暫時休憩いたします。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 ◯ 〜〜〜〜〜〜〜〜
休憩 午前9時42分
再開 午前10時21分
〜
〜〜〜〜〜〜〜 ◯ 〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
岩佐弘明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 ◯ 〜〜〜〜〜〜〜〜
日程第4 議第64号から議第70号まで、議第74号から議第85号までならびに請願第7号および請願第8号
○議長(
岩佐弘明) 日程第4、議第64号から議第70号まで、議第74号から議第85号までならびに請願第7号および請願第8号を一括議題とし、各
常任委員長から審査結果の報告を求めます。
まず、
総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
〔
総務常任委員長 池田眞二君 登壇〕
○
総務常任委員長(池田眞二) ただいま議長のご指名をいただきましたので、
総務常任委員会の審査結果を報告いたします。
本定例会におきまして当委員会に付託を受けました案件は、議第64号平成21年度守山市
一般会計補正予算(第8号)、
分割審議とし、第1条
歳入歳出予算の補正のうち、歳入全部、歳出、款1議会費、款2総務費、項1のうち目1から目5まで、目7、目8、目10、目12および目17ならびに項2、項4および項6、款3民生費、項1のうち目8および目9、第3条地方債の補正、議第70
号守山市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例案、議第74号守山市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例案、議第79号第5次守山市
総合計画基本構想を定めることにつき議決を求めることについて、議第80
号大津湖南地域広域市町村圏協議会の廃止に関する協議につき議決を求めることについて、議第83号滋賀県
自治会館管理組合を組織する
地方公共団体の数の減少および規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて、議第84号滋賀県
市町村職員研修センターを組織する
地方公共団体の数の減少および規約の変更に関する協議につき議決を求めることについての
予算案件1件、
条例案件2件、その他案件4件の計7件でありました。
今期定例会の休会中の去る12月14日午前9時30分から当委員会を開催し、
理事者側より副市長を初め
関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な
質疑応答を繰り返し、
慎重審議の結果、議第70号、議第74号、議第80号、議第83号および議第84号は、いずれも
全会一致で、また議第64号および議第79号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(
岩佐弘明) ただいまの
総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩佐弘明) ないようでありますので、次に
文教福祉常任委員長の報告を求めます。
文教福祉常任委員長。
〔
文教福祉常任委員長 中島幸一君 登壇〕
○
文教福祉常任委員長(中島幸一) ただいま議長のご指名をいただきましたので、
文教福祉常任委員会の審査結果を報告いたします。
本定例会におきまして当委員会に付託を受けました案件は、議第64号平成21年度守山市
一般会計補正予算(第8号)、
分割審議、第1条
歳入歳出予算の補正のうち、歳出、款3民生費、項1のうち目1から目3までおよび目6ならびに項2、項3および項4、款4衛生費、項1、款10教育費、第2条
債務負担行為の補正、議第65号平成21年度守山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第67号平成21年度守山市
介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第68号平成21年度守山市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、議第75
号守山市立公民館の設置に関する条例の一部を改正する条例案の
予算案件4件、
条例案件1件の計5件でありました。
今期定例会の休会中の去る12月15日午前9時30分から当委員会を開催し、
理事者側より副市長、教育長を初め
関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な
質疑応答を繰り返し、
慎重審議の結果、議第64号、議第65号、議第67号、議第68号および議第75号は、いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(
岩佐弘明) ただいまの
文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩佐弘明) ないようでありますので、次に
環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
環境生活都市経済常任委員長。
〔
環境生活都市経済常任委員長 山川明男君 登壇〕
○
環境生活都市経済常任委員長(山川明男) ただいま議長のご指名をいただきましたので、
環境生活都市経済常任委員会の審査結果を報告いたします。
本定例会におきまして当委員会に付託を受けました案件は、議第64号平成21年度守山市
一般会計補正予算(第8号)、
分割審議、第1条
歳入歳出予算の補正のうち、歳出、款2総務費、項1のうち目16および項3、款4衛生費、項2および項3、款5労働費、款6
農水産業費、款7商工費、款8土木費、款9消防費、第2条
債務負担行為の補正、議第66号平成21年度守山市
下水道事業特別会計補正予算(第4号)、議第69号守山市
違法駐車等の防止に関する条例の一部を改正する条例案、議第76号守山市路上喫煙の防止に関する条例案、議第77号守山市
屋外広告物条例案、議第78号守山市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例案、議第81号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて、議第82号滋賀県
市町村交通災害共済組合を組織する
地方公共団体の数の減少および規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて、議第85
号里道敷地の
土地所有権確認請求控訴事件に係る和解につき議決を求めることについて、請願第7号米価の回復と価格の安定、ミニマム・
アクセス米の輸入中止を求める請願、請願第8号EPA・
FTA推進路線の見直しを求め、
日米FTAの推進に反対する請願の
予算案件2件、
条例案件4件、その他案件3件および請願2件の計11件でありました。
今期定例会の休会中の去る12月16日午前9時30から、そして本
日本会議休憩中の午前10時10分から当委員会を開催し、
理事者側より副市長を初め
関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な
質疑応答を繰り返し、
慎重審議の結果、議第64号、議第66号、議第69号、議第76号から議第78号まで、議第81号、議第82号および議第85号は、いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
また、請願第7号および請願第8号については、いずれも不採択とすべきものと決しました。
以上、
環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長(
岩佐弘明) ただいまの
環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩佐弘明) ないようでありますので、各
常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
発言通告書が提出されておりますので、1番
小牧一美さん、16番富樫孝君、8番中野隆三君の順位によりこれを許します。
1番
小牧一美さん。
〔1番
小牧一美君 登壇〕
○1番(
小牧一美) それでは、私は議第64号と79号の二つの議案に対する反対の討論を行います。
まず最初に、議第64号平成21年度守山市
一般会計補正予算(第8号)について、反対の立場から討論をします。
今回の
一般会計補正予算における歳入歳出の補正額は、異例とも言える27億8,400万円、大変巨額な
補正予算が提案をされ、補正後の額として249億1,656万円です。
補正の中心は、
守山小学校と幼稚園の合築に係る費用として、総額15億8,378万円です。これら施設建設の財源の構成を見ますと、
教育費国庫負担金が3億614万円、
国庫補助金が1億2,571万円、
公共施設整備基金からの繰入金が4億円、教育債4億5,560万円、さらに麻生内閣のもとで交付決定をされた国の補正、
地域活性化公共投資臨時交付金が2億8,780万円を充てています。
この
地域活性化公共投資臨時交付金というのは、
河西小学校の地震補強・大
規模改造事業の財源としても7,250万円が見込まれています。老朽化した校舎の建てかえや耐震補強など、児童の安全な
教育環境整備を積極的に進めることについて反対するものではありません。しかし、財源の裏づけが確かなのかどうか、
政権交代後の動きもきちんと見る必要があると思います。
また、今年度から5年かけて進められている守山市
中心市街地活性化計画は、この事業の多くの財源が麻生内閣で認められた補助金を見込んでいます。
政権交代後、執行停止も含めて、これまでの補助金が当初の見込みどおり交付されるかは定かではありません。
仮に、国からの補助金が交付されなかった場合、財源をどうするのか、市債をふやすことにもなりかねません。今回の補正額が余りにも大きいだけに、その影響は大変大きいものがあると思います。来年度から、さらに税収減が見込まれると市長自身も認めているときに、駆け込み的な
補正予算の執行は適切なのかどうか、疑問を持つところです。
さらに、
中心市街地活性化計画の中で、
歴史文化拠点として
宇野本家を守山市が買い取るための
債務負担行為1億7,000万円も計上をされています。
中心市街地活性化計画の
歴史文化拠点設置計画の総額2億3,000万円のうち9,200万円は国の補助金を充てることになっていますが、
政権交代の今の時点では、その見込みは極めて不透明です。
宇野本家の買い取りについては、総選挙直後の9月議会の
委員会協議会で、突然、市の考え方が示されました。
政権交代したことは、財源の裏づけが極めて不透明になることは明らかであり、にもかかわらず、この12月議会で補正を議決することは、
見切り発車という印象を持たざるを得ません。予定どおり執行されることが判明した段階で、当初予算として執行することが本来あるべき姿ではないでしょうか。
また、購入予定をしている
宇野本家は、
抵当権設定の物件であったことは、市民が「市が特定の個人を救済している」と不信感を持つことになり、残念な事態となっています。
中心市街地活性は、市民の理解と
盛り上がりが不可欠であることは、この間、さまざまな機会に指摘がされてきました。市民の機運の
盛り上がりに水を指す事態だと思うんです。
また、買い取りにおける
債務負担額の1億7,000万円の算定根拠が取得直接経費のほか、調査費、
土地開発公社の事務費、
借り入れ利息を含めた限度額とはいえ、近隣の
地価公示価格から見ても多額なのではないかという疑問も出されています。
さらに、(仮称)「守山を知ろう館」整備に見合う
事業展開が地域住民や実施主体の意欲的な参画もいまだに定まらないまま、購入先にありきとして進められることは問題ではないかということは、本会議や委員会でも意見が出されているところです。
以上、今議会における
一般会計補正予算は、性急な
予算執行が財源の面からも、また市民の理解という点からも問題が多く、反対せざるを得ません。国のお金をもらえるうちに早くとはいえ、結果的に税金が投入されるわけですから、今急がなければならないことか、適正な価格なのかどうかなども含め、慎重に進めるべきだと思います。
市民の皆さんが納得のいく
事業展開をするためには、市民とのコンセンサスを得るための最大限の努力を図ることが求められ、性急な
補正予算執行は問題が多いことを指摘をして、平成21年度
一般会計補正予算(第8号)には反対をするものです。
続きまして、議第79号第5次守山市
総合計画基本構想を定めることにつき議決を求めることについて、原案に反対の立場から討論を行います。
本
基本構想は、
地方自治法に基づき平成23年度から10年間の守山市の
まちづくりの
基本姿勢を示し、その根幹となるものとして議会の議決が求められています。
市長の
提案理由の説明で述べられたとおり、すべての市民が守山に誇りと愛着を持ち、自分のふるさとを感じられるような
まちづくりを目指し、その指針を定めようとするもので、今後の守山市の未来を見据えた発展的な展望の持てる
総合計画の
基本構想を期待するところでした。
まず、大前提の問題として指摘しなければならないのは、今回の第5次
総合計画策定に当たって、この間、進めてきた第4次
総合計画を目標と到達、そのプロセスという視点からきちんと総括できたのかということです。
総合計画をまとめるに当たって実施された
市民アンケートには、「これから10年間に守山市が力を入れて取り組むべき
まちづくりの分野は」の問いに対して、「高齢者や障害者の
生活支援・
子育て支援など福祉の取り組み」が54.2%で最も多く、「
健康づくりや医療機関の充実など保健医療の取り組み」が43.5%と続いています。健康と福祉のまち、だれもが安心して住み続けられる守山市、そういう守山市を市民の皆さんは願っておられます。それは、
地方自治法の中でも示されている
地方自治体の本旨でもあり、そこに自治体の果たすべき役割があるわけです。
同時に、ことしは戦後政治の中で大きな歴史的な
政権交代が行われた年です。今までの政治を変えてほしいという国民の世論と運動が、長年続いてきた
自民党政治を交代させました。
民主党中心の政権運営に対しては、幾つかの問題があるものの、国のこうした動きの中で
地方自治体のあり方も、今、大きく変化が求められています。地方分権という名での財源を伴わない権限移譲は、社会保障の切り捨てと、とめどもない負担増となって、市民・国民を苦しめています。雇用破壊もしかりです。
こうしたときに
地方自治体に求められるのは、繰り返すようですが、
地方自治体の本旨に立った
まちづくりです。大変きれいな言葉、かつ市民が納得がいくような言葉を並べて計画をつくったとしても、つくったことに安心し、絵に描いたもちになってしまっては、意味がありません。
第4次
総合計画の到達はどこか、現状をどう認識し、反省点は何かを踏まえて、課題を明確にした上で、この第5次
総合計画に生かすことが大事です。そういう視点が
基本構想に見受けられないという点を率直に指摘したいと思います。
今回提案された
基本構想案の中で、守山市の将来の都市像を『「わ」で輝かせよう
ふるさと守山』というコピーとともに、人と人とのつながりをもとに、守山市を輝かせる取り組みを進めることで、守山というまちに誇りと愛着を持ち、自分のふるさとと感じられるような
まちづくりを目指すとしている点については、その文言だけを見れば、否定するものではありません。
しかし、将来に向けての
基本姿勢が、一つ、「
市民参加と協働の
まちづくり」、二つ、「効果的・効率的な
行財政運営」、三つ、「広域行政の推進」とされている点について、幾つかの問題点を指摘したいと思います。
まず、第1番目の「
市民参加と協働の
まちづくり」という点です。
市民とともに
まちづくりを進めよう、この姿勢を否定するものではありません。しかし、この
基本姿勢には、この間の守山市政の問題点を反省した上のことであったのかは疑問なんです。
私が議員となった2年間の間に、市民の皆さんの願いが十分に聞き入れられないまま、計画が先行してきたことがありました。市民の皆さんは「反対」ではなく、「もうちょっと待って、私たちの意見も聞いて、じっくり話を聞いて、合意してから進めて」という願いへの十分な合意もないまま、計画が先行されました。
認定こども園、学童保育の指定管理、ごみの有料化もそうです。
市民参加の市政運営が貫かれているとは言えませんでした。その点への反省から、
市民参加と協働の
まちづくりというのであれば納得がいくものですが、この
基本姿勢は、市民の声にもっと耳を傾けようと言うよりは、市民の市政参画への自覚を促すという行政側の都合という意味合いが濃いと思います。
市民参加と言いながら、本来、行政のすべき職務を市民に転嫁させているのではないかという批判が市民から聞こえています。市民の願いをどのように
まちづくりの視点に位置づけようとしているのか明らかでない点、さらに冒頭紹介した「
市民アンケート」で寄せられた市民の願いを真正面から受けとめて、将来の守山市の
まちづくりとなる
総合計画になっていないのではないかという点、この点に大きな問題があると思います。
また、このように市民に
まちづくりへの参加を促しながら、
基本姿勢の第2は「効果的・効率的な
行財政運営」としています。
もちろん、むだを省くことは必要なことです。効率的な行政運営も必要です。しかし、
地方自治体の行う政治は、すべて採算を物差しに考えるものではありません。
地方自治体の本旨に立って、市民の皆さんの健康と福祉の
まちづくり、安全・安心の
まちづくり、それを実現するための施策、住民サービスを進めることが行政の責任です。
しかし、
基本構想における健全な財政運営の主眼は、適切な受益者負担としています。益を受ける者が負担をするのは当然という考え方です。しかし、実際の市政は、大企業には支援策を講じながら、市民には受益者負担と言ってどんどん負担を押しつけています。じわじわと経済負担がふえ続けているのに市政参加を求められる、市民の皆さんはこんな市政を求めてはいません。
基本姿勢に上げるべきは、市民の暮らしを守るための
地方自治体、市のあり方の
基本姿勢であるべきだと思います。
さらに、第3は「広域行政の推進」、地方財政が厳しい中で、期待を持って合併を推進したけれども、深刻さは変わらなかった、むしろ市民と行政との距離は遠くなった、広域行政を推進された多くの自治体でこうした問題点が幾つも出されています。
後期高齢者医療広域連合にも見られるように、滋賀県という単位で一本化された広域行政には、市民の声が届かないまま何もかもが決められてしまっている現実があります。近隣の自治体との連携を図ることは大事であり、それを否定するものではありませんが、自治体の仕事を広域化の中に集約してしまうことは問題があると思います。
このように、この
基本構想には全体として守山市政が市民に対して果たすべき主体的責任の明記がとてもあいまいであると指摘をせざるを得ません。
総合計画が今後10年間の最上位法とするならば、職員の皆さんの意欲に満ちた市政発展宣言とすべきであり、市民に対する行政の責任を明確に打ち出すべきではないでしょうか。
地方自治体の役割と責任を自覚し、どう実践しようとするのかを
基本構想にはきちんと打ち出すべきということを指摘をし、議第79号には反対をするものです。
以上です。
○議長(
岩佐弘明) それでは、次に16番富樫孝君。
〔16番 富樫 孝君 登壇〕
○16番(富樫 孝) 議長のご指名を賜りましたので、私はネットワーク未来を代表して、議第64号平成21年度守山市
一般会計補正予算(第8号)について、賛成の討論をいたします。
この
補正予算の中の市民の皆さんの特に大きな関心事は、
歴史文化拠点整備用地等取得事業費として1億7,000万円を限度とした
債務負担行為が含まれていることであります。この件について、賛成する理由を申し上げたいと思います。
これは、130年余の歴史を持つ
宇野本家の母屋と酒蔵を取得し、現在進めている
中心市街地活性化計画の中に中山道の街並み保存と人々の回遊性を持って、多くの人が集う拠点となるべく整備を図るというものであります。本市が現在進めている
中心市街地活性化計画は、JR守山駅からくすのき通りに至るまでの一帯、約146ヘクタールを5カ年計画で、人々が集い、にぎわいのある市街地としようとするものであります。
守山市中心市街地の落ち込みは、特に1980年代から急速に発展したモータリゼーションの台頭が引き金となり、郊外に相次いで進出した大型商業集積の出現が都市のドーナツ化現象を起こしたことが主な原因と言われています。ここに来て、守山市においても
中心市街地活性化施策は必要欠くべからずことから、私どももこの施策に賛同し、現在まで進めてまいったのであります。
この施策の基本は、ここに蓄積された歴史的・文化的資源や景観資源を生かしながら、都市活力の再生、回遊性の確保、良好な市街地環境形成を図るとともに、快適な住環境を生み出すことも大きな目的とされています。若者から高齢者、観光客が集うことによって、人々の絆、すなわちコミュニケーションが再生・強化されることをねらいとして、そして相乗効果によって商店街がにぎわい、地元商店や産業に活力と潤いが生まれる、このような
中心市街地活性化を図ることであり、あくまでも多くの人々が集うまちに再生することであると理解しているところであります。
しかしながら、現在の進捗状況をかんがみたときに、特に中山道において観光客でにぎわうべきはずの中山道街道文化交流館や高齢者のための世代交流の場であるべきはずの「かたたや」が行政と事業者との思惑にずれが生じたことから問題が発生したことは、紛れもない事実であります。
また、最近、行政主導で実施する箱物について、市民ニーズやランニングコスト、委託や管理の難しさから、行政がみずから補助金を打ち切るケースが往々にしてあるのも、これまた事実であります。
本市のこれまでの苦い経験は、今後に生かさなければなりません。今回の
宇野本家を取得して、「守山を知ろう館」の計画は、その主なものは、歴史館、人物館、資料館とあわせて物販や飲食などであり、高齢者から若年層を含めた中で多くの来訪者を集客することは困難であると思うところであります。この計画のコンセプトに問題があります。
歴史人物などの資料をテーマにする場合、四国松山市の最近の例で見ますと、「坂の上の雲」に登場する明治の偉人の生家の再生保全の事業は、多くの市民の熱い思い入れによって、行政主導を排して、事業費の1億円はすべて市民の寄附によって賄われ、管理運営は愛好家の集まりによってボランティア的になされておると聞き及んでおります。この種の計画は、市民の意思がそこまで高まっていなければ成功しないということであります。
中山道の街並み保存は、大切なことは言うまでもありません。また、
宇野本家の取得もタイミングが大切とも承っているところであります。
宇野本家の母屋と酒蔵の立地条件と130年の歴史を感じる建物が、より多くの人々が集う場所となるための利用案については、高齢者・若者・歴史愛好家・音楽愛好家・近隣の皆さんなどからまだまだいろいろな案が生まれてきつつあります。特に、若い世代の皆さんからは「市内駅前で楽しめる施設が少ない」などとの意見があります。
したがって、私どもは、今議会を通じて、提案のあった(仮称)「守山を知ろう館」については、コンセプトを含めて、多くの市民のコンセンサスを得て立案すべきと、本会議および
環境生活都市経済常任委員会で主張しました。この主張に対して、執行する行政側は理解を示し、今後、コンセプトを含め、さらに多くの市民の皆さんの意見とコンセンサスを得て進めるとの旨の決意あるご回答を得たことから、この回答を信じ、そして期待をして、議第64号平成21年度守山市
一般会計補正予算(第8号)に賛成の意思を表明するものであります。
また、議第64号の
補正予算の残余の項目については、すべて今後の守山市の生活に対して必要であることから、賛成することを申し上げまして、以上、討論といたします。
以上でございます。
○議長(
岩佐弘明) 8番中野隆三君。
〔8番 中野隆三君 登壇〕
○8番(中野隆三) 議長のお許しをいただきましたので、私は議第79号第5次守山市
総合計画基本構想を定めることにつき議決を求めることについての議案に対し、賛成の立場で討論をいたします。
今回の第5次守山市総合
基本構想については、平成23年度を初年度とし、平成32年度を目標年度とする10年間の守山市の
まちづくりにおける将来の都市像を市民や市民公益活動団体、民間事業者など、行政がともに
まちづくりを進めていく上でともにイメージできる方向を示したものと承知をいたしております。
今回の
基本構想の策定に当たっては、第4次までの取り組みを踏まえ、行政だけでなく、市民や自治会代表者、各種代表者、学識経験者など、約120名の方で構成された市民懇談会や
市民アンケート、審議会等での意見などを十分踏まえた中で、共通の認識を持って守山市の将来像を『「わ」で輝かせよう
ふるさと守山』と設定されたものとして理解をしているところであります。
この共通のテーマのもと、私は本計画を進めるに当たっては、地域の特性を生かしつつ、新しい時代にふさわしい活力と魅力ある守山市の実現に向け、市民と行政とが一体となって取り組むことが必要であると考えます。
このことは、これまでの行政主導でのやり方ではなく、市民を初め、あらゆる分野の皆さんの参画で異なった特性を持ち寄って公平な役割分担により推進することが
市民参加と協働の
まちづくりにもつながるものであると認識をしておりますし、この
基本構想の中にも、まさにそのことが
基本姿勢としてしっかりうたわれておりますことから、今後の
基本構想に基づき基本計画をつくり、さまざまな事業などが展開されていくものでありますが、
事業展開の中で、子どもからお年寄りまで市民一人一人が守山の
まちづくりにかかわりながら絆を含め、守山のまちに誇りと愛着を持ち、市民が主役の
まちづくりを標榜する中、「住みやすさ日本一」が実感できるような
まちづくりとなることを期待を申し上げまして、議第79号についての私の賛成討論といたします。
○議長(
岩佐弘明) これをもって討論を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております各議案について採決をいたします。
まず、議第64号について、起立により採決いたします。
本件に対する各
常任委員長の報告は可決であります。
本件は、各
常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
岩佐弘明) ご着席願います。起立多数であります。よって、議第64号は、各
常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、議第79号について、起立により採決いたします。
本件に対する
総務常任委員長の報告は可決であります。
本件は、
総務常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
岩佐弘明) ご着席願います。起立多数であります。よって、議第79号は、
総務常任委員長の報告のとおり決しました。
次に、請願第7号について、起立により採決いたします。
本件に対する
環境生活都市経済常任委員長の報告は不採択であります。
原案について採決いたします。本件を原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(
岩佐弘明) ご着席願います。起立少数であります。よって、本件は不採択と決しました。
次に、請願第8号について、起立により採決いたします。
本件に対する
環境生活都市経済常任委員長の報告は不採択であります。
原案について採決いたします。本件を原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(
岩佐弘明) ご着席願います。起立少数であります。よって、本件は不採択と決しました。
次に、議第65号から議第70号まで、議第74号から議第78号まで、議第80号から議85号までについて、一括して採決いたします。
本件に対する各
常任委員長の報告は、いずれも可決であります。
本件は、各
常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩佐弘明) ご異議なしと認めます。よって、議第65号から議第70号まで、議第74号から議第78号まで、議第80号から議85号までについては、各
常任委員長の報告のとおり決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 ◯ 〜〜〜〜〜〜〜〜
日程第5 各
特別委員会審査報告
○議長(
岩佐弘明) 日程第5、
総合計画検討特別委員長、環境対策特別委員長および議会基本条例策定特別委員長から審査報告の申し出がありますので、これを許します。
総合計画検討特別委員長。
〔
総合計画検討特別委員長 小原敬治君 登壇〕
○
総合計画検討特別委員長(小原敬治) ただいま議長のご指名をいただきましたので、
総合計画検討特別委員会の報告をいたします。
本定例会に先立ちまして、11月24日午前9時30分から、副市長を初め関係者の出席を求め、本特別委員会を開催いたしました。
まず、本特別委員会の所管事項が地域活性化対策と行政改革に関することと広範囲であるため、項目を絞って調査・研究を行っていくことといたしました。そのため、委員側・
理事者側双方で意見を出し合い、協議を行いました。
1点目、地域活性化対策については、
中心市街地活性化、南部市街化地域の活性化、中部田園地域の活性化、北部市街地の活性化、それぞれの地域に応じた項目について検討することとし、特に中部田園地域については、農業施策と周辺集落の活性化、北部市街地の活性化については、大川・新川の問題を主として検討することを行っていくこととしました。
また、委員より、地域活性化に欠かすことのできない公共交通のあり方について検討することも必要とのことで、項目に加えることにいたしました。
2点目、行政改革については、行政側の行ってきた各種の行財政改革事業を踏まえ、今後の行財政改革の提案を受けるとともに、議会からも提案していくという形をとりながら進めていくこととしました。
これらの審議項目について、次回以降の特別委員会において具体的に協議を始めていくことといたしました。
以上、
総合計画検討特別委員会の報告とさせていただきます。
○議長(
岩佐弘明) 環境対策特別委員長。
〔環境対策特別委員長 赤井清司君 登壇〕
○環境対策特別委員長(赤井清司) ただいま議長のお許しをいただきましたので、環境対策特別委員会のご報告をさせていただきます。
本特別委員会の審議事項といたしましては、地球温暖化対策、水環境対策、環境センターの施設検討の3点につきまして、今後2年間、審議を進めていくものであります。
最初の委員会開催に先立ちまして、認識を深め議論を行うために、去る11月13日に琵琶湖の水環境といたしまして、赤野井湾と木浜内湖の水草と水質等の現状につきまして現地視察を行ったところでございます。
なお、委員会の開催につきましては、休会中の去る11月25日午前9時30分より、副市長を初め各関係者の出席を求め、本特別委員会を開催いたしました。
まず、1点目の地球温暖化対策について、地球温暖化対策の必要性と取り組みに対し説明を受けました。
温室効果ガスの抑制に向けては、市民・事業所・行政が一体となって取り組むことが必要でありますが、何をどのように実践すればどれだけのCO2が削減できるかなど、具体的な目標設定がされていないことから、まだまだ認識が浅い現状であり、今後、本特別委員会では、国および県の動向も注視しながら、具体的な活動と数値目標などを示せるよう検証を行うことで、委員の意見がまとまったところであります。
次に、水環境対策についてであります。赤野井湾河川浄化対策事業と木浜内湖環境事業として、湖底泥や水草の除去ならびにそれぞれの水質について説明を受けました。
赤野井湾や木浜内湖の水質につきましては、烏丸半島の切り通しやヘドロのしゅんせつ、水草やハスの除去を今日まで行政と議会で県に要望を行っているところであります。
その中で、烏丸半島の切り通しの要望が近年されていない理由について、委員より質問があり、行政側からは、県の流水実験において切り通しがあってもなくても、その水質の対流ができないという結果であったため、その効果が薄いことから、切り通しの要望を外したとのことでした。
また、赤野井湾や木浜内湖については、閉鎖的な水域で水の動きが少ないことから、特に夏場にかけてCODの数値が高くなり水草等が繁殖している現状から、今後も引き続き県に対して環境回復のための事業要望を行うとのことでした。
そうした中、本特別委員会といたしましても、今後も現地視察を行う中、内湖の水を動かす方法など、具体的な対策に向けての検討を行っていくものでございます。
最後に、環境センターの施設の検討については、操業より25年目を迎えます焼却施設の現状と今後の方向性について担当課長より説明を受けました。
本市では、今日まで施設の更新につきましては、県が定めています滋賀県一般廃棄物処理広域化計画に基づき進められたところでありますが、ことし8月に広域計画に定めます一方の市、野洲市が単独整備の方針を発表されたことに伴い、本市も単独で更新を行うことになったところであります。
こうしたことを受けまして、本特別委員会といたしましては、今後の環境センター施設の更新についての検討を進めていくものでございます。
施設の更新については、現施設の延命化を進める中、第5次守山市
総合計画や守山市一般廃棄物処理基本計画に位置づけを行い、来年度実施予定の精密機能検査や長寿命化計画の結果をもとにしていくとの報告に対し、委員からの意見としては、基本計画の策定に向けては、本特別委員会でも議題として協議が行われるようにしてほしいという意見がありました。
ごみ処理施設は本市にとりまして必要な施設であることから、今後も本特別委員会での施設延命化とあわせまして、更新に向けた議論を慎重に行っていくものであります。
以上、環境対策特別委員会の報告といたします。
○議長(
岩佐弘明) 議会基本条例策定特別委員長。
〔議会基本条例策定特別委員長 藤木 猛君 登壇〕
○議会基本条例策定特別委員長(藤木 猛) ただいま議長のご指名をいただきましたので、議会基本条例策定特別委員会の審査結果のご報告を申し上げます。
去る11月26日午前9時30分より、今定例会に先立ちまして、総務部長を初めといたしまして関係者の出席を求め、本特別委員会を開催をいたしました。
まず、本特別委員会の設置に及んだ経過の確認および議会基本条例策定までのスケジュールの確認を行い、今後の委員会の進め方について協議をいたしました。
策定スケジュールにつきましては、基本的に議会運営委員会が議長に答申されたものを踏襲することで合意をいたしております。
本委員会は、議会基本条例を策定するという性格上、少なくとも議員全員が一定の共通認識を持ちながら進めることが必要であるとの見解から、1月中旬には、全議員および希望があれば行政関係者も含めて、議会基本条例に造詣がある研究者などを招き、学習会を開催をすることといたしました。
また、今後、委員会を進めていく上で、議員みずからがみずからの職務を規定していくことに対して、
地方自治法とのかかわりなど上位法との整合性を図る上において、客観的に専門家からの助言を受ける必要があるとの見解に至り、研究者とのアドバイザー契約をも視野に入れることといたしました。
また、条例案を書きおろしていく作業等が伴うことから、本委員会専属の事務局職員の雇用についても言及されましたが、予算とのかかわり、またその必要性が露見した段階において判断していくとの結論に至っております。
また、アドバイザーとして招聘する研究者の人選などにつきましては、正副委員長が協議の上、決定していく旨を確認をいたしております。
なお、議会基本条例の中に包括する政治倫理に関する事項についても、必要に応じて講師を招き、学習会を開催していくことなどを確認し、閉会をいたしました。
以上、議会基本条例策定特別委員会の報告といたします。
○議長(
岩佐弘明) 以上で、各特別委員会の審査報告を終わります。
総合計画検討特別委員長、環境対策特別委員長および議会基本条例策定特別委員長から、目下委員会において調査中の事件につき、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各特別委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩佐弘明) ご異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
以上で、本定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。
この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長。
〔市長
山田亘宏君 登壇〕
○市長(
山田亘宏) 議長のお許しをいただきましたので、平成21年第7回
守山市議会定例会を閉会されるに当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。
去る11月30日から本日までの19日間にわたりまして、提案をさせていただきました24の議案すべてについて、本会議はもとより各
常任委員会において慎重かつ十分なるご審議を賜り、原案のとおり可決を賜りましたことに対し、衷心より厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
また、あわせまして継続審査としていただいておりました平成20年度の一般会計決算などの認定案件につきましてもすべて認定を賜り、重ねて御礼を申し上げる次第でございます。
この間、議員各位からちょうだいいたしました数々のご意見・ご提言につきましては、その意向を十分に踏まえます中で、平成22年度の予算編成、あるいは今後の施策に反映してまいる所存でございます。
とりわけ、今後10年間の
まちづくりの基本となります第5次守山市総合基本計画構想について議決を賜り、ありがとうございます。その実現に向けた具体の施策等を定めます基本計画の策定につきましては、議会を初め市民の皆様のご意見をお聞きいたします中で取りまとめてまいりたいと存じます。
また、
歴史文化拠点(仮称)「守山を知ろう館」の整備内容や運営方針について、今後、
中心市街地活性化協議会などの議論を踏まえ、またこのことも議会とも十分に協議をさせていただきます中で、市民のコンセンサスを深めてまいりたいと存じております。ご支援のほど、よろしくお願いを申し上げます。
最後に、議員各位におかれましては、重要な課題の山積いたしました、この1年、市民の福祉と市政の発展のために多大なるご尽力を賜りまして、心から敬意を表しますとともに、改めて御礼を申し上げる次第でございます。
年の瀬を迎えて、何かと気ぜわしく、また一段と寒さが厳しいきょうこのごろでございます。くれぐれもご自愛を賜りまして、ご健勝にて新年をお迎えいただきますようにご祈念を申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。
本当にありがとうございました。
○議長(
岩佐弘明) 議員各位におかれましては、本会議ならびに各委員会におきまして、連日慎重にご審議を賜り、本日ここに無事終了いたしましたことを心からお礼申し上げます。
本年も残すところあとわずかになってまいりました。何かと気ぜわしい年の瀬でありますが、議員各位ならびに山田市長を初め執行部の皆様方には、くれぐれもご自愛いただき、平成22年の新春をご家族おそろいで健やかにお迎えいただきますよう心からご祈念申し上げます。年末に当たりましてのごあいさつとさせていただき、ことし1年間のご苦労を感謝申し上げさせていただきます。
これをもちまして、平成21年第7回
守山市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでございました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 ◯ 〜〜〜〜〜〜〜〜
閉会 午前11時23分
守山市議会会議規則第117条の規定により、下記に署名する。
平成21年12月18日
守山市議会議長 岩 佐 弘 明
署 名 議 員 中 野 隆 三
署 名 議 員 田 中 国 夫...