湖南市議会 > 2022-06-15 >
06月15日-02号

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  1. 湖南市議会 2022-06-15
    06月15日-02号


    取得元: 湖南市議会公式サイト
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    令和 4年  6月 定例会         令和4年6月湖南市議会定例会会議録                    令和4年6月15日(水曜日)開議1.議事日程  第1.会議録署名議員の指名  第2.一般質問1.会議に付した事件  日程第1.会議録署名議員の指名  日程第2.一般質問1.会議に出席した議員(17名)   1番  柴田栄一君     2番  中土翔太君   3番  副田悦子君     4番  細川ゆかり君   5番  奥村幹郎君     6番  望月 卓君   7番  赤祖父裕美君    8番  松井圭子君   9番  川波忠臣君     10番  藤川みゆき君   11番  大島正秀君     12番  上野顕介君   13番  堀田繁樹君     14番  森  淳君   15番  永田誠治君     16番  加藤貞一郎君   17番  松原栄樹君1.会議に欠席した議員     なし1.会議に出席した説明員     市長         生田邦夫君     教育長        松浦加代子君  委任説明員     総合政策部長     山元幸彦君     総合政策部次長    森村政生君     総務部長       西岡嘉幸君     総務部次長      坂田晃浩君     市民生活局長     植西正彦君     健康福祉部長     橋本弘三君     健康福祉部理事    服部昌美君     健康福祉部次長    今井 操君     子ども家庭局長    中村聡子君     都市建設部長     竹内範行君     都市建設部理事    奥村 裕君     都市建設部次長    永坂隆明君     環境経済部長     加藤良次君     環境経済部次長    東峰一馬君     上下水道事業所副所長 加藤善彦君     会計管理者      岸村 守君     教育部長       井上 勝君     教育部次長      奥村良道君1.議場に出席した事務局職員     局長         西田章彦君     議事課長       山岡展也君     主幹         高月理絵君     主事         岩廣ひかる君 △議長挨拶 ○議長(堀田繁樹君)  皆さん、おはようございます。 昨日、近畿地方も梅雨入りをいたしまして、平年に比べて8日遅く、昨年よりは2日遅れという、長雨の季節が始まりました。近年、気象変動も激しくなっておりますし、局地的な大雨にも、ここ湖南市においても十分な注意が必要となってまいります。防災マップを確認するなど、災害の備えを万全にお願いいたしたいと思いますし、また皆様も体調管理には十分ご留意願いたいと思います。 さて、本日は6名の一般質問が予定をされています。どうぞよろしくお願いをいたします。 △開会 午前9時31分 ○議長(堀田繁樹君)  開会前にお知らせします。既にタウンメール等でご承知のことと存じますが、本日10時頃にJアラートの試験放送が流れます。音声の具合で議事の進行に支障がある場合、当該放送中は暫時休憩となることがありますので、あらかじめお知らせをいたします。 ただいまの出席議員は17人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、議場内ではマスクの着用とします。 本日の議事日程をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 日程に先立ち、諸般の報告をします。 監査委員から、本年4月20日、21日に実施された随時工事監査の結果についての報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたからご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。 △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(堀田繁樹君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、14番、森 淳議員および15番、永田誠治議員を指名します。 △日程第2.一般質問 ○議長(堀田繁樹君)  日程第2.一般質問を行います。 通告書の順番に発言を許します。 15番、永田誠治議員の一般質問では、資料等の提示、配付の申出があり、会議規則第157条に基づき、これを許可しました。 15番、永田誠治議員の発言を許します。 15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  議場におられる皆様、おはようございます。 すみません、慣れないもので、勇み足を取りました。 ただいまより、議長より発言の許可を頂きました議席番号15番、永田誠治です。前置きは省略させていただきまして、早速に質問させていただきます。 1番、障がい者用駐車スペースの充実について。 東西庁舎の前の障がい者用駐車スペースの利便性の向上について、今後の対応は。 一つ、東庁舎南玄関近くの障がい者用駐車スペースや玄関までの通路に屋根が設置されていません。歩行困難な利用者様は、降雨時のときなど、来庁を控えざるを得ないとの切なる声をどのように理解し、進めていかれるかについてお尋ねします。 二つ目、西庁舎に設置されている駐車場には、路面標示および壁面に車椅子用の表示がなされていますが、屋根の設置および玄関までの通路に屋根が設置されていません。今後の対応をお聞きいたします。 二つ目、東庁舎南玄関風除室設置工事について。 風除室設置工事計画の進展状況および予算要求に提出される金額の根拠と算出方法はどのようにされているのかお伺いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  市長。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 まずは頭出しのところ、私の役目でございます。二つ質問いただきました。障がい者用の駐車スペースの充実についてと東庁舎の南玄関風除室の設置工事についてのことでございますが、まずは担当の部からお答えさせていただきまして、後でまた、どうやということをお聞きいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  私からは、まず1番の障がい者用駐車スペースについてのご質問に関して、東庁舎の部分をお答えします。 まずもって、障がい者用駐車スペースのご利用の方々にご不便をおかけしていることをおわび申し上げます。 また、今、議員ご指摘の件につきましては、過去に実施いたしました東庁舎周辺整備計画の策定の際に、湖南市障がい者団体等連絡協議会の方々からお話を伺っておりまして、そのようなお声があることは承知しております。 しかしながら、現在、東庁舎の整備につきましては、庁舎の耐震診断業務を実施しており、その結果によりまして、周辺を含めた東庁舎全体としての整備の方向性を検討してまいりたいと考えておるところでございます。東庁舎全体の整備方針が決まりましたら、駐車スペースを含め、計画全体においてユニバーサルデザインによる検討を行ってまいりたいと考えております。 また、実数を正確に把握できているわけではございませんが、車椅子で来庁される方は1日に1人いらっしゃるかどうかという状況です。決して、少ないから対応しないというわけではございませんが、お困りの様子の方を見かけましたらお声がけをするなど、思いやりの気持ちを持って対応することができるよう、努めてまいりたいと考えております。 東庁舎の整備まで、引き続きしばらくの間、ご不便をおかけし続けることになるとは思いますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、(2)の東庁舎南玄関風除室設置工事についてお答えします。 風除室につきましては、改修工事の設計業務委託の入札を今月9日に行いまして、その完了工期につきましては、9月30日を予定しております。 ご指摘の予算要求額ですが、設計業務につきましては、滋賀県建築工事設計業務等積算要領により算出いたしましたが、入札の結果、落札額は315万5,000円、税込みです、でございました。 また、工事費につきましては、風除室のみの改修ではなく、その影響範囲を含めての工事を計画しておりますことから、予算確保が可能な範囲の額を要求させていただきました。今後、設計業務を進める中で、工事設計額を確定してまいりますが、十分に詳細を精査し、事業費の縮減に努めてまいります。 また、風除室よりも障がい者用駐車場の対応を優先させてはとのご指摘でございますが、ご存じのとおり、1階ロビーは冷暖房の効きが悪く、特に冬季には、来場者の方々に寒い思いをさせております。そうした状況におきましても、ウイズコロナの生活には換気が必要でありますことから、風除室の設置は、1階ロビーの冷暖房効率を上げるため、必要なものと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  再度お尋ねいたします。 甲西町と石部町が平成16年10月1日に……。 ○議長(堀田繁樹君)  永田議員、教育部長の答弁がまだでしたので、ちょっとお待ちください。申し訳ございません。 教育部長。 ◎教育部長(井上勝君)  途中までお話しいただいて、お止めしまして、申し訳ございません。 先ほど東庁舎のことにつきまして、総務部長のほうがご説明させていただきましたが、西庁舎のほうにつきましては、教育部、私が管理をしているということで、私のほうからお話をさせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。 今申し上げました西庁舎でございますが、東庁舎と同様、障がいをお持ちのお客様につきまして、ご来庁にご不便をかけていることにつきまして、まずはおわびしたいなというふうに思います。 西庁舎につきましても、東庁舎の整備と同様に、西庁舎およびその周辺の地域の整備につきまして検討をしているところでございまして、これまで大きな修繕等の工事は、そのような考え方の中で実施をしてこなかったというところでございます。 ご質問いただきました障がい者駐車場スペースにつきましては、東庁舎同様に、これからの整備の進捗等と併せて検討し、ユニバーサル化ということの中で考えていくべきかなというふうに考えております。 また、雨の日、昨日のような日でございますが、西庁舎につきましては、4月以降、2か月半ぐらいの間の中で、車椅子のご利用の方はなかったというふうに聞いております。ただ、選挙等が近いようにも聞いておりますが、期日前投票の際には、若干の利用の方が今までもあったというふうに聞いております。ただ、西庁舎につきましては、駐車場の屋根のことだけではなく、施設全体のユニバーサル的な視点に課題もあるというふうに考えられます。人の有無ということに関わらず、すべてにおきまして、施設の改修という手段にこだわるだけではなく、雨の日ならばどういうような形で来庁された方に対して対応していくかということを配慮しながら対応していくという形の中で、当分の間は対応させていただきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  再度お話しさせていただきます。 甲西町と石部町が平成16年10月1日に合併されて湖南市となり、18年目となる今日に至るまで、市内の公共施設には、判で押したように障がい者用駐車スペースが設置されていますが、利用者のほとんどが歩行困難や車椅子を利用されているため、工事のときなどはスムーズな動きができないため、誰かの手を借りるか、来庁および公共施設の利用を控えざるを得ないとの切なる声を、執行部の皆様は、団体からじゃなくて、個々に聞かれたことはありますか。市制18年目ですよ。今日まで放置された障がいのある方々は、声が出せなかったのではないですか。 今、演壇立っている永田誠治、議員になって半年余りの1年生議員です。議員経験は短いですが、一般人としての人生経験は、この中の誰にも負けないくらい豊富にあります。だからこそ、見過ごされてきたことが見えてくるものです。 今日、この議場での一般質問を聞かれた利用者の皆様は、朗報と受け取られるでしょう。一日も早く実現できるよう、利用されている皆様は、行政の素早い対応を心待ちにしておられます。 参考までに、湖南市周辺の市の状況を写真で説明させていただきます。 これは東庁舎南玄関駐車場スペースです。ご覧のとおりの状態であります。 2枚目。これは西庁舎玄関前の状況です。これにも、スペースは取ってありますが、屋根はございません。 これは野洲市役所玄関前スペースです。庁舎は古いですが、数年前に、玄関に通じる渡り廊下の屋根を設置。並行して、車椅子用駐車スペースが設けられています。屋根はないですが、利用者に温かい思いやりと工夫が感じられます。 これは甲賀市役所玄関前。新しく建てられたために、玄関前には立派な屋根つきの障がい者用駐車スペースが設置されています。 これは栗東市役所。新しい庁舎のために、玄関に通じるスロープと障がい者用駐車スペースには屋根が設置されているのがよく分かります。 最後の写真は、草津市役所駐車スペースであります。 先ほどの質問の中で、東庁舎南玄関に風除室を予定されていますが、予定額3億3,566万2,000円と設計業務委託400万円。土地つき一軒家を買うことのできる高額な予算要求をされています。ただ、コロナ禍も世界的に収束に向かいつつあり、インフルエンザと同じ扱いとなり、飲み薬が開発されつつある今、風除室を設置されても、無用の長物になるのではないでしょうか。それよりも先に、申し上げました障がい者用駐車スペースの屋根および渡り廊下の設置を風除室設置工事とともに、併せて行われたい。
    ○議長(堀田繁樹君)  総務部長。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の永田議員の再質問にお答えします。 先ほど初期答弁で、東庁舎南玄関は、風除室だけでなくて、その周辺も整備すると申しました。 今、議員のほうから、近隣各市の障がい者スペースの写真を提示いただきました。本市は来庁者用の駐車場の一番南玄関寄りの部分を障がい者用スペースとして指定しておりますけれども、他市では、ほとんどのところが、そことは一般の方とは区分して、障がい者スペースをできるだけ庁舎に、最寄りのところに設置している状況でございます。 風除室のところの整備については、今現在、問題としては、駐車場とは若干の段差があって、スロープでつないでおります。今、一番近い駐車スペースの方からでも、南玄関までは15メーター、20メーターほどの距離がございます。そこを詰めたいという思いがございますので、計画としましては、今、食堂の前にある植栽スペース、大きな木が植わっておりますけれども、それを除去すると。当然、風除室については、今、風除板がありますけれども、1階ロビーの温度維持には十分に役に立っていないということでございますので、代わりに風除室を設置します。 スロープをずっと緩くするということ。それと、南玄関前には、東側に平屋の相談室がございます。車道、車が通れるスペースがあって、スロープがあると。そこら辺の動線の整理をしなければならないと思うんですけども、この設計業務委託の中で、南玄関の前の整備のことについても、きちっと詰めていきたいと思います。 ですので、風除室の設置よりも障がい者用駐車スペースを優先ということではなくて、風除室の設置と併せて、なるべく寄りつきやすい、できたらこの他市のように、用務の間だけでも障がい者が風除室のできるだけ近いところに駐車をしていただけるとか、そういったところで両立を図っていくように、設計のほうは進めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  丁寧な回答と思いますが、4月に東庁舎の南玄関に風除室の増築と予算を要求されましたね。金額も3,500万円、400万円とか。どのような風除室かと思い、5月6日に総務課に出向き、図面等など閲覧をとお願いしましたところ、まだ設計事務所に設計依頼すらかけていないとの返事を頂きました。よくも図面もなしに予算要求の金額が算出されたのか、不思議でたまりません。私ども、工務店で生きてきました者にしたら、あまりにもむちゃくちゃです。しっかり市民の皆様に分かるように、再度ご説明願います。 もう1か所、風除室を増築されるなら、障がい者用雨天通路の屋根を接続可能な構造設計にするべきではないでしょうか。 提案の二つ目は、庁舎に隣接する下水道課に通じる外部渡り廊下は、当初から屋根が設置されていたと思います。職員の皆様は、ごく当たり前と、今日まで気づかなかったのではないでしょうか。私のような1年生議員だからこそ、見えるのかと思っております。 提案の3番目、下水道課の前を車椅子専用の駐車スペースにされてもよいのではないですか。議員専用の駐車場なんて、庁舎の軒下に必要ありません。少々遠くに離れても構いません。今後どのようにされるかお聞かせ願います。 この議場におられる皆様、買物などに行かれたとき、駐車場のどこに車を止められますか。特に、雨が降っているときなど、できるだけ出入口の近くに止めたいと思いませんか。今日も雨です。8時45分頃に駐車場に行きましたら、やっぱり入り口に近いところから駐車場は埋まっております。ごく普通に行動できる皆様でも、そのような心理が働きます。ましてや、行動することが精いっぱいの障がいのある方たちは、ぬれてしまいます。どう思いますか。今日まで何も思わなかったのが不思議です。福祉とか、誰一人取り残さないなど、もっともらしい言葉よりも、温かい思いやりのある施策を求めます。今後どのように進めていかれるか、再度お聞かせください。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えをいたします。 まず、風除室の設置について、図面がないという部分ですけれども、図面のほうはどういった整備をするかということは、この今、契約、これからしようとしている設計業務委託の中で、詰めていきたいと思います。一般的には、一般のご家庭ですと、工法とか材料とか、きちっと決まってから、予算の、お金の手当てをするというのが当たり前なんですけども、公共工事はその順序がちょっと違うというところは、ご理解を頂きたいと思います。 それと、今、議員のほうから、下水道課の棟の……。 ○議長(堀田繁樹君)  会議途中ですが暫時休憩します。 △休憩 午前9時59分----------------------------------- △再開 午前10時01分 ○議長(堀田繁樹君)  再開します。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今、議員からご提案いただきました上下水道課の前のところ、屋根がかかっているので、そこを利用してはという、そういうご提案がございました。庁舎の西出入口に隣接する議員駐車場の一部を活用してはどうかというご提案も頂きました。 風除室、それと風除室の周辺整備まで、暫定的にそういった施設を、場所を活用できるのか、また調整、検討を図ってまいりたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  先ほど1番の答弁にありました「お困りの様子の方を見かけたらお声がけをするなど、思いやりの気持ちを持って対応することができるよう努めてまいりたいと考えておりますので、引き続きご不便をおかけすることになりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします」ということは、今まで対応していなかったというふうに読み取れるのですが、この件はどうですか。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 ハード整備が追いついていないという現状はございます。行政職員ですので、困った方がおられたら適切に対応するという心がけは、当然、今までから職員はしておりましたけれども、ご指摘も頂いておりますので、今まで以上にそういったソフト面の対応を心がけたいと思っております。 ○議長(堀田繁樹君)  15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  丁寧で前向きな、それはそれはすばらしい文面および答弁で、感心いたした次第でございます。ですが、どの文面も心に響きません。色で説明させていただくと、グレー一色です。白でも黒でもありません。温かみも思いやりのかけらも感じられません。市民の皆様はこのように思っています。執行部の皆様はどのようにお考えですか。再度お聞きいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 私、とうとうと説明しましたけれども、永田議員に比べて人生経験が短うございますので、説得力というのに欠けるという、そういう答弁の仕方だったのかなと、そういうご指摘と受けております。私の言い方はそうでございますけれども、職員においてはそういう、先ほど答弁した思いで、障がい者には接していきたいと考えております。そのところはご理解いただきたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  執行部の丁寧な言い回しの答弁をお聞きしましたが、少しも心は晴れません。 最後に、市長にお聞きいたします。 1の障がい者用駐車スペースの質問の答弁ですが、東庁舎の整備に、庁舎の耐震診断業務を実施しているとあります。 二つ目、風除室の予算委員会での説明においても疑問に思っておりましたが、大きな金額をかけて改善するならば、耐震なのか新築なのかを含めて、庁舎の将来像について、まずは議会と議論を深めるべきではないですか。未来についての議論が市民から求められております。今後に期待して、質問を閉じます。お願いします。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  お願いします。ちょっと長くなりますけども、正直言います、正直申します。本音で言います。 まず、雨の日に、車椅子の方とか体の不自由な方が来られたときに、市の職員がどういうふうに、さっと行っているか、すぐ気がついて走っていっているかというたら、それはないと思います。あかんと思います。それは、誰かに強制されるものではなしに、ふだんの心がけがあるかないかやと思いますし、私も含めて、やっていかなきゃならんことやと思っています。ただ、私は私なりに、それなりのちょっと気はあるかなと私自身は思っていますし、自分がふだんの気のつけ方としては、そこそこかなという形で生きております。 それから、ちょっと話が飛びますけども、今度の風除室のところの話も、屋根があるかないかが影響するんですけども、まず東庁舎、耐震補強するのか新築するのかということについての結論がついていませんので、結論がついていない今、昨日ですけども、耐震診断をしてもらう業者が来たばっかしなんです。そこに口出ししました。こういう思いがあるし、こういうふうやしということを言いました。それはまた委員会で説明させてもらいますが、そういう説明の中で、今までになく、自分はこういう思いがあるし、こういう下心があるんやということを言いました。ただし、最終的には決まっていないけれども、きちっとした耐震診断が欲しいんやと。それで、絶対あかんのかどうかということも併せて、それから、ここやったら0.75でええとこやと。あるいは、ここやったらIs値で0.9なかったらあかんところやというのに決めてあるので、この基準をクリアしたらええねやと。全部が全部0.90を満たさなきゃならんという建物を求めているわけじゃないねやということも言いました。それと、いろんなことの条件を言いまして、それに基づいてという形を言いまして、ようやくそこに来たかなと思います。それが昨日でありました。これから耐震診断をするという形であります。まずそこから始まります。それと、急いでやらなきゃならんということも申しました。 それと、今度の南側の風除室のところですが、結論がついていない建物ですので、できる限り、どっちになるか分からん建物を今なぶってはならないという思いがございます。しかしながら、耐震補強するのか新築するのかは別にして、今までやっておかなきゃならなかった暑さ対策、寒さ対策というものを、きちっとしておかなきゃならなかったことができていないと。最低限なぶらせてほしいと。風除室という形で触らせてほしいという思いであります。これは、今、耐震、あるいは新築関係なしにやらなきゃならんという思いでありまして、ねじ込んだというのが思いであります。 しかも、今、1階のフロア面積をできるだけ少なくしないように、外へはみ出すという形の風除室を造りたいと。最初、案として、もろうたときは、外にはみ出すという風除室じゃなしに、中に食い込むという形の風除室の案をもらいました。それはあかんと言いました。例えば、今の建物であっても、新築のところの申請とかいろいろをしなくてもいいのは、外へはみ出しても、10平米までやったら、そういう補強、改めて申請する必要ないやろうと。永田さん、専門ですから、分かると思うんですが、いろんな書類の手続は要らんという形ですので、できるだけ外にはみ出した状態と、言い方は悪いんですが、外に出た状態で、中の床面積を減らさない状態での風除室というのを望んで、図面、そういう検討をし直ししてくれというふうに言いました。そうなりますと、今言いましたように、南側からの入り方が、非常にスロープもあるし、それを緩やかにしようと思ったら、駐車場も少し削らなきゃならんやんかと。あるいは、今言われたような、あそこの別棟のところの植え込みも食い込んでくるやんけと。あそこの石垣みたいな、1段、2段ほどなっていますが、あそこに対しても影響するやんかということも併せての予算取りやでというふうには言うています。 これも、正直言いますね。よそに聞かれたらあかんことですが、コロナの関係の予算を頂いてやろうという根性なんです。それは、理屈の立て方やと思います。今度の予算で、例えばうちのところの庁舎、東も西もそうですけども、コロナ関係で、ブラインドを新しくしたんですわ。これも、コロナの関係で、予算でお願いしました。期限があるし、予算の限度があるし、今言いましたように、期限があるんですね。いろいろありますので、それに合わせてという形で、実は急いだ部分がございます。永田議員がおっしゃるように、きちっと整っていない部分はあります。ありますけれども、あえて申しますけど、何とぞお認めいただきたいというふうに、この前も委員会で申しましたけども、整っていないけれども、お願いしたいと。これは、いろんな条件の中で、それをクリアするという、無理な話かも分かりませんが、これでお認めいただきたいという、変則でありまして、これがすべてやと思いません。このやり方がいいとは思いませんが、それでお願いしたいという形であります。 それから、風除室のところの工事の施工になりますと、今申しましたように、今、まだその入り口で、金額は決まっていないんですわ。これについては、今申しましたように、与えられた条件の中でやらなきゃならんし、とんでもない、風除室一つ造るのに、家1軒ほどかかるんかというと、おっしゃるのはそのとおりであります。私もその感覚は正しいと思いますので、さらに詰めていきたいと思います。これは思います。 それから、先ほど来、写真で見せていただいたところは、もう市役所の問題は片づいたところなんです。片づいた、例えば野洲市の問題、それから甲賀市、栗東市、草津市は、庁舎問題というものは、恐らくもうないところなんです。もう今から駐車場も含めて、なぶるというところはないのでというふうに思います。うちのところのまちは、まだこれについてはどうするかということを皆さんに諮って、ご理解いただいて、了解いただいてというところですので、今たちまちできること、今たちまちは結論つけられないので、どうしても今すぐは、新しい建物、あるいは屋根のある建物を、建物ではないですけど、造るというのは、今しばらくはご辛抱いただきたいというところら辺の、進行形の問題ですので、お願いしたいと思います。おっしゃることは、物すごいよう分かっております。これであります。 あと、振っていただきましたので、今思っていることだけ、ちょっと問題になるかも分かっていませんが、まだ今度の問題を湖南市は結論ついていないのでというふうに思いますし、ご容赦願いたいし、時間のかかるところはありますが、それはそれなりに、自分たちの市の職員がそれなりの気配りをしなきゃならん、あるいはふだんから気遣いをしなきゃならんというふうに思いますし、そこでしばらくは堪忍してほしいというふうに思います。 それで、ここからは自分、もしも振らはったら、こういうふうに答えようと思っていたことを申し上げます。聞いていただきたいと思います。 1年7か月前に、私、市長にならせていただきました。そのときに自分なりに決めたことが、あるいは覚悟したことが幾つかございます。その一つの中に、公の入札の仕組みに、汚い言葉で言います、手を突っ込もうと考えました。公の入札のこの仕組みに手を突っ込もうと考えました。公の仕事、公共工事はおいしいといわれていること、これを正そうと考え、どこまでできるか分かりませんが、このところにやってみようと考えました。 今、湖南市の入札制度に、私、ようやく自分の考えを入れられる状況になりました。しかしながら、我々はここにメスを入れるとなりますと、我々は覚悟が要ります。自分たちで図面を描き、積算する能力が、今まで以上に必要となります。努力が要ります。ある意味でお叱りを受けるか分かりませんが、設計事務所頼み、業者頼みという状況を変えなければなりません。今まで以上に、この仕組みに必死に取り組む必要があります。誰もが犠牲者を出すことなく、安全で、適正な価格で、民間並みの価格で仕事をしてもらうように努力しようという決意であります。覚悟であります。 今、変えましたことは、入札の予定価格の事前の公表はいたしません。事前に公表しますと、掛け率でどうやこうやというたら、出てきます。ご存じのごとく、出てきます。数字並びます。これがいいのかどうか、ほんまに努力しようという気も起きませんし、そういう、よくご存じです、永田議員は。ということですので、入札の予定価格、事前の公表は取りやめました。ということは、最低制限価格というのはあるわけですけれども、今までどこに最低制限価格をつくっていたかということも気になりました。いろいろございますが、この価格の設定、最低制限価格の設定も変えます。ここはちょっと考えさせていただきますが、変えるというところでございます。こういう方針でやろうとしておりますし、結構ここに手を突っ込むのはしんどいですわ。と思いますが、ご協力をお願いしたいと思います。 これで取りあえずやらせてもらえませんでしょうか。逆に、永田議員のご意見を承りたいというふうに思う次第でございますが、もう余計なこと言うたら問題発言になりますのでやめますけれども、何とぞそういう面で、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  15番、永田誠治議員。 ◆15番(永田誠治君)  市長、ありがとうございます。丁寧で、優しくお答えいただきました。こういう市長であるなればこそ、市民も安心して任せられるかと思います。 議席番号15番、永田誠治の一般質問を本日はこれにて終わらせていただきます。9月議会、またお楽しみを。 ○議長(堀田繁樹君)  これで、15番、永田誠治議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが暫時休憩といたします。再開は10時30分といたします。 △休憩 午前10時22分----------------------------------- △再開 午前10時30分 ○議長(堀田繁樹君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 次いで、6番、望月 卓議員の発言を許します。 6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  それでは、議長の許可を得ましたので、6月定例議会、三つの課題につきまして、公共施設について、ウツクシマツについて、道路整備についてを一括で質問させていただきます。 まず最初に、給食センターについてお伺いいたします。 開業10年も経過していないのに、経年劣化とは言えないような設備故障が毎年のように起き、改修を実施していました。時には、児童への給食提供に支障を来し、非常食で対応したこともありました。そこで改めて、開業以来の主な設備故障や、その改修費用、また現在の設備の運用状況について伺います。 俗に、ステンレスといっても、大まかにはSUS316、SUS304、SUS430などがあります。使用目的から、さらにはSUS310などもあります。一般家庭のキッチンにはおおむねSUS430が使用されていますが、鉄分が含まれていることから、腐食には弱いとされています。パイプで言えば、スチール製パイプよりは、SUS430は腐食に強いとされています。さらに、SUSで腐食に一番強いのは、モリブデン含有のSUS301です。 給食センターの仕様書は見ることはできませんでしたが、これまでの設備改修を実施した箇所の設計段階、入札時点での仕様書について、材料指定の詳細把握、材料指定はしていなかったのか、もしくは同等品としていたのかについて伺います。 また、2番目、指定管理運営している公共施設の運営についてお伺いいたします。 一般企業では、収益より経費が多ければ、赤字事業となります。地方自治体運営としては、公共サービスは絶対必要な点であり、利用者、市民皆様の満足度向上へ、公共施設の運営に日々努力されている点は感じているところであります。サービスは大きく、負担は小さくが利用者の思いであることも、十分承知しているつもりです。 運営経費と運営収益、この不足分については、税金から賄われております。公共事業への補填については、京都市は利用者負担増へ方向転換をするとの報道もありました。いわゆる公共料金の値上がりです。湖南市において、個々の公共施設にもよりますが、全体として、指定管理費用と使用料との不足分の補填については。現状についてお伺いいたします。 また、公共施設の予約ですが、施設によって、毎月1日の日に8時半から受付で、並んで予約を取っております。また、予約申込みをしております。公共施設の利用者の予約の今後の取組についてお伺いいたします。 公共施設の3番目といたしまして、指定管理者運営についての中で、平成11年開業し、20年以上経過し、経年劣化の箇所が個々に見受けられる「十二坊温泉ゆらら」施設の現状についてお伺いいたします。 また、平成29年度に開設しました岩盤浴、当初見込み利用客と現状についてもお伺いします。 また、全国的に評価が高い自主事業のキャンプ場運営についての現状についてお伺いいたします。 2番目のウツクシマツについて伺います。 ウツクシマツ周辺整備について、去る6月5日、全国植樹祭が甲賀市で行われた際、ウツクシマツ自生地ではありませんでしたが、リモートで、皇后陛下がウツクシマツの種子をおまきになられるお姿が全国的に報道されました。関係者皆様のお喜びは幾ばくかではないかと思いをはせるところであります。自生地である地元湖南市。ウツクシマツの自生の育成、保護、保存に一層努め、そのお姿にお応えせねばと思うところでもあります。いつの日か、そのおまきになった種子から成長したウツクシマツの自生地への里帰りを、今から楽しみにしているところでもあります。 それでは、質問に入ります。 平松ウツクシマツ保存活用計画について、保存活動、日々努力を重ねていると思うところですが、その周辺整備も大変重要なテーマかと思います。以前から土地の所有についてもお伺いいたしましたが、具体的な進捗はまだ伺っていません。今後の取組について伺います。 また、甲西駅美松線道路も完成し、自動車で訪問客の増が見込まれるところと思うところですが、乗用車、マイクロバス、大型観光バスへの対応について、また自生地内への人の出入りを制約する面から、歩く通路の整備について伺います。 また、ソフト面の整備につきましては、ウツクシマツに、より市民の関心を持っていただけるよう、より市民の皆様が関心を持っていただける事業展開についてお伺いします。 大きな三つ目といたしまして、通学路の安全について伺います。 既に何回も、通学路については伺ってきました。PTAからの危険箇所改善要望を受け、湖南市通学路等交通安全プログラムに基づいて、合同点検を行い、検討や検証を加味し、国が新たに創設した通学路の安全対策個別補助制度を活用した交通安全対策に取り組みますとの答弁もありました。通学路で最短にある道路を、交通安全上の課題からかと思うんですが、迂回して通学路と認定しているところがあります。この現状について伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 よろしくお願いいたします。三つ質問いただきました。 まず、頭出しのところでございます。まずはご挨拶申し上げて、あとは担当部からお答えをさせていただいて、後また呼び出してください。お願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  教育部長の井上でございます。今いただきましたご質問に対して、教育部に関することにつきましてお答えさせていただきます。 まず、大きな1番、公共施設について、(1)給食センター設備についてというところでございます。 令和3年度、蒸気設備配管工事を3,113万円で給食センターの調理場内に設置されております蒸気設備配管の蒸気漏れが多く発生するために、蒸気配管の行き管、炭素鋼管561メートル、蒸気配管のかえり管、これはステンレス鋼でございますが、562メートルの取替工事を行ったものでございます。これにつきましては、その概要が、今朝、皆様のお手元に配付されました工事についての随時監査4月分の中で、概略が上がっておりますので、そちらを見ていただけたらと思うんですが、詳細について、今これから説明をさせていただきます。 給食センターにおきましては、平成27年から令和2年度までの間に、68件の修理、修繕がございました。総額にいたしますと、1,600万3,724円。その主な不具合は、調理の熱源でございます蒸気を発生させるボイラーの故障と、蒸気を各調理設備に通す配管の破損問題ということでございました。設備を使用することにより、蒸気圧によって配管の肉厚が少しずつ薄くなり、最後にはピンホールができ、蒸気が噴き出すというような状態になりまして、その都度、修繕が必要になっておりました。特に、蒸気配管のかえり配管におきまして、水引がうまく行えなかったということにより、配管内部の腐食が進んでいたというような理解でございました。 令和3年度の工事以降、大きな配管の修繕、修理はございませんが、施設も7年が経過し、ボイラーの消耗部品交換サイクルにつきましては約30項目、交換サイクルも、短いものは2年、長いものは9年となっており、例えば高額なものでございますと、ガス遮断弁ユニットなどがございますが、交換サイクルは7年で、費用は91万3,000円というふうに、例えばですが、なっております。このような定期的なサイクルの部品交換につきましては、経費もかかりますが、不具合の早期発見、それから安定した給食の提供ということにつきまして、必要と考えております。 また、要因につきましては、なかなかこれということはいまだ確認できておりませんが、当初の修繕のときから、ストレーナーにごみがたまるなどの現象に対しまして、日頃の小さな清掃、あるいは管路内自体の定期的なメンテナンス、また工事以降、ボイラーを停止する時間を長くするなどの使用によりまして、配管に水がたまらないようにするなどの適切な管理に現在も努めているところでございます。 次に、設備改修時の設計段階、入札時点の仕様書についてのご質問でございますが、材質指定の詳細の把握につきましては、令和3年度の蒸気設備配管工事までは、緊急対応を要するものや、おおむね建設時の業者が対応しており、従来の材料と同じ規格で対応しておりました。今回の工事につきましては、特記仕様書上に上げておる形でございますが、蒸気配管のかえり管を、先ほどご指摘いただきましたステンレスの中で、SUSの304のステンレス管、行き管は炭素鋼管でございますが、561メートルという形で、一斉交換いたしました。特記仕様書上にこのような形でSUS304ステンレス管というふうに書かせていただいておりまして、それについての見積りをするにあたっての質問というのが特にございませんでしたので、この仕様に基づいて、応札していただいたところにつきましては設計をしていただいているというふうに理解をしておりますので、同等品ということではないという理解でございます。 続きまして、通学路のご質問についてお答えをさせていただきたいと思います。 3番、道路整備について、(1)通学路の安全についてというところでございます。 通学路につきましては、各学校が通学上の安全確保のために指定しているルートでございます。通学路の決め方につきましては、各学校によって若干違いはございますが、一つは、現地調査を含め、周辺環境や交通量、それから危険箇所がどこにあるのかというようなこと等を確認いたしまして、学校、保護者、通学路、おうみ通学路交通アドバイザー、これは県の制度でございますが、それからCS理事、それから地域の方等と協議をして決めるケースが多いというふうに把握しております。もちろん、通学路でございますので、決めてそれで終わりということでございませんでして、周辺環境に変化があったり、いろんなところで危険性が高まったりしたとき等は、通学路の見直しをすることもございます。 通学路につきましては、学校や地域が総合的に勘案した危険が少ないルート、これは事件、事故、いろんなことが想定されますが、危険が少ないルートです。しかしながら、安全対策に100%、絶対ということはございません。そのような中で、通学路の安全点検と点検結果に基づく対策の実施、対策効果の把握およびそれを踏まえた対策の改善、充実を実施しながら、児童生徒等の安全確保に努めてまいりたいと思いますし、今までも努めてまいったつもりでございます。 また、通学路の安全対策につきましては、湖南市通学路等交通安全プログラムというものがございます。これについては、改定、改定をいたしながら、今年度も新しいものがつくられておりますが、この通学路等の安全確保に対する取組の方針によりまして、進めているところでございます。通学路となる道路の整備につきましても、このプログラムにより検討し、必要に応じて整備をしているところでございます。 以上、教育部に関することの答弁をさせていただきました。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  私のほうからは、大きな1問目、公共施設についての(2)指定管理施設のご質問にお答えします。 まず、指定管理費用と使用料との差額についてですが、指定管理施設を含め、使用料を設定する公共施設の使用者には、使用の対価として使用料を徴収し、それを施設の維持管理や運営に要する費用の一部に充てています。しかし、使用料だけでは施設の維持管理費や指定管理費用のすべてを賄うことができず、赤字、不足分については、市税等で補填しています。議員は差額という表現をされましたが、公共施設ですので、管理運営費のすべてを使用料で賄うという考えは持ってはおりませんが、金額に大きな開きがあるのは事実です。 指定管理施設の指定管理料と施設使用料の一例を申しますと、「十二坊温泉ゆらら」は、8,448万円の指定管理料に対して、使用料の合計が5,472万円。総合体育館は、2,536万円に対して450万円。両文化ホールは、合計して5,412万円に対して295万円。柑子袋まちづくりセンターは、1,011万円に対して28万円でした。このことから、現在、施設を使用する人と使用しない人との負担の公平性を考え、使用者には応分の負担をしていただくという受益者負担の考え方を原則として、施設の使用料の改定および施設使用料の減免の在り方を見直すということを検討しております。 続きまして、施設の予約についてですが、現在、本市の公共施設の使用にあたり、空き状況の確認は電話でも応じておりますが、予約は窓口での受付申請のみとしており、施設によりましては予約開始日に早朝から複数の方が並ばれるなど、使用者の方にはご負担をおかけしている状況です。このような状況を改善するために、令和4年度の当初予算に公共施設の予約システムを導入する予算を計上させていただいており、導入後はスマートフォンなどから施設の空き状況の確認や予約を申請することが可能となり、公共施設の利用促進と使用者の利便性向上を図ることができると考えております。その稼働予定は、来年の4月と思っております。 また、予約システムの導入につきましては、初回に使用者登録をしていただくことにより、その後の予約状況の確認や申請が簡易に行えるよう、使用者のご負担を極力軽減する仕組みにて、進めてまいりたいと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  私のほうからは、大きな項目の1番、公共施設についての3番目、指定管理運営施設についてお答えいたします。 まず、1点目の開業から20年以上が経過している「十二坊温泉ゆらら」の施設の現状についてお答えいたします。 「十二坊温泉ゆらら」は、平成11年4月に開業し、今年で23年目を迎えておりますが、毎年多くの来場者があり、人気の温浴施設であり、観光施設として運営しております。平成29年度に、開業20周年を前に、岩盤浴施設や、片方にしかなかった露天風呂の新設、ボイラーの更新、体験工房の館の増築といった大規模なリニューアル工事を行っております。 また、老朽化した施設の改修については、優先度を設定し、計画的に進めております。昨年度は空調設備の改修やボイラーの更新を実施し、今年度はエレベーターの修繕を実施するなど、魅力ある施設として維持していくこととしております。 利用者については、新型コロナウイルス感染症の影響で減少しておりますが、7月からはプールの営業も、コロナ対策を行いながら再開する予定でございます。感染が収束し、来館者数の回復が見込まれると期待しております。 2点目の平成29年開設の岩盤浴施設についてでございますが、地域再生計画に基づき、地域間交流をより一層進め、観光施設である「十二坊温泉ゆらら」の魅力を高め、観光客数の増加はもとより、市民の皆様の健康増進を図ることを目的として、地方創生拠点整備交付金を活用して整備いたしました。 利用者数については、平成30年度のオープン時は盛況で、年間約3,000人の利用があったものの、現在はコロナ禍の影響もあり、3分の1に減少しておりますが、今後、コロナウイルス感染症の状況を注視しながら、積極的なPRを行い、利用者が回復するように努めてまいりたいと考えております。 3点目の自主事業のキャンプ場運営についてですが、自主事業は、基本協定第55条により、指定管理者の責任と費用により実施していただいております。自主事業は、指定管理の範囲外となるため、敷地の使用については、火災保険および損害賠償保険を指定管理者で加入したうえで、行政財産使用申請を受け、法令遵守を条件に許可しており、安心・安全に利用していただいているように指導しております。 なお、オートキャンプ場の実績でございますが、令和元年は1万5,384人の利用、コロナ禍の令和2年は9,294人、3年は9,292人の利用がありました。 続きまして、大きな項目の2番目、ウツクシマツについての1点目、ウツクシマツ周辺整備についてお答えいたします。 昨年度、文化庁から認定を頂きました平松のウツクシマツ保存活用計画の中には、保全と活用の様子が明記されており、まずは保全を最優先課題とし、今年度も保全事業に軸足を置いて事業を進めることとしておりますが、議員から質問いただいた自生地の周辺整備につきましては、活用に分類するものと考えており、自生地内だけでなく、周辺における土地利用の必要性も、この計画に明記されております。その具体的な整備内容につきましては、昨年度に創設いたしました保全活用協議会の中で、今後、議論、検討を深めてまいりたいと考えております。 なお、周辺整備に関しましては、民間土地所有者のご理解を最優先課題としておりましたが、今年度より自生地の保全活用事業等についてご協力をしていただけるよう、書面による手続を締結させていただいたところでございます。これにより、今年度、自生地と駐車場の間にあるヒノキの林を伐採し、自生地の日照と駐車場から望む景観の改善を図ることとしております。 また、市道美松線が整備され、交通アクセスが良好となったことによる駐車場の整備や、自生地内への歩く通路の整備、そして周辺の通行車両対策についても検討するなど、周辺整備を一層進めていくことが必要であり、さらに尽力してまいりたいと考えております。 次に、2点目のソフト面の整備についてお答えいたします。 先ほども答弁させていただきましたが、喫緊の課題であるウツクシマツ自生内の再生に向け、防除や下刈り、落ち葉掃きなどの保全事業を適正かつ恒常的に実施できる年間事業計画と、その体制づくりの確立を最優先に進めておりますが、先日の全国植樹祭において、皇后陛下がウツクシマツの種子をお手まきされたことにより、知名度が向上し、関心度が高まっております。コロナ禍の収束後には、積極的な観光客の誘致を図るなど、ソフト面に関する事業も並行して行っていく必要があると考えております。つきましては、今後、保全活用協議会の中で、ウツクシマツの観光資源としての活用の在り方に関する検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  答弁いただきました。続きまして再質問させていただきます。 まず、給食センターなんですが、経年劣化で、今後、数年以内に改修実施を必要とすると推測する箇所はまだあるのかどうか。先ほどの答弁で、今回はSUS304にということでお聞きしました。ということは、以前は304ではなかったのかという感じがするんですが、と申しますのは、私もたまたま建物の立会いをさせてもらいました。最初、4億3,000万円ぐらいの金額だったんですが、A社とB社がありまして、最終的には4億1,000万円の安い金額を、4億3,000万円のところで交渉したら、それでやると言うてました。後々、設計図を確認したところ、細かなところですが、建屋のコーナー、コーナーが直角になっているけど、片方は面取りしてある。窓ガラスが、片方は一重、片方は二重窓ガラスとか、そういうふうになっていましたので、金額だけではなく、仕様面についてどの辺まで検討したのかもお伺いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  今、再質問いただきましたことについて答弁させていただきます。 先ほどの回答といいますか、答弁と重複することもございますが、ボイラーの消耗部品だけでも、先ほど申しましたように、定期的に交換に要するものが約30項目ございます。これも先ほど申しましたが、交換サイクルが短いものは2年、長いものは9年ということになっておりまして、建ってから7年ということの中で、これの交換が必要になってくるということでございまして、給食という食品を扱っておりまして、家庭の調理場の大きなものというような感覚がどうしてもございますが、設備自体は、今、設備と申しましたように、工場と同じでございます。定期的なサイクルによりまして部品交換をすることによって、その部分での経費はかかりますが、日頃の工場の機械のメンテナンスと同様に、重要なことでございますので、不具合の早期発見、あるいは安定した給食の提供というために必要だというふうに考えているところでございます。 それから、入札の金額の少ない業者の落札かというふうなことでございますが、これにつきましても、提案型、俗に言いますプロポーザルのような形の場合であれば、それぞれが違ってくるということがございますが、一定の仕様書、先ほど申しましたように、昨年度につきましては特記仕様書を明示させていただいて、その中でSUSの304というふうに書かせていただいている、そのようなことについては、それに基づいてやっていただいて、計算していただいているのではないかなというふうに思っております。 建築等につきましては、工事の品質管理のため、国が定める制度の制限も制定されているため、仕様書や設計書で、今申しましたように、定める規格のとおりであれば、落札者になるというふうに思われます。通常は仕様書や設計の段階で一定の品質を確保し、入札をしておりまして、規定以外の材料、材質のものを使うということで検討されることは少ないかなというふうに思われます。 質問していただきました意図と若干違うかもしれませんが、修繕してまいりました配管の材質については、受注者以外のところから、さっきも申しましたように、金額を出すにあたって、同等ではどうかというようなことはございませんでしたので、そのような形ではなかったかなと思います。ただ、工事でございますので、その場、工事を進めている中で、取り合いの問題ですとか、いろんな問題が出てきて、仕様書を変更せざるを得ないところはございますので、そういうところについては、その都度都度、検討を加える中で、若干の変更が出てくることもあるやというふうに思われますので、その点につきましては、工事というものの性格上、ご理解いただけたらなというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  望月議員にお願いしたいんですが、過去のことをいろいろ言うても、仕方ないんかなと思っています。ただ、自分が調べた範囲においては、入札のところで、上中下としたら、あんまりええとこを選ばなかったんやろうなということは、はっきりしております。 それから、最初のところで、配管のところで、戻り管のところだけでもステンレスにせいと。ステンレスにしたらどうやという提案があった。これは、あったということで、もう時代から言うたら、このランクでいくとかということじゃなしに、やっぱりいろいろ問題が起きているという実体験から、ほかのところのいろんなトラブルが起こっているのは、配管のところが一番多いので、戻り管のところだけでもステンレスにしたらどうやという提案があったということですが、いや、それを採用せずに、戻り管のところも鉄管でしたということがあったということは、私、市長にならせてもうてから調べた範囲内においては、はっきりしているようでございます。そこが、やっぱりちょっとまずかったかなというふうに思います。 今のところは、全部変えたら一番いいんです。行きも戻りも全部ステンレスに変えたらいいんでしょうけども、費用の問題があったしということで、戻り管中心にという形でやらせてもうたと。その結果として、今現在は問題は起きていないとということであろうというふうに思います。 ただ、いろんな維持する意味で、メンテも含めて、大体、年間予算としては、ほかの施設を見ますと、700万円から800万円ぐらいは大体見込みとして、ちっちゃな修理も含めてですよ、しておくことが一番ええのかなと。ほかのまち、市を聞きますと、そういうふうに思います。それぐらいのものは年間のメンテ料としては必要やと。最低限のところにおいても、それぐらいやと。それでもまだ、突然いろんな問題が起きるので、そのときはそのときとして対応するけども、ふだん、毎年毎年、えらい金額、高いやんかと思われるかもしらんけれども、そこを、けちるという言い方は悪いんですけど、倹約すると、とんでもないものがバーンと噴き出してしもうて、ごっつい費用がかかると。だから、維持管理するところにおいては、それぐらいの費用を準備しておくと、毎年。ということで、今後ともお願いしたいというふうに思います。余計なことですけど、そう思っています。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  私、過去のことをどうのこうのというんじゃなくて、過去にそういう入札のときに、その辺まで検証したのかどうかという、そういうところが、そして今後、その辺も生かしてほしいと。例えば、先ほども言いました建設のところで、何で二重窓をそのままして、一重にしなかったんですかと言ったら、いや、そうしたときに、やはりいろんな形の中で、一般家庭ではもう二重窓が当たり前だと。だから、当社としては、確かに一重のほうが安いけれども、これは当社としてはという、業界の中ではそういう言い方をしていましたので、できたらそういう見方を皆さんでして、それでもし2番札、3番札との、もしその辺のところが違いがあったのなら、本当に安ければいい、最初の仕様書の見方として、それがいいというのなのか、やっぱりその辺のところは、今後、十分検討していただきたいなと思うところです。 次の再質問させていただきます。 給食センターの現在の供給体制なんですけど、開設時に要項を定めたパンフレット、今はちょっと持ってこなかったんですが、の表示を今現在、満たしているのか。満たしていないものがあるとしたら、今後それをどうするのか。それはもう満たせていないから、そのままでいくんだとか、その辺のところの考え方だけ、「満たしていなかったから、やってくださいよ」とか、そういうことじゃありませんので、その辺のところの考え方だけお尋ねします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  今のご質問でございますが、恐らくこれを想定しておっしゃっていただいているのかと思いまして、これと確認を一応させていただきました。そのことについて答弁申し上げます。 学校給食センターの供給の体制についてということだろうというふうに思われるんですけれど、学校給食センター、調理能力でございますが、センターの調理能力は最大で7,000食というふうに書かれております。ただ、これは同じものを同じような形で調理した場合の最大能力ということで、恐らく今までもご説明をさせていただいてきたのではないかなというふうに思います。現実的には、別メニューの調理、あるいは配送時間等の関係から、調理時間を調整したり、機械の保守等のことを考えながら、実際のところは運用しておりますので、常時すべてを動かすことというのは、正直言いまして、困難でございます。現実的には、6,000食程度が限界かなというふうに思っておりますし、今までもそのような形でご説明をさせていただいていたというふうに聞いております。 今年度につきましては、市立の小・中学校が、小・中合わせて13校、公立の保育園、こども園が合計4園、それから民間の幼稚園、保育園、こども園が2園、これは民間移譲をされたものです。園におきましては、以上児といわれるような3歳、4歳、5歳児が対象でございます。総合計で5,400食、これは若干、変化もございますが、おおよそ5,400食の給食を提供しているというところでございまして、これが議員おっしゃるところのこのパンフレットと若干、現在、運用上違っているところかなというふうに理解しております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  運用のほうをきちっとやっていただけているということで、そういう点についてはみんなで情報を共有し合えばいいということで、私はいいと思います。 あと、現在のアレルギー対応食への取組について、どのようになっているのか。また、今後について、アレルギー対応にして、増やしていくのか、増やしていかないのか、その辺の考え方をお尋ねします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  アレルギーの問題でございます。これにつきましては、いろんなアレルギーが今いらっしゃいますし、誤食をした場合、大変なことになるということは、もういろんな事例等で、皆さん、ご存じいただいているところだというふうに思います。 何に対応しているかというふうに申しますと、卵、鶏卵およびウズラ卵、一般的に卵に対しては対応しておりまして、その分につきましては代替を用意する形で対応しているところでございますが、学校給食センターにおきましては、アレルギー対応調理室というのが別にございます。この場所を設置いたしまして、今申しましたように、卵の完全除去食ということが技術的に可能となったことから、そういうことをやっております。ただ、ほかのアレルギー、アレルゲンへの対応調理の方法については、これからも検討はしていかなければならないんですが、やはり多様でありますこと、それからカロリーのいろんな計算、いろんなところのことがございますので、これについてはちょっと、すぐに対応するものを増やしていくというところは、現状では難しいかなというふうに思っております。 先ほど申しましたように、誤食がありますと大変な問題になりますので、毎月、献立表を保護者の皆様のお手元に見ていただくようにさせていただきまして、使用している食品の配合表、これは加工品も含めて、原材料も含めてを、学校、園を通じまして、保護者の方に確認をしていただいたうえで、いろんなアレルギーをお持ちのお子さんについてはどのような形で対応していくのがいいのかということを、個々、それぞれの食について判断していただきながら、それに沿った形での対応、それから給食を食べていただくというようなことをさせていただいて、まず安全第一ということで、させていただいているというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  よく分かりました。続きまして、公共施設についての再質問をさせていただきます。 先ほど予約システムについては来年度からという形のものを検討しているという、予算が出ていましたので分かるんですが、今、スマホ等でもできるような形のものを考える。ただ、そうした場合は、料金の回収が非常にまた難しくなるんじゃないかと思っています。例えば、イベントなんかの予約ですと、スマホでやって、コンビニで料金を支払うという形も取っていますので、またその辺のところも十分検討をお願いしたいと思うところです。 あともう1点は、利用者の今度は減免のところの対象とか、減免方法について、これについて見直しをするのかしないのか、その辺のところだけ確認します。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 公共施設の利用者の減免の見直しにつきましては、現在、施設使用料適正化指針について改定案を作成しているところであり、受益者負担の原則を基本に、減免制度の基本的な考え方について見直しを行っているところでございます。 施設使用料適正化指針につきましては、6月28日の開催の議員全員協議会にて、ご報告させていただく予定をしております。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  6月28日を楽しみにしています。 それでは、公共施設の運営についてですが、公共施設の自主事業についてお伺いしたいと思います。 先ほどもありました各まちづくりセンターを管理運営しているまちづくり協議会もあります。また、野洲川運動公園とか総合体育館を管理している三幸・スポーツマックス、また文化ホールを運営管理しております湖南市文化体育振興事業団等は、よく教養講座や各種教室、事業としては、この前、三幸・スポーツマックスがやっていましたが、感謝デー、蛍との夕べ、また講演や講座等々、利用者へかなり近づく事業を展開中に、私は受け止めています。 ただ、この自主事業の中で、先ほど出ました「十二坊温泉ゆらら」につきましての自主事業、キャンプ場なんですが、ちょっと自主事業といっても意味合いが違うんじゃないかなと思うんですが、この辺のところについての考え方をお尋ねします。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 指定管理施設の自主事業につきましては、湖南市公の施設の指定管理者制度導入基本方針の第56条、項目名が「本業務の範囲外の業務」において、本施設の設置目的に合致し、かつ本業務の実施を妨げない範囲において、自己の責任と費用により自主事業を実施することができるものとするとしております。また、基本方針の同条第2項においては、自主事業を実施する場合は、事業計画書を市に提出し、事前に承諾を受けなくてはならないとしております。そのことからも、市としては、自主事業を野放図に認めるものではなく、施設の設置目的に即した、さらには施設を有効活用し、利用者の満足度を高めるための実施事業を積極的に実施していただきたいと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  よく分かりました。「十二坊温泉ゆらら」のこれからの課題となると思うんですが、劣化箇所がたくさん見当たるということの中で、改修実施の予定があるのかないのか。前回、大規模改修をしましたので。また、考え方によっては、一部または全部建て替え、または売却、またはもう廃止とか、いろいろな考え方があるんですが、今現在のところでの考え方について、要するに改修して維持していくのか、売却するのか、廃止するのか、何かその辺のところの考え方がありましたら教えてください。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  「ゆらら」の件、まず自主事業のことですが、時間の使い方というものが変わってきました。お金の使い方が変わってきました。人間同士の絆が変わってきました。夫婦の絆が変わりました。笑ったらあかんのですけど、そう思います。親子の絆も変わりました。いろんな面で変わってきている時代だと思います。特にコロナがはやりまして、まだまだですが、そういう面では、さらに加速しているように思っています。 その中で、オートキャンプ場というのは、非常ににぎわっております。非常にアクセスのいいところ、どのレベルのオートキャンプ場を狙っていくかということもあるんですが、いろんな設備投資をできるだけ減らしながら、かけないで、お客さんの満足度を高めていくという施設というものを狙っていくべきやと私は思っています。ですから、積極的に積極的にやっていこうやと言うて、もうけつをたたくような状態でずっと来ておりまして、今度、さらに区画、10区画かな、さらに増やそうという計画を進めておられます。そういうことでありまして、できるだけコストを安くしながら、それはそれで自主事業で留保金というものをつくられて、いろんな形で経営的なセンスを入れながらやられるということについては、いいと思います。 本体の「ゆらら」のところにつきましては、私は不満がございます。満足しておりません。ただし、今度の今年度末で、指定管理のところを変わるという、変わる時期やと思っております。この時期を最大有効に使いながら、今のままでいいのか、あるいはほかのどなたか参入したいという方がおられるのかということを十分考えながら、今後していきたいと思いますが、今、議員お尋ねになりましたが、今のところ、どういう形にしようかということは、まだ決めておりません。 それから、余計なことですが、文体振に対する思いも、いろいろございます。そこは、さらに突っ込んだご質問がなかったので、もうこの辺にしておきますが、やはり中身が問われる時代だと思います。そういうことでありますので、見直しの期間が今、来ているところが幾つも幾つもありますので、逆に言うたら、これを機会に見直しをかけたいというのが本音でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  先ほど市長が先に申されましたが、自主事業という観点から見たときには、やはり文体振が一番弱いのかなというふうに、感じはしています。だから、その辺のところの指導というんですか、その辺のところをまたよろしくお願いしたいと思うんですが、この「十二坊温泉」のところで、キャンプ場の増設、今、市長からもお話がありました。こうした場合に、やっぱり自主事業ですので、安全対策の維持向上については指定管理者がやるということだと思うんですが、それに対して、指導等については、安全対策に対しての指導についてはどのようにやっていくのか、その辺のところ、お尋ねします。 ○議長(堀田繁樹君)  暫時休憩します。 △休憩 午前11時21分----------------------------------- △再開 午前11時21分 ○議長(堀田繁樹君)  再開します。 環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  ただいまの再質問のほうにお答えいたしますが、先ほど自主キャンプ場の運営についてというところで述べさせていただきましたが、火災保険、そして損害賠償保険などに指定管理者で加入していただくということとか、法令遵守を条件に許可していることでございますので、安心・安全に利用していただけるようには指導はさせていただいているところでございます。それ以外については、管理者のほうにお任せしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  保険については伺ったんですが、やはり事故があったら、保険云々というんじゃなくて、そういう事故がないような安全対策について、指導、教育を通じて、窓口としてはどのように考えておられるのかということをお尋ねしたところですので、もしあれでしたら、もうそれで結構です。 先ほど市長が申しました指定管理者の制度が来年の3月で一応変わるという感じですので、今年の8月、9月で審査が入ると思うんです。そうした場合、先ほども話しましたが、内部留保金で今、観光協会のほうではそういう形でやっているところですが、もし観光協会じゃなくて、またA社、B社、そういうものと競争になったときに、どこが残るか分からないんですが、そういったとき、よく観光協会の、今、本部があそこにあるわけなんです。他市の観光協会の設置場所というのは、庁舎内とか、もしくは市内中心部、または栗東市ですと、手原駅の中にあります。これも、「十二坊温泉ゆらら」に指定管理者の観光協会があるという、常設されているという、これについてどのようにお考えか。やはり私は、観光協会の中の事務としては、あそこにあったほうがいいと思うんです。湖南市として見たときに、本当にそれでいいのかどうか。その辺のところだけ、ちょっと答弁お願いします。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  ただいまの再質問にお答えいたします。 湖南市観光協会が「十二坊温泉ゆらら」の指定管理者として選定された平成25年度から、協会の本部を「十二坊温泉ゆらら」の事務所内に移しております。ただし、事務所が受付の奥に位置していたために、来訪された方には対応しにくい状態でありました。 平成29年度に、地方創生拠点整備交付金を活用し、地域の観光情報発信拠点として、観光案内所などの機能強化を目的に、施設改修を行いました。この目的を達成させるために、観光物産事業の健全な振興を図ろうとする団体である湖南市観光協会に拠点施設で対応いただくことにより、観光案内をはじめ、観光客誘致の企画などのソフト事業と連携することといたしました。 観光協会の本部を置く場所について、駅前施設なども考えられますが、湖南市におきましては、現在のところ、観光客の一番多い「十二坊温泉ゆらら」がふさわしい場所ではないかというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  いや、先ほど栗東市の話をしましたが、一応、栗東市は手原駅の中にある。今、湖南市の場合は、三雲駅も甲西駅も、もう改築が終わっています。間に合うか間に合わないかは別にいたしましても、これから工事に入るのが石部駅です。今、答弁もありました、今はあそこが一番最適だというふうに考えているところですので、もし、例えばJRの石部駅云々でしたら、今のうちにもう設計段階の中で入っていかないと、間に合わなくなるんじゃないかなという、その辺のところを十分に判断したのかどうか、それについてもお尋ねします。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  望月議員が言わはるとおりやと思っています。思っていますし、観光協会に言うてあります。彼らも、駅の前に出たいというふうに言うています。全く観光商売と関係のない望月議員も思わはるし、観光のところと全く縁がないとは言わんけど、私も同じように思っています。みんなが思うているんですわ。 そこに、言い方は悪いんですけども、ほんまに湖南市全体を考えての観光というものをどう展開するかというふうに考えたら、結論はついているでしょう。方向づけも。そこが今現在の観光協会の問題点でしょう。大きな看板を観光協会でかけるんやったら、そこのところに対する、どう展開するかということが必要なんでしょう。そのとおりやと思いますし。ただし、彼らも考えておられますので。するんやったらどこやなと言うていったら、甲西の駅前やなという話が出ているぐらいでございます。この辺で止めておきます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  市長から答弁いただきました。ただ、私は、先ほど申しましたけれども、この指定管理の期間が満了といわれる中で、もし観光協会でなかったら、または見方を変えたら、観光協会がずっとやっていくんじゃないかなというような感覚があるのかないか、その辺のところが非常に懸念されるわけです。その辺のところ、十分配慮して、取り組んでもらいたいと思います。 続きまして、ウツクシマツについてお尋ねいたします。 ウツクシマツを市民の皆さんが関心を拡大、強調へ、事業展開についてどのようにお考えかをお尋ねします。 市民の多くの皆様に関心をたくさん持っていただく。そして、ウツクシマツの育成、保存への関心が、行動に移っていくのではないか。さらには、もう4回目の紹介になりますが、天保義民の際には、甲南第一小学校の生徒さんが1時間半もかけて三雲のところまで歩いて、毎年行っておられる。やはりこれは継続してやっておられる。湖南市の場合は、まだ継続まではできていませんので、何とかそれはできるような形を考えてもらいたいなと思うんです。定期的なウツクシマツの、まず、現地もそうなんですが、ウツクシマツの写真展とか、ウツクシマツの絵画展とかもあります。または、先ほどありました全国植樹祭が執り行われた6月5日がウツクシマツの強調月間の日とか、そういうような制定も十分考えられるんじゃないかなと思うところです。 そこで、やはりそれには、今回造っていただきましたメモリアルオブジェ、これの活用も非常に大事だなと思うんですが、ただあれは重さが1トン以上あるように伺っています。ですから、手で動かすこともできませんので、リフトか何かで動かさなきゃいけない。やはりそういう活用するときには、重量用キャスターとか、そういうものを取り付ける。質問はあれですけど、要は取組に対して、関心を高めるためにどのような動き方をするのか。また、動くんだったら、モニュメントなんかを活用したらどうか。活用するんだったら、今のままでは重過ぎて動かないので、キャスターをつけたらどうかと。その2点について伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  ただいまの再質問についてお答えいたします。 まちの誇りであるウツクシマツ自生地を本市の宝として後世に引き継いでいくためには、市民はもとより、関わりを持ちたいと思っていただいている方々などのウツクシマツに対する愛護意識を高め、維持、継続させることが重要であると考えております。 その取組の一つとして、今年度からウツクシマツ自生地における校外学習を市内のすべての小学校の授業で取り入れていくこととなりました。その中で、まちの宝であるウツクシマツを知り、大切にし、誇りに思うなど、郷土愛の芽生えを図ってまいりたいと考えております。 また、議員からご提案いただきました記念日の制定などについては、大変参考になるご意見でありますので、今後、保全活用協議会の中で検討を深めてまいりたいと考えているところでございます。 モニュメントについてですが、今のところ設置場所の移動等は考えておりませんが、今後、ウツクシマツの強調事業のイベントなどには積極的に活用してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  過去ので懲りましたので、事業を展開したいと思いまして懲りましたので、表から攻めるのも、裏から攻めるのも、いろんな進め方があるやろうというふうに思いますし、我々のまちのやり方に、あんまり文句、国も県も言わんといてほしいという思いがありまして、我々、力関係からいうと、弱い立場でありますが、それはそれなりの思いがありましたので、今年度から文化庁に1人行ってもらっております。いろいろ下心はございますし、ウツクシマツだけではなしに、文化財に対する湖南市全体の文化というものをどう高めていくかということには、やはり先立つものも必要でございます。東寺のところもやらなきゃならないし、岩根の善水寺のところも、おおよそ方向が決まったようで、ありがたいなと思っておりますが、ウツクシマツのところも、もう邪魔せんといてほしいという思いで進めております。今申しましたように、文化庁に1人、派遣しました。いろんな情報を、早いこと、もらいたいと。もちろん、文化庁の仕事をようよう見て、勉強して帰ってきてもらうというのは目的でございますが、いろんな目的がございますので、しばらく頑張ってもらおうと思っています。あの手この手を使いながら、文化財、いろんな仕事を進めていきたいと思っております。 あそこのウツクシマツの山のことを言いますと、大倉開発との話ができておりますし、今、先ほど来言うていますように、民有地のところ、4人の地権者のところも話がつきましたので、あそこのところ、伐採というか伐木ですね、ヒノキが数本ありますし、あずまやみたいな、あそこの建物の古いところがあって、きれいにして、あそこを苗床として使わなきゃならない。光をもうちょっと入れるという形を早急にやってしまいたいというふうに思っています。それから、いつも指摘されますように、駐車場の件もありますし、それから赤松台のところから滝のところへ下りていく周遊道路とのこともございますし、その辺のことも忘れてはおりませんので、それなりにやっていこうと思いますけども、少し時間がかかるというふうに思います。 今年、40本増えましたし、来年も40本、再来年も40本という形で、植えながら再生、再生させなかったら、活用もありませんしね。ということで、そこのところをまずやらせてもらおうかなというのが本音でございます。あとは、またお願いします。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  非常に楽しみにしております。やはり湖南市民の皆さんがまず関心を持っていただく。大ざっぱに言いますと、5万5,000人の人口ですので、年間2,000人、月に200人足らずの人が訪れる。まず、それが私は願いだと思っています。ということは、25年に1回、気が遠くなるような話ですけど、数字でいくと、そうなるんですね。その辺のことを、今、お子さんの、子どもたちのいろいろ催物をやってくれるということですので、やはり大人も、私たちも率先して、ウツクシマツに対しての関心を深めていくべきじゃないかなというふうに思うところです。 そして、道路について、駐車場についても、市長からお話が出ましたが、私たちは現場を知っているから、あの入りにくいところへ入って、車を止めることができます。知らない、初めて来る人が、あの側溝に車を落とすことも考えられます。以前、側溝に蓋をしたら、何か盗難に遭ったこともあったというふうに聞いていますので、まず駐車場と称しているところに、少なくとも白線とか何かを置くべきじゃないかな。そして、「駐車場」とか看板とかですね。それと、大型バスが来ても、迂回できませんので、今言われた周遊道路をぐるっと回って、滝のほうへ回らないと、出て帰ってこられないという、やはりその辺のところについても、マイクロバスとか大型バスが駐車できる、周遊できる、そういう周辺整備について、まずお伺いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  暫時休憩します。 △休憩 午前11時38分----------------------------------- △再開 午前11時38分 ○議長(堀田繁樹君)  再開します。 市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  議員にお尋ねしますが、割とこだわっている人間なんですけど、こっちから上がってきた左手のほうの駐車場、あそこへ白線を引かなあきませんか。そうすると、こだわる人間で悪いんですけども、あの山、美松山と、こっち側の駐車場に白線が引っ張ってある風景と、合うかどうかということを考えてもらえませんか。あそこの溝のところの上蓋をきちっと外れないようにしなきゃならんということは、しなあかんと思うんですが、こっち側、きれいな美しい山、美しいというか、松のところで、こっちが駐車場に白線が引っ張ってあるという光景を見たときに、私は「どうかな」というふうに思うので、ちょっと考えさせてください。 もう一つは、観光バスというものは、今おっしゃった駐車場には入れませんやん。道に止めなきゃならんと。そこに至るまでに、観光バスで来てもらうというのは、まだまだ先の話じゃないかなというふうに思っています。まずは、例えば「どこから来られたんですか」と言うたら、2人連れ、3人連れの中年のおじ様、おば様族が「ちょっと見に来たんやわ」と言うて通っておられるというのが今現在の状況じゃないかなというふうに思うんです。観光バスを入れるほどのというか、入ってもらうほどの観光客が来たら、もうけもんやなと。もうけもんという言い方は悪いけど、そういう道になっていませんのでね。周遊という、滝のところまで下りるという道については、「そうしたほうがいいな。いつの日か、こういう形で、入ったら戻ることなく出られたらいいな」という思いをずっとしておりますが、そこまでの金があるのかなというふうに、私らが生きている間には、そんなん無理やろうなというのを私は思っておるんです。 それと、そうなってきたら、また問題が起きるんです。排気ガス。そのときは電気自動車ばかりになるかもわかりませんけども、排気ガスというものが、植物、木、それから植物に対しては非常に害を及ぼしますので、そうなってきたときは、恐らく環境団体がまたあそこに対して言わはるやろうなと。そうなったら、またまたで対応したらいいんでしょうけども、それは先の、夢のある話やというふうに思います。取りあえず、今やらなきゃならんことをやろうかなと思っていますし、今申しましたように、まず手の届くところのことからと、それと全体を見てもろうて、美観。もう一遍、言います。こっちが再生しつつあるウツクシマツのところで、こっち側へガーッと白い、駐車スペースに白線が引っ張ってあるところを見た場合に、ほんまにええのかなということを思いまして、この話の事前の打合せの中に、いや、もう一つ、一遍、望月議員に聞いてみようやと言うていた次第でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  私は、あくまでも安全という面で、そういう白線がということで申しますので、だから溝蓋をしていただくとか、または車止めをきちんと整備してもらうとか、より来ていただいた方がいい思いを持って帰っていただきたいと。ですので、それについての周辺整備をお尋ねしたんですので、今、市長の答弁いただいたので、それで十分だと思っています。 あと、通学路についてお伺いいたします。 通学路については、今現在、組織変更もあって、都市建設部、教育委員会事務局、教育部が一緒になって対応していただいているところと理解します。ただ、予算というんですか、実施するところは都市建設部のところで金額を持っているということになっていますので、できたら毎年、通学路に関しては一定、一定までいかないんでしょうけど、ある程度、今年はこれくらいの金額、これぐらいの金額という形の中で、長期的、計画的に、通学路に対してのそういうお金を投資していくんだ、通学路を整備していくんだ、そういう思いがあるのかどうかをちょっとお尋ねします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  ただいまの再質問についてお答えさせていただきます。 通学路の安全対策につきましては、先ほど答弁させていただきましたように、湖南市通学路等交通安全プログラム、これは現状で使わせていただいているのは、平成27年にある程度の形ができたように思われますが、これでさせていただきます。 このプログラムができるまでは、要望をいろんなところに実際出していただいておりました。学校ですとか教育委員会ですとか、道路管理を所管いたします部署、あるいは交通安全を所管いたします部署、これは当時、市役所ですと、別々でございました。それから、警察、地域、区、いろんなところに出ておりまして、それぞれがなかなか連携をしながら対応できていなかったというのが現状でございました。ただ、このような形の中から、現在は、先ほど申しましたように、プログラムをつくらせていただきまして、それぞれ関係する部署が協議、共同でいろんなことを検討しながら対応していただけているというところでございます。 これにつきましては、各学校から報告された危険箇所につきまして、先ほど申しましたようなところも併せて、学校、それからPTAの関係の方、それから教育委員会、それから現在の市役所の部署で言いますと、土木建設課、都市政策課、それから警察、甲賀警察署など、関係機関が合同で、現場での点検、それから調査、それからどういうふうにするのがいいのかという検討等をずっと1年通じて順番に、スケジュールを合わせながら検討しているというようなところで、それを繰り返してというようなところでございます。 プログラムを通じて把握いたしました今申し上げましたような検討の結果の対策をする箇所につきましては、道路の整備、あるいは安全啓発、あるいは通学路の見直し、検討への要望等、いろんな形で、何がどう行うのが適当なのか、適切なのかということを検討いたしながら、それぞれ対応をしているというようなところでございます。 今申しましたように、従来、平成27年以前とは違いまして、各部署が情報を共有いたしております。その結果、プログラムによる危険箇所の合同点検で実施すべき案件等も含めて、取り組んでいるというふうに思っております。ただ、道路の整備につきましては、道路という、道ということでございますので、都市建設部におきまして、道路維持管理事業の交通安全対策工事の中で、市として対応させていただいているというところでございます。 通学路の整備につきましては、例えば教育部に予算を集中する、あるいはその管理者との調整を要することが、そういうようなことになりましても多うございますし、限られた予算の中で、いかに効果的に実施していくのかというところで、現状では、繰り返しになりますが、今、現行で行っておりますプログラムを活用いたしまして、情報を共有するということの中で、各所管において実施するというような方法で進めてまいりたいというふうに考えております。 具体的な道を直すということにつきましては、総合的に調整をする所管は、教育委員会、今年ですと教育支援課になりますが、でございますが、通学路の整備ということにつきましては、他の事業と同様に、各課が連携をして進めていくということの中で、それぞれの担当のところで、具体的には都市建設部において、道路については、具体的なところについてはしていただくというような体制で、従前どおり進めていきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  6番、望月 卓議員。 ◆6番(望月卓君)  子どもたちが安心して通学ができる、そういう状況を、100%の確率は非常に難しいと思うんですが、やはりできるところからきちっとやってもらいたい。前回、私は、グリーンベルトの左右あるのも片方でということも申し上げましたが、計画的に取り組んでいこうという答弁を頂いていましたが、全然気がつかなかったんですが、先日、水戸小学校のほうへ行きましたら、片側のグリーンベルトがありました。私は、湖南市はないのかなと思って、自分が今まで見落としていたと思うんですが、やはりそういうところも現実ありますので、できたら旧東海道、三雲学区もそうなんですけども、やはり何とかグリーンベルトの単一、単面化ですね、今、両サイドが狭くなっていますので、そういうものをまず大きな、ペンキ代はかかりますけども、何とかそういう形で、子どもたちが安心して通学できる体制をまず私たちがつくり上げていくという、親御さんに安心していただける湖南市だというふうに、まちをつくっていきたいと思っています。 では、以上で質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  これで、6番、望月 卓議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが暫時休憩といたします。再開は13時からといたします。 △休憩 午前11時49分-----------------------------------
    △再開 午後1時00分 ○議長(堀田繁樹君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 15番、永田議員から、先ほどの一般質問の発言につきまして訂正の申出がありましたので、これを許します。 15番、永田議員。 ◆15番(永田誠治君)  先ほどの私の一般質問での「障がい者スペースの屋根の工事を優先するように」との発言をいたしましたが、「風除室設置工事とともに、併せて行われたい」に訂正いたします。 ○議長(堀田繁樹君)  ただいまの15番、永田議員の発言の訂正は、会議規則第65条の規定により許可しました。 次に、先ほどの6番、望月議員の一般質問に対する答弁におきまして訂正の申出がありましたので、これを許します。 環境経済部長。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  先ほどの望月議員の一般質問の答弁の中で、「十二坊温泉ゆらら」のオートキャンプ場の利用者数について答弁しましたが、答弁した数字は「人数」ではなく「件数」の誤りでした。正確な利用者数としては、令和元年度は1万5,384人、2年度は9,294人、3年度は9,292人でございました。訂正し、おわび申し上げます。 ○議長(堀田繁樹君)  次に、4番、細川ゆかり議員の一般質問では、資料等の提示、配付の申出があり、会議規則第157条に基づき、これを許可しました。 4番、細川ゆかり議員の発言を許します。 4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  議長の許可を頂きましたので、通告書に従い、分割にて一般質問をさせていただきます。 まずは1、AED(自動体外式除細動器)についてです。 AEDは、医師や救急隊など、医療従事者のみに使用が認められていたものが、平成16年7月から、救命の現場に居合わせた市民による使用について、その取扱いを示したことを受けて、医療機関内のみならず、学校、駅、公共施設、商業施設等を中心に設置が進められ、現在ではコンビニエンスストアにも設置されています。実際、甲賀広域管内での市民による使用は、平成31年6件、令和2年4件、令和3年11件、令和4年6月13日現在で2件で、主にゴルフ場や高齢者施設での使用だと伺いました。 一方、AEDは、薬事法に規定する高度管理医療機器および特定保守管理医療機器に指定されており、適切な管理が行われなければ、人の命および健康に重大な影響を与えるおそれがある医療機器です。よって、厚生労働省は、AEDの維持管理については、救命救急で管理の不備により性能を発揮できないなど、いざというときに使えない事態を防ぐため、適切な管理方法について通知をしています。しかし、日常点検が適切に行われていれば防げたかもしれない不具合の事例が毎年報告されています。 そこで、1、AEDの保守点検および管理について伺います。 そして、電極パッドやバッテリーといった消耗品の交換についても適切な管理の徹底を要請していますので、2、AEDの附属品について伺います。 AEDについて調べていく中で、平成29年度6月定例会で、AEDの設置台数に触れ、そのうち聴覚障がいのある方が使用できるAEDは何台あるのか、またAEDの耐用年数に触れ、入替え時期に視聴覚障がいのある方が使用できるAEDに入れ替えるべきではないかとの一般質問がありました。その地点では聴覚障がいのある方が使用できるAEDの設置はなく、市において、今後、切替え時に順次、いざというとき、より誰でも使用できやすいAEDの設置を図ってまいりたいと思いますとの答弁でした。 AEDの耐用年数はメーカーによって異なり、6年から8年となっているとのこと。既に入替え時期が来た機器もあるかと思いますので、3、聴覚障がいのある方が使用できるAEDの設置についてお伺いいたします。 倒れた人が女性だと、男性よりもAEDが使われにくい。そんな調査結果を京都大学などの研究グループがまとめました。全国の学校の校内で心停止となった子ども232人について、救急隊が到着する前にAEDのパッドが装着されたかどうかを調べたのです。学校にはAEDの設置が進んでいて、もしものときにはすぐに使える状態の場合がほとんどです。しかし、小学校と中学校では男女に有意な差はありませんでしたが、高校生になると大きな男女差があり、男性生徒は83.2%なのに対し、女子生徒は55.6%と、その差は27.6ポイント低いとありました。AEDのパッドは2枚あり、右胸の上と左の脇腹に直接装着します。倒れた人が女性の場合、素肌を出してAEDを使うことに一定の抵抗感があるのではないか、研究チームは、そう分析しています。 学校現場だけでなく、実際に倒れていたのが女性で、駆けつけたのが男性だったから使われなかったという事態が起きているとの報道記事もありました。心停止の状態では、何もしないと救命率は1分たつごとに10%ずつ下がり、胸骨圧迫とともにAEDを使えば、救命率は4倍上がるとされています。 119番通報してから救急車が到着するまでの平均時間は8.7分といわれています。そのため、もし119番通報をして救急隊の到着を待っていた場合には、救命率が著しく低下します。命が助かったとしても、重度の障がいが残る可能性が高くなるのです。異性へのAED装着をためらわず行い、男女差のない救命活動を実施することが非常に重要であることが分かります。 ここで、資料1をご覧ください。 三角巾を利用したプライバシー保護方法として、埼玉県越谷消防局では、女性にAEDを使うのをためらわないために、附属品としてケースの中に三角巾を入れており、AED使用時に三角巾を胸にかけて、プライバシーを保護する方法を取られています。救命の折に、倒れた人によって救命活動に差が生じることがない施策を講じることが大切だと考えます。市民の安全・安心向上のために、4、プライバシーに配慮した三角巾を附属品に追加することについてご見解をお伺いいたします。 昨年、防災士の資格取得のため、普通救命講習会を受講したかったのですが、県でも、甲賀広域においても、コロナ禍で講習会が開催されておらず、今年の1月にようやく講習会が開催され、参加させていただきました。まず、受講するまでに、ウェブ講習を受講しての参加でした。 心肺蘇生では、呼吸がない場合、胸骨圧迫で心臓の代わりに全身に血液を送る必要があります。圧迫のペースは、1分間100回から120回、成人であれば深さ5センチ以上6センチ未満、胸がへこむくらいの力で押します。「胸骨圧迫は、強い力とスピードが必要です。一般の人ならば、1分間も行えば、階段を駆け上がったときと同じぐらい息が苦しくなってくると思います」とありましたが、人形の胸でパコーンという音が鳴るくらい圧迫するには相当な力がいるため、1分間がやっとでした。ウェブで見ているのと実際体験するとでは、はるかに違います。やはり一人でも多くの方が実際に講習会で体験することが大切です。 さらに、1回受講したらよいのではなく、繰り返し受講し、訓練することにより、いざというときに対応できるのではないでしょうか。そのためには、コロナ禍であっても工夫して開催する必要があるのではないかと考え、5、コロナ禍における講習会の開催についてお伺いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 よろしくお願いいたします。まずは、この世界で私、生きておりますので……。 余計なことを言わんで、とにかく担当のほうへ振ります。後でまたお呼びください。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  それでは、今の質問について答弁させていただきます。 まず、1点目のAEDの保守点検および管理についてお答えをさせていただきます。 令和4年5月末現在、市の施設におきましては、56台のAEDが設置されております。その点検管理につきましては、設置されている施設の所管部署がそれぞれに行っているのが現状でございます。しかし、先ほども議員のほうからお話がありましたとおり、必要時にすぐ使用できることが重要であるため、定期的に点検を行うよう、全庁的に周知を行っていきたいと考えております。 続きまして、2点目のAEDの附属品でございますが、AEDのケースの中には、附属品として、除細動実施時に使用するパッドのほか、使い捨てのゴム手袋と汗等水分を拭き取るためのタオル、または清浄綿やペーパータオル、衣類を切るためのはさみ、必要時、体毛をそるためのかみそり、蘇生用のマウスピース、タブレットマスクが準備されております。 3点目の聴覚障がいのある方が使用できるAEDの設置でございますが、市の施設にあります56台設置されているAEDのうち、市立小・中学校13校と市立診療所1か所のAEDが聴覚障がいの方も使用できるものとなっております。また、多数の施設で、今後、入替え時に、聴覚障がいの方が使用できるものの導入を検討しております。 最後に、プライバシーを考慮した三角巾を附属品に追加することでございますが、意識を失い倒れている人が女性であった場合、衣類を脱がせ、上半身を裸の状態にすることに抵抗を感じる人は大勢いると思われます。また、人命救助のためとはいえ、ご本人のプライバシーを守ることも、忘れてはいけない重要なことです。プライバシーに配慮しながらAEDを使用するために、胸部全体を覆い、また心臓マッサージ実施時にずれることがないよう、重りを入れることのできる工夫がされているような三角巾があると情報提供いただきましたので、設置に向けて検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  それでは、私のほうからは、大きな項目の1点目、AEDについての5点目、コロナ禍における講習会の開催についてのご質問にお答えをさせていただきます。 本日、6月15日現在におきまして、滋賀県のコロナとのつきあい方滋賀プランの判断指標がレベル2となっていることから、甲賀広域行政組合において、消防職員による指導に制限がかけられており、普通救命講習は開催されていない状況でございます。このことから、防災士の試験に合格された方が、その後に受講予定の普通救命講習が受けられないため、資格が取得できないという状況にもなっております。また、普通救命講習におきまして、AEDの操作も学べることから、緊急時の対応力の低下も懸念されているところでございます。 本市におきましては、このような課題に対し、普通救命講習の指導に従事することができる応急手当普及員の資格をお持ちの方が防災士連絡会におられることから、その方の協力を得て講習会を実施することで、防災士の資格取得や、緊急時における急病人の命を守るため、知識と技術の習得に取り組んでいるところであり、今後も講習会の実施や指導員の人材確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  現在、まず聴覚障がい者の方のところは14台設置ができているということで、そのときに、聴覚障がいのある方が利用できるAEDを設置したことの、前にご答弁のときに、聴覚障がい者の方の協会と連携を取って、周知をさせていただくということがあったんですけど、周知をされていたのか。また、何年にどこにAEDを入れ替えたとかという、そういうお知らせというのをできていたのか伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  再質問についてお答えをさせていただきます。 聴覚障がいの方が使用できるAEDにつきましては、現在、主に学校に設置しております。平常時において、広く一般の方の使用を想定していなかったということもあって、設置の情報をお伝えするということは、現在のところ、できていませんが、やはり大きな災害のときの避難所ともなり得ますので、今年度中にお伝えしていけたらというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  多分、このときにご質問されたのは、やっぱりそこの地域のところで、ちょうど聴覚障がい者の方が、もし自分がそういうお近くに疾病された方がいたときに、助けたくてもできないという、そこからだったと思うので、そこの地域、ちょっとあれですけど、できたらそういう聴覚障がい者のいる方の地域というところに、そこで遭うとは限らないんですけど、順次、変えていっていただけたらなというふうに思います。 あと、聴覚障がい者の方の入れ替えた機器を使用しての、言ったら、今は学校にしか入れていないんですけど、そういうのが入ったということをお知らせしながら、講習会を開くという形も、今はちょっと集まれませんけど、そういうことについて伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  再質問にお答えさせていただきます。 聴覚障がいの方への講習会というのも、現在までの間には行われていませんが、講習会等できるようになりましたら、協会の方にもお声かけしながら、実施できたらというふうに考えております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員の一般質問に対する答弁におきまして訂正の申出がありましたので、これを許します。 ○議長(堀田繁樹君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  先ほど私の答弁の中で、「防災士の試験」と言うべきところを「消防士の試験」と言い間違いをしてしまいました。訂正して、おわびを申し上げます。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  非常に講習会をほんまに現場でするということがどれだけ大事かというのをちょっと身をもって感じたので、できるだけ工夫をして、開催していただきたいと思います。 あと、普通救命講習会で、人形を使って心肺蘇生とAEDのをするんですけど、実際、現場では、本当の現場では、皆さん、服を着ていらっしゃいます。先ほど服を脱がすということに抵抗があると。だから、ある意味、人形に服を着せて、講習会も取り組むのが、やっぱり現場になると、もっとあたふたしてしまうので、それこそ、そういう現場に近い状態で講習会を行うことも大事かなと。また、そのときに、女性への配慮の仕方が十分に伝えられていないと感じたので、人形に女性の服を着せるなど、そういった工夫、倒れている人が女性であることを想定した講習会も開催をしていくことが必要かなと考えますが、その件について見解を伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  再質問にお答えをいたします。 ただいまご提案いただきましたことにつきましては、先ほどお話ございました越谷市の消防局の例も含めまして、消防本部と一緒に共有をさせていただきまして、今後の普通救命講習会の内容において、考えてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  今回、自分が実際に救命救急の講習会とか受けたうえで、ちょっとそういうことも感じたときに、ちょうどその三角巾という、プライバシーに配慮してというのがあったので、今回質問させてもらったんですが、またその場で、講習を受けたときに、心肺蘇生している方が「119番してください」「あなたは近くのAEDを持ってきてください」と依頼をするんですけど、自分が知っている近くの場所だったら、どこにAEDがあるか把握が、ある程度、公共施設がここにある、学校がここにあるから、そこへ走って、持ってくることができるんですが、いざ自分のテリトリーでない地域のときに、AEDがどこにあるかが分からないなと、ふと思ったので、そのときに、いつも娘、子どもが、携帯でググれと言うので、やってみたんです。「AED 位置」というふうに打ったんです。そうすると、日本全国AEDマップというのが出てきて、それをクリックすると、位置情報を確認する、許可するとかというのが出て、位置情報を許可したら、その地域に置いてあるAEDが全部出てきたんです。全部かどうか分からないんですけど、大体、リースとか購入をしたときに、登録証というのがあって、そこがどこにというのは位置が把握されるようになっているようで、これを使って、市としても、こういった情報を収集して、言ったら市内にどこにAEDがあるかとかという、こういう発信していくお考えはあるかどうか伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  そろそろ出番でございます。 自分の経験から言いますと、そんなん言うておられません。そんなきれいごとじゃないですわ。ご質問を遮るつもりはございませんけども、AEDを使って救命できるという確率は、ほとんどゼロに近い状態です。ほんなん違います。それが一つ。 今、湖南市が把握しているAEDの数、実際の数と違いますよ。言うていませんよ。それから、皆さんが考えられるAEDでは駄目です。本格的にという除細動器に関しましては、違います。 それから、AEDを倒れられた現場で扱うとき、ほとんど1人ではやっていません。聴覚障がいの方にAEDの操作をお願いしなきゃならんという局面は、ほとんどありません。聴覚障がいのない者がやっています。それの補助として聴覚障がいのある方でも手伝っていただけるという形があるかなと思いますけど、違うと思います。 それから、三角巾。まず、下着を切るかどうかです。さっき話ありました毛をそるための何やかがあると。そんな、毛をそってられませんわ。それから、さあというたら、下着を切るという時間もありません。まくり上げておきます、首のところへ。それでも、先ほど来ご質問の中にありますが、除細動器を使ったら救えるという、もともと何で心停止が来ているかということの原因が分からん。無意味とは言いませんけれども、違う。全体を把握しなきゃなりませんので、そんなことは言うておられませんし、正直申します。三角巾を1枚当てる。何か透けるから2枚当てるとかという話は、そんなに悠長なこと、言うておられませんねわ。そんなん違いますねんわ、現場は。一秒一秒の勝負ですので、そんなん言うてられません。 それから、聴覚障がいの人が使えるAEDという話がございますが、日本の車と同じですわ。オプションでいろいろついている車がいっぱい出ていますやん。あれもできる、これもあるとかというオプションがありますけども、結局は前を向いて走る車しか、ありゃしませんやんか。バックもあるか。そういう形ですので、そういうところら辺やから、もう聴覚障がいのある人の除細動器がどうやこうやじゃなしに、もっと数を、いろんなオプションで何かという装置がなくてもいいですわ。数をそこらにいっぱい配置しておいてください。もうそれと……、かな。ということを思いますので、いろいろ思うこと、ございます。このご質問を受けたときに、自分なりの、自分の経験からいうての話もいろいろ言わせてもらえるかなと思いながらですけれども、現場はそんな言うてられませんねわ。 それと、布を当てて、三角巾を当てて、心マしている状況の中において、モニターを見ていますので、そのときに、どこの部分を押さえるのが、するのが、心電図の波形が一番大きいかということを見ながらやっていますので、なかなか救急救命士の人でも、心臓マッサージに関しては、うまくやる子はいません。こうやって、ちょっとアドバイスをします。それぐらい心臓マッサージというのはうまくしませんし、布が当たっている状況の中においては、なかなか難しいことがございますので、現場の人間の一人としては、そういう思いもあるということをご承知おき願いたいと思います。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  もちろん、現場をずっと経験されていて、あれですけど、一応、今回、甲賀広域管内で、消防署のほうにちょっと確認をさせてもらったら、市民による方でも実際、6件、4件、11件、2件という形でAEDを使用されていたという実例がありますし、先ほどあまり実際置いているのは、医療機器として病院にあるものとはやっぱり違うので、違うとおっしゃったんですけど、そうおっしゃりながら、いっぱい置いてくれというのは、市長がおっしゃったんですけど、AED自体は、今、登録があるのは56で把握されていますけど、会社等にもいっぱい今は設置をしていただいていますし、コンビニとか、また薬局とかにもいっぱい置いていただいているので、もっともっと地域では、挙げると、本当にいっぱい置いてくださっています。 ただ、私が言いたいのは、まず何かあったときに、もちろん私も心肺蘇生をしたので、1分間しただけで、もうそんなん次、練習ですよ、人形をやってですけど、それでも1人ではもう全然駄目で、だからより多くの方が反対に、そこの場に駆けつけてもらって、交代で心臓マッサージをするぐらいしていただこうと思うと、やっぱり講習というのが大事かなと。何もないよりかは、やっぱり講習を何回も繰り返してやっていたときに、いざというときに少しでも役に立てるんじゃないかなという思いがあって聞きましたし、またAED自体も、実際に体験で触ってみて、してみないと、いざというときに「分かりません」って言って、もう本当に救急隊員が来られるまでに少しでもできることがあるんだったら、していかないといけないなという思いで、今回はさせていただいております。 実際のその波形を見てとおっしゃるのは、多分きっとピッピッというのがあるんでしょうけど、現場では、多分、倒れたところでする場合は、そういうのも見られないので、ともかく講習で習ったことを全力でするしかないかなと思いましたので、講習会を一回でも多くして、一人でも多くがまたその経験をすることによって、またAEDの普及というか、意識の改革を、使わないことが一番いいんです。だから、倒れられるようなことがないのが一番なんですけど、万が一のときには備えていきたいなというふうに思います。 それでは、次の質問に移ります。 2番、糖尿病性腎症重症化予防事業について。 まだもう少し見通せない新型コロナウイルス感染症ですが、この流行の中で、糖尿病罹患者の重症化リスクが危惧されています。糖尿病罹患者は免疫力が低いため、新型コロナウイルスに限らず、様々な感染症のリスクが高いうえ、放置すると、網膜炎、腎症、神経障がいなどの合併症を併発し、さらに人工透析に至ると、日常生活に支障を来すだけではなく、それらに伴い、医療費の高騰につながることから、糖尿病の予防対策はますます重要となっています。今までからも、一般質問でも何回か他の議員さんが取り上げています。 日本生活習慣病予防協会が、2021年5月、3,000人を対象に行ったアンケートによれば、最もかかりたくない生活習慣病として、42.6%が糖尿病で、その重症化が人工透析につながることを48.3%が「認識している」と回答し、しかし糖尿病の検査方法のHbA1c計測については6割以上が「知らなかった」と回答し、基準値を超えた場合のリスクについての認識は約1割、12.8%にとどまります。つまり、最もかかりたくない生活習慣病でありながら、重症化のリスクや人工透析への工程については知られていないのが現状です。市として、糖尿病の未受診者、治療中断者を早期に把握し、受診勧奨を推進するとともに、人工透析によるQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の低下や、社会的、経済的損失を多くの市民に理解してもらうことが重要と思い、以下3点についてお伺いします。 改めて、1、糖尿病性腎症重症化予防事業の内容・目的・成果・課題について。 2、糖尿病治療中の方や治療中断かつ健診未受診者等に対する受診勧奨および保健指導の取組について。 写真2をご覧ください。 これは、国立国際医療研究センター配信の糖尿病リスク予測ツール。これは、糖尿病と診断されたことがない30歳から64歳の方を対象に、健診結果を基に各項目のデータを入力すると、3年以内に糖尿病を発症する確率が分かるようになっており、市のホームページにリンクを張りつけて、使用されています。 3、国立国際医療研究センター配信の糖尿病リスク予測ツールについてお伺いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  それでは、私のほうから、糖尿病性腎症重症化予防事業につきましてお答えをさせていただきます。 まず、1点目の内容・目的・成果・課題についてでございますが、糖尿病性腎症重症化予防プログラム事業は、年々増加しております糖尿病有所見者を確実に医療機関受診につなぎ、医師と連携した生活習慣の改善に向けた指導を行うことで、糖尿病および糖尿病性腎症の重症化の予防、人工透析移行への防止を図ることを目的に、平成30年度から実施をしているところでございます。 内容としては、対象者を四つのグループに分け、グループの中で、かかりつけ医や内服治療のない人に対しては、対象者別の受診勧奨を実施し、勧奨後1か月以内に、医師の連絡票や確認アンケートの返信で状況を確認、レセプトで受信確認ができない人については、再勧奨を行っております。 糖尿病性腎症3、4期でかかりつけ医のいるグループの人で、医師から保健指導の承諾を得られた人に対しては、保健指導を初回、3か月後、6か月後の3回実施をしております。電話支援のみを希望された方に対しては、3か月後までの保健指導を実施し、次年度の健診受診を案内しております。成果といたしましては、受診勧奨を行った三つのグループでは、どのグループも100%に近い受診率となっております。 保健指導を実施するグループでは、以前は、糖尿病性腎症3、4期で透析への移行リスクが高いにもかかわらず、自分事として捉えられず、生活習慣の改善につながらないこともございましたので、昨年度から、腎機能の低下速度を見える化したツール、Long term eGFR plotを使用することにしました。このツールを使用することで、腎機能低下の速度が分かり、透析開始年齢を予測することができるため、対象者の反応にも変化が見られ、病状改善のために自ら質問されることが多くなりました。ただ、このツールを活用して保健指導を実施するには、健診のデータの蓄積が必要であることから、継続して健診を受診していただくことが重要になると考えております。 また、このプログラムの対象とならない方にも、糖尿病について正しい知識と理解を持っていただき、自らの健康を守るための生活習慣や、病気の早期発見、早期治療につながるよう、毎年、健診を受けていただくための啓発を行っていくことが必要であると考えております。 2点目の糖尿病治療中の方や治療中断かつ健診未受診者に対する受診勧奨および保健指導の取組につきましては、糖尿病の治療を既に行っている人に対しては、個別に受診勧奨は行っていませんが、先ほどもお答えしましたように、治療中の糖尿病性腎症3、4期の方で、主治医の承諾を得られた方に対しては、保健指導を実施しております。治療中断かつ健診未受診者の方に対しては、年2回、受診勧奨の通知を行っております。 また、甲賀湖南糖尿病プロジェクトチームの取組で、糖尿病連携医に受診した後、治療が継続できているかどうかを、受診6か月後に受診状況確認表にて主治医に照会し、受診状況や健診受診の有無を追跡しているところでございます。 最後に、3点目の国立医療研究センター配信の糖尿病リスク予測ツールの導入につきましては、繰り返しにはなりますが、糖尿病重症化予防プログラムの保健指導では、対象者に透析への移行を自分事として捉えてもらい、生活習慣の改善につながるよう、昨年度から腎機能の低下速度を見える化したツールを使用しており、これにより腎機能低下速度、透析の開始年齢の予測ができるようになり、対象者の反応にも変化が見られます。 このように、見える化するということは、個人の意識の変化につながる効果が一定あると考えられるため、糖尿病リスク予測ツールの導入に向けても、検証を行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  甲賀湖南のプロジェクトチームで、かかりつけ医の方とか、また医師会等で連携を取っていただいて、フォローいただいていて、非常にありがたいかなと思います。ただ、2018年から「湖南市では2人に1人が糖尿病予備軍です」という、「広報こなん」に載っていたんですけども、ホームページとかで啓発をずっとしてくださって、私も健康推進員で、インフルエンザの予防接種のときに、働き盛りの方を対象にチラシを配布したりはしていたんですけど、コロナ禍になって、そういう活動ができなくなって、啓発活動がちょっと落ちているのかなというふうに思います。反対に、したいけど、コロナ禍やからこそ、重症化リスクが高まるのではないかと思うので、何かそういった啓発活動の工夫されていることとかがあれば、そのことについてお話しください。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  今回説明させていただきました糖尿病性腎症重症化予防プログラムにつきましては、個別のアプローチになるので、継続して、させていただいています。ただ、啓発についてはなかなかできていないというのが現状かなというふうに思いますので、また3年度は、コロナの予防接種の集団会場での資料配布などもさせていただいている中にも、残念ながらこの糖尿病についてはなかったんですけど、またいろんな機会を捉えて、啓発していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  そういった意味で、先ほど見える化とおっしゃっていたので、この糖尿病リスク予想ツールというのも、するからとかではなくて、ホームページにリンクをすることによって、ちょっと入力をしてみようと思ったときに、健診をされていなかったら入力ができない数値があるので、そういう意味で、また健診の推進にもなるかなと考えますし、またやっぱりそうやってアクションを一つでも起こせることができるといいかなと思うので、できたらこのリスクツールをホームページでも張りつけていただけたらなというふうに思います。 次の質問に移ります。 3番、帯状疱疹の予防について。 第2次健康こなん21計画の基本理念に、「少子高齢化の社会を迎え、社会環境や人々の生活様相は大きく変化し、健康課題も多様化する中、疾病および加齢等による社会的負担を減らし、市民の健康寿命を延ばし、活力ある持続可能な社会を築くことが求められています。また、市民の誰もが生活の質を高め、幸せを追求し、生きがいを持ち続けることができる社会を目指す必要があります」とあります。誰もが幸せに暮らすためには、まず健康であることですが、そのためには、病になってから治療するのではなく、病を未然に防ぐという観点から、今回、この帯状疱疹の予防について、3点お伺いいたします。 帯状疱疹は、多くの人が子どものときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こる皮膚の病気で、水ぼうそうが治った後も、ウイルスが体内に潜伏していて、加齢による免疫力の低下や、過労やストレスが引き金となって、再発症することがあり、それが帯状疱疹と呼ばれるものであります。帯状疱疹の原因となるウイルスは、日本人成人の90%以上の方の体内に潜んでいて、50歳を境に発症率は急激に上昇し、60歳代から80歳代にピークを迎えます。80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。 帯状疱疹にかかった友人からは、体の左右どちらか一方に、最初はぴりぴり、ちくちくと刺すような痛みがあって、夜も眠れないほど激しい痛みがあったり、また薬を塗ってもらうのも痛くてというふうに語られていました。意外に近くでもいらっしゃって、この話をしていたときに、お隣のご夫婦も、2人とも帯状疱疹になったというお話を伺いました。 神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛、PHNと呼びます。焼けるような、また締めつけるような持続性の痛みや、ズキンズキンとする痛みが特徴で、帯状疱疹を発症すると、強烈な痛みで日常生活が困難になり、三、四週間ほどで皮膚症状が治まっても、50歳以上の方の2割に、神経の損傷による痛みが続く帯状疱疹後神経痛になる可能性があり、生活の質の低下を招きかねません。 また、帯状疱疹が現れる部位には、顔面神経痛麻痺、また目の症状、障がい、難聴、耳鳴り、目まいなどの重い後遺症が生じることもあります。しかし、初めは、毛虫にやられたのかな。何かに触れて、かぶれたのかな。じんま疹かななどと思いがちで、ぽつんぽつんと小さな水膨れもでき、数日たっても痛みが消えず、ようやく受診する人が多く、実際、診断を告げられるまで、それと分からない患者さんのほうが多いそうです。 帯状疱疹の予防接種は、発症を完全に防ぐものではありませんが、発症しても軽症で済み、後遺症の予防にもつながるとされています。しかし、帯状疱疹ワクチンがあることを知らない方も多く、また帯状疱疹ワクチンの接種費用は、生ワクチンで1回6,000円から8,000円程度、不活化ワクチンは1回2万円から2万2,000円程度の高額で、しかも2回接種しなければなりません。 そこで、1、帯状疱疹ワクチンの効果について。 2、帯状疱疹ワクチンの周知について。 3、帯状疱疹ワクチン接種の助成について伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  それでは、帯状疱疹の予防についてお答えをしていきます。 まず、帯状疱疹ワクチンの効果についてでございますが、先ほど議員のほうからもお話がありましたが、過去に水ぼうそうや帯状疱疹を患ったことのある人は、病気が治ってもウイルスが体内に潜んでいて、成人や高齢者になり免疫が低下したときに、帯状疱疹を発症する可能性があります。また、帯状疱疹の皮膚症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みを帯状疱疹後神経痛と言いますが、加齢とともに移行するリスクが高くなり、50歳以上の患者の約2割が移行するという報告もございます。 昨今、開発し、コマーシャルされています不活化ワクチンでございますが、予防効果としては90%以上、持続期間としては9年以上という報告もございますが、予防接種でございますので、副反応としてのいろんな注射部位の疼痛であったり、発赤、腫脹のほかに、全身症状の副反応として、筋肉痛や疲労、頭痛といった症状も見られるというのも現状でございます。 続きまして、市民の方への周知についてでございますが、現在、帯状疱疹のワクチンにつきましては、製薬会社がテレビのコマーシャルを活用し、接種を勧奨しておりますが、新型コロナウイルスワクチンや子宮頸がんワクチンのように、国が接種勧奨を行うための情報提供は、現在のところ、実施されておりません。 市においても、ワクチンの安全性等、十分な情報を得られないままに積極的な周知を行うことには、ちゅうちょするところでございます。しかしながら、帯状疱疹の初期症状に気がつかず、受診が遅れることで、治療が長引くことや、痛みが長期間残ってしまうこともあるため、帯状疱疹を疑う症状に気がついたときには、できるだけ早く受診されるような市民への周知啓発を行っていきたいと考えております。 3点目のワクチン接種の助成でございますが、予防接種には、予防接種法に基づき、国が接種を勧奨し、市町村が主体となって実施しなければならない定期接種と、定期接種以外の予防接種で、接種しておいたほうがよいと個人が判断して接種する任意接種がございます。任意接種のワクチンについては、その効果、安全性などについて、国内で十分なデータがそろっていないために、定期接種のワクチンとなっていない現状がございます。重篤な副反応が出た際の国の予防接種後健康被害救済制度の対象にもなっておりません。これらの状況を考えますと、市が助成を行い、積極的に接種勧奨を行うことは、現時点では検討しておりません。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  任意と、そういうところを私もちょっと考えたんですけども、愛知県のほうでは、名古屋市が2020年の3月から助成を開始しています。生ワクチンに対して、1回4,200円の自己負担なんです。だから、助成自体は非常に少ないんです。不活化ワクチンに対しては、1回1万800円の自己負担。だから、約2万円の場合、これは半分ぐらいで、1回につきですけど、医療機関に支払うことで、接種ができる体制にはなっています。 市民の健康を守るという観点から、帯状疱疹のワクチン接種の助成をすべきと考えてはいるんですけど、なかなかその助成費用というのは大変なので、今もコロナ禍で皆さんのやっぱり免疫力が低下しているので、もしでやったら、この低下している期間限定みたいな形で、インフルエンザも昨年ありましたね、1,000円だけ出るとかという形で。そういう形のことは考えないか、見解を伺います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  この間の免疫力が低下しているというふうなお話もございましたが、それをどの期間までにするかということも、またそこが課題になるかと思いますし、現在のところ、任意接種である限り、助成というのは一旦、考えないでいきたいと思います。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  4番、細川ゆかり議員。 ◆4番(細川ゆかり君)  高齢になって、またいつまでも元気で、健康長寿で保っていくためには、日頃から本来は免疫力を低下しないように、やっぱり食生活とか運動をすることによって、自分自身の免疫力を下がらないように、向上させていくように、日々気をつけていきたいと思いますので、市民の皆様にもそういう心がけをしていただけたらなというふうに思います。これで私の一般質問を終わります。 ○議長(堀田繁樹君)  これで、4番、細川ゆかり議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが暫時休憩といたします。再開は14時からといたします。 △休憩 午後1時52分----------------------------------- △再開 午後2時00分 ○議長(堀田繁樹君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 次いで、3番、副田悦子議員の発言を許します。 3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  議長の許可を頂きましたので、通告に従って分割にて質問いたします。 初めに、湖南市における障がい児支援について質問いたします。 一つ目は、放課後等デイサービスに関わることです。 1、対象となる児童について。 2、受給日数が湖南市は他市よりも少ないと聞いていますが、その基準について。 3、今後の見通しについて。 二つ目に、学校の長期休暇のときの支援について。 三つ目には、障がい児の理解促進について、どう捉え、取り組もうとしておられるのかお聞きします。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 よろしくお願いいたします。また頭出しの部分でございますが、後でまたお願いするとして、取りあえず担当部署から答えてもらうようにします。お願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  一つ目の放課後等デイサービスに係ります3点のご質問にお答えいたします。 まず、1点目の対象児童についてでございますが、対象児童は、療育が必要な学齢期の児童となっております。サービスの支給決定をした児童数でございますが、平成30年度の72名から令和3年度の84名へと増加している状況にございます。 2点目の支給日数の基準でございますが、制度上、1か月の日数から8日を差し引いた日数を上限とされているところ、本市におきましては、利用開始時の支給日数は月5日とし、最大月20日の範囲で支給する取扱いをしてまいったところでございます。 こうした取扱いの背景でございますが、市内では、平成28年に1か所、平成29年に1か所、県から事業所指定をされ、当該2事業所で合計20人の定員であった中、より多くの方にご利用いただけるようにという考え方があったものと承知しております。 3点目の今後の見通しでございます。 令和4年1月に1か所、それから6月にも1か所が、新たに県から事業所指定され、定員総数が40人と倍増いたしましたことを受けまして、支給日数の考え方の見直しを検討したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  今、対象となる1、2についてお答えいただいたと思いますが、よろしいですか。長期休暇とか理解促進のことは、後でよろしいですね。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  学校の長期休暇の支援についてでございます。 放課後等デイサービスと日中一時支援事業による支援が考えられるところでございます。放課後等デイサービスは、学校での授業の終了後や長期休暇中に、障がいのある児童を受け入れて、創作的活動や機能訓練、社会との交流などを通じた生活能力の向上を目的としたサービスでございます。日中一時支援事業は、ご家族の就労や休息を目的に、障がい児者に日中活動の場を提供することで、見守りや余暇支援活動、社会適応のための日常生活の指導、専門的な訓練などを行うサービスでございます。 先ほど申し上げましたとおり、学校での授業の終了後、それから長期休暇中、ご家族の就労や休息ということで、目的は異なりますが、サービスの内容は一定重複しているものと認識をいたしております。こうしたことから、両サービスの併用のほか、少しでもサービスを必要とする方々のご希望に沿えるよう、先ほどお答えいたしましたとおり、放課後等デイサービス事業所が増えたことを踏まえまして、支給日数の考え方の見直しについて検討したいと考えておるところでございます。 続きまして、三つ目の障がい児の理解促進についてでございます。 本市におきましては、市民の皆様に障がいの理解を深めていただくための講座を2年に1回実施しているところでございます。直近の令和元年度におきましては、発達障がいをテーマに、本人への関わり方や、具体の支援の方法などにつきまして、38名の方に理解を深めていただいたところでございます。 また、毎年12月の障害者週間に合わせまして、「広報こなん」に啓発記事を掲載しておりまして、昨年度は、障がいの特性上、マスクがつけられない人がおられることへの理解や、ヘルプマークのこと、また困っておられれば、ぜひ声かけをということで、一人一人が主体的に関わっていく大切さを発信させていただいたところでございます。 このような講座や広報を通じた啓発も、市民の皆様に障がいへの理解を深めていただくために大切なことと認識はしておりますが、実際に障がいのある人に接することが、障がいの理解を深めるうえで、最も効果があるのではないかと考えております。 そうした意味におきましては、障がい児ホリデースクール事業という事業がございましたが、参画いただくボランティア、あるいは市の職員が、障がいへの理解を深める場としての機能も有していたものと認識しております。しかしながら、直接接することで理解を深める手段につきましては、ほかの手段もあるのではないかと考えておりますとともに、ホリデースクール事業が創設されました当時のサービスの環境と現在の環境は大きく異なっておりますことから、そうしたことも踏まえながら、このホリデースクールの廃止にあたりまして、適切な対応は取られていないと考えておりますことから、事業そのものの評価をしっかりと行って、継続なのか、新たに展開すべきなのか。新たに展開するべきことがあるのであれば、その実現の可能性など、保護者をはじめ、関係の皆様と検討したいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  今の答弁の中にありましたとおり、放課後等デイサービスというのは、療育の必要な学齢期の児童が対象となります。なので、日中一時支援とはまた異なる目的となると捉えております。 もう一体、療育とは何でしょうか。放課後等デイサービスガイドラインの中に、基本的役割として、「学校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験等を通じて、個々の子どもの状況に応じた発達支援を行うことにより、子どもの最善の利益の保障と健全な育成を図るものである」とあります。子どもにしっかりと力をつけていく場であると捉えております。なので、一人一人の個別支援計画が作成されます。だから、児童発達支援管理者が配置されていると捉えています。 そういった日中一時支援とは異なる目的がある放課後等デイサービスが、設置当初、ほぼどの子も月に5日の受給日数しか出なかったと聞いております。週1日で療育ができるのでしょうか。 まず、そういった支援が必要なお子さんは、信頼関係から築いていかなければいけません。その事業所での放課後でのルーチンを身につける。そして、やっとそこからソーシャルスキルをつけていったり、その子の得意なことや好きなことを見つけて、伸ばしていくような段階に入ると思います。 先ほどの答弁の中に、より多くの方に利用していただきたいというようなことがありましたけれども、それは放課後等デイサービスの目的とは、ずれている気がします。受入れの人数が決まっているのは、一人一人しっかりと見取っていく、支援するために、制限、少ない人数になっていると思っています。なので、設置当初、放課後等デイサービスの事業所では、湖南市だけの人数では事業が成り立っていかない。なので、他市から受け入れる。また、ほかの事業と相合わせるというようなことで、とても苦労されたように聞いております。 さらに、受給日数については、一律でないとは思うんですけれども、その基準がちょっと見えてこないなと思います。あくまでも、その子の発達を見取って、課題を見取って支援を考えたときに、その子に合わせた受給日数というのが出てくるのではないかと思います。それについて、受給の日数の基準についてお伺いしたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  支給日数の考え方でございますが、ご指摘のとおり、まず療育の必要性ですとか、それから家庭の状況など、こういったことを踏まえて、本来は支給すべきものと考えております。 当初、これまで市が基準として持っておりました、利用開始時、月5日という、こういう一律の考え方は、確かに事業所の数が不足していたということもあるかもしれませんが、今回、先ほどお答えしましたように、二つの事業所が新たに増えました。定員も倍増となりました。可能な範疇でということにはなろうと思いますけれども、個々の必要性、こうしたものもしっかりと踏まえたうえで、可能な範疇で、利用される方のご希望に沿えるように努めたいと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  今、答弁いただいたとおり、本当にその子に合わせてということで、その子のコミュニケーションの能力であったりとか、生活の身辺自立であったりとか、そういった力に合わせて、もちろん家庭環境ということもすごく大きな要因になるかとは思いますけれども、そういった子どもの視点、子どもの支援に立っての基準をしっかり立てていっていただきたいと思います。 それと、サービスを必要とされる方の希望に沿って行けるのではないかというような喜ばしい答弁もありましたが、その中で、ちょっとその点で懸念するところがあります。市内にも増設はしてきましたけれども、このサービスのことを本当に周知されているのかな、自分たちが使っていいサービスだということを理解されているのかなという点について、少し心配する嫌いがあります。そういった放課後等デイサービスの周知の方法についてお聞かせください。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 事業所の情報でございますが、甲賀市と湖南市が共同設置いたします情報提供や、計画相談員の確保、育成などの役割を担います基幹相談支援センターから、圏域内の各事業所を通じて、利用者に提供されるという仕組みが、まず整ってございます。そのうえで、市におきましても、事業所のPRチラシや、市で作成しております事業所の一覧表、こうしたものをカウンターに据え置くことで周知しておりますが、今後、ホームページ上での掲載も行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  少しでもたくさんの方に見やすく周知していっていただきたいと思いますし、またぞうさん教室に通級されているうちの保護者さんにも、一覧であったりとかを渡されているようにもお聞きしました。ですが、小学校の支援級に在籍されているご家庭にも、私は、配布ということも考えていくべきではないかなと思います。なぜかというと、小学校に入ってから、学習が始まり、大きな集団生活が始まる。そんな変化の中で、いろんなことがやっぱり課題として出てくるお子さんが大変に多いです。そういったことを考えたときに、放課後等デイサービスという支援もあるよということが、改めて保護者さんにとっても実感できることではないかな。そのときに、すぐに分かるところに情報があるということは、すごく大事なことではないかなと思います。 それに合わせてですけれども、学校関係者の方にも周知徹底をしていっていただきたいなと思います。特別支援コーディネーターの研修でも取り上げてくださったようですけれども、子どもと親御さんの側にいる、そういった学校関係者がそれを知っているか知っていないかで、随分違うのではないかなと思います。 実際に、私も、担任している子が放課後等デイサービスを利用していなかったら、全く存じ上げませんでした。下校時間をはじめ、行事関係であったりとかを放課後等デイサービスの事業所さんに連絡をしていました。個別指導計画についても、保護者さんの理解を得て、お互いに交換し、その子の課題や支援について、様々懇談する機会を、年の初めに、少しの時間ですけど、取らせていただくことで、お互いにどういう支援をしているかということを共通理解し、その子にとってどういう支援がいいかというようなことも話し合うことができました。 また、行事を知らせることで、参観日に放課後等デイサービスの先生がその子の授業を参観しに来てくださり、その日に放課後等デイサービスを利用者したその子が、そこの放課後デイサービスの先生にめっちゃ褒めていただき、またにこにこした状態で、次の日に学校に来るといったような、そんないい循環が生まれてきたことを経験しています。 放課後等デイサービスのガイドラインには、学校との役割分担を明確にし、学校で作成される個別の教育支援計画等と放課後等デイサービス計画を連携させる等、積極的に連携を図ることが求められるとあります。下校時間をはじめ、行事ということをお知らせしながら、また年1回でも懇談の機会をつくることは、子どもの自尊感情を高め、また親御さんの大きな安心につながると思います。そういった学校との連携ということについて、どう捉えていらっしゃるかお伺いします。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 まず、中学3年生の進路の情報について、甲賀地域のサービス調整会議におきまして、進路を開く懇談会を持っておりまして、この懇談会の内容も含めて、特別支援学級に在籍する児童の保護者にしっかりと情報が届きますように、教育委員会と相談をしながら進めてまいりたいと思います。 また、この情報を提供するということにあたりまして、よくありますのは、「このサービスがここにありますよ」と。だけども、サービスの概要ですとか中身が記載されていない場合がございます。そうしたことも含めまして、分かりよく、情報を提供してまいりたいと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  ぜひ連携を進めていっていただきたいと思います。本当に何年か前に比べたら、そういう連携を取りつつあるというか、広がってきているというようなことも聞いております。中学校でケース会議に放課後等デイサービスの方が入ってくださるというようなことも出ているそうですし、本当に子どもの支援という、その視点に立っていくのであるならば、そういった連携は本当に重要になってくるかと思います。 では、一つ確認させていただきます。答弁の中にもあったかと思うんですが、日中一時支援なんですけれども、基本、就労目的でというようなことだと捉えているんですが、長期休暇においては、先ほどもありましたが、就労目的とかではないご家庭の支援ということにも使えるという見方でよろしいでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 就労目的だけではなくて、休息ということも目的とされています。ただし、利用いただける日数に差は生じる、こういう仕組みになってございます。考えますと、休息目的でご利用になるような場合であれば、これは先ほどの個々の状況ということにもなるかもしれませんが、日中一時の利用の日数がどうしても限定されるということであれば、例えばそこに必要性に応じて、放課後等デイサービスの支給量をどう考えるのか、そういったことも含めて、今後の取扱いについて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  安心しました。柔軟にという、柔軟、ぐちゃぐちゃじゃない、そんなに柔軟じゃないかもしれませんけど、日中一時支援と放課後等デイサービスを上手に使っていっていただく、そういう方向で進んでいってくださるのかなと理解しました。 次ですけれども、障がい児の理解促進に、今いろいろお話しいただきましたけれども、講演会であったりとか広報活動というのも本当に必要だと思います。ホームページに載せるのも、それも一つだと思います。 もうそれでも、やっぱり一番の理解促進は、私は一緒に何かをすることだと思っています。住んでいる地域でこれからも暮らしていく子どもたちは、やっぱり関わる人が増えて、それで本当に共生の社会ということにつながっていく一歩になっていくのではないかなと思います。 ホリデースクールというのは、唯一、様々な人が関わる場でした。障がい児支援についての事業を社協さんに聞いたところ、ホリデースクールだけですというようなお返事が返ってきていました。 今回、なくなってしまった経過の中で、保護者の方の声を聞く場は本当になかったのではないかなと捉えております。事業評価をしていくというようなことがありましたけれども、本当にこの2年間、ホリデースクールがされなかったこの中でというか、この2年間の中で、本当であったら、これから必要であるのかどうかというようなこととかもしっかり検討する、ちょうどいい期間だったのではないかなというふうに思いますので、中止する前に、しっかりとそういう検討をしていかないと、評価をしていかないといけなかったのではないかなと思いますが、今、過去のことを言ってもしようがないですし、これから事業評価をされるというのであるならば、その検討する場に、当事者である、使っておられた保護者さんであったりとか、私は、できることなら子どもの声も、実際にそこに行っていた子どもの声も入れていただけたらなと思います。そういった事業評価と検討というのを、これからどういうような見通しでされるおつもりなのかお伺いします。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 確かに、事業を廃止するという前の段階で、様々な評価を行って、お話合いもすべきであったと、そこはそう認識しております。そこについては、適切ではなかったと考えております。 そのうえで、先ほども答弁いたしましたが、保護者の方々、それから事業受託先であった社協さん、それからボランティアの方々、先ほど申された、可能であればお子さんも入っていただければと思いますが、事業評価もしっかりとできておりませんし、継続なのか、あるいは新たな方向を見いだすのか、そういった話合いもできておりませんので、そういう関係の方々と、しっかりと今後、話合いはしたいと思いますし、早急にその場を持つように、指示したいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  この前の議会でも、この質問をお受けいたしました。今回も数名の方が、この質問に関することがございます。 正直なことを申しますと、私、よく分からないんです。まだ理解していないんです。この夏にかけて、自分なりに、お会いして、その姿を見て、話を聞いて、判断いたします。自分なりに考えるところがございますので。ただし、何から何までできません。言うておきます。状況は変わってきていますので。これが一つ。自分で判断します。 それからもう一つは、一つは、実は私、市長にならせてもろうたとき、もうやめておったんです。2年間やっていませんわね。そのところも、よう一遍見てみます。実際にどういう形のサービスを展開してええかということも、よく見てみます。調べます。やめたいきさつも自分なりに調べますが、手をたたかんといてください。積極的にという思いはありますけども、できることとできんことがあります。そう思っています。 もう一つ、議員の皆さんにお願いしたいことがございます。これを中止した、中止じゃったんですよ。中止したというか、見合わせたこのサービスを、ホリデースクールのところでございます。サービスを見合わせた原因が、コロナの件があったと思います。コロナの件。お願いします。議員の皆さん方、感染症の2類から5類に下げてください。決議案を出してください。出していないでしょう、皆さん方。ずっとここは言い続けています。リスクをしょいながらも、冷静に対応していきましょうよ。議員から、内部で検討されたようでございますけども、感染症の2類から5類に下げてください。どこの市、町よりも率先して、これに向き合って、提案をしてください。それだけの覚悟を議員の皆さん方も持ってください。あれもせえ、これもせえと言う前に、自分たちがやらなきゃならんことをまずやってください。取引とは言いません。覚悟を持ってやろうと思っていますし、自分も腹をくくりますので。このサービスを展開するほかのまちよりも、近隣のまちよりも、サービスを展開しようとするならば、それだけのリスクをお互いにしょいながらやっていただきたい。議決をお願いいたします。 以上であります。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  市長の続きでは何もしゃべられませんけれども、本当にある意味、いい機会だと思うので、どういった障がい児に対しての支援ができるかというところをしっかりと、保護者さんも含め、行政のほうも含め、一緒に考えていけるようなことができたらいいなと思います。 では引き続きまして、学校における図書館教育について質問いたします。 図書館資料ならびに司書の利活用について。 1、現状。 2、今後の取組についてお聞かせください。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  お答えさせていただきます。 私どもの湖南市の学校図書館支援センター事業につきましては、旧甲西町におきまして、平成13年から15年に、まずモデル事業として開始されました。その後、名称を変えながら、湖南市へ引き継がれてきた事業でございます。 現状、数値的に申し上げますと、まず学校図書館資料といたしましては、本年1月改定のございました文部科学省の第6次学校図書館図書整備等5か年計画、この中で、図書標準という形でうたわれているものがございまして、それに達している学校は、小・中学校、湖南市全13校中の3校でございます。図書標準に達しない学校でも、達成率は80%台が4校、90%台が6校というふうになっております。 続いて、学校の司書でございますが、学校司書につきましては、9名の学校司書が、各校週2日または3日、配置されているところでございます。 この学校司書は、公立図書館と情報を共有しながら、子どもと本を、また資料群と教員を結ぶ仲介者として、また授業中、ブックトーク、あるいはレファレンスサービス等を行ったりする等、事業者と連携して、子どもの学ぶ力の向上、あるいは読書活動の促進に、重要な役割を果たしているところでございます。 また、情報の共有化、それぞれの司書教諭のスキルアップを図るため、2か月に1度程度、学校図書館スタッフ・学校司書会議を開いているところでございます。これらの成果につきましては、学校図書館の機能を有効活用した授業実践報告集という形で昨年度もまとめておりまして、これは毎年度、発行されているところでございます。 次に、2点目の今後の取組についてでございますが、この2年間、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策といたしまして、学校図書館の開館についても制限がございました。本年度は、その制限も少しずつ緩和されているところでございます。 この事業を進めるうえでのポイントといたしましては、二つございます。一つは、先ほど申しました仲介者、プロデューサーとしての学校司書でございます。学校教育課と公立図書館を兼務しながら、学校と公立図書館をつないでいる公立図書館の兼務職員、それから先ほど申しました学校司書、すなわち「人」でございます。その「人」が動くことによりまして、一見、当たり前のようなことではございますが、本が動きまして、それが実際に物流として本が動くというようなことがございます。今申し上げましたことと申しますのは、一見、そんなことは当たり前ではないかということではございますが、これが幾つも幾つも地道に積み重ねることによりまして、学校図書館というものが機能し、先ほど申しました学校図書館支援センター事業というものが動いているというところでございます。これを、これも繰り返しでございますが、地道に繰り返すということが、今後の取組といたしましても重要なことだというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  湖南市は、本当に先駆けて学校司書を配置し、それから市内の小・中学校をシステムでつなぎ、学校間での図書の貸し借りを自由にできるというようなことをもう早くから導入されています。また、それを教育研究所の中で、コントロールセンターというような役割を担っていただき、常駐の司書さんがいらっしゃって、その受入れであったり、出し入れをしてくださっている。そういったことで、1校では集めきれない図書資料を手元に置くことができます。そのことで、子どもたちが本当に十分に調べることができますし、何よりも、学ぼう、調べようと、意欲の向上につながっています。学びに向かう姿勢が変わります。 また、先生方におかれては、図書や司書さんを活用した実践を、年間に1人1実践として、報告も毎年上げられておられます。 こういった湖南市の優れた図書館教育を持続、推進するために、星となるのはどういったことでしょうかと聞きたかったんですが、今、「人です」「物流です」と言っていただいたので、続けさせていただきます。 私は、星はやっぱり人だと思っています。それも、学校司書ではなくて、学校側の視点かもしれませんが、司書教諭、または図書主任の先生方だと思っています。そこに、その先生方に、図書主任や司書教諭の先生方に負荷をかけるとか、今やっておられることを付け足して、増やしてということは、何も思っていません。けれども、本当に今やっておられることをしっかり活用していくことが、このすばらしい湖南市の図書のシステムを、図書の利活用をずっと継続していくことにつながるのではないかなと思っています。 年間計画、小学校も中学校も年間計画の中に、ここで図書を使うとか、ここに司書さんに入ってもらうとかというのを入れ込んでいるものを、教育研究所でもまとめて持っておられると思います。その年間計画があれば、また小学校とかでは、各学年の先生方と司書さんの打合せの機会を設けておられます。そこでそれぞれ担任の先生方も、この年、こんなことを使うんやなと、ここで使うんやなというようなこととかも見通しがついていると思います。それを、今やっておられる実践をそのまま続けてくださることで、本当に湖南市の司書さんたちは、向上心があって、前向きに取り組んでくださる方ばかりなので、その年間計画があれば、打合せがあれば、「5月にはこの先生のところでこれを使わはるな」というので、もう先に先に伺っていったりとか、本を並べてくださったりとかするような、回っていくシステムになっていっていると、私は信じています。だから、そうやって司書さんが用意してくださった本が、廊下に、教室にあれば、子どもたちは、やっぱりそばにある本は手に取って見るんです。だから、そういうことで、利活用が本当に進んでいくと取っています。 また、今、ICT教育が盛んに言われていますけれども、ICT教育を進めるにしても、やっぱり情報の集め方であったりとか切り取り方、それからまとめ方といった基礎というのは、図書館活用にもうすべて含まれていると思います。 教育長の指針にもありましたけれども、学びに対する当事者意識を高めるためにも、図書館活用が有効だと考えます。そのためには、小学校で行われている、さっき言いましたけど、学年打合せでやったりとか、民間計画に図書利用をしっかり落とし込むといった、今、実践しておられることを大事にしていっていただくことが得策かなと思います。 もう一歩踏み込むならば、年度末ぐらいに、この年間計画はどうであったかとか、それから打合せのときのこれがどうだったかという振り返りをしていっていただければ、次の年にさらに生かしていけるのではないかなと考えます。 若い先生方も増え、他市から来られた先生方もたくさん変わってこられていますが、そういった先生方にも、本当にこの湖南市の図書館システムを使って成功体験を積んでいただくことで、このすばらしいシステムを十分使って、永続発展していっていただきたい、そういうふうに思います。そのために、つなぐ役割である司書教諭や図書主任の方の活躍に期待したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  今の学校司書の活用、それから湖南市内の小・中学校の図書館の利活用につきまして、議員から、それこそ教員の力になるようなお話をしていただきました。 1年間の年間計画の振り返り等、そういったことの視点につきましては、学校のほうに、また協議といいますか、していきたいなと考えています。 それよりも何よりも、これまで市議会のほうでも、図書標準のことにつきまして、大変手厚く協議を頂いて、学校図書館の充実をずっと継続的に応援していただいていますこと、本当にありがたいなと。やはり充実した図書館でないと、子どもたちはそこへ行きませんので、これからもそういったことにつきまして応援いただけるとありがたいと思います。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  3番、副田悦子議員。 ◆3番(副田悦子君)  この質問をするにあたり、県のほうのほかの市町のほうも少し調べてみましたが、図書の基準に達している部分であったりとか、司書の配置であったりとかすることについても、やっぱり湖南市がしっかり充実しているということがよく分かりました。なので、子どもたちの学びに対しての大きな支援として、すぐに目に見えないことかもしれませんが、底力となるような図書館の活用の、そういった図書資料であったりとか流通のシステムであったり、それから学校司書さんのことであったりとかは、本当に継続して、またさらに発展していっていただきたいと思います。これで私の質問を終わります。 ○議長(堀田繁樹君)  これで、3番、副田悦子議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが暫時休憩といたします。再開は14時50分からといたします。 △休憩 午後2時37分----------------------------------- △再開 午後2時50分 ○議長(堀田繁樹君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 報道機関よりカメラの持込みおよび撮影の申出がありましたので、議会傍聴規則第13条の規定によってこれを許可しましたから、ご報告します。 次いで、14番、森 淳議員の発言を許します。 14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  大きく3点について、一般質問をいたします。 まず1点目は、落札決定の取消しについて。 最初に、事務手続の明文化について質問をいたします。 落札決定の取消しについては、本年3月定例会の質問や、総務常任委員会で調査したわけですが、今回の行政手続については、条文の規定がないため、入札に遡って、仕様書の見解の相違という相互の過失を理由として、明確な入札違反ではないにもかかわらず、契約規則第14条のその他入札に関する条件に違反した入札として処理したことが明確になりました。総務部長は、事務手続に関して明文化されておらず、今後、検討するとの答弁をされました。そこで、事務手続の検討結果について質問をいたします。 二つ目は、仕様書の在り方についてであります。 今回の落札決定の取消しは、仕様書の主要事項である印刷機や印刷インキの見解に相違が生じたことが原因です。仕様書に印刷機の指定はなく、担当者はオフセット印刷機だと認識していたと説明しており、その理由に、大量の印刷物に適している、品質が高い、長期保管に適している、印刷コストが安いなどを挙げています。 しかし、最近のデジタル印刷機は、大量印刷も可能で、品質も高くなっており、また印刷コストも、担当者の説明とは真逆で、再入札の落札より、落札決定取消しとなった落札価格のほうが安いという結果でした。 また、長期保存についても、委員から、最近は、デジタルデータにより、どんな印刷物も長期保存が可能との至極もっともな意見もございました。 さらに、滋賀県を含め、多くの自治体がデジタル印刷を採用しており、落札業者も県内他市の広報紙の印刷を受注しているという実態もあります。 このように、市の説明はすべて説得力に欠けており、オフセット印刷機にする合理的な理由は皆無と言っても過言ではありません。 また、植物油インキの指定は、長期保存、環境に優しいとの理由ですが、曖昧さは否めず、明確な定義も有していません。 市は、談合情報のあった業者を含む指名業者数社への確認を基に、「トナーは植物インキでない」と落札業者に伝えましたが、落札業者が「トナーは植物インキである」と証明する事業者を報告して反論すると、市は一転して、「印刷インキ工業連合会のマークが必要だ」と言い出す始末です。市の対応は不可解であり、真摯な対応に欠けると感じました。仕様書で詳細な内容を指定していないのなら、環境に優しいとの目的に沿って、広義で判断するべきであります。 市は、仕様書について、明確に説明できることはもちろんのこと、その目的が市民に理解できる内容であるべきは当然であります。しかし、現実は、担当者任せにされており、担当者の思いが反映されやすい仕様書となっています。仕様書は、その内容によっては、市が統一見解を持つべき事項もあることから、担当者任せにするのではなく、市民や事業者に対して、公平公正の大原則の下、責任の持てる仕様書を作成し、真摯で誠実な対応に努めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 三つ目は、職員の対応についてです。 担当職員は、デジタル印刷機やトナーが仕様書と相違するとの認識を持って、工場を視察。その際、事業者の印刷機がデジタル印刷機であることを確認しており、その時点で仕様書との相違は明らかなはずであります。しかし、視察時に、担当職員は、紙の値上がりのため2年分の紙を押さえることや、広報紙のデザイン構成に着手することについては了承しており、委員会でも、おおよそその事実を認めています。 落札事業者は、キャンセル料を市が補償するとの認識で、入札無効に合意したと説明しています。総務部長は、キャンセルに伴う債権債務は生じないとの認識であったが、担当職員が了承していたことについては初めて聞くので、経緯について確認する。その確認により、今後の対応が変わるとの答弁でしたが、その後の対応について質問します。 最後の談合情報の取扱いについてです。 談合情報が落札の取消し後に担当者に伝えられましたが、契約担当には伝えられず、再入札が執行されたとする説明と、契約担当に伝えられていたとの説明もあり、情報共有については曖昧な状況です。仕様書の見解の相違を理由に、落札決定を取り消す一方、談合情報のあった落札には全く対応しないという差別的な行政の対応には、大きな違和感を覚えます。 談合情報は再入札前に担当職員に伝えられており、担当職員もそれを認めています。また、この再入札は、談合情報のあった入札の再入札であり、談合情報に全く関係のない入札だとは言えず、市の対応については、公平公正な入札に欠けるのではと思います。 総務課長は、談合情報を職員が共有する規定や、業者同士の談合についての規定もないが、談合は入札妨害なので、情報の共有できる体制を整える必要があると答弁いたしました。体制の整備について質問をいたします。 次に、大項目2点目、小・中学校の式典等についてです。この質問は、二つの項目についてお尋ねいたします。 まず、一つ目の項目は、小・中学校の入学式等への来賓招待についてです。 小学校の入学式、卒業式の教育委員会告示が廃止され、水戸小学校では、数年前から、PTA会長の祝辞がなくなっていると聞いています。このように、式典は時代とともにその姿を変えていくものだと感じています。 また、ここ数年は、コロナ感染症の感染拡大防止の観点から、式典も簡略化され、来賓招待もございません。 さて、多くの方が、入学式や卒業式、運動会などで、本来、子どもたちのすぐそばにいるべきは、来賓ではなく、保護者の皆さんや、子どもたちの身近でお世話になった方たちだと考えていると思います。ネットでも、式典や運動会で、議員を来賓として招待する必要はないという声が圧倒的多数です。昔ながらの慣習なのか、名誉職的な扱いで議員の来賓招待を継続しているのが実態だと思います。災いばかりのコロナですが、これを機に、小・中学校の入学式や卒業式などの式典や、運動会などへの議員の来賓招待はやめるべきだと思いますが、いかがですか。 小・中学校の式典等の二つ目は、小学校の運動会開催時期についてです。 運動会は、明治初頭に始まり、開催時期はばらばらでしたが、秋の気候がスポーツに適していることや、農業の収穫後の閑散期や地域の秋祭りの時期という要素に加え、1964年、東京オリンピックが秋に開催されたことを機に、全国的に秋に開催されるようになりました。 しかし、現在は気候も変わり、秋といっても残暑が厳しく、熱中症のリスクが高いことや、5月後半は晴れの日が続き、天候のよい日が多いこと、また1学期初めで、生徒同士の関係を構築しやすく、自分の居場所が見つけやすくなるなどの理由もあり、春に開催する学校が増えてきています。湖南市でも、三雲小学校、菩提寺小学校、菩提寺北小学校、水戸小学校の4校は、春に開催していました。そこで、湖南市の小学校の運動会の開催時期の傾向についてお尋ねをいたします。 大きな項目の最後、市民の声について、三つ。 最初は、コミュニティバスについて質問をいたします。 「めぐるくん」には、「空気を運んでいるバスが目につく」と、市民の皆さんからの厳しいお声があります。利用率が低い原因として、路線経路やバス停の位置、乗車時刻などが考えられますが、その原因を探り、改善するのが、行政の役割であります。そこで、利用者の乗車目的の調査を実施するべきだと考えますが、いかがでしょうか。 二つ目の声は、ごみ処分についてです。 家庭のごみは、指定袋を利用して、ごみステーションに集め、回収、処分していますが、すべてごみステーションから回収されているのかお尋ねをいたします。 三つ目の声は、手話通訳者についてです。 市長の「手話サービス事業者だ」との発言には、共感を覚え、心に残る言葉として記憶をしています。子どもや高齢者、障がいを持つ方など、社会的弱者の皆さんに対しては、特に相手の身になって、気配りのあるサービス提供が大切になると思います。私は、市や議会の情報をお伝えしたり、市民の皆さんの声を聞いたりするために、ゆうの会というのを開催しております。先月、第59回目の開催をした際に、湖南市聴覚障害者協会の方お二人が、手話通訳者の方同伴で出席をされ、手話通訳者の方を通して、湖南市は他市に比べて手話通訳を利用される方が多いので、手話通訳の利用日や手話通訳者の人数を増やしてほしいとの趣旨の発言をされました。そこで、本市の聴覚障がい者の皆さんに対する手話通訳の現状とこれまでの推移についてお尋ねをします。 以上の質問に対し、簡潔明瞭な答弁を求めます。
    ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 落札決定の取消しについてのところから入っていただきました。担当のところから、森議員、聞いていると、なるほどな、そうやなと思うんです。今の森議員の質問を聞くと、なるほどかなと。若干、説明を聞くと、こっちもこっちも同じことを言うていながら、表現の仕方が違って、正直言うて、しんどいなと思っておるんです。正確にいきたいですし、この問題をずっと引きずっているというわけにはいかんと思っていますし、皆さん方がどこまで納得、了解いただけるかは別にして、ゆっくりと確実な言葉で正確な話を積み上げていって、その後、また呼んでください。それでどうやねんなということを後でお願いしたいと思いますので、まず頭出しでお願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  それではまず、2点目の小・中学校の式典等についてお答えをさせていただきます。 本市では、全国的にも中止を余儀なくされた令和2年度の入学式を、新型コロナ感染症対策を講じて、全小・中学校で開催いたしました。対象の子どもやご家庭にとってかけがえのない人生の節目である入学式を開催でき、非常に喜んでいただきました。 令和3年度、4年度も、まだまだ学校運営全般において感染対策を懸念しながらの日々ではありますけれども、学校でできる、本当に本質を改めて考える大変よい機会となっているのが、この入学式、卒業式でございます。新型コロナが収束しましても、この苦境の中、学んだことを次の時代に生かしていきたいと思っております。 入学式や卒業式においては、練習の仕方や式の内容はもとより、在校生を含めた参列者について、再検討が必要と考えております。ご質問の来賓の招待の仕方や、それから紹介の仕方につきましては、市教育委員会としての一定の方向性を示したほうがよいと考えており、6月22日の校長会において協議した後、方向性を示します。市教委としては、すべての小・中学校が地域とともに学校運営、学校教育を進めていることから、日頃お世話になっている地域の方々の招待、その招待の仕方や式での紹介や、祝電披露の方法については、式の狙いに即して、今、議員がご質問いただいた内容も踏まえて、示すことにいたします。 続きまして、小学校の運動会の開催時期についてでございます。 運動会は、学校の教育活動の中でも、その教育的意義から、大変重要な学校行事の一つであります。開催時期は、教育課程編成の中で、各学校が運動会をどのように位置づけるかによって異なります。 また、近年、気候変動による熱中症の心配が高まっていることにつきましては、平時より熱中症指数計をそれぞれの学校に設置し、その数値により、厳密に活動制限等を行っております。議員ご指摘のとおり、熱中症のリスクが高まる時期を避けるように考えることは、考慮すべき点であると考えています。 今年度は、5月28日に1校が既に開催をいたしました。10月8日に3校、22日に1校、29日に2校、11月3日に1校、19日に1校が開催する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  私のほうからは、大きな1問目、落札決定の取消しについてお答えします。 1点目の事務手続の明文化については、議員がおっしゃいましたとおり、仕様書の見解の相違があったことから、湖南市契約規則第14条の規定に基づき、市が求める条件を満たすことができない事業者が応札した入札書を無効といたしました。本来、入札書が無効であれば、落札者となることはあり得ませんが、一旦落札決定を通知していることから、その通知を取り消すという意味合いで、落札決定の取消しを通知いたしました。 さて、ご質問の事務手続の明確化の検討結果につきましては、市の顧問弁護士に相談しながら検討いたしましたが、規定等による明文化は、ケースが異なった案件ごとの対応方法を一律に定めることは難しいと考えられることから、民法に則して案件ごとに判断していくのが適当ではないかとの助言を頂いております。しかしながら、事務手続を明文化しないまま案件ごとに判断を行いますと、人によって、または案件ごとにその判断が変わるということがあってはなりませんので、事務手続の明文化につきましては、条文による規定ということではなく、そういったことがあった場合の事務処理マニュアル等を作成し、その決定に至る過程を明確にしてまいりたいと考えております。 次に、2点目の仕様書の在り方についてお答えします。 今回の件につきましては、議員のご指摘のとおり、関係者の方々にご迷惑をおかけし、また行政に対する不信感と不快感を招きましたことに対しまして、深く反省しております。 仕様書につきましては、担当者が仕様書案を作成いたしまして、湖南市事務決裁規程に基づき、順次、上位の職階の者が決裁する過程におきまして、契約担当課も確認しておりますが、仕様書の作成につきましては、高い専門性が必要とされる場合もあることから、その内容のすべてを契約担当課で精査し、見解の相違が生じるような記述を確認、検証することは不可能な状況にはございますが、再発防止に向け、可能な限り作成段階における契約担当との協議を行い、責任が持てる仕様書の作成に努めるとともに、決裁者においても十分に確認するよう、周知を徹底してまいります。 また、これまでどおり、事業者からの入札に関する質問を受け付ける期間を設け、明確に説明ができるように努めてまいります。 次に、3点目の職員の対応についてお答えします。 キャンセル料についてのその後の対応についてでございますが、契約担当課といたしましては、以前から申し上げていますとおり、「広報こなん」編集業務委託の契約に係る債権債務はないとの認識に変わりはございません。ただ、用紙代のキャンセル料およびデザインに係る人件費につきましては、委託契約とは別の問題といたしまして、担当課において協議し、対応しているところでございます。 最後に、4点目、談合情報の取扱いについてお答えします。 ご質問の体制の整備につきまして、現在、市が締結する請負等の契約に係る入札談合などの不正行為に関する情報への対応について定めたものがございません。そのため、入札談合等の疑義があった場合の連絡、報告の手順およびその対応体制の在り方がマニュアル化されておりませんので、その整備につきましても、早急に取り組んでまいりたいと考えております。 また、対応マニュアルが作成できましたら、全職員に対し周知し、談合等情報への対応を徹底してまいりたいと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  私のほうからは、3点目の市民の声についての(1)コミュニティバスについてお答えします。 今年の4月より、コミュニティバスは、10路線、37系統を14車両で運行しており、3路線については予約制小型乗合自動車運行事業の実証運行を実施しております。令和4年4月は2万2,432人の方々にコミュニティバスをご利用いただいており、前年同月の4月比の乗客数を比較しますと、104.2%と増加の兆しが見えるものの、コロナ前の令和元年度同月比では88.9%であり、新しい生活様式による社会変容などの一因があると考えておるところでございます。 乗車目的の調査につきましては、令和元年10月策定の第二次湖南市環境基本計画策定時において、公共交通について、市内在住18歳以上の方で無作為に抽出した2,000人の市民の皆様にアンケート調査を実施し、623人の方からご回答を得ておるところでございます。 乗車目的の調査結果は、コミュニティバスを利用する行き先につきましては、複数の回答で「JRの3駅」が70.3%と多く、次いで「公共施設」、市役所、保健センター、図書館などでございますが、36.4%、次に「商業施設」31.8%、次に「医療機関」が23.8%、あとは「金融機関等」で5.6%でございました。 また、湖南市のコミュニティバスの利用者の特徴として、通学・通勤定期券や回数券の乗車が顕著に表れており、全体の乗降客の7割程度のご利用で、年間約18万人の方々にご利用いただいておるところでございます。 新型コロナ感染症が発症している状況の中、市民の方々の意識や社会情勢の変容により、今後の公共交通機関の在り方を描く必要も感じているところでもあります。地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき、地域公共交通計画を令和5年度に策定する予定であり、その中でも、コミュニティバスにおける現状と課題の把握は大変重要であると認識しており、利用の皆様に対しましての乗車目的の調査を改めて実施してまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  私のほうからは、3番の市民の声についての2点目、ごみの処分についてお答えいたします。 家庭のごみにつきましては、湖南市廃棄物の処理及び清掃に関する条例に基づき、一般廃棄物処理基本計画を定め、一般廃棄物の収集、運搬および処分を行っております。市が収集する家庭ごみはすべて、区自治会が管理しているごみステーションにより、拠点収集方式で行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  三つ目の市民の声についての3点目、手話通訳者につきましてお答えをいたします。 聴覚に障がいがある人に対しまして、手話による庁内における相談支援や、病院や銀行などでの通訳を目的といたしまして、平成11年度に、当時の甲西町に週5日フルタイムの手話通訳者1名を配置いたしました。その後、需要が高まりまして、平成17年度に週5日フルタイム2名体制といたしましたが、令和2年度からの会計年度任用職員制度の導入に伴いまして、現在は週4日2名の配置となっておりますが、別途、市が登録します5名の手話通訳者の派遣制度によりましても、聴覚に障がいのある人の支援を行っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  それでは、再質問をしてまいります。 1問目、落札決定の取消しについては、四つの点について質問をさせていただきまして、今、総務部長からご答弁ございました。事務手続については、マニュアルを作成していくというご答弁であったと思います。仕様書の在り方については、明確な説明ができる仕様書作成に努める。それから、契約担当とできる限り協議をして、仕様書作成にあたりたい、このような答弁であったと思います。談合情報の取扱いについても、対応マニュアルを早急に作成していくというご答弁でございましたが、私の理解でよかったか、もう一度お尋ねをしたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 私の答弁をまとめていただきましたけれども、そのとおり、相違ございません。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  早急に取りかかっていただきたいと思います。 ただ、3点目、職員の対応については、担当課で対応するというご答弁だったと思います。ということは、総合政策部で対応されるという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 お見込みのとおりでございます。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  そうしましたら、この職員の対応について、総合政策部のほうから、その対応、どのように考えておられるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  再質問にお答えをいたします。 先ほどの総務部長の答弁にもございましたが、キャンセル料に係る費用につきましては、顧問弁護士から、委託契約とは別問題として協議に応じてはという助言がございました。そのことで、その支払いの判断に必要となる具体的な資料等を直接面会のうえでご説明して、提出をお願いするなど、担当課として、相手事業者の方に対しまして、真摯な対応に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  信用を失わないように、早期に対応を求めたいと思います。 それでは、2番目の小・中学校の式典についてでございます。 まず、入学式等への来賓招待、やめてくださいという質問をさせていただきました。一つは、やはり考える機会にしていただきたいということで、教育長のほうからのご答弁で、確かにそういう本質を考える機会だと捉えていただいているようでありますし、再検討が必要だとのご答弁もございました。必ずしも結果ありきではなくて、やはりいろんなところでその本質をよくよく協議していただいて、よい方向に結論を導いていただきたいと思いますが、再度その点についてお答え願いたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  入学式等の来賓の招待、それから紹介のことにつきましては、議員は、特に今、議員の招待についてピンポイントでご質問を頂きました。そのことにつきましては、少しご意見も頂きまして、校長の意見も聞きたいところでございますので、検討させていただいた後、何らかの形でまた皆さんにお伝えをさせていただく機会を頂けたらありがたいなと思います。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  ぜひ検討を進めていただきたいと思います。 最初の質問のときに、水戸小学校の件を少し出したので、本題から少し外れるんですけれども、水戸小学校の入学式ではPTA会長の祝辞がないと、ここ数年続いているということを聞いております。これは、式典の祝辞の問題ではなくて、PTA組織そのものの問題であろうかと私は思っております。 PTA役員になりますと、会議や授業、そういったものに出席をしなければならないし、また地域の他の役職も充て職的に充てられますので、負担が増えると。PTA役員を受けてもらうということは非常に難しくなってきておりますし、特に会長の場合は、そういう式典等での挨拶もあるので、水戸小学校の場合は、そういう挨拶を減らして、負担を減らして役職を受けてもらいたいということで進められたように聞いております。 また、全国的にもPTAの入会を拒んだり、退会を希望されたりする保護者がおられると聞いておりますし、先日も、京都市のPTA連合会が全国の連合会から脱会をするというようなことで、新聞記事にもなってございましたし、教員がPTAに自動的に加入されているということも、最近、何度か記事になっております。 こういったことも、すべてPTA組織の問題であろうかと思いますけれども、こういった組織の問題というものは、時代とともに変化は仕方がないと思いますけれども、本市においても、このPTA組織の在り方ということについては議論が必要になると思いますので、教育長のその見解をお尋ねしたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  これにつきましては、任意団体であるPTAに限らず、各学校に対応を任せるものでありますけれども、市内小学校の校長を務めてきた私の見解ですけれども、PTAについては、PTAと協議をし、そしてまた会員であるP、親、そしてT、教員にも、負担のかからない方向で、なおかつ時代のニーズに合った方向で、それこそ、もうすべてが前年踏襲ではなくて、時代のニーズに合った方向で考えていければよいのではないかと、そのように私は考えております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  PTA組織に限らず、この負担の減というのは、非常に重要な項目であろうと思いますので、ぜひそういったことで、検討を進めていただきたいと思います。 小学校の運動会ですが、教育長の答弁ですと、ほとんど秋の開催、10月以降の開催ということでございました。 大同大学の渡邊教授らが2017年の7月に発表いたしました「全国の公立小学校の運動会開催時期と熱中症の危険度評価」と題した論文によりますと、小学校の運動会は、春が54%、秋が45%の開催となっておりまして、滋賀県では、春、9校、6.6%、秋、128校の93.4%と、圧倒的に秋の開催が多いということであります。 しかし、湿度、日射、輻射などの熱環境に、気温などを加えまして算出されますWBGT、暑さ指数ですね、これによりますと、全国都道府県のうち、数値が31以上の「危険」となるのは沖縄県だけでございますが、滋賀県を含む4県が暑さ指数が上からの2番目であります28から31の「厳重警戒」に該当すると指摘をしています。厳重警戒とは、外出時は炎天下を避け、室内では気温の上昇に注意するとされており、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など、体温が上昇しやすい運動は避けるとしています。 小学校の運動会は、平成の頃から春に開催する傾向が多くなってきていると聞いております。本市の小学校も、春の開催ということも検討してはどうかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  運動会の開催時期につきましては、教育課程の編成の中で、各学校が運動会をどのように位置づけるか、例えば体育学習の成果発表に重きを置くとか、例えば仲間づくりに重きを置くとか、そのことによって、開催時期が異なってまいります。 また、近年、春といいましても、熱中症の心配が大変高い日もございます。 議員がご質問の中でおっしゃった災いばかりのコロナ禍ですが、これを機にということをおっしゃいました。運動会の内容についても、随分変化をしてきております。 そしてまた、先ほど教えていただきました資料について、その時点から、かなり秋といいましても、以前は9月の中旬ぐらいの開催が多かったんですけれども、随分そこを考えまして、10月、学校によっては11月、ちょっと寒いほうを心配しないといけないぐらいの、そのような開催時期となっております。 ですので、熱中症については、本当に心配しないといけないことですので、これはかなり気を遣いながら開催することにして、ただ春に統一するということは、これは困難であると、このように考えております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  教育長ご答弁のように、今お伺いしたほとんどが10月以降に変えられているということで、かなり変化があるのかなとは思いますが、秋の開催ということは、9月よりは10月のほうがいいと。これは確かだと思います。ただ、気象庁の過去10年間のデータを見ますと、台風の発生が、5月は6回、それに対して10月は37回ということでございますので、そういった気象条件なども検討の材料に加えていただくべきかなと思います。 要は、子どもたちの熱中症の未然防止、子どもたちの命を守るということが最優先されますので、湖南市の教育委員会として、子どもたちの健康を考えた運動会の開催時期を検討していただきたい。統一する必要性はないとのことですが、一定この地域の中での方向性をしっかりと考えていただきたいと思いますので、もう一度そこに絞って、お答え願いたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  議員ご指摘の気候の条件、これをまず2番目に考える必要があるかなと思います。1番はやはり、なぜ運動会を開催するのか。運動会、必ずしも開催せねばならないというものではございません。ですので、その中で運動会を開催する。それは、各学校に教育的な意義がございますので、そこのことを大事にしながら、開催時期を決定していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  ぜひよい方向での検討を期待したいと思います。 それでは、3問目の市民の声について、まずコミバスですが、今、部長の答弁から、令和5年の計画策定に向け、乗車目的の調査を実施するということでした。ということは、令和4年度中の実施を考えておられるのかお尋ねをします。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  森議員の再質問にお答えいたします。 調査のほうにつきましては、令和5年度を予定しておるところでございます。現在、コミュニティバスの実証実験もしておりますので、その調査も同時にやっていきたいと思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  しっかり調査をし、コミバスの利用率向上に向け、反映していただきたいと思います。 それでは、コミバスですけれども、高齢者無料乗車券について再質問をしたいと思います。 令和3年度の高齢者無料乗車券の交付率と利用率、これについてお尋ねいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  森議員の再質問にお答えします。 令和3年度の高齢者無料乗車券の交付率は10.02%でございます。令和4年3月の時点の70歳以上の方々は1万335人に対しまして、1,036人の方々から申請を頂いて、交付しておるところでございます。 また、令和3年4月から令和4年3月までの12か月間の利用率は23.42%であります。 高齢者無料乗車券は利用制限を設けていないため、令和3年度の交付枚数は3万1,080枚と令和2年度未使用枚数4万425枚の合計で、有効交付枚数は7万1,505枚に対して、1万6,745枚のご利用があったところでございます。 しかしながら、高齢者無料乗車券は、令和2年9月から令和4年3月まで、2,687人に対して8万610枚が交付されていますが、枚数の3分の2強の5万4,760枚が使用されていない状況でもあります。 高齢者無料乗車券は、申請者に対し、同一年度に1人1回限り30枚と交付しておりますが、コミュニティバスを利用されての外出と交付枚数なども含めまして、令和5年に予定しております地域公共交通計画策定時に、利用されていない現状についても調査を実施していきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  前回の質問から、利用率のほうは少し上がったのかなとは思いますけども、やはりそれでも利用率が低いということでありますが、この利用率、交付率の少ない原因として一つ考えられるのが、無料券の交付窓口が東庁舎と西庁舎に限定されているということだと思います。郵送も受付を認めておりますけれども、約500円かかるということです。以前の公民館制度であれば、当然、無料乗車券も交付をしていたはずだと思いますが、まちづくりセンターに移行したことによって、交付ができないというのであれば、市民サービスの低下を招いたことになってしまい、本末転倒だと言えると思います。まちづくりセンターでの高齢者の無料乗車券の交付を可能にすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  森議員の再質問にお答えします。 議員ご指摘のとおり、コミュニティバスにおける高齢者無料乗車券の申請方法は、東庁舎と西庁舎の窓口申請と、郵便申請となっております。 窓口申請におきましては、約東庁舎で4分の3、西庁舎で4分の1の方々に、申請された内訳として、職員が住所や氏名、年齢を保険証などで確認して、交付を行っておる状況でございます。 また、令和3年4月から郵送での受付も行っておるところではございますが、現在まで1件もございません。 郵送での申請方法があることを、全体的な制度周知も含めまして、本年4月に広報させていただいたところでございます。 各まちづくりセンターでの窓口での申請ができるようになれば、交付件数や利用率の向上にはつながるとは思いますが、他方では、共有するデータ管理面や個人情報保護法などによる課題整理、またまちづくりセンターへの調整など、総合的に検討してまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  行政特有の検討するというご答弁でしたが、前向きに実施できるように検討するということでよろしいでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  森議員の再質問にお答えします。 様々な今言いました課題はありますが、その課題が整理できれば、前向きに検討してまいりたいと思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  課題を克服できるように、整理できるように、前向きに検討してください。 もう一つの利用率が低い原因として、利用の時間帯があると思います。「めぐるくん」は、午前5時37分発、これは下田線の甲西駅ルートですが、この時間から、22時14分発、これは下田線の三雲駅ルート、こういった時刻表になっております。午前5時台から午後の10時台の運行ということですが、この高齢者無料乗車券では、午前9時台から午後4時台までと、利用時間に制約を設けております。時刻表で見ますと、平日便は103便中50便の約48%、休日便は80便中36便の約45%が利用できません。利用者からは不満の声が出ております。これが利用率の低い原因の一つであろうかと思いますが、なぜこのような制限を設けているのかお尋ねをいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  森議員の再質問にお答えします。 コミュニティバスの運行についての課題の一つに、朝夕の通学・通勤時間帯に比べ、乗車密度の低い時間帯の利用を促進する必要がありました。そのために、高齢者の運転免許証自主返納者を支援するとともに、介護予防、外出促進等に寄与することを目的として、令和2年9月に、高齢者無料乗車券をご利用いただけるよう、実施したところでございます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  今ご答弁ありましたけども、高齢者の無料乗車券の交付目的というのは、高齢者の介護予防、外出促進、そして運転免許証自主返納者の支援、加えてコミバスの昼間の時間帯の利用促進を図るためということであろうかと思いますが、この時間制限は、当然この昼間の時間帯の利用促進の目的に合わせたものだと思います。そういった答弁でございましたけれども、昼間の利用促進を高齢者だけに押しつけて、本来の目的であります介護予防や外出促進、運転免許証自主返納者の支援、こういった目的が阻害されるようでは意味がございません。昼間の利用を促進するのであれば、高齢者だけでなく、すべての市民を対象とした施策をするのが当然でありまして、このような、一種、差別的なサービスは、認められるはずはございません。サービス事業者である市が、利用者の立場に立って真摯な対応をするのであれば、このような利用制限は設けず、早急に利用制限を撤廃し、この差別利用を解消するべきであります。どうしてもこの利用制限を続けるということであれば、利用者が納得できる、そういった説明をすべきであります。いかがでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  森議員の再質問にお答えします。 議員ご指摘のとおり、湖南市コミュニティバス高齢者無料乗車券交付実施要綱第3条において、利用可能な路線および便を規定しており、無料乗車券を利用できる便は、コミュニティバス路線で時刻表において午前9時から午後5時までに当該路線の始点を出発するものとしておるところでございます。 利用撤廃につきましては、利用者のニーズやコミュニティバスの朝夕の混雑状況、また利用時間拡大における利便性の向上などを分析するとともに、昨今の公共交通が抱える課題や果たすべき役割を明確にしたうえで、令和5年度、アンケート調査を実施する調査結果も踏まえまして、判断してまいりたいと思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  質問をほかにも予定しておりますので、すっと進みたいんですけど、先ほど指摘したように、この利用制限は、差別的な制限ですよ。なぜお年寄りだけに、昼間の時間しか利用したら駄目ですよと。介護予防、外出促進、そして運転免許証の自主返納者の支援をするというのであれば、こんな利用制限するのはおかしいじゃないですか。ここで即答して撤廃しますと言うのが当たり前じゃないですか。さっさと答えていただいたら次へ行きますので、お答え願います。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  質問、予測していなかったので、ごめんなさい。考えてはいるんですけどね。私、この間も乗ったら、もうほとんど定期券で、この間も申しましたけど、チャリチャリンと小銭を入れたら、恥ずかしいというて、何や、ふだん使ってへんのかという目でみんなが見はったので、思って、乗ったんですけども、それはそれとして、やっぱり引っかかるのが、ずっと言い続けていますけども、この回数券、配ったけれども、実際に使わはった人の数があまりにも少ないということが引っかかるんです。なんで持ってんねんなと。さっきから、3分の2、あるいは4分の1ほどしか使ってはらへんやんかという話をずっと私、言い続けているんですけども、使わへんねやったら、持たんといてなと。それだけ事務的な仕事が増えるから、堪忍しておくれというふうに、私は心のどこかで言いたいんですわ。それが一つなんですけども。 万が一のときのために持っておくんやとおっしゃいます。それが、グラウンドゴルフ場と言わはるんですわ。ドーンと球を打っている人が、「おい」と言わはるんですね。その人が「まち協のところで配ってくれや」とかと言わはるんです。あんたら自分で車でダッとグラウンドゴルフする会場まで来てはると言わはると、「そやか。しかし、それは」というふうに思ったときもあります。何回か言われました。これが一つなんですが。 それと、やっぱりお年寄りの時間帯というのがあるんです、ご存じのように。学校へ行く子、あるいは仕事に行く子の行動パターン、行動のリズムというのがありますので、私は一遍、今度の調査の中で検討させてもらうということまでは約束しますが、やっぱりお年寄りは、通学・通勤帯と同じようには動かれません。デイサービスのいろんな介護サービスのときに、年寄りがどういう形で動いてはるかということも十分分かっている人間でありますけども、検討はさせてもらいますが、今ここで、森議員、即答せえやと、時間的な撤廃せえやとおっしゃるのは、ちょっとやっぱり現実を見て、その数字も出しながら考えさせてもらいたいと思います。ちょっと調査の時間的な余裕というか、猶予はいただきたいと思っております。いずれまた同じ質問されると思いますので、調査した結果に基づいて、またご相談します。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  元気な高齢者も、病気もされますし、けがもされますし、いつもマイカーだけ利用するわけにはいかないときもあろうかと思います。また、高齢者は、あまり早朝早く、それから夕方に動いたらあかんようなことを、今、市長おっしゃいますけど、病院にかかっている人は、朝の受付時間、結構早いですよ、行かれるの。やはりそういう利用者の制限をする、これは差別だと、言い過ぎかもしれませんけど、私はそのように感じます。ですから、この場で当然、すぐに回答ができて当たり前だと思います。何を調べるんですか。 利用者が少ない原因は、利用者が悪いんですか。そうとは限らないでしょう。利用しにくいバスになっているということが原因じゃないですか。だから、調査をしてください。それから、利用しやすいような、制限を撤廃してください。本当に使いたい人が交付を受けられるような交付場所にしてください。当たり前の質問だと思います。 市長、市民に耳を貸す、市民の声を聞くということは、こういう声を聞いて、答えを出していただきたい。私は、そのように思っております。 これ以上、答弁は求めませんが、ぜひ前向きな答弁をしていただけるように、検討を願いたいと思います。 それでは、ごみステーションについてお伺いをします。 このごみステーションは、区自治会が管理をされていると思います。ごみステーションの部分として、各区自治会に行政区自治交付金を交付されていると思いますけれども、実際にごみステーションを利用される方の中には、自治会への加入をされていない方も利用されるわけで、そういったことを考えると、自治会へ交付されている交付金だけですべてごみステーションの管理運営が賄われているわけではなくて、各区自治会の会費によって補填されて、管理運営されている部分が多くあろうかと思います。それを考えたときに、自治会に加入されていない方がごみステーションを利用されているとしたら、その方々に対するごみ処分という市のサービスとしての負担の在り方、これは非常に疑問が生まれるのかなと思います。市の費用負担というのを明確にして、その在り方をしっかりと検討すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  ただいまの再質問についてお答えいたします。 湖南市行政区自治交付金交付要綱において、交付金の対象事業の一つとして、ごみステーションの新設および維持管理を設けており、自治会への加入、未加入を問わず、地域にお住まいの皆さんがごみステーションを利用していただけるよう、区自治会において運用をお願いしているところでございます。 このことから、ごみステーションの使用ルールなどについては、区自治会での決定によるものとなっておりまして、自治会に入っておられない方であっても、地域によっては、協議していただくことにより、ごみステーションを使用していただいているところもあるとお聞きしております。 市民の皆様にもご理解を頂きたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  自治会に交付される交付金で賄うということだけでは、自治会に加入されていない方の利用まで公平な負担になるということではないと思いますので、その辺は一からまた検討していただきたいと思います。 あわせて、このごみステーションに出される場合には、燃えるごみ、それからプラスチック類のごみということで、指定袋が出されます。場合によっては、指定袋が破れて、ごみが散乱するということで、見かねた方が掃除をされているということもお伺いしておりますので。 ただ、そのごみ袋には名前を書くようになっておりますが、名前を書いていない方も結構おられるやに聞いております。ホームページなどでは、何回か段階を踏んで探していくと、指定袋に名前を書いてくださいとありますけれども、現状、あまり書かれていないのかなと思いますので、こういったことについては、市として積極的に広報すべきだと思いますが、これについてどのようなお考えかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  再質問についてお答えいたします。 可燃ごみ袋とプラスチック用ごみ袋は、甲賀広域行政組合にて、甲賀市と広域で指定ごみ袋制度を取り入れたときから、記名式とさせていただいております。以前、全国的にごみ袋に名前を書くことを推進した頃もありましたが、個人情報の漏えいが問題となりまして、立ち消えになったこともございました。しかしながら、ごみを出される方が責任を持って適正に分別、排出していただき、ごみの減量化や再資源化の推進、また収集運搬処理作業時や処理施設内での事故防止と適正処理などの観点から、ごみ袋に名前を記入していただいているところでございます。 先ほど申し上げたごみステーションのことや、基本的なごみの出し方などをなどや、ごみの減量化、再資源化などを推進するためには、議員ご指摘のとおり、今以上に啓発すべきと考えております。市の広報紙やホームページなどで、早速、周知啓発をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  14番、森 淳議員。 ◆14番(森淳君)  ぜひ啓発をしていただきますように、期待をしたいと思います。 最後、手話通訳者についてでございますけれども、先ほどのご答弁を聞いておりましたら、若干、推移としては、体制が弱くなっているのかなと思います。聴覚障がい者の皆さんが、手話通訳者を少し増やしてほしいという切実なお声がございますので、市が優良なサービス事業者を目指すのであれば、聴覚障がい者の皆さんに優しく寄り添う、そして真摯に対応をしていただきたいと思います。もう一度、その辺の部分についてご答弁を頂きたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 市が配置いたします手話通訳者については、週2日は1人体制となります。庁内における通訳支援に支障が生じる場面も実際にございます。こうしたことから、現在、タブレット端末を利用しました遠隔通訳の導入の準備を進めております。こうした対応によりましても、支援に支障が生じると判断される場合には、例えば、1人は庁内対応といたしまして、先ほど申し上げました5名の登録する手話通訳者がおりますので、その対応で、その登録する手話通訳者を派遣する方法で対応ができないかといったこと、加えまして増員の必要性につきましても検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  これで、14番、森 淳議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが暫時休憩といたします。再開は4時10分からとします。 △休憩 午後3時57分----------------------------------- △再開 午後4時10分 ○議長(堀田繁樹君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 9番、川波忠臣議員の一般質問では、資料等の提示、配付の申出があり、会議規則第157条に基づき、これを許可しました。 9番、川波忠臣議員の発言を許します。 9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  議長のお許しを頂きましたので、一般質問を行います。 最初に、ホリデースクール事業について質問を行います。 3月議会でも質問いたしましたが、湖南市のホリデースクール事業について、改めて伺います。湖南市は、旧甲西町が平成2年、石部町が平成8年から、県の指定を受けて、合併後も継続して実施されてきました。そもそもこの事業は、子どもたちも参加者、誰もが笑顔になれる場所としてスタートされています。その目的は、夏休み、冬休み、春休み時の障がい児の居場所づくり、保護者の負担軽減、地域交流とされていました。 実際に利用されていた保護者の方からお話を伺いました。ホリデースクールは、保護者の負担軽減の役割だけではなく、市町の職員や地域の学校教師の研修の場であったり、学生の学びの場的な役割も担っており、地域の皆様に広く障がい者理解を深め、障がい者が地域に根差して生きていくための土壌づくりの場となっていました。これまで参加していた子どもたちは、スタッフやボランティアの方が1対1でしっかり関わっていただくことによって、家庭や学校、また事業所とは違う非日常の人間関係と、様々な体験活動を楽しみにしていました。それが、活動範囲の狭まりやすい障がい児一人一人の経験値を上げ、生活の質を豊かなものにしたことは間違いありません。長期休暇のときだけの短期の交流ではありますが、毎回喜んで迎えてくださるホリデースクールの場が、子どもたちにとっては、季節ごとに田舎の親戚を訪ねていくような、豊かな交わりの場でありましたと、このようにおっしゃっておられました。 二十数年間、事業に携わっていただいた職員やボランティアの皆さん、社協の皆さん、民生児童委員の方々など、多くの方が携わってこられました。 そこで、お尋ねします。 ホリデースクール事業そのものをどのように評価しているのか伺います。 ホリデースクール事業を廃止し、日中一時支援事業や放課後等デイサービスで行うとされていますが、放課後等デイサービスは、障がいのある子どもたちだけがいる場所であり、地域との交流の場ではないという意味で、全く性格が違うと思います。 湖南市障がい児ホリデースクール実施要綱と湖南市障がい児日中一時支援事業実施要綱を見比べました。ホリデースクール事業は、長期休暇中、家庭で閉じ籠もりがちとなる障がい児童を対象としており、日中一時支援事業とは目的が違うように思います。日中一時支援事業者が、長期休暇中のこれらの児童を受け入れることが可能でしょうか。施設の広さや職員の数といった点で懸念はないでしょうか。 ホリデースクールは、地域諸団体および地域の行事等との交流事業という事業内容がありますが、日中一時支援事業でこれがどのように実現できるのでしょうか。 そこで、お尋ねします。 ホリデースクール事業と日中一時支援事業の役割の違いについてどのように考えておられるのか伺います。 続いて、次の質問です。 日中一時支援事業を担う施設に依頼するとされていますが、廃止する前に事業所と、どのように受け入れてもらうのか十分に話合いをされたのか伺います。 湖南市の社会福祉協議会では、ホリデースクールが取りやめになって困っておられる保護者の方と、何ができるのか模索されています。何らかの形で保護者の意向に応えたいとされています。 そこで、お尋ねします。 ホリデースクール事業の代わりになる取組を社協と行うお考えはありますでしょうか。 続いて、通学路の安全対策について質問を行います。 通学路の安全確保のために、湖南市では通学路等交通安全プログラムで安全確保に取り組まれていますが、危険箇所対応状況一覧を見ますと、「実施しない」と結論づけられているものが見受けられます。 具体例として、写真をお示しします。 今お示ししました写真は、菩提寺まちづくりセンター前の交差点で、通学途中の児童の列が横断歩道を渡っており、その手前で自動車が待っている様子の写真です。例えば、この菩提寺まちづくりセンター前の交差点の安全確保のため、信号機の設置が望まれています。そして、信号機設置までの暫定処置として、交差点部分に黄色枠の注意表示が望まれていました。 次の写真で、暫定処置実施後の交差点の様子をお示しいたします。 暫定処置である黄色枠の注意表示は実施されましたが、肝心の信号機設置は行われておりません。信号機設置の指針を満たさないため、設置できないとのことです。しかし、地元の方が本当に望んでおられることは、信号機の設置ではなく、交通安全の確保です。信号機の設置が難しいなら、ほかの手段を検討することが必要です。実際に、地元の方からも、信号機の設置は無理だとの回答のみで、安全確保に向けた動きが見られないというような声を伺っております。 危険箇所対応状況一覧にある「実施しない」という項目も、今の例のように、無理な理由を回答するのみにとどまり、安全確保に向けた代替案の検討などが行われていないのではないかと疑問を感じております。 そこで、お尋ねします。 危険箇所対応状況一覧にある「実施しない」となっている項目について、どのように取り組まれておられますか。 続いて、菩提寺地先の開発について質問を行います。 菩提寺地先の開発計画について、事業者から周辺地域の住民の方に対して説明が行われたと伺っております。この開発を歓迎する声を伺っている一方で、治水の問題や、交通量増加とそれに伴う生活道路への通り抜け車両の増加などを懸念する声も伺っております。 そこで、お尋ねします。 市としては、この開発計画をどこまで把握されていますか。 開発行為を行うにあたっては、将来のトラブルを未然に防ぐ観点からも、住民合意を前提に行っていただきたいと考えております。菩提寺地先の開発に関しては、近くに大山池があることから、治水に関する懸念の声を伺っております。 そこで、お尋ねします。 調整池は十分な容量が確保されるようになっていますか。また、その必要な容量は、どのような基準に基づいて求められていますか。 先ほど通学路の安全対策について伺いました。危険箇所が指摘されているものの、現実問題として、既に出来上がった道路やまちに手を加えるのは、課題が多くあるかとは思います。そこで、今まで多くの地域で安全上問題があるとされた課題を、これから開発される地域に反映させ、問題を未然に防ぐことが重要だと考えます。 そこで、お尋ねします。 今まで取り組んでこられた安全対策を踏まえて、新しく開発される地域の通学路などの安全対策に生かしていくお考えはありますか。 朝晩の通勤・通学時間帯において道路が混雑する問題は、多くの地域で抱えている問題だと思います。地域によっては、住宅街から出るのに数十分かかるところもあると伺っております。これは、単に混雑の問題だけではなく、そうした混雑を避けるために住宅街を通り抜ける車が増えることによって、安全が脅かされる問題でもあります。 次の写真をお示しします。 この写真は、菩提寺新町の交差点を写したものです。例えば、この菩提寺新町の交差点においては、右折レーンがないために混雑がしやすい箇所だと伺っております。 そこで、お尋ねします。 新しく開発がされる際に、混雑解消に向けた取組などは考えておられますでしょうか。現在、市民の方から、家の前の道路を大型車が通るたびに、大きな振動が発生するなどの悩みを幾つか伺っております。こういった問題を今後発生させないために、今まで起こった問題を分析し、今後の開発やまちづくりに生かされることを期待します。 以上、お答えください。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 三つ、大きなご質問いただきました。ホリデースクールの事業についてと通学路の安全対策、それから菩提寺の地先の開発についてでございますが、まずは担当の部署から答えてもらいまして、その後、追加することがございましたら、答弁に立たせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  大きな一つ目のホリデースクール事業に係ります4点のご質問にお答えいたします。 まず、1点目でございます。現時点の評価でございますが、ボランティアなど、地域の方々との交流と友好、まさに共生社会づくりに通ずるというような機能も有していたことは重要と認識をいたしておりますが、重度の障がいのある児童や幅広い学年の子どもたちに対する活動メニューの提供、それから事業に関わっていただく人員の確保など、課題があったのも事実と承知をいたしておりますとともに、令和2年度、3年度は、コロナ禍におきまして、事業を相当縮小して実施をしたということでございまして、今なお、2類相当という、こういう位置づけが継続されている中におきまして、まん延防止等措置の適用なども考えられると、こういう状況にございます中、今年度以降もその実施についてはできるのかどうかと、こうした考え方があったのも事実かと承知をしております。しかしながら、事業の評価、それから保護者の方々をはじめ、関係の皆様に対する説明、話合い、これがないままに事業を廃止したということは、進め方として適切ではなかったと考えておりますので、今後、改めて事業の評価も再度しっかりと行いながら、関係の皆様と丁寧に話し合い、どのように進めていくのか検討をしてまいりたいと考えております。 次に、2点目の事業との役割の違いでございます。 障がい児ホリデースクール事業は、改めてということになりますが、長期休暇中に家庭で閉じ籠もりとなる障がい児に、学校で培った規則正しい生活習慣の継続を図ること、そのことと、創作的活動や機能訓練等を通して、自立を図ること、加えて家族の負担を軽減すること、これを目的としておりました。 日中一時支援事業でございますが、こちらは、ご家族の就労や休息を目的に、障がい児者に日中活動の場を提供し、見守りや余暇活動、社会に適応するための日常生活に係る指導、専門的な訓練、創作活動などを行う事業で、障がい児ホリデースクール事業は、この日中一時支援事業として実施をしてきたものでございます。 加えまして、放課後等デイサービスは、学校での授業の後や長期休暇中に障がいのある児童を受け入れて、生活能力の向上を目的に、創作的活動や機能訓練などを行うものでございます。 なお、この放課後等デイサービスと日中一時事業につきまして、目的は異なりますが、内容は重複するところもあると認識をしております。二つのサービスを組み合わせて利用いただくことも一つの方法と考えておりますほか、少しでもサービスを必要とする方々のご希望に沿えますよう、放課後等デイサービス事業所の増加を踏まえまして、支給日数の考え方の見直しも検討したいと考えているところでございます。 次に、3点目の日中一時支援事業所との話合いでございます。 今年度予算で、長期休暇期間中に受入れ人数の拡大などをしていただきました事業所に対しまして、別途加算として助成する予算を確保させていただいておりまして、現在、実施に向け、準備を進めているところでございます。 今年3月に、市内4事業所を訪問いたしまして、現状の把握と、新たな助成制度を検討している旨、ご説明をさせていただきました。その際に、感染症の流行に伴う利用控えへの実態ですとか、子どもが自宅で過ごす時間が増加し、閉じ籠もりがちになっている実態など、利用者側も、事業所側も、感染防止対策や生活リズムの立て直しなどに戸惑っておられる現状があることを確認しましたほか、受入れ人数の拡大などに向けては専門人材などの確保が課題と、こういうご意見も頂戴をしたところでございます。 加えまして、感染症流行前の利用状況に戻るには時間がかかるのではないかという声もありました一方で、インクルーシブな事業展開を今後の方針として考えておられる事業所もありましたことから、今後も事業所の皆様と丁寧に話を行いながら、長期休暇期間中の受入れ人数の拡大などにつながりますよう、丁寧に話を進めてまいりたいと、このように考えております。 4点目のホリデースクール事業の代わりになる取組を社協と行う考えでございますが、先ほども申し上げましたとおり、ホリデースクール事業のしっかりとした評価、あるいは廃止に係る説明など、これはできておりませんことから、事業の受託者であった社会福祉協議会や、保護者の方々をはじめとする関係者の皆様と、どんなことがよいのかも含めまして、話し合いたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  私のほうからは、2、通学路の安全対策について、(1)通学路の危険箇所で進んでいない対策についてというところについてお答えさせていただきます。 通学路の安全対策につきましては、ご質問でも頂きましたように、湖南市通学路等交通安全プログラム、通学路等の安全確保に関する取組の方針により進めております。この中身につきましては、本日午前中、望月議員からのご質問の答弁で述べさせていただいた部分もございますので、その具体的な中身については、申し訳ありません、省略させていただきます。そういうようなことをやっているんだとということを前提として、これからお話をさせていただこうと思います。 危険箇所への対応については、これはもう一般論でございますが、通学路合同点検によりまして対策改善等を要する箇所であっても、横断歩道の設置は、歩行者だまりの確保ができないため、設置できない。あるいは、地元住民との協議が必要であったり、ガードレールをもし設置しようとするということになりますと、隣接地の乗り入れに伴う接道箇所のため、設置できない。あるいは、道路の幅員が狭く、停止線の設置が難しい。信号設置は、信号設置基準に該当しない。歩道の有効幅員が狭小のため、ガードパイプの設置は困難。地元と協議しても道路環境安全対策の理解は得られないなど、挙げると切りがないぐらい、いろいろな形の中で、実際それをやろうといたしましても、できていないところもあるのは、議員ご指摘のとおりでございます。 ただ、対策可能なほかの方法をもって安全を確保しようというふうにはしているところでございますが、すべての危険箇所を一気に改善することは非常に困難であるのが実情でございます。一つの学校から、今申し上げたようなところにつきましては、10か所から20か所程度、ここについて検討してほしいというのが上がってくるというのが毎年の現状でございます。ですので、大変申し訳ありませんが、その全部を、今申し上げましたように、すぐに対策するということは出来かねるというところでございます。ただ、例えば仮に信号の設置ということがベストであったとしても、残念ながらそれがかなわない場合、放置とならないように、グッドあるいはベターな方法が何かないかということをその時点で考えさせていただいて、それが何かということを検討したうえで、問題解決のために動くというような形になりまして、今後も、学校、PTA、地域や道路管理者、警察等、関係機関と協議、連携をしながら、子どもが安全に通学できるよう、通学路の安全確保を図っていきたいというふうに考えております。 議員もお尋ねいただきました、今申し上げました安全プログラムでございますが、これはインターネットで引いていただければすぐ出てきますが、その中で、会議の設置というところがございまして、市長、教育長以下担当課がずーっと書いているのプラス、甲賀土木、それから甲賀警察署というような形で、市以外の方も入っていただいてということで、メンバーが書かれていまして、その次に、基本的な考え方として、PDCAサイクルで回していこうというふうに書かせていただいています。それはまさに、まず対策の検討、それから対策の実施、対策効果の把握、それから改善充実、それからその前提としての合同緊急点検の実施というようなことをずっとやらせていただいています。それが1年間でどういうふうに回っていくかということが、その最後のところに、危険箇所の把握が例えば4月から始まりますよとか、合同点検は9月の第1、2週にやりますよとか、安全推進会議はいつ頃やりますというようなことが書かせていただいています。 こういうような流れの中でさせていただいて、その結果として、実施できないというような結論に、その方法については至らざるを得ない。ところが、ございますが、当然ながら、その次の段階として、PDCAを次へ回すところの中で、こういうことはできなかったけれど、次の検討として、こうするべきではないかと。何かできる方法はないかということが、当然ながら次の年、あるいは次のサイクルの中で協議をされていきます。ですので、もし具体的にここはどうだというところがございましたら、どこでも結構でございますので、お話しいただければ、そのサイクルに乗せていく形の中で、子どもたちの安全を確保するためにどうすればいいかということを具体的に検討していく形になるかなというふうに思いますので、そういうような形で進んでいるのだということで、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  私のほうからは、3点目の菩提寺地先の開発について、行政はどのように計画を把握しているのかについて、まずお答えさせていただきます。 菩提寺地先の開発につきましては、現在、相談段階で、申請に必要な正式書類は提出されておりません。事業を行うにあたりまして、事業者が事前に地域住民の意向をまとめているところだと認識しておるところでございます。 一般的に、市内において開発行為等を行う場合、都市計画法第29条に基づき、開発許可および湖南市開発事業に関する指導要綱に基づき、事業者側から開発事業の計画内容等の相談に応じ、その手続等について指導しておるところでございます。都市計画法上の手続の要否や、市街化調整区域への立地の適合性を確認することにより、その後の手続について円滑に図ることを目的として、事前相談を受けておるところでございます。 また、市街化調整区域での民間誘発によるまちづくりにつきましては、都市計画法で定められた市街化を抑制すべき区域という、市街化調整区域の基本理念を堅持しつつ、本市の優れた自然環境を生かし、市民生活における良好な環境を確保するとともに、調和と均衡の取れた土地利用と秩序のある都市形成を図るため、都市計画法第12条の4に基づく地区計画制度などにより推進してまいりたいと思っておるところでございます。 続きまして、(2)の住民への説明と合意についてでございますが、都市計画法による開発事業の手続といたしましては、事業者は開発事業事前申請願を市に提出し、その事業内容、計画等について、関係部署が確認し、当該開発事業の諸要件を整理し、湖南市開発事業審査会で審査を行い、事業者に結果を文書で通知しておるところでございます。結果を受けた業者につきましては、内容を精査し、事業計画や施工計画等に反映するとともに、地域住民に対しまして説明を行い、開発事業への理解と協力が得られるよう取り組むこととしておるところでございます。 調整池の必要性、容量、通学路の安全対策および交通問題につきましても、安全で安心かつ快適な生活環境を確保できるような宅地等の適正配置、公共施設などの整備および環境保全に努めるなど、市においては、都市計画法に基づく開発制度の取扱基準、技術基準でございますが、それを定めており、庁内関係各課と横断的な連携により、適切な指導を行ってまいりたいと思っておるところでございます。 例えば、大規模な市街化調整区域の開発、土地利用なら、市街化調整区域における地区計画制度の運用基準に基づき、良好な居住環境の維持および形成ならびに適正な都市機能の確保および農林漁業との健全な調和を目的としております。この場合、事業者から市へ地区計画素案の申出の書類が提出されましたら、行政主催で地元住民の説明会を実施することとなります。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  一通りご答弁を頂きましたので、再質問をさせていただきます。 まずは、ホリデースクールに関して再質問を行います。 まず一つ目ですが、一つ目の質問のご答弁で、関係者の皆様と話合いをして判断していかれるというふうなお答えを頂きましたが、ここで言われる関係者とは、日中一時支援事業や放課後等デイサービスを担っておられる事業者の方々のことでしょうか。あるいは、ホリデースクールを利用されていた保護者の方々でしょうか。また、ホリデースクールの運営に関わっておられたボランティアの皆様でしょうか。この関係者というのがどういった方々を指すのか、お答えを頂きたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 ホリデースクールを利用されていました保護者の方々をはじめ、事業受託者でございました社会福祉協議会や、事業実施にご協力いただいておりましたボランティアの方々を考えておるところでございます。 ○議長(堀田繁樹君)  9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  では、二つ目の再質問なんですけれども、二つ目の質問のご答弁で、障がい児ホリデースクール事業も、この日中一時支援事業として実施してきたものであるとお答えを頂いたのですけれども、障がい児ホリデースクール事業と日中一時支援事業の関係性といいますか、この違いといいますか、ここについてもう一度お答えを頂きたいと思います。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。
    健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 結論で言いますと、ホリデースクール事業そのものが日中一時支援事業ということになるんですけども、かみ砕いて少し答弁させていただきますと、これは障害者総合支援法、それから児童福祉法に基づきます障がい者、あるいは障がい児を対象といたしますサービスの体系でございますけども、大きくはホームヘルプサービスですとか、今まさにご質問いただいている放課後等デイサービスなどの自立支援給付と、地域の実情に応じて柔軟に実施することができる地域生活支援事業と、この両輪で構成をされております。介護保険と同じような仕組みでございますが。この地域生活支援事業の中に、日中一時支援事業というものが位置づけられておりまして、もう詳細な説明は省きますけども、余暇活動支援も事業内容に含まれております。障がい児ホリデースクールでございますが、議員ご指摘のとおり、地域諸団体および地域行事等との交流事業ということを事業要綱に含んでおりますけども、これは日中一時支援事業の余暇活動支援に含まれるものでございますので、国、県の補助を頂きながら市が行ってきた日中一時支援事業ということでございます。 ○議長(堀田繁樹君)  9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  では、三つ目の再質問に移らせていただきたいと思います。 三つ目の質問のご答弁で、4事業所を訪問されたというふうに伺いましたが、契約されている事業所は、現在、13あり、実際利用されているのは8事業所のみであるというふうに伺っております。ほかの事業所ともお話をされるお考えはありますでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 4事業所とお話をさせていただき、先ほどご答弁申し上げましたような実態を把握したところでございますが、当然ながら、契約している事業所が13ございますので、他の事業所にもお話に上がるべきと考えておりまして、職員に指示したところでございます。訪問済みの事業所も含めまして、引き続きお話をさせていただきたいと考えております。 ○議長(堀田繁樹君)  9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  では、次の再質問をさせていただきます。 四つ目の質問のご答弁で、保護者会をはじめとする関係者の皆様としっかり話し合いたいというふうなご答弁を頂きましたけれども、ホリデースクールを利用されていた保護者の方の中には、ホリデースクールが廃止されたことをご存じない方もおられるというふうに伺っております。そういった意味で、保護者の方々への周知や話合い、特にご存じない保護者の方々への周知や話合いといったところは考えておられますでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(橋本弘三君)  お答えいたします。 保護者の方々への周知につきましてですが、事業廃止について、案内はさせていただこうと思っておりますし、今後、保護者の方々をはじめ、関係の皆様と話し合うということにつきましても、ご案内を差し上げたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  次の再質問に移らせていただきます。 通学路の安全対策の二つ目の質問の件についてなんですけれども、PDCAを回して取り組んでいくというふうなご答弁を頂きましたけれども、実際PDCAを回して検討された結果、一旦は実施しないというふうな結論になった後も、さらに次のPDCAを回していくときに、再度、別の策を考えていくというふうなご答弁だったかなと私は思っているんですけれども、その別の案をさらに検討されるときの進捗状況などを、実際要望を上げてこられた方だとか住民の方だとか、あるいは危険箇所対策対応状況一覧表などに反映させるなどの形で、住民の皆様にお知らせするというふうな仕組みにはなっていますでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(井上勝君)  今、川波議員様から再質問していただきましたことについて答弁させていただきます。 度々申し上げています安全プログラムの中でも、そのことについて明記されています。対策の公表というところにございまして、読み上げますと、「合同点検の結果や対策内容については、関係者間で認識を共有するとともに、また広く市民に周知するために、対策一覧表および対策箇所図を作成し、市ホームページ等を活用し公表します」という形になっております。今申し上げましたように、インターネットで引いていただければ、これが載ってきますよというようなことの中と同じような形の中で載せていくということの公表がございますし、それ以外にも、個別に会議の結果はどうだったかということをお尋ねいただければ、ご説明を個々の問題についてさせていただくことはやっているというふうにご理解いただけばと思います。 以上でございます。 ○議長(堀田繁樹君)  9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  通学路の問題に関しましては、引き続き安全が確保されるように、取組をお願いしたいと思います。 続きまして、3番目の菩提寺地先の開発の件について再質問をさせていただきます。 先ほど事業者から地元住民の方々への話、意見の合意形成を図っておられるというふうなご答弁を頂きましたけれども、私が伺っている範囲では、主に自治会加入者を対象として、自治会経由でこういった話がされているというふうに認識しておりますけれども、地域によっては自治会加入率が低いところもあろうかと思いますが、自治会へ加入しておられない方々への説明というものを何か考えておられますでしょうか。 ○議長(堀田繁樹君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(竹内範行君)  川波議員の再質問にお答えいたします。 自治会加入者以外というような形で、現在、事業者は、自治会を頼りにして、いろいろ開発の関係の協議をしていると思います。先ほどの答弁でも申し上げましたが、もし市街化調整区域の大規模な土地利用なら、地区計画素案の申出というのが行政のほうに出てきます。その中で、行政のほうが地元住民の説明会を行うにあたりまして、広報、ホームページ等で周知していきたいと思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(堀田繁樹君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  あえて申します。菩提寺地先の開発の計画は知りません。知ったこっちゃありません。あれは、その地域における住民の安心・安全の策を練るだけでありまして、開発計画というのは知りません。 あえて申します。ここでこの質問は、もうやめたほうがいいと思います。もしもそういう計画があんねやったら、改めてきちっと筋を通して、ルールに乗っかってやるべきであります。我々は、そういう形に、先走った形の動きは、議員も含めてするべきではないというふうに思っております。あくまでも、地域における住民の安心・安全につながることを優先ということであります。 ついでに申しますと、川波議員からいただきましたこの写真、A、B、C。Aのところの水も、それからB、方向が違いますが、Bのところも、Cのところも、水も含めて、この排水が問題なんです。要するに、旧イワタニランドとかサイドタウンのほうからの水だけではなしに、大山池にかかる水として、ここの写真で頂きましたこの三つの水も、同じ方向に流れていくわけです。同じ方向に流れるんです。 過去において、ここの水をどう処理するかということは、小さな調整池という形でクリアしてきたという歴史がございまして、本当は皆さんが望まれるように、大きな1本、水路を通して、大山川にかからないようにその下流に流し込むというのが一つの方法だと思います。それが本来の筋ですが、それはできていませんし、それだけの余裕はございません。もう既にあれだけ住宅が建っていまして、業者のためにどうやこうやじゃなしに、その地域で住んでいる方々の安心・安全につながるという形の排水処理というものはできていないというふうに思います。そこは手をつけられないんです。 私は、開発業者がどうやこうやとかという形は思いません。思っていますけども、そこを言うべきではないと思います。知ったこっちゃありません。もしもそういう計画が出てきたら、以前、ある方が主導権を持ってやっておられたという計画は、もう知りません。知ったこっちゃありません。言うておきます。 ここの今申しました写真、三つのこの地域の水も、同じような方向で流れてしまうということを理解したうえで、どう処理するかということを考えます。開発があろうがなかろうが、そんなことじゃなしに、この地域の安心・安全につながる方法をどうするかということを考えていこうというのは原則やと思いますので。出てきたときにまた考えますが、今申しましたように、何十億円かかかるという水路をもう1本通すということは不可能だと思っていますし、それだけ時間的な余裕もないというふうに思っています。その中でどうするかということを考えていきたいというのが私の考えでございます。 いろいろ今までのいきさつもございますし、隣の野洲市との関係もありますしね。北桜、南桜との関係もございますし、非常に難しいところがございます。水利権というものは、法律以上の権限がございますし、いろいろ難しいことはようよう承知していますし、ただしかしながら、このまま放っておけませんので、その中において、少し方向を見いだしていきたいと思いますし、いろんな計画を発表させていただくのは、そう時間はかからないと思っておりますし、皆さん方のご理解を得る手順については、一からやり直すというつもりをしております。 以上であります。 ○議長(堀田繁樹君)  会議途中ですが、本日の会議は議事の都合によってあらかじめ延長します。 9番、川波忠臣議員。 ◆9番(川波忠臣君)  今、市長が先走りというふうなことをおっしゃいましたけれども、確かに、実際に今回の開発の話がまだ正式に市のほうに上がってきていないというふうなところは理解しております。ただ、実際これから取り組まれることであるということですから、今まで様々過去に生じた問題を繰り返さないように、事前に策を講じていただくという観点から、菩提寺地先の開発に限らず、今後、開発が行われる場合には、過去に生じた問題を繰り返さないように、事前に策を講じていただくと、それから市民の皆様の合意を得て進めていただくというふうにお願いしたいという意味での質問です。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(堀田繁樹君)  これで、9番、川波忠臣議員の一般質問を終わります。 お諮りします。 本日の会議はこれで延会にしたいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀田繁樹君)  異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。 △延会 午後4時56分-----------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により下記に署名する。                          令和4年6月15日                    湖南市議会議長   堀田繁樹                    湖南市議会議員   森  淳                    湖南市議会議員   永田誠治...