守山市議会 2018-12-20
平成30年第5回定例会(第 4日12月20日)
○
議長(
藤木 猛)
市長。
〔
市長 宮本和宏 登壇〕
○
市長(
宮本和宏) それでは、ただいまの
山崎議員のご
質問にお答え申し上げます。
まず、今日までの経過でありますが、10月31日に第1回目の公告を行いました。11月16日に
入札参加者がないため、1回目のこの公告については取り止めたところであります。2回目の広告は11月21日でありまして、12月4日に
参加資格申請受付が1社ございましたが、札入れの日であります12月17日に
当該業者から
辞退届出が出されたことから取り止めたところでございます。まず、こういった経過でございます。
ただいま4点ご
質問いただきましたので、お答え申し上げます。
まず1点目につきましては、
済生会との協議は行われているのかということでございますが、これまでからも滋賀県
済生会とは本年4月の
経営移行後、毎月の
連絡会議をはじめ、定期および随時の
情報交換・協議を行っておりまして、緊密な連携のもと、
病院事業の運営に取り組んできたところでございます。
また、
新館整備につきましても、これまでの
入札状況はもとより、今回の
補正予算を含めた対応につきましても遺漏なく滋賀県
済生会と情報を共有しておりまして、
意思統一を図ってきているところでございます。
そして、2点目から4点目にご
質問いただきましたが、重複する部分もあるため、まとめてお答え申し上げたいと思います。
提案理由でも申し上げましたが、去る9月議会にて
補正予算をお認めいただいた後、早速に計2回の
入札を行ったところでありますが、
建築鋼材等の急騰の影響が大変大きく、
参加資格申請を行っておられた
事業者が
辞退届出を提出されたところでございます。
そこで、今回の
補正予算案の提案にあたりましては、
事業者をはじめ各方面への
市場調査等を行う中、鉄骨や鉄筋、コンクリートといった
建築資材の
市場価格の動向を
調査させていただきました。
新聞等でも報じておられますとおり、今年の秋口から
鋼材の
価格が急騰するとともに、鉄骨および
高力ボルトの調達に長期間を要する異例な事態となっておりまして、全国的な課題となっているところでございます。
一方で、本市と滋賀県
済生会との
基本協定書に基づきまして、現在、滋賀県
済生会においては
平成32年度からの
回復期リハビリテーション施設を含む新館の
供用開始を見据えまして、医師や
医療専門職の確保に取り組まれておりますことから、
平成32年3月までの
当該新館の完成は必要不可欠な
状況にあります。このため、先ほど申し上げさせていただきました
市場価格の
調査の結果を踏まえまして、今回、必要な
補正予算を提案させていただいたところでございます。
本
補正予算をお認めいただきましたら、早々に
庁内関係課および
契約審査会において
入札日程および
入札方法等を十分に検討いたしまして決定の上、可能な限り早期に公告を行いまして、次の
入札において
事業者を決定することができますよう全力を尽くしてまいる所存でございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○
議長(
藤木 猛) 11番
山崎直規君、よろしいですか。
11番
山崎直規君。
〔11番
山崎直規議員 登壇〕
○11番(
山崎直規) ありがとうございます。
私も全国的に
入札が不調になっている現状があるということは存じ上げておりまして、
国土交通省が
公共事業の円滑な
施工確保対策ということで、
概要版としてこういった資料が出ています。
〔
資料提示〕
市長も
国土交通省におられたのでよく
ご存じだと思いますが、ここで言っています
工事の
施工確保ということで、
最新単価の適用の徹底ということで近々の単価を使って
予算取りをしているのかとか、あとは先に
見積もりをとって、それで
単価設定をしたらどうだみたいな話が出ていたりとか、いろいろな形の施策が出ています。
こういったことを含めて、私たちの
守山市では、こういったことを考えながら実際に
単価設定とかをされているのかという話がちょっと気になるところでありますので、再度
質問します。
○
議長(
藤木 猛)
市長。
〔
市長 宮本和宏 登壇〕
○
市長(
宮本和宏) それでは、ただ今のご
質問にお答えいたします。
本市のいわゆる
入札にあたっての
価格設定が直近の
物価でありますとか、
業者からの
見積もりを踏まえての上なのかということでございますが、当然これまでからも
建築工事等については最新の
物価、これは
物価本からも抽出するとともに
業者からの
見積もり、また
情報収集等を行う中で
予算額、また
入札にあたっての
予定価格等を検討してきているところであります。
先ほど申し上げましたように、最初の公告が10月末でありますが、この段階では
設計業者から出されたものも
予算内、13億9,000万円の
予算の中でやれるだろうということでありましたし、当時の
物価本、また
物価見積もり等は十分反映したものでありました。
しかしながら、先ほど答弁申し上げましたとおり、秋口から急に上がってきた。現在のいわゆる
物価の時勢は、秋10月に発行された
物価本よりもはるかに上がっておりまして、そういった意味でここ秋口から急激に上昇したというところで、なかなか対応できていない
状況にあります。
先ほども触れましたが、
新聞報道等でも本当に様々な報道がなされていまして、
高力ボルトは8か月ぐらい入手できないとか、鉄骨も発注してから6か月後でしか入らないと、こういう本当に異例な事態となっておりますが、私どもは
平成32年4月に新館を供用することは絶対条件だと思っておりますので、それに向けて今回、時間はありませんでしたが、
市場調査等を行わせていただいて今回、提案させていただいたものでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○
議長(
藤木 猛) 16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは私は、本日、追加提案されました議第90
号平成30年度
守山市
病院事業会計補正予算(第4号)に対して質疑を行います。
まず、努力をしてくださる中でもやむを得ないような事態かなということを理解はさせていただきますけれども、まず1点目は、もともとの
価格設定の
妥当性です。先ほどの
同僚議員の
質問にも関連するかとは思いますが、最初の
設定額に対する
妥当性、どのような
調査をもとにしながら最初の
価格を決定したのかについて、伺いたいと思います。1点目です。
2点目は、
守山中学校の校舎の
入札不調の時から、
人件費と資材の高騰ということが言われておりました。先ほどの答弁では、この秋口から急にということも言われますけれども、この傾向は
オリンピックの影響も受けながら資材や
人件費の高騰というのは前から言われていたはずだと思うんです。
こういうことを繰り返していくことは
大変心配する要素が大きい訳で、今後どうなっていくのかも含めましてですが、もっと
市場調査をしっかりとした形ですべきではないかと思います。確実に
業者さんに落札してもらえるような
価格設定の仕方を、もうちょっと精度を持った
やり方をすべきではないかと思いますので、その点についてお伺いしたいと思います。
3点目は、この間、この
病院の問題だけではなく、
南部地域包括支援センターの建設なども遅れておりますし、
環境センターの
付帯施設も
入札不調が続くなど、ちょっとここに来て
建設事業が頓挫するという言い方は適切ではありませんが、ちょっと不調が続くことについては
大変心配をしています。
今後の市の計画している
建設事業の
見通しについて、どのように思っていらっしゃるのか、計画どおり進めるために、これまでよりもさらにどのような努力をしようと思っていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
最後はちょっと大きな話になりますが、この間、日本全体で
技術者が
不足していると。市内の建物を建てるには市内の
業者はないのだという説明を受けたり、また今回は資材が
不足をしていると、何で資材がそんなに
不足するのかと、この
技術大国日本にあって資材がそんなに
不足することが何で急に起こるのかと考えると、生産する工場が少なくなっているのかなというようなことも想像ですけれども、いたしておりまして、この間の
建設業界を取り巻いている環境がどのようになっているのか、私は推しはかることができないのですけれども、日本全体が
技術者をしっかりと育成していく。
技術者を育成する中で工場も閉鎖をせず、
後継者にきちんとその営業が継続できるような、そういう
工業会の体制というのをしっかりと維持していかなければならないと思う訳ですが、日本全体のことですけれども、今回これを機に、
市長として、人を育てるとか人材、それから
技術者をきちんと育成していくと、
業者さんを支援していくという視点が、もっと行政には求められるのではないかと私は思いますので、
市長のご所見をお伺いしたいと思います。
以上です。
○
議長(
藤木 猛)
市長。
〔
市長 宮本和宏 登壇〕
○
市長(
宮本和宏) それでは、ただいまの
小牧議員のご
質問4点について、お答えをいたします。
まず1点目のご
質問、
価格設定の
妥当性について、どのような
調査をもとに設定をしているのかということでございます。
先ほど
山崎議員の再
質問の中でもお答え申し上げましたが、まず当然、設計は
設計業者が行いまして、
設計業者が一定の数量なり弾いてまいりますし、そこに
設計業者からも一定の
物価を反映した額が入ってまいります。それで私
ども市の作業において改めて
物価本を見ながら、また
見積もり、
あと市場調査、そういうものを行いながら、いわゆる
予算を決め、そして
入札の
予定価格を決めてきていると、こういうふうな経過にあります。そういった意味で、今日まで基本的にはその時々の
物価を適切に反映した
価格設定をしてきていると思っております。
2点目のご
質問、資材や
人件費の高騰についての
市場調査をもっと積極的に進めるべきではないかということでございますが、今日までも
市場調査については私どもは積極的にはやっていると思っておりますが、今回のことを踏まえて、当然さらに積極的な
市場調査をしていくべきだと思っているところでございます。
しかしながら、今回のこの
鋼材の急騰につきましては、先ほど申し上げました本当に秋口から急の話でありまして、先ほど触れましたが
新聞等でも報道されていますが、本当に秋口から
鋼材の
価格が急騰する、また鉄骨、
あと高力ボルトが全然調達できないという本当に異例な事態となっておりまして、全国的な課題となっています。
この原因がなかなかわからないという
状況も言われておりまして、当然
オリンピックでありますとか
東日本大震災、また九州の
熊本地震の
復興需要が増してきている。こういう見方はされていますが、それにしてもこんなに鉄骨、
高力ボルトがないというのは考えられないというのが一般的な状況ですので、なかなか原因もわからない。ただ実態として市場にはないという
状況にありまして、そういった中で高騰してきているということがあります。
しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、
市場調査はこれまでよりもしっかり取り組んでいくべきだと思っております。
3点目のご
質問、
付帯施設も含めて
入札不調が続いているということで、市の
建設事業の
見通しをどう考えていくのか。また計画どおり進めるために今後どう努力していくのかでありますが、今回のこの事態も踏まえる中で、やはり我々の取組をしっかりと、先々と情報を提供していくことが、まず大事なのかなと思っております。
そして、今、庁舎については
DB方式ということで
デザインビルド方式を提案させていただいておりますが、これは
基本設計を行った上で
実施設計と施工、
建築工事を行う
業者を同時に決めてしまう
やり方でありますが、この
やり方ですと、いわゆる
実施設計に1年ぐらいかかりますので、1年前に大体必要な
鋼材・
部材等については押さえにいけるということでありまして、今回のような急な
高騰等には対応できる方法なのかなと思っております。
ご存じのとおり
環境センターの本体につきましては、こちらもいわゆる
DB方式(
デザインビルド方式)でありまして、正確にはDBOでありますが、こちらも
施工自体が1年以上先という中で、先に部材を押さえられる。そういった中で
契約金額については抑えられている部分がありますので、今後についてはこういった
DB方式、そういうものも含めましてしっかりと
予定価格内、また
予算の中で収まるような方法を考えてまいりたいと思っております。
そして4点目でありますが、今回の不調については、先ほど申し上げた秋口からの
鋼材等の急上昇が大きな原因だと思っておりますが、一方で
技術者の
不足、これは全国的に取り沙汰されています。当然、本市においても
技術者を育成するという視点を持って取り組んでいきたい。特に市内の
企業育成といった視点も大事だと思っているところでございます。
今回の
病院においても、
総合評価方式でありますが、地元の
発注率といったものも
総合評価の点数の中に反映するという
やり方で、可能な限り
地元企業の活用、また
地元企業の育成につながるよう取り組んできたところであります。今後とも地元、そして
技術者を養成する視点を持って取り組んでまいりたいと思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
○
議長(
藤木 猛) 16番
小牧一美さん、よろしいですか。
○16番(
小牧一美) はい。
○
議長(
藤木 猛) これをもって通告による発言は終わりました。
これより
議案質疑に対する
関連質問を許します。
なお、
関連質問については
質問時間を15分以内とし、誰のどの
質問に関連してかを明確にして発言をお願いいたします。
質問はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
藤木 猛) ないようでありますので、これをもって
関連質問を終結いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第3
委員会付託(議第90号)
○
議長(
藤木 猛)
日程第3、議第90号については、お手元に配付いたしておきました
議案付託表のとおり、
文教福祉常任委員会に付託をいたします。
ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に
文教福祉常任委員会をお開き願いまして、
付託案件の審査をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
休憩 午前10時10分
再開 午前10時38分
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第4
常任委員会審査報告(議第65号から議第90号まで)
○
議長(
藤木 猛) 休憩前に引き続き、
会議を開きます。
日程第4、議第65号から議第90号までを一括議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
まず、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
〔総務常任委員長 新野富美夫議員 登壇〕
○総務常任委員長(新野富美夫) ただいま
議長のご指名をいただきましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
本
定例会におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第65
号平成30年度
守山市一般会計
補正予算(第6号)(分割審議)第1条歳入歳出
予算の
補正のうち歳入全部、歳出、款1議会費、款2総務費、項1のうち目1から目15まで、および目17、項2、項4ならびに項6、款3民生費、項1のうち目8および目9、款9消防費、第2条債務負担行為の
補正、第3条地方債の
補正、議第69号
守山市の議
会議員および長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例案、議第70号
守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案、議第71号
守山市職員の給与に関する条例および
守山市教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議第88号おうみ自治体クラウド協議会規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて。以上、
予算案件1件、条例案件3件、その他案件1件の計5件でありました。
今期
定例会休会中の去る12月14日に当委員会を開催し、理事者側より副
市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な質疑応答を繰り返し、慎重審議の結果、議第65号、議第69号から議第71号まで、および議第88号は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○
議長(
藤木 猛) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
藤木 猛) 質疑がありませんので、次に文教福祉常任委員長の報告を求めます。
文教福祉常任委員長。
〔文教福祉常任委員長 澁谷成子議員 登壇〕
○文教福祉常任委員長(澁谷成子) ただいま
議長のご指名をいただきましたので、
文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
本
定例会におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第65
号平成30年度
守山市一般会計
補正予算(第6号)(分割審議)第1条歳入歳出
予算の
補正のうち歳出、款3民生費、項1のうち目1から目7まで、項2のうち目1から目4まで、および目8、項3ならびに項4、款4衛生費、項1、款10教育費、第2条債務負担行為の
補正、議第66
号平成30年度
守山市国民健康保険特別会計
補正予算(第1号)、議第67
号平成30年度
守山市介護保険特別会計
補正予算(第2号)、議第72号
守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議第81号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第82号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第90
号平成30年度
守山市
病院事業会計補正予算(第4号)。以上、
予算案件4件、条例案件1件、その他案件2件の計7件でありました。
今期
定例会休会中の去る12月17日および本日、当委員会を開催し、理事者側より副
市長、
教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な質疑応答を繰り返し、慎重審議の結果、議第65号から議第67号まで、議第72号、議第81号、議第82号および議第90号は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○
議長(
藤木 猛) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
藤木 猛) ないようでありますので、次に環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
環境生活都市経済常任委員長。
〔環境生活都市経済常任委員長 森重重則議員 登壇〕
○環境生活都市経済常任委員長(森重重則) ただいま
議長のご指名をいただきましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
本
定例会におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第65
号平成30年度
守山市一般会計
補正予算(第6号)(分割審議)第1条歳入歳出
予算の
補正のうち歳出、款2総務費、項1のうち目16および項3、款3民生費、項2のうち目7、款4衛生費、項2および項3、款5労働費、款6農水産業費、款7商工費、款8土木費、第2条債務負担行為の
補正、議第68
号平成30年度
守山市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第1号)、議第73号
守山市廃棄物の減量および適正処理ならびに環境美化に関する条例の一部を改正する条例案、議第74号
守山市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例案、議第75号
守山市特定旅館建築規制条例の一部を改正する条例案、議第79号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第80号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第83号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第84号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第85号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第86号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第87号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第89号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて。以上、
予算案件2件、条例案件3件、その他案件8件の計13件でありました。
今期
定例会休会中の去る12月18日、当委員会を開催し、理事者側より副
市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な質疑応答を繰り返し、慎重審議の結果、議第65号、議第68号、議第73号から議第75号まで、議第79号、議第80号、議第83号から議第87号まで、および議第89号は、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○
議長(
藤木 猛) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
藤木 猛) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
発言通告書が提出されております。16番
小牧一美さん、10番新野富美夫君の順位により、順次、発言を許します。
16番
小牧一美さん。
〔16番
小牧一美議員 登壇〕
○16番(
小牧一美) それでは私は、議第72号
守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案に対して、反対の立場で討論を行います。
本議案は、
守山市立古高保育園を、老朽化した園舎の建替を機に、民間
事業者に運営だけでなく園そのものを譲渡しようとするもので、
守山市立保育園の設置管理条例から古高保育園を削除する条例改正です。
2年前、古高保育園を民設民営で建替をすることを表明されました。私は保護者の皆さんに意向をお聞きするアンケートに取り組みまして、その保護者の回答は、民設民営化に対して「賛成」はわずか8%、「わからない」が63%、「反対」が29%でした。「わからない」と回答された方の多くは「本当は公立のままで」という方が多く、多くの方がしっかりとそのアンケートに思いを記述されていました。
「今の古高保育園の保育はすばらしいと思います。公立は小学校教育に一番近い方法で保育をしてくれている。子どもらしく伸び伸びと生き生きしてくれていること、だから今回の計画はすごく残念です」と書かれていました。現状の落ちついた古高保育園での保育をこのまま続けさせてほしい。これが保護者の皆さんの多くの願いだったと思います。この声は
市長の耳に届くことなく、この方針は覆りませんでした。
守山市が、
守山市に生まれる子どもたちを健やかに成長させることを保証するために、
守山市が責任を持とうと、
守山市のお金を使って市内に整備してきたのが公立保育園です。もともと地域のお寺などで行われてきた幼児教育から発展し、
守山市では民間園と公立園が半数ずつ、お互いに
情報交換や研修をするなどして、官民共同で
守山市の保育の水準の維持・発展に努力してくださいました。
ところが今、県下で最も待機児童の多い
守山市は、その対策として、家庭的保育や小規模保育所などの地域型保育と、保育園の民営化など公的保育を充実するのではなく、民間保育の増設で対応しようとしています。待機児童解消の方策とはいえ、保育の質の確保よりも、とにかく受け入れる施設を増やすことが優先され、こんなに多くの民間の小規模保育所を増やして不安定な雇用の保育士さんに子育てを委ねて大丈夫なのか、私はとても心配します。
国が公立保育園への施設整備費や運営費の補助を一般財源化したことが、全国で公立保育園を民営化する動きを促進させました。国の社会保障削減の一方策が保育園の民営化です。民間でできることは民間にという行政改革は、確かに行政サービスのコスト削減のためには最も簡単な手法です。しかし日本の国が行政のすべき役割をコストでしか見ることができない本当に浅はかなことだと私は思います。特に、人を育てる仕事を、もうけることが目的の株式会社や企業にまで運営を認めることなど、あってはならないと思います。
今議会、
市長の
提案理由の説明の中で、待機児童対策として、
平成31年4月、ふるたか虹のはし保育園や小規模保育園2園、さらには企業主導型保育事業所の開設を支援すると述べられました。保育
不足に対する公的な責任について全く触れることなく、保育設備の基準を緩和した民間保育所の整備で待機児童を解消する姿勢、しかも企業主導型を堂々と表明されたこと、心からがっかりいたします。
2016年度から政府が導入した企業主導型保育所は、保育事業へ企業が参入しやすくして託児の受け皿を増やそうと始まった制度ですが、東京世田谷区ではこの11月、保育士が一斉に退職して突然休園することになり、保護者が途方に暮れるというテレビ報道がありました。
国が監査を行うと7割もの企業主導型保育所で幼児用のトイレを整備していない。保育計画が作成されていないなど初歩的な問題が見つかったそうです。秋田県、沖縄県では助成金の不正受給まで発覚したとのこと。もうけを得ようとする企業が参入すれば、このような事態が起こり得ることを私はかねがね指摘させていただいています。
守山市が子どもの保育という人を育てる責任を企業主導型保育所などに委ねることを安易に進めようとする姿勢は、ぜひ改めていただきたいと思います。
市長に申し上げます。人を育てるということはマニュアルどおりにはいきません。子どもには一人一人違った個性があります。それぞれの個性とそこにかかわる大人の個性とが心通い合って初めて人は育ちます。仮に保育所としての表面的な体裁は整っていたとしても、その保育の中身、言葉かけ一つの違いで子どもの育ちは大きく変わるのです。泣いたり反抗したりしている子どもにベテランの先生がちょっと声かけをしたら不思議と素直になる。でも、しかりつけてばかりいたのでは子どもは心を開きません。
私の子どもは吉身保育園で0歳からお世話になりました。保育士の先生たちに子育てを助けてもらいながら私自身が親にさせてもらったと思っています。子育てのベテランの保育士の皆さんが自信を持って子どもを見守っていてくださることが、どれだけ親にとって安心か。小さい子どもを持つ保護者は、親になったといてもまだ未熟な親であり、子育てに悩む親御さんはたくさんいらっしゃいます。親への適切な声かけや相談への対応、保育士の先生のおかげで親も余裕を持って子育てすることができた。これが私の実感です。
また、保育士も経験の浅い保育士もいますが、誰もがその場で経験を積みながら一人前になります。若い先生からベテランの先生まで一緒になって子ども一人一人の保育に携わってくださる。私はこの関係性が保育の場には本当に大事だと思っています。長く現場で経験を積んで保育のプロとしてベテラン保育士に成長してもらいたい。だからこそ保育士には安定した身分保障が必要であり、せめて公立保育園は公立のまま存続することを求めます。
古高保育園の民営化方針は、その根拠を
平成15年のあり方懇話会提言を引き合いに出し、説明を受けた保護者は、もう決まったことだから仕方がないと諦めさせられました。
市長自身、あり方懇で提言を受けたと自らを正当化されようとしています。しかし結局のところ、民営化の理由は国の補助金が確実に受けられるというのが最大で唯一の理由だと思います。限られた財源を有効に使いたい気持ちは理解するにしても、
守山市の諸先輩が築いてきた市民の財産である公立保育園をなくしてしまうことに対し、私は
守山市の先輩諸氏に対し申し訳ない気持ちでいっぱいです。
子どもの成長のために、親は自分が食べることを我慢してでもかわいい子どもにはおなかいっぱい食べさせたい。それが親心です。子どもの育ちに対して財源が必要ならば、他のことを我慢してでも子どもたちの健やかな成長のためにお金を使う。このくらいの度量を現
守山市政には求めたい。
かつて
守山市は国基準よりも手厚い保育士配置や小学校での少人数学級の取組など、子育てを大事にする施策を市独自に行ってきました。人を育てることに優先してお金を使ってきたのです。このことは決して結果がすぐには現れないけれども、
守山市に心豊かな市民を多数輩出してきたと私は確信をするものです。先人の先を
見通した政治理念に学ぶべきです。
今回の議決をもって
守山市立古高保育園はなくなります。たくさんの乳幼児を愛して立派に成長させてくださった古高保育園の関係者の皆様に心から感謝をし、公立保育園として守れなかったことをおわびします。
人口が増加して活気に満ちたまちを目指す
守山市は、その人口の伸びに見合う保育・教育施設の整備と、保育・幼児教育者の育成と継続雇用のために、地方自治体としての公的責任を積極的に果たされることを切に求めて、議第72号
守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案の反対討論といたします。
○
議長(
藤木 猛) 10番新野富美夫君。
〔10番 新野富美夫議員 登壇〕
○10番(新野富美夫) ただいま
議長のご指名をいただきましたので、私は議第72号
守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案について、賛成の立場から討論を申し上げます。
国におきましては、少子高齢化に対応するため、昨年12月に新たな経済政策パッケージとして、生産性革命と人づくり革命の方針を打ち出し、その柱の1つ、人づくり革命では、女性就業率の向上を図るために幼児教育・保育の無償化に取り組むとともに待機児童の解消と併せて、
平成32年度までに32万人分の保育の受け皿を確保することとしております。
待機児童が多い本市におきまして、こうした国の動きは保育需要を一層増大させるものとして大変危惧するところであり、待機児童の早期解消と併せてさらなる受け皿の拡充が急務となっております。
このような中、古高保育園の老朽化に伴う建替に際しては、定員規模の拡大とともに公立園ではなく財政面、また運営面からも国等の財源を有効活用でき、かつ運営者の有するノウハウを活用する中、延長保育や休日保育等の多様な保育サービスを提供いただける民間園の誘致が肝要であると結論づけられたところであります。このことは、これまで幾度となく行政側と議論を深める中で、市議会としても関係
予算等に承認をいたしたところであります。
来年度、開設予定のふるたか虹のはし保育園の
事業者におかれては、
平成23年度にもりの風こども園を設置し、地域に根差した保育と良質な幼児保育を展開される実績のある法人でございます。私も地元議員として、入園式、卒園式など日頃の保育活動も見させていただき、保育の質の高さを確認しております。また、古高保育園の伝統と保育を継承すべく、現在、引き継ぎ保育に取り組んでおられると聞き及んでおります。
このように、この古高の地で新たに保育園を開設される
事業者は、信頼と実績を有し、安心して古高保育園のバトンをお渡しできる法人であると考えておりますことからも、今回提案された議第72号
守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案に関して、賛成の意を表明し、討論といたします。
○
議長(
藤木 猛) これをもって討論を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております各議案について採決をいたします。
まず、議第72号について採決いたします。
本件は、古高保育園を廃止する「
守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案」であり、地方自治法第244条の2第2項の規定に基づき、その採決については、
出席議員の3分の2以上の同意を得る必要があります。
それでは、議第72号について、起立により採決をいたします。
本件に対する文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
本件は、文教福祉常任委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔起立20人〕
○
議長(
藤木 猛) ご着席ください。
起立20人であります。
出席議員は21人であり、その3分の2以上である14人以上となります。
よって、議第72号は文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第65号から議第71号まで、議第73号から議第75号まで、および議第79号から議第90号まで、一括採決いたします。
本件に対する各常任委員長の報告はいずれも「可決」であります。
本件は、各常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、議第65号から議第71号まで、議第73号から議第75号まで、および議第79号から議第90号までについて、各常任委員長の報告のとおり決しました。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
日程第5
特別委員会審査報告
○
議長(
藤木 猛)
日程第5、環境施設対策特別委員長、議会改革特別委員長および公共施設
調査特別委員長より審査報告の申し出がありますので、これを許します。
まず、環境施設対策特別委員長。
〔環境施設対策特別委員長 國枝敏孝議員 登壇〕
○環境施設対策特別委員長(國枝敏孝) ただいま
議長からご指名を受けましたので、環境施設対策特別委員会の報告を行います。
本委員会は、去る11月26日、副
市長をはじめ関係部課長の出席を求め委員会を開催いたしました。協議事項として、交流拠点施設の今後の活用、管理運営等について、説明を受けました。
まず、交流拠点施設の概要について、環境学習拠点施設としての学習室、交流室等、また、健康施設としてのプール、トレーニングルーム、さらには市民の交流施設としての多目的ホールと温浴施設等を配置していく中、基本的に当該施設については、指定管理者制度により効果的な管理運営を行っていくということであります。
一方、市の環境関係課が入る執務室と工作室・学習室、ホワイエ・エントランスについては、市の直営で管理運営を行っていく予定ということでありました。
引き続いて、各施設の活用方法等についての基本的な考え方や事業計画、管理運営の基準、管理運営計画等について説明を受けました。その結果、本委員会としては、交流拠点施設の管理について、場所によって指定管理と直営を使い分けて考えるという方針を承認するものといたしました。
ただ、当該施設のハード整備については、これまで我々委員も、かなり細部にわたって協議を重ねる中、行政に対していろいろ意見を申し上げてきました。次に問題となるのは管理運営のあり方であります。したがって、指定管理の仕様の中身をどうするかが大きな課題となりますが、今回の管理運営計画(案)にそのことは入っていません。ですから次回以降、早期に具体的な内容を本委員会に説明するよう行政側に求めたところであります。
交流拠点施設については
実施設計も終わって、いよいよ
入札の段階に来ていますが、先にも述べたとおり次に重要となるのが管理運営の内容です。今後、本委員会としても慎重に審議を行い、より良い施設となるよう努めてまいります。引き続き、議員各位のご協力をお願い申し上げ、環境施設対策特別委員会の報告といたします。
○
議長(
藤木 猛) 次に、議会改革特別委員長。
〔議会改革特別委員長
山崎直規議員 登壇〕
○議会改革特別委員長(
山崎直規) ただいま
議長のご指名をいただきましたので、議会改革特別委員会の報告をいたします。
まず、11月6日に開催いたしました特別委員会の報告をいたします。
最初に、通年議会を実施することにより必要となる条例の制定、改正、廃止等について検討を行いました。
制定につきましては、「
守山市議会の会期等に関する条例」の制定を行うもので、会期は議員の任期開始日に合わせ、10月16日から翌年の10月15日とし、定例日については、例えばこれまでの3月議会を2月20日から3月31日までとするなど期間を定めて「定例月
会議」と呼ぶこととし、施行期日は2019年10月16日からといたします。
また、この条例制定に伴い、「
守山市議会の
定例会の回数に関する条例」および「
守山市議会の
定例会の招集期月に関する規則」を廃止いたします。併せて、「
守山市議会基本条例」への通年議会実施の追加と「
守山市議会
会議規則」の会期に関連する事項等の改正が必要となることについて確認をいたしました。
続きまして、通年議会に際しての専決事項について協議を行いました。
1番目に、会計年度末における法令等の改正に伴う必要な条例改正。2番目に、会計年度末における歳入歳出
予算の
補正。3番目、解散、欠員等の事由に基づく選挙費に係る
補正。4番目、災害等による維持補修および
工事等に関する歳入歳出
予算の
補正。以上の4項目の追加を行うことについて、確認をいたしました。
これらの協議結果について、11月22日開催の議会運営委員会に報告を行うとともに、その後の対応について申し入れを行いました。
2点目に、小学校6年生議会学習会の実施について、事務局より説明を受けました。
授業で地方自治体を学ぶ小学6年生に実際に議場に来てもらい、
質問などを体験することで、より深く地方自治を学んでもらうとともに、未来の
守山市を担う子どもたちに市議会への関心を持ってもらう機会とするために行っております。
今回は2019年1月29日と1月30日に開催をいたします。議会改革特別委員会として、議場への誘導・説明、司会等を議員が受け持つことで、より積極的なかかわりをしていくことにしました。今回は大規模校での実施をということで、河西小学校5クラスが議場に来ていただき、クラスごとに学習をしてもらうことになりました。1クラス35名ということもあり、中型バスとマイクロバスでの送迎を行うこととし、議員の役割分担については今後検討を行うことにしました。
次に、11月27日に開催いたしました特別委員会の報告をいたします。
まず、次期改選に向けた検討が必要な事項について協議を行いました。
1点目に、
予算委員会の設置については必要はないとの意見もありましたが、委員会への重複して所属することなども含めて検討してはとの意見もありましたので継続事項といたしました。
2点目に、常任委員会の所管事項について検討を行いました。
文教福祉常任委員会は所管事項が多いので、教育委員会を総務常任委員会の所管にしてはとの提案がありました。大方の意見としては、教育と福祉を分けるのは問題がある等の意見もあり、
文教福祉常任委員会の所管事項を少なくすることと併せて、委員会への重複して所属することなども含めて検討をしていくことにしました。
3点目に、
議案質疑について、一般
質問と議案
質問を分けてもらいたいことと代表
質問をした人が一般
質問をできるようにしてもらいたいとの要望があり、各委員の意見を述べてもらいました。大方の意見としては一般
質問と議案
質問を分けることについては必要ないのではとの意見が大方でありましたが、代表
質問をした人が一般
質問を行うことについては公党であればよいのではないかとの意見もあり、検討をしていくことにしました。
4点目に、請願人の委員会出席について検討を行いました。
議会基本条例では委員会は参考人制度を適切に活用し、市民の意見を聞くように努めなければならないと規定されております。地方自治法でも委員会において、参考人制度を活用し、
守山市の事務に関し、
調査または審査のため必要があるときは利害関係者、学識経験者の意見を求めることができるという規定があることから、委員会で決議をした上で
議長を通じて参考人をお願いをすることができることを確認いたしました。この件につきましては、議会運営委員会に報告することにいたしました。
5点目に、議会改革特別委員会の傍聴者の発言については委員会が可否を決定すると規定されていますので、委員会で決定をしていくことを確認いたしました。
その他に、6年生議会学習会について、事務局より説明をいただきました。前回11月6日での説明に加え、詳細なスケジュールの説明を受けました。議員の役割分担については、委員以外の議員にもお願いし、調整させていただくことにいたしました。
以上、議会改革特別委員会の報告といたします。
○
議長(
藤木 猛) 次に、公共施設
調査特別委員長。
〔公共施設
調査特別委員長 筈井昌彦議員 登壇〕
○公共施設
調査特別委員長(筈井昌彦) ただいま
議長の
お許しを賜りましたので、公共施設
調査特別委員会の報告をいたします。
去る11月28日および12月18日に、副
市長をはじめ関係部課長の出席を求め、委員会を開催いたしました。
まず、11月28日の委員会では、報告事項の1点目として、新庁舎整備検討ワーキングチームの第6回
会議から第10回
会議までの
会議の報告をワーキングチームの座長より受けました。
座長からは、新庁舎整備基本計画(案)に盛り込む内容ということで、各フロアの配置の考え方や新庁舎の発注方式ならびに概算
事業費について報告を受け、ワーキングチームとして財政的な側面から検討や協議を行ってきたとのことでありました。
配置計画につきましては、一部の議員からは見直したほうがいいのではないかという意見もありましたが、大方の意見としては、現在の計画(案)のL字型の庁舎について異議はありませんでした。また、発注方式についても
デザインビルド方式が一番望ましいとのことでしたが、
地元企業が庁舎整備に参画できるような仕組を検討するようにとのことでありました。さらに、概算
事業費については、より機能的でコンパクトな庁舎という共通認識のもとで検討を行っていることから、財政
状況の
見通しや、建物の規模についても次回の
会議で再度検討するとのことでありました。
次に2点目として、市営住宅の堀海道団地建替に係る借り上げ公営住宅の実施について説明を受けました。
耐用年数45年を経過した堀海道と岡・中ノ庄の2団地については、岡・中ノ庄団地を用途廃止し、堀海道団地での集約建替を行うとのことになっております。また、建て替える市営住宅の必要戸数を24戸以上とし、民間借り上げによる14戸と合わせて整備するとのことであります。
このような中、民間借り上げについては、余剰ストックの抑制、不要な経費負担の抑制、既存入居者のスムーズな移転を重視して、登録制による借り上げ公営住宅の導入の検討を進めていきたいとのことでありました。
次に、12月18日の委員会では、新庁舎整備検討ワーキングチームの座長より、基本計画(案)について
平成30年7月以降、合計12回にわたり議論を重ね、ワーキングチームでおおむねの理解が得られた内容等について報告を受けました。
委員においても、ワーキングチーム
会議の結果および行政から示されました基本計画(案)について、おおむねの理解が得られたことから、今後においては本日の本
会議終了後に開催されます全員協議会において意見等をお聞きし、基本的事項について、おおむねのご理解がいただけましたら、年度内の基本計画策定に向け事務を進めていただく予定であります。
なお、新庁舎整備検討ワーキングチームでの協議は、まずは基本計画(案)までとしておりましたので、ワーキングチーム
会議は今回で一旦休止となり、今後においては当特別委員会で相談の上、必要に応じてワーキングチーム
会議での協議をお願いしたいと考えております。
以上、公共施設
調査特別委員会の報告といたします。
○
議長(
藤木 猛) 以上で、各特別委員会の審査報告を終わります。
環境施設対策特別委員長、議会改革特別委員長および公共施設
調査特別委員長から、目下、委員会において
調査中の事件につき、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
以上で本
定例会に付議されました案件の審査は全部終了いたしました。
ここで、
市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長。
〔
市長 宮本和宏 登壇〕
○
市長(
宮本和宏)
議長の
お許しを賜りましたので、
平成30年第5回
守山市議会定例会が閉会されるにあたりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
去る11月30日から本日に至ります21日間にわたりまして、
平成30年第5回
守山市議会定例会を滞りなく開催いただき、提案をさせていただきました全ての議案につきまして、本
会議および各常任委員会で慎重かつ十分なるご審議を賜り、全て原案のとおり可決を賜りましたことに対しまして、衷心より厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
この間、頂戴いたしました数々のご意見あるいはご提言につきましては、真摯に受け止めさせていただきまして、その意向を十分に踏まえます中、今後の市政運営に反映してまいる所存でございます。
また、先ほど緊急にお願いいたしました
済生会守山市民病院新館建設に係ります
補正予算につきましてもご理解を賜り、感謝を申し上げます。早々の公告によりまして、
平成32年4月に
供用開始できますよう、全力で取り組んでまいる所存でございます。
さて、本市最重要課題の環境施設の更新についてでございますが、現在、
事業者と協議を重ねる中、市民の皆様にとって安全・安心で安定した施設、環境に最大限配慮した施設となりますよう
実施設計を行っているところでございますが、去る12月18日には、地元4町協議会に建設
工事概要を説明したところでございます。
平成33年10月の稼働に向けまして、鋭意、事業を進めてまいります。
また、
付帯施設につきましては、
入札が残念ながら2度、不調となっておりますが、今後ともしっかり
市場調査を行う中で、鋭意、取り組んでまいりたいと考えております。
次に、待機児童対策についてでございます。
今議会におきまして、古高保育園を民設民営とするための
守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部改正の条例案につきまして、お認めをいただきました。感謝を申し上げます。
平成31年4月のふるたか虹のはし保育園の開園に向けまして、現在、
事業者が引き継ぎ保育を行っているところでございますが、運営者と連携し、今日までの古高保育園の歴史、また運営を継承する中でしっかり準備を進めてまいりたいと考えております。
また、
平成32年4月の開園を目指しております「保育人材等の育成機能を併設する新たな保育園」につきましては、来る12月26日の選定委員会において最善な法人を選定いただき、鋭意、取組を進めてまいりたいと考えております。併せまして、小規模保育園の開設、また企業主導型保育事業所の開設を支援いたしまして、受入枠の拡大を図ってまいりたいと考えております。
また、保育士等の確保と定着化につきましては、保育人材バンク登録者から、既に16名の方が公民の両園でご活躍をいただいておりまして、また、来年度に向けました臨時職員採用等にも応募いただいているところでございます。さらに正規職員についても、増員に向けまして選考を進めておるところでございます。
保育所等への入園の調整
状況といたしましては、第1次決定時点で、今年4月段階の受入総人数を30名程度上回る形で決定しているところでございまして、まだ空き枠もありますことから、今年度末に向けまして人材確保と並行して、さらなる受入人数の積み上げと調整に努めてまいりたいと考えております。
来年度10月からは幼児教育・保育の無償化が予定されておりますこと、また、女性の就業の増加に伴いまして保育ニーズの上昇が見込まれますことなどから、引き続き施設・職員確保の両面から、また保育の質の観点も含めまして、より一層の待機児童対策に取り組んでまいる所存でございます。
次に、こどもの育ち連携につきましては、「こどもの育ちは親の育ちの連動」との認識のもと、「
守山版ネウボラの推進」「妊娠期からのシームレスな親子教育の推進」「効果的な子育て情報の発信」「幼保小中の一貫した教育の推進」の4つを推進の柱に掲げまして、子どもたちが潜在的に持っている力を最大限に発揮し、生き生きと生活できる子どもたちの生きる力を育むことを目的に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、庁舎整備についてでございます。
新庁舎整備につきましては、議会におきまして、公共施設
調査特別委員会を補完する組織として、新庁舎整備検討ワーキングチームを設置され、今議会中にも12月7日、14日に開催いただきまして、計12回開催いただき、鋭意、ご議論を賜ったところでございます。また、公共施設
調査特別委員会を18日に開催いただき、基本計画に盛り込む新庁舎の機能や施設計画、特に建設規模、また概算
事業費につきまして一定のご理解をいただいたところでございます。
今日まで市議会において熱心にご議論をいただいていることに対しまして、改めて衷心より感謝申し上げます。
今後、年明けにパブリックコメント、市民説明会を経まして、今年度内に市民の皆様のコンセンサスを得て、基本計画を取りまとめてまいりたいと考えております。また、今後におきましては、現下の建設市場を見きわめながら、一つ一つのプロセスについて可能な限り早期に取り組み、計画的に庁舎の建替を進めてまいる所存でございます。
さて、今月9日には、第49回ほたるのまち
守山ハーフマラソンが全国から1,437人の参加のもと、ハーフの部と10㎞の部の2部門で開催されました。当日は快晴にも恵まれ、ランナーたちが風光明媚な琵琶湖畔のコースを楽しく走り抜けていただきました。
また、同日には「中洲ふれあいの灯」の点灯式が行われまして、次の世代を担います子どもたちに夢を与えますとともに、学区のさらなる発展を願い、中洲小学校のメタセコイアに中洲学区の862世帯と同数のLEDの明かりが灯されました。
いずれも、
守山市の年末恒例の行事として根付いておりまして、これもひとえにご協力いただいております市民や企業の皆様、そして運営に携わっていただいた多くの関係者の皆様のおかげと感謝を申し上げる次第でございます。
来る23日には、おおむね600年の歴史を誇ります伝統行事の「もりやまいち」が中山道
守山宿一帯で開催されます。今年も
守山ふるさと大使の「ファミリーレストラン」による漫才や「
守山音頭」など様々なイベントで盛り上げていただきます。なお、この様子はテレビ放映もされるとのことでございます。
また、年明けの1月12日の夜には、
守山の誇る無形民俗文化財であります「勝部の火まつり」と「浮気の火まつり」の2つの火まつりがとり行われます。また、13日には消防出初式、14日には成人式典および成人式祝賀駅伝を予定しております。
このように、年末年始にかけて
守山市では多くの行事や大会が開催されます。関係者の皆様に改めて敬意を表しますとともに、議員各位、また市民の皆様にも、ご家族そろってお出かけいただきますようご案内を申し上げるところであります。
ご存じのとおり、来年5月には天皇陛下のご退位および皇太子殿下のご即位によりまして、新たな元号となり、「
平成」の時代が終わり、新たな時代となってまいります。この新たな時代が、平和と幸せを享受でき、日本社会が持続可能な成熟社会となるよう、議会、行政、そして市民の皆様が力を合わせて取り組んでいかなければならないと考えております。
平成31年におきましても議会の皆様と議論を重ね、車の両輪として、市民福祉の向上と市勢の発展に取り組む決意でございます。議員各位、ご理解、ご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げるところであります。
年の瀬を迎え、何かと気ぜわしい今日この頃でございますが、くれぐれもご自愛を賜りまして、ご健勝にて新年をお迎えいただきますよう、ご祈念申し上げ、閉会にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。
本年1年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
○
議長(
藤木 猛) 本
会議ならびに各委員会におきまして、連日慎重にご審議を賜り、本日ここに無事に終了したことを心から御礼を申し上げます。
今年も残すところ10日余りとなりました。この10日間、飲食の機会も増えますし気候も変動が激しそうであります。ぜひ議員の皆様、そして行政、理事者の皆様もお体には十分気をつけて、
平成最後の新しい年をご家族おそろいで迎えられることを心から祈念を申し上げます。
これをもちまして、
平成30年第5回
守山市議会定例会を閉会いたします。
どうもありがとうございました。
~~~~~~~~ 〇 ~~~~~~~~
閉会 午前11時30分
守山市議会
会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
平成30年12月20日
守山市議会
議長 藤 木 猛
署 名 議 員 小 牧 一 美
署 名 議 員 西 村 利 次...