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  1. 近江八幡市議会 2016-03-22
    03月22日-06号


    取得元: 近江八幡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-01
    平成28年第1回 3月定例会         平成28年第1回(3月)近江八幡市議会定例会                    平成28年3月22日(火) 午前9時30分開議            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程   第1 会議録署名議員の指名   第2 委員会の閉会中の継続審査   第3 委員会審査報告   第4 討論・採決   第5 委員会中間報告   第6 議案の上程(提案理由説明)      議第63号、議第64号      会第1号、会第2号   第7 質疑   第8 委員会付託   第9 委員会審査報告   第10 討論・採決1. 会議に付議した事件   日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 委員会の閉会中の継続審査   日程第3 委員会審査報告   日程第4 討論・採決   日程第5 委員会中間報告   日程第6 議案の上程(提案理由説明)        議第63号、議第64号        会第1号、会第2号   日程第7 質疑   日程第8 委員会付託   日程第9 委員会審査報告   日程第10 討論・採決1. 会議に出席した議員(23名)   1番  竹 尾 耕 児 君        2番  重 田   剛 君   3番  井 上 芳 夫 君        4番  岡 山 かよ子 君   5番  辻   正 隆 君        6番  奥 田 孝 司 君   7番  岡 田 彦 士 君        8番  西 津 善 樹 君   9番  小 西   励 君        10番  中 田 幸 雄 君   11番  片 岡 信 博 君        12番  北 川 誠 次 君   13番  平 井 せい治 君        15番  園 田 新 一 君   16番  田 中   好 君        17番  井 狩 光 男 君   18番  池 上 知 世 君        19番  川 崎 益 弘 君   20番  加 藤 昌 宏 君        21番  橋     博 君   22番  井 上 佐由利 君        23番  山 本 英 夫 君   24番  西 居   勉 君1. 会議に欠席した議員(1名)   14番  大 林   宏 君1. 会議に出席した説明員(20名)   市長      冨士谷 英 正 君  副市長     津 村 孝 司 君   副市長     吉 田 正 樹 君  区長      大 林 輝 男 君   教育長     日 岡   昇 君  総合政策部長  野 田 健 志 君   総務部長    川 端 康 仁 君  総務部理事   姓 農 彰 宏 君   市民部長    江 南 仁一郎 君  市民部理事   小 西 正 彦 君   福祉子ども部長 鳥 居 広 子 君  福祉子ども部理事津 田 幸 子 君   都市産業部長  廣 瀬 信 之 君  都市産業部理事 水   平 作 君   水道部長    西 村 清 司 君  教育部長    廣 瀬   敏 君   総合医療センター事務長        会計管理者   堤   美知子 君           奥 山 文市郎 君   秘書広報課長  今 井 良 治 君  財政課長    益 田 卓 弥 君1. 議場に出席した事務局職員(4名)   事務局長    西 川 昭一郎   事務局次長   森 野 克 彦   主幹      岡 村 泰 孝   副主幹     山 本 敦 志               午前9時30分 開議 ○議長(園田新一君) 皆さんおはようございます。 まず、大林宏君から欠席の届けを受けておりますので、ご報告いたします。 直ちに本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(園田新一君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員に、 小西 励君 中田幸雄君の両名を指名します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第2 委員会の閉会中の継続審査 ○議長(園田新一君) 次に、日程第2、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。お手元に配付のとおり、総務常任委員長から、委員会において審査中の議第36号近江八幡特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定について、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 ここで、お諮りします。 同委員長からの申し出のとおり、議第36号は閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、同委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第3 委員会審査報告 ○議長(園田新一君) 次に、日程第3、委員会審査報告に入ります。 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員会の報告を求めます。 まず、総務常任委員会の報告を求めます。 総務常任委員長片岡信博君。 片岡信博君。             〔11番 片岡信博君 登壇〕 ◆11番(片岡信博君) 皆さんおはようございます。 それでは、ただいまから総務常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決まりましたので報告いたします。 まず、専決処分議案につきまして、議第1号 専決処分の承認を求めることについて(1) 近江八幡市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について(2) 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を廃止する条例の制定について(3) 平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。 次に、予算関連議案につきまして、議第10号 平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)議第19号 平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算議第23号 平成28年度近江八幡市病院事業会計予算 以上3件は、全員賛成で原案を可決するべきものと決しました。 次に、条例関連議案につきまして、議第24号 近江八幡市行政不服審査会条例の制定について議第25号 近江八幡市職員の退職管理に関する条例の制定について議第29号 近江八幡市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について議第31号 近江八幡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第32号 近江八幡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第33号 近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第34号 近江八幡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第53号 行政不服審査法の改正に伴う関係条例の整備について 以上8件は、全員賛成で原案を可決するべきものと決しました。議第27号 近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について議第28号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第30号 近江八幡市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第50号 近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び近江八幡市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第52号 近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 以上5件は、賛成多数で原案を可決するべきものとしました。 次に、その他議案につきまして、議第55号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについては、全員賛成で原案を可決するべきものと決しました。 最後に、請願につきまして、請願第1号 「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」の提出を求める請願請願第2号 「高浜原発3号機稼働中止及び4号機再稼働をしないよう求める意見書」の提出を求める請願 以上2件は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。 なお、審査で主な意見といたしましては、議第27号では、組織全体から見て議論が必要と考えられる。また、議第52号に関して、導入時の議論から納得しかねる。また一方では、給料は仕事への対価であり、本来の形であるべきという意見がありました。請願第1号に関しては、国に反省すべき犠牲者への国家賠償を求めていく、また一方では、悪法とされているが戦争という当時の悲惨な時代の背景も事情としてあるのではないかという意見がありました。また、請願第2号に関しては、福島事故を含め、原発問題、また電力事業などをめぐっての議論がなされました。 以上、総務委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。 教育厚生常任委員長西津善樹君。             〔8番 西津善樹君 登壇〕 ◆8番(西津善樹君) 皆さんおはようございます。 それでは引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。 本定例会におきまして当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月14日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。 まず、予算関連議案につきまして、議第4号 平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)議第7号 平成27年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)議第8号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第3号)議第9号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計サービス事業勘定)補正予算(第2号)議第11号 平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)議第16号 平成28年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算議第18号 平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算サービス事業勘定) 以上7件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。議第13号 平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算議第17号 平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算保険事業勘定)議第20号 平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 次に、条例関連議案につきまして、議第37号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について議第39号 近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。議第38号 近江八幡市介護基本条例の一部を改正する条例の制定について議第40号 近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について議第41号 近江八幡市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について議第42号 近江八幡市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について議第54号 近江八幡市子ども未来応援金支給条例を廃止する条例の制定について議第61号 近江八幡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 以上6件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 なお、賛成、反対討論の中で、特に議第61号について、保育士でない者が子どもを見るという対応ではなく、保育士の処遇改善により保育士そのものをふやすべきだという反対意見や、保育士の処遇改善がなかなか進まない現状では、処遇改善も進めつつ保育士と同等というところをしっかりと精査して待機児童の解消に努めるべきであるという賛成意見がありましたことをご報告いたします。 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。 産業建設常任委員長中田幸雄君。 中田幸雄君。             〔10番 中田幸雄君 登壇〕 ◆10番(中田幸雄君) 皆さんおはようございます。 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。 まず、予算関連議案につきまして、議第5号 平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)議第6号 平成27年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)議第14号 平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計予算議第15号 平成28年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計予算議第21号 平成28年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計予算議第22号 平成28年度近江八幡市水道事業会計予算議第60号 平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) 以上7件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 次に、条例関連議案につきまして、議第26号 近江八幡市消費生活センター条例の制定について議第43号 近江八幡市立環境衛生施設条例の一部を改正する条例の制定について議第44号 近江八幡市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第45号 近江八幡市勤労者福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について議第46号 近江八幡市景観法による届出行為等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第47号 近江八幡市風景づくり条例の一部を改正する条例の制定について議第48号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第49号 近江八幡市建築審査会条例の一部を改正する条例の制定について議第62号 近江八幡市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について 以上9件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。議第35号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について議第51号 近江八幡市都市公園条例及び近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 次に、その他議案につきまして、議第57号 市道路線の廃止につき議決を求めることについて議第58号 市道路線の認定につき議決を求めることについて 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程での主な意見といたしまして、議第35号のスプリングマットレス処理手数料の新設については、個人の大きな負担となるため市が処理をすべきだといった反対意見や、構造上特殊ゴムでもあり出される個人に相応の負担はやむを得ないという賛成意見、また議第51号については、プール棟は今必要なものではなく、運営費も含め、もっと議論をしなければならないといった反対意見や、市民の健康づくりのためには必要な施設であり、指定管理も含め着実に進めねばならないといった賛成意見などがありました。 そのほか、今回市の景観に関する条例の改正案が上程されておりますが、これらの条例は生まれ育ったふるさとの風景を次世代へ引き継ぐことを目的としております。ふるさとの一こまとして森や山の自然と文化、歴史を残し、ふるさとを大切にするため、この機会にふるさとのよさを再発見できればといった意見もございました。 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 最後に、予算常任委員会の報告を求めます。 予算常任委員長田中好君。 田中好君。             〔16番 田中 好君 登壇〕 ◆16番(田中好君) 皆さんおはようございます。 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。 当委員会に付託されました案件を審査するため、3月8日、9日、10日、11日の4日間にわたり委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。 予算議案、議第2号 平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)議第3号 平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)議第12号 平成28年度近江八幡市一般会計予算議第59号 平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号) 以上4件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 なお、審査過程において、大型事業の見直しを初め子育て支援、高齢者問題などの福祉の増進に沿っていない予算であるといった反対意見があった一方で、市民福祉の円滑な事業実施は多くの市民が望まれているところであり、市民福祉向上のため行政サービスの停滞は許されないものであり、この予算を速やかに可決すべきといった賛成意見がありました。 また、まちづくり交付金、民間保育園の支援、市道改良、スポーツ設備の充実などの予算措置とあわせ、特に市民生活に直接かかわる部署においては人員体制の拡充を検討していただきたいといった意見や、民生費が増加していく中で、市民の健康維持増進へも取り組んでいただきたいという意見がありました。 そのほか、小1すこやかサポーター配置事業については、31人以上の学級に配置するという現行の基準はありますが、同じ学年でサポーターを配置する学級と配置しない学級が生じることについては、必要に応じて管理職の活用など学年全体を見渡した弾力的な運用を求めるといった意見がありましたので、ご報告を申し上げさせていただきます。 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(園田新一君) ただいまの審査報告に対しまして質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~ △日程第4 討論・採決 ○議長(園田新一君) それでは、日程第4、討論・採決に入ります。 まず、市長提出議案のうち発言通告がありました案件について、討論、採決を行います。 それでは、予算関連議案について討論を行います。 まず、加藤昌宏君の発言を許します。 加藤昌宏君。             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
    ◆20番(加藤昌宏君) 日本共産党の加藤昌宏です。今回提案されました予算関連議案について討論します。 私は、一般会計予算について、議第2号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)、議第3号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)、議第12号平成28年度近江八幡市一般会計予算、議第59号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)について反対の討論を行います。 議第2号、第3号、第59号は、平成27年度の期末の最終補正予算として調製されたものと理解しています。 議第2号は、これまでにないマイナス8億3,000万円の減額補正となっています。入札残、補助金採択の可否、不用額等を精査したものと思われますが、今年予算額に対してこれだけの減額が出たことは、予算編成の積算や事業計画の実現を担保する財政的な裏づけがしっかりと立てられていたのか、疑問があります。 議第3号は、国の補正予算に伴っての地方創生加速化交付金にのった新規事業のための増額補正であります。この事業の成否は未知であり、今後の財源措置がどうなるかも不透明であります。まち・ひと・しごと創生総合戦略が人口減少に備えた施策に果たしてなり得るのか、いささか疑問であります。市民が主役となる内発的発展は、今市民が抱えている直面する課題解決こそ求められると考えます。 議第59号は、これもこれまでにない繰越明許費、過去最高の17億3,100万円が提案されました。総務費、民生費、衛生費、農林水産業費、商工費、土木費と多くの目的の項目で発生していることです。財政運営上、繰越明許費会計年度独立の原則に対する例外的な扱いをなすものです。繰越明許費の対象となるのは、その性質上年度内にその支出を終わらないものの見込みのあるもの、特定の事業で年度間にわたる時期まで実施が続くことが見込まれるもの、年度間にわたる時期に実施せざるを得ないものなどがあります。しかし、次年度に大幅にまたがるようなものは、改めて翌年度に予算計上するか継続費の設定を行うべきであるとされています。繰越明許費の決算は翌年度の決算とあわせて決算することとされていることからも、これだけの数の項目と前例のない最高の額が繰り越されるということは会計年度独立の原則を無視した行為であり、財政運営上問題ありと指摘しなければなりません。 議第12号の平成28年度当初予算は、過去最大規模の319億6,000万円を計上しました。5年連続の増加であります。一般会計の予算規模は平成24年から過去の規模を更新し続けており、平成28年度も最大の予算規模となりました。これは当局も言明するように、安土駅周辺整備や竹町都市公園整備などの大型施設整備事業の継続実施、これまで減少してきた公債費が増加に転じるなど、人件費、扶助費を含めた義務的経費全てが前年度より増加したことの影響などのほか、財政健全化に向けた公共施設等整備基金ふるさと応援基金への積み立てによるものとしています。 市債発行額を除く歳入と公債費を除く歳出の支出であるプライマリーバランスは、限られた財源の中、歳出執行額の抑制や歳入の確保により黒字となっていたが、平成27年度予算に引き続き赤字での予算編成となったこと。大型施設整備事業の実施により多額の市債発行に依存をせざるを得ないため、財政運営の質が大きく転換をしたと説明しています。 施設整備に対する市債発行には現世代と将来世代の負担の平準化といった観点もあるが、将来に負担を先送りし過ぎると借金の返済が増加するため、これに対応した行財政運営を実施しないと、大型事業が終了した後もプライマリーバランスが慢性的に赤字になると心配をしています。市民サービスを低下させることなく、効率的で効果的な事業展開と歳入確保に努め、プライマリーバランスを良化させるよう健全な行財政運営を進めるとしていますが、近江八幡市の財政見通しは非常に厳しいものがあります。 近江八幡市の財政運営は大胆な見直しを図らなければなりません。本議会質問でも指摘したように、大型公共事業を連続的に進めたために、合併以降の財政運営は平成22年から26年までに基金を76億円も積み立て、130億円を超えて蓄えています。これだけの基金積み立てには、この間の市民の暮らし部分の削減となって進んでいるに違いありません。一般行政経費はこの間でトータル88億円が減っています。大型事業の推進は市債の発行を呼び込み、同じくこの間153億円を発行、残高は250億円と膨れ上がりました。建設事業費はこの間376億円、これから進める庁舎整備、岡山コミュニティエリア整備事業を加えると総額464億円にもなります。未契約事業が平成28年度から平成30年度に集中し、第2期の正念場とも言われています。これまでの事業の借金返済が始まり、公債費も増大します。総事業費をいかに縮減するか、大胆に縮減して市債の発行を抑えて公債費を抑制する流れに戻して、持続可能な行財政運営に切りかえるべきときです。 これから進める市庁舎整備は100億円もの事業費は到底認められない。本市の財政見通しからするなら、建設費50億円が限度と認識すべきと提案します。または、事業費の先延ばしも含めて大胆に見直すべきです。岡山コミュニティエリア整備は新しい土地を求めてやるべきではないと申し上げておきたいと思います。 地方自治法の本旨は、住民福祉の増進であり、地方自治体の基本的責務でもあります。その立場から、幾つかの施策について指摘します。 子どもの通院費無料化を全ての子どもを対象に実施し、子育て支援を拡充することを求めます。生活保護基準の切り下げに連動しての就学援助を引き下げるのではなく、子どもの貧困対策に目を向けるべきです。小規模保育所などでは解消しない待機児童、喫緊の課題であることを認識し、認可保育所の建設を急ぐべきです。民間保育施設への補助金をふやすこと、延長保育の実情に合わせた施設への補助金増額、保護者負担500円は高いの声に応えて引き下げを求めます。学童保育指導員の処遇改善を急ぐこと、住宅リフォーム制度の復活、すこやかサポーター制度1年間配置の実施を求めます。安土支所への3世代交流事業やごみカレンダー予算など独自の予算確保を求めます。近江八幡市の社会福祉協議会への補助金をふやすことも求めます。 新年度予算には普通財産の売り払いも予算化されています。使い過ぎた大型事業の穴埋めではなく、市民の財産として次世代へ引き継ぐことも考えるべきであります。 以上を申し述べて、予算関連の4議案について反対の討論とします。 次に、特別会計予算について、議第13号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算、議第17号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算保険事業勘定)、議第20号平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算について反対の討論をいたします。 議第13号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算について、平成28年度予算は、医療費6%の伸びによって保険料は引き上げの予算となっています。保険料の影響は、40歳から64歳の夫婦で所得150万円、給与所得ならば240万円の想定で、年間25万6,500円から27万5,000円で、1万8,000円の引き上げになることが本会議の答弁でも明らかになりました。この5年間で1人4万円も引き上がったことも明らかになりました。今般の引き上げはやるべきではないと申し上げます。もともと国保は非正規労働者や自営業、無職の低所得者の方が多くを占めるという構造的問題を抱えています。保険料を納められない、病院に運ばれても治療費を考えたら途中に抜け出すという深刻な事例も聞いています。市民の直面する苦難を助けるのは行政です。保険料を抑えるため、一般会計からの繰り入れも決断することを求めます。 本予算には反映されていないことから、反対とします。 議第17号平成28年度介護保険事業特別会計予算について、本年度の予算には要支援1、2の保険給付外しの具体化事業が盛り込まれ、通所型サービスA、B、Cと事業委託、事業補助金が計上されています。総合支援事業の形も環境も整っていない段階で、拙速に移していくということですから、介護度の重症化や自立を妨げる結果にしかならないと指摘したいと思います。受け手の総合事業、総合支援事業者の確保も大丈夫なのでしょうか。国は、次に要介護1、2の人も軽度者として保険適用除外を狙っています。その足がかりが今回の制度改悪とも言わねばなりません。本予算に反対する理由であります。 最後に、議第20号平成28年度後期高齢者医療特別会計予算について、75歳になると自動的に加入させられる医療保険制度ですが、滋賀県後期高齢者医療広域連合議会も第1回目の定例会が開催されたはずですが、ホームページへの議会報告の掲載はありません。保険料の値上げなどを盛り込んだ議案や予算が提案され、可決されたはずです。年金が減らされる中、消費税増税など負担増に苦しむ高齢者に対し、今回の保険料値上げが反映されている本議案に反対します。 以上を私の反対討論といたします。議員各位のご理解とご賛同をよろしくお願いをいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、中田幸雄君の発言を許します。 中田幸雄君。             〔10番 中田幸雄君 登壇〕 ◆10番(中田幸雄君) 創政会の中田幸雄でございます。 議第12号平成28年度近江八幡市一般会計予算について、賛成討論を行います。 政府は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を柱とする経済財政政策を推進してきた結果、雇用、所得環境の改善が継続する中で、その成果の上にデフレ脱却、経済再生と財政健全化をさらに増進させるとしました。アベノミクスの第2ステージとして、新・三本の矢として、希望を生み出す強い経済、夢を紡ぐ子育て支援、安心につながる社会保障を推進し、地方創生、国土強靱化、女性の活躍等、新・三本の矢が一体となって成長と分配の好循環を強固なものとしていくこととしています。 本市におきましては、本格的な人口減少社会を迎えることから、さまざまな経済活動や地域活動の縮小等の影響を最小限にとどめつつ、さらに魅力的で持続可能な町であり続けることを目指して、近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略が平成27年10月に策定され、市民一人一人が次世代に対して近江八幡市という町に誇りと愛着心と責任を持ち、市民が主役となる内発的発展により心の豊かさがあふれた品格のあるまちを目指すとしました。 こうした中、平成28年度一般会計予算では、次世代への礎となる市民生活に密着した大型施設整備の完遂に向けた継続実施と第2期ローカルマニフェストの着実な実施による積極的な施策を展開するとともに、まち・ひと・しごと創生総合戦略による人口減少社会への取り組みや、財政状況が転換期を迎えた中におきまして、次世代に誇れるまち近江八幡市として持続可能な健全財政の確立に向けた予算とされました。 特に、本年8月に供用開始予定の環境エネルギーセンター整備事業や平成29年度春ごろの供用開始に向けた安土駅周辺整備事業などは、長年の懸案事項であり、市民生活と密着した施設整備として市民は早期の完成を待ち望んでいる事業であります。また、平成26年度より継続して実施されている第2期ローカルマニフェストにおいては、通学路の安全対策整備や放課後児童クラブの整備を実施するとともに、子ども医療助成においては通院助成の対象を小学6年生まで拡充し、市民との約束を果たした予算となっております。加えまして、まち・ひと・しごと創生総合戦略の関係予算におきましては、同じく本議会で提案されている平成27年度の補正予算とも連動しながら、縁結び支援や第3子保育料の無料化となる多子世帯子育て支援、妊娠時期から子育て時期までを包括的に支援する子育て世代包括支援制度などの設置など、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる施策が展開される予算となっており、子ども・子育て会議では一時的な支援金よりも子育て全般への支援に向けた取り組みとすべきではないかという検討がなされたということから、子ども未来応援金についても新年から廃止されるわけですが、夢を紡ぐ切れ目のない子育て支援を行うため、社会経済情勢や市民生活を踏まえながら、必要な各種ソフト、ハード事業を展開できるバランスのよい予算を編成されたと評価するものであります。 また、一方の市民としての約束でもある持続可能な財政運営に向けては、第2次行政改革大綱、行財政改革プランの策定にあわせて、中期財政計画、財政見通しを示しながら、責任を果たしてまいるとされ、徹底した行財政改革を継続し、歳入確保とともに前例踏襲的な市民サービスの継続ではなく、真に市民に必要なサービスを新たに展開し、改革の視点を持って市民のために行財政運営に取り組むとし、中・長期的な財政運営を視野に入れられた予算であると評価するものであります。 このような中で、予算規模に関し、大型ハード整備による過去最大の規模と指摘する会派がございますが、県下の13都市の当初予算状況を調査しますと、市長選挙により骨格予算とされた大津市を除く12市では、8市、彦根市、近江八幡市、守山市、甲賀市、湖南市、高島市、東近江市、米原市が最大規模、また2市、草津市、栗東市が過去2番目の規模、1市、長浜市は微減で積極的となっております。どの都市も公共施設の老朽化などによる学校、給食センター等の教育施設や防災機能等のハード整備、少子・高齢化社会の社会保障の確保、加えて人口減少対策と、現在各基礎自治体が抱えている課題を厳しい財政状況の中で最大限対応したもので、本市のみが突出している状況ではないと認識したものであります。 最後に、去る2月26日に総務省が2015年国勢調査の人口速報値を発表いたしました。本市は8万1,225人で、5年前の2010年と比較しますとマイナス0.63%、513人の減となり、人口減少と少子・高齢社会を改めて実感したところであります。冨士谷市政におきましても、これからも山積みする課題の対応とともに、今以上に厳しい財政運営となります。次世代に誇れるまち近江八幡市としての市行政の果たすべき役割として、市民の目線に立ち、市民との対話を深めながら、持続可能な市政運営の道筋をつけて課題解決されていくことを期待するものであります。 以上のことから、議第12号平成28年度近江八幡市一般会計予算について賛成するものであります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、山本英夫君の発言を許します。 山本英夫君。             〔23番 山本英夫君 登壇〕 ◆23番(山本英夫君) 議第12号に対し賛成討論をいたします。山本です。 議第12号平成28年度近江八幡市一般会計予算に対してでありますが、この中には、議第36号の安土城跡前ガイダンス施設条例のトイレ有料化について及び議第52号の市長、副市長の給与に関する条例に関連する予算が含まれておりました。このたびの本会議代表質問等のこの2つの条例に対する質疑においては、市民が納得し了解をしていただけるような賛成とするだけの答弁が出されたとは考えられず、そのことからしても、この2つの条例に対しては反対とせざるを得ないと思っておりましたが、安土城跡前ガイダンス施設の条例は継続審査になりました。付託された総務常任委員会において継続審査となったことは、委員会においても賛同を得られるだけの説明が十分になされていないということになりますが、その中で、この予算案における安土城跡前ガイダンス施設運営管理事業の委託料は、トイレ有料化に対する質疑における答弁でありましたように、概算収入が想定された上で上程されたものであります。 また、議第52号の給与に関する条例における副市長1人分の給与がこの予算案には計上されています。 以上のことから、これら2つの条例執行に関連するものであるとして、議第12号予算案に関しては反対と言わざるを得ません。しかしながら、その議第12号が当初予算であるということを考慮する中では、市民福祉のメニューのスムーズな施行は多くの市民の待ちわびておられるところであり、行政サービスは少しの停滞も許されるはずのないものであることを重視するなら、この平成28年度近江八幡市一般会計予算については反対することができないものであり、賛同することが市民の望みに応えるものであると考えます。この予算執行においては、より一層市民の声、感情に寄り添い、円滑な市政運営に取り組んでいただくように意見を述べ、また強く要望することをもって賛成討論といたします。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第2号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第2号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第3号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第3号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第12号平成28年度近江八幡市一般会計予算は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第12号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第13号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第13号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第17号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算保険事業勘定)は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第17号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第20号平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第20号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第59号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第59号は原案を可決することに決しました。 ここで一旦休憩をいたします。               午前10時27分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前10時40分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。 次に、条例関連議案について討論を行います。 まず、井上佐由利君の発言を許します。 井上佐由利君。             〔22番 井上佐由利君 登壇〕 ◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上佐由利です。条例関連議案について討論したいと思います。13本ありますので、順次討論を行いたいと思います。 まず最初に、議第27号近江八幡事務分掌条例の一部改正について行います。 今般、国民健康保険に関することを市民部に移管される議案です。国民健康保険会計は医療保険制度であり、健康推進課との連携が特に重要になっているときにあえて福祉から切り離すことに、深く議論された経過も見えないし、唐突に出されてきたと考えられます。市民部の業務は、人権、市民バス、交通安全、消費生活、環境など幅が広く、そのことの整理もない中で国民健康保険会計を市民部に移管することは組織を混乱させるものであり、組織全体を見た上で判断されるべきと考え、反対といたします。 次に、議第28号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてです。 この条例の中で、幼稚園の保育料徴収に関しマイナンバーを追加するとしています。市が法定以上のものを追加し、ふやすものです。他の自治体では機器のふぐあいでトラブルも起こっています。ありとあらゆる情報が一つの番号に結びつくことは、情報漏えいした際のリスクはとてつもなく大きいものと考えます。市民の心配は情報漏えいです。そのことの心配が解決されていないのに、幼稚園の保育料徴収まで広げるべきではありません。税務署でさえも、個人番号なくても十分に情報収集ができ、申告業務を行っております。必要以上の利用拡大はやめるべきと考え、反対といたします。 次に、議第30号近江八幡市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正についてです。 人事行政の運営状況に関し、任命権者が報告しなければならない事項の中に、新たに人事評価の状況が入っています。人事評価そのものに異論があります。マンパワーとチームワークで仕事をするのが行政です。人事評価は組織にゆがみをもたらしかねず、行政組織にはなじまないということを申し上げて、反対といたします。 次に、議第35号近江八幡手数料条例の一部改正についてです。 スプリングマットレス処理手数料上限を6,500円と、戸別収集する場合は7,580円の負担を市民に求める条例です。何とも高い手数料です。現状の10倍の負担です。現状10キロ200円、スプリングマットなら30キロで600円ぐらいかかっておりますが、10倍の6,500円という処理手数料金は余りにも高過ぎるし、県内自治体で一番高く、市民は納得できるものでありません。スプリングマットレスを専用の業者に引き取ってもらうようですが、現状どおりの料金でいけるよう、不足分は市が責任を持って対処されるべきだと申し上げて、反対といたします。 次に、議第38号近江八幡介護基本条例についてです。 平成28年4月から、総合事業への移行のための条例改正とのことです。総合事業そのものが市民はサービス低下と負担をし事業者もメリットがないものであることから、条例改正に反対といたします。 次に、議第40号、第41号、第42号を一括して討論をさせていただきます。 議第40号介護保険条例の一部改正、議第41号近江八幡指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正、議第42号近江八幡指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例についてです。 今回の改正は、18人以下の地域密着型サービス通所介護事業について、県指定から市指定に変更し、運営基準を変えるものです。市の介護保険事業の枠内で指定されることとなれば、必要とする介護サービスの総量が抑えかねられません。また、市町を越えてサービスを受けにくい状況も出てきます。市を越えて隣の市にある施設を利用される場合は新たな手続も必要となるでしょう。利用できない心配も出てきます。また、認知症対応型通所事業では6カ月に1回の運営推進会議が義務づけられますが、その介護報酬は位置づけられておらず、事業者負担で会議を設定することになります。介護報酬が昨年から引き下げが行われて、厳しい経営を強いられている事業所にとっては負担は増大です。もともとこの改正は医療介護総合法の改正により要支援1、2を保険給付から外し、総合事業への受け皿づくりでもあります。サービス利用者にとっても事業者にとっても地域にとっても、負担が大きい条例改正であり、反対といたします。 次に、議第50号近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び近江八幡市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部改正についてであります。 この議案の中に、議員の期末手当の引き上げが盛り込まれております。金額で言えば議員1人年間1万8,000円になるとのことです。24人で43万2,000円となります。平成28年度は受益者負担がさまざまな面で市民に負担がふえようとするとき、また1世帯当たりの所得も今落ち込んでいるときに、現時点で議員の諸手当を引き上げる環境にはないと判断し、反対といたします。 次に、議第51号近江八幡都市公園条例のうち有料施設に関する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部改正についてであります。 今般、健康ふれあい公園の温水プールなどの使用料が新たに提案されております。住民生活の優先順位の点からいえば、市が手を出すべきは、福祉、教育の充実です。リスクの高い温水プールは市が手を出すべきではないと考えます。本来すべきことを削り、余計なものに手を出す逆さまな行政が行われていると言わねばなりません。そういう温水プールであり、そのための温水プール等の使用料条例の制定について反対といたします。 続きまして、議第52号近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例等の一部改正についてであります。 これは、市長、副市長、教育長の給与をもとに戻す条例です。一昨年、市長が12月の本会議で自分たちの給与を減らしてでも副市長2人体制にすると述べられてきた答弁からしますと、今回の提案はころころと変わっています。もう何でもありきです。トイレ有料化100円の条例を継続審議するなら、こちらの議案も6月議会まで継続審議するべきと考えます。議会として市民に対して説明が果たせません。副市長2人体制のもとで給与をもとに戻すという理由は全くなく、副市長1人体制になる段階で給与をもとに戻されることを求めて反対といたします。 次に、議第54号近江八幡市子ども未来応援金支給廃止条例についてであります。 今般、個人給付は行わないとすることから、廃止提案でありましたが、そもそも子育て支援に個人給付は必要だし、現に行われているものもたくさんあります。子ども手当も保育園の多子減免も医療費の無料化も、個人に対して現金並びに現物給付を行っているではないですか。市長の生み出した制度は思いつきで一貫性がありません。3人目、4人目生まれるご家庭に8万円、10万円支給することが無駄のように聞こえます。これは市独自の事業であり、こういうところを削らないと本市はやっていけないのでしょうか。この大もとには市長の大型事業病があります。そのツケが子ども未来応援金の廃止という形であらわれています。子育てするなら近江八幡とアピールするなら、存続するべきであるということを求めて反対とします。 議第61号近江八幡家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について討論を行います。 今般、小規模保育事業所Aにおける保育士配置の弾力化を図るとして、保育士資格を持たない養護教諭や小学校の先生、1年間保育園で働いた方を保育士資格なくとも保育に携われるようにするための条例改正です。保育士不足はなぜ起こっているのか、それは仕事の割に給料が低いからです。民間保育園で7年働いても手取り14万円という現実があります。処遇改善が行われない限り、潜在保育士は復帰されません。保育士の資格は国家資格なんです。保育士さんがツイッターで、何のための保育士資格なのか、私たちは子守をしているのではなく、子どもの発達に寄り添って保育をしている、保育士不足の解消は、処遇の改善をしないと保育士は現場に戻ってこないとつぶやいておられます。国家資格であり命を預かる仕事が軽んじられています。発達を保障するために専門的知識を身につけて、現場では保育計画を立てて、一人一人の発達を保障しているのです。その専門性を否定することになります。こんなことをすれば、今でも他の職種から見れば10万円、いや、11万円低い保育士給料がさらに低くなります。保育士不足の解決は、安心して働き続けることができる賃金、処遇改善にこそ力を入れるべきで、こんな対策は保育の質を下げることになるだけで、子どもの命、安全を守る基準を低下させる、そういう条例になることから反対といたします。 最後に、一言申し上げたいと思います。今般、継続審議になりました安土城跡前ガイダンスについて一言申し述べたいというふうに思います。 トイレに100円を徴収する条例は、継続審議となりました。100円トイレは市にとってもイメージダウンになると考えます。京都では実験的に有料の公衆トイレを設置されましたけれども、採算が合わないという話もあります。何のための有料化なのか、合理的な理由がないということ、市民の多くが100円トイレの話に本当に驚いておられます。今議会では継続審議となりましたが、今後、市民の声を聞いた上で判断をしていただきたいよう求めておきたいと思います。 以上をもちまして討論を終わりたいと思います。議員の皆さん、どうぞよろしくご賛同をお願いしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 次に、田中好君の発言を許します。 田中好君。             〔16番 田中 好君 登壇〕 ◆16番(田中好君) 翔政会の田中でございます。 ただいまは数多く反対討論をされました。私からは1点、議第51号近江八幡都市公園条例及び近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から討論を申させていただきます。 あわせまして、この議案に対して、関連して行政が執行される取り組みについての思いも述べさせていただきたいと存じます。 今回、提案されている条例、健康ふれあい公園については、子どもから高齢者までが利用できる健康増進のための運動公園として、近江八幡市環境エネルギーセンターの隣接地に整備され、取り組みを行っているものであります。 特に、現在工事中のプール棟につきましては、施設で発生する熱エネルギーを有効に利用し、市民の皆様の健康増進やスポーツを楽しむ施設として計画当初より進められているものであります。私ども議会といたしましても、平成24年度より新クリーンセンター等整備特別委員会を設け、各会派から構成した委員会でさまざまな角度から議論を重ねてまいったところでございます。また、プール棟につきましては、数カ所の視察もさせていただきました。そして、第1期工事のプール棟建設については、さきの9月市議会定例会で契約案件として慎重に審議をした上、可決したものであります。 今回の議第51号の条例は、プール棟の管理及び運営に係る基本となるものであります。施設整備後の管理、運営については専門的な知識や技術を必要とするものであり、市民の限られた財源と人員で最大限の市民サービスを提供していただくため、民間事業のノウハウを活用するため、指定管理制度を予定されているものであります。当局の説明では、指定管理制度を適用する場合、スケジュール的にも今回の市議会定例会に条例を提案しなければならない趣旨の説明も受けております。そして、民間事業者からはすばらしい提案をいただくためにも、時を得た上程であると思います。 また、プール棟に係る使用料についても、市が定めている受益者負担の基本的な考え方に基づき、県内の類似施設を調査され、市の算定基準とも照らし合わせて設定されたものであります。この条例には、この使用料を上限に、指定管理者が利用者を設定することができるとされていますので、今回の使用料が市民の方が利用される場合の上限額であります。また、指定管理者の提案で自主事業としてさまざまなサービスの提供も受けることであり、充実した運営に期待を寄せるものであります。 平成25年3月市議会には、スポーツを通じて健康で生き生きとしたまち近江八幡を築くことを目的に、私どもの議員提案によるスポーツ推進条例を制定いたしました。市民の皆様が建設中の施設を利用していただいて、お一人お一人が体力に合わせてスポーツに親しみ、体を動かし、健康づくりに役立てていただくことによって、医療や介護に係る軽減につながるものと確信をいたしております。スポーツ推進条例の目的や趣旨に沿って取り組んでいただいており、その上で施設を整備していただいていることは的を射た取り組みであり、大変重要かつ意義あることだと思っております。 以上のことから、議第51号近江八幡都市公園条例及び近江八幡市都市公園のうち有料施設に属する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成をするものであります。 なお、今議会に上程されております条例案件のうち、先ほど議長から説明がありました継続審議案件を除く他の条例案件は、今後の行政施策に必要不可欠なものであることを申し添えて賛成討論といたします。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決します。 お諮りします。 議第27号近江八幡事務分掌条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第27号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第28号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第28号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第30号近江八幡市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第30号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第35号近江八幡手数料条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第35号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第38号近江八幡介護基本条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第38号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第40号近江八幡介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第40号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第41号近江八幡指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第41号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第42号近江八幡指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第42号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第50号近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び近江八幡市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第50号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第51号近江八幡都市公園条例及び近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第51号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第52号近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第52号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第54号近江八幡子ども未来応援金支給条例を廃止する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第54号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 議第61号近江八幡家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第61号は原案を可決することに決しました。 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決します。 まず、専決処分議案について、議第1号を採決します。 お諮りします。 議第1号専決処分の承認を求めることについて、(1)近江八幡市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、(2)近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を廃止する条例の制定について、(3)平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、総務常任委員長の審査報告のとおり、原案を承認することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第1号は原案を承認することに決しました。 次に、予算関連議案について、議第4号から議第11号まで、議第14号から議第16号まで、議第18号、議第19号、議第21号から議第23号まで及び議第60号を一括採決します。 お諮りします。 議第4号平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第5号平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議第6号平成27年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議第7号平成27年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)、議第8号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第3号)、議第9号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計サービス事業勘定)補正予算(第2号)、議第10号平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)、議第11号平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、議第14号平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計予算、議第15号平成28年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計予算、議第16号平成28年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算、議第18号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算サービス事業勘定)、議第19号平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算、議第21号平成28年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計予算、議第22号平成28年度近江八幡市水道事業会計予算、議第23号平成28年度近江八幡市病院事業会計予算、議第60号平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)、以上17件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第4号から議第11号まで、議第14号から議第16号まで、議第18号、議第19号、議第21号から議第23号まで及び議第60号の17件は原案を可決することに決しました。 次に、条例関連議案について、議第24号から議第26号まで、議第29号、議第31号から議第34号まで、議第37号、議第39号、議第43号から議第49号まで、議第53号及び議第62号を一括採決します。 お諮りします。 議第24号近江八幡行政不服審査会条例の制定について、議第25号近江八幡市職員の退職管理に関する条例の制定について、議第26号近江八幡消費生活センター条例の制定について、議第29号近江八幡コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議第31号近江八幡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第32号近江八幡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第33号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第34号近江八幡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第37号近江八幡国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議第39号近江八幡地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第43号近江八幡市立環境衛生施設条例の一部を改正する条例の制定について、議第44号近江八幡市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第45号近江八幡勤労者福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について、議第46号近江八幡市景観法による届出行為等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第47号近江八幡風景づくり条例の一部を改正する条例の制定について、議第48号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第49号近江八幡建築審査会条例の一部を改正する条例の制定について、議第53号行政不服審査法の改正に伴う関係条例の整備について、議第62号近江八幡消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、以上19件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第24号から議第26号まで、議第29号、議第31号から議第34号まで、議第37号、議第39号、議第43号から議第49号まで、議第53号及び議第62号の19件は原案を可決することに決しました。 次に、その他議案について、議第55号、議第57号及び議第58号を一括採決します。 お諮りします。 議第55号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第57号市道路線の廃止につき議決を求めることについて、議第58号市道路線の認定につき議決を求めることについて、以上3件は、総務及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第55号、議第57号及び議第58号の3件は原案を可決することに決しました。 次に、請願第1号について討論・採決を行います。 それでは、請願第1号について討論を行います。 まず、竹尾耕児君の発言を許します。 竹尾耕児君。             〔1番 竹尾耕児君 登壇〕 ◆1番(竹尾耕児君) チームはちまんの竹尾耕児です。 請願第1号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」の提出を求める請願について、賛成の立場で討論させていただきます。 私がこの議会を1年間通しまして感じたことは、議会というものは非常にいいものだと感じております。まず、自分の意見が述べられ、また自分とは立場の異なる人の意見が語られ、そしてこの議場の場で議論される。これは、意見や、また立場の違いこそあれ、より豊かな社会を、より豊かな近江八幡をともに創造していこうとする、この思いは、議員、また市当局の皆さん初め一つであると感じております。 しかし、皆さん、もしも今私たちの立場が公権力に反したという形で害されたとしたら、もしも今私たちとともに歩むべき市民の皆様が公権力によって弾圧に遭ったとしたら、議会の民主制、市民の自由、また私たち人間の尊厳を守ることができるでしょうか。自由な意見の表明こそ民主主義の根幹であり、日本国憲法第12条にあるように、我々の不断の努力によって守らなければならないと考えております。 他方で、今日、日本社会で太平洋戦争、日中事変を初めとする第2次世界大戦を歴史的に反省し批判しようとすると、かくも反日的だと一方的に断罪する風潮があるようにも感じております。しかし、私は歴史の反省の中にこそ、国家の成長はあると考えております。この場で誤解を恐れずに述べます。 治安維持法は悪法でありました。1941年の改正後、加速度的にその研究者をふやしていった事実、国家総動員法と相まって国民を戦争の道へと導く、またそれに異論を挟ませない、民主主義もブレーキをかけることはできなかった。このことも歴史上においての事実であります。どのような正当性、合法性を主張し美辞麗句で飾りつけても、特高警察による思い込みや暴力的な捜査、拷問、そして証拠不十分のまま特高警察捜査の追認機関となっていた司法当局、これらにより暮らしの安全が脅かされ、命まで失われた人々がかつてこの国にはいました。この言論弾圧、思想統制が共産主義者だけでなく自由主義や宗教関係者にまで及び、日本の歴史に暗い影を落としております。 一例を挙げますと、戦中の最大の言論弾圧と言われております横浜事件では、その再審におきまして横浜地裁の判決で、特高警察の捜査について、極めて弱い証拠に基づき、暴行や脅迫を用いて捜査を進めたことは重大な過失であったと。また、検察に対して拷問を見過ごして起訴した、裁判官については拙速粗雑と言われてもやむを得ない事件処理をしたと、横浜地裁は2010年各レベルの責任に言及し、思い込みの捜査から始まり、司法関係者による追認により完結したと、横浜事件を総括しております。2010年に横浜地裁は、事実上の冤罪であったと判決でしっかりと主張をされております。 あの戦争で、私たちは、人間には人を殺してしまう狂気がある、残酷性が人間の中には存在することを私たちは反省として学んだのではないでしょうか。戦争は、その歴史をひもときますと、いつの時代も勇ましい言葉と正義、正当性をうたい文句に始められますが、正義を掲げれば全ての行動が浄化されるわけではありません。私たち個人個人が立てるべき不戦の誓いの中には、他国のみならず自国の犠牲者も含まれるはずです。 治安維持法によって検挙された人々、またその中で有罪判決を受け命を奪われた人々も、暮らしや平和を願う人々であり、意見や立場の違いこそあれ、その意見、思想の違いを肉体的、精神的苦痛を加えてねじ曲げようとする公権力のあり方には、私たち議員は今後も民主主義を守る立場としてしっかりと歴史の中で批判し、反省されるべきものであると考えております。あの戦争で亡くなられた多くの戦死者、被害者とともに、治安維持法の犠牲になられた方々に対しても、静かに深く鎮魂のまことをささげるものであります。 私は、地方議会の一翼を預かる身として、また皆様と同じく民主主義を守る立場として、国に対して治安維持法犠牲者に謝罪と賠償を求める立場にここではっきりと賛成するものであります。過ちを認めることも、また勇気なのです。議員各位のご賛同、よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、西津善樹君の発言を許します。 西津善樹君。             〔8番 西津善樹君 登壇〕 ◆8番(西津善樹君) 創政会の西津善樹でございます。 請願第1号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」の提出を求める請願に対しまして、反対の立場で討論をいたします。 請願内容には、国が治安維持法は悪法であったことを認めることという内容がございますが、治安維持法は当時の政府におきまして適法に制定されていることからも、現政府においてこれを悪法であったと認めることはできないと考えます。よって、法律に基づいて処罰されたことに対し、賠償することも不可能であると考えます。まず、ご理解いただきたいのは、当時の国家において必要であると判断され、政府において適法かつ合理的に制定された法律であります。これを悪法であると言われることそのものが議会制民主主義に対し異を唱えられているようにも受けとめます。 感情論では言論の自由がなかったその時代、気骨にも反戦、反政府の言論を述べられ、当時の法律によって処罰された方々に対しましては、現在の社会においてもちろん思うところはあります。しかしながら、法律論においては、その時代における適法な法律による適法な処罰に対する国家賠償法の制定には反対であります。 よって、請願第1号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」の提出を求める請願書には反対するものでございます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(園田新一君) 次に、川崎益弘君の発言を許します。 川崎益弘君。             〔19番 川崎益弘君 登壇〕 ◆19番(川崎益弘君) 日本共産党の川崎益弘です。 請願第1号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」の提出を求める請願について、賛成の討論を行います。 治安維持法は全ての結社の自由と個人の言論と運動を認めず、犯罪者として強権的な逮捕、拘束を行い、絶対主義的天皇制を続けてきました。令状なしの捜査や取り調べ中の拷問、虐待が日常的に行われていました。政府発表では、治安維持法で検察に送られた者7万5,681名、起訴された者5,162名とされていますが、実際、治安維持法一連の逮捕者は10万人、また拷問により虐殺や獄死された人は500人を超えるとも言われています。 その中には、「蟹工船」を書いたあの小林多喜二は、1933年2月20日、東京赤坂の路上で逮捕され、7時間後には特高警察の拷問により絶命しました。赤黒く腫れ上がった死体には無数の傷跡が残されていたとも言われます。29歳の若さでした。 治安維持法は、戦後ポツダム宣言受託の後、廃止されましたが、何ら謝罪や被害補償もされていません。先ほども言われましたが、当時の問題であり、それはやむを得ないというように言われましたが、反省はきちっとすべきであるということを申し上げます。それは、ドイツではナチスが行ってきた行為に対して謝罪と賠償が行われていますし、アメリカの政府は戦時中の日系人強制収容に対しても謝罪と賠償を行っています。戦後70年を過ぎ、早急な謝罪と賠償を行い、戦後処理の一環として行うべきであります。 このことを申し述べて、賛成の討論といたします。どうぞ皆さんのご賛同よろしくお願い申し上げます。 ○議長(園田新一君) 次に、池上知世君の発言を許します。 池上知世君。             〔18番 池上知世君 登壇〕 ◆18番(池上知世君) 公明党の池上知世でございます。 請願第1号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」の提出を求める請願に対して、提出することに反対の立場で討論をさせていただきます。 さきの大戦中、戦争への動員強化などのため、治安維持法によって思想の統制、弾圧が行われた事実から、我が党も治安維持法を希代の悪法と認識しています。また、このような悪法により、多くの罪なき人が逮捕され、拷問を受け、時には死に至り、また罪なき多くの団体が弾圧を受け壊滅させられたことは忘れてはならない歴史であると我が党は位置づけています。そして、二度とこのような忌まわしい歴史が繰り返されることがないよう、未来に向け平和と人権の党として戦ってまいりましたし、この後もその決意はいささかも揺るぎないものであります。 しかしながら、治安維持法犠牲者国家賠償法なるものの制定については支持しがたいものがあります。なぜなら、当時の我が国の状況は、さまざまな法体系等のもとで戦争という悲惨な歴史、軍国主義下での不幸な出来事が起こりました。そのような中で、治安維持法のみを取り上げ、国家賠償を求めるということは、結果として戦争という経緯、行為全般による被害全般への視点を避け、一部の被害事実のみに議論を狭めてしまうからであります。 以上の理由から、請願に関しては支持しないものとします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 以上で討論を終わり、これより請願第1号について採決します。 念のため申し上げます。 本件に対する総務常任委員長の審査報告は不採択であります。 原案について採決します。 お諮りします。 請願第1号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」の提出を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立少数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。 次に、請願第2号について討論・採決を行います。 それでは、請願第2号について討論を行います。 まず、竹尾耕児君の発言を許します。 竹尾耕児君。             〔1番 竹尾耕児君 登壇〕 ◆1番(竹尾耕児君) チームはちまんの竹尾です。 請願第2号「高浜原発3号機稼働中止及び4号機再稼働をしないよう求める意見書」の提出を求める請願について、賛成の立場で討論させていただきます。 福島原発の事故から5年が経過し、事故現場では今なお復興のめどが立たず、苦難が続いております。また、原発廃炉に向かっての見通しも立っていない中、福島の原発事故がなぜ起きたのかという原因究明についてもいまだに不十分なものがあります。しかし、国、政府は、事故の原因が不十分であるのにもかかわらず、何をもって安全基準の軸とするのか定かでないまま、原発再稼働を進めようとしている政府の立場にはいささか疑問を感じております。 また、高浜原発につきましても、再稼働後もトラブル続きで、緊急停止などの状態が起こり、その運転体制にも不安が残っております。また、最大の課題とも言われております核のごみ、使用済み核燃料につきましても、いまだ決着がつかず、再処理すべき、青森にあります六ヶ所村も一度も成功していないという事実、また最終処分場も決着していないという、こうした負の遺産を抱えたまま再稼働となっておることに私は反対をいたします。 使用済み核燃料を保管する高浜原発におきましてのプールの耐震性も、原子炉のそれと比べるとレベルは低く、家屋そのものの安全性が不安視されておると。これは大津地裁の判決でもしっかりと述べられております。また、私たちが住みます近江八幡市、滋賀県におきましても、重大苛酷事故が発生した場合、琵琶湖は深刻な被害を受けます。琵琶湖は近畿1,400万人の生活用水として使われております。琵琶湖への汚染など影響を考えたときにも今の体制では不十分であり、琵琶湖は避難することができません。 これらの理由により、高浜3号機、4号機再稼働停止について賛成討論とさせていただきます。議員各位のご賛同よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 次に、池上知世君の発言を許します。 池上知世君。             〔18番 池上知世君 登壇〕 ◆18番(池上知世君) 公明党の池上知世でございます。 請願第2号「高浜原発3号機稼働中止及び4号機再稼働をしないよう求める意見書」の提出を求める請願について、反対の立場で討論させていただきます。 東京電力福島第一原発事故を受け、国民の原発の安全性に対する信頼は崩壊しました。また、放射性物質による汚染など取り返しのつかない大損害を考慮すると、原発はコストが安いという神話も崩れ去りました。こうした状況を踏まえ、一日も早く原発に依存しない社会、原発ゼロ社会を目指して頑張っていかなければなりません。 そのためには、1、太陽光や風力などの再生エネルギーの普及、2、省エネの促進、3、化石燃料を有効に利用する火力発電の高効率化等の3本柱で、持続可能な経済社会の構築と経済成長を両立させながら、原発への依存度を徐々に減らして、将来的に原発に依存しない社会、原発ゼロ社会を目指します。ただ、再生エネルギーの普及が進むと、高い発電コストが電力料金にはね上がり、産業の国際競争力が損なわれる可能性を指摘する声もあります。しかし、国際的には原発廃止を決めたドイツのような国もあります。環境に優しい経済成長へと、日本もこうした方向にかじをとるべきときと考えます。 原発政策から再生エネルギー政策へ切りかえるように意見することにつきましては、既に公明党は再生エネルギー、省エネを経済成長の柱と位置づけ、原発に依存しない社会、原発ゼロ社会を目指しております。 原発の再稼働については、原子力規制委員会が制定した新しい規制基準を満たすことを前提に、国民の理解と原発立地地域の住民の理解を得て再稼働するか否かを判断します。新基準では、以前の技術で実施された原発を最新の知見に基づいて見直すバックフィット制度や活断層などの徹底的調査を進めることなどが盛り込まれており、世界一厳しい基準となっています。 しかし、安全に十分ということはなく、今後も不断の努力が必要ですが、新基準による規制は信頼に足る内容だと考えています。このことを前提にして、1項目の再稼働しないように意見書を提出することについて判断すると、高浜原発3号機、4号機については、原子力規制委員会が新基準に適合すると判断しています。ただし、先日も大津地裁が高浜原発第3、4号機の運転差しとめ仮処分を認める決定を下した以上、今後の司法判断を注視していかざるを得ないものと考えます。 また、2項目の原発政策から再生エネルギー政策へ切りかえることについては、経済産業省のホームページを見てもわかるように、既に国は太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの導入を最大限加速するため、固定価格の買い取り制度や規制緩和等々を進めていることから、請願人の主張に同意することはできません。 以上のことから、今回の請願については不採択とすべきものと考えます。議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 次に、川崎益弘君の発言を許します。 川崎益弘君。             〔19番 川崎益弘君 登壇〕 ◆19番(川崎益弘君) 日本共産党の川崎益弘です。 請願第2号「高浜原発3号機稼働中止及び4号機再稼働をしないよう求める意見書」の提出を求める請願について、賛成の討論を行います。 高浜原発3号機、4号機については、3月9日、大津地裁で、高浜原発運転差しとめの判決が出されました。その中で、安全性や避難計画にも疑問が残るとして、人格権が侵害されるおそれが高いと指摘しています。また、近江八幡市は高浜原発から60キロ圏内、秋冬には北や西からの風が多く吹きます。市民の安全はどのように確保されるのか。琵琶湖が汚染されたら近畿全域の生活が脅かされます。 福島の事故の終結はいまだに先が見えません。震災関連死と認定された方は福島で2,000人を超え、原発関連死は1,368人と、また小児甲状腺がん患者は4年後で166人、12年後は5,000人を超える可能性があると言われています。福島だけがこのように突出しています。このように、原発事故の影響ははかり知れないものがあります。 原発の電気は安いと言いますが、とんでもありません。福島原発事故の処理費用は膨大な額になります。核の汚染物は、使用済み核燃料の処理方法は、確立されていません。どこに最終処分をするのですか。これらの費用は誰が負担をするのですか。これらのことを考えると、大変な費用となります。今まで原発が全て停止していたときも、電力は足りていました。再生可能エネルギーもまだまだこれから開発が進んでいきます。今、原発の再稼働反対、全ての原発を廃止するべきです。 このことを申し述べて賛成の討論といたします。どうぞ、議員皆さんのご賛同よろしくお願い申し上げます。 ○議長(園田新一君) 以上で討論を終わり、これより請願第2号について採決します。 念のため申し上げます。 本件に対する総務常任委員長の審査報告は不採択であります。 原案について採決します。 お諮りします。 請願第2号「高浜原発3号機稼働中止及び4号機再稼働をしないよう求める意見書」の提出を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立少数〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第2号は不採択とすることに決しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第5 委員会中間報告 ○議長(園田新一君) 次に、日程第5、委員会中間報告に入ります。 総務、教育厚生、産業建設の各常任委員長及び市庁舎整備等特別委員長から、報告を行いたい旨の申し出がありますのでこれを許します。 まず、総務常任委員長の報告を求めます。 総務常任委員長片岡信博君。 片岡信博君。             〔11番 片岡信博君 登壇〕 ◆11番(片岡信博君) ただいまより総務常任委員会所管事務調査中間報告を行います。 平成27年6月議会において、閉会中の継続審査としました所管事務調査、協働、魅力向上のまちづくり及び歴史文化遺産の保存活用について、中間報告を行います。 当常任委員会では、同年6月30日、歴史文化遺産に関する研究にあわせて、市内新町など、約13.1ヘクタールを区域とする本市の重要伝統的建造物群保存地区の概要や現状について、市当局から説明をいただきました。この地域では、平成3年の選定以降、官民連携としての取り組みがあり、本市の歴史的町並み保存、観光振興を支えているところであります。 その後、7月15日から17日にかけて、千葉県市川市、香取市、そして茨城県水戸市へ調査事項に関する行政視察を行いました。 東京都心から20キロメートル圏内となる市川市では、市民に親しまれる市の花や木に関連づけたガーデニング・シティ・いちかわ事業に取り組んでおられました。この事業は、単に行政が花壇をつくる、花を植えるだけでなく、人が交流できる仕組みに重点が置かれていました。市民が気軽に、主体的に取り組めるよう、サポーターやボランティアなどの人材活用制度を初め、各種のイベントなどがあり、市内にある花壇、ガーデニングを通じて、地域の魅力を高めていこうとするものであります。 次に、香取市では、佐原地区にある重要伝統的建造物群保存地区に関する取り組みがありました。ここでは、蔵や木造づくりの町家などが数多く残り、区域内を流れる川や柳など、周辺の環境と一体となり、水運で栄えた商業都市としての歴史的景観が保存され、再生されており、また空き家を使った店舗活用などからは地区内の活性化につながるものでした。 また、茨城県水戸市では、自治会組織について、その現状や課題などをお伺いしました。同市では、自治会活動のさらなる活性化のため、市民と行政との協働関係の強化や市民リーダーの発掘、育成に取り組まれていました。 今後、加速化していく人口減少、少子・高齢化社会にあって、市民生活の向上はもとより、町の魅力向上や地域資源を生かした施策の実現、住みたいまち、住んでよかったと思えるまちづくりを一層進めていくために、引き続き先進事例からの情報収集や比較検討などを行いながら、調査研究に取り組んでまいります。 以上、総務常任委員会の報告といたします。 ○議長(園田新一君) 次に、教育厚生常任委員長の報告を求めます。 教育厚生常任委員長西津善樹君。             〔8番 西津善樹君 登壇〕 ◆8番(西津善樹君) それでは引き続きまして、教育厚生常任委員会所管事務調査の中間報告を行います。 平成27年6月議会において、閉会中の継続審査としました所管事務調査、学校・園に関すること及び福祉施策に関することについて、中間報告を行います。 当常任委員会では、10月19日から21日の間、九州の宮若市、宇佐市、北九州市への行政視察を行いました。 福岡県宮若市では、小学校の英語教育について視察をいたしました。市の総合計画の中で、国際理解教育の推進を掲げ、国と県の研究指定を受け、英語教育の早期化に取り組み、小学校1年生から4年生では外国語活動として年間35時間、5、6年生では英語科として年間70時間の授業が実施されており、またそれとは別に、朝の活動の15分間を使って担任の先生によって英語に触れ親しめるような取り組みも実施されていました。さらに、市主催で教員の指導力向上のための研修も実施されており、すごく充実しておりました。 大分県宇佐市では、認知症予防の取り組みについて視察をいたしました。自分の健康は、「自分で考える 自分で守る 自分で努力する」をモットーに、市と地域包括支援センター、社会福祉協議会の3者が連携して認知症予防教室を立ち上げられ、我々が視察に伺った時点で、市内に17カ所ある予防教室は、今後、市内30カ所に広げる計画であると伺いました。教室の活動についてですが、市や社会福祉協議会は指導をするのではなく、企画と運営等のアドバイスを行い、認知症予防の効果的な方法を情報提供し、教室では運動療法と作業療法を高齢者自身が自主的に行っておられるということでした。 福岡県北九州市では、赤ちゃん先生について視察しました。NPO法人と協力し、赤ちゃんと母親が小学校に出向き、子どもたちが赤ちゃんと触れ合うことで命のとうとさを学ぶ体験授業を実施されていました。活動を学校の教育課程の中に位置づけ、小学校2年生では生活科、3年生では総合的な学習の時間として年5回程度のサイクルで実施されているということでした。 この3日間の活動を通して学ばせていただいたことを本市においてもいかに取り入れることができるかは今後の課題でございます。 また、この10月の視察研修のほかに、近江八幡市学童保育連絡協議会から当常任委員会に対しまして、放課後児童クラブの現状を見てほしいという内容で学童保育所への視察依頼がありました。当常任委員会としましても、放課後児童クラブの整備、拡充は解決すべき喫緊の課題であると認識していますので、直ちに視察をすることを決め、まず視察に先立ち、1月13日に、担当所管課である子ども支援課から、放課後児童クラブの現状について、施設の老朽化等について補修の予定や修繕工事等を検討されているという説明を受けました。 その後、2月5日に市内7カ所の学童保育所を視察しましたが、施設の老朽化や施設の狭さ、利用者の増加など多くの課題がありましたので、今後とも調査検討を進めてまいります。 なお、本委員会では、教育、福祉にかかわる課題につきまして、今後ますます取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上、教育厚生常任委員会の報告といたします。 ○議長(園田新一君) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。 産業建設常任委員長中田幸雄君。 中田幸雄君。             〔10番 中田幸雄君 登壇〕 ◆10番(中田幸雄君) それでは、産業建設常任委員会所管事務調査の中間報告を行いたいと思います。 平成27年6月議会におきまして、閉会中の継続審査といたしました所管事務調査、6次産業と農商工連携及び空き家対策について、中間報告を行います。 当常任委員会では、今後の産業振興と人口減少社会に向けた空き家対策について、調査研究を行うに当たり、まず本市における現状、6次産業と農商工連携、空き家対策及び空家等対策の推進に関する特別措置法について、同年7月16日に市当局から説明をいただきました。 その後、7月27日から29日の間、その先進的な取り組みをされている熊本県玉名市、福岡県久留米市、田川市への行政視察を行い、また九州沖縄農業研究センターでは植物工場の現場説明を受けました。 玉名市では、生産者の所得向上と地域の活性化に向けた取り組みとして、6次産業アドバイザー設置による相談体制の充実と事業を起こすための勉強会や交流会、補助金制度など、生産者が6次産業に取り組むためのスキームが確立されておりました。 また、久留米市においても、農商工連携の推進に向けたかじ取り的組織、農商工連携会議と申しますが、商品化を支援する補助金、商談会の開催など、農業所得の拡大と新しい産業化に向けた取り組みを実施されており、本市の基幹産業である農業振興にも大変参考になるものでありました。 最終日の田川市における空き家対策では、危険空き家の早期解決を図るため、条例制定や空き家等審議会の設置、解体撤去補助金制度の創設、また空き家を活用する空き家バンク制度、改修工事補助金、家賃補助まで、空き家対策としての取り組みはまさしく先進的なものでありました。 また、本年2月4日には、人口減少に対応するため、空き家を活用した定住促進において全国第3位の取り組み実績を上げておられる京都府綾部市へお伺いいたしました。主な取り組みは、定住サポート総合窓口となる定住促進部の設置、空き家登録制度、メルマガ等の情報発信、定住相談、就職就農相談や空き家の流動化報償金の制度、空き家見学ツアーなど、定住希望者、空き家提供者の双方への支援とあわせ、受け入れる地域、自治会も含めた空き家の活用と定住促進が図られておりました。 人口減少が急速に進展していく中におきまして、安定した雇用を創出するため、産業振興をキーワードに本市の6次産業化、地場産業の振興、農商工連携など新たな産業を創出する取り組み、また今後深刻化する空き家の増加対策として、撤去するだけでなく、それを活用した観光施策や移住、定住促進への取り組みなど、本市の状況を踏まえながら、先進事例なども組み合わせ、地域独自の戦略としてつながるよう、今後も調査研究を行ってまいります。 以上、産業建設常任委員会の報告といたします。 ○議長(園田新一君) 最後に、市庁舎整備等特別委員長の報告を求めます。 市庁舎整備等特別委員長井狩光男君。             〔17番 井狩光男君 登壇〕 ◆17番(井狩光男君) 私のほうからは、市庁舎整備等特別委員会の中間報告をいたします。 平成27年度の市庁舎整備等特別委員会は、平成27年4月に議員改選後、6月議会にて設置し、平成24年以降、当委員会の検討内容を受け継いで、計7回の委員会を開催いたしました。 平成27年7月23日、当局より、談合情報後の取り扱いと基本計画策定の方針について説明を受けました。 8月26日、当局より「100年のまちづくり近江八幡 にぎわいのある官庁街推進委員会」の中間報告を受ける。 11月24日、当局より「100年のまちづくり近江八幡 にぎわいのある官庁街推進委員会」の最終報告と近江八幡市庁舎整備等基本計画にかかわる委員会からの報告の説明を受け、委員会の中で討論を行いました。 12月22日、当局より「近江八幡市庁舎整備等基本計画(案)」の説明を受け、委員間で討論を行いました。 平成28年1月20日、「近江八幡市庁舎整備等基本計画(案)」の内容について委員会の間で討論を行いました。 2月5日、当局より「近江八幡市庁舎整備等基本計画(案)にかかわるパブリックコメントの結果」について報告を受け、委員会の中で討論を行いました。 2月12日、3月議会の当特別委員会の報告(案)に関して委員会で討論を行いました。 新庁舎の建設場所については、平成26年6月議会で容認をされておりますが、病院跡地への建設は敷地面積に制約があり、近隣の住宅地への日影の影響、防災拠点としてのオープンスペースの確保が困難等といった点について、当委員会ではこれらを再度確認いたしました。新庁舎の建設場所は、現庁舎敷地内に建設することを当委員会としても認識をいたしたところであります。 一昨年の談合情報に関する入札談合等調査委員会の「入札談合と認定されるような事実は見当たらなかった」とする報告後、当局より、市民代表の23名と、光多先生を座長として「100年のまちづくり近江八幡 にぎわいのある官庁街推進委員会」が設置され、計6回の委員会が開催されました。私も委員の一人として、また小西副委員長も出席して、この会に出席し、市民皆様の新庁舎に対する機能、役割、希望等を十分に拝聴いたしました。 特に、官庁街のにぎわいについては、子育て、介護、福祉、商業といったさまざまな視点から活発な意見交換がなされました。座長の光多先生からは、ヨーロッパの都市の市庁舎の役割を事例に、にぎわいを交流と読みかえ、市民が集い、触れ合い、安らぎの場やきずなの場をコンセプトにした地域資源は交流により発現されるなど、各委員も理解を示したところであります。 その後、光多先生から、「100年のまちづくり近江八幡 にぎわいのある官庁街推進委員会」の報告書が市長に提出をされました。 当局は、これまでの構想や計画に「100年のまちづくり近江八幡 にぎわいのある官庁街推進委員会」の報告を加え、これまでの取り組みをもとに、12月に「近江八幡市庁舎整備等基本計画(案)」が議会に示されました。 この基本計画(案)に示された内容は、まちづくりの方針、配置すべき機能、新庁舎の役割、新庁舎整備の方向性等であり、これらは当委員会としても理解をしたところであります。官庁街エリアの土地利用計画については、計画の中にあります道路計画について一定の理解をいたしましたが、土地利用のうち、行政・交流ゾーンの動線については再検討を求めます。 行政機能の規模については、第2次近江八幡市の定員適正化計画に示されている想定職員数、平成32年の目標値589名、議員数は市議会議員定数条例によります24名と想定され、新庁舎の延べ床面積は、総務省の起債許可標準面積及び国土交通省の官公庁庁舎の面積基準の算出根拠を参考に算出された1万6,310平米となっております。また、にぎわい機能に文化交流・創造機能、多目的交流機能、来庁者利便性機能、子ども支援機能、来街者受け入れ機能を持った3,690平米を合わせた総面積2万平米として確認をいたしました。 今後、将来の人口が約7万人と推定されており、基本計画、設計においては、シンプルでコンパクトに縮減されるよう要望いたします。 新庁舎建設工事費については、総面積2万平米に対して想定額70億円から84億円、解体費用及び立体駐車場等約11億円で算出されておりますが、立体駐車場については、現庁舎跡地及びその周辺地を活用した平面駐車場とし、あわせて非常時の防災拠点となるオープンスペースを確保すべきと考えます。 これからの基本設計あるいは実施設計は、将来の財政運営への影響を見据えて内部で精査し、可能な限りの縮減を望みます。また、総事業費に限度額を設定して進めるべきとの意見もありました。 財源につきましては、合併推進債、社会資本整備総合交付金等の財政支援を仰ぎ、新庁舎整備が市民に新たなる負担増とならないことを要望いたします。 以上、市庁舎整備等特別委員会の報告といたします。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 以上で委員会中間報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~ △日程第6 議案の上程(提案理由説明)      議第63号、議第64号      会第1号、会第2号 ○議長(園田新一君) 次に、日程第6、議案の上程を行います。議第63号及び議第64号並びに会第1号及び会第2号の4件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。 西川議会事務局長。 ◎事務局長(西川昭一郎君) 朗読します。 平成28年第1回(3月)近江八幡市議会定例会追加提出議案市長提出議案議第63号 篠原駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を求めることについて議第64号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて議員提出議案会第1号 近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について会第2号 TPP(環太平洋連携協定)交渉に関する意見書の提出について 以上です。 ○議長(園田新一君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。 冨士谷市長。             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕 ◎市長(冨士谷英正君) それでは、本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 議第63号篠原駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を求めることにつきましては、篠原駅南北自由通路整備工事委託における全ての委託業務の完了に伴う最終精算に当たり、減額が生じたことから、篠原駅南北自由通路整備工事委託契約に係る契約金額の変更議決を得たく、条例の定めるところにより本議案を提出するものであります。 次に、議第64号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴いまして、中西あさ子氏を新たに人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。 以上、追加いたしました2議案につきまして、ご審議いただきご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 次に、議員提出議案の提案理由の説明を求めます。 北川誠次君。             〔12番 北川誠次君 登壇〕 ◆12番(北川誠次君) 創政会の北川でございます。 提出者を代表いたしまして、会第1号及び会第2号について提案理由の説明をさせていただきます。 まず、会第1号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市事務分掌条例の一部改正に伴い、産業建設常任委員会の所管部局の名称を変更するため、本議案を提出するものであります。 続きまして、会第2号TPP(環太平洋連携協定)交渉に関する意見書につきましては、朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。 10月5日、米国・アトランタで開催されていたTPP閣僚会議において、TPP交渉は大筋合意に至りました。その内容は、農林水産物の重要5品目への特別輸入枠の設定や段階的な関税削減・撤廃となっており、生産現場には不安の声が広がっています。 また、政府はTPP大筋合意を受けて、与党の協議等を経て、11月25日に「総合的なTPP関連政策大綱(以下「大綱」という。)」を決定されました。 なお、大綱では、米の需給悪化につながらないようTPPの輸入量相当の国産米を備蓄米として買い入れること、麦の経営所得安定対策を忠実に実施すること、並びに牛肉・豚肉についてマルキンを法制化すること等、早急に対策を示してほしいという生産現場の不安の声に対して最低限の国内対策は示されていますが、到底、生産現場の不安の声に対して十分に応える内容にはなっていません。 さらに、TPPは、単に農業問題だけでなく、食の安全・安心、医療、保険、ISD条項など、国民の生活の根本に大きな不安を抱かせるとともに、国や地域のかたちを大きく変える重要な内容を含んでいます。 よって、政府におかれては、下記の措置を講じられるよう強く求める。記1.農業者のみならず消費者など広く県民に対して、TPP交渉の合意内容に関する情報を公開すること。2.TPPの合意内容について、国会決議が遵守できているか精査し、TPPの影響に関する農業者の不安を払拭するための国内対策を実施すること。そして、できない場合は、批准を再検討すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(園田新一君) 以上で議案の上程を終わります。 それでは、ただいま上程しました議第63号及び議第64号並びに会第1号及び会第2号の4件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午後0時18分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後0時18分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第7 質疑 ○議長(園田新一君) それでは、日程第7、質疑に入ります。 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第8 委員会付託 ○議長(園田新一君) 次に、日程第8、委員会付託に入ります。 お諮りします。 ただいま議題となっています議第64号、会第1号及び会第2号の3件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの3件については委員会付託を省略することに決しました。 なお、議第63号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、産業建設常任委員会に付託をします。後刻再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。 産業建設常任委員会は第1委員会室にて開議されます。 休憩します。               午後0時19分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後0時42分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第9 委員会審査報告 ○議長(園田新一君) それでは、日程第9、委員会審査報告に入ります。 産業建設常任委員会の報告を求めます。 産業建設常任委員長中田幸雄君。             〔10番 中田幸雄君 登壇〕 ◆10番(中田幸雄君) それでは、ただいまから産業建設常任委員会の審査報告を行います。 本定例会において、当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め真重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。議第63号 篠原駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を求めることについては、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) ただいまの審査報告に対して、質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午後0時43分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後0時43分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第10 討論・採決 ○議長(園田新一君) それでは、日程第10、討論・採決に入ります。 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。 それでは、市長提出議案について、順次起立により採決します。 まず、議第63号を採決します。 お諮りします。 議第63号篠原駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第63号は原案を可決することに決しました。 次に、議第64号を採決します。 お諮りします。 議第64号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第64号は原案に同意することに決しました。 次に、議員提出議案会第1号について採決します。 お諮りします。 会第1号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第1号は原案を可決することに決しました。 次に、会第2号について採決します。 お諮りします。 会第2号TPP(環太平洋連携協定)交渉に関する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(園田新一君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第2号は原案を可決することに決しました。 ここで、お諮りします。 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任願うことに決しました。 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。 ここで、市長からご挨拶をいただきます。 冨士谷市長。             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕 ◎市長(冨士谷英正君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 まずもちまして、去る1月26日に、創政会、翔政会、大翔会の議員の皆さん方には、総務大臣を初め地元国会議員などに特別交付税の陳情をいただき、その結果、3月18日の交付決定により、昨年度比プラス480万円の総額9億9,833万7,000円の交付を受けることとなりました。今後、地方譲与税やその他の交付金の確定とともに、財政の健全化に資するよう平成27年度予算の最終の財源調整をさせていただきたく存じますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。大変ありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。 ことしも県内外から多くの観光客をお迎えし、盛大にとり行われました湖国に春を呼ぶ奇祭、左義長まつりのクライマックスとも言えます丹精込めてつくられた山車に次々と火が放たれ、夜空を焦がすフィナーレとともに、めっきり春めいてまいりました。 総合医療センター付近からサンロードに至るまでの白鳥川沿いのびわ湖よし笛ロードには、近江八幡おやじ連傘下の白鳥川の景観をよくする会を初めとするボランティアの皆さんの尽力により、地域の子どもたちが環境や未来への思いを込めた絵やメッセージが描かれた手づくりの235個のぼんぼりの設置が完了しました。桜並木の開花に合わせ、4月2日夕刻に行われる点灯式が待ち焦がれるものであります。 去る2月19日に平成28年第1回近江八幡市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆さん方には、提案させていただきました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、平成28年度一般会計予算案など、継続審議となりました条例議案を除いた全ての議案についてご可決いただきましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。 なお、今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました数多くのご意見やご提言につきましては、これを私以下全職員が真摯に受けとめ、今後の市政運営に着実に反映させるよう鋭意努力してまいりたいと存じます。 さて、1万8,000人を超える死者、行方不明者を出し、戦後最大の災害となりました東日本大震災の発生から、はや丸5年の歳月がたちました。3月11日には、政府主催の追悼式や全国各地で慰霊行事が行われ、1,000年に一度と言われる大災害の犠牲者に鎮魂の祈りがささげられました。今もなお行方不明者は約2,600人、震災と福島の原発事故によります全国の避難者は約17万4,000人を数え、依然として不自由な避難生活を強いられておられます。 本市としましても、被災地に一日も早く安らかな日々の戻ることを願い、被災地の復興に向けて、応援職員の派遣の継続を初めとした支援に引き続きともに取り組んでいかなければならないと、心新たに決意をいたしているところでございます。 さらにまた、この震災の教訓に、地震列島の宿命として警戒しなければならない東南海地震や南海トラフ地震など巨大地震に備え、災害に強いまちづくりを推し進めていかなければならないと改めて感じております。 そういった中で、有事の際に家を失われた学区民の約1割の皆さん方が、仮設住宅等が建設されるまでの間、生活できる機能を有したコミュニティセンター及び学校施設が一体となったコミュニティエリアの整備を進めてまいりましたが、来る3月26日に、昨年1月より整備を進めてきました学区民待望の桐原コミュニティエリアの竣工式を迎えるところであります。 今回、防災機能を備えたコミュニティセンターとしては、金田、島、馬淵、老蘇に次ぐ5番目の整備、また小学校とコミュニティセンターの一体型の整備としては、金田、島に次いで3例目となり、35年以上経過し、手狭さと老朽化が目立っていた桐原小学校と桐原コミュニティセンターを同時に新築移転、併設し、あわせて学童保育を担うこどもの家を整備したものであります。 鉄筋コンクリートづくり2階建ての小学校校舎とコミュニティセンターを連携させた一体型施設は、大災害時には緊急避難所として、桐原学区民の約1割に当たります1,700人が最低でも3日間生活できる設備を備えております。 昨日、一昨日には、教職員を初め大勢の保護者の皆さんらが真新しい校舎への引っ越し作業に当たられたとお聞きしております。 今後とも、未整備の学区につきましては、市としましても、学区の意向に沿う形で大災害の際の受け皿づくり、防災拠点づくりの一層の進捗を図らねばならないと改めて感じているところでありますが、その一環として、災害発生時の防災の中核機能などを担うべき市庁舎のあり方や官庁街エリアの整備の方針などを盛り込んだ近江八幡市庁舎整備等基本計画を多くの市民の皆さんの参画により取りまとめることができ、一昨日、3月20日に、市文化会館小ホールにおきまして、そのお披露目を兼ね、本市の防災コミュニティエリアなどの整備に当初からかかわっていただいている東洋大学名誉教授の長澤悟氏の基調講演も交えながら、市民報告会をさせていただいたところであります。 今後は、この基本計画をステップとして、新庁舎の建設や官庁街の整備に向けての取り組みを、引き続き市民との協働により進めてまいりたいと考えております。 一方、開会の挨拶でもご紹介させていただきました近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略の重要施策であるところの近江八幡版のCCRC、すなわち首都圏など大都市圏からの本市への40歳代から50歳代の方のアクティブシニア層の移住促進という安寧のまちづくり構想実現のための取り組みの一環として、2月27日に東京において開催した近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラムにつきましては、関係者を含め、会場がほぼ満席となります約200人のご参加をいただいたところですが、このフォーラムにご参加いただいた首都圏の方々の中から希望者を募って、実際に近江八幡市の町を見聞いただく現地ツアーを本日から8名のご参加をいただきながら、1泊2日の日程で実施をいたします。 参加者の皆さん方には、オリエンテーションの後、八幡山の山頂から町全体を眺めていただいた後、バスで西の湖畔や大中の湖干拓地など、CCRCを意識した近江八幡市の地域資源等を見学いただき、実際に本市に移住された場合のライフスタイルや居住環境をイメージいただくなど、今後のCCRC構想の推進に役立ててまいりたいと考えており、来年度へのさらなる事業の展開の足がかりとなることを大いに期待するものでもあります。 間もなく桜の開花も見られ、一年の中で最も穏やかな季節となってまいりますが、議員の皆さん方におかれましては、どうか健康にはくれぐれもご留意いただきまして、さらなるご活躍を念じ上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 平成28年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る2月19日に開会いたしました本定例会も、議員各位を初め、市長並びに当局の皆様方のご協力によりまして、本日ここに無事閉会の運びとなりました。 当局の皆様方におかれましては、本定例会におきまして各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められるようお願いを申し上げます。 市議会といたしましても、引き続き地域に即した特色あるまちづくりに向け、議会が動いたと言われますよう、取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。 季節は変わり目、ようやく春らしい暖かさを感じるようになりました。皆様におかれましては、健康には十分ご留意をいただきますようお願いしますとともに、今後、近江八幡市のさらなる発展のため、それぞれのお立場で、なお一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶といたします。 それでは、これをもちまして平成28年第1回近江八幡市議会定例会を閉会とさせていただきます。 皆様、大変ご苦労さまでございました。               午後1時0分 閉会              ~~~~~~~~~~~ 会議規則第88条の規定により下記に署名する。  平成28年3月22日      近江八幡市議会議長           園 田 新 一      署 名 議 員           小 西   励      署 名 議 員           中 田 幸 雄...