甲賀市議会 > 2017-06-05 >
06月05日-01号

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  1. 甲賀市議会 2017-06-05
    06月05日-01号


    取得元: 甲賀市議会公式サイト
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    平成29年  6月 定例会(第3回)          平成29年第3回甲賀市議会定例会会期日程                       6月5日~6月30日(26日間)月日曜日会議名等審議内容6.5月本会議 (第1日)議案上程、提案説明6火休会 7水委員会付託議案審査 文教常任委員会8木休会 9金休会 10土休会 11日休会 12月休会 13火本会議 (第2日)議案審議、採決、付託等14水休会 15木本会議 (第3日)一般質問16金本会議 (第4日)一般質問17土休会 18日休会 19月本会議 (第5日)一般質問20火本会議 (第6日)一般質問21水委員会付託議案審査 補正予算特別委員会22木委員会付託議案審査 総務常任委員会23金委員会付託議案審査 民生常任委員会24土休会 25日休会 26月委員会付託議案審査 文教常任委員会27火委員会付託議案審査 産業建設常任委員会28水休会 29木休会 30金本会議 (第7日)各委員長報告、質疑、討論、採決        平成29年第3回甲賀市議会定例会会議録(第1号) 平成29年6月5日(月曜日)午前10時00分開会1.出席議員     1番  田中喜克        2番  小河文人     3番  森田久生        4番  田中將之     5番  竹若茂國        6番  片山 修     7番  戎脇 浩        8番  林田久充     9番  山中善治       11番  谷永兼二    12番  小西喜代次      13番  加藤和孝    14番  竹村貞男       15番  森嶋克已    16番  田中 実       17番  橋本恒典    18番  的場計利       19番  鵜飼 勲    20番  山岡光広       21番  安井直明    22番  白坂萬里子      23番  田中新人    24番  土山定信       25番  辻 重治    26番  橋本律子       27番  服部治男2.欠席議員         (なし)3.職務のため議場に出席した事務局職員    事務局長       菊田宗高  議事課長       藤田文義    議事課係長      田中秀樹  議事課主査      野口一徳4.説明のため出席した者    市長         岩永裕貴  教育長        山下由行    代表監査委員     山本哲雄  副市長        正木仙治郎    市長公室長兼危機・安全管理統括監 総合政策部長     平尾忠浩               呉竹弘一    総務部長       保井達也  総務部理事      岡根芳仁    市民環境部長     酒徳真悠美 健康福祉部長福祉事務所長                                福山勝久    こども政策部長    寺田カオル 産業経済部長     中島 昭彦    建設部長       橋本義信  上下水道部長     森本 裕之    会計管理者      片岡優子  教育部長       玉木 正生    監査委員事務局長   西野 博5.議事日程  日程第1       議席の変更について  日程第2       会議録署名議員の指名  日程第3       会期の決定  日程第4 報告第2号 議会の委任による専決処分の報告について  日程第5 報告第3号 平成28年度甲賀市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について  日程第6 報告第4号 平成28年度甲賀市水道事業会計予算繰越計算書の報告について  日程第7 報告第5号 平成28年度甲賀市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について  日程第8 議案第40号 専決処分につき承認を求めることについて  日程第9 議案第41号 専決処分につき承認を求めることについて  日程第10 議案第42号 専決処分につき承認を求めることについて  日程第11 議案第43号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  日程第12 議案第44号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第13 議案第45号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第14 議案第46号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第15 議案第47号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第16 議案第48号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第17 議案第49号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第18 議案第50号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第19 議案第51号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第20 議案第52号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第21 議案第53号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第22 議案第54号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第23 議案第55号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第24 議案第56号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第25 議案第57号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第26 議案第58号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第27 議案第59号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第28 議案第60号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第29 議案第61号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第30 議案第62号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第31 議案第63号 あい甲賀ふるさと応援基金条例の一部を改正する条例の制定について  日程第32 議案第64号 甲賀市地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について  日程第33 議案第65号 甲賀市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例の制定について  日程第34 議案第66号 甲賀市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について  日程第35 議案第67号 甲賀市防災行政無線条例を廃止する条例の制定について  日程第36 議案第68号 平成29年度甲賀市一般会計補正予算(第1号)  日程第37 議案第69号 第2次甲賀市総合計画基本構想及び基本計画を定めることにつき議決を求めることについて  日程第38 議案第70号 契約の締結につき議決を求めることについて  日程第39 議案第71号 契約の変更締結につき議決を求めることについて  日程第40 議案第72号 契約の変更締結につき議決を求めることについて  日程第41 議発第2号 甲賀市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について  日程第42 議発第3号 甲賀市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について6.本日の会議に付した事件  日程第1       議席の変更について  日程第2       会議録署名議員の指名  日程第3       会期の決定  日程第4 報告第2号 議会の委任による専決処分の報告について  日程第5 報告第3号 平成28年度甲賀市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について  日程第6 報告第4号 平成28年度甲賀市水道事業会計予算繰越計算書の報告について  日程第7 報告第5号 平成28年度甲賀市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について  日程第8 議案第40号 専決処分につき承認を求めることについて  日程第9 議案第41号 専決処分につき承認を求めることについて  日程第10 議案第42号 専決処分につき承認を求めることについて  日程第11 議案第43号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  日程第12 議案第44号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第13 議案第45号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第14 議案第46号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第15 議案第47号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第16 議案第48号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第17 議案第49号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第18 議案第50号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第19 議案第51号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第20 議案第52号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第21 議案第53号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第22 議案第54号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第23 議案第55号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第24 議案第56号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第25 議案第57号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第26 議案第58号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第27 議案第59号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第28 議案第60号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第29 議案第61号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第30 議案第62号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  日程第31 議案第63号 あい甲賀ふるさと応援基金条例の一部を改正する条例の制定について  日程第32 議案第64号 甲賀市地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について  日程第33 議案第65号 甲賀市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例の制定について  日程第34 議案第66号 甲賀市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について  日程第35 議案第67号 甲賀市防災行政無線条例を廃止する条例の制定について  日程第36 議案第68号 平成29年度甲賀市一般会計補正予算(第1号)  日程第37 議案第69号 第2次甲賀市総合計画基本構想及び基本計画を定めることにつき議決を求めることについて  日程第38 議案第70号 契約の締結につき議決を求めることについて  日程第39 議案第71号 契約の変更締結につき議決を求めることについて  日程第40 議案第72号 契約の変更締結につき議決を求めることについて  日程第41 議発第2号 甲賀市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について  日程第42 議発第3号 甲賀市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について7.議事の経過 ○議長(的場計利) 御報告を申し上げます。 報道関係者から、本会期中における撮影許可の申し出があり、議長において、これを許可いたしましたので、御承知おきください。     (開会 午前10時00分) ○議長(的場計利) これより、平成29年第3回甲賀市議会定例会を開会いたします。 開会に当たり、一言、御挨拶を申し上げます。 本日、6月定例会が招集されましたところ、議員の皆様を初め執行部の皆さんにおかれましては、御壮健にて全員御出席賜り、ありがとうございます。 一昨年より建築工事に取りかかっておりました市役所庁舎も完成いたし、去る5月8日より業務を開始していただいております。また、私たち5階の議会フロアも立派に大変使いやすく整備していただきました。そして、いよいよ本日より新築になった本議場において、市政全般にわたる施策、予算執行などについて御審議をいただくこととなります。どうかよろしくお願い申し上げます。 さて、きょう6月5日は季節の節目をあらわす二十四節季の芒種に当たります。芒と言われる穂の出る米などの穀物の種をまくという意味であると聞いております。 くしくも芒種のときが、定例会初日となりました。きょうの、また今定例会の審議が、まさに甲賀市議会の輝かしいページを紡ぐ、また、市政の発展と市民福祉の向上のための言論の府として市民に信頼される議会と発展していく種をまく日と重なったことに、ある種の啓示かと不思議の感慨を覚えます。新しい議場で新調した衣装を身にまとったような新鮮な気持ちで思う存分御議論を展開していただければと思います。 今定例会には、秋の市議会議員改選後の議員定数等を勘案し、委員会の統合設置や所管事項などの条例改正を伴う議案を議員提案として提出していただいております。執行部提出案件として、補正予算を初め人事案件など計37件、議会案件が計9件の提出であります。いずれも十分に御審議の上、6月30日の本会議最終日には、適正な御判断をいただき議決を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 なお、3月定例会より基本的に全議案の委員会付託を付託制に変えていただきました。まだまだ運用上、不備もあろうかと存じますが、次期議会に向けて、いろいろ改善策の試行錯誤中でありますので、今後とも議員皆様よりの御提言、御意見等を反映して、より活発な議論ができる議会へと成長していきたいと思います。 少し長くなりましたが、最後に、過日、目にした新聞記事を御紹介したいと思います。どう読み解かれるかは、皆さんにお任せいたします。 以下、要旨であります。 60年代、戦後、目覚ましい経済成長を発展をしてきた日本は、東南アジアでは非常に評判が悪かったと聞いております。ところが、今では非常に評判がいいという。そのきっかけとなったのは、77年の福田ドクトリンの発表と実践であるという。一つ、日本は軍事大国にならない、二つ、心と心の触れ合う関係を構築する、三つ目、対等なパートナーである、この3項目であります。人は、おのれがいいと思っていることをするときこそ、態度に気をつけなければならないものであると結ばれておりました。 厳しい暑さに向かう今定例会、26日間の長丁場となりますが、皆さん方には健康に御留意、御自愛いただき、活発なる御議論の上、適正なる議決をいただきますようお願い申し上げ、開会の挨拶といたします。 どうかよろしくお願いいたします。 ただいまの出席議員は、26名であります。 よって、これより本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 初めに、例月出納検査の結果について報告いたします。 このことについては、平成29年2月27日付、3月29日付、4月26日付及び5月29日付で、甲賀市監査委員より結果報告が提出されております。 平成29年1月、2月、3月及び4月の現金出納事務が正確であった旨の報告であり、その写しを後刻配付いたします。 次に、定期監査の結果について報告いたします。 このことについては、平成29年4月12日付で、甲賀市監査委員より後期分の定期監査の結果報告が提出されております。 監査対象となった課・室等の事務事業執行が適正であった旨の報告その他であり、その写しを後刻配付いたします。 次に、甲賀市包括外部監査報告について報告いたします。 このことについては、平成29年3月28日に、甲賀市包括外部監査人より報告書が提出されております。 市税等歳入の賦課及び徴収に関する事務の執行についての監査報告であり、その写しを後刻配付いたします。 次に、近畿市議会議長会について報告いたします。 4月19日に、第82回定期総会が大阪市シティプラザ大阪で開催され、国への要望として、支部提出議案の国道8号の渋滞対策と整備推進についての外2件の案件について、及び平成29年度予算等が決定されました。 また、平成29年度会長には、大阪府交野市議会議長 野口陽輔氏が選出されました。 次に、全国自治体病院経営都市議会協議会について報告いたします。 5月17日に、第45回定期総会が東京の都市センターホテルで開催され、自治体病院経営安定化対策の推進及び医師・看護職員の不足の早期解消等についての国要望の決議、並びに平成29年度事業計画及び予算等が決定されました。 次に、全国市議会議長会について報告いたします。 5月24日に、第93回定期総会東京国際フォーラムで開催され、会長提出議案として、地方創生の推進、地方税財源の充実確保、防災・減災対策の充実強化、東日本大震災からの復旧・復興に関する決議4件及び各地域部会からの国要望27件、並びに平成29年度予算等が決定されました。 次に、滋賀県市議会議長会について報告いたします。 5月24日の全国市議会議長会定期総会終了後、第1回定例議長会議都市センターホテルで開催され、平成29年度事業日程等が決定されました。 以上で報告を終わります。 本日の議事日程については、お手元に配付したとおり編成いたしましたので、御報告申し上げますとともに、御了承賜りたいと存じます。 これより日程に入ります。 日程第1、議席の変更についての件を議題といたします。 本日から新議場での会議になることに伴い、旧議場とは議席の配列が異なっており、調整の必要があることから、会議規則第4条第3項の規定により、お手元に配付いたしております議席表のとおり、ただいま着席願っております議席といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(的場計利) 御異議なしと認めます。 よって、配付いたしました議席表のとおり変更することに決定いたしました。 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録の署名議員は、会議規則第88条の規定により、   7番 戎脇 浩議員及び   8番 林田久充議員を指名いたします。 日程第3、会期の決定の件を議題といたします。 去る5月30日に議会運営委員会が開催され、本定例会の会期について協議いただきました。 その結果、議会運営委員長より、本定例会の会期については、お手元の会期日程のとおり、本日から6月30日までの26日間とし、休会中には委員会を開催することが適当である旨の報告がありました。 お諮りいたします。 議会運営委員長からの報告のとおり、本定例会の会期は、本日から6月30日までの26日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(的場計利) 御異議なしと認めます。 よって、会期は、本日から6月30日までの26日間と決定いたしました。 ここで、議案審議に先立ち、市長から挨拶の申し出がありますので、発言を許します。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 皆様、おはようございます。 本日ここに、平成29年第3回甲賀市議会定例会が開会されるに当たり、提案いたします議案の御審議を願うに先立ち、一言御挨拶を申し上げます。 冒頭、去る4月12日に御逝去されました故中西弥兵衞議員、高い志と信念により、産業・福祉・教育・文化の向上はもとより、本市発展のために多大なる御貢献をいただきました。 私、個人的にも子どものころより親しくさせてきていただいただけに、「頑張れ」と、お声かけてをいただいている、そんな気がしてなりません。4期目、志半ばにしてお亡くなりになられましたが、どうか安らかにお休みをいただき、甲賀市の未来を見守っていただけることを願っております。ここに、改めて哀悼の誠をささげるとともに、心からの御冥福をお祈り申し上げます。 さて、市内各所で田植え作業も一段落し、青田を渡る爽やかな風が心地よい季節となりました。窓をあけ車を走らせれば、季節の移ろいは早くも夏へと歩みを進めていることを実感いたします。 今年度、28人の新規採用職員を迎え、新たな体制のもと平成29年度がスタートいたしました。そうした中、4月23日に新庁舎の開庁式を開催させていただきました。的場議長を初め市議会議員の皆様、また滋賀県副知事や本市選出の県議会議員の皆様、さらに、県内市長・町長の皆様など、市内外から多くの方々の御参加のもと、無事、式典を終えることができました。 午後からは一般公開も開催し、2,000人もの市民の皆様にお越しをいただきました。本議場や市長室等では、記念撮影をされるなど、にぎやかな行事となり、皆様からは「いい庁舎ができた」、「しっかり仕事を頑張ってほしい」などのお声を多数いただきました。 また、5月7日には甲賀大原地域市民センターも開所式を終え、残る信楽地域市民センターの整備を初め、市民生活を支えるための施設整備を今後も着実に進めてまいりたいと考えております。 時同じくして、旧庁舎の解体工事が進んでおります。諸先輩の皆様が築いてこられた礎とその歴史に恥じぬよう、職員ともども、市民の幸せのため一心一意全力で市政運営に邁進してまいります。 また、皆様御承知のとおり、4月28日、甲賀忍者と日本六古窯・信楽焼が日本遺産に認定をいただきました。東京で行われた認定書交付式に、私も忍者衣装で出席をいたしました。甲賀忍者は3度目、日本六古窯・信楽焼は2度目の申請で認定をいただきました。改めて、関係をいただいた皆様に感謝を申し上げます。 先人の皆様が大切に守り育てていただいた上での認定であります。感謝の心を決して忘れることなく、市民の皆様とともに、「オール甲賀」でさらに磨きをかけてまいりたいと考えております。 それでは、3月定例会以降における市政の主な動きにつきまして、御報告を申し上げます。 まず、総合政策部所管事項では、市広報紙の名称を、この4月から広報「こうか」に変更するとともに、全てのページを2色、またはフルカラーといたしました。1日号は市の施策を中心に、15日号は催しなどのお知らせを中心に掲載し、号ごとにめり張りを持たせるなどのリニューアルを行いました。市民の皆様に市政をわかりやすくお伝えし、まちづくりの参画につながるよう、今後も工夫を重ねてまいりたいと考えております。 次に、市民皆さんの御意見を今後のまちづくりに生かしていくため、市民の皆さんと私が市政について語り合う座談会をスタートさせました。 第1回は、5月17日に、4月にオープンした子育て世代包括支援センター「ここも~り」において、「子育て世代応援」をテーマに開催し、18人の子育て真っただ中のお母さんやお父さんが御参加をいただきました。お困りのことや市に対する要望など、多くの意見交換をすることかできました。今後も、より多くの皆さんとの対話を基本に、オール甲賀まちづくりを進めていきたいと考えております。 次に、ふるさと納税事業につきましては、寄附や返礼品の取り扱いを支援する事業者として、株式会社JTB西日本大津支店と契約し、本年10月のリニューアルに向けた準備を進めております。 今月21日には、返礼品を取り扱う市内事業者募集説明会を開催し、まずは地元産品や体験プランなど、返礼品を取りそろえた上で、ふるさと納税制度をフルに活用し、本市の魅力を全国に発信してまいります。 次に、新庁舎周辺の土地利活用につきましては、現在、検討を進めているところでありますが、合併特例債の活用期限も平成31年度と迫った中で、早急に取りかからなければならない事業がございます。 庁舎周辺には有効な市有地が数多くあり、とりわけ、新庁舎南側の(仮称)西部学校給食センター予定地の利活用について、精力的に検討を重ねてまいりました。市の中心部にあって、市役所に近接した用地でありますことからも、政策会議等で多方面からの検討を重ねてまいりました。この検討に基づき、市民との協働のまちづくりを進める上での拠点となる施設を整備すべく、必要な設計費を計上させていただいたところです。 続きまして、総務部所管事項では、今ほども申し上げました庁舎整備につきましては、3月末に新庁舎及び新しい甲賀大原地域市民センターが完成し、それぞれ開庁式などを経て、5月8日から予定どおり新しい庁舎での業務を開始しております。 今後は、この新しい庁舎、市民センターを有効に活用させていただき、組織力をさらに高め、質の高い市民サービスの提供に努めてまいります。 また、信楽伝統産業会館との併設を予定している信楽地域市民センターの整備につきましては、現在、設計者を選定するためのプロポーザルによる審査を行っており、選定結果を待ち、6月中旬ごろには優秀者と委託契約を行い設計に着手してまいります。 本庁機能移転後の甲南庁舎の利活用につきましては、今後、地域区長会の皆様を中心に意見交換を行うとともに、本年度上旬には具体的な整備方針を固めてまいります。 続きまして、市民環境部所管事項では、国民健康保険加入の方の人間ドック受診に対し、これまでは費用の2分の1、上限2万円の助成となっておりましたが、本年度から脳ドックを含む場合には、上限3万円の助成へと拡充をいたしました。対象者となる皆様への周知を十分に行い、早期発見、早期治療へとつなげてまいります。 次に、環境負荷の軽減と省電力化による電気料金のコスト削減を図るため、本年度は、水口地域及び甲賀地域において、既存防犯灯375基をLED照明に取りかえることとしており、事務手続を進めております。今後は、計画的に市内全域の更新を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、健康福祉部所管事項では、平成31年4月に開所予定の重症心身障害者通所施設の整備に向け、運営事業者の公募を5月16日から開始いたしました。6月中には、事業者の決定を行い、来年度の施設整備に向け運営事業者や関係機関、保護者の方々と協議をしながら、重症心身障がい者の社会参加、地域生活を可能な限り支援していくよう整備に努めてまいります。 次に、生活困窮家庭など支援が必要な小中学生及び高校生を対象とした学習支援事業「学んでいコウカ」につきましては、今年度から2教室増設し5教室での開催といたしました。参加児童数も徐々にふえており、子どもたちの大切な居場所の一つとして定着してきております。 私も、水口教室の開校式に参列をし、子どもたちに夢を持つことの大切さをお話をさせていただきました。少しでも負の連鎖による生活困窮が解消できるよう事業を進め、今後も未来を担う子どもたちを力強く応援してまいりたいと考えております。 次に、第6期介護保険事業計画に基づく地域密着型サービス基盤整備につきましては、本年3月、市内介護保険サービス事業所が、土山町土山地先において、認知症対応型通所介護施設が1カ所整備されました。今後、地域密着型運営委員会での指定審議を経て、7月からの開設を予定されています。 次に、生涯にわたり健康で生き生きと安心して暮らすことができるよう、4月から地域包括支援センター業務と保健センター業務を一体的に行っております。支援の充実と利便性の向上により、高齢者を初め幅広い世代からの相談件数がふえております。保健、福祉、医療の課題を把握し、関係機関と連携しながら、支援の充実を図っております。 中でも、妊娠期から子育て期にわたり切れ目のない支援を展開していくために、各保健センター及びすこやか支援課の窓口において、妊娠届け時に保健師が面談を行い、不安や悩みをお聞きし支援計画を作成するなど、安心して出産ができ子育てができるよう、きめ細やかな支援に努めております。 続きまして、こども政策部所管事項では、子育て世代包括支援センター「ここも~り」のオープニングを、去る4月21日に開催をいたしました。 当日は、500人余りの多くの子育て世代の皆さんにお越しをいただき、楽しい催しや、ここもり市(いち)などでにぎわいました。私も、「だるまさん」に変装し、お話し会に出演させていただき、わずかな時間ではありましたが、子どもたちと触れ合える、すてきなひとときをいただきました。 なお、5月末までの利用者は延べ4,159人で、1日平均では119人の御利用をいただいております。 次に、一般社団法人未来サポート様との連携協定に基づき、児童養護施設を卒園された方などを対象に、市内医療機関への就職を条件に、シェアハウス等の提供を行う医療従事者サポート事業につきましては、4月から学生1名がシェアハウスに入居し、甲賀看護専門学校で勉学に励みながら新生活をスタートしてくれています。新たな応募者もあり、近く入居の予定となっております。 次に、甲南希望ケ丘保育園の耐震補強及び改修工事につきましては、本年10月末の完成に向けて、現在、内部の耐震補強や屋根・壁の補修などに取りかかっております。保育環境の充実に向け、引き続き安全面に十分配慮しながら工事を進めてまいります。 続きまして、産業経済部所管事項では、女性が生き生きと活躍できるまちづくりを進めるため、男女共同参画の推進に関する条例の制定に向け、市民や有識者で構成される男女共同参画審議会を設置し、条例案の作成に向け諮問を行いました。また、市内全体にワーク・ライフ・バランスへの取り組みを広げるために、企業・事業所とともにイクボス宣言を行う準備を進めてまいります。 次に、日本遺産につきまして、魅力ある文化財や地域の風習が織りなす歴史的魅力を語るストーリーが認定されたもので、今後は、インバウンドを意識した各種PR事業の推進と日本遺産を構成する文化財の施設整備を中心に、アニメや映画で世間の皆さんが描くイメージとは異なる本物の忍者の姿と、中世から続く匠の技に支えられた信楽焼を発信してまいりたいと考えております。 忍者では伊賀市と、日本六古窯では備前市を初め五つの市町と協議会を設立し、共同で進めていくことになりますが、本市独自で進めていく事業にも取り組む中で、地域資源を生かしたビジネスが生まれるきっかけへとつなげてまいります。 次に、4月27日には、県内で最も早く新茶の茶摘みが始まり、八十八夜の5月2日から8日かけて、関西茶品評会、全国茶品評会出品に向けた茶摘みが行われました。 私も、2日と6日に土山と信楽の茶園に赴き、一緒に茶摘みをするとともに、早朝から一芯二葉の新芽を丁寧に摘み取る生産者や摘み子の皆さんに激励の言葉を贈りました。本年は2月、3月が低温基調でありましたが、4月以降の気候がよく順調に生育しているとのことであります。 共同販売会で価格や量を見ていますと、昨年に較べ価格はやや高値ではありますが、量は減収傾向となっており、販売総額はほぼ前年並みと伺っております。茶は、滋賀県の約9割の生産を占める本市の重要な特産品でありますので、海外を見据えたさらなる販路拡大も念頭に置きながら、関係団体・機関と連携を図り、施策の充実強化を行ってまいります。 次に、都市農村交流事業では、今年度は七つの中学校、高校の約940人の受け入れを予定しております。5月11日の東京都多摩市立青陵中学校3年生122名の修学旅行を初めとして、今まで四つの中学校約670人が農村体験をしていただきました。 生徒たちは、人との出会いを通して本市の魅力を感じていただけたと思っております。近い将来、観光にお越しをいただくことや定住していただけるようなことにつながればと心から願っております。御協力いただいた御家庭の皆様を初め、関係各位に心より感謝を申し上げます。 続きまして、建設部所管事項では、甲南駅周辺整備事業につきましては、平成26年度の事業着手以来、地権者様の御理解と御協力のもと、事業に係る用地を取得することができ、甲南駅前線の改良工事が順調に進んでおります。 今年度は、仮駅舎の設置及び既存駅舎の解体工事を実施し、平成30年度から駅舎等の本体工事を行う予定をいたしており、平成31年春の供用開始を目指し、事業進捗を図ってまいります。 次に、空家等対策といたしましては、この4月から、甲賀市空家等の活用、適正管理等に関する条例の施行に伴い、甲賀市空家等対策協議会が発足をし、空家等対策計画に記載された施策の実施や特定空家等の判断及び措置の方針に関する協議を進めていただいております。 また、庁内におきましても、今年度から住宅建築課の空家対策室に空き家バンクの運営を行うための空き家コーディネーターを配置することにより、空家等対策の推進のための窓口を一本化し、空家等対策を本格的に進めてまいります。 次に、ICOCA普及事業につきましては、平成28年度の対象世帯は、子育て世帯や生活応援世帯の1万6,528世帯に3月1日より給付を開始し、本年5月31日現在で1万900世帯、給付率は66%となっております。今年度購入するICOCAカードと合わせ、対象を拡大し確実に給付していきたいと考えております。 最後に、教育委員会事務局所管事項では、教育環境の整備に係る小中学校の空調設備整備事業、トイレ改修事業及び校舎の大規模改造事業につき、空調設備整備事業では、水口・甲南地域の小中学校9校を対象としており、現在、2校において契約を終えています。 トイレ改修では、土山・甲賀・信楽地域12小中学校の工事実施に向け、順次、事務を進めております。 また、校舎の大規模改造工事を予定している4小中学校のうち、甲南第一小学校の大規模改造事業につきましては、1期工事として去る4月24日に入札執行を行い、本定例会において契約締結についての議案を提案させていただくものであります。 次に、計画地の再検討を行っておりました(仮称)甲賀市西部学校給食センター建設予定地については、昨年度から教育委員会議で継続して御審議を賜り、ことし4月の教育委員会議臨時会において新たな建設予定地を御承認いただいており、今議会にこれを具体化するのに必要な予算を提案させていただくものであります。 次に、甲賀市幼保・小中学校再編計画については、5月11日に新たに佐山学区において再編検討協議会が設立され、現在、市内五つの地域で御協議をいただいているところであります。 次に、水口岡山城が、ことしの2月に国史跡に指定されたことを記念して、5月28日に行われたイベント「よみがえれ 水口岡山城2017」は、市内外から1万5,000人もの皆様に御来場をいただきました。また、午後のフォーラムにも300人を超える方に御参加いただき、本市の魅力を再確認することができました。一般社団法人水口岡山城の会の皆様を初め、関係いただいた皆様に心より感謝を申し上げます。 地域に受け継がれている甲賀忍者の歴史や文化、そして中世から焼き物を育んできた陶都信楽ならではの文化遺産を、史実に基づき整理し後世に引き継いでまいりたいと考えております。 以上、3月定例会以降における市政の主な動きについて御報告をさせていただきました。 それでは、本日、提案をいたしますのは、報告案件4件、専決案件3件、人事案件20件、条例案件5件、補正予算案件1件、その他案件4件の合計37案件でございます。 どうかよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げ、開会に当たりましての挨拶とさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) この際、日程第4、報告第2号 議会の委任による専決処分の報告についての件から、日程第7、報告第5号 平成28年度甲賀市下水道事業会計予算繰越計算書の報告についての件まで、以上4件を一括議題といたします。 報告の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 報告第2号から報告第5号まで、一括してその内容を申し上げます。 まず、報告第2号 議会の委任による専決処分の報告について、その内容を申し上げます。 去る平成29年3月5日、甲賀市水口町春日地先の市道春日山幹線において、舗装のくぼみに起因する事故により、相手方の自動車を損傷させたものであります。 つきましては、この事故による和解及び損害賠償額を10万5,300円に定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分いたしましたので、同条第2項の規定に基づき報告するものであります。 次に、報告第3号 平成28年度甲賀市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、その内容を申し上げます。 平成28年度一般会計予算において議決をいただきました第2次甲賀市総合計画策定事業など35事業につきまして、34億1,984万5,000円を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、繰越計算書を報告するものであります。 なお、補足説明は総務部長がいたします。 次に、報告第4号 平成28年度甲賀市水道事業会計予算繰越計算書の報告について、その内容を申し上げます。 水道事業配給水管移設工事等におきまして、主に酒人地区配給水管布設がえ設計業務委託における滋賀県企業庁との埋設水道管協議や、森尻地区ほか配給水管設計業務委託におけるJR西日本との軌道敷近接協議のため、また、水道事業送配水管布設工事におきまして、今郷地区ほか送配水管布設工事及び西地区ほか送配水管布設工事における国道及び県道の占用協議のため、所定の時間を必要としたところであります。 また、水道事業浄水場ほか改良設計業務委託においては、朝宮浄水場ほか改良設計業務委託における河川法に基づく甲賀土木との協議など、それぞれ関係機関との事業調整に日数を要しましたことから、建設改良費の総額1億8,897万2,000円を翌年度に繰り越しましたので、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、繰越計算書を報告するものであります。 次に、報告第5号 平成28年度甲賀市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について、その内容を申し上げます。 汚水管渠整備事業におきまして、その主な事業のうち、貴生川西内貴地区及び甲賀工業団地の下水道面整備工事での土地区画整理事業の遅延によるものと、甲賀工業団地での対象企業の公共汚水ます設置位置の調整に日数を要しましたこと、また、長野地区の下水道整備工事におきまして、道路管理者との協議にいずれも不測の日数を要したところであります。 また、浸水対策整備事業におきましては、主に林口雨水幹線整備工事及び甲南構内付近雨水排水管新設工事について、支障物件である関電電柱の民地への移設と鉄道管理者との協議にいずれも日数を要しましたことから、これに伴う建設改良費の総額4億845万8,000円を翌年度に繰り越しましたので、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、繰越計算書を報告するものであります。 以上、報告第2号から報告第5号までの説明といたします。 ○議長(的場計利) 報告第3号について、補足の説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(保井達也) それでは、報告第3号 平成28年度甲賀市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、その補足の説明を申し上げます。 今回報告いたします各事業につきましては、平成28年度予算において既に御承認いただいた事業であり、このたび各事業の繰越額が確定いたしましたので、報告させていただくものであります。 議案書の1ページをお開き願います。 2款1項 総務管理費の第2次甲賀市総合計画策定事業は、議論を充実させるための時間を要したため、委託料574万6,000円を繰り越したほか、同計画に伴い各分野の個別計画である3款1項 社会福祉費の第2次甲賀市地域福祉計画策定事業の委託料116万7,000円、4款1項 保健衛生費の第2次甲賀市環境基本計画等策定事業の委託料269万円、5款1項 労働諸費の第2次甲賀市就労支援計画策定事業の需用費等32万8,000円、2ページの7款1項 商工費の第2次甲賀市観光振興計画策定事業の委託料等379万8,000円、8款4項 都市計画費の甲賀市都市計画マスタープラン策定事業の委託料等964万5,000円をそれぞれ繰り越したものであります。 議案書の1ページにお戻り願います。 2款1項 総務管理費のうち、信楽地域市民センター改築事業は、信楽地域市民センターの改築工事と信楽開発センターの改修工事に係る基本設計・実施設計業務において相当の期間を要したため、委託料3,686万9,000円を、信楽高原鐵道対策事業は、線路設備等整備工事など平成28年度に国の補正予算の採択を受け、平成29年度事業を前倒しし工期を確保したため、工事請負費等6,418万8,000円を、3項 戸籍住民基本台帳費の通知カード・個人番号カード交付事業は、個人番号法等による通知カードの発送や個人番号カードの交付事務等に係る補助対象事業費につきまして、交付実績が当初想定していた件数を下回ったため、交付金706万6,000円を繰り越したものであります。 次に、3款1項 社会福祉費の臨時福祉給付金経済対策分支給事業は、平成28年度に国の補正予算の採択を受けたことに伴い、扶助費等1億8,273万7,000円を、3項 児童福祉費の放課後児童クラブ施設整備事業7,930万円、保育園施設維持補修事業1,800万円、甲南希望ケ丘保育園耐震補強・改修事業1億8,181万1,000円は、いずれも夏季休暇を含めた工期とするなど、園児・児童の安全確保を考慮したことから、年度内完了が見込めないため工事請負費等を繰り越したものであります。 次に、4款1項 保健衛生費の上水道事業会計出資事業は、大野・今郷連絡管整備事業に係る国道の占用協議に不測の日数を要したため、出資金1,370万円を繰り越したものであります。 次に、6款1項 農業費の甲賀農業振興地域整備計画策定事業は、県、市及び関係者との協議に不測の日数を要したため、委託料371万6,000円を繰り越したものであります。 議案書の2ページをお開き願います。 7款1項 商工費の信楽伝統産業会館整備事業は、改築設計業務に係る設計書の作成に相当の期間を要したため、委託料4,410万円を繰り越したものであります。 次に、8款2項 道路橋りょう費の橋梁長寿命化事業は、JR統括本部との協議に不測の日数を要した五反田大橋や2度の入札不調となった比羅尾橋、夜間施工に伴う時間的制約を受けた新宮の元橋、それぞれの修繕工事に不測の日数を要したため、工事請負費5,038万円を、単独道路新設改良事業は、市原杉谷線ほか3本の道路改良に伴う工事や測量調査設計業務において、隣接土地所有者との境界確定協議や地権者との交渉に不測の日数を要したため、工事請負費等2,202万5,000円を、補助道路新設改良事業は、新町貴生川幹線内貴橋の用地購入、物件補償に当たり、公図訂正等に不測の日数を要したため、公有財産購入費等8,072万2,000円を繰り越したものであります。 4項 都市計画費の甲南駅周辺整備事業は、協定締結先のJR西日本での実施設計に相当の期間を要したため、工事請負費等1億5,456万3,000円を、工業団地整備事業は、(仮称)甲賀北地区工業団地の測量設計業務に当たり公図訂正に不測の日数を要したため、委託料923万9,000円を繰り越したものであります。 次に、10款2項 小学校費の小学校施設維持補修事業3,000万円は、伴谷小学校仮設校舎棟の解体工事等につきまして、児童の安全確保を考慮し、夏季休業期間に行う必要があるために、また、甲南第一小学校大規模改造事業3億9,866万円、小学校空調設備整備事業3億8,510万8,000円、小学校トイレ改修事業5億4,360万円、水口小学校大規模改造事業5,280万円、希望ケ丘小学校大規模改造事業1億2,720万円は、いずれも平成28年度に国の補正予算の採択を受け、平成29年度工事を前倒しし工期を確保したため、工事請負費等を繰り越したものであります。 議案書の3ページをお開き願います。 3項 中学校費の水口中学校水泳プール改築事業1億7,116万円、中学校空調設備整備事業2億2,040万円、中学校トイレ改修事業7,850万円、甲賀中学校大規模改造事業7,580万円につきましても、平成28年度に国の補正予算の採択を受け、平成29年度工事を前倒しし工期を確保したため、工事請負費等を繰り越したものであります。 5項 社会教育費の甲南青少年研修センター野外調理施設設置事業は、2度の入札不調により工事請負費468万5,000円を、6項 保健体育費の信楽体育館耐震補強事業は、経年劣化に伴う改修工事を追加する必要が判明し工期が延びたことから、工事請負費等3億3,400万円を、(仮称)西部学校給食センター建設事業は、計画地の見直しに伴い用地造成工事の設計変更に不測の日数を要したため、工事請負費1,443万2,000円を繰り越したものであります。 最後に、11款2項 公共土木施設災害復旧費の公共土木施設災害復旧事業は、市道栄町東出線につきまして、国庫補助採択を得るため平成28年末に国の災害査定を受けた後の着工となったことから、平成28年度内の完了ができず、工事請負費1,171万円を繰り越したものであります。 以上、報告第3号の補足の説明とさせていただきます。 ○議長(的場計利) これより、報告第2号 議会の委任による専決処分の報告について質疑を行います。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(的場計利) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終了し、報告第2号の報告を終わります。 次に、報告第3号 平成28年度甲賀市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について質疑を行います。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(的場計利) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終了し、報告第3号の報告を終わります。 次に、報告第4号 平成28年度甲賀市水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑を行います。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり)
    ○議長(的場計利) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終了し、報告第4号の報告を終わります。 次に、報告第5号 平成28年度甲賀市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑を行います。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(的場計利) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終了し、報告第5号の報告を終わります。 この際、日程第8、議案第40号 専決処分につき承認を求めることについての件から、日程第10、議案第42号 専決処分につき承認を求めることについての件まで、以上3件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 議案第40号から議案第42号までの専決処分につき承認を求めることについて、一括してその提案理由を申し上げます。 これらの議案につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、それぞれ専決処分したものを、同条第3項の規定により今議会において承認を求めるものであります。 まず、議案第40号 甲賀市税条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。 本議案は、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律及び地方税法関係政省令が平成29年4月1日から施行されたことに伴い、甲賀市税条例の一部を改正したものであります。 その主な内容につきましては、上場株式等の配当所得等に係る個人市民税の課税方式の選択に係る措置、熊本地震による被害など大規模災害を踏まえた固定資産税の優遇措置、居住用超高層建築物に係る固定資産税の課税の見直し、肉用牛の売却による事業所得に係る課税の特例の適用期限延長、優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例及び軽自動車税のグリーン化特例の適用期限延長等について改正したものであります。 なお、補足説明は、総務部理事がいたします。 次に、議案第41号 甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分につき承認を求めることについて、その提案理由を申し上げます。 本議案は、地方税法施行令の一部を改正する等の政令が平成29年4月1日から施行されたことに伴い、甲賀市国民健康保険税条例の一部を改正したものであります。 主な改正点については、国民健康保険税の軽減判定所得の算定に用いる被保険者数に乗じる軽減基礎額について、5割軽減については26万5,000円から27万円に、2割軽減については48万円から49万円にそれぞれ引き上げたものであります。 なお、施行期日については、平成29年4月1日から施行し、平成29年度以降の課税年度分から適用するものであります。 次に、議案第42号 平成28年度甲賀市一般会計補正予算(第8号)の専決処分につき承認を求めることについて、その提案理由を申し上げます。 今回の補正は、福祉の充実や教育の振興などのためにいただきました寄附金や、決算で大きな増収が見込まれる市税及び3月末までに額が確定しました地方交付税、県税交付金につきまして、所要の補正を行うものと合わせまして各基金繰入金を減額したことなどから、既定の歳入歳出予算にそれぞれ116万2,000円を追加し、予算の総額を443億9,614万5,000円としたものであります。 なお、補足説明は総務部長がいたします。 以上、議案第40号から議案第42号までの説明といたします。 御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 議案第40号について、補足の説明を求めます。 総務部理事。 ◎総務部理事(岡根芳仁) 議案第40号 専決処分につき承認を求めることについて、その補足の説明を申し上げます。 なお、文言の修正及び条ずれに関する条項の説明については省略させていただきますので、御了承ください。 1点目は、個人市民税関係についての改正です。 第33条及び第34条の9では、特定上場株式等の配当所得や上場株式等の譲渡所得について、所得税と異なる課税方式により個人市民税を課税できることが明確化されました。 具体的には、特定上場株式等の配当所得等の申告を含めた確定申告書が提出されている場合であっても、その後に提出された個人市民税の申告書に記載された事項をもとに課税できることを明確化するため改正されたものであります。 これに関します附則の改正ですが、附則第16条の3、附則第20条の2、附則第20条の3で、特定配当等、特例適用配当等及び条約適用配当等に係る所得について、市民税の課税の特例を受けるために、それぞれの申告書に記載することとされたものであります。 2点目は、固定資産税関係についての改正です。 法第61条では、平成28年4月1日以後に生じた震災等により滅失・損壊した償却資産にかわるものとして取得する償却資産に係る固定資産税について、震災等が発生した年から4年を経過する年の3月31日までの間に取得したものに限り、最初の4年間2分の1減額する措置を講ずるもので、被災者生活再建支援法が適用された市町村の区域内で取得する償却資産であることが条件であります。 第63条の2では、居住用超高層建築物、いわゆるタワーマンションに係る固定資産税について、区分所有者全員による申し出があった場合には、申し出た割合により固定資産税を案分することを可能としたものであります。 第63条の3では、被災市街地復興推進地域に定められた場合には、震災等発生後4年度分に限り、所有者の申し出により従前の共用土地に係る固定資産税額の案分方法と同様の扱いを受けられるようにしたものであります。 第74条の2では、住宅が震災等により滅失・損壊した土地が被災市街地復興推進地域内に存する場合には、住宅が再建されていなくても固定資産税の住宅用地特例を適用できる措置を現行の2年度分から4年度分に拡充したものであります。 これらに関係します附則の改正ですが、附則10条の3では、耐震改修が行われた認定長期優良住宅に対する固定資産税の減額を受けようとする者が提出する申告書について規定したものであります。 その他の改正について、附則第8条では、肉用牛のうち免税対象飼育牛の売却による事業所得については、個人市民税の所得割を平成30年度まで課さない課税の特例が設けられていますが、適用期限を3年延長し平成33年度までとしたものであります。 附則第17条の2では、優良住宅地の造成等のために土地を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る個人市民税の課税の特例について、平成29年度までの適用期限を3年間延長し、平成32年度までとしたものであります。 附則第16条では、軽自動車税において、環境性能のすぐれた車両の税を軽減するグリーン化特例について、適用期限を平成31年度分まで2年延長したものであります。 なお、この条例は、平成29年4月1日から施行したものであります。 以上、議案第40号の補足の説明といたします。 ○議長(的場計利) 議案第42号について、補足の説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(保井達也) 続きまして、議案第42号 平成28年度甲賀市一般会計補正予算(第8号)の専決処分につき承認を求めることにつきまして、その補足の説明を申し上げます。 まず、予算総則では、第1条で既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ116万2,000円を増額することを定めるものであります。 次に、1・2ページの第1表は、歳入歳出の款・項の区分ごとの補正額を記載したものであります。 次の3ページから5ページまでは、歳入歳出補正予算事項別明細の総括であることから、説明を省略させていただきます。 それでは、6・7ページをお開き願います。 歳入についてであります。 1款1項 市民税の法人現年度分6億円の増額は、製薬会社の企業再編により市内企業が事業承継を受け業績が伸びたこと、2項 固定資産税現年度分1億5,000万円の増額は、家屋において当初見込んでいた新築住宅数が大幅にふえたこと、また、償却資産において市内大規模事業者の過年度分を含む追加の申告を受けたことなどによるものであります。 4款 配当割交付金から10款 地方交付税までの各費目は、いずれも平成28年度末までに額が確定したことによりまして、所要の補正を行ったものであります。 特に、4款1項 配当割交付金3,649万9,000円と5款1項 株式等譲渡所得割交付金3,955万5,000円の減額は、少額投資非課税制度の普及による非課税対象額の拡大に伴い減収となったものであります。 また、6款1項 地方消費税交付金2億329万6,000円の減額は、予算編成時の推計を下回る消費実績であったことから減収となったものであります。 10款1項 地方交付税の特別交付税3億4,249万6,000円の増額は、額の確定に伴い当初予算との差額を計上したものであります。 次に、8・9ページの17款1項 寄附金では、1目 あい甲賀ふるさと応援寄附金100万円は個人1名から、2目 教育費寄附金3万円は1団体から、4目 民生費寄附金13万2,000円は、1法人及び1団体から平成28年度末にいただきました寄附金をそれぞれ計上したものであります。御寄附いただきました皆様方には、心よりお礼申し上げます。 次に、18款2項 基金繰入金では、今回の補正により一般財源が増額となったことから、基金の取り崩しを一部留保することとし、1目 財政調整基金繰入金9,594万9,000円、3目 教育振興基金繰入金7,400万円、5目 公共施設等整備基金繰入金3億5,420万円、11目 住みよさと活気あふれるまちづくり基金繰入金2億5,714万4,000円及び12目 移譲施設整備基金繰入金200万円をそれぞれ減額したものであります。 次に、10・11ページの20款3項 貸付金元利収入では、株式会社あいコムこうかに対する貸付金の返済を延伸したことにより、5,000万円を減額したものであります。 以上が、歳入の補正内容であります。 次に、歳出の補正について御説明申し上げます。 12・13ページをお開き願います。 2款1項 総務管理費、16目 基金費のあい甲賀ふるさと応援基金積立金100万円、及び、中ほどの3款1項 社会福祉費、1目 社会福祉総務費の福祉基金積立金13万2,000円、並びに18・19ページ上段の10款1項 教育総務費、2目 事務局費の教育振興基金積立金3万円は、それぞれお寄せいただいた寄附金を各基金に積み立てたものであります。 なお、その他の科目につきましては、基金繰り入れの留保に伴う財源更正であります。 以上、議案第42号の補足の説明といたします。 御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 以上をもって、提案理由の説明及び補足説明を終わります。 次に、日程第11、議案第43号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 議案第43号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、その提案理由を申し上げます。 本議案は、平成29年9月30日で任期満了となる人権擁護委員の選任につきまして、法務大臣に対し候補者として推薦するに当たり、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、意見を求めるものであります。 推薦する候補者は、甲賀町小佐治在住の伴 由起子さんであります。 伴さんは、人格・見識ともに高く、これまでに行政機関や社会福祉の現場に長年勤務され、広く地域社会の実情にも精通されていることから、人権擁護委員として新たに推薦するものであります。 なお、当委員の任期につきましては、平成29年10月1日から3年間であります。 以上、議案第43号の提案理由といたします。 御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) この際、日程第12、議案第44号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについての件から、日程第30、議案第62号 甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについての件まで、以上19件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 議案第44号から議案第62号まで、一括してその提案理由を申し上げます。 本議案の甲賀市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについては、平成28年4月1日に農業委員会等に関する法律が改正されたことに伴い、農業委員会の委員の選任方法が、公職選挙法から市長の任命へと変更されましたことから、次期、平成29年7月20日からの新たな甲賀市農業委員会の委員につきまして、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定に基づき、市長が任命することに議会の同意を求めるものであります。 委員の選出に当たりましては、去る平成29年2月1日から2月28日までの期間、募集を行い、団体推薦等を含む26人の応募がありました。その後、委員候補者選定のための評価委員会を設け、それぞれの候補者ごとに資格要件や構成要件・要素の確認、点数評価等により厳正な評価を行っていただきました。 今回、同意を求める新たな19人の方につきましては、評価委員会から報告いただいた評価結果を参考に、農地等の利用の最適化の推進並びにその他農業委員会の所掌に属する事項に関し、その職務を適切に行うことができる方の中から、まず、法に規定する認定農業者を半数以上とすることや農業委員会の所掌に関する事項に利害を有しない方の選出を行い、次に、女性の方や青年層の方の積極的な登用や地域性も加味しながら、いずれの方も農業に関する識見にすぐれ、地域の農業事情にも精通されている方々を選出させていただきました。 まず、議案第44号で任命しようとする候補者は、土山町鮎河在住の小倉 剛さんであります。 次に、議案第45号で任命しようとする候補者は、甲賀町大原上田在住の川村克己さんであります。 次に、議案第46号で任命しようとする候補者は、信楽町上朝宮在住の北田耕平さんであります。 次に、議案第47号で任命しようとする候補者は、信楽町長野在住の葛原準子さんであります。 次に、議案第48号で任命しようとする候補者は、水口町北内貴在住の倉田一良さんであります。 次に、議案第49号で任命しようとする候補者は、信楽町勅旨在住の高井 啓さんであります。 次に、議案第50号で任命しようとする候補者は、水口町中邸在住の瀧井和雄さんであります。 次に、議案第51号で任命しようとする候補者は、土山町青土在住の田畑啓之助さんであります。 次に、議案第52号で任命しようとする候補者は、信楽町神山在住の寺田勝典さんであります。 次に、議案第53号で任命しようとする候補者は、甲南町柑子在住の中川講一さんであります。 次に、議案第54号で任命しようとする候補者は、甲賀町大久保在住の西田くみ子さんであります。 次に、議案第55号で任命しようとする候補者は、甲南町葛木在住の服部嘉子さんであります。 次に、議案第56号で任命しようとする候補者は、土山町黒川在住の林 廣美さんであります。 次に、議案第57号で任命しようとする候補者は、水口町下山在住の林田清光さんであります。 次に、議案第58号で任命しようとする候補者は、水口町酒人在住の伴 慎也さんであります。 次に、議案第59号で任命しようとする候補者は、甲南町新治在住の福永甚藏さんであります。 次に、議案第60号で任命しようとする候補者は、水口町嶬峨在住の森地隆照さんであります。 次に、議案第61号で任命しようとする候補者は、甲賀町油日在住の山下年数さんであります。 最後に、議案第62号で任命しようとする候補者は、土山町市場在住の吉田新太郎さんであります。 委員の構成といたしましては、認定農業者の方が10人、利害を有しない方が1人、その他の方が8人であり、このうち女性は3人、青年層が1人であります。 なお、当委員の任期につきましては、平成29年7月20日から3年間であります。 以上、議案第44号から議案第62号までの提案理由といたします。 御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 以上をもって、提案理由の説明を終わります。 暫時休憩いたします。 再開は、11時25分といたします。     (休憩 午前11時09分)     (再開 午前11時25分) ○議長(的場計利) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この際、日程第31、議案第63号 あい甲賀ふるさと応援基金条例の一部を改正する条例の制定についての件から、日程第35、議案第67号 甲賀市防災行政無線条例を廃止する条例の制定についての件まで、以上5件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 議案第63号から議案第67号まで、一括してその提案理由を申し上げます。 まず、議案第63号 あい甲賀ふるさと応援基金条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。 本条例は、税制改正を受けて平成20年度に制定されたもので、甲賀市のまちづくりを応援しようとする個人、または団体等から広く募った寄附金の管理及び運用等を定めたものであります。 寄附金を財源として行う事業につきましては、制定当時の甲賀市総合計画の基本構想で定めた「まちづくりの目標」及び「協働の目標」をもとに規定しているところですが、普遍的な内容の項目に見直ししようとすることから、本条例の一部を改正するものであります。 なお、この条例は、今年度、本市のふるさと納税の新たな制度運用に合わせて、平成29年10月1日から施行するものであります。 次に、議案第64号 甲賀市地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。 本議案は、甲賀市梅田会館について、その設置目的が達成されたことから廃止することとし、甲賀市地域総合センター条例の一部を改正するものであります。 なお、この条例は、平成29年12月1日から施行するものであります。 次に、議案第65号 甲賀市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。 本議案は、高速道路における案内標識等が新たに追加され、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部が改正されたことに伴い、市道に設置する道路標識の識別番号を変更する必要があるとのことから、本条例の一部を改正するものであります。 なお、この条例は、公布の日から施行するものであります。 次に、議案第66号 甲賀市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。 本議案は、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が平成28年11月24日に公布されたことを受け、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正が平成29年4月1日から施行されたことに伴い、公務災害により支給される損害補償の算定の基礎となる加算額等に関し、当該政令に準拠して改正するものであります。 主な改正内容といたしましては、一般職の職員の給与に関する法律等の一部改正により、平成29年度以降、扶養手当の支給額が段階的に変更されることから、非常勤消防団員等に対する損害補償の算定の基礎となる額について、非常勤消防団員等に扶養親族がある場合における加算額を改めるものです。 なお、この条例は公布の日から施行し、平成29年4月1日から適用するものであります。 次に、議案第67号 甲賀市防災行政無線条例を廃止する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。 本議案は、平成24年度から進めている市内均一の一元化した地域情報化基盤整備事業が、平成28年度には甲南地域の全てで整備が完了したことにより、平成29年9月30日をもって防災行政無線を停波・閉局することから、これに伴い廃止するものであります。 なお、この条例は、平成29年10月1日から施行することとし、経過措置として、戸別受信機の返還につきましては、当分の間、なお従前の例によることといたします。 以上、議案第63号から議案第67号の提案理由といたします。 御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 以上をもって、提案理由の説明を終わります。 次に、日程第36、議案第68号 平成29年度甲賀市一般会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 議案第68号 平成29年度甲賀市一般会計補正予算について、その提案理由を申し上げます。 今回の補正は、市民活動団体やNPOの活動拠点となる(仮称)まちづくりコア・ステーション建設事業、新たな建設候補予定地における(仮称)西部学校給食センター建設事業、障がい者の日中活動の場を確保するための重症心身障害者通所施設整備事業、甲賀忍者及び信楽焼が文化庁の日本遺産に認定されたことに伴う事業や、国からの補助採択を得られた旧東海道の空き町屋を修復する東海道にぎわい拠点整備事業のほか、教育振興のためにいただいた寄附金を財源とした小中学校への備品購入などについて所要の補正を行うもので、既定の歳入歳出予算にそれぞれ4億8,091万9,000円を追加し、予算の総額を394億8,091万9,000円とするものであります。 なお、補足説明は総務部長がいたします。 以上、議案第68号の提案理由といたします。 御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 補足の説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(保井達也) 議案第68号 平成29年度甲賀市一般会計補正予算(第1号)について、その補足の説明を申し上げます。 まず、予算総則は、第1条で既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億8,091万9,000円を追加し、第2条で地方債の補正として追加及び変更を行うものであります。 次に、1・2ページの第1表 歳入歳出予算補正は、歳入歳出の款・項の区分ごとの補正額を記載したものであります。 3ページの第2表 地方債補正は、いずれも合併特例事業として、市民活動支援センター整備事業3,430万円、学校給食センター整備事業1,090万円を新たに追加し、障害者施設整備事業は、土地購入費を追加し、限度額を2億9,280万円に変更しようとするものであります。 次の5ページから7ページまでは、歳入歳出補正予算事項別明細の総括であることから、説明を省略させていただきます。 それでは、8・9ページをお開き願います。 まず、歳入についてでありますが、14款2項 国庫補助金の1目 総務費国庫補助金は、公衆無線LAN整備事業に対する無線システム普及支援事業費等補助金151万9,000円及び東海道にぎわい拠点整備事業に対する地方創生推進交付金600万円を、6目 教育費国庫補助金は、歴史文化情報化事業に対する文化芸術振興費補助金150万円をそれぞれ計上するものであります。 次に、17款1項 寄附金の教育振興寄附金64万6,000円は、小中学校の教育振興のために、2法人・2団体からの寄附金を計上するものであります。御寄附いただきました皆様方には、心よりお礼申し上げます。 次に、18款2項 基金繰入金のうち、財政調整基金繰入金1億2,324万2,000円は、今回の補正により一般財源が必要となることから繰り入れるもので、福祉基金繰入金10万円及び教育振興基金繰入金3万円は、平成28年度にいただきました寄附金で、基金に積み立てておいたものを寄附目的に沿った支出に活用させていただくため、繰入金を計上するものであります。 次に、20款5項 雑入の総合賠償補償保険金1,260万6,000円は、市道においての瑕疵事故や雪害により破損した市有施設の修繕等に係る保険金で、宝くじコミュニティ事業助成金180万円の減額は、助成事業1件の不採択に伴う減額を計上するものであります。 介護施設等開設準備経費補助金返還金496万8,000円は、平成27年度に小規模多機能型居宅介護整備事業に選定した事業者から事業の辞退申し出があり、返還を求めるための返還金を計上するものであります。 (仮称)六古窯日本遺産活用協議会負担金返戻金350万円及び(仮称)甲伊一国忍者同盟負担金返戻金300万円は、それぞれの協議会が国庫補助金の交付を受けた後、市の負担金のうち返戻される金額を返戻金として計上するものであります。 遺跡発掘調査負担金40万8,000円は、民間開発事業に伴う埋蔵文化財発掘調査を実施する原因者からの負担金を計上するものであります。 次に、21款1項 市債の合併特例事業債で、市民活動支援センター整備事業3,430万円は、(仮称)まちづくりコア・ステーション建設事業の設計業務委託に係るものであり、10・11ページの障害者施設整備事業2億8,000万円は、重症心身障害者通所施設整備事業において土地開発基金保有地の一般会計買い戻しに係るもの及び学校給食センター整備事業1,090万円は、(仮称)西部学校給食センター建設の委託業務に係るものをそれぞれ計上するものであります。 以上が歳入補正の内容であります。 次に、12・13ページをお開き願います。 歳出の補正についてであります。 まず、2款1項 総務管理費、財産管理一般経費の損害賠償金10万6,000円は、報告第2号でも報告いたしました市道春日山幹線の管理瑕疵に伴う賠償金の支払いに伴うもので、庁舎改修整備事業1,370万円は、建築後37年が経過いたします水口社会福祉センターの耐震診断業務及び旧庁舎改修に伴う防水工事に係る経費を計上するものであります。 次に、企画一般経費では、東海道にぎわい拠点整備事業として、旧東海道を訪れる観光客の増加を図るために、水口宿が栄えた当時の雰囲気を残し、水口の歴史を語り継ぐ数少ない歴史的価値のある空き町屋を改修し、観光収益施設整備としてリニューアルすることに係ります工事請負費等1,225万円を、庁舎周辺土地利活用計画策定業務委託750万円は、水口庁舎周辺の土地に関する利活用の検討及び基本的な計画を策定するために計上するものであります。 次に、情報管理処理一般経費の公衆無線LAN整備事業設計業務委託500万円は、公共施設の災害発生時の情報伝達手段確保に向け、甲賀市情報基盤整備事業の光回線網を活用した無線アクセスポイントを整備するための実施設計業務の委託料を計上するものであります。 次に、コミュニティ施設管理運営経費の水口北部コミュニティセンター空調設備改修工事200万円は、故障したエアコンを改修するために、また地域施設整備事業180万円の減額は、一般財団法人自治総合センターが所管いたします一般コミュニティ助成事業の不採択が1件あったことにより、計上するものであります。 次に、(仮称)まちづくりコア・ステーション建設事業4,690万円は、市民が集い交流し、連携・協働をさらに進めるための拠点となる施設の整備に係ります設計業務の委託料等を計上するものであります。 甲賀市まちづくり基本条例を踏まえ、市民主体のまちづくりを進めていく中で、市民や市民活動団体、事業者等とともに連携・協働しながらオール甲賀の取り組みを進めることは不可欠であり、情報、人材、場所、資金、知恵などの社会資源の充実を図り、市民が交流する拠点、協働の拠点となる新たな機能を持つ施設の整備を図るものであります。 次に、14・15ページをお開き願います。 3款1項 社会福祉費の障がい者(児)福祉一般経費の重症心身障害者通所施設整備事業用地造成工事測量設計業務委託870万円の減額は、平成31年4月に開所予定施設の事業用地となる候補地を選定する際に見込んでいた測量設計業務に係る委託料が不要になったことによるもので、土地開発基金保有地買い戻し3億350万円は、現在の候補地が土地開発基金の保有地であることから、行政財産として一般会計での買い戻しに係る公有財産購入費として計上するものであります。 次に、老人福祉一般経費の県に対する返還金496万8,000円は、先ほど歳入の科目でも説明いたしました小規模多機能型居宅介護整備事業の選定事業者から事業の辞退申し出により、当該事業に係る県補助金を返還金として計上するものであります。 次に、3項 児童福祉費、放課後児童クラブ支援事業の放課後児童クラブ指定管理委託687万6,000円は、綾野及び伴谷東児童クラブの利用者急増に対応するため、支援単位の増設に係る経費を増額するもので、放課後児童クラブ施設整備事業1,090万円は、放課後児童クラブ利用者の増加による待機児童を出さないために、施設の増設や改修に係る工事を早急に進める必要があることから、伴谷東児童クラブ整備のための設計業務委託や伴谷児童クラブ改築のための追加工事に係る経費を計上するものであります。 子育て世代包括支援センター整備事業10万円は、平成28年度に福祉基金に積み立てた寄附金を財源として、寄附目的に沿い子育て世代包括支援センターに設置する備品を購入するために計上するものであります。 市立保育園管理運営経費の技術・労務補助賃金57万円は、保育士・幼稚園教諭インターンシップとして、養成学校生等を長期休業期間中等に任用し、保育体験を通して卒業後に本市の公立保育園等への就職促進を図るために計上するもので、機器賃借料120万円は、市内公立園の業務効率化を図ることを目的にモデル的に保育業務支援システムを導入し、効果等を検証するために係る経費を計上するものであります。 保育対策総合支援事業180万9,000円は、保育士・幼稚園教諭の人材確保のために、市内園に将来就労する意欲のある養成学校生等を対象とした市主催の保育士等就職フェアを開催する経費を計上するものであるほか、保育体制強化事業補助では、先ほど説明いたしました保育士・幼稚園教諭インターンシップに係る市内私立園への補助を計上するものであります。 次に、16・17ページをお開き願います。 6款1項 農業費、農業施設管理運営経費1,250万円は、本年冬の大雪の影響で被害が生じた土山町「あけびはら山の子はうす」ふれあい体験棟を建てかえるために必要な経費を、同じく雪害により屋根の破損があった土山町鮎河の土山生活改善センターの修繕工事に係る経費を計上するものであります。 次に、7款1項 商工費、日本遺産活用事業2,515万2,000円は、日本遺産認定を記念したシンポジウムの開催や甲賀忍者及び信楽焼の魅力を発信するPR事業のほか、日本遺産を構成する文化財の案内看板等の修繕、新たに発足する(仮称)六古窯日本遺産活用協議会及び(仮称)甲伊一国忍者同盟に対する負担金等に係る経費を計上するものであります。 次に、18・19ページをお開き願います。 10款2項 小学校費の教育振興一般経費30万4,000円は、寄附金を財源として各小学校の図書や教材用備品の購入のために、次の3項 中学校費の教育振興一般経費37万2,000円も、同じく寄附金を財源として各中学校の図書や教材用備品の購入のために計上するものであります。 18ページから21ページまでの5項 社会教育費の開発関連遺跡発掘調査事業40万8,000円は、水口町貴生川地内の貴生川遺跡において事業者負担による発掘調査を実施するために関連する経費を、紫香楽宮跡整備活用事業290万円は、国史跡紫香楽宮跡の整備活用について、地域振興や観光振興を図るための地域の現状分析と将来展望に対するマッチングを図るため、その調査業務に係る委託料を、また、歴史文化情報化事業300万円は、文化遺産総合活用推進事業の国庫補助採択を受けて、歴史文化基本構想の策定に向け、文化財データベース作成業務委託など関連する経費を計上するものであります。 最後に、6項 保健体育費、学校給食センター整備事業2,940万4,000円は、(仮称)西部学校給食センター建設事業建設計画の見直しに伴い、建設予定地となります新たな候補地の用地造成設計業務などに係る経費を計上するものであります。 以上、議案第68号の補足の説明といたします。 御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(的場計利) 以上をもって、提案理由の説明及び補足説明を終わります。 この際、日程第37、議案第69号 第2次甲賀市総合計画基本構想及び基本計画を定めることにつき議決を求めることについての件から、日程第39、議案第71号 契約の変更締結につき議決を求めることについての件まで、以上3件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 議案第69号から議案第71号まで、一括してその提案理由を申し上げます。 まず、議案第69号 第2次甲賀市総合計画基本構想及び基本計画を定めることにつき議決を求めることについて、その提案理由を申し上げます。 本議案は、まちづくりを総合的かつ計画的に進めていくための計画である第2次甲賀市総合計画の基本構想及び基本計画について、甲賀市議会基本条例第10条の規定に基づき議決を求めるものです。 本計画は、本市の目指す未来像を示し、その実現に向けた道筋を明らかにする長期的な指針となるものであり、あらゆるまちづくりの分野を包括する地域経営のための最上位計画です。 計画の策定については、市民等による18名の委員により構成される甲賀市総合計画審議会において、平成27年6月より13回にわたり議論をいただいてきたものであり、第1次甲賀市総合計画の成果と課題を踏まえ、市民意識調査の結果やパブリックコメントでいただいた意見を反映し、策定したものであります。 今後は、基本構想に掲げる未来像の実現に向けて、まちづくりの大綱に基づき、効率的かつ効果的な市政運営に努めるとともに、基本計画に掲げる「オール甲賀で未来につなぐ チャレンジプロジェクト」の取り組みを進めてまいります。 なお、補足説明は総合政策部長がいたします。 次に、議案第70号 契約の締結につき議決を求めることについて、その提案理由を申し上げます。 本議案は、甲南第一小学校大規模改造1期工事に係る契約であり、去る4月24日に執行いたしました一般競争入札の結果、大宝柊木株式会社 代表取締役社長 山口和弘と3億3,473万5,200円で請負契約を締結するものであります。 本工事の内容につきましては、築後40年以上経過いたしました校舎管理棟・東側校舎棟を全面的に改修するもので、老朽化した内外装材・設備機器などの改修工事の施工に合わせて、エアコン設置並びに洋式トイレの整備工事を実施するものであります。 次に、議案第71号 契約の変更締結につき議決を求めることについて、その提案理由を申し上げます。 本議案は、平成27年6月24日に議決をいただき、東急・三陽特定建設工事共同企業体、代表者 東急建設株式会社京都営業所 所長 長谷川善英と契約をいたしました甲賀市新庁舎建設工事の建築主体工事について、契約額を799万7,400円を増額し、42億1,988万9,400円とするものであります。 変更内容につきましては、旧水口庁舎新館の改修工事に伴い施工前の現地調査を行った結果、当初想定していなかった屋上防水と外壁建具回りのシーリングの劣化が著しいことが判明したため、防水工事を実施するものであります。 以上、議案第69号から議案第71号の提案理由といたします。 御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 議案第69号について、補足の説明を求めます。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(平尾忠浩) 議案第69号 第2次甲賀市総合計画基本構想及び基本計画を定めることにつき議決を求めることについて、その補足の説明を申し上げます。 本議案は、本市のまちづくりを進めていくための最上位計画である第2次甲賀市総合計画の基本構想と基本計画について、議会基本条例第10条の規定に基づき議決を求めるものであります。 本計画の策定に当たっては、市民や企業などの産・官・学・金を含めた委員による総合計画審議会に平成27年6月に諮問し、平成29年3月に答申をいただいたところであります。当審議会では、諮問以降13回にわたり会議を開催いただき検討を重ねていただいてまいりました。 また、その間、並行して自治振興会や区・自治会、子ども議会OBとの意見交換会など、合計1,000名を超える方とまちづくりについての意見交換を行うとともに、自治振興会役員を対象といたしました地域での暮らしインタビューにより、身近な暮らしでの困り事について聞き取りをさせていただき、それらを計画に反映したところでもあります。 さらに、市民の皆様がどのように暮らし、どのような分野で満足され、課題を感じているのかを把握するため、5,500人を対象といたしました市民意識調査を実施するとともに、無作為抽出による意見交換会を「おしゃべりカフェ」と題して各地域で開催するなど、これまでにない多元・多層の市民参画で策定を進めてまいりました。 また、昨年6月からは議会の総務常任委員会を都度開催いただき、その内容や進捗状況を御報告するとともに、民生・文教・産業建設の各常任委員会協議会及び議会全員協議会においても、その経過を報告させていただき、さまざまな御意見をいただいてきたところであります。その後、4月の1カ月間、パブリックコメントを行い、市民の皆様などから御意見をいただいた上で、市の案としたところでございます。 それでは、議案の内容について御説明させていただきます。 本議案につきましては、基本構想と基本計画の二つで構成をしております。 基本構想につきましては、これまで説明させていただいてまいりました第2次甲賀市総合計画(案)の冊子のうち、1.未来像、2.地域経営と協働、3.まちづくりの大綱をまとめております。 まず、1.未来像の「まちや人の姿」においては、将来のまちや人の姿を「あい甲賀 いつもの暮らしにしあわせを感じるまち」とし、誰もが生きがいを持って健康で安心して暮らし、もし誰かが不幸に苦しむことがあれば周りから温かい手が差し伸べられ、誰かが新たなチャレンジに挑むときには力強い応援が寄せられるまちとなり、私たち一人一人が地域の自然や伝統を守り、住み心地や稼ぐ力を高め、いつもの暮らしの中で市民であることに幸福や誇りを感じるため行動することとしております。 次に、「人口フレーム」については、平成40年に8万7,000人を目標とし、出生率の上昇と若者・子育て世代の転入により、人口の増加と人口構造の安定化を図る「攻め」と、避けられない人口減少に向き合い、地域社会の仕組みを今後の人口構造の予測に即したものに再構築する「守り」のバランスを保ちながら、持続可能な自治体経営を行うこととしております。 次に、「都市構造」につきましては、そのコンセプトを「暮らしをつなぎ、地域を未来につなぐ 多様性を生かしたネットワークづくり」といたしました。縮充への都市構造の再構築を進め、「土地利用の再編」、「地域拠点づくり」、「交通ネットワークの確保」の三つの基本方針に基づき都市構造の転換を進めることとしております。 次に、2.地域経営と協働におきましては、基本構想の実現に向けたまちづくりの視点を「持続可能な地域経営」と「対話による協働の推進」とし、効率的かつ効果的な投資、自主財源の確保、地域内分権の推進など、市民自治を追求する市民の行動力を応援することとしております。 次に、3.まちづくりの大綱におきましては、甲賀市市民憲章の理念に基づき、12年間を通じたまちづくりの大きな方針として、五つの大綱を定めています。 まず1点目は、「誰もが主役となり、持続可能なまちとなる」とし、市民や各種団体、企業など、誰もがまちづくりを担う主役となり、それぞれが役割を持ち理解し合うことで、みんなの力を合わせて未来を開くこととしております。 2点目は、「人と文化を未来につなぐ」とし、「人」は甲賀の資産であり、まちを愛し、そこに住み続けたい、働きたい、まちのために活躍したいと思えるシビックプライドにあふれた人材を地域とともに育てることとしております。 3点目は、「住み慣れた地域での暮らしを守る」とし、年を重ねて培った知恵や経験を誰もが地域や職場で生かせるよう、健康寿命を延ばし、生涯活躍を促進することとしております。 4点目は、「地域の稼ぐ力を高める」とし、若者、女性、高齢者、外国人市民の活躍したいという思いをかなえるため、あらゆる場面でのチャレンジを支援することとしております。 5点目は、「結婚、出産、育児の希望に応える」とし、子どもを産み育てることの喜びを伝え、世代や地域を超えた連携のもとで子育て環境の充実を図ることとし、以上、大きく三つの構成により基本構想としております。 次に、基本計画につきましては、基本構想の12年間のうち前期の4年間を第1期として示したものであり、基本構想を実現するための施策を体系的に示したものであります。 基本計画は5部で構成をしており、第1部が「基本計画の位置づけと機能」、第2部が「行政経営の方針」、第3部が「施策の体系」、第4部が「チャレンジプロジェクト」、第5部が「分野別の施策」であります。 第1部の「基本計画の位置づけと機能」においては、甲賀市市民憲章や甲賀市まちづくり基本条例と第2次甲賀市総合計画との関連性と基本計画の機能を示しております。 第2部の「行政経営の方針」においては、行財政運営のマネジメント力の向上と効率化を進めていくため、行政経営の方針を「市民自治を追求する」、「成果主義を追求する」、「持続可能性を追求する」としております。 第3部の「施策の体系」におきましては、甲賀市市民憲章や基本構想に定める五つの大綱に基づき、20の分野と、その分野ごとの63の施策との関係性をわかりやすく系統的に一覧表にしたものであります。 第4部の「チャレンジプロジェクト」においては、4年間で集中的に取り組む施策を「オール甲賀で未来につなぐ チャレンジプロジェクト」とし、高齢者から若者、子どもまで、健康で生き生きと活躍できる地域をつくるため、本市の課題を三つに整理し、これらを解決するためのテーマを「子育て・教育」、「地域経済」、「福祉・介護」と捉え、10のプロジェクトに重点的に取り組んでいくこととしております。 10のプロジェクトにつきましては、1番目は「生きる力・キャリア教育プロジェクト」、2番目は「子育て世代応援プロジェクト」、3番目は「保育の質向上プロジェクト」、4番目は「シティセールス推進プロジェクト」、5番目は「新産業特区プロジェクト」、6番目は「女性、若者の活躍・定住プロジェクト」、7番目は「甲賀流観光振興プロジェクト」、8番目は「空きキャパシティ活用プロジェクト」、9番目は「中山間地域再生プロジェクト」、10番目は「地域・世代まるごと包括ケアプロジェクト」としております。 次に、第5部の「分野別の施策」につきましては、第3章の「施策の体系」で申し上げましたとおり、20の分野に分類し、その分野ごとに私たちが望む「市民像」、「目標像」を定め62の施策で構成したものであり、4年間の代表的な取り組みを明らかにするものであります。 分野1の「市民自治」では、自治振興活動の促進及び市民活動ネットワークの促進、分野2の「市民共生」では、人権教育、啓発の推進、多文化共生の推進及び人権に関する相談・支援の充実、分野3の「男女共同参画」では、男女共同参画社会づくりの推進、分野4の「シティセールス」では、シティセールスの展開及び情報提供、情報公開の充実、分野5の「環境・景観」では、自然環境の保護、景観の保全と創造、公園の整備、維持管理及び生活環境の保全、分野6の「歴史・文化財」では、文化財等の調査と保護及び文化財等の活用、分野7の「生涯学習・文化・スポーツ」では、生涯学習環境の充実、文化・芸術の振興及びスポーツの振興、分野8の「資源・エネルギー」では、資源、エネルギーの有効活用の推進及び廃棄物の適正処理、分野9の「地域福祉」では、長寿、生きがいづくり、障がい福祉の充実、ともに支え合う地域づくり及びセーフティネットの充実、分野10の「保健・医療」では、健康づくりの促進、疾病予防、早期対策の推進、地域医療体制の確保及び保険制度の適正運用、分野11の「住まい・生活」では、良質な住宅資産の形成と活用、公営住宅の整備、維持管理及び上下水道事業の健全運営、分野12の「安全・防災」では、安全・安心対策の強化、地域防災体制、基盤の強化、消防体制、基盤の充実及び治水・砂防の推進、分野13の「農林畜水産」では、農畜水産業の安定経営の確保、地域ブランドの展開、林業の振興及び鳥獣害対策の推進、分野14の「商工観光」では、商業の振興、地場産業の振興、工業の振興及び観光資源の活用と観光客の誘致、分野15の「活躍・雇用」では、就労支援の促進、女性の活躍及び勤労者福祉の充実、分野16の「道路・交通」では、広域幹線道路の活用促進、市道の整備、生活道路等の整備と維持管理、公共交通機関の利便性の向上及び鉄道整備の推進、分野17の「子ども・子育て」では、産前産後、乳幼児期の安心の確保、就学前教育、保育の充実、放課後の児童対策の充実及び地域の子育て力の向上、分野18の「学校教育・青少年」では、学校教育の充実、教育環境の充実及び青少年の健全育成、分野19の「都市形成」では、拠点を形成する市街地の整備及び土地利用の誘導、最後の分野20の「行財政」では、職員力の向上、行政事務の効率化及び適正な財産管理と持続可能な財政運営に取り組むこととしております。 今後は、これら20の分野において、各分野別計画も合わせ部局横断的に施策を進めるとともに、具体的な事業の構築を進めることを基本計画とし、「オール甲賀で未来につなぐ チャレンジプロジェクト」の着実な推進により、基本構想にあります未来像「あい甲賀 いつもの暮らしにしあわせを感じるまち」の実現を目指すこととし、本市の第2次総合計画としているところであります。 以上、議案第69号の補足の説明といたします。 御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 以上をもって、提案理由の説明及び補足説明を終わります。 次に、日程第40、議案第72号 契約の変更締結につき議決を求めることについての件を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(岩永裕貴) 議案第72号 契約の変更締結につき議決を求めることについて、その提案理由を申し上げます。 本議案は、平成29年3月24日に議決をいただき、大宝柊木株式会社 代表取締役社長 山口和弘と契約いたしました信楽体育館耐震補強・大規模改造工事において、契約額を1,627万1,280円増額し、2億9,674万7,280円とするものであります。 本工事の主な変更内容につきましては、体育館屋根の「はり」に吹きつけてあった岩綿の吸音材において、基準値である0.1%未満を超える0.7%のアスベストが検出されましたので、適正に除去処理を行い、屋根材の撤去工事を行うものであります。また、設計内容の変更に伴い完了工期をあわせて変更するものであります。 なお、補足説明は教育部長がいたします。 以上、議案第72号の提案理由といたします。 御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 補足の説明を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) 議案第72号 契約の変更締結につき議決を求めることについて補足説明を申し上げます。 信楽体育館耐震補強・大規模改造工事につきましては、平成29年2月20日の一般競争入札におきまして、2億8,047万6,000円で大宝柊木株式会社が落札し、3月24日の3月定例議会本会議で契約の議決をいただき、平成29年3月27日から平成30年2月15日の工期をもって本契約を締結いたしました。 信楽体育館のアスベスト調査につきましては、他の施設と同様に、平成18年度から建物の図面をもとに、現場目視により調査を実施しておりました。その時点で、はりの部分にアスベストが含まれる資材が使用されている可能性のあることは認識をしておりましたが、高いところにある場合は足場を組む費用等を考慮して、また、内装材などにより覆われてアスベストの飛散がないところなどにつきましては、耐震補強や大規模改造工事の施工途中で調査し確認するケースが一般的であることから、当体育館の調査につきましても同様の対応といたしました。 この方針で事業を進めましたことから、体育館の内部足場が完了し、屋根の棟部分の「はり」内部が確認できる状況となった本年5月1日に、はりに吹きつけてあった岩綿の吸音材を採取し、アスベスト含有分析調査を実施いたしました。 その結果、5月11日にアスベストの基準値0.1%未満を超える0.7%のアスベスト含有率が検出されたものであります。このことから、シルバークール屋根を撤去する前に、アスベストが飛散しないように岩綿の吸音材を適切に処理する必要があるため、細心の注意を払い除去作業を行うものであります。 この作業等に係ります変更契約につきましては、公共建築工事積算基準書や公表単価に基づき積算した額を根拠といたしまして、1,627万1,280円を増額し、変更後の契約額を2億9,674万7,280円とするものであります。 また、アスベストの除去を手作業により行うことで約45日間かかりますが、他の工種とも調整しながら行うことで、完了工期を34日間延長し、平成30年3月20日に変更するものであります。 以上、議案第72号の補足説明といたします。 御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(的場計利) 以上をもって、提案理由の説明及び補足説明を終わります。 暫時休憩いたします。 再開は、12時25分といたします。     (休憩 午後0時10分)     (再開 午後0時25分) ○議長(的場計利) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 これより、議案第72号 契約の変更締結につき議決を求めることについて質疑を行います。 質疑はありませんか。 20番、山岡議員。 ◆20番(山岡光広) それでは、1点だけお尋ねをしたいと思います。 契約の変更につきまして、1,627万1,280万円の増額となってるわけですけれども、その契約の変更の増額分ですけれども、当然のこととして、そのアスベストをいわゆる除去するということなんですが、同時にその中には、それを処分するというか処理費も含まれているものだと認識をしてるわけですけど、可能ならば、この除去と、それから処理、その内訳を示していただければありがたいなと思うんですが。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) 御質問にお答えいたします。 アスベストの処分の工事的な費用でございますけども、それが1,100万円強でございます。そして、それを処分する手数料、処理場へ持っていって受け取っていただく手数料でございますが、それが145万円であります。 以上でございます。 ○議長(的場計利) 山岡議員。 ◆20番(山岡光広) 今、おっしゃったように、いわゆるその処分は145万円とおっしゃったが、全体が合わないんですけれども、どういうふうに考えたらいいのか、お尋ねします。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) 失礼いたしました。 その他工事といたしまして、アスベスト処分にかかわりますことで、器具庫のシャッター部分の補修とかも入れました関係で、その他の工事が380万円ほどございます。その合計で、1,627万円となっております。 以上でございます。 ○議長(的場計利) ほかに質疑はありませんか。 12番、小西議員。 ◆12番(小西喜代次) それでは、1点、お伺いいたします。 私の理解では、先ほどの説明に対しての理解では、アスベストがあるかもわからないというのがわかっていたけれども、足場等の関係で費用もかかるので、大改修をするときにそれを確認して撤去しようというふうに理解をしてるんですけども、そもそもこのもともとの建築のときの設計図では、大体そこにアスベストが使われているということは多分わかっただろうというふうに思うんですが、その後、基準の変更等があって、今回、それを撤去する必要があるということになった、その経過について御説明いただきたいんですけど。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) お答えいたします。 アスベストにつきましては、当初の図面を見ましたところ、その「はり」の部分に岩綿の吸音材があるということがわかっておりました。その岩綿の吸音材につきましては、アスベストの含有率がどれだけあるかということがわかっておりませんでした。そこまでの確定した図面がございませんでした。 ところで、基準の変更もございました関係で、平成20年に基準が変更されまして、それまではアスベストの含有率が1%未満を基準とするとなっておりましたけれども、平成20年にその基準が変更されまして、平成20年2月6日の厚生労働省通達によりまして、アスベストの含有率が0.1%未満と、きつくなりました。その関係で、アスベストの基準が低くなりまして、それから以降、今の工事にかかりますときに岩綿の吸音材の調査をしたということでございます。その関係で、0.7%出たということで取り除きが必要だということになりました。 以上でございます。 ○議長(的場計利) ほかに質疑はありませんか。 5番、竹若議員。 ◆5番(竹若茂國) このアスベストの除去について、お尋ねしたいと思います。 今、いただいている説明の一番最後のこの図面で、棟のあたりの体育館全体にわたっての部分だというふうに思っています。お聞きしてる範囲内では、ここの中が非常にわかりにくい、すぐに目視できないような状態のところであったということも聞いています。 それでです、このアスベストというのは健康被害が、このまま置いとくと出てくると、飛散すると出てくるということであったと思うんですが、非常に仕事のしにくいところで、どのような形で飛散を防ぐようなことを考えていただいているのか、飛散の防ぐ方法、きちっとやっぱり--市民の皆さんが体育館を使われるわけですから、体育館の中にアスベストが少しでも残っているようなことがあれば、やっぱり健康被害にかかわる問題だと思いますので--その辺の工事の仕方を教えてほしいと思います。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) この工事では、アスベストを完全に取り除こうと思っております。 その取り除きの方法といたしましては、工事中も飛散をしてはいけないということになっておりますので、この部分をブルーシートやビニールシートをもちまして完全に覆います。覆った中へ作業員が入って、手作業で、その岩綿吸音材を取るということになります。 入るときにも、外へ入ってまた出るときにも、アスベストを持ち出すことはしてはいけないということになっておりますので、その内部には、ブルーシート等で囲んだ内部には、セキュリティルームと呼ばれる部屋を設置いたしまして、そこで完全に遮断するというふうな形で取り除きを行います。 以上でございます。 ○議長(的場計利) 竹若議員。 ◆5番(竹若茂國) 完全にブルーシートで密閉してという話なんですが、ブルーシートというのは継ぎ目もありますし、今現在、建物があって、そこには、これは鉄骨がずうっとあります。やっぱりそこへブルーシートを張るというのは、そこにすき間がないようにしなければなりませんし、すき間のないようにブルーシートを張っていかなければなりません。これ、なかなかできないと思うんですよね。その辺のところ、もう一回、ブルーシートだけでは、これは飛散を防げないと思います。そこらをもう一回教えてください。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) お答えします。 棟の部分でございますが、そこまで足場を組み上げます。足場を組み上げまして、鉄骨がございますけれども、完全にそこはビニールシートを張りまして飛散のないようにします。それは専門業者が行いますので、間違いございません。 以上でございます。 ○議長(的場計利) ほかに質疑はありませんか。 24番、土山議員。 ◆24番(土山定信) それでは、ちょっと1点だけなんですけど、アスベストは、最近、健康によくないということで騒がれていますけど、今まではですね、耐火構造にしたり大きな仕事の役目を果たしたわけなんですけど、体育館の一番大切な部分をアスベストで覆って、恐らく火災時に下に落ちないように時間を稼ごうと計画されたものかなと思うんです。アスベストを取っていただいてですね、それにかわるものをきちっと計画されているのかですね、悪いから取るだけじゃなくて、昔の人は、そういうアスベストを使った理由がありますので、その辺こともですね、ちゃんと報告していただきたいと思っています。 以上です。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) お答えいたします。 アスベストにつきましては、岩綿吸音材という形で吹きつけられています。その当時、なぜそこに吸音材というものが吹きつけられたかということは、ちょっとそこまで把握しておりません。体育館の屋根の一番高いところに吸音材というものが吹きつけされているということでございます。 ただ、それを今回は完全に取り除きまして、交換部分は、鉄の部分は残りますけれども、そこに塗装をして、さびどめ等の塗装をしまして完全にアスベストのない状態にするというものでございます。 以上でございます。 ○議長(的場計利) 土山議員。 ◆24番(土山定信) 恐らくですね、吸音材というよりも、昔の人がですね、やっぱり大切な子どもたちを火災のときから、時間を1分でも2分でも稼ごうとして、それをつくったような気がいたしますので、その辺も含めてですね、専門家の方にですね、そういうような効果があるんであったら、やっぱり1分でも2分でも稼ぐというか、その「はり」が落ちないようにですね、熱から耐火をさすという仕事もしてるんであればですね、その辺もちょっと御相談していただきたいなと思っています。 以上でございます。 ○議長(的場計利) ほかに質疑はありませんか。 21番、安井議員。 ◆21番(安井直明) アスベストの関係で変更が出ましたんで、教育委員会の公共施設がありますね、今回は直すということから発見できたということなんですが、先ほどの説明で、平成20年2月6日、従前の1%から0.1%未満にきつくなったというふうにおっしゃいました。その時点で何か調査されたことはあるのか。今後、こういうこと、現在もアスベストを使っている教育委員会の公共施設があって、建てかえのときにこういう変更が出てくるのか、その辺の全体像の調査等は今回の変更契約との関係でされたことがあるのか、また、そういう建物が現存しているのかどうか、その点についてお伺いします。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) 教育委員会の学校施設、また社会教育施設等、体育館等もたくさんございます。その中で、石綿、岩綿吸音材を使われているものもあったことは確かです。 これまでから、この石綿を取り除く工事を行っているところもございます。例えば、信楽町朝宮小学校の放送室のスタジオの天井、そして甲南第三小学校の音楽室の天井部分、そして、甲南中部小学校では1階部分の玄関等であったことが確認されておりまして、それにつきましては平成21年度のときに工事を行っております。 ほかの施設につきましても、アスベストが使われている可能性がございますけれども、平成18年から、全施設、アスベストがあるかどうかの調査を行っております。その調査につきましては目視で行いまして、石綿が露出しているところ、露出していて、それが空気中に流れるところ、出るところ、そういうようなものにつきましても早急に取り除く作業をしなさいということになっておりました。 ただ、その石綿が部材等で覆われているものにつきましては、飛散のおそれはないということになりますので、それについては今回のような大規模改造工事等をされるときに一緒に撤去するという方法をとるということになっておりました。 以上でございます。 ○議長(的場計利) 安井議員。 ◆21番(安井直明) 御答弁いただきまして、目視できる部分についてはやったということです。目視できない覆われているような部分について、今後ですね、改修されるときに、こういうことが--変更契約になるか当初になるかわかりませんよ。しかし、そういう建物が現存しているというのはお認めになったわけですね。それは幾つぐらいあるんですか、大体です。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) お答えいたします。 今現在、何施設あるかということは、ちょっと資料等ございませんけれども、18年の石綿の調査をいたしました後、2年に1回ほどフォローアップ調査というのがされております。その中で状況の変わっているものについてはわかりますけれども、それから以降、何も変わっていないところについては石綿が露出していないという形になりますので、そのまま置いております。 ただ、図面等で見て石綿があるところの確認はしております。それが完全に露出していましたら直します。ただ、それが囲われていましたら、こういうような工事のときに修繕修理するということにしております。 ○議長(的場計利) 安井議員。 ◆21番(安井直明) 3回ですので、これでとどめますが、ということは、現状の建物でアスベストが保有されていても囲われているから安全と、今、甲賀市の教育委員会が所管する公共施設は安全であると、今後、改修するに当たっては取り除く必要があるという解釈でいいですか、安全であるというふうに思っていいですか。 ○議長(的場計利) 教育部長。 ◎教育部長(玉木正生) お答えします。 平成17年9月29日付の文科省の通知があるんですけれども、その通知が「学校施設等における吹きつけアスベスト等使用実態調査の中間報告の結果及び当面の対応について」という文書があります。その中で、吹きつけアスベスト等の劣化、損傷等の判断は目視等により行うこととなります。目視等の結果、吹きつけアスベスト等の吹きつけ層に劣化と損傷等が認められる場合は飛散のおそれがあると考えます。飛散のおそれがあるときは、当該石綿等の除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講じなければならないとされています。 今、その囲い込みというものが実際にされているというところでございますので、危険はないという判断をしております。 以上でございます。 ○議長(的場計利) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(的場計利) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終了いたします。 本案については、会議規則第37条第1項の規定により、文教常任委員会に付託いたします。 この際、日程第41、議発第2号 甲賀市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についての件及び日程第42、議発第3号 甲賀市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についての2件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(辻重治) 議発第2号 甲賀市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。 今回の改正につきましては、平成27年に改正されました甲賀市議会議員定数条例により、次期一般選挙後に議員定数が24人となりますことから、常任委員会の再編等を行うものであります。 現行四つの常任委員会を、総務常任委員会、厚生文教常任委員会産業建設常任委員会の3常任委員会に再編し、一部所管事項を変更するとともに委員会の定数を8人とするものであります。 また、新たに予算決算常任委員会を設置し、定数を24人とするほか、議会運営委員会の定数を8人に変更するものです。 なお、本条例は、平成29年11月1日からの施行といたします。 次に、議発第3号 甲賀市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、その提案理由を申し上げます。 今回の改正につきましては、議員定数が24人になりますことに伴い、議案の提出や動議等の要件を、地方自治法第112条第2項及び第115条の3の規定により改正するものであります。 また、会議規則第152条については、議場及び委員会の傍聴に関する規定を一部変更するものであります。 なお、本規則は平成29年11月1日からの施行といたします。 以上、提案理由の説明といたします。 ○議長(的場計利) 以上をもって、提案理由の説明を終わります。 議案付託表を配付させます。     (議案付託表配付) ○議長(的場計利) お諮りいたします。 議事の都合により、6月6日から12日までは休会といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(的場計利) 御異議なしと認めます。 よって、6月6日から12日までは休会とすることに決定いたしました。 なお、この間に委員会を開催し、付託案件の審査を願います。 文教常任委員会につきましては、7日、午前9時30分から開催されますので、各委員は第3委員会室に御参集願います。 議案に対する質疑の通告書につきましては、6月8日、正午までの執務時間中に議会事務局まで御提出ください。 また、討論の通告書につきましては、6月9日、正午までの執務時間中に議会事務局まで御提出ください。 その際、質疑の通告は、内容を詳細かつ具体的に記入いただきますようお願いいたします。 以上をもって、本日の日程は全部終了しました。 なお、次回は、6月13日、午前10時より会議を開きますので、御参集願います。 本日は、これをもって散会いたします。     (散会 午後0時48分)  この会議録の内容が正確であることを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。            甲賀市議会  議長  的場計利              同    議員  戎脇 浩              同    議員  林田久充...