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平成27年 2月17日産業建設常任委員会-02月17日-01号

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  1. 草津市議会 2015-02-17
    平成27年 2月17日産業建設常任委員会-02月17日-01号


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    平成27年 2月17日産業建設常任委員会-02月17日-01号平成27年 2月17日産業建設常任委員会                産業建設常任委員会会議録 〇日時     平成27年2月17日(火)  午前10時00分 〇場所     第2委員会室出席委員   委 員 長  伊吹 達郎     副委員長  瀬川 裕海         委  員  中嶋 昭雄     委  員  篠原 朋子         委  員  西村 隆行     委  員  杉江  昇         委  員  清水 正樹     委  員  奥村 恭弘         議  長  棚橋 幸男 〇欠席委員   なし 〇傍聴議員   西垣 和美   宇野 房子   大脇 正美 〇出席説明員  都市計画部長          澤田 圭弘         都市計画部理事(景観・交通政策担当)                         川崎周太郎
            都市計画部副部長(総括)    山本 憲一         都市計画部副部長(都市計画担当)伊藤 誠哉         都市計画部都市再生室長     青木  敏         交通政策課長          松尾 俊彦         交通政策課副参事        林  裕史 〇事務局職員  局長   中野 和彦    次長   寺井 儀政         主査   力石 知行 〇付議案件 1.所管事務調査   草津市における連節バス導入について                 開会 午前10時00分 ○伊吹達郎 委員長  皆さん、おはようございます。ただいまから産業建設常任委員会を開催いたします。  委員の皆様には、お忙しいところ、御出席いただきまして、まことにありがとうございます。冒頭でございますけれども、私ごとでございますけれども、委員会並び視察におきましては、私事で欠席させていただきまして、まことに申しわけございませんでした。今後は、委員長としての職をしっかりと全うさせていただきたいと思います。また、御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。  それでは、早速でございますけれども、本日の資料につきまして、事前に配付させていただいておりますけれども、お持ちいただいておりますでしょうか。よろしいでしょうか。ありがとうございます。  それでは、開会に当たりまして、執行部より一言御挨拶をいただきます。 ◎川崎 都市計画部理事  本日は、産業建設常任委員会所管事務調査を開催いただきまして、まことにありがとうございます。  本日、御協議いただきますのは、草津市における連節バス導入についてでございます。後ほど、担当より説明させていただきますので、御討議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○伊吹達郎 委員長  ありがとうございます。  当初、お示しいたしましたスケジュールどおり、本日は所管事務調査項目における新交通システムについて、これまでの調査の集約を諮ってまいりたいと思います。  それでは、本日は、これまでの調査研究や2月5日に実施いたしました厚木市での先進視察等を踏まえつつ、調査研究及びその集約をよろしくお願いいたします。  最初に、本日の資料について、執行部より御説明お願いいたします。 ◎松尾 交通政策課長  それでは、連節バス導入について説明させていただきます。本日の資料は、この横向きの本編とこちら縦向きのほうの資料編の2つに分かれております。この本編説明の中で資料編を見ていただくことになりますので、並行してごらんいただきますよう、お願いいたします。  それでは、本編資料の表紙をめくっていただき、1ページをごらんいただきたいと思います。1ページは、連節バス導入に至る上位計画であります、滋賀交通ビジョンであります。滋賀交通ビジョンは、2030年ごろを目標とした滋賀の目指すべき交通の姿を描いたもので、平成25年度に制定されたものであります。この滋賀交通ビジョン地域ごと施策が掲載されています。この資料の1ページの右側の表がその地域別施策で、草津市などの南部地域施策が記載されておりまして、その中に、赤の点線で囲んでいるところですが、部分拡大で大きくもしておりますが、その中に、都市中核施設間を結ぶ路線バスの活用やLRT、BRT等都市型の新たな交通システムの検討と記載されております。これは、交通需要が非常に多い南草津駅、瀬田駅の輸送力不足の解消、また、その間に位置します立命館大学、龍谷大学、滋賀医科大学及びその附属病院県立近代美術館や図書館、東大津高校などがある、びわこ文化公園都市へのアクセス目的に新交通システム導入が提案されたものでございます。この滋賀交通ビジョンに関連して、昨年度、市では都市交通マスタープラン総合交通戦略を策定いたしました。  2ページをごらんいただきたいと思います。都市交通マスタープラン施策の一覧を掲載しております。黄色で塗ってあるのが、既に実施中の事業でございまして、例えば、行政枠を超えたコミュニティバスの一体化、これはいわゆる、草津・栗東くるっとバスのことですとか、自転車条例に基づく自転車安全・安心利用指導委員の配置などを挙げております。黄色で塗ってないのが、これから事業展開していく施策になるのですが、その中に、新交通システム導入としてBRT、連節バスPTPS等導入検討があります。赤で囲んでいるところでございます。滋賀交通ビジョンにも記載してある新交通システム導入後、草津都市交通マスタープラン施策として挙げており、今回、連節バス導入することが滋賀交通ビジョンに記載してある都市中核施設公共交通アクセス向上のための第一歩になると考えております。  次に、3ページをごらんください。3ページにおきましては、連節バス導入目的効果でございます。  まず1つ目に、積み残し人数の減少による南草津駅前広場バス待ち行列混雑解消を図り、駅前広場の安全を確保することでございます。連節バス導入することで、大型輸送が可能となり、シミュレーション結果でも示させていただきましたように、積み残し人数が減少する効果があります。  続いて、2つ目は、立命館大学活性化を図ることであります。南草津駅から立命館大学までの輸送力連節バスにより向上し、交通利便性向上アピール効果がありますので、学部がこれ以上市外への流出を防ぎ、さらには、新たな学部・学科の創設などの展開が期待できます。  3つ目に、市全体の公共交通利便性の向上が図れます。連節バス導入により、立命館大学系統路線バス台数が減少しますので、このバスを他路線に回すことにより他路線バス運行の充実が期待できます。  四つ目でございます。県の交通政策草津都市交通マスタープランの推進につながります。これは、先ほども説明いたしましたが、滋賀交通ビジョンに掲げてあります南部地域公共交通アクセスの向上につながる施策及び草津都市交通マスタープラン施策展開する第一歩となるのが、今回の連節バス導入であり、今後の施策展開起爆剤となります。  以上が連節バス導入目的効果でありますが、一番最後に米印で記載しております、連節バス導入時の周辺道路への影響でございますが、これはシミュレーションの結果から、各交差点滞留長が少なからず減少するということから、導入後、現状の交通渋滞が、より悪化することはないと考えております。  続きまして、4ページをごらんください。連節バス導入効果をもたらすための必要な関連施策でございます。  まず、連節バス導入とあわせて実施する必要がある施策であります。  1つ目に、道路幅員構成信号表示右折レーン長の見直し、交差点改良であります。これらは、連節バスの走行を安全にし、他の交通に対して影響を少なくすることができます。具体的に申しますと、あわせて、先ほど申しました資料編の1ページ、2ページをごらんいただきたいと思います。  まず1ページ目が現段階での本格ルート案でございます。南草津駅から国道1号に出て、南田山交差点を曲がり、県道を直進し立命館大学まで行くルートであります。このルートにおいて、各交差点整備内容が2ページに記載しております。№3、№、№、№7、国道1号京滋バイパス山手幹線との交差点であります。こちらの交差点では、今回の導入ルート従道路となり、横断する道路が主道路にとなりますので、連節バス通過時に青信号を長くする信号機の延長を検討しております。この他の№1、№、№6では、PTPS導入を検討していきたいと考えております。  本編の4ページに戻っていただきまして、2つ目施策でございます。駅前ロータリーに流入する自家用車(キス&ライド車両)の規制・誘導であります。こちらにつきましても、資料編の3ページを一緒に見ていただきたいと思います。本編の4ページの写真にも載せているのですが、特に雨の日、自家用車駅前ターミナルが非常に混雑しております。連節バス導入に伴い、ラッシュ時では東口広場内には自家用車の乗り入れを禁止するなどの規制について検討してまいりたいと思っております。ただし、これらのこの規制には、いろいろと調整が必要で、かなり時間も要すると考えられることから、早期での対策としましては、バス停車帯をカラー表示し、現在のバスがとまる場所よりもまたさらに拡大するなど、連節バスがスムーズに発車・停車できるようにする施策を実施したいと考えております。  また、本編の4ページに戻っていただきたいのですが、次には、連節バス導入とあわせて実施すると乗り継ぎバス利用利便性を向上させ、自家用車から公共交通への利用転換を図るための検討施策説明いたします。  まず1つ目は、バスロケーションシステム導入支援であります。これは、今、自分が待っているバスが今どこにいるのかというのがスマホだとかバス停でわかるシステムでございます。  次に、自転車駐輪場の整備(サイクル&バスライドの促進)であります。これについては、現在、家からバス停までが遠いので家から直接駅まで車で行っている方をバス停駐輪場を整備して、自宅から自転車バス停まで行っていただき、そこからバスに乗り、駅に向かうというシステムでございます。  次に、共通ICカード導入促進であります。この本編4ページの右側に交通系ICカード相互利用サービスという図を載せておりますが、同じカードで、例えば、ICOCAカードバスもJRも乗れるとなりますと、乗り継ぎ利便性が向上します。  その次に、モビリティ・マネジメントの実施ですが、これについては、既に実施をしておりますが、連節バス導入を機に、さらなる公共交通への利用転換を促していく所存でございます。  これらの施策を総合的に実施することで、草津都市交通マスタープラン基本理念である、本編の4ページの下に書いておりますが、誰もがいつでも安心して移動できる持続可能な交通まちづくりの実現を目指すことができます。このような目標を実現する第一歩として、連節バス導入を位置づけております。  本編の5ページをごらんください。こちらは、連節バス導入事業等の工程でございます。  まずは、連節バス本体ですが、4月に平日運行時のロータリーなどの改良点の確認を目的に試走を行います。試走計画につきましては、資料編の4ページの下段、5ページに記載しておりますので、また、そちらも見ていただきたいと思います。当初予算でお願いしております、4月のバス利用者が最も多くなる時期で、平日に試走を行うことで、道路安全運行に向けた改良点を確認し、6月議会連節バス導入事業費補助補正予算をお願いしたいと考えております。この後に、バス事業者連節バスを発注し、平成28年3月にバスが納入され、4月から本格運行していただきたいと考えております。道路改良などにつきましては、市が事業主体となり、各関係者との協議を経て、来年度中に工事を行いたいと考えております。表の下にも書いておりますが、運輸局道路管理者、警察、立命館大学交通事業者、県、市で構成される連節バス導入準備連絡会において各関係者協力体制は整っており、期待も大きいことから早期に車両発注等を行い、平成28年度の導入を目指したいと考えております。  また、事業費負担割合なんですけれども、資料編の4ページの上段に記載させていただいていますが、全体で3億円、そのうち約2分の1が国からの補助金で、市費については、バス購入費の4分の1及び道路改良費となっています。事業者である近江鉄道は、バス購入費の4分の1、車両基地整備の2分の1を負担するとともに、導入後の運行経費バス維持管理費についても当然のことながら、バス事業者である近江鉄道の負担となります。  本編の6ページをごらんいただきたいと思います。連節バス導入後の展開(案)でございます。  まず、停留所についてですが、資料編の1ページにバス停留所設置案を記載しております。朝は、立命館大学まで直行便にしますが、駅まで戻る便は、各バス停への停車、昼間や夕方は、全ての便を各停にする案で、今後、地元も含めて調整を進めてまいります。  次に、新たな運行経路の検討であります。新規路線展開といたしまして、若草方面などの住宅地への運行、また、大量輸送ができる連節バスを活用した観光、イベント面での活用で、烏丸半島方面への運行展開したいと考えております。いろんな分野で連節バスを活用し、より多くの方々に利用していただき、公共交通への乗りかえを推進する滋賀交通ビジョン草津都市交通マスタープランが目指すところへの、この連節バス導入第一歩きっかけづくりになるよう、努めてまいる所存であります。  以上、連節バス導入についての説明でございます。終わります。 ○伊吹達郎 委員長  ありがとうございました。ただいまの説明を踏まえ、連節バス等導入に関する委員間討議を進めてまいります。  なお、質疑につきましては、民間討議の中で逐時お願いしたいと思います。  それでは、委員皆さん、よろしくお願い申し上げます。 ◆清水正樹 委員  連節バス導入についての視野がすごく広がった形で説明をしていただいて、課長のほうから。これは、まさに、そのような説明をしていただくと、前回までは、とりあえず、連節バス導入一点張りで、導入したらこれだけ列が短縮になって、一気に運べるという中で、南草津駅周辺の環境そのものも全然考慮せずに、ただ、導入ありきの一点張り説明に終始されて、今、本当に広く将来にわたる南草津駅周辺じゃなくて、瀬田に及ぶまで湖南広域のそういった新たな交通システムという形の観点から説明をしていただいたことについて、大変僕は将来の展望について明るい、こういうふうにして、さらに立命館の、そしてまた、近隣の企業さんたちの輸送についても、それなりの構想を持った中での連節バス導入については、これは、僕は、ある意味、反対する理由も、このことによって解消されるんじゃないかと僕は思っています。前回の産建委員会皆様方の意見から大きく転換するんじゃないかなという思いをしております。大変、松尾課長さんの説明を聞いて、そういう意味では、新たな展開説明をしていただいたことについては、僕は、一定の評価をします。そういう意味では、既に6月補正というふうに予定に入っていますけれども、その辺のところを踏まえて、僕は、そのことについては、何ら異議を申し立てることもないなという感じはしております。 ◆西村隆行 委員  今、清水委員がおっしゃっていただいたのは、そのとおりだと思います。私はでも、これは一つの、今、議会基本条例をつくらせていただいて、この1月1日から施行させていただいた、まず一つの大きな成果になるのではないかなという気がしております。何故なら、今、清水さんがおっしゃっていただいたように、大変生意気な物言いで申しわけございませんが、説明の仕方を議会と一緒にかえたのかもしれませんが、議会もいろんなことをぶつけた、行政の方側からも当初の目的、本来は、今も清水さんがおっしゃったように、最初からこういうふうな説明がどんと来ていたら、今までのああいう議論は多分してなかったという、前向きな議論になったという結論なんです。ということは、これ、物すごく教訓になったと思うんです。行政側も、こういう言い方申しわけございません、おしかり覚悟で言いますけど、わかってもらえるだろうという説明をしはった。それに対して議会としては、そんなことないでという反論をかけた、視察に行った、この視察も今までの視察が全部ではなく、特に今回の視察はこの委員会の議論に密接した、一番身近な視察だったと、10何年間行っていますけども、大きく影響があった視察でなかったかと思うわけであります。こういうのをやっぱり、二元代表制議会行政の持ち方ではないかという気がしているんです。別に、反論するだけが議会でもないし、どうしたら前に進めるかということを考えていったときに、やっぱり、説明の仕方も、この産建だけではなくて、ほかの各常任委員会とか各部局にもその説明の仕方ならこういうことがあるんだということが、非常に教訓になったのではないかなと。僕は、この産建だけでおさめるのではなくて、全理事者の方にもこういうことは教訓としていただきたいと思うわけであります。  連節バスにつきましても、伊吹委員長が一昨日、視察、この前行けなかったので、岐阜県のほうに行って来られたという情報を聞いておりますので、ちょっと、岐阜の、厚木市はみんな知っているので、岐阜がどんな感じなのか、報告をいただけますか。 ○伊吹達郎 委員長  きのう、岐阜市のほうへ行ってまいりまして、岐阜市のほうは首都圏以外で初めて連節バス導入した市でもあります。平成22年度に、まず、2台を導入されました。これは、やはり、岐阜大学あるいは岐阜大学の隣に附属病院があるんですけれども、そこへ行く乗降者が本当に多くて、岐阜駅も本当にたくさん乗降者があふれていたという状況もありまして、そういった国のいろいろな施策を利用しながら、まず、22年に2台を導入されました。当初、直行直帰という形で運行されておられまして、本当に住民の方も、私らも乗せてくれという、評判がよくて、土日も平成24年からか、市内一周をする、土日があいているということで、連節バス導入して利用していると。この26年にあたりまして、住民からの要望があったとおり、あと2台を追加されて、新しい路線を追加されました。住民の皆さんも本当に連節バスについては、シンボリックに見ておられまして、いろんな方が岐阜市でそのバスに乗るために岐阜市へ訪れるという観光、あるいはそういったスポーツとかにもそういういろんな使い方もされておられるようですし、今後、草津も、もし導入することがあれば、いろんな汎用性も含めて、いろんな勉強も必要かと。特に、最初に運転手の方のお話も聞かさせていただいたんですけれども、従来のバスよりも運転がしやすいよというところです。それは、バスの中にいろんなモニターがついていまして、いろんな角度で見られるというところもありますし、走行性がすごい安定しているというところでした。乗客の皆さんからもいろいろインタビューさせていただいて、学生あるいは病院へ行かれるおじいちゃん、おばあちゃんにお聞きさせてもらったんですけれども、乗り心地がまずよいというところと、乗りやすい、低床性ですので床が低いんでありますので乗りやすいというところで、なるべく連節バスの時間にあわせて乗るようにしているという答えも出てまいりました。岐阜市におきましては、非常に評判のよいところです。あと、道路事情につきましては、草津市と違いまして、もともと市電が走っていたというところもあるんですけれども、そうやって公共交通を乗る習慣もあったんでしょうけれども、4車線道路が多くなっているところもありますけれども、少し市から外れるというか遠くへ行くと、2車線道路をわざわざ3車線道路にしてバスレーンを設けているところもありまして、それは時間帯だけ、7時半から8時かな、としているところもありましたし、その1レーンバス停に使っているというところでした。それと、後、すばらしいなと思ったのは、こういう連節バスも含めて、路線バス、そしていわゆる草津でいうまめバスコミュニティバスと連携したシステムが確立されています。まめバスコミュニティバスにつきましては、その町内というか地域だけ回って、ジョイントするバス停へ来るというだけの、基本的に100円で回っておりました。そこへ路線バス、あるいは、そこへ連節バスが行くというところPTPS信号制御も使いながらされていました。それと、バスロケーションシステムを使って、いつバスが来るのかというところもわかるようなバス停になって、そういうハイグレードバス停というところ導入されていました。それもやっぱり、一気に導入するのではなしに、徐々に住民の声も聴きながら、どんどん進めて行かれて、ようやく形がついて今年度に1路線ふやして2台ふやしたという形でした。岐阜としては評判もよくて、そういうおもちゃも売れているという感じで、評判はよかったです。清流ライナーというもので、室内の天井には鮎が泳いでいる、ラッピングがされていました。  以上です。 ◆西村隆行 委員  岐阜市のそういう状況を聞かせていただいて、私は、最終6月にまたこれ、議決ということになって来るとは思うんですけれども、私は、やっぱり、今、これまでの説明と大きく、清水さんが言ったように大きく展開をしていただきまして。だからこそ余計に、行政と私たちの責任は大きく広がっていくと思うんです。導入までに約1年かかりますよね。その間にどれだけのいろんな手を打って行くのか。これはあくまでも、ゴールでは絶対ないと思いますので、私たち、この前か、これからがゴールという感じの議論をしていたので、ああいうふうなことを申し上げておったのですが、あくまでもこれはスタート。やっぱり、20年、30年先の草津市の公共交通のあり方、今、岐阜市のあった、そういうまめバスの考え方も入れながら、市民の方に税金を5,100万円使わせていただいて、あれが走ってよかったなと、実際に、例えば、北のほうは走らないわけです、早い話、今のところ。私らの地元とかは走らないわけでしょう。だけども、市民の方にこれが自慢だと、おもしろいというぐらい、これは先の話ですけど、仮にバスの色を公募するとか、名前も公募するとか、場合によっては、これ、夢物語ですけど、1日無料デーをつくって、市民の方に開放するとかぐらいのいろんなことを考えながら、その中で公共交通をどう持っていくのか、まめバスをどうこれにくっつけていくのか。このPTPS、このシステムが拡充されれば、それは全市内にできるはずなので、やっぱり、これは県のほうも、滋賀交通ということで、県のほうも相当力を入れているということは、それに応えられるのは草津だという、草津が先を走って行くんだというのも大いに必要なのではないかという思いを持っておりますので、やっぱりこれはスタートラインだということで、より一層これからまた議会としても、ある意味では厳しく真剣に見ていかないといけないかなという思いを持っております。 ◆奥村恭弘 委員  私も意見を言わせてもらいたいのですけれども、この間の厚木の研修に寄せてもらって、本当に状況もよくわかりましたし、きょう、改めて説明をいただいて、流れというのを整理できたと思っています。ちょっと気になることが、まず1点目なんですが、県が事業に対していろいろと御支援も含めて、前回、あったように聞き及んでいるんですけれども、これ、6月の補正を目指して、これから進めようとしているんですけれども、県に対して何か、一旦こういう形になりましたけれども、もう一度されるようなことがあるのかなというのが1点と、あと、先ほど来から、委員会の中で議論しているんですけど、やっぱり、市民の皆さんも含めてこういうのは、でき上がってから話をするんじゃなくて、やっぱり今の段階からこういうのができていくんですというのを、宣伝活動と言うんでしょうか、ちゃんとしていくようなことも含めて、少し考えられたほうがいいのかなという思いがしました。せっかく委員会でしっかりと論議をしたわけでありますので、やっぱり市民の皆さんも含めて、私たちも話をするのは当然なんですけれども、行政としてもしっかりと出していかれるほうがいいかなということを思っています。 ○伊吹達郎 委員長  県の動きとどういうふうに連動しているかというところと思いますけれども、その辺、回答いただけますでしょうか。  松尾課長、お願いします。 ◎松尾 交通政策課長  まず、滋賀県に対しての協力体制でございますが、現在のところ、まずは、県の道路管理者草津で言いますと南部土木事務所になるんですけれども、非常に前向きに考えていただきまして、県の中で路面標示とかそういうので改良が必要なら県の中で対応も考えさせていただくというふうに言ってもらっています。  さらには、県の交通政策のほうなんですけれども、導入に関しまして市がバス事業者にいたします購入費補助の部分補助を県のほうで考えてもいいよということで、今、検討していただいているところでございます。  それともう1点、市民の方への周知等ですけれども、これにつきましては、まず、今、申請しているので何とも言えないんですけれども、4月の試走のときには無料でバスに一部乗っていただく人を、オープンにするとバスマニアの方が大挙して来られるんで、ちょっと困るところもあるので、近隣の町内会と調整しながら乗ってもらえる方を調整とかさせていただいて、バスに1回乗っていただきたいと思っているところでございますし、このバス導入によって路線バスまめバスバス交通活性化していっていただくように先ほど申しましたけれども、モビリティ・マネジメントをどんどんやっていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○伊吹達郎 委員長  中嶋委員、お願いします。 ◆中嶋昭雄 委員  参考資料の2ページにありますように、ちょっと執行部さんにお聞きしたいのですけれども、№7までの特に交差点信号機ところですけれども、このPTPS導入検討ということで、やっぱりこれをつけるとスムーズに走るのは見えているということなんですけれども、それは、交差点3カ所ですか、採用されるのは、検討されるのは。後は、位置の変更とか向きとかそういう構造の部分の改修をしていただけるんですね。これは全部にその装置をつけるというのは問題があるわけかなということが1つと、もう1つは、こっちの本体の資料ですが、導入についての。これの4ページ、ここに一般の駅前ロータリーに流入する自家用車の件。これを規制するのは、当然いいんですけれども、やっぱり自動車で、生活の糧として行動されている方のことも配慮もしないといけないということで、規制した場合の乗り入れ場所は新たにほかに確保するというような方策なんかは検討する余地があろうかと思うんですけれども、その辺のところと、こっちの下のほうに自転車駐輪場の整備ということが書いてあるんですけれども、例えば、まめバスを現在走らせていると、そのときに私たち地元からすれば、駅まで30分、40分かかるということで、自転車でも20分あれば十分いけるということは当然、利用者が減るのは当然のことで、やはり、そういったことで、幹線道路には頻繁にバスが走っていると、そしてそこへのまめバスが来るとか自転車駐輪場を整備してあげるとか、そうした抜本的にこの構図を書いていくという手段もこれから考えていかないといけないのかなということも含めて、何か今検討中のいいアイデアなり、そういったことを考えておられるんだったら、ちょっとお聞きしたいと思います。  この連結バス導入は、私は、きょう、こんなに詳しく説明していただいて、この間の産建委員会も現地を視察させてもらいまして、ここまでのシステムがあるんだったら、先ほど、ほかの委員さんから話がありましたように、そこまでの把握できるだけの資料が前回はなかったということで、不安が先行して、やはり問題点を指摘させていただいたんだなということで、その辺を今回十分説明いただいたということでありますので、検討の余地は十分あるなというふうに私自身は思っているんですけれども、この連接バスだけで終わらないように、これが1つの、先ほどもありましたように、草津市の公共交通システムの大きな変革をもたらすということで、先ほども、これがスタートだというふうに述べられたんですけれども、そういった形で取り組みをしていただきたいというふうにも思っておりますので、その辺で、私の述べたことで何点か説明が可能でしたら、お願いしたいと思いますけど、なければ結構ですけれども。 ○伊吹達郎 委員長  4ページの関連施設の充実という形での説明補強ということで3点、よろしくお願いします。 ◎松尾 交通政策課長  まず第1点目、PTPSシステムを全交差点にできないかということでございますが、当然、市のほうからは警察のほうには全交差点において、このPTPS導入をお願いしたいというのは申し出ております。ただ、先ほども説明しましたように、その連節バスを優先させることにおいて、国道1号、京滋バイパスが逆に渋滞すると。となると、連節バスPTPSで抜けるんですけれども、他の車両が今度は逆に一般の路線バスだとかタクシーだとかが渋滞に巻き込まれて余計に動かなくなるということも非常に警察としては懸念されております。確かに、委員皆さん視察に行かれた厚木市とかは、どっちかというと主道路のほうにPTPSを入れておられますので、スムーズに行っているんだと思うんですけれども、今回の場合は横断という格好になりますので、今の段階で導入は非常に厳しいと。ただ、草津警察署のほうは、PTPSが無理でもスムーズに交差点連節バスが行けるように、今、県警本部のほうとやりとりを一生懸命してくれていますので、何らかの形で信号調整はやっていきたいと思っております。  2つ目の車両規制なんですけれども、車両規制につきましても、今、中嶋委員がおっしゃったように、ロータリーを規制しますと、逆に周辺道路に車が非常に、また、今度とめて、そこで家族をおろして駅に向かうとかいうことが発生するというのが警察のほうでは懸念してはりますので、例えば、強制的に西口だけのほうに皆回すとかいうような方法もないことはないとおっしゃっているんですけれども、その辺は、ちょっと非常に慎重になって規制のほうを考えていきたいということでございましたので、ちょっと時間はかかると思うんですけれども、確かに、他府県のロータリーを見ますと、規制がかかってなくてもバスロータリーとタクシーロータリー、別にあるとかいうような施策もとっておられますので、その辺も視野に入れていろいろ考えていきたいと思っております。  3つ目駐輪場の整備なんですけれども、こちらは、確かにまめバスところ駐輪場を置いても、駅までに自転車が先につくという可能性は十分その場所によっては考えられますので、まずは、幹線の路線バスを目がけて、例えば、近江バスや帝産バスは幹線で草津駅まで早く送るルートをもちろんやっていますので、例えば、浜街道沿いのバス停駐輪場を置いて、琵琶湖沿いに住んでいる方が自転車でそこまで行ってもらって、そこでバスに乗りかえて草津駅にむかうというようなところ第一歩としたいですし、もちろん、まめバスも、例えば、休止させていただいた地域とかございますので、その辺の方たちには、隣の路線になりますけれども、そこに駐輪場とかを置くことによって、そこへ来ていただいてバスに乗ってもらうと。そのバスを利用してもらうことによって逆にまた草津駅とか南草津駅のロータリーの混雑化が防げると。今まで送ってもらってた方が自転車で、雨の日は難しいですけど、いうような体制がとれるんじゃないかなというのを期待できるなと思っております。  以上でございます。 ◆中嶋昭雄 委員  いろいろと市内にこういったアイデアを出していただいて、バスの利用者がふえると、当然、バスの便もふやしていただいてというようなことがありますので、そのきめ細かな計画の構築というんですか、見込みを示していただくとありがたいと思います。 ○伊吹達郎 委員長  篠原委員、お願いします。 ◆篠原朋子 委員  お話、本当によくわかって。以前は、どうかなというふうな思いを持っておりましたが、実際に視察も参加させていただきまして、自分も試乗した感触としては、すごく、乗り心地も穏やかでしたし、体の弱った人たちには本当に公共交通は大事なので、これからそういうふうなところにも車両が導入されていくようにつながっていけたら本当にいいんじゃないかなと、乗った感じをそういうふうに受けました。  それと、1点質問があるんですが、今、導入効果のほうをおっしゃっていただいた市全体の公共交通利便性の向上を図るというところなんですけれども、このことによって他路線バス運行の充実が期待できるというふうに挙げられているところの、この辺は確定している部分なのか、バス会社さんとの調整が、話が進んでいることなのか、ちょっと1点確認しておきたいです。 ○伊吹達郎 委員長  松尾課長。 ◎松尾 交通政策課長  バス会社のほうで、まだ連節バス導入したときの本格的なダイヤをまだ組んでおりませんので、どの辺のバスをどういうふうに減らしていくというのが、まだ確実に決まってないので、まだ確定とは言えないんですけれども、現実的にはバス、余ると言ったら表現が悪いですけれども、回せるバスができてきますので、もう少し、例えば、浜街道路線を充実させたりとかいうようなことを一緒に近江鉄道のほうと考えてまいりたいと思っています。 ◆篠原朋子 委員  やっぱり導入されたときは、いい部分と乗らない路線の遠くの方たちから見えるだけになってしまいますので、市民の方たち、バスをちょっと不便に思ってらっしゃる方も結構いらっしゃる地域もあるので、やっぱりそういう方たちが乗れる機会とかをイベント的にでもつくっていっていただけると、バスがこっちにも来ればいいなというふうな感情もあるかと思いますし、そういう工夫もしていっていただけて、その減少された部分の路線が、こっち充実できるような方向に持っていっていただけたらと思います。そういう工夫も大事かなと思います。 ○伊吹達郎 委員長  ほか、御意見、いかがですか。 ◆西村隆行 委員  委員会としては前向きに意見おっしゃっていただいたので、そこをクリアしなければという方向ということですね。そこをはっきりしておかないと。 ○伊吹達郎 委員長  実際に視察に行って、実際に乗って、いろいろなことも感じられたと思いますし、その辺をあわせて、これからも意見を出していきながら前向きに進めて行ければと思っています。  今、意見を簡単に振り返りますと、やはり、今、中嶋委員が言われたとおり、導入効果をもたらすための必要な関連施策の中で何点か気になる点がありますので、これを西村委員も言われたとおり、クリアして行っていただくというところが肝要かと思います。それと、篠原委員もありましたとおり、連節バス導入されることによって余ったバスあるいは、いろんなところで使うというところと、また、鉄道ともリンクさせながらそういったダイヤを組んでいただくようなこともしていただきたいと思います。 ◆西村隆行 委員  これ、普通のバスを走らせるのと、連節バスを走らせるのは、経費的には余りかわらないのですか。人数が約倍乗るので、そういう計算になるんですけど、経費的にはどうなんですか。場合によっては、厚木市なんかは、最初、2台導入して、次また2台、計4台になりました。 ◎松尾 交通政策課長  2台が1台になるというダイヤを組めば、路線としての人件費は下がりますので、その分は経費はかかりませんが、燃費とか燃料費になってくると若干悪くなると思いますので、その辺の経費は上がるかと置見ます。 ◆西村隆行 委員  一番多いのは人件費ということですね。 ◎川崎 都市計画部理事  ただ、燃費もバス2台よりはいいと。 ○伊吹達郎 委員長  それでは、集約させていただきますと、連節バスにつきましては、その導入目的を十分に踏まえた上で導入効果を高める施策の実施、導入にかかる諸課題への対応、関係機関などとの連携、調整を図りつつ導入検討を進めていきたい。そういったことで、今後も委員会としましては、連節バスをはじめとする新交通システムのあり方について調査、研究を進めて行くこととしたいと思いますけれども、委員皆さん、それでよろしいでしょうか。 ◆清水正樹 委員  最後に、この資料の4ページにある、まさにこの午前7時59分の混雑している南草津東口広場、この光景、まさにこういった中で連節バス導入すると混乱が生じると、まさにこれが1つの、この写真は象徴だと思うんです。だから、より早く、駅前の規制についてきちっと、あるいは誘導、それは、速やかに導入すべきだと僕は思います。そうしないと、雨が降ったときは本当に、この写真を見てても、右下の車が道路を遮っているような形になっています。こんな状態が僕は雨降った場合、常にあるというふうに思うと、やっぱり、ある一定の規制をしていかなければならないと思っておりますので、その辺もひとつ、早急に、あわせてお願いしたいと思います。 ○伊吹達郎 委員長  連節バス導入とかとは、また、違う次元の課題もありますし、これはまた検討いただきたいと思います。本当に、誰もがいつでも安心して移動できる持続可能な交通まちづくりの実現というこの草津都市交通マスタープラン基本理念、これを貫きながら連節バス、その手段として取り入れることを進めていくような委員会としてもいろいろ課題を見つけながらやっていきたいと思いますので、皆さん、よろしくお願い申し上げます。  これで本日の所管事務調査を終わります。  以上をもちまして、本日の委員会を閉会いたします。閉会に際しまして、瀬川副委員長から一言御挨拶をお願いします。 ○瀬川裕海 副委員長  皆さん、早朝よりどうも御苦労さまでございました。また、先日の産建の研修、御苦労さまでございました。理事者側からも川崎理事も参加をいただきました。研修があったからかどうかわかりませんが、前回、前々回の説明とは、うってかわったような資料説明で、本来の目的と手法、これを前回まではちょっと勘違いをされていたのかなというふうに私は思っております。本来の目的は何なのか、その中での連節バスは1つの手法であるということで、まだマスタープランの施策の中で黄色く塗られていない施策もございます。こういったものも含めてやっていくことで、本来の目的が達成するのではないかというふうに思いますので、今後、また、目的と手法を間違えないようにしっかりとした説明をいただければ、きょうのようなスムーズな委員会になるのではないかというふうに思いますので、今後ともまたよろしくお願いをしたいと思います。本日はどうも御苦労さまでした。                 閉会 午前10時49分
    草津議会委員会条例第30条の規定により下記に署名する。   平成  年  月  日  草津議会産業建設常任委員会 委員長...