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  1. 近江八幡市議会 2023-12-21
    12月21日-05号


    取得元: 近江八幡市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年第4回12月定例会         令和5年第4回(12月)近江八幡市議会定例会                    令和5年12月21日(木) 午前9時30分開議            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程   第1 会議録署名議員の指名   第2 委員会審査報告   第3 討論・採決   第4 議案の上程(提案理由説明)      議第131号~議第135号      会第17号~会第19号   第5 質疑   第6 委員会付託   第7 委員会審査報告   第8 討論・採決1. 会議に付議した事件   日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 委員会審査報告   日程第3 討論・採決   日程第4 議案の上程(提案理由説明)        議第131号~議第135号        会第17号~会第19号   日程第5 質疑   日程第6 委員会付託   日程第7 委員会審査報告   日程第8 討論・採決1. 会議に出席した議員(21名)   2番  間 宮 泰 樹 君        3番  久 郷 定 彦 君   4番  青 木 勝 治 君        5番  中 塚 理 恵 君   6番  藤 村 健 造 君        7番  松 村   務 君   8番  三 上 英 夫 君        9番  道 下 直 樹 君   10番  山 本 妙 子 君        11番  南   祐 輔 君   12番  山 元 聡 子 君        13番  沖   茂 樹 君   14番  大 川 恒 彦 君        15番  森 原 陽 子 君   16番  玉 木 弘 子 君        17番  竹 尾 耕 児 君   18番  辻   正 隆 君        19番  岡 田 彦 士 君   20番  小 西 はげむ 君        21番  小 川 広 司 君   22番  山 本 英 夫 君1. 会議に欠席した議員(なし)1. 会議に出席した説明員(21名)   市長      小 西   理 君  危機管理監   中 村 治 雄 君   総合政策部長  高 尾 一 成 君  総合政策部理事 嵐   孝 雄 君   総合政策部理事 吉 岡 俊 明 君  総務部長    岡 田 清 久 君   総務部理事   秋 山 直 人 君  市民部長    澤 井   保 君   福祉保険部長  長 村 周 作 君  福祉保険部理事 川 端 あゆみ 君   子ども健康部長 中 川 菜穂子 君  産業経済部長  大 林 一 裕 君   都市整備部長  濱 本   浩 君  安土町総合支所長深 尾 朋 広 君   水道事業所長  福 本 盛 重 君  教育長     大喜多 悦 子 君   教育部長    田 村 裕 一 君  総合医療センター事業管理者                              宮 下 浩 明 君   総合医療センター事務長        財政課長    堺 谷 正 誠 君           木 村 辰 之 君   秘書広報課長  園 田 政 生 君1. 議場に出席した事務局職員(4名)   事務局長    西 川 仁 司   事務局次長   大 橋 則 夫   主幹      南   かおり   副主幹     宮 崎 健 司               午前9時30分 開議 ○議長(岡田彦士君) 皆さんおはようございます。 これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(岡田彦士君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員に、 松村 務君 三上英夫君の両名を指名します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第2 委員会審査報告 ○議長(岡田彦士君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。 まず、予算常任委員会の報告を求めます。 予算常任委員長山本妙子君。             〔10番 山本妙子君 登壇〕 ◆10番(山本妙子君) 皆様おはようございます。 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、12月13日及び14日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。議第110号 令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 なお、審査過程における主な意見として、まず反対討論として、同報系防災行政無線システム導入事業について、旧安土町地域に整備されている防災行政無線システムを拡充することには賛成であり、本来は全世帯に設置するべきであると考えるが、必要経費に対して申込台数が少ないことや視覚、聴覚障害者等への周知が不十分であること、自己負担額が高額なことなどから予算の使い方に疑問がありとして反対とするとの意見がありました。 次に、その他の意見としては、文化会館改修事業について、令和2年度から長寿命化計画により順次改修をされ、必要なコストとして認識はしているものの、この間の改修費用総額は高額となっており、施設の改修はもとより、課題としている稼働率を高め、市民の有効活用のためにより一層取り組むことが重要である、また今後も利用者の快適性やバリアフリー等の観点からも大ホールの座席数を減らすなどの検討を継続し、引き続きしっかりと運営、経営をしていただきたい、そのほかには、修繕料等の流用による予算の執行に関して、市民への影響がある緊急的な対応を要するものはやむを得ないがそれ以外の対応と考えられるものも見受けられるため、改めて予算の適正な管理と執行に努められたい、また会計年度任用職員事業に見られた多くの他の所属事業に及ぶ予算の組替えなどについては今後一覧表などを作成し説明をしていただくとより分かりやすいなどの意見がありました。 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(岡田彦士君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。 総務常任委員長沖茂樹君。             〔13番 沖 茂樹君 登壇〕 ◆13番(沖茂樹君) 皆様おはようございます。 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、12月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。 まず、専決処分議案につきまして、議第109号 専決処分の承認を求めることについて     和解及び損害賠償の額を定めることについては、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。 次に、予算議案につきまして、議第113号 令和5年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、条例議案につきまして、議第120号 近江八幡市観光駐車場条例の一部を改正する条例の制定については、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 最後に、その他議案につきまして、議第124号 財産を取得することにつき議決を求めることについて議第125号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 なお、審査過程における主な意見として、議第109号については、安土福祉自動車の交通事故に係る全ての示談完了後の報告とされ、議会への報告は事故発生時から半年以上経過することとなった、今回の事故は市民が同乗中に発生したことであり、まずは事故発生時に事故の経緯や原因また防止策等について丁寧に議会へ報告すべきであった、今後はこのような案件にかかわらず的確な判断と対応の下、速やかに議会へ報告をされたいとの意見がありました。 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。 教育厚生常任委員長道下直樹君。             〔9番 道下直樹君 登壇〕 ◆9番(道下直樹君) 皆様おはようございます。 続きまして、本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、12月18日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。 まず、予算関連議案につきまして、議第111号 令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第2号)議第112号 令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、条例議案につきまして、議第114号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定については、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。議第118号 近江八幡市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について議第122号 こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について議第130号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、その他議案につきまして、議第126号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについては、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 最後に、議員提出議案につきまして、会第16号 ブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書の提出については、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 なお、審査過程における主な意見として、議第114号について、デジタル関係法案は情報漏えいやプライバシーの侵害等のおそれがあり、また現在の健康保険証の利用を希望する声もあり、元の法案に対して推進する立場でないため反対するとの意見がありました。また、条例の改定の際に国の法が変わっているのにちょっとタイミングが遅れているんじゃないかなという意見も重ねてご報告いたします。 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。 産業建設常任委員長南祐輔君。             〔11番 南 祐輔君 登壇〕 ◆11番(南祐輔君) 皆様おはようございます。 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、12月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査をした結果、次のとおり決しましたので報告いたします。 まず、条例関連議案につきまして、議第119号 近江八幡市沖之島漁港の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、その他議案につきまして、議第127号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて議第128号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて議第129号 公の施設の指定管理者の指定期間の変更につき議決を求めることについて 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。 青木勝治君。 ◆4番(青木勝治君) 皆さんおはようございます。育政会の青木勝治でございます。よろしくお願いします。 それでは、議長の発言の許可を得ましたので、報告について質疑をさせていただきます。 総務常任委員会の付託議案のうち、議第109号専決処分の承認を求めることについて和解及び損害賠償の額を定めることについてお尋ねをいたします。 上程された議案書によりますと、本事件については、令和5年5月19日の公用車事故による損害賠償事件に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて、緊急を要し、議会を招集する時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により市長は8月7日に専決処分を行われ、同条第3項の規定により今回12月定例会で報告し、議会の承認を求めるとされております。しかし、第3項の規定は、第1項の規定による処置について、市長は次の会議においてこれを議会に報告し、その承認を求めなければならないと規定されております。 そこで、今回総務常任委員会に付託された議案審査において当局である安土町総合支所安土未来づくり課から説明を求めた際、8月の専決処分に伴い本来は次の会議である9月定例会において報告し承認を求めなければならないところ12月定例会へと遅延した理由等について説明がありましたか、お尋ねします。 ○議長(岡田彦士君) 沖総務常任委員長の回答を求めます。 沖茂樹君。             〔13番 沖 茂樹君 登壇〕 ◆13番(沖茂樹君) 青木議員の質疑に対しましてお答えをさせていただきます。 議第109号に関しまして、8月の専決処分の報告が次の会議である9月定例会ではなく本12月定例会へと遅延したことに関する当局の説明はございませんでした。 ○議長(岡田彦士君) 質疑はありませんか。 青木勝治君。 ◆4番(青木勝治君) ご回答ありがとうございました。当局の説明については遅延理由の説明はなかったということが分かりましたので、以上で私の質疑を終わります。 ○議長(岡田彦士君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~
    △日程第3 討論・採決 ○議長(岡田彦士君) 次に、日程第3、討論・採決に入ります。 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について討論・採決を行います。 それでは、専決処分議案について討論を行います。 青木勝治君の発言を許します。             〔4番 青木勝治君 登壇〕 ◆4番(青木勝治君) 育政会の青木でございます。 育政会を代表し、議第109号専決処分の承認を求めることについて和解及び損害賠償の額を定めることについて賛成の立場で討論させていただきます。 まず初めに、今般の安土福祉自動車の運転責任に起因する交通事故により本件の和解相手方の所有の建物と外壁に多額の損害を生じさせ、また関連して衝突した相手方の運送車両及び積載されていた3者の各荷物にそれぞれ損害を生じさせ、ご迷惑をおかけする事態となりましたことを大変遺憾に思っております。 さて、本件は、地方自治法第179条第1項の規定により本来は議会が地方公共団体の団体意思を決定すべきところを一定の要件を充足する場合に限って長がこれを代行することと法律上認められたものでございます。したがいまして、適正にこれを長が行使した場合においては行使の時点で当該団体意思は法律的に確定するものであると理解しており、本件の内容自体については異論もなく、承認し、原案に賛成するものでございます。 しかしながら、本件については、議会の役割であるチェック監視機能として、討論の場において当局にはあえて2点について苦言を呈し、申し添えておきたいと思います。 まず1点目は、今回交通事故は人身事故ではなく対物事故であったため議会には報告されず、今般全ての支払い完了後に報告するものと言われました。しかし、事故種別にかかわらず、同乗されていた市民もおられたわけですし、事故原因は市側の過失であり、その要因も含めて大きな課題があるものと認識をしております。そのことから、危機管理の鉄則どおり悪いことこそ迅速に伝え、大きく構えて小さく収めるように対応されることが肝要であり、議会に対しては少なくとも速やかに議長に報告していただくことが必要だったと思っております。議会の権限として、地方自治法第96条第1項で議決しなければならない事件が規定されており、第13号において「法律上その義務に属する損害賠償の額を定めること。」と規定されております。大きな事故にもかかわらず公表や報告がなかった当局の対応姿勢が問われるもので、今後は真摯な対応をお願いしたいと思います。 次に、2点目は、地方自治法第180条第1項の規定による議会の委任による市長の専決処分事項で、同条第2項で議会に報告しなければならないものの、承認を求めることを要しない軽易な事項として議会開会日に諸般の報告の一つとして市長報告されている委任専決処分事案とは本件は対応が異なるものでございます。本件は、賠償金額が100万円を超える案件であり、地方自治法第179条第1項の規定により市長が専決処分された場合は同条第3項の規定により市長は次の会議において議会に報告し、その承認を求めなければならないとされる事案に該当いたします。したがいまして、本件の損害賠償事件に係る和解及び損害賠償の額を定めることについては、緊急を要し、議会を招集し議会で議決を求める時間的余裕がなかったため、市長は8月7日に市長専決処分をされました。それであれば、本来は、同条第3項の規定どおり次の会議、すなわち9月定例会において議会に報告し、承認が必要という事案でございます。 なお、報告の承認、遅延によって専決処分の効力を左右するものではありませんが、法に基づく適切な業務遂行とは言えず、しっかりとコンプライアンス、法令遵守をお願いしたいと思います。 言い換えれば、市長の専決処分という行為によって処分による効力が発生し、議会の報告承認は必ずしも効力発生要件ではありませんが、議会と市長との相互の関係の均衡を図るための規定である行為を踏まえると、遅延行為や不適切な処理に対する市長の道義的責任は残り、議会や市民に対する公表や報告がなかったり遅れたりといった政治上の責任、市政運営の姿勢が問われるものと考えております。さきの9月定例会でも補正予算案の審議過程において本来当初予算で正しく計上しておけば補正予算を要求する必要がないものが少なくとも5件あり、るるご指摘をさせてきました。また、12月定例会の個人質問では、地域包括支援センターの業務委託を方針転換し直営に戻す際にも決定のプロセスとして運営協議会の所掌事務である評価、承認、決定する必要がありますが、それがないまま先に市長名の決定通知で出されているなど、定められた手順どおりではなく手続上の瑕疵があるのではないかと質問をさせていただいたところです。 本件については、原課の担当者や上司のチェックはもとより、専決処分の決裁に際しては執行機関の事務方の上席として最終的には総務部長もご存じのことと思いますし、また議案上程に関して取りまとめをされる立場でもございます。したがいまして、それぞれの立場でしっかりと形だけでなく実効性のあるダブルチェックをしていただかないと今後も同様の事案が繰り返されるのではないかと危惧しているところでございます。このように議会のチェックの監視機能としてあえて言わなくても済むように今後の対応改善をよろしくお願い申し上げ、当該議案自体については賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 以上で専決処分議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第109号専決処分の承認を求めることについて和解及び損害賠償の額を定めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第109号は原案を承認することに決しました。 次に、予算議案について討論を行います。 森原陽子君の発言を許します。 森原陽子君。             〔15番 森原陽子君 登壇〕 ◆15番(森原陽子君) 皆さんおはようございます。日本共産党の森原陽子です。 会派を代表いたしまして、議第110号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に反対の討論を行います。 補正予算の全てに反対ではありませんが、市民の命を守る事業の在り方、公平公正な事業の在り方について大きな問題があるとして、2点について反対いたします。 まず1点目、今回の補正予算では、債務負担行為において同報系防災行政無線システム導入事業が提案され、整備費として総額3億4,737万3,000円が計上されています。これは、旧安土町にのみ整備されている現行の防災無線では音声情報しか受信できないことから、視覚に障害がある方々等に対して災害情報伝達ルートの多重化を図る必要があること、防災無線システムを市内全域に広げることを目的とされています。今回防災無線が市内全域に整備されることには賛成です。新しく基地局を設け、市内5か所のアンテナの設置で電波の届かない地域がないように配慮されています。 しかし、幾つか問題があります。 1点目は、戸別受信機を自宅に設置したい場合に自己負担が必要なことです。視覚または聴覚障害者の属する世帯と生活保護世帯は無料ですが、スマートフォン等で災害情報を取得できない65歳以上のみの高齢者世帯には1,000円、そのほかの一般世帯が貸与を望む場合は1万円が必要です。市民の命を守る観点からすれば、希望する全ての市民が無料で設置できるようにすべきです。隣の市町では全ての世帯に無料で戸別受信機が貸与されたと聞いております。 2点目は、目的を視覚、聴覚障害者の方々の災害情報伝達ルートの多重化としながらも、市はそれらの方々に対して個々への申込案内を行いませんでした。広報へのチラシの挟み込みだけでは全ての視覚、聴覚障害者の方にしっかりと情報が届いたのでしょうか。確認をされていないとすればこの事業の目的に合わないやり方と言えます。広報も本文にはこの情報がないため、チラシをなくした場合一般市民でもこの事業があることを再確認できません。 3点目は、高齢者のみ世帯ではなくても日中は高齢者のみとなる世帯など、情報弱者に対しても負担があることです。当局は、9月末での申込数は障害者世帯55件、生活保護世帯3件、高齢者世帯134件、一般世帯134件の合計326件であると回答されました。市内3万5,000世帯の1%にも届いておりません。3億円もかけて事業整備をするのに公共施設や社会福祉施設への設置、今後の申込みを含めても910台しか見込まれておりません。3万5,000世帯に対して910か所、費用対効果はどうなのでしょうか。 事業実施までにはまだ時間があります。対象者や個人負担について見直し、少なくともまだ申込みをされていない視覚、聴覚障害者と高齢者のおられる世帯には個別の案内を出す、広報に再度掲載する、自己負担をなくすことが必要と考えます。せっかくの防災無線の整備が市民全体の利益となるように事業開始までに再検討を求めます。 2点目、補正に上げられた八幡第1浴場の改修についてですが、旧式のトイレの改修は公的施設としては必要と考えます。しかし、これ以上の改修は不要と考えます。お風呂を急に止めるわけにはいかないがボイラーが壊れたときには廃止、除却するということがこれまでの行政と市民の合意と認識されてきました。市も回答されたとおり、近江八幡市は2007年をもって同和対策事業を終結し、一般施策に移行すると決定いたしました。一般事業で実施するのですから、古くなり機能が維持できないときは除却する、あるいは必要とされる地域や団体に移譲することが当たり前の考え方です。市長が言われるように公衆浴場が高齢者の憩いの場として必要であるならば、少なくとも各学区に1か所は市が公衆浴場を設置するべきです。公平な事業実施が求められています。2007年で同和対策事業は終結する、その後な特別扱いは行わず、同対事業で造った施設の多くは廃止、除却し、地域の自立意識を高め、市民は人権尊重という立場から共に歩んでいく、これが近江八幡市民が出した答えです。このことは、市長が替わられても職員が替わっても踏襲すべき市の歴史であり、覆してはいけない問題です。 このことを踏まえて今後も市政が前進するよう強く求めて、補正予算の反対討論といたします。 ○議長(岡田彦士君) 次に、沖茂樹君の発言を許します。 沖茂樹君。             〔13番 沖 茂樹君 登壇〕 ◆13番(沖茂樹君) 政翔会の沖でございます。 議第110号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)について、会派を代表いたしまして賛成の立場で討論を行わせていただきます。少々長うございますが、よろしくお願いいたします。 本補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ1億8,855万3,000円を追加し、予算総額を401億2,516万7,000円とするもので、その中身は緊急かつ重要度の高い事業の計上と令和6年度に絶え間なく直ちに事業の実施を行うための予算措置としての10事業の債務負担行為を追加するものです。 幾つかの事業を挙げさせていただきますと、民生費であるところの移動支援事業、福祉医療費助成事業、家庭的保育事業及び小規模保育事業において利用者が増加したことによる事業費の追加、今や単なる入浴機会の提供にとどまらず地域住民のコミュニティーの拠点であり、また地域外の方々との交流の場ともなっている八幡町第1共同浴場のトイレの水洗化、農林水産業費において土地改良施設である排水機場に係る電気代の高騰支援、子どもたちに学校給食を提供するための給食センターの維持管理並びに施設整備に必要となる事業などです。 また、債務負担行為の主な事業としましては、近江八幡市の文化の拠点の一つである文化会館の改修工事を行うもので、昭和54年の開館から44年が経過した施設を今の時代のニーズに合ったものとし、今後も20年間利用することができるように機能回復を図るものです。また、施設と設備の改修だけではなく、若手の市職員を中心としたプロジェクトチームによる文化会館の在り方、使い方についての検討にも取りかかろうとするものでございます。 もう一つは、同報系防災行政無線システムの導入であります。近江八幡市地域防災計画では、その計画の目的を「市の地域並びに市民の生命、身体及び財産を災害から保護すること」としており、さらに計画の基本方針では人命の安全確保を最優先にした防災対策を計画し、事業を推進することを1番目に上げています。さらに、計画の中では、災害時において市民に対する情報の伝達漏れを回避するために情報の伝達ルートと伝達手段の多重化を図るとしており、それに向けて整備を検討するものとして同報系防災行政無線を上げています。つまり、このたびの債務負担行為は、この地域防災計画に基づいて整備を進めようとするためのものです。 なお、情報の多重化とは、スマホを使われない高齢者や視覚、聴覚に障害のある方など情報を自ら取りに行くことができない情報弱者と呼ばれる方々に対していろいろな形で情報を発信することで情報収集の手段を選択していただけるようにするものでございます。こうした考えを基に既存設備の活用も含めた様々な手段を検討する中で、最も効率的で確実に情報を届けることができると判断されたのがこのたびの議案になります。 まず、情報の発信については、家の中にいても電波の届きやすいと言われる280メガヘルツの電波帯を使用するということ、これはポケットベルと同じ電波帯とのことです。ただし、デジタル無線は障害物があると届きにくいという弱点があることから、安土町総合支所に集配信局、市役所南別館と沖島に送信局、大中、島コミセン、津田、東老蘇、雪野山グラウンドに再送信子局の整備が必要になるということです。これらの整備工事に3億1,434万円が必要になるということですが、逆に言えばこれにより近江八幡市のどこにいても確実に情報が届くということです。 なお、財源については、緊急防災・減災事業債を活用するとされておられます。 一方の情報の受信については、比較的安い値段で、なおかつソフトのバージョンアップなどのメンテナンスの必要のないラジオ型の受信機を採用されました。この受信機は、情報を受信するとランプの点滅で知らせ、文字を表示しますので聴覚に障害のある方も情報を入手できますし、サイレンで知らせ、音声で読み上げもしますので視覚に障害のある方にも対応していることから、情報伝達手段の多重化が図られたことになります。 ただ、債務負担行為額の3億4,737万3,000円という金額は、費用対効果の点から適切なのかというご意見もあるかと思います。しかし、そもそも人命の安全確保を最優先とするのであれば費用対効果という物差しは必要ではないと思うのですが、ちなみに当局の試算ではこの受信機の設置を想定するのは何らかの障害のある方やスマホをお持ちでない高齢世帯及び自治会、社会福祉施設、コミセン、就学前施設、小・中学校を含めたおよそ1,000か所になるということです。そう考えると、費用対効果という点からも納得いくのではないでしょうか。ただ、今現在申込みをされた方は326名という状況であることから、今後は必要とされる方全てに受信機が行き渡るようあらゆる手段を講じていただくようお願いをいたします。 災害はいつ来るか分かりません。立ち止まるのではなく、この仕組みを磨き上げながら前へ進めていただくことを意見として申し添えさせていただきます。 以上のことから、今回提案されております議第110号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)議案につきましては、いずれの事業も私たち市民の生活に直結した必要性の高いものであり、速やかな事業の実施が求められることから、債務負担行為の追加も含め、政翔会といたしましては賛成するものであります。 最後に、議員各位の賛同をお願いしまして、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(岡田彦士君) 以上で予算議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第110号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第110号は原案を可決することに決しました。 次に、条例議案について討論を行います。 森原陽子君の発言を許します。 森原陽子君。             〔15番 森原陽子君 登壇〕 ◆15番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。 会派を代表して議第114号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対討論を行います。 この条例の改正では、個人番号制度、いわゆるマイナンバーカードの情報提供により医療保険給付関係情報、障害者関係情報及び公的給付等口座登録簿関係情報を取得可能とすることで令和6年度秋に予定されている健康保険証の廃止に対応し、及び手続の簡素化を図るための改正です。 この条例の前提となっている来年秋に現行の保険証をなくすということには大きな矛盾があります。マイナカードをめぐるトラブルは、マイナ保険証の使用不能だけを見ても71万件、本人以外の公金口座登録が約14万件起こっているなど、とても安心して使える状況ではありません。 9月11日のNHKの世論調査では、保険証を予定どおり廃止にすべきは19%にとどまる一方、廃止を延期すべきが39%、廃止の方針を撤回すべきが31%で、延期と撤回を合わせると70%に上っています。共同通信社が6月に実施した世論調査によると、マイナカードの利用拡大をめぐり不安を感じている、ある程度不安を感じているは合計で71.6%に達しています。現行の保険証をなくすことは民意に反します。 また、専門家も指摘するように、欠陥があるデジタル法案を今のまま進めると個人情報の漏えいのリスク、プライバシーの侵害など、大きな問題があります。G7各国を見ても、ドイツでは国民のプライバシー侵害の懸念が大きく、共通番号の導入は違憲であるとの連邦議会の見解もあり、行政分野ごとに異なった個人識別番号を用いています。フランスでも社会保障番号が検討されましたが、撤回、行政分野ごとに異なる番号を用いています。イギリスでは、これまで2回IDカードを廃止いたしました。個人の身元を証明する行為は強制されるべきではない、政府による管理、監視社会に対する危機感や個人情報流出への懸念等からです。アメリカでは、社会保障番号を用いたなりすまし等の犯罪が社会問題化しています。 我が国のマイナカードは、諸外国のカードとは比べ物にならない量の情報がひもづけられています。地方自治体が預かっている住民の個人情報は、出生から死亡まで、家族構成、婚姻関係などの家庭状況、職業、学歴、資格、所属団体、資産、収入、病歴などなど、非常にセンシティブな情報です。今年8月に滋賀県保険医協会からも各議員にお願いの文書が届いていましたが、誤った情報のひもづけによる投薬、診療情報の取り違えは重大な医療事故につながりかねない、機微性の高い医療情報を他人が閲覧できる状態になっていたことは重大な問題だなどとして、こちらも現行の保険証の存続を求めておられます。教育厚生常任委員会の中でも、どこまでの個人情報がひもづけられるのかということも意見の中で出されておりました。今回の条例改正ではマイナ保険証での申請手続の簡素化を図ることがうたわれていますが、それ以上に大きな危険をはらんでいます。よって、この条例改正については反対いたします。 ○議長(岡田彦士君) 以上で条例議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第114号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第114号は原案を可決することに決しました。 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件について、予算議案、条例議案、その他議案の順に一括採決します。 まず、予算議案について、議第111号から議第113号までを一括採決します。 お諮りします。 議第111号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第2号)、議第112号令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議第113号令和5年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)、以上3件は、総務及び教育厚生の各常任委員長の審査の報告のとおり原案を可決することに異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田彦士君) 異議なしと認めます。よって、議第111号から議第113号までの3件は原案を可決することに決しました。 次に、条例議案について、議第118号から議第120号まで、議第122号及び議第130号を一括採決します。 お諮りします。 議第118号近江八幡市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第119号近江八幡市沖之島漁港の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第120号近江八幡市観光駐車場条例の一部を改正する条例の制定について、議第122号こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議第130号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、以上5件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田彦士君) ご異議なしと認めます。よって、議第118号から議第120号まで、議第122号及び議第130号の5件は原案を可決することに決しました。 次に、その他議案について、議第124号から議第129号までを一括採決します。 お諮りします。 議第124号財産を取得することにつき議決を求めることについて、議第125号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第126号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第127号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第128号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第129号公の施設の指定管理者の指定期間の変更につき議決を求めることについて、以上6件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田彦士君) ご異議なしと認めます。よって、議第124号から議第129号までの6件は原案を可決することに決しました。 次に、議員提出議案について採決を行います。 会第16号について起立により採決します。 お諮りします。 会第16号ブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書の提出については、教育厚生常任委員長の審査の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、会第16号は原案を可決することに決しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第4 議案の上程(提案理由説明)     議第131号~議第135号     会第17号~会第19号 ○議長(岡田彦士君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。 議第131号から議第135号まで並びに会第17号から会第19号までの8件を上程し、件名を事務局から朗読させます。 西川議会事務局長。 ◎事務局長(西川仁司君) 朗読いたします。 令和5年第4回(12月)近江八幡市議会定例会追加提出議案市長提出議案議第131号 令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)議第132号 近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について議第133号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてほか人事議案2件議員提出議案会第17号 地方公務員給与の地域手当見直しに関する意見書の提出について会第18号 浄化槽設置整備事業にかかる補助制度の見直しを求める意見書の提出について(国への意見書提出)会第19号 浄化槽設置整備事業にかかる補助制度の見直しを求める意見書の提出について(滋賀県への意見書提出) 以上でございます。 ○議長(岡田彦士君) 次に、市長提出議案の提出の理由の説明を求めます。 小西市長。             〔市長 小西 理君 登壇〕 ◎市長(小西理君) おはようございます。 本日追加いたします議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。 まず、議第131号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)につきましては、歳入歳出それぞれ4億5,823万3,000円を追加し、予算総額を405億8,340万円とさせていただくものでございます。 主な内容といたしましては、民生費におきまして、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金事業で物価高騰の影響を受けられた市民税非課税世帯に対しまして7万円の追加給付を迅速に実施するため、負担金補助及び交付金等を追加させていただくものでございます。 これらの財源につきましては、全額国庫支出金を充当させていただくものでございます。 次に、議第132号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定につきましては、入院に係る保険診療分の医療費の助成方法として子ども医療費受給券を医療機関に提示し、自己負担なく受診することにより子育て世帯の一時的な金銭的負担及び申請手続の負担の軽減を図るため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。 次に、議第133号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴いまして、馬淵学区から小川真夫氏を新たに人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。 次に、議第134号馬淵財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、馬淵財産区の財産区管理委員の任期満了に伴いまして、委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。 次に、議第135号牧財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、牧財産区の財産区管理委員の欠員に伴いまして、委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。 以上、追加いたしました議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 次に、議員提出議案の提案理由の説明を求めます。 小西はげむ君。             〔20番 小西はげむ君 登壇〕 ◆20番(小西はげむ君) 皆さんおはようございます。 提出者を代表し、会第17号の意見書について朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。 地方公務員給与の地域手当見直しに関する意見書の提出について 地方公務員給与における地域手当については、平成26年の人事院勧告に基づき、平成27年4月1日に給与制度の総合的見直しが実施され、給料表の水準を平均2%引き下げる代替措置として見直しがされたが、本市においては、この見直しにおいても、引き続き非支給地となっている。 一方、滋賀県内の各自治体においては、地理的に広大な県でもないにもかかわらず地域手当が非支給地から10%支給地まであり、社会経済環境や生活実態において大きな差がない地域の実情以上の自治体間格差が生じているところである。 また、本市は消防部門等において、一部事務組合を組織しているが、構成自治体において地域手当の支給地と非支給地が混在し、同じ組織の職員でありながら、勤務先による地域手当の有無という矛盾を避けるため、この一部事務組合では、地域手当を一律支給しない措置を講じている。 その他、地域手当の支給割合は、介護報酬に係る地域区分や保育所運営費の単価等に係る地域区分の級地等に一定反映をされており、こうした状況は、職員及び民間の福祉人材の確保を困難にし行政運営上の悪影響が懸念されるところである。 こうした中、令和5年8月7日の人事院勧告において、「地域手当に関しては、市町村単位で細かく水準差が生じていることに対して不均衡であるといった意見を始め、様々な指摘がある。このため、最新の民間賃金の反映と併せ、級地区分の設定を広域化するなど大くくりな調整方法に見直す」との記載がされたところである。 よって、国においては、地方が主役の「地方創生」を担う有能な人材を確保する観点から、級地区分の設定を広域化すること等、地域手当の支給地域の見直しについて、特段の配慮を強く要望します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いをいたします。 ○議長(岡田彦士君) 次に、議員提出議案の提案理由の説明を求めます。 小川広司君。             〔21番 小川広司君 登壇〕 ◆21番(小川広司君) 提出者を代表し、会第18号の意見書について朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。 浄化槽設置整備事業にかかる補助制度の見直しを求める意見書の提出について(国への意見書提出) 環境省が昭和62年から進めている浄化槽設置整備事業は、現在、循環型社会形成推進交付金という形で、事業実施本体である市町村に交付されているが、平成31年1月「循環型社会形成推進交付金の予算は、単独処理浄化槽や汲み取り便槽の、合併処理浄化槽への転換に重点化していく」との方向性が示され、平成31年4月1日に交付金の要綱が改正された。その結果、汚水処理未普及解消につながらない場合は、補助の対象ではなくなったところである。 しかしながら、本市では、下水道又は農業集落排水施設の整備が当分の間見込まれない地域においては、浄化槽による生活排水の処理を行う形で面的整備を推進してきたことから、汚水処理未普及解消につながらない場合であっても、従来の市が負担してきた分については、引き続き交付することを続けてきた。しかし、浄化槽の設置を止む無くとされた市民からの抗議の声は大きく、本市はそれに応えるべく令和5年4月からは、これまで国及び滋賀県が負担してきた補助額を市が交付する扱いとの処置をとったところである。 「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」第10条において、「国及び関係地方公共団体は、琵琶湖の水質の保全及び改善が近畿圏における住民の生活及び事業活動にとって極めて重要であることに鑑み、水質の汚濁の防止のために必要な規制等の措置を講ずるとともに、下水道、浄化槽、農業集落排水施設、農業用用排水施設等の整備及び管理その他必要な措置を講ずるよう努めるものとする」となっている。 また、国が定めた「琵琶湖の保全及び再生に関する基本方針」においても、基本的な事項として、「下水道、浄化槽、農業集落排水施設、農業用用排水施設等の社会資本については、適切な維持・管理・更新を行うよう努めるものとする」となっている。 よって、国においては、次の事項を確実に実行されるよう強く要望する。 汚水処理未普及解消に繋がらない場合であっても、平成30年度まで実施されていた支援を受けられるよう補助金要綱の改正を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 続きまして、会第19号の意見書について朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。 浄化槽設置整備事業にかかる補助制度の見直しを求める意見書の提出について(滋賀県への意見書提出) 環境省が昭和62年から進めている浄化槽設置整備事業は、現在、循環型社会形成推進交付金という形で、事業実施主体である市町村に交付されているが、平成31年1月「循環型社会形成推進交付金の予算は、単独処理浄化槽や汲み取り便槽の、合併処理浄化槽への転換に重点化していく」との方向性が示され、平成31年4月1日に交付金の要綱が改正された。その結果、汚水処理未普及解消につながらない場合は、補助の対象ではなくなったところである。これに伴い、滋賀県も同様の取り扱いをする決定をされ、平成31年4月1日に要綱を改正された。 しかしながら、本市では、下水道又は農業集落排水施設の整備が当分の間見込まれない地域においては、浄化槽による生活排水の処理を行う形で面的整備を推進してきたことから、汚水処理未普及解消につながらない場合であっても、従来の市が負担してきた分については、引き続き交付することを続けてきた。しかし、浄化槽の設置を止む無くとされた市民からの抗議の声は大きく、本市はそれに応えるべく令和5年4月からは、これまで国及び滋賀県が負担してきた補助額を市が交付する扱いとの処置をとったところである。 滋賀県は、「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」第10条において、「国及び関係地方公共団体は、琵琶湖の水質の保全及び改善が近畿圏における住民の生活及び事業活動にとって極めて重要であることに鑑み、水質の汚濁の防止のために必要な規制等の措置を講ずるとともに、下水道、浄化槽、農業集落排水施設、農業用用排水施設等の整備及び管理その他必要な措置を講ずるよう努めるものとする」とされていることを県内各市町に先駆けて行わなければならない立場にある。 また、国が定めた「琵琶湖の保全及び再生に関する基本方針」においても、基本的な事項として、「下水道、浄化槽、農業集落排水施設、農業用用排水施設等の社会資本については、適切な維持・管理・更新を行うよう努めるものとする」となっている。 さらに、滋賀県におかれても、「滋賀県生活排水対策の推進に関する条例」を制定され、その第9条において、「県は、合併処理浄化槽の設置に関する支援を行う市町に対して必要な財政上の措置を講ずるものとする」とされている。 よって、滋賀県においては、次の事項を確実に実行されるよう強く要望する。1 汚水処理未普及解消に繋がらない場合であっても、単に国の方針に従うのではなく、国民的資産である「母なる琵琶湖」の保全及び再生を進めていくために、平成30年度まで実施されていた支援を県内市町が受けられるよう補助要綱の改正を行うこと。2 国に対しては補助制度の見直し(復元)と予算の確保について要望すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 以上で議案の上程を終わります。 それでは、ただいま上程しました議第131号から議第135号まで並びに会第17号から会第19号までの8件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午前10時45分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前10時56分 再開 ○議長(岡田彦士君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第5 質疑 ○議長(岡田彦士君) それでは、日程第5、質疑に入ります。 1名から発言通告がありますので、これを許します。 玉木弘子君の発言を許します。 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) 皆さんこんにちは。日本共産党、玉木弘子です。 会派を代表いたしまして、本日追加提案されました2議案について質疑をさせていただきます。 初めに、議第131号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)で提案されました電力・ガス・食品等価格高騰重点支援給付事業の概要について説明をお願いします。 次に、議第132号近江八幡市子ども医療費助成条例について、条例改正の理由と条例の変更点についてご説明ください。 以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 当局の回答を求めます。 長村福祉保険部長。             〔福祉保険部長 長村周作君 登壇〕 ◎福祉保険部長(長村周作君) 皆さんおはようございます。 それでは、玉木議員の議第131号についての質疑についてお答えいたします。 当事業は、国の経済対策に基づく物価高騰対応重点支援の低所得支援枠として住民税非課税世帯に対し7万円を給付するものです。 財源は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、全額国費となります。 対象世帯は、令和5年12月1日時点で当市に住民登録があり、全世帯員が令和5年度住民税非課税世帯となりますが、課税者から扶養されている者のみの世帯は対象外となります。 給付対象につきましては、前回と同様プッシュ型と呼ばれる片道方式の給付となり、可能な限り受給者の負担を軽減する方法を予定しています。 手続を必要とする方は、申請書を送付し、令和6年3月31日までに受け付けさせていただきたいと考えております。 続きまして、玉木議員の議第132号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての質疑にお答えいたします。 子ども医療費の助成において、入院に係る保険診療分の医療費の助成方法を償還払い申請方式から現物給付方式とすることにより子育て世帯の一時的な金銭的負担及び申請手続に係る負担軽減を図るため、改正を行うものです。 変更点といたしましては、子ども医療費助成条例に規定しております受給券の交付に係る規定について、通院に限定しているため、文言の削除及びこれらに付随します文言の修正を行うものです。 本市では、子ども医療費の助成制度を平成24年4月から開始し、助成内容については段階的に助成対象を拡大し、令和5年4月より高校生世代まで助成対象としております。これまでは通院についてのみ現物給付としておりましたが、入院についても現物給付となることにより令和6年4月診療分より県内の保険医療機関などを受診される場合は保険適用の分の自己負担をお支払いしていただく必要がなくなります。 以上です。 ○議長(岡田彦士君) 質疑はありませんか。 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) ありがとうございます。 再質疑をさせていただきます。 電力・ガス・食品等価格高騰重点支援給付事業の支給対象となる住民税非課税世帯の単身世帯の場合の所得額について教えてください。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 玉木議員の再質疑についてお答えします。 住民税非課税者の所得額は、38万円以下の方となります。給与収入を例にした場合、給与収入93万円以下の方となります。この所得額は、収入の種類、扶養などの様々な控除により変動するため一概に収入が93万円以下のみが非課税とならないため、参考としてご理解いただきますようお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 質疑はありませんか。 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) 支給対象となります住民税非課税世帯のうち対象とならない世帯があるかと思うんですけど、それはどのような世帯でしょうか。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 玉木議員の再質疑についてお答えします。 質疑の中でご回答申し上げましたとおり、当給付金は課税者から扶養されている者のみの世帯を対象外としております。当事業は、国の経済対策に基づく全額国庫負担の事業であり、交付金の算定対象を給付対象世帯としております。今回交付金の算定対象から外れたことを受け、給付の対象外とさせていただきました。 なお、国の経済対策において所得税、個人住民税の定額減税等の実施が盛り込まれたことや当該定額減税については扶養家族の人数に応じた支援が検討されていることなどを踏まえ、交付金の算定から除く方向を示されていることを申し添えいたします。 ○議長(岡田彦士君) 質疑はありませんか。 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) かなり難しいんですけど、5月に実施されました同様の事業で3万円支給された場合は全ての非課税世帯が対象になっておりました。今回全てとならなかった理由について、先ほど述べていただいたかとは思うんですけど、なぜ全ての非課税世帯が対象にならなかったのでしょうか、お伺いします。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 質問なんですけども、理由でよろしいんですか。 先ほど申しましたように、今回の国の経済対策に基づく国庫負担事業でありまして、交付金の算定対象を、給付対象世帯としておりましたが、その算定対象から国が外されたということです。 ○議長(岡田彦士君) 質疑はありませんか。 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) ということは、前回給付されて今回給付されない方が疑問に感じられるかなと思って質疑をさせていただきました。 事業スケジュールについてご説明をお願いします。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 玉木議員の再質疑についてお答えします。 当給付金の支給日は、1月下旬から2月下旬を想定しております。対象世帯に対し1月中旬までに支給のお知らせを発送し、辞退、振込先変更などを一定期間受け付けた後、給付いたします。また、転入世帯などで振込先が把握できない場合は、申請書を送付し、返送後3週間程度で給付を行います。最終の申請期限は3月31日としております。 なお、事業周知のため、1月上旬までにホームページ、続きまして2月に広報を活用する想定でございます。 ○議長(岡田彦士君) 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) 物価高騰などで暮らしが大変な中、低所得の中で年が越せるか心配されている世帯に対してできるだけ早く支給することが求められると考えます。年内に支給される自治体がある中で1月下旬まで支給できないのはなぜなのでしょうか、その理由についてお伺いします。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 玉木議員の再質疑についてお答えします。 今回国の経済対策では、当給付金事業のほか、所得税、個人住民税の定額減税等の実施が盛り込まれているところですが、減税と給付を受けられない所得層に対する対応について全国市町から国に対し質問されているところでありました。年末までに具体案を模索されていた中、7万円給付金のみが11月末に決定し、本市としましても迅速な支援を念頭に置き、この12月補正に追加提案させていただいたところでございます。 ○議長(岡田彦士君) 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) 12月に提案していただいたんですけど、年内に支給できない理由をもう一度お願いします。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 制度設計が出来上がったのがごく最近私どもに通知がございました。それまでにいろいろな予算もついていない中でいろんな契約やそういった行為を行うことが不適当と考えて、この議会に提案した後に予算計上させていただいて事業を執行したいと考えております。 ○議長(岡田彦士君) 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) 努力していただいているのは分かりました。今後国においていろんなまた施策が実施されるかと思いますけれども、より迅速に対応できるように求めておきます。 次に、議第132号近江八幡市子ども医療費助成条例について再質疑をさせていただきます。 今回の改正で入院医療費の窓口負担がなくなります。従来必要とされておりました高額療養費限度額申請の手続についてはどのようになりますでしょうか。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 玉木議員の再質疑にお答えします。 これまで高額医療費について、保険医療機関などに各保険者発行の限度額適用認定証の提示がなければ自己負担限度額を超えても医療費の3割分の自己負担の支払いが必要でした。令和5年10月より原則全ての保険医療機関などでオンライン資格確認が導入され、限度額適用認定証の提示がなくてもマイナンバーカードや被保険者証の記号、番号で自己負担限度額の確認が可能となり、保険医療機関などへの限度額適用認定証の提示は不要となり、県内の保険医療機関などに入院される場合は高額医療費の申請手続は不要となります。 ○議長(岡田彦士君) 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) ありがとうございます。条例改正の後、償還払いの手続がまだ残るものがありますでしょうか。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 玉木議員の再質疑についてお答えいたします。 県外の保険医療機関などを受診された場合は、償還払いの手続が必要となります。そのほかにも、医師の指示により治療用装具を作製された場合や県内の保険医療機関などにおいて受給券を提出できなかった場合は保険医療機関などの窓口で一旦お支払いをいただき、領収書を持参の上、市保険年金課の窓口で償還払いの手続が必要となります。 ○議長(岡田彦士君) 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) 先ほども説明していただきましたけど、受給券を受診時に、通院時にでも提示できなかった場合、一旦窓口負担が必要で償還の手続が必要というふうに説明がありました。健康保険証に市内の住所とか年齢とか、先ほどもありましたオンライン資格確認ができるというのであれば、もし受給券を忘れた場合、現在一旦窓口負担となっております外来の通院費に関しても先ほどおっしゃっていただいた限度額適用認定証と同様にオンライン資格確認ができるとしたら窓口支払いをなくすことが可能になるかと思うんですけど、この点についてお願いします。 ○議長(岡田彦士君) 回答を求めます。 長村福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(長村周作君) 玉木議員の再質疑についてお答えします。 母子家庭、父子家庭の独り親世帯の子ども、また一定の障害がある子どもさんにつきましては、それぞれの別制度の受給券を交付しており、小学1年生から高校生世代の子どもさんにつきましては全ての方に医療助成に係る受給券を交付しているものではございません。また、他の自治体の保護者に看護されている子どもなど、市内在住であっても他の自治体の医療助成を受けられている場合もあります。このため、健康保険証のみで一律に本市の子ども医療費助成に関する資格確認を行うことは困難でありますことから条例第5条第4項にて助成対象者が保険医療機関などに受給券を提示することを定めておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(岡田彦士君) 玉木弘子君。 ◆16番(玉木弘子君) ありがとうございました。 以上で質疑を終わらせていただきます。 ○議長(岡田彦士君) 以上で玉木弘子君の質疑を終わります。 以上で全ての質疑を終わります。              ~~~~~~~~~~~ △日程第6 委員会付託 ○議長(岡田彦士君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。 お諮りします。 ただいま議題となっています議第133号から議第135号まで並びに会第17号から会第19号までの6件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田彦士君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの6件については委員会付託を省略することに決しました。 なお、議第131号及び議第132号の2件については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、予算常任委員会及び教育厚生常任委員会に付託します。 後刻、再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。 予算常任委員会はこの後、本会議場にて、その後、教育厚生常任委員会は第3・4委員会室で開議されます。 休憩します。               午前11時15分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後0時10分 再開 ○議長(岡田彦士君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第7 委員会審査報告 ○議長(岡田彦士君) 日程第7、委員会審査報告に入ります。 まず、予算常任委員会の報告を求めます。 予算常任委員長山本妙子君。 はい。             〔10番 山本妙子君 登壇〕 ◆10番(山本妙子君) それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。議第131号 令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 当局におかれましては、本事業において事業内容や対象等、スムーズな周知に努められますようよろしくお願いいたします。 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(岡田彦士君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。 教育厚生常任委員長道下直樹君。             〔9番 道下直樹君 登壇〕 ◆9番(道下直樹君) 皆様こんにちは。 続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開催し、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。 条例議案につきまして、議第132号 近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定については、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(岡田彦士君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田彦士君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会審査会の報告を終わります。 次に、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午後0時14分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後0時14分 再開 ○議長(岡田彦士君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第8 討論・採決 ○議長(岡田彦士君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。 それでは、議第131号から議第135号まで並びに会第17号から会第19号までの8件について、順次起立により採決をします。 お諮りします。 議第131号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、予算常任委員会の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第131号は原案を可決することに決しました。 次に、議第132号を採決します。 お諮りします。 議第132号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) 起立全員と認めます。ご着席ください。よって、議第132号は原案を可決することに決しました。 次に、議第133号を採決します。 お諮りします。 議第133号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第133号は原案に同意することに決しました。 次に、議第134号を採決します。 お諮りします。 議第134号馬淵財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第134号は原案に同意することに決しました。 次に、議第135号を採決します。 お諮りします。 議第135号牧財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第135号は原案に同意することに決しました。 次に、会第17号を起立により採決します。 お諮りします。 会第17号地方公務員給与の地域手当見直しに関する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第17号は原案を可決することに決しました。 次に、会第18号を起立により採決します。 お諮りします。 会第18号浄化槽設置整備事業にかかる補助制度の見直しを求める意見書の提出について(国への意見書提出)は、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第18号は原案を可決することに決しました。 次に、会第19号を起立により採決します。 お諮りします。 会第19号浄化槽設置整備事業にかかる補助制度の見直しを求める意見書の提出について(滋賀県への意見書提出)は、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(岡田彦士君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第19号は原案を可決することに決しました。 ここでお諮りします。 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田彦士君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任されることに決しました。 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。 ここで市長からご挨拶をいただきます。 小西市長。             〔市長 小西 理君 登壇〕 ◎市長(小西理君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。 議員の皆様方におかれましては、去る11月29日に令和5年第4回市議会定例会を招集させていただきましたところ、令和5年度一般会計補正予算案など、追加で提案させていただきました議案を含め、原案どおりご可決を賜りましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。 今議会の審議の過程におきまして議員の皆様から賜りましたご意見やご提言につきましては、これを真摯に受け止め、今後の市政運営に当たり反映できますよう鋭意努力してまいりたいと存じます。 さて、毎年のことでございますけれども、やはり12月になりますと日を追うごとに年の瀬特有の慌ただしさを感じるようになります。特にこのお正月は、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めて迎えるお正月となります。久しぶりにご家族が集まり、大勢で過ごすお正月の団らんや帰省の予定などの準備をされている方も多いのではないかと思います。町にもにぎやかな様子が、またにぎやか年末が戻ってきたようにも感じます。 ここ数年、社会的距離を保つ必要が続いた中で、私どもは様々な手段を駆使してコミュニケーションを図ってきたところでございます。オンラインでのイベントやミーティング、SNSを活用した情報発信など、物理的な距離があるからこそデジタルを通じたつながりを深めることもできた一面もあろうかと思います。しかし同時に、地元地域のコミュニティーでのイベントや学校や団体での活動が、これまで行われてこなかったものが徐々に再開され、直接人と人が会うことによってのコミュニケーションを取ることで得られる感動、また自然とできる絆も改めて認識され、対面での交流の大切さもまた戻ってきたのだというように感じます。 人と人との交流は、単なる情報交換というだけではなく、相互の理解や共感を深め、地域社会を結びつけていく大きな力になると感じるところであります。今議会での議論にもございましたけれども、町の発展はその土台となる人々の結びつきや協力がなければ生まれてくるものではないと考えるところでございます。私たち行政の役割の一つとして、様々な場面においてこういう人と人の結びつきを築ける土壌をつくり、整えることにあろうかとも思います。来年も引き続き市民の皆様とともに協力し、対話を深めつつ、人と人の交流を大切にし、お互いに支え合いながら地域社会全体で一丸となり、よりよい近江八幡市を築いていくために努力し、取り組んでまいる所存でございます。 さて、本議会におきまして、特に職員の不祥事、また事務手続の不備に対するご指摘も多く頂戴いたしたところでございます。繰り返しになりますけども、私ども職員一人一人が全体の奉仕者であることを改めて強く自覚し、市民本位の行政の推進に全力を尽くすことで信頼を回復していかねばならぬというふうに考えております。こうして新たな年を迎えるに当たりまして、市長である私も先頭に立ち、職員一同いま一度公務に携わる者としての基本に立ち返り、職務を誠心誠意遂行してまいりたいと存じます。全力でタブーなく市政運営に取り組んでまいりますので、引き続き議員の皆様にもご協力を賜りたく、どうかよろしくお願いを申し上げます。 これから年末にかけまして、ますます寒さも厳しくなる予報もございます。議員の皆様方におかれましては、年末年始の行事等何かとご多忙の日々が続くとは存じますが、どうかくれぐれもお体ご自愛いただき、輝かしい初春を健やかにお迎えになりますようお祈り申し上げ、また新たな年が全ての市民の皆様にとって明るく、飛躍につながる年となりますこと、なお一層のご活躍を含め、心より祈念申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。 ○議長(岡田彦士君) 第4回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る11月29日開会いたしました本定例会も、議員各位並びに市長をはじめ当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 当局の皆様方におかれましては、今定例会の中で各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願い申し上げるものであります。 さて、去る10月21日、本市の文化団体連合会及び文化協会主催の研修会に参加させていただきました。研修では、「忘れそうな大切なこころ」と題したご講演があり、今や世界用語にもなったおもてなしのお話の中で出迎え三歩、見送り七歩の心の大切さを教えていただきました。お出迎えのときはようこそお越しくださいましたという歓迎の気持ちを込めて、そしてお見送りのときはいらしていただきありがとうございました、どうぞお気をつけてという感謝の気持ちとお客様へのお帰りの無事を願う気持ちを込めての接遇の大切さです。聞くところによりますと、小西市長様は来客がお帰りになる際には必ずエレベーター前までお見送りに出られ、深々とおじぎをされるそうであります。来る令和7年には、国スポ・障スポが開催され、全国から多くの選手、役員、観客が本市にお越しになります。この出迎え三歩、見送り七歩の心を大切に全市挙げてのおもてなしができますよう、私も心に刻まなければと思った次第でございます。 最後に、本年も残すところあと僅かになりました。皆様方におかれましては、健康には十分気をつけられ、輝かしい新年を迎えられるよう心からご祈念申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。 それでは、これをもちまして令和5年第4回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでございました。               午後0時28分 閉会              ~~~~~~~~~~~ 近江八幡市議会会議規則第88条の規定により下記に署名する。  令和5年12月21日      近江八幡市議会議長           岡 田 彦 士      署 名 議 員           松 村   務      署 名 議 員           三 上 英 夫...