• 血友病(/)
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  1. 近江八幡市議会 1996-12-13
    12月13日-04号


    取得元: 近江八幡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-01
    平成 8年第4回12月定例会        平成8年第4回(12月)近江八幡市議会定例会                    平成8年12月13日(金) 午前9時30分開議            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程   第1 会議録署名議員の指名   第2 一般質問   第3 総括質疑      会第23号   第4 委員会付託1. 会議に付議した事件   日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 一般質問   日程第3 総括質疑        会第23号   日程第4 委員会付託1. 会議に出席した議員(24名)   1番  福 本 匡 志 君        2番  中 江 しげ子 君   3番  前 出 幸 久 君        4番  山 本 英 夫 君   5番  井 上 栄一郎 君        6番  大 黒   謙 君   7番  中 川 博 水 君        8番  岡 田 吉 裕 君   9番  伊 藤 幸 枝 君        10番  相 馬   学 君   11番  青 木 茂 平 君        12番  小 磯 正 人 君   13番  辻     恪 君        14番  友 清 尚 昭 君   15番  浦 口 哲 也 君        16番  西   由美子 君   17番  白 井 久 隆 君        18番  西 居   勉 君   19番  大 橋 正 光 君        20番  檜 山 秋 彦 君   21番  早 瀬 允 人 君        22番  赤 部 豊 尚 君   23番  中 村 芳 雄 君        24番  中 村 捨 三 君1. 会議に欠席した議員(なし)1. 会議に出席した説明員(19名)   市長      玉 田 盛 二 君  助役      岡 田 三 正 君   収入役     濱 崎 貞之介 君  代表監査委員  福 井 二 郎 君   教育委員長   西 川 豊 子 君  教育長     茶 野 武 夫 君   総務部長    福 永 吉 夫 君  活力創生部長  山 本 通 生 君   生活環境部長  伴   甚兵衛 君  福祉保健部長  岡 田 美 津 君   産業部長    村 田 暑 三 君  建設部長    川 瀬 利 夫 君   同和対策部長  雪 吹 三 郎 君  水道部長    西   順 次 君   教育部長    山 岡 緑 朗 君  市民病院事務長 若 井 康 雄 君   財政課長    北 川 誠 次 君  いきいき職員育成室長政策管理担当                              嶌 本 敏 雄 君   総務課参事   西 川 秀 一 君1. 議場に出席した事務局職員(4名)   事務局長    永 福 敏 一   事務局次長   中 谷 眞 吾   副主幹     廣 瀬   敏   書記      西 堀 駒 次               午前9時33分 開議 ○議長(白井久隆君) 皆さんおはようございます。 これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(白井久隆君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員に、 8番 岡田吉裕君 9番 伊藤幸枝さん 10番 相馬 学君の3名を指名します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第2、一般質問に入ります。 14番友清尚昭君の発言を許します。 14番友清尚昭君。             〔14番 友清尚昭君 登壇〕 ◆14番(友清尚昭君) 皆さんおはようございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問をいたします。累積赤字がふえ続ける借金大国日本行財政改革は待ったなしであります。地方自治体の台所事情もまた深刻であります。本年度末で借金136兆円に達するからであります。このままだと自治体の倒産、財政再建団体が心配されます。私たちは、ほんの最近まで銀行の倒産など考えられなかったことでありました。その銀行が倒産する現実に直面しております。再建団体に転落すると行財政運営は自治省の管理下に置かれ住民に大きな負担が降りかかってくる、こうした最悪の事態を回避し、強い自治体になるために各自治体において努力が重ねられています。改革には幾つかのポイントがあります。 その第1は、首長の強いリーダーシップ、第2は予算に聖域を設けずゼロベース方式の採用、前年度実績に基づく予算編成は既得権につながり、ひいては予算の硬直化を招くことになる。その上、継続事業も例外にしないスクラップ・アンド・ビルド方式によって政策に優先順序をつけ必要な項目に重点配分ができる。第3は、民間企業的な考え方の導入、三重県では利潤に当たる部分を住民満足度と置きかえ、人件費を含めより安いコストで成果を上げる評価方式を採用されております。第4は、予算の使い切り主義の廃止、余った予算の半分は翌年に繰り越せるようにし、人も各部の裁量にゆだねる、これらでむだ遣いを抑えることなどであります。市長も今議会で行財政改革は実行段階であると強い決意を示されました。今後ともの実効ある取り組みに期待するものであります。 また、秋田県では官官接待に伴う公文書の偽造等の責任をとって知事が辞任に追い込まれました。知事は「県の司令塔がなかった。各課に任せ過ぎた」と弁明をいたしております。知事に正確な情報を伝えず、適当な報告だけを行っていた関係者やそれをうのみにしていた知事の責任は重大であります。部外者に見えているのに組織内トップには何も知らない巨大な官庁などのトップには生の情報が入りにくい、中間が都合の悪い情報を隠してしまう場合がある。トップは部下に徹底的に情報を出させるようにしなければならない。 秦の二世皇帝胡亥は、反乱軍に追い詰められ、最後は腹心趙高に討たれた。このとき側近に、「なぜこのような状況になるまで知らせなかったのか」と怒ったが、「申し上げたらとっくにあなたに殺されていました」と反論したとのこと、よいことも悪いことも、特に悪いことなど迅速にトップに届くような風通しのよい市行政内部であることを願うものであります。 それでは、発言通告に従いまして質問をいたします。 まず、市民の森構想についてであります。市民の森基本計画策定委員会の吉田会長の言葉に「市民の森の話があった折、緑も水も豊かなはずの近江八幡市に森がどうして必要なのだろうというのが私の率直な疑問でした。委員の皆さんと八幡山に上ってみて初めて、この疑問を解くことができました。田畑の広がりは大きいものの市街地の緑が少ないように見受けられるのです。近江八幡の人々にとって市民の森をつくることは長年の夢であったようです」と冒頭で述べられております。また、この策定委員会の設置に当たり市民から5名の候補者を募られたことは、市民参加、市民が主役の市民の森づくりを考えられたからであると思います。 先日、こんな記事を読みました。「晩秋の大阪は御堂筋がいい、830本のイチョウ並木が一斉に黄色く色づく。そして枯れ葉が舞い散る浪速の秋の風物詩が絵になりなじみの歌にもなる。この詩情豊かな御堂筋を演出するイチョウ並木。その生みの親は御堂筋建設当時、街路樹を何にするか、イチョウかプラタナスか。内部ではプラタナスが多数、イチョウは下っ端の2人の職員だけ、しかし自信を持って主張、今日があるという。」御堂筋は来年で完成60周年を迎えるとのこと、今後の実施段階へ大きな期待をいたします。今後の具体的計画や市民協力はどのように進められようとしておられるのか、また樹木医制度の導入については、それぞれについてお尋ねをいたします。 次に、市の均衡ある発展についてであります。歴史と文化と伝統を持つ我が市は、八幡堀の南に広がる古くからの家並み、京阪神のベッドタウンとしての新しい町並みの構成など人口構成の変化、町の構造や産業活動の変化などの中で多様な市民要望を抱えております。さらに、それぞれ特色を持った町村合併によりできた我が市は学区制として、その形態は続いております。市は、今日まで投資効果や利便性、有効性などを優先されて諸施策や施設整備が行われてきたと言っても過言ではありません。本市には市の玄関口としてJR近江八幡駅、篠原駅、そして長命寺港の3カ所があります。 しかし、絶えず話題は近江八幡駅であり、その周辺整備が中心でありました。そのために施設整備などが偏りがちになっているとの市民からの指摘もございます。新しい町ができたからといっても、それぞれの地域の特色や伝統、文化、偉人の足跡は変わるものではありません。学区や地域住民を主体として、生活の利便性を考えた特色ある学区づくりなど、均衡ある市の発展をさらに進めていただきたいと考えます。今日までの取り組みと今後の姿勢についてお尋ねをいたします。 次に、交通安全対策についてであります。平和な日本にあって地球よりも重いと言われる人命が簡単に奪われる、それが交通戦争です。走る凶器による被害は1年間で死者約1万1,000人、交通戦争という言葉が使われるようになってから久しくなりますが、私たちの身の回りで起こっている交通事故が、なぜか他人事としか感じられないのが残念でなりません。しかし、一度起きた交通事故の悲劇は個人にとどまらず家族や職場、広くは地域社会にも影響が及ぶ場合があります。交通事故のほとんどの場合、不注意やルール違反や過失などによって引き起こされる人為的悲劇でもあります。 一方、世の中にはモータリゼーション化が年々進み、免許取得者の増加と車の販売台数の増加に比例して、交通事故も増加傾向にあります。このような状況下では警察や行政だけで解決することは困難なのであり、企業や各種団体への徹底した協力依頼と市民一人一人が交通事故に対する認識を深めていただき、相互協力のもと事故防止に努めなければならないと思います。 また、交通事故が起きれば交通弱者と言われる子供やお年寄りが被害を受ける場合が多く見受けられます。子供やお年寄りが交通事故に遭わないために日常生活のマナーの徹底も大切であります。本市は交通安全教育都市宣言を行っています。他市に誇れる交通事故のない町を目指すべきであります。取り組みについてお尋ねをいたします。 さらに、加入台数が1,300万台を突破した携帯電話普及自動車運転中の携帯電話使用による交通事故として新たな交通事故原因を生んでおります。しかも、事故件数が急増とのこと、新たな法規制を含めた対処が必要であると考えますが、担当部署での対応をお尋ねいたします。 次に、観光問題についてであります。最近、八幡堀周辺を中心として、観光客の行き交いが以前より目立って多くなっています。市の観光拠点も点から線に線から面になってきた成果のあらわれで、他市の観光施設に劣らないものと思えるようになってまいりました。行政の努力、商店や地元地域の皆さんなど多くの方々の努力と献身的に活動されている観光ボランティアの働きが重なり合っているものと思います。自然環境に恵まれ、文化と先人が残してくれた歴史遺産を大切にしながら、さらなる観光まちづくりを進める必要を感じます。私は、観光と言ってもただ単に観光客を集めて見せるものではなく、住んでいる私たち一人一人が自分たちの町を誇れる町であることが大切であります。以下、観光行政について4点お尋ねをいたします。 1、観光ポスター観光パンフレットはどのように活用されていますか、また観光客の増加から観光パンフレットの不足はありませんか。 2、本市の観光は、滞在型よりもまだまだ通過型であります。その理由は宿泊施設が十分でないことであります。市の現状認識と今後の取り組みについて。 3、観光客を対象にしたお土産店や観光物産街などもまだまだ少ないように思われますが、この点については。 4、観光ボランティアの皆さんの育成と支援については、どのように対処されていますか。 以上、4点についてお尋ねをいたします。 次に、市民病院についてであります。 まず、1点目の市民病院の改築についてでありますが、近江八幡市民病院は市民はもとより広域中核病院として、その使命を十二分に発揮し、日進月歩を続ける高度な医療需要にも積極的に対応していただいてまいりました。しかし、今日まで増築に次ぐ増築で老朽化が進み、行政側も認識していただいているように、狭隘でそれぞれの部門が限界に来ております。現状では今後の高度医療の充実にも患者中心の医療の充実にも十分な対応ができないと考えられます。また、最近の入院患者の志向は治療を第一の主眼にしながらも病院での入院生活は快適で心が安らぐ空間の中で送りたいとの考えも強くなっております。 さらに、本市民病院広域中核病院として3次救急医療体制の新設も待たれるところであります。市民に安心していただけるこれからの医療を考えた医療施設の整備、充実が待たれるところであります。病院改築に向けた建設規模、建設事業費、建設期間はどの程度と考えておられるのか、その場合の一般会計からの繰り入れや、後年度負担はどの程度になるのか試算されていますか。試算されていれば具体的にお答えをいただきたい。 また、整備検討委員会の開催状況や委員会での主なやりとりについてもお尋ねをいたします。 2点目は、血液製剤購入医療機関としての責任についてであります。 エイズに感染すれば適切な治療方法が現在ありません。薬害エイズは官、業、学の癒着により起こされた大きな社会問題であります。病人を治す薬をつくるはずの製薬会社が不治の病をつくっても薬の使用が死に至らしめることを知りながらも平然と考え、利益を優先とした姿勢、それを適切に指導監督する厚生省の対応、医学界のトップと言われた安倍英前帝京大学副学長、私たちに大きな不安とやり場のない憤りを感じさせました。しかし、わずかな逮捕者で幕引きが行われようとしており、国民から大きな批判を浴びております。 そんな国民批判の後押しからエイズウイルス感染のおそれのある非加熱血液製剤血友病以外の治療で使用したエイズ第4ルート問題で東京都を除く46道府県の血液製剤納入先医療機関のリストが公表されました。滋賀県下においては、19の医療機関の一つとして本市民病院も名を連ねております。当時は、非加熱血液製剤が有効な治療方法の一つとして多くの医療機関で治療薬として使われました。市民病院においても、患者さんの治療を第一義において治療薬として使用されたと思います。使用後10年以上経過した現在、カルテの保存さえ不可能と思える状況下であっても非加熱血液製剤エイズ感染のおそれがあり、不治の病であるとわかった以上、あらゆる方法を駆使して非加熱血液製剤を使用した患者さんを探し出すことこそ医療機関の大きな責任であると考えます。市民病院では購入状況や使用状況、患者さんの特定などどのように取り組みをされていますか、また公表されたことによる問い合わせや対応についてお尋ねをいたします。 3点目は、院外処方せんの発行についてであります。 厚生省は早くから医薬分業の推進に取り組んでおります。最近、京都市内の666床を持つ民間総合病院院外処方せんの発行を始めました。実施に当たって1年半前から医師、薬剤師、看護婦、医療事務職員ら10人から成る委員会を編成、実地研修や週2時間の勉強会などを行うとともに、地域の薬局への指導、教育と協力、患者への周知徹底を図ったとのこと。副委員長は「診療報酬制度の改正で薬価差益に依存してもいずれ破綻する、それならば身軽になり入院患者の治療や在宅医療など本来の病院が目指すべき業務に専念しようと考えた」と話されているとのこと。 さらに、「かかりつけ医かかりつけ薬局が浸透すれば三極による地域医療が充実する」ともつけ加えておられます。ことし4月にも薬価の引き下げが行われました。来年4月にもさらに引き下げが実施されると聞いております。今までのように、薬価差益が病院経営に大きく寄与する時代は終えんすると考えられます。院外処方せんの発行についてお尋ねをいたします。 次に、教育問題についてであります。 1点目は、学校給食と子供の健康についてであります。病原性大腸菌O157に対する集団食中毒の発生から安全性が指摘されるようになった学校給食、毎日の給食に携わる調理の皆さんの苦労も大変だと思いますが、今後とも子供たちのためにおいしい給食をつくっていただきますようお願いを申し上げます。 「最近の食品の流通システムが広範で複雑になり、細菌感染の危険性が広がっているにもかかわらず衛生環境や医療に対する過信から食中毒への意識は低くなっている」と指摘する専門家。しかし一方で子供たちの免疫力が弱くなっていることも指摘しております。細菌はどこにでも存在しており撲滅は無理、むしろ共存すること、そして細菌を味方にする。食事から抵抗力をつけるの2点を上げているのが大阪大学微生物研究所の永山憲市さんです。細菌のうち90%以上は無毒で無害、また病原菌が体内に入ってもまとまった数がなければ発生しない、みそや納豆、チーズなどといった無害な細菌を含む醗酵食品や、たとえ病原菌があっても適切な調理で発症しない数まで細菌を減らした食品を食べることで免疫力をつけられる。さらに、野菜をとること、よくかんで食べることも効果的と指摘しております。殺菌消毒も大事だが免疫力を高める食材、献立にも力を入れるべきと指摘をしております。取り組みについてお尋ねをいたします。 2点目は、義務教育の教材費についてであります。 先月初め明るみになった事件、都内の小学校で約1,400円の教材費が払えない子供に、担任が集金と書いた紙を他の子供のいる前で何度もランドセルに張らせていたこと、子供の気持ちへの教師の配慮のなさと同時に、不明確な教材費のあり方が浮き彫りされております。教材費は市区町村で格差があり、「本当に必要かどうか吟味せず、安易に親の負担に頼っているケースが多い」との声も聞かれます。本市ではどのような取り組みやルールをもとに実施されていますか。 3点目は、非行についてであります。 非行は、その時代を映す鏡と言われております。悪いことと知っているが、知っていることが非行の歯どめになっていない。教育の中で、「自分がやっていることは自分が見ていること」、「自分が自分をとめることができない限り、再び同じことを繰り返す」ことをわからせる教育、「過去」を問題にするより「現在」を出発点にして、これからどのようにしていくかという「未来」に向けた対話が蘇生のために大切になってくると思います。現場での御苦労も数多いと思われますが、現状の取り組みについて、また青少年の非行対策として各種団体との連携強化が図られていますが、市内の高等学校間でも生活指導連絡協議会が開催され、活動が展開されていますが、教育委員会や市内3中学校との定期的な連携も重要だと考えます。あわせてお尋ねをいたします。 4点目に、図書館の図書の返還についてであります。 本市でも新しい図書館の建設が急ピッチで進められております。市民の一人として一日も早い開館を待ち望むものであります。図書館は社会教育の充実、向上と身近に本に触れ、読書に親しみ、教育と文化の発展を進めていくことを目的とした、だれもが認める大切な施設であります。最近のテレビ報道によりますと図書館から貸し出された本が返されていない。ある市では年間で1,000万円近くの本が回収不能であるとのこと、転居したから返さないなど理由はいろいろあるようですが、ごく一部の心ない人たちの行為が大きな問題となっております。職員や読書愛好家などの団体の皆さんの協力を無にするような行為であります。その貴重な1冊1冊の本のほとんどが税金で賄われております。本市の状況と取り組み、対策についてお尋ねをして一般質問を終わります。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 市長玉田盛二君。             〔市長 玉田盛二君 登壇〕 ◎市長(玉田盛二君) 14番友清議員の御質問の回答をさせていただきます。 まさに、まちづくりは人づくり、これからは鋭い感性を養う人材がいかに大事かということでございます。男女を問わずイチョウ並木が今日ある大阪の御堂筋も当時の担当者のそういった鋭い私は感性のあらわれであると、また九州の柳川も今日あるのは、あれは一係長の反乱というので、これもやかましく言われた当時の話題を呼んだことでございますが、やっぱりそういうところから徐々に納得のいくまちづくりができていくものと確信を得ております。 そこで、市の均衡ある発展についてということをお尋ねでございますが、この均衡ということは我が市にとりましてハード面もソフト面も今のところハードの方がまだまだ欠けているではないか、一応町の顔というこの近江八幡という町の顔は大体旧市街地を中心にいろんな事業が施行されて私はでき上がったように感じております。そこで、これからはそれぞれの学区に向けて発信していくという、これは前市長もそのようなことを訴えておられましたんですが、そういう展開をしていかねばならない。もちろん、御指摘にありましたように、利便性や投資効果に配慮することは重要でありますが、これらの点がすべてにおいて諸施策の推進というものが優先されていくちゅうわけでもない。市民の意向、声をいかに反映させて魅力のあるまちづくりを進めていくかということが大変重要かと思っております。昨年の12月議会で御承認をいただき、本年4月からスタートいたしました第2次総合発展計画におきまして、平成12年までの総合的、計画的な行政運営、施策の方針を掲げております。その中で自然との共生、高齢社会、情報化等の新しい時代潮流への施策を初め篠原駅周辺整備等の基盤整備や諸施設整備につきまして、市全域の総合的な発展を位置づけをしております。この総合発展計画に基づきまして、バランスのとれたまちづくりを進めていかねばならないということは申すまでもないことでございます。 そこで、私はそれぞれの学区に向けた発信て、さてどういうふうにやっていくかということ、やっぱりこれは基軸は農業の町でございます。ですから、新田園都市構想という、これを基軸にカントリーライフのよさというものをアピールできるまちづくりを進めていかねばならないと、こういう大きな枠組みでございます。これから21世紀をにらみますに、やはり私たちは健康ということを一番にもうだれしもが考えている。それはもとは何かといいますとやっぱり命、命の根源は何かというと、農でございます。あるいは食、そういったとこをどこに求めていくか、生産者と消費者が結びついたという、こういう表現をよくされますが、まさしくそういう形のものがそれぞれの町でできないかな。 そして、次は環境問題ですが、こういったことはきらりと小さくてもええからきらりと輝いているまちづくりを今またそれぞれ池田本町でございますとああいったまちづくり協定に基づいてとか、あるいは野田町におきましても、そういう住民自治でもって取り組みがなされつつある、こういったものをもっともっと奨励していかねばならない。そういうことを総称しまして私はふるさとづくりと、こういう枠組みをしていかねばならないなあと、かようにも思っております。 すべてを包括しますと、これからの高齢社会においてやはり健康で長生きをしてもらえるようなそういうことにはどういうふうに取り組んでいけばええかって、もちろんゴールドプラン10カ年、近江八幡においては平成11年で大体いろんな意味で、民間の活力を導入しまして老健施設とか、あるいはデイサービス、それから訪問看護ステーション、そういったものが次々と開設されていく、この議会中も駅前の青樹会病院が「おうみ」という訪問看護ステーションを開設されましたが、それに行政の役割として、これは奈良のまちづくりの話でございますが、音楽療法というものを取り入れておられるということでございまして、歌の先生をそういうお年寄りの施設、あるいはこれはもう児童、保育所とか幼稚園もこれは対象ですが、やっぱり将来の情操教育といいますか、そういうところでその地方の童歌を基本に童謡とか唱歌そういうものをうまく取り入れて痴呆症のお年寄りなどに活力を与えておられると、これはもうちょっと概略を申し上げておりますが、これが物すごい反響でございます。やっぱり小さいときからのそういう歌声というものを耳にし、また自分が口ずさむことによって感覚がよみがえると申しますか、活力がわいてくる、これを音楽療法と、こういう言葉もおくればせながら私も知ったわけでございますが。こういう人を多く導入して、これは半分ボランティアでございますが、ソフト面として大いに取り組まなければならない、これが私は均衡ある発展、近江八幡に向けたそういう対策ではないかと、かように思うものでございます。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 活力創生部長山本通生君。             〔活力創生部長 山本通生君 登壇〕 ◎活力創生部長(山本通生君) 市民の森構想についてでございますが、さきの井上議員に対しまして、市民の森基本計画の概要について説明させていただきましたが、市民が主体者として取り組んでいく計画でございます。このたびの市民の森基本計画策定委員の構成としまして、15名の構成の中、5名を一般公募としまして広く市民から募集したことは今議員御指摘のとおりでございまして、緑に興味のある人、緑が好きな人、一緒に考えましょうということで、6月に一般公募をいたしましたところ30歳代から70歳代までの18名の方が応募いただきました。作文選考で5名を決定しました。この一般公募したことは大きなる市民参加で、みんなが主役のまちづくりの位置づけで始めさせていただいたところでございます。 具体的な計画につきましては、さきの全協でも説明させていただきましたが、線状にめぐる「回廊」11本、点状に配置する「舞台」を重点的に推進していきます。先ほども前議員に説明をさせていただきましたが、長い期間かかりながら次世代を目指した長期の計画でございます。市民の森づくりは関係諸団体の代表者等で組織する仮称ではございますが、市民の森推進会議を発足し、事業の推進をしていきたいと存じます。今までのように単に行政だけの予算で森をつくるのではなく、例えば市民からの献木や募金による植樹としながら、またその後の維持管理も市民の参加を得て行うなど、これからのまちづくりは市民みずからがつくっていくものと考えており、市民の協力というよりも市民主導の森づくりになるようにしていきたいと考えております。まちづくりは人づくりと先ほど市長が申されましたが、この計画は市民主体、市民主導でまちづくりを推進していくものでございまして、人づくりをもねらっているところでございます。 また、緑化推進とともに巨樹、古木等地域から長い間親しまれてきている樹木の保全につきましても、樹木の診断、治療、保護管理などの指導を行うことを目的として御指摘の樹木医の指導などを受けてまいりたいと考えております。緑の寿命は長いものであり、市民の生活の中で息づかせながら次世代へと引き継いでいき、自然と共生した緑あふれる潤いと安らぎのあるまちを創出していかなければならないと考えておりますので、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。生活環境部長伴甚兵衛君。             〔生活環境部長 伴 甚兵衛君 登壇〕 ◎生活環境部長(伴甚兵衛君) 交通安全対策につきまして、御回答申し上げたいと思います。 近年の道路網の発達により自動車の増加は1家に1台から1人1台と私たちの生活にはなくてはならないものとなってきています。このことは同時に交通事故を引き起こす原因ともなっているところでございます。近年は高齢者や子供が交通事故の犠牲者となるケースが多く、市といたしましては平成8年度総務庁の委託を受け、高齢者の実践型の交通安全教室を高齢者ドライバーを対象に4回、歩行者を対象に各公民館を会場といたしまして8回開催しているところでございます。 また、保育所、幼稚園、小・中学校での交通安全教室の実施、シートベルトの着用啓発、地域を対象とした自治会別無事故運動の実施など各種啓発に努めているところであります。春、秋の交通安全運動期間中に市内全域において各交通関係団体と連携して街頭啓発を展開しているとこでございます。また、交通指導員を委嘱し、毎月1日、15日は早朝より市内の要所にて街頭指導に当たり、早朝街頭パトロールを実施しております。今後も継続していきたいと考えております。 また、御質問の自動車運転中の携帯電話使用による交通事故の発生につきましては、年々増加しているところで、御指摘のとおり法的規制が必要と思われますが、現時点におきましては、ドライバーに対して自動車運転中の携帯電話の使用はしないよう啓発運動の強化が必要と思っております。警察、関係機関と連携を図りながら交通事故防止に努力していきたいと考えておりますので、御協力をよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 産業部長村田暑三君。             〔産業部長 村田暑三君 登壇〕 ◎産業部長(村田暑三君) 観光全般にわたる4点の御質問に対しましてお答えいたしたいと思います。 まず、友清議員が述べられました近江八幡市観光のあり方でございますが、全く同感でございまして、私どもの町は今さら申し上げるまでもなく豊かな自然とその風土がはぐくんだ深い歴史と文化によって形成されており、それぞれの観光資源は私たち市民の大きな誇りでもあり、21世紀の子孫に引き継いでいかなければならないものと認識をいたしているところでございます。しかし、観光振興の手法といたしまして、特に民間主導型と申しましょうか、住民主導型でなくてはならないわけでございますが、一般質問最初の井上議員にお答えいたしましたとおり、観光振興のけん引車として社団法人観光物産協会の設立、発展をこれからの観光行政の大きなテーマとして取り組んでまいりたいと考えておりますので、まずもってこの点について御理解、御協力をお願い申し上げたいと存じます。 さて、4点の御質問の第1点目でございます。観光ポスター観光パンフレットの活用とパンフレットに不足を来していないかという御質問でございますが、まず観光ポスターにつきましては、観光客の誘致宣伝の面から申しますと余り効果的でなく本市におきましては、観光協会などと連携し、テレビや観光ガイドブック、またレジャー新聞などへの情報提供や観光作家などマスコミの招待などを中心にした観光宣伝戦略を展開しており、今日の増加もそのような対応が効をおさめているものと認識しております。 また、パンフレットにつきましては、その目的によってガイドブック的なものとガイドマップ的なものとを発行しており、市内の各観光案内所や観光協会会員事業所であります観光施設に設置のほか県内外の滋賀県観光情報センターにも設置いたしております。また、市内の商店街や民間団体におきましてもお越しいただいた観光客の利便を図るためガイドマップを作成、無料配布いただいております。 しかし、御指摘のとおり、観光客の増加のほか大きなコンベンションの開催や視察などの資料として大量に観光パンフレットを消費しており、在庫不足を来しており20万部の増刷を図るため今回320万円の観光パンフレット作成費を計上させていただきました。この点につきまして、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、2つ目と3つ目の御質問についてでございますが、一括してお答え申し上げます。 観光施設であります宿泊施設や土産物店、また食事などの休憩施設についてまだまだ不足していると認識しておりますが、観光振興はあくまで民間主導によることが本筋であり、投資促進を図るには、先ほど申し上げました社団法人観光物産協会の発展にかかわってくると考えております。行政としましては、その運営に物心両面から支援するとともに、観光客の利便を図るため観光駐車場や観光トイレ、道案内標識などのインフラ整備などの点の一層の充実を図ってまいりたいと考えております。 続きまして、観光ボランティアガイド協会への支援についてでございますが、平成4年度に市民ぐるみで温かく観光客をもてなししょうと観光協会などが主体で設立いただいたわけでございますが、その活躍は目覚ましくマスコミなどに大きく取り上げられるだけでなく、本年はびわこ放送の「ほのぼの大賞」を受賞いただき、まさに地域に根差したボランティアとして定着し、観光ボランティアガイド協会自体が本市の観光資源と言っても過言ではないと認識しております。行政としましても、設立当初から観光協会や商工観光課が主体となり連携を密にした中で支援しており、協会のスムーズな運営を経済面から支えるため行政からは運営補助の助成を行っております。 また、観光協会や物産振興会などの団体でも賛助会員として個々の会員がガイド協会に加入し、一定の資金援助を行っていただいております。このように官民挙げて、その活動に支援を送っているところでございますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 市民病院事務長若井康雄君。             〔市民病院事務長 若井康雄君 登壇〕 ◎市民病院事務長(若井康雄君) 市民病院に関します3点について御回答申し上げます。 まず、市民病院の改築についてでありますが、さきに整備検討委員会、特別委員会の状況から述べさせていただきますと、整備検討委員会につきましては、延べ6回開催しております。そのほか小委員会等を開催しておりますけれども、これは回数カウントしておりません。この6回の開催の中で病院の現状、問題点の把握、整備基本方針の検討、現地改築・移転新築の比較検討を行い、本年3月に整備基本構想をおおむねまとめております。 なお、議会の特別委員会につきましては、先進地視察を含めまして延べ9回開催をいただき、病院の現状、問題点の把握、あるいは現地改築・移転新築の比較検討、事業内容の検討、経営見込み等につきまして検討をいただいております。特別委員会の主な経過といたしましては、当初現地改築で検討をいただいておりましたが、移転新築との比較、他の自治体病院の状況を調査する中で、「早期の移転新築が望ましい、しかしながら市財政との整合、あるいは移転先の用地取得、現病院の跡地利用等解決しなければならない問題点がある。」との意見をいただいているところでございます。 次に、事業内容でございますが、病院の改築につきましては、仮に移転新築で診療科目20科、病床数が450から500床程度といたしまして、建設規模は敷地面積が約5万平米で、建物延べ床面積3万平米で試算いたしますと建設事業費は約170億円から180億円程度、建設期間は用地取得、設計期間を含めまして6年前後は要すると考えております。一般会計からの繰り入れにつきましては、主に建設に伴う企業債の元利償還金の3分の2を負担願うことになりまして、額といたしましては事業費を180億円といたしますと建設後4年ないし5年は3条、4条予算、両予算を含めまして年間8億円から最大12億円程度、その後は毎年8億円程度になるものと考えておりますが、これは現状の中で医療収入、あるいはまた支出面を計数を持って試算はいたしておりますけれども、あくまでも試算ということで、この点御了承賜りますようお願いを申し上げます。 ただ、昨日も井上議員の質問にお答えいたしましたとおり、現下の市の財政状況、あるいはまた保険制度等医療行政の変革の中で先行き不透明な今後の病院経営はさらに厳しくなるものと考えておりまして、経営上どの程度の規模、機能の病院にするのか。先ほども試算の中で病床数約500床と申し上げましたけども、これら計画の見直し等さらに検討する必要性があると、こう考えておりますので御理解をお願いいたします。 次に、血液製剤購入医療機関としての責任についてでありますが、市民病院では非加熱第8因子製剤を昭和58年6月から60年8月までの間に55本購入しております。これはごく限られました血友病の患者さんに対し、治療のため投与されたものであります。カルテによる確認はできませんでしたが、この間の在院医師からの聞き取り調査等によりまして確認をしており、非加熱の第8因子製剤を血友病以外の患者さんに対し投与しておりません。 次に、公表についてですが、滋賀県では24の調査対象医療機関のうち2病院について本年10月に公表されまして、その後本県の調査対象となった22医療機関が問い合わせに対する対応者を明記いたしまして、10月28日に公表されました。この中に市民病院が含まれております。公表後の問い合わせ状況ですが、市民病院名が公表されましたこともありまして、10月29日以降きょうまでに16件の問い合わせを受けております。主には産婦人科等、出血の多い場合の病状の関係もありまして、女性の方が14人、男性2人でございました。 なお、10月29日、30日で約10件電話をいただいておりますし、11月が1カ月で5件、12月に入りまして1件の御相談をいただいております。問い合わせの患者さんに関しましては、さきにお答えいたしております事実をお話しさせていただき、なお不安を感じられる患者さんに対しましては、市民病院でのエイズの抗体検査をお勧めいたしております。しかし、市民病院で実際検査を受けられた方は現在のところ1名もございません。ただ、1名最寄りの保健所で検査を希望されましたので、検査実施日時を申し上げた方がございました。今後は問い合わせも少なくなるとは思っておりますが、当分の間こうした体制を維持しながら推移を見守ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、院外処方せんの発行についてでありますが、医薬分業実施の件につきましては、平成7年第2回定例会におきましても御答弁を申し上げておりますが、平成7年、8年、両年度事業として現在八幡保健所を事務局といたしまして近江八幡地域医薬分業検討委員会で検討されているところであり、8年度末には集約されると聞いております。検討委員会の事業として、市民病院におきましても医薬分業に関します患者さんの意向調査を8月21日、22日に実施をいたしておりますが、まだその結果につきましては、現在出ておりません。ただ、独自にヴォーリズ記念病院で実施をされました意識調査の結果を見てみますと医薬分業ということを知っておられる患者さんは45.5%と約半数近くの人が知っておられるという結果が出ております。 また、最も重要視しなければなりません患者さんの意向につきましては、薬は病院でもらうという方が72%で、薬局からもらうという回答は8.5%と、現時点の調査では患者さんの意識は非常に低いのが現状ではないかと考えております。その理由をということで自己負担金の増、病院でもらうという安心感、信頼性、また自分の病気を他人に知られるおそれのあること等の不安があるのではないかと推察をしております。 医療機関としての市民病院といたしましても、薬価の引き下げによります薬価差益の減少は病院経営上大きな問題でありますが、平成8年度におきましても薬価差益はまだまだ病院の経営上大きく寄与しているのが現状であります。このように患者さんの意向、病院としての経営上、直ちに医薬分業へ進むということは困難かと考えておりますが、今後さらなる薬価基準の引き下げが検討、実施されようとしております中、さきの医薬分業検討委員会の結果を踏まえまして、患者ニーズ、病院の経営面を十分把握、検討しながら薬剤師会等の連携も図りまして進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 以上です。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 教育長茶野武夫君。             〔教育長 茶野武夫君 登壇〕 ◎教育長(茶野武夫君) 友清議員から4点にわたって教育問題ということで御質問をいただいております。学校給食と子供の健康について、また非行について私の方から御回答を申し上げます。 まず、学校給食と子供の健康についてでございますが、病原性大腸菌O157によると見られる食中毒は全国的に広がりまして、多数の児童・生徒が発病するという深刻な事態に至り、こうした現状を踏まえ今もなお関係機関、あるいは政府を挙げた取り組みが進められているところでございます。本市においても文部省、県保健所の指導により衛生管理の徹底を図ってまいりました。2学期からの学校給食の調理のあり方についても、その特色と学校教育の一環としての役割を踏まえ、安全でバランスのとれた給食を実施するために検討を重ね実施をしてまいりました。献立内容については学校給食における食中毒予防に万全を期する観点から2次汚染の可能性を考慮し、保健所等の指導によりまして献立は加熱処理をしております。また、そのことによるビタミン不足や栄養の過剰摂取などが生じないように配慮し、従来使用されている食材の種類や量を減らすことのないように食材を組み合わせたり、調理方法が偏らないようになど栄養面に配慮をしてまいりました。 さらに、しゅんの食材の使用により献立に季節感を持たせたり、かむ回数が少なくなっている現代の食生活を考慮し、児童の食の楽しみが損なわれることのないよう配慮する中でよくかむ献立を取り入れ、給食を通じて望ましい食習慣が形成されるよう、また御指摘のこの醗酵食品の導入についても研究し、献立作成や調理に一層の工夫をしてまいりたいと、このように考えております。給食を通じ子供自身の自主管理能力が育つよう指導にも力を入れていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 次に、非行についてでございますが、ただいま議員より御指摘いただきましたように、善悪の判断ができ自分にブレーキをかけられる教育の必要性や過去を問題にするのでなく生きる力をつけ未来に向けた指導の必要性につきましては、全く同感であります。そして、本市の小・中学校におきましても、ただいま御指摘いただきました2つの点を大事にしながら日々生徒指導を推進いたしております。学校現場におきましては、問題行動の早期発見と早期対応に重点を置きながら指導を入れております。その中で「罪を憎んで人を憎まず」の精神に立って家庭訪問による指導を大切にし、問題を起こした子供の心に寄り添いながら再発防止に向けての指導を全力を挙げて加えてもらっております。 また、問題行動によって被害を受けた子供の場合はなおさら心のケアが必要であり、家庭との連携を深める中で取り組みを進めております。問題行動はその発生を未然に防ぐことが何より大切であり、市内各小・中学校におきましては、こうした非行・問題行動の未然防止に向けて学級指導等、さまざまな時間を利用し、指導を進めるとともに、問題行動も含めて課題を持つ児童・生徒の現状を理解し、共通した指導を推進するために「子供を語る会」活動を展開しているところでございます。 一方、各地域では青少年健全育成、あるいはまた学区民の大会や少年を非行から守るパイロット地区懇談会等を開催をいただきまして、一丸となった取り組みを進めていただいております。教育委員会では各校の状況を交流するために学期に1回のペースで生徒指導主任会を、毎月1回のペースで市問題行動連絡調整会議を、また毎週火曜日には市内4中学校の生徒指導連絡会を開いて、児童・生徒の問題行動に関しての情報交換を行っています。特に毎月行われている市問題行動連絡調整会議は警察署、児童相談所、少年センターとの連携の中で進めております。御提案いただきました市内高等学校の生活指導連絡協議会との連携は図れておりませんので、今後の課題として取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 教育部長山岡緑朗君。             〔教育部長 山岡緑朗君 登壇〕
    ◎教育部長(山岡緑朗君) 義務教育の教材費についてお答え申し上げます。 補助教材等の使用につきましては、近江八幡市立学校の管理運営に関する規則にのっとって実施しております。学校から市教育委員会への教材等の届け出は、次のような観点から行っております。保護者に与える経済負担の軽減、内容の不良なものの排除、そして内容の優良なものの使用の奨励のため利用状況の把握であります。本年度4月に各学校長より届け出のあった1学期の教材費の平均は1人当たり約2,000円でありました。このことにつきましては、例年定期監査の講評の中で公費負担と保護者負担との区別を明確にするよう御指摘を賜っているところでございます。教育現場においてもこの原則を十分に認識しながら教材費についても適正妥当な運用に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。 次に、図書館の図書の返還についてでございますけれども、市民の方々が待ち望んでおられます図書館建設が急ピッチで進んでおり、現図書館を開館しながら関係各課の協力により開館に向けての取り組みを行っております。御指摘の未回収図書につきましては、返却期限におくれるということも含め他の利用者にも御迷惑になることにもなりますので、回収については最大の努力をいたしておるところでございます。こういった未回収図書につきましては、現在返却のお願いを電話や文書によって行っており、転出された方は転出先へ文書を出すとか、また自宅へ伺うとかいう方法をとって督励いたしておるところでございます。今後も市民の財産であり公共物であるという認識のもと市民に対して図書館の意義を正しく理解していただくとともに、開かれた図書館として地道な努力をしていきたいと考えております。 また、新図書館においては休館日、閉館時においても本が返せるブックポストを設け、利用者の利便を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) 答弁漏れはありませんか。 再問はありませんか。 14番友清尚昭君。             〔14番 友清尚昭君 登壇〕 ◆14番(友清尚昭君) それでは、再問させていただきます。 市民の森構想についてでありますが、今回の市民の森構想というのは回廊と舞台ということを考えられて、市全体が市民の森であるというような発想を位置づけられておりますけれども、その中心的なところが淡海市民の森ということになるというように思われますが、そうした施設のシンボル的なものというのが必要ではないか。例えば、自然に親しむ施設であるとか、また星空を見れるような何か施設があるとか、そんなものも考える必要があるのではないかと思いますので、もし御意見等ありましたら答えをいただきたいというふうに思います。 さらに、市民の森に対する親しみとか身近に感じていただくという意味で前にも提案をさせていただいておりますけれども、誕生の木であるとか、結婚を記念した木の植樹であるとか、そういうことについては考えていらっしゃるかどうか。また、各家庭でブロック塀をされているものが、生け垣に変える場合には何か補助金的なものを考えられるのかどうかということについてもお尋ねしたいというふうに思います。 さらに、緑を守り育てるという意味で、現在緑の少年団がありますけれども、もっと幅広い考え方として、例えば自治会の中から緑の奉仕団的な部分また緑のパトロール隊というような仮称になるかと思いますけれども、そういうような人たちを募集してお願いをするということも一つの考え方ではないかと思いますので、その点についても御意見があればお答えをいただきたいというふうに思います。 それから、次の市の均衡ある発展についてでありますけれども、先ほど市長の方から答弁をいただきました。やはり、近江八幡市にはそれぞれの学区の特色というのがありますので、その特色を十二分に生かしていただいて、それぞれの町がこの町はこういう特色があるというようなものが非常にいいのではないかというふうに思いますので、ぜひ具体的に実行をしていただきたいということを要望をしておきたいというふうに思います。 次に、観光問題についてであります。 先ほど部長の方から懇切丁寧に答弁をいただきましたが、具体的な問題として1点だけお尋ねをしたいというふうに思うんですが、今現在資料館と西川邸に入館する場合というのは、現在では入場券というのは資料館でしか販売をしておりません。コースが資料館からスタートする場合については問題がないわけですけれども、八幡堀の方から団体さんが入館したいということでやってきますと、とりあえず資料館まで1回来なければ入場券が買えないというようなシステムになってますので、できれば西川邸においても入場券が販売できるようなそんなことも、やはり考える必要があるのではないかというふうに思いますので、その点についても回答いただきたいというふうに思います。 次に、病院問題の改築についてでありますけれども、今病院の事務長から御答弁いただきまして、仮に現在きても6年かかるということであります。現在の病院それ自身が狭隘で非常に大変な状況である、そういうことから考えますと現在から立ち上げても6年、これがさらに期間がかかりますと10年またはそれ以上ということになるかというふうに思うわけでありまして、そうなってまいりますとどうしても患者を優先にするということから、ある程度施設整備をしていかなければならないという問題が当然私は出てくるというふうに思いますから、そういう問題についてはどのようにこれからその建てかえまでの間、患者さんに迷惑をかけない、また適切な医療ができるという観点から取り組みをされようとするのか、その点についてだけお願いを申し上げたいというふうに思います。 それから、最後に教育問題であります。 非行についてでありますけれども、要するに大人は大人の基準で子供を見る傾向があるわけで、言いかえれば大人にとって都合のいい子がいい子と評価されやすくなります。特に中学生の時期というのは、自己表現がまだ未熟で反抗的な言動が目について、本当の姿が見えにくくなっている場合が多いようで、親や教師はもっと子供の視点で物を見、考えることが大切だというそんな指摘もあります。 また、現実から逃避をしたいという姿を三離四走という言葉であらわされております。これは子供たちを保護する立場である親、学校、地域から離れるすなわち三離であり、車(単車ですね)、それから盗(万引き)、性(不純な異性交渉)、薬(シンナー)などの刺激の強い世界に逃避していく、すなわち四走という4つに走るということになるわけですけども、こういうのが現在の中学生の姿を象徴しているという、そういう表現があるとも言われているわけですけども、この4つは精神的に心の栄養失調に陥っている中学生には極めて魅力的な世界であるとも言われているわけです。子供は家庭と学校と地域で育てていくものであります。中学生になると何となく体も大人びてまいりますし、家庭教育の役割というのが希薄になってくる面もあります。生活のけじめや将来への目的意識を持たせるためにもそういう中で家庭の役割というのは非常に大事だというふうに思います。改めて社会教育の重要性と子供というのは地域の財産であるとの考えに立つということが大切だということを痛感しております。今後の取り組みについても、もし見解があればお答えをいただきたいというふうに思いますし、また最近中学生、高校生の自転車のマナーが非常に悪いというような指摘もありますけれども、こうした問題について学校ではどのように指導徹底されているのかお尋ねをして再問を終わります。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 活力創生部長山本通生君。             〔活力創生部長 山本通生君 登壇〕 ◎活力創生部長(山本通生君) 市民の森の再問にお答えさせていただきます。 今、委員会の中でも議論があり、御提言をいただきました。やはり親しみのあるネーミングということも大切でございますし、市民の皆さんが誕生、あるいは結婚というお互いに喜び合うときに記念として次世代に残していくということも大切でございます。具体的には他市にも生け垣という部分での方向もございますが、先ほど申しましたように、具体的な事業実施に向けてはいろんな御提言を大事にしていきながら進めていきたいと、そのように感じております。 今年度、特にこの進め方によりましては、次の世代という中では子供ジュニア議会を8月に開催させていただき、議員の皆さんにもいろいろと議論をしていただきましたし、今御提言の緑の少年団の方々にも特に小学校の1年生から6年生でございますが、その方々にも自由な意見交換を賜ったところでございます。そういう中で、今御提言のやはり限られた人にするのでなしに、市域全体を住民の皆さんの方に、広く自治、いわゆる住民のすべての方に御理解をいただきたいということで、いわゆるこれは財団法人ハートランド推進財団にお願いをして、今年度からですね、市民の皆さんのいわゆる自治会の木、いわゆる住民のみずからの地域のその状況を自分たちで考え、そしてみずからの労力をしていただいて、そこの我が町のすばらしさをお互いに住民の皆さんが議論して、そして自治会単位で応募いただいて、今年度対象の自治会内にある公共用地、そして公開性のある場所で交通の妨げのない、いわゆる大きな公園だけではございませんけれども、身近なところに緑を親しみ、そして自治会の中で議論をしていただき、その中で皆さん方が汗をかいていただくという、その中へ補助制度として植栽事業を今年度特色のある地域緑化推進事業として、大体2月ぐらいが木を植える時期でございますので、それに向けて今推進を進めさせていただき、今年度この提案を、基本構想を受けまして基本計画を受けまして進めていきたいなという思いでございます。今各自治会の方にもお願いを申し上げているところでございます。 また、手づくりグリーン推進事業ということでは、これはいわゆるおのおのの社会教育とか福祉団体、あるいは企業も含めてですが、そういう中でひとつ積極的にやっていこうというグループの状況がある場合には、それも限定をしますが、申し込みをしていただいて審査をいただく中で、いろんなお立場の方々がしていただくと。これは一応考え方としては苗木と肥料、支柱これぐらいの助成でございます。あとは今申しましたように、いろんな部分は皆さんのお力を得て自治会につきましては、助成金20万円を限度として30万円の場合には10万円はみずからの自治の皆さんのお金でということで、20万円でやっていただく範囲は20万円を限度ということでございます。 そういう範囲で、約20自治会を今考え、選定を最終的に推進財団でしていただく。こういうことで今御提言いただく部分では今年度から進めていきたいなと、できる範囲のところからでも少しずつやっていきたいと、こういう考え方でございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 産業部長村田暑三君。             〔産業部長 村田暑三君 登壇〕 ◎産業部長(村田暑三君) 市内の観光施設の見学における入場券の販売ルートのことについての再問でございます。新町の西川家からでも買えるようにというようなお話がございました。市内の観光振興につきましては、先ほども申し上げましたように、観光物産協会の活動いかんによるというような大きな期待を持っておるわけでございます。観光物産協会の資金源につきましても、今後いろいろ苦慮をしていただかねばならないというようなことも考えておるわけでございますが、このことも含めましてやはり入場券の販売につきましては、今後文化振興事業団ともいろいろ協議をする中でよりよい方法を、いわゆる近江八幡市に来ていただきました観光の皆さん方によりよい方向で考えていきたいと、かように思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 市民病院事務長若井康雄君。             〔市民病院事務長 若井康雄君 登壇〕 ◎市民病院事務長(若井康雄君) 再問にお答えいたします。 施設の現状は今見ていただきますとおりのことでございまして、原則的には拡張は実際余地もありませんので、無理だということを考えております。ただ、内部的に一部部屋の改造を含めまして可能な限り転用をしながら現状をしのいでいるのが実態でございます。そういった部分の中では投資効果といいますか、そういう部分で対応をしてまいりたいなと、ただ現状といたしましては、そういう施設面での一方の部分もあるわけでございますけれども、いわゆる人的な充実といいますか、例えば医師を48人の定数から53人まで定数を上げさせていただく中で、スタッフをふやしていく、あるいは看護婦さんを基準看護以上の夜間スタッフを病棟別に計画的にふやしていくとか、そういった内容の充実。 あわせまして、医療機器の更新等ございます。そういった部分の中では、大型機械、あるいはまた近代機器の中でそのどういいますか、今までかかっていた、例えば10分かかっていたもんが5分でできるような機械といいますか、そういう部分の中で変えていくことによって治療時間が短くなる、あるいはまた検査時間が短くなるといったような部分の中で対応をしてまいりたいというような部分を考えておりまして、現実、従来ですと一般的な医療機器は1億円前後で対応しておりました。今年度、平成8年度は3億円という予算計上の中で実質CTなんかも新しく更新しまして、患者さんが例えば今までの従前ですと1日20人できたもんが30人、35人できるというようなそういった部分の中での患者サービス、あるいはまた医療の質の向上という部分の中では日々また努力をしてまいりたいと、こういうように考えておりますので、御理解をお願いします。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 教育長茶野武夫君。             〔教育長 茶野武夫君 登壇〕 ◎教育長(茶野武夫君) 再問にお答えさせていただきます。 大変中学生の時期というのは難しい時期でございます。非行につきましても、大人感覚で子供を見ているという点が確かにございます。子供の同じ視点で物を考えるという一面が特に大事でございます。御指摘のような点については、私も同感でございます。特に中学生と話をしておりますと、なぜガラスを割ったのか、あるいは万引きをしたのかということを話し合ってみますと、やはり欲求不満ということをすぐ口に出します。欲求不満と、何が欲求不満だというと、どうも万引き、あるいは物を壊すというこの根本の中に1つは性の問題がございます。したがって、この性の問題をどういうふうに解決していくかということが、教育の上で大変重要だというふうに私は認識しております。 それから、やはり今後は大事なのは学校、家庭、地域がどのような役割を果たしていくか、分担をして責任を持って子育てに当たるかというこの連携が大事だというふうに思います。特に今日家庭の責任については、本来果たすべき家庭の果たすべき役割というのが果たせていないという現実がございます。特に、それじゃだれが果たせていないのかと、家庭の中でどうなっているのかというと、やはり父親の役割が欠けております。したがいまして、父親が中心のこの家庭というものが存在していません。もちろん、家族が御夫婦で協力するということは大切でございますけれども、父親がやはり教育を母親に全部任しっ切りにするということでなしに、一つの権威を持って子供を指導していくと、あるいは後ろ姿を見られても恥ずかしくないという、そういう父親の姿が大事でございます。 また、子供のことについて、もう少し父親が勉強していただきたいというふうに思います。また、父親の責任としてどうしても家族と一緒に学校のことが話せる時間、あるいは子供と一緒に食事をする時間、あるいは子供の悩みに答えてやる時間というのを父親がつくるべきだというふうに思います。また、父親が家族とともに働くというこの姿をもっと子供とともに行うべきだと、例えばボランティアに家族で一緒に参加するという姿もございますし、またそういう実際行っていらっしゃる御家庭も何軒かは見ておりますけれども、やはり父親が男の子と一緒にボランティアをするというような行為を、これからもしていただきたいものだというふうに思っております。 いわゆる、子育てというのは、なかなか難しい今日の子供でございますので、特定の子供だけではなしにすべての子供が問題を持っております。また、そういう社会の影響を受けやすいという中学生の時期でございますので、やはりなかなかその孤立をするという傾向がございまして、近所であすこの家はああなんだから育たないとか、そういったことをなくしていくためには子育て支援のネットワークということが大切ではなかろうかというふうに思っております。特に共同で体験をする、あるいはまた悩みを連携して解決していく、あるいは関係機関が連携をして支援をする、こういう機構というものが必要であり、今日もやっておりますけれども、なお一層そのことに力を入れていかなければならない。また、父親に生涯学習で勉強してもらう機会が必要だと、それにはですね、企業の中で時間をとっていただく、あるいは夜間、休日につきましても父親とそういう学習の機会を設けて参加していただくと、こういうことが大事でございますので、そうしたことを教育委員会としても生涯学習の中で組み入れていくというふうに努力をしたいと思います。 また、交通マナーが悪いと、中学生の交通マナーが悪いということについて御質問いただきましたが、これの点につきましては、最近ある中学校では校門のところで子供を迎えると、そうしてヘルメット着用をきちっとしていただく、あるいはまた朝のあいさつ運動、子供に声をかけると、こういうことの中で交通安全のモラルを育成していく、そういう子供の身につけていくような活動をやっていただいておりますし、また教室の中で安全教育ということで交通のマナーをやはりつくっていくと、身につけていくということもやっておりますが、交通マナーについては大人がやはり手本を示すということも大事でございますので、子供がすぐに「大人は何もかぶってへんやないか」とか、あるいは「飲酒運転してるやないか」と、いろんなことをこう言いますので、やはり大人も正しい運転の手本を示すということが大事ではなかろうかというふうに思います。 しかし、交通安全は命の問題でございます。したがって、命の大事さということにつきましては、十分子供に教育をしていく必要があるというふうに考えております。 以上でございますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(白井久隆君) 再々問はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 以上で14番友清尚昭君の質問を終わります。 休憩します。               午前11時5分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前11時24分 再開 ○議長(白井久隆君) 再開します。 これより関連質問を許します。 関連質問はありませんか。 18番西居勉君。             〔18番 西居 勉君 登壇〕 ◆18番(西居勉君) 私は、2番中江しげ子議員の一般質問の中で、行政改革について関連質問を行いたいと思います。 いろいろこの今回の本会議でも行政改革の必要性についていろいろ議論がございましたし、また市長も所信表明の中で、もう実行あるのみだと強い決意で表明をされております。今まさしく国会におきましては、これからの行財政の改革を本当にどのようにやるんかという大きな議論が行われておりますし、先般の行われました衆議院選挙におきましても各政党が行政改革について訴えをしてまいりました。それぞれ21世紀を展望して、これからのどういう国づくりをするか、そのためにそれぞれの分野でどのような改革を行うかということが、これからの大きな議論の的であるというぐあいに私は思っております。今日の新聞紙上を見ておりましても、それぞれ今委員会が開催をされております。消費税問題一つとりましても、与党は5%に閣議決定どおり来年4月から5%に引き上げるということがほぼ確定をしとります。昨日の税制特別委員会で野党が、新進党が提出しました3%据え置き法案について委員会では否決が行われました。 しかし、それぞれの個々の議員にとってみましたら本当に国民がどう思っているんかと、それぞれ選挙区でいろんな5%、政党としては5%に引き上げるんだと、このように申し合わせは行われておりましても、それぞれの選挙区においてはその枠の中にいる候補者が、やっぱり3%据え置きだというような感じで、非常に国民にはわかりにくいそういう実態が今日醸し出されておる、こういうのが現状でございます。したがって、この18日の最終日にこれらの法案がどうなるかということも新聞紙上ではいろいろ右往左往あるんではないかと、このようなことも予測が行われているのが実態でございます。 そういう意味で、当近江八幡市も第1次の行政改革大綱が実施されて、それなりの私は成果があったというぐあいに思っておりますが、今回第2次行政改革大綱が策定をされまして、この中身を一つ一つ吟味をしていきますと、この実施に当たっては大変な決断が必要でありますし、市長が申されますように議員の意識改革も必要でありますし、また一方では市民の今日まで行政依存体質というその意識改革も私は必要であろうと、このように思っております。そういう意味で今回この策定に至る過程におきまして、私は3点についてお伺いをしたいわけですが、今回この策定に当たっては庁内で助役を委員長にして各部長、あるいは各職員さんがプロジェクトをつくって、この行革大綱の検討委員会を行われた。その過程で今ここに大綱として示されましたそれ以外の部分で議員定数についてどのような議論があったんか、なかったんかということを、まずお伺いをしたいと思いますし、また有識者を含めたいわゆる庁外のいろんなその懇話会が提言をされました。その議論の過程でも議員定数についてどうあったんかということを、議論の過程においてどういう形で議論があったんか、なかったんかということをお聞かせをいただきたいと思います。 私も日常、政治活動をやる中で、いろんな多くの市民とお会いする中に、これから本当に行政が肥大化をして、やはり行政の改革ちゅうのは必要であるということは、ほとんどの市民の方がおっしゃいます。その中には必ず次に出てくる言葉が議員が多過ぎる、これは近江八幡市だけをどうのこうのということでなくして、国政からすべてその議員の定数のあり方についていろいろ議論がある、こういうぐあいに市民の方はおっしゃっております。 当然、地方自治法では議員定数36名までという一つの地方自治法では決められておるわけでございますが、これもこれからの国会における国会議員の定数、あるいは地方における議員定数の問題、あるいはこれからの地方分権にかかわるこうした小さな市町村で本当に地方分権ができるのかどうか、やはりもっと大きな30万人ぐらいの規模のそういう市町村の組織づくりをこれから構築をどのようにやっていくのかと、いろんな大きな課題がある中で、その辺についてどういう議論があったんかということを、まず1点目にお伺いをしたいと思います。 次に、2点目にはこの盛りだくさんの行政改革大綱を実施していこうとすれば、かなりな私は内部的にその組織づくりが必要になってこようと、このように思っております。そういう意味で、これらの数々の行政改革大綱に示されました1項1項をこれから5カ年で実施をし実を上げようと、こういうことでございますから、具体的にどのような手法でどのようなプロセスをもってこのことを実施に移そうとされているのか、その点についてお考えをお聞かせいただきたいと、かように思います。 次に、3点目にはこの行政改革大綱が1年1年、5カ年の間でどのような成果をおさめるかということが大きな我々としては、あるいは市民にとっても期待であります。それらの1年1年どういう成果をおさめながら具体的にこの行革を進めるのかという、そのチェック機関が示されていないのが今日の現状でございます。国におきましては、第1次の土光臨調がございました。土光臨調は、いろんないわゆる行革の提言を行い最終まで、その実施段階に至るまで土光臨調のその組織が、国がどのように行政改革を進めていっているのか常にチェックをし、提言をしながらその成果をおさめてきたちゅうのが大きな成果であったというぐあいに私は思っております。 そういう意味では、当然近江八幡市もこの行政改革大綱を推進する過程で、何らかのそのチエック機関が必要になるんではないかなと、そうでないと絵にかいたもちに終わってしまうと、こういう懸念もするわけでございます。したがって、その辺について現在お考えがあればお示しをいただきたいと、このように思います。この3点について御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 助役岡田三正君。             〔助役 岡田三正君 登壇〕 ◎助役(岡田三正君) ただいま西居議員から行政改革の問題で幾つか御質問をいただきました。その中でこの庁内での検討会、あるいはまた市民の皆さんで議論をいただきました懇話会そういった中で議員定数についての議論があったのかと、こういう御質問をいただいているところでございます。確かに、私もこの庁内では長でございますし、また外の方ではその懇話会の一委員として参画をさせてもらっておりました。庁内の方では特に議論は今の記憶ではなかったかなというふうに思っておりますが、懇話会の中では委員さんの中から議員の定数についても議論がございました。人口に対します議員1人当たりの人数の問題等を踏まえまして、もう少し削減も可能ではないかと、そういうふうな御意見も委員の中ではあったところでございます。 しかし、先ほど西居議員もおっしゃっておりましたように、議員の法定定数は36でございます。既に12議席の減数をいただいていると、こういう部分もございまして、懇話会の中の答申の中にはそのことについては触れないということで、記載がされていないというのが状況でございます。 以上、議論はあったということについてお伝えをさせていただきたいと、このように思っています。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 総務部長福永吉夫君。             〔総務部長 福永吉夫君 登壇〕 ◎総務部長(福永吉夫君) 関連質問にお答えを申し上げます。 行政改革の実施についての具体的な手法、プロセスというお話でございますけども、計画の目標は議員御指摘のとおりおおむね5年間ということで目標を定めております。この中で特にいろいろ御指摘たくさん項目がございますけども、庁内でのいわゆる事務的に処理できるもの、例えば事務事業の見直しとか、あるいは手続の簡素化とか、あるいは職員の適正管理をどうするかと、こういったことについては庁内で事務処理ができるというふうに思っております。 また、特にこの行政改革実施に当たりましては、市民合意が必要とするものが多々あろうというふうに思っております。例えば、業務の民間委託にいたしましても、市民の合意を取りつけなければならないということがございますので、そういった面については相当時間がかかるというふうに思っております。現在その実施計画を策定すべくいろいろ事務的に詰めておりますので、まだ具体的にどれをどれからというふうな具体的なことは出ておりませんけども、行政改革推進本部がございますので、その中で論議をしていきたいと、このことにつきましては全職員挙げて取り組まなければならない問題というふうに考えております。 それから、2点目の実施段階におきますところのアセス、チェックの問題でございますけども、国はもう御案内のとおり土光臨調というすばらしい大先生がおられまして、厳しい御指摘をいただいておりますけども、私どもといたしましては、現在そういういろんな部署で担当いたしておりますけども、ややもすると若干そういう面で十分な配慮ができてないというふうに思っておりますので、いわゆる進行管理を担当する部署を設けていきたいと、このように考えております。また、議員御指摘の第三者的なチェック機関ということでございますけど、そのことについては現在今のところ考えておりませんので、先ほど申し上げましたように、進行管理を担当する部署を設けて絶えずそのことを見てまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(白井久隆君) 答弁漏れはありませんか。 再問はありませんか。 18番西居勉君。             〔18番 西居 勉君 登壇〕 ◆18番(西居勉君) 再問をいたします。 助役の方から、庁内の検討委員会ではなかったと、いわゆる市民代表、いろいろな学識経験者、有識者そういった方々でつくられました懇話会の方では議論があった。ほかに私いろいろ報酬審議会が今2年に1回ぐらいですか、開かれているのが、そういう中でいろいろ仄聞をいたしますと、そういう中でも議員定数についてかなりな議論があるというぐあいに仄聞をいたしております。そういう意味では、これからの行政改革を進める上で本当に我々みずからが議員定数についていろいろ私は賛否両論あろうと思いますけれども、それらについて議論をする時期に来ているんではないかなと、こんな思いがいたしております。 したがって、当局もそういういろんな審議過程の中で一般の学者、あるいは有識者を含めた中でのいろいろな委員会なり審議会があるわけでございますから、そういったときのいろんな議論について議会の方に御報告がいただきたい。生のやはりそういう声というものを我々議員は率直に受けとめて、それをたたき台として議論する必要があると、このような思いがいたしますんで、御報告がいただければありがたいと、このように思います。これは要望にとどめておきたいと思います。 次に、2点目にそのプロセスについて庁内で推進本部を設置して、これからこの大綱に従って実施計画を定める段階である、このように言われております。この大綱を来年4月から実施に移すということになるんだろうと思いますが、当然5カ年でどれだけの成果をおさめるかということが終極の目的であります。したがって、これから4月まで約3カ月間、この間で5カ年で第1年度はどれだけの成果をおさめるためにどの分野で行政改革を行うんか、そういった具体的な実施計画を御報告をいただきたい。そのことによってどれだけの成果が出るんかということも当然実施計画の定める中で検討が行われると思います。したがって、そういったことについて御報告をいただきたい、これも要望しておきたいと思います。 次に、3点目に冒頭申し上げましたように、国においては土光臨調というぐあいに大きな成果をおさめた。これは役所が自分たちが実施計画を定めて実施をしていく、それではなかなか私はその成果というものは非常に難しいんではないかなと、そういう意味ではお目つけ役として土光臨調が最後までその推移を見守りながらいろんな苦言、提言をして実施に移してきた、こういう大きな成果がおさめられた、この実績があるわけでございます。そういう意味では、決して私は職員さんがどうのこうのというそういう批判めいたことでなくして、本当にこれからの21世紀にふさわしい行政組織を確立するためには、私は市民も痛みを分かち合わないかん。そういう意味で、私は第三者的なそれがどういう組織がええかは別としても、今回提言を行われた懇話会という組織も一つの方法であろうと思いますし、また新たな組織をつくるということも一つの方法であろうと思います。したがって、何らかの第三者的なチェック機関というものがつくっていただきたいと、このような要望を込めているわけでございますが、その辺についてもう一度御回答をいただきたいと思います。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 総務部長福永吉夫君。             〔総務部長 福永吉夫君 登壇〕 ◎総務部長(福永吉夫君) 再問にお答えを申し上げます。 行政改革での第三者的なチェック機関ということの御質問でございますけども、最近の行政の流れというのは、情報公開いろんな面でそういうこともございます。地方分権もございます。私どもこの大綱をつくるにつきましても、民間の懇話会から御提言をいただいたと、大変民間の懇話会の意見の中には厳しい意見がたくさんございました。申しわけなかったんですけども、我々が大綱を策定する段階では、一部その意見を尊重しながらも厳しい意見があったことを謙虚に受けとめておりますけども、大変な御意見をいただいておりますので、そういった面は懇話会の意見を尊重するという意味におきましても議員御指摘の点については、今後少しそのチェック機関については検討させていただきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(白井久隆君) 再々問はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) ほかに関連質問はありませんか。 8番岡田吉裕君。             〔8番 岡田吉裕君 登壇〕 ◆8番(岡田吉裕君) 私は、檜山秋彦議員の一般質問のうち教育問題、そして公共下水道についての問題の2点質問を行います。 まず第1に、教育問題についてです。 八幡中学校のガラス破損事件のことについては、この議場でのやりとりが行われてきたところですが、ガラス破損事件の後の教育委員会では早急にガラスを入れることへの是非について協議したとの答弁が教育長よりございました。ほかにもたくさんの議題について論議がされているとは思いますけれども、子供たちや親たち、あるいは先生たちにすれば原因や犯人といいますか、行為者はどうであろうが、直ちに一日も早くガラスを入れて原状復帰し、教育施設としてふさわしい平穏な中学校の生活に戻すことが当然だと思います。どのようなお考えですぐにガラスを入れること、すなわち修繕することをためらわれておられたのでしょうかお尋ねいたします。 また、ガラスは八幡中学校50周年記念式典の前日、つまり11月11日に全部入れましたと、この答弁が教育長からございましたが、それは事実に反しています。翌日の50周年の式典に私も参加いたしましたが、柔道や剣道のいわゆる格技場、そして技術室などがある教室、職員室がある棟とは別棟になりますけれども、そこのガラスおよそ60枚は式典当日には、まだ入っていませんでした。どうして事実でないことを答弁されたのでしょうか、お尋ねするものでございます。 きのう、私は八幡中学校区少年を非行から守るパイロット地区推進協議会の運営委員会に参加してまいりました。参加されてますのはPTAの関係者、そして地域の自治会、少年補導員等々の皆さんでございましたが、席上八幡中学校PTAの副会長、そして会長のお二人からも発言がございました。カウンセラーをつけてほしい、先生の数をふやしてほしいと強く要望されていました。教職の場としての奮闘もあるし、地域としての頑張りもあるんだけれども、やっぱり肝心な人の増員を何とかしてほしいという思いが強く出されていたわけです。この推進協議会としてもそのための具体化に向けて協議することが確認されています。檜山議員の質問に対して教育長は、県に対して要望すべきことはしているとお答えになりましたが、カウンセラー配置の見込みについてはどうでしょうか。 また、教職員の数について言えば、来年度学級減となる八幡中学校の先生についてですが、学級が減るということは先生の数が減るというふうに思われますけれども、八幡中学校の先生の増員の見込みについて、ぜひお聞かせください。 次に、公共下水道の普及に関しての質問です。 きのう、この議場で檜山議員、そして西水道部長とのやりとりがございました。水道部長は平成3年6月12日付の厚生省生活衛生局水道環境部長の通知を紹介されました。その内容は合併浄化槽は遅滞なく、つまりおくれることなく下水道に接続すべきであるという答弁でした。これに檜山議員は、同じ日に出ている同じ厚生省の水道環境部の環境整備課浄化槽対策室長通知を示して、合併浄化槽は生活排水対策の柱の一つとして下水道と並ぶもの、その機能を維持しつつ長くその効用を発揮すべきと、西部長は公共下水道に直ちにつなぎなさいという内容を、檜山議員は公共下水道も合併浄化槽もどちらも同じなんだから合併浄化槽も活用をされることが必要ですという主張を行ってきました。これは現在進められている下水道の整備にかかわって問題点を提起するためでございます。 具体的に言いますと、桐原学区に住むある市民の方からこんなお話を聞きました。4年ほど前に家を新築して、このときに浄化槽をつけるか、あるいはくみ取りにするか悩まれた末、浄化槽をつけようかなということで生活環境課に相談されました。そのときの職員さんとのやりとりがあったわけですけれども、職員さんは「公共下水道はいつ来るかわかりません。」しかし、その方が住んでおられる住所を言った後、「あなたのところは公共下水道の予定地になっているので、合併浄化槽への設置の補助金は出ません。」こういうふうに言われました。仕方なく合併浄化槽設置については、すべて自己負担で行われました。 ところが、近江八幡市の計画が大きく変わったようで、その方もそうですし、御近所、周りの方も当惑されておりますので、十分にお知らせすることなく公共下水道の工事がもう始まって、現時点では早くつないでくださいと、こういうようなお話を職員さんがされているようであります。浄化槽の本体、それから据えつけ料、工事費を合わせれば100万円とか150万円とか、このような庶民にとっては大変大きなお金を負担されてきたわけですけれども、公共下水道が来たからそれにつなぐとなれば合併浄化槽を撤去して、それからさらに負担金を出してそれからつなぐと、こういうことになれば大変もったいない話だと私思うんです。 ですから、この場合ではそれぞれの宅地の一角に公共下水道の汚水升は設けるんだけれども、加入についてはそれぞれの皆さんの納得が得られるまで待ちましょうと、こういうふうに言っていただけないものでしょうか。合併浄化槽の寿命が来るまでは保留にしますというような柔軟な対応をしていただきたいと思うのです。面的整備が行われて、普及地域になったから直ちに加入しなさい、何年何カ月以内に加入しなさい、こういう判こで押したような対応をするのではなく、個々の事情を考慮していただきたいと思うものでありますが、担当部長の御所見をお尋ねするものでございます。 それから、昨年だったと思いますけれども、野田町、そしてから馬淵町の新在家には集落ごとで合併浄化槽を整備しようという新しい事業がスタートしてから1年たとうとしておりますけれども、その集落に今度公共下水道の管を持っていくという話はあるのでしょうか。もしあるとすれば、合併浄化槽を整備したのに、その後また公共下水道をもっていくというのは、先ほど私が紹介しました例とよく似たケースなんですけれども、全くもったいない話だと思いますが、計画についてお尋ねするものでございます。 以上、御答弁をお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 水道部長西順次君。             〔水道部長 西 順次君 登壇〕 ◎水道部長(西順次君) 関連質問にお答えいたします。 私が、昨日檜山議員に、平成3年6月12日付の文書につきましては、建設省都市局からの文書を紹介させていただいたわけでございます。 なお、厚生省から同年同月同日付で来てます文書につきましても承知しております。 ただ、ここで昨日も檜山議員にお答えさせていただきましたように、公共下水道も公物の一つでありますが、都市環境衛生上の観点から下水道法第10条では公共下水道は公物の強制利用を強いてる特異な条文という形でございます。この点につき、まず御理解願いたいと思います。 次に、十分な周知なしに云々という形がございましたが、このケースにつきましては、昭和63年度に地元から要望がございまして、この要望に基づき広報や事業費を初め市財政と補助率の関係、さらに時限立法等々諸条件を精査いたしました結果、平成4年度に滋賀県同和対策新総合推進計画に基づき計画書を提出しまして、平成5年度に事業認可を受け、さらにその後法期限内の完工を目指して今日に至ったわけでございます。 また、公共下水道処理区内での合併処理浄化槽設置世帯に対しましては、判こで押したような加入促進云々というような形の御質問ございましたが、個々の事情を十分考慮すべきではないかという形でございましたが、私どもも市民の方々につきましては、さまざまな事情があることも十分承知させてもらっています。しかし、先ほど申し上げましたように、公物の強制利用とグローバル的な観点から来る都市環境衛生上等によりまして、やはり遅滞なく公共下水道に接続していただくことがベストではないかと思っております。 また、野田町と馬淵町新在家への公共下水道の接続につきましては、現在のところまことに残念でございますが、公共下水道をいつその各地域まで接続できるかというと、全く期間を明示できない状況にございます。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 教育長茶野武夫君。             〔教育長 茶野武夫君 登壇〕 ◎教育長(茶野武夫君) 八中のガラスの破損とその修理についてでございますが、この10月25日に西川教育委員長並びに市議会の教育民生常任委員長に現地視察をいただきましてから、その後緊急に協議会を持ったわけでございますが、やはり市民の血税をむだに使わないということと、大量のガラス破損ということで、犯人が特定できない段階でガラスを入れるということはできないと、また行為者の判明とともに、市民の理解を得るためにもやはり学校としては、このガラスが割れたということを十分に認識をして考える時間をとっていただきたい、この期間は決してむだではなかったというふうに思っておりますし、最初割れた日に即刻子供の学習環境に必要な20枚はすぐに入れるように市長の指示を仰ぎまして入れております。したがいまして、学習環境には何ら不足はないというふうに思っております。 学校から最初の意識では、やはり100枚ぐらいのガラスが何で入らんのやと、こういう声がありました。しかし、それは市民の血税をむだ遣いをすることになると、こんなことは滋賀県じゅうの学校でないということから考えていただくということで、十分時間をとったわけでございますし、むだではなかったと、善良な子供たちには決して迷惑はかかっていないというふうに思います。子供たちの作文を通じましても、やはり八中はなぜこんなことになるんだろうというふうに考えておりますし、そうした時間をとったということは正しかったというふうに思っております。 なお、条件整備のことについてもお尋ねをいただきましたが、八幡中学校の教員数については教育困難ということで重点校になっておりますし、平成8年度で県費負担教員を特別配置して1名をいただいているところです。 また、同和加配、あるいはまた生徒指導加配と、あるいはその他いろんな激減措置等で今日までに多数の先生をいただいております。特に平成8年度では1名を増員していただいているところです。平成9年度においては学級数が減が予想されます。それに伴って教員数も減るのは当たり前でございます。子供が減っているのに先生が多いということには県の方も考えておりませんので、その点については子供が減ってきたら教員数も減ってくると。 したがいまして、教員定数は国庫負担で定数法で定められておりますので、減については仕方がないと思いますが、県教委に要望しているのは激減によって非常に現場が教育上困るという状況では、これは教育効果が上がりませんので、特別の加配をお願いしておりますし、第6次教員定数改善の中でこのことを強く申し入れていきたい。特に、特別加配等をこの第6次教職員の定数改善にのせて激減措置をとるようにお願いをしているところでございます。カウンセラーにつきましても、これも含めて解決をしていただきたいというふうにお願いをしております。 なお、カウンセラーにつきましては、適応教室、あるいは教育相談ということで専門の先生方をかかわっていただいて、現実におられるわけですし、そういう相談も学校からふえております。とりもなおさず、この子供たちの非行に対して生徒指導をするというのは学級担任でございますし、また学校の先生が一丸になって努力をしていただくということが大切でございますので、教員をふやせばそれですべてができるということではございません。まずは、先生方の努力にも期待をしておりますので、よろしく御理解を賜りますようにお願いします。 ○議長(白井久隆君) 答弁漏れはありませんか。 再問はありませんか。             (「答弁漏れあります。全部入れたというのはどうなんですか」と呼ぶ者あり) ◎教育長(茶野武夫君) 答弁漏れがございましたんで失礼いたしました。この八中のガラスにつきましては、全部入れております。校長から「確実に入ったる」という報告をいただいておりますので、間違いないというふうに思います。 ○議長(白井久隆君) 再問はありませんか。 8番岡田吉裕君。             〔8番 岡田吉裕君 登壇〕 ◆8番(岡田吉裕君) それでは、教育問題について再問いたします。 順不同になりますけれども、まず最初に教育長は、先ほど教室の20枚については市長の判断を仰いで即日入れましたと、学習環境は改善されましたと、善良な子供たちに決して迷惑はかかっていませんと、このような答弁でございましたが、実は今答弁されましたように、私自身も決して早いとは言いませんけれども、10月25日の金曜日に現場を見せていただきました。確かに教室は入っておりましたが、廊下、それから男子用トイレ、女子用トイレ、多目的ホールといいますか、真ん中の大きな部屋といいますか、踊り場みたいなところにもガラスは入っていませんでした。農業用のビニールがセロテープでとめてあって、風が吹けばそのビニールがちょっと揺れていると、こういうような状況でした。男子用トイレだったか女子用トイレだったかはっきりと覚えてませんけれども、ちょうどたばこの火ぐらいの穴があいておりました。多分だれかがたばこを吸ってそのビニールのとこへ当てたからそういう穴があいたんだと思うんですけれども、教室には入っていても廊下やトイレには入っていなかったんです。私は男子用もそうだし女子用のトイレにまで農業用のビニールが張ってあって、そのうちの一部に穴があいているという光景を見て異常な事態だと思いました。 きょう、市長はまちづくりは人づくり、これからは鋭い感性を持つ人材育成が大事であると、このようにおっしゃいました。何も道に街路樹としてどんな木を植えるかというような話だけではないと思います。子供たちにこのような教育環境をしておいて、それでは十分ではないと思います。結局、部分的にでもガラスが入ったのは翌日でしたけどもたったの20枚余り、そして式典が11月の12日にありましたからそのおおむね6割、7割方は入りましたけれども、それでも全部ではなかったわけです。どうしてこんな環境をそのまま放置しておいて迷惑をかけていないと言えるんでしょうか、私はその神経が理解できません。 それから、11月12日、式典当日に私は教育長とお話をしました。その部屋にきょうこの場にいらっしゃる議員の方も何人かおられましたし、そのやりとりを御記憶の方はいらっしゃいます。教育長、どうして全部ガラス入れてくれないんですか。在庫がないし、そんなすぐには入らないんです。だから、どうしてもまだのところがあるんです。こういうお話をされているにもかかわらず校長から報告を受けました。この一言で全部入れましたと、こんなことを言ってもらってはおかしいんです。そんなことは通りません。少なくとも近江八幡市の教育行政のトップにおられる方が、事実を事実でないというふうなことを公のこの場所で言うことは、本当に恥ずかしいことです。強く反省を求めるものでございます。 地域のお父さん、お母さん、それから関係の役員の皆さんが、きのうも集まった席でも大変心配しておられました。私ももちろん八幡中学校を卒業した一人としても強い思いを持っておりますけれども、何とか中学校をよくしてほしい、子供たちの教育を受ける権利を保障してやりたい、そのためにはどういうことをしたらいいか、こういうことを真剣に考えていただきたいと思います。このことにかかわって教育長と市長のお言葉をお願いしたいと思いますが、なければ結構です。 それから、下水道の問題についてです。 下水道の問題については、公共物の強制利用云々というお話がございました。私はこれが公共下水道の管が来て、それに接続してほしいと、こういう働きかけは何も個人の家だけに行われているのではありません。企業に対しても同様に行われていますが、市内のある企業では自分が持っている浄化槽が、まだまだ十分使えるのに公共下水道の管が整備された途端に、ある市職員の方から直ちにつないでください、今つながないといつつなげるかわかりませんよと言われて、資金計画といいますか、多額の投資がまた必要となりますので、頭を抱えて困っておられると、こういう指導は法律や条例に照らしての対応なんでしょうか、お尋ねするものです。個々の状況を勘案して柔軟な対応をお願いしたいと思うものですけれども、どうしてもできないのでしょうか、お尋ねするものです。 以上です。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 市長玉田盛二君。             〔市長 玉田盛二君 登壇〕 ◎市長(玉田盛二君) ガラスの破損事件でございますが、私が建物の総括管理者でございます。少しだけお聞きをいただきとうございますが、何回もこういうことがあるということは、本当に市民の皆さんにも申しわけないし、また教育関係の教育長初め教育委員長、皆さんも今回はまた議員の各位もいろいろお集まりなどいただきまして対応をしていただきまして、その願いはうまくやっぱり勉強をしてくれるようにと、そして地域でうまく守り育ててやっていきたいという、もうこれは全市民の思いでございますので、ひとつ何とぞこれからはもうそういったことはないものと確信をいたしておりますし、私のとこへ届いた学校の新聞も一部見せていただきましたが、予算がないから市長は入れないと、こう書いてあるんですね。 そういう意味じゃないと、なぜ入らんかということを生徒さんもそこで考えていただきたいと、そんな日数が少しあったかと思いますが、もう入れるにこしたことはないし、入れなければならないということは、もう教育長初めみんなが思っていることでございますが、少しそういう生き方というものに子供たち自身も目覚めてもらわないかん。もちろん、先生は立派にそういったことを毎日お教えいただいているということは、感謝の念にたえません。そんなことで一件落着ということでよろしくお願いします。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 水道部長西順次君。             〔水道部長 西 順次君 登壇〕 ◎水道部長(西順次君) 再問にお答えいたします。 期間内に接続をしなければとの気持ちを持っていただいておりますことは、本当にありがたく思うわけでございます。まして、個々の事情は、十分先ほども申し上げましたように承知しております。しかし、下水道法では接続の期限を定めております。本市の条例もこれに準じているところでございます。したがいまして、法の見地から遅滞なく公共への接続をしていただくよう、これからもお願いするのみだと思っております。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 教育長茶野武夫君。             〔教育長 茶野武夫君 登壇〕 ◎教育長(茶野武夫君) 市長さんは、一件落着やとおっしゃいましたが、私は落着しておりません。私は、はっきり申しまして、万武ガラス屋さんにガラスを入れていただいたわけです。9日から11日にわたって入れていただきました。私は、このガラスを入れていただいた現場で、子供たちとも一緒に作業をしておりますし、手伝わして入れてもらうようにしています。そうして、万武ガラスに今も確認してもらいましたが、この12日の式典の日には全部入っております。1枚も割れているところがないという状況で式典を行いましたので、念のために申し添えておきます。11日には全部入っております。 ○議長(白井久隆君) 再々問はありませんか。 8番岡田吉裕君。             〔8番 岡田吉裕君 登壇〕 ◆8番(岡田吉裕君) 再々問を行います。 下水道の普及に関してですけれども、実は平成4年3月付で生活排水対策推進計画というのができております。もう策定から既に4年はたっていますけれども、私は下水道の普及は下水道課、それから合併浄化槽の補助金云々は生活環境課ということで、連絡が十分されていなかったのではないかという心配を強く持っているところです。生活環境課の職員さんが、もう少しよく知っていればよかったのになあというふうに残念な思いを持っております。もういろいろ言いたいんですが、時間もございませんので以上です。 ○議長(白井久隆君) ほかに関連質問はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) ほかに関連質問がないようでありますので、以上で一般質問を終わります。              ~~~~~~~~~~~ △日程第3 総括質疑      会第23号 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第3、総括質疑に入ります。 会第23号について発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第4 委員会付託 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第4、委員会付託に入ります。 お諮りします。 ただいま議題となっています会第23号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、会第23号については委員会付託を省略することに決しました。 それでは、本定例会に上程しました案件は、お手元に配付しました議案付託表のとおり所管の各常任委員会に付託します。 来る12月20日の再開日に審査報告が願えますようよろしくお願いします。 なお、各常任委員会は週明けの16日、いずれも午前9時30分から総務常任委員会は第1委員会室で、教育民生常任委員会は議長応接室で、建設常任委員会は第3・4委員会室で、経済企業常任委員会は第5委員会室でそれぞれ開議されますので、よろしくお願いします。 以上をもって本日の日程は全部終了しました。 12月20日は定刻から本会議を再開することにします。 本日はこれをもって散会します。 御苦労さまでした。               午後0時23分 散会              ~~~~~~~~~~~ 会議規則第81条の規定により下記に署名する。  平成8年12月13日      近江八幡市議会議長           白 井 久 隆      署 名 議 員           岡 田 吉 裕      署 名 議 員           伊 藤 幸 枝      署 名 議 員           相 馬   学...