東近江市議会 2006-10-27
平成18年第6回臨時会(第15号10月27日)
○議長(吉澤克美) 報告は終わりました。
市長から発言を求められておりますので、ここで許可をいたします。
市長。
○市長(中村功一) 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、第6回
東近江市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては御多忙の中、御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
世界じゅうを震撼させました、このたびの北朝鮮による核実験は極めて深刻な問題でございまして、大変憂慮すべきものであります。
我が国はもとより、北東アジア及び国際社会の平和と安全に対する重大な脅威であり、我が国の核兵器不拡散への取り組みに対する挑戦であります。
また、
日朝平壌宣言や六者協議の共同声明だけでなく、
国連安保理決議1695及び10月7日の
安保理議長声明にも違反するものであります。
特に、唯一の被爆国である我が国民にとって、また世界の恒久平和を希求するという強い願いが平和祈念への思いに集約する
東近江市民にとって、その心と安全に対する重大な挑戦であり、断じて容認するものではなく、北朝鮮に対し強い憤りを持つものであります。
湖東支所におきまして、職員に対する
職務強要事件が発生をいたしました。
湖東農業振興地域整備計画に基づく農用地区域からの除外を強要されたものであります。
今回の事件は、職員に対する
不当要求行為の典型的なものであり、職員はこうした事案に対応する研修に基づき、適正に対処をしたものであります。
今後も職員一同、この種の不当要求等に備え、全庁的に連携を密にしながら、適正な職務の遂行について改めて職員に徹底を図り、努めてまいりたいと考えております。
さて、今年度も後半に入り、本年度実施の事業に全力を傾注しているところでありますが、また同時に来年度へ向けての事業計画、予算への取り組みが本格化してまいります。去る20日には、平成19年度
予算編成方針を示達したところであります。
我が国経済でありますが、回復基調の中にあっても、原油価格の動向に左右されるなど、今後の経済状況には留意が必要であります。
こうした中、国では、平成19年度予算を新たな改革に向けた出発点と位置づけ、歳出の徹底した抑制とプライマリーバランスの改善、国債発行額の抑制を図ろうとしております。
地方財政では、
三位一体改革の成果を踏まえ、地方分権を一層推進し、地方交付税の見直し等を一体的に進めようとしております。
一方、本市におきましても、こうした状況の中、新たな県政の基本方針など、県財政の影響等も考え、今後の財政運営は慎重の上にも慎重を期すべき状況であります。
このため、平成19年度予算編成におきましては、既存事業の見直しを行い、新規事業や重点施策等への対応を図らなければならない状況であります。
こうした中、新市が誕生し、初めての年間予算となった平成18年度予算は、まちの足元を固めることを念頭に「礎予算」としたところであります。
しかし、まだまだ熟成するまでには期間が必要であります。さらに足元をしっかりと固めていかなくてはならず、平成19年度におきましても、なお「礎予算」としての思いを継続してまいりたいと考えております。特にまちの礎として、将来にわたる人づくりを大切にしてまいりたいと思っております。
更新期を迎えている小・中学校、また公民館や
布引運動公園等への投資につきましては、今年度に引き続き積極的に進めてまいりたいと考えております。
職員一人一人が資質・能力の向上に努め、積極的に意識改革に取り組み、市民ニーズの動向を的確に把握し、
集中改革プランの着実な実行とあわせ、現在策定中の総合計画に即した施策実現に向け、全職員が一丸となって取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましても御理解と御協力をよろしくお願いを申し上げます。
去る9月末に、古代百済王朝の地である韓国の扶餘郡にあります場岩面を、この市議会から西村議員にも御足労いただき、5人の使節団で訪問をしていただきました。
場岩面には、長蝦里三層石塔があり、これが旧蒲生町の三重石塔と歴史を共有していると言われていることから交流が行われてきたものでございまして、東近江市としてさらに熱い友好の輪を広げ深めたいと、そんな希望を持ちながら、
姉妹都市調印を行ったものであります。
今回、百済文化祭の日に訪問したところでございますが、華やかな祭りを目の前にし、なぜか心が沸き立つものを覚えました。
日本と百済は古代から交流があったことは『日本書紀』からもしのばれますが、特に天智4年(665年)、同8年(669年)に当地域に1,104人の百済の人々を迎え入れたことが記録に残されております。
こうした中、今求められている地域づくりに思いますことは、現代・近代だけでなく、古代からの深い歴史や文化から学ぶことが大切であることを、この旅を通じて深く感じたところでございます。
本日、提案申し上げますのは、予算案件が1件、条例案件が2件、
工事変更請負契約の議決が1件であります。
どうか慎重に御審議をいただきまして適切なる御決定をいただきますようお願い申し上げまして、ごあいさつにかえます。よろしくお願いいたします。
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△日程第2
会議録署名議員の指名
○議長(吉澤克美) 日程第2 「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は会議規則第81条の規定により、27番小林議員、28番諏訪議員を指名いたします。
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△日程第3 会期の決定
○議長(吉澤克美) 日程第3 「会期の決定」を議題といたします。
お諮りをします。
今回の臨時会の会期は、本日1日とすることに御異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 御異議なしと認めます。
よって、会期は1日間と決定しました。
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△日程第4 議案第201号から議案第204号まで、提案説明(市長提出)
○議長(吉澤克美) 日程第4 議案第201号から議案第204号までを一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(中村功一) 御提案申し上げております議案第201号から議案第204号まで、各議案につきまして順次御説明を申し上げます。
まず、平成18年度東近江市
一般会計補正予算書及び
補正予算事項別明細書の1ページをお開きいただきたいと思います。
議案第201号、平成18年度東近江市
一般会計補正予算(第3号)は、企業に対し法人税を還付する必要が生じましたので、必要額を計上するものであります。歳入歳出にそれぞれ6,170万円を増額するものであります。
続きまして、第6回
東近江市議会臨時会議案の1ページをお開きください。
議案第202号、東近江市能登川駅自由通路及び
駅口広場条例の一部を改正する条例は、
近江八幡八日市都市計画事業能登川駅
西土地区画整理事業の換地処分に伴い、東近江市能登川駅西口広場の位置の表示を改めるものであります。
第3ページ、議案第203号、
東近江市立小・中学校条例の一部を改正する条例は、前号に同じく、
近江八幡八日市都市計画事業能登川駅
西土地区画整理事業の換地処分に伴い、
東近江市立能登川中学校の位置の表示を改めるものであります。
5ページ、議案第204号、
市立湖東中学校耐震補強・大
規模改修工事(建築工事)
変更請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、平成18年6月5日に締結した
市立湖東中学校耐震補強・大
規模改修工事(建築工事)請負契約において、大
規模改修工事については、現場の状況に合わせて生徒の安全確保を図り、
耐震補強工事につきましては、所要の変更を必要とするため、これを変更することにつき、
地方自治法第96条第1項第5号並びに
東近江市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定に基づき、市議会の議決を求めるものであります。
契約金額は2億5,961万4,600円、変更前契約金額は2億5,200万円で、761万4,600円を増額するもので、契約の相手方は丸平
建設株式会社滋賀支店 専務取締役支店長 林 守夫であります。
以上、御説明申し上げましたが、慎重に御審議をいただきまして原案御決定いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(吉澤克美) 説明は終わりました。
ただいま議題となっております議案第201号から議案第204号について、ただいまから質疑に入ります。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 質疑なしと認め、質疑を終了します。
ただいま議題となっております議案第201号から議案第204号までについては、さらに慎重審議のため、お手元に配付しております
委員会付託表のとおり、所管の委員会に付託をいたします。
お諮りをいたします。
本案は、休憩中に審査を願い、日程を追加し、本日、
委員長報告をしていただきたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 御異議なしと認めます。
よって、本案は休憩中に審査を願い、日程を追加し、本日、
委員長報告をお願いすることに決しました。
ここで暫時休憩をいたします。
午前9時43分 休憩
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午前10時45分 再開
○議長(吉澤克美) それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。
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△追加日程 議案第201号から議案第204号まで、
委員長報告、質疑・討論・表決
○議長(吉澤克美) ここで、各委員長から委員会の審査報告書が提出をされましたので、さきに御決定を願いましたとおり日程を追加し、議案第201号から議案第204号までを一括議題といたします。
お手元に配付をいたしました
委員長報告表に従って、各委員長の報告を求めます。
まず、議案第202号について、
民生福祉常任委員会委員長の報告を求めます。
民生福祉常任委員会委員長、
寺村茂和議員。
○
民生福祉常任委員長(
寺村茂和議員) 本臨時会において
民生福祉常任委員会に付託されました議案について、本日、関係部長などの出席を求め、慎重に審査をいたしました。その経過と結果について報告いたします。
議案第202号は、
近江八幡八日市都市計画事業能登川駅
西土地区画整理事業の換地処分に伴い、東近江市能登川駅西口広場の位置の表示を改める必要が生じたため、東近江市能登川駅自由通路及び
駅口広場条例の改正を行うものであります。
担当者の説明を了とし、採決の結果、全委員賛成で原案のとおり可決することに決しました。
以上、報告申し上げます。
○議長(吉澤克美) 委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 質疑なしと認め、質疑を終結します。
続いて、議案第202号について討論、採決を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 討論を終結します。
採決いたします。
本案に対します
委員長報告は可決であります。
本案を
委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員長報告のとおり可決することに決しました。
次に、議案第203号及び議案第204号について、
教育人権常任委員会委員長の報告を求めます。
教育人権常任委員会委員長、畑重三議員。
○
教育人権常任委員長(畑重三議員) ただいま報告を求められました本臨時会におきまして
教育人権常任委員会に御付託を賜りました議案第203号及び議案第204号につきまして、休憩中、教育部長はじめ担当課長等の出席を求め、慎重に審議をいたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。
まず、議案第203号につきまして、
近江八幡八日市都市計画事業能登川駅
西土地区画整理事業の換地処分に伴い、
東近江市立能登川中学校の位置の表示を改めるものであります。
本件につきましては、特に質問もなく、提案説明を了とし、採決の結果、全委員異議なく原案どおり可決することに決しました。
次に、議案第204号、丸平
建設株式会社滋賀支店 専務取締役支店長 林 守夫と平成18年6月5日に締結をいたしました
市立湖東中学校の耐震補強・大
規模改修工事(建築工事)請負契約において、大
規模改修工事については、現場の状況に合わせて生徒の安全確保を図り、
耐震補強工事については、所要の変更を必要とすることとして、変更前契約金額は2億5,200万円、変更後は2億5,961万4,600円とし、761万4,600円を増額するものであります。
委員より、当初見込んでいなかったもの、後になって変更が出てきたとの意見に対し、
防炎シャッター、廊下の間仕切り、手すりの取りつけ工事、それから耐震補強の変更、ブレスの梁、柱の変更等が主なものであるとの説明でありました。
委員より、どの部分をどのように変更するのか、今後はもっとわかりやすく図面等を示し説明をしてもらいたいという厳しい注文もありました。
さらに、工期変更がありまして、夏休みも活用して生徒の安全確保のために、教育現場を主体にすべきではないかとの意見もありましたが、工期は2月末から12月末と早くなったことの説明がありました。
入札段階における当初の設計にこういった変更が出てくることについて問題がなかったのかどうかも精査してもらいたい。また、資料の説明をもって説明することとすべきであるとの厳しい注文もありましたが、総じてそれぞれ担当課長・次長・部長の適切な説明があり、これを了とし、採決の結果、全委員異議なく原案どおり可決することに決しました。
以上、御報告申し上げます。
○議長(吉澤克美) 委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 質疑なしと認め、質疑を終結します。
次に、議案第203号及び議案第204号について、一括討論、採決を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 討論なしと認めます。
討論を終結します。
採決をいたします。
本案に対します
委員長報告は可決であります。
本案を
委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員長報告のとおり可決することに決しました。
次に、議案第201号について、
民生福祉常任委員会委員長の報告を求めます。
民生福祉常任委員会委員長、
寺村茂和議員。
○
民生福祉常任委員長(
寺村茂和議員) ただいま報告を求められました議案第201号、平成18年度東近江市
一般会計補正予算(第3号)中の歳出第2款総務費第2項徴税費は6,170万円で、内容は、
京セラ株式会社における
移転価格税制に関連して、平成11年3月期から平成15年3月期までの5年間に係る法人税の修正申告に伴う
異議申し立ての一部が認められたことに伴う法人税(国税)の減額により、必要となった
本市法人市民税の還付金であります。
委員から、6,170万円の明細はとの説明には、担当者から、本税5,534万9,700円と還付金、そして延滞金を加えたものとの説明があり、その他の説明も担当者より適切な答弁があり、採決の結果、全委員賛成で原案のとおり可決することに決しました。
以上、報告申し上げます。
○議長(吉澤克美) 委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 質疑なしと認め、質疑を終結します。
次に、議案第201号について、
総務常任委員会委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長、
宮部庄七議員。
○
総務常任委員長(
宮部庄七議員) 先ほど
総務常任委員会に付託賜りました案件につき、総務部長等の出席を求め、慎重に審査をいたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。
議案第210号、平成18年度東近江市
一般会計補正予算(第3号)は、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,170万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ436億2,555万円と定めるものでありまして、歳入の第19款繰越金を6,170万円増額するというものであります。
担当者より適切な説明があり、これを了とし、予算総額につきましては、
民生福祉常任委員会の審査結果を聴取し、採決をいたしました。その結果、全委員賛成で原案どおり可決することに決しました。
以上で報告を終わります。
○議長(吉澤克美) 委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 質疑なしと認め、質疑を終結します。
次に、議案第201号について討論、採決を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 討論なしと認めます。
討論を終結します。
採決をいたします。
本案に対します
委員長報告は可決であります。
本案を
委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員長報告のとおり可決することに決しました。
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△日程第5 議案第168号
委員長報告、質疑・討論・表決
○議長(吉澤克美) 日程第5
決算特別委員会委員長から
委員会審査報告書が提出されましたので、継続審査になっております議案第168号を議題といたします。
お手元に配付をいたしました
委員長報告表に従って、
決算特別委員会委員長の報告を求めます。
決算特別委員会委員長、川南議員。
○
決算特別委員会委員長(
川南博司議員) ただいま報告を求められました議案第168号、平成17年度東近江市
一般会計歳入歳出決算についてでありますが、本案は、平成18年第5回定例会におきまして
決算特別委員会が設置され、当委員会にその審査を付託されたものであります。
平成18年9月14日、委員会の審査日程などの協議を行い、10月5日より審議に入り、10月16日、10月18日の合計3回にわたって、収入役をはじめ
関係部課長等の出席を求め、慎重に審査をいたしました。その経過と結果について御報告を申し上げます。
なお、この決算につきましては、ことし1月に新たな合併を経ておりますことから、通年ベースとは異なった決算になっておるものでございます。
予算現額は歳入歳出それぞれ405億9,823万8,000円に対し、歳入済額359億9,897万4,429円、歳出済額342億3,491万38円、
歳入歳出差し引き残額17億6,406万4,391円で決算を結了したものであります。
まず、歳入につきましては、各委員から不納欠損に至った経緯の説明を求めるものや
土地開発公社貸付金返還金の内容、また
改良住宅土地譲渡代金などについて質問や意見が出されましたが、それぞれ的確な答弁がなされ、それを了承いたしました。
次に、歳出についてであります。歳出について、各款別に審査を行いました。その主な意見、議論の概要を申し上げます。
まず総務費関係におきましては、
職員健康管理、
施設公用車管理、市政の根本にかかわる外部委託や職員給与などの予備費充用、また予算流用の適正処理についての質問や意見がありました。
次に民生費関係では、主に
障害児ホリデーサービス事業、また
児童虐待防止対策事業、生活保護と
生活安定資金貸付金の現状と今後の方針について質問や意見がありました。
衛生関係におきましては、乳幼児健診の会場が集約されたことによる影響と充実した健診内容、
不法投棄監視員の業務内容と成果などの質問がございました。
次に労働費関係では、
企業内人権啓発協議会の補助内容、協議会の構成、
高齢者生活支援サービスの内容についてなどの質問がございました。
農林水産業費関係では、土地改良の未着工地域と今後の整備について、また
菜種栽培推進事業についてなどの質問がありました。
次に商工費関係では、
小規模企業簡易貸し付けの内容と市内商工会の合併に向けての
商工会支援費の制度化についてなどの質問がありました。
土木関係におきましては、
県施工土木事業負担金について該当する事業場所、
公営住宅建設事業物件移転補償費の内容についてなどの質問がございました。
次に消防費関係では、災害備蓄品の状況や今後の目標、また防火水槽の充足率などの質問がございました。
教育関係では、最近、いじめなど教育面において社会的に大きな問題が発生しているが、当市における教育行政の体制強化と連携を充実する意見が出され、また学校管理費の適切・早期な支出が図られるよう改善を求める声がありました。
その他、適正な公債比率や予備費支出の基準などについての意見がありました。
いずれも決算の支出について、その内容の質問とあわせて現状と課題について活発な質問・意見が出されました。これらの質問に対しては、それぞれ各担当より的確な答弁があり、また求められた資料の提出もあり、本委員会に出されました意見などは今後の予算執行に当たって十分反映されるよう強く要望をし、審査を終了し、採決を行い、賛成多数で平成17年度東近江市
一般会計歳入歳出決算を認定することに決しました。
以上、
決算特別委員会の報告を終わります。
○議長(吉澤克美) 委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 質疑なしと認め、質疑を終結します。
それでは、議案第168号について討論、採決を行います。
討論はありませんか。
13番川嶋議員。
○13番(
川嶋重剛議員) 私は、
日本共産党議員団を代表しまして、平成17年度東近江市
一般会計歳入歳出決算の認定議案に対する反対討論を行います。
まず最初に、平成17年度東近江市
一般会計決算とは、1市6町が県下では異例の年度内に2段階の合併となり、それに伴う暫定予算、本格予算を経て、編入合併に伴う合算による初めての決算審議が
特別委員会で閉会中の審査となったものであります。
その中で、
日本共産党議員団の決算委員は、合併前と合併後とで市民の生活や暮らしがどのように変化し、合併による市民への
行政サービスの低下を避けるために予算執行が適切に出されたかどうか、またむだな経費や執行された経費が適正な価格であったか、市の厳しい財政状況から見て、合併後の重要施策の優先順位と財政との関係、平成19年度東近江市の予算編成にどう生かしていくのか、これらの視点から、数多くの問題点を指摘するという立場で審議に臨みました。
合併という事情から1市4町の
積み上げ予算と、あと2町の合算による予算と執行は、継続事業もあり、一定はやむを得ない部分もありますが、十分に精査されないままの執行となった決算であります。
そこで、17年度決算におけます市長の政治姿勢といたしまして、一つ、地方自治体の第1番目の役割は福祉の増進、市民生活を守るための防波堤となるべきものであります。ところが、17年度決算内容は、小泉改革の痛みを市民にそのまま押しつける決算となっています。
一つ、合併を機会としての
大型公共事業の
ケーブルテレビ計画の推進や
布引運動公園整備を優先するために、市民の暮らしや福祉・教育費を大幅に削減した市民に冷たい決算となっております。
一つ、合併前の旧6町が独自に持ち続けていました
まちづくりや住民のための施策を切り捨てた決算となっております。
一つ、平成13年度に(通称)
同和対策特別措置法が執行し、既に法的根拠がなくなっているにもかかわらず、「人権」という名称のもとに
同和関連予算が支出された施策内容の決算となっています。
次に、具体的な反対理由を述べます。
総務費におけます文書広報費の
広報紙折込業務委託料の728万円は、遺漏なく迅速に情報を市民に伝達するためにと、『
広報ひがしおうみ』を
新聞折り込みにして、周辺旧町での
自治会配布を
八日市中心部の方式に一律に取りやめさせ、地域での
コミュニケーションを薄くさせました。
次に、合併記念の
ケーブルテレビ事業は、住民合意が十分になされないままの事業推進であり、各地域での既存施設の整理、統合による有効活用や新規事業との整合性を無視した
ケーブルテレビ事業の強行により、加入実態が証明しているように、新たな情報格差の発生となっている事業支出の決算は、多額の起債によります借金が今後の市民への負担となるものであります。
総務費の人事管理費での職員定期健診結果の有所見率が39%、これに示されるように、合併に伴う事務量の増加による職員への労働強化の実態は、肉体的にも精神的にも職員の健康が脅かされ、
市民サービスの低下につながった決算内容であった点であります。
次に、
布引運動公園整備事業への支出は、合併による旧町の各施設との整合性を十分に検討することもなく、不要不急の
大型公共事業の推進は優先順位に問題があり、急いで着手すべき事業でもありません。
また、
平和記念館整備事業は、建設計画の予定地に99年間の永代契約の用地があり、その支出根拠となる契約書を
委員会審議において提示を求めたにもかかわらず提示しないという姿勢は、予算の執行として問題であります。単純計算で、今後、5億9,000万円の支払いとなり、市民の納得は得られません。
次に、合併して国保加入者への国保料負担は、軒並み大幅増となっています。一般会計からの国保会計への繰り出しでは、法定繰り出し以外の支出額はわずか2,682万円であり、被保険者1人当たりにすれば、財政支援があまりにも少な過ぎます。
次に、旧町における進んだ
福祉医療制度が合併により廃止や後退となった制度が多くあり、扶助制度の廃止や一部負担の増額など、福祉への支出が減額となった決算である点であります。
次に、人権という名のもとに、同和対策の施策には、民生費・労働費・教育費での支出総額2億7,000万円の支出は、市内15カ所の公民館費の2億4,000万円や市単独の
福祉医療助成費の1億2,000万円よりも多く支出をしており、問題な支出となっております。
次に、新愛知川
地区用水事業推進協議会負担金の337万円は、決算年度内の12月に、大阪高裁で農水省みずから決めた地形測量や地質調査をせず、その結果、事業費が2.3倍に増加し、費用対効果や農家、県や本市に莫大な負担を課すことになり、計画は極めてずさんと指摘され、違法判決がされた永源寺第2ダムの市長が会長を務める
推進協議会関連への支出は認められません。
また、新愛知川
農業水利事業負担金の5,004万円は、第2ダムの「あめとむち」のあめとして「第2ダムを容認すれば予定地に100億円の推進事業をしてやる」として、関係市町と受益者農家が15年間で15億円を積み立てるもので、本市の負担はその75%であり、判決後は、積み立てるのではなく、本市が今日まで積み立てた基金の返還を求めるべきであります。
次に、蛇砂川改修に伴う推進費の
まちづくり補助金としての
地元集会所等への支出は、本来の事業推進としての精神的補償という支出は適切ではありません。
次に、幼稚園、小・中学校における消耗品費の削減は、
決算特別委員会でも問題となったように、必要な事務用品の購入ができなくなったり、トイレットペーパーすら購入が減らされていることは、教育現場での大きな混乱を引き起こした決算であり、
修学旅行補助金や
ヘルメット購入補助金の廃止により、保護者負担の増額となる決算は問題であります。
また、郊外活動での福祉バス等の利用が制限されたり、部活や対外試合等への補助としての
小・中学校郊外活動補助金1,080万円では、県下で2番目の
学校教育施設を有する当市の補助金としては十分なものとは言えません。
次に、決算審議に当たっての指摘事項を申し上げたいと思います。
決算審議のあり方としての問題点は、一般会計を特別会計と分離した
決算委員会方式は問題であります。一般会計を特別会計と連動した決算は、時間をかけて同時進行による決算審議とすべきであり、分離審議は問題であります。また、審議に必要な資料は、事前に決算議案書とともに提出をすべきものであります。
次に、委託料のあり方としての問題点は、職員の
政策立案段階までが委託されている状況では、本当の市民への
行政サービスに向けての政策立案とならない可能性が起こり、市民不在の施策立案となる点であります。
次に、流用・充用と、そして予備費の考え方については、2段階合併という事情は考慮するとしましても、あまりにも流用・充用が発生しており、これは通常予算の執行において問題であります。
本来、当初予算の効率的執行の
潤滑油的制度が本体予算の主要な部分になりかねず、この流用をみだりに行うことは適切ではありません。財務規則等の規定を見直し、適正に図ることが必要であります。
また、予備費とは予期しなかった予算外の支出や歳出予算が不足の場合に限られており、予備費の乱用は議会の議決権の無視ともなることを指摘しておきます。
以上が平成17年度東近江市
一般会計歳入歳出決算の認定議案に対し納得がいかない理由と問題点を指摘して、決算認定に反対を表明して、討論を終わります。
以上です。
○議長(吉澤克美) ほかに討論はありませんか。
15番西澤議員。
○15番(西澤善三議員) 15番西澤善三でございます。
私は、平成17年度東近江市
一般会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論をさせていただきます。
平成17年度の予算は、合併後初めての予算でありましたし、4月から6月までは必要経費のみの暫定の予算でスタートし、6月に市長から初めて本格予算が示され、各種事業がそれでスタートしたというような予算でありました。
また、18年1月には、旧能登川町・旧蒲生町の残予算を加え、3月末に締めたという決算であります。
旧市町時代から持ち込んだ本当に多くの継続事業がありましたし、合併協議で十分な協議がなされたとはいえ、事業の統合には大変大きな尽力をいただいたものと推測がされ、新生東近江市誕生、一歩ずつ歩みだした東近江市の努力に感謝を申し上げるものでございます。
しかしながら、市民の皆様に納得がしていただける東近江市づくりに邁進しなければならないことは当然のことであり、決算審議の中で各委員より出された多くの意見を今後の予算、また今後の事業策定の中で十分反映をされるよう申し入れ、了承をいただいたことを、ここにお集まりの議員の皆様に申し添えて、お集まりの議員諸氏の賛同をお願いするものでございます。
以上で私の賛成討論を終わります。どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(吉澤克美) ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 討論を終結します。
採決をいたします。
本案に対します
委員長報告は認定であります。
本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(吉澤克美) 着席願います。
起立多数であります。
よって、本案は
委員長報告のとおり認定することに決しました。
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△日程第6 請願第12号
委員長報告、質疑・討論・表決
○議長(吉澤克美) 日程第6
民生福祉常任委員会委員長から
委員会審査報告書が提出されましたので、継続審査になっております請願第12号を議題といたします。
お手元に配付をいたしました
委員長報告表に従って、
民生福祉常任委員会委員長の報告を求めます。
民生福祉常任委員会委員長、
寺村茂和議員。
○
民生福祉常任委員長(
寺村茂和議員) ただいま報告を求められました継続審議となっています請願第12号、
コミュニケーション支援事業等の充実に関する請願については、紹介議員である
澤田康弘議員から議長あての取り下げの願いが平成18年10月24日、受理されました。
議長から当
委員会あてに送付され、本日、
民生福祉常任委員会において取り下げを承認しましたので、報告いたします。
以上で報告を終わります。
○議長(吉澤克美) 委員長の報告は終わりました。
次に、請願第12号について討論、採決を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 討論を終結します。
採決いたします。
本案に対します
委員長報告は
請願取り下げの承認であります。
本案を
委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員長報告のとおり承認することに決しました。
−−
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△日程第7 議員の派遣
○議長(吉澤克美) 日程第7 「議員の派遣」を議題といたします。
お諮りをいたします。
地方自治法第100条第12項及び会議規則第15条第1項の規定により、お手元に配付のとおり議員を派遣することに御異議はございませんか。
33番豆田議員。
○33番(
豆田昇一郎議員) ただいま提出されました議員派遣の承認を求めることにつきまして、反対の立場から討論をいたします。
地方自治法第100条第12項では、「議会は議案の審議または
当該普通地方公共団体の事務に関する調査のため、その他議会において必要があると認めるときは、会議規則の定めるところにより議員を派遣することができる」、この12項による提案でもあります。
これは、2002年第154国会で新設されたものであります。調査研修のための議員派遣が主な内容でもあります。
今回の議員派遣は、調査研修のためでもありません。これまで遺族会から要請があり、議員個人として参加もされていたものであります。今回、「ミャンマーにおいて
平和祈念戦没者追悼式に市として派遣」と説明も書かれております。
我々はこれまでと同様に、議員個人がみずからの意思で参加されることには自由でもあります。公費約18万円を使って参加されることは適切ではなく、法的根拠もありません。
よって、
日本共産党議員団は公費による議員派遣について反対をするものであります。
以上、討論を終わります。
○議長(吉澤克美) ほかに異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(吉澤克美) 異議を終結します。
異議がありましたので、起立により採決をいたします。
本案を手元に配付いたしましたとおり議員を派遣することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(吉澤克美) 着席願います。
起立多数であります。
よって、本案はお手元に配付のとおり議員を派遣することに決しました。
議員の派遣について
平成18年10月27日
地方自治法第100条第12項及び会議規則159条の規定により、次のとおり議員を派遣する。
記
1.東近江市
遺族会海外戦跡慰霊巡拝事業
1)派遣目的 戦跡各地において平和祈念・
戦没者追悼式を斉行する
2)派遣場所 ミャンマー(バガン等5カ所)
3)派遣期間 平成18年11月9日から13日までの5日間
4)派遣議員
寺村茂和議員
ここで副議長と交代のため、暫時休憩をいたします。
午前11時25分 休憩
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午前11時27分 再開
○副議長(中村肇) ただいまから会議を再開します。
暫時議長の職務を務めます。
吉澤議員から議長の辞職願が提出されております。
お諮りします。
この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(中村肇) 異議なしと認めます。
よって、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定しました。
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△追加日程 議長辞職の件
○副議長(中村肇) 「議長辞職の件」を議題とします。
(除斥)
○副議長(中村肇) 事務局長に辞職願を朗読させます。
○
議会事務局長(奥学)
辞職願
今般、都合により議長を辞職したいから、許可されるよう願います。
平成18年10月27日
東近江市議会議長 吉澤克美
東近江市議会副議長 中村 肇殿
○副議長(中村肇) お諮りします。
吉澤議員の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(中村肇) 御異議なしと認めます。
よって、吉澤議員の議長辞職を許可することに決定しました。
(
除斥者入場)
○副議長(中村肇) 吉澤議員にお伝えします。
さきに提出されました
議長辞職願はただいま議会の許可が得られましたので、御報告申し上げます。
吉澤議員から議長退任のあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可します。
○29番(
吉澤克美議員) 議長退任に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
昨年の11月に議員各位の推挙によりまして議長という大役を仰せつかり、今日まで務めることができましたのも、これひとえに議員各位並びに理事者各位の御指導・御鞭撻のおかげと、心より感謝を申し上げる次第でございます。
当初、24人でございました議会も、本年の合併によりまして33名となり、これからの東近江市を形づくるときに深くかかわりを持たせていただきましたことはまことに幸いであったと、このように感謝を申し上げる次第であります。
振り返りますと、大変長いようで短い1年でございました。この間、議会におきましては、継続性もさることながら、
常任委員会をふやすことをはじめ、新しい市にふさわしい議会とするために努めてまいったところでございますけれども、皆様方の御協力をいただきまして一定の方向性を見出せたものと、このように思っております。
また、市におきましては、新市の礎となる年度といたしましてさまざまな事業が推進をされました。いずれも将来の東近江市を見据えたものでありまして、これからその果実が実ってくるものと大いに期待をいたしているところでもございます。
今後も、質の高い持続した豊かさが求められるこれからの時代の市政発展のために、一議員として渾身の努力を続けてまいりたいと思っております。
どうぞひとつ皆さん方の変わらぬ御指導・御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、議長退任のあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。
○副議長(中村肇) お諮りします。
議長辞職に伴い、ここでさらに日程を追加し、議長選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(中村肇) 御異議なしと認めます。
よって、この際、日程を追加し、議長選挙を行うことに決定しました。
暫時休憩します。
(記載台搬入)
午前11時33分 休憩
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午後0時56分 再開
○副議長(中村肇) 再開します。
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△追加日程 議長選挙の件
○副議長(中村肇) ただいまから「議長選挙」を投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
○副議長(中村肇) ただいまの出席議員は33名であります。
投票用紙を配付させます。
(
投票用紙配付)
○副議長(中村肇) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(中村肇) 配付漏れはなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(
投票箱点検)
○副議長(中村肇) 異常なしと認めます。
念のために申し上げます。
投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、局長の点呼に応じ順次投票をお願いします。
点呼を命じます。
(局長の点呼により順次投票)
○
議会事務局長(奥学) 20番中村 肇議員は議長席の方で投票いたします。
○副議長(中村肇) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(中村肇) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了します。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○副議長(中村肇) 開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に1番加藤議員、2番周防議員を指名します。
よって、両議員の立ち会いをお願いします。
投票点検を行います。
(開票)
○副議長(中村肇) 選挙の結果を報告します。
投票総数33票、これは先ほどの
出席議員数に符号しております。そのうち有効投票32票であります。無効投票1票であります。
有効投票中、
宮部庄七議員18票、
豆田昇一郎議員6票、
青山弘男議員5票、
鈴村重史議員2票、白票1票で、あと無効票1票であります。
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は8票であります。
よって、宮部議員が議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました宮部議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により、当選告知をします。
議長に当選されました宮部議員から就任のあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可します。
23番宮部議員。
○23番(
宮部庄七議員) ただいま議長に御推挙賜りました宮部庄七でございます。一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。
ただいまは多くの議員各位の御支持をいただきまして、
東近江市議会議長という大役を仰せつかり、本当に私、身に余る光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いでございます。
もとより浅学非才な私でありますが、議員の皆様方の御指導をいただきながら、私に与えていただきました責めを精いっぱい果たしてまいりたいと、このように考えております。
どうぞ御指導・御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
さて、東近江市は、皆様も既に御高承のとおり、二度の合併からやがて1年を迎えようといたしておりますけれども、中村市長が申されておりますように、早く旧の市町の垣根を取り払い、そして市民皆様の一体感の醸成が求められているところでございます。
一方、また今、地方自治体は国の三位一体の改革のもとに、行財政改革が求められているところでもあります。議会におきましてもしかりでございまして、既に一部着手をいただいているところでもございます。
課題は山積をしておりますが、議員の本文を忘れることなく、12万市民皆様方の安全・安心を第一義として、今後とも懸命の努力をさせていただく所存でございます。
議員の皆様方をはじめ市民の皆様方の御指導と御鞭撻を賜りますよう重ねてお願いを申し上げ、意を尽くせませんが、議長就任のあいさつとさせていただきます。
皆様方、どうぞよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
○副議長(中村肇) 新議長と交代のため、暫時休憩します。
午後1時13分 休憩
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午後1時14分 再開
○議長(宮部庄七) ただいまから議会を再開します。
中村議員から副議長の辞職願が提出をされております。
お諮りいたします。
この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宮部庄七) 異議なしと認めます。
よって、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定しました。
−−
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△追加日程 副議長辞職の件
○議長(宮部庄七) 「副議長辞職の件」を議題といたします。
(除斥)
○議長(宮部庄七) 事務局長に辞職願を朗読させます。
○
議会事務局長(奥学)
辞職願
今般、都合により副議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。
平成18年10月27日
東近江市議会副議長 中村 肇
東近江市議会議長 宮部庄七殿
○議長(宮部庄七) お諮りします。
中村議員の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宮部庄七) 御異議なしと認めます。
よって、中村議員の副議長辞職を許可することに決定しました。
(
除斥者入場)
○議長(宮部庄七) 中村議員にお伝えします。
さきに提出されました副
議長辞職願はただいま議会の許可が得られましたので、御報告申し上げます。
中村議員から副議長退任のあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可します。
○20番(
中村肇議員) 昨年、ちょうどこの時期に副議長に任命していただきまして、この1年間、吉澤議長の補佐役として一生懸命務めさせていただきました。この間、
議員諸兄諸氏の温かい御支援やお励みをいただき、まことにありがとうございました。無事務めが終えることができましたことを、ここで、高いところからでございますけれども、深く感謝申し上げまして、私のお礼のあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(宮部庄七) お諮りいたします。
副議長辞職に伴い、ここでさらに日程を追加し、副議長選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宮部庄七) 御異議なしと認めます。
よって、この際、日程を追加し、副議長選挙を行うことに決定しました。
ここで暫時休憩します。
午後1時18分 休憩
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午後1時18分 再開
○議長(宮部庄七) 再開します。
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△追加日程 副議長選挙の件
○議長(宮部庄七) ただいまから「副議長選挙」を投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
○議長(宮部庄七) ただいまの出席議員は33名であります。
投票用紙を配付させます。
(
投票用紙配付)
○議長(宮部庄七) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宮部庄七) 配付漏れはなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(
投票箱点検)
○議長(宮部庄七) 異常なしと認めます。
念のために申し上げます。
投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、局長の点呼に応じ順次投票をお願いします。
局長、点呼を命じます。
(局長の点呼により順次投票)
○
議会事務局長(奥学) なお、議長は議長席から投票します。
○議長(宮部庄七) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宮部庄七) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了します。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○議長(宮部庄七) 開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番畑重三議員、4番澤田議員を指名します。
よって、両議員の立ち会いを願います。
投票点検を行います。
(開票)
○議長(宮部庄七) 選挙の結果を報告します。
投票総数33票、これは先ほどの
出席議員数に符号しております。そのうち有効投票33票、無効投票0票であります。
有効投票中、
寺村茂和議員19票、畑重三議員6票、田郷 正議員6票、
鈴村重史議員2票、以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は9票であります。
よって、
寺村茂和議員が副議長に当選されました。
ただいま副議長に当選されました
寺村茂和議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により、当選告知をします。
副議長に当選されました
寺村茂和議員から就任のあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可します。
25番
寺村茂和議員。
○25番(
寺村茂和議員) ただいま議員各位の御支持によりまして、副議長という重責を務めることになりました寺村茂和でございます。
もとよりその器ではございませんが、
東近江市議会として恥じない議会運営のために議長を補佐し、務めたいと存じます。どうか皆様の御支援・御協力・御鞭撻をよろしくお願いいたします。
簡単ではございますが、副議長就任に当たっての言葉といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(宮部庄七) ここで副議長と交代をいたしますので、暫時休憩します。
(新議長は新副議長と議長席を交代)
(記載台の搬出)
午後1時31分 休憩
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午後1時32分 再開
○副議長(寺村茂和) 会議を再開します。
暫時議長の職務を務めます。
議長は
総務常任委員会の所属となっておりますが、議会関係の事務に関与し、議事の整理者であるので、その職責上、委員会を辞退したい旨の申し出があります。
お諮りいたします。
この際、議長の
委員会委員辞任の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(寺村茂和) 御異議なしと認めます。
よって、議長の
委員会委員辞退の件を日程に追加し、議題とすることに決定しました。
−−
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△追加日程 議長の
委員会委員辞退の件
○副議長(寺村茂和) 「議長の
委員会委員辞退の件」を議題といたします。
議長の退席を命じます。
(議長除斥)
○副議長(寺村茂和) お諮りします。
議長が
総務常任委員会委員を辞退することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宮部庄七) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしました。
ここで市長から発言を求められておりますので、許可します。
市長。
○市長(中村功一) 閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
本日は、平成18年第6回
市議会臨時会に御出席をいただきまして、提案をさせていただきました諸案件について適切なる御決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
二度にわたる合併を経まして、12万
都市東近江市が誕生し、やがて1年が過ぎようといたしております。
東近江市という器はできました。今後は、皆様に早期に
東近江市民としての一体感を持っていただけることを念頭に、これまで各地域ではぐくまれてまいりました歴史や文化、豊かな自然環境を大切にしながら、安全で安心な暮らしの確保や活力ある元気なまちを実現し、東近江市としての顔が見え、誇りを持っていただけるような
まちづくりを進めていきたいと考えております。
こうした中、本市におきます今後10年間の
まちづくりの指針となる総合計画の策定を昨年度から進めておりまして、先日も議員の皆様へ、途中ではありましたけれども、その概要を説明させていただいたところであります。
合併間もない本市は、人にたとえるなら幼少期に当たり、その後の成長過程にも影響を及ぼす大切な計画であります。
合併建設計画、
まちづくり計画を踏まえながら、合併後の諸課題を見据え、市民と行政の協働を基本に置き、より一層住民とのパートナーシップを大切にした
まちづくりに取り組んでいく必要があると考えております。
来る3月議会には、総合計画案について御審議をお願いする予定でありますが、東近江市にふさわしい計画が立案できますよう、議員の皆様の御協力をお願い申し上げますとともに、今後、
市政運営各般にわたり
東近江市政をともに支え、それぞれの立場でその使命と役割を果たしながら、力を合わせて市民福祉の向上に尽くしていかなければならないと思っております。
本日、宮部議長、寺村副議長をはじめ各委員会の役職の皆様に御就任をいただき、新たな体制の中で議会運営がスタートいたします。議会活動のさらなる充実・発展を御祈念し、市政進展に御貢献くださることを切望する次第であります。
また、能登川・蒲生両町との合併をはじめ、この1年、合併間もない中で、山積する多くの課題解決に向け、議会のリーダーとして御尽力をいただきました吉澤議長、中村副議長、またそれぞれの役職の皆様には心からお礼を申し上げたいと存じます。
11月3日の文化の日を前後として、澄みとおった秋空の中で、
まちづくり協議会や観光協会、またさまざまな団体の皆様の手による催しが各地で開かれております。
北国からは初雪の便りも届き、もみじも南下を始める季節となりました。皆様方におかれましては、健康に十分御留意をいただき、市政進展のため一層の御活躍を賜りますことを心からお願い申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。
本日はありがとうございました。
○議長(宮部庄七) これをもちまして、平成18年第6回
東近江市議会臨時会を閉会します。
皆様方、どうも御苦労さまでございました。
午後3時52分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成18年10月27日
東近江市議会議長 吉澤克美
同 副議長 中村 肇
同 議長 宮部庄七
同 副議長 寺村茂和
同 議員 小林 優
同 議員
諏訪一男...