草津市議会 2018-09-14
平成30年 9月定例会−09月14日-04号
平成30年 9月定例会−09月14日-04号平成30年 9月定例会
平成30年9月
草津市議会定例会会議録
平成30年9月14日(金)再開
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1.議 事 日 程
第 1.
会議録署名議員の指名
第 2.議第63号から議第84号まで
【平成29年度草津市
一般会計歳入歳出決算 他21件】
各議案に対する質疑および一般質問
所管
の委員会に付託
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1.会議に付議した事件
日程第 1.
会議録署名議員の指名
日程第 2.議第63号から議第84号まで
【平成29年度草津市
一般会計歳入歳出決算 他21件】
各議案に対する質疑および一般質問
所管
の委員会に付託
─────────────────────────────────────
1.会議に出席した議員(24名)
1番 中 島 美 徳 2番 遠 藤 覚
3番 横 江 政 則 4番 山 田 智 子
5番 伊 吹 達 郎 6番 杉 江 昇
7番 山 元 宏 和 8番 永 井 信 雄
9番 小 野 元 嗣 10番 瀬 川 裕 海
11番 中 嶋 昭 雄 12番 土 肥 浩 資
13番 八 木 良
人 14番 西 垣 和 美
15番 安 里 政 嗣 16番 久 保 秋 雄
17番 棚 橋 幸 男 18番 西 田 剛
19番 奥 村 次 一 20番 中 村 孝 蔵
21番 木 村 辰 已 22番 宇 野 房 子
23番 奥 村 恭 弘 24番 西 村 隆 行
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1.会議に欠席した議員
な し
─────────────────────────────────────
1.会議に出席した
説明員
市長 橋 川 渉
副市長 山 本 芳 一
副市長 北 中 建 道
教育長 川 那 邊 正
監査委員 平 井 文 雄
政策監 脊 戸 拓 也
総合政策部長 岡 野 則 男
総合政策部理事(情報政策・公社担当)
居 川 哲 雄
総合政策部理事(
草津未来研究所・
行政経営担当)
千 代 治 之
危機管理監 中 出 高 明
総務部長 明 石 芳 夫
まちづくり協働部長 長 源 一
環境経済部長 松 下 正 寿
健康福祉部長 西 典 子
健康福祉部理事(
健康福祉政策担当)
溝 口 智 紀
子ども家庭部長 田 中 祥 温
都市計画部長 山 本 憲 一
都市計画部理事(
都市再生担当)六 郷 昌 記
建設部技監 東 隆 司
建設部長 吉 川 寛
上下水道部長 辻 川 明 宏
教育部長 竹 村 徹
教育部理事(
学校教育担当) 中 瀬 悟 嗣
総務部副部長(総括) 田 中 義 一
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1.議場に出席した事務局職員
事務局長 寺 井 儀 政
事務局次長 木 村 博
議事庶務課長補佐 吉 田 克 己
議事庶務課主査 堀 江 加 奈 子
議事庶務課主任 能 政 大 介
議事庶務課主任 竹 田 茉 美
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再開 午前10時00分
○議長(瀬川裕海)
皆さん、おはようございます。
これより、本日
の会議
を開き、直ちに日程に入ります。
△〜日程第1.
会議録署名議員の指名〜
○議長(瀬川裕海)
日程第1、
会議録署名議員の指名
を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条
の規定に基づき、
11番 中嶋 昭雄議員
15番 安里 政嗣議員
以上
の両議員
を指名いたします。
△〜日程第2.議第63号から議第84号まで〜
○議長(瀬川裕海)
日程第2、これより、昨日に引き続き、議第63号から議第84号まで
の各議案に対する質疑および一般質問
を行います。
それでは、発言通告書が提出されておりますので、順次、これ
を許します。
まず、18番、西田 剛議員。
◆18番(西田剛)
皆さん、おはようございます。
草政会
の西田 剛でございます。議長から発言
の許可
をいただきましたので、発言通告書に従い質問
をしてまいります。
まず初めに、就学前教育における
基礎体力づくりの必要性についてお尋ね
をいたします。
本市では、小学校教育に対して先進的な取り組み
をされ、さまざまな効果、成果が期待されています。「健全な肉体に健全な精神が宿る」と言われておりますが、この精神というもの
の中には、学問教育や
道徳的教育等も含まれ、指導者によって、また、みずからがそれぞれに吸収していくものであると考えます。
本市において、それら
を吸収する土台となる肉体、つまり健全な体づくりについてお取り組み
をいただいているところではありますが、ICT教育など頭
の教育と同様に、力
の入った取り組みが余り行われていない
のではないかと感じているところであります。そして、この
基礎体力づくりは、小学生になってからではなく就学前に行うことが、特に重要であると考えられています。
乳幼児期は、人間形成
の基礎となる豊かな心情、物事に自分からかかわろうとする意欲、健全な生活
を送るために必要な態度など
を培う時期でもあります。
家庭においては、身近な大人と
の信頼関係や愛情を通して、乳幼児
の成長において最も基礎となる心身
の基盤
を形成する場であり、地域社会は、さまざま人々と
の交流や身近な自然と
の触れ合いを通して豊かな体験が得られる場でもあります。
就学前教育においては、集団生活を通して家庭では体験できない社会や文化、自然などに触れ、保育者等に支えられながら人間関係
を広げ、社会生活
を送る上で
の基本
を学んでいきます。就学前に挨拶や整列ができ、座って先生
の話
を聞くことができるように、保育園、幼稚園で教育されていると思います。
ある日、保護者
の皆さんから小学校
の様子
を聞くことができました。並ぶことができない、我慢することができない、物事
を行う前から「できへん」、「無理」など
を口にする子どもたちが多いと伺いました。
また、小学校や中学校
の教員
の会話
の中で、とても不思議なことが起きております。これは、保育園
の活動と
の差とは思いたくない
のですが、ある保育園
の卒園児が入学当初より整列がしっかりとでき、
人の話
を聞くこと
のできる生徒がとても多い、授業がしっかり受けられ学業
の成果にもつながっていると聞きました。その反面、これら
のことがうまくできない他所
の子どもたちもいるということになる
のでしょうか。
しかしながら、保育には幅広く取り組むことが大切であり、保育園
の差として受けとめることは難しいと思います。今、保育園で行われている体育は、楽しく遊びながら自分ができること
を中心に行うところが多いようで、このやり方
を否定するわけではありませんが、幼稚園は文部科学省
の幼児教育課
の所管であり、学校教育法第1条に規定される学校
の一種である
のであるならば、なおさら就学前にいろいろなこと
を学ぶべきだと考えております。さらには、就学時に向けて整列ができる、授業中しっかりと座れる等も必要だと考えております。
そこで、幼稚園や保育園において、年間を通じて行う体育専門
の指導者
のもと、運動を通して心
を養い、技術
を身につけ、体
をつくる。体育用品等
を使い平均感覚、敏捷性、持久力等
を養い、体力
の向上と遊び
の中でルール
を学び、やってみようと思う意欲、それに向かっていく闘争心、僕にも、私にもできた、この積み重ねが自信となり、積極的な行動にもつながると考えます。
体育を通して
の体験
を取り入れることにより自信が持てるようになり、やればできる
の精神も養うことができます。好きなこと・できることはより伸ばし、嫌いなこと・つらいことは頑張って達成できるような心も養うことができると思っております。
幼稚園・保育園で専門的な体育
を取り入れることにより、就学前に力
を身につけ、晴れて入学した際には成長が見られ、結果的に
小学校教諭方の手
をとられること
の低減にもなり、働き方改革
の手助けにもつながる
のではと考えております。
これら
を実践する手段で、最適なものとしてダンス、体操、サッカー、水泳などがあります。
例えば、その中
の体操は、自分
の体
を操るようにできるためにどうすればよい
のか考えて動きますし、また柔軟性も高まります。あらゆるスポーツ
の基礎とし、子ども
の能力、体幹、体力
を伸ばします。けが
の予防や安全で、かつ健康にもつながることになると考えております。
質問
の趣旨
を実践するに当たって、ぜひとも取り入れていただきたいと考えていますが、しかし、これら
の種目は幼稚園教諭や保育士が専門的に指導する
のは難しいと思っています。
また、現在
の幼稚園教諭や保育士
の日常
の業務が多く、とてもそこまで手が回らないと思っております。現在も、一部
の保育園等で業者委託による園児
の体力づくり
を実施
をされていますが、まだまだ十分と言える内容とはなっていないと思っています。そこには、業務委託
をする予算等
の問題もあり、十分な指導が受けられていない
のも現実であります。大切な子どもたち
のより健全な成長
を願うとき、今よりもさらに専門的な指導、取り組みが必要ではないでしょうか。
そこで、この健全な体力づくり、体づくり
の取り組みについて
の現状と考え方についてお尋ね
をいたします。
○議長(瀬川裕海)
それでは、答弁
を求めます。
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
就学前教育における
基礎体力づくりについてでございますが、本市
の就学前教育・保育が目指すべき方向性
を示します草津市就学前教育・保育指針におきまして、「心豊かでたくましく生きる子ども
の育成」
を目指し、1.生活習慣
の形成、健康・体力
の増進、2.学び
の基礎力
の育成、3.豊かな人間性
の育成
の三つ
を目標に掲げ、質
の高い教育・保育
の提供により、知・徳・体がバランスよく総合的に育成されるよう取り組み
を進めております。
さらに、当該指針
をもとに、子どもたち
の発達に合わせた教育・保育
の具体的取り組みを定めました草津市就学前教育・
保育カリキュラムや、小学校教育へ
の円滑な接続
を目的といたしました草津市
接続期カリキュラムを策定し、各園においては、これら
のカリキュラムをもとに、日々
の指導計画や保育内容
を創意工夫するとともに、それぞれ
の地域性や特色
をも意識して計画・実施しております。
例えば、5歳児
のカリキュラムの健康
の領域では、リレー遊びやドッジボールなど体
を動かして楽しむ活動や、縄跳びや鉄棒など自分で決めた目標に向かって取り組む活動
を行っております。
このように、就学前における「遊び」
を中心とした総合的な学びや多様な経験
の積み重ねが、小学校以降
の教育へ
の基礎
を培うものと考えております。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
久しぶりに自分自身、作文
をしましてね、長いことちょっと読ませていただきましたけど、私も含めて、ここにいらっしゃる皆さん
の幼少
のころって、こんなことってなかったはずなんですよ。現実ね、自分
の体
をコントロールしたりとか、うまく動かすことはできなかったり、ボール
をどうやって投げたらいい
のか、ボール
をどう蹴ったらいい
のか、そういうことができない子が、いまだにやっぱりいるということで、これはちょっと大変なことやなということで、今回、この質問
をさせていただいているんですけど。今、御答弁
をいただいた状況でも、でも現実はね、そういう子どもたちが、まだずっと続いているということなんですよ。
なので、さきに申し上げました「健全な肉体に健全な精神が宿る」、その精神という
のも、要は先ほどから市でも取り組んでいただいているいろんな教育
のあり方とか、そういったものも全部含まれると思うんですけど、それ
を詰め込む土台となる体
をしっかりとつくるということが、やっぱりまず一番大事かなというふうに思っています。
小学校でも、一部で立命館
の先生や生徒さん
を入れていただいて指導
をしていただいているということもちょっと聞いてはいるんですけれども、就学前
のときにやることが非常に大事な
のではないか。私は、別にそんな小さいころに誰かに教えてもろたという記憶はないんですけど、自然にボールも投げられたし走ることもできたし、サッカーもできた、いろんな運動ができた。苦手なものは、確かにあったけれども、基本的にボール
をどう投げたらいいかということがわからないというような、そんな状況は、これは将来
を考えると頭ばっかりいろんなもの
を詰め込んでも体
をうまく動かせないということであり、これは本当に危機的な状況やというふうに思いますから、何としてもそれ
をやっていただきたいんですけれども。
今、やっていただいている部分という
のは、予算、あるいは計画等によって難しい部分は確かにあると思うんですけれども、将来的なこと
を考えたときに、しっかりとした予算
を立てていただいて、内部じゃなくて
外部から
の、そういった力
をかりて子どもさんたち
の体づくりに取り組んでいただくことが必要かというふうに思うんですが、実際、現実問題ですね、その必要性
を市として考えておられる
のか、もう一度、ちょっとお伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
いわゆる小学校等による学校教育と就学前教育
の大きな違いといいます
のは、学ぶということ
を意識するかしないか、これが大きな要素だというふうに考えているところでございます。
就学前
の状況においては、学ぶということ
を意識せずして、楽しいと思うことや好きなことに集中すること、そういうことで、さまざまなこと
を学んでいく、こういうことが大事かなというふうに考えているところでございまして、遊び
を中心とした総合的な学び、それが小学校になったときに学ぶということ
を意識して、教科
を中心とした自覚的な学びに移行していくんだろうなあと。
そういうことから、就学前
の教育・保育が小学校で
の学び
の基礎
を培う、こういうこと
を言われるゆえんだというふうに考えているところでございます。
したがいまして、もちろん専門的な部分、それはそれで大切なんでしょうけれども、それ以外に学ぶということ
を意識しないで、遊び
の中で、例えば、数
の概念であったりとか走り回ることによって、そういうことで基礎的な体力がつくられていく、そういうことが大事かなというふうに考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
ということは、必要ないということですか。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
必要がないということではなくて、そういうこともしながら、やはり一部地域
の特性であったり、例えば山田幼稚園であったら、すぐ隣に武道館がありますから、そこで
の相撲という競技
の礼節であったりとか、そういうことも含めまして学んでいく、そういうことは決して否定
をしているわけではなくて、両方が合わさって小学校へ
の学び
の基礎が培われていくんだというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
今、おっしゃったように、山田
のことも含めてですね、場所によって差が出てはいけないというふうに思っています。
先ほど申し上げましたように、園によって、各園から小学校に上がってきた子どもたちに差が出ているという
のが現状なんですよ。
専門性という
のは、専門という
のは別に何か
をエキスパートにするとかということじゃなくて、学校に上がって学ぶ土台
をつくる、体
をつくりましょうと。だから、その就学前が最適である。なので、
外部から専門性
を持った
人たちに来ていただくことによって、今、部長から御答弁
をいただいたように、遊びながら学べるも全部含めてですよ、知らず知らず
のうちに、そういったものが体に身についていく、それで小学校へ上がったときに、ちゃんと整列ができたり
人の話
を聞けたり、それによって学問というもの
を初めて小学校
のときに入れていくという、こういう形が、流れがあると思うんです。
国とか県ではですね、要は知・徳・体と、こういう順番になってますけど、草津は、徳・体・知なんですよ。これ何でですか。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
先ほど御答弁
を申し上げました中にも、知・徳・体というふうに申し上げましたけれども、そんなに順番がどうのこうのということではないというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
いや、それは違うと思いますよ。根拠があって書いているわけでしょう。だから、国や県が知・徳・体と言うてるのに、何で市だけが徳・体・知になっている、これは根拠があって書いているはずだと思うんですよ。それ
を教えてください。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
恐れ入ります、勉強不足で申しわけないんですけど、市
の方で徳・知・体とは、どこに書いてあるんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
草津市
の教育
のとこに、たしか入っているはずですよ。教育・保育指針
の中に書かれているはずなんです。
僕はね、これ別に深いこと
を何も言うてるん違うんです。草津は、徳・体・知。でも、「知」が一番最後にきているけれども、市は知
の部分
を物すごく教育に中では進めてはるじゃないですかと思ったんで聞いたんです。
だから、これ
を別に否定するものでも何でもない。だけど、草津が徳・体・知と、この体が真ん中にきとる。この真ん中にきているということが大事なんですけど、徳と体という
のは、そういう意味では大事なので、先ほどから申し上げている、そういった教育
を就学前
の間に取り入れていただくことで、このスローガンというか、この順番もそれに整合してくるというふうに思うんです。
最初に申し上げたように、頭に入る教育
の取り組みは先進的なこと
をされているから、これは全国でも有名な話になっているわけですけども、体
を、それ
を受け入れる体
をつくることについては非常に弱いということで、今、やっておられますけれども、全体的な形
の予算
をつけていただいてですね、どこが指導に入るか何
をするかということは別
の話であって、内部は無理なんやから
外部からそういったもの
の予算づけ
をしていただいて体力づくり
をしていただきたいという、これが私
の思いなんですけども、それに対してもう一度お答えいただきます。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
先ほど
の質問
のお答えも含めましてさせていただきたいんですけども、申し上げました草津市
の就学前教育・保育
の指針というものがございまして、その中
の就学前教育・保育
の目標というものとして「心豊かでたくましく生きる子ども
の育成」と、こういうもの
を掲げておりまして、それ
を達成するため
の目指す子ども
の姿といたしまして、三つ、「命
を大切にする子ども」これが健康とか体力、そして「よく考え主体的に行動する子ども」これが学び
の基礎力、最後に「
人と豊かにかかわる子ども」ということで、豊かな人間性ということで、一番最初に体があって、学びがあって、そして精神、こういうような順番で就学前教育についてはやっておるということ
をまずお答えさせていただいた上で、先ほど
の御質問でございますけれども、それにつきましては、現在も御承知いただいていると思いますけれども、各園、もちろん各園で
の差があってはいけませんけれども、予算
の範囲内で各園、それぞれ
の地域であったり、先生方が関係する専門教育機関から
の先生
を招くなりして、それぞれ
の特色
を出して教育・保育
をされておりますので、その範囲
の中でしていただければなというふうに考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
いろいろ指針・方針に書かれているもとにやっておられる
のはよくわかってますけども、実際、現実問題として、こういう事態が起きているということは受けとめないといけないと。それ
を目的
を達成するために、じゃ、どういう手段
を用いたらいい
のかというところ
を考えていただいたときに、この方法も一つ
の形かなというふうに思います。
それで、これ
をじゃ用意ドンで、10あるうち10全部
をやるという
のは難しいですから、今現在取り組んでいただいている形
をそのまま維持しながらも、どこかモデルケースで、一回、ちょっと専門的なもの
を入れたときに、どれだけ差が出てくるかということも一つ
の手段としてやってもいいん違うかなというふうに思いますので、それ
を何とかお願い
をしたいというふうに思いますけれども、それについて、もう一度、御答弁
をお願いします。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
議員がどこ
の専門機関
のこと
を念頭に入れておっしゃっている
のかという
のが、ちょっとよくわかりませんけれども、先ほども申しましたように、現在もそれぞれ
の園におきまして、先ほど山田幼稚園
の例
を挙げましたけども、それ以外にも、いろいろ地域
の特性等、それから、先生方と
のいろんな人間的なつながり
の中で専門機関に入っていただいて実際やっておりますので、もし、どこか念頭にあるところがある
のなら、それ
を御紹介いただければ、各園
の御判断で、そこについても選択肢
の一つとして考えていただくことについては、やぶさかではございません。
以上でございます。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
園
の選択という
のは、今までどおりやというふうに思います。それについて、より密度
の濃い指導
を受けてもらうためについて
の予算づけ
をしていただいた上で考えていただけたらなというふうに思います。
特に、私がどうこうというそういう
のはないんですけれども、調べればいっぱいあるはずなんです。現に、今、入っておられるところもありますから、そこに予算づけ
をもうちょっとすれば、さらにもうちょっと濃いものが、指導ができたりすることもひょっとしたらあるかもしれないので申し上げた次第でございます。
いずれにいたしましても、そういった環境
をつくってあげることによって、小学校に上がったときに、今まで以上に、よりよい子どもたち
の成長が見られるということであれば、それにこしたことはないというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいというふうに思います。
それでは、次に有事における一般廃棄物処理
のあり方及び危機管理について、お尋ね
をいたします。
ことしに入り、6月18日、大阪府北部地震、6月29日、米原市で
の竜巻発生、そして平成30年7月豪雨、今月4日に上陸
をいたしました台風21号による近畿地方直撃、そして、6日午前3時8分ごろに発生いたしました北海道地震など、自然災害が連続で発生し、各地で甚大な被害が出ており、今も復旧・復興に向けて懸命な活動が行われています。お亡くなりになられた方々、そして、被害に遭われた皆様には哀悼
の意
を表しますとともに、お見舞い
を申し上げます。
幸いなことに、滋賀県では広域的な被害にまでは至りませんでしたが、いつ県内
を中心とした大規模災害が発生しても不思議ではない状況にあり、もちろん我がまち草津においても同様であります。
今回は、表題にあるとおり、災害時におけるインフラ整備
の観点から、その環境整備及び、それらに準ずる危機管理について何点か質問
をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
大きな災害が発生すれば、下水道施設
の機能不全、洪水、土砂崩れ等により、生活排水、災害ごみなど、多く
の問題が発生します。平成23年3月11日に発生しました東日本大震災は、広範囲にわたる未曽有
の被害とともに膨大な災害廃棄物
の発生
をもたらし、災害廃棄物
の広域処理体制整備
の重要性が改めて認識
をされました。
本市においても、琵琶湖西岸断層帯地震、集中豪雨による風水害等
の発生が危惧されており、発生時
の各関係機関
の災害廃棄物広域処理体制
の強化
を図る必要があります。
これら
の災害時においては、初期段階で
の住民
の生活環境
の保全と公衆衛生
の確保が重要であります。そして、廃棄物処理につきましては、迅速かつ適切な活動が行えるよう、阪神・淡路大震災、東日本大震災等
の支援活動
の経験
を踏まえた初動体制
の構築が必要であると考えます。そのためには、本市においても災害廃棄物処理計画及びBCP
を早急に策定することが重要であると考えます。
先月8月3日に、滋賀県環境整備事業協同組合主催による大会「有事における一般廃棄物処理」が開催され、参加してまいりました。
県内
の各市町
の行政機関、議員、関係団体総勢400名余り
の参加
のもとに開催され、草津市から議員5名と松下部長
を初め、4名
の職員さんも参加しておられたと記憶
をしております。
今回
の大会内容は、今、日本各地で起きている事象等から見ますと、まさにタイムリーなものであり、参加した
人それぞれに感じたこと、思うことがあったと思います。
そこで、考えられる全て
の災害に対して、現在
の草津に足りないものは何か、そして、有事において市民
の暮らし
の安全・安心、環境整備
を確保・維持するために、今、一番取りかかなければいけないことは何かについてお尋ね
をいたします。
○議長(瀬川裕海)
松下
環境経済部長。
◎
環境経済部長(松下正寿)
考えられる全て
の災害に対して、現在、草津市に足りないものについては、当然、災害
の大きさによってさまざまなことが想定されますが、私
の担当で申し上げますと、地域防災計画に基づいて被害に応じて適切な対応
を講じていく中で、例えば、物資救援として、避難所に避難されている方に対して確実かつ速やかに物資
を調達して、避難者全員に配布する体制が確立できる
のか、また、災害廃棄物
を速やかに処理していく中で、同時に、日常
の生活ごみやし尿等
の廃棄物
を適切に処理できるような体制が確立できるかなど、あらゆる災害
を想定しますと、さまざまな課題があると考えております。
また、有事における市民
の暮らし
の安全・安心、環境整備
を保持・維持するために、今一番すべきことにつきましては、発災後、できるだけ早く市民
の日常生活
を取り戻していくことが一番大切であると考えており、その一つとして、市民
の健康や生活環境に大きな影響
を及ぼすおそれがある災害廃棄物
を初めとする廃棄物
を迅速かつ適正に処理するなど
を行う必要があると考えております。
このことから、日常
の生活ごみ
の早期収集開始など、市民生活へ
の影響が最小限となるよう、BCP、いわゆる事業継続計画
の観点も踏まえ、発生する廃棄物量
の予測や仮置き場
の検討など、市として想定される災害に対応できるよう、今年度、災害廃棄物処理計画
の策定
を進めているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
計画等は、早急に設定
をしていただきたいというふうに思います。
今、御答弁
をいただいた中に、ごみ
の処理であるとかトイレ
の話が出ましたので、ちょっと紹介というか、質問も含めて言わせていただきたいというふうに思います。
まず、避難者
のために一番必要な整備であるというふうに考えているんですが、浄化槽つき仮設トイレ、あるいはトイレ
の設置
の必要性としまして、阪神・淡路大震災、それから新潟県中越沖地震、そして東日本大震災、過去20年余り、日本列島はたび重なる地震
の被害に見舞われてきました。そのたびに、被災地ではトイレ不足とその不衛生な環境が問題となりました。水洗トイレが機能せず、仮設トイレに長蛇
の列ができ、さらには屋外で
の排せつ
を強いられるなど、被害者
の心身
を疲弊させる原因となりました。
トイレに行かなくても済むように、食事や水分
を控えたり、トイレ
を我慢することで体調
を崩される方がおり、震災関連死も少なくありませんでした。記憶に新しい2011年3月11日
の東日本大震災においても、下水インフラ
の被害によって水洗トイレが使えず、被災地
のトイレ問題は深刻だったそうです。災害時
のトイレは、健康、人命
の問題であり、衛生状態
を改善しなければ、病気になる
人は減りません。
石巻赤十字病院など
の調査によりますと、津波に襲われた宮城県石巻市と東松島市、そして、女川町にある公立学校や公民館などから把握できました計272カ所
の避難所
のうち、約4割、107カ所
のトイレ
の汚物処理が十分にできず、少なくとも約50
人に下痢、約20
人に嘔吐
の症状が発生しました。仮設トイレもなく、被災者が囲いだけ
を設けて新聞紙に用
を足しバケツにためているケースや、地中に穴
を掘っているところもありました。仮設トイレがあっても、バキューム車がスムーズに巡回できないことにより、汚物があふれているところも見られました。
健康問題では、胃腸炎
のほか、女性
を中心に、トイレ
の回数
を減らしたため膀胱炎になる
人も多く見られました。
石巻赤十字病院
の医師は、衛生状態
を改善しなければ病気になる
人が減らず、いつまでたっても通常
の診療ができない、被災地で最も切実な問題だとコメント
をされています。
トイレは、怖い、臭い、汚い、トイレまで遠い、段差があるなどで使い勝手が悪いと、特に、高齢者はトイレに行かなくても済むように食事や水分摂取
を控えてしまいます。これらが原因で、体調
を崩したり慢性疾患が悪化するなどし、死に至る場合もあります。
先ほど部長から御答弁いただいたうち
のトイレ
の部分で、ちょっと質問
をこれからしたいんですけど、こういったトイレ
の整備ですね、これは非常に大事なことであると考えています。
人って、先ほど救援物資とおっしゃっていたが、それはここでは食べ物であったり水分であったりすると思うんですけど、飲んだり食べたりしたら出さなあかんわけですよね。でも、食べる・飲むは多少我慢ができても、出すことは我慢できへんでしょう。
そうなったとき
のインフラ整備として、今、市内に66カ所だったかな、避難所として設けられているところがあるんですけど、それ全てにということは難しいんですけれども、浄化槽つき
のトイレ
の設置は、これは環境省からも通知
をしているということで、平時
の際は下水につないで、下水が大きな地震が来たときに破損して使えなくなったときは、浄化槽として機能
をさせるという、こういう方法もあるということで、これ
をぜひとも進めてもらいたい。これがね、1次災害は地震やそういう大きな災害、それで2次災害はね、これ
人やと思うんですよ。
人が、こういうふうなこと
を体験というか思い
をしなければならないということは、これは大きな2次災害というふうに、ある意味、考えています。
ですので、現実問題、全てに設けることは難しい。しかしながら、どっか
のポイントになるとこには絶対設置
をしなければいけないというふうに思っていますけれども、このトイレ
の設置に関して
の考え方
をお伺いしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
今、避難所
のトイレ
の件で御質問
をいただきました。
まず、基本的な部分でございますが、議員御指摘
のとおり、避難所における、そういったトイレ
の部分という
のは、非常に重要なポイント
のところでございます。
現在、草津市
の備蓄というところ
の分でいきますと、仮設トイレにつきましては202個
の仮設トイレ
を設置
をいたしております。この数で足りるか足りないかという議論は一方ではございますが、現在はそういった状況でございます。
それと、先ほど御答弁した災害廃棄物処理計画、今年度計画
をしている部分でございますが、ここで
の部分におきましては、草津市において
の考え方としては、今現在はマンホールトイレ、こちら
のほう
の設置
を優先的に考えていこうと、位置づけていこうという
のを今回
の計画
の中に盛り込むような考え方はしております。
しかしながら、今、議員御指摘
のございました浄化槽
の設置という部分につきましては、今現在
のところ考えてはおりませんが、全国的な流れ
の中で、今後、検討はしていく必要はあるかなというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
ありがとうございます。マンホールトイレ
を見ました。我々も会派
の視察に行ったときに、マンホールトイレ
を実際に見てまいりました。しかし、これは下水が機能
をしなくなったら流せない、たまる一方になってしまうということで、やはり浄化槽
の設置によるトイレ
の形という
のが一番望ましい
のかなというふうに思っています。
ただ、今、御答弁いただいたように、いろんな現実問題、大きな予算
の問題であるとか、いろいろとクリアしていかなければならない課題がたくさんあるというふうに思いますから難しいと思いますけれども、被災して長期にわたる避難が必要になった場合という
のは、これは絶対欠けてはならないもんで一番必要なものだというふうに思いますから、何とかしてですね、この計画
の中に入れていただくというか、真剣に考えていただいて、どこに、どのように設置していくかというところ
をぜひとも考えていただきたい。
大体、浄化槽というたら100
人から500
人槽という
のがありまして、それでいきますと、この数字
のとおり500
人は使える。トイレは上で50台設置
をして、それで賄っているところもあるということでございますし、いろんな方法があるというふうに思いますから、マンホールトイレも必要やと思いますけれども、下水が機能しなくなれば全てがパーになりますから、そういったとこも含めて、市民が避難したときに快適に避難所で生活が送れるように、何とか手だて
を考えていただきたいというふうに思います。
また、断水した場合はどうする
のかとなったときに、今、野村
のところにプール
をつくるという話で計画が進んでいます。これは、いろんなところからそういう話は出ているというふうに思いますけど、あのプール
の水
をですね、これ初めに言うときますよ、プールは壊れたらしまいですけど、それが残った場合に、水がたまっていたら、これ
を断水したトイレ
の水に使う、あるいは機械
を用いて飲料水にする、あるいは、お風呂
の水に使うであるとか、利用
の方法は何ぼでもあるというふうに思うんですけども、そういったものも機能できるような――これは全然趣旨と外れますが――プールもね、考えていただけたらなと思います。
なので、水
を流すということについては、そこ
の部分で問題ないと思いますし、平時
の際に浄化槽
を使わへんかったら、機能せえへんかったらバクテリア
の問題等がぐっとあるということなんですけど、そのときになったらバクテリア
をほうり込んだら、すぐ機能するらしいんです、確認
をしましたら。なので、それはクリアできるかなというふうに思いますから。
でも、せっかくつくったトイレ
を平常時にやっぱり使わんといかんということで使えて、有事
の際にもそれが機能するという形
をつくっていただけたらなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
しゃべってたら時間がどんどん少のうなって、えらいこっちゃどうしようかなあと思うているんですけど。あと、そしたら災害時
の廃棄物できますよね、あれ
を小学校
のグラウンドとかに置いてますけれども、草津市は、ああいうものが発生したときには、どこに置くつもり
をされてますか、お尋ねします。
○議長(瀬川裕海)
松下
環境経済部長。
◎
環境経済部長(松下正寿)
災害時
の仮置き場についてということでございますので、今現在、草津市
の地域防災計画
の中で盛り込まれている部分ですけれども、草津
の処理場
の部分、それと三ツ池運動公園、ふれあい運動場ほか、広域避難所に当たる部分が候補地として検討されておる部分でございます。
しかしながら、多く
の市民
の方が避難される場所でもございますので、この中につきましては、どの程度災害廃棄物が出てくるかによって一時仮置き場
の想定も変わってくるであろうということで、今年度、計画
をさせていただく部分がございますので、十分に検討
を加えて、今後、災害廃棄物
の運搬
の方法とか、処理
の体系であったりとか、全て仮置き場
の確保について十分に検討
を加えていきたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
今、既存
の場所
の話が出てますけれども、今、全国的に学校
のグラウンドに置いて、持って行き場所がないので、仮置きやと言いながら、ずうっとそこに置きっ放しになっていると。これは全然いかんというふうに思いますから、新たにそういった場所
を設けるという形で設置
をしていただきたいと。処理は、そこから考えればいいけども、小学校やとか、ああいう学校
のグラウンドに置いてしもたら、早う片づけなあかんけども、片づけられへん。「いつまで置いとくねん」という話になりますから、そういった場所
をしっかりと設けていただきたいというふうに思います。
それから、草津市
のBCPについて
の考え方、今、計画
を立てているということでございますけれども、草津市
の機能が停止して、草津市が指揮
をとれない場合、そのため
のBCPやと思うんですけども、このことについて
の考え方
をちょっとお尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
松下
環境経済部長。
◎
環境経済部長(松下正寿)
現在、災害廃棄物
の処理計画におけるBCPについて
の考え方ですけれども、発災後において、通常
の一般廃棄物とか災害廃棄物
の処理
を、持続的で、かつ確実に実施されるように、BCP
の視点
を踏まえて考えていく必要がある
のではないかなと。
具体的には、災害時において、通常
の一般廃棄物と災害廃棄物
を適正かつ円滑に、迅速な収集とか運搬、処理まで
を確保すること
の観点から、実際は一般廃棄物処理事業
の継続的な組織体制ですね、民間
の処理業者
を含めて、指揮命令系統並びに情報収集、連絡、協力要請等
を勘案しながら、災害廃棄物処理計画
の中で反映していきたいと思う部分がございます。
しかしながら、災害が起きれば、民間
のお願いする事業者
のほうも被災
をされている場合もございますので、十分にその部分については、継続して組織が能力
を発揮できるような形で
の実効性
のあるものにしていければというようには考えております。
○議長(瀬川裕海)
西田議員。
◆18番(西田剛)
災害なんか、この日に災害が起きますよなんていうお知らせは全然ないので、早急にマニュアル化
をしていただきたいというふうに思いますし、災害時に求められるこのBCP
のサービス
の中で、避難所
の、先ほど言うてますが、し尿
の収集、快適に使用できるトイレ整備も含んで、あと、ごみ収集、それから災害廃棄物
の処理、他地域
の支援活動、そういったことも盛り込んで、今、計画中
の市
の防災計画
の中にしっかりと組み込んでいただいて、市民が有事
の際に、ストレス
をできるだけ少なくして避難できて、そして復旧・復興
をしていく中で、もと
の生活に戻れるような、そういった市
のマニュアル
をつくっていただきたいというふうに思いますし、準備できてへんかったら慌てなあかんし、慌てんでもええように、同じ慌てる
のでも、しっかりとした形が、マニュアルがあれば、それに準じてできるような仕組み
を早急につくっていただきたいというふうに思いますので、ぜひとも、大小、災害にはいろいろありますけれども、どんなことでも対応できるような、そんなマニュアル化
をお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で質問
を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(瀬川裕海)
これにて、18番、西田議員
の質問
を終わります。
次に、22番、宇野房子議員。
◆22番(宇野房子)
おはようございます。
市民派クラブ
の宇野房子でございます。質問項目は少ないんですけども、お尋ねしたいことがございまして時間いっぱいになるかと思います。前置きはさておき、早速に質問に入らせていただきたいと思います。
今回は、まちづくりにおける市民参加について、これ
の質問で幾つか入らせていいただきたいと思っておりますので、よろしくお願い
をいたします。
国民主権や市民主権
の文言
を国民ファーストや市民ファーストなど、政治家
の造語に置きかえて表現される
のは、いかに政治に関心
を持っていただいて、主権者自身
の意見
を取り入れた参加、もしくは参画へといった形
を訴えていらっしゃることではないかと感じております。
ボトムアップ
の進め方は重要で、民主主義におきましては、市民
の声
を聞いた上
の政策決定と情報公開が基本ではないかと常々思っております。
自治体基本条例が策定されるとき
の過程におきましては、市民とともにワークショップ等
を予定以上に実施されてきたと記憶いたしております。市民
の意見
を取り入れる、その進め方は時間がかかりましたが、いろんなことが思い出します。
その当時、他市で制定されていた、いわゆる自治基本条例ではなく、草津市では自治体基本条例としたことには、憲法と同じく市民
を主権者としたことで、その中に市民参加条例
を設けることが掲げられました。
まちづくりは、市民
の自治力
をつけることが重要で、これがどれくらい
のものであるかどうかで行政
の死活問題につながりかねませんし、市町
の活性化につながります。また、市民
の協働によって行政
の仕事が減ることでもあります。
そこで、今回
の質問は市民参加についてさせていただきます。
一つ目でございますが、草津市
の市民参加
の手法について、いろんな手法がございますが、どのようなものが幾つある
のか、その実施状況も含めて確認
をさせていただきます。
○議長(瀬川裕海)
それでは、答弁
を求めます。
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
草津市市民参加条例におきまして、代表的な市民参加
の手法といたしまして、アンケート等
の意向調査、審議会等
の設置、パブリックコメント、タウンミーティングといった市民
説明会等
の四つ
の項目
を掲げております。
また、これら
の手法に限らず、市民参加
の効果
を得るために適した手法
の選択も行っているところでございます。
このほか、同条例では、市が市民参加
の対象なる事項
を実施するときには、その政策過程における課題
の発見、立案、実施、評価等
の各段階において、それぞれ市民参加
の手法
を選択するものといたしております。
実施状況についてですが、平成29年度
の実施状況でございますが、市民参加
の対象となった17
の事項におきまして、課題
の発見段階では、市民ニーズ
の把握等
のため審議会等
の設置が15件、アンケート調査5件、ヒアリング調査1件
を実施いたしました。
また、立案段階では、合意
の形成
のため
の審議会等
の設置が16件、計画
のパブリックチェック
のためパブリックコメント
を17件実施しております。
また、実施段階におきましては、情報
の共有等
のため、ホームページへ
の掲載が17件、広報紙へ
の掲載が16件行っております。
評価
の段階における成果
のパブリックチェックにつきましては、政策
の成果があらわれる平成30年度以降に実施
をする予定になってございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
各種いろんな方法で市民
の御意見
をいただいて、政策に反映するという御努力
をお聞かせいただきました。中でも、おっしゃっていただきましたパブリックコメントについて今回は特にお尋ね
をさせていただきたいと思っておりますけれども、このパブリックコメントという文言
を聞いただけで、市民
の皆様はすかっと理解できて意見
を出そうかというような状態になるかどうか、まずはパブリックコメントについて
の定義といいますか、どういうものである
のか、わかりやすいお言葉でお答え
をいただきたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
パブリックコメントは、市が公表する政策等
の案に対しまして市民
の皆様から御意見
を募集し、それら
の御意見
を参考に政策等
の意思決定
を行うとともに、御意見に対する市
の考え方
を公表するという大変重要な手続でございまして、もうパブリックコメントという言葉が市民
の皆様には、なじんできたころな
のかなというふうにも考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
これは制度でございますね。
○議長(瀬川裕海)
これは質問ですね。長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
市民参加という制度でございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
パブリックコメントにちょっと特化して質問
を深めさせていただきたいと思いますが、議会
の一般質問や常任委員会でも、たびたびパブリックコメントは機能しているかといった趣旨
の発言
を過去から聞いてまいりました。パブリックコメントが民主主義的参加手続である
のかそうでない
のかなど、パブリックコメント
の位置づけが定まっていない
のではないかと外からは見られていないでしょうか。現在
のパブリックコメント
の実態
を把握し、パブリックコメントが向かうべき方向見えている
のかどうか、パブリックコメント
の存在意義については、どのような見解
をお持ちな
のでしょうか。
また、課題があるとお考えがあるならば、何
を補えばよい
のか、御所見
を伺いたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
パブリックコメント
の重要性は、先ほど答弁申し上げましたとおりでございます。
昨年度、パブリックコメント
を実施いたしました17
の項目に対しまして、45
人の方から101件
の御意見
をいただきました。そのうち、八つ
の事項につきましては御意見がございませんでした。
このパブリックコメントが、市民参加
のため
の有効かつ重要な手法
の一つとして認知され活用されることで、本市における市民参加が、さらに推進されることが目指すべき方向であると考えております。
パブリックコメント
の意義についてでございますが、パブリックコメントは、決して情報公開として本市
の政策過程
をお知らせするというものではなく、市民
の皆様と情報
を共有し、いかに多く
の市民
の皆様に市政に参画していただくかという市民参加が、その本質でございまして、最も肝要なところと考えております。
こうした中で、各政策案に対しまして市民
の方
の関心
を喚起するため
の情報
の伝達方法や、関係団体や関係機関へ
の情報
の伝達方法に課題があると考えまして、これらに対応するため、昨年度、パブリックコメント
の周知方法等
を見直したところでございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
実施が17件、そして45
人の御意見
をいただいてということでございますけれども、この数が多い少ないによって、これがどうな
のかという解析というか、考察
をどのようにお持ちでございますでしょうか。数が多いだけが、私はいいとばかりは思わない
のですし、そのパブリックコメントだけで意見
を聞く
のもどうかと思っておりますので、市民
の意見
を吸い上げるときに、このパブコメ
の意見
の数が少ない
のはどうな
のかと。
先ほど冒頭に申し上げましたように、常任委員会やこの議場でも、パブコメは機能している
のかというお尋ねもありましたので、数が少ないということに対して
のお考えはいかがでしょうか、どういうふうに感じておられますでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
パブリックコメントは、先ほども申しましたとおり、市民参加にとりまして非常に重要な指標であると考えております。
そんな中にありまして、17
の項目に対して45
人、101件という
のは、数字上は少ないように感じるかもしれませんけれども、その数値だけではございませんでして、中身
の濃さ等、いろいろと関係してくるかと思います。
あと、やはり実態といたしまして、もっともっと多く
の方に関心
を持っていただきたいという
のがございますので、周知方法に問題がある
のかなというところ
を強く感じておりまして、その辺も強く見直してまいったところでございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
これからお尋ねしようかと思うところも、ただいま
の答弁
の中にも含まれておりますが、私
の通告に従ってお尋ね
をさせていただきたいと思っております。
実施期間には、市民や他市からも御意見
をいただくことがあるかと思いますが、実施に当たり次
のことに関してお伺いいたします。三つございます。
周知方法について、執行機関は情報
の提出期間、提出方法等
を定めなければなりません。
運用上
の課題として、アクセス
のしにくい施設に置いていないでしょうか。当事者団体へ絶対送るなど、周知
の見直し
の点と市民が意見
を入れやすい時期に実施するには、どのような段階で公表するかということがありますが、この点についてお伺いします。
二つ目、開始期間と期間についてでございますけれども、パブリックコメントと審議会手続と
の関係があります。少なくとも1カ月以上とし、提出期間について執行機関が特に必要と認めるときは、当該期間
を短縮することができるとありますが、これには課題はございませんでしょうか。
三つ目でございます。
意見集約とその反映について、意見が採用される、されないは反映するかしないか、必要性はどうな
のかということですが、「て・に・
を・は」
の修正
の意見は受け入れやすく反映されましても、答申
の「そもそも論」など、根本から
の覆しはできないと思います。
このことから、意見集約
を重視する上で
の工夫はございますでしょうか、お伺い
をいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
まず、パブリックコメント
の実施における周知方法につきましては、現在
の運用は、市
のホームページ、広報紙へ
の掲載とともに、地域まちづくりセンター、図書館、隣保館、アーバンデザインセンターびわこ・くさつ、UDCBK等、市内22カ所
の公共施設にパブリックコメント
の実施状況
を周知するため
の専用
の掲示板
を設置することで、より広く市民
の皆様へ情報
を共有できるよう取り組んでいるところでございます。
また、従来から関係団体等へ
の資料
の送付等
を行ってまいりましたが、今回、個別
の事業内容
説明や資料配布等
を徹底するよう周知
の見直し行ったところでございます。
パブリックコメントは、その多くは市が政策
の原案
を示し、パブリックチェック
を受けるものでありますことから、審議会等から
の答申や庁内で
の議論
を踏まえた上で、その素案
を公表しているところでございまして、立案
の段階で実施
をしているものでございます。
次に、期間についてでございますが、パブリックコメント
の期間
を短縮することは、有効な周知方
をとることができないことや多く
の意見や情報が提出される時間が確保できないことが考えられますことから、現在
のところ、原則どおり1カ月以上
の期間
を設けて実施
をいたしておりまして、1カ月未満で
の期間
の実施という
のは、今日までございません。
次に、意見集約
を重視する上で
の工夫についてですが、政策過程における課題
の発見段階は、アンケートやワークショップ、ヒアリング調査など
を実施し、後
の審議会等で活発な議論が展開されやすいよう努めておりますし、政策
の立案段階に実施するパブリックコメントでは、市が政策
の原案
を示すものでありますことから、審議会等から
の答申や庁内で
の議論
を踏まえた上で、原案のみならず概要版等でわかりやすく市民
の皆様へ公表しているものでございまして、パブリックコメントによる御意見
を真摯に受けとめ、内容
を検討し、素案に反映すべきものは反映いたしております。
このように、政策過程
の各段階に応じたパブリックコメント
を初めとする手法
を選択し、活用することにより、より多く
の市民参加が得られるよう努めているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
公共施設へ配布していただいております。しかし、そちらへ出向けない方々もいらっしゃいます。パソコンで見られない方が、いらっしゃいます。紙媒体
の方にとりましては、この施設でパブコメ
の内容
を読みに行けないという場合には、取り寄せ
をしているサービス
をする自治体がございますが、そのようなことはお考えになったことはございませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
庁内全てにその方法
を伝達しているわけではございませんが、仮にそのようなお問い合わせ、要求がございましたら、概要版
の送付等
の対応は可能でございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
よろしくお願いいたしたいと思います。
そして、市民
の意見
を反映して立案していくということでございますけども、この市民
の意見
を入れるときに審議会
を閉めてから
のパブコメでございますので、もう答申
の素案ができているわけですから、そもそもこれがどうな
のという意見は、なかなか取り入れられないと思います。「て・に・
を・は」
を変えることはできても、そこら辺によって、このパブコメに出す段階、市民
の意見
を聞く段階はこれでいい
のかどうか、もう一度答弁
をいただきたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
パブリックコメント
の実施時期についてでございますが、本市では、その多くは審議会等で答申
をいただき、庁内で議論
をし、原案として市民
の皆様に公表するという方法
をとっております。
この方法によりますと、確かに原案として固まりつつある状況でございますので、なかなか市民
の皆様
の御意見が取り入れにくいとお考えになる方も多いとは思いますけれども、一方で、原案という形で市民
の皆様に公表
をいたしますので、その全容が非常にわかりやすいという利点がございます。
また、このパブリックコメント
の時期で審議会等が実施するパブリックコメントがございます。これは審議会が実施
をし、その意見
を取り入れ、その後に答申
をされるという時期が多いんですけれども、ここでは市民
の多様な意見が反映されやすいという利点がある反面、公表する案がまだ原案というような状況ではございませんので、市民
の皆様にとって、やや内容がわかりにくいというようなところもございまして、本市では、一旦、原案
をつくった中で公表し、パブリックコメント
をするというスタイルが多い状況となってございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
原案は大方でき上がったほうが、市民
の皆様には全体的に把握しやすいということ
をおっしゃっていただいたと私は理解したんですけれども、自治体基本条例
のときは、本当に何回も何回もして、私も参画
をさせていただいておりましたけれども、市民
の意見がやっぱりこの答申案ができてからでは、なかなか入りにくい、ましてや、それが議会へ入ってきたときにも、やっぱり審議会
のまとめられたもの
を尊重してということで、大方そのまま、追認ではございませんけれども、認めさせていただいておりますので、先ほど
の御答弁やったら、まだ考えられる余地があるなというふうには感じましたので、もう一度、お考え
をいただきたいと思いますが、御所見
をいただきたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
施策
を決定していく中にありまして、スケジュールがというか、時間的なことも考慮する必要があります。一方で、審議会等がパブリックコメント
をするという手法は、今も市民参加条例
の手引
の中で認めているものでございまして、それぞれ施策
をつくろうとする部局がどのような手法
をとっていこうとする
のかは、また担当部とも協議
の中で進めていけばいいことかなというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
検討ではなくて進めていけばいいかなとおっしゃっていただきましたので、どうぞよろしくお願い
を申し上げます。
次
の質問に入らせていただきます。
審議会等
の委員選出についてでございますが、行政に設置される審議会等
の委員
の選定では、各種団体からと市民参加として、男女比
を考慮した一定数
の公募枠があります。審議内容が先に共有できているか、全体的に見えるように光
の当て方
をどうしたらいい
のかが課題ではないかと思われる審査委員会
の傍聴
を最近したことがございます。
審議会等委員選任状況集計結果――これは平成30年
の3月時点でございますが――各種審査委員会等には公募はほとんどゼロですが、審議会等に公募委員選任がない理由
をお尋ねいたします。委員として発言は重いものですが、委員
の選任についてお伺い
をいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
審議会等
の委員
の選任につきましては、市民参加条例
の規定により、審議会等には、原則として公募により選考する市民
を含めるものといたしておりますが、各種審査委員会等につきましては、委員
の選任に当たりまして法令
の規定により委員
の構成が定められているものや、特に専門的な知識等が要求されるもの等がございまして、平成29年度においては、72
の審議会等
のうち27
の審議会等において公募委員
を選任していない状況でございます。
公募委員以外
の委員
の選任につきましては、審議会
の設置目的により、専門的な知識や経験
を有される方、関係団体
の推薦
を受けられた方、地域
の代表
の方など、その審議会における職責
を果たしていただける方
を担当部局におきまして選任している状況でございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
特に専門的な知識等が要求されるもの、これが公募していないということでございますけれども、専門的な知識
をお持ち
のはず
の審査委員会へ入らせていただきましたときに、その審査委員会
の前
の協議で、その審査する内容がきちんと把握
をしていただいていた
のかどうかということ
を感じました。
ですから、大変僭越なこと
を申し上げるかもしれませんけれども、草津市
の今
の状況
をきちんと把握されて、その委員会に臨んでいただけるような御配慮
をお願いいたしたいと思いますが、何
を言っているかわからないかもわかりませんけれども、そういう委員会がありましたので、やはり審査委員会
の前には審査する課題
の重要性
をきちんと把握できるため
の協議
を持っていただくということはできない
のでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
審議会等が開催される前には委員
の皆様に資料
を送付
をさせていただくんですけれども、単に郵送するだけではございませんでして、必ず内容
の説明とともに資料
を持っていくように努力
をいたしております。
そのときに、草津
の状況でありますとか
を必ずお伝えすることにはなってございますので、庁内、このやり方は徹底するようにいたしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
徹底するようにというお言葉
をいただきましたので、その辺
の取り組み
をよろしくお願いいたします。
それと、公募枠が少なくて達成度が低いから、その基準
を変える
のはどうな
のかと思うんですけれども、せんだって私傍聴させていただきましたときには、兼任、それから再度もう1年続ける、その枠
を下げられたことに対しては、どういうふうなお考えがございました
のでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
評価基準
の見直し
の御質問だと思います。
今までは、審議会
の委員
を2期以上務める再任でありますとか、二つ以上
の審議会
の委員
を兼ねる兼職
の委員が1
人でもおられる場合は、制限事項に該当するという評価から、その審議会
の評価が落ちるというような判定がされておりました。
しかしながら、審議会
の継続性や専門性
の確保という面から、制限事項
を一切認めないという運用は実態から乖離している
のではないかということ
を委員会
の中でも議論
をいただきまして、再任については3期まで、兼職についても3審議会までは認めていこうと、このように審議会で基準
の見直し
を行っていただき、庁内に広めたものでございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
次
の質問に入らせていただきますが、草津市
の協働
のまちづくり条例には、草津市協働
のまちづくり・市民参加推進評価委員会が設置されております。
事業
の進め方では、実施したこと
の現状把握、特性分析、その課題整理
をして次に生かしてつなぎます。
市民参加条例には、「評価等」
の「等」とは、評価
を受けて
の見直しや次
の施策へ
の反映
を示していますと掲げてございますが、評価委員会から見えた課題
の解決は、どのような手順で進められておられますでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
草津市協働
のまちづくり・市民参加推進評価委員会につきましては、毎年、審議会等おける委員
の選任状況や市民参加
の対象となる事業
の手続状況など、本市
の市民参加
の進捗及び達成状況
を報告し、当該委員会でその評価
を行っていただいております。
評価
を行っていただく中で、本市
の市民参加における課題やその改善策について協議いただき、今日までに審議会等
の委員選任状況
の評価基準
の見直しやパブリックコメント
の実施方法
の見直しなど
のさまざまな御意見
をいただいてきたところでございまして、これら
を反映して市民参加
のさらなる推進に向け、全庁的な取り組み
を進めているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
どこ
の委員会も大体、私、感じておるんですけれども、年間
の開催
の回数がほとんど決まっていると思うんですけれども、この市民参加推進評価委員会では、評価
の途中に何か問題があったとか緊急性
のある場合には、やっぱり招集して評価
をされる
のでしょうか、お尋ね
をいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
今日まで、緊急に開催
をさせていただくという事案がございませんでしたので、今
のところ、緊急に開く委員会があるという想定はいたしておりません。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
緊急ではなくても、この評価がわずか
の回数で、あのたくさん
の政策など評価ができるかどうか、非常に私は危惧いたしておりますんですけれども、ここについてもう一度お尋ねしたいんですが、緊急性がないとおっしゃるんですけれども、緊急性とは、もしやして想定はどの辺
を感じておられますでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
ここでいう緊急性と申します
のは、この政策
を進めていく中で、当初想定していたものと環境が随分変わってしまったというようなことが挙げられる
のかなと、このように思います。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
評価委員会にかかわらず、審議会等も本当に計画は年次計画
を立てて、最後にまとめる段階まで
の工程
を示されますけれども、そこへ落としてしまうんじゃなくて、やはりその過程が、審議
の過程が私は大事だと思っております。そこに市民
の意見が入ってこなくてはならないんですけれども、その参加されて、委員
を受けていただいている方が各種団体からお越しであるならば、その団体
の意見
を踏まえて来ておられる
のか、それとも個人で発言されている
のか、そこによってすごく違うんですね。自分が見た目だけでおっしゃっている方と、それと自分が出てきた団体
のこと
を背負って発言されておられる
のは、いろいろお見受けいたしますし、団体長さんなり出ていただく
のは大方男性でございます。その団体
の中で出ていただく方は男性でなくても、その中でその審議会
を担当する方が出ていただいたらいいと思う
のですが、その辺
のお考えはどうなんでしょうか、委員委嘱
のとき、どういうふうに御
説明をされていらっしゃる
のでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
審議会が必要とする各種団体には、その目的があると思いますので、その団体へ依頼するということになります。ただ、必ずしもその長
をお願いするわけではなく、その分野に精通した方が仮に長以外におられる
のであれば、そのような方
の参加
をお願いするところでございますし、今日まで
の経過
を見ておりますと、今、議員おっしゃったように、男性
の選出が多うございましたので、でき得るならば女性
の方でというような一文もお願い
をしながら、今、各種団体には委員
の選出
の依頼
をいたしているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
では、次
の質問に入らせていただきます。
女性
の政治参画についてでございますが、女性
の政治参画が、先進国でここまで少ない国はございません。
現在
の衆議院は、男性議員が418
人に対して、女性議員がわずか47
人でございます。各国
の議会が参加する列国議会同盟
の2017年ランキングによれば、日本
の衆議院は、女性議員
の割合が193カ国中165位でございます。地方議会に関しても、女性議員がゼロ
の議会もございます。
男女が政策立案、意思決定
の場に共同参画する機会
の確保が必要であり、今回「多様な国民
の意見が的確に反映されるために一層重要」と義務づけた政治分野における男女共同参画
の推進に関する法律が、2018年5月に成立いたしました。いわゆる、男女候補者均等法と言いかえられる
のではないかと思っております。この理念法に罰則規定はございません。
それ
の骨子といたしまして、衆参両院や地方議会
の選挙では、男女
の候補者
を「できる限り均等」にすること
を目指す。政党や政治団体は、男女
の候補者数
の目標設定など自主的な取り組みに努める。国や自治体は、女性
の政治参画推進に関する必要な施策
を講じるように努めると掲げております。
そこで、三つお尋ねさせていただきたいと思っています。
政治分野における男女共同参画推進法
の本旨について、どのように受けとめておられるでしょうか。この法に沿った自治体
の責務について、草津市ではこれからどんな計画
を講じて進めていかれる
のか、お伺いさせていただきます。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
今も御案内いただいたところでございますが、本年5月に成立
をいたしました政治分野における男女共同参画
の推進に関する法律につきましては、男女同参画社会基本法
の基本理念にのっとり、政治分野における男女共同参画
を効果的、積極的に推進し、もって男女が共同して参画する民主政治
の発展に寄与すること
を目的といたしておりまして、大変重要な法律であるというふうに認識
をしております。
市
のほうでは、平成27年度に第3次草津市男女共同参画推進計画
の後期計画
を策定
をさせていただきまして、計画目標
の一つといたしまして、男女がともに社会
のあらゆる分野に参画できる環境づくり
を掲げまして、政策・方針決定
の場へ
の女性
の参画推進など
の施策
を進めておりますが、この法律に基づく具体的な施策につきましても、今後、関係部署と調整しながら検討
をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
最後におっしゃっていただきました関係部署と
の連携という
のは、どこ
を指していらっしゃる
のか、お尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
まだ国
の方におきましても、施策
の体系という
のを示していただいていない状況でございますので、今後、どのような取り組み
をしていくか、具体的には、いまだというところではございますが、市役所
の分野でいいますと、選挙
の関係は総務部が中心にやらせていただいておりますので、そういったところであるとか、あるいは人材育成
の部分でいいますと、教育
の関係もございますので、そういった部署が想定
をされるというふうに思っております。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
以前にも、ここで申し上げたと思うんですけども、女性
のこの男女共同参画については、最初、青少年婦人係からスタートして、だんだんと重要なポストというか重要な位置やということで総務まで組織
を変えていただきました。他市では、まだそこまで行ってないところが大変多うございますが、ここまでやっと草津市は男女共同参画について、庁内
の委員会も職員さん
の中でしていただいておりますので、ますますお進め
をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
次にですが、女性が議員活動
をしやすい環境整備についてでございますが、環境整備では、誰もが出やすいことが好ましい
のですが、「誰も女性に出るなとは言ってないから、出てもらえばいい
のだ」、このような言葉は常々聞きますが、なぜ女性
の出馬がしにくい
のでしょうか。立候補する側
の勇気ある意識だけではない要因がございます。これは、今
の社会
の状況
を見ればなかなか難しいバリアがございます。
「子育てが一段落するまでは子どもに向き合えばいい」と、議員活動
を批判する世間
の声などがないわけではございません。「議員か子育てかどっちかにしろ」なんてこと
を言って問題視された他市
の議員
の報道がございました。女性議員が活動できる環境整備について
の考え方
を伺います。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
女性が議員活動
をしやすい環境整備につきましては、建物等
の物理的環境、休暇制度等
の制度的環境、さらには、女性
の政治参画へ
の意識や理解などが考えられるところでございます。
物理的環境といたしましては、議場
のバリアフリー化や授乳スペース
の整備等があるというふうに考えられます。
また、制度的環境といたしましては、育児休業等
の制度化や議員活動に伴う子ども
の保育・託児支援があるというふうに考えられます。
また、女性
の政治参画へ
の意識や理解につきましては、「政治は男性が行うもの」という固定的な考え方
を払拭していくことや、議員活動
の中でセクシャルハラスメントや女性差別
を受けること
のない環境づくり
をしていくこと、妊娠中・子育て中など
の女性議員に対する理解やサポートなどがあるというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
ありがとうございます。物理的なこととか制度的なこと、ここまで答弁
をいただくとは思っておりませんでした。
と申します
のは、物理的には、これ職員さんも同じようなことでございます。議員も同じようなことでございますので、この庁内に働く者
の授乳室とか保育に関して
の整備ができるといいかなとは思っておりましたんですけども、議員
の活動に対して、こういう答弁
をいただいた
のは大変うれしく思っておりますし、また制度的に育休、これも保育に関しても、この中で働いておられる職員さんもしかりでございますので、議員は即電話がかかったら出ていかんならんとか、いろんなことがございますので、その対応ができない
のかなと思いますし、出張も職員さんもございます。私たちもございます。そのときに子ども
を連れていくいかないで、大分
の女性議員さんは自分
のお母さんか誰か
を伴って私費で出張に行って、ホテルは一緒ですけれども、帰り
のときは、そのお母さんが保育するか、そういうようなこと
をしてでも参加しておられる方がいらっしゃいましたので、そこ
のあたりは、なかなか難しいとは思うんですけど、少しずつでも前へ進めないと、女性がこうした不規則な動き方に対しては、なかなか出馬しようかと思ったときに、もしやして妊娠していたとか、これから何かがあるといったときには恐らく出馬ができないといいますと、また4年待たんならんわけでございますので、ここらあたりが大変難しいかなと思いますので、周り
の協力が大変必要かと思っておりますし、その意識改革という
のはなかなか難しゅうございます。
これに関しては、朝日新聞に報じられた
のですけれども、ある男性議員がおっしゃった
のですけれども、女性が何もいいことではないと、問題意識は何も持っていないという、女性が参加するしないということには問題意識
を持っていないということ
を県議会でおっしゃって、それが問題になったことがございましたし、やはりここら辺
の意識改革という
のは、まだまだだと思っておりますし、特段
の働きかけはしないで、とにかく地方には、そんなことは簡単には女性が議員に出ていく
のは難しいんだということで、何
のやる気もないというふうな記事が――議員さんたちがですよ――この女性参画
の法はできたけれども、これ
をどうのこうのしようとは思っていないという発言
をされて問題にされたことが報道されましたので、こういうことは私たち
の周りには聞いたことはございません
のですけれども、もしやして根底にそれがあるならば、これは大変もったいない話でございますので、お若い方
の御意見、子育て中
の方はやはり子育て中
の自分
の体験
をこの場で発言もしていただけるだろうと思いますので、実生活
の意見
を意思決定
の場に持って出る
のは、やはり女性が参画してもらうことで政策が変わってくると思いますので、そこら辺
のフォローというか支援はよろしくお願いいたしたいと思います。
次に、人材育成についてお尋ね
をさせていただきます。
女性議員
をふやす運動においては、いろんな経緯がございます。政治分野における男女共同参画推進法が成立するまで
の7年間には、超党派
の国会議員連盟、マスコミ・ミニコミ
の熱心な報道記者、地方議会議員、保育サービスやセクハラ・DVなど、女性政策
の貧困に憤る市民ら
のたゆまぬ努力と運動があったこと
を、私も東京へ駆けつけまして院内集会にも参加して周知いたしております。
今後は、政治分野における男女共同参画推進法
の4.人材育成等(第8条)に掲げてある政治分野における人材育成
のために、研修等々
の必要性
をどう捉まえていらっしゃるでしょうか、お尋ね
をさせていただきます。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
人材育成ということでございまして、市
の先ほど申し上げた推進計画では、女性
の活躍推進
をポジティブ・アクションというふうに位置づけ、市民活動における女性
の活躍推進、政策・方針決定
の場へ
の女性
の参画促進など、女性
の人材育成
のため
の取り組み
を実施しているところでございます。
しかしながら、各種団体・機関
の役員や管理職等に女性
の参画が少ないため、政策・方針決定
の場へ
の女性
の参画が進まないといった課題もございます。
今後も、女性リーダー
の育成
を初め、市政に関心
を持つ女性
をふやすため
の取り組み、さらには、女性が一歩踏み出すことができるよう男女共同参画意識
の啓発に取り組まなければならないと考えておりまして、これらにより政治分野における人材育成につながっていく
のではないかというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
ただいま、いろいろと御答弁いただきましたんですけども、市政に関心
を持つ、これは一番大事でございますけれども、どういうふうな育成
のため
の企画といいますか、簡単に人材育成
のためにと言うけれども、具体的にまだここ
の場では難しいかもしれませんけども、こういうようなこと
をしていけばいいなあということ
のお考えございましたら、お伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
今、政治分野についてということでテーマにしていただいているわけではございますが、現在
の取り組みは、一般的に女性
の社会参画
を進めていこうということで取り組み
をさせていただいております。
その中で、直近で言いますと、働く女性
のセミナーという
のをやらせていただく予定でもございますし、女性
の活躍推進
を掲げた中で女性
の就業率
をいかに上げていこうかということもございますので、起業塾という
のも市民活動団体
の皆さんと協働してやらせていただいたりしております。
また、学習・研修
の関係ではですね、全国的なそういった会議に御出席いただくような助成制度も設けておりまして、各種
の人材育成にかかわるような事業
を展開しているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
市政に関心
を持っていただく、まずは主権者意識だと思っています。女性会議
をされるところもございますけれども、そういう会議
の方法ではなく、まず自分たちがこのまち
をつくる主権者であるというものが必要だと思っておりますので、この主権者教育について、少し学校
のほうでも進めていただくには何かございますでしょうか、お尋ね
をさせてください。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
小中学校では、発達段階に応じて総合的な学習等
の時間に男女共同参画に関する学習
を行っております。
ほかにも、以前、議会でも御答弁
をさせていただきましたが、中学校
の保健体育や技術家庭
の授業
を男女共修にしたり学級名簿
を男女混合にする等、日常
の学校生活でもその考え
を反映しているところでございます。また、主権者教育についても、今後、一層進めていきたいと、このように考えております。
○議長(瀬川裕海)
宇野議員。
◆22番(宇野房子)
最後に、ちょっとこの法律が成立しまして申し上げたいんですけれども、皆さん御存じ
の旧労働省婦人少年局長として男女平等
を規定する男女雇用機会均等法
を成立させた赤松良子さんは、こんなふうにおっしゃいました。
この候補者は、男女均等法には罰則規定はないけれども、各政党が本気で実行するかどうか有権者がチェックすることが必要であって、どの政党が女性議員
をどれだけふやしたか、女性
の候補者や幹部
をどれだけふやしたか、しっかりチェックして、やる気
のない政党には選挙でノー
を突きつけることが何より大事やと、こういう強いこと
をおっしゃった赤松良子さんでございますが、そこまでは行かなくとも、やはり女性が一歩踏み出すということは大事だと思っておりますので、今後、皆さんとともに働かせていただきたいと思っております。
私
の質問は、これで終わらせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(瀬川裕海)
これにて、22番、宇野議員
の質問
を終わります。
次に、5番、伊吹達郎議員。
◆5番(伊吹達郎)
皆さん、こんにちは。プロジェクトK
の伊吹達郎でございます。
今回は、7月に開催いただきました「伊吹たつろうと語る会」において、皆さんからお寄せいただきました御意見、また、意見交換会で浮き彫りにされました草津市の課題を中心に質問をしてまいりたいと思っております。
語る会の中では、6月18日、大阪府北部を震源地とし発生しました地震や、6月29日に発災した米原市の竜巻、また、西日本豪雨についてのそれらの影響で災害への対策や対応、猛暑による暑さ対策についての御意見がたくさん出ていたところでございます。
そして、この発言通告締め切りの9月4日、その日は台風21号が、6日には北海道で震度7の地震が発生するなど、自然の猛威に日本各地が翻弄されているところでございます。
このたびの災害におきまして亡くなられました皆様方に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
そこで、今回は、草津市の豪雨対策について質問させていただきます。
「台風21号が、四国・近畿を直撃するかもしれませんので、ハザードマップで危険箇所を確認しておきましょう」ということがニュース、気象情報で頻繁に言われておりました。
そこで、まずこの豪雨に対するハザードマップについて考えてまいりたいと思っております。
ハザードマップ、これですけれども、このハザードマップはどこへ行ったら手に入れることができるのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
それでは答弁を求めます。
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
洪水・内水ハザードマップにつきましては、去る平成25年の2月に作成したところでございまして、同年4月に町内会を通じて配布をさせていただいているところでございます。
現在は、草津市の河川課の窓口及び各まちづくりセンターの窓口において申し出ていただければ、お渡しすることができるような形になっているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
このハザードマップは全戸配布ということで、よろしいんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
町内会を通じて配布させていただいてますので、町内会に入っておられるところには配布はさせていただいている形になっているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
町内会に入っておられる方しか届いていないということで、市民の方々が市役所に来られたら、どこに行けばよろしいんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
先ほども答弁いたしましたとおり、市役所5階の河川課ということになります。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
河川課に置いてますね。ただ、これで来られる方は危機管理課に行かはるんですよね。それで、危機管理課に行ってもなかったよという話をお聞きしています。これ、危機管理課と河川課、市民さんは、やはり危険なところはやっぱり危機管理課に行きます。
それで、この市役所の体制も危機管理課、2階から1階におりましたよね。非常にいいことだと思っています。ただ、このハザードマップに関してね、「河川課へ取りに行ってください」、僕はそうじゃないと思うんです。危機管理課、危機管理をされているとこやったら、ハザードマップって置いておられるのが普通じゃないんですか。所見をお伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
ただいまのハザードマップにつきましては、ハザードマップの状況については、多分、資料としてはお持ちやと思うんですけれども、市民さん用の配布としては、在庫としてそちらのほうには渡していない状況になってますので、その辺は、また連携しながら調整を図っていきたいなと思います。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
そうですよね。やはりせっかく1階におりてこられたんでしたら、市民さんがすぐに行けるところに置いとくほうがいいと思いますし、実物はそうなんですが、インターネットを開きますと、ランキングとしまして、このハザードマップがランキングトップです。非常に関心が高い。これは、やっぱり毎日ニュースでハザードマップを見てください、確認してください、毎日言ってはりました。ですので、やはりハザードマップってすごい関心を持っておられます。
そうしますと、やっぱり市役所の対応としましたら、1階に危機管理課、せっかく窓口を広げられましたんですから、そこへぜひ置いていただきたいなと思っております。
今、ちょっと申し上げましたホームページでのハザードマップの扱いなんですけれども、これハザードマップということでインターネットを検索いたしますと、まず国のハザードマップがぱっと出てきます。そして、あと県、草津市のハザードマップが出てきますけれども、よく見ますと、このハザードマップと草津市のハザードマップが違うんですね。この辺の、なぜ違うのか、よろしくお願いいたします。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
国におきましては、野洲川が氾濫した場合の浸水想定区域図を示しているものでございまして、市におきましては、国の浸水想定区域図に加えまして、県が作成いたしました琵琶湖と草津川の浸水想定区域図と、小さな河川や水路から水があふれた場合の被害を示した地域の安全度マップを重ね合わせまして、複合的な浸水区域図を示しているところでございます。
さらに、当市におきましては、市民の皆様とのワークショップにおいて、危険箇所、避難経路などに関する御意見についても反映したものとなっているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
今、おっしゃられたように、国のホームページにつきまして、めくっていくと非常に詳しく載っています。いろんな状況、そしてまた土砂災害、そしてまた洪水、津波、そういうことが合わさって一緒に見られるような状況にもなっています。
ただ、データ的に言いますと、恐らくこの滋賀県と草津市は同じところから引っ張ってきているのかなあと思うんですけれども、市民の皆さんにとっては、このハザードマップがいろいろあるというのは、ちょっと迷いが出てくるのかなと。よく見ますと、めくるところですね、この草津市――後からもちょっと言いますけれども――非常にわかりにくいところもありますので、その辺、また改善いただきたいなと思っています。
そのハザードマップなんですけれども、実際、テレビで「確認してくださいよ」ということが頻繁に言われていますけれども、どのように本当に活用していったらいいのか、教えてください。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
ハザードマップの活用方法につきましては、御自宅等が大雨により、どの程度浸水するのかを事前にハザードマップで把握していただきまして、いざというときの避難場所・避難方法、安全な避難経路などを確認し、水害の備えとしていただくような形で考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
そうですよね、テレビであれだけ言われると、本当にハザードマップって、ちょっと聞かれるんですね、私ら議員が。そのたびに、どこへ行ったらいい、まずホームページをたたいて、そこを見ながら、「こんなんですよ」ということを説明したりはしているんですけれども、その使い方について市のほうがしっかりやっていただきたいなと思っているんですが、このハザードマップにおきまして、その活用として今回の議案にも出ております学校給食センターについてなんですけれども、1メーター、2メーター未満の1階部分が浸水すると言われている区域に、防災機能も期待できそうな、そういった中学校給食センターの建設予定地を選定した考え方について、お尋ねをいたします。
○議長(瀬川裕海)
竹村教育部長。
◎教育部長(竹村徹)
当該地につきましては、給食センター整備用地としての法令等の制限、周辺の交通利便性、インフラの整備状況、近隣環境への影響の度合いなどを総合的に勘案いたしまして選定したところでございます。
御案内のとおり、建設予定地は草津市洪水・内水ハザードマップでは、1時間当たり109ミリメートル程度のような100年に一度の大雨の場合、現況で1メートルから2メートル未満の浸水が想定されるエリアとなっております。
しかしながら、盛り土による造成や建築物の基礎の高さによって浸水深さや水害リスクは変化しますことから、今後、実施してまいります造成設計、建築設計におきまして、浸水被害のない衛生的な施設環境が確保できるよう対応してまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
わざわざ、そういった危険なところに建てる理由が僕にはわからないんですけれども、その選定の理由の項目の何が優先されるのかということを教えていただけませんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
竹村教育部長。
◎教育部長(竹村徹)
今回の予定地の選定の理由でございますけども、他の候補地に比べまして、当該地は市街化調整区域であるものの農業振興地域の用地区域ではないため、本市の都市計画及び農業振興施策への影響は最小限度にとどめることができること、また、先ほども申し上げましたが、上下水道、電気が前面道路に整備されており、都市ガスについても近隣からの延伸が可能であることから、LPガス、電気など複数の選択肢から最適な熱源を比較検討することができること、また、当該地は市道川原下笠線、市道川原西13号線に面しているとともに、淡海くさつ通り、湖南幹線に近いため交通利便性にすぐれており、給食配送について支障がないと判断できることなどから、総合的に判断いたしまして、この予定地を選定したところでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
ここの選定されているところなんですが、葉山川と伊佐々川が2本合流するところの、言ってみれば、中洲みたいなところになります。
5年前ですね、台風18号で本当に大きな被害がありました。そのとき、私ら会派で、ずうっと見て回りました。やはり災害が起きているところは、川の合流点でした。草津川で言いますと、草津川本流があって、美濃郷川が合わさっているところ、本当の土砂崩れとか浸水がありました。その下流に行きますと、草津川と金勝川が合流しているところ、栗東側で大きな浸水がありました。
これ見てますとね、明らかに川の合流点、危ないですよね。特に、草津川と金勝川が合わさっているところ、金勝川はこんな角度で入ってきています。本流で結構流れている場合、支流から水が流れるとすれば、本流でとまってしまいますよね、それで逆流していく、そういった現象も起こります。それで、栗東の地先が水であふれていった。私は、そう思います。
この台風18号、この教訓をもってですね、やはり危険なところ、そういったところに子どもたちの大切な給食、そしてまた、何か有事のときに大切な食を提供できるかもしれない、そういった施設を明らかに危険だと予想される、市民の皆さんにハザードマップを配って啓発されている、水色の部分ですよね、1メーターから2メーター浸水するだろう、背の高さです。そういったところに、なぜそこに選定されるか。今、たくさん理由を言われました。「もっとほかのところにつくったらいいやん」、文教厚生常任委員長をしているときに言いました。バランスをとって南のほうでつくったらどうですか。少々高くても、バランスとって、何かあったときにどちらでも給食がつくれるように、昔で言ったら全部松原中学校学区ですよね。そういったバランスのとれたところにつくるほうが、ベターじゃないかと思っています。その危険を顧みず盛り土をされる。盛り土をして100歩譲ってつくるとすれば、盛り土をしたときの影響、これは考えておられますか。
○議長(瀬川裕海)
竹村教育部長。
◎教育部長(竹村徹)
済みません、反問になるかもしれませんけども、盛り土をした場合の具体的な影響と申しますと、議員はどんなふうなお考えをお持ちなんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
これ地域の皆さんの御意見を反映され、つくられた学区のハザードマップです。先ほど言った二つの川が合わさっているところ、しかも、その建設予定地のすぐ近くに水につかりやすい場所、青い筋があって斜線が引いている、そういったところも隣にあるんです。そして、そこに盛り土をする。
そうなってきますと、ここのちょうど前に市民センター、いわゆるまちづくりセンターがあります。その横に、消防団第5分団の詰所がある。盛り土をすることによって、水がそちらのほうに行きますよ。そういう危険性が出てくるんじゃないかと思っています。その辺まで想定して盛り土を考えておられるのか、お聞きします。
○議長(瀬川裕海)
竹村教育部長。
◎教育部長(竹村徹)
具体的に、今回、この後、計画しております基本設計・実施設計の中で影響度については考えてまいりたいと思いますけども、私どもといたしましては、このエリアが持ちます特殊性、議員も御指摘ございましたが、防災の際には拠点となります地域まちづくりセンター、また、草津市消防団の第5分団の詰所、また、近くには西消防署、それぞれ市なり地域の防災拠点となる施設もございますので、そういった施設との連携も考えながら、今後、調整をしてまいりたいと思っております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
その辺、しっかり考えていただいてですね、給食センターだけが盛り土
をして残っても、今、言わはった地域まちづくりセンター、詰所、そして、真ん中
のほうに葉山川が流れていって、伊佐々川は恐らくとまると思うんですね。そちらで盛り土
をすると、西消防署まで、今、言われたとこまで行ってしまう
のかなと、そっち側に水は正直ですから流れていきますよ。そういった可能性も出てきます。
今、ハザードマップ
を見れば、西消防署は大丈夫ですよね。でも、そういった盛り土
をすることによって危険性が出てくることも視野に入れながら、本当にここでいい
のか。ここはもう一度、検討していただくことがありがたいなと思います。わざわざ市民
の大切な税金
を使って危険なところへ建てる、「ハザードマップ
を参考にしてください」と市民
の皆さんに言っているにもかかわらず、市はそこで建てる。何でやねん、普通そう思わないんかなと思って、今回、質問
をさせてもらいました。
それで、検討いただきまして、もしそういうことが考えられるようであれば、ぜひともそこら辺
をしっかり考えていただきたいなと。急ぐ必要は、そんなにないと思う。安全なところで安全な食
を提供する、それが一番大切かなと思いますので、よろしくお願いしたいなと思っています。
続きまして、質問
をしていきたいなと思っています。
次に、避難勧告など避難情報についてお聞きいたします。
避難勧告など
を発令しなければならなくなった状況
のとき
を考えます。避難勧告や避難指示、避難準備・高齢者等避難開始など
の避難情報
を発令する的確な判断ができるか、その体制が構築されている
のかお聞きいたします。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
避難情報発令
の的確な判断ができる体制が構築されているかにつきましては、草津市地域防災計画において、避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示(緊急)
の各段階における判断基準
を定めており、河川氾濫
の場合は、主に河川水位、気象警報、漏水
の有無により判断
をしております。
土砂災害
の場合につきましては、主に気象
の警報、降った雨が土壌中に水分量としてどれだけたまっているか
を示す土壌雨量指数、土砂災害警戒情報により判断することとしております。
また、専門的な知見等
を得るために、彦根地方気象台と連携
をし、状況判断が的確にできる体制
を構築しているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
今、御答弁
をいただいたんですが、そういう体制とか仕組みですね、会議で決められる
のか市長が独断で決められる
のか、その辺
をちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
基本的に、今、申し上げたような部分につきましては地域防災計画というところで定めているわけですけども、防災会議ですね、そちら
のほうで、その地域防災計画に定める内容につきましては御審議
をいただくという形になっております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
先般、湖南4市
の議会
の中で研修に行ってまいりまして、東京
のほう
の学校、あるいは、そういった防災センターに行きました。そのときに本当に日本で最新
の会議場
を見させていただきまして、非常に連携がとれる、そういった機能、また、そういった体制
をとられている。いろんな画面が見られて、状況が出てくる。そういったことも、ぜひ参考にいただいて、そういった会議も進めていっていただきたいなと思っています。
続きまして、その避難勧告等
の伝達方法について、どのように行っている
のか、お伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
避難勧告など
の伝達方法につきましては、屋外スピーカーによる一斉放送や災害情報メール配信、エリアメール配信、広報車、テレビ、ラジオ等
の方法により行うものとしており、複数
の媒体
を組み合わせることによりまして実効性
を高めていくこととしております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
この情報伝達については、また後ほど詳しく聞きたいなと思っています。
続きまして、要配慮者
の避難
の実効性
を高めるためには、どのような工夫
をされている
のか、教えてください。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
要配慮者
の避難
の実効性
を高めるため
の工夫につきましては、災害時要援護者制度
を設け、要援護者として登録
をしている方
の名簿
を協定締結いただいた町内会に提供し、災害時に自主防災組織や隣近所
の方が要援護者
の避難
の手助け、安否確認等といった各地域で
の共助による支援策
を構築しているところでございます。このような制度は、災害時に行政による公助
の手が回らない中で、非常に効果的な手段であると考えております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
私も難病患者
の一
人でありますので、できればね、そういった御配慮
をしっかりしていただきたいなと思っております。
避難所へ
の避難路
の確保、特に夜間
の避難路
の確認など、避難所へ
の動線についても教えていただけないでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
避難所へ
の動線につきましては、地震発生による避難時には、一次集合場所に町内会単位で集合し、広域避難所にまとまって避難
をしていただくこと
をお願い
をいたしております。
一次集合場所
の選定や経路につきましては、地域
の事情に合わせ地元町内会にお願いしているところでございますが、選定された一次集合場所と広域避難所まで
の避難経路
を記載した学区別防災マップ
を御活用いただきたく考えております。
また、夜間
の避難路につきましては、暗くて危険が伴うことも考えられますことから、防災マップに固執することなく、被害
の状況も考慮していただいて臨機な対応が肝要であると考えております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
避難所へ
の経路については、これは市
の皆さんも一緒に同行して、町内
の皆さん、あるいは地域
の皆さんと取り決め
をされておられる
のでしょうか、動線につきまして。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
今、申し上げました防災
のマップ関係
の避難路
の関係につきましては、定期的に何年かに一度という形
の中で見直し
を行っております。その際に、当然ながら地域
の方々が先行していろんな意見
を言ってもらいながら決めていくわけでございますが、その中に、行政
のほう、消防
のほうも含めましてお話
をさせていただきながら最終決定
をしていくというような運びで進めております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
そうですよね、皆さんと協力して、それで取り組み
をしていっていただいている。ほんまに非常にいいことだと思っておりますので、続けてお願いしたいと思います。
今回
の台風21号
のときに、避難所が当日
の9時から開設されましたよね。何
人か避難されたと聞いてますけれども、その辺
の状況
を教えていただけますでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
答弁できますか、中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
今回
の台風につきましてはですね、近年にない暴風ということで、避難者につきましては、今回よりも前
のときまでは西一会館
のほうに4名さんほど
の避難がございましたが、今回
の台風につきましては、地域まちづくりセンター、それと、今、申し上げたような会館も含めて、総勢57名
の方が避難
をされたという状況でございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
私も、当日9時過ぎに、地域まちづくりセンターへ行かさせていただきまして、どんな体制な
のかという
のを確認
をさせていただきました。
そこへ行きますと、前日、そういった食料、あるいは毛布が届いておりまして、私とすれば、職員さんが地域まちづくりセンターについておられる
のかなあと思ったんですけれども、そこには、地域まちづくりセンター
の職員さんだけがおられました。その辺
の体制について、どのような取り決めになっておられる
のか、お聞きいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
私、避難所班
のまとめもしておりますので、私
のほうから答弁
をさせていただきます。
先ほど議員おっしゃっていただいたように、今回は大きな台風ということで、避難準備情報も出ておりませんでしたが、午前9時から14
の地域まちづくりセンター
をあけました。各まちづくりセンターには、お一
人でも避難者が来られたらすぐに連絡してほしい、こちらから担当
の職員
を派遣するということで、当日、朝から進めてまいりました。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
今、おっしゃられた行動につきましては、そういった「まち協」
の方と取り決めがあって、そういう行動
をされておられる
のか、ちょっと確認いたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
今回は大きな台風と前日から予測
をいたしておりましたので、前日
の夕方から各まちづくり協議会
の事務局
の職員さんとは、このような取り決めでやっていこうと確認
をいたしておりました。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
後でまちづくり協議会
の話
をできるかちょっとわかりませんけれども、まち協と防災拠点、避難所について
の取り決めについては、これ指定管理
をする前に非常に懸念されるところであって、そこら辺
を議論してきたところなんですけれども、取り決めはないということでよろしいんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
まちづくりセンター
の指定管理業務
の中には、避難所
の運営というものは入ってございません。これは、当初から避難所として開設
をする場合は、市
の職員――避難所班――が対応いたしますというところで参っておりますので、そのような取り決め
の中で両者は動いております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
避難所
を開設されました。私、行きましたら市
の職員はおられませんでした。「今から避難したいんやけどどうしよう」、さっき
の避難所
のことですよね、どうやって避難して来たらいい
のか、そういうことも恐らくまちづくり協議会
の方に電話で聞かれる可能性も出てきますよね。その辺に対して
の考え方はどう考えておられますか。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
避難所の運営としてのマニュアルをまちづくり協議会にお渡ししているわけではございませんけれども、今回の対応を教訓に、センター長会議等の中で今後話し合ってまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
そうですよね、この辺をしっかりしとかないと、何か起こってからではいけないと思いますので、その辺の取り決めをしっかりとしとかないと、迷うのは避難されてこようとする方、あるいは避難してこられた方が困りますので、その辺をしっかり市とまちづくり協議会と協議して進めていっていただきたいなと思います。
具体的に、土砂災害警戒情報について、この土砂災害警戒区域の指定など、5年前から追加などしっかりした警戒準備は怠りないでしょうか、お聞きいたします。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
ただいまの土砂災害警戒区域の指定の追加につきましては、土砂災害防止法に基づきまして、現地の調査の上、土地の傾斜の高さなど、定められた基準に基づきまして滋賀県が指定されることとなっております。
また、滋賀県では、現在、指定区域の見直しに向けて取り組みを進められておりますが、本市での当該区域の指定につきましては、県と十分協議を行いながら調整をしてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
台風21号、あるいは、これからも起こり得る台風、あるいは集中豪雨、その辺を見ながら、しっかり追加するべきところはしっかり追加していただきまして、県、あるいは国のほうへしっかり上げていただきたいなと思っています。
この警戒情報が豪雨のときに発令されていますが、その辺の御判断については、どのような基準があるのか教えてください。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
発令の判断につきましては、土砂災害警戒情報が発令された場合、大雨警報・土砂災害が発表され、かつ、滋賀県より発令される土壌雨量指数が一定の基準を超過し、さらに降雨が継続する見込みである場合、また、現場の状況等から判断して避難情報を発令することとしております。
平成30年7月豪雨の際には、土壌雨量指数基準の超過が見られましたことから、本市における土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域に位置する世帯を対象に、避難準備・高齢者等避難開始を発令したものでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
そうですよね、ここ本当によく、栗東、あるいは、ちょうど裏手に当たる大津の辺にもたくさん土砂災害のそういった警戒情報が出ております。要注意のところですので、ぜひ基準に合った発令をしっかりしていただきたいなと思っています。
それと、裏取りじゃないんですけれども、しっかり監視カメラをつけようという、そういった考え方はないんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
情報の見える化につきましては、監視カメラは、河川の水位の確認など、経過的観測が必要な場合には有効であるものの、本市の土砂災害警戒区域は急傾斜地であることから指定されているものであり、急傾斜地の崩壊等、瞬時の被害が想定されるものに対しては、効果が極めて限定的であると考えております。
このことから、現時点においては監視カメラの設置は検討しておりませんが、気象情報の発令や降った雨が土壌中に水分量としてどれだけたまっているかを示す土壌雨量指数等を参考にしながら避難情報の発令を行い、対象地域にお住まいの方の安全を確保してまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
そういった見える化というのは必要というか、確実に逃げられる、助かった命も助けられるというところで必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。
その土砂災害警戒区域における避難訓練の必要性と有効性について、以前、一般質問でも指摘させていただきましたが、限られた件数であります。これを実行されているのか、お伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
避難訓練の実施につきましては、土砂災害警戒区域及び特別警戒区域が指定されている地域を対象に、平成27年度より土砂災害避難訓練を実施しているところでございます。
この訓練では、避難対象となる方に実際に電話連絡を行い、避難をいただいたり、避難所と市の連絡を模擬的に実践したりするとともに、避難判断基準の考え方や災害時の情報入手の方法、避難時の心得などについて周知をさせていただいたところでございます。
なお、土砂災害を含む自然災害は、早目の避難行動が非常に有効かつ大切でございますことから、今後も継続して土砂災害警戒区域にお住まいの方々や町内会などと連携しながら避難訓練を実施してまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
避難訓練をされているということで、一件一件、本当に限られた件数でありますので、しっかりと、この辺の訓練をいただきたいなと思っています。それで、安心・安全な暮らしができればいいのかなあと思っています。
続きまして、平成25年11月議会において初めて大雨特別警報が発令され、そして台風18号の災害対応について、草津川の水位が避難判断水位を超えているのにもかかわらず避難準備情報を発令されなかった、そういうことを質問させていただきました。
今、この草津川の氾濫警戒情報は、どのような判断基準で、どのような範囲が対象、情報伝達方法をどうまとめておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
草津川の氾濫警戒情報の判断基準につきましては、避難勧告等の発令は氾濫の状況が差し迫った場合を原則としておりますが、関係機関との情報交換を密に行いつつ、河川上流部でどのような状況になっているか、暴風雨はどのあたりまで接近しているか、近隣で災害が発生していないかなど、広域的な状況把握に努めるとともに、巡視等により、みずから収集する情報、避難行動の時間帯や気候条件も考慮しつつ、総合的な判断の中で発令をすることになっております。
また、具体的な発令基準につきましては、草津川に設置しております西矢倉水位観測所の水位が3.4メートルに達した場合は避難準備・高齢者等避難開始を発令することとし、4.3メートルで避難勧告、4.57メートルに達するおそれが高い場合に避難指示(緊急)を発令するほか、上流域の水位や気象警報の発令状況などを避難情報の発令基準として定めているところでございます。
また、発令の範囲につきましては、原則、小学校区単位としておりますが、事態の進行の状況に応じて臨機に判断してまいりたいと考えております。
また、避難情報は、屋外スピーカー、市の登録制メール、携帯電話会社のエリアメール、ラジオ、広報車等の複数の媒体を用いながら伝達することといたしております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
あれから、いろいろマニュアルもつくっていただいたそうで、しっかりそういったマニュアルを遂行していただきまして、早目早目にそういった情報を草津市として出していただきたいなと思っています。
続きまして、草津川以外の河川につきましての対応でございますけれども、草津市独自で、そういったカメラとかをつける予定はあるのか、考えがあるのか、お尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
河川監視カメラの設置につきましては、河川の構造等を十分に熟知しております河川管理者が必要な場所に設置するものと考えているところでございます。
現在、設置されている草津川と、今年度、狼川に加えまして十禅寺川に1カ所ずつ滋賀県により増設の予定でございまして、実施時期につきましては調整されているところでございます。
市といたしましては、暫定的に市独自で草津川に1基設置しておりますが、今後もさらに設置が進むよう強く県へ要望をしていくと同時に、市内10河川に設置した量水標を活用いたしまして、湖南広域消防局・県と協力して、河川の状況を把握してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
その平成25年の対応について、量水標を要望をさせていただきまして、今、12河川のうち10河川つけていただいているというところで本当に喜んでいるところでありますけれども、その量水標がついているんですけれども、草津川以外の河川における判断警戒基準について、お尋ねいたします。
○議長(瀬川裕海)
中出危機管理監。
◎危機管理監(中出高明)
氾濫警戒情報の判断基準につきましては、草津川以外の中小河川におきましては警戒判断基準が定められていないことから、河川管理者である滋賀県に判断基準となる水位設定を要望しているところでございます。
現時点の対応といたしましては、堤防に漏水や亀裂、洗掘等の異常が認められる場合は、パトロールによる目視、また、市内のみならず、上流域での雨量等を注視しながら氾濫の危険性を判断することといたしております。
○議長(瀬川裕海)
伊吹議員。
◆5番(伊吹達郎)
今の答弁は、本当に以前と全然変わっていないところですよね。やはり草津市独自で、今、カメラをつけられないかというところもあったんですが、やはりそういった判断、量水標で、今、何センチというのは僕は要らないと思うんですよ。サッカーでいえば、イエローカードなんか、レッドカードなんか、避難しないといけないのか、準備しないといけないのか、そういったことを、できれば草津市独自で考えていく、そういったことをしていくことも必要ではないかと思っています。
ニュースの中では、あるところなんですけれども、ここの岩まで来たら避難しようと、独自の消防団の判断で、その集落の皆さんが助かったという例もあります。そこには、そういった機材がついてなかったんですけれども、そういった判断を独自にされていた。やはり市民の大切な命、財産を守るためには、そういった草津市独自の判断も必要ではないか。
避難勧告、あるいは避難準備、そういった情報を流すのは国でも県でもありません。草津市が、市民に対して出すものです。それを自分たちで決められないって、僕はおかしいと思うんですね。その辺、情報をしっかり集めていただきまして、市民の大切な命を守っていただきたいなと思っています。
きょう、済みません。たくさんしゃべり過ぎて次の質問へ行けなかったんですけれども、これにつきましては、総務委員会、そして、まちづくり協議会ですね、しっかり検討していきたいなと思っておりますので、そちらのほうで議論をしていきたいなと思っています。
これで、私の一般質問を終わらさせていただきます。
どうもありがとうございました。
○議長(瀬川裕海)
これにて、5番、伊吹議員の質問を終わります。
暫時休憩をいたします。
再開、午後1時30分。
休憩 午後 0時18分
─────────────
再開 午後 1時30分
○議長(瀬川裕海)
再開いたします。
引き続き、各議案に対する質疑および一般質問を行います。
14番、西垣和美議員。
◆14番(西垣和美)
公明党の草津市議会議員の西垣です。また、お昼からスタートいたしますが、よろしくお願いいたします。
今回は、大きくは三つについて質問させていただきます。
第1点目が、フレイル予防の実施についてということです。
高齢者の健康寿命にフレイルが大きく関与していることが、追跡調査で明らかになっています。
フレイルとは、聞きなれない言葉だと思いますが、加齢に伴う心身
の活力、筋力、認知機能、社会と
のつながりなどが低下した状態
を言い、多く
の人が健康な状態からフレイル
を経て要介護状態になると考えられています。つまり、健康な状態と要介護状態
の真ん中
の状態
のことです。
この調査は、群馬県草津町で
の長期追跡調査で実施されました。その結果、要介護状態
のリスク因子としては、メタボリックシンドローム
の影響が認められず、フレイルが大きく関与していることが判明されました。
したがって、健康寿命
を延ばすためには、メタボ対策から機能低下が顕在化する前に、フレイル予防に切りかえることが鍵となります。軽いフレイルに入る前に、いかに早期発見し予防するかということになります。
フレイル予防には、三つ
のポイントがあります。栄養・運動・社会参加です。これら三つは相互に影響し合い、特に社会参加
の機会が低下すると、フレイル
の最初
の入り口になりやすいことがわかってきました。
そこで、健幸都市
を宣言し健康寿命
の延伸
を目指している草津市としても、フレイル予防
を取り入れること
を提案したいと思います。その立ち上げ
のために、効果
のあるプログラムや測定、分析や評価が必要ですので、柏市や多摩市
のように産・官・学・民連携で、専門家
の入ったプロジェクトチーム
を立ち上げ、しっかりと時間
をかけて育成する介護予防リーダー養成等
を踏まえ、まずはモデル地域で
の実施からスタート
をすること
を提案したいと思いますが、御所見
をお伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
それでは答弁
を求めます。
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
健康寿命
の延伸
のために効果的なフレイル予防
の取り組みとして、本市では、現在、高齢者
の介護予防と健康づくり
を目的として、基本チェックリストにより御自身
の状態
を知っていただく取り組み
を進めるとともに、虚弱な高齢者に対して、短期集中予防サービスへ
の参加
の勧奨
を行っているところでございます。
また、高齢者
の社会参加
を促進するために、いきいき百歳体操や口からこんにちは体操、地域サロンなど、地域において住民主体で取り組む活動
を支援しているところでございます。
これらは、仲間と交流
を図りながら、話すことや、しっかり食べるため
の口腔機能
を維持しつつ、適度な運動
を継続することができ、フレイル予防
をするため
の栄養・運動・社会参加
の三つ
のポイント
を踏まえた有効な取り組みであると考えております。
本市では、今後も介護予防サポーター
の養成や活動団体
の取り組みへ
の支援とともに、現在実施しております参加者
の体力
の測定、分析、評価、口腔機能
の評価
を継続しながら、フレイル予防
の取り組み
を推進してまいりたいと考えておりますが、より効果
のあるプログラムに向けて
の分析、評価等も必要であると考えておりますことから、調査研究
を続けてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
確かに、よく似た内容
のことは実際にされていらっしゃいます。ただしながらですね、例えば、短期集中予防サービスとかでも課題がある
のじゃないかなと思うんですが、その課題についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
短期予防サービスにつきましては、今、チェックリスト等から把握
をされた方
を対象に御案内
をさせていただいたり、
包括支援センター
のほうから御推薦
をいただいた方
を対象に実施
をしているところでございます。
最後まで完了していただく方、100%ではございませんので、そういった部分でありますとか、対象者
の把握ですね、本当にこの方がこの短期集中予防サービスが必要だった
のか、適当だった
のかといったところに100%でない部分がございますので、今日まで
の実施
の評価
を見ながら、また、そういうところ
を検討
をしてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
私は、お聞きしたところで問題な
のは、参加する人数
の少なさだと思うんですね。これは、例えば、65歳以上
の高齢者2万8,000
人余り
の方に、3年間かけて、1年8,000
人ぐらいに郵送されまして、それでチェックで返ってくる率が6割以上なのでいいんですけども、その総合事業対象者
の1,308
人に対して、実際に参加する
のは38
人ということで、結局は数%にとどまっていると。いろいろと、これはアセスメントとか必要だということで、少しハードルが高いということで、それでは本当に、それだけ郵送してお金
をかけて実際に効果的な事業
の広がりになっている
のか、
包括支援センター
の方も、「参加者がなぜか少ないんです」ということ
をちょっとおっしゃっておられたので、それだったら総合事業対象というよりか、一般介護予防事業と
の位置づけで裾野
を広げて、やはり新しい切り口で、しっかりと効果的で、また、より多く
の方が参加ができるようなことでやっていくほうがいい
のかなあということ
を思っております。
もし人数とか
のことに関して御所見
を、また、いきいき百歳体操とかも活発なんですけども、それについても課題がもし、お考えがありましたら御所見
をお願いいたします。
○議長(瀬川裕海)
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
今もございましたように、やはり短期集中サービスにつきましては、参加者
の数が非常に少ないということは課題であると認識
をしておりますので、これは、今後、利用につながるよう、いろんな機関と連携
を図りながら進めてまいりたいと考えてございます。
ただ、今もいきいき百歳体操、また草津市口からこんにちは体操、また地域サロン
の活動、こういったものは本当に地域で盛んに取り組み
をしていただいているところでございまして、フレイル予防
の取り組みとなります栄養・運動・社会参加、こういったものには本当に有効的な取り組みだと思っておりますので、これについては、引き続き、一般介護予防事業ということではございますが、地域
の中で取り組んでいただきたいと思いますし、この取り組み
の中でフレイル対策
を意識した取り組み、こういったものができるよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
いきいき百歳体操、本当に根づいて、すごくいい形なんですが、これもどこも固定
の方で、結局、新しい参加者がいないということもなんです。それと、似たようなこと
をされているんですけど、やはりしっかりとフレイル予防ということで、この三つ
を体系化して、きちんとそこで分析ができるような形で、より効果的にすること
のほうが、費用対効果としては、しっかりと健康寿命
の延伸に、今はちょっとばらばらで一つ一つ違う形でやっていらっしゃるので、フレイル予防という、似ているけど、やっぱり取り組み
の仕方が変わってくるので、今後、フレイル予防についてはしっかり検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、1番目
の質問はこれで終わらせていただきます。
次、2番目
の質問に入らせていただきます。
学校と放課後
の子ども
の居場所(学童保育や放課後等ディサービス)と
の連携についてです。
共働き家庭もふえ、今や学童保育は働く保護者にとっては、なくてはならないものです。草津市においては、ニーズは高まる一方で、公設民営
の「のびっ子」ではとても足らず、民設民営
の施設も多くなってきていますが、まだ今後も公募
の予定
をされているところです。
学童保育については、子ども・子育て新制度で、学童保育
の質
の向上にも視点が置かれました。
そこで、大事なこと
の一つには、学童保育と学校と
の日常的な連携、関係づくりだと思います。
学童保育は、管轄が厚労省で、市における管轄も子ども家庭部です。しかしながら、当然、例えば、学校で
のAさんは、学童保育でも同じAさんです。学校と
の連携については、支援
を要する子ども
を事例として、過去に連携
の必要性について議会質問
をさせていただき、学校と
の連携は改善されているかと思いますが、質問させていただきます。
現在、のびっ子と学校と
の情報
の共有や連携については、どのようになされている
のでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
のびっ子と学校と
の情報共有や連携につきましては、のびっ子が学校に隣接していること
を生かして、日常的に子ども
の様子について
の情報交流
を行っております。
また、教務主任や教頭が窓口となり、行事予定や下校時刻などについて配布物による情報提供
を行ったり、のびっ子、学校、子ども子育て推進課が構成する関係者連絡会議
を実施したりするなど、連携
を図っておるところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
ということは、もう課題はないということでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
学校
のほうにも、もちろん、それからのびっ子
のほうにも情報連携
をということは、担当課から定期的に、それは指導
をしておるところでございますが、ただ現実
の生活
の中において、例えば、学校
の教員がのびっ子に連絡
をしに行ったときに、相手方がおられない、逆に、のびっ子
の方が何かについて聞きたいというふうなときに学校
の担当教員がおらないというふうなことから、連絡等が欲しいときにできない、そういうふうなことで漏れるというふうなことがあるということは認識してございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
ちょっと私が思っている課題とは違うんですが、次へ行かせていただきます。
次は民設ですね、民設
の学童保育と学校と
の情報共有や連携についてはどのようになされている
のでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
民設
の学童保育
を利用する子どもたち
の数は、年々増加しております。そこで、学童保育
を利用する子どもが安心して過ごせる居場所となるよう、のびっ子と同様、子ども
の様子や行事予定、下校時刻など
の情報
を提供しております。
また、子ども
の支援
のため
の情報共有や連携についても、必要に応じて連携会議
を設定したり、担任と担当者同士
の情報交換
を行ったりして連携
を図ってまいります。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
ちょっと語尾が「まいります」ということなんですが、今現在、どのようにされている
のでしょうかということなんですが、していますということでいいんでしょうかね。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
「まいります」というふうに申しましたが、現実、今でもそういうふうなことはもちろん行っておるところでございます。
ただし、これから先に私
の聞き及ぶところによりますと、やはり文科省、厚生労働省
のほうも、そういうふうな学校と学童施設
の連携というふうなことについて非常に、言うたら進めていきなさいというふうな方向
を出しておるというふうなところですので、今まで以上に連携
を図るというふうに捉えていただけたら、ありがたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
今、お答えありましたように、学校によっては、日ごろからしっかり連携
をとられている学校も確かにあるとは聞いております。
しかしながら、学校によっては対応がまちまちで、本当に学童保育
の方がちょっと困られているということも現実聞いておりますので、たまたま担当者がいなかったとか、そういうことではなくて、例えば、学校側が連携
をどのように必要としているかということと、学童保育
の方が学校に対してどのような連携
を求めているかという
のが、私から見ると認識が違うがゆえ
のすれ違いかなあということ
を思っておりまして、何も学校側が拒否しているわけじゃなくて、その認識が、のびっ子
の方でも遠慮が、先生方へ
の遠慮があるとか、また連絡会議があるから、それでいいだろうということではなくて、やはりちょっとしたことでも学童保育
のほうでは知りたいのに、例えば、熱がある
のに知らずそのまま来てはったとかですね、災害時
の連携とか、いろいろ細かくはなるんですけども、何が問題かというと、やはり先生方と学童保育さんと
の認識
の違いがちょっとある
のではないかなあということ
を思っております。
そういった中でですね、教育委員会として、ある程度統一したガイドライン、ガイドラインとなるとちょっと縛りがある
のも一つなので、申し合わせ事項ぐらいでいいんですけれども、そういったもの
をつくる必要があるかと思いますが、所見
をお伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
学校と学童保育と
の連携について、学校ごとに通所人数や対応する学童保育
の数、送迎場所
の環境などが異なるため、統一したガイドライン
を作成することは難しいと考えております。
しかし、連携につきましては、子どもにとっても、また、子ども
を預かる側にとっても大変重要で必要なものと考えておりますことから、引き続き、学童保育が子どもにとって安心な居場所となるよう、連携に努めてまいりたいと思っております。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
特に民設
の学童保育という
のは、まだ歴史が浅いので、民設
の学童保育
の連絡協議会も、この間、初めて行われたということで、そのときにすごい意見が出た
のは「学校と
の連携ができない」という意見が、かなり出たという
のをお聞きしております。
そういった中、だから教育委員会とか学校
の側
の認識とやっぱり違うんですね、学童保育さんとは。そこが問題かなあということで、きちんとこうやってこうやってと形式にはめる連携じゃなくて、まずは認識
を合わせていくということ
をやっていただきたいという
のを、まず第一歩としていただきたいと思いますので、申し合わせ事項ぐらいでもいいという
のは、確かに学校においては特色がありますので、だから、こういった場合にはこういうふうにしましょうという
のをお互いにすり寄せたらいいかなあと思うんですけれども、このことについて子ども家庭部としてどのように認識
をされているか、ちょっとお伺いしたい
のですが、よろしいでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
公設
ののびっ子につきましては、いわゆる指定管理
の中で、学校と
の連絡調整というもの
を項目に設けておりまして、関係者連絡会議につきましては、仕様書
の項目に基づきまして全て
の指定管理者において実施
をしていただいているところでございます。
しかしながら、民設
の学童におきましては、今までそういう連絡調整会議等がなかったことから、今、御指摘いただいたように、今年度から設置
をいただいたところでございます。
一方でですね、支援員が学校までお迎えに行くときには、児童
の情報交換とか共有とか
を行っていただいておりますけども、それが全てではないという現実がございまして、それにつきましては、今年度から、できましたら、定期的な民設
の児童育成クラブ
の運営事業者が集まる会議
の場で、私どもといたしましても保育
の質
の向上と学校と
の連携について働きかけていきながら、学校と
の連携がより密になるようにお願い等もしていきたいなというふうに考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
わかりました。
ではですね、もう一つ
の放課後があります。
放課後
を過ごす場所に、支援
を要する子どもたちが利用する放課後等デイサービスがあります。これも過去に連携
を要望し、情報
の共有については一歩進んでいるとは思いますが、現在、放課後等デイサービス
の連携や情報共有については、どのようになされていますか。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
放課後等デイサービスと学校と
の連携・情報共有につきましては、特別な支援
を要する子ども
の支援
の一貫性
を図り、効果的な支援
を継続的に行うために重要であると考えております。
平成30年4月
の障害福祉サービス等報酬改定
の趣旨
を受け、教育委員会と発達支援センターにおきまして、効果的な連携・情報共有
のあり方について協議
を行い、放課後等デイサービス事業所が個別
の支援計画
を学校と連携して作成する際には、学校で作成した個別
の支援計画
の内容
を提供できるよう、校長会、教頭研修会、特別支援コーディネーター部会で周知し、全小中学校へ
の共通理解
を図りました。
今年度は、多く
の小中学校にて放課後等デイサービス事業所と
の支援会議
の中で、個別
の支援計画について
の情報共有が既に行われており、一連
の連携強化につながっているところでございます。
今後も、必要に応じて放課後等デイサービス事業所と学校と
の連携、情報共有
を図るとともに、特別な支援
を要する子どもへ
の支援
のあり方について、関係機関と連携
をしながら検討してまいりたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
さらに進んでいるようで、安心
をしているところです。
ですがですね、もう一歩進んで次
の質問です。
愛知県半田市では、学校や園
の先生
のため
の放課後等ディサービス
のバスツアー
を実施され、実際
の現場
を――夏休みが中心ですが――見学に行くということ
をされています。例えば、特別支援
のコーディネーター
の先生だけでも、パンフレットだけでなく実際
の現場
を知っていただくことは、今、お話にもありました個別支援計画
を作成する際にも活用でき、当事者
の子どもにとって、結果的にとても有益なことにつながると思います。御所見
をお伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
放課後等デイサービス事業所で
の子ども
の様子
を把握し、事業所が行う支援について教職員が理解
をしておくことは、大変重要であると認識しております。
これら
のことから、今年度、校長会、教頭研修会、特別支援コーディネーター部会を通して、放課後等デイサービス事業所
の業務や現状等について
の周知・啓発
を行ったところですが、さらなる連携
の充実
を目指して、放課後等デイサービス業務担当者から、より詳しく話
を伺う等
の研修も検討してまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
半田市
のほうでお聞きしたら、「その効果はどうですか」と聞きましたら、やはり現場
の先生――園もこども園もありますけど――小学校、中学校も行かれております。結局、行って、どうしても教育現場という
のは、福祉サービスという
のがなかなかわかりにくいと、確かに話
を聞けばわかる、イメージができるかと思うんですが、実際に現場、百聞は一見にしかずということもありますけれども、そういった中で、すっと現場
を見ることで入っていく
のかなあということ
を思っておりますので、できれば8月、夏休み
の1日ぐらい定期的にやるということも視野に入れて、また連携
をさらに深めて、先生方も福祉ということについて
の御理解
をより深めていただければいいと思います。
結果的には、学童保育であっても、こういった放課後等デイサービスであっても、誰が一番それが結果的には効果がある
のかというと、やはり子どもたちですので、何も学童保育
の先生が学校と連携したいという
のは、施設
の人が言っているんじゃなくて、子どもにとってこうしたいからという子ども中心で今後も考えて、連携
をよりスムーズにしていただくために、教育委員会としても積極的に推進
をお願いしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
では、二つ目
を終わらせていただきます。
3点目です。
草津駅前
の都市デザインについてです。
今議会において、自転車
の駐輪場
の整備費用が補正予算に計上されています。民間
の駐輪場
の閉鎖予定に伴う緊急
の対策費用です。
昨日も、遠藤議員、中村議員
のほうからも質問がありました。多少、ちょっと質問、聞き方が変わるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
改めて、自転車
の利用について考えさせられました。市
の自転車に関する計画に伴う施策
を拾ってみますと、複数
の計画等に書かれています。
具体的には、交通政策課、環境課、健康福祉政策課にかかわるものです。環境へ
の負荷削減
のため
の自転車利用と健幸づくり、移動手段
の利用といった内容です。
そこで、お聞きいたしますが、草津市として、自転車
の利用や活用について、どのように進めようとされている
のか、自転車
のテーマで、関係部署、あるいは担当課で協議
をされたことがある
のでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
東建設部技監。
◎建設部技監(東隆司)
自転車
の利用や活用につきましては、平成26年7月に草津市自転車
の安全で安心な利用
の促進に関する条例
を施行し、同条例に基づき、自転車安全安心利用促進計画
を策定し、自転車
の安全で安心な利用
の促進
を図っているところでございます。
そして、同計画に掲げております環境や健康に優しい自転車利用
の推進
を含め、施策
の実施状況等につきましては、各関係課や各実施主体から
の報告
を取りまとめ、同条例第15条に基づき設置しております自転車安全安心利用促進委員会におきまして報告しております。
また、環境基本計画には、低炭素社会へ
の転換
の方針に基づき、エコ交通システム
のまちづくりとして、健幸都市基本計画では、まち
の健幸づくり
の基本方針に基づき、出かけたくなるまちづくりとして、自転車安全安心利用促進事業やサイクル&バスライド整備事業など
の取り組み
を位置づけており、自転車
の利用促進や環境へ
の配慮、また、健康増進
を目的として取り組んでおります。
これら
の計画
の策定に当たっては、全庁的な取り組みとして、関係課による協議
を重ね、自転車
の利用や活用が進むよう検討
を行ったものでございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
報告
を取りまとめてという前半部分と、最後には、そのような条例
をつくるために協議
を重ねたという御答弁なんですけれども、条例というよりかは、まちづくりという観点
の位置づけがされているということですので、まちづくりという観点で関係者が集まって、どのように自転車利用
を促進していくかといった観点で話
をされているかどうかといったことなんですが、これについてはちょっと最後
のほう
の質問にもかかわるので、一旦ここで終わらせていただきます。
2問目です。
草津駅周辺
の自転車についてですが、草津
の玄関である草津駅におり立ったとき
の印象はどのようなものでしょうか。商業施設やマンション群、人口規模よりも大きな成熟した都会というイメージと、よく聞きます。そして、草津
の観光資源である草津宿本陣に徒歩で行く場合、目に入る景観はどのようなものでしょうか。エルティや平和堂周辺
の歩道、そして、タワー111
の店舗周囲
のプロムナード風な歩道には自転車だらけです。この現状について
の認識は、どのようにお考えでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
東建設部技監。
◎建設部技監(東隆司)
草津駅周辺
の駐輪
の現状につきましては、各商業施設等
の管理者において、施設利用者
のために適切に管理運営
を行っていただいておりますが、営業時間中及び営業時間外でも多く
の方々が御利用されていますことから、施設利用者が駐輪できないことが発生している状況でございます。
原因といたしましては、民間自転車駐車場
の閉鎖による駐輪場不足が原因
の一つであると考えておりますことから、今後も、引き続き、草津駅周辺
を湖南
の玄関口としてふさわしい、また、景観にも配慮した町並みとなるよう、自転車駐車場整備について検討してまいりたいと思っております。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
課題意識は持っていらっしゃるということなんですが、今、おっしゃっていただいた課題
を意識
を持って解決
をしようとするとしたら、担当課はどこになられる
のでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
自転車政策等につきましては、当然、交通政策課が担当します。都市デザイン等総合的な窓口となります
のは、都市計画部が全般にわたりまして見ていくというところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
第一義的には、交通政策でいいと思うんですね。ただ、景観とか都市計画、まちづくりに関しまして、大きくは、おっしゃったように都市計画部になるんですけども、どこでもいいんですけども、じゃ、どこかがそれ
をきちんと取りまとめて総合的な政策として落とし込めるかどうかというところだと思うんです。一旦、一義的な窓口は、どこか小さなとこでもいいんですけど、それ
をまとめて、それ
を自転車政策
を大きく広く、健幸づくりも含めて、また景観も含めて、また放置自転車も含めて、そういった課題
をきちんと解決ができるように組織としてまとめて回していけるかというところなんですが、いかがでしょうか、現状ですね。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
議員御指摘
の点につきましては、都市計画部が全般的に担ってございますので、その辺、全体
を見回して、また、関係ある課には連携
をとりながら取りまとめ
を行っていきたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
ちょっと今
の御答弁では、姿が見えないんですが、都市計画部は大きいので、やはり課がまずは実動部隊ですよね。都市計画部となると、まず部長さんがじゃ旗
を振っていただける
のかとかですね、そういった政策
の立案といいますか、そういった総合的な形で
の課題解決
をどうやったらやっていける
のかという
のは、プロジェクトチームというやり方もあるんですけども、やはりどこかが課題意識
を持って、しっかりと引っ張っていくという形にならないと箇所づけ
の政策でしかできないから、今回
のような対症療法になってしまう
のかなあということ
を思っております。
これについては、最後
の質問にもかかわるので、一旦終わらせて3番
の質問に移らさせていただきます。
この草津駅周辺
の自転車駐輪場整備
の必要性についてですが、このこと、当初は30年2月
の定例会
の中村議員
の質問と答弁によって作成
をさせていただいたんですが、昨日、遠藤議員とか
の答弁がありましたので、ちょっと聞き方
を変えさせていただきます。
きのう
の質問ですね、草津駅駐輪場
の不足について
の質問
の答弁では、(仮称)市民総合交流センター
の駐輪場整備で確保するとありました。だから、確保する、いわゆる私
の最初
の質問では、交流センター
のもともと
の駐輪場整備
の規模とか使用台数について変更がある
のかということ
をお聞きしたんですが、変更があるという前提でお聞き
をしたいと思います。
数については想定中という御答弁があったんですけれども、いわゆる東は190台ほどはラック
をつけるということなんですが、プラス交流センターで駐車場整備
をされるとしたら、台数
の想定というか設定ですね、現状だけ
の確保とする
のか、それとも将来的な予測も含めた、そういった数
の調整
をする
のか、方向性だけでもいいんですが、もしあれば、よろしくお願いいたします。
○議長(瀬川裕海)
東建設部技監。
◎建設部技監(東隆司)
台数について
の考え方でございますけれども、草津駅東口につきましても民間
の駐輪場が閉鎖するという話がございますので、喫緊
の課題といたしましては、現況
の数
を確保していくことが最優先だと考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
交流センター
の整備について
の数
の考え方です。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
(仮称)市民総合交流センターにつきまして、将来的に草津市として
の駐輪場
を設ける予定
をしてございます。場所等、大まか確定はしてございますが、台数につきましては今後
の市営駐輪場
の利用状況等、また民間
の市営駐輪場
の利用状況等
を鑑み台数
を想定し、その中でラック
を設けたりしながら必要台数
を確保していこうということで、来年度、検討
を進めてまいる考えでございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
お聞きしたい
のは、いわゆる総合的に草津市が、今後、自転車
の利用・活用
をどのようにしていくかということで数も変わってくると思うんですね。現状
の必要台数
を確保するという
のは簡単ですけれども、じゃ、またふえたとき、これ以上台数がふえない
のか、ふやさない
のか、施策としてふやしていく
のかという、そこら辺もしっかりと考えながら、2年先ですので、交流センターですね、あそこ
のところもしっかり考えていただきたいなあという思いで質問
をさせていただきました。ちょっと今すぐ答えは出ないと思うんですけども、そういった考えも視野に入れていただきたいと思います。
その中でですね、東口もラック
を設置しますが、3月供用ということで、その東口
の民間が秋に閉鎖するとお聞きしてて、この半年間どうなんですかね、210台でしたかね、民間は。この民間
の210台は、どこに行くんでしょうか、その3月供用までですね。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
議員御指摘
のとおり、その間、駐車・駐輪台数があふれるという形になります。それに対応する策としましては、現在、民間駐輪場でございます――商業施設も含めてでございますが――その駐輪場で対応
をしていただけるよう調整
を現在進めておるところでございます。必ず、その台数が置けるというところまで現在至っておりませんが、その不足する間、努力
をしてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
急に閉鎖という話があったといういたし方ないことも認識はしていますけれども、これはかなり混乱が、きのう遠藤議員でも相談
をどうする
のかと、相談
の窓口
をつくっても解決策がなければ、ただ聞くだけ
の話になるので、そこ
のとこはもう少し何か施策がないか、例えばですね、私もきのう聞いたばっかりなんですけども、JRですね、JRと
の協力
の協議といった
のは、されていらっしゃるんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
一番駅
の利用が多い自転車利用者でございますので、まずはJR西日本と協議
をさせていただきまして協力
を求めたところでございますが、協力が得られなかったというところでございます。
それと、先ほど
の御答弁で民間駐輪場というお話もさせていただきましたが、一時的に(仮称)市民総合交流センターが少し、少しといいますか、着手まで間がございますので、そこで仮設も検討はしていこうという思いで考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
交渉はしたけど断られたと、何が原因でしょうか、何か断られる原因は、言える
のか言えない
のかちょっと、言えなければ言えないんでいいんですけれども。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
JR西日本につきましては、民間事業者でございますので、駅に面した隣接した土地
の有効活用ということで、利益
を求められていること
を優先にされているんではないかと推測しているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
草津
の草津市自転車等駐車秩序
の確立に関する条例
の第6条にですね、「鉄道事業者及び一般乗合旅客自動車運送事業者は、旅客
の利便に供するため、自転車等駐車場
を設置するように努めるとともに、市長が実施する施策に積極的に協力しなければならない」とあります。
これは国
の法律にですね、確かに義務は課すことはできないんですけれども、協力
を求められた場合には積極的に協力しなければならないという法律にのっとって、草津市
のこの条例があるかと思うんですが、こういったもの
を踏まえて、そこまで
の認識できちんと交渉されていらっしゃるんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
今、議員御案内
のございました条例に基づくものも提示しながらJRには協力
を求めてきたところでございます。
ただ、今後も引き続きJRとは交渉
を進めてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
交渉という
のは、断られてからが始まりますので、そこ
のところは粘り強く、一応、やはり駅地下
の利用者はJR
を利用される方ですので、そこはしっかりと強く押していただければなあということ
を思っております。
それとですね、同じく3番目で、例えばですね、地下に機械つき
の駐輪場
の整備とかは考えられないんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
東建設部技監。
◎建設部技監(東隆司)
地下式
の自転車駐車場による整備につきましては、有効な手法
の一つであると認識しておりますが、草津駅周辺には、草津駅前地下駐車場及び草津駅地下道路があり、地下
を有効活用できる公共用地はございませんので、現在
のところ、地下式
の自転車駐車場
の整備は考えてございません。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
それは土地
の問題だけで整備が考えられないということでしょうか、土地がないからだけ
の問題点で整備ができないということでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
機械式
の地下駐輪場につきましては、現在、既製品として204台がとめられる地下式
の駐輪場がございます。それ
を整備するにつきましては、機械自体が直径8メーター
を超えます。施工
をしようとしますと、10メーター以上
の作業ヤードが必要になる。そこに、また建設機械等
を据えようとすると、かなり
の用地が必要になってくるというところでございまして、坑道に設けることも考えられますが、草津駅前
の場合、南草津駅もそうなんですが、地下には多く
のライフラインが通ってございます。その移設工事等も鑑みますと、かなり
の費用負担が生じるというところが考えられます。それと、公的な有効土地がないというところで断念
を現在はしておるところでございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
実際に、そのような課題がある
のは承知しておりますけれども、ただ、すごい利便性がありますね。2分で、また30秒で、すっと収納ができて、ほぼほぼ2分ぐらいで全部終わるということですけれども、この件については、いろんな課題もあるので、一つ
の考え方として御提示、また研究
をお願いいたします。
それでは、最後
の質問です。
現在、北中西・栄町市街地再開発事業が進められています。改めて、その計画時で自転車
の駐輪場整備
の話がなかった
のか、お伺いいたします。
今ある歩道に置いてある自転車が、すっきりとどこかにおさまり歩道が広くなることで、オープンカフェといったことも可能となる草津駅周辺
を一体的な面として
の視点で、有効的にかつ魅力ある空間として計画ができていたとしたら、今回、急遽、補正で上がってくることがなかったか
のではないかとも思います。
草津駅前
の課題
を把握し、魅力ある都市デザイン
を描ける
人は誰な
のか、組織としてはどこが担当される
のでしょうか、そのような総合的な判断
を誰ができる
のか、今後
の施策にもかかわってくるかと思いますが、所見
を伺います。
ちょっと先ほど
の質問とかぶるんですが、都市デザインという観点でお答えと、それと再開発事業
のとき駐輪場整備
の話があったかどうか、ちょっとそれよろしくお願いいたします。
○議長(瀬川裕海)
山本
都市計画部長。
◎
都市計画部長(山本憲一)
北中西・栄町市街地再開発事業
の計画時におきましては、計画敷地内に民間自転車駐車場
を経営されておりましたことから、その影響
を考慮し、自転車駐車スペース
の確保
を検討していただくよう市から意見
を申し上げたところでございます。
しかしながら、再開発事業は民間事業者により実施されるものでございますことから、自己用
の自転車駐車スペースは計画建物内に確保するものの、定期契約等
を有する自転車駐車場につきましては、整備するため
のコスト増や運営に携わることが不可能と判断
をされましたことから、自転車駐車場
の整備はされなかったものでございます。
また、JR草津駅前において魅力ある都市デザイン
を描ける組織につきましては、市全体
の都市計画に関する将来構想
を定めた都市計画マスタープランや、将来にわたって持続可能な都市構造
を目指す立地適正化計画、草津市版地域再生計画、地域公共交通網形成計画、そして、JR草津駅周辺
の中心市街地における都市機能
の増進、市民等
の交流、魅力や活力
の向上
をプロデュースする中心市街地活性化基本計画等
を所管してございます都市計画部が中心となって、関係部局と
の連携
を図り都市デザイン
を担ってまいる所存でございます。
○議長(瀬川裕海)
西垣議員。
◆14番(西垣和美)
駐輪場整備は民間
を考慮してとおっしゃいましたけど、あそこ
の111とかエルティは民間
を圧迫するものではないですので、一体的な景観として
の魅力的なまちということ
の観点で、そういった話がなかった
のかということで、それは組合
のほうでは、民間ですけど、そこ
をやっぱり市が主導
をもって、市がやはりお金
を出してでもそこ
をやるというふうにしてたら、もっとよかった
のかなあと。今となっては、遅いんですけども。
先ほど、都市デザインについては、いろんな計画
の中
の中心市街地活性化基本計画
の中でということですが、私が言いたい
のは、俯瞰して、上から交流センターも含めてどのように、また地上におり立ったときに、景観とか、さまざまな、自転車という
のをキーワードにしてでもいいんですけれども、そういったこと
をしっかりとデザインができるような組織で協議していただきたいなあということ
を思っております。
まだまだ中心市街地活性化基本計画もこれから議論がありますけれども、自転車一つとっても総合的な力が要りますので、また今後ともそういった視点でよろしくお願いいたします。
駐輪場整備については、まだいろいろ議論があると思うので、市民交流センターも360メートルありますので、ちょっと遠いかと思いますので、この点もまた今後も議論していきたいと思います。
ありがとうございました。
以上です。
○議長(瀬川裕海)
これにて、14番、西垣議員
の質問
を終わります。
次に、16番、久保秋雄議員。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
日本共産党草津市会議員団
の久保秋雄でございます。
議長
の許可
を得まして、通告に基づき一般質問
を行います。
その前に、このところ全国で自然災害が頻発
をしております。さき
の台風21号は、滋賀県
の農業などに大きな被害
をもたらし、特に、草津市は1,000件以上も
の被害、県内でも断トツ
の被害が報告されております。
基本的には保険や共済で対応ということではございますが、昨年は県が独自に支援した前例もあり、ことしは本市
の被害が突出していることから、市としても可能な支援
を検討することが必要だと強く感じるところでございます。
それでは、質問に入ります。
就学前施設について質問
をいたします。
まず最初に、瀬田光泉幼稚園
の本市へ
の移転についてお伺い
をします。
最初に断っておきますが、私は今回
の私立幼稚園
の移転がいいとか悪いとか言っているわけではなく、あくまで本市
の幼稚園行政へ
の、こういう言葉は正しい
のかどうかわかりませんけども、幼稚園行政へ
の影響について議論したく考えておりますので、よろしくお願いします。
大津市
の瀬田光泉幼稚園は、2020年に南草津駅に移転すると同園
のホームページに掲載されております。
ホームページ
をよく読んでみると、昨年
の6月時点で南草津へ
の移転計画が掲載され、さらに、ことし5月になって同ホームページに特設サイトが設けられて、同園
の移転計画が知られるようになった
のではないでしょうか。
本市
の担当部に確認したところ、ホームページ記載
の内容以外には御存じないような回答でした。
そこで、改めてお聞きしたい
のですが、同幼稚園と本市、また、滋賀県と
の間で同園
の移転をめぐって
の協議はなされた
のでしょうか、なされていない
のであれば、今後、協議
の場
を持たれるおつもりな
のか、伺います。
○議長(瀬川裕海)
それでは答弁
を求めます。
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
私立幼稚園
の移転につきましては、学校教育法施行令第27条
の2に基づき、設置者から都道府県知事へ届け出
を行うことが定められておりますが、瀬田光泉幼稚園
を運営する学校法人聖パウロ学園は、瀬田光泉幼稚園
の本市へ
の移転について、滋賀県私学・大学振興課と
の協議
を進められているとお聞き
をいたしております。
滋賀県へ
の協議及び届け出に際して、本市と
の協議
を要するものではございませんが、平成28年11月に聖パウロ学園担当者が本市
を訪問され、瀬田光泉幼稚園が本市へ移転する旨
の連絡
を受けるとともに、平成29年6月、移転に際して本市内
の既存
の四つ
の私立幼稚園へ
の挨拶等について相談
をいただいた経過がございます。
私立幼稚園
の移転について、本市と
の協議
を要するものではございませんけれども、今後、本市
の保育
の量
の見込みや確保方策
を検討する必要があるため、市内
の既存
の私立幼稚園等で構成する草津市公私立幼稚園運営等協議会や滋賀県とも調整
をしながら対応
をしてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
基本的には、県が対応するということなんですね。
しかし、一度、市
のほうにもお見えになっているというふうに伺いましたが、そのときは移転するんだという通知だけだったんでしょうか、それとも、それ以外
の話があったんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
そのときには、移転
をさせていただきたいということでございまして、具体的な内容については、当時は園
のほうもお持ちになっていないというような状況でございました。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
同幼稚園は、ホームページ
の記載によると、園児数は200
人を超える規模で、幼稚園としては大きな幼稚園だと思います。そのような私立幼稚園が本市に移ってこられたら、本市
の幼稚園行政等に何らかの影響があると考えますが、市
の認識
を伺います。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
本市
の幼稚園行政等へ
の影響についてでございますが、本市に新たに私立
の幼稚園が移転された場合、幼児教育における将来的な量
の見込みや確保方策
のほか、私立幼稚園
の教育振興に係る費用等
の検討が必要であると認識
をいたしております。
一方、幼稚園教育
の展開に当たりましては、公私立ともに国
の定める幼稚園教育要領に基づき、子どもや保護者、地域
の実態に合わせて教育課程
を編成・実施されるものであることから、かねてより私立幼稚園におきましても質
の高い幼児教育
の振興について積極的に取り組んでいただいておりまして、公立と私立がお互い
のよさや特性
を生かすことができるため、教育
の内容につきましては特に影響がないものと認識
をいたしております。
今後も、今日までと同様、公私立が共存共栄しながら、本市
の多様化するニーズに応えてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
私も、園と草津市と共存共栄でやっていければなというふうに思います。
そこで伺いたいんですけども、今、本市においては、幼稚園定数といいますか、幼稚園
の施設は既に充足されていて、施設によっては定員割れ
を起こしている状態かと認識しておりますが、市
の認識
を伺いたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
議員御指摘
のとおり、4歳児・5歳児につきましては、おっしゃるとおりかなあというふうに考えているところでございます。
一方、3歳児につきましては、笠縫東認定こども園で一番最初にスタート
をさせていただき、それから幼保連携型
の認定こども園等においても、教育課程
の部分
の増設はさせていただいておりますけれども、まだまだ不足
をしているというふうには認識
をいたしております。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
3歳児幼児教育
の部分ではね、来年
の4月に3園がオープンするんですかね、新しいこども園が。ですので、大分緩和はされるかなとは思います。よろしくお願いしたいと思います。
一方で、やっぱりさっきも言いましたように、幼稚園
の定数という
のは、ほぼ充足されているということが事実としてあるわけで、そういうことは園
の関係者は御存じなんでしょうかね。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
園
の関係者といいます
のは、公立
のお話でしょうか、それとも私立
のお話でしょうか。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
私
の質問
のしている園という
のは、園
の関係者という
のは、草津に移ってこられる園
の関係者ということです。園
を経営しておられる方々は御存じな
のかなということです。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
聖パウロ学園
の方
をおっしゃっているんだというふうに認識してお答え
をさせていただきますけれども、先ほど来、2回お越し
をいただいたというふうに御答弁
をさせていただきましたけれども、1回目は移ってくるよということだけ、2回目については、私立
の既存
の幼稚園へどういうふうに言っていったらいいやろうということでございまして、中身
の話はしておりませんので、そのことについても触れてはおりませんけれども、ホームページ等
を見ればすぐにわかることでございますので、恐らく認識
をされていらっしゃるというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
私、草津市
の現状
を、幼稚園定数が充足されているという現状
を見てみますと、今、草津市に来られる
のは、幼稚園として草津市に来られる
のは経営面ではかなり厳しいかなというふうに私は思うんですけども。それは横に置きまして、これに対してですね、保育園
の待機児童は、昨日も質問がございましたけれども、保留児童も含めて既に150
人も
の待機が発生しているという状況でございます。
保育園、もしくは、こども園として移転してこられるなら本市としても非常にありがたいことだなあというふうに私は思っているんですけども、そういうお考えは先方にはないんでしょうかね。突っ込んだ話はしていないということでしたけれども。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
はっきりと私どもも聞いているわけではありませんので、確定的なお話はさせていただけませんけれども、恐らくですが、その幼保連携型とか
の認定こども園ではなくて、幼稚園型というふうに想像
をいたしているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
理解できました。ありがとうございます。
公立幼稚園においても3歳児幼児教育
を実施してほしいという市民
の願いは、非常に大きいと思います。これは、行政も認識されているとおりであります。
ことし8月22日に開催された文教厚生常任委員会協議会に提出された資料では、矢倉及び老上幼稚園
のこども園移行が、平成35年度(2023年)と発表されました。この2園がこども園に移行することで、全て
の公立幼稚園がこども園になる
のかというふうに思います。
しかしながら、光泉幼稚園が平成32年(2020年)に南草津に移転してくると
の計画ですので、この南草津地域に一斉に3歳児幼児教育
を導入することは、混乱
を避ける意味でも必要ではないかなというふうに私は考えております。
この2園について、2020年から
のこども園へ
の移行、または現状
の幼稚園
のままで3年保育
を実施することは、この地域
の子どもたちに平等に幼児教育
の機会
を保障するために必要なことだというふうに考えますが、いかがでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
公立幼稚園における3歳児教育につきましては、草津市幼保一体化推進計画において認定こども園へ
の移行に合わせて実施することといたしており、移行に当たっては、私立
の幼稚園、私立
の保育所
の最大限
の活用
を図り、それら
の収容能力や位置関係
を考慮し、順次実施
をすることといたしております。
老上、矢倉
の両幼稚園につきましては、現在
の幼稚園
の敷地内に3歳児保育室など
を整備する場合、園庭面積
の基準
を満たさなくなるということに加えまして、駐車場
の確保及び仮設園舎
の検討など、他園よりも実現することが困難な課題
を解決しなければならないことや、御指摘
の光泉幼稚園移転など
の影響
を踏まえた教育需要
を見定めた上で施設規模など
を判断する必要があると考えておりますことから、こども園へ
の移行
を平成35年度とさせていただいたところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
幼保一体化推進計画は、たしか平成24年ころ――もっと後か――その時点から老上と矢倉については、なかなか移行が困難ということがわかっていたはずなんですけどね。順次、対策
をとっていただけるとスムーズに、もっと早くできたんかなという思い
を私は持っております。
それで、3歳児教育、3年保育へ
の移行はですね、やっぱり一定期間
を切ってやるべきやと思うんですよ。3年とか、5年とかね。そういうお尻
を決めて移行しないと、最後、少数
の子どもたちは3年保育
を受けられないということになってしまうとですね、これはやっぱり非常にかわいそうと私は思うんですよ。やっぱりお尻
をしっかり決めて、南草津地域と一斉に3歳児幼児教育
を始まるという、そういう状況
をつくっていただきたい。これ繰り返してお願い
をしておきたいというふうに思います。
次に、先ほどもお話が出ました幼保一体化推進計画では、公立保育所
のうち3カ所について、こども園化
の方向が具体的に示され、紆余曲折があったものの、今年度までに3公立保育所が認定こども園になりました。私は、今でも大路
の施設について民営化でよかった
のかどうか私なり
の思いでありますが、どうかこれから先、さらによりよい就学前施設として前進してほしいと願っております。行政も、引き続き関心
を持って御支援
をいただきたいというふうに思います。
幼保一体化推進計画には、6カ所あった公立保育所
のうち、3カ所について
の記述しかありませんでしたが、残り
の3カ所については、なぜ記述すらなかった
のか、その理由について改めて伺いたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
幼保一体化推進計画につきましては、平成27年度に策定
をいたしておりまして、31年度まで
の5年間
を計画期間といたしているところでございますけれども、その幼保一体化推進画においてモデル園として選定
をしました三つ
の保育所につきましては、就学前児童数
の将来推移、施設
の入所
の状況、施設
の老朽化度合い、諸室配置状況、地域
の就学前教育・保育
のニーズなどから判断し、決定したものでございます。
草津市幼保一体化推進計画
の計画期間から外れるため、モデル園として選定しなかった残り
の公立3園につきましては、具体的な園名こそ個別に記載はされていないものの、事業計画における幼児教育・保育
の需要やモデル園
の検証
を踏まえながら検討することと、うたっているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
もう平成27年から足かけ4年たっておりますけれども、検討は進んでいるんでしょうか。残り
の3カ所
の公立保育所
を今後どのようにしていくか、そういう具体的な検討は進んでいるんでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
昨日
の山田議員へ
の御質問にもお答え
をさせていただきましたけれども、非常に待機児童
の数が多くなっているところでございまして、その施設整備等も民間
の保育園さんにお願い
をしているところではございますけれども、子ども
の数が多少減ったとしても保育需要率が非常に上回っているというようなところで、平成34年ぐらいまでは、まだまだ保育需要が伸びるというふうには見込んでいるところでございますので、現在
の状況に鑑みますと、その3園
をこども園化するということは現実には難しい
のかなというふうに考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
3園
をこども園化する
のは、保育需要がふえているので難しいという
のは、ちょっと私は理解できないんですけどね。保育需要が大きい
のであれば、敷地
を拡大するなり建物
を大きくするなどして収容人数
をふやせばいいと、私はそのように思うんです。保育需要がふえているから、こども園化という
のが難しいという
のは、少し私は理解に苦しむところであります。
しかし、幼保一体化推進計画
の実現に向けて、さらに進んでいくんですよね、ちょっと確認したいと思います。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
先ほども御答弁
をさせていただきましたように、モデル園
の検証
を踏まえながら検討するということでございますので、詭弁と言われるかもわかりませんけれども、必ずしもするということは一言も書いてございません。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
必ずしもこども園にしないという、そういう選択肢もあったわけですね。初めて聞きました。幼保一体化
の題目とされた
のは、質
の高い幼児教育と保育
の一体的提供ということはお題目でしたね。そうであるならば、本市
の全て
の地域に等しく質
の高い教育と保育
を提供することが行政
の役割ですね。特定
の地域だけ質
の高いもの
を提供しないということは、あってはならないことであります。
一定
の準備期間という
のはわかるんですよ。一定時間が必要という
のはわかるんですけども、そうですか。私としては、個人的には公立保育所
のままでもいいと。実際には、民間
の保育所だってね、当面は保育所
のままでいくというところもございますよね。そういう中で、やっぱり公立施設として
の役割
をきちんと果たす、そういうこと
をしっかり今後も押さえていただきたい。就学前施設
のいわゆる規範ですよね、お手本ですよね。また、地域に対する子育て支援、そういう公的施設
の役割
をしっかり果たす、そういう役割
をしっかり担っていただいて進めていただきたいなあと思います。わかりました。こども園に移行しない選択肢もあるということですね、わかりました。
それでは、次
の質問に移ります。
(仮称)草津市立プールについてお伺い
をいたします。
(仮称)草津市立プールが完成すると、各種
の水泳大会やアスリート
の練習に活用されるものと想定されます。同時に、同プールは市民・県民
の健康づくりにも役割
を果たすことが、基本計画素案でも位置づけられております。
私が心配する
のは、各種水泳大会、アスリート
の利用と一般市民・県民
の利用調整がうまくできる
のかという点でございます。
競技用プールはどのように運用されているか
の事例として、2017年、昨年4月にオープンした石川県金沢市
の金沢プール
の運用状況
を調べましたところ、ことし
の9月に50メートルと25メートルプールがそろって使用できない日が9日間も連続し、50メートルプールはさらに3日間、トータル12日間も連続して、一般利用、すなわち市民や県民
の利用ができない運用状況になっていることがわかりました。
同金沢プール
の9月
の休館日は3日間で、一般利用ができる日は数えてみたら18日間となっております。
本市
のプールは、金沢プールよりも交通
の便もよく、近隣他市から
の競技大会利用も多いだろうと報告されております。そうなると、市立プール
の目的
の一つである市民
の健康づくりやスポーツ
の振興と
の両立が難しくなってくる
のではないかと危惧します。
この点について、都市再生特別委員会では、一般市民・県民も利用できるようにするんだと繰り返し答弁や
説明があったと記憶していますが、金沢プールなど競技用プール
の事例
を見ると、本当に市民・県民も自由に使えるものになる
のか心配であります。
国費も投入される見込みですが、(仮称)草津市立プールは市民や県民
の税金で整備され、運営
のために利用料収入
を差し引いても、毎年2億5,000万円以上
の税金が投入される計画となっています。したがって、市民・県民が一定自由に利用できる施設でなければならないと考えますが、市
の考え
を伺います。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
市民・県民が一定自由に利用できる施設でなければならないということにつきましてでございます。
(仮称)草津市立プール
の運営につきましては、県民体育大会
を初めとした大規模大会が行われる時期には、競技会場として
の利用が優先されることが想定されますものの、国内や近畿、あるいは、県内レベル
の大規模大会で本施設が利用される日数が年間で40日程度であると想定しても、年間を通じて室内温水プールとして季節
を問わず通年で利用いただけますことから、県民・市民
の皆様が十分一般利用できる施設であると考えているところでございます。
なお、御指摘いただきました金沢プール
のことし9月
の利用状況につきましては、金沢プール
のほうに確認いたしましたところ、国民体育大会が行われていたという特別な事情がございまして、12日間
の大会使用となっていたということで聞いております。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
金沢プールで、この9月に国体
の水泳競技が開催されるということは、私もこの質問書
を提出した後に調べてわかりました。石川県
の金沢プールが、福井県で、今、開催されている福井国体
の水泳競技に活用されているということですね。
国体といっても、このように県
をまたいで広域で開催されているということ。近年、2002年に全国知事会
の決議があり、簡素な国体ということ、将来に負担
を残さないことが強調されていますので、非常に大事なことだと、私、思いました。
先ほども申し上げましたが、市立プールが完成すれば、毎年、使用料収入
を差し引いても、2億5,000万円
を超えるような維持管理費が発生
をします。
計画では、プールは47年間存続するようですので、2億5,000万掛ける47年間で117億5,000万円
の維持管理費でございます。本市にとっては非常に大きな負担となるように思いますが、この点について市
の所見がありましたらお願い
をしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
たくさん
の費用
を税金で賄うということになりますが、これにつきましては、できるだけ利用料収入
をたくさん見込めるような形で
のPFI事業者
を含めた形で、その辺は、今後、検討していく形で、施設ができるだけ利用率
の高いものとなって、そういう効果が発揮できるような形で考えてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
私も使用料収入がふえれば、もっとふえればいいと思うんですけれども、ふえる金額という
のは、それほど大きなものではないなあと、2億5,000万
をカバーできるかいうと、なかなか難しいかなというふうに思います。県が3分の2、ものによっては10割
の援助
をするという協定が結ばれておりますし、絶対にこの一線は譲ってはいかん一線だと私は感じております。いろんな雑音も聞こえてきますけれども、やっぱりここは守り抜かなければならない一線だろうなと、私は思っております。
一般
の市民・県民、学生
の利用――以降、一般利用と略しますが――一般利用と大会等と
の間
の利用バランス
の調整については、どのように考えている
のか、伺います。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
(仮称)草津市立プールにつきましては、室内温水50メートル長水路と飛び込みプール
を備えた県内唯一
の施設として計画しているところでございまして、これら
のことから、これまでに県内で開催されている大会だけではなく、新たな大会
の招致や創設につきまして、水泳連盟など
を初めとする競技団体等と連携
を図りながら検討してまいりたいと考える一方で、大会日以外
の一般利用と
のバランス
を考慮した運営方法
を、PFI事業者
のノウハウ
を生かしながら十分に検討していく必要があると考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
一般利用へ
の配慮
をよろしくお願いしたいと思います。
冒頭で紹介した金沢プールでは、専用
の飛び込みプール
を整備されていて、飛び込み
を含む大会等が開かれても、飛び込みと独立した25メートルプールは、一般開放、利用もなされております。
本市で計画されている市立プールでは、25メートルプールと飛び込みプールは共用
のため、飛び込み
の大会やアスリートが飛び込み
の練習されているときには、25メートルプールについては一般利用ができないということになる
のか、伺います。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
25メートル飛び込み兼用プールにおきましては、飛び込み大会や練習中
の一般利用につきましては、競技
の妨げや安全面等から困難であると考えているところでございます。
一般利用者につきましては、50メートルプール
の水深
をフレキシブルに変更できる可動床
を導入して、安全性
を確保した中で
の一般利用が可能となる機能
を備えておりますことから、可動壁
を導入することで、25メートルに分割した多様な利用が可能となります。飛び込み練習中
の利用時には、25メートルプール
の使用に制限がかかる中でも、50メートルプール
を活用した一般利用
を可能としてまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
飛び込みプールが利用できないときには、50メートルプール
を活用して一般利用
をするということですね。
ここで、質問
をまとめておきたいと思います。
(仮称)草津市立プールは、一般
の市民・県民も気軽に利用できる施設としていただきたいと思います。当議員団としては、競技用プール建設について、これまで積極推進
の立場ではなく、財政負担
の大きさなど
を繰り返し指摘
をしてまいりました。さらなるコスト圧縮に向けた努力も必要かと思います。市立プール
の整備
のよしあしについては、この10月に実施されるパブリックコメント
の結果
を見て最終的に判断したいというふうに考えております。
それでは、次
の質問に移ります。
ロクハ荘、なごみ
の郷
の温浴施設についてお伺いします。
ロクハ荘やなごみ
の郷
の主に温浴施設について、この7月から介護保険関連
の委員会「あんしんいきいきプラン委員会」で検討がなされております。直近では9月3日に委員会が開催されたと聞いておりますが、同委員会で
のこれまで
の検討状況について伺います。
○議長(瀬川裕海)
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
あんしんいきいきプラン委員会は、第1回委員会
を7月6日に開催し、施設
の概要や昨年度に実施した二つ
の調査結果
を御
説明し、なごみ
の郷
を見学した後、温浴施設
のあり方及び施設全体
のあり方について御意見
をいただきました。
9月3日
の第2回委員会では、今後
の事業展開について御意見
をいただいたところでございます。
委員会では、温浴施設は集客力が高く、高齢者
の外出、交流や健幸づくり
の動機づけとなっているという強み
を生かし、介護予防や健幸づくり
をより一層進めるために、温浴施設
を有効に活用し、より充実したあり方
を検討してはどうかなど
の意見
をいただいてございます。
施設全体
のあり方といたしましては、生きがいづくりや社会参加
の促進など、一層
の健幸づくりに向けた多世代交流機能、健康増進機能、介護予防機能
を兼ね備えた拠点施設
を目指す方向性として位置づけ、さらなる利用
の促進
を図るため、施設
のPRや健康や介護に係る講座
の充実など、さまざまな御意見
をいただいたところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
ここに9月3日に開催された、あんしんいきいきプラン委員会
の資料があるんです。これは、8月22日に開催された文厚委員会協議会
の資料と全く同じものだと思うんですけれども、今、部長
の答弁
の中で一つ欠落している言葉があったんです。それは、「温浴施設は継続する」という、その一言なんですよ。部長
の答弁はですね、答弁
の全体像
を私は読みます。
「温浴施設は集客力が高く、高齢者
の外出、交流や健幸づくりへ
の動機づけとなっている強み
を生かし、介護予防や健幸づくり
をより一層進めるために、温浴施設は継続し、有効的に活用しつつ、高齢者福祉施設等
のあり方
の検討
を進めることになります」、こういうふうに書かれているんですよ。
これは、あんしんいきいきプラン委員会、また文厚委員会協議会で
の資料なんです、提出された資料。その中から回答文
を、今、読まれましたけれども、重要な一言が欠落しております。しかし、このとおりということでよろしいんですよね、確認したいと思います。
○議長(瀬川裕海)
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
大変失礼
をいたしました。あり方
の報告書
のとおりでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
ありがとうございます。温浴施設は継続
をすると、そして有効に活用していくんだということでございます。
それでは、温浴施設
の利用者
をふやすために、どのようなこと
を考えている
のか伺います。
○議長(瀬川裕海)
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
ただいま
の御答弁
の確認でございますけれども、前回出させていただきました資料につきましては、あくまで、あんしんいきいきプラン委員会で
の御意見
のまとめというふうに御理解
を賜りたいと思います。
それでは、ただいま御質問いただきました件について御答弁
を申し上げます。
施設利用者
をふやすため
の方策についてでございますけれども、昨年度に実施した市民ニーズ調査でございますが、施設
を利用する目的といたしましては、温浴施設
の利用が来館者
の半数近く
を占めておりまして、次いで講座等
の参加が多くなっております。高齢者
の活動拠点として
の役割
をより一層進めるため、市民
の主体的な参加・参画に基づいた
人と
人と
の出会い、つながりや健幸づくり
を意識した事業
の展開や施設
のPRなど
を充実し、利用者
の拡大
を図っていきたいと、このように考えておりまして、施設
のあり方とともに検討
を進めているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
先ほど
の答弁がちょっと、私、気になるんですけれども、明確にここに書いてあるんですよね。「温浴施設は継続し、有効的に活用しつつ、そして高齢者施設等
のあり方について
の検討
を進める」と。これね、文厚委員会
の協議会だったけども、承認
をもらい、そして、あんしんいきいきプラン委員会にも、これ
を出したわけでしょう。
それで、多く
の意見は温浴施設存続
の意見だったでしょう。だったら素直にいいじゃないですか、温浴施設は継続して有効に活用するんだと、公が運営する、その意味
をしっかり捉えてやるんだと、それでいいじゃないですか。どうです。
○議長(瀬川裕海)
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
先ほど申し上げました
のは、あんしんいきいきプラン委員会において、このようにまとめ
をしていただいたということでございます。
今後、このあんしんいきいきプラン委員会
の御意見、これ
を参考にさせていただきながらですね、市として方向性
を定めていきたいというふうに、検討してまいりたいというふうに考えてございますので、御理解賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
外部の委員会に諮問
をしとってね、その結論
をひっくり返すような結論は、恐らく部長はなされないと私は信頼
をしております。それがないと、行政と議員と一緒にやってられませんよ、本当に。私は信頼しておりますので、よろしくお願いします。
利用者
をふやすためにも、温浴施設
の大規模補修
の実施が必要と考えます。また、6月議会で
の答弁でも、大規模補修
の必要性について報告
を受けていると答弁がありましたが、温浴施設
の大規模補修について、現時点で
の市
の考え
を伺います。
○議長(瀬川裕海)
西
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(西典子)
温浴施設
の大規模補修についてでございますけれども、先ほど来、御答弁
を申し上げておりますが、現在、調査結果や「あんしんいきいきプラン委員会」
の御意見
をもとに検討
を進めているところでございます。御理解賜りまように、お願い申し上げます。
○議長(瀬川裕海)
久保議員。
◆16番(久保秋雄)
私も繰り返しになるかもしれませんけれども、利用者
をふやしていくためには、やっぱり魅力ある施設にしていく。その一つは、やっぱり温浴施設
の大規模補修ではないかというふうに思います。
私、この議会開会直後にですね、ある市民
の方から情報
をいただきました。栗東市にも同じように、老人施設に――向こうは老人福祉センターと言うらしいんですけども――そこに温浴施設が計三つあるよと。そこら辺は、基礎調査
の中になぜ入ってない
のかなと。「どう、久保さん」という情報
をいただいて、私なりに栗東市
の市会議員
のところや、あるいはネットで検索
をしてみました。確かに、三つありますよね。
一つは、やすらぎ
の家というとこですね。これは、どこにあるでしょうかね。それから、なごやかセンター、それから、ゆうあい
の家、いずれも温浴施設
を備えているということです。
これ以外にも、市
の担当部局に少し聞いたら、これ以外にもありますと、率直に、各所ね。こういうところ
をなぜ調査
をされなかった
のかなあと、そういうところ
の運用状況であるとか、補修
の状況、苦労
をしていることは何やとか、あるいは集客力
を高めるためにどんな努力
を、工夫
をしているとか、そういうこと
を聞けばよかったのに、「意識的に外した
の」と聞いたら、いや、口
をもごもごとされていましたけれども、こういう身近な市町にある温浴施設についても、ぜひとも調査
をして、もう基礎調査は終わってますけれども、学んでいただいて今後に役立てていただくこと
を重ねてお願い
をしまして、私
の質問
を終わります。
ありがとうございました。
○議長(瀬川裕海)
これにて、16番、久保議員
の質問
を終わります。
暫時休憩
をいたします。
再開、午後3時15分。
休憩 午後 2時58分
─────────────
再開 午後 3時15分
○議長(瀬川裕海)
再開いたします。
引き続き、各議案に対する質疑および一般質問
を行います。
17番、棚橋幸男議員。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
皆さん、午後、あと2名となりました。
20番、棚橋幸男、草政会。これより一般質問
をさせていただきます。どうぞ執行部
の皆さんも、よろしく明確な御答弁
をいただきますこと
をお願い申し上げまして、質問に入ります。
私
の質問、12日から見ますと、お二方
の議員が重なっております。ということで、同じような答弁になろうかと思いますけども、そこは少し飛ぶ場合もございますので、その部分は御了承いただきまして質問
をしていきたいなと。
1点目に子ども
の学力向上、2点目に働き方改革
のさらなる推進、3点目に現在
の組織体制における課題や問題点、この3点で行きたいと思っております。
初め
の子ども
の学力向上につきましては、先ほども言いましたように、土肥議員がされておりますということで、2007年から
の実施内容でございまして、ことし
の18年、このところにつきましては、県
のところでは平均
を下回ったというようなことで報道がされているし、我々も配布があったとこでもございます。
そうした中で、基礎的な知識
の習得とか理解力、このような問題があるというようなことではないかというふうにも思います。
そこで、このところで分析されているその要因はどのようになっている
のか、まずこのところ
をお聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
それでは答弁
を求めます。
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
平成30年度全国学力・学習状況調査
の本市
の結果についてでございますが、小学校は、全て
の教科で全国平均以上
の結果でございました。一方、中学校におきましては、数学Aは全国平均以上で、国語A、国語B、数学Bは県平均以上でございましたが、全国平均には届きませんでした。
本年度
の結果に係る要因につきましては、小学校において、教員が学力向上へ
の課題意識
を学校全体で共有した上で放課後に補充学習
を行った、家庭学習
の定着に向けて
の取り組み
を行った、授業改善に向けた校内研修に意欲的に取り組んだなど、こういった学校で特に改善が見られています。
中学校につきましても、同様に、新学習指導要領に示されている主体的・対話的で深い学びに関する授業改善に取り組んでおりますが、昨年度
の結果よりも大きく落ち込みました
のは、教科
の専門性や学習内容
の複雑さ等
のため、教員一
人一
人の授業改善が定着までに至っていなかったことが挙げられると考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
きのうもお聞きしたんですけども、そうかということで理解します。
そこで、市
のほうでは公表というところは若干難しいというようなこともお聞きしましたので、このところで必要性というところ
の考え、少し教えてください。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
結果
の公表に当たりましては、文部科学省から指示があった配慮事項
を踏まえまして、学校間
の序列化につながったり過度
の競争
をあおったりすることが危惧される公表
の仕方は行わず、児童生徒へ
の教育的指導
の充実や学習状況
の改善に役立つこと、さらには、子どもや教職員
の意欲
を喚起すること
を第一義とすることが示されており、このこと
を踏まえて、本市では、平成26年度から全国学力・学習状況調査
の結果とともに、その分析と傾向、今後
の改善策
を市
のホームページや教育委員会機関紙コンパスでわかりやすく公表してまいりました。
今後とも、このような方法で公表
を行ってまいりたいと考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
よろしくお願いいたします。
学力テスト、これはこれが全てではないということは十分承知しますけれども、一つ
の物差しという見方ができるんじゃないかなと、こんなこと
を思っています。
それで、私たち
のこの草津市は、21年からモデル校として2校でICT関係
をスタートしまして、22年からはそれ
を本格的に、それから25年から28年にかけてタブレット、このようなもの
を導入され、教育に効果
を発揮しているというところでございまして、このところも、きのう――私はこのICT、これはあくまで重要な要素・要因であると、このように思っていますし――このところ
の答弁につきましても、土肥議員
のところでしっかりと聞かせていただきました。
ただ、その年々によって上がったり下がったり
の結果
を繰り返しながらも、全体的には右肩上がりであるという答弁もいただきました。このところで、この思考力とか、これ
の育成
の事業、そしてから検定事業、このようなもの
を実施し、これら
を総合的に成果として出していきたいと、こんなお話もございましたので、このところは、ぜひこれ
を最大限、全国で2番目に取り組んで市でもございますので、しっかりと方向性
を出す方向に向けていただきたい、このように思っております。
それと、教育という
のは、あくまでこのようなものも、ファクターもそうなんですけども、基本的な生活習慣、これ
を身につけることが非常に大切だと思っております。
我々
の本市におきましては、そのようなところがどのような状況になっている
のか、また、この生活習慣
の育成に関して、どのように子どもたち一
人一
人に向き合い、家庭教育
の推進について、どのように取り組んでいる
のか
をお聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
本市
の子どもたち
の基本的な生活習慣についてでございますが、本年度
の学力・学習状況調査で、約9割
の児童生徒が、毎朝、同じ時刻に起床し、朝食
を摂取していると回答しております。これは、全国平均とほぼ同等であり、多く
の児童生徒が、おおむね望ましい生活習慣
を身につけていると捉えております。
生活習慣
の育成につきましては、学校において、児童生徒
の発達
の段階に応じて学級指導
を行ったり、子どもと
のかかわり
の中で、一
人一
人の状況に合わせた指導や相談活動
を日常的に進めております。
また、家庭
の役割も大きいと考えておりますことから、PTA活動
を通した子育て等について
の情報提供や親同士が学び合う機会
を設けたりして、子どもたち
の生活習慣
の確立、家庭教育
の充実
を図っていきたいと考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
確かに、言われるとおりでございます。やはり基本的な生活習慣、これは県
のほうも早くに出されております「早寝・早起き・朝ごはん」、しっかりと、ここから始まってくる、そこに道徳等々も結びついてきて、家庭
の役割もそこにプラスされた中で、今、答弁いただいたようなことになってこようと思っておりますので、しっかりこのところもお願いしていきたい。
学校現場
のほうでは、新学習指導要領、ここで主体的とか対話的、深い学び
の実践ということで、管理職と学力向上担当
の教員、この方々が協力しながら学校ごと
の特徴ある学力向上策に取り組んでいるように伺っておりますが、こうした点について、どのような状況になっているか、お聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
学力向上策につきましては、各校
の学力向上担当教員が、全国学力・学習状況調査
の結果分析により明らかになった課題
を解決するために、実効性
のある具体策
を提案し、校長
のマネジメント
のもとに、学校全体で取り組む「我が校
の学力向上策」
を作成しております。
本年度は、例年より一月早い7月末に全国学力・学習状況調査
の学校別結果が明らかにされましたことから、8月に学力向上担当教員と管理職が協議
を重ね、目標値設定や学校
の特色
を生かした具体的な取り組み等
を見直し、2学期開始と同時に実施
をしております。
例えば、同じ中学校区
の学校間で共通した家庭学習
の約束
を決め、小中学校9年間を通して子ども
の自主学習力
を育もうとする学校や、県や国
の指定事業
を中心に校内研究会
を重ねて教員
の授業力
を高める学校、地域
の協力
を得て、週1回、放課後に基礎学力補充教室
を実施する学校など、主体的・対話的で深い学びにつなげるために、それぞれに特色
を生かしながら課題解決
を図っているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
ありがとうございます。
課題は、いつも絶えるものでもございませんけども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
この学力テスト、この結果
を踏まえましてですね、これまで
の取り組み、そしてから、教育施策
の総括として分析・認識
をどのようにされている
のか、今後
の教育施策、このようなものについて、どこに力
を注いでいく必要があるかというところ
を考えていく必要があると考えておられる
のか、このところ
をお聞きしたいんですけれども、ただ、対策も先生方、いろいろ――これは次
の質問にもなるんですけども――きのう
の新聞か何かでちょっと載ってたんですけど、これに向けた事前対応、いろいろやられると思います。44.4%が、それに向けて事前対応
をされているとか、教員さんがこの順位
を非常に気にされているとか、そしてから競争に毒されているというんですか、そのようなところがあるとか、このようなところは非常に気にされている分野でここに臨まれていると、こんなところが少し記事に載ってましてですね、非常に気にするとこかなと、こんなこと
を思っています。
ただ、そのようなところでICTも使っているんですけども、子どもたち
の立場で見たらですね、みんながみんな、この6年生で全てが学力
のテスト
を受ける中において、やはり若干このようなところに苦手な当然子どもさんもおられます。こういうところで、その子どもさんたち
の自尊心が傷がつくとかつかないとか、こんなとこもやっぱり先生方も、このような作業
をしながら考えながら、負担等々も考えされているというようなことも少し載ってたんですけども、このとこも含めまして、今後
の施策、このところについて、どのように力
を注いでいかれる
のかなということ
をちょっと教えていただきたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
本市
の子どもたち
の学力向上
を目指して、草津市教育振興基本計画
の第1期、第2期を通して、検定事業
の実施や電子黒板
の配備、子ども
の思考力育成事業、タブレットパソコン
の導入等、他市町に先駆けた教育施策
を展開してまいりました。
検定事業につきましては、基礎学力
の定着に効果的でありましたことが、全国学力・学習状況調査における国語A「漢字
の読み書き問題」
の正答率及び無解答率
の推移から明らかでございます。
漢字検定事業導入まで
の平成20年度・21年度
の漢字
の読み書き問題
の正答率は、小中学校ともに全国平均
を下回っており、無解答
の児童生徒
の割合は全国平均より多くなっていました。検定事業導入以降は、小中学校
の漢字
の読み書き問題
の正答率が、ほぼ毎年、全国平均
を上回ってございます。
電子黒板
の配置につきましては、「授業
の内容がわかる」と、肯定的に回答した児童生徒
の割合は増加しております。また、特別な支援
を要する児童生徒に対して視覚的支援が可能になるなど、子どもたちに理解
の促進
を図る教育的効果があったと捉えています。
さらに、平成25年度からは、子どもたち
の論理的思考力
を育成すること
を目的とした子ども
の思考力育成事業
を実施しましたところ、全国学力・学習状況調査
の無解答率が下がり、日ごろから子どもたち
の記述表現に対する抵抗感が少なくなりました。
現在、ICT教育
を中心に全国に誇れる教育施策
を展開しておりますが、そのことも含めまして、今後とも草津型アクティブ・ラーニング
の授業スタイル
の定着
を中心に、全て
の子ども
の学力向上に注力していく所存でございます。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
先ほどもありましたように、この機器
を使うことによって、結果は右肩上がりと、こんなお話もございましたので、ぜひこのところ
をしっかり続けていただき伸ばしていただきたい、こんなこと
を思っております。
それでは、次
の質問であります働き方改革
のさらなる推進ということで、ことし
の5月に策定されました働き方改革プラン、この明確な成果指標というものが設定されておりません。本市におきまして
の働き方改革に掲げる取り組み事項
の成果
をはかる物差しとして、具体的に何か指標
を設定しようとする考えはある
のか、お聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
今年度
の働き方改革プランでは、「みんなが意識して取り組もう」
をテーマに掲げまして、職員
の意識
を醸成することに主眼
を置き、この取り組み
を自分ごととして捉え、そのために何が必要な
のか、どのような手だて
を講じるべきな
のか
を考えるため
の機会
の創出
を目的
の一つといたしております。
働き方改革は、ともすれば時間外労働時間など、労働
の時間切り、すなわち長時間労働
の是正ばかりが注目されがちでございますけれども、それら
の是正のみ
を図るため
の規制強化が本来
の狙いではなく、事務
の効率的な執行
の結果
のあらわれとして改善していくものと考えておりまして、ワーク・ライフ・バランス
の推進とイノベーション
の両面にわたる不断
の取り組みが重要でありますことから、働き方改革プランにおきましては、指標による数値目標
を設定しておりませんけれども、超過勤務時間数、健康デー
の達成率、年次有給休暇取得日数及び業務効率化アクション
の実施率
を進捗
の確認
の指標として活用
をしているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
指標
を、今、お聞きしましたので、そのところでやっていただきたいんですけども、これ国
のほうも内閣官房で、このようなところ
を設置されております、2016年。このところは、あくまで一億総活躍社会
を実現する、このため
の改革ということ
を打ち出してやられています。
ただ、このところ50年後、これが維持できるかいうたら、これは若干無理。生産年齢も総人口も上回るペースで減少しているという
のが現状だと思います。
ちなみに、今現在では8,000万
人、労働者数というんですけども、50年には、この全体像が9,000万
人まで落ち込むんじゃないかと、もしくは、これが2100になれば4,500万
人ぐらいになるんじゃないかと。こういうことになってきたら、実際、今、言われている我々職員さんも、いろんな角度でお仕事
をされてますけど、実際この中身はどうなっていく
のかなというようなことも危惧
をいたすとこでもございます。
そこで、本市
の職員
の時間外労働について、実際どのような状況となってですね、組織、各部
のところで隔たりがある
のか、また、ある場合はその要因
をどのように分析されて解消するため
の取り組み
をされて進めていこうとされている
のか、お聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
職員
の時間外労働につきましては、全庁的に見ますと、直近
の3年間におきまして逓減傾向にありますが、各部ごとに見ますと、それぞれ
の事務事業
の状況や育児休業者や休職者
の状況など、さまざまな要因によりまして偏りが生じる状況もございますけれども、適宜庁議等で状況
の共有、その改善策など
を検討しているところでございます。
また、毎年実施
をしております各部から
の組織人員要望
のヒアリングや日常
の情報交換を通じまして、要因
の収集・分析
を行い翌年度
の人員配置につなげることで改善
を図るよう努めているところでもございます。
本年度につきましては、特に育児休業者
の欠員対策として、専門職
を対象に任期つき職員
の採用制度
を設けたところでございまして、今まで非正規職員にて対応していた代替え職員
を正規職員として雇用することによりまして、労働時間
の縮減、偏り
の是正にも効果があるものと考えております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
確かにそういうことなんですけども、ここで民間企業、先進企業、こういうところ
のお話
の中では、例えば一つには、この改革
の必要性、これが共有されていること、そしてから二つ目には、全員が競争意識
を持つこと、そしてから三つ目には自己改革に意欲
のあることということで、やらされやなくして、今、言ったようなところで、それぞれ一
人一
人がそのような自覚
を持ってやるということが大変重要なポイントになるかというように思っております。
ということで、このように改革
を推進しながらも市民サービス、この質
の向上にしっかりとつなげていくことが当然重要であります。具体的にどのようにこのところ
を取り組んでいかれる
のか、お聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
本市では、働き方改革に積極的に取り組むことで、その目的でもございます効率性や生産性
の向上
を図り、政策や行政サービス
の質
を一層高め、市民
の皆様に、より行き届いたサービス
を提供していけるよう、働き方改革プラン
を策定し、ワーク・ライフ・バランスとイノベーション
の両面にわたる不断
の取り組み
を進めているところでございます。
具体的には、業務
のアウトソーシングや業務改善により削減できた時間で丁寧な市民サービス
を提供したり、職員
を政策立案業務に当たらせることにより、政策や行政サービス
の質
の向上
を図ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
そこで、この本市
の職員さん
の働き方
の現状、組織
のマネジメント、部長級
の職員さん、このところについて認識
をこのところ
の方々はしておられる
のか、また具体的にどのようにリーダーシップ
を発揮、現状されている
のか、少し聞きたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
本市
の職員
の働き方につきましては、平成28年
の4月にイクボス宣言
をさせていただきましたその後、実施
をいたしておりますイクボス推進アンケート
の結果や日ごろ
の労務管理、庁議等を通じまして、職員
のワーク・ライフ・バランス
の必要性や業務
の見直し等
の必要性
を強く感じているところでございます。
また、本市
の働き方改革プラン
の推進におきましては、管理職
の意識とリーダーシップが大変重要であり必要であるというふうに思っておりますし、特に部長級
の職員につきましては、業務効率化アクション
の進捗管理や業務
の見直し
を初め、会議や資料作成
の効率化、また帰りやすい職場環境づくりなどについて、率先して各所属へ
の指導・助言等
を行うなど、改革
の実現に向けてリーダーシップ
を発揮しているものというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
リーダーシップ
を発揮されているというように理解はしているんですけども、私も、夜、会議へ来たり、土曜に来たり、庁舎
のほうへ足
を運んでいるところが結構あります。そういうところで、若干そのような目線でも見るから仕方ないとこもあるんですけども、ちょっとこのところ、今、質問してみました。
超過勤務も当然減らし、休暇
を取得しやすい職場となる改革
を進める上では、業務効率化アクション
の推進や業務
のスクラップは、これは必須だと考えています。
現在、取り組んでいるスクラップロードマップにおいて、どれだけ事業や業務
の廃止、縮小、手法
の見直し、このところが行われ、それがどの程度効果が上がっている
のか、また、その際に市民サービスは低下していない
のか、このところ
をお聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
千代
総合政策部理事。
◎
総合政策部理事[
草津未来研究所・
行政経営担当](千代治之)
スクラップロードマップは、事務事業
の抜本的な見直しと、将来
を見通した経営資源
の選択と集中
を推進する工程表として策定したものでございまして、昨年度は41項目
を選定し、各所属において継続的に取り組んでいるところでございます。
その効果といたしましては、平成30年度
の当初予算ベースで、13項目2,460万6,000円
の事業費
を削減することができましたし、また、事務事業
の見直しにより、職員
の働き方改革やワーク・ライフ・バランス
の見直しにもつながったものと認識
をしております。
なお、事務事業
の見直し等に当たりましては、市民生活へ
の影響が最小限となるよう、代替手法等
の充実等
を検討するとともに、市民
の皆様に見直し等
の趣旨等
を丁寧に
説明させていただき、御理解
をいただくよう努めているところでございます。
いずれにいたしましても、市といたしましては、今後とも、スクラップロードマップに沿って、それぞれ
の事務事業
の最適化、効率化
を進めてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
今、数字
を挙げていただきました。もっとこのところは力
を入れていく必要があるようにも思いますので、ぜひ続けてお願いしたい、このように思います。
そうした取り組みと並行して、大胆な発想で抜本的な行政システム
の改革やシンプルな組織構成
の改革
を進めていくことが、今、求められている
のではないかと考えます。
そこで、抜本的な行政システム改革
を推進していく上で、他
の自治体
の取り組みから何点か提案
をしていきたいと思います。
一つは、これは質問でされて答えておられるとこもあるんですけども、音声認識システム
の導入、もう一つは、定型業務
を自動化するロボティック・プロセス・オートメーション――RPA――
の導入でございます。
こうした取り組みについて、本市でも導入
を検討し、業務効率化に働き方改革
の促進につなげていく考えはどうな
のか、お聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
千代
総合政策部理事。
◎
総合政策部理事[
草津未来研究所・
行政経営担当](千代治之)
音声認識システムやRPA
の導入につきましては、現在、複数
の自治体で導入済み、あるいは、本格導入に向けた実証実験
をしておられるところでございますが、これら
のシステム
の導入は、事務事業
の合理化や働き方改革
の促進、また、人口減少に伴う働き手
の不足など
の課題
を解決する手段
の一つとして、本市も大いに関心
を寄せているところでございます。
本市
の取り組みといたしましては、今回、議会に補正予算で提案させていただいております保育施設
の入所調整に係る事務
のシステム
の導入も業務効率化につながるもの
の一つと考えております。
こうした技術
の開発は、日進月歩
の進化が期待できる分野でありますことから、引き続き、先行事例
の研究や情報
の収集に努めながら、本市にとって最適な技術
を適宜適切に導入してまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
改革、非常に難しいです。先ほど少し言いましたように、我々、第二次ベビーブームで団塊
のジュニア、このところも労働に携わっているわけなんですけども、この時代ももう1年でピークになりまして、その後、急速に人口が減っていきます。そういうところで、また内容もどんどん変わってきますので、今、言ったような提案、このようなとこも導入する中で対応ができたらなということで少し質問に入れていきました。
次に、業務
の平準化に関する取り組み、これは自治体によって、準備行為
を含めた業務
の前倒しに取り組んでおり、そこに債務負担行為
を活用している事例がございます。
本市においても、年度当初における入札、業務発注や年度末における工事、設計業務等
の履行期限が一定
の時期に過度に集中すること
を避けることができるなど、債務負担行為
を適切に活用することで業務
の平準化
を進めることができると考えますが、このことについて
の市
の考え
をお聞きします。
こうした働き方
のところで市民サービス
の向上、このようなものも当然つながっていくものと思いますので、ぜひこのところ
を少しお答えいただきたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
明石総務部長。
◎総務部長(明石芳夫)
債務負担行為
を活用した業務
の平準化についてでございますが、国や地方公共団体
の予算は、単年度主義及び会計年度独立
の原則により、その年度内に執行し完結することが原則とされておりまして、地方自治法第214条に定める債務負担行為につきましては、その例外規定でございます。
そのため、本市におきましては、計画している工事や業務委託契約等について、工期
の設定や業務量
の関係上、やむを得ず年度内
の完了が見込めない場合に限りまして債務負担行為
を設定してまいりました。
しかしながら、議員御案内
の債務負担行為
の活用につきましては、地方公共団体に対する平成28年2月17日付、総務省・国土交通省連名
の「施工時期等
の平準化に向けた計画的な事業執行」
を求める通知
の中で、積極的な活用が要請されており、既に一部
の都道府県等において取り組みが始まっております。
本市といたしましても、債務負担行為
を活用した発注・施工時期
の分散により業務
の平準化が図られ、働き方改革につながるとともに、受託業者
の育成や公共工事
の品質確保
のメリットなどが期待されますことから、制度
の趣旨
を踏まえた上で、他
の自治体
の取り組みなども参考に、適切かつ有効な活用
を研究してまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
ぜひ、こうした働き方改革
の市民サービス
の向上という中においては、このところ
を目指す取り組み
の調査研究
を行っていただきまして、そして積極的に導入
を検討していっていただきたい、このように強くお願いしておきたいと思います。
次に、最後、現在
の組織体制における課題や問題点、このところで質問
をさせていただきます。
現在
の各部局
のトップである部長、理事、専門理事、この違いについてですね、所管事務など部設置条例と
の関係
を含め、市としてどのようにこのところ
を考えておられる
のか、お聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
部長、理事、専門理事
の違いにつきましては、部長は部
の事務
を統括的に管理する
のに対しまして、理事は、部長と連携し総括的な視点
を持って担当分野
の事務
を管理するという役割
の違いがございます。
また、専門理事は、部長と連携し、より専門性
の高い分野、または、特命
の分野
を管理する職として位置づけているところでございます。
各部
の所掌事務につきましては、効率的な行政運営が行えるよう部設置条例に定めておりますが、ますます複雑・高度化する行政需要に対応するため、部長、理事、専門理事
の職
の適正配置に努めているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
部によってね、今、言ったこの4名プラス1ぐらいあるんですけども、このところが全て発揮
をされているように見えると思っているんですけども、我々側から見れば、なかなか一
人一
人の分野にも見て取れますので、ぜひこのところはしっかりと、その役割分担
を明確にして成果につなげていただきたいなという思いでお聞き
をしました。
この専門理事など
を改めましてですね、部長、副部長、課長に統一するなど、もっとシンプルな機構、そして組織体制にすべきではないかと考えておりますけども、10年間続いたグループ制から、また今
の係長制というものにも改革されております。この31年から、この部
の統合も含めまして、より効率的な業務執行
を実現するために組織
の見直しに取り組んでいこうとする考えがある
のか、お聞きしたいと思います。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
組織・機構
の見直しに際しましては、人口増加による行政需要
の高まりに加えまして、複雑・多様化する市民ニーズ
の高まりに対して、組織としてより的確・迅速な意思決定ができるよう、部
の所管課や職員数
の適正化に努めているところでございます。
このような中、よりシンプルで効率的な業務執行
を実現する組織
の見直しにつきましては、課や係
の統廃合も含め、マネジメント機能が発揮でき迅速な意思決定
を行う視点と、特定重要課題へ
の対応という二つ
の視点
を見きわめた上で、各部局から
の意見
を踏まえながら検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
ぜひ、としか言いようがございません。
少し引用させていただきますんですけども、古い話なんですけど、江戸中期
の荻生徂徠(おぎゅう そらい)という
人の「人材
を育てるため
の7か条」というところ
をちょっと目にしました。
一つ目は、
人の長所
を初めより知らんと求むべからず。
人を用いて、初めて長所
のあらはるるものなり。二つ目は、
人はその長所のみ
を取らば、即ち可なり。短所
を知る
を要せず。三つ目には、おのれが好みに合う者のみ
を用いるなかれ。四つ目には、小過
を――小さい過ぎたる――とがめる用なし。ただ事
を大切になさば可なりと。五つ目にはですね、用ふる上は、そのこと
を十分にゆだぬべし。六つ目には、上にある者、下
の者と知才
をあらそふべからず。最後、人材は必ず一癖あるものなり。器材――器ですね――なるがゆえなり。癖
を捨つべからずと、このように言っておられます。
ということで、現場から積極的な政策・業務改善、提案などができる職場風土、これ
を醸成するためには、部下
を信用し権限
を与えるとともに、意欲や能力
のある若い職員
を部長級職員に抜粋するなど、もっと大胆に組織
の活性化、このような
のを図ることができないかということ
をお聞きいたします。
○議長(瀬川裕海)
岡野
総合政策部長。
◎
総合政策部長(岡野則男)
積極的に政策や業務改善
の提案ができる職場風土
の醸成
のためには、部下へ
の権限
の付与や抜てき人事による若手職員
の部長級へ
の昇格も効果が期待できる手法
の一つであり、組織
を活性化し生産性
を向上させるという観点からも、自主性
を重んじた環境づくりは非常に重要なことであるというふうに考えております。
これまでも、年功序列にとらわれず、能力、実績、意欲
を持った職員
の登用
を積極的に進めてきておりまして、管理職となる職員
の登用年齢も着実に若くなっている現状もございます。
今後、部長級となる職員につきましても、組織体制
の充実強化とともに、組織力
の維持向上
を進めるため、意欲や能力
のある職員
を積極的に登用していく必要があると認識
をいたしております。
○議長(瀬川裕海)
棚橋議員。
◆17番(棚橋幸男)
学力
の向上もそうですけども、今、部長
のほうから、どしどしとそのような方向に向けて進めていくということでもございますので、これから草津市がさらなる飛躍発展
をするためには、ぜひこのような考えも必要ではないかという思いで質問
をさせていただきましたので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げまして、20番、棚橋幸男
の質問
をこれで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
○議長(瀬川裕海)
これにて、17番、棚橋議員
の質問
を終わります。
次に、13番、八木良
人議員。
◆13番(八木良人)
いよいよ本議会最後
の一般質問
をさせていただきます。
市民派クラブ
の八木良人です。心なしか皆さん
の顔が緩んでおられるような気もいたしますので、ぜひ明快な答弁
をよろしくお願いいたします。
普通、私、すぐにここで質問に入るところなんですけれども、きょうは少し前置き
の時間
をとらせていただきたいと思います。
台風がこの間ありまして、何
人か
の議員からもいろんな話がありました。私
の住んでいるあたりでも、風が吹いたんですけれども、そういう大きな被害はなく、人的被害も少なくて、ほっとしていたところです。そういったほっとしているところに電話が鳴りまして、実はサンサンホールです。サンサンホールが使えなくなりました、急な電話がかかってきました。
なぜ私にかかってきたかというと、実は大路
の敬老会
のほう
を私が担当
をさせてもらってまして、その会場としてサンサンホール
を使う予定にしておりました。昨年は台風で中止になり、ことしは実は水漏れで、雨漏りでちょっと使えなくなった、電気系統がちょっと不安なのでということで、そういう御連絡
をいただきまして、本当にびっくりしました。1週間前
のことなので、役員全て緊急に招集して、慌てて対策
をした。
その中でも、今回、市
の方においても担当は総務部ということでしたけれども、迅速に動いていただいて、その後
の対応も的確にいただき、相談にも乗っていただき、作業に関しても手伝っていただいたと。本当に今回は感謝しております。こういうスピーディーな対応は初めて見たかもしれませんが、本当に感謝しております。ありがとうございます。
ということで、敬老会は実施することができるんですけれども、そういった、いつ何が、自分に関係ないと思っても災いが降りかかってくるかわからないということ
をまた経験させていただきました。
それと、もう一つお話しさせていただきたいことがありまして、実は東洋経済による草津
の住みよさランキングについては皆さん御存じかと思いますが、今回、リクルート
のほうからですね、みんなが選んだ住みたいまちランキング2018という
のが発表されました。
これはですね、多く
のアンケートによって、単純な数値ではなくアンケートによって、本当にいろんな方々が、年代
の方が「住みたいまちはどこなんでしょう」というアンケートに答えたものであります。
実は、今までは順位には入っていなかったんですけども、草津市がことし関西で総合10位に入りました。1位は西宮北口、2位、梅田、3位、三宮、4位、難波、千里中央、夙川、天王寺、岡本、江坂、そして草津、そうそうたる都市
の中で草津が今回10位に選ばれました。また、京都市
を抑えて10位に選ばれた。これは、かなり今回
のこのアンケート結果という
のは、草津市にとって、もろ手
を挙げて喜べるものではないかなあと。関西においても、この草津市が住みたいまちとして、これほど認知度が上がっている
のかということで喜んでいるところでございます。
年代別に言いますと、30代
の方が特に高い数値
をあらわしました。やはり草津は子育てがしやすい、自然環境も豊かである、交通
の便もいい、そして学校も充実している、いろんなこと
を考えて30代
の子育て世帯
の方々
の順位が高かったと。これはうれしいことでありますが、反面、それだけ期待されている草津市にもなったということだと思います。関西において、それだけ期待されている草津市ということで、私たちもそれ
を心得て、これから取り組んでいくこともたくさんある
のではないかというふうに思います。
この結果から、恐らく草津市には、まだまだこれから
人が転入されてくると思います。そして、住んでいただいた方々が、本当にここは住みたいまち、そして住んでよかったなあと思っていただけるように、これからいろんなことに取り組んでいく
のが重要だなということで再認識したところでございます。
きょうは、一つうれしい報告として、そういう
のをさせていただきました。
その中で、リーディングプロジェクトでもある子育て・教育
の充実ということ、そのあたりについても、かなり皆さん御期待していただいていると思いますので、そういった意味も含めて、きょうは質問
をこの後させていただきます。
あともう1点だけ、これからさせていただく質問
の前提として、最近、私が感じていることが1点あります。
草津市
の行政
の中で、アウトリーチという言葉です。アウトリーチといいます
のは、単純に言うと手
を差し伸べる、そういう意味になります。行政的に言いますと、積極的に対象者
のとこに出向いていって働きかけることということになります。
例えば、例は悪いかもしれませんけれども、駅で階段
の下で大きい荷物
を持った高齢者
の方がおられたら、それ
を見たときに、向こうが何も言っていなくても、「大丈夫ですか」と声
をかけて、「荷物
を持ちましょうか」、こういうアウトリーチ。向こう
の方が「済みません、しんどいから荷物
を持ってください」と言われて初めて荷物
を持つ、その違いがあるんですね。
草津市においても、どこにおいてもそうですが、この日本でもアウトリーチという
のがまだまだ足りないと思いますので、そういった前提
をもって、きょうは質問
を幾つかさせていただきたいと思います。
では、最初
の質問に入らせていただきます。
まず、PTA問題について、きょうはお話しさせていただきます。
PTAは、御存じ
のように、学校教育において、今、大変重要な役割
を担う組織になっております。しかしながら、いろいろ問題が発生していることもあります。
例えば、任意
の団体であり入退会は自由であること、そういうこと
の周知であるとか、役員選出
の際
の公平性や役員になった場合
の負担、また行事における負担
の問題など、マスコミでも社会問題として取り上げられることも珍しくありません。
そこで、まず質問ですが、PTA問題
の現状につきまして、PTA会員でもある教職員
の方々や、あるいは教育委員会として、どのように認識されておられますでしょうか、よろしくお願いいたします。
○議長(瀬川裕海)
それでは答弁
を求めます。
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
PTA
の活動は、保護者と教職員が協力し合って、子どもにとってよりよい教育環境
を整えることが主な目的であり、これは時代が変化しても変わらないことだと考えてございます。
しかし、PTA活動
のあり方につきましては、保護者同士
の学び合い、環境整備や子ども
の見守りなど、効果
の大きいものもある一方、組織
のあり方や運営など、保護者
の価値観やライフスタイル
の変化に十分対応していない面もあるように捉えてございます。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
問題点につきまして、もう少し具体的なこととか、何か具体例としてお聞きになっていることとか、あるいは調べられたということはございますでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
もう少し具体的にというふうなことで申しますと、各学校でこれまで工夫されてきた事業が、そのまま何
の議論もないままに積み上がっていったというふうなことでありますとか、事業
を精選できていなかった、そういうふうなことでございますね。それから、必要がなくなった会議が残っておったり、あるいは前年踏襲
の会議が毎年行われていることも課題であろうというふうに考えています。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
ありがとうございます。いろいろ具体的にも周知していただいているということで安心しました。
ほかには、例えば役員
を決めるときに、朝9時から会議
を初めて夕方4時までかかったと。たった8名で、その8名
の役員
を割り振るだけで9時から4時までかかった、そういう例が多々あります。本当に大変なんですね、役員になった場合には。そういったこと
を、今、御存じいただいているということなので、まさしくアウトリーチ、どういう形で、今、PTAが困っているか
を御存じいただいているということは、手
を差し伸べていただけるんじゃないかなあと思って次
の質問
をさせていただきます。
PTA会員は、そういった問題は何とかして解決したい、PTA
を改革したいという思いは常に持っております。ただ、現実的にはなかなか進みません。改革に取り組んでも、抽せんによる役員選出であったり、あるいは役員
の1年交代制制度、また先ほどおっしゃったように、活動
の前年踏襲という呪縛にあって、なかなか改革ができない
のが現実です。
それでも改革
をしようとした場合に、その年
の役員に大きな負担と責任がかかることになり、それがまた大きな壁となり、結局、改革が思うように進まないという
のが現状です。
私自身、PTA会長
を務めさせていただいて、いろいろな問題
を役員
の皆さんと共有し議論してきましたが、改革
を実行すること
の困難には何度も直面しております。
そこで、これら
の問題
を解決する考え方として、1年交代で、そういったものではなく、抽せんで選ばれた
のではなく、長年PTA活動にかかわってこられたPTA会員
の方
の役割が重要になると思います。その長年PTAにかかわってこられたPTA会員、すなわち、それは校長先生であり、教職員、教員
の方々であると思います。そしてまた、そういった教員
の方々
をサポートする教育委員会においても、その役割は重要になる
のではないかと思いました。
そこで、PTA
を取り巻く諸問題に取り組むに当たり、保護者だけでは困難なことから、教育委員会としてできる範囲
の積極的なサポートが必要不可欠と考えますが、見解
をお聞きします。これ、まさしくアウトリーチ
の、先ほど言ったお話になります。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
PTAは、「子ども
のために」という思い
を一にする保護者と教職員
の協働した活動でありますことから、子ども
の健全な成長
を実現する上で、大きな意義
を持つものであると認識しております。
時代に応じた改革につきましては、全国的にも課題となっているところであり、容易なことではございませんが、教育委員会といたしましても、先進的な事例
を収集し、校長会で話題にするなど、可能な限り支援
をしてまいりたい、このように考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
まさしく、今、第一歩として、そういった校長会
のほうでも話題にしていただけるということ
を御答弁いただきましたので、今後、それ
を期待して、またPTA活動
のほうに進んでいきたいと思いますので、どうぞ何とぞよろしくお願いいたします。
続きまして、市民自治と草津市
のサポートについてお伺いいたします。
草津市では、市民によるまちづくり
のため
の組織や団体が数多くあります。中には、市から
の補助金等
の資金面で
の援助が行われている組織もあります。そのような組織・団体が抱える問題と、それに対する行政
のかかわり方について質問
をさせていただきます。
今、地域
の団体でどこでも共通
の問題になっていることは、担い手不足です。団塊
の世代で多く退職された方々
の中には、実は役は引き受けませんが地域貢献はしたい、そういうスタンス
の方がふえていると感じております。すなわち、担い手
の候補はたくさんいる、担い手不足だが担い手
の候補はたくさんいるということです。その担い手
の候補
の方々はどのようにかかわるかが、大きな課題だと私は考えております。
そこで、担い手不足
の問題は、これから
のまちづくりにとって最重要課題と言えるかもしれません。ゆえに、これも地域だけに任せる
のではなく、行政としても積極的にその解決にかかわっていくことも必要だと思いますが、そのことについて
の見解
をお聞きしたいと思います。これもアウトリーチにかかわるお話になります。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
地域や市民活動における担い手不足
の問題についてでございますが、少子・高齢化
の進行により社会構造が変化し、また人々
の価値観が多様化していく中で、市といたしましても、まちづくり
の担い手
を確保すること
の困難さは、地域が直面している大きな課題であると認識いたしております。
こうした課題に対し、今年度から地域
の担い手
を確保する取り組み
の一つとして、七つ
のまちづくり協議会において、地域
の活動に対しポイント
を付与する草津市地域ポイント制度
を試験的に実施いたしております。
今後、制度
の成果
を踏まえつつ、共通
の取り組みとして全て
のまちづくり協議会に広げてまいりたいと考えておりますが、あわせて、地域それぞれ
の実情に応じて、より効果的な手だてが講じられるよう、担い手
の確保について、行政といたしましても地域
の悩みに耳
を傾け、御提案や御相談に乗るなどし、相談後
のフォローも含めまして地域とともに取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
ありがとうございます。その担い手不足
の問題に関しても、いろんなところで話が出てきます。そして、その方々、草津市に相談に行くかというと、余り相談には多分行かれてない
のではないかと。
そこで、やはり相談に来ないから、こういう問題がある
のはわかってても手
を差し伸べない
のではなく、やはりしっかりと問題があると認識したら手
を差し伸べていただくと。今、まさしくそういう答弁
をいただいたと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
地域
の団体
の支援
のまた一つとして、行政事務委託料というものがあります。その金額については、町内
の世帯数
をもとに計算されています。そして、申請で決定されていることから、実際
の世帯数と申請
の世帯数に「ずれ」が発生することもあるようです。住民
の転出転入などによって申請世帯数
の多少
の「ずれ」が生じますが、大きく数値がずれているところもあると聞いております。なぜこのようなことが起きるんでしょうか。
ある方
のお話では、町内会長になると、年間200回以上
の会議や会合があって、忙しさ
の余り肝心
の町内
のことがおろそかになってしまうということ
を聞いたことがあります。これは極端な例かもしれませんが、多く
の町内会長や町内会役員は激務
をこなしております。市へ
の申請作業についても、なかなか精査する時間がとれない、ついつい後回しにしてしまっている、そういう現状がある
のではないでしょうか。その積み重ねによって、気づいたときには少し「ずれ」が大きくなっている、そういうことがある
のではないかと推測しております。
せめて市へ
の申請書類については、数年に一度ぐらいは、町内会
のほうへ、「こういう点に注意して精査してください」、そういう程度
の発信
をしていただいて、申請
を適正化するきっかけ
をつくることも一つ
の方法かもしれません。
このように、補助金等にかかわる問題や、それに係る事務作業については、何らかの積極的なサポート体制が行政として必要ではないかと、市として見解
をお伺いしたいと思います。これも困っていることに対して手
を差し伸べていただきたいという観点でお聞きしております。よろしくお願いします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
町内会へ
のサポート体制についてでございますが、町内会
を初めとする基礎的コミュニティは、協働
のまちづくり
を推進する上で
の大切なパートナーでございます。
地域
のニーズや住民
の考え方が多様化し、また地域
の高齢化に直面されている中で、今後におきましても、各種補助制度
の紹介や補助金
の申請など
の事務手続等
を初め、日ごろ
の町内会活動や運営について
の悩みや困り事について、相談体制
の充実
を図りながら、また各種申請事務
の簡素化も検討しながら、町内会
の皆様
の負担軽減に向けまして、継続的にサポート
をしてまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
ありがとうございます。今
の御答弁
の中で、まさしく行政文書における、申請文書ですかね、簡素化にも取り組むと。そういった少し
のことですが、積み重ねていただいたら、それぞれ事務作業も減ってくると思いますので、それがサポートになると思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
では次に、教育現場における教育ビッグデータ
の活用に向けてというタイトル
の質問
をさせていただきます。
本議会で何
人か
の議員
のほうから、先ほど私
の前に述べられた棚橋議員からもありましたが、全国学力調査
の件について少しお伺いしたいと思います。
この調査自体については、個人的には、目的や意義、効果について結構疑問に思う部分はあるんですけれども、それは今回は置いておいて、マスコミが報じるような都道府県別
の順位であるとか、滋賀県は全国平均と比べてどうだとか、そういった短絡的に素点
の結果に焦点
を当てた報道や情報ばかりが目立っています。保護者はそれで不安になり、影響されてしまうことも事実です。保護者だけではなく、実は先ほど棚橋議員からも御指摘あったように、教員
のほうでも、時においてはこういったことに影響され、現場
のほうで点数
を取るためだけ
の勉強
の仕方、そういったほうに傾いてしまった例も報道されております。結局、現場
をゆがめてしまう事例もあると。これは、こういった調査
の結果
の扱い方がやはり問題があるという部分になっていると思います。
そこで、まず保護者についてなんですけれども、草津市
の学校において、学力調査・生活調査
の結果について、保護者
の方々にはどのようにフィードバック
をされておりますでしょうか、よろしくお願いいたします。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
全国学力・学習状況調査
の個人
の結果につきましては、一
人一
人に個票
を返却して、全国
の正答率と比較した自分
の結果や自分がつまずいている学習内容、得意な分野など
を知らせております。
また、学校全体
の結果につきましては、学校だよりや学校ホームページで情報
を伝えたり、学校
説明会、学校運営協議会、PTA
の各種会議などを通して、全て
の保護者に提供できるよう努めてございます。
なお、学校が伝える内容につきましては、各学校に任せておりますが、数値で保護者や子どもたち
の不安
をあおることがないよう、教科ごと
の正答率につきましては、国や県、市と比較して数値やグラフで示す学校は少なく、それぞれ
の学校
の子ども
の様子や実態
を見て、よかった点と努力すべき点、学校として今後注力して指導する点
を「我が校
の学力向上策」として提示し、弱み
を克服しつつ、強み
を伸ばしていけるよう配慮して公表
を行っております。
一方、児童生徒質問紙
の結果につきましては、全国と比較した数値やグラフで示す学校が多く、過去
の年度から改善傾向にある項目、特によかった項目、家庭や地域
の協力
を得て改善
を進める項目等
の情報
を公表してございます。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
ありがとうございます。かなり気
を使って報告していただいているということはよくわかりましたが、私としては、例えば全国平均と自分
の点数がどうであるとか、ほとんど意味ないと私は思っています。そういったことに関して。教員
の方も多く思われているんじゃないでしょうか。
自分たちが教えたこと
のテストではなく、全国一斉にテスト
をさせると。そして、そのテストが終わってから返ってくるまで数カ月もかかると、忘れたころに返ってくる。そういったテストによってですね、全国平均と比べること
の意味という
のは、そうない
のかなと。やはり先生方が教えられたことが、どこまで到達度として見られるか、実際、テストとかされているので、ふだん
の学校教育
の中で行われているテストであるとか子どもと
のかかわりが一番大事な
のではないかと、そちら
のほうにもっと重点
を当てて保護者へ
の報告
をいただいたほうがありがたい。
例えば、テスト
を何回もしますけど、その流れとか、そのテスト
の結果が総合的にくることはないんですね、余り。やはり最後
の通知表としてきます。ですから、そういった途中経過
を知りたい、その辺が大事ではないかというふうに思っております。
そこで、この種
の調査については、次
の質問に移りますが、表面的な素点や平均点ではなくて、子どもたち
のさまざまなデータに伴って分析することが必要だと考えられます。
ただ、しかしながら、学校現場ではまだまだデータサイエンスという考えに基づく分析ができる状況にはなっていないと思います。全国でもICT化に力
を入れている草津市にふさわしい分析システムや体制
を構築してはいかがでしょうか。今、AIや人工知能が急速な進歩
を遂げていますが、これも膨大なデータ
の積み重ねがあって初めて生きてくるものです。たとえ学校に導入したとしても、そのときにデータがなければ何ら活用されることはありません。
そこで、これから
の社会におけるデータ
の重要性については、私たち
の想像
をはるかに超えるものになるかもしれません。例えば、子ども
の分析
をするに当たっても、出席状況、学習環境(気温・湿度・照度)、健康情報、家庭環境、生活状況、また指導教員
の履歴、部活動や校外活動、テスト時間帯はどの時間帯でやった
のか、授業時間はどれぐらいあった
のか、データ化できるものは全てパーソナルデータとして蓄積していくことは、今後、そういった分析
のために必要な
のではないでしょうか。そのようなデータ
を教育ビッグデータと呼ばれ、決して公開するオープンデータではないんですけれども、学力
の向上のみならず、その分析から、いじめなど、悩み
を持っていることに対しても早期発見ができると考えられています。
そこで、今後、そういったデータサイエンスに基づいた教育
のビッグデータ
の活用に対して、草津市として取り組んでいくことについて
の見解
をお伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
中瀬教育部理事。
◎教育部理事[
学校教育担当](中瀬悟嗣)
教育ビッグデータ
の活用に向けてでございますが、現在、児童生徒
のテスト結果や成績情報、出席情報、健康情報など
を校務支援システムで管理したり、タブレットパソコンや協働学習ソフト
の学習履歴
を記録したりするなどして、得られたデータ
の有効な活用に努めているところでございます。このように、草津市では、ICT機器
を活用して他市町に先駆けた取り組み
を行っているところございます。
ビッグデータ
の活用につきましては、新たな分野であり、研究や活用が急速に進むことが期待され、学校教育におきましても、学校経営や教育指導
の中で生かされるものと考えてございます。
今後、大学や関係機関等から
の情報に注視し、その有効な活用につきまして研究していきたいと考えてございます。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
ありがとうございます。きょうは質問が、皆さん、すごくかみ合いますので、すうっと進みますけれども、データサイエンスにつきまして、実はですね、今、おっしゃいましたけれども、専門家
の方がやはり必要になってきます。滋賀県は、有利なことに全国でも珍しいデータサイエンス学科という
のが滋賀大にできました。ぜひ、今後そこと提携等
をしていただいて、そういったこと
を進めていただきたい。
一つ言いますと、先ほどデータが校務支援システムにあるとおっしゃいましたが、実は子ども一
人一
人に恐らくユニークな番号がついてない
のではないかと、活用できるような。
何が言いたいかといいますと、先日、PTA
の役員
の選挙
をしようと思いまして、子どもたち
の名簿
を用意しようとして、そして名前がわかるといけないので、全て番号管理にしたいと思い、番号で選んで、この番号は誰であったと学校
の先生に聞くと。そういう形
をしたいと思ったら、そういう番号はないと言われました。
実は、データにおいて、そういういろんなデータ
をつなぐため
のキーになる番号はないということは、幾らためても将来分散してしまうということが考えられるので、そのあたりも、現実わかりませんけども、システムが。そういったことも踏まえて、ぜひ専門家
の知見
を入れて考えていただきたいというふうにお願い
をしておきます。よろしくお願いいたします。
では、次
の質問に移ります。
草津駅周辺における再開発と迅速な情報提供についてということでお伺いいたします。
草津駅
の周辺では、中心市街地活性化に向けてさまざまな再開発が、今、継続しております。(仮称)市民総合交流センター
の建設、駅前タワーマンション
の建設、こども園
の開園、草津警察署
の移転、国体に向けた(仮称)草津市立プール
の建設、野村運動公園
の整備、体育館
の整備、草津川跡地整備、本陣周辺
の整備など、これら
の事業により駅周辺
の人口は増加
をたどり、にぎわい
をもたらしております。
多く
の事業が同時進行で進んでいることから、ときには市民へ
の情報提供もおくれがちになっている
のではないかと思います。
そこで、具体的に市民へ迅速な情報提供と市民から
の意見
を集め、市民協働で進めていただくこと
を念頭に質問
をします。
具体例として、開発に伴う周辺整備は重要になります。特に、市立プール建設に伴う周辺整備については、素案段階でありますが、駐車場
をどこどこに整備するであるとか、周辺道路
をこうする、そういったことが示されております。地域住民
の生活と直結する内容であります。それが盛り込まれています。ぜひ、地域住民
の方に対しても、こういった情報は、迅速かつ積極的な対応
をお願いしたいと思いますが、見解
をお伺いいたします。
○議長(瀬川裕海)
吉川建設部長。
◎建設部長(吉川寛)
(仮称)草津市立プール
の整備につきましては、(仮称)草津市立プール整備基本計画検討懇話会で御意見
をいただきまして、(仮称)草津市立プール整備基本計画
の案が整ったところでございます。
この計画案につきましては、10月1日から
の実施
を予定しておりますパブリックコメントに合わせて、地域住民
の皆様に計画案や周辺整備などに関する
説明を行いまして、いただいた御意見など
を今後
のプール整備に反映してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
本当に多く
の案件がありまして、なかなか手が回らないときもあるかとは思いますが、今、おっしゃっていただいたように、迅速な対応
のほう
をぜひよろしくお願いいたします。
あと、草津駅周辺では、開発による多く
の建物
の建築と同時に、公有地
の施設
の跡地や空き地ができてきます。それらは、全て市民
の共有財産です。有効活用することは市としても大きな責任
のかかるところだと思います。
そこで、長期的な活用については慎重な議論
を重ねる必要があると思いますが、短期的な活用として提案
を一つさせていただきたいと思います。
それは、のびっ子大路
の移転です。
草津第二小学校では、今後数年で100名余り
の児童増が見込まれております。そして、共働き家庭
の増加などにより、のびっ子
の希望者が毎年増加しております。
のびっ子大路は、大路まちづくりセンター3階
のスペース
を間借りしており、子どもたちが放課後
を過ごす場所としては、立地や面積からも余りよい環境とは言えないと思います。のびっ子大路も、いずれは児童減少期に入り利用者も減少するときが来ますが、長期的な対応という
のではなく、まず短期、今、目
の前にいる子どもたち
のために対応
を急ぐ必要がある
のではないかと考えております。
そこで、のびっ子大路
の環境改善に向けて、草津第二小学校に近い公共施設
の跡地
の有効利用ができないか、ぜひ検討
をお願いしたいと思いますが、どのようなお考えでしょうか。
○議長(瀬川裕海)
田中子ども家庭部長。
◎
子ども家庭部長(田中祥温)
のびっ子大路
の環境改善につきましては、放課後における小学校グラウンドや夏季休業期間中
の小学校教室とグラウンド
の使用など
の工夫により、安全・安心な居場所
の提供に努めているところでございますが、同施設は、児童数
の増加により手狭になっておりますことから、現在、草津第二小学校区において民設
の児童育成クラブ
の募集
を行っているところでございます。
今後も児童数
の増加が見込まれ、児童育成クラブ
の入会者数
の増による保育環境
の悪化が予想される場合には、民設児童育成クラブによる施設整備
を基本としてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
初めて全くゼロ回答
のような回答がありましたけれども、地元ではやはり大路幼稚園が、今、あいておりますので、短期的にでもそこへ移してもらえないかと、そして長期的には学校
の中につくっていただけないかと、のびっ子
の生徒が減ったときにですね、そういった要望が上がっております。それが、まさしく子どもにとってもよい、保護者にとってもよい、しかも地域にとってもよい、そういう案でございますので、ぜひ――全く検討
の余地がなさそうな答えでしたけれども――検討していただきたいというふうに思っております。
また、面積が狭いという
のは、国
の基準
の目安も1.65平米という
のがあるんですけれども、1
人当たり。これも切っているところがあります。もちろんのびっ子大路以外にもあります。
これは最低限
のレベルですので、ぜひ教育
の充実、子育て
の充実
を掲げている草津市、そして何よりも皆さんが住みたいと思っているこの草津市ですので、ぜひこういったところは最重要課題として充実に取り組んでいただきたいというふうに思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
この件に関しましては、また市長
の御英断も必要かと思いますが、心にとめておいていただければ、ありがたいと思います。
今回、幾つか
の例
を挙げて質問いたしましたが、草津市内におけるさまざまな案件についても、市民参加や現場主義
の考えから積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、最後に市として情報提供に対する姿勢や市民参加について
の見解
をお聞きいたします。
○議長(瀬川裕海)
長
まちづくり協働部長。
◎
まちづくり協働部長(長源一)
本市におきましては、草津市自治体基本条例で情報公開と市民参加
を市政運営
の基本原則として掲げておりまして、市民
の皆様
の市政に関する情報について
の知る権利に応えるべく、政策過程
の各段階における情報
を迅速かつわかりやすく提供できるよう努めるとともに、審議会等
の会議
の原則公開や議事内容
の速やかな公開
を行っているところでございます。
また、政策過程
の早い段階から市民参加
の機会
を設け、市民
の皆様
の意見が適切に反映されるよう努めているところでございます。
積極的な情報提供と市民
の皆様
の多様性が尊重され、それら
を踏まえた市民参加が推進されることにより、市民
の皆様
の市政に対する信頼や期待感といったものは、より大きくなるものと考えておりまして、今後もこの基本原則
を守りながら市政運営に当たってまいりたいと考えております。
○議長(瀬川裕海)
八木議員。
◆13番(八木良人)
ありがとうございます。
最後に、なぜこういう質問
をしたかというと、一つは、先日、アーバンデザインセンターびわこ・くさつ、UDCBKで、(仮称)市民交流センター
の男女共同参画
のフロアに関するワークショップがございまして、実は急遽ですね、大路区
のほうで連合会
の会長、副会長さんに無理
をお願いして参加していただきました。
ワークショップでは、それぞれ今まで出会ったこと
のない
人たちと出会って意見
を交換し、とてもすばらしい会議であったと、とても喜んでいただきました。私も喜んだんですけど、その後、言われたことが一つありました。「でも、交流センターって長いこと大路で懸案になっている問題で、いろんな話し合いもしてきた」と。「ただ、今回、そのUDCBKへ行ったら、ほとんど全て決まってました」、驚いておられました。「いつの間にこんだけ全てが決まったんや」と、「それは話し合いいうんやけども、ここまで全てが決まっているとは、さすがに思わなかった」というふうに、その地域
の会長
の方もおっしゃられたと。
そこで、私は、あっそうな
のかと、地域でこれまですごく取り組んでいただいていたのに、その方が全然わからないところで、かなり
の、もう完了段階まで進んでいたということに関しまして少し思いがありましたので、今回、そういった情報提供について、でき得る範囲で結構ですので、早目にしていただきたいなあという思いで、きょうはお話しさせていただきました。
きょうは、そういったことと、あとはアウトリーチについて
をベースとしてお話しさせていただきました。
いろいろ回答、答弁いただきまして本当にありがとうございました。
以上で私
の質問
を終わります。
○議長(瀬川裕海)
これにて、13番、八木議員
の質問
を終わります。
以上で、通告による質疑および一般質問は、全部終了いたしました。
これにて、質疑および一般質問
を終結いたします。
次に、ただいま議題となっております議第63号から議第84号まで
の各議案は、お手元に配付いたしておきました議案付託表
のとおり、それぞれ所管
の委員会に付託いたします。
以上で、本日
の議事日程は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
委員会審査及び議事
の都合により、明9月15日から10月1日まで
の17日間は、休会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瀬川裕海)
御異議なしと認めます。
よって、明9月15日から10月1日まで
の17日間は、休会することに決しました。
休会中は、さきに配付いたしております日程により、各委員会
をお開きいただき、付託案件
の御審査
をお願いいたします。
来る10月2日は、午前10時から本会議
を再開し、各委員長から委員会審査
の結果報告
を求めることにいたします。
本日は、これにて散会いたします。
御苦労さまでした。
散会 午後 4時32分
─────────────
草津市議会会議規則第88条の規定により、下記に署名する。
平成30年9月14日
草津市議会議長 瀬 川 裕 海
署名議員 中 嶋 昭 雄
署名議員 安 里 政 嗣...