• 児玉(/)
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  1. 近江八幡市議会 2018-09-26
    09月26日-05号


    取得元: 近江八幡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-01
    平成30年第3回 9月定例会         平成30年第3回(9月)近江八幡市議会定例会                    平成30年9月26日(水) 午前9時30分開議            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程   第1 会議録署名議員の指名   第2 諸般の報告   第3 委員会の閉会中の継続審査   第4 委員会審査報告   第5 討論・採決   第6 議案の上程(提案理由説明)      議第103号~議第109号      会第8号   第7 質疑   第8 委員会付託   第9 委員会審査報告   第10 討論・採決1. 会議に付議した事件   日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 諸般の報告   日程第3 委員会の閉会中の継続審査   日程第4 委員会審査報告   追加日程 議第61号 近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正案に関する動議   日程第5 討論・採決   日程第6 議案の上程(提案理由説明)        議第103号~議第109号        会第8号   日程第7 質疑   日程第8 委員会付託   日程第10 討論・採決1. 会議に出席した議員(23名)   1番  竹 尾 耕 児 君        2番  重 田   剛 君   3番  井 上 芳 夫 君        4番  岡 山 かよ子 君   5番  辻   正 隆 君        6番  奥 田 孝 司 君   7番  岡 田 彦 士 君        8番  西 津 善 樹 君   9番  小 西   励 君        10番  中 田 幸 雄 君   11番  片 岡 信 博 君        12番  北 川 誠 次 君   13番  平 井 せい治 君        15番  園 田 新 一 君   16番  田 中   好 君        17番  井 狩 光 男 君   18番  池 上 知 世 君        19番  川 崎 益 弘 君   20番  加 藤 昌 宏 君        21番  橋     博 君   22番  井 上 佐由利 君        23番  山 本 英 夫 君   24番  西 居   勉 君1. 会議に欠席した議員(なし)1. 会議に出席した説明員(16名)   市長      小 西   理 君  総合政策部長  江 南 仁一郎 君   総務部長    益 田 卓 弥 君  市民部長    田 村 裕 一 君   福祉保険部長  鳥 居 広 子 君  子ども健康部長 青 木 勝 治 君   都市整備部長  小 西 正 彦 君  産業経済部長  万 野 藤 治 君   安土町総合支所長嶋 川 明 夫 君  会計管理者   久 郷 浩 之 君   教育長     日 岡   昇 君  教育部長    小 林 一 代 君   水道事業所長  姓 農 彰 宏 君  総合医療センター事務長                              深 尾 甚一郎 君   財政課長    吉 田 逸 美 君  秘書広報課長  川 嶋 嘉 治 君1. 議場に出席した事務局職員(3名)   事務局長    山 下 彰 人   事務局次長   吉 永 和 人   副主幹     山 本 敦 志               午前9時30分 開議 ○議長(園田新一君) 皆さんおはようございます。 これより本日の会議を開きます。 最初に、傍聴人の方に申し上げたいと思います。 本日は、たくさんの方、傍聴ありがとうございます。 近江八幡市議会傍聴規則にいろんな制約を書いております。どうぞご熟読いただいて、例えば私語とかやじ、その他議案に対する可否を誘うような拍手なりは禁止されておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(園田新一君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員に、 加藤昌宏君 橋  博君の両名を指名いたします。              ~~~~~~~~~~~ △日程第2 諸般の報告     報第13号 ○議長(園田新一君) 次に、日程第2、諸般の報告を行います。 市長報告に入ります。 地方自治法の規定に基づき、報第13号専決処分の報告について和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上1件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いいたします。 次に、9月13日に開催されました決算特別委員会において、委員長及び副委員長の互選が行われましたので、その結果を報告します。 決算特別委員会委員長に辻正隆君、副委員長に竹尾耕児君、以上のとおりであります。 以上をもちまして諸般の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~ △日程第3 委員会の閉会中の継続審査 ○議長(園田新一君) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。 決算特別委員長から、同委員会に付託しておりました議第77号平成29年度近江八幡一般会計決算の認定を求めることについては、内容審査等に引き続き時間を要するため、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 ここでお諮りします。 同委員長からの申し出のとおり、議第77号については閉会中の継続審査に付すことにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第77号は同委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことに決しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第4 委員会審査報告 ○議長(園田新一君) 次に、日程第4、委員会審査報告に入ります。 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。 まず、予算常任委員会の報告を求めます。 予算常任委員長小西励君。             〔9番 小西 励君 登壇〕 ◆9番(小西励君) 皆さんおはようございます。 それでは、ただいまから予算常任委員会審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、9月14日、18日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告を申し上げます。議第88号 平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 なお、審査過程における主な意見として、子ども・子育て基金に係る予算において、この基金の重要性は理解するが、その財源として地域福祉基金から繰り入れを行うことについて、基金そのものの性質や今後の福祉施策を鑑みると反対であるといった意見や、この基金は議会からの意見を受け当局から子ども通院医療費無料化を実施するための財源が示されたものであり、賛成であるとの意見がありました。 本庁舎周辺整備に係る予算においても、安全対策の必要性は認識しているが、今後の庁舎建設を検討する中で、現庁舎敷地も新庁舎建設場所の候補地の一つであることを踏まえ、内容を十分に検討し予算計上すべきであるとの意見がございました。 以上で予算常任委員会審査報告を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。 総務常任委員長岡田彦士君。             〔7番 岡田彦士君 登壇〕 ◆7番(岡田彦士君) 皆さんおはようございます。 続きまして、総務常任委員会審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。 まず、決算認定議案につきまして、議第82号 平成29年度近江八幡文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて議第87号 平成29年度近江八幡病院事業会計決算の認定を求めることについて 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。 次に、条例関連議案につきまして、議第93号 近江八幡地域防災センター条例の制定について議第95号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第96号 近江八幡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第97号 近江八幡使用料条例の一部を改正する条例の制定について議第100号 近江八幡市立資料館条例の一部を改正する条例の制定について 以上5件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、決議につきまして、会第7号 2025年国際博覧会の誘致に関する決議については、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 最後に、請願につきましては、請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書の提出を求める請願については、賛成少数で原案を不採択にすべきものと決しました。 なお、審査においては、議第93号に関して、今後住民の混乱を防ぐため、各コミュニティセンターにおいて名称の統一の検討が必要であること、また会第7号の決議に関しては、IR法施行に関連してカジノに対する懸念に対し依存症等に対する法制も整備されるために問題はないなど、さらに請願第1号に関しては、重要性を認識しつつも、核兵器の廃絶には核保有国と非保有国との対立を解決することが先決であり、唯一の被爆国である我が国は双方の溝を埋めるべく対話を進めていく橋渡し役を果たすことが責務であるなどの意見がありました。 以上で総務常任委員会審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。 教育厚生常任委員長重田剛君。             〔2番 重田 剛君 登壇〕 ◆2番(重田剛君) 引き続きまして、教育厚生常任委員会審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月20日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。 まず、決算認定議案につきまして、議第78号 平成29年度近江八幡国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて議第80号 平成29年度近江八幡介護保険事業特別会計保険事業勘定)決算の認定を求めることについて議第83号 平成29年度近江八幡後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて 以上3件は、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。議第79号 平成29年度近江八幡介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて議第81号 平成29年度近江八幡介護保険事業特別会計サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて 以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。 次に、予算関連議案につきまして、議第89号 平成30年度近江八幡国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議第90号 平成30年度近江八幡介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第1号)議第91号 平成30年度近江八幡後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、条例関係議案につきまして、議第94号 近江八幡市子ども・子育て支援基金条例の制定については、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。議第99号 近江八幡市立小学校条例の一部を改正する条例の制定について議第101号 近江八幡家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程において、決算議案では、国民健康保険料経済的負担が重く、さらなる国の支援が必要であるとの意見や、条例議案において、地域福祉基金の扱いについて慎重にしてほしいとの意見がありました。 また、前定例会からの継続審査でありました議第61号 近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定については、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。 なお、審査の過程において、子どもの医療費の助成制度窓口無償化は一定必要であると考えるが、さまざまな課題について検証しながら進めていくべきではないかとの意見がありました。 以上で教育厚生常任委員会審査報告を終わります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。 産業建設常任委員長奥田孝司君。             〔6番 奥田孝司君 登壇〕 ◆6番(奥田孝司君) 皆さんおはようございます。 続きまして、産業建設常任委員会審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、9月21日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。 まず、決算認定議案につきまして、議第84号 平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて議第85号 平成29年度近江八幡水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて議第86号 平成29年度近江八幡下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて 以上3件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。 次に、予算関連議案につきまして、議第92号 平成30年度近江八幡水道事業会計補正予算(第1号)は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、条例関連議案につきまして、議第98号 近江八幡手数料条例の一部を改正する条例の制定については、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 以上で産業建設常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(園田新一君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。 加藤議員。             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕 ◆20番(加藤昌宏君) 加藤昌宏でございます。 先ほどの各委員長審査報告のうち、教育厚生常任委員会委員長審査報告、その中の議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、賛成少数で原案を否決するという報告でした。 この議案は、6月議会の中で市長から提案をされて、継続審査となった議案であります。そのときの理由が、財政確保に懸念があるという理由で継続審査になったというふうに理解をしております。 今回、この委員会で議論された内容で、継続審査になった財政問題についてどのような審議がなされたのか、その辺について改めて報告をいただきたいなというふうに思います。
    ○議長(園田新一君) 加藤議員、質問席にお願いします。 それでは、重田常任委員長から回答を求めます。 重田剛君。             〔2番 重田 剛君 登壇〕 ◆2番(重田剛君) 教育厚生常任委員長の重田でございます。 ただいまの加藤議員のご質問にお答えさせていただきます。 さきの6月議会の教育厚生常任委員会に付託されました件なんですけど、確かに継続審査になりました。その継続審査になった理由は何点かございまして、その中の一つが基金、財源の問題があるということでございました。 このたび基金を5年分、7億5,000万円、当局は議会の要望というか、継続審査になったという部分で7億5,000万円、5年分積んでこられたんですけど、継続審査になった理由がそれ1点だけではありませんので、そこでご了解いただきたいと思いますけど。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 加藤昌宏君。 ◆20番(加藤昌宏君) 6月議会では、いわゆる財源の確保が心配されたんですよね。今回、それを受けて改めて提案されているのが基金をつくろうと。その財源は一般財源であるいわゆる繰越金のところから半分基金に積み立てると、財政調整基金に積み立てると。 もう一つは、これまでのあった基金を取り崩して財源を確保して7億5,000万円という約5年間の分の財源を確保するというふうに私は理解をしているんですけども、そこまで当局が提案をされたという中で、今回これが否決をされたということですから、それをさらに深めて、どの点でそれに対して否定的な意見があったのかということをお聞きしたかったんです。 というのは、この経過はいろいろと、やっぱり議会でもそうですし市民的にもそうですけれども、整理をして扱わないといけないというふうに思いましたので質問させていただいたんです。 その辺、もし議論している内容がわかれば教えていただきたいんですけど。 ○議長(園田新一君) 回答よろしいですか。 重田委員長。             〔2番 重田 剛君 登壇〕 ◆2番(重田剛君) 初問の答弁がご理解いただけなかったのかもわからないんですけど、確かに先ほども申しましたように、財源の問題もございました。でも、財源の問題だけ、その1点だけで継続審査になったわけじゃないので、条例そのものに対してもある一定の委員は、ある一定の理解は示したのですけど、条例の中身ですね、内容、内容についてもう少し各委員の納得、賛同が得られなかったと私は判断しております。 以上です。 ○議長(園田新一君) 他の意見を言っていただいたらいいと思います。少数意見を言っていただいたらどうですか、ほかの。多数意見、多数意見ですかね。 加藤議員、よろしいですか。 加藤議員。 ◆20番(加藤昌宏君) やっぱりこれは整理をして理解せんと、私は、だめだと思っているんです。だから、私は、今問題意識としては財源の確保に問題があるというところを捉えて質問しているんです。それ以外にもあったかもしれません。 そう言いながらも、今回、第94号ですね、これは基金条例を制定したんですね、制定する提案ですよ。そういう形で財源をつくっていこうということですから、そういう努力を当局はされたと、継続審査の扱いを受けてね。ということですから、今回のこれが否決されたということの中心的な議論はどこにあったのかということをちょっと教えてほしかったんです。 だから、これは財源でなくて、ほかのところであったんやというんやったら、それはそれで私は理解しますので。 ○議長(園田新一君) 回答いけますか。 重田剛君。             〔2番 重田 剛君 登壇〕 ◆2番(重田剛君) そしたら、少数意見も含めて、委員会で出たご意見を述べさせていただきます。 まず、今回の約5年間を見越した基金7億5,000万円の中身に関しては、財調の一般財源であったり、それから地域福祉基金であったりが今回そこに積まれたわけなんですけど、それに関して、これは委員の意見ですよ、委員会の、地域福祉基金を子育てだけに使っていいのかというご意見もございましたし、それから今現在の制度、償還払いというのをやっているところから、窓口無料化にした場合に果たして市の政策として子どもの医療費の無料化が継続的に安定してやっていけるのかというご意見もございました。 あと何があったかな。それと、さきに申しましたように、委員の中では子どものことは大切やと、だから子どもの医療費の助成は大切であるけれど、そこだけに窓口で無料化にしたからといって、市長提案のように、全ての子どもがその問題というか、その課題だけで本当に病院に行けるようになるのかというところに疑問点を持っているご意見もございました。 ですから、安定した施策としてこの先ずっと継続していけるのかという疑問点もございましたので、そのようなところだと思っているんですけど。 ○議長(園田新一君) 加藤議員、納得できましたですか。 ◆20番(加藤昌宏君) わかりました。 いずれにしても、さまざまな角度から議論されたというのは今の説明で一定わかりました。 それと、やっぱりこれが将来も続けられるのかというところの心配があったと。だから、今回これは否決をされたんですよね、委員会で。その中の主流的な意見は何なのか、全体を、今のさまざまな意見をまとめて、それで否決という形になったのか、これは委員の皆さんがそれぞれ個人の気持ちでそこで審議に参加していると思うんですけどね。 その中の何が問題になったのかというところはいま一つわからないんですけども、問題点としてさまざまあったということはわかりました。 だから、それは今後いろいろ詰めていくということで、子どもの医療費の助成制度はそれぞれの議員からはやっぱり必要な制度だという認識も示されたということですから、今日のところはそういうところで理解をしまして、だけどそこで否決という意見もあったんですよね。 だから、ちょっとその辺はもう一度何か、何らかの形で整理をしてもらって、否決に至った重立った内容は何なんやというところね、これは今後の私どもの活動の中でも参考になると思いますんで、努力せなあかん課題になるかもしれませんので、そういう意味でちょっとまた改めてまとめてもらったらいいかなと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) じゃあ、後日、教育厚生常任委員会のまとめとして提出をしたいと思います。よろしいですか。 ほな、重田委員長。             〔2番 重田 剛君 登壇〕 ◆2番(重田剛君) 今の加藤議員のご質問なんですけど、加藤議員の同会派の方も委員会に参加しておられますので、その方から詳しく聞いていただいたらいいと思うんですけど、それぞれの委員がそれぞれの認識で可否に参加したと思っております。 さまざまな意見があって、基金の財源に課題があると思っている委員であったり、例えば他の市町でワンコイン制度で子ども・子育ての医療助成を1診療、例えばお隣東近江市であれば500円、診療ごとにいただいているとか、ある一定の受益者負担の部分の課題であったりとか、それから先ほど言いましたように、我々委員会としてもこの継続審査中、視察、それから研修を重ねたわけなんですけど、そんな中で、今首長さんがかわられたら、これを取り組んでいる市町が多いんですけど、どうしても財源的に市の財政を圧迫して、一旦取りかかったものの2年、3年でこれを取りやめている市町もあるということで、各委員が本当に真剣に考えた上で現状では賛成しかねるという判断で否決をされたんだと思いますし、また賛成された委員に関しては、課題はあるでしょうがとりあえずやりましょうというようなご意見もあって賛成になったと思います。 だから、賛成と反対に分かれたんですけど、それはそれぞれの委員さんの判断だと私は思っておりますので、私の口から述べられるのは以上でございます。 ○議長(園田新一君) 加藤議員、よろしいですか、それで。 ◆20番(加藤昌宏君) 説明いただいているんですけど、要は、これは私どもの会派に帰って、会派の参加してもらった委員から聞くことはできるんです。ただ、きょうはこれは議会ですから市民さんもたくさん見ていると、テレビを見ている、傍聴も来ているという中で、やっぱり市民さんにもわかるように、今回こういう結論を出したのはこういうことやったんやということをきちっと整理して示すということは大事なんですよ。と私は思うているんです。だから、そういう意味で質問させてもろうたんですけどね。 だから、委員長報告というのはそういう大事な報告なんです。こういう意見があったということでなくして、ここに至る経過はこういうことでこうなったんやと、なるほどそうかということがわかるようにしてもらうという意味で、ということでありますので、ちょっとそういうことも踏まえてよろしくお願いしたいと。 ほんな、これで私は質疑を終わります。 ○議長(園田新一君) 重田委員長、お戻りください。 ほかに質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ほかに質疑はないようでございますので、以上で委員会の審査報告を終わります。 次に、お手元に配付しておりますとおり、井狩光男君外1名から、平成30年議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてに対する修正案の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、会議規則第16条の規定に基づき、この動議は成立いたしました。 この後、議会運営委員会にお諮りをいたしますので、ここで休憩いたします。               午前10時6分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前11時20分 再開 ○議長(園田新一君) 再開いたします。 先ほど提出されました議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正案に関する動議を日程に追加し、本動議を議題とします。              ~~~~~~~~~~~追加日程 議第61号 近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正案に関する動議 ○議長(園田新一君) ここで提出者の説明を求めます。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 政翔会の井狩でございます。発議者の一人として、「平成30年議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」に対する修正動議について提案理由を説明いたします。 小学校1年生から中学3年生までの者が属する世帯に対する医療費の助成について、助成対象者の所得制限を加えることにより、負担能力に応じた負担を求めるため、修正を加えるものであります。 なお、児童手当法の所得制限に準じた所得制限を適用することを考えております。ひとつよろしくご審議をお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 以上で提出者の説明を終わります。 それでは、ただいま議題となっております議第61号の修正案について、質疑のある方は後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午前11時23分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前11時27分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。 それでは、質疑に入ります。 1名から発言通告がありますので、これを許します。 井上佐由利君の発言を許します。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上佐由利です。 ただいま議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正案について提案がされました。先ほど井狩議員からその提案理由というのをお聞かせいただいたんですが、今回、市長は全ての子どもたち、小学校1年から中学校3年生までの子どもたちに医療費助成をするという提案がされておりますけれども、今、井狩議員からは児童手当法に基づく児童手当の所得に準じる所得制限をするという説明でありました。 これは負担能力に応じた負担を求めたいということを先ほど言われていたんですけど、今回、どうして所得制限をつける修正案を出そうと思われたのか、その理由は何なのか、まずこの点についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) お答えをいたします。 市の財政は決して潤沢ではございません。また、今子どもたちの保障につきましては、下手をするとばらまき政策であるというふうなことも考えられます。 私は、やはり持続可能な施策にするためにも、応分の負担能力に応じていただくということを求めて今回提案をさせていただきました。 ○議長(園田新一君) 質疑はありますか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 今、市の財政は潤沢ではない、下手をするとばらまきだと、ちょっと今このばらまきについて私は怒りが湧いたんですけれども、私はこの医療費助成ばらまきというふうに思っていなくて、本当に子どもへの健やかな成長を保障するために、私は間違いなく子どもへの投資だというふうに考えるんですけど、なぜばらまきだと、このような認識になられるのか。子どもの医療費の無料化は一定認めておられるのかなと私はちょっとそう感じていたんですけども、全ての子どもにすることがばらまきと。そうなのか、もともと子どもの医療費についてはばらまきというふうな認識なのか、もう一度お答え願えますか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 北川誠次君。             〔12番 北川誠次君 登壇〕 ◆12番(北川誠次君) 北川でございます。 まず最初に、子ども医療費助成は子どもの健やかな成長なり少子化対策の観点からも必要であり、おおむね賛成するところでございます。 しかしながら、今日まで市の施策、国の施策、県の施策でありましても、所得制限というのは必ずついているというのが現実でございます。 例を申し上げますならば、例えば国の児童手当につきましても所得制限がかけられていると。介護保険においても所得に応じて負担割合が1割、2割、3割というふうにかけられていると。 また、障害者の支援事業においても所得に応じてその能力で負担をいただいているというふうな現状でございます。また、保育所の授業料なり幼稚園の授業料も所得で段階が分かれていると。きわめつけは、生活保護ですね、これはもう明らかに所得で制限がされているというところでございます。 もっと大きく言いますと、交付税制度そのものを法人市民税、所得税、相続税が国税三法になるわけでございますけれども、それを一旦国が集めて、それぞれの市町村に所得に応じて配分されているというようなことがございますので、無制限に実施するというのはいかがなものかと考えているところでございます。 もう一点は、少しではありますが、やはり近江八幡市もそれほど財政が豊かではございませんので、財源の縮小につながると、この2つの観点から修正案を出させていただきました。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質疑はありますか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 先ほどの私の質問に、今の答弁は答えていないというふうに思います。もう一度お答え願えますか。ばらまきという点ですね。 じゃもう一度、井狩議員にお聞きしたいと思います。 ばらまきと考えているからこそ、今回この所得制限をしくんだということなんですか。先ほどの答弁もお答えいただいていません。大体ばらまきという認識が間違っています。ですから、ばらまきやから所得制限をしくんだと、こういうことを考えておられるのか。ちょっとつじつまが合わない感じもするのでもう一度お答え願えますか。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) ばらまきということをえらいとられているようですけども、これはちょっと問題提起と少し違うかわかりませんけれども、あるお医者さんが、医療費が無料になると、それは無料になるということはそのお金はどこから出るんだと、それは当然税金だろうと、こういうことでございます。 税金で回らなければ借金をしなければならない。借金を重ねると結局そのお金は子どもにツケが回っていくというふうなこと。結局、ツケを回していくということは、親が子どもに回していくということになろう。果たしてこれが本当にいいのかどうだろうか、これはお医者さんがちょっと言われていた言葉でもございます。 私はばらまきと言いましたんですけども、無制限にあらゆるただいまの日本の施策の中ではある種の限度を設けております。限度なしにこういったことが続いていきますと、やはりすべからく本来ならば受益を、利益を受けなければならない子どもたちにツケが回っていくというふうなことから、一種の制限を求めたというところで表現をばらまきと申し上げました。よろしく。 ○議長(園田新一君) 質疑はありますか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 済いません、先ほど、今の末尾の答弁が聞こえないです。ばらまきのところから最後どう言われたのか、もう一回お願いできますか。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 子どもにツケを回していくというところが、一つばらまきという表現をしました。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 子どもにツケを回していくからばらまきだということですか、違うでしょう。医療費の無料化を全体にすることがばらまきだという認識じゃなかったんですか。先ほどそういうことを、最初の答弁はそうおっしゃいましたけれども、もう一度お答えください。 ○議長(園田新一君) よろしいですか。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 私も北川議員も申し上げたんですけれども、やはり財源があってこそですから、すべからく無制限に無料化にしていくというところのことについては、結果のところ将来に、あるいは子どもたちにツケが回っていくということを踏まえて、私はばらまきと申し上げました。 以上です。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) そしたら、今議会の中でも、当局からは財政計画の中でも医療費の無料化36年でしたっけ、盛り込んであるということとか、あるいは今回補正予算でもそうですけれども、7億5,000万円の基金を積んでいこうと、5年間これはしていこうということも一定示されているわけなんですけれども、その向こうに、将来にわたって36年以降ずっと将来にわたって継続していくことが大変なんだということで、制限をしきたいと、このようにおっしゃっているのか、もう一度お答え願えますか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 国内のあらゆる補助事業につきましても、やはり制限を求めておられますので、それを制限があるというところでばらまきと言いました。 ○議長(園田新一君) 質疑はありませんか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) そうしたら、その所得制限ですね、それは児童手当に属するということで先ほど言われたので、その範囲ですね、朝、議会運営委員会でもこの資料を井狩議員からいただきました。 これは所得制限の範囲を書いている資料だというふうに認識するんですけれども、これは具体的には、この資料を見たらわかるんですけど、例えば所得制限960万円未満、夫婦と児童2人、960万円未満、これは児童手当制度が受けられる範囲というように思うんですけれども、それ以上の方々ですね、これは扶養等の人数にも関連するんですけれども、この本市でどれだけの方々が受けられないというふうに見ておられるのか、お答え願えますか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 北川誠次君。             〔12番 北川誠次君 登壇〕 ◆12番(北川誠次君) 当局の資料では5%、5%の方が所得制限にかかると。ただ、例えば譲渡所得なんかで土地が売れたとか、そういうときには、例えば現在該当になっていても来年度はとまるという可能性はあります。 以上です。 ○議長(園田新一君) 質疑はありませんか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 大事なことなんで、具体的には提案されているわけですから、何件ぐらいというふうに見込んでおられるのか。 私は、単純にこの間委員会の審議のときに大体対象者六千何がしと言っておられたので、今の5%でいうと300人なのかちょっとわかりませんけど、具体的に何件ぐらいが対象外に外れるのか、お答え願えますか。 ○議長(園田新一君) 回答いただけますか。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 当局から聞いたのは350名と聞いております。 ○議長(園田新一君) 質疑はありませんか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 350名、ちょっと思っていたより多いなと、多かったなというふうに私は思っているんですけど、となりますと、以前教育厚生常任委員会でも資料をいただきまして、どのように考えておられるのか、ちょっとお聞かせ願いたいですけれども、今350人の子どもたちが受けられないということでございます。 それで、常任委員会の資料ではこの未申告者67世帯というふうに数字が上がっていたんで、そのことでお聞きしますけど、児童手当を受けられない所得、所得のある人は一定受けられませんから350件は受けられないと思いますけれども、児童手当の申請をしていない人、大体どれぐらいあるのか、お聞きしてよろしいですか。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 具体的な厳しい数字のところは原課にも確認をしておりません。 後日、必ず当局で勉強しましてこの議会中、この後でご連絡差し上げます。私は今ちょっと把握しておりません。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 一番大事なところを把握されていないというのは問題だというふうに私は思います。 もし、所得の高い人は350人受けられないかもしれないけど、児童手当を申告していないケースがあるとしたら、これも児童手当を受けなければならない世帯であったとしたら、そういう人たちはすくえないやないですか。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君に申し上げますが、ただいまの質疑につきまして、本来の質疑とちょっと外れていっているように思いますので。 ◆22番(井上佐由利君) そうですか。 ○議長(園田新一君) ええ。所得制限をつけるという提案でございますので、それ以外の質問はちょっと難しい、無理だと思います。 ◆22番(井上佐由利君) そんなんおかしいと思います。議長。 ○議長(園田新一君) 傍聴席の方は黙ってください。 ◆22番(井上佐由利君) 議長。そうしたら、児童手当って全部の子育て世代が申告しているんですか。 ○議長(園田新一君) 運営につきましては。 ◆22番(井上佐由利君) 何で議長が。 ○議長(園田新一君) 運営につきましては、後で当局が。 ◆22番(井上佐由利君) いや、大事なことやから言っているやないですか。 ○議長(園田新一君) 当局が検討いただくと思いますので、今回の質疑とは離れていると思います。 ◆22番(井上佐由利君) 何にも離れてないやないですか。考えだけお答えください。わけわからない。 ○議長(園田新一君) いってよろしいですか。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 申告でございますので、やはり自己責任で申告していただけなければ把握のしようがないというふうに私は理解をします。 申告はあくまでも自己責任ということ、みずからもって申告をしていただかないとなかなか解決のできるもんではないというふうに思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 一般質問ではありませんのでご注意ください。 ◆22番(井上佐由利君) わかっております。質疑ですから、今の答弁についてまた質疑をするんですよ。 ということは、親が申告しなくてそれが受けられる世帯であったとしたら、子どもは医療費の無料化の助成を受けられないということになるんですよ。その辺はどのように考えておられますか。そうなるやないですか。 ○議長(園田新一君) 今のは質疑に入らないと思いますので、質疑をしてください。 ◆22番(井上佐由利君) 何で入らないんですか。 ○議長(園田新一君) 質疑をしてください。 ◆22番(井上佐由利君) 何で入らないんですか。 そしたら、所得制限でどれだけの、350人が外れました、大体どれぐらいの金額を皆さんからしたら節約といいますか、どのように考えておられるんですか。 ○議長(園田新一君) いや、回答できる。 はい、そしたら井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) この議案が通りましたら正確に数字を出していただこうと思います。私は今のところそこまで詳しくは聞いておりません。 ○議長(園田新一君) 質疑は、後で委員会付託があるので、そこでまたしていただけたらと思いますが。 本来の所得制限を設けたいという提案でございますので、それ以外の質問はできないと思います。していただいても答えられないと思いますので。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 井上議員の質問にちょっと数字的なものお答えできておりません。これは大変私の不徳のいたすところです。 後で、これは委員会付託はされるというところでございますので、委員会で報告したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君にもう一回申し上げます。 ただいまの細かい数字につきましては、執行運営の段階での話になりますので、今回の提案とは、ちょっと後でまた聞いていただければいいと思いますのでよろしくお願いします。 ◆22番(井上佐由利君) それは議長、おかしいですよ。先ほど所得に応じて所得制限を入れるというのは市の財政が潤沢やないということで提案されているので、じゃあ所得制限をすることによって皆さんはどれぐらい予算を節減できるかという体で提案されていると思うんですよ。だから、具体的、だから簡単やと思うんですよ、1億5,000万円の5%ですから。そういうことじゃないですか。 ○議長(園田新一君) それは回答したと思いますので。 ◆22番(井上佐由利君) そういうことになるんじゃないですかと言っているんですから。 でも、5%ですもの。 ○議長(園田新一君) じゃ、回答いただきます。 北川誠次君。             〔12番 北川誠次君 登壇〕 ◆12番(北川誠次君) 児童手当のこれは当局が把握していますんで、ただ、今修正かけさせてもらったのは、児童手当と同等な所得制限をかけようという提案でございますので、そういう細かい数字につきましては、また委員会で当局から答えていただきますのでよろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 先ほど所得制限をかけて所得の高い人たちには受けてもらわないということで提案されていると思うんですけど、私はちょっと気になったんですけど、朝、井狩議員がお配りされたこの児童手当の書類を見ておりまして、国でも所得制限を外れる方に関してですよ、そう書いてあるんですよ、ここに。国でも、所得制限を外れる方に関して特例給付として月額一律5,000円を支給しますとここに書いてあるんですよ。 なので、逆に言えば児童手当は所得が高い人たちが受けられないというふうに私も思っていたんですけど、先ほどこの資料を見ていて、いやいや、そうじゃないよと、所得の高い人でも特例給付として月額一律5,000円を支給しますと。だから、支給されているんですよ。これはどう考えるんですか。これは児童手当の制度ですよ。だけども、皆さんは児童手当の所得に準じて所得制限をしくというんだけど、国でも所得制限をしいた上の人たちには一律5,000円出しているやないですか。 その点からしたら、私は子どもの医療費の無料化を全世帯にしたって全然罰が当たらへんと思うんですけど、もう一度お答え願えますか。罰当たりませんよ、こんなん。そこは明確にお答えください。 ○議長(園田新一君) 回答いただけますか。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) ちょっと罰が当たらんように回答したいと思いますけど、特例の給付につきましては、もう一度私確認し、委員会に報告させてもらいます。委員会でもう一度確認させていただきます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) そんなええかげん、ちょっとええかげん過ぎませんか。これは児童手当が、私は井狩議員に朝配っていただいた資料を見て言っているんですよ。書いているやないですか。見てへんのですか、これ。特例給付として月額5,000円つけると書いてあるんですよ。これはどう見てもそう支給しますと書いてあるんですよ。 だから、国でも所得が高い人たちに対して切れないということやないですか。子育てするには、お金持ちの人でも所得がない人でも児童手当、金額は違うかもしれないですけど、出しているやないですか。そういうことからしたら、何で所得制限をあえて子どもの医療費無料化にしくのやと、ここが私は聞きたいんですよ。 私も質問するまでそう思ってなかったんですよ。見ていたら、一律5,000円もらってはるんだと、支給されているんだと、これはすごい矛盾やと思うんですね。ここは見てもうたら書いているので、もう一度ご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 提案の中で、私は準じたというふうに論じておりますので、決して確定したものでも、今で思うと所得制限に準じた所得制限ということでございますので、その準じたというところで、この答弁はちょっと回避させていただいて、詳しくは委員会で、これはさようなるかならないかを確認してご連絡入れます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) そんな答弁だめですよ。準じたということはこれに倣うということでしょう、所得制限をしくのは児童手当で準じるということでしょう。同じくということでしょう。そんで、それを準じたからどうなんですか。後で委員会で答えもらえると私は思えないし、ここで今議場でもそうです、本会議でもZTVで気にして見てはるお母さんたちがいるんですよ。しっかり答えてください。
    ○議長(園田新一君) 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 100%お支払いできるということだったら同じというふうな言葉を使うと。準じたというところは少しアロワンスがありますのでご理解いただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) ということは、所得制限の外れる方々の所得を変更するということもあるんですか。ということは、変更することがあるなら、今の話は、答弁は所得制限を見直すということになるのかもしれないけど、そうじゃないでしょう。所得制限で準じるんでしょう。ということは児童手当の所得制限の基準で制限かけるんでしょう。違うんですか。もう一度お答えください。 ○議長(園田新一君) 回答よろしいですか。 北川誠次君。             〔12番 北川誠次君 登壇〕 ◆12番(北川誠次君) 所得はこの表のとおりですね、これに倣うと。同じと、こういうことですね。 あと、先ほど井狩さんがおっしゃったように、準じたというところで所得オーバーとかそういったことはまた当局と、事務の進め方もございますので、当局と協議して、議案が通れば正規なものにしたいと。要するに、準じるということですから全く同じではないということだけご理解いただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 質疑はありますか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) ということは、今所得制限、児童手当を外れている方々でも市の子どもの医療費の無料化を受けられるということもあるということですか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 余りやかましゅう言わんといてください。余りやかましゅう言わんといて。 当然、私どもも所得に準じたというふうに申し上げております。詳細の部分についてどうしても漏れのあるところがありましたら、この時間内でちょっと自分で勉強して委員会でしっかりと報告をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 所得制限に準じたということは、児童手当の対象の方々に対して医療費の無料化を助成せよということにしか私は受け取っていないんですけど、いろんな答弁、ちょっとごにゃごにゃした答弁をおっしゃるので、私は広げてほしいと思っているので、そこに広げてほしいと私は思っているんだけど、思っているのでそういう質問になるんですけど、わかりました。 それともう一つ、先ほど答弁いただいていないんですけれども、先ほど児童手当を外れる方々、国でも特例給付を受けておられますよね。それはやっぱり金額は違いはあれど、やっぱり子育てに支援していこうという裏返しやというふうに私は思っているんですね。 だから、そういう意味では所得制限を外れた方々が何も受けていないというわけではないので、その辺を考えると、全ての子どもたちに医療費の無料化を醸成してもいいんではないかと、このように思うんですが、もう一度答弁いただけますでしょうか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) あくまでも私どもは所得制限に沿った給付を考えておりまして、ちょっと見解の相違かなというふうに思います。よろしく。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) もう一つお聞きしたいんですが、これも次に見解の相違やと言われるかなと思いながら聞くんですが、子どもって生まれるところを選べないですよね。お金持ちのところであろうが、低所得者のおうちであろうが、生まれるところを選べないですよ、子どもは。 今回、市長の提案は全ての子どもたちにその医療費の無料化をしいていこうと、広げていこうという提案で、私は誰ひとり漏れることなく医療費の無料化を実現できたらすごいすばらしいなというふうに思っているんです。 私は、子どもが医療を受ける権利というのは平等やと思うんですよ。どんな子どもでも医療を受ける権利は平等だと思うんですよ。なのに、親の所得によってこの子は受けられる、いや、この子は受けられへん、そういうことをあえてしいていいのかどうか。私は議員や議会や、あるいは当局の務めとして全ての子どもたちに漏れなく医療費の無料化をして実施していくと。私はこれがやっぱり大事だというふうに思っているんだけど、提案者の方々、医療を受ける権利について、子どもたちの、どのようにお考えなのか、お答えいただきたいと思います。 これは、子どもの権利条約との関係からしたってそうなんですよ。全ての子どもたちと。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 当然、子どもさんについては全て平等であろうと思います。何か哲学的なお話が出ました。私はその辺に対してようお答えしません。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君、ただいまの質問はちょっと一般質問になっていますので、この質疑ではないと思いますのでよろしくお願いします。 ◆22番(井上佐由利君) いや、ないということはないと思いますけど、医療費の無料化の助成ね、市長は全ての子どもにと言っているんですよ。それはやっぱり子どもの医療を受ける権利は平等だという発想というか、そういうことからもあると思うんですね。 提案者の方々がわざわざ、今おっしゃいますように平等であると、平等であるとおっしゃるのなら全ての子どもたちに医療費の無料化を実施すべきではないんですか。もう一度お答えください。 先ほど、今平等だとおっしゃったやないですか。そしたら、全ての子どもたちに医療費の無料化は実施するべきだと、私はこのように考えますけど、お願いします。 ○議長(園田新一君) 北川誠次君。             〔12番 北川誠次君 登壇〕 ◆12番(北川誠次君) 先ほどの児童手当で国の限度を超えたということで、ちょっと国の考え方がどうなのかということで、今調べさせていただきましたら、児童手当の所得制限の限度基準に準用するものであり、特例給付は国の政策でございます。国の政策でございますので、今回の所得制限を設けるという提案とはちょっと関係がないと。 また、これは別個に考えるべきものだということでございますので、回答を訂正させていただきます。 ○議長(園田新一君) 質疑はありますか。 ◆22番(井上佐由利君) 先ほどの答弁は。平等について。医療を受ける平等について。 平等について。言うてはらへん。もう一度言いますか。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君に申し上げます。 自分の主張は申し上げ、質疑では言いませんのでよろしくお願いします。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 市長の提案は全ての子どもたちに医療費の無料化、こうですよね。だから、そのことを考えると、医療を受ける権利というのは、私はどの子どもにもあるということに相通ずることだと思っているんです。だけども、今回所得制限をしかれますと、先ほどの350人は受けることができないという点で、先ほど井狩議員は医療を受けることについては平等であると、こんなにおっしゃいましたので、それなら所得制限を設ける必要はないのではないかと、このように思うんですけど、その点ではもう一回お願いできますか。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 確かに、市長さんおっしゃっているように、どの子どもさんでも医療を無料で受けるのがというご主張でございます。言われるように、子どもさんに平等であることは、それは当然の話ですけれども、今回そこに我々は、しかしながら財源を考えてというところで所得制限、一つの制限をかけさせていただいた。言葉が悪いかな。制限を設けさせていただいたというところをご理解いただきたいと思います。 子どもさんについては、誰も平等でないとかという話ではありません。 ○議長(園田新一君) 質疑はありますか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 一通りの答弁は出たと思うんですけど、私はこれで最後にしますけど、やっぱり子どもって医療を受けるのは平等であるべきだという点で、私は全てという提案がされていると思うんですね。なんだけど、今の答弁ね、やっぱり財源の制限を設けさせていただくという点では、今後の財政のことも心配されておられるのか、そういうことだと思うんですけれども、でもちゃんと予算は確保されているわけですから、私はここは意見が違うかもしれませんけれども、所得制限はしかずに全ての子どもたちに医療費の無料化が実現することを望みまして、質疑を終わらせていただきます。 あとのわからないところは、また委員会でよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 以上で井上佐由利君の質疑を終わります。 ほかに質疑がないようでありますので、以上で質疑を終わります。北川議員、井狩議員、ありがとうございました。 次に、委員会付託に入ります。 ただいま議題となっております議第61号に対する修正案については、教育厚生常任委員会に付託します。 後刻、再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。 なお、教育厚生常任委員会は、第3・4委員会室にて開議されます。 お昼を挟みまして休憩いたします。               午後0時5分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後2時21分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。 次に、委員会審査報告に入ります。 教育厚生常任委員会の報告を求めます。 教育厚生常任委員長重田剛君。             〔2番 重田 剛君 登壇〕 ◆2番(重田剛君) 平成30年第3回(9月)定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、発議者の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。「平成30年 議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」に対する修正案は、賛成少数で修正案を否決すべきものと決しました。 なお、所得制限をかけても事務費等を考慮すると大きな予算削減にならないという反対意見や、継続審査中に各地の事例を検討したところ、一度始めた全面無料化に後ほど制限を加えることは難しいとの理由から、現時点ではある一定の制限を加えるのは必要との意見がありました。 以上で教育厚生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(園田新一君) ただいまの審査報告に対して、質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。 それでは、ただいま議題となっております議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正案について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午後2時24分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後2時29分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。 それでは、議第61号について、討論・採決に入ります。 討論を行います。 6名の方から発言通告がありましたので、順次これを許します。 まず、井上佐由利君の発言を許します。 井上佐由利君。             〔22番 井上佐由利君 登壇〕 ◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上佐由利です。 私は、議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について賛成討論、そして先ほど出ました修正案については反対討論を行いたいと思います。 少子化が進み人口減が懸念されている中で、子育て支援は国を挙げての重要課題です。その中で、子どもの医療費への支援が必要なことは皆が認めるところであり、市民の願いです。 さきの市長選挙で小西市長は子どもの医療費無料化を公約し、当選され、6月議会に中学校卒業までの子どもたちの医療費無料化の条例を議会に提案されてきました。 6月議会では、議員から、予算はどこから出すのか、担保がないとして、結果は残念なことに継続審議となり、9月議会で市長は子ども・子育て支援基金を創設し、財政的裏づけを示しました。今度は、議員が賛成をして市民の期待に応えるべきだと考えます。 9月20日の教育厚生常任委員会では、平井議員、山本議員、そして私井上佐由利の3議員が市長提案の子どもの医療費無料化に賛成をし、子どもの医療費への助成の市長原案は賛成少数で否決となりました。 常任委員会では、子どもの医療費助成を否定しているのではないとしつつ、委員会での意見は、無料化すると親が予防しないのではないか、親が健康に無関心、当局が確保した予算が尽きたら財源はどうするのか、全ての子どもを対象とするのは医療費のばらまきである、償還払いにするべきだなど、いかに市民の声に背を向けた委員会の意見であるのかと言わざるを得ません。 先ほどの本会議の議員提案の折でも、ばらまきと発言がありました。市長は子どもの健康を守る、重症化を防ぎ、長い目で見れば医療費を抑えることになり、未来をつくる子どもたち、一人も漏れがあってはいけないというこの市長提案をどのように受けとめられているのでしょうか。 教育厚生常任委員会でのこの発言は、これが議会かと言いたくなる状況で、傍聴者もたくさん来ておられましたけれども、市民の皆さんは心底脱力されておられました。 私には、市長原案がなぜ否決になるのかわかりません。継続審査の一番の理由であった財源の裏づけがないという意見に対し、子ども・子育て支援基金を創設されました。議員からの意見を聞いて市長としての責任を果たしました。 中期財政計画、平成36年までも子どもの医療費無料化の予算は織り込まれています。小学校1年生から中学校卒業までの子どもの医療費は、市長の公約どおり所得制限なく完全窓口無料化が一番よい方法と市民から待たれています。 所得に応じて保護者は税金を納め、そして子どもたちは医療費の無料化を現物で給付される。医療費無料化は、安心してお医者さんにかかることができ、市長提案がベストであることは誰が見ても間違いありません。 児童手当の給付と同じとする所得制限の修正案が先ほど出されましたけれども、その場合の医療費無料化を外れる子どもの対象者5.6%、645人と委員会で言われました。完全医療費の無料化の費用は1億6,000万円のうち、その費用は840万円の差でしかありません。 提案されている修正案でのこの制度の継続性を不安視されている議員の不安感が払拭されるほどの財源は見出せません。 所得制限をしく対象者を絞り込む、そんな余分なエネルギーを費やして所得制限をしく意味があるのでしょうか。840万円で全ての子どもたちが医療費無料化ですくわれるのです。所得制限はしくべきではないと思いますし、何のための所得制限か、今本当に鋭く問われる事態と考えます。 子どもの立場から見れば、子どもは生まれる場所を選べないのに親の収入によって医療費が無料になる子とそうでない子ができるということは、不平等を強いるということです。子どもの権利保障の立場からすると、所得制限はしてはいけない、当然なことであります。よって、私は所得制限には反対です。 児童手当の申告されていない世帯21世帯と先ほどお聞きしました。この事情はさまざまだと思いますけれども、市長提案なら全ての世帯を対象にしており、本当の意味での弱者救済にもつながるのです。本当に援助しないといけない家庭が抜け落ちてしまう可能性があります。この点は、大変憂慮すべき事態だと考えます。全ての子どもを守ることで本当に手だてが必要な子どもを守ることができるのではないでしょうか。 そもそも6月議会でシステム化の予算を可決しており、また9月議会では医療費無料化の積み立ての補正予算7億5,000万円が予算特別委員会で、子ども・子育て支援基金条例教育厚生常任委員会で、それぞれ委員会では可決され、市長原案を採決する条件が整ってきているのです。修正案が出される根拠は全くない状況と考えます。 市長原案との比較では、所得制限、これは修正案は後退しており、私は、先ほども言いましたけども反対です。 しかし、今回修正案ですが、市長原案に所得制限が加えられたものであります。 冨士谷前市長のもとでの現在の子どもの医療費助成制度は、低所得者世帯のみ、立てかえ払いの償還払いです。所得制限つきの修正案と比較すると、医療費無料化の対象者範囲は大幅にふえ、窓口無料化でという内容の点でも大きく前進します。 子育て支援を期待した市民世論の声を受けて、小西市長が公約を掲げ、条例案が出されたことで、今までと違い、打って変わって議会として子どもの医療費無料化をどういう方法で前に進めるのかという議論が進んでいるように感じます。議会の大きな変化を私は感じております。 しかし、議会だけを向かず、市民の方を向けば、何が求められているのかと、この鳥の目で見渡して判断されるべきことを申し上げて、私は市長の原案に賛成をしたいと思います。 以上で討論は終わります。私は市民の皆さんの願いであります安心して子育て支援の充実に向けて引き続き取り組んでいく決意を申し上げまして、討論を終わらせていただきます。 以上です。 ○議長(園田新一君) 次に、西津善樹君の発言を許します。 西津善樹君。             〔8番 西津善樹君 登壇〕 ◆8番(西津善樹君) 近江湖誠会の西津善樹です。 私は、議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、原案反対、修正案反対の立場で討論をさせていただきます。 近江湖誠会といたしまして、子どもの医療費に対しましては、公平公正の観点から、子どもの差別化を生まないためにも所得制限をつけない医療費無償化にはおおむね賛成するものです。 ただし、会派でも幾度も議論を重ね検証を重ねた結果、窓口支払いではなく、償還払い方式にすべきであるという立場から反対をするものでございます。 さらに、教育厚生常任委員会で継続審議中であったこの議案について、他の自治体のさまざまな事例の現状を調査して検証の上、さらなる継続審議が必要であるという判断のもと、反対の立場で討論をさせていただきたいと思います。 まず、ここで支払い方法について説明をさせていただきます。 償還払いとは、受診された医療機関でその場で一旦受診者が立てかえ払いをしていただき、その領収書を市役所へ提出されれば支払うという制度でございます。現状の近江八幡市のシステムでは、さかのぼって5年間の領収書の償還払いを有効としているため、例えば確定申告のときなどにまとめて申請をすることなども可能でございます。 また一方では、現物給付という方法もありまして、この方法は受診機関で受診者が一切支出することなく支払うという方法です。現在上程中の市長提出議案は、窓口支払い方式であり、この現物給付という方法です。 さて、子どもの医療費が無償化になることで、症状の重症化予防につながること、子育て世帯の負担軽減につながることなど、そのメリットについては誰しも否定はしないと思います。 しかし、子どもの医療費無償化において、財源確保も重要課題ではございますが、医療機関の対応についても忘れてはならない課題だと思います。今まで以上に軽症患者が増加することは容易に予想ができます。 さて、皆さんは、医療機関の混雑により待ち時間と診察時間のバランス等で不満を感じられた経験はないでしょうか。親なら誰しも自分の子どもを早く診察してほしいと願うものです。自分の子どもが熱を出してうなされているのだから、けがの治療や見た目元気そうなあの子よりも早く診察してくれたらいいのにという親もいれば、一方で私も随分長い間待たされたのだから、順番待ちは当然と考えるような親もおられるでしょう。しかし、急を要する症状なのかどうかは、医者でないので判断はできません。 つまり、医療機関の混雑により、本当に急を要する患者が後回しになってしまい、かえって重症化を招く可能性もあるわけです。 このように、窓口支払い方式での医療費無償化はコンビニエンスストアに行くような感覚で医療機関に行くいわゆるコンビニ受診を招くことも危惧され、いわば受診の乱用にもつながり、重症患者や入院患者の容体急変への対応が困難になることによって、本来の健全なる医療機関の使命の妨げにもなり得ます。 また、償還払い方式ではなく、窓口支払い方式にすることで、現在のシステム改修費が必要になることや国民健康保険料に対する国からの交付金が受けられなくなるなど、市民の皆様の目には見えない費用がかかり、一般財源である市民の皆様の血税や国保料金の引き上げに影響を及ぼすことも予測をされます。 さらに、本来福祉とは社会的弱者の自立支援に目を向けられるべきものです。そのための所得制限なら理解を示しますが、資本主義社会である我が国におきまして、懸命にこつこつと働いて高額の所得を得た世帯の子どもに対して児童手当を受給できないだけでなく、医療費も実費で支払えというのは余りにも酷です。 公平公正の観点からも、所得制限を設置することにより、子どもの差別化を促すことや子どもに及ぼすさまざまな影響も考慮しますと、所得制限は設置するべきではないと考えます。 最後に、子どもの医療費、これは決してただではありません。では、そのただになってしまった医療費は一体誰が支払うのか。しっかりとした財源見通しをつけた上で、子どもの医療費無償化を実施しなければなりません。公費が投入されるということは、市民の皆様の血税を使用するということであり、少子・高齢化が深刻化していく中において、将来そのツケに利子をつけて返していくことになるのは子どもたち自身であるということも申し添えておきたいと思います。 以上の理由から、近江湖誠会を代表いたしまして、議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての反対討論とさせていただきます。議員の皆様の良識ある判断の上でのご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(園田新一君) 次に、山本英夫君の発言を許します。 山本英夫君。             〔23番 山本英夫君 登壇〕 ◆23番(山本英夫君) 討論をいたします。山本です。 私は、議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、竹尾議員と2人の会派ではありますが、チームはちまんを代表し、市長部局が提案された原案に賛成の立場で、修正案に対し反対とする立場で討論をいたします。 まず、今回の議場における、また委員会における質問において、前6月議会における医療費無償化が継続審査とされた懸念、問題点は十分に払拭されるだけの説明があったとの認識を得ています。 また、議員からの質問がなされていた諸問題に応えられるものとして、先進地自治体における議会において参考にできる質疑があり、幾つか取り上げますと、まず子ども医療費無料化によりぜんそくや皮膚炎などの慢性疾患児童の受診件数が制度拡大後20%前後ふえ、重症化を抑制しているとの議事録もありますし、また虫歯処置の完全児童も増加し、全国平均を上回る成果を上げているとされる答弁もあり、これはさきの議会において質問させていただいた、現在いろいろな地域で問題とされています口腔崩壊対策にもなると思われます。 また、コンビニ受診がふえるのではとの心配も現実はその逆であり、コンビニ受診、時間外受診件数が減少していると説明し、窓口無料化の拡充は時間外受診をむしろ抑制する効果を上げていることが明確にされましたとの答弁も見られます。 このことは、一概に医療費が増大するのではとの議会の懸念が、累計として全体を捉えるとき、単に当たるものではないことを示しているものであり、これらはこの議案の成果、また問題点に対する説明や答えとして十分なものではないでしょうか。 子どもの置かれている多方面における危険さえ伴う難しい現在の環境を考え、子ども医療費無償化を掲げ、子どもの育てやすい町、子どもの未来を考える町を近江八幡市が標榜しようとするとき、完全無料化を掲げることによる、市民だけにとどまるものでなく、市外の人たちも含めた子育てに対して夢をはらませ、持つことのできるイメージは大変大きなものであり、このことからもこの議案は大切な施策であると言えます。 そうした中で、ここで議会が修正ということをするならば、これは近江八幡市の少子化問題等という大きな課題を抱え苦慮している現状から、また安心して子育てのできる環境を目指す姿からは乖離してしまいます。 この修正案が示す約5.6%を枠外とする施策が可決されるなら、そのことによる市の受けるダメージ、イメージダウンははかり知れないものとなり、それに見合うだけのものを見つけ出すことは難しいものになると考えられます。 最後に、継続可能なものを考えるとした中期財政計画においても、この議案は心配材料であるとはされておらず、しかも今議会に出された条例案においては基金運用に関して十分な説明がされ、5年間の財源を明確にされています。 まして、この施策、子ども医療費無償化の見直しに対する考え方さえ議会答弁で言及が見られるなど、市民の思いに向き合い、議会の声にもしっかりと対応される説明がされたことは、議会に対する市長部局の真摯な取り組み姿勢を明確にあらわしているものとなっています。 このようなことから、この議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定については、修正案においては議場において市民に明確な説明、答弁がされず、本筋の核となるべき理念や実際の基金運用に大きな影響を与えるものでない、修正案をつくり出すために捻出されたかのような印象を受ける問題点では、市民要望にしっかり応えられるものが提案されたとは言いがたいことから、修正議案に対しては反対とする討論とし、議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定については、市長部局の提案された完全医療費無償化の原案を可決することこそが求められ、必要なものであることを認められることをもってチームはちまんとしての賛成討論といたします。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 次に、奥田孝司君の発言を許します。 奥田孝司君。             〔6番 奥田孝司君 登壇〕 ◆6番(奥田孝司君) 政翔会の奥田孝司です。 議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定に対する修正案に対して、賛成の討論を行います。 行政は市民からいただいた税金を財源として市民全体の利益を共有するものに対して使うことが前提であり、その根底にはあくまで市民みずからが自助の精神で社会に貢献することが前提としてある。そして、社会弱者と言われる人に対しては、平等に生きる権利があるため、助け合うことで成り立っています。 子ども医療費窓口無料化は、子育て世帯が経済的負担が理由で子どもを医療機関に行かせられないことから出てきた施策であると理解しています。 全ての世帯を対象にするには飛躍した話であり、もともと必要な自助の精神を抑制することになると考えます。本当に子どもの健康を考えるならば、むしろ予防に費用をかけるべきであると考えます。無料だからと軽症でも受診できるため、全国的には安易な受診も指摘されています。そのため、子どもの健康予防に気をつけない親がふえるのではないかと心配します。 その対策として、逆に1年間医療費が必要なかった子育て世帯には、健康優秀手当を支給することなども考えないと公平ではないと考えます。 全ての子ども医療費窓口無料化は、子どもの健康づくりと一体となった取り組みにしないと、福祉のばらまき行政になってしまい、将来に禍根を残すことになります。 自己負担はゼロでも費用は保険料と税金で支払われます。所得制限をつけたり新たな財源を市民に協力を求めた上で基金にすることで、受給者が当たり前の思想に流されない歯どめが必要と考えます。 市長の答弁の中で、子ども医療費無料化で年間の医療費が下がると言われていましたが、そこはしっかりと検証していく仕組みづくりが大事であると考えます。それが検証できれば医療費無料化の拡大も視野に入ってくると思います。 貧困家庭の受診控えを防いだりコスト意識を高めることも重要です。いきなり窓口無料化は少し飛躍し過ぎであると考えます。 「格差・貧困と生活保護」という本の中で、次のように書かれています。 多くの貧者は扶助でなく仕事を、依存ではなく自立を、何より尊厳を求めている。しかし、仕事を求める現実からは彼らから尊厳を奪っている、必要なのは現実不安定で低所得で見通しのない仕事の変革であると書かれています。 子ども医療費無料化は、子ども対象になっていますが、目的は親の低所得者対策であると思います。一律に扶助する必要はないと考えることから、議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてに対する修正案について賛成いたします。 ○議長(園田新一君) 次に、小西励君の発言を許します。 小西励君。             〔9番 小西 励君 登壇〕 ◆9番(小西励君) 創政会の小西励でございます。 創政会を代表いたしまして、子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正議案に賛成の立場で討論を行わせていただきます。 委員会でも申し上げましたが、まず子ども医療費助成制度を否定しているものではないことは、冒頭に申し上げておきたいと思います。 今回の市長提案が一番望ましい施策であるということも、一定の理解をいたしているつもりではございます。 委員会で継続審査するときに、当局に対し、安易な受診がふえて医療費が膨らむおそれがあることや財政的な担保がないことなど、継続審査といたしましたが、その後、当局側から今回5年の財源確保、地域福祉基金の廃止と福祉基金変更等を精査され、残金を財政調整基金、一般財源を投入との提案を受けました。 継続審査中に、委員会としても委員長の取り計らいもいただきまして、8月6日、委員会の行政視察で静岡県富士宮市に伺ったときも、当初の研修以外に資料等いただき、子ども医療費助成について勉強をさせていただきました。 さらには、お隣の市であります東近江市に委員会として伺いまして、現状調査もさせていただきました。 特に、東近江におきましては、入院についても1日当たり1,000円、14日を限度として負担を求めておられます。通院費につきましても、1カ月1診療500円の負担を求めておられます。これについては、特に非課税世帯に対しても同様の負担を求めておられることも近江八幡市と違う制度であると勉強をさせていただきました。 継続審査中も、各議員がそれぞれどのような制度とすればいいのか勉強もされたと思います。私が調べてみますと、兵庫県三田市では、2015年7月から中学校3年まで所得にかかわらず無料にされたということですが、財源が厳しく2018年7月から、一定の所得を上回る世帯に限り自己負担を1日最大800円求めていく方針を決められたということでもございました。 また、現在厚生労働省は、医療費が増加しているとして、子ども医療費を独自助成する自治体に対して国民健康保険の国庫負担金を減らすペナルティーを科しています。 ただ、委員会でもありましたが、2018年度から未就学児までの助成であれば減額しない方針を国は決めたということであります。国の方針も、少しずつではありますが助成制度に対する見解も緩和をされてきていること、これも事実であります。 しかし、小・中学生に対するペナルティーに対しては、現在のところ減額しないとの方向はまだ出されていません。 委員会の継続審査の中で、当局から5年間の財源は確保されたということですが、その後のことについては議論はいまだ尽くせていません。 一度広げた全面無料化を見直すことは政治的にも難しいと言われておりますし、当市においては着実に子ども医療費助成制度については拡充の方向でもあります。 そこで、他市の状況も鑑み、全面無償化は時期尚早であり、一旦は一定の負担能力に応じた負担を求めるべきであるということを申し述べ、修正議案に賛成の討論とさせていただきます。議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、池上知世君の発言を許します。 池上知世君。             〔18番 池上知世君 登壇〕 ◆18番(池上知世君) 公明党の池上知世でございます。 議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例について、提出されました修正案を含む原案について賛成の立場で討論をさせていただきます。 子ども通院医療費の無料化については、公明党といたしまして、今までにも言い続けてきたことでございますし、子育てアンケートも実施をさせていただきました中でも、子ども通院医療費無料化に向けては実施してほしいという多くのご意見をいただきました。 私は、子どもを社会で育てる仕組みづくりが必要であると考えます。このたび財源確保についても検討いただき、子ども・子育て支援基金として基盤となる7億5,000万円の財源確保と今後一般財源の中で中期財政計画にも含まれているということでございます。 6月議会におきまして提出されました議第61号子ども通院医療費無料化の条例改正については継続審議となり、この4カ月間、それぞれの考えの中で検討がされてまいりました。他会派の議員の方や市民の方ともいろいろお話をさせていただき、意見を聞かせていただきました。 償還払いにすべきではないか、ワンコインは必要ではないか、所得制限を設けるべきではないか、いや、全員無料がいいのではないか等々というもので、いろんな意見がある中で、全議員が無料化を願っているにもかかわらず、実施方法が違い、教育厚生常任委員会におきましては一つの意見にまとまらず否決となりました。 そうなりますと、せっかく議員全員が何らかの形で無料化を望んでいるにもかかわらず、子ども通院医療費の無料化それ自体が実現できません。私はぜひ実現いただきたいと思っております。 議案に対して、本日修正案が提出され、国の児童手当の所得制限に倣って所得制限を設けるべきであるというものでございます。 現在、児童手当を支給いただいている方は全員が対象者となります。今まで子ども通院医療費の無料化におきましては、非課税所得者、そして議員提案により貧困ラインを引き上げられました所得制限、また学年も段階的に引き上げられ、中学3年生まで引き上げられております。そうして一つ一つ段階的に実現の幅が広げられてまいりました。 今回は、そのことに加え、窓口対応での無料化となります。議会としていろんな意見がある中で、議員全員が無料化を願っているにもかかわらず、このままでは三者三様の意見となり、無料化そのものが実現できません。 私は、子ども通院医療費の無料化を実現していただきたく、また市民の一人として医療費の無料化実現をいただきたいと考え、このことを段階的に捉え、子育て支援として今回提出されました修正案に賛成し、子ども医療費の助成の無料化について賛成するものです。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 以上で討論を終わります。 これより議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例についてに対する井狩光男君外1名から提出された修正案について、起立により採決します。 お諮りします。 本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立同数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立同数と認めます。採決の結果は可否同数でございますので、よって地方自治法第116条の規定により、議長において本件に対する可否を裁決いたします。 本件については、議長は可決といたします。よって、本修正案は可決することに決しました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。 修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり可決することに決しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第5 討論・採決 ○議長(園田新一君) 次に、日程第5、討論・採決に入ります。 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。 それでは、決算関連議案について討論を行います。 井上佐由利君の発言を許します。 井上佐由利君。             〔22番 井上佐由利君 登壇〕 ◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上です。 私は、決算認定について3つ反対討論したいと思います。 まず最初に、議第78号平成29年度近江八幡国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて行います。 収入の1割が保険料とは、保険料がいかに高いかと言えます。国民健康保険料は、この近江八幡市は平成29年度は13市で上から5番目の位置に保険料の位置があります。40代夫婦と子ども1人で350万円のモデルで、保険料38万円を支払うと、1カ月分の収入が保険料となる事態でございます。 根本的に国庫負担金がふえない限り、加入者だけの保険料で賄っていかなければなりません。保険料は安くならないか、市としても保険料の引き下げに知恵を出していただきたいというふうに思います。 また、滞納者に対しましては短期保険証が76件、資格証明書が100件出されております。また、滞納世帯の分納契約ですけれども、これは1,460世帯が分納契約がされている状況になっております。この分納契約につきましても、昨年よりふえております。 納付への意識、意欲喚起を行い、収納対策に取り組んだということなんですけれども、滞納整理、差し押さえは平成29年は160件で6,000万円あります。換金はそのうちの1,418万円、これも前年度よりふえております。 滞納者に親切に本当に寄り添っていただけておるのでしょうか。私自身も、29年度に相談したケースは、最低これだけは支払ってくださいと言われてにっちもさっちもいかない状態がありました。生活設計が揺らぐほどのケースにも出くわしております。本当に滞納者に迫り過ぎてはいないかと心配しております。本当に寄り添った相談業務を求めておきたいというふうに思います。 平成30年から都道府県化に移行しております。来年は2年目を迎えます。一般会計からの繰り入れは段階的になくすというのが国の方針で、国や県の徹底した指導も今後されるというふうに懸念されております。 今でも高過ぎる保険料が引き上がると、滞納はふえ、受診が控えられ、重症化が広がります。住民の生活実態に合う保険料、そして県の独自の法定外繰入制度を求めつつ、市の一般会計の繰り入れを必要な規模で行い、維持存続を求めて反対討論としたいと思います。 次に、議第80号平成29年度近江八幡介護保険事業特別会計、このうちの保険事業勘定について行います。 平成29年度は、要支援1、2の方々、総合事業に移行しての決算となっております。国は、介護認定の自立支援促進、サービス後退の役割を自治体に担わせる方法を強化しています。特に、要支援1、2の方の居場所を市は考えていただきたいと思います。地域に行けば、要支援の方や自立になった方が、前はデイサービスに行けていたのにという声をよく聞くということは、多くの方が地域で行き場をなくしておられるのではないでしょうか。 地域支援事業費の予算をふやして、高齢者の虚弱、生活困難になっている人たちを市が本当に実態をつかんでいただきたいというふうに考えております。 東近江市は、訪問通所サービスで1億6,000万円の負担金を地域支援事業費で見ておりまして、みなし事業として現行相当サービスの事業を継続しています。東近江市ももちろんですが、日野や竜王でもそのことを聞きます。 ふだんから介護に係らず予防が大事という認識なら、虚弱な高齢者、そして要支援の方の居場所を専門的スタッフで対応できるよう専門業者への委託をふやすべきではないかと考えます。 また、要支援1、2の方の更新時は、市が申請書を一緒に同封していただいて、親切な対応をされることを求めて反対といたします。 最後に、議第83号平成29年度近江八幡後期高齢者医療特別会計決算の認定でございます。 この医療制度は、ご存じのように、75歳以上を年齢で区切りして保険料も2年ごとの見直しとなっておりまして、本当に保険料は引き上げ続きです。高齢者の暮らしぶりは、年金の減額等で本当に厳しさを増しています。高齢者の命を守る保険制度が高齢者を苦しめています。 年齢にかかわらず、高齢者が安心して医療にかかれるように抜本的に国が高齢者医療制度の見直しをされることを求めて、反対としたいと思います。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 以上で決算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第78号平成29年度近江八幡国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第78号は原案を認定することに決しました。 次に、お諮りします。 議第80号平成29年度近江八幡介護保険事業特別会計保険事業勘定)決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第80号は原案を認定することに決しました。 次に、お諮りします。 議第83号平成29年度近江八幡後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長審査報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第83号は原案を認定することに決しました。 次に、予算関連議案について討論を行います。 まず、田中好君の発言を許します。 田中好君。             〔16番 田中 好君 登壇〕 ◆16番(田中好君) 近江湖誠会の田中でございます。 議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)のうち、基金積立金と庁舎維持管理事業について反対の立場から討論をさせていただきます。 まず、基金積み立てについて、歳入項目で基金繰入金に財政調整基金より2億5,167万9,000円と地域福祉基金より5億2,017万8,000円が計上され、歳出の項目では基金積立金に7億5,000万円を示されております。 これは議第94号にも関連するものでございますが、地域福祉基金を廃止して子ども・子育て基金に充当するとされています。 今後、子ども、子育てにおいて基金は大変重要なものであることは認識をいたしておりますし、基金を制定されることは必要と思います。 さきに国で行われました地方議会6団体と財務大臣との会談では、各自治体の財政調整基金について議論が交わされ、財政調整基金のあり方によっては交付税の影響も生じるとの情報も得ております。特定目的基金であれば対象にならないということでございます。 今回も、一部財政調整基金から2億5,000万円を子ども・子育て資金に積み立てることに同意をいたしますとともに、今後も子ども・子育て基金には財政調整基金を計画的に、また年次的に積み立てていかれることを望むものでございます。 がしかし、今回地域福祉基金を廃止して子ども・子育て基金に繰り入れられることには反対であります。地域福祉基金は、福祉向上のために積み立てられたものであり、高齢者福祉や障害者の方や児童の皆様など福祉全般にわたる大切な基金であります。今後のそれぞれの福祉施策のためにも残しておかなければならない基金でもございます。 市長は、この9月議会の答弁でも、福祉財源は取り崩さないとも言われておりました。この大切な地域福祉基金を子ども・子育てに繰り入れることにいま一度一考していただくことを申し上げ、反対とさせていただきます。 また、庁舎整備管理事業の予算の中に、実施設計委託64万8,000円と工事請負費施設整備工事に994万9,000円を計上されております。これは解体地の庁舎北西部を駐車場整備するものであります。庁舎建設解除に伴う仮囲いの撤去や安全対策処理工事に関する予算には賛同するものではございますが、駐車場整備については今後の庁舎建設を照らし合わせ、今後の計画に基づいて行うものであると考えます。 この9月議会でも答弁されたように、当該地は新庁舎建設候補地の一つでもあります。新庁舎建設計画が具体化されれば、本庁舎、仮庁舎、また現場事務所などに活用される可能性もあります。もしそのように活用になれば、今駐車場にしてしまえば、せっかく整備したものをまた解体しなければならなくなりますし、約1,060万円もの予算を投入することは無駄になってしまいます。 新庁舎計画が明確にされていない状況で、側溝整備や防犯灯設置、そして簡易舗装などの駐車場整備をするには時期尚早であると思います。 よって、施設整備工事等の予算に反対をいたします。 市民の皆様からの大切な税金を無駄にしないようにしっかりと計画を立てて、精査して大事に使っていかなければならないことを申し添えておきたいと思います。 以上のことから、議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算のうち2点について反対をいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、重田剛君の発言を許します。 重田剛君。             〔2番 重田 剛君 登壇〕 ◆2番(重田剛君) 政翔会の重田剛でございます。 私は、議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)について、賛成討論を行います。 このたびの補正予算のうち、総務費からふるさと応援事業に4,054万5,000円、民生費から子ども・子育て支援基金積立金に7億5,000万円、また債務負担行為の補正に教育費の外国語指導助手ALT派遣委託事業3年分6,105万6,000円、小・中学校ICT環境機器等使用料に5年分5億2,681万9,000円などが含まれております。 私の個人質問でも述べましたように、ふるさと納税については地元特産品ではない返礼品や高額な返礼品などで問題になり、寄附額の3割を超える返礼品をする町は適用から除外すると総務省から通達があったばかりです。 当市においては、市職員の努力により、全国各地から多額のご寄附をいただき、昨年度17億6,543万7,900円で、全国で25位と、県内では群を抜き貴重な歳入となっております。 激しい競争の中、さらなる好調を維持すべく、ワンストップ特例申請業務委託に3,344万4,000円予算化しております。 また、当市の教育に目を向けますと、早くから英語教育やICT教育の充実を唱えて電子黒板の導入など他市に先駆けて県内で最初に整備されました。 また、平成23年度より小学校5、6年生で年間35時間の外国語活動が必修化されましたが、外国人の先生、ALTと申しますが、ALTによる生の英語やコミュニケーションは子どもたちにとても人気で、高い関心が寄せられています。 再来年から小学校で次期学習指導要領が全面実施されます。外国語教育については小学校3、4年生で外国語活動を導入し、5、6年生では外国語科として教科化されます。既にことし4月から移行措置期間に入っております。 また、情報化社会の今日、コンピューターなどを活用した学習活動の充実を図るために、プログラミング教育が全面実施されます。そのために、ICT環境機器整備は絶対に必要であります。 よって、議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)に賛成いたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、岡山かよ子君の発言を許します。 岡山かよ子君。             〔4番 岡山かよ子君 登壇〕 ◆4番(岡山かよ子君) 創政会の岡山かよ子でございます。 議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)につきまして、創政会を代表いたしまして賛成の立場で討論をいたします。よろしくお願いいたします。 まず、さきの台風20号の影響で大きく被害を受けた観光施設等整備事業での白雲館のしっくい壁やコミュニティセンターの維持管理事業等で各学区コミュニティセンターの屋根等の被害の改修、また大阪北部地震におきまして小学生がブロック塀の下敷きになってお亡くなりになられるというとても悲しい事故が起こり、大きな問題となりました。 今回、この対応として学校や保育所、認定こども園等施設整備事業でのブロック塀の点検、修理に対しての予算など、迅速に対応していただきたいところでございます。 また、学校教育関係の予算では、特にICT教育推進事業における小・中学校施設整備において、子どもたちの早期からの英語教育とともに、教職員に対するパソコンの1人1台配置や学校校務支援システムなどの実施は、今問題となっております教職員の働き方改革の縮減にもなる予算だと考えます。これにつきましても、早期に対応をいただきたいということでございます。 次には、多くの災害が起こる中で、防災活動事業の予算においても、被災地への職員派遣や避難所への水や食料品の備蓄においても今回予算化をされておられます。とともに、住宅総務費におきましては、民間ブロック塀等の耐震対策事業を盛り込まれるなど、本当にいつ災害が起こるとも限らない中、早急に対応、対策していただく必要のある事業でございます。 これらは予算化がおくれることにより市民生活に多大なる影響を及ぼすこととなるため、早期に予算を可決し執行されることを望みます。 以上のことから、議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)に賛成をいたします。議員皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、川崎益弘君の発言を許します。 川崎益弘君。             〔19番 川崎益弘君 登壇〕 ◆19番(川崎益弘君) 皆さんこんにちは。私は日本共産党の川崎益弘でございます。 議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)に対して賛成の討論を行います。 今回の補正予算は、子ども・子育て支援基金、庁舎整備事業、民間ブロック塀等耐震対策補助、介護施設整備事業などの予算化、桐原東認定こども園の用地が確定しなかったことによる減額などがあります。 岡山コミュニティエリア事業の中で放課後児童クラブ建設ができなかったことや桐原東認定こども園の用地が確定できなかったことは、子ども・子育てに対して大きな期待を裏切ったことになります。これらの事業は、元冨士谷市政の置き土産とも言えます。 一方で、大阪北部地震により、とうとい命が犠牲になられました。このことから、近江八幡市でも民間の危険なブロック塀の耐震対策費の補助制度が予算化され、大きく評価できるところであります。 また、庁舎整備事業においては、新庁舎建設中止後の跡地は、来庁者の駐車場整備や周辺の安全策などが整備されることや現庁舎において職員や来庁者の安全対策として耐力度調査を行うための予算が計上されています。 子育て支援では、小西市長の公約であります子どもの医療費無料化制度のために年間1億5,000万円、5年間7億5,000万円の子ども・子育て支援基金が創設され、これで財源が確保されました。この基金の財源は財政調整基金地域福祉基金からであります。 本市の基金については、16の基金があり、今後、基金を見直していくと今議会でも答弁がありました。その中で、福祉基金と地域福祉基金があり、地域福祉基金は現在まで余り活用されていなかったことから、この基金を廃止して子ども・子育て支援基金に変更されました。今後は、福祉基金の活用で福祉がおざなりになるということはありません。 また、5年間の財源しか確保されていないと指摘されますが、まず31年度の子どもの医療費無料化制度が始まります。そのための費用として活用し、その後は事業の経過を見ながら予算化する方法やふるさと応援基金の活用など、幾つもの手法で財源が確保できます。 これからも子育てするなら近江八幡市と言える政策を進めていくためにも、必要な補正予算と考えます。 以上のことを申し上げて、賛成の討論といたします。議員皆さんの賛同をよろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第88号平成30年度近江八幡一般会計補正予算(第3号)は、予算常任委員長審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第88号は原案を可決することに決しました。 次に、条例関連議案について討論を行います。 まず、西津善樹君の発言を許します。 西津善樹君。             〔8番 西津善樹君 登壇〕 ◆8番(西津善樹君) 近江湖誠会の西津善樹です。 議第94号近江八幡市子ども・子育て支援基金条例の制定について、反対の立場で討論をいたします。 子ども医療費無償化の財源として、新たに子ども・子育て支援基金を制定されるということで、この基金を制定すること自体について異議はないものの、その中身に賛同いたしかねるため反対をするものでございます。 ここで少し、見にくいですけれども議長の許可を得ておりますのでパネルの説明をさせていただきたいと思います。 ZTVをごらんの方は多分見ていただけると思うんですけれども、現状は近江八幡地域福祉基金条例ということと近江八幡市福祉基金条例という2点があるわけです。これが近江八幡地域福祉基金条例は5億2,500万円、およそですけれども、一方、近江八幡市福祉基金につきましては7,780万円あるわけです。 今回の議案上程につきまして、この近江八幡地域福祉基金条例、この5億2,500万円、これが廃止されるわけです。 新たに子どもの医療費無償化につきましての設置される近江八幡市子ども・子育て支援基金、ここにこの廃止されました5億2,500万円がそのままこちらに移行されるわけです。この地域福祉基金の中身の全体の大まかな部分は、既にありました近江八幡市福祉基金に移行するわけなんですけども、福祉基金につきまして金額は現状のままです。中身は大まか移行するにもかかわらず、金額はそのまま。 一方、この地域福祉基金の児童という部分について取り上げて、子ども・子育て支援基金にこの5億2,500万円、全額をこちらに積み上げられる。また、ここには財政調整基金から2億5,000万円積み上げられるということになっております。 今回上程されている子ども・子育て支援基金の財源は、この条例制定により廃止しようとされる特定目的基金である近江八幡地域福祉基金条例の規定により積み立てられた現金や有価証券を全て移行し、この条例により積み立てられた基金とする、いわば基金の名称すりかえであります。 地域福祉基金には、その運用として、第4条に以下の5項目について掲げられています。1、在宅福祉向上に関する事業、2、健康、生きがいづくりに関する事業、3、ボランティア活動の活性化に関する事業、4、障がい者及び児童の保健福祉等地域福祉の増進に関する事業、5、前各号に掲げるもののほか、地域の保健福祉の向上に資すると市長が認める事業。 以上のように、児童だけでなく高齢者福祉や障害者福祉なども含め、さまざまな地域福祉の向上に向けた基金であるにもかかわらず、この児童という文言だけを取り出して、基金の全額である5億2,500万円を子ども・子育て支援基金に積み立てて地域福祉基金条例を廃止するというものでありまして、ほかの福祉事業を軽んじた議案であります。 この地域福祉基金は、旧安土と旧近江八幡で本来福祉向上のために積み上げられた地域福祉基金を合算したものでありまして、現在は高齢者の理美容や高齢者配食サービスなどに利用されています。 今後、ますます高齢化社会が進む中、将来を見据えて高齢者や障害者に対するしわ寄せを避けるためにも、残しておかなければならない基金です。 基金整理のために近江八幡市福祉基金との合算をするというのであれば、従来の目的を一定果たせるものと理解できますが、児童という文言だけを取り出して子ども・子育て支援基金を創設するというのは余りにも強引です。 また、基金が枯渇した場合の対応策も明確にすべきと考えます。対応策がないとするならば、市民税の増加につながりかねません。それで、今後ますます深刻化する少子・高齢化社会を乗り切ることができるのでしょうか。 また、本当の福祉とは何かという観点から考慮しなければなりません。福祉とは、社会的弱者と言われる方々の自立を支援することという観点を大前提に置いて、高齢者福祉、障害者児福祉、寡婦福祉と幅広くあります。児童という一つのみに特化するのではなく、全体バランスを考慮することが公平公正、平等が原則である本来の行政の姿勢なのではないでしょうか。 そもそも、子ども医療費無償化の財源は、市役所新庁舎建設の中止と見直しによって100億円の市庁舎を50億円にして、その差額を福祉、教育に回す財源を捻出すると小西市長ご自身の公約でうたわれたものであったはずです。その公約は一体どうなったのでしょうか。それならば、地域福祉基金を廃止して高齢者や障害者にしわ寄せまでして財源確保するのではなく、公約のとおり早急に新庁舎建設に結論づけて財源を捻出されてこそ、公約を果たされたということになるのではないでしょうか。 基金を取り崩すやり方は政治不在となり、子や孫に大きなツケを回すことにほかならないと考えます。いまだ新庁舎の見直し案も提示されておらず、財源の確保を担保できていない状況だからといって、本来福祉全般に充当すべき地域福祉基金を子ども医療費無償化だけに全額充当して財源を確保したと言われるのは、高齢者や障害者に対する福祉の切り捨てであると判断いたします。 以上のことから、議第94号近江八幡市子ども・子育て支援基金条例の制定につきまして、近江湖誠会を代表して反対討論とさせていただきます。議員の皆様の良識ある判断の上でのご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(園田新一君) 次に、辻正隆君の発言を許します。 辻正隆君。             〔5番 辻 正隆君 登壇〕 ◆5番(辻正隆君) 政翔会の辻でございます。 私は、議第94号近江八幡市子ども・子育て支援基金条例の制定について、賛成の立場で討論をさせていただきます。 この基金条例は、子ども・子育て支援対策のさらなる充実を図るべく、子ども・子育て支援事業計画に沿った子ども・子育て支援事業に充てられるため設置される基金条例であります。 財源は、既存の基金であります地域福祉基金約5億2,500万円を整理し、財政調整基金より約2億2,500万円を繰り入れ、7億5,000万円で運用されるものであります。 また、さきの議会で継続審査となりました子ども医療費助成制度、先ほど修正議案が可決されたところではありますが、その子ども医療費助成制度が継続審査の要因の一つでもありました基金創設の積立金7億5,000万円を積まれたことは、大変ある意味一定の評価をしております。 また、地域福祉基金約5億2,500万円は、今日まで20年近くの長きにわたりまして基金の活用がなされず、いわば塩漬けの基金でありました。その基金を原資とし、新たな施策として子ども・子育て支援事業という特別目的基金として活用されることは、大変意義のあることだと思います。 また、その使い道として、全国の自治体でも取り組まれております子ども医療費助成に充当するということであり、子育て世代にとっては大変ありがたい基金の活用になります。 しかし一方では、課題も多くあると思います。 当局の説明では、1年間の試算を1億5,000万円とし,現時点では約5年の継続を見込まれ、7億5,000万円の財源を確保されたわけでありますが、一度この制度を始めれば、財源の有無にかかわらず制度の廃止あるいは見直しの判断が大変しにくくなります。 財源の確保策として、例えばふるさと納税からある一定の財源を基金に積み立てるとか、また市民の方に子ども・子育て支援基金に寄附をお願いするとか、財源の確保を常に図るべきであると思います。 また、保護者の医療ネグレクト等により支援を受けることのできない子どもたちの存在もあり、この制度により全ての子どもたちの健康を確保できるかと言えばそうではありません。 今後の子ども・子育て支援基金の活用においては、一定のモラルハザードを設け、持続可能な状況をしっかりと構築し、また子どもたちを取り巻く環境や、そして子どもたちの健康づくりなどトータルなサポートに活用していただきたく思います。 以上のことを申し添えまして賛成の討論とさせていただきます。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、井上佐由利君の発言を許します。 井上佐由利君。             〔22番 井上佐由利君 登壇〕 ◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上佐由利です。 私は、議第94号近江八幡市子ども・子育て支援基金条例の制定について賛成討論を行いたいと思います。 6月議会でも、小西市長から、医療費無料化の財源等に議員から質問されまして、それに対して子ども・子育て支援基金を創設して一般財源に影響しないような形で子どもの医療費無料化を実現したいという旨の答弁があったところです。 約束どおり、9月議会に子ども・子育て支援基金条例が提案されました。この子ども・子育て支援基金は、この間長年活用していない地域福祉基金をもとに創設されます。 先ほどの討論者の話にもありましたように、地域福祉基金と福祉基金が2つありまして、地域福祉基金は子ども福祉支援基金に創成されるんですけれども、福祉基金は継続されまして、地域福祉基金を廃止してもその基金の目的が生かされるよう福祉基金の中でうたわれて、対応はきちんと行われるものと考えております。 地域福祉基金はその目的に使うべきという先ほどの意見もありましたけれども、この間、活用していないことは事実であります。この地域福祉基金は、聞きますと、かつてのゴールドプランの交付金も積み上げられていたというふうに聞いております。このゴールドプランというのは、かつて特別養護老人ホームとか、あるいはデイサービスとか在宅福祉対策など高齢者の対策に進めてこられたお金が、全国で10年間で6兆円を国は投じたというふうに聞いております。それが積み上がっているというふうにも聞いております。 そして今、時代も変わりまして、法律も変わって、介護保険制度も創設されまして、計画のつくり方も、そして補助金の出され方も違って、時代に合わなくなったのではないかというふうにも考えております。老人対策での財源が必要というならば、一般財源や他のメニューもあって対応できるものと考えます。 今回、実際のところ、補正予算でも介護施設等整備事業でも建設のために国や県から補助金も出されております。 今回、基金を整理されて子ども・子育て支援基金条例が提案されております。この子ども・子育て支援基金の設置は、子どもの医療費無料化実現のために必要な子ども・子育て支援基金であることは間違いないということを申し上げまして、賛成討論としたいと思います。 ○議長(園田新一君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第94号近江八幡市子ども・子育て支援基金条例の制定については、教育厚生常任委員長審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第94号は原案を可決することに決しました。 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決します。 まず、決算関連議案について、議第79号、議第81号、議第82号、議第84号から議第87号までを一括採決します。 お諮りします。 議第79号平成29年度近江八幡介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第81号平成29年度近江八幡介護保険事業特別会計サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて、議第82号平成29年度近江八幡文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第84号平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第85号平成29年度近江八幡水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第86号平成29年度近江八幡下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第87号平成29年度近江八幡病院事業会計決算の認定を求めることについて、以上7件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長審査報告のとおり原案を認定することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第79号、議第81号、議第82号、議第84号から議第87号までの7件は、原案を認定することに決しました。 次に、予算関連議案について、議第89号から議第92号までを一括採決します。 お諮りします。 議第89号平成30年度近江八幡国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第90号平成30年度近江八幡介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第1号)、議第91号平成30年度近江八幡後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議第92号平成30年度近江八幡水道事業会計補正予算(第1号)、以上4件は、教育厚生及び産業建設の各常任委員長審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第89号から議第92号までの4件は、原案を可決することに決しました。 次に、条例関連議案について、議第93号、議第95号から議第101号までを一括採決します。 お諮りします。 議第93号近江八幡地域防災センター条例の制定について、議第95号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第96号近江八幡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第97号近江八幡使用料条例の一部を改正する条例の制定について、議第98号近江八幡手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第99号近江八幡市立小学校条例の一部を改正する条例の制定について、議第100号近江八幡市立資料館条例の一部を改正する条例の制定について、議第101号近江八幡家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、以上8件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第93号、議第95号から議第101号までの8件は、原案を可決することに決しました。 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。 それでは、会第7号について、討論を行います。 加藤昌宏君の発言を許します。 加藤昌宏君。             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕 ◆20番(加藤昌宏君) 日本共産党の加藤昌宏でございます。 会第7号2025年国際博覧会の誘致に関する決議に反対の討論を行います。 日本共産党は、万国博覧会が持つ産業や技術の進歩、展望を示し、広く教育的に広げようという理念そのものに反対するものではありません。 しかし、大阪万博はカジノ万博です。本決議は、IRイコールカジノ構想について触れられてはおりませんが、大阪府松井知事はIRと万博の相乗効果を成長の起爆剤にしようと期待をしています。 また、本決議案は、昨年3月に松井知事から各市議会へ要請がされた内容とはほぼ同様のものです。大阪府下の自治体議会がこぞって決議を上げることにより、大阪万博が府民からも指示されていることを世界に示すとともに、市町村の協力を取りつけようとするものです。 こうした大阪万博には以下の点で問題があります。 第1に、松井知事が万博とIRイコールカジノをセットとし、この推進を図ろうとしている点です。 この間の世論調査でも、万博会場の予定地の近くにカジノを含む統合型リゾートを誘致することへの賛否を問うと、反対が過半数を大きく上回っています。しかし、大阪府では、既にIR推進局が設置されています。カジノは刑法で禁じられている法律であります。成長戦略と位置づけていますが、ギャンブルを経済の振興とする考えに加担することはできません。 ギャンブルがもたらすものは依存症の拡大であり、不法集団の暗躍、まともな産業経済の衰退などであり、人類の進歩、展望とも万博が掲げる健康長寿のテーマとも相入れないものです。 第2は、万博を大阪湾の埋め立て途中の人工島夢洲で開催することによって、破綻した巨大開発がまたもや進められる点です。 大阪湾の夢洲、咲洲、舞洲でのゼネコン浪費型の巨大開発など、関西財界を先頭に進められてきた大阪湾ベイエリア開発計画は、大きな破綻を来しました。大阪府の庁舎移転を叫んだ当時の橋下知事が旧WTCビルを購入し、咲洲開発の起爆剤にしようとしましたが、東日本大震災を通し、このビルが防災拠点として耐えられないことが明らかとなり、二重の府庁舎の重しとなっています。 この間の大阪ベイエリア開発計画破綻の真剣な検証と総括なしに進めることは、破綻の道への二の舞になるだけです。 第3は、夢洲万博が巨大な財政負担を強いることへの懸念です。 大阪府の基本構想案によれば、会場建設費は1,200億円から1,300億円、運営費は600億円から700億円などとし、会場建設費は国と自治体、関西財界が3分の1ずつ負担するといいます。これ以外に万博会場に不可欠な用地や鉄道等を整備する関連事業費が730億円とされています。これらは大阪府、大阪市にとって巨額の負担となります。 加えて、入場料収入を3,000万人と見込むなど、現実に可能な積算根拠は明瞭にされておらず、東京オリンピック同様に膨れ上がる懸念があります。 建設費の負担についても、民間企業で支出に前向きなのは大阪府のアンケートで18%となっており、ツケが近隣に回される危険もはらみます。 このような問題を考えると、2025年国際博覧会は滋賀県の振興や住民の生活向上に寄与することは到底考えられません。ましてや、近江八幡市が推進の片棒を担ぐ必要性はどこにもありません。 以上を主張して反対の討論といたします。 ○議長(園田新一君) 以上で討論を終わり、これより会第7号について、起立により採決します。 原案について採決します。 お諮りします。 会第7号2025年国際博覧会の誘致に関する決議は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、会第7号は原案を可決することに決しました。 次に、請願について討論・採決を行います。 それでは、請願第1号について、討論を行います。 加藤昌宏君の発言を許します。 加藤昌宏君。             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕 ◆20番(加藤昌宏君) 加藤昌宏です。 続きまして、請願第1号日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書の提出を求める請願について、賛成の討論をいたします。 本請願の趣旨は平成29年9月議会にも提出されましたが、否決をされた経過があります。私は、そのときの討論で、自転車で郵便配達中に被爆し背中が真っ赤に焼けただれた16歳の少年のことを紹介しました。その少年が谷口稜曄さんで、その年の8月31日に88歳で亡くなられたときでした。核廃絶の理論的支柱、長崎大学の土山秀夫元学長も9月2日、92歳で亡くなられました。 戦後の長きにわたって被爆者として核兵器廃絶の運動に身をささげてこられた方々です。 時あたかも、その直前の7月7日に国連で、核兵器禁止条約が採択をされました。核兵器の使用や保有などを法的に禁止する国際条約です。 核兵器は非人道的で違法なものであると明示し、加盟国に核兵器の開発、保有、実験、使用だけでなく、核兵器を使用すると威嚇する行為も禁じています。 2017年3月からニューヨークの国連本部で制定に向けた交渉が行われ、7月、交渉会議に出席した124カ国中122カ国という圧倒的多数の賛成により採択をされました。 条約は、同年9月から署名手続が開始され、批准国数が50カ国に達してから90日後に発効することになっています。 条約交渉に参加しなかった核保有国の米英仏は署名の意思がないことを表明し、唯一の被爆国である日本政府もこれに同調する姿勢を示しました。 調印6カ月60カ国、批准15カ国が、本年9月4日現在の到達状況であります。この9月26日、本日ですが、国連本部で核兵器の全面廃絶のための国際デーのイベントがあり、新たに10カ国が核兵器禁止の署名または批准を行うとのニュースも入っています。 前回の平成29年9月議会の後、12月10日には国際NGO、核兵器廃絶国際キャンペーン、ICANがノーベル平和賞を受賞するニュースも飛び込んできました。 同時に、この時期は、北朝鮮の核実験とミサイル発射が繰り返されるという問題が世界と日本にとっての脅威ともなっていた時期でもありました。 今日の情勢は、南北朝鮮の首脳会談、米朝首脳会談で核兵器廃絶を目指した交渉が実現するなど、希望への進展を見せております。 このようなときに、核保有国と非保有国の溝を埋めることが必要だとか、橋渡しが必要だとする論調は、被爆者の気持ちをもてあそぶものと言わなければなりません。 仮に橋渡しの役割を果たすというなら、まずこの条約締結に賛同した上で主張すべきであると考えます。 近江八幡市では、平成22年4月臨時議会で、平和首長会議への積極的な合流、平和のための行動を呼びかけた私の質問に対して、前任の市長は、平和首長会議に積極的に参加したいと表明して、即加盟もしてその役割も果たしてきたと思います。 この平和首長会議は、世界163カ国7,650都市、日本国内では1,730都市が加盟する組織となっています。広島市、長崎市が中心となり、世界恒久平和の実現に寄与するため、世界の都市が国境を越え、思想信条の違いを超えて連帯し、核兵器廃絶に向けて努力することを目指して、1982年に設立された機構であります。 2020年までの核兵器廃絶を目指す行動指針、2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)を策定してさまざまな活動を展開しています。このビジョンの目標に核兵器禁止条約の締結も掲げて、各国政府等に要請活動を進めています。 核兵器禁止条約の採択を実効性のあるものにするためにも、この条約の交渉会議に最後まで参加しなかった核保有国とその傘のもとにある国々を含めて、全ての国が早期に条約を締結するよう世論を盛り上げることこそ重要と考えます。 平和首長会議に積極的に参加する近江八幡市からも、この請願の趣旨を政府に届けることこそが今求められていると考えます。議員各位のご賛同を心から訴えて、賛成討論といたします。 ○議長(園田新一君) 以上で討論を終わり、これより請願第1号について、起立により採決します。 念のため申し上げます。 本件に対する総務常任委員長審査報告は不採択であります。 原案について採決します。 お諮りします。 請願第1号日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書の提出を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立少数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第6 議案の上程(提案理由説明)     議第103号~議第109号     会第8号 ○議長(園田新一君) 次に、日程第6、議案の上程を行います。 議第103号から議第109号まで及び会第8号の8件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。 山下議会事務局長。 ◎事務局長(山下彰人君) 朗読いたします。 平成30年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案市長提出議案議第103号から議第109号まで、いずれも人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて議員提出議案会第8号 平成30年台風21号に係る農業災害対策に関する意見書の提出について 以上であります。 ○議長(園田新一君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。 小西市長。             〔市長 小西 理君 登壇〕 ◎市長(小西理君) 本日追加いたします案件につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 議第103号から議第109号までにつきましては、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。 委員の任期満了に伴いまして、岡山学区から浜田敏次氏、安土学区から富山郁子氏の2名を継続して、八幡学区から安田晴彦氏、島学区から宮尾光栄氏、桐原学区から新垣善博氏、武佐学区から児玉章宏氏、老蘇学区から林秀一氏の5名を新たに人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。 以上、追加いたしました7議案につきまして、ご審議いただきご可決賜りますようよろしくお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 次に、議員提出議案の提案理由の説明を求めます。 北川誠次君。             〔12番 北川誠次君 登壇〕 ◆12番(北川誠次君) 提出者を代表し、会第8号につきまして朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。 平成30年台風21号に係る農業災害対策に関する意見書の提出について 本年9月4日に襲来した台風21号は、彦根観測所において観測史上1位となる最大瞬間風速46.2メートルを記録し、本市においても記録的な強風と豪雨をもたらした。市内各地域では建物やライフライン、交通網など、地域経済、市民生活に大きな影響を及ぼした。 特に、本市の基幹産業である農畜水産業への影響は甚大なものであり、ビニールハウスの倒壊や畜舎等の損壊など農業施設への被害は、農家の経営に深刻な打撃を与えた。更には食の供給元である産地の存続が危ぶまれる状況である。 また、被災した農業施設のビニールやスレートなど災害廃棄物の処理はもとより、修復資材の不足により早期復旧に支障を来たしている状況である。 本市においても農家の不安解消や早期の災害復旧に向けて、鋭意取り組んでいるところであるが、農畜産物生産拠点の復旧と再建に向けた、国や政府の強力な支援が必要である。 国及び政府におかれては、農業者に対する再建支援、災害の早期復旧及び災害に強い地域づくりに向け、次の事項について早急に必要な処理を講じられるよう、強く要望する。          記1.農業施設の撤去に対する支援及び施設の修繕支援など、台風により被害を受けた農業者が経営を維持継続できるよう早急に対策を講ずること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(園田新一君) 以上で議案の上程を終わります。 それでは、ただいま上程しました議第103号から議第109号まで及び会第8号の8件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午後4時20分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後4時20分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第7 質疑 ○議長(園田新一君) それでは、日程第7、質疑に入ります。 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第8 委員会付託 ○議長(園田新一君) 次に、日程第8、委員会付託に入ります。 お諮りします。 ただいま議題となっています議第103号から議第109号まで及び会第8号の8件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの8件については委員会付託を省略することに決しました。 それでは、ただいま議題となっています議案について、討論のある方は後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午後4時21分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後4時21分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第10 討論・採決 ○議長(園田新一君) それでは、日程第10、討論・採決に入ります。 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。 それでは、ただいま議題となっています議案について、討論がございませんので、議第103号から議第109号までの7件及び会第8号の1件をそれぞれ一括採決します。 お諮りします。 議第103号から議第109号までいずれも人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第103号から議第109号まで、いずれも原案に同意することに決しました。 次に、議員提出議案について採決します。 お諮りします。 会第8号平成30年台風21号に係る農業災害対策に関する意見書の提出については、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、会第8号は原案を可決することに決しました。 ここで、お諮りします。 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は、議長に一任いただくことに決しました。 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は、継続審査に付した議案を除き全て議了しました。 ここで、市長からご挨拶をいただきます。 小西市長。             〔市長 小西 理君 登壇〕 ◎市長(小西理君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。 議員の皆様方におかれましては、去る8月31日に平成30年第3回市議会定例会を招集させていただきましたところ、提案いたしました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、継続審議とされておりました議第61号近江八幡子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、原案の一部修正でのご可決及び決算特別委員会の継続審議に付されました議第77号平成29年度近江八幡一般会計決算の認定を求めることについての議案を除き、原案どおりご可決、ご認定を賜りましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 また、子ども医療費の無償化につきましては、その理念、また目指すところにつきまして引き続き皆様方のご理解を得られるべく努めてまいりたいと思っております。 また、今議会の審議の過程におきまして、議員の皆様方から賜りました多くのご意見やご提言等につきましては、私以下全職員がこれを真摯に受けとめ、今後の市政運営に着実に反映させるべく鋭意努力してまいりたいと存じますのでよろしくお願いを申し上げます。 さて、今議会中の9月4日に徳島県に上陸しました台風21号は、県内でも彦根市で最大瞬間風速46.2メートルを観測し、1950年のジェーン台風を超えて68年ぶりに観測史上最大記録を更新する歴史的な暴風をもたらしました。 本市におきましても、水防本部を午前8時に立ち上げ、台風の予想進路や雨量などを見守るとともに、これまでと同様、市内11カ所の全てのコミュニティセンターを自主的に避難される市民を対象に解放するなどの対応をし、自治連合会長、コミュニティセンター長を初め地域役員の皆様のご協力のもと、午後4時ごろには最大202名の避難者の方を受け入れることができました。 この間、人的な被害として、暴風による転倒や飛散物でガラスが割れたり飛散物が直接当たるなど、判明した分として11名の方が負傷されました。 家屋等では、店舗のシャッターが破損したり数多くの倒木などが道路の一部を塞いだほか、トタン屋根の飛来やフェンスの破損など各地で被害が出たところでございます。 農林水産関係でも、先ほど議会でもご提案いただきましたように、農業用ビニールハウスや牛舎などが損壊するなど大きな影響が出ており、皆様方にも国への要望書を提出、請願をしていただいたところでございます。 また、今回の台風では、県下全域で高圧配電線断線により多くの停電が発生し、市内で合計4,360軒が停電となりました。 被害に遭われました皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、今後も本市に接近の可能性のある台風や大雨などの気象情報に注意するとともに、いつ発生するとも知れない大震災など不測の事態への対応とあわせ、地域や関係機関との連携を密にし、市民の安全・安心を守るため、防災対策に万全を期してまいりたいと考えておるところでございます。 現在、災害復旧に要する経費等につきまして鋭意精査を進めておりまして、早期対応に向け努力してまいりますので、また議員の皆さん方のご理解をお願い申し上げたいと思います。 また、農業被害を初め各種多くの被害を受けられた方の復旧につきましても、市として最大限の努力をさせていただきたいと考えているところでございます。 さて、秋雨前線の影響もあり、このところ週末ごとに雨が降ることが多く、予定されていた市内の幼小・中学校の運動会、体育祭も順延対応するなど、関係者の皆さんもご苦労が多かったとお察し申し上げます。 今週末に予定されている幼稚園や保育所、こども園の運動会や10月7日に予定されている各学区の運動会、まだ開催されていない小学校の運動会もございますので、雨の影響を受けずに無事予定どおり開催されることを願っております。 また、ここでうれしいお知らせを2件報告させていただきます。 1つ目は、ことしの11月に認証30周年を迎えられるとお聞きしております国際ソロプチミスト近江八幡様より、このたび本市の子ども発達支援センターで発達支援が必要な子どもたちやその保護者等への相談や支援を行うための子ども発達支援の訪問車寄り添い号を2台も贈呈していただきました。 少子化の中にあっても、発達に課題のある児童は増加しており、当センターで各種相談や支援を実施している子どもは約400人おります。子どもや保護者に寄り添い、支援者や地域とともにインクルーシブな社会が実現できるよう、寄り添い号を十二分に活用させていただくことで支援の量や質の向上につながり、子どもたちの発達支援に大きく寄与するものになると確信しております。 本当にありがとうございました。 2つ目といたしましては、昨日のことですけれども、近江八幡おやじ連の皆様が、内閣府よりはえある平成30年度社会参加賞を受賞されましたので、賞状及び記念品の伝達をさせていただきました。 これは、おやじ連の皆様のこれまで10年を超える長きにわたり幾つになっても生き生きと暮らせる居場所、社会の役に立つ存在として社会参加活動を積極的に実践してこられたことが、社会参加活動事例として全国より認められたとお聞きし、大変喜んでいるところでございます。 おやじ連の皆様の努力のたまものとして、この場をおかりして報告させていただきたいと思います。 ニッポン一億総活躍プランにおいては、地域のあらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら、自分らしく活躍できる地域コミュニティーの育成と協働で助け合いながら暮らすことのできる仕組みの構築に向けた施策を推進しております。 本市におきましても、高齢者の皆様の多様な社会参加の機会の確保や役割を持って活躍できる仕組みづくりに向けた取り組みを進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 さて、厳しかった暑さもようやくおさまりを見せ、これからまさに実りの秋を迎えようとしております。文化やスポーツの活動にもうってつけの季節であり、各学区においては運動会や文化祭などの多くの催しが実施され、議員の皆様方におかれましても、それぞれの地域の市民の皆様との交流の中で、市政に対しさまざまなご意見を受けられることと存じます。 また、この季節は朝夕は肌寒く感じることもございますし、加えて夏の疲れが出てくる時期でもございますので、健康にはくれぐれもご留意なさいまして、市政発展、市民福祉向上のため、なお一層のご尽力賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきたいと存じます。 どうもありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 第3回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る8月31日に開会いたしました本定例会も、議員各位のご協力並びに市長を初め当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりました。ここに厚くお礼を申し上げます。 また、当局の皆様方におかれましては、今会議で各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、施策への反映、市政の一層の発展に努められるようお願いを申し上げます。 9月も終盤になり、来週からは10月でございます。今年度も、はや折り返しであり、引き続き市民福祉向上のためそれぞれのお立場でのご尽力を願うものであります。 季節は日増しに秋の深まりを感じるようになってまいります。皆様方におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、本市発展のため、なお一層のご活躍を賜りますようお願いを申し上げて、閉会のご挨拶といたします。 それでは、これをもちまして平成30年第3回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。 皆様ご苦労さまでございました。               午後4時32分 閉会              ~~~~~~~~~~~ 近江八幡市議会会議規則第88条の規定により下記に署名する。  平成30年9月26日      近江八幡市議会議長           園 田 新 一      署 名 議 員           加 藤 昌 宏      署 名 議 員           橋     博...