都市計画部副部長(総括) 山本 憲一
都市計画部副部長(
都市計画担当)伊藤 誠哉
都市計画部都市再生室長 青木 敏
交通政策課長 松尾 俊彦
交通政策課副参事 林 裕史
〇
事務局職員 局長 中野 和彦 次長 寺井 儀政
主査 力石 知行
〇
付議案件
1.
所管事務調査
草津市における
連節バスの
導入について
開会 午前10時00分
○
伊吹達郎 委員長 皆さん、おはようございます。ただいまから
産業建設常任委員会を開催いたします。
委員の皆様には、お忙しい
ところ、御出席いただきまして、まことにありがとうございます。冒頭でございますけれども、私ごとでございますけれども、
委員会並びに
視察におきましては、私事で欠席させていただきまして、まことに申しわけございませんでした。今後は、
委員長としての職をしっかりと全うさせていただきたいと思います。また、御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
それでは、早速でございますけれども、本日の
資料につきまして、事前に配付させていただいておりますけれども、お持ちいただいておりますでしょうか。よろしいでしょうか。ありがとうございます。
それでは、開会に当たりまして、
執行部より一言御挨拶をいただきます。
◎川崎
都市計画部理事 本日は、
産業建設常任委員会所管事務調査を開催いただきまして、まことにありがとうございます。
本日、御協議いただきますのは、
草津市における
連節バスの
導入についてでございます。後ほど、担当より
説明させていただきますので、御討議のほど、よろしくお願い申し上げます。
○
伊吹達郎 委員長 ありがとうございます。
当初、お示しいたしました
スケジュールどおり、本日は
所管事務調査項目における新
交通システムについて、これまでの
調査の集約を諮ってまいりたいと思います。
それでは、本日は、これまでの
調査研究や2月5日に実施いたしました厚木市での
先進視察等を踏まえつつ、
調査研究及びその集約をよろしくお願いいたします。
最初に、本日の
資料について、
執行部より御
説明お願いいたします。
◎松尾
交通政策課長 それでは、
連節バスの
導入について
説明させていただきます。本日の
資料は、この横向きの
本編とこちら
縦向きのほうの
資料編の2つに分かれております。この
本編の
説明の中で
資料編を見ていただくことになりますので、並行してごらんいただきますよう、お願いいたします。
それでは、
本編資料の表紙をめくっていただき、1ページをごらんいただきたいと思います。1ページは、
連節バスの
導入に至る
上位計画であります、
滋賀交通ビジョンであります。
滋賀交通ビジョンは、2030年ごろを目標とした
滋賀の目指すべき
交通の姿を描いたもので、
平成25年度に制定されたものであります。この
滋賀交通ビジョンに
地域ごとの
施策が掲載されています。この
資料の1ページの右側の表がその
地域別施策で、
草津市などの
南部地域の
施策が記載されておりまして、その中に、赤の点線で囲んでいる
ところですが、
部分拡大で大きくもしておりますが、その中に、
都市中核施設間を結ぶ
路線バスの活用やLRT、
BRT等都市型の新たな
交通システムの検討と記載されております。これは、
交通需要が非常に多い
南草津駅、瀬田駅の
輸送力不足の解消、また、その間に位置します
立命館大学、龍谷大学、
滋賀医科大学及びその
附属病院、
県立近代美術館や図書館、
東大津高校などがある、
びわこ文化公園都市への
アクセスを
目的に新
交通システムの
導入が提案されたものでございます。この
滋賀交通ビジョンに関連して、昨年度、市では
都市交通マスタープランと
総合交通戦略を策定いたしました。
2ページをごらんいただきたいと思います。
都市交通マスタープランの
施策の一覧を掲載しております。黄色で塗ってあるのが、既に実施中の
事業でございまして、例えば、
行政枠を超えた
コミュニティバスの一体化、これはいわゆる、
草津・栗東くるっと
バスのことですとか、
自転車条例に基づく
自転車安全・
安心利用指導委員の配置などを挙げております。黄色で塗ってないのが、これから
事業展開していく
施策になるのですが、その中に、新
交通システムの
導入として
BRT、連節バス、
PTPS等の
導入検討があります。赤で囲んでいる
ところでございます。
滋賀交通ビジョンにも記載してある新
交通システム導入後、
草津市
都市交通マスタープランの
施策として挙げており、今回、
連節バスを
導入することが
滋賀交通ビジョンに記載してある
都市中核施設の
公共交通、
アクセス向上のための
第一歩になると考えております。
次に、3ページをごらんください。3ページにおきましては、
連節バス導入の
目的・
効果でございます。
まず
1つ目に、積み残し人数の減少による
南草津駅前広場の
バス待ち行列の
混雑解消を図り、
駅前広場の安全を確保することでございます。
連節バスを
導入することで、
大型輸送が可能となり、
シミュレーション結果でも示させていただきましたように、積み残し人数が減少する
効果があります。
続いて、
2つ目は、
立命館大学の
活性化を図ることであります。
南草津駅から
立命館大学までの
輸送力が
連節バスにより向上し、
交通の
利便性向上の
アピール効果がありますので、学部がこれ以上市外への流出を防ぎ、さらには、新たな学部・学科の創設などの
展開が期待できます。
3つ目に、市全体の
公共交通の
利便性の向上が図れます。
連節バスの
導入により、
立命館大学系統の
路線バス台数が減少しますので、この
バスを他
路線に回すことにより他
路線の
バス運行の充実が期待できます。
四つ目でございます。県の
交通政策や
草津市
都市交通マスタープランの推進につながります。これは、先ほども
説明いたしましたが、
滋賀交通ビジョンに掲げてあります
南部地域の
公共交通アクセスの向上につながる
施策及び
草津市
都市交通マスタープランの
施策を
展開する
第一歩となるのが、今回の
連節バスの
導入であり、今後の
施策展開の
起爆剤となります。
以上が
連節バス導入の
目的・
効果でありますが、一番最後に米印で記載しております、
連節バスの
導入時の
周辺道路への影響でございますが、これは
シミュレーションの結果から、各
交差点の
滞留長が少なからず減少するということから、
導入後、現状の
交通渋滞が、より悪化することはないと考えております。
続きまして、4ページをごらんください。
連節バスの
導入効果をもたらすための必要な
関連施策でございます。
まず、
連節バスの
導入とあわせて実施する必要がある
施策であります。
1つ目に、
道路の
幅員構成、
信号表示、
右折レーン長の見直し、
交差点改良であります。これらは、
連節バスの走行を安全にし、他の
交通に対して影響を少なくすることができます。具体的に申しますと、あわせて、先ほど申しました
資料編の1ページ、2ページをごらんいただきたいと思います。
まず1ページ目が現段階での
本格ルート案でございます。
南草津駅から国道1号に出て、南田山
交差点を曲がり、県道を直進し
立命館大学まで行く
ルートであります。この
ルートにおいて、各
交差点の
整備内容が2ページに記載しております。№3
、№4
、№5
、№7、国道1
号京滋バイパス、
山手幹線との
交差点であります。こちらの
交差点では、今回の
導入ルートが
従道路となり、横断する
道路が主
道路にとなりますので、
連節バス通過時に青信号を長くする
信号機の延長を検討しております。この他の№1
、№2
、№6では、
PTPSの
導入を検討していきたいと考えております。
本編の4ページに戻っていただきまして、
2つ目の
施策でございます。
駅前ロータリーに流入する
自家用車(キス&
ライド車両)の規制・誘導であります。こちらにつきましても、
資料編の3ページを一緒に見ていただきたいと思います。
本編の4ページの写真にも載せているのですが、特に雨の日、
自家用車で
駅前ターミナルが非常に混雑しております。
連節バスの
導入に伴い、ラッシュ時では
東口広場内には
自家用車の乗り入れを禁止するなどの規制について検討してまいりたいと思っております。ただし、これらのこの規制には、いろいろと調整が必要で、かなり時間も要すると考えられることから、早期での対策としましては、
バス停車帯をカラー表示し、現在の
バスがとまる場所よりもまたさらに拡大するなど、
連節バスがスムーズに発車・停車できるようにする
施策を実施したいと考えております。
また、
本編の4ページに戻っていただきたいのですが、次には、
連節バスの
導入とあわせて実施すると
乗り継ぎや
バス利用の
利便性を向上させ、
自家用車から
公共交通への
利用転換を図るための
検討施策を
説明いたします。
まず
1つ目は、
バスロケーションシステムの
導入支援であります。これは、今、自分が待っている
バスが今どこにいるのかというのがスマホだとか
バス停でわかる
システムでございます。
次に、
自転車駐輪場の整備(サイクル&
バスライドの促進)であります。これについては、現在、家から
バス停までが遠いので家から直接駅まで車で行っている方を
バス停に
駐輪場を整備して、自宅から
自転車で
バス停まで行っていただき、そこから
バスに乗り、駅に向かうという
システムでございます。
次に、
共通ICカードの
導入促進であります。この
本編4ページの右側に
交通系ICカードの
相互利用サービスという図を載せておりますが、同じ
カードで、例えば、
ICOCAカードで
バスもJRも乗れるとなりますと、
乗り継ぎの
利便性が向上します。
その次に、モビリティ・マネジメントの実施ですが、これについては、既に実施をしておりますが、
連節バスの
導入を機に、さらなる
公共交通への
利用転換を促していく所存でございます。
これらの
施策を総合的に実施することで、
草津市
都市交通マスタープランの
基本理念である、
本編の4ページの下に書いておりますが、誰もがいつでも安心して移動できる持続可能な
交通まちづくりの実現を目指すことができます。このような目標を実現する
第一歩として、
連節バスの
導入を位置づけております。
本編の5ページをごらんください。こちらは、
連節バスの
導入事業等の工程でございます。
まずは、
連節バス本体ですが、4月に平日
運行時の
ロータリーなどの
改良点の確認を
目的に試走を行います。
試走計画につきましては、
資料編の4ページの下段、5ページに記載しておりますので、また、そちらも見ていただきたいと思います。当初予算でお願いしております、4月の
バス利用者が最も多くなる時期で、平日に試走を行うことで、
道路の
安全運行に向けた
改良点を確認し、6月
議会に
連節バスの
導入事業費補助の
補正予算をお願いしたいと考えております。この後に、
バス事業者が
連節バスを発注し、
平成28年3月に
バスが納入され、4月から本格
運行していただきたいと考えております。
道路改良などにつきましては、市が
事業主体となり、各
関係者との協議を経て、来年度中に工事を行いたいと考えております。表の下にも書いておりますが、
運輸局、
道路管理者、警察、
立命館大学、
交通事業者、県、市で構成される
連節バスの
導入準備連絡会において各
関係者の
協力体制は整っており、期待も大きいことから早期に
車両発注等を行い、
平成28年度の
導入を目指したいと考えております。
また、
事業費の
負担割合なんですけれども、
資料編の4ページの上段に記載させていただいていますが、全体で3億円、そのうち約2分の1が国からの
補助金で、市費については、
バスの
購入費の4分の1及び
道路改良費となっています。
事業者である
近江鉄道は、
バスの
購入費の4分の1、
車両基地整備の2分の1を負担するとともに、
導入後の
運行経費、
バスの
維持管理費についても当然のことながら、
バス事業者である
近江鉄道の負担となります。
本編の6ページをごらんいただきたいと思います。
連節バスの
導入後の
展開(案)でございます。
まず、
停留所についてですが、
資料編の1ページに
バス停留所の
設置案を記載しております。朝は、
立命館大学まで
直行便にしますが、駅まで戻る便は、各
バス停への停車、昼間や夕方は、全ての便を各停にする案で、今後、地元も含めて調整を進めてまいります。
次に、新たな
運行経路の検討であります。
新規路線の
展開といたしまして、
若草方面などの
住宅地への
運行、また、
大量輸送ができる
連節バスを活用した観光、
イベント面での活用で、
烏丸半島方面への
運行を
展開したいと考えております。いろんな分野で
連節バスを活用し、より多くの方々に利用していただき、
公共交通への乗りかえを推進する
滋賀交通ビジョンや
草津市
都市交通マスタープランが目指す
ところへの、この
連節バスの
導入が
第一歩、
きっかけづくりになるよう、努めてまいる所存であります。
以上、
連節バスの
導入についての
説明でございます。終わります。
○
伊吹達郎 委員長 ありがとうございました。ただいまの
説明を踏まえ、
連節バス等の
導入に関する
委員間討議を進めてまいります。
なお、質疑につきましては、
民間討議の中で逐時お願いしたいと思います。
それでは、
委員の
皆さん、よろしくお願い申し上げます。
◆
清水正樹 委員 連節バスの
導入についての視野がすごく広がった形で
説明をしていただいて、課長のほうから。これは、まさに、そのような
説明をしていただくと、前回までは、とりあえず、
連節バスの
導入一点張りで、
導入したらこれだけ列が短縮になって、一気に運べるという中で、
南草津駅周辺の
環境そのものも全然考慮せずに、ただ、
導入ありきの
一点張りの
説明に終始されて、今、本当に広く将来にわたる
南草津駅周辺じゃなくて、瀬田に及ぶまで
湖南広域のそういった新たな
交通システムという形の観点から
説明をしていただいたことについて、大変僕は将来の展望について明るい、こういうふうにして、さらに
立命館の、そしてまた、近隣の企業さんたちの輸送についても、それなりの構想を持った中での
連節バスの
導入については、これは、僕は、ある意味、反対する理由も、このことによって解消されるんじゃないかと僕は思っています。前回の
産建委員会の
皆様方の意見から大きく転換するんじゃないかなという思いをしております。大変、
松尾課長さんの
説明を聞いて、そういう意味では、新たな
展開の
説明をしていただいたことについては、僕は、一定の評価をします。そういう意味では、既に6月補正というふうに予定に入っていますけれども、その辺の
ところを踏まえて、僕は、そのことについては、何ら異議を申し立てることもないなという感じはしております。
◆
西村隆行 委員 今、
清水委員がおっしゃっていただいたのは、そのとおりだと思います。私はでも、これは一つの、今、
議会が
基本条例をつくらせていただいて、この1月1日から施行させていただいた、まず一つの大きな成果になるのではないかなという気がしております。何故なら、今、
清水さんがおっしゃっていただいたように、大変生意気な物言いで申しわけございませんが、
説明の仕方を
議会と一緒にかえたのかもしれませんが、
議会もいろんなことをぶつけた、
行政の方側からも当初の
目的、本来は、今も
清水さんがおっしゃったように、最初からこういうふうな
説明がどんと来ていたら、今までのああいう議論は多分してなかったという、前向きな議論になったという結論なんです。ということは、これ、物すごく教訓になったと思うんです。
行政側も、こういう言い方申しわけございません、おしかり覚悟で言いますけど、わかってもらえるだろうという
説明をしはった。それに対して
議会としては、そんなことないでという反論をかけた、
視察に行った、この
視察も今までの
視察が全部ではなく、特に今回の
視察はこの
委員会の議論に密接した、一番身近な
視察だったと、10何年間行っていますけども、大きく影響があった
視察でなかったかと思うわけであります。こういうのをやっぱり、
二元代表制の
議会と
行政の持ち方ではないかという気がしているんです。別に、反論するだけが
議会でもないし、どうしたら前に進めるかということを考えていったときに、やっぱり、
説明の仕方も、この
産建だけではなくて、ほかの各
常任委員会とか各部局にもその
説明の仕方ならこういうことがあるんだということが、非常に教訓になったのではないかなと。僕は、この
産建だけでおさめるのではなくて、全
理事者の方にもこういうことは教訓としていただきたいと思うわけであります。
連節バスにつきましても、
伊吹委員長が一昨日、
視察、この前行けなかったので、
岐阜県のほうに行って来られたという情報を聞いておりますので、ちょっと、
岐阜の、厚木市はみんな知っているので、
岐阜がどんな感じなのか、報告をいただけますか。
○
伊吹達郎 委員長 きのう、
岐阜市のほうへ行ってまいりまして、
岐阜市のほうは
首都圏以外で初めて
連節バスを
導入した市でもあります。
平成22年度に、まず、2台を
導入されました。これは、やはり、
岐阜大学あるいは
岐阜大学の隣に
附属病院があるんですけれども、そこへ行く
乗降者が本当に多くて、
岐阜駅も本当にたくさん
乗降者があふれていたという状況もありまして、そういった国のいろいろな
施策を利用しながら、まず、22年に2台を
導入されました。当初、直行直帰という形で
運行されておられまして、本当に住民の方も、私らも乗せてくれという、評判がよくて、土日も
平成24年からか、
市内一周をする、土日があいているということで、
連節バスを
導入して利用していると。この26年にあたりまして、住民からの要望があったとおり、あと2台を追加されて、新しい
路線を追加されました。住民の
皆さんも本当に
連節バスについては、シンボリックに見ておられまして、いろんな方が
岐阜市でその
バスに乗るために
岐阜市へ訪れるという観光、あるいはそういったスポーツとかにもそういういろんな使い方もされておられるようですし、今後、
草津も、もし
導入することがあれば、いろんな
汎用性も含めて、いろんな勉強も必要かと。特に、最初に
運転手の方のお話も聞かさせていただいたんですけれども、従来の
バスよりも運転がしやすいよという
ところです。それは、
バスの中にいろんなモニターがついていまして、いろんな角度で見られるという
ところもありますし、
走行性がすごい安定しているという
ところでした。乗客の
皆さんからもいろいろインタビューさせていただいて、学生あるいは病院へ行かれるおじいちゃん、おばあちゃんにお聞きさせてもらったんですけれども、
乗り心地がまずよいという
ところと、乗りやすい、低床性ですので床が低いんでありますので乗りやすいという
ところで、なるべく
連節バスの時間にあわせて乗るようにしているという答えも出てまいりました。
岐阜市におきましては、非常に評判のよい
ところです。あと、
道路事情につきましては、
草津市と違いまして、もともと市電が走っていたという
ところもあるんですけれども、そうやって
公共交通を乗る習慣もあったんでしょうけれども、4
車線道路が多くなっている
ところもありますけれども、少し市から外れるというか遠くへ行くと、2
車線道路をわざわざ3
車線道路にして
バスレーンを設けている
ところもありまして、それは時間帯だけ、7時半から8時かな、としている
ところもありましたし、その1
レーンを
バス停に使っているという
ところでした。それと、後、すばらしいなと思ったのは、こういう
連節バスも含めて、
路線バス、そしていわゆる
草津でいう
まめバス、
コミュニティバスと連携した
システムが確立されています。
まめバス、
コミュニティバスにつきましては、その町内というか地域だけ回って、ジョイントする
バス停へ来るというだけの、基本的に100円で回っておりました。そこへ
路線バス、あるいは、そこへ
連節バスが行くという
ところで
PTPSの
信号制御も使いながらされていました。それと、
バスロケーションシステムを使って、いつ
バスが来るのかという
ところもわかるような
バス停になって、そういう
ハイグレードバス停という
ところで
導入されていました。それもやっぱり、一気に
導入するのではなしに、徐々に住民の声も聴きながら、どんどん進めて行かれて、ようやく形がついて今年度に1
路線ふやして2台ふやしたという形でした。
岐阜としては評判もよくて、そういうおもちゃも売れているという感じで、評判はよかったです。
清流ライナーというもので、室内の天井には鮎が泳いでいる、ラッピングがされていました。
以上です。
◆
西村隆行 委員 岐阜市のそういう状況を聞かせていただいて、私は、最終6月にまたこれ、議決ということになって来るとは思うんですけれども、私は、やっぱり、今、これまでの
説明と大きく、
清水さんが言ったように大きく
展開をしていただきまして。だからこそ余計に、
行政と私たちの責任は大きく広がっていくと思うんです。
導入までに約1年かかりますよね。その間にどれだけのいろんな手を打って行くのか。これはあくまでも、
ゴールでは絶対ないと思いますので、私たち、この前か、これからが
ゴールという感じの議論をしていたので、ああいうふうなことを申し上げておったのですが、あくまでもこれはスタート。やっぱり、20年、30年先の
草津市の
公共交通のあり方、今、
岐阜市のあった、そういう
まめバスの考え方も入れながら、市民の方に税金を5,100万円使わせていただいて、あれが走ってよかったなと、実際に、例えば、北のほうは走らないわけです、早い話、今の
ところ。私らの地元とかは走らないわけでしょう。だけども、市民の方にこれが自慢だと、おもしろいというぐらい、これは先の話ですけど、仮に
バスの色を公募するとか、名前も公募するとか、場合によっては、これ、夢物語ですけど、1日
無料デーをつくって、市民の方に開放するとかぐらいのいろんなことを考えながら、その中で
公共交通をどう持っていくのか、
まめバスをどうこれにくっつけていくのか。この
PTPS、この
システムが拡充されれば、それは全市内にできるはずなので、やっぱり、これは県のほうも、
滋賀県
交通ということで、県のほうも
相当力を入れているということは、それに応えられるのは
草津だという、
草津が先を走って行くんだというのも大いに必要なのではないかという思いを持っておりますので、やっぱりこれはスタートラインだということで、より一層これからまた
議会としても、ある意味では厳しく真剣に見ていかないといけないかなという思いを持っております。
◆
奥村恭弘 委員 私も意見を言わせてもらいたいのですけれども、この間の厚木の研修に寄せてもらって、本当に状況もよくわかりましたし、きょう、改めて
説明をいただいて、流れというのを整理できたと思っています。ちょっと気になることが、まず1点目なんですが、県が
事業に対していろいろと御支援も含めて、前回、あったように聞き及んでいるんですけれども、これ、6月の補正を目指して、これから進めようとしているんですけれども、県に対して何か、一旦こういう形になりましたけれども、もう一度されるようなことがあるのかなというのが1点と、あと、先ほど来から、
委員会の中で議論しているんですけど、やっぱり、市民の
皆さんも含めてこういうのは、でき上がってから話をするんじゃなくて、やっぱり今の段階からこういうのができていくんですというのを、宣伝活動と言うんでしょうか、ちゃんとしていくようなことも含めて、少し考えられたほうがいいのかなという思いがしました。せっかく
委員会でしっかりと論議をしたわけでありますので、やっぱり市民の
皆さんも含めて、私たちも話をするのは当然なんですけれども、
行政としてもしっかりと出していかれるほうがいいかなということを思っています。
○
伊吹達郎 委員長 県の動きとどういうふうに連動しているかという
ところと思いますけれども、その辺、回答いただけますでしょうか。
松尾課長、お願いします。
◎松尾
交通政策課長 まず、
滋賀県に対しての
協力体制でございますが、現在の
ところ、まずは、県の
道路管理者、
草津で言いますと南部土木事務所になるんですけれども、非常に前向きに考えていただきまして、県の中で路面標示とかそういうので改良が必要なら県の中で対応も考えさせていただくというふうに言ってもらっています。
さらには、県の
交通政策のほうなんですけれども、
導入に関しまして市が
バス事業者にいたします
購入費補助の部分補助を県のほうで考えてもいいよということで、今、検討していただいている
ところでございます。
それともう1点、市民の方への周知等ですけれども、これにつきましては、まず、今、申請しているので何とも言えないんですけれども、4月の試走のときには無料で
バスに一部乗っていただく人を、オープンにすると
バスマニアの方が大挙して来られるんで、ちょっと困る
ところもあるので、近隣の町内会と調整しながら乗ってもらえる方を調整とかさせていただいて、
バスに1回乗っていただきたいと思っている
ところでございますし、この
バスの
導入によって
路線バスや
まめバスの
バス交通が
活性化していっていただくように先ほど申しましたけれども、モビリティ・マネジメントをどんどんやっていきたいと考えている
ところでございます。
以上でございます。
○
伊吹達郎 委員長 中嶋
委員、お願いします。
◆中嶋昭雄
委員 参考
資料の2ページにありますように、ちょっと
執行部さんにお聞きしたいのですけれども
、№7までの特に
交差点と
信号機の
ところですけれども、この
PTPS導入検討ということで、やっぱりこれをつけるとスムーズに走るのは見えているということなんですけれども、それは、
交差点3カ所ですか、採用されるのは、検討されるのは。後は、位置の変更とか向きとかそういう構造の部分の改修をしていただけるんですね。これは全部にその装置をつけるというのは問題があるわけかなということが1つと、もう1つは、こっちの本体の
資料ですが、
導入についての。これの4ページ、ここに一般の
駅前ロータリーに流入する
自家用車の件。これを規制するのは、当然いいんですけれども、やっぱり自動車で、生活の糧として行動されている方のことも配慮もしないといけないということで、規制した場合の乗り入れ場所は新たにほかに確保するというような方策なんかは検討する余地があろうかと思うんですけれども、その辺の
ところと、こっちの下のほうに
自転車駐輪場の整備ということが書いてあるんですけれども、例えば、
まめバスを現在走らせていると、そのときに私たち地元からすれば、駅まで30分、40分かかるということで、
自転車でも20分あれば十分いけるということは当然、利用者が減るのは当然のことで、やはり、そういったことで、幹線
道路には頻繁に
バスが走っていると、そしてそこへの
まめバスが来るとか
自転車の
駐輪場を整備してあげるとか、そうした抜本的にこの構図を書いていくという手段もこれから考えていかないといけないのかなということも含めて、何か今検討中のいいアイデアなり、そういったことを考えておられるんだったら、ちょっとお聞きしたいと思います。
この連結
バス導入は、私は、きょう、こんなに詳しく
説明していただいて、この間の
産建委員会も現地を
視察させてもらいまして、ここまでの
システムがあるんだったら、先ほど、ほかの
委員さんから話がありましたように、そこまでの把握できるだけの
資料が前回はなかったということで、不安が先行して、やはり問題点を指摘させていただいたんだなということで、その辺を今回十分
説明いただいたということでありますので、検討の余地は十分あるなというふうに私自身は思っているんですけれども、この連接
バスだけで終わらないように、これが1つの、先ほどもありましたように、
草津市の公共
交通システムの大きな変革をもたらすということで、先ほども、これがスタートだというふうに述べられたんですけれども、そういった形で取り組みをしていただきたいというふうにも思っておりますので、その辺で、私の述べたことで何点か
説明が可能でしたら、お願いしたいと思いますけど、なければ結構ですけれども。
○
伊吹達郎 委員長 4ページの関連施設の充実という形での
説明補強ということで3点、よろしくお願いします。
◎松尾
交通政策課長 まず第1点目、
PTPSの
システムを全
交差点にできないかということでございますが、当然、市のほうからは警察のほうには全
交差点において、この
PTPSの
導入をお願いしたいというのは申し出ております。ただ、先ほども
説明しましたように、その
連節バスを優先させることにおいて、国道1号、京滋バイパスが逆に渋滞すると。となると、
連節バスは
PTPSで抜けるんですけれども、他の車両が今度は逆に一般の
路線バスだとかタクシーだとかが渋滞に巻き込まれて余計に動かなくなるということも非常に警察としては懸念されております。確かに、
委員の
皆さんで
視察に行かれた厚木市とかは、どっちかというと主
道路のほうに
PTPSを入れておられますので、スムーズに行っているんだと思うんですけれども、今回の場合は横断という格好になりますので、今の段階で
導入は非常に厳しいと。ただ、
草津警察署のほうは、
PTPSが無理でもスムーズに
交差点を
連節バスが行けるように、今、県警本部のほうとやりとりを一生懸命してくれていますので、何らかの形で信号調整はやっていきたいと思っております。
2つ目の車両規制なんですけれども、車両規制につきましても、今、中嶋
委員がおっしゃったように、
ロータリーを規制しますと、逆に
周辺道路に車が非常に、また、今度とめて、そこで家族をおろして駅に向かうとかいうことが発生するというのが警察のほうでは懸念してはりますので、例えば、強制的に西口だけのほうに皆回すとかいうような方法もないことはないとおっしゃっているんですけれども、その辺は、ちょっと非常に慎重になって規制のほうを考えていきたいということでございましたので、ちょっと時間はかかると思うんですけれども、確かに、他府県の
ロータリーを見ますと、規制がかかってなくても
バスロータリーとタクシー
ロータリー、別にあるとかいうような
施策もとっておられますので、その辺も視野に入れていろいろ考えていきたいと思っております。
3つ目の
駐輪場の整備なんですけれども、こちらは、確かに
まめバスの
ところに
駐輪場を置いても、駅までに
自転車が先につくという可能性は十分その場所によっては考えられますので、まずは、幹線の
路線バスを目がけて、例えば、近江
バスや帝産
バスは幹線で
草津駅まで早く送る
ルートをもちろんやっていますので、例えば、浜街道沿いの
バス停に
駐輪場を置いて、琵琶湖沿いに住んでいる方が
自転車でそこまで行ってもらって、そこで
バスに乗りかえて
草津駅にむかうというような
ところを
第一歩としたいですし、もちろん、
まめバスも、例えば、休止させていただいた地域とかございますので、その辺の方たちには、隣の
路線になりますけれども、そこに
駐輪場とかを置くことによって、そこへ来ていただいて
バスに乗ってもらうと。その
バスを利用してもらうことによって逆にまた
草津駅とか
南草津駅の
ロータリーの混雑化が防げると。今まで送ってもらってた方が
自転車で、雨の日は難しいですけど、いうような体制がとれるんじゃないかなというのを期待できるなと思っております。
以上でございます。
◆中嶋昭雄
委員 いろいろと市内にこういったアイデアを出していただいて、
バスの利用者がふえると、当然、
バスの便もふやしていただいてというようなことがありますので、そのきめ細かな計画の構築というんですか、見込みを示していただくとありがたいと思います。
○
伊吹達郎 委員長 篠原
委員、お願いします。
◆篠原朋子
委員 お話、本当によくわかって。以前は、どうかなというふうな思いを持っておりましたが、実際に
視察も参加させていただきまして、自分も試乗した感触としては、すごく、
乗り心地も穏やかでしたし、体の弱った人たちには本当に
公共交通は大事なので、これからそういうふうな
ところにも車両が
導入されていくようにつながっていけたら本当にいいんじゃないかなと、乗った感じをそういうふうに受けました。
それと、1点質問があるんですが、今、
導入の
効果のほうをおっしゃっていただいた市全体の
公共交通の
利便性の向上を図るという
ところなんですけれども、このことによって他
路線の
バスの
運行の充実が期待できるというふうに挙げられている
ところの、この辺は確定している部分なのか、
バス会社さんとの調整が、話が進んでいることなのか、ちょっと1点確認しておきたいです。
○
伊吹達郎 委員長 松尾課長。
◎松尾
交通政策課長 バス会社のほうで、まだ
連節バスを
導入したときの本格的なダイヤをまだ組んでおりませんので、どの辺の
バスをどういうふうに減らしていくというのが、まだ確実に決まってないので、まだ確定とは言えないんですけれども、現実的には
バス、余ると言ったら表現が悪いですけれども、回せる
バスができてきますので、もう少し、例えば、浜街
道路線を充実させたりとかいうようなことを一緒に
近江鉄道のほうと考えてまいりたいと思っています。
◆篠原朋子
委員 やっぱり
導入されたときは、いい部分と乗らない
路線の遠くの方たちから見えるだけになってしまいますので、市民の方たち、
バスをちょっと不便に思ってらっしゃる方も結構いらっしゃる地域もあるので、やっぱりそういう方たちが乗れる機会とかをイベント的にでもつくっていっていただけると、
バスがこっちにも来ればいいなというふうな感情もあるかと思いますし、そういう工夫もしていっていただけて、その減少された部分の
路線が、こっち充実できるような方向に持っていっていただけたらと思います。そういう工夫も大事かなと思います。
○
伊吹達郎 委員長 ほか、御意見、いかがですか。
◆
西村隆行 委員 委員会としては前向きに意見おっしゃっていただいたので、そこをクリアしなければという方向ということですね。そこをはっきりしておかないと。
○
伊吹達郎 委員長 実際に
視察に行って、実際に乗って、いろいろなことも感じられたと思いますし、その辺をあわせて、これからも意見を出していきながら前向きに進めて行ければと思っています。
今、意見を簡単に振り返りますと、やはり、今、中嶋
委員が言われたとおり、
導入効果をもたらすための必要な
関連施策の中で何点か気になる点がありますので、これを西村
委員も言われたとおり、クリアして行っていただくという
ところが肝要かと思います。それと、篠原
委員もありましたとおり、
連節バスが
導入されることによって余った
バスあるいは、いろんな
ところで使うという
ところと、また、鉄道ともリンクさせながらそういったダイヤを組んでいただくようなこともしていただきたいと思います。
◆
西村隆行 委員 これ、普通の
バスを走らせるのと、
連節バスを走らせるのは、経費的には余りかわらないのですか。人数が約倍乗るので、そういう計算になるんですけど、経費的にはどうなんですか。場合によっては、厚木市なんかは、最初、2台
導入して、次また2台、計4台になりました。
◎松尾
交通政策課長 2台が1台になるというダイヤを組めば、
路線としての人件費は下がりますので、その分は経費はかかりませんが、燃費とか燃料費になってくると若干悪くなると思いますので、その辺の経費は上がるかと置見ます。
◆
西村隆行 委員 一番多いのは人件費ということですね。
◎川崎
都市計画部理事 ただ、燃費も
バス2台よりはいいと。
○
伊吹達郎 委員長 それでは、集約させていただきますと、
連節バスにつきましては、その
導入目的を十分に踏まえた上で
導入効果を高める
施策の実施、
導入にかかる諸課題への対応、関係機関などとの連携、調整を図りつつ
導入検討を進めていきたい。そういったことで、今後も
委員会としましては、
連節バスをはじめとする新
交通システムのあり方について
調査、研究を進めて行くこととしたいと思いますけれども、
委員の
皆さん、それでよろしいでしょうか。
◆
清水正樹 委員 最後に、この
資料の4ページにある、まさにこの午前7時59分の混雑している
南草津駅
東口広場、この光景、まさにこういった中で
連節バスを
導入すると混乱が生じると、まさにこれが1つの、この写真は象徴だと思うんです。だから、より早く、駅前の規制についてきちっと、あるいは誘導、それは、速やかに
導入すべきだと僕は思います。そうしないと、雨が降ったときは本当に、この写真を見てても、右下の車が
道路を遮っているような形になっています。こんな状態が僕は雨降った場合、常にあるというふうに思うと、やっぱり、ある一定の規制をしていかなければならないと思っておりますので、その辺もひとつ、早急に、あわせてお願いしたいと思います。
○
伊吹達郎 委員長 連節バス導入とかとは、また、違う次元の課題もありますし、これはまた検討いただきたいと思います。本当に、誰もがいつでも安心して移動できる持続可能な
交通まちづくりの実現というこの
草津市
都市交通マスタープランの
基本理念、これを貫きながら
連節バス、その手段として取り入れることを進めていくような
委員会としてもいろいろ課題を見つけながらやっていきたいと思いますので、
皆さん、よろしくお願い申し上げます。
これで本日の
所管事務調査を終わります。
以上をもちまして、本日の
委員会を閉会いたします。閉会に際しまして、瀬川副
委員長から一言御挨拶をお願いします。
○瀬川裕海 副
委員長 皆さん、早朝よりどうも御苦労さまでございました。また、先日の
産建の研修、御苦労さまでございました。
理事者側からも川崎理事も参加をいただきました。研修があったからかどうかわかりませんが、前回、前々回の
説明とは、うってかわったような
資料と
説明で、本来の
目的と手法、これを前回まではちょっと勘違いをされていたのかなというふうに私は思っております。本来の
目的は何なのか、その中での
連節バスは1つの手法であるということで、まだマスタープランの
施策の中で黄色く塗られていない
施策もございます。こういったものも含めてやっていくことで、本来の
目的が達成するのではないかというふうに思いますので、今後、また、
目的と手法を間違えないようにしっかりとした
説明をいただければ、きょうのようなスムーズな
委員会になるのではないかというふうに思いますので、今後ともまたよろしくお願いをしたいと思います。本日はどうも御苦労さまでした。
閉会 午前10時49分