草津市議会 > 2017-06-14 >
平成29年 6月定例会−06月14日-02号

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  1. 草津市議会 2017-06-14
    平成29年 6月定例会−06月14日-02号


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    平成29年 6月定例会−06月14日-02号平成29年 6月定例会          平成29年6月草津市議会定例会会議録                       平成29年6月14日(水)再開 ───────────────────────────────────── 1.議 事 日 程   第 1.会議録署名議員の指名   第 2.議第48号から議第53号まで       【草津市附属機関設置条例の一部を改正する条例案 他5件】       各議案に対する質疑および一般質問 ───────────────────────────────────── 1.会議に付議した事件   日程第 1.会議録署名議員の指名   日程第 2.議第48号から議第53号まで         【草津市附属機関設置条例の一部を改正する条例案 他5件】         各議案に対する質疑および一般質問 ───────────────────────────────────── 1.会議に出席した議員(24名)    1番 中 島 美 徳     2番 遠 藤   覚    3番 横 江 政 則     4番 山 田 智 子
       5番 伊 吹 達 郎     6番 杉 江   昇    7番 山 元 宏 和     8番 永 井 信 雄    9番 小 野 元 嗣    10番 瀬 川 裕 海   11番 中 嶋 昭 雄    12番 土 肥 浩 資   13番 八 木 良 人    14番 西 垣 和 美   15番 安 里 政 嗣    16番 久 保 秋 雄   17番 棚 橋 幸 男    18番 西 田   剛   19番 奥 村 次 一    20番 中 村 孝 蔵   21番 木 村 辰 已    22番 宇 野 房 子   23番 奥 村 恭 弘    24番 西 村 隆 行 ───────────────────────────────────── 1.会議に欠席した議員     な    し ───────────────────────────────────── 1.会議に出席した説明員    市長             橋  川     渉    副市長            善  利  健  次    副市長            山  本  芳  一    教育長            川 那 邊     正    監査委員           平  井  文  雄    総合政策部長         吉  本  勝  明    総合政策部理事(草津未来研究所・行政経営担当)                   田  中  祥  温    危機管理監          河  邊  芳  次    総務部長           岸  本  宗  之    まちづくり協働部長      岡  野  則  男    環境経済部長         竹  村     徹    健康福祉部長         西     典  子    健康福祉部理事(健康福祉政策担当)                   冨  安  知  翔    子ども家庭部長        望  月  英  司    都市計画部長         山  本  憲  一    都市計画部理事(都市再生担当)六  郷  昌  記    建設部技監          東     隆  司    建設部長           吉  川     寛    上下水道部長         寺  西  健  二    政策監            佐 々 木     亨    教育部長           明  石  芳  夫    教育部理事(学校教育担当)  中  瀬  悟  嗣    総務部副部長(総括)     居  川  哲  雄 ───────────────────────────────────── 1.議場に出席した事務局職員    事務局長           寺  井  儀  政    事務局次長          木  村     博    議事庶務課副参事       吉  田  克  己    議事庶務課主任        能  政  大  介    議事庶務課主任        竹  田  茉  美 ─────────────────────────────────────     再開 午前10時00分 ○議長(中嶋昭雄)  皆さん、おはようございます。  これより、本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。 △〜日程第1.会議録署名議員の指名〜 ○議長(中嶋昭雄)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定に基づき、           12番 土肥 浩資議員           14番 西垣 和美議員   以上の両議員を指名いたします。 △〜日程第2.議第48号から議第53号まで〜 ○議長(中嶋昭雄)  日程第2、これより、議第48号から議第53号までの各議案に対する質疑及び一般質問を行います。  それでは、発言通告書が提出されておりますので、順次、これを許します。  まず、13番、八木良人議員。 ◆13番(八木良人)  おはようございます。  ただいまより、平成29年6月定例会、質疑及び一般質問、市民派クラブ、八木良人のほうから質問のほうをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、本定例会における議案の一つであります議第49号、草津市税条例の一部を改正する条例案についてお伺いします。  条例には、企業主導型保育事業に係る土地・家屋及び償却資産について、固定資産税と都市計画税を減免するということが含まれておりますが、今回、この減免措置の対象となっている保育事業については、どのような方が、その保育のサービスを受ける対象になっておられますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  それでは、答弁を求めます。  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  企業主導型保育事業につきましては、従業員の多様な就労形態に対応し、待機児童の解消を図り、仕事と子育ての両立に資することを目的として、平成28年度に新設された事業でございます。  この事業のサービスを受ける対象でございますが、設置事業主の従業員の児童でございますが、地域枠を設けることにより、従業員以外の児童の受け入れも可能となっております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  今、地域枠も設けることは可能ということで、少子化対策も含むわけですね、待機児童対策ということもありますが、その中で、この減免措置が草津市の待機児童に対するでは効果としてはどのようなものがあるとお考えでしょうか、お願いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  本市において企業主導型保育事業を展開しようとする事業主に対して、固定資産税、都市計画税を減額することによりまして、企業の意欲を誘引し、子育てのしやすい環境を整えることができるものと期待しているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  それでは、この企業が設置した場合ですね、敷地や建物のうち保育に充てる割合とか、そういったものをチェックして固定資産税の減免になると思うんですけれども、そのチェックのほうはどのような形で行われるのでしょうか、実施状況まで市が確認をして減免をするのか、そのあたりの手順はどのようになっておりますでしょうか、お願いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岸本総務部長。 ◎総務部長(岸本宗之)  こうした特例を受けていただく際には、納税者のほうから固定資産税の課税標準の特例に関する申告書をまず提出をいただきます。これらの書類とあわせまして、事業の用に供することがわかる書類、あるいは不動産登記簿謄本の写し、そして建物平面図や立面図等を提出をいただいております。  これらの提出された書類をもとに利用状況の聞き取りを行い、また、必要に応じて現場・現地確認もしながらですね、特例の適用について判断をしているというところでございます。  今回の新制度におきましても、同様に聞き取りや現場確認を行いながら、適正な課税に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  関連でちょっとお伺いしたいんですけれども、その場合は企業からの申請というか申告書が出て初めて減免なのか、それがなくても規定としては固定資産税が幾らか減免と決まっている以上は減免されるのか、そのあたりはどのようになっておりますでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  岸本総務部長。 ◎総務部長(岸本宗之)
     この新しい制度の場合はですね、国の補助、政府の補助を受けているというのが要件の一つにございます。その情報については、子ども家庭部のほうも承知をしていると思いますので、そこは私どもと連携をしながら、そういうようなケースが出てきた場合には、相手様にお知らせをして、それで申告書、申請書の提出を求めるというような流れになろうかと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  ちょっと関連で質問させていただきます。  先ほど、待機児童対策等も考えられる地域枠があるというお話でしたが、今回、具体的に草津市においては、この事例が1件だと、現在のところ聞いておるんですけども、そこで地域枠がないということなんですけど、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  今、おっしゃっていただいたように、ことし4月から1件ございます。また、7月から1件を予定されていると聞いております。  こちらのほうにつきましては、届け出ですね、認可外保育施設設置届を市に提出いただくことになっておりますので、その辺で情報をつかんでいるとことでございます。  今、おっしゃっていただいたように、減免することによって、市内において企業主導型保育施設を展開してもらう意欲をということで、誘引するということで御説明をさせていただきました。保育施設の中で地域枠を設ける設けないというのは任意という形になっておりますけれども、市内にそういうような形の保育施設ができることによりまして、枠が拡大するということで待機児童対策になると考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  直接的には、待機児童対策になるか不確定ですけれども、結果的に間接的になるかもしれないというふうに理解をさせていただきます。そうではないですか。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  今、市内で保育所を展開させていただいてますけれども、保育所の中には広域入所という形で、地域を越えての入所もされているということで、そのような形での子育てのしやすいまちを目指して動いているということで、そのようないろんな施設ができるということは、相対的に市としての子育てのしやすいまちづくりができるものと解釈しております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  もう1点だけ、その保育施設についてお伺いしたいんですけど、定員はどれぐらいになるんですか、今回の対象になっている保育施設ですけれども。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  現在、私どものつかんでおる定員でございますが、15名程度になるかと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  規模的にも、そう大きくはないところのようですけれども、ぜひそういった形がですね、草津市にとってもメリットになるということは願っておきたいと思いますが、最後に1点だけちょっと関連して、この減免措置の割合なんですけれども、今回、御説明いただいたときに幅が草津市のほうで決められると、その中で一番大きな幅で減免するというふうに今回の条例はなっているんですけれども、その理由について、なぜ草津市では最も大きな幅で減免ということを決められたのか。他市はどうなのかちょっとわからないんですが、その辺も含めて、そこだけ最後にお聞かせいただければ、ありがたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  岸本総務部長。 ◎総務部長(岸本宗之)  他市でいきますと、大津市なんかは3月議会で既に議決をされているところでございます。今回、この「わがまち特例」ということで、地方裁量型ということでございますけれども、2分の1を参酌して、3分の1以上、3分の2以下という幅があるわけでございますが、今回の場合は3分の1ということで、最大の優遇措置というようなことで決定をして条例案を提出させていただいたと。  その理由といたしましてはですね、先ほど子ども家庭部長も答弁申し上げましたように、やはり待機児童対策につながるということと、もう一つは、やはり保育の受け皿確保ということで、それを誘因しようというような政策目的ということで、今回、このような形で条例を提案させていただいたということでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  わかりました。今回、そういった形で、これ国が主導している施策でありまして、少子化対策、あるいは待機児童対策、そして働き方改革――起業における――そういったことに主眼を置いてされているとホームページにも載っておりました。  そのあたりも含めて、官民協働で、こういった問題に取り組んでいくということが草津市にとっても有効になると思っておりますので、ぜひそのあたりは慎重にまたお進めいただいて、ぜひ草津市のメリットになるように進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、議第52号、草津市都市公園条例の一部を改正する条例案についてということで御質問をさせていただきたいと思います。  市内全ての都市公園を管理できることの目的・意義について、要するに全ての公園を指定管理できるという形の条例ですが、その目的・意義についてお伺いします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  現在のところ、指定管理制度を導入しております都市公園は、ロクハ公園、弾正公園、水生植物公園みずの森、草津川跡地公園の区間2と区間5でございます。これらは、全て規模が大きく管理棟や各種施設があるなど、指定管理者が常駐する事務所を有する総合公園、地区公園でございます。  中でも、総合公園であるロクハ公園は、昭和63年の供用開始より公園事務所を併設してございまして、現在では、市内48カ所の都市公園と246カ所の児童遊園の委託業務による維持管理を担っていただいているところでございます。  これらの公園の維持管理業務は、ロクハ公園供用開始時より、ロクハ公園の維持管理業務と一体的に委託しておりましたが、平成18年度からの指定管理者制度導入に伴い、管理者が常駐し有料プール施設を有するロクハ公園に限って、指定管理者制度を導入してきたところでございます。  その際、従来から公園事務所が行ってまいりました――町内会では実施困難な高木剪定や遊具、フェンスの補修など――専門性を有する維持管理業務を別途委託してきたところでございます。  このような経緯を踏まえまして、除草や清掃等の簡易な作業は従来どおり地元町内会にお願いする形態を維持した上で、各町内会では困難で専門的な維持管理業務をロクハ公園の指定管理業務に一体化しようとするものでございます。  その目的といたしましては、有料施設とその他公園の業務を一体化することにより、民間事業者の参入意欲を期待するとともに、スケールメリットによる効率的な執行体制を確立することに加え、公園管理に係る問い合わせの窓口機能も一元化することで、充実・強化することが可能でございます。市民の声に対し、指定管理者が主体的に判断しながら、設置者である市と連携を図りながら、迅速かつ柔軟な市民サービスを可能にしようとするものでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  済みません、今の答弁なんですけど、私の次の質問にかかっているのではないかと思うので、また後ほどお伺いしたいと。私、都市公園についてお伺いして、児童遊園については、今、お伺いしてなかったんですけれども、ちょっとまた後ほどで、ありがとうございます。  それで、都市公園についてのことで御質問してるんですけれども、最近、幾つかの「de愛ひろば」のほうであった例というのをちょっと御紹介だけさせていただきます。例としての紹介です。  草津川跡地公園において、先日、ある特定の民間事業に関連をした「のぼり」が立っているのを発見いたしました。のぼりは、公園の景観にそぐわない感じで、内容的にも健幸都市ということをうたっている草津としては、とても問題があるものと感じました。  そこで、市に確認したところ、このような「のぼり」は公園にはふさわしくないということで、撤去という形になりました。私は常識的な判断であったかと思います。  ただ、どういう手続で、これが都市公園内、都市公園において立てられたのか――民間事業にかかわるものがですね――そのあたりどうなんですかというのが、まず疑問点であります。お伺いしているわけではありませんので。  また、先日、ホームページで、草津川跡地公園でのマルシェの出店募集の告知がされているのを発見しました。にぎわいを創出するために、マルシェ等を開催することはいいことだと思います。ただ、募集要項を確認していると、また幾つか、いろいろな疑問が出てまいりました。  その疑問点を幾つか御紹介します。  まず、ホームページを見ただけで、主催者が、これは法人なのか個人なのか、信頼できる方なのかどうなのか、そのあたりが全くわかるすべがありませんでした。  また、年間を通して実施するという予定を書いてありました。毎月、何曜日のどこどこで、この1年間やるような形ですね。そういったことは告知されているんですけれども、公園利用の段階で、1年間、そういった利用ができるのかどうか、そういう予約ができるのかどうかも疑問に思いました。  また、火気――火の使用ですね、店舗において火の使用――火気の使用ができると書かれておりましたが、あの都市公園の中で火気使用については、どのような形で可能なのでしょう。また、そういったときの責任はどうなるんでしょうか。  そして、50店舗を超える募集をされていました。これは、かなり大規模であり、公園の敷地の多くの場所を占用されると考えられます。規模の制限や審査はなかったんでしょうか。このような営利目的の事業に公園をお貸しすることの基準というのは、またどうなっているんでしょうか。また、道路面やその他の汚れや破損が発生することも予想できますが、その場合の復旧については、どうなるのでしょうか。  このようなマルシェは、誰でも申請すれば使用することができるのでしょうか。例えば、最近、ニュースでは出店料を集める詐欺のニュースがありました。そのあたり、社会問題にもなっておりますので、確認や責任はどう考えておられるんでしょうか。実際、マルシェの主催者とは、使用に当たっての責任や使用規定を示す契約書などが交わされているのでしょうか。  とにかく、このホームページを見ただけでも、突然のこの募集、草津川跡地公園の利用に関しては、考えれば考えるほど疑問が出てまいりました。  そこで、御質問です。  このようなことから、指定管理をされている都市公園について、草津市のガバナンス、要するに草津市としての統治や管理体制は一体どのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  都市公園の指定管理における草津市のガバナンスにつきましては、民間事業者のノウハウや機能が発揮されることで、維持管理や施設運営のさらなる向上が期待できるため、一定の権限を指定管理者に委ねているところでございます。  主なものといたしましては、維持管理に関する業務のほか、都市公園条例に基づき入園料や施設使用料を定めているプールなど施設の利用並びに危険行為があった場合の利用の禁止、制限等は指定管理者に行わせております。  一方、市が権限を直接行使する主なものといたしましては、都市公園内における物品の販売や催し物の行為の許可、あるいは都市公園法上の工作物の占用許可でございまして、両者を明確に区分してガバナンス体制を構築してございます。  議員御指摘の草津川跡地公園におけるにぎわい活動といたしまして、マルシェ等を行うことにつきましては、中心市街地活性化草津川跡地公園でのにぎわいの創出の役割を担っている草津市まちづくり株式会社、または指定管理者である草津川跡地公園パートナーズが主催、後援する事業を前提としてございまして、市は指定管理者とまちづくり会社が申請者として提出される許可申請を審査し、許可することでガバナンスが構築されることとなってございます。  また、指定管理者の裁量に委ねている部分につきましても、疑義事項や指定管理者が判断に迷う事項などが発生した場合につきましては、必要に応じて指導するなど、適切な管理に努めているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  今回のマルシェについては、私がたまたまホームページを発見して、すぐに市のほうにもお伺いしましたが、今、おっしゃったように、ガバナンスが効いているとはとても思えなかったんですけど、今回の件について、それで本当によろしいでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  今回の件につきましては、御連絡をいただきまして、すぐに対応するような形でその場をおさめられるというような形で対応できましたので、その連絡につきましては、ありがとうございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  今のお話では、ガバナンスは、済みません、今回は効いておりませんでした。御指摘いただいて、すぐにそのガバナンスについては、これからしていきますというような感じにも受け取れたんですけれども、このまちづくり会社やパートナーズというのが指定管理でありますが、その指定管理の仕様書の中に、やはりそういった――先ほど私がたくさん列挙したと思うんです、疑問点を――それは全て応えられるような仕様書としてはお示しして指定管理をしていただいているんでしょうか、ちょっと関連ですが。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  今、書いていただいている項目が、全てそのものに合致するものはございませんが、当然、疑義になる部分、この仕様に書いてない部分については協議ということになってございますので、そちらについては、その都度、その場合に応じた形での対応を心がけているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  やはり、その場に応じたということは、やっぱりガバナンスが効いてないという形に受け取られかねないと思いますので、今回、事実として、こういった形で先ほどお認めになったように、指摘をして動いて、ちゃんと対処はできましたということなんですけれども、そういった形がないように、しっかりと、いつでも、どんな形であっても、こういう疑問点が出た場合には、こうなってますと答えられるようにしていただきたいというふうに思っております。  一旦、指定管理に出してしまえば、後のことは草津市は関与しませんという姿勢ではないと、今、お伺いした中では思いましたが、草津市民の憩いの場であり共有財産の公園の使用については、行政の責任も明確にして、透明性を持った運営をお願いしたいと思います。
     そこで、最後にガバナンスについて、まだ不十分なところがあるということですので、 今後の管理について、そういったことがしっかり担保されるように、先ほど言った指定管理の仕様であるとか公園の利用規程等の整備をしていただいて、内容は、もちろん事前に議会にもしっかりと報告をいただいて、その上で、にぎわい創出のための民間活力の導入をしていただきたいと思いますが、そういった方針でよろしいでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  今後の管理につきましては、各種関係法令のほか、都市公園の基本的な事項を定めております都市公園条例や施行規則に沿って管理を行いますとともに、より詳細な事項につきましては、業務仕様書で示しながら、適切な管理に努めてまいります。  また、運用面の細部につきましても、指定管理者と市が連携を密にし、指定管理者に対しては、適時、適切に指導・監督を行いながら、ガバナンス体制を維持した上で、指定管理のメリットである民間活力の導入の効果を最大限に引き出してまいりたいと考えてございます。  今後、指定管理者の権限の取り扱い等において条例改正を伴う変更を行う場合には、議会の皆様へ丁寧に説明を申し上げながら、市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  ありがとうございます。今回の話については、ある程度、真摯にお受けとめいただいて、今回の件から今後についてですね、しっかりと市のほうでも管理の体制も整えていくというふうに受け取りましたので、ぜひその方向で、また、こういう指摘がほかの議員とか市民から起こされないということをお願いしておきたいというふうに思っております。  では、次に議案の議第53号、草津市児童遊園条例の一部を改正する条例案について。  これは、都市公園と児童遊園を一括管理して、スケールメリットを生かして、よりよい管理を市民サービスとして提供することを目的としている条例だと理解していますが、このスケールメリットについて、具体的にどのようなものなのか、管理面、あるいはコスト面ということでお答えいただきたいと思うんですけども、よろしいでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  都市公園と児童遊園を一括で指定管理することのスケールメリットでございますが、まず管理面につきましては、ロクハ公園と児童遊園等を一括管理とすることで指揮命令系統も一本化され、繁忙期の応援体制や窓口の一元化で、業務分担においても効率的な組織体制に整理されることや、業務期間が複数年となることで切れ目のない対応が可能になるなどの効果が考えられます。  また、コスト面につきましても、ロクハ公園の指定管理業務と市内各公園の維持管理業務を合わせて複数年の業務期間として発注することにより、人材確保や経営面が安定し、スケールメリットによる企業努力の余地がふえることから、民間事業者の参入意欲を促進することができると考えてございます。  このことにより、市民サービスの安定性と継続性を確保しつつ、提案金額の競争力によるコスト削減効果が期待できるものと考えてございます。  さらに、窓口業務等を指定管理にアウトソーシングすることにより、市職員が行っている業務量のコストが削減されるものとも考えてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  何か先ほど聞いたような気もいたしますけれども、わかりました。ただ、コスト面削減というのは、具体的にはまだ、今、要するに指定管理に出す段階でないと、いろんな提案があるんでわからないとは思いますんですけれども、やはり指定管理に出すんであれば、そのコスト面に関しても、しっかりと削減できるという結果をお見せいただきたいなというふうにお願いをして、この件については終わらせていただきたいと思います。  では、次に(仮称)市民総合交流センターの事業の進め方についてということで御質問させていただきます。  事業の公募内容や選定過程の透明化や計画への市民参加については、これまでも質問してきました。ただ、担当部署も変更になっておりますことから、確認の意味でお聞きしたいと思います。  この事業については、草津市民や建設予定地地域住民へのより丁寧な説明を今までお願いしてきたところでございます。公募から選定までの過程において、草津市民、地域住民、また、議会はどのようにかかわることができるのでしょうか、お聞きします。  過去の答弁等では、「はい、このように決まりました」という事後報告にはしないということを確認させていただいておりますが、その方針は変わっていませんでしょうか、お聞きします。 ○議長(中嶋昭雄)  六郷都市計画部理事。 ◎都市計画部理事[都市開発担当](六郷昌記)  (仮称)市民総合交流センターの整備事業の進め方につきましてでございますが、まず、事業スキームの見直しに伴います事業の実施方針につきまして、4月15日から5月15日までの1カ月間、パブリックコメントの実施について、市のホームページ、広報くさつへの掲載、また、地域まちづくりセンターへの資料の設置等に加え、近隣マンションの方々にも周知をさせていただきながら取り組みをしているところでございます。  また、事業者募集の内容につきましては、都市再生特別委員会に御説明の上、事業者の公募を開始してまいります。  提案の審査につきましては、市の附属機関として、専門家や学識経験者、地元代表、公募委員から構成する選定委員会より優先交渉権者の選定結果を市長に答申をいただく手順となっております。  市民の方々や市議会とのかかわりにつきましてでございますが、その前提となる事業者からの提案書の公開については、克服すべき課題が3点ございます。  1点目といたしましては、民間企業のノウハウが流出すること。2点目といたしましては、事業者の提案内容が応募者相互に知り得る状況となり、事業者のプレゼンテーションにおいて他社提案に対する比較をするなど、影響を及ぼす可能性があること。3点目といたしましては、選定委員会は、中立・公平・独立性の確保というのが基本となりますが、それに対して影響を及ぼす可能性があることが懸念されます。  一方で、事業者決定までの過程における市議会への情報提供は重要なものというふうに認識しております。今後、公表の時期や方法について、先進事例の収集を行い、また関係各位の御意見も伺いながら、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  今、お伺いした中では、若干過去とは少しニュアンスが変わってきたような気もしております。  といいますのは、公募にかけました、例えば応募が3件、4件出ました。その内容はわからないけれども、選定委員会でこれに決めましたと。そのときに、地域住民が説明会に出たときに、そのときにいきなりホテルができるとかになるんですかとか、いきなり例えば、こういう飲食店ができるということになるんですかとか、そのあたりの方向性、例えば、そういった業者を比較するような公開は別に要らないと思うんですけれども、ホテルの計画が出てますよとか、飲食店はこういうのが出てますとか、こういうスポーツジムをつくるのが出てますとか、どこがというんじゃなく、すごくまぜていただいて、そういった意見も出てますよということを地域の方にもお知らせいただいて、あるいは議会のほうにもお知らせいただいて、それで決めるのではなく意見を聞いていただきたい。  要するに、市民が決めるのではなく、あくまで決めるのは、その公募の委員会だと思うんですけども、それまでに何らかの形でやはり市民や地域住民の意見を聞いていただきたいということで、今までいろいろ質問させていただいて、かなりの説明会も今回はしていただきました。  ですから、その方針について再度御確認しますが、今の御答弁では、やはりブラックボックスのままで進むような気がしておりますので、いかがでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  事業者選定委員会以外での意見を審査自体に反映することはできませんが、地域や近隣マンションの方々、また議会に対しての情報提供は重要と考えております。できるだけ工夫をしながら、事業の状況について御意見も聞きながら周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  要するにですね、草津の市民の共有の財産を使って市民のための施設もそこにはできる、民間の施設もできる。そのときに、やはり市民の声をですね、しっかりと反映していただきたいというのが一つあります。  ですから、もちろん決めるのは違うんですけれども、そういった反映の仕方については、どういった形があるのか、いろいろ克服しなければいけないと思いますが、その方向性は常に持っていただいて、いろいろヒアリングをしていただいて、当然、応募する事業者の方にもいろんなヒアリングを市民にもしていただきたいと思うんですけれども、そういった形で、なるべくいろんな市民の意見があり、それが考慮というか、それが影響とは言いませんけれども、そういった意見がある中で、最後、これに決定いたしましたということでしていただけるように。  そうでないと、公募委員の意見が市民の総意のように思われては困ります。議会の総意というふうに思われても困ります。ですから、そのあたりの調整を何とかうまくしていただきたいということで、今回、確認させていただきましたので、すばらしい交流センターができることを私も願っておりますので、よろしくお願いいたします。  では、続きましてアーバンデザインセンターびわこ・くさつ・UDCBKについてお伺いさせていただきたいと思います。  いまだにUDCBKと、ここでしゃべっても、市民の方が見ていて、それは何のことを議員はしゃべっているんだろうと思われる方が多いんですけれども、そのUDCBKについての今までの総括と今後の展開についてお伺いしたいと思います。  まず、UDCBK設立の目的、役割、意義について確認したいんですが、UDCBKは産・学・公・民が連携をして未来の都市のデザインを考えるところであり、市民や行政職員、NPO、地域活動団体、企業人、農林水産業の従事者、学校関係者、外国にルーツを持つ方々、そういったさまざまな方々が立場を離れて草津市の未来をよくしたいという志を持った個人として参加し、対話ベースでさまざまな考えや立場があることを確認しながら、各団体や個人に戻ったときには対話の経験を直接・間接的に生かし、気軽に自由闊達な議論、調査研究、学習交流、社会実験などを行うプラットホーム、すなわち環境整備の基盤づくりの足場的なところだと、そのように理解をしておりますが、ここで確認です、そのような理解でよろしいでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  田中総合政策部理事。 ◎総合政策部理事[草津未来研究所・行政経営担当](田中祥温)  アーバンデザインセンターびわこ・くさつ・UDCBKの役割、意義につきましては、議員御理解のとおりでございますが、加えまして、UDCBKは、家庭でも職場でも学校でもない地域の居心地のよい居場所、いわゆるサードプレイスとしての機能を担っておりまして、誰もが気軽に自由に立ち寄れる場を目指しております。  さらに、アーバンデザインセンターびわこ・くさつのアーバンは都市、デザインは計画という意味、つまり都市計画でございまして、また都市空間デザインの専門家を有しておりますことから、UDCBKでの対話や地域の活動等を踏まえ、将来的には草津市の未来のまちの都市空間デザインを提案してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  ありがとうございます。ただいまの説明の中で、一つ、サードプレイスという言葉が出てきました。居心地のいい場所と。この言葉自身も、やっぱり市民感覚としては、例えばUDCBK、サードプレイス、プラットホームとしゃべっても、なかなか理解ができないと思うんですけれども、このサードプレイスという言葉について、ちょっと関連で、具体的に居場所と言われましてもいろいろあります。子どもの居場所であったりとか、高齢者の居場所、いろんな方の居場所があるんですけど、このUDCBKでのサードプレイスというのはどういう意味になるでしょうか、済みません、御説明いただければ。 ○議長(中嶋昭雄)  田中総合政策部理事。 ◎総合政策部理事[草津未来研究所・行政経営担当](田中祥温)  サードプレイスの意味についてでございますけれども、いわゆるファーストプレイス、第1の場所でございますね、これは家でございます。セカンドプレイス、第2の場所が職場や学校ということで、サードプレイス、第3の場所につきましては、このファーストプレイス、セカンドプレイス、どちらでもない、家庭でも職場や学校でもない一個人がくつろげる快適で居心地のよい場所、そこで創造的な交流が生まれる場所というところを目指しているというふうに考えてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  居心地がよく、くつろげる場所という形で、今、御説明いただきましたけども、もう少し何かUDCBKならではのサードプレイスの特徴があればお伺いしたいんですけど、また後ほど、もしあればお答えいただきたいんですけれども。  私も、いろいろな場に参加させていただいて、初めて出会う方々と議論を交わしてきました。そして、ふだん出会うことの少ない多様な方々が参加されており、本当にUDCBKらしいメンバーが自由闊達な議論を交わして草津の未来を考えて学んでおられました。  昨年の議会において、そのようなUDCBKに職員も参加するということについて質問がされ、周知を徹底して積極的な参加を促すという形の答弁、そういう意味の答弁がありましたけれども、私が、昨年、かなりの回数に参加した中では、職員の方がおられることは、ほとんどありませんでした。行政の方の参加者が少ない現状については、いい悪いじゃないんですけれども、どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  田中総合政策部理事。 ◎総合政策部理事[草津未来研究所・行政経営担当](田中祥温)  UDCBKのイベント等への行政職員の参加につきましては、庁内の掲示板やテーマに関係する部署等に直接案内をしており、テーマに関心のある職員が主に参加をしておりますが、その参加人数は少ないのが実態でございます。  今後は、より多くの職員が参加できるよう、さらに、昨年度の実績として、職員を含め参加が少なかった企業、それからシニアの方々の関心のあるテーマを充実させる等の工夫とあわせまして、開催曜日や時間帯についても多彩に展開することによりまして、職員のみならず、さまざまな人がより参加しやすいように努めてまいりたいと考えております。  一方、UDCBKは、先ほども申しましたように、サードプレイスとしての役割を有しておりまして、自分の意思でふと立ち寄り、利用していただくことも目的としております上、UDCBKの開設から8カ月が経過をし、8月に新拠点に移転することもありまして、職員の関心も高まってきております。セミナーなどに参加することが不可能な職員も、業務に支障のない範囲でUDCBKに立ち寄って利用者と交流をすることにより、業務に関連する情報やヒントなどを収集・模索する姿も見受けられるようになりました。  新拠点では、セミナーの成果なども展示する予定でありますことから、職員のみならず訪れた方々がUDCBKで実施をしているさまざまな活動の様子を感じていただき、自分の意思で気軽に立ち寄れる居心地のよい空間づくりを行うことにより、利用者の拡充を目指してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  今のお話の中で、職員の方はいつでも参加とか、収集とかという言葉がありましたけれども、何かまだ勘違いされているんかなという気は私はしてます。  職員として参加というのは、まずないと思うんですね。UDCBKのコンセプトを見ると、草津市の未来を考える志のある者が参加すると。市民であってもそうじゃなくても、それはいいんですけども、そういった志ある者が参加して、行政職の方は別に行政の中に生かすためとか、そういう理由ではなく、草津市をよくするためということで参加いただくというふうに思っているんですけれども、そのようなところで参加が少なかったというのは、志が少ないとは全く思っておりませんが、このUDCBKの最初のコンセプト等ですね、事業報告書や概要がたくさんまとめられたもんがありますが、これが職員の人は見てないんじゃないかなという気もしますので、また、そういった形でもぜひ見ていただいて、草津市がつくった施設ですので、草津市の職員は少なくとも全員理解しておいていただきたいと、そのように考えております。  もちろん、このほかにですね、職員の方の幾つかちょっと話を聞いたんですけれども、参加しにくい意識的・精神的な理由とかいうのは何か聞かれたことはありますでしょうか、心配ごとですかね、職員ならではのそういった心配ごとというのはお聞きしたことがありますでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  田中総合政策部理事。 ◎総合政策部理事[草津未来研究所・行政経営担当](田中祥温)  これから申し上げることは、あくまで私の個人的な想像なり感想でございますので、その旨でのお話になりますけれども、やはり職務ではなくて一個人としての参加ということになりましても、市としての見解を求められたりですね、自分の専門分野でない部分、余りよくわかってない部分についても、その意見を求められたり、そういうことに対する懸念というものがあるのかなあというふうに感じております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  よくわかります。ですから、その辺の懸念を払拭するようなことを、今後、そういったことも含めて考えていただきたいんですが、それでよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。  あとですね、例えば、先日、南草津の地域の子育ての拠点整備に関するワークショップというのがありまして、これは市の職員の方がホスト役として結構参加されておりましたけれども、私、残念ながら出られなかったんですけれども、その内容については、その後の取り扱いというんですかね、それは子ども家庭部にも情報としては提供されているのでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長
    子ども家庭部長(望月英司)  4月の下旬だったかと記憶しておりますけれども、UDCBKのほうでワークショップを開催させていただきました。そちらに出ました意見につきましては、十分、私どもは共有させていただいております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  決して、UDCBKは市の政策をつくる場所ではないというふうに書かれております。政策をつくるのは、あくまで市でございますし、議会でありますし、そのときに、こんな意見がありましたと、ですから政策について問う場所でもないんですね、UDCBKは。いろんな交通についてやったら交通について聞く、ですから、そういった政策に対するイエス、ノーでもありませんし、いろんな意見が出ると思いますので、それはしっかりと聞いていただきたいと。  あと、本年度ですね、交通をテーマにしたアーバンデザインスクールの予定を見させていただきました。この交通に関するアーバンデザインスクールについて、本年度の草津は草津でしっかりと政策を進めておられるんですけれども、その中でUDCBKで、このテーマを議論としてされることについて、どのような位置づけをもって取り扱うことを考えておられますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  田中総合政策部理事。 ◎総合政策部理事[草津未来研究所・行政経営担当](田中祥温)  UDCBK議論の位置づけ、取り扱いについてでございますが、今年度の前期アーバンデザインスクールは交通をテーマに開催いたしますが、アーバンデザインスクールは、参加者の関心の高いテーマについて基礎的な知識の習得と多様な考え方を知っていただくことを目的としておりまして、さまざまなアイデアや具体的施策の提案があることも十分に考えられます。  さらに、専門家と参加者が対話をすることにより、専門家にとっても参加者の方々が抱いておられる草津への熱い思いを知っていただく機会を得て、それを研究に生かすなど、アーバンデザインスクールは、専門家と参加者相互にメリットがあると考えております。  アーバンデザインスクールで行われる交通をテーマとした議論の内容を踏まえた上で、今後の交通政策全般に係る企画立案の参考とさせていただきたく考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いいたします。  ちょっと関連で、小さいことなんですけれども、このUDCBKをホームページで見たときに、カテゴリーが貸し館のカテゴリーに入っていたんです。ですから、ほかの貸し館がありますね、市に。そのカテゴリーに入っていたので、ぱっと見た人は「あっ、貸し館か」と、この場所を貸してもらうところかというふうに勘違いされることもなきにしもあらずかもしれないので、そこはちょっとまた、どういうふうにホームページで見せるかというのを検討いただきたいんですけども、どうでしょうか、その辺は。 ○議長(中嶋昭雄)  田中総合政策部理事。 ◎総合政策部理事[草津未来研究所・行政経営担当](田中祥温)  御指摘、ありがとうございます。言いわけになるんですけれども、今現在はフェリエの5階でですね、ちょっと仮に営業をさせていただいているという位置づけでございますので、恐らくその流れの中で、そこの貸し館というところのカテゴリーになるものだというふうに思っておりまして、今後、8月から新拠点で開設をいたしますので、それまでもですね、ちょっとおかしいところは修正をしてまいりますし、適切なところになるように考えてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  ありがとうございます。期待しております。  もう一つだけ関連で、済みません。まちづくりに関しては、草津市では各小学校区にまちづくり協議会、あるいは地域のいろんな団体がございます。地域住民によるまちづくりをサポートする役割を担っております、それぞれですね。そことUDCBKとの違いについて、もし何かお答えがあるようでしたら、ちょっと混同されるとこもあるんです、実際市民の方が。まちづくり協議会、各種団体、そしてUDCBKと聞いたときに混同されないように、そのあたりの違いを、ここでちょっと、もし可能であれば明確にお話をいただきたいんですけども。 ○議長(中嶋昭雄)  田中総合政策部理事。 ◎総合政策部理事[草津未来研究所・行政経営担当](田中祥温)  この問題につきましてはですね、2月議会の小野議員の御質問に対してお答えをしておりますので、その部分につきまして繰り返しをさせていただきます。  まちづくりセンターとの違いにつきましては、まちづくりセンターや草津コミュニティセンターは、NPOを初めとする市民、公益活動団体や地域組織などに対して、人、もの、資金、情報を支援するサポートセンターであり、活動の場でございます。一方、UDCBKは、市民の方々がさまざまな草津の未来をイメージする場所で、自由で気軽に草津の未来について語り合っていただき、この中から出たアイデアを実現するために、大学が持つ知、企業が持つ技術などを積極的に活用してもらう場所でございまして、このアイデアを具現化するための調査研究や社会実験を行い、草津の未来を見据えた活動を創出する産・学公・民連携のプラットホームでございますというふうに答弁がなされております。  以上でございます。 ○議長(中嶋昭雄)  八木議員。 ◆13番(八木良人)  実は、それが市民の人が聞いて、もう少しわかりやすいように言っていただきたいというのが関連質問の趣旨なんですけれども、ぜひ、今後ですね、そのあたりの説明を、今、言われたようなことを市民の方がわかりやすいように、広報なり説明していただけるようなことを願っております。  また、このUDCBKは、組織や団体にとらわれずに自由闊達な議論を行い、先進的な取り組みを行って、日本全国からも注目されていると思っております。草津市は先進的なことをしていると。そういった意味で、草津市の未来づくりを行政と市民が対等な立場で一体となって進めていかれることを強くお願いをしたいと思います。  また、行政の方の参加についても、実はいろんな草津市以外である勉強会とか、大学が主催しているとか、幾つか参加させていただいたら、草津市の職員の方が結構おられるんですね。時間外で勉強しに来られたりしてるんです、いろんな勉強会。  ですから、そういったことから考えると、ちょっとUDCBKには来られる方が少ないなという印象を持ちまして、今回、質問させていただきましたんで、今後、そういった志ある職員の方が参加しやすいようにということでお願いしたいと思います。  それでは、今回の質問のほうを終わらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(中嶋昭雄)  これにて、13番、八木議員の質問を終わります。  次に、7番、山元宏和議員。 ◆7番(山元宏和)  草政会の山元宏和です。  議長のお許しをいただきましたので、6月議会での一般質問を通告に従いさせていただきます。  今回は、地域共生社会の実現ということ、それから、どうもいつも気になります草津川跡地利用について質問をさせていただきたいと思います。  まず、地域共生社会の実現ということで、これ新聞報道で見させていただいたんですけれども、この言葉を聞いて、なるほどと思いました。一方で、協働のまちづくりを草津市も進めておられますけれども、高齢社会の中で、あるいは少子化の中で障害者の人たちのための自立支援法ができて、こういう人たちとともに歩んでいくという、こうしたところで、この地域共生社会の実現ということが書かれてありました。  国のほうは、やはり先々を見ておられるなあというふうな思いと、安倍総理もいろんな面から考えて、この国づくりを進めておられるのかな、そんな思いをしております。  今、草津市では、まちづくりを進める中で市民との協働、こういった考え方から、まちづくり協議会を立ち上げられて、各学区で、今、さまざまなぐ動きをとられています。市民の皆さんと行政機関などとの協働の取り組みが進められているところです。  こう中したで、今、申し上げている、国においては、昨年の6月に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」に盛り込まれた、子ども、高齢者、障害児者など、全ての人々が、地域、暮らし、生きがいをともにつくり、高め合うことができる地域共生社会の実現を表明されたところです。この辺で福祉分野で言う協働のまちづくりとして、市としてどのように取り組まれていこうとされているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  それでは、答弁を求めます。 ○議長(中嶋昭雄)  冨安健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事[健康福祉政策担当](冨安知翔)  福祉分野における協働のまちづくりにつきましては、平成28年3月に策定いたしました「『地域力』のあるまち草津/未来へつなぐ地域福祉/人にやさしい福祉のまち」を基本理念といたします第3期の草津市地域福祉計画に基づき、地域福祉を推進していくことであると考えているところでございます。  このため、誰もが住みなれた地域で安心して暮らすことができるまちを実現するためには、行政などによるサービスの充実とあわせまして、住民自身による助け合いですとか力を合わせた地域社会づくりを進めていくことが大切であると考えてございます。  このため、まちづくり協議会を初めとする地域の関係団体や、中間支援組織であり地域福祉の推進を担う市社会福祉協議会などとの連携を図りながら、福祉分野における協働のまちづくりに引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  まさしく、住民同士の助け合い、人と人とのつながりということが、これから大切になってくるであろうなと。既に、まちづくりの中では、協働という形で阪神・淡路大震災、東日本大震災から教訓を得たところで、今、全国各地でまちづくりを進めておられます。今の地域共生社会の実現に向けて、今、答弁がありましたように、人と人とのつながり合い、それらを大切にしながら進めていっていただきたいと思います。  次に、今、国や地方では地域共生社会の実現に向けてさまざまな取り組みが進められていると思いますが、これらについて幾つか質問をさせていただきます。  地域共生社会の実現に向けては、さきにも述べましたように、平成28年6月に内閣での閣議決定がなされ、それを受けて本年の2月7日には、厚生労働省が「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部の決定として、地域共生社会の実現に向けての概要書が発表されたことは御承知をいただいていると思いますが、このことについて草津市としてはどのようにお考えか、お尋ねをいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  冨安健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事[健康福祉政策担当](冨安知翔)  地域共生社会の実現に向けての当面の改革工程を踏まえまして、本市におきましても、これまでの高齢者、障害者、子どもなど、対象者ごとに整備されてきた支援制度につきまして、制度や分野ごとの縦割りですとか、支え手・受け手という関係を超えまして、地域住民や多様な主体が、地域や個人の抱える課題を我が事として受けとめ、それぞれの主体と行政が一体となり、制度や分野を超えた「丸ごと」のつながりへの転換を目指していく必要があると考えておりまして、包括的な仕組みですとか体制づくりを進めていく必要があると考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  ありがとうございます。  次に、この概要書の柱の一つである地域課題の解決力の強化と国では言われてますが、草津市の具体的な取り組みについてお尋ねをいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  冨安健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事[健康福祉政策担当](冨安知翔)  改革の骨格の一つでございます地域課題の解決力の強化に関連した本市の具体的な取り組みにつきましては、まず、地域のさまざまな課題を、地域住民や関係団体、事業所、行政などが共有することが重要であると考えてございます。  このため、地域共生社会に向けた取り組みが先行している高齢者の分野におきましては、平成24年度より、各小学校区単位で地域の高齢者の現状や課題を共有し、その解決に向けた取り組みを進めることを目指しまして、まちづくり協議会などの地域の方々ですとか医療関係者、地域包括支援センター、社会福祉協議会などをメンバーといたします「学区の医療と福祉を考える会議」を順次設置し、開催いただいているところでございます。  また、包括的な支援体制も重要であると考えてございまして、本年4月に健康福祉部に地域保健課を設置いたしまして、地区担当保健師を配置したところでございます。地域のさまざまな団体とのネットワークを構築しながら、各学区において、担当保健師が、子どもや高齢者、障害者などの分野にかかわらないきめ細かな相談対応ですとか健康づくりに関する総合的な支援を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  おっしゃるように、今、地域では地域包括支援センター、あるいは医療と福祉を考える会議というものが展開をしていただいています。  ただ、ここでどうのこうのと言うのは、まだ年数もそうたっておりませんので、評価のしにくいところでありますけれども、ただ高齢社会の中で、この地域包括支援センターの役割というのは本当に大きいものがあると思います。  各所、その地域包括支援センターのヒアリングにも寄せていただくと、現場では本当に悩み苦しんでおられるところがあります。医療と福祉を考える会議に地域の方々がお入りになって議論をしておられますけれども、やはりそういう地域の方々と日ごろから接しておられると、そういう会議でいろんな話し合いがスムーズに進んでいくんでしょうけれども、少しふなれなところがあるということも聞いております。  ただし、この高齢化社会の中で、この地域包括支援センター、あるいは医療と福祉を考える会議が大変重要なものであると私は認識しておりますので、なお一層努力をいただいて、よいものにしていただけるようにお願いをしたいと思っております。  次に、国では、地域を基盤とする包括的支援体制を構築するとの項目の中に、福祉事業者には、地域住民とともに地域づくりに積極的に取り組む責務がある。市町は、地域の自発性や主体性を損なわないように配慮しながら、地域づくりの取り組みが持続するよう支援する役割がある。また、複合的な課題など地域住民だけでは解決が困難な地域の課題については、市町が専門職や関係機関の協働の下で解決を図る体制を整備することが必要であると明記されていますが、行政の組織を従来の縦割りでなく横断的な組織体制について、草津市としてどのように進めていくのかお尋ねをいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  冨安健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事[健康福祉政策担当](冨安知翔)  行政における横断的な組織体制についてでございますが、昨今、個人や世帯単位で複数分野の課題を抱えて複合的な支援を必要とされるケースというのが、増加傾向にあるところでございます。  本市では、平成25年度に、中学校区ごとに地域包括支援センターを設置いたしまして、現在、高齢者の相談や支援の窓口として、地域包括ケアシステムの中心的を担っているところでございますが、地域において複合的な課題を抱えてられておられるケースに対応するためには、この高齢者を中心とした仕組みを、今後、年齢や制度、分野にかかわらない仕組みとして構築していくことが必要であると考えております。  また、先ほど申し上げましたとおり、本年4月より地域保健課を設置いたしまして、地区担当保健師を配置したところでございまして、地域包括支援センターと連携を図りながら、さまざまな課題を抱える方々と行政サービスをつなぎ、必要な方に必要なサービスが届くよう取り組んでいるところでございます。  今後につきましては、行政と地域関係機関との連携強化ですとか、複合的な課題を抱える方へ対応するための福祉の総合的な相談体制の強化も含めまして、今年度予定しております地域福祉計画の見直しの検討等の中で、草津市としての地域共生のあり方について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)
     行政の中の縦割りというのは本当に難しいものがあって、なかなか打破をしていかなければならないんですけど、難しい課題がたくさんあります。今の地域保健課ですか、新しくできて地域包括支援センターとのつながりを持った中で、こうしたいろんな課題にぶつかっていってほしいなあと思いますので、その辺はひとつこれからのということで御期待を申し上げていきたいというふうに思います。  次に、公・民等の連携が何より必要と考えますが、市の考えについてお尋ねをいたします。  例えば、地域共生社会創生センター、基幹相談支援センター、あるいは公民連携センター等という、そういうような名称で地域における多様なニーズに的確に対応していくためには、必要な福祉サービスを受けたりコミュニティ活動の拠点となる共生型福祉施設の設置が必要となるのではないかな、そんなふうに思っております。  まちづくり、協働と言われ、まちづくり協議会を進め取り組んでおられますけれども、さらにもう一歩進み、保健、医療、福祉、教育等にまたがり、また、地域住民による支え合いが連動した包括的支援体制の構築に向けた取り組みを進めるべきではないでしょうか、お尋ねをさせていただきます。 ○議長(中嶋昭雄)  冨安健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事[健康福祉政策担当](冨安知翔)  共生型福祉施設の設置につきましては、当面必要な地域包括支援センターの機能強化の検討や既存の地域資源を生かした地域のネットワークづくりなど、包括的支援体制の構築を進める中で必要性も含め検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  そんな中で、今、地域共生型福祉施設の建設でありますけれども、従来から、私、申し上げている西消防署跡地、今も空き地になって、また草が生えそろってきましたけれども、また住民の方々がよく通られますので、あの草をまた刈らなあかんなあとか、そんな話もあるんですけども。  地域創生交付金、こんな交付金があるようですけども、これを使った集いの場として西消防署跡地整備が検討できないかな、そんな思いを、またここで提案をさせていただきたいのですけれども、これらの事業の整備に当たっては国から市町に対する交付金、地域介護福祉空間整備等施設整備交付金、ちょっと長い名前ですけども、そんな交付金があります。また、地域創生交付金、こういうのを使いながら、その西消防署跡地に整備ができないか、ちょっとお尋ねをさせていただきます。 ○議長(中嶋昭雄)  冨安健康福祉部理事。 ◎健康福祉部理事[健康福祉政策担当](冨安知翔)  繰り返しになる部分もあって恐縮なんですけれども、共生型福祉施設の設置につきましては、包括的な支援体制の構築を進める中で、必要性も含めて検討をしていきたいと考えているところでございます。  いずれにいたしましても、地域共生社会の実現に向けた取り組みを進めていくことは必要であると考えてございまして、制度や分野を超えて丸ごとのつながりへの転換を目指して、関係部とも連携しながら取り組みを進めていきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  わかりました。今後とも、この辺の提案はさせていただきたいというふうに思いますけれども、我が事・丸ごとというように、地域共生型の社会の実現、これから取り組んでいただくことに注目をしておりますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、もう一つの課題として、草津川跡地整備についてお尋ねをいたします。  区間5de愛ひろばが、この4月1日から利用できるようになりました。たくさんの市民の皆さんが来場されています。この草津川跡地整備としてde愛ひろばの現在の状況についてお尋ねをいたします。オープン後の市民の皆さんの感想や動きなど、また、市の想定どおりの動きであったかなどについてお尋ねをいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  de愛ひろばの現在の状況でございますが、本年4月1日の供用開始以後、子どもからお年寄りまで、さまざまな年代の方に来園していただいております。  5月末時点において、約19万人の方に来園をいただいているところでございます。家族で公園を散策される方、ランニングをされる方、遊具や噴水で遊ぶ子どもたち、商業店舗を利用される方や夜間の園内照明を楽しまれる方等、de愛ひろばをさまざまな用途で多くの方に利用をいただいておるところでございます。市民の皆様にとって「にぎわい」と「うるおい」の場となっていると感じているところでございます。  また、市民活動団体によるイベントやギネス世界記録に挑戦など各種イベントが開催され、de愛ひろばの活用がされているところでございます。  来園者からは、十分な利用がされてこなかった草津川跡地が「にぎわい」と「うるおい」の場として生まれ変わったという声や、すばらしい公園ができ、木々の成長を観察しに公園に来ることが楽しみであるといった声をいただいているところでございますが、今後、公園利用者に対しまして満足度アンケート調査を実施しながら公園管理に反映していきたいと考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  今、4月から利用ができるようになって、想定のいろいろ市の思いとかを聞かせていただきましたけれども、私が現場で聞いたり近くの方々に聞いていると、特に本町通りのかいわいを歩いてますと、その利用についてね、例えば、この時期――もうじきしたら8月、9月と入っていきますけれども――最近、スケボーの方が入っておられるのを部長知ってはります。スケボーで遊んでおられる若者がいると。あるいはね、夏場になって花火を上げたらどうしようかなとか、そういう話って聞いておられません。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  今のスケボーでありますとか花火、これから予想されることでございますが、ちょっとその辺は把握しているところではございませんが、そういう実態があれば、それの改善に向けた形の対策をとっていきたいと考えてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  整備をされた後にね、最初の答弁でお答えいただいたけれども、やっぱり近くで、こうして市民の方々とお話しすると、いろんな声が聞こえてくるんですよ。それをやはり私は前から言ってるように、工事に入る前には丁寧な説明をしてくださいと再三申し上げてて、今も4月1日から利用ができるようになって、それでこういう声が出てきた。今、あの中へ入ってね、極端なことを言うとね、夜中って誰もおられませんやん。そしたらバイクで暴走されたらどうするんやとか、付近の人はいろんな心配をされるんですよ。そこら辺をしっかりとね、聞いてあげてほしいなあ。  昼間は、春とか、そういう時期、桜がいっぱい咲いたときは本当にきれいでしたし、たくさんの人が来られました。夜になったらね、本当に怖いとこなんです。そこら辺を十分認識してほしいなあ、そんな思いをいたします。  次の質問に入りますが、4月、5月は天気もよく、気候もよく、桜が満開で開花したときなんかは、花見をされる市民の方々が大変たくさん出できておられました。宿場まつりのイベントの開催時には、それらのイベントに多くの市民の参加がありました。  しかし、この春先にも異常気象と思えるような気温が、30度を超える暑い日もあり、熱中症で倒れた市民の方もおられたようです。そんな中で、これからの暑い夏、これから本番になっていきますけれども、暑さが続くであろうと予想される中で、市民の皆さんの利用がどれだけあるのだろうか、どのくらい見込んでおられるのか、また利用される市民の皆さんの安全・安心をどのように確保しようと思われているのか、本当に心配をしております。市の考え方についてお尋ねをします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  夏季のde愛ひろばの暑さ対策につきましては、公園内の木陰が暑さ対策の一つと考えてございます。木を移植するため枝葉を剪定しており、木陰ができるまでには、いましばらく時間がかかるところでございます。  このことから、暑い日には園内にパラソルやタープテントを設置し、パーゴラにはよしずを設置することにより日影をつくり、また、ミスト扇風機の活用を行いたいと考えているところでございます。  また、夏の間におきましても、多くの来園者の利用が見込まれるため、熱中症対策グッズを管理事務所に常備し、園内のパトロールや熱中症注意の放送をするなど、できる限りの対策を指定管理者とともに実施していきたいと考えてございます。  また、イベント主催者などにも、あわせて対策を周知徹底することで、夏場においても多くの市民の皆様に楽しく利用いただけるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  その、今、言われたね、パラソル、テント、よしず、扇風機、これ当初からそんな計画があったんですか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  それにつきましては、ギネス世界記録に挑戦ということで、一定の条件のもとで持ち物が持ち込めない状態で時間が長くなったということで、熱中症で倒れられる方が3名ございました。  そういうことを見た中で、例年に増して暑い気象状況でございますので、その辺を対策していかなければならないということで、指定管理者と協議した中で、その辺の対策を講じてきたところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  当初、この草津川をつくるときに、今、地元からも聞いていると、両方にまだ堤防がありますやん。堤防があるとね、結構、中が暑いんですって。私は春先しか歩いてないので、最近の暑いときを知らないんですけど、それ最初から想定ができたやろうと思うんですけど、どうですか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  今の堤防が両側にありますものの、東西、琵琶湖から山に向かっての通路としては、川の敷地があいております関係で、通気としては、そこでできるのかなという想定をしてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  そうやったらね、区間2のほうでも言うたんですけど、あずまやとかね、そんなが建てる気はありませんか。あずまや、屋根のついた。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  基本的に、今、にぎわい拠点棟ということで管理事務所を設けてますし、その辺で対応をしていきたいという考えでございまして、あずまやを別途設けるという計画はございません。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  あのね、テントとかね、一時しのぎのものを立ててね、そんなんおかしいと思いますよ。これだけのものを、また言いますけど、140億円も金を使うといてね、使うんですよ、これから。何で、そういう施設の整備もできないんやろう。木が1本育つのに何年かかるんでしょうかね。もうちょっと市民の皆さんの安全・安心を考えてほしいなあと思うんですけど、どうです。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  利用していただく皆様には、当然、安全・安心ということで利用していただける公園を目指しておりますし、その辺については心がけているところでございますが、木の生えるまでは、一定緑が茂ってきた中での対応をする間までの仮設ということで対応を考えていきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  木陰ができるまでは、ちょっと年数がかかると思いますわ。その間ね、どなたも熱中症にならへんように祈るだけですけれども、ほんまに夏って異常気象になる、本当に気温がぐっと上がるでしょう。入るなという措置をとったら、そりゃいいんでしょうけど、そんなわけにいかない。もうこれ以上は言いませんけども、区間2のほうでは、あずまやを建ててほしいという要望がまた上がってくると思いますけど、そんな話があります。  次の質問に入ります。  区間5のいわゆるde愛ひろばでしたね、これの道路は緊急用道路として位置づけをされていると思いますが、平成29年度の市の総合防災訓練は、大路地区の草津第二小学校で行われます。そのときに緊急車両を区間5に通し訓練をすべきと考えますが、どうでしょうか、お尋ねします。 ○議長(中嶋昭雄)  河邊危機管理監。 ◎危機管理監(河邊芳次)  緊急用道路の総合防災訓練時の利用についてでございますが、草津川跡地公園区間5につきましては、緊急車両が通行できるように訓練し、有事の際に即応できるよう備えておく必要があります。  その訓練を11月19日に、大路区まちづくり協議会との共催で実施します草津市総合防災訓練の機会に合わせて緊急車両の通行を行い、市民の方にもごらんいただくことで、災害時の救助・物資供給等の応急活動を行うための重要な道路であることが認識され、安全・安心を実感していただけることと考えております。  現在、訓練の内容につきましては、大路区まちづくり協議会や指定管理者と協議を重ねているところでございまして、草津第二小学校から草津川跡地公園区間5までの訓練に参加いただく方の移動や参観される一般の方の安全確保等の課題も考慮しながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。
    ◆7番(山元宏和)  通すということ。 ○議長(中嶋昭雄)  河邊危機管理監。 ◎危機管理監(河邊芳次)  一応、訓練の内容につきましては協議中でございますが、通す方向で協議調整をしているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  はい、わかりました。再質問ができひん、そしたら。  ただね、そこで心配するのが、緊急用道路ですので、あそこに緊急車両を通すということで、また逆に市民の皆さん方に、いつ地震が起こるかわからん大変な時期に入ってきてるので気をつけてくださいという意味では、いい啓発になると私は思うんです。大路のほうで訓練をなされるので、みんなが注目しているde愛ひろばですから、そこに緊急車両を入らせて訓練をするということでは、いい啓発になると思うんです。  ただ、心配しているのは、国道から入るとすれば、緊急車両って、はしご車なんて、あんなとこを入れるかなあと思うんですけど、どんな緊急車両を入れようと、今、想定の中で話してもらえるとありがたいですけど。 ○議長(中嶋昭雄)  河邊危機管理監。 ◎危機管理監(河邊芳次)  今の現状、大型車両が入るのはちょっと難しいので、中型車両の消防車とか、そういうなんを考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  そうするとね、有事の際は本当に大型車両が入っていかなきゃならない。となると、国道1号線の改良工事はどういうふうになっていくのかと、こんなことを心配するんです。また、JRのところが、今、通れない。JRと協議をしていただいているとは思うんですけども、そのようなことについて、ちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  基本的にJRの上につきましては、先ほど議員おっしゃっていただきましたように、協議中でございまして、大型車両の通行は禁止はかかってないんですけども、控えさせていただいているところでございます。そして、国道からにつきましては、まだ工事ができてないという中で、次の質問にもちょっとかかってくるんですけれども、湖南広域消防局の西消防署に確認しましたところ、今の大路16号線の道路形態で大型車両の進入ができるということで確認をしているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  今の現状で緊急車両が入れますか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  湖南広域消防局に確認したところ、入れるということの回答をいただいています。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  思えへんけど、消防がそういう言うてはるんやったら、そうでしょうな。  済みません、次の質問に入りますけど、今の国道から入る道が心配なところがあるんですけど、この周辺の整備のスケジュールというのは大体ありますか、見えてますか、教えてください。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  国道1号線から大型車両の進入につきましては、先ほど申しましたように、湖南広域消防局西消防署に確認いたしましたところ、国道1号線から下笠大路井線を通り、市道大路16号線から公園へアクセスしていただくことは可能であると回答をいただいているところでございます。  そして、国道1号から区間5への進入路整備につきましては、国道工事の事業スケジュールと調整を図りながら区間6の整備計画とあわせて、栗東市と連携をしながら進めてまいりたいと考えてございます。  現在、国土交通省国道事務所で進めていただいております国道1号草津川隧道撤去事業につきましては、今年度に残りのトンネル撤去を完了され、来年度以降に国道を横断する人道橋を製作、架設、そして電線共同溝や歩道の整備を行う予定と聞き及んでおります。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  国道1号線から区間5、いわゆるde愛ひろばに入る道が、早急に国道1号線の交差点改良もしてもらってね、進めていくべきやと思うんですけどね、緊急車両を通す、例えば、まだ本決まりではありませんけれども、西大路に草津警察署の移転があるとするのならばね、本来、国道からすっと入れるような道が必要やと思うんですよ。  特にね、今、東草津山寺線ですけども、あの辺も大変混雑はしてるんです。それは、国道1号線の歩道が、今、おっしゃったように、まだ工事が終わらない。そのかげんで、歩行者とか自転車が横断してしまって車両が回れないと、守山方面に回れないということで、非常に混雑をしてるわけです。  もっと言えば、草津川のトンネルを取ったから、あの上にあった市道――草津川線というんですか――それがなくなったことによって周辺の道路が非常に混んでるんですよ。東西線が物すごく弱いんですよ、草津市は。弱いと思いませんか、部長。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  今の東草津山寺線につきましては、東西を結ぶ路線ということで、国道から山手に向かっての幹線道路でございまして、それほど整備が進んでいないところでございます。従来から、草津川の堤防敷を市道として使っていただいていた分につきましては、車道としてはなくなりますので、今、六地蔵草津線ということで、県道のほうに大分車が回っている状態で混雑している状況も把握しております。  それにつきましては、今後、区間6の整備を進める中で、その辺も議論をした中で、公安委員会とも協議をするような形で進めていきたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  その東西線の道路がね、例えば今の東草津山寺線もそうですし、草津川線が廃止になって、区間6の関係で栗東市との懇話会がありましたですよね。その懇話会の中で栗東の町会長もおっしゃってたけど、あたか飯店のあの周辺の混雑、あるいは旧宮脇病院の前の混雑、栗東市の町会長さんが、ほんまに困ってるんやということをおっしゃってました。片や、こっちで言えば、草津電機さんの前の県道、湖南高校の前の県道、大変、東西線が混雑してます。  土木関係の予算がね、本当にこれでしっかりとれてあるのかなあ、部長もほんまに大変な状況の中で建設部長を務められてるとは思うんですけど、道路課にお願いしに行っても、道路課長さんがかわいそうに、右往左往して大変なんですよ。この草津川跡地整備をするときに、市民生活に影響がないようにしないといけませんねということを言うてたんですけど、もう出始めてるんですよ。その辺をね、ほんまに部長大変やと思いますけど、私は心配するんですけどね、部長、見解あったら教えてください。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  草津三丁目の交差点なり大路三丁目の交差点につきましては、県道と国道ということで交差点改良を進めるような形で、毎年、県事業ということで要望しているところでございまして、鋭意、取り組んでいただいているところでございます。  そのほかに、以前ですと南田山の交差点改良もございましたが、一定、あの辺については整備ができたということで、あと残すところ2カ所ということで、鋭意、進めていただいているところでございまして、それが解消されますと、それなりの効果が出てくるのかなということで考えてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山元議員。 ◆7番(山元宏和)  そんな中で、やっぱり、僕、一番心配するのは、市民の皆さん方が「ちょっと舗装が傷んだから直してよ」と言われたときにね、今までやったらやれたのに、最近、ほんまに道路課長も泣きながらやっててくれはるんですよ。一生懸命やっててくれはるんですけど、ないんですわ、やる費用が。それは建設部長も知っててくれはると思いますけどね。これ以上申し上げてもあれなんで終わらせていただきますけれども、どうかこの市民生活に影響のないところで大きな事業の展開をするのならするということで、クリーンセンターはまた別ですけどね、あれはやっていかなきゃならんとは思うてますけども、そうしたところをお願い申し上げながら、ちょっと総務部長の顔を横で見ながらですね、お金をくれはったらええんですけど、総務部長、と言いながら、ちょっと私の一般質問をこれで終わらせてもらいます。  すんません、ありがとうございました。 ○議長(中嶋昭雄)  これにて、7番、山元議員の質問を終わります。  次に、4番、山田智子議員。 ◆4番(山田智子)  プロジェクトKの山田智子でございます。  早速ですが、発言通告に基づき質問をいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。  本市では、平成24年11月から、乳幼児を抱える家庭の子育てを支援する取り組みの一環として、外出中に気軽に立ち寄り、授乳やおむつ交換などができる施設、赤ちゃんの駅を設置しています。  赤ちゃんの駅は、安心して外出・相談できる環境づくりを推進していくことを目的として実施をしています。先月5月末時点で、子育てサイトぽかぽかタウンに掲載されている赤ちゃんの駅登録件数は、市内に49件あるとされており、うち公共施設は24件です。今回、利用する立場の目線で、この赤ちゃんの駅を見て回ったところ、公共施設に多くの問題点があったため、質問をいたします。  市内には、14の地域まちづくりセンターがありますが、この14施設のうち、赤ちゃんの駅として登録されているのは10施設であり、笠縫・笠縫東・老上西・矢倉まちづくりセンターの4カ所は、赤ちゃんの駅として登録されていません。特に笠縫まちづくりセンター、老上西まちづくりセンターでは、新しい施設で授乳室やおむつ交換シートがありますが、赤ちゃんの駅として登録がなされていません。なぜ、同じ地域まちづくりセンターであるのに登録されていないところがあるのか、お伺いをいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  それでは、答弁を求めます。  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  各地域まちづくりセンターの赤ちゃんの駅の登録状況でございますが、施設内に授乳室及びおむつ交換シートを設置しております老上西・笠縫の両まちづくりセンターにおきましては、登録申請の手続が漏れておりましたことから、直ちに手続を進めさせていただいて登録を終えたところでございます。  また、笠縫東・矢倉の両まちづくりセンターにつきましては、施設の老朽化等の状況によりまして登録を見送っておりましたが、再度、状況を確認し、問題がありませんでしたので、今後、手続を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  ありがとうございました。笠縫と老上西のまちづくりセンターにつきましては、登録申請の手続漏れということで、早急に進めていただきましたことと、笠縫東と矢倉のまちづくりセンターにおきましては、老朽化で登録を見送っておられたんですけれども、それも見直して登録を進めていただくとのことで、承知いたしました。よろしくお願いいたします。  赤ちゃんの駅となっている10の地域まちづくりセンターは、多目的トイレや女子トイレの中に、おむつ交換シートがある場所が赤ちゃんの駅となっています。外出中に気軽に立ち寄り、授乳やおむつ交換などができる施設が赤ちゃんの駅だという認識なんですけれども、今の状況では、おむつ交換だけで、安心して外出し授乳などができ、子育て相談ができるような環境ではないんですけれども、御所見を伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  赤ちゃんの駅登録に当たっては、おむつ交換の場所、または授乳の場所のいずれかが提供可能で、衛生面と安全面に配慮された施設であれば、赤ちゃんの駅として認めているところでございます。  また、専用の施設がない場合でも、工夫により機能を満たしていれば認めておりまして、少しでも多くの施設に登録していただくことで支援の輪が広がることを期待しているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  少しでも多くの施設にということで、この件に関しましては、後でのちょっと質問が重なりますので、次に行かせていただきます。  逆にですね、授乳やおむつ交換などの環境が整っているにもかかわらず、赤ちゃんの駅の登録がされていない施設もあります。ことしの4月から供用が開始した草津川跡地のde愛ひろばとai彩ひろばには、トイレにおむつ交換スペースがあり、多目的トイレもありますし、先ほども申し上げましたが、笠縫まちづくりセンターと老上西のまちづくりセンターは、授乳室まで設けておられるにもかかわらず、先月5月末の時点で赤ちゃんの駅として登録がされておりませんでした。事務手続の不備ということでしたけれども、それだけ赤ちゃんの駅の登録に関して意識がふだんから低いような印象を受けるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)
     望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  ただいま御指摘いただきまして、ありがとうございました。早速、登録について整理をさせていただいたところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  早急な対応、ありがとうございました。  全ての施設の現場を見て歩きましたけれども、早急に改善が必要な施設がありました。  まず、草津市立なごみの郷の施設内の赤ちゃんの駅なんですけれども、事前に議長の許可をいただきまして写真を持ってまいりましたので、ごらんいただきたいと思います。  モニターが見にくいかもしれませんけれども、赤ちゃんの駅を設けておられる部屋が一つありまして、ドアの前に赤ちゃんの駅のステッカーが張ってあります。このドアをあけますと、中の部屋がちょっと物置きみたいな状態になってまして、ここに机があるんですけれども、この上にいろんな物が置いてあったり、またベッドがあるんですけれども、ここも布団が置いてあったり、それで実際、こんな状態、物置き状態になっており、この状態では、おむつをかえることもできませんし物も置けないですし、授乳ができるような部屋ではありませんでした。  また、老上西まちづくりセンターの授乳室には、きれいな授乳室の個室が設けてあるにもかかわらず、鍵がかかっていました。話を聞きましたところ、常に鍵がこの部屋にはかけられているとのことです。  済みません、この施設、老上西のまちづくりセンターの施設なんですけれども、入って1階の一番奥のコピーとかが置いてある陰になった場所に授乳室がありまして、案内表示も全くなく、大変わかりにくい場所にありました。これでは、赤ちゃんが泣いて授乳が必要なときに、すぐに部屋に入れません。せっかくある授乳室の意味がありません。  また、ほかの地域まちづくりセンターに設けてある、おむつかえスペースをあけてみますと、ごみが間に入っているところもありました。  草津市立水生植物公園みずの森は、館内の赤ちゃんの駅の授乳スペース、おむつかえスペースに問題はなかったのですが、駐車場のところにあるトイレのおむつかえスペース――こちらも写真なんですけれども――こちらにちょっと問題がございまして、おむつ交換スペースはあるんですけれども、日が常に当たっているような状況で、ほぼ外に設けられており、また、ここは人目につく場所でもあり、雨風、日差し、砂ぼこりがかかるような場所におむつかえスペースがありまして、不衛生で問題があります。  草津市立長寿の郷ロクハ荘は、館内にある休養室が赤ちゃんの駅となっていましたが、この部屋も常に鍵をかけているとのことです。鍵をあけてもらい中を見ましたが、ベッドがあり、洗面台もあり、授乳やおむつ交換ができるような個室となっていました。  子どもを連れて外出しやすい環境をつくるために、授乳室などの鍵は常にあけておく、わかりやすい表示を施設に行う、部屋やおむつ交換スペースは、ごみがないか、ほかに不必要な物が置かれていないかチェックするなど、すぐに改善するべきではないかと考えます。私が把握したこれらの場所や、ほかにも同じような状況になっている場所があれば、早急な御対応が必要ではないでしょうか、御所見をお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  各施設の管理について、それぞれで利用者の安全確保や施設の適正な管理運営のために、利用希望者の申し出により開錠を行うなどの運用を行っている施設もございますし、各施設の清掃につきましても、一定対応されているものと認識しております。  しかしながら、ただいま御指摘いただきました施設も含め、再度チェックを行い、利用される方々の意見も聞きながら、よりよい赤ちゃんの駅になるよう、改善に向け調整してまいります。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  今、指摘させていただいた場所は、既に改善していただいたんでしょうか、伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  確認をとっております。改善できるものは既に改善しておりますが、先ほど申しましたように、利用される方々の意見も聞きながら、今後、改善に向けて調整してまいりたいと考えております。既に改善しているところもございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  利用者の方の意見を聞きながら、ぜひ必要なところは早急に改善を進めていただけたらと思いますので、お願いいたします。  先ほどから申し上げていますが、市内の赤ちゃんの駅は49カ所あり、うち公共施設は24カ所です。授乳室があるところが全体的に少なく、また、その授乳室の状態ですが、さわやか保健センター3階にありますぽかぽかタウンの授乳室は、扇風機があるんですけれども、窓のブラインドが少し壊れています。これから夏場になることと、赤ちゃんの体温は高く、授乳中はかなり暑くなるので、授乳室の空調などの環境を整える必要があります。  また、民間の施設では、粉ミルク調乳用のお湯の器械がありますが、公共施設にはありません。このような設備があれば、赤ちゃんの駅が、さらに充実したスペースになるのではと考えます。  さらに、男性がおむつ交換や粉ミルクをあげる場合、民間施設では男性が授乳室に入れるところと入れないところがあります。公共施設では、男性の授乳室の利用についてどのように考えておられるのかも含めまして、もっと充実した授乳室などの環境整備や案内表示を行う必要があるのではと考えますが、御所見をお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  調乳用のお湯を提供する器械についてでございますが、民間施設で設置されている場合がございます。公共施設では、民間施設と異なり、近くに対応できる職員がおります。このことから、器械によることなく調乳用のお湯は直接職員が提供しておりまして、利用者への安心感の提供や子育てに温かい社会づくり、機運の醸成につながっているものと認識しているところでございます。  次に、授乳室等の環境整備でございますが、公共施設という限られた空間の中で、授乳スペースやおむつがえシートの提供については、それぞれの求めに応じた個室をその都度案内しておりまして、男性の授乳室の利用につきましては、使っていただきやすい表示とあわせて、職員の温かい対応に心がけているところでございますけれども、施設によっては差があるとのことでございますので、一層の啓発に努めてまいりたいと思います。  また、施設の案内表示につきましては、それぞれの登録施設で提供できる内容について、利用者の立場に立った表示の見直しを行うとともに、利用される方の声を聞きながら、よりよい案内ができるよう、案内の方法を工夫してまいります。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  ありがとうございました。  まず、粉ミルク調乳用のお湯に関してなんですけれども、今、直接、職員の方が提供しているという御答弁があったんですけれども、それは利用者からしたら、どうやったわかるのでしょうか、案内表示があるのか、声をかけて「お湯がありますか、ないですか」と、一回一回聞かないとわからないのでしょうか、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  今、おっしゃっていただいた部分、利用に当たっての表示等も工夫をさせてもらわなくてはならない部分があるかと思います。それについて調整してまいりたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  表示を工夫することを調整するということで、あと男性の授乳室の利用に関しまして、施設に差があるということで、一層の啓発を行うとのことだったんですけれども、どのような啓発をされる予定なんでしょうか、伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  先ほどパネルで表示いただいたような形で、わかりやすい案内の表示というのは必要かと思います。授乳室についても、男性の方でも利用できますとか、その辺の表示も必要であると考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  ありがとうございました。つまり、公共施設において、結局、男性の方は授乳室が、これから使えるということでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  そのように考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  ありがとうございました。ぜひ、男性、女性、どちらともが使いやすいような案内表示を工夫をしていただきまして、早急に進めていただきたいと思います。  次に、草津市赤ちゃんの駅の推進事業実施ガイドラインで定められている登録基準には、1.授乳の場の提供、2.おむつ交換の場の提供、1・2の両方、もしくはいずれかが満たされていれば赤ちゃんの駅となり、3.調乳用の湯の提供、4.情報提供の場の提供は附帯条件となっています。4の情報提供の場の提供について、子育て情報などのチラシ配布や、子育て相談などは実際に行われたことがあるのでしょうか、どのような場合を想定されているのでしょうか、伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  子育て相談の実施につきましては、まず、子育て情報の提供としましては、草津市子育てガイドブックやツインズフレンズ等事業のチラシなどの各種の子育て情報を適宜提供しておりまして、利用者に活用していただいているところでございます。  また、子育て相談につきましては、個室などの相談スペースを御準備いただけることを条件として、市から保育士や栄養士などの有資格者を派遣し、赤ちゃんの駅において子育て相談を実施しております。  平成28年度の実績といたしましては、保育士による相談会を3回実施し、相談件数は34件、栄養士による相談会を15回実施し、相談件数は75件となっております。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  平成28年度、子育て相談などが行われたとのことで、相談会3回、栄養士による相談会が15回ということで、済みません、ちょっと参考程度に具体的に、どこで、いつごろ行われたのか、伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  まずは、人がたくさん集まる場所、それでいて、先ほど御説明させていただきました相談スペースがある場所というところで、具体的には、なごみの郷、コミュニティ支援センター、また、市内にございますつどいの広場ですね、ぽけっと、くれよん等があるんですが、そちらのほうでの開催もしているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  わかりました。なごみの郷やコミュニティ支援センター、また4カ所あるつどいの広場など、そういった場所で随時開催していただいているとのことで、引き続き、よろしくお願いをいたします。  同じ赤ちゃんの駅マークがある施設でも、内容に差があり過ぎるため、もっと明確に、何があるのかないのかを表示したほうが、利用者にとってわかりやすいです。赤ちゃんの駅というからには、多目的トイレだけでは不十分であり、もっと何でもそろっている必要があります。それに、赤ちゃんの駅と登録されていなくても、授乳室があれば利用しますし、そもそもの赤ちゃんの駅というものを利用者の立場に立って考え直していただきたいですが、御所見を伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  赤ちゃんの駅については、授乳の場の提供、または、おむつ交換の場の提供の機能が備わっている場合に、赤ちゃんの駅として登録しているところでございます。  市全体で子育てを支える温かな環境づくりのため、より多くの施設の登録を求めているものでございまして、施設によっては、その設備自体に差が生じることもありますが、工夫によって十分にその機能を持つことができるものと考えております。  市といたしましては、引き続き、赤ちゃんの駅の拡大に向け調整してまいるとともに、その場所と機能についても、子育てアプリやくさつ子育てガイドブックなどを利用しながら丁寧にお伝えしてまいりたいと考えております。また、施設の設備表示については、その機能等がよりわかりやすくなるよう工夫してまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)
     赤ちゃんの駅として、多くの施設の登録を求めているとのことで、今、草津市には赤ちゃんの駅のマークがあるんですけれども、赤ちゃんが哺乳瓶を片手に持って片手におむつを持っている、そんなマークになっているんですけれども、そのマークが張ってあると、おむつ交換だけではなくて授乳もできる、ミルクもあげられるというような印象を利用者は受けるんですね。  ただ、今のところ、実際、多目的トイレのおむつ交換台があるところが赤ちゃんの駅となっているようなところもありまして、そのような多くの施設の登録を進めていただけるのはいいんですけれども、もっと授乳室の利用に関して登録数をふやしていただきたいと考えております。  特に、これから夏場になりまして汗を赤ちゃんがかくと脱水症状などが起こりやすくなりまして、水分がとれないと命にかかわるような大変なことになります。そのような水分の補給ができるような授乳室ですとか利用しやすい、そういったスペースをさらにふやしていただきたいと考えるのですけれども、御所見を伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  望月子ども家庭部長。 ◎子ども家庭部長(望月英司)  先ほど申しましたように、支える施設をふやしていきたいという思いでございます。今、おっしゃっていただいた授乳室につきまして、また、おむつかえの場所につきましては、工夫によってできるものが多数ございます。公的な施設ですと、おむつがえシートというところがございますけれども、民間のところで赤ちゃんの駅を登録していただいているところでは、店先では無理だから「ひとつ中へ入って畳の場所を貸すから、ここでおむつがえしたらどう」、「授乳は人目を気にされるんでしたら一つ部屋を貸すので、ここでしたらどう」、例えば、洋服屋さんも登録はされてますが、授乳スペースということで工夫ということで試着室を「その場は貸しましょう」ということもお申し出もいただいております。いろんな工夫の仕方によっては、そのような形の場所が提供できると思いますので、今後、民間も含めまして調整してまいりたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  今後、民間も含めまして、さらに多くの登録を進めていただきまして、数がふえるだけではなくて、おむつかえできて、そして、なおかつ授乳もできるという中身の充実もあわせて進めていただきたいと思いますし、今は何ができて何ができないかという表示が余りないもので、利用者にとって本当にわかりにくい赤ちゃんの駅となっております。早急にこれらのことを工夫によってできることがふえるとのことですので、引き続き進めていただきまして取り組んでほしいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問をいたします。  ベビーカーなど使用の段差解消について、質問をいたします。  赤ちゃんの駅やつどいの広場などを見て回りましたときに、段差がある箇所がありました。ベビーカーを押して歩くと、少しの段差でも大きな障害となるため、ベビーカーを使用することが想定される場所では、段差がないような環境をつくる必要があると考えます。  例えばなんですけれども、つどいの広場くれよんでは、入り口に階段しかないため――済みません、こちらも写真を撮ってきたんですけれども――入り口が段差しかないので、スロープがないので、ベビーカーを畳んでおいてからしか行けないような箇所になっています。この場所は、ベビーカーを外に置いたままにしておく方や、職員の方が毎回中に運ばなくてはいけないこともあるため、不便な状況だという声を聞いております。  ほかにも、このような明らかに段差があり、ベビーカーや車椅子を利用される方にとって危険な箇所は、スロープなどを整備する必要があるのではないかと考えますが、御所見を伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  ベビーカー等使用時の段差解消につきましては、つどいの広場くれよんへの出入り口前が、施設利用者の自家用車及び送迎バスの転回スペースとなってございまして、安全なスロープの設置が困難でありましたことから、ベビーカーや車椅子を利用される方につきましては、この場所とは別のロクハ荘出入り口のスロープを御利用いただいているところでございまして、今後、案内表示を工夫してまいりたいと考えております。  また、この場所の出入り口からお入りいただく場合は、職員が必ず受付で確認をさせていただき、出入り口の段差の上げ下げの介助をさせていただく対応をしているところでございます。  なお、今後も新たに施設整備を行う場合には、滋賀県の「だれもが住みたくなる福祉滋賀のまちづくり条例」に基づき、ベビーカーや車椅子利用者などの安全で円滑な移動に配慮した整備に努めてまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  この場所とは別のロクハ荘のメーンの入り口のほうにスロープを設けているとのことなんですけれども、このつどいの広場の「くれよんの入り口はここ」という案内になっているんですね。くれよんを利用されるお母さん方やお子さんとかは、皆さん、ここから出入りをされています。  ですので、ほとんどの方がベビーカーを使っておられるので、その方がロクハ荘のそちらから入ってくださいというのも、やっぱりちょっと不自然といいますか、看板があるのに、そちらから入るのも少しちょっと不自然な感じがします。  そして、現在ですね、職員の方がベビーカーを上げ下げしていただいているとのことなんですけれども、職員の方の負担も、毎回、すごく大きいと思うんですね。例えば、この場所は一例なんですけれども、少しちょっと工夫をしていただきたい、この場所にスロープ等の整備はできないのでしょうか、伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  各施設につきましては、施設ごとの理由等があると考えてございます。設置する方向で市は取り組みをしておりますが、何かしらの事情があるものと、こう考えております。できる限り、またスロープの設置ができるよう、現地も確認してまいりたいとは考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  現地を確認していただきます。何かしらの事情ということなんですけれども、ぜひ前向きにスロープ整備、このほかの場所でも該当する場所は早急に整備していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これまで、赤ちゃんの駅についての質問を行ってきまして、子育て応援サイトぽかぽかタウンを見たときに思ったのですが、4月から市民センターがまちづくりセンターに変わり、名称が変更されたにもかかわらず、サイト内の表記が、まだ市民センターとなっている箇所がありました。  また、あるまちづくりセンターでは、4月以降の市からまちづくりセンターへの案内文が、まだ市民センターになっているとの指摘がありました。  これらは一例ではあるのですが、名称が変更になっていない箇所を統一し、市民が見たときに正しい情報を伝える必要があるのではと考えます。案内文の件のように、ほかにも一部古い情報になっていないか、自分の所属の情報だけではなく、市全体の情報発信に、きめ細かくチェック体制の強化をしていただきたいと考えますが、御所見を伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  市民目線に立ったホームページなどの掲載についてでございますが、御指摘のとおり、情報発信をする際は、適正かつ市民の皆さんにわかりやすくお伝えすることが重要であると考えておりまして、今回、御指摘いただきました施設の名称等の変更等につきましても、速やかに対応すべきものでございます。  御指摘いただきました子育て応援サイトぽかぽかタウンや、地域まちづくりセンターを初めとした市内外への通知文等は、各所属が責任を持ち複数の職員で確認して送付しているところでございますが、今後も各所属が管理しているホームページも含めまして、各種の媒体で情報発信をする際には、その内容が正確であるか、また、市民の皆さんにとってわかりやすいものとなっているかを十分に精査をするとともに、機会あるごとに複数の職員での確認を徹底するよう、各所属に注意喚起を促してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  山田議員。 ◆4番(山田智子)  ありがとうございました。市民の皆さんにとって適正で、かつ、わかりやすい情報発信にですね、取り組んでいただきたいと思いますので、チェック体制の強化等を含めまして、よろしくお願いをしたいと思います。  赤ちゃんの駅について主に質問をしてまいりましたけれども、本市の子育て支援の充実、さらに一層今後も進めていただきたいと思いますので、また赤ちゃんの駅等に関しましては、引き続き注視してまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  時間を残しましたけれども、今回の私の一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(中嶋昭雄)  これにて、4番、山田議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開、午後1時20分。     休憩 午後 0時02分    ─────────────     再開 午後 1時20分 ○議長(中嶋昭雄)  再開いたします。  引き続き各議案に対する質疑および一般質問を行います。  8番、永井信雄議員。 ◆8番(永井信雄)  草政会の永井信雄でございます。  議長のお許しを得て、ただいまより質問させていただきます。  まず最初に、コミュニティ活動の推進についてお伺いいたします。  第5次の草津市の総合計画「出会いが織りなす ふるさと“元気”と“うるおい”のあるまち草津」の実現に向け、今年度から平成33年度までの4年間の計画である第3期の基本計画が策定され、その計画を先導・牽引する四つのプロジェクトを重点方針として定め、鋭意、取り組んでおられるわけでございますが、リーディング・プロジェクトの一つにコミュニティ活動の推進があります。この分野の主要な事業として、市民自治の確立、基礎的コミュニティの活性化、市民公益活動の促進があり、それぞれ主要事業を上げられておりますが、1点目として、市民自治の確立についてお尋ねいたします。  まず、まちづくり協議会推進についてでございますが、私の地元である渋川学区においても、会長を先頭に、市の協働のパートナーとしての指定管理者として、渋川まちづくりセンターを管理しながら、渋川のまちづくりのため、役員さんを初め、さまざまな方が日々頑張っておられ、その後ろ姿を見て頭が下がる思いでございます。  まず、会長を初め、地域の方々の姿勢についてどのように感じておられるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  それでは、答弁を求めます。  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  まちづくり協議会の会長におかれましては、区域を代表する総合的な自治組織であるまちづくり協議会の代表として、地域コミュニティの基盤となる組織をまとめる重要な役割を担っていただき、住民の意見を集約し住みよいまちづくりを推進するために多忙をきわめる中、献身的に大変御尽力をいただいております。  また、役員やさまざまな形で参加されてます地域の方々におかれましても、本市のまちづくり行政に日ごろから御理解と御協力をいただき、よりよい地域をつくるために、地域の魅力向上や地域課題の解決に向けて真剣に考え、さまざまな取り組みを行っていただいておりますことに対しまして、会長を初め地域の皆様には深く感謝しているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  今の御答弁のとおり、全くそうなんですよ。みんなね、自分たちの学区のため本当に真剣なんです。  そのような中で、指定管理業務を平成29年から平成31年度の3年間担われますが、一抹の不安を持っておられます。市として、地域支援員を4人配置され、指定管理やまちづくり協議会への指導や助言、また、地域と市役所のコーディネーター役を担うとともに、コミュニティ事業団による支援もされているところでありますが、平成32年度以降も引き続き指定管理をしながら地域のまちづくりを担われるように、これまで以上の支援を考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  地域まちづくりセンターの支援に関しましては、現在、中間支援組織の指定をさせていただいている草津市コミュニティ事業団に委託し、会計、税務、労務等の支援を行っているところでございますが、指定管理を担っていただいているまちづくり協議会は、公共性を持った任意団体であることから、継続した支援が必要であると考えております。  平成32年度以降の具体的な支援の内容につきましては、平成29年度からの状況を踏まえまして、各まちづくり協議会の御意見も伺いながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。ただいまの御答弁のとおり、今後ね、これから皆様方の意見を集約しながら今後に向けて取り組んでいただきたいと、かように存じますので、よろしくお願いいたします。  できるだけ、平成32年度以降も引き続き指定管理をしながら地域のまちづくりを担われるような支援を検討いただきますようお願いいたしまして、次の質問に入ります。  次に、市民公益活動についてお尋ねいたします。いわゆる、テーマコミュニティと地域コミュニティの連携についてであります。  これらは、行動原理が異なりますことから、連携を図りながら地域のまちづくりを行うということは大変難しいと考えております。例えば、市レベルでは、テーマコミュニティの推進と地域コミュニティの推進は、協働のまちづくりを担うその両翼であると考えておりますが、地域においては、その連携は難しいものがあります。  本来は、地域においても、それらがお互いに尊重しつつ連携を図っていくことが、ある意味では、地域づくり、まちづくりにつながるものと考えております。それらについて、どのように考えておられるのか、お尋ねいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  一定の分野に特化した活動を行うテーマコミュニティと、町内会、自治会を中心とする地域コミュニティは、その行動原理が異なりますことから、専門分野に関する関心の程度や活動の地理的範囲など、具体的な連携を行う際には、さまざまな課題があるものと認識しているところでございます。  しかしながら、テーマコミュニティと地域コミュニティは、地域の支え合いの担い手という点で共通しておりますことから、必要に応じて、市や各まちづくり協議会、中間支援組織等が間を取り持つ役割を担いながら、両者の特性を生かしつつ、お互いに補完し合えるように連携を支援してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。
    ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。ぜひともひとつよろしくお願いいたします。  地域における、いわゆるテーマコミュニティと地域コミュニティの連携を具体的にどのように取り組んでいかれるのか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  テーマコミュニティと地域コミュニティの連携の具体的な取り組みでございますが、一例を申し上げますと、囲碁や合唱等の生涯学習系や環境系などのテーマコミュニティであれば、既に地域の講座やイベントなどで御活躍いただいているところも多くございますが、今後も引き続き草津市コミュニティ事業団等の協力を得ながら、さらなる周知を図り、地域住民へ豊かな学びの場が提供できるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。  また、福祉系や教育系のテーマコミュニティにつきましても、市内外を問わず地域の魅力向上や地域の課題解決につながるよう、引き続き地域への情報提供に努め、必要に応じて連携の支援をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。ぜひとも、よろしくお願いいたします。  次に、協働のまちづくりを進めるため、平成27年から平成31年度の5年間の具体的な取り組みを示した協働のまちづくり推進計画がございますが、事業内容や事業費についてお尋ねします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  草津市協働のまちづくり推進計画では、まちづくりに取り組む各主体であります市民、まちづくり協議会、基礎的コミュニティ、市民公益活動団体、教育機関及び中間支援組織の役割と期待される取り組みを、また、市につきましては、各主体と連携協力し、協働のまちづくりを推進するための具体的施策を示しております。  市の施策につきましては、各主体への支援、協働推進体制の強化を柱といたしておりまして、(仮称)市民総合交流センター整備事業、それから地域まちづくりセンターの指定管理事業、まちづくり協議会への交付金事業など、24の事業を位置づけているところでございまして、平成29年度当初予算では14億2,919万3,000円を計上しているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  ありがとうございます。  次に、進捗率や未実施の事業について、どのように取り組まれるのか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  草津市協働のまちづくり推進計画には、各主体の事業例及び市の具体的施策を合わせまして94事業を盛り込んでおりまして、平成28年度末時点の進捗状況は、市の具体的施策24事業全てを含む91事業を実施しているところでございます。  未実施の3事業のうち、1事業につきましては今年度実施される予定でございますが、残る2事業につきましては、実施主体が社会情勢の変化を背景に、手法に変更を加え実施の有無を検討しておられる段階でありますことから、今年度予定をいたしております計画の中間見直しを経まして、改めてお示ししたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。いろいろ社会事情もあろうかと思いますが、できる限り早いこと、早急に進めていただきますよう、よろしくお願いいたします。  次に、平成29年度に見直し予定とされておられますが、どのような方法で見直しされるのか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  草津市協働のまちづくり推進計画は、平成27年度から平成31年度までの5年間を計画期間とし、中間年度であります今年度、見直しを予定しているところでございます。  計画の見直しに当たりましては、社会情勢の変化や事業の進捗状況等を踏まえ、庁内の連携のみならず、学識経験者、まちづくり協議会、市民公益活動団体、教育機関及び公募委員で構成されます「草津市協働のまちづくり・市民参加推進評価委員会」にて御審議をいただき、見直し案をまとめてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  先ほどと同様にね、社会情勢のこともあると思いますが、できる限り早いこと、よろしくお願いいたします。  次に、コミュニティ事業団の運営補助についてお伺いいたします。  協働のまちづくりを進めるためには、中間支援組織であるコミュニティ事業団の役割は大切であると考えますが、どのような役割を期待されておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  本市の協働のまちづくりを推進するに当たりまして、中間支援組織である草津市コミュニティ事業団の役割についてでございますけれども、市民と行政をつなぐパイプ役として、市と連携を図りながら、情報発信、マッチング、相談、人材育成等の機能を持ちまして、まちづくり協議会、市民公益活動団体を初めとした各団体が抱える課題を解決いただく役割や、第三者の立場からそれらの団体をつなげ、コーディネートする役割を期待しているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  次に、コミュニティ事業団と社会福祉協議会の連携について、どのように取り組んでおられるのか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  ともに、草津市協働のまちづくり条例に規定する中間支援組織である公益財団法人草津市コミュニティ事業団と社会福祉法人草津市社会福祉協議会が相互に連携することにより、事業内容が充実するだけでなく、それぞれの現場を知ることで新たな視点を生み、みずからが持つ中間支援機能を高める効果が期待されるところでございます。  具体的な取り組み内容といたしましては、草津市コミュニティ事業団が事務局を担います市民交流イベント「パワフル交流・市民の日」と、草津市社会福祉協議会主催の「福祉を考える市民のつどい」の同時開催や、地域サロンの高齢者をコミュニティ事業団の指定管理施設にお招きする「得とくバスツアー」などの実施がございます。  本市といたしましても、積極的な連携を期待しているところでございまして、必要なサポートをしながら協働のまちづくりの推進に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。よろしくお願いします。  次に移ります。  まちづくりに当たっては、顔と顔の見えるつながり、人と人のきずなが大変重要であると考えております。しかしながら、我が学区でも、町内会への加入について、なかなか理解していただくことなく困っておられる町会長が多くおられます。身勝手な行動だけでなく、自分のできる範囲で住んでいる町を、みんなが気持ちよく過ごせるように取り組むことが一番大切でありますが、町内会に加入するメリットはあるのでしょうか、町会長は入らないと言っておられる人にどのように説明すればよいのでしょうか。マニュアルでもつくっていただきたいと考えております。  また、市としても、そのような方々への対応、理解をしていただけるように支援していただきたいと考えておりますが、どのように考えておられるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  町内会への加入につきましては、現在、町内会加入促進に係る対応方法等について市のホームページに掲載しておりまして、窓口に相談にお越しになられた方に対しましても、同様の内容で説明をさせていただいているところでございます。  町内会に加入するメリットといたしましては、災害など、もしものときのために防災訓練や非常食・非常物品の備蓄など協力体制づくりができたり、個人では解決できないような困ったことも、みんなの力や知恵を合わせることで解決につながることもございますし、さらには、御近所同士で顔見知りになり地域の目が働くことで、防犯面でも大きな効果があるものと考えております。  町内会は、自分たちの地域は自分たちでつくるという考えのもと、その地域に「町内会に入って、もっと地域をよくしよう」という皆様の意識の高まりで、もっと住みよい地域になり、そのことで得られるメリットは大きいということを地域でお伝えいただきながら、また、市のほうも、転入手続に来られたときや広報等により町内会への加入促進に努めているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。  次に、今の答弁に重複すると思いますが、市全体として町内会加入に向けてどのような取り組みをしておられるのでしょうか。また、新たな対策についてどのように考えられておられるのか、あわせてお願いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  町内会加入に向けての取り組みにつきましては、現在、市ホームページや広報紙で啓発を行っているほか、年間約5,000世帯ある転入者に対しまして、町内会加入の啓発チラシを配らせていただいております。  このほか、新規に住宅地の開発を行う際には、開発業者に対しまして入居者に町内会への加入を説明いただくよう依頼しているところでございます。  また、町内会加入に向けての新たな対策についてでございますが、平成29年3月現在で、本市の町内会の加入率が91.5%でございまして、これまでの本市の取り組みについても一定の効果が出ているものと考えておりますことから、引き続き、啓発等現在の取り組みを続けてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。今、答弁の中で加入率が91.5%とおっしゃられましたので、びっくりしている状態でございます。なかなか我が学区では、そこまでパーセンテージが上がってないと思いますので。  次、移ります。  特に、我が渋川学区でもマンションが多くあり、その対応に苦慮をしているところでありますが、マンションの加入促進について、どのように取り組んでおられるのか、また、各学区個別の新たな対策についてどのように考えておられるのか、あわせてお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  岡野まちづくり協働部長。 ◎まちづくり協働部長(岡野則男)  マンションへの加入促進や各学区個別の新たな対策につきましては、各学区の事情に精通されている各まちづくり協議会との連携のもと、引き続き、それぞれの地域や各マンション管理組合等に対しまして、より丁寧に説明してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。  次に移ります。  私も消防団員として、長年、防災について取り組んでまいりましたが、災害に対する備えなど、防災に対する市民の意識は非常に高く、災害が起こった場合の避難訓練やネットワークづくりを通じて町内会活動につなげるなど、防災と町内会をつなぐような施策について、何か市として考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  河邊危機管理監。
    ◎危機管理監(河邊芳次)  防災と町内会をつなぐ施策についてでございますが、現在、市内の多くの町内会では自主防災組織が設置されまして、有事に備え、地元の消防団員等と協力をしながら訓練を実施したり防災備品等の整備を進めるなど、日々、御尽力をいただいているところでございます。  その訓練などを通して、地域の方同士のコミュニティ活動が活発になり、顔の見える関係になることは、有事の際に重要となる共助の体制を築く有効な方法であると考えております。  そのため、今後も、市及び消防署により、自主防災組織や町内会、また、これらの組織が未設置である基礎的コミュニティに対しましても出前講座や訓練指導等を行い、地域の共助の重要性を啓発するとともに、町内会に対しましては、自主防災組織の運営補助及び防災備品等の購入補助を行い、これらの取り組みを推進し、さらなる地域の防災力の強化に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  ありがとうございます。どうか、ひとつよろしくお願いします。  私も、あるとこへもよく顔を出しますと、そういう殊勝な方が出前講座なんか熱心にやっていただいていることを感謝しとるところでございますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。  次に、災害時における水利についてお尋ねします。  去る4月27日に、政府の地震調査委員会が、今後30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率の分布を示した2017年度版の全国地震予測地図を公表したところであります。  それによると、東海から四国にかけての南海トラフ地震の震源近くの都市で確率が少し上がっており、全国どこでも大地震が起こる可能性はあるとされている。我が草津市においても、しっかりと対応していく必要があります。そこで、それらの対応について、お尋ねします。  水は命の根源であり、災害時にはなくてはならないものであります。その水を供給するため、北山田浄水場とロクハ浄水場がありますが、その耐震工事について、それらの計画とスケジュールについてお尋ねいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  寺西上下水道部長。 ◎上下水道部長(寺西健二)  北山田浄水場とロクハ浄水場の耐震工事の計画及びスケジュールにつきましては、平成22年度に策定し平成27年度に中間見直しを行いました草津市水道ビジョンに基づき、事業を実施しております。  まず、ロクハ浄水場につきましては、平成25年度から耐震工事に着手し、平成27年度には旧館の耐震化が完了しております。引き続き、平成28年度から新館の耐震工事に取りかかっており、平成31年度の完成に向け、鋭意取り組んでいるところでございます。  今年度に予定しています主な工事の概要といたしまして、急速ろ過池6カ所と薬品沈殿池2系列の耐震補強でございます。  次に、北山田浄水場の耐震補強工事につきましては、平成30年度に実施設計を行い、ロクハ浄水場の耐震補強工事の完了後に引き続いて工事を実施する予定であり、主な工事の概要といたしましては、取水井、薬品沈殿池、一次ろ過池、配水池などの耐震補強を行う予定でございます。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  ありがとうございます。どうもありがとうございます。よろしくお願いいたします。  次に移ります。  去る3月7日に水道法の一部を改正する法律案が閣議決定され、人口減少に伴う水需要の減少、水道施設の老朽化など、水道が直面する課題に対応したもので、水道事業の広域化にも踏み込んでおります。  市としても、災害時の対応や人口減少を踏まえ、北山田浄水場とロクハ浄水場の連携はどのように考えておられるのか。また、近隣市町との連携はどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  寺西上下水道部長。 ◎上下水道部長(寺西健二)  北山田浄水場とロクハ浄水場の連携につきましては、草津市水道ビジョンにより、御倉町地先及び西矢倉三丁目地先の市内2カ所に連絡管を整備しており、災害が発生し水の相互運用が必要となった場合には、稼働している施設から停止している施設へのバックアップを行うことが可能となっております。災害時には、これらの連絡管を用いた相互の水運用を行い、断水の期間短縮並びに断水区域が縮小できるよう連携しております。  また、近隣市町との連携につきましては、議員御指摘のとおり、人口減少や水需要の減少、水道施設の老朽化、技術継承などが課題とされる今、技術力の向上や施設管理の効率化、また、災害時の対応等を目的として連携を促進することは大変重要であると考えております。  現在、本市が実施しております具体的な取り組みとしましては、隣接しています大津市と平成27年度に大津市・草津市水道事業に関する連携協定、さらに、平成28年度には大津市・草津市水質管理の相互協力に関する協定等を締結し、相方に有益な連携への取り組みを始めたところでございます。  また、被災時の応急給水などを想定した合同防災訓練を、高島市、大津市、栗東市、そして草津市の4市合同で毎年行っております。  今後も、近隣市町と技術力の維持向上や水質管理及び災害時の対応力強化などについて検討を進め、連携の取り組みを充実させていきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。  次に移ります。  広域化は、規模の拡大により生産性が高まり、それがコスト削減につながり、経営計画にも影響を及ぼし、平成23年10月から平成33年度まで水道料金を10%値下げしておられますが、それが恒久的な値下げにつながると思われますが、その点も含めてお尋ねいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  寺西上下水道部長。 ◎上下水道部長(寺西健二)  広域化による水道料金の恒久的な値下げにつきましては、比較的コンパクトな市域を形成いたします草津市では、浄水施設や管路等を効率よく活用することができており、有収水量1立米当たりの費用を示す給水原価は、全国平均及び類似団体の平均値を下回っていることから、効率的な運営が行えているものと考えております。  広域化のメリットといたしましては、経営の効率化のほか、人口減少による施設の余剰機能を統廃合することが挙げられますが、現在、当市においては人口減少等による顕著な有収水量の減少は見られないことから、今後も余剰施設は生じないと考えております。  さらに、近隣市町の給水原価は本市を上回っていることから、広域化によるコスト削減効果は限定的であり、当分の間、広域化は必要ないと考えております。  また、水道ビジョンでの長期収支見通しでは、今後、老朽化した施設や管路の大量更新時期を控えていることから、10%還元の継続による恒久的な値下げについては難しいものと考えておりますが、引き続き経営努力を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。最後におっしゃったね、経営努力によってコストダウンをされるということで、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、それらの水を供給する水道管についてお伺いいたします。  よく、マスコミ等で水道管が破裂し道路が水没したり吹き出しているニュースが報道されますが、老朽化に対する市の取り組み計画やスケジュール、さらには耐震化への対応の計画やスケジュールはどのようになっているのか、あわせてお願いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  寺西上下水道部長。 ◎上下水道部長(寺西健二)  水道管の老朽化に対する取り組みにつきましては、草津市水道ビジョン及び草津市管路整備更新計画に基づき計画的に実施しており、平成15年度以降は、耐震機能を有した管を採用し、順次、整備更新しております。  管路の更新及び耐震化への対応の計画やスケジュールにつきましては、基幹管路である中大口径管及び災害時の給水優先度が高い広域避難所など、重要施設に至る管路の整備優先度を高めることにより、効果的に更新及び耐震化を進めているところでございます。  今後、平成50年度ごろには過年度に整備した管路の更新時期のピークが訪れ、更新対象管路の増加が見込まれることから、平成33年度に予定しております次期水道ビジョン策定時において、これまでの耐震化の進捗状況等を勘案し、水道管の破損等により市民生活への影響が最小限になるよう、経済的で効率的な耐震化や更新計画を検討してまいります。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございます。ちょっとこれ再質問になるかと思いますが、お尋ねいたします。  水道管の耐用年数というのは、大体どれぐらいの耐用年数があるんでしょうか。また、それを取りかえとなれば、どれぐらいの期間を要するんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  寺西上下水道部長。 ◎上下水道部長(寺西健二)  水道管の耐用年数、一般的に法定耐用年数は40年と言われておりますが、最近の高機能管と言われている管につきましては、外装の被覆とか、また、ポリエチレンスリーブをすることによりまして、表面の水の動きが少なくなることによって外側の腐食が少ないと言われていることから、80年とか100年と言われております。  今後、耐震化にどれだけ時間がかかるかということでございますが、今、下水道とかを整備するときに、昭和60年代ですね、整備するときにたくさん水道管を移設しまして、それの更新時期が平成50年ごろがピークを迎えるわけなんですけども、今後、今、入れた管も耐用年数が過ぎれば、また、かえていかなあかんということで、エンドレスでやっていく必要があると考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  どうもありがとうございました。  次の質問に入らせていただきます。  次、高齢者の交通安全対策についてお尋ねいたします。  高齢者ドライバーの交通事故が、大きな社会問題となっております。交通事故の総件数は年々減少傾向にありますが、交通事故における高齢者ドライバーが関与した割合が急増しているとのことであります。  高齢者ドライバーは、自動車の運転等のベテランですが、加齢とともに身体機能や注意力、集中力の低下を初め、運転経験の豊富さから生まれる「なれ」や過信などが指摘されています。  現在、70歳以上の運転免許証保有者には、免許証更新時に高齢者講習を受講することが義務づけられています。この講習は、視力や運転操作に問題がないかを診断したり、実際に車を運転しながら自身の運転技能についての認識、理解を深め、その後の安全運転に生かしていただくためのものです。  75歳以上の方が免許証を更新する場合には、現在は高齢者講習の前に講習予備検査を受けることが義務づけられています。ことしの3月12日に施行された改正道路交通法では、認知症対策が強化され、認知機能検査で「認知症のおそれあり」と判断されると、医師の診断が必要となり、認知症と診断されると免許の取り消しか停止となります。  そこで、高齢者の安全対策について、草津市における現状と課題、今後の方向性についてお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  本市における現状といたしまして、交通人身事故の発生件数は、平成27年は665件で、平成28年では588件、死者数につきましては、平成27年は6人、平成28年は2人と、いずれも前年から減少をしておりますが、65歳以上の高齢者の交通事故につきましては、平成27年は137件で、平成28年では160件と増加してございます。このうち、高齢者の死亡者数は、平成27年は3人、平成28年は2人でございました。  これらのことから、本市といたしましても、増加傾向である高齢者の事故対策は重要な課題であると認識しており、高齢者の交通事故を未然に防いでいくために、市民の皆様への認知症対策に係る道路交通法改正の啓発活動に努め、また、高齢者の認知症予防などの推進も関係部局と連携し進めていく必要があると考えております。  なお、現在実施しております高齢者師範学校におきましては、高齢者自身の交通事故防止についての意識向上を図り、地域の交通安全リーダーを養成する取り組みを引き続き行ってまいりますとともに、草津警察署を初めとする関係機関や関係団体等との一層の連携を強化し、市民一人一人の交通安全に対する意識高揚を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  永井議員。 ◆8番(永井信雄)  ありがとうございます。最近、テレビ報道等でね、よく高齢者の事故につながるニュースが報道されますが、決して人ごとではないと、我々の身近に起こる可能性も十分予知されますので、よろしくお願いいたします。  次に移ります。  また、高齢ドライバーによる交通事故の増加に歯どめをかけるために、運転に自信がなくなった高齢者の方が運転免許証を自主返納しやすい環境づくりのため、高齢者運転免許自主返納サポート制度を実施している自治体があります。  富山市では、自主返納された方に、外出への支援策として車にかわる公共交通機関の1年分の乗車券――約2万円相当――を支給しています。他の自治体でも、店舗と連携して割引制度を設けたり、タクシーの割引券や回数券を発行している自治体もあります。  また、草津市においても、高齢者の交通事故を少しでも少なくし、高齢者の方が運転免許証を自主返納しやすい環境づくりのため、運転免許証自主返納者に対する支援策を導入すべきと考えますが、市の考え方についてお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  自主返納者への支援策につきましては、滋賀県警察において、高齢ドライバーに対し自主返納を勧める取り組みが行われており、現在、運転免許証自主返納高齢者支援制度が実施されてございます。協賛店での料金割引や路線バスの運賃割引などといったサービス提供が行われておりますことから、本市でも関係部局と連携を図りながら、同制度に協賛いただける事業者の増加に努めたり、他市の事例などを参考に支援策のあり方に向けた取り組みを検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)
     永井議員。 ◆8番(永井信雄)  ぜひとも、ひとつよろしくお願いします。高齢者の方がね、自主返納をされる条件づくりをよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(中嶋昭雄)  これにて、8番、永井議員の質問を終わります。  次に、1番、中島美徳議員。 ◆1番(中島美徳)  皆さん、こんにちは。草政会の中島美徳でございます。  議長より発言の許可をいただきましたので、これより6月定例会におけます一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  今回は、市民の皆様からよく問い合わせをいただきます交通事情をテーマに一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  草津市は、東海道・中山道が交差した日本唯一の宿場町として古くからにぎわい、発展を続けて今に至っています。そして、現在も国道1号を初め名神高速道路、新名神高速道路、さらに鉄道では東海道本線が通り、草津駅と南草津駅を有し、交通の要衝として繁栄してきました。  まず、初めに、全国でも草津にしかない東海道と中山道が交差するという特徴をどのように捉え、どのように活用し、まちづくりに生かしてきたのか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  それでは、答弁を求めます。  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  本市は、古くから陸上・湖上の交通の場所として、また、現在は国道や高速道路、JR琵琶湖線などの国土交通幹線が市域を通り分岐合流するという、交通利便性の非常に高い地域となっているところでございます。  また、本県は日本列島のほぼ中心に位置し、近畿、中部、北陸の3圏域の結節点として、大都市に近接する地理的優位性と交通の利便性の高い地域でありますことから、本市では早くから工業団地の整備など、大規模事業所の集積による工業化を進め、現在では県内有数の工業都市として発展を遂げてきたところでございまして、この地の利を生かして、京都、大阪など大都市周辺のベッドタウンとして、そしてまた全国的な人口減少時代の中で、今もなお、数少ない人口増加市として成長してきたところでございます。  JR琵琶湖線における南草津駅や大学の誘致など、行き交い出会う街道文化を大切にし、滋賀県全体を先導する中核的な都市として都市機能を充実させ、さらに魅力ある草津のまちづくりを進めてきたところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  ありがとうございます。今、部長からお答えいただきましたとおり、この東海道・中山道を中心として、交通の利便性の高い、そのようなすばらしい立地のもと繁栄してきました。  このように、草津市はですね、これまで主要な街道、先ほど言いましたように、東海道・中山道を中心としてまちづくりが形成されて発展してきました。現在、そして未来のまちづくりは、主要街道、現在で言うところの都市計画道路を中心としたまちづくり計画となっていますでしょうか。また、まちづくりの観点から、都市計画道路を計画・整備されておられるのか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  まちづくりにつきましては、土地資源を有効に活用するために、地域地区等による用途地域など土地利用制限を定め、土地資源の合理的な利用が行われる中で調和のとれた都市形成を展開していくとともに、まちの各地点をつなぐ交通及び流通のネットワークの主要経路として都市計画道路を定めておりますことから、まちづくり計画は、土地利用に合わせた都市計画道路などを適正に配置しているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  ありがとうございます。土地を有効活用して、流通ネットワーク、それから調和のとれたというところで、利用制限も考えながら都市計画道路を整備していただいているということなんですけども、最近ですね、草津市内の道路を見てみますと、皆さんもそうですし、我々もそうです、市民の皆さん、本当によく言われるんですけども、「どこへ行っても交通渋滞ありますな」と、交通渋滞が激しいと。今までやったら10分かからなかったところ、10分で行けるなあと思ったところが30分以上かかってしまうなんてこともよくあります。  特に、私の住んでおります矢橋のほうから土日の夕方になりまして草津駅のほうに買い物に出かけようかなあと思うと、必ず30分は見ていないと着きません。  そういうようなことで、現時点でこういった渋滞ですね、土日に限らず、日中もよく起こっています。こういった渋滞の解消に向けた取り組みは、どのようなことをされておられるか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  現時点における交通渋滞の解消に向けた取り組みといたしましては、自家用車の利用を減らすため、公共交通機関への利用転換に向けた啓発や地域でのワークショップの開催による利用転換への促進などに取り組んでおります。  また、滋賀県公安委員会や道路管理者との調整を図り、信号現示の見直しや道路の整備改良などによりまして、交通渋滞の解消に努めておるところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  自家用車から公共交通機関への啓発を進めたり、県、それから警察などと連携していただいて、交差点改良、信号の改良などをしていただいておるところではございますけども、いろいろと日々そういうような部分で頑張っていただき本当にありがたいことなんですけども、本当に市内のあらゆるところが、今も言いましたように、交通渋滞が慢性化してきております。  こういった慢性的な交通渋滞の解消に向けて抜本的な取り組みが必要かと考えておりますけども、そのような取り組みや計画などを予定されておられるのか、また、そのような計画があるのかどうか、お聞きします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  慢性的な交通渋滞の解消に向けた計画につきましては、道路整備や交差点改良が抜本的で効果的な対策と考えておりますが、周辺住民の用地協力の理解や土地利用の状況、また財源の確保などの課題があるため、速やかな対応は困難であり、計画性を持った道路整備を進めていく必要があると考えております。  また、自家用車から公共交通機関への利用転換の啓発や滋賀県公安委員会との調整を図った上での信号現示の見直し、また、学識者及び交通関係機関などに参画いただいております地域公共交通活性化再生協議会におきましても意見交換を行い、交通渋滞の解消策の検討を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  先ほど言っていただきましたとおり、抜本的な改革といいますと、やはり道路整備、それから交差点の改良、非常に難しいということでありましたが、先ほど地域公共交通活性化再生協議会の中でいろいろ意見を伺っているということなんですが、そういった意見の取りまとめ、それから、どういう意見があって、今後、どうしていくかというようなことがあるようでしたら、また追加で教えていただきたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  昨年度実施をしましたモビリティマネジメント――MMと言いますが――公共交通機関への利用転換、これについてワークショップを4学区で実施をさせていただきました。  その内容で利用転換を図られた方という数字までは具体的には確認はできておりませんが、有効になるという認識は持っていただいたと、こういうふうに理解をしておるところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  モビリティマネジメントを実施していただいたということなんですが、利用転換を図った方が少ないけども有効であるという答えがいただけた。非常に何かよくわかりません。利用転換をされた方が少ないけど有効だというのが、ちょっと意味がわからなくて、多いんやったら、そりゃ有効やと思うんですね。車の数がどんと減りますし。  草津はですね、住んでいる方もそうですけども、草津に来られる方も大変多うございます。そういった方がですね、公共交通機関で来られているかというと、果たしてそればっかりとは言えませんし、やはり公共交通機関だけじゃなく自家用車で来られる方、それから冒頭の質問でもありましたように、流通のネットワークの拠点でもあったりですね、過去からもそうですが、大都市に隣接して非常に交通の利便性が高いので、トラック、それからいろんな車ですね、通過交通をされる方も非常に多うございますので、それならばですね、モビリティマネジメントのところで公共交通機関を充実させるということで、バスが増便されていたり、タクシーがたくさんふえていたり、それから、まめバスがもっともっと活用されたりということがあればいいかと思うんですけども、現実、そうなんでしょうか、非常に疑問に思います。そういったことも含めて、今後、モビリティマネジメント、地域公共交通活性化再生協議会ですか、その中でしっかりとまた議論をしていただきたいと思います。  今回の発言通告書に添付した資料にもありますとおり、草津市の都市計画道路の中で主要幹線は、国道1号、大江霊仙寺線、大津湖南幹線と、そして、2024年――平成36年――度に滋賀県で開催される国体に向けて暫定供用を目指しておられる山手幹線であり、どれも本市を縦断する南北幹線であります。  都市計画道路の東西線は、下笠下砥山線、青地駒坂線、矢橋野路線がありますが、いずれもどの時間帯においても渋滞が絶えません。国道1号の交通量が日に5万台を超えることも大きな要因ではありますが、どうしても東西の移動に時間がかかる、このような状況であります。  都市計画道路だけでなく、市域全体を捉えた道路整備による交通渋滞の対策については、まずこういった現状を把握することが重要と考えますが、どのようにこの現状を把握されているのか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  交通渋滞の把握につきましては、5年ごとに国土交通省において実施されます道路交通センサスにより国道と県道の混雑度を把握しておりますが、平成22年度の道路交通センサス結果によりますと、国道1号では、草津市内の全線及び国道1号と交差する主要道路、また、県道大津草津線と主要地方道草津守山線の交差点――橋岡部分になります――また、県道山田草津線と大江霊仙寺線の交差点等において混雑が発生する状況となってございます。いずれの場合も1回の信号現示で渡り切れないという事態となっているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  交通センサス、国土交通省が発行している、この交通センサスにもそのように出ているわけでございます。本当にですね、先ほど、その1個前の質問の中で、公共交通機関に転換された方が少ないけど有効であるという、その答えが全く間違っているというのは、多分、部長自身もわかっておられると思いますけども、本当に今現時点でも、今のこの時間帯でもですね、先ほど言われたようなポイントというのは渋滞が発生します。少なくてもですね、1回で、信号1回で渡り切れない車が何台もありますし、歩行者がいれば、なおさら通れない、行けないという道が、草津市内、先ほど挙げられた部分以外でもあるんです。  そういうようなことを考えますとですね、この都市計画道路整備状況図にもありますけども、東西を貫く道路の計画もありますし、そのほか南北の計画もたくさんあります。まだ計画として赤いままになっているとこもたくさんあるんです。  ちょっと資料をお見せできないんですけど、これ都市計画課に行きましたら市民の方も閲覧はできるようですので、また市民の皆さん見ていただけたらいいと思うんですが、非常にこの計画道路が計画のままとまっているとこがたくさんあるんです。この計画道路の計画の進捗状況、まずどのようになっているか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  東西を貫く道路の計画といたしましては、都市計画道路平野南笠線がございます。  この平野南笠線につきましては、本市のまちづくりの骨格をなすものであるとともに、草津田上インターチェンジ、びわこ文化公園都市へのアクセス向上のためにも重要な路線であります。  当該路線は、市域が大津市と草津市にわたり、大津湖南幹線や国道1号、京滋バイパス、山手幹線を結ぶ広域的な道路整備事業となりますことから、滋賀県において道路整備をいただくよう継続して要望をいたしているところでございます。  現在、この平野南笠線につきましては、県において事業化に至っておりませんことから、東西を貫く重要路線の早期の着手を、引き続き県へ強く要望してまいりたいと考えてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  今、お答えいただきました平野南笠線ではございますが、本市の東西を貫く骨格となる道路なので非常に重要だということで、お答えいただきました。  県に要望しているということは、よくよく存じておりますし、いろいろとこの計画が、まずなされたときは何年なんだとお聞きしましたら昭和40年ぐらいとお聞きしました。ちょっと細かい数字があやふやで申しわけないですけども、地元の方に聞きましても、もう30年以上、計画になってから聞いてると。でも、これは一向に進まないんだと。周りのおうちを見てみますと、その計画道路がありますからセットバックされているんですね。道路幅が、まだ土のまま残ってるんです。「なんでですか」と言うたら、「こんだけセットバックせいということで言われてセットバックしている」というようなとこもあって、用地も確保されているんですね。それが、まだいまだに何十年にわたって、この計画のままなんです。  これ、先ほど御答弁の中には、大津市のほうに行きますとですね、滋賀医大とか文化ゾーンのほうにつながるような道でございますので非常に重要であるということは認識していただいています。  また、この先ですね、プリムタウンの建設が始まります。プリムタウンの建設をしまして、大江霊仙寺線なんかが延びてきますと、やはりここの道路を通られる方が非常に多いと思います。今も既に多くて、周りの住宅地は非常に迷惑をされているところでありますけども、やはりこの計画になっている道路、早く実現していただいて、赤い線から黒い実線に変えていただきたいと思うんですけども、この実現の可能性というのは、県に要望し続けて、このまま実行されるのかどうか、可能性があるのかどうか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  平野南笠線につきましては、大津湖南の都市計画ということで、都市計画道路という位置づけがございまして、当然、計画された道路でございますので、ちょっと時期は、今、いつということは当然明言はできないんですけれども、計画として今現時点では進めていくべき道路であると認識しております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  県に要望して、無理ならば市単独でもできるだけ整備のほうに向けて計画し、実行していっていただきたいなと思います。これ以上言うとあれなんで、この辺でとどめさせていただきますが、さらにですね、この平野南笠線だけじゃなくて、先ほど言いましたけども、草津市には、まだまだ計画のまま着手されてないとこがたくさんあります。  例えば、午前中、山元議員がおっしゃったような東草津山寺線であったりとか――これ南北になりますけど――毎回出ますけど宮町若竹線など、そのほか東西とか、南北とか、いろいろ計画があるんですが、本当にどの計画もとまったまま言うたら失礼なんですけども、何年にもわたって計画のまま、地域の方も「計画はあるって聞いているんだけど」と、よくおっしゃいます。こういった道の整備もですね、どのように考えておられるのか、どのように整備していこうと思っておられるのか、ちょっと再度お聞きいたします。
    ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  今、計画してございますのは、最重要としては大江霊仙寺線を、今、特に力を入れて進めているところでございまして、中長期といたしましては、県のアクションプログラムにございますように、この大江霊仙寺線に続いて南大萱青地線とかというところで、今、挙げさせていただいているところでございますので、その長期につきましては、社会情勢も見据えた中で優先順位が決まってくるのかなという認識をしてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  道路整備にかかわることだったので、今、建設部の部長にお答えいただきました。計画をされた都市計画部としてどのようにお考えか、再度お聞きします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  都市計画道路の整備につきましては、先ほども申し上げましたように、土地の利用協力、また事業への理解、この辺も市民の方にしていただくということが非常に大事でございます。それと、建設コストが非常にかかるという面も考えますと、今、計画しておるやつを全て一緒にということは不可能でございますので、計画性を立てて実施していくべきと、こう考えております。  先ほど建設部長からありましたように、今は大江霊仙寺線を仕上げていくという方向で動いておるところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  余り私が思うてるような答えはこないのでちょっと戸惑っているんですけど、先ほど建設部長から第1番に大江霊仙寺線をやっていくんだと、次に南大萱青地線ということで、どれも南北線なんですね、今、進めていこうとしていただいているのは。これ東西線が全く今のお答えにもないし、計画してるけども都市計画部の部長の答えでは、コストもかかるし土地の所有者さんの理解もなかなか得にくいとか、いろいろお答えをいただきました。  でもですね、これ進めていただかなければ交通渋滞の見直しとか緩和にはつながらないと思うんですね。非常にこれ大きな問題やと思うんで、しっかりと南北を整備するんであれば東西もしっかりと整備していただきたい。県道だという位置づけであっても、県へ要望しても計画してくれないんだったら、市でできる範囲はやっていくとか、いろいろ方法があると思うんです。県が無理なら国に要望する、いろんな方法があると思いますので、ぜひとも、いろいろ手を尽くしていただいて東西道路もしっかり整備していただきたいなと思います。  そして、先ほど建設部長からいただきましたけども、最重要課題で進めていただいてます大江霊仙寺線の整備について、草津市域はずっと続いていきますが、その先線になる大津市側の整備との整合性はどのように調整されていますでしょうか、お答えよろしくお願いします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉川建設部長。 ◎建設部長(吉川寛)  大江霊仙寺線の整備につきましては、市域を南北に結ぶ大変重要な道路ということで、先ほどから答弁させていただいてますように、認識をしております。  現在は、南笠工区を最優先事業として、平成34年度末の完成を目標に進めているところでございます。その先線である大津市側への整備につきましては、両市が連携して取り進める必要がございますことから、過去から大津市と継続して協議をさせていただいているところでございまして、今年度も2度の協議の場を設けて、草津市域の整備に引き続き大津市域の事業進捗が図られますよう、整備計画の検討を要請しているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  本年度、2回の中で合意して随時進んでいくよう期待しておりますし、このように道路は途切れるものではなくて、その先も続くものであります。その先がうまくつながっていかなければ必ず渋滞につながります。こういったことも含めですね、道がつながる先になる関係市との調整は必要不可欠なので、これからも引き続き十分な調整をしていただきますよう、よろしくお願いします。  そしてですね、次に移りますけども、国土交通省の資料に――これ平成15年のやつですけど――都市圏の交通渋滞対策とまとめられたやつがあります。この中に、日本全国で起こる交通渋滞による総損失時間を算出したというところがありました。そこで見ますと、年間38.1億時間、損失時間があるようです。これだけに上りまして、これを費用便益分析に用いる時間価値原価単位を用いて金額に換算すると、約11.6兆円に達するとされています。1人当たりにすれば、国民1人当たりにすれば年間30時間、金額にして約9万円が渋滞によって失われていることとなります。  こういったことからも、交通渋滞による経済損失の大きさを理解していただけるものと思います。草津市内で起こっている交通渋滞も、この国の試算どおりで、大変大きな経済損失があるはずです。この経済損失を少しでも解消するためにも、新設の道路整備計画は必須と考えますが、市としての見解はいかがでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  議員御指摘の交通渋滞から生じる経済損失につきましては、草津市内における渋滞箇所の損失時間を測定しておりませんので、本市の渋滞による経済損失を算定することは困難でございますが、市内各所で発生する交通渋滞によりまして経済損失が発生しているものと認識しております。  しかしながら、市内の主要な交通ネットワークを形成する都市計画道路につきましては、都市計画運用指針において、都市計画基礎調査の結果等を踏まえ、その必要性や配置、規模等の検証を行い、必要に応じて都市計画の変更を行うべきとされていることを踏まえまして、交通量のほか人口動態や、土地利用等に関する現況や将来の見通しを総合的に検証した上で判断していく必要がございます。  本市といたしましては、現在、滋賀県が実施しておられます都市計画基礎調査の結果が得られましたら、これを分析し、社会経済情勢の変化に適応した道路計画となるよう、必要に応じて見直しを行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  基礎調査を踏まえて、必要があれば都市計画を見直していくという御答弁をいただきましたが、今、計画でとまっているところが進んでいけばですね、その必要もなくなるかなと思います。  全国では人口減少が始まっており、滋賀県全体としても人口減少に転じてきました。しかし、草津市では、まだまだ人口は伸びております。草津市人口ビジョンでは、2030年――平成42年――までは増加を続け、その後緩やかに減少していく見込みとなっております。車の台数も人口変動と同様に変動すると思いますけども、本市では、全国とは違って今後もふえていくと思われます。  そこで、将来を見据えた計画として、このほど立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画を策定されていますが、これらの計画の目的は何なのか。また、これらの計画は個別に進めるのか、それとも同時に連携をしながら進めていかれるのか、お聞きいたします。  さらに、この計画はいつから開始されて、目標達成まで実施を続けられるのか、または計画の最終年度が決まっているのか、あわせてお聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  全国的に人口減少が進行する中、本市におきましては、市域全体の人口は現時点では増加傾向にございますが、2040年には人口減少局面に転じるものと予測されております。  このような状況下におきまして、今後も、これまでと同様に、日常生活が充足できる居住環境や都市機能を確保できるコンパクトな都市構造を持続するための対策や、将来を見据えた公共交通ネットワークの再編などの検討に、現段階から取り組む必要があるものと認識しております。  また、市街化調整区域の一部の地域では、既に人口減少や高齢化が進行し、農業や漁業の後継者不足など、地域コミュニティを維持するための対策が必要となっているなど、市域全体の人口の現状及び将来の見通しを勘案した中での施策展開が必要となっております。  これらの課題を解決していくことが、立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画の目的でございまして、互いに密接に関連する計画であることから、連携して取り組み、今年度中に策定する計画で進めてまいります。  計画年度につきましては、今後、検討を行っていきますが、各計画とも10年から20年先を見据えた長期的な展望に立ち、各計画の目標達成に向けて連携して進めていく必要があると考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  地域課題とか、いろいろあるということで、そういった課題を一つ一つ解決していって、その上で連携して長期的な展望で、この計画を進めていくということでお答えをいただきました。  次にですね、この立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画の三つの計画を実行していく中で、何らかの基準を定めて計画の進捗度合いを把握していかれることと思います。その基準となる評価基準はどのようにされるのか。  また、さらにですね、これら三つの計画のPDCAサイクル、これも多分これからしていくことと思われるんですけども、どのようにしてPDCAを回していかれるのか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  評価基準につきましては、計画策定の中で検討してまいりますが、各計画ともに定量的に数値化した目標値を設定し、一定期間ごとにその目標値の達成状況などを検証することにより、計画の進捗状況を把握していきたいと考えております。  また、目標の達成状況等の検証結果を踏まえ、必要に応じて各計画の一部見直しなどを実施し、PDCAサイクルを回していきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  数値目標をしていくということなんですけども、ぜひともその数値は高い数値にしていただいてですね、こんなん無理かなと思えるぐらいのやつにしていただいて、地域と一緒に連携して取り組みを進めていただきたいと思います。  立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画、これら三つの計画において道路網計画はどのように関連づけされておられますか。これら三つの計画を進めていくには、市内を円滑に行き来できる道路を計画することは必須だと考えますが、市としてどのように考えておられますか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  三つの計画と都市計画道路などの道路網計画との関連につきましては、将来を見据えた市全体のネットワークのあり方を検討する中で、現在、整備されている都市計画道路を交通の幹線軸とするなど、まずは既存の道路及び整備計画が明らかになっている道路で計画の策定の取り組みを行いますが、今後、新たな都市計画道路が整備された場合等におきましては、幹線軸などの変更の検討を行い、必要に応じて計画の見直しを実施してまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画、これら三つの計画を進めていかれるに当たってですね、特に地域公共交通網形成計画をする中で、今ほどおっしゃっていただいたように都市計画道路、今、既に計画されている都市計画道路とか計画があるもんに関して、これが進まなければ公共交通機関がうまく行き来できませんね。  それとですね、立地適正化計画、中心市街地に物を集めてきて歩いて暮らせるようにとかという計画なんでしょうけども、地域再生計画と一体になってやっていかないけませんし、やはりそのためには道を基本としてやっていかないと無理だと思うんです。  となれば、先ほどから言ってます都市計画道路図ですね、整備状況図、この状況図にあります計画道路をしっかりと整備していくことが重要やと思うんで、先ほどから言ってますけども、しっかりとこの計画の部分、早く進めていただいて、早く草津市内の渋滞緩和に向けて少しでも草津市として取り組みを進めなければ、これら三つの計画が進まないと思いますので、ちょっといろいろと無理を言いますけども、しっかりと進めていただきたいと思います。  またですね、県でも先の国体に向けて県内を円滑に移動ができるようにということで、この浜街道などを中心に再整備をしていかれるようですけども、市としても国体に向けて市内を円滑に通行できるように道路整備をしていく必要があると考えます。この国体に向けた取り組みとして、どのように考えておられるか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  平成36年に予定されております国体及び障害者スポーツ大会につきましては、周辺の交通状況が非常に渋滞しているということがわかってございます中で、先ほど来、申し上げてます都市計画道路の整備につきましては、すぐに着手して計画を達成するということは困難でございますが、それぞれの施策、これを展開していきながら、自動車、自家用車交通を減らしてまいりたいというのと、信号機等による交通混雑を解消すべく関係機関と調整を図っていって、その国体に向けても計画的に進めていきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  すぐに着手して実行できていれば、もう既にできていると思いますし、非常に難しいことではありますが、計画的に一個ずつ、しっかりと進めていただいて、国体のときに交通渋滞で選手が遅刻したなんてことがないように、よろしくお願いします。  本年度は、第5次草津市総合計画の仕上げの段階となる第3期基本計画がスタートいたしました。この第3期基本計画のリーディングプロジェクトに、健幸都市づくりの推進が掲げられております。四つのリーディングプロジェクトの中でも一番重要として取り組みが始まっています。  そこで、健幸都市基本計画が作成され「まち」・「ひと」・「しごと」を切り口に、各課が連携されて全庁的な取り組みがスタートいたしました。その中の「まちの健幸づくり」において、都市機能や交通網を整えて歩いて暮らせるまちづくりに取り組むとあります。  また、こちら基本計画の中にですね、今後の方向性というところがありまして、この部分にコンパクトシティ・プラス・ネットワークの考え方を踏まえ、立地適正化計画や地域公共交通網形成計画の策定に向けた検討を行い、各種サービス機関への距離を縮めるなど、より安心して暮らせる居住空間の確保や充実した都市機能の誘導、市民(地域)、事業者、行政の三者の協働・連携強化による民間路線バスとコミュニティバスが一体となった公共交通ネットワークの再編を図ります。また、一人一人の移動を自動車から徒歩等を含む公共交通の利用へと転換していくように促していきますとあります。  これを実現するために、さまざまな事業や取り組みをしていかれるようですけども、この中には地域再生計画も一緒に進めなくては実現が難しいと考えますが、この計画の同じところにはないんですけども、そのことについてどのように考えておられるか、お聞きします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  歩いて暮らせるまちづくりを実現するためには、議員御指摘のとおり、地域再生計画による取り組みもあわせて検討を進めていく必要があると認識しております。  地域再生計画だけでなく、立地適正化計画、地域公共交通網形成計画とあわせ、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの考え方のもと、市街地における居住及び都市機能の集約、郊外部における生活拠点の形成、生活拠点を結ぶ公共交通ネットワークの構築により、車に頼らないまちづくりを進め、歩いて暮らせるまちづくりの実現を目指してまいりたいと思っております。  なお、健幸都市基本計画において、歩いて暮らせるまちづくりに地域再生計画の記載がございませんでしたのは、その計画立案時に、この地域再生計画がまだ確定していなかったということもございますが、同じ計画の「まちの健幸づくり」の「にぎわい・うるおいの向上に向けたまちの環境づくり」、そちらのほうで草津市版地域再生計画の策定・検討ということで位置づけをさせていただいたところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  立地適正化計画と地域公共交通網形成計画に上がってたところ、まちの健幸づくりの歩いて暮らせるまちづくりの中にはですね、こういったことを計画して、こういった事業をしていきますよと何点かあるんです。コンパクトシティ・プラス・ネットワークという中で。でもですね、先ほど教えていただいた部分にはですね、地域再生計画が検討となっているんですね、この検討となっていることの理由を教えてください。
    ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  昨年度に策定を検討しておりました健幸基本計画の時点で、地域再生計画について、まだ具体的に方向性が定まっておらなかったということで御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  まだ定まってなかったということで理解いたします。これから、一日でも早く定めていただいて、しっかり計画として上げていただきたいなと思います。  健幸都市計画のまちの健幸づくりを進めて実現するには、立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画がとても重要となりますが、この中には市内を円滑に周遊できる車道、そして自転車道や歩道の計画も必須であると考えます。市の見解をお聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画における車道、自転車道、歩道の整備との関連性につきましては、本市の今後のまちづくりを進めていく上において、将来の人口減少や少子化・高齢化を背景に、高齢者や子育て世代にとって健康的で安心快適な生活環境の実現が求められておりますことから、議員御指摘のとおり、これらの三つの計画と、それらの整備との関連性は重要であると考えております。  また、市内を円滑に移動できるようにするためには、連続性のある道路整備が必要でありますことから、都市計画道路の整備を初め、JR駅を中心とする自転車ネットワーク計画や道路のバリアフリー化事業を進めていき、安全で安心に配慮した道路空間の整備を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  ぜひとも、今、言われたことを一日でも早く実現できるように進めていただきたいと思います。  またですね、先ほどおっしゃっていただいたように、市内を円滑に周遊できる歩道とか自転車道を含めた道路を計画すれば、市民の健康増進だけでなく、各所にレンタル自転車ステーションを設置することも可能となり、観光などにも生かせるだけではなく、経済の活性化にも効果があると考えますが、こういった取り組みに対しての市の見解をお聞きします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  自転車による移動につきましては、健康増進や環境負荷軽減に効果がありますことから、今後、自転車ネットワーク計画による自転車走行空間の整備を図ってまいりたいと考えております。  また、観光振興や経済効果にも期待できるレンタル自転車ステーションの設置につきましては、自転車道の環境整備の進捗状況を加味しつつ、民間を含めた運営主体や運営手法等について、他都市での事例を参考に検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  実際やってみて効果がないようであれば違う考え方をすればいいので、一つの提案ということで捉えていただいて、いいもんであれば、ぜひ導入して進めていただきたいなと思います。  このたびは、交通渋滞の解消に向けていろいろとお聞きしてきましたが、まとめとして、立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画を遂行していくことは、出かけたくなるまちづくりや歩いて暮らせるまちづくりへとつながり、自動車から自転車や徒歩へと移動手段が変わることで、交通渋滞も緩和されるということでよろしいですか。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画の策定は、将来の都市機能や交通網、生活拠点などを整え、草津のまちの維持、活性化につなげていこうとするものでございます。  したがいまして、これらの計画の具体的な取り組みなどが進んでいけば、生活や移動手段のあり方も変容していくと考えてございまして、「出かけたくなる、歩きたくなる」という意識が自然に湧いてくるライフスタイルにつながっていくものと考えております。  また、これらの計画が進捗するとともに、市民の行動変容に対する自発的意識が芽生えていけば、自家用車の利用から自転車や徒歩、また公共交通等への利用転換も図れ、交通渋滞の緩和につなげていけるものと考えてございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  先ほど来から言うてますとおり、都市計画道路の計画を前に進めていただいて、この立地適正化計画、地域再生計画、地域公共交通網形成計画、それを遂行していただいて、ぜひともそうなるように実現に向けてお願いいたします。  最後に、7年後には滋賀県で国体が開催されます。当然ながら、県内各地でさまざまな競技が開催されます。そして、競技に参加される選手やチームだけでなく、その競技を観戦や応援に来られる方など、多くの方が草津市内にも来られると思います。  そのときに、今のように、どこを通っても交通渋滞が激しいことでは、国体の盛り上がりに欠けるばかりか、草津市の経済損失は本当に大きいと思います。どういう対策をとっていかれるのか、再度、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  山本都市計画部長。 ◎都市計画部長(山本憲一)  現在、滋賀県では、大津湖南地域の持続可能な地域公共交通ネットワークの再構築を図るため、大津市と本市の広域的な連携を図った「大津湖南エリア地域公共交通網形成計画」の策定に取り組まれているところでございます。  また、平成36年に開催される国民体育大会・全国障害者スポーツ大会に向けまして、びわこ文化公園都市内に新たに滋賀県立体育館を建設される予定でございまして、当該エリアへの交通アクセスの向上についても検討されているところであります。  その検討の一環といたしまして、本年度には、当該エリアを中心とするJR南草津駅からJR瀬田駅区間での地域の特性に応じた広域的な公共交通ネットワークの整備を検討するため、滋賀県や大津市、当該エリア内の自治会、町内会とも連携したバス交通による社会実験を行う予定をしてございまして、市民の利便性の向上や、まちの活性化につなげてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  中島議員。 ◆1番(中島美徳)  ありがとうございます。ぜひともですね、市民の利便性に向けて、しっかりと計画の遂行をお願いいたします。  これからも、そこに住んでよかった、そこに生まれてよかった、ここに来てよかったと、市内全域全ての人が思えるまちづくりを進めていただくようよろしくお願い申し上げまして、6月定例会におけます私の質問を閉じさせていただきます。  皆さん、ありがとうございました。 ○議長(中嶋昭雄)  これにて、1番、中島議員の質問を終わります。  暫時休憩をいたします。  再開、午後3時15分。     休憩 午後 2時57分    ─────────────     再開 午後 3時15分 ○議長(中嶋昭雄)  再開いたします。  引き続き、各議案に対する質疑および一般質問を行います。  12番、土肥浩資議員。 ◆12番(土肥浩資)  市民派クラブの土肥浩資です。  6月定例会における一般質問、議長からのお許しもいただいておりますので、事前の通告に従いまして質問を始めさせていただきます。  本日は、自然環境保全地区についてということで、大きく四つに分けた質問を行います。  まず、早速ですが、一つ目の質問に入ります。  今年度、この草津市におきましては自然環境保全地区を良好な状態に保つためにですね、とりわけ鞭崎神社、矢橋にあります鞭崎神社で発生している野鳥の被害について、タカを用いた追い払いを試みていただいております。私自身もですね、4月、5月で実施していただいたタカによる追い払い、現場を見に行かせていただいて、そして、その取り組みの様子を拝見させていただきました。その周辺の住民の方の関心も高くですね、余り人が多過ぎるとタカの本来の力が出ないということで、控え目の見学者であったと思いますけども、そうした中でタカを飛ばしてサギを脅かして追い払うということをやっていただいているの見てました。  こうした取り組みがですね、功を奏したのか、去年の――ちょっと時期がずれますけども――7月とか8月ごろに比べますと、カウントをしたわけではないですけども、明らかに飛んでいるサギの数が減っているのかなというふうに見受けられました。  そこで、一つお伺いしたいんですけども、現時点で、このサギ類を追い払うという目的を果たす上で、このタカによる追い払いというこの取り組みは有効なものであるかということをお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  それでは、答弁を求めます。  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  タカによる追い払いは、サギのすみかをタカが飛び回り威嚇することで、生命をも脅かされる危機感と恐怖感をサギに与えることによりまして、営巣できなくするという自然の原理に基づいた対策であり、4月から5月末までの間に7回実施をいたしました。  現時点におきまして、現地でお出会いする地域の方々からは、昨年度と比べてもサギの数が半減した印象に加え、ふんによる悪臭や鳴き声等につきましても改善してきているというお言葉を頂戴しており、一定効果があったものと認識をしております。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  本当にタカのああいう生物の弱肉強食のあの構図といいますか、そういった効果がまさに出たんじゃないかなというふうに私も感じるところで、何よりですね、近隣住民の方が昨年と比べて悪臭であったりとか鳴き声、そうしたところの被害が、かなりおさまったというふうに実感してもらえていることは何よりかと思います。本当にありがたいことやと思います。  一方で、想定外のサギの味方といいますか、現地を見させてもろてたら、決してサギを守っているわけやないけども、タカを飛ばしたらトンビが邪魔をするというような、ああいう意外なこともあったりなんかして、そういう意味では、もしかしたらもっと効果が高かったのかもしれませんけども、そうしたところですね、自然の出来事ですから、トンビまで追い払うというのは、なかなか今度は難しい話になってきて、何を連れてきたいいんかわからなくってくるんで、そうした効果が出たのは、何はともあれよかったと思います。  それを踏まえてですね、この取り組みを次年度も継続してやっていただけるのかどうかというところ、現時点での判断というのは、なかなか難しいかもしれませんけども、これを単年度で終わらすのか、引き続き、とどめでもう1年やろうとするのか、その辺のお考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  今後のスケジュールということで答弁させていただきたいと思いますが、鷹匠からのアドバイスもいただきまして、当面は、今現在、巣におりますサギのヒナにタカの恐怖感を覚えさせまして、営巣時期に当該エリアに戻ってこぬように対策を行っております。  また、年が明けまして2月から3月ごろのサギが営巣を始めますころにタカを飛ばしまして、サギの営巣を防止する計画でございます。  そうした観点から、当面、この1年間対策を行いまして、その様子を見ましてですね、来年度以降の対策については考えていきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  そうですね、巣をつくり始めるいうたら、どっちかというと春先になってくるんで、その2月、3月ごろにタカを飛ばしてもらうというのは非常に効果的な取り組みやと思うんで、ぜひそれは実施していただいて、その様子を見て次年度検討するということなんで、それらのほうも現場の声と効果のほどを検証していただいた上で検討してもらいたいというふうに思います。  次の質問に入ります。  今のお話で言うと、鞭崎神社の話をさせてもらったんですけども、減ったと喜んでいただいている一方でですね、これはちょっと逆の話で、昨年のこの同時期に比べて逆にサギ類の野鳥の数がふえてかなわんというお声がですね、隣といいますか、山田のほうの八幡宮、あそこの近所にお住まいの方からですね、今度は逆に、そうした困ったというお声を聞かせていただいております。  困ったといって、別に去年までの鞭崎神社のように、ふんだらけで鳴き声で死骸やらで悪臭とか、騒音とか、そういったところまでのケースではないんですけど、いっとき、あそこもぎょうさんサギが巣くって困っていた時期というのもあったという経験からですね、ふえ始めたという傾向から、ちょっと不安を感じておられるというふうに聞いています。まず、そういった状況を市としては認識しておられるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)
     山田正八幡宮におきましても、現地の確認を行いましたところ、数までは把握できておりませんが、サギ等が飛来していることは承知をしております。  現在のところ、ふん尿の悪臭や鳴き声等につきまして著しく良好な環境が損なわれている状況までには至っていないという認識でおります。  以上でございます。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  まずは、知っていただいているということはよかったんですけども、仮にこれがですね、いわばエスカレートしてですね、ここにどんどんサギコロニーがふえて、この地区がまた自然環境保全地区として好ましくない状況になった場合や、また、このサギコロニーによるサギと近隣住民と方々とのあつれきが生じた場合、どうした対応を図っていただけますでしょうか、お伺いします。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  山田正八幡宮におきましては、過去、平成24年度にサギの対策が管理者により施されておりますが、今後、サギ類の営巣により自然環境保全地区の環境が著しく変化し、自然に親しめる状況が阻害されていることが確認されました際には、現地調査の上、鳥の嫌がる音を出す防鳥機の貸し出しや他の対策事例の紹介など、管理者の皆様に適宜情報提供を行いながら対策を講じさせていただきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  関連する次に行こうかと思うんですけども、今の答弁をお聞かせいただきますと、事が起こってから、要は著しく環境の変化が生じてからの対策ということで、事が起きてから手を打つというスタンスなんかなというふうに聞き取りました。それよりですね、むしろそうした過去にも平成24年度ですかね、対策を打って、地元で対策をとって鳥を追い払ったということからしたら、また同じ傾向が出てきてるわけですよね。だから、この先のある程度の未来が読めるといいますか、またこれふえてくるん違うかということから、あらかじめ手を打って、そうした被害が出る前に防ぐという考え方も僕は必要かなと思うんですけども、そうした姿勢というものは、本来、地元が主体的に地元の環境をよくするというのも考え方としてはあると思うんですけども、そうした事が起きてから、じゃ、どないかしようかということじゃなくて、言うたら一旦学習をしてるわけですから、あらかじめ手を打つということが必要やと思うんですけども、そうした考えということについての見解をお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  今、議員御指摘がございましたように、あくまでも自然環境保全地区の指定はさせていただいておりますが、それぞれその場所につきましては管理者や所有者がおられますので、まずは、そちらでそれぞれの環境を守っていただくための対策を講じていただくと。それに係りまして御相談がございましたら、その時点でいろいろ御相談に乗らさせていただいて、いろんな情報の提供なりをさせていただきたいなと思っておるところでございます、 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  ありがとうございます。ということは、あくまでも地元が主体で、そこにサポート的な形でということでいうたら、むしろ地元のほうからもっと早い段階で、基本なんでしょうね、自助努力といいますか、自分のところは自分で守るということもスタンスとして持ってもらいながら、一方で早い目に、やっぱり市のほうに頼らないとできない部分については早い目に声を上げてもらうということが大事ということですね。わかりました。ありがとうございます。  ではですね、ほぼ関連するんですけども、次の質問に行きます。  自然環境保全地区の維持管理についてということなんですけども、保全地区として指定しているこの森林をですね、良好な自然状態に維持するためには、協働のまちづくりという観点から、自治会等の団体の求めに応じて助成を行うという受け身の対応ではなく、市として自然環境を保全地区として指定した以上、いわば一歩踏み込んだ姿勢が必要と考えます。  例えばですね、市として自然環境保全地区として16個を指定しておられるわけですけども、そうしたところの定期的な現場の調査等から、例えば保全計画を立てて実施するであったりとか、例えばそこを踏まえてですね、市民の方だけではなかなか実施できないような高木の枝を払うなどの取り組みが、場合によっては市民の方から声が上がる前から、こちらから逆にそうしたことを提案するといったことも必要かと考えますが、この点についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  自然環境保全地区につきましては、従来から地域の方々が主体となって保護・保全に努めていただいておりまして、市といたしましても豊かな自然環境を守り育てていくために、清掃や枝払いなど、日々の維持管理に係ります費用の一部を助成させていただいているところでございます。  その実施内容につきましては、管理者にお任せをしておりますので、計画的、重点的な取り組みをお願いできればと考えております。  しかしながら、今回の鞭崎神社のケースは、管理者による日常管理の範囲の度を超えておりますことから、市において専門家の意見を聞きながら対策を講じているところでございます。  今後とも、地域の皆様とともに自然環境保全地区を次世代に継承していくことができるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  今回は、ほぼサギに特定した話ばっかりをさせてもろてるんですけども、それでも、あえてサギに関する話を続けさせてもらいますけどもね、さっきの高木の話しさせてもらいましたけども、やっぱりなかなか手を出せへん、行政に頼んだら、ようけ金かかる、一部助成してもらうとはいえね、やっぱり大半の部分を自治会のほうで負担してやろうと思うたら、なかなかその辺、地域の方の同意を得られなかったりとかですね、いろんなことがあると思うんですよ。そうこうしてるうちに、どんどんサギが巣くう環境というのは、そのまま進んでですね、毎年そうした、においであったりとか、そうしたことに苦しむということになるわけですよね。  なので、これは要望といいますか、御検討いただきたいことなんですけども、そうした自治会で賄うレベルじゃないようなところの費用についてはですね、そこは都度の検討になるかもしれませんけども、やっぱり市として自然環境、これを守らなあかんなという思いがあるんであれば、そうした枠から踏み越えた、今回のタカを雇って追い払いしてくれたようにですね、良好な環境を維持するためには、そうした処置といいますか、そうした枠も持っておいてもらいたいなというのが思いであります。事が起こってからではなくて、あらかじめそうしたこと、要は今回のことで言ったら、サギが要はすみたくてもすめない状態にすれば、わざわざをタカを呼ぶ必要もないわけで、そういったところの知識についてはですね、前回の質問でも登場させていただいたサギに関する専門家の方も、学識者もいらっしゃるわけですから、そうした方からのアドバイスをいただきながら、今はすみやすい環境にあるわけですから、逆に、すみにくい環境にしようと思うたらどうしたらええかということもアドバイスをいただきながら、その自然環境保全地区の整備をしていただきたいなというふうに思いますんで、よろしくお願いいたします。  では、次の質問に行きます。  サギ類との共存についてということであります。  今まで、さんざんっぱらサギを悪者に仕立てて話をさせてもらってるわけですけども、本来、これサギという鳥は美しいもんであって、当然、愛護すべき生き物ではあります。カラス等の害鳥のように取り扱うのは、そもそも本意ではなく、当然、共存を図りたいという思いは持ち合わせております。  そのためにもですね、ああいった近隣に住宅があるようなとこではなくてですね、ちゃんと自然と人間とが共存できるような、すみ分けできる場所が必要と考えます。  今回、山田の八幡宮の話もさせてもらったように、追い払いをしたところで、結局、市内の別の地域で営巣するという状態が繰り返されれば、これはサギ類と市民とのあつれきが深まるだけじゃなくてですね、そうした終わりのない追いかけっこをし続ける行政に対する不信感であったりとかですね、そうした市内地域間の負の感情を生みかねないのではないかというふうなことも危惧いたします。  実際、山田の方からしたら、「矢橋におった鳥が、こっちへ来よった」という受けとめをされます。逆に、それがまた追い払ってよそへ行ったら、「山田から飛んできたサギ、こっちへ来よった」というようなふうな、ベクトルがそっちに向いちゃうんですよね、感情のベクトルが。そうしたことがあっては、鳥がきっかけで人間同士がね、地域同士がね、ちょっとそういう負の感情を持つというのは決して健全なまちとは言えないと思うんで、本当に。  そうしたことをしないためにも、今度はタカが効果があって、それはそれでよかったんですけども、単に追い払うだけじゃなくて、やはり共存できる、サギ類と人間が共存できる環境づくりについて、抽象的な言い方ですけども、本腰を入れて取り組むべきではないかと考えます。  また、これはあくまでおまけといいますか副産物的な効果が出ればいいかなぐらいの話ですけども、そうしたサギをしかるべき場所に安住させて安心して営巣できる環境をつくればですね、サギ類、そうした鳥を撮影したり、そもそも鳥を愛する人々もいらっしゃる、たくさんいらっしゃるわけで、そうした写真愛好家や野鳥を愛する方々にとっては、むしろそうしたところができると観光資源になり得る機会になるんではないでしょうかというふうなことも一方で考えております。  これらの点について、要は共存できる環境づくりということについてと、そうした、むしろピンチをチャンスにかえるという点での考えについての市の見解をお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  サギ類との共存についてでございますが、もともと、サギはイナゴなどを駆除してくれる五穀豊穣の神として、また温泉を見つけてくれる鳥として全国各地で祭られてきたという話も伺っております。  多種多様な生物が暮らせる環境を人工的につくり出すことは困難でございまして、サギが安心して営巣できるような安住の地につきましても、人間が新たにつくり出すことは簡単ではないと考えております。  また、仮にサギ山を設けるにいたしましても、本市にはサギ山を設けるような適当な場所、いわゆる民家から離れていて農地からもある程度離れているような場所は見当たらないところでございます。  市といたしましては、現存する自然を保全し豊かな自然が次世代に継承されるよう、引き続き、自然体験学習等を通しまして啓発に努めてまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  最後、ようわからん話だったんですけど、人工的に困難なんは承知してますよ。そんなすぐ森が育つみたいなアニメのような世界でもないと思っているんで、それはわかっているんですけども、ほんまに市内にないんかなというところですが、ほんまにないんですかね、探せばあると思うんですけども。今、ここでどことか言い出すと、それはそれであんまりええことはないと思うんで言いませんけども、心当たりはあると思うんですよ。そんなに近隣に人が住んでるわけでもなく、でも森は茂っているというようなところがあると思うんですけども、もう一遍聞きますけど、そうしたところは本当に検討していただいて調査した上で言ってくれてはるんですかね、お伺いします。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  済みません、具体的に場所を当たっているわけではございませんけども、一般的にサギ山を設けるような、コロニーを設けるような場所は草津市内では見当たらないというふうに考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  なくはないと思いますけど、これは言ってもずっと言い合いっこになるだけなんでいいですけども、じゃ逆に言うたら、ないということで言うたら、ずっと追いかけっこを続けるつもりなんでしょうかね、その辺の今後の考え方についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  竹村環境経済部長。 ◎環境経済部長(竹村徹)  このサギの営巣等に伴う人間の住環境のせめぎ合いと申しますか、そういった部分につきましてはですね、これは草津市に限らず全国各市町で起こっておりますので、草津市で追い払いが成功したとしても、例えば近隣の大津、守山、栗東でも起こってくるかもしれませんし、これは永遠に続く人間と鳥類のせめぎ合いかなと解しております。  以上です。 ○議長(中嶋昭雄)  土肥議員。 ◆12番(土肥浩資)  そうですね、今は市内の話をして、町内同士の話をしてますけど、視点をちょっと遠くに見ると、そういう市町同士のという話になるんで同じ話かなという意味では、草津市内だけ、すかっとしたところで、また、よそのまちから飛んでくるとか、自然の生き物ですから、そういうことでは人間がコントロールできるようなもんじゃないというのは御指摘のとおり理解はしますけども、だからといって「しゃあないわ」という状況にしとくのもどうかなと思うので、1回解決して、そこから先、未来永劫、そうした課題が、問題が起きんくなるとは思うてません、そこまで楽観的なことは考えてないんですけども、やはり本来愛すべき自然の生き物によって、そういう距離感の問題で困るという住民の方がいらっしゃる。我々としては、住民の方の安心した生活というものを守らないといけないということを念頭に置いてですね、難しいと言われるようなことについても、諦めることなく地元の方の声をよく聞いていただいて対策を講じていただくなり、地元のほうから上がってきた要望であったりとか、その計画をということについては積極的に対応いただきたいなというふうに思います。  そうしたことで、なかなかこれは根本的な解決というのは難しい話になってしまったんかもしれませんけども、こうした問題がそういった地域にはあるよということをしっかり頭に入れてといてもらった上で、今後、自然と我々人間との共存が図れる、自然に優しいというか自然に謙虚なまち、そして人にやさしいまちを目指して行政のほうは取り組んでもらうようお願い申し上げまして、時間が余りましたけども、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(中嶋昭雄)  これにて、12番、土肥議員の質問を終わります。  次に、24番、西村隆行議員。 ◆24番(西村隆行)  公明党の西村でございます。  いよいよ、本日最後でございます。大変お疲れと思いますが、あと45分間、よろしくお願いしたいと思ってるわけでございます   今回の質問は、より信頼される草津市役所になるには、全職員さんに市民の方々お一人お一人にとって役に立てる人材になっていただくことが重要と思っておりますが、市行政としてどのように考えておられるのかを、いろんな観点からお聞きしたいと思っているわけでございます。  本日も、私以外に6人の方が、いろんな議員が提案し質問をしてまいりましたが、幾らすばらしい政策を立てても、また、すばらしい考えがあったとしても、最終的には職員さんと市民さんが一緒にやっていけるかどうか、お互いに信頼し合って、お互いの立場を大事にしながら、特に行政の場合は、市民の皆様の立場に立ってどう考えていけるのか、そこが現場にいらっしゃる職員さんと、時にはそこの部署の上司との対立があるかもしれませんが、それをまた上司はどう見ていけるのか、そういう観点が大変重要と思っているわけでございますので、そのためにはどういう人材を育てなければならないのか、こういうことをきょうは少し突っ込んでお話をしたいと思っておりますので、まずはよろしくお願いしたいと思います。  先日、各議員に配っていただきました平成29年3月改訂の草津市人材育成基本方針を拝見いたしました。  冒頭に、人材育成基本方針についての趣旨として「人材育成基本方針の目的は、人材育成の効果的な推進を図るため、職員が持つ可能性や能力を最大限発揮することで、組織力を向上させるとともに、職員がやりがいを実感できる職場環境を整備することにあります」とございましたが、今の草津市役所の現状をどのように考えておられるのでしょうか。また、組織力を向上させるとありますが、どのような組織になったら向上したと考えておられるのでしょうか。そして、職員がやりがいを実感できるとは具体的にはどのようなことを想定されているのか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  それでは、答弁を求めます。  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  少し長くなりますが、3点のお尋ねについて御答弁申し上げたいと思います。  まず、今の現状認識についてでございますが、本市では人材育成基本方針に基づきまして、「人事管理」、「職場運営」、「職員研修」の取り組みを柱として、これまでから職員の人材育成に向けたさまざまな取り組みを進めてまいりました。  個々の職員の育成のために、研修等による能力開発を行い、また組織力の向上のために管理監督者のマネジメント力の向上に取り組み、さらには、やりがいを実感できる職場とするために、管理職を中心とした、より風通しのよい環境づくりに向けた取り組みに努めてきたところでございます。  そのような中、職員の新陳代謝が進んだことに伴いまして、入庁5年以下の若手職員が全職員数の約3割を占めるなど、組織が若返っていることを背景に、職場全体で人を育て組織を育てていこうという意識が、より一層高まってきているものと感じているところでございます。  次に、2点目の目指すべき組織についてでございますが、まず、職員一人一人が組織としての目標を理解・共有し、その目的を達成するために個々の役割を自覚し、その役割を果たすために職員みずからが能力向上に取り組むという職員の能力向上が図られていることが必要と考えております。そして、その個々の職員の能力を組織の力に結集していくための組織マネジメントが十分機能していることが重要であると考えております。  このように、個々の職員の職員力、組織としての組織力が両輪として動き、このことにより組織全体の成果に結実させていけることができる組織を目指しているところでございます。  3点目に、やりがいの実感についてでございますが、職員一人一人がみずからの仕事に対して、どのような背景や市民ニーズによって行っているのか、また仕事の効率化や見直しは図れないかなど、自分の仕事について考え、そして取り組むという職員の能動的な仕事の取り組みが何よりも重要でございまして、仕事の中で自己実現が図られ職場や市民の方々から評価されるなど、モチベーションが高まったときに「やりがい」を実感できるものと考えているところでございます。  そのためには、職員一人一人が意見が言え、また誰の意見にも耳を傾け、課題をみんなで解決する、このような職場風土の形成も重要であると考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)
     西村議員。 ◆24番(西村隆行)  現在、掲示板のほうにですね、平成29年度草津市職員採用案内がございます。ポスターも出ておりますしパンフレットもございまして、入手をさせていただきました。  そこのポスターのところにはですね、「草津市は職員を募集いたしております。思いやりにあふれる方、強い責任感を持つ方、チャレンジ精神を持つ方、行動力がある方、そして草津市のことを愛する心を持った方、草津市をもっともっと心地のよいまちにしませんか。それではたくさんの申し込みをお待ちいたしております。」という案内文が載っておりました。  ページを開いていきますと、約8人の方の、若い職員さんの自分がどうして草津市に入っていったのか、また、どういう今現在環境で仕事をされておられるのかということが、今度、チャレンジをされる方向きに書いてあります。  部長の答弁を聞いておりますと、このとおりかなと思うわけではございますが、実態は果たしてそうでしょうか。私は、今回のこの人材育成基本方針を読んでましても、何か、今、部長が本当に教科書どおりの答弁をされたと思っているわけでございますが、何か抜けているんじゃないか、何か欠けているんじゃないか。本当に風通しのいい環境になっているのか、おのおの仕事が違うわけですし、さっきおっしゃった新陳代謝というのが次の質問に絡んでくるんですけども、今、世間も変わっておりますし、市民の方の感覚も変わっています。また、草津市の場合は、ありがたいことに人口が今のところ、ふえ続けております。ということは、多種多様な考え方を持った方が来られているわけです。旧態依然の考え方では、もう通用しなくなってきているんじゃないかと思ってるわけでございますので、果たして今の答弁で本当に職員さんが、今の答弁が本当に正しければ、実際そういう環境であれば、全ての上司の方が、全てのグループ長さんが、全ての部長さんたちが、その思いを持っていらっしゃったら間違いないと思うんですが、果たしてそうなのかなというのを、職員さんを見させていただいてて疑問に思うわけであります。  今、答弁を聞いて、そう思いながら次の質問に入っていきたいんですけど、次に、先ほど部長もおっしゃったんですけど、草津市人材育成基本方針の4ページに、本市の職場環境の変化という説明に、職員の新陳代謝、すなわち職員の早期育成、専門化する行政需要への対応、すなわち雇用形態の多様化、働き方改革・イクボス宣言、すなわち職場環境の向上の3点が説明されています。  特に、職員の新陳代謝のところでは、平成26年度をピークとした大量退職に時代を超え、職員の新陳代謝が進んだことに伴い、入庁5年以下の職員が全職員数の約3割を占めており、職員の早期育成が組織的な喫緊の課題となっていますと言われておりました。ある意味、若い職員さんがふえているということは、これは年齢ではなくて入庁年月ですね。前例踏襲ではなく、人材育成の仕方によっては、新しいこれからの時代に合った職員像が築けるのではないかと思いますが、先ほどの私の答弁との絡みで所見をお願いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  これからの時代に合った職員像、これについてでございますが、職員の新陳代謝が進んだことによりまして、職員の早期育成が課題であると認識いたしておりますが、今後も人材育成基本方針に掲げる目指すべき職員像でございますが、これは信頼される職員、先ほどおっしゃいましたチャレンジする職員、また、市民目線での協働する職員、これにつきましては、時代に左右されない本市の求める普遍的な職員像として目指してまいりたいと考えております。  しかしながら、今、申し上げましたこの職員像は普遍的なものでございますが、その職員像の根底には、市民の皆様の感性や感覚、またニーズや価値観など、本市を取り巻く環境の変化を敏感に捉えまして、そして対応していくことができる時代に合った職員像があるものと考えております。  このようなことから、職場の中において、新たな感性や市民感覚、また民間感覚を持つ若手職員が増加しておりますことは、職場内において新たな発想や価値観が共有されることによりまして、より時代に即した求められる草津市の職員像の構築につながるものと考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  今の部長の話を聞いて、ある質問をしたいと思うんですが、もし部長の下で若い職員さんが部長の考えと違う発想をされた場合、それが従来の草津市の――こういう言葉があるのかは知りませんが――草津市の公務員文化というんですか、皆様の今まで培われてきた、また皆様が先輩たちに教わってきたやり方と違った場合、どう判断されていかれますか、お聞きします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  先ほど申しましたように、目指すべき職員としましては、信頼される職員とかチャレンジする職員、協働する職員というのを目指しておりますが、時代において、今、若手職員が多く入っております。その中で、例えば民間感覚を持っておられる方、また、ITのいろんな技術を持っておられる方さまざまでございまして、そのような根本的なことを大事にしながらも、その職員の思っているようなニーズ、そういうものも考えながら判断して対応はしていきたいと考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  先ほどの職員さん採用の案内の中にもですね、民間で何年か業務をされて社会人経験者として入ってこられている方もいらっしゃいます。それは、ある意味で言うと、ずっと行政におられて、そこで培われた経験とは違う経験をお持ちの方と思うわけですね。それに対して、今、いい方向に指導していきたいという話がありましたけども、自分が経験したことのないことを、その職員さんがこうしていきたいんです、ああしていきたいんです、それにはこうなんでああなんですというときに、その判断はどうされていこうと思われておられますか、また、少しそういう中間管理職らが部長に、今、こういうことで困っているんです、私の感覚と私が皆さんから、部長さんたちから教わってきたことと若い職員とは違うんです、どうしたらいいですかというときに、どういうふうなアドバイスをされますか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  今まで我々としましては、培ってきた経験というのがございます。しかしながら、今、おっしゃいましたように、新たな市民ニーズとか、さまざまに環境は変化してるわけでございまして、それを的確につかんでいくのは、また管理職であり、さまざまな研修、また情報の収集によって市民ニーズをつかんでいく必要があると考えておりまして、若い職員が言うたからノーではなくて、自分の研修によってそういうことも生かしながら指導はしていきたい、このように考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  今の御答弁は、草津市民の方はもちろんのこと、インターネットで世界中に流れているわけでございますので、私は今の部長の答弁が草津市全体皆様の御意見だというふうに理解しておりますので、やはりそこは確かに悩まれると思います。自分の経験値だけではわからないこともあるし、いろんなことを相談をしなければならないこともあるかもしれませんが、そういう若い力、また違う力をですね、ぜひ封じ込めないようにですね、それは間違っていたら、お互いに修正したらいいわけですし、それが正しいのに今まで自分が経験値がないから抑え込むということのないようにですね、そういう御答弁をいただきましたので、ぜひこれからですね、特に草津は本当に滋賀県を引っ張っていく中心都市として、いろんな新しいことに挑戦をされているわけでございます。  教育委員会でペッパーを使ってですね、すごい教育をされているわけでございますし、いろんな新しい施設を持っているわけでございます。未来研究所、これもまだ、いまだに各地から視察が来られるということが続いとるわけですから、そうなってくると、やっぱり斬新なことをやっていく私は使命があるしリーダーをとっていかんならんと思っておりますので、そのためには本当にやわらかい感覚で、いろんなことを吸収していく、いろんなことを聞いていく、それが今までの経験値だけで判断するんじゃないということをですね、今、そういう答弁をいただきましたので、ぜひその実践をお願いしたいと思っているわけでございますが、より一層それを発揮するために次の質問に入っていきたいんですが、次に草津市人材育成基本方針の14ページに、人材育成の推進体制として次のように説明されています。  それは、人材育成にとって、みずから意欲を持って主体的に学び、学んだことを仕事に生かして実践することが大変重要であって、同時にみずからの能力開発を仕事への意欲と質の向上につなげるために、それぞれの職場環境や全庁的な組織風土が与える影響は極めて大きいものがあるとのことで、職員さんの自己成長もさることながら、職場環境の整備や組織風土の醸成を図り、職員さんと組織との間に発展的な相乗関係を生み出すことが人材育成には大きな効果を上げるとされています。  そして、そのためには、人事管理、職場運営、職員研修――これは能力開発ですが――の分野を職場や組織を支える三つの柱として取り組みを推進しますとありますが、果たしてそれだけでいいのかと懸念を抱いてしまうわけです。  確かに、この3点につきましていろいろと、例えば、制度研究にとどまっていると説明されておりますが、複線型人事制度の取り組み等をされておられることが、草津市人材育成基本方針を読んでおりますと感じられますが、これからの草津市役所にとって、より必要なのは、あらゆる角度からの情報共有ではないでしょうか。  先日も、あることで市民の方から大変信頼され感謝されていた何人かの職員さんがおられました。私にも、「大変お世話になったので、ぜひお礼をお伝えください」と、市民の方々から伝言されました。  また、時には厳しき御指摘を受けることもあるでしょう。また、個人的なことなので具体的な発表ができないことも多々あると思いますが、職員さん同士や他の部署同士の切磋琢磨になり、それぞれの相乗効果が期待できますし、日ごろ申し上げております総合力を発揮していくにも効果があると思いますが、御所見を伺います。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  総合力の発揮についてでございますが、職員一人一人が市民目線で物を考え、課題を発見し、前例に捉われることなく、さまざまな職員が連携・協働し、持てる力を結集して、組織として課題を乗り越えることが総合力であると考えております。  また、御指摘のとおり、総合力の向上のためには情報共有も大変重要であることを認識しており、平成29年度――本年度でございますが――本年度におきましては、個別取り組み事項といたしまして、役職別の意見交換会の実施も予定をいたしております。  そして、これはお互いの仕事に関する情報、これはもちろんのこと、人材育成やマネジメントにおける思い、また多岐にわたる情報を共有することで職員間の連携を深めるとともに、組織としての総合力の向上を目指した取り組みを推進してまいりたい、このように考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  大変すばらしい御提案をいただきました。ぜひですね、俗に言う傷のなめ合いだけにはならないようにですね、組織体系、どういう組織にされるのか、やはりそこに建設的な意見が出てくるようにですね、ぜひそういう取り組みをお願いしたいと思っているわけでございます。  私も民間の会社にいるころに、私は販売業にしたわけでございますけども、毎週日曜日に全店朝礼がございまして、1週間の間に物すごくいい販売をしたことを報告するわけですね。そのうち何件かをですね、社員の前で、こういう売り場の、この社員はこういう売り方をして、こういう成績を上げたということを発表し合っている制度がございました。私は、家へ帰りますと、それが入っていた簡単なケースカードまだ、いまだあるんですけども、それは大事やと思うわけですね。  今、おっしゃっていただいたように、お互いにどういうことがあった、あんなことがあった、こう対応した、このときはこうしたよ、非常に大事だと思うわけでございます。それがどれだけの頻度でされるかどうかわかりませんが、ぜひその提案、非常にいいと思いますので、実行していただいてですね、お互いに成長し合っていくということですね。  本当に新しい感覚が入ってくると、誰がどう判断してわからないことがいっぱい出てくると思うんです。それによっては、何か抑えつけるようなこともありますので、それをなくされるように、ぜひいいものにしていただきたいし、特にまた御報告をいただきたいなと。また、個別的にも聞きに行きますので、ぜひ成功されますように。非常に、今回質問をさせていただいた意義が今の答弁やったと思っておりますので、期待いたしますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。  では、次の質問に入りたいと思うんですが、今までの質問で草津市の総合力を発揮していくということで、職員さんお一人お一人の人材育成が重要と議論してまいりましたが、職員さんが成長されているかどうかの一つの目安となるのが、市民の皆様の御意見、厳しき御指摘と思っているわけでございます。  そこで、私が提案申し上げまして平成23年まで7年間継続して実施いただいた窓口サービス向上市民アンケートが、3年ごとに実施されるようになって2回目の実施が本年になっております。  そこで、平成26年の集計結果を踏まえて何点かお聞きしたいと思います。  まず、最初に平成26年は8月1日から31日までの期間で、実施場所は市庁舎の5カ所の玄関、さわやか保健センターの2カ所、各隣保館、人権センター、各市民センター、市民交流プラザ、図書館の本館と南館の28カ所でございました。今回は、いつからいつまでで、実施場所はどのようなところを考えておられますか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  実施期間と設置場所、これについてでございますが、窓口アンケートにつきましては、3年に1度、恒常的に市民の皆さんの御意見を把握し、その中でいただく課題を検証し、接遇技術や意識を見直す契機とするとともに、自分自身や職場への意見として真摯に受けとめ、改善していくというCS向上に向けた取り組みを組織マネジメントとして捉え、人材育成の一つとして実施してきたところでございます。  今年度につきましては、地域まちづくりセンターや隣保館及び市民交流プラザが指定管理になりましたことから、実施箇所が前回と比べまして15カ所減ることになりますので、実施期間を8月1日から9月の末の2カ月間と長くすることや、また実施場所につきましては、前回実施時の市役所の庁舎各玄関5カ所に加えまして、2階から7階のエレベーターホールと市民課の前のロビースペースに新たに設置しまして、市役所では12カ所、さわやか保健センターにおいては2カ所、そして庁外の橋岡会館、新田会館、人権センター、常盤まちづくりセンター、図書館、南草津図書館の8施設、計20カ所で実施すべく検討を進めているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  ありがとうございます。20カ所、非常に頑張っていただくつもりでまた期間も2カ月間ということで、私は従来から、本来はこれを半年とか1年間すべきと思っているわけでございますが、諸般の事情があって、今回は全会の倍の2カ月間ということで、次の次の質問にも絡んでくるかと思いますが、ぜひですね、しっかり告知をお願いしたいと思っているわけでございます。  やはり広報へ載せるとかですね、確かにそこに来て、市役所に来られて目の前にあって書くことがあるかと思いますが、やはり告知をしていただいてですね、早い目に告知をしていただいて、市民の方も期待して書けるようにですね、ぜひ今度告知のほうをよろしくお願いいたします。  次なんですが、アンケートの内容に関しましてなんですが、前回と同じく、1.職員のあいさつ、2.職員の応対、3.説明の仕方、4.身だしなみ、5.待ち時間、6.整理整頓の6項目を、満足(5)、やや満足(4)、普通(3)、やや不満(2)、不満(1)の5段階で評点していただくのでしょうか、それと、自由意見も御記入いただけるのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  アンケート内容についてでございますが、組織マネジメントとして人材育成につなげてまいりたいと考えておりますことから、前回との項目の比較が行えるようにするとともに、市民の皆様に気軽に御記入いただけるよう考慮いたしまして、これまでと同様に、職員のあいさつ、職員の応対、そして説明の仕方、さらには身だしなみや待ち時間、そして整理整頓の6項目について5段階の評価をいただきたいと考えております。  また、市民の皆様から忌憚のない御意見を本市の行政に反映するために、自由意見の記入欄もこれまで同様に設けてまいりたい、このように考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  ありがとうございます。前回と同じということで、特にこの自由意見、本当にこれ大事なんですね。本当に真摯な意見を書いていただけますし、皆さん真剣に書いて、時には本当に厳しい御指摘も以前はありましたけども、この自由意見が私は一番大事やと思っておりますので、ぜひ内容を確認いたしましたので、それで実施をお願いしたいと思っております。  では、そのアンケートでいよいよ実施していただくんですが、それぞれの事業には目標がありますが、前回のアンケートの集計結果は254件で、市庁舎外が215件と、全体の84.6%を占めておりました。今回は各まちづくりセンター等が対象になっておりませんが、回収目標は――2カ月されますが――どれぐらいを考えておられるのでしょうか、お聞きします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  窓口アンケートの回収目標についてでございますが、従前の結果を考慮いたしますと、庁内及びさわやか保健センターにおいて、約70件程度を見込んでいるところでございます。また、各地域まちづくりセンター及び市民交流プラザを除く庁外施設につきましては、これまでの実績から約40件程度を見込んでおります。  しかしながら、今年度は実施期間を1カ月から2カ月に延ばすことや、前回5カ所で実施しておりました本庁の実施箇所を新たに7カ所にふやすとともに、各窓口のカウンターにも案内板を設置するなど、回収率の向上に向けた工夫をしながら取り組んでまいりたいと考えておりまして、約200件程度を目指してまいりたい、このように考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  積極的な目標設定、ありがとうございます。何か首をかしげていらっしゃいますが。そこで、今、この積極的な回収目標を聞きまして、ある案が浮かんだんですけど、これ確かに現場で書いていただくわけなんですけど、お忙しい方もいらっしゃるので、できればアンケートをホームページとか――郵送の場合は郵送料がかかってしまうんで厳しいんですけど――その点、ホームページ等でも、この期間募集できないでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  貴重な御意見、ありがとうございます。  ちょっとホームページにつきましては、少し研究をしてまいりたいな、このように考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  ぜひ200件の回収目標ですのでね、ホームページも大事じゃないかなという、そのときには書けなかったけど、帰ってから思いついて書く、大事やと思いますので、郵送はちょっとお金がかかりますので、ホームページは製作にかかりますけど、郵送ほどかからないと思うんで、ぜひ御検討いただいてですね、実施されたいと思っているわけでございます。非常に前向きで、ありがとうございます。  では、一番最後に、前向きでやっていただくんですが、一つの課題が、懸念があるんで、それをお聞きしたいと思いますが、平成26年度の集計結果に次のように評価されています。それは、庁舎内と庁舎外の投函された結果を比較しますと、いずれの項目も、これまでの結果と同様に、庁舎外の方の満足度が高くなっています。このことは、前回の結果同様――23年ですかね――主に市民センター等の施設が、市民の皆様と顔の見える親しみのある関係づくりに努め、地域の拠点として機能していることが高い満足度につながっているものと考えられます。今後、アンケート結果を踏まえまして、市民の皆様に、より満足いただけるよう、接遇能力の向上を初め、丁寧かつ好感の持てる対応など、市民満足度向上への取り組みに引き続き努めてまいりますという評価でございましたが、今年度からは、市民センターはまちづくりセンターとしての指定管理が始まっておりますし、先ほどありますように、いくつかが指定管理に入っておりますので、ある意味、非常に厳しい結果が出そうな懸念を抱いておるんですが、御所見をお伺いいたします。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)
     各地域まちづくりセンターがアンケート対象から外れることによりまして、御指摘のとおり、回収率や評価が低下することが予想されますが、市民課前のスペースや各階エレベーターの近辺に新たな設置場所を設けるとともに、職員による積極的な呼びかけや実施期間を延長することで、回収率の向上に取り組んでまいりたいと考えております。  また、アンケートの結果につきましても、厳しい評価となることも予想されますが、アンケートや外部業者に委託する窓口調査の結果を真摯に受けとめまして、貴重な御意見を職員一人一人が自分自身や自分の職場への意見と捉えまして、各職場においても点検を行い、CS推進員を中心に、改善が必要なもの、改善可能なものについては速やかに対応をするとともに、人材育成に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  以前、私はこのOJT――接遇訓練のときの話をしたときに、私、前の会社のときは新入社員さんが入ってくるその年の年末ぐらいからですね、既存の社員の接遇訓練をもう一遍開始して、それで新入社員の方に見本となるような社員になっていこうというね、キャンペーンをしたということをお話ししたことを覚えているわけでございますが、今回、2カ月、長期間にわたってアンケートをとられるわけですが、今、回収をしっかりやっていきたい、また、その意見を真摯にお聞きしたいという答弁をいただきましたけども、何か8月までに、このアンケートをする前に職員さんの方にですね、その心づもり、こういう言い方はちょっとよくないかもしれませんが、たとえ2カ月間だけでもしっかりね、より一層接遇をしていこうとか、そういうふうな何かお考えはないでしょうか。 ○議長(中嶋昭雄)  吉本総合政策部長。 ◎総合政策部長(吉本勝明)  毎年、CS研修というのをCS推進員を中心に研修をしておりまして、その職員が帰って、今度、職場で職場研修をする。このようなことをやりながらアンケートに臨んでいるわけでございまして、今年度も少しそのようなことをしてまいりたい、そして少しでもCSが向上するように取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ○議長(中嶋昭雄)  西村議員。 ◆24番(西村隆行)  今、お話を聞きますと、CS推進員さんの方が、この2カ月間ですね、アンケートをとるということを認識されて、各職場で、各部署でそのことを強調されるということをお聞きしました。確かに、そのときだけではいけないわけではありますが、やはりそこの経験値、やっぱりCSを意識することによって、より一層、今までよりも丁寧に対応していただく、また本当に市民の方と同じ立場に立って、どうしても――上から目線とは言いませんが――何か公平公正のもとにですね、ルールを――当たり前なんですけども――このルールではどうにもならない、だったら違うルールはないのかとかですね、また、この方はどういうことで本当に困っていらっしゃるのかじっくり聞いていこう、そして、どういうことがあるのか、自分の部署でだめだったら違う部署にも声をかけようという、その連係プレーもできる総合力ですね、いうのをこの2カ月、徹底してやるとですね、恐らくやっぱり経験値としてなってくる。  アンケートがなくても同じように、市民の方は何か8月の1日から、あの草津市の職員さん、より何か丁寧になったな、優しくなったな、よりわかりやすくなったと言われるぐらいに大きな変化をしたいと思いますし、3年に1回でございますので、これが3年間もつかどうかという疑問もあるわけですけども、そういうような変化をしたいと思いますので、ぜひですね、そういうことをやっていただいて、アンケートをするからではないわけで、日ごろもしていかなあかんわけですから、結果が出ますので、その結果をして、いい点数やったな――前も私一遍、アンケートの結果の競争をされたらどうですかと言うたら、時の部長からはですね、そんなものは競うものではないというふうに言われてできなかったんですけど――やはり競ってもいいと思うんですね。今回のアンケートではどれぐらいの点数をとっていこうというのを、発表する発表しないは別にして、そういう目標値もいいんじゃないかなと思いますので、これはあくまでも最終的には主役は市民の方ですから、市民の方が本当に市役所を信頼できるのか、草津市を信頼できるのか、自分が税金を払って、それが有効に使われている、自分に返ってきてるという安心感を持てるかどうかというのが大事だと思いますので、ぜひですね、向上していただきますようにお願い申し上げまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(中嶋昭雄)  これにて、24番、西村議員の質問を終わります。  本日の議事日程は、これにてとどめます。  明15日は、午前10時から本会議を再開し、本日に引き続き、質疑および一般質問を行います。  本日は、これにて散会いたします。  御苦労さまでした。     散会 午後 4時13分    ───────────── 草津市議会会議規則第88条の規定により、下記に署名する。           平成29年6月14日 草津市議会議長      中 嶋 昭 雄 署名議員         土 肥 浩 資 署名議員         西 垣 和 美...