守山市議会 2022-04-21
令和 4年第2回臨時会議(第 1日 4月21日)
第4
議案質疑(議第34号から議第36号まで)
第5
委員会付託(議第34号から議第36号まで)
第6
常任委員長審査結果報告(議第34号から議第36号まで)
質疑、討論、採決
3
出席議員は次のとおりである。
1番 川 本 航 平 2番 酒 井 洋 輔
3番 藤 原 浩 美 4番 今 江 恒 夫
5番 田 中 尚 仁 6番 西 村 弘 樹
7番 赤 渕 義 誉 8番 福 井 寿美子
9番 渡 邉 邦 男 10番 石 田 清 造
11番 森 重 重 則 12番 新 野 富美夫
13番 國 枝 敏 孝 14番 山 崎 直 規
15番 小 西 孝 司 16番 小 牧 一 美
17番 筈 井 昌 彦 18番 森 貴 尉
19番 高 田 正 司 20番 藤 木 猛
4
欠席議員は次のとおりである。
な し
5 会議に出席した説明員
市長 宮 本 和 宏
教育長 向 坂 正 佳
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 川那辺 守 雄
政策監 村 田 朋 弘
総合政策部長 山 本 毅
総務部長 細 谷 修 司
環境生活部長 木 村 勝 之
環境生活部理事 高 橋 みちえ
健康福祉部長 小 川 靖 子
健康福祉部理事 沖 田 昌 子
こども家庭部長 筈 井 亨
都市経済部長 川 瀬 正
都市経済部理事 山 本 哲 雄
上下水道事業所長 飯 島 秀 子
教育部長 嶋 本 昭
財政課長 伊 藤 昌 行
6 会議に出席した
議会事務局職員
局長 北 脇 嘉 久
次長 神 藤 高 敏
書記 西 村 和 宏
書記 西 村 千代子
書記 田 口 二 行
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
開会 午前9時30分
○議長(藤木 猛) 皆さん、おはようございます。
ただいま定足数に達しておりますから、令和4年
守山市議会第2回
臨時会議は成立いたしました。
よって、これより本
臨時会議を始めます。
日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
本
臨時会議に市長より提出された案件は、
予算案件1件、
条例案件1件、その他案件1件の計3件であります。よろしくご審議のほどお願いいたします。
次に、
専決処分の報告についてをはじめとする
報告案件6件につきましては、議案と同時に配布しておきましたので、ご了承願います。
次に、去る3月24日に可決いたしました「台湾の
世界保健機関(WHO)への
オブザーバー参加に向けた働きかけの強化を求める意見書」「骨髄移植などにより免疫を失った方に対する
定期予防接種ワクチン再
接種費用を補助する制度の創設を求める意見書」および「
沖縄戦戦没者の遺骨の迅速な収集を求める意見書」につきましては、同日付で
内閣総理大臣等に送付いたしましたので、報告をいたします。
次に、去る4月1日に18番森貴尉君から
議会運営委員会委員の辞任願が提出されましたので、これを許可し、新たに9番渡邉邦男君を選任いたしましたので、ご報告いたします。
以上で諸般の報告を終わります。
これより、本日の会議を開きます。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(藤木 猛) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第124条の規定により、1番
川本航平君、2番酒井洋輔君を指名いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第2
会議期間の決定
○議長(藤木 猛) 日程第2、
会議期間の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本
臨時会議の期間は、本日1日といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、本
臨時会議の期間は、本日1日と決定いたしました。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第3
議案上程(議第34号から議第36号まで)
○議長(藤木 猛) 日程第3、議第34号から議第36号までを議題といたします。
事務局長をして議件を朗読いたさせます。
事務局長。
○
議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
議第34号令和4年度守山市
一般会計補正予算(第1号)、議第35号守山市
勤労者余暇利用施設の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議第36号財産の処分につき議決を求めることについて。
以上。
○議長(藤木 猛) 市長より
提案理由の説明を求めます。
市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) 皆様、おはようございます。
本日、令和4年
守山市議会第2回
臨時会議をお願いいたしましたところ、議員の皆様方には、ご多忙中にも関わりませず、ご健勝にてご参会を賜り、滞りなく開会の運びに至りましたことに対しまして、厚く御礼申し上げます。
それでは、
提案理由を申し上げます前に、お許しをいただきまして、諸般の報告をさせていただきます。
まず、
新型コロナ対策について申し上げます。
初めに、
新型コロナワクチン接種でございますが、現在、第3回目接種と5歳から11歳児の接種を希望される方が円滑に受けられるよう鋭意進めているところでございます。
3回目接種は、4月19日時点で4万1,361人、55.6%となっておりまして、
集団接種につきましては、4月から
集団接種会場を
市民体育館に移し、ニーズの高い金曜日・土曜日の
接種回数を増やすとともに、
ファイザー社製ワクチンによる
集団接種の実施によりまして
接種体制を強化し、おおむね5月上旬で希望者への接種が完了できるよう取り組んでいるところでございます。
また、国におきましては、12歳から17歳への
追加接種が承認されましたので、本市では4月中旬から個別および集団での
追加接種を開始したところでございます。さらに、5歳から11歳の小児への接種につきましては、先月から、
かかりつけ医などによる
個別接種を基本として、
集団接種も実施する中、4月19日時点で、1回目接種が956人、14.3%となっているところでございます。
集団接種は5月15日で終了いたしますが、引き続き、新たに
接種対象となる方や今後接種を希望する方などを対象に、
個別接種により実施してまいります。
今後も、医師会の
先生方等のご協力を賜る中、希望者への速やかな
ワクチン接種に取り組んでまいる所存でございます。
次に、
市内経済対策といたしましては、3密を避けた
市内飲食店利用推進事業につきましては、
商工会議所と連携する中、県の
感染レベルに応じ機動的な運用とすることとし、3月31日にチラシの
新聞折り込みを行い、4月1日から市内51店舗に
参加いただき再開をしているところでございます。引き続き大きな影響を受ける
市内飲食店を支援するため、市民の皆様への利用を働きかけてまいります。
また、
地域経済の
活性化等を目的とする住宅・店舗・
施設改修助成制度と新たに創設いたしました
中小企業等デジタル化促進補助金につきましては、5月上旬からの受付開始に向け、市広報や
自治会回覧などで周知を図ってまいります。
コロナ禍で生活に困窮されている方々への支援といたしましては、まず、国の
住民税非課税世帯に対する10万円の
臨時特別給付金につきましては、4月20日時点で、4,322世帯に対し総額4億3,220万円を給付したところでございます。今後とも
生活支援相談課を中心に
関係機関が連携する中で、きめ細やかな
相談支援を行ってまいります。
また、ひきこもり等の様々な事情を抱えられている方々の
社会参加や交流の
きっかけづくりの場として、今日まで検討を重ねてまいりました「再縁寺」につきましては、昨日4月20日に播磨田町地先に「Ink MORIYAMA」として
プレオープンをしたところでございます。食を通じて人と人がつながる交流の場として、また、ひきこもりの方などの
社会参加や共に働く場となりますよう、市として引き続き支援を行ってまいりたいと考えております。
次に、新
庁舎整備についてでございます。こちらにつきましては、
本体工事につきましてはこれまでに杭73本の打設を終了いたしまして、現在、
基礎工事を行っているところでございます。工事は順調に進んでおりまして、6月頃には鉄骨の
建方工事に着手する予定としているところでございます。工事中、庁舎を利用される皆様や地元の皆様にご不便、ご迷惑をおかけしておりますが、令和5年9月の新
庁舎暫定供用を目指しまして、引き続き取り組んでまいります。
また、新
庁舎整備に併せましてDXの徹底的な推進を図り、窓口の
スマート化や各部署での
業務プロセスの効率化を図ってまいります。加えまして、市議会からご指摘を賜っております
デジタル・デバイド対策に鋭意取り組みまして、「誰一人取り残さないDX」を進めてまいります。
次に、もりやま
エコパークでございますが、
交流拠点施設につきましては、4月17日にオープン1周年を迎え、
指定管理者の主催によりまして、6回のパラリンピックに出場され金メダル15個を獲得されている水泳の
成田真由美選手をお迎えいたしまして、
記念講演会が開催されたところでございます。来る4月29日には、
グラウンドゴルフ場・バラ園・遊びの広場の開所式典を行う予定としております。もりやま
エコパークが、一層多くの市民の皆様にご利用いただけますよう期待いたしますとともに、
バラサポーターの皆様をはじめとする市民の皆様のお力をいただき、
環境学習都市宣言を具現化する拠点として、
環境学習をはじめとする取組を展開してまいります。
さて、本日の
臨時会議につきましては、
JR守山駅東口におけます新
施設整備に係ります案件をご審議賜りたくお願いを申し上げたところでございます。本件につきましては、昨年8月11日の
詳細協議の開始の公表以降、本日に至りますまで、数度にわたる本会議、
全員協議会、
委員会協議会等を通じて議員の皆様と協議をさせていただき、また、ご指導・ご鞭撻を賜りました。このことに対しまして、まず心より御礼申し上げます。
また、頂戴いたしましたご意見等を踏まえまして、市広報や
市民説明会、
パブリックコメント手続などによりまして、市民の皆様のご意見をお伺いする中で、1つには
株式会社村田製作所の
研究開発拠点の整備、2つには新
都賀山荘の整備、3つには
都市計画公園・
立入公園の整備、これら3つの取組を同時並行で進める
JR守山駅東口における新
施設整備等に関する
具現化方針を今日まで定め、これまで推進してきたところでございます。
今般、
村田製作所との協議が調い、本日、土地の売却等に関する
議案提案に至ったところでございます。今後におきましても
具現化方針に基づきまして、鋭意、取組を進めてまいる所存でございます。
とりわけ、
村田製作所の
研究開発拠点の整備は、
市内最大級の雇用を生み出すこと、また、
研究開発という頭脳集積を図るものでありますことから、雇用・税収・
地域経済の活性化の観点から、今後の展開に大いに期待しているところでございます。
具現化方針や基本協定に基づき、本市の
まちづくりや
人づくりに大きな貢献をいただけますよう、引き続き
村田製作所と協議・調整を進めてまいりたいと考えております。
それでは、ただいま上程いただきました議案につきまして、
提案理由をご説明申し上げます。
本日の
市議会臨時会議に提出させていただきました案件は、
予算案件1件、
条例案件1件、その他案件1件の計3件でございます。
まず、
予算案件でございます。
議第34号は、令和4年度守山市
一般会計補正予算(第1号)でございまして、歳入歳出にそれぞれ38億4,131万9,000円を追加いたしまして、総額を378億2,131万9,000円とするものでございます。補正の内容といたしましては、1点目に
JR守山駅東口における新
施設整備に関しまして、
JR守山駅東口の市有地9,966.75㎡を
村田製作所に対し36億4,118万750円で売却することに伴いまして、補正をお願いするものでありまして、将来の
まちづくりを見据えまして、その大部分を基金に積み立てるものでございます。
また、当面の間、守山駅東口の
民間駐車場を維持するために必要となります
料金ゲート等の
移設補償費の補正をお願いするものでございます。
2点目は、いまだ収束が見通せない
新型コロナウイルス感染症等に係ります不測の事態に備えまして、令和3年度決算を見込む中、予備費2億円の
増額補正をお願いし、迅速な対応が可能な
体制整備を図るものでございます。
続きまして、
条例案件についてご説明を申し上げます。
議第35号は、
具現化方針に基づきまして、
JR守山駅東口の市有地を
村田製作所に売却することに伴いまして、
当該売却対象地に含まれます守山駅前
東口スポーツ広場を廃止するものでございます。なお、当面の利用を可能とすることから、施行日は令和5年3月31日までの規則で定める日としております。
続きまして、その他の案件でございます。
議第36号は、
JR守山駅東口に市が保有する土地および建物を
村田製作所に売却するにつき、
地方自治法第96条第1項第8号、および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第3条の規定に基づきまして、議決を求めるものでございます。
村田製作所に対する市有地の売却額につきましては、公正で適正な
価格設定を行うため、令和4年4月1日を基準日とした複数の
鑑定評価を取る中、
市公有財産評価審査会での議論を経まして、
村田製作所と協議を行い、額を確定したものでございます。
本日、議案の議決をいただきました後には、
市議会議長様に立会いをいただく中、
村田製作所の
代表取締役社長、
中島規巨様と共に、
契約締結および記者発表を行う予定としているところでございます。
以上、本日提出をさせていただきました案件につきましての
提案理由とさせていただきます。
なお、お許しをいただきまして、同じく送付をいたしております
報告案件6件につきまして、その要旨を申し上げさせていただきたいと存じます。
報告第1号から報告4号までは、
委任専決処分を行ったものでありまして、
地方自治法の規定に基づきまして報告をするものでございます。
報告第1号は、令和3年度
一般会計補正予算(第17号)でありまして、現段階での
決算見込みに基づきまして、
地方消費税交付金及び
特別交付税が想定を上回り増額交付されましたことを踏まえまして、中期の
財政運営の健全化の観点から、
当該増額分を
財政調整基金へ積み立てたものでございまして、3月31日付で
委任専決処分を行ったものでございます。
報告第2号から報告第4号までは、法律や政令等の改正に伴いまして所要の改正を行うものありまして、
施行期日が本年4月1日でありますことから、3月31日付で
委任専決処分を行ったものでございます。
報告第2号は、
地方税法等の一部改正に伴いまして、
DV被害者等に対して
固定資産課税台帳の閲覧等について必要な措置を講じること、住宅の
省エネ改修に係る
固定資産税特例措置の
対象拡大、
商業地等に係ります
固定資産税の
負担調整措置の上昇幅について、現行の5%を令和4年度に限り2.5%とすることなどについて改正を行ったものでございます。
次に、報告第3号は、報告第2号の
固定資産税と同様に、
商業地等に係ります
都市計画税の
負担調整措置の上昇幅について、令和4年度に限り2.5%とすることなどの所要の改正を行ったものでございます。
報告第4号につきましては、国の
政令改正に伴いまして、
国民健康保険税の
課税限度額の引上げを行うものでございます。
最後に、報告第5号および報告第6号は、
地方公営企業法第26条第3項の規定によりまして、
水道事業会計および
下水道事業会計につきまして、令和3年度から令和4年度に繰り越した事業に係ります
繰越計算書についてご報告を申し上げるものでございます。
以上が
報告案件でございます。
何とぞ十分なご審議をいただき、しかるべきご賛同を賜りますようにお願いを申し上げまして、
提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(藤木 猛) 暫時休憩いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
休憩 午前9時47分
再開 午前10時00分
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第4
議案質疑(議第34号から議第36号まで)
○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第4、これより、ただいま議題となっております議第34号から議第36号までについて、
議案質疑を行います。
16番
小牧一美さんより
発言通告書が提出されておりますので、これを許可します。
なお、
議案質疑の発言時間は30分以内であります。
16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは私は、本日、臨時会に提出された3つの議案に対しまして質疑を行います。いずれもJR駅
東口公有地を
株式会社村田製作所に処分することに関連する議案です。
まず初めに、議第34号および36号について、質疑を行います。
議第34号令和4年度守山市
一般会計補正予算(第1号)は、3月定
例月会議で可決したばかりの令和4年度
一般会計予算に38億4,131万9,000円を補正し、補正後の
一般会計総額を378億2,131万9,000円としようとするものです。また議第36号は、財産の処分につき議決を求めることについて。JR駅
東口公有地9,966.75㎡を
処分予定価格36億4,118万750円で
株式会社村田製作所に
随意契約で処分しようとするものです。
以下4点、市長にお伺いいたします。
1点目は、今回処分される市有地は9,966.75㎡で、
建物解体費等を除いた
処分予定価格が36億4,118万750円、
土地売却単価は
平米当たり39.3万円とのことです。
売却価格の積算根拠は何か、また、価格の妥当性について
公有財産評価審査会でどのような議論がされたのか、お伺いします。
2点目は、策定したばかりの
財政計画を変更することが求められます。短期・長期の計画性を持った
事業執行であるべきと考えますが、見解をお伺いします。
3点目は、駅東口の在り方について、今年度中に
整備方針を取りまとめるとのことですが、過剰な整備にならないよう、また短期間での結論をつけるということになり、見切り発車的に結論付けることのないように、駅周辺の
まちづくりとしての視点で、市民・
近隣住民からの
意見聴取を含めた十分な議論が求められると考えますが、見解をお伺いします。
4点目は、現
都賀山荘の解体とほぼ同時に新
都賀山荘の建築、来年度に入って
村田製作所の建築が始まり、今後約2年半の
工事期間中を含め、今後、
近隣住民の住環境が大きく変化いたします。その対策と住民への説明は、守山市として責任をもっと持つべきと考えますが、いかがでしょうか。
以上4点、市長にお伺いいたします。
○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) それでは、ただいまの
小牧議員のご質問4点にお答えいたします。
まず1点目、
売却価格の妥当性について、お答えいたします。
今回の売却につきましては、
地方自治法第237条第2項に基づきまして、公正で適正な価格を設定する必要がありますことから、まず複数の
鑑定評価を取得したところでございます。その上で、
市公有財産評価審査会におきまして、
用地処分については複数の
鑑定評価額の中央値を下限として交渉すること、また、売却額については、建物および外構の
解体相当額を控除した額とすることという決定がなされまして、これを基に
村田製作所と協議し、このたび売却額が確定したところでございます。
次に、2点目にお答えいたします。
2点目、
財政計画の変更および計画性を持った
事業執行についてご質問いただきました。今回の
市有地売却によります売払い収入につきましては、将来の
まちづくりを見据えて基金に積み立てるべく、本
臨時会議におきまして、
補正予算をお諮りしているところでございます。
その趣旨といたしましては、今後の
新型コロナウイルス感染症拡大や
物価上昇等、不測の事態に対応するため、
標準財政規模の20%を目安に
財政調整基金へ10億円を、また、今後10年から15年間の
福祉施策の充実のために
福祉基金へ10億円を、さらに
立入公園や
駅東口等の整備のほか、第5次
財政改革プログラム以降の
施設整備を図るため、
公共施設整備基金へ16億3,300万円の積立てをそれぞれ予定しているところでございます。
なお、当面必要と考えます事業につきましては、第5次
財政改革プログラムにおきまして実施を見込んでおりますことから、同
プログラムの見直しにつきましては、現在のところ検討していないところでございます。今後とも
財政規律を厳守する中、安定的かつ健全な
財政運営を維持・継続していくためにも、今回積み立てました基金につきましては、議会にお諮りする中、有効に活用してまいりたいと考えております。
次に、3点目、
JR守山駅東口の在り方についてのご質問にお答えいたします。
今回の
企業誘致に伴い、
JR守山駅
東口周辺の状況が変化すると見込まれますことから、将来的な人流や車両の通行量、また駐車場の確保や必要な
土地活用など、東口全体の今後の在り方を見据える中で、総合的かつ計画的に進めてまいりたいと考えております。
また、進めていくにあたりましては有識者と
意見交換を行うとともに、市民の皆様からご意見をいただく機会を設けることや議員の皆様とも議論をさせていただきながら、東口の方針を決定してまいりたいと考えております。
次に、4点目、
工事期間中の対策と説明について、お答えいたします。
議員ご指摘の今後におけます各種工事の安全対策や環境対策と、ならびにそれらの関係者への説明についてでございますが、各種法令や要綱等に基づきまして、第一義的には施主および施工業者の責任で行われるべきものと考えているところでございます。
しかしながら、市の責務として、本年1月20日付で締結いたしました企業立地に関する基本協定書、また
JR守山駅東口における新
施設整備等に関する
具現化方針等に基づきまして、地元や近隣等の皆様の理解を得ながら事業が円滑に進められますよう、工事関係者等とも調整し、可能な限りの支援および適宜適切な指導を行ってまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(藤木 猛) 16番
小牧一美さん、よろしいですか。
16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは、再度質問させていただきます。
まず1点目ですけれども、予定していた価格よりもかなり高い額で買っていただけたのかなということを思っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるんですが、私はこの
価格設定の妥当性ということで、今の答弁では中央値を下限として交渉したということですが、上限の設定というのはどういうふうにするのかと。妥当な価格という提示する額の設定を、守山市としてはどういうふうに判断して、どういう提示の仕方をしたのか。中央値を下限としてますけど、上限のそこよりも上の額の提示の仕方は、何を根拠にその額を
村田製作所に提示したのかということをお聞きしたいなと思います。それが1点目です。
2点目は、
財政計画の変更ということで、
財政改革プログラムを立てたばかり、つくったばかりなので見直しは考えていないと、一旦基金に積みながら議会と協議しながらその使い方を考えていくという答弁でございましたが、こういう基金に積み立てることは妥当かというふうに、積み立て方についてはまた議論があると思いますが、基金に積み立てることそのものは妥当だと私も思いますけれども、これからその基金をどういう使い方をしていくのかということを改めて議論していくことが必要になってきていると思うんです。
基金をどういうふうに取り崩していくのかという基金の使い方を、これから話し合っていかなければならないし、公共施設の長寿命化計画も財政難を理由に延伸・延命をしていくという計画をつくったばかりですが、その見直しも必要になってくるかなと思ったりもする訳です。
今回の
財政計画の変更は、つまりこれまでやってきた、みんなで話し合って計画をつくってきたことが、今回のこのことによって見直しを進められている。改めてどのような計画をしていくのかということを議論することが必要になってくる。このことについては、大変、行政の在り方としては、また二度手間的なことになるなと思うので、そのことについての認識と、それからどういう手続というか、どういうスケジュール感をもってこの使い方について議論するのかということをお伺いしたいと思います。
3点目は、JR東口の在り方についてですけれども、私が心配しているのは、委員会協議会、全協等で示されました今年度中に東口の在り方についての方向性を結論付けるという、そのタイトなスケジュール感というのが、とても気がかりな訳です。
進めていくにあたっては、有識者と
意見交換と市民から意見を聞く機会を持つということを言っていただきましたけども、それこそ駅のこれまでずっと東口のところは、計画があるのにずっと延伸をしてきたそれが、にわかに在り方を今年度中に結論付けるということが出てまいりまして、本当にびっくりという、そこにはやっぱり市民の皆さんの、とりわけ
近隣住民の皆さんの意見・要望などを丁寧に聞くということが大原則だと思います。
今年度中にそれを方向付けていくということの拙速感というので、十分な議論ができるのかなということを心配しておりますので、そのことについて、改めて市長がどのように気をつけていこうとされるのか、お伺いしたいと思います。
それから、4点目については、基本的には施工業者の責任ということは認識しておりますが、市もきちんと適切な指導をしていくという答弁をいただきましたので結構です。
以上、3点、再度質問させていただきます。
○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) それでは、ただいまの再質問を3点いただきましたので、お答えいたします。
まず1点目ですが、価格の交渉ですが、繰り返しですが、用地取得については複数の
鑑定評価額の中央値を下限として交渉するこというのが
市公有財産評価審査会で示されておりますので、これに基づいて交渉したというところでございます。よって、公正で適正な価格が最終的に決定されたと考えております。
次に、2点目でございますが、今回、入ってきた土地の売払い収入、またそれを基金に積み立てるということで、
財政計画の変更を考えているのか否かですが、先ほど答弁申し上げましたとおり、今日まで当面必要と考える事業につきましては、第5次
財政改革プログラムにおきまして実施を見込んでおりますことから、同
プログラムの見直しにつきましては、現在のところ考えていないところでございます。
一方、先ほど申し上げました
福祉基金については、今後10年から15年間の
福祉施策の充実のために活用してはどうかと考えておりますので、こういった活用の方法につきましては、議会の皆さんともしっかり議論させていただければと思っております。
また一方で、公共施設の適正管理について財政難を理由にという話がありましたが、例えば学校関係ですと大規模改修は40年たたないと国の補助対象にならない。国のこういった見直しもありますので、そういったものを踏まえた中で、現在、整備をしているところでございます。
特に学校関係は、国は40年で大規模改修と言ってますけど、この補助の見直しにあたっては20年の時に一定という前提になっています。一方で、うちの場合、平成の頭にできた学校については30年をめどにやろうとしていた中で、20年の段階で手を入れてないので、国に対してはその40年というのを前倒しできないか、こういうふうな要望もしているところでございます。そういった国に対する要望も行う中で、必要な対策は講じていくべきだと考えているところでございます。
そして、3点目でございます東口の在り方についてでございますが、繰り返しになりますが、今回、
村田製作所の立地に伴いまして、特に人、また車の動線を含めて東口の在り方をしっかり整理すべきと考えています。繰り返しになりますが、有識者と
意見交換を行うとともに、市民の皆様から意見を聞く機会を設けることや、また議会の皆様との議論をしながら方針を定めてまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(藤木 猛) 16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) また続きは委員会でお願いします。
続きまして、議第35号守山市
勤労者余暇利用施設の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案について、質疑を行います。
本条例案は、JR
東口公有地を
村田製作所に売却することに伴い、この条例の対象となっている守山駅前
東口スポーツ広場を廃止しようとするものです。以下、5点お伺いします。
1点目は、勤労者の福祉と体力の増進を図るために昭和54年に制定された本条例は、
東口スポーツ広場等地域総合センター夜間正面施設とテニスコートがその対象になっております。当時、勤労者の福祉と体力の向上に資する施設として、この条例が制定されたと認識しておりますが、
東口スポーツ広場は早朝のソフトボールや休日の憩いの場として活用されてきました。このスポーツ広場を今回、廃止することについて、改めて守山市は勤労者の福祉と体力の向上という考え方について、今後へ継承することも含めて、市の見解はどのように持っていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
2点目は、吉身の
グラウンドゴルフ場や
東口スポーツ広場など、この間、市民が長年親しんで健康増進に資するために使ってきた広場などをなくしている。こういうことについて、市長はどのように見解をお持ちなのかお伺いしたいと思います。
3点目は、
東口スポーツ広場を利用している既存団体への説明はどのように行っているでしょうか。
4点目、駅
東口周辺住民の一時避難所となっている
東口スポーツ広場がなくなることについて、代替策の具体化はどのようにされているでしょうか。
5点目は、代替地となる
立入公園は、多目的グラウンド部分は来年4月の暫定供用開始という予定です。整備・管理の在り方について住民の合意が必要だと考えますが、いかがでしょうか。
以上です。
○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) それでは、ただいまの駅前スポーツ広場に関する5点の質問にお答えいたします。
まず1点目の勤労者の福祉と体力の向上について、お答えいたします。
東口スポーツ広場につきましては、駅東口整備事業、当時の景気減速の状況から、スポーツ広場として暫定利用してきたものでありまして、当時、
施設整備に係る補助金確保の観点から、労働省の勤労者福祉充実のための補助金を活用したと伺っているところでございます。今回新しく整備する
立入公園は、
勤労者余暇利用施設には位置付けませんが、勤労者の方々にもお使いいただける市民全体の都市公園と位置付けてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、勤労者の方々を含む全ての市民の皆様の体力向上やスポーツに親しめる環境づくりに、引き続き取り組んでまいります。
次に、2点目でございます。議員ご指摘の吉身の
グラウンドゴルフ場につきましては、これまで懸案事項でありました、特に駅前周辺の守山・吉身学区の待機児童を解消するため、保育園用地として地域の皆様のご理解を賜る中で、本年4月に洛和みずのさと保育園が開園したところでございます。
また、これまで
グラウンドゴルフ場としてご利用いただきました皆様には、立入河川公園とともに吉身幼稚園の園庭を昨年12月からご利用いただいているところでございます。
守山駅前スポーツ広場につきましては、ご承知のとおり令和5年春、スポーツ広場の代替機能を含めた
立入公園の暫定供用に向け、現在取り組んでいるところでございます。
いずれにいたしましても、今般、策定いたしました守山市スポーツ推進計画において、スポーツができる場の確保を柱の一つとしておりまして、本年4月29日には
環境学習都市宣言記念公園内に遊びの広場や
グラウンドゴルフ場をオープンする予定であるなど、今後におきましてもスポーツを通じて市民の皆様が健康増進、生きがいづくり、仲間づくりができますよう取り組んでまいる所存でございます。
次に、3点目の
東口スポーツ広場を利用している既存団体への説明について、お答えいたします。
これまで
東口スポーツ広場の廃止につきましては、地元自治会への説明を行いますとともに、市広報およびホームページで周知を図ってまいりました。その中、
村田製作所との基本協定書等において一部制限がありますものの、令和5年3月31日まで当施設が利用可能となるよう配慮をいただいているところでございます。このことから、施設の利用制限等につきましては、これまで地元自治会への説明を行いますとともに、市の公共施設予約システム等においてご案内をしているほか、管理業務を委託しております守山市文化体育振興事業団を通じて、利用期限と利用制限とを丁寧に説明をしているところでございます。
今後におきましても
村田製作所による調査等に伴う利用制限がありました際には、その都度、ご案内をしてまいりたいと考えております。
次に、4点目の駅東口住民の一時避難場所の代替策について、お答えいたします。
これまでも
JR守山駅東口における新
施設整備等に関する
具現化方針等においてご説明をしてまいりましたが、
村田製作所は、新
施設整備において地域防災への貢献として、非常時の携帯電話等への電源供給、避難スペースの提供を行うこととされているところでございます。
また、併せまして、近隣民間施設との連携による代替の一時避難場所の確保に向けて、現在、調整を進めておりまして、近隣商業施設につきましては間もなく協定を締結できる予定でございます。
次に、ご質問5点目の
立入公園の整備および管理の在り方等について、お答えいたします。
駅前スポーツ広場の代替地といたしましては、
立入公園内に同規模のグラウンドを整備し、令和5年度春の暫定供用を目指し、今年に入りまして地元自治会および地権者等に対しまして計7回の説明会などを開催し、事業について説明をさせていただいているところでございます。
そうした中、公園の基本計画(案)につきましては、5月15日号の広報におきまして広く市民の皆様のご意見をお伺いするとともに、今後進めてまいります基本設計におきましても、ワークショップを実施し、特に公園部分に設置する遊具や園路、広場などについて実際の活用方法を前提とした整備内容の詳細につきまして、ご意見を伺い、公園整備の基本理念であります「野洲川の豊かな水と緑を活かしたスポーツ・交流・憩いの場」のイメージを実現する公園となりますよう進めてまいりたいと考えております。
また、公園の管理の在り方につきましても、地元自治会および
近隣住民と十分に協議を重ねる中で進めてまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(藤木 猛) 16番
小牧一美さん、よろしいですか。
16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは私は、答弁で市長は代替地をきちんと手だてをしているということを述べられますが、これまで長く親しんできた広場をなくすということに対して、もう少し利用してきた人たちのみならず、その広場があることによって良好な住環境があったけれども、その環境が変わっていくことに対して、このような急激なやり方でやっていくことについては、一定の謝罪的な申し訳なさというのが必要かなと思うんです。
広場というのは、居住しているところの近くにあることがやっぱりとても重要でありまして、代替施設を造っているとはいえ、おうちから出てすぐに走り回れるところがあるのと、自転車でちょっと一足あるいうようなところとは全く違う訳です。
グラウンドゴルフ場にしても、野洲川に行っているというふうに述べていただきましたけども、使い勝手という点においてはかなりの、あそこまで行くんだったらもう行けないなと諦めてしまう人たちもかなりの数いらっしゃるだろうと思っておりますので、守山市は様々な施設を新しく土地を購入してやるということよりも、今ある公有地を有効活用していくということを今やっている訳ですが、そのことによって余暇の活用の仕方とか体力増進ということの環境が大きく損なわれているということについては、認識をきちんとしていただいて、代わりのものがあるからよいじゃないかというような姿勢ではなくて、環境を変えてしまったということについては一定のおわび的なものがあるべきではないかなと思っておりますので、改めて市長のご認識をお伺いしたいと思います。
それから関連ですが、今、
東口スポーツ広場を利用されている団体への説明について、守山市文化体育振興事業団を通じてということですけれども、民間団体にもそれをお願いしているのでということではなくて、その実態をじゃあ守山市はどのように把握をしているのかと、私は改めて問い直したいと思います。
だって、来年以降あそこは使えなくなるということに対して、じゃあ来年以降、新たに
立入公園のスポーツ広場暫定供用を目指しということで、必ずそれが使えるのかというのは、まだ設置管理条例も何もまだできていない来年以降の見通しは立たない訳です、今の時点で。なので、丁寧に説明しているとはいえ、不便さを相手に与えているということについては、きちんと守山市として認識をしていただいて、それを踏まえて対応することが必要だと思っておりますので、改めて認識をお伺いしたいと思います。
分割方式ですの再質問は1回だけということですが、一生懸命やってくださっていることは十分認識をいたしますが、心情的、
近隣住民に対する影響というのは計り知れなくありますので、答弁も寄り添った形で、気持ちに寄り添った形で答弁をお願いしたいなということを申し添えます。再度答弁をお願いします。
○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) それでは、ただいまの再質問にお答えいたします。
まず、今回の東口の新
施設整備については、
市民説明会もやりましたしパブリックコメントもやりましたし、地元自治会への説明も含めて丁寧に対応してきたと考えております。その中で、
村田製作所の
研究開発拠点の整備のみならず新
都賀山荘の整備、また
立入公園の整備、これらを同時並行で進めるということで取り組んできたところでございます。
我々は当然、市全体のマクロ的な視点と、当然そこを利用されていた方々のミクロの視点、両方を持つべきでありますけれども、両方の側面からご理解いただける対策を考えてきたところでございます。
当然それによって不便を被られる方が、これは全くおられない訳ではないと思いますけれども、そこについては影響を最小限に食い止めるべく取り組んでいきたいと考えているところでございます。この方針の中で進めてきておりますので、今後ともしっかり取り組ませていただきたいと考えております。
そして、
立入公園につきましては、令和5年度の春に暫定供用できるように鋭意、取組を進めております。今後ともしっかりその目標に向かって進めていく中で、現在ご利用いただいている団体の皆さんにも引き続きご利用いただけるように取り組んでいきたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(藤木 猛) これをもって通告による発言は終わりました。
これより、
議案質疑に対する関連質疑を許します。
なお、関連質疑の発言時間は15分以内であります。
関連質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、これをもって
議案質疑を終結いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第5
委員会付託(議第34号から議第36号まで)
○議長(藤木 猛) 日程第5、議第34号から議第36号までにつきましては、お手元に配付いたしておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に各常任委員会をお開き願いまして、付託議案の審査をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
休憩 午前10時35分
再開 午前11時30分
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第6
常任委員長審査結果報告(議第34号から議第36号まで)
○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第6、議第34号から議第36号までを議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
まず、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
〔総務常任委員長 西村弘樹議員 登壇〕
○総務常任委員長(西村弘樹) ただいま議長のご指名をいただきましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
本
臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第34号令和4年度守山市
一般会計補正予算(第1号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出款2総務費、款12予備費、議第36号財産の処分につき議決を求めることについて。以上、
予算案件1件、その他案件1件の計2件でありました。
本
臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第34号および議第36号は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(藤木 猛) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、次に、環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
環境生活都市経済常任委員長。
〔環境生活都市経済常任委員長 國枝敏孝議員 登壇〕
○環境生活都市経済常任委員長(國枝敏孝) ただいま議長のご指名をいただきましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
本
臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第34号令和4年度守山市
一般会計補正予算(第1号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款7商工費、議第35号守山市
勤労者余暇利用施設の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案。以上、
予算案件1件、
条例案件1件の計2件でありました。
本
臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第34号および議第35号は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(藤木 猛) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
発言通告書が提出されております。16番
小牧一美さん、17番筈井昌彦君、2番酒井洋輔君の順位により順次発言を許可します。
16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは私は、議第34号、議第35号ならびに議第36号につきまして、本日の
臨時会議に提出された3つの条例案、守山駅東口の唯一の公有地を特定の民間業者に売却することに関連する議案ですので、一括して討論を行います。
繰り返し指摘をしてきましたように、この問題は昨年の8月に突然表明をされました。議会はもちろん地域住民にとっては寝耳に水の話、そもそも議会では、それ以前に議論することはもちろん説明すらされたことはありません。しかも駅東口市有地を
村田製作所に
随意契約によって売却するというこの計画は、その後3回の臨時会に関連議案が提案され、そして今回4回目の臨時会で
村田製作所に駅前の一等地にある市有地を売却する財産処分の議決が提案されました。
市長は、相手の協議の進捗の関係で臨時会はやむを得ないと説明をされていますが、果たしてそうでしょうか。守山市の中心部であり駅周辺の市有地をどう活用していくのかについては、今後の
まちづくりに関わる重大な問題であり、議会としても地域住民としても十分議論し、合意を図るべきです。しかしながら、市長が私が良いことと思うことを強引に進めるというやり方は、民主主義にもとると言わなければなりません。この点を改めて指摘をしておきたいと思います。
先人から今を生きる私たちが引き継いだ公有地は市民みんなの共有財産です。だからその処分にあたっては、謙虚に、冷静に、十分に手続を踏んで結論付けることが必要ではなかったでしょうか。この計画の公表から1年にも満たない間に、一連の大プロジェクトをやってのけた市長の手腕として評価する向きもありますが、市長の仕事の仕方としてもあまりに乱暴であり、市民、そして先人に対してもあまりにもリスペクトに欠けると言わなければなりません。
そうした対応による問題点が既に出ています。事業継続のためといって計画したはずの
都賀山荘、3月で営業停止に立ち至らせた
都賀山荘に象徴されます。資金ショートする前に事業を継続できた巨額の臨時収入が入ってきたと大喜びするかもしれませんが、何よりも大事にすべきは住民が安心できる暮らしだと私は思います。
都賀山荘の職員の皆さんの人生設計を狂わせたこと、今後の駅東口
近隣住民の住環境が大きく変わることへのどうなるんやろうという不安、子どもたちが思いっ切り走り回れる広場をなくしてしまうことの悲しみ、避難所も含めた住民憩いの場が失われることのがっかり感など、金銭では解決できない暮らしの安心が失われることに、もっと誠実に向き合うべきと私は考えます。
駅東口の住環境は急激な変貌を生じることになると思います。これまで放置され続けてきた駅東口の
まちづくりが、にわかに今年度中に在り方の方向性を示すということになり、住民はあっけに取られている間に
まちづくりが決まっていくといった様相です。元々要望されている交通渋滞対策は今後さらなる混雑が予想されるだけに、新たな課題が発生することは必至です。
まちづくりの基本はそこに住まいする住民が主体となって生み出すことです。そのプロセスなく突き進む今回の一連の開発計画はやはり無理があり、大きなひずみが今後生じる懸念があることを申し上げ、今回提案された3つの議案に反対をさせていただきます。
○議長(藤木 猛) 17番筈井昌彦議員。
〔17番 筈井昌彦議員 登壇〕
○17番(筈井昌彦) それでは、ただいま議長のお許しを賜りましたので、私は議第34号および議第36号について、賛成の立場で討論を行います。
まず、議第34号についてでございますけれども、今回の売却益につきましては、将来の
まちづくりを見据えて、今後の
新型コロナウイルス感染症拡大や物価上昇など不測の事態に対応するため、
標準財政規模の20%を目安に
財政調整基金へ10億円を、また、今後10年から15年間の
福祉施策の充実のために
福祉基金へ10億円を、さらに
立入公園や駅東口などの整備の中、第5次
財政改革プログラム以後の
施設整備を図るために
公共施設整備基金へ16億3,300万円の積立てを予定されておられます。
財政調整基金へ積み立てられる基準を示されたことは、令和3年3月定
例月会議において、私が質問しました基準の一部を示されたということであり、評価をいたします。今後ますます
財政運営が厳しくなる中で、安定的かつ健全な
財政運営を維持・継続していくために、今回積み立てられる基金につきましては、市民にとってより良い施策が示されるよう、私たちとしましても協議していくべきと考えています。
次に、議第36号についてでございます。
この議案は、これまでから幾度となく議論をしてまいりました。
JR守山駅東口における新
施設整備のうちの1つであります
株式会社村田製作所との不動産売買契約の締結に伴う市有財産の処分議案であります。
まず、この
村田製作所誘致の件につきましては、令和3年8月11日の
村田製作所と守山市によります
詳細協議開始の公表と合わせて、守山市広報により市民の皆様に協議を開始する旨をお知らせされるとともに、地元自治会へも複数回にわたり説明会などを行われてきました。
また、これまでから市議会に対しましても、委員会協議会などを通して説明・協議の場を設定されるとともに、昨年12月15日から本年1月5日までの間、市民の皆様のご意見をお聞きするため、
JR守山駅東口における新
施設整備等に関する
具現化方針等(案)のパブリックコメントが行われました。併せてその間、計4回の
市民説明会が開催されました。加えて、
随意契約の理由、地区計画の策定および日本貨物鉄道株式会社所有地の取得などにつきましても、これまでも幾度となく議会で協議を重ね、そして丁寧に市民の皆様の説明が行われ、今日まで理解を得ながら進められてきたところであり、去る1月21日の
臨時会議および3月議会においても、市議会として関連する議案を議決してきたところでございます。
今回の議案につきましては、複数の不動産
鑑定評価、また守山市評価審査会の審査・審議を経る中での適切な価格での財産処分であるとともに、
株式会社村田製作所の新
施設整備は
地域経済の活性化にとって非常に大きな効果があると考えますことから、議第34号および議第36号につきましては、賛成するものであります。
以上でございます。
○議長(藤木 猛) 2番酒井洋輔君。
〔2番 酒井洋輔議員 登壇〕
○2番(酒井洋輔) ただいま議長のお許しをいただきましたので、私は、議第34号令和4年度守山市
一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論を行います。
この
補正予算案は、これまで議論を重ねてまいりました
JR守山駅東口における
株式会社村田製作所との不動産売買契約の締結に伴う契約代金の歳入補正ならびに、これに付随する駅前駐車場の料金ゲート移設等の関連費用を補正するものであります。
この
JR守山駅東口における新
施設整備等につきましては、これまで幾度にもわたり議会で協議を重ね、そして丁寧に市民の皆様に説明が行われ、理解を得ながら進められてきたところであり、去る1月21日の
臨時会議および3月議会においても関連する議案を議決してきたところであります。
今回の補正は、歳入につきましては複数の不動産
鑑定評価を取得の上、守山
市公有財産評価審査会において慎重に議論が行われた価格を最低価格として、
村田製作所との交渉を経ての公正・妥当な価格と考えられます。
また、付随する関連費用の補正につきましても、
村田製作所に土地を引き渡すために支障となる物件移設等に要する費用であることから、必要不可欠な歳出であります。これまでも再三にわたって議論してまいりましたが、今回の
村田製作所の新
施設整備は、市の財政面で非常に大きく寄与するものであるだけでなく、雇用面、教育面等において地域の発展に大きく資するものと考えますことから、議第34号令和4年度守山市
一般会計補正予算(第1号)について、賛成するものであります。
以上であります。
○議長(藤木 猛) これをもって討論を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております議第34号から議第36号までについて、採決いたします。
まず、議第34号について、起立により採決いたします。
本件に対する各常任委員長の報告は、いずれも「可決」であります。
本件は、各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(藤木 猛) ご着席ください。
起立多数であります。
よって、議第34号は各常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第35号について採決いたします。
本件に対する環境生活都市経済常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、環境生活都市経済常任委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(藤木 猛) ご着席ください。
起立多数であります。
よって、議第35号については、環境生活都市経済常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第36号について採決いたします。
本件に対する総務常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、総務常任委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(藤木 猛) ご着席ください。
起立多数であります。
よって、議第36号については、総務常任委員長の報告のとおり決しました。
以上で本
臨時会議に付議されました案件の審査は全て終了いたしました。
この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。
市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) 議長のお許しを賜りましたので、令和4年
守山市議会第2回
臨時会議の終了にあたりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
本日は、
JR守山駅東口における新
施設整備に関する
株式会社村田製作所との土地売買契約に際しまして、土地建物に係る財産処分の議決とともに、土地売払い収入の基金への積立てや
民間駐車場ゲート
移設補償費等の補正につきまして、原案のとおりお認めを賜りました。心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
併せまして、
新型コロナウイルス感染症等の不測の事態へ対応する予備費の補正につきましても、ご理解を賜りまして、重ねて御礼を申し上げます。
審議の過程で議員各位から賜りました貴重なご意見、ご提案をしっかりと受け止めまして、その意向を踏まえます中で、今後の取組に反映してまいりたいと考えております。
提案理由でも申し上げましたが、本件につきましては昨年8月11日の
詳細協議の開始の公表以降、本日に至りますまで数度にわたりまして、本会議、
全員協議会、
委員会協議会等を通じまして、議員の皆様と協議をさせていただき、また、ご指導、ご鞭撻を賜りました。このことに重ね重ね御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
今後とも
JR守山駅東口における新
施設整備等に関する
具現化方針に基づきまして、1つには
村田製作所の
研究開発拠点の整備、2つには新
都賀山荘の整備、3つには
都市計画公園、
立入公園の整備、これら3つの取組を進めてまいります。
また、人や車の動線を含めました東口全体の在り方につきましても、鋭意検討を進めてまいります。
ご案内のとおり、
村田製作所は1月20日付で締結いたしました企業立地に関する基本協定において、地域貢献として、産業振興ならびに地域の発展に寄与するよう努め、
研究開発施設での企業展示や施設見学会などの検討を行うほか、保有する人材を活用したSTEAM教育や出前授業の実施など、地域の学習機会等の提供に協力することに合意をいただいているところでございます。
また、
具現化方針では、「そこにムラタがあることが、その地域の喜びであり、誇りである企業。ムラタで働くことが従業員の喜びであり、誇りである企業」であり続けたいと願い、地域社会の一員として様々な貢献活動に取り組んでいくと表明いただいているところでございます。
今回の
村田製作所の
研究開発拠点の整備は、
市内最大級の雇用を生み出すこと、また、
研究開発という頭脳集積を図るものでありますことから、雇用、税収、
地域経済の活性化の観点から今後の展開に大いに期待しているところでございます。
具現化方針や基本協定に基づきまして、本市の
まちづくりや
人づくりに大きな貢献をいただけますよう、オープンイノベーションの場づくりやSTEAM教育等の実現に向け、引き続き
村田製作所と協議・調整を進めてまいりたいと考えております。議員の皆様の引き続きのご指導・ご鞭撻を何とぞよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、
コロナ禍の収束はいまだ先の見えない状況でございます。議員各位におかれましては、何とぞご自愛いただきまして、市政の発展のためにますますのご活躍をいただきますようにご祈念申し上げまして、会議終了に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
○議長(藤木 猛) 本
臨時会議におきまして、慎重にご審議を賜り、誠にありがとうございました。
これをもって、次回会議まで休会といたしたいと思います。
どうもご苦労さまでございました。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
閉会 午前11時52分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
令和4年4月21日
守山市議会議長 藤 木 猛
署 名 議 員 川 本 航 平
署 名 議 員 酒 井 洋 輔...