栗東市議会 2020-03-25
令和 2年 3月定例会(第5日 3月25日)
3番 川 嶋 恵 君 4番 野々村 照 美 君
5番 西 田 聡 君 6番 梶 原 美 保 君
7番 里 内 英 幸 君 8番 中 野 光 一 君
9番 三 木 敏 嗣 君 10番 上石田 昌 子 君
11番 林 好 男 君 12番 中 村 昌 司 君
13番 田 村 隆 光 君 14番 武 村 賞 君
15番 片 岡 勝 哉 君 16番 上 田 忠 博 君
17番 田 中 英 樹 君 18番 藤 田 啓 仁 君
1.会議に欠席した議員
な し
1.会議に出席した説明員
市長 野 村 昌 弘 君
副市長 藤 村 春 男 君
教育長 福 原 快 俊 君
市民政策部長 仁 科 芳 昭 君
総務部長 國 松 康 博 君
福祉部長 宇 野 茂 樹 君
子ども・
健康部長 伊勢村 文 二 君
環境経済部長 西 村 勝 君
建設部長兼
上下水道事業所長 柳 孝 広 君
建設部技監 中 川 匡 史 君
教育部長 中 濱 佳 久 君
市民政策部次長 内 藤 寿 光 君
市民政策部次長 木 村 勉 君
子ども・
健康部次長 木 村 毅 君
上下水道事業所次長 森 睦 尚 君
総務課長 川 﨑 武 徳 君
関係各課長
1.会議に出席した
事務局職員
局長 月 舘 正 一
課長 木 村 洋 子
係長 吉 田 みず穂
再開 午前10時35分
○議長(
藤田啓仁君)
ただいまの
出席議員は18名であります。
定足数に達しております。
よって、令和2年第1回
栗東市議会定例会を再開いたします。
これより、本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、お手許に配付しておきました
議事日程表のとおりであります。
これより日程に入ります。
~日程第1.
会議録署名議員の指名について~
○議長(
藤田啓仁君)
日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第88条の規定により
6番
梶原美保議員
16番
上田忠博議員
を指名いたします。
~日程第2.各
常任委員会委員長報告及び
総合計画特別委員会委員長報告について~
○議長(
藤田啓仁君)
日程第2 各
常任委員会委員長報告及び
総合計画特別委員会委員長報告についてを議題とし、各
委員会付託案件について、それぞれの委員長から審査結果の報告を求めます。
まず、
総務常任委員会委員長 4番
野々村照美議員。
○4番(
野々村照美君)登壇
総務常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、休会中の3月18日に開催し、今定例会において付託を受けました議案8件について審査を行いました。
説明を求めるために出席を求めた者は、市長、
関係部長、次長、課長等であります。
それでは、当委員会における
審査経過と結果について報告いたします。
まず、議案第17号
栗東市部設置条例の一部を改正する条例の制定について、質疑の主なものとして、
特定プロジェクトの部署が
環境経済部に移る中で、今後も部、課を横断して調整が必要な内容があると思われる。そのことについて、影響は出ないのか。との委員からの質疑に対し、部、課を横断して調整をしなくてはいけないことについては、従来
どおり企画部門で対応する。との答弁がありました。
子ども青少年局の局の
位置付けについて、委員からの質疑に対し、部の名称として局を用いる形であり、
教育委員会とより連携を強化するという発信を含め、
名称変更をするものである。との答弁がありました。
時期的に令和2年度に、このように組織を変える意味は。との委員からの質疑に対し、子どもが生まれてから成長するまでを見守る形をつくらなければいけないと考え、子どもを育てやすい
まちづくりを進めるうえで、一貫した
取り組みが必要なため、組織を改める。その中で、一連の今日まで議論してきたことを踏まえ、今回、提案させていただいた。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第18号 栗東市
監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、本案につきましては、
地方自治法等の一部を改正する法律の施行により、条ずれが生じることに伴い、所要の改正を行うものであります。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第19号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定について、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴って、市の
関係条例に所要の改正を行うものであります。
質疑の主なものとして、
育児休業の取得について、委員からの質疑に対し、全ての
会計年度任用職員が取得できるわけではなく、一定の条件を満たした者が取得できる。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第20号 栗東市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び
費用弁償に関する条例及び栗東市
消防団条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、
非常勤特別職及び
消防団員の
報酬額減額の取り扱いにつき、これまでの附則に定める方法にかえ、本則額を改正しようとするものであります。
質疑の主なものとして、今まで附則で対応してきたのに、なぜ今ここで条例改正するのか。との委員からの質疑に対し、
財政健全化で継続的に本則の額から5%減額を続けてきたが、
改革効果の検証の結果、継続すべきこととなったので本則を改正する。との答弁がありました。
消防団員の報酬について、消防団の充実を図っていかなければいけないときに、報酬を下げることはよいことなのか。との委員からの質疑に対し、
消防団員の報酬額については、近隣市の状況と余り差異はない。との答弁がありました。
また、
代表監査委員の報酬額が低い。監査は重要であるので、監査のあり方も含めて検討してほしい。との意見もありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第21号 栗東市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、
会計年度任用職員に適用する給料表について、
正規職員の給料表との整合性を図るべく、栗東市職員の給与に関する条例に準じて改正を行うものであります。
委員より、人材の確保について、特に保育職について、十分検討してほしいとの意見がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第22号 栗東市
手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、
デジタル手続法の施行に伴い、住民票の除票等を条例の別表における証明書の項目に追加するとともに、
マイナンバーカード利用者の
利便性向上のため、市の窓口でもコンビニと同様の証明書が交付できるようにする等、所要の改正を行うものであります。
質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第25号 栗東市
印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、成年被
後見人等の権利の制限に係る措置の
適正化等を図るための
関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、
印鑑登録証明事務処理要領の一部が改正されたことから、所要の改正を行うものであります。
質疑の主なものとして、制度の周知については。との委員からの質疑に対し、広報やホームページで行う。既に
印鑑登録のある人が成年被後見人になった場合は、一旦登録を抹消し、その旨を通知する。その後、必要な場合は、改めて登録してもらうことになる。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第31号 滋賀県
市町村職員退職手当組合規約の変更について、
関係地方公共団体が協議することにつき議会の議決を求めることについて、本案は、令和2年3月31日限りで滋賀県
市町村交通災害共済組合が解散し、滋賀県
市町村職員退職手当組合を脱退されることに係る規約の変更について議会の議決を求めるものであります。
質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で可決すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますよう、お願いをいたします。
○議長(
藤田啓仁君)
次に、
環境建設常任委員会委員長 12番
中村昌司議員。
○12番(
中村昌司君)登壇
環境建設常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の3月18日に付託されました議案6件、請願書1件の審査を行いました。
説明のため出席を求めた者は、副市長、
関係部長、次長、課長等であります。
それでは、順次報告を行います。
まず、議案第26号 栗東市
屋外広告物等に関する条例の制定については、委員から、
罰則規定が設けられるということなので、半年の
周知期間を設けておられるが、このあたりの対応や既存物件の調査についてはどのようにお考えか。との質疑に対し、当局から、従来の県条例にも
罰則規定はあり、市条例においても、同様の内容で規定を設けている。また、市内全域の調査はまだであるが、主要な箇所の調査から進めており、その中で、申請のないもの、不適格なものは約5%ほどあると認識している。これについては、すぐに
罰則規定を適用するのではなく、まずは指導から始める。との答弁がありました。
また、委員から、
特定屋内広告物について、窓に屋内からポスターなどを掲示されている例などもあるが、これについても対象となるのか。との質疑に対し、当局から、公衆に向けて常時、また、一定期間掲示されるものについては対象となるが、届け出が必要な
面積要件があり、
表示面積の合計が、一定の面積を超えない場合は届け出の必要はない。との答弁がありました。
また、委員から、百年審議会の中で、栗東市独自のイメージを出せないかとの意見が出ていたと思うが、これに対してはどのようにお考えか。との質疑に対し、当局から、市内を6種の地域に区分し、その中でも、
栗東駅前地区計画区域内及び安養寺緑のわが
まち計画区域内の一部を、
屋外広告物の
推奨基準適用地区として
位置付ける予定で、栗東市独自の色が出せるよう誘導していきたいと考えている。との答弁がありました。
その他、質疑の後、討論はなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第27号 栗東市
地区計画の区域内おける建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定については、委員から、
北中小路1期地区と2期地区において制限の違いはあるのか。との質疑に対し、当局から、
北中小路の1期地区と2期地区については、並列された開発となっており、制限についての違いはない。との答弁がありました。
また、委員から、
北中小路1期地区の制限の11項に、前各項の建築物に附属するものという文言が追記され、2期地区のほうにも同じ文言が書かれているが、これによって、どのようなものが建築可能になるのか。との質疑に対し、当局から、
駐輪場等の附属施設について、これまでも設置は可能であったが、そのことについて、明確に記載しておいたほうが誤解を招かないこと。また、他の条例との整合を図るという意味合いから追記したものであり、従来と制限内容に変更があるというわけではない。との答弁がありました。
その他、質疑の後、討論はなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第28号
栗東市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定については、委員から、
条例施行に伴い、現在、
連帯保証人になっている方の返済義務についてはどのようになるのか。との質疑に対し、当局から、現入居者については、
民法改正において、法改正以前に締結された契約は有効であるということから、
緊急連絡先の手続が完了するまでの間は
猶予期間とし、
連帯保証人の義務は残る。との答弁がありました。
また、委員から、現在、
連帯保証人の方に請求が及んでいるケースはあるのか。との質疑に対し、当局から、近年においては、そのような事例はない。との答弁がありました。
また、委員から、
緊急連絡先の方には、市と協力して滞納額の納付を促す役割を担っていただくということだが、提出書類の中にこのことは明記されているのか。との質疑に対し、当局から、素案の段階だが、
市営住宅における本市要綱において、入居者に対しては
緊急連絡先の方に
滞納状況の連絡をすることを承諾いただく内容を、また、
緊急連絡先の方に対しては、市と協力して、
住宅使用料等の納付を促すという内容の一文を入れた素案の作成を行っている。との答弁がありました。
その他、質疑の後、討論はなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第29号 栗東市
水道事業及び
公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第32号
栗東市道路線の廃止については、質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第33号
栗東市道路線の認定については、委員から、道路の新設整備に伴い、信号機の設置の予定など
安全対策についてはどうか。との質疑に対し、当局から、次年度から
詳細設計等を進めていき、信号機の設置を含め
安全対策について、
関係機関と協議をする予定である。との答弁がありました。
その他、質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、請願書第5号 種苗法の改正に関する請願書については、まず、当局から、参考となる事項についての説明を受けた後、委員より意見がありました。その主なものとしては、委員より、法改正により
自家採種ができなくなると、種苗に係るコストの増大など農家に被害が出ることが懸念されるので、慎重に議論していただきたいとの意見が、また、委員より、この法改正は
自家増殖を禁止するわけではなく、本来の
登録品種でないものについては、
自家増殖を認めており、また、許諾性というところで、一定の権利は守られているなどの意見があり、その後、種苗法の改正について、慎重な審議を請願するものであり、農家の権利を守るという点、また、日本の
食料安全保障の観点からも、ぜひ賛成していただきたいとの
賛成討論がありました。また、この法改正は、品種を知的財産として適切に保護するための法改正であり、在来種や品種登録されていない品種等の増殖が制限されるものではない。また、
改正種苗法では、新たな品種の出願・登録時に輸出してもよい国や地域が指定されており、条件に反した持ち出し、栽培は
育成者権の侵害となり、差し止めや損害賠償を請求できるものとされている。近年、我が国の
優良品種である種苗が、海外に流出し他国で増産され、さらには第三国に輸出されるなど、日本国内の農作物に支障を生じる事態が起きている。この法改正は、今後の日本の農作物、ひいては日本の農業を守ることにつながるものである。との
反対討論があり、採決の結果、
賛成少数で不採択すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますよう、お願いを申し上げます。
○議長(
藤田啓仁君)
次に、
文教福祉常任委員会委員長 16番
上田忠博議員。
○16番(
上田忠博君)登壇
それでは、
文教福祉常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、休会中の3月18日に開催し、本定例会において付託を受けました議案2件、請願書1件について審査を行いました。
説明を求めるために出席を求めた者は、教育長、
関係部長、次長、課長等であります。
それでは、順次報告を行います。
まず、議案第23号 栗東市
手話言語条例の制定について、委員より、前文に
障害者基本法が改正され、日本が手話を言語として認めた記述がいるのではないか。この条例は、全ての人が手話は言語であると認識できる書き方にすべきでは。との質疑に対し、
障害者基本法で手話が言語であると認められているが、まだまだ認知されていないと
策定委員の中でも確認されている。逐条開設の中でうたっていくようにしたい。との答弁がありました。
また、
学校教育での
手話普及の記述について、多数意見があり、委員より、
学校教育における手話の普及が、この条例に入っていないのはなぜか。との質疑に対し、
手話言語条例では、手話は言語であるという
理念条例の
位置付けである。栗東市市民をつなぐ情報・
コミュニケーション条例で、
学校教育での手話・点字等をうたっている。との答弁がありました。
また、委員より、
検討委員会に
教育委員会が入っていない。策定に当たって、
教育部局との
すり合わせはできているのか。また、
学校教育の中で、手話を学ぶ機会についてどう考えているのか。との質疑に対し、条例の上程に当たっては、
教育委員会とも
すり合わせはしている。また、学校の教科として、手話を言語として教えることは
学習指導要領にはないので、
教育課程に載せることはできない。ただ、障がい者理解はその他のさまざまな人権の問題と同様に、大変重要であることは
教育委員会も
学校現場も認識しており、人権問題のひとつとして、障がい者の理解の中で、この条例を踏まえて、さらに中身を深めていくことは考えている。との答弁がありました。
また、委員より、第8条(施策の推進)に、災害時対応を明記すべきでは。との質疑に対し、災害時対応は、栗東市市民をつなぐ情報・
コミュニケーション条例の中で、手話だけでなく点字・音声・文字などで
コミュニケーションを図っていくということで、あえてこの条例に入れていない。との答弁がありました。
また、委員より、第9条(協議の場)には、具体的な協議の場の設定を明記すべきでは。との質疑に対し、いろいろな場を協議の場としたいので、あえて協議の場とだけ設定した。との答弁がありました。
その他、多くの質疑があったものの、討論はなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第24号 栗東市市民をつなぐ情報・
コミュニケーション条例の制定について、委員より、視覚障がいがある方に対してはどう伝えていくのか。との質疑に対し、
ガイドヘルパー等を通じて、また、直接お話してと考えている。との答弁がありました。
また、委員より、第6条(事業者の役割)にある
合理的配慮とあるが、先進他市ではいろいろな配慮をされている。生活していくうえで
コミュニケーションの取り方をどう支援していくのか。との質疑に対し、
合理的配慮については、市職員を含め事業者に伝えていくことが必要であり、企業訪問の中で啓発し、つながっていけばと考えている。との答弁がありました。
また、委員より、第8条(学校等における
取り組み)では、どういうことを考えているのか。との質疑に対し、現在は、交流等を通じて障がいに対する理解を深め、体験的に習得していく方策を講じている。この条例の制定に伴って、総合的な学習の中にしっかりと
位置付けて取り組んでいかなければならないと考えている。との答弁がありました。
また、委員より、第4条(市の責務)について、庁舎を訪れた人が
合理的配慮から、以前と変わったと思われる施策展開をしないと、市民には伝わらないが、見解は。との質疑に対し、
コミュニケーション以前に、障がい理解から周知していきたい。予算が伴わない中で工夫し、合理的な配慮を徹底する中で、やれることを確実にやっていく。
条例制定後、具体的にどのような施策につなげていけるかは、
障害者福祉計画等の中で反映できるよう取り組んでいきたい。との答弁がありました。
また、
合理的配慮ができるかできないかで、本気度が試されているのではないか。との質疑に対し、市だけでなく、事業者にもご協力を求めていくことが大変重要と考えている。
商工部局とも連携し、調整する中で施策に反映したい。との答弁がありました。
また、委員より、障がい者が地域で暮らすためには、地域・市民との
合理的配慮も欠かせない。
地域コミュニケーションとのかかわりについてはどう考えているのか。との質疑に対し、障がいのある方が、地域で暮らしていくことが大前提であり、
民生委員等を通して、障がいの理解、
コミュニケーションを合わせての啓発をしていきたい。との答弁がありました。
その他、多くの質疑があったものの、討論はなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、請願書第4号
生活支援事業を実施する団体等に対する
ふるさと納税制度の
弾力的運用を求める請願書について。
まず、請願者より、
請願趣旨の説明が行われました。その後、当局から、参考となる現況の説明を受け、その概要は、
ふるさと納税については、さらなる確保、また、
市民活動支援の観点から検討し、
市民社会貢献活動促進基金補助制度との整合性を図るため、
市民参画等推進委員会でご意見を伺った。
市民活動、
NPO法人をはじめとする団体への支援をする観点で、
ふるさと納税を原資として具体の
制度設計を進めていくとの方向性を、委員会においても一定の賛同をいただいた。今後、委員会でいただく意見や幾つかの課題の整理をしながら、令和2年度から希望する団体等の申請等、あるいは令和3年度から具体の
補助金交付に向けた
制度設計となるよう進めていきたいと考えている。との説明があり、その後、委員より、確認等がありました。その主なものとしては、委員より、
ふるさと納税が
当該団体に補助金として出される場合、公共性の面から、
報告書等についてはどのようになるのか。に対して、寄附金で預かり、補助金として交付するならば、公益性が前提であることから、
子ども食堂を運営されているところへの配分についても、公平性、透明性をもって配分すべきであると考えている。寄附、納税者のご意思が相手方に伝わるよう、
制度設計としてつくり上げていきたい。
また、委員より、請願を契機に、
福祉教育以外の活動をされておられる団体からの要請は増えることになるのか。また、市として、具体的には令和2年度の団体申請で、令和3年度の
補助金交付という流れでいいのか。に対して、包含的にカバーできるような
制度設計にしていきたいと考えている。令和2年度には
制度設計をし、令和2年10月以降、
ふるさと納税の
取り組みの見直し時期でもあるので、議会とも十分調整のうえ、できるだけその時期に合わせて
制度設計ができればと考えている。
また、委員より、
ふるさと納税が始まってからの寄附金の活用実績は。に対して、平成24年度には金勝寺前のトイレ改修、平成29年度には地域資源の関係、教育・子育て支援の関係ということで、基金から繰り入れた実績があり、当該年度においても一定、教育・子育ての関係で繰り入れる予定である。また、令和2年度には、子どもの通院医療費の関係に充当すべく、繰り入れを予定している。単年度ごとに、そのときの状況を総合的に鑑みて、充当する事業を決定している。などの確認があり、その後、その他、多くの意見があったものの、討論はなく、採決の結果、
全員一致で採択すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますよう、お願いいたします。
○議長(
藤田啓仁君)
次に、予算常任委員会委員長 11番 林 好男議員。
○11番(林 好男君)登壇
それでは、予算常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の3月12日から18日までの間に開催し、付託されました14議案の審査を行いました。
まず、12日に全体会を開催し、審査のため総務、環境建設、文教福祉の各分科会を設置し、各分科会審査終了後に、それぞれ全体会で総括質疑を行うことと確認しました。その後、総務分科会は12日に、環境建設分科会は13日に、文教福祉分科会は16日にそれぞれ順次開催し、終了後に、各所管事項の総括質疑を行いました。
全ての審査終了後、18日に全体会を再開し、各議案について討論・採決を行いました。
審査のため出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、所管の各部・次長及び各課長等であります。
それでは、審査の内容と結果につきまして報告いたします。
議案第1号 令和2
年度栗東市一般会計予算について。
まず、総務所管事項では、(仮称)企業立地推進戦略に関する質疑に対しては、新たな産業用地について、必要性の前提条件の整理、企業立地の方向性、基本方針の検討、工業適地等の検討などを行う。
場所については、市街化調整区域、農業振興地、白地も含めて検討したい。
農業振興地域整備計画との整合性については、農業地は農業を振興するのが大前提であり、企業立地推進計画があれば青地も除外できるという考えはない。ただし、具体の地域については、上位計画である総合計画、国土利用計画、都市計画マスタープラン、それと大津湖南都市計画区分の見直しにおいて、工業の利便性という意味で、市街化区域に編入する動きをとっている。その中で、これから県、近畿農政局と協議をしていき、農政と企業立地について、栗東市の考え方をしっかりと整理していく。との答弁がありました。
基金からの繰入金に関する質疑に対しては、市としては、財政確保のため、国に要望している特別交付税の確保や減収補填債、市町振興資金、資金手当債なども活用しながら、年度末の基金残高の維持を図り、将来の財政的リスクの平準化に努めていきたい。併せて業務の見直し等の行革を進めながら、企業立地による財政確保にも
取り組み、リスクの平準化を図っていく。との答弁がありました。
次に、環境建設所管事項では、森林環境譲与税の使途に関する質疑に対しては、令和15年度までの概算で約1億2,000万円の交付がされる予定で、令和2年度については約400万円の交付となる。使途については、総務省から譲与税の留意事項についての通達があり、その中で、間伐や人材育成、担い手の確保、木材料の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に関する費用に充てなければならないとされている。
本市では、特に手入れ不足や所有者不明森林、境界未確定などによる放置林への対応が課題となっていることから、まずは放置林対策を中心とし、そのベースとなる所有者等の基礎データの整理と境界明確化の作業を行っていきたい。との答弁がありました。
子育て世帯空家リノベーション事業費補助金に関する質疑に対しては、補助金を受ける条件として、義務教育までの子どもがいる世帯、10年以上当該物件に住み続ける見込みがあること、現に市内に居住していること、空家バンクを通じて所有権を取得した者という4つの条件がある。また、空家バンクの登録は、2月末現在で累計3件という状況である。
取り組みについては、広報、ホームページによる周知をしている。この事業の目的としては、若い世帯の利活用を促進するものであり、今後もなお一層、周知に努めていきたい。との答弁がありました。
次に、文教福祉所管事項では、介護人材確保事業の新規事業に関する質疑に対しては、1つは、県の補助事業で、県の南部介護サービス事業者協議会に委託し、新年度では、さきらで映画の上映会、就職のマッチング会をする。
もう1つは、市の単独事業で、今年度から新年度にかけ市内に小規模多機能事業所や介護老人福祉施設が開設されることから、介護人材を確保していくということで、介護職員初任者研修修了者で介護施設に勤務され、3カ月以上勤務が続いている場合に、報奨金を交付するものである。との答弁がありました。
骨髄移植ドナー支援事業補助金に関する質疑に対しては、県補助2分の1の新規事業で、公益財団法人日本骨髄バンクが実施する骨髄末梢血幹細胞提供あっせん事業において、骨髄等提供のあった市民の経済的負担を軽減し、登録推進と骨髄移植の推進を図る目的で、骨髄等の提供に係る通院、入院及び面談に係る日数に応じて1日当たり2万円を、1回の骨髄等の提供について14万円を上限として助成を行う。ドナー登録していただくのが大前提であり、その推進のためでもあるので健康カレンダー、医療機関へのチラシの配布、献血等で啓発を行っていきたい。との答弁がありました。
学校教育の充実で、全体を通じての人間育成の観点から、中学校における学力の向上に関する質疑に対しては、学力には認知的能力と非認知的能力の両方を含めて学力ととらえている。教育方針の中でも、非認知的能力を育む、すなわち、幼保の時代から、一貫してさまざまな体験活動を通して学んでいかなければならない。それがもっと勉強したい、もっと力を伸ばしたいということへの原動力になると考えている。一般的に、学力というと認知的能力に対する関心が非常に高いが、新年度は、ことばのちからプロジェクトを推進し、言語能力、
コミュニケーション能力を各事業の中で伸ばしていきたい。
もう1つは、外国語の力、英語の力を実際に話して、
コミュニケーションができる言葉の力をつけていきたい。自分の言葉が体験と結びついて、本当に自分の言葉になるかどうか。そういうことも含めて、言語能力の育成に取り組んでいるところである。との答弁がありました。
その他、多くの質疑がありましたが、討論の後、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第2号 令和2
年度栗東市土地取得特別会計予算については、質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第3号 令和2
年度栗東市国民健康保険特別会計予算について、資格証明書、短期保険証の発行に関する質疑に対しては、3月1日現在、資格証明書は46世帯51人、短期保険証は537世帯995人に発行している。資格証明書、短期保険証の発行については、法に基づいて適切に対応している。対象者の方には、常時その方の状況に応じた納税相談などをさせていただいている。との答弁がありました。
質疑、討論の後、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第4号 令和2
年度栗東市後期高齢者医療特別会計予算については、質疑、討論の後、採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第5号 令和2
年度栗東市介護保険特別会計予算について、生活支援体制整備事業で、介護支援養成研修の
取り組みに関する質疑に対しては、講演会等の事業は残すが、研修については見直しをし、一般会計のほうで実施する初任者研修に重点を置き、令和2年度の緩和型の養成研修は今回計上していない。との答弁がありました。
質疑、討論の後、採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第6号 令和2
年度栗東墓地公園特別会計予算については、質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第7号 令和2年度大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業特別会計予算については、質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第8号 令和2
年度栗東市
水道事業会計予算について、近年の給水量の推移、水道料金の値上げに関する質疑に対しては、給水量の総量は増えてきているが、1軒当たりの量は微減という状況であり、令和2年度予算は、前年の総量比較で4,638立方メートルの増で計上している。
水道料金の値上げについては、経営戦略の中で、令和5年度ころに25%強の値上げとしているが、実際の事業の進捗状況や予算との兼ね合いで、今後、調整していきたいと考えている。との答弁がありました。
質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第9号 令和2
年度栗東市
公共下水道事業会計予算については、質疑、討論もなく、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号 令和2
年度栗東市農業集落排水事業特別会計予算については、質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第11号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第5号)について、
市営住宅維持補修事業で、災害時の空き部屋の提供に関する質疑に対しては、災害時においては、国・県の要請に応じて必要戸数の確保をしているが、今後、万が一の際に迅速に入居いただけるよう、できる限りの対応を検討していきたい。との答弁がありました。
GIGAスクールの工事概要に関する質疑に対しては、環境整備については、高速ネットワークの校内無線LANと充電キャビネットの配備も含んでいる。6月ごろに入札し、その後、長期の休みを利用し、子どもたちに負担をかけない形で工事を進める予定をしている。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第12号 令和元
年度栗東市介護保険特別会計補正予算(第3号)については、質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第13号 令和元
年度栗東市
水道事業会計補正予算(第2号)については、質疑、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第14号 令和元
年度栗東市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)については、質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。
ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
○議長(
藤田啓仁君)
次に、総合計画特別委員会委員長 16番
上田忠博議員。
○16番(
上田忠博君)登壇
それでは、総合計画特別委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の3月11日に開催し、今定例会において付託を受けました議案1件について審査を行いました。
説明を求めるために出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、
関係部長、次長等であります。
それでは、順次報告を行います。
議案第30号 第六次栗東市総合計画基本構想及び前期基本計画を定めることにつき議会の議決を求めることについて、当局より、第六次栗東市総合計画序論及び基本構想の概略、策定までの経過、また、前回の委員会以降の修正箇所等の説明を受けた後、質疑を行いました。
以下、質疑の主なものを報告いたします。
委員より、完成した総合計画を広く周知するために、ホームページのトップにバナーを張るのはどうか。との質疑に対し、当局より、ホームページには掲載する予定をしており、バナーを含め、少しでも見やすくなるよう工夫する。との答弁がありました。
また、委員より、総合計画は、今後10年間の指針である。市職員にも周知していかなければならないと思うが、その方法はどのように考えているか。との質疑に対し、当局より、計画冊子を各課や出先機関に配布し、グループウエアにも掲載する。また、職員研修でも周知を図っていきたい。との答弁がありました。
また、委員より、施策のPDCAはどのように行うのか。との質疑に対し、当局より、基本計画に示された施策の目的を達成するための実施計画による進行管理により、計画の達成度合いを見ていく。との答弁がありました。
また、委員より、SDGsをどのように意識していけばよいか。との質疑に対し、当局より、SDGsに関しては、今年度、管理職を対象に職員研修を実施したが、今後も継続的に実施していく必要があると認識している。各施策や事業を実施するに当たっては、SDGsの17のゴールを職員研修などを通じて意識づけしていきたい。計画冊子には17のゴールを掲載する予定である。との答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
なお、当委員会は、平成30年9月に第六次栗東市総合計画の策定についてを審査するため付託を受けて設置され、平成30年10月から9回にわたり委員会を開催し、審査を尽くしてまいりましたことを併せてご報告申し上げます。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対しての審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますよう、お願いいたします。
○議長(
藤田啓仁君)
これより、委員長報告に対し質疑を行います。
まず、
総務常任委員会委員長に対し質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
質疑もないようでありますので、
総務常任委員会委員長に対する質疑は、これをもって終結いたします。
次に、
環境建設常任委員会委員長に対し質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
質疑もないようでありますので、
環境建設常任委員会委員長に対する質疑は、これをもって終結いたします。
次に、
文教福祉常任委員会委員長に対し質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
質疑もないようでありますので、
文教福祉常任委員会委員長に対する質疑は、これをもって終結いたします。
次に、予算常任委員会委員長に対し質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
質疑もないようでありますので、予算常任委員会委員長に対する質疑は、これをもって終結いたします。
次に、総合計画特別委員会委員長に対し質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
質疑もないようでありますので、総合計画特別委員会委員長に対する質疑は、これをもって終結いたします。
これより討論を行います。
通告者より、討論を許します。
なお、討論は登壇してされるようお願いいたします。
それでは、1番 青木千尋議員。
○1番(青木千尋君)登壇
それでは、議案第1号 令和2
年度栗東市一般会計予算、委員会結果報告に対して、反対の討論を行います。
小学校1年生から3年生までの通院医療費自己負担ありの助成や、重度心身障がい者児へのタクシー運賃、自動車燃料代の一部助成の復活は評価をいたします。しかし、中学校卒業までの医療費の無料化を求めます。
工場誘致奨励金ですが、来期も計上され、市民の税金が4社に約2億7,500万円交付をされます。これまでも交付をされてきましたが、昨年度から交付をされている日清食品株式会社については、あと9年間交付をされます。大企業に市民の税金を投資をし、市政を運営するやり方は改めるべきです。誘致企業の地域で上がった利益は本社に属し、地域内に回りません。誘致企業の拡張も撤退も企業の採算性で決定をされ、地域の事情等は考慮されないのが、これまでの実際です。
次に、同和教育総合調整費に、住民意識調査委託料が計上されています。この調査は、
部落差別解消推進法、2016年12月10日成立で、国と自治体に5年ごとに義務付けられている実態調査ですが、これは旧対象地区を掘り起こし対象住民を洗い出すものです。当該地区の住民を同和関係者とそうでない者に分ける、この調査自体が許しがたい人権侵害であり、
部落差別の解消どころか差別の固定が永久につながるものです。調査はやめるべきです。
次に、議案第3号 令和2
年度栗東市国民健康保険特別会計予算、委員会結果報告に対して、議案第3号 令和2
年度栗東市国民健康保険特別会計予算について、予算常任委員会への
反対討論を行います。
国民健康保険は、退職者や低所得者が多くを占めており、所得に対する保険税負担が重いことや、年齢構成が高いことに起因をする医療費の増加などによる制度の構造的な問題を抱えています。そんな中で、昨年度、国保税の滞納が増えているのが実態です。払える国保税にすべきです。住民、市民の命と健康を守るため一般財源の繰り入れや、家族一人ひとりにかかってくる均等割の軽減など払える国保税に、そして、県に対して地域の実情に応じた保険料の設定のため、国保税水準の統一をしないよう求めるべきです。
続いて、議案第4号 令和2
年度栗東市後期高齢者医療特別会計予算について、予算常任委員会報告への
反対討論を行います。
後期高齢者医療制度は、75歳以上の人を国民健康保険や協会健保などから切り離し、高齢者だけの医療保険にして、負担増と差別医療を強いる異例の保険制度です。2年ごとの保険料の見直しがあり、令和2年度、保険料が引き上げられます。この制度が75歳以上の人口が増えるほど保険料が上がる仕組みとなっているからです。
市は、国、県に対して、後期高齢者医療制度を廃止をし、年齢にかかわらず全ての国民が安心して医療を受けられるよう、抜本的な医療制度の見直しを求めるべきです。
続いて、議案第5号 令和2
年度栗東市介護保険特別会計予算について、予算常任委員会報告への
反対討論を行います。
介護保険制度は、2000年のスタートから20年を迎えます。高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして導入しました。しかし、この間、要支援者や軽度者を介護保険の給付から除外をする改悪を繰り返してきました。保険あって介護なしの状態です。65歳以上の介護保険料は、厚労省の試算では、平均5,500円から2025年には8,100円まで引き上がります。
市は、国の責任で介護保険を受ける方や家族が安心して暮らせるよう、政府に対して意見を上げるべきです。
以上で、
反対討論を終わります。
議員各位のご賛同、よろしくお願いをいたします。
○議長(
藤田啓仁君)
次に、5番 西田聡議員。
○5番(西田 聡君)登壇
議案第1号 令和2
年度栗東市一般会計予算について、委員会結果に対し、賛成の討論をさせていただきます。
1点目の中学校卒業までの医療費無料化についてですが、医療費の自己負担については、各市町の財政事情によって、サービスに格差があってはならないものです。
本市の人口規模、財政事情を鑑みますと、一度に中学生までの無料化は厳しいものの、今回の通院医療費助成の拡充は大いに評価できるものであります。
次に、2点目の工場誘致奨励金についてですが、福祉サービスの維持や、さらなる充実には、その財源となる手だてが必要です。
本市においては、これまでからも積極的な企業誘致による税収確保に努め、経済発展と市民福祉の向上に取り組んできました。今後も積極的な展開によって、市民生活の安定に寄与する重要な施策であると認識しております。
最後に、住民意識調査委託料についてですが、今回の実態調査は、今なお現存する
部落差別問題をはじめとする、あらゆる差別の解消を目指して実施されるものであり、対象住民を洗い出すであるとか選別をするといった趣旨のものではありません。調査自体が人権侵害であるとか差別の固定化や永久化につながるという批判は当たりません。
以上のことから、賛成の討論といたします。
続きまして、議案第3号 令和2
年度栗東市国民健康保険特別会計予算について、委員会報告に対し、賛成の討論をさせていただきます。
本市の国民健康保険財政においては、国・県の交付金割合が低く、財政運営上厳しい状況ではあるものの、保険税の平準化を図るために繰越金を活用し、令和元年度の税率を継続する旨を表明されました。また、今後も医療費の適正化と、さらなる収納率の向上に取り組まれると考えます。国保税水準の統一については、県内どこに住んでいても、同じ所得、同じ世帯構成であれば、同じ保険税という県の方針には一定評価ができると考えます。
以上のことから、賛成の討論といたします。
次に、議案第4号 令和2
年度栗東市後期高齢者医療特別会計予算について、委員会結果に対し、賛成の討論をさせていただきます。
本制度は、開始から10年以上が経過し、高齢者の医療の安心に大きく貢献してきました。保険給付に必要な費用の半分は国、県、市が負担し、4割は若い世代が負担していることからも、年齢に配慮した対応や運営がなされていると考えます。また、県後期高齢者医療広域連合は、保険料額を抑えるべく、各市町と連携した健康づくり事業に積極的に取り組んでおられるところであります。
以上のことから、賛成の討論といたします。
次に、議案第5号 令和2
年度栗東市介護保険特別会計予算について、委員会結果に対し、賛成の討論をさせていただきます。
本市では、第7期栗東市高齢者福祉計画・介護保険事業計画をもとに、地域包括ケア推進体制の充実や栗東100歳大学に代表される介護予防と生きがいのある暮らしの実現に向けて、積極的に取り組んでこられました。また、健康づくりや生活習慣病の予防などが、介護予防の基礎になるという観点から、さまざまな
取り組みも進めてこられています。人生100歳時代を見据え、市民が健康で豊かな老後を送るべく、事業の推進と介護費の抑制という両面を図ってきておられます。
以上で、賛成の討論を終わります。
議員各位のご賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(
藤田啓仁君)
討論は、これをもって終結いたします。
これより、採決を行います。
お諮りいたします。
議案第1号 令和2
年度栗東市一般会計予算については、
予算常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(
藤田啓仁君)
起立多数と認めます。
よって、議案第1号は
予算常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第2号 令和2
年度栗東市土地取得特別会計予算については、
予算常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第2号は
予算常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第3号 令和2
年度栗東市国民健康保険特別会計予算については、
予算常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(
藤田啓仁君)
起立多数と認めます。
よって、議案第3号は
予算常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第4号 令和2
年度栗東市後期高齢者医療特別会計予算については、
予算常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(
藤田啓仁君)
起立多数と認めます。
よって、議案第4号は
予算常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第5号 令和2
年度栗東市介護保険特別会計予算については、
予算常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(
藤田啓仁君)
起立多数と認めます。
よって、議案第5号は
予算常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第6号 令和2
年度栗東墓地公園特別会計予算については、
予算常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
お諮りいたします。
議案第25号 栗東市
印鑑条例の一部を改正する条例の制定については、総務
常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第25号は総務
常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第26号 栗東市
屋外広告物等に関する条例の制定については、
環境建設常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第26号は
環境建設常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第27号 栗東市
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定については、
環境建設常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第27号は
環境建設常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第28号
栗東市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定については、
環境建設常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第28号は
環境建設常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第29号 栗東市
水道事業及び
公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、
環境建設常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第29号は
環境建設常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第30号 第六次栗東市総合計画基本構想及び前期基本計画を定めることにつき議会の議決を求めることについては、
総合計画特別委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第30号は
総合計画特別委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第31号 滋賀県
市町村職員退職手当組合規約の変更について
関係地方公共団体が協議することにつき議会の議決を求めることについては、総務
常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第31号は総務
常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第32号
栗東市道路線の廃止については、
環境建設常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第32号は
環境建設常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
議案第33号
栗東市道路線の認定については、
環境建設常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第33号は
環境建設常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
請願書第4号
生活支援事業を実施する団体等に対する
ふるさと納税制度の
弾力的運用を求める請願書については、
文教福祉常任委員会委員長報告のとおり、採決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、請願書第4号は採択することに決定いたしました。
請願書第5号 種苗法の改正に関する請願書について、
環境建設常任委員会委員長報告は不採択すべきものであります。
したがって、請願書第5号について採決を行います。
お諮りいたします。
請願書第5号について、採択することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 少 数)
○議長(
藤田啓仁君)
起立少数と認めます。
よって、請願書第5号は不採択することに決定いたしました。
~日程第3.議案第34号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第6号)についての上程・審議について~
○議長(
藤田啓仁君)
日程第3 議案第34号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第6号)についての上程・審議についてを議題といたします。
市長から、提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長(野村昌弘君)登壇
ただいま上程をされました、追加議案の提案理由の説明を申し上げます。
昨日の報道で、東京オリンピックが1年の延期をされるなど、新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大している中、市民の生活、子どもたちの安全・安心のため、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた対応をするに当たり、必要な予算の補正をお願いするものであります。
議案第34号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,098万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ257億2,407万3,000円とするものであります。
歳出につきましては、民生費及び教育費の増額であり、歳入につきましては、国庫支出金及び繰越金で調整しております。また、第2条、繰越明許費につきましては、事業執行の都合により、環境センター設備修繕事業の繰り越しを行うために追加するものであります。
以上、追加議案の提案理由の説明といたします。
ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
藤田啓仁君)
ただいま上程されました議案第34号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第6号)についての議案審議を行います。
質疑は、
会議規則第51条第1項ただし書きの規定により、これを許します。
質疑の回数は3回まででありますのでご留意ください。
また、議員、当局とも、発言はそれぞれ自席でされますようお願いいたします。
それでは、質疑を行います。
議案第34号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第6号)について質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
質疑もないようですので、質疑はこれで終結いたします。
議案第34号は
会議規則第37条第1項、本文の規定により予算常任委員会に付託いたします。
休憩いたします。
お知らせいたします。
13時15分から協議会室におきまして予算常任委員会が開催されますので、関係者はお集まりください。
なお、本会議の再開は追って連絡いたします。
休憩 午後 0時04分
――――――――――――――
再開 午後 2時30分
○議長(
藤田啓仁君)
再開いたします。
~日程第4.
予算常任委員会委員長報告について~
○議長(
藤田啓仁君)
日程第4
予算常任委員会委員長報告についてを議題とし、委員長から審査結果の報告を求めます。
予算常任委員会委員長 11番 林好男議員。
○11番(林 好男君)登壇
それでは、予算常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休憩中に付託されました1議案の審査を行いました。
審査のため出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、各部長及び次長等であります。
それでは、順次、報告を行います。
議案第34号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第6号)について、繰越明許費補正に関し、委員より、契約日はいつか。部品が納入されないため繰り越しということだが、新型コロナウイルスに関係して中国からの物流は停滞しているのか。また、工程は。との質疑に対し、当局より、契約は令和元年11月26日であり、納期がおくれるとの連絡を聞き、調べると中国との物流が停滞していると確認できた。状況を知ったのは3月9日であった。部品の滑車は製作できているが納品は5月ごろになる。工程は、当初3月13日までの工期であったが、3月31日までに変更している。との答弁がありました。
また、委員より、納品がおくれることで業務に支障は来していないのか。との質疑に対し、今でもエレベーターは稼働しており、安全のための交換であるので業務に支障は起きていない。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますようお願いいたします。
○議長(
藤田啓仁君)
これより、委員長報告に対し質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
質疑もないようでありますので、予算常任委員会委員長に対する質疑は、これをもって終結いたします。
これより討論を行います。
なお、討論は登壇してされるようお願いいたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤田啓仁君)
討論もないようでありますので、討論はこれをもって終結いたします。
これより採決を行います。
お諮りいたします。
議案第34号 令和元
年度栗東市
一般会計補正予算(第6号)については、
予算常任委員会委員長報告のとおり、決することに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
藤田啓仁君)
起立全員と認めます。
よって、議案第34号は
予算常任委員会委員長報告のとおり可決いたしました。
以上で、本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。
市長から、発言を求められておりますので、これを許します。
市長。
○市長(野村昌弘君)登壇
お許しをいただきまして、令和2年第1回
栗東市議会定例会の終わりに当たりまして、一言お礼を申し上げたいと思います。
2月28日から本日まで27日間開会の今期定例会におきまして、提案をいたしました議案第1号から議案第34号までの計34議案につきまして、いずれも慎重審議のうえ、原案どおり可決を賜りましたこと厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
新年度の行政経営に当たっては、令和2年度施政方針でお示ししましたとおり、可決いただきました第6次栗東市総合計画及び予算に基づきまして、各施策の具現化推進を図り、まちの活力の維持、向上や地域資源や魅力、そして本市のもつ強みや特徴を活かすことで、市民皆様に住んでよかったと実感いただけるよう取り組んでまいりたいと思います。
会期中に議員皆様方からいただきましたご質問やご意見、ご提言等を踏まえ、誠実に感謝の気持ちをもって、謙虚に今まで以上に責任をもって、引き続き市政運営を進めてまいりますので、どうか今後ともにご支援、ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
むすびになりますが、何度も申し上げて恐縮ですが、世界中で猛威を振るっております新型コロナウイルスについては、収束の見通しが立たない中で、市民、議員の皆様方にはご心配をおかけしております。
昨日、東京オリンピックが1年延期の報道がされるなど、何が起こるかわからない状況の中、国の動向に注視し、県や
関係機関と連携を図りながら、ワンチームとなり早期収束に向け精いっぱいの努力をしてまいりますので、議員皆様方には、より一層のご支援とご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
まだまだ寒暖の差が激しい時節柄でもありますので、議員皆様方には健康にご留意いただき、ますますご健勝にてのご活躍をご祈念申し上げ、お礼のご挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
○議長(
藤田啓仁君)
これをもって、令和2年第1回
栗東市議会定例会を閉会いたします。
お知らせいたします。
直ちに談話室において、委員長会を開催いたします。また、委員長会終了後、協議会室において、議会説明会が開催されますので、関係者はご参集ください。
ご苦労さまでした。
閉会 午後 2時37分
地方自治法第123条第2項の規定により、下記に署名する。
令和2年3月25日
栗東市議会議長 藤 田 啓 仁
署 名 議 員 梶 原 美 保
署 名 議 員 上 田 忠 博...