湖南市議会 > 2022-06-17 >
06月17日-04号

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  1. 湖南市議会 2022-06-17
    06月17日-04号


    取得元: 湖南市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-04
    令和 4年  6月 定例会         令和4年6月湖南市議会定例会会議録                    令和4年6月17日(金曜日)開議1.議事日程  第1.会議録署名議員の指名  第2.一般質問  第3.承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(専決第3号令和4年度湖南市一般会計補正予算(第3号))(質疑等)  第4.議案第36号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて(質疑等)  第5.議案第37号 市道路線の認定について(質疑)  第6.追加議案の上程(提案説明)     議案第38号(市長提出)     議案第38号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第4号)(質疑)1.会議に付した事件  日程第1.会議録署名議員の指名  日程第2.一般質問  日程第3.承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(専決第3号令和4年度湖南市一般会計補正予算(第3号))(質疑等)  日程第4.議案第36号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて(質疑等)  日程第5.議案第37号 市道路線の認定について(質疑)  日程第6.追加議案の上程(提案説明)       議案第38号(市長提出)       議案第38号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第4号)(質疑)1.会議に出席した議員(17名)   1番  柴田栄一君     2番  中土翔太君   3番  副田悦子君     4番  細川ゆかり君   5番  奥村幹郎君     6番  望月 卓君   7番  赤祖父裕美君    8番  松井圭子君   9番  川波忠臣君     10番  藤川みゆき君   11番  大島正秀君     12番  上野顕介君   13番  堀田繁樹君     14番  森  淳君   15番  永田誠治君     16番  加藤貞一郎君   17番  松原栄樹君1.会議に欠席した議員     なし1.会議に出席した説明員     市長         生田邦夫君     教育長        松浦加代子君  委任説明員     総合政策部長     山元幸彦君     総合政策部次長    森村政生君     総務部長       西岡嘉幸君     総務部次長      坂田晃浩君     市民生活局長     植西正彦君     健康福祉部長     橋本弘三君     健康福祉部理事    服部昌美君     健康福祉部次長    今井 操君     子ども家庭局長    中村聡子君     都市建設部長     竹内範行君     都市建設部理事    奥村 裕君     都市建設部次長    永坂隆明君     環境経済部長     加藤良次君     環境経済部次長    東峰一馬君     上下水道事業所副所長 加藤善彦君     会計管理者      岸村 守君     教育部長       井上 勝君     教育部次長      奥村良道君1.議場に出席した事務局職員     局長         西田章彦君     議事課長       山岡展也君     主幹         高月理絵君 △議長挨拶 ○議長(堀田繁樹君)  皆様、おはようございます。 新型コロナウイルス感染症の発生から2年以上が経過しておりますが、感染者数もここへ来てようやく継続的な減少傾向となっておりまして、滋賀県におきましても、警戒レベルがレベル1に引き下げられたところです。マスク着用の有無につきましても、場面によって対応するというような指針が出されておりますが、これまでの経験を生かして、今後も感染対策を取りながら、経済、社会、文化活動等を再開していくということになると思います。 全国的にも人の流れが活発になりつつございます。引き続きの注意をしながらではございますが、一日も早くコロナ以前の社会状況に戻ることを願っているところでございます。本日もよろしくお願いします。 △開会 午前9時31分 ○議長(堀田繁樹君)  ただいまの出席議員は17人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、議場内ではマスクの着用といたします。 本日の議事日程をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 日程に先立ち、諸般の報告をします。 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、公益財団法人湖南文化体育振興事業団経営状況を説明する書類が提出されましたので、あらかじめ配付しておきましたからご了承願います。 △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(堀田繁樹君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、1番、柴田栄一議員および2番、中土翔太議員を指名します。 △日程第2.一般質問 ○議長(堀田繁樹君)  日程第2.一般質問を行います。 昨日に引き続き、通告書の順番に発言を許します。 17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  おはようございます。議長の許可を得ましたので、一般質問を始めさせていただきます。 去る2月24日より、ロシアがウクライナに侵攻して、はや100日以上がたちました。ウクライナの市民にとっては、突然の武力による攻撃、破壊であり、開発途上国ではない成熟した社会でのことであります。人間の醜さ、愚かさ、傲慢さを見る思いでありますとともに、どうすることもできないウクライナ国民の心情を思うとき、憤りと何とも言えないやるせなさを感じます。一日も早い終結を祈ります。 さて、今月6月5日の日曜日、豊かな国土の基盤である森林、緑に対する国民的理解を深めるため、国土緑化運動中心的行事である第72回全国植樹祭がお隣の甲賀市鹿深夢の森で開催されました。コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、天皇皇后両陛下におかれましてはオンラインでのご臨席だったのですが、皇后陛下には、天然記念物である当市のウツクシマツをお手まき、植樹していただきました。全国的な行事でウツクシマツの名を知らしめられたのは誠に大きなことでありました。ありがたいことでもありました。 それでは、質問事項に入ります。 1番目は、森林環境譲与税を生かした森林整備についてであります。 1として、森林の多面的な機能は、土砂災害防止土壌保全、水源涵養、地球温暖化の緩和、保健、レクリエーション、生物多様性の保全など、国民に森林がもたらす恩恵は計り知れません。適切な森林の整備等を進めていくことは、我が国の国土や国民の命を守ることにつながるものだと思います。 しかしながら、残念なことに、所有者や境界が分からない森林の増加や、担い手の不足等が大きな課題となっており、森林の荒廃が進んでいます。このような状況の下、森林の荒廃を抑えるために、平成30年5月に森林経営管理制度が導入されたことを踏まえ、平成31年3月に森林環境税および森林環境譲与税が創設されました。このことについて、市の見解をお尋ねします。 2として、森林環境税は、令和6年度から個人住民税均等割の枠組みを用いて、国税として1人年額1,000円を市町村が賦課徴収されることとなります。一方、森林環境譲与税は、森林経営管理制度の導入時期を踏まえ、借入金を原資に前倒しして、令和元年度から譲与が開始され、種々の要件基準で案分して配分されています。市町村においては、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等森林整備およびその促進に関する費用に充てることとされています。 国は、譲与税の使途については公表を義務化しています。湖南市でも、その使途について、ホームページで公表されていますが、改めて、令和元年度からのこれまでに譲与された金額と、森林整備のための具体的にどのような費用に充てられてこられたのかをお尋ねします。 三つ目に、今後の取組についてであります。 湖南市では、今までほとんどの使途が森林整備関係だと認識しています。全国的には、森林整備関係のほか、公共建築物の木造化および公共施設備品の木質化ならびに人材育成、担い手の確保関係にも取り組んでいるのが見られます。今後の具体的な構想、計画についてお尋ねします。 2番目の質問として、体験学習についてであります。 私は、かつて小学6年生の夏休み、甲賀郡内の各小学生対象のJRC、青少年赤十字の1泊2日の夏季宿泊体験事業で、土山町鮎河の個人住宅に泊めていただき、昼間は鮎河小学校や近くの野洲川などでゲームや遊びを、夜はキャンプファイアなどで様々な体験をさせていただきました。参加人員は50人ぐらいだったと思います。そのことは、60年がたった今でも貴重な記憶として、お世話になったおうちや、郡内の小学校名や、小学生などを時々思い出していますし、覚えています。 このような少年時代の体験は、学校教室での机上の学習や知識の習得だけでなく、自然の中で五感を通して感じる体験は、その後の人生で思い出だけでなく、何かを考え、判断するときの小さなポイントになってきたように思います。まさに湖南市教育方針の中の生きる力の根っこの原点であるような気がします。 体験学習の重要性については皆様ご周知のことですので、そこで、湖南市教育委員会教育部門での体験学習についてお尋ねします。 1に、体験活動教育的意義について。 2に、湖南市における現状について。 3に、宿泊体験活動について。 4に、市内体験活動施設について。 5に、今後の取組について。 以上、お答え願います。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君) 登壇 それでは、私から、2、体験学習について答弁させていただきます。 一つ目の体験学習活動教育的意義についてでございますが、体験活動は豊かな人間性、自ら学び、自ら考える力などの生きる力の基盤、子どもの成長の糧としての役割が期待されています。思考や知識を働かせ、実践して、よりよい生活をつくり出していくためには、体験が必要であると考えられます。 文部科学省が、平成13年に出生した子どもとその保護者を18年間追跡したデータを用いて、時系列的な観点から、体験活動がその後の成長に及ぼす影響を分析し、その関係性を明らかにした結果、小学生の頃に体験活動の機会に恵まれていると、高校生の頃の自尊感情が高くなる傾向が、家庭の経済状況などに左右されることなく見られることが分かりました。このことからも、すべての子どもたちが置かれている環境に左右されることなく、体験の機会を十分に得られるよう、地域、学校、家庭が協働し、多様な体験を土台とした子どもの成長を支える環境づくりを進めていくことが、よりよい社会づくりにつながると考えております。 学校におきましても、様々な体験をすることが、地域や人と触れ合い、問題解決をする機会につながります。社会に開かれた教育課程の実現を目指して、地域と連携しつつ、体験活動の充実を図ることができるよう努めてまいります。 2点目、湖南市における現状についてお答えします。 湖南市の小・中学校における体験活動は、教科学習はもとより、環境学習、食育、クラブ活動等、あらゆる場面で行われています。単に体験をするだけにとどまらず、地域の方との触れ合いやふるさと意識の醸成、自然の中での学び等、各学年の発達段階に合わせて取り入れているところです。直接体験する機会が減少している子どもにとって、家庭では経験できない活動も多く、学校あるいは学年で同じ体験ができるという観点からも、大変貴重な活動と考えております。五感を働かせた自然体験、協調性、自立性を育む集団での活動、課題を見つけ問題解決していく探求学習等、それぞれの学校の特徴に応じて工夫して取り組んでいます。 また、湖南市では、小学校在校中に、議場を含む湖南市役所や平松のウツクシマツ自生地での学習を進めております。湖南市のよさを知り、自分たちの住むまちに誇りを持てる人の育成を目指しているところです。 また、学校だけでなく、市やまちづくりセンターなどの施設が実施する事業や、まちづくり協議会青少年育成市民会議学区民会議などの団体による青少年向けの活動を通じて、様々な体験とともに地域との交流が進んでいます。 3点目、宿泊体験活動についてお答えします。 宿泊体験活動の機会としましては、滋賀県が県内の小学5年生を対象として、びわ湖フローティングスクール「うみのこ」を実施しており、本市におきましても小学5年生が参加しています。また修学旅行も、宿泊体験活動として、小学6年生と中学3年生を対象として実施しているところです。 新型コロナウイルス感染症の影響により、びわ湖フローティングスクールは今年度も日帰りによる実施となっておりますが、フローティングスクールの指導の下、湖上での船内学習の意義を大切にし、日帰りでもできる活動の工夫をしながら、実施に向けて進めています。 また、修学旅行につきましては、小学校、中学校ともに宿泊による体験活動を実施する方向で計画しています。今後も状況を見て、感染症対策をしながら、より有意義な体験活動を検討してまいります。 4点目、市内体験活動施設についてお答えします。 現在、小・中学校体験活動は、各学校や地域の実態に合わせて、特色を生かして取り組んでいるため、すべての学校が市内施設を利用して同じ活動を体験するという取組は行っていません。必要に応じて、雨山運動公園やじゅらくの里等、市内の施設を利用している活動もございます。 また、県の事業といたしまして、びわ湖フローティングスクール「うみのこ」、森林環境学習「やまのこ」、農業体験学習「たんぼのこ」、湖南市農林振興課の事業として実施をしています。びわ湖ホールでの文化芸術体験「ホールの子」を実施している学校も多数あります。 また、学校以外にも、まちづくり協議会青少年育成市民会議学区民会議をはじめとする団体が実施する青少年向け体験教室などにおいては、まちづくりセンター文化スポーツ施設など、市の施設を学びの場として活用し実施されており、また、地域の交流の場となっています。今後も新型コロナウイルス感染症対策をしながら、既にある財源を生かし、児童生徒の豊かな人間性の育成に努めてまいります。 最後に、今後の取組についてお答えします。 新型コロナウイルス感染症対策により、体験活動や行事の見直しがされ、これまで各学校が大切にしてきた活動が今までどおりにできない現状もあります。しかしながら、欠かせない部分を残しながら、スリム化したり、活動の仕方を工夫したりすることで、児童生徒の豊かな情操を育むために、各学校の特徴を生かして取組を進めているところです。 小学校の頃に体験活動を多く体験した子どもは、自尊感情、自分に対して肯定的、自分に満足しているなどや、外向性、自分のことを活発だと思う、また、精神的な回復力、新しいことに興味を持ったり自分の感情を調整する、将来に対して前向きなどといった項目の得点が高くなる傾向があると分かっています。保育園、こども園、小学校、中学校による他の校種との交流、地域の方との活動、異なる学年での学習、本物に触れる機会、自然の中での体験、農作物の栽培、収穫など、児童生徒が心を動かされ、興味を持って取り組むことができる活動を工夫してまいります。 議員はJRCの宿泊活動を例に挙げられましたが、私は小学校のときに一番心に残っている体験活動は由良谷の沢へ行ったことです。そこでサワガニに随分痛い目を遭わせまして、そういったことは非常に心に残っています。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長加藤良次君)  私のほうからは、大きな項目の1番目、環境譲与税を生かした森林整備についてお答えいたします。 まず1点目、森林環境譲与税に対する見解についてお答えいたします。 適切な森林の整備などを進めていくことは、議員のご指摘のとおり、地球温暖化防止のみならず、地域住民に広く恩恵を与えるものであり、市民の命を守ることに大きくつながっています。しかしながら、湖南市も、所有者や境界が分からない森林の増加や担い手不足などが喫緊の課題となっております。 こうした課題を解決し、林業経営森林資源の適切な管理を推進するために、森林環境譲与税を通じた財源の供給が行われております。湖南市におきましても、林業経営森林資源の適正な管理が望ましい形で行われているとは言い難い状況であり、この財源を基に課題を克服し、山の恵みを守り、また、大規模な土砂崩れや洪水、浸水などの災害から市民の皆様を守るため、山の再生を早急に図っていきたいと考えているところでございます。 次に、2点目の令和3年度までの取組状況についてお答えいたします。 森林環境譲与税は令和元年度から譲与されております。年度ごとの譲与額は、令和元年度が369万8,000円、令和2年度が786万円、令和3年度が790万4,000円でした。令和4年度は1,026万円の譲与となっております。 また、使途につきましては、森林の整備に関する施策、森林の整備を担うべき人材の育成および確保、森林の有する公益的機能に関する普及啓発、そして木材の利用の促進、その他の森林の整備の促進に関する施策に要する費用の4項目のみに使用することが認められており、湖南市では、これまで主として里山の保全事業林道維持補修事業、そして、三雲地先での森林境界明確化事業などの森林の整備に関する施策に使用しておりました。 また、私有林におきまして、所有者や敷地の境界が分からない森林を減らし、造林事業などへの再利用を促すためには、三雲地先で行った森林境界明確化事業を推進していく必要がありますので、将来の財源を確保するために、基金への積立ても並行して行っております。 次に、3点目の今後の取組についてお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたとおり、森林活用の活性化を図るために、間伐をはじめとした造林事業などの森林整備に関する施策として、森林の基幹産業を再興するために必要な境界明確化事業について、取組を強化してまいりたいと考えております。 また、このほか、森林を担う人材の育成の確保としての林業の技術者育成研修や、森林組合などへの担い手確保支援策、また、森林の有する公益的機能に関する普及啓発として、小・中学校児童生徒向けの学習会の実施や公共施設の木質化など、幅広い観点から多角的な事業の検討を実施していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  それでは、森林について再質問いたします。 三雲地先でも去年も行われたという境界明確化事業なんですが、三雲の森林はもともと割山といいまして、明治時代だと思うんですが、大体、個人山にしても境界がはっきりして、台帳とよく面積は照らし合わせてもそんなに差異がないというような感じで私は今まで来たんですが、これはまた三雲生産森林組合が持っておられる三雲妙感寺地区の全山の図面もありますので、それに照らし合わせて、案外やりやすいのではないかとは思うんですが、しかしながら、個人山は長年の放置で荒廃しています。そして、何よりもその一番大きな要因は何かというと、人が山に入ってないということだと思っております。 そんな中で、具体的にはどのようにして、役所として境界を明確化していこうとされているのか、もう少し具体的なお話をお願いします。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長加藤良次君)  再質問にお答えいたします。 現在、境界明確化事業三雲地先で少しずつ行っておるところでございますが、境界明確化事業の進め方については、専門業者に委託し、公図などの基礎資料を基に現地調査を行い、そして測量し、森林所有者の意向調査を行います。そして、地権者同士の協議によって境界を特定してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  今、部長に答弁いただいたんですけど、これは地権者同士の話合いとか立会ということですけれども、今、農地でもそうですが、宅地でもそうですが、所有者が不明になっているという部分がかなり大きいんです。そういうようなことについての対策もやっぱり考えていかないかんと、私は常々、土地については思っておるんですが、その辺のことについては、専門業者と言われましたが、滋賀中央森林組合とか、この地域で言いましたら、そういう業者だと思うんですけど、やっぱり役所的な話になってしまいますので、その辺のところの、今言いましたように、所有者が分からないというようなことに対することもやっぱり考えていかなければいけないという思いの中で、現時点で結構ですので、どのようなことを考えておられるのか。出てきてから考えるわと言うんやったら、それはそれでいいかと思うんですが。
    ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長加藤良次君)  今のところ、そのような予定というか、詳しくは考えておりません。しかしながら、ここの今の整備、森林経営管理制度というものがございます。それについて、それを使いながらさせていただくという形を取らせていただこうかなというふうに思っておるところでございます。 この森林管理経営制度については、積極的な活用をさせていただこうと思うんですけれども、経営管理を行う必要があると考えられる森林について、市町村が森林所有者の意向を確認後、森林所有者の委託を受けて、民間の林業経営者に再委託するなどにより、林業経営と森林の管理をする制度というのが森林経営管理制度というものでございまして、こちらのほうを利用しながらやっていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  今、これから質問しようと思っていたことを答えていただいたんですけれども、今の森林管理経営制度という制度ができています。このことについては、今、部長がおっしゃったように、森林を市が所有者に代わって整備を行うということがうたわれています。ですから、実施者として積極的に考えていかなければならないということをお尋ねしようと思ったんですが、今の部長の答弁では、先ほどの所有者不明土地等なんかにつきましては、境界明確化事業で図面等が出てきてから、もうちょっと考えるという話なのかなというふうに理解したんですが、そして今のような、出てきた中で市が所有者に代わって整備について行っていく、手を出していくということだと思うんですが、それでいいんでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長加藤良次君)  議員ご指摘のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  それは先ほどから、譲与税で今年度までの配分の金額をおっしゃっていただきましたが、これは平成7年から、まだ集めるときにもなりますけど、だんだんと金額が増えていっていると思います。ですから、そのことを踏まえ、森林整備関係が使途については基本であることはもちろんですけれども、公共建築物の木造化や、先ほど申しましたように公共施設備品の木質化、また人材育成、担い手の確保関係も含めまして、来年度以降の森林環境譲与税の使途をもう少し具体的に、先ほどは基金も残すとおっしゃいましたけど、その辺のところの、当然増える額は見えていますので、そういうことを具体的にもう少し考えておられるのか、そのことをお伺いします。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長加藤良次君)  再質問にお答えいたします。 来年度以降の森林環境譲与税の具体的な使途につきましては、先ほども答弁いたしましたとおり、森林における基幹産業を再興するために必要な境界明確化事業について取組を強化してまいりたいというふうに考えております。 また、このほかに、森林を担う人材の育成の確保や、森林の有する公益的機能に関する普及啓発に関する事業などはもとより、先ほど指摘のあったSDGsの関連事業などに多角的な視点から事業展開をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  松原議員が求めてはるのは、建前は建前やけども、本音の部分を求めておられるというふうに思って、議場にいる皆さん方に少し時間を頂いて、話をさせてもらいます。もうくたばっていくじいさんの1人として、話を聞いておいてくださいね。 本音で言います。本音で言います。昔は山持ちの家に嫁に行くんやったら、幸せだったんですわ。最近、山持ちの家に嫁に行く人なんて少なくなりまして、むしろあそこに、あの家は田んぼがあって、山があって、どうやこうやとなったら、逆に言うと、人によりますし、相手によりますけども、やっぱりちょっと考えようかなという時代になってきたんかなと思います。問題発言をしているのはよく承知で聞いておいてくださいね。それが一つ。人を選ぶ時代ですから、家を選んで嫁に行くわけじゃないし、結婚するわけじゃないというのはよく分かっていますが、昔の人間やと思って聞いておいてください。 それから、農地開放がありましたが、山は対象になりませんでしたので、山はやっぱり昔ながらの山持ちがおられました。今もそうでございます。 それから、昔はよく苗木を持って山に入りました。山に入って、山を守りしました。燃料として必要でもありましたし、山に入って、しば、割木を持って帰って風呂をたいたり、釜をたくときに使いました。もう使わなくなりました。要するに林業で飯を食っていけるという時代ではなくなりました。ここに問題があります。 今からばたばたばたばたして、何やら税金をつくって、何やかんやというふうにしていますが、国の政策というのは施策が非常にちぐはぐであります。山をどうするかということについても、ちぐはぐな政策であります。それから、今度の予算の中にありますけど、ため池。ため池、今から何やら耐震診断をするというところもありますやん、今度。何してんねんなと。米を作らなくなってから、ため池の耐震診断をして、どないすんねんなという思いがしています。国のやることが非常にちぐはぐであります。最後まで聞いてください。 それから、滋賀県は造林公社というもので名前をネーミングしておりますが、そもそも造林公社という目的は何やといったら、雇用促進とか失業者対策という形で、無理してでも山に木を植えようとしました。そのネーミングが造林公社であります。失業対策ですわね。とにかく植えて、こんな植え方してもええのかよと。杉ばかり植えてどうすんねやと。ヘリコプターで苗木と水と土を持って上がってでも植えたという歴史がございます。そんなところへ木を植えるもんじゃないやろうというふうに思うところまで植えました。これが歴史でございます。非常に雑に扱いました。 それから植え方も、本来はヒノキを植えるところじゃないところでも、杉を植えてますやん。日当たりとか水はけとかいうことを考えたら、ここはヒノキのほうがええで、あるいは杉のほうがええでというところまで違う、とにかく植えろ、植えろと言うて、間隔も狭いですやんか。その後の山を守りしてませんやん。間伐して、間引いとけよというところまで、山をほったらかしですやんか。山を持っていたって、道路、高速道路とは言いませんが、道路がつくか、ゴルフ場が来るか、あるいは宅地開発になるかということ以外は、山って何にも魅力がありません。そういうことですやん。この国の国づくりというもの、人づくりにおいて間違っていたんですわ。今からばたばたしたってどないするんですかいな。これが私の思いであります。 それから、木を切るとき、腰の高さで木を切ってますやん、今。根っこから切りませんやん。腰の高さで切るときは、早く逃げられるときしか切りません、百姓にとっては、地面すれすれのところで、木がもったいないから、土をよけてでも、どけてでも、根っこに近いところから木を切ります。逃げるときしか腰の高さからは切りません。これが歴史であります。 あれやこれや言いたいことがあるんですが、先ほど申しました、ため池のいろんな整備、調査ということとか、山をどうするかという、この税金のつけ方とかいうのも、大体、山の境目というのは現場へ行っても分からへん。それから、公図と現場が違うというのは当たり前ですわ。山は小さく見せているんです。公図よりも山は大きいんです。そういうことです。 こういうやり方でやってきたというのが歴史でありまして、住宅を建てるといったら、ほとんど工場で住宅してきて、現場に持ってきても、皆さん方の家を見てもそうだと思うんです。最近の家を見たって、工場で造られて、現場で大工さんがかんなで削って、のこぎりを持ってという家は少ないですやんか。そういう歴史の中に今現在あって、しもうたなという状態になってからばたばたばたばたしている、この国の森林に対する考え、田んぼに対する考え方というものはおかしい。 それから、先ほど議員がおっしゃいましたが、今後、森林のこの税の使い方、国自体がどうするかということをまだ決めかねていますので、今たちまちは先行的に税を課して、それをプールしとけと。そのうちに国から方針が定まると思いますが、きちっとした、ちぐはぐでないものを提示してもらいたいと思います。 それから、今いろいろ申しましたが、もう死んでいくじいさんの1人として聞いておいていただきたいんですが、子どもたちに現場において体験させるということは大事であります。しかしながら、今の教え方は決していい教え方やと私は思ってません。思ってませんということですので、その辺のことを十分考えて、していきたいと思います。 境界というのは、私らの世界では境目、境目がどうなっているかという、ちょうど境目に植わっている木が、あっちの境目、あそこの境界の木はうちのところのやけど、こっちの境界の木は隣のやでとか言うても、申し送らんことには分からないんですわ。ということがありますので、そういうことも含めて、現場に入っていろいろ体験させるということがいいんですが、やっぱり国産の材木をどう使うかということについては、少し考えるべき時期が来ているんじゃないかということは認めますけど、余計なことを申しましたが、そういうことですので、恐らく現場の者に議員が聞かれても、まだ国自体が決まってへんところがありますので、その辺でご容赦願いたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  市長、まさに森林に対しては同じ思いであります。ただし今、自分の親、息子たちにとって、森林というものを負の財産にしてはいけないなという思いであります。聞くところによりますと、田舎へUターンするにしても、そのような田んぼや森林、分からんようなややこしいものはきちっとしといてやというような、子孫からの話があるやに聞いています。 その森林の価値観というのは、今、市長が言われたとおりだと思いますが、先ほども冒頭に申しましたように、森林環境譲与税という形の中で、国から市町村、また県に下りてくると。プールばかりしていてもいけないんですが、やっぱり何か主体性のことを、当然庁舎内、このまち、地域で議論して、何か見いだしていかないかんのかなというような思いで今回の質問としました。 それでは、体験学習について再質問させていただきます。 湖南市には宿泊体験できる野外施設がなくなりました。生まれ育った地での自然豊かな合宿などは、子どもたちの将来に大きな、先ほどから申していますように、また教育長もおっしゃったように、影響を与えるものだと私は思っています。そのようなことで聞かせていただきましたが、野外施設がなくなったというようなことについてはどうなのかということと、それからもう1点、昨今はキャンプ、ひとりキャンプとかオートキャンプ場が人気ですが、このことは市外から人を呼び込む観光を目指したものであると私は思っています。それはそれとして、宿泊体験に建物がないのなら、テントを利用したキャンプ宿泊体験などを考えられたらいかがかと思うんですが、そのことについていかがでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  ただいまの再質問でございますが、平成30年3月31日に青少年自然道場、こちらにつきましては利用者の減少、施設の維持が困難なことなどにより施設の廃止、結局、ここによって市内で宿泊施設がなくなったということなんですけれども、今、議員からキャンプ場等の活用はどうかというご提案を頂きました。 子どもたちの宿泊での体験活動につきましては、かなり教職員の労力も使うことと、そしてまた、子どもたち自身が学年の中で一緒に泊まって、一緒のご飯を食べるといった、そういった経験を果たして望んでいるのかというところで、やはり5年生、6年生、その辺りになりますと、かなり子どもたちもそれに主体的に乗ってくることはあるんですけれども、なかなかそれよりも小さな子どもたちとなりますと、有意義な活動に宿泊訓練がなるかというと、そうではないところもございます。 ただ、やはり学校という大きな規模ですと、有意義な活動にはなりかねるかなという思いはあるんですが、小さな団体での宿泊活動、宿泊の体験活動というのは大変有意義であると思いますので、そういったところで、先ほども答弁させていただきました地域の中での計画だとか、そういったことは非常にありがたいと考えています。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  職員さんの、学校の先生の負担ということは当然おっしゃられるものとは思っていましたけれども、宿泊体験というのは、逆に言うと5年生以降かなと思っていますので、修学旅行でもそうですので、そのような観点から申しているんですけど、それから、今おっしゃられたように、昨年度に吉永の青少年自然道場の除却、また陸上競技場や、この3月、野球場の条例廃止を決めました。社会体育施設が次々と閉鎖や廃止に追い込まれています。このことの最終的な決断に追い込まれた市長はお気の毒な立場だったのかなというふうにかねがね思っているんですが、このことは必要なときに適宜、修理や修繕、また補強してこなかったからなので、当然といえば当然のことで、こういうふうに廃止や潰さないかんというようなことになったのかもと思っています。 しかしながら、大きな舞台で活動する、このことは、自然道場は別にしましても、陸上競技場や野球場、こういうところで、観覧席とかフェンスのあるようなスポーツ施設なんかで活動できるというようなことは、子どもたちだけでなく、大人にとっても一つは必要なことだと思っております。夢と希望、それから目標を与えられているんじゃなかろうかというふうに考えるからであります。 ですから、そういうような屋外施設、陸上競技場や野球場などの施設は必要だと思いますが、そのことについて、教育部局についてはどういうふうにお考えになっているのか、お伺いします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  野外施設等々、現状、それこそ私もじゅらくの里だとか雨山運動公園だとか、なかなかこれまで活用したことがなかった施設もございます。まずは湖南市内にある施設、そこを市内の小・中学校にもうちょっとPRする必要があるかなと、私も教育長になってそのように思いましたので、ますます進めていきたいと思います。新しいものを何か造ってということは、現時点では、教育部としては望んではいません。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  今まで申しました体験施設の重要性についてですが、今、部局ではなかなかというより、今年度から組織が文化スポーツ課として市長部局へ変わりました。施設などの建設や廃止は大きな決断であります。政治的判断でもあります。宿泊体験施設、スポーツ施設などの社会体育施設、特別職であります、また権限のある市長の、今後のスポーツ施設等についての見解をお尋ねいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  まず、いろんなところを守りできてなかったということから、もう仕方ないんかなと、正直腹の中で思うて、今回いろいろ決めたということがございます。それから、重荷になってきた、それまでに行政としてしなきゃならんことがあるなというのと、今たちまちは、あれも辛抱してもらわなあかん、これも辛抱してもらわなあかんというところが出てきたのも確かであります。 懐具合も悪くなってきたということもありますし、もう一つ言うならば、今、次の時代として求められているものに対して、まずどうするかという手当てをするべき。あったらええな、あったほうがええなということでもって、やれるかといったら、それだけの余力もなくなってきたというふうに思います。ある程度、割り切らなきゃならん時期になってきたかなという思いもしていますし、あるいはいろんな意味において、ほかから、民間とは言いませんけれども、ほかからのいろんなやり方が出てきて、そっちのほうがサービスがよくなったら、そっちのほうにみんな行かはるわなということも出てきましたので、昔ながらの行政として、あるいは公としてやらなきゃならんということについての反省も込めて、もう一遍洗い直しをしたいというふうに思っております。 先ほど来おっしゃっていました高松公園のこと、頭から離れないんですわ、寝ていても。何とかしたい、何とかしたいという、次の時代を迎えるにあたって、この地域としてやっぱりやりたいこともやると。そうしたら、ここはちょっと辛抱してもらうかなという思いも、そういう選択をしたということも事実でございます。非常に、あまりいい言葉じゃないけども、ここは辛抱してくれというところがたくさん出てきたということは確かでございますし、もう一遍言いますけども、辛抱してくれということしかないと思っています。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  17番、松原栄樹議員。 ◆17番(松原栄樹君)  まさに市長が今おっしゃられたとおりだと思っております。こういう施設は大事ですし、今まででしたら自分の、湖南市なら湖南市のかい性で、何かそういうものに補助金をもらってやるというような形で進んできたのかなと。野球場ができましたときも、県の軟式野球連盟なんかがいろんなことに助言をして造られたというふうに聞いていますし、そういうことからしましたら、今、市長がおっしゃられたように、市だけでこういう施設を造るということじゃなしに、この十数年間で、甲賀市、東近江市、それから守山市がスポーツ施設等を整備されているのをずっと目の当たりにして、また、使わせてもらってきた中で見ていたわけなんですけど、当然、高島辺りは自衛隊のお金なんかで立派なものができていますけれども、そういうことは別としまして、やはり湖南市としても市民のために、大きくは市民のためになるような、こういう目立つ大きな施設が必要なのかなと。 ただし、建物だけにお金をかけるとか、そういうことで、それはまた適宜、いろんなやり方で考えたらええと思っていますけれども、先ほどのキャンプじゃないですけど、宿泊施設じゃないですけど、キャンプに利用したらそんなにお金は要らないとかいうような形の箱物でもいいのかなというふうに思っておるんですが、お金の、いろんな補助金、また冠、何々スタジアムとか頭につくような、そういうファンド的なものも含めて、何かの形で造っていけたらと。これは何も市長だけがすることじゃなくて、我々も情報を聞いたら、やはりいろんな形の中で相談させていただいてでも、このまちには何か必要なんじゃないかというふうに思っております。 そして最後に、子どもたちはこのまちの宝であると思っております。子どもたちが健やかに育ち、湖南市がより明るく発展するためにも、私たち大人がしっかりと応援をしていかなければならないのかなと。また、環境整備をしていかなければならないのかなと思っております。そのためにも、ここにいる者はもちろんのことですが、立場は違いますが、共に未来の湖南市のために頑張りたいと思っております。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(堀田繁樹君)  これで17番、松原栄樹議員一般質問を終わります。 会議途中ですが暫時休憩といたします。再開は10時40分からとします。 △休憩 午前10時28分----------------------------------- △再開 午前10時40分 ○議長(堀田繁樹君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 先ほどの17番、松原栄樹議員一般質問に対する答弁におきまして、発言の取消しの申出がありましたので、これを許します。 市長。 ◎市長(生田邦夫君)  さっき、松原議員のご質問に対して、例え話として申し上げた中に、木を腰高で切るとかいう表現、いろいろしました。その前に「木を盗むとき」とか言うてしまいました。この表現は適切ではありませんでした。申し訳ありません。削除をお願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  ただいまの市長の発言の取消しについて、これを許可することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  異議なしと認めます。したがって、会議規則第65条の規定によって、発言の取消しは許可されました。 次いで、16番、加藤貞一郎議員の発言を許します。 16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  議長の許可を頂きましたので、一般質問をさせていただきます。 質問に入らせていただきます前に、私自身のことで、今年の1月26日に一部新聞社が報道したことにつきましては、市民の皆様方には大変なご心配、ご迷惑をおかけしたことに、この場をお借りいたしまして、心から深くおわびを申し上げます。そのうえで、私自身が市民の皆様に対して自らの説明責任を果たしておりませんので、その内容について報告をさせていただきます。 報道された内容は、今から3年前のことであります。令和元年に県の事業を請け負った業者から、私の所有する農地に、一時的に工事現場事務所を設置したいという申出があり、私はこれを承諾しましたが、その土地が農地であるため、農業委員会に一時転用許可申請の登記をする義務があったにもかかわらず、私も業者も、ともにこの手続を怠ったことであります。このことは、私自身が農地法について、十分な法の知識に欠けていたことによるものであります。誠に申し訳なく思っております。 また、業者が工事現場事務所を撤去した後の土地の原状復旧について、指摘を受けました。私自身は、その形状については農地として間違いないという認識をしておりましたけれども、これを指摘、問題視されましたので、このことについては、これを放置することなく、その後速やかに昔の形状に戻しました。 また、令和元年に業者から、現場事務所として貸し付けた土地の賃借料を受け取っておりましたが、この申告が漏れておりました。このことにつきましては、弁解の余地はございません。全く失念しておりました。私自身、このことは重大な失念と認識し、報道された後、すぐに税務署のほうに出向き、その内容を説明し、速やかに令和元年分の修正申告をし、即日納付いたしました。 今申し上げました内容につきましては、いかなる理由があるにせよ、法を遵守すべき立場の公人として、あまりにも軽率な行為であったと深く反省をしております。このことで、市長をはじめ、市民の皆様には多大なるご迷惑をおかけしたことに、心から深くおわびを申し上げますとともに、今後はしっかりと襟を正し、議員としての責任を全うする覚悟でございます。本当に申し訳ございませんでした。 それでは、気持ちを新たにしまして、一般質問に入らせていただきます。 質問の内容は二つでございます。行政の守備範囲の見直しについてと、児童の通学手段について、一括にて質問をいたします。 一つ目の行政の守備範囲の見直しについては、この質問の背景には、現下の厳しい財政環境の下では、選択と集中により、いかに限られた財源を最大限有効活用し、最小の経費で最大の効果を得るという地方自治体経営の在り方は今まさに問われております。 そうした中、本市においても、多様化する市民ニーズに対応するため、創意工夫したまちづくりに向けて、時代の変化とともに新たな行財政改革のステージへと移行するため、令和3年6月に第四次湖南市行政改革大綱が策定をされました。今回は、その中の第3の施策として掲げられている「効率的・効果的な行財政運営」の取組についてお尋ねをいたします。 この施策の実現に向けては、特に行政の効率化、合理化を推進するうえで、現行の事務事業に対して、なお行政として、今もなお行政として執り行うべき事業であるかどうか、また、その費用は果たして一般財源で賄うべきかどうか、それとも使用料、また手数料として、受益者負担で賄うべきであるかどうか、総合行政の下で、行政サービスの範囲と受益者負担の関係の見直し等については、今後の新しい行政需要に応えていくためには、極めて重要な課題であると考えますが、行政が果たすべき役割の守備範囲の基本的な考え方についてお尋ねをいたします。 二つ目の児童の通学手段について、この二つ目の質問は、地域課題の一つとして、遠距離通学する子どもたちの安全対策としての通学手段についてお尋ねをいたします。 その前に、市内小学校の児童の登下校時には、その地域の多くのボランティアの方々に、子どもたちの登下校の安全を見守っていただいておりますことに、心からお礼を申し上げたいと思います。日々本当にありがとうございます。 また、子どもたちの通学路の安心・安全対策につきましては、それぞれの市の部署が連携をしながら、その優先順位を踏まえ、計画的にその対策に取り組んでいただいていることは、十分理解をしております。 そうした中、私の今回の質問の趣旨は、特に遠距離通学する子どもたちの通学手段についてであります。このことにつきましては、令和3年3月議会において一般質問をさせていただき、教育長からご答弁を頂いておりますが、その後の検証結果と今後の取組の方向性について、再度お尋ねをいたします。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君) 登壇 まずもって、この場をお借りしまして、湖南市内小・中学生の登下校をお見守りいただいている皆様に心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。 さて、令和3年3月議会の加藤議員の、遠距離通学に対するスクールバスの活用についての一般質問に対し、児童の通学手段については、通学距離、小学校区、様々な移動手段等、多方面から検討し、令和4年7月までには一定方向を示したい旨を答弁いたしました。 加藤議員の一般質問を受け、当時の教育部長の西岡現総務部長と、実際に正福寺清松苑から岩根小学校まで、朝の通学に同行し、現地調査を実施いたしました。 まず、通学路における危険箇所につきましては、県道27号の横断です。ここでも地域の方にお支えいただいておりました。その先、甲西北中学校前の県道27号の横断は、先の場所で学んでいる横断の方法が、班長、副班長が分団旗を使って班員を安全に横断させることにつながっていました。学校が近くになったときには、喉が渇いた1年生のために休憩を取るなどの配慮が見受けられました。距離は長く、早朝の出発でもありますが、この距離を歩くことや、上級生が下級生を思いやる対応は、大きな教育的意義があると実感いたしました。 以上のことから、小学校の通学は徒歩を原則としており、スクールバスの活用につきましては、現時点では見送ることとさせていただきますが、通学距離の考え方など、様々な見地からの検討は続けていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  私のほうからは、大きな1問目、行政の守備範囲の見直しについてのご質問にお答えさせていただきます。 近年、地方自治体を取り巻く厳しい社会情勢の中、様々な市民ニーズに応えていくためには、限られた経営資源で公共サービスを提供することが求められています。本市におきましては、自助、共助、公助による協働、連携の仕組みづくりを基本理念に、令和3年6月に第四次湖南市行政改革大綱を策定し、大きく三つの取り組むべき政策を定め、新たな時代に即した行財政改革の推進を掲げ、大綱の実現に向け取り組んでいるところです。 特に、議員からご紹介いただきました三つ目の政策として「効率的・効果的な行財政運営」の目標を掲げており、効率よく業務をこなすために職員がすべき業務を精査し、アウトソーシングなどの民間活力も導入しながら事務の見直しを行うとともに、公共施設総合管理計画個別施設計画に基づく適正な施設の管理運営や、遊休財産の売払いや貸付け、補助金・負担金の見直しなどを行うことで、財源の確保と健全な財政運営が図れるよう政策を掲げています。 議員のご質問は、市役所の業務の効率化もさることながら、人口減少やさらなる高齢化で税収が落ち込む中で、行政のスリム化、あるいは新たな行政需要に応えるために、既存の行政サービスの見直しを求められているものと思います。 各種の行政サービスの改廃は、その対象者の多少で判断しますが、需要の多い行政サービスについては、社会情勢の変化や対象者の数を考慮して、受益者負担を増加させたり、サービスの内容を見直したりして存続を図ります。 また、サービス内容が民間や地域で担えるものについては、積極的に移転して民間サービス化を図ります。 市民へのサービスは極力維持しながら、市としては、各種の事業の内容を精査し、より少ない予算で行政サービスが展開できるよう、これまで以上に行財政改革の推進に取り組んでまいりたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  一つ目の、行政の守備範囲の見直しについて、1点だけ再質問をさせていただきます。 今、部長のほうから答弁を頂いたとおり、新たな時代に即した行財政改革を推進するために第四次湖南市行政改革大綱が策定され、その実行に向けて、現在取り組んでいただいているというところでございます。 そうした中、特に第3の政策の実現に向けては、既定の事務事業の見直し、そしてまた、住民サービスについての守備範囲の見直しは必要不可欠であるというふうに思っております。 そこで、今まさにいろいろな検証の途上であるわけですけれども、大綱の中の第3の政策であります「効率的・効果的な行財政運営」としての具体的な取組として掲げられている三つの施策、一つは事務事業の見直しと効率化の推進について、そして、二つ目に公共施設等総合管理計画の着実な実行について、そして、三つ目には、受益者負担および補助金・負担金の適正化について、それぞれのこの1年間の検証内容とその課題、また、今後の取組についてお尋ねをいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  ただいまの再質問にお答えします。 三つの政策、まず事務事業の見直しについては、例えを一つ申しますと、今年度中に公共施設の予約システムの導入を考えています。これは、昨日も説明をしましたけれども、利用者の利便性の向上だけではなくて、各施設において台帳をこさえて、貸館、貸室の管理をしています。システムを利用するということは管理台帳の代わりになるというところで、効率化を目指した一つとなると思います。 それと、公共施設総合管理計画の推進については、各担当課のほうにおいて進めていただいているところでございますけれども、その着実な推進については行財政改革推進課が所管しておりますけれども、各担当課のほうにその促しをしているところでございます。 最後の受益者負担の部分については、考え方ですけれども、特に施設の使用料の設定についてと施設の維持管理経費の削減の努力はこれまで以上にしなければなりませんけれども、どうしてもそれで追いつかない部分のところは一定、受益者負担を求めていく、そのためには施設の使用料の改定、それと減免制度の見直しというのは欠かせないものと思っております。併せて、補助金・負担金の見直しについても進めていきたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  話を聞いておいてもらいたいんですが、私、市長にならせてもらって、現場はしんどくなったんかなと思います。議員はどう思われるか分かりませんが。行政というのは形から入ろうとするんです、形から。聞いておいてくださいね。形から入る。何か仕組みを変えたらよくなると思っています。何でもそうです。 先日、甲賀病院と話合いをする場をつくったんですが、話合いをする場というのに1年数か月かかりました。何ぼ言うても、何ぼ言うても、何ぼ言うても、言うこと聞かへんという現場がありまして、とどのつまり、脅しとは言いませんけども、それに近い状態で、一遍私の話を聞いてくれという話をしました。しかしながら、やっぱり形から入ろうとして、形を変えたらすべてが変わるというふうに思っておられますが、私はそうは思いません。ハートがなかったら変わらないと思います。 行政の仕組みもそうです。すべて仕組みを変えたら変わるかといったら、よくなるかといったら、そうは思いません。簡単に言ったら、きついやつが上に立って、どうブルドーザーみたいに動かしていくかということが必要だと思っています。その役目が私だと思っています。嫌われようと、何しようと、しなきゃならんことはしなきゃならんと思ってやろうと。それがいいか悪いか、結果はまだ出てませんが、みんなから最終的に、ええところもあったんかなと言われるぐらいの評価は受けたいと思って、頑張っていこうと思います。 形から入るという形じゃなしに、その中で、何でそうなっていくのがいいのかというハートがなかったらあかんと思っていますし、そこのところをどう変えるかいうのが、形じゃない、形じゃない、その気持ちの中でどう変えるかということが物すごく大事なことであるというふうに思います。そこを目指しています。正直申します。そこを目指して、わし、やらせてもらおうと思ってます。 ですから、簡単に言うたらスピードアップ、スピード感ですよね。もう一つは責任の所在をはっきりすること。最終的には私は責任を取らせてもらわなきゃならんし、そのつもりでおります。現場は現場としての責任は取らなきゃならん。しかしながら、最終的には自分が責任を取ろうというふうに思っていますし、職員を守るべきところは守りますが、現場においての責任の取り方があるならば、それはそれなりに取ってもらうというふうに思っています。ここの基本を、どんな時代であろうとも、そこのところをやってもらおうというふうに思っています。 ただ、時代としては、やっぱり収入に見合った形の支出と、公が民間のいろんな仕事を邪魔するということなく、民間で、行政というか公よりもサービスがいいやつやったら、それは取り入れたらええと。公のほうがサービスがいいところがあるんだったら公がするべきで、民間のほうがよかったら民間のほうでやってもろうたらええというふうに思いますが、民を圧迫するような公であってはならんというふうに思います。これは当たり前やと思っています。そういうつもりでいくことが、ほんまの気持ちも含めての変化やと思います。ここのところで自分は考えてやらせていただくつもりでしております。 最終的には、サービスを受けた側、それ相応の負担はすると。負担はすると。だから力がない場合は、それはそれなりに、利益者負担ということはあって当然やというふうに思って、これは原則であります。こういうつもりでいこうというふうに思います。最終的には、小規模多機能自治ということは、経営と同時に、それはそれなりの、その構成するメンバーにおいては、その責任はあるという形でやっていかなきゃどうしようもない時代になっているというふうに思います。余計なことを言うていますが、そういう感じでございます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  今回、このテーマで質問をさせていただいたその趣旨は、今、先に市長が述べられましたけれども、市長のまちづくり構想の核となる構想を今考えておられる小規模多機能自治の構築の実現、これに向けては、これまで以上に、新たな行政サービスが求められていくと、このことは避けて通れないというふうに思っております。 そうした中で、言われますように、限られた財源の中で新たな行政需要に対応していくためには、これまでの行政サービスについて、長年の慣習、またしきたり、こういったものにとらわれることなく、積極的な行政の守備範囲の見直しが不可欠であると、そういった考え方の下で、今回、この質問をさせていただきました。今後は、こういった行政の守備範囲の見直しにつきましては、恐れることなく、果敢に挑戦をしていただけるというふうに思っております。 続いて、二つ目の質問につきまして、再質問をさせていただきます。 教育長には、スクールバスの購入の一つの検証材料として、教育長自らが昨年の10月に、元西岡教育部長、そして、子どもたちと一緒に通学路を実際に歩いていただき、また、そのときの子どもたちの様子も観察をしていただき、その検証を踏まえた上で、今後も引き続き検討を重ねていくという前向きなご答弁を頂いたものと受け止めております。 そこで、この事業に対して、今後取り組んでいただけるという前提での質問をさせていただきます。 一つには、市内の小学校に通う児童のうち、学校基本調査で遠距離通学として報告をされている児童の数についてお尋ねをいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  ただいまの再質問に対してお答えさせていただきます。 遠距離通学の具体的な定義というものはございませんが、僻地における児童生徒の遠距離通学を緩和するためのスクールバスの導入という観点からでは、一般的に小学校は4キロメートル以上、ちなみに中学校は6キロメートル以上です、を対象にしていること、もう一つ、規定、これは義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令という規定でございますが、における学校の適正配置において、同様に、通学距離については、小学校はおおむね4キロメートル以内であることが適正というふうにされております。 これらの考え方に基づきまして、4キロメートルを一つの目安とした場合でございますと、本市においての対象者はございません。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  今、部長のほうからお答えを頂きました、いわゆる遠距離通学という定義づけで言えば、小学校は4キロ、中学校は3キロということですが、その4キロというエリアの中に、子どもたちが学校へ行くところの対象者はいない。しかし、実際に4キロという距離の測り方の中で、例えば安全な通学路を通学していく、その距離、そういったものが遠距離通学とみなされるような距離を歩く子どもたち、そういった子どもたちの数は何人ぐらいおいでになりますか。お答えください。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  今の再質問についてお答えさせていただきます。 今、議員が、ある意味こういう規定だとどうだろうというご提起いただいた分につきましては、やはり多面的な検討をいたしませんと、今ここでそれが何人だということについて、正確な数字をお答えすることは難しいという意味におきまして、現在では把握していないということでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  例えば、3.5キロ以上の通学距離を歩く子どもたちは何名ぐらいおいでになりますか。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  今おっしゃっていただきました距離ということでございますと、これは以前にもお答えをさせていただいているようでございますが、通学距離が3キロメートルを超える区域ということになってまいりますと、三雲小学校、柑子袋西が3.5キロ、それから平松美松台が3.1キロ、岩根小学校でございますと、正福寺が3.7キロの地域が一部あるのと、朝国に3キロメートルの地域があるということでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  了解いたしました。 次に、スクールバスを仮に1台導入したときの国の財政的支援について、もう一度説明を頂きたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 財政的支援を答える前に、令和3年3月定例会において同様の質問があって、教育長のほうが答えている部分を若干説明させていただきます。 スクールバスをマイクロバスで購入した場合、購入費用として最低で830万円、運行のほうですけれども、バス運行事業者へ運行委託費が年に660万円を要します。また、チャーターする形にしますと、年間約968万円になりますと答えております。 それに対して、国の財政的支援ですが、まず買った場合ですけれども、国のほうにおいては、僻地の小学校で片道4キロメートル以上の場合は購入費用の2分の1という制度がございます。残念ながら湖南市には僻地の小学校というのがございませんので、購入に関しては国庫補助の制度はありません。 運行に関してですけれども、交付税措置として、令和3年度の基準では、1台当たり約592万円が普通交付税の基準財政需要額に算入されることになっていると。算入されるスクールバスの台数は、毎年5月1日を基準として実施される学校基本調査において報告された数値を用いることになっており、バスの定員数が10人以上であること、それと運行期間が1年間等の要件を満たしていることが条件となっています。 また、期間を限定しスクールバスを運行するなど、普通交付税の基準を満たさない場合においても、特別交付税において、運行期間、台数に応じた額を財源措置されることになっておりますということで、まとめますと、運行費のほうは、委託の形にした場合が660万に対して、基準財政需要額は592万ということで、ほぼ措置されるということでございます。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  この事業の財源的措置は、当初の備品購入とか、例えばリースもいけると思うんですけれども、湖南市として、仮にスクールバスを1台導入した場合の1年間の運営経費としては、普通交付税、また特別交付税も同じように約600万円の財源措置がされるというふうに解釈してよろしいんですね。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 特別交付税におけるのは、期間を限定したスクールバスの運行ですので、600万ではなくて、それなりのもっと低い額になろうかと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  理解いたしました。ぜひとも、今ご答弁を頂きました財政的支援を活用して、まずは遠距離通学する子どもたちから、この施策を検討していただきたいと思っておりますが、教育長、最後にお考えをお願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  今回の議会におきましても、通学路の問題をたくさんご質問いただきました。これもひとえに、子どもたちの安全・安心についておもんぱかってくださる皆様のお心の表れと、このように考えております。 スクールバスもその一つの手段であることは承知をしております。現時点では遠距離通学と捉えている子どもはいないといったことや、保護者を含め、地域の方によりお見守りいただいている状況がございます。しかしながら、未来永劫、この状況が続くとは限りません。そういったことから、様々な見地から検討を続けていくということでご答弁をさせていただきます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  16番、加藤貞一郎議員。 ◆16番(加藤貞一郎君)  子どもたちの登下校時におきましては、特に下校時に見られます道草、これもある意味では、子どもたちの成長過程においては必要な学習かもわかりませんけれども、遠距離通学となれば、保護者にとっても非常に大きな不安材料でもあります。そうしたことから、通学路の安全確保を検証したときに、単に通学距離の長い、短いといった物差しだけで、その安全性について語ることは実態にはそぐわないということは十分理解はしておりますが、遠距離通学の登下校は極めて危険な状況があるということは否定できないというふうに思っております。 そのような現状を踏まえまして、まず、遠距離通学する子どもたちの通学手段を確保するスクールバスの導入については、国の財政的な支援を活用しながら取り組んでいただくことを強く要望いたしまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(堀田繁樹君)  これで16番、加藤貞一郎議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが暫時休憩といたします。再開は11時25分とします。 △休憩 午前11時18分----------------------------------- △再開 午前11時25分 △日程第3.承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(専決第3号令和4年度湖南市一般会計補正予算(第3号)) ○議長(堀田繁樹君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第3.承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(専決第3号令和4年度湖南市一般会計補正予算(第3号))を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 本案については、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  異議なしと認めます。したがって、承認第3号については委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから承認第3号を採決します。承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(専決第3号令和4年度湖南市一般会計補正予算(第3号))は、原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。 (全員起立) ○議長(堀田繁樹君)  ご着席願います。 全員起立です。したがって、承認第3号は承認することに決定しました。 △日程第4.議案第36号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて ○議長(堀田繁樹君)  日程第4.議案第36号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題とします。 本案の審議について、中立、公平性を勘案し、松浦君からの退席の申出がありますので、これを許します。 松浦君、退場してください。 (教育長 松浦加代子君 退席) ○議長(堀田繁樹君)  本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 議案第36号については、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  異議なしと認めます。したがって、議案第36号については委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第36号を採決いたします。議案第36号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについては、同意することに賛成の方は起立願います。 (全員起立) ○議長(堀田繁樹君)  着席願います。 全員起立です。したがって、議案第36号は同意することに決定いたしました。 松浦君、入場してください。 (教育長 松浦加代子君 入場) △日程第5.議案第37号 市道路線の認定について ○議長(堀田繁樹君)  日程第5.議案第37号 市道路線の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第37号は、会議規則第37条第1項の規定によって、産業経済常任委員会に付託します。 △日程第6.追加議案の上程(提案説明) ○議長(堀田繁樹君)  日程第6.追加提出議案の上程を行います。 議案第38号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第4号)を議題とします。 提案者の説明を求めます。 市長。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 それでは、追加提出案件、議案第38号の提出理由をご説明申し上げます。 議案第38号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算に1億5,485万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ219億8,827万円とするものであります。 以上につきましては担当から補足説明をいたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(堀田繁樹君)  続いて、総務部長から補足説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  それでは、総務部所管に係る提出議案について、補足説明を申し上げます。 議案第38号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第4号)についてですが、このたびの補正につきましては、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、原油価格・物価高騰などに対する緊急対策を行うために必要となる予算を計上させていただいているものでございます。 そのため、歳入予算の補正内容といたしましては、増額補正として、国庫補助金において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億5,290万5,000円、財政調整基金繰入金195万1,000円を計上させていただいております。 次に、歳出予算の補正内容といたしましては、増額補正として、高騰する燃料代等の支援金の給付事業として、地域公共交通事業者に対し321万9,000円、障がい福祉施設運営事業者に対し1,160万円、介護サービス運営事業者に対し1,880万円、市内事業者に対し1億674万円の給付事業費を、高騰する燃料代等の増加分を補うことで、物価高騰などに直面する保護者に安定した給食を提供するため、給食センター運営事業において1,449万7,000円の燃料費を計上させていただいております。 総務部所管に係る提出議案についての補足説明は以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  ただいま上程されました議案第38号について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第38号は、会議規則第37条第1項の規定によって、予算常任委員会に付託します。 以上で本日の日程はすべて終了しました。 お諮りします。 委員会審査のため、明日6月18日から6月27日までの10日間は休会にしたいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  異議なしと認めます。したがって、6月18日から6月27日までの10日間は休会することに決定しました。 本日はこれで散会します。 △散会 午前11時34分-----------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により下記に署名する。                          令和4年6月17日                    湖南市議会議長   堀田繁樹                    湖南市議会議員   柴田栄一                    湖南市議会議員   中土翔太...