長浜市議会 > 2020-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 長浜市議会 2020-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 長浜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    令和 2年 3月定例会          令和2年長浜市議会3月定例会会議録────────────────────────────────────令和2年3月2日(月曜日)────────────────────────────────────議事日程 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 議案第1号 令和2年度長浜一般会計予算      議案第2号 令和2年度長浜国民健康保険特別会計予算      議案第3号 令和2年度長浜国民健康保険特別会計(直診勘定)予算      議案第4号 令和2年度長浜後期高齢者医療保険特別会計予算      議案第5号 令和2年度長浜介護保険特別会計予算      議案第6号 令和2年度長浜市休日急患診療所特別会計予算      議案第7号 令和2年度長浜農業集落排水事業特別会計予算      議案第8号 令和2年度長浜病院事業会計予算      議案第9号 令和2年度長浜老人保健施設事業会計予算      議案第10号 令和2年度長浜公共下水道事業会計予算      議案第11号 令和元年度長浜一般会計補正予算(第9号)      議案第12号 令和元年度長浜国民健康保険特別会計補正予算(第3号)      議案第13号 令和元年度長浜国民健康保険特別会計(直診勘定)補正予算(第3号)      議案第14号 令和元年度長浜介護保険特別会計補正予算(第3号)      議案第15号 令和元年度長浜農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)      議案第16号 令和元年度長浜病院事業会計補正予算(第3号)      議案第17号 令和元年度長浜老人保健施設事業会計補正予算(第1号)      議案第18号 令和元年度長浜公共下水道事業会計補正予算(第3号)      議案第19号 長浜市民協働まちづくり推進条例の制定について      議案第20号 長浜工場立地法準則条例の制定について      議案第21号 長浜地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく職務権限の特例に関する条例の制定について      議案第22号 長浜固定資産評価審査委員会条例の一部改正について      議案第23号 長浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について      議案第24号 長浜市職員の給与に関する条例の一部改正について      議案第25号 長浜手数料条例の一部改正について      議案第26号 長浜印鑑条例の一部改正について      議案第27号 長浜市営駐輪場条例の一部改正について      議案第28号 長浜国民健康保険条例の一部改正について      議案第29号 長浜災害弔慰金支給等に関する条例の一部改正について      議案第30号 長浜敬老祝賀条例の一部改正について      議案第31号 長浜市営住宅条例等の一部改正について      議案第32号 長浜市立幼稚園保育料条例の一部改正について      議案第33号 長浜市立学校給食センター条例の一部改正について      議案第34号 長浜郷土資料館条例の一部改正について      議案第35号 長浜病院事業設置等に関する条例の一部改正について      議案第36号 長浜景観条例の一部改正について      議案第37号 長浜宿泊観光施設条例の一部改正について      議案第38号 長浜市市道の構造に関する技術的基準を定める条例の一部改正について      議案第39号 長浜附属機関設置条例の一部改正について      議案第40号 長浜特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第41号 財産の取得について      議案第42号 神照まちづくりセンター指定管理者の指定について      議案第43号 西黒田まちづくりセンター等指定管理者の指定について      議案第44号 虎姫まちづくりセンター等指定管理者の指定について      議案第45号 高月まちづくりセンター指定管理者の指定について      議案第46号 市道の路線の廃止及び認定について      市長提案説明      一部質疑      一部総務教育常任委員会付託総務教育常任委員長報告      一部討論      一部採決────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 議案第1号 令和2年度長浜一般会計予算      議案第2号 令和2年度長浜国民健康保険特別会計予算      議案第3号 令和2年度長浜国民健康保険特別会計(直診勘定)予算      議案第4号 令和2年度長浜後期高齢者医療保険特別会計予算      議案第5号 令和2年度長浜介護保険特別会計予算      議案第6号 令和2年度長浜市休日急患診療所特別会計予算      議案第7号 令和2年度長浜農業集落排水事業特別会計予算      議案第8号 令和2年度長浜病院事業会計予算      議案第9号 令和2年度長浜老人保健施設事業会計予算      議案第10号 令和2年度長浜公共下水道事業会計予算      議案第11号 令和元年度長浜一般会計補正予算(第9号)      議案第12号 令和元年度長浜国民健康保険特別会計補正予算(第3号)      議案第13号 令和元年度長浜国民健康保険特別会計(直診勘定)補正予算(第3号)      議案第14号 令和元年度長浜介護保険特別会計補正予算(第3号)      議案第15号 令和元年度長浜農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)      議案第16号 令和元年度長浜病院事業会計補正予算(第3号)      議案第17号 令和元年度長浜老人保健施設事業会計補正予算(第1号)      議案第18号 令和元年度長浜公共下水道事業会計補正予算(第3号)      議案第19号 長浜市民協働まちづくり推進条例の制定について      議案第20号 長浜工場立地法準則条例の制定について      議案第21号 長浜地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく職務権限の特例に関する条例の制定について      議案第22号 長浜固定資産評価審査委員会条例の一部改正について      議案第23号 長浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について      議案第24号 長浜市職員の給与に関する条例の一部改正について      議案第25号 長浜手数料条例の一部改正について      議案第26号 長浜印鑑条例の一部改正について      議案第27号 長浜市営駐輪場条例の一部改正について      議案第28号 長浜国民健康保険条例の一部改正について      議案第29号 長浜災害弔慰金支給等に関する条例の一部改正について      議案第30号 長浜敬老祝賀条例の一部改正について      議案第31号 長浜市営住宅条例等の一部改正について      議案第32号 長浜市立幼稚園保育料条例の一部改正について      議案第33号 長浜市立学校給食センター条例の一部改正について      議案第34号 長浜郷土資料館条例の一部改正について      議案第35号 長浜病院事業設置等に関する条例の一部改正について      議案第36号 長浜景観条例の一部改正について      議案第37号 長浜宿泊観光施設条例の一部改正について      議案第38号 長浜市市道の構造に関する技術的基準を定める条例の一部改正について      議案第39号 長浜附属機関設置条例の一部改正について      議案第40号 長浜特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第41号 財産の取得について      議案第42号 神照まちづくりセンター指定管理者の指定について      議案第43号 西黒田まちづくりセンター等指定管理者の指定について      議案第44号 虎姫まちづくりセンター等指定管理者の指定について      議案第45号 高月まちづくりセンター指定管理者の指定について      議案第46号 市道の路線の廃止及び認定について      市長提案説明      一部質疑      一部総務教育常任委員会付託総務教育常任委員長報告      一部討論      一部採決────────────────────────────────────応 招 議 員 ( 25名 )出 席 議 員 ( 25名 )  1番 草 野   豊 君            2番 丹 生 隆 明 君  3番 中 川   勇 君            4番 佐 金 利 幸 君  5番 矢 守 昭 男 君            6番 鋒 山 紀 子 さん  7番 千 田 貞 之 君            8番 多 賀 修 平 君  9番 伊 藤 喜久雄 君            10番 鬼 頭 明 男 君  11番 斉 藤 佳 伸 君            12番 高 山   亨 君  13番 浅 見 信 夫 君            14番 山 崎 正 直 君  15番 宮 本 鉄 也 君            16番 柴 田 光 男 君  17番 轟   保 幸 君            18番 藤 井   登 君  19番 松 本 長 治 君            20番 西 尾 孝 之 君  21番 中 川 リョウ 君            23番 中 嶌 康 雄 君  24番 吉 田   豊 君            25番 竹 本 直 隆 君  26番 押 谷 與茂嗣 君────────────────────────────────────欠 席 議 員 ( 0名 )────────────────────────────────────事務局出席職員氏名 事務局長   改 田 文 洋 君       次長     宮 川 芳 一 君 副参事    木 田 小百合 さん      主幹     山 田   均 君────────────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名 市長     藤 井 勇 治 君       副市長    大 塚 義 之 君 総務部長   米 澤 辰 雄 君       総合政策部長 古 田 晴 彦 君 市民協働部長 北 川 賀寿男 君       市民生活部長 江 畑 仁 資 君 健康福祉部長 且 本 安 彦 君       産業観光部長 松 居 雅 人 君 都市建設部長 下 司 一 文 君       下水道事業部長西 川   昇 君 防災危機管理局長               北部振興局長 栢 割 敏 夫 君        山 田 昌 宏 君 長浜病院事務局長               会計管理者  福 永 武 浩 君        藤 居   敏 君 教育長    板 山 英 信 君       教育部長   米 田 幸 子 さん 財政課長   森   宏 志 君       財政課副参事 岸 田 洋 平 君────────────────────────────────────    (午前10時00分 開会) ○議長(押谷與茂嗣君) これより令和2年長浜市議会3月定例会を開会します。 直ちに本日の会議を開きます。───────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(押谷與茂嗣君) 日程第1、今定例会会議録署名議員を指名いたします。 会議規則により、西尾孝之議員丹生隆明議員を議長において指名いたします。───────────────────── △日程第2 会期の決定 ○議長(押谷與茂嗣君) 日程第2、会期の決定を議題とします。 今期定例会の会期を、議会運営委員会でご協議いただきました。 お諮りします。 今期定例会の会期は、26日間とし、本日から3月27日までとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(押谷與茂嗣君) 異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。───────────────────── △日程第3 諸般の報告 ○議長(押谷與茂嗣君) 日程第3、事務局長から諸般の報告をします。 事務局長。 ◎事務局長改田文洋君) ご報告申しあげます。 まず、議案の送付についてでありますが、令和2年2月21日付、長財第171号で藤井勇治市長から押谷與茂嗣議長宛て今期定例会に提出するため議案46件の送付がございました。 案件は、送付書記載のとおり、議案第1号 令和2年度長浜一般会計予算外45件であります。 あわせて、予算に関する説明書並びに地方自治法第180条の規定による市長の指定専決処分についての報告、長浜債権管理条例第6条第3項の規定に基づく令和2年度徴収計画の報告が、それぞれ提出されております。 次に、同日付で長病医第166号で令和2年度徴収計画についての報告が、野田秀樹病院事業管理者から押谷與茂嗣議長宛てに提出されております。 これら議案及び関係書類につきましては、先般その写しを議員の皆様方にお届けさせていただいております。 最後に、監査委員から令和元年10月から令和2年1月までに実施されました監査報告書定期監査報告書工事監査報告書例月現金出納検査報告書財政支援団体に対する監査報告書が、地方自治法の定めによりそれぞれ提出されております。事務局に保管いたしております。 以上、ご報告を終わります。───────────────────── △日程第4 議案第1号から議案第46号までについて      市長提案説明      一部質疑      一部総務教育常任委員会付託総務教育常任委員長報告      一部討論      一部採決 ○議長(押谷與茂嗣君) 日程第4、議案第1号から議案第46号までを一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(藤井勇治君) (登壇)本日、ここに令和2年長浜市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、厚くお礼を申しあげます。 令和2年度の予算をはじめとする諸議案をご審議いただくに当たり、最近の市政の状況と提案をいたしました諸議案につきましてご説明を申しあげます。 まず初めに、安心安全なまちづくりについて申しあげます。 中国、湖北省武漢市において昨年12月以降に発生しました新型コロナウイルス感染症は、全世界を震撼させ、感染者は増加し、本日3月2日午前7時現在、クルーズ船を含んだ日本人の感染者は959人、死者が12人となるなど、猛威を振るっております。 政府においては、去る2月26日に、新型コロナウイルス感染症が大きく流行するか否かを決定付ける重要な時期として、対策の基本方針を発出しました。また、翌日の2月27日、全国全ての公立小学校中学校、高校を3月2日から春休みまで臨時休業にするよう要請があり、これを受けて本市では、2月27日及び28日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、市民の安全確保感染拡大防止を目的に、長浜市が主催するイベントについて当面の間は中止し、新型コロナウイルス感染症に関する情報の収集及び共有、あらゆる機会を通じた予防の啓発実施と、県内発生拡大に備えた対応の検討を進め、備えてまいります。更に、子どもの命と安全を守るため、市内の公立小学校中学校を本日、3月2日から春休みまでを臨時休業とすることといたしました。 市民の皆さんに対しましては、ご心配、ご不便をおかけいたしますが、これは前例のない非常事態であります。なお、教育の現場での混乱や不安を最小限にとどめるため、緊急の小中学園長会議を開催、私も出席をし、現状を詳しく説明し、理解をいただいたところであります。今後、子ども居場所確保等々、様々な課題が想定されますが、適切、柔軟に対応し、この非常事態をしっかりと乗り切る決意であります。最優先する子どもの命、市民の安全安心を守るための決断でありますので、ご理解とご協力をお願いいたします。 また、今般の新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、本市においてもマスク消毒液が不足する状況が生じているところであります。こうした中、先般、長浜市南浜町、株式会社橋本クロス代表取締役橋本 浩之様から、長浜市にマスク6万枚をご寄附いただきました。 橋本社長は、日ごろ長浜市にお世話になっている、このことに感謝をしてこの非常事態マスクを寄附し、恩返しをしたいと、大変心温まる申し出をいただきました。この尊い寄附に心から感謝を申しあげます。 この貴重なマスクは、市内でマスクを必要としている給食センター幼稚園、保育園、認定こども園高齢者やしょうがい者の施設などで有効に活用させていただき、大変ありがたく感じております。 引き続き、コロナウイルスに関する正しい情報を周知するとともに、市民生活に大きな影響を与えないよう、国と県と市がしっかりと連携し、万全の態勢で取り組み、市民の皆様には感染の拡大防止にご協力をいただきますようお願いを申しあげます。 次に、災害に備えての対策であります。 私は、常日頃から災害は必ず起きるという思いでおり、今後も決して油断することなく、市民の命と財産を守り、いかなるときも、的確に対応できるよう、しっかりと体制を整えたいと考えております。大規模な災害が起こった場合、避難所は大変重要となります。 その中、今般、国友町にあります食品加工工場株式会社コロワイドMD代表取締役社長三木 裕介様から、地震や風水害などの災害時に、長浜工場の食堂を避難所として提供しましょうとの申し出を受け、災害時における一時避難所としての使用に関する協定を締結いたしました。 今回避難所として提供いただく工場は、トイレ、コンセント電源等の提供だけでなく、炊き出しもできますし、都市ガス自家発電により停電時でも電気供給が可能であり、本市としても大変ありがたいものであります。 三木社長からは、工場の存在を市民の安心につなげていきたいとの大変ありがたい言葉をいただき、私も、これを生かし、更に安心安全なまちを目指しますと力強く決意したところであります。 更に、災害時において最も大切なのが正確な情報伝達でございます。これまで防災行政無線防災メール、市のホームページなどあらゆる手段で周知しておりますが、更に迅速かつ確実に防災情報を伝えるための手段として、このたび、株式会社エフエム滋賀と連携し、災害発生時には自動で起動し、最大音量で流れる緊急告知防災ラジオからの災害放送を令和3年4月から本格運用することとしました。来年度は避難所自主防災組織拠点社会福祉施設などに無償貸与するなど準備を進め、日常的な災害に対する備えをしてまいります。 次に、去る1月31日、厚生労働省湖北区域地域医療構想の実現のための重点支援区域に選定をされました。 私はかねてから、市立長浜病院長浜赤十字病院長浜市立湖北病院そしてセフィロト病院の4病院を含めた、湖北圏域医療体制を整えることが市長の使命であると考えております。 とりわけ医師確保が非常に大きな課題であることから、特に高度急性期医療を提供している長浜赤十字病院市立病院の連携、協力を更に強化していくことが重要であります。 昨年度、両病院長病院事業管理者湖北医師会長長浜保健所長、米原市に参画をいただいて、湖北地域高度急性期急性期医療を考える研究会において、医師不足による厳しい医療体制経営状況を打開するため、連携、協力の強化を進めていくことが確認されました。 また、長浜市立湖北病院は、滋賀県のへき地医療拠点病院として医療をはじめ介護、福祉サービスまでを総合的、一体的に提供できる基幹病院の役割を担っていることを、国、県に強く求めてまいりました。 こうした経緯をもとに、滋賀県の湖北圏域地域医療構想調整会議において、病院機能の再編の方向性へと結び付いたものであります。 今回の政府の重点支援区域の選定は、我が湖北16万人の市民の安心のために、この研究会の議論をより具体的に進めていこうとする県及び病院関係者の方々の熱意のたまものであると同時に、長浜市の地域包括ケアの中核としての医療体制と福祉、介護の連携、これを包含する地域づくりへの議論へと深みを増していかなければなりません。 今回のこの選定を契機とし、市立病院事業管理者、院長をはじめ医療スタッフ皆さん、また国保診療所皆さん、そして医師会市議会皆さんとともに、湖北ながはまの医療体制づくりに全力で取り組んでまいります。 次に、大変うれしいニュースを報告させていただきます。 国内の経済状況の厳しい中、本市への企業誘致が成功をいたしました。小谷城スマートインターチェンジ周辺を、地域の基幹産業である農業を主体とした、長浜市独自の6次産業化により活性化させるため、様々な協議を粘り強く進めてきた結果、このたび、京都市に本社を置く京都グレインシステム株式会社様と北びわこ農業協同組合様との連携、協力により長浜市6次産業化拠点整備事業にかかる連携協定の締結をいたしました。 今回の締結により、質、量ともに大変優れた麦茶用大麦生産拡大を進められ、地元生産者皆さん、更に北びわこ農業協同組合と、お茶の焙煎等のすぐれた技術を持つ京都グレインシステム株式会社の二つの技術が融合することとなり、生産から焙煎加工までのシステムが成立いたしました。この国産麦茶一貫製造拠点の実現は日本で初であり、小谷城スマートインターチェンジ周辺の更なる地域ブランド力の向上につながるものと確信をいたしております。 改めて、本市への進出をご決断いただきました、京都グレインシステム株式会社代表取締役社長田宮 尚一様に心から感謝を申しあげます。そして、北びわこ農業協同組合及び地元生産者皆さん、とりわけ大切な農地の提供に同意いただきました地権者皆さん、更に地元の小谷城スマートIC周辺拠点整備準備委員会皆さんなど、関係各位に心から深く感謝と敬意を表します。 今回の京都グレインシステム株式会社の進出を起爆剤として捉えて、引き続き小谷城スマートインターチェンジ周辺地元生産者が主役となる、6次産業化拠点整備に全力で取り組むとともに、周辺の自然や歴史文化等を生かして、企業ブランド力情報発信力も最大限活用しながら、観光や商業など市域全体に大きな効果を生み出すべく、全力で取り組んでまいりますので、議員各位のご支援、ご協力をよろしくお願いをいたします。 次に、教育について申しあげます。 私は、かねてから教育は国家百年の大計であると捉え、人材育成こそが国家の要であり、大変重要なものと位置付けてまいりました。 今年に入り、長浜東中学校木之本中学校では、子どもたちの数え年15歳を祝う立志式がとり行われ、私もお招きにあずかりました。両校ともに大変厳かな雰囲気の中、挙行されて、同級生や保護者、来賓を前に、実に堂々と自分の将来の夢や目標を発表する生徒たちの姿に感動するとともに大変頼もしく感じ、自然と笑みがこぼれてきました。 また、私は、先月、特別支援学級伊香地区合同発表会に出席してまいりました。子どもたちは、木之本スティックホールの大きなステージで、歌やダンス、芝居など練習の成果を見事に披露し、送られる会場からの万雷の拍手に応える姿が実に誇らしげで、私も大変豊かな気持ちになりました。 こうした輝く子どもたちに希望を感じつつ、次年度4月には、市内で2例目となる施設一体型義務教育学校虎姫学園が開校いたします。また、杉野小学校と木之本小学校、杉野中学校木之本中学校が統合し、新しい木之本小学校、新しい木之本中学校として開校いたします。いずれも子どもたちにとってよりよい教育環境づくりのために、深い議論を重ねてこられました地域の皆様、そして保護者の皆様に敬意と感謝を申しあげる次第でございます。開校後には、それぞれの地域性や特性を生かし、豊かな人間性と社会性を育てるため、果敢に挑戦してまいりますので、変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願いを申しあげます。 常々申しあげますとおり、子どもは未来を築き、社会を担う宝であります。AI等の技術革新が加速度的に進んでいく新たな時代、ソサエティー5.0時代を生きる子どもたちの未来を見据え、多様な子どもたち一人一人が自分らしく輝けるよう、社会の変化を前向きに受け止め、「自分で学びを創れる子ども」、「自分で未来を創っていける子ども」を育成することが肝要であると考えております。国が示すGIGAスクール構想の一刻も早い実現を目指し、現場の先生方や教育委員会、市長部局が一体となって、長浜で学び続けることに自信と誇りが持てるよう、しっかりと教育の充実に取り組んでまいります。 さて、私は、市民一人一人が暮らしやすいと感じ、長浜に住んでよかったと思っていただける長浜の創造に向け、常に粉骨砕身の精神で職員と議員の皆様とともに市政推進に取り組んでおります。 令和2年度の予算編成をするに当たり、暮らしやすさ向上予算と銘打ちまして、一事業一事業、市民お一人お一人の顔を想像しながら編成作業を進めてまいりました。 編成の中では、これまでから重点的に取り組んできました子育て支援は全国に先駆けて実行した小学校給食費の完全無料化、及び所得制限を撤廃した幼稚園、保育園、認定こども園の保育料の第2子半額、第3子以降の無料化をしっかり堅持し、引き続き地域共生社会や健康都市へのまちづくりをはじめ、災害に備えたインフラ整備やにぎわい創出に向けたビジネス創出支援やインバウンド誘客強化や関係人口創出など、地域の活性化に向けた取組を積極的に進めてまいります。 こうした必要な事業を行う一方で、子どもたちにツケを残さないよう、市債残高の抑制やプライマリーバランスの黒字化など、財政計画の基調に沿って財政の健全性を堅持しつつ、総合計画の着実な推進に向けて、費用対効果の高いめり張りのある予算といたしました。 引き続き、市民の皆様が長浜で暮らし続けたい、長浜で暮らしてよかったと思えるまちの実現を目指すため、「我が故郷 愛すべき郷土 長浜」を発展させていく所存であります。 私は、地域の発展なしに国の隆盛はないとの思いでございます。この新しい時代を力強く歩み出すために、市民の皆様との丁寧な対話と、議員各位との真摯な議論を積み重ねてまいる所存でございますので、議員各位の絶大なるご支援をお願い申しあげ、私の所信とさせていただきます。 それでは、議案第1号から議案第10号までの令和2年度当初予算につきまして、その概要をご説明申しあげます。 本市の財政状況についてでありますが、歳入の根幹であります市税収入につきましては、法人市民税の減収が見込まれるものの、個人の給与所得の増加や家屋の新増築の増加の影響により、個人市民税及び固定資産税はそれぞれ増収を見込み、市税全体で、本年度と比較して7,500万円、率にして0.5%増の165億9,500万円を見込んでおります。 また、地方交付税に臨時財政対策債を加えた実質的な地方交付税につきましては、本年度当初予算と比べ3億円の減を見込んでおり、市税と合わせた主要な一般財源は、前年度に比べ2億2,500万円の減となる見込みであります。 歳出につきましては、福祉、医療、介護、子育て支援などの社会保障費の増加が続いていることに加え、湖北広域行政事務センターが行う斎場の整備や負担金や防災行政無線デジタル化等の市民の暮らしに直結する重要な大型整備事業の推進のほか、来年度から始まる会計年度任用職員制度にも対応していく必要があることから、財政状況は極めて厳しい局面になっております。 こうした状況の中で、今回の暮らしやすさ向上予算は、市民の皆様に住み続けたいと思ってもらえるよう、安心して子育てができ、地域での支え合いや災害への備え、そして未来に向けてのにぎわいをしっかりつくっていくことで暮らしやすさの向上につなげていくとしたところであります。 予算総額につきましては、一般会計において537億円、令和元年度当初予算と比較いたしますと2.3%の増、特別会計と企業会計を含む全会計では、1,095億円余りとしまして、前年度比1.8%の増となっております。 本年度、本市財政を取り巻く環境は、一般財源ベースでの縮小という厳しい状況にありますが、財政計画の基調に沿って財政の健全性を堅持しつつも、総合計画に掲げる取り組みを着実に進めることにより、市民の皆様が、長浜で暮らし続けたい、長浜で暮らしてよかったと思えるまちの実現を目指してまいります。 それでは、令和2年度予算案の主要な施策につきまして、総合計画に掲げる「新たな感性を生かしみんなで未来を創るまち 長浜」の実現を目指す、六つの重点プロジェクトを中心に、関連施策も含めてご説明を申しあげます。 初めに、ふるさとを担う長浜人づくり、このプロジェクトでは、本市に住む若者たちに、様々な魅力を伝え、地域への愛着や誇りを醸成するとともに、女性や外国人市民の活躍の場をつくり出すことで、市内に住み続けたい、あるいは帰ってきたいと思う気持ちを育み、長浜の将来を担う人材の育成に取り組んでまいります。 まちづくりの担い手育成や多様な主体の参画を目指して、市民同士が教え、学び合い、つながっていける場の提供や、女性の活躍を応援するプロジェクトを展開します。 また、市内在住の高校生が、市民、大学、企業などと関わり、地域に新たな価値を生み出す挑戦をする高校生チャレンジアンドクリエーションプロジェクトを引き続き実施するほか、本市出身、在住で活躍されている方々から、その知識や経験に裏打ちされた本市のすばらしさを、熱い思いを込めて高校生に語っていただく事業などを通して、未来の長浜を担う長浜人を育み、若者のふるさと回帰につなげてまいりたいと考えております。 次に、みんなで支える子育て応援プロジェクトでは、地域全体で子どもたちを育むため、様々な関係者が連携、協働して、子どもと向き合い、子どもたちの心身を育み、安心して子どもを産み育てることができる環境を整えていきます。 先ほど申しましたとおり、子どもは我が市、我が国の未来への礎であり、未来を築き社会を担う宝であります。ますます加速化する少子化への対策は急務であり、危機感とスピード感を持って対応していかなければなりません。子どもたちが、自分らしく、生き生きと笑顔で健やかに成長できるようにとの思いを込めまして、小学校給食費の完全無料化を継続するとともに、長浜市独自の所得制限を撤廃した幼稚園、保育園、認定こども園の保育料の第2子半額、第3子以降の無料化を幼稚園も含めた形で副食費に拡充し、子育て世帯をしっかりと、力強く支援してまいります。 また、保育の担い手となる保育士等の人材確保を図るため、奨学金の返還支援、居住支援、再就職支援、この三つの支援策を継続するほか、年々需要が高まっております放課後児童クラブにつきましては、長浜北小学校に新たな利用施設を確保するとともに、民間クラブの新規参入を促す補助制度を拡充することで、待機児童の解消につなげていきたいと考えております。 このほか、学校教育の現場におきましては、普通教室への大型モニターなどの配備や、指導者用のデジタル教科書の導入など、ICTを効果的に活用した授業により子どもたちの学力向上に取り組むとともに、学籍や成績等の校務情報を一元管理するシステムを新たに導入し、子どもたちの個人情報の安全管理と教職員の業務の効率化を進めてまいります。 また、学校や園施設の防犯機能を強化するほか、小中一貫教育校虎姫学園の運営に必要な施設整備を着実に行い、魅力的な新校の教育環境を整えてまいります。 次に、長浜まるごと未来のシカケプロジェクトでは、本市の歴史遺産や観光資産を生かした魅力のある発信、本市への移住・定住を促す取組、あるいはインバウンド推進による交流人口や関係人口の増加等による地域振興を図ってまいります。 首都圏からの人の流れを生み出すため、長浜にゆかりのある方々をメンバーとして立ち上げた東京-長浜リレーションズを更に充実させ、首都圏での情報発信や市内での受け入れ態勢を整えるとともに、観音文化につきましては、次年度から新たに、文化の保存、継承や観音拝観の受け入れ環境の整備を進めていきます。 また、今年度開催されます東京オリンピック・パラリンピックを絶好の機会と捉え、外国人観光客の誘客を強化したインバウンド施策にも取り組みます。 まちのにぎわいと活力づくりでは、長浜の中心市街地エリアにおいて空き家を再稼働させるエリアコーディネートの取組を継続するほか、北国街道木之本宿の歴史的な町並みを保存する取組も進めていきます。 北部地域におきましては、地域おこし協力隊のなり手の確保や移住・定住促進につなげるため、新たに長浜おためしワークステイ事業を展開するほか、西浅井地域の景観や歴史、文化、特産品等の魅力を発信するびわ湖のてっぺんプロジェクトや、余呉湖周辺のアジサイ園の整備、菅並地域の茶畑再生に取り組む魅力ある郷土づくりプロジェクトなど、地域の皆様による主体的なまちづくり活動を支援してまいります。 次に、身近な自然を生かす地域環境との共生プロジェクトでは、先人から受け継いできた豊かな自然の恵みに感謝し、これを生かすべく、農業を核とした6次産業化の取り組みを推進し、地域経済の活性化や新規雇用の創出を図ってまいります。 その中でも、小谷城スマートインターチェンジ周辺における6次産業化拠点整備については、早期の事業開始に向けて、京都グレインシステム株式会社北びわこ農業協同組合とともに全力で取り組み、新たな雇用やにぎわいの創出、地域経済の活性化につなげてまいります。 また、市内の農林水産物を生かした商品開発や商品力強化、販路開拓等を支援する取組を新たに行うほか、水田野菜及び花き栽培に必要な機械整備を支援することにより、収益性の高い園芸作物の生産拡大を図り、農業者の所得向上、生産基盤の強化を目指してまいります。加えて、小規模農家の生産基盤を維持し、営農を継続いただくための農業用機械等の導入支援策を新たに開始します。 更に、森林山村の魅力を発信するとともに、地域資源を生かした林産物の発掘や、林業への就労支援を行うことにより、山村地域の活性化を図ります。 次に、「人もまちも結びの輪」プロジェクトでは、複雑化する現代社会の中であっても、人と人、人とまちが無理なくつながり、快適な都市基盤の中で、誰もが生き生きと活躍できる環境づくりに取り組みます。 具体的には、田村駅周辺を中心とする市南部地域について、人口流出をとめるダム機能と、本市への流入を受け入れる機能を持った都市拠点の創出を目指し、田村駅周辺整備事業を進めているところであります。令和元年度では、田村駅南側の駐車場整備をはじめ、自由通路の整備に向けた基本設計や周辺地域への民間企業進出の可能性調査を行いました。引き続き、田村駅自由通路の整備に向けたJRとの協議を進めるとともに、民間活力導入調査の結果を踏まえ、事業進出に意欲ある企業とのマッチングを行い、事業化に向けた検討を進めてまいります。 また、(仮称)神田スマートインターチェンジの必要性と効果についての調査や、アクセス用道路の検討などを行い、市南部地域のポテンシャルをしっかり探ってまいりたいと考えております。 令和6年、2024年の滋賀国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会における柔道競技の会場として、またあらゆる世代が集える地域スポーツや健康づくりの拠点施設として、長浜伊香ツインアリーナが4月にオープンをいたします。令和2年度は、第2期整備事業として、駐車場や芝生広場、総合遊具等の整備に取り組んでまいります。 次に、安心安全地域で支えあいプロジェクトについては、地域で暮らすあらゆる人が、互いに触れ合い、つながり、支え合いながら社会参加をすることができ、安心して幸せに生活することができる仕組みを構築します。 特に、誰もが住み慣れた地域で、生きがいを持って暮らし、ともに支え合う地域共生社会の実現を目指すため、様々な分野の関係者や支援団体が連携し、支援が必要な方に寄り添える、包括的な相談体制を築いてまいります。 また、福祉分野だけでなく、地域づくりという視点からも、高齢者の方などが気軽に日常の困り事について相談できる窓口を地域づくり協議会に整えることで、より効果的な見守り支え合い活動につなげてまいりたいと考えております。更に、地域が抱える様々な課題の解決に向け、多様な主体が協働できるよう、そのつなぎ役となる中間支援組織の設立に向けた取組を新たに始めます。 昨年5月の健康都市宣言を踏まえ、あらゆる世代の人が健康で生き生きと生活できる、健康で輝けるまちながはまの実現を目指してまいります。日常生活を過ごす中で気軽に健康づくりに取り組める環境を提供する場として、市内事業者と健康情報発信の拠点づくりに取り組むとともに、健康機器の貸し出し等による市民自らによる健康管理やスマートフォンアプリを活用した運動習慣の定着化、健康大使や健康づくり推進キャラクターを活用した啓発事業に取り組み、健康づくりの機運の醸成と市民の生活の質の向上を図ってまいります。 災害への備えにつきましては、災害は必ず起こると、こういう気構えのもとで、本年も地震被害を想定した総合防災訓練を10月に、更に原子力災害時の住民の避難行動等原子力防災訓練を11月に実施し、市民の防災意識の向上と関係機関との連携を強化するとともに、防災体制の強化に努めてまいります。 災害発生時の情報伝達手段である防災行政無線については、市内全域のデジタル波での運用に移行するため、順次整備工事を進めておりますし、次年度におきましては、屋内への情報伝達手段の一つとして緊急告知防災ラジオを配置いたします。加えまして、近年の予測を超えた豪雨被害等に対応するため、防災マップの更新やため池ハザードマップの作成等を通じ、市民の安全確保、防災機能の強化を図ってまいります。 また、日ごろの安全を守るため、公共施設の保全をはじめ、道路維持や橋りょうの長寿命化、河川改修など、ファシリティーマネジメントに向けた取組にも注力してまいります。更に、老朽化している市営住宅に安全安心な住環境を提供するため、市営住宅北新団地の建替整備事業も進めてまいります。 湖北広域行政事務センターが行う斎場整備事業につきましては、令和3年度の供用開始に向けまして、いよいよ整備工事が本格化してまいりますので、そのための予算措置も行ったところであります。 最後に、これからの主要な施策を支える健全な財政基盤の確立について申しあげます。 本市の財政運営に当たって、私が常々意識しておりますのは、将来の世代の負担を増やすことなく、未来の長浜市民によりよきものを引き継ぐということであり、この確固たる信念のもと、行財政改革の推進に不断の努力を続けているところであります。 行財政改革は、単に行政内部の効率化や、行政サービスの削減、縮小を目的とするものではなく、限りある財源を真に必要な施策に振り分け、選択と集中に基づく、めり張りの効いた市政運営を実現し、この長浜市を健全な姿で次世代を担う子どもたちに引き継いでいくための取組であります。 令和元年度は、1市6町が合併をして10年を経過した年であり、合併後の10年を振り返るとともに、次の10年を見据えて、本市の財政計画、定員適正化計画、そして公共施設等総合管理計画の見直しを行ったところであります。今後、この三つの計画に基づきまして、できる限り未来の長浜市民によりよきものを引き継ぐよう、職員定数の適正化をはじめ、公共施設の総量縮減やインフラ資産の長寿命化など、中長期的視点に立って、健全で持続可能な財政運営に努めてまいります。 以上、令和2年度の主要な施策の概要を申しあげましたが、このほか市民生活や市民活動を支えるための様々な施策を着実に進めてまいります。 これまで以上に知恵と工夫を凝らし、市民の皆様と丁寧に対話しながら、スピード感を持って市政運営を行ってまいりますので、議員の皆様、市民の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申しあげます。 次に、その他の議案について、その概要をご説明申しあげます。 議案第11号から議案第18号までは、令和元年補正予算です。 一般会計では、総額9億7,000万円余りの増額補正を行うもので、国、県の補助採択等によるもの、決算の見込みに合わせた予算整理を行うもの、その他、予算の追加計上が必要になったものについて予算措置を講じるものです。 その主たるものとして、国が示すGIGAスクール構想の実現に向けた小中学校の校内LANの整備、病院事業医療体制整備に向けた財政支援や寄附講座の設置、道路や公園等の整備工事費、公共施設の改修や老朽施設の解体に要する経費等を措置したものであります。 また、事業の進捗状況を踏まえ、本年度予算を繰り越す必要があるものについて繰越明許費を設定し、翌年度以降に支払うべき指定管理料については債務負担行為を設定しております。 特別会計につきましては、一般会計同様に決算見込みに合わせた整理を行うとともに、国民健康保険特別会計は、保険給付費の増額や保険料率の抑制による財源更正を行うもの、国民健康保険特別会計(直診勘定)は、旧浅井歯科診療所の解体費の追加とあわせて、繰越明許費の設定を行うもの、介護保険特別会計は、介護予防に関するサービス費を増額するもの、農業集落排水事業特別会計は、一般会計からの繰入金の精算を行うものであります。 病院事業会計、老人保健施設事業会計及び公共下水道事業会計の企業会計につきましては、いずれも、一般会計からの負担金、出資金の精算を行うものでございます。 次に、議案第19号から議案第40号までは、条例の制定及び改正であります。 議案第19号は、持続可能で活力ある地域社会の実現に向けて、多様な主体が協働して地域の社会課題解決に取り組むための基本原則等を定めた条例を制定するものです。 議案第20号は、工場立地法の規定による工場敷地内の土地利用の制限を緩和するため、条例を制定するものです。 議案第21号は、文化財保護及び博物館等の事務を教育委員会から市長部局に移行するため、関係条例の整備を行うものです。 議案第22号は、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部改正に伴い、条例の中で引用している法律名を変更するための改正です。 議案第23号は、会計年度任用職員の公務災害の規定を整備するため、本市条例の一部を改正するものです。 議案第24号は、市の組織をグループ制から係制に移行することに伴い、所定の改正を行うものです。 議案第25号は、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律や建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令が一部改正されたことに伴い、手数料の追加や削除を行うものでございます。 議案第26号は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、成年被後見人等の人権が不当に差別されないよう、所要の改正を行うものであります。 議案第27号は、田村駅東駐輪場について、使用料の減免を設けるものであります。 議案第28号は、国民健康保険料の賦課限度額及び軽減判定所得基準が引き上げられることに伴い、本市条例の一部を改正するものです。 議案第29号は、災害弔慰金支給等に関する法律及び同法施行令の一部改正に伴い、条項番号を整理するための改正です。 議案第30号は、超高齢社会を迎えた社会情勢を踏まえ、市民みんなで長寿をお祝いするため、題名及び支給対象を変更するための改正です。 議案第31号は、民法の一部改正等を踏まえ、公営住宅制度に関する部分の改正を行うため、本市条例の一部を改正するものです。 議案第32号は、4月からの幼稚園の預かり保育の実施に当たり、預かり保育の保育料を国の無償化の上限額以下とするための改正であります。 議案第33号は、長浜市北部学校給食センター分室を、長浜北部学校給食センターに統合するための改正です。 議案第34号は、五先賢の館及び余呉茶わん祭りの館について、公の施設としての機能を廃止し、地域の自主的な運営に委ねるため、本市条例の一部を改正するものです。 議案第35号は、市立長浜病院において、安心して療養できる環境を整備するとともに、多様化するニーズに対応するため、所要の改正を行うものです。 議案第36号は、一定規模以上の太陽光発電設備等の設置行為を景観法に基づく届け出対象とするための改正です。 議案第37号は、国民宿舎余呉湖荘について、宿泊観光施設としての用途を廃止するための改正です。 議案第38号は、道路構造令の一部改正に合わせて、市道の構造に関する技術的基準を改定するため、本市条例の一部を改正するものであります。 議案第39号は、附属機関として、みどりの基本計画改定委員会を設置するための改正です。 議案第40号は、国の特定地域型保育事業の運営基準等が改正されたことに伴い、本市条例の一部を改正するものです。 議案第41号から議案第46号までは、事件議案でございます。 議案第41号は、長浜伊香ツインアリーナ柔道畳一式の購入について、過日執行いたしました指名競争入札により、2,277万円で、長浜市高月町井口138番地、有限会社光商店代表取締役森 忠男氏との間で契約締結することにつき、議会の議決を求めるものであります。 議案第42号から議案第45号までは、神照まちづくりセンター西黒田まちづくりセンター等虎姫まちづくりセンター等高月まちづくりセンター指定管理者を指定することについて、議会の議決を求めるものであります。 議案第46号は、市道の再編に伴い、市道3,441路線を全て廃止し、3,487路線を一括して認定することについて、道路法の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 以上、本日ご提案申しあげました諸議案につきまして、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決を賜りますようよろしくお願いを申しあげます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(押谷與茂嗣君) ただ今の提案のうち、議案第41号は、本日採決することを先だっての議会運営委員会で確認をしていただきました。 それでは、質疑に入ります。 休憩中に発言通告書を提出してください。 休憩します。    (午前10時54分 休憩)    (午前10時55分 再開) ○議長(押谷與茂嗣君) 再開いたします。 質疑がありませんので、ただ今の議案第41号は、総務教育常任委員会に付託します。 休憩中に委員会審査を開催し、説明員の出席を求めます。 休憩します。    (午前10時55分 休憩)    (午前11時08分 再開) ○議長(押谷與茂嗣君) 再開をいたします。 議案第41号について、審査結果の報告を求めます。 総務教育常任委員長 矢守昭男議員、登壇願います。 総務教育常任委員長。 ◆総務教育常任委員長(矢守昭男君) (登壇)令和2年長浜市議会3月定例会におきまして、当総務教育常任委員会に付託を受けました議案審査結果について報告をいたします。 議案第41号 財産の取得について、全員一致で可決すべきものに決しました。 以上、総務教育常任委員会の報告を終わります。 ○議長(押谷與茂嗣君) ただ今の報告に質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(押谷與茂嗣君) なしと認めます。 よって質疑を終結します。 これより討論を行います。 休憩中に発言通告書を提出してください。 休憩します。    (午前11時09分 休憩)    (午前11時09分 再開) ○議長(押谷與茂嗣君) 休憩前に引き続き再開いたします。 討論がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決をいたします。 議案第41号は、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(押谷與茂嗣君) 異議なしと認めます。 よって本案は可決されました。 本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明日から3月10日までの8日間は、議案調査のため休会したいと思いますが、ご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(押谷與茂嗣君) 異議なしと認めます。 よってそのように決定いたしました。 3月11日は、午前10時に再開し、議案の質疑と会派代表一般質問をいたします。 一般質問の在り方については、今般、会派代表者会議や議会運営委員会で議論を重ねてきました。これは、議会と当局が互いに緊張感のある中で議論を深めていくためです。このため、質問については、今回から各会派及び議会運営委員会においてその内容を精査し、市議会としてしっかり当局と議論を深めてまいりたいと考えております。よろしくお願いをいたします。 なお、発言通告書は内容を詳細かつ具体的に記入し、3月4日正午までに議会事務局に提出をお願いをいたします。 これで散会をいたします。    (午前11時11分 散会) 会 議 録 署 名 議 員   議 長   押 谷 與茂嗣   議 員   西 尾 孝 之   議 員   丹 生 隆 明...