湖南市議会 > 2022-03-04 >
03月04日-04号

ツイート シェア
  1. 湖南市議会 2022-03-04
    03月04日-04号


    取得元: 湖南市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-04
    令和 4年  3月 定例会         令和4年3月湖南市議会定例会会議録                    令和4年3月4日(金曜日)開議1.議事日程  第1.会議録署名議員の指名  第2.一般質問  第3.議案第2号 湖南市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第4.議案第3号 湖南市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第5.議案第4号 湖南市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第6.議案第5号 湖南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第7.議案第6号 湖南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第8.議案第7号 湖南市生涯学習のまちづくり審議会設置条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第9.議案第8号 湖南市社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第10.議案第9号 湖南市立学校施設開放条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第11.議案第10号 湖南市国民健康保険診療所の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第12.議案第11号 湖南市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第13.議案第12号 湖南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第14.議案第13号 湖南市消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第15.議案第14号 湖南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第16.議案第15号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第12号)(質疑)  第17.議案第16号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)(質疑)  第18.議案第17号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第3号)(質疑)  第19.議案第18号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)(質疑)  第20.議案第19号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第3号)(質疑)  第21.議案第20号 令和3年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)(質疑)  第22.議案第21号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第2号)(質疑)  第23.議案第22号 令和4年度湖南市一般会計予算(質疑)  第24.議案第23号 令和4年度湖南市国民健康保険特別会計予算(質疑)  第25.議案第24号 令和4年度湖南市国民健康保険診療所特別会計予算(質疑)  第26.議案第25号 令和4年度湖南市後期高齢者医療特別会計予算(質疑)  第27.議案第26号 令和4年度湖南市介護保険特別会計予算(質疑)  第28.議案第27号 令和4年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計予算(質疑)  第29.議案第28号 令和4年度湖南市水道事業会計予算(質疑)  第30.議案第29号 令和4年度湖南市下水道事業会計予算(質疑)  〔追加〕  第1.追加提出議案の上程(提案説明)     議案第30号から議案第33号まで(市長提出)  第2.議案第30号 湖南市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例及び湖南市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第3.議案第31号 湖南市職員の給与に関する条例及び湖南市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第4.議案第32号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第1号)(質疑)  第5.議案第33号 湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画の策定について(質疑)  第6.決議第1号 ロシア連邦によるウクライナ侵攻を非難する決議(議員提出)(質疑等)1.会議に付した事件  日程第1.会議録署名議員の指名  日程第2.一般質問  日程第3.議案第2号 湖南市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第4.議案第3号 湖南市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第5.議案第4号 湖南市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第6.議案第5号 湖南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第7.議案第6号 湖南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第8.議案第7号 湖南市生涯学習のまちづくり審議会設置条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第9.議案第8号 湖南市社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第10.議案第9号 湖南市立学校施設開放条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第11.議案第10号 湖南市国民健康保険診療所の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第12.議案第11号 湖南市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第13.議案第12号 湖南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第14.議案第13号 湖南市消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第15.議案第14号 湖南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第16.議案第15号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第12号)(質疑)  日程第17.議案第16号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)(質疑)  日程第18.議案第17号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第3号)(質疑)  日程第19.議案第18号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)(質疑)  日程第20.議案第19号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第3号)(質疑)  日程第21.議案第20号 令和3年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)(質疑)  日程第22.議案第21号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第2号)(質疑)  日程第23.議案第22号 令和4年度湖南市一般会計予算(質疑)  日程第24.議案第23号 令和4年度湖南市国民健康保険特別会計予算(質疑)  日程第25.議案第24号 令和4年度湖南市国民健康保険診療所特別会計予算(質疑)  日程第26.議案第25号 令和4年度湖南市後期高齢者医療特別会計予算(質疑)  日程第27.議案第26号 令和4年度湖南市介護保険特別会計予算(質疑)  日程第28.議案第27号 令和4年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計予算(質疑)  日程第29.議案第28号 令和4年度湖南市水道事業会計予算(質疑)  日程第30.議案第29号 令和4年度湖南市下水道事業会計予算(質疑)  追加日程第1.追加提出議案の上程(提案説明)         議案第30号から議案第33号まで(市長提出)  追加日程第2.議案第30号 湖南市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例及び湖南市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  追加日程第3.議案第31号 湖南市職員の給与に関する条例及び湖南市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  追加日程第4.議案第32号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第1号)(質疑)  追加日程第5.議案第33号 湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画の策定について(質疑)  追加日程第6.決議第1号 ロシア連邦によるウクライナ侵攻を非難する決議(議員提出)(質疑等)1.会議に出席した議員(16名)   2番  中土翔太君     3番  副田悦子君   4番  細川ゆかり君    5番  川波忠臣君   6番  松井圭子君     7番  奥村幹郎君   9番  赤祖父裕美君    10番  藤川みゆき君   11番  大島正秀君     12番  上野顕介君   13番  望月 卓君     14番  永田誠治君   15番  加藤貞一郎君    16番  松原栄樹君   17番  森  淳君     18番  菅沼利紀君1.会議に欠席した議員(2名)   1番  柴田栄一君     8番  堀田繁樹君1.会議に出席した説明員     市長         生田邦夫君     教育長        松浦加代子君  委任説明員     総合政策部長     山元幸彦君     総合政策部次長    森村政生君     総務部長       井上俊也君     総務部次長      西田章彦君     市民生活局長     植西正彦君     健康福祉部長     蒲谷律子君     健康福祉部理事    服部昌美君     健康福祉部次長    今井 操君     子ども家庭局長    中村聡子君     都市建設部長     西村 正君     都市建設部理事    奥村 裕君     都市建設部次長    竹内範行君     環境経済部長     加藤良次君     環境経済部次長    東峰一馬君     上下水道事業所副所長 加藤善彦君     会計管理者      岸村 守君     教育部長       西岡嘉幸君     教育部次長      加藤明美君1.議場に出席した事務局職員     局長         岡田正彦君     議事課長       山岡展也君     主事         岩廣ひかる君 △議長挨拶 ○議長(菅沼利紀君)  おはようございます。 昨日の挨拶させていただいたアナウンスですけれども、早速つけ加えていただきました。ちょっとした考え方や思いの部分を積極的に変えられることで、少しでも皆様方の思いに寄り添った議会運営につながるのだと思います。大変ありがとうございます。 本日は、新型コロナウイルスと、また公共交通についてという一般質問から始まります。市民の皆様方にとって本当に身近な題材でございますので、ぜひとも皆様方にお聞きいただけたらなと思っております。 本日は4日目でございます。追加上程等もございますし、非常に複雑な1日となりますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。 開会前に報告します。8番、堀田繁樹議員から、体調不良のため本日の会議を欠席する旨の届出がありましたので、報告を申し上げます。 △開会 午前9時31分 ○議長(菅沼利紀君)  ただいまの出席議員は16人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクを着用することとします。 本日の議事日程をお手元に配付しておきましたからご了承願います。 △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(菅沼利紀君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、5番、川波忠臣議員および6番、松井圭子議員を指名します。 △日程第2.一般質問 ○議長(菅沼利紀君)  日程第2.一般質問を行います。 昨日に引き続き、通告書の順番に発言を許します。 はじめに、7番、奥村幹郎議員の発言を許します。 7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、7番、奥村幹郎が議長に負けないような大きな声で、張りのある大きな声で、マイクの向こうの未来に向かって一般質問をします。 新型コロナウイルスの感染症でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りしますとともに、今も感染症、後遺症等に苦しんでおられる方、早々の、早期のご回復をお祈り申し上げます。 新型コロナウイルス感染症は2019年末、中国・武漢で発生したと報道され、その正確な正体も正しい対処法も当初は分からず、翌年には国内に侵入、私たち国民、市民を不安の中に陥れました。昨年末やっと鎮静化したと思われた新型コロナウイルス感染症は、変異したオミクロン株という形で、6度目、私たちを不安に陥れております。 新型コロナウイルス感染症は、発生の翌年当初の感染報道から始まり、学校の一斉休校、緊急事態宣言、各地での度重なるまん延防止等重点措置等、その見えない脅威に対して市民の皆様、ソーシャルワーカーの皆様をはじめ、すべての皆様がそれぞれのお立場で可能な限りの防衛策、また万一自身が感染していた場合の拡散防止策を行ってくださいましたことに敬意を表します。また、コロナ禍の前からの20年以上にも及ぶデフレ、それに伴う経済不安、低成長、そこに起こったこの国内外のコロナ禍、最近ではロシアによるウクライナ侵攻、それに起因すると思われる原油高騰など、私たちのあらゆる不安は増すばかりであると考えます。そんな中、皆様のストレスはいかばかりかと考えます。 そこで、今回の質問では、この3密回避、外出自粛等々、ストレスのたまりやすい状況が起こりました。そんな中での子どもたちの体力状況と成人の健康診断受診状況、2点について分割して質問します。 まず、1としてコロナ禍における児童・生徒の体力状況について質問します。 スポーツ庁は、2021年度全国体力・運動能力・運動習慣等調査の結果を公表いたしました。全国の小・中学生を対象とする2021年度の調査結果によりますと、2019年度の前回調査と比べ、持久走や反復横跳びを含めた実技8種目の点数、回数やタイムなどの成績が軒並み低下し、体力合計点でも男女とも大きく低下し、肥満の割合が増加したとの報告です。同庁では、コロナ禍による運動時間の減少やテレビ、スマホゲームなどを視聴するスクリーンタイムの増加などの影響を指摘しており、コロナの感染拡大を防止するため学校の活動が制限されたことで、体育の授業以外での体力向上の取組が減少したと考えられるとしています。スポーツ庁では、「社会のデジタル化は今後も避けられない。このコロナ禍の影響による、運動をしない、もしくは運動の時間が減少したままの生活習慣が定着してしまうことは避ける必要がある」とし、「学校や家庭で日頃から児童生徒に運動やスポーツをすることの大切さを伝えるとともに、運動の楽しさを実感し、工夫しながら運動をする習慣の定着に努めることが大切である」と述べ、「まずはコロナの感染拡大防止に努めつつ、体育の授業などでできることから実施していくことが重要。そのうえで、コロナの感染状況を踏まえ、子どもの体力向上を図るために、運動やスポーツをすることが好きな子どもたちの育成を目指した体育の授業の工夫、改善などの取組を一層推進し、幼児期からの運動習慣の形成に取り組む」とされています。 一方で、コロナの影響による児童生徒の体力低下の回復を急ぐあまり、過度に運動やスポーツを実施したり、トレーニング的な取組に偏ることは避けるべきともされています。児童生徒の実態に照らし、着実で継続的な取組を進める必要があるとも指摘しています。 そこで、湖南市教育現場において、(1)としまして、子どもたちの体力・運動能力の向上に向けた施策について質問します。 ①湖南市としての特徴や問題点を分析しているか。 ②運動する機会や場所の提供は充足しているか。 ③各学校でモデル実施している取組を把握できているか。 ④成果が上がった取組は全学校で実施してはどうか。 次に、子どもたちの健康、体力向上は、家庭生活と密接に連携を図って進めていくべきとの観点から、(2)としまして、保護者への情報提供と実践について質問します。 ①運動能力の低下や生活習慣の悪化について、きちんと保護者に情報提供できているのかどうか。 ②保護者を巻き込んだ施策を検討してはどうか。 以上、質問します。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 おはようございます。よろしくお願いいたします。 ちょっとだけ時間いただきたいと思います。政府はようやく、ワクチン接種3回目が遅れたことを認めたようでございます。そういうことかなというふうに思っております。ただ、4回目のワクチンの接種の準備をそろそろ考えなきゃならんというふうに思っております。 皆さんご存じのごとく、オミクロンの亜種といわれるやつです。4月に入ったときに恐らくこの種類が増えるであろうという予想がされておりますので、それに対する対応をどうするかということを真剣に考えなきゃならんと思っております。 それから、滋賀県の状況あるいは湖南市の状況を見ますと、おおよそピークは過ぎたと思っております。入院している方、しかしながら元の生活にはなかなか戻れません。元のいたところになかなか戻れません。ただし、コロナのほうを診ているそれぞれの医療機関は、期限としましては10日、自分たちの責任の期間は見てくれますが、その期間が過ぎましたら、これはもう帰しよります。2週間じゃなしに、10日ぐらいなってもまだ、ご存じのごとく、PCRの検査をしますると陽性に出ます。2週間で早い人でしたらPCRの検査は陰性化しますが、10日ではやっぱり残ります、まだ。その段階であったとしても、ほかの人への感染能力はないという判断でもってやりますので、今申しましたように帰します。帰しますが、帰せない。落ちとる、体力が。しかしながら、自分たちの責任の期間は済んだので、何が何でも帰します。食事が入らない状況であって、そんなん、この状態で帰さんといてなと言っていても、なかなかそれは言うことを聞かはりませんし、帰されます。「そっちでやりなはれ」と。例えば介護施設に戻れるかといったら、戻れない方もようけおられます。そしたらその人らはどこに行くかということが問題になっていまして、ピークは過ぎましたが、さあこれをどうするかというところら辺が今現在、悩みの種であります。滋賀県の状況も、湖南市の方で各医療施設に入っておられる方もそういう状況であります。コロナそのものではなしに、もともとの体力が落ちて、あるいはいろいろな持病をお持ちの方がなかなか戻れないという状況でございます。そういう状態でありまして、ちょっといましばらくはしんどいなというふうに思います。ただし、発熱外来のところにおいていろいろな検査をするという方は、確かにピークは済んだかなというふうに思っております。これから少し、コロナそのものでお亡くなりになるんじゃなしに、いろいろな、もともとの体力が落ちて、コロナに感染した方々が、さらに体力が落ちていくという時期が今これからだと思いますし、3月いっぱいかかるかなというふうに思っております。少し違うことを申しまして、誠にすみません。 いろいろ質問いただきました。子どものところでのご質問でございましたが、まず担当部署からそれぞれお答えいただきまして、議員が「ちょっとおまえ、どうやねん」と、「意見言えよ」「考え言えよ」ということがありましたら、またお願いしたいと思います。それぞれ担当の方、よろしくお願いいたします。 ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  私のほうからは、まず1点目、子どもたちの体力・運動能力の向上に向けた施策についてお答えします。 ①の湖南市としての特徴や問題点の分析についてでございますが、毎年小学校5年生と中学校2年生を対象に実施している、議員もいわれましたスポーツ庁の令和3年度全国体力・運動能力・運動習慣等調査報告書によりますと、種目別では、本市の児童生徒は握力、握る力、投力、投げる力は全国を下回り、50メートル走や20メートルシャトルランの走力は全国平均を上回るという結果でした。体力合計点については、前回調査と比較して全国的に低下していますが、本市でも同様に、小・中学校男女ともに低下しました。体力合計点低下の主な背景としては、以前から全国的にも指摘されている運動時間の減少や肥満傾向のある児童生徒の増加が考えられます。さらには、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、外に出る機会の減少や様々な活動に制限がかかったことにより、こういった傾向に拍車がかかっていると考えております。 次に、②の運動する機会や場所の提供についてでございますが、一昨年度には各校の体育主任教諭で構成されている体育主任会において、運動ドリル、通称「湖南版:運ド」を作成しております。「湖南版:運ド」は、コロナによる全国一斉臨時休校を機に作成されたもので、非接触型の運動や家庭でも楽しんで取り組める運動を多数紹介しており、また、子どもたちの発達段階に合わせて内容を選択することができ、体育の授業や長期休業中の宿題としても活用しております。そのほかの機会として、授業間休みや昼休みにおける体育館の開放、裏山やアスレチック施設のある学校はそこも活用し、運動場以外でも楽しんで体を動かすことができるような場を提供しております。 次に、③の各学校で実施している取組についてでございますが、朝の10分間運動や業間マラソンなど、始業前、授業間休み、昼休みなどを利用して様々な運動プログラムを実践している学校があります。また、子ども主体の運営で楽しく運動に取り組んでいる学校もございます。大会に向けて目標を持ち、休み時間に練習するなど、運動に対する意欲向上にもつながっております。 ④の成果およびその共有についてでございますが、各校の体育主任教諭で構成される市内体育主任会を定期的に開催し、各校の実践や成果を共有しております。具体的な数値としては表れてはいないものの、「休み時間に外で過ごす子どもが増えた」や「『湖南版:運ド』を活用して継続した予備運動を授業や宿題に取り入れることができた」などの成果を共有しております。他校の実践を参考にしながら、学校の実態に応じて年間計画を立て、体力向上の策を講じています。しかし、コロナの影響による児童生徒の体力の低下の回復を急ぐあまり、過度に運動やスポーツを実施したり、トレーニング的な取組に偏ったりすることは避けなければなりません。児童生徒の実態に照らして、着実で継続的な取組を進めてまいります。 次に、(2)の保護者への情報提供と実践についてお答えします。 ①の運動能力の低下や体調の変化等保護者への情報提供についてでございますが、コロナ禍にあっては、児童生徒の心身の状況把握は大変重要となりますことから、特に朝の健康観察については、家庭での検温結果などの状況を書いた健康管理票を回収し、一人一人の状況把握を担任と養護教諭が中心となって行います。また、児童生徒の体力や運動能力の傾向については、ほけんだよりなどの通信による周知や、PTAの代表者や学校医から成る学校保健委員会で情報提供を行っています。 ②の家庭・保護者を巻き込んだ施策についてでございますが、コロナ禍にあって密を避けるという観点から、以前に比べると学校においては保護者と子どもが共に楽しむレクリエーション活動などの機会は減っているのが現状ではございますが、さきに述べた「湖南版:運ド」には親子で取り組むことができる運動も多数紹介しており、家庭学習としても活用しております。なお、「湖南版:運ド」は本市教育研究所のホームページにも掲載しておりますので、どなたでも自由にご活用がいただけるものとなっております。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  それでは再質問させていただきます。 1すべてについてですが、②から④については既に分析しており、全国調査、市内調査も含め分析しており、それぞれの学校で工夫を凝らし、情報を共有し、成果を共有しているとの答弁と理解します。また、①の体力低下は、もともとその傾向があったところに新型コロナウイルス感染症の脅威が輪をかけたとのことです。そう理解させていただきます。私もこの失われた2年間の取返しのために過度なトレーニングや運動は不必要だと考えますが、この時期には得るものもあった、楽しみも知ったなど、この辺の言葉で言いますと「これはコロナであかんかったけど、こんなことができるようになったよ」と言える状態をつくり出すことも大切だと考えます。まさに教育長おっしゃられる「ピンチをチャンスに変える」であります。 オミクロン株は重症化しにくいとのことですが、子どもたちにも容赦なく感染しているようです。大変悩ましいことですが、これも警戒するあまりに子どもたちに不要なストレスを与えてしまったり、運動不足の原因をつくってしまわないよう、引き続き十分な配慮と今後の対応を願いたいところです。このオミクロン株、最近の流行について何かご答弁ございますでしょうか、達成状況等ですが。 ○議長(菅沼利紀君)  教育長、答弁。 ◎教育長(松浦加代子君)  1月明けましてからオミクロン株の流行で学校が臨時の学級閉鎖、それから1校、学校閉鎖ということになりましたけれども、その閉鎖によって蔓延するということがきちっと防げたなということであります。ですので、閉鎖というのが非常に有効的だったなと。その閉鎖のためには、やっぱり医師である市長のご意見だとか、それから健康福祉部の意見だとか、そして保健所のご意見だとか、そういったところがタイムリーに入ってきましたので、非常に素早い対応ができたなと、そのように考えております。ですので、学校へやっぱり来るということ、非常に集うということは大事なことですので、それも一つ子どもたちの体力というところで確保ができるというか、学校へ来るってこんなに大事なことなんやなと改めて感じさせていただいた次第です。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  私もホームページとか、近所のお子さんをお持ちのご父兄の方とかお伺いさせていただきまして、いっときはどうなるんかなと正直思ったときもありましたけども、適切な対応ご苦労さまでした。敬意を表します。 ②についてですが、体育館開放とか裏山、裏山いい響きですね、アスレチックのある云々と答弁いただきました。子どもたちは、日常も大事ですが、非日常は大好きです。僕も好きです。仲間と過ごす非日常はなお楽しいものです。けが等のリスク等はつきまといますが、配慮のうえ、視点を変えた運動プログラムのさらなる実践を期待いたします。この件について独自の活動等ございましたら、ご答弁願えますでしょうか。
    ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 独自の対応というところ、先ほどの答弁でお答えしました「湖南版:運ド」というところに尽きるかと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  その「湖南版:運ド」、湖南市版運動ドリルというんですね。一昨日、共産党議員団の代表質問にもご答弁いただきまして、拝見させていただきました。手作り感満載の力作で、体を使った体験をしてもらおうと26項目、これが目次になりますかね、26項目もの気持ちのこもった力作だと思います。せっかく作っていただきました。また随時追加されるのかとは思いますが、中身も充実させていただきたいと考えております。皆さんも湖南市教育研究所のホームページ、教育情報、その他のところから拝見することができますので、僕と同じように閲覧されてはどうかと思います。また、子どもさん、お孫さんをお持ちの皆さんはぜひ活用すべきだと思います。こんなん見もって、家庭内で、またお庭で、公園で使われるのも一つのコミュニケーションでもあり、体力向上の一策だと思います。 この「湖南版:運ド」、子どもたちに手渡ったと思うんですが、紙ベースでしたか、データベースでしたか。質問します。 ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  今の湖南市版運動ドリルの子どもたちへの提供方法についてお答えします。 運動ドリルは、子どもの発達段階に合わせて授業で活用したり、日々の宿題や長期休業中の宿題など家庭学習で活用したりと、活用の仕方は学年や学校によって異なりますが、すべて紙ベースで提供しております。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  当然、紙ベースだったと思います。1人1台のタブレットが間に合うか間に合わないか、間に合わないときに、学校休業の間に先生方が頑張って作っていただいたと思うので紙ベースだったと思うんですが、せっかく作っていただいたんですから、今ホームページで見られますよということは子どもたち、それからご家族の皆様に伝わっているでしょうか。質問します。 ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  今の再質問にお答えします。 当然、今の端末で見ることもできますし、ご家庭においてインターネットで見ることもできる、そういったことは周知に心がけております。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  ネットで見られますよということがご家族の方にしっかり伝われば、これで見ることができるので、そっちのほうの周知も徹底されてはどうかなと思いまして質問させていただきました。スマホを前にして、室内とか公園とか庭先で活用できますよという告知もありかなと思います。タブレットの持ち帰りが実現できれば、スマホも併用して、またご家族との活用もうまくいくのかなと思います。保護者を巻き込んだ体を動かすツールとしても十分に対応可能だと考えます。また、学級閉鎖、学校閉鎖のときの対応にはその威力を発揮してくれるのではないかなと考えます。タブレットの持ち帰りを実現させ、通学できないときのための使い方を確立されることを期待します。 そこで、タブレットの持ち帰りの計画について再質問します。 ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  タブレット端末の家庭への持ち帰りについてお答えします。 現在、新型コロナウイルス感染症に伴う欠席や学級閉鎖の際に家庭で活用し、各教科のドリル教材や計算アプリを活用し、自主学習を進めています。また、放課後にオンライン会議を開き、児童生徒の様子を確認したり、学習内容の質問を受けたり、そういった使い方を今はしております。さらに来年度からは、日常でも端末を持ち帰り、さらなる活用を進めていきます。また、家庭にWi-Fi環境がなくても、オフラインで学習できるアプリなどを活用しながら家庭学習を充実させる方策を検討しております。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  新年度からはお持ち帰りを実現させてというところです。オフラインで取りあえずは十分かなと私自身は思っています。オンラインである必要があるところとオフラインでも十分なところを上手に使い分けて活用して、せっかく入って、稼働もされております。十分活用はされていると思いますが、使い方によっては優れものになります。うまく活用された教育を実施されることを期待いたします。 また、学習だけじゃなしに、先ほど申しましたように、体を動かす体育の授業でも使えるということは十分承知しておりますので、体を動かすツール、それから家族で体を動かすツール、団らんのツールなどにも使えればなお結構かと思いますので、試行錯誤、よろしくお願い申し上げます。 タブレットの持ち帰りで家庭、保護者を巻き込んだ、体を動かすことを含めたさらなるムーブメントが起こることを期待し、1の質問を終わりますが、関連で市長、医師として、市長として、子どもたちのコロナ禍によるこの2年間のストレス、大人も含めて結構ですので、コロナ感染症だけじゃなしに、コロナを防ぐあまりに体を動かさなくなったとか、そういう、ストレスと表現させていただきますけれども、ストレスの状況について感じていらっしゃることがあれば、お答え願えますでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  マスクしていますので、まずそれまでに、小さな子どももマスクせえという指示が国から一時出ましたけれども、何言うてはるのかなと。そんなんできる子とできひん子があるし、ましてや一律にせえということを言ってはるけれども、国は、子どもたちのことをよく分かってはらへんなという思いがしました。それから、子どもはマスクしなくてもいいようにしてやるのが大人としての務めやろうし、自分たちのコロナに対する対応の仕方、やり方が、本当に間違いはなかったのかなということまで思って、大人と子どもも違いますし、顔全体から受け止めるという表情、子どもは子どもなりに友達から、あるいは大人から受け止めるというのは言葉だけじゃありませんので、その辺のところについてはいささか考え方が誤っているのと違うかなと思っております。ただし、かなり子どもはしゃべって何ぼ、動いて何ぼですからね、子どもは。非常に制限された中において、面白くない生活しとんねやなというふうに見ています。かわいそうやなと思って見ていますが、ただ、人に会いたそうですね。友達に会いたそうですね。友達と会いたいということを言いよるし、見ていたら「ああ、そうやなあ」と思いますね。意味のある行動、意味のない行動も含めて、子どもにとりましては意味がありますので、会話の中からいろいろ酌み取るもの、覚えなきゃならんこともいろいろありますので、それについては、子どもの時期における人間形成、子どものそれぞれのいろいろな形成過程の中においては非常にしんどいやろうし、この結果がどういう形で将来表れてくるかということについては非常に危惧しております。ただし、子どもにとりましてはそれほど深刻には考えていないし、面白く、楽しくしておるやつもおるので、そんなにこの先についてはあまり心配しておりません。子どもらは子どもらの人生を生きよるやろうしと思っておりますし。早いこときちっとした対応、大人の世界、子どもも含めてですけれども、この社会においての、このコロナというものに対する対応をするのが、私らの大人としての役目やろうというふうに思っております。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  同感であります。小さい子どもがちょっと小ぶりのマスクして、顔に合わないマスクして、手垢で汚れたマスクしてはしゃいでいるのを見ると、何かおかしいと思ったのは僕だけじゃなかったということと思います。 それでは次に2番、コロナ禍における健康診断の受診状況について質問します。 2番では、こちらでは成人の健康です。心配なのが、コロナ禍における健康診断の受診者の低下であります。ステイホーム、3密を避ける、健診場所等でのコロナ感染のリスクの回避などから、受診者の減少が危惧されています。コロナ感染リスクを回避するあまり、他の病気等の発見の機会を逃すようであれば、元も子もございません。 そこで、(1)健康診断の受診者数の動向について、(2)コロナ禍における対応について、(3)今後の受診者向上の取組について質問します。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  コロナ禍における健康診断の受診の現状についての1点目、健康診断の受診者数の動向について、まずお答えをいたします。 市が直接実施しております健康診断には、集団で行う成人健診、特定健診、各種がん検診(肺、胃、大腸)の検診がございます。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった令和2年は、緊急事態宣言の発令により春の集団健診をすべて中止しましたが、健診機会の確保のため、1月に追加で健診を実施しました。しかし、例年と時期違う時期になったことや寒い時期の健診になったこと等が影響し、成人健診については令和元年度331人に対して令和2年度は184人、胃がん検診は令和元年度780人に対し令和2年度は484人、肺がん検診は令和元年度478人に対し令和2年度397人、大腸がん検診は令和元年度1,700人に対し令和2年度1,445人と、すべての健診受診者数は減少しました。令和3年度においては、新型コロナウイルス感染症の終息のめどがなく、受診者数の増加の見込みも立たないことや急な中止を避けたいとの思いから、秋のみの検診実施とし、周知を行ったところ、成人健診は223人、胃がん検診は725人、肺がん検診は587人、大腸がん検診は1,556人と増加しており、検診の種類によって差があるものの、全体的にコロナ禍前の受診者数に戻りつつある状況でございます。 続きまして、2点目のコロナ禍における対応についてでございますが、緊急事態宣言発令時は健診そのものを中止せざるを得ない状況になりましたが、それ以降は予約制にすることで密を避け、すべての健診を中止することなく、感染対策を徹底しながら実施しております。 最後に、今後の受診者向上の取組についてでございますが、健診は不要不急の外出ではなく、自分自身の健康を守るために受診してもらえるよう啓発を行うとともに、集団で行うことについては限界もありますので、医療機関での実施可能な健診を増やす等、市民の皆様が受診しやすい体制づくりに努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  毎年行われている集団健診については、令和2年度はかなりの影響があったものの、本年度は急激に回復していると理解させていただきます。 そこで、再質問させていただきます。 (1)番ですが、答弁になかった女性の乳がん検診、子宮がん検診の受診状況はどうなっていますか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  再質問にお答えいたします。 女性のがん検診であります乳がん検診、子宮がん検診も同様に、やはり令和元年度に比べて令和2年度は受診者数が減っておりましたが、令和3年度につきましては、やはりこれもほかの健診同様、盛り返しているような状況でございます。数字で申し上げますと、乳がん検診のほうは令和元年度1,427名の受診でございましたところ、令和2年度は1,067人、今年度につきましては、1月現在で887人ではございますが、例年2月、3月の受診者数は300人前後になっておりますので、例年以上の数に最終的にはなるかなというふうに思っております。また、子宮がん検診につきましては、令和元年度が1,663人、この検診につきましては令和2年度も1,629人、もともと医療機関での実施でございますのでそう大きな影響はなかったとは思いますが、今年度につきましても1,173人、1月現在でございます。これにつきましても、子宮がん検診につきましても、2月、3月に例年でいきますと500人前後の受診者数がございますので、この数どおりになりますと1,600人前後の受診者数になるかと思われます。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  こちらも順調に回復しているということで、受診機会の喪失は防げたのかなと理解します。皆さんのご努力に感謝します。受診者数はという質問をさせていただきましたので数字をお答えいただきましたが、要受診者を母数とした受診率はどうなっておりますか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  再質問にお答えいたします。 もちろん受診者数だけでなく受診率という形でも、健康政策課のほうでは健診の状況をつかまえておるところでございます。成人健診につきましては、令和元年度が2.4%、令和2年度1.3%、令和3年度、今のところ1.6%というふうな形で少し盛り上がってきているというふうな状況でございます。ほかの健診についても大体同じような形で、受診率としても一旦令和2年度は下がっておりますが、令和3年度、少しずつでも増えているというふうな状況になっております。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  今の数字のところがちょっと理解できなかったんですけど、もう一度お願いします。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  受診率にしますと、受診対象者というのをどう捉えるかによって若干違いが出てくるかと思いますが、成人健診につきましては、19歳から39歳の市民様すべての方を対象と一旦これは捉えておりますので、受診率としては低い数字になります。 もう一度言わせていただきますと、令和元年度が2.4%、令和2年度が1.3%、令和3年度が1.6%というふうな形になります。ほかの健診におきましても、対象者をどう捉えるかということで、今、県のほうも市民さんの対象年齢層すべてを捉えるときと、最近では国保対象者の方を対象として、その方の中の、国保対象者の方の受診率というふうな形で率を上げるというふうな形に今は変わっています。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  理解させていただきました。ちょっとびっくりするほど数字が少なかったので、再び質問させていただきました。受診対象者をどう捉えるかというところでこの数字になったと理解させていただきます。 受診者数で追いかける、受診率で追いかける、いろいろな方法がありますが、この受診者数、目標を持って取り組んでおられるか、数でいかれるのか、率でいくとちょっと何を母数にするかというところで変わってくるかと思いますが、目標を持ってやっておられるのかどうかというのを最後に質問させていただきます。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  健診の目標につきましては、健康こなん21計画に基づき目標を立てさせていただいているところでございます。その目標に向かいながら、受診者数が増えるように努力をしているところでございます。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  7番、奥村幹郎議員。 ◆7番(奥村幹郎君)  丁寧なご回答をいただきました。ありがとうございます。 コロナ状況に応じた開催日程等、調整、工夫、日々のご尽力に敬意を表します。受診者数、受診率のさらなる高みを目指して、受診啓発活動等を望むところであり、日々の啓発、受診しやすい環境づくりに鋭意努力されることを期待いたします。 私は、政治と行政の役目は皆様の様々な不安を少しでも可能な限り取り除く、和らげること、そして明るいあしたに案内することだと考えております。引き続きの発展にご期待いたします。 これで7番、奥村幹郎の質問を終了いたします。 ○議長(菅沼利紀君)  これで7番、奥村幹郎議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが、暫時休憩といたします。再開は10時35分、9分間といたします。 △休憩 午前10時26分----------------------------------- △再開 午前10時35分 ○議長(菅沼利紀君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどからメールか着信の音が聞こえておりますので、お手持ちの携帯電話のほう、一度チェックをしていただけたらなと思います。 次いで12番、上野顕介議員の発言を許します。 12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  まず、質問に入ります前に、この国際情勢と申しますか、昨今のテレビ報道などで皆様ご存じのとおり、ロシアがウクライナに侵攻するというようなことが起きております。たくさんの民間人の方も亡くなっておるようです。中には著名なスポーツ選手なども含まれているというようなことが報道でありました。私たちが今、このように議会という民主主義の象徴であるこの場で議論できることは、まず何よりも足元の平和があってこそということを強く私は感じております。今、この平和の時代に生きていられることを感謝しながら、また、ロシア、ウクライナの紛争、侵攻が即時終結することを祈りまして、一般質問に入らせていただきたいと思います。 なぜ今回公共交通、デマンド交通の質問をするのか。それは、この春より甲西南線、妙感寺ルート、石部診療所ルートでデマンド交通の実証実験が始まることに尽きます。そのことにより、行政は住民説明会を当該各地区で行っており、その説明会には、時には50人、60人とたくさんの参加者がありました。そして、住民が一様に不安と不満を口にすると、こういった光景が見られたということです。実際に私も参加しましたし、ほかの議員さんも参加されていました。1か所では市長ご自身がおいでになって、住民への説明をされておられました。今回の質問の目的としまして、そのような住民の不安が解消され、今後の取組において改善の余地を、どこまで期待できるのかを示していただきたい、このような思いです。 次に、デマンド交通開始にあたっての行政側の法的手続の事情の説明を求めたいとも思います。なぜこんな形になったのか。これは、住民のみならず議会にもあまり知らされていない部分だと思っています。そして、行政は公共交通を予算面から考えざるを得ないんですが、住民は利便性を第一に考えており、スタンスの違いでどのように折り合っていくことができるのか、今後の交通の在り方について議論を交わしたい、そう思っております。 ところで、私自身は今回のデマンド交通の開始に完全に賛成できるわけではありません。それは、もともとは家から目的地までの往復ができる交通、これを目指すことが私の考え方であるからです。今回はバスのように停留所があるところでしか乗り降りはできません。家からバス停までは歩くのです。また、目的地にバス停がなければ、そこへは運行できません。しかし、全体的に言えば、この十数年、議会からも何度も重ねて要求してきたデマンド交通が曲がりなりにも開始されるということは、従来と比較して格段の進展であると思いますし、デマンドにすることで住民が享受できるメリットは限りなく大きいというふうに信じています。そこには、執行部には敬意を表するところであります。そして、今後の改善を心より期待して、通告に従って質問をしてまいります。 今春より一部地域で現行のコミュニティバスからデマンド型交通として小型乗合自動車運行事業への実証実験を開始することについて、公共交通としての位置づけより全般的に尋ねたい。特に以下の点について質問します。 一つ、現行のコミュニティバス事業の問題点について。バス事業でなく小型乗合交通に変えていくことは、言い換えればバス事業に課題があったからではないか。そこはどのように市としては考えているのか。乗車人員の課題や狭い道路での交通事情など、挙げれば枚挙にいとまがないが、参考までに1人の住民から市に提言書が来ており、そこには本数、目的地までのルート選定、雨雪をしのぐ屋根、ベンチ、分かりやすい乗換え案内、バリアフリーのノンステップバス導入、こういったことが課題だと感じているということが記載されておりました。また、公共交通は低運賃で安全に目的地までできるだけ早く運行することであるという意見もいただいているところであります。 二つ、小型乗合自動車運行事業に期待する成果について。では、そのようなバス事業の課題を踏まえまして、小型乗合交通にはどのようなメリットがあるのか。傍聴の方にも分かるように、ここはしっかりと行政が市民に伝えていっていただきたいと思います。 三つ、デマンド型に切り替えることにより、実際に起こる、または予想される課題について。ここは大変だと思いますが、そもそも論ですが、どこでも行けるわけではなく、デマンド運行区域を限定して運行する理由はなぜなのか。要は、既存のバス停を使うという方法でデマンド事業を始めるのはなぜなのか。法的な事情を含め、説明してほしい。そして、停留所は今後増設できるのかを説明してほしいと思います。 それから、市内中心部同士は行き来できないということになっております。住民説明会の折にこのような用紙が配られております。ここには対象路線と、それからバス停の地図があるんです。それから、妙感寺、三雲のほうからと美松台のほうから市内の中心部に向かって出られますよという一つのエリア、それからもう一つは石部医療センター線、西庁舎を含め、石部のまちづくりセンターとか東寺とかを含む医療センター線、ここから市の中心部、この東庁舎付近に出ることができますよと、このような二つのエリアということで説明をされているわけですが、その中心部同士の行き来ができないということも併せて住民説明会ではなされているところです。具体的に言うと、この東庁舎から夏見の保健センターへは行き来はできないということが決まっています。そこについて当然課題があるわけなんですけども、このことについて事情を説明していただきたいと思います。 それから四つ目、今後の展望と提案についてということですが、まずは市の考える今後の公共交通の展望を示してほしいと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 よろしくお願いいたします。傍聴席の皆さん、ご苦労さんでございます。 そもそも論でまず入らせてください。公共交通というものがうまくいっているというところは、なかなかございません。ありません。滋賀県下を見ましても、いろいろいろいろ工夫しているんですが、なかなか公共交通のところはうまくいきません。いろいろ行政としてやらなきゃならん一つとして、移動というものの手段をどう確保するかという、これも行政の責任であるということは思いますが、薄情な言い方しますると、なかなかそれだけの力量が行政の中にはございません。先ほど来話が出ていました公共というもの、行政としての責任を負わなきゃならんのはどこまでやということも考えております。福祉の一環としていろいろいろいろ求められるというところ、そこまですべてをカバーするということは、恐らく行政としては無理だと思います。先ほどちょっと話が出ましたね、家の前から目的地までということをいわれますが、そこまではなかなか難しい。さらに言わせていただくならば、家から出るときどうするんや、それから家の前、この辺を詰めていって話を詰めていきますると、非常に難しい問題がございます。 今回の、さらに薄情な言い方して誠に申し訳ないんですが、デマンド型の小型乗合自動車運行事業、これは試験的にやるということですが、利用していただける方が多かったら、非常に利用者が多かったら、この計画はしなくてよかったんじゃないかな、試験的にこの事業をしなくていいんじゃなかったんだろうか。この方法は果たして本当に合っているのかどうか、行政としてのサービスがよくなるということにつながるということなのか、利用者がとにかく増えるのかどうかということも考えなきゃならんし、一つの試験的にやらせていただくということに尽きると思います。今回やらせていただく路線として見てください。非常に利用者が多い路線かどうか。やめるというわけにいかん中において、一つの工夫としてこれをやってみよう、それが、サービスがよくなるということを理解してもらえる、あるいはそれをやる側としてはサービスがよくなる、利用者が増える、乗り降りされる方が増えるということにつながるということを目指してはいるが、さらに利用者が減ってきた場合はどうするかというこれからの課題が残されていると、あるんだというふうに思います。公共交通ということ、確かに公共交通の中には福祉という側面があるのは認めますし、しなきゃならんのは分かりますが、すべてということはなかなかできない。その中で悩みながら、非常に悩みながら今回のデマンド型の小型乗合自動車運行事業という、期限つきでございますし、その中においていろいろいろいろ迷いながら、その都度その都度軌道修正しながら考えていかなきゃならん事業だというふうに思います。誠に言い方悪いんですけども、そんな格好のいい話ではありませんし、バラ色の計画ではございません。そこのところを十分説明できたらというふうに思います。担当部署からまた説明してもらって、その後、またよろしくお願いいたします。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  それでは、私から公共交通についてお答えいたします。 まず1点目の現行のコミュニティバス事業の問題点についてでございますが、本市のコミュニティバスは、高齢化や少子化を背景に、市街地の病院へ通院、商業施設などへの買物や通学、通勤のため鉄道に乗り継ぐ交通手段など、暮らしに欠かせない公共交通インフラとして地域住民の日常生活に必要不可欠な生活交通路線を果たす役割をしております。近年の人口減少の進展や社会経済活動の変容による交通需要の減少を背景に、鉄道などにおいて現行の運行事業の見直しが行われており、地域公共交通と広域交通を結ぶ駅の結節点において様々な影響も見込まれます。 現在のコミュニティバスは、事業者が道路運送法に基づき、定時定路線運行の申請により、利用者の有無にかかわらず運行しており、効率的な運行や運行経費という点におきましては課題があると考えております。また、バス事業の運送収益は年々減少の傾向にあり、持続可能となる運行サービスの維持を図り、利用促進への細やかな対応においては財政面が課題となっております。 次に、2点目の予約制小型乗合自動車運行事業で期待する成果についてでございますが、予約があったときのみ運行するため、脱炭素社会への貢献や効率的な運行が可能になります。また次に、定時定路線運行とは異なり、エリア運行内においては決められたルートを設けていないため、目的の停留所までの移動時間の短縮に期待も持てます。また、車両の小型化により、バスでは入れなかった場所の停留所を新設することが可能となり、移動の便益性が期待できると考えております。 次に、3点目のデマンド型に切り替えることで予想される課題についてでございますが、コミュニティバスが果たす役割は、地域の交通手段を確保する、すなわち、地域住民の日常生活に必要不可欠な生活交通路線を果たすことだと認識しております。特に、民間バス事業者の参入が見込めない不採算路線等におきましては、生活路線として持続可能となる公共交通を確保する、維持することが重要であると考えております。 こうした中、運行方法を見直す実証運行をなぜ行うかという意義、目的で地域や利用者の皆様と共通認識を図ることが一つの課題であると考えております。昨年の10月より対象地域や各関係団体等の皆様との意見交換を始め、2月に対象地域5会場で説明会を開催させていただき、予約の方法や停留所の新設など、ご意見やご提案をいただきました。こうした利用者の皆様の思いを反映した運行が可能であるかどうか検討を進め、課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、4点目の今後の展望と提案についてでございますが、地域公共交通を取り巻く状況が厳しくなる中にあって、地域との連携を図りながら、持続可能な地域公共交通ネットワークの実現を図る枠組みが必要と考えております。地域にとって望ましい公共交通網の姿を明らかにするため、実証運行における評価や効果も参考として、令和5年度に仮称でございますけれども湖南市地域公共交通計画の策定を進め、地域住民の皆様の日常生活に必要不可欠な生活交通路線の維持、向上を果たしていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  答弁のほうがちょっと抜けていたようです。既存の停留所を活用しないとスタートできない事情の説明、それとバス停の増設についてということで。 では、それはちょっと後にしまして、ただいま市長のほうからご答弁をいただいたわけです。バラ色の未来じゃないよと、行政がどこまでせないかんねやと、そして、これ以上乗り手が減ったらどうすんねやということなんですが、そもそも、少し議会の皆さん、傍聴の皆さんもちょっと考えていただきたい。今までのバス路線というのは、実は定額運行だったんです。定額というのは市の経費がほぼ決まっている状態。だからどんどん乗ってもらわないともったいない、こういう路線だったわけです。そして、これから始まるデマンド交通は、1台走るたびに市が経費を負担します。市民の皆様は250円で乗れる。ところが、実際にタクシー業者はそんな、250円で三雲から甲西駅へ行けませんよ。そしたら、その間1,000円かかるとするならば、750円は市が負担するんです。そこに予算がかかってくる。だから、みんなが乗れば乗るほど市の財政は苦しくなるんです、今後は。いいですか。執行部は予算面を当然考えますから、どんどん乗ってもらったらちょっと厳しいわけです、はっきり言って。ところが、もし便利なデマンド交通であれば、どんどん乗りたいじゃないですか。もしかしたら車要らないかもしれませんね、バス停がどんどん増えれば。そう思っていますよ。私の家の近くにもバス停ができることになっています。ところが、私の家からハズイに行きたいとします。ハズイにバス停はありません。だからそこには行けない。イオンにはあります。イオンには行ける。「ハズイさんかわいそうやな、本当はハズイさんに行きたいんだけど」、こういうことになるんです。でも、このバス停がどんどんどんどんできて、「あ、あっちも行けるよ」「こっちも行けるよ」ということになれば、みんな使うでしょうね。また、そうしないと、タクシー事業者ももうからない。みんなが便利だからどんどん使うわけです。いいですか、もう一度言います。市は、予算はそんなに使われたら困るわけです。 今、年間、市の持ち出しは8,000万円から9,000万円、この事業全体で1億4,000万円程度、営収が大体5,000万円程度ですかね、毎年。そのぐらいだと思います。次からやるデマンド交通はそのどのぐらいかかるかが見えないんです。ですので、この実証実験をするときにあたって、この湖南市を四つに割った右下、このエリアでおおむね今まで8,000万円から9,000万円かかってあるのであれば、2,000万円から2,500万円程度、これが年間の経費だと考えることはおかしくはないはずです。執行部に聞いても、それは「うん」とは言いませんよ。「そんな予算、計算していません」と言うけれども、でも、大体そうです。2,000万円から2,500万円以内に収めたいはずです。この2年間の実証実験、はっきり言って1年で出るかもわからないけれども、1年間、2年間で大体どのぐらい使うのかが見えてくるときに、このデマンド交通を今後続けていけるかいけないかが、湖南市が考えていかないといけない、お金と向き合う、そういうときが来るんです。そのときに市長をされている方はどのようにこの公共交通をリードしていくのか。これは本当は後で聞こうと思っていたんですが、言おうと思っていたんですが、お金がないならばどうすればいいのか。いいですか、便利になればなるほど使って、市の予算が減る。では便利になったら誰がもうかるんですか。事業者ですよ。事業者にタフに交渉するべきです。今まで5,000万円かかっていたところを、「おまえ、これだけ走らせたってんねや、3,500万円でええやろう」と、3,000万円でええんやないか、こういう交渉ができるリーダーが欲しいし、担当課が欲しい。そして、あまりにも便利やと、もうこの便利さから逃げられない、もう私、ここから抜けられない、市民の皆さんがそうおっしゃるのであれば、250円のところを申し訳ないけど350円にしてくれへんか、こういうこともあり得るかもわからん。もしくは、あまり期待ほどじゃなかったな、もう250円のバスに戻して、こういう意見もあるかもわからない。これを決めるのは政治だと思う。官僚はいろいろな可能性を示して、シミュレーションを示す。でも、決断するのは政治家なんです。そこはしっかりと、私は市長と対峙して、お考えをもう一回持ってもらいたいなと。今日、明日の話じゃないので、長期間にわたる話ですから、そこはしっかりとまた話を議会はしていきたいなと思っています。今日これだけたくさんの方が来られているのは、今この話じゃなくて、もう一度再質問するところにあるのですが。部長、そろそろええのかな。 では、先ほどの再質問、返答をお願いします。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 既存の停留所を活用しないとスタートできない事情ということでございますけれども、現在のコミュニティバス同様の運行形態から効率的な運行により事業効果が見込めるかなど、実証運行に取り組むため、一般乗合旅客自動車運送事業による乗合旅客運送として、道路運送法第21条第2項および同法施行規則第19条の規定に基づく許可申請を行い、実証運行に当たっているところでございます。予約制小型乗合自動車運行事業を実施する3ルートにおいては、停留所を9か所増設を考えております。停留所の増設につきましては、バス停はおおむね300メートルに1か所を基準として、市内に133か所を設置しておりますが、滋賀県バス停留所安全性確保合同検討会から、安全対策が必要なバス停留所の指摘も受けております。このことから、併せて見直しなども検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  このように来られていますので、先にちょっと皆さんの不安のところからなんですけれども、先ほどちょっと答弁では触れ方が少なかったんですが、市内中心部同士の交通の今後の改善の可能性、それが1点。それから、この実証実験がうまくいかなかった場合、今の対象エリアの住民たちは今後バスもなくなって、デマンドタクシーもなくなって、何もなくなるのかという不安を持っておられますが、そのことに対する答弁。それから、小型乗合自動車の停留所の増設はできるということでしたけども、具体的にはどういった手続を踏んで、要は誰に言ったら市のほうでそういう話が通っていくのかというところ、その辺の説明をちょっとお願いできますか。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  まず、今のデマンド交通の今後の見通しについてでございますけれども、今回当然、いろいろな地域の方々、今回でいきますと3ルートを対象とした実証運行をさせていただいております。この中で今後、実証実験の結果に基づきまして、今後本格運行するのか、またバスのほうに戻すのかという議論はございますけれども、基本的には今、運行させていただいております湖南市内のコミュニティバスエリアにつきましては現状維持をさせていただきたいというふうに考えております。 また、バス停につきましては、先ほどご答弁させていただきましたけれども、基本的には9か所の増設を考えておりますけれども、今後、実証運行の中でまたご意見等をいただきまして、その増設についてもご意見を頂戴したいと思っております。それと、共通エリアの運行につきましては、これもいろいろ地元に行かせていただきますと、皆さんからご要望いただいております。それに基づきまして、当然、市の中での検討をさせていただきたいと、少しでもご利用しやすいような形で運行させていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  共通エリア同士、例えば保健センターまでの行き来は今後考えていくということでした。それから、今後、交通空白地域をつくることはあるのかという質問に対してはちょっと、バス停を残していきますよという話だったので、公共交通がなくなる地域はないというふうな返答であると理解しました。もちろんそんな地域があっては困るんですけれども。今後、改善の余地はまだまだたくさんありますが、鋭意前向きに取り組んでいくという執行部の姿勢を示していただいたものだと思います。 それから、コミュニティバス事業そのものがデマンドバスに変わったことの中には、デマンドがすばらしいからということもあるのか分かりませんが、やっぱりバスを使う人が少なかったからとさっき市長のご指摘がありましたけど、これはまさにそのとおりで、そしたらコミュニティバスの課題というのがたくさんあったんだろうなということで答弁もいただいておるところではあるんですけども、そういったバスの使いにくさというところの指摘も来ていますけども、執行部としまして、このバスの経費が妥当であったのかということの把握をされておられるのかなと。人件費とか燃料代とかいろいろ表にはなっているんだろうと思いますけども、その妥当性について検証してきたというようなことはあるのかなと思うんですが、そこらについて。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 市の補助金で運営しているということでございまして、その年度年度ごとにバスの運行の実績報告をいただいております。その中で、今いわれた人件費とか燃料代とかということの精査をさせていただいております。今後もその妥当性については十分検証させていただいて、適正な補助金等を支出させていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  今後の話じゃなくて、これまでのバス事業の見直しということで聞きました。例えば人件費幾らで、何人の運転手がいるのか。事務員何人なのか。どのように妥当性を検証したと言えますでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  まず令和3年度の上半期分で申しますと、輸送経費全体の約68%に当たる4,200万円程度が人件費となっております。バスの運転手の人員につきましては、平日11名、休日8名で運行させていただいております。この実績でございますけれども、これにつきましては当然何らかの基準が必要ということでございまして、一応、国土交通省から毎年公表されておりますバス路線の運行経費の標準原価というのがございます。これを見てみますと、平成30年度の乗合バス事業ということで、本市は北近畿ブロックという形になりますので、そこの基準的な金額で申しますと、走行1キロメートルごとに経費といたしましては原価391円かかっているというふうに報告されております。本市に当てはめますと、本市のキロ当たりの経費といたしましては237.4円ということで、経費的には大分抑えた形で経費の検証をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  ただいま、令和元年度の人件費が4,200万円という答弁でしたかね、上半期ね。じゃあ、年間を通すと大体倍ぐらいということで、そしたら令和元年度とか、大体あれなんですけど、倍にしたら9,000万円とかなんでしょうね、恐らく。その9,000万円に対して、例えば運転手が何人いるからこのぐらいの値段になるんだよなんて、そういう把握もしておいてもよかったのと違うかなと思います。もうこれ以上言うとちょっときついと思いますので、これ以上もう突っ込まんときますけども、ただ、執行部が今までこういったバス事業の経費を、しっかりと妥当性を把握してきたかというふうに突っ込まれた場合、専門部署がないんですよ。専門部署がないのに、そんな議員からの細かい指摘も引き受けて自分たちで把握していかなければならないし、指摘されたら指摘されたで、何でおまえやってへんねんということをいわれるわけなんです。今こうやって本会議場でこういうことをいわれると困るわけです。例えば年間9,000万円人件費かかっていたとしましょう。1人何ぼか知りませんよ、400万円から500万円として、何人雇えるのかなと。そんなに運転手いはるのかなとか、ぱっと計算するじゃないですか、普通に働いている方であれば。だから、そういうところもやっぱりぱっと見て、これは妥当だなとか妥当じゃないなとかいうことはしっかり執行部としても見てほしいんです。ここまで議会はちょっと追及しにくい部分じゃないですか、委託事業のさらにその先の中身ですので。ただ、これがブラックボックスとなって一般財源を圧迫してくるということになってくると、これは話が変わってきますから、やっぱりそこはしっかりと精査して、俺らに任しておけと、俺がちゃんと見ているからということを議会に対してやっぱり言っていただきたいなというふうに思います。今までのそういった精査が足りていないのであれば、このバス事業が失敗したとは本当は言い切れなかったかもわからない。今は1億4,000万円かかっているけども、ちょっと圧縮したら実は1億円ぐらいでできていたかもわからへん、もしかしたらですよ、あくまで可能性でね。そしたら、もうバスでよかったのと違うかとなるかもわからないですよね。だから、比較対照するときに、こういった総括、経費の査定であったり、こういったことができていないと、やっぱり市の方針に大きく影響を与えるわけです。今であればデマンド交通を取り入れましょうとなっているのは、8,000万円、9,000万円かかっているからなんです。これが四、五千万円で抑えられていたら、デマンド交通取り入れんでもええやんとなっていたかもわからない、予算面からしたらですよ。住民の利便性からしたら全然違いますけどね。ところが、四、五千万円でできていたら、多分デマンド交通を取り入れてくれていないと思いますよ。そんなんでデマンド交通できませんからね。だから8,000万円、9,000万円かかっていて、デマンド交通に移行してくれたことは、結果的に私はよかったなと私は思っています。 今後のデマンド交通に期待することの一つに、広域連携というのがあります。広域連携って何かといいますと、分かりやすく言うと、今、私、こうやって質問していますけど、偉そうに、六、七年前はこんなことを考えていなかったんですよ。ある人が言いました、私に。まだ議員になる前です。「私、甲賀病院行ってんねんけどな、バスで行ったらな、1日かかるねん。一回三雲駅行ってな、待ってな、また向こう行ってな、ほんで、診察終わるやろう。ほんでそのバス、また駅に向かうバスずっと待ってな、また駅でずっと待って、こっちまで帰ってくんねやわ。もったいないから時間が、タクシーで行くんやな。行ったら五、六千円かかんねやわ、往復で。ほんなら年金暮らしに、病院へ一回行くたびに6,000円払ってられへんでな」という話ですよ。これをどうにかして解決しないといけない。一つは、甲賀病院が送り迎えしてくれたらええのと違うのという当たり前の話もあるんですよ。甲賀病院それぐらいやりなさいよと、こういう話もありますし、もう一つは地元自治体であるこの湖南市が、もしくは甲賀市が、そこら辺はしっかりと公共交通を発達させようということであって、広域連携という言葉で考えていってもいいんじゃないかと思います。今、法定協議会というのがありますけど、これは法定協になっているんですかね、この公共交通会議。そこ、補助金も下りるはずですよね、法定協に。法定協でやればですよ。だから、そこの取組をどのぐらいしっかりやっておられるのか、どのぐらい補助金もらってやっているのかちょっと分からないですけども、この広域連携において、竜王町に行きたい、野洲市に行きたい、栗東市に行きたい、その目的は知りません、いろいろありますよ。今度、東近江市にコストコができるらしいですよね。コストコ行きたいというようなこともあるかもわからない。この湖南市に住んでいる中において充足できない、どうしても隣接市に行かなければならないけど、そこまで行ったら生活の大半がカバーできるというエリアがあるんです。これをしっかりと計画を立てて取り組んでいく。そして、その計画書、連携書と言いますね。連携計画をもって法定協が補助金を申請して、その事業にお金を下ろしてもらう。これを官僚の皆さんはやっていただかなければならない。その取組が今、どこまで進んでいて、今後どちらを向いてやっていこうとしているのか。広域連携について、そこについてのご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 議員ご指摘の広域連携ということで、当然これは以前からの課題ということで認識させていただいています。ただ、先ほどもちょっと答弁させていただきましたけれども、公共交通の計画の中で、他市町の状況の中で今後、本市が目指すべき、広域連携もうたっていく中で、当然検討はしないと駄目だというふうに考えておりますので、今の段階でこういう形でということではなかなかお答えはさせていただけませんけれども、今後そういうことも、議員ご指摘いただいたことを踏まえまして、公共交通計画のほうも策定させていただきたいなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  広域の課題を取り組んでほしいということを我々はお願いしているんですけど、やはり行政側の答弁としては計画つくるわなという答弁です。致し方ないです。計画がないと補助金も下りてこないというのが行政の、国から市への流れですから、何やと私は思わないですけども、聞いている方は「はあ」と思うかも分かりませんけども、これから取り組んでいくという答えだと理解します。広域連携をしていただかないとちょっと難しいというような時代になってくるかと思います。おのずと県から言ってくると思います。 まず、それから、ちょっと一番最初の答弁においてちょっとだけ分かりづらい、皆さんが聞いても分かりづらい部分があったと思うんです。それが、このデマンド交通がなぜ既存のバス停を使ってスタートしなければならなかったかという事情を、道路運送法の第21条ということで言っていただきました。その部分をもう少し簡易な言葉で言っていただきたいんですけども、その説明はちょっとしていただいてもよろしいでしょうか。再度聞くような形になって申し訳ないですが。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 停留所の理由といたしましては、予約制小型乗合自動車運行事業は、車両を大型から小型化にするコミュニティバス同様の形態から、必要なときにご予約をいただき、効率的な運行により事業効果が見込めるかなどを検証するため、既存のバス停や増設のバス停も含めて、許可申請を国土交通省近畿運輸局に行っているという事情がございますので、その辺ご理解いただきたいと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  では、私のほうの理解を言いますね。道路運送法には第21条というのがあります。この第21条の第2項というところがあって、これを規定して今回デマンド交通の実証実験をやることになっています。それはどういった項目かというと、基本的にはそういった交通は認めないけども、臨時的に認めますよというのが第21条の第2項。これには、臨時的なので時間は限定しなければならないということが記載されているわけです。だから今回、2年間の実証実験と言っていますけども、それはこの第21条の第2項があるからだと私は思っているんです。 ところが、市民の皆さんや議会の皆さんは、2年間実証実験して、よかったら取り入れんねやというふうに思っているんです。違いますね、本当は。この第21条の第2項の規定があるから、時間を区切って、そして区域を区切って取り入れないといけないということになっているんです。だから全面導入は当然、法的にはできないですし、無制限にできることはないと、時間も区域も、ということですよ。これをじゃあ全面的に取り入れるときは、第21条の第2項じゃなくて今度第4条許可ということになって、道路運送法の第4条でやるということになるんですが、この手続、どうも執行部の部長に聞いていると、ちょっと半年以上かかると。そこからまた事業者を決めたりすると1年ぐらいかかるんだというようなことを事前に聞いております。今聞かないです、だから。事前に部長からそのようにお伺いしていますので。そうなってきますと、この実証実験をやるにあたって、2年間とありますけど、やっぱ前半の1年間ぐらいである程度ちょっと結果を見ておかんと、次、全面的に取り入れるときは難しくなってくるのかなというようなことも踏まえて、議会と今後、対話をしっかりと重ねていっていただいて、ありていに言っていただいて、こういう事情なんやわということを、実証実験だから時間を区切っているかのように言っていますけども、そうじゃないんだよというようなことも含めて言っていただきたい。 ただ、このデマンドを取り入れるにあたって、もう15年以上、これは議会から言ってきているわけですよ。やっとここ数年で言っていただいた、その背景は団塊の世代ですよ。今、73歳から76歳ぐらいですかね、大体そのぐらいの方々が免許の返納をどうしようかなというふうに考え出す頃です、返納はしなくても。そのぐらいの方々が急速に増えてくるに従って、このデマンド交通は取り入れざるを得なくなってくるんだと思います、私はね。だから、これはなくしては駄目だと思いますよ。もしも市バスに戻した場合、歩いていかないかんので、そしたら家から歩かないといけないですね。もう買物とか金融機関とかも行けなくなるので、「そんなんもう行政は知らんで」というのも一つの手ですけれども、そこはうまいことやりようがあると思うんですよ。この再質問は、じゃあそういった経費不足に陥らないために収入を上げるということも考えないといけないでしょう。デマンド交通は金食い虫だ。同時に金をもしかしたら持ってくるかもしれない。どうやって持ってくるか。停留所を店の前に造ってあげるんですよ、病院の前でもいいですよ。金払えというんですよ。停留所を造ることで病院や店舗はもうかるわけですよ。ありがとうってなもんです。そしたら、ちょっとそれは応分の負担をお願いしていいですかということは行政として言ってもいいんじゃないですか。それは収入の増になると思うんです。その辺についての市のお考えを聞いていきたいと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 議員ご指摘いただいた、当然、事業として支出ばかりじゃなく収入の増ということも考えていく必要があろうかと思います。その中で現在、実証運行という形で2年間という予定はさせていただいておりますけれども、包括的な運用とした場合には当然、議員ご指摘いただいたことも検討の一つというふうに課題として考えさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  ちょっと話、聞いてくださいね。私は現実主義者でございますし、できること、できないこと、こうしたほうがええなというふうに思いながらも、現実には先立つものの関係、法律の関係、いろいろなことがありますし、できないことはできない、今はできないけども、ちょっと頑張ったらできるということもあると思います。現実を言います。 コロナのワクチンの接種のところで、傍聴席の皆さんもお聞き願いたいんですが、コロナのワクチンの集団接種場、あるいは個別接種場に、その接種の行き来するのに、このコミュニティバスを使われた方が何人おられると思いますか。公共交通を使ってワクチンの接種場に行かれた方が何人おられたと思われますか。これが一つ。 もう一つ、高齢者の無料乗車券、回数券です。これ、市は高齢者のところに配りましたが、約4,000人に配りました。そのうち現実にこの回数券を何人の方がお使いになられたと思いますか。意外と少ない。意外と、意外と、意外と少ない。 ワクチンの話に戻しますが、ワクチンのところで、このコミュニティバスを使ってそれぞれの集団接種場、あるいは医療機関に行かれた方というものは集計しております。物すごい少ない。だったらどういう形で、お年寄りもどういう形でワクチンの接種場に行かれたかということも、何を使って行かれたかということも集計しております。これが現実であります。物すごい少ないですよ。無理してでも、言葉悪いです。叱られるのを覚悟で申しますと、無理して行っておられる方もおられます。確かに自分で行けない方はようけおられます。しかしながら、無理してでも行こうという気持ちになったときは、「あ、行けるやんか」ということが一つ。 それからもう一つ、高齢者の無料の乗車券、回数券のところで4,000枚配っておりますが、現実に使われた方は1,000人です。あとの3,000枚はどこに行っているんですかね。持っておられるんです。万が一の場合という形で持っておられます。持っているのを悪いと言うつもりはありませんよ。しかしながら、現実に4,000枚のうち1,000枚しか使っておられませんし、逆に言うと必要としておられません。あえてきついことを言います。 それと皆さん、先ほど申しましたように、福祉サービスとしての乗用車、バスとか、あるいはワンボックスカーとかいうのがありますね、福祉の移動サービスの中において。これは介護保険の中にございます。それと、一般的な公共交通の移動手段というものをごっちゃにしないでいただきたい。これが一つ。 もう一つは、大体行くのは医療機関、病院とか診療所へ行きたい、あるいは役所関係、郵便局、それから買物に行きたいという形が多いから、学校とか、それから仕事場に行くというのもございますけども、そういう形の使い方やと思っております。そのときに一つ言えますのは、私、医療機関の中におる人間ですから、一つだけ自分のことを申しますと、医療機関に行くというもの、先ほど議員から話ありましたが、時代とともに地域医療という形に変わってきております。地域医療という形ということは、地域を舞台にして仕事をさせてもらうという時代になってきておる。そうしたら、来る患者さんだけを診ているというんじゃなしに、来られない人も医療機関としては診に行く、出前でサービスを展開するという時代になっております。そこに切り替えなきゃならんのに、いまだにまだ医療機関としてはそういう方向を切り替えていない医療機関が多々ございます。来てもらう人だけ診て、その移動手段は、本来は医療機関が責任を持つべき部分がございます、すべてやとは言いませんけれども。そこのところの責任というものはどこにあるんやということも考えた場合、私としてはいささか医療機関としての努力が足りないと思っております。 それから、介護サービスというところで、車を動かしておられます。福祉サービスの中にございます。在宅のサービスのところにもございます。ここと先ほどの、もう一遍言います。一緒にこの公共交通機関というものを考えないでいただきたい。だから、そういう形で介護保険のところを利用しようとしたら、家の前まで来てくれます。家の前まで来てくれますがな。それが介護保険におけるサービスであります。さらに利用させてもらうのであれば、在宅のところのサービスを利用してもらったら、自分の部屋から玄関まで、あるいは玄関先の道まで、そこの移動手段はまた別のサービスを展開したらつなぐことができます。そういうものでありますが、そこに対する努力を、やはりそれぞれのところにおいて努力すべきであります。これをすべて、今回言っています公共交通サービスという形で、そこに全部責任を持てということは無理であります。トータルとして、その地域におけるサービスの、トータルとしてどういう形でカバーしていくかということであります。いつも言っていますように移動手段、この湖南市を四つのブロックに分けさせてもらって、その中で移動手段も含めて地域をどうみんなで支えていくか、みんなで支えていくかという形につながるやろうと。それが小規模多機能自治、これにつながるというふうに思っています。移動手段も含めて、それぞれがみんなで助け合うという時代しかもうもたないというところにつながります。こういう思いでございますので、できるだけのことはしなきゃならんと思いますし、原理原則、法律があるとかいろいろ言っているのは分かりますけども、やってみな分からんし、やっていく関係の中において、いつも申します。人間関係ができて、「おい、ちょっとそこまで行ってくれよ」という話で、そんなんお互い、人間同士の付き合いじゃないですか。そこは情ですやん、お互いの。この地域においてお互いが生活していくうえでのお互いの生き方だと思っておるんです。まずやりかけて、いろいろ試行錯誤の中でこれをさらに充実させる方向に行かなきゃならんというふうに思いますし、日本全国、このコミュニティーの公共交通機関がうまくいったところはどこもございません。みんなと言って悪いですけど、おおよそのところはいろいろな形で悩んでいるんです。悩んでいるんです。滋賀県下においてもいろいろな地域においてやられていますけれども、なかなかでございます。 それと、本当のデマンド交通をこの湖南市の中で、1か所でどこかで全部、オペレーターも含めて全部車も持って、人件費も全部持って、このコミュニティバスというものをデマンドでやろうとしたら、不可能。不可能。今現実にやっている者の言葉としてお聞きください。物すごい車の量と、人と、お金と、それといろいろな面においてやらなきゃならんところが出てきまして、全部やりきろうとしますると、今のこの公共交通に使っている金額ではとんでもない、収まりません。現実にやっている者の、もう既にやっている者の1人としてお聞きいただきたいと思います。こんな費用ではとんでもない、できません。ただし、今の状態ですべていいとは言いません。空気を運んでいるようなバスがコミュニティバスとして動いて、見たら「あっ、誰も乗ってはらへんやんか」という状態をどうして解消しようかというふうに思っていますし、今回、先ほど申しましたように、利用者が減ったところをまずこのデマンドという形で、タクシーでやらせてもらってということでありまして、原理原則としては、やはり公共交通サービスということの枠の中でやらざるを得ないということはあると、悩みの中にあるというふうに、泣き言を聞いてもらって申し訳なかったんですが、思っています。 とにかく、いろいろいろいろご意見はありますけれども、まずは始めさせてもらって、まずいところはすぐ修正、すぐ修正という形で皆さんのご意見を承りながら、何も固定されたものではありませんし、それはそれなりに工夫しながらいかなきゃならんという悩みの中に、とにかく始めさせていただきたいという思いでございます。 ○議長(菅沼利紀君)  12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君)  市長には子どもの医療費の無償化とかで大分無理言いましたから、あまり私らも強くちょっと言いにくいんですけども、このデマンド交通もやっぱりこれからの高齢化社会を担う大事な交通ですから、そこはやっぱりしっかりと取り組んでいかないといかんなということは、僻地に住んでいる人間はそうですよ、みんながみんな都会に住んでないですからね。山の上に住んでいますから、新興住宅多いですからね、湖南市は。そういったところの人間の気持ちもやっぱり寄り添わないといけないと、私はこういうふうに思います。だから、何とかして、先ほど部長が答弁していただいた、収入を上げるということを含めて考えていくと。そしたら、その上げた分の収入でできるだけそのサービスを持続させるということをやっぱりしていかないといけないだろうなと思います。これだけの方が来られているのは、皆さん不安なんですよ。バス廃止してこんなデマンド交通で大丈夫かいなって、便利になりますという。今まで6便しかなかったところを11便、増便して、何時何分に迎えに来てって、今までそんなんできなかったですからね。ただ問題はバス停が少ない、最初は。でもそれは仕方がない。国土交通省に申請しないといけないから、その申請を通すためには今のバス停の数じゃないと、どんどんどんどん無制限に勝手に立てるわけいかんねやと、法的な手続がありますねんというような答弁でした。それも理解していただいて、これからは地元区長がどこにも建ててくれ、ここにも建ててくれといってやっていったらいいと思いますよ。その結果、市長がおっしゃるように、そんな金額じゃ収まらんでということになったら、じゃあ値段を上げるか、もう一回バスに戻すか、どうするか、それはこれから考えるんですよ。でも、忘れてはいけないのは、不便なものは誰も使わない。今、市長自身がおっしゃった。注射打ちに行くのに誰もデマンドバス使わへんやないかと、それは住民のせいじゃない。使いにくいバスが悪い。家の前にバス停があって、注射を打つところにバス停があったらみんな使いますよ。使いにくいんだから使わないんですよ。その使いにくいものに8,000万円とか出したもったいないでしょうというのを皆さん言ってはるんです。市長もそうおっしゃった。だから、ここをいかに、その8,000万円や9,000万円、今まで使っていた経費ぐらいでより市民に寄り添った便利な交通にしていくか。そして、おっしゃっている福祉運送、スペシャルトランス何とかといいますよね、STSといって、サービスというんですかね。福祉運送、今、介護保険事業のことをおっしゃっていましたけども、そういった福祉運送、それからデマンド交通、市バス、それからJR、すべて公共交通です。だからその計画書をつくるということを答弁されたわけですから、それらの整合性を求めながら、今後は湖南市はこのような交通にしていきましょうよということをやっていただいて、ぜひとも結果を示していただきたいと思います。 私はやはり市の財政面も気になりますけども、僻地に住んでいる方々の生活面がより気になりますので、そこをしっかりと取り組んでいける湖南市であり続けたいなということを切に願いまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(菅沼利紀君)  これで12番、上野顕介議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが、暫時休憩といたします。再開は11時45分とします。 △休憩 午前11時36分----------------------------------- △再開 午前11時45分 ○議長(菅沼利紀君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 1番、柴田栄一議員から一般質問の通告があり、その発言の順位でありますが、先日も報告しましたとおり本日も欠席いたしておりますので、会議規則第51条第4項の規定により通告の効力を失いましたので、一般質問は行いません。 次いで5番、川波忠臣議員の発言を許します。 5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  議長のお許しをいただきましたので、一般質問を行います。 最初に、障がい者に関する事業について質問をいたします。 自公政権は40年にわたり社会保障を削減し、弱肉強食と自己責任を押しつける新自由主義の政治を続けてきました。その中で障がい者施策も例外なくむしばまれています。今、政府は、全世代型社会保障改革として自助、共助を進めており、公助としての公的責任をごまかし、その責任を放棄しています。国内の障がい者数は約936万人、国民の約7.6%です。日本は障がいの捉え方が狭く、国際的には15%以上は何らかの障がいがある人だといわれています。すべての障がいのある人に障がい者福祉や医療が行き届くよう、障がい者施策の抜本的な改革が必要です。 日本が2014年に批准した障害者権利条約は、障がいのない市民との平等の実現が貫かれています。障がい者が障がいのない人と同様の当たり前の暮らしをするためにあらゆる権利を保障し、支援を行う社会的責任が国や自治体にあることを宣言しています。2016年には障害者差別解消法が施行され、行政は障がい者に対する合理的配慮を義務づけられており、障害者差別解消法は、民間事業者による合理的配慮が努力義務から義務に変わりましたが、多くの課題が積み残されたままです。 そこでお伺いします。湖南市における障害者差別解消法の具体化と障がい者施策の新たな取組について、どのように具体化されているのか伺います。 次に、来年度予算から削除されました障がい者ホリデースクール事業委託についてですが、令和3年度276万3,000円が計上されていましたが、来年度は事業委託が廃止されています。本事業は令和3年度から令和8年度を期間とする第3次湖南市障がい者の支援に関する基本計画にも記載のあったものです。長い歴史の中で関係者からも喜ばれている事業であると思いますが、事業の継続についての考え方を伺います。 続きまして、公共交通についてお伺いいたします。 湖南市におきましても、少子高齢化や人口減少を避けるのは難しい状況にあります。また、自動車やデジタル技術の進歩は目覚ましいものがあり、車に目的地を話せば全自動で連れていってくれる時代も遠くない未来に実現されるかもしれません。そしてまた、新型コロナウイルスの影響により大きく生活様式が変わりつつあります。都市部を中心に出勤しない働き方が増えつつあります。そういった時代の変化を踏まえ、10年後、20年後、30年後、そう遠くない未来を見据えた場合、従来どおりの大型バスを使った大量輸送は時代に合わない非効率的な仕組みになるかもしれません。 一方で、従来のコミュニティバスについては、運賃が高い、本数が少ないなど利便性の低さを指摘する声を伺っております。その結果、自家用車のほうが便利で割安との印象を与え、利用が伸び悩んでいるのではないでしょうか。免許を返納された高齢者の方をはじめ、免許や自家用車を所有していない方の移動手段を確保するためにも、公共交通の役割は重要です。公共交通も必要なときに必要なところへ必要なだけ提供できるようになれば、効率化と同時に利便性の向上が可能ではないでしょうか。そういった観点から、単なるコスト削減にとどまらない、よりよい公共交通の実現が必要であり、予約制小型乗合自動車運行事業に期待をしております。 そこで質問です。 一つ目、予約制小型乗合自動車運行事業の実証運行を計画しておられますが、どのような未来像、将来像を描いておられますか。 二つ目、コミュニティバスに対して運賃の値下げや本数の増加を望む声を伺っております。予約制小型乗合自動車運行事業でこのような要望に応えられるような将来的な展望はありますか。 三つ目、住民説明会などから集まった住民の意見は集約されましたでしょうか。そういった要望を取り込んでいくお考えはありますでしょうか。また、要望に十分な対応ができるだけの人や予算は確保されていますでしょうか。 四つ目、予約制小型乗合自動車運行事業の実証運行に十分な人員と予算が割かれていますでしょうか。 五つ目、高齢者無料乗車券を30枚の無料チケットではなく無料パスにしてほしいとの要望を伺っております。無料パスに変えるお考えはありませんでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 よろしくお願いいたします。 いろいろ言いたいことはあるんですけど、あまり言わんほうがええかなと思っています。質問いただきました。本当は本音の部分で話したいんです。共産党の諸君とは一遍、じっくりと話してみたいと思っておるんですけど、私は現実主義者でありまするし、現実主義というものは、やっぱり現実主義者でございます。空論は一切嫌いであります。先立つものがあっての話でございますので、そういう人間だということでご容赦願いたいと思います。 それぞれ担当部署の方々が答弁を考えていただいております。打合せしてきました。こういう質問にはこういう形という形で、十分打合せしてきました。まずその話をしていただきまして、もしものときはまたお願いしたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  それでは、私のほうから障がい福祉事業について答弁させていただきます。 まず、障がい福祉事業についての1点目の障害者差別解消法の具体化と障がい者施策の新たな取組についてお答えさせていただきます。 障害者差別解消法における合理的配慮の提供の一つに、社会福祉課窓口では、コミュニケーション支援事業として専任の手話通訳を設置しております。聴覚に障がいのある人への情報提供や相談援助を行うとともに、また、手話通訳者育成のための講座を実施させていただいております。 次に、湖南市障がい者の人権を守るための連携協議会を設置し、差別の解消や障がい者虐待防止の体制整備を図っております。多くの職種の職員で差別や虐待事例への対応を検証し、有効な支援の検証を行っていることも差別解消のための一つの取組として考えさせていただいております。 また、湖南市障がい児者団体連絡協議会に加入されている多くの団体の皆様と市の関係課の皆様と懇談の機会を設け、ご要望やご意見を聞かせていただき、必要な対応や今後に向けての取組を一緒に考えさせていただいている場面を設定させていただいております。 障がい者施策の新たな取組といたしましては、令和3年度から県立特別支援学校に通学しておられる医療的ケア児の通学支援事業を実施させていただいております。保護者送迎の負担を少しでも軽減することを目的に、医療的ケアを行う看護師と送迎を行う運送事業所への補助を実施させていただいております。対象児童は今のところ1名ですが、令和4年度からは2名の予定で現在計画をさせていただいております。 次に、2点目の障がい児ホリデースクール事業の継続についてお答えさせていただきます。 障がい児ホリデースクール事業につきましては、夏休み、冬休み、春休みの長期休暇中の障がい児の自立や活動を支援することを目的に実施してまいりました。しかし、この2年間は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、中止や縮小を余儀なくされてまいりました。地域共生社会をつくるという観点からは、ボランティアの方などと地域の方との交流が重要であることは認識させていただいておりますが、重度の障がいのある子どもさんや幅広い学年の子どもたちへの活動メニューの提供、また、スタッフやボランティアの人員確保など課題も多く、現体制での実施は困難であると考えさせていただきました。 また、市内の日中一時支援事業所のサービス提供体制が安定してきたことで、長期休暇中においても通常から利用している事業所で専門性の高い支援員の関わりが継続し、日頃から積み上げてきた習慣や生活リズムを崩すことなく、生活の安定が保たれております。令和4年度予算案では、長期休暇中に日中一時支援を受け入れていただいた場合には、加算として助成をさせていただくことで、受入れ人数や時間を増加させていくことを検討させていただいております。今後、保護者の方や事業所へ理解をいただく機会を設けながら、この事業を進めさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  私からは、2番目の公共交通についてお答えいたします。 まず、1点目の予約制小型乗合自動車運行事業の実証運行での描く未来像、将来像についてでございますが、地域公共交通を取り巻く状況が厳しくなる中で、持続可能な公共交通の役割を果たす取組が重要と考えております。現在運行している定時定路線において利用密度の低い路線を対象に、効率性の高い運行形態となるよう、予約制小型乗合自動車運行事業の実証運行を令和4年度から実施いたします。実証期間中は、対象となる地域やご利用者の方々に利便性などの意向調査を実施するほか、事業の効果や評価に取り組みたいと考えております。こうした結果を検証して、令和5年度、仮称でございますけれども、湖南市地域公共交通計画の策定に取り組み、本市の公共交通の在り方など将来像を描きたいと考えております。 次に、2点目のコミュニティバスの運賃の値下げや本数の増加についてでございますが、運行サービスに係るご利用者の需要や頻度、また維持管理コスト等の要素を総合的に考慮すべき課題もあり、現段階におきましては運賃の値下げや本数の増加は考えておりません。 次に、3点目の住民説明会での意見、要望を取り込んでいくかについてでございますが、実証運行対象地域の5会場で、2月3日から19日の期間におきまして住民説明会を10回開催いたしました。説明会では多くのご意見や提案をいただき、特にご利用いただく際の予約方法について、利用頻度が見込まれる停留所の増設について多くのご意見をいただきました。市といたしましては、貴重なご意見を参考として、運行に必要な構成要素の確保に努力するとともに、効率的な運行に加え、利便性が高まり利用促進につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に、4点目の予約制小型乗合自動車運行事業に係る人員と予算についてでございますが、市域を網羅し運行しているコミュニティバスは、多くの市民の方にとって重要な移動手段としての役割を担っておりますが、人口減少時代の到来や少子高齢化の進行などといった社会構造の変化に伴い、本市では、公共交通施策のみならず、様々な施策において見直しが検討されております。コミュニティバスおよび予約制小型乗合自動車運行事業は、市の公共交通施策のうち多額な財源が必要となる事業となり、限られた財源の中で将来にわたって持続可能な公共交通としていくため、より効率的で効果的な運営となるよう取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、5点目の高齢者無料乗車券の無料パスへの変更についてでございますが、高齢者無料乗車券の交付につきましては、湖南市コミュニティバス高齢者無料乗車券交付事業実施要綱に基づき、市内に住所を有し、70歳以上の高齢者の方に対して運転免許証自主返納者を支援するとともに、高齢者の介護予防、外出促進等に寄与することを目的として、年度ごとに、1回の申請に限り有効期限を設けず無料乗車券30枚を令和2年9月から交付しております。また、令和3年4月より申請者本人および満70歳以上の同一世帯に限り共有利用できるよう変更したところでございます。無料乗車券の申請状況や使用頻度を検証し、また、地域公共交通の在り方とともに今後議論させていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  会議途中ですが、暫時休憩をいたします。再開は13時5分からといたします。 △休憩 午後0時02分----------------------------------- △再開 午後1時05分 ○議長(菅沼利紀君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  一通りご答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきたいと思います。 まずは障がい者の福祉事業についてです。現在、差別解消支援に向けた相談窓口は設置されていますでしょうか。地方自治体は障害者差別解消支援地域協議会の相談窓口を設置し、法律の専門家や障がい当事者などの人材を充てられるように予算措置などを国に支援を求めるべきだとは思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 ご質問いただいております障害者差別解消支援地域協議会につきましては、平成28年4月より、湖南市障がい者の人権を守るための連携事業の実施に関する要綱により社会福祉課が窓口となっております。社会福祉課が窓口となり、障がいを理由とする差別に関する相談を受け付けさせていただいております。 また、差別の解消に資する取組について協議するための連携協議会の設置につきましては、大津地方法務局、滋賀弁護士会、甲賀湖南医師会、サービス事業所、当事者団体などの方々を委員といたしましてご就任いただき、事例の検証や施策の検討を行っております。現在は、令和2年12月1日から令和4年3月31日の任期において各委員を委嘱させていただいており、今年度は1月24日に実施させていただき、ご質問の障害者差別解消法につきましても議題に取り上げさせていただいたところとなっております。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員
    ◆5番(川波忠臣君)  続きまして、ホリデースクールの事業についての再質問をさせていただきたいと思います。 このホリデースクール事業は平成16年10月1日より施行されましたが、この事業は、長期休暇期間中、家庭で閉じ籠もりがちとなる障がい児童を通所させることにより、学校で培った規則正しい生活習慣を継続させながら、創作的活動や機能訓練等を通して自立を図り、また、家族の多大な負担を軽減することを目的としていますが、このような課題について今後どのようにされるお考えでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 長期休暇中におきましても、通常から利用しておられます事業所での専門性の高い支援員の関わりが継続し、日頃から積み上げてこられた習慣や生活リズムを崩すことなく生活の安定が保たれると考えます。ご家庭のご負担軽減という点におきましても、日中一時支援事業が就労補償や日中の過ごし方の場として役割を担う事業となると考えております。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  このホリデースクール事業といいますのは、やはり日中一時支援事業と異なりまして、地域の方だとか日中一時支援事業だけでは関わりを持てない広い方と関わりを持つことで地域と関わっていくというようなところが一つ重要な役割であったかと思いますので、こういった点についても今後どう対応していかれるかご検討いただければと思いまして、次の再質問をさせていただきたいと思います。 これまでの取組で、多くの市民の方がこのホリデースクール事業に関わってこられました。大変ご苦労されてきたところですが、そもそもこの事業を進めるにあたって、障がい児に関わることから専門的な人材の配置など対応が求められますが、市の政策はどうされていましたでしょうか。また、事業の真ん中に市民、利用者を据えた細かな取組がなされていましたでしょうか。また、これまでのサマーホリデー事業の成果についてどのように評価されていますでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  ホリデースクールの長い歴史の中がありますけれども、取組と成果の評価についてお答えさせていただきます。 障がいのある子どもたちが利用できるサービスは、平成15年以降、法制度の様々な変化を経まして、現在の形に至っていると考えております。ホリデースクール事業は、これらの障がい福祉サービスが整う以前から旧の両町で実施してきた事業であり、高い評価を得てきたと考えております。 事業の実施にあたりましては、社会福祉協議会に委託し、地域の方々や民生委員さん、学生のボランティアさん、また市の職員なども入らせていただきまして、事前準備から運営までの取組に取り組んでまいりました。夏休みのボランティア募集に合わせまして、障がい児支援ボランティア講座を開催することで、人材の育成だけでなく障がいへの理解を深め、地域共生社会の実現に向けた一役を担っていたと考えております。近年、働き方改革などの影響もあり、特別支援学校や支援学級の先生方のご協力も難しい状況がありまして、専門的ケアの必要な子どもたちへの対応も課題となってまいりました。有償スタッフやボランティアの確保など人材の育成および確保にも苦慮いたしまして、安全な運営が危ぶまれる現状もあり、ほかのサービス体制が整ってきた今となりましては、ホリデースクール事業といたしましては一定の役割を終え、見直しの時期になったと考えております。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  今回の事業撤退について、湖南市社会福祉協議会との協議は十分になされましたでしょうか。また、経過についても十分協議されましたでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 社会福祉協議会との協議についてでございますが、令和3年度、今年度入りましてから、今年度の事業の実施の進め方と併せまして、次年度以降の方向性についても会議を重ねてまいりました。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  ホリデースクール事業が日中の一時支援事業に取り込まれることについて、一時支援事業とはそれぞれの目的に違いがあるかとは思いますが、市内の日中一時支援事業に取り組んでおられる各施設と協議をされたうえで取り組んでいっていただきたいというふうに思います。日中一時支援に移行することによって、従来よりもよくなる点、また、これまでの課題を改善するような形で取り組まれたのか、制度設計について伺います。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 今後の制度設計でございますけれども、令和4年度の予算案といたしまして、長期休暇中に日中一時支援事業を受け入れていただいた場合には、加算といたしまして利用人数や時間を増加させていくことを検討させていただいております。事業所のご意見も伺いながら、他市での実績なども参考に制度の設計を予定させていただいております。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  今まで利用されていた方の声を把握したうえでホリデースクール事業の廃止ということは進めていただきたかったのですが、先日のご答弁で、これから声を聞く機会を設けていただくというようなお話でしたので、ぜひそのように進めていただきたいと思います。日中一時支援を事業に取り組んでおられる事業所としては、夏休みなどの長期休暇時の対応が大変だというふうな声も伺っておりますが、こういった声に対してはどのように取り組んでいかれるお考えでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 事業所の受入れ体制を整えていただくために、長期休暇中の利用人数や時間での助成ということで、先ほどもお答えさせていただきましたが、加算をさせていただく予定とさせていただいております。また、地域の方々やボランティアなどの募集につきましても、広報や啓発活動にあたりましては事業所と市と連携して取り組んでいきたいと思っております。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  日中一時支援事業を行っておられる事業所は現在何か所ありますでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 現在の日中一時支援事業所につきましては、市内には5か所、NPO法人が2か所、社会福祉法人が3か所のところと契約させていただいており、それを合わせまして13の事業所と契約をさせていただいております。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  今のお答えに、現在、五つの事業所のみで利用されているというお答えでしたけれども、残り8事業所が利用されていない理由といいますか、5事業所しか利用されていないところというのは、例えば使い勝手の面で問題があるといったようなことはありませんでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 今、5事業所と申し上げたときに、NPO2か所、社会福祉法人3か所で申し上げましたが、誤りがありましたので訂正させていただきます。NPO法人が2か所、社会福祉法人が1か所、それと県立の施設が1か所でございます。申し訳ございません。 それと、残りの市内以外の8事業所につきましても契約はさせていただいておりますので、ご利用者様のご希望によりまして現在も使っていただいている事業所がございますので、答弁とさせていただきます。 以上です。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  ホリデースクール事業は第3次湖南市障がい者の支援に関する基本計画に記載されていたものでございますが、こちらを早速廃止されることになった経緯についてお伺いしたいと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長、答弁。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  再質問にお答えさせていただきます。 障がい者の計画につきまして掲載はさせていただいておりましたが、今年度のいろいろな事業を見直していく中で、ホリデースクールにつきまして、コロナウイルスの感染下もあり、ここ2年間、縮小する形で事業を余儀なくされてまいりました。そのうえで、もう一度障がい福祉のサービス全般につきまして見直しをかけさせていただき、現在の委託形態のこのやり方でいいのかということにつきまして、職員ならびに委託先の社会福祉協議会とも協議をさせていただき、先ほどご説明させていただいたとおり、対象児童のこと、メニューの内容のこと、それからスタッフのことなどいろいろ検討させていただき、廃止という設定をさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  今回のこのホリデースクールの廃止に関しまして、様々な方からお声を伺いました。ボランティアとして参加された教師の方も、障がいを持った児童と触れ合う機会となり、その経験が学校現場でも生きてくるといった声も伺いました。実際、スタッフとして参加されていた方からも、どうしてこれを廃止するのかというふうな声も伺っております。廃止に際しまして、ホリデースクールを利用されていた方やその保護者の方、関わっておられたスタッフの方やボランティアの方、社会福祉協議会と関わってこられた方の声を聞いたうえで進めていただきたかったというふうに思います。事後にはなりますけれども、ぜひ関係された方には説明会を開いていただきたいというふうには思います。日中一時支援事業に移行していくにあたっては、利用者や事業者の声を十分に聞いて、よりよいものになるようにしていただければと思います。 続きまして、公共交通についての再質問に移らせていただきたいと思います。 先ほどの質問で、予約制小型乗合自動車運行事業の実証運行についてのご答弁をいただきましたけども、この件について市長のお考えを伺いたいと思いまして、この件についてどのような未来像や将来像を描いておられるかというお考えをお聞かせいただきたいと思います。住民の声を取り入れて効率性を高めながら、さらに利便性の高いものへと発展させていくような、こういったお考えはありますでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  先ほどの12番議員さんのご質問にお答えしたとおりでございまして、利用者が非常に多かった場合は何もこういうデマンドの乗り合いという形に移行しなくてもよかったというふうに思います。利用者が少ないといううえで、それでもなおかつ何とかならんのかなという思いでこれを計画して、期限を設けて実験しようというつもりでございますので、決して先ほど申しましたようにバラ色ということではないと。制限がある中で、いろいろな意味での制限がある中で、いろいろ考えながら進もうと、その中でいろいろ手直ししなきゃならんことがありますやろうから、そのときそのとき、すぐに対応していこうというつもりで始めさせていただこうというつもりでございます。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  本実証実験を単なるコスト削減で住民サービスの切捨てではないかというふうな懐疑的な声を伺っております。住民の声を取り入れ、利便性をさらに向上させていっていただきたいというふうに思うのですが、今の市長のお答えはそういった方向性であったのかなというふうに理解しております。 住民説明会などから集まった住民の意見を集約されたかというところについてなんですけれども、恐らく多くの要望が集まったことではないかと思います。そしてまた、その要望一つ一つに対応していっていただきたいというふうに思うんですけれども、こういった対応をするに際しまして、十分な人や予算が果たして確保されているのかという点について、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思っております。本実証運行を単なるコスト削減で住民サービスの切捨てではないかというふうな声も伺っておりますし、実際、対象路線でコミュニティバスを利用されていた住民の方の生活に実際に影響が出てきます。そういった方の生活を維持するためにも、問題点は直ちに改善していく必要があると思います。例えば、路線をまたいで利用するときには予約の電話を2度も入れなければならず、不便であり、改善してほしいというような声も伺っております。そういった問題に直ちに取り組んでいくというような観点から、十分な人員や予算が割り当てられているというふうに市長はお考えでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  乗ってみますと、乗ってみてください。現実にあそこに現金というか硬貨を入れる人が何人おられますか。乗っておられてどう思われますか。ほとんど定期です。生徒さんも定期、それから仕事しておられる方もほとんど定期で、私、乗りましたけど、じゃりじゃりって、あそこの中にちゃりちゃりと入れているとき恥ずかしくて、もうみんなぐっと見て「そうか、この人は臨時で」、臨時という言い方は悪いですが、「あ、定期違うねんな」というふうに見られまして、逆に言うと、私は、これはほとんど定期というか、常連客やなというふうに思っておりました。私は、サービスをよくするというのは、乗っていただく方を増やさなきゃならんのと同時に、固定客という形になっているというふうに思うんです。今、利用していただいている方に対してのサービスをよくするということ。今まで利用しておられない方に利用していただくためにサービスをよくしなきゃならんというのと同時に、今使っておられる方に対するサービスをどうよくするかということの側面もあるやろうと。先ほど申しましてちょっと問題発言になったかと思うんですが、利用される方はどういう方なんや、今たちまち利用しておられる方に対する心配り、目配りというもの、サービスをよくするということも考えなきゃならんやろうという側面を、皆さん、どう理解しておられるのかなと。それと、維持しなきゃならんと。さらに値下げせえというふうにいわれますが、そしたらだんだんじり貧、じり貧、じり貧という形になっていくんですよ、さらに。いろいろな公共サービスというものを利用される方は、それなりのコストというものをやっぱり負担すべきやと。維持するということもサービスですから、皆さん方、安せえ、安せえというふうにおっしゃいます。サービスをよくするということはよく分かっているんですが、それで果たして維持できますか。利用者はそれなりの負担をするというのが一つの原則じゃないでしょうか。私はそういうふうに思います。維持しなきゃならんという側面を十分考えて、この事業を展開したいというふうに思っております。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  今回の予約制小型乗合自動車運行事業の実証実験の結果次第では、予約制小型乗合自動車運行事業は継続することができなくなる可能性があると思います。これは振出しに戻ることではなく、大きな後退です。実際、この地域で利用されることになる住民の方にとっては、今回、一旦予約制小型乗合自動車運行事業に変わった後、またバスに戻るとなると、なかなか、生活スタイルの変更を短い期間で2度も迫られるようなことになると思います。こういった住民に対する負担もありますし、そしてまた予約制小型乗合自動車運行事業そのものに対する悪い印象を与えることにもなると思います。そうしますと、今後の取組の大きな障害になるかと思います。 そういった観点から、本実証運行は失敗できない重要な取組であるというふうに思っております。そのためには、住民の声をしっかりと聞き、問題点は直ちに改善していくことが必要であると思っております。そのための十分な人員や予算を割いていただきたいというふうに考えております。こういった点について、こういった実際に住民の方の生活に影響が出るというところについて、そういった観点から十分な予算や人員を割くということは、今まで以上に場合によっては予算を割くことが必要になるかもしれませんけれども、そういった点について市長はお考えはありませんでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  一般論として言うのはやめてもらえませんかね。具体的に利用者、的を絞って、どの方がどういう形で利用しておられるかというのを調べたらすぐ分かりますから、調べます。調べて、具体的にどういう方が利用しておられるか、現実にどういう困り方をしておられるかということを調べて、私はこういう現実主義者でございますので、費用対効果は十分考えます。ただただ漠然とサービスをよくせえ、サービスをよくせえというつもりはありません。それなりの負担はお願いしていきます。それが持続さす、もたす、このサービスをずっともたすという意味から言うと、サービスの向上につながる路線ですから、何が何でもようせえ、ようせえ、ほれ無料にせえ、無料にせえという発想はいかがなものかなと。それはサービスの向上につながる方法ではないから、現実はやっぱり厳しいということを認識したうえで、こういう形のサービスを利用するためにはどうするかということを、それぞれ、そこに住んでいる人も考えてもらう。使ってほしい、使ってほしい。実際に使ってほしいんです。使い勝手が悪いから、サービスが悪いから使わへんねやという一つの論法があると思います。もっと使えるようにサービスをおまえのところはしいひんからこうなっているんやという側面はあるかもわかりません。しかしながら、本当に必要とされているんでしょうかね。そういうことも考えて、どうやって維持するかということを考えていきたいと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  今の市長のお答えをお聞きしますと、しっかり市民の声を聞いていただけるようなお話であったかと思いますので、ぜひ、この予約制小型乗合自動車運行事業に関しましては、そこを利用される市民の方の声をしっかり聞いていただいて、市民が実際に、本当に必要とされるものにされるようなサービスに改善していっていただいて、問題点はすぐに改善していただいて、それから自家用車を保有していなくても生活していけるような、効率的で利便性の高いものにしていただきたいというふうに思います。そのために必要な予算と人員を可能な限り工面していただければというふうに思います。 私ごとですけれども、労働者の働き方を改善したいとの思いで、私、政治活動を行っております。ワーク・ライフ・バランスという言葉があるように、仕事と私生活の両立が大切であると考えております。家庭を顧みず仕事を最優先するような働き方を改めて、男女の区別なく家族や子育てを大切にするなど、私生活も仕事と同様に大切にしていく働き方を目指したいと思っております。これは公務員も例外ではなく、優秀な人材を確保するためには良好な労働環境を整えることが不可欠であると思っております。そういった観点からも、十分な人員や予算を割いていただきたいというふうに思っております。 以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(菅沼利紀君)  これで5番、川波忠臣議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが、暫時休憩といたします。再開は追ってお知らせをさせていただきます。 △休憩 午後1時33分----------------------------------- △再開 午後2時35分 △日程第3.議案第2号 湖南市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3.議案第2号 湖南市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第2号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。 △日程第4.議案第3号 湖南市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第4.議案第3号 湖南市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第3号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。 △日程第5.議案第4号 湖南市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第5.議案第4号 湖南市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第4号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。 △日程第6.議案第5号 湖南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第6.議案第5号 湖南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第5号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。 △日程第7.議案第6号 湖南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第7.議案第6号 湖南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第6号は、会議規則第37条第1項の規定によって福祉教育常任委員会に付託します。 △日程第8.議案第7号 湖南市生涯学習のまちづくり審議会設置条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第8.議案第7号 湖南市生涯学習のまちづくり審議会設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第7号は、会議規則第37条第1項の規定によって福祉教育常任委員会に付託します。 △日程第9.議案第8号 湖南市社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第9.議案第8号 湖南市社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  質疑が複数ございまして、一括で質疑させていただきたいと思います。 まず一つ目、廃止に至る理由についてです。湖南市市民グラウンドの廃止の理由の一つに稼働率の低さがあると聞いております。グラウンドの利便性を高めるような取組がなされていないのではないでしょうか。 二つ目、トイレが1か所使えない、グラウンドの排水設備の機能不全、シャワー室が使用できないなど、設備が十分に機能しない状態では、ほかの施設と稼働率の比較をすることに問題はありませんか。 三つ目の質問は取り下げさせていただきます。 四つ目の質問です。スタンドやフェンスの改修について、できるだけコストを抑えるよう改修の方法は検討されましたでしょうか。 続いて、廃止に至る市民への説明について伺います。市民グラウンドは利用者のみならず市民の財産でありますが、市民への市民グラウンド廃止の説明と意見の聞き取りは十分に行われたと思われますか。 続いて、市民グラウンドの持つほかの機能について質疑させていただきます。市民グラウンドがドクターヘリの離着陸に使われていることは把握されていますでしょうか。 もう一つの質問につきましては取り下げさせていただきます。 以上、お願いいたします。 ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  お答えします。 まず(1)の廃止に至る理由についてでございます。①のグラウンドの利便性を高めるような取組が十分できていなかったのではないかというご質問ですが、市民グラウンドは、平成28年3月に策定されました公共施設等総合管理計画において、施設の廃止、売却を含めた検討をする施設と位置づけられていたことでございますけれども、現在においても最低限の維持修繕により管理を行ってまいっているところでございます。 ②のトイレが1か所しか使えない、設備が十分に機能しない状態では他の施設と稼働率を比較することに問題がないかという点についてでございますが、指定管理者からの四半期ごとの報告などによりその都度確認をしておりますが、設備についてのご意見等はいただいておりませんことから、他の施設と比較することについて問題があるとは考えておりません。 ④についてでございます。スタンドやフェンスの改修についてコストを抑える改修方法の検討というところですが、まず、野球場のフェンスを高くする方法等の検討をしましたが、工法としてできないと。やはりフェンスをもう一度建て替え直すしかないという判断でございました。スタンドにおいては、平成23年に消防のほうで立入検査があったんですが、そのときに特定防火対象物と変更になったことによって、屋外消火栓、自動火災報知機、非常放送設備の設置が義務づけられるという施設になったところでございます。そういった費用は多大なところでございますので、それができなかったというところでございます。 次に、(2)の廃止に至る市民への説明についてでございますが、平成28年3月の公共施設等総合管理計画において、策定において、無作為抽出でアンケート調査を実施しましたところ、公共施設の経費削減を求めるご意見をいただいており、また、令和3年3月策定の公共施設等総合管理計画の個別施設計画におきましては、これも策定の前にパブリックコメントを実施し、市民グラウンド廃止の方向性について特にご意見がなかったことから、市民グラウンドの廃止への取組についてはご理解いただいているものと考えております。また、利用者の方については今後も丁寧な説明を行ってまいりたいと思います。 最後に市民グラウンドの持つ他の機能についてでございます。ドクターヘリの離着陸に使われていることの把握ですが、本市におきましては、市民グラウンドと野洲川親水公園、野洲川運動公園、雨山総合グラウンドの4か所がドクターヘリの離着陸の対象場所となっております。仮に市民グラウンドが廃止となりましたら、そのときには県のほうにおいて代替の場所を選定するのかどうか判断がなされるものと思われます。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  先ほど、無作為抽出でアンケート調査を行ったと、この市民グラウンドの廃止についての住民の方の意見の聞き取りは行われたかという質疑に対して、無作為抽出でアンケート調査を行われたというご回答でしたけれども、これは市民の大体何%ぐらいの方が対象になっているものでしょうか。 ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  公共施設等総合管理計画の策定のときのアンケートについては、ちょっと全容を把握しておりませんので、回答ができません。 ○議長(菅沼利紀君)  それでは、次いで10番、藤川みゆき議員。 ◆10番(藤川みゆき君)  議案第8号 湖南市社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について質疑をいたします。 湖南市市民グラウンドの廃止についてですけども、先日行われた説明会での意見はどのようなものがありましたでしょうか。また、近隣住民の意見は聞かれましたでしょうか。そして、廃止後の活用について何かお考えがあるのか、漠然としたものでも結構ですのでお尋ねいたします。 ○議長(菅沼利紀君)  教育部長、答弁。 ◎教育部長(西岡嘉幸君)  今の廃止についての市民、近隣住民の意見でございますけれども、先ほど5番の川波議員に対してお答えした部分もございます。 先月の廃止に係る説明会のところで出た主な意見は、廃止は致し方ない部分があるが、代替施設のことはどうかとか、附則をつけて6か月というところを書いておりますので、実際いつまで使うことができるのかとか、あるいは、あまりにも拙速な議案提案前の説明会ということで、この3月議会に提案をやめて、きちんと利用者に対して、地域住民に対して説明をすべきという、そういう意見がございました。地域住民に対しては、実際、この高松公園、それとその中にある市民グラウンドというのは市民グラウンドがほとんど占めておりますもので、利用者の意見というのは説明会の中でもおっしゃっていただいた部分がございました。 もう1点、今後の活用についてでございます。具体的な方向性についてはまだ決まっておりませんが、市にとっても、市民の皆様にとっても大変貴重な財産であることから、今後、有効な活用法についてしっかりと検討していきたいと思います。 ○議長(菅沼利紀君)  以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第8号は、会議規則第37条第1項の規定によって福祉教育常任委員会に付託します。 △日程第10.議案第9号 湖南市立学校施設開放条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第10.議案第9号 湖南市立学校施設開放条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第9号は、会議規則第37条第1項の規定によって福祉教育常任委員会に付託します。 △日程第11.議案第10号 湖南市国民健康保険診療所の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第11.議案第10号 湖南市国民健康保険診療所の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 5番、川波忠臣議員。 ◆5番(川波忠臣君)  議案第10号 湖南市国民健康保険診療所の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、病床廃止について質疑させていただきます。 この地域で医療センターとして親しまれ、市民の誇りとなっており、いつかは入院が再開されることを願っていたというような声を伺っておりますが、病床廃止について市民への説明もないのはなぜですか。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部理事、答弁。 ◎健康福祉部理事(服部昌美君)  石部診療所、平成30年度までは石部医療センターと申しましたが、一般病床24床の病院として、県より派遣の医師5名の体制で運営をしておりましたが、平成17年度末で2名が退職し、病院としての施設基準を満たせなくなったため、平成18年度から18床の有床診療所に届出を変更し、3名の医師には無理な勤務環境を強いながらも入院業務を行っていました。しかし、平成20年3月には、また1人が人事異動で県に戻り、入院業務を継続することが困難となったため、平成20年4月から入院業務を休止しております。石部診療所の入院業務再開には最低4名以上の医師が必要であり、医師確保に関しましては、これまで県に対して県医師の派遣要望を継続して行ってまいりましたが、全国でも医師不足が問題となる中、県職の医師も減少していることから、平成25年をもって湖南市への医師派遣が終了となったため、その後は市職員での採用に切り替え、苦心しながら一次診療の提供を継続している状況でございます。 近年、厚生労働省は、地域医療構想の中で、その地域にふさわしい医療機能の分化と連携を適切に推進することとし、地域の医療機関にも自主的な取組の中で病院の病床数や病棟を見直していくことを求めており、甲賀保健医療圏の中で、限られた病床数において再開の見通しが立たない病床をいつまでも保持し続けることは真に入院加療を必要とする市民の利益に反するものと捉え、近隣の二次医療施設と病診連携を取りながら、在宅医療、疾病予防などの医療の細分化による市民ニーズに弾力的に対応していくことが公立診療所の本来の使命と考えまして、休止中の病床18床に係る施設基準を辞退することとしました。 なお、市民への説明についてでございますが、平成20年4月より13年間入院業務を休止しており、地域住民は既に石部診療所を無床診療所として認識して施設利用されており、改めての再周知は不要と考えております。 以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第10号は、会議規則第37条第1項の規定によって福祉教育常任委員会に付託いたします。 △日程第12.議案第11号 湖南市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第12.議案第11号 湖南市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第11号は、会議規則第37条第1項の規定によって産業経済常任委員会に付託します。 △日程第13.議案第12号 湖南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第13.議案第12号 湖南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第12号は、会議規則第37条第1項の規定によって産業経済常任委員会に付託します。 △日程第14.議案第13号 湖南市消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第14.議案第13号 湖南市消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第13号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。
    △日程第15.議案第14号 湖南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  日程第15.議案第14号 湖南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第14号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。 △日程第16.議案第15号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第12号) ○議長(菅沼利紀君)  日程第16.議案第15号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第12号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第15号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第17.議案第16号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(菅沼利紀君)  日程第17.議案第16号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第16号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第18.議案第17号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第3号) ○議長(菅沼利紀君)  日程第18.議案第17号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第17号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第19.議案第18号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) ○議長(菅沼利紀君)  日程第19.議案第18号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第18号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第20.議案第19号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(菅沼利紀君)  日程第20.議案第19号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第19号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第21.議案第20号 令和3年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(菅沼利紀君)  日程第21.議案第20号 令和3年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  これで質疑を終わります。 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議案第20号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第22.議案第21号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(菅沼利紀君)  日程第22.議案第21号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第21号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第23.議案第22号 令和4年度湖南市一般会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第23.議案第22号 令和4年度湖南市一般会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第22号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第24.議案第23号 令和4年度湖南市国民健康保険特別会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第24.議案第23号 令和4年度湖南市国民健康保険特別会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第23号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第25.議案第24号 令和4年度湖南市国民健康保険診療所特別会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第25.議案第24号 令和4年度湖南市国民健康保険診療所特別会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第24号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第26.議案第25号 令和4年度湖南市後期高齢者医療特別会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第26.議案第25号 令和4年度湖南市後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第25号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第27.議案第26号 令和4年度湖南市介護保険特別会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第27.議案第26号 令和4年度湖南市介護保険特別会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第26号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第28.議案第27号 令和4年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第28.議案第27号 令和4年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第27号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第29.議案第28号 令和4年度湖南市水道事業会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第29.議案第28号 令和4年度湖南市水道事業会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第28号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △日程第30.議案第29号 令和4年度湖南市下水道事業会計予算 ○議長(菅沼利紀君)  日程第30.議案第29号 令和4年度湖南市下水道事業会計予算を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第29号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △追加日程第1.追加提出議案の上程(提案説明) ○議長(菅沼利紀君)  追加日程第1.追加提出議案の上程を行います。 議案第30号 湖南市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例及び湖南市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、議案第33号 湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画の策定についての4議案を上程し、議題とします。 提案者の説明を求めます。 市長。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 それでは、追加提出案件、議案第30号から議案第33号までの提案理由をご説明申し上げます。 まず、議案第30号 湖南市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例及び湖南市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、国における特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律に準じて、議会議員および特別職の期末手当の支給率を改定するため、条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第31号 湖南市職員の給与に関する条例及び湖南市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、令和3年度における人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定等に準じて、市職員の給与改定等を行うため、条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第32号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第1号)でありますが、歳入歳出予算から1,958万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ215億8,041万6,000円とするものであります。 最後に、議案第33号 湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画の策定については、平成28年度に策定した湖南市第三次地域福祉計画が令和3年度で計画期間の終了を迎えることから、新たに令和4年度から5か年間の第四次計画を、社会福祉協議会の地域福祉活動計画と一体的に、湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画として策定を行うものであります。 以上につきましてそれぞれ担当から補足説明いたしますので、何とぞご審議のうえ、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(菅沼利紀君)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  それでは、総合政策部所管に係る提出議案について補足説明を申し上げます。 まず、議案第30号 湖南市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例及び湖南市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市議会議員および特別職の期末手当について、支給月数を0.10月分引き下げ年間3.25月分とし、6月分と12月分の支給月数をそれぞれ1.625月分とするものでございます。また、令和4年6月に支給する期末手当については、令和3年12月に支給された期末手当の額に167.5分の10を乗じて得た額を減じた額で支給をするものでございます。 次に、議案第31号 湖南市職員の給与に関する条例及び湖南市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、令和3年度における人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じて、期末勤勉手当について支給月数を引き下げるものでございます。令和4年度の期末勤勉手当の支給月数については、一般職員および会計年度任用職員は0.15月分引き下げ、6月と12月の支給月数を一般職員は2.15月分、会計年度任用職員は1.20月分とするものでございます。任期付職員および再任用職員は0.10月分引き下げ、任期付職員は1.625月分、再任用職員は1.125月分とするものでございます。また、令和4年6月に支給する期末手当については、会計年度任用職員以外の職員は令和3年12月に支給された期末手当の額に定める割合を乗じて得た額を減額するものでございます。 総合政策部所管に係る提出議案についての補足説明は以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  総務部長。 ◎総務部長(井上俊也君)  それでは、総務部所管に係る提出議案について補足説明を申し上げます。 議案第32号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第1号)についてでございますが、このたびの補正につきましては、令和3年度人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定等に準じ、本市職員の期末勤勉手当等1,958万4,000円の減額を行うものでございます。 総務部所管に係る提出議案についての補足説明は以上でございます。 ○議長(菅沼利紀君)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蒲谷律子君)  それでは、健康福祉部所管に係る提出議案について補足説明を申し上げます。 議案第33号 湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画の策定につきましては、湖南市第三次地域福祉計画の期間終了にあたり、新しく第四次の計画を社会福祉協議会と同じ理念や方向性の下で協働し地域福祉を推進していくため、社会福祉協議会の地域福祉活動計画と一体的に策定するものでございます。市民懇談会や団体、福祉事業者、民生委員・児童委員、地域まちづくり協議会や区役員等に対するアンケート、また、庁内および社会福祉協議会内の各課ヒアリングなどを通して、第三次の進捗評価や課題および第四次計画に盛り込むべき取組を洗い出し、地域福祉計画地域福祉活動計画策定委員会においてご議論をいただいてまいりました。1月26日から2月20日までの間、パブリックコメントを実施し、2月25日開催の最終の策定委員会において湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画(案)を取りまとめたものでございます。計画期間については、令和4年度から令和8年度までの5年間としております。 健康福祉部所管に係る提出議案についての補足説明は以上でございます。 △追加日程第2.議案第30号 湖南市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例及び湖南市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  追加日程第2.議案第30号 湖南市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例及び湖南市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第30号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。 △追加日程第3.議案第31号 湖南市職員の給与に関する条例及び湖南市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(菅沼利紀君)  追加日程第3.議案第31号 湖南市職員の給与に関する条例及び湖南市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第31号は、会議規則第37条第1項の規定によって総務常任委員会に付託します。 △追加日程第4.議案第32号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第1号) ○議長(菅沼利紀君)  追加日程第4.議案第32号 令和4年度湖南市一般会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第32号は、会議規則第37条第1項の規定によって予算常任委員会に付託します。 △追加日程第5.議案第33号 湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画の策定について ○議長(菅沼利紀君)  追加日程第5.議案第33号 湖南市第四次地域福祉計画地域福祉活動計画の策定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第33号は、会議規則第37条第1項の規定によって福祉教育常任委員会に付託します。 △追加日程第6.決議第1号 ロシア連邦によるウクライナ侵攻を非難する決議 ○議長(菅沼利紀君)  追加日程第6.決議第1号 ロシア連邦によるウクライナ侵攻を非難する決議を議題とします。 本案について提案者の説明を求めます。 12番、上野顕介議員。 ◆12番(上野顕介君) 登壇 ロシア連邦によるウクライナ侵攻を非難する決議。 ロシア連邦のプーチン大統領は本年2月21日、ウクライナの一部であるドネツク人民共和国およびルハンスク人民共和国の独立を承認する大統領令に署名するとともに、ロシア軍に軍事基地等の建設、使用の権利を与える友好協力相互支援協定に署名し、両共和国との条約の批准、自国領域以外での軍隊の使用に関する連邦院決定など、一連の措置を進めた。そして同24日、ロシア軍はウクライナへの軍事侵攻を開始した。これらは、ウクライナの主権を侵害するとともに、国際法に違反する行為であり、断じて容認できるものではなく、重ねて核兵器による威嚇は許し難いものがある。この影響はヨーロッパにとどまるものではなく、アジアを含む国際秩序を揺るがす重大な事態であり、非核平和都市を宣言する本市としても看過できるものではない。 よって、本市議会は、ロシア連邦によるウクライナ侵攻に対し厳重に抗議し強く非難するとともに、ロシア軍が即時に完全かつ無条件で撤退するよう強く求める。 政府におかれましては、国際社会と連携し、アジアを含むほかの地域でも力による現状変更は決して許されないという意思を発信するとともに、あらゆる外交手段を駆使し、ウクライナをはじめとする国際社会の速やかな平和の実現に全力を尽くされるよう強く求める。 以上決議する。 令和4年3月4日、湖南市議会。 どうか皆様のご賛同をお願いいたします。 ○議長(菅沼利紀君)  ただいま提案されました決議第1号は、質疑、討論については省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  異議なしと認めます。したがって、質疑、討論を省略することに決しましたので、これで質疑、討論を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっております決議第1号については、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  異議なしと認めます。したがって、決議第1号については委員会付託を省略することに決しました。 これから採決します。 決議第1号 ロシア連邦によるウクライナ侵攻を非難する決議について、原案のとおり決することに賛成の方はご起立願います。 (全員起立) ○議長(菅沼利紀君)  ご着席願います。 全員起立です。したがって、決議第1号は原案のとおり可決されました。 以上で本日の日程はすべて終了しました。 お諮りします。 委員会審査のため、明日3月5日から3月22日までの18日間は休会にしたいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅沼利紀君)  異議なしと認めます。したがって、明日3月5日から3月22日までの18日間は休会することに決定しました。 本日はこれで散会いたします。お疲れさまでございました。 △散会 午後3時22分-----------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により下記に署名する。                          令和4年3月4日                    湖南市議会議長   菅沼利紀                    湖南市議会議員   川波忠臣                    湖南市議会議員   松井圭子...