟もオープンするようです。そこでは、カフェも営まれて、またこれから観光シーズンに向けて来訪者もふえるんではないかなというようなことで整備をされましたが、その途中の桜川駅と余りにも格差が大き過ぎると、日野町はこうやけど、東近江市はどうなんやというようなことにもなり得ません。  ですから、その辺について、今、どれぐらいのめどでその整備ができるのか、少し改めてお聞かせいただきたいと思いますが。 ○議長(河並義一) 市民環境部長。 ○市民環境部長(北川 宏) 先ほどの答弁でもお答えをさせていただきましたとおり、あくまで近江鉄道が設置しているトイレでございますので、ここの改修につきましては、近江鉄道に早急に改善をしていただくよう、こちらからも要望してまいりたいというふうに考えておりますが、いずれにしても設置並びに管理は近江鉄道ですので、できるだけ早くしていただくように、こちらからも要請してまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ぜひ早急の手だてをお願いしたいと思いますが、もともと私の発言通告書の中に、東近江市のイメージを毀損させないためにもというふうに書きましたら、毀損まで言うかというようなお声を幾つかに聞きましたけれども、まさに壊れて損なうというぐらいの状態ですので、ぜひとも対処をお願いしたいと思います。  建てかえとか改修というのには、また時間がかかるかと思いますけれども、少なくとも管理の面で手を入れていただけないかなというふうに思います。  10年ほど前、まだ駅舎が使われていたころは、そこの職員さんが草引きもし、管理もし、清掃もし、というようなことを聞いておりますけれども、無人駅になった途端に、そんなふうになってきたというようなことです。  設置をされている鉄道会社さん自身も社会的責任もあるやろうと思いますし、また市も協定を結んでおられる以上、そんなことも言いやすいのではないかと思いますし、またその協議をぜひとも実のあるものに高めてもらいたいなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
     駅舎の方は、これからまた秋のツアーもふえてきますけれども、一番起点・終点になりますんで、ぜひとも手を入れていただきたいと思います。  その次に、見て回る文化施設や遺跡とか、社寺・仏閣とかというようなところも回っていただきますので、トイレ事情が大事になってくるかなと思いますけれども、大体神社とかお寺には、おトイレが備わっていまして、檀家の方やお寺の方や神社の方が整備をしていただいているようですので、気持ちよく使わせていただけるのかなというふうに思いますが、まだ十分でもないところも見受けられるというようなお言葉でしたので、ぜひともそういうところとは、観光協定なり、観光の拠点として活用させていただきますので、御協力をいただきたいというような協定が結べたらと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 御提案ありがとうございます。  現在も、ツアーを組む上で、おトイレのないところというのはございますので、そういった場合については、事前にお借りできるようなところへお願いをして、申しわけございませんが、使わせていただきたいということで、御了解を得た上で利用させていただいているというのが主でございます。  協定までとはいきませんけれども、今後、そのようなことも含めて、観光をもっと充実して、おもてなしの心でできるような形で進めたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ありがとうございます。  私どもも民間でそういうツアーを催すときは、1時間ごとぐらいにトイレの場所をあらかじめ計算しまして、そこに寄りながらツアーを組んでいくというようなこともよくしますけれども、ぜひともそんなことを観光協会の皆さんや、そういう関係者の皆さんが計画されるときに、よい関係で使わせていただけるように、前もってそういう御配慮をいただいたら幸いかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それから、体育設備等です。蒲生の体育館に寄せていただきましたら、そのときはちょうど9月2日、3日でしたが、「近江の国合戦交流大会」と申しまして、少年少女のバレーの大会をされていました。  どういう方たちが参加されているのかというふうに聞きましたら、どうやら強豪チームは、兵庫県や岐阜県から、県外からも招待をされて参加をされていたようです。  特に、そういうふうになってきますと、やっぱり県内、あるいは地元の人たちが得心して、汚くてもしようがないなというふうに使っているわけじゃなくて、県外の人たちがきょう初めて使うという方もおいでになる。それが東近江市に初めての来訪なら、東近江市のイメージそのものが、またそれこそダウンするんじゃないかなというふうにちょっと危ぶまれるところですけれども、私が見たところ、トイレにスリッパがきちっと並べられて、きれいに使われていました。  ただ、大便の方は和式の便器ばかりで、なかなか使いづらそうでしたけれども、次の日に管理者の方に聞きに行きましたら、きれいでしたねと、使われているのも、このごろきれいに使われているんですねと言いましたら、いやいや、初めはスリッパも脱ぎ散らかしやったんやと。でも、来てもらって、団体の皆さんの前でスリッパはきちっとそろえてくださいと指導しています。また、ごみが出たら、そのごみは持って帰ってくださいというふうに指導をして、お願いをして、保っているわけですというふうに言われていました。  そういうルールができていて管理がされているんやなということで、ひとつ私も感心をしたところでしたが、ただおトイレだけは、どうもというふうな話で、よく聞いてみますと、大便器は和便器ばっかりでしたけれども、その使い方が、このごろの子どもたちはなれていないらしいです。ですから、粗相が多くて、次の日の掃除は大変ですわというふうに言っておられました。  よく考えてみますと、私も建築業を営んでおりますけれども、25年ほど前は、だんだん洋便器が一般の家庭にも入ってきました。それで、つけるようになったんですけれども、お家によると、いや、お父さんが座る洋便器に私よう座らんからと言って、和便器にしといてくれというふうに言われる家庭もあって、笑い話のように聞いていた時代があったんですが、それもだんだん下水がちゃんと整備されてきますと、水洗トイレになって、水洗トイレになってくると、一旦滞留する和便器よりはすぽんと流れてしまう洋便器の方が構造的・機能的にふさわしくて、洋便器の方に変わっていったという経過があるんやないかなというふうに思いますが、そんなことで、もう20年よりこっち、20歳以下の子どもたちは、それこそ家の中では、洋便器しか知らないというふうになっているんではないかなと思うと、私たちみたいな経験世代が見ているのとは随分と違う感覚で、和便器かと、どうやって使うんやろうと、こんなん教えてもらったこともないしな、みたいな状況で粗相があるのかなとも想像してみます。  ですから、今、返答をいただきました、洋便器化、洋便器化というふうに、いみじくも皆さんが口をそろえて語っていただきましたが、それぐらい洋便器化が必要になってきたんかなというふうに思わせてもらいました。  ただ、私は建築を学生時代に習うときに、日本の和便器というのは、大変公衆便所には理想的なんやと、不特定多数の人たちが使う便器、肌触れずに用が足せるというのは、すごいすぐれているんやと言われながら、公衆便所は和便器に限るなというふうに私たちは思って建築の設計をしてきた時期がありましたが、どんどんどんどんその状況が変わってきたことに、今、改めて驚いているところではあります。  ただ、そういうふうに肌を触れざるを得なくても、なれているから洋便器を使ってくるというふうになりますと、その便座をクリーニングする、例えば消毒のスプレーであるとか、あるいはそこに載せるペーパーのシートとかというものが必ず一緒にセットになって、初めてそれが担保されるんやないかなというふうに思います。  これを公衆便所につけようと思うと、なかなか管理も経費も大変やないかなというふうに思いますが、その辺については、何かお考えがあれば、聞かせてください。 ○議長(河並義一) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) まちの方とかに行きますと、議員御指摘のように、トイレットペーパーに液を吹きかけたり、またシートをかけたりとかといったようなものがいろいろあるんですけれども、市の方で設置しております公衆便所というものが、夜間も全て開放させていただいているという関係で、風等、雨等、いろんなものが入ってくる関係で、なかなか管理も行き届いていないというのが現状なんですけれども、設備品、消耗品というものについても、トイレットペーパー等の管理についても、なくなったり、いろんなことがあります関係上、経費的にも管理する上でも、なかなか課題が多いのかなというふうなところで、今のところ、何もできていないというのが現状でございます。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ありがとうございます。やむを得ないところかなというふうに思います。  また、公衆トイレの中でも、施設の中に設置されているトイレの場合は、管理もしやすいですけれども、それこそおっしゃったように、開放型の屋外のトイレになりますと、管理自身もしにくい、防犯的にもなかなか問題もあるところが多いというようなことやと思います。  ぜひ、その辺は、改めて研究をいただきまして、よりよい受け皿づくりができるように考えていただきたいなというふうに思います。  私も海外へ行けば、そういうものをいろいろと注意をして見ますと、ヨーロッパですから、洋便器が基本です。和便器があるわけじゃないんで、洋便器があるんですが、洋便器の便座はもうないと。どうやって使うんかなというふうなものもありますけれども、洋便器の便座がなくて、またがるだけかなというのもあります。  そして、掃除がしやすいように、陶器じゃなくてオールステンレスの便所になっていまして、用が足せたら水がざっと流れて、ブース自体が自動洗浄というようなものもあったりしますし、便座だけがクリーニングでぐるっと回転しまして、1回終わったら、拭かれるというような便所もあります。  また、それも、先ほど申しました、ホテルにおいて、質の高い管理ができるところと、空港ぐらいのところと、またそれこそ公園みたいなところとでもまた差がありますので、いろいろな手でいろいろ工夫をされているんですが、その辺もまた検討に加えていただけたらありがたいなというふうに思います。  そんなことで、使う方もルールにのっとって、きれいに保つという努力もしてもらいたいというお声もありましたが、蒲生の体育館のトイレ、そんなふうにルールを決めながらしていただいています。  今度はグラウンドの方へ行きますと、河川の敷地内にあるグラウンドやということらしいんで、水洗化がなかなか思わしくできないというようなお話も聞いたことがありますが、いまだにくみ取り式のトイレですが、そこには多目的トイレに改修されていまして、大きなブースにできていたのが感心いたしました。ぜひとも、できる範囲ででも、最大の努力をしていただきたいなというふうに思います。  ただ、便器自身もため式ですから、夏場はどうもウジムシが上がってきたり、においがこもったりというようなことは、どうしてもあるみたいですので、ぜひともその辺も考えていただきたいと思います。  そのグラウンドも、少年サッカーの大会が行われておりまして、大変たくさんの子どもたちがサッカーをされていました。「少年サッカー蒲生カップ5年生大会」というようなところです。奥のテニスの会場も、いっぱいにそうやって大会が行われていたんですが、今度、奥のテニス場は、仮設便器が1つ、そこは和式、もう一つ離れて立っていて、洋式というのが、仮設便器が2つあっただけなんですけれども、それに比べてテニスの面が大変たくさんの面ができていまして、子どもたちやから、文句言わんと使ったら、もうしようがないなというふうに思っておられるのか、それとも、いやいや、今はこうやけれども、ちょっとでも早く直してやりたいと思っているのかというようなところをお聞きしたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(河並義一) 教育部長。 ○教育部長(中谷逸朗) ただいま屋外のトイレについて御質問いただきまして、確かに河川敷とかというのは、基準がありまして、どうしても仮設型のくみ取り式にならざるを得ないんですけれども、今は簡易型・水洗型で、順次、整備を進めているところでございます。  今、議員が御質問いただきましたテニスコートにつきましては、市の管理している部分ではないところかもわかりませんので、その辺はまた団体さんとも協議しながら、どういう状況かというのも確認したいと思います。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ぜひ、少しでも環境の改善をお願いしたいと思います。  道を挟んで、今度は球場があります。公式のテニスコートもあります。そこも建物が建っていて、便所棟があって、トイレがあるんですが、そこもやっぱりくみ取り式のトイレです。  そこの方は、使用頻度が少ないのか、あるいは限られた方々だけしか使わないからか、メインのトイレと比べて整備が随分と違います。  聞きますと、便槽がどうやら割れているみたいで、水も差しているというようなお話を聞きます。  ぜひぜひ、定期的にでも見回りをいただいて、この状況しか今のところはしようがないんやと。でも、できるだけ予算をつけて改善をすることを急ぎたいというふうなことをお思いでしたら、管理をしながら、確認だけでもお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(河並義一) 教育部長。 ○教育部長(中谷逸朗) ただいまの御指摘いただいたトイレにつきましても、担当としまして、早期に整備したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ありがとうございます。ぜひ、よろしく頼みます。  それから、第二グラウンドの方も回ってきました。このごろ、第二グラウンドは、蒲生幼稚園の方が変わりましたので、蒲生幼稚園の外のトイレが使えなくて、そして仮設のトイレが置いてありますが、水道がないもんですから、給水式というか、貯水式のタンクに水を入れて使っているということでした。  私が行ったときは、その仮設のトイレは、開放じゃなくて、鍵がかかっておりまして、使うときだけ許可を得て鍵をあけて使われるんやと思いますけれども、手を洗うところも、貯水式になっておりまして、使うときに水を入れるんやと、運ぶんやというふうにおっしゃっていましたし、使ってもらう人も幾らか水を運んでもらうんやというふうに言われていました。  ただ、夏場は、たまっている水が腐るんやと、だからやっぱりそのままほっとけへんと、抜かんならんのやというようなことも聞いていましたが、いかがでしょうか。 ○議長(河並義一) 教育部長。 ○教育部長(中谷逸朗) 蒲生の第二グラウンドにつきましては、稼働率が低いということもございますけれども、現状につきましては、今後、指定管理者とも協議しながら、その部分については、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) 稼働率が低いというのが、使いにくいから低いのか、使いたいけど使えへんのかというところもまた検討いただきたいと思います。  八日市地区からの少年野球も、もともとは使ってもらっていたというような話もあります。  もう一つは、そこに見えています外トイレですね、蒲生幼稚園のときに使っていた外トイレ、まだ建物としてはそこに残っているんですが、あれがまだ使えるんやったら、よっぽど環境が改善されるかなと思うんですが、壊してもらうまでに、また検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。その可能性はあるんでしょうか。 ○議長(河並義一) こども未来部長。 ○こども未来部長(北村定男) もう蒲生幼稚園の部分につきましては、現在、解体に向けて準備を進めておるわけですけれども、今の話につきましては、もう一度、教育部とも十分協議をしてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ありがとうございます。  ぜひせっかくあるもんですから、無駄のないように活用していただいて、少しでも使用する人たちの環境の保全をお願いしたいと思います。あわせて、改善もお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、清潔に保っていく機能の付加や維持管理の体制はどうかというふうなところですが、まちの中では、渋谷のまちのトイレのことをやっていましたけれども、スポンサーと提携をして、ここはそのスポンサーの企業に任せて、清掃も設備も整えてもらう。すごくきれいになって、観光客や住民にも好評になったというようなことを聞きます。  当市にもいろんな企業がありますし、そういう企業の皆さん、直接、便器とか、そういうものを扱っておられるところも探せばあるかもしれませんが、そういうところにスポンサー契約をしたり、タイアップをして、試験的なモデルのトイレとして提案していただくというのは、可能性としてあるんでしょうか。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) ちょっと今、議員御質問のとおりの答えになるかわからないんですけれども、観光トイレも屋外に幾つかございます。  そんな中で、例えば永源寺のキャンプ場でございますとか、そういったものについては、屋外の公衆便所というようなことで、利用者が気持ちよく使っていただきたいということで、この辺については、地元の方々に日常の管理をお願いして、来ていただく方に快適に使っていただこうということで、地域の方に協力いただいていると。  スポンサー契約とまではいっていないんですけれども、そういった形で、地元の方に御協力をいただいているというようなところでございます。 ○議長(河並義一) 西澤由男議員。 ○4番(西澤由男議員) ありがとうございました。  市民の皆さんも協力をしてくれると思いますけれども、ぜひまた新しい視点で、企業の方にもまた問いかけていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(河並義一) ここで、暫時休憩といたします。  再開は、午前10時40分といたします。               午前10時27分 休憩               午前10時40分 再開 ○議長(河並義一) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  5番、西村議員。 ○5番(西村純次議員) 通告に従いまして、5番、東近江市民クラブ、西村純次が一般質問を行います。  8月の市民大学第4講座で、同志社大学の真山達志先生が、「地方は甦るか〜地方創生を考える〜」と題してお話しされました。  その一部ですが、観光という概念の活用という話の中で、地域が光っていないとだめというようなお話をされていました。  まず第1点目、観光戦略についてお尋ねをいたします。  生涯スポーツの国際大会でありますワールドマスターズゲームズが、ことしはニュージーランドで開催されました。4年後の2021年、関西で開催されることが決まっております。近畿2府4県に加え、徳島県、鳥取県において開催されます。32競技55種目の開催地も既に決定しており、滋賀県では、陸上の10キロロードレース、カヌー、ボート、ホッケー、軟式野球、ソフトボールの6競技で、そのうちの軟式野球、ソフトボールが、本市においても開催されます。  この大会は、一般参加型で、おおむね30歳以上で上限なし、いわゆる誰でも参加できる競技大会であります。  これに係る経済効果が8月18日の日本経済新聞に載っておりました。全国で、実に1,461億円。これは、組織委員会が社会工学研究所に調査を委託し、宿泊費や食費・交通費などを推計した結果であります。開催地域2府6県で913億円、その他の地域で548億円というものです。  大会には、海外から2万人、国内から3万人、コーチや家族を含めると、16万3,800人が訪れる見込みということです。  また、訪日外国人客の増加などにより、開催後8年間のレガシー効果、いわゆる大会後の長期にわたるよい影響が1兆868億円に達すると予測しています。  私には、この数字を検証するだけの力量はありませんので、日経新聞の記事をそのまま引用しておりますが、非常に大きな数字であります。  開催地域2府6県での経済効果が913億円、本市への効果がたとえ1%としても、9億円を超えることとなります。  また、この大会は、予選を勝ち抜いて国を代表して参加するというものではなく、スポーツに関心があれば誰でも参加できることから、各国のある程度富裕層の方たちが集まるという趣があります。  こういう人たちが東近江市に集まってくるわけでありますから、本市をアピールする最高の機会であると思います。  よい印象を持ち帰っていただき、口コミで宣伝していただくのと、リピーターとして再度本市を訪問していただけるよう、この地域が光り輝いているように、ハード・ソフト面で最高のおもてなしができるようにと考えます。  軟式野球、ソフトボールの選手、コーチや家族が他市町に流出しないよう受け入れるだけの宿泊施設は充足するのか、4年後の予測としてお尋ねします。  また、ことし3月に5カ年の観光戦略は示されましたが、特にリピーターを確保するための方策・戦略というものがあれば、お聞かせください。  さらに、7年後の2024年には滋賀国体が開催されます。本市では、軟式野球、ソフトボール、サッカー、ゴルフ、カヌーなどが決定しております。  本市に来ていただいた方を他市町に逃がすことなく、何としても市内で賄い、さらにリピーターとして来ていただくような戦略を立てていただきますようお願いをしておきます。  次に、ことしのニュージーランド大会へは、本市からも視察に行かれました。私も「e−おうみNOW!!」で見ましたけれども、ソフトボール会場は、一面天然芝の大きな大きなグラウンドでした。さすが、人より羊の数の方が多いと言われるお国柄の違いを感じました。  それをまねするわけにはいきませんが、4年後、7年後を見据えて、会場整備について現時点で計画があるなら、お聞かせください。  2つ目の質問です。ふるさと寄附についてお尋ねします。  ことし4月に総務省が高額返礼品を見直すよう、通知を出しました。それにより、昨年まで豪華な返礼品を提供していた自治体は、大きな逆風となっているようです。  寄附する方も、返礼品次第ということでしょうか。少しでもお得な方に流れるというのは、世の常であります。  本市においては、総務省の通知以前から3割程度という設定で実施してきたと聞いております。現時点で比較するのは困難かと思いますが、影響があるならお聞かせください。  これから返礼品の額が同一水準になってくると、物での損得ではなく、寄附金がどのように使われるのか、そちらに納税者の意識がシフトしていくと思われます。
     見返りの品がどうかというより、納税者自身がどういう形で社会貢献しているのかを求めてくるのではないでしょうか。  熊本地震や糸魚川大火の被災地には、通常の税収の6倍以上の寄附が集まり、復興を後押ししたと言われます。まさに、見返りより社会貢献であります。  自治体の中で使い道を開示しているのは、4割だそうです。本市では、まちづくり事業に活用するとして、4つの中から選択できるようになっています。  28年度の実績が5月11日に公表されましたが、全5,116件、約2億2,000万円のうち、一番件数が多かったのは、鈴鹿の山々から琵琶湖まで広がる自然や魅力ある歴史、文化、伝統を生かしたまちづくりに関する事業で2,000件、約7,500万円。2番目は、市長が必要と認める事業で1,537件、約8,500万円。3番目は、誰もが暮らしやすいまちをつくるための担い手となる人材の育成に関する事業で1,020件、約4,000万円。4番目は、安全で快適なまちをつくるための都市基盤の整備に関する事業で559件、約2,100万円という結果でした。  これら寄附していただいた方の意向を反映して、具体的にどう執行しておられるのかを伺います。  3つ目の質問に移ります。人口減少と若年世代の定住についてお尋ねします。  合併以降の本市の人口推移を調べました。各年度4月1日現在の数字でありますが、平成20年の11万8,904人をピークに減り続け、ことしは11万4,935人と、9年で4,000人弱の減少となりました。  本市の人口ビジョンでは、23年後の2040年には10万人、2060年には9万人にとどめたいとのことであります。  そのためには、現在の特殊出生率1.66を2030年には1.80に、2040年には2.07に押し上げる必要があります。一日も早く改善することを望むものであります。  若年世代の人たちが、まず本市に住み、結婚し、出産し、子育てをしながら本市に住み続けてもらう必要があります。  そのためには、住宅の安定供給、雇用の確保、育児をするための環境整備が喫緊の課題であります。  まず、定住移住の住まい支援でいろいろな補助制度がありますが、現状での活用状況をお尋ねします。  次に、子育て支援の中から待機児童について伺います。  昨年4月では72人、ことし4月には44人と聞きました。前年に比べ枠は200人以上ふやしているのに、待機児童がゼロにならないとのことでした。  待機児童数の推移と今年度に整備される施設の状況を踏まえて、来年度以降の見通しをお聞かせください。  最後の質問です。蒲生スマートインターチェンジ周辺の利活用についてお尋ねします。  3月、6月と、同様の質問をさせていただきました。先日は、過去の経過や現状について、各部各課から丁寧に説明をしていただき、いろいろと努力いただいていることを一定理解をいたしましたし、一朝一夕には事が進まないことは十分認識しているところであります。とはいえ、何かしら光明は見出せないかと思う次第です。  当該地域は優良農地であることは重々承知しておりますが、3月議会でも「インターチェンジ開通で地域のポテンシャルが上がっている」「市域全体の経済活性化や生活の充実に大きく寄与するものと考えている」と答弁をいただいたように、農業以外にも大きく発展する可能性を秘めた優良農地であります。  8月29日の京都新聞に、日清医療食品が京都亀岡に国内最大級となる医療食などの新工場を建設したとの記事がありました。京都縦貫自動車道が近いアクセスのよさから、亀岡市を立地場所に選んだとのことであります。  こういう記事を見るにつけ、釈然としない思いがふつふつと起こるのであります。  私は、我田引水で申し上げているのではなく、本市の西の玄関口として、観光振興、商工業の発展のため、また若年世代の定住化のためにも、雇用の拡大と職住近接との思いから申し上げていることを御理解ください。  農地の用途変更が困難なことや、木村町地先は埋蔵文化財の関係で特に困難なことを承知しております。  木村町地先にこだわらず、沿道サービスという形で、ガソリンスタンドであったり、物販店舗であったり、何かできないものかと思うところであります。  そのことで、6月議会に申し上げ、市長も賛意をお示しいただいた横山自然公園でのボルダリングや雪野山山頂の整備など、端緒が開けるのでないかと考えます。  大規模開発に至らずとも、何らかの変化を見出すことはできないでしょうか。当局のお考えをお聞かせください。  質問は以上です。よろしくお願いいたします。  失礼いたしました。私の発言の中で、滋賀国体のことが書いてございました。「本市では、軟式野球、ソフトボール、サッカー、ゴルフ、カヌーなどが決定しております」と申し上げましたけれども、正確には、まだ「内定」の状態でございます。どうも失礼をいたしました。 ○議長(河並義一) 答弁を求めます。  商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 西村議員の大きく1点目、観光戦略についてのうち、1点目のスポーツイベントを通じて、その受け入れ体制とリピーターの確保についての御質問でございますが、関西ワールドマスターズゲームズの選手の受け入れについては、府県実行委員会が競技日程(案)に合わせて開催地域の参加者、宿泊予定者を想定し、組織委員会が取りまとめた後に、宿泊計画を作成されることとなります。ソフトボール競技、軟式野球競技のうち、東近江市会場分では、約1,300名程度が来訪されると見込まれております。  市内宿泊施設における収容可能人員の実情を見ますと、おおむね充足することとなりますが、応援や観戦などのお客様を含めると、不足することが想定されます。  このため、一般社団法人東近江ホテル旅館組合等と連携し、さまざまな種類の宿泊オプションを準備しなければならないと考えております。  次に、スポーツイベントを契機とした来訪者の増加策についてですが、まずは選手団や関係者の皆様をおもてなしの心を持ってお迎えすることが大切であると考えております。  その際に、観光パンフレットの配布や会場でのPR動画の上映、特産品の販売など、本市の魅力を知っていただけるよう努め、次は観光目的で本市を訪れていただけるよう取り組んでまいりたいと、このように考えておるところでございます。 ○議長(河並義一) 教育部長。 ○教育部長(中谷逸朗) 観光戦略についてのスポーツイベントの会場整備について、お答え申し上げます。  4年後、7年後を見据えての会場整備の計画につきましては、現時点では持ち合わせておりません。  しかしながら、国民体育大会につきましては、競技基準に基づき中央競技団体視察を踏まえ、競技場の改修を行います。同時に、トイレなどの環境整備も進めていきたいと考えております。 ○議長(河並義一) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 続きまして、ふるさと寄附についての御質問にお答えいたします。  総務省からは、本年4月1日付で見直しの要請がございましたが、本市は返礼品の割合をもともと3割程度としておりましたので、変更の必要はございませんでした。  全国的に返礼率が下がるというムードの中で影響を心配しておりましたが、今のところ、本市への大きな影響は出ていないと受けとめております。  8月末現在の寄附の状況は、1,420件、金額にして5,500万円余りで、昨年と比べて件数は若干少ないものの、寄附額は上回っております。  次に、寄附金の活用につきましては、御寄附をいただいた方に、本市の提案する4つのまちづくり事業の中から一つを選択していただくこととしております。  平成29年度にふるさと寄附基金を取り崩して充当予定である主な事業としましては、定住移住推進事業や中心市街地活性化事業、乳児おむつ等支給事業、小学校への外国語指導助手派遣事業、木地師のふるさと発信事業、日本遺産に係る観光振興事業、交通安全施設整備事業、空家対策事業などでございます。  続きまして、定住移住の住まい支援の活用状況について、お答えいたします。  現在、本市では、市外からの転入者、小学生以下の子育て世帯、空家バンクの活用、多世帯同居または近居される方、市民が市内に定住される場合に、一定の補助金を交付いたしております。  これらの定住移住推進補助金は、着工前に事前審査を行い、完成後に補助金の交付申請と実績報告及び交付請求を行っていただく仕組みとなっております。  このため、平成28年度中に事前審査を行ったものの完成が年度を超えたために、平成29年度予算で執行することとなっているものも含まれますが、8月末現在で130件、6,000万円余りの事前審査を終えております。  内訳としましては、新築住宅取得が28件、1,400万円、子育て応援が45件、2,250万円、空家バンク活用が3件、81万円、多世帯同居・近居が36件、1,800万円、市民定住住宅取得が18件、502万円となっております。 ○議長(河並義一) こども未来部長。 ○こども未来部長(北村定男) 2点目の待機児童の推移と今後の見通しについて、お答えいたします。  本市の待機児童の推移については、平成27年度39名、平成28年度72名と増加しておりました。平成29年度には、施設整備により定員224名の増加を図りましたが、就労状況や家庭構造の変化により、入所申込者数が年々増加していることもあり、待機児童数は44名でありました。  今年度の施設整備につきましては、(仮称)中野・みつくり幼児園の整備、民間の「いちのべ保育園」が「ゆいの杜認定こども園」として整備、さらに民間小規模保育事業の施設整備も進めており、定員154名の増加を図っております。  来年度以降については、能登川第一幼稚園の認定こども園化や民間小規模保育事業等の施設整備を進め、可能な限り早期に待機児童の解消が図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 大きく4点目、蒲生スマートインターチェンジ周辺の利活用に関する御質問について、お答えいたします。  蒲生スマートインターチェンジ周辺につきましては、農業上の公共投資が行われた地域であり、優良農地として農振農用地区域に設定されております。  開発するためには、まず農振農用地区域からの除外が必要となり、除外のためには、その必要性・緊急性が明確であり、代替すべき土地がないこと、農地の集団化・農作業の効率化に支障がないこと、土地改良事業の工事完了から8年を経過していることなどの全ての要件をクリアする必要があります。  当該地は、農振農用地の中央部に位置するため、県道の沿線の沿道サービス施設であったとしても、除外することは困難であります。  一方、平成28年3月議会において東近江市農用地保全条例が制定されたところであり、集落内の合意形成が図れれば、集落が必要とする小規模店舗などを整備するための用地を、集落に隣接した場所で非農用地区域として設定することが可能であります。  いずれにいたしましても、開発を行う場合は、今後の需要や非農用地区域の設定場所などについて集落内で合意形成を図ることが重要となります。  市といたしましても、各集落における検討が具体化してまいりましたら、実現に向けた支援をしてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 答弁は終わりました。  西村議員。 ○5番(西村純次議員) 御答弁いただきまして、ありがとうございます。何点か再質問させていただきます。  まず、1点目の件ですけれども、八日市駅前のホテルがことし3月にオープンをいたしました。その稼働率も良好と聞き及んでおり、潜在的な宿泊需要がたくさんあったのかなというふうに感じております。  そんな中で、4年後の大きなイベントに宿泊施設が充足するのか、ちょっと心配をいたしましたので、質問をさせていただきました。  1,300人程度ならオーケーということでございますけれども、そのほかの応援や観客の方の分については、ちょっと不足が見込まれるというようなことでございました。  ホテルの誘致といいましても、すぐに間に合うということは難しいと思います。組合などとうまく連携しながら、極力他市町へ流出しないようにお願いをしておきます。  今回の質問は、関西ワールドマスターズゲームズという、ある程度富裕層であろうと推測する方たちが来られるものでありますから、その方たちに特化したような何か戦略があればなというような思いで質問をさせていただきました。  宿泊であったり、買い物であったり、なるほどと納得していただけるようなサービスが提供できるように、いろいろと考えていただければと思っております。  そのうちの一つとして、中心市街地の整備も考えられるのかなというふうに思います。また来たいなと思っていただけるように、よろしくお願いをしておきます。これは、もうお願いで終わらせていただきます。  次、会場整備についてであります。  近年のスポーツイベントでは、大会中の盛り上がりだけでなく、大会終了後も、長年にわたって続くレガシー効果、遺産効果と言われるものですが、それが重要視されております。  半世紀前の東京五輪では、スポーツのメッカとなった国立競技場の競技施設や、交通インフラとしての東海道新幹線、また首都高速道路、記念としての体育の日の制定などが有名なレガシー〈遺産〉として挙げられております。  開催効果を一過性のものにとどめず、地域の継続的な振興に役立つものとするためには、大会終了後を見据えて、スポーツを通じた交流を地域に根づかせるような取り組みも求められます。  大規模スポーツイベントを契機として、有形・無形のレガシー(遺産)をいかに創出し、次世代に継承していくのかというのが、これは総論であります。  その意味では、国体に向けて水泳競技のプール建設に名乗りを上げられたのは、大変結構なことかなと思います。  ただ、飛び込みプールは建設しないということのようですので、草津市はそれも受け入れると表明しております。  今後、県が大津市、草津市、東近江市、いずれかに決定するわけですが、誘致に注力いただきますようにお願いをしておきます。  総論は総論として、各論として、当市の規模においては、どれだけの資金を投入できるのかと考えたときに、特に軟式野球、それからソフトボール、サッカーについては、既存の施設があるわけですから、それを十分に活用すればいいというふうに思います。  これだけはお願いしたいと思っていたのはトイレでありますけれども、そのことも答弁をいただきました。各家庭でも水洗トイレ、洗浄便座が普及しておりますので、ぜひともよろしくお願いをしておきます。  もう一つつけ加えるならば、布引グリーンスタジアムの観客席であります。現状においても、サッカーをはじめ球技の大会が多く開催されておりますことから、反対側にも観客席の設置をお願いするものです。  大がかりなものは、私も必要ないかなというふうに考えております。現在の芝生の場所に鉄骨を組むような形で、簡易なもので結構でございます。両サイドから応援ができるようになればいいというふうに思います。まずは、類似施設の視察や検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(河並義一) 教育部長。 ○教育部長(中谷逸朗) 今、御質問いただきました布引グリーンスタジアムの会場整備、関西ワールドマスターズゲームズにおきましては、視察の報告を受けていますと、特化した整備は必要はないのかなと。ただ、安全面では、十分配慮した施設にしなければならない。  今、布引グリーンスタジアムのスタンドのことも触れていただきました。当然、今、MIOびわこ滋賀が頑張っていただいているJFLの昇格に向けてのこともあります。そういった中で、いろんな部分で検討を加えたいと、このように考えております。 ○議長(河並義一) 西村議員。 ○5番(西村純次議員) ありがとうございます。  ぜひとも、先ほども言いましたけれども、そんなに立派なものというとちょっと何ですけれども、そんな大がかりやなくても、とりあえず両サイドから応援できると、そのようなイメージを持っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  次に、ふるさと寄附についてお尋ねをいたします。  総務省の通知後の影響はなく、件数は若干少ないけれども、額は上回っているとのことで、安堵をいたしました。  また、納税者の意向に沿う形で予算に反映されていることで、納得もいたしました。  一方、東京都青梅市では、返礼品を物ではなく青梅マラソンの出場権にしたら、大きな反響があったそうであります。  本市でも、物に限らず、奥永源寺の観光というものも返礼品の中にありますけれども、市外からの参加が多い元旦マラソンやドラゴンカヌーへの出場権といったものにするのも一考かと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(河並義一) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 議員から今御意見ございましたように、確かにふるさと寄附、今までは返礼品、商品ばかりが目についておりまして、本来のふるさと寄附の目的でございますふるさとを思う、そこの市町村を思うという、その気持ちをいただくのがふるさと寄附でございますので、本来の目的での寄附というものをいただきまして、そういうものを、当然、本市の発展にも、PRにも生かしていきたいと。  だから、そういう元旦マラソンとかドラゴンカヌーへの、そういうものの参加権という部分につきましても、先ほどありました観光ツアーと同様に、そういうことも考えていくことも必要ではないかなと、事務担当者としてはそのように考えておりますので、今後、今年度、実はふるさと寄附の段階も、昨年度、一昨年に比べてかなり高額をいただきましたので、段階を分けたところでございますけれども、総務省のそういう指摘もございますので、その辺もあわせて返礼品を考えてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 西村議員。
    ○5番(西村純次議員) ありがとうございます。  青梅マラソンというと、全国的に有名なんですけれども、東近江市元旦マラソンも、県内では、本当に1月1日にしているというところはなかなかないようでございますので、そこら辺のPRも兼ねて、そちらの方もまた検討していただければありがたいなというふうに思います。  いずれにしましても、納税者に、その使い道を理解して納得していただくためには、丁寧な説明が必要かと思いますので、引き続きよろしくお願いをいたしておきます。  次、住まい支援についてであります。まだ上半期が終わっていない状況で、回答をいただきました。予算の7割近くに達しているようでございます。  それだけの需要があれば、新年度予算にも反映していただけるのかなというふうに思いますけれども、その意向としてはどうでございましょうか、伺います。 ○議長(河並義一) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) こういう補助金につきましても、市としまして3年サイクルで見直しをかけていくというふうにはしておりますけれども、現在の状況では、市外からの転入者よりも、昨年度も12月補正でさせていただきましたけれども、多世代同居とか近居、その辺もかなり多い部分がございます。  市内人口減少社会への取り組みとしまして、市内に定住していただくためにはどうすればいいのかと、県なんかからの支援がなくなったときに、じゃあどうするのかという部分も、今年度の動向を注視しながら、また見きわめて、その先を決めてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 西村議員。 ○5番(西村純次議員) 他市からの流入よりも、内輪の中でというようなことが多いというふうにおっしゃいました。Uターンであったり、Jターンであったり、Iターンという言葉が適切かどうかは知りませんけれども、そういうふうにも極力御努力いただきたいというふうに思います。  次、待機児童についてでございます。ことし4月の待機児童は、44人とお聞きしました。厚労省は、ことし3月に定義の見直しをしております。従来は、親が育休中は、待機児童にカウントしないというケースもあったようですけれども、保護者に復職の意思があれば、待機児童に加えるという見直しをいたしました。44人という数字は、見直し後の数字と解釈してよろしいでしょうか。 ○議長(河並義一) こども未来部長。 ○こども未来部長(北村定男) 待機児童の件につきましては、全国の市町村ごとに、認定に際しまして不合理なばらつきがありましたことから、今回、3月に国の方が見直しが行われたわけですけれども、本市につきましては、待機児童数の公表につきましては、従来から、今回見直しされた後の待機児童の定義で集計をしておりましたので、公表数値に影響はございません。 ○議長(河並義一) 西村議員。 ○5番(西村純次議員) ありがとうございました。  ちょっと話は変わりますけれども、日経新聞によりますと、円安と中国の人件費上昇で、外国で生産し輸入するというスタイルから、国内生産に回帰しつつあるというような記事が、8月の記事でありました。  このことから、人手不足に拍車がかかり、育児に専念することから仕事に出る人が求められ、ゆえに待機児童ゼロに向けてより努力する必要があるというふうに考えます。  ことし4月現在、全国で2万6,000人強、それから特定の施設だけを希望しているなどの理由で集計から除外された潜在的な待機児童というものが7万人弱というような数字が出ております。  政府は、9月8日に子ども・子育て会議を開いて、子ども・子育て支援の基本指針を改正し、保育所の前倒し整備をできるようにすると新聞報道がありました。  また、6月に公表した子育て安心プランに待機児童に向けた予算を平成30年度、31年度の2年間で確保して、平成32年度末までに待機児童をゼロにするというふうに明記をしておりますので、本市においても、おくれることのないようお願いをしておきます。  祖父母同居で、祖父母が育児に従事できる環境にありながらも保育所に預けるというケースが少なからずあるように思います。そういったことを少しでも減るように啓発していくのも一つの方法かなというふうに思いますが、その点はどう思われますか。 ○議長(河並義一) こども未来部長。 ○こども未来部長(北村定男) 入所の基準につきましては、就労の状況が一月にどれぐらいの程度であるかということで、また家族の介護状況や妊娠、出産、疾病などの保育の必要性に応じて、基準等で指数を算定をしまして、あと指数の高い状況から順番に優先順位を決定しておるというような状況でございます。  その際に、保育可能な、今、議員おっしゃっておられますように、65歳未満の祖父母が同居している場合につきましては、その指数を減点をいたしまして、優先度の高い方から保育所等を利用できるように調整をしているところでございます。 ○議長(河並義一) 西村議員。 ○5番(西村純次議員) 今の話の中では、指数の中で、その調整といいますか、それをしているということでございました。待機児童ゼロに向けて、やはり祖父母がそういう育児をできるような環境にあるなら、そういうことも今後推し進めていただければなというふうに思います。  最後に、蒲生スマートインターチェンジ関連であります。  またかという思いがあったかとは思いますけれども、蒲生地区だけでなく、平田地区の方々も非常に関心を持っていただいている案件でございます。地元に有利にというわけではなく、本市にとっても、将来、どうあるべきかという問題であると確信をいたしております。  今回触れましたのは、大規模開発は非常に難しいと前々から言われておりますので、ならば沿道サービス施設ならどうかとお尋ねをいたしましたけれども、これも困難との答弁でございました。  木村地先でなくて、蒲生スマートインターチェンジから県道の反対側も含めて、これは除外が難しいということの答弁でよろしいんでしょうか。 ○議長(河並義一) 農林水産部理事。 ○農林水産部理事(今堀太平) あの地域は、答弁させていただきましたように、一体的に農業投資がされております。あそこら辺の営農形態を見てみますと、全体的にずっと広大な農地が広がっておりますので、県道両側とも優良農地ということで、難しいという認識でございます。 ○議長(河並義一) 西村議員。 ○5番(西村純次議員) わかりました。  今回は、この地域に出店したいという具体的な話があるわけではなく、一般論として、この方法なら少し明かりも見えるのかなという思いでありましたけれども、それも難しいようであります。  この件は、将来にわたって引き継がれていくものでありますから、常にアンテナを張って新たな情報を収集して、本市の西の玄関口としてふさわしい発展につながるよう、継続して当たっていただきますように強く要望をしておきます。  強いて言えば、岩盤規制に風穴をあけるぐらいの意気込みを持っていただければと思うところであります。  困難でできませんという話は、もう十分お聞きをいたしました。難しいけれども、気概を持って取り組んでいくという心強い言葉をいただければありがたいんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(河並義一) 農林水産部理事。 ○農林水産部理事(今堀太平) 議員も御存じいただいていると思うんですけれども、あの地域がスマートインターチェンジができるということで、20年から23年にかけまして市街化区域への編入をして発展してはどうかということで、調査をされております。その結果、まことに残念なんですけれども、できなかったという経緯がございます。  これから土地利用というのは、時代とともに変わってまいりますので、それを的確に捉えまして、そちらの方のことを十分に今後も検討していきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 西村議員。 ○5番(西村純次議員) 過去には、そういうことがあったからということやなしに、今おっしゃっていただきましたように、これからもしっかりとというお話でございました。私もしっかりと見守っていきたいと思っております。  以上で、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(河並義一) 次に、6番、和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 議長の許可を得ましたので、発言通告に従いまして、東近江市民クラブ、和田喜藏が一般質問をいたします。  1.東近江市八日市公設地方卸売市場についてお尋ねをいたします。  東近江市八日市公設地方卸売市場は、昭和57年10月19日、東近江地域の生鮮食料品などの取引の適正化とその流通の円滑化を図り、市民生活の安定に寄与することを目的に開場されました。  開設から平成4年から5年ごろまでは、活気にあふれていたと思われますが、個食向けの少量パック等の加工・調整した農林水産物の需要の増加など、時代の変化による消費者ニーズの多様化で、卸売市場を取り巻く環境には大きな変化が見られます。  平成5年ごろからの取扱高を見てみますと、毎年少しずつ減少しております。平成28年度で、青果では10分の1、水産では5分の1と、取扱高、数量は、減少しております。  恐らくこのままでは、増加は見込めないと思われます。今のうちにしっかりと手を打たなければならないと思います。  いろいろな卸売市場法や取引に関する規制等もあると思われますが、地域として活用する方法は幾らでもあるのではないかと思われます。  卸売市場が活気にあふれ、地域が活性化するために、どのような取り組みを考えているのか、お聞かせください。  2.愛知川ダムの水利活用についてお尋ねいたします。  ことしの冬は雪が多く降り、農業用水はたくさんあると安心をしていましたが、五月雨の時期になっても雨は少なく、田植え時期にはダムの水は乏しくなり、その後もよい天気が続き、田植え時期にもかかわらず、2日置き送水から4日置き送水となりました。農家にとっては死活問題であります。  この水不足の中で、さらに国営の圃場整備を進めようとされており、ダム水系では蒲生幹線側が主になっております。今後も水不足は必至であります。  湖東平野事業も進んでいることと思いますが、今後の農業用水不足についてどのように考えているのか、お尋ねいたします。  3.空家対策についてお尋ねいたします。  少子高齢化時代に突入し、農家の高齢化が進む農村集落もたくさんの空家が目立ちます。先般、空家調査をされましたが、調査結果はどのようであったのか、その調査の結果、農村集落の現状にはどのような対策を考えているのか、お聞かせください。  以上、よろしくお願いいたします。  今発言しました中で、「愛知川ダム」と言いましたが、「永源寺ダム」の訂正でお願いいたします。 ○議長(河並義一) 答弁を求めます。  商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 和田議員の東近江市八日市公設地方卸売市場についての御質問にお答えをさせていただきます。  卸売市場を取り巻く状況は、食生活の変化、大型スーパーの進出、直売所の普及等により、卸売市場における取扱量及び金額は減少を続けております。  このような情勢変化に的確に対応し、今後の市場運営の方向性を明確にするため、国や県が策定されました整備方針を受けて、当卸売市場におきましても、経営戦略の策定に向けて準備を進めているところでございます。  今年度は、市場経営に詳しい中小企業診断士に依頼して、卸売業者の経営状況等について、現状把握と課題の整理に取り組んでおります。  次年度以降は、それらをもとに効果的な経営戦略を打ち立て、市場の活性化を図りたいというふうに考えております。  さらに、市民の卸売市場への理解を深め、生鮮食品の需要拡大を目指して、市場関係者が一体となり、「おいでやす日曜市」の開催や「本町パサージュ」での出店を通して、積極的なPRに努めることにより、地域の活性化につなげてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(河並義一) 農林水産部長。 ○農林水産部長(栗田 徹) 大きく2点目、今後の農業用水不足への対策についての御質問について、お答えいたします。  今後の農業用水不足への対策についての御質問についてですが、水源対策として、ダム湖内の掘削による有効貯水量の増量、地下水揚水機や調整池の設置等を対策の柱とした国営土地改良事業「湖東平野地区」と関連県営事業が実施されており、現在不足している農業用水が確保できることを期待しております。  また、老朽化が進んでいる農業水利施設の改修工事を行うことにより、農業用水を安定的に供給することができるものと考えております。  さらに、市では、大規模圃場整備事業を実施することで、老朽化した石綿管の改修による漏水の解消、先進的な用水システムの導入、農地集積による水管理の一元化等が図られ、より効率的な水利用が促進されるものと考えております。 ○議長(河並義一) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 大きく3点目、空家対策について答弁申し上げます。  1点目の調査結果についてですが、平成29年度は、現在、調査中でございますので、平成28年度の結果をもとにお答えいたします。  空家等の数は、市内全域で1,500戸を超えております。世帯数に占める空家等の割合を地域別に見ると、永源寺地区、愛東地区が多くなっております。  また、空家の状態別では、約8割が利活用が可能な空家で、約6%が特定空家等に相当する空家等となっております。  2点目の農村集落の現状につきましては、本格的な人口減少時代に直面し、農村集落においても、空家等が増加しているものと認識しております。  今後の対策といたしまして、農村集落に特化した取り組みではありませんが、周辺環境に悪影響を及ぼしている空家等について、法令に基づき所有者等に適正に管理するよう指導助言を行うとともに、空家等を有効活用する取り組みとして、空家バンクが空家等の所有者と利用希望者のマッチングを進めてまいります。  また、定住者や移住者が空家バンクに登録された物件を住まいとして改修される際の補助金の創設や、空家等を活用して地域課題の解決を図ろうとする事業に対して、必要な費用の一部を助成しているところです。  今後も、空家等を地域の資源と捉え、各施策と連携した取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 答弁は終わりました。  和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 大きく1番目の市場のことについて再質問させていただきます。  地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率等の報告についてという報告がなされております。  報告の中では、よい、赤字でも大丈夫だ、20%までぐらいの赤字ならやっていけるんではないかということで、監査委員さんの方たちは、皆、ほかのところの特別会計の中でも、大丈夫だと、特に指摘することはないと言われておりますが、現状を見てみたところ、卸売業者の方は3業者、買受人と言われる一般の商売人さんというんですか、東近江市じゃなくて、この近江八幡市、彦根市、日野町、竜王町、愛荘町、その他の方を入れても360人ぐらいというような、今の現状の人数でやっていこうということであります。  その中で、これは、市場年報を見ておるのは、28年度を見ておるんですけれども、この監査委員さんの言われているような状態で、今現状、またこれから今後、本当に大丈夫なのかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 議員お尋ねのところは、今の健全化の部分については、市場会計の中の話でございますので、お尋ねになっておられるのは、市場の中の業者も含めて、その運営自体が活性化できないかというようなお尋ねだというふうに思いますので、これにつきましては、私の方も先ほど御答弁させていただきましたように、実際、取扱量、物量が大きく減っているというのは、もう年報のとおりでございます。  先ほど議員も御指摘いただきましたように、ピーク時の10分の1、5分の1というようなところで減っております。  これは、滋賀県下の他の市場も同様な状況でございまして、ただ、八日市の市場については、ちょっと落ち幅が大きい部分もございます。  これについては、やはり消費者の消費動向が変わった、あるいは食の動向が変わったということもございますけれども、この落ち幅を何とか改善をすべく、本年度から中小企業診断士等に入っていただいて、本来どうすべきであるかというようなことを考えております。  若干私見を挟みますけども、実は今、市場には運営協議会という組織がございまして、これは生産者、それから消費者、あるいは関係業者の方も含めて議論をしております。  やはり、取扱量をふやすためには、買受人様、あるいは消費者が必要とするものをできるだけ品数を多く、物量も多く、こういったことが必要だろうというふうにも考えておりますので、そこらの議論を深めながら、いつまでもぐずぐずしているわけにはいきませんので、先にできるような体制も整えながら活性化を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 確かに、市場に朝一番に行ってみたんですけれども、もうシャッターがおりて、商店街と同じような状態であります。今、1店か2店おられて、あと水産の方がおられる。  水産の方は、ここでは、よそから買ってきて持ってこられると思うんですが、やはり地産地消と言われておられます。市場へ持っていく農家の人、生産者が持って行かれる。そして、新鮮な野菜、それを持っていかれて、これが市場で売り子さんによって売っていかれる。  持っていくのも少ないけれども、買いに来られる方も少ない。もう悪現象が起きておると思います。
     その悪現象をなくすためにどうしたらいいかというのを、今のコンサルタントに聞かれておるようですが、なかなかコンサルタントさんの言うとおりにしてもだめではないかと思います。  それで、国民消費生活センターの調査で、この今の市場の物を買う、生鮮食品の選択するときの基準というものを出されております。  やはり、これは市場でも同じことと思うんですけれども、まず一番初め「新鮮なものを選ぶ」というのが81.4%、「安全性」が61.5%、「価格」が58.2%、4番目に「生産地」というのがあります。これは47.9%であり、地元でできたものを地元の新鮮なところで買うというのが、4番目の記事に上がっております。  それで、この間、うちの方にちょっと八日市南高校の先生が来られて、うちの方で研修があるんですけれども、そのときにしゃべっておったんですけれども、「先生、高校レストランが市場の中でできんもんかな」ってしゃべってみたんですね。そしたら、別によろしいですよ。できんことないですけれども、またもっとほかのことでも、学校でとれた野菜も売りたいんやと、売ることもできるんですよと、売れるとありがたいですというようなことを言われておりました。  であるので、そういう少しの野菜でも、少しでも持っていってやれる、また高校生の子どもさんができる高校レストランというんですか、よそでもやっていると思います。そういうようなものも市場の中でできないのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) まず、1点目の国民消費生活センターの基準というようなことのお話をいただきました。  やっぱり新鮮、安心・安全、それから地場というようなことで、そういったものを扱うのは、公設市場の至上命令だというふうに思っておりまして、この青果をもっと多く扱いたいというふうに思っております。  その部分をどうすればいいのかというようなことで、関係部局とも、今、調整を進めておるところです。  地域の野菜が多く集まれば、やはり消費者の目もそっちに向くだろうというようなことも思っておりますし、そのような方向で、今、協議を進めておるところでございます。  それから、御提案いただきました高校レストランの関係なんです。これ、築地なんかでも、よく言われるように、場外市場というような言葉、本来、場外市場というのはないんですけれども、市場の外に商店街があるというようなイメージを持っていただければありがたいんですが、今の八日市市場については、その市場の外に、そのような商店街のようなものをつくるということは、ちょっと先ほどの話じゃないんですけれども、調整区域ということもあって、そういう施設をつくるということができないんです。  「今の市場の中に空き店舗がようけあるやないか」と、おっしゃるとおりございます。  あそこについては、関連業者と言って、市場の中に出入りをする方用にしか売れないものなので、そういうことで出店してあげようということであれば、ちょっと相談できるのかなというふうには思っておるんですが、今、議員がおっしゃっておられるのは、一般の方向けだというふうに思うので、市場の中では、一般の方向けには売れないというふうになっておりますので、ここについては、ちょっと御承知をいただきたいなというふうに思います。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) ちょっと八日市市場でだめだと言うんだったら、いろんな参考例を調べてみたんです。  あるとこでは、ニコニコ感謝デー、ここも日曜市とかというのをやっておられます。それから、市場で女性の方の通信ということで、市場料理教室とか、そういうもの、来たものの中で使ってやっておられるところもあります。先ほど言いました高校レストランも、そのうちの一つになるし、自分とこも出す。それから、今来た新しい新鮮な野菜や魚とか、そういう中でやって、物を活用してつくっておられるニコニコ感謝デーというのを毎月定期的にやられております。  やはり、年に何回とかというのじゃなしに、毎月きちんとやっていけるというようなシステムがあれば、したいという人もあると思うんですが、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) ありがとうございます。いろんな企画、催事ができないかということと思います。  先ほど申しましたのは、定例的な店舗はできないんですけれども、現在、年2回、「おいでやす日曜市」、これをさせていただいています。  そのほかにも、市場の見学会の受け入れ、これは市内の小学校でございますとか団体、それから魚のさばき方教室でありますとか、あるいは食べ方というのは、お子さんは魚を食べられないという方もいらっしゃいます。それから「本町パサージュ」での出店とか、そのようなことをさせていただいておるんですけれども、定例的にということであれば、またしていただけるような方々と市場の協議会等々と、調整はしてまいりたいというふうには考えております。  市場として、現在、先ほど申しましたような事業は、定期的、あるいは臨時的に申し込みがあればというような形の部分も含めまして、させていただいております。  県内の他の市場も似たような状況で事業をしているというようなところでございます。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 横浜市の中央卸売市場、これちょっと中央卸売市場で、地方市場じゃないんですけども、毎月第1土曜日と第3土曜日を地域との交流の日ということで、イベントを毎月やっておられたりしております。  これも、市場の中を使ってはるんやさかいに、地方卸売市場やったら、条例で変えたらいいんやさかいに、できるんじゃないかと思います。  それから、青森市の中央卸売市場でも、模擬せり市場とかを子どもたちとか、大人もやれると思うんですけれども、持ってきたものを自分たちで売ってみようとか、そういう模擬せりなどを実施されたりしております。  それから、今言った京都の中央市場では、料理教室等のイベントをホームページに出してみたりやっておられます。  岡山中央卸売市場でも、そういうようなことをいろいろ、よその市場でも同じことなんです。売り上げが下がり経営は大変やということになっておるんですけれども、その中で同じようなことを、このまま手をこまねいているようではいけないので、そういうことが一般市民の中に、または市民の交流ができる、または情報発信ができるということが、もう少し可能なものであるのか、ないのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 幾つかの他の市場の例を言っていただきました。その例、例えばいろんな催し物を毎日じゃなくて、定期的といいますか、臨時的にぽっぽっとやるやつについては、これはうちの市場でも可能でございます。  そういったものについては、また運営協議会の中で、どこまで可能やというようなことは探っていきたいとは思うんです。  私どもは、当然、そういうようなこともさせていただきながら、そもそも市場の活性化とは何ぞやというふうに考えたときは、当初申し上げましたように、卸売業者さんと、それから買受人さんが取り扱う物流をふやすことやというふうに思っておりまして、そこを改善しない限りは、臨時的な措置だけでは難しいのかなというふうに思っております。  今回は、そのそもそものところを詰めていければなというふうに考えておりますので、またよろしくお願いしたいというふうに思います。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 市場が活性し、地域が喜ぶいろんなものを生産者の方が持ってこられる、または生産者から売れる、そして地産地消でたくさんのものが売れていくということで活性化が図れる。  また、これについては、もう一つ言いたかったことがあるんですけれども、学校給食の方も、やはり市場の方を通じてそういうふうにやっておられる市場もございます。  その学校給食の中にも取り上げているのは、何年か前からやっておられます。これも同じことなんですけれども、ちなみに数字を言っておきたいと思います。  学校給食における地場産物の利用状況というのが出ております。19年ごろは23%ぐらい、また24年度で26%、27年度、今、27年度でしゃべっておりますのは、3割までが、そういう学校給食に利用されて、だんだん利用の方が上がっています。  だから、いろんな活用方法を利用して、市場の活性化、そういうのに願いたいと思うんですけれども、いかがなもんでしょうか。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 市場の取扱高をふやすということと、それから議員おっしゃっていただいていますように地産地消、この辺も含めて、教育委員会等ともタイアップしながら、大いに地域の産物を食していただけるように、努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) ぜひ、この市場、広い場所があるんです。市でやっておる公設なんです。しっかり利益の上がるというんですか、市は上がらないというのか、そういうとこにはないんですけれども、みんなが活性化できるような市場、誰もが知っている市場、ここへ来たらええ、近隣の方でも、はやってきたら人は寄ってくると思いますし、近くの方でも活用ができるという、そういう市場にしていただきたいと思っております。  もし、私ども議員の方もまたできるようなことがあれば、言っていただければ、協力させてもらったりできると思うんですが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  2つ目の永源寺ダムの件でございますが、ことしは本当に雪が多くて、ダムの方に水がたまって、5月は安心しておりました。しかし、田植え時期ごろには、本当に五月雨どころじゃなくて、雨も降らなくなってしまい、来たら台風が来て、一時的に多かったといって、水をためてしまいます。  初めにダムの放流をしてしまったために、水が少なくなってしまった。活用しようと思っておられたのが、しまえてしまったんで、今度はためんなんということで、今度は水を4日置き送水までされます。  そうすると、4日置き送水すると、農家としては、もう4日も水が来なんだら、もうどうもできないというような状態になってしまうんですけれども、この対策というんですか、根本的に永源寺ダムには水が少ない。ためる量が、受益農家の使われる水の4分の1しかない。根本的なことを考えないかんと思うんですけれども、市の方は、第2ダムなり、そういうようなことの方向性はないのか、お聞きいたします。 ○議長(河並義一) 農林水産部管理監。 ○農林水産部管理監(中江靖浩) ダムの4分の1しかないというのは、恐らく議員おっしゃっているのは、4回使いのことをおっしゃっているんだろうと思います。  永源寺ダムの絶対水量、いわゆる満タンになるのが年に1回、春先に1回満水になりますけれど、あと台風が来たら放流するぐらいですので、満タンにはなりますが、そういうことを押しなべて入ってくる総量ですね、それが4回分の総量を使っているということですので、全部たまるわけじゃなくて、順次、使いながら、総量としては4回分あるというように理解していただければいいのかなと。  それと、ダムの水が少ないのと違うかという話なんですが、ダムの水量の使用実績自体は、去年の実績では約68%、全体の供給量の68%はダム用水で賄われています。それから、27年度でしたら、59%が賄われています。  多分、おっしゃっているダムの水が足らんということと、この4回使いということとの、この辺の整理が、市民の人と我々との認識が違うのかなということではなかろうかと思われますので、よろしくお願いします。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 農家としては、ダムの水が来ないと、水がないのやというように感じるわけです。  昔でしたら、ダムのないときは、自然だから、いつも流れておったわけですね。その水で田んぼを耕し、田んぼに水を入れて、お米をつくっておった。それで、足らんとこでは、ポンプ活用しておったんですけれども、今はそのポンプがなくなって、毎日来る水も少なくなっていたように思うんです。  もっと活用しておったように思うんですが、しかし、それならそれなりに今後の土地改良をされる、昔は小さかったから、入れたらすぐ何とかなったんですけれども、今度は大きな田になっていく、1町歩とか、そういうような田になっていくと、一気水が要るわけですね、耕したりするのに。そういうときにも、水量がないと賄えないということになってくるんですけれども、その水量の計算はされているのか。これから困るので、計算されていると思うんですけれども、その一気水の体制に向くような方法に持っていかんと、これからの方が困るんじゃないかと思うんですけれども、その分はどうでしょうか。 ○議長(河並義一) 農林水産部管理監。 ○農林水産部管理監(中江靖浩) 多分、御質問されているのは、昔の1反田であれば短時間で入ったけれども、このごろの1町田であれば、その面積に応じて入れる時間が長くなるん違うかということを御指摘されているんだと思います。  恐らく、多分、田んぼで言えば、1枚の田んぼが10枚の規模で今整備しているわけですので、1町の田の1枚を比較すれば、それはそういうことになりますけれども、このダムの供給というのは、県営なり国営の分水から出して、この1枚ずつに出しているということじゃなくて、計画された面積に対して必要量を出しているというようなことでございます。  ここで重要になってくるのは、昨年の愛知川水利研究集会でも、京大の先生と滋賀大の先生が水不足について分析をされています。ダムの供給量に対して、何でこんな地域の皆さんから、水不足や、水不足やと、水が足らんというような話になってくるんかという話です。  確かに、ダムの用水については、今現在、国営と県営で事業をやっていますので、不足しているのは間違いないんですが、その率は6.7%です。  ですから、全体で言えば、6.7%は確かに計画水量から足らないということで、対策は講じていますが、これだけ大きいというのは、要は、使用される側のソフト事業のソフト面が大きいというように指摘されています。  というのは、県の分水から出された水を計画的に配分できていないん違うかということです。  ですから、先生らが提案されているのは、やっぱり地域で水番制度を設けるとか、計画的に順番に入れるというようなことをやらないと、いつまでたってもこの水不足感というのは解消されないと。  いわば、その県営分水から出されたとこのそれぞれの担い手の方が、一遍に代かきやとか給水をされようとすれば、それは当然、水道の蛇口と一緒で、一遍にだっと出せば、それぞれの田では足らなくなりますので、その辺の公平な適正な水配分が必要じゃないかということで、我々としては圃場整備やとか、農地の集約化やとか、それから集落営農が進むことで、水の管理が一元化されることに期待しているところです。  以上です。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 水不足というのがよくわかりましたというのか、今までは、水田ばっかりつくっておったので、水が割に少なかったんですけれども、今は畑作物をつくります。麦とか、そういうなんをつくった年、その翌年にまた水田をしようと思うと、水をよく吸います。たまることが少ないんです。そういうこともよく計算したり、農家の事情を察して、水不足が起こらないように今後も考えていただきたいと思うんですが、よろしくお願いしたいと思います。  次に、空家対策についてお尋ねいたします。  28年度で、今回教えていただきました。1,500軒あるんですか。東近江市でそれほどたくさんの空家があるというのは、びっくりいたしました。  そこに対して、永源寺とか愛東の方の、やはり農村集落のとこに多いということなんですけれども、田舎の村というのは、どうしても封建的なとこがあったりするんですけれども、その農家の方に定住移住される、農家向きの募集というんですか、空家利用、活用法を考えておられるのか、そういうことを今の空家バンクの方に言っておられるのか、まちならどこかの会社へ勤めたらいいんですけれども、田舎向きの空家対策というのはないのですか、考えておられるのか、お尋ねいたします。 ○議長(河並義一) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 私どもの方では、空家バンクを今登録していただきまして、希望される方とのマッチングを行っておるんですけれども、それがたまたま空家の状況と現在希望される方がニーズが合えば成立している部分もございます。  ただ、紹介はしていただくんですけれども、例えば家はいいけれども、学校の状況であったり、住まいが田舎の四つがらみのこういうお宅がいいけれども、やはり交通の便とか、そういうニーズが合わない部分がかなりありますので、紹介は一生懸命やっていただいているんですけれども、その辺でなかなかマッチングがうまくいかないというのが実情でございますので、ただ、特に田舎の家という形でのあっせんというものじゃなくて、本人さんが空家バンクに登録されるという、それに基づきまして紹介させていただいているというのが現状でございます。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 私、この空家バンクで調べておって、おもしろいことをちょっと見たので、お尋ねじゃないんですが、言いたいと思います。  自分が空家になったときに売るのを、3年以内であれば、住居用の資産の売却となるので、3,000万円までの譲渡所得が非課税になりますということが書いてありました。  ということは、3年以内に売ればというんですか、譲渡すれば、1,000万円の家であれば200万円が税金がかからないということが、ここに書いていましたんで、これはいい。じゃあ、あいたら、できるだけ早く、使える間に、もう潰れかけて使えなくなったような状態じゃなしに、早く活用するという方法は、今後進められないものか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(河並義一) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) それは、申しわけございません、私もちょっと、一方的に空家をただ譲渡する、販売するというだけの話であったのでしょうか。  例えば、不動産の居住資産の持ちかえという部分での、そういう税法上の控除というのはございますけれども、空家だからもう販売してしまう。販売してしまう場合に、そういう税法上の控除があるというのは、ちょっと私も存じ上げてございませんでしたので、申しわけございませんが、持ちかえという部分であれば、そういうのは、税法上、以前からございますので、そういう部分じゃないのかなとちょっと思いまして。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) ちょっと不動産のことで、私もそんな詳しくわからないので、この資料をまた見てもらって活用していただければいいかと思います。  ただ、3年以内にしたらいいと。3年以内やったら、まだもったいないさかいにというのもあると思います。  それと、今度は逆に、いいとこを見んと、安いとこ、200万円とか150万円ぐらいのでということで、変わったようなやつを見てみました。  ゼロ円定住移住ということで、これはテレビでやっておったので、見られた方もおられるかもしれません。例えば200万円なら200万円のお家が出ておると、ちょっと古くなったので、出したいと、活用もできないので、手放したいという方がおられます。じゃあ、それを市の方なり、市じゃなくても、バンクでも、どこでもいいんですけれども、200万円を5年なら5年に割って、毎月の分を家賃として掛けていただいて、その200万円が決済できた時点で自分のものになると、家賃方式でやっていただいて、月々1万円なら1万円を掛けてやっていって、その分が終わった時点で譲渡できるというような方法をとっているユニークなところがあります。  そういうことで、長く定住してもらって、またそれができると。そして、その間に自分のお金もためて、そこへ新しく今度は家を建てるというような方法をとっておられるところもあるんですけれども、田舎ならば、そういうようなことができるんじゃないかと思うんですけれども、そういう事例の方の活用はないのか、にわかですけれども、どうでしょうか。 ○議長(河並義一) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 現在、本市におきましては、そういう分割方式の取得という、賃貸か、あるいは取得という、そういう区分で現在行っておりますので、そういう方法は現在はとっておりません。 ○議長(河並義一) 和田議員。 ○6番(和田喜藏議員) 空家バンクもいろんな、もちろん滋賀県でも、我が東近江市だけじゃなくて、全国津々浦々、もっと景色のいいとこでも、安くてよい物件があったり、来てくださいとかといって、いろいろあると思います。  しかし、その中で、この東近江市がよいなって、見ていこうというのは、なかなか選んでもらえないと思います。ほかにも幾らでもある。海が見えて、何とかというところもあると思います。  そういうようなやはり魅力のある、ユニークなことを考えて、空家バンクの対策をせんと、なかなかできないと思うんですけれども、そういういろんなアイデアを出して考えて、空家のないように、また活用のできるようなことを考えていただきたいと思います。  これで、終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(河並義一) ここで、暫時休憩とします。  再開は、午後1時からといたします。                午後0時06分 休憩                午後1時00分 再開
    ○議長(河並義一) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  7番、市木議員。 ○7番(市木 徹議員) 通告に従いまして、7番、東近江市民クラブ、市木徹が一般質問を行います。  「秋は夕暮れ。」と、枕草子の一節に「日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。」とあります。暦は9月の半ばとなり、日中はまだまだ暑いとはいえ、夜には虫の音が聞こえ、秋の趣を感じるころになってまいりました。  市長並びに市職員の方々には、この夏の暑さに負けず業務を遂行いただきましたことに敬意を表したいと思います。  暑かった夏もようやく終わろうとしておりますが、我々議員にとっては、一段と熱い10月がいよいよ来ようとしております。  今任期最後の質問となりますので、しっかりと市政について御質問をいたしますので、明快な答弁をお願いしたいと思います。  さて、保護主義と言われるかもしれませんが、私は東近江市が一番、地域が一番。地域が元気になることが、東近江市の成長であり、必ず市民の生活・福祉の向上につながると、かねてよりお話をさせていただいております。  東近江市を元気にするためには、人を動かす・物を動かす・金を動かす政策が大切であります。中心市街地の活性化として、八日市駅前のにぎわい創出事業が進んでいますが、もう一つの中心市街地、市は副次拠点と呼び名をつけている能登川駅周辺並びに能登川地区の整備計画について質問をいたします。  能登川駅周辺、特に西口は、某繊維工場の閉鎖により、平成になってから区画整備がなされ、町並みがやっと近代化されようとしています。  しかし、50年を見据えた計画がなされていないばかりに、駅ロータリーは違法な駐車が1台あれば、大型バスが回転できない狭いものです。もう少し広げておけばよかったかなと発言される町政時代の元議員もおられます。  また、一等地の商業地域に住宅地ができるなど、余りにもちぐはぐな都市計画が市民の目には映っています。  小椋市長は就任後、過去の無策、空白の4年間を是正されてきましたが、「時、既に遅し」の事例が多くあります。  10年先に「時、既に遅し」にならないよう、将来を見据えた施策を遂行いただきたいと願うばかりです。  企画部長にお尋ねをいたします。各種計画に明記されている能登川地区の副次拠点とは、どのようなものなのか、具体的な構想をお聞きいたします。  次いで、数値についてであります。能登川地区の各種計画において推計されている20年先の世帯数と人口は。現人口を超える推計値をお持ちでしたら、駅前の高層集合住宅なのか、戸建て戸数を見込んでいるのか。戸建て戸数の増加を見込んでいるのなら、現状の市街化区域で需要を賄い切れるのか。人口増・市域活性化のためには、市街化区域の見直しも必要となってくるわけですが、総合政策としてどのように考えているのか。  垣見隧道の完成を平成33年に迎え、ますます東口の整備を急がなければならない時期に来ています。  特に、市役所本庁、八日市から能登川駅まで10キロメートルちょうどの距離であり、中心市街地と副次拠点と本来なら分ける必要のない程度の距離だと考えます。  八日市地区と能登川地区との間に距離感を与えているものは、交通網の不整備であると言い切れるのではないでしょうか。  能登川駅東口広場と市道東口線の計画進捗状況と、ひと・もの・しごとをつなぐため、能登川駅と八日市市街地を結ぶ道路整備並びに公共交通機関整備の構想をお伺いいたします。 ○議長(河並義一) 答弁を求めます。  企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 能登川地区についての御質問に、順次、お答えいたします。  能登川地区につきましては、本市の西の玄関口として、JR能登川駅のターミナル機能を生かし、交流や商業の機能を充実させる副次都市拠点と位置づけをしております。  現時点では、具体的な全体構想は持ち合わせておりませんが、垣見隧道の整備や能登川駅東口広場、東口線の整備方針の策定など、JR能登川駅を中心とした基盤整備に既に取り組んでいるところであります。  今後も、これら都市基盤の整備を推進するとともに、肥沃な農地を生かした農業、地域の祭りや日本遺産となっている伊庭の水郷などの歴史文化、琵琶湖や伊庭内湖の水辺空間など能登川地区の特徴を生かしたまちづくりを行ってまいりたいと考えております。  次に、能登川地区の20年後の推計人口等でございますが、この人口推計は、地区という単位では推計を行っておりませんので、御理解いただきますようお願いいたします。  ただ、日本の総人口が減少している中で、本市の人口だけ、あるいは能登川地区の人口だけ増加するということは非常に考えにくく、20年先には減少しているのではないかと思われます。 ○議長(河並義一) 都市整備部長。 ○都市整備部長(黄地正治) 3点目の人口推計と市街化区域の見直しについての御質問ですが、将来人口につきましては、人口ビジョンでは減少すると推計されていますが、人口減少に歯どめをかけ、人口集積を図って、副次拠点としての都市機能を強化するため、都市計画区域区分は見直す必要があると考えております。  次に、JR能登川駅東口駅前広場及び都市計画道路JR東口線の整備に関する計画の進捗状況についてでございますが、現在、基本計画策定業務を実施しておるところでございます。  この基本計画におきましては、市の玄関口にふさわしく、各方面への交通結節点の役割を果たすよう、限られた区域の中での機能的なレイアウトや円滑な交通流の検討を行っておりまして、今後は警察など関係機関と協議を重ねながら、計画の具体化に向けて取り組んでまいります。  次に、JR能登川駅と八日市市街地を結ぶ道路整備及び公共交通機関整備の構想についてでございますが、市の玄関口であるJR能登川駅から五個荘地区を経由し、中心市街地である八日市市街地を結ぶルートの整備は、今後の市の発展に欠かせないものと考えております。  しかしながら、国道8号の渋滞や主要地方道栗見八日市線の狭隘な道路状況が、円滑な交通の支障となっている状況にあります。  このことから、国道8号の渋滞解消に向け、国や県と連携して取り組みを進めておりますが、中・長期的な対策としましては、国道8号を立体交差する跨道橋の整備を含め、主要地方道栗見八日市線のバイパスとなる都市計画道路河曲奥線の整備についても、県に提案し、強く要望しているところでございます。  また、JR能登川駅と近江鉄道八日市駅を結ぶ公共交通機関である近江バス神崎線については、通勤・通学利用も多いことなどから、運行便数の増設等、さらなる充実に向け協議・検討してまいりたいと考えております。  いずれにしましても、議員御指摘のとおり、将来を見据えた施策を心がけ、市民の皆様の御協力をいただきながら、構想の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 答弁は終わりました。  市木議員。 ○7番(市木 徹議員) 答弁をいただきまして、ありがとうございました。  「東近江市中心市街地活性化基本計画」というものが今年度より動き出しまして、半年となりました。さまざまな事業推進で、東近江市の中心市街地がにぎわいを取り戻して、若者の姿、市民の楽しまれる姿が見えることを期待しております。  市の計画書によりますと、中心市街地は市域で1つということになってございます。能登川駅周辺は、副次拠点とされてございます。  その副次拠点という言葉が登場いたしましたのは、合併後、間もないころに話が出てきたんではないかなというふうに記憶をしております。正式に副次拠点という言葉が計画書に登場いたしましたのは、東近江市都市計画マスタープラン、これは平成22年の5月に発表されたものなんですが、ここに初めて計画書に「副次拠点」という名前が出てまいりました。  能登川地区におきましては、現市長就任後、垣見隧道をはじめさまざまな事業を進めていただいておりますので、私は市政については十分に評価をしているつもりでございますが、このマスタープランに明記されている「副次拠点」という言葉が余りにも大き過ぎて、また曖昧過ぎて、どういうものかわからない。副次拠点とはこういうものですということを、まず明確にお答えいただけませんか。 ○議長(河並義一) 企画部長。 ○企画部長(平木秀樹) 市木議員おっしゃいましたように、平成22年の5月に都市計画マスタープランが出されました。その中で、「都市拠点」と「副次都市拠点」という言葉が確かに出てきております。  この拠点都市としましては、東近江市の中で八日市地区の中心部、ここに高次都市機能、これは広域とか市レベルでの行政機能、あるいは文化機能、そして中心商業機能、これらのものを集約する、これを都市拠点というふうに掲げております。  そして、それに対応しまして、東近江市の、今申しました西の玄関口であります、このJR能登川駅の付近、ここにつきましては、これのサブ的な位置づけといいますと、また語弊を招きますので、ここの駅を生かした交流、これは観光も含めての交流になってまいりますけれども、あるいは商業などの機能を充実するエリアとして、副次都市拠点という名前を位置づけしまして、そこへのアクセス道路の整備とか、そのようなものを市が行っていくと、こういう位置づけで、そういう名称で呼ばせていただいております。 ○議長(河並義一) 市木議員。 ○7番(市木 徹議員) 昔は、中心はもちろん八日市だと、それを補うのが能登川地区になるだろうというふうなお話を聞いたことがあります。特に、たとえで言われますと、USAでは、ワシントンD.C.が八日市なんだと、ニューヨークが能登川なんだというふうな話を、これは現市長が就任される前のお話ですけれども、よくそのような話がありました。  実際に、中心市街地、八日市が進むと同時に、やはり能登川も同じスピードでまちづくりをしていかないと、これはサブの立場で言いますと、サブにならないというふうに思うんですね。  私は、その当時、「ほな能登川はニューヨークか。そしたら、マンハッタンができるし、ブロードウェイはできるし、そういう摩天楼の副都心かいな」と、そのようなイメージばっかり膨らませて、能登川の区民の皆さんって、そうなんですね。そのように、イメージばっかり膨らませてきたんですよ。  確かに、自由の女神にかわる大きい水車はありますけれども、本当にだから八日市と能登川、これは東近江市の発展のためには同スピードで進めていかなければならないと私は思っています。  どっちかというと、壇上でもお話しさせていただきましたけれども、能登川駅と八日市の中心市街地、わずか10キロメートルなんですね。  となると、どちらがメインでどちらがサブというよりも、まちづくりの中では二本立てで、どうしてもやっていった方が効率はいいだろうというふうに思うところであります。  市は、今現在、予算は限られておりますんで、集中と選択という部分でされておりますけれども、やはり我々の考えでは、東近江市全域の中で、どういうふうな柱を立ててつくっていくのかということを考えていただきたいと思います。  マスタープランの中で、特に書いていますのは、「JR能登川駅周辺において、東近江市の『西の玄関口』としての機能を強化していくとともに八日市地域をはじめ、各地域からのアクセス性の向上を図っていく。そして、東近江市の一体感の醸成を支援する。」というふうに都市計画マスタープランでは書かれております。私が発言をしているとおりでございます。  そこについて踏み込んだ、ちょっと企画部長の考えをお聞きさせていただきたいと思います。 ○議長(河並義一) 企画部理事。 ○企画部理事(木村義也) ただいま議員の御質問のJR能登川駅と八日市駅前、距離として10キロメートルということで、一体として中心市街地という考えはできないものかという、そういう形で取り組めないかというような御質問というふうに理解をさせていただいて、お答えをさせていただきたいと思います。  今回、内閣総理大臣の指定を受けて活性化計画を策定いたしましたけれども、その協議の中で、いろいろ検討も加えております。  その中で、中心市街地、当然、国の認定する中心市街地という形での捉まえでお願いしたいんですけれども、歩いて周遊できる距離というものも念頭に入れて計画区域は設定しなさいというものが1つ要件でございました。  また、10キロメートルという距離の間に市街化調整区域が含まれてこようかと思いますけれども、中心市街地というエリアにつきましては、市街化区域に限るという要件もございますので、今回の中心市街地活性化基本計画の言う中心市街地には該当しないという判断をさせていただいたところでございます。 ○議長(河並義一) 市木議員。 ○7番(市木 徹議員) ちょっと私の発言がおかしかったのか、お聞き取りが間違っていたのかわかりませんけれども、私は中心市街地化構想そのものに反対もしていませんし、むしろ集中と選択によって非常に大切なことだということで私は賛成しておりますんで、能登川をその中に入れろとかという話でしているわけではありません。  副次拠点として呼び名をつけてされているわけですから、その部分について考え方を聞いているわけなんですから、今、中心市街地のお話が出ましたんで、ちょっと細かいところに入っていきたいんですけれども、中心市街地、八日市駅を中心とした159ヘクタールが指定をされています。これを半径に直しますと、約711メートルの円が描けそうなんですね、面積だけを単純に円にしますと。  能登川駅でデータとして持っていますのは、半径1キロメートルのデータなんですが、前回の私の質問でも申し上げました。能登川駅周辺では、八日市中心部に匹敵するだけの駅前人口も持っておりますし、非常に大切な地域ですよと。その部分については、副次拠点として名づけておるんですから、副次拠点としてのまちづくりをお願いしたいということを言っているわけでございます。  特に、JRの駅前につきましては、東近江市唯一のJRの駅でございますんで、それを最大限に利用して、観光客の誘致を含め、また定住移住につきましても、利点を十分に御理解いただいてお越しいただくということが一番大切だなというふうに考えております。  壇上で質問もさせていただきましたけれども、能登川の今、人口が、利便性を生かしてふやしていこうとするならば、都市計画の見直しも必要になってきますよというお話をいたしました。  20年後には、恐らく人口は減っているだろうというふうな答弁でございましたけれども、そこを人口増に持っていく誘導の仕方、これも一つの施策やというふうに思っておりますので、そこはお考えを改めていただきたいなと思います。単純に人口が20年先は減るでしょうというふうな答弁は、私はどうかなと思っております。  実際に、駅前の中で、高層集合住宅を誘導するのか、住宅地を誘導するのか。住宅地でしたら、需要を賄えるだけの今現在宅地としての市街化区域があるのかどうか、そこを実際、実情と合わせた判断をいただきたいなというふうに思います。いかがですか。 ○議長(河並義一) 都市整備部長。 ○都市整備部長(黄地正治) 確かに、人口ビジョンでは、将来人口減少ということでございますが、私も御答弁で申し上げましたように、その人口減少に歯どめをかけなければならないということで、都市計画の区域区分の変更というのは必要やと、市街化区域をふやすこと、編入は必要やというふうに考えてございます。  それで、現在、第6回目の近江八幡八日市都市計画区域の定期見直しの作業をしている最中でございます。その中で、具体的な場所は今は申せませんけれども、能登川地区の一部につきましても、市街化区域をふやす方向で今協議しているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 市木議員。 ○7番(市木 徹議員) さまざまな御計画をいただいていると思います。よろしくお願いしたいと思います。  能登川駅につきましては、少し披露させていただかなあかん件がございまして、観光客誘致のために、6月議会では、コインロッカーが一つもない駅では困るやないかと、これで観光客誘致が図れるのかというふうなお願いをさせていただきましたら、早々にも職員の皆様御苦労いただきまして、ロッカーを設置いただきました。すばらしい早さだというふうに感心をいたしました。  私も子どものころ、やったらできる子やねと言って褒められたことがございます。まさに、そのとおりでございますね。皆さん、本気になれば、施策の遂行、早いもんでございます。本当にありがとうございます。  一つ一つ事業を進めていただきまして、東近江市の元気さを取り戻すためにも、中心市街地はもちろんのこと、私が申し上げました副次都心と言われる部分、またそれぞれの旧町にございます拠点と言われるところに関しましても、コンパクトシティを目指すということで、さまざまな施設及びサービスを集中してまちづくりをしていくというのもマスタープランに書かれておりますので、その辺に関しましても、10年先、20年先、または長期にわたる50年先に、ああ、あのときにここまでやっておけばよかったなという反省が出ないように、ひとつ頑張っていただきたいと思います。  きょうは、これぐらいで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(河並義一) 次に、12番、大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 12番、東近江市民クラブ、大橋保治が一般質問を行います。  9月1日の防災の日は、昭和35年の閣議において「防災の日」とすることが確認されたことが始まりと聞いております。過去に関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上では210日に当たり、台風シーズンを迎える時期でもあります。  私の親世代では、昭和34年9月26日に襲来した伊勢湾台風の雨や風の状況はすごく、今でも鮮明に覚えていると聞きます。戦後最大の被害をこうむったことが契機となり、地震や風水害に対する心構えを大切にするため、創設されました。  8月7日の台風5号では、東近江市でも記録的短時間大雨情報が発表され、23時10分には避難勧告が発令されました。  避難所になっている五個荘コミュニティセンターにも、実際に避難された方も数名おられました。職員が毛布や飲料水等を提供され、迅速に対応されたことが印象に残っております。  五個荘地区まちづくり協議会が中心となり、五個荘地区総合防災訓練を8月26日に行いました。事前打ち合わせ会議では、避難勧告が発令されて、自治会から住民の皆さんへの対応も十分ではなく、避難勧告や避難指示が出たときの訓練の必要性を今後は取り入れるべきとの御意見もいただき、目的の一つである防災意識の高揚につながっているのだと考えました。  そこで、避難準備情報や避難勧告は、行政が発令します。対象の自治会では対応に差がありましたが、基本的な行動をとっていただくための支援等について、お伺いをいたします。  次に、介護予防・日常生活支援総合事業について質問をいたします。  御承知のように、要支援1・2の介護予防給付の在宅サービスである介護予防訪問介護(ホームヘルプ)と介護予防通所介護(ディサービス)が、地域支援事業の介護予防・日常生活支援総合事業として、29年4月から市独自の事業である訪問型サービス、通所型サービスに変わりました。  高齢者世帯が増加する中で、各市町が中心となり、地域の実情に応じて多様なサービスの充実や地域で支え合える体制づくり、また地域包括ケアシステムの構築がポイントになっていると考えます。  さきに申し上げた地域での支え合える体制づくりの中では、介護事業所だけではなく、NPO法人やボランティアが多様なサービスを提供できますが、当市での状況についてお聞かせください。  生活支援体制整備事業では、第1層生活支援コーディネーターとして市社会福祉協議会に委託し、1名配置しています。そして、第1層協議体では、コーディネーターと生活支援・介護予防サービスの提供主体等が参画し、定期的な情報共有及び連携強化を行うこととなっています。  構成は、社会福祉法人、民生委員、介護保険事業所等です。構成の中では、コミュニティセンターの位置づけがされていますが、市内全地区のコミュニティセンターで情報共有等が行われているのか、お聞かせください。  次に、さきの質問に関連をいたしまして、第2層協議体、いわゆるコミュニティセンターエリアについてお尋ねをいたします。  介護予防・日常生活支援総合事業は、4月から始まった事業であります。今年度はモデル地区を指定すると聞いていますが、取り組み状況についてお聞かせください。  最後に、29年度から要支援1・2の方を対象に短期集中予防サービスが市内6カ所で開催をされていますが、取り組み状況についてお聞かせください。  東近江市の里山めぐりについてであります。  現在の五個荘あさひ幼児園では、27年から近くの山本山へ出かけ、地域で活動を行っているボランティア団体の方の御協力のもと、里山保育を実施されています。子どもたちも、自然に触れながら生き生きとした表情で楽しく活動をしていました。  市制10周年に当たり、鈴鹿山脈のすばらしさと存在意義を広く周知するとともに、豊かな森林資源や水資源を次世代に継承することを目的として、27年9月に、市の数ある鈴鹿の山峰から10座を認定されました。ことしの6月には「SEA TO SUMMIT」が開催され、認知度も上ってきたと考えます。
     市内は56%が森林であり、この資源をもっと活用する方法を考えていく必要があると考えます。  市内には、ボランティアで里山保全を通して山道整備、倒木処理、除草、案内看板を設置している団体が活動されておられます。  JR能登川駅と近江鉄道八日市駅を発着点とする約12キロメートルで猪子山や観音寺城跡と観音正寺の繖山と北箕作山、太郎坊宮が近い南箕作山の主に尾根伝いにつなぎ、現状では、一部はハイキングコースとして地元でも親しまれています。  そこで、繖山と箕作山の東近江トレイル構想について、市の考えをお伺いをいたします。  この2つの山には、寺社や城跡も多く、春には桜、秋には紅葉と、四季折々で多くの方が訪れています。自然や歴史、文化の宝庫でもあります。日本遺産に認定された伊庭や五個荘金堂地区も近くにあることから、観光の視点からも取り組む必要があると考えますが、いかがですか、見解をお聞かせください。 ○議長(河並義一) 答弁を求めます。  総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 避難行動をとるための支援について、お答えいたします。  市では、災害予防対策として、防災意識の向上や啓発、防災を担う人材の育成、また地域防災力の向上という3点を中心に対策を進めております。  特に、自治会や自主防災組織を対象に防災出前講座を実施し、想定される災害の説明や自主防災組織の設立支援などを行っています。  出前講座においては、地域ごとに災害へのリスクが異なるため、まず地域を知っていただくためハザードマップ等により現状をお伝えし、その上で避難勧告発令時における基本的な行動をお知らせする中で、防災意識を高めていただいております。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 大橋議員の大きく2点目、介護予防・日常生活支援総合事業について、順次、お答えいたします。  本市における介護事業所以外のNPO法人やボランティアによる多様なサービス提供の状況についての御質問でございますが、生活支援サポーターやNPO法人が有償ボランティアによる家事援助などの活動を行う動きが、各地区で広がっています。  また、民間事業所においても、移動支援、買い物支援、家事全般や草刈りなどの多様なサービスが広がっております。  2点目の生活支援体制整備事業について、市内全地区のコミュニティセンターで情報共有等が行われているかについてでございますが、現在、まちづくり協働課との連携のもと、各地区の状況を見ながら、第1層(市域)の生活支援コーディネーターや市社会福祉協議会の地区担当者が情報の提供を行っているところです。  今後は、各地区のコミュニティセンターとの連携や情報の共有についても進めてまいりたいと考えております。  3点目の今年度指定するモデル地区の取り組み状況についてでございますが、既に地域において、生活支援や協議体に関連する何らかの動きが見られる地区をモデルとして、第2層(地区)協議体と生活支援コーディネーターの設置について、取り組みを進めているところでございます。そのモデルの内容につきましては、支え合い活動から地区全体への拡がりを持った困り事の協議や地区全体の支え合いの仕組みづくりでございます。  4点目の要支援1・2の方を対象に短期集中予防サービスを市内6カ所で開催している取り組み状況についてでございますが、会場により開始時期が異なりますが、8月末までに33人が介護予防プログラムを終了されておられます。  また、終了時点の状態を維持させるため、週1回、市内8カ所で開催している「いきいき運動教室」に、約5割の方に御参加いただいております。 ○議長(河並義一) 市民環境部長。 ○市民環境部長(北川 宏) 議員の大きく3点目の東近江市の里山めぐりについての御質問にお答えをいたします。  繖山と箕作山は、自然環境はもちろん、社寺、城郭跡などの文化遺産もあり、現在は里山団体などによって登山道が整備されております。  御提案いただいております繖山と箕作山を結ぶトレイル構想につきましては、日本遺産に認定された伊庭地区や五個荘金堂地区が周辺に存在し、立地条件もよく、観光資源として魅力があると考えております。  市といたしましては、森林も有効な資源として捉え、磨きをかけようとしておりますので、このトレイル構想につきましても整備していく方針でございます。  しかしながら、現時点では課題などもあり、調整していく必要はありますが、既に自治会や地域の活動団体など、ボランティアの皆様により散策道などの整備を実施していただいている箇所もあり、今後も引き続き整備をお願いすることで、トレイル構想の実現に向けて進めてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 答弁は終わりました。  大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) それでは、何点か再質問しながら行っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、避難勧告についてなんですが、8月7日の台風5号は、私も消防団員で夜10時から出動しておりまして、愛知川の永源寺ダムの放流が700トンから1,400トンになったということも、現地を見て、本当に水の脅威の怖さというものを肌で感じました。  その中で、避難勧告が出たわけですけれども、先ほど答弁の中で、基本的な行動をお知らせする中で行っていくという答弁もいただいておるんですけれども、実際、各自治会の役員さんに聞きますと、市の方から電話がかかってきたけれども、自治会をあけたけれども、そこからどうしたらいいのだろうかという具体的な行動ということが、なかなか自治会の中ではとれなかったということが実情でありますし、やはりそういったところを、いや、こういうときはこういうふうにしたらいいんですよという、きちっとした情報提供とか、指示とかということも、私は今後は必要ではないかなと思うんですけれども、それについてのもし御見解があれば、お聞かせいただけますか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) 今、議員御指摘のございました各自治会に連絡をさせていただいた後の対応でございますが、ほかの地域からも、そのようなお電話をいただきました。  今回、幸いにして大きな被害がなかったということもございますが、なかなか地域の事情によって、こちらが、じゃあこうだからこうしてくださいというのは難しい。あるところでは水位が上がっているので、できたら避難をしてくださいと連絡させていただいたところもございます。  実際にそこで対応をとられたのが、ここまでだったら、いつものことだから大丈夫だというようなこともおっしゃっておられましたので、できるだけ統一するということは難しいかもしれませんけれども、今後につきましては、今回のことを教訓に、いろいろこちらとしても、伝達する内容等も考えながら進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 午前中の西ア議員の質問等にもありましたけれども、やはり我々地域に帰ると、そういうお声を聞きますので、こういうところで議論をしながら、次に対策をしっかりと講じていただきたいと思いますし、今、防災情報告知放送システムを現在整備しておるんですけれども、そういったことを活用しながら、例えばその避難情報をきちっと自治会の中で情報共有をするとか、お知らせをするとかということの手段の一つも大切になってくるとは思うんですけれども、それの活用方法も、今後は大切になってこようかと思いますけれども、それについて、もしお考えがあれば、お聞かせいただければ、助かります。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) 現在進めております告知端末ですけれども、今も全戸ではないんですけれども、ケーブルテレビの方の告知がございますけれども、今回整備します告知は全戸に配布するということで、地区内の放送もできますし、そういうようなものを御活用いただいて、恐らく一軒一軒、自治会長さんが電話していただくというようなことは不可能だと考えられますので、今整備しておりますのが、今年度、来年度中には全て整備が終わると思いますので、できるだけそういうものを御活用していただいて、地区においては共通した認識を持っていただきたいなと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) せっかく整備しますから、そういうことも視野に入れながら、今後の課題整理、実施に向けたことも必要ではないかなと思いますので、これ意見として申し上げておきますので、よろしくお願いいたします。  次に、介護予防・日常生活支援総合事業について、何点か確認をしたいと思います。  現在、NPOや有償のボランティアが各地で、そのような輪が広がっておるということで先ほど部長からも答弁いただきましたし、移動支援、これは介護タクシーというふうに私は理解をしておるんですけれども、介護の支援など、民間でふえてきているということで答弁をいただきました。  移行期間も数年踏まえまして、当市でも本格的な運用が開始されました。  そのことにつきましては、昨年の12月でありますとか、2年前、導入に至るまでに、この議場の中でもいろいろ議論をしてきたんですけれども、当初はNPOやボランティアの団体が本当に運営できるのかということで、懸念をしていたということが本音ではございますけれども、順調に移行していっているというふうに捉えていいのでしょうか。その辺をお聞かせいただけますか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 私もこの議場で御答弁させていただいて、議員には御心配もかけておったと思うんですけれども、現在、生活支援サポーター養成講座を修了されました方が、住民主体の支え合い活動のグループをつくっていただいて、活動をもう始められているという地域が、一つずつふえているところでございまして、現在のところは、順調に進んでいるのではないのかと認識しているところでございます。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 各地域でこのような取り組みが広がっていくことは、これから多様なサービスに私は期待を大変しているところでございます。  そこで、市内での特質的な取り組みについて、もし把握しておられるならば、お聞かせをいただきたいですし、今後、例えば市としての支援やかかわり方についての考えがあれば、お聞かせをいただけますか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 特質的なと申しましょうか、先進的に取り組んでいただいている事例もございますので、御紹介させていただきたいと思います。  これは、議員も御承知のことと思いますが、五個荘のてんびん倶楽部という名称で既に活動いただいているものでございますが、これは医療と介護等の専門職が連携していただいていまして、活動の中では、そういう専門職の方々が地域へ出向いていただいて、介護予防の取り組みをはじめ、認知症への理解を深めるなどの、いわゆる出前講座を実施いただいているところがございまして、それが先進的な取り組みであろうかなと思っております。  また、これからの市の支援やかかわりということでございますが、例えばというのか、生活支援コーディネーターとともに地区の状況を把握しながら、それぞれの地区に応じた住民主体の支え合いの仕組みづくりを、引き続き行政としても支援してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 2点目の質問の中で、市内全地区のコミュニティセンターで情報の共有等が行われているかということで項目に上げて質問させていただいたんですけれども、第1層の東近江市域全体では、生活支援コーディネーターや社会福祉協議会、地区の担当者が情報共有を行っているということで答弁をいただいたんですけれども、私はこの第2層のコミュニティセンター単位の取り組みが今後は重要になってくるのではないかなというふうに考えております。  今回は、介護予防・日常生活支援総合事業の計画の中では、先ほども申し上げましたコミュニティセンターについては、例えば総務部のまちづくり協働課が担当であり、積極的な連携も私は必要になってくるのではないかなというふうに思っておるんですけれども、それについてはいかがですか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 確かに、今、本市が進めている取り組みにつきましては、それぞれ地区ごとで取り組みを進めていくということで、まさに議員御指摘いただきましたコミュニティセンターでの取り組みが大切ではないかと思っております。  そうした中で、各地区のまちづくり協議会やコミュニティセンターとの協力というのは、本当に欠かせない重要なものと考えておりまして、今後におきましても、それぞれの地域の団体及び庁内の関係する課と連携を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) この介護予防・日常生活支援総合事業は、介護予防を通しまして、私はまちづくりの一つにつながっていくんではないかなというふうに捉えております。  計画でも、第2層の協議体はまちづくりを行うエリアで検討していくとともに、地域のいろんな実情が当然あろうかと思うんですけれども、あったことを、取り組みをするためには、例えばですけれども、各地域で活躍をされていますまちづくり協議会の協力も必須になってくるのではないかと思いますし、そういうことも計画には記載をされているというふうに認識をしております。具体的なまちづくり協議会とのかかわりについては、いかがお考えでありますか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) これから、いわゆる第2層、各地区の協議体を設置していくに当たりまして、そういうこれから進めさせていただく地域へは、本当にまちづくり協議会との連携は重要であると思いますし、そして今もモデルとして進めていただいている地域にとっても、まちづくり協議会との連携は大変重要であると認識しておりますので、今後も、そしてまた新たに進めさせていただく地域におきましても、まちづくり協議会へ十分な取り組みの説明等をさせていただきながら、まちづくり協議会さんへも協力を求めてまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 3点目の、ことしはモデル地区を指定するということで、先ほども答弁をいただいたんですけれども、第2層での取り組みを通じまして、地域での生活支援や具体的な取り組みが、モデル地区として進められていることは大変ありがたいなというふうに思いますし、このような取り組みを実施するとなると、労力でありますとか、例えば時間もすぐにはできないと思いますし、計画性を持って進めていくということも私は必要でありますし、先ほども申し上げましたし、部長から答弁もいただきましたけれども、やはり先進的な取り組みをやっておられるところもあろうかと思いますし、その中で特徴的な取り組みをされていることがあれば、お聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 特徴的なものかというと、そうでないのか、それとも特徴的なのかもしれませんが、ちょっと御紹介をしておきたいと思うんですけれども、例えば空家等を利用していただきまして、地域の介護予防の拠点として活動を始められた地区がございます。今年度、新たにございます。また、野菜づくりを通して、元気な高齢者をふやす取り組みを地区で、自治会と申しましょうか、していただいているところがあるということもお聞きしておりますので、そういうところが、今年度始まったばっかりですけれども、本市の中では特徴的な取り組みではないかと思っているところでございます。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 今、部長から答弁いただきましたけれども、やはり先進的な、いろんな空家を使ったりとかということで、今年度、始まったばかりですけれども、そういうモデル地区を市内に広げていくということは、今後、大切になってくるのではないかなと思いますし、現時点、地域によっては、当然温度差もひょっとしたらあるのではないかなというふうに私個人的には感じておるんですけれども、そのことを、今のような取り組みを市内全体へ広げていく計画等がもしあれば、お聞かせいただけますか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 今現在、本市では、まず生活支援サポーターのグループを核として行っている一つのタイプもございますし、NPOやまちづくり協議会を核として進めているタイプというか、形がございます。そして、もう一つが、地域の社会福祉法人と、その隣接する地域が連携して進めているタイプの、この3つがあるのかなと考えております。  それは、それぞれの今までの取り組みを進められてきた、福祉を進められてきた地域によって状況が異なっていると考えておりますので、それぞれの地域に応じた手法で、順次、コミュニティセンターエリアの14地区で、第2層、いわゆる地区の協議体設置を目指して、これから取り組んでいこうと考えておりますので、また御協力のほど、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 4点目の要支援1・2の対象の方に、今年度から短期集中サービスが市内6カ所で開催をされているということで、先ほども答弁をいただきました。  8月末の時点で33名の方が介護予防プログラムを修了されたということで答弁もいただいたんですけれども、この修了された33人の方は、先ほども維持させるために「いきいき運動教室」等の開催を行っているということで、継続してやっていくことが介護予防につながるという視点だと思うんですけれども、それ以外のことについて、もしこういうことがあるよということを考えているならば、答弁をいただきたいですし、またこの6地区以外に、例えば永源寺でありますとか、愛東地区では、開催をされていないんですけれども、その辺の一つの対応策があれば、お聞かせをいただけますか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 今回、4月から始めさせていただいて、まだ半年になるかというところでございますけれども、プログラムを修了された方につきまして、特に口腔機能というのか、口の機能の意識レベルというのか、そういうのが向上、改善になって、その担当者にお聞きしているところでは、例えば食事がおいしくなったと、このプログラムに通うようになってから、以前よりはおいしくなったとか、そしていろんな歯科衛生士による口に関するいろんな手法も取り入れさせていただいていますので、今までより口の清潔さが保てるようになってきたということをおっしゃっておりますし、運動機能の改善によって、以前は家でもちょっとしたことでひっかかって、こけそうになっていたというのが、ちょっとましになったかなというようなこともあって、外出する機会をこれからふやそうかなというような御感想もいただいておりますことから、生活の質の改善や意欲が高まる効果が得られてきているんではないかなと今考えているところでございまして、そういうただ単に行政がプログラムを提供しているだけじゃなくて、その受講していただく市民の方々のいろんな意見も聞きながら、新たにそのプログラムの厚みを増していきたいなということを今考えているところでございます。  それから、永源寺地区・愛東地区の件でございまして、議員御指摘いただきましたように、この短期集中予防サービスについては、今、永源寺地区と愛東地区では会場を持っておりません。  これにつきましては、チェックリストによって、今危ないなという方を拾い上げた中で、現在、愛東地区、そして永源寺地区の該当者が本当に少なかって、1桁という状況でございまして、その方々全員に保健師が自宅へ寄せていただきまして、聞き取り調査等をさせていただきました。  そうしたところ、こういう言い方は失礼なんですけれども、永源寺の方、愛東の方につきましても、ふだん畑へ行って頑張っているから、そんなんええわとか、そんなとこまで、例えば永源寺なり愛東のどこかへ行ってするというのは、ええわ。わしら日ごろから動いているんで、そんなもん大丈夫やということもおっしゃっていることもありますし、いや、そういうことじゃなくて、いろんな機能を改善させるプログラムがあるので、ぜひとも来てくれということで申し上げておったんですけれども、それだけ言うてくれるんやったら、わしら、例えばバスに乗って一番近くの会場まで行っても構わないよという方もいらっしゃったもんですので、現在、この2地区についての主会場としての取り組みは、今させていただいていないんですけれども、今後、状況に応じては、それぞれの地区においても開催する考えはございますので、御理解のほど、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) ありがとうございます。  私と健康福祉部長の山田部長とのやりとりばっかりになってきましたので、次の質問で最後にしたいと思うんですけれども、やはり元気高齢者をつくっていくのは、大変すてきなことだなと思います。  今まで介護予防・日常生活支援総合事業の全体の中で、最後、家族介護支援事業というのが任意事業であろうかと思うんですけれども、それについてはどのようにお考えになっておられるのかなということと、あと、30年から始まります第7期の介護保険事業についても、今回のその総合事業が反映されるのではないかなというふうに私は考えておりますし、今までの答弁を受けまして、第7期では、第2層であります各地域のコミュニティセンター単位というものが、介護予防のポイントになってくるのではないかなというふうに捉えました。  もう少し具体的に申し上げるならば、身近な場所で介護予防ができればというふうに考えておりますし、第7期の策定を前に、委員会では、現在、さまざまな議論がなされているかと思うんですけれども、身近な場所での介護予防についての御見解があれば、最後、お聞かせいただけますか。 ○議長(河並義一) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(山田明宏) 議員御指摘いただきました、本当に身近な場所での介護予防というのは、やはりこれから本当に重要であるなと思っております。  できるだけ、そういう地区単位だけでなく、もう少し縮めた場所でも本当に行っていけるのが理想ではないかなと考えているところでございます。  そうした中で、高齢者福祉推進会議並びに介護保険運営協議会という組織、会におきまして、委員の皆様から多方面の方々から意見をいただきながら、第7期の計画を現在進めているところでございまして、そうした中で、例えばコミュニティセンター単位、またはもっと身近な単位ということについても議論をさせていただきながら、第7期の計画でしっかり位置づけてまいりたいと思いますので、また御協力のほどよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 総合事業について議論をしてまいりました。来年度から自立支援介護報酬が成果を上げた事業所には、その分多く報酬を払うなど、国も仕組みを見直していくんだということも出ておりますし、高齢者の生活能力の向上や、一つは、社会参加を促すことが大切なんだなと思いますし、先ほども私申し上げましたけれども、元気高齢者をふやし、地域づくりに参画してもらうこと、私はとてもすてきだと思っております。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  日本遺産である伊庭地区や金堂地区や、先ほどの東近江市の里山めぐりについても、部長の方から答弁をいただきました。  日本遺産であります伊庭地区や金堂地区が近くにあるために、観光の視点からも繖山と箕作山のトレイル構想について、市の考えをお伺いをいたしました。  小椋市長は、日ごろから地域資源に磨きをかけるとおっしゃっています。また、市民環境部の森と水の政策課は、市長がみずから肝いりで設置した課でもあります。  鈴鹿10座でありますとか、今年度は、先ほども壇上で申し上げました「SEA TO SUMMIT」を通して、本市の知名度に私は貢献しているというふうに考えておりますし、また水と緑の効果が評価できると捉えております。  奥永源寺の奥山だけでなく、里山もしっかりと活用し、さらに地域資源に磨きをかける観点から、私は提案をさせていただきました。  そこで、繖山と箕作山などの里山には、どんな魅力があるのか、お聞かせいただけますか。
    ○議長(河並義一) 市民環境部長。 ○市民環境部長(北川 宏) 議員の御質問の繖山及び箕作山の魅力的なところということです。  両山とも、お城跡があるというのと、それと寺院や神社などが多くございます。例えば、繖山では、観音正寺や観音寺城跡、そして箕作山では、太郎坊宮とか瓦屋寺、そして聖徳太子伝説などの歴史文化遺産が豊富にあるということで、また近年では、特に能登川地区の猪子山の方で、タカの渡りの観察など、四季を通じてそれぞれ多くの方が訪れ、楽しんでおられます。  また、山の上の方へ登ってしまいますと、大変眺望がようございます。遠くは琵琶湖がよく見えますし、そして市内全域もかなりきれいに見えるところでございます。  このような豊かな自然と歴史文化を有するすばらしい山であるとともに、大変交通アクセスがいい山であるというふうに感じております。  能登川駅に近いですし、八日市地域にも近いということから、大変利用がしやすいということで、自然も歴史文化も、そしてアクセスの面でも大変よい山であるというふうに感じているところでございます。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 今、部長からも答弁いただきましたように、本当に魅力的な里山だなというふうに私も思いますし、小学校のころとか中学校のころは、繖山とか箕作山に遠足で行った覚えがあって、上がった景色が今でも思い出すことができますし、この繖山と箕作山を現在ではどのようにPRをしていくか、もしお考えがあれば、お聞かせいただけますか。 ○議長(河並義一) 市民環境部長。 ○市民環境部長(北川 宏) このルートのPRにつきましては、現在、東近江観光振興協議会の方から、「東近江地域の山をあるこう」というガイドマップを作成して周知しているところでございますが、今後におきましても、このような身近なハイキングコースではありますが、先ほども申し上げましたように、単なる山のハイキングコースでなしに、観光面であるとか、例えば歴史文化、そして先ほども申し上げましたように、大変便利な山です。外から入りやすいという山でもありますので、そういったいろんな情報を網羅する中で、PRをどんどんしていきたいなというふうに考えております。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 私は、当然、観光の視点からもお伺いをさせていただきましたので、商工観光部長にお伺いをいたしますが、先ほど壇上でも私申し上げたんですけれども、春には桜、秋には紅葉が本当にすばらしいところであります。特に、桜のシーズンには、猪子山や繖山のアジサイ・桜公園でありますとか、あと吉住池の近くの尾根伝いにも桜が咲きますし、延命公園とか、太郎坊宮とか、そういう桜の名所で大変きれいなところでもありますし、そういったところを東近江トレイル構想を実現し、またこの桜なんかを核とした観光客の誘致にも取り組んでいく必要が私はあるんではないかなと思いますけれども、商工観光部長の御見解があれば、お聞かせいただけますか。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 御指名いただきまして、ありがとうございます。  るる市民環境部長が申し上げましたように、幾つも城跡でありますとか、神社でありますとか、すばらしい史跡もございます。今、議員おっしゃっていただいたように、桜もきれいやと、猪子山のところでは、そういったイベントもされているというようなことも聞いております。  先ほど答弁がございましたように、2市2町の観光振興協議会でつくっておるマップ、そういったものでも紹介もさせていただきますし、特にこの地域におきましても、そのマップの中でランドマークを明示させていただいて表現をしておるわけでございますけれども、今、御提案いただきました内容等、桜でありますとか、季節の催し物、そういった旧跡等を訪問していただける皆様に提案させていただいて、さらに安全・安心で楽しく自然を満喫していただけるようなPR、情報発信をしてまいりたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(河並義一) 大橋議員。 ○12番(大橋保治議員) 今、商工観光部長がおっしゃったように、やはりあるものをきちっと核にしながら、観光客にたくさん来てもらうんだということの視点を大事にしていただきたいと思いますし、里山の活用、さらには近くにある日本遺産、伊庭地区・五個荘金堂地区の観光資源をしっかりと活用し、東近江市の何よりも知名度向上、地域活性化につながっていくことを期待をいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(河並義一) ここで、暫時休憩とします。  再開は、午後2時30分といたします。                午後2時15分 休憩                午後2時30分 再開 ○議長(河並義一) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  13番、周防議員。 ○13番(周防清二議員) それでは、東近江市民クラブ、周防清二が大きく2点にわたって質問させていただきます。  まず最初に、北朝鮮による弾道ミサイルへの対応についてでございます。  去る8月29日午前5時58分、北朝鮮は事前の告知なしに弾道ミサイルを発射しました。6時5分から7分ごろに北海道襟裳岬上空の領空を通過し、6時12分ごろに襟裳岬東1,180キロメートルの太平洋の排他的水域外に落下しました。飛翔時間は約14分、飛翔距離は約2,700キロメートル、最高高度は約550キロメートルと推定されるとのことであります。  また、9月3日、6回目の核実験を実施し、ICBMに搭載可能な水爆実験に成功したと発表しております。  北朝鮮は、昨年以降、30発以上の弾道ミサイル発射を繰り返し、ことしに入ってICBM級のミサイルを含め、毎月のように弾道ミサイルを発射しており、また挑発的言動を繰り返しております。  昨年2月にも沖縄県上空を通過する弾道ミサイルを発射しましたが、人工衛星打ち上げと予告しており、自衛隊も迎撃態勢に入っておりました。  しかし、今回は事前の告知なしに我が国の領空を通過しており、我が国の平和と安全を脅かす、これまでにない深刻な脅威と言えます。  今回、政府の対応は素早く、6時2分にはJアラートが北海道から関東信越までの12道県に警報を伝えておりましたが、防災行政無線が作動しない、希望する住民に緊急情報を知らせる登録制メールが送信されなかったなど、少なくとも7道県の16市町村で、こうしたトラブルを確認したとのことであります。  本市においても、防災情報戸別受信機4万612台が各戸に配布されているさなかであり、既に毎日定時試験放送がなされておりますが、万一のときに作動しないということがあってはなりません。  今回を契機に各戸配布を急ぐとともに、全国で発生したトラブルを検証し、確実に作動することを確認していただきたいと思いますが、見解を伺います。  去る3日には、東近江市総合防災訓練が実施されましたが、警報発生時の避難訓練はなかったように見受けられます。政府広報では、「屋外の場合は、頑丈な建物や地下街への避難。建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る。屋内にいる場合は、窓から離れるか窓のない部屋に移動してください。」との案内でありますが、市民には理解されているのか、また農村集落の多い本市では、田畑で農作業されている方への通知や対処に困難が予想されますが、この状況にどのように対処されるのか、伺います。  2点目でございます。万葉ロマンの里構想についてであります。  東近江市内には、各地に特色のある歴史的・文化的資源が存在しますが、観光資源として活用できていないと思われる現状があります。  かつて、八日市市においては、船岡山から瓶割山、雪野山、布引山一帯のムラサキの花や薬草が豊富にあったと言われる蒲生野を、額田王と大海人皇子の相聞歌が歌われた場所として、全国から短歌を募集するなど、観光にも活用してきた経緯があります。  付近には、雪野山古墳を頂点として、八幡社古墳群、木村古墳群などの古墳群や遺跡が多く存在することもあり、古墳や歴史マニアの方など、トレッキングを兼ねた来訪者がふえております。  残念ながら、今では万葉の森とうたう船岡山は鬱蒼としており、麓の公園も管理はされてはいますが、あかねむらさき園と称するところは雑草が生え、来訪者をがっかりさせているのではないかと思われます。  かつて、雪野山山頂の樹木についても指摘いたしましたが、まずは公園の樹木の剪定や、休憩所、トイレなどの施設整備、受け入れ体制の整備が「おもてなし」として急務であります。  しかし、それだけでなく、日本遺産のように「物語」をつくり出すことでロマンを与え、さらに現地でないと味わえない空間を体験できることで、来訪者に感動や満足感を与えることができるものと思います。  ただ、「蒲生野」としては広範囲となり、現在の風景が悠久のロマンを醸し出すには少々難しいので、バーチャルリアリティ技術を活用することによって、また近江鉄道やバス路線を組み合わせることによって、4世紀から7世紀の時代のロマンを訪ね歩く観光コース「万葉ロマンの里」として売り出せる可能性があると思いますが、市の考えを伺います。  この場からは、以上です。 ○議長(河並義一) 答弁を求めます。  総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 北朝鮮による弾道ミサイルへの対応について、順次、お答えをさせていただきます。  1点目の防災情報告知端末機の確実な作動を確認しているのかについてでございますが、本市では、全国瞬時警報システム(Jアラート)の受信機と告知放送システムとの連携テストの実施などにより、消防庁から送られてきた情報が確実に告知端末機で放送できることを確認しております。  直近では、北朝鮮のミサイル発射が危惧されておりましたことから、8月18日にJアラートの情報伝達訓練が実施され、本市システムは正常に動作をしております。  2点目の警報発生時の政府広報による避難行動は市民に理解されているのかについてでございますが、国では、ミサイル落下の可能性がある場合の行動について、テレビCMで啓発を行うほか、市ホームページではQ&Aを掲載するなど、広報を行っております。  報道機関でも、さまざまな形で報道されていることから、一定の理解がされているものと認識しております。  3点目の田畑で農作業されている方への対応についてお答えいたします。  今回の告知端末機は、自治会館へ順次配置を予定しており、一部の地区では、屋外スピーカとの連動等により、屋外におられる方への通知も可能となるかと思っております。  また、全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達は、携帯電話の緊急速報メールでも通知をされます。屋外におられる場合には、携帯電話の緊急速報メールやラジオなどで情報を取得し、身を守る行動をとっていただきたいと考えております。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 大きく2点目の万葉ロマンの里構想についての蒲生野一帯において、バーチャルリアリティ技術を用いて、万葉ロマンの里として売り出す考えについての御質問にお答えいたします。  本市では、現在、市辺・中野・八日市地区の皆様とともにワークショップ形式で地域資源の掘り起こしを行い、体験・体感できる観光コンテンツづくりを進めております。  今後、順次、この取り組みを他地域にも広げて、地域資源を活用した観光振興を図るとともに、観光客をおもてなしする「語り部」など、そこに住む人々との触れ合いを大切にした観光地づくりに取り組んでまいりたいと考えております。  その上で、議員御提案のバーチャルリアリティ技術を用いた体感できる観光PRは、話題性など将来的な可能性はあると考えますが、現時点では、地域の皆様に地域資源の価値の再認識と共有をしていただき、一人でも多くの観光客に訪れていただけるよう機運を高めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(河並義一) 答弁は終わりました。  周防議員。 ○13番(周防清二議員) 簡潔なる答弁をありがとうございます。  それでは、一部、再質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ちょっと確認なんですけれども、Jアラートに関しましてですけれども、通常の防災のチャンネルと、今回のこういった、いわゆる軍事的というのか、国民保護法に基づくJアラートの通知というのは、同じ消防庁から出るということでよろしいんですか。 ○議長(河並義一) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) Jアラートにつきましては、国の方からEm−Net(エムネット)によりまして、情報が全ての自治体なり国の関係機関の方へ入ります。Em−Netの方から消防庁に入りました情報がJアラートによりまして全国の告知するシステムの方に情報伝達されて、国民の方にその情報が周知されるというシステムとなっておりますので、防災の部分と同じ中で動いております。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) ありがとうございました。  そしたら、ちょっと私の質問の方で、他市の検証、12道県に警報をして、7道県の16市町でトラブルを確認したというふうに質問させていただいたんですけれども、その検証はされているのか。今、お答えでは、そういったことがなかったんで、もう一度ちょっと確認させていただきたいと思います。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) ただいまの御質問でございますが、議員の方からは、7道県16市町でトラブルがあったという御質問でございましたけれども、9月1日の日に消防庁の方から新たに情報が参りまして、そのときのJアラートのふぐあいというのが、12道県617市町のうち、9道県24市町に支障があったという報告を受けております。  その主な原因といたしましては、機器が故障している。それから、機器の設定誤りがあったというようなものが多く、ほとんどが委託業者にお願いして設定をされていると思うんですが、そこの時点で設定に誤りがあったと。ただ、消防庁の方では、現在、さらに調査をされておりまして、それ以上の詳しいことはわかっておりません。  以上でございます。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) 設定誤りがあった。東近江市は設定誤りがないということでの理解でよろしいですね。ありがとうございます。  今もおっしゃられたように、新聞にも同じような報道もされております。あるいは、訓練用の文面が送信されたとか、そんなことが新聞にも載っておりました。  本当に、そういったことはないようにだけ、ぜひともよろしくお願いしたいなと思います。  2点目についてちょっとお伺いしますが、一定の理解がなされているものと認識しているということでございますね。  国、あるいは報道機関の報道にほとんど頼っているというような言い方だったんですけれども、市長が常々訓練をして、初めて現場では応用がきくんだという話を防災訓練等々で言っておられます。  本当にその理解がどこまで進んでいるのか、訓練というものが何も今のところ私はないように見受けているんですけれども、先ほど申しました前回の防災訓練におきましても、何らかそういったちょっとしたお知らせというのか、あるいは、どういうふうにすべきかというようなお伝えは、されたということはないんですか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) 今回の湖東地区において実施いたしました防災訓練では、このミサイルに対する訓練というか、放送は実施しておりません。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) ですから、本当に広報も、さっき言いましたように、国、あるいは報道機関任せで、市としてどれだけ広報しているのか。  せっかく訓練があったのに、少しでも、本当にアナウンスでいいと思うんですよ。こんなすぐ身近にあったことを、なぜ、緊急ですけど、本当にこういう事件が起こったら、緊急じゃないですか。  なのに、訓練とはいえ、順番、手順は決まっているかもしれんけど、やっぱりそういったことを急遽盛り込むべきではなかったのではないんですか。せめてアナウンスでもいいんじゃないですか。  具体的には、こういうふうに避難してください、あるいは頭をまず守ってくださいとか、そういったアナウンスでもよかったんじゃないかと思うんですけれども、その件でもう一度お願いします。 ○議長(河並義一) 総務部長。 ○総務部長(谷 善哉) 議員御指摘のとおりだと思っております。パネルなり、いろんなものでの周知というものは、できたのではないかなというふうには感じております。  ただ、今回実施しました防災訓練につきましては、風水害、それから地震を対象としての避難なり災害救助なり、いろんな対策をとっております。  おおむねミサイル攻撃等による対応と同じものでございますけれども、ただ避難行動については、風水害の部分と今回というか、ミサイル攻撃等による場合については、全く逆の行動をとっていただくことが必要になっております。  風水害・地震ですと、屋外への避難というのが第一になってまいりますけれども、ミサイルの場合については、屋内に、堅固な建物の中に避難するというような部分が出てまいりますので、そういった部分について、若干の事務局の方でも協議があって、今回の場合は風水害・地震に特化して、全てを統一して実施していくということでの調整で行ってまいったものでございますので、御理解の方をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) 確かに、テーマがそうであったというのはわかりますよ。でも、近々にそんなことがあったわけじゃないですか。緊急時のそういう対応ができるということも見せるというのか、これも訓練の一つと思いますし、実は新聞でも、どこが安全なのかわからなかったとか、あるいはJアラートが鳴ったら、条件的に、反射的に避難行動をとるように習慣づけるべきだとかというような話が出ているんですね。  本当に、言われるように、防災とは全く逆の動きをせなあかんというケースもありますし、特に次の質問にもなりますけど、田んぼにいた場合、じゃあどうするんだと、それを知るすべももちろんやけど、どこに隠れたらいいのかわからないというのが現状やと思いますし、そういったことを、何をしたらいいのかというのを、まず本当に体で知ってもらえるようなとこら辺まで、ある程度の知識というのは持ってもらわなあかんと思うんです。  ちょっと広報なりなんなりで、市の方からも、ぜひとも市民にお伝え願えるようにしていただければありがたいかなと思っております。また、それでお願いしておきます。  3番目ですけれども、ちょっと今、少し言ってしまいましたけれども、身を守る行動をとっていただきたいと考えておりますというような答弁でありましたけれども、身を守る行動とは、それこそ今の話、何なんですか、周知されていると思っておられますか。 ○議長(河並義一) 総務部理事。 ○総務部理事(野神浩司) 身を守る行動ですけれども、確かに屋外、特に議員の御質問にありました田畑で作業をされている方が、じゃあ、どういうふうに身を守るかということでございますけれども、1つは、先ほどから丈夫な建物があれば、その中へ逃げ込むとか、そういうことが言えるんですけれども、屋外では、そういうものもございません。最悪の場合は、頭を押さえて地面に伏せるとか、そして情報が確かに屋外にいる場合は入ってきませんので、各戸で、その部分、先ほど答弁を部長が申しましたように、携帯電話での情報やラジオ等で情報を得ていただくしか方法はないのかなと。何も田畑だけじゃなく、特に山林等の作業に入っておられる方も、同じようなことが言えるのではないかなと思いますので、その点につきましては、先ほど答弁させていただいたように、各戸で考えていただきたいなという部分もあるとは思います。
     以上でございます。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) だから、そこらをしっかり市民の皆さんに、どうしなさいよ、どうした方がいいですよというのを通知というか、知らせてほしいなと思っておるわけですね。  ほとんどの方が、大体、結構年配の方においても携帯電話をお持ちなんで、おおむね多分、携帯電話からのニュースなりアラートが入ってくることでわかるとは思うんですが、さてそういったものが鳴ったときに、みんな普通の人は、びっくりして、どうしたらいいか、うろうろしはるわけですね。と、僕は思うんですね。さっと動くという人はなかなかいないと思いますよ。  そういう意味では、なるだけこういった危機の状態と思っていいと思うんですね。  Jアラートは、防災だけだと思っておられる方もおいでかもしれませんし、しかも今回の場合は、十数分で到着するということなんで、本当にそういう意味では、こんなこと言ったらあれかもしれませんけれども、空襲警報みたいなもんやと思いますんで、そこまでちょっと思うこともないのかもしれませんが、それぐらい危機感を持って、しっかり市民の皆さんに伝えておいてほしいなと思っております。  ちょっとこれは話が飛びますんで、この話は、一応、お伝えだけしときますけど、北朝鮮は、実はこういった核攻撃が、ミサイルだけじゃなくて、さらに核爆弾を使った形のEMP攻撃というのをしようとしているということですね。  そこまで、多分、市民の皆さんはわかんないかもしれませんし、EMP攻撃なんかされたら、テレビも電話も何もかも全部破壊されてしまうということになる可能性がある。  だから、その後、家に帰るなりなんなりするにしても、動きがとれないとか、パニックの状態になる可能性もあるので、それは逆に行政側がしっかり対応を考えないといけないことだと思いますし、そこは行政側としてしっかりと対応していただきたいと思っております。答弁は、これは結構です。  ということで、よろしくお願いしときます。  では、観光面でちょっとお伺いさせていただきたいと思います。  市辺・中野・八日市の皆様とワークショップ形式で地域資源の掘り起こしをされているということですけれども、どんなテーマをされているのかというのと、蒲生・平田はどうなっているんですかと、地元の話で申しわけないけど、そこをちょっとお聞きします。 ○議長(河並義一) 商工観光部次長。 ○商工観光部次長(吉澤浩明) 御質問にお答えします。  先ほど答弁申し上げました観光コンテンツ、ワークショップにつきましては、昨年度策定いたしました観光戦略の重点施策に位置づけております地域資源の磨き上げと人材育成という目的で取り組んでおります。  先ほど申しましたように、地域の皆様とともに地域資源の掘り起こしを行い、その上で、これまでなかった体験メニューとか、食の提供等のコンテンツづくりを行うとともに、事業者の育成などの受け入れ体制を構築し、誘客につなげていこうとするものでございます。  これは、昨年度策定しました観光戦略に基づきまして、今年度から進めているものでございます。  今、議員申されましたように、今後、他の地域にも広げていこうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) 3月策定の観光戦略ですね。  そうですね、今、お答えをいただいているに当たっては、どっちか言うたら、人づくりの方にウエートを置いているのかなという気がして仕方ないんですけれども、資源を磨くというのは、午前中なりからお話がありましたように、トイレ云々とかありますけれども、そこに来られる方の、資源を磨くというのは、資源自体を表に出すというのも一つかもしれませんけれども、そこに来られる方が、少しでも感動なりして帰っていただけるというのが、本当にいいことだろうと思いますし、それをサポートするための人づくりという話ですね、今の話でしたらね。  ただ、リピーター対策として、午前中の質問でもあったんですけど、それに対しても、おもてなしの心と観光パンフレットで対応するというような話でありましたね。  本当にそれでリピーターができるというふうに考えておられるということでいいんですか。 ○議長(河並義一) 商工観光部次長。 ○商工観光部次長(吉澤浩明) 現在、リピーターの方の対策につきましては、午前中申しましたように、この本市に来ていただいているさまざまなお仕事とか、スポーツで来られている方につきまして、次回は観光で来ていただこうというような形で、東近江市のよさを、今はパンフレット等で案内をさせていただいています。  また、これにつきましては、今年度、東近江市のPR動画というものを作成をさせていただいております。その辺も活用しながら、リピーターの確保に努めたいなと考えております。  それと、もう一つは、今、東近江市では、観光協会とかJRとタイアップしてハイキングツアーをさせていただいています。  これにつきましては、蒲生地区につきましてもツアーをさせていただいておりますが、先ほど議員おっしゃいましたように、語り部です。せっかく来ていただいても、やっぱり感動を与えなければ、次、来ていただけないかなと考えております。語り部が、歴史、またこれにまつわるお話とかを観光客の方にお話しすることによって、またもう一度行きたいな、やっぱりよかったなというような、感動を与えていただいて帰っていただくというものも、リピーターの確保の一つかなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) ありがとうございます。  そうですね、質問でも申し上げたと思います。来訪者に感動、満足感を持ってもらえるような仕組みとして、そういった語り部、これは先ほどの質問にも、ほかの方の質問にもあったと思うんですけれども、どういう形でこれをつくっていくのかというのが、これからの課題やろうと思いますけれども、まちづくり協議会と、何か先ほども大橋さんの質問でも、別のテーマでもありましたけれども、まちづくり協議会との協働とか、あるいはそういう講座の開催とか、そういった人づくりというのは、またそれはソフト事業としてしていただければなと思っています。  ただ、VRを僕はもっと使うべきではないかなと、バーチャルリアリティを使うべきではないかなという意味で、今回、こういう提案をさせていただいたんですけれども、答弁では、将来的な可能性はあるというふうにいただきましたけれども、どんな可能性を思ってはりますか。 ○議長(河並義一) 商工観光部次長。 ○商工観光部次長(吉澤浩明) 現在、現実で仮想の世界を体験できるバーチャルリアリティは、さまざまな分野で使われております。今後、ますますこの技術については、進化を遂げていくのかなと期待される分野でございます。  観光コンテンツにつきましても、全国で、少しずつでございますが、利用をされているところでございます。  ただ、観光に特化したもの、具体的に感動を与えるものというものが、もう少し見られてこないのかなと考えております。  インバウンド対策による外国語での案内をしてみたりとか、実際に自分がそこをもう少し体験できるような、もう少し技術革新が起こったところで観光のコンテンツとして、より充実したものになるのかなと考えております。  ということで、将来、そういった技術の革新を待って、東近江市が進めていますストーリープランに加えることを検討しながら、誘客を図ってまいりたいなと考えております。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) ストーリープランとは、ちょっとよくわからないんですけれども、僕は一応、日本遺産のように物語をつくり出すことで、ロマンが与えられるという言い方をしたんですけれども、ほかの市町では、実はその観光誘致のためにVRをネット公開しているんですね。そういう形で誘客の引っ張り込みをやっている。  具体的には、今度、新聞とか、いろんなんに出ていますんで、「尼崎城にVRシアターや展望室、内部の概要判明」とか書いていますし、VR化で復元された高松城とか、美唄市なんかは、観光体験をVRでできるようにしてあるんです。それによって、引き込みというか、お客さんを引っ張るPRに活用されているということなんですけれども、そういった活用の方法を考えるという理解でいいんですか。どうでしょうか。 ○議長(河並義一) 商工観光部次長。 ○商工観光部次長(吉澤浩明) このバーチャルリアリティの活用につきましては、今、議員申されましたように、誘客を図る、家の中で、まずこの地域はどうやというような部分を興味を持ってもらう。そして、その観光地に出向いていただくというようなものが1つ。  それと、現地に来て、ここに昔城が建っていたよというような形で、これを再現する。そして、現風景の中で、そのバーチャルリアリティを使って、さもその時代に来たような感動を与えるというような2つのやり方があろうと思います。  議員おっしゃいますように、観光客にまず興味を持ってもらうというのが大切だと思いますので、事前にそういうインターネットとか、そういったところで発信するのも一つの手段かなと考えております。  今後につきましては、その辺も含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) ありがとうございます。  ぜひとも、そういう考えを、実は近江八幡市の安土城がそれですよね。現地へ来れば、VRで安土城が見れると。  これは、両方使えると思うんですよ。誘致のためにするのと、その場所へ来たときに、QRなりなんなりで、ここのコードを見れば、そこの風景がVRで再現できるとか、やり方は幾らでもあると思いますし、そういったことで、本当はヘッドセットと言って、周りの視野が全部そういう形で見えるふうにするのが一番いいですし、双眼鏡をVRにしているというところもあるんですね。この方向を見たときに、過去の、3世紀とか4世紀の時代の風景がのぞけるというような仕組みをつくっているところもありますんで、御参考いただけたらと思います。  もう1点お聞きいたしたいと思いますが、今の話で、この観光戦略の中に出てくるエリアというのか、はっきりとは書いてはなかったように記憶しているんですけれども、歴史文化振興課がつくっている東近江市歴史文化基本構想の中とは、何か整合性が合っていないような気がしています。  特に、古代ゾーン1と書いているのが、僕が言ってる、いわゆる万葉の里のエリアになって、聖徳太子ゾーンとか、こういうゾーンエリア別に、こうやって考えてくれているわけじゃないですか。そういう意味では、本当は歴史文化振興課と、何でそこがあるのか、あるいはどこまでそれをタイアップしてやってくれているのか、ちょっと確認だけさせていただきたいんですけれども。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 観光戦略には、昨年度、1年かけてさせていただいたわけですが、そのときについては、ちょっと今の歴史文化基本構想との整合性というと、直接はとってはいませんでした。  構想の中に幾つも幾つも我々が活用できるターゲットを挙げていただいておりますので、それを活用させていただくということで、戦略の方でいろんなプラン、今、次長が申しましたように、ワークショップ形式で掘り起こしていこうというふうに思っています。  先ほどもございましたけれども、とりあえず今あるやんけというふうにおっしゃっていただいています。多分、議員の地元のことは、わしはよう知っているがなというふうにおっしゃるかもわからないんですが、地元の人でも、何やこんなすごいもんがあるんやというふうに気づく、そういったものもあると思いますので、そういうようなものも拾って、地域を地域の人に好きになっていただいて、それをPRに使っていただく、そういうふうにも思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) そうなんです。地元の者でも、意外と知らないんですね。雪野山の埋葬者というのは、全然、この前の明治大学の佐々木先生のお話においても、埋葬者なんてわかんないというような話です。  市辺に、実は宮内庁が管理している市辺押磐皇子の墓がある。一部の方は知っているでしょうけれども、この詳しい話なんて、全然わかっていないんですよ。地元の者も、みんな知らない。  そういったことを、さっきの話じゃないけど、語り部がしゃべっていけるような形を早くつくっていただけたらありがたいことですし、ぜひとも、そういう意味では、観光物産と歴史、特にこの東近江市というのは、歴史の宝庫ですんで、そういう歴史の担当課が離れているというのはどうなんかなという気がして、仕方がない。ある意味、一緒になったら一番いいのかもしれませんけれども、そこはそういう派遣するのか、プロジェクトチームをつくるのか、そういう形で歴史を材料にして、観光戦略を練っていくという仕組みをつくるっていうのは、いかがですか。 ○議長(河並義一) 商工観光部長。 ○商工観光部長(村田吉則) 今御指摘いただきましたように、我々も歴史というのは、非常に有効なものでございますし、大いに活用したいとも思っております。  実際に、今、庁舎は離れておるんですけれども、会合も重ねておりますし、そしてそういった活用部分についても、一緒にグループに入ってもらってやっていますし、先ほどのワークショップにも歴史文化振興課の職員も入っていますし、それから、まちづくりの市民の方々も入っていただいて、わいわいがやがやではないんですけれども、その皆さんのスキルを活用できるような形で、今、そういった取り組みをさせていただいております。 ○議長(河並義一) 周防議員。 ○13番(周防清二議員) もう形として、こうやって観光戦略ができてしまっているんで、あれなんですけれども、やっぱりその追補版でも何でもいいから、歴史文化のゾーンとか、そこに物語が僕はあると思うんです。  聖徳太子なら聖徳太子、古代ゾーン1なんていうのは、いわゆる3世紀、4世紀の話やと思うんですけれども、その物語をつくって、今のVRなりを使って、PRをしていくということが非常に効果が高いんじゃないかなと思っていますんで、何とかそこは進めていただきたいなと思っています。  実は僕もいろんなとこ、ホームページとか調べてみましたけれども、県も大した広報をしていませんよね。  一番ようわかりやすいのは、そこへ行かはった人が自分で書いてはるブログとかが、非常に、それぞれ歩いていくところを全部撮っていったりとかしているんですよ。  そういったことにも、本当に皆さんのおかげで観光ができているような状態になっています。市がもっと先頭を切って、そこは組織を統合するような形で動いていただきたいと思います。どうぞひとつよろしくお願いします。  時間が来ましたので、終わります。 ○議長(河並義一) 以上で、本日の日程は全て終了しました。  明日12日は午前9時から本会議を開き、本日に引き続き議案に対する質疑並びに一般質問を行います。  本日は、これにて散会いたします。  御苦労さんでございました。                午後3時13分 散会     地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               平成29年9月11日            東近江市議会議長  河並 義一              同   議員  西澤 善三              同   議員  畑  博夫...